JP2019061436A - デフォルト率分析装置、デフォルト率分析方法およびデフォルト率分析プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】貸倒引当金算出業務において、決算時に通常のデフォルト率と共に、住宅ローン債権、格付別・業種別のデフォルト率算出を可能とし、決算処理完了後の分析業務の効率化、営業戦略面、震災の地域別デフォルト率などの特殊事情の分析も行えるようにする。【解決手段】制御部102を備え、金融機関の貸倒引当金算出業務において貸倒実績率を算出しリスク管理の分析を行うデフォルト率分析装置100であって、制御部102は、償却を行う債務者データと債権データに対し属性に応じた区分情報の設定を行う区分情報設定部102aと、区分情報が設定された債務者データと債権データ、および毀損データ並びに区分別個別貸倒引当金データに基づいて、区分別貸倒実績明細データを作成する区分別貸倒実績計算処理部102bと、を備えたことを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、デフォルト率分析装置、デフォルト率分析方法およびデフォルト率分析プログラムに関する。
従来の銀行、証券会社、信託会社、保険会社、信用金庫、農業協同組合等の金融機関では、貸出金利や経営方針を作成するため、借り手企業の信用リスクの計量化を行っている。特許文献1では、デフォルト実績データや企業の財務データを必要とせずに、信用リスクモデルの性能の評価を一元的に行うことができ、複数種類の信用リスクモデルの全体において1つの信用リスクモデルの客観的な寛厳性の評価が可能な信用リスク計量化モデルの寛厳性評価方法などが開示されている。
しかしながら、このような特許文献1にあっては、貸倒引当金算出業務において、決算時に通常のデフォルト率だけでなく、住宅ローン債権、並びに、格付別・業種別のデフォルト率を算出することができないため、決算処理完了後の分析業務の効率化や営業戦略面、あるいは震災などにおける地域別のデフォルト率といった特殊事情による分析を行うことは不可能であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、貸倒引当金算出業務において、決算時に通常のデフォルト率だけでなく、住宅ローン債権、並びに、格付別・業種別のデフォルト率の算出を可能とし、決算処理完了後の分析業務の効率化、並びに営業戦略面や震災などにおける地域別のデフォルト率といった特殊事情による分析も行えるデフォルト率分析装置、デフォルト率分析方法およびデフォルト率分析プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るデフォルト率分析装置は、制御部を備え、金融機関の貸倒引当金算出業務において貸倒実績率を算出しリスク管理の分析を行うデフォルト率分析装置であって、前記制御部は、償却を行う債務者データと債権データに対し属性に応じた区分情報の設定を行う区分情報設定手段と、前記区分情報が設定された前記債務者データと前記債権データ、および毀損データ並びに区分別個別貸倒引当金データに基づいて、区分別貸倒実績明細データを作成する区分別貸倒実績計算処理手段と、を備えたこと、を特徴とする。
また、本発明に係るデフォルト率分析装置は、前記区分別貸倒実績計算処理手段は、更に、区分別貸倒実績合計データと区分別貸倒実績率データとを作成すること、を特徴とする。
また、本発明に係るデフォルト率分析装置は、前記区分情報には、業種、商品、格付、地域コードの少なくとも一つを含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係るデフォルト率分析装置は、前記区分別貸倒実績計算処理手段で作成された前記区分別貸倒実績明細データと、前記区分別貸倒実績合計データと、前記区分別貸倒実績率データとに基づいて区分別の貸倒実績データを出力する区分別貸倒実績データ出力手段を更に備え、出力されたデータに基づいてリスク管理の分析を行うこと、を特徴とする。
また、本発明に係るデフォルト率分析方法は、制御部を備え、金融機関の貸倒引当金算出業務において貸倒実績率を算出しリスク管理の分析を行うデフォルト率分析装置で実行されるデフォルト率分析方法であって、前記制御部で実行される、償却を行う債務者データと債権データに対し属性に応じた区分情報の設定を行う区分情報設定ステップと、前記区分情報が設定された前記債務者データと前記債権データ、および毀損データ並びに区分別個別貸倒引当金データに基づいて、区分別貸倒実績明細データを作成する区分別貸倒実績計算処理ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係るデフォルト率分析プログラムは、制御部を備え、金融機関の貸倒引当金算出業務において貸倒実績率を算出しリスク管理の分析を行うデフォルト率分析装置で実行させるためのデフォルト率分析プログラムであって、前記制御部で実行させるための、償却を行う債務者データと債権データに対し属性に応じた区分情報の設定を行う区分情報設定ステップと、前記区分情報が設定された前記債務者データと前記債権データ、および毀損データ並びに区分別個別貸倒引当金データに基づいて、区分別貸倒実績明細データを作成する区分別貸倒実績計算処理ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、貸倒引当金算出業務において、決算時に通常のデフォルト率だけでなく、住宅ローン債権、並びに、格付別・業種別のデフォルト率を算出可能とし、決算処理完了後の分析業務の効率化や営業戦略面、あるいは震災などにおける地域別のデフォルト率といった特殊事情による分析も行えるという効果を奏する。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
近年は、地方銀行等を中心として金融庁より見直し対象となった住宅ローンの収益性やリスク管理体制等の流れもあって、商品や業種での分析が必要になってきたという経緯がある。金融庁より依頼があった場合、従来は手作業にて過去の顧客、債権明細情報を再確認し、依頼内容に従ってデフォルト傾向やデフォルト率を再分析し、再計算する必要があった。しかしながら、分析方法については、金融庁より指示されていないため、依頼があった際に、依頼内容に従って必要な属性情報を過去の取引に基づいて再分析する必要があった。
近年は、地方銀行等を中心として金融庁より見直し対象となった住宅ローンの収益性やリスク管理体制等の流れもあって、商品や業種での分析が必要になってきたという経緯がある。金融庁より依頼があった場合、従来は手作業にて過去の顧客、債権明細情報を再確認し、依頼内容に従ってデフォルト傾向やデフォルト率を再分析し、再計算する必要があった。しかしながら、分析方法については、金融庁より指示されていないため、依頼があった際に、依頼内容に従って必要な属性情報を過去の取引に基づいて再分析する必要があった。
そこで、本実施形態では、貸倒引当金算出業務において、事前に顧客、債権明細に区分情報(業種、商品、格付、地域コードなど)を設定することにより、随時必要なタイミングで区分毎のデフォルト傾向の分析、貸倒引当金の推移を捉えることが可能となる。特に、事前に区分情報を顧客や債権明細に保持させることにより、デフォルトや引当金推移等の過去日から現在までの連続性が必要となる計算や、算出結果の検証が容易にできるという効果を奏する。
[2.構成]
本実施形態に係るデフォルト率分析装置の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るデフォルト率分析装置の構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態に係るデフォルト率分析装置の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るデフォルト率分析装置の構成の一例を示すブロック図である。
デフォルト率分析装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、デフォルト率分析装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
デフォルト率分析装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。デフォルト率分析装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、デフォルト率分析装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、デフォルト率分析装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。ここで、記憶部106は、償却債務者データ106a、債権データ106b、毀損データ106c、区分別個別貸倒引当金データ106d、区分別貸倒実績明細データ106e、区分別貸倒実績合計データ106f、区分別貸倒実績率データ106g等を備えている。
償却債務者データ106aは、償却を行う債務者に関するデータを記憶している。この償却債務者データには、後述する制御部102の区分情報設定部102aによって、基準日の断面で分析に要する必要な区分情報が埋め込まれる。例えば、後述する図6〜図8に示す計算用明細の債務者情報には、区分情報である業種分類、格付区分、あるいは、地域コードとしての都道府県CD(コード)などが埋め込まれている。
債権データ106bは、償却を行う債権に関するデータを記憶している。この債権データには、後述する制御部102の区分情報設定部102aによって、基準日の断面で分析に要する必要な区分情報が埋め込まれる。例えば、後述する図6〜図8に示す計算用明細の債権データとしての債権情報には、区分情報である商品区分などが埋め込まれている。
毀損データ106cは、算定期間内の償却やバルク等の毀損データを記憶している。
区分別個別貸倒引当金データ106dは、区分情報毎の個別貸倒引当金データを記憶している。
区分別貸倒実績明細データ106eは、上記した償却債務者データ106a、債権データ106b、毀損データ106c、および、区分別個別貸倒引当金データ106dに基づいて、後述する区分別貸倒実績計算処理部102bによって算出された区分情報毎の貸倒実績計算用の明細データを記憶している。
区分別貸倒実績合計データ106fは、上記した償却債務者データ106a、債権データ106b、毀損データ106c、および、区分別個別貸倒引当金データ106dに基づいて、後述する区分別貸倒実績計算処理部102bによって算出された区分情報毎の貸倒実績合計データを記憶している。
区分別貸倒実績率データ106gは、上記した償却債務者データ106a、債権データ106b、毀損データ106c、および、区分別個別貸倒引当金データ106dに基づいて、後述する区分別貸倒実績計算処理部102bによって算出された区分情報毎の貸倒実績率(デフォルト率)データを記憶している。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
制御部102は、デフォルト率分析装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。ここで、制御部102は、機能概念的に、区分情報設定手段としての区分情報設定部102a、区分別貸倒実績計算処理手段としての区分別貸倒実績計算処理部102b、区分別貸倒実績データ出力手段としての区分別貸倒実績データ出力部102c等を備えている。
区分情報設定部102aは、上記した償却債務者データ106aと債権データ106bに対し属性に応じた区分情報を事前に埋め込んで設定することにより、各種区分別の計算を可能にするものである。区分情報の一例としては、後述する図3に示すように、業種分類、格付、商品、あるいは、都道府県といった地域コードなどがあるが、必ずしもこれに限定されない。
区分別貸倒実績計算処理部102bは、上記した償却債務者データ106a、債権データ106b、毀損データ106c、および、区分別個別貸倒引当金データ106dに基づいて計算処理を行うことにより、区分別貸倒実績明細データ106e、区分別貸倒実績合計データ106f、区分別貸倒実績率データ106gなどを算出する。ここで、計算処理に用いられる償却債務者データや債権データには、上記した区分情報設定部102aにより属性に応じた区分情報が事前に埋め込まれているため、各種区分別の計算処理が可能となる。このように、区分情報が付与された計算用明細データ(償却債務者データ、債権データ)と計算根拠明細(毀損データ、区分別個別貸倒引当金データ)とを断面的に保持することにより、リアルタイムに分析業務が可能となる。区分別貸倒実績計算処理部102bは、計算用明細データを用いて区分別に貸倒実績率(デフォルト率)計算の元となる区分別貸倒実績明細データ106eを作成する。つまり、決算時に通常のデフォルト率に加えて、住宅ローン債権、並びに、格付別、業種別のデフォルト率が算出可能となる。
区分別貸倒実績データ出力部102cは、区分別貸倒実績計算処理部102bで算出された算出結果をプリントアウトや画面表示により出力する。例えば、後述する図2、図10、図11に示すように、区分別貸倒実績明細表/データ400aや区分別貸倒実績合計表/データ400bとして出力することにより、決算処理完了後の分析業務を効率良く行うことができる。また、営業戦略上、あるいは、震災等において地域別にデフォルト率分析をしたいという特殊事情による要請に対しても対応可能となる。
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、図2〜図11を参照して、本実施形態に係るデフォルト率分析装置100の処理の一例について説明する。図2は、区分別貸倒実績計算処理と区分別貸倒実績データ出力の処理の流れの一例を示す図である。図3は、図2における出力区分として債務者データを業種分類、格付あるいは都道府県別に分けた場合の一例を示す図である。図4は、本実施形態に係るデフォルト率分析装置の処理の流れを示すフローチャートである。図5は、算出ロジックの一例を示す図である。図6は、破掟懸念先の計算例における第1算定明細の一例を示す図である。図7は、破掟懸念先の計算例における第2算定明細の一例を示す図である。図8は、破掟懸念先の計算例における第3算定明細の一例を示す図である。図9は、デフォルト率の計算にあたって格付別に破掟懸念先を算出した一例を示す図である。図10は、業種別の場合の区分別貸倒実績明細の第1〜第3算定までの計算用明細の一例を示す図である。図11は、住宅ローンの場合の区分別貸倒実績明細の第1〜第3算定までの計算用明細の一例を示す図である。
本実施形態の具体例について、図2〜図11を参照して、本実施形態に係るデフォルト率分析装置100の処理の一例について説明する。図2は、区分別貸倒実績計算処理と区分別貸倒実績データ出力の処理の流れの一例を示す図である。図3は、図2における出力区分として債務者データを業種分類、格付あるいは都道府県別に分けた場合の一例を示す図である。図4は、本実施形態に係るデフォルト率分析装置の処理の流れを示すフローチャートである。図5は、算出ロジックの一例を示す図である。図6は、破掟懸念先の計算例における第1算定明細の一例を示す図である。図7は、破掟懸念先の計算例における第2算定明細の一例を示す図である。図8は、破掟懸念先の計算例における第3算定明細の一例を示す図である。図9は、デフォルト率の計算にあたって格付別に破掟懸念先を算出した一例を示す図である。図10は、業種別の場合の区分別貸倒実績明細の第1〜第3算定までの計算用明細の一例を示す図である。図11は、住宅ローンの場合の区分別貸倒実績明細の第1〜第3算定までの計算用明細の一例を示す図である。
本実施形態に係るデフォルト率分析装置100は、図4に示すように、区分情報設定部102aにより償却債務者データ106aと債権データ106bに対して属性に応じた区分情報を事前に埋め込む区分情報設定処理(ステップSA−1)が行われる。
続いて、区分別貸倒実績計算処理部102bは、区分情報が埋め込まれた償却債務者データ106aと債権データ106b、および毀損データ106c、並びに、区分別個別貸倒引当金データ106dに基づいて区分別貸倒実績計算処理(ステップSA−2)を行うことで、区分別貸倒実績明細データ106e、区分別貸倒実績合計データ106f、区分別貸倒実績率データ106gを算出する。
そして、区分別貸倒実績データ出力部102cは、区分別貸倒実績計算処理部102bによって算出された区分別貸倒実績明細データ106e、区分別貸倒実績合計データ106f、区分別貸倒実績率データ106gを明細表形式や合計表形式として、区分別貸倒実績データ出力(ステップSA−3)する。
ここでは、償却債務者データ106aと債権データ106bに埋め込む区分情報として、図3に示すように、出力区分に(1:業種分類)、(2:格付)、(3:都道府県)が設定され、(4:予備)および(5:予備)は区分情報を追加する場合の予備枠としている。
業種分類の具体例としては、図3に示すように、(01:製造業)、(02:農業)、(03:林業)、(04:漁業)、(05:鉱業・採石・砂利採取業)、(06:建設業)、(07:その他)、(08:運輸・情報通信業)、(09:卸・小売業)、(10:金融・保険業)、(11:不動産)、(12:各種サービス)、(13:地方公共団体)、(14:個人)、(15:その他)、(16:卸・小売業)、(17:運輸・情報通信業)、(99:その他)が設定されている。
格付の具体例としては、図3に示すように、(00:A)、(10:A)、(11:A1)、(12:A2)、(13:A3)、(14:A4)、(15:A5)、(20:B)、(21:B1)、(22:B2)、(23:B3)、(30:C)、(31:C1)、(32:C2)、(40:D)、(50:E)が設定されている。
地域コードとしての47都道府県の具体例としては、図3に示すように、(01:北海道)、(02:青森県)、・・・・・・・、(46:鹿児島県)、(47:沖縄県)が設定されている。
(算出ロジック)
算出ロジックの一例として、図5に示すように、基準日引数には、(1)算定基準日、(2)査定基準日がある。固定引数には、(1)債務者区分、(2)算定年数(3年or1年)、(3)サイクル数(3サイクル)、(4)算定期間、(5)データ区分(1、2、3)、(6)区分別実績率計算用区分コードがある。データ区分は、償却債務者データが格納される償却債務者テーブル内の区分別実績率計算用区分1〜5に対応している。区分コードは、償却債務者内の業種分類や格付がセットされる。
算出ロジックの一例として、図5に示すように、基準日引数には、(1)算定基準日、(2)査定基準日がある。固定引数には、(1)債務者区分、(2)算定年数(3年or1年)、(3)サイクル数(3サイクル)、(4)算定期間、(5)データ区分(1、2、3)、(6)区分別実績率計算用区分コードがある。データ区分は、償却債務者データが格納される償却債務者テーブル内の区分別実績率計算用区分1〜5に対応している。区分コードは、償却債務者内の業種分類や格付がセットされる。
(債務者情報と債権情報)
区分別貸倒実績計算処理部102bは、図6〜図8に示すように、区分情報(業種分類、格付区分、都道府県CD)が設定された償却債務者データ106aの債務者情報と、債権データ106bの債権情報とを用いて、区分別貸倒実績明細データ106eを算出するための第1算定〜第3算定までを行う。
区分別貸倒実績計算処理部102bは、図6〜図8に示すように、区分情報(業種分類、格付区分、都道府県CD)が設定された償却債務者データ106aの債務者情報と、債権データ106bの債権情報とを用いて、区分別貸倒実績明細データ106eを算出するための第1算定〜第3算定までを行う。
(区分別貸倒実績明細データの集計:業種別の場合)
区分別貸倒実績計算処理部102bは、図10に示すように、上記した第1算定〜第3算定までの計算用明細を集計することにより、業種別の区分別貸倒実績明細を算出することができる。これにより、業種毎の算定実績率(デフォルト率)、貸倒実績率、引当金等の算出が可能となる。本実施形態では、図2に示す区分別貸倒実績明細データ106e、区分別貸倒実績合計データ106f、区分別貸倒実績率データ106gに、断面毎の計算明細とその結果を記憶するようにしたため、必要なタイミングで分析業務を行うことが可能となる。
区分別貸倒実績計算処理部102bは、図10に示すように、上記した第1算定〜第3算定までの計算用明細を集計することにより、業種別の区分別貸倒実績明細を算出することができる。これにより、業種毎の算定実績率(デフォルト率)、貸倒実績率、引当金等の算出が可能となる。本実施形態では、図2に示す区分別貸倒実績明細データ106e、区分別貸倒実績合計データ106f、区分別貸倒実績率データ106gに、断面毎の計算明細とその結果を記憶するようにしたため、必要なタイミングで分析業務を行うことが可能となる。
(区分別貸倒実績明細データの集計:住宅ローンの場合)
また、区分別貸倒実績計算処理部102bは、図11に示すように、上記した第1算定〜第3算定までの計算用明細を集計することにより、住宅ローンの区分別貸倒実績明細を算出することができる。これにより、住宅ローン貸付のデフォルト率、引当金の算出が可能となる。また、この場合も上記と同様に、区分別貸倒実績明細データ106e、区分別貸倒実績合計データ106f、区分別貸倒実績率データ106gに、断面毎の計算明細とその結果を記憶するようにしたため、必要なタイミングで分析業務を行うことが可能となる。
また、区分別貸倒実績計算処理部102bは、図11に示すように、上記した第1算定〜第3算定までの計算用明細を集計することにより、住宅ローンの区分別貸倒実績明細を算出することができる。これにより、住宅ローン貸付のデフォルト率、引当金の算出が可能となる。また、この場合も上記と同様に、区分別貸倒実績明細データ106e、区分別貸倒実績合計データ106f、区分別貸倒実績率データ106gに、断面毎の計算明細とその結果を記憶するようにしたため、必要なタイミングで分析業務を行うことが可能となる。
(区分別貸倒実績率の算出)
更に、区分別貸倒実績計算処理部102bは、図9に示すように、債務者区分が破綻懸念先であり、計算時に使用する「償却債務者」と「償却債権」の情報に事前に設定した区分情報を判断する。図9は、区分情報として格付区分の格付Aと格付Bの貸倒実績率(デフォルト率)を算出した場合であり、下記デフォルト率の計算式を用いて全体債権(住宅ローンを区別せずに決算に使う銀行全体の債権)と住宅ローン債権(住宅ローンの貸出債権)のそれぞれでデフォルト率の計算が行われる。
更に、区分別貸倒実績計算処理部102bは、図9に示すように、債務者区分が破綻懸念先であり、計算時に使用する「償却債務者」と「償却債権」の情報に事前に設定した区分情報を判断する。図9は、区分情報として格付区分の格付Aと格付Bの貸倒実績率(デフォルト率)を算出した場合であり、下記デフォルト率の計算式を用いて全体債権(住宅ローンを区別せずに決算に使う銀行全体の債権)と住宅ローン債権(住宅ローンの貸出債権)のそれぞれでデフォルト率の計算が行われる。
デフォルト率の計算式は、以下に示すように債務者区分としての“正常先”、“要注意先”、“要管理先”、“破綻懸念先”によって異なる。式自体は、“正常先”と“要注意先”とは同じで、“要管理先”と“破綻懸念先”とは同じになる。
(“正常先”の計算式)
{1年目償却額/期首残(1算定目)+2年目償却額/期首残(2算定目)+3年目償却額+個別貸倒引当金}/期首残(3算定目)/3=正常先の貸倒実績率(%)
{1年目償却額/期首残(1算定目)+2年目償却額/期首残(2算定目)+3年目償却額+個別貸倒引当金}/期首残(3算定目)/3=正常先の貸倒実績率(%)
(“要注意先” の計算式)
{1年目償却額/期首残(1算定目)+2年目償却額/期首残(2算定目)+3年目償却額+個別貸倒引当金}/期首残(3算定目)/3=要注意先の貸倒実績率(%)
{1年目償却額/期首残(1算定目)+2年目償却額/期首残(2算定目)+3年目償却額+個別貸倒引当金}/期首残(3算定目)/3=要注意先の貸倒実績率(%)
(“要管理先”の計算式)
{1年目償却額(1算定目)+2年目償却額(1算定目)+3年目償却額(1算定目)+個別貸倒引当金}/期首残(1算定目)=算定期間別貸倒実績率(1算定目)
{1年目償却額(2算定目)+2年目償却額(2算定目)+3年目償却額(2算定目)+個別貸倒引当金}/期首残(2算定目)=算定期間別貸倒実績率(2算定目)
{1年目償却額(3算定目)+2年目償却額(3算定目)+3年目償却額(3算定目)+個別貸倒引当金}/期首残(3算定目)=算定期間別貸倒実績率(3算定目)
{算定期間別貸倒実績率(1算定目)+算定期間別貸倒実績率(2算定目)+算定期間別貸倒実績率(3算定目)}/3=要管理先の貸倒実績率(%)
{1年目償却額(1算定目)+2年目償却額(1算定目)+3年目償却額(1算定目)+個別貸倒引当金}/期首残(1算定目)=算定期間別貸倒実績率(1算定目)
{1年目償却額(2算定目)+2年目償却額(2算定目)+3年目償却額(2算定目)+個別貸倒引当金}/期首残(2算定目)=算定期間別貸倒実績率(2算定目)
{1年目償却額(3算定目)+2年目償却額(3算定目)+3年目償却額(3算定目)+個別貸倒引当金}/期首残(3算定目)=算定期間別貸倒実績率(3算定目)
{算定期間別貸倒実績率(1算定目)+算定期間別貸倒実績率(2算定目)+算定期間別貸倒実績率(3算定目)}/3=要管理先の貸倒実績率(%)
(“破綻懸念先”の計算式)
{1年目償却額(1算定目)+2年目償却額(1算定目)+3年目償却額(1算定目)+個別貸倒引当金}/期首残(1算定目)=算定期間別貸倒実績率(1算定目)
{1年目償却額(2算定目)+2年目償却額(2算定目)+3年目償却額(2算定目)+個別貸倒引当金}/期首残(2算定目)=算定期間別貸倒実績率(2算定目)
{1年目償却額(3算定目)+2年目償却額(3算定目)+3年目償却額(3算定目)+個別貸倒引当金}/期首残(3算定目)=算定期間別貸倒実績率(3算定目)
{算定期間別貸倒実績率(1算定目)+算定期間別貸倒実績率(2算定目)+算定期間別貸倒実績率(3算定目)}/3=破綻懸念先の貸倒実績率(%)
なお、破綻懸念先の場合の期首残は、III分類額を採用する。
{1年目償却額(1算定目)+2年目償却額(1算定目)+3年目償却額(1算定目)+個別貸倒引当金}/期首残(1算定目)=算定期間別貸倒実績率(1算定目)
{1年目償却額(2算定目)+2年目償却額(2算定目)+3年目償却額(2算定目)+個別貸倒引当金}/期首残(2算定目)=算定期間別貸倒実績率(2算定目)
{1年目償却額(3算定目)+2年目償却額(3算定目)+3年目償却額(3算定目)+個別貸倒引当金}/期首残(3算定目)=算定期間別貸倒実績率(3算定目)
{算定期間別貸倒実績率(1算定目)+算定期間別貸倒実績率(2算定目)+算定期間別貸倒実績率(3算定目)}/3=破綻懸念先の貸倒実績率(%)
なお、破綻懸念先の場合の期首残は、III分類額を採用する。
このようにして、区分別貸倒実績率データ106gを算出することができる。
以上のように、区分別貸倒実績計算処理部102bによって算出された各種データは、区分別貸倒実績明細データ106e、区分別貸倒実績合計データ106f、区分別貸倒実績率データ106gに格納される。そして、これらの格納データは、区分別貸倒実績データ出力部102cにより区分別貸倒実績明細表/データ(CSV形式)400aや区分別貸倒実績合計表/データ(CSV形式)400bとして画面出力や帳票出力を行うことができる。これにより、オペレータは、決算処理完了後の分析業務の効率化を図り、営業戦略面においても活用できると共に、例えば震災などで地域別にデフォルト率を分析するといった特殊事情に対しても活用可能となる。
以上述べたように、本実施形態に係るデフォルト率分析装置100は、貸倒引当金算出業務において、事前に償却債務者や償却債権に対し業種、商品、格付、地域コードといった区分情報を設定することにより、随時必要なタイミングで区分毎のデフォルト傾向の分析を行ったり、貸倒引当金の推移を捉えたりすることが可能となる。特に、デフォルトや引当金推移等の過去日から現在までの連続性が必要となる計算を行い、その算出結果の検証を容易に行うことが可能となる。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、デフォルト率分析装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、デフォルト率分析装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じてデフォルト率分析装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部102を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、デフォルト率分析装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、デフォルト率分析装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、デフォルト率分析装置100は、当該情報処理装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能付加に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、銀行や信用金庫業界、あるいは、ノンバンク業種といった金融業における収益性やリスク管理に寄与する可能性のある業種や業界において有用である。
100 デフォルト率分析装置
102 制御部
102a 区分情報設定部
102b 区分別貸倒実績計算処理部
102c 区分別貸倒実績データ出力部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 償却債務者データ
106b 債権データ
106c 毀損データ
106d 区分別個別貸倒引当金データ
106e 区分別貸倒実績明細データ
106f 区分別貸倒実績合計データ
106g 区分別貸倒実績率データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置(キーボード)
114 出力装置(モニタ)
200 サーバ
300 ネットワーク
102 制御部
102a 区分情報設定部
102b 区分別貸倒実績計算処理部
102c 区分別貸倒実績データ出力部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 償却債務者データ
106b 債権データ
106c 毀損データ
106d 区分別個別貸倒引当金データ
106e 区分別貸倒実績明細データ
106f 区分別貸倒実績合計データ
106g 区分別貸倒実績率データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置(キーボード)
114 出力装置(モニタ)
200 サーバ
300 ネットワーク
Claims (6)
- 制御部を備え、金融機関の貸倒引当金算出業務において貸倒実績率を算出しリスク管理の分析を行うデフォルト率分析装置であって、
前記制御部は、
償却を行う債務者データと債権データに対し属性に応じた区分情報の設定を行う区分情報設定手段と、
前記区分情報が設定された前記債務者データと前記債権データ、および毀損データ並びに区分別個別貸倒引当金データに基づいて、区分別貸倒実績明細データを作成する区分別貸倒実績計算処理手段と、
を備えたこと、
を特徴とするデフォルト率分析装置。 - 前記区分別貸倒実績計算処理手段は、
更に、区分別貸倒実績合計データと区分別貸倒実績率データとを作成すること、
を特徴とする請求項1に記載のデフォルト率分析装置。 - 前記区分情報には、業種、商品、格付、地域コードの少なくとも一つを含むこと、
を特徴とする請求項1または2に記載のデフォルト率分析装置。 - 前記区分別貸倒実績計算処理手段で作成された前記区分別貸倒実績明細データと、前記区分別貸倒実績合計データと、前記区分別貸倒実績率データとに基づいて区分別の貸倒実績データを出力する区分別貸倒実績データ出力手段を更に備え、
出力されたデータに基づいてリスク管理の分析を行うこと、
を特徴とする請求項2に記載のデフォルト率分析装置。 - 制御部を備え、金融機関の貸倒引当金算出業務において貸倒実績率を算出しリスク管理の分析を行うデフォルト率分析装置で実行されるデフォルト率分析方法であって、
前記制御部で実行される、
償却を行う債務者データと債権データに対し属性に応じた区分情報の設定を行う区分情報設定ステップと、
前記区分情報が設定された前記債務者データと前記債権データ、および毀損データ並びに区分別個別貸倒引当金データに基づいて、区分別貸倒実績明細データを作成する区分別貸倒実績計算処理ステップと、
を含むこと、
を特徴とするデフォルト率分析方法。 - 制御部を備え、金融機関の貸倒引当金算出業務において貸倒実績率を算出しリスク管理の分析を行うデフォルト率分析装置で実行させるためのデフォルト率分析プログラムであって、
前記制御部で実行させるための、
償却を行う債務者データと債権データに対し属性に応じた区分情報の設定を行う区分情報設定ステップと、
前記区分情報が設定された前記債務者データと前記債権データ、および毀損データ並びに区分別個別貸倒引当金データに基づいて、区分別貸倒実績明細データを作成する区分別貸倒実績計算処理ステップと、
を含むこと、
を特徴とするデフォルト率分析プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017184899A JP2019061436A (ja) | 2017-09-26 | 2017-09-26 | デフォルト率分析装置、デフォルト率分析方法およびデフォルト率分析プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017184899A JP2019061436A (ja) | 2017-09-26 | 2017-09-26 | デフォルト率分析装置、デフォルト率分析方法およびデフォルト率分析プログラム |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
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JP7186273B1 (ja) | 2021-10-19 | 2022-12-08 | 株式会社マネーフォワード | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003316950A (ja) * | 2002-04-23 | 2003-11-07 | Financial Technology Research Institute Inc | 信用評価システム及び信用評価方法 |
JP2014026322A (ja) * | 2012-07-24 | 2014-02-06 | Resona Holdings Inc | 審査モデル作成装置、コンピュータプログラム、及び審査モデル作成方法 |
JP2014052922A (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-20 | Hachijuni Bank Ltd | 銀行業務処理システム、方法及びプログラム |
-
2017
- 2017-09-26 JP JP2017184899A patent/JP2019061436A/ja active Pending
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