JP2019033306A - 経路検査装置、経路検査方法および経路検査プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
まず、スイッチ制御部12は、ユーザにより指定されたマルチキャストグループに対応する計算ツリーをデータ情報記憶部11から取得する。
次に、スイッチ制御部12は、取得した計算ツリーに定義されている複数のオープンフロースイッチOFSに対して、当該計算ツリーに従ってパケットを転送する通信用フローエントリをそれぞれ送信する。図4に示した「No.1」の計算ツリーの場合、スイッチ制御部12は、例えばオープンフロースイッチOFS5に対して、オープンフロースイッチOFS6にパケットを転送する通信用フローエントリを送信する。
次に、プローブパケット送信部13は、検査するマルチキャストグループの計算ツリーをデータ情報記憶部11から選択した後、オープンフローコントローラOFCのIPアドレスを送信元に設定し、選択したマルチキャストグループのIPアドレスを宛先に設定したRTPパケットを生成し、オープンフローコントローラOFC内の時刻をRTPパケット内のRTPタイムスタンプ(時刻情報)に記述して、当該RTPパケットをプローブパケットとしてサーバ側のオープンフロースイッチOFSに向けて送信する。
次に、ツリー上の各オープンフロースイッチOFSは、オープンフローコントローラOFCからプローブパケットを受信すると、フローテーブル0,1に登録された処理を行う。具体的には、各オープンフロースイッチOFSは、それぞれ、VLANタグを付与し、当該VLANタグの値を自オープンフロースイッチOFSのdpidに変更し、当該dpidを含むプローブパケットをオープンフローコントローラOFCへ返信するとともに、転送先のオープンフロースイッチOFSへ向けて送信する。
次に、プローブパケット受信部14は、オープンフロースイッチOFSから返信されたプローブパケットを受信し、実ツリー生成部15は、受信したプローブパケットに付与されたVLANタグ内のdpidを用いて、サーバ側のオープンフロースイッチOFSから経由した全てのオープンフロースイッチOFSによる実ツリーを生成する。
次に、ツリー比較部16は、メンバ端末側の全てのオープンフロースイッチOFSからプローブパケットが返信された後、または、規定時間が経過した後、ツリー管理テーブルを用いて比較対象のツリーを特定し、特定した実ツリーと計算ツリーとを比較する。当該比較の結果、実ツリーと計算ツリーが等しければそのまま終了する。
一方、ステップS13での比較の結果、実ツリーと計算ツリーが等しくない場合、スイッチ制御部12は、等しくない箇所のオープンフロースイッチOFSに対して計算ツリーと等しくなるようなフローエントリ(計算ツリーに合致するように転送先のオープンフロースイッチOFSを設定させるフローエントリ)を送信し、ステップS3〜S13の検査を再度行う。当該検査の結果、実ツリーと計算ツリーが等しい場合は処理を終了する。
一方、ステップS14での検査の結果、実ツリーと計算ツリーが等しくない場合、スイッチ制御部12は、ステップS14を規定回数繰り返し行い、できる限り元の計算ツリーに合致することを試みる。それでも実ツリーが計算ツリーと等しくならない場合、不一致箇所を故障とみなす。
その後、迂回路検索部17は、故障対象のオープンフロースイッチOFSを経由しない迂回路を検索し、検索した迂回路を用いて計算ツリーを変更する。例えば、オープンフロースイッチOFS5を故障とみなした場合、オープンフロースイッチOFS1とオープンフロースイッチOFS6との間を接続している他のオープンフロースイッチOFSを検索する。また、例えば、パケットがメンバ端末側の全てのオープンフロースイッチOFSに到達していない場合、正常ツリーから当該全てのオープンフロースイッチOFS以外のメンバ端末側のオープンフロースイッチOFSにパケットが到達する迂回路を検索し、検索した迂回路上のオープンフロースイッチOFSに対してステップS1,S2を行う。この場合もプローブパケットによる検査を行う。
OFN…オープンフローネットワーク
OFS(OFS1〜OFS6)…オープンフロースイッチ
11…データ情報記憶部
12…スイッチ制御部
13…プローブパケット送信部
14…プローブパケット受信部
15…実ツリー生成部
16…ツリー比較部
17…迂回路検索部
Claims (9)
- SDN(Software Defined Networking)を用いてネットワーク内の経路を検査する経路検査装置において、
パケットが経由する複数の転送装置と経由順序とを定めた計算ツリーを記憶しておく記憶部と、
前記計算ツリーに従ってパケットを転送する複数の転送装置に対して、検査用のプローブパケットに転送装置の識別情報を付与し、前記識別情報を付与したプローブパケットを返信し、当該プローブパケットを前記計算ツリーに従って転送する命令を定めた命令情報を送信する制御部と、
前記検査用のプローブパケットを前記計算ツリーの転送装置へ送信する送信部と、
当該計算ツリーの転送装置から返信された返信プローブパケットに付与されている転送装置の識別情報を用いて、前記検査用のプローブパケットが経由した複数の転送装置と経由順序とを含む実ツリーを生成する生成部と、
前記実ツリーと前記計算ツリーとを比較する比較部と、
を備えることを特徴とする経路検査装置。 - 前記転送装置の識別情報を付与する命令は、
前記検査用のプローブパケットにVLAN(Virtual Local Area Network)タグまたはMPLS(Multi-Protocol Label Switching)ラベルを追加し、前記VLANタグまたは前記MPLSラベルに含まれる情報を前記転送装置の識別情報に変更する命令であることを特徴とする請求項1に記載の経路検査装置。 - 前記送信部は、前記検査用のプローブパケットに時刻情報を付与して送信し、
前記生成部は、
前記返信プローブパケットに付与されている時刻情報に基づき、送信した前記検査用のプローブパケットに対応する返信プローブパケットを特定することを特徴とする請求項1または2に記載の経路検査装置。 - 前記記憶部は、
前記計算ツリーをマルチキャストグループ毎に定めることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の経路検査装置。 - SDN(Software Defined Networking)を用いてネットワーク内の経路を検査する経路検査装置で行う経路検査方法において、
前記経路検査装置は、
パケットが経由する複数の転送装置と経由順序とを定めた計算ツリーを記憶部に記憶しておく記憶ステップと、
前記計算ツリーに従ってパケットを転送する複数の転送装置に対して、検査用のプローブパケットに転送装置の識別情報を付与し、前記識別情報を付与したプローブパケットを返信し、当該プローブパケットを前記計算ツリーに従って転送する命令を定めた命令情報を送信する制御ステップと、
前記検査用のプローブパケットを前記計算ツリーの転送装置へ送信する送信ステップと、
当該計算ツリーの転送装置から返信された返信プローブパケットに付与されている転送装置の識別情報を用いて、前記検査用のプローブパケットが経由した複数の転送装置と経由順序とを含む実ツリーを生成する生成ステップと、
前記実ツリーと前記計算ツリーとを比較する比較ステップと、
を行うことを特徴とする経路検査方法。 - 前記転送装置の識別情報を付与する命令は、
前記検査用のプローブパケットにVLAN(Virtual Local Area Network)タグまたはMPLS(Multi-Protocol Label Switching)ラベルを追加し、前記VLANタグまたは前記MPLSラベルに含まれる情報を前記転送装置の識別情報に変更する命令であることを特徴とする請求項5に記載の経路検査方法。 - 前記送信ステップでは、前記検査用のプローブパケットに時刻情報を付与して送信し、
前記生成ステップでは、
前記返信プローブパケットに付与されている時刻情報に基づき、送信した前記検査用のプローブパケットに対応する返信プローブパケットを特定することを特徴とする請求項5または6に記載の経路検査方法。 - 前記記憶ステップでは、
前記計算ツリーをマルチキャストグループ毎に定めることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の経路検査方法。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の経路検査装置としてコンピュータを機能させることを特徴とする経路検査プログラム。
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JP2017151369A JP7002241B2 (ja) | 2017-08-04 | 2017-08-04 | 経路検査装置、経路検査方法および経路検査プログラム |
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JP2010109424A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Nec Corp | 品質管理装置、システム、方法、及びプログラム |
JP2014236388A (ja) * | 2013-06-03 | 2014-12-15 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 | パケット転送装置、検査制御装置、検査方法、検査制御方法、及びプログラム |
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