JP2019058284A - 処置方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレコンディショニングを実施する患者の負担を軽減し、利便性を向上させた処置方法を提供する。【解決手段】本発明に係る処置方法は、まず、生体管腔Bl(冠動脈)の状態を観察する造影検査を実施する。造影検査の際に、生体管腔に短時間で溶解する塞栓物質Mを導入して一時的に塞栓部位Rを形成する工程により、生体管腔を一時的に虚血状態とし、検出部の波形において虚血状態の確認を行う。これにより、被検体(患者)は、虚血耐性を獲得又は向上させることができる。【選択図】図10

Description

本発明は、生体管腔を一時的に虚血状態にするプレコンディショニングを行うための処置方法に関する。
病院等の医療機関に入院した患者に手術が必要になった場合、外科的な手術や、カテーテルを用いた手術等が行われる。手術の際には患者が一時的に虚血状態となり、患者によっては重篤な状態となり得る。現在の医療現場ではいまだ実用化には至っていないが、外科的な手技やカテーテルを用いた手技の前には、虚血状態に対する耐性が比較的少ない患者等のために、患者に予め虚血耐性を向上させる処置が行われることが好ましい。このような処置は、プレコンディショニングと呼ばれる。プレコンディショニングは、患者の血管等に対して意図的に短時間の虚血状態を経験させ、これにより虚血耐性を向上させるというものである。
プレコンディショニングに関する技術としては、例えば逆感熱性ポリマーを使用する方法が知られている(特許文献1参照)。この方法では、生体管腔に逆感熱性ポリマーを導入し、一時的に虚血状態を形成する。
米国特許明細書第7700086号
プレコンディショニングについては、マウスやラットでの実験例は見られるものの、現段階において人体における臨床での検証が少なく、人体における臨床への応用が望まれている。人体における臨床への応用における課題として、プレコンディショニングを実施する患者の負担の軽減及び利便性の向上が求められる。
そこで本発明は、プレコンディショニングを実施する患者の負担を軽減し、利便性を向上させた処置方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る処置方法は、生体管腔の状態を観察する造影検査を実施し、前記造影検査の際に、前記生体管腔に一時的に塞栓部位を形成することにより、前記生体管腔を一時的に虚血状態にする。
本発明に係る処置方法では、生体管腔の状態を観察する造影検査の際に、生体管腔に一時的に塞栓部位を形成することによって生体管腔を一時的に虚血状態にする。そのため、医師等の術者は、造影検査により患者が重篤な病気(例えば、心筋梗塞)に罹患していると判断した場合、その治療のための手技の実施に先立って患者の生体管腔に一時的に塞栓部位を形成することにより、生体管腔の虚血耐性を向上できる。また、患者が重篤な病気に罹患していないと判断された場合でも、造影検査の際に生体管腔に一時的に塞栓部位を形成することで上記と同様に生体管腔の虚血耐性を向上させることができる。そのため、患者等の被験者は、プレコンディショニングを実施するために医療施設等を訪れ、その処置を実施する必要がなくなる。よって、本発明に係る処置方法は、プレコンディショニングを実施する患者等の被験者の負担軽減を図ることができるとともに、プレコンディショニングの利便性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る医療システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す医療システムを構成する第1導入部(インジェクタ)を示す図である。 図1に示す医療システムを構成する第2導入部(造影カテーテル)を示す図である。 バルーンカテーテルのバルーンにステントを取り付けた状態を示す図である。 図4に示すバルーンカテーテルにおけるバルーン(拡張部)の拡大図である。 本発明の実施形態に係る処置方法を示すフローチャートである。 生体に穿刺部位を形成し、カテーテル等を導入する際を説明する図である。 生体内に導入したカテーテルを冠動脈へ進める様子を示す図である。 本発明の実施形態に係る処置方法を示す図であって、第2導入部の開口部から生体管腔に塞栓物質を吐出する様子を示す図である。 本発明の実施形態に係る処置方法を示す図であって、第2導入部により生体管腔に塞栓部位を形成した状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る処置方法を示す図であって、生体管腔に一時的に形成された塞栓部位が溶解した状態を示す図である。 バルーンカテーテルを用いて狭窄部を拡張する様子を示す図であり、バルーンの拡張前の状態を示す図である。 バルーンカテーテルを用いて狭窄部を拡張する様子を示す図であり、バルーンの拡張後の状態を示す図である。 第2導入部の開口部を冠動脈付近の下行大動脈に配置した状態を示す図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1〜3は本発明の実施形態に係る処置方法に用いれられる医療システム1を示す図である。
本実施形態に係る医療システム1について、図1を参照して概説すれば、被検体(被験者)dの造影検査に用いられる検査部100と、被検体dの血流状態を確認するために用いられる検出部200と、を備える。以下、詳述する。
(検査部)
検査部100は、図1に示すように、被検体dに関する情報を入力する入力部10と、被検体dの撮影画像の生成に際し、被検体dの計測を行う計測部20と、計測部20を制御する計測制御部30と、撮像画像の生成に必要な情報を記憶する記憶部40と、撮像画像の生成に必要な演算を実施する演算部50と、撮像画像の生成に必要な造影剤を被検体dに導入可能な第1導入部60と、塞栓部位を形成する塞栓物質を被検体dに導入可能な第2導入部70と、検査部100を制御するシステム制御部80と、演算部50によって生成された撮像画像及び造影画像を表示するCT表示部90と、を有する。
(入力部)
入力部10は、造影検査を行う患者のカルテ等のデータを入力する。入力部10には、例えば、被検体dの性別、年齢、服用中の薬、既往歴等のデータが入力される。
(計測部)
計測部20は、図1に示すように、被検体dに対してレーザーを照射するレーザーユニット21と、被検体dの外観を計測する外観計測部22と、被検体dにX線を照射するX線源23と、X線源23によって被検体dから透過したX線を計測するX線計測部24と、を有する。
レーザーユニット21は、公知の発振器やミラー等で構成している。外観計測部22は、レーザーユニット21から出射されたレーザーの反射光を受光するセンサ等を有する。X線源23は、被検体dに対してX線をコーンビーム等の形状に形成して照射する。X線計測部24は、被検体dを透過したX線を計測する。
(計測制御部)
計測制御部30は、図1に示すように、外観計測部22を制御する外観計測制御部31と、X線計測部24を制御するX線計測制御部32と、を有する。
外観計測制御部31は、外観計測部22に対してレーザー出力制御、位置制御、被検体dの位置制御、タイミング制御等を行う。X線計測制御部32は、X線の出力制御、X線のビームを出力するための各種位置制御、タイミング制御等を行う。
(記憶部)
記憶部40は、入力部10に入力されたデータ、計測部20によって計測されたデータ、及び演算部50によって生成された撮像画像データ等を記憶する。
(演算部)
演算部50は、外観計測部22によって計測されたデータから外観撮像画像を生成し、X線計測部24によって計測されたデータからX線CT撮像画像を生成する。
(第1導入部)
第1導入部60は、生体管腔への造影剤の導入に用いられる。第1導入部60は、図2に示すように、造影剤等を充填可能な注入部61と、注入部61による注入操作に用いられる操作部66と、を有する。
注入部61は、図2に示すように、造影剤等の注入に用いられる複数のシリンジ62と、複数のシリンジ62を相互に接続する接続チューブ65と、を有する。シリンジ62は、造影剤等を収容する収容空間を備えたシリンダ63と、シリンダ63内の収容空間内に収容された造影剤等を外部に吐出させるピストン64と、を有する。
シリンダ63は、図2に示すように、中空の円筒形状を有している。シリンダ63の円筒形状における軸方向の端部にはフランジ63aを設けている。ピストン64は、シリンダ63の収容空間を移動可能に構成している。シリンジ62は、図2に示すように、本実施形態において2個設けている。ただし、造影剤や後述する塞栓物質を収容できれば、個数は2個に限定されない。
接続チューブ65は、図2に示すように、シリンジ62に接続される分岐チューブ65a、65bと、分岐チューブ65a、65bから連続し、分岐チューブ65a、65bのチューブが一本に統合するように形成された合流チューブ65cと、を有する。
分岐チューブ65a、65bは、第1導入部60が備えるシリンジ62の数に応じて設けられる。合流チューブ64cは、内腔が分岐チューブ65a、65bの内腔と連通し、シリンジ62から吐出された造影剤及び塞栓物質等を流通可能に構成している。
操作部66は、図2に示すように、シリンジ62を設置可能な設置部(凹部67a)や各種操作を行うための操作ボタンが配置された配置部67bを設けた筐体67と、シリンジ62を筐体67に対して取り付けるシリンジアダプタ68と、シリンダ63の収容空間に収容された造影剤等を外部に吐出させる駆動力を付与する駆動機構69と、を有する。
凹部67aは、シリンジ62の外形形状と略一致するように形成している。凹部67aは、図2に示すように、筐体67の長手方向に沿って延在するように形成している。配置部67bは、使用時における凹部67aの後端側に隣接して設けている。
シリンジアダプタ68は、凹部67aに対してシリンジ62の位置を固定する。シリンジアダプタ68は、筐体67の凹部67aに設置されており、凹部67aにシリンジ62が配置された状態において、シリンジ62のフランジ63aと係合するように構成している。ただし、シリンジアダプタ68の具体的な構造等は、シリンジ62を筐体67に対して位置固定的に設置可能であれば特に限定されない。例えば、筐体67の凹部67aにシリンジアダプタ68と同様の機能を持つ溝形状を設けてもよい。
駆動機構69は、駆動モータ(図示省略。)と、モータの回転運動を直線運動に変換するギヤ対(図示省略)等によって構成している。駆動機構69は、凹部67aにシリンジ62が設置された状態においてピストン64に駆動力を付与できるように構成している。これにより、ピストン64がシリンダ63の収容空間内にて移動し、シリンダ63の収容空間内に収容された造影剤が機械駆動により接続チューブ65を介して送出される。なお、第1導入部60は、造影剤だけでなく、後述するように塞栓物質の導入にも用いることができる。
(第2導入部)
第2導入部70は、塞栓部位を形成する塞栓物質を生体管腔に導入する際に用いられる。第2導入部70は、図3に示すように可撓性を有する本体部71と、本体部71の基端部に装着されたハブ72と、を有する。
本体部71は、長尺状の管状部材によって構成している。本体部71は、略直線状に形成される。本体部71は、図3に示すように、先端側において外力を付与しない状態(自然状態)において基端側の略直線形状から屈曲して形成された変形部73を備える。
本体部71は、図3に示すように、基端側から先端側にかけて造影剤等を流通させるルーメン71aを備えている。本体部71の先端部に相当する変形部73の先端には先端開口部74が設けられる。先端開口部74には、X線不透過性のマーカが設けられる。また、変形部73の外側面には、複数の側孔75を形成している。側孔75は、基端側から先端側にかけて形成されたルーメン71aと連通している。また、本体部71の変形部73の先端には、ソフトチップ76が設けられている。本明細書において先端開口部74及び側孔75は開口部に相当する。
ハブ72は、造影剤や薬液等の液体を注入するために用いられる。
本体部71の構成材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのポリオレフィン、ポリアミド系樹脂(例えばナイロン11、ナイロン12、ナイロン6)、ポリエステル系ポリアミド系樹脂(例えば、DIC社製の商品名:グリラックス)、ポリエーテル系ポリアミド樹脂(例えば、アトケム社製の商品名:ペバックス)、ポリウレタン、ABS樹脂、AS樹脂、フッ素系樹脂(PFA、PTFE、ETFE等)、ポリイミド、形状記憶樹脂、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリウレタン系等の熱可塑性エラストマー、またはこれらを含むポリマーブレンド、ポリマーアロイ等のような各種合成樹脂が挙げられる。
なお、第2導入部70の生体への挿入は、X線透視下でその位置を確認しつつ行う。そのため、本体部71を構成する材料中には、例えば硫酸バリウム、酸化ビスマス、タングステンのようなX線不透過材料を配合しておくことが好ましい。
造影剤の種類は特に限定されないが、硫酸バリウム等のX線不透過性を有する材料を挙げることができる。また、カテーテルの材料は特に限定されないが、例えばポリエチレン等を挙げることができる。
なお、本体部71の外径(直径)は、特に限定されないが、通常、2.7mm以下程度が好ましく、2.0mm以下程度がより好ましい。
また、本体部71の内径(直径)xは、特に限定されないが、通常、0.9〜1.8mm程度が好ましく、1.0〜1.5mm程度がより好ましい。
(塞栓物質)
後述する本実施形態に係る処置方法では、生体管腔に虚血部位を形成するために、第1導入部60又は第2導入部70を用いて塞栓物質を生体管腔に導入する。生体管腔に導入された塞栓物質は、生体管腔内に一時的に留まることにより、生体管腔に一時的に塞栓部位を形成する。
塞栓物質としては、例えば、本実施形態において、ポロキサマー又はポロキサミンを含み、体温によって液体又は軟質ゲルから硬質ゲルに転移する逆感熱ポリマーや、微小デンプン及びマイトマイシンCを含む塞栓材等を挙げることができる。微小デンプンとマイトマイシンCは、粒状に構成することができ、後述するように、生理食塩水と混合することによって生体内に導入することができる。微小デンプンとマイトマイシンCの大きさ(粒径)は特に限定されないが、例えば、100〜300μmとすることができる。
(システム制御部、CT表示部)
システム制御部80は、検査部100におけるシステム全体の動作を制御する。CT表示部90は、入力部10や演算部50によって生成されたCT画像等を表示するモニタ等によって構成している。
(検出部)
検出部200は、塞栓物質の導入によって生体管腔が虚血状態となったかを確認するために用いられる。検出部200は、本実施形態において公知の心電図等によって構成している。検出部200は、図1に示すように、電極部210と、データ生成部220と、心電図表示部230と、を含む。
電極部210は、被検体dの体表等に貼付される電極を含み、心臓の電気的な信号を検出する。データ生成部220は、電極部210によって検出された電気的信号に基づいて心電図データを生成する。心電図表示部230は、公知のモニタ等によって構成され、データ生成部220によって生成された心電図の波形等を表示する。
(処置方法)
次に、図4〜図13を参照して本実施形態に係る医療システム1を用いた処置方法及び処置方法の後に行われる治療方法について説明する。図6〜11は、本実施形態に係る医療システム1を用いた処置方法の説明に供する図である。図4、図5、図12、図13は、処置方法の後に行われる治療方法の説明に供する図である。本実施形態では、処置方法における造影検査として冠動脈における造影検査(CAG:Coronary Angiography)を実施する場合について説明する。
図6を参照して本実施形態に係る処置方法について概説すれば、カルテ等から被検体dに関する情報を取得する工程(ST1)と、検査部100を用いて被検体dのCT撮像画像を生成し、CT撮像画像を用いて造影検査を実施する工程(ST2)と、被検体dの入力データと造影検査の結果から被検体dのいずれかの生体管腔Blに塞栓部位Rを形成する工程(ST3〜ST6)と、を含む。以下、詳述する。
まず、被検体dのカルテ等のデータを入力部10に取得させる(ST1)。入力部10による被検体dのデータは、紙媒体に記録されたデータを医療従事者が手入力によってコンピュータ等から入力することで取得させてもよいし、電子カルテのデータをネットワークを介して取得させてもよい。
次に、術者により、被検体dのCT撮像画像を取得するために被検体dの生体内に造影剤を導入する。
造影剤の導入においては、まず、生体管腔Blの上腕静脈に穿刺針(図示省略)等を用いて穿刺を行い、第1導入部60の穿刺部位を形成する。
次に、上記にて形成した穿刺部位に第1導入部60を穿刺する。次に、操作部66に設けられたボタンを押下する。これにより、駆動機構69が作動して機械駆動によりピストン64が移動し、シリンジ62を構成するシリンダ63の収容空間から造影剤が吐出され、生体管腔Blに導入される。
次に、計測部20等を作動させて、冠動脈内の生体画像を生成する。具体的には、レーザーユニット21及び外観計測部22によってCT撮像画像を生成する被検体dの高さ位置(被検体dにおける撮像画像の平面と直交する方向(図1の矢印a参照)の位置)を決定する。次に、X線源23及びX線計測部24を用いて、X線の照射、画像処理等を行い、CT撮像画像を生成する。生成された撮像画像はCT表示部90に表示する(ST2)。
次に、術者は、被検体dの入力データとCT撮像画像を参照しながら、塞栓物質Mの導入部位を決定する(ST3)。
被検体dの入力データとCT撮像画像から、被検体dの冠動脈に狭窄部等の病変部が発見され、狭窄部等に対して治療が必要であり、かつ、治療部位である冠動脈に塞栓物質Mを導入しても問題ないと判断できた場合(図6のST3:判断結果A)、塞栓物質Mを治療部位の冠動脈に導入する(ST4)。導入部位の決定はシステム制御部80によって判断される。
具体的には、生体管腔Blの上腕又は撓骨動脈に穿刺針(図示省略)等を用いて穿刺を行い、図7に示すように第2導入部70の穿刺部位Pを形成する。
次に、図7に示すように、穿刺部位PからイントロデューサTを挿入して、ガイドワイヤGの導入口を確保する。次に、イントロデューサTの内腔にガイドワイヤGを導入し、目的部位である冠動脈まで導入する。ガイドワイヤGの先端にはマーカが付されており、X線造影下においてガイドワイヤGの位置を確認することができる。
ガイドワイヤGが目的部位まで到達したら、ガイドワイヤGに沿わせて第2導入部70である造影カテーテルを穿刺部位Pから生体管腔Blに導入する。
CT撮像画像を確認しながら、第2導入部70の先端開口部74を図8に示す上行大動脈Eよりも先端に位置する冠動脈まで移動させる。そして、塞栓物質Mを生理食塩水等と混合させ、第2導入部70の基端側から先端側に流通させて、図9に示すように先端開口部74から吐出させる。
これにより、塞栓物質Mが導入された生体管腔Bl(冠動脈)には、図10に示すように一時的に塞栓部位Rが形成される。塞栓部位Rが形成されることによって、生体管腔Blは一時的に虚血状態となる。虚血状態の確認は、検出部200(心電図)の波形においてST上昇を認めることによって行うことができる。
塞栓物質Mは、図11に示すように、10〜15分(最大でも30分程度)で溶解することが好ましい。これにより、被検体d(患者)は、塞栓物質Mの導入によって虚血耐性を獲得又は向上させることができる。
(治療方法)
次に、治療方法について説明する。生体管腔Blにおける塞栓物質の溶解後、所定時間が経過した際(例えば48時間以内)に治療部位(病変部)に治療を実施する。病変部が例えば、図12に示すような生体管腔Blに形成された狭窄部Nの場合、図4、5に示す公知のバルーンカテーテル300(長尺状の医療器具に相当)を用いて狭窄部Nの拡張を行う。
(バルーンカテーテル)
バルーンカテーテル300は、図4に示すように、長尺状の管状部材であるシャフト部310と、シャフト部310の先端に設けられたバルーン320(拡張部に相当)と、シャフト部310の基端部に設けられたハブ330と、を有する。
シャフト部310は、中空の管状部材で形成される。シャフト部310は、図5に示すように、ガイドワイヤGを挿通させるガイドワイヤルーメンを備えた内管311と、バルーン320の内腔321と連通し、バルーン320を拡張させる流体を流通可能な拡張ルーメンを備えた外管312と、を有する。
シャフト部310の長手方向における中間部には、図4に示すように、シャフト部310に挿入するための導入孔313が設けられる。バルーン320の内腔321には、図5に示すように、造影マーカー322、323を設けている。ハブ330の基端部には基端開口部331を設けており、基端開口部331からバルーン320を拡張させる拡張流体を供給可能に構成している。
治療方法の説明に戻る。
バルーンカテーテル300は、第1導入部60を導入した部位と近傍の部位に穿刺部位を形成する。そして、穿刺部位から処置方法の際と同様に、イントロデューサTを挿入してガイドワイヤGをイントロデューサTの内腔に挿入する。そして、バルーンカテーテル300をイントロデューサTの内腔から生体管腔Blに導入し、ガイドワイヤGに沿わせて治療部位まで進めていく。
図12に示すように、バルーンカテーテル300のバルーン320が目的部位に到達したら、インデフレーター(図示省略)により、バルーン320を拡張させる。これにより、図13に示すように、バルーン320の拡張に合わせてステントSが拡張し、生体管腔Blの狭窄部Nを拡張させる。狭窄部Nが十分に拡張したら、バルーン320を収縮させ、ステントSを留置した状態でバルーンカテーテル300を生体管腔Blから抜去し、ガイドワイヤGを抜去する。
処置方法の説明に戻る。
図6に示すステップST4と異なり、冠動脈の狭窄部に治療が必要であるものの、狭窄部の虚血の程度が重大であり、治療部位である狭窄部への塞栓物質の導入は困難と判断した場合(図6のST3:判断結果B)、塞栓物質Mを治療部位以外の冠動脈に導入する(ST5)。具体的には、CT画像を観察しながら、第2導入部70の先端開口部74の位置を治療部位から先端側又は基端側に移動させる。そして、上記と同様に第2導入部70の先端開口部74及び側孔75から塞栓物質Mを吐出させる。その後、所定時間経過後に上述した狭窄部拡張等の病変部に対する治療を実施する(図12、13参照)。
図6に示すステップST4、ST5と異なり、病変部に対する治療が不要と判断した場合(図6のST3:判断結果C)、全身の抹消部位に対して塞栓物質Mの導入のみを実施する(ST6)。
具体的には、上述した上腕又は撓骨動脈に穿刺針(図示省略)等を用いて穿刺を行い、穿刺部位を形成する。次に、シリンダ63に塞栓物質Mを充填した状態において、造影剤導入時と同様に、穿刺部位に第1導入部60を穿刺する。次に、操作部66に設けられたボタンを押下して駆動機構69を作動させる。これにより、シリンダ63に充填された塞栓物質Mが接続チューブ65を介して生体管腔Blに導入される。
第1導入部60は、モータ等によって駆動力を付与していることから、第2導入部70に比べて、吐出部位からより離れた生体の抹消部位まで塞栓物質Mを導入することができる。塞栓物質Mの吐出量は、操作部66に設けられたボタン操作によって適宜調整できる。
塞栓物質Mの導入が終了したら、第1導入部60を生体管腔Blから抜去する。
以上、説明したように本実施形態に係る処置方法では、生体管腔Blの状態を観察する造影検査を実施し、造影検査の際に、生体管腔Blに一時的に塞栓部位Rを形成することで生体管腔Blを一時的に虚血状態にするように構成している。
これにより、被検体dは重篤な病気にかかっていると判断された場合でも造影検査の際に生体管腔Blに塞栓部位Rを形成することで虚血耐性を向上させることができる。また、重篤な病気にかかっていない場合でも、事後的に現れる重篤な症状に対する予防処置(一時的な塞栓部位Rの形成)を検査の際に実施することができる。このように、検査の際に塞栓部位Rを生体管腔Blに形成することによって、別途虚血耐性を向上させるためだけに医療施設等を訪れる手間を不要にできる。よって、塞栓部位Rの形成(プレコンディショニング)が必要な患者の負担を軽減し、利便性を向上させることができる。
また、塞栓部位Rの形成は、時間の経過とともに溶解する塞栓物質Mを生体管腔Blに導入した状態において行われる。そのため、塞栓部位Rの形成を手技にて行う場合と比べて患者への負担を軽減することができる。
また、塞栓物質Mの導入は、造影検査の後に実施することができる。これにより、造影検査の結果から被検体dの虚血状態を把握したうえでより適切な部位に対して塞栓物質Mを導入することができる。
また、塞栓物質Mの導入は、体表に形成された穿刺部位Pを介して生体管腔Blに挿入された長尺状の管状部材である第2導入部70の先端開口部74及び側孔75を冠動脈等の目的部位まで送達した状態において行うことができる。そのため、第2導入部70の管状部材を目的部位近傍に配置した状態で目的部位に塞栓物質Mを吐出でき、被検体dに対する虚血状態を精度よくコントロールできる。
また、塞栓物質Mの導入は、第1導入部60の駆動機構69のようにモータ等の機械駆動によって送出された塞栓物質Mを体表に形成された穿刺部位を介して生体管腔Blに流入させて目的部位まで送達することによっても実施できる。これにより、カテーテルのような医療器具から手動で塞栓物質Mを導入する場合に比べて、医療器具の先端部からより離間した抹消側へ塞栓物質Mを導入することができる。これにより、抹消部位を迅速に虚血状態とすることができる。
また、生体管腔Blに配置した塞栓物質Mが溶解した後であって、かつ、塞栓物質Mを配置した部位と同じ又は異なる部位に狭窄部Nが形成された状態において、拡張可能なバルーン320を備える長尺状のバルーンカテーテル300を生体管腔Blに導入し、バルーン320を用いて狭窄部Nを拡張する手技を実施することができる。バルーンカテーテル300による手技の前には生体管腔Blのいずれかの部位に塞栓物質Mを導入しているため、被検体dの虚血耐性を向上させた状態において狭窄部Nに対して必要な治療を実施することができる。
なお、本発明は上述した実施形態にのみ限定されず、特許請求の範囲において種々の変更が可能である。上記では、第2導入部70である管状部材の先端開口部74及び側孔75を冠動脈の近傍に導入する実施形態について説明した。しかし、これに限定されず、上記以外にも図14に示すような下行大動脈Dにおいて第2導入部70の先端開口部74及び側孔75が下肢側を向くように配置してもよい。これにより、塞栓物質Mを吐出した際には、塞栓物質Mが下行大動脈等よりも下肢側の器官に対して吐出され、脳血管に塞栓物質Mが吐出されることを防止できる。
また、上記では図6に示すように、被検体dに対する造影検査をCAGのように被検体dの冠動脈に対して実施する実施形態について説明したが、これに限定されない。上記以外にも検査部100によって被検体dの全身に対してCT撮像画像を生成するように構成してもよい。
また、上記では塞栓物質Mの導入を造影検査の後に実施すると説明したが、これに限定されない。被検体d(患者)における治療が必要な部位が予見される場合、塞栓物質Mの導入は、治療予定部位以外であれば、造影検査の前か造影検査と同時に実施してもよい。
また、上記では、検出部200を心電図によって構成し、被検体dの生体管腔Blにおける虚血状態を心電図波形によって確認する実施形態について説明した。しかし、これに限定されず、虚血状態は、冠血流予備量比(FFR:Fractional Flow Ratio)によって判定してもよい。
冠血流予備量比は、冠動脈拡張剤を点滴投与しながら、プレッシャーワイヤという先端に圧力センサーの設けられた長尺状の管状部材を冠動脈内に挿入し、各部の圧力を計測する。圧力測定では、冠動脈内の狭窄部より近位側の圧力(Pa)と遠位側の圧力(Pd)の圧力を測定し、Pd/PaによってFFRを算出する。FFRの場合、0.75より低い値が持続すると、塞栓物質Mによって生体管腔に虚血部位が形成されたと判断することができる。
また、上記では生体管腔Blに塞栓物質Mを導入することによって塞栓部位Rを形成する実施形態について説明したが、これに限定されない。上記以外にも造影検査の際に冠動脈等の生体管腔Blにバルーンカテーテル300を導入し、バルーン320を拡張させることによって塞栓部位Rを形成し、生体管腔Blを一時的に虚血状態としてもよい。
また、上記処置方法において塞栓物質Mの導入部位はシステム制御部80が判断すると説明したが、これに限定されない。上記以外にも医師等の術者が導入部位を判断してもよい。
1 医療システム、
60 第1導入部(インジェクタ)、
70 第2導入部(造影カテーテル)、
74 先端開口部(開口部)、
75 側孔(開口部)、
100 検査部、
300 バルーンカテーテル(長尺状の医療器具)、
320 バルーン(拡張部)、
Bl 生体管腔、
d 被検体、
D 下行大動脈、
M 塞栓物質
N 狭窄部、
P 穿刺部位、
R 塞栓部位。

Claims (7)

  1. 生体管腔の状態を観察する造影検査を実施し、
    前記造影検査の際に、前記生体管腔に一時的に塞栓部位を形成することにより、前記生体管腔を一時的に虚血状態にする、処置方法。
  2. 前記塞栓部位の形成は、時間の経過とともに溶解する塞栓物質を前記生体管腔に導入することによって行う、請求項1に記載の処置方法。
  3. 前記塞栓物質の導入は、前記造影検査の後に実施する、請求項2に記載の処置方法。
  4. 前記塞栓物質の導入は、体表に形成された穿刺部位を介して前記生体管腔に挿入された長尺状の管状部材の開口部を所定の部位まで送達した状態で行われる、請求項2又は3に記載の処置方法。
  5. 前記所定の部位は、下行大動脈である、請求項4に記載の処置方法。
  6. 前記塞栓物質の導入は、機械駆動によって送出された前記塞栓物質を体表に形成された穿刺部位を介して前記生体管腔に流入させて目的部位まで送達することによって行う、請求項2又は3に記載の処置方法。
  7. 前記塞栓物質が溶解した後であって、かつ、前記塞栓物質を導入した部位と同じ又は異なる部位に狭窄部が形成された状態において、拡張可能な拡張部を備える長尺状の医療器具を前記生体管腔に導入し、
    前記拡張部を用いて前記狭窄部を拡張する、請求項2〜6のいずれか1項に記載の処置方法。
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