JP2019074136A - ストローク位置検出装置およびストローク検出装置を備えたシリンダ装置 - Google Patents
ストローク位置検出装置およびストローク検出装置を備えたシリンダ装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】電気的スイッチに変え、エア圧でシリンダ装置のストローク位置の検出を行うストローク位置検出装置を提供する。【解決手段】ストローク位置検出装置は、シリンダ装置のピストンロッド1に連動連結される連動部2と、該連動部2を移動自在に保持する保持部3とを有し、前記保持部3にエア供給口とエア排出口と、これら両口を連通するエア通路とが設けられ、前記連動部2が所定位置に達したとき、前記エア通路を開閉する開閉装置と、前記エア供給口に接続されて前記開閉装置によるエア通路のエア圧の変化を検知するエア圧検知装置17とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、ストローク位置検出装置およびストローク検出装置を備えたシリンダ装置に関する。
ストローク位置検出装置を備えたシリンダ装置として、下記特許文献1〜2に記載されたものが提案されている。
特許文献1記載のものは、外部から視認可能な位置検出スイッチを外部からの操作を介して容易に位置調整可能な流体圧シリンダを提供するものであって、流体圧シリンダは、シリンダ本体と、シリンダ本体に進退自在に装備されたピストン部材と、ピストン部材の位置を検出可能な位置検出機構とを備え、位置検出機構は、保持部本体とこの保持部本体の外表面を覆う透明な蓋部材とを有する保持部部材と、保持部部材に進退自在に装備され且つピストン部材に連結された連動ロッドと、連動ロッドに設けられた被検出部と、保持部部材内に装備され且つピストン部材が前進側設定位置に達した際に被検出部を検出する前進位置検出スイッチと、前進側設定位置を変更する際に、前進位置検出スイッチの位置を保持部部材の外部から調整可能なスイッチ位置調整機構とを備えているものであった。
特許文献2記載のものは、ピストン部材の前進側設定位置を検出する為の被検出部を外部からの操作を介して容易に位置調整可能な流体圧シリンダを提供するものであって、流体圧シリンダは、シリンダ本体と、シリンダ本体に進退自在に装備されたピストン部材と、ピストン部材の位置を検出可能な位置検出機構とを備え、位置検出機構は、保持部本体とこの保持部本体の外表面を覆う透明な蓋部材とを有する保持部部材と、保持部部材に進退自在に装備され且つピストン部材に連結された連動ロッドと、連動ロッドに設けられた被検出部と、保持部部材内に装備され且つピストン部材が前進側設定位置に達した際に被検出部を検出する前進位置検出スイッチと、前進側設定位置を変更する際に、被検出部の位置を保持部部材の外部から調整可能な被検出部位置調整機構とを備えているものであった。
前記特許文献1及び2に記載のものは、ストローク位置検出を電気的スイッチで行うものであるため、金型、シリンダの交換の際、配線コネクター部の切り離し作業時に、断線、結線不良が発生し、動作不良が生じてしまうという問題があった。また、電気スイッチの寿命は短いという問題もあった。さらに、検出部の剛性がないため、振動等に弱く、故障が生じやすいという問題があった。
そこで、本発明は、電気的スイッチに変え、エア圧でストローク位置の検出を行うストローク位置検出装置を提供することを目的とする。
本発明のシリンダ装置のストローク位置検出装置は、シリンダ装置のピストンロッドに連動連結される連動部と、該連動部を移動自在に保持する保持部とを有し、前記保持部にエア供給口とエア排出口と、これら両口を連通するエア通路とが設けられ、前記連動部が所定位置に達したとき、前記エア通路を開閉する開閉装置と、前記エア供給口に接続されて前記開閉装置によるエア通路のエア圧の変化を検知するエア圧検知装置とを有する。
前記開閉装置は、前記連動部に設けられた弁体と、前記保持部に設けられ、前記弁体により前記エア通路が開閉される弁座部とを有するのが好ましい。
前記弁座部は、前記保持部に軸心方向移動自在に設けられた筒状体であり、該筒状体に小径部が設けられ、前記弁体は、前記筒状体の内側に配置されて前記小径部を開閉自在とすることにより前記エア通路を開閉自在とするものであるのが好ましい。
前記弁座部は、前記保持部に軸心方向移動自在に設けられた筒状体であり、該筒状体の周壁に径方向に貫通して前記エア通路に連通するエア孔が設けられ、前記弁体は、前記筒状体の内面に嵌合し、前記エア孔を開閉自在とすることにより前記エア通路を開閉自在とするものであるのが好ましい。
前記開閉装置は、前記連動部に設けられた位置検出部と、前記保持部に設けられ位置検出ロッドとを有し、前記位置検出ロッドには、前記位置検出部を検知して前記エア通路を開閉自在とする開閉機構が設けられているのが好ましい。
前記位置検出ロッドは、保持部に対して軸心方向位置調整自在に設けられているのが好ましい。
本発明のシリンダ装置は、前記ストローク位置検出装置を備えたものである。
本発明によれば、電気式に変え、エア式にしたため、電気式の欠点が解消できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1〜図4に示すものは、本発明の第1の実施の形態である。
ストローク位置検出装置は、ピストンロッド1に連動連結される連動部2と、この連動部2を移動自在に保持する保持部3とを有し、連動部2の位置を検出してピストンロッド1のストローク位置を検出するように構成されたものである。
図1〜図4に示すものは、本発明の第1の実施の形態である。
ストローク位置検出装置は、ピストンロッド1に連動連結される連動部2と、この連動部2を移動自在に保持する保持部3とを有し、連動部2の位置を検出してピストンロッド1のストローク位置を検出するように構成されたものである。
ピストンロッド1は、シリンダ本体4に進退自在に設けられている。保持部3は、シリンダ本体4に固定されている。連動部2は、ピストンロッド1と平行に配置されている。連動部2の先端は、連結部材5により、ピストンロッド1に連結されている。
図3、図4に示すように、保持部3は、内部に円筒状の中空部6を有し、保持部3の先端には、スライド軸受7が設けられ、保持部3の後端に蓋体8が設けられて、中空部6を閉じている。
以下、方向をいう場合、「先方」または「先端」とはピストンロッドの突出方向をいい、「後方」または「後端」とはその反対方向をいう。
連動部2は、円柱体により構成され、保持部3の先端部のスライド軸受7に摺動自在に保持されている。
保持部3に第1エア供給口9が設けられている。この第1エア供給口9は、蓋体8の近傍の保持部3の側面に設けられている。
保持部3には、第1エア供給口9から先端側に向かって、エア通路10が設けられている。このエア通路10は、保持部3の先端側において、保持部3内部の中空部6に連通する連通孔11に連通している。
前記蓋体8には、第2エア供給口12が設けられ、この第2エア供給口12と保持部内部の中空部6とは連通している。
連動部2の後端に、弁体13が設けられている。
中空部6に嵌合している蓋体8の端部が、弁体13に当接する弁座14とされている。
連動部2の後端に、弁体13が設けられている。
中空部6に嵌合している蓋体8の端部が、弁体13に当接する弁座14とされている。
保持部3には、エア排出口15が設けられている(図4参照)。このエア排出口15は、保持部3の内部の中空部6と外部とを連通するものである。したがって、保持部3の内部の中空部6は、第1エア供給口9又は第2エア供給口12とエア排出口15とを連通するエア通路を形成する。
第1エア供給口9に第1エア配管16が接続され、第1エア配管16は第1エア圧検知装置を介してエア圧供給源18に接続されている。第2エア供給口12に第2エア配管19が接続され、第2エア配管19は第2エア圧検知装置20を介して前記エア圧供給源18に接続されている。
連動部2が所定位置に達したとき、前記エア通路を開閉する開閉装置が設けられている。
開閉装置は、連動部2に設けられた前記弁体13と、保持部3に設けられ、弁体13によりエア通路が開閉される弁座部とを有する。
開閉装置は、連動部2に設けられた前記弁体13と、保持部3に設けられ、弁体13によりエア通路が開閉される弁座部とを有する。
弁座部は、保持部3に軸心方向移動自在に設けられた筒状体21を有する。筒状体21は、保持部3の先端に設けられたスライド軸受7の後方の中空部6に、軸心方向移動自在に設けられている。この筒状体21に、内外方向を貫通するエア孔22が設けられている。このエア孔22と保持部3に設けられた前記連通孔11が連通可能に設けられている。すなわち、筒状体21が軸方向に移動しても、エア孔22と連通孔11は常時連通するよう構成されている。
筒状体21に小径部23が設けられている。この小径部23は、筒状体21の後端部に設けられている。
弁体13は、筒状体21の内側に配置されて、小径部23を開閉自在とすることにより、エア通路を開閉自在とするものである。
弁体13は、筒状体21の内側に配置されて、小径部23を開閉自在とすることにより、エア通路を開閉自在とするものである。
すなわち、開閉装置は、弁体13が小径部23を塞ぐことにより、第1エア供給口9、エア通路10、連通孔11、エア孔22、中空部6及びエア排出口15に至るエア通路を閉じるように構成されている。
保持部3には、前記筒状体21の位置を調整する位置調整装置が設けられている。位置調整装置は、保持部3に設けられた左右一対の長孔24を有する(図3参照)。この長孔24は、連動部2の移動方向に沿って設けられ、筒状体21が配置されている位置に設けられている。この長孔24に位置決め操作ピン25が挿通されている。操作ピン25の下端は筒状体21に挿通されている。操作ピン25の頭部が保持部3より突出している。
保持部3には、固定ボルト26が螺合されている(図4参照)。固定ボルト26で筒状体21を押圧することにより、筒状体21の軸方向移動が防止されている。
筒状体21を軸方向に移動させるには、固定ボルト26を緩め、左右一対の操作ピン25の頭部をもって長孔24に沿って移動させると、筒状体21は、軸方向に移動する。
この筒状体21の移動により、弁体13が小径部23を閉じる位置が調整される。
この筒状体21の移動により、弁体13が小径部23を閉じる位置が調整される。
上記実施の形態の作用につき説明する。
図1〜図4に示すピストンロッド1の位置は、進出位置であり、ピストンロッド1に連動する連動部2も進出位置である。この状態において、連動部2の弁体13は、筒状体21の小径部23に位置して、第1エア供給口9、エア通路10、連通孔11、エア孔22、中空部6及びエア排出口15に至るエア通路のうち、中空部6においてエア通路を閉じる。このエア通路の閉じにより、第1エア供給口9に接続された第1エア配管16のエア圧は上昇し、この上昇を第1エア圧検知装置17が検知して、オン状態となる。この検知により、ピストンロッド1が進出位置に達したことが知れる。
図1〜図4に示すピストンロッド1の位置は、進出位置であり、ピストンロッド1に連動する連動部2も進出位置である。この状態において、連動部2の弁体13は、筒状体21の小径部23に位置して、第1エア供給口9、エア通路10、連通孔11、エア孔22、中空部6及びエア排出口15に至るエア通路のうち、中空部6においてエア通路を閉じる。このエア通路の閉じにより、第1エア供給口9に接続された第1エア配管16のエア圧は上昇し、この上昇を第1エア圧検知装置17が検知して、オン状態となる。この検知により、ピストンロッド1が進出位置に達したことが知れる。
このとき、第2エア供給口12からエア排出口15に至るエア通路は、解放されているので、第2エア圧検知装置20は、圧力の上昇を検知せず、オフ状態である。
ピストンロッド1が前記進出状態から、後退位置に至ると、図示省略しているが、連動部2の弁体13が弁座14に当接し、前記エア通路を閉じる。このエア通路の閉じにより、第2エア圧検知装置20が圧力上昇を検知し、オン状態になり、ピストンロッド1が後退位置に至ったことを知ることができる。このとき、筒状体21の小径部23は解放されているので、第1エア配管16のエアはエア排出口15より排出され、第1エア圧検知装置17は、オフ状態である。
前記進出位置の検知において、ピストンロッド1が検出すべき進出位置であるのに、小径部23と弁体13との位置ずれにより、弁体13が小径部23を塞がない場合、前記位置調整装置により、筒状体21を軸方向に移動させることにより、検知可能に位置調整することができる。
この実施の形態においては、第1エア供給口9と第2エア供給口12を接近して、また、同方向に設けたので、配管の脱着作業が容易となる。
図5〜図10に示すものは、第2の実施の形態である。基本構造は、前記第1の実施の形態とほぼ同じであるので、相違部分を主として説明する。
第1エア供給口9は、保持部3の先端部分に設けられ、第2エア供給口12は、保持部3の後端部分に設けられている。エア排出口15は、保持部3の後端部に設けられている(図8参照)。
第1エア供給口9から、中空部6に向かって径方向にエア通路10が形成されている。このエア通路10の位置に弁座部が設けられている。
弁座部は、保持部3に軸心方向移動自在に設けられた筒状体21であり、該筒状体21の周壁に径方向に貫通するエア孔22を有する。このエア孔22が前記エア通路10に連通している。筒状体21の内径と、中空部6の内径は同じとされている。
弁体13は、筒状体21の内面に嵌合し、前記エア孔22を開閉自在とすることにより前記エア通路を開閉自在とするものである。すなわち、第1の実施の形態と相違するのは、筒状体21のエア孔22を弁体13が閉じる点である(詳細は図10参照)。
弁体13が、エア孔22を塞ぐことにより、ピストンロッド1の進出位置を検出するように構成されている。
第2エア供給口12から中空部6に向かってエア通路10が形成されている。このエア通路10を前記弁体13が塞ぐことにより、ピストンロッド1の後退位置を検出するように構成されている。
位置調整装置は、スライドプレート27を有し、スライドプレート27は、保持部3の上面に設けられている。このスライドプレート27には、左右一対の長孔28が、連動部2の移動方向に沿って設けられている。この長孔28に挿通される固定ボルト29が、保持部3に螺合されている。スライドプレート27には、左右一対の長孔28間の中間部に操作ピン30が取り付けられている。この操作ピン30の下端が筒状体21に取り付けられている(詳細は図9参照)。
図10に示すように、進出位置においては、弁体13がエア孔22を塞ぐのであるが、塞がない場合、位置ずれが生じているので、調整が必要となる。
位置調整は、左右一対の固定ボルト29を緩め、スライドプレート27を移動させることにより、筒状体21を移動させる。筒状体21の移動により、図10に示す状態になると、第1エア圧検知装置17がエア圧の上昇を検知する。この検知した位置で、固定ボルト29を締めることに位置調整は完了する。
このように第2の実施の形態においても、ピストンロッド1の進出位置及び後退位置を検出すること、および検出位置の調整が可能なことは、前記第1実施の形態と同じである。
図11〜図14に示すものは、本発明の第3の実施の形態である。この実施の形態では、ピストンロッド1に連結された連動部2が、進出位置を検出するための第1連動部2aと、後退位置を検出する第2連動部2bに分けられている点が、前記実施の形態と相違する。また、連動部2が所定位置に達したとき、エア通路を開閉する開閉装置の具体的構造が、前記実施の形態と相違する。
シリンダ本体4に設けられた保持部3には、第1連動部2a及び第2連動部2bが摺動自在に設けられている。第1連動部2a及び第2連動部2bは、共通の連結部材5により、連動連結されている。
保持部3の第1連動部2aの後端側に、第1エア供給口9が設けられている。保持部3の第2連動部2bの後端側、第2エア供給口12が設けられている。
第1エア供給口9に第1エア配管16が接続され、第1エア配管16は第1エア圧検知装置17を介してエア圧供給源18に接続されている。第2エア供給口12に第2エア配管19が接続され、第2エア配管19は第2エア圧検知装置20を介して前記エア圧供給源18に接続されている。
図13、図14に示すように、第1及び第2連動部2a、2bは、円柱体からなり、保持部3の中空部6に、シール部材31を介して、摺動自在に設けられている。各連動部2a、2bには、その後端面に開口する深孔32が軸心方向に形成されている。この深孔32に挿入される位置検出ロッド33が、保持部3に設けられている。この位置検出ロッド33の後端に第1エア供給口9及び第2供給口12が設けられている。
位置検出ロッド33には、第1エア供給口9又は第2エア供給口12に連通する貫通孔34が軸心方向に設けられて、エア通路とされている。位置検出ロッド33と深孔32の間には隙間が設けられ、エア通路とされている。保持部3に第1エア排出口35及び第2エア排出口36が設けられている。この第1エア排出口35と第1エア供給口9は、前記エア通路で連通している。また、第2エア排出口36と第2エア供給口12は、前記エア通路で連通している。
連動部2が所定位置に達したとき、エア通路を開閉する開閉装置が設けられている。
この開閉装置は、連動部2に設けられた位置検出部37と、保持部3に設けられ位置検出ロッド33により構成されている。
この開閉装置は、連動部2に設けられた位置検出部37と、保持部3に設けられ位置検出ロッド33により構成されている。
図13において、位置検出部37は、連動部2後端の深孔32の開口部付近に設けられている。図14においては、位置検出部37は、連動部2の先端側の深孔32の奥の部分に設けられている。この位置検出部37は、深孔32の径よりも大きい大径部とされている。
位置検出ロッド33には、前記位置検出部37を検知して前記エア通路を開閉自在とする開閉機構が設けられている。
開閉機構は、前記位置検出ロッド33の先端部に設けられた弁体38を有する。弁体38は、前記貫通孔34に軸方向移動自在に設けられている。貫通孔34の中途部に弁座39が設けられている。この弁座39の貫通孔34が、弁体38の後端面で開閉されることにより、エア通路が開閉される。
位置検出ロッド33の先端部にスプリング40が係止され、該スプリング40により弁体38は、後方に付勢され、エア通路を閉じる。
弁体38の先端部には、先端方向に拡径するテーパ面41が形成されている。このテーパ面41に当接し、かつ、深孔32内周面に当接する球体42が設けられている。球体42は、位置検出ロッド33の先端部に径方向に貫通して設けられた球体保持孔43に保持されている。
球体42が深孔32の内周面に拘束されて、球体保持孔43の内方に押しやられ、テーパ面41を押圧することにより、弁体38は、先端方向に移動し、弁体38後端と弁座39との間に隙間が生じ、エア通路が解放される。
図13において、ピストンロッド1の進出位置を検出する動作を説明する。図13の状態は、ピストンロッド1の後退位置であるので、位置検出ロッド33の球体42は、深孔32内周面に押されて、貫通孔34の内方に位置して、弁体38のテーパ面41を押圧して、弁体38を先端方向に押し上げているので、弁体38後端と弁座39との間に隙間が生じ、エア通路が解放されている。したがって、第1エア圧検知装置17のエア圧は上がらず、オフ状態である。
この状態からピストンロッド1が進出動作して、進出位置に達すると、第1連動部2aも連動して移動する。位置検出ロッド33に対し第1連動部2aが移動することにより、位置検出ロッド33の球体42が、位置検出部37である大径部に位置することになる。
球体42が位置検出部37である大径部に位置すると、球体42は、深孔32内周面の拘束を解除される。弁体38は、スプリング40により後方に付勢されているので、テーパ面41を介して球体42を位置検出部37に押し出して、弁体38は後端側に移動し、弁体38後端面は、弁座39を閉じ、エア通路が閉じられる。
このエア通路の閉じを第1エア圧検知装置17が検知して、オン状態となり、ピストンロッド1が進出位置に達したことを検知することができる。
図14は、第2連動部2bによりピストンロッド1の後退位置を検出している状態を示している。
前記位置検出ロッド33は、保持部3に対して軸心方向位置調整自在に設けられている。すなわち、保持部3に設けられた雌ネジ部44と、位置検出ロッド33に設けられた雄ネジ部45とからなる調整ネジにより、位置検出ロッド33と保持部3との取付位置が調整自在とされている。ロックナット46により、位置検出ロッド33は、保持部3に固定される。
進出位置や後退位置の検出位置がずれた場合、位置検出ロッド33の取付位置を調整することにより、前記ずれを調整することが出来る。この調整は、ロックナット46を緩めて前記調整ネジにより行う。
図15に示すものは、ピストンロッド1と連動部2とを連結する連結部材5を、カップリング47に設けたものである。
今回開示された実施例の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 ピストンロッド
2 連動部
3 保持部
4 シリンダ本体
5 連結部材
6 中空部
7 スライド軸受
8 蓋体
9 第1エア供給口
10 エア通路
11 連通孔
12 第2エア供給口
13 弁体
14 弁座
15 エア排出口
16 第1エア配管
17 第1エア圧検知装置
18 エア圧供給源
19 第2エア配管
20 第2エア圧検知装置
21 筒状体
22 エア孔
23 小径部
24 長孔
25 位置決め操作ピン
26 固定ボルト
27 スライドプレート
28 長孔
29 固定ボルト
30 操作ピン
31 シール部材
32 深孔
33 位置検出ロッド
34 貫通孔
35 第1エア排出口
36 第2エア排出口
37 位置検出部
38 弁体
39 弁座
40 スプリング
41 テーパ面
42 球体
43 球体保持孔
44 雌ネジ部
45 雄ネジ部
46 ロックナット
47 カップリング
2 連動部
3 保持部
4 シリンダ本体
5 連結部材
6 中空部
7 スライド軸受
8 蓋体
9 第1エア供給口
10 エア通路
11 連通孔
12 第2エア供給口
13 弁体
14 弁座
15 エア排出口
16 第1エア配管
17 第1エア圧検知装置
18 エア圧供給源
19 第2エア配管
20 第2エア圧検知装置
21 筒状体
22 エア孔
23 小径部
24 長孔
25 位置決め操作ピン
26 固定ボルト
27 スライドプレート
28 長孔
29 固定ボルト
30 操作ピン
31 シール部材
32 深孔
33 位置検出ロッド
34 貫通孔
35 第1エア排出口
36 第2エア排出口
37 位置検出部
38 弁体
39 弁座
40 スプリング
41 テーパ面
42 球体
43 球体保持孔
44 雌ネジ部
45 雄ネジ部
46 ロックナット
47 カップリング
Claims (7)
- シリンダ装置のピストンロッドに連動連結される連動部と、該連動部を移動自在に保持する保持部とを有し、
前記保持部にエア供給口とエア排出口と、これら両口を連通するエア通路とが設けられ、
前記連動部が所定位置に達したとき、前記エア通路を開閉する開閉装置と、前記エア供給口に接続されて前記開閉装置によるエア通路のエア圧の変化を検知するエア圧検知装置とを有するシリンダ装置のストローク位置検出装置。 - 前記開閉装置は、前記連動部に設けられた弁体と、前記保持部に設けられ、前記弁体により前記エア通路が開閉される弁座部とを有する請求項1記載のストローク位置検出装置。
- 前記弁座部は、前記保持部に軸心方向移動自在に設けられた筒状体であり、該筒状体に小径部が設けられ、
前記弁体は、前記筒状体の内側に配置されて前記小径部を開閉自在とすることにより前記エア通路を開閉自在とするものである請求項2記載のストローク位置検出装置。 - 前記弁座部は、前記保持部に軸心方向移動自在に設けられた筒状体であり、該筒状体の周壁に径方向に貫通して前記エア通路に連通するエア孔が設けられ、
前記弁体は、前記筒状体の内面に嵌合し、前記エア孔を開閉自在とすることにより前記エア通路を開閉自在とするものである請求項2記載のストローク位置検出装置。 - 前記開閉装置は、前記連動部に設けられた位置検出部と、前記保持部に設けられ位置検出ロッドとを有し、
前記位置検出ロッドには、前記位置検出部を検知して前記エア通路を開閉自在とする開閉機構が設けられている請求項1記載のストローク位置検出装置。 - 前記位置検出ロッドは、保持部に対して軸心方向位置調整自在に設けられている請求項5記載のストローク位置検出装置。
- 請求項1〜6のいずれか一つに記載のストローク位置検出装置を備えたシリンダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017200481A JP2019074136A (ja) | 2017-10-16 | 2017-10-16 | ストローク位置検出装置およびストローク検出装置を備えたシリンダ装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017200481A JP2019074136A (ja) | 2017-10-16 | 2017-10-16 | ストローク位置検出装置およびストローク検出装置を備えたシリンダ装置 |
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JP2019074136A true JP2019074136A (ja) | 2019-05-16 |
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JP (1) | JP2019074136A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110757577A (zh) * | 2019-11-21 | 2020-02-07 | 林进军 | 一种冰箱内胆扎排气孔及断针检测装置 |
-
2017
- 2017-10-16 JP JP2017200481A patent/JP2019074136A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110757577A (zh) * | 2019-11-21 | 2020-02-07 | 林进军 | 一种冰箱内胆扎排气孔及断针检测装置 |
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