JP2019016258A - 作業監視システムおよび作業監視方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業監視システムにおいて、撮影した動画データから、作業の開始・終了自体を自動的に判定して、画像解析を自動的かつ精度高くおこなえるようにする。【解決手段】カメラで撮影した画像データによって作業を情報処理装置により解析する作業監視システムであって、画像データのFrom領域とTo領域に対してそれぞれ画像フィルタを施し、各々の画像フィルタを通過した画素の数を算出し、From領域の画素数における画像フィルタを透過した割合と、To領域の画素数における画像フィルタを通過した割合とを算出し、From領域の画素数における画像フィルタを通過した割合と、To領域の画素数における画像フィルタを透過した割合との差分を算出し、算出した差分に基づいて、作業のイベント(作業の開始・終了)を検知する。【選択図】図13

Description

本発明は、作業監視システムおよび作業監視方法に関し、特に、工場などのフィールドにおける作業者を監視する作業監視に好適な作業監視システムおよび作業監視方法に関する。
従来における工場や工事現場などの作業監視は、監督者の立場にあるもの、または、監視センタにおける監視員が常時または定期的に目視によりおこなっていた。近年では、電子機器の進歩や画像処理技術の進展に伴いこのような作業監視を自動化しようとする試みがなされている。例えば、特許文献1に記載された作業管理システムは、物流作業などにおいて、撮像した画像の画像解析を行って、一つの作業案件にかかる作業に要した作業時間を計測し、作業案件を認識する。そして、作業時間の計測結果と作業認識の認識結果に基づいて、作業者および作業案件ごとの実施状況に関する情報を生成する。
特開2015−225630号公報
上記特許文献1には、作業開始時の作業者が写った画像と作業終了時の作業者が写った画像から、一つの作業案件に要した作業時間を計測する技術が記載されている。しかしながら、特許文献1では、動画から作業の開始・終了自体を判定することができず、また、作業段階が定義されている作業に対して、各作業段階の開始・終了を自動的に判定することができない。そのため、作業段階の開始・終了について画像を解析する者がその情報を入力させるなどの手段をとるか、予め開始・終了時刻を固定で定めておく必要がある。しかしながら、作業段階の開始・終了を画像を解析するものが入力させるのは、手間がかかるし、予め作業の開始・終了時刻を固定で定めておくのは、画像解析の汎用性にかけることになる。
本発明の目的は、撮影した動画データから、作業の開始・終了自体を自動的に判定して、画像解析を自動的かつ精度高くおこなえるようにする作業監視システムを提供することにある。
本発明の作業監視システムの構成は、好ましくは、カメラで撮影した画像データによって作業を情報処理装置により解析する作業監視システムであって、画像データの第一の領域と第二の領域に対してそれぞれ画像フィルタを施し、各々の画像フィルタを通過した画素の数を算出し、第一の領域の画素数における画像フィルタを透過した割合と、第二の領域の画素数における画像フィルタを通過した割合とを算出し、第一の領域の画素数における画像フィルタを通過した割合と、第二の領域の画素数における画像フィルタを透過した割合との差分を算出し、算出した差分に基づいて、作業のイベントを検知するようにしたものである。
本発明によれば、撮影した動画データから、作業の開始・終了自体を自動的に判定して、画像解析を自動的かつ精度高くおこなえるようにする作業監視システムを提供することにある。
作業監視システムの作業モデルを説明するための図である。 作業開始の検知と作業の動線を説明するための図である。 作業監視システムの全体構成図である。 本発明の基本的な考え方を説明する図である。 作業監視サーバ100のハードウェア・ソフトウェア構成図である。 画像データの例を示す図である。 画像フィルタ定義(From)データの例として、適用フィルタ選択データを示す図である。 画像フィルタ定義(From)データの例として、HSV成分に対して設定したしきい値データの例を示す図である。 画素ごとの画像フィルタを施した結果データの例を示す図である。 エリア定義(From)データの例を示す図である。 判定条件データの例を示す図である。 判定結果データの例を示す図である。 作業監視システムの開始・終了のイベント判定処理を示すフローチャートである。 前景レート差分に対する回帰直線の例を示す図である。
以下、図1ないし図14を用いて一実施形態に係る作業監視システムについて説明する。
先ず、図1および図2を用いて作業監視システムの作業モデルとシステムの目的について説明する。
本実施形態の作業監視システムは、図1に示されるように、作業者が作業エリアAから作業エリアBに荷物を移動させる作業について解析して、作業者の動線に異常がある場合に警告をする作業モデルを対象とするものとする。ここで、図2に示されるUsual Pathが正常な動線であり、Unusual Pathが異常な動線である。
次に、図3を用いて作業監視システムの全体構成について説明する。
作業監視システムは、図3に示されるように、作業監視サーバ100、クライアントPC10、Webカメラ30がネットワークHUB20を介してネットワークにより接続された形態である。
作業監視サーバ100は、Webカメラ30により撮影された作業者の監視映像データを管理し、解析するためのサーバである。
作業監視サーバ100は、画像ユーティリティ部110、開始・終了点解析部120、動線解析部130、異常判定部140の各機能部からなり、画像DB150、設定・解析結果DB160のデータベースを有する。
画像ユーティリティ部110は、Webカメラ30により撮像された動画像または静止画像をアクセスして表示したり、その情報を扱うためのユーティリティを提供する機能部である。開始・終了点解析部120は、動画像における作業の開始点(開始時刻)、終了点(終了時刻)を解析して求める機能部である。動線解析部130は、作業者の動線を画像認識により解析する機能部である。異常判定部140は、動線解析部130による動線解析の結果を解析して、作業の異常を判定する機能部である。
画像DB150は、Webカメラ30により撮像された動画像および静止画像をアーカイブとして管理するデータベースである。設定DB160は、各機能部がアクセスする設定情報や解析結果を管理するデータベースである。
Webカメラ30は、作業現場を撮影して、その動画像データまたは静止画像データを作業監視サーバ100に転送する機器である。
ネットワークHUB20は、ネットワーク上の各機器を接続する機器である。
クライアントPC10は、ユーザが作業監視サーバ100で解析した情報をアクセスしたり、コマンドを入力する情報処理機器である。クライアントPC10は、作業監視サーバ100から送られてくる動画像や解析された情報を表示するビューア部12を有する。
次に、図4を用いて本発明の基本的な考え方について説明する。
本発明は、図2に示したように、作業者の動線解析をおこなうために、画像データから作業者の作業開始点(開始時刻)、作業終了点(終了時刻)を求めることを目的とする。
ここで、図4(a)に示されるように、作業者が作業エリアAから作業エリアBに荷物を移動させる作業をおこなう場合には、撮像している作業場が背景となり、移動する作業者と荷物が前景となる。すなわち、本発明の画像認識のモデルでは、物体が移動するときに、それを前景と捉え、背景を移動しないものとして捉える。
上記のことを前提として、図4(b)に示されるように、画像内に移動元の領域(From領域)、画像内に移動先の領域(To領域)を考える。図4(b)の楕円で示された領域が前景とする。図4(b)では、前景がFrom領域にあり、図4(c)では、前景がTo領域にあることを図示している。
ここで、From前景レートを、From領域の画素におけるFrom領域内の前景の画素の割合とし、To前景レートを、To領域の画素におけるTo領域内の前景の画素の割合とする。
すると、移動前の図4(b)においては、From前景レート>To前景レートであり、移動後の図4(c)においては、From前景レート<To前景レートとなることが予想される。このように、From前景レートとTo前景レートの関係が変化するので、前景レート差分=From前景レート−To前景レートが減少する瞬間を探し、これを作業の開始点としようとするのが本発明の基本的な考え方である。
次に、図5を用いて作業監視サーバ100のハードウェア・ソフトウェア構成について説明する。
作業監視サーバ100のハードウェア構成としては、例えば、図5に示されるような一般的な情報処理装置で実現される。
作業監視サーバ100は、CPU(Central Processing Unit)202、主記憶装置204、ネットワークI/F206、表示I/F208、入出力I/F210、補助記憶I/F212が、バスにより結合された形態になっている。
CPU202は、作業監視サーバ100の各部を制御し、主記憶装置204に必要なプログラムをロードして実行する。主記憶装置204は、通常、RAMなどの揮発メモリで構成され、CPU202が実行するプログラム、参照するデータが記憶される。ネットワークI/F206は、ネットワークと接続するためのインタフェースである。表示I/F208は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置220を接続するためのインタフェースである。入出力I/F210は、入出力装置を接続するためのインタフェースである。図5の例では、キーボード230とポインティングデバイスのマウス232が接続されている。
補助記憶I/F212は、HDD(Hard Disk Drive)250やSSD(Solid State Drive)どの補助記憶装置を接続するためのインタフェースである。
HDD250は、大容量の記憶容量を有しており、本実施形態を実行するためのプログラムが格納されている。作業監視サーバ100には、画像ユーティリティプログラム40、開始・終了点解析プログラム50、動線解析プログラム60、異常判定プログラム70がインストールされている。
画像ユーティリティプログラム40、開始・終了点解析プログラム50、動線解析プログラム60、異常判定プログラム70は、それぞれ図3に示した画像ユーティリティ部110、開始・終了点解析部120、動線解析部130、異常判定部140の機能を実現するプログラムである。
また、開始・終了点解析プログラム120は、画像フィルタ(From)エンジンモジュール51、画像フィルタ(To)エンジンモジュール52、通過画素数割合(From)エンジンモジュール53、通過画素数割合(To)エンジンモジュール54、通過画素数割合の差評価エンジンモジュール55、イベント判定エンジンモジュール56のサブモジュールからなる。
画像フィルタ(From)エンジンモジュール51、画像フィルタ(To)エンジンモジュール52は、それぞれ画像内に移動元の領域(From領域)、画像内に移動先の領域(To領域)の画像フィルタ処理をおこなうモジュールである。
通過画素数割合(From)エンジンモジュール53、通過画素数割合(To)エンジンモジュール54は、それぞれFrom領域、To領域における通過画素数の割合を求めるためのモジュールである。ここで、通過画素数とは、画像フィルタを通過した画像の画素数である。通過画素数割合の差評価エンジンモジュール55は、To領域の通過画素数割合とFrom領域の通過画素数割合の差(前景レート差分)をとるモジュールである。イベント判定エンジンモジュール56は、通過画素数割合の差評価エンジンモジュール55により求められたFrom領域の通過画素数割合とTo領域の通過画素数割合の差に基づいて、作業の開始点(時刻)・終了点(時刻)を求めるモジュールである。
また、HDD250には、図3に示した画像DB150のデータと設定・解析結果DB160のデータが格納される。
画像データ80が画像DB150のデータであり、その他のフィルタ定義(From)データ91、フィルタ定義(To)データ92、エリア定義(From)データ93、エリア定義(To)データ94、判定条件データ95、判定結果データ96が設定・解析結果DB160のデータである。
画像データ80は、Webカメラ30よりネットワークを介して転送されてくる動画像データまたは静止画像データである。動画像データの場合は、例えば、MP4形式のデータであり、静止画像データの場合は、例えば、JPEG形式のデータである。フィルタ定義(From)データ91、フィルタ定義(To)データ92は、それぞれFrom領域、To領域に適用される画像フィルタの定義データである。エリア定義(From)データ93、エリア定義(To)データ94は、決められた座標系におけるそれぞれFrom領域、To領域における領域の定義データである。判定条件データ95は、作業の開始点(時刻)・終了点(時刻)の判定条件のデータである。判定結果データ96は、動画像の画像データ80に対して作業の開始点(時刻)・終了点(時刻)を判定した結果のデータである。
次に、図6ないし図12を用いて作業監視システムの取扱い具体的なデータについて説明する。
画像データ80は、図6に示されるように、画素ごとにR(RED:赤)801、G(GREEN:緑)802、B(BLUE:青)803の各成分ごとに格納されている。各成分は、0〜255の値を取り、行列型の値となっている。
画像フィルタ定義(From)データ91の内で、例えば、適用フィルタ選択データを示すと図7に示さるようになる。適用フィルタ選択データは、種々の画像フィルタの内どの画像フィルタを示すフラグであり、図7の例では、カラーフィルタ、前景フィルタ、速度ベクトルフィルタの内で、前景フィルタを適用することを示している。
ここで、カラーフィルタとは、画像データの中から、特定の色を持つ画素のみを通過させるフィルタである。 画像データ80に対して、カラーフィルタを施す場合、RGB成分をHSV(Hue、Saturation、Value)成分に変換して行うこともできる。
その場合、HSVのそれぞれの成分に対して、上下限しきい値を設定し、全成分が上下限しきい値を満たしている画素のみを通過させることになる。HSV成分に対して設定したしきい値データの例を示すと図8に示されるようになる。
画像フィルタを施した結果データは、図9に示されるようになる。画像フィルタの条件を満たし、フィルタを通過した画素には1、不通過であった画素には、0が設定されている。行数と列数は、画像データ80のRGB成分と同じである。
エリア定義(From)データ93は、例えば、図10に示されるようになる。この例では、画像内における、長方形領域を指定している。x931は、長方形領域の左上の点のx座標を示している。y932は、長方形領域の左上の点のy座標を示している。Width933は、長方形領域の幅を示している。Height934は、長方形領域の高さを示している。この例では、一つの長方形領域を指定しているが、エリア定義を複数行のレコードで記述し、複数個の長方形領域の和集合または共通集合により指定するようにしてもよい。
判定条件データ95は、例えば、図11に示されるような項目を判定条件として、開始・終了のイベントが起こっているかを判定する。図11における、時間の幅951は、差分データの時間変化を確認する際に、どの程度の時間の幅における変化を確認するかを指定する項目である。この例では、値が30であり、30フレーム分の時間変化を確認するように指定している。ここで、フレームとは、動画データにおける画像の枚数を指す。通常の動画は、1秒間に30枚の画像が含まれているため、30フレーム分の時間変化を確認することは、1秒間の時間変化を確認することに相当する。仮に、1秒間に10枚の画像が含まれている動画を対象にしている場合、30フレーム分の時間変化を確認することは、3秒間の時間変化を確認することに相当する。
また、図11における画像フィルタ952の項目は、この処理の際に用いる画像フィルタを指定した例である。この例では、画像フィルタ定義(From)データ91で指定した画像フィルタと同じものを指定している。一方、画像フィルタ定義(To)データ92で指定した画像フィルタと同じものを指定することもできる。
また、図11におけるしきい値953の項目は、この処理の際に用いるしきい値を指定した例である。この例では、0.7を指定している。
そのためイベントとして判定される条件は、以下の(式1)のようになる。
Figure 2019016258
したがって、From領域におけるフィルタ定義(From)110で指定した画像フィルタを通過した画素の割合が0.7を超えた場合に、イベントとして判定される。
また、図11における、無処理期間954の項目は、いったん、イベント判定を行ったら、その後、一定期間は、イベント判定を停止する期間を指定した値である。この例では、100フレームが指定されている。そのため、いったん、イベントが発生したと判定されると、その後、100フレーム間は、イベントの判定を行わないことになる。
判定結果データ96は、例えば、図12に示されるような項目を結果として記憶する。図12に示されるイベント種類961の項目は、値として開始か終了かのイベント種類を記憶する。判定結果962の項目は、イベントが発生したか否かのフラグであり、1になっていると、イベントが発生したと判定されたことを意味し、0になっていると、イベントが発生していないことを意味する。日時963の項目は、イベントが発生した日時が記憶される。
次に、図13および図14を用いて作業監視システムの開始・終了のイベント判定の処理を説明する。
先ず、画像フィルタ(From)処理101では、画像データ80に対し、予め設定してある画像フィルタ定義(From)データ91で指定した画像フィルタを施して、画像データ80の各画素が、画像フィルタを通過するか、不通過であるかの判定処理を行う。
ここで、図7に示したフィルタ定義(From)データ91において、前景フィルタを選択した場合は、動画解析処理を行い、前景と判定された画素がフィルタを通過する。また、フィルタ定義(From)データ91において、速度ベクトルフィルタを選択した場合には、予め設定した速度よりも速い速度で移動している物体が写っている画素がフィルタを通過する。
次に、画像フィルタ(To)処理102では、画像データ80に対し、予め設定してある画像フィルタ定義(To)データ92で指定した画像フィルタを施し、画像データ80の各画素が、画像フィルタを通過するか、不通過であるかの判定処理を行う。
画像フィルタ定義(To)データ92は、画像フィルタ定義(From)データ91と同じフォーマットで指定する。ただし、画像フィルタ定義(From)データ91と、画像フィルタ定義(To)データ92は、一致させてもよいし、一致させなくてもよい。
次に、通過画素数割合(From)処理103では、エリア定義(From)データ93で指定された画像内の領域における画像データに対して、画像フィルタ(From)101処理で画像フィルタを通過した画素数の割合を算出する。
次に、通過画素数割合(To)処理104では、エリア定義(To)データ94で指定された画像内の領域における画像データに対して、画像フィルタ(To)処理102で画像フィルタを通過した画素数の割合を算出する。
エリア定義(To)データ94は、エリア定義(From)データ93と同じフォーマットで指定する。ただし、エリア定義(From)データ93と、エリア定義(To)データ94は、一致させてもよいし、一致させなくてもよい。
次に、通過画素数割合の差評価処理105では、通過画素数割合(From)処理103で算出した、エリア定義(From)データ93で指定された画像内の領域における画像フィルタ(From)処理101で、画像フィルタを通過した画素数の割合(From領域における画像フィルタ通過割合:(式2))と、通過画素数割合(To)104処理で算出した、エリア定義(To)データ94で指定された画像内の領域における画像フィルタ(To)処理102で、画像フィルタを通過した画素数の割合(To領域における画像フィルタ通過割合:(式3))の差分(画像フィルタ通過割合差分:(式4))を算出する。
Figure 2019016258
Figure 2019016258
Figure 2019016258
次に、イベント判定処理106では、通過画素数割合(From)103処理で算出したFrom領域における画像フィルタ通過割合とTo領域における画像フィルタ通過割合の差分である画像フィルタ通過割合差分の時間変化に基づいて、予め設定した判定条件データ95を満たす条件にしたがって、イベント判定を行い、判定結果データ96を出力する。
以下、図14を用いて画像フィルタ通過割合差分によりイベント判定をする手法について説明する。
例えば、画像フィルタ通過割合差分が、前景フィルタの通過する割合である前景レートである場合を考える。
このときには、イベント判定処理106では、前景フィルタの通過する割合のFrom領域における画像フィルタ通過割合とTo領域における前景フィルタの画像フィルタ通過割合の差分である画像フィルタ通過割合差分を統計処理し、回帰直線の傾きが負の値をとったタイミングをイベントの候補とする。
データのゆれによる誤判定を避けるために、標本数は、最低でも3点、実用上では、20〜30点程度条件を満たしたときに、タイミングをイベントとするのが望ましい。回帰直線が負の値を持つということは、エリア定義(From)データ93で指定した画像内の領域における画像フィルタ(From)101処理で、画像フィルタを通過した画素数の割合が減少し、エリア定義(To)データ94で指定した画像内の領域における画像フィルタ(To)102処理で、画像フィルタを通過した画素数の割合が増加していることを意味する。すなわち、この場合には、画像の前景がTo領域では、増えているので、開始点(開始時刻)のイベントを検知することができる。
また、図11のように判定条件データが定義されているときには、上記の条件のほかに、From領域におけるFrom領域におけるフィルタ定義(From)データ91で指定した画像フィルタで指定した画像フィルタを通過した画素の割合が0.7を超えた場合とのAND条件をとって、イベントとして判定される。
また、終了点(終了時刻)のイベントを検知するときには、一定の速度の移動が損を通過される速度ベクトルフィルタにより、画像フィルタ通過割合差分が減少に転じる所をイベントとすればよい。これは、移動体は、動作の終了点では、速度が落ちてくるためである。
また、作業の開始点、終了点でランプの点灯などが行われるときには、カラーフィルタを用いて、画像フィルタ通過割合差分の減少、終了により作業の開始点、終了点での判定を行うことができる。
以上、本実施形態の作業監視システムによれば、画像のフィルタを通過するレートの差分を求めることにより、作業の開始点(開始時刻)、終了点(終了時刻)を求めることができ、作業の開始・終了自体を自動的に判定して、画像解析を自動的かつ精度高くおこなうことができる。
20…ネットワークHUB、30…Webカメラ、100…作業監視サーバ、101…画像フィルタ(From)処理、102…画像フィルタ(To)処理、103…通過画素数割合(From)処理、104…通過画素数割合(To)処理、105…通過画素数割合の差評価処理、106…イベント判定処理、80…画像データ、91…フィルタ定義(From)データ、92…フィルタ定義(To)データ、93…エリア定義(From)データ、94…エリア定義(To)データ、95…判定条件データ、96…判定結果データ、801…R(赤)成分、802…G(緑)成分、803…B(青)成分、401…最小値、402…最大値、931…長方形領域の左上の点のx座標、932…長方形領域の左上の点のy座標、933…長方形領域の幅、934…長方形領域の高さ、951…時間の幅、952…画像フィルタ、953…しきい値、954…無処理期間

Claims (10)

  1. カメラで撮影した画像データによって作業を情報処理装置により解析する作業監視システムであって、
    画像データの第一の領域と第二の領域に対してそれぞれ画像フィルタを施し、各々の画像フィルタを通過した画素の数を算出し、
    前記第一の領域の画素数における前記画像フィルタを透過した割合と、前記第二の領域の画素数における前記画像フィルタを通過した割合とを算出し、
    前記第一の領域の画素数における前記画像フィルタを通過した割合と、前記第二の領域の画素数における前記画像フィルタを透過した割合との差分を算出し、
    算出した前記差分に基づいて、前記作業のイベントを検知することを特徴とする作業監視システム。
  2. 前記作業のイベントは、作業の開始・終了であることを特徴とする請求項1記載の作業監視システム。
  3. 前記画像フィルタは、特定の色のみを抜き出すカラーフィルタ、移動している画素を特定する前景フィルタ、ある一定以上の速度で移動している画素を特定する速度ベクトルフィルタのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の作業監視システム。
  4. 前記第一の領域、前記第二の領域は、矩形領域または矩形領域の和集合または共通集合として定義された領域であることを特徴とする請求項1記載の作業監視システム。
  5. 前記第一の領域の画素数における前記画像フィルタを通過した割合と、前記第二の領域の画素数における前記画像フィルタを透過した割合との差分を複数算出して、時間軸を横軸にし、前記差分の値を縦軸としたグラフにおける回帰直線の傾きに基づいて、前記イベントを検知することを特徴とする請求項1記載の作業監視システム。
  6. 前記第一の領域の画素数における前記画像フィルタを透過した割合、または、前記第二の領域の画素数における前記画像フィルタを通過した割合と定められたしきい値と比較した結果を前記イベントの検知の条件とすることを特徴とする請求項1記載の作業監視システム。
  7. イベント検知の後に、一定のイベント検知の無処理期間を前記イベント検知の条件とすることを特徴とする請求項1記載の作業監視システム。
  8. カメラで撮影した画像データによって作業を情報処理装置により解析する作業監視方法であって、
    前記情報処理装置が、画像データの第一の領域と第二の領域に対してそれぞれ画像フィルタを施し、各々の画像フィルタを通過した画素の数を算出するステップと、
    前記情報処理装置が、前記第一の領域の画素数における前記画像フィルタを透過した割合と、前記第二の領域の画素数における前記画像フィルタを通過した割合とを算出するステップと、
    前記情報処理装置が、前記第一の領域の画素数における前記画像フィルタを通過した割合と、前記第二の領域の画素数における前記画像フィルタを透過した割合との差分を算出するステップと、
    前記情報処理装置が、算出した前記差分に基づいて、前記作業のイベントを検知するステップとを有することを特徴とする作業監視方法。
  9. 前記作業のイベントは、作業の開始・終了であることを特徴とする請求項8記載の作業監視方法。
  10. 前記画像フィルタは、特定の色のみを抜き出すカラーフィルタ、移動している画素を特定する前景フィルタ、ある一定以上の速度で移動している画素を特定する速度ベクトルフィルタのいずれかであることを特徴とする請求項9記載の作業監視方法。
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