JP2018536331A - データ伝送の方法および装置 - Google Patents

Abstract

本発明の実施形態において提供されるデータ伝送の方法は、ユーザ機器ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したとモビリティ管理エンティティＭＭＥが決定する段階と、ＭＭＥが当該要求メッセージをサービングゲートウェイＳＧＷへ送信する段階と、ＭＭＥが、ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信する段階と、ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する段階とを備える方法。このようにして、ＵＥがダウンリンクデータの到達可能状態に変化したとき、ＭＭＥは、ダウンリンクデータを送信するようにＳＧＷに要求し、次にＭＭＥは、ダウンリンクデータをＵＥへ送信する。それにより、到達不可能状態にあるＵＥへダウンリンクデータが配送されることにより発生する、ダウンリンクデータの消失を回避し、伝送のリアルタイムの正確度を改善する。

Description

本発明は、通信分野に関し、特に、データ伝送の方法および装置に関する。

従来のユーザ機器（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）アプリケーションとの違いとして、多くのマシンツーマシン（Ｍａｃｈｉｎｅ ｔｏ Ｍａｃｈｉｎｅ、Ｍ２Ｍ）アプリケーションは、少量データのみを受信および送信する。少量データは通常、わずか数バイトまたは数十バイトである。例えば、水道計および電力計のＭ２Ｍデバイスは、アプリケーションサーバとの間でいくらかの少量データを交換するだけでよい。少量データのみを伝送するためにユーザプレーンベアラが確立される場合、ネットワークリソースが無駄である。第３世代パートナーシッププロジェクト（３ｒｄ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ Ｐａｒｔｎｅｒｓｈｉｐ Ｐｒｏｊｅｃｔ、３ＧＰＰ）は、ネットワークリソースを節約するという前提で、少量データをいかにして効率的に伝送するかを研究している。１つの方法は、コントロールプレーンの非アクセス層（Ｎｏｎ−Ａｃｃｅｓｓ Ｓｔｒａｔｕｍ、ＮＡＳ）メッセージを使用することによって少量データを伝送することである。この方法は、ユーザプレーンを確立するためのシグナリングのオーバーヘッドを回避するので、効果的な少量データ伝送の方法である。

電力を節約するべく、省電力モード（Ｐｏｗｅｒ Ｓａｖｉｎｇ Ｍｏｄｅ、ＰＳＭ）および延長された不連続受信（ｅｘｔｅｎｄｅｄ Ｄｉｓｃｏｎｔｉｎｕｏｕｓ Ｒｅｃｅｐｔｉｏｎ、ｅＤＲＸ）などの、いくつかの省電力技術がＭ２Ｍデバイスにおいて使用されている。省電力機能がＭ２Ｍデバイス上で有効になっているとき、Ｍ２Ｍデバイスは一時的に到達不可能状態なので、ダウンリンクデータをＭ２Ｍデバイスへ送信することができない。省電力機能を使用しているＭ２Ｍデバイスにとって、少量ダウンリンクデータをいかにして効果的に伝送するかは、解決される必要がある課題である。

従来技術における、ＮＡＳを使用して少量データを伝送する上記の方法は、ＵＥが到達可能であるときのみ実行される。ＵＥが省電力技術を使用していて一時的に到達不可能状態にあるときに、少量ダウンリンクデータをいかにして伝送するかは考慮されていない。ＵＥが省電力技術を使用していて到達不可能状態であるとき、ＵＥは少量ダウンリンクデータを受信できず、それにより、少量ダウンリンクデータの消失が起きる。

これを念頭に、本発明では、ダウンリンクデータの消失を回避するための、データ伝送の方法および装置を提供する。

本発明の実施形態の第１態様は、データ伝送の方法を提供し、方法は、ユーザ機器ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したとモビリティ管理エンティティＭＭＥが決定する段階と、ＭＭＥが要求メッセージをサービングゲートウェイＳＧＷへ送信する段階と、ＭＭＥが、ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信する段階と、ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する段階とを備える。

本発明の実施形態の第１態様に関連して、本発明の実施形態の第１態様の第１実装において、ＭＭＥは、元のＭＭＥおよび新しいＭＭＥを含み、ＵＥにサービスを提供する元のＭＭＥが新しいＭＭＥに切り換えられるとき、ＭＭＥが要求メッセージをサービングゲートウェイＳＧＷへ送信する段階は、元のＭＭＥが要求メッセージをＳＧＷへ送信する段階を含み、ＭＭＥがＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信する段階は、元のＭＭＥが、ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信する段階を含み、方法はさらに、元のＭＭＥがダウンリンクデータを新しいＭＭＥへ送信する段階を備え、ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する段階は、新しいＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する段階を含む。

本発明の実施形態の第１態様に関連して、本発明の実施形態の第１態様の第２実装において、ＭＭＥは、元のＭＭＥおよび新しいＭＭＥを含み、ＵＥにサービスを提供する元のＭＭＥが新しいＭＭＥに切り換えられるとき、ＭＭＥが要求メッセージをサービングゲートウェイＳＧＷへ送信する段階は、新しいＭＭＥが要求メッセージをＳＧＷへ送信する段階を含み、ＭＭＥがＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信する段階は、新しいＭＭＥがＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信する段階を含み、ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する段階は、新しいＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する段階を含む。

本発明の実施形態の第１態様、第１態様の第１実装、または、第１態様の第２実装のいずれか１つに関連して、本発明の実施形態の第１態様の第３実装において、ユーザ機器ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したとモビリティ管理エンティティＭＭＥが決定する段階は、ＭＭＥが、ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージを受信し、ＵＥが到達可能状態にあると決定する段階を含む。

本発明の実施形態の第１態様、第１態様の第１実装、または、第１態様の第２実装のいずれか１つに関連して、本発明の実施形態の第１態様の第４実装において、ＭＭＥが要求メッセージをＳＧＷへ送信する前に、方法はさらに、ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したとＭＭＥが決定したとき、ＭＭＥがＵＥをページングする段階と、ＭＭＥがＵＥによって送信されたサービス要求メッセージを受信する段階とを備える。

本発明の実施形態の第１態様、第１態様の第１実装、第１態様の第２実装、第１態様の第３実装、または、第１態様の第４実装のいずれか１つに関連して、本発明の実施形態の第１態様の第５実装において、ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したとＭＭＥが決定する前に、方法はさらに、ＵＥが到達不可能状態にあるとＭＭＥが決定し、ＭＭＥが、応答メッセージをＳＧＷへ送信する段階であって、応答メッセージはダウンリンクデータをキャッシュするようにＳＧＷに命令するために使用される、段階を備える。

本発明の実施形態の第１態様の第５実装に関連して、本発明の実施形態の第１態様の第６実装において、応答メッセージはさらに、キャッシュ有効時間を含み、キャッシュ有効時間は、ＳＧＷがダウンリンクデータをキャッシュする有効時間を示すために使用される。

本発明の実施形態の第１態様、第１態様の第１実装、第１態様の第２実装、第１態様の第３実装、第１態様の第４実装、または、第１態様の第５実装のいずれか１つに関連して、本発明の実施形態の第１態様の第７実装において、ＭＭＥが要求メッセージをＳＧＷへ送信する段階は、ダウンリンクデータが期限切れでないとＭＭＥが決定し、ＭＭＥが、要求メッセージをＳＧＷへ送信する段階を含む。

本発明の実施形態の第２態様は、データ伝送の方法を提供し、方法は、モビリティ管理エンティティＭＭＥが、サービングゲートウェイＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータ通知メッセージを受信する段階であって、当該通知メッセージは、ユーザ機器ＵＥ宛てのダウンリンクデータを含む、段階と、ＵＥが到達不可能状態にあるとＭＭＥが決定し、ＭＭＥがダウンリンクデータをキャッシュする段階と、ＵＥが到達可能状態に変化したとき、ＭＭＥが、ダウンリンクデータをＵＥへ送信する段階とを備える。

本発明の実施形態の第２態様に関連して、本発明の実施形態の第２態様の第１実装において、ＭＭＥがダウンリンクデータをキャッシュした後、方法はさらに、ＭＭＥがダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を設定する段階を備える。

本発明の実施形態の第２態様、または、第２態様の第１実装に関連して、本発明の実施形態の第２態様の第２実装において、ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する段階は、ダウンリンクデータが期限切れでないとＭＭＥが決定し、ＭＭＥが、ダウンリンクデータをＵＥへ送信する段階を含む。

本発明の実施形態の第２態様、第２態様の第１実装、または、第２態様の第２実装のいずれか１つに関連して、本発明の実施形態の第２態様の第３実装において、ＭＭＥは、元のＭＭＥおよび新しいＭＭＥを含み、ＵＥにサービスを提供する元のＭＭＥが新しいＭＭＥに切り換えられるとき、ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する段階は、元のＭＭＥがダウンリンクデータを新しいＭＭＥへ送信する段階と、新しいＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する段階とを含む。

本発明の実施形態の第２態様、第２態様の第１実装、第２態様の第２実装、または、第２態様の第３実装のいずれか１つに関連して、本発明の実施形態の第２態様の第４実装において、ＭＭＥが、ダウンリンクデータをＵＥへ送信する前に、方法はさらに、ＭＭＥが、ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージを受信し、ＵＥが到達可能状態であると決定する段階を備える。

本発明の実施形態の第２態様、第２態様の第１実装、第２態様の第２実装、または、第２態様の第３実装のいずれか１つに関連して、本発明の実施形態の第２態様の第５実装において、ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する前に、方法はさらに、ＵＥが到達可能状態に変化したとＭＭＥが決定し、ＭＭＥがＵＥをページングする段階と、ＭＭＥが、ＵＥによって送信されたサービス要求メッセージを受信する段階とを備える。

本発明の実施形態の第２態様、第２態様の第１実装、第２態様の第２実装、第２態様の第３実装、第２態様の第４実装、または、第２態様の第５実装のいずれか１つに関連して、本発明の実施形態の第２態様の第６実装において、ＭＭＥがダウンリンクデータをキャッシュした後に、方法はさらに、ＭＭＥが指示メッセージをＳＧＷへ送信し、ダウンリンクデータがキャッシュされていることを示す段階を備える。

本発明の実施形態の第２態様の第６実装に関連して、本発明の実施形態の第２態様の第７実装において、指示メッセージはさらに、ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を含む。

本発明の実施形態の第３態様は、データ伝送の方法を提供し、方法は、サービングゲートウェイＳＧＷが、ユーザ機器ＵＥ宛てのダウンリンクデータを受信する段階と、ＳＧＷが、ダウンリンクデータ通知メッセージをモビリティ管理エンティティＭＭＥへ送信する段階と、ＳＧＷが、ＭＭＥによって送信されたキャッシュ指示を受信する段階と、ＳＧＷが、キャッシュ指示に従ってダウンリンクデータをキャッシュする段階と、ＳＧＷが、ＭＭＥによって送信された要求メッセージを受信する段階と、ＳＧＷが、要求メッセージに従って、ダウンリンクデータをＭＭＥへ送信することにより、ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する段階とを備える。

本発明の実施形態の第３態様に関連して、本発明の実施形態の第３態様の第１実装において、キャッシュ指示はさらに、キャッシュ有効時間を含み、ＳＧＷがキャッシュ指示に従ってダウンリンクデータをキャッシュした後に、方法はさらに、ＳＧＷがキャッシュ指示に従ってダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を設定する段階を備える。

本発明の実施形態の第４態様は、データ伝送の方法を提供し、方法は、モビリティ管理エンティティＭＭＥが、アプリケーションサーバによって構成された到達可能性イベントを受信する段階であって、到達可能性イベントは、ユーザ機器ＵＥが到達可能状態にあることをＭＭＥがアプリケーションサーバに示すために使用される、段階と、ＭＭＥが、ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージを受信し、ＵＥが到達可能状態にあると決定するか、または、ＵＥが到達可能状態に変化したとＭＭＥが決定したとき、ＭＭＥがＵＥをページングし、ＵＥによって発行されたサービス要求メッセージを受信する段階と、ＭＭＥが、ＵＥの到達可能性イベントレポートをアプリケーションサーバへ送信する段階と、ＭＭＥがダウンリンクデータをアプリケーションサーバから受信する段階と、ＭＭＥが、ダウンリンクデータをＵＥへ送信する段階とを備える。

本発明の実施形態の第４態様に関連して、本発明の実施形態の第４態様の第１実装において、ＭＭＥが、アプリケーションサーバによって送信されたダウンリンクデータを受信する段階は、ＭＭＥが、サービングゲートウェイＳＧＷを使用して、アプリケーションサーバによって送信されたダウンリンクデータを受信する段階を含む。

本発明の実施形態の第５態様は、モビリティ管理エンティティＭＭＥを提供し、ＭＭＥは、ユーザ機器ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したと決定するように構成されている処理モジュールと、要求メッセージをサービングゲートウェイＳＧＷへ送信するように構成されている送信モジュールと、ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信するように構成されている受信モジュールとを備え、送信モジュールはさらに、ダウンリンクデータをＵＥへ送信するように構成されている。

本発明の実施形態の第５態様に関連して、本発明の実施形態の第５態様の第１実装において、ＭＭＥは、元のＭＭＥおよび新しいＭＭＥを含み、ＵＥにサービスを提供する元のＭＭＥが新しいＭＭＥに切り換えられるとき、送信モジュールは、具体的には、元のＭＭＥが要求メッセージをＳＧＷへ送信するように構成され、受信モジュールは、具体的には、元のＭＭＥが、ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信するように構成され、送信モジュールはさらに、元のＭＭＥが、ダウンリンクデータを新しいＭＭＥへ送信するように構成され、送信モジュールはさらに、新しいＭＭＥが、ダウンリンクデータをＵＥへ送信するように構成されている。

本発明の実施形態の第５態様に関連して、本発明の実施形態の第５態様の第２実装において、ＭＭＥは、元のＭＭＥおよび新しいＭＭＥを含み、ＵＥにサービスを提供する元のＭＭＥが新しいＭＭＥに切り換えられるとき、送信モジュールは、具体的には、新しいＭＭＥが要求メッセージをＳＧＷへ送信するように構成され、受信モジュールは、具体的には、新しいＭＭＥが、ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信するように構成され、送信モジュールはさらに、新しいＭＭＥが、ダウンリンクデータをＵＥへ送信するように構成されている。

本発明の実施形態の第５態様、第５態様の第１実装、または、第５態様の第２実装のいずれか１つに関連して、本発明の実施形態の第５態様の第３実装において、処理モジュールは、具体的には、ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージが受信されたとき、ＵＥが到達可能状態にあると決定するように構成されている。

本発明の実施形態の第５態様、第５態様の第１実装、または、第５態様の第２実装のいずれか１つに関連して、本発明の実施形態の第５態様の第４実装において、送信モジュールはさらに、要求メッセージをＳＧＷへ送信する前に、ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したと決定されたとき、ＵＥをページングするように構成され、受信モジュールはさらに、ＵＥによって送信されたサービス要求メッセージを受信するように構成されている。

本発明の実施形態の第５態様、第５態様の第１実装、第５態様の第２実装、第５態様の第３実装、または、第５態様の第４実装のいずれか１つに関連して、本発明の実施形態の第５態様の第５実装において、送信モジュールはさらに、ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したと決定される前に、ＵＥが到達不可能状態にあると決定されたとき、応答メッセージをＳＧＷへ送信するように構成され、応答メッセージは、ダウンリンクデータをキャッシュするようにＳＧＷに命令するために使用される。

本発明の実施形態の第５態様の第５実装に関連して、本発明の実施形態の第５態様の第６実装において、応答メッセージはさらに、キャッシュ有効時間を含み、キャッシュ有効時間は、ＳＧＷがダウンリンクデータをキャッシュする有効時間を示すために使用される。

本発明の実施形態の第５態様、第５態様の第１実装、第５態様の第２実装、第５態様の第３実装、第５態様の第４実装、または、第５態様の第５実装のいずれか１つに関連して、本発明の実施形態の第５態様の第７実装において、送信モジュールはさらに、具体的には、ダウンリンクデータが期限切れでないと決定されたとき、要求メッセージをＳＧＷへ送信するように構成されている。

本発明の実施形態の第６態様は、モビリティ管理エンティティＭＭＥを提供し、ＭＭＥは、サービングゲートウェイＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータ通知メッセージを受信するように構成されている受信モジュールであって、当該通知メッセージは、ユーザ機器ＵＥ宛てのダウンリンクデータを含む、受信モジュールと、ＵＥが到達不可能状態にあると決定するように構成されている処理モジュールと、ＵＥが到達不可能状態にあると決定されたとき、ダウンリンクデータをキャッシュするように構成されている記憶モジュールと、ＵＥが到達可能状態に変化したとき、ダウンリンクデータをＵＥへ送信するように構成されている送信モジュールとを備える。

本発明の実施形態の第６態様に関連して、本発明の実施形態の第６態様の第１実装において、処理モジュールはさらに、ダウンリンクデータがキャッシュされた後、ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を設定するように構成されている。

本発明の実施形態の第６態様、または、第６態様の第１実装に関連して、本発明の実施形態の第６態様の第２実装において、送信モジュールは、具体的には、ダウンリンクデータが期限切れでないと決定されたとき、ダウンリンクデータをＵＥへ送信するように構成されている。

本発明の実施形態の第６態様、第６態様の第１実装、または、第６態様の第２実装のいずれか１つに関連して、本発明の実施形態の第６態様の第３実装において、ＭＭＥは、元のＭＭＥおよび新しいＭＭＥを含み、ＵＥにサービスを提供する元のＭＭＥが新しいＭＭＥに切り換えられるとき、送信モジュールは、具体的には、元のＭＭＥがダウンリンクデータを新しいＭＭＥへ送信するように、および、新しいＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信するように構成されている。

本発明の実施形態の第６態様、第６態様の第１実装、第６態様の第２実装、または、第６態様の第３実装のいずれか１つに関連して、本発明の実施形態の第６態様の第４実装において、処理モジュールは、具体的には、ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージが受信されたとき、ＵＥが到達可能状態にあると決定するように構成されている。

本発明の実施形態の第６態様、第６態様の第１実装、第６態様の第２実装、または、第６態様の第３実装のいずれか１つに関連して、本発明の実施形態の第６態様の第５実装において、送信モジュールはさらに、ダウンリンクデータがＵＥへ送信される前に、ＵＥが到達可能状態に変化したと決定されたとき、ＭＭＥがＵＥをページングするように構成され、受信モジュールはさらに、ＵＥによって送信されたサービス要求メッセージを受信するように構成されている。

本発明の実施形態の第６態様、第６態様の第１実装、第６態様の第２実装、第６態様の第３実装、第６態様の第４実装、または、第６態様の第５実装のいずれか１つに関連して、本発明の実施形態の第６態様の第６実装において、送信モジュールはさらに、ダウンリンクデータがキャッシュされた後に、指示メッセージをＳＧＷへ送信し、ダウンリンクデータがキャッシュされていることを示すように構成されている。

本発明の実施形態の第６態様の第６実装に関連して、本発明の実施形態の第６態様の第７実装において、指示メッセージはさらに、ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を含む。

本発明の実施形態の第７態様は、サービングゲートウェイＳＧＷを提供し、ＳＧＷは、受信モジュール、送信モジュール、記憶モジュールおよび処理モジュールを備え、受信モジュールは、ユーザ機器ＵＥ宛てのダウンリンクデータを受信するように構成され、送信モジュールは、ダウンリンクデータ通知メッセージをモビリティ管理エンティティＭＭＥへ送信するように構成され、受信モジュールはさらに、ＭＭＥによって送信されたキャッシュ指示を受信するように構成されており、記憶モジュールは、キャッシュ指示に従ってダウンリンクデータをキャッシュするように構成され、受信モジュールはさらに、ＭＭＥによって送信された要求メッセージを受信するように構成されており、送信モジュールはさらに、要求メッセージに従って、ダウンリンクデータをＭＭＥへ送信することにより、ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信するように構成され、処理モジュールは、ダウンリンクデータをキャッシュするように記憶モジュールに命令するように構成されている。

本発明の実施形態の第７態様に関連して、本発明の実施形態の第７態様の第１実装において、キャッシュ指示はさらに、キャッシュ有効時間を含み、処理モジュールはさらに、キャッシュ指示に従ってダウンリンクデータがキャッシュされた後に、キャッシュ指示に従ってダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を設定するように構成されている。

本発明の実施形態の第８態様は、モビリティ管理エンティティＭＭＥを提供し、ＭＭＥは、受信モジュールと、送信モジュールと、処理モジュールとを備え、受信モジュールは、アプリケーションサーバによって構成された到達可能性イベントを受信するように構成され、到達可能性イベントは、ユーザ機器ＵＥが到達可能状態にあるとＭＭＥがアプリケーションサーバに示すために使用され、受信モジュールはさらに、ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージを受信し、ＵＥが到達可能状態にあると決定するように構成され、または、ＵＥが到達可能状態に変化したと決定されたとき、ＵＥをページングし、ＵＥによって発行されたサービス要求メッセージを受信するように構成され、送信モジュールは、ＵＥの到達可能性イベントレポートをアプリケーションサーバへ送信するように構成され、受信モジュールはさらに、ダウンリンクデータをアプリケーションサーバから受信するように構成され、送信モジュールはさらに、ダウンリンクデータをＵＥへ送信するように構成され、処理モジュールは、ＵＥの状態を決定するように構成されている。

本発明の実施形態の第８態様に関連して、本発明の実施形態の第８態様の第１実装において、受信モジュールは、具体的には、サービングゲートウェイＳＧＷを通して、アプリケーションサーバによって送信されたダウンリンクデータを受信するように構成されている。

本発明の実施形態において提供されるデータ伝送の方法は、ユーザ機器ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したとモビリティ管理エンティティＭＭＥが決定する段階と、ＭＭＥが要求メッセージをサービングゲートウェイＳＧＷへ送信する段階と、ＭＭＥが、ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信する段階と、ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する段階とを備える方法。このようにして、ＵＥがダウンリンクデータの到達可能状態に変化したとき、ＭＭＥは、ダウンリンクデータを送信するようにＳＧＷに要求し、次にＭＭＥは、ダウンリンクデータをＵＥへ送信する。それにより、到達不可能状態にあるＵＥへダウンリンクデータが配送されることにより発生する、ダウンリンクデータの消失を回避し、伝送のリアルタイムの正確度を改善する。

本発明の実施形態における、または従来技術における技術的解決法をより明確に説明すべく、実施形態または従来技術を説明するために必要な添付図面を以下で簡潔に説明する。以下の説明における添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しているに過ぎず、当業者ならば、創造的努力をせずとも、これらの添付図面から他の図面を導き出し得ることは明らかである。
本発明の実施形態に係るデータ伝送方法の概略図である。 本発明の実施形態に係るデータ伝送方法の別の概略図である。 本発明の実施形態に係るデータ伝送方法の別の概略図である。 本発明の実施形態に係るデータ伝送方法の別の概略図である。 本発明の実施形態に係るデータ伝送方法の別の概略図である。 本発明の実施形態に係るデータ伝送方法の別の概略図である。 本発明の実施形態に係るデータ伝送方法の別の概略図である。 本発明の実施形態に係るモビリティ管理エンティティＭＭＥの概略図である。 本発明の実施形態に係るモビリティ管理エンティティＭＭＥの別の概略図である。 本発明の実施形態に係るサービングゲートウェイＳＧＷの概略図である。 本発明の実施形態に係るモビリティ管理エンティティＭＭＥの別の概略図である。 本発明の実施形態に係るモビリティ管理エンティティＭＭＥの別の概略図である。 本発明の実施形態に係るサービングゲートウェイＳＧＷの別の概略図である。

本発明の実施形態は、ダウンリンクデータの消失を回避するべく、データ伝送の方法および装置を提供する。

本発明の実施形態における添付図面に関連して、本発明の実施形態における技術的解決法を以下で明確かつ完全に説明する。説明される実施形態は、本発明の実施形態のいくつかに過ぎず、すべてではないことは明らかである。創造的努力なしに本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られた他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。

図１を参照すると、本発明の実施形態におけるデータ伝送方法のある実施形態は、以下の段階を含む。

１０１：ユーザ機器ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したとモビリティ管理エンティティＭＭＥが決定する。

ユーザ機器ＵＥが到達不可能状態であるとき、ＵＥは、ＵＥ宛てのダウンリンクデータを受信できない。例えば、マシンツーマシン（Ｍａｃｈｉｎｅ ｔｏ Ｍａｃｈｉｎｅ、Ｍ２Ｍ）デバイスが省電力状態にあるとき、すなわち、Ｍ２Ｍデバイスが到達不可能状態にあるとき、この場合、デバイスはいずれのネットワーク側デバイスにも接続されない。したがって、ネットワーク側がダウンリンクデータをＭ２Ｍデバイスへ送信したとき、ダウンリンクデータは消失する。ＵＥが到達可能状態にあるとき、すなわち、ＵＥとネットワーク側デバイスとの間に接続が確立されているとき、この場合、ＵＥは、ネットワーク側デバイスによって送信されたダウンリンクデータを受信できる。ネットワーク側デバイスにおけるＭＭＥは、合法的範囲内のモニタリングをサポートする機能を有するので、ＭＭＥは、ＵＥの状態をリアルタイムにモニタリングする。

１０２：ＭＭＥが、要求メッセージをサービングゲートウェイＳＧＷへ送信する。

ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したとＭＭＥが検出したとき、ダウンリンクデータをＵＥへ送信できる。ダウンリンクデータはアプリケーションサーバによって送信され得るか、または、別のコアネットワークデバイスによって送信され得る。何が最初にダウンリンクデータを送信したかに関係なく、ダウンリンクデータは、ＳＧＷによって転送される必要がある。一般的に、ＵＥが到達可能状態のままである場合、すなわち、ＳＧＷとの接続を直接確立できる場合、ダウンリンクデータがＳＧＷへ配送されたとき、ＳＧＷはダウンリンクデータをＵＥへ直接転送できる。しかしながら、ＵＥが到達不可能状態にあるとき、すなわち、ＳＧＷに接続されていないとき、ＳＧＷは、ダウンリンクデータをＵＥへ送信できない。たとえＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化した場合でも、ＳＧＷは、ＵＥの状態を知ることができない。したがって、ＭＭＥは、ＳＧＷからダウンリンクデータを取得する必要があり、これにより、ＭＭＥはダウンリンクデータをＵＥへ送信できる。ＭＭＥは、ダウンリンクデータを取得するべく、要求メッセージをＳＧＷへ送信し、ダウンリンクデータをＭＭＥへ送信するようにＳＧＷに要求する。

１０３：ＭＭＥが、ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信する。

ＭＭＥによって送信された要求メッセージを受信後、ＳＧＷは、ダウンリンクデータをＭＭＥへ送信する。ダウンリンクデータは、ＳＧＷによって記憶され得ることに留意すべきである。代替的に、ＳＧＷは、ＭＭＥによって送信された要求メッセージを受信後、配送要求情報をアプリケーションサーバへ送信し、アプリケーションサーバによって送信されるダウンリンクデータを要求し得る。

１０４：ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する。

ＭＭＥは、ダウンリンクデータを受信後、ダウンリンクデータをＵＥへ送信し、その結果、ＵＥは、ダウンリンクデータを受信し、ダウンリンクデータに従って、対応する機能を実装する。

本発明の実施形態において提供されるデータ伝送方法は、ユーザ機器ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したとモビリティ管理エンティティＭＭＥが決定する段階と、ＭＭＥが要求メッセージをサービングゲートウェイＳＧＷへ送信する段階と、ＭＭＥが、ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信する段階と、ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する段階とを備える。このようにして、ＵＥがダウンリンクデータの到達可能状態に変化したとき、ＭＭＥは、ダウンリンクデータを送信するようにＳＧＷに要求し、次にＭＭＥは、ダウンリンクデータをＵＥへ送信する。それにより、到達不可能状態にあるＵＥへダウンリンクデータが配送されることにより発生する、ダウンリンクデータの消失を回避し、伝送のリアルタイムの正確度を改善する。

図２を参照すると、本発明の実施形態におけるデータ伝送方法の別の実施形態は、以下の段階を含む。

２０１：ユーザ機器ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したと元のモビリティ管理エンティティＭＭＥが決定する。

ユーザ機器ＵＥはモバイルデバイスであり得るので、ＵＥが移動するとき、ＵＥが正常に通信できることを保証するべく、ＵＥは、ＵＥにサービスを提供するＭＭＥを変更する必要があり得る。したがって、本発明のこの実施形態において、ＭＭＥは、元のＭＭＥおよび新しいＭＭＥを含む。元のＭＭＥは、ＵＥが移動する前にＵＥにサービスを提供するＭＭＥであり、新しいＭＭＥは、ＵＥが移動した後にＵＥにサービスを提供するＭＭＥである。元のＭＭＥは、ＵＥが移動する前に、ＵＥにサービスを提供し続けている。したがって、ＵＥの状態のモニタリングは元のＭＭＥによって実行される。

別の実装において、新しいＭＭＥは最初に、元のＭＭＥによって記憶された、ＵＥのデータ情報を取得し得て、新しいＭＭＥがＵＥの状態をモニタリングする。

２０２：元のＭＭＥが要求メッセージをサービングゲートウェイＳＧＷへ送信する。

任意選択の実装において、ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したと元のＭＭＥが決定したとき、元のＭＭＥは最初に、ＵＥ宛てのダウンリンクデータを取得する。したがって、元のＭＭＥは、要求メッセージをＳＧＷへ送信する。

任意選択の別の実装において、ＵＥにサービスを提供する元のＭＭＥが新しいＭＭＥに切り換えられるとき、新しいＭＭＥは、ＳＧＷとの接続を直接確立する。したがって、新しいＭＭＥは、要求メッセージをＳＧＷへ送信し得る。新しいＭＭＥは、ダウンリンクデータを受信後、ダウンリンクデータをＵＥへ直接送信し得る。

２０３：元のＭＭＥが、ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信する。詳細な内容については、Ｓ１０３を参照されたい。

２０４：元のＭＭＥが、ダウンリンクデータを新しいＭＭＥへ送信する。

ＵＥにサービスを提供するＭＭＥが元のＭＭＥから新しいＭＭＥに切り換えられるので、元のＭＭＥは、もはやデータ情報をＵＥへ送信することができない。したがって、元のＭＭＥは、ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信後、ダウンリンクデータを新しいＭＭＥへ送信する必要があり、新しいＭＭＥは、ダウンリンクデータをＵＥへ送信する。

２０５：新しいＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する。詳細な内容については、Ｓ１０４を参照されたい。

本発明のこの実施形態において、到達不可能状態にあるＵＥが移動するとき、かつ、結果として、ＵＥにサービスを提供するＭＭＥが元のＭＭＥから新しいＭＭＥに切り換えられるとき、１つの実装として、元のＭＭＥは、ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したと決定し、次に元のＭＭＥは、ダウンリンクデータをＳＧＷから取得し、元のＭＭＥは、ダウンリンクデータを新しいＭＭＥへ送信し、最後に、新しいＭＭＥは、ダウンリンクデータをＵＥへ送信し、他の実装として、新しいＭＭＥは、ＳＧＷとの接続を直接確立し、新しいＭＭＥは、ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したと決定し、新しいＭＭＥは、ＳＧＷからダウンリンクデータを取得し、次に、ダウンリンクデータをＵＥへ送信する。ＵＥにサービスを提供するＭＭＥが変化するとき、上記の実装のうちのいずれかでダウンリンクデータを適時にＵＥへ送信でき、それにより、データ伝送の安定性が改善する。

図３を参照すると、本発明の実施形態におけるデータ伝送方法の別の実施形態は、以下の段階を含む。

３０１：ＵＥが到達不可能状態にあるとＭＭＥが決定し、ＭＭＥが、応答メッセージをＳＧＷへ送信する。応答メッセージは、ダウンリンクデータをキャッシュするようにＳＧＷに命令するために使用される。応答メッセージはさらに、キャッシュ有効時間を含み、キャッシュ有効時間は、ＳＧＷがダウンリンクデータをキャッシュする有効時間を示すために使用される。

ＳＧＷはＵＥの状態をモニタリングできないので、アプリケーションサーバによって送信されたダウンリンクデータをＳＧＷが受信したとき、ＳＧＷは、到達不可能状態にあるＵＥへダウンリンクデータを送信できない。したがって、ＳＧＷは、ダウンリンクデータ通知メッセージをＭＭＥへ送信することにより、ダウンリンクデータが到着したのでＵＥへ送信する必要があることを示す。ＭＭＥは、ＵＥが到達不可能状態にあると決定する。ダウンリンクデータが消失することを防止するために、ＭＭＥは、応答メッセージをＳＧＷへ送信することにより、ダウンリンクデータをキャッシュするようにＳＧＷに命令する。ＵＥが過剰に長い時間にわたって到達不可能状態であり続ける場合、ダウンリンクデータは不正確であり得る。加えて、ＳＧＷのキャッシュ空間には制限がある。ＵＥが常に到達不可能状態に留まっている場合、ネットワーク側が比較的大量のダウンリンクデータをＳＧＷへ送信するとき、ＳＧＷは、大量のダウンリンクデータをキャッシュできない。したがって、応答メッセージはさらに、ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を含む。ダウンリンクデータのキャッシュ時間が終了した後も、ダウンリンクデータがまだＵＥへ送信されていないとき、ＳＧＷは、ダウンリンクデータを破棄し得るか、または、元のダウンリンクデータと取って代わる新しいダウンリンクデータを受信するまで待機し得る。

３０２：ＭＭＥが、ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージを受信し、ＵＥが到達可能状態にあると決定する。

上記の実施形態では、ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したことをＭＭＥが検出したとき、ＭＭＥは、ダウンリンクデータを積極的に取得し、ダウンリンクデータをＵＥへ送信すると説明されている。本発明のこの実施形態において、ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したとき、ＵＥはまず、非アクセス層ＮＡＳメッセージ、例えば、トラッキングエリアアップデート（Ｔｒａｃｋｉｎｇ Ａｒｅａ Ｕｐｄａｔｅ、略称：ＴＡＵ）メッセージをＭＭＥへ送信し、ＵＥが到達可能状態にあることを示し得る。

任意選択で、ＵＥが到達可能状態に変化したとＭＭＥが決定したとき、ＭＭＥは、ＵＥをページングし得る。ＵＥは、ＭＭＥによって送信されたページングを受信した後、サービスデータを更新するために、サービス要求メッセージをＭＭＥへ送信し得る。したがって、ＭＭＥは、ＵＥによって送信されたサービス要求メッセージを受信する。

３０３：ダウンリンクデータが期限切れでないとＭＭＥが決定し、ＭＭＥが要求メッセージをＳＧＷへ送信する。

ＵＥによって送信されたサービス要求メッセージをＭＭＥが受信した後に、ダウンリンクデータはまだＳＧＷにキャッシュされているので、ＭＭＥは最初に、ダウンリンクデータをＭＭＥへ送信するようにＳＧＷに要求するべく、要求メッセージをＳＧＷへ送信する必要がある。ダウンリンクデータがまだＳＧＷにキャッシュされていることを確実にするべく、または、ダウンリンクデータがまだ有効であると決定するべく、ＭＭＥは、要求メッセージを送信する前に、ダウンリンクデータが期限切れでないことを最初に決定する必要がある。

３０４：ＭＭＥが、ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信する。詳細な内容については、Ｓ１０３を参照されたい。

３０５：ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する。詳細な内容については、Ｓ１０４を参照されたい。

本発明のこの実施形態において、ダウンリンクデータがＳＧＷへ配送されたとき、ＭＭＥは、ＵＥが到達不可能状態にあると決定し、次にＭＭＥは、ダウンリンクデータをキャッシュするように、および、キャッシュ有効時間を設定するようにＳＧＷに命令するべく、応答メッセージをＳＧＷへ送信する。これにより、ダウンリンクデータの消失を回避し、また、ダウンリンクデータのリアルタイムの正確度を保証する。ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したとき、ＵＥは、ＮＡＳメッセージをＭＭＥへ送信し、その結果、ＭＭＥは、ＵＥが到達可能状態にあると決定し、ＭＭＥは、ＳＧＷからダウンリンクデータを取得し、次に、ダウンリンクデータをＵＥへ送信する。このようにして、ＵＥは、ダウンリンクデータを適時に受信し、データ伝送の正確度が改善する。

図４を参照すると、本発明の実施形態におけるデータ伝送方法の別の実施形態は、以下の段階を含む。

４０１：モビリティ管理エンティティＭＭＥが、サービングゲートウェイＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータ通知メッセージを受信する。当該通知メッセージは、ユーザ機器ＵＥ宛てのダウンリンクデータを含む。

ＳＧＷは、ＵＥ宛てのダウンリンクデータをアプリケーションサーバから受信したとき、ＳＧＷとの接続をＵＥが確立できないと認識する。この場合、ＳＧＷは、ＵＥ宛てのダウンリンクデータが到着したことを示すべく、ダウンリンクデータ通知メッセージをＭＭＥへ送信し、ダウンリンクデータ通知メッセージを使用することによってダウンリンクデータをＭＭＥへ送信する。

４０２：ＵＥが到達不可能状態にあるとＭＭＥが決定し、ＭＭＥがダウンリンクデータをキャッシュする。

ＭＭＥがダウンリンクデータ通知メッセージおよびダウンリンクデータを受信したとき、ＭＭＥは、ＵＥの状態を決定する。ＭＭＥは、ＵＥが到達不可能状態にあると決定したとき、ダウンリンクデータをキャッシュし、これにより、ＵＥが到達可能状態に変化したとき、ＭＭＥは、ダウンリンクデータをＵＥへ送信し得る。

４０３：ＵＥが到達可能状態に変化したとき、ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する。

本発明のこの実施形態において、ＵＥが到達不可能状態にあるとき、ＭＭＥは、ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信する。ダウンリンクデータの消失を回避するべく、ＭＭＥは、ダウンリンクデータをキャッシュし、これにより、ＵＥが到達可能状態に変化したとき、ＭＭＥは、ダウンリンクデータをＵＥへ送信する。このようにして、ＵＥはダウンリンクデータを適時に受信し、それにより、データ伝送のリアルタイム性が改善する。

図５を参照すると、本発明の実施形態におけるデータ伝送方法の別の実施形態は、以下の段階を含む。

５０１：モビリティ管理エンティティＭＭＥが、サービングゲートウェイＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータ通知メッセージを受信する。当該通知メッセージは、ユーザ機器ＵＥ宛てのダウンリンクデータを含む。

詳細な内容については、Ｓ４０１を参照されたい。

５０２：ＵＥが到達不可能状態にあるとＭＭＥが決定し、ＭＭＥがダウンリンクデータをキャッシュする。

詳細な内容については、Ｓ４０２を参照されたい。

５０３：ＭＭＥがダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を設定する。

図３の実施形態におけるＳ３０１は、ＳＧＷがダウンリンクデータをキャッシュし、ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を設定することを説明する。同様に、本発明のこの実施形態において、ＭＭＥはまた、ダウンリンクデータをキャッシュし、ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を設定し得る。

５０４：ＭＭＥが、ダウンリンクデータがキャッシュされていることを示すべく、指示メッセージをＳＧＷへ送信する。指示メッセージはさらに、ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を含む。

Ｓ５０１では、ＳＧＷがダウンリンクデータを受信したとき、ＳＧＷがダウンリンクデータをＵＥへ送信できない場合、ＳＧＷは、ダウンリンクデータ通知メッセージをＭＭＥへ送信することが説明されている。ダウンリンクデータがＭＭＥにキャッシュされるとき、ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間は、指示メッセージを使用することによってＳＧＷへ送信される。この場合、ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間内において、ＳＧＷが、アプリケーションサーバによって送信されたダウンリンクデータを再度受信したとき、ＳＧＷは、もはやダウンリンクデータ通知メッセージをＭＭＥへ送信する必要がない。ダウンリンクデータはまだＭＭＥにキャッシュされているので、ＵＥが到達可能状態に変化したとＭＭＥが決定したとき、ＭＭＥは、ＵＥとの接続を適時に確立する。

ＳＧＷが、アプリケーションサーバによって送信されたダウンリンクデータをダウンリンクデータのキャッシュ有効時間内に再度受信したとき、ＳＧＷは、新たに受信されたダウンリンクデータをＭＭＥへ直接送信して、これにより、ＭＭＥは、新たに受信されたダウンリンクデータをキャッシュし得ることに留意すべきである。また、ＳＧＷも新たに受信されたダウンリンクデータをキャッシュし得る。

５０５：ＭＭＥが、ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージを受信し、ＵＥが到達可能状態にあると決定する。

詳細な内容については、Ｓ３０２を参照されたい。

５０６：ダウンリンクデータが期限切れでないとＭＭＥが決定し、ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する。

到達不可能状態にあるＵＥが移動するとき、結果として、ＵＥにサービスを提供するＭＭＥが変化し得ることに留意すべきである。したがって、本発明のこの実施形態において、ＭＭＥは、元のＭＭＥおよび新しいＭＭＥを含み得る。ＵＥにサービスを提供するＭＭＥが元のＭＭＥから新しいＭＭＥに切り換えられるとき、ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する段階は、元のＭＭＥがダウンリンクデータを新しいＭＭＥへ送信する段階と、新しいＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する段階とを含む。

本発明のこの実施形態において、ＳＧＷは、ＵＥ宛てのダウンリンクデータを受信した後、ダウンリンクデータをＵＥへ直接送信できず、ＳＧＷは、ダウンリンクデータをＭＭＥへ送信する。ＭＭＥは、ＵＥが到達不可能状態にあると決定したとき、ダウンリンクデータをキャッシュし、ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を設定する。このようにして、ダウンリンクデータのリアルタイム性が改善する。ＵＥが到達可能状態に変化したとき、ＵＥは、サービス要求メッセージをＭＭＥへ送信し、次にＭＭＥは、ダウンリンクデータが期限切れであるかどうかを決定する。ダウンリンクデータが期限切れでない場合、ＭＭＥは、ダウンリンクデータをＵＥへ送信し、それにより、データ伝送のリアルタイム性が改善する。

図６を参照すると、本発明の実施形態におけるデータ伝送方法の別の実施形態は、以下の段階を含む。

６０１：サービングゲートウェイＳＧＷが、ユーザ機器ＵＥ宛てのダウンリンクデータを受信する。

アプリケーションサーバによってＵＥへ送信されるすべてのダウンリンクデータは、ＳＧＷによって転送される必要がある。したがって、ダウンリンクデータがＵＥへ送信される前に、まずＳＧＷがダウンリンクデータを受信する。

６０２：ＳＧＷが、ダウンリンクデータ通知メッセージをモビリティ管理エンティティＭＭＥへ送信する。

ＳＧＷは、ＵＥ宛てのダウンリンクデータをアプリケーションサーバから受信したとき、ＳＧＷとの接続をＵＥが確立できないと認識する。次にＳＧＷは、ダウンリンクデータ通知メッセージをＭＭＥへ送信し、ＵＥ宛てのダウンリンクデータが到着したことを示す。

６０３：ＳＧＷが、ＭＭＥによって送信されたキャッシュ指示を受信する。

６０４：ＳＧＷが、キャッシュ指示に従ってダウンリンクデータをキャッシュする。任意選択で、キャッシュ指示はさらに、キャッシュ有効時間を含む。

ＳＧＷがキャッシュ指示に従ってダウンリンクデータをキャッシュした後に、方法はさらに、ＳＧＷがキャッシュ指示に従ってダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を設定する段階を備える。

詳細な内容については、Ｓ３０１を参照されたい。

６０５：ＳＧＷがＭＭＥによって送信された要求メッセージを受信する。

６０６：ＳＧＷが要求メッセージに従って、ダウンリンクデータをＭＭＥへ送信し、その結果、ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する。詳細な内容についてはＳ３０３を参照されたい。

図７を参照すると、本発明の実施形態におけるデータ伝送方法の別の実施形態は、以下の段階を含む。

７０１：モビリティ管理エンティティＭＭＥが、アプリケーションサーバによって構成された到達可能性イベントを受信する。到達可能性イベントは、ユーザ機器ＵＥが到達可能状態にあることをＭＭＥがアプリケーションサーバに示すために使用される。

コンピュータ用語としてのイベントの意味については、イベントは、コントロールによって認識可能な操作であり、例えばＯＫボタンを押す、または、ラジオボタンもしくはチェックボックスを選択するなどである。各コントロールは、当該コントロールによって認識可能なイベントを有する。イベントは、例えば、フォームローディングイベント、クリックイベント、ダブルクリックイベント、エディットボックス（テキストボックス）のテキスト変更イベントである。

上記のすべての実施形態では、ＵＥが到達可能状態にあるか、または到達不可能状態にあるかに関わらず、アプリケーションサーバは最初にダウンリンクデータをＳＧＷへ送信することが説明されている。ＵＥが到達不可能状態にある場合、まず、ＳＧＷがダウンリンクデータをキャッシュするか、または、ＭＭＥがダウンリンクデータをキャッシュする。ＵＥが到達可能状態に変化したとき、ＭＭＥは、ダウンリンクデータをＵＥへ送信する。しかしながら、本発明のこの実施形態において、アプリケーションサーバは、ダウンリンクデータを送信する前に、まず、ＵＥが到達可能状態にあるかどうかを決定し得る。ＵＥが到達可能状態にあるとき、ダウンリンクデータはＵＥへ送信される。ＭＭＥはＵＥをモニタリングする機能を有するので、アプリケーションサーバはまず、ＭＭＥに到達可能性イベントを設定し得る。ＵＥが到達可能状態にあるとＭＭＥが決定したとき、到達可能性イベントがトリガされ、ユーザ機器ＵＥが到達可能状態にあることがアプリケーションサーバに示される。

７０２：ＭＭＥが、ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージを受信し、ＵＥが到達可能状態にあると決定する。または、ＵＥが到達可能状態に変化したとＭＭＥが決定したとき、ＭＭＥはＵＥをページングし、ＵＥによって発行されたサービス要求メッセージを受信する。

詳細な内容については、Ｓ３０２を参照されたい。

７０３：ＭＭＥがＵＥの到達可能性イベントレポートをアプリケーションサーバへ送信する。

ＵＥが到達可能状態に変化したとＭＭＥが決定したとき、ＭＭＥは、ＵＥの到達可能性イベントレポートをアプリケーションサーバへ送信し、アプリケーションサーバがダウンリンクデータをＵＥへ送信できることを示す。

７０４：ＭＭＥがダウンリンクデータをアプリケーションサーバから受信する。

任意選択で、ＭＭＥは、サービングゲートウェイＳＧＷを通して、アプリケーションサーバによって送信されたダウンリンクデータを受信する。アプリケーションサーバが、ＭＭＥによって送信された到達可能性イベントレポートを受信したとき、アプリケーションサーバは、ダウンリンクデータをＳＧＷへ送信できる。ＳＧＷは、ダウンリンクデータを受信したとき、ダウンリンクデータをＭＭＥへ送信し、その結果、ＭＭＥはダウンリンクデータをＵＥへ転送する。

７０５：ＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信する。

本発明のこの実施形態において、アプリケーションサーバは到達可能性イベントをＭＭＥに設定する。ＭＭＥは、ＵＥが到達可能状態にあるとＭＭＥが決定したときのみ、到達可能性イベントレポートをアプリケーションサーバへ送信し、その結果、アプリケーションサーバはダウンリンクデータをＵＥへ送信する。このようにして、ダウンリンクデータがほぼリアルタイムのデータであることが保証され、データ伝送のリアルタイム性が改善する。

図８を参照すると、本発明の実施形態におけるモビリティ管理エンティティＭＭＥのある実施形態は、処理モジュール８０１、送信モジュール８０２および受信モジュール８０３を備える。

処理モジュール８０１は、ユーザ機器ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したと決定するように構成されている。詳細な内容についてはＳ１０１を参照されたい。送信モジュール８０２は、要求メッセージをサービングゲートウェイＳＧＷへ送信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ１０２を参照されたい。受信モジュール８０３は、ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ１０３を参照されたい。送信モジュール８０２はさらに、ダウンリンクデータをＵＥへ送信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ１０４を参照されたい。

任意選択で、ＭＭＥは、元のＭＭＥおよび新しいＭＭＥを含み、ＵＥにサービスを提供する元のＭＭＥが新しいＭＭＥに切り換えられるとき、送信モジュール８０２は、具体的には、元のＭＭＥが要求メッセージをＳＧＷへ送信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ２０２を参照されたい。

受信モジュール８０３は、具体的には、元のＭＭＥがＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ２０３を参照されたい。

送信モジュール８０２はさらに、元のＭＭＥがダウンリンクデータを新しいＭＭＥへ送信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ２０４を参照されたい。送信モジュール８０２はさらに、新しいＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ２０５を参照されたい。

任意選択で、ＭＭＥは、元のＭＭＥおよび新しいＭＭＥを含み、ＵＥにサービスを提供する元のＭＭＥが新しいＭＭＥに切り換えられるとき、送信モジュール８０２は、具体的には、新しいＭＭＥが要求メッセージをＳＧＷへ送信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ２０２を参照されたい。

受信モジュール８０３は、具体的には、新しいＭＭＥがＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信するように構成されている。送信モジュール８０２はさらに、新しいＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信するように構成されている。

任意選択で、処理モジュール８０１は、具体的には、ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージが受信されたとき、ＵＥが到達可能状態にあると決定するように構成されている。

任意選択で、送信モジュール８０２はさらに、要求メッセージをＳＧＷへ送信する前に、ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したと決定されたとき、ＵＥをページングするように構成されている。

受信モジュール８０３はさらに、ＵＥによって送信されたサービス要求メッセージを受信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ３０２を参照されたい。

任意選択で、送信モジュール８０２はさらに、ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したと決定される前に、ＵＥが到達不可能状態にあると決定されたとき、応答メッセージをＳＧＷへ送信するように構成され、応答メッセージは、ダウンリンクデータをキャッシュするようにＳＧＷに命令するために使用される。

任意選択で、応答メッセージはさらに、キャッシュ有効時間を含み、当該キャッシュ有効時間は、ＳＧＷがダウンリンクデータをキャッシュする有効時間を示すために使用される。詳細な内容についてはＳ３０１を参照されたい。

任意選択で、送信モジュール８０２はさらに、具体的には、ダウンリンクデータが期限切れでないと決定されたとき、要求メッセージをＳＧＷへ送信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ３０３を参照されたい。

図９を参照すると、本発明の実施形態におけるモビリティ管理エンティティＭＭＥの別の実施形態は、受信モジュール９０１、処理モジュール９０２、記憶モジュール９０３および送信モジュール９０４を備える。

受信モジュール９０１は、サービングゲートウェイＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータ通知メッセージを受信するように構成され、当該通知メッセージは、ユーザ機器ＵＥ宛てのダウンリンクデータを含む。詳細な内容についてはＳ４０１を参照されたい。処理モジュール９０２は、ＵＥが到達不可能状態にあると決定するように構成されている。

記憶モジュール９０３は、ＵＥが到達不可能状態にあると決定されたとき、ダウンリンクデータをキャッシュするように構成されている。詳細な内容についてはＳ４０２を参照されたい。

送信モジュール９０４は、ＵＥが到達可能状態に変化したとき、ダウンリンクデータをＵＥへ送信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ４０３を参照されたい。

任意選択で、処理モジュール９０２はさらに、ダウンリンクデータがキャッシュされた後に、ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を設定するように構成されている。

任意選択で、送信モジュール９０４は、具体的には、ダウンリンクデータが期限切れでないと決定されたとき、ダウンリンクデータをＵＥへ送信するように構成されている。

任意選択で、ＭＭＥは、元のＭＭＥおよび新しいＭＭＥを含み、ＵＥにサービスを提供する元のＭＭＥが新しいＭＭＥに切り換えられるとき、送信モジュール９０４は、具体的には、元のＭＭＥがダウンリンクデータを新しいＭＭＥへ送信するように、および、新しいＭＭＥがダウンリンクデータをＵＥへ送信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ５０６を参照されたい。

任意選択で、処理モジュール９０２は、具体的には、ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージが受信されたとき、ＵＥが到達可能状態にあると決定するように構成されている。詳細な内容についてはＳ５０５を参照されたい。

任意選択で、送信モジュール９０４はさらに、ダウンリンクデータがＵＥへ送信される前に、ＵＥが到達可能状態に変化したと決定されたとき、ＭＭＥがＵＥをページングするように構成されている。

受信モジュール９０１はさらに、ＵＥによって送信されたサービス要求メッセージを受信するように構成されている。

任意選択で、送信モジュール９０４はさらに、ダウンリンクデータがキャッシュされた後に、指示メッセージをＳＧＷへ送信し、ダウンリンクデータがキャッシュされていることを示すように構成されている。任意選択で、指示メッセージはさらに、ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を含む。詳細な内容についてはＳ５０４を参照されたい。

図１０を参照すると、本発明の実施形態におけるサービングゲートウェイＳＧＷのある実施形態は、受信モジュール１００１、送信モジュール１００２、記憶モジュール１００３および処理モジュール１００４を備える。受信モジュール１００１は、ユーザ機器ＵＥ宛てのダウンリンクデータを受信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ６０１を参照されたい。

送信モジュール１００２は、ダウンリンクデータ通知メッセージをモビリティ管理エンティティＭＭＥへ送信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ６０２を参照されたい。受信モジュール１００１はさらに、ＭＭＥによって送信されたキャッシュ指示を受信するように構成されている。

記憶モジュール１００３は、キャッシュ指示に従ってダウンリンクデータをキャッシュするように構成されている。詳細な内容についてはＳ６０４を参照されたい。受信モジュール１００１はさらに、ＭＭＥによって送信された要求メッセージを受信するように構成されている。

送信モジュール１００２はさらに、要求メッセージに従ってダウンリンクデータをＭＭＥへ送信するように構成され、その結果、ＭＭＥは、ダウンリンクデータをＵＥへ送信する。詳細な内容についてはＳ６０６を参照されたい。

処理モジュール１００４は、ダウンリンクデータをキャッシュするように記憶モジュール１００３に命令するように構成されている。任意選択で、キャッシュ指示はさらに、キャッシュ有効時間を含む。

処理モジュール１００４はさらに、キャッシュ指示に従ってダウンリンクデータがキャッシュされた後に、キャッシュ指示に従って、ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を設定するように構成されている。詳細な内容についてはＳ６０４を参照されたい。

図１１を参照すると、本発明の実施形態におけるモビリティ管理エンティティＭＭＥの別の実施形態は、受信モジュール１１０１、送信モジュール１１０２および処理モジュール１１０３を備える。

受信モジュール１１０１は、アプリケーションサーバによって構成された到達可能性イベントを受信するように構成され、当該到達可能性イベントは、ユーザ機器ＵＥが到達可能状態にあることをアプリケーションサーバに示すためにＭＭＥによって使用される。詳細な内容についてはＳ７０１を参照されたい。

受信モジュール１１０１はさらに、ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージを受信し、ＵＥが到達可能状態にあると決定するように、または、ＵＥが到達可能状態に変化したと決定されたとき、ＵＥをページングし、ＵＥによって発行されたサービス要求メッセージを受信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ７０２を参照されたい。

送信モジュール１１０２は、ＵＥの到達可能性イベントレポートをアプリケーションサーバへ送信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ７０３を参照されたい。

受信モジュール１１０１はさらに、ダウンリンクデータをアプリケーションサーバから受信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ７０４を参照されたい。送信モジュール１１０２はさらに、ダウンリンクデータをＵＥへ送信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ７０５を参照されたい。処理モジュール１１０３は、ＵＥの状態を決定するように構成されている。

任意選択で、受信モジュール１１０１は、具体的には、サービングゲートウェイＳＧＷを通して、アプリケーションサーバによって送信されたダウンリンクデータを受信するように構成されている。詳細な内容についてはＳ７０４を参照されたい。

図１２は、本発明の実施形態に係る、モビリティ管理エンティティＭＭＥの別の概略構造図である。ＭＭＥは、少なくとも１つの受信器１２０１、少なくとも１つの送信器１２０２、少なくとも１つのプロセッサ１２０３およびメモリ１２０４を備え得る。

本発明のこの実施形態に係るＭＭＥは、図１２に示されているものより多い、または、より少ないコンポーネントを備え得て、２つもしくはそれより多いコンポーネントを組み合わせ得るか、または、コンポーネントの異なる構成もしくは配置を有し得て、当該コンポーネントは、１もしくは複数の信号処理および／または特定用途向け集積回路に含まれる、ハードウェア、ソフトウェア、または、ハードウェアもしくはソフトウェアの組み合わせにおいて実装され得る。

具体的には、送信器１２０２は、図８の実施形態における送信モジュール８０２、図９の実施形態における送信モジュール９０４、および、図１１の実施形態における送信モジュール１１０２の機能を実装し得る。

受信器１２０１は、図８の実施形態における受信モジュール８０３、図９の実施形態における受信モジュール９０１、および、図１１の実施形態における受信モジュール１１０１の機能を実現し得る。

プロセッサ１２０３は、図８の実施形態における処理モジュール８０１、図９の実施形態における処理モジュール９０２、および、図１１の実施形態における処理モジュール１１０３の機能を実現し得る。メモリ１２０４は、図９の実施形態における記憶モジュール９０３の機能を実現し得る。

図１３は、本発明の実施形態に係るサービングゲートウェイＳＧＷの別の概略構造図である。ＳＧＷは、少なくとも１つの受信器１３０１、少なくとも１つの送信器１３０２、少なくとも１つのプロセッサ１３０３およびメモリ１３０４を備え得る。

本発明のこの実施形態に係るＳＧＷは、図１３に示されているものより多い、または、より少ないコンポーネントを備え得て、２つもしくはそれより多いコンポーネントを組み合わせ得るか、または、コンポーネントの異なる構成もしくは配置を有し得て、これらのコンポーネントは、１もしくは複数の信号処理および／または特定用途向け集積回路に含まれる、ハードウェア、ソフトウェア、または、ハードウェアもしくはソフトウェアの組み合わせにおいて実現され得る。

具体的には、送信器１３０２は、図１０の実施形態における送信モジュール１００２の機能を実現し得る。

受信器１３０１は、図１０の実施形態における受信モジュール１００１の機能を実現し得る。

プロセッサ１３０３は、図１０の実施形態における処理モジュール１００４の機能を実現し得る。メモリ１３０４は、図１０の実施形態における記憶モジュール１００３の機能を実現し得る。

上記の実施形態は、本発明の技術的解決法を説明することが意図されているに過ぎず、本発明を限定することが意図されているわけではない。本発明は、上記の実施形態に関連して詳細に説明されているが、当業者であれば、本発明の実施形態の技術的解決法の思想および範囲から逸脱せずとも、上記の実施形態において説明されている技術的解決法に対してさらに修正を加え得るか、または、それらのいくつかの技術的特徴に対して同等の置換を成し得ることを理解するはずである。

上記の実施形態は、本発明の技術的解決法を説明することが意図されているに過ぎず、本発明を限定することが意図されているわけではない。本発明は、上記の実施形態に関連して詳細に説明されているが、当業者であれば、本発明の実施形態の技術的解決法の範囲から逸脱することなく、上記の実施形態において説明されている技術的解決法に対してさらに修正を加えられ得るか、または、それらのいくつかの技術的特徴に対して同等の置換を成し得ることを理解するはずである。

Claims (40)

1. データ伝送の方法であって、
   ユーザ機器ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したとモビリティ管理エンティティＭＭＥが決定する段階と、
   前記ＭＭＥが、要求メッセージをサービングゲートウェイＳＧＷへ送信する段階と、
   前記ＭＭＥが、前記ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信する段階と、
   前記ＭＭＥが、前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信する段階と
   を備える方法。
2. 前記ＭＭＥは、元のＭＭＥおよび新しいＭＭＥを含み、前記ＵＥにサービスを提供する前記元のＭＭＥが前記新しいＭＭＥに切り換えられるとき、前記ＭＭＥが要求メッセージをサービングゲートウェイＳＧＷへ送信する前記段階は、前記元のＭＭＥが前記要求メッセージを前記ＳＧＷへ送信する段階を含み、
   前記ＭＭＥが、前記ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信する前記段階は、前記元のＭＭＥが、前記ＳＧＷによって送信された前記ダウンリンクデータを受信する段階を含み、
   前記方法はさらに、前記元のＭＭＥが、前記ダウンリンクデータを前記新しいＭＭＥへ送信する段階を備え、
   前記ＭＭＥが前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信する前記段階は、前記新しいＭＭＥが、前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信する段階を含む、
   請求項１に記載の方法。
3. 前記ＭＭＥは、元のＭＭＥおよび新しいＭＭＥを含み、前記ＵＥにサービスを提供する前記元のＭＭＥが前記新しいＭＭＥに切り換えられるとき、前記ＭＭＥが要求メッセージをサービングゲートウェイＳＧＷへ送信する前記段階は、前記新しいＭＭＥが前記要求メッセージを前記ＳＧＷへ送信する段階を含み、
   前記ＭＭＥが、前記ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信する前記段階は、前記新しいＭＭＥが、前記ＳＧＷによって送信された前記ダウンリンクデータを受信する段階を含み、
   前記ＭＭＥが前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信する前記段階は、前記新しいＭＭＥが前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信する段階を含む、
   請求項１に記載の方法。
4. ユーザ機器ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したとモビリティ管理エンティティＭＭＥが決定する前記段階は、前記ＭＭＥが、前記ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージを受信し、前記ＵＥが到達可能状態にあると決定する段階を含む、請求項１から３のいずれか一項に記載の方法。
5. 前記ＭＭＥが、前記要求メッセージを前記ＳＧＷへ送信する前記段階の前に、前記方法はさらに、
   前記ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したと前記ＭＭＥが決定したとき、前記ＭＭＥが前記ＵＥをページングする段階と、
   前記ＭＭＥが、前記ＵＥによって送信されたサービス要求メッセージを受信する段階と
   を備える、請求項１から３のいずれか一項に記載の方法。
6. ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したと前記ＭＭＥが決定する前記段階の前に、前記方法はさらに、前記ＵＥが到達不可能状態にあると前記ＭＭＥが決定し、前記ＭＭＥが応答メッセージを前記ＳＧＷへ送信する段階であって、前記応答メッセージは、前記ダウンリンクデータをキャッシュするように前記ＳＧＷに命令するために使用される、段階を備える、請求項１から５のいずれか一項に記載の方法。
7. 前記応答メッセージはさらに、キャッシュ有効時間を含み、前記キャッシュ有効時間は、前記ＳＧＷが前記ダウンリンクデータをキャッシュする有効時間を示すために使用される、請求項６に記載の方法。
8. 前記ＭＭＥが前記要求メッセージを前記ＳＧＷへ送信する前記段階は、前記ダウンリンクデータが期限切れでないと前記ＭＭＥが決定し、前記ＭＭＥが前記要求メッセージを前記ＳＧＷへ送信する段階を含む、請求項１から６のいずれか一項に記載の方法。
9. データ伝送の方法であって、
   モビリティ管理エンティティＭＭＥが、サービングゲートウェイＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータ通知メッセージを受信する段階であって、前記通知メッセージは、ユーザ機器ＵＥ宛てのダウンリンクデータを含む、段階と、
   前記ＵＥが到達不可能状態にあると前記ＭＭＥが決定し、前記ＭＭＥが前記ダウンリンクデータをキャッシュする段階と、
   前記ＵＥが到達可能状態に変化したとき、前記ＭＭＥが、前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信する段階と
   を備える方法。
10. 前記ＭＭＥが前記ダウンリンクデータをキャッシュする前記段階の後に、前記方法はさらに、前記ＭＭＥが前記ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を設定する段階を備える、請求項９に記載の方法。
11. 前記ＭＭＥが前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信する前記段階は、前記ダウンリンクデータが期限切れでないと前記ＭＭＥが決定し、前記ＭＭＥが前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信する段階を含む、請求項９または１０に記載の方法。
12. 前記ＭＭＥは、元のＭＭＥおよび新しいＭＭＥを含み、前記ＵＥにサービスを提供する前記元のＭＭＥが前記新しいＭＭＥに切り換えられるとき、前記ＭＭＥが前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信する前記段階は、
    前記元のＭＭＥが、前記ダウンリンクデータを前記新しいＭＭＥへ送信する段階と、
    前記新しいＭＭＥが前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信する段階と
    を含む、請求項９から１１のいずれか一項に記載の方法。
13. 前記ＭＭＥが前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信する前記段階の前に、前記方法はさらに、前記ＭＭＥが、前記ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージを受信し、前記ＵＥが到達可能状態にあると決定する段階を含む、請求項９から１２のいずれか一項に記載の方法。
14. 前記ＭＭＥが前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信する前記段階の前に、前記方法はさらに、
    前記ＵＥが到達可能状態に変化したと前記ＭＭＥが決定し、前記ＭＭＥが前記ＵＥをページングする段階と、
    前記ＭＭＥが、前記ＵＥによって送信されたサービス要求メッセージを受信する段階と
    を備える、請求項９から１２のいずれか一項に記載の方法。
15. 前記ＭＭＥが前記ダウンリンクデータをキャッシュする前記段階の後に、前記方法はさらに、前記ダウンリンクデータがキャッシュされていることを示すために、前記ＭＭＥが指示メッセージを前記ＳＧＷへ送信する段階を備える、請求項９から１４のいずれか一項に記載の方法。
16. 前記指示メッセージはさらに、前記ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を含む、請求項１５に記載の方法。
17. データ伝送の方法であって、
    サービングゲートウェイＳＧＷが、ユーザ機器ＵＥ宛てのダウンリンクデータを受信する段階と、
    前記ＳＧＷが、ダウンリンクデータ通知メッセージをモビリティ管理エンティティＭＭＥへ送信する段階と、
    前記ＳＧＷが、前記ＭＭＥによって送信されたキャッシュ指示を受信する段階と、
    前記ＳＧＷが、前記キャッシュ指示に従って前記ダウンリンクデータをキャッシュする段階と、
    前記ＳＧＷが、前記ＭＭＥによって送信された要求メッセージを受信する段階と、
    前記ＳＧＷが、前記要求メッセージに従って、前記ダウンリンクデータを前記ＭＭＥへ送信することにより、前記ＭＭＥが前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信する段階と
    を備える方法。
18. 前記キャッシュ指示はさらに、キャッシュ有効時間を含み、
    前記ＳＧＷが前記キャッシュ指示に従って前記ダウンリンクデータをキャッシュする前記段階の後に、前記方法はさらに、前記ＳＧＷが前記キャッシュ指示に従って前記ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を設定する段階を備える、
    請求項１７に記載の方法。
19. データ伝送の方法であって、
    モビリティ管理エンティティＭＭＥが、アプリケーションサーバによって構成された到達可能性イベントを受信する段階であって、前記到達可能性イベントは、ユーザ機器ＵＥが到達可能状態にあることを前記ＭＭＥが前記アプリケーションサーバに示すために使用される、段階と、
    前記ＭＭＥが、前記ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージを受信し、前記ＵＥが到達可能状態にあると決定するか、または、
    前記ＵＥが到達可能状態に変化したと前記ＭＭＥが決定したとき、前記ＭＭＥが前記ＵＥをページングし、前記ＵＥによって発行されたサービス要求メッセージを受信する段階と、
    前記ＭＭＥが、前記ＵＥの到達可能性イベントレポートを前記アプリケーションサーバへ送信する段階と、
    前記ＭＭＥがダウンリンクデータを前記アプリケーションサーバから受信する段階と、
    前記ＭＭＥが、前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信する段階と
    を備える方法。
20. 前記ＭＭＥが、前記アプリケーションサーバによって送信されたダウンリンクデータを受信する前記段階は、前記ＭＭＥが、サービングゲートウェイＳＧＷを使用して、前記アプリケーションサーバによって送信された前記ダウンリンクデータを受信する段階を含む、請求項１９に記載の方法。
21. モビリティ管理エンティティＭＭＥであって、
    ユーザ機器ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したと決定するように構成されている処理モジュールと、
    要求メッセージをサービングゲートウェイＳＧＷへ送信するように構成されている送信モジュールと、
    前記ＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータを受信するように構成されている受信モジュールと
    を備え、
    前記送信モジュールはさらに、前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信するように構成されている、
    ＭＭＥ。
22. 前記ＭＭＥは、元のＭＭＥおよび新しいＭＭＥを含み、前記ＵＥにサービスを提供する前記元のＭＭＥが前記新しいＭＭＥに切り換えられるとき、前記送信モジュールは、具体的には、前記元のＭＭＥが前記要求メッセージを前記ＳＧＷへ送信するように構成され、
    前記受信モジュールは、具体的には、前記元のＭＭＥが、前記ＳＧＷによって送信された前記ダウンリンクデータを受信するように構成され、
    前記送信モジュールはさらに、前記元のＭＭＥが、前記ダウンリンクデータを前記新しいＭＭＥへ送信するように構成され、
    前記送信モジュールはさらに、前記新しいＭＭＥが、前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信するように構成されている、
    請求項２１に記載のＭＭＥ。
23. 前記ＭＭＥは、元のＭＭＥおよび新しいＭＭＥを含み、前記ＵＥにサービスを提供する前記元のＭＭＥが前記新しいＭＭＥに切り換えられるとき、前記送信モジュールは、具体的には、前記新しいＭＭＥが前記要求メッセージを前記ＳＧＷへ送信するように構成され、
    前記受信モジュールは、具体的には、前記新しいＭＭＥが、前記ＳＧＷによって送信された前記ダウンリンクデータを受信するように構成され、
    前記送信モジュールはさらに、前記新しいＭＭＥが、前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信するように構成されている、
    請求項２１に記載のＭＭＥ。
24. 前記処理モジュールは、具体的には、前記ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージが受信されたとき、前記ＵＥが到達可能状態にあると決定するように構成されている、請求項２１から２３のいずれか一項に記載のＭＭＥ。
25. 前記送信モジュールはさらに、前記要求メッセージを前記ＳＧＷへ送信する前に、前記ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したと決定されたとき、前記ＵＥをページングするように構成され、
    前記受信モジュールはさらに、前記ＵＥによって送信されたサービス要求メッセージを受信するように構成されている、請求項２１から２３のいずれか一項に記載のＭＭＥ。
26. 前記送信モジュールはさらに、前記ＵＥが到達不可能状態から到達可能状態に変化したと決定される前に、前記ＵＥが到達不可能状態にあると決定されたとき、応答メッセージを前記ＳＧＷへ送信するように構成され、前記応答メッセージは、前記ダウンリンクデータをキャッシュするように前記ＳＧＷに命令するために使用される、請求項２１から２５のいずれか一項に記載のＭＭＥ。
27. 前記応答メッセージはさらに、キャッシュ有効時間を含み、前記キャッシュ有効時間は、前記ＳＧＷが前記ダウンリンクデータをキャッシュする有効時間を示すために使用される、請求項２６に記載のＭＭＥ。
28. 前記送信モジュールはさらに、具体的には、前記ダウンリンクデータが期限切れでないと決定されたとき、前記要求メッセージを前記ＳＧＷへ送信するように構成されている、請求項２１から２６のいずれか一項に記載のＭＭＥ。
29. モビリティ管理エンティティＭＭＥであって、
    サービングゲートウェイＳＧＷによって送信されたダウンリンクデータ通知メッセージを受信するように構成されている受信モジュールであって、前記通知メッセージは、ユーザ機器ＵＥ宛てのダウンリンクデータを含む、受信モジュールと、
    前記ＵＥが到達不可能状態にあると決定するように構成されている処理モジュールと、
    前記ＵＥが到達不可能状態にあると決定されたとき、前記ダウンリンクデータをキャッシュするように構成されている記憶モジュールと、
    前記ＵＥが到達可能状態に変化したとき、前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信するように構成されている送信モジュールと
    を備えるＭＭＥ。
30. 前記処理モジュールはさらに、前記ダウンリンクデータがキャッシュされた後に、前記ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を設定するように構成されている、請求項２９に記載のＭＭＥ。
31. 前記送信モジュールは、具体的には、前記ダウンリンクデータが期限切れでないと決定されたとき、前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信するように構成されている、請求項２９または３０に記載のＭＭＥ。
32. 前記ＭＭＥは、元のＭＭＥおよび新しいＭＭＥを含み、前記ＵＥにサービスを提供する前記元のＭＭＥが前記新しいＭＭＥに切り換えられるとき、前記送信モジュールは、具体的には、前記元のＭＭＥが、前記ダウンリンクデータを前記新しいＭＭＥへ送信し、および、前記新しいＭＭＥが前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信するように構成されている、請求項２９から３１のいずれか一項に記載のＭＭＥ。
33. 前記処理モジュールは、具体的には、前記ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージが受信されたとき、前記ＵＥが到達可能状態にあると決定するように構成されている、請求項２９から３２のいずれか一項に記載のＭＭＥ。
34. 前記送信モジュールはさらに、前記ダウンリンクデータが前記ＵＥへ送信される前に、前記ＵＥが到達可能状態に変化したと決定されたとき、前記ＵＥをページングするように構成され、
    前記受信モジュールはさらに、前記ＵＥによって送信されたサービス要求メッセージを受信するように構成されている、
    請求項２９から３２のいずれか一項に記載のＭＭＥ。
35. 前記送信モジュールはさらに、前記ダウンリンクデータがキャッシュされた後、前記ダウンリンクデータがキャッシュされていることを示すべく、指示メッセージを前記ＳＧＷへ送信するように構成されている、請求項２９から３４のいずれか一項に記載のＭＭＥ。
36. 前記指示メッセージはさらに、前記ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を含む、請求項３５に記載のＭＭＥ。
37. サービングゲートウェイＳＧＷであって、
    受信モジュール、送信モジュール、記憶モジュールおよび処理モジュールを備え、
    前記受信モジュールは、ユーザ機器ＵＥ宛てのダウンリンクデータを受信するように構成され、
    前記送信モジュールは、ダウンリンクデータ通知メッセージをモビリティ管理エンティティＭＭＥへ送信するように構成され、
    前記受信モジュールはさらに、前記ＭＭＥによって送信されたキャッシュ指示を受信するように構成され、
    前記記憶モジュールは、前記キャッシュ指示に従って前記ダウンリンクデータをキャッシュするように構成され、
    前記受信モジュールはさらに、前記ＭＭＥによって送信された要求メッセージを受信するように構成され、
    前記送信モジュールはさらに、前記要求メッセージに従って、前記ダウンリンクデータを前記ＭＭＥへ送信することにより、前記ＭＭＥが前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信するように構成され、
    前記処理モジュールは、前記記憶モジュールに前記ダウンリンクデータをキャッシュすることを命令するように構成されている、
    ＳＧＷ。
38. 前記キャッシュ指示はさらに、キャッシュ有効時間を含み、前記処理モジュールはさらに、前記キャッシュ指示に従って前記ダウンリンクデータがキャッシュされた後に、前記キャッシュ指示に従って前記ダウンリンクデータのキャッシュ有効時間を設定するように構成されている、請求項３７に記載のＳＧＷ。
39. モビリティ管理エンティティＭＭＥであって、受信モジュールと、送信モジュールと、処理モジュールとを備え、
    前記受信モジュールは、アプリケーションサーバによって構成された到達可能性イベントを受信するように構成され、前記到達可能性イベントは、ユーザ機器ＵＥが到達可能状態にあると前記アプリケーションサーバに示すために使用され、
    前記受信モジュールはさらに、前記ＵＥによって送信された非アクセス層ＮＡＳメッセージを受信し、前記ＵＥが到達可能状態にあると決定するように構成されるか、または、
    前記ＵＥが到達可能状態に変化したと決定されたとき、前記ＵＥをページングし、前記ＵＥによって発行されたサービス要求メッセージを受信するように構成され、
    前記送信モジュールは、前記ＵＥの到達可能性イベントレポートを前記アプリケーションサーバへ送信するように構成され、
    前記受信モジュールはさらに、ダウンリンクデータを前記アプリケーションサーバから受信するように構成され、
    前記送信モジュールはさらに、前記ダウンリンクデータを前記ＵＥへ送信するように構成され、
    前記処理モジュールは、前記ＵＥの状態を決定するように構成されている、
    ＭＭＥ。
40. 前記受信モジュールは、具体的には、サービングゲートウェイＳＧＷを使用して、前記アプリケーションサーバによって送信された前記ダウンリンクデータを受信するように構成されている、請求項３９に記載のＭＭＥ。

Images