JP2019008334A - Printing device, control method for printing device, and program - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、画像の歪みを軽減するための歪み補正を行う画像形成技術に関する。 The present invention relates to an image forming technique for performing distortion correction for reducing image distortion.
長期間の使用などにより、電子写真方式のプリンタエンジンの有する光学系の特性が変化すると、プロセスカラーごとに異なる光学系を用いている場合に、プロセスカラー間で印刷位置のずれが発生する。プロセスカラー間の印刷位置のずれが生じると、色ずれが目立ち、印刷された画像の画質が低下してしまう。 When the characteristics of the optical system of an electrophotographic printer engine change due to long-term use, etc., when a different optical system is used for each process color, a printing position shift occurs between the process colors. When the printing position shift between the process colors occurs, the color shift is conspicuous and the quality of the printed image is deteriorated.
そこで特許文献1では色ずれを補正する技術を開示する。特許文献1の画像形成装置は、基準色となるプロセスカラーからなる複数の平行線の画像と、調整色からなる複数の階段状の画像とが重なった画像を含むチャートを印刷する。そしてユーザーは、印刷されたチャートを目視して、基準色と調整色との間の印刷位置ずれの調整値を入力する。そして、画像形成装置は入力された調整値に基づいて調整色の画像の印刷位置を一律でシフトすることで、色ずれの発生を抑制する。
Therefore,
電子写真方式のプリンタエンジンが有する光学系によっては、感光体を走査するレーザービームは、副走査方向に湾曲したり、主走査方向に伸縮したりする。この湾曲や伸縮の程度(すなわち副走査方向および主走査方向の印刷位置ずれの程度)は、主走査方向における位置に応じて異なる。それ故に、基準色および調整色の画像が主走査方向における一つの位置に印刷されたチャートをユーザーが目視した上で調整値を入力したとしても、その調整値によって他の位置における基準色および調整色間の色ずれを好適に補正することは難しい。 Depending on the optical system of the electrophotographic printer engine, the laser beam that scans the photoreceptor is curved in the sub-scanning direction or expanded and contracted in the main scanning direction. The degree of bending and expansion / contraction (that is, the degree of printing position deviation in the sub-scanning direction and the main scanning direction) varies depending on the position in the main scanning direction. Therefore, even if the user inputs an adjustment value after viewing the chart in which the images of the reference color and the adjustment color are printed at one position in the main scanning direction, the reference color and adjustment at another position are determined by the adjustment value. It is difficult to suitably correct the color shift between colors.
本発明の画像形成装置は、それぞれが第1プロセスカラーからなる画像オブジェクトおよび第2プロセスカラーからなる画像オブジェクトを含むパターンが、主走査方向における複数の位置それぞれに配置されたチャートを印刷する印刷手段と、印刷されたチャートに配置される各パターンに基づく、前記複数の位置それぞれに対応する前記第1プロセスカラーおよび前記第2プロセスカラーの間の色ずれ補正に関する複数の情報を、ユーザーから受け付ける受け付け手段と、受け付けられた前記複数の情報に基づいて、前記第1プロセスカラーおよび第2プロセスカラーの間の色ずれ補正を行う補正手段と、を有することを特徴とする。 The image forming apparatus of the present invention prints a chart in which patterns each including an image object made up of a first process color and an image object made up of a second process color are arranged at a plurality of positions in the main scanning direction. And receiving from the user a plurality of pieces of information related to color misregistration correction between the first process color and the second process color corresponding to each of the plurality of positions based on each pattern arranged in the printed chart And correction means for performing color misregistration correction between the first process color and the second process color based on the received plurality of information.
本発明によれば、主走査方向における位置に応じて異なる走査線歪みを好適に補正するための機能をユーザーに提供できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the function for correct | amending suitably the scanning line distortion which changes according to the position in a main scanning direction can be provided to a user.
(実施例1)
図1(a)は、本実施例の画像形成装置として用いられるMFP(Multi Function Peripharal)100のシステムブロック図である。本実施例のMFP100では、4色のプロセスカラー(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のカラー印刷が可能である。
Example 1
FIG. 1A is a system block diagram of an MFP (Multi Function Peripheral) 100 used as the image forming apparatus of this embodiment. The MFP 100 according to the present exemplary embodiment can perform color printing of four process colors (cyan, magenta, yellow, and black).
MFP100は、LAN(Local Area Network)160を介して、ホストPC170と接続する。ホストPC170は、印刷データであるPDL(Page Description Language)データを、LAN160を介して、MFP100へ送信する。MFP100は、受信した印刷データをラスタライズすることで、プロセスカラーごとの画像データ(ビットマップ)を生成する。そしてMFP100は、生成されたプロセスカラーごとの画像データに対して後述の歪み補正(図3)を行い、歪み補正後の画像データに基づいて、プロセスカラーごとの画像を重ね合わせて形成する。そしてMFP100は、重ね合わされた最終的な画像をシートに印刷する。
The MFP 100 is connected to a host PC 170 via a LAN (Local Area Network) 160. Host PC 170 transmits PDL (Page Description Language) data, which is print data, to MFP 100 via
また本実施例のMFP100は、チャートの画像データ(所定のビットマップ)を予め記憶している。MFP100は、チャートの画像データに対して歪み補正を行う。そしてMFP100は、歪み補正後のチャート画像データに基づいて、プロセスカラーごとの画像を重ね合わせて形成する。そしてMFP100は、重ね合わされた最終的な画像をシートに印刷する。このように印刷されたシートがチャートである。このチャートは、歪み補正に用いられるレーザー歪み情報(単に歪み情報とも呼ぶ)を修正(更新)するために用いられる。この修正の処理については後述する。
The MFP 100 according to the present embodiment stores chart image data (predetermined bitmap) in advance. The MFP 100 performs distortion correction on the image data of the chart. Then, the
MFP100は、制御部110、プリンタ130、操作部140を備える。
The MFP 100 includes a
制御部110は、CPU111、RAM112、ROM113、操作部I/F114、HDD115、メモリ116、デバイスI/F117、画像処理部118、LANI/F119を備える。
The
LAN I/F119は、LAN160と制御部110とを接続するインタフェースであり、LAN160を介して、外部のホストPC170とデータの送受信を行う。ホストPC170はLAN160を介してMFP100と接続されており、印刷データをMFP100に送信する。
The LAN I /
HDD(ハードディスクドライブ)115は、システムソフトウェア、画像データ、MFP100の動作を制御するためのプログラム等が記憶されている。HDD115は、印刷データをラスタライズしてプロセスカラーごとのビットマップの画像データを生成するためのプログラムを記憶している。またHDD115は、後述のチャートを印刷するためのプロセスカラーごとのビットマップの画像データを記憶している。またHDD115は、後述の図6に示すフローチャートの処理を実現するためのプログラムを記憶している。
An HDD (hard disk drive) 115 stores system software, image data, a program for controlling the operation of the
CPU111は、MFP100の動作を統括的に制御するものであり、RAM112あるいはHDD115に記憶されたプログラムに基づいて処理を実行する。ROM113はブートROMであり、MFP100のシステムのブートプログラムが記憶されている。
The CPU 111 comprehensively controls the operation of the
CPU111は、HDD115に記憶されているラスタライズプログラムを実行することで、LAN I/F119を介して受信された印刷データを、プロセスカラーごとのビットマップの画像データに変換する。プロセスカラーごとのビットマップは後述の画像処理部118に送信され、各画像処理が行われる。
The CPU 111 converts the print data received via the LAN I /
メモリ116は、HDD115と同様に画像データやその他のデータを記憶する。後述するように、画像処理前のプロセスカラーごとのビットマップ、および、画像処理後のプロセスカラーごとのビットマップも、メモリ116に記憶される。画像処理後のビットマップは、後述のデバイスI/F117を介して、プリンタ130へ送信される。
The memory 116 stores image data and other data similarly to the
画像処理部118は、メモリ116から入力されたプロセスカラーごとのビットマップに対して、画像処理を行い、画像処理後のビットマップをメモリ116に出力する。画像処理として、印刷される画像の歪みを補正(軽減)するためのプロセスカラーごとの歪み補正が行われる。
The
デバイスI/F117は、プリンタ130と制御部110とを接続し、制御部110からプリンタ130へ画像データを送信する。このときデバイスI/F117は、メモリ116に記憶されているプロセスカラーごとのビットマップをシリアライズし、シリアライズされた画像データをプリンタ130へ送信する。また、デバイスI/F117は、制御部110とプリンタ130との間で後述の歪み情報の送受信を行う。
The device I / F 117 connects the
操作部I/F114は、操作部140と制御部110とを接続するインタフェースであり、操作部140に表示される画面の画像データを操作部140に出力する。また、操作部I/F114は、操作部140からユーザーが入力した情報(例えば歪み情報を修正するために用いられる情報)をCPU111に送信する。
The operation unit I /
図1(b)は、プリンタ130の構成を示す。プリンタ130は、デバイスI/F117を介して、制御部110とデータ(歪み情報や、プロセスカラーごとの画像データ)の送受信を行う。
FIG. 1B shows the configuration of the
プリンタ130は、プリンタ制御部210とプリンタエンジン220を備える。プリンタ制御部210は、プリンタエンジン220と接続し、プリンタエンジン220の制御を司る。
The
プリンタ制御部210は、CPU211、RAM212、ROM213、制御部I/F214、記憶部215、エンジンI/F216を備える。CPU211は、プリンタ130の動作を統括的に制御するものであり、RAM212に記憶されたプログラムに基づいて動作する。ROM113はブートROMであり、プリンタ制御部210のブートプログラムが記憶されている。制御部I/F214は、制御部110と接続し、プリンタ制御部210と制御部110との間の画像データの送受信や様々な情報の送受信を行う。
The
CPU211は、制御部I/F214を介して、後述の歪み情報の送受信を、制御部110との間で行う。
The
記憶部215は、プリンタ制御部210の動作を制御するためのプログラム等が記憶されている。また記憶部215は、後述の修正情報を記憶する。プリンタ制御部210は、制御部110が歪み補正を行う際に、この修正情報を、プリンタエンジンの不図示のROMから取得した歪み情報と合成(加算)して、制御部110へ送信する。説明の便宜上、プリンタエンジンの不図示のROMの記憶する歪み情報を第1の歪み情報、プリンタ制御部210が、制御部110に送信する合成後の歪み情報を、第2の歪み情報と呼ぶ。
The
エンジンI/F216は、プリンタエンジン220に接続され、CPU211は、エンジンI/F216を介して、プリンタエンジン220を制御する。
The engine I /
本実施例のプリンタエンジン220は、電子写真方式のプリンタエンジンであり、各プロセスカラー(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のレーザースキャナユニットを備える。図4はプリンタエンジン220が備える1つのレーザースキャナユニットの構成の一部を示すものである。図4において、符号601はレーザービーム照射口、符号602は回転多面鏡(以下、ポリゴンミラーと称する)、符号603はfθレンズ、符号604は感光体を示す。
The
レーザービーム照射口601は、デバイスI/F117およびエンジンI/F216を介して制御部110から受信された何れかのプロセスカラーの画像データに基づいて、レーザービームを照射する。レーザービーム照射口601から照射されたレーザービームは、ポリゴンミラー602によって反射され、fθレンズ603を介して感光体604を走査する。fθレンズ603は、ポリゴンミラー602で等角速度で走査されたレーザービームを、感光体604上を等速度で走査するように偏向する。本実施例のプリンタエンジン220は、後述するようにレーザービームの走査に、副走査方向の歪み(図8)、および、主走査方向の歪み(図4)を持つ。この歪みは、レーザースキャナユニットごと(プロセスカラーごと)に異なる。その結果、プロセスカラー間で印刷位置にズレが生じて色ずれが発生する。
The laser
また、このプリンタエンジン220は、不図示のROMを備えており、この不図示のROMには、上述の第1の歪み情報が記憶されている。この第1の歪み情報は、MFP100の出荷時に工場で測定されたプリンタエンジン220のレーザースキャナユニットごとの副走査方向および主走査方向の歪みを表す固定情報である。プリンタ制御部210のCPU211は、エンジンI/F216を介して、プリンタエンジン220内のこの不図示のROMに記憶されている第1の歪み情報を取得する。プリンタ制御部210のCPU211は、取得された第1の歪み情報を、前述のように、記憶部215に記憶されている修正情報と合成して、制御部I/F214を介して制御部110へ送信する。
The
図1(c)は、制御部110の備える画像処理部118の構成を示す。図1(c)に示される各部はハードウェアで構成されている。画像処理部118は、取得部301、算出部302、補正部303、出力部304を備える。
FIG. 1C shows the configuration of the
取得部301は、プリンタ130から送信される第2の歪み情報を、デバイスI/F117を介して取得する。
The
算出部302は、取得された第2の歪み情報に基づいて、後述の歪み補正で用いられる設定値を算出する。
Based on the acquired second distortion information, the
補正部303は、算出された設定値に基づいてプロセスカラーごとの画像データに対して後述の歪み補正を行う。
The
出力部304は、歪み補正が行われた画像データを、デバイスI/F117を介してプリンタ130へ出力する。
The
<副走査方向の歪み補正の概念>
前述の通り、本実施例のプリンタエンジン220は、レーザービームの走査において主走査方向および副走査方向に歪みを持つ。この歪みは、ポリゴンミラーやfθレンズ等の光学系の取り付け誤差によって生じる。そこで、本実施例のMFP100は、走査の副走査方向の歪みとは逆方向に、画像データの画素を副走査方向に画素単位でシフトすることで、歪みを吸収する歪み補正を行う。例えば走査の副走査方向の歪みが上方向(副走査方向で負の方向)に凸となる湾曲であれば、下方向(副走査方向で正の方向)に凸となるように、画像データの湾曲(実際には画素の副走査方向へのシフト)が行われる。
<Concept of distortion correction in the sub-scanning direction>
As described above, the
図2(a)、(b)は、画像データに対して行われる歪み補正の概念を示す。図2(a)は、歪み補正を行わない場合(スルー設定時)の、補正部303への入出力画像データと印刷された画像を示す。図2(b)は、歪み補正を行う場合(歪み補正時)の、補正部303への入出力画像データと印刷された画像を示す。図2(a)、(b)のいずれも、左から順に補正部303に入力される画像データ、補正部303から出力された画像データ、この出力後の画像データに基づいてプリンタエンジン220が印刷した画像を示す。
2A and 2B show the concept of distortion correction performed on image data. FIG. 2A shows input / output image data to the
図2(a)では、補正部303に入力される画像データが長方形のビットマップである。図2(a)では、この長方形の画像データに対して歪み補正が行われないので、補正部303から出力された画像データは、入力と同じく長方形のビットマップである。この出力データが、例えば上に凸の湾曲歪みを持つプリンタエンジン220によって印刷されると、印刷された画像は、上に凸の湾曲歪みを持った長方形の画像となる。
In FIG. 2A, the image data input to the
しかし、歪み補正を行うと、図2(b)に示されるように、歪みが軽減された画像が印刷される。図2(b)では、補正部303に入力されるデータは図2(a)と同じく長方形のビットマップである。図2(b)では、この長方形の画像データに対して歪み補正が行われる。すなわち、長方形のビットマップに対して、下に凸となるような湾曲(画素のシフト)が行われる。図2(b)の縦線パターンで示された領域401は、この湾曲の結果、元の画像データが存在しない領域に対して付与される無効画像データ(白画素群)である。この無効画像データについては、レーザービームの露光が行われないので、印刷結果に影響を与えない。このように歪み補正が行われた画像データが、図2(a)と同じプリンタエンジン220で印刷されると、予め画像データに予め施された湾曲と、プリンタエンジン220の持つ歪みが相殺し合い、印刷された画像は、歪みの軽減されたものとなる。このとき無効画像データの領域401は、印刷結果に影響を与えない領域402に対応する。
However, when distortion correction is performed, an image with reduced distortion is printed as shown in FIG. In FIG. 2B, the data input to the
以上が、本実施例のMFP100によって行われる歪み補正の概念である。
The above is the concept of distortion correction performed by the
<副走査方向の歪み補正>
図3を用いて、歪み補正の詳細について説明する。なお、ここでは、説明の簡略化のため、プリンタエンジンの4色のプロセスカラー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のうち、マゼンタのプロセスカラーの画像データに対する歪み補正について説明する。なお、他のプロセスカラーについても同様であることに注意されたい。
<Distortion correction in the sub-scanning direction>
Details of the distortion correction will be described with reference to FIG. Here, for simplification of description, distortion correction for image data of the magenta process color among the four process colors (yellow, magenta, cyan, black) of the printer engine will be described. Note that the same applies to other process colors.
図3(a)は、補正部303に入力される画像データの一例である。この画像データは、印刷データがラスタライズされたことで生成されるビットマップ500である。このビットマップ500は1画素あたり2ビットである。なお本実施例では、1画素あたり2ビットであるが1画素あたり1ビットでも4ビットでも良い。生成されたビットマップ500は、メモリ116に、アドレス0x10000000から順に記憶されており、ビットマップ500の主走査方向に伸びる1ラインは640画素を含む。またビットマップ500は、1画素あたり2ビットで表現するため、ビットマップ500の1ライン目はアドレス0x10000000〜0x1000009F(160byte分)に記憶される。さらに、1ライン目から副走査方向に1ライン下の2ライン目は、アドレス0x100000A0〜0x1000013F(160byte分)に記憶される。3〜5ライン目も同様に、640画素、すなわち、160バイトごとにメモリ116のアドレスに記憶される。また、図3(a)は、連続する64画素(すなわち16byte分)が1つのセグメントを形成している。以下で説明するように、本実施例の歪み補正では、1セグメント64画素に対する副走査方向のシフト量は同一である。
FIG. 3A is an example of image data input to the
まず、取得部301は、前述のとおり、プリンタ130から第2の歪み情報を取得する。そして、算出部302は、取得された第2の歪み情報に基づいて、歪み補正の設定値を算出する。この算出の仕方について説明する。
First, the
本実施例の第1の歪み情報も、第2の歪み情報も、3点の情報である。前述のように第1の歪み情報は、MFP100の出荷時に工場で測定された走査線の湾曲特性を表す固定の情報である。また第2の歪み情報は、第1の歪み情報に修正情報を合成した情報であって、向上で測定された走査線の湾曲特性を後述の修正情報で修正したものである。この3点情報は、例えば図8に示される3点PL、PC、PRそれぞれの主走査方向における位置(X座標値)および副走査方向における位置(Y座標値)である。位置を表す単位は例えばマイクロメートル[μm]である。図8では、点PLの主走査方向における位置および副走査方向における位置はそれぞれ、XLおよびYLである。点PCの座標は、XCおよびYCである。点PRの座標は、XR、YRである。
The first distortion information and the second distortion information in this embodiment are three points of information. As described above, the first distortion information is fixed information representing the curve characteristic of the scanning line measured at the factory when
算出部302は、以上の3点の座標から、3点を通る2次曲線y=ax^2+bx+cを求める。図8には、2次曲線1101で示される。この2次曲線1101が、現在の装置が正しいとみなしているレーザービームの走査線の湾曲特性である。なお計算を簡略化するために、点PCを、X座標XC=0の位置(つまり中央)に設けても良い。
The
なお、ここでの第2の歪み情報は、マゼンタのプロセスカラーの画像の、基準色のプロセスカラーの画像に対する相対的な副走査方向の位置ずれを示す。本実施例では、基準色はイエローのプロセスカラーとする。すなわち、曲線1101は、主走査方向における各位置での、マゼンタのプロセスカラーの画像の、基準色のプロセスカラーの画像に対する相対的な副走査方向の位置ずれをμm単位で示す。
The second distortion information here indicates a positional shift in the sub-scanning direction of the magenta process color image relative to the reference process color image. In this embodiment, the reference color is a yellow process color. That is, the
そして算出部302は、曲線1101の変数xに各セグメントに対応するX座標値を代入してy(Y座標値)を計算する。計算されたyは、μm単位であるので、算出部302は、副走査方向の印刷解像度を考慮して、yを画素単位に換算する。副走査方向の印刷解像度が例えば600dpiであれば、1画素の大きさ(高さ)は約42μmであるので、yを42で割りって四捨五入したものが、マゼンタのプロセスカラーのそのセグメントについての、基準色に対する画素単位の相対的な位置ずれとなる。算出部302は、このようにして求めた各セグメントに対する画素単位の相対的な位置ずれを、設定値として、メモリ116の設けたレジスタに記憶する。算出された設定値の例は図3(b)に示される。この例では、セグメント2からは1画素分(1ライン分)上方向のセグメントを読み出し、セグメント4からはさらに1画素分(1ライン分)上方向のセグメントを読み出す、という設定値501を示している。
Then, the
次に補正部303が、算出された設定値501に基づいて、歪み補正を行う動作について説明する。補正部303は、メモリ116に記憶されているビットマップ500を、設定値501に従って読み出されるラインを切り替えながら読み出して、1ライン分の補正後のビットマップをメモリ116のアドレス0x20000000から続くアドレスに書き戻す。この読み出しにおいて、補正部303は、セグメントごとに算出部302が算出した設定値を参照し、その設定値に応じた画素数分シフトした位置のセグメントの読み出しを行う。
Next, an operation in which the
図3(b)の設定値501を用いてビットマップ500がメモリ116から読み出された結果(歪み補正結果)は、図3(d)のビットマップ540である。ビットマップ540は、メモリ116のアドレス0x20000000から順に書き込まれている。このビットマップ540は、ビットマップ500がセグメント2の位置から1画素(1ライン)分、下方向にシフトされ、セグメント4の位置からはさらに1画素(1ライン)分、下方向にシフトされる。
The result (distortion correction result) of reading out the
なお、図3(b)に示される設定値501に従うと、例えば1ライン目に対応するビットマップ500の読み出しは次のようになる。セグメント2以降のセグメントについては、元々ビットマップ500内に存在していないアドレスのセグメントを読み出さず、無効画像(白画素群)のセグメント531を読み出す。すなわち、ビットマップ500の上方向(あるいは下方向)の境界を越えて読み出すべきセグメントが存在しない場合は、無効画像(白画素群)のセグメント531を読み出し結果として扱う。この無効画像については、図2で説明したとおりである。
According to the
以上のように補正部303が歪み補正を行うことで、ビットマップ500に含まれるセグメント(画素)が設定値にしたがって副走査方向にシフトされたビットマップ540がメモリ116に書き込まれる。
As described above, the
そして出力部304は、この補正後のビットマップ540を、デバイスI/F117を介してプリンタ130へ送信する。
Then, the
以上の歪み補正は、上記したとおり、プロセスカラーごとに算出される設定値に基づいて、プロセスカラーごとのビットマップに対して行われる。 As described above, the above distortion correction is performed on the bitmap for each process color based on the set value calculated for each process color.
<チャートの印刷>
図5(a)は、HDD115に記憶されている所定のビットマップ(画像データ)700である。この所定のビットマップ700は、4つのプロセスカラーの画像データである。この画像データ700に基づいて、副走査方向のプロセスカラー間の印刷位置のずれの程度を主走査方向における3か所においてユーザーが目視確認するために用いられるチャートが印刷される。
<Print chart>
FIG. 5A shows a predetermined bitmap (image data) 700 stored in the
ビットマップ700は、領域701〜709までの9つの領域を含む。各領域は、参照色であるシアンで構成される複数の主走査方向の線と、その参照色に対する相対位置が補正されるプロセスカラーで構成される複数の主走査方向の線を含む。領域701〜703のそれぞれには、シアンの複数の線と、イエローの複数の線とが含まれる。領域704〜706のそれぞれには、シアンの複数の線と、マゼンタの複数の線とが含まれる。領域707〜709のそれぞれには、シアンの複数の線と、ブラックの複数の線とが含まれる。
The
すなわち、参照色であるシアンの線は、全ての領域に含まれ、各領域では参照色であるシアンの線と他のプロセスカラーの線とのずれ(一致)の程度がユーザーによって目視確認される。他のプロセスカラーとの印刷位置ずれを目視確認する際の比較元として用いられる参照色(シアン)は、上記の歪み補正で用いられる基準色(イエロー)とは異なる色である。これは、輝度が他の色より比較的高いイエローを参照色とするとユーザーにとって目視確認を行いにくくなってしまうことを防ぐためである。 That is, the cyan line as the reference color is included in all the areas, and in each area, the degree of deviation (coincidence) between the cyan line as the reference color and another process color line is visually confirmed by the user. . The reference color (cyan) used as a comparison source when visually confirming the printing position deviation from other process colors is a color different from the standard color (yellow) used in the above distortion correction. This is to prevent the user from making visual confirmation difficult when yellow is used as a reference color, which has a relatively higher luminance than other colors.
また、領域701、702、703は、主走査方向において3つの異なる位置に設けられる。すなわち、左、中央、右の3か所である。この3つの異なる位置を示す情報もビットマップ700に含まれており、チャートとして印刷される。領域704〜706についても同様であり、また領域707〜709についても同様である。この3つの異なる位置のそれぞれは、第2の歪み情報に含まれる3点の主走査方向における位置のそれぞれに対応している。図8の点PLの主走査方向における位置(XL)に、領域701、704、707を配置するのが好ましい。また、点PCの主走査方向における位置(XC)に、領域702、705、708を配置するのが好ましい。また点PLの主走査方向における位置(XR)に、領域703、706、709を配置するのが好ましい。なぜなら、歪み情報の修正においてユーザーが目視確認すべきそれぞれ位置が3点の位置に近ければ近いほど、修正情報による色ずれ補正の精度が担保されるからである。
The
そのうち、領域702について、図5(b)を用いて説明する。
Of these, the
領域702には、シアンの線とイエローの線とからなるパターンが5パターン含まれる。図5(b)において、ベタ塗りで表される横線710が参照色であるシアンの線を示し、斜線で表される横線711がイエローの線を示す。破線712で囲まれた領域内の数字は各パターンの識別番号を示す。各パターンは、シアンの線とイエローの線との距離(副走査方向の距離)がそれぞれ異なる。また各パターンにはパターンの識別番号712がパターンの左に付与されており、識別願号も印刷される。この識別番号が、後述の目視色ずれ量として、ユーザーによって操作部140から入力される。
The
領域702における識別番号「−2」に対応するパターンでは、参照色であるシアンの線710に対してイエローの線711が2画素分、上(副走査方向で負の方向)にずれて配置されている。識別番号「−1」に対応するパターンでは、シアンの線710に対してイエローの線710が1画素分、上にずれて配置されている。識別番号「0」に対応するパターンでは、シアンの線710と重なる位置にイエローの線711がずれ無く配置されている。識別番号「+1」に対応するパターンでは、シアンの線710に対してイエローの線711が1画素分、下(副走査方向で正の方向)にずれて配置されている。識別番号「+2」に対応するパターンでは、シアンの線710に対してイエローの線711が2画素分、下にずれて配置されている。
In the pattern corresponding to the identification number “−2” in the
後述するように、この領域702を含むビットマップ700の印刷を行う際に、シアンおよびイエローの第2の歪み情報を用いて歪み補正が画像処理部118(補正部303)によって行われる。したがって、シアンの第2の歪み情報によって表される湾曲特性が現在の走査線の湾曲特性とほぼ一致していれば、歪み補正は適切であるので、印刷されるチャートにおける領域702の画像は、ビットマップ700に含まれる領域702の画像と一致する。すなわち、識別番号「0」に対応するパターンが、他の識別番号に対応するパターンよりも、参照色であるシアンの線と、イエローの線とが最もずれ無く重なって印刷される。
As will be described later, when printing the
一方で、シアンの第2の歪み情報によって表される湾曲特性(図8の1101)が現在のシアンの走査線の湾曲特性(図8の1102)と一致していない場合がある。この場合は、識別番号「0」とは異なる識別番号(例えば「−2」)に対応するパターンにおいて、シアンの線と、イエローの線とが最もずれ無く重なって印刷される。図8のように、湾曲特性1101および1102間に中央位置について+2画素分のずれ1103が生じている場合、中央位置において実際の走査線が装置の想定している走査線の位置よりも副走査方向に2画素分上を通過することになる。すなわち、印刷されたチャートにおける中央位置のシアンの線は、歪み情報の基準であるイエローの線よりも2画素分上に印刷される。この印刷されたチャートにおける領域702の様子を図5(c)に示す。この場合、図5(c)からもわかる通り、識別番号「−2」に対応するパターンが2つの線が最もずれ無く重なって印刷されたものとなる。この場合、図6(a)で後述するフローチャートの処理において、ユーザーは、領域702に対応する目視色ずれ量として、識別番号「−2」を操作部140に入力することになる。
On the other hand, the curve characteristic (1101 in FIG. 8) represented by the second cyan distortion information may not match the curve characteristic (1102 in FIG. 8) of the current cyan scan line. In this case, in a pattern corresponding to an identification number (for example, “−2”) different from the identification number “0”, the cyan line and the yellow line are printed with the least overlap. As shown in FIG. 8, when a
他の領域701、703〜709のそれぞれについても、領域702と同様に、参照色の線と他のプロセスカラーの線との距離が異なる5つのパターンが配置されている。また、その他の領域を含むビットマップ700の印刷が行われる際に、それぞれのプロセスカラーに対応した第2の歪み情報に従った歪み補正が行われたビットマップに基づいてチャートが印刷される。そして各領域についても領域702と同様に、参照色と他の色の線が最もずれ無く重なっているパターンの識別番号を、ユーザーによって操作部140に入力される。
In each of the
なお本実施例のビットマップ700では、識別番号「−2」〜「+2」までの5パターンを示しているが、必要に応じて増減させてもよい。
In the
<副走査方向の歪み情報の修正>
図6は、副走査方向の歪み情報の修正の処理フローを表したものである。本フローは、制御部110とプリンタ制御部210のフローとが連携することで成り立つ。制御部110は、HDD115に記憶されたプログラムに従った処理を実行する。また、プリンタ制御部210は、記憶部215に記憶されたプログラムに従った処理を実行する。
<Correction of distortion information in the sub-scanning direction>
FIG. 6 shows a processing flow for correcting distortion information in the sub-scanning direction. This flow is established by cooperation between the
ステップS801において、制御部110およびプリンタ制御部210は、HDD115に記憶されている所定のビットマップ700に基づいて、副走査方向のプロセスカラー間の印刷位置のずれの程度を目視確認するためのチャートを印刷する。
In step S <b> 801, the
このステップS801の処理の詳細を説明する。制御部110のCPU111は、所定のビットマップ700をHDD115から取得し、取得されたビットマップ700をメモリ116に記憶する。次に、画像処理部118は、メモリ116に記憶されたビットマップ700に対して歪み補正を行い、補正後のビットマップをプリンタ制御部210へ送信する。この画像処理部118による歪み補正後のビットマップの送信は具体的に次のフローで行われる。
Details of the processing in step S801 will be described. The CPU 111 of the
まず取得部301が、プリンタ制御部210に対して歪み情報(第2の歪み情報)を要求する。すると、プリンタ制御部210は、プリンタエンジンから第1の歪み情報を取得し、記憶部215に記憶されている現在の修正情報と合成(加算)することで、第2の歪み情報を生成する。ここで修正情報は、第1の歪み情報に含まれる3点の座標位置のそれぞれを修正するために用いられる情報であって、例えば3点それぞれに対応する3つの座標情報である。例えば第1の歪み情報における点PL、PC、PRそれぞれの座標位置を修正するための座標情報は、副走査方向にΔL[μm]、ΔC[μm]、ΔR[μm]という内容である。すなわち、第1の歪み情報がYL[μm]、YC[μm]、YR[μm]であれば、第2の歪み情報は、(YL+ΔL)[μm]、(YC+ΔC)[μm]、(YR+ΔR)[μm]となる。生成された第2の歪み情報は、プリンタ制御部210によって取得部301に送信される。
First, the
算出部302は、上述したとおり、取得部301によって取得されたプロセスカラーごとの第2の歪み情報に基づいて、プロセスカラーごとの設定値を算出する。そして補正部303は、算出された設定値に基づいて、メモリ116に記憶されているビットマップ700に対してプロセスカラーごとの歪み補正を行い、歪み補正後のビットマップをメモリ116に書き戻す。そして出力部304は、デバイスI/F117を介して、歪み補正後のビットマップをプリンタ制御部210に送信する。
As described above, the
プリンタ制御部210は、制御部110から送信された歪み補正後のビットマップに基づいて、プリンタエンジン220で、チャートの印刷を行う。
The
以上がビットマップ700に基づくチャートの印刷である。
The above is the printing of the chart based on the
続いてステップS802において、操作部140は、目視色ずれ量のユーザーによる入力を受け付ける。目視色ずれ量のユーザー入力の方法について、図7を用いて説明する。
Subsequently, in step S802, the
図7は操作部140に表示される画面を表したものである。ユーザーは、ステップS801で印刷されたチャートにおける各領域701〜709それぞれについて、参照色(シアン)の線と他のプロセスカラーの線(イエロー、マゼンタ、ブラック)との重なり方を目視で確認する。そしてユーザーは各領域について、2色の線が最もずれ無く重なっている(一致している)パターンの識別番号を図7に示される入力画面に対して入力する。図7の参照色(シアン)とイエローの目視色ずれ量の入力に関して言えば、領域701での条件に該当する識別番号は「0」なので、入力欄1001に目視色ずれ量「0」がユーザーによって入力される。また、領域702での条件に該当する識別番号は「−2」なので、入力欄1002に目視色ずれ量「−2」がユーザーによって入力される。そして領域703での条件に該当する識別番号は「0」なので、入力欄1003に目視色ずれ量「0」がユーザーによって入力される。他の領域についても同様に、ユーザー入力が行われる。
FIG. 7 shows a screen displayed on the
各領域について目視色ずれ量の入力が完了し、ユーザーによって「OKボタン」が押下されると、操作部140は、入力された各領域の目視色ずれ量を制御部110に送信し、本ステップS802は終了する。
When the input of the visual color misregistration amount is completed for each region and the “OK button” is pressed by the user, the
ステップS803において、制御部110は、目視色ずれ量入力完了通知をプリンタ制御部210へ送信する。このとき制御部110は、操作部140から受信した各領域の目視色ずれ量を、プリンタ制御部210に送信しても良いし、制御部110およびプリンタ制御部210が共有する不図示の共有メモリに記憶しても良い。
In step S <b> 803, the
ステップS804において、目視色ずれ量完了通知を受信したプリンタ制御部210は、制御部110から直接あるいは、共有メモリを介して、各領域の目視色ずれ量を取得する。
In step S804, the
ステップS805において、プリンタ制御部210は、取得された目視色ずれ量を記憶部215に記憶する。
In step S805, the
ステップS806において、プリンタ制御部210は、記憶部215に記憶された目視色ずれ量から各プロセスカラーの修正情報を算出する。この算出方法について、領域702に対応する入力欄1002に入力された目視色ずれ量について説明する。
In step S <b> 806, the
プリンタ制御部210は、入力欄1002に入力された領域702の目視色ずれ量「−2」を取得する。この目視色ずれ量「−2」は、参照色(シアン)に対するイエローの印刷位置の副走査方向のずれを示しているので、基準色(イエロー)に対するシアンの印刷位置の副走査方向のずれは「+2」である。また、この目視色ずれ量は画素単位で表現されているので、プリンタ制御部210は、目視色ずれ量を修正情報の単位であるμm単位に換算する。印刷解像度が副走査方向で600dpiである場合には、1画素は42μmに換算される。
The
したがって、プリンタ制御部210は、シアンプロセスカラーについての中央位置XCに対応する修正情報として、(+2×42)=+84[μm]を求める。そしてプリンタ制御部210は、求められた修正情報を、記憶部215に記憶する。他の領域および他のプロセスカラーについても同様に修正情報が求められる。
Therefore, the
なお他のプロセスカラーについても入力される目視色ずれ量は、参照色(シアン)に対する他のプロセスカラーの色ずれの情報(識別番号)である。そのため、他のプロセスカラーの修正情報を求める際には、領域701〜703についての入力(参照色(シアン)に対する基準色(イエロー)の色ずれ情報)も用いる。例えば、領域705についての目視色ずれ量として入力欄1004に「−1」がユーザーによって入力されたとする。この場合、イエローに対して+2画素分ずれているシアンに対し、マゼンタがさらに−1画素分ずれていることになるので、マゼンタの基準色であるイエローに対する色ずれは、+2−1=1画素となる。したがって、領域705に対応する中央位置XCについてのマゼンタの修正情報として、「+42μm」が求められる。
Note that the visual color misregistration amount input for other process colors is information (identification number) of color misregistration of other process colors with respect to the reference color (cyan). For this reason, when obtaining correction information for other process colors, the input for the
修正情報を求める際のこのような煩雑な計算を回避するために、参照色を基準色と同じ色としても良い。 In order to avoid such a complicated calculation when obtaining correction information, the reference color may be the same as the reference color.
ステップS807において、プリンタ制御部210は、第1の歪み情報をプリンタエンジン220から取得する。
In step S <b> 807, the
ステップS808において、プリンタ制御部210は、ステップS806で算出した修正情報およびステップS807で第1の歪み情報から第2の歪み情報を算出する。この算出は上述しているように、算出対象のプロセスカラーの第1の歪み情報と、そのプロセスカラーに対応する修正情報とを合成することで算出される。
In step S808, the
ステップS809において、プリンタ制御部210は、デバイスI/F117を介して、算出されたプロセスカラーごとの第2の歪み情報を、制御部110に送信する。
In step S809, the
ステップS810において、制御部110の取得部301および算出部302は、ステップS809で取得された第2の歪み情報に基づいて設定値を算出し、最新の設定値としてメモリ116に記憶する。
In step S810, the
ステップS811において、制御部110は、S810で算出された設定値を、プリンタ制御部210に送信する。
In step S811, the
以上をまとめると、本処理フローでは、プリンタ制御部210が目視色ずれ量から修正情報への算出、および、第1の歪み情報および修正情報からの第2の歪み情報の算出を行う。また、制御部110は、第2の歪み情報から歪み補正で用いられる設定値を算出する。
In summary, in this processing flow, the
以上のフローによって得られた第2の歪み情報から求められた設定値は、以降の印刷データに基づく印刷における歪み補正に用いられる。 The set value obtained from the second distortion information obtained by the above flow is used for distortion correction in printing based on the subsequent print data.
以上が実施例1のMFP100によって実行される歪み情報の修正処理である。本実施例のMFP100は、チャートを目視したユーザー入力によって、主走査方向の異なる3つの位置それぞれにおける、参照色と他のプロセスカラーとの色ずれの補正に関する情報(識別番号)を取得する。そしてMFP100は、その取得された情報で、歪み情報を修正するための修正情報を算出する。
The above is the distortion information correction processing executed by the
なお、本実施例では、主走査方向において異なる3つの位置それぞれについて補正に関する情報をユーザー入力するようにした。しかし、主走査方向において異なる2つ以上の位置それぞれについて補正に関する情報をユーザー入力する構成としても良い。2つの位置それぞれに対応する情報の入力が行われれば、歪み情報の傾き成分(1次関数)を補正できるし、3つ以上の位置それぞれに対応する情報の入力が行われれば、より複雑で制度の高い補正を行うことができる。 In this embodiment, the user inputs information regarding correction for each of three different positions in the main scanning direction. However, a configuration may be adopted in which information regarding correction is input by a user for each of two or more different positions in the main scanning direction. If the information corresponding to each of the two positions is input, the inclination component (linear function) of the distortion information can be corrected. If the information corresponding to each of the three or more positions is input, the information is more complicated. Can make high amendments to the system.
(実施例2)
実施例1では、各プロセスカラーのレーザービームの走査線の湾曲特性(副走査方向のずれの特性)の修正情報を、主走査方向における異なる複数位置で求めた。レーザービームの走査線の歪みの種類としては、主走査方向での伸縮もあり、MFP110は、主走査方向の伸縮の歪みを、画素片(1画素の16分の1の大きさ)の挿入および間引きによって補正する。この補正も主走査方向の伸縮に関するプロセスカラーごとの歪み情報に基づいて行われている。本実施例では、主走査方向の伸縮に関するプロセスカラーごとの歪み情報を、実施例1と同様にチャートを用いてユーザー入力から修正する。すなわち、主走査方向に関わる色ずれを目視確認するためのチャートを印刷し、そのチャートに基づいてユーザーから入力された目視色ずれ量に基づいて修正する。
(Example 2)
In Example 1, correction information of the curve characteristic (shift characteristic in the sub-scanning direction) of the scanning line of the laser beam of each process color was obtained at a plurality of different positions in the main scanning direction. Laser beam scanning line distortion includes expansion and contraction in the main scanning direction. The
以下の説明では、特に断りがなければ、実施例1のMFP100の構成と同様である。
In the following description, unless otherwise noted, the configuration is the same as that of
<主走査方向の歪み補正>
まずは主走査方向の歪み補正について説明する。
<Distortion correction in the main scanning direction>
First, distortion correction in the main scanning direction will be described.
図4は上述の通り、プリンタエンジン220の構成の一部を示すものである。プリンタエンジン220のfθレンズ603によっては、レーザービームが、厳密には、感光体604上を等速度で走査しない。すなわち、レーザービームの1走査における1画素データ分の走査長さ(露光長さ)は、走査位置(画素データの主走査方向の位置)によって異なる。
FIG. 4 shows a part of the configuration of the
これを説明する。主走査方向の区間605は、画像の端から端までの1ライン分の画像データの露光を行う際の、レーザービームの1走査によって露光がなされる理想的な区間(1ラインの画像の理想的な長さ)である。この区間605を例えば4等分した4つの区間606を考える。理想的には、各区間606の長さは、区間605の長さの4分の1となる。また、画像の端から端までの1ライン分の画像データを4等分した各部分の画像データの露光を行うことを考えると、4等分された各部分の画像データの露光がなされる区間は、理想的には区間606と一致するはずである。
This will be explained. A
しかし、fθレンズ603によっては、レーザービームが厳密に等速度で感光体604上を走査しないため、4等分された各部分の画像データの露光がなされる区間の長さは、部分毎に異なる。例えば図4では、4等分された画像データの露光がなされる区間は、順に区間607、608、609、610となる。図4では、区間607、608の長さは、区間606の長さよりも短くなり、区間609、610の長さは、区間606の長さよりも長くなる。
However, depending on the
そこで、本実施例のプリンタエンジン220は、各区間の長さが区間606と等しくなるように、区間ごとに異なる変倍値で、画素片データ(1画素未満の大きさのデータ)を、画像データに対して挿入、あるいは、間引きを行う。
Therefore, the
画素片データの挿入とは、画素片を挿入すべき位置に対応する画素を特定し、画素値をその画素の画素値として画素片データを、特定された画素とその隣接画素の間に挿入することである。画素片を挿入すると、プリンタエンジン220は、その特定された画素に基づくレーザービームの走査時間を16分の1画素分、より長くする。
Insertion of pixel piece data specifies a pixel corresponding to a position where a pixel piece is to be inserted, and inserts the pixel piece data between the specified pixel and its adjacent pixels with the pixel value as the pixel value of the pixel. That is. When the pixel piece is inserted, the
また画素片データの間引きとは、画素片を間引くべき位置に対応する画素を特定し、その画素から画素片の大きさ分を間引くことである。画素片を間引くと、プリンタエンジン220は、その特定された画素に基づくレーザービームの走査時間を16分の1画素分、より短くする。
Further, the thinning out of the pixel piece data is to specify a pixel corresponding to a position where the pixel piece is to be thinned out, and to thin out the size of the pixel piece from the pixel. When the pixel piece is thinned out, the
例えば、プリンタエンジン220は、区間607に対応する画像データに対しては、合計3画素分の画素片データの挿入を行い、区間608に対応する画像データに対しては、合計1画素分の画素片データの挿入を行う。また、プリンタエンジン220は、区間609に対応する画像データに対しては、合計1画素分の画素片データの間引きを行い、区間610に対応する画像データに対しては、合計3画素分の画素片データの間引きを行う。区間毎に設定される画素片の挿入あるいは間引きの量を変倍値と呼び、実施例1の副走査方向の第1の歪み情報と同様に、プリンタエンジン220に記憶されている。この変倍値が、主走査方向の第1の歪み情報として、プロセスカラーごとに記憶されている。なお後述するように画素片挿抜における修正情報は、微小変倍値と呼ばれ区別される。微小変倍値は、初期値として全プロセスカラーおよび全区間について「0」が設定されて、実施例1の修正情報と同様に記憶部215に記憶されている。この修正情報が本実施例で更新される。
For example, the
以上の処理(画素片挿抜)によって、各区間の長さを理想的な区間606の長さに一致させる。なお、各区間の変倍率は主走査方向の色ずれを補正するために用いられる歪み情報の一種であり、後述する図10のフローチャートによって設定・修正される。
By the above process (pixel piece insertion / extraction), the length of each section is matched with the ideal length of the
<チャートの印刷>
図9(a)は、HDD115に記憶されている所定のビットマップ(画像データ)900である。この所定のビットマップ900は、4つのプロセスカラーの画像データである。この画像データ720に基づいて、主走査方向のプロセスカラー間の印刷位置のずれの程度を主走査方向における3か所(左、中央、右)においてユーザーが目視確認するために用いられるチャートが印刷される。ビットマップ900は、各プロセスカラーからなる線が副走査方向に平行な方向に配置されていること以外は、図5(a)のビットマップ700と同様である。すなわち、参照色はシアンである。また、ビットマップ900の上段に配置される3つの領域のそれぞれは、シアンの縦線およびイエローの縦線のペアを複数含む。ペアを構成する縦線間の距離はペアごとに異なる。また、ビットマップ900の中段に配置される3つの領域のそれぞれは、シアンの縦線およびマゼンタの縦線のペアを複数含む。ペアを構成する縦線間の距離はペアごとに異なる。そして、また、ビットマップ900の下段に配置される3つの領域のそれぞれは、シアンの縦線およびブラックの縦線のペアを複数含む。ペアを構成する縦線間の距離はペアごとに異なる。
<Print chart>
FIG. 9A shows a predetermined bitmap (image data) 900 stored in the
そして図9(b)は、ビットマップ900の上段のうちの中央に配置される領域に含まれる複数の縦線ペアを示す。線オブジェクト910はシアンの縦線オブジェクトであり、線オブジェクト911はイエローの縦線オブジェクトである。破線922内の数字は、各ペアそれぞれに対応する識別番号であり、チャートにも印刷される。識別番号「−2」は、シアンの縦線に対して、イエローの縦線が主走査方向で−2画素分ずらされた縦線ペアに対応する。つまり、識別番号「N」は、シアンの縦線に対して、イエローの縦線が主走査方向でN画素分ずらされた縦線ペアに対応している。
FIG. 9B shows a plurality of vertical line pairs included in an area arranged in the center of the upper stage of the
そしてこのビットマップ900に基づいて、複数の縦線を含むチャートが印刷される。なおチャート印刷の際に、実施例1のビットマップ700と同様に、ビットマップ900についても、各プロセスカラーの主走査方向の歪み情報(実施例1の第2の歪み情報に相当)に基づく、主走査方向の歪み補正が行われた上で印刷される。印刷されたチャートにおいて、図9(b)に示した領域は、図9(c)のような配置となっている。この場合、識別番号「−2」に対応する縦線ペアが他のペアよりも最もずれ無く重なっている。つまり、中央位置におけるイエローの印刷位置ずれは、装置が想定するシアンの印刷位置よりも、主走査方向で2画素分右にずれている。つまり中央位置におけるイエローの印刷位置は、シアンの印刷位置に対して2画素分、現状よりも左にずらすように修正すべきである。
Based on this
このような修正を行うべく、実施例1と同じく、ユーザーは、印刷されたチャートを目視し、複数の縦線ペアのなかで最もずれ無く重なっているペアを特定し、そのペアの識別番号を目視色ずれ量として操作部140に入力する。本実施例においても、識別番号の入力は、各領域について行われる。操作部140における識別番号の入力画面例を、図7に示す。なお実施例1で説明した図7の画面は、走査線の湾曲による副走査方向のずれを補正するための識別番号の入力画面であり、本実施例での説明における走査線の伸縮による主走査方向のずれを補正するための識別番号の入力画面とは別の画面である。重要なのは、実施例1においても本実施例においても、主走査方向の異なる複数位置における色ずれを補正するための情報を、その複数位置のそれぞれに対応させてユーザーが入力することである。
In order to make such correction, as in the first embodiment, the user visually checks the printed chart, specifies the pair that overlaps most without any deviation among the plurality of vertical line pairs, and sets the identification number of the pair. The amount of visual color misregistration is input to the
図9(c)の印刷されたチャートにおける中央位置については、識別番号「−2」がユーザーによって操作部140に入力される。入力された識別番号(目視色ずれ量)から主走査方向の歪みを示す歪み情報を修正する修正情報の算出方法については、図10を用いて後述する。
For the central position in the printed chart of FIG. 9C, the identification number “−2” is input to the
<主走査方向の歪み情報の修正>
図10は、主走査方向の歪み情報の修正の処理フローを表したものである。本処理フローはMFP100において、制御部110とプリンタ制御部210のフローとが連携することで成り立つ。制御部110はHDD115に記憶されたプログラムがRAM112に展開されてCPU111に実行されることで実現され、プリンタ制御部210は記憶部215に記憶されたプログラムがRAM212に展開されてCPU211に実行されることで実現される。
<Correction of distortion information in main scanning direction>
FIG. 10 shows a processing flow for correcting distortion information in the main scanning direction. This processing flow is established in the
ステップS901において、MFP100はビットマップ900に基づいてチャートの印刷を行う。この印刷の際にはMFP100は、実施例1と同様に、プリンタエンジン220が記憶している第1の歪み情報と修正情報を用いてビットマップ900に対して歪み補正(画素片挿抜)を行ったうえで、チャートを印刷する。実施例1との違いは、用いられる歪み情報が、第2の歪み情報とは異なる主走査方向の歪み情報であること、歪み補正が副走査方向の画素のシフトではなくて画素片挿抜であることである。また、歪み情報(変倍値)を用いた画素片挿抜を行うのが制御部110でなく、プリンタ制御部210であることも実施例1と異なる。お画素片挿抜による歪み補正において用いられる主走査方向の歪み情報は、プリンタエンジン220に記憶される変倍値および記憶部215に記憶される微小変倍値の合計値である。ここでは、説明の便宜上、微小変倍値は全てのプロセスカラーおよび区間について「0」が設定されている。
In step S <b> 901, the
ステップS902において、操作部140は、印刷されたチャートを目視確認したユーザーから、目視色ずれ量(識別番号)の入力を受け付ける。ここでは、図7に示される識別番号の入力が行われる。
In step S902, the
ステップS903において、制御部110は、操作部140から目視色ずれ量を受信し、目視色ずれ量入力完了通知をプリンタ制御部210へ送信する。
In step S <b> 903, the
ステップS904において、プリンタ制御部210は、制御部110からの通知を受信したことに応じ、目視色ずれ量を制御部110から取得する。
In step S <b> 904, the
ステップS905において、プリンタ制御部210は、目視色ずれ量を記憶部215に記憶する。
In step S <b> 905, the
ステップS906において、プリンタ制御部210は、記憶された目視色ずれ量から、各プロセスカラーの微小変倍値を算出する。この算出について、シアンの微小変倍値の算出を例に説明する。
In step S906, the
シアンの微小変倍値の算出に関わる目視色ずれ量は、ビットマップ900の上段の3つの領域についてのものである。図7によれば、左の領域から順に「0」、「−2」、「0」がシアン−イエロー間の目視色ずれ量が入力される。つまり、主走査方向の画像両端においてはシアンとイエロー簡に色ずれは生じていないが、中央において、イエローの印刷位置がシアンの印刷位置よりも右(主走査方向で正の方向)に2画素分ずれている。つまり、シアンの印刷位置をイエローの印刷位置に比べて2画素分だけ主走査方向(右)にずらすと色ずれの無い画像を印刷できるようになる。ここで基準色は実施例1と同様にイエローである。したがって、両端ではずれの無いシアンの印刷位置をイエローの印刷位置に対して中央位置で2画素分だけ右にずらすシアンの画像データに対する画素片挿抜のために、図4の各区間607〜610に対応する修正変倍値を算出する。すなわち、図4の区間607、608に対応するシアンの画像データに合計1画素分の画素片データを挿入し、区間609、610に対応するシアンの画像データから合計1画素分の画素片データを間引くような微小変倍値が算出される。例えば、区間607、608、609、610それぞれに対応するシアンの微小変倍値は、+4分の3画素、+4分の1画素、−4分の1画素、−4分の3画素と算出される。しかしこの値に限定されない。プリンタ制御部210は、このような微小変倍値を基準色に対する他のプロセスカラーそれぞれについて行う。
The visual color misregistration amount related to the calculation of the minute cyan scaling value is for the upper three areas of the
ステップS907において、プリンタ制御部210は、S906で算出された微小変倍値を、プリンタエンジン220に記憶されている変倍値に加算することで、最終的な微小変倍値を算出する。そしてプリンタ制御部210は、記憶部215に最終的な変倍値を設定する。このようにして設定された変倍値は、以降の印刷の際に、主走査方向の歪み補正を行う際に用いられる。
In step S <b> 907, the
本フローではプリンタ制御部210が微小変倍値を算出する責務を負うが、これに限定するものではない。
In this flow, the
(実施例3)
本実施例では、実施例1の修正情報(3点情報の修正情報)の算出フローと実施例2の修正情報(微小変倍値)の算出フローとを組み合わせたものである。
(Example 3)
In the present embodiment, the calculation flow of correction information (correction information of three-point information) in the first embodiment and the calculation flow of correction information (small scaling value) in the second embodiment are combined.
MFP100は、まず、実施例2で説明した微小変倍値の算出を行う。次に、MFP100は、その算出された微小変倍値と予め記憶されている変倍値とを合算した最終的な微小変倍値を用いてビットマップ900のチャートを印刷する。そして、ユーザーは、このチャートを目視し、全ての領域についてプロセスカラー間の色ずれが発生していないとユーザーが判断した場合に、MFP100の操作部140に、主走査方向の歪み情報の修正(修正情報の算出)が完了したことを示す情報を入力する。この入力は例えば、操作部140に表示されるOKボタンのタッチによって行われる。
First, the
OKボタンがタッチされない場合には、MFP100は、再度、実施例2の修正情報の算出フローを行う。もし操作部140がキャンセルボタンを表示しておりそれをユーザーがタッチしたならば、主走査方向の修正情報の更新は行われずに処理は終了する。この場合、MFP100は、実施例1の修正情報の算出フローを実行しても、しなくても良い。
If the OK button is not touched, the
OKボタンがタッチされた場合には、MFP100は、実施例1の修正情報の算出フローを実行する。
When the OK button is touched, the
このように、実施例1の修正情報の算出フローの前に実施例2の修正情報の算出フローをMFP100が実行するので、主走査方向の画像の伸縮歪みの影響を取り除いた上で、副走査方向の画像の湾曲歪みの修正情報の算出が行える。その結果、実際の走査線の湾曲特性に近い修正情報を算出することができる。
As described above, since the
(その他の実施例)
上記の実施例では、チャート印刷のためのビットマップ700、720に配置されたパターンは、2つのプロセスカラーの線で構成されていた。しかし、線ではなく他の画像オブジェクトでも良い。例えば、画像オブジェクトは十字のオブジェクトでもよく、2つのプロセスカラー間のずれ(あるいは一致)の程度を目視できるものであれば、どのような形状でも良い。
(Other examples)
In the above embodiment, the patterns arranged in the
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。 The present invention supplies a program that realizes one or more functions of the above-described embodiments to a system or apparatus via a network or a storage medium, and one or more processors in a computer of the system or apparatus read and execute the program This process can be realized. It can also be realized by a circuit (for example, ASIC) that realizes one or more functions.
本発明の印刷装置は、感光体を露光する光の前記感光体上の軌跡の曲がりを示す曲がり情報を色ごとに記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記曲がり情報に基づく補正情報を用いて画像データの副走査方向の読み出し位置を変えながら、画像データを読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により読み出された前記画像データに基づき、前記感光体を露光し、用紙に画像を印刷する印刷手段と、を有する印刷装置において、第1の色材のオブジェクトと第2の色材のオブジェクトで構成されるパターンであって、前記第2の色材のオブジェクトに対する前記第1の色材のオブジェクトの前記副走査方向の相対位置が異なる複数の前記パターンおよび、前記パターンごとの識別情報を含むテスト画像データを、前記読み出し手段により読み出して前記印刷手段により用紙に印刷させるテスト画像印刷手段と、前記テスト画像印刷手段により前記用紙に印刷された前記テスト画像における前記複数のパターンのうち、前記第1の色材のオブジェクトと前記第2の色材のオブジェクトのパターンの前記副走査方向の印刷位置が一致する前記パターンに対応する前記識別情報の入力をユーザから受け付ける受け付け手段と、前記受け付け手段により受け付けられた前記識別情報と前記記憶手段に記憶された前記曲がり情報とに基づいて、前記読み出し手段により用いられる新しい補正情報を生成する生成手段と、を有することを特徴とする。 The printing apparatus according to the present invention includes a storage unit that stores, for each color, bending information indicating a bending of a trajectory on the photosensitive member of light that exposes the photosensitive member, and correction information based on the bending information stored in the storage unit. The image data is read out by changing the reading position of the image data in the sub-scanning direction, and the photoconductor is exposed based on the image data read by the reading means, and the image is printed on the paper. And a first color material for the second color material object, wherein the first color material is a pattern composed of a first color material object and a second color material object. Test image data including a plurality of the patterns having different relative positions in the sub-scanning direction of the object and identification information for each of the patterns. A test image printing unit that reads out the image by the printing unit and prints it on a sheet by the printing unit; and the first color material object of the plurality of patterns in the test image printed on the sheet by the test image printing unit and the A receiving unit that receives an input of the identification information corresponding to the pattern in which the print position in the sub-scanning direction of the pattern of the second color material object matches; the identification information received by the receiving unit; And generating means for generating new correction information used by the reading means based on the bending information stored in the storage means.
Claims (15)
印刷されたチャートに配置される各パターンに基づく、前記複数の位置それぞれに対応する前記第1プロセスカラーおよび前記第2プロセスカラーの間の色ずれ補正に関する複数の情報を、ユーザーから受け付ける受け付け手段と、
受け付けられた前記複数の情報に基づいて、前記第1プロセスカラーおよび第2プロセスカラーの間の色ずれ補正を行う補正手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 Printing means for printing a chart in which patterns each including an image object made of a first process color and an image object made of a second process color are arranged at a plurality of positions in the main scanning direction;
Receiving means for receiving, from a user, a plurality of information relating to color misregistration correction between the first process color and the second process color corresponding to each of the plurality of positions based on each pattern arranged in a printed chart; ,
Correction means for performing color misregistration correction between the first process color and the second process color based on the received plurality of information;
An image forming apparatus comprising:
前記所定のビットマップは、前記複数の位置それぞれに対応する複数の領域を含み、
各領域には、前記第1プロセスカラーからなる画像オブジェクトおよび前記第2プロセスカラーからなる画像オブジェクトを含むパターンが、複数含まれ、
前記複数の領域のうちの1つの領域に含まれる前記複数のパターンのそれぞれは、前記第1プロセスカラーからなる画像オブジェクトと前記第2プロセスカラーからなる画像オブジェクトとの間の副走査方向の距離が異なるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 The printing means prints the chart by printing a predetermined bitmap,
The predetermined bitmap includes a plurality of regions corresponding to the plurality of positions,
Each region includes a plurality of patterns including an image object composed of the first process color and an image object composed of the second process color,
Each of the plurality of patterns included in one of the plurality of regions has a distance in the sub-scanning direction between the image object composed of the first process color and the image object composed of the second process color. The image forming apparatus according to claim 1, wherein the image forming apparatuses are arranged differently.
前記チャートに対応する所定のビットマップを記憶する第2の記憶手段と、
を有し、
前記補正手段は、
前記記憶された第1の特性に基づいて、前記記憶された所定のビットマップにおける前記第1プロセスカラーのビットマップに含まれる画素を副走査方向にシフトし、
前記記憶された第2の特性に基づいて、前記記憶された所定のビットマップにおける前記第2プロセスカラーのビットマップに含まれる画素を副走査方向にシフトし、
前記印刷手段は、前記補正手段によって画素のシフトが行われた前記所定のビットマップに基づく印刷を行うことで前記チャートを印刷することを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。 First storage means for storing a first characteristic of a printing position shift in the sub-scanning direction of the first process color and a second characteristic of a printing position shift in the sub-scanning direction of the second process color;
Second storage means for storing a predetermined bitmap corresponding to the chart;
Have
The correction means includes
Based on the stored first characteristic, the pixels included in the bitmap of the first process color in the stored predetermined bitmap are shifted in the sub-scanning direction,
Based on the stored second characteristic, the pixels included in the second process color bitmap in the stored predetermined bitmap are shifted in the sub-scanning direction,
5. The image forming apparatus according to claim 3, wherein the printing unit prints the chart by performing printing based on the predetermined bitmap in which pixel shift is performed by the correction unit.
前記第2のプロセスカラーは、前記第1のプロセスカラーとは異なる前記4色の何れか1つのプロセスカラーであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。 The first process color is one of four colors of cyan, magenta, yellow, and black,
The image forming apparatus according to claim 1, wherein the second process color is any one of the four colors different from the first process color. .
印刷されたチャートに配置される各パターンに基づく、前記複数の位置それぞれに対応する前記第1プロセスカラーおよび前記第2プロセスカラーの間の色ずれ補正に関する複数の情報を、ユーザーから受け付ける受け付け工程と、
受け付けられた前記複数の情報に基づいて、前記第1プロセスカラーおよび第2プロセスカラーの間の色ずれ補正を行う補正工程と、
を有することを特徴とする画像形成方法。 A printing step of printing a chart in which a pattern including an image object composed of a first process color and an image object composed of a second process color is arranged at each of a plurality of positions in the main scanning direction;
A receiving step of receiving, from a user, a plurality of pieces of information regarding color misregistration correction between the first process color and the second process color corresponding to each of the plurality of positions, based on each pattern arranged in a printed chart; ,
A correction step for correcting color misregistration between the first process color and the second process color based on the received plurality of information;
An image forming method comprising:
前記所定のビットマップは、前記複数の位置それぞれに対応する複数の領域を含み、
各領域には、前記第1プロセスカラーからなる画像オブジェクトおよび前記第2プロセスカラーからなる画像オブジェクトを含むパターンが、複数含まれ、
前記複数の領域のうちの1つの領域に含まれる前記複数のパターンのそれぞれは、前記第1プロセスカラーからなる画像オブジェクトと前記第2プロセスカラーからなる画像オブジェクトとの間の副走査方向の距離が異なるように配置されることを特徴とする請求項8に記載の画像形成方法。 The printing step prints the chart by printing a predetermined bitmap,
The predetermined bitmap includes a plurality of regions corresponding to the plurality of positions,
Each region includes a plurality of patterns including an image object composed of the first process color and an image object composed of the second process color,
Each of the plurality of patterns included in one of the plurality of regions has a distance in the sub-scanning direction between the image object composed of the first process color and the image object composed of the second process color. The image forming method according to claim 8, wherein the image forming methods are arranged differently.
前記チャートに対応する所定のビットマップを記憶する第2の記憶工程と、
を有し、
前記補正工程は、
前記記憶された第1の特性に基づいて、前記記憶された所定のビットマップにおける前記第1プロセスカラーのビットマップに含まれる画素を副走査方向にシフトし、
前記記憶された第2の特性に基づいて、前記記憶された所定のビットマップにおける前記第2プロセスカラーのビットマップに含まれる画素を副走査方向にシフトし、
前記印刷工程は、前記補正手段によって画素のシフトが行われた前記所定のビットマップに基づく印刷を行うことで前記チャートを印刷することを特徴とする請求項10または11に記載の画像形成方法。 A first storage step of storing a first characteristic of a printing position shift in the sub-scanning direction of the first process color and a second characteristic of a printing position shift in the sub-scanning direction of the second process color;
A second storage step of storing a predetermined bitmap corresponding to the chart;
Have
The correction step includes
Based on the stored first characteristic, the pixels included in the bitmap of the first process color in the stored predetermined bitmap are shifted in the sub-scanning direction,
Based on the stored second characteristic, the pixels included in the second process color bitmap in the stored predetermined bitmap are shifted in the sub-scanning direction,
12. The image forming method according to claim 10, wherein the printing step prints the chart by performing printing based on the predetermined bitmap in which pixel shift is performed by the correction unit.
前記第2のプロセスカラーは、前記第1のプロセスカラーとは異なる前記4色の何れか1つのプロセスカラーであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成方法。 The first process color is one of four colors of cyan, magenta, yellow, and black,
The image forming method according to claim 1, wherein the second process color is any one of the four colors different from the first process color. .
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