JP2019067310A - 不具合対応支援システムおよび不具合対応支援プログラム - Google Patents

不具合対応支援システムおよび不具合対応支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 不具合への対応に対する支援を強化することができる不具合対応支援システムおよび不具合対応支援プログラムを提供する。【解決手段】 修正確認支援装置は、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントに過去に発生した不具合の傾向を含む不具合傾向情報を取得する不具合傾向取得手段(S101〜S103)と、不具合傾向取得手段によって取得された不具合傾向情報を通知する不具合傾向通知手段(S104〜S105)とを備えることを特徴とする。【選択図】 図7

Description

本発明は、不具合への対応に対して支援することができる不具合対応支援システムおよび不具合対応支援プログラムに関する。
従来、不具合への対応に対して支援することができる不具合対応支援システムとして、設計者が担当している製品に含まれる部品のうち、不具合が報告されている不具合部品を特定し、不具合部品に対して報告されている不具合情報を設計者に通知する不具合防止支援システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。ここで、不具合防止支援システムにおける不具合情報には、不具合が発生した製品の情報と、不具合が発生した製品のうち不具合が発生した部品の情報と、不具合の内容とが不具合情報毎に含まれている。
特開2012−123738号公報
しかしながら、特許文献1に記載された不具合防止支援システムにおいては、設計者が担当している製品に含まれる不具合部品に対して報告されている不具合情報を設計者に通知するので、設計者が担当している製品が多数の部品によって構成されている場合に、多数の不具合情報が設計者に通知されてしまい、重要な不具合情報を設計者が見逃してしまう可能性があるという問題がある。
そこで、本発明は、不具合への対応に対する支援を強化することができる不具合対応支援システムおよび不具合対応支援プログラムを提供することを目的とする。
本発明の不具合対応支援システムは、対象の不具合が発生した品と同一の種類の品に過去に発生した不具合の傾向を含む不具合傾向情報を取得する不具合傾向取得手段と、前記不具合傾向取得手段によって取得された前記不具合傾向情報を通知する不具合傾向通知手段とを備えることを特徴とする。
この構成により、本発明の不具合対応支援システムは、対象の不具合が発生した品と同一の種類の品に過去に発生した不具合の傾向を通知するので、対象の不具合が発生した品と同一の種類の品に過去に発生した不具合のうち重要な不具合への対応を、利用者に認識させることができる。したがって、本発明の不具合対応支援システムは、不具合への対応に対する支援を強化することができる。
本発明の不具合対応支援システムにおいて、前記不具合傾向情報は、前記対象の不具合が発生した品と同一の種類の品に過去に発生した、前記対象の不具合の発生条件と同一の発生条件が対応付けられている不具合の傾向を含んでも良い。
この構成により、本発明の不具合対応支援システムは、対象の不具合が発生した品と同一の種類の品に過去に発生した、対象の不具合の発生条件と同一の発生条件が対応付けられている不具合の傾向を通知するので、対象の不具合が発生した品と同一の種類の品に過去に発生した不具合のうち、対象の不具合と同一の条件で発生した重要な不具合への対応を、利用者に認識させることができる。
本発明の不具合対応支援システムにおいて、前記不具合傾向情報は、前記対象の不具合が発生した品と同一の種類の品に過去に発生した、前記対象の不具合の影響と同一の影響が対応付けられている不具合の傾向を含んでも良い。
この構成により、本発明の不具合対応支援システムは、対象の不具合が発生した品と同一の種類の品に過去に発生した、対象の不具合の影響と同一の影響が対応付けられている不具合の傾向を通知するので、対象の不具合が発生した品と同一の種類の品に過去に発生した不具合のうち、対象の不具合と同一の影響を及ぼす重要な不具合への対応を、利用者に認識させることができる。
本発明の不具合対応支援システムにおいて、前記不具合傾向情報は、前記対象の不具合が発生した品と同一の種類の品を含む、互いに関連する複数の種類の品に過去に発生した不具合の傾向を含んでも良い。
この構成により、本発明の不具合対応支援システムは、対象の不具合が発生した品と同一の種類の品を含む、互いに関連する複数の種類の品に過去に発生した不具合の傾向を通知するので、対象の不具合が発生した品と同一の種類の品を含む、互いに関連する複数の種類の品に過去に発生した重要な不具合への対応を、利用者に認識させることができる。
本発明の不具合対応支援システムにおいて、前記不具合傾向情報は、前記対象の不具合が発生した品と同一の種類の品を含む、互いに関連する複数の種類の品のうち、過去に不具合が発生した品の傾向を含んでも良い。
この構成により、本発明の不具合対応支援システムは、対象の不具合が発生した品と同一の種類の品を含む、互いに関連する複数の種類の品のうち、過去に不具合が発生した品の傾向を通知するので、対象の不具合が発生した品と同一の種類の品に過去に不具合が多く発生しているか否かについて、利用者に認識させることができる。
本発明の不具合対応支援システムは、前記対象の不具合への対応が行われた品を市場に出すことの許可を実行する品出許可手段を備え、前記不具合傾向通知手段は、前記対象の不具合への対応が行われた品を市場に出すことの要求が前記品出許可手段によって受け付けられた場合に、前記不具合傾向情報を通知しても良い。
この構成により、本発明の不具合対応支援システムは、対象の不具合への対応が行われた品を市場に出すことの要求を受け付けた場合に不具合傾向情報を通知するので、対象の不具合への対応が行われた品が市場に出される前に、市場に出される品に対して、重要な不具合への対応が行われているかについて、利用者に確認させることができる。
本発明の不具合対応支援システムにおいて、前記品出許可手段は、前記不具合傾向通知手段によって通知された前記不具合傾向情報に基づいて前記対象の不具合への対応を確認したという意思表示を受け付けた場合に、前記許可を実行しても良い。
この構成により、本発明の不具合対応支援システムは、不具合傾向情報に基づいて対象の不具合への対応を確認したという意思表示を受け付けた場合に、対象の不具合への対応が行われた品を市場に出すことの許可を実行するので、市場に出される品に対する不具合への対応の確認が実行される可能性を向上することができる。
本発明の不具合対応支援システムにおいて、前記品出許可手段は、前記不具合傾向通知手段によって前記不具合傾向情報が通知されてから特定の時間が経過した後に前記意思表示を受け付けた場合に、前記許可を実行しても良い。
この構成により、本発明の不具合対応支援システムは、不具合傾向情報に基づいて対象の不具合への対応を確認したという意思表示を、不具合傾向情報を通知してから特定の時間が経過した後に受け付けた場合に、対象の不具合への対応が行われた品を市場に出すことの許可を実行するので、市場に出される品に対する不具合への対応の確認の時間を強制的に付与することによって、市場に出される品に対する不具合への対応の確認が実行される可能性を向上することができる。
本発明の不具合対応支援プログラムは、対象の不具合が発生した品と同一の種類の品に過去に発生した不具合の傾向を含む不具合傾向情報を取得する不具合傾向取得手段と、前記不具合傾向取得手段によって取得された前記不具合傾向情報を通知する不具合傾向通知手段とをコンピューターに実現させることを特徴とする。
この構成により、本発明の不具合対応支援プログラムを実行するコンピューターは、対象の不具合が発生した品と同一の種類の品に過去に発生した不具合の傾向を通知するので、対象の不具合が発生した品と同一の種類の品に過去に発生した不具合のうち重要な不具合への対応を、利用者に認識させることができる。したがって、本発明の不具合対応支援プログラムを実行するコンピューターは、不具合への対応に対する支援を強化することができる。
本発明の不具合対応支援システムおよび不具合対応支援プログラムは、不具合への対応に対する支援を強化することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るシステムのブロック図である。 図1に示す不具合管理データベースの一例を示す図である。 図2に示す不具合管理データベースに入力される「発生条件」および「影響」の一例を示す図である。 図2に示す不具合管理データベースに入力される「内容」の一例を示す図である。 図1に示す不具合傾向分析結果データベースの一例を示す図である。 図1に示す修正確認支援装置のブロック図である。 図6に示す修正確認支援装置の動作のフローチャートである。 図7に示す処理によって取得された不具合情報の一例を示す図である。 図7に示す処理によって生成された不具合傾向情報の一例の一部を示す図である。 図7に示す処理によって生成された不具合傾向情報の一例のうち、図9に示す部分以外の部分を示す図である。 図7に示す処理によって生成された不具合傾向メッセージの一例の一部を示す図である。 図7に示す処理によって生成された不具合傾向メッセージの一例のうち、図11に示す部分以外の部分を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るシステムのブロック図である。 1台のコンピューターによって構成される場合の図13に示す不具合管理システムのブロック図である。 図14に示す不具合管理システムの動作のフローチャートである。 図13に示すコンピューターの表示部に表示される意思表示受付用メッセージの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態に係るシステムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るシステム10のブロック図である。
図1に示すシステム10は、例えばプリンター専用機、MFP(Multifunction Peripheral)などのハードウェアと、このハードウェアに搭載されるソフトウェアとを製造する製造業者によって使用されるシステムである。
ハードウェアおよびソフトウェアの販社は、ソフトウェアの不具合を顧客から指摘された場合など、ソフトウェアの不具合を認識した場合に、製造業者においてソフトウェアの品質保証を職務としている者(以下「品質保証者」という。)に不具合を報告する。品質保証者は、販社から不具合が報告されると、報告された不具合への対応、すなわち、ソフトウェアの修正を、製造業者においてソフトウェアの開発を職務としている者(以下「開発者」という。)に依頼する。開発者は、品質保証者からソフトウェアの修正が依頼されると、依頼されたソフトウェアの不具合を確認した後、確認した不具合を修正する。そして、開発者は、不具合を修正したソフトウェアを市場に出す、すなわち、リリースする。
システム10は、ソフトウェアに過去に発生した不具合を管理する不具合管理システム20と、ソフトウェアに過去に発生した不具合を管理するための不具合管理データベース30と、ソフトウェアに過去に発生した不具合の傾向を分析する不具合傾向分析システム40と、ソフトウェアに過去に発生した不具合の傾向の分析結果を管理するための不具合傾向分析結果データベース50と、ソフトウェアに発生した不具合への対応、すなわち、ソフトウェアの修正に対する確認を支援する不具合対応支援システムとしての修正確認支援装置60とを備えている。
不具合管理システム20は、不具合管理データベース30にアクセス可能である。不具合管理システム20は、1台のコンピューターによって実現されても良いし、複数台のコンピューターによって実現されても良い。
不具合傾向分析システム40は、不具合管理データベース30と、不具合傾向分析結果データベース50とにアクセス可能である。不具合傾向分析システム40は、1台のコンピューターによって実現されても良いし、複数台のコンピューターによって実現されても良い。
修正確認支援装置60は、不具合管理データベース30と、不具合傾向分析結果データベース50とにアクセス可能である。修正確認支援装置60は、例えばPC(Personal Computer)などのコンピューターによって実現されている。
図2は、不具合管理データベース30の一例を示す図である。
図2に示すように、不具合管理データベース30は、不具合に関する情報(以下「不具合情報」という。)を不具合毎に管理するためのデータベースである。
不具合情報には、不具合の識別情報としての「不具合管理ID」と、不具合の「受付日」と、不具合を品質保証者に報告した販社の名称としての「販社名」と、不具合が発生したハードウェア、すなわち、不具合が発生したソフトウェアを搭載していたハードウェアの「モデル名」と、「不具合の要約」と、不具合の処理状況を示す「ステータス」と、不具合が発生したソフトウェアとしてのモジュールの名称を示す「コンポーネント名」と、不具合の「発生条件」、「影響」および「内容」とを含んでいる。
「発生条件」は、不具合が発生する「前提条件」、「操作条件」および「時期条件」を含んでいる。
「内容」は、不具合の「箇所」および「状態」と、不具合の根本的な「原因」とを含んでいる。
「不具合管理ID」は、販社から報告された不具合を品質保証者が不具合管理システム20に登録する場合に、不具合管理システム20によって自動的に付与される情報である。「受付日」は、品質保証者が不具合を不具合管理システム20に登録する場合に、不具合管理システム20によって自動的に入力される情報である。「販社名」、「モデル名」および「不具合の要約」は、品質保証者が不具合を不具合管理システム20に登録する場合に、品質保証者によって不具合管理システム20に入力される情報である。「ステータス」は、不具合の処理状況が変化する度に、不具合管理システム20によって自動的に入力される情報である。「コンポーネント名」は、開発者がソフトウェアの不具合を修正する場合に、開発者によって不具合管理システム20に入力される情報である。「発生条件」および「影響」は、品質保証者が不具合を不具合管理システム20に登録する場合に、品質保証者によって不具合管理システム20に入力される情報である。「内容」は、開発者がソフトウェアの不具合を修正する場合に、開発者によって不具合管理システム20に入力される情報である。
「ステータス」としては、不具合が不具合管理システム20に登録されてから開発者によって修正が開始されるまでの状況であることを示す「オープン」と、開発者によるソフトウェアの修正中であることを示す「対応中」と、開発者によるソフトウェアの修正が終了した後、開発者によるソフトウェアの修正の確認が開始されるまでの状況であることを示す「修正済」と、開発者によるソフトウェアの修正の確認中であることを示す「確認中」と、不具合が修正されたソフトウェアがリリースされた状況を示す「クローズ」とが存在する。
図2に示す不具合管理データベース30において、例えば、「不具合管理ID」が「2017−123」である不具合の「受付日」、「販社名」、「モデル名」、「不具合の要約」、「ステータス」、「コンポーネント名」、「前提条件」、「操作条件」、「時期条件」、「影響」、「箇所」、「状態」、「原因」は、それぞれ、「2017/2/21」、「販社-1」、「Model-A」、「スリープ復帰直後---起動失敗」、「オープン」、「コンポーネント-1」、「条件無し」、「単機能動作」、「特定タイミング」、「機能性」、「変数」、「抜け漏れ」、「要求仕様」である。
図3は、不具合管理データベース30に入力される「発生条件」および「影響」の一例を示す図である。
図3に示すように、不具合が発生する「前提条件」としては、例えば、環境に依存せず障害が発生することを示す「条件無し」と、特定の環境で障害が発生することを示す「特定データ/環境」とが存在する。
不具合が発生する「操作条件」としては、例えば、単一の機能を実行したり、手順を特定しない操作を実行したりすることを示す「単機能動作」と、2つ以上の機能を組み合わせた動作や複数の設定条件が重なる操作を実行することを示す「複合機能動作」と、同じ機能を連続で実行したり、類似の機能を連続で実行したり、動作を連続で実行したりすることを示す「連続動作」と、異なる機能や動作を並行して同時に実行することを示す「並行動作」と、仕様範囲外の値を入力したり、不正なデータや重いデータを受信させたりすることを示す「例外動作」とが存在する。
不具合が発生する「時期条件」としては、例えば、どのタイミングで実行、確認しても発生することを示す「条件無し」と、特定の状態やタイミングで、条件を満たすと発生することを示す「特定タイミング」とが存在する。
不具合の「影響」としては、例えば、機能要求を満たしていないことを示す「機能性」と、出力中や操作中にロックする、システムエラーが発生することを示す「ロック」と、機能が正しく動作するが、パフォーマンスが悪いことを示す「パフォーマンス」と、画像に問題があることを示す「画像再現性」と、機能を利用するための手順が複雑だったり、表現や翻訳内容がわかりにくかったりすることを示す「ユーザビリティー」と、一般的なシステムやアプリケーションとの連携で問題が発生することを示す「互換性」と、ユーザー環境への製品導入を阻害する問題があることを示す「設置性」とが存在する。
図4は、不具合管理データベース30に入力される「内容」の一例を示す図である。
図4に示すように、不具合の「箇所」としては、例えば、変数の型、値、範囲、構造などの定義を示す「変数」と、関数の使い方や関数内での処理の手順などを示す「関数」と、IF文での条件分岐、繰り返しなどの判定処理を示す「条件分岐」と、演算方法、アルゴリズムを示す「計算方法(アルゴリズム)」と、データの受け渡し、引継ぎの方法などを示す「インタフェース」と、UIに表示させる文字列や、言語の翻訳を示す「メッセージ」とが存在する。
不具合の「状態」としては、例えば、必要な処理が存在しなかったことを示す「抜け漏れ」と、必要な処理は存在しているが、その内容が間違っていたことを示す「誤り」と、流用した部分の誤使用を示す「混入」とが存在する。
不具合の根本的な「原因」としては、例えば、最初のインプットとなる資料の問題によって発生した障害を示す「要求仕様」と、機能要件などに問題があって発生した障害を示す「要件分析(変更要求仕様書作成)」と、外部仕様を実現するための基本的な設計に問題があって発生した障害を示す「基本設計(TM作成)」と、基本設計に従って実装するためのインプットとなる詳細な設計に問題があって発生した障害を示す「詳細設計(変更設計書作成)」と、詳細設計に従ったコーディング作業に問題があって発生した障害を示す「コーディング」と、既に実装が完了した項目における障害の改修作業によって発生した障害を示す「障害改修(デグレード)」と、既に実装が完了した項目に対する仕様変更/追加作業によって発生した障害を示す「仕様変更」と、他機種からのソース移植作業時の漏れや不足によって発生した障害を示す「水平展開」とが存在する。
図5は、不具合傾向分析結果データベース50の一例を示す図である。
図5に示すように、不具合傾向分析結果データベース50は、互いに関連する複数の種類のコンポーネントに過去に発生した不具合の傾向を発生回数が多い順に示す分析結果51と、互いに関連する複数の種類のコンポーネントのうち、過去に不具合が発生したコンポーネントの傾向を発生回数が多い順に示す分析結果52と、「コンポーネント−1」に過去に発生した不具合の傾向を発生回数が多い順に示す分析結果53とを含んでいる。ここで、互いに関連する複数の種類のコンポーネントには、同一の種類の製品にインストールされるコンポーネント同士と、プリンター専用機およびMFPのように、互いに関連する種類の製品にインストールされるコンポーネント同士とを含む。
なお、不具合傾向分析結果データベース50は、図示していないが、「コンポーネント−2」、「コンポーネント−3」など、「コンポーネント−1」以外のコンポーネントに関しても、「コンポーネント−1」と同様に、過去に発生した不具合の傾向を発生回数が多い順に示す分析結果をコンポーネント毎に含んでいる。また、不具合傾向分析結果データベース50は、図示していないが、発生条件および影響の組み合わせ毎の、過去に発生した不具合の傾向を発生回数が多い順に示す分析結果をコンポーネント毎に含んでいる。
不具合傾向分析結果データベース50における各分析結果は、割合が高い順にデータが並べられている。不具合傾向分析結果データベース50における各分析結果は、図5において割合が高いデータのみが図示されているが、実際には、割合が低いデータも含んでいる。
分析結果51は、「原因」の傾向を発生回数が多い順に示す分析結果51aと、「原因」および「箇所」の組み合わせの傾向を発生回数が多い順に示す分析結果51bと、「原因」および「状態」の組み合わせの傾向を発生回数が多い順に示す分析結果51cとを含んでいる。なお、分析結果51は、図示していないが、「箇所」の傾向を発生回数が多い順に示す分析結果と、「状態」の傾向を発生回数が多い順に示す分析結果と、「箇所」および「状態」の組み合わせの傾向を発生回数が多い順に示す分析結果と、「原因」、「箇所」および「状態」の組み合わせの傾向を発生回数が多い順に示す分析結果とを含んでいる。分析結果51は、発生した全ての不具合の内容を示すものであっても良い。
分析結果53は、「原因」の傾向を発生回数が多い順に示す分析結果53aと、「原因」および「箇所」の組み合わせの傾向を発生回数が多い順に示す分析結果53bとを含んでいる。なお、分析結果53は、図示していないが、「箇所」の傾向を発生回数が多い順に示す分析結果と、「状態」の傾向を発生回数が多い順に示す分析結果と、「原因」および「状態」の組み合わせの傾向を発生回数が多い順に示す分析結果と、「箇所」および「状態」の組み合わせの傾向を発生回数が多い順に示す分析結果と、「原因」、「箇所」および「状態」の組み合わせの傾向を発生回数が多い順に示す分析結果とを含んでいる。図5においては、分析結果53として、コンポーネント−1に対する不具合の傾向を示している。
図6は、修正確認支援装置60のブロック図である。
図6に示すように、修正確認支援装置60は、種々の操作が入力されるキーボード、マウスなどの入力デバイスである操作部61と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部62と、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部63と、各種の情報を記憶する半導体メモリー、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶デバイスである記憶部64と、修正確認支援装置60全体を制御する制御部65とを備えている。
記憶部64は、不具合への対応に対して支援するための不具合対応支援プログラム64aを記憶している。不具合対応支援プログラム64aは、例えば、修正確認支援装置60の製造段階で修正確認支援装置60にインストールされていても良いし、USB(Universal Serial Bus)メモリー、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)などの外部の記憶媒体から修正確認支援装置60に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上から修正確認支援装置60に追加でインストールされても良い。
制御部65は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部64に記憶されているプログラムを実行する。
制御部65は、不具合対応支援プログラム64aを実行することによって、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントに過去に発生した不具合の傾向を含む不具合傾向情報を取得する不具合傾向取得手段65aと、不具合傾向取得手段65aによって取得された不具合傾向情報を通知する不具合傾向通知手段65bとを実現する。
次に、システム10の動作について説明する。
まず、不具合傾向分析システム40の動作について説明する。
不具合傾向分析システム40は、不具合管理データベース30の不具合情報を基にして、不具合の傾向を自動で分析し、分析結果を不具合傾向分析結果データベース50に自動で保存する。不具合傾向分析システム40は、不具合管理データベース30を使用するので、不具合管理システム20における各種の処理の妨げになることを抑えるために、例えば、製造業者の従業員の通常の就業時間外である午前0時から午前5時までの間に、不具合の傾向の分析の処理を実行しても良い。
次に、修正確認支援装置60の動作について説明する。
開発者は、品質保証者からの依頼に応じて特定のコンポーネントを修正し、修正したコンポーネントに関して不具合の「内容」を不具合管理システム20に入力した後、この不具合の「不具合管理ID」を、表示部62に表示されているGUI(Graphical User Interface)を介して操作部61から修正確認支援装置60に入力することができる。修正確認支援装置60の制御部65は、「不具合管理ID」が入力されると、図7に示す動作を実行する。
図7は、修正確認支援装置60の動作のフローチャートである。
図7に示すように、不具合傾向取得手段65aは、入力された「不具合管理ID」を受け付けて(S101)、S101において受け付けた「不具合管理ID」に対応した不具合情報を不具合管理データベース30から取得する(S102)。
図8は、S102の処理によって取得された不具合情報70の一例を示す図である。
図8に示す不具合情報70は、図2に示す不具合管理データベース30における不具合情報のうち、「不具合管理ID」が「2017−121」の不具合情報と同一である。
図7に示すように、不具合傾向取得手段65aは、S102の処理の後、S102において取得した不具合情報と、不具合傾向分析結果データベース50の分析結果とに基づいて、不具合傾向情報を生成する(S103)。
図9および図10は、S103の処理によって生成された不具合傾向情報80の一例を示す図である。
図9および図10に示す不具合傾向情報80は、互いに関連する複数の種類のコンポーネントに過去に発生した不具合の傾向を発生回数が多い順に示す不具合傾向情報81と、互いに関連する複数の種類のコンポーネントのうち、過去に不具合が発生したコンポーネントの傾向を発生回数が多い順に示す不具合傾向情報82と、図8に示す不具合情報70における発生条件および影響の組み合わせと同一の発生条件および影響の組み合わせにおいて、不具合情報70に示されている「コンポーネント−3」に過去に発生した不具合の傾向を発生回数が多い順に示す不具合傾向情報83と、「コンポーネント−3」に過去に発生した不具合の傾向を発生回数が多い順に示す不具合傾向情報84とを含んでいる。
不具合傾向情報81は、図5に示す不具合傾向分析結果データベース50における分析結果51において、図8に示す不具合情報70における情報が該当する項目が着色などの方法によって明確化されたものと同一である。なお、図9においては、不具合情報70における情報が該当する項目は、不具合傾向情報81に図示されていないので、明確化されているように描かれていないが、実際には明確化されている。
不具合傾向情報82は、不具合傾向分析結果データベース50における分析結果52において、図8に示す不具合情報70における情報が該当する項目、すなわち、「コンポーネント−3」が着色などの方法によって明確化されたものと同一である。
不具合傾向情報83は、不具合傾向分析結果データベース50における、「前提条件」、「操作条件」、「時期条件」および「影響」がそれぞれ「特定データ/環境」、「連続動作」、「条件無し」および「パフォーマンス」であり、「コンポーネント−3」に過去に発生した不具合の傾向を発生回数が多い順に示す分析結果において、不具合情報70における情報が該当する項目が着色などの方法によって明確化されたものと同一である。
不具合傾向情報84は、不具合傾向分析結果データベース50における、「コンポーネント−3」に過去に発生した不具合の傾向を発生回数が多い順に示す分析結果において、不具合情報70における情報が該当する項目が着色などの方法によって明確化されたものと同一である。
図7に示すように、不具合傾向通知手段65bは、S103の処理の後、S102において取得された不具合情報と、S103において生成された不具合傾向情報とに基づいて、不具合傾向情報を含むメッセージ(以下「不具合傾向メッセージ」という。)を生成する(S104)。
図11および図12は、S104の処理によって生成された不具合傾向メッセージ90の一例を示す図である。
図11および図12に示す不具合傾向メッセージ90は、今回の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントを含む、互いに関連する複数の種類のコンポーネントに過去に発生した不具合の傾向を発生回数が多い順に示す不具合傾向情報91と、今回の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントを含む、互いに関連する複数の種類のコンポーネントのうち、過去に不具合が発生したコンポーネントの傾向を発生回数が多い順に示す不具合傾向情報92と、今回の不具合の発生条件および影響を示す情報93と、今回の不具合が発生したコンポーネントに対するコメント94と、今回の不具合の内容を示す情報95と、今回の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントに過去に発生した、今回の不具合の発生条件および影響と同一の発生条件および影響が対応付けられている不具合の傾向を発生回数が多い順に示す不具合傾向情報96と、今回の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントに過去に発生した不具合の傾向を発生回数が多い順に示す不具合傾向情報97とを含んでいる。
不具合傾向情報91は、図9に示す不具合傾向情報81に基づいて生成される。
不具合傾向情報92は、図9に示す不具合傾向情報82に基づいて生成される。
情報93は、図8に示す不具合情報70の「発生条件」および「影響」と同一である。
コメント94は、今回の不具合が発生したコンポーネントの不具合傾向情報92における順位と、順位毎に予め定められている定型文とに基づいて生成される。
情報95は、図8に示す不具合情報70の「内容」と同一である。
不具合傾向情報96は、図10に示す不具合傾向情報83のうち、「原因」、「箇所」および「状態」の組み合わせの傾向を発生回数が多い順に示す不具合傾向情報に基づいて生成される。
不具合傾向情報97は、図10に示す不具合傾向情報84のうち、「原因」、「箇所」および「状態」の組み合わせの傾向を発生回数が多い順に示す不具合傾向情報に基づいて生成される。
なお、不具合傾向メッセージ90は、修正確認支援装置60の管理者によって記載内容の追加、削除、変更が可能である。
図7に示すように、不具合傾向通知手段65bは、S104の処理の後、S104において生成した不具合傾向メッセージを表示部62に表示して(S105)、図7に示す動作を終了する。
以上に説明したように、修正確認支援装置60は、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントに過去に発生した不具合の傾向を通知する(S105)ので、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントに過去に発生した不具合のうち重要な不具合への対応を、開発者などの利用者に認識させることができる。したがって、修正確認支援装置60は、不具合への対応に対する支援を強化することができる。
不具合への対応が行われたソフトウェアのリリースにおいては、対応の内容に問題がないことが開発者によって十分に確認されているはずである。しかしながら、実際には、確認不足によって、リリースしたソフトウェアに不具合が含まれていることが少なくない。修正確認支援装置60は、コンポーネントのリリース時に、過去の不具合の発生傾向を開発者に通知することによって、リリースするソフトウェアに問題がないことを開発者が再確認することを促すものである。したがって、修正確認支援装置60は、コンポーネントのリリース時の不具合の防止への開発者の意識を高めることができ、リリースされるコンポーネントの品質を向上することができる。
修正確認支援装置60は、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントに過去に発生した、対象の不具合の「発生条件」と同一の「発生条件」が対応付けられている不具合の傾向を通知するので、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントに過去に発生した不具合のうち、対象の不具合と同一の条件で発生した重要な不具合への対応を、利用者に認識させることができる。
修正確認支援装置60は、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントに過去に発生した、対象の不具合の「影響」と同一の「影響」が対応付けられている不具合の傾向を通知するので、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントに過去に発生した不具合のうち、対象の不具合と同一の影響を及ぼす重要な不具合への対応を、利用者に認識させることができる。
なお、修正確認支援装置60は、本実施の形態において、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントに過去に発生した、対象の不具合の「発生条件」および「影響」の組み合わせと同一の組み合わせが対応付けられている不具合の傾向を通知する。しかしながら、修正確認支援装置60は、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントに過去に発生した、対象の不具合の「発生条件」および「影響」のいずれか一方と同一のものが対応付けられている不具合の傾向を通知しても良い。
また、修正確認支援装置60は、本実施の形態において、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントに過去に発生した、対象の不具合の「前提条件」、「操作条件」および「時期条件」の組み合わせと同一の組み合わせが対応付けられている不具合の傾向を通知する。しかしながら、修正確認支援装置60は、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントに過去に発生した、対象の不具合の「前提条件」、「操作条件」および「時期条件」のいずれか1つと同一のものが対応付けられている不具合の傾向を通知しても良いし、対象の不具合の「前提条件」、「操作条件」および「時期条件」のいずれか2つの組み合わせと同一のものが対応付けられている不具合の傾向を通知しても良い。
修正確認支援装置60は、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントを含む、互いに関連する複数の種類のコンポーネントに過去に発生した不具合の傾向を通知するので、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントを含む、互いに関連する複数の種類のコンポーネントに過去に発生した重要な不具合を、利用者に認識させることができる。
修正確認支援装置60は、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントを含む、互いに関連する複数の種類のコンポーネントのうち、過去に不具合が発生したコンポーネントの傾向を通知するので、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントに過去に不具合が多く発生しているか否かについて、利用者に認識させることができる。したがって、修正確認支援装置60は、例えば、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントに過去に不具合が多く発生している場合、対象の不具合への対応が行われたコンポーネントがリリースされる前に、リリースされるコンポーネントに対して、利用者に注意深く確認させることができる。
システム10は、不具合傾向分析システム40が不具合傾向分析結果データベース50を事前に用意するので、修正確認支援装置60における動作を高速化することができる。しかしながら、修正確認支援装置60は、不具合管理データベース30の不具合情報を基にして、不具合の傾向を必要に応じて分析しても良い。システム10は、修正確認支援装置60が不具合の傾向を分析する場合、不具合傾向分析システム40および不具合傾向分析結果データベース50を備えなくても良い。
不具合傾向分析システム40は、不具合管理システム20および修正確認支援装置60のいずれかに組み込まれても良い。
(第2の実施の形態)
まず、本発明の第2の実施の形態に係るシステムの構成について説明する。
なお、本実施の形態に係るシステムの構成のうち、第1の実施の形態に係るシステムの構成と同様の構成については、第1の実施の形態に係るシステムの構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図13は、本実施の形態に係るシステム210のブロック図である。
図13に示すように、システム210は、ソフトウェアに過去に発生した不具合を管理する不具合対応支援システムとしての不具合管理システム220と、不具合管理データベース30、不具合傾向分析システム40および不具合傾向分析結果データベース50と、開発者が利用するPCなどのコンピューター230とを備えている。
不具合管理システム220は、不具合管理データベース30と、不具合傾向分析結果データベース50とにアクセス可能である。不具合管理システム220は、1台のコンピューターによって実現されても良いし、複数台のコンピューターによって実現されても良い。不具合管理システム220は、例えば、第1の実施の形態に係る不具合管理システム20に特定のプラグインが追加されることによって実現されることが可能である。
コンピューター230は、不具合管理システム220にアクセス可能である。
システム210は、コンピューター230以外にも、コンピューター230と同様なコンピューターを少なくとも1台備えることが可能である。
図14は、1台のコンピューターによって構成される場合の不具合管理システム220のブロック図である。
図14に示す不具合管理システム220は、LAN、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部221と、各種の情報を記憶する半導体メモリー、HDDなどの不揮発性の記憶デバイスである記憶部222と、不具合管理システム220全体を制御する制御部223とを備えている。
記憶部222は、不具合への対応に対して支援するための不具合対応支援プログラム222aを記憶している。不具合対応支援プログラム222aは、例えば、不具合管理システム220の製造段階で不具合管理システム220にインストールされていても良いし、USBメモリー、CD、DVDなどの外部の記憶媒体から不具合管理システム220に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上から不具合管理システム220に追加でインストールされても良い。
制御部223は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROMと、CPUの作業領域として用いられるRAMとを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部222に記憶されているプログラムを実行する。
制御部223は、不具合対応支援プログラム222aを実行することによって、対象の不具合が発生したコンポーネントと同一の種類のコンポーネントに過去に発生した不具合の傾向を含む不具合傾向情報を取得する不具合傾向取得手段223aと、不具合傾向取得手段223aによって取得された不具合傾向情報を通知する不具合傾向通知手段223bと、対象の不具合への対応が行われたコンポーネントをリリースすることの許可を実行する品出許可手段223cとを実現する。
次に、不具合管理システム220の動作について説明する。
開発者は、品質保証者からの依頼に応じて特定のコンポーネントを修正し、修正したコンポーネントに関して不具合の「内容」をコンピューター230の操作部を介して不具合管理システム220に入力した後、対象の不具合への対応が行われたコンポーネントをリリースすることの要求をコンピューター230の操作部を介して不具合管理システム220に入力する。不具合管理システム220の制御部223は、対象の不具合への対応が行われたコンポーネントをリリースすることの要求が入力されると、図15に示す動作を実行する。
図15は、不具合管理システム220の動作のフローチャートである。
図15に示すように、品出許可手段223cは、入力された要求を受け付ける(S301)。
次いで、不具合傾向取得手段223aは、対象の不具合の「不具合管理ID」の入力画面をコンピューター230に送信する(S302)。そして、コンピューター230は、S302において送信されてきた入力画面を、コンピューター230自身の表示部に表示する。したがって、開発者は、対象の不具合の「不具合管理ID」を、コンピューター230の表示部に表示された入力画面を介してコンピューター230の操作部から不具合管理システム220に入力することができる。
不具合傾向取得手段223aは、コンピューター230から「不具合管理ID」が入力されると、入力された「不具合管理ID」を受け付けて(S303)、S303において受け付けた「不具合管理ID」に対応した不具合情報を不具合管理データベース30から取得する(S304)。S304の処理は、上述したS102の処理と同様である。
次いで、不具合傾向取得手段223aは、S304において取得した不具合情報と、不具合傾向分析結果データベース50の分析結果とに基づいて、不具合傾向情報を生成する(S305)。S305の処理は、上述したS103の処理と同様である。
次いで、不具合傾向通知手段223bは、S304において取得された不具合情報と、S305において生成された不具合傾向情報とに基づいて、不具合傾向メッセージを生成する(S306)。S306の処理は、上述したS104の処理と同様である。
次いで、不具合傾向通知手段223bは、S306において生成した不具合傾向メッセージをコンピューター230に送信する(S307)。そして、コンピューター230は、S307において送信されてきた不具合傾向メッセージを、コンピューター230自身の表示部に表示する。したがって、開発者は、コンピューター230の表示部に表示された不具合傾向メッセージに基づいて対象の不具合への対応を確認することができる。
品出許可手段223cは、S307の処理の後、S307において通知された不具合傾向メッセージに基づいて対象の不具合への対応を確認したという意思表示を受け付けるためのメッセージ(以下「意思表示受付用メッセージ」という。)をコンピューター230に送信する(S308)。そして、コンピューター230は、S308において送信されてきた意思表示受付用メッセージを、コンピューター230自身の表示部に表示する。
図16は、コンピューター230の表示部に表示される意思表示受付用メッセージ240の一例を示す図である。
図16に示す意思表示受付用メッセージ240は、不具合傾向メッセージに基づいて対象の不具合への対応を確認したかを問うメッセージ241と、不具合傾向メッセージに基づいて対象の不具合への対応を確認したという意思表示を受け付けるためのボタン242と、不具合傾向メッセージが通知されてから特定の時間が経過するまで意思表示を受け付けない旨を通知するためのメッセージ243とを含んでいる。特定の時間とは、例えば10分間である。開発者は、コンピューター230の操作部を介してボタン242を押すことによって、不具合傾向メッセージに基づいて対象の不具合への対応を確認したという意思表示を不具合管理システム220に入力することができる。
図15に示すように、品出許可手段223cは、S308の処理の後、不具合傾向メッセージに基づいて対象の不具合への対応を確認したという意思表示がコンピューター230から入力されたと判断するまで、不具合傾向メッセージに基づいて対象の不具合への対応を確認したという意思表示がコンピューター230から入力されたか否かを判断する(S309)。
品出許可手段223cは、不具合傾向メッセージに基づいて対象の不具合への対応を確認したという意思表示がコンピューター230から入力されたとS309において判断すると、S307において不具合傾向メッセージを送信してから特定の時間が経過したか否かを判断する(S310)。
品出許可手段223cは、S307において不具合傾向メッセージを送信してから特定の時間が経過していないとS310において判断すると、S309の処理を実行する。
品出許可手段223cは、S307において不具合傾向メッセージを送信してから特定の時間が経過したとS310において判断されると、対象の不具合への対応が行われたコンポーネントをリリースすることの許可を実行し(S311)、対象の不具合への対応が行われたコンポーネントをリリースすることの許可を示すメッセージをコンピューター230に送信して(S312)、図15に示す動作を終了する。そして、コンピューター230は、S312において送信されてきたメッセージを、コンピューター230自身の表示部に表示する。したがって、開発者は、対象の不具合への対応が行われたコンポーネントをリリースすることが許可されたことを認識することができる。
不具合管理システム220は、第1の実施の形態に係る修正確認支援装置60が得ることができる効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
不具合管理システム220は、対象の不具合への対応が行われたコンポーネントをリリースすることの要求を受け付けた場合(S301)に不具合傾向メッセージを通知する(S307)ので、対象の不具合への対応が行われたコンポーネントがリリースされる前に、リリースされるコンポーネントに対して、重要な不具合への対応が行われているかについて、利用者に確認させることができる。
不具合管理システム220は、不具合傾向メッセージに基づいて対象の不具合への対応を確認したという意思表示を受け付けた場合に(S309でYES)、対象の不具合への対応が行われたコンポーネントをリリースすることの許可を実行する(S311)ので、リリースされるコンポーネントに対する不具合への対応の確認が実行される可能性を向上することができる。
不具合管理システム220は、不具合傾向メッセージに基づいて対象の不具合への対応を確認したという意思表示を、不具合傾向メッセージを通知してから特定の時間が経過した後に受け付けた場合に(S310でYES)、対象の不具合への対応が行われたコンポーネントをリリースすることの許可を実行する(S311)ので、リリースされるコンポーネントに対する不具合への対応の確認の時間を強制的に付与することによって、リリースされるコンポーネントに対する不具合への対応の確認が実行される可能性を向上することができる。
なお、不具合管理システム220は、不具合傾向メッセージを通知してから特定の時間が経過したか否かにかかわらず、不具合傾向メッセージに基づいて対象の不具合への対応を確認したという意思表示を受け付けた場合に、対象の不具合への対応が行われたコンポーネントをリリースすることの許可を実行しても良い。また、不具合管理システム220は、対象の不具合への対応が行われたコンポーネントをリリースすることの要求を受け付けた場合に、不具合傾向メッセージに基づいて対象の不具合への対応を確認したという意思表示を受け付けたか否かにかかわらず、特定の条件を満たしているとき、対象の不具合への対応が行われたコンポーネントをリリースすることの許可を実行しても良い。
システム210は、不具合傾向分析システム40が不具合傾向分析結果データベース50を事前に用意するので、不具合管理システム220における動作を高速化することができる。しかしながら、不具合管理システム220は、不具合管理データベース30の不具合情報を基にして、不具合の傾向を必要に応じて分析しても良い。システム210は、不具合管理システム220が不具合の傾向を分析する場合、不具合傾向分析システム40および不具合傾向分析結果データベース50を備えなくても良い。
不具合傾向分析システム40は、不具合管理システム220に組み込まれても良い。
60 修正確認支援装置(不具合対応支援システム、コンピューター)
64a 不具合対応支援プログラム
65a 不具合傾向取得手段
65b 不具合傾向通知手段
90 不具合傾向メッセージ
91、92、96、97 不具合傾向情報
220 不具合管理システム(不具合対応支援システム、コンピューター)
222a 不具合対応支援プログラム
223a 不具合傾向取得手段
223b 不具合傾向通知手段
223c 品出許可手段

Claims (9)

  1. 対象の不具合が発生した品と同一の種類の品に過去に発生した不具合の傾向を含む不具合傾向情報を取得する不具合傾向取得手段と、
    前記不具合傾向取得手段によって取得された前記不具合傾向情報を通知する不具合傾向通知手段と
    を備えることを特徴とする不具合対応支援システム。
  2. 前記不具合傾向情報は、前記対象の不具合が発生した品と同一の種類の品に過去に発生した、前記対象の不具合の発生条件と同一の発生条件が対応付けられている不具合の傾向を含むことを特徴とする請求項1に記載の不具合対応支援システム。
  3. 前記不具合傾向情報は、前記対象の不具合が発生した品と同一の種類の品に過去に発生した、前記対象の不具合の影響と同一の影響が対応付けられている不具合の傾向を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の不具合対応支援システム。
  4. 前記不具合傾向情報は、前記対象の不具合が発生した品と同一の種類の品を含む、互いに関連する複数の種類の品に過去に発生した不具合の傾向を含むことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の不具合対応支援システム。
  5. 前記不具合傾向情報は、前記対象の不具合が発生した品と同一の種類の品を含む、互いに関連する複数の種類の品のうち、過去に不具合が発生した品の傾向を含むことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の不具合対応支援システム。
  6. 前記対象の不具合への対応が行われた品を市場に出すことの許可を実行する品出許可手段を備え、
    前記不具合傾向通知手段は、前記対象の不具合への対応が行われた品を市場に出すことの要求が前記品出許可手段によって受け付けられた場合に、前記不具合傾向情報を通知することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の不具合対応支援システム。
  7. 前記品出許可手段は、前記不具合傾向通知手段によって通知された前記不具合傾向情報に基づいて前記対象の不具合への対応を確認したという意思表示を受け付けた場合に、前記許可を実行することを特徴とする請求項6に記載の不具合対応支援システム。
  8. 前記品出許可手段は、前記不具合傾向通知手段によって前記不具合傾向情報が通知されてから特定の時間が経過した後に前記意思表示を受け付けた場合に、前記許可を実行することを特徴とする請求項7に記載の不具合対応支援システム。
  9. 対象の不具合が発生した品と同一の種類の品に過去に発生した不具合の傾向を含む不具合傾向情報を取得する不具合傾向取得手段と、
    前記不具合傾向取得手段によって取得された前記不具合傾向情報を通知する不具合傾向通知手段と
    をコンピューターに実現させることを特徴とする不具合対応支援プログラム。
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