JP2019030568A - Cooker - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、大気圧よりも高い圧力で調理を行う調理器に関するものである。 The present invention relates to a cooker that performs cooking at a pressure higher than atmospheric pressure.
従来から、調理器内の鍋に収容した被調理物を加熱することで発生する水蒸気を利用し、鍋内に大気圧よりも高い圧力を掛けて調理を行う調理器は知られている(例えば、特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, a cooking device is known that uses water vapor generated by heating an object to be cooked contained in a pan in a cooking device and applies a pressure higher than atmospheric pressure in the pan (for example, , See Patent Document 1).
このような従来の調理器は、内釜と内蓋で圧力空間を構成するものであるが、圧力を抑え込むことが難しく、安全性に課題がある。また、圧力に抗して圧力空間を保持する構造が複雑になるという課題がある。 Such a conventional cooker constitutes a pressure space with an inner pot and an inner lid, but it is difficult to suppress the pressure and there is a problem in safety. Further, there is a problem that the structure for holding the pressure space against the pressure becomes complicated.
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、安全に圧力空間を保持できる調理器を提供することを目的とする。 This invention is made | formed in order to solve said subject, and it aims at providing the cooker which can hold | maintain a pressure space safely.
本発明に係る調理器は、上部に開口を有する本体と、本体開口から出し入れ可能に本体内に収容される、底部を有する筒状で上端に開口が設けられた内鍋と、本体に回動可能に設けられ、本体の上部を覆う蓋体と、シール部材を有し、内鍋の上端開口の全周にシール部材を接触させて内鍋を密封可能に覆う、蓋体に取り付けられた内蓋と、内鍋と内蓋のシール部材の接触状態を保持し、内鍋と内蓋を密封状態とするロック手段と、内鍋と内蓋で密封された内部空間に掛かる所定の圧力から大気圧と同じ圧力に戻すための減圧手段と、本体内に設けられ、内鍋を加熱する加熱手段と、加熱手段を制御する制御手段と、を備え、ロック手段は、ロックリングを有し、内釜はフランジ張り出し部を有し、ロックリングとフランジ張り出し部を係合させることで内鍋と内蓋を密封状態とするものである。 The cooker according to the present invention includes a main body having an opening in the upper part, a cylindrical shape having a bottom part, which is accommodated in the main body so as to be able to be inserted and removed from the main body opening, and an inner pan having an opening at the upper end, and the main body is rotated. An inner lid attached to the lid that covers the inner pan so that the inner pan can be sealed by contacting the entire circumference of the upper end opening of the inner pan so that the inner pan can be sealed. A lock means for maintaining the contact state of the lid, the inner pan and the inner lid seal member, and sealing the inner pan and the inner lid, and a predetermined pressure applied to the inner space sealed by the inner pan and the inner lid. A pressure reducing means for returning to the same pressure as the atmospheric pressure, a heating means provided in the main body for heating the inner pan, and a control means for controlling the heating means, the locking means having a lock ring, The hook has a flange overhang, and the lock ring and the flange overhang are engaged. It is to the inner pot and the inner lid and the sealing state in Rukoto.
本発明によれば、内鍋と内蓋のシール部材の接触状態を保持し、内鍋と内蓋を密封状態とするロック手段を設け、ロック手段は、ロックリングを有し、内釜はフランジ張り出し部を有し、ロックリングとフランジ張り出し部を係合させることで内鍋と内蓋を密封状態とするようにしたので、安全に圧力空間を保持でき、安心して圧力調理を行うことができるようになる。 According to the present invention, there is provided locking means for maintaining the contact state between the sealing member of the inner pot and the inner lid and sealing the inner pot and the inner lid, the locking means has the lock ring, and the inner hook is the flange. Since it has an overhanging part and the inner ring and the inner lid are sealed by engaging the lock ring and the flange overhanging part, the pressure space can be safely held and pressure cooking can be performed with peace of mind. It becomes like this.
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略または簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさおよび配置等は、この発明の範囲内で適宜変更することができる。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In the drawings, the same or corresponding parts are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted or simplified as appropriate. In addition, the shape, size, arrangement, and the like of the configuration described in each drawing can be changed as appropriate within the scope of the present invention.
実施の形態1.
[調理器全体の概略構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る調理器の全体斜視図、図2は本発明の実施の形態1に係る調理器の蓋体を開いた状態の全体斜視図、図3は本発明の実施の形態1に係る調理器を図1に示す切断線A−Aで前後方向に切断した断面図、図4は本発明の実施の形態1に係る調理器を図1に示す切断線B−Bで左右方向に切断した断面図、図5は本発明の実施の形態1に係る調理器に収容される内鍋の斜視図、図6は本発明の実施の形態1に係る調理器の蓋体を、内鍋の上端開口側と対向する面側から見た図、図7は本発明の実施の形態1に係る調理器の蓋体から外郭部品を取り外した状態の斜視図、図8(aは)本発明の実施の形態1に係る調理器の内鍋内圧力検知手段が、大気圧よりも低い状態であるときの要部断面図、図8(b)は本発明の実施の形態1に係る調理器の内鍋内圧力検知手段が、大気圧と同じ状態であるときの要部断面図、図8(c)は本発明の実施の形態1に係る調理器の内鍋内圧力検知手段が、大気圧よりも高い所定の圧力が掛かっている状態であるときの要部断面図、図9(a)は、本発明の実施の形態1に係る調理器の蓋体の、外郭部品を取り外した状態を図7と別の方向から見た斜視図、図9(b)は、図9(a)に示す切断線C−Cで前後方向に切断した断面図、図9(c)は、図9(b)に示すG部の拡大図、図10はロック操作ノブとロックリング回動レバーを外して内蓋取付け忘れ防止手段を露出させた状態図、図11(a)は図3に示すP部の部分拡大図、図11(b)は内蓋取付け忘れ防止手段可動部の部品単品図、図11(c)は内蓋が取り付けられているときの内蓋取付け忘れ防止手段の可動部の概略状態図、図11(d)は内蓋が取り付けられていないときの内蓋取付け忘れ防止手段の可動部の概略状態図、図11(e)はP方向から見た内蓋取付け忘れ防止手段の可動部の概略状態図である。
[Schematic configuration of the entire cooker]
1 is an overall perspective view of a cooking device according to
図1から図4に示すように、本発明の実施の形態1に係る調理器100は、被調理物を大気圧よりも高い圧力で調理を行う調理器であり、本体1と蓋体2で構成されている。本体1は上面が開口しており、その開口した内部に内鍋収容部1a(図3参照)を備えている。
As shown in FIGS. 1 to 4, a
内鍋収容部1aには、図5に示す上面が開口した有底筒状の内鍋3が出し入れ可能に収容される。内鍋3は被調理物を収容するための調理容器であり、加熱手段が誘導加熱式である場合は導電性であること、高耐圧であることを考慮し一般的に金属材料、例えばアルミや銅など複数の素材を積層して張り合わせたクラッド材形成される。但し、金属に限定されるものではなく、高耐圧であれば導電性を有する炭素素材、一部に導電性の材料を有する土鍋等で形成してもよい。
In the inner pot accommodating
[内鍋]
図5に示すように、内鍋3は上面が開口しており、底部3dと胴部3cを有する筒状の形状をしている。開口の上端全周には内鍋内側から外側へ向かって伸びたフランジ部3bが設けられている。フランジ部3bには、フランジ部3bの端部からさらに外側に伸びたフランジ張り出し部3b1が等間隔で複数設けられている。
[Inner pot]
As shown in FIG. 5, the
胴部3d外側の上面開口寄りには持ち手3aが設けられている。持ち手3aは内鍋3を本体1に出し入れするとき等に持つところであり、樹脂で形成されている。また、持ち手3aは、内鍋収容部1aに内鍋3を収容したとき、内鍋3が回転しないように位置決めとしても機能している。内鍋3を回転しないようにする必要性については後段で説明する。
A
[本体]
本体1の内部で、内鍋収容部1aの外側には内鍋3を加熱、さらに云えば内鍋3に収容された被調理物を加熱するための加熱手段11及び12が設けられている。加熱手段11は、例えば電磁誘導式の加熱源で環状の誘導加熱コイル11a、11b、11c(以降加熱手段11としてまとめて説明する)で構成される。誘導加熱コイル11は図3に示すように、内鍋3の底部3dに対応する位置に設けられている。
[Main unit]
Inside the
加熱手段12は、例えば輻射式の加熱源で構成される。加熱手段12は図3に示すように、内鍋3の胴部3c(図5参照)に対応する位置に設けられている。なお、本発明の実施の形態1では加熱手段11を電磁誘導式の加熱源、加熱手段12を輻射式の加熱源としたが、これに限定されるものではなく、その逆であってもよいし、加熱手段11と加熱手段12の何れも電磁誘導式の加熱源、あるいは輻射式の加熱源としてもよい。
The heating means 12 is composed of, for example, a radiation type heat source. As shown in FIG. 3, the heating means 12 is provided at a position corresponding to the body portion 3 c (see FIG. 5) of the
また、本体1の内部には加熱手段11や加熱手段12等を駆動させる基板23を備えている。基板23には、図示しない電源コードにより商用電源が供給される。さらに、本体1の内部には基板23や加熱手段11を冷却するための送風手段24を備えている。
In addition, a
それから、本体1の内部には操作手段25a、表示手段25b、図示しない報知手段を搭載した操作表示基板25を備えている。ここでいう報知手段とは、スピーカーやブザー等の音声で報知を行うものである。但し、報知の手段は音声だけに限定されるものではなく、表示手段25bに表示することで報知することも可能である。
Then, an
操作手段25aは機械式のスイッチであり、図2に示す本体外側に設けられた操作ボタン1fを押下することで入力され、この入力信号により図示しない制御手段が調理のメニュー、調理条件、調理時間等を設定するものである。なお、本発明の実施の形態1では操作手段25aを機械式のスイッチとしたが、これに限定されるものではなく静電容量の変化で入力を検出するタッチスイッチ式としてもよい。
The operation means 25a is a mechanical switch, and is input by pressing an
表示手段25bは液晶表示装置であり、操作手段25aで設定した調理のメニュー、調理条件、調理時間等を文字、数字、図形等で表示するものである。表示手段25bの表示内容は、図2に示す本体外側に設けられた、可視光が透過可能な窓状の表示部1eにより外部から視認できる。なお、本発明の実施の形態1では表示手段25bを液晶表示装置としたが、これに限定されるものではなく7セグメントのLED等を使用してもよい。
The display means 25b is a liquid crystal display device, and displays the cooking menu, cooking conditions, cooking time, etc. set by the operating means 25a in characters, numbers, figures and the like. The display content of the display means 25b can be visually recognized from the outside by a window-shaped
本発明の実施の形態1では操作表示基板25を本体1に設けたが、これに限定されるものではなく蓋体2に設けるようにしてもよい。
In the first embodiment of the present invention, the
本体1の内部で、内鍋収容部1aの底面には、内鍋3の底部3dの外側に接触させて、内鍋3の底部3dの外側の温度を直接検知する温度検知手段8が設けられている。温度検知手段8の温度検知信号が図示しない制御手段に送信され、その測定された温度により制御手段が加熱手段11及び12の火力を制御したり、調理状態を表示手段25bに表示したりする。
Inside the
[蓋体]
蓋体2は、本体上面に設けられたヒンジ部1bに回動可能に取り付けられている。ヒンジ部1bは図3に示すように、回動軸21とヒンジバネ22を備えている。蓋体2は、回動軸21の軸心を中心に回動する。
[Lid]
The
ヒンジバネ22は、蓋体2を開放する方向に付勢するものである。ヒンジバネ22により開放方向に付勢された蓋体2を、ヒンジバネ22の付勢力に抗して手動で回動させると、ヒンジ部1bに取り付けられた側と反対側の端部に設けられた係止部2aが、本体1の上面に設けられたラッチ1dに係ることで係止され、蓋体2は本体1の上面開口を閉塞する。
The
本体1の上面開口を閉塞した状態の蓋体2は、図2及び3に示す本体外側に設けられた蓋体開ボタン1cを押すと、ラッチ1dが係止部2aから離れるように移動し係止状態が解除され、ヒンジバネ22の付勢力で回動軸21の軸心を中心に開放方向へ回動する。但し、ヒンジバネ22には蓋体2が全開の位置まで回動するほどの付勢力はないので、全開の位置までの回動は手動で行う。
When the
ヒンジバネ22の付勢力を蓋体2が全開の位置まで回動するほどまでに強くすると、係止状態が解除された瞬間に蓋体2が勢いよく開放されるため危険である、蓋体2を閉じるときの抵抗力が強く使い勝手が悪くなる、蓋体2が勢いよく全開の位置まで回動したときの反動で内鍋3に収容された被調理物が零れる等、安全性や使い勝手によくない影響を及ぼしてしまう。そのため、ヒンジバネ22には蓋体2が全開の位置まで回動するほどの付勢力を持たせていない。
If the biasing force of the
蓋体2の、本体1の上面と対向する面側には内蓋4が設けられている。内蓋4は内鍋3の開口を閉塞するためのものである。内蓋4は図2、4、6に示す内蓋固定手段4aで蓋体2に取付けられている。内蓋固定手段4aは、例えばネジで固定するものである。
An
内蓋4は内鍋3の開口を密接して閉塞するため、外周にシール部材5を備えている。シール部材5は、柔軟性、耐熱性、食品安全性等の観点からシリコーンゴムで形成されている。シール部材5は、内鍋3の開口の上端全周に設けられたフランジ部3bと、全周で接触するように設けられている。
The
内蓋4が取り付けられていないと内鍋3の開口を密接して閉塞できないため、調理器として使用できない。よって、内蓋4が取り付けられていることをチェックする機構が設けられており、図3に示す内蓋取付け忘れ防止手段9がそれに相当する。
If the
内蓋取付け忘れ防止手段9は、図10に示すようにロックリング回動レバー6bのノブ回転部6aを取り外すと一部が見えるようになる。組み立て状態では図11(a)に示すように、内蓋取付け忘れ防止手段9の一部は、付勢手段13と一緒にロックリング回動レバー6bのノブ回転部6aに収容されており、ロックリング回動レバー6bのノブ回転部6aにロック操作ノブ取付けネジ6dで固定されているロック操作ノブ6の回転に合わせて一緒に回転するようになっている。回転するのは、図11(b)に示す内蓋取付け忘れ防止手段可動部9aである。
A part of the inner lid attachment forgetting prevention means 9 can be seen when the
但し、どのような状態であっても回転するという訳ではなく、内蓋4が取付けられていないときは回転しない、つまり内蓋4が取付けられていないときはロック操作ノブ6の操作ができない構造となっている。
However, it does not rotate in any state, and does not rotate when the
内蓋取付け忘れ防止手段9の構造を図11により説明すると、まず、図11(b)に示す内蓋取付け忘れ防止手段可動部9aは、ピン状の内蓋検出部91、4つの回転抑止リブ92a、92b、92c、92dを有している。
The structure of the inner lid attachment forgetting prevention means 9 will be described with reference to FIG. 11. First, the inner lid attachment forgetting prevention means
内蓋取付け忘れ防止手段可動部9aの内蓋検出部91は、図11(a)に示すように、内蓋4が取り付けられていると、内蓋検出部91の先端部が内蓋4と接触している。内蓋4が所定の位置に取付けられていると、図11(c)に示すように、内蓋取付け忘れ防止手段可動部9aの内蓋検出部91が内蓋4により押し上げられるようになっている。このとき、付勢手段13は圧縮されている。
As shown in FIG. 11A, when the
また、回転抑止リブ92a、92b、92c、92dは、溝部10の側壁から外れる位置まで上方へ移動している。このように回転抑止リブ92a、92b、92c、92dが上方へ移動しているとき、ロック操作ノブ6の操作ができる状態である。
Further, the
図11(d)に示すように、内蓋4が取付けられていないとき、内蓋取付け忘れ防止手段可動部9aの内蓋検出部91が内蓋4により押し上げられることがなく、内蓋取付け忘れ防止手段可動部9aは逆に付勢手段13により下方に付勢されている。内蓋取付け忘れ防止手段可動部9aが下方に付勢されていることにより、回転抑止リブ92a、92b、92c、92dは、溝部10の側壁に収まる位置まで下方へ移動している。
As shown in FIG. 11 (d), when the
回転抑止リブ92a、92b、92c、92dが、溝部10の側壁に収まる位置まで下方へ移動すると、図11(e)に示すように、回転抑止リブ92a、92b、92c、92dが十字状あるいはプラス状の溝部10に収まることで、内蓋取付け忘れ防止手段可動部9aを回転させようとすると溝部10の側壁に回転抑止リブ92a、92b、92c、92dがそれぞれ接触するようになるので、回転を阻害するようになっている。
When the
つまり、内蓋4が取付けられていないと、内蓋取付け忘れ防止手段9の内蓋取付け忘れ防止手段可動部9aに設けられた回転抑止リブ92a、92b、92c、92dが十字状あるいはプラス状の溝部10の側壁に接触するようになり、内蓋取付け忘れ防止手段可動部9aの回転を阻害するので、一緒に回転するロック操作ノブ6の操作もできないことになる。よって、内蓋4が取付けられていないと、ロック操作ノブ6の操作ができないことで内蓋4の取付け忘れを防止できるようになっている。
That is, if the
蓋体2の係止部2aが、本体1上面のラッチ1dに係り係止され、蓋体2が本体1の上面開口を閉塞した状態のとき、シール部材5は内鍋3のフランジ部3bに押し付けられるように接触する。
When the latching portion 2a of the
本発明の実施の形態1に係る調理器100は、前述したように被調理物を大気圧よりも高い圧力で調理を行う調理器であり、内蓋4で閉塞された内鍋3の内部が調理のための空間、すなわち加圧空間P(図3、4参照)となる。
The
調理中は加圧空間Pに2.1〜2.2気圧の圧力が掛かるようになっているため、蓋体2の係止部2aが、本体1上面のラッチ1dに係り係止されるだけでは加圧空間Pに掛かる2.1〜2.2気圧の圧力に抗しきれず、蓋体2が開放されてしまう。そのため、調理中に圧力が掛かっても加圧空間Pが確保できるよう、内蓋4による内鍋3の上面開口の閉塞状態を機械的に保持する構成を備えている。
During cooking, since pressure of 2.1 to 2.2 atmospheres is applied to the pressurized space P, the locking portion 2a of the
なお、ここでの2.1〜2.2気圧とは、真空状態を圧力0の基準として測定した絶対圧での圧力である。大気圧を圧力0の基準として測定したゲージ圧では1.1〜1.2気圧となる。この後の気圧に関する記載は全て絶対圧での圧力の記載となる。 In addition, 2.1-2.2 atmospheres here are the pressure in the absolute pressure which measured the vacuum state on the basis of the pressure of 0. The gauge pressure measured with the atmospheric pressure as the reference of 0 pressure is 1.1 to 1.2 atmospheres. All the descriptions relating to the atmospheric pressure after this are the pressures in absolute pressure.
[保持構成]
図2、3、6に示すように、蓋体2は、本体1の上面と対向する面側にロックリング7を備えている。ロックリング7は図6に示すように環状をしており、等間隔に設けられた複数の係合部7aを有する。
[Retention configuration]
As shown in FIGS. 2, 3, and 6, the
隣り合う係合部7aの間には切欠き部7bが設けられている。ロックリング7の複数の係合部7aの数は、内鍋3の複数のフランジ張り出し部3b1と同数である。また、係合部7aの数と切欠き部7bの数も同数である。
A
ロックリング7は、図6に示す回動中心Dを中心にして回動可能に蓋体2に支持されている。ロックリング7は、図1に示すロック操作ノブ6を、後述する基準の位置から回転させることで回動する。ロック操作ノブ6は無限に回転するわけではなく、例えば基準の位置から15〜20度程度回転し、そこで止まるようになっている。
The
前述したように、内鍋3は本体1の内鍋収容部1aに、回転しないように位置を決めて収容される。内鍋3の位置を決めておく必要があるのは、内鍋3のフランジ張り出し部3b1と、ロックリング7の係合部7aとの位置関係が変わらないようにするためである。
As described above, the
ロックリング7と内鍋3を平面視(図示せず)で重ねてみたとき、ロックリング7の切欠き部7bの位置に内鍋3のフランジ張り出し部3b1が位置するようになっている状態、つまり、ロックリング7の係合部7aは、内鍋3のフランジ張り出し部3b1が無いフランジ部3bの位置する状態のときのロック操作ノブ6の位置を基準の位置とする。ロック操作ノブ6の位置が基準の位置にあるときが、蓋体2の開放が可能な状態である。
When the
蓋体2の係止部2aが、本体1上面のラッチ1dに係り係止され、蓋体2が本体1の上面開口を閉塞した状態のとき、図3に示すようにロックリング7の係合部7aは、内鍋3のフランジ張り出し部3b1よりも上下方向において下にくるように設けられている。
When the latching portion 2a of the
前述のようにロック操作ノブ6が基準の位置にあるときが、蓋体2の開閉が可能な状態のときであり、ロックリング7の係合部7aが、内鍋3のフランジ張り出し部3b1が無いフランジ部3bの位置で内鍋3のフランジ張り出し部3b1よりも上下方向において下にくるようになっている。
As described above, when the
ロックリング7の係合部7aが、内鍋3のフランジ張り出し部3b1が無いフランジ部3bの位置で内鍋3のフランジ張り出し部3b1よりも上下方向において下にきているときにロック操作ノブ6を回転させてロックリング7を回動させると、ロックリング7の係合部7aが内鍋3のフランジ張り出し部3b1の下に入り込むように回動する。
When the engaging
このロックリング7を回動させた状態で、ロックリング7の係合部7aと内鍋3のフランジ張り出し部3b1を平面視(図示せず)で重ねてみると、内鍋3のフランジ張り出し部3b1が位置するところにロックリング7の係合部7aが位置している。つまり、内鍋3のフランジ張り出し部3b1とロックリング7の係合部7aが重なる位置に回動している。
When the
また、ロックリング7の係合部7aは内鍋3のフランジ張り出し部3b1と接触した状態で重なるように係合するようになっていて、このときシール部材5は内鍋3のフランジ部3bに押し付けられて接触している。
Further, the engaging
ロック操作ノブ6を回転させて内鍋3のフランジ張り出し部3b1とロックリング7の係合部7aが接触した状態で重なる位置にロックリング7を回動させることで、加圧空間Pに2.1〜2.2気圧の圧力が掛かってもシール部材5は内鍋3のフランジ部3bに押し付けられるように接触しているため、シール部材5の接触しているところから加圧空間Pに掛かる圧力が逃げることがない。また、ロックリング7の係合部7aと内鍋3のフランジ張り出し部3b1は重なるように係合しているので、加圧空間Pに掛かる2.1〜2.2気圧の圧力に負けることなく蓋体2の閉塞状態を維持できる。
By rotating the
このようにロックリング7の係合部7aと内鍋3のフランジ張り出し部3b1が係合することで蓋体2の閉塞状態を維持できるので、ロックリング7の係合部7aと内鍋3のフランジ張り出し部3b1とが蓋体2の閉塞状態を維持するロック手段となる。
Thus, since the
ロックリング7の係合部7aと内鍋3のフランジ張り出し部3b1が確実に重なるように係合させるため、前述のように内鍋3は本体1の内鍋収容部1aに、回転しないように位置を決めて収容される。内鍋3の位置を決めておくことで、内鍋3のフランジ張り出し部3b1と、ロックリング7の係合部7aとの位置関係が変わらないようにするためである。
In order to engage the
さらに蓋体2には、本発明の実施の形態1に係る調理器100を、被調理物を大気圧よりも高い圧力で調理を行う調理器として機能させる構成が複数設けられている。
Furthermore, the
図7に示すように蓋体2内部にはロック検知手段31が設けられている。ロック検知手段31は、ロックリング7が、係合部7aと内鍋3のフランジ張り出し部3b1が重なるように係合するまで回動したことを検知するもので、例えばマイクロスイッチを使用して、そのON、OFFでロック状態、非ロック状態を検知する。
As shown in FIG. 7, lock detection means 31 is provided inside the
ロック状態を検知した信号が制御手段に送信されると、制御手段はロック状態であると判断、言い換えるとシール部材5が内鍋3のフランジ部3bに押し付けられて接触している状態であると判断し調理開始の操作等が行えるようになる。
When the signal that detects the locked state is transmitted to the control means, the control means determines that the lock is in the locked state. In other words, the
また、制御手段はシール部材5が内鍋3のフランジ部3bに押し付けられて接触している状態(ロック状態)であると判断しているときに加熱手段11、加熱手段12の通電を行うようになっている。さらに、制御手段はロック状態であることを表示手段25bに表示するようになっている。このとき、表示に合わせて報知手段によりロック状態であることを報知するようになっている。
In addition, when the control means determines that the
ロックリング7の係合部7aと内鍋3のフランジ張り出し部3b1が係合していない状態で2.1〜2.2気圧の圧力が掛かると蓋体2が開放され、高温の蒸気や熱水が噴き出す危険であるため、安全を確保するために係合状態を検知している。
When pressure of 2.1 to 2.2 atm is applied in a state where the engaging
図2、3、6に示す4bは圧力調整手段である。加圧空間Pに掛かる圧力は、調理の過程で、加圧空間Pに収容された食材や水等の被調理物が加熱されることで発生する水蒸気の蒸気圧により加圧される。圧力が掛かり過ぎると危険であるので、加圧空間Pに掛かる圧力が2.1〜2.2気圧になるように調整するものである。 4b shown in FIGS. 2, 3, and 6 is a pressure adjusting means. The pressure applied to the pressurizing space P is increased by the vapor pressure of water vapor generated by cooking the food or water to be cooked contained in the pressurizing space P during the cooking process. Since it is dangerous if too much pressure is applied, the pressure applied to the pressurized space P is adjusted to be 2.1 to 2.2 atmospheres.
加圧空間Pの圧力が2.2気圧以上になると、圧力調整手段4bの図示しない調圧弁が開き圧力を逃がすようになっている。圧力を逃がすと蒸気が排出されるので、排出された蒸気は図3に示す蒸気排出のためのカートリッジである蒸気排出部2cを通過し、図1に示す排気口2bから調理器外へ排出される。蒸気排出部2cは、図示しないラビリンス構造により調理器外へ排出する蒸気の勢いを抑制する機能も備える。 When the pressure in the pressurizing space P becomes 2.2 atm or more, a pressure regulating valve (not shown) of the pressure adjusting means 4b is opened to release the pressure. Since the steam is discharged when the pressure is released, the discharged steam passes through the steam discharge section 2c which is a cartridge for discharging steam shown in FIG. 3, and is discharged out of the cooker from the exhaust port 2b shown in FIG. The The steam discharge part 2c also has a function of suppressing the momentum of steam discharged outside the cooker by a labyrinth structure (not shown).
図2、6に示す4cは圧力状態検知手段である。圧力状態検知手段4cは図7、8を参照して説明する。 4c shown in FIGS. 2 and 6 is a pressure state detecting means. The pressure state detection means 4c will be described with reference to FIGS.
(圧力状態検知手段)
圧力状態検知手段4cは、加圧空間P内の圧力状態を検知するもので、圧力状態検知スイッチ41、42、検知レバー43、レバー可動力伝達手段44、シールパッキン45で構成されている。圧力状態検知スイッチ41は、大気圧よりも圧力が高くなっている状態を検知するスイッチである。圧力状態検知スイッチ42は、大気圧よりも圧力が低くなっている状態を検知するスイッチである。
(Pressure state detection means)
The pressure
圧力状態検知スイッチ41、42はフォトセンサーで、検知レバー43が動きフォトセンサーの光を遮ると検知するようになっている。検知レバー43はレバー動力伝達手段44により動作する。
The pressure state detection switches 41 and 42 are photosensors that detect when the
レバー動力伝達手段44はシリコーンゴムで形成されたシールパッキン40で付勢されており、加圧空間Pの圧力が大気圧と同じ状態のときは、図8(b)に示すように、検知レバー43が圧力状態検知スイッチ41、42のフォトセンサーいずれの光も遮らない位置にくるようにしてある。 The lever power transmission means 44 is urged by a seal packing 40 made of silicone rubber. When the pressure in the pressurizing space P is the same as the atmospheric pressure, as shown in FIG. 43 is positioned so as not to block light from any of the photosensors of the pressure state detection switches 41 and 42.
加圧空間Pの圧力が大気圧よりも高い1.05気圧以上の圧力が掛かると、図8(c)に示すように、その圧力によりレバー動力伝達手段44が上方向に押し上げられる。その押し上げられたレバー動力伝達手段44により検知レバー43が上方に動作し圧力状態検知スイッチ41のフォトセンサーの光を遮ると、加圧空間Pの圧力が大気圧よりも高い圧力が掛かっていることを検知する。この検知信号は図示しない接続線で、図示しない制御手段に送信される。この検知状態は、図示しないLEDや、表示手段25bで表示される。
When the pressure in the pressurized space P is 1.05 atm or higher, which is higher than the atmospheric pressure, the lever power transmission means 44 is pushed upward by the pressure as shown in FIG. When the
本発明の実施の形態1に係る調理器のように圧力を掛けて調理する構成のものは、圧力調整をするため自然に大気圧に戻らない構成、つまり加圧空間Pは密閉空間となっているので加圧空間P内の温度が下がると加圧空間P内が負圧となってしまい、蓋体2が開放できなくなる。
In the cooker according to the first embodiment of the present invention, the one configured to apply pressure and cook does not naturally return to atmospheric pressure in order to adjust the pressure, that is, the pressurized space P is a sealed space. Therefore, when the temperature in the pressurizing space P decreases, the inside of the pressurizing space P becomes negative pressure, and the
そのため、加圧空間Pの圧力が負圧となったときに、図8(a)に示すように、レバー動力伝達手段44が加圧空間P側へ引かれるので、レバー動力伝達手段44が加圧空間P側である下方向に下がることで検知レバー43が下方に動作し圧力状態検知スイッチ42のフォトセンサーの光を遮ると、加圧空間Pが負圧になっていることを検知する。この検知信号は図示しない接続線で、図示しない制御部であるマイコンに送信される。この検知状態は、図示しないLEDや、表示手段25bで表示される。
Therefore, when the pressure in the pressurizing space P becomes negative, the lever power transmission means 44 is pulled toward the pressurizing space P as shown in FIG. When the
負圧状態になった場合、制御手段は図示しない強制開放手段を動作させ、加圧空間Pの圧力を図8(b)に示す大気圧と同じ状態と同じに戻し、蓋体2を開放可能にする。なお、強制開放手段は制御部が行わず手動で動作させてもよい。 When the negative pressure state is reached, the control means operates a forcible opening means (not shown) to return the pressure in the pressurizing space P to the same state as the atmospheric pressure shown in FIG. To. Note that the forcible opening means may be operated manually without the control unit.
加圧空間Pの圧力が大気圧よりも高い1.05気圧以上の圧力が掛かっている状態のとき蓋体2が開放されると高温、高圧の蒸気が噴出し危険である。そのため、蓋体2は、この状態のときに蓋体2が開放されないようにする図7に示す安全装置45を備えている。安全装置45は図7、8、9を参照して説明する。
If the
(安全装置)
図7に示す45は安全装置である。安全装置45は安全装置駆動軸45aと安全装置可動部45bを有している。安全装置可動部45bはロック操作ノブ6の回転に連動して動作する。図7はロック操作ノブ6を図示していないが、ロック操作ノブ6を回転させると動作するロックリング回動レバー6bがロック状態の位置(ロックリング7の係合部7aと内鍋3のフランジ張り出し部3b1が係合している位置)にあることを示している。
(Safety device)
この状態から、図7に図示していないロック操作ノブ6を図7に示すEの方向、つまりロック状態を解除する方向に回転させると、ノブ回転部6aに取り付けられたロックリング回動レバー6bが、ロックリング7に設けられたロックリング駆動軸6cを図7に示すE方向に回動させ、それにともないロックリング7がE方向に回動するようになっている。
From this state, when the lock operation knob 6 (not shown in FIG. 7) is rotated in the direction E shown in FIG. 7, that is, the direction to release the lock state, the lock
このとき、ロックリング回動レバー6bが安全装置45に設けられた安全装置駆動軸45aを図7に示すFの方向に可動させる。これにより安全装置可動部45bもFの方向に可動する。
At this time, the lock
前述のように、加圧空間Pに大気圧よりも高い1.05気圧以上の圧力が掛かっていると、図8(c)に示すように、その圧力によりレバー動力伝達手段44が上方向に押し上げられ、その押し上げられたレバー動力伝達手段44により検知レバー43が上方に動作する。
As described above, when a pressure of 1.05 atm or higher, which is higher than the atmospheric pressure, is applied to the pressurized space P, the lever power transmission means 44 is moved upward by the pressure as shown in FIG. The
検知レバー43が上方に位置しているとき、言い換えると加圧空間Pに大気圧よりも高い1.05気圧以上の圧力が掛かっているとき、ロック操作ノブ6を、ロック状態を解除する方向に回転させると、図9(b)、(c)に示すように検知レバー43と安全装置可動部45bの安全装置可動部端部45cが接触し、安全装置可動部45bがそれ以上F方向へ移動できなくなる。つまり、安全装置可動部45bが移動できなくなることで、連動しているロック操作ノブ6を回転させることができなくなる。
When the
よって、安全装置45により加圧空間Pに大気圧よりも高い1.05気圧以上の圧力が掛かっているときは、ロック操作ノブ6を、ロック状態を解除する位置まで回転させることができないので、加圧状態のときに蓋体2を開放して高圧の蒸気が噴出するなどの危険を回避することができる。
Therefore, when a pressure of 1.05 atm or higher, which is higher than atmospheric pressure, is applied to the pressurizing space P by the
なお、ここで蓋体2が開放できない設定値を1.05気圧以上としているのは、消費生活用製品安全法の技術上の基準において、内部の圧力が絶対圧で1.05気圧未満(消費生活用製品安全法文面ではゲージ圧で5.0キロパスカル未満)にならなければ蓋を開けることができない構造にすること、となっているからである。
Here, the setting value at which the
ここで、消費生活用製品安全法文面のゲージ圧で5.0キロパスカル未満について解説すると、ゲージ圧で1気圧は約100.0キロパスカルであるので、5.0キロパスカルは0.05気圧となる。よって絶対圧では1.05気圧となるので、ゲージ圧の5.0キロパスカル未満と絶対圧の1.05気圧未満は同じ圧力である。 Here, the gauge pressure of the consumer product safety law text is less than 5.0 kilopascals. Since 1 atm is about 100.0 kilopascals in gauge pressure, 5.0 kilopascals is 0.05 atm. It becomes. Therefore, since the absolute pressure is 1.05 atm, the gauge pressure less than 5.0 kilopascals and the absolute pressure less than 1.05 atm are the same pressure.
加圧空間Pが大気圧と同じ状態、あるいは負圧の状態のときは、検知レバー43の位置が下がり、安全装置可動部45bがF方向に移動することを妨げないようになっている。但し、負圧の状態のときは、ロック状態を解除する位置まで回転させることができたとしても、強制開放手段を動作させ、加圧空間Pの圧力を大気圧と同じ状態と同じに戻さなければ蓋体2を開放することができない。
When the pressurizing space P is in the same state as the atmospheric pressure or in a negative pressure state, the position of the
(減圧手段)
次に、加圧された加圧空間Pの圧力を大気圧に戻す減圧手段51について、図4、及び図12〜15を参照して説明する。図12(a)は、減圧手段の動作を説明するもので蒸気弁開閉手段による蒸気弁の全閉状態を表した図、図12(b)は、減圧手段の動作を説明するもので蒸気弁開閉手段による蒸気弁の全開状態を表した図、図13は、減圧手段の動作を説明するもので蒸気弁開閉手段の構成を示す斜視図、図14(a)は、減圧手段の動作を説明するもので蒸気弁開閉手段による蒸気弁の開放途中の状態を表した図、図14(b)は、減圧手段の動作を説明するものでスライド部材の傾斜部周辺の要部拡大図、図15(a)は、本発明の実施の形態1に係る調理器の蒸気弁開閉手段による蒸気弁の開放途中の状態を表した図、図15(b)は、本発明の実施の形態1に係る調理器の蒸気弁開閉手段のスライド部材の階段状傾斜部周辺の要部拡大図である。
(Pressure reduction means)
Next, the decompression means 51 for returning the pressurized pressure space P to the atmospheric pressure will be described with reference to FIG. 4 and FIGS. FIG. 12 (a) illustrates the operation of the decompression means, and is a diagram showing the fully closed state of the steam valve by the steam valve opening / closing means, and FIG. 12 (b) illustrates the operation of the decompression means. FIG. 13 is a perspective view showing the configuration of the steam valve opening / closing means for explaining the operation of the decompression means, and FIG. 14 (a) explains the operation of the decompression means. FIG. 14B illustrates a state in the middle of opening of the steam valve by the steam valve opening / closing means, and FIG. 14B illustrates an operation of the decompression means, and is an enlarged view of a main part around the inclined portion of the slide member, FIG. (A) is the figure showing the state in the middle of opening of the steam valve by the steam valve opening / closing means of the cooking
図4に示すように減圧手段51は蓋体2に設けられている。図12、13を参照し減圧手段51の動作を説明する。なお、図12、13は後述するスライド部材が、本発明の実施の形態とは異なっている。
As shown in FIG. 4, the decompression means 51 is provided on the
減圧手段51は、蒸気弁51aと蒸気弁開閉手段51bで構成される。蒸気弁51aは、弁体51a1、弁受け部51a2、バネ51a3、ガイド部材51a4で構成される。蒸気弁51aは、弁体51a1が弁受け部51a2に押し付けられることで蒸気弁を閉塞する。弁体51a1はガイド部材51a4で保持されている。弁体51a1は自由状態ではバネ51a3で弁受け部51a2から離れる方向(上方向)に付勢されている。
The decompression means 51 includes a
蒸気弁開閉手段51bは、スライド部材61、電動機51b2、蒸気弁駆動部材51b3、スライド当接部51b4、バネ51b5で構成される。図示しない制御手段がステッピングモーターである電動機51b2を回転駆動させると、電動機51b2に取り付けられたピニオンギア502が回転駆動し、ピニオンギア502が電動機51b2の駆動力をスライド部材61に取り付けられたラックギア501へ伝達する。この駆動力により、スライド部材61は図12(a)に示すH方向あるいはJ方向へ移動する。
The steam valve opening / closing means 51b includes a
図12(a)はスライド部材61がJ方向に移動した状態であり、蒸気弁51aが閉塞された位置まで移動した状態であることを示している。スライド部材61が蒸気弁51aを閉じる位置まで移動した状態のとき、スライド部材61の上下方向で最も下の位置となる平坦部71と蒸気弁駆動部材51b3のスライド当接部51b4が接している。蒸気弁駆動部材51b3のスライド当接部51b4がスライド部材61の上下方向で最も下の位置となる平坦部71と接していることで蒸気弁駆動部材51b3も下方へ移動している。
FIG. 12A shows a state where the
蒸気弁駆動部材51b3が下方へ移動することで蒸気弁51aの弁体51a1も下方(図12(a)に示すL方向)へ移動し弁受け部51a2に押し付けられていて、蒸気弁51aが閉塞された状態となっている。このときの弁体51a1を弁受け部51a2に押し付ける力は、当然ながら1.1〜1.2気圧の圧力よりも強い力である。なお、バネ51a3の付勢力は、スライド部材61により蒸気弁駆動部材51b3を介して弁体51a1が弁受け部51a2に押し付けられる力よりも弱い設定となっている。
When the steam valve driving member 51b3 moves downward, the valve body 51a1 of the
蒸気弁51aが閉塞された状態で調理中に圧力調整手段に不具合が発生し、加圧空間P内の内圧が2.1〜2.2気圧の圧力よりも高くなり、例えば2.45気圧を超える圧力になってしまった場合は、弁体51a1が蒸気弁開閉手段51bに設けられたバネ51b5を押し上げて蒸気を排出し圧力を開放する。排出した蒸気は図3に示す蒸気排出のためのカートリッジである蒸気排出部2cを通過し、図1に示す排気口2bから調理器外へ排出される。
A malfunction occurs in the pressure adjusting means during cooking in a state where the
バネ51b5は2.1〜2.2気圧の圧力よりも高い、例えば例えば2.45気圧と同じ付勢力に設定されていて、加圧空間P内の内圧が2.45気圧を超えるような異常上昇をしたときに加圧空間P内の内圧に負けて弁体51a1を開放する安全装置の1つとなっている。 The spring 51b5 is set to an urging force that is higher than the pressure of 2.1 to 2.2 atmospheres, for example, 2.45 atmospheres, for example, and the internal pressure in the pressurizing space P exceeds 2.45 atmospheres. This is one of the safety devices that open the valve body 51a1 by losing the internal pressure in the pressurizing space P when it is raised.
図12(b)はスライド部材61がH方向に移動した状態であり、蒸気弁51aが開放された位置まで移動した状態であることを示している。スライド部材61が蒸気弁51aを開放する位置まで移動した状態のとき、スライド部材61の上下方向で最も上の位置となる平坦部73と蒸気弁駆動部材51b3のスライド当接部51b4が接している。蒸気弁駆動部材51b3のスライド当接部51b4がスライド部材61の上下方向で最も上の位置となる平坦部73と接していることで蒸気弁駆動部材51b3も上方へ移動している。
FIG. 12B shows a state where the
蒸気弁駆動部材51b3が上方へ移動することで蒸気弁51aの弁体51a1も上方(図12(a)に示すK方向)へ移動し弁受け部51a2から離れていて、蒸気弁51aが開放された状態となっている。このとき、弁体51a1はバネ51a3の付勢力によって弁受け部51a2から離れる方向に付勢される。
When the steam valve driving member 51b3 moves upward, the valve body 51a1 of the
蒸気弁51aを一気に開放すると高温の蒸気が排気口2bから噴出する可能性があり危険であるので、蒸気弁開閉手段51bは、制御手段により徐々に蒸気弁51が開放するようにする必要がある。
If the
蒸気弁51を徐々に開放するため、スライド部材61には、スライド部材61の上下方向で最も下の位置となる平坦部71とスライド部材61の上下方向で最も上の位置となる平坦部73との間に傾斜部72が設けられている。
In order to gradually open the
蒸気弁駆動部材51b3のスライド当接部51b4が、スライド部材61の上下方向で最も下の位置となる平坦部71からスライド部材61の上下方向で最も上の位置となる平坦部73まで移動する過程で、図14(a)、(b)に示すように蒸気弁51aの開放途中の状態では、スライド当接部51b4が傾斜部72と接している。
Process in which the slide contact portion 51b4 of the steam valve drive member 51b3 moves from the
制御手段が電動機51b2を回転駆動させ、蒸気弁51aが徐々に開放するようにスライド部材61を移動させるとき、傾斜部72が有効であるが、減圧手段の動作を説明する図12〜14に示す傾斜部72のようにリニアでなだらかな傾斜の場合、スライド当接部51b4と傾斜部72の接触箇所に、弁体51a1が加圧空間P内の内圧2.1〜2.2気圧の圧力により押し上げられる方向と蒸気弁駆動部材51b3が移動する方向の両方に応力が発生するので、電動機51b2のトルクが不足した場合、電動機51b2の駆動力がスライド部材61に安定して伝達できずスライド部材61の移動速度が制御できなくなるため、蒸気弁駆動部材51b3の動作も制御できず、その結果、蒸気弁51の開放も安定して行えなくなることがある。
When the control means rotates the electric motor 51b2 and moves the
(本発明の実施の形態1に掛かるスライド部材の傾斜部)
そこで、本発明の実施の形態1では、図15(a)、(b)に示すようにスライド部材51b1の上下方向で最も下の位置となる平坦部71とスライド部材51b1の上下方向で最も上の位置となる平坦部73との間に設けた傾斜部を複数の勾配で階段状に形成している。
(Inclined portion of slide member according to
Therefore, in the first embodiment of the present invention, as shown in FIGS. 15A and 15B, the
本発明の実施の形態1に掛かるスライド部材51b1の傾斜部は、図15(b)に示すように複数の傾斜部、第1傾斜部51b11と第2傾斜部51b12と第3傾斜部51b13で形成されている。第1傾斜部51b11と第2傾斜部51b12と第3傾斜部51b13は同一の勾配(第1の勾配)である。 The inclined portion of the slide member 51b1 according to the first embodiment of the present invention is formed of a plurality of inclined portions, a first inclined portion 51b11, a second inclined portion 51b12, and a third inclined portion 51b13 as shown in FIG. Has been. The first inclined portion 51b11, the second inclined portion 51b12, and the third inclined portion 51b13 have the same gradient (first gradient).
また。図15(b)に示すように第1傾斜部51b11と第2傾斜部51b12の間には第4傾斜部51b14が設けられ、第2傾斜部51b12と第3傾斜部51b13の間には第5傾斜部51b15が設けられている。第4傾斜部51b14と第5傾斜部51b15は同一の勾配(第2の勾配)であり、第1傾斜部51b11、第2傾斜部51b12及び第3傾斜部51b13の勾配よりも傾斜が緩やかな勾配である。 Also. As shown in FIG. 15 (b), a fourth inclined part 51b14 is provided between the first inclined part 51b11 and the second inclined part 51b12, and a fifth inclined part is provided between the second inclined part 51b12 and the third inclined part 51b13. An inclined portion 51b15 is provided. The fourth inclined portion 51b14 and the fifth inclined portion 51b15 have the same gradient (second gradient), and the gradient is gentler than the gradient of the first inclined portion 51b11, the second inclined portion 51b12, and the third inclined portion 51b13. It is.
第1傾斜部51b11と第2傾斜部51b12の間には第4傾斜部51b14が設けられ、第2傾斜部51b12と第3傾斜部51b13の間には第5傾斜部51b15が設けられ、本発明の実施の形態1に掛かるスライド部材の傾斜部は2種類の勾配で階段状に形成されている。 A fourth inclined portion 51b14 is provided between the first inclined portion 51b11 and the second inclined portion 51b12, and a fifth inclined portion 51b15 is provided between the second inclined portion 51b12 and the third inclined portion 51b13. The inclined portion of the slide member according to the first embodiment is formed in a step shape with two types of gradients.
スライド部材51b1の傾斜部を階段状にすることにより、蒸気弁駆動部材51b3のスライド当接部51b4が第1の勾配と第2の勾配とに交互に接することで、弁体51a1の動作を段階的にすることができる。弁体51a1を段階的に動作させることで、高温、高圧の蒸気が一気に噴出することなく段階的に蒸気を排出して安全に減圧することができる。 By making the inclined portion of the slide member 51b1 stepped, the slide contact portion 51b4 of the steam valve driving member 51b3 alternately contacts the first gradient and the second gradient, so that the operation of the valve body 51a1 is stepped. Can be done. By operating the valve body 51a1 stepwise, it is possible to discharge the steam stepwise and decompress it safely without blowing high-temperature and high-pressure steam all at once.
また、傾斜が緩やかな第2の勾配である第4傾斜部51b14と第5傾斜部51b15を設けることで、第4傾斜部51b14と第5傾斜部51b15のところで弁体51a1が加圧空間P内の内圧2.1〜2.2気圧の圧力により押し上げられる力を抑制することができる。そのため、リニアでなだらかな傾斜部のものに対し、電動機51b2にトルクの小さいステッピングモーターを使用することができ、コストを抑えることができる。 Further, by providing the fourth inclined portion 51b14 and the fifth inclined portion 51b15, which are the second inclined portions having a gentle inclination, the valve body 51a1 is located in the pressurized space P at the fourth inclined portion 51b14 and the fifth inclined portion 51b15. The force pushed up by the internal pressure of 2.1 to 2.2 atm can be suppressed. Therefore, a stepping motor having a small torque can be used for the electric motor 51b2 for a linear and gently sloping portion, and the cost can be reduced.
なお、本発明の実施の形態1では、第4傾斜部51b14と第5傾斜部51b15を傾斜が緩やかな第2の勾配としたが、弁体51a1の動作方向と直交する方向、例えば弁体51a1の動作方向が垂直であれば水平方向の平坦部であってもよく、傾斜が緩やかな第2の勾配と同様、弁体51a1の動作を段階的にすることができる。弁体51a1を段階的に動作させることで、高温、高圧の蒸気が一気に噴出することなく段階的に蒸気を排出して安全に減圧することができる。 In the first embodiment of the present invention, the fourth inclined portion 51b14 and the fifth inclined portion 51b15 are set to the second gradient with a gentle inclination, but the direction orthogonal to the operation direction of the valve body 51a1, for example, the valve body 51a1. If the operating direction is vertical, it may be a flat portion in the horizontal direction, and the operation of the valve body 51a1 can be stepped in the same manner as the second gradient with a gentle inclination. By operating the valve body 51a1 stepwise, it is possible to discharge the steam stepwise and decompress it safely without blowing high-temperature and high-pressure steam all at once.
電動機51b2の回転駆動に関しては、本発明の実施の形態1では制御手段により連続的に動作させてもスライド部材の傾斜部が階段状に形成されているので、前述のように弁体51a1を段階的に動作させ、高温の蒸気が一気に噴出することなく段階的に蒸気を排出して安全に減圧することができるが、蒸気弁駆動部材51b3のスライド当接部51b4が第1傾斜部51b11から第4傾斜部51b14に移動したタイミング、第2傾斜部51b12から第5傾斜部51b15に移動したタイミングで電動機51b2を一時停止れば、さらに確実に弁体51a1を段階的に動作させ、高温、高圧の蒸気が一気に噴出することなく段階的に蒸気を排出して安全に減圧することができる。 Regarding the rotational drive of the electric motor 51b2, in the first embodiment of the present invention, even if the control means continuously operates, the inclined portion of the slide member is formed in a stepped shape, so that the valve body 51a1 is stepped as described above. It is possible to discharge the steam step by step without causing high temperature steam to be blown out at a stroke, and the pressure can be safely reduced. However, the slide contact portion 51b4 of the steam valve drive member 51b3 is moved away from the first inclined portion 51b11. If the motor 51b2 is temporarily stopped at the timing of moving to the fourth inclined portion 51b14 and the timing of moving from the second inclined portion 51b12 to the fifth inclined portion 51b15, the valve body 51a1 is more reliably operated stepwise, The steam can be discharged in a stepwise manner and the pressure can be safely reduced without blowing out the steam at once.
D 回動中心、P 加圧空間、1 本体、1a 内鍋収容部、1b ヒンジ部、1c 蓋体開ボタン、1d ラッチ、1e 表示部、1f 操作ボタン、2 蓋体、2a 係止部、2b 排気口、2c 蒸気排出部、3 内鍋、3a 持ち手、3b フランジ部、3b1 フランジ張り出し部、3c 胴部、3d 底部、4 内蓋、4a 内蓋固定手段、4b 圧力調整手段、4c 圧力状態検知手段、5 シール部材、6 ロック操作ノブ、6a ノブ回転部、6b ロックリング回動レバー、6c ロックリング駆動軸、6d ロック操作ノブ取付けネジ、7 ロックリング、7a 係合部、7b 切欠き部、8 温度検知手段、9 内蓋取付け忘れ防止手段、9a 内蓋取付け忘れ防止手段可動部、10 溝部、11 加熱手段、12 加熱手段、13 付勢手段、21 回動軸、22 ヒンジバネ、23 基板、24 送風手段、25 操作表示基板、25a 操作手段、25b 表示手段、31 ロック検知手段、40 シールパッキン、41 圧力状態検知スイッチ、42 圧力状態検知スイッチ、43 検知レバー、44 レバー可動力伝達手段、45 安全装置、45a 安全装置駆動軸、45b 安全装置可動部、45c 安全装置可動部端部、51 減圧手段、51a 蒸気弁、51a1 弁体、51a2 弁受け部、51a3 バネ、ガイド部材 51a4、51b 蒸気弁開閉手段、51b1 スライド部材、51b11 第1傾斜部、51b12 第2傾斜部、51b13 第3傾斜部、51b14 第4傾斜部、51b15 第5傾斜部、51b2 電動機(ステッピングモーター)、51b3 蒸気弁駆動部材、51b4 スライド当接部、51b5 バネ、61 スライド部材、71 平坦部、72 傾斜部、73 平坦部、81 スライド部材、81a1 第1傾斜部、81a2 第2傾斜部、81a3 第3傾斜部、81a4 第4傾斜部、81a5 第5傾斜部、91 内蓋検出部、92a 回転抑止リブ、92b 回転抑止リブ、92c 回転抑止リブ、92d 回転抑止リブ、501 ラックギア、502 ピニオンギア、100 調理器。 D rotation center, P pressurizing space, 1 body, 1a inner pot accommodating part, 1b hinge part, 1c lid opening button, 1d latch, 1e display part, 1f operation button, 2 lid, 2a locking part, 2b Exhaust port, 2c Steam exhaust part, 3 inner pan, 3a handle, 3b flange part, 3b1 flange overhang part, 3c body part, 3d bottom part, 4 inner lid, 4a inner lid fixing means, 4b pressure adjusting means, 4c pressure state Detection means, 5 seal member, 6 lock operation knob, 6a knob rotation part, 6b lock ring rotation lever, 6c lock ring drive shaft, 6d lock operation knob mounting screw, 7 lock ring, 7a engagement part, 7b notch , 8 Temperature detection means, 9 Inner lid attachment forgetting prevention means, 9a Inner lid attachment forgetting prevention means movable part, 10 groove part, 11 heating means, 12 heating means, 13 biasing means 21 Rotating shaft, 22 Hinge spring, 23 Substrate, 24 Air blowing means, 25 Operation display board, 25a Operation means, 25b Display means, 31 Lock detection means, 40 Seal packing, 41 Pressure state detection switch, 42 Pressure state detection switch, 43 Detection lever, 44 lever moving force transmission means, 45 safety device, 45a safety device drive shaft, 45b safety device moving part, 45c safety device moving part end, 51 pressure reducing means, 51a steam valve, 51a1 valve body, 51a2 valve receiving part 51a3 Spring, guide member 51a4, 51b Steam valve opening / closing means, 51b1 slide member, 51b11 first inclined portion, 51b12 second inclined portion, 51b13 third inclined portion, 51b14 fourth inclined portion, 51b15 fifth inclined portion, 51b2 electric motor (Stepping motor), 51b3 steam valve Moving member, 51b4 slide contact portion, 51b5 spring, 61 slide member, 71 flat portion, 72 inclined portion, 73 flat portion, 81 slide member, 81a1 first inclined portion, 81a2 second inclined portion, 81a3 third inclined portion, 81a4 4th inclination part, 81a5 5th inclination part, 91 Inner lid detection part, 92a Rotation prevention rib, 92b Rotation prevention rib, 92c Rotation prevention rib, 92d Rotation prevention rib, 501 Rack gear, 502 pinion gear, 100 Cooker.
Claims (7)
前記本体開口から出し入れ可能に前記本体内に収容される、底部を有する筒状で上端に開口が設けられた内鍋と、
前記本体に回動可能に設けられ、前記本体の上部を覆う蓋体と、
シール部材を有し、前記内鍋の上端開口の全周に前記シール部材を接触させて前記内鍋を密封可能に覆う、前記蓋体に取り付けられた内蓋と、
前記内鍋と前記内蓋の前記シール部材の接触状態を保持し、前記内鍋と前記内蓋を密封状態とするロック手段と、
前記内鍋と前記内蓋で密封された前記内部空間に掛かる前記所定の圧力から大気圧と同じ圧力に戻すための減圧手段と、
前記本体内に設けられ、前記内鍋を加熱する加熱手段と、
該加熱手段を制御する制御手段と、を備え、
前記ロック手段は、ロックリングを有し、
前記内釜はフランジ張り出し部を有し、
前記ロックリングと前記フランジ張り出し部を係合させることで前記内鍋と前記内蓋を密封状態とする調理器。 A body having an opening at the top;
An inner pot that is accommodated in the main body so that it can be inserted and removed from the main body opening, and has an opening at the upper end in a cylindrical shape having a bottom portion;
A lid that is rotatably provided on the main body and covers an upper portion of the main body;
An inner lid attached to the lid body that has a seal member and covers the inner pan so that the seal member can be sealed in contact with the entire circumference of the upper end opening of the inner pan;
Locking means for maintaining the contact state of the sealing member of the inner pot and the inner lid, and sealing the inner pot and the inner lid;
Pressure reducing means for returning the predetermined pressure applied to the inner space sealed by the inner pot and the inner lid from the predetermined pressure to the same pressure as the atmospheric pressure;
A heating means provided in the main body for heating the inner pot;
Control means for controlling the heating means,
The locking means has a lock ring,
The inner hook has a flange overhang;
A cooker that seals the inner pot and the inner lid by engaging the lock ring and the flange overhanging portion.
前記検知手段が、前記内鍋と前記内蓋の前記シール部材の接触状態を保持できる状態であることを検知すると、前記制御手段は前記検知手段が検知したことを前記報知手段に報知させる請求項3に記載の調理器。 Providing a notification means,
When the detection means detects that the contact state between the inner pan and the seal member of the inner lid can be maintained, the control means informs the notification means that the detection means has detected. 3. The cooker according to 3.
前記内鍋と前記内蓋を密封状態としている前記ロックリングと前記フランジ張り出し部を係合させている状態から前記操作ノブが操作できない請求項2〜請求項6何れか1項に記載の調理器。 A pressure state detecting means for detecting a pressure state of the inner space sealed by the inner pot and the inner lid, wherein the pressure in the inner space is a predetermined pressure higher than atmospheric pressure; When the state detection means is detecting,
The cooker according to any one of claims 2 to 6, wherein the operation knob cannot be operated from a state in which the lock ring and the flange projecting portion in which the inner pot and the inner lid are sealed are engaged. .
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115486689A (en) * | 2021-06-18 | 2022-12-20 | 西罗卡株式会社 | Heating cooker |
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2017
- 2017-08-09 JP JP2017153972A patent/JP2019030568A/en active Pending
Cited By (2)
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CN115486689A (en) * | 2021-06-18 | 2022-12-20 | 西罗卡株式会社 | Heating cooker |
CN115486689B (en) * | 2021-06-18 | 2024-01-23 | 西罗卡株式会社 | Heating cooker |
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