JP2019070998A - フィールド機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】パラメータ設定変更操作の競合を回避するための構成およびユーザーの操作手順を簡略化する。【解決手段】本体部1は、表示器2A,2Bからの要求に応じてパラメータを設定変更する本体情報処理部と、表示器2A,2Bから送られたメッセージを宛先の表示器2A,2Bに転送する第1の表示器間協調処理部を備える。各表示器2A,2Bは、ユーザーのパラメータ設定変更操作に応じてパラメータを設定変更するよう本体部1に要求するパラメータ処理部と、ユーザーの操作に応じて他の表示器のユーザーに対するメッセージを作成するメッセージ作成部と、メッセージ作成部によって作成されたメッセージを本体部1に送り、他の表示器から本体部1を経由して送られたメッセージを受け取る第2の表示器間協調処理部と、他の表示器から送られたメッセージを表示する画面制御処理部とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、フィールド機器に係り、特に複数の表示器を本体部に接続したフィールド機器に関するものである。
複数の場所から機器を操作可能にするために複数の場所に設置した複数の表示器を1台の機器に接続することがある。複数の表示器を別々の操作者が同時に操作して、第1の操作者の操作結果が第2の操作者の操作状態に影響した場合、第2の操作者は表示器や機器が故障していると誤解する可能性があり、本来必要のない作業に時間を費やしてしまう虞がある。
このような誤解を防ぐためには、パラメータ設定など機器の状態に影響する操作は1台の表示器だけに限定し、他の表示器は機器の状態を表示するだけにする方法がある。表示器の限定方法としては、前もって1台の表示器を指定しておく方法と、先に操作を始めた表示器1台に限定するようにして、操作が終わったら他の表示器も操作を始められるようにする方法がある。例えば特許文献1に開示されたプラント監視制御装置では、複数の操作入力装置のいずれからでもプラント機器の操作が可能であるが、1台の操作入力装置による操作中は他の操作入力装置から操作できないようにしている。
しかしながら、従来の方法では、以下の(I)〜(III)のような課題があった。
(I)操作可能な表示器を1台に限定するため、複数の場所からの同時操作ができない。
(II)前もって1台の表示器を指定する方法の場合、他の表示器から操作することができない。
(III)操作可能な表示器を切り替える方法の場合、切り替えの制御が複雑になるため、何らかの原因で切り替えが正しくできなくなる可能性が高い。
以下、従来の課題について具体例で説明する。ここでは、調節計を例に挙げて説明する。図24は従来の調節計の本体部の構成を示すブロック図である。図24では、調節計の本体部100の構成のうち、表示器101A,101Bに関係する構成のみを示し、調節計の計測と制御と操作端(外部装置)操作とに関係する構成については図示していない。調節計の計測と制御と操作端(外部装置)操作の状態のデータ、および本体部100のパラメータが本体情報記憶部10に格納される。
<例1−1>
調節計で、表示器101Aに、制御量PVと設定値SPと操作量MVと表示器101Bの状態とを表示するときの動作の例を図25を参照して説明する。制御量PV(プロセス量)は計測のデータ(例えば温度計測値)、設定値SPは制御のデータ(例えば温度設定値)、操作量MVは操作端操作のデータである。制御対象に対して出力される操作量MVにより制御対象の制御が行われることは言うまでもない。
表示器101A,101Bの表示状態には、ユーザーが本体部100の状態を監視するためのモニター画面を表示する状態と、ユーザーが本体部100のパラメータを変更あるいは確認するためのパラメータ設定画面を表示する状態とがある。
本体情報処理部11は、本体部100の計測処理部(不図示)から制御量PVを受け取り、本体情報記憶部10に格納する(図25ステップS1000)。本体情報処理部11は、本体部100の制御処理部(不図示)から設定値SPを受け取り、本体情報記憶部10に格納する(図25ステップS1001)。本体情報処理部11は、本体部100の操作端操作処理部(不図示)から操作量MVを受け取り、本体情報記憶部10に格納する(図25ステップS1002)。本体情報処理部11は、制御量PVと設定値SPと操作量MVとを本体情報記憶部10から取り出し、通信情報提供処理部12に渡す。(図25ステップS1003)。
一方、通信電文処理部13Bは、表示器101Bから表示器101Bの状態を示す通信電文を受信し(図25ステップS1004)、この通信電文を解釈して、表示器101Bの状態情報を更新する要求を生成する(図25ステップS1005)。なお、状態情報には、表示器に固有の識別コードが付加されている。
通信要求受付処理部14は、通信電文処理部13Bから表示器101Bの状態情報の更新要求を受け取り、表示器情報処理部15に渡す(図25ステップS1006)。この更新要求を受け取った表示器情報処理部15は、表示器情報記憶部16に記憶されている表示器101Bの状態情報を更新する(図25ステップS1007)。
表示器情報処理部15は、表示器101Bの状態情報を表示器情報記憶部16から取り出し、通信情報提供処理部12に渡す(図25ステップS1008)。
通信情報提供処理部12は、本体情報処理部11から受け取った制御量PVと設定値SPと操作量MVと、表示器情報処理部15から受け取った表示器101Bの状態情報とを通信電文処理部13Aに渡す(図25ステップS1009)。
通信電文処理部13Aは、通信情報提供処理部12から制御量PVと設定値SPと操作量MVと表示器101Bの状態情報とを受け取り、これらの情報を含む通信電文を作成して(図25ステップS1010)、作成した通信電文を表示器101Aに送る(図25ステップS1011)。
<例1−2>
次に、調節計で、表示器101Bに、制御量PVと設定値SPと操作量MVと表示器101Aの状態とを表示するときの動作の例を説明する。処理の流れは例1−1の場合と同様なので、図25の符号を用いて説明する。本体情報処理部11は、例1−1と同様に動作する(図25ステップS1000〜S1003)。
通信電文処理部13Aは、表示器101Aから表示器101Aの状態を示す通信電文を受信し(図25ステップS1004)、この通信電文を解釈して、表示器101Aの状態情報を更新する要求を生成する(図25ステップS1005)。
通信要求受付処理部14は、通信電文処理部13Aから表示器101Aの状態情報の更新要求を受け取り、表示器情報処理部15に渡す(図25ステップS1006)。この更新要求を受け取った表示器情報処理部15は、表示器情報記憶部16に記憶されている表示器101Aの状態情報を更新する(図25ステップS1007)。
表示器情報処理部15は、表示器101Aの状態情報を表示器情報記憶部16から取り出し、通信情報提供処理部12に渡す(図25ステップS1008)。
通信情報提供処理部12は、本体情報処理部11から受け取った制御量PVと設定値SPと操作量MVと、表示器情報処理部15から受け取った表示器101Aの状態情報とを通信電文処理部13Bに渡す(図25ステップS1009)。
通信電文処理部13Bは、通信情報提供処理部12から制御量PVと設定値SPと操作量MVと表示器101Aの状態情報とを受け取り、これらの情報を含む通信電文を作成して(図25ステップS1010)、作成した通信電文を表示器101Bに送る(図25ステップS1011)。
<例1−3>
次に、調節計で、ユーザーが表示器101Aを操作して、設定値SPを100という値に設定するときの動作の例を図26を参照して説明する。調節計には多くのパラメータがあるが、制御のデータである設定値SPもパラメータの一種である。
通信電文処理部13Aは、表示器101Aから設定値SPを100に設定するという通信電文を受信し(図26ステップS1100)、この通信電文を解釈して、設定値SPを100にするという設定要求を生成する(図26ステップS1101)。
通信要求受付処理部14は、通信電文処理部13Aから設定要求を受け取り、本体情報処理部11に要求を渡す(図26ステップS1102)。設定要求を受け取った本体情報処理部11は、本体情報記憶部10に記憶されている設定値SPを100に設定する(図26ステップS1103)。
<例1−4>
次に、調節計で、ユーザーが表示器101Bを操作して、設定値SPを100という値に設定するときの動作の例を説明する。処理の流れは例1−3の場合と同様なので、図26の符号を用いて説明する。
通信電文処理部13Bは、表示器101Bから設定値SPを100に設定するという通信電文を受信し(図26ステップS1100)、この通信電文を解釈して、設定値SPを100にするという設定要求を生成する(図26ステップS1101)。通信要求受付処理部14および本体情報処理部11は、例1−3と同様に動作する(図26ステップS1102,S1103)。
図27は従来の表示器101Aの構成を示すブロック図である。図27では、表示器101Aの構成を示しているが、表示器101Bの構成も表示器101Aと同様である。
<例2−1>
調節計で、表示器101Aにモニター画面を表示するときの動作の例を図28を参照して説明する。表示器101Aのモニター画面には、制御量PVと設定値SPと操作量MVと表示器101Bの状態とを表示する。
表示器101Aの通信電文処理部20は、本体部100から本体部100の状態を示す通信電文を受信し(図28ステップS1200)、この通信電文を解釈して、制御量PVと設定値SPと操作量MVとを含む本体部100の状態情報を取り出して表示器101Aの本体情報処理部21に渡す(図28ステップS1201)。表示器101Aの本体情報処理部21は、受け取った本体部100の状態情報を表示器101Aの本体情報記憶部22に格納する(図28ステップS1202)。
また、表示器101Aの通信電文処理部20は、本体部100から表示器101Bの状態を示す通信電文を受信し(図28ステップS1203)、この通信電文を解釈して、表示器101Bの状態情報を取り出して表示器101Aの表示器情報処理部23に渡す(図28ステップS1204)。表示器101Aの表示器情報処理部23は、受け取った表示器101Bの状態情報を表示器101Aの表示器情報記憶部24に格納する(図28ステップS1205)。
表示器101Aのモニター画面には、制御量PVと設定値SPと操作量MVの値を表示する第1表示領域と、表示器101Bの状態を表示する第2表示領域と、後述するボタン類を表示する第3表示領域とがある。
表示器101Aの画面制御処理部25は、制御量PVと設定値SPと操作量MVとを本体情報記憶部22から読み出すと共に、表示器101Bの状態情報を表示器情報記憶部24から読み出し、制御量PVと設定値SPと操作量MVとを第1表示領域に、表示器101Bの状態を第2表示領域に、後述するボタン類を第3表示領域にそれぞれ表示するための画面表示用データを生成して表示器101Aの表示処理部26に渡す(図28ステップS1206)。
表示器101Aの表示処理部26は、受け取った画面表示用データに従って液晶表示器27を制御する。これにより、表示器101Aの液晶表示器27の画面の第1表示領域に制御量PVと設定値SPと操作量MVとが表示され、第2表示領域に表示器101Bの状態が表示され、第3表示領域にボタン類が表示される(図28ステップS1207)。
<例2−2>
次に、調節計で、表示器101Aから表示器101Aの状態情報を本体部100に送る動作の例を図29を参照して説明する。
表示器101Aの画面制御処理部25は、液晶表示器27の画面の状態を表示器101Aの表示器情報処理部23に通知する(図29ステップS1300)。
この通知を受けた表示器情報処理部23は、表示器101Aの状態情報を生成して(図29ステップS1301)、生成した状態情報を表示器101Aの通信電文処理部20に渡す(図29ステップS1302)。状態情報を受け取った通信電文処理部20は、表示器101Aの状態を示す通信電文を作成して(図29ステップS1303)、作成した通信電文を本体部100に送る(図29ステップS1304)。
表示器101Bから表示器101Bの状態情報を本体部100に送る動作は、以上の図29で説明した動作と同様である。
<例2−3>
次に、調節計で、表示器101Aにパラメータ設定画面を表示するときの動作の例を図30を参照して説明する。表示器101Aのパラメータ設定画面には、パラメータの設定値と表示器101Bの状態とを表示する。
表示器101Aの画面制御処理部25は、パラメータの設定値の取得を表示器101Aのパラメータ処理部28に要求する(図30ステップS1400)。表示器101Aのパラメータ処理部28は、パラメータの設定値の取得要求を表示器101Aの通信電文処理部20に渡す(図30ステップS1401)。表示器101Aの通信電文処理部20は、パラメータの設定値を要求する通信電文を作成して(図30ステップS1402)、作成した通信電文を本体部100に送る(図30ステップS1403)。
表示器101Aの通信電文処理部20は、本体部100からパラメータの設定値を示す通信電文を受信すると(図30ステップS1404においてYES)、この通信電文を解釈して、パラメータの設定値を取り出して表示器101Aのパラメータ処理部28に渡す(図30ステップS1405)。表示器101Aのパラメータ処理部28は、受け取ったパラメータの設定値を表示器101Aのパラメータ記憶部29に格納する(図30ステップS1406)。
また、表示器101Aの通信電文処理部20は、本体部100から表示器101Bの状態を示す通信電文を受信し(図30ステップS1407)、この通信電文を解釈して、表示器101Bの状態情報を取り出して表示器101Aの表示器情報処理部23に渡す(図30ステップS1408)。表示器101Aの表示器情報処理部23は、受け取った表示器101Bの状態情報を表示器101Aの表示器情報記憶部24に格納する(図30ステップS1409)。
表示器101Aのパラメータ設定画面には、パラメータの設定値を表示する第1表示領域と、表示器101Bの状態を表示する第2表示領域と、後述するボタン類を表示する第3表示領域とがある。
表示器101Aの画面制御処理部25は、パラメータの設定値をパラメータ記憶部29から読み出すと共に、表示器101Bの状態情報を表示器情報記憶部24から読み出し、パラメータを識別するためのパラメータの名称または番号とパラメータの設定値とを第1表示領域に、表示器101Bの状態を第2表示領域に、後述するボタン類を第3表示領域にそれぞれ表示するための画面表示用データを生成して表示器101Aの表示処理部26に渡す(図30ステップS1410)。
表示器101Aの表示処理部26は、受け取った画面表示用データに従って液晶表示器27を制御する。これにより、表示器101Aの液晶表示器27の画面の第1表示領域にパラメータの設定値が表示され、第2表示領域に表示器101Bの状態が表示され、第3表示領域にボタン類が表示される(図30ステップS1411)。
表示器101Bにパラメータ設定画面を表示する動作は、以上の図30で説明した動作と同様である。
次に、表示器101A,101Bの液晶表示器27とタッチセンサ30について説明する。以下の例では、表示器101Aについて説明するが、表示器101Bの構成も表示器101Aと同様である。表示器101Aを正面から見ると、図31に示すように、液晶表示器27の表面にタッチセンサ30が配置された領域と、それらを囲むベゼル2012とがある。
表示器101Aは、液晶表示器27に数字、文字、図形を表示する。また、表示器101Aは、液晶表示器27にボタンの図形を表示し、このボタンの図形の近傍を押されたことをタッチセンサ30で検出したときはボタンが押されたと解釈して、動作を行う。図32は表示器101Aにおけるボタン操作と画面遷移を示す図である。
<例3−1>
表示器101Aに表示されるモニター画面の1例を説明する。モニター画面なので、画面切り替えボタンの表示は、図33に示すように、モニター画面を意味するMONIボタン2020が黒地に白文字の選択状態、パラメータ設定を意味するPARAボタン2021が白地の黒文字の非選択状態になっている。モニター画面には、本体部100の状態情報として、制御量PV、設定値SP、操作量MVの各値が表示される。
また、モニター画面の最下部には、表示器101Bの状態情報2022が表示される。図33の例では、表示器101Bを意味する「HMI−B」とモニター画面を意味する「Monitoring」とが表示されているので、表示器101Bがモニター画面を表示していることが分かる。したがって、表示器101Aのモニター画面を見ているユーザーは、表示器101Bでパラメータ設定操作が行われていないので、表示器101Aでパラメータ設定操作を行っても、操作が競合することはないと分かる。
<例3−2>
次に、表示器101Aに表示されるモニター画面の別の例を説明する。図34の例では、モニター画面の最下部に表示される、表示器101Bの状態情報2022として、表示器101Bを意味する「HMI−B」とパラメータ設定画面を意味する「Para setting」とが表示されているので、表示器101Bがパラメータ設定画面を表示していることが分かる。したがって、表示器101Aのモニター画面を見ているユーザーは、表示器101Bでパラメータ設定操作が行われているので、表示器101Aでパラメータ設定操作を行うと、操作が競合する可能性があると分かる。
<例3−3>
次に、表示器101Aのモニター画面をパラメータ設定画面に切り替えたときの動作の例を説明する。図33のように表示器101Aにモニター画面が表示されている状態で、ユーザーがPARAボタン2021を押すと、図35に示すようなパラメータ設定画面になる(図32の300の遷移)。
パラメータ設定画面なので、画面切り替えボタンの表示は、モニター画面を意味するMONIボタン2020が白地に黒文字の非選択状態、パラメータ設定を意味するPARAボタン2021が黒地の白文字の選択状態になっている。パラメータ設定画面には、複数のパラメータの中から1つのパラメータの値が表示される。図35の例では、パラメータの1つである設定値SPの値が表示されている。
また、パラメータ設定画面には、設定操作のためのボタンとして、1つ前のパラメータの設定値を表示するための左矢印(←)ボタン2023と、1つ後のパラメータの設定値を表示するための右矢印(→)ボタン2024と、パラメータ設定変更画面を表示するためのChangeボタン2025とが表示される。
さらに、パラメータ設定画面の最下部には、表示器101Bの状態情報2022が表示される。図35の例では、表示器101Bを意味する「HMI−B」とモニター画面を意味する「Monitoring」とが表示されているので、表示器101Bがモニター画面を表示していることが分かる。したがって、表示器101Aのパラメータ設定画面を見ているユーザーは、表示器101Bでパラメータ設定操作が行われていないので、表示器101Aでパラメータ設定操作を行っても、操作が競合することはないと分かる。
<例3−4>
次に、表示器101Aに表示されるパラメータ設定変更画面の例を説明する。図35のように表示器101Aにパラメータ設定画面が表示されている状態で、ユーザーがChangeボタン2025を押すと、図36に示すようなパラメータ設定変更画面になる(図32の301の遷移)。ここでは、図35の状態で設定値SPが表示されていたので、設定値SPを変更するパラメータ設定変更画面になる。
パラメータ設定変更画面には、設定変更対象のパラメータの数値と、テンキーと呼ばれる複数のボタンとが表示される。テンキーには、「0」から「9」の数字ボタン2026と、小数点ボタン2027と、符号を反転させる反転ボタン2028と、入力を全て消すためのCボタン2029と、最後の入力を消すためのBSボタン2030と、入力を完了してパラメータ設定画面に戻るためのENTボタン2031と、入力を中止してパラメータ設定画面に戻るためのCANボタン2032とがある。
図36のように表示器101Aにパラメータ設定変更画面が表示されている状態で、ユーザーがENTボタン2031またはCANボタン2032を押すと、パラメータ設定画面になる(図32の302の遷移)。また、表示器101Aにパラメータ設定画面が表示されている状態で、ユーザーがMONIボタン2020を押すと、モニター画面になる(図32の303の遷移)。
表示器101Aにパラメータ設定変更画面を表示するときの動作の例を図37を参照して説明する。表示器101Aの画面制御処理部25は、図36に示すボタン類を表示するための画面表示用データを生成して表示器101Aの表示処理部26に渡す(図37ステップS1500)。
表示器101Aの表示処理部26は、受け取った画面表示用データに従って液晶表示器27を制御する。これにより、表示器101Aに図36に示すようなパラメータ設定変更画面が表示される(図37ステップS1501)。
表示器101Aの画面制御処理部25は、ボタン2026〜2030に対するユーザーの操作に応じて、パラメータの値を変更した画面表示用データを生成する(図37ステップS1502,S1503)。
表示器101Aの表示処理部26は、受け取った画面表示用データに従って液晶表示器27を制御する。これにより、パラメータ設定変更画面に表示される設定変更対象のパラメータの数値が変更される(図37ステップS1504)。
ユーザーがENTボタン2031またはCANボタン2032を押すまで、ステップS1502〜S1504の処理が繰り返し実行される。
ユーザーがENTボタン2031を押すと(図37ステップS1505においてYES)、表示器101Aの画面制御処理部25は、設定変更後のパラメータの数値を表示器101Aのパラメータ処理部28に渡す。パラメータ処理部28は、表示器101Aのパラメータ記憶部29に記憶されている当該パラメータの数値を変更する(図37ステップS1506)。そして、パラメータ処理部28は、設定変更後のパラメータの数値を本体部100に通知するため、表示器101Aの通信電文処理部20に渡す。
表示器101Aの通信電文処理部20は、設定変更後のパラメータの数値を示す通信電文を作成し(図37ステップS1507)、作成した通信電文を本体部100に送る(図37ステップS1508)。そして、表示器101Aの画面制御処理部25は、パラメータ設定画面を表示させる(図37ステップS1509)。
また、ユーザーがCANボタン2032を押すと(図37ステップS1510においてYES)、表示器101Aの画面制御処理部25は、パラメータを変更することなく、パラメータ設定画面を表示させる(図37ステップS1509)。
図36の例では、小型の液晶表示器27で表示面積が狭く、テンキーを表示すると残りのスペースが足りないという理由で、他の表示器の状態を表示していない。ただし、パラメータ設定変更にかかる時間は短く、パラメータ設定変更が終われば、パラメータ設定画面またはモニター画面に戻ることで、他の表示器の状態が表示されるので、大問題になることは少ない。大型の液晶表示器27であれば、他の表示器の状態を表示することが可能である。
以上のように、従来の調節計では、1台の表示器を見ているユーザーが、他の表示器の状態がモニター画面かパラメータ設定画面かを認識することができる。
ある表示器がパラメータ設定画面あるいはパラメータ設定変更画面を表示していると他の表示器がパラメータ設定画面に遷移できないというロック機能が、調節計に備えられている場合がある。この場合、ユーザーは他の表示器の状態情報を見て、自身が操作している表示器がパラメータ設定画面にならない原因を知ることができ、必要ならばロック機能を解除することも可能である。
ただし、ロック機能を解除するには、(a)パラメータ設定画面を表示している表示器の所に行き、その表示器の操作者に会ってモニター画面への切り替えを依頼する、(b)パラメータ設定画面を表示している表示器の操作者に電話や電子メールなどで連絡してモニター画面への切り替えを依頼する、(c)パラメータ設定画面を表示している表示器を強制的にモニター画面にする、といういずれかの処置が必要である。
(a)の処置のためには、パラメータ設定画面を表示している表示器の所に行く必要がある。その表示器が遠い地点にある場合は多くの時間が必要となる。その表示器の所に行けない場合、(a)の処置をとることは困難である。
(b)の処置は、パラメータ設定画面を表示している表示器の所に行く必要はないが、その表示器の操作者を特定して連絡する必要がある。操作者を特定できない場合は操作者の候補に連絡して、操作者を特定する必要がある。操作者を知らない場合、(b)の処置をとることは困難である。
(c)の処置は、他の表示器を強制的にモニター画面にするという仕様の作り込みが必要となる、そのため、表示器の操作手順が複雑になり、表示器のハードウェアまたはソフトウェアの設計も複雑になる。
調節計に上記のロック機能がない場合、ユーザーは他の表示器の状態情報を見て、パラメータ設定の操作の競合の可能性を認識することができる。競合を回避するためには、(α)パラメータ設定画面を表示している表示器の所に行き、その表示器の操作者に会って競合の回避方法を決める、(β)パラメータ設定画面を表示している表示器の操作者に電話や電子メールなどで連絡して競合の回避方法を決める、(γ)パラメータ設定画面を表示している表示器を強制的にモニター画面にする、といういずれかの処置が必要である。(α)、(β)、(γ)の処置における問題点は、調節計にロック機能がある場合と同等である。なお、以上の問題点は調節計以外のフィールド機器においても同様に発生する。
特開平8−211929号公報
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、パラメータ設定変更操作の競合を回避するための構成およびユーザーの操作手順を簡略化することができるフィールド機器を提供することを目的とする。
本発明のフィールド機器は、設定されたパラメータに従って所定の動作を行うように構成された本体部と、情報表示のための複数の表示器と、前記表示器毎に設けられた複数の操作部とを備え、前記本体部は、前記表示器からの要求に応じて前記パラメータを設定変更するように構成された本体情報処理部と、前記表示器から送られたメッセージを宛先の表示器に転送するように構成された第1の表示器間協調処理部とを備え、各表示器は、前記操作部に対するユーザーのパラメータ設定変更操作に応じて前記パラメータを設定変更するよう前記本体部に要求するように構成されたパラメータ処理部と、前記操作部に対するユーザーの操作に応じて他の表示器のユーザーに対するメッセージを作成するように構成されたメッセージ作成部と、このメッセージ作成部によって作成されたメッセージを前記本体部に送り、他の表示器から前記本体部を経由して送られたメッセージを受け取るように構成された第2の表示器間協調処理部と、前記他の表示器から送られたメッセージを表示するように構成された画面制御処理部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明のフィールド機器の1構成例において、前記メッセージ作成部は、予め用意されている前記メッセージの種類に対するユーザーの選択結果に応じて前記メッセージを作成することを特徴とするものである。
また、本発明のフィールド機器の1構成例は、前記メッセージの種類として、他の表示器のユーザーに対してその人が誰かを問うメッセージ、他の表示器のユーザーに対して自分が誰かを明らかにするメッセージ、他の表示器のユーザーに対して自分に電話をかけることを求めるメッセージ、他の表示器のユーザーに対して操作中止を求めるメッセージが予め用意されていることを特徴とするものである。
また、本発明のフィールド機器の1構成例において、前記画面制御処理部は、前記本体部の状態を監視するためのモニター画面、または前記パラメータを設定変更するためのパラメータ設定画面のいずれかの表示中に、前記他の表示器から送られたメッセージを表示することを特徴とするものである。
また、本発明のフィールド機器の1構成例において、前記本体部は、各表示器の状態情報を記憶するように構成された第1の表示器情報記憶部と、各表示器から送られた状態情報を受け取って前記第1の表示器情報記憶部に記憶された状態情報を更新し、前記第1の表示器情報記憶部に記憶された状態情報を各表示器に送るように構成された第1の表示器情報処理部とをさらに備え、各表示器は、自器の状態情報を前記本体部に送り、前記本体部から送られた他の表示器の状態情報を受け取るように構成された第2の表示器情報処理部と、前記他の表示器の状態情報を記憶するように構成された第2の表示器情報記憶部とをさらに備え、前記画面制御処理部は、前記第2の表示器情報記憶部に記憶された他の表示器の状態情報を表示することを特徴とするものである。
本発明によれば、本体部に第1の表示器間協調処理部を設け、各表示器にメッセージ作成部と第2の表示器間協調処理部と画面制御処理部とを設けることにより、表示器を操作したいユーザーは、他の表示器のユーザーに対してメッセージを送ることができ、ユーザー間の相談によってパラメータ設定変更操作の競合を回避することが可能となる。また、本発明では、操作を1台の表示器に限定するロック機能が不要となるので、操作を限定することによる操作性の悪化を回避することができる。また、ロック機能を設ける場合と比較して表示器の操作手順を簡略化することができ、表示器のハードウェアおよびソフトウェアの設計も簡略化することができる。
図1は、本発明の実施例に係る調節計の接続形態を示す図である。 図2は、本発明の実施例に係る調節計の別の接続形態を示す図である。 図3は、本発明の実施例に係る調節計の本体部の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の実施例に係る調節計において一方の表示器に他方の表示器からのメッセージを表示する動作を説明するフローチャートである。 図5は、本発明の実施例に係る調節計の本体部の別の構成を示すブロック図である。 図6は、本発明の実施例に係る調節計の表示器の構成を示すブロック図である。 図7は、本発明の実施例に係る調節計において一方の表示器から他方の表示器にメッセージを送る動作を説明するフローチャートである。 図8は、本発明の実施例に係る調節計において一方の表示器から送られたメッセージを他方の表示器に表示する動作を説明するフローチャートである。 図9は、本発明の実施例に係る表示器におけるボタン操作と画面遷移を示す図である。 図10は、本発明の実施例に係る表示器に表示されるモニター画面の1例を示す図である。 図11は、本発明の実施例に係る表示器に表示されるモニター画面の別の例を示す図である。 図12は、本発明の実施例に係る表示器に表示されるパラメータ設定画面の1例を示す図である。 図13は、本発明の実施例に係る表示器に表示されるパラメータ設定変更画面の1例を示す図である。 図14は、本発明の実施例に係る表示器に表示されるメッセージ設定画面の1例を示す図である。 図15は、本発明の実施例に係る調節計において表示器にメッセージ設定画面を表示する動作を説明するフローチャートである。 図16は、本発明の実施例に係る表示器に表示されるメッセージ作成画面の1例を示す図である。 図17は、本発明の実施例に係る調節計において表示器にメッセージ作成画面を表示する動作を説明するフローチャートである。 図18は、本発明の実施例に係る表示器に表示されるメッセージ送付通知の1例を示す図である。 図19は、本発明の実施例に係る表示器に表示されるメッセージの1例を示す図である。 図20は、本発明の実施例に係る表示器に表示されるモニター画面の別の例を示す図である。 図21は、本発明の実施例に係る表示器に表示されるモニター画面の別の例を示す図である。 図22は、本発明の実施例に係る表示器に表示されるモニター画面の別の例を示す図である。 図23は、本発明の実施例に係る調節計の本体部と表示器を実現するコンピュータの構成例を示すブロック図である。 図24は、従来の調節計の本体部100部の構成を示すブロック図である。 図25は、従来の調節計において一方の表示器のモニター画面に制御量と設定値と操作量と他方の表示器の状態とを表示する動作を説明するフローチャートである。 図26は、従来の調節計においてパラメータを設定する動作を説明するフローチャートである。 図27は、従来の表示器の構成を示すブロック図である。 図28は、従来の調節計において表示器にモニター画面を表示する動作を説明するフローチャートである。 図29は、従来の調節計において表示器の状態を本体部に送る動作を説明するフローチャートである。 図30は、従来の調節計において表示器にパラメータ設定画面を表示する動作を説明するフローチャートである。 図31は、従来の表示器の正面図である。 図32は、従来の表示器におけるボタン操作と画面遷移を示す図である。 図33は、従来のモニター画面の1例を示す図である。 図34は、従来のモニター画面の別の例を示す図である。 図35は、従来のパラメータ設定画面の1例を示す図である。 図36は、従来のパラメータ設定変更画面の1例を示す図である。 図37は、従来の調節計において表示器にパラメータ設定変更画面を表示する動作を説明するフローチャートである。
[発明の原理]
本発明では、他の表示器にメッセージを送ることにより、他の表示器のユーザーとの連絡を実現することができる。また、本発明では、各表示器に識別コードを付与することにより、表示器が自機と他機を区別できるようになる。表示器に識別コードを付与しない場合に比べると、表示器の制御プログラムは少し複雑になるが、利便性を向上させることができる。
[実施例]
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本実施例に係る調節計の接続形態を示す図である。図1の例では、1台の本体部1に2台の表示器2A,2Bが接続されている。本体部1は、計測(入力処理)と制御(演算処理)と操作端操作(出力処理)とを行う。ユーザーは、表示器2Aまたは2Bの画面を見て本体部1の状態を監視し、表示器2Aまたは2Bを操作して本体部1のパラメータを設定する。本体部1と表示器2A,2Bとの間は、それぞれ独立した系統の通信信号線3A,3Bによって接続される。本体部1に3台以上の表示器を接続することも可能であるが、本体部1に接続する表示器と同じ数の通信ポートが本体部1に必要である。
図2は本実施例に係る調節計の別の接続形態を示す図である。図2の例では、1台の本体部1に4台の表示器2A,2B,2C,2Dが1系統の通信信号線3によって接続されている。この例では、1個の通信ポートが本体部1に必要である。
本発明は、図1、図2のいずれの接続形態にも適用可能である。また、通信信号線の代わりに無線回線を介して本体部と表示器との間を接続することも可能である。したがって、以下の説明では本体部と表示器との接続形態を限定せずに説明する。また、本実施例では、表示器が2台の場合について説明するが、表示器が3台以上であってもよい。
図3は本実施例の調節計の本体部1の構成を示すブロック図であり、図24と同様の構成には同一の符号を付してある。本体部1は、本体情報記憶部10と、本体情報処理部11と、通信情報提供処理部12と、通信電文処理部13A,13Bと、通信要求受付処理部14と、表示器情報処理部15と、表示器情報記憶部16と、表示器間協調処理部17とを備えている。
従来と同様に、調節計の計測と制御と操作端(外部装置)操作の状態のデータ(制御量PV、設定値SP、操作量MV)、および本体部1のパラメータが本体情報記憶部10に格納される。周知のとおり、本体部1の操作端操作処理部(不図示)は、制御量PVと設定値SPとに基づいて操作量MVを算出する。制御対象に対して出力される操作量MVにより制御対象の制御が行われることは言うまでもない。
本実施例では、従来の調節計に対し、表示器間協調処理部17を追加して、表示器2Aと2B間のメッセージの処理を行う。また、従来技術における表示器の状態情報や要求は、表示器間協調処理部17を経由するが、従来技術と同様に表示器情報処理部15が表示器情報記憶部16への格納や取り出しを行う。
<例4−1>
次に、本実施例の調節計において、表示器2Aに表示器2Bからのメッセージを表示するときの動作の例を図4を参照して説明する。表示器間のメッセージの種類としては、WHO、IAM、TEL、QUITがある。
WHOは、他の表示器を監視または操作しているユーザーに対して、その人が誰かを問う質問メッセージである。
IAMは、ユーザー自身のID(identification)を送信することで、他の表示器を監視または操作しているユーザーに対して、自分が誰かを明らかにする応答メッセージである。
TELは、ユーザー自身の電話番号を送信することで、他の表示器を監視または操作しているユーザーに対して、自分に電話をかけることを求める要求メッセージである。
QUITは、他の表示器を操作しているユーザーに対して、操作中止を求める要求メッセージである。
なお、各メッセージには、発信元の表示器の識別コードと宛先の表示器の識別コードとが含まれている。
通信電文処理部13Bは、表示器2Bから表示器2Aへのメッセージを含む通信電文を受信すると(図4ステップS100)、この通信電文を解釈してメッセージを取り出し、表示器2B発−表示器2A宛のメッセージの表示要求を生成する(図4ステップS101)。
通信要求受付処理部14は、通信電文処理部13Bによって生成されたメッセージ表示要求を受け取り、表示器間協調処理部17に渡す(図4ステップS102)。表示器間協調処理部17は、表示器2Bから送られたメッセージを宛先の表示器2Aに転送するために、通信要求受付処理部14から渡されたメッセージ表示要求を通信情報提供処理部12に渡す(図4ステップS103)。通信情報提供処理部12は、このメッセージ表示要求をメッセージの宛先に対応する通信電文処理部13Aに渡す(図4ステップS104)。
通信電文処理部13Aは、通信情報提供処理部12からメッセージ表示要求を受け取ると、表示器2B発−表示器2A宛のメッセージを含む通信電文を作成し(図4ステップS105)、作成した通信電文を表示器2Aに送る(図4ステップS106)。
<例4−2>
次に、本実施例の調節計において、表示器2Bに表示器2Aからのメッセージを表示するときの動作の例を説明する。処理の流れは例4−1の場合と同様なので、図4の符号を用いて説明する。
通信電文処理部13Aは、表示器2Aから表示器2Bへのメッセージを含む通信電文を受信すると(図4ステップS100)、この通信電文を解釈してメッセージを取り出し、表示器2A発−表示器2B宛のメッセージの表示要求を生成する(図4ステップS101)。
通信要求受付処理部14は、通信電文処理部13Aによって生成されたメッセージ表示要求を受け取り、表示器間協調処理部17に渡す(図4ステップS102)。表示器間協調処理部17は、このメッセージ表示要求を通信情報提供処理部12に渡す(図4ステップS103)。通信情報提供処理部12は、このメッセージ表示要求をメッセージの宛先に対応する通信電文処理部13Bに渡す(図4ステップS104)。
通信電文処理部13Bは、通信情報提供処理部12からメッセージ表示要求を受け取ると、表示器2A発−表示器2B宛のメッセージを含む通信電文を作成し(図4ステップS105)、作成した通信電文を表示器2Bに送る(図4ステップS106)。
図3に示した本体部1の構成は図1に示した接続形態に対応するものである。図2に示した接続形態に対応する本体部1の構成を図5に示す。この図5に示す本体部1の構成は、図3に示した構成に、通信送受信処理部18を追加したものである。
通信送受信処理部18は、表示器2Aから本体部1に送信される通信電文を、表示器2Aに対応する通信電文処理部13Aに送る。また、通信送受信処理部18は、通信電文処理部13Aからの通信電文を、通信電文処理部13Aに対応する表示器2Aに送る。同様に、通信送受信処理部18は、表示器2Bから本体部1に送信される通信電文を、表示器2Bに対応する通信電文処理部13Bに送る。また、通信送受信処理部18は、通信電文処理部13Bからの通信電文を、通信電文処理部13Bに対応する表示器2Bに送る。
図6は本実施例の表示器2Aの構成を示すブロック図であり、図27と同様の構成には同一の符号を付してある。表示器2Aは、通信電文処理部20と、本体情報処理部21と、本体情報記憶部22と、表示器情報処理部23と、表示器情報記憶部24と、画面制御処理部25aと、表示処理部26と、液晶表示器27と、パラメータ処理部28と、パラメータ記憶部29と、タッチセンサ30(操作部)と、操作入力処理部31と、表示器間協調処理部32と、メッセージ作成部33とを備えている。
本実施例の画面制御処理部25aは、従来の画面制御処理部25の処理に加えて、本実施例で説明する処理を行う。
図6では、表示器2Aの構成を示しているが、表示器2Bの構成も表示器2Aと同様である。従来技術に対して、表示器間協調処理部32とメッセージ作成部33とを追加して、他の表示器にメッセージを送れるようにして、表示器を介したユーザー間の簡易なコミュニケーションを可能とする。
<例5−1>
本実施例の調節計において、表示器2Aのモニター画面に、制御量PVと設定値SPと操作量MVと表示器2Bの状態とを表示する動作は、例1−1(図25)、例2−1(図28)と同様である。
本実施例の調節計において、表示器2Aから表示器2Aの状態情報を本体部1に送る動作は、例2−2(図29)と同様である。
本実施例の調節計において、表示器2Aのパラメータ設定画面に、パラメータの設定値と表示器2Bの状態とを表示する動作は、例2−3(図30)と同様である。パラメータ設定変更の動作は、図26、図37と同様である。
次に、本実施例の調節計において、表示器2Aにメッセージ設定画面が表示されているときの動作の例を説明する。ユーザーは、表示器2Aにメッセージ設定画面が表示されているときに、表示器2Aのタッチセンサ30を操作してメッセージの宛先の選択を行い、さらにメッセージ作成画面に切り替えて、メッセージの作成とメッセージの送付とを行うことが可能である。調節計で、表示器2Aから表示器2Bにメッセージを送る動作の例を図7を参照して説明する。
表示器2Aの操作入力処理部31は、表示器2Aのタッチセンサ30に対するユーザーの操作を検出すると(図7ステップS200においてYES)、ユーザーの操作を表示器2Aの画面制御処理部25aに伝える。画面制御処理部25aは、このユーザーの操作をメッセージ作成部33に伝える。
表示器2Aのメッセージ作成部33は、ユーザーの操作に応じたメッセージ作成処理を行い(図7ステップS201)、作成完了後、ユーザーが作成したメッセージの内容を含む表示器2B宛のメッセージ用データを生成して(図7ステップS202)、生成したメッセージ用データを表示器2Aの表示器間協調処理部32に渡す(図7ステップS203)。上記のとおり、メッセージには、発信元の表示器2Aの識別コードと宛先の表示器2Bの識別コードとが含まれている。自器および他の表示器2Bの識別コードは、表示器2Aの表示器情報記憶部24に予め記憶されている。メッセージ作成処理の詳細については後述する。
表示器2Aの表示器間協調処理部32は、画面制御処理部25aから受け取ったメッセージ用データに基づいて表示器2A発−表示器2B宛のメッセージ送付要求を生成し(図7ステップS204)、生成したメッセージ送付要求を表示器2Aの通信電文処理部20に渡す(図7ステップS205)。
表示器2Aの通信電文処理部20は、表示器間協調処理部32からメッセージ送付要求を受け取ると、表示器2A発−表示器2B宛のメッセージを含む通信電文を作成し(図7ステップS206)、作成した通信電文を本体部1に送る(図7ステップS207)。
表示器2Bから表示器2Aにメッセージを送るときの表示器2Bの動作は、図7で説明した表示器2Aの動作と同じなので、説明は省略する。
<例5−2>
次に、本実施例の調節計において、表示器2Bから送られたメッセージを表示器2Aに表示する動作の例を図8を参照して説明する。
表示器2Aは、モニター設定画面の第2表示領域あるいはパラメータ設定画面の第2表示領域に、表示器2Bの状態情報と同様に表示器2Bからのメッセージを表示する。
表示器2Aの通信電文処理部20は、表示器2B発−表示器2A宛のメッセージを含む通信電文を本体部1から受信すると(図8ステップS300においてYES)、この通信電文を解釈してメッセージを取り出し、表示器2B発−表示器2A宛のメッセージ表示要求を生成する(図8ステップS301)。
表示器2Aの表示器間協調処理部32は、通信電文処理部20から表示器2B発−表示器2A宛のメッセージ表示要求を受け取ると、メッセージの内容を含む、表示器2B発のメッセージ用データを生成して(図8ステップS302)、生成したメッセージ用データを表示器情報記憶部24に格納する(図8ステップS303)。
表示器2Aの画面制御処理部25aは、表示器2B発のメッセージ用データを表示器情報記憶部24から読み出し、表示器2B発のメッセージを第2表示領域に表示するための画面表示用データを生成して(図8ステップS304)、生成した画面表示用データを表示器2Aの表示処理部26に渡す(図8ステップS305)。
表示器2Aの表示処理部26は、受け取った画面表示用データに従って液晶表示器27を制御する。これにより、液晶表示器27のモニター画面の第2表示領域あるいはパラメータ設定画面の第2表示領域に、表示器2B発−表示器2A宛のメッセージが表示される(図8ステップS306)。
表示器2Aから送られたメッセージを表示器2Bに表示するときの表示器2Bの動作は、図8で説明した表示器2Aの動作と同じなので、説明は省略する。
次に、表示器2A,2Bの液晶表示器27とタッチセンサ30について説明する。以下の例では、表示器2Aについて説明するが、表示器2Bの構成も表示器2Aと同様である。表示器2Aを正面から見ると、図31と同様に、液晶表示器27の表面にタッチセンサ30が配置された領域と、それらを囲むベゼル2012とがある。図9は表示器2Aにおけるボタン操作と画面遷移を示す図である。
<例6−1>
表示器2Aに表示されるモニター画面の1例を説明する。モニター画面なので、画面切り替えボタンの表示は、図10に示すように、モニター画面を意味するMONIボタン204が黒地に白文字の選択状態、パラメータ設定を意味するPARAボタン205とメッセージ設定を意味するMESSボタン206とが白地の黒文字の非選択状態になっている。モニター画面には、本体部1の状態情報として、制御量PV、設定値SP、操作量MVの各値が表示される。
また、モニター画面の最下部には、表示器2Bの状態情報207が表示される。図10の例では、表示器2Bを意味する「HMI−B」とモニター画面を意味する「Monitoring」とが表示されているので、表示器2Bがモニター画面を表示していることが分かる。したがって、表示器2Aのモニター画面を見ているユーザーは、表示器2Bでパラメータ設定操作が行われていないので、表示器2Aでパラメータ設定操作を行っても、操作が競合することはないと分かる。
<例6−2>
次に、表示器2Aに表示されるモニター画面の別の例を説明する。図11の例では、モニター画面の最下部に表示される、表示器2Bの状態情報207として、表示器2Bを意味する「HMI−B」とパラメータ設定画面を意味する「Para setting」とが表示されているので、表示器2Bがパラメータ設定画面を表示していることが分かる。したがって、表示器2Aのモニター画面を見ているユーザーは、表示器2Bでパラメータ設定操作が行われているので、表示器2Aでパラメータ設定操作を行うと、操作が競合する可能性があると分かる。
なお、表示器2Aにモニター画面を表示するときの本体部1と表示器2Aの動作は、第3表示領域に表示されるボタン類が異なる点を除いて、図25、図28で説明したとおりである。
表示器2Aの画面制御処理部25aは、制御量PVと設定値SPと操作量MVとを本体情報記憶部22から読み出すと共に、表示器101Bの状態情報を表示器情報記憶部24から読み出し、制御量PVと設定値SPと操作量MVとを第1表示領域に、表示器101Bの状態を第2表示領域に、MONIボタン204とPARAボタン205とMESSボタン206とを第3表示領域にそれぞれ表示するための画面表示用データを生成して表示器101Aの表示処理部26に渡す(図28ステップS1206)。
<例6−3>
次に、表示器2Aのモニター画面をパラメータ設定画面に切り替えたときの動作の例を説明する。図10のように表示器2Aにモニター画面が表示されている状態で、ユーザーがPARAボタン205を押すと、図12に示すようなパラメータ設定画面になる(図9の300の遷移)。
表示器2Aの画面制御処理部25aは、表示器2Aの操作入力処理部31を介してPARAボタン205が操作されたことを検出すると、モニター画面からパラメータ設定画面に切り替える。表示器2Aにパラメータ設定画面を表示するときの本体部1と表示器2Aの動作は、第3表示領域に表示されるボタン類が異なる点を除いて、図25、図30で説明したとおりである。
表示器101Aの画面制御処理部25aは、パラメータの設定値をパラメータ記憶部29から読み出すと共に、表示器101Bの状態情報を表示器情報記憶部24から読み出し、パラメータを識別するためのパラメータの名称または番号とパラメータの設定値とを第1表示領域に、表示器101Bの状態を第2表示領域に、MONIボタン204とPARAボタン205とMESSボタン206と左矢印(←)ボタン208と右矢印(→)ボタン209とChangeボタン210とを第3表示領域にそれぞれ表示するための画面表示用データを生成して表示器101Aの表示処理部26に渡す(図30ステップS1410)。
パラメータ設定画面なので、画面切り替えボタンの表示は、MONIボタン204とMESSボタン206とが白地に黒文字の非選択状態、PARAボタン205が黒地の白文字の選択状態になっている。パラメータ設定画面には、複数のパラメータの中から1つのパラメータの値が表示される。図12の例では、設定値SPの値が表示されている。
さらに、パラメータ設定画面の最下部には、表示器2Bの状態情報207が表示される。図12の例では、表示器2を意味する「HMI−B」とモニター画面を意味する「Monitoring」とが表示されているので、表示器2Bがモニター画面を表示していることが分かる。
<例6−4>
次に、表示器2Aに表示されるパラメータ設定変更画面の例を説明する。図12のように表示器2Aにパラメータ設定画面が表示されている状態で、ユーザーがChangeボタン210を押すと、図13に示すようなパラメータ設定変更画面になる(図9の301の遷移)。ここでは、図12の状態で設定値SPが表示されていたので、設定値SPを変更するパラメータ設定変更画面になる。
パラメータ設定変更画面には、設定変更対象のパラメータの数値と、テンキーと呼ばれる複数のボタンとが表示される。テンキーには、「0」から「9」の数字ボタン211と、小数点ボタン212と、符号を反転させる反転ボタン213と、入力を全て消すためのCボタン214と、最後の入力を消すためのBSボタン215と、入力を完了してパラメータ設定画面に戻るためのENTボタン216と、入力を中止してパラメータ設定画面に戻るためのCANボタン217とがある。
従来と同様に、表示器2Aにパラメータ設定変更画面が表示されている状態で、ユーザーがENTボタン216またはCANボタン217を押すと、パラメータ設定画面になる(図9の302の遷移)。また、表示器2Aにパラメータ設定画面が表示されている状態で、ユーザーがMONIボタン204を押すと、モニター画面になる(図9の303の遷移)。
<例6−5>
次に、表示器2Aに表示されるメッセージ設定画面の例を説明する。表示器2Aにモニター画面またはパラメータ設定画面が表示されている状態で、ユーザーがMESSボタン206を押すと、図14に示すようなメッセージ設定画面になる(図9の304の遷移)。なお、図14の例では、本体部1に4台の表示器2A,2B,2C,2Dが接続されている場合について示している。
表示器2Aにメッセージ設定画面を表示するときの動作の例を図15を参照して説明する。表示器2Aの通信電文処理部20は、本体部1から表示器2Bの状態を示す通信電文を受信し(図15ステップS400)、この通信電文を解釈して、表示器2Bの状態情報を取り出して表示器2Aの表示器情報処理部23に渡す(図15ステップS401)。表示器2Aの表示器情報処理部23は、受け取った表示器2Bの状態情報を表示器2Aの表示器情報記憶部24に格納する(図15ステップS402)。
表示器2Aの画面制御処理部25aは、表示器2Bの状態情報と図14に示すボタン類とを表示するための画面表示用データを生成して表示器2Aの表示処理部26に渡す(図15ステップS403)。
表示器2Aの表示処理部26は、受け取った画面表示用データに従って液晶表示器27を制御する。これにより、表示器2Aに図14に示すようなメッセージ設定画面が表示される(図15ステップS404)。
メッセージ設定画面なので、画面切り替えボタンの表示は、MONIボタン204とPARAボタン205とが白地に黒文字の非選択状態、MESSボタン206が黒地の白文字の選択状態になっている。また、メッセージ設定画面には、メッセージ宛先選択ボタンが表示される。メッセージ宛先選択ボタンには、表示器2Aを意味するHMI−Aボタン218と、表示器2Bを意味するHMI−Bボタン219と、表示器2Cを意味するHMI−Cボタン220と、表示器2Dを意味するHMI−Dボタン221とがある。
ここでは、表示器2Aにメッセージ設定画面を表示しているため、自機を意味するHMI−Aボタン218が、灰色地に黒文字の選択不可状態になっている。表示器2C,2Dは自機でも宛先でもないため、HMI−Cボタン220とHMI−Dボタン221とが白地に黒文字の非選択状態になっている。ユーザーは、HMI−Bボタン219、HMI−Cボタン220、HMI−Dボタン221のいずれかを押すことにより、自機以外の表示器2B,2C,2Dのいずれかをメッセージの宛先として選択することが可能である。図14の例では、ユーザーが表示器2Bをメッセージの宛先として選択してHMI−Bボタン219を押したため、HMI−Bボタン219が黒地の白文字の選択状態になっている。
さらに、メッセージ設定画面には、メッセージ設定のためのMessageボタン222が表示される。
<例6−6>
次に、表示器2Aに表示されるメッセージ作成画面の例を説明する。図14のように表示器2Aにメッセージ設定画面が表示されている状態で、ユーザーがMessageボタン222を押すと、図16に示すようなメッセージ作成画面になる(図9の305の遷移)。
メッセージ作成画面には、メッセージ入力キーと呼ばれる複数のボタンが表示される。図16の例では、小型の液晶表示器27で表示面積が狭く、英語や日本語の文字のキーボードが表示できないという理由で、メッセージ入力キーの数が制限されている。
具体的には、メッセージ入力キーとして、4つのメッセージ種類選択キーと、テンキーとが表示される、メッセージ種類選択キーには、メッセージWHOを選択するWHOボタン223と、メッセージIAMを選択するIAMボタン224と、メッセージTELを選択するTELボタン225と、メッセージQUITを選択するQUITボタン226とがある。
テンキーには、「0」から「9」の数字ボタン227と、空白を入力するためのスペースボタン228と、ハイフン(−)を入力するためのハイフンボタン229と、入力を全て消すためのCボタン230と、最後の入力を消すためのBSボタン231と、入力を完了してメッセージ設定画面に戻るためのENTボタン232と、入力を中止してメッセージ設定画面に戻るためのCANボタン233とがある。
上記のとおり、メッセージWHOは、他の表示器を監視または操作しているユーザーに対して、その人が誰かを問う質問メッセージである。
メッセージIAMは、ユーザー自身のIDをメッセージに含めることによって、他の表示器を監視または操作しているユーザーに対して、自分が誰かを明らかにするメッセージである。したがって、メッセージIAMを質問メッセージWHOへの回答として使うこともできる。IDは、あらかじめユーザー間で取り決めてある社員番号や電話番号などである。IDが分かれば、電話や電子メールなどでユーザー同士が相互に連絡可能である。
メッセージTELは、ユーザー自身の電話番号をメッセージに含めることによって、他の表示器を監視または操作しているユーザーに対して、自分に電話をかけることを求める要求メッセージである。
メッセージQUITは、他の表示器を操作しているユーザーに対して、操作中止を求める要求メッセージである。
メッセージ作成画面の最下部の領域234には、ユーザーが作成中のメッセージが表示される。
ユーザーがENTボタン232を押すと、入力完了となり、メッセージが送信される。ユーザーがCANボタン233を押した場合には、入力中止となり、メッセージを送信しない。また、ユーザーがENTボタン232またはCANボタン233を押すと、メッセージ設定画面に戻る(図9の306の遷移)。
表示器2Aにメッセージ設定画面が表示されている状態で、ユーザーがMONIボタン204を押すと、モニター画面になる(図9の307の遷移)。また、表示器2Aにモニター画面が表示されている状態で、ユーザーがMESSボタン206を押すと、メッセージ設定画面になる(図9の308の遷移)。表示器2Aにメッセージ設定画面が表示されている状態で、ユーザーがPARAボタン205を押すと、パラメータ設定画面になる(図9の309の遷移)。
表示器2Aにメッセージ作成画面を表示するときの動作の例を図17を参照して説明する。表示器2Aの画面制御処理部25aは、図16に示すボタン類を表示するための画面表示用データを生成して表示器2Aの表示処理部26に渡す(図17ステップS500)。
表示器2Aの表示処理部26は、受け取った画面表示用データに従って液晶表示器27を制御する。これにより、表示器2Aに図16に示すようなメッセージ作成画面が表示される(図17ステップS501)。
表示器2Aのメッセージ作成部33は、ボタン223〜231に対するユーザーの操作に応じたメッセージ作成処理を行う(図17ステップS502,503)。このとき、メッセージ作成部33は、作成するメッセージに、発信元の表示器2Aの識別コードと、ユーザーがメッセージ設定画面でメッセージの宛先として選択した表示器2Bの識別コードとを含めるようにする。
そして、画面制御処理部25aは、ユーザーが作成中のメッセージを領域234に表示すべく画面表示用データを更新する(図17ステップS504)。
表示器2Aの表示処理部26は、受け取った画面表示用データに従って液晶表示器27を制御する。これにより、メッセージ作成画面の領域234に、ユーザーが作成中のメッセージが表示される(図17ステップS505)。
ユーザーがENTボタン232またはCANボタン233を押すまで、ステップS502〜S505の処理が繰り返し実行される。
ユーザーがENTボタン232を押すと(図17ステップS506においてYES)、表示器2Aのメッセージ作成部33は、ユーザーが作成したメッセージの内容を含む表示器2B宛のメッセージ用データを生成して(図17ステップS507)、表示器2Aの画面制御処理部25aは、メッセージ設定画面を表示させる(図17ステップS508)。メッセージ用データを生成した後の動作は図7で説明したとおりである。
また、ユーザーがCANボタン233を押すと(図17ステップS509においてYES)、表示器2Aの画面制御処理部25aは、メッセージ用データを生成することなく、メッセージ設定画面を表示させる(図17ステップS508)。
なお、液晶表示器27が大型であれば、英語や日本語の文字のキーボードを表示できることは言うまでもない。
<例6−7>
次に、表示器2Aから表示器2Bにメッセージを送った場合に表示器2Bに表示される画面の1例を説明する。図18の例は、表示器2Bがパラメータ設定画面を表示している最中に、表示器2Aから表示器2Bにメッセージが送付された例を示している。パラメータ設定画面の最下部には、表示器2Aの状態情報207が表示される。図8の例では、表示器2Aを意味する「HMI−A」とメッセージ送付を意味する「Messaging」とが表示される。したがって、表示器2Bのパラメータ設定画面を見ているユーザーは、表示器2Aからメッセージが送付されたことを認識できる。
表示器2Aからメッセージ送付時の状態情報を本体部1に送る動作は、例2−2(図29)と同様である。
表示器2Bのパラメータ設定画面に、パラメータの設定値と表示器2Aの状態とを表示する動作は、例2−3(図30)と同様である。
次に、図18に示した画面を一定時間表示した後、図19に示すようにパラメータ設定画面には、表示器2Aから送付されたメッセージの内容が表示される。図19の例では、第2表示領域235に、電話をかけることを要求する「TEL」と、電話番号の「7123456」とが表示されている。電話番号7123456は、表示器2Aを操作しているユーザーの電話番号である。図19のパラメータ設定画面を見た表示器2Bのユーザーが表示されている電話番号に電話をかけると、表示器2Aのユーザーと電話で話すことができる。
図19のパラメータ設定画面を表示する動作は、図8で説明した動作と同様である。
表示器2Aから送付されたメッセージは表示器2Bのユーザーと連絡をとるためのものであり、連絡が取れた後は不要になる。
表示器2Aにおいて作成したメッセージを消す方法としては、Messageボタン222を押してメッセージ作成画面に切り替え、入力を全て消すCボタン230を押してからENTボタン232を押す、という方法がある。また、メッセージの送信から一定時間の経過後に、表示器2Aの画面制御処理部25aがメッセージの内容を自動的に消去するようにしてもよい。
なお、図18、図19の例では、表示器2Bがパラメータ設定画面を表示している最中に、表示器2Aから表示器2Bにメッセージが送付された例を説明しているが、表示器2Bがモニター画面を表示している場合についても同様に適用できることは言うまでもない。また、表示器2Bから表示器2Aにメッセージが送付された場合についても同様に適用できることは言うまでもない。
以上のように、本実施例では、表示器を操作したいユーザーは、他の表示器の状態がモニター画面かパラメータ設定画面かを知った上で、他の表示器のユーザーと電話や電子メールなどで容易に連絡を取ることができるので、ユーザー間の相談によってパラメータ設定の競合回避が可能となる。また、従来のようなロック機能が不要となるので、ロック機能を設ける場合と比較して表示器の操作手順を簡略化することができ、表示器のハードウェアおよびソフトウェアの設計も簡略化することができる。
<例6−8>
表示器2Aに表示されるモニター画面の別の例を図20を参照して説明する。ここでは、本体部1に4台の表示器が接続されている場合について示している。
図25、図28、図30の例では、本体部に2台の表示器が接続されている場合について説明しているが、本体部1に3台以上の表示器が接続されている場合、本体部1の通信電文処理部13は、表示器毎に設けられる。本体部1の各通信電文処理部13は、対応する表示器2からその表示器2の状態を示す通信電文を受信する(図25ステップS1004)。図25のステップS1005〜S1007で説明した動作により、本体部1の表示器情報記憶部16に記憶されている各表示器2の状態情報が更新される(図25ステップS1007)。
そして、本体部1の表示器情報処理部15は、各表示器2の状態情報を表示器情報記憶部16から取り出し、通信情報提供処理部12に渡す(図25ステップS1008)。
通信情報提供処理部12は、本体情報処理部11から受け取った制御量PVと設定値SPと操作量MVと、表示器情報処理部15から受け取った各表示器2の状態情報とを各通信電文処理部13に渡す(図25ステップS1009)。
各通信電文処理部13は、作成した通信電文を対応する表示器2に送る(図25ステップS1011)。このとき、各通信電文処理部13は、全ての表示器2の状態情報を送ってもよいし、対応する表示器以外の表示器2の状態情報を送るようにしてもよい。
こうして、各表示器2の通信電文処理部20は、本体部1から複数台の表示器2の状態を示す通信電文を受信することが可能である(図28ステップS1203、図30ステップS1407)。各表示器2の状態情報には、その表示器2に固有の識別コードが付加されている。
したがって、表示器2Aの画面制御処理部25aは、図28のステップS1206で説明したようにモニター画面の画面表示用データを生成する際に、モニター画面の最下部に各表示器の状態情報236が表示されるように画面表示用データを生成することができる。
ここでは、画面制御処理部25aは、本体部1に接続されている表示器の台数とユーザーによる操作中の表示器の台数とを数値で表示する。図20の例では、「OPE 1」が、操作中の表示器が1台であることを示し、「HMI 4」が、本体部1に接続されている表示器が4台であることを示している。パラメータ設定画面に図20と同様の状態情報236を表示してもよい。
<例6−9>
表示器2Aに表示されるモニター画面の別の例を図21を参照して説明する。ここでは、本体部1に4台の表示器が接続されている場合について示している。
上記と同様に、表示器2Aの画面制御処理部25aは、図28のステップS1206で説明したようにモニター画面の画面表示用データを生成する際に、モニター画面の最下部に各表示器の状態情報237が表示されるように画面表示用データを生成する。
ここでは、画面制御処理部25aは、本体部1に接続されている表示器とユーザーによる操作中の表示器とを図形(アイコン)で表示する。図21の例では、4個のアイコン202が、本体部1に接続されている表示器が4台であることを示し、アイコン202中の★印203が、操作中の表示器1台を表している。また、パラメータ設定画面に図21と同様の状態情報237を表示してもよい。
<例6−10>
表示器2Bに表示されるモニター画面の別の例を図22を参照して説明する。上記のように、表示器2Aにおいてメッセージ設定画面またはメッセージ作成画面が表示されているときには、表示器2Bのモニター画面の最下部に、表示器2Aを意味する「HMI−A」とメッセージ設定画面またはメッセージ作成画面を意味する「MESS setting」とが表示されているので、表示器2Aがメッセージ設定画面またはメッセージ作成画面を表示していることが分かる。したがって、表示器2Bのモニター画面を見ているユーザーは、表示器2Aのユーザーがメッセージの作成中であることを認識できる。パラメータ設定画面においても図22と同様の状態情報207を表示することができる。
また、表示器2Bにおいてメッセージ設定画面またはメッセージ作成画面が表示されているときに、表示器2Aのモニター画面またはパラメータ設定画面に図22と同様の状態情報を表示できることは言うまでもない。
なお、本実施例では、パラメータの例として設定値SPを例に挙げて説明しているが、操作量MVを算出する本体部1の操作端操作処理部(不図示)の制御パラメータ(例えばPIDパラメータ)であってもよい。
また、本実施例では、フィールド機器の例として、調節計を例に挙げて説明しているが、本発明は例えば流量計や圧力計など他のフィールド機器にも適用可能である。いずれのフィールド機器においても、本体部は設定されたパラメータに従って所定の動作を行う。
本実施例で説明した本体部1と表示器2A,2Bの各々は、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。このコンピュータの構成例を図23に示す。コンピュータは、CPU50と、記憶装置51と、インターフェース装置(以下、I/Fと略する)52とを備えている。
本体部1の場合、I/F52には、表示器2A,2Bが接続される。また、表示器2A,2Bの場合、I/F52には、本体部1と液晶表示器27とタッチセンサ30とが接続される。このようなコンピュータにおいて、本発明の方法を実現させるためのプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、メモリカードなどの記録媒体に記録された状態で提供され、記憶装置51に格納される。各々の装置のCPU50は、記憶装置51に格納されたプログラムに従って本実施例で説明した処理を実行する。
本発明は、調節計などの機器に適用することができる。
1…本体部、2A〜2D…表示器、10…本体情報記憶部、11…本体情報処理部、12…通信情報提供処理部、13A,13B…通信電文処理部、14…通信要求受付処理部、15…表示器情報処理部、16…表示器情報記憶部、17…表示器間協調処理部、18…通信送受信処理部、20…通信電文処理部、21…本体情報処理部、22…本体情報記憶部、23…表示器情報処理部、24…表示器情報記憶部、25a…画面制御処理部、26…表示処理部、27…液晶表示器、28…パラメータ処理部、29…パラメータ記憶部、30…タッチセンサ、31…操作入力処理部、32…表示器間協調処理部、33…メッセージ作成部。

Claims (5)

  1. 設定されたパラメータに従って所定の動作を行うように構成された本体部と、
    情報表示のための複数の表示器と、
    前記表示器毎に設けられた複数の操作部とを備え、
    前記本体部は、
    前記表示器からの要求に応じて前記パラメータを設定変更するように構成された本体情報処理部と、
    前記表示器から送られたメッセージを宛先の表示器に転送するように構成された第1の表示器間協調処理部とを備え、
    各表示器は、
    前記操作部に対するユーザーのパラメータ設定変更操作に応じて前記パラメータを設定変更するよう前記本体部に要求するように構成されたパラメータ処理部と、
    前記操作部に対するユーザーの操作に応じて他の表示器のユーザーに対するメッセージを作成するように構成されたメッセージ作成部と、
    このメッセージ作成部によって作成されたメッセージを前記本体部に送り、他の表示器から前記本体部を経由して送られたメッセージを受け取るように構成された第2の表示器間協調処理部と、
    前記他の表示器から送られたメッセージを表示するように構成された画面制御処理部とを備えることを特徴とするフィールド機器。
  2. 請求項1記載のフィールド機器において、
    前記メッセージ作成部は、予め用意されている前記メッセージの種類に対するユーザーの選択結果に応じて前記メッセージを作成することを特徴とするフィールド機器。
  3. 請求項2記載のフィールド機器において、
    前記メッセージの種類として、他の表示器のユーザーに対してその人が誰かを問うメッセージ、他の表示器のユーザーに対して自分が誰かを明らかにするメッセージ、他の表示器のユーザーに対して自分に電話をかけることを求めるメッセージ、他の表示器のユーザーに対して操作中止を求めるメッセージが予め用意されていることを特徴とするフィールド機器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のフィールド機器において、
    前記画面制御処理部は、前記本体部の状態を監視するためのモニター画面、または前記パラメータを設定変更するためのパラメータ設定画面のいずれかの表示中に、前記他の表示器から送られたメッセージを表示することを特徴とするフィールド機器。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のフィールド機器において、
    前記本体部は、
    各表示器の状態情報を記憶するように構成された第1の表示器情報記憶部と、
    各表示器から送られた状態情報を受け取って前記第1の表示器情報記憶部に記憶された状態情報を更新し、前記第1の表示器情報記憶部に記憶された状態情報を各表示器に送るように構成された第1の表示器情報処理部とをさらに備え、
    各表示器は、
    自器の状態情報を前記本体部に送り、前記本体部から送られた他の表示器の状態情報を受け取るように構成された第2の表示器情報処理部と、
    前記他の表示器の状態情報を記憶するように構成された第2の表示器情報記憶部とをさらに備え、
    前記画面制御処理部は、前記第2の表示器情報記憶部に記憶された他の表示器の状態情報を表示することを特徴とするフィールド機器。
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