JP2019101481A - 情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】SNSにコンテンツを投稿した投稿者に、実際の宣伝効果に応じた対価を還元することが可能な情報処理システムを提供する。【解決手段】情報処理システムは、広告メタ情報をコンテンツに埋め込む投稿者端末に、前記広告メタ情報となる広告コードを配信する配信手段、前記投稿者端末からSNSに投稿されたコンテンツのURLより、いいねの数を取得するいいね取得手段、前記URLより取得されるコンテンツに埋め込まれた広告メタ情報に基づいて、当該コンテンツが広告費の支払い対象になるものか判断するチェック手段、広告費の支払い対象になるコンテンツの総いいね数と総広告費より、1いいねあたりの単価を算出する支払算出手段、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラムに関する。
近年、新聞、テレビなどのマスメディアは、広告媒体として有効でなくなってきており、新たな広告媒体を企業に提供することが求められているところ、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末の普及に伴って、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などのソーシャルメディアが、広告媒体としての価値を急速に高めてきている。
特許文献1には、SNSを利用した広告拡散システムが提案されている。このシステムでは、(1)SNSに広告情報を投稿した投稿者端末が、当該広告情報の識別情報および投稿者情報をサーバ装置に送信するとともに、(2)SNSに投稿された広告情報を閲覧した閲覧者端末も、当該広告情報の識別情報およびその投稿者情報をサーバ装置に送信する。そして、(3)サーバ装置が、投稿者端末から受信した情報と閲覧者端末から受信した情報とを比較して、それらが一致した場合に、広告情報の宣伝に成功したとみなして、投稿者に特典を付与する。
特開2017−156856号公報
しかしながら、特許文献1のシステムでは、投稿者端末から投稿された広告情報がSNS上で評判を呼んで多数の「いいね」が付与されていたとしても、サーバ装置に特定の情報を送信するための専用のアプリケーションプログラム(アプリ)を使用する端末装置にて閲覧されない限り、広告情報の宣伝に成功したとはみなされず、実際の宣伝効果に応じた特典が投稿者に付与されない可能性がある。
また、特許文献1のシステムでは、広告情報が閲覧者端末に表示されただけで閲覧者がそれに注意を払って見ていない場合や、広告情報が不適切な内容を含んでいて閲覧者に不快感ないし嫌悪感を抱かせてしまった場合であっても、閲覧者端末からサーバ装置に閲覧したという情報が送信されてしまい、実際には宣伝効果が無かったとしても、広告情報の宣伝に成功したとみなされて、投稿者に特典が付与されてしまう可能性もある。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたものである。本発明の目的は、SNSにコンテンツを投稿した投稿者に、実際の宣伝効果に応じた対価を還元することが可能な情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様に係る情報処理システムは、
広告メタ情報をコンテンツに埋め込む投稿者端末に、前記広告メタ情報となる広告コードを配信する配信手段、
前記投稿者端末からSNSに投稿されたコンテンツのURLより、いいねの数を取得するいいね取得手段、
前記URLより取得されるコンテンツに埋め込まれた広告メタ情報に基づいて、当該コンテンツが広告費の支払い対象になるものか判断するチェック手段、
広告費の支払い対象になるコンテンツの総いいね数と総広告費より、1いいねあたりの単価を算出する支払算出手段、
を備える。
このような態様によれば、SNSに投稿されたコンテンツのURLより、コンテンツに付与された「いいね」の数が取得され、コンテンツの総いいね数に基づいて、1いいねあたりの単価が算出される。ここで、SNSでは、いいねアイコンのタップなどの閲覧者の明示的な同意の操作があってはじめて、コンテンツに「いいね」が付与されるため、コンテンツの総いいね数は、広告情報の宣伝に実際にどれだけ成功したのかを正確に表す数値であると言える。したがって、このような態様によれば、SNSにコンテンツを投稿した投稿者に、実際の宣伝効果に応じた対価を還元することが可能である。
本発明の第2の態様に係る情報処理システムは、第1の態様に係る情報処理システムであって、
前記いいね取得手段は、
投稿されたコンテンツのURL、投稿者情報、および前記広告メタ情報をデータベースにて管理し、定期的に対象URLのサイトにアクセスすることで、広告メタ情報ごとに各投稿者のいいねの数を集計する。
本発明の第3の態様に係る情報処理システムは、第1または2の態様に係る情報処理システムであって、
前記投稿者端末は、
広告メタ情報となる広告コード、投稿者情報、およびGPS情報を暗号化し、コンテンツの隠し領域に埋め込み、前記コンテンツが広告費の支払い対象であることを明確にするものであり、
前記チェック手段は、
定期的に前記URLにアクセスしてコンテンツの改竄がないことをチェックする。
このような態様によれば、コンテンツに改竄があった場合に、それを検出することが可能であり、改竄されたコンテンツのいいね数に基づいて不当な対価を算出してしまうことを防止できる。
本発明の第4の態様に係る情報処理システムは、第1〜3のいずれかの態様に係る情報処理システムであって、
前記チェック手段は、
投稿されたコンテンツの内容については、予め定められた規約に反するコンテンツでないことを機械的にチェックする機械的チェック手段、
広告情報がコンテンツに含まれていることを人為的にチェックした結果を受け付ける人為的チェック受付手段、
を含む。
このような態様によれば、機械的なチェックと人為的なチェックにより、投稿されたコンテンツが、対価を支払うに値するものであるか否かを正確に判定することができる。これにより、広告主の意図しない投稿に対しての支払いによって、不正利用の乱立につながることを防止できる。
本発明の第5の態様に係る情報処理システムは、第1〜4のいずれかの態様に係る情報処理システムであって、
前記支払算出手段は、
総広告費を支払対象のSNSごとに分割し、広告費を割り振り、
SNSごとに、広告費の支払い対象になるコンテンツの総いいね数を集計し、1いいねあたりの単価を算出し、
対象の投稿者によりSNSに投稿されたコンテンツのいいねの数と、SNSごとの1いいねあたりの単価とに基づいて、対象の投稿者のSNSごとの支払対価を算出する。
このような態様によれば、複数のSNSのそれぞれに重みを設けることが可能であり、各SNSの特性に応じて重みの比重を調整することにより、地域性や話題性などの広告効果のあらわれかたを制御することが可能となる。
本発明の第6の態様に係る情報処理システムは、第1〜5のいずれかの態様に係る情報処理システムであって、
前記SNSは、特定のURLにコンテンツが貼り付けられるサービスであって、いいねに相当する閲覧者の同意をカウント可能なサービスである。
本発明の第7の態様に係る情報処理システムは、第1〜6のいずれかの態様に係る情報処理システムであって、
前記いいね取得手段は、前記投稿者端末からSNSに投稿されたコンテンツのURLより、前記コンテンツを引用するサイトの引用先URLを取得し、前記引用先URLからも、いいねの数を取得し、
前記チェック手段は、前記引用先URLより取得されるコンテンツに埋め込まれた広告メタ情報に基づいて、当該コンテンツが広告費の支払い対象になるものか判断する。
このような態様によれば、広告メタ情報が埋め込まれたコンテンツがSNSで引用(シェア)された場合には、シェアした先(引用先)のサイトで付与された「いいね」の数も取得され、コンテンツの総いいね数(すなわち、引用元のサイトでの「いいね」の数と引用先のサイトでの「いいね」の数の和)に基づいて、1いいねあたりの単価が算出される。これにより、SNSにコンテンツを投稿した投稿者に、実際の宣伝効果をより反映した対価を還元することが可能となる。
本発明の第8の態様に係る情報処理システムは、
広告メタ情報をコンテンツに埋め込む投稿者端末に、前記広告メタ情報となる広告コードを配信する配信手段、
前記投稿者端末からSNSに投稿されたコンテンツの投稿URLより、いいねの数、および前記コンテンツを引用するサイトの引用先URLを取得し、前記引用先URLからも、いいねの数を取得するいいね取得手段、
前記投稿URLより取得されるコンテンツに埋め込まれた広告メタ情報に基づいて、当該コンテンツが広告費の支払い対象になるものか判断するとともに、前記引用先URLより取得されるコンテンツに埋め込まれた広告メタ情報に基づいて、当該コンテンツも広告費の支払い対象になるものか判断するチェック手段、
広告費の支払い対象になるコンテンツの前記投稿URLおよび前記引用先URLのいいねの数を、前記投稿者端末に通知する通知手段、
を備える。
このような態様によれば、SNSにコンテンツを投稿した投稿者は、当該コンテンツがどのように拡散され、どこで「いいね」が付与されたのかを、通知手段からの通知により容易に認識することが可能となる。
本発明の第9の態様に係る情報処理方法は、
広告メタ情報をコンテンツに埋め込む投稿者端末に、前記広告メタ情報となる広告コードを配信するステップ、
投稿者端末からSNSに投稿されたコンテンツのURLより、いいねの数を取得するステップ、
前記URLより取得されるコンテンツに埋め込まれた広告メタ情報に基づいて、当該コンテンツが広告費の支払い対象になるものか判断するステップ、
広告費の支払い対象になるコンテンツの総いいね数と総広告費より、1いいねあたりの単価を算出するステップ、
を備える。
本発明の第10の態様に係る情報処理プログラムは、
コンピュータを、
広告メタ情報をコンテンツに埋め込む投稿者端末に、前記広告メタ情報となる広告コードを配信する配信手段、
投稿者端末からSNSに投稿されたコンテンツのURLより、いいねの数を取得するいいね取得手段、
前記URLより取得されるコンテンツに埋め込まれた広告メタ情報に基づいて、当該コンテンツが広告費の支払い対象になるものか判断するチェック手段、
広告費の支払い対象になるコンテンツの総いいね数と総広告費より、1いいねあたりの単価を算出する支払算出手段、
として機能させる。
本発明によれば、SNSにコンテンツを投稿した投稿者に、実際の宣伝効果に応じた対価を還元することが可能である。
図1は、一実施の形態に係る情報処理システムの概略的な構成を示す図である。 図2は、図1に示す情報処理システムのメインサーバの内部構成を示すブロック図である。 図3は、図1に示す情報処理システムの投稿者端末の内部構成を示す図である。 図4は、図2に示すメインサーバが記憶するデータベースの一例を示す図である。 図5は、図4に示すデータベースから所定のイベントに紐づくデータを抽出した結果を示す図である。 図6は、SNSにコンテンツを投稿した投稿者に支払われる対価の計算を説明するための図である。 図7は、図3に示す投稿者端末の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。 図8は、図1に示す情報処理システムの動作の一例を示すフローチャートである。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、同一符号の構成要素の詳しい説明は繰り返さない。また、各図において、各機能を行う機能部は、それぞれ各機能を行う手段ということができる。
(情報処理システムの構成)
一実施の形態に係る情報処理システムについて説明する。図1は、情報処理システム1の概略的な構成を示す図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、メインサーバ10と、投稿者端末20と、SNSサーバ30と、閲覧者端末40と、広告主端末50とを含んでいる。各サーバ10、30および各端末装置20、40、50は、インターネット等のネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。ネットワークは、有線回線と無線回線のいずれでもよく、回線の種類や形態は問わない。なお、各サーバ10、30および各端末装置20、40、50の少なくとも一部は、コンピュータにより実現される。
このうち、SNSサーバ30は、フェイスブック、インスタグラム、ツイッター(登録商標)などのソーシャル・ネットワーキング・サービスを提供するものであり、たとえば、クラウド型のサーバである。SNSサーバ30は、投稿者端末20から投稿されたコンテンツに固有のURLを紐づけることが可能であり、かつ、コンテンツを閲覧した閲覧者により付与される「いいね」に相当する同意の回数をカウントすることができるように構成されている。なお、本実施の形態において、コンテンツとは、たとえば、カメラでの撮影により作成される静止画像(写真)または動画像であるが、SNSサーバ30で取り扱うことができるものであれば、これらに限定されない。
広告主端末50は、メインサーバ10上に設定された広告イベントに広告費を提供するユーザ(広告主)が使用するものであり、閲覧者端末40は、SNSサーバ30上のコンテンツを閲覧するユーザ(閲覧者)が使用するものである。広告主端末50および閲覧者端末40としては、たとえば、スマートフォンやタブレット端末などのモバイル端末、ノートブックコンピュータ、またはデスクトップコンピュータなどの電子機器が用いられる。
なお、本実施の形態において、SNSサーバ30、広告主端末50、閲覧者端末40は、いずれも既存のものであってよく、詳細な説明は省略する。
次に、メインサーバ10の構成について説明する。図2は、メインサーバ10の内部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、メインサーバ10は、サーバ通信部11と、サーバ制御部12と、サーバ記憶部13とを有している。メインサーバ10は、クラウド型のサーバであってもよい。
サーバ通信部11は、メインサーバ10とネットワークとの間の通信インターフェースである。サーバ通信部11は、ネットワークを介してメインサーバ10と投稿者端末20、SNSサーバ30、閲覧者端末40および広告主端末50の各々との間で情報を送受信する。
サーバ制御部12は、メインサーバ10の各種処理を行う制御手段である。サーバ制御部12は、配信部12aと、いいね取得部12bと、チェック部12cと、支払算出部12dと、通知部12eとを有している。これらの各部は、メインサーバ10内のプロセッサが所定のプログラムを実行することにより実現されてもよいし、ハードウェアで実装されてもよい。
配信部12aは、コンテンツに広告メタ情報(たとえば、広告費が設定された広告イベントの名称)を埋め込むように構成された投稿者端末20に、当該広告メタ情報となる広告コードを配信する。
いいね取得部12bは、投稿者端末20からSNSサーバ30に投稿されたコンテンツに紐づいたURL(投稿URL)より、当該コンテンツに付与された「いいね」の数、および当該コンテンツを引用する(シェアする)サイトのURL(引用先URL)を取得する。そして、いいね取得部12bは、引用先URLからも、当該コンテンツに付与された「いいね」の数を取得する。なお、コンテンツのURLは、SNSのWebAPIでもよい。
より詳しくは、いいね取得部12bは、投稿されたコンテンツのURL(投稿URL)または当該コンテンツを引用するサイトのURL(引用先URL)、投稿者情報、および広告メタ情報を、サーバ記憶部13内のデータベースにて管理する(図4参照)。いいね取得部12bは、定期的に投稿URLまたは引用先URLにより特定されるサイト(すなわちSNSサーバ30上のコンテンツのウェブページ)にサーバ通信部11を介してアクセスすることで、広告メタ情報ごとに、各投稿者の「いいね」の数を集計する。いいね取得部12bは、各投稿URLまたは引用先URLから取得した「いいね」の数も、サーバ記憶部13内のデータベースにて管理する(図4参照)。
チェック部12cは、投稿URLより取得されるコンテンツに埋め込まれた広告メタ情報に基づいて、当該コンテンツが広告費の支払い対象になるものか否かを判断する。また、チェック部12cは、引用先URLより取得されるコンテンツに埋め込まれた広告メタ情報に基づいて、引用先URLより取得されるコンテンツも広告費の支払い対象になるものか否かを判断する。
より詳しくは、チェック部12cは、取得したコンテンツに広告メタ情報が埋め込まれているか否かを確認し、埋め込まれていない場合には、不正なコンテンツであると判断する。また、チェック部12cは、取得したコンテンツに広告メタ情報が埋め込まれていた場合、埋め込まれた広告メタ情報が、投稿者端末20から取得してデータベースで管理している広告メタ情報と一致するか否かを確認する。そして、チェック部12cは、広告メタ情報が一致する場合には、広告費の支払い対象となる正当なコンテンツであると判断し、一致しない場合には、不正なコンテンツであると判断する。
チェック部12cは、定期的に、投稿URLまたは引用先URLにより特定されるサイト(すなわちSNSサーバ30上のコンテンツのウェブページ)にアクセスして、コンテンツの改竄がないかどうかをチェックしてもよい。具体的には、たとえば、投稿時に取得したコンテンツがデータベースに保存されており(図4参照)、チェック部12cは、投稿URLまたは引用先URLにより特定されるサイトから取得したコンテンツが、データベースに保存されたコンテンツと差異があるか否かを比較し、差異があった場合には、コンテンツの改竄ありと判定し、差異がなかった場合には、コンテンツの改竄なしと判定する。
本実施の形態では、チェック部12cは、機械的チェック部12c1と、人為的チェック受付部12c2とを含んでいる。
機械的チェック部12c1は、たとえば深層学習(ディープラーニング)技術などにより画像認識を行う人工知能装置であり、投稿されたコンテンツのうち、広告メタ情報に基づいて正当であると確認されたコンテンツの内容について、予め定められた規約に反するコンテンツ(たとえば、露骨に性的な画像や閲覧者に生理的な嫌悪感を与える画像など)ではないことを機械的にチェックして確認する。
機械的チェック部12c1により確認された後のコンテンツは、外部の人為的チェック用端末装置(不図示)に送信され、コンテンツに広告情報が含まれているか否かが、人の目でチェックされる。人為的チェック受付部12c2は、機械的チェック部12c1によるチェック後のコンテンツの内容について、広告情報がコンテンツに含まれていることが人為的に確認されたという結果を、人為的チェック用端末装置(不図示)から受け付ける。
チェック部12cは、投稿URLまたは引用先URLから取得したコンテンツのうち、広告メタ情報が含まれていることが確認されたコンテンツであって、機械的チェック部12c1および人為的チェック受付部12c2の両方で問題ないことが確認されたコンテンツを、広告費の支払い対象になるものとして判断する。
支払算出部12dは、広告費の支払い対象になるコンテンツの総いいね数と総広告費より、1いいねあたりの単価を算出する。また、支払算出部12dは、広告費の支払い対象になるコンテンツの各々について、そのコンテンツの「いいね」の数と、1いいねあたりの単価とに基づいて、そのコンテンツの投稿者に支払われるべき対価を算出する。
より詳しくは、支払算出部12dは、広告主により設定された総広告費を、支払対象のSNSごとに分割して広告費を割り振る。また、支払算出部12dは、SNSごとに、広告費の支払い対象になるコンテンツの総いいね数を集計し、1いいねあたりの単価を算出する。そして、支払算出部12dは、対象の投稿者によりSNSに投稿されたコンテンツの「いいね」の数と、SNSごとの1いいねあたりの単価とに基づいて、対象とする投稿者のSNSごとの支払対価を算出する。
通知部12eは、広告費の支払い対象になるコンテンツの投稿URLおよび引用先URLでのいいねの数を、当該コンテンツを投稿した投稿者の投稿者端末20に通知する。
サーバ記憶部13は、たとえばハードディスク等の固定型データストレージである。サーバ記憶部13は、必ずしもメインサーバ10内に設けられなくてもよく、ネットワークを介してメインサーバ10と通信可能に接続された別の装置内に設けられてもよい。サーバ記憶部13には、サーバ制御部12が取り扱う各種データが記憶される。
サーバ記憶部13は、図4に示すように、投稿URLまたは引用先URL、投稿者情報、および広告メタ情報を互いに関連付けて記憶するデータベースを含んでいる。データベースには、さらに、投稿URLまたは引用先URLごとに、投稿されたSNSサーバ30を特定する情報(SNS種別)、投稿日時、投稿地域などの情報が、投稿URLに関連付けて記憶されていてもよい。データベースには、投稿URLまたは引用先URLごとに、投稿URLまたは引用先URLにより特定されるサイトから取得したコンテンツそのものが、投稿URLに関連付けて記憶されていてもよい。
次に、投稿者端末20の構成について説明する。投稿者端末20は、SNSサーバ30にコンテンツを投稿するユーザ(投稿者)が使用するものであり、たとえば、スマートフォンやタブレット端末などのモバイル端末、ノートブックコンピュータ、またはデスクトップコンピュータなどの電子機器である。
図3は、投稿者端末20の内部構成を示すブロック図である。図3に示すように、投稿者端末20は、端末通信部21と、端末制御部22と、端末記憶部23と、端末入力部24と、端末表示部25と、カメラ26とを有している。
端末通信部21は、投稿者端末20とネットワークとの間の通信インターフェースである。端末通信部21は、ネットワークを介して投稿者端末20とメインサーバ10およびSNSサーバ30の各々との間で情報を送受信する。
端末制御部22は、投稿者端末20の各種処理を行う制御手段である。端末制御部22は、コンテンツ作成部22aと、コンテンツ投稿部22bとを有している。これらの各部は、投稿者端末20内のプロセッサが所定のプログラムを実行することにより実現されてもよいし、ハードウェアで実装されてもよい。
コンテンツ作成部22aは、メインサーバ10から配信された広告コードに応じた広告メタ情報(たとえば、広告費が設定された広告イベントの名称)を、コンテンツに埋め込む。
コンテンツ作成部22aは、広告メタ情報となる広告コード、投稿者を特定する投稿者情報(たとえばユーザID、端末識別IDなど)、および測位情報(たとえば、GPS情報、Wi−Fi測位情報、ビーコン測位情報など)のうちの1つまたは2つ以上を暗号化し、コンテンツの隠し領域に埋め込むことにより、コンテンツが広告費の支払い対象であることを明確にしてもよい。
コンテンツ投稿部22bは、広告メタ情報が埋め込まれたコンテンツを、SNSサーバ30に投稿する。また、コンテンツ投稿部22bは、コンテンツを投稿したSNSサーバ30から、当該コンテンツに紐づいたURL(投稿URL)を取得する。
端末制御部22は、SNSサーバ30にコンテンツを投稿したのち、当該コンテンツのURL(投稿URL)、投稿者情報および広告メタ情報を、端末通信部21を介してメインサーバ10に送信する。端末制御部22は、投稿したSNSサーバ30の種別、投稿日時、測位情報(投稿地域を特定する情報)などを、端末通信部21を介してメインサーバ10に送信してもよい。
端末記憶部23は、たとえば内蔵メモリや外部メモリ(SDメモリカード等)などのデータストレージである。端末記憶部23には、端末制御部22が取り扱う各種データが記憶される。端末記憶部23は、必ずしも投稿者端末20内に設けられていなくてもよく、ネットワークを介して投稿者端末20と通信可能に接続された別の装置内に設けられていてもよい。
端末入力部24は、ユーザ(投稿者)が投稿者端末20に情報を入力するためのインターフェースであり、たとえばモバイル端末におけるタッチパネルやマイクロフォン、ノートブックコンピュータにおけるタッチパッド、キーボードまたはマウスなどである。
端末表示部25は、投稿者端末20からユーザ(投稿者)に対して各種情報を出力するインターフェースであり、たとえば液晶ディスプレイ等の映像表示手段である。具体的には、たとえば、端末表示部25は、ユーザからの操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を表示する。
カメラ26は、それ自体は既存の撮像装置であり、詳細な説明は省略する。カメラ26は、投稿者端末20に内蔵されていてもよいし、USB規格のケーブルなどを介して投稿者端末20に外付けされていてもよい。
(情報処理システムの動作の一例)
次に、このような構成からなる情報処理システム1の動作の一例について説明する。図8は、情報処理システム1の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、対象となる広告イベントが企画され、メインサーバ10に設定される。広告イベントは、情報処理システム1の管理者により企画されてメインサーバ10に設定されてもよいし、広告主により企画されて広告主端末50を介してメインサーバ10に設定されてもよい。以下の説明では、広告イベントとして、「XXX」という飲料の宣伝イベントが企画され、メインサーバ10に設定されているものとする。
図1および図8に示すように、メインサーバ10上で企画された広告イベントに対して、広告主により、広告主端末50を介して総広告費が設定される(ステップS10)。具体的には、たとえば、図6に示すように、「XXX飲料宣伝イベント」という名称の広告イベントに対して、総広告費として「11,000円」が設定される。なお、図6に示す例では、総広告費は、法定通貨を単位として設定されるが、これに限定されず、仮想通貨やポイントを単位として設定されてもよい。
メインサーバ10上で企画された広告イベントに対して、総広告費に加えて、対象とするSNSの種別、各SNSへの広告費の割り振り、対象とする広告期間などが設定されてもよい。図6に示す例では、広告期間として「2017年9月22日14時〜18時」という一定期間が設定される。また、図6に示す例では、対象とするSNSの種別として、地域性の高いSNS1と、話題性のあるSNS2という2つのSNSが特定され、SNS1とSNS2への広告費の割り振りとして、たとえば話題性を高めることを目的として、1:10という比率が設定される。
広告主端末50から送信された各種設定情報がメインサーバ10にて受付られると、支払算出部12dは、広告主により設定された総広告費を、支払対象のSNSごとに分割して広告費を割り振る。図6に示す例では、支払算出部12dは、広告主により設定された11,000円の広告費を、1:10の割合で分割し、SNS1に広告費として1,000円、SNS2に広告費として10,000円を割り振る。
次に、メインサーバ10の配信部12aは、予め登録された投稿者端末20に、広告メタ情報となる広告コードを配信する(ステップS11)。
投稿者端末20のコンテンツ作成部22aは、端末入力部24から入力されるユーザ(投稿者)の指示に基づいて、カメラ26での撮影により作成され、端末記憶部23に保存されていたコンテンツ(静止画像または動画像)に、広告コードに応じた広告メタ情報(たとえば、「XXX飲料宣伝イベント」という名称)を埋め込む。
コンテンツ作成部22aは、広告メタ情報となる広告コード、投稿者を特定する投稿者情報、および投稿した地域を特定する測位情報のうちの1つまたは2つ以上を暗号化し、コンテンツの隠し領域に埋め込むことにより、コンテンツが広告費の支払い対象であることを明確にしてもよい。
次いで、コンテンツ投稿部22bは、端末入力部24から入力されるユーザ(投稿者)の指示に基づいて、広告コードが埋め込まれたコンテンツを、SNSサーバ30に投稿する。
SNSサーバ30は、投稿者端末20から投稿されたコンテンツに、それを特定するためのURL(投稿URL)を割り当てる。投稿者端末20のコンテンツ投稿部22bは、SNSサーバ30から、投稿したコンテンツに割り当てられたURL(投稿URL)を取得する。
メインサーバ10のいいね取得部12bは、コンテンツを投稿した後の投稿者端末20から、投稿されたコンテンツのURL(投稿URL)、投稿者情報、および広告メタ情報を取得し(ステップS12)、取得した情報をデータベースにて管理する(図4参照)。いいね取得部12bは、投稿者端末20から、さらに、投稿したSNSサーバ30の種別、投稿日時、測位情報(投稿地域を特定する情報)なども取得して、データベースにて管理してもよい。
投稿者端末20からSNSサーバ30に投稿されたコンテンツは、閲覧者端末40により閲覧される。コンテンツが、閲覧者端末40のユーザ(閲覧者)に良い印象を与えることができた場合には、閲覧者による閲覧者端末40の明示的な操作(たとえば、いいねアイコンのタップ)に基づいて、コンテンツに「いいね」が付与される。SNSサーバ30は、コンテンツに付与される「いいね」の数を、コンテンツごとにカウントする。
このようにSNSでは、いいねアイコンのタップなどの閲覧者の明示的な同意の操作があってはじめて、コンテンツに「いいね」が付与されるため、コンテンツに付与された「いいね」の数の合計(総いいね数)は、コンテンツに含まれる広告情報の宣伝に実際にどれだけ成功したのかを正確に表す数値であると言える。
投稿者端末20からSNSサーバ30に投稿されたコンテンツは、閲覧者(第1閲覧者)による閲覧者端末40の操作(たとえば、「シェアする」アイコンのタップ)に基づいて、第1閲覧者のSNSのサイトに引用(シェア)されてもよい。第1閲覧者のSNSのサイトに引用されたコンテンツは、別の閲覧者(第2閲覧者)により閲覧され、この第2閲覧者により、第1閲覧者のSNSサイト上にて「いいね」が付与されてもよいし、さらに第2閲覧者のSNSのサイトに引用(シェア)されてもよい。
メインサーバ10のいいね取得部12bは、定期的に投稿URLにより特定されるサイト(すなわちSNSサーバ30上のコンテンツのウェブページ)にアクセスする(ステップS13)。そして、いいね取得部12bは、投稿URLにより特定されるサイトから、コンテンツおよび「いいね」の数を取得する(ステップS14)。いいね取得部12bは、投稿URLにより特定されるサイトから、コンテンツを引用する(シェアする)サイトのURL(引用先URL)およびシェアしたユーザの識別情報を取得し、取得した情報をデータベースにて管理し、定期的に引用先URLにより特定されるサイトにもアクセスし、引用先URLにより特定されるサイトからも、コンテンツおよび「いいね」の数を取得してもよい(図4参照)。データベース上では、引用先URLに紐づく広告メタ情報、投稿地域として、引用元URLに紐づく広告メタ情報、投稿地域がそれぞれコピーされて記憶されてもよく、引用先URLに紐づく投稿日時として、コンテンツをシェアした日時が記憶されてもよい。
チェック部12cは、投稿URLまたは引用先URLより取得したコンテンツに埋め込まれた広告メタ情報に基づいて、取得したコンテンツが広告費の支払い対象になるものか否かを判断する(ステップS15)。
より詳しくは、チェック部12cは、投稿URLまたは引用先URLより取得したコンテンツに広告メタ情報が埋め込まれているか否かを確認し、埋め込まれていない場合には、不正なコンテンツであると判断する。また、チェック部12cは、取得したコンテンツに広告メタ情報が埋め込まれていた場合、埋め込まれた広告メタ情報が、投稿者端末20から取得してデータベースで管理している広告メタ情報と一致するか否かを確認する。そして、チェック部12cは、広告メタ情報が一致する場合には、広告費の支払い対象となる正当なコンテンツであると判断し、一致しない場合には、不正なコンテンツであると判断する。
次に、機械的チェック部12c1が、広告メタ情報に基づいて正当であると確認されたコンテンツの内容について、予め定められた規約に反するコンテンツ(たとえば、露骨に性的な画像や閲覧者に生理的な嫌悪感を与える画像など)ではないことを機械的にチェックして確認する。
そして、機械的チェック部12c1により確認された後のコンテンツは、不図示の人為的チェック用端末に送信され、コンテンツに広告情報が含まれているか否かを、人の目でチェックされる。人為的チェック受付部12c2は、機械的チェック部12c1によるチェック後のコンテンツの内容について、広告情報がコンテンツに含まれていることが人為的に確認された結果を、人為的チェック用端末(不図示)から受け付ける。
チェック部12cは、投稿URLまたは引用先URLより取得したコンテンツのうち、広告メタ情報が含まれていることを確認したコンテンツであって、機械的チェック部12c1および人為的チェック受付部12c2の両方で問題ないことが確認されたコンテンツを、広告費の支払い対象になるものとして判断し、それ以外のコンテンツは、支払い対象にならないと判断する。
チェック部12cによりコンテンツが広告費の支払い対象にならないと判断された場合には(ステップS16:NO)、いいね取得部12bは、当該コンテンツの投稿URLまたは引用先URLをデータベースから削除し、他の投稿URLまたは引用先URLに対してステップS13から処理を繰り返す。
一方、チェック部12cによりコンテンツが広告費の支払い対象になると判断された場合には(ステップS16:YES)、いいね取得部12bは、当該コンテンツの投稿URLまたは引用先URLから取得した「いいね」の数を、データベースに記憶して管理する(ステップS17)。いいね取得部12bは、「いいね」の数に加えて、支払い対象になると判断されたコンテンツそのものをデータベースに記憶して管理してもよい。
サーバ制御部12の通知部12eは、データベースにて、支払い対象となるコンテンツ(各投稿URLおよび引用先URL)に紐づけて記憶された「いいね数」を、当該コンテンツを投稿した投稿者端末20に送信する。投稿者端末20は、メインサーバ10から受信した投稿URLおよび引用先URLの「いいね数」を、コンテンツとともに端末表示部25に表示する。
図7は、投稿者AA001の投稿者端末20に表示される投稿リストの画面の一例を示している。この画面では、コンテンツC1(「XXX飲料」が写っているコンテンツ)の隣に、このコンテンツC1に対してSNS1で付与されたいいね数(24いいね)と、SNS2で付与されたいいね数(21098いいね)とが表示される。また、SNS1で付与されたいいね数(24いいね)については、投稿URLにより特定されるサイト(投稿者AA001のサイト)で付与されたいいね数(4いいね)と、引用先URLにより特定されるサイト(シェアしたユーザZZ009のサイト)で付与されたいいね数(20いいね)とが、それぞれ表示される。また、いいね数の表示の下方には、後述する支払対価を受けるためのボタンB1が表示される。同様に、コンテンツC2の隣に、このコンテンツC2に対してSNS1で付与されたいいね数が表示され、その表示の下方には、支払対価を受けるためのボタンB2が表示される。
図8に戻って、メインサーバ10のいいね取得部12bは、データベース上の全ての投稿URLおよび引用先URLについて、いいね数の確認を終えたか否かを判断する(ステップS18)。未確認の投稿URLまたは引用先URLが残っている場合には(ステップS18:NO)、いいね取得部12bは、当該未確認の投稿URLまたは引用先URLに対してステップS13から処理をやり直す。
データベース上の全ての投稿URLおよび引用先URLに対していいね数の確認を終えた場合には(ステップS18:YES)、支払算出部12dは、広告費の支払い対象になるコンテンツの総いいね数と総広告費より、1いいねあたりの単価を算出する(ステップS19)。より詳しくは、支払算出部12dは、SNSごとに、広告費の支払い対象になるコンテンツの総いいね数を集計し、1いいねあたりの単価を算出する。
具体的には、たとえば、支払算出部12dは、図5に示すように、対象とする広告イベント(「XXX飲料宣伝イベント」)をキーとして、データベースを検索し、「XXX飲料宣伝イベント」という広告メタ情報に紐づいて管理された各種情報を抽出する。支払算出部12dは、広告メタ情報に加えて、広告主により設定された広告期間や投稿地域などで抽出結果をさらに絞り込んでもよい。
図5に示す例では、SNS1においては、投稿者AA001により投稿されたコンテンツのいいね数が24(そのうち、シェアしたユーザZZ009のサイトで付与されたいいね数が20)であり、投稿者EE005により投稿されたコンテンツのいいね数が10であり、投稿者「FF006」により投稿されたコンテンツのいいね数が16である。したがって、図6に示すように、SNS1に投稿されたコンテンツの総いいね数は、24+10+16=50となる。支払算出部12dは、SNS1に割り振られた広告費(1,000円)と、SNS1に投稿されたコンテンツの総いいね数(50いいね)とに基づいて、SNS1の1いいねあたりの単価を、1,000/50=20円と算出する。
同様に、図5に示す例では、SNS2においては、投稿者AA001により投稿されたコンテンツのいいね数が21098であり、投稿者DD004により投稿されたコンテンツのいいね数が12346であり、投稿者EE005により投稿されたコンテンツのいいね数が6556である。したがって、図6に示すように、SNS2に投稿されたコンテンツの総いいね数は、21098+12346+6556=40000となる。支払算出部12dは、SNS2に割り振られた広告費(10,000円)と、SNS2に投稿されたコンテンツの総いいね数(40000いいね)とに基づいて、SNS2の1いいねあたりの単価を、10,000/40000=0.25円と算出する。
次いで、支払算出部12dは、投稿者ごとに、各SNSに投稿したコンテンツに付与されたいいね数と、各SNSの1いいね当たりの単価とに基づいて、投稿者への支払対価を算出する(ステップS20)。
図6に示す例では、投稿者AA001への支払対価として、SNS1における24いいね×20円+SNS2における21098いいね×0.25円=5754.5円が算出される。また、投稿者DD004への支払対価として、SNS2における12346いいね×0.25円=3086.5円が算出される。また、投稿者EE005への支払対価として、SNS1における10いいね×20円+SNS2における6556いいね×0.25円=1839円が算出される。また、投稿者FF006への支払対価として、SNS1における16いいね×20円=320円が算出される。なお、図6に示す例では、支払単価が、法定通貨を単位として算出されるが、これに限定されず、仮想通貨やポイントを単位として算出されてもよい。
また、図6に示す例では、シェアした先(引用先)のサイトで付与された「いいね」は、全て、最初にコンテンツを投稿した投稿者の「いいね」であるとして、各ユーザの支払対価が算出されたが、これに限定されず、シェアした先(引用先)のサイトで付与された「いいね」は、全て、シェアしたユーザの「いいね」であるとして、各ユーザの支払対価が算出されてもよい。あるいは、シェアした先(引用先)のサイトで付与された「いいね」は、最初にコンテンツを投稿した投稿者とシェアしたユーザとの間で予め定められた割合に応じて分配され、各ユーザの支払対価が算出されてもよい。支払対価の計算式は、広告主の要望に応じて適宜決定されればよい。
その後、図7に示すように、投稿者端末20において、コンテンツC1の隣に表示された「commit」ボタンB1が、投稿者によりタップされると、当該コンテンツC1に紐づく支払対価(5754.5円)を受け取るための命令が、投稿者端末20からメインサーバ10に送信され、対価の支払いが実行される。
以上のような本実施の形態によれば、SNSに投稿されたコンテンツのURLより、コンテンツに付与された「いいね」の数が取得され、コンテンツの総いいね数に基づいて、1いいねあたりの単価が算出される。ここで、SNSでは、いいねアイコンのタップなどの閲覧者の明示的な同意の操作があってはじめて、コンテンツに「いいね」が付与されるため、コンテンツの総いいね数は、広告情報の宣伝に実際にどれだけ成功したのかを正確に表す数値であると言える。したがって、本実施の形態によれば、SNSにコンテンツを投稿した投稿者に、実際の宣伝効果に応じた対価を還元することが可能である。
また本実施の形態によれば、広告メタ情報が埋め込まれたコンテンツがSNSで引用(シェア)された場合には、シェアした先(引用先)のサイトで付与された「いいね」の数も取得され、コンテンツの総いいね数(すなわち、引用元のサイトでの「いいね」の数と引用先のサイトでの「いいね」の数の和)に基づいて、1いいねあたりの単価が算出される。これにより、SNSにコンテンツを投稿した投稿者に、実際の宣伝効果をより反映した対価を還元することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、チェック部12cが、定期的に投稿URLにアクセスしてコンテンツの改竄がないことをチェックするため、コンテンツに改竄があった場合に、それを検出することが可能であり、改竄されたコンテンツのいいね数に基づいて不当な対価を算出してしまうことを防止できる。
また、本実施の形態によれば、チェック部12cが、投稿されたコンテンツの内容については、予め定められた規約に反するコンテンツでないことを機械的にチェックする機械的チェック部12c1と、広告情報がコンテンツに含まれていることを人為的にチェックした結果を受け付ける人為的チェック受付部12c2とを含んでいるため、投稿されたコンテンツが、対価を支払うに値するものであるか否か正確に判定することができる。これにより、広告主の意図しない投稿に対しての支払いによって、不正利用の乱立につながることを防止できる。
また、本実施の形態によれば、支払算出部12dが、総広告費を支払対象のSNSごとに分割して広告費を割り振り、SNSごとに、広告費の支払い対象になるコンテンツの総いいね数を集計し、1いいねあたりの単価を算出し、対象の投稿者によりSNSに投稿されたコンテンツのいいねの数と、SNSごとの1いいねあたりの単価とに基づいて、対象の投稿者のSNSごとの支払対価を算出するため、複数のSNSのそれぞれに重みを設けることが可能である。各SNSの特性に応じて重みの比重を調整することにより、地域性や話題性などの広告効果のあらわれかたを制御することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、通知部12eが、広告費の支払い対象になるコンテンツの投稿URLおよび引用先URLのいいねの数を、投稿者端末20に通知するため、SNSにコンテンツを投稿した投稿者は、当該コンテンツがどのように拡散され、どこで「いいね」が付与されたのかを、通知部12eからの通知により容易に認識することが可能となる。
なお、上述した実施の形態および個々の変形例の記載ならびに図面の開示は、特許請求の範囲に記載された発明を説明するための一例に過ぎず、上述した実施の形態および個々の変形例の記載または図面の開示によって特許請求の範囲に記載された発明が限定されることはない。上述した実施の形態および個々の変形例の構成要素は、発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に組み合わせることが可能である。
また、本実施の形態に係る情報処理システムはコンピュータシステムによって構成され得るが、コンピュータシステムに情報処理システムを実現させるためのプログラム及び当該プログラムを記録した記録媒体も、本件の保護対象である。
1 情報処理システム
10 メインサーバ
11 サーバ通信部
12 サーバ制御部
12a 配信部
12b いいね取得部
12c チェック部
12c1 機械的チェック部
12c2 人為的チェック部
12d 支払算出部
12e 通知部
13 サーバ記憶部
20 投稿者端末
21 端末通信部
22 端末制御部
22a コンテンツ作成部
22b コンテンツ投稿部
23 端末記憶部
24 端末入力部
25 端末表示部
26 カメラ
30 SNSサーバ
40 閲覧者端末
50 広告主端末

Claims (10)

  1. 広告メタ情報をコンテンツに埋め込む投稿者端末に、前記広告メタ情報となる広告コードを配信する配信手段、
    前記投稿者端末からSNSに投稿されたコンテンツのURLより、いいねの数を取得するいいね取得手段、
    前記URLより取得されるコンテンツに埋め込まれた広告メタ情報に基づいて、当該コンテンツが広告費の支払い対象になるものか判断するチェック手段、
    広告費の支払い対象になるコンテンツの総いいね数と総広告費より、1いいねあたりの単価を算出する支払算出手段、
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記いいね取得手段は、
    投稿されたコンテンツのURL、投稿者情報、および前記広告メタ情報をデータベースにて管理し、定期的に対象URLのサイトにアクセスすることで、広告メタ情報ごとに各投稿者のいいねの数を集計する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記投稿者端末は、
    広告メタ情報となる広告コード、投稿者情報、およびGPS情報を暗号化し、コンテンツの隠し領域に埋め込み、前記コンテンツが広告費の支払い対象であることを明確にするものであり、
    前記チェック手段は、
    定期的に前記URLにアクセスしてコンテンツの改竄がないことをチェックする、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記チェック手段は、
    投稿されたコンテンツの内容については、予め定められた規約に反するコンテンツでないことを機械的にチェックする機械的チェック手段、
    広告情報がコンテンツに含まれていることを人為的にチェックした結果を受け付ける人為的チェック受付手段、
    を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の情報処理システム。
  5. 前記支払算出手段は、
    総広告費を支払対象のSNSごとに分割し、広告費を割り振り、
    SNSごとに、広告費の支払い対象になるコンテンツの総いいね数を集計し、1いいねあたりの単価を算出し、
    対象の投稿者によりSNSに投稿されたコンテンツのいいねの数と、SNSごとの1いいねあたりの単価とに基づいて、対象の投稿者のSNSごとの支払対価を算出する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理システム。
  6. 前記SNSは、特定のURLにコンテンツが貼り付けられるサービスであって、いいねに相当する閲覧者の同意をカウント可能なサービスである、請求項1〜5のいずれかに記載の情報処理システム。
  7. 前記いいね取得手段は、前記投稿者端末からSNSに投稿されたコンテンツのURLより、前記コンテンツを引用するサイトの引用先URLを取得し、前記引用先URLからも、いいねの数を取得し、
    前記チェック手段は、前記引用先URLより取得されるコンテンツに埋め込まれた広告メタ情報に基づいて、当該コンテンツが広告費の支払い対象になるものか判断する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の情報処理システム。
  8. 広告メタ情報をコンテンツに埋め込む投稿者端末に、前記広告メタ情報となる広告コードを配信する配信手段、
    前記投稿者端末からSNSに投稿されたコンテンツの投稿URLより、いいねの数、および前記コンテンツを引用するサイトの引用先URLを取得し、前記引用先URLからも、いいねの数を取得するいいね取得手段、
    前記投稿URLより取得されるコンテンツに埋め込まれた広告メタ情報に基づいて、当該コンテンツが広告費の支払い対象になるものか判断するとともに、前記引用先URLより取得されるコンテンツに埋め込まれた広告メタ情報に基づいて、当該コンテンツも広告費の支払い対象になるものか判断するチェック手段、
    広告費の支払い対象になるコンテンツの前記投稿URLおよび前記引用先URLのいいねの数を、前記投稿者端末に通知する通知手段、
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  9. 広告メタ情報をコンテンツに埋め込む投稿者端末に、前記広告メタ情報となる広告コードを配信するステップ、
    投稿者端末からSNSに投稿されたコンテンツのURLより、いいねの数を取得するステップ、
    前記URLより取得されるコンテンツに埋め込まれた広告メタ情報に基づいて、当該コンテンツが広告費の支払い対象になるものか判断するステップ、
    広告費の支払い対象になるコンテンツの総いいね数と総広告費より、1いいねあたりの単価を算出するステップ、
    を備えたことを特徴とする情報処理方法。
  10. コンピュータを、
    広告メタ情報をコンテンツに埋め込む投稿者端末に、前記広告メタ情報となる広告コードを配信する配信手段、
    投稿者端末からSNSに投稿されたコンテンツのURLより、いいねの数を取得するいいね取得手段、
    前記URLより取得されるコンテンツに埋め込まれた広告メタ情報に基づいて、当該コンテンツが広告費の支払い対象になるものか判断するチェック手段、
    広告費の支払い対象になるコンテンツの総いいね数と総広告費より、1いいねあたりの単価を算出する支払算出手段、
    として機能させるための情報処理プログラム。
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