JP2019044459A - Water discharge device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、整流及びミストの何れか一方又は両方を吐水可能とする吐水装置に関する。 The present invention relates to a water discharger capable of discharging either or both of rectification and mist.
ミストを吐水して浴室内を予熱する水栓(吐水装置)が知られている。例えば、特許文献1には、給湯用吐出管から送水された湯水の一部をストレーナで整流として吐水し、前記湯水の残部をミストとして散水口から浴室内に吐水する水栓が知られている。
A faucet (water discharge device) is known which discharges mist and preheats the inside of a bathroom. For example,
しかしながら、特許文献1に記載されている水栓では、ミスト吐水を操作するミスト操作部がミストを吐水する回転部材の側面に設けられている。そのため、ミストの吐水開始又はミスト吐水停止のためにミスト操作部を操作する際に、整流よりも飛散度の高いミストが吐水されると、使用者の手や衣服にミストがかかる虞があった。
However, in the faucet described in
そこで、本発明は、操作時に使用者の手や衣服にミストがかかることを抑制する吐水装置を提供する。 Therefore, the present invention provides a water discharger that suppresses misting on the user's hands and clothes during operation.
本発明の吐水装置は、吐水管と、前記吐水管に接続され、前記湯水をミストとして吐水するミスト吐水口を有する吐水部と、前記吐水部に設けられ、前記ミストの吐水状態を操作するためのミスト操作部と、を備え、前記ミスト操作部は、前記吐水部において前記ミスト吐水口とは反対側に設けられていることを特徴とする。 The water discharger of the present invention includes a water discharge pipe, a water discharge part having a mist water discharge port connected to the water discharge pipe and discharging water as the mist, and provided in the water discharge part to operate the water discharge state of the mist. The mist control unit is characterized in that the mist control unit is provided on the side opposite to the mist discharge port in the water discharge unit.
本発明の吐水装置によれば、ミスト操作部はミスト吐水口とは反対側に設けられ、ミスト操作部がミストの吐水口から離れているので、使用者がミスト操作部を安心して操作することができる。 According to the water discharger of the present invention, the mist operating unit is provided on the opposite side to the mist outlet, and the mist operating unit is separated from the mist outlet, so that the user can operate the mist operating unit with confidence. Can.
本発明の吐水装置は、前記ミスト吐水口は前記吐水管より下側に配置され、前記ミスト操作部は前記吐水管より上側に配置されていてもよい。 In the water discharger of the present invention, the mist discharge port may be disposed below the water discharge pipe, and the mist operation unit may be disposed above the water discharge pipe.
本発明の吐水装置によれば、水栓本体に固定されている吐水管は水平方向に延びている場合が多く、湯水の自然な流下方向を考えるとミスト吐水口は吐水部の下側に配置される場合が多い。ミスト操作部が吐水管の上側に配置されれば、ミスト操作部及びミスト操作部を操作する使用者の手や衣服が、吐水部の下方を中心に吐出されるミストから最も遠くなる。このことによって、使用者がミスト操作部を操作した際に、使用者の手や衣服にミストがかかることが抑制され、ミスト操作部を安心して操作することができる。 According to the water discharger of the present invention, the water discharge pipe fixed to the faucet main body often extends in the horizontal direction in many cases, and the mist water discharge port is disposed below the water discharge portion in consideration of the natural flow down direction of hot water It is often done. If the mist operation unit is disposed on the upper side of the water discharge pipe, the user's hands and clothes operating the mist operation unit and the mist operation unit are farthest from the mist discharged around the lower side of the water discharge unit. By this, when a user operates a mist operation part, that mist applies to a user's hand and clothes is suppressed, and it can operate a mist operation part in peace.
本発明の吐水装置では、前記吐水部は、前記湯水を整流として吐水する整流吐水口と、前記湯水を前記ミスト吐水口又は前記整流吐水口の何れか一方又は両方に流下させる切替機構と、をさらに備え、前記切替機構は前記吐水管の先端に位置し、前記切替機構の軸芯は、前記吐水管の延在方向に直交し、かつ、鉛直方向を向き、前記ミスト操作部は、前記切替機構の前記軸芯に沿った一方の端部に配置され、前記ミスト吐水口は、前記切替機構の前記軸芯に沿った他方の端部に配置されていることが好ましい。 In the water discharging apparatus according to the present invention, the water discharging unit includes a straightening water outlet for discharging the hot water as the straightening water, and a switching mechanism for causing the hot water to flow down to either one or both of the mist outlet and the straightening water outlet. The switching mechanism is located at the tip of the water discharge pipe, and the axis of the switching mechanism is perpendicular to the extending direction of the water discharge pipe and directed in the vertical direction, and the mist operation unit is the switch Preferably, the mist outlet is disposed at one end along the axis of the mechanism, and the mist outlet is disposed at the other end along the axis of the switching mechanism.
本発明の吐水装置によれば、整流吐水及びミスト吐水の少なくとも一方又は両方が可能な吐水部の切替機構の軸芯が吐水管の延在方向に直交し、かつ、鉛直方向を向いているため、ミスト操作部の操作及び吐水形態の切り替えは吐水部の軸芯の一方の端部側(鉛直方向の上側)で行われる。一方で、整流吐水及びミスト吐水は、吐水部の軸芯の他方の端部側(鉛直方向の下側)で行われる。このことによって、使用者がミスト操作部や切替機構を操作する位置が整流及びミストの吐水位置から遠くなり、使用者の手や衣服に整流やミストがかかることが抑制され、使用者がミスト操作部を安心して操作することができる。 According to the water discharging apparatus of the present invention, the axial center of the switching mechanism of the water discharging portion capable of at least one or both of the straight water discharging and the mist water discharging is orthogonal to the extending direction of the water discharging pipe and directed vertically. The operation of the mist operation unit and the switching of the water discharge form are performed on one end side (upper side in the vertical direction) of the axis of the water discharge unit. On the other hand, the rectified water discharge and the mist water discharge are performed on the other end side (lower side in the vertical direction) of the axial center of the water discharge portion. As a result, the position at which the user operates the mist operation unit and the switching mechanism is far from the rectification and the water discharge position of the mist, and the rectification and the mist are prevented from being applied to the user's hands and clothes, and the user operates the mist operation You can operate the department at ease.
本発明の吐水装置では、前記吐水部には、該吐水部の表面を覆う化粧カバーが設けられ、前記化粧カバーは、前記吐水管側に延び、吐水管21を覆っていることが好ましい。
In the water discharger of the present invention, it is preferable that the water discharger is provided with a cosmetic cover that covers the surface of the water discharger, and the cosmetic cover extends to the water discharger and covers the
本発明の吐水装置によれば、使用者がミスト操作部を操作する際に、吐水管に直接触れるのを抑制することができる。 According to the water discharger of the present invention, when the user operates the mist operation unit, it is possible to suppress direct contact with the water discharge pipe.
本発明によれば、吐水形態の切替機構を備え、止水性に優れた吐水装置が提供される。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the switching mechanism of the water discharge form is provided, and the water discharge apparatus excellent in water blocking property is provided.
以下、本発明の吐水装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる図面は模式的なものであり、長さ、幅及び厚みの比率などは実際のものと同一とは限らず、適宜変更することができる。 Hereinafter, an embodiment of a water discharger of the present invention will be described with reference to the drawings. The drawings used in the following description are schematic, and the ratios of length, width, and thickness, etc. are not necessarily the same as actual ones, and can be changed as appropriate.
図1に示すように、本実施形態の浴室1は、浴槽11と、浴槽11に隣接する洗い場14と、洗い場14に付設された水栓13と、浴槽11に付設された水栓(吐水装置)20を備えている。洗い場14にカウンター12が設けられており、水栓13はカウンター12に設けられている。水栓13は、シャワー又は整流を吐水することができる。水栓20は、浴槽11の外周の壁面(図示略)に設けられ、整流及びミストの何れか一方又は両方を吐水することができる。
As shown in FIG. 1, the
水栓20は、2つの壁面接続部22,22と、吐水操作部23と、吐水管21と、複合吐水部25と、を備えている。なお、壁面接続部22の一方には不図示の給水管から水が供給され、他方には不図示の給湯管から湯が供給されている。以下、水および湯が壁面接続部22、吐水操作部23、吐水管21、及び複合吐水部25の各々の流路内をこれらの順に流下する方向を「流下方向・D方向」と称する。流下方向において、壁面に近い方を「上流側」と称し、複合吐水部25の吐水口に近い方を「下流側」と称する。
The
2つの壁面接続部22は、壁面から浴槽11に向けて水平方向(例えば、図1に示すH方向であって、紙面に平行の方向)に沿って延び、互いに近づき、再び水平方向に沿って延び、それぞれ吐水操作部23に接続されている。
The two wall
図2に示すように、吐水操作部23は、水栓本体28と、水量調節部26と、水温調整部27と、を備えている。水栓本体28は、2つの壁面接続部22の下流側の端部の延在方向(図2のD方向)に直交し、且つX方向に延びている。X方向は、水平面に沿う方向、且つ図1に示す浴槽11の奥行き方向に平行な方向である。2つの壁面接続部22の下流側の端部は、X方向において間隔をあけて水栓本体28の上流側を向く面に接続されている。
As shown in FIG. 2, the water
水栓本体28のX方向の一方の端部に、有底筒状の水量調節部26が設けられている。水量調節部26は、水栓本体28と同軸に設けられている。水量調節部26の外周面には、操作レバー29が一体的に設けられている。水量調節部26が軸J26を中心に回転することによって、2つの壁面接続部22から吐水管21への吐水の開始と停止、及び2つの壁面接続部22から吐水管21に吐水される湯水の量が調整される。
A bottomed cylindrical water
水栓本体28のX方向の他方の端部に、水温調整部27が設けられている。水温調整部27は、水栓本体28と同軸に設けられている。水温調整部27が軸J27を中心に回転することによって、2つの壁面接続部22から吐水管21に吐水される湯水の量(バランス)が調整され、結果として、湯水の温度が調整される。
A water
水栓本体28のX方向の中央部の底面に、本体吐水口30が設けられている。本体吐水口30に、連結部33を介して、吐水管21の流入口31が接続されている。本体吐水口30と連結部33と流入口31は、同軸に設けられている。吐水管21は、軸J29を中心として水平面内で回動することができる。吐水管21は、本体吐水口30で水栓本体28から着脱自在に設けられている。
A main body
吐水管21は、所定の方向(本実施形態では、水平方向)に延び、流路R21を有する直管である。吐水管21の流路R21のX方向の幅は、流路R21の高さより大きい。流入口31は、吐水管21の上流側の端部の上面(即ち、浴槽11に向く面とは反対側の面)に設けられている。本体吐水口30は、吐水管21の上流側の端部の上面に設けられている。吐水管21は、例えば真鍮製である。
The
図3に示すように、複合吐水部25は、カバー32と、カバー32に収容された吐出切替部(ハンドル)34、整流吐出部36、ミスト吐出部38、及び、吐水管接続部230と、を備えている。複合吐水部25は、吐水管21の下流側の先端部に連設されている。
As shown in FIG. 3, the
カバー32は、吐水管嵌合部48と、カバー本体46と、を備え、カバー本体46は第1カバー41と、第2カバー42とで構成されている。吐水管嵌合部48は、吐水管21の下流側の端部に外嵌されている。カバー本体46は、吐水管嵌合部48の先端部、即ち吐水管嵌合部48の吐水管21とは反対側に膨出している。以下、カバー本体46、吐出切替部34、整流吐出部36、及び、ミスト吐出部38の構成の説明では、カバー32及び吐出切替部34の中心となる軸J25に沿う方向を上下方向と称する。上下方向において吐出切替部34に近い方を上側と称し、整流吐出部36やミスト吐出部38に近い方、言い換えれば浴槽11に近い方を下側と称する。
The
第1カバー41の上流側の側面41rに、吐水管嵌合上部43が形成されている。吐水管嵌合上部43は、側面41rから軸J25を中心とする径方向(以下、単に「径方向」と称する)の外側に突出している。
A water discharge pipe fitting
第1カバー41の上端の外周縁には、径方向の内側に凹む凹部54が形成されている。凹部54には、装飾部材56が嵌まっている。
The outer peripheral edge of the upper end of the
第2カバー42の上流側の側面42rに、吐水管嵌合下部44が形成されている。吐水管嵌合下部44は、側面42rから径方向の外側に突出している。吐水管嵌合下部44は、吐水管21の下流側の端部の下側に外嵌している。図2に示すように、第1カバー41の上流側の下部に、第2カバー42が係止されている。図3に示すように、側面42rの内周面に、突起244が形成されている。突起244は、側面42rの内周面から径方向の内側に突出し、上下方向に延びている。
A water discharge pipe fitting
図2に示すように、カバー本体46は、上面視で円形に形成され、上側から下側に進むに従って拡径している。前述の概形に合わせて、カバー本体46に、上から下に進むに従って拡径する中空部S1が形成されている。
As shown in FIG. 2, the cover
吐出切替部34は、ハンドルカバー50と、切替弁60と、を備えている。ハンドルカバー50は、使用者が切替弁60を操作するために設けられている。ハンドルカバー50は、カバー32の上方に配置されている。ハンドルカバー50は、カバー32の上側の端部と略同じ直径を有し、有底筒状に形成され、底面を上側に向けている。ハンドルカバー50は、切替弁60と同軸で接続され、切替弁60と連動して軸J25を中心に回転する。ハンドルカバー50の外周面に、突起51(図2参照)が設けられている。突起51は、ハンドルカバー50の外周面から径方向の外側に突出し、上下方向に延びている。突起51は、水栓20の使用者が整流及びミストの少なくとも一方又は両方の何れを吐水させるかを決定する際の目印となっている。
The
切替弁60は、中空部S1に配置されている。図3及び図4に示すように、切替弁60は、上側から下側に向けて、Eリング70、ストッパー80、クイックリング90、スプリング98、切替弁ホルダ100、切替部120、シリンダ板140、パッキン150、及び、止水弁160を備えている。切替弁60を構成する複数の構成要素の上面視の中心は、軸J25に揃っている。
The switching
図4に示すように、Eリング70は、本体72と、3つの係止部74A,74B,74Cと、を備えている。本体72は、上面視で弧を描くように形成されている。係止部74A,74Bは、本体72の軸J25を中心とする周方向(以下、単に「周方向」と称する)の両端に設けられている。係止部74Cは、本体72の周方向の略中央部に設けられている。3つの係止部74A,74B,74Cは、何れも本体72から径方向の中心に向かって突出しており、Eリング70は平面視で略E字状に形成されている。
As shown in FIG. 4, the E-ring 70 includes a
ストッパー80は、Eリング70と略同じ直径を有し、筒状に形成されている。ストッパー80に、軸J25方向に沿って貫通孔82が形成されている。ストッパー80の底面に、該底面から下方に突出し、且つ側面視で半円状に形成された突起84が周方向に2つ対向するように設けられている。
The
クイックリング90は、環状の本体92と、2つの突出部94と、を備えている。突出部94は、本体92の径方向の外側に突出している。2つの突出部94の各々の上面に、凹部96が形成されている。凹部96は、突起84が嵌合されるように形成されている。2つの突出部94の各々の底面に、該底面から上方に凹む凹部97が形成されている(図3参照)。
The
切替弁ホルダ100は、底面部103、底面部103から上方に延びる内壁部104、中壁部106(図9参照)、外壁部110、及び、底面部103から下方に延びる脚部112を備えている。
The switching
図3及び図4に示すように、底面部103は、周方向に拡がっている。底面部103に、軸J25方向に沿って延びる貫通孔102が形成されている。内壁部104は、貫通孔102の外周壁をなしている。中壁部106は、内壁部104より径方向の外側にある。軽量化を図るために、中壁部106は、周方向において、間隔をあけて2箇所に設けられている。中壁部106の上端の一部に、前記上端からさらに上側に突出する突出部106tが設けられている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
外壁部110は、中壁部106より径方向の外側にある。即ち、切替弁ホルダ100の上側は、3重管構造になっている。外壁部110の外周面には、径方向の内側に凹む凹部260が形成されている(図3参照)。凹部260に、パッキン261が収まっている。脚部112は、底面部103の径方向の外側の下面から下方に延びている。脚部112には、周方向において複数の貫通孔114が互いに間隔をあけて形成されている。脚部112の下端縁に、凹部115,116が形成されている。凹部115,116は、脚部112の下端縁から上側に凹んでいる。
The
切替部120は、上側から下側に向けて、連動部(切替軸)122と、芯部124と、湯水流入部126と、を備えている。連動部122は、上面視で、角部が円滑な矩形状に形成されている。連動部122の上面に、凹部125が形成されている。連動部122の外周面に、係止部123が設けられている。係止部123は、前記外周面から径方向の外側に突出し、上下方向において連動部122の全体に亘っている。また、連動部122の外周面に、溝127が形成されている。溝127は、周方向において連動部122の全周に亘っている。溝127の上下方向の大きさ(即ち、溝の幅)は、Eリング70の上下方向の大きさ(厚さ)に合わせて設定されている。
The
芯部124は、連動部122の下側の端部に接続され、筒状に形成されている。芯部124の外周面には、径方向の中心側に凹む切欠部138が形成されている。切欠部138に、パッキン139が収まっている(図3参照)。芯部124の下端部に、拡径部128が設けられている。拡径部128は、前記下端部から径方向の外側に拡がっている。
The
湯水流入部126は、環状且つ板状に形成され、上下方向において3つの支持部130によって拡径部128に支持されている。支持部130は、拡径部128から径方向の外側に突出し、下方に向けて屈曲し、湯水流入部126の上面に接続している。湯水流入部126の径方向の内側に、湯水流入口134が形成されている。湯水流入部126の底面の径方向の外側に、下方に延びる延部137が設けられている。湯水流入部126の下方且つ延部137の径方向の内側に、段差136が形成されている(図4参照)。湯水流入部126の外周縁の2箇所に、径方向の中心側に向かって切り欠かれた切欠部138が形成されている。
The hot
図3に示すように、連動部122の溝127より下側は、中空部S1に配置されている。溝127に、Eリング70が嵌合されている。貫通孔82の上部は溝127より下部の連動部122の外周縁と同じ形状を有し、貫通孔82の下部は芯部124の外周縁と同じ形状を有している。従って、貫通孔82に、連動部122の下部及び芯部124の上端部が挿通している。
As shown in FIG. 3, the lower side than the groove 127 of the interlocking
突起84が凹部96に嵌合されると共に、凹部97に、スプリング98の上端部が挿入されている。図3及び図4に示すように、径方向において、内壁部104と中壁部106との間に形成された凹所に、スプリング98の下端部が挿入されている。中壁部106は、連動部122との間に、ストッパー80の下端部、クイックリング90、及びスプリング98を挟んでいる。(図9参照)
The
シリンダ板140は、略円盤状に形成され、段差136に嵌まっている。段差136に嵌まった状態で、シリンダ板140は、湯水流入口134の底部に配置される。シリンダ板140に、貫通孔(第1貫通孔)142A及び貫通孔(第2貫通孔)142Bが形成されている。2つの貫通孔142A,142Bは、周方向の略1/4ずつを開口するように、互いに間隔をおいて形成されている。シリンダ板140において、貫通孔142A,142Bが形成された以外の領域は板面として構成され、湯水流入口134を閉塞している。シリンダ板140の外周部において、切欠部138に対応する2箇所に、突起144が設けられている。突起144は、シリンダ板140の外周部から上方に延び、切欠部138に嵌められている。
The
パッキン150に、2つの貫通孔152A,152Bが形成されている。パッキン150は、後述する止水弁160の凹部165に嵌合可能な形状で形成されている。
In the packing 150, two through
止水弁160は、分岐部162と、支持壁164と、を備えている。分岐部162は、平面視で円形に形成されている。分岐部162に、通水孔(第1通水孔)162A及び通水孔(第2通水孔)162Bが形成されている。通水孔162A,162Bは、周方向で隣り合う略1/3ずつを開口している。パッキン150の貫通孔152A,152Bの各々は、上面視で通水孔162A,162Bの各々と同様の形状を有し、通水孔162A,162Bより一回り大きく形成されている。通水孔162A,162Bの外周縁に、隔壁163A,163Bが設けられている。隔壁163A,163Bの周囲は、径方向の外側の外周上部263より下側に凹んだ凹部165が形成されている。凹部165は、隔壁163A,163Bの外周縁に沿い、隔壁163A,163B同士を隔てている。凹部165に、パッキン150が嵌まっている。
The
外周上部263の上面の外周縁に、突起118,119が形成されている。突起118,119は、外周上部263の上面の外周縁から上方に延びている。突起118の側面視の形状は、凹部115の側面視の形状と略同等である。突起119の側面視の形状は、凹部116の側面視の形状と同様である。突起118は凹部115に嵌まり、突起119は、凹部116に嵌まっている。
図4に示すように、分岐部162の上面において、周方向で、通水孔162A,162Bが形成されていない1/3の部分(残部)は、平面視で閉塞されている。前記残部に、凹部166が形成されている。凹部166の深さは、凹部165の深さと略同じである。凹部165と凹部166との間に、隔壁163C,163Dがある。隔壁163C,163D同士の間に、隙間gがあいている。凹部165と凹部166は、隙間gで連通している。図3に示すように、分岐部162の外周面に、径方向の内側に凹む凹部168が形成されている。凹部168に、パッキン169が収まっている。
As shown in FIG. 4, in the upper surface of the branched
図5に示すように、支持壁164は、分岐部162の底面の外周部から下側に延びている。通水孔162Bの周方向の下方にあたる支持壁164の部分、且つ支持壁164の上側の部分に、ミスト用吐水口170Mが開口している。支持壁164の内部に、ミスト用導水壁172が設けられている。
As shown in FIG. 5, the
ミスト用導水壁172は、通水孔162Bとミスト用吐水口170Mとを連通させるように形成されている。ミスト用導水壁172は、隣接する側壁172A,172Bと、側壁172A,172Bに連設された底壁172Cと、を備えている。側壁172A,172Bはそれぞれ、凹部165のうち、通水孔162A,162B同士を隔てる部分(凹部165j)と、通水孔162Bと凹部166とを隔てる部分(凹部165k)の各部分の下方にあたる分岐部162の下面から、下降しつつ、ミスト用吐水口170Mの下端部に向けて緩やかに湾曲している。底壁172Cは、側壁172A,172Bの各々の下端部からミスト用吐水口170Mの下端部に延び、軸J25に直交する面に沿っている。即ち、底壁172C及び側壁172A,172Bによって、ミスト流路RMが構成されている。
The mist
図6に示すように、支持壁164の内部に、ミスト用導水壁172に加えて、隔壁174が設けられている。隔壁174は、側壁172A,172B同士の接合部から、通水孔162Aと凹部166とを隔てる部分(凹部165m)の下方にあたる分岐部162の下面に沿って、支持壁164の径方向の内側の面まで配され、上下方向に延びている。支持壁164の下面全体に、整流用吐水口170Sが開口している。
As shown in FIG. 6, a
止水弁160において、整流流路RSは、通水孔162Aと整流用吐水口170Sが支持壁164の内部で連通することによって形成されている。ミスト流路RMは、通水孔162Bとミスト用吐水口170Mが連通することによって形成されている。ミスト用導水壁172によって、整流流路RSとミスト流路が完全に遮断され、整流用吐水口170Sとミスト用吐水口170Mが完全に遮断されている。
In the
支持壁164の外周面の下部に、径方向の内側に凹む凹部177が形成されている。凹部177に、パッキン178が収まっている。支持壁164の下端に、径方向における止水弁160の位置を決めるための環状部179が嵌っている。環状部179は、基台223と、係止部224と、を備えている。基台223は、支持壁164の下端に下方から接触している。係止部224は、基台223の内周縁から上方に延び、支持壁164の下端部の径方向の内側に接触している。
At the lower part of the outer peripheral surface of the
図3に示すように、整流吐出部36及びミスト吐出部38は、吐出切替部34の下部に接続し、固定部200に設けられている。固定部200は、内壁部202と、外壁部204と、底部206と、を備えている。底部206は、カバー本体46の下端の開口に嵌まっている。底部206の径方向の中央に、上側に凹む挿通孔208が形成されている。挿通孔208の側壁は、雌ねじが形成されている。挿通孔208に、所謂ストレーナ等と呼ばれる整流吐水具210が螺合されている。挿通孔208に整流吐水具210を下方からねじ込めるように、整流吐水具210の側面に、雄ねじが形成されている。整流吐水具210の下部に、整流網が設けられている。整流吐水具210の下端の径方向の中央に、整流吐水口220Sが設けられている。
As shown in FIG. 3, the rectifying and discharging
内壁部202は、挿通孔208の外周縁に配され、底部206から上側に略円筒状に延びている。上下方向における挿通孔208の上端部、即ち内壁部202の中央近傍に、突起212が設けられている。突起212は、内壁部202から径方向の内側に突出している。径方向における突起212同士の間に、貫通孔214が形成されている。挿通孔208と貫通孔214は、連通している。突起212の上方に、基台223が配置されている。突起212の上側の内壁部202の径方向の内側に、支持壁164の下端部が係止されている。
The
外壁部204は、内壁部202の径方向の外側に設けられ、底部206から上側に略円筒状に延びている。外壁部204の外周面の上部は、雄ねじが形成されている。外壁部204の外周面の下部に、径方向の内側に凹む凹部252が形成されている。凹部252に、パッキン253が収まっている。
The
固定部200における内壁部202と外壁部204との間に、ミスト通水孔216が形成されている。ミスト通水孔216は、周方向に沿って等間隔に形成されている。各々のミスト通水孔216に、拡散具218が挿入されている。拡散具218は、把持部226と、拡散吐水部228と、を備えている。把持部226は、ミスト通水孔216より小さい直径の略円柱状に形成されている。拡散吐水部228は、把持部226の下側に連設され、ミスト通水孔216と略同じ直径を有している。拡散吐水部228の外周面に、上下方向に沿って螺旋状の溝229が形成されている。ミスト通水孔216の下部は、一旦縮径され、その後、再度拡径されて、ミスト吐水口220Mになっている。ミスト吐水口220Mの直径は、ミスト通水孔216の上端部の直径と略同じに構成されている。
A mist
図3を参照するとわかるように、連動部122の上部は、カバー32の上端から上方に突出している。連動部122は、ハンドル接続部65を介してハンドルカバー50に接続されている。ハンドル接続部65は、本体66と、延出部67と、を備えている。本体66は、ハンドルカバー50の内部に収まるように形成されている。本体66の外周面には、径方向の中心側に凹む凹部68が形成されている。凹部68に、パッキン69が収まっている。
As can be seen with reference to FIG. 3, the upper portion of the interlocking
本体66の上面に、第1凹部67Aが形成されている。第1凹部67Aの底面に、第1凹部67Aより小さい直径を有する貫通孔67Bが形成されている。第1凹部67Aと貫通孔67Bの中心は、軸J25に揃っている。第1凹部67A、貫通孔67B、及び切替部120の凹部125に、ねじ201が挿入されている。ねじ201の頭部は、第1凹部67A内に配置されている。ねじ201の軸部は、貫通孔67Bに挿通され、凹部125に螺合されている。
A first recess 67A is formed on the upper surface of the
図8に示すように、吐水管接続部230は、吐水管21の下流側の端部に直接、接続している。図3及び図7に示すように、吐水管接続部230は、上部232と、下部234と、を備えている。上部232の側面に、挿入口236が設けられている。挿入口236に、吐水管21の下流側の端部が挿入されている。挿入口236の高さは、支持部130の高さと同じである。上部232の内周面の上端部に、径方向の外側に凹む凹部238が形成されている。凹部238に、平面視で円弧上に形成されたCリング239が挿入されている。上部232の径方向の内側とCリング239の下側にできる段差に、外壁部110の上端部の外周縁が係止されている。下部234の内側の面の上流側(即ち、上面視で吐水管21側)に凹部291が形成されている。
As shown in FIG. 8, the water discharge
下部234は、上部232より大きい直径を有している。下部234の内周面の上下方向の少なくとも一部に、雌ねじが形成されている。外壁部204の外周面の雄ねじ部分が、下部234の内周面の雌ねじ部分に螺合し、下部234と固定部200とが連結されている。このことによって、下部234に、底部206より上側の固定部200の構成及び固定部200より径方向の内側の構成要素が全て収まっている。図7で隠れているが、下部234の外周面において、吐水管21の下流側の端部の下方にあたる位置に、凹部が形成されている。この凹部に、突起244が嵌合される。
上述で説明した各構成要素の吐水管21への固定について、図7及び図8を参照し、説明する。図7では、吐水管21の下流側の端部に上部232が挿入され、吐水管21と上部232とがロウ付けされている。このことによって、流路R21と、挿入口236と、湯水流入口134が連通している。図7に示す状態から、先ず、Cリング239が上方から外壁部110の所定の位置に配され、切替弁60、及び、環状部179が上方から吐水管接続部230の中空部S4に挿入される。次いで、パッキン253が凹部252に収まり、ミスト通水孔216に拡散具218が挿入されつつ、固定部200が下方から下部234の内側にねじ止めされる。整流吐水具210は、下方から挿通孔208にねじ止めされる。
Fixing of the components described above to the
図7に示す状態と同様に、図8では、吐水管21の下流側の端部と上部232とがロウ付けされている。図8に示す状態から、先ず、第1カバー41が上方から吐水管接続部230に被さり、装飾部材56が凹部54に嵌められる。次いで、パッキン69が凹部68に嵌められ、第1カバー41の上端の開口を通じ、ハンドル接続部65が連動部122に上方から嵌められる。ねじ201を上方から凹部125にねじ込むことで、ハンドル接続部65が上部232に固定される。
Similar to the state shown in FIG. 7, in FIG. 8, the downstream end of the
続いて、ハンドルカバー50が本体66に装着される。このように、水栓20の使用者が直接手を触れるハンドルカバー50は、整流及びミストの少なくとも一方が吐水される側(即ち、複合吐水部25の下側)とは、反対側(即ち、複合吐水部25の上側)に設けられている。続いて、下部234の外周面の凹部に、突起244が嵌まると、第2カバー42が下部234に装着される(図3参照)。吐水管嵌合下部44が吐水管21の下流側の端部の下側に装着されている。さらに、突起212が凹部291に嵌まるように、突起第1カバー41の上流側の下部に、第2カバー42が係止されている。
Subsequently, the
次いで、図9から図14を参照し、水栓20からの吐水を整流及びミストの少なくとも一方又は両方に切り替える方法と原理を説明する。
Next, with reference to FIGS. 9 to 14, a method and principle of switching water discharge from the
<複合吐水部までの共通吐水>
水栓20の使用者(以下、単に「使用者」という場合がある)が操作レバー29を「吐水開始」の位置に動かすと、湯水W(即ち、所望の水温の水)が吐水操作部23から吐水管21の流路R21を流下し、複合吐水部25に流入する。挿入口236から湯水流入口134に至る流路は、吐水形態に依らない共通流路RCとなっている。複合吐水部25に流入した湯水Wは、共通流路RCを流下する。
<Common water discharge to composite water discharge part>
When a user of the faucet 20 (hereinafter sometimes referred to simply as the "user") moves the
<整流のみの吐水>
水栓20で整流のみを吐水させるためには、使用者がハンドルカバー50の突起51を周方向の「整流吐水」の位置に動かす。ハンドルカバー50の回転に連動し、連動部122、シリンダ板140が軸J25を中心に回転する。図9の(a),(b)及び図10に示すように、上側から下側に向けて、貫通孔142Aと凹部166が重なり、貫通孔142Bと通水孔162Aが重なる。このことによって、貫通孔142Bと通水孔162Aが連通し、連通部273Aが形成され、整流流路RSが開通する。一方で、図10に示すように、貫通孔142Aは、凹部166の下側の面で閉塞される。従って、共通流路RCを流下した湯Wの流下先は、整流流路RSのみに切り替わり、貫通孔142Aを流下した湯Wは吐水されない。整流流路RSを流下した湯Wは、整流用吐水口170Sからさらに流下し、整流吐水口220Sから整流として吐水される。このような動作によって、複合吐水部25からは、整流WS(図2参照)のみが吐水される。
<Water discharge only for rectification>
In order to cause only the straightening water to be discharged by the
<整流及びミストの吐水>
水栓20で整流及びミストを吐水させるためには、使用者がハンドルカバー50の突起51を周方向において「整流吐水」と「ミスト吐水」との間の所望の位置に動かす。ハンドルカバー50の回転に連動し、連動部122、シリンダ板140が軸J25を中心に回転する。図11の(a),(b)及び図12に示すように、上側から下側に向けて、貫通孔142Aと通水孔162A、及び貫通孔142Bの一部と通水孔162Aが重なり、貫通孔142Bの残りの部分と通水孔162Bが部分的に重なる。このことによって連通部273Aが形成され、貫通孔142Aと通水孔162Aが連通し、整流流路RSが開通する。同時に連通部273Bが形成され、貫通孔142Bと通水孔162Bが連通し、ミスト流路RMが開通する。従って、共通流路RCを流下した湯Wのうち、貫通孔142Aを流下した湯Wは、整流流路RSを流下し、整流吐水口220Sから整流WSとして吐水される。貫通孔142Bと通水孔162Aとで連通した連通部142Baを流下した湯水Wも、整流流路RSを流下し、整流吐水口220Sから整流WSとして吐水される。貫通孔142Bと通水孔162Bとで連通した連通部142Bbを流下した湯水Wは、ミスト流路RMを流下し、ミスト吐水口220MからミストWM(図2参照)として吐水される。
<Rectification and mist discharge>
In order for the
使用者がハンドルカバー50の突起51の位置を周方向において「整流」と「ミスト」との間で動かすと、ハンドルカバー50の回転に連動し、連通部142Baと連通部142Bbとの面積比が変わる。整流とミストの吐水量の比は、(貫通孔142A及び貫通孔142Bと通水孔162Aとで連通した連通部273Aの総面積)と(貫通孔142A及び貫通孔142Bと通水孔162Bとで連通した連通部273Bの総面積)の比によって変わる。このことによって、使用者は、ハンドルカバー50の突起51の位置を変えることで、整流とミストの吐水量の比を所望の比に変えることができる。即ち、水栓20は、切替部120によって、整流吐水口220Sに流下させる湯水Wの量と、ミスト吐水口220Mに流下させる湯水Wの量との割合を調整可能に構成されている。
When the user moves the position of the
<ミストのみの吐水>
水栓20でミストのみを吐水させるためには、使用者がハンドルカバー50の突起51を周方向の「ミスト吐水」の位置に動かす。ハンドルカバー50の回転に連動し、連動部122、シリンダ板140が軸J25を中心に回転する。図13の(a),(b)及び図14に示すように、上側から下側に向けて、貫通孔142Aの一部及び貫通孔142Bの一部と通水孔162Bが重なる。貫通孔142A,142Bは、通水孔162A(及び凹部166)には重ならない。このことによって、連通部142Ab,142Bb、即ち連通部273Bが形成され、貫通孔142A,142Bと通水孔162Bが連通し、ミスト流路RMのみが開通する。一方で、図14に示すように、通水孔162A及び凹部166は、シリンダ板140のうち貫通孔142A,142Bが設けられていない部分で閉塞される。従って、共通流路RCを流下した湯Wの流下先は、ミスト流路RSのみに切り替わる。ミスト流路RMを流下した湯Wは、ミスト吐水口220MからミストWMとして吐水される。このような動作によって、複合吐水部25からは、ミストWMのみが吐水される。
<Water discharge only with mist>
In order to discharge only mist with the
以上説明した本実施形態の水栓20は、湯水Wを通水する吐水管21と、吐水管21に接続され、湯水WをミストWMとして吐水するミスト吐水口220Mを有する複合吐水部25と、複合吐水部25に設けられ、ミストWMの吐水開始及び吐水停止を操作するための吐出切替部34と、を備えている。吐出切替部34は、複合吐水部25の上下方向においてミスト吐水口170Mとは反対側に設けられている。
The
水栓20によれば、吐出切替部34は吐水管21を介してミスト吐水口170Mとは反対側に設けられ、吐出切替部34がミスト吐水口220Mから離れているので、使用者が吐出切替部34を操作した際に、使用者の手や衣服にミストWMがかかることを抑制し、使用者が吐出切替部34を安心して操作することができる。
According to the
また、本実施形態の水栓20では、ミスト吐水口220Mは吐水管21より下側に配置され、吐出切替部34は吐水管21より上側に配置されている。
Further, in the
一般に、水栓本体28に固定されている吐水管21は水平方向に延びている場合が多く、湯水Wの自然な流下方向を考えるとミスト吐水口220Mは複合吐水部25の下側に配置される場合が多い。水栓20によれば、吐出切替部34が吐水管21の上側に配置されていることで、吐出切替部34及び吐出切替部34を操作する使用者の手やその近くに位置する衣服が、複合吐水部25の下方を中心に吐出されるミストWMから最も遠くなる。このことによって、使用者が吐出切替部34を操作した際に、使用者の手や衣服にミストがかかり難く、吐出切替部34を安心して操作することができる。
Generally, the
また、本実施形態の水栓20では、複合吐水部25は、湯水Wを整流WSとして吐水する整流吐水口220Sと、湯水Wをミスト吐水口220M又は整流吐水口220Sの何れか一方又は両方に流下させる切替弁60と、をさらに備えている。切替弁60は、吐水管21の先端に位置している。切替弁60の軸J25(軸芯)は、吐水管21の延在方向に直交し、且つ、鉛直方向を向いている。吐出切替部34は切替弁60の軸J25に沿った上端部(一方の端部)に配置され、ミスト吐水口220Mは切替弁60の軸J25に沿った下端部(他方の端部)に配置されている。
Further, in the
水栓20によれば、整流吐水及びミスト吐水の少なくとも一方又は両方が可能な複合吐水部25の切替弁60の軸J25が吐水管21の延在方向に直交し、且つ、鉛直方向を向いている。このことによって、操作及び吐水形態の切り替えは吐水部21の軸J25の一方の端部側(鉛直方向の上側)で行われる。一方で、整流吐水及びミスト吐水は、複合吐水部25の軸J25の他方の端部側(鉛直方向の下側)で行われる。従って、使用者が吐出切替部34や切替弁60を操作する位置が整流WS及びミストWMの吐水位置から遠くなり、使用者の手や衣服に整流やミストがかかり難く、使用者が吐出切替部34を安心して操作することができる。
According to the
また、本実施形態の水栓20では、複合吐水部25に、複合吐水部25の表面を覆うカバー32が設けられている。カバー32は、吐水管21側に延び、吐水管21(主に吐水管21の下流側の端部)を吐水管嵌合部48によって覆っている。このような水栓20によれば、使用者が吐出切替部34を操作する際に、吐水管21に直接触れるのを抑制することができる。
Further, in the
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変更が可能である。 Although the preferred embodiments of the present invention have been described above in detail, the present invention is not limited to the specific embodiments, and various modifications may be made within the scope of the present invention as set forth in the appended claims. Changes are possible.
例えば、本実施形態では、吐水部として複合吐水部25を例示したが、本発明に係る吐水部は、複合吐水部25に限らず、ミスト吐水のみが可能な吐水部であってもよい。
For example, although the
また、必ずしも、吐水部の鉛直方向の上端に吐出切替部34やミスト操作部、吐水部の鉛直方向の下端にミスト吐水口220Mがそれぞれ配置されていなくてもよい。即ち、吐水部の水平方向の一方の端部に吐出切替部34や吐出切替部34以外のミスト操作部、吐水部の水平方向の他方の端部にミスト吐水口220Mがそれぞれ配置されていてもよい。即ち、吐出切替部34やミスト操作部とミスト吐水口220Mとは、吐水管21を介して互いに反対側に配置されていればよい。
In addition, the
また、上述の実施形態では、カバー32の吐水管嵌合部48が吐水管21の下流側の端部を覆っている構成例を説明したが、本発明に係る吐水装置では、カバー32は少なくとも吐水管21の一部を覆っていることが好ましく、上流側の端部を除いて吐水管21の略全体を覆っていてもよい。カバー32が吐水管21を覆う範囲は、特に限定されない。
Moreover, although the above-mentioned embodiment demonstrated the structural example which the water discharge
また、本発明に係る吐水装置は、少なくとも吐出切替部34は、複合吐水部25においてミスト吐水口220Mとは反対側に設けられていればよい。即ち、本発明に係る吐水装置の形態は、上述の実施形態で説明したように水栓本体28を備えた「水栓」であってもよく、複合吐水部25に連設された吐水管21が水栓本体から着脱自在に設けられている「複合吐水部付き吐水管」であってもよく、その他の形態であってもよい。
Further, in the water discharger according to the present invention, at least the
20 水栓
21 吐水管
25 複合吐水部(吐水部)
32 カバー(化粧カバー)
34 吐出切替部(ミスト操作部)
60 切替弁(切替機構)
220M ミスト吐水口
220S 整流吐水口
J25 軸(軸芯)
W 湯水
20
32 Cover (cosmetic cover)
34 Discharge switching unit (mist operation unit)
60 switching valve (switching mechanism)
W hot water
Claims (4)
前記吐水管に接続され、前記湯水をミストとして吐水するミスト吐水口を有する吐水部と、
前記吐水部に設けられ、前記ミストの吐水状態を操作するためのミスト操作部と、
を備え、
前記ミスト操作部は、前記吐水部において前記ミスト吐水口とは反対側に設けられていることを特徴とする吐水装置。 With a water discharge pipe,
A water discharger having a mist water discharge port connected to the water discharge pipe and discharging water as the mist;
A mist operation unit provided in the water discharge unit for operating a water discharge state of the mist;
Equipped with
The said mist operation part is provided in the opposite side to the said mist outlet in the said water discharge part. The water discharge apparatus characterized by the above-mentioned.
前記ミスト操作部は前記吐水管より上側に配置されている請求項1に記載の吐水装置。 The mist outlet is disposed below the water discharge pipe,
The water discharge device according to claim 1, wherein the mist operation unit is disposed above the water discharge pipe.
前記湯水を前記ミスト吐水口又は前記整流吐水口の何れか一方又は両方に流下させる切替機構と、をさらに備え、
前記切替機構は前記吐水管の先端に位置し、
前記切替機構の軸芯は、前記吐水管の延在方向に直交し、かつ、鉛直方向を向き、
前記ミスト操作部は、前記切替機構の前記軸芯に沿った一方の端部に配置され、
前記ミスト吐水口は、前記切替機構の前記軸芯に沿った他方の端部に配置されている請求項1又は請求項2に記載の吐水装置。 The water discharger includes a straightening water discharge port that discharges the hot and cold water as the straightening water;
And a switching mechanism for causing the hot water to flow down to either or both of the mist outlet and the straightening outlet.
The switching mechanism is located at the tip of the water discharge pipe,
The axial center of the switching mechanism is orthogonal to the extending direction of the water discharge pipe and directed in the vertical direction,
The mist operation unit is disposed at one end along the axis of the switching mechanism,
The water discharge device according to claim 1 or claim 2, wherein the mist water discharge port is disposed at the other end along the axis of the switching mechanism.
前記化粧カバーは、前記吐水管側に延び、吐水管を覆っている請求項1から請求項3の何れか一項に記載の吐水装置。
The water discharger is provided with a cosmetic cover that covers the surface of the water discharger,
The water discharge device according to any one of claims 1 to 3, wherein the cosmetic cover extends to the water discharge pipe side and covers the water discharge pipe.
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