JP2018526910A - Sps並行を伴う都合のよい機会のパケットスケジューリングによるマルチ搬送波スループット向上 - Google Patents

Sps並行を伴う都合のよい機会のパケットスケジューリングによるマルチ搬送波スループット向上 Download PDF

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Abstract

1つ以上のトランシーバと衛星ポジショニングシステム(SPS)受信機との共存を管理するための方法、システム、コンピュータ読取可能媒体、および、装置を提示する。いくつかの実施形態では、デバイスは、少なくとも第1の共存ルールに基づいて、第1の無線アクセステクノロジー(RAT)にしたがう、1つ以上のトランシーバのうちの第1のトランシーバが、時間期間内に第1の周波数帯域を介して、パケットを送信することができるか否かを決定する。第1の共存ルールは、少なくとも第1のトランシーバ上の少なくとも第1のRATの動作による、SPS受信機上の影響に対応する。第1のRATにしたがう第1のトランシーバは、時間期間内に第1の周波数帯域を介してパケットを送信できないという決定に基づいて、第2のRATにしたがい、第2の周波数帯域を介して、パケットを送信する。
【選択図】図5

Description

[0001]
本願は一般的にワイヤレス通信に関連し、より具体的には、衛星ポジショニングシステム(SPS)並行を伴うマルチ搬送波システムにおけるスループットの向上に関連する。
背景
[0002]
無線アクセステクノロジー(RAT)トランシーバがアンテナを介してデータをワイヤレスに送信しているとき、同じデバイス上に位置付けられている衛星ポジショニングシステム(SPS)受信機は、ロケーション決定を実行するために、受信したSPS信号を処理することができるかもしれないし、できないかもしれない。送信しているときに、RATトランシーバは、いくつかの状況では、SPS信号を適切に受信して処理するSPS受信機の能力に否定的な影響を及ぼす、十分な量の雑音および/または干渉を生成させるかもしれない。結果として、同じ位置のSPS受信機の性能は、RATトランシーバが送信している時間の間、低下する。RATトランシーバが送信している間、SPS受信機は、受信したSPS信号をブランクにするまたはそうでなければ無視するように命じられるかもしれない。このような構成は、結果として、ロケーション決定がSPS受信機によって実行できない、または、大幅に損なわれる、かなりの時間期間となるかもしれない。複数のRATトランシーバがデバイス上に存在する場合、このような出来事は悪化するかもしれない。
[0003]
以下の図面を参照することにより、さまざまな実施形態の性質および利点のさらなる理解を実現することができる。添付された図面において、同様なコンポーネントまたは特徴は、同じ参照ラベルを有していてもよい。さらに、同じタイプのさまざまなコンポーネントは、ダッシュと、同様のコンポーネント間を区別する第2のラベルとが参照ラベルに続くことによって区別できる。明細書中で第1の参照ラベルのみが使用される場合、説明は、第2の参照ラベルに関係なく、同じ第1の参照ラベルを有する同様なコンポーネントのうちのいずれか1つに適用可能である。
[0004] 図1は、本開示の1つの実施形態にしたがう、移動体デバイスによる衛星ポジショニングシステム(SPS)信号の受信が、移動体デバイスによるワイヤレス信号の送信の間、感度低下されるかもしれない、環境の簡略化されたダイヤグラムを図示している。 [0005] 図2は、本開示の1つの実施形態にしたがう、SPS受信機と複数の無線アクセステクノロジー(RAT)トランシーバとを含むデバイスの実施形態を図示している。 [0006] 図3Aは、本開示の1つの実施形態にしたがう、WWAN(ワイヤレスワイドエリアネットワーク)が並行して動作し、WWANとワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)との相互変調による感度低下をSPSにもたらしている間の、SPS受信機とWLANとの間におけるリソースの例示的なスケジューリングを図示している。 図3Bは、本開示の1つの実施形態にしたがう、WWAN(ワイヤレスワイドエリアネットワーク)が並行して動作し、WWANとワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)との相互変調による感度低下をSPSにもたらしている間の、SPS受信機とWLANとの間におけるリソースの例示的なスケジューリングを図示している。 図3Cは、本開示の1つの実施形態にしたがう、WWAN(ワイヤレスワイドエリアネットワーク)が並行して動作し、WWANとワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)との相互変調による感度低下をSPSにもたらしている間の、SPS受信機とWLANとの間におけるリソースの例示的なスケジューリングを図示している。 [0007] 図4は、本開示の1つの実施形態にしたがう、送信パケットが遅延される例示的なスケジューリングシナリオを図示している。 [0008] 図5Aは、本開示の1つの実施形態にしたがう、1つ以上のRATトランシーバとSPS受信機との共存のための例示的なスケジューリングシナリオを図示している。 図5Bは、本開示の1つの実施形態にしたがう、1つ以上のRATトランシーバとSPS受信機との共存のための例示的なスケジューリングシナリオを図示している。 図5Cは、本開示の1つの実施形態にしたがう、1つ以上のRATトランシーバとSPS受信機との共存のための例示的なスケジューリングシナリオを図示している。 [0009] 図6Aは、本開示の1つの実施形態にしたがう、SPS受信機上における、図5Aから5C中に図示した方法の利益を図示している。 図6Bは、本開示の1つの実施形態にしたがう、SPS受信機上における、図5Aから5C中に図示した方法の利益を図示している。 図6Cは、本開示の1つの実施形態にしたがう、SPS受信機上における、図5Aから5C中に図示した方法の利益を図示している。 [0010] 図6Dは、1つ以上のRATトランシーバとSPS受信機との共存のための例示的なスケジューリングシナリオを図示している。 [0011] 図7は、本開示の1つの実施形態にしたがう、送信パケットが制限される、1つ以上のRATトランシーバとSPS受信機との共存のための例示的なスケジューリングシナリオを図示している。 [0012] 図8Aは、本開示の1つの実施形態にしたがう、1つ以上のRATトランシーバとSPS受信機との共存のためのスケジューリング解決法を図示している。 図8Bは、本開示の1つの実施形態にしたがう、1つ以上のRATトランシーバとSPS受信機との共存のためのスケジューリング解決法を図示している。 図8Cは、本開示の1つの実施形態にしたがう、1つ以上のRATトランシーバとSPS受信機との共存のためのスケジューリング解決法を図示している。 [0013] 図9Aは、本開示の1つの実施形態にしたがう、SPS受信機上における、図5Aから5C中に図示した方法の利益を図示している。 図9Bは、本開示の1つの実施形態にしたがう、SPS受信機上における、図5Aから5C中に図示した方法の利益を図示している。 図9Cは、本開示の1つの実施形態にしたがう、SPS受信機上における、図5Aから5C中に図示した方法の利益を図示している。 [0014] 図9Dは、1つ以上のRATトランシーバとSPS受信機との共存のための例示的なスケジューリングシナリオを図示している。 [0015] 図10は、本開示の1つの実施形態にしたがう、1つ以上のRATトランシーバとSPS受信機との共存を管理するための方法の実施形態を図示している。 [0016] 図11は、本開示の1つの実施形態にしたがう、提案する技術のスループット向上を示す例示的なグラフを図示している。 [0017] 図12は、本開示の1つの実施形態にしたがう、移動体デバイスのようなコンピュータシステムの実施形態を図示している。
概要
[0018]
1つの例において、1つ以上のトランシーバと衛星ポジショニングシステム(SPS)受信機との共存を管理するための方法を開示する。方法は、少なくとも第1の共存ルールに基づいて、第1の無線アクセステクノロジー(RAT)にしたがう、1つ以上のトランシーバのうちの第1のトランシーバが、時間期間内に第1の周波数帯域を介して、パケットを送信することができるか否かを決定することを含んでいる。第1の共存ルールは、少なくとも第1のトランシーバ上の少なくとも第1のRATの動作による、SPS受信機上の影響に対応する。第1のRATにしたがう第1のトランシーバは、時間期間内に第1の周波数帯域を介してパケットを送信できないという決定に基づいて、デバイスは、第2のRATにしたがい、第2の周波数帯域を介して、パケットを送信する。
[0019]
1つの例において、第1のRATは、第1のトランシーバによる送信のためのプライマリーRATである。例として、デバイスは、第1の共存ルールに基づいて、第1のRAT上で1つ以上のパケットを送信してもよく、第2のRAT上で他のパケットを送信してもよい。
[0020]
1つの例では、少なくとも第1のトランシーバ上の少なくとも第1のRATの動作が、干渉に寄与する。
[0021]
1つの例では、第2のRATは、第2のRATにしたがう少なくとも第2のトランシーバの動作による、SPS受信機上の影響に対応する第2の共存ルールに対応する。
[0022]
1つの例では、第1のRATおよび第2のRATは、共通のタイプのワイヤレスネットワークに対応する。第1の周波数帯域は、第2の周波数帯域とは異なっていてもよい。例えば、第1のRATおよび第2のRATは、WLANであってもよい。第1のRATは、2.4GHz周波数帯域を使用してもよく、第2のRATは、5MHz周波数帯域を使用してもよい。一般的に、共通タイプのワイヤレスネットワークは、特定のタイプのテクノロジーのワイヤレスネットワークを指してもよい。例えば、共通タイプのワイヤレスネットワークは、WWAN、WLAN、または、他の何らかのタイプのワイヤレスネットワークであってもよい。共通タイプのワイヤレスネットワークはまた、特定の世代のワイヤレスネットワークテクノロジーであってもよい。共通のタイプのワイヤレスネットワークは、コード分割多元接続(CDMA)、広帯域コード分割多元接続(WCDMA(登録商標))、高速パケットアクセス(HSPA)、HSPA+、およびこれらに類するものであってもよい。別の例では、共通タイプのワイヤレスネットワークは、802.11ac、802.11ad、802.11n、または、他の何らかのタイプのネットワークであってもよい。ワイヤレスネットワークはまた、セルラまたは非セルラネットワークであってもよい。
[0023]
用語セルラは、移動体デバイスと基地局との間の相互作用に対応する任意のセルラテクノロジー(例えば、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))、マイクロ波アクセスのための世界相互運用(WiMax)、移動体通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))、WCDMA、CDMA、およびこれらに類するもの)を指すためにここで使用する。用語非セルラは、WLAN、ブルートゥース(登録商標)、および、これらに類するもののような、セルラトポロジーを使用しない、任意のワイヤードまたはワイヤレステクノロジーを指すためにここで使用する。
[0024]
1つの例では、第1のRATおよび第2のRATは、WLANに対応するが、異なる周波数帯域上で動作する。第2のトランシーバはまた、第3のRAT(例えば、WWAN)に対応して、並行して動作してもよい。別の例では、第1および第2のRATは、異なる周波数で動作するWWANであり、第3のRAT(例えば、WLAN)はまた、第1および/または第2のRATと並行して動作すると考えられてもよい。他の何らかのシナリオもまた、本開示の教示から逸脱することなく考えられてもよい。トランシーバのそれぞれは、1つ以上のRATにしたがう動作ができてもよいことに留意すべきである。例えば、第1のトランシーバは、WLAN1またはWLAN2を使用して動作できてもよい。第2のトランシーバは、WWANを使用して動作できてもよい。別の例では、第1のトランシーバは、WLAN1を使用して動作できてもよく、第2のトランシーバは、WLAN2を使用して動作できてもよく、第3のトランシーバは、WWANを使用して動作できてもよい。一般的に、任意の数のトランシーバがデバイス中に存在していてもよい。さらに、トランシーバのそれぞれは、本開示の教示から逸脱することなく、1つ以上のRATを使用して動作できてもよい。
[0025]
1つの例では、第1の共存ルールは、第1のRATを使用する第1のトランシーバと、第3のRATを使用する第2のトランシーバとの並行動作による、SPS受信機上の影響に対応する。例えば、第1のRATはWLANであり、第3のRATはWWANである。1つの例では、方法は、一部分に、パケット送信のために、1つ以上のRATの間から第2のRATを選択することをさらに含んでいる。
[0026]
1つの例では、共存を管理する装置を開示する。装置は、衛星ポジショニングシステム(SPS)受信機と、1つ以上のトランシーバと、メモリと、SPS受信機と1つ以上のトランシーバとメモリとに結合されている少なくとも1つのプロセッサとを部分的に含んでいる。少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも第1の共存ルールに基づいて、第1の無線アクセステクノロジー(RAT)にしたがう、1つ以上のトランシーバのうちの第1のトランシーバが、時間期間内に第1の周波数帯域を介して、パケットを送信することができるか否かを決定するように構成されている。第1の共存ルールは、少なくとも第1のトランシーバ上の少なくとも第1のRATの動作による、SPS受信機上の影響に対応する。少なくとも1つのプロセッサは、第1のRATにしたがう第1のトランシーバが、時間期間内に第1の周波数帯域を介してパケットを送信できないという決定に基づいて、第2のRATにしたがい、第2の周波数帯域を介して、パケットを送信するようにさらに構成されている。
[0027]
1つの例では、1つ以上のトランシーバとSPS受信機との共存を管理する装置を開示する。装置は、一部分に、送信されるパケットを取得する手段、少なくとも第1の共存ルールに基づいて、第1の無線アクセステクノロジー(RAT)にしたがう、1つ以上のトランシーバのうちの第1のトランシーバが、時間期間内に第1の周波数帯域を介して、パケットを送信することができるか否かを決定する手段を含んでいる。第1の共存ルールは、少なくとも第1のトランシーバ上の少なくとも第1のRATの動作による、SPS受信機上の影響に対応する。装置は、一部分に、第1のRATにしたがう第1のトランシーバは、時間期間内に第1の周波数帯域を介してパケットを送信できないという決定に基づいて、第2のRATにしたがい、第2の周波数帯域を介して、パケットを送信する手段をさらに含んでいる。
[0028]
1つの例では、1つ以上のトランシーバとSPS受信機との共存を管理するための非一時的プロセッサ読取可能媒体を開示する。非一時的プロセッサ読取可能媒体は、1つ以上のプロセッサに、少なくとも第1の共存ルールに基づいて、第1の無線アクセステクノロジー(RAT)にしたがう、1つ以上のトランシーバのうちの第1のトランシーバが、時間期間内に第1の周波数帯域を介して、パケットを送信することができるか否かを決定させるように構成されているプロセッサ読取可能命令を含む。第1の共存ルールは、少なくとも第1のトランシーバ上の少なくとも第1のRATの動作による、SPS受信機上の影響に対応する。プロセッサ読取可能命令は、1つ以上のプロセッサに、第1のRATにしたがう前記第1のトランシーバは、時間期間内に第1の周波数帯域を介してパケットを送信できないという決定に基づいて、第2のRATにしたがい、第2の周波数帯域を介して、パケットを送信させるようにさらに構成されている。
詳細な説明
[0029]
いくつかの例示的な実施形態を、これに関する一部を形成する添付図面に関して説明する。本開示の1つ以上の態様が実現される特定の実施形態を以下に説明するが、本開示の範囲または添付の特許請求の範囲の精神から逸脱することなく、他の実施形態を使用でき、また、さまざまな変更を行うことができる。
[0030]
用語、無線アクセステクノロジー(RAT)は、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、および、これらに類するものを含むがこれらに限定されない、信号を送信/受信するために使用される任意のタイプの無線テクノロジーを指すためにここで使用する。
[0031]
用語、衛星ポジショニングシステム(SPS)は、異なるグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)、および/または、リージョナルポジショニングシステムを含む、さまざまなタイプの衛星ポジショニングシステムを指すためにここで使用する。例えば、SPSシステムは、グローバルポジショニングシステム(GPS)、グローバルナビゲーション衛星システム(GLONASS)、ガリレオ、北斗、および/または、他のタイプの衛星ポジショニングシステムであってもよい。一般的に、SPSシステムは、単独でまたは互いに関連してのいずれかで使用される、これらの異なるタイプのシステムのうちの1つ以上であってもよい。
[0032]
用語「トランシーバ」は、1つ以上の無線アクセステクノロジー下で動作できる送信機および/または受信機を指すためにここで使用する。1つの実施形態において、1つ以上のトランシーバは、これらのコンポーネント(例えば、ベース帯域コンポーネント)のうちのいくつかを共有してもよい。1つの実施形態において、トランシーバは、1つ以上の無線周波数(RF)チェーンを有していてもよく、それぞれは、類似するまたは異なるRATに対応する。トランシーバ中のコンポーネントの他の何らかの組み合わせは、本開示の教示から逸脱することなく可能であってもよい。
[0033]
ワイヤレス通信能力とともにSPS能力を有する移動体デバイスによって直面する共通の問題は、移動体デバイス内のワイヤレス通信およびSPSシステムの共存である。特に、干渉または「感度低下させること」は、移動体デバイスが、同時に、ワイヤレス信号を送信し、SPS信号を受信しようと試行するときに生じることがある。ワイヤレス信号の送信および/またはこのような送信から生じる相互変調積は、SPS信号の適切な受信に影響を与える干渉につながることがある。例えば、干渉は、SPS信号のうちの1つ以上を獲得することの失敗、SPS信号の破損、受信に成功したSPS信号の数/頻度の低下をもたらすかもしれず、SPSベースのポジショニングが低下等する。本発明の実施形態は、このような「感度低下する」問題を取り扱うために、移動体デバイスによる、ワイヤレス信号の送信およびSPS信号の受信を管理することに向けられている。
[0034]
単一のまたは複数の並行RAT送信(例えば、WLANおよび/またはロングタームエボリューション(LTE))は、同じ場所に配置されたマルチ無線移動体デバイスに対して、SPS(例えば、GNSS)感度低下問題をもたらす。例えば、2.4GHz WLANおよび800MHz WANの並行動作は、結果として、GNSS帯域中の相互変調積(IM2)となるかもしれない(2.4GHz−800MHz=GNSS L1中の1600MHz)。別の例では、5GHz WLANと1700MHz WANの並行動作は、結果として、GNSS帯域中の相互変調積(IM3)となるかもしれない(5GHz−2x1700MHz=GNSS L1中の1600MHz)。さらに別の例では、搬送波アグリゲーション(2xUL CA)LTE/WWAN800MHz+1700MHzおよび2.4GHz+5GHz WLANデュアル帯域同時(DBS)は、結果として、GNSS帯域中の相互変調積となるかもしれない(2.4GHz−800MHz&5GHz−2x1700MHz=GNSS L1中の1600MHz)。
[0035]
相互変調(IM)によってもたらされるSPS感度低下問題を緩和するために、現在の技術的な方法は、WLANデューティサイクル制限とともにSPSブランクを実行する。しかしながら、これらの方法は、並行動作の間、WLANとSPSの両方で、損なわれた性能につながる。
[0036]
一般的に、WLANおよびWWANの並行動作が、結果として、SPS動作を感度低下させる相互変調(IM)積となるとき、SPS RXブランクが実行される。SPS受信機ブランク方法において、SPS相関は、これらのRAT TXイベントの間、抑制される。例えば、サンプルメモリは、ゼロにされるかもしれず、および/または、自動利得制御(AGC)は、凍結されるかもしれない。
[0037]
現在では、(いくらかの感度喪失を伴う)SPS動作を維持するために、WLANがデューティサイクル制御される。WLANデューティサイクル(TX アクティブ)は、SPS受信機の正しい動作を確実なものとするために、任意の予め定められた(例えば、20ミリ秒)決定単位間隔で、50パーセント未満になるように通常要求される。デューティサイクル制限スキームは、半分までWLANスループットを低下させる、WLANパケットスケジューリング修正を必要とする。
[0038]
図1は、移動体デバイスによるSPS信号の受信が、移動体デバイスによるワイヤレス信号の送信の間に感度低下されるかもしれない、環境100の簡略化されたダイヤグラムを図示している。示すように、環境100は、移動体デバイス105を含んでいる。移動体デバイス105は、衛星からのSPS信号の受信に基づいて、その自身のロケーションを決定する能力を含む、多数の機能を実行するように設計されているデバイスであってもよい。
[0039]
移動体デバイス105は、1つ以上の衛星からSPS信号を受信することにより、衛星ベースのポジショニングを実行することができる。このような衛星ベースのポジショニング技術は、よく知られており、以下ではごく簡単に説明する。ここで示すように、移動体デバイス105は、衛星125、130、135からそれぞれ、SPS信号110、115、および、120を受信する。典型的に、SPS信号110、115、および、120のそれぞれは、SPS信号がそれぞれの衛星から送信されたときに関連するタイミング情報を含むだろう。各SPS信号は、SPS信号が送信される時間における衛星のロケーションを決定するために使用することができるエフェメリス情報も含んでいてもよい。移動体デバイス105は、SPS信号110、115、および、120のそれぞれをいつ受信したかを決定できる。各SPS信号の送信時間および受信時間は、共通クロックのような、移動体デバイス105に知られている共通タイミング基準上で整列されていてもよい。受信時間と送信時間との間の差を取ることにより、移動体デバイス105は、各SPS信号が、それぞれの衛星から移動体デバイス105へと移動するための、各SPS信号に関係付けられている「飛行時間」を計算してもよい。飛行時間は、その後、光の速度を考慮して、各衛星と移動体デバイスとの間の距離を計算するために使用することができる。各衛星と移動体デバイスとの間の距離がいったん見つけられると、各衛星の既知のロケーション、および、各衛星と移動体デバイス105との間の距離に基づいて、移動体デバイス105のロケーションを計算するために、三辺測量を使用してもよい。
[0040]
衛星ベースのポジショニングに加えて、移動体デバイス105によって実行される重要なカテゴリの機能は、ワイヤレス通信に関連する。ワイヤレス通信は、プライベートおよび/またはパブリックのネットワークを通して、移動体デバイス105をサーバおよび他のユーザ機器のような他のデバイスと接続する際に、重要なリンクとして機能してもよい。これは、とりわけ、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)およびワイドエリアネットワーク(WAN)を含む、さまざまなタイプのワイヤレスネットワーク通した通信を含んでいてもよい。WLANの例は、さまざまな802.11標準規格に基づいて実現されるもののような、異なるタイプのWi−Fiネットワークであってもよい。図1中の例は、移動体デバイスと基地局との間のワイヤレス通信に焦点を合わせている。しかしながら、ワイヤレス通信の他の例は、Wi−Fiダイレクト、ロングタームエボリューション(LTE)ダイレクト等のような、移動体デバイス間のピアツーピアを含んでいてもよい。WWAN RATの例は、LTE、広帯域コード分割多元接続(WCDMA)、および、これらに類するものを含んでいてもよい。ワイヤレス通信の追加の例は、ニアフィールド通信(NFC)、ブルートゥース通信等を含んでいてもよい。「感度低下すること」を回避するための、無線アクセステクノロジー(RAT)の選択および/またはワイヤレス信号の送信の制御を含む、本発明の実施形態は、異なるタイプのワイヤレス通信信号により実現してもよい。
[0041]
図1中に示す例において、移動体デバイス105は、1つ以上の基地局155に信号を送ることと、1つ以上の基地局155から信号を受信することとにより、ワイヤレス通信を実行できる。例えば、移動体デバイス105は、WLAN信号140をローカルエリア送信機145に送ってもよく、ローカルエリア送信機145は、WLAN通信をサポートする基地局であってもよい。一般的に、ローカルエリア送信機は、アクセスポイント、ビーコン、または、これらの任意の組み合わせであってもよい。ローカルエリア送信機は、WLAN、ブルートゥース、または、他の何らかの無線テクノロジーの下で動作してもよい。
[0042]
移動体デバイス105は、WWAN信号150をセルタワー155に送ってもよく、セルタワー155は、WWAN通信をサポートする基地局であってもよい。例えば、移動体デバイス105によって送信されるWLAN信号140および/またはWWAN信号150は、移動体デバイス105のユーザがインターネットから検索することを望むウェブページに対するHTTP要求を含んでいてもよい。図1中に示されていないのは、移動体デバイス105が要求に応答して受信するかもしれないワイヤレス信号である。例えば、このような信号は、ローカルエリア送信機145および/またはセルタワー155から移動体デバイス105に送信されてもよく、要求されたウェブページを構成するHTMLファイルを含むHTTP応答を含んでいてもよい。本発明のさまざまな実施形態は、このような送信される信号によってもたらされる干渉を低減させるために、移動体デバイスからのワイヤレス信号送信のスケジューリングを制御するための技術を取り扱うことから、図1は、(移動体デバイス105によって受信されるワイヤレス信号とは対照的に)移動体デバイス105から送信されるワイヤレス信号を強調している。
[0043]
例えば、移動体デバイス105が、同時に、110、115、および、120のようなSPS信号を受信し、140および150のようなワイヤレス信号を送信しようと試行する場合、干渉は、SPS信号の適切な受信を「感度低下させる」ことを生じさせるかもしれない。受信されるSPS信号110、115、120と、送信されるワイヤレス信号140および150とが、共通のまたはオーバーラップする周波数を利用する場合に、これは、生じることがある。干渉はまた、隣接または近くの周波数帯域からのスペクトル放射によってもたらされるかもしれない。受信される信号110、115、および120と、送信されるワイヤレス信号140、150とが、共通のまたはオーバーラップする周波数を利用しないときでさえ、これは、生じることがあるが、相互変調積は、干渉をもたらす。
[0044]
一般的に、RATトランシーバの送信がSPS受信機によるSPS信号の受信との実質的な干渉をもたらすか否かには、多くの要因が影響を及ぼすかもしれない。いくつかの状況では、RATトランシーバによって使用される周波数は、SPS受信機とのわずかな干渉もたらすかもしれず、または、干渉をもたらさないかもしれない。いくつかの状況では、RATトランシーバが、SPS受信機とのわずかな干渉をもたらすかもしれず、または、干渉をもたらさないかもしれない、十分低い電力で、RATトランシーバは送信するかもしれない。他の状況では、RATトランシーバのスペクトル放射または高調波が、SPS受信機との干渉をもたらすかもしれない。デバイスの複数のRATトランシーバが同時に送信するとき、(上記で説明したような)SPS受信機との干渉をもたらすことがある、さまざまな高調波および/または相互変調周波数が生成されるかもしれない。
[0045]
図2は、SPS受信機と複数のRATトランシーバとを含むデバイス200を図示している。デバイス200は、3つのRATトランシーバ210−1、210−2、および、210−3、SPS受信機220、アンテナ230−1、230−2、230−3、および、230−4、プロセッサ240、ならびに、ワイヤードトランシーバ250を含んでいる。デバイス200は、移動体のワイヤレスデバイス、セルラ電話機、タブレットコンピュータ、モノのインターネット(IoT)デバイス、ウェアラブルコンピューティングデバイス、自動車、自動車デバイス、専用SPS受信機デバイス(例えば、カーナビゲーションデバイス)、または、SPS受信機を使用してそのポジションを決定し、1つ以上のRATトランシーバを介して通信できる他の何らかのデバイスであってもよい。
[0046]
デバイス200において、3つのRATトランシーバ210が存在する。さまざまな時間で、これらのRATトランシーバ210のそれぞれは、関係付けられているアンテナ230を介して信号をワイヤレスに送信してもよい。RATトランシーバ210は、他のRATトランシーバが送信していない間に、送信していてもよく、または、RATトランシーバ210のうちの1つ以上の他のRATトランシーバが送信している間に、並行して送信していてもよい。したがって、所定の時間に、RATトランシーバ210のうちのゼロ、1、または、1つより多くのRATトランシーバが、ワイヤレス信号を送信していてもよい。
[0047]
RATトランシーバ210のそれぞれは、少なくとも1つのワイヤレステクノロジー/プロトコルに対応してもよい。例えば、RATトランシーバ210−1は、4G LTE、3G、または、GSMのような、セルラ通信プロトコルのうちの1つ以上に対応してもよい。RATトランシーバ210−2は、802.11a/b/g/ac/adのような、1つ以上のワイヤレスローカルエリアネットワークプロトコルに対応してもよい。RATトランシーバ210ー3は、ブルートゥース(登録商標)のような、デバイスツーデバイス通信テクノロジー/プロトコルに対応してもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上のRATトランシーバが、同じテクノロジー/プロトコルに対応してもよい。いくつかの実施形態では、トランシーバのそれぞれは、複数のプロトコル(例えば、セルラ通信プロトコル、ワイヤレスローカルエリアネットワークプロトコル、デバイスツーデバイスまたは他の何らかのプロトコル)をサポートしてもよい。デバイス200の図示した実施形態は、3つのRATトランシーバを含んでいるが、これは、実例目的のためにすぎず、1、2、または、3つより多くのRATトランシーバがデバイス200の代替実施形態に存在してもよい。
[0048]
RATトランシーバ210のそれぞれは、アンテナに関係付けられていてもよい。RATトランシーバ210−1は、アンテナ230−1を使用してワイヤレス信号を送信(および、場合によっては、受信)してもよく;RATトランシーバ210−2は、アンテナ230−2を使用してワイヤレス信号を送信(および、場合によっては、受信)してもよく;RATトランシーバ210−3は、アンテナ230−3を使用してワイヤレス信号を送信(および、場合によっては、受信)してもよい。いくつかの実施形態では、RATトランシーバ210のうちの2つ以上のRATトランシーバが、単一のアンテナを共有してもよい。また、RATトランシーバ210のうちの1つ以上のRATトランシーバは、2つ以上のアンテナを使用して送信してもよい。RATトランシーバ210のRATトランシーバは、第1のアンテナから第2のアンテナに送信を切り替えることを許容されていてもよい。いくつかの実施形態では、SPS受信機220は、アンテナを1つ以上のRATトランシーバ210と共有してもよいことが可能であってもよい。
[0049]
RATトランシーバ210は、プロセッサ240と通信してもよい。プロセッサは、アプリケーションプロセッサ、ベース帯域プロセッサ、および/または、他の何らかのタイプのプロセッサであってもよい。送信のためにデータをプロセッサ240から受け取ってもよく、受信されたデータを、プロセッサ240に提供してもよい。プロセッサ240は、非一時的プロセッサ読取可能メモリと通信する1つ以上のプロセッサを表していてもよい。プロセッサ240は、高レベルオペレーティングシステム(HLOS)の実行、ならびに/あるいは、RATトランシーバ210のうちの1つ以上のRATトランシーバを使用して、データを送信し、および/または、SPS受信機220によって決定されるロケーションを使用する、1つ以上のアプリケーションの実行を担ってもよい。
[0050]
SPS受信機220は、スタンドアローンコンポーネント(例えば、無線周波数(RF)チップのような別個の集積回路チップ)またはプロセッサ240の一部であってもよい。例えば、いくつかのプロセッサは、オンボードSPS受信機を有することができる。多目的プロセッサまたはスタンドアローンコンポーネントに一体化されようとなかろうと、SPS受信機220は、受信したSPS信号に基づいて、そのポジションを決定できる。このようなSPS信号は、アンテナ230−4を介して受信されてもよい。アンテナ230−4は、SPS受信機220専用であってもよく、または、RATトランシーバ210のうちの1つ以上のような、1つ以上の他のコンポーネントと共有されてもよい。
[0051]
RATトランシーバ210送信のうちのいずれかは、SPS受信機220によるSPS信号の成功する、受信および処理と干渉するかもしれないし、しないかもしれない。何らかのまたは十分な干渉が生じて、SPS受信機220の性能(例えば、受信および処理)に影響を及ぼすか否かは、各RATトランシーバのさまざまな動作特性:RATトランシーバが送信している周波数、RATトランシーバが送信している電力レベル、および/または、どのアンテナをRATトランシーバが使用しているか、に依存してもよい。RATトランシーバ210のうちの2つ以上のRATトランシーバが並行して送信するとき、そうでなければ存在しない、1つ以上の高調波または相互変調周波数における干渉が生成されるかもしれない。RATトランシーバ送信のそれぞれが異なる時間期間の間に送信されていた場合、このような周波数における干渉は、生成されないかもしれない。さらに、RATトランシーバのそれぞれからの送信は、結果として、それらの送信周波数の高調波における干渉になるかもしれない。
[0052]
RATトランシーバ210によってもたらされる干渉に加えて、SPS受信機上の干渉は、ワイヤードトランシーバ250のような、1つ以上のワイヤードトランシーバによってもたらされるかもしれない。ワイヤードトランシーバ250は、USB3ワイヤードコネクタおよびプロトコルを介してのような、接続されたワイヤを介して、データを送信および/または受信するように構成されていてもよい。単一のワイヤードトランシーバ250が図2中に描かれているが、ワイヤードトランシーバが存在しない、または、1つより多くのワイヤードトランシーバが存在してもよいことを理解すべきである。ワイヤードトランシーバ250は、プロセッサ240と通信してもよい。送信のために、データをプロセッサ240から受け取ってもよく、受信されたデータをプロセッサ240に提供してもよい。
[0053]
ここで詳細に説明する実施形態は、RATトランシーバが存在しないまたは動作していないとき、適用可能であってもよい。このような実施形態において、干渉は、電源、外部デバイス、および/または、他の内部構成部品のような、他のソースによってもたらされるかもしれない。
[0054]
SPS受信機220の性能に影響を及ぼす何らかのまたは十分な干渉がもたらされるか否かは、SPS受信機220の現在の動作特性にさらに依存していてもよい。SPS受信機220(およびアンテナ230−4)と、そこからのSPS信号が受信されて処理されるSPS宇宙船(SV)との間の近接(距離)は、どの程度の干渉を許容できるかに影響を及ぼすかもしれない。異なる周波数、電力レベル、SVヘルス、(SPS受信機に関連する配列のSVの方向による)障害、および/または、直交スキームが理由で、SPS配列および/または使用されている配列内の特定のSVは、どのように干渉がSPS受信機に影響を及ぼすかに影響するかもしれない。
[0055]
図3Aから図3Cは、デューティサイクル制限を有する、SPS受信機とWLANトランシーバとの間のリソースの例示的なスケジューリングを図示している。これらの例において、各無線のデューティサイクルは、時間共有されており、損なわれた性能につながる、他の無線のデューティサイクルを減少させるとの犠牲のもとでのみ増加させることができる。図3A中に図示されているように、WLANとSPSは両方、50%デューティサイクルを有している。したがって、WLAN TX302は、各時間間隔(T1 316)の50%まで利用する。SPS受信機は、時間間隔T1の前半はブランクにされ、時間間隔T1の後半(例えば、SPSオン304)で信号をアクティブに受信する。
[0056]
図3Bにおいて、WLANトランシーバは、SPS受信機よりも高い優先度を有しており、これは、WLANに対してより高いデューティサイクルを可能にする。したがって、WLAN TX306は、時間間隔T2の半分より多くをカバーする。SPS受信機は、時間間隔T2の残り(例えば、SPSオン308)において、信号をアクティブに受信する。
[0057]
図3Cにおいて、SPS受信機は、WLANトランシーバよりも高い優先度を有しており、これは、SPS受信機に対してより高いデューティサイクルを可能にする。この例では、WLAN TX310は、時間間隔T3の半分未満をカバーする。そして、SPS受信機は、時間間隔T3の半分より多く(例えば、SPSオン312)において、信号をアクティブに受信する。
[0058]
図4は、本開示の1つの実施形態にしたがう、送信パケットが遅延される例示的なスケジューリングシナリオを図示している。この例では、SPSにIM感度低下をもたらす、別のWWANと並行している、WLANに対する50%デューティサイクルルールに対応する、20m秒決定単位間隔に対して、Tp1=最大10m秒である。以下の例では、「決定単位間隔」または「時間間隔T」は20m秒であると仮定するが、一般的に、任意の数のミリ秒が、本開示の教示から逸脱することなく、これらの時間間隔に対して考えられることに留意すべきである。Treq間隔内の(例えば、時間ta406における)任意の送信(TX)要求は、時間tb408まで遅延される。この例では、Tp2 410(WLAN1送信404に対する時間期間)は、有効なデューティサイクル制限ルールにより、10m秒にまでなることがある。
[0059]
1つの例において、WLANデューティサイクルルールは、以下のようにWLAN動作に適用されてもよい:WLAN TXイベント(例えば、404)の開始において、前のWLAN TXイベント(例えば、402)が、以前の20m秒時間期間の間に、10m秒よりも長く続いているか否かをチェックする。前のWLAN TXイベント(例えば、402)が、以前の20m秒の間に、10m秒より長く続いていた場合、(図4中に図示するように)50%ルールを満たす次のTX機会が到達するまで、WLAN TXを遅延させる必要がある。前のWLAN TXイベント(例えば、402)が、以前の20m秒の間に、10m秒より長く続かなかった場合、WLAN送信が許容される。しかしながら、送信イベントの期間は、(図7中に図示するように)最後の20m秒の間、50%デューティサイクルルールを満足するように制限されなければならない。
[0060]
ある実施形態は、SPS並行を伴う都合のよい機会のパケットスケジューリングによって、異なるRATトランシーバ(例えば、LTE、WWAN、WLAN等)のスループットを増加させる。1つの実施形態において、(スループットを制限する)トランシーバに対するデューティサイクル制限ルールを強制する代わりに、そのトランシーバに対応するトラフィックパケットは、他のトランシーバとの問題を起こす共存シナリオに依存して、都合のよい機会にスケジュールされる。例えば、WLANに対してデューティサイクル制限ルールを強制する代わりに、WLANに対応するトラフィックパケットは、LTEおよび/またはWWANとの問題を起こす共存シナリオに依存して、都合のよい機会にスケジュールされる。ここで説明する解決法は、トランシーバの、パケット遅延待ち時間および/またはパケット期間を人工的に制限することを回避する。
[0061]
1つの実施形態は、複数のTX並行、例えば、N=1、2、...5またはそれ以上(N×UL CA)である、N倍のアップリンク搬送波アグリゲーションによるLTE、および/または、WLANによるデュアルSIMデュアルアクティブ(DSDA)を可能にし、SPSへのこれらの干渉は、現在の先行技術のブランク技術によって取り扱われない。
[0062]
ここで説明するように、マルチ無線デバイスは、WWAN、WLAN、SPS、および、これらに類するもののような、複数の無線を含んでいてもよい。さまざまな無線の動作は、これらの動作パラメータに基づいて、これらの間で共存および協力を可能にするように調整されてもよい。ここで説明するような、都合のよい機会にスケジューリングする技術は、パケット遅延待ち時間を回避することおよび/または人工的にWLANパケット期間を制限することにより、WLANスループットを増加させるような、いくつかの技術的利点を有している。さらに、SPS感度が向上し、より短い最初の決定時間(TTFF)およびより良い位置精度につながる。例えば、ブランク要件は、いくつかの問題のあるTX RAT相互変調イベントを無くすことにより低減させることができる。さらに、都合のよい機会のスケジューリング技術は、SPSおよびWLAN上において、より損なわれていない性能で、マルチ搬送波スループットを増加させる。例えば、WWAN NxUL CAおよび/またはデュアルSIMデュアルアクティブ(DSDA)は、SPSおよびWLANと並行して動作するようにすることができる。他のマルチ搬送波シナリオは、(例えば、2xUL CAが既に実現されており、5xUL CAまで将来サポートされるであろう)LTEアップリンク搬送波アグリゲーション(UL CA)、デュアルSIMデュアルアクティブ(L/T/G+G、L/W/G+G、L/DO/1x+G、および、これらに類するもののような、DSDA)、SGLTE/SGTDS、同時1xおよびLTE(SVLTE)、ならびに、これらに類するもののような、マルチ送信機WWANを含んでいてもよい。ここで、Lは、LTEを表し、Wは、WCDMAを表し、Tは、TD−SCDMAを表し、Gは、GSMを表し、1xは、CDMA2000 1xRTT音声を表し、DOは、CDMA2000 1xエボリューションデータオプティマイズドを表し、TDSは、TD−SCDMAを表し、SGLTEは、同時GERAN(GSM/EDGE)およびLTEを表し、SGTDSは、同時GERANおよびTDSを表す。さらに、マルチ搬送波WLANは、デュアル帯域同時(DBS)(例えば、2.4GHzおよび5GHzにおける802.11a/b/g/n/ac)、トリプル帯域同時(TBS)(例えば、2.4GHz、5GHzにおける802.11a/b/g/n/ac、および、60GHzにおける802.11ad)、または、802.11ah900MHz;3.5GHz;TVホワイトスペース帯域54−790MHzにおけるWLANのような、他の何らかの将来のWLAN帯域を含んでいてもよい。
[0063]
図5Aから5Cは、本開示の実施形態にしたがう、1つ以上のRATトランシーバとSPS受信機との共存のための例示的なスケジューリングシナリオを図示している。ここで説明する1つ以上の方法は、技術的に既知の他の方法と比較して、SPSとWLANの両方が、これらの性能を増加させることができるようにする。1つの実施形態において、SPSとWLANの優先度を考慮する必要はない。
[0064]
(図5A中に図示しているような)第1のシナリオにおいて、WLAN1はプライマリーであり、WLAN2は都合のよい機会に使用される。一般的に、WLAN1は、オペレータの選好、無線の電力消費、特定のWLAN帯域のスループット/カバレッジの利益、帯域の干渉負荷、RAT間共存問題等により、WLAN2に対してプライマリーであると考えられてもよく、または、WLAN2とのCA/DSDAおよび/またはDBS共存問題があることがある。この例では、WLAN1は、デューティサイクル制限下にある。したがって、WLAN1 TXは、時間間隔Tの部分502上で動作できる。例えば、WLAN1上に50%デューティサイクルルールがある場合、WLAN1 TXは、時間間隔Tの50%までカバーできる。1つの実施形態において、WLAN1が動作していないとき、WLAN2 TX504は、都合のよい機会にスケジュールすることができる。この例では、WLAN1がプライマリーであることから、デバイスは、WLAN1上のデューディサイクルスケジューリングルールが許容するとすぐに、デバイスはWLAN1動作に戻る。例えば、時間tbにおいて、デバイスは、WLAN2上の動作を停止し、WLAN1動作(例えば、WLAN TX506)に戻る。
[0065]
例として、LTE1+LTE2アップリンク搬送波アグリゲーション(UL CA)、または、GSM1+LTE2デュアルSIMデュアルアクティブ(DSDA)を考えてもよい。図5A中に示されるシナリオは、WWAN2が使用されない場合、または、5GHzにおけるWLAN2と並行して動作する間に、1700MHzを除く、SPS受信機上にIM干渉をもたらさない別の周波数帯域にWWAN2がある場合にも適用される。
[0066]
(図5B中に図示したような)第2のシナリオにおいて、デバイスは、WLAN2上で都合のよい機会にスケジュールする。この例では、有効なWLAN2/SPSデューティサイクル共存ルールがある(T=20m秒の場合、Tq_b<10m秒)。この例では、WLAN2/WWAN動作からのIM積は、SPS受信機の動作に影響を及ぼす。このシナリオでは、WLAN2 TXパケットが送られた後、デバイスは、508の直後にWLAN1動作に戻ることができ、または、WLAN2上のままであることができる(しかしながら、WLAN2上のままである場合、TXへの次の機会は、WLAN2上のデューティサイクルルールを満たすために待たなければならないだろう)。1つの例では、WLAN2上のデューティサイクルルールを満たすために、デバイスは、10m秒までWLAN2上のままであることができる。
[0067]
(図5C中に図示するような)第3のシナリオにおいて、デバイスは、WLAN2上で都合のよい機会にスケジュールする。この例では、有効なWLAN2/SPSデューティサイクル共存ルールがない(例えば、Tq_cは無制限)。したがって、WLAN2 TXパケットが送られた後、デバイスは、WLAN1動作に戻ることができ、または、(図5C中に示すように、WLAN2 TX510)WLAN2上のままであることができる。図5A、5B、および、5C中に示す3つのシナリオのすべてにおいて、技術的に既知である、都合のよい機会ではないスケジューリング技術よりも、WLANスループットが増加する。
[0068]
図6Aから6Cは、本開示の1つの実施形態にしたがう、SPS受信機上における、図5Aから5C中に図示されている方法の利益を図示している。図6Dは、WLAN1トランシーバとSPS受信機との共存のための例示的なスケジューリングシナリオを図示している。図6Aから6C中に図示されているシナリオにおいて、SPSおよびWLANの優先度を考慮する必要はない。むしろ、SPSおよびWLANの両方は、他の技術的に既知の技術(例えば、図6D)よりも、これらの性能を増加させることができる。
[0069]
図6Aにおいて、SPS受信機とWLAN2との並行動作は、SPS受信機上に何ら干渉をもたらさず、したがって、WLAN2は、可能なときに、都合のよい機会でスケジュールされる。この例において、WLANシステムスループットは、100%まで増加する一方で、SPSブランクは、技術的に既知の他の方法よりも低下されず、(図6D中に示すように)50%利用のままである。デバイスは、WLAN1上で動作できない任意の時間に、WLAN2上で動作できることから、システムのスループットは増加する。例えば、所定の時間に、デバイスは、WLAN1上において有効なデューティサイクル制限ルールにより、WLAN1上で動作することを許容されないかもしれないが、デバイスは、WLAN2においてWLANトラフィックをスケジュールすることができるかもしれず、これは、SPS受信機上に何らの干渉をもたらさない。
[0070]
図5B中に図示されているシナリオに対応する、図6B中に図示されているシナリオにおいて、WLANシステムスループットは、WLAN2上で都合のよい機会にスケジューリングすることによって増加される。このシナリオは、マルチ搬送波WWAN使用ケースとして考えることができる。例として、これは、WLAN1=2.4GHz、WLAN2=5GHz、LTE1=800MHz、LTE2=1700MHzに対応することができる。この実施形態において、WLAN1およびWLAN2の両方は、IMデューティサイクルルールを有しており、したがって、GNSS動作は、両方のTXイベントに対してブランクになるだろう。6Dは、LTE1およびLTE2に適用されないことから、このシナリオでは、先行技術6Dとの比較は、適用可能ではない。このケースにおけるGNSS動作に対して、これは、移動体がWLANデュアル帯域同時(DBS)能力をサポートしていたか、または、(2.4GHzまたは5GHzのいずれかを意味する)一度にただ1つの帯域をサポートしていたかに依存するだろう。(1つのWLANアンテナのみがある場合のケースのように)移動体デバイスが一度に1つのWLAN帯域をサポートする場合、GNSS動作は、ギャップにおいてのみ許容されるだろう。このシナリオでは、50%ブランクルールは破られやすい。一方、移動体デバイスがDBS(例えば、2つのWLANアンテナ)をサポートする場合、GNSS並行は、WLAN1とWLAN2送信を同期化することにより、50%まで最大化される。
[0071]
図6C中に図示されているシナリオでは、デバイスは、SPS受信機上に何らかの干渉をもたらすことなく、WLAN2(例えば、WLAN2 TX610)上で動作できる。このシナリオでは、SPS受信機は、WLAN2トランシーバと並行して動作できる。しかしながら、SPS受信機は、(干渉により)WLAN1 TX620の動作の間、ブランクにされる。このケースでは、WLANシステムスループットは、100%まで増加する一方で、SPSブランクは、先行技術よりも、100%利用(例えば、0%ブランク)まで低減される。
[0072]
図6Dは、技術的に既知であるような、WLAN1トランシーバとSPS受信機との共存のための例示的なスケジューリングシナリオを図示している。図示しているように、WLAN1 TXの送信は、SPS受信機上に干渉をもたらし、SPS受信機は、WLAN1送信の間、ブランクにされる必要がある。WLAN1動作は、デューティサイクル制限(この例では、50%)下であり、SPS利用は50%である。
[0073]
図7は、WLAN1上で有効なデューティサイクル制限ルールにより送信パケットが制限される例示的なスケジューリングシナリオを図示している。したがって、20m秒決定単位間隔に対して、Tpl<10m秒である。この例では、デバイスは、Tp1の期間に対して、WLAN1(例えば、WLAN1 TX 702)上で動作してもよい。Treq間隔内の(例えば、時間taにおける)任意の新たなWLAN TX要求は、Tp2+Tp1<10m秒となるように、時間tb(例えば、WLAN1 TX704)まで許容される。次の送信要求は、時間tcに開始することができるが、デューティサイクル制限ルールにより、Tp2+Tp3<10m秒(例えば、WLAN1 TX 706)となるように、時間tdに終了しなければならない。
[0074]
図8Aから8Cは、本開示の1つの実施形態にしたがう、1つ以上のRATトランシーバとSPS受信機との共存のためのスケジューリング解決法を図示している。非限定的な例として、WLAN1は2.4GHzで動作し、WWAN1は800MHzで動作する。図8B中に示すシナリオに関して、WWAN2は1700MHzで動作する。図8Aおよび8C中で示すシナリオに関して、WWAN2は、1700MHzと等しくないが、SPS受信機上でIM干渉をもたらさない別の帯域とすることができ、または、WWAN2は使用されないかもしれない。この例では、WLAN2は、都合のよい機会に5GHzでスケジュールされてもよい。一般的に、WLAN、SPS、および/または、WWANは、本開示の教示から逸脱することなく、任意の周波数帯域上で動作してもよいことに留意すべきである。
[0075]
図8Aにおいて、デバイスは、例えば、オペレータの選好、無線の電力消費、特定のWLAN帯域のスループット/カバレッジの利益、帯域の干渉負荷、RAT間共存問題等により、WLAN2よりもプライマリーであるWLAN1上で動作する。この例では、WLAN1およびWWAN1 IMルールが存在する。しかしながら、WWAN2上にIMルールはない。デバイスは、WLAN2上で都合のよい機会に(例えば、WLAN2 TX802)スケジュールしてもよいが、WLAN1がプライマリーであることから、最初の機会にWLAN1(例えば、WLAN1 TX804)に戻る。この例では、Tq_aはtc(例えば、WLAN2 TX802)において停止し、WLAN1上の送信は、tc(例えば、WLAN1 804)において開始する。
[0076]
例として、LTE1+LTE2アップリンク搬送波アグリゲーション(UL CA)またはGSM1+LTE2デュアルSIMデュアルアクティブ(DSDA)を考えてもよい。図8A中に示すシナリオは、WWAN2が使用されない場合、または、5GHzにおけるWLAN2と並行して動作する間に、1700MHzを除く、SPS受信機上でIM干渉をもたらさない別の周波数帯域にWWAN2がある場合にも適用される。
[0077]
図8B中に図示するシナリオにおいて、WLAN2およびWWAN2の動作においてIMルールがある。この例では、デバイスは、スケジューリングルールが許容する限り、デバイスは、WLAN2上のままであってもよい。図示したように、最初の機会にWLAN1に戻る理由はない。したがって、WLAN2のパケット期間は、WLAN2上で有効なスケジューリングルールにより決定される。例えば、デバイスは、WLAN2上のスケジューリングルールが許容するまで(例えば、Tq_b<10m秒)、WLAN2上で動作してもよい。Tq_bの後、デバイスは、WLAN1に戻る、または、WLAN2上のままであることができる。例として、このシナリオは、LTE1+LTE2 UL CA、または、GSM1+LTE2 DSDAにおいて、使用してもよい。
[0078]
図8C中に図示するシナリオにおいて、WLAN2上には有効なスケジューリングルールはない。このケースでは、デバイスは、WLAN2上での送信を終了でき、その後そこに残る、または、次のパケットのためにWLAN1に戻ることができる。WWAN2が使用されない場合、または、5GHzにおけるWLAN2とのIM問題をもたらさない、1700MHzを除く、別の周波数帯域にWWAN2がある場合、ここで説明する方法を依然として使用することができる。
[0079]
別の非限定的な例において、WLAN1が2.4GHzである場合、WWAN1は800MHzであり、WWAN2は1700MHzであり、WLAN2は、60GHzで都合のよい機会にスケジュールされてもよい。このケースでは、800および1700MHzにおけるWWANに対して、有効なWLAN2/SPSデューティサイクル共存ルールはないかもしれない。WLAN1が5GHzであり、WWAN1が1700MHz、WLAN2が800MHzである場合、例えば、WLAN2が2.4GHz、または、他の帯域である、以前の例と、逆のことが考えられてもよい。
[0080]
一般的に、ここで説明する都合のよい機会のスケジューリング技術は、本開示の教示から逸脱することなく、他の多くのケースに適用可能であってもよい。例えば、WLANは、900、700、3500MHz等であってもよく、他のWWAN NxUL CAまたはDSDA IMの組み合わせは、SPS受信機上に干渉をもたらす。1つの実施形態において、提案する方法は、任意の種類のマルチ搬送波シナリオで使用してもよい。他のマルチ搬送波使用ケースも規定してもよい。例えば、LTEアップリンク搬送波アグリゲーション(UL CA)のようなWWANマルチTXである(2xUL CAが既に実現され、将来5xUL CAまでサポートされる)。別の例では、デュアルSIMデュアルアクティブ(DSDA)(L/T/G+G、L/W/G+G、L/DO/1x+G等)である。さらに別の例では、SGLTE/SGTDSを使用してもよい。別の例では、SVLTEを使用してもよい。
[0081]
ここで説明する方法は、本開示の教示から逸脱することなく、任意の種類のマルチ搬送波WLANシナリオで使用してもよい。例として、デュアル帯域同時(DBS);(例えば、2.4GHzおよび5GHzにおける802.11a/b/g/n/ac)、トリプル帯域同時(TBS);(例えば、2.4GHzおよび5GHzにおける802.11a/b/g/n/ac、ならびに、60GHzにおける802.11ad)、または、802.11ah900MHz;3.5GHz;TVホワイトスペース帯域54−790MHzにおけるWLANのような、他の何らかの将来のWLAN帯域、または、他の何らかの帯域を使用できる。
[0082]
図9Aから9Cは、本開示の実施形態にしたがう、SPS受信機上の、図8Aから図8C中で図示した方法の利益を図示している。図9Dは、WLANトランシーバとSPS受信機との共存のための例示的なスケジューリングシナリオを図示している。
[0083]
図8Aに対応する図9Aにおいて、WLANスループットは、(例えば、図9D中に図示するように)技術的に既知の他のスキームと比較して増加する一方で、SPSブランクは、例えば図9Dと比較して低減する。(WLAN1上で有効なデューティサイクル制限ルールのために)WLAN1上で動作することができない任意の時間に、デバイスがWLAN2上で動作できることから、システムのWLANスループットは増加し、100%までの、組み合わされたWLAN1およびWLAN2スループット利用につながる。この例では、SPS受信機とのWLAN2の並行動作は、SPS受信機上に何らかの干渉をもたらさず、したがって、WLAN2は、可能なとき、都合のよい機会にスケジュールされる。この例では、SPS利用は、図9DのSPS利用よりも増加する。
[0084]
図8Bに対応する図9B中に図示するように、WLANシステムスループットは、図9Dのような既知の他の技術と比較して増加する。このシナリオは、マルチ搬送波WWAN使用ケースとして考えることができる。
[0085]
図8Cに対応する図9C中で図示するように、WLANシステムスループットは、100パーセントまで増加する一方で、SPSブランクは、(例えば、図9D中に示すように)先行技術よりも低減される。このケースでは、SPS受信機上に何らかの干渉をもたらすことなく、デバイスがWLAN2上で動作できることから、SPS受信機は、WLAN2動作と並行して動作することができる。しかしながら、SPS受信機は、WLAN1 TXの動作の間、ブランクにされる。この例では、SPSブランクは、先行技術よりも、100パーセント利用(0%ブランク)まで低減される。
[0086]
図9Dは、WLAN1トランシーバとSPS受信機との共存のための例示的なスケジューリングシナリオを図示している。図示したように、WLANトランシーバは、そのデューティサイクルをSPS受信機と時間共有し、これは、損なわれた性能につながる。
[0087]
図10は、本開示の1つの実施形態にしたがって、1つ以上のRATトランシーバとSPS受信機との共存を管理するデバイスによって使用することができる方法の実施形態を図示している。1002において、デバイスは、少なくとも第1の共存ルールに基づいて、第1の無線アクセステクノロジー(RAT)にしたがう、1つ以上のトランシーバのうちの第1のトランシーバが、時間期間内に第1の周波数帯域を介して、パケットを送信できるか否かを決定する。例として、デバイスは、第1のトランシーバを使用して、第1の周波数帯域上で送信されるようにパケットをスケジュールできるか否かを決定する。時間期間(例えば、10m秒、または、他の何らかの時間期間)は、デバイスにおいて予め規定されていてもよい。決定は、少なくとも第1の共存ルールに基づいてされてもよい。
[0088]
1つの例では、第1の共存ルールは、少なくとも第1のトランシーバ上の少なくとも第1のRATの動作による、SPS受信機上の影響に対応する。例えば、影響は、少なくとも第1のトランシーバの動作によってもたらされるSPS受信機上の干渉(例えば、高調波および/または相互変調積を通した、直接干渉あるいは間接干渉)であってもよい。1つの実施形態では、WLANを使用するトランシーバとWWANを使用する別のトランシーバの並行動作は、SPS受信機の動作帯域上に干渉(例えば、IM積)をもたらすかもしれない。
[0089]
ここで使用する用語、共存ルールは、(類似するまたは異なるRAT下で動作する)2つ以上のトランシーバが、デバイスにおいて確実に共存できるようにするために、トランシーバの動作を制限するように導入される任意のルールを指す。共存ルールは、トランシーバのそれぞれが、少なくともいくらかの時間期間の間、適切に動作できるようにすることを確実にする。異なるトランシーバおよび/またはRATの共存を確実にするために、例えば、デューティサイクル制限、ブランキング、および、他の何らかのルールを、使用してもよい。1つの例では、1つ以上の他のトランシーバの動作によってもたらされるトランシーバ上の干渉を制限するために、共存ルールを規定してもよい。
[0090]
1つの実施形態では、第1のRATは、第1のトランシーバによる送信のためのプライマリーRATとして規定してもよい。例えば、第1のトランシーバは、WLAN1を使用してプライマリーに送信する。1つの例では、第1のトランシーバは、WLAN1上で1つ以上のパケットを送信し、WLAN1が利用可能でないとき、WLAN2上で別の1つ以上のパケットを送信する。一般的に、RATの動作を制限するいくつかのルール(例えば、共存ルール)が存在する場合、RATは送信のために利用可能でないかもしれない。例えば、1つ以上の共存ルールをRATに適用して、他のRATの適切な動作を確実にしてもよい。
[0091]
一般的に、本開示の教示から逸脱することなく、多くの異なる理由のために、共存ルールを導入してもよい。1つの例では、SPS受信機の動作上の影響または可能性ある影響(例えば、干渉)のために、共存ルールを導入してもよい。別の例では、共存ルールは、他の基準(オペレータの選好、ネットワークパラメータ等)に基づいて、規定してもよい。
[0092]
1004において、デバイスは、第1のRATにしたがう第1のトランシーバが、時間期間内に第1の周波数帯域を介してパケットを送信できないという決定に基づいて、第2のRATにしたがい、第2の周波数帯域を介してパケットを送信する。
[0093]
1つの実施形態において、第1のRATおよび第2のRATは、共通のタイプのワイヤレスネットワークに対応していてもよい。1つの実施形態において、第1の周波数帯域は、第2の周波数帯域と異なっていてもよい。例えば、第1のRATおよび第2のRATは、WLANに対応していてもよい。第1のRATおよび第2のRATは、本開示の教示から逸脱することなく、LTE、CDMA、GSM、または、これらに類するもののような、WLAN、PAN、および/または、WWANカテゴリ内の異なるプロトコルに対応していてもよいことに留意すべきである。
[0094]
1つの実施形態において、1つ以上のトランシーバとSPS受信機との共存を管理するデバイスは、送信されるパケットを取得する手段を含んでいてもよい。パケットを取得する手段は、(図12中の図示しているような)他のデバイスからパケットを取得する通信サブシステム1230であってもよい。別の実施形態では、取得する手段は、デバイスのメモリまたは他の内部コンポーネントからパケットを取得する1つ以上のプロセッサ1210であってもよい。
[0095]
さらに、パケットを第1の周波数帯域上で送信することができるか否かを決定する手段を、装置は含んでいてもよい。例えば、1つ以上のプロセッサ1210および/または1つ以上のトランシーバを使用して、周波数帯域上でパケットが送信されるか否かを決定してもよい。装置は、第2の周波数帯域を介してパケットを送信する手段も含んでいてもよい。送信する手段は、図12中に図示するように、通信サブシステム1230を含んでいてもよい。一般的に、通信サブシステムは、1つ以上のトランシーバを含んでいてもよい。トランシーバのそれぞれは、1つ以上のRATにしたがって動作できてもよい。
[0096]
多くの例が、WLANおよび/またはWWANを例示的なRATとして指すようにここで説明されるが、一般的に、ここで説明する方法は、本開示の教示から逸脱することなく、任意の無線テクノロジー(例えば、セルラおよび/または非セルラ)に適用してもよいことに留意すべきである。
[0097]
ここで説明する方法は、SPS影響の目的のために、イントラ−WLAN RAT、イントラ−WWAN RAT、および、WLAN−WWANセッション転送において使用することができる。多くのデバイスは、IEEE802.11a/b/g/n/ac標準規格を使用して、2.4および5GHzにおけるデュアル帯域WLAN動作をサポートする。802.11ad/ahのような将来のWLAN標準規格は、それぞれ、60GHzおよび900MHzで動作するだろう。他のWLAN標準規格は、3.5GHzで、および、54−790MHzからのTVホワイトスペーススペクトルで動作するように提案されている。(SPSを考慮しないが)動的なチャネル/帯域選択の取り組みは、開発過程であり、WLAN標準規格においてサポートされるだろう。
[0098]
提案する方法は、本開示の教示から逸脱することなく、高速セッション転送(FST)において使用することができる。高速セッション転送は、データを中断することなく、さまざまなWLAN周波数間でシームレスにセッションをハンドオフする方法を指す。例えば、デバイスは、2.4GHz、5GHz、および/または、60GHz、あるいは、他の何らかの周波数の間でハンドオフしてもよい。さらに、FST以外の他の何らかの帯域ステアリング技術も利用できる。例として、2.4および5GHzの間の帯域ステアリングのために、802.11vを使用することができ;高速WiFiローミングのために、802.11ai高速初期リンクセットアップ(FILS)を使用することができ;同じまたは異なるサービスセット識別子(SSID)上の高速ローミングのために、802.11r基本サービスセット(BSS)送信管理も、使用することができる。他の何らかの方法も、本開示の教示から逸脱することなく使用してもよい。
[0099]
図11は、本開示の1つの実施形態にしたがう、提案する技術のスループット向上を示す例示的なグラフを図示している。図示しているように、SPS(例えば、GNSS)受信機の利用およびWLANトランシーバのシステムスループットは、提案する方法を利用することにより、50パーセントから100%まで増加できる。さらに、マルチ搬送波ケースにおけるLTE/WWANの増加したスループットが、(SPSおよびWLAN並行とともに)提供される。
[00100]
1つの実施形態において、デバイスは、1より多くの(例えば、マルチ配列)SPS受信機を有していてもよい。1つの例において、SPS受信機のうちの1つ以上は、他のRATからの干渉を受けるかもしれない。状況に依存して、異なるSPS受信機は、他のRATによって同じまたは異なる影響を受けるかもしれない。例えば、第1のSPS受信機は、他のRATからの共存干渉を経験するかもしれない一方で、第2のSPS受信機は、影響を受けないまたはより小さな干渉を経験するかもしれない。例えば、第2のSPS受信機は、干渉によって影響を受けない(例えば、影響を受けないダウンリンク周波数で動作する)SPS配列のセットをサーチするように向けられてもよい。各SPS受信機に対応するアンテナの向き、動作時間、および、これらに類するもののような他のパラメータは、各SPS受信機上の共存干渉の影響を変化させることができる。ここで説明する技術は、SPS受信機のうちの1つ以上における干渉を低減するために使用してもよい。
[00101]
図12は、さまざまな実施形態によって提供される方法のさまざまなブロックを実行できるコンピュータシステム1200の1つの実施形態の概略図を提供する。図12中に図示しているようなコンピュータシステムは、デバイス200のような、以前に説明したコンピュータ化されたデバイスの一部として組み込まれてもよい。例えば、共存マネージャの機能は、コンピュータシステム1200の一部として実現される汎用プロセッサによって実行してもよい。さらに、デバイス200および1000は、コンピュータシステム1200を含むタブレットコンピュータまたはセルラ電話機のような、コンピュータ化された移動体デバイス上に存在していてもよい。図12は、さまざまなコンポーネントの一般的な実例を提供することのみを意味し、それらのいずれかまたはすべてが適切に利用されてもよいことに留意すべきである。したがって、図12は、個々のシステムエレメントがどのように実現されるかを相対的に別々の方法で、または、相対的により統合された方法で広く図示している。
[00102]
バス1205を介して電気的に結合することができる(またはそうでなければ、適切に通信してもよい)ハードウェアエレメントを備えるコンピュータシステム1200が示されている。ハードウェアエレメントは、1つ以上の汎用プロセッサおよび/または1つ以上の(デジタル信号処理チップ、グラフィック高速化プロセッサ、ビデオデコーダ、および/または、これらに類するもののような)特殊目的プロセッサを含むがこれらに限定されない、1つ以上のプロセッサ1210;マウス、キーボード、遠隔制御、および/または、これらに類するものを含むことができるがこれらに限定されない、1つ以上の入力デバイス1215;ディスプレイデバイス、プリンタ、および/または、これらに類するものを含むことができるがこれらに限定されない、1つ以上の出力デバイス1220を含んでいてもよい。
[00103]
コンピュータシステム1200は、1つ以上の非一時的記憶デバイス1225をさらに含んでいて(および/または1つ以上の非一時的記憶デバイス1225と通信して)もよく、1つ以上の非一時的記憶デバイス1225は、ローカルおよび/またはネットワークアクセス可能の記憶装置を備えることができるが、これらに限定されず、ならびに/あるいは、ディスクデバイス、ドライブアレイ、光学記憶デバイス、ランダムアクセスメモリ(“RAM”)および/またはリードオンリーメモリ(“ROM”)のような、固体記憶デバイスを含めることができるが、これらに限定されず、これらは、プログラム可能、フラッシュ更新可能、および/または、これらに類するものとすることができる。このような記憶デバイスは、さまざまなファイルシステム、データベース構造、および/または、これらに類するものを含むが、これらに限定されない、任意の適切なデータ記憶を実現するように構成されていてもよい。
[00104]
コンピュータシステム1200はまた、モデム、ネットワークカード(ワイヤレスまたはワイヤード)、赤外線通信デバイス、ワイヤレス通信デバイス、および/または、(ブルートゥース(登録商標)デバイス、802.11デバイス、Wi−Fi(登録商標)デバイス、WiMaxデバイス、セルラ通信デバイス、GSM、CDMA、WCDMA、LTE、LTE−A、LTE−U等のような)チップセット、および/または、これらに類するものを含むことができるがこれらに限定されない、通信サブシステム1230を備えるかもしれない。通信サブシステム1230は、(1つ名前を挙げるとすると、以下で説明するネットワークのような)ネットワーク、他のコンピュータシステム、および/または、ここで説明する他の何らかのデバイスと、データを交換することを可能にしてもよい。多くの実施形態では、コンピュータシステム1200は、上記で説明したような、RAMまたはROMデバイスを含むことができる、ワーキングメモリ1235をさらに備えるだろう。
[00105]
コンピュータシステム1200は、ワーキングメモリ1235内に現在位置付けられているように示されており、オペレーティングシステム1240、デバイスドライバ、実行可能ライブラリ、および/または、1つ以上のアプリケーションプログラム1245のような他のコードを含む、ソフトウェアエレメントも備えることができ、これは、さまざまな実施形態により提供されるコンピュータプログラムを含んでもよく、ならびに/あるいは、ここで記述したように、他の実施形態により提供される、方法を実現し、および/または、システムを構成するように設計されていてもよい。単なる例示として、上記で説明した方法に関する1つ以上の手順は、コンピュータ(および/またはコンピュータ内のプロセッサ)により実行可能なコードおよび/または命令として実行されるかもしれず、ある態様では、このようなコードおよび/または命令を使用して、汎用コンピュータ(または、他のデバイス)を構成および/または適合させ、説明した方法にしたがって1つ以上の動作を実行することができる。
[00106]
これらの命令および/またはコードのセットは、上記で説明した非一時的記憶デバイス1225のような、非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体上に記憶されてもよい。いくつかのケースでは、記憶媒体は、コンピュータシステム1200のような、コンピュータシステム内に組み込まれるかもしれない。他の実施形態では、記憶媒体を使用して、その上に記憶されている命令/コードにより汎用コンピュータをプログラム、構成および/または適合できるように、記憶媒体は、コンピュータシステム(例えば、コンパクトディスクのような取り外し可能媒体)から分離してもよく、および/または、インストールパッケージ中で提供されてもよい。これらの命令は、コンピュータシステム1200により実行可能である、実行可能なコードの形態をとるかもしれず、および/または、ソースおよび/またはインストール可能なコードの形態をとるかもしれず、ソースおよび/またはインストール可能なコードは、(例えば、一般的に利用可能な、コンパイラ、インストールプログラム、圧縮/伸長ユーティリティ等を使用して)コンピュータシステム1200上でのコンパイルおよび/またはインストールのときに、実行可能なコードの形態をとる。
[00107]
特定の要件にしたがって相当な変更が行われてもよいことは当業者には明白であろう。例えば、カスタマイズされたハードウェアも使用してもよく、および/または、特定のエレメントは、ハードウェア、(アプレット等のようなポータブルソフトウェアを含む)ソフトウェア、または、両方で実現してもよい。さらに、ネットワーク入力/出力デバイスのような、他のコンピューティングデバイスへの接続を用いてもよい。
[00108]
上述したように、1つの態様において、いくつかの実施形態は、本発明のさまざまな実施形態にしたがう方法を実行するために、(コンピュータシステム1200のような)コンピュータシステムを用いてもよい。1セットの実施形態にしたがうと、このような方法の手順のうちのいくつかまたはすべては、ワーキングメモリ1235中に含まれる(オペレーティングシステム1240および/またはアプリケーションプログラム1245のような他のコードに組み込まれてもよい)1つ以上の命令の1つ以上のシーケンスを実行するプロセッサ1210に応答して、コンピュータシステム1200によって実行される。このような命令は、非一時的記憶デバイス1225のうちの1つ以上のような、別のコンピュータ読取可能媒体から、ワーキングメモリ1235中に読み込まれてもよい。単なる例として、ワーキングメモリ1235中に含まれる命令のシーケンスの実行は、プロセッサ1210に、ここで説明する方法のうちの1つ以上の手順を実行させてもよい。
[00109]
ここで使用されるような、用語「機械読取可能媒体」、「コンピュータ読取可能記憶媒体」、および、「コンピュータ読取可能媒体」は、機械を特定の方法で動作させるデータを提供する際に関係する任意の媒体を指す。これらの媒体は、非一時的であてもよい。コンピュータシステム1200を使用して実現される実施形態において、さまざまなコンピュータ読取可能媒体は、実行のために、命令/コードをプロセッサ1210に提供する際に伴われてもよく、および/または、このような命令/コードを記憶および/または伝えるために使用されてもよい。多くのインプリメンテーションでは、コンピュータ読取可能媒体は、物理的および/または有形の記憶媒体である。このような媒体は、不揮発性媒体または揮発性媒体の形態をとってもよい。不揮発性媒体は、例えば、非一時記憶デバイス1225のような、光学および/または磁気ディスクを含む。揮発性媒体は、ワーキングメモリ1235のような、ダイナミックメモリを含むが、これに限定されない。
[00110]
物理的および/または有形のコンピュータ読取可能媒体の一般的形態は、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、または、他の何らかの磁気媒体、CD−ROM、他の何らかの光媒体、マークのパターンを有する他の何らかの物理媒体、RAM、PROM、EPROM、FLASH−EPROM、他の何らかのメモリチップまたはカートリッジ、あるいは、コンピュータが命令および/またはコードを読み込むことができる他の何らかの媒体を含む。
[00111]
実行のために、1つ以上の命令の1つ以上のシーケンスをプロセッサ1210に運ぶ際に、さまざまな形態のコンピュータ読取可能媒体を伴ってもよい。単なる例として、命令は、最初に、遠隔コンピュータの磁気ディスクおよび/または光学ディスク上で運ばれてもよい。遠隔コンピュータは、そのダイナミックメモリ中に命令をロードし、送信媒体を通して、コンピュータシステム1200により受信および/または実行される命令を信号として送ってもよい。
[00112]
通信サブシステム1230(および/またはそのコンポーネント)は、一般的に、信号を受信し、バス1205は、その後、信号(および/または、信号により運ばれる、データ、命令等)をワーキングメモリ1235に運んでもよく、プロセッサ1210は、ワーキングメモリ1235から、命令を取り出し、実行する。ワーキングメモリ1235により受け取られる命令は、オプション的に、プロセッサ1210による実行の前または後のいずれかに、非一時的記憶デバイス1225上に記憶されてもよい。
[00113]
コンピュータシステム1200のコンポーネントを、ネットワークに渡って分散できることをさらに理解すべきである。例えば、いくつかの処理が、第1のプロセッサを使用して、1つのロケーション中で実行されてもよい一方で、他の処理は、第1のプロセッサから遠隔の別のプロセッサにより実行されてもよい。コンピュータシステム1200の他のコンポ−ネントも、同様に分散されてもよい。このように、コンピュータシステム1200は、複数のロケーションで処理を実行する分散コンピューティングシステムとして解釈してもよい。いくつかの例では、コンピュータシステム1200は、文脈に依存して、別々のラップトップ、デスクトップコンピュータ、または、これらに類するもののような、単一のコンピューティングデバイスとして解釈してもよい。
[00114]
上記で説明した方法、システム、および、デバイスは、例である。さまざまなコンフィギュレーションは、適切に、さまざまな手順またはコンポーネントを省略、置換、または、追加してもよい。例えば、代替コンフィギュレーションでは、説明した順序と異なる順序で方法を実行してもよく、ならびに/あるいは、さまざまなステージを追加、省略、および/または、組み合わせてもよい。また、あるコンフィギュレーションに関して説明した特徴を、さまざまな他のコンフィギュレーションにおいて組み合わせてもよい。コンフィギュレーションの異なる態様およびエレメントを、類似する方法で組み合わせてもよい。また、テクノロジーは進化することから、エレメントの多くは例であり、本開示または特許請求の範囲の範囲を限定するものではない。
[00115]
(インプリメンテーションを含む)例示的なコンフィギュレーションの完全な理解を提供するために、説明において、特定の詳細が与えられている。しかしながら、コンフィギュレーションは、これらの特定の詳細なしに実施することができる。例えば、周知の回路、プロセス、アルゴリズム、構造、および、技術は、コンフィギュレーションを曖昧にすることを避けるために、不必要な詳細なしで示されている。この説明は、例示的なコンフィギュレーションのみを提供し、特許請求の範囲の、範囲、適用可能性、または、コンフィギュレーションを限定しない。むしろ、コンフィギュレーションの先行する説明は、説明した技術の実現を可能にする説明を当業者に提供するだろう。本開示の精神および範囲から逸脱することなく、エレメントの機能およびアレンジメントにおいて、さまざまな変更を行ってもよい。
[00116]
また、コンフィギュレーションを、フローダイヤグラムまたはブロックダイヤグラムとして描かれるプロセスとして説明してもよい。それぞれは、シーケンシャルなプロセスとしての動作を説明するかもしれないが、動作の多くは、並行して、または、同時に実行することができる。加えて、動作の順序を再構成してもよい。プロセスは、図面中には含まれていない追加のステップを有していてもよい。さらに、方法の例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、または、これらの何らかの組み合わせによって実現してもよい。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、または、マイクロコードで実行されるとき、必要なタスクを実行するためのプログラムコードまたはコードセグメントは、記憶媒体のような、非一時的コンピュータ読取可能媒体中に記憶されてもよい。プロセッサは、説明したタスクを実行してもよい。
[00117]
いくつかの例示的なコンフィギュレーションを説明してきたが、本開示の精神から逸脱することなく、さまざまな修正、代替構造、および均等物を使用してもよい。例えば、上記のエレメントは、より大きなシステムのコンポーネントであってもよく、他のルールが、本発明のアプリケーションよりも優先されてもよく、または、そうでなければ本発明のアプリケーションを修正してもよい。また、上記のエレメントが考慮される前に、間に、または後に、多くのステップに取り掛かってもよい。
[00117]
いくつかの例示的なコンフィギュレーションを説明してきたが、本開示の精神から逸脱することなく、さまざまな修正、代替構造、および均等物を使用してもよい。例えば、上記のエレメントは、より大きなシステムのコンポーネントであってもよく、他のルールが、本発明のアプリケーションよりも優先されてもよく、または、そうでなければ本発明のアプリケーションを修正してもよい。また、上記のエレメントが考慮される前に、間に、または後に、多くのステップに取り掛かってもよい。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 1つ以上のトランシーバと衛星ポジショニングシステム(SPS)受信機との共存を管理するための方法において、
少なくとも第1の共存ルールに基づいて、第1の無線アクセステクノロジー(RAT)にしたがう、前記1つ以上のトランシーバのうちの第1のトランシーバが、時間期間内に第1の周波数帯域を介して、パケットを送信することができるか否かを決定することと、
前記第1のRATにしたがう前記第1のトランシーバは、前記時間期間内に第1の周波数帯域を介してパケットを送信できないという決定に基づいて、第2のRATにしたがい、第2の周波数帯域を介して、前記パケットを送信することとを含み、
前記第1の共存ルールは、少なくとも前記第1のトランシーバ上の少なくとも前記第1のRATの動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する方法。
[2] 前記第2のRATは、前記第2のRATにしたがう少なくとも第2のトランシーバの動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する第2の共存ルールに関係付けられている[1]記載の方法。
[3] 前記第1のRATおよび前記第2のRATは、共通のタイプのワイヤレスネットワークに対応し、前記第1の周波数帯域は、前記第2の周波数帯域とは異なる[1]記載の方法。
[4] 前記共通のタイプのワイヤレスネットワークは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含む[3]記載の方法。
[5] 前記第1の共存ルールは、前記第1のRATを使用する前記第1のトランシーバと、第3のRATを使用する第2のトランシーバとの並行動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する[1]記載の方法。
[6] 前記第1のRATは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)であり、前記第3のRATは、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)である[5]記載の方法。
[7] 前記第2のRATにしたがう前記パケットの送信は、前記SPS受信機上の干渉を低減させる[1]記載の方法。
[8] 前記パケットの送信のために、1つ以上のRATの間から前記第2のRATを選択することをさらに含む[1]記載の方法。
[9] 前記第1のRATは、前記第1のトランシーバによる送信のためのプライマリーRATである[1]記載の方法。
[10] 前記第1の共存ルールに基づいて、前記第1のRAT上で1つ以上の他のパケットを送信することをさらに含む[1]記載の方法。
[11] 少なくとも前記第1のトランシーバ上の少なくとも前記第1のRATの動作が、干渉に寄与する[1]記載の方法。
[12] 共存を管理する装置において、
衛星ポジショニングシステム(SPS)受信機と、
1つ以上のトランシーバと、
メモリと、
前記SPS受信機と前記1つ以上のトランシーバと前記メモリとに結合されている少なくとも1つのプロセッサとを具備し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
少なくとも第1の共存ルールに基づいて、第1の無線アクセステクノロジー(RAT)にしたがう、前記1つ以上のトランシーバのうちの第1のトランシーバが、時間期間内に第1の周波数帯域を介して、パケットを送信することができるか否かを決定するようにと、
前記第1のRATにしたがう前記第1のトランシーバは、前記時間期間内に第1の周波数帯域を介してパケットを送信できないという決定に基づいて、第2のRATにしたがい、第2の周波数帯域を介して、前記パケットを送信するように構成され、
前記第1の共存ルールは、少なくとも前記第1のトランシーバ上の少なくとも前記第1のRATの動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する装置。
[13] 前記第2のRATは、前記第2のRATにしたがう少なくとも第2のトランシーバの動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する第2の共存ルールに関係付けられている[12]記載の装置。
[14] 前記第1のRATおよび前記第2のRATは、共通のタイプのワイヤレスネットワークに対応し、前記第1の周波数帯域は、前記第2の周波数帯域とは異なる[12]記載の装置。
[15] 前記共通のタイプのワイヤレスネットワークは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含む[14]記載の装置。
[16] 前記第1の共存ルールは、前記第1のRATを使用する前記第1のトランシーバと、第3のRATを使用する第2のトランシーバとの並行動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する[12]記載の装置。
[17] 前記第1のRATは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)であり、前記第3のRATは、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)である[16]記載の装置。
[18] 前記第2のRATにしたがう前記パケットの送信は、前記SPS受信機上の干渉を低減させる[12]記載の装置。
[19] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記パケットの送信のために、1つ以上のRATの間から前記第2のRATを選択するようにさらに構成されている[12]記載の装置。
[20] 前記第1のRATは、前記第1のトランシーバによる送信のためのプライマリーRATである[12]記載の装置。
[21] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1の共存ルールに基づいて、前記第1のRAT上で1つ以上の他のパケットを送信するようにさらに構成されている[12]記載の装置。
[22] 少なくとも前記第1のトランシーバ上の少なくとも前記第1のRATの動作が、干渉に寄与する[12]記載の装置。
[23] 1つ以上のトランシーバと衛星ポジショニングシステム(SPS)受信機との共存を管理する装置において、
少なくとも第1の共存ルールに基づいて、第1の無線アクセステクノロジー(RAT)にしたがう、前記1つ以上のトランシーバのうちの第1のトランシーバが、時間期間内に第1の周波数帯域を介して、パケットを送信することができるか否かを決定する手段と、
前記第1のRATにしたがう前記第1のトランシーバは、前記時間期間内に第1の周波数帯域を介してパケットを送信できないという決定に基づいて、第2のRATにしたがい、第2の周波数帯域を介して、前記パケットを送信する手段とを具備し、
前記第1の共存ルールは、少なくとも前記第1のトランシーバ上の少なくとも前記第1のRATの動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する装置。
[24] 前記第2のRATは、前記第2のRATにしたがう少なくとも第2のトランシーバの動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する第2の共存ルールに関係付けられている[23]記載の装置。
[25] 前記第1のRATおよび前記第2のRATは、共通のタイプのワイヤレスネットワークに対応し、前記第1の周波数帯域は、前記第2の周波数帯域とは異なる[23]記載の装置。
[26] 前記共通のタイプのワイヤレスネットワークは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含む[25]記載の装置。
[27] 前記第1の共存ルールは、前記第1のRATを使用する前記第1のトランシーバと、第3のRATを使用する第2のトランシーバとの並行動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する[23]記載の装置。
[28] 前記第1のRATは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)であり、前記第3のRATは、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)である[27]記載の装置。
[29] 前記第2のRATにしたがう前記パケットの送信は、前記SPS受信機上の干渉を低減させる[23]記載の装置。
[30] 1つ以上のトランシーバと衛星ポジショニングシステム(SPS)受信機との共存を管理するための非一時的プロセッサ読取可能媒体において、
1つ以上のプロセッサに、
少なくとも第1の共存ルールに基づいて、第1の無線アクセステクノロジー(RAT)にしたがう、前記1つ以上のトランシーバのうちの第1のトランシーバが、時間期間内に第1の周波数帯域を介して、パケットを送信することができるか否かを決定させ、
前記第1のRATにしたがう前記第1のトランシーバは、前記時間期間内に第1の周波数帯域を介してパケットを送信できないという決定に基づいて、第2のRATにしたがい、第2の周波数帯域を介して、前記パケットを送信させるように構成されているプロセッサ読取可能命令を含み、
前記第1の共存ルールは、少なくとも前記第1のトランシーバ上の少なくとも前記第1のRATの動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する非一時的プロセッサ読取可能媒体。

Claims (30)

  1. 1つ以上のトランシーバと衛星ポジショニングシステム(SPS)受信機との共存を管理するための方法において、
    少なくとも第1の共存ルールに基づいて、第1の無線アクセステクノロジー(RAT)にしたがう、前記1つ以上のトランシーバのうちの第1のトランシーバが、時間期間内に第1の周波数帯域を介して、パケットを送信することができるか否かを決定することと、
    前記第1のRATにしたがう前記第1のトランシーバは、前記時間期間内に第1の周波数帯域を介してパケットを送信できないという決定に基づいて、第2のRATにしたがい、第2の周波数帯域を介して、前記パケットを送信することとを含み、
    前記第1の共存ルールは、少なくとも前記第1のトランシーバ上の少なくとも前記第1のRATの動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する方法。
  2. 前記第2のRATは、前記第2のRATにしたがう少なくとも第2のトランシーバの動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する第2の共存ルールに関係付けられている請求項1記載の方法。
  3. 前記第1のRATおよび前記第2のRATは、共通のタイプのワイヤレスネットワークに対応し、前記第1の周波数帯域は、前記第2の周波数帯域とは異なる請求項1記載の方法。
  4. 前記共通のタイプのワイヤレスネットワークは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含む請求項3記載の方法。
  5. 前記第1の共存ルールは、前記第1のRATを使用する前記第1のトランシーバと、第3のRATを使用する第2のトランシーバとの並行動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する請求項1記載の方法。
  6. 前記第1のRATは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)であり、前記第3のRATは、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)である請求項5記載の方法。
  7. 前記第2のRATにしたがう前記パケットの送信は、前記SPS受信機上の干渉を低減させる請求項1記載の方法。
  8. 前記パケットの送信のために、1つ以上のRATの間から前記第2のRATを選択することをさらに含む請求項1記載の方法。
  9. 前記第1のRATは、前記第1のトランシーバによる送信のためのプライマリーRATである請求項1記載の方法。
  10. 前記第1の共存ルールに基づいて、前記第1のRAT上で1つ以上の他のパケットを送信することをさらに含む請求項1記載の方法。
  11. 少なくとも前記第1のトランシーバ上の少なくとも前記第1のRATの動作が、干渉に寄与する請求項1記載の方法。
  12. 共存を管理する装置において、
    衛星ポジショニングシステム(SPS)受信機と、
    1つ以上のトランシーバと、
    メモリと、
    前記SPS受信機と前記1つ以上のトランシーバと前記メモリとに結合されている少なくとも1つのプロセッサとを具備し、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    少なくとも第1の共存ルールに基づいて、第1の無線アクセステクノロジー(RAT)にしたがう、前記1つ以上のトランシーバのうちの第1のトランシーバが、時間期間内に第1の周波数帯域を介して、パケットを送信することができるか否かを決定するようにと、
    前記第1のRATにしたがう前記第1のトランシーバは、前記時間期間内に第1の周波数帯域を介してパケットを送信できないという決定に基づいて、第2のRATにしたがい、第2の周波数帯域を介して、前記パケットを送信するように構成され、
    前記第1の共存ルールは、少なくとも前記第1のトランシーバ上の少なくとも前記第1のRATの動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する装置。
  13. 前記第2のRATは、前記第2のRATにしたがう少なくとも第2のトランシーバの動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する第2の共存ルールに関係付けられている請求項12記載の装置。
  14. 前記第1のRATおよび前記第2のRATは、共通のタイプのワイヤレスネットワークに対応し、前記第1の周波数帯域は、前記第2の周波数帯域とは異なる請求項12記載の装置。
  15. 前記共通のタイプのワイヤレスネットワークは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含む請求項14記載の装置。
  16. 前記第1の共存ルールは、前記第1のRATを使用する前記第1のトランシーバと、第3のRATを使用する第2のトランシーバとの並行動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する請求項12記載の装置。
  17. 前記第1のRATは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)であり、前記第3のRATは、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)である請求項16記載の装置。
  18. 前記第2のRATにしたがう前記パケットの送信は、前記SPS受信機上の干渉を低減させる請求項12記載の装置。
  19. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記パケットの送信のために、1つ以上のRATの間から前記第2のRATを選択するようにさらに構成されている請求項12記載の装置。
  20. 前記第1のRATは、前記第1のトランシーバによる送信のためのプライマリーRATである請求項12記載の装置。
  21. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1の共存ルールに基づいて、前記第1のRAT上で1つ以上の他のパケットを送信するようにさらに構成されている請求項12記載の装置。
  22. 少なくとも前記第1のトランシーバ上の少なくとも前記第1のRATの動作が、干渉に寄与する請求項12記載の装置。
  23. 1つ以上のトランシーバと衛星ポジショニングシステム(SPS)受信機との共存を管理する装置において、
    少なくとも第1の共存ルールに基づいて、第1の無線アクセステクノロジー(RAT)にしたがう、前記1つ以上のトランシーバのうちの第1のトランシーバが、時間期間内に第1の周波数帯域を介して、パケットを送信することができるか否かを決定する手段と、
    前記第1のRATにしたがう前記第1のトランシーバは、前記時間期間内に第1の周波数帯域を介してパケットを送信できないという決定に基づいて、第2のRATにしたがい、第2の周波数帯域を介して、前記パケットを送信する手段とを具備し、
    前記第1の共存ルールは、少なくとも前記第1のトランシーバ上の少なくとも前記第1のRATの動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する装置。
  24. 前記第2のRATは、前記第2のRATにしたがう少なくとも第2のトランシーバの動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する第2の共存ルールに関係付けられている請求項23記載の装置。
  25. 前記第1のRATおよび前記第2のRATは、共通のタイプのワイヤレスネットワークに対応し、前記第1の周波数帯域は、前記第2の周波数帯域とは異なる請求項23記載の装置。
  26. 前記共通のタイプのワイヤレスネットワークは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含む請求項25記載の装置。
  27. 前記第1の共存ルールは、前記第1のRATを使用する前記第1のトランシーバと、第3のRATを使用する第2のトランシーバとの並行動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する請求項23記載の装置。
  28. 前記第1のRATは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)であり、前記第3のRATは、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)である請求項27記載の装置。
  29. 前記第2のRATにしたがう前記パケットの送信は、前記SPS受信機上の干渉を低減させる請求項23記載の装置。
  30. 1つ以上のトランシーバと衛星ポジショニングシステム(SPS)受信機との共存を管理するための非一時的プロセッサ読取可能媒体において、
    1つ以上のプロセッサに、
    少なくとも第1の共存ルールに基づいて、第1の無線アクセステクノロジー(RAT)にしたがう、前記1つ以上のトランシーバのうちの第1のトランシーバが、時間期間内に第1の周波数帯域を介して、パケットを送信することができるか否かを決定させ、
    前記第1のRATにしたがう前記第1のトランシーバは、前記時間期間内に第1の周波数帯域を介してパケットを送信できないという決定に基づいて、第2のRATにしたがい、第2の周波数帯域を介して、前記パケットを送信させるように構成されているプロセッサ読取可能命令を含み、
    前記第1の共存ルールは、少なくとも前記第1のトランシーバ上の少なくとも前記第1のRATの動作による、前記SPS受信機上の影響に対応する非一時的プロセッサ読取可能媒体。
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