JP2019028936A - 情報処理装置、人物同定情報決定方法、人物同定情報登録方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、人物同定情報決定方法、人物同定情報登録方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】人物の顔による個人認証で利用する同定情報の登録にかかる時間を短縮する技術を提供する。【解決手段】情報処理装置10は、撮像手段により生成された動画から同一の人物に関する複数の顔画像を抽出する抽出部110と、抽出部110により抽出された複数の顔画像の中から、人物を同定する同定情報としての適格度が第1基準値以上の顔画像を選択する選択部120と、選択部120により選択された顔画像の適格度に基づいて人物の同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補を決定する候補画像決定部130と、候補画像決定部130により決定された顔画像の候補を、登録処理で用いられる画面に表示させる表示処理部140と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、顔画像を用いた個人認証技術に関する。
生体データを用いるセキュリティ技術の1つとして、人物の顔画像による個人認証技術がある。
人物の顔画像による個人認証技術に関する技術の一例が、例えば、下記特許文献1に開示されている。下記特許文献1では、辞書に登録されている顔画像データと比較するデータが画質不良である場合、画質不良の領域を補正した上で照合処理を行うことによって、高精度な照合処理を実現する技術が開示されている。
特開2005−084824号公報
人物の顔による個人認証技術は、例えば、入場できる人物が制限される場所の入り口(ゲートやドアなど)で利用される。この場合において、入場する権限を有する人物の顔画像或いはその画像の特徴量といった、その人物を同定するための同定情報が予めデータベースに登録されている必要があるが、全ての人物について同定情報が用意されていないこともある。この場合、入り口のゲートなどで個人認証が失敗した人物は、同定情報を登録する手続きを行うことになる。このような手続きにかかる時間を短縮すること技術が望まれる。
本発明の目的は、人物の顔による個人認証で利用する同定情報の登録にかかる時間を短縮する技術を提供することにある。
本発明によれば、
撮像手段により生成された動画または複数の静止画から同一の人物に関する複数の顔画像を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記複数の顔画像の中から、前記人物を同定する同定情報としての適格度が第1基準値以上の顔画像を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された顔画像の前記適格度に基づいて前記人物の同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補を決定する候補画像決定手段と、
前記候補画像決定手段により決定された前記顔画像の候補を、前記登録処理で用いられる画面に表示させる表示処理手段と、
を備える情報処理装置が提供される。
本発明によれば、
コンピュータが、
動画から同一の人物に関する複数の顔画像を抽出し、
抽出された前記複数の顔画像の中から、前記人物を同定する同定情報としての適格度が第1基準値以上の顔画像を選択し、
選択された前記顔画像の前記適格度に基づいて前記人物の同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補を決定し、
決定された前記顔画像の候補を、前記登録処理で用いられる画面に表示させる、
ことを含む人物同定情報決定方法が提供される。
本発明によれば、
コンピュータに、上記の人物同定情報決定方法を実行させるプログラムが提供される。
本発明によれば、
画像から、特定の人物と共に写っている他の人物の顔画像を切り出す切出し手段と、
前記切出し手段により切り出された前記他の人物の顔画像またはその特徴量を用いて、当該他の人物を同定する同定情報を登録する登録手段と、
を備える情報処理装置が提供される。
本発明によれば、
コンピュータが、
画像から、特定の人物と共に写っている他の人物の顔画像を切り出し、
切り出された前記他の人物の顔画像またはその特徴量を用いて、当該他の人物を同定する同定情報を登録する、
ことを含む人物同定情報登録方法が提供される。
本発明によれば、
コンピュータに、上記の人物同定情報登録方法を実行させるプログラムが提供される。
本発明によれば、人物の顔による個人認証で利用する同定情報の登録にかかる時間を短縮することができる。
第1実施形態における情報処理装置の機能構成を概念的に示すブロック図である。 第2実施形態における情報処理装置の機能構成を概念的に示すブロック図である。 記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。 情報処理装置のハードウエア構成を概念的に示す図である。 第3実施形態における情報処理装置の機能構成を概念的に示すブロック図である。 情報処理装置により実行される処理の第1の具体例を示すフローチャートである。 表示処理部により表示される画面の一例を示す図である。 S110の候補画像決定処理の流れ例示するフローチャートである。 通知部により実行される通知処理の流れを説明するためのフローチャートである。 通知部による通知処理で表示される画面一例を示す図である。 通知部による通知処理で表示される画面一例を示す図である。 通知部による通知処理で表示される画面一例を示す図である。 情報処理装置により実行される処理の第2の具体例を示すフローチャートである。 情報処理装置により実行される処理の第3の具体例を示すフローチャートである。 第4実施形態にかかる情報処理装置の機能構成を概念的に示すブロック図である。 第4実施形態の情報処理装置により実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 第5実施形態の情報処理装置の機能構成を概念的に示すブロック図である。 第5実施形態の情報処理装置により実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 第6実施形態の情報処理装置の機能構成を概念的に示すブロック図である。 情報処理装置のハードウエア構成を概念的に示す図である。 第6実施形態の情報処理装置により実行される処理の流れを例示するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また、特に説明する場合を除き、各ブロック図において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
[第1実施形態]
〔機能構成〕
図1は、第1実施形態における情報処理装置10の機能構成を概念的に示すブロック図である。図1に示されるように、本実施形態の情報処理装置10は、抽出部110、選択部120、候補画像決定部130、および、表示処理部140を備える。
抽出部110は、動画または複数の静止画から同一の人物に関する複数の顔画像を抽出する。抽出部110は、例えば、同一の物体(人物)を異なるフレームにわたって追跡する既知の画像処理アルゴリズムを利用して、動画を構成する複数のフレーム画像のそれぞれから、同一人物に関する画像を抽出することができる。抽出部110は、例えば図示しないメモリなどに、抽出した顔画像を人物毎に記憶させる。
選択部120は、抽出部110により抽出された複数の顔画像それぞれについて、当該人物を同定する同定情報としての適格度(その顔画像が、その人物を同定するための情報として適切である度合い)を算出する。
例えば、選択部120は、抽出した顔画像の顔らしさの度合いおよび画質の少なくとも一方に基づいて、適格度を算出することができる。例えば、顔らしさの度合いに基づいて適格度を算出する場合、選択部120は、顔の向きや傾きの度合いをパラメータとして用いる関数やテーブルを利用することができる。選択部120は、例えば、目、鼻、口といった特徴点の見え方(位置関係)を基に顔の向きや傾きの度合いを算出することができる。この場合、正面向きに近いほど、適格度は高くなる。また、選択部120は、目、鼻、口といった、顔を特徴付ける特徴点が隠れている或いは見えにくい割合をパラメータとして用いる関数やテーブルにより、適格度を算出することができる。この場合、目、鼻、口といった、顔を特徴付ける特徴点が隠れている或いは見えにくい割合が大きいほど、適格度は小さくなる。また、顔画像の画質に基づいて適格度を算出する場合、選択部120は、例えば、画像のボケ具合、被写体のブレの度合い、画像の明るさなどを画質にかかわる要素をパラメータとして用いる関数やテーブルを利用することができる。この場合、例えば、画像が強くボケている、被写体が大きくぶれている、画像の中で暗い領域が多い等、画質が悪くなるほど、適格度は小さくなる。そして、選択部120は、顔の向きや傾きの度合い或いは顔の特徴点の見えやすさといった顔らしさの度合い、および、画像のボケ具合、被写体のブレ具合、画像の明るさといった画質を基に算出された適格度を総合して、最終的な適格度を決定することができる。
選択部120は、抽出部110により抽出された複数の顔画像の中から、上述するように算出した適格度が第1基準値以上の顔画像を選択する。選択部120が利用する第1基準値は、例えば図示しないメモリやストレージデバイスに予め記憶されている。
候補画像決定部130は、選択部120により選択された顔画像の適格度に基づいて、人物の同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補を決定する。具体的には、候補画像決定部130は、選択部120で選択された顔画像のうち最も適格度の大きい顔画像を、人物の同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補として決定する。
表示処理部140は、候補画像決定部130により「人物の同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補」として決定された顔画像を、当該登録処理で用いられるいずれかの画面において表示させる。
以上、本実施形態では、動画から抽出された同一人物に関する複数の顔画像の中から、「人物の同定情報としての適格度」が所定の基準値(第1基準値)以上である顔画像が選択され、同定情報の登録処理で用いられる画面で表示される。これにより、例えば管理者などが端末を操作して同定情報を登録する際に、適切な顔画像を選定する必要がなくなり、同定情報の登録処理にかかる時間を短縮することができる。
[第2実施形態]
本実施形態では、第1実施形態をさらに詳細に説明する。
〔機能構成〕
図2は、第2実施形態における情報処理装置10の機能構成を概念的に示すブロック図である。本実施形態の情報処理装置10は、第1実施形態の構成に加え、記憶部150をさらに備える。第1の顔画像またはその特徴量データは、動画を構成する複数のフレーム画像間で、同一の人物の顔画像領域を特定するために使用され得る。記憶部150は、表示処理部140により表示されている画面で「人物の同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補」として表示されている顔画像(以下、「第1の顔画像」とも表記)又はその特徴量と、第1の顔画像の適格度と、を紐付けて記憶する(例:図3)。図3は、記憶部150が記憶する情報の一例を示す図である。図3では、記憶部150が第1の顔画像の特徴量データと、その顔画像の適格度を示す情報とを互いに紐付けて、人物毎に記憶する例が示されている。
本実施形態において、候補画像決定部130は、記憶部150に記憶されている第1の顔画像又はその特徴量に基づいて、抽出部110によって、同一の人物に関する第2の顔画像が動画(例えば、次のフレーム画像)から抽出されたか否かを判定する。抽出部110により第2の顔画像(次のフレーム画像)が抽出された場合、選択部120により、その第2の顔画像の適格度が算出される。なお、抽出部110により抽出された第2の顔画像の適格度が第1基準値以上である場合、当該第2の画像は、「第1基準値以上の適格度を有する顔画像」として、選択部120により選択される。そして、候補画像決定部130は、第2の画像が「第1基準値以上の適格度を有する顔画像」として選択部120により選択された場合、第1の顔画像及び第2の顔画像の適格度を比較し、適格度の大きい方を登録処理で用いる顔画像の候補として決定する。上記処理が繰り返されることによって、候補画像決定部130は、最終的に最も適格度が高い画像を、登録処理で用いる顔画像の候補として決定することができる。
〔ハードウエア構成〕
情報処理装置10の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、情報処理装置10の各機能構成部がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
図4は、情報処理装置10のハードウエア構成を概念的に示す図である。図4に示されるように、情報処理装置10は、バス101、プロセッサ102、メモリ103、ストレージデバイス104、入出力インタフェース105、及びネットワークインタフェース106を含んで構成される。
バス101は、プロセッサ102、メモリ103、ストレージデバイス104、入出力インタフェース105、及びネットワークインタフェース106が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ102、メモリ103、ストレージデバイス104、入出力インタフェース105、及びネットワークインタフェース106などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
プロセッサ102は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などの演算装置である。メモリ103は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などを用いて実現される主記憶装置である。ストレージデバイス104は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカードなどを用いて実現される補助記憶装置である。
ストレージデバイス104は、情報処理装置10の各機能構成部(抽出部110、選択部120、候補画像決定部130、表示処理部140)を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ102は、これら各プログラムモジュールをメモリ103に読み出して実行することで、各プログラムモジュールに対応する機能を実現する。また、ストレージデバイス104は、上述の記憶部150として利用され得る。
入出力インタフェース105は、情報処理装置10と周辺機器とを接続するためのインタフェースである。情報処理装置10が、入場ゲートやセキュリティドアと一体型の装置として構成される場合、入出力インタフェース105には、入場ゲートやセキュリティドアの近傍を撮像範囲に含む撮像装置20が接続される。また、情報処理装置10が、入場ゲートやセキュリティドアから離れた場所に位置する管理者用端末である場合、入出力インタフェース105には、人物の顔画像を撮像するための撮像装置20が別途接続されていてもよい。その他にも、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイといった表示出力用のデバイスや、キーボードやマウスといった入力用のデバイス、または、これらが一体となったタッチパネルなどが、入出力インタフェース105を介して情報処理装置10に接続される。
ネットワークインタフェース106は、情報処理装置10をLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などの通信網に接続するためのインタフェースである。なお、通信網に接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。図4に示されるように、情報処理装置10は、ネットワークインタフェース106を介して通信網に接続して、図示しない他の端末と通信することができる。例えば、情報処理装置10が、入場ゲートやセキュリティドアから離れた場所に位置する管理者用端末である場合、入場ゲートやセキュリティドアの近傍を撮像範囲に含む撮像装置20とネットワークインタフェース106を介して通信可能に接続される。なお、撮像装置20が図示しない他の装置に接続されている場合、情報処理装置10は、まず、ネットワークインタフェース106を介して当該他の装置と通信する。そして、情報処理装置10は、当該他の装置を経由して、撮像装置20により撮影された映像の情報を取得できる。また、この場合において、情報処理装置10は、撮像装置20を当該他の装置を介して制御することができる。
以上、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られる。
[第3実施形態]
本実施形態は、以下の点を除き、第1または第2実施形態と同様の構成を有する。なお、以下では、第2実施形態の構成(図2)をベースとして説明する。
〔機能構成〕
図5は、第3実施形態における情報処理装置10の機能構成を概念的に示すブロック図である。図5に示されるように、本実施形態の情報処理装置10は通知部160をさらに備える。
通知部160は、選択部120により第1基準値以上の適格度を有する顔画像が所定時間内に検出されなかった場合に、抽出部110により抽出された顔画像の少なくとも一部の解析結果に基づいて指示情報を生成する。そして、通知部160は、例えば、ディスプレイ、スピーカー、表示灯といった、所定の出力装置を介して当該指示情報を通知する。
〔ハードウエア構成〕
本実施形態の情報処理装置10は、第2実施形態で説明したハードウエア構成(例:図4)と同様のハードウエア構成を有する。本実施形態のストレージデバイス104は、上述の通知部160の機能を実現するプログラムモジュールを更に記憶しており、プロセッサ102がこのプログラムモジュールを実行することによって、通知部160の機能が実現される。
〔動作例〕
幾つか具体的な例を挙げて、本実施形態の情報処理装置10により実行される処理の流れをについて説明する。
<第1の具体例>
図6は、情報処理装置10により実行される処理の第1の具体例を示すフローチャートである。本具体例では、管理者や同定情報の被登録者が所定の端末を操作することによって、情報処理装置10の動作が実行される例を示す。
まず、抽出部110は、人物の同定情報の登録処理を開始する操作を検出する(S102)。「人物の同定情報の登録処理を開始する操作」は、例えば、管理者による所定のボタン(画面上に用意される登録処理を開始するボタン)の押下操作、管理者によるログイン操作(IDやパスワードの入力操作や専用カードをカードリーダに読み取らせる操作)、同定情報の被登録者による必要情報(名前、所属部署、ワンタイムパスワードなど)の入力操作などが挙げられる。抽出部110は、入出力インタフェース105に接続される入力装置(キーボードやタッチパネル等)を介して操作を受け付けることができる。また、人物の同定情報の登録処理を開始する操作を受け付ける端末が別途設けられている場合、抽出部110は、ネットワークインタフェース106を介して当該端末と通信して、人物の同定情報の登録処理を開始する操作を検出することができる。抽出部110は、登録処理の開始操作の検出に応じて、撮像装置20に動画の撮影の開始を指示する(S104)。なお、撮像装置20が常時起動している場合には、S104の処理は実行されなくてもよい。
そして、抽出部110は、撮像装置20から動画(フレーム画像)を取得する(S106)。抽出部110は、既知の画像処理アルゴリズムを利用して、S106の処理で取得したフレーム画像の中から、人物の顔の領域部分(顔画像)を抽出する(S108)。ここでは、異なる複数の人物の顔画像が抽出されることもある。そして、S108の処理で抽出された顔画像を用いて、後述の図8に示されるような、候補画像決定処理が実行される(S110)。なお、S108の処理で異なる複数の人物の顔画像が抽出された場合、複数の人物それぞれについて候補画像決定処理が実行される。
候補画像決定処理が実行された結果、同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補が、全ての人物について決定された場合(S112:YES)、表示処理部140により、その顔画像を含む画面(例:図7)が管理者用または被登録者用のディスプレイに表示される(S114)。図7は、表示処理部140により表示される画面の一例を示す図である。図7の画面では、3人の人物それぞれについて、人物の同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補が表示されている。また、図7の画面では、人物の同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補に加えて、当該同定情報に紐付ける各人物の属性情報を選択可能とする画面要素(属性情報フィールド)62が表示されている。なお、人物の同定情報の登録処理においては、図7の画面に表示される顔画像そのもの、或いは、当該顔画像から抽出可能な特徴量が登録され得るが、プライバシー等の観点から、特徴量を登録するように構成するのが好ましい。画面要素62には、例えばS102の処理で同定情報の被登録者によって入力された各種情報(名前や所属部署など)が人物の属性情報として設定される。なお、画面要素62は、その他の属性情報を追加入力可能に構成されていてもよい。また、表示処理部140は、登録対象ではない人物の顔画像が誤って表示された場合などに対応できるようにするため、その顔画像を削除するための画面要素(削除ボタン)64を更に含む画面を表示してもよい。また、情報処理装置10は、図7に示すような画面を表示せずに、候補画像決定部130により決定された、ある人物の顔画像そのものまたはその特徴量をその人物の同定情報として、個人認証処理で参照されるデータベースに自動的に登録するよう構成されてもよい。この場合、表示処理部140は、図7に示すような画面を表示せずに、登録された情報を確認させる画面を表示してもよい。またこの場合、データベースの管理者等が、同定情報をデータベースに登録した後で図7に示すような画面を用いることにより、当該人物の属性情報を追加で入力することができる。
一方、同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補が、少なくとも一人の人物について決定されなかった場合(S112:NO)、通知部160によって、適切な顔画像が取得できるように、指示情報を通知して誘導する処理(以下、「通知処理」とも表記)が実行される。この通知処理については後述する。
本具体例では、管理者や同定情報の被登録者による端末の操作に応じて、被登録者の写る動画が並行して撮影される。これにより、同定情報の被登録者の顔画像の撮影をシーケンシャルに行う場合と比較して、時間を短縮することができる。
<<候補画像決定処理>>
図8を用いて、S110の候補画像決定処理の具体的な流れを例示する。図8は、S110の候補画像決定処理の流れ例示するフローチャートである。
まず、選択部120は顔画像の適格度を算出する(S202)。この顔画像は先の図6で説明したS108の処理で抽出された顔画像である。選択部120は、例えば第1実施形態で説明したように、各種関数やテーブルを用いて、顔画像の適格度を算出することができる。そして、選択部120は、S202で算出した適格度が第1基準値R1以上であるか否かを判定する(S204)。
S202で算出した適格度が第1基準値R1未満である場合(S204:NO)、候補画像決定部130は、所定時間が経過したか、或いは、所定の終了操作が実行されたか否かを確認する(S218)。所定時間が経過したか、或いは、所定の終了操作が実行された場合(S218:YES)、図6のS112の判定処理が実行される。一方、所定時間が経過していない、且つ、所定の終了操作が実行されていない場合(S218:NO)、新たなフレーム画像が新たな処理対象として取得される。そして、当該新たなフレーム画像から抽出された新たな顔画像について、S202から処理が繰り返される。
一方、S202で算出した適格度が第1基準値R1以上である場合(S204:YES)、選択部120は、S204の判定結果を候補画像決定部130に通知する。候補画像決定部130は、選択部120からの通知に応じて、候補画像決定部130は、記憶部150を参照し、同一人物の顔画像の候補が既に記憶部150に記憶されているか否かを判定する(S206)。具体的には、候補画像決定部130は、記憶部150に記憶されている第1の顔画像またはその特徴量と、先の図6で説明したS108の処理で抽出された第2の顔画像またはその特徴量とを比較して、同一人物の顔画像の候補が既に記憶部150に記憶されているか否かを判定できる。
同一人物の顔画像の候補が記憶部150に既に記憶されている場合(S206:YES)、候補画像決定部130は、記憶部150に記憶されている第1の顔画像の適格度を読み出し、S202の処理で算出した第2の顔画像の適格度と比較する(S208)。そして、候補画像決定部130は、2つの顔画像のうち適格度の大きい方を、その人物の同定情報の登録処理に用いる顔画像の候補として選択する。具体的には、第2の顔画像の適格度が第1の顔画像の適格度よりも大きかった場合(S210:YES)、候補画像決定部130は、S108の処理で抽出部110により抽出された顔画像を、同定情報に用いる顔画像の候補として選択する。このとき、候補画像決定部130は、記憶部150に記憶されている第1の顔画像またはその特徴量、及び適格度に関する情報を第2の顔画像またはその特徴量、及び適格度に関する情報を用いて更新する(S212)。一方、第1の顔画像の適格度が第2の画像の適格度以上であった場合(S210:NO)、候補画像決定部130は、記憶部150に記憶されている第1の顔画像またはその特徴量、及び適格度に関する情報をそのまま維持する。
なお、S208の比較処理は、同一人物の顔画像であって、第1基準値R1以上の適格度を有する新たな顔画像が抽出部110によって検出される度に実行される。そして、その新たな顔画像の適格度と記憶部150に記憶されている顔画像の適格度との比較結果に応じて、記憶部150は複数回更新され得る。記憶部150には、各人物について、現時点で最も適格度の大きい顔画像が保持されることになる。
一方、同一人物の顔画像の候補が記憶部150に記憶されていない場合(S206:NO)、S108の処理で抽出部110により抽出された顔画像を、同定情報の登録処理に用いる顔画像の候補として選択する。このとき、候補画像決定部130は、S108の処理で抽出部110により抽出された顔画像またはその特徴量と、適格度に関する情報とを用いて、記憶部150を更新する(S212)。
記憶部150の情報が更新された場合、表示処理部140は、S108の処理で抽出部110により抽出された顔画像を用いて、例えば図7に示されるような画面の表示内容を更新する(S214)。
そして、候補画像決定部130は、候補画像決定処理の所定の終了条件が満たされたか否かを判定する。具体的には、候補画像決定部130は、S202で算出された顔画像の適格度が第1基準値R1よりも大きい第2基準値R2以上であるか否かを判定する(S216)。S202で算出された顔画像の適格度が第2基準値R2以上である場合(S216:YES)、候補画像決定部130は、S106からの繰り返し処理を終了させる。これにより、第2基準値R2以上の適格度を有する顔画像が、同定情報の登録処理に利用される顔画像の候補として確定される。このようにすることで、ある人物に関して十分な適格度を有する顔画像が見つかった段階で、その人物については顔画像を選定する処理が完了する。これにより、全体の処理量を削減する効果が見込める。
一方、S202で算出された顔画像の適格度が第2基準値R2未満である場合(S126:NO)、候補画像決定部130は、所定時間が経過したか、或いは、所定の終了操作(図示しない終了ボタンの押下など)が実行されたか否かを更に判定する(S218)。所定時間が経過したか、或いは、所定の終了操作が実行された場合(S218:YES)、候補画像決定部130は、S106からの繰り返し処理を終了させる。これにより、その時点で最も大きい適格度を有する顔画像(記憶部150に記憶されている顔画像)が、同定情報の登録処理に利用する顔画像の候補として確定される。このようにすることで、ある人物に関して十分な適格度を有する顔画像が見つからなくとも、ある程度の適格度を有する顔画像が見つかった段階で、その人物については顔画像を選定する処理が完了する。これにより、全体の処理量を削減する効果が見込める。一方、所定時間が経過していない、且つ、所定の終了操作が実行されていない場合(S218:NO)、新たなフレーム画像が新たな処理対象として取得される。そして、当該新たなフレーム画像から抽出された新たな顔画像について、S202から処理が繰り返される。
<<通知処理>>
図9は、通知部160により実行される通知処理の流れを説明するためのフローチャートである。
通知部160は、顔画像の候補として決定されなかった顔画像に基づいて、その顔画像の適格度を下げた原因を解析する(S302)。そして、通知部160は、解析によって判別した原因に基づく指示情報を作成する(S304)。例えば、適格度を下げた原因が「顔画像のピントのずれ」であったとする。通知部160は、「顔画像のピントのずれ」が原因であると判別した場合、ピントのずれ具合に基づいて、被登録者のカメラに対する立ち位置を是正するための指示情報(例えば、「少し後ろに下がってください」といった音声メッセージを含む情報など)を作成する。また例えば、適格度を下げた原因が「顔の向きや傾き(顔が下を向いていたなど)」であったとする。通知部160は、「顔の向きや傾き」が原因であると判別した場合、被登録者の顔の向きや傾きを是正するための指示情報(例えば、「前方にある目印を見てください」といった音声メッセージを含む情報や、注目を集めるためのブザーや表示灯を作動させる指示を含む情報など)を作成する。また例えば、適格度を下げた原因が「サングラスやマスクなどの着用」であったとする。通知部160は、「サングラスやマスクなどの着用」が原因であると判別した場合、被登録者のサングラスやマスクを取るように促す指示情報(例えば、「サングラスやマスクを外してください」といった音声メッセージを含む情報など)を作成する。また例えば、適格度を下げた原因が「被写体のブレ」であったとする。通知部160は、「被写体のブレ」が原因であると判別した場合、被写体のブレを是正するための指示情報(例えば、「少しの間、静止してください」といった音声メッセージを含む情報など)を作成する。
通知部160は、顔画像の候補を決定できなかった人物が特定できるような指示情報を生成してもよい。顔画像の候補が決定できた人物のみを通知する画面(例:図10)を、被登録者用のディスプレイに表示してもよい。また、通知部160は、顔画像の候補を決定できた人物と顔画像の候補を決定できなかった人物とを区別可能に通知する画面(例:図11、図12)を、被登録者用のディスプレイに表示してもよい。図12では、撮像装置20で現在生成されている画像の全景を被登録者用のディスプレイに表示し、その中で顔画像の候補を決定できなかった人物に所定のマークを付ける例が示されている。また、このときに、通知部160は、解析によって判別した原因に基づく指示情報(図12の例では、「マスクを外してください」など)を画面上に更に表示してもよい。また、通知部160は、顔画像の候補を決定できた人物および顔画像の候補を決定できなかった人物の少なくともいずれか一方を音声データ(例えば、「3名中2名登録可能です」といった音声データ)更に出力するように構成されていてもよい。
そして、通知部160は、S304で生成した指示情報を所定の出力装置へ送信し、当該出力装置に指示情報に基づく通知処理を実行させる(S306)。例えば、通知部160は、被登録者用のモニタやスピーカーといった出力装置に、上述の指示情報を出力し、当該出力装置を介して被登録者を誘導する通知を行う。これにより、管理者が近くにいない場合(例えば、管理者が不在の場合)であっても、適切な顔画像が取得できるように被登録者を誘導することができる。
また、通知部160は、管理者用の出力装置に向けて指示情報を出力するように構成されていてもよい。この場合、通知部160からの指示情報に基づいて、管理者用に設けられた表示灯の点滅動作や、管理者用端末上で所定の音声メッセージの出力動作が実行される。これにより、被登録者の顔画像が上手く撮影できていないことを管理者に通知することができる。そして、この通知を確認した管理者は、適切な顔画像が取得できるように被登録者を誘導することができる。
<第2の具体例>
図13は、情報処理装置10により実行される処理の第2の具体例を示すフローチャートである。本具体例では、特定エリアへの入場口の近傍に設けられた撮像装置20で生成される動画(または複数の静止画)情報処理装置10が顔画像の候補を選定する例を示す。
より具体的には、権限のない人物の侵入を拒む入場ゲート或いはセキュリティドアの近傍に設けられた監視カメラ等の撮像装置20で生成される動画(または複数の静止画)を利用して情報処理装置10が顔画像の候補を選定する例を示す。
まず、入場ゲートの近傍に設けられた撮像装置20により、入場ゲートの近傍(例えば、入場ゲートに向かう通路部分)における動画が撮影される(S402)。次いで、入場ゲートに組み込まれた演算装置によって、S402の処理で撮影された動画の中の人物の顔画像を用いて個人認証処理が実行され、当該入場ゲートを通過可能な人物か否かが判断される(S404)。ここで、個人認証処理が成功した場合(S404:認証成功)、入場ゲートが開き(S406)、その人物は入場ゲートを通過することができる。一方、個人認証処理が失敗した場合(S404:認証失敗)、個人認証処理で使用された動画が抽出部110に送信される(S408)。抽出部110は、入場ゲートでの個人認証処理が失敗した場合に、撮像装置20で生成された動画を取得し、その動画から顔画像を抽出する(S410)。S412以降の処理は、第1の具体例のS110以降の処理と同様である。
本具体例では、入場ゲートでの個人認証処理が失敗した場合に、撮像装置20で生成された動画が抽出部110に送信されてくる。この動画は、入場ゲートへの入場可否を決定する、個人認証処理に利用される動画である。つまり、本具体例において、情報処理装置10は、人物の同定情報の登録処理とは異なる処理(個人認証処理)で予め取得されていた動画を利用する。これにより、改めて人物の顔画像を撮影する工程を設けなくてもよく、結果として、処理時間を短縮させる効果が見込める。
<第3の具体例>
図14は、情報処理装置10により実行される処理の第3の具体例を示すフローチャートである。本具体例では、個人認証処理の失敗といった特別なトリガの有無に依らず、撮像装置20による動画または複数の静止画の撮影に応じて、個人の同定情報の登録処理に利用する顔画像の候補が自動的に選定される流れを例示する。
抽出部110は、入場ゲートやセキュリティドアなどの近傍に設けられる撮像装置20と通信し、当該撮像装置20で生成される動画(フレーム画像)を取得する(S502)。次に、抽出部110は、既知の画像処理アルゴリズムを利用して、取得したフレーム画像の中から、人物の顔の領域部分(顔画像)を抽出する(S504)。選択部120および候補画像決定部130は、図8に示すような画像候補決定処理を実行する(S506)。S506の処理の結果、同定情報の登録処理に利用する顔画像の候補が決定された場合、候補画像決定部130は、決定した顔画像を管理者用端末のディスプレイにリスト表示する(S508)。管理者は、リスト表示された顔画像を確認し、顔画像の選択操作を行う(S510)。情報処理装置10は、選択された顔画像またはその特徴量を含む同定情報を、所定のデータベースに追加登録する(S512)。なお、候補画像決定部130は、リスト表示されてから所定時間経過した顔画像は、同定情報の登録処理に使用する顔画像ではないと判断してリスト上から削除することができる。
以上、本具体例では、撮像装置20の前を通過した人物について、候補画像決定部130により決定された顔画像の候補が管理者用端末上の画面にリスト表示されていく。管理者は、次々に挙がってくる顔画像の候補を確認し、必要な顔画像を個人認証用の情報としてデータベースに登録することができる。このような構成によっても、個人の認証に利用する同定情報を登録する際に、適切な顔画像を撮影および選定する必要がなくなり、同定情報の登録処理にかかる時間を短縮することができる。
[第4実施形態]
〔機能構成〕
図15は、第4実施形態にかかる情報処理装置10の機能構成を概念的に示すブロック図である。図15に示されるように、本実施形態の情報処理装置10は、判定部170および登録部180を更に備える。
判定部170は、抽出部110によって動画から抽出された顔画像の中に、予め登録された特定の人物の顔画像が存在するか否かを判定する。登録部180は、判定部170により特定の人物の顔画像が検出された場合、当該特定の人物と共に抽出された他の人物の顔画像に基づいて候補画像決定部130により決定された顔画像の候補を特定して登録処理を実行する。
〔ハードウエア構成〕
本実施形態の情報処理装置10は、第2実施形態で説明したハードウエア構成(例:図4)と同様のハードウエア構成を有する。本実施形態のストレージデバイス104は、上述の判定部170および登録部180の機能を実現する各プログラムモジュールを更に記憶しており、プロセッサ102がこれらのプログラムモジュールを実行することによって、判定部170および登録部180の機能が実現される。
〔動作例〕
図16を用いて、第4実施形態の情報処理装置10により実行される処理の流れについて説明する。図16は、第4実施形態の情報処理装置10により実行される処理の流れを例示するフローチャートである。
まず、入場ゲートの近傍に設けられた撮像装置20により、入場ゲートの近傍(例えば、入場ゲートに向かう通路部分)における動画が撮影される(S602)。抽出部110は、常時あるいは定期的に撮像装置20で生成された動画(フレーム画像)を取得する(S604)。そして、抽出部110は、既知の画像処理アルゴリズムを利用して、取得したフレーム画像の中から、人物の顔の領域部分(顔画像)を抽出する(S606)。そして、情報処理装置10は、図8を用いて説明したような、候補画像決定処理を実行する(S608)。S608の処理で顔画像の候補が決定されると、記憶部150にその顔画像または特徴量を含む情報が記憶される。
次いで、判定部170は、記憶部150に情報が記憶された後、別のタイミングで抽出部110により抽出された人物の顔画像の中に、予め登録された特定の人物の顔画像が存在するか否かを判定する(S610)。特定の人物とは、例えば、入場ゲートで同定情報の登録処理を行う管理者などである。特定の人物の同定情報は、メモリ103やストレージデバイス104などに予め記憶されている。判定部170は、特定の人物の同定情報を基に、抽出した顔画像の中に、当該特定の人物の顔画像が存在するか否かを判定することができる。また、判定部170は、特定の人物の同定情報に基づいて、特定の人物以外の他の人物の存在を検出することができる。
予め登録された特定の人物の顔画像が検出されなかった場合(S610:NO)、以降の処理で説明する処理はスキップされる。一方、予め登録された特定の人物の顔画像が検出された場合(S610:YES)、判定部170は特定の人物の顔画像が検出されたことを登録部180に通知する。登録部180は、S610の処理において特定の人物の顔画像と共に抽出された、他の人物の顔画像またはその特徴量を用いて記憶部150を参照し、当該人物について、同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補が記憶されているか否かを確認する(S612)。
上記他の人物に関して、同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補が記憶部150に記憶されている場合(S612:YES)、登録部180は、記憶部150に記憶されている、その人物の顔画像の候補に基づいて同定情報を生成し、所定のデータベースに登録する(S614)。一方、上記他の人物に関して、同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補が記憶部150に記憶されていない場合(S612:NO)、登録部180は上記登録処理を実行しない。
以上、本実施形態では、入場ゲートを通過する権限を与える人物の正当性が、特定の人物の存在によって保証される。これにより、特定の人物と共に撮影を行うという、簡易な動作で個人認証に利用する同定情報を登録することが可能となる。
[第5実施形態]
〔機能構成〕
図17は、第5実施形態の情報処理装置10の機能構成を概念的に示すブロック図である。本実施形態の情報処理装置10は、グループ情報付与部190を更に備える。
グループ情報付与部190は、抽出部110により、一の人物に関する顔画像が検出されてから所定時間以内に他の人物に関する顔画像が更に検出された場合、当該一の人物および他の人物に対して同一のグループに属することを示すグループ情報を付与する。
〔ハードウエア構成〕
本実施形態の情報処理装置10は、第2実施形態で説明したハードウエア構成(例:図4)と同様のハードウエア構成を有する。本実施形態のストレージデバイス104は、上述のグループ情報付与部190の機能を実現するプログラムモジュールを更に記憶しており、プロセッサ102がこのプログラムモジュールを実行することによって、グループ情報付与部190の機能が実現される。
〔動作例〕
図18を用いて、第5実施形態の情報処理装置10により実行される処理の流れについて説明する。図18は、第5実施形態の情報処理装置10により実行される処理の流れを例示するフローチャートである。
まず、グループ情報付与部190は、S106の処理において第1の人物の顔画像が検出されたタイミングに応じてタイマーを起動する(S702)。グループ情報付与部190は、タイマーのカウント時間が所定時間以内に、第2の人物の顔画像が検出されたか否かを監視する。第2の人物の顔画像が検出されないままタイマーのカウント時間が所定時間を経過した場合(S704:NO)、本実施形態の処理は終了する。一方、タイマーのカウント時間が所定時間を経過する前に他の人物の顔画像が検出された場合(S704:YES)、グループ情報付与部190は、第1の人物の顔画像および第2の人物の顔画像に対して付与するグループ情報を生成する(S706)。グループ情報は、例えば、所属部署、家族等の特定のグループを示す情報である。グループ情報は、システム上に勝手に割り当てられた一意な識別子であってもよい。なお、グループ情報付与部190は、タイマーのカウント時間が所定時間を経過する前に3以上の人物の顔画像が検出された場合、グループ情報付与部190は、当該3以上の人物の顔画像をグループ情報の付与対象として管理する。
次いで、グループ情報付与部190は、上述の処理で検出された顔画像を利用して同定情報の登録処理が実行されたか否かを監視する(S708)。検出された顔画像を利用して同定情報の登録処理が実行された場合(S708:YES)、グループ情報付与部190は、S706の処理で生成したグループ情報を、新たに登録された同定情報に付与する(S710)。
以上、本実施形態によれば、複数の人物の同定情報を同一のグループとして紐付けて管理することを容易に実現できる。例えば、第4実施形態で説明した特定の人物として、複数の管理者の同定情報に同一のグループ情報を紐付けることができる。この場合、第4実施形態において、同一のグループに属する複数の管理者が一定割合以上(例えば、全員)検出された場合に、登録処理を実行可能とする、といった制御が可能となる。これにより、管理者が偶然一緒の画像に収まってしまって、意図しない人物に関する個人認証用の情報が誤ってデータベースに登録される、といった事態が発生する可能性を低減させ、セキュリティを強化することができる。
[第6実施形態]
〔機能構成〕
図19は、第6実施形態の情報処理装置30の機能構成を概念的に示すブロック図である。図19に示されるように、情報処理装置30は、切出し部310と登録部320とを備える。
切出し部310は、画像から、特定の人物と共に写っている他の人物の顔画像を切り出す。特定の人物とは、例えば、個人認証に利用する同定情報を管理する管理者などである。切出し部310は、第4実施形態で説明方法と同じようにして、予め登録されている特定の人物の顔画像またはその特徴量を用いて、画像の中から、特定の人物以外の他の人物の顔画像を切り出すことができる。具体的には、既知の画像処理アルゴリズムを用いて、画像の中で顔領域部分を検出し、当該検出した顔領域部分の特徴量と予め登録されている特定の人物の顔画像の特徴量とを比較することによって、切出し部310は、特定の人物医顔の他の人物の顔画像を切り出すことができる。登録部320は、切出し部310により切り出された他の人物の顔画像またはその特徴量を用いて、当該他の人物を同定する同定情報を登録する。
〔ハードウエア構成〕
情報処理装置30の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、情報処理装置30の各機能構成部がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
図20は、情報処理装置30のハードウエア構成を概念的に示す図である。図20に示されるように、情報処理装置30は、バス301、プロセッサ302、メモリ303、ストレージデバイス304、入出力インタフェース305、及びネットワークインタフェース306を含んで構成される。
バス301は、プロセッサ302、メモリ303、ストレージデバイス304、入出力インタフェース305、及びネットワークインタフェース306が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ302、メモリ303、ストレージデバイス304、入出力インタフェース305、及びネットワークインタフェース306などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
プロセッサ302は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などの演算装置である。メモリ303は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などを用いて実現される主記憶装置である。ストレージデバイス304は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカードなどを用いて実現される補助記憶装置である。
ストレージデバイス304は、情報処理装置30の各機能構成部(切出し部310、登録部320)を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ302は、これら各プログラムモジュールをメモリ303に読み出して実行することで、各プログラムモジュールに対応する機能を実現する。
入出力インタフェース305は、情報処理装置30と周辺機器とを接続するためのインタフェースである。情報処理装置30が、入場ゲートやセキュリティドアと一体型の装置として構成される場合、入出力インタフェース305には、入場ゲートやセキュリティドアの近傍を撮像範囲に含む撮像装置20が接続される。また、情報処理装置30が、入場ゲートやセキュリティドアから離れた場所に位置する管理者用端末である場合、入出力インタフェース105には、人物の顔画像を撮像するための撮像装置20が別途接続されていてもよい。その他にも、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイといった表示出力用のデバイスや、キーボードやマウスといった入力用のデバイス、または、これらが一体となったタッチパネルなどが、入出力インタフェース105を介して情報処理装置30に接続される。
ネットワークインタフェース306は、情報処理装置30をLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などの通信網に接続するためのインタフェースである。なお、通信網に接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。図20に示されるように、情報処理装置30は、ネットワークインタフェース306を介して通信網に接続して、図示しない他の端末と通信することができる。例えば、情報処理装置30が、入場ゲートやセキュリティドアから離れた場所に位置する管理者用端末である場合、入場ゲートやセキュリティドアの近傍を撮像範囲に含む撮像装置20とネットワークインタフェース306を介して通信可能に接続される。なお、撮像装置20が図示しない他の装置に接続されている場合、情報処理装置30は、まず、ネットワークインタフェース306を介して当該他の装置と通信する。そして、情報処理装置30は、当該他の装置を経由して、撮像装置20により撮影された映像の情報を取得できる。また、この場合において、情報処理装置30は、撮像装置20を当該他の装置を介して制御することができる。
〔動作例〕
図21を用いて、第6実施形態の情報処理装置30により実行される処理の流れについて説明する。図21は、第6実施形態の情報処理装置30により実行される処理の流れを例示するフローチャートである。
切出し部310は、特定の人物と共に他の人物が写っている画像を取得すると(S802)、メモリ303やストレージデバイス304に予め登録されている特定の人物の同定情報(特定の人物の顔画像またはその特徴量)を用いて、画像に含まれる複数の顔画像を、特定人物の顔画像とそれ以外の他の人物の顔画像とに切り分ける(S804)。切出し部310は、切り分けた他の人物の顔画像を登録部320に転送する。なお、切出し部310は、登録済みの他の人物の同定情報を用いて、同定情報が既に登録されている他の人物を特定し、当該特定した人物の顔画像を更に除外することができる。
登録部320は、S804の処理で受け取った、上記他の人物の顔画像またはその特徴量)を生成し、当該他の人物の同定情報として所定のデータベースに登録する(S806)。なお、情報処理装置30は、例えば、図7に例示されるような画面を介して、登録された同定情報に属性情報を後から紐付けることができる。
以上、本実施形態によれば、特定の人物と共に画像に写るという簡単な動作で、個人認証用の情報をデータベースに登録することが可能となる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
また、上述の説明で用いた複数のフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1.
撮像手段により生成された動画または複数の静止画から同一の人物に関する複数の顔画像を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記複数の顔画像の中から、前記人物を同定する同定情報としての適格度が第1基準値以上の顔画像を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された顔画像の前記適格度に基づいて前記人物の同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補を決定する候補画像決定手段と、
前記候補画像決定手段により決定された前記顔画像の候補を、前記登録処理で用いられる画面に表示させる表示処理手段と、
を備える情報処理装置。
2.
前記画面に前記顔画像の候補として表示されている第1の顔画像又はその特徴量と、前記第1の顔画像の前記適格度と、を紐付けて記憶する記憶手段を更に備え、
前記候補画像決定手段は、
前記記憶手段に記憶されている前記第1の顔画像又はその特徴量に基づいて、前記抽出手段により前記同一の人物に関する第2の顔画像が抽出されたか否かを判定し、
前記選択手段により前記第2の顔画像が前記第1基準値以上の適格度を有する顔画像として選択された場合、前記第1の顔画像及び前記第2の顔画像のうち前記適格度の大きい方を前記登録処理で用いる顔画像の候補として決定する、
1.に記載の情報処理装置。
3.
前記撮像手段は、特定のエリアへの入場口の近傍を撮像範囲に含む、
1.または2.に記載の情報処理装置。
4.
前記入場口は、入場ゲートまたはセキュリティドアを備える、
3.に記載の情報処理装置。
5.
前記動画は前記入場ゲートでの個人認証処理で使用するために前記撮像手段により生成された動画である、
4.に記載の情報処理装置。
6.
前記抽出手段は、前記個人認証処理が失敗した場合に、前記撮像手段により撮影された前記動画を取得して前記複数の顔画像を抽出する、
5.に記載の情報処理装置。
7.
前記抽出手段は、前記登録処理の開始操作に応じて、前記撮像手段に前記動画の撮影の開始を指示する、
1.乃至6.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
8.
前記候補画像決定手段は、選択した前記顔画像の適格度が前記第1基準値よりも大きい第2基準値以上であった場合、前記第2基準値以上の適格度を有する前記顔画像を前記候補として確定させる、
1.乃至7.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
9.
前記候補画像決定手段は、前記選択手段によって前記第1基準値よりも大きい第2基準値以上の適格度を有する顔画像が所定時間内に選択されなかった場合、前記所定時間内に選択された顔画像の中で最も適格度の大きい顔画像を前記候補として確定させる、
1.乃至7.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
10.
前記選択手段により前記第1基準値以上の適格度を有する顔画像が所定時間内に検出されなかった場合に、前記抽出手段により抽出された顔画像の少なくとも一部の解析結果に基づいて指示情報を生成し、所定の出力装置を介して前記指示情報を通知する通知手段を更に備える、
1.乃至9.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
11.
前記表示処理手段は、前記人物の同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補に加え、前記同定情報に紐付ける前記人物の属性情報を選択可能とする画面要素を前記画面に含めて表示させる、
1.乃至10.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
12.
抽出部により前記動画から抽出された人物の顔画像の中に、予め登録された特定の人物の顔画像が存在するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記特定の人物の顔画像が検出された場合、前記特定の人物と共に抽出された他の人物の顔画像に基づいて、前記候補画像決定手段により決定された前記顔画像の候補を特定して前記登録処理を実行する登録手段と、
を備える、1.乃至11.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
13.
一の人物に関する顔画像が検出されてから所定時間以内に他の人物に関する顔画像が更に検出された場合、前記一の人物および前記他の人物に対して同一のグループ情報を付与するグループ情報付与手段を更に備える、
1.乃至12.のいずれか1つに記載の情報処理装置。
14.
コンピュータが、
動画から同一の人物に関する複数の顔画像を抽出し、
抽出された前記複数の顔画像の中から、前記人物を同定する同定情報としての適格度が第1基準値以上の顔画像を選択し、
選択された前記顔画像の前記適格度に基づいて前記人物の同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補を決定し、
決定された前記顔画像の候補を、前記登録処理で用いられる画面に表示させる、
ことを含む人物同定情報決定方法。
15.
前記コンピュータが、
前記画面に前記顔画像の候補として表示されている第1の顔画像又はその特徴量と、前記第1の顔画像の前記適格度と、を紐付けて記憶する記憶手段を更に備え、
前記記憶手段に記憶されている前記第1の顔画像又はその特徴量に基づいて、前記同一の人物に関する第2の顔画像が抽出されたか否かを判定し、
前記第2の顔画像が前記第1基準値以上の適格度を有する顔画像として選択された場合、前記第1の顔画像及び前記第2の顔画像のうち前記適格度の大きい方を前記登録処理で用いる顔画像の候補として決定する、
ことを含む14.に記載の人物同定情報決定方法。
16.
前記コンピュータが、特定のエリアへの入場口の近傍を撮像範囲に含む撮像手段から前記動画を取得する、
ことを含む14.または15.に記載の人物同定情報決定方法。
17.
前記入場口は、入場ゲートまたはセキュリティドアを備える、
16.に記載の人物同定情報決定方法。
18.
前記動画は前記入場ゲートでの個人認証処理で使用するために前記撮像手段により生成された動画である、
17.に記載の人物同定情報決定方法。
19.
前記コンピュータが、前記個人認証処理が失敗した場合に、前記撮像手段により撮影された前記動画を取得して前記複数の顔画像を抽出する、
ことを含む18.に記載の人物同定情報決定方法。
20.
前記コンピュータが、前記登録処理の開始操作に応じて、前記撮像手段に前記動画の撮影の開始を指示する、
ことを含む14.乃至19.のいずれか1つに記載の人物同定情報決定方法。
21.
前記コンピュータが、選択した前記顔画像の適格度が前記第1基準値よりも大きい第2基準値以上であった場合、前記第2基準値以上の適格度を有する前記顔画像を前記候補として確定させる、
ことを含む14.乃至20.のいずれか1つに記載の人物同定情報決定方法。
22.
前記コンピュータが、前記第1基準値よりも大きい第2基準値以上の適格度を有する顔画像が所定時間内に選択されなかった場合に、前記所定時間内に選択された顔画像の中で最も適格度の大きい顔画像を前記候補として確定させる、
ことを含む14.乃至20.のいずれか1つに記載の人物同定情報決定方法。
23.
前記コンピュータが、前記第1基準値以上の適格度を有する顔画像が所定時間内に検出されなかった場合に、前記抽出された顔画像の少なくとも一部の解析結果に基づいて指示情報を生成し、所定の出力装置を介して前記指示情報を通知する、
ことを含む14.乃至22.のいずれか1つに記載の人物同定情報決定方法。
24.
前記コンピュータが、前記人物の同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補に加え、前記同定情報に紐付ける前記人物の属性情報を選択可能とする画面要素を前記画面に含めて表示させる、
ことを含む14.乃至23.のいずれか1つに記載の人物同定情報決定方法。
25.
前記コンピュータが、
前記動画から抽出された人物の顔画像の中に、予め登録された特定の人物の顔画像が存在するか否かを判定し、
前記判定の結果、前記特定の人物の顔画像が検出された場合、前記特定の人物と共に抽出された他の人物の顔画像に基づいて、前記決定された前記顔画像の候補を特定して前記登録処理を実行する、
ことを含む14.乃至24.のいずれか1つに記載の人物同定情報決定方法。
26.
前記コンピュータが、
一の人物に関する顔画像が検出されてから所定時間以内に他の人物に関する顔画像が更に検出された場合、前記一の人物および前記他の人物に対して同一のグループ情報を付与する、
ことを含む14.乃至25.のいずれか1つに記載の人物同定情報決定方法。
27.
コンピュータに、14.乃至26.のいずれか1つに記載の方法を実行させるプログラム。
28.
画像から、特定の人物と共に写っている他の人物の顔画像を切り出す切出し手段と、
前記切出し手段により切り出された前記他の人物の顔画像またはその特徴量を用いて、当該他の人物を同定する同定情報を登録する登録手段と、
を備える情報処理装置。
29.
コンピュータが、
画像から、特定の人物と共に写っている他の人物の顔画像を切り出し、
切り出された前記他の人物の顔画像またはその特徴量を用いて、当該他の人物を同定する同定情報を登録する、
ことを含む人物同定情報登録方法。
30.
コンピュータに、29.に記載の方法を実行させるプログラム。
10 情報処理装置
101 バス
102 プロセッサ
103 メモリ
104 ストレージデバイス
105 入出力インタフェース
106 ネットワークインタフェース
110 抽出部
120 選択部
130 候補画像決定部
140 表示処理部
150 記憶部
160 通知部
170 判定部
180 登録部
190 グループ情報付与部
20 撮像装置
30 情報処理装置
301 バス
302 プロセッサ
303 メモリ
304 ストレージデバイス
305 入出力インタフェース
306 ネットワークインタフェース
310 切出し部
320 登録部

Claims (18)

  1. 撮像手段により生成された動画または複数の静止画から同一の人物に関する複数の顔画像を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記複数の顔画像の中から、前記人物を同定する同定情報としての適格度が第1基準値以上の顔画像を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された顔画像の前記適格度に基づいて前記人物の同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補を決定する候補画像決定手段と、
    前記候補画像決定手段により決定された前記顔画像の候補を、前記登録処理で用いられる画面に表示させる表示処理手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記画面に前記顔画像の候補として表示されている第1の顔画像又はその特徴量と、前記第1の顔画像の前記適格度と、を紐付けて記憶する記憶手段を更に備え、
    前記候補画像決定手段は、
    前記記憶手段に記憶されている前記第1の顔画像又はその特徴量に基づいて、前記抽出手段により前記同一の人物に関する第2の顔画像が抽出されたか否かを判定し、
    前記選択手段により前記第2の顔画像が前記第1基準値以上の適格度を有する顔画像として選択された場合、前記第1の顔画像及び前記第2の顔画像のうち前記適格度の大きい方を前記登録処理で用いる顔画像の候補として決定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記撮像手段は、特定のエリアへの入場口の近傍を撮像範囲に含む、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記入場口は、入場ゲートまたはセキュリティドアを備える、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記動画は前記入場ゲートでの個人認証処理で使用するために前記撮像手段により生成された動画である、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記抽出手段は、前記個人認証処理が失敗した場合に、前記撮像手段により撮影された前記動画を取得して前記複数の顔画像を抽出する、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記抽出手段は、前記登録処理の開始操作に応じて、前記撮像手段に前記動画の撮影の開始を指示する、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記候補画像決定手段は、選択した前記顔画像の適格度が前記第1基準値よりも大きい第2基準値以上であった場合、前記第2基準値以上の適格度を有する前記顔画像を前記候補として確定させる、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記候補画像決定手段は、前記選択手段によって前記第1基準値よりも大きい第2基準値以上の適格度を有する顔画像が所定時間内に選択されなかった場合、前記所定時間内に選択された顔画像の中で最も適格度の大きい顔画像を前記候補として確定させる、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記選択手段により前記第1基準値以上の適格度を有する顔画像が所定時間内に検出されなかった場合に、前記抽出手段により抽出された顔画像の少なくとも一部の解析結果に基づいて指示情報を生成し、所定の出力装置を介して前記指示情報を通知する通知手段を更に備える、
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記表示処理手段は、前記人物の同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補に加え、前記同定情報に紐付ける前記人物の属性情報を選択可能とする画面要素を前記画面に含めて表示させる、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記抽出手段により前記動画から抽出された人物の顔画像の中に、予め登録された特定の人物の顔画像が存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記特定の人物の顔画像が検出された場合、前記特定の人物と共に抽出された他の人物の顔画像に基づいて、前記候補画像決定手段により決定された前記顔画像の候補を特定して前記登録処理を実行する登録手段と、
    を備える、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 一の人物に関する顔画像が検出されてから所定時間以内に他の人物に関する顔画像が更に検出された場合、前記一の人物および前記他の人物に対して同一のグループ情報を付与するグループ情報付与手段を更に備える、
    請求項1乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. コンピュータが、
    動画から同一の人物に関する複数の顔画像を抽出し、
    抽出された前記複数の顔画像の中から、前記人物を同定する同定情報としての適格度が第1基準値以上の顔画像を選択し、
    選択された前記顔画像の前記適格度に基づいて前記人物の同定情報の登録処理で用いる顔画像の候補を決定し、
    決定された前記顔画像の候補を、前記登録処理で用いられる画面に表示させる、
    ことを含む人物同定情報決定方法。
  15. コンピュータに、請求項14に記載の方法を実行させるプログラム。
  16. 画像から、特定の人物と共に写っている他の人物の顔画像を切り出す切出し手段と、
    前記切出し手段により切り出された前記他の人物の顔画像またはその特徴量を用いて、当該他の人物を同定する同定情報を登録する登録手段と、
    を備える情報処理装置。
  17. コンピュータが、
    画像から、特定の人物と共に写っている他の人物の顔画像を切り出し、
    切り出された前記他の人物の顔画像またはその特徴量を用いて、当該他の人物を同定する同定情報を登録する、
    ことを含む人物同定情報登録方法。
  18. コンピュータに、請求項17に記載の方法を実行させるプログラム。
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