JP2019084144A - Electrode catheter - Google Patents
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- A61B5/287—Holders for multiple electrodes, e.g. electrode catheters for electrophysiological study [EPS]
Abstract
Description
本開示は、電極カテーテルに関する。特に、本開示は、患者の心臓内における電位を測定するための電極カテーテルに関する。 The present disclosure relates to an electrode catheter. In particular, the present disclosure relates to an electrode catheter for measuring the electrical potential in the heart of a patient.
特許文献1は、患者の心臓内における電位を測定するための電極カテーテルを開示している。特許文献1に開示された電極カテーテルによれば、チューブ体の先端部に複数のリング電極が並んで設けられており、複数のリング電極によって心臓内の電位変化を測定することが可能となる。医療従事者は、電極カテーテルを移動させつつ、電極カテーテルから取得された心臓内の電位変化を注意深く観察することで、心臓内(例えば、左心房内)における不整脈(例えば、心房細動等)の発生箇所を推定することが可能となる。
ところで、電極カテーテルを用いて心臓内の電位変化を測定するためには、前提条件として、各リング電極が心内膜に接触している必要がある。所定のリング電極が心内膜に接触していない場合では、所定のリング電極から取得された電気的信号は、心臓内の電位変化を反映していないためである。このため、医療従事者は、モニターに表示された各リング電極から取得される心臓内の電位変化(例えば、心電図波形)を観察する前に、各リング電極が心内膜に接触しているかどうかを確認しなければならない。一方、患者のX線透視画像を用いてリング電極が心内膜に接触しているかどうかを正確に判定することは困難である。 By the way, in order to measure a potential change in the heart using an electrode catheter, it is necessary that each ring electrode is in contact with the endocardium as a precondition. When the predetermined ring electrode is not in contact with the endocardium, the electrical signal obtained from the predetermined ring electrode does not reflect the potential change in the heart. For this reason, the medical worker may check whether each ring electrode is in contact with the endocardium before observing a potential change (for example, an electrocardiogram waveform) in the heart acquired from each ring electrode displayed on the monitor. You have to make sure. On the other hand, it is difficult to accurately determine whether the ring electrode is in contact with the endocardium using a fluoroscopic image of the patient.
このため、リング電極と患者に取り付けられた電極との間のインピーダンス値の変化に基づいて、リング電極と心内膜との間の接触を判定することが検討されている。この点において、血液の導電率は心内膜の導電率よりも大きいため、リング電極が心内膜に接触した後のインピーダンス値は、リング電極が心内膜に接触する前のインピーダンス値よりも大きくなる。しかしながら、リング電極が心内膜に接触する前後においてインピーダンス値の変化が小さい場合には、リング電極と心内膜との間の接触を正確に判定することが困難となる。上記観点より電極カテーテルのユーザビリティをさらに向上させる余地がある。 For this reason, it has been considered to determine the contact between the ring electrode and the endocardium based on the change in impedance value between the ring electrode and the electrode attached to the patient. In this respect, since the conductivity of blood is greater than that of the endocardium, the impedance value after the ring electrode contacts the endocardium is higher than the impedance value before the ring electrode contacts the endocardium. growing. However, if the change in impedance value is small before and after the ring electrode contacts the endocardium, it will be difficult to accurately determine the contact between the ring electrode and the endocardium. There is room to further improve the usability of the electrode catheter from the above viewpoint.
本開示は、ユーザビリティが向上した電極カテーテルを提供することを目的とする。 The present disclosure aims to provide an electrode catheter with improved usability.
本開示の一態様に係る電極カテーテルは、被検者の心臓内における電位を測定するように構成されている。電極カテーテルは、前記心臓内に挿入されるシャフトを備える。
前記シャフトは、
前記被検者の心内膜に接触するように構成された先端部と、
前記先端部に接続されたガイド部と、
を有する。
前記電極カテーテルは、
前記先端部の外周面を囲むように設けられた少なくとも一つのリング電極と、
前記リング電極を覆うように前記外周面の上に設けられた少なくとも一つの絶縁体と、
をさらに備える。
前記絶縁体は、前記リング電極の一部を露出させる。
An electrode catheter according to an aspect of the present disclosure is configured to measure an electrical potential in the heart of a subject. An electrode catheter comprises a shaft which is inserted into the heart.
The shaft is
A tip configured to contact the endocardium of the subject;
A guide connected to the tip,
Have.
The electrode catheter is
At least one ring electrode provided so as to surround the outer peripheral surface of the tip portion;
At least one insulator provided on the outer circumferential surface to cover the ring electrode;
Further comprising
The insulator exposes a portion of the ring electrode.
本開示によれば、ユーザビリティが向上した電極カテーテルを提供することができる。 According to the present disclosure, an electrode catheter with improved usability can be provided.
以下、本発明の実施形態(以下、本実施形態という。)について図面を参照しながら説明する。尚、本実施形態の説明において既に説明された部材と同一の参照番号を有する部材については、説明の便宜上、その説明は省略する。また、本図面に示された各部材の寸法は、説明の便宜上、実際の各部材の寸法とは異なる場合がある。 Hereinafter, an embodiment of the present invention (hereinafter, referred to as the present embodiment) will be described with reference to the drawings. In addition, about the member which has the same reference number as the member already demonstrated in description of this embodiment, the description is abbreviate | omitted for convenience of explanation. Further, the dimensions of the respective members shown in the drawings may differ from the actual dimensions of the respective members for the convenience of the description.
図1は、本実施形態に係る電極カテーテル1の全体図を示す。図1に示すように、電極カテーテル1は、シャフト2と、ハンドル3と、コネクタ4とを備える。電極カテーテル1は、被検者(例えば、患者)の心臓内における電位(特に、電位変化)を測定するように構成されている。医療従事者は、電極カテーテル1のシャフト2を被検者の心臓内に挿入した後に、心臓内においてシャフト2を移動させつつ、電極カテーテル1から取得された心臓内の電位変化を注意深く観察することで、心臓内(例えば、左心房内)における不整脈(例えば、心房細動等)の発生箇所を推定することができる。ここで、心臓内の電位の時間的変化を示す心電図波形は、シャフト2から取得された電気信号に基づいて生成されると共に、図示しない表示装置に表示される。
FIG. 1 shows an overall view of an
シャフト2は、心臓内に挿入されるように構成されている。シャフト2は、例えば、中空の可撓性チューブによって構成されており、先端部7と、ガイド部8とを有する。シャフト2は、例えば、樹脂材料によって形成される。先端部7は、被検者の心内膜に接触するように構成されている。特に、先端部7は、心内膜に接触するための接触面を構成するために概ね面状(例えば、リング状)に形成されている(図2参照)。ガイド部8は、先端部7に接続されていると共に、先端部7と一体的に構成されている。先端部7の延出方向とガイド部8の延出方向は互いに異なる。この点において、先端部7とガイド部8は互いに直交していてもよいし、先端部7とガイド部8によって形成される角度は、70°〜110°の範囲内に設定されてもよい。
The
ハンドル3は、医療従事者によって操作される。医療従事者は、ハンドル3に設けられた所定の操作部(図示せず)を操作することで、シャフト2のガイド部8の屈曲を制御することができる。特に、ガイド部8は、医療従事者の操作に応じて屈曲するように構成された屈曲部(図示せず)を有する。コネクタ4は、電極カテーテル1を入力アンプ装置(図示せず)に接続させるように構成されている。電極カテーテル1によって取得された心臓内の電位変化を示す電気信号は、コネクタ4を介して入力アンプ装置に入力される。
The handle 3 is operated by a medical worker. The medical worker can control the bending of the
次に、図2及び図3を参照してシャフト2の先端部7の具体的構成について説明する。図2は、先端部7とガイド部8を示す斜視図である。図3(a)は、先端部7の一部を拡大して示した側面図である。図3(b)は、先端部7の一部を拡大して示した平面図である。図3(c)は、図3(a)に示したA−Aラインに沿って切断された先端部7の断面図である。
Next, the specific configuration of the
図2及び図3に示すように、電極カテーテル1は、複数のリング電極6(具体的には、10個のリング電極6)と、複数の絶縁体10(具体的には10個の絶縁体10)とをさらに備える。複数のリング電極6は、先端部7の外周面7Sを囲むように設けられていると共に、互いに離間するように先端部7の延出方向に沿って配置されている。リング電極6は、導電材料によって形成されており、例えば、白金又は白金とイリジウムとの合金によって形成されてもよい。複数の絶縁体10の各々は、複数のリング電極6のうちの対応する一つを覆うように先端部7の外周面7Sの上に設けられている。また、各絶縁体10は、対応するリング電極6の一部を露出させている。特に、先端部7が心臓の心内膜に接触した状態で、絶縁体10から露出した10個のリング電極6の各々の一部が同時に心内膜に接触するように、リング電極6の一部は絶縁体10から露出している。換言すれば、絶縁体10から露出した各リング電極6の一部は、心内膜に接触する先端部7の外周面7S上に位置する。尚、本実施形態では、リング電極6の個数は10個には限定されず、例えば1個であってもよい。同様に、絶縁体10の個数はリング電極6の個数に対応するため、絶縁体10の個数は10個には限定されず、例えば1個であってもよい。また、図3(c)に示すように、リング電極6は、外周面7Sを連続的(完全に)に囲むように設けられてもよいし、外周面7Sを不連続に囲むように設けられてもよい。例えば、図8に示すように、リング電極6に切欠部62が形成されてもよい。この場合、切欠部62内に絶縁体10が充填される。さらに、図3(c)では絶縁体10の厚みは均一であるが、絶縁体10の厚みは不均一であってもよい。また、絶縁体10の形状も特に限定されない。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
また、図3(c)に示すように、電極カテーテル1は、シャフト2の中空部13に設けられた複数の電線12(具体的には10本の電線12)をさらに備える。各電線12は、シャフト2の延出方向に沿って延びており、シャフト2の先端部7内に設けられた接続導体16を介して対応するリング電極6に電気的に接続されている。心内電位の時間的変化を示す電気信号は、リング電極6から電線12及びコネクタ4を介して入力アンプ装置に入力される。例えば、入力アンプ装置は、所定のリング電極6により取得される電気信号と当該所定のリング電極6とは異なるリング電極6により取得される電気信号を差動増幅した上で、差動増幅された電気信号をAD変換することで、任意の組み合わせの2つのリング電極6間の電圧の時間的変化を示す心電図波形データを生成可能である。
Further, as shown in FIG. 3C, the
また、中空部13には、シャフト2のガイド部8を屈曲させるように構成された操作ワイヤ(図示せず)が設けられてもよい。医療従事者によるハンドル3(図1参照)の操作に応じて操作ワイヤが屈曲することでガイド部8の一部が屈曲する。また、中空部13には、複数の電線12を埋め込むように絶縁性材料が充填されてもよい。
Further, the
次に、従来例に係る電極カテーテル100における、リング電極6が心内膜に接触する前後のリング電極6と被検者の身体の一部(例えば、背中等)に取り付けられたインピーダンス計測用電極との間のインピーダンス値の変化について図4を参照して説明する。図4(a)は、リング電極6が心内膜に接触する前の様子を示す図である。図4(b)は、リング電極6が心内膜に接触している様子を示す図である。図4(c)は、リング電極6が心内膜に接触する前後のリング電極6とインピーダンス計測用電極との間のインピーダンス値の変化を示す図である。図4では、リング電極6が心内膜と接触している様子を分かり易く図示するために、先端部7の延出方向に垂直な先端部7の断面図が示されている。従来例に係る電極カテーテル100は、複数の絶縁体10が先端部7の外周面7S上に形成されていない点で本実施形態に係る電極カテーテル1とは相違する。また、インピーダンス計測用電極は、被検者の背中等の体表に取り付けられてもよいし、被検者の体内に取り付けられてもよい。この点において、複数のリング電極6の一つがインピーダンス計測用電極として機能してもよい。また、インピーダンス計測用電極は、グランドに接続されてもよい。
Next, in the
図4(a)に示すように、リング電極6が心内膜に接触していない場合には、リング電極6の表面の全体は血液と接触しているため、リング電極6とインピーダンス計測用電極との間のインピーダンス値は血液の導電率α1に基づいて主に決定される。一方、図4(b)に示すように、リング電極6が心内膜に接触した場合には、リング電極6の表面は血液と心内膜との両方と接触しているため、リング電極6とインピーダンス計測用電極との間のインピーダンス値は血液の導電率α1と心内膜の導電率α2に基づいて主に決定される。ここで、インピーダンス値は、インピーダンスの振幅である。インピーダンス値は、リング電極6に印加される所定周波数の交流電圧の値と、リング電極6もしくはインピーダンス計測用電極から出力される電流値に基づいて測定されてもよい。
As shown in FIG. 4 (a), when the
図4(c)に示すように、血液の導電率α1は心内膜の導電率α2よりも大きいため、リング電極6が心内膜に接触した状態でのインピーダンス値は、リング電極6が心内膜に接触していない状態でのインピーダンス値よりも大きくなる。このように、リング電極6が心内膜と接触する前後において、インピーダンス値が変化する。一方、従来例に係る電極カテーテル100では、リング電極6の表面の全体が外部に露出しているため、リング電極6が心内膜に接触した状態でも、リング電極6の表面の大部分が血液と接触している。このため、インピーダンス値は血液の導電率α1によって主に決定される(つまり、心内膜の導電率α2のインピーダンス値に対する影響力は、血液の導電率α1のインピーダンス値に対する影響力と比して小さい。)。この結果、リング電極6が心内膜と接触する前後においてインピーダンス値の変化は小さくなり、インピーダンス値の変化に基づいてリング電極6と心内膜との間の接触を正確に判定することが困難となる。つまり、インピーダンス値の変化が小さい場合には、インピーダンス値の変化がノイズによって生じているのか又はリング電極6と心内膜との間の接触によって生じているのかが判定困難となる。
As shown in FIG. 4C, since the conductivity α1 of blood is higher than the conductivity α2 of the endocardium, the impedance value in the state in which the
尚、インピーダンス値の変化に応じたリング電極6と心内膜との間の接触判定は、電極カテーテル1に通信可能に接続されたコンピュータ(CPU等のプロセッサ)によって自動的に判定されてもよい。この場合、コンピュータは、電極カテーテル1から取得されたインピーダンス値の変化を示す情報と接触判定プログラムに基づいて、リング電極6と心内膜との間の接触を自動判定してもよい。または、当該接触判定は、電極カテーテル1を操作する医療従事者によって主観的に判定されてもよい。この場合、医療従事者は、表示装置(図示せず)に表示された電極カテーテル1から取得されたインピーダンス値の変化を視認することで、リング電極6と心内膜との間の接触を主観的に判定してもよい。
Note that the determination of contact between the
次に、本実施形態に係る電極カテーテル1における、リング電極6が心内膜に接触する前後のリング電極6とインピーダンス計測用電極との間のインピーダンス値の変化について図5を参照して説明する。図5(a)は、リング電極6が心内膜に接触する前の様子を示す図である。図5(b)は、リング電極6が心内膜に接触している様子を示す図である。図5(c)は、リング電極6が心内膜に接触する前後のリング電極6とインピーダンス計測用電極との間のインピーダンス値の変化を示す図である。
Next, the change in the impedance value between the
図5(a)に示すように、リング電極6が心内膜に接触していない場合には、絶縁体10から露出したリング電極6の表面(以下、リング電極6の露出面という。)は血液と接触しているため、リング電極6とインピーダンス計測用電極との間のインピーダンス値は血液の導電率α1に基づいて主に決定される。一方、図5(b)に示すように、リング電極6が心内膜に接触した場合には、リング電極6の露出面は血液及び心内膜の両方と接触しているものの、リング電極6の露出面の大部分が心内膜に接触しているため、リング電極6とインピーダンス計測用電極との間のインピーダンス値は心内膜の導電率α2に基づいて主に決定される。つまり、リング電極6が心内膜に接触する前の状態ではインピーダンス値は血液の導電率α1によって主に決定される一方で、リング電極6が心内膜に接触した状態ではインピーダンス値は心内膜の導電率α2によって主に決定される。このように、図5(c)に示すように、リング電極6が心内膜と接触する前後において、インピーダンス値が大きく変化する。
As shown in FIG. 5A, when the
本実施形態によれば、各絶縁体10は、対応するリング電極6を覆うようにシャフト2の先端部7の外周面7Sの上に設けられると共に、リング電極6の一部を露出させている。このように、複数の絶縁体10を設けることで、外部に露出する複数のリング電極6の表面積を減らすことが可能となる。特に、先端部7が心内膜と接触した状態で、血液と接触するリング電極6の表面積を減らすことが可能となる。このため、リング電極6が絶縁体10に全く覆われていない状況(図4参照)と比較して、リング電極6が心内膜に接触する前後において、リング電極6とインピーダンス計測用電極との間のインピーダンス値が大きく変化する。このように、インピーダンス値の変化に基づいてリング電極6が心内膜に接触しているかどうかをより正確に判定することが可能となる。したがって、リング電極6が心内膜に接触しているかどうかをより正確に判定することが可能となるので、被検者の心臓内(例えば、左心房内)の電位変化を正確に特定することが可能となる。このように、ユーザビリティが向上した電極カテーテル1を提供することができる。
According to the present embodiment, each
また、本実施形態では、絶縁体10から露出した各リング電極6の露出面が同時に心内膜に接触可能であるため、各リング電極6に対応する心内電位の変化を同時に測定することができる。さらに、シャフト2の先端部7の延出方向とシャフト2のガイド部8の延出方向が互いに異なるため、先端部7と心内膜との間の接触面積を増やすことができ、同時に心内膜に接触可能なリング電極6の数を増やすことが可能となる。また、リング電極6は先端部7の外周面7Sを囲むように設けるため、生産時の作業も簡易なものとなる。
Further, in the present embodiment, since the exposed surface of each
(第1変形例)
次に、本実施形態の第1変形例に係る電極カテーテル1Aについて図6を参照して説明する。第1変形例では、本実施形態の説明において既に説明された部材と同一の参照番号を有する部材については、説明の便宜上、その説明は省略する。図6(a)は、電極カテーテル1Aのシャフト2の先端部7の一部を拡大して示した断面図である。図6(b)は、先端部7の一部を拡大して示した平面図である。図6(c)は、図6(a)に示したB−Bラインに沿って切断された先端部7の断面図である。
(First modification)
Next, an
第1変形例に係る電極カテーテル1Aは、本実施形態に係る電極カテーテル1と絶縁体10Aにおいて互いに相違する。第1変形例では、1つの絶縁体10Aが複数のリング電極6(具体的には10個のリング電極6)を覆うように先端部7の外周面7S上に形成されている。絶縁体10Aは、複数の開口部30(具体的には10個の開口部)を有すると共に、各開口部30は、対応するリング電極6の一部を露出させている。特に、先端部7が心臓の心内膜に接触した状態で、開口部30から露出した10個のリング電極6の露出面が同時に心内膜に接触するように、リング電極6の一部は開口部30から露出している。換言すれば、各リング電極6の露出面は、心内膜に接触する先端部7の外周面7S上に位置する。
The
第1変形例に係る電極カテーテル1Aも本実施形態に係る電極カテーテル1と同様な作用効果を奏する。つまり、絶縁体10Aは、複数のリング電極6を覆うようにシャフト2の先端部7の外周面7Sの上に設けられると共に、絶縁体10Aの各開口部30は、対応するリング電極6の一部を露出させている。このように、絶縁体10Aを設けることで、外部に露出する複数のリング電極6の表面積を減らすことが可能となる。特に、先端部7が心内膜と接触した状態で、血液と接触するリング電極6の表面積を減らすことが可能となる。或いは、先端部7が心内膜と接触した状態で、リング電極6の露出面は心内膜のみと接触する。このため、リング電極6が絶縁体10Aに全く覆われていない状況(図4参照)と比較して、リング電極6が心内膜に接触する前後において、リング電極6とインピーダンス計測用電極との間のインピーダンス値が大きく変化する。このように、インピーダンス値の変化に基づいてリング電極6が心内膜に接触しているかどうかをより正確に判定することが可能となる。したがってリング電極6が心内膜に接触しているかどうかをより正確に判定することが可能となるので、被検者の心臓内(例えば、左心房内)の電位変化を正確に特定することが可能となる。このように、ユーザビリティが向上した電極カテーテル1Aを提供することができる。
The
(第2変形例)
次に、本実施形態の第2変形例に係る電極カテーテル1Bについて図7を参照して説明する。第2変形例では、本実施形態の説明において既に説明された部材と同一の参照番号を有する部材については、説明の便宜上、その説明は省略する。図7(a)は、電極カテーテル1Bのシャフト2の先端部7の一部を拡大して示した断面図である。図7(b)は、先端部7の一部を拡大して示した平面図である。図7(c)は、図7(a)に示したC−Cラインに沿って切断された先端部7の断面図である。
(2nd modification)
Next, an
第2変形例に係る電極カテーテル1Bは、複数のリング電極6に代わって、複数のチップ電極6B(例えば、10個のチップ電極6B)が設けられている点で本実施形態に係る電極カテーテル1とは相違する。また、電極カテーテル1Bでは、リング電極を覆う絶縁体は設けられていない。図7に示すように、各チップ電極6Bは、シャフト2(図1参照)の先端部7の外周面7S上に設けられていると共に、心内膜に接触するように構成されている。外周面7S上に設けられたチップ電極6Bの個数は、例えば10個であるが、その個数は特に限定されない。複数のチップ電極6Bは、互いに離間するように先端部7の延出方向に沿って配置されている。チップ電極6Bは、本実施形態のリング電極6と同一の導電材料によって形成されてもよく、例えば、白金又は白金とイリジウムとの合金によって形成されてもよい。先端部7の外周方向D1(図7(c)参照)に沿ったチップ電極6Bの寸法Wは、先端部7の周長よりも小さい。ここで、先端部7の周長は、先端部7の外径に2πを乗算することにより得られる値である。特に、先端部7の外周方向D1に沿ったチップ電極6Bの寸法Wは、先端部7の周長の50%以下が好ましい。
The
また、先端部7が心臓の心内膜に接触した状態で、複数のチップ電極6Bの各々が同時に心内膜に接触する。換言すれば、チップ電極6Bは、心内膜に接触する先端部7の外周面7S上に位置する。各チップ電極6Bは、シャフト2の中空部13に設けられた複数の電線12のうちの対応する一つに接続導体16を介して電気的に接続されている。
Further, in a state where the
本変形例によれば、先端部7の外周方向D1に沿ったチップ電極6Bの寸法Wは、先端部7の周長よりも小さいため、外部に露出するチップ電極6Bの表面積は、外部に露出するリング電極6の表面積よりも小さくなる(図4参照)。このため、先端部7が心内膜と接触した状態で、血液と接触するチップ電極6Bの表面積は、血液と接触するリング電極6の表面積よりも小さい。或いは、先端部7が心内膜と接触した状態で、チップ電極6Bは心内膜のみと接触する。この結果、リング電極6と比較して、チップ電極6Bが心内膜に接触する前後において、チップ電極6Bと被検者に取り付けられたインピーダンス計測用電極との間のインピーダンス値が大きく変化する。このように、インピーダンス値の変化に基づいてチップ電極6Bが心内膜に接触しているかどうかをより正確に判定することが可能となる。したがって、チップ電極6Bが心内膜に接触しているかどうかをより正確に判定することが可能となるので、被検者の心臓内(例えば、左心房内)の電位変化を正確に特定することが可能となる。このように、ユーザビリティが向上した電極カテーテル1Bを提供することができる。
According to this modification, since the dimension W of the
以上、本発明の実施形態について説明をしたが、本発明の技術的範囲が本実施形態の説明によって限定的に解釈されるべきではない。本実施形態は一例であって、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、様々な実施形態の変更が可能であることが当業者によって理解されるところである。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲に記載された発明の範囲及びその均等の範囲に基づいて定められるべきである。 Although the embodiments of the present invention have been described above, the technical scope of the present invention should not be interpreted in a limited manner by the description of the present embodiments. It is understood by those skilled in the art that the present embodiment is an example, and that modifications of various embodiments are possible within the scope of the invention described in the claims. The technical scope of the present invention should be determined based on the scope of the invention described in the claims and the scope of equivalents thereof.
例えば、本実施形態では、シャフト2の先端部7は、心内膜に接触するための接触面を構成するためにリング状に形成されているが、先端部7の形状はこれに限定されるものでない。例えば、先端部7は、放射状、ヘキサ状又は渦巻き状に形成されてもよい。
For example, in the present embodiment, the
1,1A,1B,100:電極カテーテル
2:シャフト
3:ハンドル
4:コネクタ
6,60:リング電極
6B:チップ電極
7:先端部
7S:外周面
8:ガイド部
10,10A:絶縁体
12:電線
13:中空部
16:接続導体
30:開口部
62:切欠部
1, 1A, 1B, 100: electrode catheter 2: shaft 3: handle 4:
Claims (6)
前記心臓内に挿入されるシャフトを備え、
前記シャフトは、
前記被検者の心内膜に接触するように構成された先端部と、
前記先端部に接続されたガイド部と、
を有し、
前記電極カテーテルは、
前記先端部の外周面を囲むように設けられた少なくとも一つのリング電極と、
前記リング電極を覆うように前記外周面の上に設けられた少なくとも一つの絶縁体と、
をさらに備え、
前記絶縁体は、前記リング電極の一部を露出させる、
電極カテーテル。 An electrode catheter for measuring the potential in the heart of a subject, comprising:
Comprising a shaft inserted into the heart,
The shaft is
A tip configured to contact the endocardium of the subject;
A guide connected to the tip,
Have
The electrode catheter is
At least one ring electrode provided so as to surround the outer peripheral surface of the tip portion;
At least one insulator provided on the outer circumferential surface to cover the ring electrode;
And further
The insulator exposes a portion of the ring electrode,
Electrode catheter.
前記少なくとも一つの絶縁体は、複数の絶縁体であり、
前記複数の絶縁体の各々は、前記複数のリング電極のうちの対応する一つを覆うように前記外周面上に設けられ、
前記複数の絶縁体の各々は、前記対応するリング電極の一部を露出させる、
請求項1に記載の電極カテーテル。 The at least one ring electrode is a plurality of ring electrodes,
The at least one insulator is a plurality of insulators,
Each of the plurality of insulators is provided on the outer circumferential surface so as to cover a corresponding one of the plurality of ring electrodes;
Each of the plurality of insulators exposes a portion of the corresponding ring electrode,
The electrode catheter according to claim 1.
前記絶縁体は、複数の開口部を備え、
前記複数の開口部の各々は、前記複数のリング電極の対応する一つの一部を露出させる、
請求項1に記載の電極カテーテル。 The at least one ring electrode is a plurality of ring electrodes,
The insulator comprises a plurality of openings,
Each of the plurality of openings exposes a portion of a corresponding one of the plurality of ring electrodes,
The electrode catheter according to claim 1.
前記絶縁体から露出した前記複数のリング電極の各々の一部が同時に前記心内膜に接触可能である、請求項1から3のうちいずれか一項に記載の電極カテーテル。 The at least one ring electrode is a plurality of ring electrodes,
The electrode catheter according to any one of claims 1 to 3, wherein a part of each of the plurality of ring electrodes exposed from the insulator can simultaneously contact the endocardium.
前記心臓内に挿入されるシャフトを備え、
前記シャフトは、
前記被検者の心内膜に接触するように構成された先端部と、
前記先端部に接続されたガイド部と、
を有し、
前記電極カテーテルは、
前記先端部の外周面上に設けられると共に、前記心内膜に接触するように構成された少なくとも一つのチップ電極をさらに備え、
前記先端部の外周方向に沿った前記チップ電極の寸法は、前記先端部の周長よりも小さい、
電極カテーテル。 An electrode catheter for measuring the potential in the heart of a subject, comprising:
Comprising a shaft inserted into the heart,
The shaft is
A tip configured to contact the endocardium of the subject;
A guide connected to the tip,
Have
The electrode catheter is
And at least one tip electrode disposed on the outer circumferential surface of the tip and configured to contact the endocardium,
The dimension of the tip electrode along the outer peripheral direction of the tip portion is smaller than the circumferential length of the tip portion,
Electrode catheter.
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|---|
US5546940A (en) * | 1994-01-28 | 1996-08-20 | Ep Technologies, Inc. | System and method for matching electrical characteristics and propagation velocities in cardiac tissue to locate potential ablation sites |
JP2003502104A (en) * | 1999-06-17 | 2003-01-21 | カーディアック ペースメーカーズ,インコーポレイテッド | RF ablation device and method with electrode / tissue contact assessment scheme and electrocardiogram filtering |
JP2009500073A (en) * | 2005-06-30 | 2009-01-08 | セント・ジュード・メディカル・エイトリアル・フィブリレーション・ディヴィジョン・インコーポレーテッド | Ablation catheter having a contoured opening in an insulated electrode |
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- 2017-11-08 JP JP2017215639A patent/JP2019084144A/en active Pending
-
2018
- 2018-11-01 WO PCT/JP2018/040640 patent/WO2019093214A1/en active Application Filing
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