JP2019017672A - ディスペンサ - Google Patents
ディスペンサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019017672A JP2019017672A JP2017138393A JP2017138393A JP2019017672A JP 2019017672 A JP2019017672 A JP 2019017672A JP 2017138393 A JP2017138393 A JP 2017138393A JP 2017138393 A JP2017138393 A JP 2017138393A JP 2019017672 A JP2019017672 A JP 2019017672A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge
- unit
- content liquid
- operation information
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Abstract
Description
本発明は、内容液の特性や種類によらず、常に適正な量の内容液を吐出することができるディスペンサに関する。
第1実施形態のディスペンサは、内容液を収容する容器を装着可能とし、この容器に収容された内容液を吐出口から吐出する装置である。本実施形態のディスペンサは、吐出機構と、この吐出機構を制御する制御部と、を備えている。吐出機構は、ボトル部10などの容器に収容された内容液を吐出口から吐出させる吐出動作を行なう機構である。制御部は、内容液を吐出する際の吐出機構の吐出動作に係る動作情報を取得し、この動作情報に基づいて吐出機構の吐出動作を制御する。
吐出機構は、使用者の操作をトリガとして内容液を吐出し、次にトリガが発生する以前に吐出動作を停止する。第1実施形態の吐出機構が行う吐出は、1回のトリガに応じて行われる吐出動作を1回としてカウントする。このような吐出機構においては、1回のトリガに応じて複数回の短時間の吐出が繰り返されて内容液が吐出されるものであっても、これを1回の吐出動作とする。内容液は、泡状でも非泡状でもよく、またはゲルやエアロゾルでもよい。
また、上記トリガとしては、吐出機構に対する直接の操作、ボタン、レバー、タッチパネル等により吐出機構へ動作信号を送る、さらにはセンサを使って内容液吐出のタイミングを自動的に吐出機構へ送るものであってもよい。
また、吐出機構が電動式であって供給される電力(供給電力)に応じて内容液の吐出速度が変動する場合、動作情報を、供給電力を示す情報または供給電力を算出するための各種情報とすることができる。
ここで、「内容液を吐出する時間(吐出時間)」とは、上記した1回の吐出動作において内容液が吐出される時間を指す。1回のトリガに応じて複数回の短時間の吐出を繰り返して1回の吐出動作を行なう場合にあっては、当該短時間の吐出の合計時間である。内容液を吐出する時間は、例えば、吐出機構が電動のポンプ駆動式の場合、内容液を吐出させるポンプが1回のトリガに応じて駆動する時間とすることができる。
「内容液の吐出速度」とは、単位時間当たりに吐出される内容液の量または当該内容液の量に対応する各種の量を指す。例えば、1秒間で吐出される内容液の量(ml)のほか、駆動機構が電動のポンプ駆動式の場合、内容液を吐出させるポンプの単位時間当たりの回転数などをあげることができる。
「吐出機構に供給される電力」としては、例えば、吐出機構のポンプをPWM(Pulse Width Modulation)制御する際のデューティ・サイクル(パルス幅をパルス周期で割った値)を変える入力信号のパルス幅、又はDC電圧レベルとすることができる。
(ディスペンサ)
先ず、図1を用いて第1実施形態のディスペンサを説明する。ディスペンサ100の構成の説明における上下の方向は、ディスペンサ100の設置時における方向を示すものとする。また、図1は、第1実施形態のディスペンサ100の概略的な側面形状を示し、ディスペンサ100が備える各構成のディスペンサ100を側面視したときの概略的な配置(筐体60における配置)を示している。
図1に示すように、第1実施形態に係るディスペンサ(以下、単に「ディスペンサ」と記す)100は、筐体60を有している。筐体60は、本体61と、本体よりも図中の上方に位置するヘッド部62と、を備えている。本体61は、例えばその背面(図1における右側の面)又は側面(図1の紙面における奥側又は手前側の面)などが壁面に固定されるようになっていても良いし、洗面台などの台上に載置されるようになっていても良い。
第1実施形態では、ボトル部10を筐体60のボトル収容部11内にセットしたとき、ディスペンサ100において吐出部20の先端が向く側をディスペンサ100の前方、あるいは前面とする。また、本体61には、内容液70を吐出する吐出機構としての空気ポンプ40が設けられている。空気ポンプ40は、空気を吸引してベースキャップ部30に連通する空気路に送り込むポンプである。送り込まれた空気は、フォーマー35において内容液70と混合されて泡状になり、吐出部20から吐出する。なお、空気ポンプ40は、空気ポンプ40の周囲の空気を吸引し、ベースキャップ部30に向けて送り出すポンプである。このような空気ポンプ40としては、例えば、ダイヤフラムポンプ、スクリューポンプあるいはギアポンプ等を用いることができる。
内容液70としては、粘度が1mPa・s以上のものを用いることが好ましく、また100mPa・s以下のものを用いるのが好ましく、15mPa・s以下のものを用いることが一層好ましい。内容液の粘度は、5℃以上40℃以下の温度環境でこの範囲であることが好ましい。粘度はB型粘度計により測定する。粘度計は、粘度に合ったローターを選択し、回転数60回転/分で回転し、回転開始から60秒後の粘度を測定する。
筐体60のヘッド部62には検出部51及び制御部50が収容されている。制御部50は検出部51の検出信号を吐出のトリガとして動作の開始を制御する他、ディスペンサ100の動作全般をも制御する。
検出部51は、泡体の吐出対象となる吐出対象物を検出するセンサである。検出部51としては、様々な検出方式のものを用いることができ、例えば、光電センサ等の透過型センサ、反射型センサ、静電容量センサ、接触センサ、或いは超音波センサ等を用いることができる。
吐出対象物としては、例えば、使用者の手、スポンジ、ブラシ等の各種の道具、食器、食品、食器に注がれた飲料などを例示することができる。以下では、吐出対象物が手であるものとして説明を行う。
第1実施形態の場合、泡化した内容液の吐出の契機となる吐出のトリガは、検出部51が吐出対象物(手等)を検出することにより発生する。
一方、本体61には記録部57の記録を読み取る読取部55が設けられていて、この読取部55は、動作情報をボトル部10に設けられた記録部57から取得する。記録部57と読取部55とはボトル部10が筐体60にセットされると相対する位置に配置される。読取部55に読み取られた情報は制御部50に送られる。
また、読取部55としては、タグリーダーやバーコードスキャナ等が使用できる。ただし、第1実施形態の記録部57及び読取部55はこのような構成に限定されるものでなく、ボトル部10の側から動作情報を制御部50に通知できるものであれば、どのような構成であってもよい。
内容液70の粘度を変化させる因子(粘度因子)としては、温度がある。本発明者らの検討によれば、10℃以下の環境下と40℃の環境下において、同一の内容液の商品であっても、吐出機構を同一の動作条件で動作させた場合に内容液の吐出量が9倍近くまで変化する場合があることがわかった。第1実施形態は、この点に鑑みて、温度の変化によらず常に適正な量の内容液70を吐出するディスペンサ100を提供するものである。このため、ディスペンサ100は、さらに温度センサ53を備えている。温度センサ53は、内容液の温度とみなせる温度を測定する。吐出量制御部503は、温度センサ53によって測定された温度を動作情報とし、温度に応じて吐出量を制御する。
「内容液の温度とみなせる温度」とは、内容液の温度の実測値であってもよく、または内容液の周囲の温度であって内容液の温度として本発明の制御に使用して差し支えのない温度を指す。差し支えのない温度としては、内容液を収容する容器(ボトル部)の外表面または内部の温度のほか、ディスペンサの外表面または内部の温度、ディスペンサが設置されている雰囲気の温度などを例示することができる。すなわち温度センサ53は、内容液70を直接測定することなく得られる温度を測定してもよい。第1実施形態では、温度センサ53が本体61内の温度を測定するものとし、測定された温度をそのまま取り扱っている。第1実施形態では、本体61及びボトル部10を特に温度変化を抑える構成とするものではないので、ボトル部10の内部の内容液70の温度と本体61の内部の温度とは近接したものとなる。このため、本体61の内部に配置された温度センサ53による計測温度は、内容液70の温度とみなせる温度となる。
図2は、図1に示した制御部50を説明するための機能ブロック図である。
制御部50は、動作情報取得部501と、動作情報変換部502と、吐出量制御部503とを備えている。動作情報取得部501は、動作情報を入力する入力インターフェースとして機能する。第1実施形態では、動作情報取得部501が、動作情報として、読取部55がボトル部10の記録部57から読み取った情報及び温度センサ53によって測定された温度を示す温度情報を制御部50に入力する。以下、温度情報を「温度」と略記する場合がある。吐出量制御部503は、動作情報に対応する吐出量が得られるように空気ポンプ40を制御する。なお、空気ポンプ40は、図示しない電動モータにより駆動され、電動モータが吐出量制御部503と電気的に接続されている。
なお、読取部55が記録部57から読取った動作情報を制御部50で変換せずに空気ポンプ40の動作条件の設定に用いてもよい。この場合、制御部50は動作情報変換部502を有さず、動作情報取得部501が取得した動作情報を吐出量制御部503に直接に入力する構成としてもよい。
内容液70の使用対象者としては、例えば、成人、子供、医療従事者、一般使用者等の別が考えられる。成人を使用対象者とする場合、ディスペンサ100の使用環境は例えば企業の施設や老人ホーム等になる。また、子供を使用対象者とする場合、使用環境は幼稚園や小学校等となる。医療従事者を使用対象者とする場合、使用環境は病院や保健所等になる。
以上のようにすれば、第1実施形態では、幼稚園等、主に子供が使用する使用環境に置かれるディスペンサ100の吐出量を少量にすることができる。また、病院等の主に医療従事者が使用する使用環境に置かれるディスペンサ100の吐出量が多くなるように設定することができる。
T=α/(Ax2+Bx+C) ・・・式(1)
なお、温度が高くなると粘度が低くなる内容液70においては、温度が高い方が空気ポンプ40の駆動時間が短くなる。このため、上記した変換式(1)において、A、B、Cの各パラメータは、正または負のいずれの値も取り得るものである。なお、吐出機構の動作条件にかかる変換式は二次関数に限られず、各種の関数式またはテーブル形式をとることができる。
さらに、第1実施形態は、動作情報変換部502が、商品名あるいは商品コードに応じて変換式を複数備えるものであってもよい。このような場合、動作情報変換部502は、入力された商品名及び商品コードを使って対応する変換式を選択することができるようになる。
なお、ディスペンサ100の制御部50、検出部51及び空気ポンプ40の電源は、商用電源であっても良いし、電池であってもよい。
さらに、第1実施形態は、例えば、動作情報変換部502が動作速度に対応するPWM制御のパルス幅、又はDC電圧のデータを有していて、動作速度に対応するDC電圧の値を吐出量制御部503に出力するようにしてもよい。吐出量制御部503は、動作情報変換部502が出力したパルス幅、又はDC電圧の値を空気ポンプ40の図示しないドライバに出力して空気ポンプ40を予め設定されている時間だけ動作させるようにしてもよい。また、第1実施形態は、例えば、変換式が直接パルス幅、又はDC電圧値を算出するものであってもよい。吐出速度は、吐出時間と同様に、空気ポンプ40の動作条件である。
以上のことにより、内容液70の吐出量を吐出速度で制御する場合、粘度が相対的に高い内容液がボトル部10に収容されている場合の吐出速度を相対的に大きく、粘度が相対的に低い内容液がボトル部10に収容されている場合の吐出速度を相対的に小さく設定することによって、内容液の粘度による吐出量の変化を抑制することができる。
第1実施形態のボトル部10は、図3、図4に示すように、容器本体14に送り込まれる空気によって内容液70の液面を押圧し、押圧された内容液70を吐出部20に送り出して吐出させる容器である。容器本体14は、外容器12と、外容器12の内部に配設された筒体32とからなる二重構造を備えている。外容器12と筒体32とは、開閉弁34(第1実施形態ではボール弁)が設けられた流通口を介して連通している。空気は、筒体32に送り込まれて、これの内部に貯留された内容液70の液面を押圧することで、内容液70を、ディップチューブ31を介してフォーマー35へ送り出し、吐出部20から吐出させるようになっている。また、空気の筒体32への送り込みが停止すると、空気による内容液70の吐出部20への送り出しは、停止するようになっている。開閉弁34は、筒体32の内部の空気による圧力状態によって、筒体32の内部から外容器12側に内容液70が流出するのを遮断し、又は外容器12側から筒体32の内部に内容液70が流入するのを許容する逆止弁として機能するようになっている。すなわち、開閉弁34は、例えば筒体32の内部が送り込まれた空気により加圧されている状態では、内部から外容器12側に内容液70が流出するのを遮断し、筒体32の内部の空気による加圧が解放された状態では、外容器12側から内部に内容液70が流入するのを許容する逆止弁として機能するようになっている。
ベースキャップ部30は、図4に示すように、供給された空気を容器本体14の内部に送り込む空気路71と、容器本体14の内部で圧気によって押圧された内容液70を吐出部20に送り出す液流路72、73とを備えている。
また、第1実施形態ではディップチューブ31が筒体32に収容されている態様を例示したが、これに限られない。筒体32を設けずディップチューブ31を内容液70に直接浸漬してもよい。かかる構成の場合も、空気路71を通じて供給された空気が内容液70の液面を加圧することで、内容液70がディップチューブ31の下端から吸い上げられて吐出部20より吐出される。
第1実施形態では吐出機構として空気ポンプを用いる態様を例示したが、本発明はこれに限られない。吐出機構として、空気ポンプと併用して液体ポンプを用いてもよい。この場合、ボトル部10から液体ポンプを用いて内容液70を気液接触部75に吸い上げ、これと並行して空気ポンプで空気を気液接触部75に供給して内容液70と空気とを互いに接触させて泡状にしてもよい。また、内容液70を泡化せずに液体のまま吐出する態様にあっては、吐出機構として液体ポンプのみを用いてもよい。この場合、液体ポンプで内容液70をボトル部10から吸い上げ、液体のまま吐出部20から吐出させるとよい。
次に、以上説明した第1実施形態のディスペンサ100の一連の動作を説明する。ディスペンサ100にボトル部10(容器)をセットすると、筐体側カップリング部43aとボトル側カップリング部43bとが結合したことを示す信号が発生する。信号は、制御部50に入力されて制御部50にボトル容器のセットを通知する。また、このとき、ボトル部10の外側面に付された記録部57に記録されている商品名、商品コード、パラメータA、B、Cが動作情報として読取部55によって読み取られる。読み取られた商品名等は、制御部50の動作情報取得部501に出力される。また、動作情報取得部501には他の動作情報として温度センサ53によって測定された温度が入力される。動作情報取得部501は、商品コード、商品名、温度、吐出量及びパラメータA、B、Cを動作情報変換部502に出力する。動作情報変換部502は、例えば上記の式(1)に示した変換式に温度(x)、吐出量(α)及びパラメータA、B、Cを代入し、温度(x)、吐出量(α)及びパラメータA、B、Cを内容液70の吐出時間(T)に変換する。
上記動作において、空気ポンプ40の吐出時間が長くなると空気が送り込まれる時間が長くなって内容液70の吐出時間が長くなり、結果的に内容液70の吐出量が増加する。また、反対に、空気ポンプ40の吐出時間が短くなると、空気が送り込まれる時間が短くなって内容液70の吐出時間が短くなり、結果的に内容液70の吐出量が減少する。
以上のことにより、内容液70の吐出量を吐出時間で制御する場合、粘度が相対的に高い内容液の吐出時間を相対的に長く、粘度が相対的に低い内容液の吐出時間を相対的に短く設定することによって内容液70の吐出量を内容液70の粘度によらず一定にすることができる。
なお、空気ポンプ40が例えばダイヤフラムポンプである場合、吐出時間は、例えば、1回の吐出動作でダイヤフラムが1回動作する時間の長さ、または複数回動作する時間の長さの合計をいう。空気ポンプ40がスクリューポンプである場合、吐出時間は、例えば、1回の吐出でスクリューが回転を持続する時間の長さの合計をいう。空気ポンプ40がギアポンプである場合、吐出時間は、例えば、1回の吐出で歯車が回転を持続する時間の長さの合計をいう。
また、第1実施形態は、内容液70の吐出量を空気ポンプ40の動作条件によって制御することができるので、機械的な構成を追加することがなく、装置が大型化、あるいは複雑化することを回避することができる。
したがって、第1実施形態のディスペンサ100は、複数の内容液70に対応し、内容液70を他の組成の内容液に交換しても、内容液の種類や内容液の温度(ディスペンサ100の設置環境の温度)によらず、常に適正な量の内容液を吐出することができる。
また、第1実施形態は、読取部55が、記録部57に記録されている動作情報の全てを読み取って動作情報取得部501に入力するものに限らない。例えば、商品コードに内容液70の使用環境のみならず、内容液70を特定する情報等を含めるようにすれば、読取部55は商品コードとパラメータA、B、Cを読み取って動作情報取得部501に入力するものであってもよい。
さらに、第1実施形態は、記録部57に商品名及び商品コードを記録するものに限定されるものではない。例えば、第1実施形態は、流通する「商品」ではなく、実験や試用段階の内容液を特定する情報等を記録部57に記録させてディスペンサについての実験や調査を行う場合にも適用することができる。
次に、本発明の第2実施形態のディスペンサについて説明する。第2実施形態のディスペンサは、第1実施形態のディスペンサと記録部の記録の内容及び制御部が相違する。このため、第2実施形態では、記録部の記録の内容及び制御部以外の図示を省き、第1実施形態と重複する説明は適宜省略する。便宜上、第2実施形態の記録部を第1実施形態と同様に記録部57と記し、同様に制御部を制御部50と記す。
第2実施形態は、記録部57に動作情報として、商品名、商品コード、吐出量及び空気ポンプ40の温度ごとの吐出時間が記録されている。読取部55は、記録部57から商品名、商品コード及び空気ポンプ40の温度ごとの吐出時間を読み込んでいる。第2実施形態の記録部57は、動作情報を、例えばテーブルの形で記録するようにしてもよい。
表2は、第2実施形態の記録部57に記録された商品名、商品コード及び温度ごとの空気ポンプ40の吐出時間のテーブルの具体例を示す表である。表2において、商品コードは0001、商品名はA−ハンドソープ、吐出量(α)は1.0mlである。また、適正な吐出量が得られる空気ポンプ40の吐出時間は、温度が5℃である場合に1.234秒、温度が6℃である場合に1.220秒、温度が7℃である場合に1.200秒、温度が14℃である場合に1.13秒、温度が15℃である場合に1.12秒である。
このような第2実施形態の動作情報変換部802は、表2に示したテーブルが示すデータと、このデータを記録するためのメモリと、メモリから温度に対応する吐出時間を読み出すためのプログラムとを含んで構成される。
なお、第2実施形態は、動作情報変換部502が表1に示したテーブルをのみを備えるものに限定されず、商品名あるいは商品コードに応じた複数のテーブルを備えるものであってもよい。このようにすれば、動作情報変換部802は、動作情報取得部501から入力した商品名や商品コードに応じて複数のテーブルのいずれかを選択する。
次に、本発明の第3実施形態のディスペンサについて説明する。第3実施形態のディスペンサは、第1実施形態のディスペンサ100と、記録部の記録の内容及び制御部が相違する。このため、第3実施形態では、記録部の記録の内容及び制御部以外の図示を省き、第1実施形態と重複する説明は適宜省略する。便宜上、第3実施形態の記録部を第1実施形態と同様に記録部57と記し、同様に制御部を制御部50と記す。
第3実施形態のディスペンサは、記録部57の側に商品コード及び商品名だけを記録しておく点で第1実施形態及び第2実施形態と相違する。表3は、第3実施形態の記録部57に記録された商品名及び商品コードの具体例を示す表である。表3において、商品コードは0001、商品名はA−ハンドソープ、吐出量(α)は1.0mlである。
このような第3実施形態の動作情報変換部902は、図7に示したテーブルが示す複数のデータと、このデータを記録するためのメモリと、メモリから温度に対応する吐出時間を読み出すためのプログラムとを含んでいる。
商品名、商品コード及び温度が入力された動作情報変換部902は、商品名及び商品コードに対応するテーブルを複数のテーブルから選択する。そして、入力された温度に対応する吐出時間を選択されたテーブルから選択し、選択された吐出時間を動作条件として吐出量制御部503に出力する。吐出量制御部503は、空気ポンプ40の図示しないドライバを制御して、空気ポンプ40を吐出時間分駆動させる。
以上説明した第3実施形態は、図7(a)から図7(c)に示したテーブルを制御部50の側に記録しておくため、記録部57を小型、簡易化することに第1実施形態よりも有利である。
なお、上記の説明においては、吐出量(α)を示す情報が記録部57および動作情報変換部902に重複して記録されている態様を例示したが、これに限られない。吐出量(α)を示す情報を記録部57または動作情報変換部902に記録しておくことは任意である。ただし、第3実施形態のように、吐出量(α)を示す情報が記録部57および動作情報変換部902の双方に記録されていることで、動作情報変換部902は、記録部57から動作情報取得部501が読取った吐出量(α)の値を、商品コードおよび商品名に基づいて選択された図7(a)から図7(c)のテーブルに記録された吐出量(α)の値と照合することができる。そして動作情報変換部902は、上記2つの吐出量(α)の値が互いに一致することを確認したうえで、吐出時間(動作条件)を吐出量制御部503に出力するようにしてもよい。そして、2つの吐出量(α)の値が不一致である場合は、第1実施形態と同様に、制御部50はボトル部10が内容液70を吐出することを禁止するか、あるいはランプやブザー等を介して、不一致であることを示す情報を外部に向けて表示または通知してもよい。
第4実施形態のディスペンサは、以上説明した第1実施形態から第3実施形態における動作情報変換部のそれぞれの処理のうち、いずれの処理を実行するのかを制御部が自立的に判断して実行する点で第1実施形態から第3実施形態と相違する。便宜上、第4実施形態の記録部を第1実施形態と同様に記録部57と記し、同様に制御部を制御部50と記す。
図8は、第4実施形態の制御部50を説明するための図である。第4実施形態の制御部50は、動作情報取得部501、動作情報変換部505及び吐出量制御部503を有している。動作情報変換部505は、第1実施形態で説明した動作情報変換部502、第2実施形態で説明した動作情報変換部802及び第3実施形態で説明した動作情報変換部902の全ての機能を有している。また、第4実施形態の記録部57は、表1、表2及び表3に示した情報のいずれかを記憶している。なお、図8においては、動作情報取得部501が取得し得る商品コード、商品名、パラメータA、B、C、吐出量及びテーブルの全てを図示している。
制御部50の動作情報取得部501は、記録部57から商品コード、商品名、吐出量を取得し、さらに記録部57の記録内容に応じてパラメータA、B、Cまたはテーブルを取得する。動作情報変換部505は、取得された情報を解析し、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態のいずれを実行するのかを判定する機能を有している。
図9及び図10(a)、図10(b)は、このような動作を説明するためのフローチャートである。図9はメインルーチンを示し、図10(a)、図10(b)は図9に示したメインルーチン中のサブルーチンを示している。図9に示すように、第4実施形態の処理は、ディスペンサ100の図示しない電源がオンされることによって開始される。電源がオンされると(ステップS101:Y)、読取部55は、記録部57に記録されている動作情報を読み取る(ステップS102)。電源のオンが検出されていない間、読取部55は電源のオンまで待機する(ステップS101:N)なお、このような読取部55の動作は、制御部50による制御または制御部50を統括的に制御する統括制御部(図示せず)による制御によって行うものであってもよい。
具体的には、動作情報変換部505は、表1、表2及び表3に示した商品コード、商品名、吐出量に続く情報の種別を判定する。そして、この情報がパラメータである場合、記録部57には変換式に代入されるパラメータが記録されているものと判断する(ステップS103:A)。
また、吐出量制御部503は、商品コード、商品名、吐出量に続く情報が温度と空気ポンプ40の吐出時間とを対応付けたテーブル情報である場合、記録部57にテーブル情報が記録されていると判断する(ステップS103:B)。さらに、吐出量制御部503は、商品コード、商品名、吐出量に続く情報が記録されていない場合、記録部57にはテーブルを選択するための商品コード、吐出量及び商品名が記録されていると判断する(ステップS103:C)。
次に、動作情報変換部505は、ステップS103においてした判断により、吐出時間を算出する方式を判断する(ステップS109)。そして、吐出時間の算出が変換式を使って行われる処理である場合(ステップS109:変換式)、動作情報変換部505は、変換式対応処理を実行する(ステップS110)。また、吐出時間の算出がテーブルを使って行われる場合(ステップS109:テーブル)、動作情報変換部505は、動作情報変換部にテーブル対応処理を実行する(ステップS111)。
図10(b)は、図9に示したステップS111のテーブル対応処理を説明するためのフローチャートである。図10(b)に示したフローチャートでは、動作情報変換部505が、温度センサ53によって測定された温度xとテーブルに記録されている温度とを比較する。そして、測定された温度xが、テーブルに記憶されている温度の最も低い温度(テーブル下限値)以下であるか否か判断する(ステップS301)。温度xがテーブル下限値以下である場合(ステップS301:Y)、動作情報変換部505は、テーブル下限値に対応する吐出時間を吐出時間に設定する。以上の処理の後、変換式対応処理は図9に示したメインルーチンに戻る。
また、温度を考慮しない形態としては、例えば、記録部57に動作情報として内容液70の吐出すべき吐出量(Y)を記録させ、動作情報変換部にディスペンサが単位重量、あるいは単位容量当たりの内容液70の量を吐出する際の駆動時間(単位駆動時間:t0)を記録させておいてもよい。このようにすれば、読取部55は、記録部57から必要な吐出量(Y)を読み取って動作情報取得部501に入力する。動作情報取得部501は、動作情報変換部に必要な吐出量(Y)を出力する。動作情報変換部は、例えば、以下の式(2)のように、吐出量(Y)に単位駆動時間t0を乗算し、吐出量Yを得る際の空気ポンプ40の吐出時間T1を得ることができる。
T1=Y・t0 ・・・式(2)
11・・・ボトル収容部
12・・・外容器
14・・・容器本体
20・・・吐出部
30・・・ベースキャップ部
31・・・ディップチューブ
32・・・筒体
33・・・入口メッシュ
34・・・開閉弁
35・・・フォーマー
37・・・フォーマージョイント
39・・・出口メッシュ
40・・・空気ポンプ
43・・・カップリング部
43a・・・筐体側カップリング部
43b・・・ボトル側カップリング部
50・・・制御部
51・・・検出部
53・・・温度センサ
55・・・読取部
57・・・記録部
60・・・筐体
61・・・本体
62・・・ヘッド部
70・・・内容液
71、・・・空気路
72、73・・・液流路
75・・・気液接触部
100・・・ディスペンサ
132・・・ノズルキャップ部
134・・・縦方向流路パイプ部
171・・・連通スリーブ部
173・・・延長ノズルパイプ部
200・・・ディスペンサ
501・・・動作情報取得部
502、505、802、902・・・動作情報変換部
503・・・吐出量制御部
Claims (8)
- 内容液を収容する容器を装着可能とし、前記容器に収容された内容液を吐出口から吐出させる吐出動作を行なう吐出機構と、該吐出機構を制御する制御部とを備え、前記容器に収容された内容液を吐出口から吐出するディスペンサであって、
前記制御部は、内容液を吐出する際の前記吐出機構の吐出動作に係る動作情報を取得し、該動作情報に基づいて前記吐出機構の前記吐出動作を制御することを特徴とするディスペンサ。 - 前記容器に付された記録を読み取る読取部を備え、前記動作情報を前記容器から取得する請求項1に記載のディスペンサ。
- 前記制御部は、前記読取部によって読み取られた前記容器に付された記録を前記動作情報として取得する請求項2に記載のディスペンサ。
- 前記制御部は、前記容器に付された記録に対応する、前記吐出機構の動作条件または前記動作条件に変換する変換式を示す情報を保持している、請求項2または3に記載のディスペンサ。
- 温度センサを備え、前記制御部は、前記温度センサで測定された温度を、前記動作情報として取得する請求項1から4のいずれか1項に記載のディスペンサ。
- 前記動作情報の入力を受け付ける入力部を備え、前記制御部は前記入力部より前記動作情報を取得する請求項1に記載のディスペンサ。
- 前記制御部は、前記吐出機構が前記内容液を吐出する時間または速度を変更して、前記内容液の吐出量を制御する、請求項1から6のいずれか1項に記載のディスペンサ。
- 請求項1から7のいずれか1項に記載のディスペンサの制御方法であって、
内容液を吐出する際の吐出機構の吐出動作に係る動作情報を、前記内容液を収容する容器、動作情報の入力を受け付ける入力部、温度センサの少なくとも1つから取得する工程と、
取得した前記動作情報に基づいて前記吐出機構の吐出動作を制御する工程と、を含むことを特徴とする、ディスペンサの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017138393A JP7117830B2 (ja) | 2017-07-14 | 2017-07-14 | ディスペンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017138393A JP7117830B2 (ja) | 2017-07-14 | 2017-07-14 | ディスペンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019017672A true JP2019017672A (ja) | 2019-02-07 |
JP7117830B2 JP7117830B2 (ja) | 2022-08-15 |
Family
ID=65353444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017138393A Active JP7117830B2 (ja) | 2017-07-14 | 2017-07-14 | ディスペンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7117830B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021016698A (ja) * | 2019-07-23 | 2021-02-15 | サクラ精機株式会社 | 洗浄装置 |
EP3960049A1 (de) * | 2020-08-27 | 2022-03-02 | Huonker GmbH | Vorrichtung zum abgeben eines fluids, insbesondere eines reinigungs-, pflege-; oder desinfektionsfluids für hände sowie system zum überwachen einer derartigen vorrichtung |
US11779165B2 (en) * | 2022-09-08 | 2023-10-10 | Ableman International Co., Ltd. | Soap dispensing apparatus |
JP7469270B2 (ja) | 2021-08-11 | 2024-04-16 | Necプラットフォームズ株式会社 | 吐出装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01216088A (ja) * | 1988-02-22 | 1989-08-30 | Toto Ltd | 液体洗剤の吐出装置 |
JPH1052664A (ja) * | 1996-08-09 | 1998-02-24 | Nec Corp | 自動塗布装置 |
JPH11222299A (ja) * | 1997-11-25 | 1999-08-17 | Kirin Beverage Corp | 液体注出装置 |
JP2000099822A (ja) * | 1998-09-18 | 2000-04-07 | Sanyo Electric Co Ltd | カップ飲料ディスペンサー及びそのためのバッグインボックスシロップ容器 |
JP2010246932A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Gojo Ind Inc | ランダム使用ディスペンシングの製品交換のために今後の必要性を示すための方法及び装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3583652B2 (ja) | 1999-05-14 | 2004-11-04 | Smc株式会社 | 温度補償機能を持つ希釈装置 |
-
2017
- 2017-07-14 JP JP2017138393A patent/JP7117830B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01216088A (ja) * | 1988-02-22 | 1989-08-30 | Toto Ltd | 液体洗剤の吐出装置 |
JPH1052664A (ja) * | 1996-08-09 | 1998-02-24 | Nec Corp | 自動塗布装置 |
JPH11222299A (ja) * | 1997-11-25 | 1999-08-17 | Kirin Beverage Corp | 液体注出装置 |
JP2000099822A (ja) * | 1998-09-18 | 2000-04-07 | Sanyo Electric Co Ltd | カップ飲料ディスペンサー及びそのためのバッグインボックスシロップ容器 |
JP2010246932A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Gojo Ind Inc | ランダム使用ディスペンシングの製品交換のために今後の必要性を示すための方法及び装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021016698A (ja) * | 2019-07-23 | 2021-02-15 | サクラ精機株式会社 | 洗浄装置 |
EP3960049A1 (de) * | 2020-08-27 | 2022-03-02 | Huonker GmbH | Vorrichtung zum abgeben eines fluids, insbesondere eines reinigungs-, pflege-; oder desinfektionsfluids für hände sowie system zum überwachen einer derartigen vorrichtung |
US11730837B2 (en) | 2020-08-27 | 2023-08-22 | Huonker Gmbh | Device for delivering a fluid, in particular a cleaning, care or disinfecting fluid for hands and a system for monitoring such a device |
JP7469270B2 (ja) | 2021-08-11 | 2024-04-16 | Necプラットフォームズ株式会社 | 吐出装置 |
US11779165B2 (en) * | 2022-09-08 | 2023-10-10 | Ableman International Co., Ltd. | Soap dispensing apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7117830B2 (ja) | 2022-08-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2019017672A (ja) | ディスペンサ | |
US7631788B2 (en) | Fluid dispensing system suitable for dispensing liquid flavorings | |
US7494028B2 (en) | Fluid dispensing system suitable for dispensing liquid flavorings | |
US20120048880A1 (en) | Method and apparatus for dispensing hair dye products | |
KR20180007500A (ko) | 개인용 맞춤 화장품 제조 장치 | |
CA2774041C (en) | Dispenser with an automatic pump output detection system | |
JP2018198936A (ja) | カスタム化粧品配合機 | |
CN109788804A (zh) | 香味吸取器 | |
US20100001019A1 (en) | Precision measurement dispenser | |
US10480503B2 (en) | Portable foodstuff container | |
US20200317500A1 (en) | Fluid formulation assembly for custom formulation systems | |
JP7341250B2 (ja) | カスタム製剤システム | |
US11890588B2 (en) | Personal cosmetic dispenser | |
US20200276546A1 (en) | System and method for producing a mixture of liquids | |
JP2016020224A (ja) | 電動ディスペンサー | |
US20230083963A1 (en) | Portable preparation assembly and method to prepare liquid cosmetic/cleanser products | |
US6513421B2 (en) | Subdividing apparatus for ingredients-contained soup | |
US20170136439A1 (en) | Appliance for made-in-home personal care products and household cleaners | |
KR20210145786A (ko) | 맞춤형 배합 시스템용 비드 어셈블리 | |
US11040122B2 (en) | Device and system for dispensing customized scents | |
CN112118776A (zh) | 分配监控系统和方法 | |
CN111505948A (zh) | 一种储米装置的控制系统及控制方法 | |
AU2016204444A1 (en) | Method and device for indicating future need for product replacement of random-use dispensing | |
KR20090131618A (ko) | 리필 제품의 통합 관리 시스템 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200605 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210527 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210622 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211221 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20220201 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220418 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220802 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7117830 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |