JP2019101540A - 設備診断装置、設備診断方法、プログラム - Google Patents

設備診断装置、設備診断方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】設備のメンテナンス情報を作業者に負担を掛けずに提示できる設備診断装置等を提供する。【解決手段】設備診断装置5は、オフセット枚葉印刷機100で印刷される印刷物の撮影画像から検出された欠陥を、機械学習の結果による判別式を用いて不良種に分類し、不良種とオフセット枚葉印刷機100のメンテナンス情報の関係を示すデータに基づいて、不良種に対応するオフセット枚葉印刷機100のメンテナンス情報をモニター6に表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、製造設備のメンテナンスを行うための設備診断装置等に関する。
製品の製造時に得られる情報から製造設備のメンテナンスに関する情報を作業者に提供する技術には様々なものがあり、作業者が設備のメンテナンスを行う助けとなっている。
特許文献1には、回路基板に電子部品を実装する設備において、設備自身から得られた品質・稼働情報と設備メンテナンス情報から製品の不良要因を特定し、設備のメンテナンス箇所を抽出することが記載されている。
特開平9−289396号公報
しかしながら、特許文献1では、品質・稼動データベース、知識データベース等の複雑なデータベースを事前に作成しておく必要があり、作業者の負担となる。また係る複雑なデータベースを利用してメンテナンス箇所を抽出するために対話的操作が必要となるため、手間が掛かる。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、設備のメンテナンス情報を作業者に負担を掛けずに提示できる設備診断装置等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、製造設備で製造される検査対象の撮影画像から検出された欠陥を、機械学習の結果による判別式を用いて不良種に分類する分類手段と、不良種と前記製造設備のメンテナンス情報の関係を示すデータに基づいて、前記不良種に対応する前記製造設備のメンテナンス情報をモニターに表示させる表示手段と、を有する設備診断装置である。
本発明では、検査装置等で検出された欠陥を機械学習の結果を用いて不良種に分類し、不良種に応じたメンテナンス情報を提示することで、複雑なデータベースを必要とすることなく、不良種に応じた最適なメンテナンス情報を作業者に負荷をかけずに提供でき、作業者の操作も簡単である。
前記分類手段は、前記撮影画像から抽出された欠陥領域の特徴量により、不良種への分類を行うことが望ましい。
本発明では、このように撮影画像から抽出した欠陥領域の特徴量を用いることで、機械学習を適用して欠陥を精度よく分類することが可能となる。
前記表示手段は、前記不良種ごとの欠陥の発生数を基準値と比較し、当該発生数が基準値を上回る不良種についてのメンテナンス情報を表示させることが望ましい。
本発明では、発生数の多い不良種についてのメンテナンス情報を表示させることで、製造設備のメンテナンスを効率よく行い、製品に生じる欠陥を大きく削減することができる。
第2の発明は、コンピュータが、製造設備で製造される検査対象の撮影画像から検出された欠陥を、機械学習の結果による判別式を用いて不良種に分類するステップと、不良種と前記製造設備のメンテナンス情報の関係を示すデータに基づいて、前記不良種に対応する前記製造設備のメンテナンス情報をモニターに表示させるステップと、を実行することを特徴とする設備診断方法である。
第3の発明は、コンピュータを、製造設備で製造される検査対象の撮影画像から検出された欠陥を、機械学習の結果による判別式を用いて不良種に分類する分類手段と、不良種と前記製造設備のメンテナンス情報の関係を示すデータに基づいて、前記不良種に対応する前記製造設備のメンテナンス情報をモニターに表示させる表示手段と、を有する設備診断装置として機能させるためのプログラムである。
本発明により、設備のメンテナンス情報を作業者に負担を掛けずに提示できる設備診断装置等を提供することができる。
設備診断システム1を示す図。 検査装置3のハードウェア構成を示す図。 設備診断装置5のハードウェア構成を示す図。 欠陥検査と欠陥画像の記録の手順を示すフローチャート。 欠陥画像30と良品画像40の例。 欠陥の分類とメンテナンス情報の表示の手順を示すフローチャート。 機械学習について説明する図。 モニター6の表示画面60の例。 不良種とメンテナンス情報の関係を示すデータ50の例。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.設備診断システム1)
図1は本発明の実施形態に係る設備診断装置5を含む設備診断システム1を示す図である。この設備診断システム1は、オフセット枚葉印刷機100のメンテナンスを行うためのメンテナンス情報を作業者に提示するものであり、検査装置3、設備診断装置5、モニター6等を有する。
オフセット枚葉印刷機100は印刷物(製品)を製造する製造設備であり、給紙部110、印刷部120、排紙部130等を有する。
給紙部110は、給紙パイル111に収納されている用紙を1枚ずつ印刷部120へと搬送するものである。印刷部120では、複数の印刷ユニット120aのそれぞれで、対応する色のインキによる用紙への印刷が行われる。印刷部120における印刷を終えると、印刷物はコンベア等により排紙部130に排出され、排紙パイル131に積み重ねられる。
各印刷ユニット120aには、圧胴123、版胴127、ブランケット胴128、渡し胴129等のロールや、インキを供給するインキ供給装置(不図示)等が設けられる。版胴127には版板が巻装され、インキ供給装置により版板に移されたインキがブランケット胴128に転移し、圧胴123とブランケット胴128の間を走行する用紙にインキを転移させることにより用紙への印刷が行われる。渡し胴129は、印刷ユニット120a間などで用紙の搬送を行うためのものである。
オフセット枚葉印刷機100では、印刷物の印刷絵柄の検査がインラインで行われる。この検査は、圧胴123に沿って搬送される印刷物をカメラ20で撮影し、その画像に基づき行われる。
検査装置3は、カメラ20で撮影した印刷物(検査対象)の撮影画像に基づいて印刷物の検査を行い、欠陥を検出するものである。
図2は検査装置3のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、検査装置3は、例えば制御部31、記憶部32、入力部33、表示部34、通信制御部35等をバス36により接続して構成されたコンピュータで実現できる。但しこれに限ることなく、適宜様々な構成をとることができる。
制御部31はCPU、ROM、RAMなどから構成される。CPUは、記憶部32、ROMなどの記憶媒体に格納された検査装置3の処理に係るプログラムをRAM上のワークエリアに呼び出して実行する。ROMは不揮発性メモリであり、ブートプログラムやBIOSなどのプログラム、データなどを恒久的に保持している。RAMは揮発性メモリであり、記憶部32、ROMなどからロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部31が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
記憶部32はハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリ等であり、制御部31が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OSなどが格納される。これらのプログラムやデータは、制御部31により必要に応じて読み出され実行される。
入力部33は検査装置3に各種の設定入力を行うものである。
表示部34は例えば液晶ディスプレイ等である。
通信制御部35はネットワーク等を介した通信を媒介する通信インタフェースであり、設備診断装置5、カメラ20等との間で通信を行う。
バス36は、検査装置3の各部間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
設備診断装置5は、検出した欠陥を、その不良の種類を示すカテゴリである不良種に分類し、分類結果に基づいてオフセット枚葉印刷機100のメンテナンス情報の出力を行うものである。
図3は設備診断装置5のハードウェア構成を示す図である。図3に示すように、設備診断装置5は、例えば制御部51、記憶部52、入力部53、表示部54、通信制御部55等をバス56により接続して構成されたコンピュータで実現できる。但しこれに限ることなく、適宜様々な構成をとることができる。
制御部51、記憶部52、入力部53、表示部54、通信制御部55、バス56は、それぞれ前記した制御部31、記憶部32、入力部33、表示部34、通信制御部35、バス36と同様である。
モニター6は、オフセット枚葉印刷機100のメンテナンス情報を表示し、作業者に提示する。モニター6には例えばタッチパネル付きの液晶ディスプレイ等が用いられるが、これに限ることはない。
(2.設備診断方法)
次に、本発明の実施形態に係る設備診断方法について、欠陥検査を行い欠陥画像の記録を行うまでの流れ、欠陥を不良種に分類し不良種に応じたメンテナンス情報を表示するまでの流れに分けて説明する。
(2−1.欠陥検査と欠陥画像の記録)
図4は欠陥検査と欠陥画像の記録の手順について説明するフローチャートである。図の各ステップは検査装置3の制御部31が実行する処理である。
本実施形態では、オフセット枚葉印刷機100の稼働中、検査装置3が印刷物の欠陥検査を行う(S11)。欠陥検査の方法は特に限定されず、例えばカメラ20で撮影した印刷物の撮影画像と、良品の印刷物の画像とを比較して欠陥の検出を行うことができる。比較に際しては、例えば両画像の画素値の差分をとって差分画像を作成し、差分画像を所定の閾値で二値化して欠陥領域を抽出する。欠陥領域が抽出された場合、欠陥が検出されたとする。
欠陥が検出された場合(S12;YES)、検査装置3は、カメラ20で撮影した印刷物の撮影画像から欠陥領域を含む部分を切り出し、当該欠陥領域を含む部分の画像(以下、欠陥画像という)と、欠陥領域が無い場合の当該部分の画像(以下、良品画像という)とを記憶部32に格納する(S13)。欠陥が検出されなかった場合(S12;NO)は後述するS14の処理に移る。
図5(a)は欠陥画像30の例であり、図5(b)はこれに対応する良品画像40の例である。図5(a)の点線部は欠陥領域301を示す。本実施形態では、カメラ20で撮影した印刷物の撮影画像における欠陥領域301の位置や、当該撮影画像の撮影時刻等も欠陥画像30と紐付けて記録される。良品画像40は、例えば前記した良品の印刷物の画像において欠陥画像30と対応する位置にある画像である。
検査装置3は、オフセット枚葉印刷機100の稼働中(S14;NO)、S11〜S13の処理を繰り返し、オフセット枚葉印刷機100の稼働が終了すると(S14;YES)、処理を終了する。
設備診断システム1では、所定期間中(例えば工場の1日の稼働時間中)にS11〜S14の処理を行うことで、この所定期間中に生じた欠陥についての欠陥画像30を設備診断装置5の記憶部52に蓄積する。
(2−2.欠陥の分類とメンテナンス情報の表示)
図6は欠陥の分類とメンテナンス情報の表示の手順について説明するフローチャートである。図の各ステップは設備診断装置5の制御部51が実行する処理である。
設備診断装置5は、前記した所定期間の後の決まった時間(例えば工場の次の日の稼働時間の前)に、所定期間中に蓄積した欠陥画像30を検査装置3から受信し(S21)、記憶部52に記録する(S22)。本実施形態では、前記した欠陥領域301の位置や撮影時刻等もS21で受信され、S22で欠陥画像30と紐付けて記録される。
そして、設備診断装置5は、欠陥画像30を用いて欠陥(欠陥領域301)を不良種に分類する(S23;分類手段)。
不良種への分類は、機械学習の結果を用いて行われる。機械学習については既知であるが、その一例について簡単に説明すると、図7に示すように、様々な欠陥領域を、横軸を欠陥領域の第1の特徴量の値x、縦軸を第2の特徴量の値yとしてプロットした時に、所定の不良種の欠陥領域群(図の例では○で示す)およびその他の不良種の欠陥領域群(図の例では●で示す)と、境界線aとの最短距離bが最大となるように、これらの欠陥領域群を区分する境界線aの式を算出するものである。
図7において境界線aの右下にある欠陥領域群は、所定の不良種の欠陥領域であり、境界線aの左上にある欠陥領域群は、その他の不良種の欠陥領域である。従って、境界線aの式を、Zを所定値として仮にf(x,y)=Zで表すと、ある欠陥領域の特徴量の値x,yを境界線aの式の左辺に代入したときにf(x,y)<Zとなる場合、その欠陥領域は上記所定の不良種の欠陥領域であると判別できる。このf(x,y)<Zが、欠陥領域が所定の不良種であることを判別する判別式(識別関数)である。
本実施形態では、予め多数の印刷物の撮影画像から欠陥領域を抽出し不良種ごとに分類して設備診断装置5に登録し、設備診断装置5により各欠陥領域について必要な特徴量を算出したうえで上記の機械学習を行うことで、特徴量により不良種を判別するための上記の判別式を予め作成する。作成された判別式は、設備診断装置5の記憶部52に記録される。
そして、S23では、欠陥画像30から欠陥領域301を抽出して特徴量x,yを算出し、これが判別式f(x,y)<Zを満たす場合(図7のA参照)、当該欠陥領域301が上記所定の不良種に分類される。
なお、図7の例では2つの特徴量で所定の不良種であるかどうかを判別できるが、これに限ることはなく、3つ以上の特徴量で判別を行ったり、あるいは1つの特徴量で判別を行える場合もある。上記の特徴量は、欠陥領域301の形状や面積、色等の特徴に関するものであり、特に限定されない。
前記の判別式は複数の不良種のそれぞれに対して作成されており、S21で受信した各欠陥画像30の欠陥領域301がこれらの不良種に分類される。設備診断装置5は、不良種ごとの欠陥の発生数(欠陥領域301の数)を集計する(S24)。
設備診断装置5は、不良種ごとの欠陥の発生数の集計結果をグラフ化してモニター6に表示させ(S25)、集計結果に応じたメンテナンス情報をモニター6に表示させる(S26;表示手段)。
図8はモニター6の表示画面60の例である。本実施形態では、表示画面60が、集計結果表示部61、時間タブ62、位置タブ63、詳細タブ64、「日間」ボタン66、「週間」ボタン67、メンテナンス情報表示部68を有する。ただし、表示画面60がこれに限ることはない。
集計結果表示部61は不良種ごとの欠陥の発生数を表示する領域であり、複数の不良種について、その欠陥の発生数(図の例では縦軸で表される)の推移が表示される。
時間タブ62は、不良種ごとの欠陥の発生数を発生時刻(前記した撮影時刻)に分けて表示するものであり、例えば時間タブ62を選択して時間帯の選択画面(不図示)に移行し、時間帯を選択すると、選択された時間帯における不良種ごとの欠陥の発生数(の推移)が集計結果表示部61に表示される。
位置タブ63は、不良種ごとの欠陥の発生数を、欠陥領域301の位置(前記した印刷物の撮影画像における欠陥領域301の位置)に分けて表示するものであり、例えば位置タブ63を選択して上記位置の選択画面(不図示)に移行し、その位置を選択すると、選択された位置における不良種ごと欠陥の発生数(の推移)が集計結果表示部61に表示される。印刷物の撮影画像内でどの位置に欠陥が生じているかはメンテナンスが必要な箇所を知る手掛かりになり、例えば印刷物の撮影画像において用紙搬送方向と平面上直交する方向の端部に欠陥が多く生じている場合、オフセット枚葉印刷機100において当該端部に接触する部位に問題があると推定できる。
詳細タブ64は、不良種ごとの欠陥の発生数の集計結果の詳細情報を表示するためのものであり、例えば詳細タブ64を選択して選択画面(不図示)に移行し、いずれかの不良種を選択すると、選択された不良種がその欠陥の発生数の多寡に応じた縦軸のスケールで集計結果表示部61に表示され、その推移が見やすくなる。ただし表示できる詳細情報はこれに限らない。
「日間」ボタン66と「週間」ボタン67は、各不良種について、日ごとの欠陥の発生数の集計結果を集計結果表示部61に表示するか、週ごとの欠陥の発生数の集計結果を集計結果表示部61に表示するかを選択するためのボタンである。図の例では日ごとの欠陥の発生数の集計結果を表示することが選択されており、1週間前〜前日までの各日の発生数の推移が集計結果表示部61に表示されている。
メンテナンス情報表示部68には、欠陥の発生数の集計結果に応じたメンテナンス情報が表示される。
すなわち、設備診断装置5は、S24において不良種ごとの欠陥の発生数の集計結果の傾向を分析し、例えば、ある不良種の前日や前週の欠陥の発生数が予め定めた基準値を上回った時に、その不良種に対応するメンテナンス情報をメンテナンス情報表示部68に表示させる。基準値は不良種などによって異なる。作業者は、そのメンテナンス情報を確認した後、メンテナンスを実施する。
本実施形態では、図9に示すように、不良種、不良種の発生原因、不良種に対応するメンテナンス情報の関係を示すデータ50が設備診断装置5の記憶部52に予め登録されており、S24ではこのデータ50を参照してメンテナンス情報を表示させる。メンテナンス情報は、不良種ごとにその発生原因を解消するオフセット枚葉印刷機100のメンテナンス方法を記録したものであり、例えば不良種が「白抜け」の場合、原因が「最初のユニットで油落ちまたはブラン(ブランケット胴)に異物付着」であり、メンテナンス情報が「オイルシール交換・ブラン交換」である。
このように、S21〜S26の処理を毎日決まった時刻に実施し、不良種の発生状況をグラフ化しモニター6に表示する事で印刷物の品質状態を可視化出来るようになり、発生数の多い不良種がある場合には、不良種に対応するメンテナンス情報を表示することで、作業者が素早くオフセット枚葉印刷機100へのメンテナンスを実施でき、不良を減少させることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、検査装置3で検出された欠陥(欠陥領域301)を機械学習の結果を用いて不良種に分類し、不良種に応じたメンテナンス情報を提示することで、複雑なデータベースを必要とすることなく、不良種に応じた最適なメンテナンス情報を作業者に負荷をかけずに提供でき、作業者の操作も簡単である。
本実施形態では、印刷物の撮影画像から抽出した欠陥領域301の特徴量により、不良種への分類を行っている。オフセット枚葉印刷機100などにおける不良分類に機械学習を適用する場合、欠陥の存在する撮影画像を単純に用いると、欠陥領域301と印刷絵柄との分別が難しく、機械学習させる事が困難である。しかし、本実施形態では撮影画像から欠陥領域301のみを抽出し、その特徴量により不良分類を行っているので、機械学習についても撮影画像の欠陥領域のみを抽出してその特徴量によって行うこととなり、分類精度を向上させ、欠陥を精度よく分類することができる。
また、本実施形態では発生数の多い不良種についてのメンテナンス情報を表示させることで、オフセット枚葉印刷機100のメンテナンスを効率よく行い、印刷物に生じる欠陥を大きく削減することができる。
しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば本実施形態ではメンテナンスを行う製造設備をオフセット枚葉印刷機100としたが、これに限ることはなく、例えばその他の印刷機にも適用することが可能であり、他の製造設備、例えばラミネート装置などにも適用することが可能である。これらの場合でも、各製造設備で製造される製品(検査対象)の欠陥検出と不良種への分類、不良種に応じたメンテナンス情報の登録を行っておくことで同様の処理が実現できる。
また欠陥検査と欠陥画像の記録を行う期間や、S21〜S26の処理を開始する時間も特に限定されることはなく、様々に定めることができる。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:設備診断システム
3:検査装置
5:設備診断装置
6:モニター
20:カメラ
30:欠陥画像
40:良品画像
50:データ
60:表示画面
100:オフセット枚葉印刷機
301:欠陥領域

Claims (5)

  1. 製造設備で製造される検査対象の撮影画像から検出された欠陥を、機械学習の結果による判別式を用いて不良種に分類する分類手段と、
    不良種と前記製造設備のメンテナンス情報の関係を示すデータに基づいて、前記不良種に対応する前記製造設備のメンテナンス情報をモニターに表示させる表示手段と、
    を有する設備診断装置。
  2. 前記分類手段は、前記撮影画像から抽出された欠陥領域の特徴量により、不良種への分類を行うことを特徴とする請求項1記載の設備診断装置。
  3. 前記表示手段は、前記不良種ごとの欠陥の発生数を基準値と比較し、当該発生数が基準値を上回る不良種についてのメンテナンス情報を表示させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の設備診断装置。
  4. コンピュータが、
    製造設備で製造される検査対象の撮影画像から検出された欠陥を、機械学習の結果による判別式を用いて不良種に分類するステップと、
    不良種と前記製造設備のメンテナンス情報の関係を示すデータに基づいて、前記不良種に対応する前記製造設備のメンテナンス情報をモニターに表示させるステップと、
    を実行することを特徴とする設備診断方法。
  5. コンピュータを、
    製造設備で製造される検査対象の撮影画像から検出された欠陥を、機械学習の結果による判別式を用いて不良種に分類する分類手段と、
    不良種と前記製造設備のメンテナンス情報の関係を示すデータに基づいて、前記不良種に対応する前記製造設備のメンテナンス情報をモニターに表示させる表示手段と、
    を有する設備診断装置として機能させるためのプログラム。
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