JP2019066467A - 差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置 - Google Patents

差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置【解決手段】 本発明は差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置に関し、差圧センシングチャンバ、ベース、コントローラ、浮体、解放装置を含み、差圧センシングチャンバとベースの間に接続部により接続され、コントローラは接続部の内部に設置され、浮体は差圧センシングチャンバの上に位置し、解放装置により回収、放出を行い、解放装置は浮体と差圧センシングチャンバの間に設置され、差圧センシングチャンバは静水圧チャンバと環境水圧チャンバを含み、環境水圧チャンバの頂部は静水圧チャンバと連通し、スプリングピースにより隔てられ、スプリングピースに光ファイバセンサーが内蔵され、静水圧チャンバは常に海をつなぎ、環境水圧チャンバは常に海底堆積層内をつなぎ、解放装置は電動ウィンドラスを備え、電動ウィンドラスに音響信号発生器が設置され、ベースに土圧センサー及びカウンターウエイトが設置され、光ファイバセンサー、音響信号発生器、土圧センサーは全部コントローラに接続され、各センサーのフィードバックにより該位置の差圧を測定することができる。本発明は、深海底層流の影響を低減し、海洋底層流の変化を観測することができる。

Description

本発明は、海洋観測技術分野に関し、具体的に深海底層流による堆積層堆積状態の変化を実現するための観測装置に関する。
深海底層流は、一般的な地質現象であり、それによる海底搬送堆積も一般的な堆積形態である。深海底層流の堆積物は主に砕屑性堆積物、火山噴出物或いは珪質堆積物を含み、堆積構造においてもよく見られる水平な微細層理を特徴とする。底層流搬送堆積は、海底と地形の再構築に大きな影響を与え、地質ボーリングにより得られた底層流堆積移動状態に合わせて、深海地質構造の進化過程の研究にも非常に重要な指導的意義を有する。海底浅層堆積物の過剰間隙水圧値の動的変化過程を観測して、深海底層流の直感的な搬送堆積状態を取得することができる。
通常、海底浅層堆積物中の過剰間隙水圧値を取得する手段としては、穴あけにより間隙水圧計を埋設し、長期観測を行うことである。具体的な実施方法は、水中ロボットを採用し、間隙水圧計を土層中の特定位置に埋設し、グラウト作業により孔を充填密封し、センサーと外部水環境の接触による測定の不正確という現象を防ぐ。得られた間隙水圧値を修正して、過剰間隙水圧値に変換する。それに分析を行い、底層流搬送堆積作用の堆積層状態への影響が得られる。
技術の進歩と革新により、既存の圧力センサーの大部分は、差圧測定を行うことができる。そのうち、光ファイバーセンサーは耐食性、水に強いなどの特性を有するので、過剰間隙水圧の監視・測定に優れた構造基礎を提供する。測定時は、密封された過剰間隙水圧測定装置の一部を海底堆積物に挿入し、残りの部分を海水中に位置する。装置の接続配管を上部海水と連通し、静水圧を装置の内部チャンバに導入し、センサーの一側に作用する。堆積物中の間隙水圧をポーラスストーンによりセンサーの他側にかける。センサー両側に作用する圧力差は該位置の堆積物の過剰間隙水圧値である。
ただし、常に変化する海洋底層流により、観測箇所に浸食や堆積が形成し、すなわち、海底面が底層流の作用で高くなったり低くなることがある。浅層に埋設される堆積物中のセンサーは海底表面の変化と伴い、完全に埋められたり、海底表面から露出することがあり、過剰間隙水圧の測定に影響を与えたり、さらに過剰間隙水圧値を測定できない可能性もある。現在の圧力観測装置は、環境の動的変化の影響を軽減するのにまだ多くの欠点が存在する。
上記の問題に対して、本発明の目的は、深海底層流の影響を低減し、海洋底層流の変化を観測する装置を提供することである。
本発明が使用する技術的解決手段は以下の通りである。
差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置は、差圧センシングチャンバ3、ベース8、コントローラ5、浮体4、解放装置2を含む。差圧センシングチャンバ3とベース8の間には接続部により接続され、前記コントローラ5は接続部の内部に設置され、浮体4は差圧センシングチャンバ3に位置し、解放装置2により回収と放出を行う。解放装置2は浮体4と差圧センシングチャンバ3の間に設置される。前記差圧センシングチャンバ3は、静水圧チャンバ11及び環境水圧チャンバ12を含み、前記環境水圧チャンバ12の頂部は静水圧チャンバと連通し、連通箇所はスプリングピース15により隔てられる。前記スプリングピース15に光ファイバセンサーが内蔵される。前記静水圧チャンバ11の頂部は静水圧通路1を通じて海をつなぎ、静水圧通路1の吸水口は浮体4に位置し、前記静水圧通路1は伸縮可能な通路であり、浮体4の回収と放出により伸縮する。前記環境水圧チャンバ12の底部は環境水圧通路16を通じて海底堆積層内をつなぎ、静水圧通路16の入口に第1のポーラスストーン14が設けられる。前記解放装置2は電動ウィンドラスを備え、前記ウィンドラスにワイヤーロープが巻きつけられ、ワイヤーロープの末端は浮体4に接続され、前記電動ウィンドラスに音響信号発生器が設置される。前記ベース8に土圧センサー7及びカウンターウエイト17が設置される。光ファイバセンサー、音響信号発生器、土圧センサー7は全部コントローラ5に接続される。コントローラは土圧センサーの信号フィードバックにより、音響信号発生器による信号の送信を制御し、電動ウィンドラスの回転でワイヤーロープを巻き取り、巻き出して浮体4を回収、放出すると同時に、静水圧通路1は浮体4の回収や放出に伴い伸縮し、静水圧通路の吸水口は常に海水中に保持することを確保する。全体装置は安定化した後、コントローラ5は光ファイバセンサーの信号により該位置の差圧を測定することができる。
さらに、前記静水圧通路1は伸縮性ホース或いは波型管である。
さらに、前記静水圧通路1の頂部に第2のポーラスストーン9が設けられる。
さらに、前記ベース8と差圧センシングチャンバ3の間の接続部は多段式連接棒22であり、止め金具18により締め付けられ、止め金具18はコントローラ5に接続される。
さらに、ベース8とコントローラ5の間の最大相対変位は差圧センシングチャンバ3チャンバの長さの4分の3よりも小さい。
さらに、前記浮体はドア型フレームであり、差圧センシングチャンバ3の外部にかけられ、差圧センシングチャンバ3の間に隙間がある。
さらに、前記パワーウィンドラスは対称的に設置される。
さらに、前記解放装置2とコントローラ5は防水密封を行う。
さらに、前記カウンターウエイト17はベース8に均一に分布される。
さらに、前記ベース8上に透水孔6が設置され、前記透水孔6は上下貫通する貫通孔であり、均一にベース8に設置される。
本発明は複雑な海底環境下で、堆積層の環境圧力と静水圧を同時に感知、測定し、測定対象位置の差圧値を取得することができる。後期のデータ修正により、差圧値を過剰間隙水圧に変換すれば、海洋底層流の影響作用下での堆積層の動的変化状態を取得、分析することができる。また、該発明は海洋底層流の侵食・堆積作用の測定への影響を巧みに回避することができる。底層流は海底面を流して、海底面が下降し、装置のベース構造も、ポーラスストーン構造が堆積層により覆われるまで下降する。底層流の搬送と堆積により、海底面が上昇すると同時に、装置を持ち上げ、センサーは静水圧をセンシングすることができる。該装置は、差圧センサーの外部環境適応性を効果的に高め、直感的な海底浅層堆積物の過剰間隙水圧が得られる。
本発明の立体構造概略図である。 本発明の断面図である。 本発明の動作状態模擬概略図1である。 本発明の動作状態模擬概略図2である。 本発明の動作状態模擬概略図3である。 本発明の止め金具開放状態動作概略図である。
1 静水圧通路
2 解放装置
3 差圧センシングチャンバ
4 浮体
5 コントローラ
6 透水孔
7 土圧センサー
8 ベース
9 吸水管ポーラスストーン
10 ワイヤーロープ
11 静水圧チャンバ
12 環境水圧チャンバ
13 ウィンドラス
14 ポーラスストーン
15 スプリングピース
16 環境水圧通路
17 カウンターウエイト
18 止め金具
19 パワーウィンドラスA
20 パワーウィンドラスB
21 海底面
22 多段式連接棒
以下、具体的な実施形態及び図面に従って本発明を詳細に説明する。
図1、図2に示すように、差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置は、差圧センシングチャンバ3、ベース8、コントローラ5、浮体4、解放装置2を含む。差圧センシングチャンバ3とベース8の間には接続部により接続され、コントローラ5は接続部の内部に設置され、浮体4は差圧センシングチャンバ3に位置し、解放装置2により回収と放出を行う。解放装置2は浮体4と差圧センシングチャンバ3の間に設置される。差圧センシングチャンバ3は、静水圧チャンバ11及び環境水圧チャンバ12を含み、環境水圧チャンバ12の頂部は静水圧チャンバと連通し、連通箇所はスプリングピース15により隔てられる。スプリングピース15に光ファイバセンサーが内蔵される。静水圧チャンバ11の頂部は静水圧通路1を通じて海とつながり、静水圧通路1の吸水口は浮体4に位置し、静水圧通路1は伸縮可能な通路であり、浮体4の回収と放出により伸縮する。環境水圧チャンバ12の底部は環境水圧通路16を通じて海底堆積層内をつなぎ、静水圧通路16の入口に第1のポーラスストーン14が設けられる。解放装置2は電動ウィンドラスを備え、ウィンドラスにワイヤーロープが巻きつけられ、ワイヤーロープの末端は浮体4に接続され、電動ウィンドラスに音響信号発生器が設置される。ベース8に土圧センサー7及びカウンターウエイト17が設置される。光ファイバセンサー、音響信号発生器、土圧センサー7は全部コントローラ5に接続される。コントローラは土圧センサーの信号フィードバックにより、音響信号発生器による信号の送信を制御し、電動ウィンドラスの回転でワイヤーロープを巻き取り、巻き出して浮体4を回収、放出すると同時に、静水圧通路1は浮体4の回収や放出に伴い伸縮し、静水圧通路の吸水口は常に海水中に保持される。装置全体は安定化した後、コントローラ5は光ファイバセンサーの信号により該位置の差圧を測定することができる。
本装置の主要な設定目的は、静水圧通路1と環境水圧通路16が2種類の環境に存在することを実現することである。そのうち、静水圧通路1は、海水が流入して静水圧をセンシングするもので、環境水圧通路16はポーラスストーン14を介して堆積環境の間隙水圧をセンシングするものである。2つの圧力チャンバ内の圧力は共同でスプリングピース(スプリング部材)15に作用し、スプリングピース15は変形して光ファイバセンサーに作用し、コントローラ5の計算により該位置の差圧値が得られる。該数値は該位置にある堆積層の過剰間隙水圧を反映し、この状態下の堆積層状態を逆算し、堆積層の堆積状態変化後の比較に対し基準値を確定し、それに海洋底層流による堆積状態の変化に対し分析を準備する。
図3〜図6に示すように、本装置使用時は、自由落下で海底に放置する。事前に製造した適切なカウンターウエイトにより、装置は海底面に到着すると、重力作用で堆積層の内部に没入する。装置のベース8は完全に堆積層に入ると、土圧センサー7は圧力をセンシングし、コントローラ5は解放装置2に音響信号を発送し、パワーウィンドラスをオンにして、ワイヤーロープ10がピンと引っ張る状態になるまで、又は土圧センサー7の圧力値が上昇しないまで、コントローラ5は解放装置2に音響信号の発送を停止する。この時、装置はポーラスストーン14が完全に堆積物に没入する状態である。パワーウィンドラスの数量が限定されないが、通常、対称的に設置すれば、回収過程の中に安定と迅速を確保することができる。本発明の浮体4の具体的な構造が限定されないが、静水圧通路1が上昇すればよい。本発明の静水圧通路1の具体的な構造が限定されないが、伸縮して海水が流入するように設計を行う。本発明の土圧センサー7の設置数量がここに限定されないが、通常偶数で、ベースの軸方向に沿って等間隔で設置する。複数の土圧センサー7の最大値を参照値に、全体装置を調節する。本発明では、4つの土圧センサー7を採用し、周方向に沿って等間隔でベースに設置する。
装置は安定状態になった後、測定、観測を行う。連通式容器の原理により、静水圧チャンバ11内の圧力は該箇所の静水圧P1であり、環境水圧チャンバ12内の圧力は該箇所の堆積層環境間隙水圧P2であり、2つの圧力値は共同でスプリングピース15に作用し、コントローラ5の差圧センサーを介して2つの圧力値を処理し、該箇所の過剰間隙水圧値P3(堆積層環境の間隙水圧P2と静水圧P1の差)が得られる。過剰間隙水圧値P3は該位置の堆積状態を逆算することができる。
深海底層流の搬送作用で海底面を局所的に上昇させ、土圧センサー7の圧力値が1.5倍PE以上まで上昇する。この時にパワーウィンドラスが起動し、浮体4が上に浮かび、静水圧通路1が静水環境中に保つことを確保する。土圧センサー7の圧力値が上昇せず、コントローラ5が解放装置2に音響信号の送信を停止するまで、パワーウィンドラスはロック状態である。静水圧通路1が海水開放を保持し、静水圧チャンバ11内のセンシング圧力は該箇所の静水圧P1である。装置は深海底層流による海底改造後の過剰間隙水圧値P3を取得する。
深海底層流の流す作用で海底面を局所的に下降させ、土圧センサー7の圧力値が減少し続ける。この時にワイヤーロープ10の巻出長さが差圧センシングチャンバ3の高さより高ければ、コントローラ5は巻出巻取装置2に音響信号を発信し、パワーウィンドラスはワイヤーロープの回収動作を実行し、土圧センサー7の圧力値がPE0.5倍以下まで正常まで復元し、パワーウィンドラスが動作を停止する。装置は安定後、深海底層流による海底改造後の過剰間隙水圧値P3を取得する。
海底の相対高さが異なる時の過剰間隙水圧値P3を総合的に分析すれば、海底の堆積層状態を取得し、深海底層流の変化情報を解析することができる。解放装置2は同時にワイヤーロープの巻出動的変化過程を記録し、底層流の変化情報を修正する。
この実施形態において、静水圧通路1は伸縮性ホース或いは波型管である。
伸縮の変化にうまく応えるよう、幅広い伸びを実現することができる。静水圧通路1の伸縮性により、浮体4と差圧センシングチャンバ3の間に大きな調節距離を実現し、すなわち吸水口は必要に応じて差圧センシングチャンバ3を離れる。
静水圧通路1の頂部に第2のポーラスストーン9が設けられる。過剰間隙水圧の差圧測定を実現すると同時に、泥と砂などの不純物が差圧センシングチャンバ3に侵入することも防ぐことができる。
深海底層流の搬送作用で海底面を局所的に上昇させることを防ぐため、差圧センシングチャンバ3は堆積物に完全に没入する。ベース8と差圧センシングチャンバ3の間の接続部は多段式連接棒22であり、止め金具18により締め付けられ、止め金具18はコントローラ5に接続される。止め金具18は従来の共通技術である普通の締付式ロック構造(例えば、伸縮棒の上下連接棒に極方向相対の電磁石を設置し、信号を用いて電源スイッチを制御し、伸縮棒の伸縮又はその他の同様、類似構造を実現する。ここでそれ以上記述しない)だけで要求を満足でき、コントローラにより制御される。
深海底層流の搬送作用で海底面を局所的に上昇させるにあたり、土圧センサー7の圧力値が警告値PE(同時に1.5倍のPEより小さい)を超えた場合、止め金具18は開放する。この時、差圧センシングチャンバ3とベース8は多段式連接棒22により接続され、多段式連接棒22は伸縮棒構造であり、浮体4はワイヤーロープ10を介して差圧センシングチャンバ3とコントローラ5を多段式連接棒22の伸びる可能な距離まで引っ張る。同時に、ベース8とコントローラ5の間の最大相対変位は差圧センシングチャンバ3チャンバの長さの4分の3よりも小さい。すなわち、浮体4は引っ張る時に透水石14を堆積層から引き抜けてはならない。
深海底層流の流す作用で海底面を局所的に下降させるにあたり、接続部の多段式連接棒22は重力落下で復元し、重力落下の実現方式として、パワーウィンドラスをオンにし、ワイヤーロープ10を緩め、差圧センシングチャンバ3のコントローラ5の重力により自由落下をすることを採用することができる。
他の落下方式も採用できるが、ここに限定しない。ただし、重力の自由落下構造が最も簡単、直接である。
この実施形態において、浮体の具体的な構造を提供する。この実施形態において、浮体はドア型フレームであり、差圧センシングチャンバ3の外部にかけられ、差圧センシングチャンバ3の間に隙間がある。
浮体4は密度が水より低い材料で製造され、静水圧通路1とともに移動する。すなわち、浮体4は吸水管ポーラスストーン9の一部が常に海水中に保持することを確保する。海洋底層流の海底面へ侵食・堆積による海底面の上昇に対応し、測定結果の正確性を確保する。
この実施形態において、具体的なパワーウィンドラス設置構造を提供する。パワーウィンドラスには対称的に2つのパワーウィンドラスA19とパワーウィンドラスB20を設置する。浮体を回収する時に、効果的且つ安定に回収することができる。
解放装置2とコントローラ5内にはゴムリングや他の密封装置で防水密封を行い、ここで限定しない。水隔離密封設置は効果的に設備の破損と経年劣化を防止することができる。
この実施形態において、カウンターウエイト17はベース8に均一に分布される。
カウンターウエイトは主に第1のポーラスストーン14が完全に堆積物に没入し、差圧測定の実現を確保することができる。カウンターウエイトの具体的な構造と重量は測定対象海域の実際状況に応じて設定し、ここに限定しない。例えば、測定対象海域の海底土質が柔らかい場合、カウンターウエイトを重くならないように設定しなければならない。さもなければ、海底深くまで没入することがある。
さらに、ベース8上に透水孔6が設置され、透水孔6は上下貫通する貫通孔であり、均一にベース8に設置される。透水孔の数量と直径は限定しない。
装置全体が海底まで落下、設置するにあたり、海水は透水孔6から流れ、装置の各箇所が均一な力を受け、より安定に落下することができる。また、回収の必要があれば、速やかに回収する可能である。
以上記載される内容は、本発明の好ましい実施形態に過ぎず、本発明を他の形態で限定するものではない。当業者であれば、上述した技術的内容を利用して、他の分野に適用する同等の実施形態を変更または修正してもよいが、本発明の技術的内容から逸脱しない限り、本発明の技術的実質によって上記の実施形態に対して行われた簡単な変更、等価変化及び変形は、本発明の技術的解決手段の保護範囲内である。
図1、図2に示すように、差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置は、差圧センシングチャンバ3、ベース8、コントローラ5、浮体4、解放装置2を含む。差圧センシングチャンバ3とベース8の間には接続部により接続され、コントローラ5は接続部の内部に設置され、浮体4は差圧センシングチャンバ3に位置し、解放装置2により回収と放出を行う。解放装置2は浮体4と差圧センシングチャンバ3の間に設置される。差圧センシングチャンバ3は、静水圧チャンバ11及び環境水圧チャンバ12を含み、環境水圧チャンバ12の頂部は静水圧チャンバと連通し、連通箇所はスプリングピース15により隔てられる。スプリングピース15に光ファイバセンサーが内蔵される。静水圧チャンバ11の頂部は静水圧通路1を通じて海とつながり、静水圧通路1の吸水口は浮体4に位置し、静水圧通路1は伸縮可能な通路であり、浮体4の回収と放出により伸縮する。環境水圧チャンバ12の底部は環境水圧通路16を通じて海底堆積層内をつなぎ、環境水圧通路16の入口に第1のポーラスストーン14が設けられる。解放装置2は電動ウィンドラスを備え、ウィンドラスにワイヤーロープが巻きつけられ、ワイヤーロープの末端は浮体4に接続され、電動ウィンドラスに音響信号発生器が設置される。ベース8に土圧センサー7及びカウンターウエイト17が設置される。光ファイバセンサー、音響信号発生器、土圧センサー7は全部コントローラ5に接続される。コントローラは土圧センサーの信号フィードバックにより、音響信号発生器による信号の送信を制御し、電動ウィンドラスの回転でワイヤーロープを巻き取り、巻き出して浮体4を回収、放出すると同時に、静水圧通路1は浮体4の回収や放出に伴い伸縮し、静水圧通路の吸水口は常に海水中に保持される。装置全体は安定化した後、コントローラ5は光ファイバセンサーの信号により該位置の差圧を測定することができる。

Claims (10)

  1. 差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置であって、差圧センシングチャンバ(3)、ベース(8)、コントローラ(5)、浮体(4)、解放装置(2)を含み、差圧センシングチャンバ(3)とベース(8)の間は接続部により接続され、前記コントローラ(5)は接続部の内部に設置され、浮体(4)は差圧センシングチャンバ(3)に位置し、解放装置(2)により回収と放出を行い、解放装置(2)は浮体(4)と差圧センシングチャンバ(3)の間に設置され、
    前記差圧センシングチャンバ(3)は静水圧チャンバ(11)と環境水圧チャンバ(12)を含み、前記環境水圧チャンバ(12)の頂部は静水圧チャンバと連通し、連通箇所はスプリングピース(15)により隔てられ、前記スプリングピース(15)に光ファイバセンサーが内蔵され、前記静水圧チャンバ(11)の頂部は静水圧通路(1)を通じて海をつなぎ、静水圧通路(1)の吸水口は浮体(4)に位置し、前記静水圧通路(1)は伸縮可能な通路であり、浮体(4)の回収と放出により伸縮し、前記環境水圧チャンバ(12)の底部は環境水圧通路(16)を通じて海底堆積層内をつなぎ、静水圧通路(16)の入口に第1のポーラスストーン(14)が設けられ、
    前記解放装置(2)は電動ウィンドラスを備え、前記電動ウィンドラスにワイヤーロープが巻きつけられ、ワイヤーロープの末端は浮体(4)に接続され、前記電動ウィンドラスに音響信号発生器が設置され、前記ベース(8)に土圧センサー(7)及びカウンターウエイト(17)が設置され、光ファイバセンサー、音響信号発生器、土圧センサー(7)は全部コントローラ(5)に接続され、
    コントローラは土圧センサーの信号フィードバックにより、音響信号発生器による信号の送信を制御し、電動ウィンドラスの回転でワイヤーロープを巻き取り、巻き出して浮体(4)を回収、放出すると同時に、静水圧通路(1)は浮体(4)の回収や放出に伴い伸縮し、静水圧通路の吸水口は常に海水中に保持され、装置全体が安定化した後、コントローラ(5)は光ファイバセンサーの信号により該位置の差圧を測定することができることを特徴とする差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置。
  2. 前記静水圧通路(1)は伸縮性ホース或いは波型管であることを特徴とする、請求項1に記載の差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置。
  3. 静水圧通路(1)の頂部に第2のポーラスストーン(9)が設けられることを特徴とする、請求項2に記載の差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置。
  4. 前記ベース(8)と差圧センシングチャンバ(3)の間の接続部は多段式連接棒(22)であり、止め金具(18)により締め付けられ、止め金具(18)はコントローラ(5)に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置。
  5. ベース(8)とコントローラ(5)の間の最大相対変位は差圧センシングチャンバ(3)のチャンバの長さの4分の3よりも小さいことを特徴とする、請求項4に記載の差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置。
  6. 前記浮体はドア型フレームであり、差圧センシングチャンバ(3)の外部にかけられ、差圧センシングチャンバ(3)の間に隙間があることを特徴とする、請求項5に記載の差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置。
  7. 前記パワーウィンドラスは対称的に設置されることを特徴とする、請求項6に記載の差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置。
  8. 前記解放装置(2)とコントローラ(5)は防水密封を行うことを特徴とする、請求項7に記載の差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置。
  9. 前記カウンターウエイト(17)はベース(8)に均一に分布されることを特徴とする、請求項8に記載の差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置。
  10. 前記ベース(8)上に透水孔(6)が設置され、前記透水孔(6)は上下貫通する貫通孔であり、均一にベース(8)に設置されることを特徴とする、請求項9に記載の差圧測定に基づく深海底層流変化観測装置。

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