JP2019073921A - Vehicle door check device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用ドアチェック装置に関する。 The present invention relates to a door check device for a vehicle.
特許文献1には、自動車のドアに固定されるケースと、ケースに設けられる開口を閉塞するカバーと、ケース及びカバーを貫通するとともに一端部が自動車の車体に揺動自在に枢着されるリンクと、ケース内に収容されリンクの外表面を摺接するシューと、ケース内に収容されシューをリンクの外表面に向けて付勢する弾性部材と、を備えた自動車用ドアチェック装置が開示されている。特許文献1に記載の自動車用ドアチェック装置において、弾性部材は、弾性変形することでその弾性力によりシューをリンクの外表面に向けて付勢している。
In
ところで、特許文献1に開示される自動車用ドアチェック装置において、弾性部材の弾性力は、シューを付勢する方向とは反対側の方向において弾性部材を収容するケースにも作用している。この弾性力に対するケースの強度が十分でない場合、開口が拡がるようにケースが変形するおそれがある。
By the way, in the door-check apparatus for motor vehicles disclosed by
そこで、本発明の目的とするところは、弾性部材の弾性力に対する強度を向上させた車両用ドアチェック装置を提供することにある。 Then, the place made into the object of the present invention is to provide the door check device for vehicles which raised the intensity to elastic power of an elastic member.
上記の課題を解決する車両用ドアチェック装置は、車両ドアに固定されるハウジングと、車両本体に回動可能に支持されるとともに、前記ハウジングに挿通されるチェックリンクと、前記チェックリンクの外表面を摺動可能なシューと、弾性力によって前記シューを前記チェックリンクの外表面に向けて付勢する弾性部材と、を備え、前記ハウジングは、開口を有するとともに、少なくとも前記シュー及び前記弾性部材を収容する第1ハウジングと、前記開口を閉塞する第2ハウジングと、を含んで構成され、前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングのうち、何れか一方は前記弾性部材を支持する第1支持部を有し、他方は前記弾性部材の弾性力が作用する方向における外側から前記第1支持部を支持する第2支持部を有する。 A vehicle door check device that solves the above problems includes a housing fixed to a vehicle door, a check link rotatably supported by the vehicle body, and an outer surface of the check link inserted into the housing. And an elastic member urging the shoe toward the outer surface of the check link by an elastic force, and the housing has an opening and at least the shoe and the elastic member. And a second housing for closing the opening, wherein any one of the first housing and the second housing supports the first supporting portion for supporting the elastic member. And the other has a second support that supports the first support from the outside in the direction in which the elastic force of the elastic member acts.
上記構成によれば、第1支持部及び第2支持部により、弾性部材の弾性力による応力が第1ハウジング及び第2ハウジングの双方に分散されるとともに、弾性部材の弾性力により第1ハウジング及び第2ハウジングが強固に噛合う。その結果、弾性部材の弾性力によるハウジングの変形が抑制される。すなわち、弾性部材の弾性力に対するハウジングの強度を向上させることができる。 According to the above configuration, the stress due to the elastic force of the elastic member is dispersed to both the first housing and the second housing by the first support portion and the second support portion, and the elastic force of the elastic member causes the first housing and The second housing engages tightly. As a result, deformation of the housing due to the elastic force of the elastic member is suppressed. That is, the strength of the housing to the elastic force of the elastic member can be improved.
上記車両用ドアチェック装置において、前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングのうち、前記第1支持部を有する一方は金属材料によって作製され、前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングのうち、前記第2支持部を有する他方は樹脂材料によって作製されることが好ましい。 In the door check device for a vehicle, one of the first housing and the second housing having the first support portion is made of a metal material, and the second housing of the first housing and the second housing is made of a metal. The other one having a support is preferably made of a resin material.
上記構成によれば、第1ハウジングを樹脂材料によって作製することにより、ハウジングの軽量化がなされるとともに、弾性部材と当接することで主として弾性部材の弾性力を受ける第2ハウジングの第1支持部を金属材料によって作製することにより、弾性部材の弾性力に対するハウジングの強度も確保できる。 上記車両用ドアチェック装置において、前記第1ハウジングには、前記開口の周縁に凸部が形成され、前記第2ハウジングには、前記第1ハウジングにおける前記開口の周縁を挟持する挟持部であって、前記凸部と係合する凹部を有する挟持部が形成されていることが好ましい。 According to the above configuration, by making the first housing out of a resin material, the weight of the housing can be reduced, and the first supporting portion of the second housing that receives mainly the elastic force of the elastic member by coming into contact with the elastic member. The strength of the housing with respect to the elastic force of the elastic member can also be secured by making the metal with a metal material. In the above-mentioned door check device for a vehicle, a convex portion is formed on the peripheral edge of the opening in the first housing, and the second housing is a clamping portion for clamping the peripheral edge of the opening in the first housing, It is preferable that a sandwiching portion having a concave portion engaged with the convex portion is formed.
上記構成によれば、開口の周縁を挟持する挟持部により、開口が拡がるように第1ハウジングが変形することが抑制される。そして、挟持部に第1ハウジングの凸部と係合する凹部を形成させることで、第1ハウジングの変形が抑制される位置において、第1ハウジング及び第2ハウジングを凹凸係合により結合させることができる。すなわち、ハウジングの強度を確保しつつ第1ハウジング及び第2ハウジングの組み付け性を向上させることができる。 According to the above configuration, the holding portion holding the peripheral edge of the opening suppresses the deformation of the first housing so as to expand the opening. Then, by forming the concave portion in the holding portion to be engaged with the convex portion of the first housing, the first housing and the second housing can be coupled by concavo-convex engagement at a position where the deformation of the first housing is suppressed. it can. That is, the assemblability of the first housing and the second housing can be improved while securing the strength of the housing.
以下、車両用ドアチェック装置(以下、単にドアチェック装置とも表記する)の一実施形態について説明する。 Hereinafter, an embodiment of a vehicle door check device (hereinafter, also simply referred to as a door check device) will be described.
なお、以降の説明では、車両上下方向を「上下方向」とする。 In the following description, the vertical direction of the vehicle is referred to as "vertical direction".
図1に示すように、車両1は、車両本体2及び車両ドア3を備える。車両本体2の側部には、車両1の利用者が乗降するための乗降口2aが形成されている。また、車両1には、乗降口2aの車両前方の縁部(前縁部2b)に一対のドアヒンジ4が上下方向に並設されている。これら一対のドアヒンジ4は、車両本体2に対して車両ドア3を回動可能に支持している。こうして、車両ドア3は、車両本体2に形成された乗降口2aを開閉可能に車両本体2に取り付けられている。詳しくは、図2に示すように、車両ドア3は、車両上下方向と概ね一致するドアヒンジ4の軸4aを中心に回動可能に支持されている。
As shown in FIG. 1, the
また、図2に示すように、車両本体2の前縁部2bには、ブラケット5がボルト等の締結部材により固定されている。ブラケット5は、ピン6を当該ピン6の軸方向が上下方向と概ね一致する状態で支持している。そして、ブラケット5は、ピン6を介して本実施形態のドアチェック装置100の構成要素であるチェックリンク10をピン6の軸6aを中心に回動可能に支持している。チェックリンク10は、車両ドア3の全閉時における車両ドア3の前端部に形成された孔3aを介して、車両ドア3内に延出している。そして、チェックリンク10は、車両ドア3の閉作動に伴って車両ドア3内に進入したり、車両ドア3の開作動に伴って車両ドア3内から退出したりする。
Further, as shown in FIG. 2, a
図3は、図8に示すドアチェック装置100の正面図のA−A線矢視断面図である。また、図4は、ドアチェック装置100の分解斜視図である。図3及び図4に併せ示すように、ドアチェック装置100は、前述したチェックリンク10と、チェックリンク10の外表面を摺動する2つのシュー30と、各シュー30をチェックリンク10の外表面に向けて付勢する2つの弾性部材20と、チェックリンク10を挿通するための挿通孔41a,42aを有するとともにシュー30及び弾性部材20を収容するハウジング40と、を備えている。
FIG. 3 is a sectional view taken along line AA of the front view of the
図3に示すように、チェックリンク10は、長尺状をなすアーム11と、アーム11の一方端に取付部12と、アーム11の他方端にストッパ13と、を有する。アーム11には、上下方向における厚みを変化させることで、凹凸状のチェックパターン11aが形成されている。取付部12は、上下方向に貫通形成された軸孔12aを有している。この軸孔12aにピン6が挿通されることで、チェックリンク10(ドアチェック装置100)は、アーム11の他方端を自由端として、一方端をピン6によってピン6の軸6aを中心に回動可能に支持されている。ストッパ13は、その大きさがアーム11の長手方向と直交する方向においてアーム11よりも大きく設定されている。なお、チェックリンク10は、内部が金属材料により構成され、その金属材料の表面に樹脂材料が被覆されることにより構成されている。
As shown in FIG. 3, the
2つのシュー30は、上下方向においてチェックリンク10を挟持する態様で、上下方向に移動可能にハウジング40内に収容されている。なお、各シュー30は、それぞれ樹脂材料によって作製されている。
The two
2つの弾性部材20は、上下方向においてハウジング40及びシュー30にそれぞれ挟持される態様で、ハウジング40内に収容されている。本実施形態において、各弾性部材20は、ばね鋼製の圧縮コイルバネによって構成されている。また、各弾性部材20は、上下方向に弾性変形することで上下方向における両側に弾性力を作用させる。そして、当該弾性力の一方によって、各弾性部材20は、シュー30をチェックリンク10の外表面に向けて付勢している。
The two
車両ドア3の開閉作動に伴ってチェックリンク10が車両ドア3内に進入したり退避したりすると、チェックリンクは、ハウジング40に対して相対的に長手方向へ移動する。このチェックリンク10の移動に伴い、チェックリンク10の外表面を摺動するシュー30は、チェックパターン11aに応じて上下方向に移動する。この際、弾性部材20の上下方向における弾性変形量が変化することで、シュー30を付勢する弾性部材20の弾性力が変化する。その結果、チェックリンク10とシュー30との摺動抵抗が変化する。こうして、車両1の利用者が車両ドア3を開閉作動させる際、車両ドア3の開度に応じた適切な操作力が生じる。
When the
なお、上述したように、本実施形態において、弾性部材20が弾性変形する方向、すなわち、弾性部材20の弾性力が作用する方向は、上下方向と概ね一致する。しかしながら、弾性部材20が作用する方向は、チェックパターン11aに応じてシュー30が移動する方向と一致していればよい。また、本実施形態においては、弾性部材20として圧縮コイルバネを用いたが、ゴム材料等、弾性変形することによって弾性力を作用させるものであればよい。
As described above, in the present embodiment, the direction in which the
次に、図4を参照して、本実施形態におけるハウジング40の構成について説明する。なお、以降の説明では、ピン6の軸6aを中心とする径方向のうち、ハウジング40の挿通孔41a,42aの中心を通る方向を「前後方向」とする。また、当該径方向のうち径方向内側を「前方向」とし、径方向外側を「後方向」とする。さらに、上下方向及び前後方向の両方向と直交する方向を「幅方向」とする。
Next, with reference to FIG. 4, the configuration of the
図4に示すように、ハウジング40は、第1ハウジング41と、第2ハウジング42と、を含んで構成されている。
As shown in FIG. 4, the
第1ハウジング41は、略直方体の一面に前方向に向かって開口41bが形成された有底無蓋の箱形状をなしている。詳しくは、第1ハウジング41は、開口41bと対向する面を有する底壁部413と、底壁部413の上下方向における両端から第2ハウジング42側(前方向)に延出するとともに、上下方向と略直交する2つの第1側壁部411と、底壁部413の幅方向における両端から第2ハウジング42側(前方向)に延出するとともに、幅方向と略直交する2つの第2側壁部412と、が連結することにより有底無蓋の箱形状をなしている。この第1ハウジング41は、開口41bを介してシュー30及び弾性部材20を収容している。チェックリンク10を挿通するための第1ハウジング41の挿通孔41aは、底壁部413の中央に貫通形成されている。また、挿通孔41aの大きさは、前後方向と直交する方向において、チェックリンク10のアーム11よりも大きく、且つ、チェックリンク10のストッパ13よりも小さく設定されている。このため、車両ドア3の開作動がなされることでチェックリンク10が車両ドア3内から退出する(図3で示す左側に、チェックリンク10が車両ドア3に対して相対的に移動する)際、ストッパ13とハウジング40とが当接する。こうして、チェックリンク10が車両ドア3から完全に抜き去られることなく、車両ドア3の全開位置が位置決めされる。また、第1ハウジング41の第2側壁部412には、上下方向における中間部において、開口41bの周縁から幅方向外側に突出する凸部41cが形成されている。
The
なお、第1ハウジング41は、ポリアミド樹脂等の樹脂材料を射出成形することで一体的に作製されている。
The
図4に示すように、第2ハウジング42は、第1ハウジング41の開口41bを閉塞する板状の蓋部421と、蓋部421の幅方向における両端から延出する2つの挟持部422と、蓋部421の上下方向における両端から延出する2つの舌片部423と、を有する。
As shown in FIG. 4, the
蓋部421の中央には、第1ハウジング41と同様に、チェックリンク10を挿通するための挿通孔42aが貫通形成されている。挿通孔42aの大きさは、前後方向と直交する方向において、チェックリンク10のアーム11よりも大きく設定されている。また、蓋部421は、挿通孔42aの上側及び下側に、後方向に突出するリベット421aを有する。このリベット421aに対し車両ドア3を介してナット7(図3に図示)が結合することで、第2ハウジング42(ハウジング40)は車両ドア3に固定される。
Similarly to the
2つの挟持部422は、蓋部421から第1ハウジング41側(後方向)に延在し、幅方向と略直交する板形状をなしている。また、挟持部422は、幅方向に貫通形成される凹部42bを有している。
The two pinching
2つの舌片部423は、蓋部421から第1ハウジング側(後方向)に延在し、上下方向と略直交する略四角形の板形状をなしている。2つの舌片部423が第1ハウジング側(後方向)に延びる長さは、第1ハウジング41の第1側壁部411が第2ハウジング42側に延びる長さと同程度に設定されている。また、2つの舌片部423の上下方向における外面同士の距離は、第1ハウジング41の2つの第1側壁部411の上下方向における内面同士の距離よりも僅かに短く設定されている。
The two
なお、第2ハウジング42は、第1ハウジング41を構成する樹脂材料よりも密度(単位体積当たりの質量)が大きく、撓みにくい(弾性係数が大きい)鋼等の金属製の板材から作製されている。詳しくは、第2ハウジング42は、金属製の板材に対し、プレス加工によって挿通孔42a及び凹部42bを貫通形成させた後、曲げ加工によって蓋部421に対し舌片部423及び挟持部422を曲げることで作製されている。
The
ここで、図5及び図6を参照して、第1ハウジング41及び第2ハウジングの結合方法ならびに第1ハウジング41及び第2ハウジング42が結合した状態におけるドアチェック装置100の構成について説明する。
Here, with reference to FIG. 5 and FIG. 6, the connection method of the
図5は、図8に示すドアチェック装置100の正面図のB−B線矢視断面図である。図5に示すように、第1ハウジング41及び第2ハウジング42を結合させるには、第1ハウジング41に対して第2ハウジング42を開口41bと直交する方向(図5に示す矢印方向)に押し込むだけでよい。詳しくは、第2ハウジング42を押し込むと、挟持部422が幅方向外側に弾性変形し、さらに押し込むことで挟持部422の凹部42bが第1ハウジング41の凸部41cに嵌まり込んで凹凸係合する。このように、第1ハウジング41及び第2ハウジング42の結合には、第2ハウジング42の弾性を利用した所謂「スナップフィット係合」が採用されている。また、第1ハウジング41及び第2ハウジング42が結合した状態において、挟持部422は、第1ハウジング41の開口41bの周縁を挟持する態様となる。これにより、挟持部422は、第1ハウジング41に対する第2ハウジング42の幅方向における位置決めをするとともに、外力により第1ハウジング41の開口41bが拡がるように変形することを抑制する。
5 is a cross-sectional view taken along line B-B of the front view of the
図6に示すように、第1ハウジング41及び第2ハウジング42が結合した状態において、第2ハウジング42の舌片部423は、第1ハウジング41の第1側壁部411の上下方向における内側に収容されている。こうして、ハウジング40のうち舌片部423が、弾性部材20と当接することで、弾性部材20の弾性力が作用する方向(上下方向)において弾性部材20を支持する「第1支持部」として機能する。また、第1ハウジング41及び第2ハウジング42が結合した状態において、第1ハウジング41の第1側壁部411は、第2ハウジング42の舌片部423を弾性部材20の弾性力が作用する方向(上下方向)における外側から支持する態様となる。こうして、ハウジング40のうち第1側壁部411が、弾性部材20の弾性力が作用する方向における外側から「第1支持部」を支持する「第2支持部」として機能する。そして、これら「第1支持部」としての舌片部423及び「第2支持部」としての第1側壁部411は、弾性部材20の弾性力が作用する方向(上下方向)において、弾性部材20の弾性力によって常時当接している。また、このとき、「第1支持部」としての舌片部423の先端は、「第2支持部」としての第1側壁部411の基端に位置するようになっている。
As shown in FIG. 6, in the state where the
なお、以降の説明では、第2ハウジング42の舌片部423を「第1支持部S1」とも表記する。また、第1ハウジング41の第1側壁部411を「第2支持部S2」とも表記する。
In the following description, the
次に、図5〜図7を参照して、本実施形態のドアチェック装置100の作用について説明する。
Next, the operation of the
図6に示すように、本実施形態のドアチェック装置100は、第1支持部S1が弾性部材20を支持し、さらに、第2支持部S2が弾性部材20の弾性力が作用する方向における外側から第1支持部S1を支持する構成をなしている。すなわち、第1ハウジング41及び第2ハウジング42は、弾性部材20の弾性力が作用する方向において密着して重なり合っている。これにより、弾性部材20の弾性力は、まず第1支持部S1に作用し、第1支持部S1を介した弾性力がさらに第2支持部S2に作用することとなる。すなわち、弾性部材20の弾性力は、第1ハウジング41及び第2ハウジング42の双方に作用する。その結果、ハウジング40が弾性部材20から受ける応力は、第1ハウジング41及び第2ハウジング42の双方に分散される。
As shown in FIG. 6, in the
また、第2ハウジング42の第1支持部S1及び第1ハウジング41の第2支持部S2は、弾性部材20の弾性力によって強固に噛合う。詳しくは、弾性力により第1支持部S1と第2支持部S2との当接面において、弾性力が作用する方向と略直交する方向に摩擦力が生じる。加えて、この摩擦力は、弾性部材20の弾性力が大きい程大きくなる。この摩擦力によって、常時当接する第1支持部S1及び第2支持部S2は、互いにスライド移動しにくくなる。
Further, the first support portion S1 of the
そして、第1ハウジング41及び第2ハウジング42のうち、第1支持部S1が形成される方(本実施形態では、第2ハウジング42)を金属材料によって作製することで、弾性部材20と当接して主として弾性力を受ける第1支持部S1が高強度の材質で構成される。
Then, one of the
さらに、第1支持部S1が形成される方(本実施形態では、第2ハウジング42)を金属材料によって作製するとともに、第2支持部S2が形成される方(本実施形態では、第1ハウジング41)を金属材料よりも撓みやすい樹脂材料により作製している。これにより、図7に示すように、第1支持部S1が弾性部材20の弾性力によって僅かに変形すると、第1支持部S1が第2支持部S2に食い込む(二点鎖線で図示)。こうして、第1支持部S1がアンカーの役割を果たすことで、第1ハウジング41に対して第2ハウジング42がさらに外れにくくなる。なお、このような作用は、第1支持部S1の先端が第2支持部S2の基端に位置するよう第1支持部S1の長さを設定することで、より顕著となる。すなわち、第1支持部S1の先端が第2支持部S2の基端に食い込むような構成とすることで、第1ハウジング41に対して第2ハウジング42はさらに外れにくくなる。
Furthermore, the direction in which the first support portion S1 is formed (in the present embodiment, the second housing 42) is made of a metal material, and the direction in which the second support portion S2 is formed (in the present embodiment, the first housing) 41) is made of a resin material that is more easily bent than a metal material. Thereby, as shown in FIG. 7, when the first support portion S1 is slightly deformed by the elastic force of the
図5に示すように、第2ハウジング42の挟持部422は、第1ハウジング41の開口41bの周縁を挟持している。この挟持部422によれば、例えば、車両1の利用者が車両ドア3を全開位置まで開放した際、すなわち、ストッパ13とハウジング40とが当接した際、ストッパ13から受ける荷重により開口41bが拡がるように第1ハウジング41が変形するのが抑制される。そして、挟持部422に第1ハウジング41の凸部41cと係合する凹部42bを形成させることで、挟持部422により第1ハウジング41の変形が抑制されている位置において、第1ハウジング41及び第2ハウジング42が凹凸係合する。
As shown in FIG. 5, the sandwiching
ここまで説明した本実施形態のドアチェック装置100の構成によれば、以下に示す効果を奏することができる。
According to the configuration of the
・ハウジング40に第1支持部S1及び第2支持部S2を設けることで、弾性部材20から受ける応力を第1ハウジング41及び第2ハウジング42の双方に分散させたり、第1ハウジング41及び第2ハウジング42が強固に噛合うことでハウジング40を変形させにくくさせたりできる。こうして、弾性部材20の弾性力に対するハウジング40の強度を向上させることができる。
-By providing the first support portion S1 and the second support portion S2 in the
・第2支持部S2が形成される第1ハウジング41を樹脂材料によって作製することで軽量化がなされるとともに、第1支持部S1が形成される第2ハウジング42を金属材料によって作製することで弾性部材20の弾性力に対するハウジング40の強度も確保できる。
-The
・第1支持部S1が形成される第2ハウジング42を金属材料によって作製し、第2支持部S2が形成される第1ハウジング41を樹脂材料によって作製することで、第1支持部S1がアンカーの役割を果たし、第2ハウジング42が第1ハウジング41に対して外れにくくなる。その結果、第1ハウジング41が収容する部材(弾性部材20,シュー30)が開口41bから脱落するのを抑制できる。
-The 1st support part S1 is an anchor by producing the
・挟持部422により第1ハウジング41の変形が抑制されている位置において第1ハウジング41及び第2ハウジング42を凹凸係合させた。これにより、一般的に締結部材を使用した結合手段等と比較して結合力が弱い凹凸係合であっても、十分な結合力を確保することが可能となる。そして、ボルト等の締結部材が不要となることから、部品点数の増加を抑制できるだけでなく、第1ハウジング41及び第2ハウジング42を結合させる際の組み付け性も向上する。
The
なお、本実施形態のドアチェック装置100は、以下に示すように変更してもよい。
In addition, you may change the door-
・図9に示すように、例えば、第2ハウジング42の舌片部423を第1ハウジング41の第1側壁部411に挿し込むようにした状態で第1ハウジング41及び第2ハウジング42を結合させるようすることで、第1ハウジング41及び第2ハウジング42のうち上下方向における内側に第1ハウジング41が位置するような構成としてもよい。この場合、弾性部材20と当接して弾性部材20を支持する第1支持部S1は、第1ハウジング41に形成される。また、第1支持部S1を弾性部材20の弾性力が作用する方向における外側から支持する第2支持部S2は、第2ハウジング42に形成される。この場合であっても、上述した第1支持部S1及び第2支持部S2による作用により、弾性部材20の弾性力に対するハウジング40の強度を向上させることができる。
-As shown in FIG. 9, for example, the
・第1ハウジング41を金属材料によって作製してもよい。また、第2ハウジング42を樹脂材料によって作製してもよい。この場合であっても、第1支持部S1及び第2支持部S2により、弾性部材20から受ける応力を第1ハウジング41及び第2ハウジング42の双方に分散させたり、第1ハウジング41及び第2ハウジング42が強固に噛合うことでハウジング40を変形させにくくさせたりできる。
The
・ハウジング40に挟持部422を設けなくてもよい。また、この場合において、第2ハウジング42のうち挟持部422を除く部分に凹部42bを設けてもよい。
The
・第1ハウジング41に「凹部」を設け、第2ハウジング42に「凸部」を設けてもよい。ただし、特に第2ハウジング42を金属材料によって作製する場合は、凹部42bを挿通孔42aとともにプレス加工により成形できることから、第2ハウジング42に凹部42bを設けるのが好ましい。
The
・第1ハウジング41が車両ドア3に固定されるような構成としてもよい。
The
・第1ハウジング41及び第2ハウジング42を凹凸係合以外の手段で結合してもよい。例えば、ボルト等の締結部材によって第1ハウジング41及び第2ハウジング42を結合させてもよい。あるいは、第1ハウジング41に第2ハウジング42を貫通する突起(不図示)を設け、第2ハウジング42を貫通した突起(不図示)に曲げ加工を施すことで、第1ハウジング41及び第2ハウジングを結合させてもよい。
The
・第1支持部S1は、第1ハウジング41または第2ハウジング42と一体的に作製されていなくてもよい。例えば、舌片部423のような板部材を別途作製し、第2ハウジングに接着剤により固定したり、ボルト等の締結手段により固定したりしてもよい。
The first support portion S1 may not be integrally formed with the
S1…第1支持部、S2…第2支持部、1…車両、2…車両本体、3…車両ドア、100…車両用ドアチェック装置、10…チェックリンク、20…弾性部材、30…シュー、40…ハウジング、41…第1ハウジング、41b…開口、41c…凸部、42…第2ハウジング、42b…凹部、422…挟持部
S1: first support, S2: second support, 1: vehicle, 2: vehicle body, 3: vehicle door, 100: door check device for vehicle, 10: check link, 20: elastic member, 30: shoe, DESCRIPTION OF
Claims (3)
車両本体に回動可能に支持されるともに、前記ハウジングに挿通されるチェックリンクと、
前記チェックリンクの外表面を摺動可能なシューと、
弾性力によって前記シューを前記チェックリンクの外表面に向けて付勢する弾性部材と、を備え、
前記ハウジングは、
開口を有するとともに、少なくとも前記シュー及び前記弾性部材を収容する第1ハウジングと、
前記開口を閉塞する第2ハウジングと、を含んで構成され、
前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングのうち、何れか一方は前記弾性部材を支持する第1支持部を有し、他方は前記弾性部材の弾性力が作用する方向における外側から前記第1支持部を支持する第2支持部を有する
車両用ドアチェック装置。 A housing fixed to the vehicle door;
A check link rotatably supported by the vehicle body and inserted into the housing;
A shoe capable of sliding on the outer surface of the check link;
An elastic member urging the shoe toward the outer surface of the check link by an elastic force;
The housing is
A first housing having an opening and accommodating at least the shoe and the elastic member;
And a second housing closing the opening.
One of the first housing and the second housing has a first support portion for supporting the elastic member, and the other has the first support portion from the outside in the direction in which the elastic force of the elastic member acts A door check apparatus for a vehicle, comprising:
前記第1ハウジング及び第2ハウジングのうち、前記第2支持部を有する他方は樹脂材料によって作製される
請求項1に記載の車両用ドアチェック装置。 One of the first housing and the second housing having the first support portion is made of a metal material,
The vehicle door check device according to claim 1, wherein the other of the first housing and the second housing having the second support portion is made of a resin material.
前記第2ハウジングには、前記第1ハウジングにおける前記開口の周縁を挟持する挟持部であって、前記凸部と係合する凹部を有する挟持部が形成されている
請求項1または請求項2の何れか一項に記載の車両用ドアチェック装置。 A convex portion is formed on the periphery of the opening in the first housing,
The holding part which holds the peripheral edge of the opening in the first housing is formed in the second housing, the holding part having a concave part which engages with the convex part. The door-check apparatus for vehicles as described in any one.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017201044A JP2019073921A (en) | 2017-10-17 | 2017-10-17 | Vehicle door check device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017201044A JP2019073921A (en) | 2017-10-17 | 2017-10-17 | Vehicle door check device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019073921A true JP2019073921A (en) | 2019-05-16 |
Family
ID=66543865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017201044A Pending JP2019073921A (en) | 2017-10-17 | 2017-10-17 | Vehicle door check device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019073921A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021181493A (en) * | 2013-05-23 | 2021-11-25 | アズセラピーズ インコーポレイテッド | Methods of delivering cromolyn |
-
2017
- 2017-10-17 JP JP2017201044A patent/JP2019073921A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021181493A (en) * | 2013-05-23 | 2021-11-25 | アズセラピーズ インコーポレイテッド | Methods of delivering cromolyn |
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