JP2019028608A - 情報処理システム、情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、及びプログラム Download PDF

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Setsuo Nakajima
節男 中嶋
菅原 康博
Yasuhiro Sugawara
康博 菅原
彰朗 正角
Akiro Masakado
彰朗 正角
野村 茂樹
Shigeki Nomura
茂樹 野村
稔公 武内
Toshikimi Takeuchi
稔公 武内
大祐 大石
Daisuke Oishi
大祐 大石
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Abstract

【課題】個人の状況を示す情報を伝送するにあたり、個人情報の保護機能が高められる情報処理システム、情報処理装置及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理システムは、家屋1において、看視空間における個人の認識に用いられる情報を検出する第1センサと、看視空間11における個人に関する所定の状態を検出する第2センサと、一次情報処理装置200と、二次情報処理装置300とを備える。一次情報処理装置は、第1センサの出力に基づいて個人を認識する個人認識部と、個人認識部により認識された個人について、第2センサの出力を対象として統計処理を行って統計情報を得る統計処理部と、統計処理部によって得られた統計情報と、統計情報が対応する個人識別子とを、二次情報処理装置に送信する統計情報送信部とを備える。二次情報処理装置は、一次情報処理装置から送信された統計情報を利用した所定の処理を実行する統計情報処理部を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、及びプログラムに関する。
以下のような異常通報システムが知られている。異常通報装置は、異常取得装置から異常を示す画像を受信するとユーザ側携帯端末に異常を示す画像を含み異常の発生を示す異常通知をユーザ側携帯端末と警備業者側端末装置とに送信する。ユーザは、ユーザ側異常発生通知に応じてユーザ側携帯端末に対して認証操作を行う。異常通報装置は、認証操作が行われたことに応じて、1回限り有効なパスワードを警備業者側端末装置に通知する。警備業者側端末装置では、通知されたパスワードを利用して異常通知に含まれる画像を閲覧可能に表示する(例えば、特許文献1参照)。
また、以下のような安否遠隔監視方法が知られている。被監視者の自宅の要所にセンサが設けられ、センサにより被監視者の通過が常時検出される。その検出結果は安否遠隔監視サーバに検出履歴として蓄積される。監視者端末は、安否遠隔監視サーバに記憶された所定の時間帯の検出履歴を読み出して監視データを生成する。安否遠隔監視サーバは、予め作成された時間帯ごとに設定された比較データと比較して較差を求め、予め設定された設定較差に基づいて異常であるか否かを判定する。安否遠隔監視サーバは、異常と判定された場合には、監視者に所定の警告手段で警告する(例えば、特許文献2参照)。
特許第6102336号公報 特許第4558521号公報
特許文献1に記載の異常通報システムでは、警備業者側端末装置とユーザ側端携帯端末との双方に異常通知が送信されるが、警備業者側端末装置では、ユーザが認証操作を行わなければ異常通知に含まれる画像を閲覧可能に表示させることができない。これにより、特許文献1の異常通報システムによっては、警備業者への迅速な異常通知を実現するとともに、画像が安易に閲覧されないようにして、ユーザの個人情報の保護が図られる。
しかしながら、特許文献1の異常通報システムの場合、異常通報装置から警備業者側端末装置及びユーザ側端携帯端末への異常通知の送信に際して、伝送経路において画像が伝送される。
このため、例えば悪意のある第三者が伝送経路から画像を入手してパスワードを解読した場合には、画像の内容が第三者により知られてしまう可能性がある。
また、特許文献2の安否遠隔監視方法の場合、画像は伝送されないが、自宅の要所を人が通過したことを示す検出情報が自宅と安否遠隔監視サーバとの間で伝送される。伝送経路からこのような検出情報が漏洩した場合には、被監視者がいつどこを通過したのかといった自宅内での行動が把握されてしまう可能性がある。
このように、特許文献1、2のいずれに記載の技術に関しても、個人情報についてのセキュリティを高める余地が残っている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、個人の状態を示す情報を伝送するにあたり、個人情報の保護機能が高められるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明の一態様は、看視空間における個人の認識に用いられる情報を検出する第1センサと、前記看視空間における個人に関する所定の状態を検出する第2センサと、一次情報処理装置と、二次情報処理装置とを備え、前記一次情報処理装置は、前記第1センサの出力に基づいて個人を認識する個人認識部と、前記個人認識部により認識された個人について、前記第2センサの出力を対象として統計処理を行って統計情報を得る統計処理部と、前記統計処理部によって得られた統計情報と、前記統計情報が対応する個人識別子とを、前記二次情報処理装置に送信する統計情報送信部とを備え、前記二次情報処理装置は、前記一次情報処理装置から送信された前記統計情報を利用した所定の処理を実行する統計情報処理部を備える情報処理システムである。
本発明の一態様は、看視空間における個人の認識に用いられる情報を検出する第1センサの出力に基づいて個人を認識する個人認識部と、前記個人認識部により認識された個人について、前記看視空間における個人に関する所定の状態を検出する第2センサの出力を対象として統計処理を行って統計情報を得る統計処理部と、前記統計処理部によって得られた統計情報と、前記統計情報が対応する個人識別子とを、他の情報処理装置に送信する統計情報送信部とを備える情報処理装置である。
本発明の一態様は、コンピュータを、看視空間における個人の認識に用いられる情報を検出する第1センサの出力に基づいて個人を認識する個人認識部、前記個人認識部により認識された個人について、前記看視空間における個人に関する所定の状態を検出する第2センサの出力を対象として統計処理を行って統計情報を得る統計処理部、前記統計処理部によって得られた統計情報と、前記統計情報が対応する個人識別子とを、他の情報処理装置に送信する統計情報送信部として機能させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、個人の状態を示す情報を伝送するにあたり、個人情報の保護機能が高められるようになるという効果が得られる。
本実施形態における看視システムの構成例を示す図である。 本実施形態における相関データについて説明する図である。 本実施形態における残差の算出についての一具体例を説明する図である。 本実施形態における外れ値の判定手法例について説明する図である。 本実施形態における一次情報処理装置の構成例を示す図である。 本実施形態における個人状態情報テーブルと相関データテーブルの一例を示す図である。 本実施形態における二次情報処理装置の構成例を示す図である。 本実施形態における被看視ユーザ情報の一例を示す図である。 本実施形態における一次情報処理装置が被看視ユーザごとの相関データの管理に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態における一次情報処理装置と二次情報処理装置とが、被看視ユーザの看視に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。
<実施形態>
図1は、本実施形態における看視システム(情報処理システムの一例)の構成例を示している。本実施形態の看視システムは、施設1に居住する被看視者としてのユーザ(被看視ユーザ)を看視し、異常が発生した場合に、看視者としてのユーザ(看視ユーザ)の端末(看視ユーザ端末)に異常を通知するようにされたシステムである。以降において、被看視ユーザと看視ユーザとについて特に区別しない場合には、「ユーザ」と記載する。
同図の看視システムは、センサ部100、一次情報処理装置200、二次情報処理装置300、及び看視ユーザ端末400を備える。
センサ部100と一次情報処理装置200は、施設1において備えられる。
本実施形態において、施設1は、例えば一般の家屋であり、被看視ユーザが居住する。なお、施設1は、家屋に限定されるものではなく、例えば医療施設、公共施設等であってもよい。
センサ部100は、家屋1における所定の看視空間11において所定の対象を検出するように設けられる。看視空間11は、例えば家屋1における特定の部屋であればよい。
センサ部100は、撮像装置101、ドップラーレーダー102、及び放射温度計103を備える。
撮像装置101(第1センサの一例)は、看視空間11において行動する被看視ユーザを撮像により検出する。撮像装置101が撮像して得られる撮像画像は動画と静止画のいずれであってもよい。本実施形態において、撮像装置101により得られた撮像画像は、被看視ユーザとしての個人の認識に利用される。
ドップラーレーダー102(第2センサの一例)は、看視空間11において行動する被看視ユーザの移動速度を検出する。
放射温度計103(第2センサの一例)は、看視空間11において行動する被看視ユーザの温度(体温)を検出する。
ドップラーレーダー102により検出された移動速度と、放射温度計103により検出された温度は、被看視ユーザの所定の状態を検出して得られた状態情報である。
撮像装置101により得られた撮像画像と、ドップラーレーダー102により検出された移動速度と、放射温度計103により検出された温度は、センサ部100の出力(センサ情報)として一次情報処理装置200に出力される。
一次情報処理装置200は、センサ部100から出力されたセンサ情報を利用して所定の情報処理を実行する。
具体的に、一次情報処理装置200は、撮像装置101により得られた撮像画像を用いて個人認識を実行する。このように個人認識が行われることで、家屋1に居住する被看視ユーザが複数であっても、被看視ユーザのそれぞれを個別に識別できる。
本実施形態の看視システムにおいて、認識された被看視ユーザとしての個人は、それぞれに設定された個人識別子(被看視ユーザ識別子)により管理される。
一次情報処理装置200は、認識された個人ごとに、被看視ユーザが平常である状態のもとで、ドップラーレーダー102により検出された移動速度と、放射温度計103により検出された温度とについての相関を算出し、相関データを得る。即ち、一次情報処理装置200は、移動速度と温度とを含む状態情報を対象とする統計処理により、移動速度と温度との相関を示す相関データを得る。このように得られた相関データは、統計処理に基づいて得られる統計情報の一例である。
一次情報処理装置200は、個人ごとに得られた相関データを記憶するとともに、二次情報処理装置300に送信する。二次情報処理装置300に送信される個人ごとの相関データは、被看視ユーザごとの平常時の状態を示す情報となる。
図2を参照して、相関データについて説明する。同図には、2人の被看視ユーザY01、Y02のそれぞれについて算出された相関データが示されている。
被看視ユーザY01については、平常時に対応して検出された移動速度と体温との相関を算出した結果、直線L1として表される相関式が得られている。また、被看視ユーザY02については、平常時に対応して検出された移動速度と体温との相関を算出した結果、直線L2で表す相関式が得られている。同図においては、相関式として一次式が得られる例が示されている。即ち、本実施形態の一次情報処理装置200は状態情報としての移動速度と温度との相関を表す線形モデルを求める統計処理が行われている。
一次情報処理装置200は、上記のように得られた一次式の係数と切片(線形モデルの定数の一例)を相関データとして扱う。従って、一次情報処理装置200は、係数と切片の組合せを相関データとして記憶すればよい。また、一次情報処理装置200は、係数と切片の組合せを相関データとして二次情報処理装置300(他の情報処理装置の一例)に送信すればよい。
説明を図1に戻す。
また、一次情報処理装置200は、看視処理として、被看視ユーザごとに対応してセンサ部100のドップラーレーダー102と放射温度計103とのそれぞれにより検出される移動速度と温度とを、被看視ユーザの状態を示す状態情報として入力する。一次情報処理装置200は、入力した状態情報と相関データとの残差を算出する。
図3は、一次情報処理装置200による残差の算出についての一具体例を示している。同図においては、時系列に沿って順に入力された状態情報と残差との関係が示されている。同図において、「移動速度」と「温度」は、それぞれ、入力された状態情報に含まれる移動速度と温度を示す。また、「予測温度」は、相関データに基づいて「移動速度」に対応して予測される温度である。「残差」は、状態情報と相関データとの誤差を示す。具体的に、同図の残差は、「予測温度」に対する「温度」の差分値である。
一次情報処理装置200は、算出された残差の相関データに対する乖離が一定以上である場合に、算出された残差が外れ値であると判定する。
図3の例では、5番目に入力された状態情報に対応する残差が外れ値として判定される。
図4を参照して、本実施形態における外れ値の判定手法例について説明する。
図4(A)は、図3に示される1番目から11番目までの状態情報の入力に対応する残差(縦軸)と予測温度(横軸)との関係を示している。残差と予測温度とが同図のような関係を有する場合、例えば、一次情報処理装置200は、同図のように相関データに閾値th1を設定し、残差の値が閾値th1以上である場合に外れ値であると判定してよい。
図4(B)は、図3に示される1番目から11番目までの状態情報の入力に対応する残差を標準化した絶対値の平方根(縦軸)と予測温度(横軸)との関係を示している。一次情報処理装置200は、「残差」そのものに代えて残差を標準化した絶対値の平方根を求めたうえで、同図のように閾値th2を設定し、残差を標準化した絶対値の平方根の値が閾値th2以上である場合に外れ値であると判定してよい。
図4(C)は、図3に示される1番目から11番目までの状態情報の入力に対応する残差ごとについて求めたクック距離を示している。クック距離は、モデルへのあてはまりを評価する。同図では、5番目の状態情報の入力に対応する残差のクック距離について「0.5」であると算出された例が示されている。クック距離に関しては、一般に「0.5」以上となった場合に残差が外れ値であると判定する場合が多い。
一次情報処理装置200は、例えば状態情報の入力ごとに「残差」についてのクック距離を算出し、算出されたクック距離が所定値(例えば「0.5」)以上である場合に外れ値であると判定してよい。
説明を図1に戻す。
一次情報処理装置200は、判定された外れ値を二次情報処理装置300に送信する。一次情報処理装置200から二次情報処理装置300への外れ値の送信は、被看視ユーザに関して異常が発生した可能性のあることの通知である。
同図の例では、一次情報処理装置200と二次情報処理装置300との通信はネットワークNWを経由して行われる。
二次情報処理装置300は、ネットワークNW経由で、一次情報処理装置200や看視ユーザ端末400と通信を行う。
なお、同図においては、二次情報処理装置300は、1つの施設1における一次情報処理装置200と、同じ施設1に対応する1つの看視ユーザ端末400と通信を行う構成が示されている。しかしながら、二次情報処理装置300は、複数の施設1における一次情報処理装置200と、複数の施設1ごとに対応する看視ユーザ端末400と通信を行ってよい。
二次情報処理装置300は、一次情報処理装置200から送信された、施設1に居住する被看視ユーザごとの相関データを記憶している。ここで、二次情報処理装置300が記憶する相関データは、被看視ユーザごとに1つである必要はない。例えば、二次情報処理装置300が記憶する相関データは、被看視ユーザごとに、季節に応じた一定期間ごと、あるいは1日における所定の時間帯ごとに応じた複数が記憶されるようにしてよい。
二次情報処理装置300は、一次情報処理装置200から外れ値を受信した場合、受信された外れ値に基づいて、被看視ユーザに関して異常が発生したか否かについての判定(異常判定)を行う。
異常判定の手法については特に限定されない。最も簡単な例として、二次情報処理装置300は、外れ値が受信されたことを以て、被看視ユーザに関して異常が発生したと判定してよい。
あるいは、二次情報処理装置300は、外れ値としての残差と予測温度との組合せパターンに基づいて、被看視ユーザに関して異常が発生したか否かについて判定してもよい。
二次情報処理装置300は、被看視ユーザに関して異常が発生したことを判定した場合、対応の看視ユーザ端末400に対して、被看視ユーザに関して異常が発生したことの通知(異常発生通知)を送信する。異常発生通知の送信は、例えば電子メールの送信であってもよい。あるいは、異常発生通知の送信は、例えば看視ユーザ端末400にインストールされた看視アプリケーションに対するプッシュ通知であってもよい。
看視ユーザ端末400を所持するユーザは、看視ユーザ端末400にて異常発生通知が受信されたことで、自分の看視対象である被看視ユーザに異常が生じたことを認識し、即座に対応することができる。
図5は、一次情報処理装置200の構成例を示している。同図の一次情報処理装置200は、通信部201、制御部202、及び記憶部203を備える。
通信部201は、ネットワークNWを経由して二次情報処理装置300等と通信を実行する。
制御部202は、一次情報処理装置200における各種制御を実行する。制御部202としての機能は、一次情報処理装置200が備えるCPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することにより実現される。
同図の制御部202は、個人認識部221、統計処理部222、及び統計情報送信部223を備える。
個人認識部221は、撮像装置101により得られる撮像画像(第1センサの出力の一例)に基づいて個人を認識する。具体的に、個人認識部221は、例えば撮像画像における顔画像部分を用いて個人認識を実行する。このように認識される個人は、被看視ユーザである。個人認識部221は、認識された個人を被看視ユーザ識別子と対応付ける。
統計処理部222は、個人認識部221により認識された個人について、ドップラーレーダー102と放射温度計103(第2センサの一例)の出力を対象として統計処理を行って統計情報を得る。ここでの統計情報は、相関データまたは外れ値である。統計処理部222は、統計処理により得られた相関データを相関データ記憶部232に記憶させる。
統計情報送信部223は、統計処理部222によって得られた統計情報と、統計情報が対応する被看視ユーザ識別子とを、二次情報処理装置300に送信する。
即ち、統計情報送信部223は、統計情報である相関データまたは外れ値を二次情報処理装置300に送信することができる。統計情報送信部223は、相関データを送信する際には、送信対象の相関データに対応する被看視ユーザの被看視ユーザ識別子を付加する。また、統計情報送信部223は、外れ値を送信する際には、送信対象の外れ値に対応する被看視ユーザの被看視ユーザ識別子を付加する。
記憶部203は、制御部202が利用する情報を記憶する。同図の記憶部203は、個人状態情報記憶部231、及び相関データ記憶部232を備える。
個人状態情報記憶部231は、個人状態情報を記憶する。個人状態情報記憶部231は、1以上の個人状態情報を格納する個人状態情報テーブルの構造で個人状態情報を記憶する。
図6(A)は、個人状態情報テーブルの一例を示している。同図の個人状態情報テーブルにおける1レコード(1行)が1つの個人状態情報に対応する。1つの個人状態情報は、1つの被看視ユーザ識別子と状態情報とを含む。状態情報は、ドップラーレーダー102により検出された移動速度と、放射温度計103により検出された温度である。
相関データ記憶部232は、相関データを記憶する。相関データ記憶部232は、1以上の相関データを被看視ユーザ識別子と対応付けて格納する相関データテーブルの構造で相関データを記憶する。
図6(B)は、相関データテーブルの一例を示している。同図に示されるように、相関データテーブルにおいては、被看視ユーザ識別子ごとに対応付けられるようにして相関データが格納される。1つの被看視ユーザ識別子に対応付けられて格納される相関データは、前述のように、例えば季節に応じた一定期間ごと、あるいは1日における所定の時間帯ごとに応じた複数であってもよい。
図7は、二次情報処理装置300の構成例を示している。同図の二次情報処理装置300は、通信部301、制御部302、及び記憶部303を備える。
通信部301は、ネットワークNWを経由して、一次情報処理装置200や看視ユーザ端末400等と通信を実行する。
制御部302は、二次情報処理装置300における各種制御を実行する。制御部302としての機能は、二次情報処理装置300が備えるCPUがプログラムを実行することにより実現される。
同図の制御部302は、統計情報処理部321、及び通知制御部322を備える。
統計情報処理部321は、一次情報処理装置200から送信された統計情報(相関データ、外れ値)を利用した所定の処理を実行する。具体的に、統計情報処理部321は、一次情報処理装置200から送信された外れ値に基づき、被看視ユーザに関して異常が発生したか否かについて判定する。被看視ユーザに関して異常が発生したか否かの判定にあたり、統計情報処理部321は、被看視ユーザ情報記憶部331に記憶された相関データをさらに用いてもよい。
通知制御部322は、統計情報処理部321により被看視ユーザに関して異常が発生したことが判定された場合、対応の看視ユーザ端末400に対して異常発生通知を送信する。
記憶部303は、制御部302が利用する情報を記憶する。記憶部303は、被看視ユーザ情報記憶部331を備える。
被看視ユーザ情報記憶部331は、被看視ユーザに関する情報(被看視ユーザ情報)を記憶する。
図8は、被看視ユーザ情報記憶部331が記憶する被看視ユーザ情報の一例を示している。同図の被看視ユーザ情報は、被看視ユーザごとに対応する情報となる。1つの被看視ユーザ情報は、被看視ユーザ識別子に相関データと通知先とを対応付けた情報である。
ユーザ情報における相関データは、一次情報処理装置200から送信された相関データが記憶されたものである。ユーザ情報における相関データは、一次情報処理装置200の相関データ記憶部232に記憶されている同じ被看視ユーザ識別子に対応付けられた相関データと同期している。
ユーザ情報における通知先は、対応の被看視ユーザに異常が発生したことが統計情報処理部321により判定された場合に異常発生通知を送信する送信先が示される。例えば異常発生通知が電子メールの送信により行われる場合、通知先は、メールアドレスである。また、例えば看視ユーザ端末400にインストールされた看視アプリケーションに対するプッシュ通知等により異常発生通知が行われる場合には、看視ユーザ端末400ごとにインストールされた看視アプリケーションを一意に示すアプリケーション識別子であってもよい。このように、異常発生通知については複数の通知方法があってよく、通知先の情報は、被看視ユーザごとに設定された通知方法ごとに対応して、メールアドレス、アプリケーション識別子等が示されてよい。
図9のフローチャートを参照して、一次情報処理装置200が被看視ユーザごとの相関データの管理に関連して実行する処理手順例について説明する。同図の処理は、例えば被看視ユーザごとの相関データを取得するために予め定められた相関データ取得期間において実行されてよい。同図の処理は、相関データ取得期間において、被看視ユーザは平常状態にあることを前提として行われる。
ステップS101:センサ部100は、看視空間11に被看視ユーザが存在している状態では、被看視ユーザを対象とする検出(撮像を含む)を行い、検出された情報(センサ情報)を一次情報処理装置200に出力する。
具体的に、センサ部100における撮像装置101は、被看視ユーザを撮像した撮像画像をセンサ情報の1つとして一次情報処理装置200に出力する。センサ部100におけるドップラーレーダー102は、被看視ユーザについて検出した移動速度をセンサ情報の1つとして一次情報処理装置200に出力する。放射温度計103は、被看視ユーザについて検出した温度(体温)をセンサ情報の1つとして一次情報処理装置200に出力する。
一次情報処理装置200において、制御部202は、センサ部100から出力される検出情報が入力されるのを待機する。
ステップS102:制御部202において、個人認識部221は、入力されたセンサ情報における撮像画像について個人認識を実行する。例えば記憶部203には、撮像画像から得られる被看視ユーザごとの特徴量が被看視ユーザ識別子と対応付けられ記憶されている。個人認識部221は、ステップS102により認識された個人の特徴量と、記憶部203に記憶される特徴量とを比較することで、ステップS102により認識された個人としての被看視ユーザに対応する被看視ユーザ識別子を取得する。
ステップS103:統計処理部222は、ステップS101により入力されたセンサ情報に含まれる状態情報(移動速度と温度)に対して、ステップS102により取得された被看視ユーザ識別子を対応付けることで個人状態情報を生成する。統計処理部222は、生成された個人状態情報を個人状態情報記憶部231に記憶させる。
ステップS104:統計処理部222は、現段階において、個人状態情報記憶部231に記憶された個人状態情報が規定値に到達した被看視ユーザが有るか否かについて判定する。ステップS104において用いられる規定値は、相関データを算出するのに必要な個人状態情報の数に対応して定められる。また、既に個人状態情報が規定値に到達したと判定されて、後述のステップS105〜S107による相関データに関する処理が実行されている被看視ユーザについては、ステップS104の判定対象から除外される。
個人状態情報が規定値に到達した被看視ユーザが無いと判定された場合には、ステップS101に処理が戻される。
ステップS105:個人状態情報が規定値に到達した被看視ユーザが有ると判定された場合、統計処理部222は、ステップS104により個人状態情報が規定値に到達したと判定された被看視ユーザに対応する相関計算を実行する。具体的に、例えば統計処理部222は、規定値に到達したことが判定された個人状態情報を利用して相関計算を行うことで、図2の直線L1、L2に例示されるような一次式による線形モデルを求める。統計処理部222は、求められた一次式の傾きと切片の値を取得する。例えば、このように取得された一次式の傾きと切片の値が相関データとなる。
ステップS106:統計処理部222は、ステップS105により求められた相関データを、ステップS102にて認識された個人に対応する被看視ユーザ識別子と対応付けて、相関データ記憶部232に記憶させる。
ステップS107:また、統計情報送信部223は、ステップS105により求められた相関データを、二次情報処理装置300に送信する。ステップS107により送信される相関データには、ステップS102にて認識された個人に該当する被看視ユーザの被看視ユーザ識別子が付加される。
二次情報処理装置300は、ステップS107により送信された相関データを受信すると、受信された相関データに付加されていた被看視ユーザ識別子を格納する被看視ユーザ情報を被看視ユーザ情報記憶部331から検索する。二次情報処理装置300は、検索された被看視ユーザ情報における相関データの領域に、受信された相関データを格納する用に記憶させる。
ステップS108:統計処理部222は、ステップS105〜S107による相関計算、相関データの記憶、及び相関データの送信の処理を、全ての被看視ユーザに対応して実行したか否かについて判定する。
まだ、ステップS105〜S107による相関計算、相関データの記憶、及び相関データの送信の処理を実行していない被看視ユーザが存在する場合には、ステップS101に処理が戻される。
そして、ステップS105〜S107による相関計算、相関データの記憶、及び相関データの送信の処理を、全ての被看視ユーザに対応して実行したことが判定された場合、同図の処理が終了される。同図の処理が終了された段階では、施設1に居住する被看視ユーザごとに最新の相関データが得られた状態である。
図10のフローチャートを参照して、一次情報処理装置200と二次情報処理装置300とが、被看視ユーザの看視に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS201:被看視ユーザの看視にあたり、一次情報処理装置200における制御部202は、センサ部100から出力されるセンサ情報が入力されるのを待機している。
ステップS202:センサ情報が入力されたことに応じて、個人認識部221は、センサ情報に含まれる撮像画像を利用して個人認識を行う。
ステップS203:統計処理部222は、個人状態情報の残差を算出する。つまり、統計処理部222は、ステップS201に対応して入力されたセンサ情報に含まれる状態情報を取得する。統計処理部222は、ステップS201により認識した個人としての被看視ユーザの相関データを相関データ記憶部232から取得する。統計処理部222は、取得された状態情報における移動速度と相関する予測温度を相関データから導出する。
統計処理部222は、状態情報における温度と、導出された予測温度との差分を算出することで残差を算出する。
ステップS204:統計処理部222は、ステップS203により算出された残差が、相関データから一定以上乖離した外れ値に該当するか否かについて判定する。
統計処理部222は、例えば図4(A)のように残差が閾値th1以上であるか否かにより、残差が外れ値に該当するか否か判定してよい。あるいは、統計処理部222は、図4(B)のように、残差を標準化した絶対値の平方根が閾値th2以上であるか否かにより、残差が外れ値に該当するか否か判定してよい。あるいは、統計処理部222は、図4(C)のように、残差のクック距離を算出し、算出されたクック距離が所定値以上であるか否かにより、残差が外れ値に該当するか否か判定してよい。
残差が外れ値に該当しないと判定された場合、ステップS201に処理が戻される。
ステップS205:ステップS204により残差が外れ値に該当すると判定された場合、統計情報送信部223は、ステップS203により算出された残差を、外れ値として二次情報処理装置300に送信する。ステップS205により送信される外れ値には、ステップS202にて認識された個人に対応する被看視ユーザ識別子が付加される。
ステップS301:二次情報処理装置300において、制御部302の統計情報処理部321は、ステップS205により一次情報処理装置200から送信された外れ値が受信されるのを待機する。
ステップS302:外れ値が受信されると、統計情報処理部321は、受信された外れ値に基づいて、受信された外れ値に付加された被看視ユーザ識別子が示す被看視ユーザに異常が発生したか否かについての判定(異常判定)を行う。
ステップS303:統計情報処理部321は、ステップS302による異常判定により、異常有りとの判定結果が得られたか否かについて判定する。異常無しとの判定結果の場合、ステップS301に処理が戻される。
ステップS304:通知制御部322は、異常有りとの判定結果が得られた場合、対応の看視ユーザ端末400に異常発生通知を送信する。異常発生通知の送信にあたり、通知制御部322は、受信された外れ値に付加されていた被看視ユーザ識別子を格納する被看視ユーザ情報を被看視ユーザ情報記憶部331から検索する。通知制御部322は、検索された被看視ユーザ情報に格納される通知先の情報を参照して、通知先である看視ユーザ端末400に異常発生通知を送信する。
上記構成による本実施形態の看視システムでは、相関データの管理と被看視ユーザの看視とにあたり、一次情報処理装置200から二次情報処理装置300に送信する情報としては、相関データと外れ値となる。
相関データは、例えば一次式における傾きと切片との各値の組合せである。また、外れ値は、外れ値とされた残差の値である。
例えば被看視ユーザが撮像された撮像画像の情報は、画像により被看視ユーザの様子が把握されることから、第三者にとって有意な個人情報となる。また、画像でなくとも、例えば自宅内の要所を通過に関して検出された情報などは、自宅内での被看視ユーザの行動を把握できる可能性があることから、第三者にとって有意な個人情報となる。
しかしながら、本実施形態のような相関データと外れ値は、例えば一次情報処理装置200と二次情報処理装置300とにとっては有意な情報であるが、第三者にとっては単なる数値であり、有意な個人情報とならない。
このため、例えば一次情報処理装置200から二次情報処理装置300に送信される伝送経路により伝送される相関データや外れ値が第三者により盗聴されたとしても、第三者にとっては、相関データや外れ値を個人情報として扱うことができない。このようにして、本実施形態の看視システムにおいては個人情報の保護が図られる。
また、一次情報処理装置200から二次情報処理装置300に送信する情報が相関データと外れ値に限定されることから、一次情報処理装置200と二次情報処理装置300との間での通信量も大幅に削減することが可能になる。
<変形例>
以下、本実施形態の変形例について説明する。
個人認識に対応してセンサ部100が備えるセンサは撮像装置101に限定されない。例えば、ドップラーレーダー102により検出される情報に基づいて、一次情報処理装置200が、被看視ユーザごとに特徴的な移動パターンを特定することによっても個人認識が可能である。
また、看視空間11の床に圧力センサを面状に設け、圧力センサにより検出される圧力に基づいて、一次情報処理装置200が、被看視ユーザごとに特徴的な圧力分布、歩幅、歩行速度などを特定することで個人認識が行われるようにされてもよい。
また、被看視ユーザの圧力分布、歩幅、歩行速度は、健康状態に応じても変化する。従って、圧力センサにより検出された圧力の情報は、状態情報として利用することもできる。
また、看視空間11に音声センサを設け、一次情報処理装置200が、音声センサにより検出された音声の特徴量に基づいて、個人認識を行うようにされてもよい。
上記実施形態において、センサ部100と一次情報処理装置200とは、それぞれ個別に設けられるものとして説明した。しかしながら、センサ部100と一次情報処理装置200とが一体化されて構成されてもよい。
センサ部100は、センサ情報を暗号化して出力し、一次情報処理装置200は、入力されたセンサ情報を復号して利用するようにされてよい。このような構成により、例えばセンサ部100から一次情報処理装置200に出力されるセンサ情報の盗聴に対するセキュリティも高めることができる。
例えば、二次情報処理装置300は、看視ユーザ端末400に異常発生通知を送信するとともに、被看視ユーザの看視を請け負っている警備会社などの端末装置に異常発生通知を送信するようにしてよい。警備会社などの端末装置に送信される異常発生通知には、異常が発生した被看視ユーザを示す被看視ユーザ識別子が含まれるようにする。警備会社では、被看視ユーザ識別子により被看視ユーザを管理する。これにより、警備会社の端末装置は、異常発生通知が受信されたことに応じて、異常が発生した被看視ユーザを特定することが可能になる。
なお、上述の一次情報処理装置200または二次情報処理装置300等の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の一次情報処理装置200または二次情報処理装置300等の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1 家屋、11 看視空間、100 センサ部、101 撮像装置、102 ドップラーレーダー、103 放射温度計、200 一次情報処理装置、201 通信部、202 制御部、203 記憶部、221 個人認識部、222 統計処理部、223 統計情報送信部、231 個人状態情報記憶部、232 相関データ記憶部、300 二次情報処理装置、301 通信部、302 制御部、303 記憶部、321 統計情報処理部、322 通知制御部、331 被看視ユーザ情報記憶部、400 看視ユーザ端末

Claims (5)

  1. 看視空間における個人の認識に用いられる情報を検出する第1センサと、前記看視空間における個人に関する所定の状態を検出する第2センサと、一次情報処理装置と、二次情報処理装置とを備え、
    前記一次情報処理装置は、
    前記第1センサの出力に基づいて個人を認識する個人認識部と、
    前記個人認識部により認識された個人について、前記第2センサの出力を対象として統計処理を行って統計情報を得る統計処理部と、
    前記統計処理部によって得られた統計情報と、前記統計情報が対応する個人識別子とを、前記二次情報処理装置に送信する統計情報送信部とを備え、
    前記二次情報処理装置は、
    前記一次情報処理装置から送信された前記統計情報を利用した所定の処理を実行する統計情報処理部を備える
    情報処理システム。
  2. 前記統計情報送信部は、
    前記第2センサの出力に基づく線形モデルの定数を、前記統計情報として送信する
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記統計情報送信部は、
    前記第2センサの出力に基づく線形モデルに対する外れ値を、前記統計情報として送信する
    請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 看視空間における個人の認識に用いられる情報を検出する第1センサの出力に基づいて個人を認識する個人認識部と、
    前記個人認識部により認識された個人について、前記看視空間における個人に関する所定の状態を検出する第2センサの出力を対象として統計処理を行って統計情報を得る統計処理部と、
    前記統計処理部によって得られた統計情報と、前記統計情報が対応する個人識別子とを、他の情報処理装置に送信する統計情報送信部と
    を備える情報処理装置。
  5. コンピュータを、
    看視空間における個人の認識に用いられる情報を検出する第1センサの出力に基づいて個人を認識する個人認識部、
    前記個人認識部により認識された個人について、前記看視空間における個人に関する所定の状態を検出する第2センサの出力を対象として統計処理を行って統計情報を得る統計処理部、
    前記統計処理部によって得られた統計情報と、前記統計情報が対応する個人識別子とを、他の情報処理装置に送信する統計情報送信部
    として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112434260A (zh) * 2020-10-21 2021-03-02 北京千方科技股份有限公司 一种公路的交通状态检测方法、装置、存储介质及终端

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