JP2019004526A - 基地局装置、移動局装置、無線通信システム、基地局装置の通信制御方法及び移動局装置の通信制御方法 - Google Patents

基地局装置、移動局装置、無線通信システム、基地局装置の通信制御方法及び移動局装置の通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一つの側面では、D2D通信によるセルラー通信への信号干渉の影響を低減できる基地局装置、移動局装置及び無線通信システム等を提供することを目的とする。【解決手段】eNB(2)は、CUE(3A)同士が自装置を介して無線通信を実行するセルラー通信及び、DUE(3B)同士がeNBを介さずに直接無線通信を実行するD2D通信に関する各UEの無線リソースを監視するスケジューラ(35)を有する。更に、スケジューラは、制御対象のDUEがCUEと同一の無線リソースを共用する場合に、D2D通信を実行するDUEに対して、D2D通信の送信電力量を制御する制御フラグをONに設定する。更に、スケジューラは、制御フラグを付加したDCIフォーマットで制御対象のDUEに通知する。各DUEは、受信した制御フラグがONの場合、D2D通信の送信電力量が閾値以下になるように送信電力を制御する。【選択図】図5

Description

本発明は、基地局装置、移動局装置、無線通信システム、基地局装置の通信制御方法及び移動局装置の通信制御方法に関する。
近年、基地局を経由して移動局同士で無線通信する通常通信であるセルラー通信の他に、基地局を経由することなく、移動局同士で直接無線通信する直接通信であるD2D(Device to Device)通信が知られている。移動局は、セルラー通信で使用する場合にCUE(Cellular User Equipment)として機能し、D2D通信で使用する場合にDUE(D2D User Equipment)として機能する。
そして、今後のシステムモデルとして、基地局(eNB:eNodeB)がCUE及びDUEに無線リソースを割り当てることで、CUE及びDUEが共存できるようにする。
米国特許出願公開第2009/0325625号明細書
"Dynamic Power Control Mechanism for Interference Coordination of Device-to-Device Communication in Cellular Networks", Sungkyunkwan University, IEEE Ubiquitous and Future Networks (ICUFN), 2011 Third International Conference, 15-17 June 2011.
しかしながら、例えば、CUEとDUEとが同一の無線リソースを共用した場合、D2D通信によってCUEからのUL(Up Link)信号が干渉されることが想定される。つま
り、D2D通信によるセルラー通信への信号干渉の影響が大である。
一つの側面では、D2D通信によるセルラー通信への信号干渉の影響を低減できる基地局装置、移動局装置及び無線通信システム等を提供することを目的とする。
一つの態様の基地局装置は、制御部を有する。制御部は、移動局装置同士が基地局装置を介して無線通信を実行する第1通信及び、前記移動局装置同士が前記基地局装置を介さずに直接無線通信を実行する第2通信に関する各移動局装置の無線状態を示す情報に基づき、前記第2通信を実行する前記移動局装置に対して、前記第2通信を制御する制御情報を通知する。
一つの態様では、第2通信による第1通信への信号干渉の影響を低減できる。
図1は、実施例1の無線システムの一例を示す説明図である。 図2は、実施例1のeNBの一例を示すブロック図である。 図3は、実施例1のUEの一例を示すブロック図である。 図4は、実施例1の制御フラグを付加するDCIフォーマットの一例を示す説明図である。 図5は、実施例1の通信制御処理に関わるDUEの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施例2のeNBの一例を示すブロック図である。 図7は、位置判定部の一例を示すブロック図である。 図8は、実施例3の制御フラグを付加する専用フォーマットの一例を示す説明図である。 図9は、実施例4の制御フラグを付加するDCIフォーマットの一例を示す説明図である。 図10は、実施例5の制御フラグを付加するDCIフォーマットの一例を示す説明図である。 図11は、実施例6の通信制御処理に関わるDUEの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図12は、実施例7の通信制御処理に関わるDUEの処理動作の一例を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本願の開示する基地局装置、移動局装置、無線通信システム、基地局装置の通信制御方法及び移動局装置の通信制御方法の実施例を詳細に説明する。尚、各実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、実施例1の無線システムの一例を示す説明図である。図1に示す無線システム1は、eNB2と、複数のUE(User Equipment)3とを有する。UE3は、セルラー通信等の第1通信又は、D2D通信等の第2通信を切替可能に実行できる機能を有する。
UE3は、セルラー通信で使用する場合にCUE3Aとして機能し、D2D通信で使用する場合にDUE3Bとして機能する。無線システム1では、CUE3A及びDUE3Bが使用可能な共存できる環境下にあるものとする。
図2は、実施例1のeNB2の一例を示すブロック図である。図2に示すeNB2は、アンテナ11と、RF(Radio Frequency)回路12と、メモリ13と、プロセッサ14と
を有する。アンテナ11は、セルラー通信又はD2D通信の無線信号を送受信する。RF回路12は、アンテナ11で送受信する無線信号に対して各種信号処理を施す回路である。メモリ13は、各種情報を記憶する領域である。プロセッサ14は、eNB2全体を制御する。
RF回路12は、切替部21と、受信部22と、送信部23とを有する。切替部21は、アンテナ11との間で受信部22及び送信部23を切替えるスイッチである。受信部22は、セルラー通信又はD2D通信の無線信号を受信する通信インタフェースである。送信部23は、セルラー通信又はD2D通信の無線信号を送信する通信インタフェースである。メモリ13は、セルラー通信又はD2D通信に関わる使用周波数等の無線リソースを記憶すると共に、例えば、UE3毎に割り当てる、使用周波数等の無線リソースを管理する割当情報を記憶している。
プロセッサ14は、推定部31と、データ信号復号部32と、制御信号復号部33と、品質算出部34と、スケジューラ35とを有する。更に、プロセッサ14は、データ信号生成部36と、制御信号生成部37と、RS生成部38と、データ信号符号化部39と、
制御信号符号化部40と、割当部41とを有する。
推定部31は、受信信号内に挿入されたRS(Reference Signal)信号に基づき、受信信号のチャネル状態から使用するチャネルのチャネル推定値を推定する。データ信号復号部32は、チャネル推定値に基づき、受信信号からデータ信号を復調して復号化する。制御信号復号部33は、チャネル推定値に基づき、受信信号から、例えばDCI(Downlink Control Information)フォーマット等の制御信号を復調して復号化する。尚、DCIフォーマットは、DL(Down Link)の制御コマンドである。
品質算出部34は、チャネル推定値から受信品質を算出する。スケジューラ35は、品質算出部の受信品質、データ信号復号部32の復号結果、制御信号復号部33の復号結果に基づき、収容するUE3にセルラー通信やD2D通信に使用する無線リソースを割り当てる割当情報を生成する。そして、スケジューラ35は、生成した割当情報をメモリ13に記憶する。
データ信号生成部36は、要求に応じてデータ信号を生成する。制御信号生成部37は、データ信号の復号結果、制御信号の復号結果や受信品質に基づき、制御信号を生成する。また、制御信号生成部37は、要求に応じて制御信号の内容を編集する。RS生成部38は、要求に応じてRS信号を生成する。データ信号符号化部39は、データ信号生成部36で生成したデータ信号を符号化して変調する。制御信号符号化部40は、生成した制御信号を符号化して変調する。割当部41は、割当情報に基づき、データ信号、制御信号やRS信号に無線リソースを割り当てる。また、制御信号生成部37は、スケジューラ35で生成した割当情報をDCIフォーマットに載せ、DCIフォーマットをUE3に送信する。
スケジューラ35は、制御対象のDUE3BがCUE3Aと同一の無線リソースを共用しているか否かを判定する。スケジューラ35は、制御対象のDUE3BがCUE3Aと同一の無線リソースを共用している場合、制御対象のDUE3Bの制御フラグをONに設定する。スケジューラ35は、制御対象のDUE3BがCUE3Aと同一の無線リソースを共用していない場合、制御対象のDUE3Bの制御フラグをOFFに設定する。制御信号生成部37は、例えば、ULグラント毎に、ULグラントを格納するDCIフォーマットを生成する。尚、ULグラントは、例えば、D2D通信の通信を許可する際の制御信号である。そして、制御信号生成部37は、DCIフォーマットに、制御対象のDUE3Bの制御フラグを付加し、制御フラグを付加したDCIフォーマットを送信部23からULグラントのUE3に送信する。
図3は、UE3の一例を示すブロック図である。図3に示すUE3は、アンテナ51と、RF回路52と、メモリ53と、プロセッサ54とを有する。アンテナ51は、セルラー通信又はD2D通信の無線信号を送受信する。RF回路52は、無線信号に対して各種信号処理を施す回路である。メモリ53は、eNB2からの割当情報等の各種情報を記憶する領域である。プロセッサ54は、UE3全体を制御する。
RF回路52は、切替部61と、受信部62と、送信部63とを有する。切替部61は、アンテナ51との間で受信部62及び送信部63を切替えるスイッチである。受信部62は、セルラー通信又はD2D通信の無線信号を受信する通信インタフェースである。送信部63は、セルラー通信又はD2D通信の無線信号を送信する通信インタフェースである。
プロセッサ54は、推定部71と、データ信号復号部72と、制御信号復号部73と、品質算出部74と、データ信号生成部75と、制御信号生成部76と、RS生成部77と
を有する。更に、プロセッサ54は、データ信号符号化部78と、制御信号符号化部79と、割当部80と、通信制御部81とを有する。推定部71は、受信信号内に挿入されたRS信号に基づきチャネル推定値を推定する。データ信号復号部72は、チャネル推定値に基づき、受信信号からデータ信号を復調して復号化する。制御信号復号部73は、受信信号から制御信号を復調して復号化する。
品質算出部74は、チャネル推定値から受信品質を算出する。データ信号生成部75は、要求に応じてデータ信号を生成する。制御信号生成部76は、データ信号の復号結果、制御信号の復号結果や受信品質に基づき、制御信号を生成する。RS生成部77は、RS信号を生成する。データ信号符号化部78は、データ信号を符号化して変調する。制御信号符号化部79は、制御信号を符号化して変調する。割当部80は、eNB2からの割当情報に基づき、データ信号、制御信号やRS信号に無線リソースを割り当て、データ信号、制御信号やRS信号を送信部63に伝送する。
通信制御部81は、制御信号復号化部73でeNB2からの制御信号を復号化し、制御信号のDCIフォーマットに付加した自分宛の制御フラグがONであるか否かを判定する。通信制御部81は、制御フラグがONの場合、送信部63の送信電力を制御する。
通信制御部81は、D2D通信のOL−TPCの(数1)を用いて、D2D通信の送信電力量Pdを仮の送信電力量として算出する(3GPPTS36.213 v12.1.
0参照)。
Figure 2019004526
更に、通信制御部81は、eNB2とのパスロスPLcを算出する。尚、パスロスPLcは、RS信号の送信電力量から、上位レイヤのフィルタを掛けたRSRP(Reference Signal Received Power)を差し引くことで算出する。RS信号の送信電力量は、eNB
2からUE3に上位レイヤで通知されるものである。通信制御部81は、(Pd−PLc)でeNB2側のDUE3Bの予想受信電力量を算出する。更に、通信制御部81は、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下であるか否かを判定する。尚、閾値Thは、eNB2とUE3との間でCUE3AのUL信号に信号干渉しない程度の送信電力量に相当し、事前に算出しておくものとする。
通信制御部81は、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下の場合、算出した送信電力量Pdを低減する必要はなく、D2D通信の送信電力量をPdに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。また、通信制御部81は、予想受信電力量(Pd−PL
c)が閾値Th以下でない場合、D2D通信の送信電力量を閾値Thに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。通信制御部81は、制御フラグがONでない場合、D2D通信の送信電力量をPdに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。
図4は、制御フラグを付加するDCIフォーマットの一例を示す説明図である。尚、DCIフォーマットは、例えば、DCI format“0”である。図4に示すDCIフォーマット
90は、Carrier Indicator(0又は3ビット)91、Flag for format0/format1A differentiation(1ビット)92、Frequency hopping flag(1ビット)93を有する。DCIフォーマット90は、Resource block assignment and hopping resource allocation
(最大12ビット)94、Modulation and coding scheme and redundancy version(5
ビット)95、New data indicator(1ビット)96を有する。更に、DCIフォーマット90は、TPC command for scheduled PUSCH(2ビット)97、Cyclic shift for DM RS and OCC index(3ビット)98、UL index(2ビット)99、Downlink Assignment Index (DAI)(2ビット)100を有する。更に、DCIフォーマット90は、CSI requests(1又は2ビット)101及びResource allocation type(1ビット)102を有する。制御信号生成部76は、DCIフォーマット90を生成し、DCIフォーマット90に、制御対象のUE3の個数分の制御フラグ103を付加する。
次に実施例1の無線システム1の動作について説明する。eNB2のスケジューラ35は、制御対象のDUE3BがCUE3Aと同一の無線リソースを共用しているか否かを判定し、制御対象のDUE3BがCUE3Aと同一の無線リソースを共用している場合に、制御対象のDUE3Bの制御フラグをONに設定する。また、スケジューラ35は、制御対象のDUE3BがCUE3Aと同一の無線リソースを共用していない場合に、制御対象のDUE3Bの制御フラグをOFFに設定する。そして、制御信号生成部76は、例えば、D2D通信を許可するULグラント毎に、当該ULグラントを格納するDCIフォーマットを生成し、生成したDCIフォーマットに制御対象のDUE3Bの制御フラグを付加する。そして、送信部23は、制御フラグを付加したDCIフォーマットを制御対象のDUE3Bに送信する。
図5は、実施例1の通信制御処理に関わるDUE3Bの処理動作の一例を示すフローチャートである。図5に示す通信制御処理は、自分宛の制御フラグに基づきD2D通信の送信電力を制御するDUE3B側の処理である。
図5においてDUE3Bの通信制御部81は、D2D通信の送信電力量Pdを算出し(ステップS11)、受信したDCIフォーマット90に付加された自分宛の制御フラグ103がONであるか否かを判定する(ステップS12)。通信制御部81は、自分宛の制御フラグ103がONの場合(ステップS12肯定)、eNB2とのパスロスPLcを算出する(ステップS13)。
通信制御部81は、D2D通信の送信電力量PdからパスロスPLcを差し引いたeNB2側の予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下であるか否かを判定する(ステップS14)。通信制御部81は、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下の場合(ステップS14肯定)、D2D通信の送信電力量をPdに設定すべく、送信部63内の送信電力を制御してD2D通信を実行し(ステップS15)、図5に示す処理動作を終了する。
通信制御部81は、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下でない場合(ステップS14否定)、D2D通信による信号干渉の影響があると判断する。そして、通信制御部81は、D2D通信の送信電力量を閾値Thに設定すべく、送信部63内の送信電力を制御してD2D通信を実行し(ステップS16)、図5に示す処理動作を終了する。
通信制御部81は、自分宛の制御フラグ103がONでない場合(ステップS12否定)、D2D通信による信号干渉の影響がないと判断する。そして、通信制御部81は、D2D通信の送信電力量をPdに設定すべく、送信部63内の送信電力を制御してD2D通信を実行し(ステップS17)、図5に示す処理動作を終了する。つまり、DUE3Bは、対向するDUE3Bとの間でTPC(Transmission Power Control)を実行することでD2D通信を実現する。
図5に示す通信制御処理を実行するDUE3Bは、制御フラグ103がON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下の場合、送信電力量をPdに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。その結果、D2D通信によるCUE3AへのUL信号の信号干渉を低減できる。
DUE3Bは、制御フラグ103がON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下でない場合、送信電力量を閾値Thに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。その結果、D2D通信によるCUE3AへのUL信号の信号干渉を低減できる。
DUE3Bは、制御フラグ103がOFFの場合、送信電力量をPdに設定すべく、送信部63の送信出力を制御する。
実施例1のeNB2は、制御対象のDUE3BがCUE3Aと同一の無線リソースを共用している場合、制御対象のDUE3Bの制御フラグ103をONに設定する。また、eNB2は、制御対象のDUE3BがCUE3Aと同一の無線リソースを共用していない場合、制御対象のDUE3Bの制御フラグ103をOFFに設定する。eNB2は、制御対象のDUE3Bの個数分の制御フラグ103をDCIフォーマット90に付加して制御対象のDUE3Bに通知する。その結果、DUE3Bは、自分宛の制御フラグ103がONの場合、D2D通信の送信電力を制御することで、D2D通信によるセルラー通信への信号干渉を低減できる。
更に、DUE3Bは、制御フラグ103がON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下の場合、D2D通信の送信電力量をPdに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。その結果、D2D通信によるCUE3AのUL信号への信号干渉を低減できる。
DUE3Bは、制御フラグ103がON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下でない場合、D2D通信の送信電力量を閾値Thに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。その結果、D2D通信によるCUE3AのUL信号への信号干渉を低減できる。
実施例1では、CUE3A及びDUE3Bが同一の無線リソースを共用できるため、無線リソースの使用効率を高めることができる。
実施例1では、制御対象のDUE3BがCUE3Aと同一の無線リソースを共用している場合に、パスロスPLcを考慮した予想受信電力量に基づく送信電力制御を実行するため、OL−TPCを採用した場合に比較して不要な送信電力制御の頻度を低減できる。尚、OL−TPC(Open Loop Transmission Power Control)は、CUE3Aへの信号干渉がない環境下でも、常時、送信電力制御を行うため、D2D通信のスループットが低下する。
しかも、実施例1では、無線リソースのスケジュール状況が刻々変動する場合でも、不
必要にD2D通信の送信電力を低下することなく、状況に応じてD2D通信によるセルラー通信への信号干渉を低減できる。
尚、上記実施例1のeNB2は、制御対象のDUE3BがCUE3Aと同一の無線リソースと共用しているか否かで制御フラグ103をON/OFFしたが、DUE3BがeNB2に隣接しているか否かで制御フラグ103をON/OFFするようにしても良い。そこで、この場合の実施の形態につき、実施例2として以下に説明する。
図6は、実施例2のeNB2Aの一例を示すブロック図である。尚、実施例1の無線システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。図6に示すeNB2Aと図2に示すeNB2とが異なるところは、位置判定部42を追加した点にある。位置判定部42は、DUE3B及びeNB2Aの位置情報に基づき、DUE3BがeNB2Aに隣接しているか否かを判定する。スケジューラ35は、位置判定部42でDUE3BがeNB2Aに隣接している場合に、当該DUE3Bの制御フラグ103をONに設定する。
図7は、位置判定部42の一例を示す説明図である。位置判定部42は、位置比較部42Aと、品質比較部42Bとを有する。位置比較部42Aは、D2D通信のDUE3Bの位置情報と、eNB2Aの位置情報とを比較し、その距離が所定距離内の場合、DUE3BとeNB2Aとが隣接していると判断する。品質比較部42Bは、例えば、パスロスやRSRP(Reference Signal Received Power)等のD2D通信の受信品質と、品質閾値と
を比較し、受信品質が品質閾値を超えた場合にDUE3BとeNB2Aとが隣接していると判断する。
スケジューラ35は、位置判定部42でDUE3BがeNB2Aに隣接していると判定した場合、該当DUE3Bの制御フラグ103をONに設定する。スケジューラ35は、位置判定部42でDUE3BがeNB2Aに隣接していないと判定した場合、該当DUE3Bの制御フラグ103をOFFに設定する。そして、制御信号生成部76は、DCIフォーマット90に制御対象のDUE3Bの個数分の制御フラグ103を付加する。そして、送信部23は、制御フラグ103を付加したDCIフォーマット90を制御対象のDUE3Bに送信する。
DUE3Bは、制御フラグ103がON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下の場合、D2D通信の送信電力量をPdに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。その結果、D2D通信によるCUE3AへのUL信号の信号干渉を低減できる。
DUE3Bは、制御フラグ103がON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下でない場合、D2D通信の送信電力量を閾値Thに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。その結果、D2D通信によるCUE3AへのUL信号の信号干渉を低減できる。
実施例2のeNB2Aは、DUE3BがeNB2Aに隣接している場合、制御対象のDUE3Bの制御フラグ103をONに設定し、DUE3BがeNB2Aに隣接していない場合、制御対象のDUE3Bの制御フラグ103をOFFに設定する。eNB2Aは、制御対象のDUE3Bの個数分の制御フラグ103をDCIフォーマット90に付加して制御対象のDUE3Bに通知する。その結果、DUE3Bは、自分宛の制御フラグ103がONの場合、D2D通信の送信電力を制御することで、D2D通信によるセルラー通信への信号干渉を低減できる。
更に、DUE3Bは、制御フラグ103がON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下の場合、D2D通信の送信電力量をPdに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。その結果、DUE3BがeNB2Aに隣接した場合でも、D2D通信によるCUE3AのUL信号への信号干渉を低減できる。
DUE3Bは、制御フラグ103がON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下でない場合、D2D通信の送信電力量を閾値Thに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。その結果、DUE3BがeNB2Aに隣接した場合でも、D2D通信によるCUE3AのUL信号への信号干渉を低減できる。
例えば、DUE3B同士でD2D通信の送信電力を低減した場合でも、セルエリア端付近のCUE3AからUL信号がeNB2Aに到達する時点の受信レベルが低く、D2D通信の影響を受ける可能性がある。そこで、実施例2では、DUE3AがeNB2Aに隣接した場合でも、D2D通信の送信電力を低減するようにしたので、D2D通信によるCUE3AのUL信号への信号干渉を低減できる。
また、上記実施例2では、位置判定部42で制御対象のDUE3BがeNB2Aに隣接しているか否かの隣接関係に基づき、制御対象のDUE3Bの制御フラグ103を設定した。しかしながら、隣接関係の他に、上記実施例1と同様に、制御対象のDUE3BがCUE3Aと同一の無線リソースを共用しているか否かの共用有無に基づき、制御対象のDUE3Bの制御フラグ103を設定しても良い。
尚、上記実施例1及び2では、DCIフォーマット90に制御対象のUE個数分の制御フラグ103を付加した。しかしながら、D2D通信では不要な制御情報、例えば、New data indicator96等の代わりに制御フラグ103を割り当てるようにしても良い。尚、New data indicator96は、例えば、ブロードキャスト送信時に再送しないなら不要となる制御情報である。
また、上記実施例1では、制御対象のUE個数分の制御フラグ103をDCIフォーマット90に付加した。しかしながら、制御対象のUE個数が増加すると、その分、DCIフォーマットに付加する制御フラグの個数も増えることになる。そこで、専用フォーマットに制御対象のDUE3B毎の制御フラグを配置し、専用フォーマット内のCRC(Cyclic Redundancy Check)を使用して自分宛の制御フラグがDUE3B側で識別できるよう
にしても良い。そこで、この場合の実施の形態につき、実施例3として以下に説明する。尚、上記実施例1の無線システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図8は、実施例3の制御フラグを付加する専用フォーマットの一例を示す説明図である。図8に示す専用フォーマット110は、制御対象のDUE3B毎に設定したビット単位の制御フラグ111と、自分宛の制御フラグ111を識別できるように設定したCRC112とを有する。
スケジューラ35は、専用フォーマット110内に制御対象のDUE3Bの制御フラグ111を順次設定する。制御信号生成部37は、専用フォーマット110内の制御対象のDUE3Bの制御フラグ111を識別可能にするCRC112を設定する。尚、CRC112は、各DUE3Bに割り当てられたC−RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)でスクランブル化されているため、自分宛の制御フラグ111が識別可能と
なる。制御信号生成部37は、制御対象のDUE3Bの状態変化を検出すると、その都度
、制御対象のDUE3Bの制御フラグ111を専用フォーマット110内にダイナミックに設定する。そして、送信部23は、専用フォーマット110を制御対象の各DUE3Bに送信する。
DUE3Bは、専用フォーマット110を受信した場合、専用フォーマット110内のCRC112に基づき、自分宛の制御フラグ111を専用フォーマット110から得る。DUE3Bは、自分宛の制御フラグ111がON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下の場合、D2D通信の送信電力量がPdに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。その結果、D2D通信によるCUE3AのUL信号への信号干渉を低減できる。
DUE3Bは、自分宛の制御フラグがON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下でない場合、D2D通信の送信電力量が閾値Thに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。その結果、D2D通信によるCUE3AのUL信号への信号干渉を低減できる。
しかも、eNB2は、専用フォーマット110で制御フラグ111をダイナミックに制御対象のDUE3Bに送信する。その結果、ULグラント毎にDCIフォーマットに付加してスタッティックに制御フラグを送信する場合に比較して、スケジュール状況の変化に応じて制御フラグ111を制御対象の各DUE3Bに送信できる。
また、上記実施例1では、DCIフォーマット90に制御対象のDUE3Bの個数分の制御フラグ103を付加したが、DUE3B毎に制御フラグ103を設定するのではなく、各DUE3Bに割り当てるサブフレーム単位で制御フラグを設定しても良い。そこで、この場合の実施の形態につき、実施例4として以下に説明する。尚、上記実施例1の無線システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図9は、実施例4の制御フラグを付加するDCIフォーマットの一例を示す説明図である。図9に示すDCIフォーマット90Aにサブフレーム単位の制御フラグ103Aを付加する。スケジューラ35は、サブフレームを割り当てた複数のUE3の内、制御対象のDUE3Bが1台でもCUE3Aと同一の無線リソースを共用しているか否かを判定する。スケジューラ35は、制御対象のDUE3BがCUE3Aと同一の無線リソースを共用している場合に、サブフレーム単位の制御フラグ103AをONに設定する。また、スケジューラ35は、サブフレーム内の複数のUE3の内、制御対象のDUE3Bが1台でもCUE3Aと同一の無線リソースを共用していない場合に、サブフレーム単位の制御フラグ103AをOFFに設定する。
そして、制御信号生成部76は、DCIフォーマット90Aにサブフレーム単位の制御フラグ103Aを付加する。送信部23は、制御フラグ103Aを付加したDCIフォーマット90Aを制御対象の各DUE3Bに送信する。
制御対象の各DUE3Bは、制御フラグ103AがON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下の場合、D2D通信の送信電力量をPdに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。その結果、D2D通信によるCUE3AへのUL信号の信号干渉を低減できる。
制御対象の各DUE3Bは、制御フラグ103AがON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下でない場合、D2D通信の送信電力量を閾値Thに設定すべく
、送信部63の送信電力を制御する。その結果、D2D通信によるCUE3AへのUL信号の信号干渉を低減できる。
実施例4のeNB2は、サブフレーム単位で制御フラグ103Aを設定するため、UE3単位で制御フラグ103を設定する場合に比較してDCIフォーマット90Aに制御フラグ103Aを設定する処理の負担を軽減できる。しかも、制御フラグ103Aが1ビットで済むため、DCIフォーマット90AがDCI format“3”と同様のフォーマット構成
になるため、DUE3B側でのDCIフォーマット検出の細工も不要となる。
尚、上記実施例4では、DCIフォーマット90Aにサブフレーム単位の制御フラグ103Aを付加した。しかしながら、前述した通り、D2D通信では不要な制御情報、例えば、New data indicator96等の代わりに、サブフレーム単位の制御フラグ103Aを割り当てるようにしても良い。
また、上記実施例4では、DCIフォーマット90Aにサブフレーム単位の制御フラグ103Aを付加した。しかしながら、これらに限定されるものではなく、その実施の形態につき、実施例5として以下に説明する。尚、上記実施例1の無線システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明は省略する。
図10は、実施例5の制御フラグを付加するDCIフォーマットの一例を示す説明図である。図10に示すDCIフォーマット90Bにサブフレーム毎の制御フラグ103Bを付加する。スケジューラ35は、指定されたサブフレーム毎の無線リソースの共用有無を判定する。スケジューラ35は、サブフレーム毎の判定結果で制御フラグ103Bを夫々設定する。制御信号生成部76は、DCIフォーマット90Bにサブフレーム毎の制御フラグ103Bを付加する。つまり、制御信号生成部76は、指定されたサブフレーム個数分の制御フラグ103BをDCIフォーマット90Bに付加する。送信部23は、サブフレーム毎の制御フラグ103Bを付加したDCIフォーマット90Bを制御対象のDUE3Bに送信する。
制御対象の各DUE3Bは、自分が使用するサブフレームの制御フラグ103BがON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下の場合、D2D通信の送信電力量をPdに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。その結果、D2D通信によるCUE3AへのUL信号の信号干渉を低減できる。
制御対象の各DUE3Bは、自分が使用するサブフレームの制御フラグ103AがON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下でない場合、D2D通信の送信電力量を閾値Thに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。その結果、D2D通信によるCUE3AへのUL信号の信号干渉を低減できる。
実施例5のeNB2は、サブフレーム毎に無線リソースの共用有無を判定し、判定結果毎に制御フラグ103Bを設定する。eNB2は、サブフレーム毎の制御フラグ103BをDCIフォーマット90Bに付加し、DCIフォーマット90Bを制御対象のDUE3Bに通知する。その結果、制御対象のDUE3Bは、事前に将来のサブフレームの制御フラグ103Bを認識できる。制御対象のDUE3Bは、サブフレーム毎の制御フラグ103Bの内、自分が使用するサブフレームの制御フラグ103BがON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下の場合、送信電力量をPdに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。その結果、D2D通信によるCUE3AへのUL信号の信号干渉を低減できる。
制御対象のDUE3Bは、サブフレーム毎の制御フラグの内、自分が使用するサブフレームの制御フラグ103BがON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下でない場合、送信電力量が閾値Thに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。その結果、D2D通信によるCUE3AへのUL信号の信号干渉を低減できる。
尚、上記実施例1では、DUE3B側で制御フラグをON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下の場合、D2D通信の送信電力量がPdに設定すべく、送信部63の送信電力を制御した。しかしながら、これに限定されるものではなく、その実施の形態につき、実施例6として以下に説明する。尚、上記実施例1の無線システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図11は、実施例6の通信制御処理に関わるDUE3Bの処理動作の一例を示すフローチャートである。図11においてDUE3Bの通信制御部81は、D2D通信の送信電力量Pdを算出し(ステップS21)、制御フラグ103がONであるか否かを判定する(ステップS22)。通信制御部81は、制御フラグ103がONの場合(ステップS22肯定)、D2D通信を中止し(ステップS23)、図11に示す処理動作を終了する。尚、通信制御部81は、D2D通信のデータ信号生成部75、制御信号生成部76やRS生成部77を停止することでD2D通信を中止する。
通信制御部81は、制御フラグ103がONでない場合(ステップS22否定)、D2D通信の送信電力量をPdに設定すべく、送信部63の送信電力を制御してD2D通信を実行し(ステップS24)、図11に示す処理動作を終了する。
図11に示す通信制御処理を実行するDUE3Bは、制御フラグ103がONの場合、送信電力を制御することなく、D2D通信を中止する。その結果、D2D通信によるCUE3AへのUL信号の信号干渉を低減できる。
実施例5のDUE3Bは、制御フラグ103がONの場合、送信電力を制御することなく、D2D通信を中止する。その結果、D2D通信によるCUE3AへのUL信号の信号干渉を低減できる。
尚、上記実施例1では、DUE3B側で制御フラグ103がON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下の場合、D2D通信の送信電力量がPdに設定すべく、送信部63の送信電力を制御する。しかしながら、これに限定されるものではなく、その実施の形態につき、実施例7として以下に説明する。尚、上記実施例1の無線システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図12は、実施例7の通信制御処理に関わるDUE3Bの処理動作の一例を示すフローチャートである。図12においてDUE3B内の通信制御部81は、D2D通信の送信電力量Pdを算出し(ステップS31)、制御フラグ103がONであるか否かを判定する(ステップS32)。通信制御部81は、制御フラグ103がONの場合(ステップS32肯定)、eNB2AとのパスロスPLcを算出する(ステップS33)。
通信制御部81は、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下であるか否かを判定する(ステップS34)。通信制御部81は、予想受信電力量(PD−PLc)が閾値Th以下の場合(ステップS34肯定)、D2D通信の送信電力量をPdに設定すべく、
送信部63内の送信電力を制御してD2D通信を実行し(ステップS35)、図12に示す処理動作を終了する。
通信制御部81は、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下でない場合(ステップS34否定)、D2D通信を中止し(ステップS36)、図12に示す処理動作を終了する。尚、通信制御部81は、データ信号生成部75、制御信号生成部76やRS生成部77を停止し、D2D通信を中止する。
通信制御部81は、制御フラグ103がONでない場合(ステップS32否定)、D2D通信の送信電力量をPdに設定すべく、送信部63内の送信電力を制御してD2D通信を実行し(ステップS37)、図12に示す処理動作を終了する。
図12に示す通信制御処理を実行するDUE3Bは、制御フラグ103がON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下の場合、D2D通信の送信電力量がPdに設定すべく、送信部63内の送信電力を制御する。その結果、D2D通信によるCUE3AのUL信号への信号干渉を低減できる。
DUE3Bは、制御フラグ103がON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下でない場合、D2D通信を中止する。その結果、D2D通信によるCUE3AのUL信号への信号干渉を低減できる。
実施例7のDUE3Bは、制御フラグ103がON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下の場合、D2D通信の送信電力量がPdに設定すべく、送信部63内の送信電力を制御する。その結果、D2D通信によるCUE3AのUL信号への信号干渉を低減できる。
DUE3Bは、制御フラグ103がON、かつ、予想受信電力量(Pd−PLc)が閾値Th以下でない場合、D2D通信を中止する。その結果、D2D通信によるCUE3AのUL信号への信号干渉を低減できる。
尚、上記実施例では、説明の便宜上、UE3が、CUE3A及びDUE3Bの機能を切替可能にする移動局として説明した。しかしながら、例えば、DUE3Bとしての機能しか備えていない移動局にも適用可能である。
また、本実施例のeNB2は、無線機能及び制御機能を有する一体装置で説明したが、これに限定されるものではなく、無線装置と制御装置とを個別にしてeNBを構成するようにしても良い。この場合、無線装置は、アンテナ11及びRF回路12を内蔵し、制御装置は、メモリ13及びプロセッサ14を内蔵するものとする。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又は
MPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
1 無線システム
2 eNB
3 UE
3A CUE
3B DUE
35 スケジューラ
42 位置判定部
62 受信部
63 送信部
81 通信制御部

Claims (14)

  1. 移動局装置と無線通信を行う基地局装置であって、
    前記移動局装置が前記基地局装置を介さずに他の通信装置と無線通信を行う場合に、前記移動局装置が前記他の通信装置に信号を送信する送信電力に関する情報を含む制御情報を前記移動局装置に通知する制御部
    を有し、
    前記送信電力に関する情報は、前記送信電力を制御する方法を切り替えるための情報であることを特徴とする基地局装置。
  2. 前記制御部は、前記移動局装置の無線状態を示す情報に応じて、前記移動局装置に前記制御情報を通知し、
    前記無線状態を示す情報は、
    前記移動局装置が前記基地局装置との無線通信と、前記他の通信装置との無線通信とで同一の無線リソースを共用しているか否かを示す共用有無の情報であることを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記送信電力に関する情報は、所定値に応じて送信電力を決定する第1の方法と、パスロスを用いて送信電力を決定する第2の方法とを切替えるための情報であることを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  4. 前記制御部は、
    前記移動局装置に対して、前記移動局装置が前記基地局装置を介さずに他の通信装置と無線通信を行うか否かの情報を含む信号を通知することを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の基地局装置。
  5. 前記制御部は、
    前記基地局装置を介さずに他の通信装置と無線通信する前記移動局装置が複数ある場合、複数の前記移動局装置に対して、前記制御情報を通知することを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の基地局装置。
  6. 前記制御部は
    前記基地局装置を介さずに他の通信装置と無線通信する前記移動局装置が複数ある場合、各移動局装置に割り当てられたサブフレーム毎に設定した前記制御情報を各移動局装置に通知することを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の基地局装置。
  7. 基地局装置と無線通信を行うことが可能な移動局装置であって、
    前記基地局装置を介さずに他の通信装置と信号を送信する際の送信電力の制御に関する情報を含む制御情報を受信する受信部と、
    前記制御情報を受信した場合に、前記制御情報に応じて、第1の方法または、第2の方法で送信電力を決定するように制御する制御部と
    を有することを特徴とする移動局装置。
  8. 前記受信部は、前記移動局装置が前記基地局装置を介さずに他の通信装置と無線通信を行うか否かの情報を含む信号を受信し、
    前記制御部は、
    前記信号を受信した場合に、前記情報に応じて前記他の通信装置と通信する制御を実行することを特徴とする請求項7に記載の移動局装置。
  9. 前記第1の方法は、固定値に基づいて送信電力を決定する方法であり、前記第2の方法
    は、パスロスを用いて送信電力を決定する方法であることを特徴とする請求項7に記載の移動局装置。
  10. 移動局装置と、前記移動局装置と無線通信を行う基地局装置とを有し、
    前記移動局装置が前記基地局装置を介して通信装置と無線通信を実行する第1通信または、前記移動局装置が前記基地局装置を介さずに他の通信装置と無線通信を実行する第2通信を実施する無線通信システムであって、
    前記基地局装置は、
    前記移動局装置が前記第2通信を行う場合に、前記移動局が前記他の通信装置に信号を送信する送信電力に関する情報を含む制御情報を前記移動局装置に通知する制御部
    を有し、
    前記送信電力に関する情報は、前記送信電力を制御する方法を切り替えるための情報であることを特徴とする無線通信システム。
  11. 前記第2通信を制御する制御情報は、送信電力に関する情報であることを特徴とする請求項10に記載の無線通信システム。
  12. 前記切替に関する情報により、固定値に基づいて送信電力を決定する、またはパスロスを用いて送信電力を決定することを切替えることを特徴とする請求項10に記載の無線通信システム。
  13. 移動局装置と無線通信を行う基地局装置における通信制御方法であって、
    前記移動局装置が前記基地局装置を介さずに他の通信装置と無線通信を行う場合に、前記移動局装置が前記他の通信装置に信号を送信する送信電力を制御する方法を切り替えるための情報を含む制御情報を前記移動局装置に通知する
    処理を実行することを特徴とする基地局装置の通信制御方法。
  14. 基地局装置と無線通信を行うことが可能な移動局装置にける通信制御方法であって、
    前記基地局装置を介さずに他の通信装置に信号を送信する際の送信電力の制御に関する情報を含む制御情報を受信し、
    前記制御情報を受信した場合に、前記制御情報に応じた第1の方法または、第2の方法で送信電力を決定するように制御する
    処理を実行することを特徴とする移動局装置の通信制御方法。
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