JP2019062443A - 端末装置、及び通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】次世代移動通信システムである5G(5th Generation)移動通信システムにおいて、端末装置がIMSコミュニケーションサービスに適したネットワークに接続する為に、端末装置、コアネットワーク装置、及びIMS装置が行うべき制御方法を提供する。【解決手段】端末装置は、IMSコミュニケーションサービス接続において、コアネットワーク又はIMSに対して、IMSコミュニケーションサービスに関する識別情報を送信し、前記コアネットワーク又はIMSからIMSコミュニケーションサービス接続を行う上で適したネットワークを選択する為の識別情報を受信した場合、接続しているコアネットワークを経由してIMSコミュニケーションサービス接続を行うか、又は同一PLMN内の別のコアネットワークを経由してIMSコミュニケーションサービス接続をするかを判断する。【選択図】図1
Description
本発明は、端末装置、及び通信制御方法に関する。
近年の移動通信システムの標準化活動を行う3GPP(3rd Generation Partnership Project)は、オールIPネットワーク上で音声等のマルチメディアサービスを提供する為にIMS(IP Multimedia Subsystem)と呼ばれるシステムの検討を行っている。
また、近年3GPPでは、次世代移動通信システムである5G(5th Generation)移動通信システムの次世代通信技術やシステムアーキテクチャの検討も行っており、特に、5G移動通信システムを実現するシステムとして、5GS(5G System)の仕様化を行っている(非特許文献1及び非特許文献2参照)。5GSでは、多種多様な端末をセルラーネットワークに接続する為の技術課題を抽出し、解決策を仕様化している。
例えば、マルチメディアサービスをサポートする為のコアネットワーク、及びIMSの最適化等の仕様検討が行われている(非特許文献1、非特許文献2、及び非特許文献5参照)。
3GPP TS 23.501 v1.1.0; 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; System Architecture for the 5G System; Stage 2 (Release 15)
3GPP TS 23.502 v0.5.0; 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Procedures for the 5G System; Stage 2 (Release 15)
3GPP TS 24.301 v14.3.0; 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Core Network and Terminals; Non-Access-Stratum (NAS) protocol for Evolved Packet System (EPS); Stage 3 (Release 14)
3GPP TS 23.401 v14.4.0; 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; General Packet Radio Service (GPRS) enhancements for Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN) access (Release 14)
3GPP TS 24.229 v14.3.1; 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Core Network and Terminals; IP multimedia call control protocol based on Session Initiation Protocol (SIP) and Session Description Protocol (SDP); Stage 3 (Release 14)
3GPP TS 23.228 v14.4.0; 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; IP Multimedia Subsystem (IMS); Stage 2 (Release 14)
5GS(5G System)では、移動通信サービスをサポートする為に従来のIMS(IP Multimedia Subsystem)を5GSに適用する検討が行われている。IMSは、音声やビデオやSMS(Short Message Service)等、様々なマルチメディアコミュニケーションサービスを提供するネットワークとして活用されている。尚、これらのIMSを活用して提供するサービスはIMSコミュニケーションサービスと呼ばれる。
より具体的には、端末装置とコアネットワーク装置間で音声サービスに関する能力交換を行うことで、端末装置やネットワーク装置に適したIMSコミュニケーションサービスを提供するための仕様化検討が行われている。
しかし、このように音声サービスのみ明示的に能力交換するだけでは、IMSコミュニケーションサービス提供においてもっとも適したネットワークへの接続は実現できない。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたもので、その目的は、端末装置とコアネットワーク装置間又は端末装置とIMS装置間でIMSコミュニケーションサービスに関するより粒度が細かく正確な能力交換を行う事でIMSコミュニケーションサービスの提供においてもっとも適したネットワークへの接続を実現するための手段等を提供することである。
本実施形態における端末装置は、送受信部と制御部とを備え、第1のコアネットワークに対する登録手続きにおいて、第1の情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスを起動する事を示す情報であり、第2の情報は、ネットワークのIMSコミュニケーションサービスサポート状況を要求する情報であり、第3の情報は、端末がサポートしているIMSコミュニケーションサービスを識別する情報であり、第4の情報は、利用予定のIMSコミュニケーションサービスを識別する情報であり、第5の情報は、IMSコミュニケーションサービスで利用するメディアタイプを識別する情報であり、AMFに対して、少なくとも前記第1の情報又は前記第2の情報又は前記第3の情報又は前記第4の情報又は前記第5の情報のいずれか1つの情報を含む登録要求メッセージを送信し、前記AMFから、第6の情報は、許容されているIMSコミュニケーションサービスを示す許容情報であり、第7の情報は、IMSコミュニケーションサービスに対応付けたネットワークを示す識別情報であり、第8の情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスに関連してネットワークがサポートしているメディアタイプを示す情報であり、少なくとも前記第6の情報又は前記第7の情報又は前記第8の情報のいずれか1つの情報を受信し、前記制御部は、少なくとも前記受信した情報又は前記端末装置に設定されているローカルポリシーのいずれか1つに基づいて、前記第1のコアネットワークを介してP-CSCFに対してIMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及びIMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するか、第2のコアネットワークを介して前記P-CSCFに対して前記IMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及び前記IMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するかを判断する制御部を有する、ことを特徴とする。
本実施形態における端末装置は、送受信部と制御部とを備え、第1のコアネットワークを経由する第1のPDUセッション確立要求手続きにおいて、第1の情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスを起動する事を示す情報であり、第2の情報は、ネットワークのIMSコミュニケーションサービスサポート状況を要求する情報であり、第3の情報は、端末がサポートしているIMSコミュニケーションサービスを識別する情報であり、第4の情報は、利用予定のIMSコミュニケーションサービスを識別する情報であり、第5の情報は、IMSコミュニケーションサービスで利用するメディアタイプを識別する情報であり、AMFを介してSMFに対して、少なくとも前記第1の情報又は前記第2の情報又は前記第3の情報又は前記第4の情報又は前記第5の情報のいずれか1つの情報を含むPDUセッション確立要求メッセージを送信し、前記SMFから前記AMFを介して、第6の情報は、許容されているIMSコミュニケーションサービスを示す許容情報であり、第7の情報は、IMSコミュニケーションサービスに対応付けたネットワークを示す識別情報であり、第8の情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスに関連してネットワークがサポートしているメディアタイプを示す情報であり、少なくとも前記第6の情報又は前記第7の情報又は前記第8の情報のいずれか1つの情報を受信し、前記制御部は、少なくとも前記受信した情報又は前記端末装置に設定されているローカルポリシーのいずれか1つに基づいて、前記第1のコアネットワークを介してP-CSCFに対してIMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及びIMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するか、第2のコアネットワークを介して前記P-CSCFに対して前記IMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及び前記IMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するかを判断する制御部を有する、ことを特徴とする。
本実施形態における端末装置は、送受信部と制御部とを備え、第1のネットワークに対するIMS登録手続きにおいて、第1の情報は、アクセスネットワークの種類を示す情報であり、第2の情報は、接続しているアクセスネットワークで許容されているIMSコミュニケーションサービスサポート状況の通知を要求する識別情報であり、P-CSCFに対して、少なくとも前記第1の情報又は前記第2の情報のいずれか1つの情報を含むIMS登録要求の為のREGISTERメッセージを送信し、前記P-CSCFから、第3の情報は、IMSコミュニケーションサービスとネットワークの種類を対応付けた識別情報であり、第4の情報は、許容されているIMSコミュニケーションサービスを示す許容情報であり、少なくとも前記第3の情報又は第4の情報のいずれか1つの情報を受信し、少なくとも前記受信した情報又は前記端末装置に設定されているローカルポリシーのいずれか1つに基づいて、第1のコアネットワークを介して前記P-CSCFに対してIMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するか、第2のコアネットワークを介して前記P-CSCFに対してIMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及び前記IMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するかを判断する制御部を有する、ことを特徴とする。
本実施形態における端末装置の通信制御方法は、第1のコアネットワークに対する登録手続きにおいて、第1の情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスを起動する事を示す情報であり、第2の情報は、ネットワークのIMSコミュニケーションサービスサポート状況を要求する情報であり、第3の情報は、端末がサポートしているIMSコミュニケーションサービスを識別する情報であり、第4の情報は、利用予定のIMSコミュニケーションサービスを識別する情報であり、第5の情報は、IMSコミュニケーションサービスで利用するメディアタイプを識別する情報であり、AMFに対して、少なくとも前記第1の情報又は前記第2の情報又は前記第3の情報又は前記第4の情報又は前記第5の情報のいずれか1つの情報を含む登録要求メッセージを送信するステップと、前記AMFから、第6の情報は、許容されているIMSコミュニケーションサービスを示す許容情報であり、第7の情報は、IMSコミュニケーションサービスに対応付けたネットワークを示す識別情報であり、第8の情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスに関連してネットワークがサポートしているメディアタイプを示す情報であり、少なくとも前記第6の情報又は前記第7の情報又は前記第8の情報のいずれか1つの情報を受信するステップと、少なくとも前記受信した情報又は前記端末装置に設定されているローカルポリシーのいずれか1つに基づいて、前記第1のコアネットワークを介してP-CSCFに対してIMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及びIMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するか、第2のコアネットワークを介して前記P-CSCFに対して前記IMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及び前記IMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するかを判断するステップと、を有することを特徴とする。
本実施形態における端末装置の通信制御方法は、第1のコアネットワークを経由する第1のPDUセッション確立要求手続きにおいて、第1の情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスを起動する事を示す情報であり、第2の情報は、ネットワークのIMSコミュニケーションサービスサポート状況を要求する情報であり、第3の情報は、端末がサポートしているIMSコミュニケーションサービスを識別する情報であり、第4の情報は、利用予定のIMSコミュニケーションサービスを識別する情報であり、第5の情報は、IMSコミュニケーションサービスで利用するメディアタイプを識別する情報であり、AMFを介してSMFに対して、少なくとも前記第1の情報又は前記第2の情報又は前記第3の情報又は前記第4の情報又は前記第5の情報のいずれか1つの情報を含むPDUセッション確立要求メッセージを送信するステップと、前記SMFから前記AMFを介して、第6の情報は、許容されているIMSコミュニケーションサービスを示す許容情報であり、第7の情報は、IMSコミュニケーションサービスに対応付けたネットワークを示す識別情報であり、第8の情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスに関連してネットワークがサポートしているメディアタイプを示す情報であり、少なくとも前記第6の情報又は前記第7の情報又は前記第8の情報のいずれか1つの情報を受信するステップと、少なくとも前記受信した情報又は前記端末装置に設定されているローカルポリシーのいずれか1つに基づいて、前記第1のコアネットワークを介してP-CSCFに対してIMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及びIMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するか、第2のコアネットワークを介して前記P-CSCFに対して前記IMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及び前記IMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するかを判断するステップと、を有することを特徴とする。
本実施形態における端末装置の通信制御方法は、第1のネットワークに対するIMS登録手続きにおいて、第1の情報は、アクセスネットワークの種類を示す情報であり、第2の情報は、接続しているアクセスネットワークで許容されているIMSコミュニケーションサービスサポート状況の通知を要求する識別情報であり、P-CSCFに対して、少なくとも前記第1の情報又は前記第2の情報のいずれか1つの情報を含むIMS登録要求の為のREGISTERメッセージを送信するステップと、前記P-CSCFから、第3の情報は、IMSコミュニケーションサービスとネットワークの種類を対応付けた識別情報であり、第4の情報は、許容されているIMSコミュニケーションサービスを示す許容情報であり、少なくとも前記第3の情報又は前記第4の情報を受信するステップと、少なくとも前記受信した情報又は前記端末装置に設定されているローカルポリシーのいずれか1つに基づいて、第1のコアネットワークを介して前記P-CSCFに対してIMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するか、第2のコアネットワークを介して前記P-CSCFに対してIMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及び前記IMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するかを判断するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、端末がIMSコミュニケーションサービスにおいて、もっとも適したネットワークに接続することができる。また、5GS、及びIMSが、IMSコミュニケーションサービスに適したネットワーク選択を促す十分な情報を端末に提供する事で、端末の判断により適したネットワークを選択する事ができ、より品質の良いIMSコミュニケーションサービスを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施する為に最良の形態について説明する。尚、本実施形態では1例として、本発明を適用した場合の移動通信システムの実施形態について説明する。
[1.システム概要]
本実施形態における移動通信システムの概略について、図1、図2、図3、図4を用いて説明する。図2は、図1の移動通信システムのうち、アクセスネットワークの詳細を記載した図である。図3は、図1の移動通信システムのうち、主にコアネットワークの詳細を記載した図である。図4は、図1の移動通信システムのうち、主にIPマルチメディアサブシステム(IMS; IP Multimedia Subsystem)とコアネットワークの接続構成の1例を記載した図である。図1に示すように、本実施形態における移動通信システム1(5GSとも称する)は、端末装置(ユーザ装置、移動端末装置とも称する)UE(User Equipment)_A10、アクセスネットワーク(AN; Access Network)_A、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク(CN; Core Network)_B190、コアネットワーク_A90、データネットワーク(DN; Data Network)_A5、パケットデータネットワーク(PDN; Packet Data Network)_A6、及びIMS_A7により構成されている。尚、簡単化のため、コアネットワーク_A、コアネットワークB又はこれらの組み合わせをコアネットワークとも称することがあり、アクセスネットワーク_A、アクセスネットワーク_B又はこれらの組み合わせをアクセスネットワーク又は無線アクセスネットワークとも称することがあり、DN_A5、PDN_A6又はこれらの組み合わせをDNとも称することがある。
本実施形態における移動通信システムの概略について、図1、図2、図3、図4を用いて説明する。図2は、図1の移動通信システムのうち、アクセスネットワークの詳細を記載した図である。図3は、図1の移動通信システムのうち、主にコアネットワークの詳細を記載した図である。図4は、図1の移動通信システムのうち、主にIPマルチメディアサブシステム(IMS; IP Multimedia Subsystem)とコアネットワークの接続構成の1例を記載した図である。図1に示すように、本実施形態における移動通信システム1(5GSとも称する)は、端末装置(ユーザ装置、移動端末装置とも称する)UE(User Equipment)_A10、アクセスネットワーク(AN; Access Network)_A、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク(CN; Core Network)_B190、コアネットワーク_A90、データネットワーク(DN; Data Network)_A5、パケットデータネットワーク(PDN; Packet Data Network)_A6、及びIMS_A7により構成されている。尚、簡単化のため、コアネットワーク_A、コアネットワークB又はこれらの組み合わせをコアネットワークとも称することがあり、アクセスネットワーク_A、アクセスネットワーク_B又はこれらの組み合わせをアクセスネットワーク又は無線アクセスネットワークとも称することがあり、DN_A5、PDN_A6又はこれらの組み合わせをDNとも称することがある。
ここで、UE_A10は、3GPPアクセス(3GPP access又は3GPP access networkとも称する)及び/又はnon-3GPPアクセス(non-3GPP access又はnon-3GPP access networkとも称する)を介して、ネットワークサービスに対して接続可能な装置であってよい。また、UE_A10は、UICC(Universal Integrated Circuit Card)やeUICC(Embedded UICC)を備えてもよい。また、UE_A10は無線接続可能な端末装置であってもよく、ME(Mobile Equipment)、MS(Mobile Station)、又はCIoT(Cellular Internet of Things)端末(CIoT UE)等であってもよい。
また、UE_A10は、アクセスネットワーク及び/又はコアネットワークと接続することができる。また、UE_A10は、アクセスネットワーク及び/又はコアネットワークを介して、DN_A5及び/又はPDN_A6と接続することができる。UE_A10は、DN_A5及び/又はPDN_A6との間で、PDU(Protocol Data Unit又はPacket Data Unit)セッション、及び/又はPDNコネクション(PDN接続; Packet Data Network(PDN) Connection)を用いて、ユーザデータを送受信(通信)する。さらに、ユーザデータの通信は、IP(Internet Protocol)通信に限らず、non-IP通信であってもよい。
ここで、IP通信とは、IPを用いたデータの通信のことであり、IPヘッダが付与されたIPパケットの送受信によって実現されるデータ通信のことである。尚、IPパケットを構成するペイロード部にはUE_A10が送受信するユーザデータが含まれてよい。また、non-IP通信とは、IPを用いないデータの通信のことであり、IPヘッダが付与されていないデータの送受信によって実現されるデータ通信のことである。例えば、non-IP通信は、IPヘッダが付与されていないアプリケーションデータの送受信によって実現されるデータ通信でもよいし、MAC(Media Access Control)ヘッダやEthernet(登録商標)フレームヘッダ等の別のヘッダを付与してUE_A10が送受信するユーザデータを送受信してもよい。
また、PDUセッション又はPDN接続とは、PDU接続サービスを提供する為に、UE_A10とDN_A5及び/又はPDN_A6との間で確立される接続性である。より具体的には、PDUセッション又はPDN接続は、UE_A10と外部ゲートウェイとの間で確立する接続性でよい。ここで、外部ゲートウェイは、UPFやPGW(Packet Data Network Gateway)等であってもよい。また、PDUセッション又はPDN接続は、UE_A10と、コアネットワーク及び/又はDN(DN_A5及び/又はPDN_A6)との間でユーザデータを送受信する為に確立される通信路でもよく、PDUを送受信する為の通信路でもよい。さらに、PDUセッション又はPDN接続は、UE_A10と、コアネットワーク及び/又はDN(DN_A5及び/又はPDN_A6)との間で確立されるセッションでもよく、移動通信システム1内の各装置間の1以上のフロー又はベアラ等の転送路で構成される論理的な通信路でもよい。より具体的には、PDUセッション又はPDN接続は、UE_A10が、コアネットワーク(コアネットワーク_A90又はコアネットワーク_B190)、及び/又は外部ゲートウェイとの間に確立するコネクションでもよく、UE_A10とUPF_A235又はPGW_A30との間に確立するコネクションでもよい。また、PDUセッションは、NR node_A122を介したUE_A10とUPF(UPF_A235及び/又はUPF_B237)との間の接続性及び/又はコネクションでもよい。さらに、PDUセッションは、PDUセッションID及び/又はEPSベアラIDで識別されてもよい。さらに、PDN接続は、eNB(evolved Node B)_A45及び/又はSGW(Serving Gateway)_A35を介したUE_A10とPGW_A30との間の接続及び/又はコネクションでもよい。さらに、PDNコネクションはPDNコネクションIDで識別されてよく、PDUセッションはPDUセッションIDで識別されてもよい。さらに、PDNコネクションは、EPSベアラIDで識別されてもよい。尚、簡単化のため、PDUセッション及び/又はPDNコネクションをPDUセッションと称することがある。
尚、UE_A10は、DN_A5及び/又はPDN_A6に配置するアプリケーションサーバ等の装置と、PDUセッション又はPDN接続を用いてユーザデータの送受信を実行することができる。言い換えると、PDUセッション又はPDN接続は、UE_A10とDN_A5及び/又はPDN_A6に配置するアプリケーションサーバ等の装置との間で送受信されるユーザデータを転送することができる。さらに、各装置(UE_A10、アクセスネットワーク内の装置、及び/又はコアネットワーク内の装置、及び/又はデータネットワーク内の装置、及び/又はIMS内の装置)は、PDUセッション又はPDN接続に対して、1以上の識別情報を対応づけて管理してもよい。尚、これらの識別情報には、APN(Access Point Name)、TFT(Traffic Flow Template)、セッションタイプ、アプリケーション識別情報、DN_A5及び/又はPDN_A6の識別情報、NSI(Network Slice Instance)識別情報、及びDCN(Dedicated Core Network)識別情報、及びアクセスネットワーク識別情報のうち、少なくとも1つが含まれてもよいし、その他の情報がさらに含まれてもよい。さらに、PDUセッションを複数確立する場合には、PDUセッション又はPDN接続に対応づけられる各識別情報は、同じ内容でもよいし、異なる内容でもよい。さらに、NSI識別情報は、NSIを識別する情報であり、以下NSI ID又はSlice Instance IDであってもよい。
また、アクセスネットワーク_A及び/又はアクセスネットワーク_Bとしては、図2に示すように、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)_A80、UTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)_A20、GERAN(GSM(登録商標) EDGE Radio Access Network)_A25、WLAN ANb75、WLAN ANa70、NG-RAN_A120、WLAN ANc125のいずれであってもよい。尚、E-UTRAN_A80及び/又はNG-RAN_A120及び/又はUTRAN_A20及び/又はGERAN_A25は3GPPアクセスネットワークとも呼び、WLAN ANb75及び/又はWLAN Ana70及び/又はWLAN ANc125はnon-3GPPアクセスネットワークと呼んでもよい。各無線アクセスネットワークには、UE_A10が実際に接続する装置(例えば、基地局装置やアクセスポイント)等が含まれている。
例えば、E-UTRAN_A80は、LTEのアクセスネットワークであり、1以上のeNB_A45を含んで構成される。eNB_A45はE-UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)でUE_A10が接続する無線基地局である。また、E-UTRAN_A80内に複数のeNBがある場合、各eNBは互いに接続してよい。
また、UTRAN_A20は、3Gのアクセスネットワークであり、RNC(Radio Network Controller)_A24とNB(Node B)_A22とを含んで構成される。NB_A22は、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)でUE_A10が接続する無線基地局であり、UTRAN_A20には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。またRNC_A24は、コアネットワーク_A90とNB_A22とを接続する制御部であり、UTRAN_A20には1又は複数のRNCが含まれて構成されてよい。また、RNC_A24は1又は複数のNB_A22と接続されてよい。さらに、RNC_A24は、GERAN_A25に含まれる無線基地局(BSS(Base Station Subsystem)_A26)と接続されてよい。
また、GERAN_A25は、2Gのアクセスネットワークであり、BSS_A26を含んで構成される。BSS_A26は、GERA(GSM(登録商標)/EDGE Radio Access)でUE_A10が接続する無線基地局であり、GERAN_A25は1又は複数のBSS_A26で構成されてよい。また、複数のBSS_A26は互いに接続してよい。またBSS_A26はRNC_A24と接続してもよい。
また、NG-RAN_A120は、5Gのアクセスネットワークであり、1以上のNR node(New Radio Access Technology node)_A122を含んで構成される。NR node_A122は5Gの無線アクセス(5G Radio Access)でUE_A10が接続する無線基地局である。また、NG-RAN_A120内に複数のNR node_A122がある場合、各NR node_A122は互いに接続してよい。
尚、NG-RAN_A120は、E-UTRA及び/又は5G Radio Accessで構成されるアクセスネットワークであってもよい。言い換えると、NG-RAN_A120には、eNB_A45が含まれてもよいし、NR node_A122が含まれてもよいし、その両方が含まれてもよい。この場合、eNB_A45とNR node_A122とは同様の装置であってもよい。従って、NR node_A122は、eNB_A45と置き換えことができる。
また、WLAN ANa70は、無線LANアクセスネットワークであり、WLAN AP(Wireless Local Area Network Access Point)a72とTWAG(Trusted WLAN Access Gateway)_A74とが含まれて構成される。WLAN APa72は、コアネットワーク_A90を運営する事業者に対して信頼性のあるWLANアクセスシステムでUE_A10が接続する無線基地局であり、WLAN ANa70には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。TWAG_A74は、コアネットワーク_A90とWLAN ANa70のゲートウェイである。また、WLAN APa72とTWAG_A74とは、単一の装置で構成されてもよい。コアネットワーク_A90を運営する事業者とWLAN ANa70を運営する事業者が異なる場合でも、事業者間の契約や規約によりこのような構成での実現が可能となる。
また、WLAN ANb75は、無線LANアクセスネットワークであり、WLAN APb76を含んで構成される。WLAN APb76は、コアネットワーク_A90を運営する事業者に対して信頼関係が結ばれていない場合に、WLANアクセスシステムでUE_A10が接続する無線基地局であり、WLAN ANb75には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。このように、WLAN ANb75は、コアネットワーク_A90に含まれる装置であるePDG(enhanced Packet Data Gateway)をゲートウェイとしてコアネットワーク_A90に接続される。ePDGは安全性を確保する為のセキュリティー機能を持つ。
また、WLAN ANc125は、無線LANアクセスネットワークであり、1以上のWAG(WLAN Access Gateway)_A126が含まれて構成される。WAG_A126は、無線LANアクセスでUE_A10が接続する無線基地局である。さらに、WAG_A126はコアネットワーク_B190とWLAN ANc125のゲートウェイでもよい。また、WAG_A126は、無線基地局の機能部とゲートウェイの機能部とが別の装置として構成されてもよい。尚、WLAN ANc125は、WLAN ANa70及び/又はWLAN ANb75と同じ構成でもよいし、これらと異なる構成でもよい。
尚、本明細書において、UE_A10が各無線アクセスネットワークに接続されるということは、各無線アクセスネットワークに含まれる基地局装置やアクセスポイント等に接続されることであり、送受信されるデータや信号等も、基地局装置やアクセスポイントを経由するということである。尚、UE_A10とコアネットワーク_B190間で送受信する制御メッセージは、アクセスネットワークの種類によらず、同じ制御メッセージでもよい。従って、UE_A10とコアネットワーク_B190とがNR node_A122を介してメッセージを送受信するということは、UE_A10とコアネットワーク_B190とがeNB_A45、及び/又はWAG_A126を介してメッセージを送信することと同じであってよい。
さらに、アクセスネットワークは、UE_A10及び/又はコアネットワークと接続した無線ネットワークのことである。アクセスネットワークは、3GPPアクセスネットワークでもよく、non-3GPPアクセスネットワークでもよい。尚、3GPPアクセスネットワークは、UTRAN_A20及び/又はGERAN_A25及び/又はE-UTRAN_A80及び/又はNG-RAN(Radio Access Network)_A120でもよく、non-3GPPアクセスネットワークは、WLAN ANb75及び/又は、WLAN ANa72及び/又はWLAN ANc125でもよい。尚、UE_A10はコアネットワークに接続する為に、アクセスネットワークに接続してもよく、アクセスネットワークを介してコアネットワークに接続してもよい。
また、DN_A5及び/又はPDN_A6は、UE_A10に通信サービスを提供するデータネットワーク(Data Network)又はパケットデータネットワーク(Packet Data Network)であり、パケットデータサービス網として構成されてもよいし、サービス毎に構成されてもよい。例えば、IMSサービスを提供するDN_A5及び/又はPDN_A6があってもよいし、DN_A5及び/又はPDN_A6がIMSサービスを提供するための装置を含んでいてもよい。言い換えると、DN_A5及び/又はPDN_A6がIMS_A7として構成されていてもよいし、DN_A5及び/又はPDN_A6がIMS_A7を含んでいてもよく、IMS_A7が、UE_A10に音声サービスのための通常呼接続サービス及び/又は緊急呼接続サービスを提供してもよい。さらに、DN_A5及び/又はPDN_A6は、接続された通信端末を含んでもよい。従って、DN_A5及び/又はPDN_A6と接続することは、DN_A5及び/又はPDN_A6に配置された通信端末やサーバ装置と接続することであってもよい。さらに、DN_A5及び/又はPDN_A6との間でユーザデータを送受信することは、DN_A5及び/又はPDN_A6に配置された通信端末やサーバ装置とユーザデータを送受信することであってもよい。また、DN_A5及び/又はPDN_A6は、図1ではコアネットワークの外にあるが、コアネットワーク内にあってもよい。
また、コアネットワーク_A90及び/又はコアネットワーク_B190は、1以上のコアネットワーク内の装置として構成されてもよい。ここで、コアネットワーク内の装置は、コアネットワーク_A90及び/又はコアネットワーク_B190に含まれる各装置の処理又は機能の一部又は全てを実行する装置であってよい。尚、コアネットワーク内の装置は、コアネットワーク装置と称してもよい。
さらに、コアネットワークは、アクセスネットワーク及び/又はDN(DN_A5又はPDN_A6)と接続した移動体通信事業者(MNO; Mobile Network Operator)が運用するIP移動通信ネットワークのことである。コアネットワークは、移動通信システム1を運用、管理する移動通信事業者の為のコアネットワークでもよいし、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)、MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)等の仮想移動通信事業者や仮想移動体通信サービス提供者の為のコアネットワークでもよい。尚、コアネットワーク_A90は、EPS(Evolved Packet System)を構成するEPC(Evolved Packet Core)でもよく、コアネットワーク_B190は、5GSを構成する5GC(5G Core Network)でもよい。逆に、EPCはコアネットワーク_A90であってもよく、5GCはコアネットワーク_B190であってもよい。さらに、コアネットワーク_B190は、5G通信サービスを提供するシステムのコアネットワークでもよい。尚、コアネットワーク_A90及び/又はコアネットワーク_B190は、これに限らず、モバイル通信サービスを提供するためのネットワークでもよい。
次に、コアネットワークについて説明する。本実施形態ではコアネットワーク_A90及びコアネットワーク_B190の構成例を説明する。尚、コアネットワークは、コアネットワーク_A90、コアネットワーク_B190、又はこれらの組み合わせでもよい。
まず、コアネットワークA90について説明する。コアネットワーク_A90には、HSS(Home Subscriber Server)_A50、AAA(Authentication Authorization Accounting)、PCRF(Policy and Charging Rules Function)、PGW_A30、ePDG、SGW_A35、MME(Mobility Management Entity)_A40、SGSN(Serving GPRS Support Node)、SCEFのうち、少なくとも1つが含まれてよい。そして、これらはNF(Network Function)として構成されてもよい。NFとは、ネットワーク内に構成される処理機能を指してもよい。また、コアネットワーク_A90は、複数の無線アクセスネットワーク(UTRAN_A20、GERAN_A25、E-UTRAN_A80、WLAN ANb75、WLAN ANa70)に接続することができる。
図3には、簡単化のために、これらのうち、HSS(HSS_A50)、PGW(PGW_A30)、SGW(SGW_A35)及びMME(MME_A40)についてのみ記載されているが、これら以外の装置及び/又はNFが含まれないということを意味するものではない。尚、簡単化のため、UE_A10はUEと、HSS_A50はHSSと、PGW_A30はPGWと、SGW_A35はSGWと、MME_A40はMMEと、DN_A5及び/又はPDN_A6はDNとも称する。
また、図3には、装置間を結ぶインターフェースとして、実線又は点線で記載されている。ここで、実線はU-Planeの為のインターフェースであり、点線はC-Planeの為のインターフェースである。
まず、コアネットワーク_A90内に含まれる各装置の簡単な説明をする。
PGW_A30は、DNとSGW_A35とePDGとWLAN ANa70とPCRFとAAAとに接続されており、DN(DN_A5及び/又はPDN_A6)とコアネットワーク_A90とのゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置である。尚、PGW_A30は、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。さらに、PGW_A30は、IP通信を転送する機能を持っていてもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。尚、こうしたゲートウェイはコアネットワーク_A90に複数配置されてよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_A90と単一のDNを接続するゲートウェイでもよい。
尚、U-Plane(User Plane; UP)とは、ユーザデータを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。さらに、C-Plane(Control Plane; CP)とは、制御メッセージを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。
さらに、PGW_A30は、UPF (User plane function)とSMF(Session Management Function)と接続されてもよいし、U-Planeを介してUE_A10と接続されてもよい。さらに、PGW_A30は、UPF_A235及び/又はSMF_A230と一緒に構成されてもよい。
SGW_A35は、PGW_A30とMME_A40とE-UTRAN_A80とSGSNとUTRAN_A20とに接続されており、コアネットワーク_A90と3GPPのアクセスネットワーク(UTRAN_A20、GERAN_A25、E-UTRAN_A80)とのゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置である。
MME_A40は、SGW_A35とアクセスネットワークとHSS_A50とSCEFとに接続されており、アクセスネットワークを経由してUE_A10のモビリティ管理を含む位置情報管理と、アクセス制御を行う制御装置である。さらに、MME_A40は、UE_A10が確立するセッションを管理するセッション管理装置としての機能を含んでもよい。また、コアネットワーク_A90には、こうした制御装置を複数配置してもよく、例えば、MME_A40とは異なる位置管理装置が構成されてもよい。MME_A40とは異なる位置管理装置は、MME_A40と同様に、SGW_A35とアクセスネットワークとSCEFとHSS_A50と接続されてよい。
また、コアネットワーク_A90内に複数のMMEが含まれている場合、MME同士が接続されてもよい。これにより、MME間で、UE_A10のコンテキストの送受信が行われてもよい。このように、MME_A40は、UE_A10とモビリティ管理やセッション管理に関連する制御情報を送受信する管理装置であり、言い換えるとコントロールプレーン(Control Plane;C-Plane;CP)の制御装置であればよい。
さらに、MME_A40はコアネットワーク_A90に含まれて構成される例を説明したが、MME_A40は1又は複数のコアネットワーク又はDCN又はNSIに構成される管理装置でもよいし、1又は複数のコアネットワーク又はDCN又はNSIに接続される管理装置でもよい。ここで、複数のDCN又はNSIは単一の通信事業者によって運用されてもよいし、それぞれ異なる通信事業者によって運用されてもよい。
また、MME_A40は、コアネットワーク_A90とアクセスネットワークとの間のゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置でもよい。なお、MME_A40がゲートウェイとなって送受信されるユーザデータは、スモールデータでもよい。
さらに、MME_A40は、UE_A10等のモビリティ管理の役割を担うNFでもよく、1又は複数のNSIを管理するNFでもよい。また、MME_A40は、これらの1又は複数の役割を担うNFでよい。なお、NFは、コアネットワーク_A90内に1又は複数配置される装置でもよく、制御情報及び/又は制御メッセージの為のCPファンクション(以下、CPF(Control Plane Function)、又はControl Plane Network Functionとしても称される)でもよく、複数のネットワークスライス間で共有される共有CPファンクションでもよい。
ここで、NFとは、ネットワーク内に構成される処理機能である。つまり、NFは、MMEやSGWやPGWやCPFやAMFやSMFやUPF等の機能装置でもよいし、MM(Mobility Management)やSM(Session Management)等の機能や能力capability情報でもよい。また、NFは、単一の機能を実現する為の機能装置でもよいし、複数の機能を実現する為の機能装置でもよい。例えば、MM機能を実現する為のNFと、SM機能を実現する為のNFとが別々に存在してもよいし、MM機能とSM機能との両方の機能を実現する為のNFが存在してもよい。
HSS_A50は、MME_A40とAAAとSCEFとに接続されており、加入者情報の管理を行う管理ノードである。HSS_A50の加入者情報は、例えばMME_A40のアクセス制御の際に参照される。さらに、HSS_A50は、MME_A40とは異なる位置管理装置と接続されていてもよい。例えば、HSS_A50は、CPF_A140と接続されていてもよい。
さらに、HSS_A50は、UDM(Unified Data Management)_A245は、異なる装置及び/又はNFとして構成されていてもよいし、同じ装置及び/又はNFとして構成されていてもよい。
AAAは、PGW30とHSS_A50とPCRFとWLAN ANa70とに接続されており、WLAN ANa70を経由して接続するUE_A10のアクセス制御を行う。
PCRFは、PGW_A30とWLAN ANa75とAAAとDN_A5及び/又はPDN_A6とに接続されており、データ配送に対するQoS管理を行う。例えば、UE_A10とDN_A5及び/又はPDN_A6間の通信路のQoSの管理を行う。さらに、PCRFは、各装置がユーザデータを送受信する際に用いるPCC(Policy and Charging Control)ルール、及び/又はルーティングルールを作成、及び/又は管理する装置でもよい。
また、PCRFは、ポリシーを作成及び/又は管理するPCFでもよい。より詳細には、PCRFは、UPF_A235に接続されていてもよい。
ePDGは、PGW30とWLAN ANb75とに接続されており、コアネットワーク_A90とWLAN ANb75とのゲートウェイとしてユーザデータの配送を行う。
SGSNは、UTRAN_A20とGERAN_A25とSGW_A35とに接続されており、3G/2Gのアクセスネットワーク(UTRAN/GERAN)とLTEのアクセスネットワーク(E-UTRAN)との間の位置管理の為の制御装置である。さらに、SGSNは、PGW及びSGWの選択機能、UE_A10のタイムゾーンの管理機能、及びE-UTRANへのハンドオーバー時のMME_A40の選択機能を持つ。
SCEFは、DN_A5及び/又はPDN_A6とMME_A40とHSS_A50とに接続されており、DN_A5及び/又はPDN_A6とコアネットワーク_A90とを繋ぐゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置である。なお、SCEFは、non-IP通信の為のゲートウェイでもよい。さらに、SCEFは、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。また、こうしたゲートウェイはコアネットワーク_A90に複数配置されてよい。さらに、コアネットワーク_A90と単一のDN_A5及び/又はPDN_A6及び/又はDNを接続するゲートウェイも複数配置されてよい。なお、SCEFはコアネットワークの外側に構成されてもよいし、内側に構成されてもよい。
次に、コアネットワーク_B190について説明する。コアネットワーク_B190には、AUSF(Authentication Server Function)、AMF(Access and Mobility Management Function)_A240、SDSF(Structured Data Storage network function)、UDSF(Unstructured Data Storage network function)、NEF(Network Exposure Function)、NRF(NF Repository Function)、PCF(Policy Control Function)、SMF(Session Management Function)_A230、SMF(Session Management Function)_B232、UDM(Unified Data Management)_A245、UPF(User Plane Function)_A235、UPF(User Plane Function)_B237、AF(Application Function)、N3IWF(Non-3GPP InterWorking Function)_A128のうち、少なくとも1つが含まれてよい。そして、これらはNF(Network Function)として構成されてもよい。NFとは、ネットワーク内に構成される処理機能を指してもよい。また、コアネットワーク_B190は、複数の無線アクセスネットワーク(E-UTRAN_A80、NG-RAN_A120、WLAN ANc125)に接続することができる。無線アクセスネットワークは、複数の異なるアクセスネットワークに接続した構成でもよいし、いずれか1つのアクセスネットワークに接続した構成でもよい。
図3には、簡単化のために、これらのうち、AMF_A240、SMF_A230、及びUPF_A235についてのみ記載されているが、これら以外のもの(装置及び/又はNF)が含まれないということを意味するものではない。尚、簡単化のため、UE_A10はUEと、AMF_A240はAMFと、SMF_A230はSMFと、UPF_A235はUPFと、DN_A5及び/又はPDN_A6はDNとも称する。
また、図3には、N1インターフェース(以下、参照点、reference pointとも称する)、N2インターフェース、N3インターフェース、N4インターフェース、N6インターフェース、N9インターフェース、N11インターフェース、N26インターフェースが記載されている。ここで、N1インターフェースはUEとAMFとの間のインターフェースであり、N2インターフェースは(R)AN(アクセスネットワーク)とAMFとの間のインターフェースであり、N3インターフェースは(R)AN(アクセスネットワーク)とUPFとの間のインターフェースであり、N4インターフェースはSMFとUPFとの間のインターフェースであり、N6インターフェースはUPFとDNとの間のインターフェースであり、N9インターフェースはUPFとUPFとの間のインターフェースであり、N11インターフェースはAMFとSMFとの間のインターフェースであり、N26インターフェースは、コアネットワーク_B190内のAMFとコアネットワーク_A90内のMMEの間のインターフェースである。これらのインターフェースを利用して、各装置間は通信を行うことができる。さらに、図3には、装置間を結ぶインターフェースとして、実線又は点線で記載されている。ここで、実線はU-Planeの為のインターフェースであり、点線はC-Planeの為のインターフェースである。
次に、コアネットワーク_B190内に含まれる各装置の簡単な説明をする。
まず、AMF_A240は、他のAMF、SMF_A230、アクセスネットワーク(つまり、E-UTRAN_A80とNG-RAN_A120とWLAN ANc125とWLAN ANa70とWLAN ANb75)、UDM_A245、AUSF、PCFに接続される。AMF_A240は、登録管理(Registration management)、接続管理(Connection management)、到達可能性管理(Reachability management)、UE_A10等の移動性管理(Mobility management)、UEとSMF間のSM(Session Management)メッセージの転送、アクセス認証(Access Authentication、Access Authorization)、セキュリティアンカー機能(SEA; Security Anchor Function)、セキュリティコンテキスト管理(SCM; Security Context Management)、N3IWF_A128に対するN2インターフェースのサポート、N3IWF_A128を介したUEとのNASメッセージの送受信のサポート、N3IWF_A128を介して接続するUEの認証、RM状態(Registration Management states)の管理、CM状態(Connection Management states)の管理等の役割を担ってもよい。また、AMF_A240は、コアネットワーク_B190内に1以上配置されてもよい。また、AMF_A240は、1以上のNSI(Network Slice Instance)を管理するNFでもよい。また、AMF_A240は、複数のNSI間で共有される共有CPファンクション(CCNF; Common CPNF(Control Plane Network Function))でもよい。
また、RM状態としては、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)と、登録状態(RM-REGISTERED state)がある。RM-DEREGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されていないため、AMFにおけるUEコンテキストが、そのUEに対して有効な場所の情報やルーティングの情報を持っていない為、AMFはUEに到達できない状態である。また、RM-REGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されているため、UEはネットワークとの登録が必要なサービスを受信することができる。
また、CM状態としては、非接続状態(CM-IDLE state)と、接続状態(CM-CONNECTED state)がある。CM-IDLE状態では、UEはRM-REGISTERED状態にあるが、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っていない。また、CM-IDLE状態では、各装置はN2インターフェースの接続(N2 connection)、及びN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていない。さらに、CM-IDLE状態では、各装置は無線ベアラ、又はIPSecトンネルを確立していない。さらに、CM-IDLE状態では、各装置はUE_A10に対応づけられたPDUセッションのコンテキストを保持していてもよい。
一方、CM-CONNECTED状態では、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っている。また、CM-CONNECTED状態では、各装置はN2インターフェースの接続(N2 connection)、及び/又はN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていてもよい。さらに、CM-CONNECTED状態では、各装置は無線ベアラ、又はIPSecトンネルを確立していてもよい。さらに、CM-CONNECTED状態では、各装置はUE_A10に対応づけられたPDUセッションのコンテキストを保持していてもよい。尚、各装置が管理するUE_A10のCM状態は、3GPPのための状態とnon-3GPPアクセスのための状態とで別々に管理されてもよい。
ここで、各装置が管理するUE_A10の状態がCM-IDLE状態に遷移するトリガは、ユーザデータの送受信が一定期間ないことであってもよいし、各装置が管理するタイマーが満了することであってもよい。尚、各装置がCM-IDLE状態に遷移するトリガは、これに限らない。
さらに、5GMM状態(5GS Mobility Management state)としては、非登録状態(5GMM-DEREGISTERED state)と、登録状態(5GMM-REGISTERED state)がある。5GMM-DEREGISTERED状態では、UE_A10はネットワークに登録されていないため、AMF_240におけるUEコンテキストが、そのUE_A10に対して有効な場所の情報やルーティングの情報を持っていない為、AMF_240はUE_A10に到達できない状態である。また、5GMM-REGISTERED状態では、UE_A10はネットワークに登録されているため、UE_A10はネットワークとの登録が必要なサービスを受信することができる。
さらに、5GMM状態としては、非接続状態(5GMM-IDLE state)と、接続状態(5GMM-CONNECTED state)があってもよい。5GMM-IDLE状態では、UE_A10は登録状態にあるが、N1インターフェースを介したAMF_240との間で確立されるNASシグナリング接続、及びN2インターフェースの接続を持っていない。さらに、5GMM-IDLE状態では、各装置は、N3インターフェースの接続を持っていない。さらに、5GMM-IDLE状態では、各装置は無線ベアラ、又はIPSecトンネルを確立していない。さらに、5GMM-IDLE状態では、各装置はUE_A10に対応づけられたPDUセッションのコンテキストを保持していてもよい。
一方、5GMM-CONNECTED状態では、N1インターフェースを介したAMF_240との間で確立されるNASシグナリング接続、及びN2インターフェースの接続を持っている。さらに、5GMM-CONNECTED状態では、各装置は、N3インターフェースの接続を持っていてもよい。さらに、5GMM-CONNECTED状態では、各装置は無線ベアラ、又はIPSecトンネルを確立していてもよい。さらに、5GMM-CONNECTED状態では、各装置はUE_A10に対応づけられたPDUセッションのコンテキストを保持していてもよい。尚、各装置が管理するUE_A10の5GMM状態は、3GPPアクセスのための状態とnon-3GPPアクセスのための状態とで別々に管理されてもよい。
ここで、各装置が管理するUE_A10の状態が5GMM-IDLE状態に遷移するトリガは、ユーザデータの送受信が一定期間ないことであってもよいし、各装置が管理するタイマーが満了することであってもよい。尚、各装置が5GMM-IDLE状態に遷移するトリガは、これに限らない。尚、N3インターフェースの接続は、N3トンネル(Tunnel)と表現されてもよい。逆に、N3トンネルをN3インターフェースの接続と表現してもよい。さらに、N9インターフェースの接続は、N9トンネル(Tunnel)と表現されてもよい。逆に、N9トンネルをN9インターフェースの接続と表現してもよい。
また、SMF_A230は、AMF_A240、UPF_A235、UDM_A245、PCFに接続される。SMF_A230は、PDUセッション等のセッション管理(Session Management)、UEに対するIPアドレス割り当て(IP address allocation)、UPFの選択と制御、適切な目的地へトラフィックをルーティングする為のUPFの設定、下りリンクのデータが到着したことを通知する機能(Downlink Data Notification)、AMFを介してANに対してN2インターフェースを介して送信される、AN特有の(ANごとの)SM情報の識別子、セッションに対するSSCモード(Session and Service Continuity mode)の決定、ローミング機能等の役割を担ってもよい。
また、UPF_A235は、DN_A5、SMF_A230、他のUPF、及び、アクセスネットワーク(つまり、E-UTRAN_A80とNG-RAN_A120とWLAN ANc125とWLAN ANa70とWLAN ANb75)に接続される。UPF_A235は、intra-RAT mobility又はinter-RAT mobilityに対するアンカー、パケットのルーティングと転送(Packet routing & forwarding)、1つのDNに対して複数のトラフィックフローのルーティングをサポートするUL CL(Uplink Classifier)機能、マルチホームPDUセッション(multi-homed PDU session)をサポートするBranching point機能、user planeに対するQoS処理、上りリンクトラフィックの検証(verification)、下りリンクパケットのバッファリング、下りリンクデータ通知(Downlink Data Notification)のトリガ機能等の役割を担ってもよい。また、UPF_A235は、DN_A5とコアネットワーク_B190との間のゲートウェイとして、ユーザデータの転送を行う中継装置でもよい。尚、UPF_A235は、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。さらに、UPF_A235は、IP通信を転送する機能を持っていてもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_B190と単一のDNを接続するゲートウェイでもよい。尚、UPF_A235は、他のNFとの接続性を備えてもよく、他のNFを介して各装置に接続してもよい。
尚、UPF_A235は、UPF_A235とアクセスネットワークとの間に、UPF_A235とは異なるUPFであるUPF_C239(branching point又はuplink classifierとも称する)が存在してもよい。UPF_C239が存在する場合、UE_A10とDN_A5との間のPDUセッションは、アクセスネットワーク、UPF_C239、UPF_A235を介して確立さることになる。
尚、U-Plane(User Plane;UP)とは、ユーザデータを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。さらに、C-Plane(Control Plane;CP)とは、制御メッセージを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。
また、AUSFは、UDM_A245、AMF_A240に接続されている。AUSFは、認証サーバとして機能する。
SDSFは、NEFが、構造化されたデータ(structured data)として、情報を保存したり、取得したりするための機能を提供する。
UDSFは、全てのNFが、構造化されていないデータ(unstructured data)として、情報を保存したり、取得したりするための機能を提供する。
NEFは、3GPPネットワークによって提供されるサービス・能力を安全に提供する手段を提供する。他のNFから受信した情報を、構造化されたデータ(structured data)として保存する。
NRFは、NFインスタンスからNF発見要求(NF Discovery Request)を受信すると、そのNFに対して、発見したNFインスタンスの情報を提供したり、利用可能なNFインスタンスや、そのインスタンスがサポートするサービスの情報を保持したりする。
PCFは、SMF_A230、AF、AMF_A240に接続されている。ポリシールール(policy rule)等を提供する。
UDM_A245は、AMF_A240、SMF_A230、AUSF、PCFに接続される。UDM_A245は、UDM FE(application front end)とUDR(User Data Repository)を含む。UDM FEは、認証情報(credentials)、場所管理(location management)、加入者管理(subscription management)等の処理を行う。UDRは、UDM FEが提供するのに必要なデータと、PCFが必要とするポリシープロファイル(policy profiles)を保存する。
AFは、PCFに接続される。AFは、トラフィックルーティングに対して影響を与えたり、ポリシー制御に関与したりする。
N3IWF_A128は、UEとのIPsecトンネルの確立、UEとAMF間のNAS(N1)シグナリングの中継(relaying)、SMFから送信されAMFによってリレーされたN2シグナリングの処理、IPsec Security Association(IPsec SA)の確立、UEとUPF間のuser planeパケットの中継(relaying)、AMF選択等の機能を提供する。
さらに、N3IWF_A128は、少なくとも、NWuインターフェース、N2インターフェース、N3インターフェース、及び/又はY2インターフェースをサポートしており、N3IWF_A128とUEとの間のインターフェースはNWuインターフェースであり、N3IWF_A128とAMFとの間のインターフェースはN2インターフェースであり、N3IWF_A128とUPFとの間のインターフェースはN3インターフェースである。これらのインターフェースを利用して、各装置間で通信を行うことができる。
さらに、N3IWF_A128とWLAN ANcとの間のインターフェースはY2インターフェースであってもよく、以降、アクセスネットワークの一つとしてWLAN ANcを記載する場合、WLAN ANcは、N3IWF_A128を経由して、コアネットワーク内の装置に接続されている状態であってもよい。尚、この場合、WLAN ANcとUEの間のインターフェースは、Y1インターフェースであってもよい。
次にIMS_A7には、P-CSCF(Proxy Call Session Control Function; Proxy-CSCF)_A300、I-CSCF(Interrogating Call Session Control Function; Interrogating-CSCF)、S-CSCF(Serving Call Session Control Function; Serving-CSCF)_A320のうち、すくなくとも1つが含まれていてよい。これらはNF(Network Function)として構成されてもよい。NFとは、ネットワーク内に構成される処理機能を指してもよい。ここで、CSCF(Call Session Control Function)は、IMS(IP Multimedia subsystem)において、SIP(Session Initiation Protocol)の信号パケットを処理するための、例えば、P-CSCF及び/又はS-CSCF及び/又はI-CSCFのような、サーバ及び/又はプロキシの役割を担う、装置及び/又はNFの総称である。
図4には、簡単化のため、P-CSCF_A300、S-CSCF_A320についてのみ記載されているが、これら以外のもの(装置及び/又はNF)が含まれないということを意味するものではない。なお、簡単化のためP-CSCF_A300をP-CSCFと、S-CSCF_A320をS-CSCFと称する。
次にIMS_A7内に含まれる各装置の簡単な説明をする。
まず、P-CSCFは、コアネットワーク_A及び又はコアネットワーク_B及び/又はUPF及び/又はPWG及び/又はS-CSCF等に接続される。P-CSCFは、UE_A10がIMS_A7に接続する際のSIPプロキシサーバである。P-CSCFはUE_A10が最初に接続するIMS_A7の装置であり、後述する登録手続きにてUE_A10に割り当てられ、UE_A10は当該手続き中にP-CSCFの宛先アドレスを取得してもよい。さらにP-CSCFは、UE_A10が要求する、通常呼接続の処理と緊急呼接続の処理を異なる装置及び/又はNFで実行してもよいし、同じ装置及び/又はNFで実行してもよい。
また、S-CSCFは、HSS_A50及び又はUDM_A245及び又はP-CSCF及び/又はI-CSCF等に接続される。S-CSCFは、UE_A10にかかわるIMSのセッション制御及び/又はユーザ認証を行うSIPサーバである。
[1.2.各装置の構成]
以下、各装置の構成について説明する。尚、下記各装置及び各装置の各部の機能の一部又は全部は、物理的なハードウェア上で動作するものでもよいし、汎用的なハードウェア上に仮想的に構成された論理的なハードウェア上で動作するものでもよい。
以下、各装置の構成について説明する。尚、下記各装置及び各装置の各部の機能の一部又は全部は、物理的なハードウェア上で動作するものでもよいし、汎用的なハードウェア上に仮想的に構成された論理的なハードウェア上で動作するものでもよい。
[1.2.1.UEの構成]
まず、UE_A10の装置構成例を、図5に示す。図5に示すように、UE_A10は、制御部_A500、送受信部_A520、記憶部_A540で構成される。送受信部_A520及び記憶部_A540は、制御部_A500とバスを介して接続されている。また、送受信部_A520には、外部アンテナ510が接続されている。また、記憶部_A540は、UEコンテキスト542を記憶している。
まず、UE_A10の装置構成例を、図5に示す。図5に示すように、UE_A10は、制御部_A500、送受信部_A520、記憶部_A540で構成される。送受信部_A520及び記憶部_A540は、制御部_A500とバスを介して接続されている。また、送受信部_A520には、外部アンテナ510が接続されている。また、記憶部_A540は、UEコンテキスト542を記憶している。
制御部_A500は、UE_A10全体を制御する為の機能部であり、記憶部_A540に記憶されている各種の情報やプログラムを読みだして実行することにより、UE_A10全体の各種処理を実現する。
送受信部_A520は、UE_A10がアクセスネットワーク内の基地局(E-UTRAN_A80とNG-RAN_A120)及び/又はアクセスポイント(WLAN ANc125)に接続し、アクセスネットワークへ接続する為の機能部である。言い換えると、UE_A10は、送受信部_A520に接続された外部アンテナ510を介して、アクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイントと接続することができる。具体的には、UE_A10は、送受信部_A520に接続された外部アンテナ510を介して、アクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイントとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
記憶部_A540は、UE_A10の各動作に必要なプログラムやデータ等を記憶する機能部であり、例えば、半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等により構成されている。記憶部_A540は、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶している。記憶部_A540で記憶されるUEコンテキストとしては、アクセスネットワーク_B80/120/125に接続する際に用いるUEコンテキストと、コアネットワーク_B190に接続する際に用いるUEコンテキストとがあってもよい。また、UEコンテキスト442としては、UEごとに記憶されるUEコンテキスト、PDUセッションごとに記憶されるUEコンテキスト、ベアラごとに記憶されるUEコンテキストがあってもよい。UEごとに記憶されるUEコンテキストとしては、IMSI、EMM State、GUTI、ME Identityを含んでもよい。また、PDUセッションごとに記憶されるUEコンテキストとしては、APN in Use、Assigned Session Type、IP Address(es)、Default Bearerを含んでもよい。また、ベアラごとに記憶されるUEコンテキストとしては、EPS Bearer ID、TI、TFTを含んでもよい。
[1.2.2.eNB/NR node/WAGの構成]
次に、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126の装置構成例を、図6に示す。図6に示すように、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126は、制御部_B600、ネットワーク接続部_B620、送受信部_B630、記憶部_B640で構成されている。ネットワーク接続部_B620、送受信部_B630及び記憶部_B640は、制御部_B600とバスを介して接続されている。また、送受信部_B630には、外部アンテナ610が接続されている。
次に、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126の装置構成例を、図6に示す。図6に示すように、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126は、制御部_B600、ネットワーク接続部_B620、送受信部_B630、記憶部_B640で構成されている。ネットワーク接続部_B620、送受信部_B630及び記憶部_B640は、制御部_B600とバスを介して接続されている。また、送受信部_B630には、外部アンテナ610が接続されている。
制御部_B600は、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126全体を制御する為の機能部であり、記憶部_B640に記憶されている各種の情報やプログラムを読みだして実行することにより、eNB_A45、NR node_A122、及びWAG_A126全体の各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_B620は、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126が、コアネットワーク内のAMF_A240やUPF_A235と接続する為の機能部である。言い換えると、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126は、ネットワーク接続部_B620を介して、コアネットワーク内のAMF_A240やUPF_A235と接続することができる。具体的には、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126は、ネットワーク接続部_B620を介して、AMF_A240及び/又はUPF_A235との間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
送受信部_B630は、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126が、UE_A10と接続する為の機能部である。言い換えると、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126は、送受信部_B630を介して、UE_A10との間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
記憶部_B640は、eNB_A45、NR node_A122及びWAG_A126の各動作に必要なプログラムやデータ等を記憶する機能部である。記憶部_B640は、例えば、半導体メモリや、HDD、SSD等により構成されている。記憶部_B640は、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶している。記憶部_B640は、これらの情報をコンテキストとしてUE_A10毎に記憶してもよい。
[1.2.3.MME/AMFの構成]
次に、MME_A40及び/又はAMF_A240の装置構成例を、図7に示す。図7に示すように、MME_A40及び/又はAMF_A240は、制御部_C700、ネットワーク接続部_C720、記憶部_C740で構成されている。ネットワーク接続部_C720及び記憶部_C740は、制御部_C700とバスを介して接続されている。また、記憶部_C740は、コンテキスト742を記憶している。
次に、MME_A40及び/又はAMF_A240の装置構成例を、図7に示す。図7に示すように、MME_A40及び/又はAMF_A240は、制御部_C700、ネットワーク接続部_C720、記憶部_C740で構成されている。ネットワーク接続部_C720及び記憶部_C740は、制御部_C700とバスを介して接続されている。また、記憶部_C740は、コンテキスト742を記憶している。
制御部_C700は、MME_A40及び/又はAMF_A240全体を制御する為の機能部であり、記憶部_C740に記憶されている各種の情報やプログラムを読みだして実行することにより、MME_A40及び/又はAMF_A240全体の各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_C720は、MME_A40及び/又はAMF_A240が、他のAMF_240、SMF_A230、アクセスネットワーク内の基地局(E-UTRAN_A80とNG-RAN_A120)及び/又はアクセスポイント(WLAN ANc125)、UDM_A245、AUSF、PCFと接続する為の機能部である。言い換えると、MME_A40及び/又はAMF_A240は、ネットワーク接続部_C720を介して、アクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイント、UDM_A245、AUSF、PCFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
記憶部_C740は、MME_A40及び/又はAMF_A240の各動作に必要なプログラムやデータ等を記憶する機能部である。記憶部_C740は、例えば、半導体メモリや、HDD、SSD等により構成されている。記憶部_C740は、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶している。記憶部_C740に記憶されているコンテキスト742としては、UEごとに記憶されるコンテキスト、PDUセッションごとに記憶されるコンテキスト、ベアラごとに記憶されるコンテキストがあってもよい。UEごとに記憶されるコンテキストとしては、IMSI、MSISDN、MM State、GUTI、ME Identity、UE Radio Access Capability、UE Network Capability、MS Network Capability、Access Restriction、MME F-TEID、SGW F-TEID、eNB Address、MME UE S1AP ID、eNB UE S1AP ID、NR node Address、NR node ID、WAG Address、WAG IDを含んでもよい。また、PDUセッションごとに記憶されるコンテキストとしては、APN in Use、Assigned Session Type、IP Address(es)、PGW F-TEID、SCEF ID、Default bearerを含んでもよい。また、ベアラごとに記憶されるコンテキストとしては、EPS Bearer ID、TI、TFT、SGW F-TEID、PGW F-TEID、MME F-TEID、eNB Address、NR node Address、WAG Address、eNB ID、NR node ID、WAG IDを含んでもよい。
[1.2.4.SMFの構成]
次に、SMF_A230の装置構成例を、図8に示す。図8に示すように、SMF_A230は、それぞれ、制御部_D800、ネットワーク接続部_D820、記憶部_D840で構成されている。ネットワーク接続部_D820及び記憶部_D840は、制御部_D800とバスを介して接続されている。また、記憶部_D840は、コンテキスト842を記憶している。
次に、SMF_A230の装置構成例を、図8に示す。図8に示すように、SMF_A230は、それぞれ、制御部_D800、ネットワーク接続部_D820、記憶部_D840で構成されている。ネットワーク接続部_D820及び記憶部_D840は、制御部_D800とバスを介して接続されている。また、記憶部_D840は、コンテキスト842を記憶している。
SMF_A230の制御部_D800は、SMF_A230全体を制御する為の機能部であり、記憶部_D840に記憶されている各種の情報やプログラムを読みだして実行することにより、SMF_A230全体の各種処理を実現する。
また、SMF_A230のネットワーク接続部_D820は、SMF_A230が、AMF_A240、UPF_A235、UDM_A245、PCFと接続する為の機能部である。言い換えると、SMF_A230は、ネットワーク接続部_D820を介して、AMF_A240、UPF_A235、UDM_A245、PCFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
また、SMF_A230の記憶部_D840は、SMF_A230の各動作に必要なプログラムやデータ等を記憶する機能部である。SMF_A230の記憶部_D840は、例えば、半導体メモリや、HDD、SSD等により構成されている。SMF_A230の記憶部_D840は、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶している。また、SMF_A230の記憶部_D840で記憶されるコンテキスト842としては、UEごとに記憶されるコンテキストと、APNごとに記憶されるコンテキストと、PDUセッションごとに記憶されるコンテキストと、ベアラごとに記憶されるコンテキストがあってよい。UEごとに記憶されるコンテキストは、IMSI、ME Identity、MSISDN、RAT typeを含んでもよい。APNごとに記憶されるコンテキストは、APN in useを含んでもよい。尚、APNごとに記憶されるコンテキストは、Data Network Identifierごとに記憶されてもよい。PDUセッションごとに記憶されるコンテキストは、Assigned Session Type、IP Address(es)、SGW F-TEID、PGW F-TEID、Default Bearerを含んでもよい。ベアラごとに記憶されるコンテキストは、EPS Bearer ID、TFT、SGW F-TEID、PGW F-TEIDを含んでもよい。
[1.2.5.PGW/UPFの構成]
次に、PGW_A30及び/又はUPF_A235の装置構成例を、図8に示す。図8に示すように、PGW_A30及び/又はUPF_A235は、それぞれ、制御部_D800、ネットワーク接続部_D820、記憶部_D840で構成されている。ネットワーク接続部_D820及び記憶部_D840は、制御部_D800とバスを介して接続されている。また、記憶部_D840は、コンテキスト842を記憶している。
次に、PGW_A30及び/又はUPF_A235の装置構成例を、図8に示す。図8に示すように、PGW_A30及び/又はUPF_A235は、それぞれ、制御部_D800、ネットワーク接続部_D820、記憶部_D840で構成されている。ネットワーク接続部_D820及び記憶部_D840は、制御部_D800とバスを介して接続されている。また、記憶部_D840は、コンテキスト842を記憶している。
PGW_A30及び/又はUPF_A235の制御部_D800は、UPF_A235全体を制御する為の機能部であり、記憶部_D840に記憶されている各種の情報やプログラムを読みだして実行することにより、PGW_A30及び/又はUPF_A235全体の各種処理を実現する。
また、PGW_A30及び/又はUPF_A235のネットワーク接続部_D820は、PGW_A30及び/又はUPF_A235が、DN(つまり、DN_A5及び/又はPDN_A6)、SMF_A230、他のPGW_A30及び/又はUPF_A235、及び、アクセスネットワーク(つまり、E-UTRAN_A80とNG-RAN_A120とWLAN ANc125とWLAN ANa70とWLAN ANb75)と接続する為の機能部である。言い換えると、UPF_A235は、ネットワーク接続部_D820を介して、DN(つまり、DN_A5及び/又はPDN_A6)、SMF_A230、他のUPF_A235、及び、アクセスネットワーク(つまり、E-UTRAN_A80とNG-RAN_A120とWLAN ANc125とWLAN ANa70とWLAN ANb75)との間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
また、PGW_A30及び/又はUPF_A235の記憶部_D840は、PGW_A30及び/又はUPF_A235の各動作に必要なプログラムやデータ等を記憶する機能部である。PGW_A30及び/又はUPF_A235の記憶部_D840は、例えば、半導体メモリや、HDD、SSD等により構成されている。PGW_A30及び/又はUPF_A235の記憶部_D840は、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶している。また、PGW_A30及び/又はUPF_A235の記憶部_D840で記憶されるコンテキスト842としては、UEごとに記憶されるコンテキストと、APNごとに記憶されるコンテキストと、PDUセッションごとに記憶されるコンテキストと、ベアラごとに記憶されるコンテキストがあってよい。UEごとに記憶されるコンテキストは、IMSI、ME Identity、MSISDN、RAT typeを含んでもよい。APNごとに記憶されるコンテキストは、APN in useを含んでもよい。尚、APNごとに記憶されるコンテキストは、Data Network Identifierごとに記憶されてもよい。PDUセッションごとに記憶されるコンテキストは、Assigned Session Type、IP Address(es)、SGW F-TEID、PGW F-TEID、Default Bearerを含んでもよい。ベアラごとに記憶されるコンテキストは、EPS Bearer ID、TFT、SGW F-TEID、PGW F-TEIDを含んでもよい。
[1.2.6.CSCFの構成]
次に、CSCFの構成例を、図9に示す。図9に示すように、CSCFは、それぞれ、制御部_E900、ネットワーク接続部_E920、記憶部_E940で構成されている。ネットワーク接続部_E920及び記憶部_E940は、制御部_E900とバスを介して接続されている。また、記憶部_E940は、コンテキスト942を記憶している。
次に、CSCFの構成例を、図9に示す。図9に示すように、CSCFは、それぞれ、制御部_E900、ネットワーク接続部_E920、記憶部_E940で構成されている。ネットワーク接続部_E920及び記憶部_E940は、制御部_E900とバスを介して接続されている。また、記憶部_E940は、コンテキスト942を記憶している。
CSCFの制御部_E900は、CSCF全体を制御する為の機能部であり、記憶部_E940に記憶されている各種の情報やプログラムを読みだして実行することにより、CSCF全体の各種処理を実現する。
また、CSCFのネットワーク接続部_E920は、CSCFが、他のCSCF、UPF_A235、PGW_A30、HSS_A50、UDM_A245と接続する為の機能部である。言い換えると、CSCFは、ネットワーク接続部_E920を介して、他のCSCF、UPF_A235、PGW_A30、HSS_A50、UDM_A245との間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
また、CSCFの記憶部_E940は、CSCFの各動作に必要なプログラムやデータ等を記憶する機能部である。記憶部_E940は、例えば、半導体メモリや、HDD、SSD等により構成されている。記憶部_E940は、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶している。記憶部_E940に記憶されているコンテキスト942としては、UEごとに記憶されるコンテキストがあってもよく、IMSI、MSISDN、UE Address、Public User ID(s)、Private User ID(s)、アクセスネットワークタイプ、セッションの状態(session state Information)を含んでもよい。
[1.2.7.上記各装置の記憶部に記憶される情報]
次に、上記各装置の記憶部で記憶される各情報について、説明する。
次に、上記各装置の記憶部で記憶される各情報について、説明する。
IMSI(International Mobile Subscriber Identity)及び/又はSUPI(Subscriber Permanent Identifier)は、加入者(ユーザ)の永久的な識別情報であり、UEを使用するユーザに割り当てられる識別情報である。UE_A10及びMME_A40/CPF_A140/AMF_A2400及びSGW_A35が記憶するIMSI及び/又はSUPIは、HSS_A50及び/又はUDM_A245が記憶するIMSI及び/又はSUPIと等しくてよい。ここで、SUPIは、IMSIを含んでいてもよい。
5GMM State/EMM State/MM Stateは、UE_A10とMME_A40/CPF_A140/AMF_A240とがそれぞれ管理するUE_A10の移動管理(Mobility management)状態を示す。例えば、5GMM State/EMM State/MM Stateは、UE_A10がネットワークに登録されている5GMM-REGISTERED/EMM-REGISTERED状態(登録状態)、及び/又はUE_A10がネットワークに登録されていない5GMM-DEREGISTERED/EMM-DEREGISTERD状態(非登録状態)でもよい。また、5GMM State/EMM State/MM Stateは、UE_A10とコアネットワーク間の接続が維持されている5GMM-CONNECTED/EMM-CONNECTED/ECM-CONNECTED状態、及び/又は接続が解放されている5GMM-IDLE/EMM-IDLE/ECM-IDLE状態でもよい。尚、5GMM State/EMM State/MM Stateは、UE_A10がEPCに登録されている状態と、NGC又は5GCに登録されている状態とを、区別できる情報であってもよい。
GUTI(Globally Unique Temporary Identity)は、UE_A10の一時的な識別情報である。GUTIは、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240の識別情報(GUMMEI(Globally Unique MME Identifier))と特定MME_A40/CPF_A140/AMF_A240内でのUE_A10の識別情報(M-TMSI(M-Temporary Mobile Subscriber Identity))とにより構成される。ME Identityは、UE_A10又はMEのIDであり、例えば、IMEI(International Mobile Equipment Identity)やIMEISV(IMEI Software Version)でもよい。MSISDNは、UE_A10の基本的な電話番号を表す。MME_A40/CPF_A140/AMF_A240が記憶するMSISDNはHSS_A50の記憶部により示された情報でよい。尚、GUTIには、CPF_140を識別する情報が含まれてもよい。
MME F-TEIDは、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240を識別する情報である。MME F-TEIDには、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240のIPアドレスが含まれてもよいし、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240のTEID(Tunnel Endpoint Identifier)が含まれてもよいし、これらの両方が含まれてもよい。また、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240のIPアドレスとMME_A40/CPF_A140/AMF_A240のTEIDは独立して記憶されてもよい。また、MME F-TEIDは、ユーザデータ用の識別情報でもよいし、制御情報用の識別情報でもよい。
SGW F-TEIDは、SGW_A35を識別する情報である。SGW F-TEIDには、SGW_A35のIPアドレスが含まれてもよいし、SGW_A35のTEIDが含まれてもよいし、これら両方が含まれてもよい。また、SGW_A35のIPアドレスとSGW_A35のTEIDとは、独立して記憶されてもよい。また、SGW F-TEIDは、ユーザデータ用の識別情報でもよいし、制御情報用の識別情報でもよい。
PGW F-TEIDは、PGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235を識別する情報である。PGW F-TEIDには、PGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235のIPアドレスが含まれてもよいし、PGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235のTEIDが含まれてもよいし、これらの両方が含まれてもよい。また、PGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235のIPアドレスとPGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235のTEIDは独立して記憶されてもよい。また、PGW F-TEIDは、ユーザデータ用の識別情報でもよいし、制御情報用の識別情報でもよい。
eNB F-TEIDはeNB_A45を識別する情報である。eNB F-TEIDには、eNB_A45のIPアドレスが含まれてもよいし、eNB_A45のTEIDが含まれてもよいし、これら両方が含まれてもよい。また、eNB_A45のIPアドレスとSGW_A35のTEIDとは、独立して記憶されてもよい。また、eNB F-TEIDは、ユーザデータ用の識別情報でもよいし、制御情報用の識別情報でもよい。
また、APNは、コアネットワークとDN等の外部ネットワークとを識別する識別情報でよい。さらに、APNは、コアネットワークA_90を接続するPGW_A30/UPGW_A130/UPF_A235等のゲートウェイを選択する情報として用いることもできる。尚、APNは、DNN(Data Network Name)であってもよい。従って、APNのことをDNNと表現してもよいし、DNNのことをAPNと表現してもよい。
尚、APNは、こうしたゲートウェイを識別する識別情報でもよいし、DN等の外部ネットワークを識別する識別情報でもよい。尚、コアネットワークとDNとを接続するゲートウェイが複数配置される場合には、APNによって選択可能なゲートウェイは複数あってもよい。さらに、APN以外の識別情報を用いた別の手法によって、こうした複数のゲートウェイの中から1つのゲートウェイを選択してもよい。
UE Radio Access Capabilityは、UE_A10の無線アクセス能力を示す識別情報である。UE Network Capabilityは、UE_A10にサポートされるセキュリティーのアルゴリズムと鍵派生関数を含める。MS Network Capabilityは、GERAN_A25及び/又はUTRAN_A20機能をもつUE_A10に対して、SGSN_A42に必要な1以上の情報を含める情報である。Access Restrictionは、アクセス制限の登録情報である。eNB Addressは、eNB_A45のIPアドレスである。MME UE S1AP IDは、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240内でUE_A10を識別する情報である。eNB UE S1AP IDは、eNB_A45内でUE_A10を識別する情報である。
APN in Useは、最近使用されたAPNである。APN in UseはData Network Identifierでもよい。このAPNは、ネットワークの識別情報と、デフォルトのオペレータの識別情報とで構成されてよい。さらに、APN in Useは、PDUセッションの確立先のDNを識別する情報でもよい。
Assigned Session Typeは、PDUセッションのタイプを示す情報である。Assigned Session TypeはAssigned PDN Typeでもよい。PDUセッションのタイプは、IPでもよいし、non-IPでもよい。さらに、PDUセッションのタイプがIPである場合、ネットワークから割り当てられたPDNのタイプを示す情報をさらに含んでもよい。尚、Assigned Session Typeは、IPv4、IPv6、又はIPv4v6でよい。
また、特に記載がない場合には、IP Addressは、UEに割り当てられたIPアドレスである。IPアドレスは、IPv4アドレスでもよいし、IPv6アドレスでもよいし、IPv6プレフィックスでもよいし、インターフェースIDであってもよい。尚、Assigned Session Typeがnon-IPを示す場合、IP Addressの要素を含まなくてもよい。
DN IDは、コアネットワーク_B190とDN等の外部ネットワークとを識別する識別情報である。さらに、DN IDは、コアネットワーク_B190を接続するUPGW_A130又はPF_A235等のゲートウェイを選択する情報として用いることもできる。
尚、DN IDは、こうしたゲートウェイを識別する識別情報でもよいし、DN等の外部ネットワークを識別する識別情報でもよい。尚、コアネットワーク_B190とDNとを接続するゲートウェイが複数配置される場合には、DN IDによって選択可能なゲートウェイは複数あってもよい。さらに、DN ID以外の識別情報を用いた別の手法によって、こうした複数のゲートウェイの中から1つのゲートウェイを選択してもよい。
さらに、DN IDは、APNと等しい情報でもよいし、APNとは異なる情報でもよい。尚、DN IDとAPNが異なる情報である場合、各装置は、DN IDとAPNとの対応関係を示す情報を管理してもよいし、DN IDを用いてAPNを問い合わせる手続きを実施してもよいし、APNを用いてDN IDを問い合わせる手続きを実施してもよい。
SCEF IDは、PDUセッションで用いられているSCEF_A46のIPアドレスである。Default Bearerは、PDUセッション確立時に取得及び/又は生成する情報であり、PDUセッションに対応づけられたデフォルトベアラ(default bearer)を識別する為のEPSベアラ識別情報である。
EPS Bearer IDは、EPSベアラの識別情報である。また、EPS Bearer IDは、SRB(Signalling Radio Bearer)及び/又はCRB(Control-plane Radio bearer)を識別する識別情報でもよいし、DRB(Data Radio Bearer)を識別する識別情報でもよい。TI(Transaction Identifier)は、双方向のメッセージフロー(Transaction)を識別する識別情報である。尚、EPS Bearer IDは、デディケイテッドベアラ(dedicated bearer)を識別するEPSベアラ識別情報でよい。したがって、デフォルトベアラとは異なるEPSベアラを識別する識別情報でよい。TFTは、EPSベアラと関連づけられた全てのパケットフィルターを示す。TFTは送受信するユーザデータの一部を識別する情報であり、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザデータを、TFTに関連付けたEPSベアラを用いて送受信する。さらに言い換えると、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザデータを、TFTに関連づけたRB(Radio Bearer)を用いて送受信する。また、TFTは、送受信するアプリケーションデータ等のユーザデータを適切な転送路に対応づけるものでもよく、アプリケーションデータを識別する識別情報でもよい。また、UE_A10は、TFTで識別できないユーザデータを、デフォルトベアラを用いて送受信してもよい。また、UE_A10は、デフォルトベアラに関連付けられたTFTを予め記憶しておいてもよい。
Default Bearerは、PDNコネクション/PDUセッションに対応づけられたデフォルトベアラを識別するEPSベアラ識別情報である。尚、EPSベアラとは、UE_A10とPGW_A30/UPGW_A130/UPF_A235との間で確立する論理的な通信路でもよく、PDNコネクション/PDUセッションを構成する通信路でもよい。さらに、EPSベアラは、デフォルトベアラでもよく、デディケイテッドベアラでもよい。さらに、EPSベアラは、UE_A10とアクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイントとの間で確立するRBを含んで構成されてよい。さらに、RBとEPSベアラとは1対1に対応づけられてよい。その為、RBの識別情報は、EPSベアラの識別情報と1対1に対応づけられてもよいし、同じ識別情報でもよい。尚、RBは、SRB及び/又はCRBでもよいし、DRBでもよい。また、Default Bearerは、PDUセッション確立時にUE_A10及び/又はSGW_A35及び/又はPGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235がコアネットワークから取得する情報でよい。尚、デフォルトベアラとは、PDNコネクション/PDUセッション中で最初に確立されるEPSベアラであり、1つのPDNコネクション/PDUセッション中に、1つしか確立することができないEPSベアラである。デフォルトベアラは、TFTに対応付けられていないユーザデータの通信に用いることができるEPSベアラであってもよい。また、デディケイテッドベアラとは、PDNコネクション/PDUセッション中でデフォルトベアラが確立された後に確立されるEPSベアラであり、1つのPDNコネクション/PDUセッション中に、複数確立することができるEPSベアラである。デディケイテッドベアラは、TFTに対応付けられたユーザデータの通信に用いることができるEPSベアラである。
User Identityは、加入者を識別する情報である。User Identityは、IMSIでもよいし、MSISDNでもよい。さらに、User Identityは、IMSI、MSISDN以外の識別情報でもよい。Serving Node Informationは、PDUセッションで用いられているMME_A40/CPF_A140/AMF_A240を識別する情報であり、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240のIPアドレスでよい。
eNB Addressは、eNB_A45のIPアドレスである。eNB IDは、eNB_A45内でUEを識別する情報である。MME Addressは、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240のIPアドレスである。MME IDは、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240を識別する情報である。NR node Addressは、NR node_A122のIPアドレスである。NR node IDは、NR node_A122を識別する情報である。WAG Addressは、WAG_A126のIPアドレスである。WAG IDは、WAG_A126を識別する情報である。
[1.3.通信手続きの説明]
[1.3.1.用語、識別情報の定義]
まず、本実施形態における通信手続きの詳細手順を説明する前に、重複説明を避ける為、本実施形態で特有の用語や、各手続きに用いる主要な識別情報を予め説明する。
[1.3.1.用語、識別情報の定義]
まず、本実施形態における通信手続きの詳細手順を説明する前に、重複説明を避ける為、本実施形態で特有の用語や、各手続きに用いる主要な識別情報を予め説明する。
本実施形態における第1の状態は、UE_A10のコアネットワークへの接続及び登録のための手続きが完了していて、さらに、各装置が、一又は複数のPDUセッションを確立している状態である。第1の状態は、各装置が、NR node_A122、UPF_A235を介して、UE_A10とDN_A5との間で、一又は複数のPDUセッションを確立している状態でもよい。さらに、第1の状態は、各装置が、PDUセッションを用いたユーザデータの送受信ができる状態であってもよい。さらに、第1の状態は、各装置が、PDUセッションに対応づけられたUPリソースを確立した状態であってもよい。さらに、第1の状態は、各装置が、接続状態である状態であってもよい。尚、第1の状態は、これらの状態に限らなくてもよい。
第2の状態は、UE_A10が登録したコアネットワークを経由してIMS_A7への登録が完了し、UE_A10が、IMS_A7が提供するサービスを使用可能な状態である。
本実施形態における、ネットワークとは、アクセスネットワーク_B80/120/125、コアネットワーク_B190、DN_A5、及びIMS(IP Multimedia Subsystem)_A7のうち、少なくとも一部を指す。また、アクセスネットワーク_B80/120/125、コアネットワーク_B190、DN_A5、及びDN_B105のうち、少なくとも一部に含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と称してもよい。つまり、ネットワークがメッセージの送受信及び/又は手続きを実行するということは、ネットワーク内の装置(ネットワーク装置)がメッセージの送受信及び/又は手続きを実行することを意味する。
本実施形態における、IMS(IP Multimedia Subsystem)とは、DNの一つであり、主に音声呼サービスやビデオサービス等のオペレータによるコミュニケーションサービスを実現する為のSIPルーティング機能を提供するネットワークである。
本実施形態における、IMS登録手続きとは、UE_A10が主導してIMSへ登録する為の手続きである。UE_A10はIMS登録されていない状態、すなわち、UE_A10のIPアドレスとネットワークから割り当てられるPublic User Identityが紐づけられていない状態であれば、任意のタイミングで本手続を開始してもよい。また、UE_A10と各IMS装置は、IMS登録完了に基づき、登録状態、すなわちUE_A10のIPアドレスとネットワークから割り当てられるPublic User Identityが紐づけられた状態であると認識してもよく、さらに、第2の状態に遷移してもよい。
本実施形態における、Public User Identityとは、IMSがユーザを識別する際に利用される識別子である。また、Public User Identityは、端末によって生成されてもよい、IMS登録手続きでネットワークによって生成されてもよい。
本実施形態における、IMSコミュニケーションサービスとは、オペレータがエンドユーザー向けに提供する音声やビデオ等のコミュニケーションサービスである。
次に、本実施形態における識別情報について説明する。本実施形態における第1の識別情報は、UE_A10がIMSを使ったコミュニケーションサービスを起動する事を示す情報である。さらに、ネットワークは、第1の識別情報を、第2の識別情報、第3の識別情報、第4の識別情報、第5の識別情報の中、いずれか1つ以上の情報を受信する事で、加入者のユーザプロファイルのIMSコミュニケーションサービスプロファイルとQoSプロファイルとネットワークのQoSフローサポート状況に基づいて、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報の中、いずれか1つ以上の情報を生成しUE_A10に通知してもよい。
本実施形態における第2の識別情報は、UE_A10がネットワークのIMSコミュニケーションサービスサポート状況を要求する情報である。さらに、ネットワークは、第1の識別情報を、第2の識別情報、第3の識別情報、第4の識別情報、第5の識別情報の中、いずれか1つ以上の情報を受信する事で、加入者のユーザプロファイルのIMSコミュニケーションサービスプロファイルとQoSプロファイルとネットワークのQoSフローサポート状況に基づいて、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報の中、いずれか1つ以上の情報を生成しUE_A10に通知してもよい。
本実施形態における第3の識別情報は、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスを識別する情報である。さらに、ネットワークは、第1の識別情報を、第2の識別情報、第3の識別情報、第4の識別情報、第5の識別情報の中、いずれか1つ以上の情報を受信する事で、加入者のユーザプロファイルのIMSコミュニケーションサービスプロファイルとQoSプロファイルとネットワークのQoSフローサポート状況に基づいて、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報の中、いずれか1つ以上の情報を生成しUE_A10に通知してもよい。
本実施形態における第4の識別情報は、UE_A10が利用予定のIMSコミュニケーションサービスを識別する情報である。さらに、ネットワークは、第1の識別情報を、第2の識別情報、第3の識別情報、第4の識別情報、第5の識別情報の中、いずれか1つ以上の情報を受信する事で、加入者のユーザプロファイルのIMSコミュニケーションサービスプロファイルとQoSプロファイルとネットワークのQoSフローサポート状況に基づいて、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報の中、いずれか1つ以上の情報を生成しUE_A10に通知してもよい。
本実施形態における第5の識別情報は、IMSコミュニケーションサービスで利用するメディアタイプを識別する情報である。さらに、ネットワークは、第1の識別情報を、第2の識別情報、第3の識別情報、第4の識別情報、第5の識別情報の中、いずれか1つ以上の情報を受信する事で、加入者のユーザプロファイルのIMSコミュニケーションサービスプロファイルとQoSプロファイルとネットワークのQoSフローサポート状況に基づいて、第11の識別情報、第12の識別情報、第13の識別情報の中、いずれか1つ以上の情報を生成しUE_A10に通知してもよい。
本実施形態における第11の識別情報は、許容されているIMSコミュニケーションサービスを示す許容情報である。さらに、UE_A10は、第11の識別情報と第12の識別情報と第13の識別情報中、1以上の識別情報を受信する事で、IMSコミュニケーションサービスを利用する際に接続するネットワーク先を判断してもよい。
具体的には、第11の識別情報は、ネットワークがサポートするIMSコミュニケーションサービスのサービス名であってよい。
さらに、第11の識別情報を受信した場合、ローカルポリシーに基づいて、接続先ネットワークを切り替えるか判断してもよい。
尚、ローカルポリシーは、予め設定された情報であってよく、端末がサポートしているIMSコミュニケーションサービスの全てをサポートしているか、部分的にサポートしているか、全くサポートしていないかの条件によって、ネットワーク接続先を定めた情報であってもよい。
本実施形態における第12の識別情報は、IMSコミュニケーションサービスに対応付けたネットワークを示す識別情報である。さらに、UE_A10は、第11の識別情報と第12の識別情報と第13の識別情報中、1以上の識別情報を受信する事で、IMSコミュニケーションサービスを利用する際に接続するネットワーク先を判断してもよい。
具体的には、第12の識別情報は、IMSコミュニケーションサービスに対応付けたネットワーク(EPS又は5GS)を示す識別情報であってよい。
さらに、第12の識別情報は、全てのIMSコミュニケーションサービスに対して単一のネットワークを示してもよいし、IMSコミュニケーションサービス毎に異なるネットワークを示してもよい。受信した第12の識別情報が複数の異なるネットワークを示す場合は、ローカルポリシーに基づいて、接続先ネットワークを切り替えるか否かを判断してもよい。尚、ローカルポリシーは、予め設定された情報であってよく、優先接続先ネットワークを示すユーザプリファレンスであってもよいしオペレータプリファレンスであってもよい。
本実施形態における第13の識別情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスに関連してネットワークがサポートしているメディアタイプを示す情報である。UE_A10は、第13の識別情報を受信する事で、IMSコミュニケーションサービスを利用する際に接続するネットワーク先を判断してもよい。
具体的には、第13の識別情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスに関連してネットワークがサポートしている例えば、音声、ビデオ、テキスト等のメディアタイプを示す情報である。
さらに、第13の識別情報を受信した場合、ローカルポリシーに基づいて、接続先ネットワークを切り替えるか判断してもよい。尚、ローカルポリシーは、予め設定された情報であってよく、接続先を切り替えるか否かの判断として、ネットワークが、端末がサポートしているIMSコミュニケーションサービスで必要となるメディアタイプを全てサポートしているか、部分的にサポートしているか、全くサポートしていないかの条件によって、ネットワーク接続先を定めた情報であってもよい。
本実施形態における第21の識別情報は、アクセスネットワークの種類を示す情報である。尚、UE_A10がアクセスネットワークを通知する事できない場合は、ネットワーク内部で取得したアクセスネットワーク情報を流通してもよい。具体的には、UE_A10からのREGISTERリクエストを受信したP-CSCFは、PCFに対してIP-CAN経由でのアクセスネットワーク情報の取得を要求する。PCFからのアクセスネットワークからの応答を受信したP-CSCFは、受信したアクセスネットワーク情報をREGISTERリクエストに載せ替え、IMS登録手順を継続する。
本実施形態における第22の識別情報は、接続しているアクセスネットワークで許容されているIMSコミュニケーションサービスサポート状況の通知を要求する識別情報である。
具体的には、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスのリストを端末能力情報として通知してもよい。
さらに、第22の識別情報を受信したネットワークは、加入者情報から取得したユーザプロファイルのサービスプロファイルとローカルポリシーに基づいて、接続しているアクセスネットワークで許容されるIMSコミュニケーションサービスを判断してもよい。
尚、ローカルポリシーは、ユーザプリファレンスであってもよいし、オペレータポリシーであってもよい。例えば、オペレータポリシーは、ローミング時のオペレータ間相互接続合意事項に基づいて定められていてもよい。
本実施形態における第31の識別情報は、端末が要求したIMSコミュニケーションサービスが許容されているネットワークを示す許容情報である。
具体的には、接続しているアクセスネットワークとローカルポリシーに基づいて生成された、IMSコミュニケーションサービスとネットワークの種類を対応付けた識別情報であってもよい。
尚、REGISTER応答レスポンスは、IMS登録の成功を示す応答レスポンスである「200OK」レスポンスであってよく、さらにSIPのエラーメッセージである「3XX」又は「4XX」又は「5XX」又は「6XX」であってもよい。
さらに、第31の識別情報を受信した場合、ローカルポリシーに基づいて、接続先ネットワークを切り替えるか否かを判断してもよい。
尚、ローカルポリシーは、予め設定された情報であってよく、端末がサポートしているIMSコミュニケーションサービスの全てをサポートしているか、部分的にサポートしているか、全くサポートしていないかの条件によって、ネットワーク接続先を定めた情報であってもよい。
本実施形態における第32の識別情報は、許容されているIMSコミュニケーションサービスを示す許容情報である。
具体的には、接続しているアクセスネットワークとローカルポリシーに基づいて生成された、ネットワークがサポートするIMSコミュニケーションサービスのサービス名であってよい。
尚、REGISTER応答レスポンスは、IMS登録の成功を示す応答レスポンスである「200OK」レスポンスであってよく、さらにSIPのエラーメッセージである「3XX」又は「4XX」又は「5XX」又は「6XX」であってもよい。
さらに、第32の識別情報を受信した場合、ローカルポリシーに基づいて、接続先ネットワークを切り替えるか否かを判断してもよい。
尚、ローカルポリシーは、予め設定された情報であってよく、端末がサポートしているIMSコミュニケーションサービスの全てをサポートしているか、部分的にサポートしているか、全くサポートしていないかの条件によって、ネットワーク接続先を定めた情報であってもよい。
[1.3.2.通信手続きの概要]
次に、本実施形態における通信手続きを、図10を用いて説明する。以下、本実施形態における通信手続きは本手続きとも称す。通信手続き(本手続き)には、後述する初期手続きと、IMS登録手続きと、IMSコミュニケーションサービスサービス手続きとが含まれる。
次に、本実施形態における通信手続きを、図10を用いて説明する。以下、本実施形態における通信手続きは本手続きとも称す。通信手続き(本手続き)には、後述する初期手続きと、IMS登録手続きと、IMSコミュニケーションサービスサービス手続きとが含まれる。
具体的には、各装置は、初期手続きを実行することにより(S1000)、第1の状態に遷移する(S1002)。次に、各装置は、IMS登録手続きを実行することにより(S1004)、第2の状態に遷移する(S1006)。次に、各装置は、IMSコミュニケーションサービス接続手続きをする(S1008)。以上により、本手続きは完了する。
ここで、各装置は、第1の状態への遷移に基づいて、IMS登録手続きを実行してもよい。さらに、各装置は、第2の状態への遷移に基づいて、IMSコミュニケーションサービス接続手続きを実行してもよい。
尚、各装置は、これらの条件に関わらず、第1の状態に遷移した後であれば、任意のタイミングで、IMS登録手続きを実行してもよい。さらに、各装置は、これらの条件に関わらず、第2の状態に遷移した後であれば、任意のタイミングで、IMSコミュニケーションサービス接続手続きを実行してもよい。
また、本手続きに関わる各装置は、本手続きで説明する各制御メッセージを送受信することにより、各制御メッセージに含まれる1以上の識別情報を送受信し、送受信した各識別情報をコンテキストとして記憶してもよい。
[1.4.通信手続きを実現するための各手続きの説明]
次に、本実施形態における通信手続きを実現するための各手続きについて説明する。尚、本実施形態における通信手続きを実現するための各手続きには、初期手続き、登録手続き、PDUセッション確立手続き、IMS登録手続き、IMSコミュニケーションサービス接続手続きが含まれる。以下、各手続きについて説明していく。
次に、本実施形態における通信手続きを実現するための各手続きについて説明する。尚、本実施形態における通信手続きを実現するための各手続きには、初期手続き、登録手続き、PDUセッション確立手続き、IMS登録手続き、IMSコミュニケーションサービス接続手続きが含まれる。以下、各手続きについて説明していく。
[1.4.1.初期手続き]
次に、本実施形態における初期手続きを、図11を用いて説明する。以下、初期手続きは本手続きとも称し、初期手続き(本手続き)には、後述する登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きが含まれる。
次に、本実施形態における初期手続きを、図11を用いて説明する。以下、初期手続きは本手続きとも称し、初期手続き(本手続き)には、後述する登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きが含まれる。
具体的には、各装置が登録手続き(S1100)を実行することにより、UE_A10はネットワークに登録された状態(RM-REGISTERED状態)に遷移する。次に、各装置がPDUセッション確立手続き(S1102)を実行することにより、UE_A10は、コアネットワーク_B190を介して、PDU接続サービスを提供するDN_A5との間でPDUセッションを確立し、各装置間でPDUセッションが確立された状態に遷移する。尚、このPDUセッションは、アクセスネットワーク、UPF_A235を介して確立されていることを想定しているが、それに限られない。すなわち、UPF_A235とアクセスネットワークとの間に、UPF_A235とは異なるUPF(UPF_C239)が存在してもよい。このとき、このPDUセッションは、アクセスネットワーク、UPF_C239、UPF_A235を介して確立されることになる。以上により、本手続きは完了する。
尚、各装置は、登録手続き及び/又はPDUセッション確立手続きにおいて、各装置の各種能力情報及び/又は各種要求情報を交換してもよい。また、各装置は、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉を登録手続きで実施した場合、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をPDUセッション確立手続きで実施しなくてもよい。また、各装置は、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉を登録手続きで実施しなかった場合、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をPDUセッション確立手続きで実施してもよい。また、各装置は、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉を登録手続きで実施した場合でも、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をPDUセッション確立手続きで実施してもよい。
また、各装置は、PDUセッション確立手続きを、登録手続きの中で実行してもよく、登録手続きの完了後に実行してもよい。また、PDUセッション確立手続きが登録手続きの中で実行される場合、PDUセッション確立要求メッセージは登録要求メッセージに含まれて送受信されてよく、PDUセッション確立受諾メッセージは登録受諾メッセージに含まれて送受信されてよく、PDUセッション確立完了メッセージは登録完了メッセージに含まれて送受信されてよく、PDUセッション確立拒絶メッセージは登録拒絶メッセージに含まれて送受信されてよい。また、PDUセッション確立手続きが登録手続きの中で実行された場合、各装置は、登録手続きの完了に基づいてPDUセッションを確立してもよいし、各装置間でPDUセッションが確立された状態へ遷移してもよい。
[1.4.2.登録手続きの概要]
まず、登録手続き(Registration procedure)の概要について説明する。以下、登録手続きは、本手続きとも称する。登録手続きは、UE_A10が主導してネットワーク(アクセスネットワーク、及び/又はコアネットワーク_B190、及び/又はDN(DN_A5)へ登録する為の手続きである。UE_A10は、ネットワークに登録していない状態であれば、電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行することができる。言い換えると、UE_A10は、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)であれば任意のタイミングで本手続きを開始してもよい。また、各装置は、登録手続きの完了に基づいて、登録状態(RM-REGISTERED state)に遷移してもよい。
まず、登録手続き(Registration procedure)の概要について説明する。以下、登録手続きは、本手続きとも称する。登録手続きは、UE_A10が主導してネットワーク(アクセスネットワーク、及び/又はコアネットワーク_B190、及び/又はDN(DN_A5)へ登録する為の手続きである。UE_A10は、ネットワークに登録していない状態であれば、電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行することができる。言い換えると、UE_A10は、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)であれば任意のタイミングで本手続きを開始してもよい。また、各装置は、登録手続きの完了に基づいて、登録状態(RM-REGISTERED state)に遷移してもよい。
さらに、本手続きは、ネットワークにおけるUE_A10の位置登録情報を更新する、及び/又は、UE_A10からネットワークへ定期的にUE_A10の状態を通知する、及び/又は、ネットワークにおけるUE_A10に関する特定のパラメータを更新する為の手続きであってもよい。
UE_A10は、TAを跨ぐモビリティをした際に、本手続きを開始してもよい。言い換えると、UE_A10は、保持しているTAリストで示されるTAとは異なるTAに移動した際に、本手続きを開始してもよい。さらに、UE_A10は、実行しているタイマーが満了した際に本手続きを開始してもよい。さらに、UE_A10は、PDUセッションの切断や無効化(非活性化とも称する)が原因で各装置のコンテキストの更新が必要な際に本手続きを開始してもよい。さらに、UE_A10は、UE_A10のPDUセッション確立に関する、能力情報、及び/又はプリファレンスに変化が生じた場合、本手続きを開始してもよい。さらに、UE_A10は、定期的に本手続きを開始してもよい。尚、UE_A10は、これらに限らず、PDUセッションが確立された状態であれば、任意のタイミングで本手続きを実行することができる。
[1.4.2.1.登録手続き例]
図12を用いて、登録手続きを実行する手順の例を説明する。本章では、本手続きとは登録手続きを指す。以下、本手続きの各ステップについて説明する。
図12を用いて、登録手続きを実行する手順の例を説明する。本章では、本手続きとは登録手続きを指す。以下、本手続きの各ステップについて説明する。
まず、UE_A10は、NR node(gNBとも称する)_A122を介して、AMF_A240に登録要求(Registration Request)メッセージを送信することにより(S1200)(S1202)(S1204)、登録手続きを開始する。また、UE_A10は、登録要求メッセージにSM(Session Management)メッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を含めて送信することで、又は登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を送信することで、登録手続き中にPDUセッション確立手続き等のSMのための手続きを開始してもよい。
具体的には、UE_A10は、登録要求メッセージを含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを、NR node_A122に送信する(S1200)。NR node_A122は、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを受信すると、RRCメッセージの中から登録要求メッセージを取り出し、登録要求メッセージのルーティング先のNF又は共有CPファンクションとして、AMF_A240を選択する(S1202)。ここで、NR node_A122は、RRCメッセージに含まれる情報に基づき、AMF_A240を選択してもよい。NR node_A122は、選択したAMF_A240に、登録要求メッセージを送信又は転送する(S1204)。
尚、登録要求メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNAS(Non-Access-Stratum)メッセージである。また、RRCメッセージは、UE_A10とNR node_A122との間で送受信される制御メッセージである。また、NASメッセージはNASレイヤで処理され、RRCメッセージはRRCレイヤで処理され、NASレイヤはRRCレイヤよりも上位のレイヤである。
また、UE_A10は、登録を要求するNSIが複数存在する場合は、そのNSIごとに登録要求メッセージを送信してもよく、複数の登録要求メッセージを、1以上のRRCメッセージに含めて送信してもよい。また、上記の複数の登録要求メッセージを1つの登録要求メッセージとして、1以上のRRCメッセージに含めて送信してもよい。
ここで、UE_A10は、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに、第1から5の識別情報のうち1以上の識別情報を含めてもよい。尚、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。
さらに、UE_A10は、第1から5の識別情報のうち1以上の識別情報を登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに含めて送信することで、IMSコミュニケーションサービス(IMSを使用したコミュニケーションサービス)を起動することを、要求してもよいし、示してもよい。
さらに、UE_A10は、第1から5の識別情報のうち1以上の識別情報を登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに含めて送信することで、ネットワークのIMSコミュニケーションサービスのサポート状況の取得を要求してもよいし、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスの種類を示してもよい。
さらに、UE_A10は、第1から5の識別情報のうち1以上の識別情報を登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに含めて送信することで、UE_A10が使用予定であるIMSコミュニケーションサービスの種類を示してもよいし、このIMSコミュニケーションサービスで使用されるメディアタイプを示してもよい。
さらに、UE_A10は、第1から5の識別情報のうち2以上の識別情報を組合せて送信することにより、第1から5の識別情報によって示される事柄の少なくとも1つを示してもよいし、要求してもよい。尚、UE_A10が各識別情報を送信することで示す事柄はこれらに限らなくてもよい。
尚、UE_A10は、第1から5の識別情報のうち、どの識別情報を登録要求メッセージに入れるかを、UE_A10の能力情報、及び/又はUEポリシー等のポリシー、及び/又はUE_A10のプリファレンス、及び/又はアプリケーション(上位層)に基づいて決定してもよい。尚、どの識別情報を登録要求メッセージに入れるかのUE_A10による決定はこれに限らない。
また、UE_A10は、これらの識別情報を、登録要求メッセージとは異なる制御メッセージ(例えばNASメッセージまたはRRCメッセージ)に含めて送信してもよい。
AMF_A240は、登録要求メッセージ及び/又は登録要求メッセージとは異なる制御メッセージを受信すると、第1の条件判別を実行する。第1の条件判別は、AMF_A240がUE_A10の要求を受諾するか否かを判別するためのものである。第1の条件判別において、AMF_A240は第1の条件判別が真であるか偽であるかを判定する。AMF_A240は、第1の条件判別が真の場合(すなわち、ネットワークがUE_A10の要求を受諾する場合)、本手続き中の(A)の手続きを開始し、第1の条件判別が偽の場合(すなわち、ネットワークがUE_A10の要求を受諾しない場合)、本手続き中の(B)の手続きを開始する。
以下、第1の条件判別が真の場合のステップ、すなわち本手続き中の(A)の手続きの各ステップを説明する。AMF_A240は、第4の条件判別を実行し、本手続き中の(A)の手続きを開始する。第4の条件判別は、AMF_A240がSMF_A230との間でSMメッセージの送受信を実施するか否かを判別するためのものである。言い換えると、第4の条件判別は、AMF_A240が本手続き中で、PDUセッション確立手続きを実施するか否かを判別するものであってもよい。AMF_A240は、第4の条件判別が真の場合(すなわち、AMF_A240がSMF_A230との間でSMメッセージの送受信を実施する場合)には、SMF_A230の選択、及び選択したSMF_A230との間でSMメッセージの送受信を実行し、第4の条件判別が偽の場合(すなわち、AMF_A240がSMF_A230との間でSMメッセージの送受信を実施しない場合)には、それらを省略する(S1206)。尚、AMF_A240は、SMF_A230から拒絶を示すSMメッセージを受信した場合は、本手続き中の(A)の手続きを中止し、本手続き中の(B)の手続きを開始してもよい。
さらに、AMF_A240は、UE_A10からの登録要求メッセージの受信、及び/又はSMF_A230との間のSMメッセージの送受信の完了に基づいて、NR node_A122を介して、UE_A10に登録受諾(Registration Accept)メッセージを送信する(S1208)。例えば、第4の条件判別が真の場合、AMF_A240は、UE_A10からの登録要求メッセージの受信に基づいて、登録受諾メッセージを送信してもよい。また、第4の条件判別が偽の場合、AMF_A240は、SMF_A230との間のSMメッセージの送受信の完了に基づいて、登録受諾メッセージを送信してもよい。ここで、登録受諾メッセージは、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして送信されてよい。また、登録受諾メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであり、例えば、AMF_A240はNR node_A122に対してN2インターフェースの制御メッセージとして送信し、これを受信したNR node_A122はUE_A10に対してRRCメッセージに含めて送信してもよい。
さらに、第4の条件判別が真の場合、AMF_A240は、登録受諾メッセージに、SMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を含めて送信するか、又は登録受諾メッセージとともに、SMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を送信してもよい。この送信方法は、登録要求メッセージの中にSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)が含められており、かつ、第4の条件判別が真の場合に、実行されてもよい。また、この送信方法は、登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を含められており、かつ、第4の条件判別が真の場合に、実行されてもよい。AMF_A240は、このような送信方法を行うことにより、SMのための手続きが受諾されたことを示してもよい。
ここで、AMF_A240は、登録受諾メッセージに、第11から13の識別情報のうち1以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含めることで、UE_A10の要求が受諾されたことを示してもよい。尚、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。
さらに、AMF_A240は、第11から13の識別情報のうち1以上の識別情報を登録受諾メッセージに含めて送信することで、許容されているIMSコミュニケーションサービスを示してもよいし、ネットワークのIMSコミュニケーションサービスのサポート状況を示してもよいし、ネットワークがサポートしているIMSコミュニケーションサービスのサービス名を示してもよい。
さらに、AMF_A240は、第11から13の識別情報のうち1以上の識別情報を登録受諾メッセージに含めて送信することで、IMSコミュニケーションサービスに対応づけられたネットワークを示してもよいし、EPS、5GSのうち1以上のネットワークシステムがIMSコミュニケーションサービスに対応づけられていることを示してもよい。
さらに、AMF_A240は、第11から13の識別情報のうち1以上の識別情報を登録受諾メッセージに含めて送信することで、IMSコミュニケーションサービス関連で、ネットワークがサポートしているメディアタイプを示してもよい。
さらに、AMF_A240は、第11から13の識別情報のうち2以上の識別情報を組合せて送信することにより、第11から13の識別情報によって示される事柄の少なくとも1つを示してもよいし、要求してもよい。尚、AMF_A240が各識別情報を送信することで示す事柄はこれらに限らなくてもよい。
尚、AMF_A240は、第11から13の識別情報のうち、どの識別情報を登録受諾メッセージに入れるか否かを、受信した識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの加入者情報(user subscription)等に基づいて決定してもよい。
例えば、AMF_A240は、第1から5の識別情報のうち1つ以上の情報を受信する事で、加入者のユーザプロファイル中のIMSコミュニケーションサービスプロファイル、QoSプロファイル、ネットワークのQoSフローサポート状況のうちの1つ以上に基づいて、第11の識別から13の識別情報のうち1つ以上の識別情報をUE_A10に通知してもよい。尚、どの識別情報を登録受諾メッセージに入れるかのAMF_A240による決定はこれに限らない。
UE_A10は、NR node_A122介して、登録受諾メッセージを受信する(S1208)。UE_A10は、登録受諾メッセージを受信することで、登録受諾メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識する。
UE_A10は、登録受諾メッセージの受信に基づいて、さらに、第1の処理を実施する(S1209)。尚、UE_A10は、第1の処理を、登録完了メッセージの送信に基づいて実施してもよいし、本手続きの完了に基づいて実施してもよい。
ここで、第1の処理は、UE_A10が、AMF_A240によって示された事柄を認識する処理であってよい。さらに、第1の処理は、UE_A10が、受信した識別情報をコンテキストとして記憶する処理であってもよいし、受信した識別情報を上位層、及び/又は下位層に転送する処理であってもよい。さらに、第1の処理は、UE_A10が、上位層、及び/又は下位層からの通知を受信する処理であってもよいし、受信した通知を認識する処理であってもよい。さらに、第1の処理は、UE_A10が、受信した通知に基づいて、本手続きが完了したことを認識する処理であってもよい。さらに、第1の処理は、UE_A10が、本手続きの要求が受諾されたことを認識する処理であってもよい。
さらに、UE_A10が第11から13の識別情報のうち1以上の識別情報を受信した場合、第1の処理は、UE_A10が、IMSコミュニケーションサービスを使用する際に接続可能であるネットワーク(アクセスネットワーク、及び/又はコアネットワーク)先を判断する処理であってもよいし、受信した識別情報を上位層(SIP)に通知する処理であってもよい。
さらに、UE_A10が、第11から13の識別情報受信前又は同時に、接続しているコアネットワークのAMF_A240から音声サービスをサポートしているか否かの通知(IMS voice over PS Session Supported Indication)を受けている場合、第1の処理は、第11から13の識別情報のいずれか1つ以上で上書きし、記憶する処理であってもよい。
さらに、UE_A10が、第11から13の識別情報のうち1以上の識別情報を受信した場合、第1の処理は、UE_A10が、受信した識別情報とローカルポリシーに基づいて、接続先ネットワークを変更するか否かを判断する処理であってもよい。
尚、ローカルポリシーは、UE_A10に予め設定された情報であってよく、ネットワーク及びUE_A10のIMSコミュニケーションサービスのサポート状況に基づいた、UE_A10の接続先ネットワークを定めた情報であってもよい。さらに、ローカルポリシーは、優先接続先ネットワークを示すユーザプリファレンス、及び/又はオペレータプリファレンスであってもよいし、ネットワーク及びUE_A10のIMSコミュニケーションサービスに関連したメディアタイプのサポート状況に基づいた、UE_A10の接続先ネットワークを定めた情報であってもよい。
具体的には、UE_A10は、第11の識別情報を受信した場合、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスの全てが、第11の識別情報が示すIMSコミュニケーションサービスに含まれる場合、接続先ネットワークを変更しなくてもよい。
さらに、UE_A10は、第11の識別情報を受信した場合、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスの一部のみが、第11の識別情報が示すIMSコミュニケーションサービスに含まれる場合、UE_A10が保持するローカルポリシーによる判断に基づいて、接続先ネットワークを、変更しなくてもよいし、変更してもよいし、変更先のネットワークを選択、識別してもよい。
さらに、UE_A10は、第11の識別情報を受信した場合、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスの全てが、第11の識別情報が示すIMSコミュニケーションサービスに含まれない場合、接続先ネットワークを変更してもよいし、変更先のネットワークを選択、識別してもよい。
さらに、UE_A10は、各IMSコミュニケーションサービスと紐づけられた第12の識別情報を受信し、受信した第12の識別情報が各IMSコミュニケーションサービス間で単一のネットワークを示し、さらに、UE_A10が接続しているネットワークが第12の識別情報が示すネットワークと異なる場合、接続先ネットワークを変更してもよいし、変更先のネットワークを選択、識別してもよい。
さらに、UE_A10は、各IMSコミュニケーションサービスと紐づけられた第12の識別情報を受信し、受信した第12の識別情報が各IMSコミュニケーションサービス間で単一のネットワークを示し、さらに、UE_A10が接続しているネットワークが第12の識別情報が示すネットワークと同じ場合、接続先ネットワークを変更しなくてもよい。
さらに、UE_A10は、各IMSコミュニケーションサービスと紐づけられた第12の識別情報を受信し、さらに、受信した第12の識別情報が各IMSコミュニケーションサービス間で異なる複数のネットワークを示す場合、UE_A10が保持するローカルポリシーに基づき、接続先ネットワークを変更してもよいし、変更先のネットワークを選択、識別してもよい。
さらに、UE_A10は、第12の識別情報を受信し、さらに、UE_A10が現在接続しているネットワークと同じネットワークを示す場合、接続先ネットワークを変更しなくてもよい。
さらに、UE_A10は、第13の識別情報を受信した場合、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスで必要となるメディアタイプの全てが、第13の識別情報が示すメディアタイプに含まれる場合、接続先ネットワークを変更しなくてもよい。
さらに、UE_A10は、第13の識別情報を受信した場合、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスで必要となるメディアタイプの一部のみが、第13の識別情報が示すメディアタイプに含まれる場合、UE_A10が保持するローカルポリシーによる判断に基づいて、接続先ネットワークを、変更しなくてもよいし、変更してもよいし、変更先のネットワークを選択、識別してもよい。
さらに、UE_A10は、第13の識別情報を受信した場合、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスで必要となるメディアタイプの全てが、第13の識別情報が示すメディアタイプに含まれない場合、接続先ネットワークを変更してもよいし、変更先のネットワークを選択、識別してもよい。
尚、UE_A10が接続先ネットワークを変更するか否かを判断する条件は、これに限らなくてもよい。
さらに、第1の処理は、UE_A10が、接続先ネットワークを変更しないと判断した場合、現在接続しているネットワークを介したIMS登録手続きを開始する処理であってもよい。
さらに、第1の処理は、UE_A10が、接続先ネットワークを変更すると判断した場合、現在接続しているネットワークに対して接続機能を停止し、さらに、選択、識別されたネットワークに対して登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続き、及び/又はアタッチ手続き、及び/又はPDN接続手続きを開始する処理であってもよい。さらに、この場合、UE_A10は、さらに選択、識別されたネットワークに対する登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きの完了後、このネットワークを介したIMS登録手続きを開始してもよい。尚、選択、識別されたネットワークは、UE_A10が接続していたネットワークと異なるネットワークであってもよいし、同じネットワークであってもよい。さらに、UE_A10は、現在接続しているネットワークに対して、非登録手続き(De-registration procedure)の実施に基づいて、現在接続しているネットワークに対して接続機能を停止してもよい。尚、非登録手続きは、UE_A10がAMF_A240に非登録要求(De-registration Request)メッセージを送信するステップ、及び/又はUE_A10がAMF_A240から非登録受諾(De-registration Accept)メッセージを受信するステップを含む手続きであってよい。
さらに、第1の処理は、各装置が第1の状態へ遷移する処理であってもよい。尚、第1の処理はこれらの処理に限らなくてもよい。
次に、UE_A10は、登録受諾メッセージの受信、及び/又は第1の処理の完了に基づいて、登録完了(Registration Complete)メッセージを、AMF_A240に送信する(S1210)。尚、UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージ等のSMメッセージを受信した場合は、登録完了メッセージに、PDUセッション確立完了メッセージ等のSMメッセージを含めて送信してもよいし、SMメッセージを含めることで、SMのための手続きを完了することを示してもよい。ここで、登録完了メッセージは、登録受諾メッセージに対する応答メッセージとして送信されてよい。また、登録完了メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであり、例えば、UE_A10はNR node_A122に対してRRCメッセージに含めて送信し、これを受信したNR node_A122はAMF_A240に対してN2インターフェースの制御メッセージとして送信してもよい。
AMF_A240は、登録完了メッセージを受信する(S1210)。また、各装置は、登録受諾メッセージ、及び/又は登録完了メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
次に、第1の条件判別が偽の場合のステップ、すなわち本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。AMF_A240は、NR node_A122を介して、UE_A10に登録拒絶(Registration Reject)メッセージを送信することにより(S1212)、本手続き中の(B)の手続きを開始する。ここで、登録拒絶メッセージは、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして送信されてよい。また、登録拒絶メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであり、例えば、AMF_A240はNR node_A122に対してN2インターフェースの制御メッセージとして送信し、これを受信したNR node_A122はUE_A10に対してRRCメッセージに含めて送信してもよい。また、AMF_A240が送信する登録拒絶メッセージは、UE_A10の要求を拒絶するメッセージであれば、これに限らない。
尚、本手続き中の(B)の手続きは、本手続き中の(A)の手続きを中止した場合に開始される場合もある。(A)の手続きにおいて、第4の条件判別が真の場合、AMF_A240は、登録拒絶メッセージに、PDUセッション確立拒絶メッセージ等の拒絶を意味するSMメッセージを含めて送信してもよいし、拒絶を意味するSMメッセージを含めることで、SMのための手続きが拒絶されたことを示してもよい。その場合、UE_A10は、さらに、PDUセッション確立拒絶メッセージ等の拒絶を意味するSMメッセージを受信してもよいし、SMのための手続きが拒絶されたことを認識してもよい。
ここで、AMF_A240は、登録拒絶メッセージに、一又は複数の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含めることで、UE_A10の要求が拒絶されたことを示してもよい。尚、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。
さらに、AMF_A240は、複数の識別情報のうち2以上の識別情報を組合せて送信することにより、複数の識別情報によって示される事柄の少なくとも1つを示してもよいし、要求してもよい。尚、AMF_A240が各識別情報を送信することで示す事柄はこれらに限らなくてもよい。
ここで、AMF_A240は、一又は複数の識別情報のうち、どの識別情報を登録拒絶メッセージに入れるかを、受信した識別情報、及び/又は、ネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー等のポリシー、及び/又はネットワークの状態に基づいて決定してもよい。尚、どの識別情報を登録拒絶メッセージに入れるかのAMF_A240による決定はこれに限らない。
UE_A10は、登録拒絶メッセージを受信する。UE_A10は、登録拒絶メッセージの受信に基づいて、第2の処理を実施する(S1214)。また、UE_A10は、第2の処理を本手続きの完了に基づいて実施してもよい。
ここで、第2の処理は、UE_A10が、AMF_A240によって示された事柄を認識する処理であってよい。さらに、第2の処理は、UE_A10が、受信した識別情報をコンテキストとして記憶する処理であってもよいし、受信した識別情報を上位層、及び/又は下位層に転送する処理であってもよい。さらに、第2の処理は、UE_A10が、上位層、及び/又は下位層からの通知を受信する処理であってもよいし、受信した通知を認識する処理であってもよい。さらに、第2の処理は、UE_A10が、受信した通知に基づいて、本手続きが完了したことを認識する処理であってもよい。さらに、第2の処理は、UE_A10が、本手続きの要求が拒絶されたことを認識する処理であってもよいし、本手続きの要求が拒絶された理由を認識する処理であってもよい。尚、第2の処理はこれらの処理に限らなくてもよい。
さらに、UE_A10は、登録拒絶メッセージを受信することにより、あるいは、登録受諾メッセージを受信しないことにより、UE_A10の要求が拒絶されたことを認識してもよい。各装置は、登録拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続き(登録手続き)を完了する。尚、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、UE_A10がネットワークに登録された状態(RM_REGISTERED state)に遷移してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、UE_A10がネットワークに登録されていない状態(RM_DEREGISTERED state)を維持してもよい。また、各装置の各状態への遷移は、本手続きの完了に基づいて行われてもよく、PDUセッションの確立に基づいて行われてもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。言い換えると、UE_A10は、本手続きの完了に基づいて、第1の処理を実施してもよいし、第2の処理を実施してもよい。
また、第1の条件判別は、登録要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて実行されてもよい。例えば、第1の条件判別は、UE_A10の要求をネットワークが許可する場合、真でよい。また、第1の条件判別は、UE_A10の要求をネットワークが許可しない場合、偽でよい。さらに、第1の条件判別は、UE_A10の登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UE_A10が要求する機能を、サポートしている場合は真でよく、サポートしていない場合は偽でよい。さらに、第1の条件判別は、ネットワークが、輻輳状態であると判断した場合は真であってよく、輻輳状態ではないと判断した場合は偽であってよい。尚、第1の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
また、第4の条件判別は、AMF_A240がSMメッセージを受信したか否かに基づいて実行されてよく、登録要求メッセージにSMメッセージが含まれているかに基づいて実行されてもよい。例えば、第4の条件判別は、AMF_A240がSMメッセージを受信した場合、及び/又は登録要求メッセージにSMメッセージが含まれていた場合は真であってよく、AMF_A240がSMを受信しなかった場合、及び/又は登録要求メッセージにSMメッセージが含まれていなかった場合は偽であってよい。尚、第4の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
[1.4.2.2.登録手続き例の変形例1]
前章で示した登録手続き例では、3GPPアクセスを介して実施される登録手続きの例について説明したが、本実施形態における登録手続きは、non-3GPPアクセスを介して実施される手続きであってもよい。この場合、登録手続き例で出てくるNR node_A122はN3IWF_A128であってもよい。さらに、UE_A10とNR node_A122との間で送受信されるRRCメッセージは、UE_A10とN3IWF_A128との間で送受信されるIKEv2メッセージであってもよい。さらに、RRCメッセージに含まれて送受信される識別情報、及び/又はメッセージは、IKEv2メッセージに含まれて送受信されてもよい。具体的には、RRCメッセージに含まれて送受信NASメッセージは、IKEv2メッセージに含まれて送受信されてもよい。より具体的には、登録要求メッセージ、登録受諾メッセージ、登録完了メッセージ、及び登録拒絶メッセージは、N3IWF_A128を介して送受信されてもよいし、IKEv2メッセージに含まれて送受信されてもよい。さらに、NR node_A122が実施する処理は、N3IWF_A128によって実施されてもよい。例えば、NR node_A122によるAMF_240は、NR node_A122が実施してもよい。
前章で示した登録手続き例では、3GPPアクセスを介して実施される登録手続きの例について説明したが、本実施形態における登録手続きは、non-3GPPアクセスを介して実施される手続きであってもよい。この場合、登録手続き例で出てくるNR node_A122はN3IWF_A128であってもよい。さらに、UE_A10とNR node_A122との間で送受信されるRRCメッセージは、UE_A10とN3IWF_A128との間で送受信されるIKEv2メッセージであってもよい。さらに、RRCメッセージに含まれて送受信される識別情報、及び/又はメッセージは、IKEv2メッセージに含まれて送受信されてもよい。具体的には、RRCメッセージに含まれて送受信NASメッセージは、IKEv2メッセージに含まれて送受信されてもよい。より具体的には、登録要求メッセージ、登録受諾メッセージ、登録完了メッセージ、及び登録拒絶メッセージは、N3IWF_A128を介して送受信されてもよいし、IKEv2メッセージに含まれて送受信されてもよい。さらに、NR node_A122が実施する処理は、N3IWF_A128によって実施されてもよい。例えば、NR node_A122によるAMF_240は、NR node_A122が実施してもよい。
[1.4.2.3.登録手続き例の変形例2]
前章で示した登録手続き例では、コアネットワーク_B190、及び/又はDN(DN_A5)へ登録する為に実施される登録手続きの例について説明したが、本実施形態における登録手続きは、コアネットワーク_A90、及び/又はDN(PDN_A6)へ登録する為に実施される手続きであってもよい。この場合、本実施形態における登録手続きをアタッチ手続き(Attach procedure)と称してもよい。さらに、登録手続き例で出てくるNR node_A122はeNB_A45であってよく、AMF_A240はMME_A40であってよい。さらに、登録手続き例で出てくるSMF_A230はSGW_A35、及び/又はPGW_A30であってもよく、UPF_235はSGW_A35、及び/又はPGW_A30であってもよい。
前章で示した登録手続き例では、コアネットワーク_B190、及び/又はDN(DN_A5)へ登録する為に実施される登録手続きの例について説明したが、本実施形態における登録手続きは、コアネットワーク_A90、及び/又はDN(PDN_A6)へ登録する為に実施される手続きであってもよい。この場合、本実施形態における登録手続きをアタッチ手続き(Attach procedure)と称してもよい。さらに、登録手続き例で出てくるNR node_A122はeNB_A45であってよく、AMF_A240はMME_A40であってよい。さらに、登録手続き例で出てくるSMF_A230はSGW_A35、及び/又はPGW_A30であってもよく、UPF_235はSGW_A35、及び/又はPGW_A30であってもよい。
さらに、UE_A10とNR node_A122との間で送受信されるRRCメッセージは、UE_A10とeNB_A45との間で送受信されるRRCメッセージであってもよい。さらに、UE_A10とAMF_A240との間で送受信される、登録要求メッセージは、UE_A10とMME_A40との間で送受信されるアタッチ要求(Attach Request)メッセージであってよく、登録受諾メッセージは、UE_A10とMME_A40との間で送受信されるアタッチ受諾(Attach Accept)メッセージであってよい。さらに、登録完了メッセージは、UE_A10とMME_A40との間で送受信されるアタッチ完了(Attach Complete)メッセージであってよく、登録拒絶メッセージは、アタッチ拒絶(Attach Reject)メッセージであってもよい。さらに、AMF_A240とSMF_A230との間で送受信されるSMメッセージは、SGW_A35を介して、MME_A40とPGW_A30との間で送受信されるセッション生成要求(Create Session Request)メッセージ、セッション生成応答(Create Session Response)メッセージ等のコアネットワーク_A90内で送受信される制御メッセージであってよい。
さらに、NR node_A122が実施する処理は、eNB_A45によって実施されてもよく、AMF_A240が実施する処理は、MME_A40によって実施されてもよく、SMF_A230が実施する処理は、PGW_A30によって実施されてもよい。例えば、NR node_A122によるAMF_240の選択は、eNB_A45によるMME_A40の選択に置換えてもよい。
[1.4.3.PDUセッション確立手続きの概要]
次に、DN_A5に対するPDUセッションを確立するために行うPDUセッション確立手続き(PDU session establishment procedure)の概要について説明する。以下、PDUセッション確立手続きは、本手続きとも称する。本手続きは、各装置がPDUセッションを確立する為の手続きである。尚、各装置は、本手続きを、登録手続きを完了した状態で実行してもよいし、登録手続きの中で実行してもよい。また、各装置は、登録状態で本手続きを開始してもよいし、登録手続き後の任意のタイミングで本手続きを開始してもよい。また、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、PDUセッションを確立してもよい。さらに、各装置は、本手続きを複数回実行することで、複数のPDUセッションを確立してもよい。
次に、DN_A5に対するPDUセッションを確立するために行うPDUセッション確立手続き(PDU session establishment procedure)の概要について説明する。以下、PDUセッション確立手続きは、本手続きとも称する。本手続きは、各装置がPDUセッションを確立する為の手続きである。尚、各装置は、本手続きを、登録手続きを完了した状態で実行してもよいし、登録手続きの中で実行してもよい。また、各装置は、登録状態で本手続きを開始してもよいし、登録手続き後の任意のタイミングで本手続きを開始してもよい。また、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、PDUセッションを確立してもよい。さらに、各装置は、本手続きを複数回実行することで、複数のPDUセッションを確立してもよい。
[1.4.3.1.PDUセッション確立手続き例]
図13を用いて、PDUセッション確立手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まず、UE_A10は、NR node_A122、又はN3IWF_A128とAMF_A240とを介して、SMF_A230にPDUセッション確立要求(PDU Session Establishment Request)メッセージを送信することにより(S1300) (S1302) (S1304)、PDUセッション確立手続きを開始する。
図13を用いて、PDUセッション確立手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まず、UE_A10は、NR node_A122、又はN3IWF_A128とAMF_A240とを介して、SMF_A230にPDUセッション確立要求(PDU Session Establishment Request)メッセージを送信することにより(S1300) (S1302) (S1304)、PDUセッション確立手続きを開始する。
具体的には、UE_A10は、N1インターフェースを用いて、NR node_A122、又はN3IWF_A128を介して、AMF_A240に、PDUセッション確立要求メッセージを送信する(S1300)。AMF_A240は、PDUセッション確立要求メッセージを受信すると、PDUセッション確立要求メッセージのルーティング先のNFとしてSMF_A230を選択し(S1302)、N11インターフェースを用いて、選択したSMF_A230に、PDUセッション確立要求メッセージを送信又は転送する(S1304)。ここで、AMF_A240は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる情報に基づき、ルーティング先のSMF_A230を選択してもよい。より詳細には、AMF_A240は、PDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて取得した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はAMF_A240が既に保持しているコンテキストに基づいて、ルーティング先のSMF_A230を選択してもよい。
尚、PDUセッション確立要求メッセージは、NASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立要求メッセージは、PDUセッションの確立を要求するメッセージであればよく、これに限らない。
ここで、UE_A10は、PDUセッション確立要求メッセージに、第1から5の識別情報のうち1以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含めることで、UE_A10の要求を示してもよい。尚、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。
さらに、UE_A10は、第1から5の識別情報のうち1以上の識別情報をPDUセッション確立要求メッセージに含めて送信することで、確立予定のPDUセッションにおいて、IMSコミュニケーションサービスを起動することを、要求してもよいし、示してもよい。
さらに、UE_A10は、第1から5の識別情報のうち1以上の識別情報をPDUセッション確立要求メッセージに含めて送信することで、ネットワークのIMSコミュニケーションサービスのサポート状況の取得を要求してもよいし、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスの種類を示してもよい。
さらに、UE_A10は、第1から5の識別情報のうち1以上の識別情報をPDUセッション確立要求メッセージに含めて送信することで、確立予定のPDUセッションにおいて、UE_A10が使用予定であるIMSコミュニケーションサービスの種類を示してもよいし、このIMSコミュニケーションサービスで使用されるメディアタイプを示してもよい。
さらに、UE_A10は、第1から5の識別情報のうち2以上の識別情報を組合せて送信することにより、第1から5の識別情報によって示される事柄の少なくとも1つを示してもよいし、要求してもよい。尚、UE_A10が各識別情報を送信することで示す事柄はこれらに限らなくてもよい。
尚、UE_A10は、第1から5の識別情報のうち、どの識別情報をPDUセッション確立要求メッセージに入れるかを、UE_A10の能力情報、及び/又はUEポリシー等のポリシー、及び/又はUE_A10のプリファレンス、及び/又はアプリケーション(上位層)、及び/又は登録手続きにおいて受信した識別情報に基づいて決定してもよい。尚、どの識別情報をPDUセッション確立要求メッセージに入れるかのUE_A10による決定はこれに限らない。
SMF_A230は、PDUセッション確立要求メッセージを受信し、第3の条件判別を実行する。第3の条件判別は、SMF_A230が、UE_A10の要求を受諾するか否かを判断する為のものである。第3の条件判別において、SMF_A230は第3の条件判別が真であるか偽であるかを判定する。SMF_A230は、第3の条件判別が真の場合は本手続き中の(A)の手続きを開始し、第3の条件判別が偽の場合は本手続き中の(B)の手続きを開始する。尚、第3の条件判別が偽の場合のステップは後述する。
以下、第3の条件判別が真の場合のステップ、すなわち本手続き中の(A)の手続きの各ステップを説明する。SMF_A230は、PDUセッションの確立先のUPF_A235を選択し、第11の条件判別を実行する。
ここで、第11の条件判別は、各装置がPDUセッション確立認証承認手続きを実行するか否かを判断する為のものである。第11の条件判別において、SMF_A230は第11の条件判別が真であるか偽であるかを判定する。SMF_A230は、第11の条件判別が真の場合はPDUセッション確立認証承認手続きを開始し(S1305)、第11の条件判別が偽の場合はPDUセッション確立認証承認手続を省略する。尚、PDUセッション確立認証承認手続きの詳細は後述する。
次に、SMF_A230は、第11の条件判別、及び/又はPDUセッション確立認証承認手続きの完了に基づいて、選択したUPF_A235にセッション確立要求(Session Establishment request)メッセージを送信し(S1306)、本手続き中の(A)の手続きを開始する。尚、SMF_A230は、PDUセッション確立認証承認手続きの完了に基づいて、本手続き中の(A)の手続きを開始せずに、本手続き中の(B)の手続きを開始してもよい。
ここで、SMF_A230は、PDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて取得した各識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はSMF_A230が既に保持しているコンテキストに基づいて、1以上のUPF_A235を選択してもよい。尚、複数のUPF_A235が選択された場合、SMF_A230は、各々のUPF_A235に対してセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
UPF_A235は、セッション確立要求メッセージを受信し、PDUセッションのためのコンテキストを作成する。さらに、UPF_A235は、セッション確立要求メッセージを受信、及び/又はPDUセッションのためのコンテキストの作成に基づいて、SMF_A230にセッション確立応答(Session Establishment response)メッセージを送信する(S1308)。さらに、SMF_A230は、セッション確立応答メッセージを受信する。尚、セッション確立要求メッセージ及びセッション確立応答メッセージは、N4インターフェース上で送受信される制御メッセージであってもよい。さらに、セッション確立応答メッセージは、セッション確立要求メッセージに対する応答メッセージであってよい。
さらに、SMF_A230は、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPF_A235の選択、及び/又はセッション確立応答メッセージの受信に基づいて、UE_A10に割り当てるアドレスのアドレス割り当てを行ってよい。尚、SMF_A230は、UE_A10に割り当てるアドレスのアドレス割り当てをPDUセッション確立手続き中で行ってもよいし、PDUセッション確立手続きの完了後に行ってもよい。
具体的には、SMF_A230は、DHCPv4を用いずにIPv4アドレスを割り当てる場合、PDUセッション確立手続き中に、アドレス割り当てを行ってもよいし、割り当てたアドレスをUE_A10に送信してもよい。さらに、SMF_A230は、DHCPv4又はDHCPv6又はSLAAC(Stateless Address Autoconfiguration)用いてIPv4アドレス、及び/又はIPv6アドレス、及び/又はIPv6プレフィックスを割り当てる場合、PDUセッション確立手続き後に、アドレス割り当てを行ってもよいし、割り当てたアドレスをUE_A10に送信してもよい。尚、SMF_A230が実施するアドレス割り当てはこれらに限らない。
さらに、SMF_A230は、UE_A10に割り当てるアドレスのアドレス割り当ての完了に基づいて、割り当てたアドレスをPDUセッション確立受諾メッセージに含めてUE_A10に送信してもよいし、PDUセッション確立手続きの完了後に、UE_A10に送信してもよい。
SMF_A230は、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPF_A235の選択、及び/又はセッション確立応答メッセージの受信、及び/又はUE_A10に割り当てるアドレスのアドレス割り当ての完了に基づいて、AMF_A240を介してUE_A10にPDUセッション確立受諾(PDU Session Establishment Accept)メッセージを送信する(S1310)。
具体的には、SMF_A230は、N11インターフェースを用いてAMF_A240にPDUセッション確立受諾メッセージを送信し、PDUセッション確立受諾メッセージを受信したAMF_A240が、N1インターフェースを用いてUE_A10にPDUセッション確立受諾メッセージを送信する。
尚、PDUセッションがPDNコネクションである場合、PDUセッション確立受諾メッセージはPDN接続受諾(PDN connectivity accept)メッセージでよい。さらに、PDUセッション確立受諾メッセージは、N11インターフェース、及びN1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立受諾メッセージは、これに限らず、PDUセッションの確立が受諾されたことを示すメッセージであればよい。
ここで、SMF_A230は、PDUセッション確立受諾メッセージに、第11から13の識別情報のうち1以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含めることで、UE_A10の要求が受諾されたことを示してもよい。尚、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。
さらに、SMF_A230は、第11から13の識別情報のうち1以上の識別情報をPDUセッション確立受諾メッセージに含めて送信することで、許容されているIMSコミュニケーションサービスを示してもよいし、ネットワークのIMSコミュニケーションサービスのサポート状況を示してもよいし、ネットワークがサポートしているIMSコミュニケーションサービスのサービス名を示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第11から13の識別情報のうち1以上の識別情報をPDUセッション確立受諾メッセージに含めて送信することで、IMSコミュニケーションサービスに対応づけられたネットワークを示してもよいし、EPS、5GSのうち1以上のネットワークシステムがIMSコミュニケーションサービスに対応づけられていることを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第11から13の識別情報のうち1以上の識別情報をPDUセッション確立受諾メッセージに含めて送信することで、IMSコミュニケーションサービス関連で、ネットワークがサポートしているメディアタイプを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第11から13の識別情報のうち2以上の識別情報を組合せて送信することにより、第11から13の識別情報によって示される事柄の少なくとも1つを示してもよいし、要求してもよい。尚、SMF_A230が各識別情報を送信することで示す事柄はこれらに限らなくてもよい。
尚、SMF_A230は、第11から13の識別情報のうち、どの識別情報をPDUセッション確立受諾メッセージに入れるかを、受信した識別情報、及び/又は、ネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー等のポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又は登録手続きで送受信された識別情報に基づいて決定してもよい。
例えば、SMF_A230は、第1から5の識別情報のうち1つ以上の情報を受信する事で、加入者のユーザプロファイル中のIMSコミュニケーションサービスプロファイル、QoSプロファイル、ネットワークのQoSフローサポート状況のうちの1つ以上に基づいて、第11の識別から13の識別情報のうち1つ以上の識別情報をUE_A10に通知してもよい。尚、どの識別情報をPDUセッション確立受諾メッセージに入れるかのSMF_A230による決定はこれに限らない。
UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージを受信する。UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージを受信することで、PDUセッション確立受諾メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識する。
UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージの受信に基づいて、さらに、第11の処理を実施する(S1312)。尚、UE_A10は、第11の処理を、PDUセッション確立完了メッセージの送信に基づいて実施してもよいし、本手続きの完了に基づいて実施してもよい。
ここで、第11の処理は、UE_A10が、SMF_A230によって示された事柄を認識する処理であってよい。さらに、第11の処理は、UE_A10が、受信した識別情報をコンテキストとして記憶する処理であってもよいし、受信した識別情報を上位層、及び/又は下位層に転送する処理であってもよい。さらに、第11の処理は、UE_A10が、上位層、及び/又は下位層からの通知を受信する処理であってもよいし、受信した通知を認識する処理であってもよい。さらに、第11の処理は、UE_A10が、受信した通知に基づいて、本手続きが完了したことを認識する処理であってもよい。さらに、第11の処理は、UE_A10が、本手続きの要求が受諾されたことを認識する処理であってもよい。さらに、第11の処理は、UE_A10が、PDUセッションを確立する処理であってもよいし、確立されるPDUセッションの種類を判断、認識する処理であってもよい。
さらに、UE_A10が第11から13の識別情報のうち1以上の識別情報を受信した場合、第11の処理は、UE_A10が、IMSコミュニケーションサービスを使用する際に接続可能であるネットワーク(アクセスネットワーク、及び/又はコアネットワーク)先を判断する処理であってもよいし、受信した識別情報を上位層(SIP)に通知する処理であってもよい。
さらに、UE_A10が、第11から13の識別情報受信前又は同時に、接続しているコアネットワークのAMF_A240から音声サービスをサポートしているか否かの通知(IMS voice over PS Session Supported Indication)を受けている場合、第11の処理は、第11から13の識別情報のいずれか1つ以上で上書きし、記憶する処理であってもよい。
さらに、UE_A10が、第11から13の識別情報のうち1以上の識別情報を受信した場合、第11の処理は、UE_A10が、受信した識別情報とローカルポリシーに基づいて、接続先ネットワークを変更するか否かを判断する処理であってもよい。
尚、ローカルポリシーは、UE_A10に予め設定された情報であってよく、ネットワーク及びUE_A10のIMSコミュニケーションサービスのサポート状況に基づいた、UE_A10の接続先ネットワークを定めた情報であってもよい。さらに、ローカルポリシーは、優先接続先ネットワークを示すユーザプリファレンス、及び/又はオペレータプリファレンスであってもよいし、ネットワーク及びUE_A10のIMSコミュニケーションサービスに関連したメディアタイプのサポート状況に基づいた、UE_A10の接続先ネットワークを定めた情報であってもよい。
具体的には、UE_A10は、第11の識別情報を受信した場合、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスの全てが、第11の識別情報が示すIMSコミュニケーションサービスに含まれる場合、接続先ネットワークを変更しなくてもよい。
さらに、UE_A10は、第11の識別情報を受信した場合、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスの一部のみが、第11の識別情報が示すIMSコミュニケーションサービスに含まれる場合、UE_A10が保持するローカルポリシーによる判断に基づいて、接続先ネットワークを、変更しなくてもよいし、変更してもよいし、変更先のネットワークを選択、識別してもよい。
さらに、UE_A10は、第11の識別情報を受信した場合、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスの全てが、第11の識別情報が示すIMSコミュニケーションサービスに含まれない場合、接続先ネットワークを変更してもよいし、変更先のネットワークを選択、識別してもよい。
さらに、UE_A10は、各IMSコミュニケーションサービスと紐づけられた第12の識別情報を受信し、受信した第12の識別情報が各IMSコミュニケーションサービス間で単一のネットワークを示し、さらに、UE_A10が接続しているネットワークが第12の識別情報が示すネットワークと異なる場合、接続先ネットワークを変更してもよいし、変更先のネットワークを選択、識別してもよい。
さらに、UE_A10は、各IMSコミュニケーションサービスと紐づけられた第12の識別情報を受信し、受信した第12の識別情報が各IMSコミュニケーションサービス間で単一のネットワークを示し、さらに、UE_A10が接続しているネットワークが第12の識別情報が示すネットワークと同じ場合、接続先ネットワークを変更しなくてもよい。
さらに、UE_A10は、各IMSコミュニケーションサービスと紐づけられた第12の識別情報を受信し、さらに、受信した第12の識別情報が各IMSコミュニケーションサービス間で異なる複数のネットワークを示す場合、UE_A10が保持するローカルポリシーに基づき、接続先ネットワークを変更してもよいし、変更先のネットワークを選択、識別してもよい。
さらに、UE_A10は、第12の識別情報を受信し、さらに、UE_A10が現在接続しているネットワークと同じネットワークを示す場合、接続先ネットワークを変更しなくてもよい。
さらに、UE_A10は、第13の識別情報を受信した場合、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスで必要となるメディアタイプの全てが、第13の識別情報が示すメディアタイプに含まれる場合、接続先ネットワークを変更しなくてもよい。
さらに、UE_A10は、第13の識別情報を受信した場合、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスで必要となるメディアタイプの一部のみが、第13の識別情報が示すメディアタイプに含まれる場合、UE_A10が保持するローカルポリシーによる判断に基づいて、接続先ネットワークを、変更しなくてもよいし、変更してもよいし、変更先のネットワークを選択、識別してもよい。
さらに、UE_A10は、第13の識別情報を受信した場合、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスで必要となるメディアタイプの全てが、第13の識別情報が示すメディアタイプに含まれない場合、接続先ネットワークを変更してもよいし、変更先のネットワークを選択、識別してもよい。
尚、UE_A10が接続先ネットワークを変更するか否かを判断する条件は、これに限らなくてもよい。
さらに、第11の処理は、UE_A10が、接続先ネットワークを変更しないと判断した場合、現在接続しているネットワークを介したIMS登録手続きを開始する処理であってもよい。
さらに、第11の処理は、UE_A10が、接続先ネットワークを変更すると判断した場合、現在接続しているネットワークに対して接続機能を停止し、さらに、選択、識別されたネットワークに対して登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続き、及び/又はアタッチ手続き、及び/又はPDN接続手続きを開始する処理であってもよい。さらに、この場合、UE_A10は、さらに選択、識別されたネットワークに対する登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きの完了後、このネットワークを介したIMS登録手続きを開始してもよい。尚、選択、識別されたネットワークは、UE_A10が接続していたネットワークと異なるネットワークであってもよいし、同じネットワークであってもよい。さらに、UE_A10は、現在接続しているネットワークに対して、非登録手続き(De-registration procedure)の実施に基づいて、現在接続しているネットワークに対して接続機能を停止してもよい。尚、非登録手続きは、UE_A10がAMF_A240に非登録要求(De-registration Request)メッセージを送信するステップ、及び/又はUE_A10がAMF_A240から非登録受諾(De-registration Accept)メッセージを受信するステップを含む手続きであってよい。
さらに、第11の処理は、各装置が第1の状態へ遷移する処理であってもよい。尚、第11の処理はこれらの処理に限らなくてもよい。
次に、UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージの受信、及び/又は第11の処理の完了に基づいて、AMF_A240を介してSMF_A230にPDUセッション確立完了(PDU Session Establishment Complete)メッセージを送信する(S1314)。さらに、SMF_A230は、PDUセッション確立完了メッセージを受信し、第2の条件判別を実行する。
具体的には、UE_A10は、N1インターフェースを用いてAMF_A240にPDUセッション確立完了メッセージを送信し、PDUセッション確立完了メッセージを受信したAMF_A240が、N11インターフェースを用いてSMF_A230にPDUセッション確立完了メッセージを送信する。
尚、PDUセッションがPDNコネクションである場合、PDUセッション確立完了メッセージは、PDN接続完了(PDN Connectivity complete)メッセージでもよいし、デフォルトEPSベアラコンテキストアクティブ化受諾(Activate default EPS bearer context accept)メッセージでもよい。さらに、PDUセッション確立完了メッセージは、N1インターフェース、及びN11インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立完了メッセージは、PDUセッション確立受諾メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、PDUセッション確立手続きが完了することを示すメッセージであればよい。
第2の条件判別は、SMF_A230が、送受信されるN4インターフェース上のメッセージの種類を決定する為ものである。第2の条件判別が真の場合、SMF_A230はUPF_A235にセッション変更要求メッセージ(Session Modification request)を送信し(S1318)、さらに、セッション変更要求メッセージを受信したUPF_A235が送信したセッション変更受諾(Session Modification response)メッセージを受信する(S1320)。また、第2の条件判別が偽の場合、SMF_A230はUPF_A235にセッション確立要求メッセージを送信し(S1318)、さらに、セッション確立要求メッセージを受信したUPF_A235が送信したセッション変更受諾メッセージを受信する(S1320)。
各装置は、PDUセッション確立受諾メッセージの送受信、及び/又はPDUセッション確立完了メッセージの送受信、及び/又はセッション変更応答メッセージの送受信、及び/又はセッション確立応答メッセージの送受信、及び/又はRAの送受信に基づいて、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
次に、第3の条件判別が偽の場合のステップ、すなわち本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。SMF_A230は、AMF_A240を介してUE_A10にPDUセッション確立拒絶(PDU Session Establishment Reject)メッセージを送信し(S1322)、本手続き中の(B)の手続きを開始する。
具体的には、SMF_A230は、N11インターフェースを用いてAMF_A240にPDUセッション確立拒絶メッセージを送信し、PDUセッション確立要求メッセージを受信したAMF_A240が、N1インターフェースを用いてUE_A10にPDUセッション確立拒絶メッセージを送信する。
尚、PDUセッションがPDNコネクションである場合、PDUセッション確立拒絶メッセージはPDN接続拒絶(PDN connectivity reject)メッセージでよい。さらに、PDUセッション確立拒絶メッセージは、N11インターフェース、及びN1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立拒絶メッセージは、これに限らず、PDUセッションの確立が拒絶されたことを示すメッセージであればよい。
ここで、SMF_A230は、PDUセッション確立拒絶メッセージに、一又は複数の識別情報のうち1以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含めることで、UE_A10の要求が拒絶されたことを示してもよい。尚、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。
さらに、SMF_A230は、複数の識別情報のうち2以上の識別情報を組合せて送信することにより、複数の識別情報によって示される事柄の少なくとも1つを示してもよいし、要求してもよい。尚、SMF_A230が各識別情報を送信することで示す事柄はこれらに限らなくてもよい。
ここで、SMF_A230は、一又は複数の識別情報のうち、どの識別情報をPDUセッション確立拒絶メッセージに入れるかを、受信した識別情報、及び/又は、ネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー等のポリシー、及び/又はネットワークの状態に基づいて決定してもよい。尚、どの識別情報をPDUセッション確立拒絶メッセージに入れるかのSMF_A230による決定はこれに限らない。
UE_A10は、PDUセッション確立拒絶メッセージを受信する。UE_A10は、PDUセッション確立拒絶メッセージの受信に基づいて、第12の処理を実施する(S1324)。また、UE_A10は、第12の処理を本手続きの完了に基づいて実施してもよい。
ここで、第12の処理は、UE_A10が、SMF_A230によって示された事柄を認識する処理であってよい。さらに、第12の処理は、UE_A10が、受信した識別情報をコンテキストとして記憶する処理であってもよいし、受信した識別情報を上位層、及び/又は下位層に転送する処理であってもよい。さらに、第12の処理は、UE_A10が、上位層、及び/又は下位層からの通知を受信する処理であってもよいし、受信した通知を認識する処理であってもよい。さらに、第12の処理は、UE_A10が、受信した通知に基づいて、本手続きが完了したことを認識する処理であってもよい。さらに、第12の処理は、UE_A10が、本手続きの要求が拒絶されたことを認識する処理であってもよいし、本手続きの要求が拒絶された理由を認識する処理であってもよい。尚、第12の処理はこれらの処理に限らなくてもよい。
さらに、UE_A10は、PDUセッション確立拒絶メッセージを受信することにより、あるいは、PDUセッション確立受諾メッセージを受信しないことにより、UE_A10の要求が拒絶されたことを認識してもよい。各装置は、PDUセッション確立拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。尚、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、PDUセッションを確立してもよいし、PDUセッションが確立された状態に遷移してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きが拒絶されたことを認識してもよいし、PDUセッションが確立されていない状態に遷移してもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。言い換えると、UE_A10は、本手続きの完了に基づいて、第11の処理を実施してもよいし、第12の処理を実施してもよい。
また、第3の条件判別は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて実行されてもよい。例えば、第3の条件判別は、UE_A10の要求をネットワークが許可する場合、真でよい。また、第3の条件判別は、UE_A10の要求をネットワークが許可しない場合、偽でよい。さらに、第3の条件判別は、UE_A10の接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UE_A10が要求する機能を、サポートしている場合は真でよく、サポートしていない場合は偽でよい。さらに、第3の条件判別は、ネットワークが、輻輳状態であると判断した場合は真であってよく、輻輳状態ではないと判断した場合は偽であってよい。尚、第3の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
また、第2の条件判別は、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが確立されているか否かに基づいて実行されてもよい。例えば、第2の条件判別は、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが、確立されている場合は真であってよく、確立されていない場合は偽であってよい。尚、第2の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
また、第11の条件判別は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて実行されてもよい。例えば、第11の条件判別は、DN_A5による認証、及び/又は承認を本手続き中で実施することをネットワークが許可する場合、真でよい。また、第11の条件判別は、DN_A5による認証、及び/又は承認を本手続き中で実施することをネットワークが許可しない場合、偽でよい。さらに、第11の条件判別は、UE_A10の接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、DN_A5による認証、及び/又は承認を本手続き中で実施することを、サポートしている場合は真でよく、サポートしていない場合は偽でよい。言い換えると、第11の条件判別は、SM PDU DN Request Container等の情報、及び/又は複数の情報を含むコンテイナーを、受信した場合は真であってよく、受信しなかった場合は偽であってよい。尚、第11の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
[1.4.3.2.PDUセッション確立手続き例の変形例]
前章で示したPDUセッション確立手続き例では、コアネットワーク_B190を介して、UE_A10とDN(DN_A5)との間でPDUセッションを確立する為に実施する手続きの例について説明したが、本実施形態におけるPDUセッション確立手続きは、コアネットワーク_A90を介して、UE_A10とDN(PDN_A6)との間でPDNコネクションを確立する為に実施する手続きであってもよい。この場合、本実施形態におけるPDUセッション確立手続きをPDN接続手続き(PDN Connectivity procedure)と称してもよい。さらに、PDUセッション確立手続き例で出てくるNR node_A122はeNB_A45であってよく、AMF_A240はMME_A40であってよい。さらに、PDUセッション確立手続き例で出てくるSMF_A230はSGW_A35、及び/又はPGW_A30であってもよく、UPF_235はSGW_A35、及び/又はPGW_A30であってもよく、DN_A5はPDN_A6であってもよい。
前章で示したPDUセッション確立手続き例では、コアネットワーク_B190を介して、UE_A10とDN(DN_A5)との間でPDUセッションを確立する為に実施する手続きの例について説明したが、本実施形態におけるPDUセッション確立手続きは、コアネットワーク_A90を介して、UE_A10とDN(PDN_A6)との間でPDNコネクションを確立する為に実施する手続きであってもよい。この場合、本実施形態におけるPDUセッション確立手続きをPDN接続手続き(PDN Connectivity procedure)と称してもよい。さらに、PDUセッション確立手続き例で出てくるNR node_A122はeNB_A45であってよく、AMF_A240はMME_A40であってよい。さらに、PDUセッション確立手続き例で出てくるSMF_A230はSGW_A35、及び/又はPGW_A30であってもよく、UPF_235はSGW_A35、及び/又はPGW_A30であってもよく、DN_A5はPDN_A6であってもよい。
さらに、UE_A10とNR node_A122との間で送受信されるRRCメッセージは、UE_A10とeNB_A45との間で送受信されるRRCメッセージであってもよい。さらに、AMF_A240を介して、UE_A10とSMF_A230との間で送受信される、PDUセッション確立要求メッセージは、UE_A10とMME_A40との間で送受信されるPDN接続要求(PDN Connectivity Request)メッセージ、及び/又はSGW_A35を介して、MME_A40とPGW_A30との間で送受信されるセッション生成要求メッセージ(Create Session Request)メッセージであってもよい。さらに、PDUセッション確立受諾メッセージは、UE_A10とMME_A40との間で送受信されるPDN接続受諾(PDN Connectivity Accept)メッセージ、及び/又はデフォルトEPSベアラコンテキストアクティブ化要求(Activate default EPS bearer context request)メッセージ、及び/又はSGW_A35を介して、MME_A40とPGW_A30との間で送受信されるセッション生成応答メッセージ(Create Session Response)メッセージであってもよい。さらに、PDUセッション確立完了メッセージは、UE_A10とMME_A40との間で送受信されるPDN接続完了(PDN Connectivity Accept)メッセージ、及び/又デフォルトEPSベアラコンテキストアクティブ化受諾(Activate default EPS bearer context accept)メッセージであってもよい。さらに、PDUセッション確立拒絶メッセージは、UE_A10とMME_A40との間で送受信されるPDN接続拒絶(PDN Connectivity Reject)メッセージであってもよい。
さらに、SMF_A230とUPF_235との間で送受信されるセッション確立要求メッセージは、SGW_A35を介して、MME_A40とPGW_A30との間で送受信されるセッション生成要求メッセージであってよく、セッション確立応答メッセージは、SGW_A35を介して、MME_A40とPGW_A30との間で送受信されるセッション生成応答メッセージであってよい。さらに、セッション変更要求メッセージ、及び/又はセッション変更応答メッセージは、MME_A40とPGW_A30との間で送受信されるメッセージであってよい。
さらに、AMF_A240が実施する処理は、MME_A40によって実施されてもよく、SMF_A230が実施する処理は、MME_A40、及び/又はPGW_A30によって実施されてもよい。例えば、AMF_A240によるSMF_A230の選択は、MME_A40によるSGW_A35、及び/又はPGW_A30の選択に置換えてもよい。
[1.4.4.IMS登録手続きの概要]
次に、IMS登録手続き(IMS Registration procedure)の概要について説明する。本手続きの開始は、UE_A10及び/又はコアネットワーク内の各装置が第1の状態であることに基づいてもよい。IMS登録手続きは、UE_A10が主導してIMSへ登録する為の手続きである。UE_A10がIMS登録されていない状態、すなわち、UE_A10のIPアドレスとネットワークから割り当てられるPublic User Identityがひもづけられていない状態であれば、任意のタイミングで本手続を開始してもよい。また、UE_A10と各装置は、IMS登録手続きの完了に基づき、登録状態、すなわちUE_A10のIPアドレスとネットワークから割り当てられるPublic User Identityがひもづけられた状態であると認識してもよく、さらに、第2の状態に遷移してもよい。
次に、IMS登録手続き(IMS Registration procedure)の概要について説明する。本手続きの開始は、UE_A10及び/又はコアネットワーク内の各装置が第1の状態であることに基づいてもよい。IMS登録手続きは、UE_A10が主導してIMSへ登録する為の手続きである。UE_A10がIMS登録されていない状態、すなわち、UE_A10のIPアドレスとネットワークから割り当てられるPublic User Identityがひもづけられていない状態であれば、任意のタイミングで本手続を開始してもよい。また、UE_A10と各装置は、IMS登録手続きの完了に基づき、登録状態、すなわちUE_A10のIPアドレスとネットワークから割り当てられるPublic User Identityがひもづけられた状態であると認識してもよく、さらに、第2の状態に遷移してもよい。
さらに、本手続きは、IMS登録手続き以降のIMS手続きにおけるSIP(Session Initiation Protocol)メッセージの経路を決定する。
[1.4.4.1.IMS登録手続き例]
図14を用いて、IMS登録手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きとはIMS登録手続きを指す。以下、本手続きの各ステップについて説明する。
図14を用いて、IMS登録手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きとはIMS登録手続きを指す。以下、本手続きの各ステップについて説明する。
まず、UE_A10は、コアネットワークを介して、P-CSCF_A300に、IMS登録要求の為のREGISTERメッセージを送信し(S1400)、IMS登録手続きを開始する。具体的には、UE_A10は、現在接続しているアクセスネットワーク、及びコアネットワークを介して、P-CSCF_A300にIMS登録要求の為のREGISTERメッセージを送信する。言い換えると、UE_A10は、確立しているPDUセッション、又はPDNコネクションを用いて、P-CSCF_A300にIMS登録要求の為のREGISTERメッセージを送信する。
ここで、UE_A10は、IMS登録要求の為のREGISTERメッセージに、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含めることで、UE_A10の要求を示してもよい。尚、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。
さらに、UE_A10は、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報をIMS登録要求の為のREGISTERメッセージに含めて送信することで、IPマルチメディアサブシステム(IMS; IP Multimedia Subsystem)に、現在接続しているアクセスネットワークの種類を示してもよいし、現在接続しているアクセスネットワークにおけるIMSコミュニケーションサービスのサポート状況の取得を要求してもよいし、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスの種類を示してもよい。さらに、UE_A10は、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報をIMS登録要求の為のREGISTERメッセージに含めて送信することで、使用を要求するIMSコミュニケーションサービスの種類を示してもよい。
さらに、UE_A10は、第21の識別情報、第22の識別情報を組合せて送信することにより、第21の識別情報、及び第22の識別情報によって示される事柄の少なくとも1つを示してもよいし、要求してもよい。尚、UE_A10が各識別情報を送信することで示す事柄はこれらに限らなくてもよい。
尚、UE_A10は、第21の識別情報、第22の識別情報のうち、どの識別情報をIMS登録要求の為のREGISTERメッセージに入れるかを、UE_A10の能力情報、及び/又はUEポリシー等のポリシー、及び/又はUE_A10のプリファレンス、及び/又はアプリケーション(上位層)、及び/又は登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きにおいて受信した識別情報に基づいて決定してもよい。尚、どの識別情報をPDUセッション確立要求メッセージに入れるかのUE_A10による決定はこれに限らない。
P-CSCF_A300は、IMS登録要求の為のREGISTERメッセージを受信し、UE_A10の在圏情報及び信号経路に関するオペレータポリシーに基づいて、I-CSCF、ATCF(Access Transfer Control Function)、又はIBCF(Interconnection Border Control Function)を介してS-CSCF_A320に、受信したIMS登録要求の為のREGISTERメッセージを転送する(S1402)。
次に、S-CSCF_A320は、IMS登録要求の為のREGISTERメッセージを受信し、IMS登録要求の為のREGISTERメッセージのContactヘッダに含まれるコンタクトアドレス、及び登録するpublic user identityを関連付けてIMS登録情報を作成し保持する。ここで、S-CSCF_A320は、IMS登録要求の為のREGISTERメッセージの受信に基づいて、HSSとの間で、制御メッセージを送受信してもよい。
次に、S-CSCF_A320は、IMS登録要求の為のREGISTERメッセージの受信、及び/又はHSS_A50との間の制御メッセージの送受信の完了に基づいて、SIP応答メッセージをP-CSCF_A300に送信する(S1404)。
P-CSCF_A300は、SIP応答メッセージを受信し、UE_A10に、受信したSIP応答メッセージを転送する(S1406)。具体的には、P-CSCF_A300は、UE_A10が現在接続しているアクセスネットワーク、及びコアネットワークを介してUE_A10にSIP応答メッセージを送信する。言い換えると、P-CSCF_A300は、UE_A10が確立しているPDUセッション、又はPDNコネクションを用いて、UE_A10にSIP応答メッセージを送信する。
ここで、SIP応答メッセージは、IMS登録要求の為のREGISTERメッセージに対する応答メッセージであればよく、IMS登録が成功したことを示す200 OKであってもよく、SIPエラーレスポンスを示す、3XXであってもよく、4XXであってもよく、5XXであってもよく、6XXであってもよい。さらに、SIP応答メッセージは、RFC3261に定められたSIPレスポンスであればよく、これらに限らない。
ここで、S-CSCF_A320、及び/又はP-CSCF_A300は、SIP応答メッセージに、第31の識別情報、及び/又は第32の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含めることで、UE_A10の要求が受諾されたことを示してもよい。尚、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。
さらに、S-CSCF_A320、及び/又はP-CSCF_A300は、第31の識別情報、及び/又は第32の識別情報をSIP応答メッセージに含めることで、UE_A10が要求したIMSコミュニケーションサービスが許容されている否かを示してもよいし、許容されているIMSコミュニケーションサービスを示してもよい。さらに、S-CSCF_A320、及び/又はP-CSCF_A300は、第31の識別情報、及び/又は第32の識別情報をSIP応答メッセージに含めることで、ネットワークのIMSコミュニケーションサービスのサポート状況を示してもよいし、ネットワークがサポートしているIMSコミュニケーションサービスのサービス名を示してもよい。
さらに、S-CSCF_A320、及び/又はP-CSCF_A300は、第31の識別情報、及び/又は第32の識別情報を登録受諾メッセージに含めて送信することで、IMSコミュニケーションサービスに対応づけられたネットワークを示してもよいし、EPS、5GSのうち1以上のネットワークシステムがIMSコミュニケーションサービスに対応づけられていることを示してもよい。
さらに、S-CSCF_A320、及び/又はP-CSCF_A300は、第31から32の識別情報のうち2以上の識別情報を組合せて送信することにより、第31から32の識別情報によって示される事柄の少なくとも1つを示してもよいし、要求してもよい。尚、S-CSCF_A320、及び/又はP-CSCF_A300が各識別情報を送信することで示す事柄はこれらに限らなくてもよい。
尚、S-CSCF_A320、及び/又はP-CSCF_A300は、第31から32の識別情報のうち、どの識別情報をSIP応答メッセージに入れるかを、受信した識別情報、及び/又は、ネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー等のポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はネットワーク主導の入手した情報に基づいて決定してもよい。
例えば、S-CSCF_A320、及び/又はP-CSCF_A300は、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報を受信する事で、接続しているアクセスネットワークの種類、ローカルポリシーのうちの1つ以上に基づいて、第31の識別情報、及び/又は第32の識別情報をUE_A10に通知してもよい。尚、どの識別情報をSIP応答メッセージに入れるかのS-CSCF_A320、及び/又はP-CSCF_A300による決定はこれに限らない。
UE_A10は、SIP応答メッセージを受信する。UE_A10は、SIP応答メッセージを受信することで、SIP応答メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識する。UE_A10は、SIP応答メッセージの受信に基づいて、さらに、第21の処理を実施する(S1408)。尚、UE_A10は、本手続きの完了に基づいて実施してもよい。
ここで、第21の処理は、UE_A10が、IMS_A7によって示された事柄を認識する処理であってよい。さらに、第21の処理は、UE_A10が、受信した識別情報をコンテキストとして記憶する処理であってもよいし、受信した識別情報を上位層、及び/又は下位層に転送する処理であってもよい。さらに、第21の処理は、UE_A10が、上位層、及び/又は下位層からの通知を受信する処理であってもよいし、受信した通知を認識する処理であってもよい。さらに、第21の処理は、UE_A10が、受信した通知に基づいて、本手続きが完了したことを認識する処理であってもよい。さらに、第21の処理は、UE_A10が、本手続きの要求が受諾されたことを認識する処理であってもよいし、本手続きの要求が受諾されなかったことを認識する処理であってもよい。
さらに、UE_A10が第31の識別情報を受信した場合、第21の処理は、UE_A10が、IMSコミュニケーションサービスを使用する際に接続可能であるネットワーク先を判断する処理であってもよい。
さらに、UE_A10が、第31又は32の識別情報受信前又は同時に、接続しているコアネットワークのAMF_A240から音声サービスをサポートしているか否かの通知(IMS voice over PS Session Supported Indication)を受けている場合、第21の処理は、第31又は32の識別情報のいずれか1つ以上で上書きし、記憶する処理であってもよい。
さらに、UE_A10が、第31又は第32の識別情報を受信した場合、第21の処理は、UE_A10が、受信した識別情報とローカルポリシーに基づいて、接続先ネットワークを変更するか否かを判断する処理であってもよい。
尚、ローカルポリシーは、UE_A10に予め設定された情報であってよく、ネットワーク及びUE_A10のIMSコミュニケーションサービスのサポート状況に基づいた、UE_A10の接続先ネットワークを定めた情報であってもよい。
具体的には、UE_A10は、各IMSコミュニケーションサービスと紐づけられた第31の識別情報を受信し、第31の識別情報が各IMSコミュニケーションサービス間で単一のネットワークを示し、さらに、UE_A10が接続しているネットワークが第31の識別情報が示すネットワークと異なる場合、接続先ネットワークを変更してもよいし、変更先のネットワークを選択、識別してもよい。
さらに、UE_A10は、各IMSコミュニケーションサービスと紐づけられた第31の識別情報を受信し、第31の識別情報が各IMSコミュニケーションサービス間で単一のネットワークを示し、さらに、UE_A10が接続しているネットワークが第31の識別情報が示すネットワークと同じ場合、接続先ネットワークを変更してもよいし、変更先のネットワークを選択、識別してもよい。
さらに、UE_A10は、各IMSコミュニケーションサービスと紐づけられた第31の識別情報を受信し、さらに、第31の識別情報が各IMSコミュニケーションサービス間で異なる複数ネットワークを示す場合、UE_A10が保持するローカルポリシーに基づき、接続先ネットワークを変更してもよいし、変更先のネットワークを選択、識別してもよい。
さらに、UE_A10は、第31の識別情報を受信し、さらに、UE_A10が現在接続しているネットワークと同じネットワークを示す場合、接続先ネットワークを変更しなくてもよい。
さらに、UE_A10は、第32の識別情報を受信した場合、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスの全てが、第32の識別情報が示すIMSコミュニケーションサービスに含まれる場合、接続先ネットワークを変更しなくてもよい。
さらに、UE_A10は、第32の識別情報を受信した場合、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスの一部のみが、第32の識別情報が示すIMSコミュニケーションサービスに含まれる場合、UE_A10が保持するローカルポリシーによる判断に基づいて、接続先ネットワークを、変更しなくてもよいし、変更してもよいし、変更先のネットワークを選択、識別してもよい。
さらに、UE_A10は、第32の識別情報を受信した場合、UE_A10がサポートしているIMSコミュニケーションサービスの全てが、第32の識別情報が示すIMSコミュニケーションサービスに含まれない場合、接続先ネットワークを変更してもよいし、変更先のネットワークを選択、識別してもよい。
尚、UE_A10が接続先ネットワークを変更するか否かを判断する条件は、これに限らなくてもよい。
さらに、第21の処理は、UE_A10が、接続先ネットワークを変更しないと判断した場合、現在接続しているネットワークを介したIMSコミュニケーションサービス接続手続きを開始する処理であってもよい。
さらに、第21の処理は、UE_A10が、接続先ネットワークを変更すると判断した場合、現在接続しているネットワークに対して接続機能を停止し、さらに、選択、識別されたネットワークに対して登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続き、及び/又はアタッチ手続き、及び/又はPDN接続手続きを開始する処理であってもよい。さらに、この場合、UE_A10は、さらに選択、識別されたネットワークに対する登録手続き、及び/又はPDUセッション確立手続きの完了後、このネットワークを介したIMS登録手続きを実行してもよいし、さらに、IMS登録手続きの完了後に、このネットワークを介したIMSコミュニケーションサービス接続手続きを開始してもよい。尚、選択、識別されたネットワークは、UE_A10が接続していたネットワークと異なるネットワークであってもよいし、同じネットワークであってもよい。さらに、UE_A10は、現在接続しているネットワークに対して、非登録手続き(De-registration procedure)の実施に基づいて、現在接続しているネットワークに対して接続機能を停止してもよい。尚、非登録手続きは、UE_A10がAMF_A240に非登録要求(De-registration Request)メッセージを送信するステップ、及び/又はUE_A10がAMF_A240から非登録受諾(De-registration Accept)メッセージを受信するステップを含む手続きであってよい。
さらに、第21の処理は、各装置が第2の状態へ遷移する処理であってもよい。尚、第21の処理はこれらの処理に限らなくてもよい。
各装置は、SIP応答メッセージの送受信、及び/又は第21の処理の完了に基づいて、本手続きを完了する。各装置は、本手続きの完了に基づいて、第2の状態へ遷移してもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。言い換えると、UE_A10は、本手続きの完了に基づいて、第21の処理を実施してもよい。
[1.4.5.IMSコミュニケーションサービス接続手続きの概要]
次に、IMSコミュニケーションサービス接続手続きの概要について説明する。本手続きの開始は、UE_A10及び/又はコアネットワーク内の各装置が第2の状態であることに基づいてもよい。IMSコミュニケーションサービス接続手続きは、UE_A10が主導してIMSコミュニケーションサービスを使用する為の手続きである。具体的には、UEが通常呼接続のための接続要求(INVITE)メッセージを送信する手続きであってもよい。UE_A10がIMS登録されている状態、すなわち、UE_A10のIPアドレスとネットワークから割り当てられるPublic User Identityがひもづけられている状態であれば、任意のタイミングで本手続を開始してもよい。また、UE_A10と各装置は、IMSコミュニケーションサービス接続手続きの完了に基づき、通常IMSコミュニケーションサービス用のSIPダイアログが形成された状態と認識してもよい。
次に、IMSコミュニケーションサービス接続手続きの概要について説明する。本手続きの開始は、UE_A10及び/又はコアネットワーク内の各装置が第2の状態であることに基づいてもよい。IMSコミュニケーションサービス接続手続きは、UE_A10が主導してIMSコミュニケーションサービスを使用する為の手続きである。具体的には、UEが通常呼接続のための接続要求(INVITE)メッセージを送信する手続きであってもよい。UE_A10がIMS登録されている状態、すなわち、UE_A10のIPアドレスとネットワークから割り当てられるPublic User Identityがひもづけられている状態であれば、任意のタイミングで本手続を開始してもよい。また、UE_A10と各装置は、IMSコミュニケーションサービス接続手続きの完了に基づき、通常IMSコミュニケーションサービス用のSIPダイアログが形成された状態と認識してもよい。
[1.4.5.1.IMSコミュニケーションサービス接続手続き例]
図15を用いて、IMS登録手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きとはIMS登録手続きを指す。以下、本手続きの各ステップについて説明する。
図15を用いて、IMS登録手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きとはIMS登録手続きを指す。以下、本手続きの各ステップについて説明する。
まず、UE_A10は、接続要求(INVITE)メッセージをP-CSCF_A300に送信することで(S1500)、本手続きを開始する。具体的には、UE_A10は、現在接続しているアクセスネットワーク、及びコアネットワークを介して、P-CSCF_A300に接続要求メッセージを送信する。言い換えると、UE_A10は、確立しているPDUセッション、又はPDNコネクションを用いて、P-CSCF_A300に接続要求メッセージを送信する。
次に、P-CSCF_A300は、接続要求メッセージを受信する。P-CSCF_A300は、接続要求メッセージの受信に基づいて、UE_A10に応答メッセージを送信する(S1502)。具体的には、P-CSCF_A300は、UE_A10が現在接続しているアクセスネットワーク、及びコアネットワークを介して、P-CSCF_A300に応答メッセージを送信する。言い換えると、P-CSCF_A300は、UE_A10が確立しているPDUセッション、又はPDNコネクションを用いて、UE_A10に応答メッセージを送信する。
次に、UE_A10は、応答メッセージを受信する。各装置は、応答メッセージの送受信に基づいて、本手続きを完了する。
[2.変形例]
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)等の揮発性メモリあるいはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)等の揮発性メモリあるいはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現する為のプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、たとえば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明の一以上の態様は当該技術による新たな集積回路を用いることも可能である。
尚、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の1例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器等の端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
1 移動通信システム
5 DN_A
6 PDN_A
7 IMS_A
10 UE_A
20 UTRAN_A
22 NB_A
24 RNC_A
25 GERAN_A
26 BSS_A
30 PGW_A
35 SGW_A
40 MME_A
45 eNB_A
50 HSS_A
70 WLAN ANa
75 WLAN ANb
80 E-UTRAN_A
90 コアネットワーク_A
120 NG-RAN_A
122 NR node_A
125 WLAN ANc
126 WAG_A
128 N3IWF_A
190 コアネットワーク_B
230 SMF_A
235 UPF_A
239 UPF_C
240 AMF_A
245 UDM_A
300 P-CSCF_A
320 S-CSCF_A
5 DN_A
6 PDN_A
7 IMS_A
10 UE_A
20 UTRAN_A
22 NB_A
24 RNC_A
25 GERAN_A
26 BSS_A
30 PGW_A
35 SGW_A
40 MME_A
45 eNB_A
50 HSS_A
70 WLAN ANa
75 WLAN ANb
80 E-UTRAN_A
90 コアネットワーク_A
120 NG-RAN_A
122 NR node_A
125 WLAN ANc
126 WAG_A
128 N3IWF_A
190 コアネットワーク_B
230 SMF_A
235 UPF_A
239 UPF_C
240 AMF_A
245 UDM_A
300 P-CSCF_A
320 S-CSCF_A
Claims (16)
- 端末装置であって、
前記端末装置は、送受信部を備え、
前記送受信部は、第1のコアネットワークに対する登録手続きにおいて、
AMFに対して、少なくとも第1の情報、第2の情報、第3の情報、第4の情報、第5の情報のいずれか1つ以上の情報を含む登録要求メッセージを送信し、
前記AMFから、少なくとも第6の情報、第7の情報、第8の情報のいずれか1つ以上の情報を受信し、
前記第1の情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスを起動する事を示す情報であり、
前記第2の情報は、ネットワークのIMSコミュニケーションサービスサポート状況を要求する情報であり、
前記第3の情報は、端末がサポートしているIMSコミュニケーションサービスを識別する情報であり、
前記第4の情報は、利用予定のIMSコミュニケーションサービスを識別する情報であり、
前記第5の情報は、IMSコミュニケーションサービスで利用するメディアタイプを識別する情報であり、
前記第6の情報は、許容されているIMSコミュニケーションサービスを示す許容情報であり、
前記第7の情報は、IMSコミュニケーションサービスに対応付けたネットワークを示す識別情報であり、
前記第8の情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスに関連してネットワークがサポートしているメディアタイプを示す情報である、
ことを特徴とする端末装置。 - 前記端末装置は、さらに、制御部を備え、
前記制御部は、前記登録手続きにおいて、
前記AMFから受信した情報又は前記端末装置に設定されているローカルポリシーに基づいて、
前記第1のコアネットワークを介してP-CSCFに対してIMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及びIMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するか、
第2のコアネットワークを介して前記P-CSCFに対して前記IMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及び前記IMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するかを判断する、
ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記送受信部は、前記登録手続きにおいて、前記AMFから受信した情報を上位部に通知する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の端末装置。 - 端末装置であって、
前記端末装置は、送受信部を備え、
前記送受信部は、第1のコアネットワークを経由するPDUセッション確立手続きにおいて、
AMFを介してSMFに対して、少なくとも第1の情報、第2の情報、第3の情報、第4の情報、第5の情報のいずれか1つ以上の情報を含むPDUセッション確立要求メッセージを送信し、
前記SMFから前記AMFを介して、少なくとも第6の情報、第7の情報、第8の情報のいずれか1つ以上の情報を受信し、
前記第1の情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスを起動する事を示す情報であり、
前記第2の情報は、ネットワークのIMSコミュニケーションサービスサポート状況を要求する情報であり、
前記第3の情報は、端末がサポートしているIMSコミュニケーションサービスを識別する情報であり、
前記第4の情報は、利用予定のIMSコミュニケーションサービスを識別する情報であり、
前記第5の情報は、IMSコミュニケーションサービスで利用するメディアタイプを識別する情報であり、
前記第6の情報は、許容されているIMSコミュニケーションサービスを示す許容情報であり、
前記第7の情報は、IMSコミュニケーションサービスに対応付けたネットワークを示す識別情報であり、
前記第8の情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスに関連してネットワークがサポートしているメディアタイプを示す情報である、
ことを特徴とする端末装置。 - 前記端末装置は、さらに、制御部を備え、
前記制御部は、前記PDUセッション確立手続きにおいて、
前記SMFから受信した情報又は前記端末装置に設定されているローカルポリシーに基づいて、
前記第1のコアネットワークを介してP-CSCFに対してIMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及びIMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するか、
第2のコアネットワークを介して前記P-CSCFに対して前記IMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及び前記IMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するかを判断する、
ことを特徴とする請求項4に記載の端末装置。 - 前記送受信部は、前記PDUセッション確立手続きにおいて、前記SMFから受信した情報を上位部に通知する、
ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の端末装置。 - 端末装置であって、
前記端末装置は、送受信部を備え、
前記送受信部は、第1のコアネットワークを介したIMS登録手続きにおいて、
P-CSCFに対して、少なくとも第1の情報、第2の情報のいずれか1つ以上の情報を含むIMS登録要求の為のREGISTERメッセージを送信し、
前記P-CSCFから、少なくとも第3の情報、第4の情報のいずれか1つ以上の情報を受信し、
前記第1の情報は、アクセスネットワークの種類を示す情報であり、
前記第2の情報は、接続しているアクセスネットワークで許容されているIMSコミュニケーションサービスサポート状況の通知を要求する識別情報であり、
前記第3の情報は、IMSコミュニケーションサービスとネットワークの種類を対応付けた識別情報であり、
前記第4の情報は、許容されているIMSコミュニケーションサービスを示す許容情報である、
ことを特徴とする端末装置。 - 前記端末装置は、さらに、制御部を備え、
前記制御部は、前記IMS登録手続きにおいて、
前記P-CSCFから受信した情報又は前記端末装置に設定されているローカルポリシーに基づいて、
前記第1のコアネットワークを介して前記P-CSCFに対してIMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するか、
第2のコアネットワークを介して前記P-CSCFに対して前記IMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及び前記IMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するかを判断する、
ことを特徴とする請求項7に記載の端末装置。 - 端末装置の通信制御方法であって、
前記端末装置の通信制御方法は、第1のコアネットワークに対する登録手続きにおいて、
AMFに対して、少なくとも第1の情報、第2の情報、第3の情報、第4の情報、第5の情報のいずれか1つ以上の情報を含む登録要求メッセージを送信するステップと、
前記AMFから、少なくとも第6の情報、第7の情報、第8の情報のいずれか1つ以上の情報を受信するステップとを有し、
前記第1の情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスを起動する事を示す情報であり、
前記第2の情報は、ネットワークのIMSコミュニケーションサービスサポート状況を要求する情報であり、
前記第3の情報は、端末がサポートしているIMSコミュニケーションサービスを識別する情報であり、
前記第4の情報は、利用予定のIMSコミュニケーションサービスを識別する情報であり、
前記第5の情報は、IMSコミュニケーションサービスで利用するメディアタイプを識別する情報であり、
前記第6の情報は、許容されているIMSコミュニケーションサービスを示す許容情報であり、
前記第7の情報は、IMSコミュニケーションサービスに対応付けたネットワークを示す識別情報であり、
前記第8の情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスに関連してネットワークがサポートしているメディアタイプを示す情報である、
ことを特徴とする端末装置の通信制御方法。 - 前記端末装置の通信制御方法は、前記登録手続きにおいて、
前記AMFから受信した情報又は前記端末装置に設定されているローカルポリシーに基づいて、
前記第1のコアネットワークを介してP-CSCFに対してIMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及びIMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するか、
第2のコアネットワークを介して前記P-CSCFに対して前記IMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及び前記IMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するかを判断するステップをさらに有する、
ことを特徴とする請求項9に記載の端末装置の通信制御方法。 - 前記端末装置の通信制御方法は、前記登録手続きにおいて、前記AMFから受信した情報を上位部に通知するステップをさらに有する、
ことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の端末装置の通信制御方法。 - 端末装置の通信制御方法であって、
前記端末装置の通信制御方法は、第1のコアネットワークを経由するPDUセッション確立手続きにおいて、
AMFを介してSMFに対して、少なくとも第1の情報、第2の情報、第3の情報、第4の情報、第5の情報のいずれか1つ以上の情報を含むPDUセッション確立要求メッセージを送信するステップと、
前記SMFから前記AMFを介して、少なくとも第6の情報、第7の情報、第8の情報のいずれか1つ以上の情報を受信ステップとを有し、
前記第1の情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスを起動する事を示す情報であり、
前記第2の情報は、ネットワークのIMSコミュニケーションサービスサポート状況を要求する情報であり、
前記第3の情報は、端末がサポートしているIMSコミュニケーションサービスを識別する情報であり、
前記第4の情報は、利用予定のIMSコミュニケーションサービスを識別する情報であり、
前記第5の情報は、IMSコミュニケーションサービスで利用するメディアタイプを識別する情報であり、
前記第6の情報は、許容されているIMSコミュニケーションサービスを示す許容情報であり、
前記第7の情報は、IMSコミュニケーションサービスに対応付けたネットワークを示す識別情報であり、
前記第8の情報は、IMSを使ったコミュニケーションサービスに関連してネットワークがサポートしているメディアタイプを示す情報である、
ことを特徴とする端末装置の通信制御方法。 - 前記端末装置の通信制御方法は、前記PDUセッション確立手続きにおいて、
前記SMFから受信した情報又は前記端末装置に設定されているローカルポリシーに基づいて、
前記第1のコアネットワークを介してP-CSCFに対してIMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及びIMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するか、
第2のコアネットワークを介して前記P-CSCFに対して前記IMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及び前記IMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するかを判断するステップをさらに有する、
ことを特徴とする請求項12に記載の端末装置の通信制御方法。 - 前記端末装置の通信制御方法は、前記PDUセッション確立手続きにおいて、前記SMFから受信した情報を上位部に通知するステップをさらに有する、
ことを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の端末装置の通信制御方法。 - 端末装置の通信制御方法であって、
前記端末装置の通信制御方法は、第1のコアネットワークを介したIMS登録手続きにおいて、
P-CSCFに対して、少なくとも第1の情報、第2の情報のいずれか1つ以上の情報を含むIMS登録要求の為のREGISTERメッセージを送信するステップと、
前記P-CSCFから、少なくとも第3の情報、第4の情報のいずれか1つ以上の情報を受信するステップとを有し、
前記第1の情報は、アクセスネットワークの種類を示す情報であり、
前記第2の情報は、接続しているアクセスネットワークで許容されているIMSコミュニケーションサービスサポート状況の通知を要求する識別情報であり、
前記第3の情報は、IMSコミュニケーションサービスとネットワークの種類を対応付けた識別情報であり、
前記第4の情報は、許容されているIMSコミュニケーションサービスを示す許容情報である、
ことを特徴とする端末装置の通信制御方法。 - 前記端末装置の通信制御方法は、前記IMS登録手続きにおいて、
前記P-CSCFから受信した情報又は前記端末装置に設定されているローカルポリシーに基づいて、
前記第1のコアネットワークを介して前記P-CSCFに対してIMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するか、
第2のコアネットワークを介して前記P-CSCFに対して前記IMS登録要求の為のREGISTERメッセージ及び前記IMSコミュニケーションサービス利用のための接続要求メッセージを送信するかを判断するステップをさらに有する、
ことを特徴とする請求項15に記載の端末装置の通信制御方法。
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---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017186512A JP2019062443A (ja) | 2017-09-27 | 2017-09-27 | 端末装置、及び通信制御方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113812176A (zh) * | 2019-05-17 | 2021-12-17 | 华为技术有限公司 | 一种选网系统及终端设备 |
CN113993169A (zh) * | 2020-02-17 | 2022-01-28 | Oppo广东移动通信有限公司 | 数据传输方式的更改方法、装置、设备及存储介质 |
-
2017
- 2017-09-27 JP JP2017186512A patent/JP2019062443A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113812176B (zh) * | 2019-05-17 | 2023-03-31 | 华为技术有限公司 | 一种选网系统及终端设备 |
CN113993169A (zh) * | 2020-02-17 | 2022-01-28 | Oppo广东移动通信有限公司 | 数据传输方式的更改方法、装置、设备及存储介质 |
EP3975615A4 (en) * | 2020-02-17 | 2022-09-07 | Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. | METHOD AND DEVICE FOR CHANGING THE DATA TRANSFER MODE, DEVICE AND STORAGE MEDIA |
CN113993169B (zh) * | 2020-02-17 | 2023-10-27 | Oppo广东移动通信有限公司 | 数据传输方式的更改方法、装置、设备及存储介质 |
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