JP2019063175A - Trocar - Google Patents
Trocar Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019063175A JP2019063175A JP2017190665A JP2017190665A JP2019063175A JP 2019063175 A JP2019063175 A JP 2019063175A JP 2017190665 A JP2017190665 A JP 2017190665A JP 2017190665 A JP2017190665 A JP 2017190665A JP 2019063175 A JP2019063175 A JP 2019063175A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- opening
- trocar
- main body
- longitudinal direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本開示は、トロカールに関する。 The present disclosure relates to trocars.
従来から患者のQOL(Quality of Life)の維持及び向上のために腹腔鏡下手術などの低侵襲外科手術が行われている。低侵襲外科手術では、鉗子などの医療器具を患者の体腔内に挿入するためにトロカールが使用される。また、抜け止め構造を備えるトロカールも知られている(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, minimally invasive surgery such as laparoscopic surgery has been performed to maintain and improve a patient's quality of life (QOL). In minimally invasive surgery, trocars are used to insert medical instruments such as forceps into the body cavity of a patient. There is also known a trocar provided with a retaining structure (see, for example, Patent Document 1).
本開示のトロカールは、長手方向の一端に位置している第1開口部及び長手方向の他端に位置している第2開口部を有する筒状の本体部と、前記本体部の外周部をスライド可能な状態で覆っている筒状のカバーと、を備える。前記カバーは、前記第1開口部側から前記第2開口部側に向かって順に、第1カバー及び第2カバーを有する。前記第2カバーは、前記第2開口部側の端部において前記本体部に固定されているとともに、前記第1カバーよりも柔軟である。 The trocar of the present disclosure includes a cylindrical main body having a first opening located at one end in the longitudinal direction and a second opening located at the other end in the longitudinal direction, and an outer peripheral portion of the main body. And a cylindrical cover that covers in a slidable manner. The cover has a first cover and a second cover in order from the first opening side toward the second opening side. The second cover is fixed to the main body at an end on the second opening side and is more flexible than the first cover.
<トロカール>
以下、本開示の一実施形態に係るトロカールについて、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態を説明する上で必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、本開示のトロカールは、参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び寸法比率などを忠実に表したものではない。
<Trocar>
Hereinafter, a trocar according to an embodiment of the present disclosure will be described in detail with reference to the drawings. However, for convenience of explanation, the drawings referred to in the following simply show only the main members necessary for describing the embodiment. Thus, the trocar of the present disclosure may comprise any component not shown in the figures to which it refers. Further, the dimensions of the members in the drawings do not faithfully represent the dimensions and dimensional ratios of actual components.
図1〜図6に示すように、本実施形態のトロカール1は、本体部2及びカバー3を備えている。
As shown in FIGS. 1 to 6, the
(本体部)
本体部2は、筒状の部材である。本実施形態の本体部2は、略円筒状である。なお、本体部2の形状は、筒状である限り、略円筒状に限定されるものではない。
(Body part)
The
本体部2は、図1及び図2に示すように、第1開口部21及び第2開口部22を有している。第1開口部21は、本体部2の長手方向aの一端に位置しており、第2開口部22は、長手方向aの他端に位置している。第1開口部21の内径は、第2開口部22の内径よりも大きい。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
本実施形態の本体部2は、図2に示すように、第1開口部21側から第2開口部22側に向かって順に、ヘッド24及びパイプ25を有している。ヘッド24は、第1開口部21に連続しており、パイプ25は、第2開口部22に連続している。ヘッド24の内径は、パイプ25の内径よりも大きい。本実施形態では、第2開口部22側からトロカール1を患者の体腔内に挿入し、医療器具(処置具)を、第1開口部21を介してヘッド24及びパイプ25の順に挿通して第2開口部22から患者の体腔内に挿入する。医療器具としては、例えば、鉗子又は内視鏡などが挙げられる。
As shown in FIG. 2, the
本実施形態では、ヘッド24及びパイプ25が、互いに接続されている。なお、ヘッド24及びパイプ25の間には、他の部位が位置していてもよい。
In the present embodiment, the
ヘッド24及びパイプ25は、一体に成形されていてもよい。このような構成を満たすときは、ヘッド24とパイプ25の接続強度の向上が図れる。一体に成形されているとは、部品毎に加工した後に溶接などの接合手段を使用して一体化されているのではなく、接合手段を使用することなく同一材料から成形体全体が一体的に作製されている状態のことである。一体に成形する方法としては、例えば、射出成形などが挙げられるが、これに限定されるものではない。なお、ヘッド24及びパイプ25は、必要に応じて別部材で構成されていてもよい。
The
一方、図3に示すように、本実施形態の本体部2は、その外周部23の第2開口部22側に位置しており、外方に突出している段部26を有している。段部26は、後述する第2カバー32を固定する部位として機能する。
On the other hand, as shown in FIG. 3, the
本体部2の長手方向aに垂直な方向における段部26の寸法は、第2カバー32の厚みと同一である。このような構成によれば、段部26と第2カバー32との境界に段差が生じないことから、トロカール1を患者の体腔内に挿入するときの挿入性と、トロカール1を患者の体腔内から抜去するときの抜去性の向上が図れる。同一であるとは、実質的に同一であればよく、その効果を奏する限り、若干の誤差があってもよい。
The dimension of the
本体部2は、その外周部23のうち段部26よりも第2開口部22側に位置しており、第2開口部22に向かうにつれて外径が小さくなっているテーパー部27を有している。このような構成によれば、トロカール1を患者の体腔内に挿入するときの挿入性の向上が図れる。
The
本体部2は、その外周部23のうち段部26とテーパー部27との間に位置しており、本体部2の長手方向aに沿って延びている面部28を有している。このような構成によれば、段部26とテーパー部27との間の部位が肉厚になることから、段部26及びテーパー部27のそれぞれの強度を高めることができる。
The
本実施形態では、面部28が、段部26及びテーパー部27のそれぞれと接続している。言い換えれば、段部26及びテーパー部27が、面部28を介して接続されている。なお、段部26及びテーパー部27は、面部28を介さずに直接接続されていてもよい。
In the present embodiment, the
本体部2の材質としては、例えば、合成樹脂などが挙げられる。合成樹脂としては、例えば、ポリカーボネートなどが挙げられる。
As a material of the main-
本体部2およびカバー3の大きさは、次のような値に設定できる。図2に示す本体部2の長手方向aに平行な方向におけるパイプ25の長さは、例えば、50〜200mmである。ヘッド24を覆っている部分のカバー3の外径は、例えば、30mm〜50mmである。カバー3の厚みは、例えば、0.5〜2mmである。パイプ25の部分の最外径は、カバー3の厚みを含めて例えば、16〜18mmである。パイプ25の内径は、例えば、12〜14mmである。なお、本体部2の大きさは、例示した数値範囲に限定されるものではなく、適宜変更することができる。パイプ25の外径は、患者に開ける穴の大きさに応じて設定することができる。パイプ25の内径は、挿通する医療器具の寸法に応じて設定することができる。
The sizes of the
(カバー)
カバー3は、本体部2の外周部23をスライド可能な状態で覆っている筒状の部材である。本実施形態のカバー3は、図1及び図2に示すように、略円筒状である。なお、カバー3の形状は、筒状であり且つその機能を奏する限り、略円筒状に限定されるものではない。
(cover)
The
カバー3の厚みは、上述のように、例えば、0.5〜2mmである。なお、カバー3の厚みは、例示した数値範囲に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
The thickness of the
カバー3は、第1開口部21側から第2開口部22側に向かって順に、第1カバー31及び第2カバー32を有している。第2カバー32は、図3に示すように、第1開口部21側の端部321及び第2開口部22側の端部322を有している。そして、第2カバー32は、第2開口部22側の端部322において本体部2に固定されているとともに、第1カバー31よりも柔軟である。
The
上述した構成によれば、図4及び図5に示すように、カバー3を矢印Xに示す第2開口部22側にスライドさせたとき、第2カバー32の一部が矢印Yに示す外方に突出する。そして、第2カバー32の一部が外方に突出することによって、トロカール1が抜け止め構造を備える構成になる。
According to the configuration described above, as shown in FIGS. 4 and 5, when the
すなわち、上述した構成によれば、第2カバー32が第1カバー31よりも相対的に柔軟であることから、カバー3を第2開口部22側にスライドさせると、第2カバー32の一部が外方に突出するように変形する。本実施形態では、図6に示すように、カバー3を第2開口部22側にスライドさせると、端部321と端部322とが互いに近付くように、第2カバー32が変形する。そして、この変形に伴って、第2カバー32のうち端部321と端部322との間に位置している部位323が、矢印Yに示す外方に突出する。第2カバー32の外方に突出した部位323は、トロカール1が患者の体腔内から意図せず抜け出すことを抑制する抜け止め部位として機能する。
That is, according to the configuration described above, since the
上述した点について、トロカール1を腹腔鏡下手術に使用する場合を例にとって具体的に説明する。まず、図7に示すように、トロカール1を患者の腹腔100内へ挿入するときは、カバー3を第2開口部22側にスライドさせていない状態にする。この状態では、第2カバー32の一部が外方に突出していないことから、トロカール1を腹腔100内へスムーズに挿入することができる。
The above point will be specifically described by using the
次に、図8に示すように、カバー3を矢印Xに示す第2開口部22側にスライドさせた状態にすれば、腹腔100内において第2カバー32の一部が外方に突出する。そして、第2カバー32の外方に突出した部位323が、トロカール1の抜け止め部位として機能するようになる。すなわち、腹腔100内に圧入したガスの圧力などでトロカール1が矢印Zに示す腹腔100内から抜け出す方向に移動したときは、第2カバー32の外方に突出した部位323が腹壁101に接触する。その結果、トロカール1が腹腔100内から意図せず抜け出すことを抑制することができる。
Next, as shown in FIG. 8, when the
トロカール1を患者の腹腔100内から抜去するときは、カバー3を矢印Xと逆方向の第1開口部21側にスライドさせて、第2カバー32の一部が外方に突出していない図7に示す状態にする。これにより、トロカール1を腹腔100内からスムーズに抜去することができる。
When the
なお、カバー3と本体部2は、相対的にスライドさせればよい。例えば、カバー3に対して本体部2をスライドさせることによって、第2カバー32の一部が外方に突出する状態にしてもよい。同様に、カバー3に対して本体部2をスライドさせることによって、第2カバー32の一部が外方に突出していない状態にしてもよい。
The
カバー3は、カバー3を第2開口部22側にスライドさせたときにトロカール1が上述した抜け止め構造を備える構成になる限り、本体部2の外周部23の全てを覆っていなくてもよい。また、第2カバー32は、カバー3を第2開口部22側にスライドさせたときに、その一部が外方に突出する程度に第1カバー31よりも柔軟であればよい。
The
本実施形態の第2カバー32は、図3に示すように、段部26を介して本体部2に固定されている。第2カバー32の固定は、例えば、接着剤など使用して行うことができるが、これに限定されるものではない。第2カバー32は、段部26を介さずに本体部2に固定されていもよい。
As shown in FIG. 3, the
本実施形態の第2カバー32は、端部321において第1カバー31に接続されている。第2カバー32の接続は、例えば、接着剤など使用して行うことができるが、これに限定されるものではない。なお、第2カバー32は、他の部位を介して第1カバー31に接続されていてもよい。言い換えれば、第1カバー31及び第2カバー32の間には、他の部位が位置していてもよい。
The
カバー3の材質としては、例えば、合成樹脂などが挙げられる。第1カバー31を構成する合成樹脂としては、例えば、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエーテルエーテルケトン、ナイロン6、など比較的硬い材料が挙げられる。第2カバー32を構成する合成樹脂としては、例えば、シリコーン、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ポリウレタンエラストマーなど、第1カバー31の材質よりも柔軟なものが挙げられる。また、第1カバー31を構成する合成樹脂と同じ材質も含め、厚さを減少させる等の構成で、第1カバー31との比較において柔軟としても良い。なお、第1カバー31及び第2カバー32を構成する各々の合成樹脂は、例示した合成樹脂に限定されるものではない。
As a material of the
以上、本開示に係る実施形態について例示したが、本開示は上述した実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることはいうまでもない。 As mentioned above, although illustrated about embodiment concerning this indication, this indication is not limited to embodiment mentioned above, It can not be overemphasized that it can be arbitrary unless it deviates from the gist of this indication.
1・・・トロカール
2・・・本体部
21・・・第1開口部
22・・・第2開口部
23・・・外周部
24・・・ヘッド
25・・・パイプ
26・・・段部
27・・・テーパー部
28・・・面部
a・・・長手方向
3・・・カバー
31・・・第1カバー
32・・・第2カバー
321・・・端部
322・・・端部
323・・・部位
100・・・腹腔
101・・・腹壁
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記本体部の外周部をスライド可能な状態で覆っている筒状のカバーと、を備え、
前記カバーは、前記第1開口部側から前記第2開口部側に向かって順に、第1カバー及び第2カバーを有し、
前記第2カバーは、前記第2開口部側の端部において前記本体部に固定されているとともに、前記第1カバーよりも柔軟である、トロカール。 A cylindrical main body having a first opening located at one end in the longitudinal direction and a second opening located at the other end in the longitudinal direction;
And a cylindrical cover slidably covering the outer peripheral portion of the main body portion,
The cover has a first cover and a second cover in order from the first opening side toward the second opening side,
The second cover is fixed to the main body at an end on the second opening side and is more flexible than the first cover.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017190665A JP2019063175A (en) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | Trocar |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017190665A JP2019063175A (en) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | Trocar |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019063175A true JP2019063175A (en) | 2019-04-25 |
Family
ID=66338170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017190665A Pending JP2019063175A (en) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | Trocar |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019063175A (en) |
-
2017
- 2017-09-29 JP JP2017190665A patent/JP2019063175A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7914496B2 (en) | Access assembly with ribbed seal | |
US20080097332A1 (en) | Surgical access port | |
US9017252B2 (en) | Access assembly with flexible cannulas | |
EP2457521A2 (en) | Expandable access assembly including an internal thread mechanism | |
US20080228213A1 (en) | Variable size trocar | |
EP1997445B1 (en) | Self constricting orifice seal | |
WO2006113800A2 (en) | Self-sealing surgical access port | |
US11051849B2 (en) | Cannula assembly with collapsible fixation device | |
EP2241277B1 (en) | Vibrating seal for a surgical trocar | |
JP6623462B2 (en) | Treatment tool insertion aid | |
JP2014124475A (en) | Medical tube and flexibility variable mechanism | |
JP5815164B2 (en) | Medical stent | |
WO2016158294A1 (en) | Medical leak inspection device | |
JP2010240426A (en) | Surgical portal apparatus with expandable cannula | |
JP2009189386A (en) | Implement for assisting introduction of guide wire into catheter | |
JPH11235306A (en) | Forceps plug of endscope | |
JP2019063175A (en) | Trocar | |
JP4344734B2 (en) | Medical treatment instrument insertion port | |
JP5190104B2 (en) | Trocar | |
JP6525050B2 (en) | Treatment tool insertion aid | |
JP4459693B2 (en) | Parent-child endoscope insertion aid | |
JP6046455B2 (en) | Guide wire holder | |
JP2011024945A (en) | Housing tube for catheter | |
JP7323752B2 (en) | adapter | |
JP3992820B2 (en) | Endoscope forceps plug |