JP2019006003A - 画像形成装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーにとっては印刷部数の設定が重要ではなく、印刷終了時間の方が重要であるような場合に、印刷部数の設定値を入力しなくても印刷の開始が可能な画像形成装置等を提供する。【解決手段】印刷部数の値を確定することなく印刷手段140による印刷を開始させる印刷制御手段101と、印刷開始前または印刷中に、印刷終了時間の設定を受け付ける終了時間受付手段101と、終了時間受付手段により受け付けた印刷終了時間までに印刷可能な印刷部数を算出する印刷部数算出手段101と、印刷部数算出手段により算出された印刷部数をユーザーに通知する通知手段134を備える。【選択図】図3

Description

この発明は、例えば、MFP(Multi Function Peripheral)と称される、コピー機能、プリンタ機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等の機能を有する多機能デジタル複合機等の画像形成装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラムに関する。
上述したようなMFP等の画像形成装置で印刷を行う場合、従来では、ユーザーが印刷部数、レイアウト、後処理等の設定を行ったのちに印刷が開始される。これらの設定は、従来の画像形成装置においては必須の事項であり、画像形成装置は設定に従って機能を動作させる。
また、画像形成装置の中にはスケジュール印刷という機能を有するものがある。これは印刷部数を含む印刷設定に加え印刷終了時間を指定するもので、主に商業印刷に用いられ、多数の画像形成装置の資源を有効利用することが目的である。スケジュール印刷においても、印刷前での印刷部数の設定は必須である。従って、設定された部数の印刷を確実に終了させるために、印刷終了時間を十分見込んでおかなければならない。
一方、例えば「定刻までに印刷を完了させる」ことが最優先事項という事態があり得る。例えば緊急記者会見などである。緊急記者会見は開始時間が決まっているため、それまでに印刷を完了しなければならない。印刷をある時間までに完了すること以外の設定項目は、印刷終了時間に比べて優先度は低い。
但し、その中でも、あると望ましい機能設定と、どちらでも構わない機能設定とがあるが、それはユーザーにしか判別できず、画像形成装置は設定された値を全て満たすように動作することしかできない。
例えば一般的には必須の設定値と考えられる「印刷部数」についても、大まかな人数は分かるが人数が確定していない緊急記者会見においては、設定された部数は重要ではない場合がある。そのような場合であっても、画像形成装置はユーザーに印刷部数の入力を促し、一律入力された設定値を必達の設定として扱い、印刷を開始する。
なお、各設定にはデフォルト値が設けられており、ユーザーが入力操作をしなくてもそれが設定値として扱われ、印刷が行われる。
特開2004−58344号公報 特開2004−192240号公報 特開平7−319648号公報
このように、従来の画像形成装置では、ユーザーにとっては印刷部数の設定が重要ではなく、印刷終了時間の方が重要である場合であっても、印刷部数は必須の設定項目であったため、印刷開始前に、印刷部数と印刷終了時間の両方を考慮して各設定を行わなければならず、面倒であった。
なお、特許文献1には、ジョブの印刷中にジョブの追加部数を指示することを可能にすることにより、ジョブの終了後に再度ホストから利用者が追加の印刷ジョブを指定しなくても済む印刷装置が提案されている。
また、特許文献2には、印刷終了時刻を指定し、その時間内で印刷するためにプリンタ1台で足りなければ複数台で同時印刷を行い、印刷終了時刻まで余裕があればプリンタでの出力を待機する技術が提案されている。
また、特許文献3には、指定されたプリンタの待ち時間から印刷終了希望時間内に印刷処理の終了が可能かを判断し、印刷処理が終了可能な場合及びプリンタの指定が絶対と判断したときには、指定されたプリンタにファイルを転送して印刷処理を行う技術が提案されている。
しかしながら、上記特許文献1−3に記載の技術は、いずれも印刷開始前に印刷部数の設定が必須である点に変わりなく、ユーザーにとっては印刷部数の設定が重要ではなく、印刷終了時間の方が重要である場合であっても、印刷開始前に、印刷部数と印刷終了時間の両方を考慮して各設定を行わなければならないという前述の課題に対して、解決策を提供しうるものではなかった。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、ユーザーにとっては印刷部数の設定が重要ではなく、印刷終了時間の方が重要であるような場合に、印刷部数の設定値を入力しなくても印刷の開始が可能な画像形成装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラムの提供を課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)印刷手段と、印刷部数の値を確定することなく前記印刷手段による印刷を開始させる印刷制御手段と、印刷開始前または印刷中に、印刷終了時間の入力を受け付ける終了時間受付手段と、前記終了時間受付手段により受け付けた印刷終了時間までに印刷可能な印刷部数を算出する印刷部数算出手段と、前記印刷部数算出手段により算出された印刷部数をユーザーに通知する通知手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記印刷制御手段は、前記終了時間受付手段により受け付けられた印刷終了時間に達したとき、前記印刷手段による印刷動作を停止させる前項1に記載の画像形成装置。
(3)前記印刷制御手段は、印刷部数が前記印刷部数算出手段により算出された印刷部数に達したとき、前記印刷手段による印刷動作を停止させる前項1または2に記載の画像形成装置。
(4)ユーザーの印刷希望部数を受け付ける希望部数受付手段を備え、前記印刷制御手段は、前記終了時間受付手段により受け付けられた印刷終了時間までに、印刷部数が前記希望部数受付手段により受け付けられた印刷希望部数に達したとき、前記印刷手段による印刷動作を停止させる前項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
(5)前記希望部数受付手段により受け付けた印刷希望部数が、前記印刷部数算出手段により算出された印刷部数を上回っているときは、前記通知手段は印刷終了時間までに印刷が終了しないことをユーザーに通知する前項4に記載の画像形成装置。
(6)前記印刷部数算出手段は、1部あたりの印刷時間を短縮するための新たな印刷設定値に変更した場合に印刷終了時間までに印刷可能な印刷部数を再度算出し、前記通知手段は、1部あたりの印刷時間を短縮するための前記新たな印刷設定値と、前記印刷部数算出手段により再度算出された印刷部数を、ユーザーに通知し、前記通知手段により通知された前記新たな印刷設定値へのユーザーによる変更を受け付ける変更受付手段を備え、前記変更受付手段により、前記新たな印刷設定値への変更が受け付けられたときは、前記印刷制御手段は、印刷設定値を変更可能なタイミングで変更された前記新たな印刷設定値に基づいて、前記印刷手段に印刷を行わせる前項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
(7)前記通知手段は、印刷前に初期値から変更されていない印刷設定値の前記新たな印刷設定値への変更を優先して通知する前項6に記載の画像形成装置。
(8)前記通知手段は、印刷前に初期値から印刷時間の短縮となる値に変更されている印刷設定値の前記新たな印刷設定値への変更を優先して通知する前項6に記載の画像形成装置。
(9)前記印刷部数算出手段は、前記新たな印刷設定値への変更に要する時間も含めて、前記印刷部数を算出する前項6〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
(10)前記変更受付手段による前記新たな印刷設定値への変更の受け付けが、一定時間なかった場合、前記印刷部数算出手段は新たな設定値毎に印刷部数を再計算し、前記通知手段は再計算された印刷部数をユーザーに通知する前項6〜9のいずれかに記載の画像形成装置。
(11)原稿の画像を読み取る画像読取手段を備え、前記新たな印刷設定値には、前記画像読取手段により読み取られた原稿の中から、印刷対象の原稿枚数の削減が含まれる前項項6〜10のいずれかに記載の画像形成装置。
(12)前記終了時間受付手段による印刷終了時間の入力の受付は、予め画像形成装置内又は外部装置に登録されたスケジュールデータに基づいて行われる前項1〜11のいずれかに記載の画像形成装置。
(13)前記印刷手段の印刷動作停止後の再印刷時に、前記印刷部数算出手段は前記印刷部数を再計算可能である前項1〜12のいずれかに記載の画像形成装置。
(14)前記印刷終了時間までに、部の最終ページまでの印刷ができない場合、前記印刷制御手段は印刷手段による印刷動作を中止する前項13に記載の画像形成装置。
(15)前記印刷部数算出手段により算出された印刷部数分の印刷予定枚数を含め、その印刷を指示したユーザーによる一定期間内の累積印刷枚数を算出する印刷枚数算出手段と、算出されたユーザーによる一定期間内の累積印刷枚数と、そのユーザーに設定されている一定期間内の印刷可能枚数の上限値とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果、ユーザーによる一定期間内の累積印刷枚数が、ユーザーに設定されている一定期間内の印刷可能枚数の上限値を超えている場合、超えた部分の印刷枚数を、一定期間経過後の次の期間内にユーザーに付与される印刷可能枚数から割り当てる割り当て手段と、をさらに備えている前項1〜14のいずれかに記載の画像形成装置。
(16)印刷手段を備えた画像形成装置が、印刷部数の値を確定することなく前記印刷手段による印刷を開始させる印刷制御ステップと、印刷開始前または印刷中に、印刷終了時間の入力を受け付ける終了時間受付ステップと、前記終了時間受付ステップにより受け付けた印刷終了時間までに印刷可能な印刷部数を算出する印刷部数算出ステップと、前記印刷部数算出ステップにより算出された印刷部数をユーザーに通知する通知ステップと、を実行することを特徴とする印刷制御方法。
(17)印刷手段を備えた画像形成装置のコンピュータに、印刷部数の値を確定することなく前記印刷手段による印刷を開始させる印刷制御ステップと、印刷開始前または印刷中に、印刷終了時間の入力を受け付ける終了時間受付ステップと、前記終了時間受付ステップにより受け付けた印刷終了時間までに印刷可能な印刷部数を算出する印刷部数算出ステップと、前記印刷部数算出ステップにより算出された印刷部数をユーザーに通知する通知ステップと、を実行させるための印刷制御プログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、印刷部数の値を確定することなく印刷手段による印刷が開始されるとともに、印刷開始前または印刷中に、ユーザーによる印刷終了時間の設定が受け付けられる。そして、受け付けられた印刷終了時間までに印刷可能な印刷部数が算出され、ユーザーに通知される。
このように、ユーザーにとっては印刷部数の設定が重要ではなく、印刷終了時間の方が重要であるような場合には、印刷部数の設定値を入力しなくても印刷が開始され、印刷開始前または印刷中に、ユーザーによる印刷終了時間の設定が受け付けられるから、印刷開始前に、印刷部数と印刷終了時間の両方を考慮して各設定を行わなければならないという不便を解消することができる。しかも、印刷部数の設定値を入力しなくても印刷が開始されるから、早急に印刷を開始することができ、印刷終了時間までに多くの印刷を行うことができる。また、算出された印刷部数が通知されることにより、ユーザーは印刷部数を認識することができる。
前項(2)に記載の発明によれば、受け付けられた印刷終了時間に達したとき、印刷手段による印刷動作が停止するから、ユーザーにより設定された印刷終了時間を超えて無駄な印刷が行われるのを防止できる。
前項(3)に記載の発明によれば、印刷部数が算出された印刷部数に達したとき、印刷手段による印刷動作が停止するから、ユーザーは印刷部数に達したことを認識することができる。
前項(4)に記載の発明によれば、算出された、印刷終了時間までに印刷可能な印刷部数がユーザーにとって不足しているときは、ユーザーの印刷希望部数が受け付けられ、印刷終了時間までに印刷希望部数に達したとき、印刷手段による印刷動作が停止するから、ユーザーは自身が必要とする印刷希望部数の印刷物を印刷終了時間までに取得することができる。
前項(5)に記載の発明によれば、受け付けられたユーザーの印刷希望部数が、算出された印刷部数を上回っているときは、印刷終了時間までに印刷が終了しないことがユーザーに通知されるから、ユーザーは希望部数の印刷が印刷終了時間までに間に合わないことを認識できると共に、間に合わない場合は印刷希望部数を変更する等の措置を講ずることができる。
前項(6)に記載の発明によれば、1部あたりの印刷時間を短縮するための新たな印刷設定値に変更した場合に印刷終了時間までに印刷可能な印刷部数が再度算出され、1部あたりの印刷時間を短縮するための新たな印刷設定値と、再度算出された印刷部数がユーザーに通知される。ユーザーが、通知された新たな印刷設定値への変更を指示するとこれが受け付けられ、印刷設定値を変更可能なタイミングで変更された新たな印刷設定値に基づいて印刷が行われるから、印刷開始後に、ユーザーは印刷設定値と印刷部数を変更することができる。
前項(7)に記載の発明によれば、印刷前に初期値から変更されていない印刷設定値の新たな印刷設定値への変更が優先してユーザーに通知される。
前項(8)に記載の発明によれば、印刷前に初期値から印刷時間の短縮となる値に変更されている印刷設定値の新たな印刷設定値への変更が優先して通知される。
前項(9)に記載の発明によれば、新たな印刷設定値への変更に要する時間も含めて、印刷部数が再計算される。
前項(10)に記載の発明によれば、新たな印刷設定値への変更の受け付けが、一定時間なかった場合、その時間は印刷を行うことができないから、新たな設定値毎に印刷部数が再計算され、ユーザーに通知される。従って、新たな印刷設定値への変更の受け付けが、一定時間なかった場合でも、精度高い印刷部数の再計算が可能となる。
前項(11)に記載の発明によれば、新たな印刷設定値には、画像読取手段により読み取られた原稿の中から、印刷対象の原稿枚数の削減が含まれる。
前項(12)に記載の発明によれば、印刷終了時間の設定の受付を、予め登録されたスケジュールデータに基づいて行うことができる。
前項(13)に記載の発明によれば、印刷手段の印刷動作停止後の再印刷時に、印刷部数が再計算される。
前項(14)に記載の発明によれば、再計算の結果、印刷終了時間までに、部の最終ページまでの印刷ができない場合、印刷手段による印刷動作が中止されるから、1部に満たない無駄な印刷の発生を可及的に防止できる。
前項(15)に記載の発明によれば、算出された印刷部数分の印刷予定枚数を含め、その印刷を指示したユーザーによる一定期間内の累積印刷枚数が算出され、そのユーザーに設定されている一定期間内の印刷可能枚数の上限値と比較される。比較の結果、ユーザーによる一定期間内の累積印刷枚数が、ユーザーに設定されている一定期間内の印刷可能枚数の上限値を超えている場合、超えた部分の印刷枚数は、一定期間経過後の次の期間内にユーザーに付与される印刷可能枚数から割り当てられるから、ユーザーによる一定期間内の累積印刷枚数が、ユーザーに設定されている一定期間内の印刷可能枚数の上限値を超えていても、印刷を停止することなく最後まで実行できる。
前項(16)に記載の発明によれば、ユーザーにとっては印刷部数の設定が重要ではなく、印刷終了時間の方が重要であるような場合には、印刷部数の設定値を入力しなくても印刷が開始され、印刷開始前または印刷中に、ユーザーによる印刷終了時間の設定が受け付けられるから、印刷開始前に、印刷部数と印刷終了時間の両方を考慮して各設定を行わなければならないという不便を解消することができる。
前項(17)に記載の発明によれば、印刷部数の値を確定することなく印刷手段による印刷を開始するとともに、印刷開始前または印刷中に、ユーザーによる印刷終了時間の設定を受け付け、さらに受け付けた印刷終了時間までに印刷可能な印刷部数を算出してユーザーに通知する処理を、画像形成装置のコンピュータに実行させることができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 印刷部数の入力画面を示す図である。 印刷部数の値を設定することなく印刷を開始する場合の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 印刷終了時間の設定画面を示す図である。 図3のステップS04における印刷終了条件に到達したかどうかの判定処理を示すフローチャートである。 算出された印刷可能部数の表示画面である。 印刷部数が印刷可能部数以下の場合の印刷可能部数変更画面を示す図である。 印刷部数が印刷可能部数よりも多い場合の印刷可能部数変更画面を示す図である。 印刷可能部数の印刷希望部数への変更が行われた場合の、図3のステップS04における印刷終了条件に到達したかどうかの判定処理を示すフローチャートである。 図9のフローチャートにおけるステップS24の印刷希望部数への変更処理の内容を示すフローチャートである。 図10のフローチャートにおけるステップS34の印刷設定値の変更候補を提示する処理の内容を示すフローチャートである。 印刷設定値の変更候補が表示された画面を示す図である。 表示された変更候補のうちのいずれかを選択した状態を示す図である。 削減対象の原稿を選択するための選択画面を示す図である。 この発明の他の実施形態を示すもので、印刷中の用紙ジャム等のトラブルによって印刷が停止したときの画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 印刷が停止し、印刷終了時間内に印刷が終了しない場合に表示される画面を示す図である。 この発明のさらに他の実施形態を示すもので、印刷システムの構成図である。 管理サーバーでスケジュール管理されているイベントの選択画面を示す図である。 この発明のさらに他の実施形態を示すもので、ユーザーの一定期間の累積印刷枚数がユーザーに設定されている印刷可能枚数の上限値を超える場合に表示される画面を示す図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置1の構成を示すブロック図である。画像形成装置1として、この実施形態では、コピー機能、プリンタ機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等の機能を有する多機能デジタル複合機である前述したMFPが用いられている。以下の説明では、画像形成装置をMFPともいう。
図1に示すように、MFP1は、制御部100、固定記憶装置110、画像読取装置120、操作パネル130、画像出力装置140、プリンタコントローラ150及びネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)160、無線通信インターフェース(無線通信I/F)170、認証部180等を備え、互いにシステムバス175を介して接続されている。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、S−RAM(Static Random Access Memory)103、NV−RAM(Non Volatile RAM)104及び時計IC105等を備えている。
CPU101は、ROM102等に保存されている動作プログラムを実行することにより、MFP1の全体を統括的に制御する。例えばコピー機能、プリンタ機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等を実行可能に制御する。更にこの実施形態では、印刷時に印刷部数の値を確定することなく印刷を開始したり、印刷開始前または印刷中に、ユーザーにより入力された印刷終了時間の設定を受け付けたり、受け付けた印刷終了時間までに印刷可能な印刷部数を算出する等の処理を行うが、詳細は後述する。
ROM102は、CPU101が実行するプログラムやその他のデータを格納する。
S−RAM103は、CPU101がプログラムを実行する際の作業領域となるものであり、プログラムやプログラムを実行する際のデータ等を一時的に保存する。
NV−RAM104は、バッテリでバックアップされた不揮発メモリであり、画像形成に係わる各種の設定等を記憶するものである。
時計IC105は、時刻を計時すると共に、内部タイマーとして機能し処理時間の計測等を行う。
固定記憶装置110は、ハードディスク等からなり、プログラムや各種データ等を保存する。
画像読取装置120は、スキャナ等を備え、プラテンガラス上にセットされた原稿を走査することによって読み取り、読み取った原稿を画像データに変換する。
操作パネル130は、ユーザーがMFP1へジョブ等の指示や各種設定を行う際に用いられるものであり、リセットキー131、スタートキー132、ストップキー133、表示部134及びタッチパネル135等を備えている。
リセットキー131は、設定をリセットする際に使用されるものであり、スタートキー132はスキャン等の開始操作に使用されるものであり、ストップキー133は動作を中断する場合等に押下されるものである。
表示部134は、例えば液晶表示装置からなりメッセージや各種の操作画面等を表示するものであり、タッチパネル135は表示部134の画面上に形成され、ユーザーのタッチ操作を検出する。
画像出力装置140は、画像読取装置120で読み取られた原稿の画像データや、端末装置3から送信されたプリントデータから生成された複写画像を用紙上に印字し印刷物として出力するものであり、印刷手段として機能する。
プリンタコントローラ150は、ネットワークインターフェース160によって受信されたプリントデータから複写画像を生成するものである。
ネットワークI/F160は、サーバ2等の外部装置との間でネットワーク4を介してデータの送受信を行う通信手段として機能し、無線通信I/F170は近距離無線通信により外部装置と通信を行うためのインターフェースである。
認証部180はログインするユーザーの認証用情報を取得し、この認証用情報を予め固定記憶装置110等に保存されている照合用の情報と比較照合して認証を行うものである。なお、ユーザーの認証用情報と照合用の情報との比較照合は、外部の認証サーバーにより行い、認証部180が認証サーバーから認証結果を受信することにより認証が行われても良い。
次に印刷ジョブの実行時のMFP1の動作を説明する。この実施形態では、印刷ジョブがコピージョブである場合について説明する。
この実施形態では、MFP1は、印刷部数(コピー部数)の値をユーザーが入力しなくても、印刷(コピー)を開始できるようになっている。即ち、ユーザーは、原稿を画像読取装置120にセットした後、操作パネル130の表示部134において、用紙サイズ、カラー/モノクロ、解像度等の印刷設定を行うが、印刷部数の設定については、図2に示す画面が表示134に表示される。この画面では、印刷部数の入力欄(図2では初期値1が表示されている)と共に、「指定なし」の文字とチェックボックスが表示されている。「指定なし」の文字とチェックボックスは、印刷部数の値を設定することなく印刷を開始させるためのものである。ユーザーがチェックボックスをチェックしてスタートキー132を押下すると、MFP1は印刷部数の値を確定することなく印刷を開始する。
図3は、印刷部数の値を設定することなく印刷を開始する場合のMFP1の動作を示すフローチャートである。図3及びそれ以降の図のフローチャートに示される動作は、MFP1のCPU101がROM102等に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
CPU101はステップS01で、スタートキー132が押下されたかどうかを判断し、押下されていなければ(ステップS01でNO)、ステップS01に留まる。スタートキー132が押下されると(ステップS01でYES)、ステップS02で部数指定なしの状態かどうかを判断し、部数指定なしの状態であれば(ステップS02でYES)、ステップS03で印刷を開始し、ステップS04で印刷終了条件に到達したかどうかを調べる。到達していなければ(ステップS04でNO)、ステップS03にもどり印刷を継続する。到達すると(ステップS04でYES)、印刷を終了する。
ステップS02において、部数指定なしの状態でなければ(ステップS02でNO)、ステップS05で印刷を開始し、ステップS06で設定部数に到達したかどうかを調べる。到達していなければ(ステップS06でNO)、ステップS05にもどり、印刷を継続する。到達すると(ステップS06でYES)、印刷を終了する。
ステップS04における印刷終了条件を設定するために、この実施形態で印刷終了時間を入力するようになっている。即ち、MFP1は印刷開始前または印刷中に、図4に示す印刷終了時間の設定画面を表示部134に表示させ、ユーザーが印刷終了時間を入力できるようになっている。図4に示す例では、印刷終了時間として時刻設定欄134aと印刷時間設定欄134bがあり、ユーザーがいずれかを選択し(図4の例では時刻設定欄134aが選択されている)、設定値を入力して「OK」ボタンを押すと、印刷終了時間が設定されるとともに印刷終了条件として設定される。
図3のステップS04における印刷終了条件に到達したかどうかの判定処理を、図5のフローチャートに示す。
ステップS11では、現在の印刷設定値で1部あたりの印刷に要する印刷時間を算出したのち、ステップS12で、印刷終了時間の入力があったかどうかを判断する。印刷終了時間が入力されていれば(ステップS12でYES)、ステップS13で印刷可能部数(印刷部数)を算出する。印刷可能部数は、(印刷終了時間−印刷開始時間)/1部あたりの印刷時間、で求められる。次いでステップS14で、印刷を完了した部数が印刷可能部数に達したかどうかを判断し、達していれば(ステップS14でYES)、ステップS04で印刷終了条件に到達した(ステップS04でYES)と判断する。
ステップS14で、印刷を完了した部数が印刷可能部数に達していなければ(ステップS14でNO)、ステップS15で、現在時間が印刷終了時間に達したかどうかを判定すする。達していれば(ステップS15でYES)、ステップS04で印刷終了条件に到達した(ステップS04でYES)と判断する。達していなければ(ステップS15でNO)、ステップS04で印刷終了条件に到達していない(ステップS04でNO)と判断する。
ステップS12において、印刷終了時間が入力されていなければ(ステップS12でNO)、ステップS16で、印刷開始から一定時間が経過したかどうかを調べる。一定時間は予めデフォルト値として決められている。印刷開始から一定時間が経過した場合(ステップS16でYES)、ステップS04で印刷終了条件に到達した(ステップS04でYES)と判断する。一定時間が経過していなければ(ステップS16でNO)、ステップS04で印刷終了条件に到達していない(ステップS04でNO)と判断する。
ステップS13で算出された印刷可能部数は、図6に示すように、ユーザーにより入力された印刷終了時間(図6の例では15:00)と共に表示部134に表示されユーザーに通知される。図6の画面では、「15:00までに18部印刷する予定です。」のメッセージが、部数変更ボタン134c及び印刷設定変更ボタン134dと共に表示されている。
このように、ユーザーにとっては印刷部数の設定が重要ではなく、印刷終了時間の方が重要であるような場合には、印刷部数の設定値を入力しなくても印刷が開始され、印刷開始前または印刷中に、ユーザーによる印刷終了時間の入力が受け付けられるから、印刷開始前に、印刷部数と印刷終了時間の両方を考慮して各設定を行わなければならないという不便を解消することができる。しかも、印刷部数の設定値を入力しなくても印刷が開始されるから、早急に印刷を開始することができ、印刷終了時間までに多くの印刷を行うことができる。また、算出された印刷部数が通知されることにより、ユーザーは印刷部数を認識することができる。
図6の画面において、表示された印刷可能部数がユーザーの希望する部数と異なっていた場合、ユーザーが部数変更ボタン134cを押すと、図7の部数変更画面に遷移する。この画面では印刷希望部数を印刷部数入力欄134eに変更可能に入力できるとともに、入力された印刷希望部数が印刷可能部数以下であれば、入力された印刷希望部数の印刷が完了する予定時刻が、「OKボタン」及び「キャンセルボタン」と共に表示される。ユーザーが「OK」ボタンを押すと、印刷部数の設定値が印刷可能部数から印刷希望部数に変更される。「キャンセル」ボタンを押すと図6の画面に戻る。
一方、入力された印刷希望部数が印刷可能部数よりも多い場合は、印刷設定値を変更しなければ、その印刷部数をユーザーにより設定された印刷終了時間までに終了することができない。このため、例えば図8に示すように、「希望部数を15:00までに印刷するには設定変更が必要です。」のメッセージと共に、「印刷設定変更」ボタン134fが表示された画面が表示される。この表示により、ユーザーは印刷終了時間までに印刷が終了しないことを認識することができ、印刷希望部数を印刷可能部数よりも小さい値に変更して再度入力することもできる。また、印刷希望部数を変更することなく、ユーザーが「印刷設定変更」ボタン134fを押すと、MFP1は変更可能な印刷設定値の候補を抽出してユーザーに選択させる。この点については後述する。
図9は、印刷可能部数の印刷希望部数への変更が行われた場合の、図3のステップS04における印刷終了条件に到達したかどうかの判定処理を示すフローチャートである。
ステップS21では、現在の印刷設定で1部あたりの印刷に要する印刷時間を算出したのち、ステップS22で、印刷終了時間の入力があったかどうかを判断する。印刷終了時間が入力されていれば(ステップS22でYES)、ステップS23で印刷可能部数(印刷部数)を算出する。次にステップS24で、印刷希望部数への変更処理を実施する。印刷希望部数への変更処理については後述する。次いでしテップS25で、印刷を完了した部数が印刷可能部数に達したかどうかを判断し、達していれば(ステップS25でYES)、ステップS04で印刷終了条件に到達した(ステップS04でYES)と判断する。
ステップS25で、印刷を完了した部数が印刷可能部数に達していなければ(ステップS25でNO)、ステップS26で、現在時間が印刷終了時間に達したかどうかを判定すする。達していれば(ステップS26でYES)、ステップS04で印刷終了条件に到達した(ステップS04でYES)と判断する。達していなければ(ステップS26でNO)、ステップS04で印刷終了条件に到達していない(ステップS04でNO)と判断する。
ステップS22において、印刷終了時間が入力されていなければ(ステップS22でNO)、ステップS27で、印刷開始から一定時間が経過したかどうかを調べる。印刷開始から一定時間が経過した場合(ステップS7でYES)、ステップS04で印刷終了条件に到達した(ステップS04でYES)と判断する。一定時間が経過していなければ(ステップS27でNO)、ステップS04で印刷終了条件に到達していない(ステップS04でNO)と判断する。
図9のフローチャートにおけるステップS24の印刷希望部数への変更処理の内容を、図10のフローチャートに示す。
ステップS31では、ユーザーによる印刷希望部数の入力があったかどうかを判定する。入力がなければ(ステップS31でNO)、本処理を終了して図9のステップS24へ戻る。入力があれば(ステップS31でYES)、ステップS32で、印刷希望部数が印刷可能部数以下かどうかを判断し、以下であれば(ステップS32でYES)、ステップS33で、印刷希望部数を印刷可能部数に設定して、図8のステップS25へ進む。従ってこの場合は、印刷希望部数に達すると印刷が停止される。
印刷希望部数が印刷可能部数よりも多い場合(ステップS32でNO)、印刷設定値の変更を行わなければその印刷部数を完了できないため、ステップS34で、印刷設定値の変更候補を抽出するとともに、抽出した変更候補を表示部134に表示してユーザーに提示する。
次いでステップS35で、提示された印刷設定値の変更候補の中からユーザーが何れかを選択することにより、印刷設定値の変更が指示されたかどうかを判断する。指示されていなければ(ステップS35でNO)、本処理を終了して図9のステップS25へ進む。指示されていると(ステップS35でYES)、ステップS36で、印刷設定値を変更された印刷設定値に更新した後、ステップS37で、現在の印刷設定値での1部あたりの印刷時間を算出する。
次いでステップS38で、印刷可能部数(第2の印刷部数)を算出したのち、図9のステップS24へ戻る。刷可能部数は、既に印刷を完了している部数である印刷完了部数+(印刷終了時間−現在時間)/1部あたりの印刷時間、で求められる。MFP1は、現在の印刷設定値による印刷を中止し、変更された印刷設定値と印刷可能部数に基づいた新たな印刷を開始する。なお、新たに算出された印刷可能枚数は、図6に示した画面と同様の画面で、ユーザーに通知される。
図11は、図10のフローチャートにおけるステップS34の印刷設定値の変更候補を提示する処理の内容を示すフローチャートである。
ステップS41では、1つの機能(設定項目)について、現在の印刷設定値から変更することで、1部あたりの印刷時間が短縮可能な設定値が存在するかどうかを調べる。存在すれば(ステップS41でYES)、ステップS42で、変更した場合の1部あたりの印刷時間を算出した後、ステップS43で、設定値の変更候補として記憶したのち、ステップS44に進む。ステップS41で、現在の印刷設定値から変更することで、1部あたりの印刷時間が短縮可能な設定値が存在しない場合も(ステップS41でNO)、ステップS44に進む。
ステップS44では、全機能(全設定項目)について調査が完了したかどうかを調べ、完了していなければ(ステップS44でNO)、ステップS41に戻る。完了すると(ステップS44でYES)、ステップS45で、設定値の変更候補を表示画面に表示する。
このとき、各候補について、求めた1部あたりの印刷時間から印刷可能部数を算出し、算出結果を候補と合わせて表示しても良い。また、印刷可能部数を算出する際、ユーザーが各候補を選択する判断に要すると想定される時間や、選択された印刷設定値への変更に伴って必要となる時間を加味して、印刷可能部数を算出するようにしても良い。
また、ユーザーが選択する印刷設定値の候補は1つでも良いし、2つ以上であっても良い。
また、候補を表示するときの表示順は、印刷可能部数を基に、例えば印刷可能部数が多くなる順に表示しても良い。あるいは、変更前の印刷設定値が、MFP1がデフォルトで有する初期値から変更されていないものを優先して表示しても良い。変更前の印刷設定値が初期値から変更されているものは、ユーザーにとって必須の設定値である可能性が高いことから、それを更に変更した設定値をユーザーは選択しないことが考えられるからである。あるいはまた、変更前の印刷設定値が、MFP1がデフォルトで有する初期値から1部あたりの印刷時間が短縮する値に変更されているものを優先して表示しても良い。変更前の印刷設定値が初期値から1部あたりの印刷時間が短縮する値に変更されている設定値については、印刷時間がさらに短縮する値に変更されることは、ユーザーの意図に沿っておりユーザーが許容できると考えられるからである。
図12は、印刷設定値の変更候補が表示された画面を示す。この例では、オンに設定されているステープル処理をオフに変更することで、印刷可能部数が18部から25部に増え、片面印刷(両面オフ)を両面印刷(両面オン)に変更することで、印刷可能部数が18部から21部に増え、集約印刷なし(1up)を原稿2枚の1枚の用紙への集約印刷に変更(2up)することで、印刷可能部数が18部から24部に増え、原稿枚数の削減を選択することで印刷可能部数が増えることが表示されている。なお、原稿枚数の削減とは、読み込んだ原稿の数を削減することにより、印刷1部あたりの枚数を削減することをいい、ユーザーが削減枚数を入力すると、印刷可能部数が計算され表示される。
ユーザーが、図13に示すように、少なくともいずれかの候補を選択して「OK」ボタンを押すと、選択が有効となる。図13のハッチングは選択された候補を示している。なお、原稿枚数の削減を選択した場合は、図14の削減対象の原稿選択画面に遷移する。この画面では、読み込んだ原稿の画像が表示され、削減したい枚数の画像をユーザーが選択して削除できるようになっている。
また、図12の画面の表示のままユーザーの変更候補の選択操作がなされず、印刷可能部数を算出する際に考慮した、ユーザーが各候補を選択する判断に要すると想定される一定時間を超えた場合には、印刷可能部数を再計算して図12の画面を更新し、再計算された印刷可能部数を再度ユーザーに通知しても良い。
図15は、この発明の他の実施形態を示すもので、印刷中の用紙ジャム等のトラブルによって印刷が停止したときのMFP1の動作を示すフローチャートである。
ステップS51で、印刷停止かどうかを判断する。印刷停止でなければ(ステップS51でNO)、ステップS51に留まる。印刷停止であれば(ステップS51でYES)、ステップS52で、現在時間が印刷終了時間に達していないかどうかを調べる。達していなければ(ステップS52でYES)、ステップS53で印刷再開かどうかを調べ、印刷再開でなければ(ステップS53でNO)、ステップS52に戻る。印刷再開であれば(ステップS53でYES)、ステップS54で印刷可能部数の再計算を、印刷完了部数+(印刷終了時間−現在時間)/1部あたりの印刷時間、の式にて行う。
ステップS52において、現在時間が印刷終了時間に達している場合は(ステップS52でNO)、ステップS55で印刷を中止する。
なお、再計算した印刷可能部数は、図6に示した画面と同様の画面で表示してユーザーに提示しても良い。また、この場合も、「部数変更」ボタン134cを押すことで、印刷可能部数をユーザーの印刷希望部数に変更しても良い。また、印刷希望部数が印刷可能部数を超える場合、図11のフローチャートで説明したのと同様の方法で、印刷設定値の変更候補を表示部134に表示してユーザーに提示し、ユーザーによる選択に基づいて印刷設定値の変更処理を行っても良い。
また、印刷終了時間内に印刷が終了しないような場合、換言すれば印刷終了時間まで部の最終ページまでの印刷ができないような場合、印刷を中止してもよい。この場合、図16に示す画面を表示部134に表示し、ユーザー操作に基づいて印刷を中止しても良い。図16に示す画面には、ジャム等のトラブルが発生したこと、トラブルが解除されても指定された終了時刻までに印刷が完了しないこと、及び印刷ジョブを削除すること、を示すメッセージが、「OK」ボタンと共に表示されている。ユーザーが「OK」ボタンを押すと、印刷は中止され印刷ジョブが削除される。
図17はこの発明のさらに他の実施形態を示すもので、印刷システムの構成図である。この実施形態では、印刷終了時間をユーザーが入力するのではなく、ログインしたユーザーのスケジュールに基づいて設定する例を示している。
すなわち、MFP1は各ユーザーのスケジュールを管理している管理サーバー2にネットワーク4を介して接続されている。各ユーザーは、自身の端末装置3から管理サーバー2にアクセスし、それぞれ自身の会議や記者会見等のイベントを入力できるようになっている。MFP1のCPU101は、図5のフローチャートにおけるステップS12の印刷終了時間の入力があったかどうかの判断に代えて、ログインユーザーの直近のイベントの有無をサーバー2に問い合わせ、あればそのイベントの開始時間を印刷終了時間として受け付け、なければステップS16で、印刷開始時間から一定時間が経過したかどうかを判断するようになっている。また、ログインユーザーのイベントが複数存在する場合には、MFP1はそのイベントの情報を管理サーバー2から取得するとともに、取得した情報に基づいて図18に示すようにイベントの選択画面を表示し、ユーザーに選択させても良い。図17の選択画面では、各イベントのタイトルと開始時間が表示されている。ユーザーがいずれかのイベントを選択すると、そのイベントの開始時間が印刷終了時間として受け付られる。なお、スケジュールデータは管理サーバー2ではなくMFP1内で登録管理されていても良い。
このように、印刷終了時間の設定の受付が、予め登録されたスケジュールデータに基づいて行われるから、イベントの開始時間までに確実に印刷を終了することができる。
図19は、この発明のさらに他の実施形態を示すものである。この実施形態では、ユーザー毎に一定期間、例えば1ヶ月毎に印刷可能枚数の上限値が設定されている場合の例を示す。
MFP1は印刷中に印刷予定枚数がわかるため、印刷予定枚数を含めた一定期間内のユーザーの累積印刷枚数が、そのユーザーに設定されている一定期間内の印刷可能枚数の上限値の範囲内であるかどうかを判断する。累積印刷枚数が印刷可能枚数の上限値を超える場合は、印刷可能枚数が不足するため、図19に示すような画面を表示部134に表示する。図19に示す画面では、ユーザーによる印刷希望部数と印刷希望部数を印刷するときの印刷終了予定時間、印刷可能部数と印刷可能部数を印刷するときの印刷終了予定時間が表示されると共に、「今月の利用可能枚数では印刷希望部数を印刷できません。」「来月の利用可能枚数から20枚を使って印刷を継続しますか?」というメッセージと、「YES」ボタンおよび「NO」ボタンが表示されている。
ユーザーが「YES」ボタンを押すと、不足枚数分を来月の利用可能枚数から割り当てて使用しユーザーの希望部数を印刷する。ユーザーが「NO」ボタンを押すと、印刷可能部数が印刷される。
このように、ユーザーによる一定期間内の累積印刷枚数が、ユーザーに設定されている一定期間内の印刷可能枚数の上限値を超えている場合、超えた部分の印刷枚数は、一定期間経過後の次の期間内にユーザーに付与される印刷可能枚数から割り当てられるから、ユーザーによる一定期間内の累積印刷枚数が、ユーザーに設定されている一定期間内の印刷可能枚数の上限値を超えていても、印刷を停止することなく最後まで実行できる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。例えば、MFP1に対する印刷の指示をMFP1の操作パネル130から行ったが、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等から行っても良い。
また、印刷がコピーである場合を説明したが、外部装置から送信された印刷対象データのプリント、MFP1内に保存されているデータを呼び出してのプリント等が含まれる。
1 画像形成装置
100 制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
110 固定記憶装置
120 画像読取装置
130 操作パネル
134 表示部
140 画像出力装置

Claims (17)

  1. 印刷手段と、
    印刷部数の値を確定することなく前記印刷手段による印刷を開始させる印刷制御手段と、
    印刷開始前または印刷中に、印刷終了時間の入力を受け付ける終了時間受付手段と、
    前記終了時間受付手段により受け付けた印刷終了時間までに印刷可能な印刷部数を算出する印刷部数算出手段と、
    前記印刷部数算出手段により算出された印刷部数をユーザーに通知する通知手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷制御手段は、前記終了時間受付手段により受け付けられた印刷終了時間に達したとき、前記印刷手段による印刷動作を停止させる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷制御手段は、印刷部数が前記印刷部数算出手段により算出された印刷部数に達したとき、前記印刷手段による印刷動作を停止させる請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. ユーザーの印刷希望部数を受け付ける希望部数受付手段を備え、
    前記印刷制御手段は、前記終了時間受付手段により受け付けられた印刷終了時間までに、印刷部数が前記希望部数受付手段により受け付けられた印刷希望部数に達したとき、前記印刷手段による印刷動作を停止させる請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記希望部数受付手段により受け付けた印刷希望部数が、前記印刷部数算出手段により算出された印刷部数を上回っているときは、前記通知手段は印刷終了時間までに印刷が終了しないことをユーザーに通知する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷部数算出手段は、1部あたりの印刷時間を短縮するための新たな印刷設定値に変更した場合に印刷終了時間までに印刷可能な印刷部数を再度算出し、
    前記通知手段は、1部あたりの印刷時間を短縮するための前記新たな印刷設定値と、前記印刷部数算出手段により再度算出された印刷部数を、ユーザーに通知し、
    前記通知手段により通知された前記新たな印刷設定値へのユーザーによる変更を受け付ける変更受付手段を備え、
    前記変更受付手段により、前記新たな印刷設定値への変更が受け付けられたときは、前記印刷制御手段は、印刷設定値を変更可能なタイミングで変更された前記新たな印刷設定値に基づいて、前記印刷手段に印刷を行わせる請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記通知手段は、印刷前に初期値から変更されていない印刷設定値の前記新たな印刷設定値への変更を優先して通知する請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記通知手段は、印刷前に初期値から印刷時間の短縮となる値に変更されている印刷設定値の前記新たな印刷設定値への変更を優先して通知する請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記印刷部数算出手段は、前記新たな印刷設定値への変更に要する時間も含めて、前記印刷部数を算出する請求項6〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記変更受付手段による前記新たな印刷設定値への変更の受け付けが、一定時間なかった場合、前記印刷部数算出手段は新たな設定値毎に印刷部数を再計算し、
    前記通知手段は再計算された印刷部数をユーザーに通知する請求項6〜9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 原稿の画像を読み取る画像読取手段を備え、前記新たな印刷設定値には、前記画像読取手段により読み取られた原稿の中から、印刷対象の原稿枚数の削減が含まれる請求項項6〜10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記終了時間受付手段による印刷終了時間の入力の受付は、予め画像形成装置内又は外部装置に登録されたスケジュールデータに基づいて行われる請求項1〜11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記印刷手段の印刷動作停止後の再印刷時に、前記印刷部数算出手段は前記印刷部数を再計算可能である請求項1〜12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記印刷終了時間までに、部の最終ページまでの印刷ができない場合、前記印刷制御手段は印刷手段による印刷動作を中止する請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記印刷部数算出手段により算出された印刷部数分の印刷予定枚数を含め、その印刷を指示したユーザーによる一定期間内の累積印刷枚数を算出する印刷枚数算出手段と、
    算出されたユーザーによる一定期間内の累積印刷枚数と、そのユーザーに設定されている一定期間内の印刷可能枚数の上限値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、ユーザーによる一定期間内の累積印刷枚数が、ユーザーに設定されている一定期間内の印刷可能枚数の上限値を超えている場合、超えた部分の印刷枚数を、一定期間経過後の次の期間内にユーザーに付与される印刷可能枚数から割り当てる割り当て手段と、
    をさらに備えている請求項1〜14のいずれかに記載の画像形成装置。
  16. 印刷手段を備えた画像形成装置が、
    印刷部数の値を確定することなく前記印刷手段による印刷を開始させる印刷制御ステップと、
    印刷開始前または印刷中に、印刷終了時間の入力を受け付ける終了時間受付ステップと、
    前記終了時間受付ステップにより受け付けた印刷終了時間までに印刷可能な印刷部数を算出する印刷部数算出ステップと、
    前記印刷部数算出ステップにより算出された印刷部数をユーザーに通知する通知ステップと、
    を実行することを特徴とする印刷制御方法。
  17. 印刷手段を備えた画像形成装置のコンピュータに、
    印刷部数の値を確定することなく前記印刷手段による印刷を開始させる印刷制御ステップと、
    印刷開始前または印刷中に、印刷終了時間の入力を受け付ける終了時間受付ステップと、
    前記終了時間受付ステップにより受け付けた印刷終了時間までに印刷可能な印刷部数を算出する印刷部数算出ステップと、
    前記印刷部数算出ステップにより算出された印刷部数をユーザーに通知する通知ステップと、
    を実行させるための印刷制御プログラム。
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