JP2019041400A - アドホックネットワークを介するアプリケーションサービスメッセージの地理的ターゲティング配信のためのネットワーク間接続 - Google Patents

アドホックネットワークを介するアプリケーションサービスメッセージの地理的ターゲティング配信のためのネットワーク間接続 Download PDF

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【課題】クライアントへの地理的ターゲティングメッセージ配信のための配信サーバはアプリケーションサービス、特に協調型高度道路交通システム(C−ITS)サービスなどの車両交通関連アプリケーションサービスを提供する。【解決手段】ネットワーク間接続デバイス(車両局100)は、セルラーネットワーク接続40を介して配信サーバ200に接続する。更に、車両局100は、アドホックネットワーク接続50を介して(車両局110)に接続する。車両局110のために、車両局100は、配信サーバ200でアプリケーションサービスへの登録を実行する。登録に基づいて、車両局100は、配信サーバ200と車両局110との間でアプリケーションサービスの少なくとも1つのメッセージを転送する。【選択図】図1

Description

本発明は、アドホックネットワークを介するアプリケーションサービスメッセージの地理的ターゲティング配信のための方法及び対応するデバイスに関する。
協調型高度道路交通システム(C−ITS)アプリケーションに関連して、ETSI TS 103 084 V0.0.3「ジオメッセージングイネーブラ」は、ジオメッセージング(GM)と呼ばれる地理的ターゲティング配信メカニズムの使用を示唆している。G.Jodlauk他の「An Optimized Grid−Based Geocasting Method for Cellular Mobile Networks」(ITS World Congress 2011、アメリカ合衆国オーランド、2011年10月)及び国際公開第WO2012/055433A1号に記載されるように、この概念はグリッドベース方式を使用してGMクライアントの位置を追跡するGMサーバを含む。GMクライアントがグリッドの別のフィールドへ移行した場合に、GMクライアントはGMサーバに通知し、それによりGMサーバは、グリッドエリアへのGMクライアントのマッピングを継続的に更新できる。このマッピングに基づいて、GMサーバは異なるアプリケーションサーバにより配信要求に応え、指定された地理的領域の中でGMクライアントへメッセージをほぼリアルタイムで転送することができ、GMクライアントは関連するアプリケーションクライアントにそれらのメッセージを更に提供する。
上述のC−ITSアプリケーションを実現するための既知の更なる方法は、アドホックネットワーク、特にIEEE802.11p規格に準拠する無線ローカルエリアネットワークを使用する。車両のC−ITSアプリケーションはそのようなアドホックネットワークを使用して、集中型C−ITSサーバを使用する必要なく、別の車両のC−ITSアプリケーションと直接通信してもよい。C−ITSアプリケーションを実現するためにアドホックネットワークを使用する場合、送信機から限定された範囲内にある受信機のみが送信機からのメッセージを受信可能であるので、通常メッセージ配信の地理的ターゲティングは初めから備わっている。これに対し、C−ITSアプリケーションにセルラ通信を使用すると、更に広い領域に適応することができ、専用の路側インフラ構造を必要としないが、選択された地理的領域のターゲティングを支援するために、上述のGMメカニズムのような追加インフラ構造を通常必要とする。
更に、「Geocasting over 11p, LTE and beyond」(A.Festag、第4回ETSI TC ITS ワークショップ2012年2月、カタール、ドーハ)では、3GPP(第三世代移動体通信システム標準化プロジェクト)により指定されるLTE(ロングタームエボリューション)無線技術を使用するセルラ通信と、ITS−G5無線技術を使用するアドホックネットワーク通信の双方を組み合わせたハイブリッドシステムが示唆されている。この場合車両局はセルラLTE無線技術を介してサーバに接続され、他の車両局との間でアドホックITS−G5無線技術を介してメッセージを転送してもよい。しかし、このハイブリッドシステムはセルラーネットワークを介するメッセージ配信の効率に関して問題があると考えられる。例えばITS−G5無線技術を介して接続された車両局がすべての関連メッセージを確実に提供されるようにするためには、関連性を持つ可能性があるすべてのメッセージがLTE無線技術を介して車両局に提供されなければならない。しかし、それらのメッセージの中には車両局と無関係のメッセージも含まれており、無関係のメッセージが無用に送信されてしまうことは実際に起こりうる。これはLTE無線技術の資源が効率よく利用されないことを意味し、コスト面及びネットワーク容量の面からみて望ましくない。
従って、アプリケーションサービスメッセージの地理的ターゲティング配信を効率よく実行することを可能にする技術が必要とされている。
本発明の一実施形態によれば、クライアントへの地理的ターゲティングメッセージ配信のために配信サーバを介してアプリケーションサービスを提供する方法が提供される。方法によれば、インターワーキング(ネットワーク間接続)デバイスは、例えばセルラーネットワーク接続(コネクション)を介して配信サーバに接続する。更にネットワーク間接続デバイスは、アドホックネットワーク接続を介してクライアントに接続する。クライアントの代わりに、ネットワーク間接続デバイスは配信サーバでアプリケーションサービスへの登録を実行する。この登録に基づいて、ネットワーク間接続デバイスは、配信サーバとクライアントとの間でアプリケーションサービスの少なくとも1つのメッセージを転送する。
本発明の更なる実施形態によれば、クライアントへの地理的ターゲティングメッセージ配信のために配信サーバを介してアプリケーションサービスを提供する方法が提供される。方法によれば、クライアントは配信サーバに接続し、配信サーバでアプリケーションサービスへの登録を実行する。これは第1のネットワーク接続、例えばセルラーネットワーク接続を介して実現される。更に、クライアントはアドホックネットワーク接続を介してネットワーク間接続デバイスに接続する。ネットワーク間接続デバイスは、クライアントの代わりに配信サーバでアプリケーションサービスに登録するように構成される。ネットワーク間接続デバイスは、この登録を第2のネットワーク接続、例えば更なるセルラーネットワーク接続を介して実現するように構成される。クライアントは、第1のネットワーク接続を介するクライアントへのアプリケーションサービスのメッセージの配信を中断するように配信サーバを制御するためのインジケーション(指示)を第1のネットワーク接続を介して配信サーバへ送信する。
本発明の更なる実施形態によれば、クライアントへの地理的ターゲティングメッセージ配信のために配信サーバを介してアプリケーションサービスを提供する方法が提供される。方法によれば、配信サーバはクライアントに接続し、アプリケーションサービスへのクライアントの登録を実行する。これは第1のネットワーク接続を介して実現される。更に配信サーバは、第2のネットワーク接続を介してネットワーク間接続デバイスに接続し、クライアントのためにネットワーク間接続デバイスをアプリケーションサービスに登録する。第1のネットワーク接続は、例えばセルラーネットワーク接続であってもよく、第2のネットワーク接続は、例えば更なるセルラーネットワーク接続であってもよい。ネットワーク間接続デバイスはクライアントにアドホックネットワーク接続を提供する。配信サーバは第1のネットワーク接続を介してクライアントからの指示を受信する。この指示に応答して、配信サーバは第1のネットワーク接続を介するクライアントへのアプリケーションサービスのメッセージの配信を中断する。
本発明の更なる実施形態によれば、クライアントへの地理的ターゲティングメッセージ配信のために配信サーバを介してアプリケーションサービスを提供するデバイスが提供される。デバイスは配信サーバに接続するための第1のインタフェース、例えばセルラーネットワークインタフェースを備える。更にデバイスは、アドホックネットワーク接続を介してクライアントに接続するための第2のインタフェースを備える。更に、デバイスは少なくとも1つのプロセッサを備える。少なくとも1つのプロセッサは配信サーバに接続するように構成される。更に少なくとも1つのプロセッサは、アドホックネットワークを介してクライアントに接続するように構成される。更に少なくとも1つのプロセッサは、クライアントのために配信サーバでアプリケーションサービスへの登録を実行するように構成される。更に少なくとも1つのプロセッサは、登録に基づいてクライアントと配信サーバとの間でアプリケーションサービスの少なくとも1つのメッセージを転送するように構成される。
本発明の更なる実施形態によれば、クライアントへの地理的ターゲティングメッセージ配信のために配信サーバを介してアプリケーションサービスを提供するクライアントを実現するデバイスが提供される。デバイスは第1のネットワーク接続を介して配信サーバに接続するための第1のインタフェースを備える。第1のネットワーク接続は、例えばセルラーネットワーク接続であってもよい。更にデバイスは、アドホックネットワーク接続を介してネットワーク間接続デバイスに接続するための第2のインタフェースを備える。更に、デバイスは少なくとも1つのプロセッサを備える。少なくとも1つのプロセッサは、第1のネットワーク接続を介して配信サーバに接続し、第1のネットワーク接続を介して配信サーバでアプリケーションサービスへの登録を実行するように構成される。更に、少なくとも1つのプロセッサは、アドホックネットワーク接続を介してネットワーク間接続デバイスに接続するように構成され、ネットワーク間接続デバイスはクライアントのために配信サーバでアプリケーションサービスに登録するように構成される。ネットワーク間接続デバイスは第2のネットワーク接続、例えば更なるセルラーネットワーク接続を介してこの登録を実現するように構成される。更に少なくとも1つのプロセッサは、第1のネットワーク接続を介するクライアントへのアプリケーションサービスのメッセージの配信を中断するように配信サーバを制御するための指示を第1のネットワーク接続を介して配信サーバへ送信するように構成される。
本発明の更なる実施形態によれば、クライアントへのアプリケーションサービスのメッセージの地理的ターゲティング配信のために配信サーバを実現するデバイスが提供される。デバイスは第1のネットワーク接続を介してクライアントに接続し、クライアントへのアドホックネットワーク接続を提供するネットワーク間接続デバイスに第2のネットワーク接続を介して接続するための少なくとも1つのインタフェースを備える。第1のネットワーク接続は、例えばセルラーネットワーク接続であってもよく、第2のネットワーク接続は、例えば更なるセルラーネットワーク接続であってもよい。更に、デバイスは少なくとも1つのプロセッサを備える。少なくとも1つのプロセッサは第1のネットワーク接続を介してクライアントに接続し、第1のネットワーク接続を介してアプリケーションサービスへのクライアントの登録を実行するように構成される。更に少なくとも1つのプロセッサは、クライアントへのアドホックネットワーク接続を提供するネットワーク間接続デバイスに第2のネットワーク接続を介して接続するように構成される。更に少なくとも1つのプロセッサは、第2のネットワーク接続を介してクライアントのためにアプリケーションサービスへのネットワーク間接続デバイスの登録を実行するように構成される。更に少なくとも1つのプロセッサは、第1のネットワーク接続を介してクライアントからの指示を受信し、指示に応答して、第1のネットワークを介するクライアントへのアプリケーションサービスのメッセージの配信を中断するように構成される。
本発明の更なる実施形態によれば、クライアントへのアプリケーションサービスのメッセージの地理的ターゲティング配信のためのデバイスの少なくとも1つのプロセッサにより実行されるプログラムコードを備える、例えば非一時的記憶媒体の形態のコンピュータプログラム又はコンピュータプログラム製品が提供される。プログラムコードの実行により、少なくとも1つのプロセッサは、例えばセルラーネットワーク接続を介して配信サーバに接続される。更にプログラムコードの実行により、少なくとも1つのプロセッサはアドホックネットワーク接続を介してクライアントに接続される。更にプログラムコードの実行により、少なくとも1つのプロセッサは配信サーバでクライアントのためにアプリケーションサービスへの登録を実行する。更に、プログラムコードの実行により、少なくとも1つのプロセッサは、登録に基づいてクライアントと配信サーバとの間でアプリケーションサービスの少なくとも1つのメッセージを転送する。
本発明の更なる実施形態によれば、クライアントへのアプリケーションサービスのメッセージの地理的ターゲティング配信のためのデバイスの少なくとも1つのプロセッサにより実行されるプログラムコードを備える、例えば非一時的記憶媒体の形態のコンピュータプログラム又はコンピュータプログラム製品が提供される。プログラムコードの実行により、少なくとも1つのプロセッサは、第1のネットワーク接続を介して配信サーバに接続され、第1のネットワーク接続を介して配信サーバでアプリケーションサービスへの登録を実行する。第1のネットワーク接続は、例えばセルラーネットワーク接続であってもよい。更に、プログラムコードの実行により、少なくとも1つのプロセッサは、クライアントのために配信サーバでアプリケーションサービスに登録するように構成されたネットワーク間接続デバイスにアドホックネットワーク接続を介して接続される。ネットワーク間接続デバイスは第2のネットワーク接続、例えば更なるセルラーネットワーク接続を介してこの登録を実現するように構成される。更に、プログラムコードの実行により、少なくとも1つのプロセッサは、第1のネットワーク接続を介するクライアントへのアプリケーションサービスのメッセージの配信を中断するように配信サーバを制御するための指示を第1のネットワーク接続を介して配信サーバへ送信する。
本発明の更なる実施形態によれば、クライアントへのアプリケーションサービスのメッセージの地理的ターゲティング配信のためのデバイスの少なくとも1つのプロセッサにより実行されるプログラムコードを備える、例えば非一時的記憶媒体の形態のコンピュータプログラム又はコンピュータプログラム製品が提供される。プログラムコードの実行により、少なくとも1つのプロセッサは、第1のネットワーク接続を介してクライアントに接続され、第1のネットワーク接続を介してアプリケーションサービスへのクライアントの登録を実行する。第1のネットワーク接続は、例えばセルラーネットワーク接続であってもよい。更にプログラムコードの実行により、少なくとも1つのプロセッサは、クライアントへのアドホックネットワーク接続を提供するネットワーク間接続デバイスに第2のネットワーク接続を介して接続され、第2のネットワーク接続を介してクライアントのためにアプリケーションサービスへのネットワーク間接続デバイスの登録を実行する。第2のネットワーク接続は、例えば更なるセルラーネットワーク通信であってもよい。更に、プログラムコードの実行により、少なくとも1つのプロセッサは第1のネットワーク接続を介してクライアントからの指示を受信し、指示に応答して、第1のネットワーク接続を介するクライアントへのアプリケーションサービスのメッセージの配信を中断する。
図1は、GMサーバを介して車両ベースクライアントへメッセージが配信される本発明の一実施形態に係るシナリオを概略的に示す図である。 図2は、車両に配置されたネットワーク間接続デバイスによりメッセージがGMサーバと車両ベースクライアントとの間で転送される図1のシナリオに対応するユースケースを概略的に示す図である。 図3は、路側局に配置されたネットワーク間接続デバイスによりメッセージがGMサーバと車両ベースクライアントとの間で転送される本発明の一実施形態に係る更なるユースケースを概略的に示す図である。 図4は、メッセージがネットワーク間接続デバイスにより転送されるアクセス又はGMサーバへのセルラーネットワーク接続を使用するアクセスのいずれかを車両ベースクライアントが選択してもよい本発明の一実施形態に係る更なるユースケースを概略的に示す図である。 図5は、本発明の一実施形態に係るネットワーク間接続デバイスの機能性を概略的に示すブロック図である。 図6は、ネットワーク間接続デバイスによるダウンリンクメッセージの変換を概略的に示す図である。 図7は、ネットワーク間接続デバイスによるアップリンクメッセージの変換を概略的に示す図である。 図8は、第1の路側局及び第2の路側局のアドホックネットワーク有効範囲を通って移動する車両ベースクライアントによるアクセス選択を含む更なるユースケースを概略的に示す図である。 図9は、車両ベースクライアントが第1の路側局の有効範囲に入る前の図8のT1における処理を示す信号図である。 図10は、車両ベースクライアントが第1の路側局の有効範囲に入るときの図8のT2における処理を示す信号図である。 図11は、車両ベースクライアントが第2の路側局の有効範囲に入るときの図8のT2における処理を示す信号図である。 図12は、車両ベースクライアントが第2の路側局の有効範囲から出るときの図8のT2における処理を示す信号図である。 図13は、ネットワーク間接続デバイスの機能性を実現するために使用されてもよい本発明の一実施形態に係る方法を示すフローチャートである。 図14は、クライアントの機能性を実現するために使用されてもよい本発明の一実施形態に係る更なる方法を示すフローチャートである。 図15は、配信サーバの機能性を実現するために使用されてもよい本発明の一実施形態に係る更なる方法を示すフローチャートである。 図16は、本発明の一実施形態に係るネットワーク間接続デバイスの構造を概略的に示す図である。 図17は、本発明の一実施形態に係るクライアントの構造を概略的に示す図である。 図18は、本発明の一実施形態に係る配信サーバの構造を概略的に示す図である。
以下に、添付の図面を参照することにより、本発明に係る概念を更に詳細に説明する。図示される概念は、対応して構成されたサーバ及びアドホックネットワークコネクション(接続)を介するクライアントへの、通常は車両に配置されるクライアントへのアプリケーションサービスのメッセージの地理的ターゲティング配信に関する。更に、クライアントへのインターネットプロトコル(IP)ベースネットワーク接続が利用されてもよい。図示される例では、IPベースネットワーク接続はセルラーネットワーク接続であると想定される。しかし、IPベース接続は別の種類の無線接続又は有線接続であってもよいだろうということを理解すべきである。アドホックネットワーク接続は、例えばIEEE802.11p又はITS−G5無線技術に基づいてもよい。セルラーネットワーク接続は、例えば3GPPネットワークにより、例えばLTE無線アクセス技術を使用して提供されてもよい。しかし、GSM(汎欧州デジタル移動電話方式)、UMTS(汎地上移動通信システム)、CDMA2000及び/又はLTEデバイスツーデバイス(D2D)などの他のアドホックネットワーク技術のような他のセルラーネットワーク技術も同様に使用可能だろうということを理解すべきである。
図示される例では、アプリケーションサービスは車両交通関連アプリケーションサービス、特にC−ITSサービスであると想定される。しかし、例示される概念はC−ITSサービスに限定されず、燃料価格に関する情報サービスなどの場所従属配信を必要とする他の何らかのアプリケーションサービスにも適用可能だろう。メッセージの地理的ターゲティング配信を協調させるサーバは、ETSI TS 103 084に記載されるようなGMイネーブラの機能性を実現するGMサーバであると想定される。しかし、サーバの他の実現形態も同様に利用可能だろう。GMサーバによるメッセージ配信は、ETSI TS 103 084及び国際公開第WO2012/055433A1号に記載されるようなグリッドベース方式を利用すると想定される。
例示される概念において、ネットワーク間接続デバイスはGMサーバとクライアントとの間でアドホックネットワーク接続を更に使用可能にするために使用される。すなわちクライアントは、セルラーネットワーク接続又はIPベースデータ接続性を提供する他の接続を介してGMサーバに接続されているネットワーク間接続デバイスにアドホックネットワーク接続を介して接続してもよい。ネットワーク間接続デバイスは車両内に又は路側局に配置されてもよく、路側局はGMサーバへの有線接続の利用を更に可能にする。
効率よくメッセージを配信するために、ネットワーク間接続デバイスはGMサーバでアプリケーションサービスに登録する。これはクライアントのために、すなわちクライアントの要件を考慮して実行される。これによりネットワーク間接続デバイスは、例えばクライアントにより利用される特定のC−ITSアプリケーションサービスに関して及び/又はクライアントの場所に関して、クライアントに関する情報をGMサーバに報知し続けることができる。GMサーバはメッセージをいつネットワーク間接続デバイスに配信すべきであるかを決定する場合に、この情報を利用してもよい。
図1は、例示的なシナリオにおける概念の適用を概略的に示す。図1のシナリオは、アプリケーションサーバ(AS)、特にC−ITS AS 300からGMサーバ200を介する車両10の車両局100、110へのメッセージ配信を示す。車両局100、110は、C−ITSクライアントプリケーションを実現し、従って、以下の説明中、「クライアント」と呼ばれる。例示されるC−ITSのシナリオによれば、車両局100、110はITS車両局(IVS)とラベル付けされる。特定のC−ITSアプリケーションに応じて、C−ITS300は、例えばメッセージを生成し、メッセージを車両局100、110へ送信し且つ/又は車両局100、110から受信されるメッセージを終了させてもよい。更にC−ITS300は車両局100、110の間でメッセージを中継してもよい。C−ITS300は更に複数のC−ITSアプリケーションを並行して支援してもよい。
2つの車両局100、110はセルラーネットワークに接続するための第1の無線インタフェース(以下の説明中、セルラーネットワークインタフェースという)と、アドホックネットワークに接続するための第2の無線インタフェース(以下の説明中、アドホックネットワークインタフェースという)とを備えていると想定される。前述のように、セルラーネットワークは、例えばLTE無線アクセス技術又は他の何らかのセルラ無線技術、例えばGSM、UMTS又はCDMA2000を使用してもよく、アドホックネットワークは、例えばIEEE802.11p無線技術又はLTE D2Dを使用してもよい。
例示されるシナリオでは、車両局100はセルラーネットワーク接続40を介してGMサーバ200に接続される。車両局110はアドホックネットワーク接続50を介して車両局100に接続され、車両局100は車両局110をGMサーバ200に接続するためのインターワーキングデバイス(ネットワーク間接続デバイス)として動作する。更に図1は、GMサーバ200に接続するために車両局110により確立されてもよい更なるセルラーネットワーク接続40’を示す。この更なるセルラーネットワーク接続40’は、アドホックネットワーク接続50が利用不可能である場合に又はアドホックネットワーク接続50に加えて車両局110により利用されてもよい。セルラーネットワーク接続40’と並行してアドホックネットワーク接続50を利用することにより、セルラーネットワークに対する負荷を軽減することができる。以下に更に詳細に説明されるように、例示される概念は、車両局100、110に2つの異なる配信経路を効率よく利用させ、一方の配信経路はセルラーネットワークを介してGMサーバ200に至る接続性に基づき、他方の配信経路はネットワーク間接続デバイスとして動作する別の車両局100、110へのアドホックネットワーク接続性に基づく。以下の説明中、車両局110の観点から、特定のユースケースを更に詳細に説明する。
図2は、図1のシナリオに基づき、C−ITS AS300、GMサーバ200、車両局100及び車両局110を含むユースケースを示す。図2のユースケースでは、車両局100は、車両局110のC−ITSアプリケーションクライアント350をGMサーバ200を介してC−ITS AS300に接続するネットワーク間接続デバイスとして動作する。この目的のために、車両局100はGMクライアント210及びネットワーク間接続機能(IWF)215を備える。更に示されるように、車両局100はC−ITSアプリケーションクライアント350’を更に備えてもよい。図2のユースケースでは、車両局110はC−ITS AS300及びGMサーバ200を有するIPベースネットワークドメインと、車両局110を有するアドホックネットワークドメインとの間のブリッジとして動作する。いくつかのシナリオでは、セルラーネットワーク接続40の代わりに、車両局100へのIPベースデータ接続性を提供する別の種類の無線接続を使用可能だろう。図2のユースケースでは、車両局100は、例えば車両局100のアドホックネットワーク有効範囲領域内の他の車両10に、事故に関する警告を効率よく流布するために使用されてもよい。例えば車両局100は警察車両又は他の緊急車両に配置されることが可能だろう。
図3は、図2のユースケースとほぼ同様であるが、例示されるC−ITSシナリオに従ってIRS(ITS路側局)とラベル付けされた路側局20がGMサーバ200を介して車両局110のC−ITSアプリケーションクライアント350をC−ITS AS300に接続するネットワーク間接続デバイスとして動作すると想定する更なるユースケースを示す。図2の車両局100と同様に、路側局20はGMクライアント210及びIWF215を備える。路側局20はC−ITS AS300及びGMサーバ200を有するIPベースネットワークドメインと、車両局110を有するアドホックネットワークドメインとの間でメッセージを効率よく中継するために使用されてもよい。いくつかのシナリオでは、セルラーネットワーク接続40の代わりに、IPベースデータ接続性を提供する別の種類の無線接続が使用されることも可能だろう。図3のユースケースの場合のように、ネットワーク間接続デバイスが路側局により実現されるケースでは、路側局へのIPベースデータ接続性を提供するために、GMサーバ200と路側局との間で、セルラーネットワーク接続40ではなく、有線接続が使用されることが可能だろう。
更に別のユースケースが図4に示される。図4のユースケースは、図2のユースケース又は図3のユースケースに基づいてもよく、すなわちネットワーク間接続デバイスは車両局又は路側局により実現されてもよい。図4のユースケースでは、車両局110はGMサーバ200と直接対話するGMクライアント112と、GMクライアント112及びGMサーバ200を介してC−ITS AS300に接続するためにネットワーク間接続デバイスへのアドホックネットワーク接続50又はセルラーネットワーク接続40’を選択することを可能にするアクセスセレクタ114とによって更に実現されると想定する。いくつかの実現形態では、アクセスセレクタ114はアドホックネットワーク接続及びセルラーネットワーク接続40’の並列使用も可能にしてよい。図4のユースケースでは、車両局110は、例えばアドホックネットワークドメインを介して交通量が多いことと関連する特定のメッセージ型(タイプ)をルーティングすることを選択し、それによりセルラーネットワーク接続40’における資源を節約してもよい。以下に更に説明されるように、図4のユースケースでは、GMクライアント112はセルラーネットワーク接続40’を介するメッセージの配信を中断又は再開するようにGMサーバ200を制御してもよい。
図5は、上述の概念を実現するためのネットワーク間接続デバイス500の機能性を概略的に示す。前述のように、ネットワーク間接続デバイス500は車両局100により実現されている場合のように車両10に配置されてもよいが、路側局20に配置されてもよい。図示されるように、ネットワーク間接続デバイス500はセルラーネットワークインタフェース510及びアドックネットワークインタフェース520を備える。セルラーネットワークインタフェース510は、セルラーネットワーク接続40を介してネットワーク間接続デバイス500をGMサーバ200及びC−ITS AS300に接続させる。アドホックネットワークインタフェース520は、アドホックネットワーク接続を介してネットワーク間接続デバイス500を1つ以上のクライアント、例えばC−ITSアプリケーションクライアント350を有する車両局110に接続させる。GMサーバ200と対話するために、ネットワーク間接続デバイス500はGMクライアント210を備える。IWF215はGMメッセージング機能性及びアドホックネットワークメッセージング機能性の適応のために設けられる。GMクライアント210に向かって、IWF215は、例えばETS TS 103 804で指定されるようなGcvインタフェースを使用して、C−ITSアプリケーションクライアントとして動作する。この目的のために、IWF215は対応して構成されたGM受信機512及び対応して構成されたGM送信機514を備える。アドホックネットワークインタフェース520に関して、IWF215はIEEE802.11p C−ITSピアとして動作する。更に示されるように、ネットワーク間接続デバイス500はネットワーク間接続デバイス500の地理的場所に関する情報を提供するために、GPS(全地球測位システム)又は他の衛星測位デバイスなどの測位情報源540を備えてもよい。ネットワーク間接続デバイス500の地理的場所は、アドホックネットワークインタフェース520を介して接続されるクライアントの地理的位置の推定として使用されてもよい。更にネットワーク間接続デバイス500は、管理サーバ400を介してネットワーク間接続デバイス500の構成を可能にする管理クライアント545を備えてもよい。
IWF215の機能性はアドホックC−ITSクライアントレジストリ530を含み、アドホックC−ITSクライアントレジストリ530はアドホックネットワークインタフェース520を介して接続されるアドホックC−ITSクライアント350のリストを維持し、GMサーバ200のGMクライアント210を介して対応する登録を処理するための関連情報を保持する責務を負う。例えばアドホックC−ITSクライアントレジストリ530は、アドホックネットワークインタフェース520を介して接続された特定のC−ITSクライアント350により実現されるC−ITSアプリケーションのアイデンティティに関する情報を保持してもよい。そのような情報はアドホックネットワーク接続を確立する場合にC−ITSクライアント350により示されてもよく、あるいはC−ITSクライアント350により送信されるメッセージからIWF215により導出されてもよい。更にアドホックC−ITSクライアントレジストリ530は、アドホックネットワークインタフェース520を介して接続されるC−ITSクライアントの地理的場所に関する情報を保持してもよい。そのような情報はC−ITSクライアント350により送信されるメッセージからIWF215により導出されてもよい。あるいは測位情報源540により示されるようなネットワーク間接続デバイス500の地理的場所は、C−ITSクライアンド350の地理的場所の推定として使用可能だろう。
アドホックC−ITSクライアントレジストリ530からの情報を使用することにより、IWF215はGMサーバ200のGMクライアント210を介して登録を実行してもよく、これによりGMサーバを介してC−ITSアプリケーションクライアント350に向かって送信される関連メッセージが受信され、アドホックネットワークインタフェース520を介して接続されたC−ITSクライアント350へ転送可能になる。更にIWF215は、アドホックC−ITSクライアントレジストリ530からの情報を使用して、例えば対応するサービス識別情報をメッセージに含めることにより、GMクライアント210を介してGMサーバ200へ送信される対応するメッセージを適切に生成してもよい。
GMサーバ200からのダウンリンク(DL)メッセージをアドホックネットワークインタフェース520を介して送信されるメッセージにトランスレーション(変換)するために、IWF215はDLメッセージをGMメッセージからアドホックネットワークで使用されるフォーマットに変換するように動作するDLメッセージ変換器536を含む。図示される例では、DLメッセージはIPベース通信を使用してGMサーバ200から受信され、ネットワークレイヤは宛先を指定する手段としてIPアドレスを使用する。地理的宛先情報はC−ITSメッセージのペイロードに含まれる。アドホックネットワークで使用されるフォーマットはネットワークレイヤで地理的宛先を要求すると想定される。図示される実施形態では、DLメッセージ変換器536はC−ITSメッセージのペイロードから地理的宛先アドレスを抽出し、アドホックネットワークに向かって送信されるメッセージの中にそのアドレスを挿入する責務を負う。対応するプロトコル及びアドレス変換は図6に更に示される。
アドホックネットワークインタフェース520を介して接続されたC−ITSアプリケーションクライアントからのアップリンク(UL)メッセージをGMクライアント210を介してGMサーバ200へ送信されるメッセージに変換するために、IWF215は、ULメッセージをアドホックネットワークで使用されるフォーマットからGMフォーマットに変換するように動作するULメッセージ変換器538を含む。図示される例では、アドホックネットワークで使用されるフォーマットはネットワーキングレイヤの宛先フィールドの地理的宛先を示す。この情報はULメッセージからULメッセージ変換器538により抽出され、完全な未修正メッセージと共にIPドメインに常駐するGMサーバ200へ転送される。IPドメインの宛先アドレスはローカル構成を介して又はネットワークからの遠隔構成を介してULメッセージ変換器538に知られていてもよい。対応するプロトコル及びアドレス変換は図7に更に示される。いくつかの実現形態において、IWF215はGMクライアント210を介して対応するULメッセージをGMサーバ200へ送信する前に、アドホックネットワークインタフェース520を介して受信されたULメッセージのアグリゲート(集約)及び/又はフィルタリングを更に実行してもよい。
図6に示されるような例示的なメッセージフォーマットを参照することにより、DLメッセージの処理を更に詳細に説明する。
前述のように、DLメッセージは、セルラーネットワークインタフェース510及びGMクライアント210を介してネットワーク間接続デバイス500により受信される。これはアドホックC−ITSクライアントレジストリ530からの情報に基づいて実行される登録に従って実現され、これによりアドホックネットワークインタフェース520を介して接続されるC−ITSアプリケーションクライアント350に関連するメッセージのみを受信できるか、又は図2のC−ITSアプリケーションクライアント350’のようなネットワーク間接続デバイス500のローカルC−ITSアプリケーションクライアントに関連するメッセージを受信できる。DLメッセージはGMクライアント210からGM受信機512及びDLメッセージ変換器536に提供され、DLメッセージ変換器536はDLメッセージをGMフォーマットからアドホックネットワークで使用されるフォーマットに変換する。
GMフォーマットは図6の上部に概略的に示される。図示されるように、GMフォーマットはトランスポートヘッダ、例えばIP/UDP(ユーザデータグラムプロトコル)ヘッダと、GMヘッダと、ジオリファレンスヘッダと、実際のC−ITSメッセージとを含む。トランスポートヘッダは、DLメッセージをGMサーバ200からGMクライアントへルーティングするためのアドレス指定情報を含む。トランスポートヘッダでは、ユニキャストアドレス又はブロードキャストアドレスが使用されてもよい。GMヘッダはGMプロトコルに特有の情報、例えばDLメッセージが関連しているサービスを指定するサービス識別情報を含む。ジオリファレンスヘッダはDLメッセージを受信するC−ITSクライアントがそのメッセージが関連性を有するか否かを決定できるように、DLメッセージが関連している地理的領域を指定する。実際のC−ITSメッセージはDLメッセージのペイロードを構成し、例えばCAM(協調認識メッセージ)又はDENM(分散型環境通報メッセージ)であってもよい。
GMクライアント210、GM受信機512及びDLメッセージ変換器536は、図6の下部に示されるように、DLメッセージをアドホックネットワークにより使用されるフォーマットに変換するように動作する。この処理ではIP/UDPヘッダが(GMクライアント210により)除去され、GMヘッダが(GM受信機512により)除去され、ジオリファレンスヘッダ及び実際のC−ITSメッセージを含むDLメッセージが残される。
図7に示される例示的なメッセージフォーマットを参照することにより、ULメッセージの処理を更に詳細に説明する。
前述のように、ULメッセージは、図7の上部に示されるフォーマットで、アドホックネットワークインタフェース520を介してネットワーク間接続デバイス500により受信される。図示されるように、このフォーマットは実際のCITSメッセージ、例えばCAM又はDENMと、ジオリファレンスヘッダとを含む。ジオリファレンスヘッダは、C−ITSメッセージを受信したC−ITSクライアントがそのメッセージが関連性を有するか否かを決定できるように、C−ITSメッセージが関連している地理的領域を指定する。C−ITSメッセージの型を解析することにより、例えばC−ITSメッセージがCAMであるか又はDENMであるかを解析することにより、ULメッセージ変換器は、GMフォーマットのGMヘッダに含めるべき対応するサービス識別情報を判定できる。GMヘッダを生成するための更なる情報は、C−ITSメッセージ自体から又はジオリファレンスヘッダの情報から取得されてもよい。GMヘッダを生成するための更なる情報は、管理サーバ400及び管理クライアント545を介して提供される情報のような、ネットワーク間接続デバイス500に記憶された構成情報から取得可能である。また、ネットワーク間接続デバイス500からGMサーバ200へ送信されるULメッセージのトランスポートヘッダは、そのような構成情報に応じて生成されてもよく、GMクライアント210によりULメッセージに含められてもよい。GMクライアント210によりGMサーバ200に向かって送信される最終的なULメッセージは図7の下部に示される。
図6の実現形態では、DLメッセージを送信する場合に、GM送信機514に関して、GM送信機514からの経路Aにより示される第1のオプション、GM送信機514からの経路Bにより示される第2のオプション及びGM送信機514からの経路Cにより示される第3のオプションという異なるオプションを利用可能である。
第1のオプションは、GM送信機514がULメッセージをGMクライアント210に送信する場合に相当する。これはGMクライアントとC−ITSアプリケーションとの間で指定される前述のGcvインタフェースを使用して実現されてもよい。
第2のオプションは、GM送信機514がGMクライアント210をバイパスして、ULメッセージをGMサーバ200へ直接送信する場合に相当する。この場合、GM送信機514はULメッセージを流布するためのターゲットエリアを判定し、このターゲットエリアをULメッセージのGMヘッダでGMサーバ200に対して示すので、GMサーバ200はC−ITS AS300を関与させることなくメッセージを配信できる。従って、C−ITS AS300のGM流布能力に類似するGM送信機514のGM流布能力が提供されてもよい。従って、経路Bを実現するために、C−ITS ASとGMサーバ(GMイネーブラとも呼ばれる)との間でETSI TS 103 084で指定されるGseインタフェースに類似するインタフェースを利用可能である。GM送信機514は、UL C−ITSメッセージ中の情報から及び/又は測位情報源540からの情報からターゲットエリアを判定してもよい。
第3のオプションは、GM送信機514がGMクライアント210及びGMサーバ200の双方をバイパスしてULメッセージをC−ITS AS300へ直接送信する場合に相当する。経路Cを実現するために、C−ITS ASとGMサーバとの間でETSI TS 103 084で指定されるGseインタフェースに類似するインタフェースが利用されてもよい。C−ITS AS300への直接経路Cの使用はGMサーバ200によるULメッセージの流布が必要とされない場合、例えばC−ITS AS300で集中型C−ITSアプリケーションにより使用されるべき特定の情報を提供する場合に有用だろう。このオプションは、例えば負荷又は遅延の関係でGMサーバにおける追加処理が望ましくなく、C−ITS AS300のアドレスがネットワーク間接続デバイス500でわかっている場合に、第1のオプションに代わる経路として使用可能である。
図4のユースケースに関連して述べたように、車両局110はセルラーネットワーク接続40’を介してGMサーバ200と対話するためのGMクライアント112と、ネットワーク間接続デバイス500に接続するためのアドホックネットワークインタフェースの双方を備えてもよい。これはアドホックネットワークからネットワーク間接続デバイス500への接続を利用可能である場合にC−ITSトラフィックの負荷をセルラーネットワークからアドホックネットワークへ移行させるために使用されてもよい。このような負荷軽減を含む例示的なシナリオが図8に示される。
図8の例示的なシナリオは、車両10(車両局110を備える)が第1の路側局20−1のアドホックネットワーク有効範囲を通って走行し、その後、第2の路側局20−2のアドホックネットワーク有効範囲を通って走行し、第1の路側局20−1及び第2の路側局20−2は上記のネットワーク間接続デバイスをそれぞれ備え、従って、アドホックネットワークを介してGMサーバ200への接続性も提供できると想定する。図8のシナリオの時間T1で、車両10はまだ第1の路側局20−1のアドホックネットワーク有効範囲領域の外側にある。図8のシナリオの時間T2で、車両10は第1の路側局20−1のアドホックネットワーク有効範囲領域の中に移動している。図8のシナリオの時間T3で、車両10は第2の路側局20−1のアドホックネットワーク有効範囲領域の中に移動している。図8の時間T4で、車両10は第2の路側局20−1のアドホックネットワーク有効範囲領域から出ている。
T1、T2、T3及びT4で起こりうる手順は、図9、図10、図11及び図12にそれぞれ示される。図9、図10、図11及び図12の手順は、C−ITSサーバ300と、GMサーバ200と、第1の路側局20−1(図4に示されるGMクライアント210及びIWF215に対応するGMクライアント1及びIWF1を備える)と、第2の路側局20−2(図4に示されるGMクライアント210及びIWF215に対応するGMクライアント2及びIWF2を備える)と、車両局110(図4のGMクライアント112及びC−ITSクライアント350に対応するGMクライアント3及びC−ITSアプリケーションクライアントを備える)とを含む。
図9の手順は、車両10が第1の路側局20−1のアドホックネットワーク有効範囲領域に入る前に起こると想定される。
ステップ901において、C−ITSサーバ300とGMサーバ200との間でアタッチ手順が実行される。この時点でC−ITS AS300は、クライアントへのメッセージの配信のためにGMサーバ200を利用できるように、GMサーバ200とのセッションを確立する。
ステップ902において、GMサーバ200と第1の路側局20−1との間でアタッチ手順が実行され、GMサーバ200と第1の路側局20−1との間の接続を確立するように、GMサーバ200と第1の路側局20−1との間でGMコントロールプレーン信号903が交換される。これは第1の路側局20−1が割り当てられているグリッドフィールドに関する情報を第1の路側局20−1に提供することを更に含んでもよい。更に、これは第1の路側局20−1による1つ以上のC−ITSアプリケーションへの登録を含んでもよい。
ステップ904において、GMサーバ200と第2の路側局20−2との間でアタッチ手順が実行され、GMサーバ200と第2の路側局20−2との間の接続を確立するように、GMサーバ200と第2の路側局20−2との間でGMコントロールプレーン信号905が交換される。これは第2の路側局20−2が割り当てられているグリッドフィールドに関する情報を第2の路側局20−2に提供することを更に含んでもよい。更に、これは第2の路側局20−2による1つ以上のC−ITSアプリケーションへの登録を含んでもよい。
ステップ906において、車両局110は、例えばアドホックネットワーク接続が利用不可能であることに応答して、GMクライアント112を介してC−ITSアプリケーションクライアント350をGMサーバ200に接続するためにセルラーネットワーク接続を使用することを決定する。従って、C−ITSアプリケーションクライアント350と車両局110のGMクライアント112との間でアタッチ手順907が実行される。
アタッチ手順907に応答して、車両局110のGMクライアント112との間で更なるアタッチ手順908が実行され、それにより車両局のC−ITSアプリケーションクライアント350は、GMクライアント112及びセルラーネットワーク接続を介してGMサーバ200に接続される。この時点で、GMサーバ200と車両局110の第2のGMクライアント112との間でGMコントロールプレーン信号909が更に交換され、これは車両局110が割り当てられているグリッドフィールドに関する情報を車両局110に提供することを含んでもよい。更に、これは車両局110による1つ以上のC−ITSアプリケーションへの登録を含んでもよい。
そのような予備ステップの後、C−ITS AS300はトラフィック910を送信してもよく、その後、メッセージ911及び912により示されるように、トラフィックはGMサーバ200によりセルラーネットワーク接続を介して車両局110のGMクライアント112に配信され、更に、GMクライアント112から車両局110のC−ITSアプリケーションクライアント350に配信される。
車両10がT2で第1の路側局20−1のアドホックネットワーク有効範囲領域に入ると、図10の手順が実行されてもよい。
ステップ1001において、車両局110は、例えば第1の路側局20−1がアドホックネットワーク接続性を提供することを検出するのに応答して、C−ITSアプリケーションクライアント350をGMサーバ200に接続するためにアドホックネットワーク接続を使用することを決定する。従って、C−ITSアプリケーションクライアント350と第1の路側局20−1のIWF215との間でアタッチ手順1002が実行され、それにより第1の路側局20−1とC−ITSアプリケーションクライアント350との間でアドホックネットワーク接続が確立される。
アタッチ手順1002に応答して、GMサーバ200で車両局110のC−ITSクライアント350のために第1の路側局20−1のGMクライアント210を登録するために、GMサーバ200と第1の路側局20−1のGMクライアント210との間でGコントロールプレーン信号1003が交換される。これは例えば第1の路側局20−1のGMクライアント210が登録されているアプリケーションサービスを更新すること、又は第1の路側局20−1で利用可能な車両局110に関する情報を考慮に入れて、第1の路側局20−1が割り当てられているグリッドフィールドに関する情報を更新することを含んでもよい。
この時点でC−ITSクライアント350は、C−ITSトラフィックを送信又は受信するために、GMクライアント112を介するセルラーネットワーク接続及び路側局20−1のGMクライアント210へのアドホック接続の双方を使用してもよく、それによりセルラーネットワーク接続の負荷は既に軽減されていると考えてよい。しかし、図示されるシナリオでは、C−ITSトラフィックの負荷を完全にアドホックネットワーク接続へ移行させることが望ましいと想定される。この目的のために車両局110のGMクライアント112は、GMサーバ200へ制御メッセージ1004を送信する。制御メッセージ1004はGMサーバ200に、セルラーネットワーク接続及びGMクライアント112を介する車両局110へのメッセージの配信を中断させる。制御メッセージ1004は、車両局110のGMクライアント112がメッセージ配信から一時的に除外されることをGMサーバ200に示す。車両局のGMクライアント112は、GMサーバ200からの更なるメッセージを受信したときに制御メッセージ1004の送信失敗を検出し、制御メッセージ1004を再送するので、制御メッセージ1004はGMサーバ200により確認応答される必要がない。
次にメッセージ1005、1006及び1007により示されるように、C−ITSトラフィックはGMサーバ200を介して第1の路側局20−1のGMクライアント210に配信され、その後、更に路側局20−1のIWF215及びアドホックネットワーク接続を介して車両局110のC−ITSアプリケーションクライアント350に配信される。
車両10がT3で第2の路側局20−2のアドホックネットワーク有効範囲領域に入ると、図11の手順が実行されてもよい。
ステップ1101において、車両局110は、例えば第2の路側局20−2がアドホックネットワーク接続性を提供することを検出するのに応答して、C−ITSアプリケーションクライアント350をGMサーバ200に接続するために新たなアドホックネットワーク接続を使用することを決定する。従って、C−ITSアプリケーションクライアント350と第1の路側局20−2のIWF215との間でアタッチ手順1102が実行され、それにより第2の路側局20−2とC−ITSアプリケーションクライアント350との間でアドホックネットワーク接続が確立される。
アタッチ手順1102に応答して、GMサーバ200で車両局110のC−ITSクライアント350のために第2の路側局20−2のGMクライアント210を登録するために、GMサーバ200と第2の路側局20−2のGMクライアント210との間でGMコントロールプレーン信号1103が交換される。これは例えば第2の路側局20−2のGMクライアント210が登録されているアプリケーションサービスを更新すること、又は第2の路側局20−2で利用可能な車両局110に関する情報を考慮に入れて、路側局20−2が割り当てられているグリッドフィールドに関する情報を更新することを含んでもよい。
この時点で、C−ITSクライアント350はC−ITSトラフィックを送信又は受信するために、第1の路側局20−1へのアドホックネットワーク接続及び第2の路側局20−2へのアドホック接続の双方を使用してもよい。しかし、図示されるシナリオでは、複数のアドホックネットワーク接続を並行して使用することは望ましくないと想定される。従って、C−ITSクライアント350はステップ1104により示されるように、第1の路側局20−1のIWF215及びGMクライアント210から切断され、それにより第2の路側局20−2へのアドホックネットワーク接続のみが維持される。この切断手順1104に応答して、第1の路側局20−1のGMクライアント210の登録を更新するために、GMサーバ200と第1の路側局20−1のGMクライアント210との間でGMコントロールプレーン信号1105が交換される。これは例えば車両局110のC−ITSアプリケーションクライアント350により使用される特定のアプリケーションサービスからの登録解除を含んでもよい。
その後、メッセージ1106、1107及び1108により示されるように、C−ITSトラフィックはGMサーバ200を介して第2の路側局20−2のGMクライアント210に配信され、次に第2の路側局20−2のIWF215及びアドホックネットワーク接続を介して車両局110のC−ITSアプリケーションクライアント350に配信される。
車両10がT4で第2の路側局20−2のアドホックネットワーク有効範囲領域を出ると、好ましくは第2の路側局への車両局110のアドホックネットワーク接続が失われる前に、図12の手順が実行されてもよい。
ステップ1201において、車両局110は、例えば第2の路側局20−2へのアドホックネットワーク接続のフェージング品質を検出するのに応答して、C−ITSアプリケーションクライアント350をGMサーバ200に接続するためにセルラーネットワーク接続の使用に戻ることを決定する。従って、車両局110のGMクライアント112はGMサーバ200へ制御メッセージ1202を送信する。制御メッセージ1202はGMサーバ200に、セルラーネットワーク接続及びGMクライアント112を介する車両局110へのメッセージの配信を再開させる。制御メッセージ1202は車両局110のGMクライアント112がメッセージ配信から除外されなくなったことをGMサーバ200に示す。GMサーバ200による確認応答がないと、GMクライアント112はGMクライアント112に関する関連メッセージが存在しないシナリオと、制御メッセージ1202の送信失敗によってそのような関連メッセージがGMクライアント112に配信されないシナリオとを区別できないので、制御メッセージ1202はGMサーバ200により確認応答されるのが好ましい。特定の時間制限の中で、制御メッセージ1202に対する確認応答がGMクライアント112により受信されない場合、GMクライアントは制御メッセージ1202の送信を繰り返してもよい。
GMクライアント112へのメッセージ配信が再開された後、車両局110のC−ITSクライアント350はステップ1203により示されるように、第2の路側局20−2のIWF215及びGMクライアント210から切断してもよく、それによりGMクライアント112を介するGMサーバ200へのセルラーネットワーク接続のみが維持される。切断手順1203に応答して、第2の路側局20−1のGMクライアント210の登録を更新するために、GMサーバ200と第2の路側局20−2のGMクライアント210との間でGMコントロールプレーン信号1204が交換される。これは例えば車両局110のC−ITSアプリケーソンクライアント350により使用される1つ以上のアプリケーションサービスから登録解除することを含んでもよい。
その後、メッセージ1205、1206及び1207により示されるように、C−ITSトラフィックは再びGMサーバ200及びセルラーネットワーク接続を介して車両局110のGMクライアント112に配信され、更に車両局110のC−ITSアプリケーションクライアント350に配信される。
図8〜図12により示される手順では、車両局110はGMサーバ200に接続するためにGMクライアント112及びセルラーネットワーク接続を使用すること又はアドホックネットワーク接続を使用することを選択するために、図4に示されるようなアクセスセレクタ114を使用してもよい。アクセスセレクタ114は車両局110の対応するインタフェースへのメッセージのルーティングを実現してもよい。更にアクセスセレクタ114は、GMクライアント112へのメッセージの配信を中断し、再開するための制御メッセージを送信するためにGMクライアント112をトリガしてもよい。しかし、アクセスセレクタ114の対応する機能性は、GMクライアント112及び/又はC−ITSアプリケーションクライアント350の中で実現されることも可能だろう。
図13は、クライアントへの地理的ターゲティングメッセージ配信のために配信サーバを介してアプリケーションサービスを提供する方法を示すフローチャートを示す。図13の方法は、図5に示されるネットワーク間接続デバイスのようなネットワーク間接続デバイスで上記の概念を実現するために使用されてもよい。図2及び図3のユースケースと関連して説明したように、ネットワーク間接続デバイスは車両に搭載されてもよいが、路側局に配置されてもよい。ネットワーク間接続デバイスのプロセッサベース実現形態が使用される場合に、方法のステップはネットワーク間接続デバイスの1つ以上のプロセッサにより実行されてもよく、プロセッサは図5のインタフェース510及び520のようなネットワーク間接続デバイスの対応するインタフェースを介してメッセージ又は他の情報を送信又は受信してもよい。クライアントは、例えば車両局110のような車両局であってもよく、すなわち車両に搭載されてもよい。他のシナリオでは、クライアントは路側局であってもよい。メッセージの地理的ターゲティング配信は、例えばグリッドを定義すること及びグリッドのフィールドに関する情報をクライアントに示すことに基づいてもよく、クライアントはETSI TS 103 084及び国際公開第WO2012/055433A1号に記載されるように、グリッドフィールド境界を越えたことを示すことにより配信サーバによって位置を更新できる。アプリケーションサービスは、特にC−ITSサービス又は他の何らかの車両交通関連アプリケーションサービスであってもよい。アプリケーションサービスは燃料価格又はクライアントの局所関心地点に関する情報を提供することも可能だろう。
ステップ1310において、ネットワーク間接続デバイスは配信サーバに接続する。配信サーバへのネットワーク間接続デバイスの接続は、セルラーネットワーク接続40などのセルラーネットワーク接続を介してもよい。しかし、ネットワーク間接続デバイスが路側局に配置されている場合には、例えばIPベース有線接続などの他の種類のデータ接続が使用されてもよい。
ステップ1320において、ネットワーク間接続デバイスはアドホックネットワーク接続50などのアドホックネットワーク接続を介してクライアントに接続する。
ステップ1330において、ネットワーク間接続デバイスは配信サーバでアプリケーションサービスへの登録を実行する。これはアドホックネットワーク接続を介して接続されたクライアントのために実現される。通常登録は、例えばサービス識別情報に関して、どの特定のアプリケーションサービスがクライアントにより使用されるかを配信サーバに示すことを含み、それによりネットワーク間接続デバイスへの無関係なメッセージの無用な配信を回避する。登録はクライアントの場所に関して配信サーバを更新することを更に含んでもよい。例えばネットワーク間接続デバイスはクライアントの地理的位置を判定し、判定された地理的位置を配信サーバに示してもよい。上述のグリッドベース配信方式を使用する場合、ネットワーク間接続デバイスはクライアントの地理的位置に基づいて、クライアントがグリッドフィールドの境界を越えたか否かを判定し、次に対応するインジケーション(指示)を配信サーバに提供することが可能だろう。
ステップ1340において、ネットワーク間接続デバイスは配信サーバとクライアントとの間でアプリケーションサービスのメッセージを転送する。これはステップ1330で実行された登録に基づいて実現される。これは例えば配信サーバからアプリケーションサービスの1つ以上のメッセージを受信することと、アドホックネットワーク接続を介してそれらのメッセージをクライアントへ送信することとを含んでもよい。それに加えて又はその代わりに、転送することはアドホックネットワーク接続を介してクライアントからアプリケーションサービスの1つ以上のメッセージを受信することと、それらの1つ以上のメッセージを配信サーバへ送信することとを更に含んでもよい。
いくつかの実現形態において、ネットワーク間接続デバイスはアドホックネットワーク接続を介して受信されるメッセージの型を更に判定し、配信サーバへ送信されるメッセージを判定された型に対応するサービス識別情報と共に提供してもよい。例えばネットワーク間接続デバイスはメッセージがCAMであるか又はDENMであるかを検出し、それに従ってサービス識別情報を選択してもよい。ネットワーク間接続デバイスはメッセージが緊急警告、一般交通情報又は特定の車両に関する情報を含むか否かを更に判定し、それに従ってサービス識別情報を選択してもよい。例えば図7に示されるように、サービス識別情報はGMヘッダに含まれてもよい。
いくつかの実現形態において、ネットワーク間接続デバイスはアドホックネットワーク接続を介して受信される複数のメッセージを集約し、集約されたメッセージを配信サーバへ送信してもよい。その代わりに又はそれに加えて、ネットワーク間接続デバイスはアドホックネットワーク接続を介して受信されるメッセージから1つ以上のメッセージをフィルタリングし、フィルタリングされたメッセージを配信サーバへ送信してもよい。このように、配信サーバへの接続が効率よく利用されてもよい。
いくつかの実現形態において、転送することはネットワーク間接続デバイスがアプリケーションサービスの1つ以上のメッセージを受信し、配信サーバによるそれらのメッセージの配信のターゲットエリアを判定し、それらのメッセージ及び判定されたターゲットエリアの指示を配信サーバへ送信することを更に含んでもよい。これは例えば図5のGM送信機514に関連して説明したように、ネットワーク間接続デバイスのGM流布能力を使用して実現されてもよい。そのような実現形態では、ネットワーク間接続デバイスは受信されるメッセージの情報に基づいて、例えば事故警告及び事故の場所に基づいて、あるいはメッセージ中の車両位置又は車両の移動方向の指示からターゲットエリアを判定してもよい。ネットワーク間接続デバイスはクライアントの地理的位置に基づいてターゲットエリアを判定してもよい。地理的位置はメッセージの中で示されるか、又は例えば測位情報源540などのネットワーク間接続デバイスの測位情報源を使用し、クライアントがネットワーク間接続デバイスに近接していると想定すること、すなわちアドホックネットワーク接続の限定範囲内にあると想定することにより推定されることが可能である。
いくつかの実現形態において、転送することは、例えば図6及び図7に関連して説明したように、アドホックネットワーク接続のロケーションベースのアドレス指定方式と、ネットワーク間接続デバイスと配信サーバとの接続のインターネットプロトコルベースのアドレス指定方式との間の変換を更に含んでもよい。
いくつかの実現形態において、ネットワーク間接続デバイスは更に、アドホックネットワーク接続を介してアプリケーションサービスのメッセージを受信し、a)そのアプリケーションサービスを提供するアプリケーションサーバへ配信サーバを介してメッセージを転送すること及びb)配信サーバを通過させずにメッセージをアプリケーションサーバへ転送することのいずれかを選択してもよい。図5に示されるように、オプションa)の一例は、経路A又はB及びGMサーバ200を介してC−ITS300へ転送することであり、オプションb)の一例は、経路Cを介してC−ITS AS300へ直接転送することである。
図14は、クライアントへの地理的ターゲティングメッセージ配信のために配信サーバを介してアプリケーションサービスを提供するための更なる方法を示すフローチャートを示す。図14の方法は車両局110のようなクライアントで上記の概念を実現するために使用されてもよい。特に図14の方法は図4のユースケースで説明したような負荷軽減を実現するために使用されてもよい。クライアントは、例えば車両局110のような車両局であってもよく、すなわち車両に搭載されてもよい。他のシナリオでは、クライアントは路側局であることも可能だろう。クライアントのプロセッサベース実現形態が使用される場合に、方法のステップはクライアントの1つ以上のプロセッサにより実行されてもよく、プロセッサはクライアントの対応するインタフェースを介してメッセージ又は他の情報を送信又は受信してもよい。メッセージの地理的ターゲティング配信は、例えばグリッドを定義し、グリッドのフィールドに関連する情報をクライアントに示すことに基づいてもよく、それによりクライアントはETSI TS 103 084及び国際公開第WO2012/055433A1号に記載されるように、グリッドフィールド境界を越えたことを示すことにより、配信サーバによって場所を更新できる。車両交通関連アプリケーションサービスは、特にC−ITSサービス又は他の何らかの車両交通関連アプリケーションサービスであってもよい。アプリケーションサービスは燃料価格又はクライアントの局所関心地点に関する情報を提供することも可能だろう。
ステップ1410において、クライアントは第1のネットワーク接続を介して配信サーバに接続する。第1のネットワーク接続はIPベース接続であってもよい。第1のネットワーク接続は無線接続、特にセルラーネットワーク接続40’のようなセルラーネットワーク接続であってもよい。しかし、いくつかの実現形態では第1のネットワーク接続は有線接続であることも可能だろう。
ステップ1420において、クライアントは配信サーバでアプリケーションサービスへの登録を実行する。これは第1のネットワーク接続を介して実現される。これによりクライアントは、配信サーバから第1のネットワーク接続を介してアプリケーションサービスの1つ以上のメッセージを受信できる。登録は通常、例えばサービス識別情報に関して、どの特定のアプリケーションサービスがクライアントにより使用されるかを配信サーバに示すことを含む。登録はクライアントの場所に関して配信サーバを更新することを更に含んでもよい。例えばクライアントはその地理的位置を判定し、判定された地理的位置を配信サーバに示してもよい。上述のグリッドベース配信方式を使用する場合に、クライアントはその地理的位置に基づいて、グリッドフィールドの境界を越えたか否かを判定し、対応する指示を配信サーバに提供することが可能だろう。そこで、配信サーバはグリッドを適応させ、グリッドフィールドをクライアントに示してもよい。
ステップ1430において、クライアントはアドホックネットワーク接続を介して図5に示されるようなネットワーク間接続デバイスに接続する。ネットワーク間接続デバイスはクライアントのために配信サーバでアプリケーションサービスに登録するように構成される。これによりクライアントは、配信サーバからネットワーク間接続デバイス及びアドホックネットワーク接続を介してアプリケーションサービスの1つ以上のメッセージを受信できる。先に説明したように、ネットワーク間接続デバイスは車両に搭載されてもよいが、路側局に配置されてもよい。ネットワーク間接続デバイスは第2のネットワーク接続を介して配信サーバに接続され、第2のネットワーク接続を介して配信サーバで登録を実行するように構成される。第2のネットワークは無線接続、特にセルラーネットワーク接続40のようなセルラーネットワーク接続であってもよい。しかし、いくつかの実現形態では、第2のネットワーク接続は有線接続であることも可能だろう。
ステップ1440において、クライアントは第1のネットワーク接続を介するクライアントへのメッセージの配信を中断するように配信サーバを制御するための指示を配信サーバへ送信する。この指示は第1のネットワーク接続を介して送信される。指示は、例えば図11の制御メッセージ1104のような制御メッセージで送信されてもよい。
その後クライアントは、第1のネットワーク接続を介するクライアントへのメッセージの配信を再開するように配信サーバを制御するための更なる指示を第1のネットワーク接続を介して配信サーバへ送信してもよい。更なる指示は、例えば図12の制御メッセージ1202のような制御メッセージで送信されてもよい。
図15は、クライアントへの地理的ターゲティングメッセージ配信のために配信サーバを介してアプリケーションサービスを提供するための更なる方法を示すフローチャートを示す。図15の方法は配信サーバ200のような配信サーバで上記の概念を実現するために使用されてもよい。特に図15の方法は図4のユースケースで説明したような負荷軽減を実現するために使用されてもよい。クライアントは、例えば車両局110のような車両局であってもよく、すなわち車両に搭載されてもよい。他のシナリオでは、クライアントは路側局であることも可能だろう。配信サーバのプロセッサベース実現形態が使用される場合に、方法のステップは配信サーバの1つ以上のプロセッサにより実行されてもよく、プロセッサは配信サーバの対応するインタフェースを介してメッセージ又は他の情報を送信又は受信してもよい。メッセージの地理的ターゲティング配信はETSI TS 103 084及び国際公開第WO2012/055433A1号に記載されるように、例えばグリッドを定義し、グリッドのフィールドに関連する情報をクライアントに示すことに基づいてもよく、それによりクライアントはグリッドフィールド境界を越えたことを示すことにより配信サーバによって場所を更新できる。車両交通関連アプリケーションサービスは、特にC−ITSサービス又は他の何らかの車両交通関連アプリケーションサービスであってもよい。
ステップ1510において、配信サーバは第1のネットワーク接続を介してクライアントに接続する。第1のネットワーク接続はIPベース接続であってもよい。第1のネットワーク接続は無線接続であってもよく、特にセルラーネットワーク接続40’のようなセルラーネットワーク接続であってもよい。しかし、いくつかの実現形態では、第1のネットワーク接続は有線接続であることも可能だろう。
ステップ1520において、配信サーバはアプリケーションサービスへのクライアントの登録を実行する。これは第1のネットワーク接続を介して実現される。これにより配信サーバは第1のネットワーク接続を介してクライアントへアプリケーションサービスの少なくとも1つのメッセージを送信できる。登録は通常、例えばサービス識別情報に関して、クライアントによりどの特定のアプリケーションサービスが使用されるかの指示を受信することを含む。登録はクライアントの場所に関して更新されることを更に含んでもよい。例えばクライアントはその地理的位置を判定し、判定された地理的位置を配信サーバに示してもよい。上述のグリッドベース配信方式を使用する場合に、クライアントはその地理的位置に基づいて、クライアントがグリッドフィールドの境界を越えたか否かを判定し、対応する指示を配信サーバに提供することが可能だろう。そこで、配信サーバはグリッドを適応させ、グリッドフィールドをクライアントに示してもよい。
ステップ1530において、配信サーバは図5に示されるネットワーク間接続デバイスのように、アドホックネットワーク接続を介してクライアントに接続されたネットワーク間接続デバイスに第2のネットワーク接続を介して接続する。クライアントへのアドホック接続は配信サーバがネットワーク間接続デバイスに接続した後に確立されてもよいが、配信サーバがネットワーク間接続デバイスに接続した時点で既に存在していてもよい。第2のネットワーク接続は無線接続、特にセルラーネットワーク接続40のようなセルラーネットワーク接続であってもよい。しかし、いくつかの実現形態では、第2のネットワーク接続は有線接続であることも可能だろう。先に説明したように、ネットワーク間接続デバイスは車両に搭載されてもよいが、路側局に配置されてもよい。
ステップ1540において、配信サーバはクライアントのためにネットワーク間接続デバイスの登録を実行する。この登録は第2のネットワーク接続を介して実現される。登録は通常クライアントによりどの特定のアプリケーションサービスが使用されるかを配信サーバに示すことを含み、それによりネットワーク間接続デバイスへの無関係なメッセージの無用な配信を回避する。登録はクライアントの場所に関して配信サーバを更新することを更に含んでもよい。例えばネットワーク間接続デバイスはクライアントの地理的位置を判定し、判定された地理的位置を配信サーバに示してもよい。上述のグリッドベース配信方式を使用する場合に、ネットワーク間接続デバイスはクライアントの地理的位置に基づいて、クライアントがグリッドフィールドの境界を越えたか否かを判定し、対応する指示を配信サーバに提供することが可能だろう。
ステップ1530及び1540の接続及び登録により、配信サーバはネットワーク間接続デバイス及びアドホックネットワーク接続を介してクライアントへアプリケーションサービスの1つ以上のメッセージを送信できる。
ステップ1550において、配信サーバは第1のネットワーク接続を介するクライアントへのメッセージの配信を中断するように配信サーバを制御するための指示をクライアントから受信する。この指示は第1のネットワーク接続を介して受信される。指示は、例えば図11の制御メッセージ1104のような制御メッセージで送信されてもよい。
ステップ1560において、ステップ1550の指示を受信するのに応答して、配信サーバは第1のネットワークを介するクライアントへのメッセージの配信を中断する。
その後、配信サーバは図12の制御メッセージ1202のように、第1のネットワーク接続を介するクライアントへのメッセージの配信を再開するように配信サーバを制御するための配信サーバへの更なる指示を第1のネットワーク接続を介して受信してもよい。この更なる指示に応答して、配信サーバは第1のネットワーク接続を介するクライアントへのメッセージの配信を再開してもよい。
図13、図14及び図15の方法のうち少なくとも2つは、例えば図13の方法に従って動作するネットワーク間接続デバイス、図14の方法に従って動作するクライアント及び図15の方法に従って動作する配信サーバのうち少なくとも2つを含むシステムにおいて互いに組み合わされてもよいことを理解すべきである。
図16は、ネットワーク間接続デバイスのプロセッサベース実現形態を概略的に示す。図16のネットワーク間接続デバイスは、例えば上記のネットワーク間接続デバイス500に対応してもよい。
図示される例では、ネットワーク間接続デバイスはセルラーネットワークインタフェース510及びアドホックネットワークインタフェース520を含む。セルラーネットワークインタフェース510はネットワーク間接続デバイスを配信サーバに、例えばGMサーバ200に接続させる。セルラーネットワークインタフェースは、例えばGSM、UMTS、LTE又はCDMA2000無線技術を使用し、ETSI TS 103 084で指定されるGcnインタフェースに対応してもよい。アドホックネットワークインタフェース520はネットワーク間接続デバイスをクライアントに接続するために使用されてもよい。アドホックネットワークインタフェースは、例えばIEEE802.11p又はLTE D2D無線技術を使用してもよい。前述のように、いくつかの実現形態では、セルラーネットワークインタフェース510の代わりに、配信サーバへの接続を可能にする別の種類のインタフェース、例えばIP接続性を提供する別の種類の無線インタフェース又はIPベース有線インタフェースが使用されてもよい。
更に、ネットワーク間接続デバイスはインタフェース510、520に結合された1つ以上のプロセッサ550と、プロセッサ550に結合されたメモリ560とを含む。メモリ560は読み取り専用メモリ(ROM)、例えばフラッシュROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、例えばダイナミックRAM(DRAM)又はスタティックRAM(SRAM)、大容量記憶装置、例えばハードディスク又は固体ディスクなどを含んでもよい。メモリ560は、先に説明したネットワーク間接続デバイスの機能性を実現するようにプロセッサ550により実行されるべき適切に構成されたプログラムコードモジュールを含む。更に詳細には、メモリ560のプログラムコードモジュールはメッセージの転送、アドホックネットワークインタフェース520を介して接続されたクライアントにおける情報の維持又はメッセージの変換などのIWF215の上述の機能性を実現するようにネットワーク間接続モジュール570を含んでもよい。更に、メモリ560のプログラムコードモジュールはアドホックネットワークインタフェースを介して接続されたクライアントのための登録の実行などのネットワーク間接続デバイスにおけるGMクライアント210の上述の機能性を実現するようにGMクライアントモジュール580を更に含んでもよい。更に、メモリ560のプログラムコードモジュールは、インタフェースの制御又はネットワーク間接続モジュール570及び/又はGMクライアントモジュール580の機能性の構成などの一般制御機能性を、例えば図5に示されるような管理クライアント540及び管理サーバ400を使用して実現するように制御モジュール590を更に含んでもよい。
図16に示されるような構造は単なる概要であり、わかりやすくするために図示されてはいないが、ネットワーク間接続デバイスは実際には更なるコンポーネント、例えば更なるインタフェースを含んでもよいことを理解すべきである。また、図示されてはいないが、メモリ560は、更に別の種類のプログラムコードモジュール、例えば車両の分野の通信デバイスの既知の機能性を実現するためのプログラムコードモジュールを含んでもよいことを理解すべきである。いくつかの実現形態では、例えばメモリ560に記憶されるべきプログラムコードモジュールのうち1つ以上を記憶する非一時的媒体などの有形製品の形態で、又はプログラムコードモジュールのうち1つ以上をダウンロードのために利用可能にすることにより、ネットワーク間接続デバイスの機能性を実現するためのコンピュータプログラムが提供されてもよい。
図17は、クライアントのプロセッサベース実現形態を概略的に示す。図17のクライアントは、例えば上記の車両局110に対応してもよい。他の実現形態では、図17のクライアントは路側局に対応してもよい。
図示される例では、クライアントはセルラーネットワークインタフェース130及びアドホックネットワークインタフェース140を含む。セルラーネットワークインタフェース130は第1のネットワーク接続を介してクライアントを配信サーバ、例えばGMサーバ200に接続させる。セルラーネットワークインタフェース130は、例えばGSM、UMTS、LTE又はCDMA2000無線技術を使用してもよく、ETSI TS 103 084で指定されるGcnインタフェースに対応してもよい。アドホックネットワークインタフェース140は第2のネットワーク接続を介して配信サーバに接続されたネットワーク間接続デバイス、例えばネットワーク間接続デバイス500にクライアントを接続するために使用されてもよい。アドホックネットワークインタフェースは、例えばIEEE802.11p又はLTE D2D無線技術を使用してもよい。前述のように、いくつかの実現形態において、セルラーネットワークインタフェース130の代わりに、配信サーバへの接続を可能にする別の種類のインタフェース、例えばIP接続性を提供する別の種類の無線インタフェース又はIPベース有線インタフェースが使用されてもよい。
更に、クライアントはインタフェース130、140に結合された1つ以上のプロセッサ150と、プロセッサ150に結合されたメモリ160とを含む。メモリ160はROM、例えばフラッシュROM、RAM、例えばDRAM又はSRAM、大容量記憶装置、例えばハードディスク又は固体ディスクなどを含んでもよい。メモリ160はクライアントの先に説明した機能性を実現するようにプロセッサ150により実行されるべき適切に構成されたプログラムコードモジュールを含む。更に詳細には、メモリ160のプログラムコードモジュールは、配信サーバにおける登録及びC−ITSアプリケーションクライアント350との間のメッセージの転送などのクライアントのGMクライアント112の先に説明した機能性を実現するようにGMクライアント170を含んでもよい。更に、GMクライアントモジュール170は、第1のネットワーク接続を介するクライアントへのメッセージ配信を中断又は再開するための配信サーバ指示を送信するための機能性を実現してもよい。更に、メモリ160は、配信サーバへの第1のネットワーク接続又はアドホックネットワーク接続のいずれかを選択する機能性を実現するためのアクセス選択モジュール180を含んでもよい。すなわちアクセス選択モジュールは、図4のユースケースにおけるアクセスセレクタ114の機能性を実現するために使用されてもよい。更に、メモリ160のプログラムコードモジュールは配信サーバにより配信されるメッセージを利用する1つ以上のアプリケーション、例えばC−ITSアプリケーション又は他の何らかの車両交通関連アプリケーションを実現するようにアプリケーションモジュール190を更に含んでもよい。
図17に示されるような構造は単なる概要であり、わかりやすくするために図示されてはいないが、クライアントは実際には更なるコンポーネント、例えば更なるインタフェースを含んでもよいことを理解すべきである。また、図示されてはいないが、メモリ160は更なる種類のプログラムコードモジュール、例えば車両の分野における通信デバイスの既知の機能性を実現するためのプログラムコードモジュール又は一般制御機能性を実現するためのプログラムコードモジュールを含んでもよいことも理解すべきである。いくつかの実現形態において、クライアントの機能性、例えばメモリ160に記憶されるプログラムコードモジュールのうち1つ以上を記憶する非一時的媒体のような有形製品の形態で、又はプログラムコードモジュールのうち1つ以上をダウンロードのために利用可能にすることにより、そのような機能性を実現するためにコンピュータプログラムが提供されてもよい。
図18は、配信サーバのプロセッサベース実現形態を概略的に示す。図18の配信サーバは、例えば上記のGMサーバ200に対応してもよい。
図示される例では、配信サーバクライアントはASインタフェース230及びセルラーネットワークインタフェース240を含む。ASインタフェース230は配信サーバをC−ITS AS300のようなASに接続させる。ASインタフェースは、例えばETSI TS 103 084で指定されるGseインタフェースに対応してもよい。セルラーネットワークインタフェース240は、セルラーネットワークを介して配信サーバをクライアントに接続させる。例えばセルラーネットワークインタフェースはETSI TS 103 084で指定されるGenインタフェースに対応してもよい。前述のように、いくつかの実現形態において、セルラーネットワークインタフェース240の代わりに、クライアントへの接続を可能にする別の種類のインタフェース、例えば別の種類の無線ネットワーク又は有線IPネットワークへのインタフェースが使用されてもよい。
更に、配信サーバはインタフェース230、240に結合された1つ以上のプロセッサ250と、プロセッサ250に結合されたメモリ260とを含む。メモリ260はROM、例えばフラッシュROM、RAM、例えばDRAM又はSRAM、大容量記憶装置、例えばハードディスク又は固体ディスクなどを含んでもよい。メモリ260は配信サーバの前述の機能性を実現するようにプロセッサ250により実行されるべき適切に構成されたプログラムコードモジュールを含む。更に詳細には、メモリ260のプログラムコードモジュールはクライアントの場所に応じてメッセージが配信されるクライアントを選択すること及びメッセージを適切に生成することなどの、先に説明したメッセージを地理的に分配する機能性を実現するように配信モジュール270を含んでもよい。更に、メモリ260は特定のクライアントにより使用されるアプリケーションサービスで情報を維持すること、クライアントの場所に関する情報を維持すること又はメッセージ配信を編成するためにグリッドベース方式のグリッドを管理することなどの、クライアントの登録を実行するための機能性を実現する登録モジュール280を含んでもよい。更に、メモリ260のプログラムコードモジュールは、特にクライアントから対応する指示を受信したときにクライアントへのメッセージ配信を中断すること及び再開することのような配信サーバの制御機能性を実現するように制御モジュール290を更に含んでもよい。
図18に示されるような構造は単なる概要であり、わかりやすくするために図示されてはいないが、配信サーバは実際には更なるコンポーネント、例えば更なるインタフェースを含んでもよいことを理解すべきである。また、図示されてはいないが、メモリ260は更に別の種類のプログラムコードモジュール、例えばETSI TS 103 084に記載されるようなGMイネーブラの既知の機能性を実現するためのプログラムコードモジュールを含んでもよいことも理解すべきである。いくつかの実現形態において、例えばメモリ260に記憶されるべきプログラムコードモジュールのうち1つ以上を記憶する非一時的媒体のような有形製品の形態で、又はプログラムコードモジュールのうち1つ以上をダウンロードのために利用可能にすることにより、配信サーバの機能性を実現するためにコンピュータプログラムが提供されてもよい。
以上説明したような概念は、集中型配信サーバ及びアドホックネットワークを介してアプリケーションサービスメッセージの地理的ターゲティング配信を効率よく実行するために使用されてもよいことがわかる。この概念は特に、例えばクライアントへのセルラーネットワーク接続又はクライアントへのアドホックネットワーク接続、あるいはその双方を使用する異なる配信経路を可能にするために使用されてもよい。そのような配信経路は種々の基準に従って、例えばクライアントの場所に従って選択されてもよい。
以上説明した例及び実施形態は単なる例示であり、様々に変形されてもよいことを理解すべきである。例えば概念は種々の種類の無線技術又は配信メカニズムと関連させて使用されることが可能だろう。
更に、上述の概念は、既存のデバイスの1つ以上のプロセッサにより実行されるように適切に設計されたソフトウェアを使用することにより又は専用デバイスハードウェアを使用することにより実現されてもよいことを理解すべきである。また、本明細書において説明されるデバイスは、単一のデバイスにより実現されてもよいが、複数のコンポーネントデバイスから構成されるシステムにより実現されてもよい。例えば配信サーバは、機能的に且つ/又は地理的に分散されたサーバシステムにより実現可能だろう。

Claims (63)

  1. クライアント(110)に対して地理的にターゲットを定められたメッセージ配信のための配信サーバ(200)を通じてアプリケーションサービスを提供する方法であって、
    インターワーキングデバイス(500)が前記配信サーバ(200)に接続し、
    前記インターワーキングデバイス(500)がアドホックネットワークコネクション(50)を介して前記クライアント(110)に接続し、
    前記クライアント(110)の代わりに、前記インターワーキングデバイス(500)が前記配信サーバ(200)に前記アプリケーションサービスのための登録を実行し、
    前記登録に基づき、前記インターワーキングデバイス(500)が前記配信サーバ(200)と前記クライアント(110)との間で前記アプリケーションサービスの少なくとも一つのメッセージを転送する、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記インターワーキングデバイス(500)がセルラーネットワークコネクション(40)を介して前記配信サーバ(200)に接続する、方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法であって、
    前記少なくとも一つのメッセージを転送することは、前記配信サーバ(200)から前記アプリケーションサービスの一つ以上のメッセージを受信することと、前記クライアント(110)に対して前記アドホックネットワークコネクション(50)を介して前記一つ以上のメッセージを送信することと、を含む方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記少なくとも一つのメッセージを転送することは、前記クライアント(110)から前記アドホックネットワークコネクション(50)を介して前記アプリケーションサービスの一つ以上のメッセージを受信することと、前記配信サーバ(200)に対して前記一つ以上のメッセージを送信することと、を含む方法。
  5. 請求項4に記載の方法であって、
    前記インターワーキングデバイス(500)が前記アドホックネットワークコネクション(50)を介して受信した前記一つ以上のメッセージのタイプを決定することと、
    前記インターワーキングデバイス(500)が前記配信サーバ(200)に送信される前記一つ以上のメッセージに、前記決定されたタイプに対応したサービス識別情報を付与することと、を含む方法。
  6. 請求項4または5に記載の方法であって、
    前記インターワーキングデバイス(500)が前記アドホックネットワークコネクション(50)を介して受信した複数の前記メッセージをアグリゲートすることと、
    前記インターワーキングデバイス(500)が前記配信サーバ(200)に対して前記アグリゲートされたメッセージを送信することと、を含む方法。
  7. 請求項4ないし6のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記インターワーキングデバイス(500)が前記アドホックネットワークコネクション(50)を介して受信した複数の前記メッセージから一つ以上のメッセージをフィルタリングすることと、
    前記インターワーキングデバイス(500)が前記配信サーバ(200)に対して前記フィルタリングされたメッセージを送信することと、を含む方法。
  8. 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記少なくとも一つのメッセージを転送することは、
    前記インターワーキングデバイス(500)が前記アプリケーションサービスの一つ以上のメッセージを受信することと、
    前記インターワーキングデバイス(500)が前記配信サーバ(200)による前記一つ以上のメッセージの配信のためのターゲットエリアを決定することと、
    前記インターワーキングデバイス(500)が前記一つ以上のメッセージと前記決定されたターゲットエリアのインジケーションとを前記配信サーバ(200)に送信することと、を含む方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、
    前記インターワーキングデバイスが前記一つ以上のメッセージ内の情報に基づき前記ターゲットエリアを決定すること、を含む方法。
  10. 請求項8または9に記載の方法であって、
    前記インターワーキングデバイス(500)が前記クライアントの地理的な位置に基づき前記ターゲットエリアを決定すること、を含む方法。
  11. 請求項1ないし10のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記少なくとも一つのメッセージを転送することは、前記アドホックネットワークコネクション(50)のロケーションベースのアドレス指定方式と、前記インターワーキングデバイス(500)と前記配信サーバ(200)との間におけるインターネットプロトコルベースのアドレス指定方式との間でのトランスレーションを含む、方法。
  12. 請求項1ないし11のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記インターワーキングデバイス(500)が前記クライアントの地理的な位置を決定することと、
    前記インターワーキングデバイス(500)が前記配信サーバ(200)に対して前記決定された地理的な位置を示すことと、を含む方法。
  13. 請求項1ないし12のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記インターワーキングデバイス(500)が前記アドホックネットワークコネクション(50)を介して前記アプリケーションサービスのメッセージを受信することと、
    前記インターワーキングデバイス(500)が、
    a)前記アプリケーションサービスを提供するアプリケーションサーバ(300)に対して前記配信サーバ(200)を介して前記メッセージを転送することと、
    b)前記配信サーバ(200)を通過させることなく前記アプリケーションサーバ(300)に対して前記メッセージを転送することと、
    のいずれかを選択すること、を含む方法。
  14. 請求項1ないし13のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記アプリケーションサービスは協調型高度道路交通システムのサービスである、方法。
  15. 請求項1ないし14のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記インターワーキングデバイス(500)は車両(10)に搭載されるか、もしくは、路側局(20)に配置される、および/または、
    前記クライアント(110)は車両(10)に搭載されるか、もしくは、路側局(20)に配置される、方法。
  16. クライアント(110)に対して地理的にターゲットを定められたメッセージ配信のための配信サーバ(200)を通じてアプリケーションサービスを提供する方法であって、
    第一ネットワークコネクション(40’)を介して前記クライアント(110)が前記配信サーバ(200)に接続し、前記配信サーバ(200)に登録を実行することと、
    アドホックネットワークコネクション(50)を介して前記クライアント(110)が、前記クライアント(110)の代わりに第二ネットワークコネクション(40)を介して前記配信サーバ(200)に前記アプリケーションサービスのために登録するように構成されたインターワーキングデバイス(500)に接続することと、
    前記セルラーネットワークコネクション(40’)を介して、前記クライアント(110)が、前記クライアント(110)に対する前記第一ネットワークコネクションを介した前記アプリケーションサービスのメッセージの配信を中断するよう前記配信サーバ(200)を制御するためのインジケーション(1004)を前記配信サーバ(200)に送信することと、を含む方法。
  17. 請求項16に記載の方法であって、
    前記クライアント(110)が、前記第一ネットワークコネクション(40’)を介して、前記クライアント(110)に対する前記第一ネットワークコネクションを介した前記アプリケーションサービスのメッセージの配信を再開するよう前記配信サーバ(200)を制御するための他のインジケーション(1202)を前記配信サーバ(200)に送信すること、を含む方法。
  18. 請求項16または17に記載の方法であって、
    前記クライアント(110)が前記配信サーバ(200)から前記第一ネットワークコネクション(40’)を介して前記アプリケーションサービスの少なくとも一つのメッセージを受信すること、を含む方法。
  19. 請求項16ないし18のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記クライアント(110)が前記配信サーバ(200)から前記第二ネットワークコネクション(40)と、前記インターワーキングデバイス(500)と前記アドホックネットワークコネクション(50)とを介して、前記アプリケーションサービスの少なくとも一つのメッセージを受信すること、を含む方法。
  20. 請求項16ないし19のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記第一ネットワークコネクション(40’)および/または前記第二ネットワークコネクション(40)はセルラーネットワークコネクションである、方法。
  21. 請求項16ないし20のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記アプリケーションサービスは協調型高度道路交通システムのサービスである、方法。
  22. 請求項16ないし21のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記インターワーキングデバイス(500)は車両(10)に搭載されるか、もしくは、路側局(20)に配置される、および/または、
    前記クライアント(110)は車両(10)に搭載されるか、もしくは、路側局(20)に配置される、方法。
  23. クライアント(110)に対して地理的にターゲットを定められたメッセージ配信のための配信サーバ(200)を通じてアプリケーションサービスを提供する方法であって、
    第一ネットワークコネクション(40’)を介して前記配信サーバ(200)が前記クライアント(110)が前記配信サーバ(110)に接続し、前記クライアント(110)の登録を実行することと、
    第二ネットワークコネクション(40)を介して前記配信サーバ(200)が、前記クライアント(110)へのアドホックネットワークコネクション(50)を提供するインターワーキングデバイス(500)に接続することと、
    前記第二ネットワークコネクション(40)を介して、前記配信サーバ(200)が、前記アプリケーションサービスのために、前記クライアント(110)の代わりに、前記インターワーキングデバイス(500)を登録することと、
    前記第一ネットワークコネクション(40’)を介して、前記配信サーバ(200)が前記クライアント(110)からインジケーション(1004)を受信することと、
    前記インジケーション(1004)に応じて、前記配信サーバ(200)が前記第一ネットワークコネクション(40’)を介した前記クライアント(110)への前記アプリケーションサービスのためのメッセージの配信を中断することと、を含む方法。
  24. 請求項23に記載の方法であって、
    前記第一ネットワークコネクション(40’)を介して、前記配信サーバ(200)が前記クライアント(110)から他のインジケーション(1202)を受信することと、
    前記他のインジケーション(1202)に応じて、前記配信サーバ(200)が前記第一ネットワークコネクション(40’)を介した前記クライアント(110)への前記アプリケーションサービスのためのメッセージの配信を再開することと、を含む方法。。
  25. 請求項23または24に記載の方法であって、
    前記配信サーバ(200)が前記第一ネットワーク(40’)を介して前記クライアント(110)へ前記アプリケーションサービスの少なくとも一つのメッセージを送信すること、を含む方法。
  26. 請求項23ないし25のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記配信サーバ(200)が前記第二ネットワークコネクション(40)と、前記インターワーキングデバイス(500)と、前記アドホックネットワークコネクション(50)とを介して、前記クライアント(110)に対して、前記アプリケーションサービスの少なくとも一つのメッセージを送信すること、を含む方法。
  27. 請求項23ないし26のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記第一ネットワークコネクション(40’)および/または前記第二ネットワークコネクション(40)はセルラーネットワークコネクションである、方法。
  28. 請求項23ないし27のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記アプリケーションサービスは協調型高度道路交通システムのサービスである、方法。
  29. 請求項23ないし28のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記インターワーキングデバイス(500)は車両(10)に搭載されるか、もしくは、路側局(20)に配置される、方法。
  30. クライアント(110)に対して地理的にターゲットを定められたメッセージ配信のための配信サーバ(200)を通じてアプリケーションサービスを提供するデバイス(500)であって、
    前記配信サーバ(200)に接続する第一インタフェース(510)と、
    アドホックネットワークコネクション(50)を介して前記クライアント(110)に接続する第二インタフェース(520)と、
    少なくとも一つのプロセッサ(550)と、を有し、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(550)は、
    前記配信サーバ(200)に接続し、
    前記アドホックネットワークコネクション(50)を介して前記クライアント(110)に接続し、
    前記クライアント(110)の代わりに、前記配信サーバ(200)に前記アプリケーションサービスのための登録を実行し、
    前記登録に基づき、前記配信サーバ(110)と前記クライアント(200)との間で前記アプリケーションサービスの少なくとも一つのメッセージを転送するよう構成されている、デバイス。
  31. 請求項30に記載のデバイス(500)であって、
    前記第一インタフェース(510)はセルラーネットワークインタフェースである、デバイス。
  32. 請求項30または31に記載のデバイス(500)であって、
    前記少なくとも一つのプロセッサは、前記配信サーバ(200)から前記アプリケーションサービスの一つ以上のメッセージを受信し、前記クライアント(110)に対して前記アドホックネットワークコネクション(50)を介して前記一つ以上のメッセージを送信することによって、前記少なくとも一つのメッセージを転送するよう構成されている、デバイス。
  33. 請求項30または31に記載のデバイス(500)であって、
    前記少なくとも一つのプロセッサは、前記クライアント(110)から前記アドホックネットワークコネクション(50)を介して前記アプリケーションサービスの一つ以上のメッセージを受信し、前記配信サーバ(200)に対して前記一つ以上のメッセージを送信することによって、前記少なくとも一つのメッセージを転送するよう構成されている、デバイス。
  34. 請求項33に記載のデバイス(500)であって、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(550)は、
    前記アドホックネットワークコネクション(50)を介して受信された前記一つ以上のメッセージのタイプを決定し、
    前記配信サーバ(200)に送信される前記一つ以上のメッセージに、前記決定されたタイプに対応したサービス識別情報を付与するよう構成されている、デバイス。
  35. 請求項33または34に記載のデバイス(500)であって、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(550)は、
    前記アドホックネットワークコネクション(50)を介して受信した複数の前記メッセージをアグリゲートし、
    前記配信サーバ(200)に対して前記アグリゲートされたメッセージを送信するように構成されている、デバイス。
  36. 請求項33ないし35のいずれか一項に記載のデバイス(500)であって、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(550)は、
    前記アドホックネットワークコネクション(50)を介して受信した複数の前記メッセージから一つ以上のメッセージをフィルタリングし、
    前記配信サーバ(200)に対して前記フィルタリングされたメッセージを送信するように構成されている、デバイス。
  37. 請求項31ないし36のいずれか一項に記載のデバイス(500)であって、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(550)は、
    前記アドホックネットワークコネクション(50)を介して前記アプリケーションサービスの一つ以上のメッセージを受信し、
    前記配信サーバ(200)による前記一つ以上のメッセージの配信のためのターゲットエリアを決定し、
    前記一つ以上のメッセージと前記決定されたターゲットエリアのインジケーションとを前記配信サーバ(200)に送信することによって、前記少なくとも一つのメッセージの転送を実行するように構成されている、デバイス。
  38. 請求項37に記載のデバイス(500)であって、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(550)は、前記一つ以上のメッセージ内の情報に基づき前記ターゲットエリアを決定するように構成されている、デバイス。
  39. 請求項37または38に記載のデバイス(500)であって、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(550)は、前記クライアント(110)の地理的な位置に基づき前記ターゲットエリアを決定するように構成されている、デバイス。
  40. 請求項31ないし39のいずれか一項に記載のデバイス(500)であって、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(550)は、前記少なくとも一つのメッセージを転送するために、前記アドホックネットワークコネクション(50)のロケーションベースのアドレス指定方式と、前記第一インタフェース(510)と前記配信サーバ(200)との間におけるインターネットプロトコルベースのアドレス指定方式との間でのトランスレーションを実行するように構成されている、デバイス。
  41. 請求項31ないし40のいずれか一項に記載のデバイス(500)であって、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(550)は、
    前記クライアントの地理的な位置を決定し、
    前記配信サーバ(200)に対して前記決定された地理的な位置を示すように構成されている、デバイス。
  42. 請求項31ないし41のいずれか一項に記載のデバイス(500)であって、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(550)は、
    前記アドホックネットワークコネクション(50)を介して前記アプリケーションサービスのメッセージを受信し、
    a)前記アプリケーションサービスを提供するアプリケーションサーバ(300)に対して前記配信サーバ(200)を介して前記メッセージを転送することと、
    b)前記配信サーバ(200)を通過させることなく前記アプリケーションサーバ(300)に対して前記メッセージを転送することと、
    のいずれかを選択するように構成されている、デバイス。
  43. 請求項31ないし42のいずれか一項に記載のデバイス(500)であって、
    前記アプリケーションサービスは協調型高度道路交通システムのサービスである、デバイス。
  44. 請求項31ないし43のいずれか一項に記載のデバイス(500)であって、
    前記デバイス(500)は車両(10)に搭載されるか、もしくは、路側局(20)に配置され、および/または、
    前記クライアント(110)は車両(10)に搭載されるか、もしくは、路側局(20)に配置される、デバイス。
  45. 請求項31ないし44のいずれか一項に記載のデバイス(500)であって、
    前記少なくとも一つのプロセッサは、請求項1ないし15のいずれか一項に記載の方法のステップを実行するように構成されている、デバイス。
  46. クライアント(110)に対して地理的にターゲットを定められたメッセージ配信のための配信サーバ(200)を通じてアプリケーションサービスを提供するために、前記クライアント(110)を実装するデバイスであって、
    第一ネットワークコネクション(40’)を介して前記配信サーバ(200)に接続する第一インタフェース(130)と、
    アドホックネットワークコネクション(50)を介してインターワーキングデバイス(500)に接続する第二インタフェース(140)と、
    少なくとも一つのプロセッサ(150)と、を有し、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(150)は、
    前記第一ネットワークコネクション(40’)を介して、前記配信サーバ(200)に接続し、前記配信サーバ(200)に前記アプリケーションサービスのための登録を実行し、
    前記クライアント(110)の代わりに第二ネットワークコネクション(40)を介して前記アプリケーションサービスのために前記クライアント(110)を前記配信サーバ(200)に登録するように構成されたインターワーキングデバイス(500)に前記アドホックネットワークコネクション(50)を介して接続し、
    前記クライアント(110)に対する前記第一ネットワークコネクション(40’)を介した前記アプリケーションサービスのメッセージの配信を中断するよう前記配信サーバ(200)を制御するためのインジケーション(1004)を前記配信サーバ(200)に前記第一ネットワークコネクション(40’)を介して送信するよう構成されている、デバイス。
  47. 請求項46に記載のデバイスであって、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(150)は、
    前記クライアント(110)に対する前記第一ネットワークコネクション(40’)を介した前記アプリケーションサービスのメッセージの配信を再開するよう前記配信サーバ(200)を制御するための他のインジケーション(1202)を前記配信サーバ(200)に前記第一ネットワークコネクション(40’)を介して送信するよう構成されている、デバイス。
  48. 請求項46または47に記載のデバイスであって、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(150)は、前記配信サーバ(200)から前記第一ネットワークコネクション(40’)を介して前記アプリケーションサービスの少なくとも一つのメッセージを受信するよう構成されている、デバイス。
  49. 請求項46ないし48のいずれか一項に記載のデバイスであって、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(150)は、前記配信サーバ(200)から前記第二ネットワークコネクション(40)と、前記インターワーキングデバイス(500)と、前記アドホックネットワークコネクション(50)とを介して、前記アプリケーションサービスの少なくとも一つのメッセージを受信するよう構成されている、デバイス。
  50. 請求項46ないし49のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記第一ネットワークコネクション(40’)および/または前記第二ネットワークコネクション(40)はセルラーネットワークコネクションである、方法。
  51. 請求項46ないし50のいずれか一項に記載のデバイスであって、
    前記アプリケーションサービスは協調型高度道路交通システムのサービスである、デバイス。
  52. 請求項46ないし51のいずれか一項に記載のデバイスであって、
    前記インターワーキングデバイス(500)は車両(10)に搭載されるか、もしくは、路側局(20)に配置される、および/または、
    前記クライアント(110)は車両(10)に搭載されるか、もしくは、路側局(20)に配置される、デバイス。
  53. 請求項46ないし52のいずれか一項に記載のデバイス(500)であって、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(550)は、請求項16ないし22のいずれか一項に記載の方法のステップを実行するように構成されている、デバイス。
  54. クライアント(110)に対して地理的にターゲットを定められたアプリケーションサービスのメッセージ配信のための配信サーバ(200)を実装するデバイスであって、
    第一ネットワークコネクション(40’)を介してクライアント(110)に対して接続し、前記クライアント(110)に対するアドホックネットワークコネクション(50)を提供するインターワーキングデバイス(500)に対して第二ネットワークコネクション(40’)を介して接続する少なくとも一つのインタフェース(230)と、
    少なくとも一つのプロセッサ(250)と、を有し、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(250)は、
    前記第一ネットワークコネクション(40’)を介して、前記クライアント(110)に接続し、前記アプリケーションサービスのために前記クライアント(110)の登録を実行し、
    前記第二ネットワークコネクション(40)を介して、前記インターワーキングデバイス(500)に接続し、前記クライアント(110)に代わり、前記アプリケーションサービスのために前記インターワーキングデバイス(500)の登録を実行し、
    前記第一ネットワークコネクション(40’)を介して、前記クライアント(110)からインジケーション(1004)を受信し、
    前記インジケーション(1004)に応じて、前記第一ネットワークコネクション(40’)を介した前記クライアント(110)への前記アプリケーションサービスのメッセージの配信を中断するように構成されている、デバイス。
  55. 請求項54に記載のデバイスであって、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(250)は、
    前記第一ネットワークコネクション(40’)を介して、前記クライアント(110)から他のインジケーション(1202)を受信し、
    前記他のインジケーション(1202)に応じて、前記第一ネットワークコネクション(40’)を介した前記クライアント(110)への前記アプリケーションサービスのメッセージの配信を再開するように構成されている、デバイス。
  56. 請求項54または55に記載のデバイスであって、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(250)は、前記第一ネットワークコネクション(40’)を介して前記クライアント(110)に対して前記アプリケーションサービスの少なくとも一つのメッセージを送信するよう構成されている、デバイス。
  57. 請求項54ないし56のいずれか一項に記載のデバイスであって、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(250)は、前記第二ネットワークコネクション(40)と、前記インターワーキングデバイス(500)と、前記アドホックネットワークコネクション(50)とを介して、前記クライアント(110)に対して、前記アプリケーションサービスの少なくとも一つのメッセージを送信するよう構成されている、デバイス。
  58. 請求項54ないし57のいずれか一項に記載のデバイスであって、
    前記第一ネットワークコネクション(40’)はセルラーネットワークコネクションであり、および/または、前記第二ネットワークコネクション(40)はセルラーネットワークコネクションである、デバイスう。
  59. 請求項54ないし58のいずれか一項に記載のデバイスであって、
    前記アプリケーションサービスは協調型高度道路交通システムのサービスである、デバイス。
  60. 請求項54ないし59のいずれか一項に記載のデバイスであって、
    前記インターワーキングデバイス(500)は車両(10)に搭載されるか、もしくは、路側局(20)に配置される、および/または、
    前記クライアント(110)は車両(10)に搭載されるか、もしくは、路側局(20)に配置される、デバイス。
  61. 請求項54ないし60のいずれか一項に記載のデバイス(500)であって、
    前記少なくとも一つのプロセッサ(550)は、請求項23ないし30のいずれか一項に記載の方法のステップを実行するように構成されている、デバイス。
  62. クライアント(110)に対して地理的にターゲットを定められたアプリケーションサービスのメッセージ配信のためのデバイス(110;200;500)の少なくとも一つのプロセッサ(150;250;550)によって実行されるプログラムコードを有するコンピュータプログラムであって、前記プログラムコードを実行することにより、前記少なくとも一つのプロセッサ(150;250;550)が請求項1ないし30のいずれか一項に記載の方法のステップを実行する、コンピュータプログラム。
  63. クライアント(110)に対して地理的にターゲットを定められたアプリケーションサービスのメッセージ配信のためのデバイス(110;200;500)の少なくとも一つのプロセッサ(150;250;550)によって実行されるプログラムコードを有するコンピュータプログラムプロダクトであって、前記プログラムコードを実行することにより、前記少なくとも一つのプロセッサ(150;250;550)が請求項1ないし30のいずれか一項に記載の方法のステップを実行する、コンピュータプログラムプロダクト。
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