JP2019004943A - 挟持型生体組織情報測定器、及び挟持型生体組織情報測定方法 - Google Patents

挟持型生体組織情報測定器、及び挟持型生体組織情報測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性が高い生体組織に関する情報である生体組織情報を取得することができる。【解決手段】本発明は、互いに対向する第1アームおよび第2アームと、第1アームと第2アームとが互いに離接自在となるように、第1アームの一端と第2アームの一端とを連結する連結部と、第1アームに配置される、生体組織に向けて測定光を照射する発光部と、第1アームに配置される、発光部から照射された測定光が生体組織内部を伝播した光を受光する受光部と、を備え、第1アームと第2アームとで生体組織を挟持して生体組織に関する情報である生体組織情報を測定する、挟持型生体組織情報測定器である。【選択図】図1

Description

本発明は、生体組織を挟持して生体組織に関する情報である生体組織情報を測定する、挟持型生体組織情報測定器、及び挟持型生体組織情報測定方法に関する。
従来から、病変部の診断において、表層微細血管等の血管形状情報と血中ヘモグロビンの酸素飽和度との両方を把握する内視鏡システムが知られている。
また、このような内視鏡システムは、ガンなどの病変部の診断に用いられる表層微細血管等の血管形状情報と血中ヘモグロビンの酸素飽和度の両方を把握するために用いている(例えば、特許文献1参照)。
一方、診断の他に、手術や検査の場面において、手術・検査・診断対象となる部位、又はその周辺部位の生体組織に関する情報である生体組織情報(例えば、酸素飽和度)を取得することが求められている。
そこで、近年では、発光部と受光部とを備え、生体組織に関する情報である生体組織情報を測定する測定器について技術開発が進められている。
特開2013−013656号公報
しかしながら、従来の生体組織情報測定器では、信頼性が高い生体組織に関する情報である生体組織情報を取得するまでには至ってはいない。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、信頼性が高い生体組織に関する情報である生体組織情報を取得することができる、挟持型生体組織情報測定器、及び挟持型生体組織情報測定方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る生体組織情報測定器は、互いに対向する第1アームおよび第2アームと、第1アームと第2アームとが互いに離接自在となるように、第1アームの一端と第2アームの一端とを連結する連結部と、第1アームに配置される、生体組織に向けて測定光を照射する発光部と、第1アームに配置される、発光部から照射された測定光が生体組織内部を伝播した光を受光する受光部と、を備え、第1アームと第2アームとで生体組織を挟持して生体組織に関する情報である生体組織情報を測定するものである。
また、本発明に係る生体組織情報測定方法は、互いに対向する第1アームおよび第2アームと、第1アームと第2アームとが互いに離接自在となるように、第1アームの一端と第2アームの一端とを連結する連結部と、を備える挟持型生体組織情報測定器による挟持型生体組織情報測定方法であって、第1アームに配置される、発光部から生体組織に向けて測定光を照射する発光ステップと、第1アームに配置される、受光部が発光部から照射された測定光が生体組織内部を伝播した光を受光する受光ステップと、第1アームと第2アームとで生体組織を挟持して生体組織に関する情報である生体組織情報を測定する測定ステップとを含むものである。
本発明に係る挟持型生体組織情報測定器、及び挟持型生体組織情報測定方法によれば、信頼性が高い生体組織に関する情報である生体組織情報を取得することができる。
本発明に係る挟持型生体情報測定器の第1の実施形態を示す図である。 挟持型生体情報測定器100および測定装置本体200の要部構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る挟持型生体情報測定器の第2の実施形態を示す図である。 本発明に係る挟持型生体情報測定器の第2の実施形態の変形例を示す図である。 本発明に係る挟持型生体情報測定器の第3の実施形態を示す図である。 本発明に係る挟持型生体情報測定器の第3の実施形態の変形例を示す図である。
以下、本発明の挟持型生体情報測定器100の実施形態について図1〜図6を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明に係る挟持型生体情報測定器の第1の実施形態を示す図である。
図1(a)は、生体組織Xを挟持する前の状態を示し、図1(b)は、生体組織Xを挟持した状態を示す図である。
図1に示されるように、本発明に係る第1の実施形態である挟持型生体情報測定器100は、互いに対向する第1アーム1および第2アーム2と、第1アーム1と第2アーム2とが互いに離接自在となるように、第1アーム1の一端と第2アーム2の一端とを連結する連結部3と、第1アーム1に配置される、生体組織Xに向けて測定光を照射する発光部Lと、第1アーム1に配置される、発光部Lから照射された測定光が生体組織X内部を伝播した光を受光する受光部Pと、を備え、第1アーム1と第2アーム2とで生体組織Xを挟持して生体組織Xに関する情報である生体組織情報を測定することを特徴とする。
図1(a)に示されるように、第1アーム1と第2アーム2は、互いに対向し、第1アーム1の一端と第2アーム2の一端とが連結部3で連結されることによって、第1アーム1と第2アーム2とは互いに離接自在となる。
連結部3は、第1アーム1と第2アーム2とを互いに離接可能とする構造であれば、特に限定はされない。連結部3としては、例えば、ステンレス鋼、チタン合金、ABS樹脂、デルリン樹脂、およびポリカーボネイト樹脂などの材料を用いることができる。
ここで「離接自在」とは、対抗する第1アーム1と第2アーム2とが互いに離れた状態から、互いに接近した状態に移行可能で、更に、対抗する第1アーム1と第2アーム2とが互いに接近した状態から、互いに離れた状態に移行可能であることを指していう。
生体組織Xを挟持する前の状態における挟持型生体情報測定器100は、図1(a)に示されるように、測定対象となる生体組織Xの大きさや形状に関わらず挟持し易いよう、対向する第1アーム1と第2アーム2とは、0°〜45°の範囲および0mmから25mmの間隔で互いに離れた状態をとることが可能である。
一方、生体組織Xを挟持した状態における挟持型生体情報測定器100は、図1(b)に示されるように、測定対象となる生体組織Xの大きさや形状に関わらず、第1アーム1に配置された発光部Lと受光部Pとを生体組織Xに密着させた状態を保持することが可能である。
このように、本発明に係る挟持型生体情報測定器100は、対抗する第1アーム1と第2アーム2とが互いに離接自在となることから、生体組織Xを挟持する前には生体組織Xを挟持し易く、且つ、生体組織Xを挟持した後には第1アーム1に配置された発光部Lと受光部Pとを生体組織Xに密着し易いよう構成される。
また、本発明に係る挟持型生体情報測定器100は、測定対象とする生体組織Xの大きさや形に応じて、第1アーム1と第2アーム2の離接状態を自在に調整する機能や、調整した一定の状態を保持する機能を有することもできる。
本発明に係る挟持型生体情報測定器100であれば、内視鏡手術、腹腔鏡手術、低侵襲手術、および開胸・開腹・開頭手術などのあらゆる手術の場面で、手術対象となる部位、又はその周辺部位の生体組織Xを、第1アーム1と第2アーム2とで挟持し、第1アーム1に配置される発光部Lと受光部Pとを密着させて生体組織Xに関する情報である生体組織情報を取得することができる。
なお、本発明に係る挟持型生体情報測定器100であれば、検査・診断のあらゆる場面でも、検査・診断対象となる部位、又はその周辺部位の生体組織Xに関する情報である生体組織情報を取得することもできる。
これによって、手術・検査・診断対象となる部位、又はその周辺部位において、生体組織Xが壊死していないか、生体組織Xの活性は正常であるか否か等の情報を的確に把握することができ、手術・検査・診断を安全に的確に行う判断に資する情報を得ることが可能となる。
また、本発明に係る挟持型生体情報測定器100は、第1アーム1と第2アーム2とで挟持することが可能な形状の生体組織Xであれば、人間又は動物のあらゆる生体組織Xを測定対象とすることが可能である。
具体的には、消化器、泌尿器、腸管、肝臓、腎臓、心臓、および膵臓などのあらゆる臓器の生体組織Xを、第1アーム1と第2アーム2とで挟持して生体組織Xに関する情報である生体組織情報を測定することができる。
第1アーム1および第2アーム2の素材は、特に限定はされないが、例えば、ステンレス、チタン合金、ABS樹脂、デルリン、シリコン樹脂、フッ素樹脂、および塩化ビニルなどの素材を用いることができる。
第1アーム1には、発光部Lと受光部Pとが配置される点で、第2アーム2の構成とは異なる。第1アーム1に発光部Lと受光部Pとを配置させる方法は、発光部Lと受光部Pとが所定の距離となるように固定して配置させることができれば、特に限定はされない。
例えば、第1アーム1として内部が空洞の管を用い、第1アーム1の内部に発光部Lと受光部Pとを組み込むため、第1アーム1の外部と内部とが貫通するよう、発光部L用の穴と受光部P用の穴とを第1アーム1の所定の位置にそれぞれ形成させる。
第1アーム1の所定の位置に、発光部L用の穴と受光部P用の穴とをそれぞれ形成させた場合、これらの穴に血液などの体液が入り込まないよう、これらの穴の周辺には、シリコン樹脂、およびエポキシ樹脂などを充填させることが好ましい。
本発明においては、信頼性が高い生体組織Xに関する情報である生体組織情報の測定結果を得る観点から、第1アーム1に配置させる発光部Lと受光部Pとを所定距離とすること、すなわち、図1(b)に示されるように、発光部Lと受光部Pとの中心間距離Dを所定距離とすることが好ましい。
本出願人は、発光部Lと受光部Pとの中心間距離Dは、その離間距離に応じて測定できる生体組織Xの深さの範囲に影響を与える知見を得ている。具体的には、発光部Lと受光部Pとの中心間距離Dに対して、70〜80%の深さの範囲の生体組織Xに関する情報である生体組織情報の測定を可能とする。
具体的には、発光部Lと受光部Pとの中心間距離Dは、中心間距離D≒10mm(誤差等を含む)、中心間距離D≒6mm(誤差等を含む)とすることが好ましく、特に、信頼性が高い生体組織Xに関する情報である生体組織情報の測定結果を得る観点から、中心間距離D≒6mm(誤差等を含む)とすることがより好ましい。
発光部Lと受光部Pとの中心間距離Dが10mmであれば、測定できる生体組織Xの深さの範囲は、生体組織Xの表面から7〜8mmの深さの生体組織Xに関する情報である生体組織情報の測定を可能とする。
また、発光部Lと受光部Pとの中心間距離Dが6mmであれば、測定できる生体組織Xの深さの範囲は、生体組織Xの表面から4.2〜4.8mmの深さの生体組織Xに関する情報である生体組織情報の測定を可能とする。
第1アーム1の内部に発光部Lと受光部Pとを組み込む形態について上述したが、これに限定されず、第1アーム1に配置させる発光部Lと受光部Pは、その一対を最小単位として形成し、第1アーム1から着脱可能となるように、一対の発光・受光ユニットとして設計することができる。
第2アーム2には、第1アーム1のように発光部Lと受光部Pとを配置させることを要しないため、第2アーム2として内部が空洞の管を用いる必要はないが、第2アームは軽量化の観点から、第1アーム1と同様に内部が空洞の管を用いることもできる。
本発明に係る第1の実施形態である挟持型生体情報測定器100は、図1(a)に示されるように、連結部3と接合する長尺状の基部4の長手方向に、第1アーム1と第2アーム2とが互いに離接自在となるように操作者が握持して操作するための把手部5を備えることができる。
基部4は、連結部3に接合し、その長手方向に把手部5を備える構造であれば、特に限定はされない。基部4としては、例えば、ステンレス鋼、チタン合金、ABS樹脂、デルリン樹脂、ポリカーボネイト樹脂などの材料を用いることができる。
把手部5は、操作者の握持による操作に応じて第1アーム1と第2アーム2とを互いに離接可能とする構造であれば、特に限定はされない。把手部5としては、例えば、ステンレス鋼、チタン合金、ABS樹脂、デルリン樹脂、ポリカーボネイト樹脂などの材料を用いることができる。
図2は、挟持型生体情報測定器100および測定装置本体200の要部構成の一例を示すブロック図である。
(挟持型生体情報測定器100の構成)
図2に示されるように、本発明に係る挟持型生体情報測定器100は、発光部L、および受光部Pを含む構成とする。
発光部Lは、生体組織Xに向けて測定光を照射する機能を有する。発光部Lとしては、例えば、発光ダイオード(LED)を用いることができる。なお、発光部Lの配線は、測定装置本体200に含まれる光源制御部11に接続させる。
発光部Lから測定光を照射する方法は、特に限定されないが、3つの異なる波長(第1波長λ(770nm±20nm),第2波長λ(805nm±20nm),および第3波長λ(870nm±20nm))の近赤外光を用い、それぞれ所定の順序・時間・間隔で照射(点灯)させることが好ましい。
受光部Pは、発光部Lから照射された測定光が生体組織X内部を伝播した光を受光する機能を有する。受光部Pとしては、例えば、フォトダイオード(PD)を用いることができる。なお、受光部Pの配線は、測定装置本体200に含まれる測定部12に接続させる。
発光部Lの配線、および受光部Pの配線は、例えば、図1に示される把手部5から必要な長さだけ引き出し、測定装置本体200に含まれる、光制御部11および測定部12にそれぞれ接続させることができる。
挟持型生体情報測定器100は、発光部L、および受光部Pを含む他に、以下に示す測定部(不図示)、判定部(不図示)、報知部(不図示)、表示部(不図示)、および記憶部(不図示)を含む構成とすることもできる。
測定部は、受光部Pによって受光した光強度を検出し、当該検出された光強度に基づく情報を、酸素飽和度、ヘモグロビン量、又は血流量に関する情報などの生体組織Xに関する情報である生体組織情報に換算するための演算処理を行う機能を有する。
判定部は、測定部で演算処理して得られた生体組織Xに関する情報である生体組織情報を経時的にモニタリングし、当該生体組織情報に変化が生じた場合、当該生体組織情報の変化の割合が所定の基準値を超えたか否かを判定する機能を有する。
ここで「所定の基準値」とは、例えば、生体組織Xに吸収されずに透過した光の強度(透過光の強度)の変化を経時的にモニタリングし、当該変化の割合に一定の基準を設け、これを所定の基準値とすることができる。
報知部は、判定部が所定の基準値を超えたと判定した場合に、外部(例えば、医療従事者)に報知する機能を有する。
具体的には、図1(b)に示されるように、第1アーム1と第2アーム2とで生体組織Xを挟持した状態で、生体組織Xに関する情報である生体組織情報を経時的にモニタリングし、判定部が生体組織情報の変化の割合が所定の基準値を超えたと判定した場合に、医療従事者などに表示手段や音声手段などを用いて報知することができる。
表示部は、挟持型生体情報測定器100に含まれる各部で取得された情報に基づく表示情報を表示する機能を有する。表示部は、例えば、モニター等で構成される。
記憶部は、挟持型生体情報測定器100に含まれる各部で取得された情報を記憶する機能を有する。記憶部は、例えば、フラッシュメモリのような不揮発性半導体メモリ等で構成される。
なお、挟持型生体情報測定器100に、判定部(不図示)、および報知部(不図示)を含める形態について述べたが、測定装置本体200に、判定部(不図示)、および報知部(不図示)を含ませることもできる。
(測定装置本体200の構成)
図2に示されるように、測定装置本体200は、光制御部11、測定部12、制御部13、表示部14、および記憶部15を含む構成とすることができる。
光制御部11は、挟持型生体情報測定器100に含まれる発光部Lから照射される測定光の波長の長さ、異なる波長の近赤外光を複数用いた場合の照射順序、照射時間、および照射間隔などを制御する機能を有する。
測定部12は、挟持型生体情報測定器100に含まれる受光部Pによって受光した光強度を検出し、当該検出された光強度に基づく情報を、酸素飽和度、ヘモグロビン量、又は血流量に関する情報などの生体組織Xに関する情報である生体組織情報に換算するための演算処理を行う機能を有する。
制御部13は、光源制御部11を制御するとともに、制御部13は、測定部12で演算処理して得られた生体組織情報を、記憶部14、および表示部15に出力する機能を有する。
表示部14は、制御部13から出力された、測定部12で演算処理して得られた生体組織Xに関する情報である生体組織情報に基づく表示情報を表示する機能を有する。表示部は、例えば、モニター等で構成される。
記憶部は、制御部13から出力された、測定部12で演算処理して得られた生体組織Xに関する情報である生体組織情報を記憶する機能を有する。記憶部は、例えば、フラッシュメモリのような不揮発性半導体メモリ等で構成される。
測定装置本体200は、光制御部11、測定部12、制御部13、表示部14、および記憶部15を含む構成の他に、以下に示す判定部(不図示)、および報知部(不図示)を含む構成とすることもできる。
判定部は、測定部12で演算処理して得られた生体組織Xに関する情報である生体組織情報を経時的にモニタリングし、当該生体組織情報に変化が生じた場合、当該生体組織情報の変化の割合が所定の基準値を超えたか否かを判定する機能を有する。
ここで「所定の基準値」とは、例えば、生体組織Xに吸収されずに透過した光の強度(透過光の強度)の変化を経時的にモニタリングし、当該変化の割合に一定の基準を設け、これを所定の基準値とすることができる。
報知部は、判定部が所定の基準値を超えたと判定した場合に、外部(例えば、医療従事者)に報知する機能を有する。
具体的には、図1(b)に示されるように、第1アーム1と第2アーム2とで生体組織Xを挟持した状態で、生体組織Xに関する情報である生体組織情報を経時的にモニタリングし、判定部が生体組織情報の変化の割合が所定の基準値を超えたと判定した場合に、医療従事者などに表示手段や音声手段などを用いて報知することができる。
[第2の実施形態]
図3は、本発明に係る挟持型生体情報測定器の第2の実施形態を示す図である。
図3(a)は、生体組織Xを挟持する前の状態を示し、図3(b)は、生体組織Xを挟持した状態を示す図である。
図3に示されるように、第2の実施形態である挟持型生体情報測定器200は、第1アーム1が第2アーム2に対して凸形状を成す領域Wを少なくとも1つ有し、第1アーム1の凸形状を成す領域Wに、発光部Lおよび受光部Pが配置され、第1アーム1と第2アーム2とで生体組織Xを挟持して生体組織Xに関する情報である生体組織情報を測定することを特徴とする。
第2の実施形態である挟持型生体情報測定器200は、第1アーム1が、第2アーム2に対して凸形状を成す領域Wを1つ有し、第1アーム1の凸形状を成す領域Wに、対になる発光部Lと受光部Pとを一対配置させること以外は、図1(a)に示される第1の実施形態である挟持型生体情報測定器100と同様の構成を有する。
なお、第1アーム1の凸形状を成す領域Wに配置される、対になる発光部Lと受光部Pは、一対以上配置させることもできる。
第2の実施形態である挟持型生体情報測定器200において、第2アーム2は、第1アーム1とで生体組織Xを挟持することが可能な形状であれば、特に限定はされないが、図3(a)に示されるように、対向する第1アーム1側に湾曲形状とすることが、生体組織Xに対する発光部Lと受光部Pとの密着性を向上させ、発光部Lから照射される測定光が直接受光部Pに入ることによる測定誤差を減ずる観点から好ましい。
第2の実施形態である挟持型生体情報測定器200は、互いに対向する第1アーム1および第2アーム2を、図3(a)に示される形状とすることによって、図3(b)に示される第1アーム1と第2アーム2とで生体組織Xを挟持した状態で、図1(b)に比べて生体組織Xに対する発光部Lと受光部Pとの密着性を一層向上させることができる。
このことから、第2の実施形態である挟持型生体情報測定器200によれば、信頼性が高い生体組織Xに関する情報である生体組織情報を取得することができる。
[第2の実施形態の変形例]
図4は、本発明に係る挟持型生体情報測定器の第2の実施形態の変形例を示す図である。
図4(a)は、生体組織Xを挟持する前の状態を示し、図4(b)は、生体組織Xを挟持した状態を示す図である。
第2の実施形態の変形例である挟持型生体情報測定器200´は、図4(a)に示されるように対になる発光部Lと受光部Pとを一対有する部材が装着された第1アーム1が、第2アーム2に対して凸形状を成す領域Wを1つ有すること以外は、図3(a)に示される第2の実施形態である挟持型生体情報測定器200と同様の構成を有する。
なお、対になる発光部Lと受光部Pとを有する部材には、一対以上の対になる発光部Lと受光部Pを有することもできる。
第2の実施形態の変形例である挟持型生体情報測定器200´において、対になる発光部Lと受光部Pとを有する部材が装着される前の第1アーム1の形状は、特に限定はされないが、例えば、図1(a)に示される第1アーム1のように直線形状であってもよいし、図3(a)に示される第1アーム1のような湾曲形状であってもよい
第2の実施形態の変形例である挟持型生体情報測定器200´は、互いに対向する第1アーム1および第2アーム2を、図4(a)に示される形状とすることによって、図4(b)に示される第1アーム1と第2アーム2とで生体組織Xを挟持した状態で、図3(b)と同様に生体組織Xに対する発光部Lと受光部Pとの密着性を一層向上させることができる。
このことから、第2の実施形態の変形例である挟持型生体情報測定器200´によれば、信頼性が高い生体組織Xに関する情報である生体組織情報を取得することができる。
[第3の実施形態]
図5は、本発明に係る挟持型生体情報測定器の第3の実施形態を示す図である。
図5(a)は、生体組織Xを挟持する前の状態を示し、図5(b)は、生体組織Xを挟持した状態を示す図である。
図5に示されるように、第3の実施形態である挟持型生体情報測定器300は、第1アーム1が第2アーム2に対して凸形状を成す領域Wを複数有し、第1アーム1の凸形状を成す複数の領域Wのそれぞれに、発光部Lおよび受光部Pが配置され、第1アーム1と第2アーム2とで生体組織Xを挟持して生体組織Xに関する情報である生体組織情報を測定することを特徴とする。
第3の実施形態である挟持型生体情報測定器300は、第1アーム1が、第2アーム2に対して凸形状を成す領域Wを3つ有し(W1,W2,W3)、第1アーム1の凸形状を成す3つの領域Wのそれぞれに、対になる発光部Lと受光部Pとを三対(L1,P1)(L2,P2)(L3,P3)配置させること以外は、図3(a)に示される第2の実施形態である挟持型生体情報測定器200と同様の構成を有する。
なお、図5では、凸形状を成す領域Wを複数有する例として、3つの場合を挙げたが、第3の実施形態である挟持型生体情報測定器300としては、凸形状を成す領域Wは2つ以上であれば、特に限定はされない。但し、第1アーム1の凸形状を成す複数の領域Wのそれぞれに、対になる発光部Lと受光部Pとが配置される。
第3の実施形態である挟持型生体情報測定器300は、互いに対向する第1アーム1および第2アーム2を、図5(a)に示される形状とすることによって、図5(b)に示される第1アーム1と第2アーム2とで生体組織Xを挟持した状態で、図1(b)に比べて生体組織Xに対する発光部Lと受光部Pとの密着性を一層向上させることができる。
このことから、第3の実施形態である挟持型生体情報測定器300によれば、信頼性が高い生体組織Xに関する情報である生体組織情報を取得することができる。
[第3の実施形態の変形例]
図6は、本発明に係る挟持型生体情報測定器の第3の実施形態の変形例を示す図である。
図6(a)は、生体組織Xを挟持する前の状態を示し、図6(b)は、生体組織Xを挟持した状態を示す図である。
第3の実施形態の変形例である挟持型生体情報測定器300´は、図6(a)に示されるように対になる発光部Lと受光部Pとを三対有する部材が装着された第1アーム1が、第2アーム2に対して凸形状を成す領域Wを3つ有すること以外は、図5(a)に示される第3の実施形態である挟持型生体情報測定器300と同様の構成を有する。
第3の実施形態の変形例である挟持型生体情報測定器300´において、対になる発光部Lと受光部Pとを有する部材が装着される前の第1アーム1の形状は、特に限定はされないが、例えば、図1(a)に示される第1アーム1のように直線形状であってもよいし、図5(a)に示される第1アーム1のような湾曲形状であってもよい。
第3の実施形態の変形例である挟持型生体情報測定器300´は、互いに対向する第1アーム1および第2アーム2を、図6(a)に示される形状とすることによって、図6(b)に示される第1アーム1と第2アーム2とで生体組織Xを挟持した状態で、図5(b)と同様に生体組織Xに対する発光部Lと受光部Pとの密着性を一層向上させることができる。
このことから、第3の実施形態の変形例である挟持型生体情報測定器300´によれば、信頼性が高い生体組織Xに関する情報である生体組織情報を取得することができる。
[付記事項]
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。更に、各実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成できる。
100 第1の実施形態である挟持型生体情報測定器
200 第2の実施形態である挟持型生体情報測定器
200´ 第2の実施形態の変形例である挟持型生体情報測定器
300 第3の実施形態である挟持型生体情報測定器
300´ 第3の実施形態の変形例である挟持型生体情報測定器
1 第1アーム
2 第2アーム
3 連結部
4 基部
5 把持部
L 発光部
P 受光部
X 生体組織
11 光源制御部
12 測定部
13 制御部
14 記憶部
15 表示部

Claims (8)

  1. 互いに対向する第1アームおよび第2アームと、
    前記第1アームと前記第2アームとが互いに離接自在となるように、前記第1アームの一端と前記第2アームの一端とを連結する連結部と、
    前記第1アームに配置される、生体組織に向けて測定光を照射する発光部と、
    前記第1アームに配置される、前記発光部から照射された測定光が前記生体組織内部を伝播した光を受光する受光部と、
    を備え、
    前記第1アームと前記第2アームとで前記生体組織を挟持して前記生体組織に関する情報である生体組織情報を測定する、挟持型生体組織情報測定器。
  2. 前記挟持型生体組織情報測定器は、更に、
    前記連結部と接合する長尺状の基部の長手方向に、前記第1アームと前記第2アームとが互いに離接自在となるように操作者が握持して操作するための把手部を備えることを特徴とする、請求項1に記載の挟持型生体組織情報測定器。
  3. 前記第1アームが前記第2アームに対して凸形状を成す領域を少なくとも1つ有し、
    前記第1アームの凸形状を成す領域に、前記発光部および前記受光部が配置されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の挟持型生体組織情報測定器。
  4. 前記第1アームが前記第2アームに対して凸形状を成す領域を複数有し、
    前記第1アームの凸形状を成す複数の領域のそれぞれに、前記発光部および前記受光部が配置されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の挟持型生体組織情報測定器。
  5. 前記挟持型生体組織情報測定器は、更に、
    前記生体組織情報を経時的にモニタリングし、当該生体組織情報に変化が生じた場合、当該生体組織情報の変化の割合が所定の基準値を超えたか否かを判定する判定部を備えることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の挟持型生体組織情報測定器。
  6. 前記挟持型生体組織情報測定器は、更に、
    前記判定部が、前記所定の基準値を超えたと判定した場合、外部に報知する報知部を備えることを特徴とする、請求項5に記載の挟持型生体組織情報測定器。
  7. 前記生体組織情報は、
    酸素飽和度、ヘモグロビンの量、又は血流量に関する情報である、ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の挟持型生体組織情報測定器。
  8. 互いに対向する第1アームおよび第2アームと、
    前記第1アームと前記第2アームとが互いに離接自在となるように、前記第1アームの一端と前記第2アームの一端とを連結する連結部と、を備える挟持型生体組織情報測定器による挟持型生体組織情報測定方法であって、
    前記第1アームに配置される、発光部から生体組織に向けて測定光を照射する発光ステップと、
    前記第1アームに配置される、受光部が前記発光部から照射された測定光が前記生体組織内部を伝播した光を受光する受光ステップと、
    前記第1アームと前記第2アームとで前記生体組織を挟持して前記生体組織に関する情報である生体組織情報を測定する測定ステップとを含む、挟持型生体組織情報測定方法。
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