JP2019094811A - Air blowing apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、送風装置に関する。 The present invention relates to a blower.
特開2015−148176号公報に開示される扇風機は、本体ケースと、送風手段と、風向変更手段と、回転手段とを備えている。本体ケースは、吸込口と吹出口とを有している。送風手段によって、吸込口から吸い込まれた空気は吹出口に送風される。吹出口には、回転自在に風向変更手段が装着されている。風向変更手段は風向変更部を備えている。風向変更部は、円板形状の風向変更主板部分を有し、風向変更主板部分の周縁に、放射状に伸びた板形状の多数の風向変更板部分を備えている。風向変更板部分の先端には、多数の筒部分が設けられる。回転手段は、一例としてギヤードモータでギヤを回転させる。このギヤは、筒部分と噛み合い、ギヤの回転に伴って、風向変更手段が回転する。 The fan disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 2015-148176 includes a main body case, an air blowing means, a wind direction changing means, and a rotating means. The main body case has an inlet and an outlet. The air taken in from the suction port is blown to the blowout port by the blowing means. Wind direction changing means is rotatably attached to the air outlet. The wind direction changing means includes a wind direction changing unit. The wind direction changing portion has a disk-shaped wind direction changing main plate portion, and is provided with a plurality of radially extending plate shape wind direction changing plate portions on the periphery of the wind direction changing main plate portion. At the tip of the wind direction changing plate portion, a number of tube portions are provided. The rotating means rotates a gear by a geared motor as one example. This gear meshes with the cylinder portion, and the wind direction changing means rotates with the rotation of the gear.
例えば、空気調和機の室内機においては、冷房時と暖房時とで、室内機から吹き出される風の向きを変更する機能が必要になる。室内機が部屋の側壁に取り付けられる場合、暖房時には、風は室内機から下方に向けて吹き出されることが好ましい。一方、冷房時には、風は、例えば室内機から水平方向や上方等に向けて吹き出されることが好ましい。また、空気調和機においては、扇風機に比べて送風距離が長いことが好ましい。 For example, in the indoor unit of the air conditioner, a function is required to change the direction of the wind blown out from the indoor unit during cooling and heating. When the indoor unit is attached to the side wall of the room, it is preferable that the wind is blown downward from the indoor unit during heating. On the other hand, at the time of cooling, the wind is preferably blown out, for example, from the indoor unit in the horizontal direction or upward. Further, in the air conditioner, it is preferable that the air blowing distance is longer than that of the fan.
本発明の目的は、風向きを変更することができるとともに、送風距離を長くすることができる送風装置を提供することである。 An object of the present invention is to provide a blower that can change the wind direction and can increase the blowing distance.
本発明の例示的な送風装置は、中心軸を中心として周方向に配列される複数の回転羽根を有する動翼と、前記動翼の軸方向一方側に配置される静止部と、前記静止部の軸方向一方側に配置される可動部と、前記中心軸と同軸に配置される出力軸を有し、前記可動部に取り付けられる駆動部と、を有し、前記動翼は、前記中心軸を中心とする回転により気流を生じさせ、前記静止部は、前記動翼により生じた気流を整流する複数の第1羽根を有し、前記可動部は、前記静止部を通過した気流の向きを調整する複数の第2羽根を有し、複数の前記第1羽根と複数の前記第2羽根とは、それぞれ、周方向に間隔をあけて配置され、前記可動部は、複数の前記第2羽根の軸方向他方側の端部を含む第1仮想平面を軸方向と直交させて前記出力軸に取り付けられ、複数の前記第2羽根は、前記第1仮想平面に対して傾斜して軸方向へ延びる。 An exemplary air blower according to the present invention comprises: a moving blade having a plurality of rotating blades arranged circumferentially about a central axis; a stationary portion disposed on one axial side of the moving blade; and the stationary portion A movable portion disposed on one side in the axial direction of the shaft, and an output shaft coaxially disposed with the central axis, and a drive portion attached to the movable portion, the moving blade having the central axis The stationary unit includes a plurality of first blades that rectify the airflow generated by the moving blades, and the movable unit has the direction of the airflow that has passed through the stationary unit. It has a plurality of second blades to be adjusted, and the plurality of first blades and the plurality of second blades are respectively spaced apart in the circumferential direction, and the movable portion is a plurality of the second blades A first imaginary plane including the other end in the axial direction of the Vignetting, a plurality of the second blade extends axially inclined with respect to the first virtual plane.
例示的な本発明は、風向きを変更することができるとともに、送風距離を長くすることができる送風装置を提供する。 The exemplary present invention provides a blower that can change the wind direction and can increase the blowing distance.
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本明細書では、図3に示す動翼10の回転中心である中心軸Cに平行な方向を「軸方向」、中心軸Cと直交する方向を「径方向」、中心軸Cを中心とする円弧に沿う方向を「周方向」とそれぞれ称する。また、本明細書では、軸方向を前後方向とし、動翼10に対して可動部60側を前側と定義する。本願は、この前後方向を用いて各部の形状や位置関係を説明する。ただし、この前後方向の定義により、本発明に係る送風装置の使用時の向きを限定する意図はない。
Hereinafter, exemplary embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In this specification, a direction parallel to the central axis C which is the rotation center of the
図1は、本発明の実施形態に係る送風装置1の斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係る送風装置1の分解斜視図である。図3は、本発明の実施形態に係る送風装置1の断面図である。図1から図3に示すように、送風装置1は、動翼10と、静止部30と、駆動部40と、可動部60とを有する。送風装置1は、動翼用モータ20と支持部50とを更に有する。
FIG. 1 is a perspective view of a blower 1 according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is an exploded perspective view of the air blower 1 according to the embodiment of the present invention. FIG. 3 is a cross-sectional view of the air blower 1 according to the embodiment of the present invention. As shown in FIGS. 1 to 3, the blower 1 includes a moving
動翼10は、複数の回転羽根11を有する。複数の回転羽根11は、中心軸Cを中心として周方向に配列される。詳細には、動翼10は、前方に向けて開口するカップ状のボス部12を有する。各回転羽根11は、ボス部12の外側面から径方向成分を含む方向に延びる。回転羽根11とボス部12とは、例えば樹脂または金属を用いて構成される。回転羽根11とボス部12とは単一部材であることが好ましい。動翼10は、いわゆる軸流ファンを構成する。動翼10は、中心軸Cを中心とする回転により気流を生じさせる。本実施形態では、動翼10は、軸方向前側からの平面視において時計回り方向に回転する。動翼10の回転により、後方から前方に向かう気流が生じる。
The moving
動翼用モータ20は、中心軸Cに沿って前後方向に延びるシャフト21を有する。本実施形態では、シャフト21は柱状である。ただし、シャフト21は筒状であってよい。シャフト21は例えば金属で構成される。動翼用モータ20は、不図示の、ステータとロータとを有する。ステータは電機子である。ロータは、マグネットを有し、ステータと径方向に対向する。シャフト21はロータに固定される。ステータに電力を供給することによってロータに回転トルクが発生し、シャフト21は、ロータとともに中心軸Cを中心として回転する。動翼用モータ20の回転軸は、中心軸Cと同軸である。なお、本実施形態では、動翼用モータ20は、ロータがステータの径方向内側に位置するインナーロータ型のモータである。ただし、動翼用モータ20は、ロータがステータの径方向外側に位置するアウターロータ型のモータであってもよい。
The moving
動翼用モータ20は、動翼10の軸方向一方側に配置される。すなわち、動翼用モータ20は、動翼10の前側に配置される。詳細には、動翼用モータ20は、一部がボス部12の内側に位置する。シャフト21の後端部は、ボス部12に固定される。このために、シャフト21とともに動翼10が回転する。すなわち、動翼用モータ20は動翼10を回転する。本実施形態では、シャフト21は、ボス部12に取付部材13を介して間接的に取り付けられる。取付部材13は少なくとも1つの部材で構成される。ただし、シャフト21は、ボス部12に、例えば圧入等によって直接取り付けられてもよい。
The moving
静止部30は、動翼10の軸方向一方側に配置される。すなわち、静止部30は、動翼10の前側に配置される。図4は、静止部30とその周辺部とを示す平面図である。図4は、軸方向前側から見た図である。図2から図4に示すように、静止部30は、複数の第1羽根31と第1羽根支持部32とを有する。静止部30はハウジング34を更に有する。静止部30は、例えば樹脂で構成される。本実施形態では、複数の第1羽根31と、第1羽根支持部32と、ハウジング34とは単一部材である。ただし、これらのうちの少なくとも1つは、他と別部材で構成されてもよく、素材も異なってよい。
The
送風装置1は、軸方向に延びる筒部70を更に有する。本実施形態では、静止部30と筒部70とは単一部材である。ただし、静止部30と筒部70とは、別部材で構成されてもよく、素材も異なってよい。
The blower 1 further includes a
複数の第1羽根31は、動翼10により生じた気流を整流する。複数の第1羽根31は、周方向に間隔をあけて配置される。本実施形態では、複数の第1羽根31は、周方向に等間隔に配置される。複数の第1羽根31の形状は同じである。図4に示すように、第1羽根31は、径方向内側と径方向外側とで周方向の位置が異なる湾曲形状を有する。詳細には、第1羽根31は、中心軸Cから径方向外側に向かうにつれて、動翼10の回転方向と反対方向に周方向位置のずれが大きくなる。これにより、動翼10によって生じた気流が第1羽根31で妨げられずに流れることができる。結果、送風装置1の送風距離を長くすることができる。
The plurality of
図4に示すように、第1羽根31は、軸方向と交差する傾斜面31aを有する。傾斜面31aは、軸方向一方側から他方側に向けて軸方向に対する傾斜角が変化する。本実施形態では、第1羽根31の前端部は軸方向とほぼ平行であり、傾斜面31aの傾斜角はほぼゼロである。傾斜面31aは、前方側から後方側に向けて軸方向に対する傾斜角が徐々に大きくなる(ひねり構造)。第1羽根31がこのようなひねり構造とされると、動翼10の回転によって生じた気流が第1羽根31で集められ、静圧が向上する。結果、送風装置1の送風距離を長くすることができる。
As shown in FIG. 4, the
第1羽根支持部32は、第1羽根31の径方向内側の端部と接続される。第1羽根支持部32は環状である。本実施形態では、第1羽根支持部32は円環状である。第1羽根31は、第1羽根支持部32の外側面に接続され、径方向成分を有する方向に延びる。第1羽根支持部32の後方には、ハウジング34が設けられる。ハウジング34は、後方に凹む凹形状であり、第1羽根支持部32の後端に接続される。
The first
図3に示すように、動翼用モータ20は、第1羽根支持部32およびハウジング34の径方向内側に配置される。動翼用モータ20の後端部は、ハウジング34に支持される。動翼用モータ20は、第1羽根支持部32およびハウジング34に外周を囲まれる。なお、動翼用モータ20の前方部分は、第1羽根支持部32より前方側に位置し、第1羽根支持部32およびハウジング34に外周を囲まれていない。図4に示すように、ハウジング34の後端部は、前後方向に貫通するシャフト孔34aを有する。シャフト21は、シャフト孔34aを通ってハウジング34の後方に突出する。シャフト21がハウジング34の後方に突出することによって、シャフト21の後端部にボス部12を固定することができる。
As shown in FIG. 3, the moving
なお、本実施形態では、動翼用モータ20は、図3に示すように、弾性部材2を介してハウジング34に支持されている。これにより、動翼用モータ20の駆動によって生じる振動がハウジング34を介して第1羽根31に伝達されることを抑制できる。
In the present embodiment, as shown in FIG. 3, the moving
筒部70は、複数の第1羽根31の径方向外側の端部に接続される。換言すると、円筒状の筒部70の内周面に、第1羽根31の径方向外側の端部が接続される。複数の第1羽根31および第1羽根支持部32は、筒部70内に位置する。可動部60は、筒部70内に位置する。その他、動翼10の一部、動翼用モータ20、駆動部40、および支持部50も、筒部70内に位置する。動翼10は、複数の第1羽根31の後方に位置する。可動部60は、複数の第1羽根31の前方に位置する。
The
筒部70の後端には、径方向に突出するフランジ部71が設けられる。本実施形態では、フランジ部71の外形は、軸方向からの平面視において矩形状である。ただし、フランジ部71の外形は、これに限らず、軸方向からの平面視において円形状等であってもよい。また、複数個のフランジ部が径方向外方向に突出する形状でもよい。フランジ部71は、例えば送風装置1を空気調和機の室内機の筐体(不図示)内に組み付ける際に利用される。
At the rear end of the
駆動部40は、動翼用モータ20の前方に配置される。駆動部40は、可動部60に取り付けられる。これにより、駆動部40は可動部60を動かすことができる。本実施形態では、駆動部40はモータである。詳細には、駆動部40はステッピングモータである。駆動部40は、中心軸Cと同軸に配置される出力軸41を有する。出力軸41は、駆動部40の前方に配置される可動部60に取り付けられる。出力軸41の回転に伴い、可動部60は中心軸Cを中心として回転する。本実施形態では、駆動部40がステッピングモータであるために、可動部60の回転角を正確に制御することができる。
The
支持部50は、動翼用モータ20と駆動部40とを支持する。詳細には、駆動部40が支持部50の軸方向一方側に取り付けられる。動翼用モータ20が支持部50の軸方向他方側に取り付けられる。すなわち、支持部50は、前方に駆動部40が取り付けられ、後方に動翼用モータ20が取り付けられる。本構成によれば、動翼用モータ20と駆動部40とを共通の部品を用いて支持することができ、部品点数を低減することができる。支持部50は、例えば樹脂によって構成できる。ただし、支持部50は、金属等、他の素材で構成してもよい。
The
図5は、支持部50周辺の構造を示す斜視図である。図2および図5に示すように、支持部50は、円環状の本体部51と、複数の脚部52とを有する。複数の脚部52は、本体部51から径方向外側に向けて放射状に延びる。本実施形態では、複数の脚部52の数は3つである。ただし、この数は変更されてよい。複数の脚部52は、周方向に等間隔に配置される。各脚部52は、径方向の先端部に、径方向内側に向けて凹むねじ用凹部53を有する。支持部50は、本体部51の前面から軸方向前方に突出する2つの柱部54を有する。柱部54は軸方向に延びるねじ孔を有する。支持部50の前方に配置される駆動部40は、2つの柱部54にねじを用いて取り付けられる。
FIG. 5 is a perspective view showing the structure around the
図3に示すように、動翼用モータ20は、前方に、前側に突出する凸部22を有する。凸部22は円柱状である。凸部22の内側には、例えばシャフト21を回転可能に支持するベアリングが配置される。凸部22の外周には、円環状の弾性部材2が嵌められている。弾性部材2は、例えばゴム部材である。弾性部材2は、環状に限らず、例えばカップ状等であってもよい。弾性部材2が嵌められた凸部22は、本体部51の孔部51aに嵌められる。この状態で支持部50が静止部30に固定されることによって、動翼用モータ20も静止部30に対して固定される。動翼用モータ20は、支持部50に弾性部材2を介して取り付けられている。このために、動翼用モータ20の振動が駆動部40に伝達されることを抑制することができる。
As shown in FIG. 3, the moving
詳細には、送風装置1は、静止部30と支持部50との軸方向間にて軸方向に延びる支持台80を更に有する。本実施形態においては、支持台80は静止部30と単一部材である。支持台80は、第1羽根支持部32の前面から前方に向かって延びる。支持台80は、脚部52の数に合わせて、周方向に等間隔に3つ設けられる。脚部52の数が変更された場合、支持台80の数も変更されてよい。支持台80は、軸方向に延びるねじ孔を有する。3つの支持台80と、3つの脚部52との位置が合せられ、ねじ用凹部53と支持台80のねじ孔にねじが嵌められることによって、支持部50は静止部30にねじ止めされる。これに伴い、動翼用モータ20は静止部30に対して固定される。
In detail, the blower 1 further includes a
なお、本実施形態では、支持台80と静止部30とが単一部材とされたが、これに替えて、支持台80と支持部50とが単一部材とされてよい。この場合、支持台80は、各脚部52の後面から後方に突出する構成としてよい。そして、支持台80は軸方向に延びる貫通孔を有し、静止部30にねじ孔が設けられる構成としてよい。また、支持台80は、静止部30および支持部50と別部材であってもよい。
In addition, although the
支持台80が設けられることによって、支持部50に取り付けられる駆動部40の位置を可動部60側に近づけることができる。これにより、可動部60に取り付けられる出力軸41の長さを短くすることができる。出力軸41の長さが長くなることを抑制することによって、出力軸41の中心軸Cに対する芯ずれを抑制することができ、可動部60の回転時のぶれを抑制することができる。
By providing the
図6は、可動部60の平面図である。図6は、可動部60を軸方向前側から見た図である。可動部60は、静止部30の軸方向一方側に配置される。すなわち、可動部60は、静止部30の前側に配置される。図2および図6に示すように、可動部60は、複数の第2羽根61と、第2羽根支持部62と、リング部63とを有する。本実施形態では、複数の第2羽根61、第2羽根支持部62、およびリング部63は、単一部材である。可動部60は、例えば樹脂で構成される。ただし、複数の第2羽根61、第2羽根支持部62、およびリング部63のうち、少なくともいずれか1つは、別部材で構成されてもよく、素材も異なってよい。
FIG. 6 is a plan view of the
複数の第2羽根61は、静止部30を通過した気流の向きを調整する。複数の第2羽根61は、周方向に間隔をあけて配置される。詳細には、複数の第2羽根61は、駆動部40による可動部60の回転によって気流の向きを調整する。この点の詳細については後述する。
The plurality of
図3に示すように、可動部60は、複数の第2羽根61の軸方向他方側(軸方向後側)の端部を含む第1仮想平面VP1を軸方向と直交させて出力軸41に取り付けられている。本実施形態では、可動部60が有する複数の第2羽根61のうち、全ての第2羽根61について、軸方向後側の端部が第1仮想平面VP1に含まれる。本実施形態では、各第2羽根61の軸方向後側の端部は平面であり、第1仮想平面VP1は当該端面を含む。
As shown in FIG. 3, the
なお、可動部60が有する複数の第2羽根61のうち、一部の第2羽根61について、軸方向後側の端部が第1仮想平面VP1に含まれなくてもよい。図7は、変形例の可動部60Aを示す断面図である。可動部60Aは、第2羽根61Aと、第2羽根支持部62Aと、リング部63Aとを有する。変形例の可動部60Aでは、一部の第2羽根61Aの軸方向後側の端部を含む第1仮想平面VP1は軸方向と直交している。ただし、他の一部の第2羽根61Aの軸方向後側の端部は軸方向と直交せず、傾いている。すなわち、可動部60Aが有する複数の第2羽根61Aのうち、一部の第2羽根61Aについて、軸方向後側の端部が第1仮想平面VP1に含まれていない。本発明は、このような構成も含む。
Note that the end portion on the axial direction rear side of a part of the
また、各第2羽根61の軸方向後側の端部は、凸面等、平面以外でもよい。例えば、第2羽根61の軸方向後側の端部が凸面の場合、頂部が第1仮想平面VP1に含まれてよい。
Further, the axially rear end portion of each
複数の第2羽根61は、第1仮想平面VP1に対して傾斜して軸方向に延びる。本実施形態では、全ての第2羽根61が、第1仮想平面VP1に対して同じ方向に傾斜して軸方向に延びる。第1仮想平面VP1は軸方向に対して直交する。このために、複数の第2羽根61は軸方向に対して傾いている。全ての第2羽根61の軸方向に対する傾斜角は同じである。なお、図7に示す変形例でも、全ての第2羽根61Aが、第1仮想平面VP1に対して同じ方向に傾斜して軸方向に延びている。
The plurality of
本実施形態では、複数の第1羽根31と複数の第2羽根61とによって、動翼10の回転により生じた気流を、所定の方向に向けて効率良く遠くに送ることができる。そして、本実施形態では、複数の第2羽根61が軸方向に対して傾いているために、駆動部40によって可動部60を回転することによって、第2羽根61の向きを変更することができる。すなわち、本実施形態の送風装置1は、動翼10の回転により生じた気流の向きを変更して吹き出すことができる。また、本実施形態では、複数の第2羽根61を軸方向に対して傾けるために可動部全体を傾ける場合に比べて、可動部60の軸方向の長さを小さくすることができる。すなわち、本実施形態によれば、送風装置1の軸方向の厚みを薄くすることができる。
In the present embodiment, the air flow generated by the rotation of the moving
図3に示すように、複数の第2羽根61の軸方向一方側(軸方向前側)の端部を含む第2仮想平面VP2は、第1仮想平面VP1と平行である。これによれば、第1仮想平面VP1および第2仮想平面VP2が軸方向に直交するために、可動部60の厚みを薄くすることができる。本実施形態では、可動部60が有する複数の第2羽根61のうち、全ての第2羽根61について、軸方向前側の端部が第2仮想平面VP2に含まれる。本実施形態では、各第2羽根61の軸方向前側の端部は平面であり、第2仮想平面VP2は当該端面を含む。
As shown in FIG. 3, a second virtual plane VP2 including an end portion on one axial side (axial front side) of the plurality of
なお、可動部60が有する複数の第2羽根61のうち、一部の第2羽根61について、軸方向前側の端部が第2仮想平面VP2に含まれなくてもよい。例えば、図7に示す変形例の可動部60Aでは、一部の第2羽根61Aの軸方向前側の端部を含む第2仮想平面VP2は軸方向と直交している。ただし、他の一部の第2羽根61Aの軸方向前側の端部は軸方向と直交せず、傾いている。すなわち、可動部60Aが有する複数の第2羽根61Aのうち、一部の第2羽根61Aについて、軸方向前側の端部が第2仮想平面VP2に含まれていない。本発明はこのような構成も含む。なお、可動部60Aにおいても、第1仮想平面VP1と第2仮想平面VP2とは互いに平行である。
Note that the end portion on the front side in the axial direction may not be included in the second virtual plane VP <b> 2 of some of the
また、各第2羽根61の軸方向前側の端部は、凸面等、平面以外でもよい。例えば、第2羽根61の軸方向前側の端部が凸面の場合、頂部が第2仮想平面VP2に含まれてよい。
Further, the axially front end portion of each
図8は、第2羽根61が第1仮想平面VP1に対して傾斜する方向に沿って可動部60を平面視した図である。図8に示すように、第2羽根61は、第2羽根61が第1仮想平面VP1に対して傾斜する方向に沿った平面視において、周方向の幅が一定である。すなわち、本実施形態では、第2羽根61が、第2羽根61の傾斜方向に沿って真っ直ぐに延びる。このために、複数の第2羽根61を通過する風を所定方向に向く直進性の風とすることができ、可動部60を通過する風を所定方向に向けて遠くに到達させることができる。
FIG. 8 is a plan view of the
図6に示すように、第2羽根61は、径方向内側と径方向外側とで周方向の位置が異なる湾曲形状を有する。本実施形態では、第2羽根61は、中心軸Cから径方向外側に向かうにつれて、動翼10の回転方向と反対方向に周方向位置がずれる。すなわち、第1羽根31と第2羽根61との湾曲方向は同一である。これによれば、第1羽根31で整流された風が、第2羽根61で妨げられずに流れることができる。結果、送風装置1の送風距離を長くすることができる。
As shown in FIG. 6, the
図6および図8に示すように、第2羽根支持部62は、第2羽根61の径方向内側の端部と接続される外周面を有する。第2羽根支持部62は、後方に開口するカップ状である。第2羽根61は、第2羽根支持部62の外周面に接続され、径方向成分を有する方向に延びる。
As shown in FIGS. 6 and 8, the second
図3に示すように、第2羽根支持部62の外周面は、第1仮想平面VP1に対して第2羽根61と同じ方向に傾く。詳細には、第2羽根支持部62の外周面と、第2羽根61との軸方向に対する傾きの大きさは同じである。このために、可動部60から吹き出される風の向きが同じ向きに揃えられ、所定方向へ直進する送風距離を延ばすことができる。
As shown in FIG. 3, the outer peripheral surface of the second
また、第2羽根支持部62の軸方向の両端面は、第1仮想平面VP1と平行である。すなわち、第2羽根支持部62の軸方向の両端面は、第2仮想平面VP2とも平行であり、軸方向に直交する。第2羽根支持部62の軸方向の長さは、第1仮想平面VP1と第2仮想平面VP2との軸方向間距離以下である。これによれば、可動部60の軸方向の厚みを薄くすることができ、送風装置1を小型化できる。なお、本実施形態では、第2羽根支持部62の軸方向の長さは、第1仮想平面VP1と第2仮想平面VP2との軸方向間距離と同じである。
Further, both axial end surfaces of the second
図6に示すように、第2羽根支持部62は、前面の中央部に、後方に向けて凹む凹部62aを有する。凹部62aの底面には、軸方向に貫通する出力軸孔62bが設けられる。出力軸41は、出力軸孔62aに通される。これにより、可動部60が駆動部40に取り付けられる。出力軸41の回転によって、可動部60が回転する。出力軸孔62bが凹部62aに設けられているために、出力軸41が第2羽根支持部62の前面から突出することを避けることができる。
As shown in FIG. 6, the second
リング部63は、複数の第2羽根61の径方向外側の端部を繋ぐ。本実施形態では、リング部63は円環状である。リング部63が設けられることによって複数の第2羽根61の強度を向上することができ、動翼10の回転時および可動部60の回転時における第2羽根61の振れを抑制することができる。
The
図3に示すように、リング部63の内周面は、第1仮想平面VP1に対して第2羽根61と同じ方向に傾く。詳細には、リング部63の内周面と、第2羽根61との軸方向に対する傾きの大きさは同じである。このために、可動部60から吹き出される風の向きが同じ向きに揃えられ、所定方向へ直進する送風距離を延ばすことができる。
As shown in FIG. 3, the inner circumferential surface of the
筒部70の内周面とリング部63の外周面とは、隙間を介して径方向に対向している。この隙間は、できる限り小さいことが好ましい。これにより、複数の第1羽根31を通過した気流が可動部60の外側を通過することを抑制することができる。すなわち、所定方向に流すための風量が低減するのを抑制することができる。
The inner circumferential surface of the
なお、筒部70の内周面とリング部63の外周面とは接触していてもよい。この場合、複数の第1羽根31を通過した気流が可動部60の外側を通過する可能性を更に低減することができる。筒部70の内周面とリング部63の外周面とが接触する場合、可動部60の回転を円滑に行うために、筒部70の内周面とリング部63の外周面との間の摩擦を低減することが好ましい。摩擦を低減するために、例えば、筒部70とリング部63とのうち少なくとも一方が低摩擦性の素材で構成されてよい。また、摩擦を低減するために、例えば、筒部70の内周面とリング部63の外周面とのうちの少なくとも一方に、滑り性を良くする滑材が塗布されてもよい。
The inner circumferential surface of the
図9Aおよび図9Bは、可動部60の作用について説明するための図である。図9Aおよび図9Bは断面図である。なお、図9Bにおいては、送風装置1の可動部60を除く一部の構成が省略されている。
9A and 9B are diagrams for explaining the action of the
図9Aでは、第2羽根61は、上下方向に拡がる第1仮想平面VP1に対して、下方に向けて傾いている。第2羽根支持部62およびリング部63の内周面も、第1仮想平面VP1に対して下方に向けて傾いている。このために、動翼10から送られてきた気流は、第2羽根61、第2羽根支持部62の外周面、およびリング部63の内周面に沿って斜め下方に向けて吹き出される。図9Aに示す状態は、例えば、空気調和機が暖房として使用される場合に適している。
In FIG. 9A, the
図9Bは、可動部60が、駆動部40の駆動によって、図9Aに示す状態から中心軸Cを中心として180°回転された状態を示す。図9Bでは、第2羽根61は、上下方向に拡がる第1仮想平面VP1に対して、上方に向けて傾いている。第2羽根支持部62およびリング部63の内周面も、第1仮想平面VP1に対して上方に向けて傾いている。このために、動翼10から送られてきた気流は、第2羽根61、第2羽根支持部62の外周面、およびリング部63の内周面に沿って斜め上方に向けて吹き出される。すなわち、図9Aの場合と比べて、動翼10から送られてきた気流を吹き出す向きが変更されている。図9Bに示す状態は、例えば、空気調和機が冷房として使用される場合に適している。
FIG. 9B shows a state where the
図10は、第1羽根支持部32と第2羽根支持部62との関係を示す模式図である。図10に示すように、軸方向からの平面視において、第1羽根支持部32の軸方向一方側の端部(前端部)の外周32fは、第2羽根支持部62の軸方向他方側の端部(後端部)の外周62rよりも径方向外側に位置することが好ましい。これにより、複数の第1羽根31を通過した気流が、第2羽根支持部62で妨げられずに流れることができる。結果、送風装置1の送風距離を長くすることができる。また、風が第2羽根支持部62に当たることによる騒音が低減される。
FIG. 10 is a schematic view showing the relationship between the first
なお、軸方向からの平面視において、第1羽根支持部32の前端部の外周32fは、第2羽根支持部62の後端部の外周62rと重なってもよい。この場合においても、複数の第1羽根31を通過した気流が、第2羽根支持部62で妨げられずに流れることができる。結果、送風装置1の送風距離を長くすることができる。また、風が第2羽根支持部62に当たることによる騒音が低減される。
The
以上に示した実施形態や適宜説明した変形例の構成は、本発明の例示にすぎない。実施形態や変形例の構成は、本発明の技術的思想を超えない範囲で適宜変更されてもよい。また、複数の実施形態及び変形例は、可能な範囲で組み合わせて実施されてよい。 The configurations of the embodiment described above and the suitably described modifications are merely examples of the present invention. The configurations of the embodiment and the modifications may be appropriately changed without departing from the technical concept of the present invention. Moreover, several embodiment and modification may be implemented in combination as much as possible.
例えば、以上に示した実施形態では、動翼10と可動部60とを別々の駆動装置を用いて動かす構成としたが、動翼10と可動部60とは同一の駆動装置で駆動されてもよい。
For example, in the embodiment described above, the moving
本発明は、例えば家電、OA機器、車載機器等、軸流ファンを回転させるモータを有する様々な機器に利用することができる。 The present invention can be applied to various devices having a motor for rotating an axial fan, such as home appliances, OA devices, and in-vehicle devices.
1・・・送風装置
2・・・弾性部材
10・・・動翼
11・・・回転羽根
20・・・動翼用モータ
30・・・静止部
31・・・第1羽根
31a・・・傾斜面
32・・・第1羽根支持部
40・・・駆動部
41・・・出力軸
50・・・支持部
60・・・可動部
61・・・第2羽根
62・・・第2羽根支持部
63・・・リング部
70・・・筒部
80・・・支持台
C・・・中心軸
VP1・・・第1仮想平面
VP2・・・第2仮想平面
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ...
Claims (13)
中心軸を中心として周方向に配列される複数の回転羽根を有する動翼と、
前記動翼の軸方向一方側に配置される静止部と、
前記静止部の軸方向一方側に配置される可動部と、
前記中心軸と同軸に配置される出力軸を有し、前記可動部に取り付けられる駆動部と、
を有し、
前記動翼は、前記中心軸を中心とする回転により気流を生じさせ、
前記静止部は、前記動翼により生じた気流を整流する複数の第1羽根を有し、
前記可動部は、前記静止部を通過した気流の向きを調整する複数の第2羽根を有し、
複数の前記第1羽根と複数の前記第2羽根とは、それぞれ、周方向に間隔をあけて配置され、
前記可動部は、複数の前記第2羽根の軸方向他方側の端部を含む第1仮想平面を軸方向と直交させて前記出力軸に取り付けられ、
複数の前記第2羽根は、前記第1仮想平面に対して傾斜して軸方向へ延びる、送風装置。 A blower and
A moving blade having a plurality of rotating blades arranged circumferentially about a central axis;
A stationary portion disposed on one side in the axial direction of the moving blade;
A movable portion disposed on one side in the axial direction of the stationary portion;
A drive unit having an output shaft coaxially arranged with the central axis, the drive unit being attached to the movable unit;
Have
The moving blade generates an air flow by rotation about the central axis,
The stationary portion has a plurality of first blades that rectify the air flow generated by the moving blades,
The movable portion has a plurality of second blades that adjust the direction of the air flow that has passed through the stationary portion,
The plurality of first blades and the plurality of second blades are respectively spaced apart in the circumferential direction,
The movable portion is attached to the output shaft such that a first virtual plane including the other axial end of the plurality of second blades is orthogonal to the axial direction,
The plurality of second blades extend in the axial direction obliquely with respect to the first virtual plane.
前記第2羽根支持部の軸方向の両端面は、前記第1仮想平面と平行であり、
前記第2羽根部支持部の軸方向の長さは、前記第1仮想平面と前記第2仮想平面との軸方向間距離以下である、請求項3に記載の送風装置。 The movable portion includes a second blade support portion having an outer peripheral surface connected to a radially inner end of the second blade,
Both axial end surfaces of the second blade support portion are parallel to the first virtual plane,
The air blower according to claim 3, wherein an axial length of the second blade supporting portion is equal to or less than an axial distance between the first virtual plane and the second virtual plane.
前記第2羽根支持部の外周面は、前記第1仮想平面に対して前記第2羽根と同じ方向に傾く、請求項1から3のいずれか1項に記載の送風装置。 The movable portion includes a second blade support portion having an outer peripheral surface connected to a radially inner end of the second blade,
The air blower according to any one of claims 1 to 3, wherein an outer peripheral surface of the second blade support portion is inclined in the same direction as the second blade with respect to the first virtual plane.
軸方向からの平面視において、前記第1羽根支持部の軸方向一方側の端部の外周は、前記第2羽根支持部の軸方向他方側の端部の外周と重なる、或いは、前記第2羽根支持部の軸方向他方側の端部の外周よりも径方向外側に位置する、請求項4又は5に記載の送風装置。 The stationary portion includes a first blade support portion connected to a radial inner end of the first blade,
In a plan view from the axial direction, an outer periphery of an end of the first blade support on one side in the axial direction overlaps an outer periphery of an end on the other side of the second blade support in the axial direction; The air blower according to claim 4 or 5, which is located radially outward of the outer periphery of the other axial end of the blade support.
前記リング部の内周面は、前記第1仮想平面に対して前記第2羽根と同じ方向に傾く、請求項1から6のいずれか1項に記載の送風装置。 The movable portion has a ring portion connecting the radially outer ends of the plurality of second blades,
The air blower according to any one of claims 1 to 6, wherein an inner circumferential surface of the ring portion is inclined in the same direction as the second blade with respect to the first virtual plane.
前記可動部は、前記筒部内に位置し、
前記筒部の内周面と前記リング部の外周面とは、接触している、或いは、隙間を介して径方向に対向している、請求項7に記載の送風装置。 It further has an axially extending cylindrical portion connected to the radially outer end of the plurality of first blades,
The movable portion is located in the cylinder portion,
The air blower according to claim 7, wherein an inner circumferential surface of the cylindrical portion and an outer circumferential surface of the ring portion are in contact with each other or radially opposed to each other through a gap.
前記第1羽根と前記第2羽根との湾曲方向は同一である、請求項1から8のいずれか1項に記載の送風装置。 The first blade and the second blade have curved shapes whose circumferential positions differ between the radially inner side and the radially outer side,
The air blower according to any one of claims 1 to 8, wherein the bending directions of the first blade and the second blade are the same.
前記傾斜面は、軸方向一方側から他方側に向けて軸方向に対する傾斜角が変化する、請求項1から9のいずれか1項に記載の送風装置。 The first blade has an inclined surface intersecting with the axial direction,
The air blower according to any one of claims 1 to 9, wherein an inclination angle with respect to the axial direction of the inclined surface changes from one axial direction to the other side.
前記駆動部が軸方向一方側に取り付けられるとともに、前記動翼用モータが軸方向他方側に取り付けられる支持部と、
を更に有する、請求項1から10のいずれか1項に記載の送風装置。 A moving blade motor that rotates the moving blade;
A supporting portion to which the driving portion is attached on one side in the axial direction and the moving blade motor is attached on the other side in the axial direction;
The air blower according to any one of claims 1 to 10, further comprising:
Priority Applications (2)
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KR102520251B1 (en) * | 2022-09-06 | 2023-04-10 | 강대겸 | Axial fan safety net |
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