JP2019102871A - 基地局装置、ハンドオーバ制御方法及び無線通信システム - Google Patents

基地局装置、ハンドオーバ制御方法及び無線通信システム Download PDF

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将孝 海野
賢二 鶴田
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賢二 鶴田
泰治 岩田
Taiji Iwata
泰治 岩田
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Abstract

【課題】MECサーバを経由する低遅延な通信を適切に維持する。【解決手段】基地局装置は、自基地局装置に付属するサーバを経由して互いに通信する複数の端末で形成されるグループを特定する特定部と、グループに属する各端末とサーバとの間の通信の遅延時間を取得する第1の取得部と、グループに属する各端末と自基地局装置との間の第1の無線品質と、各端末と他の基地局装置との間の第2の無線品質とを取得する第2の取得部と、グループに属する全ての端末に関して、遅延時間が所定時間未満であり、且つ第1の無線品質と第2の無線品質との差分値が第1の閾値未満である場合に、全ての端末によるハンドオーバを一括で制御する制御部とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、基地局装置、ハンドオーバ制御方法及び無線通信システムに関する。
次世代の通信規格である5G(第5世代移動体通信)の通信規格では、4G(第4世代移動体通信)の技術に加えて、さらなる高データレート化、大容量化、低遅延化を実現する技術が検討されている。そのため、5Gでは、eMBB(Enhanced Mobile BroadBand)、Massive MTC(Machine Type Communications)、及びURLLC(Ultra−Reliable and Low Latency Communication)に分類される多くのユースケースのサポートが想定されている。
その中でも、URLLCは実現が最も困難なユースケースである。特に、低遅延に関して、上り回線及び下り回線におけるユーザプレーンの無線区間での遅延を0.5ミリ秒とすることなどが目標とされている。低遅延を実現する1つの方法として、コアネットワークのエッジにおいて端末と無線通信する基地局装置にサーバを付属させ、基地局装置に付属するサーバを経由して複数の端末間の通信を行う、MEC(Mobile Edge Computing)と呼ばれる方法がある。基地局装置に付属するサーバは、MECサーバとも呼ばれる。MECでは、コアネットワーク側の上位サーバと比較して、より端末に近いMECサーバを経由して複数の端末間の通信が行われるので、低遅延な通信を実現することができる。
特開2017−17655号公報
しかしながら、上述の技術では、MECサーバを経由する低遅延な通信を適切に維持することまでは考慮されていない。
例えば、上述の技術では、ある基地局装置に付属するMECサーバを経由して互いに通信する複数の端末のうち少なくとも1つの端末が個別に他の基地局装置にハンドオーバすると、端末間の通信が、コアネットワーク側の上位サーバを経由する通信に切り替わる。コアネットワーク側の上位サーバは、MECサーバと比較して、より端末から離れた位置に存在する。結果として、MECサーバを経由する低遅延な通信を維持することが困難となる。
開示の技術は、MECサーバを経由する低遅延な通信を適切に維持することができる基地局装置、ハンドオーバ制御方法及び無線通信システムを提供することを目的とする。
本願の開示する基地局装置は、一つの態様において、自基地局装置に接続中の複数の端末であって、自基地局装置に付属するサーバを経由して互いに通信する複数の端末で形成されるグループを特定する特定部と、前記グループに属する各端末と前記サーバとの間の通信の遅延時間を取得する第1の取得部と、前記グループに属する各端末と自基地局装置との間の第1の無線品質と、各前記端末と他の基地局装置との間の第2の無線品質とを取得する第2の取得部と、前記グループに属する全ての端末に関して、前記遅延時間が所定時間未満であり、且つ前記第1の無線品質と前記第2の無線品質との差分値が第1の閾値未満である場合に、前記全ての端末による前記他の基地局装置へのハンドオーバを一括で制御する制御部とを有する。
本願の開示する基地局装置の一つの態様によれば、MECサーバを経由する低遅延な通信を適切に維持することができるという効果を奏する。
図1は、本実施例に係る無線通信システムの一例を示す図である。 図2は、本実施例に係る基地局装置の構成を示すブロック図である。 図3は、HOモードの判定の具体例(その1)を説明する図である。 図4は、HOモードの判定の具体例(その2)を説明する図である。 図5は、HOモードの判定の具体例(その3)を説明する図である。 図6は、本実施例に係るMECサーバの構成を示すブロック図である。 図7は、本実施例に係るUEの構成を示すブロック図である。 図8は、本実施例に係る無線通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図9は、GR情報生成処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、GR管理テーブルの登録状態の一例を示す図である。 図11は、遅延時間測定処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、GR管理テーブルの登録状態の他の一例を示す図である。 図13は、GR管理テーブルの登録状態のさらに他の一例を示す図である。 図14は、HOモード判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下に、本願の開示する基地局装置、ハンドオーバ制御方法及び無線通信システムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により開示技術が限定されるものではない。また、実施例において同等の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
図1は、本実施例に係る無線通信システムの一例を示す図である。図1に示す無線通信システムにおいて、基地局装置100a,100bにMECサーバ200a,200bがそれぞれ付属している。また、基地局装置100a,100b及びMECサーバ200a,200bは、コアネットワークNを介して上位サーバ10に接続されている。また、基地局装置100aのセル内に存在する端末(User Equipment:UE)300a,300b,300cは、基地局装置100aに無線により接続しており、基地局装置100aに付属するMECサーバ200aを経由して互いに通信する。なお、以下では、基地局装置100a,100bが特に区別されない場合には基地局装置100a,100bをまとめて「基地局装置100」と表記する。また、同様に、MECサーバ200a,200bを「MECサーバ200」と表記し、UE300a,300b,300cを「UE300」と表記する。
基地局装置100aは、基地局装置100aに付属するMECサーバ200aを経由して互いに通信するUE300a,300b,300cで形成されるグループ(以下「GR」と表記する)を特定する。具体的には、基地局装置100aは、MECサーバ200aから通知されるGRの情報を用いてGRを特定する。
そして、基地局装置100aは、GRに属する各UE300とMECサーバ200aとの間の通信の遅延時間を取得する。具体的には、基地局装置100aは、GRに属する各UE300に遅延時間測定要求を送信し、遅延時間測定要求に応じて各UE300において測定された遅延時間を取得する。
そして、基地局装置100aは、GRに属する各UE300とハンドオーバ(HandOver:HO)元となる基地局装置100aとの間の無線品質と、各UE300とHO先となる他の基地局装置である基地局装置100bとの間の無線品質とを取得する。以下では、GRに属する各UE300とHO元となる基地局装置100aとの間の無線品質を「HO元品質」と表記し、各UE300とHO先となる他の基地局装置である基地局装置100bとの間の無線品質を「HO先品質」と表記する。具体的には、基地局装置100aは、GRに属する各UE300から通知されるHO元品質及びHO先品質を取得する。
そして、基地局装置100aは、GRに属する全てのUE300に関して、遅延時間が所定時間未満であり、且つHO元品質とHO先品質との差分値が第1の閾値未満である場合に、全てのUE300による基地局装置100bへのHOを一括で制御する。すなわち、基地局装置100aは、GRに属する全てのUE300に関して、遅延時間が所定時間未満であり、且つHO元品質とHO先品質との差分値が第1の閾値未満である場合に、当該差分値が第2の閾値を超過するか否かを判定する。そして、基地局装置100aは、当該差分値が第2の閾値を超過する場合に、全てのUE300の接続先を基地局装置100bへ一括で切り替えるHOを実行する。また、基地局装置100aは、当該差分値が第2の閾値を超過しない場合に、全てのUE300の接続先を基地局装置100aに維持する。
これにより、共通のMECサーバ200aを経由して互いに通信するUE300a,300b,300cによるHOを一括で制御するので、各UE300による個別のHOをできるだけ抑制することができる。このため、UE300a,300b,300c間の通信が、MECサーバ200aを経由する通信からコアネットワークN側の上位サーバ10を経由する通信に切り替わる事態ができるだけ回避される。結果として、MECサーバ200aを経由する低遅延な通信を維持することができる。
MECサーバ200aは、所定のアプリケーション(以下「アプリ」と表記する)を管理し、基地局装置100aを介した通信により、基地局装置100aに接続中のUE300a,300b,300cに所定のアプリによるサービスを提供する。所定のアプリには、動画配信、映像ストリーム、SIP(Session Initiation Protocol)による音声通信などネットワークを介してサービスを提供する各種アプリが含まれる。また、MECサーバ200aは、所定のアプリを利用して互いに通信するUE300a,300b,300cをグループ化してこれらUE300a,300b,300cを含むGRを生成する。そして、MECサーバ200aは、生成したGRの情報を基地局装置100aへ通知する。
UE300a,300b,300cは、基地局装置100aに無線により接続しており、基地局装置100aに付属するMECサーバ200aを経由して互いに通信する。また、UE300a,300b,300cは、基地局装置100aによる制御に従って、基地局装置100bへのHOを実行する。
次に、基地局装置100aの構成について説明する。図2は、本実施例に係る基地局装置100aの構成を示すブロック図である。なお、基地局装置100bの構成は、基地局装置100aの構成と同様なので、ここではその説明を省略する。図2に示す基地局装置100aは、有線インタフェース(以下「有線I/F」と略記する)110、プロセッサ120、無線送受信部130及びメモリ140を有する。
有線I/F110は、MECサーバ200及びコアネットワークNに接続インタフェースであり、UE300から受信したデータをMECサーバ200へ送信したり、コアネットワークN側の上位サーバ10へ送信したりする。また、有線I/F110は、MECサーバ200aから通知されるGRの情報を受信する。
プロセッサ120は、例えばCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はDSP(Digital Signal Processor)などを備え、基地局装置100a全体を制御する。具体的には、プロセッサ120は、GR管理部111、ベースバンド信号処理部(以下「BB信号処理部」と略記する)112及びHO処理部113を有する。
GR管理部111は、MECサーバ200aを経由して互いに通信するUE300a,300b,300cで形成されるGRを特定する。そして、GR管理部111は、GRに属する各UE300とMECサーバ200aとの間の通信の遅延時間を取得する。そして、GR管理部111は、GRに属する各UE300と基地局装置100aとの間のHO元品質と、各UE300と基地局装置100bとの間のHO先品質とを取得する。そして、GRに属する全てのUE300に関して、遅延時間が所定時間未満であり、且つHO元品質とHO先品質との差分値が第1の閾値未満である場合に、全てのUE300による基地局装置100bへのHOを一括で制御する。
例えば、GR管理部111は、図2に示すように、GR特定部114、遅延時間取得部115、無線品質取得部116及びHO制御部117を有する。
GR特定部114は、MECサーバ200aを経由して互いに通信するUE300a,300b,300cで形成されるGRを特定する。具体的には、GR特定部114は、MECサーバ200aから通知されて有線I/F110によって受信されるGRの情報を用いてGRを特定する。MECサーバ200aから通知されるGRの情報には、MECサーバ200aが管理する同一のアプリを利用して互いに通信するUE300a,300b,300cの各々を識別するための識別情報であるUE−ID(Identifier)等が含まれる。GR特定部114は、特定されたGRに属する各UE300のUE−IDをメモリ140における後述のGR管理テーブルに登録するとともに、遅延時間取得部115、無線品質取得部116及びHO制御部117へ通知する。
遅延時間取得部115は、GRに属する各UE300とMECサーバ200aとの間の通信の遅延時間を取得する。具体的には、遅延時間取得部115は、GRに属する各UE300のUE−IDの通知をGR特定部114から受ける。そして、遅延時間取得部115は、UE−IDで識別される各UE300に遅延時間測定要求を送信し、遅延時間測定要求に応じて各UE300において測定された遅延時間を取得する。そして、遅延時間取得部115は、取得された遅延時間を対応するUE−IDとともにHO制御部117へ出力する。
無線品質取得部116は、GRに属する各UE300と基地局装置100aとの間のHO元品質と、各UE300と基地局装置100bとの間のHO先品質とを取得する。具体的には、無線品質取得部116は、GRに属する各UE300のUE−IDの通知をGR特定部114から受ける。そして、無線品質取得部116は、UE−IDで識別される各UE300から通知されるHO元品質及びHO先品質を取得する。そして、無線品質取得部116は、取得されたHO元品質及びHO先品質を対応するUE−IDとともにHO制御部117へ出力する。
HO制御部117は、遅延時間及びUE−IDの入力を遅延時間取得部115から受ける。そして、HO制御部117は、HO元品質、HO先品質及びUE−IDの入力を無線品質取得部116から受ける。そして、HO制御部117は、各UE−IDに対応付けて、遅延時間、HO元品質及びHO先品質をメモリ140におけるGR管理テーブルに登録する。そして、HO制御部117は、HO処理部113からHOモード判定要求を受け付けた場合に、GR管理テーブルを参照して、GRに属する全てのUE300に関して、遅延時間、HO元品質及びHO先品質を取得する。そして、HO制御部117は、遅延時間、HO元品質及びHO先品質を用いて、HO処理部113が実行すべきHOモードを判定する。HOモードの判定は、以下のように行われる。
すなわち、HO制御部117は、GRに属する全てのUE300に関して、遅延時間が所定時間未満であるか否かを判定する。HO制御部117は、GRに属する全てのUE300に関して、遅延時間が所定時間未満である場合に、GRに属する全てのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値が第1の閾値α未満であるか否かを判定する。例えば、HO制御部117は、GRに属する全てのUE300に関して、以下の式(1)が成立するか否かを判定する。
HO先品質−HO元品質<α ・・・ (1)
そして、HO制御部117は、GRに属する全てのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値が第1の閾値α未満である場合、全てのUE300による基地局装置100bへのHOを一括で制御するモードの開始を決定する。全てのUE300による基地局装置100bへのHOを一括で制御するモードとは、後述する一括HOモード又は接続維持モードである。一括HOモード又は接続維持モードの開始が決定されると、HO制御部117は、GRに属する全てのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値が第2の閾値β(<α)を超過するか否かを判定する。例えば、HO制御部117は、GRに属する全てのUE300に関して、以下の式(2)が成立するか否かを判定する。
HO先品質−HO元品質>β ・・・ (2)
そして、HO制御部117は、GRに属する全てのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値が第2の閾値βを超過する場合、全てのUE300の接続先を基地局装置100bへ一括で切り替える一括HOモードの実行を決定する。そして、HO制御部117は、HOモードの判定結果として、一括HOモードの実行をHO処理部113に指示する。
また、HO制御部117は、全てのUE300のうちの少なくとも一つのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値が第2の閾値βを超過しない場合、全てのUE300の接続先を基地局装置100aに維持する接続維持モードの実行を決定する。そして、HO制御部117は、HOモードの判定結果として、接続維持モードの実行をHO処理部113に指示する。
また、HO制御部117は、GRに属する全てのUE300のうちの少なくとも1つのUE300に関して、遅延時間が所定時間以上である場合、当該少なくとも1つのUE300の接続先を基地局装置100bへ個別に切り替える個別HOモードの実行を決定する。さらに、HO制御部117は、GRに属する全てのUE300のうちの少なくとも1つのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値が第1の閾値α以上である場合にも、個別HOモードの実行を決定する。そして、HO制御部117は、HOモードの判定結果として、個別HOモードの実行をHO処理部113に指示する。
図3は、HOモードの判定の具体例(その1)を説明する図である。図3において、横軸は、GRに属する各UE300(つまり、UE300a,300b,300c)の位置を示し、縦軸は、GRに属する各UE300の無線品質(つまり、HO元品質及びHO先品質)を示す。なお、図3の例では、GRに属する全てのUE300に関して、遅延時間が所定時間未満である場合を想定する。
この場合、HO制御部117は、GRに属する全てのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値が第1の閾値α未満であるか否かを判定する。図3の例では、GRに属する全てのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値(つまり、HO先品質−HO元品質)が第1の閾値α未満である。このため、HO制御部117は、全てのUE300による基地局装置100bへのHOを一括で制御するモード(つまり、一括HOモード又は接続維持モード)の開始を決定する。
続いて、HO制御部117は、GRに属する全てのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値が第2の閾値β(<α)を超過するか否かを判定する。図3の例では、GRに属する全てのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値(つまり、HO先品質−HO元品質)が第2の閾値βを超過している。このため、HO制御部117は、全てのUE300の接続先を基地局装置100bへ一括で切り替える一括HOモードの実行を決定する。
図4は、HOモードの判定の具体例(その2)を説明する図である。図4において、横軸は、GRに属する各UE300(つまり、UE300a,300b,300c)の位置を示し、縦軸は、GRに属する各UE300の無線品質(つまり、HO元品質及びHO先品質)を示す。なお、図4の例では、GRに属する全てのUE300に関して、遅延時間が所定時間未満である場合を想定する。
この場合、HO制御部117は、GRに属する全てのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値が第1の閾値α未満であるか否かを判定する。図4の例では、GRに属する全てのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値(つまり、HO先品質−HO元品質)が第1の閾値α未満である。このため、HO制御部117は、全てのUE300による基地局装置100bへのHOを一括で制御するモード(つまり、一括HOモード又は接続維持モード)の開始を決定する。
続いて、HO制御部117は、GRに属する全てのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値が第2の閾値β(<α)を超過するか否かを判定する。図4の例では、UE300cに関して、HO元品質とHO先品質との差分値(つまり、HO先品質−HO元品質)が第2の閾値βを超過している。しかしながら、UE300a,300bに関して、HO元品質とHO先品質との差分値(つまり、HO先品質−HO元品質)が第2の閾値βを超過していない。このため、HO制御部117は、全てのUE300の接続先を基地局装置100aに維持する接続維持モードの実行を決定する。
図5は、HOモードの判定の具体例(その3)を説明する図である。図5において、横軸は、GRに属する各UE300(つまり、UE300a,300b,300cの各々)の位置を示し、縦軸は、GRに属する各UE300の無線品質(つまり、HO元品質及びHO先品質)を示す。なお、図5の例では、GRに属する全てのUE300に関して、遅延時間が所定時間未満である場合を想定する。
この場合、HO制御部117は、GRに属する全てのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値が第1の閾値α未満であるか否かを判定する。図5の例では、UE300a,300bに関して、HO元品質とHO先品質との差分値(つまり、HO先品質−HO元品質)が第1の閾値α未満である。しかしながら、UE300cに関して、HO元品質とHO先品質との差分値(つまり、HO先品質−HO元品質)が第1の閾値α以上である。このため、HO制御部117は、UE300cの接続先を基地局装置100bへ個別に切り替える個別HOモードの実行を決定する。
図2の説明に戻る。BB信号処理部112は、UE300から受信した上りのベースバンド信号に関する処理を実行する。例えば、BB信号処理部112は、上りのベースバンド信号を復調して、各UE300において測定された遅延時間を抽出し、抽出した遅延時間を遅延時間取得部115へ出力する。また、例えば、BB信号処理部112は、上りのベースバンド信号を復調して、各UE300から通知されるHO元品質及びHO先品質を抽出し、抽出したHO元品質及びHO先品質を無線品質取得部116及びHO処理部113へ出力する。
また、BB信号処理部112は、UE300へ送信される下りのベースバンド信号に関する処理を実行する。例えば、BB信号処理部112は、遅延時間取得部115から各UE300に送信される遅延時間測定要求を含む下りのベースバンド信号を生成し、生成した下りのベースバンド信号を無線送受信部130へ出力する。また、例えば、BB信号処理部112は、HO処理部113から出力されるHO指示を含む下りのベースバンド信号を生成し、生成した下りのベースバンド信号を無線送受信部130へ出力する。
HO処理部113は、GRに属する各UE300に関するHO元品質及びHO先品質の入力をBB信号処理部112から受ける。そして、HO処理部113は、各UE300に関して、HO元品質とHO先品質とを比較する。そして、HO処理部113は、HO先品質がHO元品質よりも大きいUE300(以下「HO対象UE300」と表記する)が存在する場合に、HO処理部113が実行すべきHOモードを判定することを要求するHOモード判定要求をHO制御部117へ出力する。そして、HO処理部113は、HO制御部117から、HOモードの判定結果として、一括HOモードの実行を指示された場合、GRに属する全てのUE300の接続先を基地局装置100bに一括で切り替える旨を指示するHO指示を全てのUE300へ送信する。
また、HO処理部113は、HO制御部117から、HOモードの判定結果として、接続維持モードの実行を指示された場合、HO指示の送信を中止する。すなわち、HO処理部113は、全てのUE300の接続先を基地局装置100aに維持するために、GRに属する全てのUE300に対し、HO指示の送信を行わない。
また、HO処理部113は、HO制御部117から、HOモードの判定結果として、個別HOモードの実行を指示された場合、HO対象UE300の接続先を基地局装置100bへ個別に切り替える旨を指示するHO指示をHO対象UE300へ送信する。
無線送受信部130は、各UE300から送信された信号をアンテナを介して受信し、所定の無線受信処理を施すことにより、上りのベースバンド信号を生成する。そして、無線送受信部130は、上りのベースバンド信号をBB信号処理部112へ出力する。また、無線送受信部130は、BB信号処理部112によって生成された下りのベースバンド信号に対して所定の無線送信処理を施し、アンテナを介して各UE300へ送信する。
メモリ140は、例えばRAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)などを備え、プロセッサ120によって処理が実行される際に、種々の情報を記憶する。例えば、メモリ140は、GRに属する各UE300のUE−IDに対応付けて、遅延時間、HO元品質及びHO先品質を記憶するGR管理テーブルを保持する。GR管理テーブルは、HO制御部117によるHOモードの判定に用いられる。
次に、MECサーバ200aの構成について説明する。図6は、本実施例に係るMECサーバ200aの構成を示すブロック図である。なお、MECサーバ200bの構成は、MECサーバ200aの構成と同様なので、ここではその説明を省略する。図6に示すMECサーバ200aは、ネットワークインタフェース(以下「ネットワークI/F」と略記する)210、プロセッサ220及びメモリ230を有する。
ネットワークI/F210は、基地局装置100a及びコアネットワークNに接続するインタフェースであり、基地局装置100a又は上位サーバ10との間で種々のデータを送受信する。また、ネットワークI/F210は、同一のアプリを利用して互いに通信するUE300a,300b,300cを含むGRの情報を基地局装置100aへ送信する。
プロセッサ220は、例えばCPU、FPGA又はDSPなどを備え、MECサーバ200a全体を制御する。具体的には、プロセッサ220は、アプリ管理部221及びGR情報生成部222を有する。
アプリ管理部221は、所定のアプリを管理し、基地局装置100aに接続中のUE300a,300b,300cが所定のアプリを利用した通信を行う際に、ネットワークI/F210を介して基地局装置100aとの間でデータを送受信する。これにより、基地局装置100aに接続中のUE300a,300b,300cに所定のアプリによるサービスが提供される。
GR情報生成部222は、アプリ管理部221によって管理される所定のアプリを利用して互いに通信するUE300a,300b,300cをグループ化してこれらUE300a,300b,300cを含むGRを生成する。そして、GR情報生成部222は、生成したGRの情報を、ネットワークI/F210を介して基地局装置100aへ通知する。
メモリ230は、例えばRAM又はROMなどを備え、プロセッサ220によって処理が実行される際に、種々の情報を記憶する。
次に、UE300aの構成について説明する。図7は、本実施例に係るUE300aの構成を示すブロック図である。なお、UE300b,300cの各々の構成は、UE300aの構成と同様なので、ここではその説明を省略する。図7に示すUE300aは、無線送受信部310、プロセッサ320及びメモリ330を有する。
無線送受信部310は、基地局装置100aから送信された信号をアンテナを介して受信し、所定の無線受信処理を施すことにより、下りのベースバンド信号を生成する。そして、無線送受信部310は、下りのベースバンドをBB信号処理部321へ出力する。また、無線送受信部310は、BB信号処理部321によって生成された上りのベースバンド信号に対して所定の無線送信処理を施し、アンテナを介して基地局装置100aへ送信する。
プロセッサ320は、例えばCPU、FPGA又はDSPなどを備え、UE300a全体を制御する。具体的には、プロセッサ320は、BB信号処理部321、HO処理部323及び遅延時間測定部322を有する。
BB信号処理部321は、基地局装置100aから受信した下りのベースバンド信号に関する処理を実行する。例えば、BB信号処理部321は、下りのベースバンド信号を復調して、基地局装置100aから送信される遅延時間測定要求を抽出し、抽出した遅延時間測定要求を遅延時間測定部322へ出力する。また、例えば、BB信号処理部321は、下りのベースバンド信号を復調して、基地局装置100aから送信されるHO指示を抽出し、抽出したHO指示をHO処理部323へ出力する。
また、BB信号処理部321は、基地局装置100aへ送信される上りのベースバンド信号に関する処理を実行する。例えば、BB信号処理部321は、遅延時間測定部322から基地局装置100aへ送信される遅延時間を含む上りのベースバンド信号を生成し、生成した上りのベースバンド信号を無線送受信部310へ出力する。また、例えば、BB信号処理部321は、HO処理部323から基地局装置100aへ通知されるHO元品質及びHO先品質を含む上りのベースバンド信号を生成し、生成した上りのベースバンド信号を無線送受信部310へ出力する。
遅延時間測定部322は、基地局装置100aから遅延時間測定要求が受信された場合に、UE300aとMECサーバ200aとの間の通信の遅延時間を測定する。具体的には、遅延時間測定部322は、遅延時間測定用のパケットを、基地局装置100aを介してMECサーバ200aへ送信するとともに、当該パケットの送信時刻をメモリ330に保持する。遅延時間測定用のパケットは、MECサーバ200aに到達すると、MECサーバ200aからUE300aへ折り返される。そして、遅延時間測定部322は、MECサーバ200aからUE300aへ折り返されるパケットを受信するとともに、当該パケットの受信時刻をメモリ330に保持する。そして、遅延時間測定部322は、メモリ330に保持された送信時刻と受信時刻とを基に、遅延時間を算出(測定)する。すなわち、遅延時間測定部322は、送信時刻と受信時刻との時刻差を遅延時間として算出する。そして、遅延時間測定部322は、算出した遅延時間を基地局装置100aへ送信する。
HO処理部323は、基地局装置100aによる制御に従って、HOを実行する。具体的には、HO処理部323は、UE300aと基地局装置100aとの間のHO元品質と、UE300aと基地局装置100bとの間のHO先品質とを測定し、測定したHO元品質及びHO先品質を基地局装置100aへ送信する。HO元品質及びHO先品質の送信は、例えば所定の周期で行われる。そして、HO処理部323は、HO元品質及びHO先品質を受信した基地局装置100aからHO指示が受信された場合に、基地局装置100bへのHOを実行する。
次に、基地局装置100a、MECサーバ200a及びUE300a,300b,300cを有する無線通信システムの動作の一例について、図8を参照しながら説明する。図8は、本実施例に係る無線通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
まず、図8に示すように、MECサーバ200aは、GR情報生成処理を行う(ステップS101)。ここで、ステップS101で行われるGR情報生成処理の一例について、図9を参照しながら説明する。図9は、GR情報生成処理の一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、MECサーバ200aは、アプリ管理部221によって管理される所定のアプリのうち、互いに通信するUE300a,300b,300cによって利用されているアプリを特定する(ステップS121)。そして、MECサーバ200aは、特定されたアプリを利用して互いに通信するUE300a,300b,300cをグループ化してこれらUE300a,300b,300cを含むGRを生成する(ステップS122)。
図8の説明に戻る。MECサーバ200aは、生成したGRの情報を基地局装置100aへ通知する(ステップS102)。
基地局装置100aのGR管理部111は、MECサーバ200aから通知されるGRの情報を用いてGRを特定する(ステップS103)。そして、GR管理部111は、図10に示すように、特定されたGRに属する各UE300のUE−IDをメモリ140におけるGR管理テーブルに登録する。なお、図10は、GR管理テーブルの登録状態の一例を示す図である。
続いて、GR管理部111は、UE−IDで識別される各UE300に遅延時間測定要求を送信する(ステップS104)。遅延時間測定要求を受信したUE300aは、遅延時間測定処理を行う(ステップS105)。また、遅延時間測定要求を受信したUE300b,300cもUE300aと同様に遅延時間測定処理(図示略)を行う。ここで、ステップS105で行われる遅延時間測定処理の一例について、図11を参照しながら説明する。図11は、遅延時間測定処理の一例を示すフローチャートである。
図11に示すように、UE300aは、基地局装置100aから遅延時間測定要求が受信された場合(ステップS131Yes)、遅延時間測定用のパケットを、基地局装置100aを介してMECサーバ200aへ送信する(ステップS132)。このとき、UE300aは、当該パケットの送信時刻をメモリ330に保持する(ステップS133)。遅延時間測定用のパケットは、MECサーバ200aに到達すると、MECサーバ200aからUE300aへ折り返される。
続いて、UE300aは、MECサーバ200aからUE300aへ折り返されるパケットを受信する(ステップS134)。このとき、UE300aは、当該パケットの受信時刻をメモリ330に保持する(ステップS135)。
続いて、UE300aは、メモリ330に保持された送信時刻と受信時刻とを基に、遅延時間を算出(測定)する(ステップS136)。すなわち、遅延時間測定部322は、送信時刻と受信時刻との時刻差を遅延時間として算出する。
図8の説明に戻る。UE300a,300b,300cは、算出した遅延時間を基地局装置100aへ送信する(ステップS106)。
基地局装置100aのGR管理部111は、UE300a,300b,300cから送信される遅延時間を取得する。GR管理部111は、図12に示すように、各UE−IDに対応付けて、遅延時間をメモリ140におけるGR管理テーブルに登録する(ステップS107)。なお、図12は、GR管理テーブルの登録状態の他の一例を示す図である。
続いて、GR管理部111及びHO処理部113は、UE−IDで識別される各UE300から通知されるHO元品質及びHO先品質を取得する(ステップS108,109)。GR管理部111は、図13に示すように、各UE−IDに対応付けて、HO元品質及びHO先品質をメモリ140におけるGR管理テーブルに登録する(ステップS110)。なお、図13は、GR管理テーブルの登録状態のさらに他の一例を示す図である。
続いて、HO処理部113は、各UE300に関して、HO元品質とHO先品質とを比較する(ステップS111)。この比較の結果、HO処理部113は、HO先品質がHO元品質よりも大きいUE300、つまり、HO対象UE300が存在する場合に、実行すべきHOモードを判定することを要求するHOモード判定要求をGR管理部111へ出力する(ステップS112)。以下の説明では、HO対象UE300がUE300cであるものとする。
GR管理部111は、HO処理部113からHOモード判定要求を受け付けた場合に、HOモード判定処理を行う(ステップS113)。ここで、ステップS113で行われるHOモード判定処理の一例について、図14を参照しながら説明する。図14は、HOモード判定処理の一例を示すフローチャートである。
図14に示すように、GR管理部111は、HO処理部113からHOモード判定要求を受け付けた場合(ステップS141Yes)、以下の処理を行う。すなわち、GR管理部111は、GR管理テーブルを参照し(ステップS142)、GRに属する全てのUE300に関して、遅延時間、HO元品質及びHO先品質を取得する(ステップS143)。
続いて、GR管理部111は、GRに属する全てのUE300に関して、遅延時間が所定時間未満であるか否かを判定する(ステップS144)。GR管理部111は、GRに属する全てのUE300に関して、遅延時間が所定時間未満である場合(ステップS144Yes)、以下の処理を行う。すなわち、GR管理部111は、GRに属する全てのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値が第1の閾値α未満であるか否かを判定する(ステップS145)。
GR管理部111は、GRに属する全てのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値が第1の閾値α未満である場合(ステップS145Yes)、全てのUE300による基地局装置100bへのHOを一括で制御するモードの開始を決定する。全てのUE300による基地局装置100bへのHOを一括で制御するモードとは、一括HOモード又は接続維持モードである。
一括HOモード又は接続維持モードの開始が決定されると、GR管理部111は、GRに属する全てのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値が第2の閾値β(<α)を超過するか否かを判定する(ステップS146)。GR管理部111は、GRに属する全てのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値が第2の閾値βを超過する場合(ステップS146Yes)、一括HOモードの実行を決定する(ステップS147)。
また、GR管理部111は、全てのUE300のうちの少なくとも一つのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値が第2の閾値βを超過しない場合(ステップS146No)、接続維持モードの実行を決定する(ステップS148)。
また、GR管理部111は、GRに属する全てのUE300のうちの少なくとも1つのUE300に関して、遅延時間が所定時間以上である場合(ステップS144No)、個別HOモードの実行を決定する(ステップS149)。さらに、GR管理部111は、GRに属する全てのUE300のうちの少なくとも1つのUE300に関して、HO元品質とHO先品質との差分値が第1の閾値α以上である場合(ステップS145No)、個別HOモードの実行を決定する(ステップS149)。
図8の説明に戻る。GR管理部111は、ステップS113におけるHOモードの判定結果として、一括HOモード、接続維持モード又は個別HOモードの実行をHO処理部113に指示する(ステップS114)。
HO処理部113は、一括HOモードの実行を指示された場合、GRに属する全てのUE300の接続先を基地局装置100bに一括で切り替える旨を指示するHO指示を全てのUE300へ送信する(ステップS115)。
また、HO処理部113は、接続維持モードの実行を指示された場合、HO指示の送信を中止する(ステップS116)。すなわち、HO処理部113は、全てのUE300の接続先を基地局装置100aに維持するために、HO対象UE300(つまり、UE300c)が存在する場合であっても、GRに属する全てのUE300に対し、HO指示の送信を行わない。
また、HO処理部113は、個別HOモードの実行を指示された場合、HO対象UE300の接続先を基地局装置100bへ個別に切り替える旨を指示するHO指示をHO対象UE300(つまり、UE300c)へ送信する(ステップS117)。
以上のように、本実施例によれば、MECサーバを経由して互いに通信する複数のUEに関して、MECサーバとの間の通信の遅延時間が所定時間未満で、且つHO元品質とHO先品質との差分値が閾値未満である場合、全てのUEによるHOを一括で制御する。これにより、共通のMECサーバを経由して互いに通信する複数のUEによるHOを一括で制御するので、各UEによる個別のHOをできるだけ抑制することができる。このため、UE間の通信が、MECサーバを経由する通信からコアネットワーク側の上位サーバを経由する通信に切り替わる事態ができるだけ回避される。結果として、MECサーバを経由する低遅延な通信を維持することができる。
なお、上記実施例では、基地局装置100aが、MECサーバ200aにより管理される所定のアプリを利用して互いに通信する複数のUEで形成されるGRを特定する例を説明したが、開示の技術はこれに限られない。例えば、MECサーバ200aにより複数のアプリが管理される場合、基地局装置100aは、アプリ毎に、当該アプリを利用する複数のUEで形成されるGRを特定しても良い。この場合、アプリの数に応じて複数のGRが特定される。このため、基地局装置100aは、GR毎に、遅延時間の条件、並びにHO元品質とHO先品質との差分値の条件を判定し、その判定の結果に応じて、当該GRに属する全てのUEによるHOを一括で制御しても良い。
100a,100b 基地局装置
111 GR管理部
112 BB信号処理部
113 HO処理部
114 GR特定部
115 遅延時間取得部
116 無線品質取得部
117 HO制御部
200a,200b MECサーバ
221 アプリ管理部
222 GR情報生成部

Claims (5)

  1. 自基地局装置に接続中の複数の端末であって、自基地局装置に付属するサーバを経由して互いに通信する複数の端末で形成されるグループを特定する特定部と、
    前記グループに属する各端末と前記サーバとの間の通信の遅延時間を取得する第1の取得部と、
    前記グループに属する各端末と自基地局装置との間の第1の無線品質と、各前記端末と他の基地局装置との間の第2の無線品質とを取得する第2の取得部と、
    前記グループに属する全ての端末に関して、前記遅延時間が所定時間未満であり、且つ前記第1の無線品質と前記第2の無線品質との差分値が第1の閾値未満である場合、前記全ての端末による前記他の基地局装置へのハンドオーバを一括で制御する制御部と
    を有することを特徴とする基地局装置。
  2. 前記制御部は、前記全ての端末による前記他の基地局装置へのハンドオーバを一括で制御するモードにおいて、前記全ての端末に関して、前記差分値が第2の閾値を超過するか否かを判定し、前記差分値が前記第2の閾値を超過する場合、前記全ての端末の接続先を前記他の基地局装置へ一括で切り替えるハンドオーバを実行し、前記全ての端末のうちの少なくとも1つの端末に関して、前記差分値が前記第2の閾値を超過しない場合、前記全ての端末の接続先を自基地局装置に維持することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記制御部は、前記グループに属する全ての端末のうちの少なくとも1つの端末に関して、前記遅延時間が前記所定時間以上である場合、又は、前記差分値が前記第1の閾値以上である場合、当該少なくとも1つの端末の接続先を前記他の基地局装置へ個別に切り替えるハンドオーバを実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の基地局装置。
  4. 自基地局装置に接続中の複数の端末であって、自基地局装置に付属するサーバを経由して互いに通信する複数の端末で形成されるグループを特定し、
    前記グループに属する各端末と前記サーバとの間の通信の遅延時間を取得し、
    前記グループに属する各端末と自基地局装置との間の第1の無線品質と、各前記端末と他の基地局装置との間の第2の無線品質とを取得し、
    前記グループに属する全ての端末に関して、前記遅延時間が所定時間未満であり、且つ前記第1の無線品質と前記第2の無線品質との差分値が第1の閾値未満である場合、前記全ての端末による前記他の基地局装置へのハンドオーバを一括で制御する
    処理を含むことを特徴とするハンドオーバ制御方法。
  5. 基地局装置と、前記基地局装置に付属するサーバとを有する無線通信システムであって、
    前記サーバは、
    前記基地局装置に接続中の複数の端末であって、前記サーバを経由して互いに通信する複数の端末をグループ化して、前記複数の端末を含むグループを生成する生成部と、
    前記グループの情報を前記基地局装置へ送信する送信部と、
    前記基地局装置は、
    前記サーバから送信される前記情報を用いて前記グループを特定する特定部と、
    前記グループに属する各端末と前記サーバとの間の通信の遅延時間を取得する第1の取得部と、
    前記グループに属する各端末と自基地局装置との間の第1の無線品質と、各前記端末と他の基地局装置との間の第2の無線品質とを取得する第2の取得部と、
    前記グループに属する全ての端末に関して、前記遅延時間が所定時間未満であり、且つ前記第1の無線品質と前記第2の無線品質との差分値が第1の閾値未満である場合、前記全ての端末による前記他の基地局装置へのハンドオーバを一括で制御する制御部とを有することを特徴とする無線通信システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111294881A (zh) * 2020-02-07 2020-06-16 北京小米移动软件有限公司 网络链路切换方法及装置、客户端和计算机可读存储介质
CN114557037A (zh) * 2019-10-04 2022-05-27 株式会社Ntt都科摩 接入控制装置和用户面装置
CN114557037B (zh) * 2019-10-04 2024-05-17 株式会社Ntt都科摩 接入控制装置和用户面装置

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