JP2019097541A - 刈払機 - Google Patents

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Abstract

【課題】故障を抑制することができ、且つ、容易に操作することが可能な刈払機を提供する。【解決手段】円板状に形成されて厚み方向に重ねられた第1刃体と第2刃体とを互いに逆方向に回動することにより被刈払物を挟み切る刈払機であって、駆動源により回動する第1センターギヤと、前記第1センターギヤに外接することで回動する複数のピニオンギヤと、前記複数のピニオンギヤそれぞれと同軸状で一体的に回動する複数の介在ギヤと、前記複数の介在ギヤそれぞれに内接されることで回動するインターナルギヤと、を有し、前記第1刃体が前記インターナルギヤに接続されることで回動することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、刈払機に関する。
従来から、円板状に形成されて厚み方向に重ねられた第1刃体と第2刃体とを互いに逆方向に回動することにより、第1刃体の外縁部に形成された複数の刃部と第2刃体の外縁部に形成された複数の刃部とで被刈払物を挟み切る刈払機が知られている。このような刈払機が、例えば、特許文献1で提案されている。
特許文献1の刈払機は、中心から一定距離の円形軌跡上の複数位置に支持杆を垂設した板状の本体ケースの下方に、当該円形軌跡と同芯上に、下刃板を備えたサンギヤと上刃板を備えたリングギヤを配置している。また、当該刈払機は、複数位置に垂設した支持杆に、サンギヤに外接し、リングギヤに内接する小ギヤを軸支し、当該小ギヤを動力源によって回転駆動する駆動ギヤとするとともに、支持杆には小ギヤ、サンギヤ及びリングギヤの軸方向の遊動を阻止する保持手段を設けている。
特開平11−253027号公報
特許文献1の刈払機は、サンギヤに外接し、リングギヤに内接する小ギヤを動力源により回転駆動させている。しかし、このような構造では、装置に掛かる負荷が小ギヤに集中してしまうことや、重量バランスが悪くなってしまうこと等に起因して、故障が生じ易く操作し難いという問題があった。
そこで、本発明は、故障を抑制することができ、且つ、容易に操作することが可能な刈払機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る刈払機は、円板状に形成されて厚み方向に重ねられた第1刃体と第2刃体とを互いに逆方向に回動することにより、前記第1刃体の外縁部に形成された複数の刃部と前記第2刃体の外縁部に形成された複数の刃部とで被刈払物を挟み切る刈払機であって、前記第1刃体及び前記第2刃体と、前記第1刃体及び前記第2刃体を回転駆動する駆動源と、前記第1刃体及び前記第2刃体と前記駆動源との間に設けられ、前記駆動源が発生する動力の回転速度を減じて前記第1刃体及び前記第2刃体に伝達する減速機構と、を備え、前記減速機構は、前記駆動源により回動する第1センターギヤと、前記第1センターギヤに外接することで回動する複数のピニオンギヤと、前記複数のピニオンギヤそれぞれと同軸状で一体的に回動する複数の介在ギヤと、前記複数の介在ギヤそれぞれに内接されることで回動するインターナルギヤと、を有し、前記第1刃体が前記インターナルギヤに接続されることで回動することを特徴とする。
上記構成によれば、駆動源により第1センターギヤを回動し、当該第1センターギヤに外接させて複数のピニオンギヤを回動していることで、装置に掛かる負荷を分散することができ、且つ、重量バランスを良好にすることが可能となる。その結果、本発明に係る刈払機は、故障を抑制することができ、且つ、容易に操作することが可能となる。
前記減速機構は、平面視において前記複数の介在ギヤに挟み込まれるように外接することで回動する第2センターギヤをさらに備え、前記第2刃体が前記第2センターギヤに接続されることで前記第1刃体と逆方向に回動してもよい。
上記構成によれば、第1刃体を回動するための構造を利用した簡単な構造で第2刃体を回動することが可能となる。
前記第1刃体、前記第2刃体、前記第1センターギヤ、前記第2センターギヤ、及び前記インターナルギヤは、同軸状に配置されていてもよい。
上記構成によれば、重量バランスを一層良好にすることが可能となる。
前記複数のピニオンギヤは、それぞれ、前記第1センターギヤの円周方向において等間隔で配置されていてもよい。
上記構成によれば、装置に掛かる負荷を均等に分散することができ、且つ、重量バランスを一層良好にすることが可能となる。
前記インターナルギヤと前記第1刃体との間に介在して前記第1刃体を保持する第1刃体ホルダーをさらに備え、前記第1刃体ホルダーは、平面視において少なくともその外縁部が露出しており、且つ、前記インターナルギヤと同軸状で一体的に回動してもよい。
上記構成によれば、第1刃ホルダーが回動することで、第1刃体の上面に被刈払物が付着してしまうことを抑制することが可能となる。
前記第2センターギヤと前記第2刃体との間に介在するプレート部材をさらに備え、前記プレート部材は、その上面に前記第2刃体が連結され、且つ、前記第2センターギヤと同軸状で一体的に回動してもよい。
上記構成によれば、減速機構に対する第1刃体及び第2刃体の取り付けや取り外しを容易に行うことが可能となる。
本発明によれば、故障を抑制することができ、且つ、容易に操作することが可能な刈払機を提供することができる。
本発明の実施形態に係る刈払機の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る刈払機が備える減速機構の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る刈払機の要部構造を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る刈払機が備える減速機構の内部構造を示す高さ方向に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係る刈払機の内部構造の一部を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る刈払機の上刃及びそれが取り付けられる構造を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る刈払機の下刃及びそれが取り付けられる構造を示す斜視図である。
(全体構成)
以下、本発明の実施形態に係る刈払機について図面を参照して説明する。なお、本実施形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下では、全ての図を通じて、同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(刈払機10)
図1は、本実施形態に係る刈払機の外観斜視図である。本実施形態に係る刈払機10は、円板状に形成されて厚み方向に重ねられた上刃110(第1刃体)と下刃120(第2刃体)とを互いに逆方向に回動することにより、上刃110の外縁部に形成された複数の上切刃115(刃部)と下刃120の外縁部に形成された複数の下切刃125(同前)とで草木など(被刈払物)を挟み切るものである。
図1に示すように、本実施形態に係る刈払機10は、長手寸法を有する操作杆12と、操作杆12の基端部に設けられる原動機14(駆動源)と、操作杆12の長手方向における中央部に設けられる肩掛けバンド16と、同長手方向における肩掛けバンド16が設けられる部分よりも先端側に設けられる操作ハンドル18と、操作杆12の先端部に設けられる減速機構20と、減速機構20に連結される上刃110及び下刃120と、上刃110及び下刃120の底面側に設けられる保護カバー150(図4等参照)と、を備える。
(原動機14)
原動機14は、エンジン又は電動モータ等で構成されている。原動機14で発生した動力は、操作杆12内に設けられた駆動軸(図示せず)及び減速機構20を介して上刃110及び下刃120に伝達される。これにより、上刃110及び下刃120が回動する。
(減速機構20)
図2は、本実施形態に係る刈払機が備える減速機構を示す外観斜視図である。図2に示すように、減速機構20は、操作杆12の先端部に取り付けられる円筒状に形成された取付け部22と、取付け部22の先端部に一体的に形成される中空の本体カバー30と、を備える。
取付け部22は、上刃110及び下刃120の底面側に設けられる保護カバー150(図4等参照)を地面に接地したとき、本体カバー30の外面からその軸線方向を所定の角度傾けた状態で上方へと延びるように設けられる。本体カバー30は、平面視において円形状であり、その中央部から外縁部に向かうに連れて高さ寸法が小さくなるように階段状に形成されている。取付け部22の内部には、操作杆12内に設けられた駆動軸の先端部に連結される先端ギヤ部材24(図3等参照)が設けられる。減速機構20は、主に本体カバー30の内部において、原動機14で発生した動力を上刃110及び下刃120に減速して伝達するための構造をさらに備える。具体的には次の通りである。
(減速機構20の要部構造)
図3に基づいて、減速機構20の要部構造について説明する。図3は、本実施形態に係る刈払機の要部構造を示す概略図である。図3に示すように、減速機構20は、原動機14(駆動源)により回動する第1センターギヤ40と、第1センターギヤ40に外接することで回動する複数のピニオンギヤ45と、複数のピニオンギヤ45それぞれと同軸状で一体的に回動する複数の介在ギヤ50と、複数の介在ギヤ50それぞれに内接されることで回動するインターナルギヤ55と、平面視において複数の介在ギヤ50に挟み込まれるように外接することで回動する第2センターギヤ60と、を備える。
本実施形態に係る刈払機10は、原動機14と第1センターギヤ40との間に介在するベベルギヤ65をさらに備える。ベベルギヤ65は、取付け部22内に設けられた先端ギヤ部材24のギヤ部24bに外接することで回動する。ベベルギヤ65は、減速機構20の平面視における中央部を高さ方向に延びる軸部材80aの上方部分に取り付けられ、当該軸部材80aを回転軸として回動する。軸部材80aの下端部には第1センターギヤ40が取り付けられ、第1センターギヤ40についても当該軸部材80aを回転軸として回動する。上記構成によって、ベベルギヤ65は、第1センターギヤ40と同軸状で一体的に回動する。
図3に示すように、本実施形態では、上刃110、下刃120、第1センターギヤ40、第2センターギヤ60、及びインターナルギヤ55は、同軸状に配置されている。
そして、本実施形態では、上刃110が上刃ホルダー70(第1刃体ホルダー)を介してインターナルギヤ55に接続されることで回動する。また、下刃120が上プレート152(プレート部材)を介して第2センターギヤ60に接続されることで上刃110と逆方向に回動する。
(減速機構20の詳細構造)
図4〜7に基づいて、減速機構20の詳細構造について説明する。図4は、本実施形態に係る刈払機が備える減速機構の内部構造を示す高さ方向に沿った断面図である。図5は、同刈払機の内部構造の一部を示す斜視図である。図6は、同刈払機の上刃及びそれが取り付けられる構造を示す斜視図である。図7は、同刈払機の下刃及びそれが取り付けられる構造を示す斜視図である。
操作杆12内に設けられた駆動軸(図示せず)の先端部に連結される先端ギヤ部材24は、取付け部22の軸孔の本体カバー30側の端部に設けられる。先端ギヤ部材24は、2つの軸受け部材90aを介して取付け部22の軸孔の内面に取り付けられる軸部24aと、軸部24aの先端に一体的に設けられるギヤ部24bと、を有する。
先端ギヤ部材24のギヤ部24bに外接することで回動するベベルギヤ65は、本体カバー30の内部空間における最上部の近傍に設けられる。ベベルギヤ65は、本体カバー30の内面の平面視における中央部(すなわち、本体カバー30の内部空間における最も上部)の近傍から下方へと延びる軸部材80aの上方部分に取り付けられる。軸部材80aは、ベベルギヤ65の底面に沿うように設けられる第1円環状部材32の軸孔の内面に軸受け部材90bを介して取り付けられる。
第1円環状部材32は、本体カバー30に上下方向に挿通される5つの螺子部材160aで固定される。5つの螺子部材160aは、平面視において円周方向に等間隔で挿通される。第1円環状部材32には、軸部材80aが挿通される軸孔と、平面視において当該軸孔と外縁部との間に円周方向に互いに等間隔で穿設され、後述するハブ軸80bの上端部が固定される3つの孔と、先端ギヤ部材24のギヤ部24bの一部が入り込む1つの孔と、が穿設される。
第1センターギヤ40は、軸部材80aの下端部に第1円環状部材32の底面に沿うように取り付けられる。また、複数のピニオンギヤ45は、それぞれ、第1円環状部材32の底面に沿うように設けられる。複数のピニオンギヤ45は、それぞれ、第1センターギヤ40の円周方向において等間隔で配置される。複数のピニオンギヤ45は、その軸孔にハブ軸80bが挿通されることで位置決めされる。複数のハブ軸80bは、その上端部が第1円環状部材32に円周方向に互いに等間隔で穿設された3つの孔に固定され、且つ、その下端部が後述する第2円環状部材34に穿設された孔に固定される。
複数のピニオンギヤ45それぞれと同軸状で一体的に回動する複数の介在ギヤ50は、複数のピニオンギヤ45それぞれの底面側に一体的に設けられる。複数の介在ギヤ50それぞれには、当該ピニオンギヤ45の軸孔と同じ径寸法の軸孔が当該ピニオンギヤ45の軸孔と連通するように穿設されている。そして、複数の介在ギヤ50の軸孔には、それぞれ、対応するピニオンギヤ45と同じハブ軸80bが挿通される。複数のピニオンギヤ45及び複数の介在ギヤ50には、各々の軸孔にハブ等の部材を介してハブ軸80bが挿通されている。
複数の介在ギヤ50それぞれに内接されることで回動するインターナルギヤ55は、本体カバー30の底部に沿うように設けられる。インターナルギヤ55の外縁部近傍の上面には、平面視において円環状の突部56が設けられる。当該突部56は、本体カバー30の底部に設けられた円環状の凹部31に嵌合される。また、インターナルギヤ55の底面における突部56に対応する部分には、平面視において円環形状の凹部57が設けられる。当該凹部57は、後述する第2円環状部材34の斜め上方に突出するように形成された外縁部35に嵌合される。
ここで、インターナルギヤ55の外縁部近傍の突部56よりも内側における上面に当接するように、円環状のオイルシール92aが設けられる。当該オイルシール92aは、本体カバー30の底面に形成された円環状の凹部に嵌合される。また、インターナルギヤ55の外縁部近傍の底面の凹部57よりも内側における底面に当接するように、円環状のオイルシール92bが設けられる。当該オイルシール92bは、後述する第2円環状部材34の上面に形成された円環形状の凹部に嵌合される。
上刃110を保持するための上刃ホルダー70は、平面視において少なくともその外縁部が露出している状態でインターナルギヤ55の底面側に取り付けられる。また、上刃ホルダー70は、平面視において円形状の天板と、当該天板の外縁部から垂下される側板とを有する中空構造である。上刃ホルダー70の天板と側板との接続部は面取りされている。そして、図6などに示すように、上刃110は、少なくともその外縁部に形成された複数の上切刃115を平面視において露出させた状態で上刃ホルダー70の底面側に接続される。上刃110は、インターナルギヤ55及び上刃ホルダー70と同軸状で一体的に回動する。
第2円環状部材34は、上刃ホルダー70の内部空間に設けられる。第2円環状部材34には、第2センターギヤ60が挿通される軸孔と、平面視において当該軸孔と縁部との間に等間隔で設けられた6つの孔と、が穿設される。当該6つの孔のうちの3つには上記したハブ軸80bの下端部が固定され、残りの3つには台座部材96を固定するための螺子部材160bが挿通される。
台座部材96は、高さ方向に延びる軸部と、当該軸部の上端から外向きに突出する座部とを有する。台座部材96は、その軸部の上端と座部の底面とで形成される角部がインターナルギヤ55の軸孔の内面に宛がわれるように配置される。また、台座部材96は、軸部に穿設された孔が第2円環状部材34に穿設された孔に連通し、この連通した孔に螺子部材160bを挿通されることで第2円環状部材34に固定される。
複数の介在ギヤ50に挟み込まれるように外接することで回動する第2センターギヤ60は、第2円環状部材34の軸孔の内面に軸受け部材90cを介して、第1センターギヤ40の底面に沿うように設けられる。
そして、下刃120は、少なくともその外縁部に形成された複数の下切刃125を平面視において露出させた状態で上プレート152を介して第2センターギヤ60の外面に接続される。上プレート152は、その上面に下刃120が連結され、且つ、第2センターギヤ60と同軸状で一体的に回動する。
保護カバー150は、下刃120の底面に沿うように設けられる。保護カバー150は、下刃120の底面がその上面に固定される円板状の上プレート152と、上プレート152の底面側に設けられる平面視において円環形状の樹脂部材154と、樹脂部材154の底面側に設けられる円板状の下プレート156と、を備える。上プレート152の外縁部の底面には、円周方向に沿って外縁突部152aが突設される。また、上プレート152の底面と樹脂部材154の上部、及び上プレート152の底面の中央部と一体的に形成されて下方に突出する側面と樹脂部材154の内面との間には、それぞれ、僅かに間隙が形成されている。
上プレート152、樹脂部材154、及び下プレート156には、それぞれ、高さ方向に連通する軸孔が穿設され、当該軸孔に螺子部材160aが挿通される。螺子部材160aは、このように保護カバー150の軸孔に挿通され、且つ、第2センターギヤ60の底面から凹むように形成された螺子穴に螺合される。このような構造により、下刃120及び第2センターギヤ60は、それぞれ、上刃110、第1センターギヤ40、及びインターナルギヤ55と同軸状に配置される。
保護カバー150は、原動機14からの動力が伝達されると、下刃120と上プレート152及び下プレート156とが一体的に回転する。このとき、樹脂部材154が接地されていなければ、当該樹脂部材154は、上プレート152及び下プレート156が回動することに伴って回動する。一方、樹脂部材154が接地されていれば、当該樹脂部材154は、上プレート152及び下プレート156が回動しても回動しない。
(効果)
本実施形態に係る刈払機10は、原動機14(駆動源)により第1センターギヤ40を回動し、当該第1センターギヤ40に外接させて複数のピニオンギヤ45を回動していることで、装置に掛かる負荷を分散することができ、且つ、重量バランスを良好にすることが可能となる。その結果、本実施形態に係る刈払機10は、故障を抑制することができ、且つ、容易に操作することが可能となる。
また、本実施形態に係る刈払機10は、平面視において複数の介在ギヤ50に挟み込まれるように外接することで回動する第2センターギヤ60をさらに備える。そして、下刃120(第2刃体)が第2センターギヤ60に上プレート152を介して接続されることで回動するため、上刃110を回動するための構造を利用した簡単な構造で下刃120を回動することが可能となる。
さらに、本実施形態では、上刃110、下刃120、第1センターギヤ40、第2センターギヤ60、及びインターナルギヤ55が同軸状に配置されることで、重量バランスを一層良好にすることが可能となる。
そして、本実施形態では、複数のピニオンギヤ45は、それぞれ、第1センターギヤ40の円周方向において等間隔で配置されるので、装置に掛かる負荷を均等に分散することができ、且つ、重量バランスを一層良好にすることが可能となる。
さらに、本実施形態に係る刈払機10は、平面視において少なくともその外縁部が露出している状態でインターナルギヤ55と上刃110との間に介在し、インターナルギヤ55及び上刃110と同軸状で一体的に回動する上刃ホルダー70を備えることで、上刃110の上面に草木など(被刈払物)が付着してしまうことを抑制することが可能となる。
そして、本実施形態に係る刈払機10は、第2センターギヤ60と下刃120との間に介在する上プレート152(プレート部材)をさらに備えることで、減速機構20に対する上刃110及び下刃120の取り付けや取り外しを容易に行うことが可能となる。
また、本実施形態に係る刈払機10は、原動機14(駆動源)と第1センターギヤ40との間に介在するベベルギヤ65をさらに備えることで、設計の自由度を向上させることが可能となる。具体的には、例えば、本実施形態のように原動機14の駆動軸を適切に傾けた構造にすることが可能となる。
また、本実施形態では、本体カバー30が、平面視における中央部から外縁部に向かうに連れて高さ寸法が小さくなるように階段状に形成されていることで、本体カバー30の上面に草木などが付着してしまうことを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、インターナルギヤ55の外縁部近傍の上面に設けられ、本体カバー30の底部に設けられた凹部31に嵌合される突部56と、当該突部56よりも内側でインターナルギヤ55の上面に当接するように設けられたオイルシール92aとによって、例えば、本体カバー30の内部空間に充填されるグリースや潤滑油などの潤滑剤が、当該内部空間から漏れ出てしまうことを防止することができる。
さらに、本実施形態では、インターナルギヤ55の外縁部近傍の底面に設けられ、第2円環状部材34の斜め上方に突出するように形成された外縁部35に嵌合される凹部57と、当該凹部57よりも内側でインターナルギヤ55の底面に当接するように設けられたオイルシール92bとによって、上記オイルシール92aの場合と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、上プレート152の底面と樹脂部材154の上部、及び上プレート152の底面の中央部と一体的に形成されて下方に突出する側面と樹脂部材154の内面との間には、それぞれ、僅かに間隙が形成されていることで、保護カバー150の樹脂部材154が接地されたとき、当該樹脂部材154は、上プレート152及び下プレート156が回動しても回動しない。これにより、保護カバー150が摩耗することを抑制することができる。
また、保護カバー150の上プレート152の外縁部の底面に円周方向に沿って外縁突部152aが突設されることで、保護カバー150の内部に刈り払いした草木などが侵入してしまうことを防止することができる。
(変形例)
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
上記実施形態では、ピニオンギヤ45及びそれと一体的に形成される介在ギヤ50が、それぞれ、円周方向に等間隔で3つ設けられる場合を図示したが、これに限定されない。例えば、ピニオンギヤ45及び介在ギヤ50は、それぞれ、1つ、2つ、又は4つ以上設けられてもよいし、円周方向に任意の間隔で配置されてもよい。
上記実施形態に係る刈払機10は、特に、上刃ホルダー70及び保護カバー150を備える場合について説明したが、この場合に限定されない。すなわち、刈払機10は、上刃ホルダー70及び保護カバー150のいずれか一方、又は上刃ホルダー70及び保護カバー150の両方を備えない構造であってもよい。このような構造の場合、上刃110がインターナルギヤ55に直接的に連結されることで回動してもよい。また、下刃120が第2センターギヤ60に直接的に連結されることで上刃110と逆方向に回動してもよい。これにより、装置構成を簡単にすることが可能となる。
10 刈払機
12 操作杆
14 原動機
16 肩掛けバンド
18 操作ハンドル
20 減速機構
22 取付け部
24 先端ギヤ部材
24a 軸部
24b ギヤ部
30 本体カバー
31 凹部
32 第1円環状部材
34 第2円環状部材
35 外縁部
40 第1センターギヤ
45 ピニオンギヤ
50 介在ギヤ
55 インターナルギヤ
56 突部
57 凹部
60 第2センターギヤ
65 ベベルギヤ
70 上刃ホルダー
80a 軸部材
80b ハブ軸
90 軸受け部材
96 台座部材
92 オイルシール
110 上刃
115 上切刃
120 下刃
125 下切刃
150 保護カバー
152 上プレート
154 樹脂部材
156 下プレート
160 螺子部材

Claims (6)

  1. 円板状に形成されて厚み方向に重ねられた第1刃体と第2刃体とを互いに逆方向に回動することにより、前記第1刃体の外縁部に形成された複数の刃部と前記第2刃体の外縁部に形成された複数の刃部とで被刈払物を挟み切る刈払機であって、
    前記第1刃体及び前記第2刃体と、
    前記第1刃体及び前記第2刃体を回転駆動する駆動源と、
    前記第1刃体及び前記第2刃体と前記駆動源との間に設けられ、前記駆動源が発生する動力の回転速度を減じて前記第1刃体及び前記第2刃体に伝達する減速機構と、を備え、
    前記減速機構は、
    前記駆動源により回動する第1センターギヤと、
    前記第1センターギヤに外接することで回動する複数のピニオンギヤと、
    前記複数のピニオンギヤそれぞれと同軸状で一体的に回動する複数の介在ギヤと、
    前記複数の介在ギヤそれぞれに内接されることで回動するインターナルギヤと、を有し、
    前記第1刃体が前記インターナルギヤに接続されることで回動することを特徴とする、刈払機。
  2. 前記減速機構は、平面視において前記複数の介在ギヤに挟み込まれるように外接することで回動する第2センターギヤをさらに備え、
    前記第2刃体が前記第2センターギヤに接続されることで前記第1刃体と逆方向に回動する、請求項1に記載の刈払機。
  3. 前記第1刃体、前記第2刃体、前記第1センターギヤ、前記第2センターギヤ、及び前記インターナルギヤは、同軸状に配置されている、請求項2に記載の刈払機。
  4. 前記複数のピニオンギヤは、それぞれ、前記第1センターギヤの円周方向において等間隔で配置されている、請求項1乃至3のいずれかに記載の刈払機。
  5. 前記インターナルギヤと前記第1刃体との間に介在して前記第1刃体を保持する第1刃体ホルダーをさらに備え、
    前記第1刃体ホルダーは、平面視において少なくともその外縁部が露出しており、且つ、前記インターナルギヤと同軸状で一体的に回動する、請求項1乃至4のいずれかに記載の刈払機。
  6. 前記第2センターギヤと前記第2刃体との間に介在するプレート部材をさらに備え、
    前記プレート部材は、その上面に前記第2刃体が連結され、且つ、前記第2センターギヤと同軸状で一体的に回動する、請求項2乃至5のいずれかに記載の刈払機。
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