JP2019019639A - Traffic lane dividing fence - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、対向車線道路の対向車線間を区画する車線区分柵に関する。 The present invention relates to a lane division fence that divides an opposite lane of an opposite lane road.
近年、対向車線道路の対向車線間を区画する車線区分構造に関し、車線区分構造を越えて対向車線へ車両が逸脱する、いわゆる飛び出し事故が発生している。 2. Description of the Related Art In recent years, a so-called jump-out accident has occurred in which a vehicle departs to an opposite lane beyond the lane division structure with respect to a lane division structure that divides the opposite lanes of an opposite lane road.
このような車線区分構造として、従来、ラバーポールで上下線を区分する構造、ないし、コンクリートブロックを等間隔に固定する構造が開示される。また、特許文献1には通行帯を分離するための車線分離部材を必要に応じて道路から簡単に取り外すことができる道路設備として、道路に上面が露出した状態で設置される側溝ブロックと、前記道路上における通行帯を分離するために立設した状態となる車線分離部材とを備えたものが開示される。この側溝ブロックには、上面に開口したスリット及び当該スリットと連続し内部で拡大した空間部を有している排水溝7が長手方向に形成されている。前記車線分離部材は、当該車線分離部材の本体部の下に設けられ、スリットを通過可能な状態と、空間部に位置しかつスリット5を通過不能な状態とに切り替えられる固定部を有している、とされる。
Conventionally, as such a lane division structure, a structure in which upper and lower lines are divided by rubber poles or a structure in which concrete blocks are fixed at equal intervals is disclosed. Further, in
しかしながら、上記従来の構造では、ポールの設置部分以外には遮断手段を設けておらず、ポール間を車両が容易に飛び越えることのできるものであった。一方、所定の高さのコンクリートブロックを一定間隔に打設する方法も考えられるが、この場合視線が遮られ、対向道路の形状や対向車両の有無などを確認することができないという問題が発生する。また一方で、高強度ワイヤーを区画全体に亘らせる方法が考えられるが、この場合、車両の衝突時にワイヤーの変形によって道路へのはみ出し量が多くなる、という問題があった。 However, in the above conventional structure, there is no blocking means other than the pole installation portion, and the vehicle can easily jump between the poles. On the other hand, a method of placing concrete blocks of a predetermined height at regular intervals is also conceivable. However, in this case, the line of sight is blocked, and there is a problem that the shape of the oncoming road and the presence or absence of the oncoming vehicle cannot be confirmed. . On the other hand, a method of extending the high-strength wire over the entire section is conceivable, but in this case, there is a problem that the amount of protrusion to the road increases due to the deformation of the wire at the time of the collision of the vehicle.
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、車線区画を車両が容易に飛び越えることができず、かつ、視線が遮られることがなく、また車両の衝突時に道路へのはみ出し量を所定以下に抑えることができる、車線区分柵を提供する。 The present invention has been made in view of such circumstances, and the vehicle cannot easily jump over the lane section, the line of sight is not obstructed, and the amount of protrusion to the road is predetermined when the vehicle collides. Provide a lane division fence that can be reduced to the following.
上記課題を解決すべく本発明では以下の手段を講じている。なお、以下の各構成名称に続いて記載する数字列または数字及びアルファベット列は、実施例として示す図面を参照して理解するための参照用符号であり、これによって用語や構成を限定したり意義を限定したりするものではない。 In order to solve the above problems, the present invention takes the following measures. It should be noted that the numeral strings or numerals and alphabetical strings described following each component name below are reference symbols for understanding with reference to the drawings shown as examples, thereby limiting or meaning terms and structures. It does not limit.
〔1〕本発明に係る車線区分柵は、
ガードストラップ長に対応する所定距離の第一区間と、第一区間距離よりも短い所定距離の第二区間とを交互に開けて立設された複数の定着支柱1と、
一対の定着支柱1、1の複数の高さにおいて、一の対の定着支柱1、1間を亘って両端が固定された、曲げ弾性を有するガードストラップ3と、
第二区間をあけて立設された他の対の定着支柱1、1の複数の高さにおいて、各定着支柱1に固定されたガードストラップ3の一端同士を繋ぐと共に、定着支柱1、1間を亘って固定された、剛体からなる(曲げ弾性を有さない)連結管34Pと、を具備してなる車線区分柵であって、
複数本のガードストラップ3と複数本の連結管34Pのそれぞれが、定着支柱1を介して交互に連繋されて線状体をなすと共に、複数列の線状体を上下に離間して配置することで横柵を構成することを特徴とする。
[1] The lane division fence according to the present invention is
A plurality of
A
One end of the
Each of the plurality of
上記構成において、第一区間内に走行体が衝突したとき、当該第一区間内の複数列のガードストラップ3が衝突による衝撃を一次緩衝すると共に、当該第一区間に両側で隣接する隣接第一区間の複数列のガードストラップ3が衝突による衝撃を二次緩衝する。
In the above configuration, when the traveling body collides in the first section, the multiple rows of
一方、第二区間内に走行体が衝突したとき、当該第二区間に両側で隣接する隣接第一区間の複数列のガードストラップ3が衝撃を一次緩衝する。 On the other hand, when the traveling body collides in the second section, the guard straps 3 of the adjacent first section adjacent to the second section on both sides primarily cushion the impact.
〔2〕一対の定着支柱1、1の第一区間距離を更に細区分する複数箇所に立設された複数の中間支柱2をさらに具備してなる車線区分柵であって、
中間支柱2は、各列それぞれのガードストラップ3を挿通させる複数の挿通枠を上下に離間して有し、
線状体のうちガードストラップ3の部分は、第一区間内に立設された複数の中間支柱2の挿通枠に挿通されることが好ましい。
[2] A lane section fence further comprising a plurality of
The
The portion of the
第一区間内の細区分された中間支柱2間に走行体が衝突したとき、当該細区分区間内の複数列のガードストラップ3が衝突による衝撃を一次緩衝すると共に、当該細区分区間の両端の中間支柱の挿通枠がガードストラップ3と係止して衝突による衝撃を二次緩衝する。さらに、当該両端の各中間支柱よりも先側に連なる複数列のガードストラップ3が衝突による衝撃を三次緩衝する。
When the traveling body collides between the subdivision
一方、第一区間内の定着支柱1と中間支柱2の間の細区分区間内に走行体が衝突したとき、当該細区分区間内の複数列のガードストラップ3が衝突による衝撃を一次緩衝すると共に、当該細区分区間の両端の定着支柱、及び中間支柱がガードストラップ3と係止して衝突による衝撃を二次緩衝する。さらに、当該定着支柱のガードストラップ3端と連結管34Pを介して連結される他のガードストラップ3、並びに、当該中間支柱の先側に連なる複数列のガードストラップ3のそれぞれが、衝突による衝撃を三次緩衝する。
On the other hand, when the traveling body collides in the subdivision section between the
〔3〕定着支柱1は、床構造体7上に固定されたブロック状のベース構造体6内に、樹脂アンカーによって立設固定された支柱ボルト12と、支柱ボルト12を筒状に囲って立設された支柱枠11と、緩衝シートを介して支柱枠11の所定の高さごとに分散固定された複数の定着具13とから構成され、
複数の定着具13それぞれの両側部に張り出した各固定端によって、ガードストラップ3の端部を保持固定するものであり、
支柱枠11又は支柱ボルト12の少なくともいずれかの外周面には予め、軸交断面を欠損させる破断溝122Dが形成されることで、
支柱枠11の曲げ強度ないし支柱ボルト12の曲げ強度の少なくともいずれかは、
定着具13によるガードストラップの保持力、ガードストラップの引っ張り強度、並びに、定着具13の引っ張り強度よりも低く設定されることが好ましい。
[3] The
The end portions of the
By forming a
At least one of the bending strength of the
It is preferably set lower than the holding force of the guard strap by the
上記構成によれば、ガードストラップ3列に走行体が衝突して一定以上の衝撃力(kgf/kN)を受け、当該ガードストラップ3を定着支持する支柱枠11又は支柱ボルト12の少なくともいずれかが変形ないし破断したときであっても、所定の限界衝撃力を超えるまでは、定着具13及びガードストラップ3は引っ張り破断することがなく、かつ、定着部で分離することがない。すなわち、線状体の引っ張り破断よりも先に、あえて、支柱枠11又は支柱ボルト12の曲げ変形ないし曲げ破断を生じさせることで、定着支柱部分で、衝突による衝撃を緩衝するものとしている。
According to the above configuration, at least one of the
〔4〕中間支柱2は、床構造体7上に固定されたブロック状のベース構造体6内に、樹脂アンカーによって立設固定された支柱ボルト12と、支柱ボルト12を筒状に囲って立設された支柱枠20と、支柱枠20の所定の高さごとに分散形成された挿通枠とから構成され、
支柱枠20の所定の高さごとに複数開口した挿通枠によって、ガードストラップ3を枠内挿通するものであり、また、
支柱枠20又は支柱ボルト12の少なくともいずれかの外周面には予め、軸交断面を欠損させる破断溝122Dが形成されることで、
支柱枠20の曲げ強度ないし支柱ボルト12の曲げ強度の少なくともいずれかは、
定着具13によるガードストラップの保持力、ガードストラップの引っ張り強度、並びに、定着具13の引っ張り強度よりも低く設定されることが好ましい。
[4] The
The
A
At least one of the bending strength of the
It is preferably set lower than the holding force of the guard strap by the
ガードストラップ3列に走行体が衝突して一定以上の衝撃力(kgf/kN)を受け、当該ガードストラップ3を定着支持する支柱枠20又は支柱ボルト12の少なくともいずれかが変形ないし破断したときであっても、所定の限界衝撃力を超えるまでは、定着具13及びガードストラップ3は引っ張り破断することがなく、かつ、定着部で分離することがない。すなわち、線状体の引っ張り破断よりも先に、あえて、支柱枠20又は支柱ボルト12の曲げ変形ないし曲げ破断を生じさせることで、中間支柱部分で、衝突による衝撃を緩衝するものとしている。
When the traveling body collides with three rows of guard straps and receives an impact force (kgf / kN) of a certain level or more, and at least one of the
〔5〕上記いずれかの構成において、線条体として交互に連結されるガードストラップ3及び連結管34Pの連結境界には、線状材への引っ張り衝撃を緩衝する水平緩衝材4、ないし、線状材の定着張力を調整する張力調整材5の少なくともいずれかが介設されることが好ましい。
[5] In any one of the above-described configurations, the horizontal buffer material 4 or the wire for buffering the tensile impact on the linear material is provided at the connection boundary between the
〔6〕上記〔5〕の構成において、線条体として交互に連結されるガードストラップ3及び連結管34Pの連結境界には、線状材への引っ張り衝撃を緩衝する水平緩衝材4、及び、線状材の定着張力を調整する張力調整材5、及び、定着支柱1の所定の高さごとに分散固定された定着具13とが相互連結された状態で介設される、請求項5に記載の車線区分柵。 内部空間1Sは下方又は側方のいずれかへ開放してなるか、又は取り外し可能な蓋板によって上方、下方又は側方のいずれかへ開放可能とされ、実量センサ3は固定部材32の着脱によって取り外し可能に固定されることが好ましい。
[6] In the configuration of [5] above, a horizontal buffer material 4 for buffering a tensile impact on the linear material at a connection boundary between the
この構成によれば、実量センサ3を取り外して容易に校正、調整、又は交換することが可能となる。
According to this configuration, the
本発明の車線区分柵によれば、車線区画を車両が容易に飛び越えることができず、かつ、視線が遮られることがなく、また車両の衝突時に道路へのはみ出し量を所定以下に抑えることができる。 According to the lane division fence of the present invention, the vehicle cannot easily jump over the lane division, the line of sight is not obstructed, and the amount of protrusion to the road at the time of the collision of the vehicle can be suppressed to a predetermined value or less. it can.
以下、本発明を実施するための形態として、実施例1として示す各図とともに説明する。なお、以下の各構成名称に続いて記載する数字列または数字とアルファベットの組み合わせ列は、実施例として示す図面を参照して理解するための参照用符号であり、これによって用語や構成を限定したり意義を限定したりするものではない。 Hereinafter, as a form for carrying out the present invention, it explains with each figure shown as Example 1. FIG. It should be noted that the numeral string or the combination string of numerals and alphabets described after each of the following component names is a reference symbol for understanding with reference to the drawings shown as examples, thereby limiting terms and structures. It does not limit the meaning.
いずれの実施例においても、本発明に係る車線区分柵は、
ガードストラップ長に対応する所定距離の第一区間と、第一区間距離よりも短い所定距離の第二区間とを交互に開けて立設された複数の定着支柱1と、
一対の定着支柱1、1の複数の高さにおいて、一の対の定着支柱1、1間を亘って両端が固定された、曲げ弾性を有するガードストラップ3と、
第二区間をあけて立設された他の対の定着支柱1、1の複数の高さにおいて、各定着支柱1に固定されたガードストラップ3の一端同士を繋ぐと共に、定着支柱1、1間を亘って固定された、剛体からなる(曲げ弾性を有さない)連結管34Pと、を具備してなる車線区分柵であって、
複数本のガードストラップ3と複数本の連結管34Pのそれぞれが、定着支柱1を介して交互に連繋されて線状体をなすと共に、複数列の線状体を上下に離間して配置することで横柵を構成する(図1)。
In any embodiment, the lane division fence according to the present invention is
A plurality of fixing
A
One end of the
Each of the plurality of
第一区間内に走行体が衝突したとき、当該第一区間内の複数列のガードストラップ3が衝突による衝撃を一次緩衝すると共に、当該第一区間に両側で隣接する隣接第一区間の複数列のガードストラップ3が衝突による衝撃を二次緩衝する。
When the traveling body collides in the first section, a plurality of rows of
一方、第二区間内に走行体が衝突したとき、当該第二区間に両側で隣接する隣接第一区間の複数列のガードストラップ3が衝撃を一次緩衝する。 On the other hand, when the traveling body collides in the second section, the guard straps 3 of the adjacent first section adjacent to the second section on both sides primarily cushion the impact.
また、一対の定着支柱1、1の第一区間距離を更に細区分する複数箇所に立設された複数の中間支柱2をさらに具備してなる。
In addition, it further includes a plurality of
中間支柱2は、各列それぞれのガードストラップ3を挿通させる複数の挿通枠を上下に離間して有し、線状体のうちガードストラップ3の部分は、第一区間内に立設された複数の中間支柱2の挿通枠に挿通される。
The
第一区間内の細区分された中間支柱2間に走行体が衝突したとき、当該細区分区間内の複数列のガードストラップ3が衝突による衝撃を一次緩衝すると共に、当該細区分区間の両端の中間支柱の挿通枠がガードストラップ3と係止して衝突による衝撃を二次緩衝する。さらに、当該両端の各中間支柱よりも先側に連なる複数列のガードストラップ3が衝突による衝撃を三次緩衝する。
When the traveling body collides between the subdivision
一方、第一区間内の定着支柱1と中間支柱2の間の細区分区間内に走行体が衝突したとき、当該細区分区間内の複数列のガードストラップ3が衝突による衝撃を一次緩衝すると共に、当該細区分区間の両端の定着支柱、及び中間支柱がガードストラップ3と係止して衝突による衝撃を二次緩衝する。さらに、当該定着支柱のガードストラップ3端と連結管34Pを介して連結される他のガードストラップ3、並びに、当該中間支柱の先側に連なる複数列のガードストラップ3のそれぞれが、衝突による衝撃を三次緩衝する。
On the other hand, when the traveling body collides in the subdivision section between the fixing
定着支柱1は、床構造体7上に固定されたブロック状のベース構造体6内に、樹脂アンカーによって立設固定された支柱ボルト12と、支柱ボルト12を筒状に囲って立設された支柱枠11と、緩衝シートを介して支柱枠11の所定の高さごとに分散固定された複数の定着具13とから構成され、複数の定着具13それぞれの両側部に張り出した各固定端によって、ガードストラップ3の端部を保持固定する。
The fixing
支柱枠11又は支柱ボルト12の少なくともいずれかの外周面には予め、軸交断面を欠損させる破断溝122Dが形成されることで、支柱枠11の曲げ強度ないし支柱ボルト12の曲げ強度の少なくともいずれかは、定着具13によるガードストラップの保持力、ガードストラップの引っ張り強度、並びに、定着具13の引っ張り強度よりも低く設定される。
At least one of the bending strength of the
この破断溝122Dは破断用の交換ボルト122の周部に形成しており、継ぎナット12Cによって支柱ボルト12の下端付近に交換ボルト122を同軸延長構成してなる(図4)。この構造は、中間支柱においても同様である(図7)。
This breaking
ガードストラップ3列に走行体が衝突して一定以上の衝撃力(kgf/kN)を受け、当該ガードストラップ3を定着支持する支柱枠11又は支柱ボルト12の少なくともいずれかが変形ないし破断したときであっても、所定の限界衝撃力を超えるまでは、定着具13及びガードストラップ3は引っ張り破断することがなく、かつ、定着部で分離することがない。すなわち、線状体の引っ張り破断よりも先に、あえて、支柱枠11又は支柱ボルト12の曲げ変形ないし曲げ破断を生じさせることで、定着支柱部分で、衝突による衝撃を緩衝するものとしている。
When a traveling body collides with three rows of guard straps and receives an impact force (kgf / kN) of a certain level or more, at least one of the
中間支柱2は、床構造体7上に固定されたブロック状のベース構造体6内に、樹脂アンカーによって立設固定された支柱ボルト12と、支柱ボルト12を筒状に囲って立設された支柱枠20と、支柱枠20の所定の高さごとに分散形成された挿通枠とから構成される。
The
支柱枠20の所定の高さごとに複数開口した挿通枠によって、ガードストラップ3を枠内挿通する(図6,7)。
The
支柱枠20又は支柱ボルト12の少なくともいずれかの外周面には予め、軸交断面を欠損させる破断溝122Dが形成される。これにより、支柱枠20の曲げ強度ないし支柱ボルト12の曲げ強度の少なくともいずれかは、定着具13によるガードストラップの保持力、ガードストラップの引っ張り強度、並びに、定着具13の引っ張り強度よりも低く設定される。
On at least one of the outer peripheral surfaces of the
ガードストラップ3列に走行体が衝突して一定以上の衝撃力(kgf/kN)を受け、当該ガードストラップ3を定着支持する支柱枠20又は支柱ボルト12の少なくともいずれかが変形ないし破断したときであっても、所定の限界衝撃力を超えるまでは、定着具13及びガードストラップ3は引っ張り破断することがなく、かつ、定着部で分離することがない。すなわち、線状体の引っ張り破断よりも先に、あえて、支柱枠20又は支柱ボルト12の曲げ変形ないし曲げ破断を生じさせることで、中間支柱部分で、衝突による衝撃を緩衝するものとしている。
When the traveling body collides with three rows of guard straps and receives an impact force (kgf / kN) of a certain level or more, and at least one of the
線条体として交互に連結されるガードストラップ3及び連結管34Pの連結境界には、線状材への引っ張り衝撃を緩衝する水平緩衝材4、ないし、線状材の定着張力を調整する張力調整材5の少なくともいずれかが介設される。
At the connection boundary between the
実施例のガードストラップ3のいずれか片側又は両側のストラップ端は、線状材への引っ張り衝撃を緩衝する水平緩衝材4、及び、線状材の定着張力を調整する張力調整材5を介して定着支柱1に定着保持される(図1)。
The strap ends on one side or both sides of the
(水平緩衝材4)
水平緩衝材4は、平行に重ね配置された複数枚の緩衝板と、緩衝板の重ね範囲の面内を重ね厚方向に貫通して介在される緩衝材とで構成され、重ね配置されたいずれか一部の枚数を一側端の接続部とし、残りの枚数を他側端の接続部としてなる。実施例では、右側へ突出する2枚の緩衝板と、当該2枚の緩衝板の間に重ねられて左側へ突出する1枚の緩衝板と、からなる合計三枚の緩衝板が重ね配置されると共に、3枚の緩衝板の共通する重ね範囲の板面内に、各枚共通する大きさの介在孔が形成され、3枚重ねられた介在孔の重ね厚方向を貫通して、角柱状の緩衝材が介設されてなる。この角柱状の緩衝材は、両側端と近接する両側面が保護板で覆われると共に、保護板の間に角柱状の弾性緩衝材が挟まれてなる。
(Horizontal cushioning material 4)
The horizontal cushioning material 4 is composed of a plurality of cushioning plates arranged in parallel and a cushioning material interposed through the surface of the overlapping range of the cushioning plates in the stacking thickness direction. One part of the number is used as a connection part at one side end, and the remaining number is used as a connection part at the other side end. In the embodiment, a total of three buffer plates, which are composed of two buffer plates protruding to the right side and one buffer plate overlapping between the two buffer plates and protruding to the left side, are stacked. In the plate surface of the common overlapping range of the three buffer plates, an interstitial hole having a common size is formed, penetrating through the overlapping thickness direction of the three interposing holes, and a prismatic buffer The material is interposed. In this prismatic cushioning material, both side surfaces adjacent to both ends are covered with a protection plate, and a prismatic elastic cushioning material is sandwiched between the protection plates.
右側へ突出する2枚重ねの緩衝板は、各板の右端に接続部孔が重なり形成されると共に、各接続部孔と重なる位置に、2枚の重なり間隔を保持する孔付きスリーブが挟まれて、共に接続部孔を構成している。左側へ突出する1枚の緩衝板は、左端に接続部孔が形成される。 The double-layered buffer plate protruding to the right has a connecting hole formed at the right end of each plate, and a sleeve with a hole that holds two overlapping intervals is sandwiched at a position overlapping each connecting hole. Both of them constitute a connection hole. One buffer plate protruding to the left has a connection hole at the left end.
(張力調整材5)
張力調整材5は、両端をシャックル環形状としたターンバックルで構成される。具体的には、左右のシャックル環と、各シャックル環の基部螺子同士の距離を調節可能に螺合するバックル本体と、から構成される。
(Tension adjusting material 5)
The
<その他の実施の形態>
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態は例示であり、本発明の主旨から逸脱しない限り、上述各実施の形態に対して、さまざまな変更、増減、組合せを加えてもよい。
<Other embodiments>
The present invention has been described above based on the embodiment. The embodiment is an exemplification, and various modifications, increases / decreases, and combinations may be added to the above-described embodiments without departing from the gist of the present invention.
1 定着支柱
11 支柱枠
11G 緩衝シート
12 支柱ボルト
12A せん断力分散材
12B 止めナット
12C 継ぎナット
12G アンカー樹脂材
122 破断用ボルト
122D 破断溝
13 定着具
132 固定端板
13T 傾斜屈曲板
13B 固定ボルト
13N 固定ナット
13S シャックル
14 天板
15 防錆キャップ
150 内部緩衝材
16 基礎ボルト
16B 止めナット
2 中間支柱
20 支柱枠
21 挿通枠板
22 支柱ボルト
22A せん断力分散材
23B 固定ボルト
23N 固定ナット
24 天板
3 ガードストラップ
3S シャックル
32F 間隔保持材
32P 補強筒
34P 連結管(鋼管)
35 端部線材
4 水平緩衝材
5 張力調整材(ターンバックル)
6 ベース構造体
61 基礎構造体
62 プレート構造体
7 床構造体
7B 歩車道ブロック
71 アスファルト構造体
72 コンクリート構造体
DESCRIPTION OF
2
3
35 End wire
4
6 Base structure 61
Claims (6)
一対の定着支柱1、1の複数の高さにおいて、一の対の定着支柱1、1間を亘って両端が固定された、曲げ弾性を有するガードストラップ3と、
第二区間をあけて立設された他の対の定着支柱1、1の複数の高さにおいて、各定着支柱1に固定されたガードストラップ3の一端同士を繋ぐと共に、定着支柱1、1間を亘って固定された、剛体からなる連結管34Pと、を具備してなる車線区分柵であって、
複数本のガードストラップ3と複数本の連結管34Pのそれぞれが、定着支柱1を介して交互に連繋されて線状体をなすと共に、複数列の線状体を上下に離間して配置することで横柵を構成することを特徴とする、車線区分柵。 A plurality of fixing posts 1 erected by alternately opening a first section of a predetermined distance corresponding to the guard strap length and a second section of a predetermined distance shorter than the first section distance;
A guard strap 3 having bending elasticity, which is fixed at both ends across a pair of fixing columns 1, 1 at a plurality of heights of the pair of fixing columns 1, 1;
One end of the guard strap 3 fixed to each fixing column 1 is connected to each other at a plurality of heights of another pair of fixing columns 1, 1 erected with a second section, and between the fixing columns 1, 1. A lane dividing fence comprising a rigid connecting pipe 34P,
Each of the plurality of guard straps 3 and the plurality of connecting pipes 34P are alternately connected via the fixing column 1 to form a linear body, and the plurality of rows of linear bodies are arranged apart from each other in the vertical direction. A lane division fence characterized by comprising a horizontal fence.
中間支柱2は、各列それぞれのガードストラップ3を挿通させる複数の挿通枠を上下に離間して有し、
線状体のうちガードストラップ3の部分は、第一区間内に立設された複数の中間支柱2の挿通枠に挿通される、請求項に1記載の車線区分柵。 A lane division fence further comprising a plurality of intermediate struts 2 erected at a plurality of locations for further subdividing the first section distance of the pair of fixing struts 1, 1,
The intermediate strut 2 has a plurality of insertion frames through which the guard straps 3 of the respective rows are inserted, separated vertically.
The lane division fence according to claim 1, wherein a portion of the guard strap 3 in the linear body is inserted through insertion frames of a plurality of intermediate struts 2 erected in the first section.
複数の定着具13それぞれの両側部に張り出した各固定端によって、ガードストラップ3の端部を保持固定するものであり、
支柱枠11又は支柱ボルト12の少なくともいずれかの外周面には予め、軸交断面を欠損させる破断溝122Dが形成されることで、
支柱枠11の曲げ強度ないし支柱ボルト12の曲げ強度の少なくともいずれかは、
定着具13によるガードストラップの保持力、ガードストラップの引っ張り強度、並びに、定着具13の引っ張り強度よりも低く設定される、請求項1又は2に記載の車線区分柵。 The fixing column 1 is installed in a block-like base structure 6 fixed on the floor structure 7 so as to stand upright and fixed by a resin anchor, and surround the column bolt 12 in a cylindrical shape. It is composed of a support frame 11 and a plurality of fixing tools 13 that are dispersed and fixed for each predetermined height of the support frame 11 via a buffer sheet.
The end portions of the guard strap 3 are held and fixed by the fixed ends projecting on both sides of each of the plurality of fixing tools 13.
By forming a fracture groove 122D for losing the axial cross section in advance on the outer peripheral surface of at least one of the support frame 11 and the support bolt 12,
At least one of the bending strength of the support frame 11 or the bending strength of the support bolt 12 is:
The lane division fence according to claim 1 or 2, which is set lower than the holding force of the guard strap by the fixing device 13, the tensile strength of the guard strap, and the tensile strength of the fixing device 13.
支柱枠20の所定の高さごとに複数開口した挿通枠によって、ガードストラップ3を枠内挿通するものであり、また、
支柱枠20又は支柱ボルト12の少なくともいずれかの外周面には予め、軸交断面を欠損させる破断溝122Dが形成されることで、
支柱枠20の曲げ強度ないし支柱ボルト12の曲げ強度の少なくともいずれかは、
定着具13によるガードストラップの保持力、ガードストラップの引っ張り強度、並びに、定着具13の引っ張り強度よりも低く設定される、請求項1、2又は3に記載の車線区分柵。 The intermediate support column 2 is installed in a block-like base structure 6 fixed on the floor structure 7 so as to stand upright and fixed by a resin anchor, and surround the support bolt 12 in a cylindrical shape. It is composed of a support frame 20 and insertion frames that are dispersedly formed for each predetermined height of the support frame 20.
The guard strap 3 is inserted into the frame by an insertion frame having a plurality of openings at every predetermined height of the support frame 20,
A fracture groove 122D for losing an axial cross section is formed in advance on the outer peripheral surface of at least one of the support frame 20 and the support bolt 12;
At least one of the bending strength of the support frame 20 or the bending strength of the support bolt 12 is:
The lane division fence according to claim 1, 2, or 3, which is set lower than the holding force of the guard strap by the fixing device 13, the tensile strength of the guard strap, and the tensile strength of the fixing device 13.
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