JP2019022107A - 通信制御装置、通信制御システム、通信制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】意図しない無線通信が、通信制御装置と通信装置との間で行われてしまうことを防止することができる。【解決手段】特定のエリアにおける通信装置との第1の通信方式を用いた通信を制御する通信制御機能を備えた通信制御装置であって、第1の通信方式とは異なる第2の通信方式を用いて、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を通信装置へ送信する送信部と、送信された接続情報を用いて、通信装置と第1の通信方式を用いた通信を行う通信部と、通信制御機能を停止させるための時間に関する条件に基づいて、通信制御機能を停止させる制御部と、を備える通信制御装置。【選択図】図1
Description
本発明は、通信制御装置、通信制御システム、通信制御方法およびプログラムに関する。
学校の教室や会議室などの閉じられた特定のエリアごとにアクセスポイントを設け、アクセスポイントに通信端末を近づけることにより無線通信を行う技術が知られている。例えば、特許文献1には、NFC(Near Field Communication)等の近接無線通信を用いて、アクセスポイントとして振る舞う情報処理装置へ携帯端末を接続させるシステムが記載されている。
このシステムでは、アクセスポイントとして振る舞う情報処理装置から携帯端末へ無線通信に必要な情報(SSID(Service Set Identifier)やパスワード)を、近接無線通信を用いて送信する。そして、携帯端末は、取得した接続情報を用いて無線設定を行うことで、情報処理装置との無線通信を確立させる。これにより、携帯端末を情報処理装置に近づけるだけの簡単な操作で、情報処理装置と携帯端末との無線通信を行うことができる。
しかし、上記の方法では、携帯端末等の通信装置を所持したユーザが通信制御装置の設置されたエリアから移動した場合においても、通信制御装置との接続情報は、通信装置に残ってしまう。例えば、学校などにおいて、通信制御装置の設置された教室での授業時間が終了し、通信装置を所持した生徒が隣接した教室に移動したにもかかわらず、通信制御装置との接続情報は、通信装置に残ってしまう。その結果、意図しない無線通信が、通信制御装置と通信装置との間で行われてしまうおそれがあった。
本発明に係る通信制御装置は、特定のエリアにおける通信装置との第1の通信方式を用いた通信を制御する通信制御機能を備える通信制御装置であって、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式を用いて、前記第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を前記通信装置へ送信する送信部と、前記送信された接続情報を用いて、前記通信装置と前記第1の通信方式を用いた通信を行う通信部と、前記通信制御機能を停止させるための時間に関する条件に基づいて、前記通信制御機能を停止させる制御部と、を備える。
本発明によれば、意図しない無線通信が、通信制御装置と通信装置との間で行われてしまうことを防止することができる。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。
●システム構成●
図1は、一実施形態に係る通信制御システムの全体構成の一例を示す図である。通信制御システム1は、隣接するエリアごとに設置された通信制御装置100において、意図しない無線通信が、通信端末200との間で行われてしまうことを防止するシステムである。図1は、一実施形態に係る通信制御システムの一例として、学校の各教室内で適用される通信制御システム1を示している。
図1は、一実施形態に係る通信制御システムの全体構成の一例を示す図である。通信制御システム1は、隣接するエリアごとに設置された通信制御装置100において、意図しない無線通信が、通信端末200との間で行われてしまうことを防止するシステムである。図1は、一実施形態に係る通信制御システムの一例として、学校の各教室内で適用される通信制御システム1を示している。
通信制御システム1は、通信制御装置100(100a、100b、100c)、通信端末200(200a、200b、200c、200d、200e)、情報処理装置300(300a、300b、300c)、管理装置350、ゲートウェイ400および管理サーバ500により構成される。
通信制御装置100は、通信回線10に接続して管理装置350と通信をすることができる。通信回線10は、例えば、インターネットを経由しないLANを用いたネットワーク回線である。また、通信制御装置100および管理装置350は、ゲートウェイ400を介してインターネット450に接続されている。さらに、通信制御装置100および管理装置350は、インターネット450を通じて管理サーバ500と通信することができる。
通信制御装置100は、各教室(特定のエリア)内に設置されている。通信制御装置100は、各教室内において、通信端末200または情報処理装置300との第1の通信方式を用いた通信を行うことができる。第1の通信方式を用いた通信は、例えば、IEEE802.11a/b/g/n/ac等の無線LAN(Local Area Network)通信である。
通信制御装置100は、例えば、教室Aに設置され、教室A内における第1の通信方式を用いた通信を制御する装置である。また、通信制御装置100aは、通信端末200aと第2の通信方式を用いた通信を行うことができる。第2の通信方式を用いた通信は、近距離無線通信であり、例えばBLE(Bluetooth(登録商標)Low Energy)通信である。通信制御装置100aは、第2の通信方式を用いて、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を通信端末200aへ送信する。
そして、通信端末200aは、通信制御装置100aにより送信された接続情報を用いて通信制御装置100aと第1の通信方式を用いた通信を行う。第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報は、例えば、SSID(Service Set Identifier)やパスワード等である。これにより、通信制御装置100aは、第2の通信方式を用いて上記接続情報を受信した通信端末200aのみに第1の通信方式を用いた通信の通信相手を制限することができる。
同様に、通信制御装置100bは、教室Bに設置され、教室B内における通信端末200または情報処理装置300との第1の通信方式を用いた通信を制御する装置である。通信制御装置100bは、第2の通信方式を用いて、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を通信端末200bおよび200cへ送信する。通信端末200bおよび200cは、通信制御装置100bにより送信された接続情報を用いて通信制御装置100bとの第1の通信方式を用いた通信を行うことができる。
さらに、通信制御装置100cは、教室Cに配置され、教室C内における通信端末200または情報処理装置300との第1の通信方式を用いた通信を制御する装置である。通信制御装置100cは、第2の通信方式を用いて、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を、通信端末200dおよび200eへ送信する。通信端末200dおよび200eは、通信制御装置100cにより送信された接続情報を用いて通信制御装置100cとの第1の通信方式を用いた通信を行うことができる。
一方で、通信端末200fを所持したユーザは、教室A、教室Bおよび教室Cのいずれの教室にも入室していないため、通信端末200fは、通信制御装置100から第2の通信方式を用いて、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を受信することができない。そのため、通信端末200fは、通信制御装置100との第1の通信方式を用いた通信を行うことはできない。
通信制御装置100は、例えば無線LANルータ等である。通信制御装置100は、無線LANのアクセスポイントとしての役割を担う。通信制御装置100は、通信端末200および情報処理装置300と第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を生成する。通信制御装置100は、第2の通信方式を用いて、生成した接続情報を通信端末200および情報処理装置300へ送信する。通信制御装置100は、送信した接続情報を用いて通信端末200および情報処理装置300と第1の通信方式を用いた通信を行う。
これにより、通信制御装置100は、第1の通信方式を用いた通信のアクセスポイントとして振る舞うことができる。通信制御装置100は、教室(特定のエリア)毎に設けられ、各教室内に位置する通信端末200や情報処理装置300と第1の通信方式を用いた通信を行う。
通信端末200は、スマートフォン、携帯電話端末、ノートPC(Personal Computer:パソコン)、タブレット端末等であり、例えば教師や生徒が所持して持ち運びが可能な端末装置である。通信端末200は、通信装置の一例である。
情報処理装置300は、第1の通信方式による通信機能および第2の通信方式による通信機能を備え、各教室に備え付けられた情報処理装置である。例えば、情報処理装置300aは、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)であり、情報処理装置300bは、PJ(Projector:プロジェクタ)である。また、情報処理装置300cは、MFP(Multi-Function Peripheral:複合機)である。
なお、情報処理装置300は、これに限られず、デスクトップPCなどであってもよい。情報処理装置300は、通信端末200と同様に、第2の通信方式を用いて、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を通信制御装置100から受信する。そして、情報処理装置300は、受信した接続情報を用いて通信制御装置100との第1の通信方式を用いた通信を行うことができる。
管理装置350は、通信制御装置100により送受信されるデータや通信を行うための認証情報などを管理する装置である。管理装置350は、インターネットを経由しない通信回線10と接続して通信制御装置100と通信を行うことができる。管理装置350は、例えば、通信制御システム1において、職員室に設けられたPCなどであってもよい。
ゲートウェイ400は、インターネット450と接続して管理サーバ500と通信を行うことができる。また、ゲートウェイ400は、通信回線10と接続して複数の通信制御装置100と通信を行うことができる。ゲートウェイ400は、インターネット450に接続された複数の通信制御装置100と、管理サーバ500との間のデータの転送(中継)を行う。なお、ゲートウェイ400の構成は、これに限られず、専用のハードウエアを用いてもよく、ソフトウエアにより実現してもよい。
管理サーバ500は、インターネット450と接続して複数の通信制御装置100と通信を行うことができる。管理サーバ500は、通信制御装置100と通信端末200との第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報や通信端末200の接続台数情報等を管理する。なお、管理装置350と管理サーバ500は、システム構成によって設けない構成にしてもよく、どちらか一方のみを設ける構成にしてもよい。また、一実施形態に係る通信制御システムの適用される環境は、学校に限られず、例えば、会社のフロアや貸し会議室などの閉じられた特定のエリアを有する環境で適用されるシステムであってもよい。
●概略
図2は、一実施形態に係る通信制御システムの概略の一例を示す図である。図2(a)は、教室A内に、通信端末200aを所持したユーザがいること示している。図2(a)において、通信端末200aは、教室Aに設置された通信制御装置100aとの間で第1の通信方式を用いた通信が確立された状態である。通信制御装置100aは、教室A内(特定のエリア内)における第1の通信方式を用いた通信の通信制御機能を有している。通信制御機能は、第1の通信方式を用いた通信のアクセスポイントとしての処理を行う機能である。
図2は、一実施形態に係る通信制御システムの概略の一例を示す図である。図2(a)は、教室A内に、通信端末200aを所持したユーザがいること示している。図2(a)において、通信端末200aは、教室Aに設置された通信制御装置100aとの間で第1の通信方式を用いた通信が確立された状態である。通信制御装置100aは、教室A内(特定のエリア内)における第1の通信方式を用いた通信の通信制御機能を有している。通信制御機能は、第1の通信方式を用いた通信のアクセスポイントとしての処理を行う機能である。
通信端末200aは、第2の通信方式を用いて、通信制御装置100aから第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を受信する。例えば、第2の通信方式がNFCの場合、まず、通信端末200aは、NFCタグ(近距離無線通信部)を備える通信制御装置100aに近づける。通信端末200aは、通信制御装置100aからNFC通信により上記接続情報を受信する。そして、通信制御装置100aと通信端末200aは、第2の通信方式を用いて送受信された接続情報を用いて、第1の通信方式を用いた通信を確立する。これにより、通信端末200aは、教室Aに入室すると、通信制御装置100aに近づける、すなわち通信制御装置100aと第2の通信方式を用いた通信を行うことによって、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を簡単に取得することができる。
図2(b)は、通信端末200aを所持するユーザが教室Aから退室したことを示している。図2(b)は、例えば、教室Aでの授業時間が終了したため、通信端末200aを所持するユーザが教室Aから退室したものとする。通信端末200aを所持するユーザが教室Aから退室した場合、通信制御装置100aは、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信を切断する。
具体的には、例えば、第2の通信方式がBLEの場合、通信制御装置100aは、通信端末200aとのBLE通信が切断された場合に、教室Aから通信端末200aを所持するユーザが退室したとみなして、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信を切断する。さらに、例えば、第2の通信方式がNFCの場合、通信制御装置100aは、教室Aの出入口付近等に設けられたNFCタグ(第2通信部1502)に対して通信端末200aとのNFC通信を検知されると、通信制御装置100aは、教室Aから通信端末200aを所持するユーザが退室したとみなして、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信を切断する。
さらに、図2(b)において、通信制御装置100aは、後述する有効時間情報1552(第1の条件の一例)に基づいて、通信制御機能を停止させる。通信端末200aは、教室Aでの授業時間が終了し、通信端末200aを所持するユーザが教室Aから退室して通信制御装置100aとの第1の通信方式を用いた通信が切断された場合においても、上記接続情報は保持したままの状態である。つまり、例えば、通信端末200aを所持するユーザが隣接する教室Bに移動した場合においても、通信端末200aは、教室Aでの授業時間が終了したにもかかわらず、保持している接続情報を用いて、通信制御装置100aと第1の通信方式を用いた通信を行うことができてしまう。
そこで、通信制御装置100aは、有効時間情報1552に基づいて、自らの通信制御機能を停止させる。有効時間情報1552は、通信制御機能を停止させるための時間に関する情報である。通信制御機能を停止させた場合、通信端末200aは、通信制御装置100aとの第1の通信方式を用いた通信を行うことができない。そのため、通信制御システム1は、意図しない第1の通信方式を用いた通信(無線通信)が、通信制御装置100aと通信端末200aとの間で行われてしまうことを防止することができる。
なお、通信制御装置100aの通信制御機能を停止させた場合、通信制御装置100aは、第2の通信方式を用いた通信を行わない構成にしてもよい。また、通信制御装置100aの通信制御機能を停止させた場合、通信制御装置100aは、第2の通信方式の通信機能を停止させる構成にしてもよい。さらに、通信制御機能を停止させた場合、通信制御装置100aは、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を削除する構成にしてもよい。
図2(c)は、教室Aを退室した通信端末200aを所持するユーザが、隣接する教室Bに入室したことを示している。通信制御装置100bは、通信端末200aを所持するユーザが教室Bに入室すると、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信を確立する。具体的には、通信制御装置100bは、まず、通信端末200aとの第2の通信方式を用いた通信が確立されると、通信制御機能を起動させる。そして、通信制御装置100bは、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を生成し、生成した接続情報を第2の通信方式を用いて通信端末200aへ送信する。これにより、通信制御装置100bは、上記接続情報を受信した通信端末200aと第1の通信方式を用いた通信を行うことができる。
なお、通信制御装置100bは、通信端末200aを所持するユーザが教室Bに入室する前に、他の通信端末200と第1の通信方式を用いて接続している場合には、通信制御装置100bは、既に通信制御機能が起動された状態である。この場合には、通信制御装置100bは、通信端末200aとの第2の通信方式を用いた通信が確立されると、予め生成された接続情報を、第2の通信方式を用いて通信端末200aへ送信する。
このように、通信制御システム1は、特定のエリアにおける通信端末200との第1の通信方式を用いた通信を制御する通信制御装置100を備える。通信制御装置100は、まず、第1の通信方式とは異なる第2の通信方式を用いて、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を通信端末200へ送信する。そして、通信制御装置100は、送信された接続情報に基づいて、通信端末200と第1の通信方式を用いた通信を行う。さらに、通信制御装置100は、通信制御機能を停止させるための時間に関する有効時間情報1552に基づいて、通信制御機能を停止させる。そのため、隣接するエリアごとに設置された通信制御装置100において、意図しない第1の通信方式を用いた通信(無線通信)が、通信端末200との間で行われてしまうことを防止することができる。
●ハードウエア構成
図3は、一実施形態に係る通信制御装置のハードウエア構成の一例を示す図である。通信制御装置100は、一般的なコンピュータの構成を含み、例えば、CPU(Central Processing Unit)1001、ROM(Read Only Memory)1002、RAM(Random Access Memory)1003、ストレージ1004、表示部1005、入出力I/F1006、無線AP(アクセスポイント)部1007、近距離無線通信部1008、サーバ通信部1009およびバス1010等を有する。
図3は、一実施形態に係る通信制御装置のハードウエア構成の一例を示す図である。通信制御装置100は、一般的なコンピュータの構成を含み、例えば、CPU(Central Processing Unit)1001、ROM(Read Only Memory)1002、RAM(Random Access Memory)1003、ストレージ1004、表示部1005、入出力I/F1006、無線AP(アクセスポイント)部1007、近距離無線通信部1008、サーバ通信部1009およびバス1010等を有する。
CPU1001は、ROM1002やストレージ1004等に格納された本発明に係るプログラムやデータをRAM1003上に読み出し、処理を実行することで、通信制御装置100の各機能を実現する演算装置である。通信制御装置100は、本発明に係るプログラムが実行されることで本発明に係る通信制御方法を実現する。
RAM1003は、CPU1001のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM1002は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性のメモリである。ストレージ1004は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、またはフラッシュROM等のストレージデバイスであり、OS(Operation System)、アプリケーションプログラム、および各種データ等を記憶する。
表示部1005は、例えば、通信制御装置100によって実行される通信に関するデータを表示するものである。また、表示部1005は、ケーブルによってディスプレイI/Fに接続される構成であってもよい。このケーブルは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。入出力I/F1006は、USBケーブル、または、USBメモリ等の各種の記憶媒体などを接続するためのインターフェースである。
無線AP部1007は、IEEE802.11a/b/g/n/ac等の無線LAN(Local Area Network)による通信を行う通信部であり、例えば、アンテナ、無線部、及びMAC(Media Access Control)部等を含む。無線AP部1007は、通信端末200または情報処理装置300との通信におけるアクセスポイントとなる。
近距離無線通信部1008は、近距離無線通信による通信を行う通信部であり、例えば、アンテナ、無線部、及びMAC(Media Access Control)部等を含む。近距離無線通信は、例えば、BLE通信である。なお、近距離無線通信は、BLE通信の他に、NFC(Near Field Communication)、ミリ波無線通信、QRコード(登録商標)、可視光、環境音または超音波を用いてもよい。
サーバ通信部1009は、管理装置350および管理サーバ500と通信を行うための通信部である。バス1010は、上記各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、および各種制御信号等を伝送する。CPU1001、ROM1002、RAM1003、ストレージ1004、表示部1005、入出力I/F1006、無線AP部1007、近距離無線通信部1008およびサーバ通信部1009は、バス1010を介して相互に接続されている。
なお、図3において、通信制御装置100のハードウエア構成を示したが、管理装置350と管理サーバ500も同様の構成を有していてもよい。その場合、管理装置350と管理サーバ500は、例えば、無線AP部1007の構成を削除し、サーバ通信部1009により通信制御装置100と通信する構成としてもよい。
図4は、一実施形態に係る通信端末のハードウエア構成の一例を示す図である。通信端末200は、一般的なコンピュータの構成を含み、例えば、CPU2001、ROM2002、RAM2003、表示部2004、入出力I/F2005、無線通信部2006、近距離無線通信部2007、マイクロホン部2008、スピーカ部2009、カメラ部2010およびバス2011等を有する。
CPU2001は、ROM2002等に格納されたプログラムやデータをRAM2003上に読み出し、処理を実行することで、通信端末200の各機能を実現する演算装置である。RAM2003は、CPU2001のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM2002は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性のメモリであり、OS(Operation System)、アプリケーションプログラム、および各種データ等を記憶する。
表示部2004は、例えば、通信端末200によって実行される通信に関するデータを表示するものである。また、表示部2004は、ケーブルによってディスプレイI/Fに接続される構成であってもよい。このケーブルは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。入出力I/F2005は、USBケーブル、または、USBメモリ等の各種の記憶媒体などを接続するためのインターフェースである。
無線通信部2006は、IEEE802.11a/b/g/n/ac等の無線LAN(Local Area Network)による通信を行う通信部であり、例えば、アンテナ、無線部、及びMAC(Media Access Control)部等を含む。近距離無線通信部2007は、近距離無線通信による通信を行う通信部であり、例えば、アンテナ、無線部、及びMAC(Media Access Control)部等を含む。
マイクロホン部2008、スピーカ部2009、カメラ部2010は、画像および音声を入出力するためのデバイスである。バス2011は、上記各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、および各種制御信号等を伝送する。CPU2001、ROM2002、RAM2003、表示部2004、入出力I/F2005、無線通信部2006、近距離無線通信部2007、マイクロホン部2008、スピーカ部2009およびカメラ部2010は、バス2011を介して相互に接続されている。
なお、図4において、通信端末200のハードウエア構成を示したが、情報処理装置300も同様の構成を有していてもよい。また、図3および図4に示したハードウエア構成は、各実施形態において同様の構成を有してもよく、必要に応じて構成要素が追加または削除されてもよい。
●第1の実施形態●
●機能構成
続いて、図5を用いて、図1に示した各教室内に構築される通信制御システム1の機能構成について説明する。図5は、第1の実施形態に係る通信制御システムにおける通信制御装置、通信端末および管理装置の機能構成の一例を示す図である。なお、管理サーバ500は、管理装置350と同様の機能を有するものとして説明する。また、各教室内に設置された通信制御装置100(100a、100b、100c)および通信端末200(200a、200b、200c、200d、200e)は、それぞれ共通の機能を有している。
●機能構成
続いて、図5を用いて、図1に示した各教室内に構築される通信制御システム1の機能構成について説明する。図5は、第1の実施形態に係る通信制御システムにおける通信制御装置、通信端末および管理装置の機能構成の一例を示す図である。なお、管理サーバ500は、管理装置350と同様の機能を有するものとして説明する。また、各教室内に設置された通信制御装置100(100a、100b、100c)および通信端末200(200a、200b、200c、200d、200e)は、それぞれ共通の機能を有している。
通信制御装置100により実現される機能は、第1通信部1501、第2通信部1502、検知部1503、制御部1504、接続情報生成部1505、接続時間管理部1506、タイマー1507、切断部1508、記憶・読出部1509、記憶部1510およびサーバ送受信部1511を含む機能である。
第1通信部1501は、通信端末200との間で第1の通信方式を用いた通信を行う機能である。第1通信部1501は、後述する接続情報1551を用いて、通信端末200との間で、第1の通信方式を用いた通信を確立する。第1の通信方式を用いた通信は、例えば、無線LAN通信である。第1通信部1501は、例えば、図3に示す無線AP部1007およびCPU1001で実行されるプログラム等により実現される。第1通信部1501は、通信部の一例である。
第2通信部1502は、通信端末200との間で第2の通信方式を用いた通信を行う機能である。第2の通信方式を用いた通信は、近距離無線通信規格を用いた通信であり、例えば、BLE通信である。なお、第2の通信方式を用いた通信は、BLE通信の他に、NFC(Near Field Communication)、ミリ波無線通信、QRコード(登録商標)、可視光、環境音または超音波を用いてもよい。
第2通信部1502は、第2の通信方式を用いて、後述する接続情報生成部1505により生成された第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報1551を送信する。つまり、通信制御装置100は、第2の通信方式を用いて接続情報1551を受信した通信端末200との間で第1の通信方式を用いた通信を行うことができる。また、第2通信部1502は、第2の通信方式を用いて、後述する接続時間情報1553(第2の条件の一例)を送信する。第2通信部1502は、例えば、図3に示す近距離無線通信部1008およびCPU1001で実行されるプログラム等により実現される。第2通信部1502は、送信部の一例である。
検知部1503は、第2通信部1502による第2の通信方式を用いた通信が確立されたことを検知する機能である。検知部1503は、例えば、図3に示す近距離無線通信部1008およびCPU1001で実行されるプログラム等により実現される。
制御部1504は、通信制御装置100の通信制御機能を制御する機能である。通信制御機能は、第1の通信方式を用いた通信のアクセスポイントとしての処理を行う機能である。制御部1504は、例えば、図3に示すCPU1001で実行されるプログラム等により実現される。制御部1504は、例えば、検知部1503によって通信端末200との第2の通信方式を用いた通信が確立されたこと検知した場合、通信制御機能を起動させる。一方で、制御部1504は、例えば、後述する有効時間情報1552に基づいて、通信制御機能を停止させる。
有効時間情報1552は、通信制御装置100の通信制御機能を停止させるための時間に関する情報である。具体的には、有効時間情報1552は、通信制御装置100の通信制御機能を停止させる期間の情報を含む。また、有効時間情報1552は、通信制御装置100の通信制御機能を起動させる(停止させない)ための時間に関する情報を含んでもよい。この場合、有効時間情報1552は、通信制御装置100の通信制御機能を起動させる(停止させない)期間の情報を含む。
制御部1504は、通信制御機能を起動させると、起動時間の計測を開始する。具体的には、制御部1504は、通信制御機能を起動させると、タイマー1507による起動時間の計測を開始させる。そして、制御部1504は、記憶部1510に記憶された有効時間情報1552と、計測された計測時間との比較を行う。なお、タイマー1507により計測された計測時間は、計測開始から現在時刻までの経過時間であってもよいし、現在時刻を示す情報であってもよい。
計測時間が有効時間情報1552に含まれる有効時間を超えた場合、すなわち計測時間が有効時間情報1552に含まれる有効時間を経過した場合、制御部1504は、通信制御装置100の通信制御機能を停止させる。一方で、制御部1504は、計測時間(起動時間)が有効時間情報1552に含まれる有効時間の範囲内である場合、通信制御装置100の通信制御機能を起動させたまま維持する。
ここで、図6を用いて有効時間情報1552の詳細を説明する。図6は、有効時間情報の一例を示す図である。図6は、後述する管理装置350(または管理サーバ500)の管理DB5503に記憶された有効時間情報管理テーブル5512を示す。有効時間情報管理テーブル5512は、通信制御装置100を識別するための装置IDごとに、通信制御装置100の通信制御機能の有効時間を紐づけて、有効時間情報1552を管理する。
例えば、装置IDが001aである通信制御装置100の制御部1504は、通信制御機能を起動させると、タイマー1507による計測を開始する。そして、接続開始(計測開始)から30分間経過した場合に、通信制御装置100の通信制御機能を停止させる。つまり、装置IDが001aである通信制御装置100は、通信制御機能を30分間維持する。同様に、装置IDが002bである通信制御装置100は、通信制御機能を1時間維持する。装置IDが003cである通信制御装置100は、通信制御機能を45分間維持する。
なお、通信制御装置100の有効時間情報1552は、各通信制御装置100の記憶部1510に記憶されている。一方で、管理装置350(または管理サーバ500)は、各通信制御装置100の有効時間情報1552と各通信制御装置100を識別するための装置IDとを紐づけて、図5に示す有効時間情報管理テーブル5512として管理DB5503に記憶している。
接続情報生成部1505は、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報1551を生成する機能である。接続情報生成部1505は、通信制御装置100の通信制御機能を起動させた場合、接続情報1551を生成する。接続情報生成部1505は、例えば、図3に示すCPU1001で実行されるプログラム等により実現される。
ここで、接続情報生成部1505により生成される接続情報について説明する。図7は、接続情報の一例を示す図である。図7は、管理装置350(または管理サーバ500)の管理DB5503に記憶された接続情報管理テーブル5511を示す。接続情報管理テーブル5511は、通信制御装置100を識別するための装置IDごとに接続情報が管理されている。接続情報は、通信制御装置100が設置されている教室(特定のエリア)内に移動したユーザが所持する通信端末200が、その教室(特定のエリア)の通信制御装置100と第1の通信方式を用いた通信を行うための設定に利用される。接続情報は、通信制御装置100を識別するための識別情報であるSSIDとパスワードとの組を含む。
通信制御装置100の接続情報生成部1505は、自らの装置IDに係る接続情報1551を生成するとともに、生成した接続情報1551を管理装置350(または管理サーバ500)へ送信する。管理装置350(または管理サーバ500)は、各通信制御装置100から送信された接続情報1551を図7に示す接続情報管理テーブル5511として管理DB5503に記憶させる。
接続時間管理部1506は、接続情報生成部1505により生成された接続情報1551に基づく通信端末200との接続時間を管理する機能である。接続時間管理部1506は、記憶部1510に記憶された接続時間情報1553と、タイマー1507により計測された時間情報とに基づいて通信端末200aとの接続時間を管理する。
具体的には、接続時間管理部1506は、通信端末200との第1の通信方式を用いた通信が確立されると、タイマー1507により通信端末200との接続時間の計測を開始する。そして、接続時間管理部1506は、タイマー1507による計測時間と接続時間情報1553に含まれる接続時間との比較を行う。なお、接続時間情報1553は、通信制御装置100または管理装置350(または管理サーバ500)により生成され、適宜設定・変更可能である。
ここで、接続時間情報1553の詳細について説明する。図8は、接続時間情報の一例を示す図である。図8は、管理装置350(または管理サーバ500)の管理DB5503に記憶された接続時間情報管理テーブル5513を示す。接続時間情報管理テーブル5513は、通信制御装置100を識別するための装置IDごとに、通信端末200との接続時間を紐づけて接続時間情報1553が管理されている。
例えば、装置IDが0001aである通信制御装置100の接続時間管理部1506は、通信端末200との第1の通信方式を用いた通信が確立されると、タイマー1507による計測を開始する。そして、接続時間管理部1506は、接続開始(計測開始)から30分間経過した場合に、確立された第1の通信方式を用いた通信を切断するように、後述する切断部1508へ出力する。つまり、装置IDが001aである通信制御装置100は、通信端末200と30分間接続を行う。
同様に、装置IDが002bである通信制御装置100は、通信端末200と1時間接続を行う。装置IDが003cである通信制御装置100は、通信端末200と45分間接続を行う。なお、通信制御装置100の接続時間情報1553は、各通信制御装置100の記憶部1510に記憶され、管理装置350(または管理サーバ500)には、各通信制御装置100の接続時間情報1553を図8に示す接続時間情報管理テーブル5513として管理DB5503に記憶されている。
切断部1508は、通信端末200との第1の通信方式を用いた通信を切断する機能である。切断部1508は、例えば、通信端末200を所持するユーザが、通信制御装置100が設置された教室(特定のエリア)から移動した場合に、移動したユーザが所持する通信端末200との確立された第1の通信方式を用いた通信を切断する。さらに、切断部1508は、接続時間管理部1506によって通信端末200との接続時間が、接続時間情報1553に含まれる接続時間を超えたと判断された場合、通信端末200との確立された第1の通信方式を用いた通信を切断する。切断部1508は、例えば、図3に示す無線AP部1007およびCPU1001で実行されるプログラム等により実現される。
記憶・読出部1509は、記憶部1510に各種データを記憶し、記憶部1510から各種データを読み出す機能である。記憶・読出部1509は、例えば、図3に示すROM1002、ストレージ1004およびCPU1001で実行されるプログラム等により実現される。
記憶部1510は、図6で示した有効時間情報1552、図7で示した接続情報1551、および図8で示した接続時間情報1553が記憶されている。記憶部1510は、例えば、図3に示すROM1002およびストレージ1004により実現される。
サーバ送受信部1511は、管理装置350または管理サーバ500と各種データの送受信を行う機能である。サーバ送受信部1511は、通信回線10を介して管理装置350と通信を行う。また、サーバ送受信部1511は、ゲートウェイ400およびインターネット450を介して管理サーバ500と通信を行う。サーバ送受信部1511は、例えば、図3に示すサーバ通信部1009およびCPU1001で実行されるプログラム等により実現される。
続いて、通信端末200の機能構成を説明する。通信端末200により実現される機能は、第1通信部2501、第2通信部2502、接続時間管理部2503、タイマー2504、切断部2505、記憶・読出部2506および記憶部2507を含む機能である。
第1通信部2501は、通信制御装置100との間で第1の通信方式を用いた通信を行う機能である。第1通信部2501は、例えば、図4に示す無線通信部2006およびCPU2001で実行されるプログラム等により実現される。
第2通信部2502は、通信制御装置100との間で第2の通信方式を用いた通信を行う機能である。第2通信部2502は、通信制御装置100から第2の通信方式を用いて送信された、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報1551および接続時間情報1553を受信する。第2通信部2502は、例えば、図4に示す近距離無線通信部2007およびCPU2001で実行されるプログラム等により実現される。
接続時間管理部2503は、通信制御装置100から送信された接続時間情報1553に基づいて、通信制御装置100との第1の通信方式を用いた通信を制御する機能である。具体的には、接続時間管理部2503は、通信制御装置100から送信され、かつ記憶部2507に記憶された接続時間情報1553と、タイマー2504により計測された時間とに基づいて、通信制御装置100との接続時間を管理する。接続時間管理部2503は、例えば、図4に示すCPU2001で実行されるプログラム等により実現される。
切断部2505は、通信制御装置100との確立された第1の通信方式を用いた通信を切断する機能である。切断部2505は、例えば、通信端末200を所持するユーザが、通信制御装置100が設置された教室(特定のエリア)から移動した場合に、通信制御装置100との確立された第1の通信方式を用いた通信を切断する。さらに、切断部2505は、接続時間管理部2503によって通信制御装置100との接続時間が、接続時間情報1553に含まれる接続時間を超えたと判断された場合、通信制御装置100との確立された第1の通信方式を用いた通信を切断する。切断部2505は、例えば、図4に示す無線通信部2006およびCPU2001で実行されるプログラム等により実現される。
なお、接続時間管理部2503、タイマー2504および切断部2505の機能は、通信制御装置100の接続時間管理部1506、タイマー1507および切断部1508により実現される機能と同様であり、これらの機能は通信制御装置100および通信端末200の少なくとも一方に備えられていればよい。
記憶・読出部2506は、記憶部2507に各種データを記憶し、記憶部2507から各種データを読み出す機能である。記憶・読出部2506は、例えば、図4に示すROM2002およびCPU2001で実行されるプログラム等により実現される。記憶部2507は、通信制御装置100から送信された接続情報1551および接続時間情報1553が記憶されている。記憶部2507は、例えば、図4に示すROM2002により実現される。
続いて、管理装置350の機能構成を説明する。管理装置350により実現される機能は、送受信部5501、記憶・読出部5502および管理DB5503を含む機能である。送受信部5501は、通信制御装置100と各種データの送受信を行う機能である。送受信部5501は、例えば、図3に示すサーバ通信部1009およびCPU1001により実行されるプログラム等により実現される。
記憶・読出部5502は、管理DB5503に各種データを記憶し、管理DB5503から各種データを読み出す機能である。記憶・読出部5502は、例えば、図3に示すROM1002、ストレージ1004およびCPU1001により実行されるプログラム等により実現される。管理DB5503は、図6で示した有効時間情報管理テーブル5512、図7で示した接続情報管理テーブル5511、および図8で示した接続時間情報管理テーブル5513が記憶されている。
●接続処理
図9は、第1の実施形態に係る通信制御システムにおいて、通信制御装置と通信端末の接続処理の一例を示すシーケンス図である。図9に示す通信制御装置100と通信端末200の接続処理は、図1に示した通信制御装置100aが設置された教室Aに通信端末200aを所持するユーザが入室する際の処理の例を説明する。通信端末200aを所持するユーザが入室する前には、教室Aの中に位置する通信端末200は存在せず、通信制御装置100aの通信制御機能は停止された状態(起動されていない状態)であるものとする。
図9は、第1の実施形態に係る通信制御システムにおいて、通信制御装置と通信端末の接続処理の一例を示すシーケンス図である。図9に示す通信制御装置100と通信端末200の接続処理は、図1に示した通信制御装置100aが設置された教室Aに通信端末200aを所持するユーザが入室する際の処理の例を説明する。通信端末200aを所持するユーザが入室する前には、教室Aの中に位置する通信端末200は存在せず、通信制御装置100aの通信制御機能は停止された状態(起動されていない状態)であるものとする。
ステップS101において、通信制御装置100aの第2通信部1502は、通信端末200aと第2の通信方式を用いた通信を行う。通信端末200aを所持するユーザが教室Aに入室すると、通信端末200aは、通信制御装置100aとの第2の通信方式を用いた通信が可能となる。ステップS102において、通信制御装置100aの検知部1503は、第2通信部1502による通信端末200aとの第2の通信方式を用いた通信が確立したことを検知する。
ステップS103において、通信制御装置100aの検知部1503は、通信端末200aとの第2の通信方式を用いた通信を検知すると、制御部1504へ当該検知をしたことを通知する。ステップS104において、通信制御装置100aの制御部1504は、第1の通信方式を用いて接続されている通信端末200が存在しないため、通信制御機能を起動させる。
ステップS105において、通信制御装置100aの制御部1504は、通信制御機能を起動させると、接続情報生成部1505へ第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報1551の生成指示を出力する。ステップS106において、通信制御装置100aの接続情報生成部1505は、出力された接続情報1551の生成指示に基づいて、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報1551を生成する。
ステップS107において、通信制御装置100aの接続情報生成部1505は、第2通信部1502に対して、生成した接続情報1551を出力する。一方で、ステップS108において、通信制御装置100aの接続情報生成部1505は、生成した接続情報1551を記憶・読出部1509へ出力する。ステップS109において、通信制御装置100aの記憶・読出部1509は、記憶部1510へ接続情報1551を記憶させる。なお、ステップS107の処理とステップS108およびS109の処理は、処理の順番が前後してもよい。
ステップS110において、通信制御装置100aの制御部1504は、記憶・読出部1509へ接続時間情報1553の読出指示を行う。ステップS111において、通信制御装置100aの記憶・読出部1509は、記憶部1510に記憶された接続時間情報1553を読み出す。ステップS112において、通信制御装置100aの記憶部1510は、記憶した接続時間情報1553を記憶・読出部1509へ出力する。ステップS113において、通信制御装置100aの記憶・読出部1509は、第2通信部1502に対して、接続時間情報1553を出力する。
ステップS114において、通信制御装置100aの第2通信部1502は、確立された第2の通信方式を用いた通信を用いて、通信端末200aへ接続情報1551および接続時間情報1553を送信する。ステップS115において、通信制御装置100aの第1通信部1501は、送信した接続情報1551を用いて通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信を行う。通信端末200aは、第2通信部1502により送信された接続情報1551を受信すると、受信した接続情報1551を用いて第1の通信方式を用いた通信の接続設定を行う。そして、通信端末200aは、通信制御装置100aとの第1の通信方式を用いた通信を確立する。
●切断処理および機能停止処理
続いて、第1の実施形態に係る通信制御システム1における、第1の通信方式を用いた通信の切断処理と、通信制御装置100の通信制御機能の停止処理について説明する。図10は、第1の実施形態に係る通信制御システムにおける切断処理および機能停止処理の一例を示すシーケンス図である。図10では、図9で示した教室Aに入室して通信制御装置100aとの第1の通信方式を用いた通信が確立された通信端末200aを所持するユーザが、教室Aを退室する場合の例を説明する。
続いて、第1の実施形態に係る通信制御システム1における、第1の通信方式を用いた通信の切断処理と、通信制御装置100の通信制御機能の停止処理について説明する。図10は、第1の実施形態に係る通信制御システムにおける切断処理および機能停止処理の一例を示すシーケンス図である。図10では、図9で示した教室Aに入室して通信制御装置100aとの第1の通信方式を用いた通信が確立された通信端末200aを所持するユーザが、教室Aを退室する場合の例を説明する。
ステップS201において、通信制御装置100aの第1通信部1501は、通信端末200aと第1の通信方式を用いた通信を確立している。通信制御装置100aと通信端末200aの第1の通信方式を用いた通信を確立する処理は、図9に示した処理内容と同様である。ステップS202において、通信制御装置100aの第1通信部1501は、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信が確立されると、接続時間管理部1506へその旨を出力する。
ステップS203において、通信制御装置100aの接続時間管理部1506は、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信の接続時間を管理する。具体的には、接続時間管理部1506は、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信が確立されると、タイマー1507による接続時間の計測を開始する。また、接続時間管理部1506は、記憶部1510に記憶された接続時間情報1553を読み出し、接続時間情報1553に含まれる接続時間とタイマー1507による計測時間との比較を行う。
ステップS204において、通信制御装置100aの接続時間管理部1506は、タイマー1507による計測時間が接続時間情報1553に含まれる接続時間を超えた場合、切断部1508に対して、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信の切断指示を出力する。ステップS205において、通信制御装置100aの切断部1508は、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信を切断する。
ここで、ステップS203〜S205において、接続時間情報1553に基づいて通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信を切断する構成を説明したが、接続時間情報1553に含まれる接続時間の時間内に、通信端末200aを所持するユーザが教室A(特定のエリア)を退室した場合は、切断部1508は、接続時間情報1553に含まれる接続時間の経過を待たずに、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信を切断する。
ステップS206において、通信制御装置100aの制御部1504は、通信制御機能の起動時間の管理を行う。具体的には、制御部1504は、通信制御機能を起動させると、タイマー1507による起動時間の計測を開始させる。そして、制御部1504は、記憶部1510に記憶された有効時間情報1552と、計測された起動時間との比較を行う。有効時間情報1552は、通信制御装置100の通信制御機能を停止させるための時間に関する情報である。具体的には、有効時間情報1552は、通信制御装置100の通信制御機能を停止させる期間の情報を含む。
ステップS207において、制御部1504は、計測時間が有効時間情報1552に含まれる有効時間を経過した場合、通信制御装置100aの通信制御機能を停止させる。一方で、制御部1504は、計測時間が有効時間情報1552に含まれる有効時間の範囲内である場合、通信制御装置100aの通信制御機能を起動させたまま維持する。これにより、通信制御装置100aは、有効時間情報1552に基づいて、通信制御装置100の通信制御機能を停止させることができる。通信制御装置100は、例えば、通信制御装置100が設置された教室(特定のエリア)における授業時間が終了した場合などの、意図しない第1の通信方式を用いた通信(無線通信)が、通信端末200との間で行われてしまうことを防止することができる。
続いて、図11を用いて、通信制御装置100aの処理内容について詳しく説明する。図11は、第1の実施形態に係る通信制御装置における第1の通信方式を用いた通信の切断処理および機能停止処理の一例を示すフローチャートである。図9の場合と同様に、通信制御装置100aと通信端末200aは、第1の通信方式を用いた通信が確立された状態であるものとする。
まず、ステップS251において、通信制御装置100aの制御部1504は、通信制御機能を起動させると、起動時間の管理を開始する。具体的には、制御部1504は、通信制御機能を起動させると、タイマー1507によって起動時間の計測を開始させる。そして、制御部1504は、記憶部1510に記憶された有効時間情報1552と計測された起動時間との比較を行う。
ステップS252において、通信制御装置100aは、通信端末200aが教室Aの中に位置している場合、処理をステップS253へ移行させる。一方で、通信制御装置100aは、通信端末200aを所持するユーザが教室Aから退室した場合、処理をステップS254へ移行させる。ステップS254において、通信制御装置100aは、通信端末200aを所持するユーザが教室Aから退室した場合、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信を切断する。
ここで、通信端末200aを所持するユーザが教室Aから退室したか否かは、通信制御装置100aが第2の通信方式を用いた通信を検知可能か否かによって判断される。例えば、第2の通信方式を用いた通信がBLE通信の場合、通信制御装置100aは、確立された通信端末200aとのBLE通信が切断されたことを検知した場合に、通信端末200aを所持するユーザが教室Aから退室したと判断する。また、例えば、第2の通信方式を用いた通信がNFC通信の場合、通信制御装置100aは、教室Aの出入口付近等に設けられたNFCタグ(第2通信部1502)に対して通信端末200aとのNFC通信が検出された場合、通信端末aを所持するユーザの教室Aからの入退室を判断してもよい。
ステップS253において、通信制御装置100aは、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信が確立されると、記憶部1510へ記憶された接続時間情報1553を読み出す。また、通信制御装置100aは、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信が確立されると、タイマー1507によって接続時間の計測を開始する。
ステップS253において、通信制御装置100aは、タイマー1507による計測時間が、接続時間情報1553に含まれる接続時間の範囲内である場合、繰り返しステップS253の処理を行う。一方で、計測時間が、接続時間情報1553に含まれる接続時間を超えた場合、処理をステップS254へ移行する。なお、タイマー1507による接続時間の計測は、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信が確立されたことを検知したときに開始される。また、タイマー1507による接続時間の計測は、予め設定された時刻やタイミングに基づいて接続時間の計測を開始させてもよい。
ステップS254において、通信制御装置100aは、タイマー1507による計測時間が、接続時間情報1553に含まれる接続時間を経過した場合、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信を切断する。また、ステップS255において、通信制御装置100aの制御部1504は、タイマー1507による計測された起動時間が、有効時間情報1552に含まれる有効時間の範囲内である場合、処理をステップS256へ移行させる。一方で、起動時間が、有効時間情報1552に含まれる有効時間を超えた場合、処理をステップS257へ移行させる。
ステップS256において、通信制御装置100aの制御部1504は、起動時間が、有効時間情報1552に含まれる有効時間の範囲内であるため、通信制御機能を維持する。ステップS257において、通信制御装置100aの制御部1504は、起動時間が、有効時間情報1552に含まれる有効時間を経過しているため、通信制御機能を停止させる。ステップS257において通信制御機能を停止させた通信制御装置100aは、いずれかの通信端末200を所持するユーザが教室A(特定のエリア)に入室した場合、すなわち第2の通信方式を用いた通信が確立された場合、再び通信制御機能を起動させる。
●第1の実施形態の効果
以上説明したように、第1の実施形態によれば、通信制御装置100は、特定のエリアにおける通信端末200との第1の通信方式を用いた通信を制御する通信制御機能を備える通信制御装置100であって、第1の通信方式とは異なる第2の通信方式を用いて、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報1551を通信端末200へ送信する。通信制御装置100は、送信された接続情報1551を用いて、通信端末200との第1の通信方式を用いた通信を行う。そして、通信制御装置100は、通信制御装置100の通信制御機能を停止させるための時間に関する有効時間情報1552に基づいて、通信制御機能を停止させる。そのため、通信制御装置100において、意図しない無線通信が、通信端末200との間で行われてしまうことを防止することができる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、通信制御装置100は、特定のエリアにおける通信端末200との第1の通信方式を用いた通信を制御する通信制御機能を備える通信制御装置100であって、第1の通信方式とは異なる第2の通信方式を用いて、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報1551を通信端末200へ送信する。通信制御装置100は、送信された接続情報1551を用いて、通信端末200との第1の通信方式を用いた通信を行う。そして、通信制御装置100は、通信制御装置100の通信制御機能を停止させるための時間に関する有効時間情報1552に基づいて、通信制御機能を停止させる。そのため、通信制御装置100において、意図しない無線通信が、通信端末200との間で行われてしまうことを防止することができる。
●第1の実施形態の変形例●
続いて、第1の実施形態の変形例について説明する。第1の実施形態の変形例に係る通信制御システムは、有効時間情報1552に通信制御機能の起動時刻や停止時刻の情報を含む。図12は、第1の実施形態の変形例に係る有効時間情報の一例を示す図である。図12は、管理装置350の管理DB5503に記憶された有効時間情報管理テーブル5512bを示す。有効時間情報管理テーブル5512bは、通信制御装置100を識別するための装置IDごとに、通信制御装置100の通信制御機能の有効時間と通信制御機能を紐づけて有効時間情報1552b(第1の条件の一例)が管理されている。
続いて、第1の実施形態の変形例について説明する。第1の実施形態の変形例に係る通信制御システムは、有効時間情報1552に通信制御機能の起動時刻や停止時刻の情報を含む。図12は、第1の実施形態の変形例に係る有効時間情報の一例を示す図である。図12は、管理装置350の管理DB5503に記憶された有効時間情報管理テーブル5512bを示す。有効時間情報管理テーブル5512bは、通信制御装置100を識別するための装置IDごとに、通信制御装置100の通信制御機能の有効時間と通信制御機能を紐づけて有効時間情報1552b(第1の条件の一例)が管理されている。
有効時間情報1552bは、通信制御機能を起動(停止させない)または停止させる時刻の情報が含まれる。例えば、装置IDが001aの有効時間情報1552bは、通信制御システム1が学校の教室において使用されることを想定し、授業の時間割に対応している。装置IDが001aに対応する通信制御装置100は、始業時刻(9時)になると通信制御機能を起動させ、1時限目(9時〜10時半)と2時限目(10時半〜12時10分)の間、起動させた通信制御機能を維持する。そして、装置IDが001aに対応する通信制御装置100は、現在時刻が昼休み(12時10分〜13時)の時間帯になると、通信制御機能を停止させ、現在時刻が3時限目(13時〜14時半)の開始時刻になると、再び通信制御機能を起動させる。最後に、装置IDが001aに対応する通信制御装置100は、現在時刻が4時限目(14時半〜16時)の終了時刻が経過すると、通信制御機能を停止させ、一日の授業を終了する。
一方で、例えば、装置IDが002bの有効時間情報1552bのように、授業が行われる日中の時間帯(9時〜16時)に継続して通信制御機能を起動させる(停止させない)構成にすることもできる。このように、通信制御装置100が設置された教室の時間割に対応させて通信制御機能の有効時間を設定することが可能である。
なお、通信制御装置100の有効時間情報1552bは、各通信制御装置100の記憶部1510に記憶され、管理装置350には、各通信制御装置100の有効時間情報1552bを図12に示す有効時間情報管理テーブル5512bとして管理DB5503に記憶されている。また、図12に示す有効時間情報1552bは一例であり、通信制御装置100の設置場所やシステムの運用方法などに応じて適宜設定または変更が可能である。この場合、通信制御装置100または管理装置350において、有効時間情報1552bの設定や変更を行う。
以上説明したように、第1の実施形態の変形例によれば、有効時間情報1552bは、通信制御機能を起動させる(停止させない)時刻または停止させる時刻の情報を含む。そのため、授業の時間割や会議室の予約時間などのシステム環境と連動して、通信制御装置100の通信制御機能を起動させる(停止させない)ことができる。さらに、休み時間や予約のない時間において通信制御装置100の通信制御機能を停止させることができる。
●第2の実施形態●
次に、第2の実施形態に係る通信制御システムについて説明する。第2の実施形態に係る通信制御システムは、通信制御機能を停止させるための条件として、通信制御機能を停止させるための時間に関する有効時間情報1552に加え、通信制御装置100と第1の通信方式を用いて接続されている通信端末200の台数を示す接続台数情報1554を含む。なお、第1の実施形態と同一構成および同一機能は、同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、第2の実施形態に係る通信制御システムについて説明する。第2の実施形態に係る通信制御システムは、通信制御機能を停止させるための条件として、通信制御機能を停止させるための時間に関する有効時間情報1552に加え、通信制御装置100と第1の通信方式を用いて接続されている通信端末200の台数を示す接続台数情報1554を含む。なお、第1の実施形態と同一構成および同一機能は、同一の符号を付して、その説明を省略する。
●機能構成
図13は、第2の実施形態に係る通信制御システムにおける通信制御装置、通信端末および管理装置の機能構成の一例を示す図である。なお、第1の実施形態と同様の機能は、同一の符号を付しており、説明を省略する。図13に示す通信制御装置100は、第1の実施形態の機能に加え、接続台数カウント部1512を含む。さらに、記憶部1510に接続台数情報1554が記憶されている。接続台数情報1554は、接続台数カウント部1512によりカウントされた通信端末200の台数を示す情報、および通信制御装置100の通信制御機能を停止させるための通信端末200の台数を示す所定の閾値の情報を含む。
図13は、第2の実施形態に係る通信制御システムにおける通信制御装置、通信端末および管理装置の機能構成の一例を示す図である。なお、第1の実施形態と同様の機能は、同一の符号を付しており、説明を省略する。図13に示す通信制御装置100は、第1の実施形態の機能に加え、接続台数カウント部1512を含む。さらに、記憶部1510に接続台数情報1554が記憶されている。接続台数情報1554は、接続台数カウント部1512によりカウントされた通信端末200の台数を示す情報、および通信制御装置100の通信制御機能を停止させるための通信端末200の台数を示す所定の閾値の情報を含む。
接続台数カウント部1512は、第1通信部1501により第1の通信方式を用いて接続されている通信端末200の台数をカウントする機能である。接続台数カウント部1512は、例えば、図3に示すCPU1001で実行されるプログラム等により実現される。
制御部1504は、第1の通信方式を用いて接続されている通信端末200の台数が、接続台数情報1554に含まれる、通信制御機能を停止させるための通信端末200の台数を示す所定の閾値以下の場合に、通信制御機能を停止させる。所定の閾値は、例えば、第1の通信方式を用いて接続されている通信端末200が0台である(存在しない)ことを示す。また、例えば、教室(特定のエリア)内において常設されている情報処理装置300がある場合、上記閾値情報は、第1の通信方式を用いて接続されている通信端末200が0台(存在しない)ではなく、情報処理装置300の台数を加えた台数を示す情報であることが好ましい。所定の閾値は、通信制御装置100または管理装置350において適宜設定・変更可能である。
さらに、管理装置350の機能構成を説明する。管理装置350により実現される機能は、第1の実施形態の機能に加え、管理DB5503に接続台数情報管理テーブル5514が記憶されている。接続台数情報管理テーブル5514は、各通信制御装置100に記憶された接続台数情報1554を、各通信制御装置100を識別するための装置IDと紐づけて管理されている。接続台数情報1554は、各通信制御装置100から送受信部5501を介して送信される。
●接続処理
続いて、第2の実施形態に係る通信制御システムにおける、通信制御装置100の通信制御機能の停止処理について説明する。図14は、第2の実施形態に係る通信制御システムにおいて、通信制御装置と通信端末の接続処理の一例を示すシーケンス図である。
続いて、第2の実施形態に係る通信制御システムにおける、通信制御装置100の通信制御機能の停止処理について説明する。図14は、第2の実施形態に係る通信制御システムにおいて、通信制御装置と通信端末の接続処理の一例を示すシーケンス図である。
図14に示す通信制御装置100と通信端末200の接続処理は、図9と同様に、図1に示した通信制御装置100aが設置された教室Aに通信端末200aを所持するユーザが入室する際の処理の例を説明する。通信端末200aを所持するユーザが入室する前には、教室Aの中に位置する通信端末200は存在せず、通信制御装置100aの通信制御機能は停止された状態(起動されていない状態)であるものとする。
ステップS301において、通信制御装置100aの第2通信部1502は、通信端末200aと第2の通信方式を用いた通信を行う。通信端末200aを所持するユーザが教室Aに入室すると、通信端末200aは、通信制御装置100aとの第2の通信方式を用いた通信が可能となる。ステップS302において、通信制御装置100aの検知部1503は、第2通信部1502による通信端末200aとの第2の通信方式を用いた通信が確立したことを検知する。
ステップS303において、通信制御装置100aの検知部1503は、通信端末200aとの第2の通信方式を用いた通信を検知すると、記憶・読出部1509へ接続台数情報1554の読出指示を行う。ステップS304において、通信制御装置100aの記憶・読出部1509は、記憶部1510に記憶された接続台数情報1554を読み出す。ステップS305において、通信制御装置100aの記憶部1510は、記憶した接続台数情報1554を記憶・読出部1509へ出力する。ステップS306において、通信制御装置100aの記憶・読出部1509は、制御部1504に対して、読み出した接続台数情報1554を出力する。
ステップS307において、通信制御装置100aの制御部1504は、出力された接続台数情報1554を参照し、第1の通信方式を用いて接続されている通信端末200が存在しない場合、通信制御機能を起動させる。ステップS308において、通信制御装置100aの制御部1504は、通信制御機能を起動させると、接続情報生成部1505へ第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報1551の生成指示を出力する。ステップS309において、通信制御装置100aの接続情報生成部1505は、出力された接続情報1551の生成指示に基づいて、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報1551を生成する。
ステップS310において、通信制御装置100aの接続情報生成部1505は、第2通信部1502に対して、生成した接続情報1551を出力する。一方で、ステップS311において、通信制御装置100aの接続情報生成部1505は、生成した接続情報1551を記憶・読出部1509へ出力する。ステップS312において、通信制御装置100aの記憶・読出部1509は、記憶部1510へ接続情報1551を記憶させる。なお、ステップS310の処理とステップS311およびS312の処理は、処理の順番が前後してもよい。
ステップS313において、通信制御装置100aの制御部1504は、記憶・読出部1509へ接続時間情報1553の読出指示を行う。ステップS314において、通信制御装置100aの記憶・読出部1509は、記憶部1510に記憶された接続時間情報1553を読み出す。ステップS315において、通信制御装置100aの記憶部1510は、記憶した接続時間情報1553を記憶・読出部1509へ出力する。ステップS316において、通信制御装置100aの記憶・読出部1509は、第2通信部1502に対して、接続時間情報1553を出力する。
ステップS317において、通信制御装置100aの第2通信部1502は、確立された第2の通信方式を用いた通信を用いて、通信端末200aへ接続情報1551および接続時間情報1553を送信する。ステップS318において、通信制御装置100aの第1通信部1501は、送信された接続情報1551を用いて通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信を行う。通信端末200aは、第2通信部1502により送信された接続情報1551を受信すると、受信した接続情報1551を用いて第1の通信方式を用いた通信の接続設定を行う。そして、通信端末200aは、通信制御装置100aとの第1の通信方式を用いた通信を確立する。
ステップS319において、通信制御装置100aの第1通信部1501は、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信が確立された場合、その旨を接続台数カウント部1512へ出力する。ステップS320において、通信制御装置100aの接続台数カウント部1512は、第1の通信方式を用いて接続されている通信端末200の接続台数を一台加算し、記憶・読出部1509へ出力する。ステップS321において、通信制御装置100aの記憶・読出部1509は、記憶部1510に記憶された接続台数情報1554に加算した結果を上書きして記憶させる。
●切断処理および機能停止処理
続いて、第2の実施形態に係る通信制御システムにおける、第1の通信方式を用いた通信の切断処理と通信制御装置100の通信制御機能の停止処理について説明する。図15は、第2の実施形態に係る通信制御システムにおける切断処理および機能停止処理の一例を示すシーケンス図である。図15では、図14で示した教室Aに入室して通信制御装置100aとの第1の通信方式を用いた通信が確立された通信端末200aを所持するユーザが、教室Aを退室する場合の例を説明する。
続いて、第2の実施形態に係る通信制御システムにおける、第1の通信方式を用いた通信の切断処理と通信制御装置100の通信制御機能の停止処理について説明する。図15は、第2の実施形態に係る通信制御システムにおける切断処理および機能停止処理の一例を示すシーケンス図である。図15では、図14で示した教室Aに入室して通信制御装置100aとの第1の通信方式を用いた通信が確立された通信端末200aを所持するユーザが、教室Aを退室する場合の例を説明する。
ステップS401において、通信制御装置100aの第1通信部1501は、通信端末200aと第1の通信方式を用いた通信を確立している。通信制御装置100aと通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信を確立する処理は、図14に示した処理内容と同様である。
ステップS402において、通信制御装置100aの第1通信部1501は、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信が確立されると、接続時間管理部1506へその旨を出力する。ステップS403において、通信制御装置100aの接続時間管理部1506は、第1通信部1501における通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信の接続時間を管理する。具体的には、接続時間管理部1506は、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信が確立されると、タイマー1507による接続時間の計測を開始する。また、接続時間管理部1506は、記憶部1510に記憶された接続時間情報1553を読み出し、接続時間情報1553に含まれる接続時間とタイマー1507による計測時間との比較を行う。
ステップS404において、通信制御装置100aの接続時間管理部1506は、タイマー1507による計測時間が接続時間情報1553に含まれる接続時間を超えた場合、切断部1508に対して、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信の切断指示を出力する。ステップS405において、通信制御装置100aの切断部1508は、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信を切断する。
ここで、ステップS403〜S405において、接続時間情報1553に基づいて通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信を切断する構成を説明したが、接続時間情報1553に含まれる接続時間の時間内に、通信端末200aを所持するユーザが教室A(特定のエリア)を退室した場合は、切断部1508は、接続時間情報1553に含まれる接続時間の経過を待たずに、通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信を切断する。
ステップS406において、通信制御装置100aの第1通信部1501は、切断部1508により通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信が切断されると、接続台数カウント部1512へその旨を通知する。ステップS407において、通信制御装置100aの接続台数カウント部1512は、第1の通信方式を用いて接続されている通信端末200aの接続台数を一台減算する。ステップS408において、通信制御装置100aの接続台数カウント部1512は、減算した接続台数の情報を制御部1504へ出力する。
ステップS409において、通信制御装置100aの制御部1504は、出力された接続台数の情報が、通信制御装置100の通信制御機能を停止させるための通信端末200の台数を示す所定の閾値以下の場合、通信制御装置100aの通信制御機能を停止させる。
続いて、図16を用いて、通信制御装置100aの制御部1504の処理内容について詳しく説明する。図16は、第2の実施形態に係る通信制御装置における機能停止処理の一例を示すフローチャートである。図15の場合と同様に、通信制御装置100aと通信端末200aは、第1の通信方式を用いた通信が確立された状態であるものとする。
まず、ステップS451において、通信制御装置100aの制御部1504は、通信制御機能を起動させると、起動時間の管理を開始する。具体的には、制御部1504は、通信制御機能を起動させると、タイマー1507によって起動時間の計測を開始させる。そして、制御部1504は、記憶部1510に記憶された有効時間情報1552と計測された起動時間との比較を行う。
ステップS452において、通信制御装置100は、第1の通信方式を用いて接続されている通信端末200の接続台数の情報と、接続台数情報1554に含まれる通信制御装置100の通信制御機能を停止させるための通信端末200の接続台数の所定の閾値を示す情報との比較を行う。通信制御装置100は、第1の通信方式を用いて接続されている通信端末200の接続台数が、所定の閾値以下の場合、処理をステップS454へ移行させる。ステップS454において、通信制御装置100は、接続台数が所定の閾値以下の場合、通信制御機能を停止させる。一方で、第1の通信方式を用いて接続されている通信端末200の接続台数が、所定の閾値よりも多い場合、処理をステップS453へ移行させる。
ステップS453において、通信制御装置100の制御部1504は、有効時間情報1552に含まれる有効時間とタイマー1507による計測時間とを比較する。計測された起動時間が有効時間情報1552に含まれる有効時間の範囲内である場合、すなわち計測された起動時間が有効時間情報1552に含まれる有効時間を経過していない場合、通信制御装置100の制御部1504は、繰り返しステップS453の処理を行う。一方で、計測された起動時間が有効時間情報1552に含まれる有効時間を超えた場合、すなわち計測された起動時間が有効時間情報1552に含まれる有効時間を経過した場合、通信制御装置100は、処理をステップS454へ移行させる。
ステップS453において、通信制御装置100は、通信制御機能を起動させると、記憶部1510へ記憶された有効時間情報1552を読み出す。また、通信制御装置100は、通信制御機能を起動させると、タイマー1507による起動時間の計測を開始する。なお、タイマー1507による起動時間の計測は、通信制御機能を起動させたときに開始されるものとしたが、予め設定された時刻やタイミングに基づいて起動時間の計測を開始させてもよい。
ステップS454において、計測時間が有効時間情報1552に含まれる有効時間を超えた場合、すなわち計測時間が有効時間情報1552に含まれる有効時間を経過した場合、通信制御装置100は、通信制御機能を停止させる。
●第2の実施形態の効果
以上説明したように、第2の実施形態によれば、通信制御装置100は、有効時間情報1552のみならず、第1の通信方式を用いて接続されている通信端末200の接続台数に基づいて通信制御機能の起動または停止を制御する。そのため、通信制御装置100と接続されている通信端末200が存在しない場合や所定の閾値以下である場合のような、通信制御機能を起動させておく必要がない場合に、有効時間情報1552に依らずに通信制御機能を停止させることができる。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、通信制御装置100は、有効時間情報1552のみならず、第1の通信方式を用いて接続されている通信端末200の接続台数に基づいて通信制御機能の起動または停止を制御する。そのため、通信制御装置100と接続されている通信端末200が存在しない場合や所定の閾値以下である場合のような、通信制御機能を起動させておく必要がない場合に、有効時間情報1552に依らずに通信制御機能を停止させることができる。
●第3の実施形態●
続いて、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態の通信制御システムは、通信制御装置100と通信端末200との間で確立された第1の通信方式を用いた通信の切断処理を、通信端末200が備える機能により実現する場合について説明する。なお、第1の実施形態または第2の実施形態と同一構成および同一機能は、同一の符号を付して、その説明を省略する。
続いて、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態の通信制御システムは、通信制御装置100と通信端末200との間で確立された第1の通信方式を用いた通信の切断処理を、通信端末200が備える機能により実現する場合について説明する。なお、第1の実施形態または第2の実施形態と同一構成および同一機能は、同一の符号を付して、その説明を省略する。
●切断処理および機能停止処理
図17は、第3の実施形態に係る通信制御システムにおける切断処理および機能停止処理の一例を示すシーケンス図である。図17では、図15と同様に、図14で示した教室A(特定のエリア)に入室して通信制御装置100aとの第1の通信方式を用いた通信が確立された通信端末200aを所持するユーザが、教室Aを退室する場合の例を説明する。
図17は、第3の実施形態に係る通信制御システムにおける切断処理および機能停止処理の一例を示すシーケンス図である。図17では、図15と同様に、図14で示した教室A(特定のエリア)に入室して通信制御装置100aとの第1の通信方式を用いた通信が確立された通信端末200aを所持するユーザが、教室Aを退室する場合の例を説明する。
ステップS501において、通信端末200aの第1通信部2501は、通信制御装置100aと第1の通信方式を用いた通信を確立している。通信制御装置100aと通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信を確立する処理は、図14に示した処理内容と同様である。ステップS502において、通信端末200aの第1通信部2501は、通信制御装置100aとの第1の通信方式を用いた通信が確立されると、接続時間管理部2503へその旨を出力する。
ステップS503において、通信端末200aの接続時間管理部2503は、第1通信部1501における通信制御装置100aとの接続時間を管理する。具体的には、接続時間管理部2503は、通信制御装置100aとの接続が開始されると、タイマー2504による計測を開始する。また、接続時間管理部2503は、通信制御装置100aから送信され、かつ記憶部2507に記憶された接続時間情報1553を読み出し、接続時間情報1553に含まれる接続時間とタイマー2504による計測時間との比較を行う。
ステップS504において、通信制御装置100aの接続時間管理部2503は、タイマー2504による計測時間が接続時間情報1553に含まれる接続時間を超えた場合(接続時間を経過した場合)、切断部2505に対して、通信制御装置100aとの第1の通信方式を用いた通信の切断指示を出力する。ステップS505において、通信端末200aの切断部2505は、通信制御装置100aとの第1の通信方式を用いた通信を切断する。
ここで、ステップS503〜S505において、接続時間情報1553に基づいて通信制御装置100aとの第1の通信方式を用いた通信を切断する構成を説明したが、接続時間情報1553に含まれる接続時間の時間内に(接続時間を経過する前に)、通信端末200aを所持するユーザが教室A(特定のエリア)を退室した場合は、切断部2505は、接続時間情報1553に含まれる接続時間の経過を待たずに、通信制御装置100aとの第1の通信方式を用いた通信を切断する。
ステップS506において、通信制御装置100aの第1通信部1501は、通信端末200aの切断部2505により通信端末200aとの第1の通信方式を用いた通信が切断されると、接続台数カウント部1512へその旨を通知する。ステップS507において、通信制御装置100aの接続台数カウント部1512は、第1の通信方式を用いて接続されている通信端末200の台数を一台減算する。ステップS508において、通信制御装置100aの接続台数カウント部1512は、減算した接続台数の情報を制御部1504へ出力する。
ステップS509において、通信制御装置100aの制御部1504は、出力された接続台数の情報が、記憶部1510に記憶された接続台数情報1554に含まれる、通信制御装置100の通信制御機能を停止させるための通信端末200の台数を示す所定の閾値以下の場合、通信制御装置100aの通信制御機能を停止させる。
●まとめ●
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る通信制御装置は、特定のエリアにおける通信端末200との第1の通信方式を用いた通信を制御する通信制御機能を備えた通信制御装置100であって、第1の通信方式とは異なる第2の通信方式を用いて、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報1551を通信端末200へ送信する。通信制御装置100は、送信した接続情報1551を用いて、通信端末200と第1の通信方式を用いた通信を行う。そして、通信制御装置100は、通信制御装置100の通信制御機能を停止させるための時間に関する有効時間情報1552に基づいて、通信制御機能を停止させる。そのため、通信制御装置100において、意図しない無線通信が、通信端末200との間で行われてしまうことを防止することができる。
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る通信制御装置は、特定のエリアにおける通信端末200との第1の通信方式を用いた通信を制御する通信制御機能を備えた通信制御装置100であって、第1の通信方式とは異なる第2の通信方式を用いて、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報1551を通信端末200へ送信する。通信制御装置100は、送信した接続情報1551を用いて、通信端末200と第1の通信方式を用いた通信を行う。そして、通信制御装置100は、通信制御装置100の通信制御機能を停止させるための時間に関する有効時間情報1552に基づいて、通信制御機能を停止させる。そのため、通信制御装置100において、意図しない無線通信が、通信端末200との間で行われてしまうことを防止することができる。
また、本発明の一実施形態に係る通信制御装置は、有効時間情報1552として通信制御機能の起動させる(停止させない)時刻または停止させる時刻の情報を含む。そのため、授業の時間割や会議室の予約時間などのシステム環境と連動して、通信制御装置100の通信制御機能を起動させることができる。さらに、休み時間や予約のない時間において通信制御装置100の通信制御機能を停止させることができる。
さらに、本発明の一実施形態に係る通信制御装置は、第1の通信方式を用いて接続されている通信端末200の台数が所定の閾値以下の場合、通信制御機能を停止させる、そのため、通信制御装置100の通信制御機能を起動させておく必要がない場合に、通信制御機能を停止させることができる。
また、本発明の一実施形態に係る通信制御システムは、通信端末200と、特定のエリアにおける通信端末200との第1の通信方式を用いた通信を制御する通信制御機能を備える通信制御装置100と、を備える通信制御システム1であって、通信制御装置100は、第1の通信方式とは異なる第2の通信方式を用いて、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を送信する。そして、通信制御装置100と通信端末200は、送信された接続情報を用いて第1の通信方式を用いた通信を行う。さらに、通信制御装置100は、通信制御機能を停止させるための時間に関する有効時間情報1552に基づいて、通信制御機能を停止させる。そのため、意図しない無線通信が、通信制御装置100と通信端末200との間で行われてしまうことを防止することができる。
さらに、本発明の一実施形態に係る通信制御方法は、通信制御装置100が行う通信制御方法であって、特定のエリアにおいて通信端末200との通信を行うための第1の通信方式とは異なる第2の通信方式を用いて、第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を送信する送信ステップと、送信された接続情報を用いて、通信端末200と第1の通信方式を用いた通信を行う通信ステップと、通信制御装置100の通信制御機能を停止させるための時間に関する有効時間情報1552に基づいて、通信制御機能を停止させる制御ステップと、を備える。そのため、通信制御装置100において、意図しない無線通信が、通信端末200との間で行われてしまうことを防止することができる。
なお、各実施形態の機能は、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)などのレガシープログラミング言語やオブジェクト指向プログラミング言語などで記述されたコンピュータ実行可能なプログラムにより実現でき、ROM、EEPROM、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、ブルーレイディスク、SDカード、MOなど装置可読な記録媒体に格納して、あるいは電気通信回線を通じて頒布することができる。
また、各実施形態の機能の一部または全部は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)などのプログラマブル・デバイス(PD)上に実装することができ、あるいはASIC(Application Specific Integrated Circuit)として実装することができ、各実施形態の機能をPD上に実現するためにPDにダウンロードする回路構成データ(ビットストリームデータ)、回路構成データを生成するためのHDL(Hardware Description Language)、VHDL(Very High Speed Integrated Circuits Hardware Description Language)、Verilog−HDLなどにより記述されたデータとして記録媒体により配布することができる。
これまで本発明の一実施形態に係る通信制御装置、通信制御システム、通信制御方法およびプログラムについて説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
1 通信制御システム
100 通信制御装置
200 通信端末
300 情報処理装置
350 管理装置
500 管理サーバ
1501 第1通信部(通信部の一例)
1502 第2通信部(送信部の一例)
1504 制御部
1508 切断部
1510 記憶部
1551 接続情報
1552 有効時間情報(第1の条件の一例)
1553 接続時間情報(第2の条件の一例)
100 通信制御装置
200 通信端末
300 情報処理装置
350 管理装置
500 管理サーバ
1501 第1通信部(通信部の一例)
1502 第2通信部(送信部の一例)
1504 制御部
1508 切断部
1510 記憶部
1551 接続情報
1552 有効時間情報(第1の条件の一例)
1553 接続時間情報(第2の条件の一例)
Claims (16)
- 特定のエリアにおける通信装置との第1の通信方式を用いた通信を制御する通信制御機能を備えた通信制御装置であって、
前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式を用いて、前記第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を前記通信装置へ送信する送信部と、
前記送信された接続情報を用いて、前記通信装置と前記第1の通信方式を用いた通信を行う通信部と、
前記通信制御機能を停止させるための時間に関する条件に基づいて、前記通信制御機能を停止させる制御部と、
を備える通信制御装置。 - 前記条件は、前記通信制御機能を停止させる期間を含み、
前記制御部は、現在時刻が前記期間に該当する場合、前記通信制御機能を停止させる、請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記条件は、前記通信制御機能を停止させる時刻を含み、
前記制御部は、現在時刻が前記時刻に該当する場合、前記通信制御機能を停止させる、請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記条件は、前記通信制御機能を停止させない期間を含み、
前記制御部は、現在時刻が前記期間に該当しない場合、前記通信制御機能を停止させる、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信制御装置。 - 前記条件は、前記通信制御機能を停止させない時刻を含み、
前記制御部は、現在時刻が前記時刻に該当しない場合、前記通信制御機能を停止させる、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信制御装置。 - 前記制御部は、前記第1の通信方式を用いて接続されている通信装置の台数が所定の閾値以下の場合、前記通信制御機能を停止させる、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の通信制御装置。
- 前記制御部は、前記第1の通信方式を用いて接続されている通信装置がない場合、前記通信制御機能を停止させる、請求項6に記載の通信制御装置。
- 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の通信制御装置であって、
前記条件は、第1の条件であり、更に、
前記通信装置との接続時間を示す第2の条件に基づいて、前記通信部による前記第1の通信方式を用いた通信を切断する切断部を備える通信制御装置。 - 前記第2の条件は、前記通信装置と接続する期間を含み、
前記切断部は、現在時刻が前記期間に該当しない場合、前記通信部による前記第1の通信方式を用いた通信を切断する、請求項8に記載の通信制御装置。 - 前記第2の条件は、前記通信装置と接続する時刻を含み、
前記切断部は、現在時刻が前記時刻に該当しない場合、前記通信部による前記第1の通信方式を用いた通信を切断する、請求項8に記載の通信制御装置。 - 前記第2の通信方式を用いた通信が検知された場合、前記制御部は、前記通信制御機能を起動させ、前記接続情報を生成させる、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の通信制御装置。
- 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の通信制御装置であって、更に、
前記接続情報を記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、前記通信制御機能を停止させた場合、前記記憶された接続情報を削除する、通信制御装置。 - 前記エリアは、前記通信制御装置が設置されたエリアであり、
前記送信部は、前記エリア内において、前記通信装置へ前記接続情報を送信する、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の通信制御装置。 - 通信装置と、特定のエリアにおける前記通信装置との第1の通信方式を用いた通信を制御する通信制御機能を備える通信制御装置と、を備える通信制御システムであって、
前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式を用いて、前記第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を送信する送信部と、
前記送信された接続情報を用いて、前記通信装置と前記第1の通信方式を用いた通信を行う通信部と、
前記通信制御機能を停止させるための時間に関する条件に基づいて、前記通信制御機能を停止させる制御部と、
を備える通信制御システム。 - 通信制御装置が行う通信制御方法であって、
特定のエリアにおいて通信装置との通信を行うための第1の通信方式とは異なる第2の通信方式を用いて、前記第1の通信方式を用いた通信を行うための接続情報を送信する送信ステップと、
前記送信された接続情報を用いて、前記通信装置と前記第1の通信方式を用いた通信を行う通信ステップと、
前記通信制御装置の通信制御機能を停止させるための時間に関する条件に基づいて、前記通信制御機能を停止させる制御ステップと、
を備える通信制御方法。 - コンピュータに、請求項15に記載の通信制御方法を実行させるプログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017139679A JP2019022107A (ja) | 2017-07-19 | 2017-07-19 | 通信制御装置、通信制御システム、通信制御方法およびプログラム |
US16/035,769 US20190029067A1 (en) | 2017-07-19 | 2018-07-16 | Communication control system, communication control apparatus, and method of implementation of controlling of communication processing |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017139679A JP2019022107A (ja) | 2017-07-19 | 2017-07-19 | 通信制御装置、通信制御システム、通信制御方法およびプログラム |
Publications (1)
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JP2019022107A true JP2019022107A (ja) | 2019-02-07 |
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JP2017139679A Pending JP2019022107A (ja) | 2017-07-19 | 2017-07-19 | 通信制御装置、通信制御システム、通信制御方法およびプログラム |
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- 2017-07-19 JP JP2017139679A patent/JP2019022107A/ja active Pending
-
2018
- 2018-07-16 US US16/035,769 patent/US20190029067A1/en not_active Abandoned
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Publication number | Publication date |
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US20190029067A1 (en) | 2019-01-24 |
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