JP2018526882A - 結合チャネルを介して送信される信号のチャネル推定を円滑化するためのフレームフォーマット - Google Patents

結合チャネルを介して送信される信号のチャネル推定を円滑化するためのフレームフォーマット Download PDF

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Abstract

本開示の幾つかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、第1のチャネルを介した送信のための第1のチャネル推定シーケンス、第2のチャネルを介した送信のための第2のチャネル推定シーケンス及び第3のチャネルを介した送信のためのデータペイロードの少なくとも第1の部分を備えるフレームを生成するように構成された処理システムと、ここにおいて、第1のチャネルが第1の周波数帯域を含み、第2のチャネルが、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域を含み、並びに、第3のチャネルが、周波数において第1の周波数帯域及び第2の周波数帯域と重複する第3の周波数帯域を含む、送信のためにフレームを出力するように構成されたインターフェースと、を含む。

Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる、2015年7月27日に出願され「Frame Format for Facilitating Channel Estimation for Signals Transmitted via Bonded Channels」と題する、米国仮出願第62/197,520号及び2016年7月19日に出願され「Frame Format for Facilitating Channel Estimation for Signals Transmitted Via Bonded Channels」と題する、米国非仮出願第15/214,255号の出願日の利益を主張する。
[0002]本開示の幾つかの態様は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、周波数において別個の周波数チャネルと重複する結合周波数チャネルを介して送信されたデータを復号することを円滑化するために、別個の周波数チャネルを介して送信されるチャネル推定シーケンスを含むフレームを送信及び受信することに関する。
[0003]IEEE802.11adプロトコルによるフレームは、ショートトレーニングシーケンス、チャネル推定シーケンス、ヘッダ及びデータペイロードを含む。802.11adプロトコルによれば、フレームは、それぞれ、隣接する重複しない周波数帯域を有する複数の定義されたチャネルのうちの選択されたチャネルを介して送信され得る。チャネル推定シーケンスは、選択されたチャネルの周波数帯域に関連する受信機におけるチャネル推定を円滑化する。
[0004]新たに設計されるフレームの使用によってデータスループットを増加させるために、IEEE802.11ayとして暫定的に識別される新しいプロトコルが開発されている。新しいフレームは、複数の結合チャネルを介してデータペイロードを送信するために構成される。結合チャネルは、802.11adにおいて定義されたチャネルの重複しない周波数帯域の2つ以上の隣接する周波数帯域を包含する周波数帯域を含む。従って、結合チャネルは、IEEE 802.11adにおいて定義されたチャネルの各々の帯域幅よりも広い帯域幅を有するので、結合チャネルは、より高いスループットでのデータの送信を円滑化することが可能である。
[0005]受信機が結合チャネルを介して送信されたデータを適切に復号するために、受信機は、結合チャネルの周波数範囲内でチャネル応答について推定する必要がある。本明細書で説明する新しいフレームは、そのようなチャネル推定を受信機が決定又は生成することを円滑化する。
[0006]本開示の幾つかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、第1のチャネルを介した送信のための第1のチャネル推定シーケンス、第2のチャネルを介した送信のための第2のチャネル推定シーケンス及び第3のチャネルを介した送信のためのデータペイロードの少なくとも第1の部分を備えるフレームを生成するように構成された処理システムと、ここにおいて、第1のチャネルが第1の周波数帯域を含み、第2のチャネルが、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域を含み、並びに、第3のチャネルが、周波数において第1の周波数帯域及び第2の周波数帯域と重複する第3の周波数帯域を含む、送信のためにフレームを出力するように構成されたインターフェースと、を備える。
[0007]本開示の幾つかの態様は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、第1のチャネルを介した送信のための第1のチャネル推定シーケンス、第2のチャネルを介した送信のための第2のチャネル推定シーケンス及び第3のチャネルを介した送信のためのデータペイロードの少なくとも第1の部分を備えるフレームを生成することと、ここにおいて、第1のチャネルが第1の周波数帯域を含み、第2のチャネルが、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域を含み、並びに、第3のチャネルが、周波数において第1の周波数帯域及び第2の周波数帯域と重複する第3の周波数帯域を含む、送信のためにフレームを出力することと、を備える。
[0008]本開示の幾つかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、第1のチャネルを介した送信のための第1のチャネル推定シーケンス、第2のチャネルを介した送信のための第2のチャネル推定シーケンス及び第3のチャネルを介した送信のためのデータペイロードの少なくとも第1の部分を備えるフレームを生成するための手段と、ここにおいて、第1のチャネルが第1の周波数帯域を含み、第2のチャネルが、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域を含み、並びに、第3のチャネルが、周波数において第1の周波数帯域及び第2の周波数帯域と重複する第3の周波数帯域を含む、送信のためにフレームを出力するための手段と、を備える。
[0009]本開示の幾つかの態様は、第1のチャネルを介した送信のための第1のチャネル推定シーケンス、第2のチャネルを介した送信のための第2のチャネル推定シーケンス及び第3のチャネルを介した送信のためのデータペイロードの少なくとも第1の部分を備えるフレームを生成するための命令と、ここにおいて、第1のチャネルが第1の周波数帯域を含み、第2のチャネルが、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域を含み、並びに、第3のチャネルが、周波数において第1の周波数帯域及び第2の周波数帯域と重複する第3の周波数帯域を含む、送信のためにフレームを出力するための命令と、を記憶したコンピュータ可読媒体を提供する。
[0010]本開示の幾つかの態様はワイヤレスノードを提供する。ワイヤレスノードは、少なくとも1つのアンテナと、第1のチャネルを介した送信のための第1のチャネル推定シーケンス、第2のチャネルを介した送信のための第2のチャネル推定シーケンス及び第3のチャネルを介した送信のためのデータペイロードの少なくとも第1の部分を備えるフレームを生成するように構成された処理システムと、ここにおいて、第1のチャネルが第1の周波数帯域を含み、第2のチャネルが、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域を含み、並びに、第3のチャネルが、周波数において第1の周波数帯域及び第2の周波数帯域と重複する第3の周波数帯域を含む、少なくとも1つのアンテナを介して送信のためにフレームを出力するように構成されたインターフェースと、を備える。
[0011]本開示の態様はまた、上記で説明した装置及び動作に対応する様々な方法、手段及びコンピュータプログラム製品を提供する。
[0012]本開示の幾つかの態様による例示的なワイヤレス通信ネットワークの図。 [0013]本開示の幾つかの態様による、互いに通信しているワイヤレスノードの例示的なペアのブロック図。 [0014]本開示の幾つかの態様による例示的なフレーム又はフレーム部分を示す図。 [0015]本開示の幾つかの態様による例示的な拡張方向性マルチギガビット(EDMG:Extended Directional Multigigabit)ヘッダを示す図。 [0016]本開示の幾つかの態様による、直交周波数分割多重化(OFDM)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームのセットを示す図。 本開示の幾つかの態様による、直交周波数分割多重化(OFDM)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームのセットを示す図。 本開示の幾つかの態様による、直交周波数分割多重化(OFDM)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームのセットを示す図。 本開示の幾つかの態様による、直交周波数分割多重化(OFDM)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームのセットを示す図。 [0017]本開示の幾つかの態様による、直交周波数分割多重化(OFDM)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームの別のセットを示す図。 本開示の幾つかの態様による、直交周波数分割多重化(OFDM)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームの別のセットを示す図。 本開示の幾つかの態様による、直交周波数分割多重化(OFDM)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームの別のセットを示す図。 [0018]本開示の幾つかの態様による、直交周波数分割多重化(OFDM)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームのまた別のセットを示す図。 本開示の幾つかの態様による、直交周波数分割多重化(OFDM)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームのまた別のセットを示す図。 本開示の幾つかの態様による、直交周波数分割多重化(OFDM)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームのまた別のセットを示す図。 [0019]図7A〜7Cは本開示の幾つかの態様による、シングルキャリア広帯域(SC WB:single carrier wideband)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームのセットを示す図、図7Dは本開示の幾つかの態様による、図7A〜図7Cの例示的なフレームのセットに関連する例示的な送信電力プロファイルを示す図。 [0021]図8A〜図8Cは本開示の幾つかの態様による、シングルキャリア広帯域(SC WB)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームの別のセットを示す図、図8Dは本開示の幾つかの態様による、図8A〜図8Cの例示的なフレームのセットに関連する例示的な送信電力プロファイルを示す図。 [0023]図9A〜図9Cは本開示の幾つかの態様による、シングルキャリア広帯域(SC WB)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームのまた別のセットを示す図、図9Dは本開示の幾つかの態様による、図9A〜図9Cの例示的なフレームのセットに関連する例示的な送信電力プロファイルを示す図。 [0025]本開示の別の態様による、ショートメッセージの送信のための例示的なフレームを示す図。 本開示の別の態様による、ショートメッセージの送信のための例示的なフレームを示す図。 本開示の別の態様による、ショートメッセージの送信のための例示的なフレームを示す図。 本開示の別の態様による、ショートメッセージの送信のための例示的なフレームを示す図。 [0026]本開示の幾つかの態様による、アグリゲートシングルキャリア(SC)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームを示す図。 本開示の幾つかの態様による、アグリゲートシングルキャリア(SC)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームを示す図。 本開示の幾つかの態様による、アグリゲートシングルキャリア(SC)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームを示す図。 本開示の幾つかの態様による、アグリゲートシングルキャリア(SC)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームを示す図。 [0027]本開示の幾つかの態様による、複数(例えば、3つ)の空間多入力多出力(MIMO)直交周波数分割多重化(OFDM)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームを示す図。 [0028]本開示の幾つかの態様による、複数(例えば、2つ)の空間多入力多出力(MIMO)シングルキャリア広帯域(SC WB)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームを示す図。 本開示の幾つかの態様による、複数(例えば、4つ)の空間多入力多出力(MIMO)シングルキャリア広帯域(SC WB)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームを示す図。 本開示の幾つかの態様による、複数(例えば、8つ)の空間多入力多出力(MIMO)シングルキャリア広帯域(SC WB)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームを示す図。 [0029]本開示の幾つかの態様による、複数(例えば、2つ)の空間多入力多出力(MIMO)アグリゲートシングルキャリア(SC)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームを示す図。 本開示の幾つかの態様による、複数(例えば、3つ)の空間多入力多出力(MIMO)アグリゲートシングルキャリア(SC)送信を介したデータの送信のための例示的なフレームを示す図。 [0030]本開示の幾つかの態様による、チャネル推定信号をもつ様々な例示的なフレームの送信のための例示的な装置のブロック図。 本開示の幾つかの態様による、チャネル推定信号をもつ様々な例示的なフレームの送信のための例示的な装置のブロック図。 本開示の幾つかの態様による、チャネル推定信号をもつ様々な例示的なフレームの送信のための例示的な装置のブロック図。 [0031]本明細書で説明する幾つかのフレームのL−CEF|CEF−GF|L−CEF部分に関連する例示的な周波数スペクトルの図。 本明細書で説明する幾つかのフレームのL−CEF|CEF−GF|L−CEF部分に関連する例示的な周波数スペクトルの図。 [0032]本明細書で説明する幾つかのフレームのL−CEF||L−CEF||L−CEF部分に関連する周波数スペクトルの図。 [0033]本明細書で説明する幾つかのフレームのL−ヘッダ|CEF−GF|L−ヘッダ|CEF−GF|L−ヘッダ部分に関連する周波数スペクトルの図。 [0034]本開示の幾つかの態様による例示的なデバイスのブロック図。
[0035]本開示の態様は、複数のチャネルの各々において送信されるチャネル推定トレーニングシーケンスを使用することによって複数のチャネルを結合することによって形成される結合チャネルのチャネル推定を実施するための技法を提供する。
[0036]添付の図面を参照しながら、本開示の様々な態様について以下でより完全に説明する。但し、本開示は、多くの異なる形態で具現化され得、本開示全体にわたって提示されるどのような特定の構造又は機能にも限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本開示の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の他の態様と組み合わされるにせよ、本明細書で開示される本開示のいかなる態様をもカバーするものであることを、当業者は諒解されたい。例えば、本明細書に記載される態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、又は方法は実施され得る。更に、本開示の範囲は、本明細書に記載される本開示の様々な態様に加えて又はそれらの態様以外に、他の構造、機能、又は構造及び機能を使用して実施されるそのような装置又は方法をカバーするものである。本明細書で開示される本開示のいずれの態様も、請求項の1つ又は複数の要素によって実施され得ることを理解されたい。
[0037]「例示的」という単語は、本明細書では「例、事例、又は例示の働きをすること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」として説明するいずれの態様も、必ずしも、他の態様よりも好ましい又は有利であると解釈されるべきでない。
[0038]本明細書では特定の態様について説明するが、これらの態様の多くの変形及び置換は本開示の範囲内に入る。好適な態様の幾つかの利益及び利点について説明するが、本開示の範囲は、特定の利益、使用、又は目的に限定されるものではない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク及び送信プロトコルに広く適用可能であるものであり、それらのうちの幾つかは、例として、図及び好適な態様についての以下の説明において示される。発明を実施するための形態及び図面は、本開示を限定するものではなく説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲及びそれの均等物によって定義される。
例示的なワイヤレス通信システム
[0039]本明細書で説明する技法は、直交多重化方式に基づく通信システムを含む様々なブロードバンドワイヤレス通信システムのために使用され得る。そのような通信システムの例としては、空間分割多元接続(SDMA)、時分割多元接続(TDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システムなどがある。SDMAシステムは、複数のユーザ端末に属するデータを同時に送信するために十分に異なる方向を利用し得る。TDMAシステムは、送信信号を異なるタイムスロットに分割することによって、複数のユーザ端末が同じ周波数チャネルを共有することを可能にし得、各タイムスロットは異なるユーザ端末に割り当てられる。OFDMAシステムは、全システム帯域幅を複数の直交サブキャリアに区分する変調技法である、直交周波数分割多重化(OFDM)を利用する。これらのサブキャリアは、トーン、ビンなどと呼ばれることもある。OFDMでは、各サブキャリアはデータで独立して変調され得る。SC−FDMAシステムは、システム帯域幅にわたって分散されたサブキャリア上で送信するためのインターリーブFDMA(IFDMA)、隣接するサブキャリアのブロック上で送信するための局所FDMA(LFDMA)、又は隣接するサブキャリアの複数のブロック上で送信するための拡張FDMA(EFDMA)を利用し得る。概して、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC−FDMAでは時間領域で送られる。
[0040]本明細書の教示は、様々なワイヤード又はワイヤレス装置(例えば、ノード)に組み込まれ得る(例えば、その装置内に実装されるか、又はその装置によって実施され得る)。幾つかの態様では、本明細書の教示に従って実装されるワイヤレスノードは、アクセスポイント又はアクセス端末を備え得る。
[0041]アクセスポイント(「AP」)は、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、発展型ノードB(eNB)、基地局コントローラ(「BSC」)、トランシーバ基地局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、基本サービスセット(「BSS」)、拡張サービスセット(「ESS」)、無線基地局(「RBS」)、又は何らかの他の用語を備えるか、それらとして実装されるか、若しくはそれらとして知られ得る。
[0042]アクセス端末(「AT」)は、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、ユーザ局、又は何らかの他の用語を備えるか、それらとして実装されるか、若しくはそれらとして知られ得る。幾つかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、局(「STA」)、又はワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。従って、本明細書で教示される1つ又は複数の態様は、電話(例えば、セルラーフォン又はスマートフォン)、コンピュータ(例えば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピュータデバイス(例えば、個人情報端末)、エンターテインメントデバイス(例えば、音楽又はビデオデバイス、又は衛星ラジオ)、全地球測位システムデバイス、又はワイヤレス若しくはワイヤード媒体を介して通信するように構成された他の好適なデバイスに組み込まれ得る。幾つかの態様では、ノードはワイヤレスノードである。そのようなワイヤレスノードは、例えば、ワイヤード又はワイヤレス通信リンクを介した、ネットワーク(例えば、インターネット又はセルラーネットワークなど、ワイドエリアネットワーク)のための、又はネットワークへの接続性を提供し得る。
[0043]以下の説明に関して、アクセスポイントとユーザデバイスとの間の通信が可能にされるだけでなく、それぞれのユーザデバイス間の直接(例えば、ピアツーピア)通信も可能にされることを理解されたい。更に、デバイス(例えば、アクセスポイント又はユーザデバイス)は、様々な状況に応じてユーザデバイスとアクセスポイントとの間でそれの挙動を変更し得る。また、1つの物理デバイスは、例えば、異なるチャネル上で、異なるタイムスロット上で、又は両方の上で、ユーザデバイス及びアクセスポイント、複数のユーザデバイス、複数のアクセスポイントなど、複数の役割を果たし得る。
[0044]図1は、本開示の幾つかの態様による例示的なワイヤレス通信ネットワーク100の図である。通信ネットワーク100は、アクセスポイント102と、バックボーンネットワーク104と、レガシーユーザデバイス106と、更新されたレガシーユーザデバイス108と、新しいプロトコルユーザデバイス110とを備える。
[0045]ワイヤレスローカルエリアネットワーク(LAN)適用例のために構成され得るアクセスポイント102は、ユーザデバイス106、108及び110間のデータ通信を円滑化し得る。アクセスポイント102は、バックボーンネットワーク104に連結されたデバイスと、ユーザデバイス106、108及び110のうちのいずれか1つ又は複数との間のデータ通信を更に円滑化し得る。
[0046]この例では、アクセスポイント102とレガシーユーザデバイス106は、レガシープロトコルを使用して互いの間でデータ通信する。レガシープロトコルの一例はIEEE802.11adを含む。このプロトコルによれば、アクセスポイント102とレガシーユーザデバイス106との間のデータ通信は、802.11adプロトコルに準拠するデータフレームの送信を介して実現される。本明細書で更に説明するように、802.11adデータフレームは、レガシーショートトレーニングフィールド(L−STF)及びレガシーチャネル推定シーケンス(L−CES)(今はより一般的にレガシーチャネル推定フィールド(L−CEF)と呼ばれる)からなるプリアンブルと、レガシーヘッダ(L−ヘッダ)と、データペイロードと、随意のビームフォーミングトレーニングフィールドとを含む。
[0047]L−STFシーケンスは、複数のゴレイシーケンス(Golay sequence)(Ga128)と、L−STFシーケンスの終了を示すための負のゴレイシーケンス(−Ga128)とを含む。L−STFシーケンスは、受信機が、フレームの残り及び後続のフレームを正確に受信するためにそれの自動利得制御(AGC)、タイミング及び周波数セットアップをセットアップするのを支援し得る。シングルキャリア(SC)送信モードの場合、L−CEFシーケンスは、(以下の連結されたゴレイシーケンス(−Gb128、−Ga128、Gb128、−Ga128)からなるGu512シーケンスと、後続の(以下の連結されたゴレイシーケンス(−Gb128、Ga128、−Gb128、−Ga128)からなるGv512シーケンスとを含み、(−Gb128と同じ)Gv128シーケンスで終了する。直交周波数分割多重化(OFDM)送信モードの場合、L−CEFシーケンスは、Gv512シーケンスと、後続のGu512シーケンスとを含み、Gv128シーケンスで終了する。L−CEFシーケンスは、受信機が、フレームがその中で送られるチャネル周波数応答を推定するのを支援する。
[0048]L−ヘッダは、フレームに関する様々な情報を含む。そのような情報は、データ白色化の目的でL−ヘッダの残り及びデータペイロードに適用されるスクランブリングのためのシードを指定する、スクランブラ開始フィールドを含む。L−ヘッダはまた、フレームのデータペイロードを送信するために使用される12個の定義された変調及びコード化方式(MCS)のうちの1つを示すための、MCSフィールドを含む。L−ヘッダは、オクテットでデータペイロードの長さを示すための、長さフィールドを含む。L−ヘッダは、フレームの終了において随意のビームフォーミングトレーニングシーケンスの長さを示すための、トレーニング長さフィールドを更に含む。更に、L−ヘッダは、随意のビームフォーミングフィールドが送信に関係するか受信に関係するかを示すための、パケットタイプフィールドを含む。更に、L−ヘッダは、ヘッダビットにわたってCRC−32チェックサムを示すための、ヘッダチェックサム(HCS:header checksum)フィールドを含む。
[0049]再び図1を参照すると、レガシーユーザデバイス106は、802.11adデータフレーム全体を復号することが可能である。新しい規格又はプロトコル802.11ayのために後で採用され得る、本明細書で開示される新しいフレームは、何らかの後方互換性の特徴を与える。本明細書でより詳細に説明するように、この新しいフレームは、802.11adのプリアンブル(L−STF及びL−CEF)並びにL−ヘッダと、新しいプロトコルに関係する1つ又は複数の追加の部分とを含む。従って、レガシーユーザデバイス106は、新しいフレームの802.11adプリアンブル(L−STF及びL−CEF)並びにL−ヘッダ部分を復号するように構成されるが、新しいフレームの残りの部分を復号するように構成されない。レガシーユーザデバイス106は、送信衝突回避の目的で新しいフレームの長さを決定するためにネットワーク割振りベクトル(NAV)を計算するために、新しいフレームの802.11adプリアンブル及びヘッダ部分を復号し得る。
[0050]更新されたレガシーユーザデバイス108はまた、レガシー802.11adプロトコルの下で動作し、802.11adデータフレームを使用してアクセスポイント102と通信することが可能である。しかしながら、更新されたレガシーユーザデバイス108のフレーム処理能力は、本明細書で更に説明するように、新しいフレームのL−ヘッダ中で、新しいフレームの属性を示す幾つかのビットを解釈するように更新されている。レガシー802.11adプロトコルに従って、これらのビットは、L−ヘッダ中でデータ長の最下位ビット(LSB)に割り振られる。しかし、新しいフレームに従って、L−ヘッダの他の方法で割り振られたビットは、新しいフレームに関連する何らかの送信モードに従って、新しいフレームの第1の部分と新しいフレームの第2の部分との間の送信電力差を示すために使用される。これらのビットは、更新されたレガシーユーザデバイスが、信号干渉管理の目的で電力差(増加)を予想することを可能にする。この例では、LSB長さビットの割振りは上述の電力差を表すが、これらのビットは他の目的のために割り振られ得ることを理解されたい。
[0051]新しいプロトコルユーザデバイス110は、新しいデータフレームを使用してアクセスポイント102と通信することが可能であり、802.11ayプロトコルのために新しいフレームのその一部又は全部の特徴が採用され得る。本明細書で更に説明するように、新しいデータフレームは、レガシー802.11adプリアンブル(L−STF及びL−CEF)並びにL−ヘッダを含み、L−ヘッダは、新しいフレームに関連する送信モードと、前に説明したように、新しいフレームの第1の部分と新しいフレームの第2の部分との間の送信電力差とを示すようにわずかに修正される。新しいフレームのL−ヘッダへのこのわずかな修正は、レガシーユーザデバイス106と更新されたレガシーユーザデバイス108とによるL−ヘッダの復号に影響を及ぼさない。送信モードを示す、新しいフレームのL−ヘッダ中のビットは、標準802.11adレガシーヘッダ中の予約済みビットである。
[0052]レガシープリアンブル(L−STF及びL−CEF)並びにL−ヘッダに加えて、新しいフレームは、拡張方向性マルチギガビット(EDMG)ヘッダを更に備える。本明細書でより詳細に説明するように、EDMGヘッダは、新しいフレームの様々な属性を示すための複数のフィールドを備える。そのような属性は、ペイロードデータ長、EDMGヘッダ中の低密度パリティチェック(LDPC:low density parity check)データブロックの数、サポートされる空間ストリームの数、結合チャネルの数、結合チャネルのうちの最左(最低周波数)チャネル、新しいフレームのデータペイロードのために使用されるMCS、フレームの様々な部分間の送信電力差及び他の情報を含む。EDMGヘッダには、新しいフレームのデータペイロード部分(今はより一般的にEDMGデータペイロードと呼ばれる)の中にないペイロードデータが更に付加され得る。ショートメッセージの場合、ペイロードデータの全てがEDMGヘッダに付加され得、それにより、フレームに著しいオーバーヘッドを加える新しいフレームの「別個の」EDMGデータペイロードを送信する必要が回避される。
[0053]新しいデータフレームは、より高いデータ変調方式と、チャネル結合と、チャネルアグリゲーションと、多入力多出力(MIMO)アンテナ構成を介した改善された空間送信とを採用することによってデータスループットを改善するための追加の特徴を与えるように構成される。例えば、レガシー802.11adプロトコルは、BPSK、QPSK及び16QAMの利用可能な変調方式を含む。新しいプロトコルによれば、64QAM、64APSK、128APSK、256QAM及び256APSKなど、より高い変調方式が利用可能である。更に、データスループットを増加させるために、複数のチャネルが結合又はアグリゲートされ得る。更に、そのような結合又はアグリゲートされたチャネルは、MIMOアンテナ構成を使用して複数の空間送信として送信され得る。
[0054]図2は、ワイヤレス通信システム200の例示的なアクセスポイント210(概して、第1のワイヤレスノード)と例示的なアクセス端末250(概して、第2のワイヤレスノード)とのブロック図を示す。アクセスポイント210は、ダウンリンクでは送信エンティティであり、アップリンクでは受信エンティティである。アクセス端末250は、アップリンクでは送信エンティティであり、ダウンリンクでは受信エンティティである。本明細書で使用する「送信エンティティ」は、ワイヤレスチャネルを介してデータを送信することが可能な独立動作型の装置又はデバイスであり、「受信エンティティ」は、ワイヤレスチャネルを介してデータを受信することが可能な独立動作型の装置又はデバイスである。
[0055]この例では、デバイス210はアクセスポイントであり、デバイス250はアクセス端末であるが、デバイス210は代替的にアクセス端末であり得、デバイス250は代替的にアクセスポイントであり得ることを理解されたい。
[0056]データを送信するために、アクセスポイント210は、送信データプロセッサ220と、フレームビルダー222と、送信プロセッサ224と、複数のトランシーバ226−1〜226−Nと、複数のアンテナ230−1〜230−Nとを備える。アクセスポイント210はまた、アクセスポイント210の動作を制御するためのコントローラ234を備える。
[0057]動作中、送信データプロセッサ220は、データソース215からデータ(例えば、データビット)を受信し、送信のためにデータを処理する。例えば、送信データプロセッサ220は、データ(例えば、データビット)を符号化データに符号化し、符号化データをデータシンボルに変調し得る。送信データプロセッサ220は、異なる変調及びコード化方式(MCS)をサポートし得る。例えば、送信データプロセッサ220は、複数の異なるコード化レートのうちのいずれか1つで(例えば、低密度パリティチェック(LDPC)符号化を使用して)データを符号化し得る。また、送信データプロセッサ220は、限定はしないが、BPSK、QPSK、16QAM、64QAM、64APSK、128APSK、256QAM及び256APSKを含む、複数の異なる変調方式のうちのいずれか1つを使用して符号化データを変調し得る。
[0058]幾つかの態様では、コントローラ234は、(例えば、ダウンリンクのチャネル状態に基づいて)どの変調及びコード化方式(MCS)を使用すべきかを指定するコマンドを送信データプロセッサ220に送り得、送信データプロセッサ220は、指定されたMCSに従ってデータソース215からのデータを符号化及び変調し得る。送信データプロセッサ220は、データスクランブリング及び/又は他の処理など、データに対して追加の処理を実施し得ることを諒解されたい。送信データプロセッサ220は、フレームビルダー222にデータシンボルを出力する。
[0059]フレームビルダー222は、(パケットとも呼ばれる)フレームを構成し、フレームのデータペイロードにデータシンボルを挿入する。フレームは、プリアンブルと、L−ヘッダと、データペイロードとを含み得る。プリアンブルは、アクセス端末250がフレームを受信するのを支援するために、ショートトレーニングフィールド(L−STF)シーケンスとチャネル推定フィールド(L−CEF)とを含み得る。L−ヘッダは、データの長さ、並びにデータを符号化及び変調するために使用されるMCSなど、ペイロード中のデータに関係する情報を含み得る。この情報は、アクセス端末250がデータを復調及び復号することを可能にする。ペイロード中のデータは複数のブロックの間で分割され得、ここにおいて、各ブロックは、データの一部分と、受信機の位相追跡を支援するためのガードインターバル(GI)とを含み得る。フレームビルダー222は、送信プロセッサ224にフレームを出力する。
[0060]送信プロセッサ224は、ダウンリンク上での送信のためにフレームを処理する。例えば、送信プロセッサ224は、直交周波数分割多重化(OFDM)送信モード及びシングルキャリア(SC)送信モードなど、異なる送信モードをサポートし得る。この例では、コントローラ234は、どの送信モードを使用すべきかを指定するコマンドを送信プロセッサ224に送り得、送信プロセッサ224は、指定された送信モードに従って送信のためにフレームを処理し得る。送信プロセッサ224は、ダウンリンク信号の周波数成分が幾つかのスペクトル要件を満たすように、フレームにスペクトルマスクを適用し得る。
[0061]幾つかの態様では、送信プロセッサ224は多出力多入力(MIMO)送信をサポートし得る。これらの態様では、アクセスポイント210は、複数のアンテナ230−1〜230−Nと、複数のトランシーバ226−1〜226−N(例えば、アンテナごとに1つ)とを含み得る。送信プロセッサ224は、着信フレームに対して空間処理を実施し、複数のアンテナに複数の送信フレームストリームを与え得る。トランシーバ226−1〜226−Nは、それぞれ、アンテナ230−1〜230−Nを介した送信のための送信信号を生成するために、それぞれの送信フレームストリームを受信及び処理(例えば、アナログに変換、増幅、フィルタ処理及び周波数アップコンバート)する。
[0062]データを送信するために、アクセス端末250は、送信データプロセッサ260と、フレームビルダー262と、送信プロセッサ264と、トランシーバ266と、1つ又は複数のアンテナ270(簡単のために1つのアンテナが示されている)とを備える。アクセス端末250は、アップリンク上でアクセスポイント210にデータを送信し、及び/又は(例えば、ピアツーピア通信のために)別のアクセス端末にデータを送信し得る。アクセス端末250はまた、アクセス端末250の動作を制御するためのコントローラ274を備える。
[0063]動作中、送信データプロセッサ260は、データソース255からデータ(例えば、データビット)を受信し、送信のためにデータを処理(例えば、符号化及び変調)する。送信データプロセッサ260は様々なMCSをサポートし得る。例えば、送信データプロセッサ260は、複数の異なるコード化レートのうちのいずれか1つで(例えば、LDPC符号化を使用して)データを符号化し、限定はしないが、BPSK、QPSK、16QAM、64QAM、64APSK、128APSK、256QAM及び256APSKを含む、複数の異なる変調方式のうちのいずれか1つを使用して符号化データを変調し得る。幾つかの態様では、コントローラ274は、(例えば、アップリンクのチャネル状態に基づいて)どのMCSを使用すべきかを指定するコマンドを送信データプロセッサ260に送り得、送信データプロセッサ260は、指定されたMCSに従ってデータソース255からのデータを符号化及び変調し得る。送信データプロセッサ260はデータに対して追加の処理を実施し得ることを諒解されたい。送信データプロセッサ260は、フレームビルダー262にデータシンボルを出力する。
[0064]フレームビルダー262は、フレームを構成し、フレームのデータペイロードに受信データシンボルを挿入する。フレームは、プリアンブルと、ヘッダと、データペイロードとを含み得る。プリアンブルは、アクセスポイント210及び/又は他のアクセス端末がフレームを受信するのを支援するために、L−STFシーケンスとL−CEFシーケンスとを含み得る。ヘッダは、データの長さ、並びにデータを符号化及び変調するために使用されるMCSなど、ペイロード中のデータに関係する情報を含み得る。ペイロード中のデータは複数のブロックの間で分割され得、ここで、各ブロックは、データの一部分と、アクセスポイント及び/又は他のアクセス端末の位相追跡を支援するガードインターバル(GI)とを含み得る。フレームビルダー262は、送信プロセッサ264にフレームを出力する。
[0065]送信プロセッサ264は、送信のためにフレームを処理する。例えば、送信プロセッサ264は、OFDM送信モード及びSC送信モードなど、異なる送信モードをサポートし得る。この例では、コントローラ274は、どの送信モードを使用すべきかを指定するコマンドを送信プロセッサ264に送り得、送信プロセッサ264は、指定された送信モードに従って送信のためにフレームを処理し得る。送信プロセッサ264は、アップリンク信号の周波数成分が幾つかのスペクトル要件を満たすように、フレームにスペクトルマスクを適用し得る。
[0066]トランシーバ266は、1つ又は複数のアンテナ270を介した送信のために送信プロセッサ264の出力を受信及び処理(例えば、アナログに変換、増幅、フィルタ処理、及び周波数アップコンバート)する。例えば、トランシーバ266は、送信プロセッサ264の出力を、60GHz範囲内の周波数を有する送信信号にアップコンバートし得る。
[0067]幾つかの態様では、送信プロセッサ264は多出力多入力(MIMO)送信をサポートし得る。これらの態様では、アクセス端末250は、複数のアンテナと、複数のトランシーバ(例えば、アンテナごとに1つ)とを含み得る。送信プロセッサ264は、着信フレームに対して空間処理を実施し、複数のアンテナに複数の送信フレームストリームを与え得る。トランシーバは、アンテナを介した送信のための送信信号を生成するために、それぞれの送信フレームストリームを受信及び処理(例えば、アナログに変換、増幅、フィルタ処理、及び周波数アップコンバート)する。
[0068]データを受信するために、アクセスポイント210は、受信プロセッサ242と受信データプロセッサ244とを備える。動作中、トランシーバ226−1〜226−Nは、(例えば、アクセス端末250から)信号を受信し、受信された信号を空間処理(例えば、周波数ダウンコンバート、増幅、フィルタ処理及びデジタルに変換)する。
[0069]受信プロセッサ242は、トランシーバ226−1〜226−Nの出力を受信し、データシンボルを復元するために出力を処理する。例えば、アクセスポイント210は、フレーム中で(例えば、アクセス端末250から)データを受信し得る。この例では、受信プロセッサ242は、フレームのプリアンブル中のL−STFシーケンスを使用してフレームの開始を検出し得る。受信プロセッサ242はまた、自動利得制御(AGC)調整のためにL−STFを使用し得る。受信プロセッサ242はまた、(例えば、フレームのプリアンブル中のL−CEFシーケンスを使用して)チャネル推定を実施し、チャネル推定に基づいて受信信号に対してチャネル等化を実施し得る。
[0070]更に、受信プロセッサ242は、ペイロード中のガードインターバル(GI)を使用して位相雑音を推定し、推定された位相雑音に基づいて受信信号中の位相雑音を低減し得る。位相雑音は、周波数変換のために使用される、アクセス端末250における局部発振器からの雑音、及び/又はアクセスポイント210における局部発振器からの雑音に起因し得る。位相雑音はチャネルからの雑音をも含み得る。受信プロセッサ242はまた、フレームのヘッダから情報(例えば、MCS方式)を復元し、コントローラ234にその情報を送り得る。チャネル等化及び/又は位相雑音低減を実施した後に、受信プロセッサ242は、フレームからデータシンボルを復元し、更なる処理のために受信データプロセッサ244に復元されたデータシンボルを出力し得る。
[0071]受信データプロセッサ244は、受信プロセッサ242からデータシンボルを受信し、コントローラ234から対応するMSC方式の指示を受信する。受信データプロセッサ244は、示されたMSC方式に従ってデータを復元するために、データシンボルを復調及び復号し、記憶及び/又は更なる処理のためにデータシンク246に復元されたデータ(例えば、データビット)を出力する。
[0072]上記で説明したように、アクセス端末250は、OFDM送信モード又はSC送信モードを使用してデータを送信し得る。この場合、受信プロセッサ242は、選択された送信モードに従って受信信号を処理し得る。また、上記で説明したように、送信プロセッサ264は多出力多入力(MIMO)送信をサポートし得る。この場合、アクセスポイント210は、複数のアンテナ230−1〜230−Nと、複数のトランシーバ226−1〜226−N(例えば、アンテナごとに1つ)とを含む。各トランシーバは、それぞれのアンテナからの信号を受信及び処理(例えば、周波数ダウンコンバート、増幅、フィルタ処理、及びデジタルに変換)する。受信プロセッサ242は、データシンボルを復元するために、トランシーバ226−1〜226−Nの出力に対して空間処理を実施し得る。
[0073]データを受信するために、アクセス端末250は、受信プロセッサ282と受信データプロセッサ284とを備える。動作中、トランシーバ266は、(例えば、アクセスポイント210又は別のアクセス端末から)信号を受信し、受信された信号を処理(例えば、周波数ダウンコンバート、増幅、フィルタ処理及びデジタルに変換)する。
[0074]受信プロセッサ282は、トランシーバ266の出力を受信し、データシンボルを復元するために出力を処理する。例えば、アクセス端末250は、上記で説明したように、フレーム中で(例えば、アクセスポイント210又は別のアクセス端末から)データを受信し得る。この例では、受信プロセッサ282は、フレームのプリアンブル中のL−STFシーケンスを使用してフレームの開始を検出し得る。受信プロセッサ282はまた、(例えば、フレームのプリアンブル中のL−CEFシーケンスを使用して)チャネル推定を実施し、チャネル推定に基づいて受信信号に対してチャネル等化を実施し得る。
[0075]更に、受信プロセッサ282は、ペイロード中のガードインターバル(GI)を使用して位相雑音を推定し、推定された位相雑音に基づいて受信信号中の位相雑音を低減し得る。受信プロセッサ282はまた、フレームのヘッダから情報(例えば、MCS方式)を復元し、コントローラ274にその情報を送り得る。チャネル等化及び/又は位相雑音低減を実施した後に、受信プロセッサ282は、フレームからデータシンボルを復元し、更なる処理のために受信データプロセッサ284に復元されたデータシンボルを出力し得る。
[0076]受信データプロセッサ284は、受信プロセッサ282からデータシンボルを受信し、コントローラ274から対応するMSC方式の指示を受信する。受信機データプロセッサ284は、示されたMSC方式に従ってデータを復元するために、データシンボルを復調及び復号し、記憶及び/又は更なる処理のためにデータシンク286に復元されたデータ(例えば、データビット)を出力する。
[0077]上記で説明したように、アクセスポイント210又は別のアクセス端末は、OFDM送信モード又はSC送信モードを使用してデータを送信し得る。この場合、受信プロセッサ282は、選択された送信モードに従って受信信号を処理し得る。また、上記で説明したように、送信プロセッサ224は多出力多入力(MIMO)送信をサポートし得る。この場合、アクセス端末250は、複数のアンテナと、複数のトランシーバ(例えば、アンテナごとに1つ)とを含み得る。各トランシーバは、それぞれのアンテナからの信号を受信及び処理(例えば、周波数ダウンコンバート、増幅、フィルタ処理、デジタルに変換)する。受信プロセッサ282は、データシンボルを復元するために、トランシーバの出力に対して空間処理を実施し得る。
[0078]図2に示されているように、アクセスポイント210は、コントローラ234に結合されたメモリ236をも備える。メモリ236は、コントローラ234によって実行されたとき、本明細書で説明する動作のうちの1つ又は複数をコントローラ234に実行させる命令を記憶し得る。同様に、アクセス端末250は、コントローラ274に結合されたメモリ276をも備える。メモリ276は、コントローラ274によって実行されたとき、本明細書で説明される動作のうちの1つ又は複数をコントローラ274に実行させる命令を記憶し得る。
拡張フレームに共通のフレームフォーマット
[0079]図3Aは、本開示の別の態様による例示的なフレーム又はフレーム部分300を示す。本明細書で説明するように、提案されるフレームフォーマットの全ては、L−STF+L−CEF+L−ヘッダというレガシーフィールドを含む。レガシーフィールドの後に、送信は、新しい802.11ayプロトコル又はフォーマットの一部である様々なフィールドを含む。新しいプロトコルに従って、直交周波数分割多重化(OFDM)、シングルキャリア広帯域(SC WB)、シングルキャリア(SC)アグリゲートという、幾つかの送信オプションが使用され得、各々は様々なオプション及びフォーマットを有する。全ての上述の802.11ayオプションは、随意のデータとともにEDMGヘッダを含む。
[0080]本明細書ではL−プレフィックスで示されるレガシーフィールドは、802.11ad、更新された802.11ad及び802.11ayプロトコルの下で動作するデバイスによって復号可能である。本明細書ではEDMGプレフィックスで示される、802.11ayフィールドなどの非レガシーフィールドは、802.11ayプロトコルの下で動作するデバイスによって復号可能であるが、802.11adプロトコルの下で動作するデバイスによって復号可能でない。
[0081]図示のように、新しいフレーム又はフレーム部分300によれば、L−STFは実質的に1.16マイクロ秒(μs)の持続時間を有し得、L−CEFは実質的に0.73μsの持続時間を有し得、L−ヘッダは実質的に0.58μsの持続時間を有し得、EDMGヘッダは実質的に0.29μs又はそれの整数K倍の持続時間を有し得る。フレーム300がフルフレームである(フレーム部分ではない)場合、フレーム300は、シングルチャネルを介して送信され得、EDMGヘッダ中にデータペイロードを含み得る。そのような構成は、送信のためにオーバーヘッドを消費し得る、新しいフレームフォーマットによる別個のデータペイロードが不要であるので、ショートメッセージでは有用であり得る。
[0082]L−ヘッダは様々なパラメータを指定し、それは、範囲内にある全ての局(ユーザデバイス及びアクセスポイント)によって復号される。これらの局は、それらがメッセージを受信するのを待っているとき又は送信より前にリッスンする。L−ヘッダは、レガシーデータ送信において使用される変調コード化方式(MCS)と、送信されるデータの量とを指定する。局は、これらの2つの値を使用して、ネットワーク割振りベクトル(NAV)を更新するために持続時間長さを計算する。これは、局がデータ自体を復号することができない場合でも、又は局がメッセージの目的とする受信機でない場合でも、媒体が送信機によって使用されることになることを局が知ることを可能にする機構である。NAVの使用は、送信信号の衝突を回避するための機構のうちの1つである。
[0083](データのための)レガシー802.11adフレームフォーマットでは、データは、サイズがコードレートに従う低密度パリティチェック(LDPC)ブロックに入れられ、次いで、固定長(672ビット)に符号化される。その結果は連結され、次いで、選択されたMCS(主に変調)に従って高速フーリエ変換(FFT)ブロックに分けられる。受信機において、このプロセスは反転される。低いデータMCSでは、1つのLDPCブロックは1つ又は複数のFFTブロックを必要とし得るが、高いデータMCSでは、1つのFFTブロックは2つ以上のLDPCブロックをホストし得ることに留意されたい。この説明は、本明細書で更に詳細に説明するように、EDMGヘッダの直後にLDPCデータを配置することに関係する。
[0084]図3Bは、本開示の幾つかの態様によるフレーム又はフレーム部分300の例示的なEDMGヘッダ350を示す。EDMGヘッダ350は、送信フレームを受信し復号することが可能になるために受信機によって使用される送信フレームパラメータ(MCS、データ長、モードなど)を指定する。(宛先局でない)他の局がEDMGヘッダ350を復調する必要はない。従って、EDMGヘッダ350及び随意の付属データは、宛先局に好適な高いMCSで送信され得る。
[0085]EDMGヘッダ350は、(1)ペイロードデータがEDMGヘッダに付加されるか、又は別個のペイロード部分の中にあるかにかかわらず、全ての並行チャネル(concurrent channels)においてオクテットで新しいプロトコル802.11ayペイロードデータの長さを指定するための24ビットを含むペイロードデータ長フィールドと、(2)EDMGヘッダ及びデータ中のLDPCデータブロックの数を指定するための10ビットを含むLDPCブロックのEDMGヘッダ数フィールドと、この値がゼロ(0)であるとき、それは、EDMGヘッダ中に1つのLDPCデータブロックがあることを意味する、(3)送信される空間ストリームの数(例えば、1〜16)を表すための4ビットを含む空間ストリームフィールドと、(4)結合チャネル(例えば、1〜8つの802.11adチャネル、並びに802.11adにおいて利用不可能な追加のチャネル)の数を指定するための3ビットを含むチャネルフィールドと、(5)結合チャネルのうちの第1のチャネルのオフセットを指定するための3ビットを含むチャネルオフセットフィールドとを備える。この例では、第1のチャネルは、結合チャネルのうちの最左(最低周波数)チャネルである。この値は、第1のチャネルが全ての利用可能なチャネルのうちの最低周波数チャネルであるとき、又はただ1つのチャネルが使用されるとき(即ち、チャネル結合なし)、ゼロ(0)に設定される。
[0086]EDMGヘッダ350は、(6)EDMG(別名、NG60及び802.11ay)ペイロード送信において使用されるMCSを指定するための6ビットを含む11ay MCSフィールドと、EDMGヘッダに付随されるショートデータはレガシー802.11ad MCSを使用することに留意されたく、802.11ay MCSは、64QAM、64APSK、256QAM及び256APSKなどの802.11adに利用可能なものを超えるより高いスループット変調方式を含み得、(7)ショート又はロングGIを示すための1ビットを含むGI(ガードインターバル)モードフィールドと、実際の値は、結合チャネルの数などのパラメータに依存し得ることに留意されたく、(8)ショート又はロングFFTブロックを示すための1ビットを含むFFTモードフィールドと、実際の値は、結合チャネルの数などのパラメータに依存し得ることに留意されたく、(9)ショート又はロングLDPCブロックを示すための1ビットを含むLDPCモードフィールドとを更に備える。
[0087]EDMGヘッダ350は、(10)新しいフレームのレガシー部分及びEDMGヘッダ(例えば、L−STF+L−CEF+L−ヘッダ+EDMGヘッダ/データ)のアグリゲートされた電力と、EDMG部分(随意のEDMG STF+随意のEDMG CEF+EDMGペイロード)のSC WBモード送信との間の平均電力の差を信号伝達するための4ビットを含む電力差フィールドを更に備える。この差はベンダー固有であり得る。幾つかの送信機は、PA非線形性により、アグリゲートされたセクションとWBセクションとの間の電力バックオフを必要とし得る。この値は、AGCセットアップを支援するために予想される電力差に関して受信機に通知する。値はdB(例えば、0000:0dB、0100:4dB、1111:15dB以上)でコード化される。
[0088]EDMGヘッダ350は、(11)予約済みビット、即ち、この時点で予約されている23ビットと、送信機は、この時点でそれらを0に設定すべきであり、将来、これらのビットは様々な必要性に割り振られ得る、(12)プロプライエタリビット、即ち、ベンダーによって使用され得、インターオペラビリティを必要としない8スペアビットと、受信機は、これらのビットが何であるかを知っていなければ、それらを廃棄すべきであり、(13)EDMGヘッダを伝えるための16ビットを含むCRCフィールドとを更に備える。このフィールドは、受信されたEDMGヘッダの正当性を検証するために受信機によって使用されることになる。(CRCを除く)全てのビットがCRCを計算するために使用されなければならない。
[0089]EDMGヘッダ350は、厳密に同じコンテンツとともに各並行して送信されるチャネル上で送られ得る。この複製は、正しい検出確率を高めるために受信機によって使用され得る。受信機は異なるアルゴリズムを使用し得る。即ち、オプション1:受信機はただ1つのチャネル(シンプルだが最も低い性能)を復号する。オプション2:受信機はそのときにただ1つのチャネルを復号する。CRCが合格した場合は、受信機が追加のチャネルについてCRC処理を試みていない場合、受信機は追加のチャネルについてCRC処理を中止し得る。オプション2は、オプション1よりも性能が良好であり得るが、直列処理を要する。そしてオプション3:受信機は、全てのチャネルを復号し、訂正されたCRCを有するチャネルを選択する。オプション3はオプション2と同じ性能を有し得るが、より高速である。
EDMGヘッダに添付されるデータ
[0090]新しいプロトコルNG60(802.11ay)による受信機は、実際的態様から、随意のEDMG STFと、随意のEDMG CEFと、EDMGデータペイロードとのためのサンプルが受信され得る前に、EDMGヘッダを復号する必要がある。理由は、受信機が幾つかの調整を実施する必要があり得るからである。例えば、SC WB送信モードでは、随意のEDMG STFがシングルキャリア広帯域(SC WB)モードで送信され、受信機フロントエンドは新しいフィルタと他のパラメータとで再構成される必要がある。802.11ay変調の使用は、(例えば、随意のEDMG STF及び/又は随意のEDMG CEFを処理するために)場合によっては多少のオーバーヘッドが使用される必要がある。このオーバーヘッドは、特にショートメッセージにおいて効率を低減する。
[0091]上記の効率的なサポートは、(1)データを送信し始めるためにEDMGヘッダに続いて「予備」期間を使用することと、(2)(随意のEDMG STF及び/又はEDMG CEFを含めて)変調が11ayセットに変更される前に、EDMGヘッダに続くデータを少なくとも2つのLDPCブロックと2つのFFTブロックとに拡張することと、ショートペイロードの効率を改善するために場合によっては、EDMGヘッダに続くデータを、(上記で指定された)最小値を超えて拡張することとを行うことを示唆するように我々を導く。
[0092]EDMGヘッダは、L−ヘッダにおいて指定されたレガシー802.11ad MCSを使用して、いずれかの送信のために使用される各60GHzチャネル上で送られ得る。EDMGヘッダの後にデータが続き得る(データが送られるべき場合)。EDMGヘッダに続くデータは、全ての使用されるチャネルにわたって分けられ(split)得る。
[0093]送信において802.11ay変調が使用される場合、EDMGヘッダ及び付属データは、少なくとも2つのFFTブロックと少なくとも2つのLDPCブロックとを占有すべきである(全てこれはレガシーMCSを使用している)。全てのLDPCブロックはEDMGヘッダ中に完全に投入され(populated)得る。送信機は、この部分をより多くのLDPCブロックに、最高1024個のブロックに拡張し得る(チャネルごとに、全てのチャネルは同じレガシーMCSを使用する)。EDMGヘッダに添付されるデータの長さは、チャネルの数と、LDPCブロックごとのビット量とで乗算された、(チャネルごとにEDMGヘッダ中のLDPCブロックのEDMGヘッダ数フィールドにおいて指定される)LDPCブロックの数に従う。EDMGデータペイロードフィールド中のデータの長さは、EDMGヘッダにおいて指定された長さに従うデータの残りである。
[0094]送信において(例えば、ショートメッセージ適用例において)802.11ay変調が使用されない場合、EDMGヘッダ及び付属データ(データが送られるべき場合)は、少なくとも1つのFFTブロックと少なくとも1つのLDPCブロックとを占有すべきである(全てこれはレガシーMCSを使用している)。データは、最も低いチャネルインデックスから開始するLDPCブロックを埋めるべきである(例えば、最低周波数チャネルのLDPCブロックが最初に埋められ、次いで、2番目に最も低い周波数チャネルのLDPCブロックが埋められる、など)。EDMGヘッダにおいて指定される長さは、802.11ay変調が使用されないとき、EDMGヘッダに続いて送信される実際のデータを指す。
[0095]送信機は、(EDMGの随意のセクションSTF及びCEFオーバーヘッドを回避して)ショートパケットの送信を最適化するためにより多い数のLDPCブロックを選択し得る。受信機は、802.11ayセクションが果たしてあるかどうかを推論し、yesの場合、EDMGデータペイロードセクション中のみの正確なデータ量を計算するために、これらのLDPCブロックからのデータ長をEDMGヘッダ中のデータ長と比較すべきである。EDMGヘッダ及びデータを含むLDPCブロックは、802.11ayデータペイロードが存在する場合、データで完全に投入されることに留意されたい。
[0096]FFTブロック及びLDPCブロックはチャネルごとにある。EDMGヘッダに続くペイロードデータは、バイトごとにラウンドロビン様式で最も低いチャネルから一様に開始してチャネル間で分けられる。データが、EDMGヘッダに添付される部分中に閉じ込められ得ない場合、この部分は、データがEDMGデータペイロードセクションを介して送られる前に完全に埋められることになる。EDMGヘッダ中のデータ長は、それらが位置する場所に関係なく、実際のオクテット数を指定する。
[0097]以下で、2つのLDPCブロック又は2つのFFTブロックのためのEDMGヘッダに添付されたデータセクション中で利用可能なデータの量に関する数個の非限定的な例を与える。
[0098]事例1:1つのチャネル及びレガシーMCS−1(これは最少データの場合である)。MCS−1では、2つのLDPCブロックが使用され得る。これらの2つのブロックは336ビットを受け入れ(host)、送信されるべき3つのFFTブロックを取り込む(take)ことになる。この例では、EDMGヘッダ中の情報フィールドは104ビットを占有する。従って、EDMGヘッダに添付されたペイロードデータは232ビット(29バイト)である(即ち、336ビット−104ビット)。
[0099]事例2:4つのチャネル及びレガシーMCS−12(これは最も多いデータの事例である)。MCS−12では、2つのFFTブロックは、5つのLDPCブロックを受け入れることができるチャネルごとに3584個のコード化ビットを受け入れる。このコードレートにおいて、5つのLDPCブロック中に2520ビットがあり、それのうち、104フィールドビットは拡張ヘッダのために使用される。これは、チャネルごとにEDMGヘッダ中にペイロードデータのために2416ビットを残す。従って、この事例では、合計で1214ペイロードバイトのデータが4つのチャネルのEDMGヘッダを介して送信され得る。
[00100]事例3:2つのチャネル及びレガシーMCS−8(中間のデータ量の事例)。MCS−8では、2つのFFTブロックは、2つのLDPCブロックを保持することができるチャネルごとに1792個のコード化ビットを受け入れる。この2つのLDPCブロック中には、1008ビットがあり、それのうち、104ビットはEDMGヘッダの情報フィールドに専用である。これは、各チャネルのEDMGヘッダ中にペイロードデータのために合計904ビットを残す。この2チャネルの事例では、EDMGヘッダ中の合計228バイトのペイロードデータが送信され得る。
送信モードを示すためのL−ヘッダ変更
[00101]802.11adヘッダ中の予約済みビットであるビット44〜46は、802.11ayの新しいプロトコルの送信モードを信号伝達するために、新しいプロトコル802.11ayフレームのL−ヘッダ部分において使用され得る。例えば、L−ヘッダは、3ビットを全て0以外の何らかの値に設定することによって、これを802.11ayモードとして示す。ビット値及び対応するモードの例が以下の表に示されている。
Figure 2018526882
L−CEFとCEF−GFとが同時に送信されるOFDMのためのフレームフォーマット
[00102]図4A〜図4Dは、本開示の一態様による、直交周波数分割多重化(OFDM)送信モードを介した送信のための例示的なフレーム400、420、440及び460を示す。OFDMフレームフォーマットは、後方準拠(backwards compliant)であるために、レガシー802.11adプリアンブル(L−STF及びL−CEF)とL−ヘッダとをプレフィックスとして維持するように構成される。更に、OFDMフレームは、レガシープリアンブル自体に適用される必要がある、ピーク対平均電力比(PARP)を低減するための何らかのバックオフを用いて送信され得る。フレーム図の全てにおいて、垂直又はy軸は周波数を表し、水平又はx軸は時間を表す。
[00103]より詳細には、図4Aを参照すると、フレーム400は、L−STFと、L−CEFと、L−ヘッダと、随意の付属データをもつEDMGヘッダと、EDMGデータペイロードとを含む、シングルチャネルOFDMフレームの一例である。シングルチャネルの帯域幅は、実質的に1.76GHzであり得る。前に説明したように、L−STFと、L−CEFと、L−ヘッダと、随意の付属データをもつEDMGヘッダとの持続時間又は長さは、0.58μsの整数K倍など、実質的に1.16μs、0.73μs、0.58μs及び≧0.58μsであり得る。図示のように、L−STF、L−CEF、L−ヘッダ、EDMGヘッダ及びEDMGデータペイロードは、フレーム部分の各々間の時間ギャップなしにそのような順序で送信され得る。
[00104]図4Bを参照すると、フレーム420は、新しいプロトコル(802.11ay)による2結合チャネルOFDMフレームの一例である。フレーム420は、レガシープリアンブル(L−STF及びL−CEF)と、L−ヘッダと、随意の付属データをもつEDMGヘッダとを送信するための第1の(より低い周波数)チャネル(図示のような上側チャネル)を備える。第1のチャネルは、実質的に1.76GHzの帯域幅を有し得る。フレーム420は、レガシープリアンブル(L−STF及びL−CEF)と、L−ヘッダと、EDMGヘッダとを送信するための第2の(より高い周波数)チャネル(図示のような下側チャネル)を更に備える。第1及び第2のチャネルにおけるL−STF、L−CEF及びL−ヘッダの送信は802.11ad後方互換性のためである。第1のチャネルのためのEDMGヘッダに添付されたデータは、第2のチャネルのEDMGヘッダに添付されたデータとは異なり得る。第2のチャネルも、実質的に1.76GHzの帯域幅を有する。第1のチャネルは、第2のチャネルの周波数帯域から周波数が離間された周波数帯域を含む。
[00105]更に、フレーム420は、第1のチャネルの第1の周波数帯域と第2のチャネルの第2の周波数帯域との間の周波数内にある周波数帯域を有するギャップ充填(GF:gap filling)チャネルを備える。GFチャネルは、実質的に440MHz(0.44GHz)の帯域幅を有し得る。送信のための総帯域幅が3.92GHzであるので、第1のチャネルの高い周波数部分は、20MHzだけGFチャネルの低い周波数部分と重複し得る。同様に、GFチャネルの高い周波数部分は、20MHzだけ第2のチャネルの低い周波数部分と重複し得る。しかしながら、以下でより詳細に説明するように、第1のチャネルとGFチャネルとの間の、及び第2のチャネルとGFチャネルとの間の重複を実質的に最小限に抑えるために、GFチャネルのチャネル推定フィールド部分はフィルタ処理によって狭くされ得る。
[00106]GFチャネルは、ショートトレーニングフィールド(STF−GF)と、チャネル推定フィールド(CEF−GF)と、随意のヘッダ(ヘッダ−GF)とを備える。第1のチャネルのL−STFと、GFチャネルのSTF−GFと、第2のチャネルのL−STFとは、実質的に時間整合された様式で送信される。即ち、第1のチャネルL−STF、STF−GF及び第2のチャネルL−STFは、実質的に同じ長さ又は持続時間を有し得、それらは実質的に同じ時間に送信される。言い換えれば、第1のチャネルL−STFと、STF−GFと、第2のチャネルL−STFとの開始及び終了の送信は、実質的に時間整合される。STF−GFはまた、ゴレイシーケンスに基づき得、また、第1及び第2のチャネルL−STFのゴレイシーケンスと実質的に同じ又は同様に構成され得る。第1及び第2のチャネルのL−STFと、GFチャネルのSTF−GFとは、AGC(電力)調整及び/又は他の目的のために受信機によってまとめて使用され得る。
[00107]同様に、第1のチャネルのL−CEFと、GFチャネルのCEF−GFと、第2のチャネルのL−CEFとは、実質的に時間整合された様式で送信される。即ち、第1のチャネルL−CEF、CEF−GF及び第2のチャネルL−CEFは、実質的に同じ長さ又は持続時間を有し得、それらは実質的に同じ時間に送信される。言い換えれば、第1のチャネルL−CEFと、CEF−GFと、第2のチャネルL−CEFとの開始及び終了の送信は、実質的に時間整合される。
[00108]CEF−GFもゴレイシーケンスに基づき得る。シーケンスはまた、802.11adに従ってL−CEFにおいて行われるように、BPSK変調を使用して変調され得る。ゴレイシーケンスに基づいてCEF−GFを実装するために3つのオプションがあり得る。第1のオプションは、CEF−GFがゴレイシーケンスに基づき、ゴレイシーケンスの各々が32個のシンボルの長さを有することである。例えば、シーケンスは、以下に再掲された802.11ad規格、表21〜28において定義されているシーケンスと同じであり得る。
Figure 2018526882
[00109]第2のオプションは、CEF−GFがゴレイシーケンスに基づき、ゴレイシーケンスの各々が20個のシンボルの長さを有することである。長さ20のゴレイシーケンスを構築するために様々なオプションがある。例えば、長さ20のゴレイシーケンスは、長さ10の以下のシードから構築され得る。
シード「a」:[+1+1−1+1−1+1−1−1+1+1]及びシード「b」:[+1+1−1+1+1+1+1+1−1−1]、又は
シード「a」:[+1+1+1+1+1−1+1−1−1+1]及びシード「b」:[+1+1−1−1+1+1+1−1+1−1]
シードは、[a,b]又は[a,−b]構成を使用して長さ20のゴレイシーケンスに変えられ得る。代替的に、ゴレイシーケンスは、次のように長さ20のゴレイシーケンスに基づき得る。
ゴレイ20:[+1+1+1+1−1+1−1−1−1+1+1−1−1+1+1−1+1−1−1+1]、又は
ゴレイ20:[+1+1+1+1−1+1+1+1+1+1−1−1−1+1−1+1−1+1+1−1]
[00110]第3のオプションは、CEF−GFがゴレイシーケンスに基づき、ゴレイシーケンスの各々が26個のシンボルの長さを有することである。例えば、以下は、長さ26のゴレイシーケンスの一例であり得る。
ゴレイ26:[+1+1+1+1−1+1+1−1−1+1−1+1−1+1−1−1+1−1+1+1+1−1−1+1+1+1]、又は
ゴレイ26:[+1+1+1+1−1+1+1−1−1+1−1+1+1+1+1+1−1+1−1−1−1+1+1−1−1−1]
[00111]受信機は、第1及び第2のチャネルとGFチャネルとに関連する周波数範囲についてのチャネル推定を決定するために、L−CEFと、CEF−GFと、L−CEFとをまとめて使用し得る。又は、言い換えれば、EDMGデータペイロードは、第1のチャネルと、GFチャネルと、第2のチャネルとの合成周波数範囲と重複するか又はそれと実質的に同じ周波数範囲を有する周波数範囲を有する結合チャネルを介して送信されるので、受信機は、EDMGデータペイロード中のデータを復号するためのチャネル推定を決定するために、L−CEFと、CEF−GFと、L−CEFとをまとめて使用し得る。
[00112]受信機が、第1のチャネルと、GFチャネルと、第2のチャネルとに関連する周波数範囲についてのチャネル推定を正確に決定するために、第1のチャネルとGFチャネルとの間の、及び第2のチャネルとGFチャネルとの間の周波数重複が最小であることが望ましい。そのような最小の重複を実現するために、第1のチャネルL−CEFと、CEF−GFと、第2のチャネルL−CEFとのための整形フィルタは、受信機が、第1のチャネルと、GFチャネルと、第2のチャネルとについてチャネルを正しく推定することを可能にするために、鋭い阻止スカート(sharp rejection skirts)で実装され得る。一例として、及び図15D〜図15Eに関して本明細書で更により詳細に例示されるように、整形フィルタは、L−CEFとCEF−GFの両方の周波数範囲間の重複が、それぞれ、周波数範囲の通過帯域の下に実質的に7dB以上で生じ得るように構成される。整形フィルタの通過帯域は、設計制約(例えば、リップル<1dB)があるとすれば、可能な限り平坦であるべきである。一例として、整形フィルタのうちの1つ又は複数は、所望の帯域外阻止及び通過帯域平坦度を達成するために、200超過のタップをもつカイザー窓ベースのフィルタとして実装され得る。フィルタ出力は、ハードウェアへの影響を回避するために事前計算された信号で実装され得る。
[00113]整形フィルタは、図15A〜図15Cを参照しながら本明細書で更に説明するように、補間デバイスにおいて実装され得る。単純でない比のための高度に複雑なフィルタを回避するために、補間デバイスは、入力CEF−GF(例えば、ゴレイ)シーケンスをアップサンプリングするために整数又は0.5の整数倍を使用し得る。アップサンプリングは、シーケンス信号が、第1のチャネルと第2のチャネルとの間のGFチャネルと、実質的に72.72ナノ秒(ns)の相互相関の遅延拡散とを埋めるように、実質的に400MHzの各CEF−GF(例えば、ゴレイ)シーケンスのための帯域幅を達成するために実施される。従って、各CEF−GFは、L−CEFと実質的に同じ遅延拡散(例えば、実質的に72.72ns)を有することになる。しかしながら、本明細書で説明するフレームの各々において、CEF−GF間隔は、チャネル推定における誤りを低減するために、定義された回数(例えば、8回)だけ反復される複数のCEF−GFシーケンスを含む。
[00114]一例として、補間デバイスは、前に説明したように、長さ32、26及び20に基づく入力ゴレイシーケンスのための400MHz帯域幅及び72.72ns遅延拡散を達成するために、2つの結合チャネルを有するフレームのために12〜18の間の比でアップサンプリングを実施し得る。別の例として、補間デバイスは、前に説明したように、長さ32、26及び20に基づく入力ゴレイシーケンスのための400MHz帯域幅及び72.72ns遅延拡散を達成するために、3つの結合チャネルを有するフレームのために17〜32の間の比でアップサンプリングを実施し得る。更なる例として、補間デバイスは、前に説明したように、長さ32、26及び20に基づく入力ゴレイシーケンスのための400MHz帯域幅及び72.72ns遅延拡散を達成するために、4つの結合チャネルを有するフレームのために23〜40の間の比でアップサンプリングを実施し得る。
[00115]フレーム420の残りは、それぞれ、第1及び第2のチャネルのL−CEFシーケンスに続いて、第1及び第2のチャネルを介して送信されるL−ヘッダを含む。GFチャネルはまた、CEF−GFに続いて、GFチャネルを介して送信されるヘッダ−GFを含み得る。ヘッダ−GFは、L−ヘッダ中で与えられる情報以外の追加情報を与えるために、場合によっては送信され得る。第1及び第2のチャネルのためのL−ヘッダと、ヘッダ−GFとは、実質的に同じ長さを有し、実質的に時間整合された様式で送信される(例えば、ヘッダの開始及び終了の送信は実質的に同じ時間に行われる)。
[00116]更に、フレーム420は、対応するL−ヘッダに続いて、第1及び第2のチャネルを介して送信されるEDMGヘッダ及び随意の付属データを含む。第1及び第2のチャネルのためのEDMGヘッダは、実質的に同じ長さを有し、実質的に時間整合された様式で送信される(例えば、EDMGヘッダの開始及び終了の送信は実質的に同じ時間に行われる)。
[00117]図示のように、フレーム420は、第1及び第2のチャネルのEDMGヘッダに続いて、結合チャネルを介して送信されるEDMGデータペイロードを含む。フレーム420は、結合チャネルの周波数帯域がフレーム420の第1及び第2のチャネルの周波数帯域と重複するような、2のチャネル結合の一例である。又は、代替的に、結合チャネルの周波数帯域の下端及び上端が、それぞれ、第1のチャネルの周波数帯域の下端と、第2のチャネルの周波数帯域の上端と実質的に周波数において整合する。結合チャネルの周波数帯域はGFチャネルの周波数帯域をも包含するので、受信機が、結合チャネルを介して送信されたEDMGデータペイロードを復号することを円滑化するために、結合チャネルの周波数範囲についてのチャネル推定を決定又は生成するために受信機によって第1及び第2のチャネルのL−CEFとGFチャネルのCEF−GFとが収集される。
[00118]前に説明したように、L−ヘッダとEDMGヘッダとの送信は、レガシー802.11adプロトコルにおいて指定されたMCSを使用して送信される。別個の新しいプロトコル(802.11ay)ペイロード中のデータは、新しいプロトコル802.11ayにおいて指定されたMCSのうちの1つを使用して送信される。新しいプロトコルは、レガシー802.11adにおいて指定されたもの以外の追加のMCSを含むので、EDMGデータペイロードは、L−ヘッダとEDMGヘッダとを送信するために使用されるMCSとは異なるMCSを使用して送信され得る。しかしながら、802.11ayが、レガシー802.11adにおいて指定されたのと同じMCSを含み得るとき、EMDGデータペイロードを送信するために使用されるMCSは、L−ヘッダとEDMGヘッダとを送信するために使用されるMCSと同じであり得ることを理解されたい。
[00119]フレーム440は、3のチャネル結合をもつOFDMフレームの一例である。フレーム440は、2のチャネル結合をもつOFDMフレーム420と同様であるが、第2のチャネルと第3のチャネルとの間の周波数内にある追加の第3のチャネルと追加の第2のGFチャネルとを含む。EDMGデータペイロードは、第1のチャネル、第1のGFチャネル、第2のチャネル、第2のGFチャネル及び第3のチャネルの周波数帯域と重複する周波数帯域を有する結合チャネルを介して送信される。又は、代替的に、結合チャネルの周波数帯域の下端及び上端が、それぞれ、第1のチャネルの周波数帯域の下端と、第3のチャネルの周波数帯域の上端と実質的に周波数において整合する。結合チャネルを介して送信されたEDMGデータペイロードの復号を円滑化するために、受信機は、結合チャネルの周波数範囲についてのチャネル推定を決定又は生成するために、第1、第2及び第3のチャネルのL−CEFと、第1及び第2のGFチャネルのCEF−GFとを収集し得る。
[00120]フレーム460は、4のチャネル結合をもつOFDMフレームの一例である。フレーム460は、3のチャネル結合をもつOFDMフレーム440と同様であるが、第3のチャネルと第4のチャネルとの間の周波数内にある追加の第4のチャネルと追加の第3のGFチャネルとを含む。EDMGデータペイロードは、第1のチャネル、第1のGFチャネル、第2のチャネル、第2のGFチャネル、第3のチャネル、第3のGFチャネル及び第4のチャネルの周波数帯域と重複する周波数帯域を有する結合チャネルを介して送信される。又は、代替的に、結合チャネルの周波数帯域の下端及び上端が、それぞれ、第1のチャネルの周波数帯域の下端と、第4のチャネルの周波数帯域の上端と実質的に周波数において整合する。同様に、結合チャネルを介して送信されたデータペイロードの復号を円滑化するために、受信機は、結合チャネルの周波数範囲についてのチャネル推定を決定又は生成するために、第1、第2、第3及び第4のチャネルのL−CEFと、第1、第2及び第3のGFチャネルのCEF−GFとを収集し得る。
[00121]OFDMフレーム400、420、440及び460のためのEDMGヘッダは、電力差フィールドビットが予約済みビットとして示されることを除いて、前に説明したEDMGヘッダ350とフォーマット的に本質的に同じである。これは、OFDMフレームが、フレームの持続時間全体にわたって実質的に均一な平均電力で送信され得るからである。
[00122]フレーム420、440及び460は、それぞれ、2、3及び4のチャネル結合をもつフレームの例であるが、フレームは、4よりも大きいチャネル結合をもつOFDMフレームを更に与えるように同様の様式で構成され得ることを理解されたい。
L−ヘッダとCEF−GFとが同時に送信されるOFDMのためのフレームフォーマット
[00123]図5A〜図5Cは、本開示の別の態様による、OFDM送信として2つ、3つ、及び4つの結合チャネルを介したデータペイロードの送信のための例示的なフレーム500、520及び540を示す。要約すれば、1つ又は複数のギャップ充填(GF)チャネルのCEF−GFが、フレーム500、520及び540の各々において2つ以上のチャネルのL−ヘッダと同じに送信される。
[00124]2のチャネル結合をもつOFDMフレーム500を考慮すると、フレームは、L−STFと、L−CEFと、L−ヘッダと、随意の付属データをもつEDMGヘッダとの送信のための第1の(より低い周波数)チャネルを含む。フレーム500は、別のL−STFと、L−CEFと、L−ヘッダと、随意の付属データをもつEDMGヘッダとの送信のための第2の(より高い周波数)チャネルを更に備える。第1及び第2のチャネルのL−STF、L−CEF、L−ヘッダ及びEDMGヘッダは、実質的に同じ送信長さを有し、実質的に時間整合された様式で送信される。第1のチャネルは第1の周波数帯域に関連し、第2のチャネルは、第1の周波数帯域とは異なるか又はそれから離間した第2の周波数帯域に関連する。第1及び第2の周波数帯域は、実質的に1.76GHzの帯域幅をそれぞれ有する。
[00125]フレーム500は、第1及び第2のチャネルのそれぞれの周波数帯域間にある周波数帯域を含むギャップ充填(GF)チャネルを更に備える。GFチャネルの帯域幅は440MHzであり得、ここにおいて、GFチャネルの下端の20MHzは、(フレームの何らかの部分中に)第1のチャネルの上端の20と重複し得、GFチャネルの上端の20MHzは、(フレームの何らかの部分中に)第2のチャネルの下端の20MHzと重複し得る。フレーム500は、GFチャネルを介した送信のために、第1及び第2のチャネルのL−STFと実質的に同じ送信長さ又は持続時間を有し、第1及び第2のチャネルのL−STFと実質的に時間整合された様式で送信のために構成された、STF−GFを含む。受信機は、第1及び第2のチャネルのL−STFと、GFチャネルのSTF−GFとを受信して、フレームの残りを受信するためにAGC(電力)調整及び/又は他の目的を実施し得る。
[00126]フレーム500は、GFチャネルを介した送信のためのCEF−GFを更に備える。CEF−GFはゴレイシーケンスに基づき得る。例えば、CEF−GFはゴレイシーケンスに基づき得、ゴレイシーケンスの各々は、フレーム420、440及び460を参照しながら前に説明した802.11ad、表21〜表18において指定されているように、32個のシンボルの長さを有する。フレーム500は、CEF−GFの部分が、第1及び第2のチャネルのL−ヘッダの部分と同時に送信されるように構成される。より詳細には、又は代替的に、CEF−GFが実質的に0.73μsの長さを有し、L−ヘッダが実質的に0.58μsの長さをそれぞれ有するので、フレーム500は、CEF−GFの送信が、L−ヘッダの送信が開始するわずか前に開始し、L−ヘッダの送信が終了した後に終了するように構成され得る。
[00127]CEF−GF送信のためのフィルタ要件を簡単にするために、L−ヘッダ送信は、それぞれ、L−ヘッダとCEF−GFとの間に小さい周波数ギャップを設定するために、狭窄フィルタ(又は任意の同様の方法)を介して信号を受け渡すことによって周波数領域内で狭くされ得る。L−ヘッダ及びCEF−GF送信の例示的な周波数スペクトルについては、図15F〜図15Gを参照しながら本明細書で更に説明する。
[00128]フレーム500は、結合チャネルを介した送信のためのEDMGデータペイロードを更に備える。EDMGデータペイロードの送信は、第1及び第2のチャネルのEDMGヘッダの送信の後に行われる。結合チャネルは、第1及び第2のチャネル、並びにGFチャネルの周波数帯域と重複する周波数帯域を有する。より詳細には、又は代替的に、結合チャネルの周波数帯域の下端は、周波数において第1のチャネルの周波数帯域の下端と実質的に一致し、結合チャネルの周波数帯域の上端は、周波数において第2のチャネルの周波数帯域の上端と実質的に一致する。
[00129]結合チャネルの周波数帯域は、第1のチャネル、GFチャネル及び第2のチャネルの合成周波数範囲と重複するか又はそれと実質的に一致するので、受信機は、結合チャネルの周波数帯域についてのチャネル推定を決定又は生成するために、第1及び第2のチャネルのL−CEFと、GFチャネルのCEF−GFとを収集し得る。第1及び第2のチャネルのL−CEFはCEF−GFよりも早く送信されるので、受信機は、CEF−GFを受信するプロセスにおいてL−CEFに関連する情報をバッファする必要があり得る。受信機は、結合チャネルを介して送信されたEDMGデータペイロードを復号するために、結合チャネルに関連する生成されたチャネル推定を使用する。
[00130]フレーム520は、3のチャネル結合をもつOFDMフレームの一例である。フレーム520は、2のチャネル結合をもつOFDMフレーム500のものと同様であるが、第2のチャネルと第3のチャネルとの間の周波数内にある追加の第3のチャネルと追加の第2のGFチャネルとを含む。EDMGデータペイロードは、第1のチャネル、第1のGFチャネル、第2のチャネル、第2のGFチャネル及び第3のチャネルの周波数帯域と重複する周波数帯域を有する結合チャネルを介して送信される。又は、代替的に、結合チャネルの周波数帯域の下端及び上端が、それぞれ、第1のチャネルの周波数帯域の下端と、第3のチャネルの周波数帯域の上端と実質的に周波数において整合する。結合チャネルを介して送信されたEDMGデータペイロードの復号を円滑化するために、受信機は、結合チャネルの周波数帯域についてのチャネル推定を決定又は生成するために、第1、第2及び第3のチャネルのL−CEFと、第1及び第2のGFチャネルのCEF−GFとを収集し得る。
[00131]フレーム540は、4のチャネル結合をもつOFDMフレームの一例である。フレーム540は、3のチャネル結合をもつOFDMフレーム520のものと同様であるが、第3のチャネルと第4のチャネルとの間の周波数内にある追加の第4のチャネルと追加の第3のGFチャネルとを含む。EDMGデータペイロードは、第1のチャネル、第1のGFチャネル、第2のチャネル、第2のGFチャネル、第3のチャネル、第3のGFチャネル及び第4のチャネルの周波数帯域と重複する周波数帯域を有する結合チャネルを介して送信される。又は、代替的に、結合チャネルの周波数帯域の下端及び上端が、それぞれ、第1のチャネルの周波数帯域の下端と、第4のチャネルの周波数帯域の上端と実質的に周波数において整合する。同様に、結合チャネルを介して送信されたデータペイロードの復号を円滑化するために、受信機は、結合チャネルの周波数帯域についてのチャネル推定を決定又は生成するために、第1、第2、第3及び第4のチャネルのL−CEFと、第1、第2及び第3のGFチャネルのCEF−GFとを収集し得る。
CEF−GFがデータペイロードの部分と同時に送信されるOFDMのためのフレームフォーマット
[00132]図6A〜図6Cは、本開示の別の態様による、OFDM送信として2つ、3つ及び4つの結合チャネルを介したデータペイロードの送信のための例示的なフレーム600、620及び640を示す。要約すれば、1つ又は複数のギャップ充填(GF)チャネルのCEF−GFが、フレーム600、620及び640の各々においてEDMGデータペイロードの部分と同時に送信される。
[00133]2のチャネル結合をもつOFDMフレーム600を考慮すると、フレームは、L−STFと、L−CEFと、L−ヘッダと、随意の付属データをもつEDMGヘッダと、EDMGデータペイロードの一部分(例えば、2つのOFDMシンボル)との送信のための第1の(より低い周波数)チャネルを含む。フレーム600は、別のL−STFと、L−CEFと、L−ヘッダと、随意の付属データをもつEDMGヘッダと、EDMGデータペイロードの別の部分(例えば、2つのOFDMシンボル)との送信のための第2のチャネル(より高い周波数)を更に備える。第1及び第2のチャネルのL−STF、L−CEF、L−ヘッダ、EDMGヘッダ及びEDMGデータペイロード部分は実質的に同じ送信長さを有し、実質的に時間整合された様式で送信される。第1のチャネルは第1の周波数帯域に関連し、第2のチャネルは、第1の周波数帯域とは異なるか、又はそれから離間した第2の周波数帯域に関連する。第1及び第2の周波数帯域は、実質的に1.76GHzの帯域幅をそれぞれ有する。
[00134]フレーム600は、第1及び第2のチャネルのそれぞれの周波数帯域間にある周波数帯域を含むギャップ充填(GF)チャネルを更に備える。GFチャネルの帯域幅は440MHzであり、ここにおいて、GFチャネルの下端の20MHzは第1のチャネルの上端の20MHzと重複し得、GFチャネルの上端の20MHzは第2のチャネルの下端の20MHzと重複し得る。フレーム600は、GFチャネルを介した送信のために、第1及び第2のチャネルのL−STFと実質的に同じ送信長さ又は持続時間を有し、第1及び第2のチャネルのL−STFと実質的に時間整合された様式で送信のために構成された、STF−GFを含む。受信機は、第1及び第2のチャネルのL−STFと、GFチャネルのSTF−GFとを受信して、フレームの残りを受信するためにAGC(電力)調整を実施し得る。
[00135]フレーム600は、GFチャネルを介した送信のためのOFDM CEF−GFを更に備える。OFDM CEF−GFは、第1及び第2のチャネルを介して送信されるEDMGデータペイロードの部分中に送信されるパイロット(受信機に知られる情報)を備え得る。例えば、OFDM CEF−GFは、第1及び第2のチャネルを介して送信されるEDMGデータペイロード部分の2つのOFDMデータシンボルと同時に又は時間整合された様式で送信され得る。パイロット情報は、スペクトル/時間パターンを回避するために所与の擬似乱数生成器(PRNG:pseudorandom number generator)によってランダム化され得る。結合チャネルの周波数帯域についてより正確なチャネル推定が達成され得るようにL−CEFエッジについても補償するために、CEF−GFの送信中のGFチャネルの周波数幅は、400MHz又はそれよりもわずかに高いべきである。第1及び第2のチャネルを介したEDMGデータペイロードの部分(例えば、最初の2つのOFDMシンボル)の送信中に、データは、パイロット搬送波を回避してサブキャリア中に入れられ、パイロットは、指定されたパイロットサブキャリア中に入れられる。
[00136]フレーム600は、結合チャネルを介した送信のためのEDMGデータペイロードを更に備える。結合チャネルを介したEDMGデータペイロードの送信の後に、第1及び第2のチャネルを介して送信されるEDMGデータペイロードの部分と、GFチャネルを介して送信されるOFDM CEF−GFとの送信が続く。結合チャネルは、第1及び第2のチャネル並びにGFチャネルの周波数帯域と重複する周波数帯域を有する。より詳細には、又は代替的に、結合チャネルの周波数帯域の下端は、周波数において第1のチャネルの下端と実質的に一致し、結合チャネルの周波数帯域の上端は、周波数において第2のチャネルの上端と実質的に一致する。
[00137]結合チャネルの周波数帯域は、第1のチャネル、GFチャネル及び第2のチャネルの合成周波数帯域と重複するか、又はそれと実質的に一致するので、受信機は、結合チャネルの周波数帯域についてのチャネル推定を決定又は生成するために、第1及び第2のチャネルのL−CEFと、GFチャネルのOFDM CEF−GFとを収集し得る。第1及び第2のチャネルのL−CEFはOFDM CEF−GFよりも早く送信されるので、受信機は、OFDM CEF−GFを受信するプロセスにある間にL−CEFに関連する情報をバッファする必要があり得る。受信機は、結合チャネルを介して送信されたEDMGデータペイロードを復号するために、結合チャネルに関連する生成されたチャネル推定を使用する。
[00138]フレーム620は、3のチャネル結合をもつOFDMフレームの一例である。フレーム620は、2のチャネル結合をもつOFDMフレーム600のものと同様であるが、第2のチャネルと第3のチャネルとの間の周波数内にある追加の第3のチャネルと追加の第2のGFチャネルとを含む。EDMGデータペイロードは、第1のチャネル、第1のGFチャネル、第2のチャネル、第2のGFチャネル及び第3のチャネルの周波数帯域と重複する周波数帯域を有する結合チャネルを介して送信される。又は、代替的に、結合チャネルの周波数帯域の下端及び上端が、それぞれ、第1のチャネルの周波数帯域の下端と、第3のチャネルの周波数帯域の上端と実質的に周波数において整合する。結合チャネルを介して送信されたEDMGデータペイロードの復号を円滑化するために、受信機は、結合チャネルに関連するチャネル推定を決定又は生成するために、第1、第2及び第3のチャネルのL−CEFと、第1及び第2のGFチャネルのOFDM CEF−GFとを収集し得る。
[00139]フレーム640は、4のチャネル結合をもつOFDMフレームの一例である。フレーム640は、3のチャネル結合をもつOFDMフレーム620のものと同様であるが、第3のチャネルと第4のチャネルとの間の周波数内にある追加の第4のチャネルと追加の第3のGFチャネルとを含む。EDMGデータペイロードは、第1のチャネル、第1のGFチャネル、第2のチャネル、第2のGFチャネル、第3のチャネル、第3のGFチャネル及び第4のチャネルの周波数帯域と重複する周波数帯域を有する結合チャネルを介して送信される。又は、代替的に、結合チャネルの周波数帯域の下端及び上端が、それぞれ、第1のチャネルの周波数帯域の下端と、第4のチャネルの周波数帯域の上端と実質的に周波数において整合する。同様に、結合チャネルを介して送信されたEDMGデータペイロードの復号を円滑化するために、受信機は、結合チャネルに関連するチャネル推定を決定又は生成するために、第1、第2、第3及び第4のチャネルのL−CEFと、第1、第2及び第3のGFチャネルのOFDM CEF−GFとを収集し得る。
L−CEFとCEF−GFとが同時に送信されるSC WBのためのフレームフォーマット
[00140]図7A〜図7Cは、本開示の一態様による、シングルキャリア広帯域(SC WB)送信を介したデータの送信のための例示的なフレーム700、720及び740を示す。フレーム700、720及び740は、それぞれ、2のチャネル結合、3のチャネル結合及び4のチャネル結合を介してデータペイロードを送信するための例示的なフレームであり得る。SC WBフレーム700、720及び740の構造は、それぞれ、OFDMフレーム420、440及び460の構造と実質的に同じである。これは、SC WBフレームとOFDMフレームの両方の処理を簡略化するという利点を有する。
[00141]SC WBフレーム700、720及び740と、OFDMフレーム420、440及び460との間の主な違いは、データペイロードがフレーム700、720及び740中のSC WB送信を介して送信され、データペイロードがフレーム420、440及び460中のOFDM送信を介して送信されることである。他の違いは、2つ以上のチャネルのL−STF、L−CEF、L−ヘッダ及びEDMGヘッダ/データと、1つ又は複数のGFチャネルとが、図7Dの送信電力プロファイル図に示されているようにEDMGデータペイロードよりも低い電力で送信されることを伴う。前に説明したように、EDMGヘッダ及びL−ヘッダは、フレームのレガシー部分とEDMG部分との間の送信電力差を表すためのビットを含み得る。また、SC WBフレーム700、720及び740のL−CEFは、802.11adプロトコルによって示される、OFDMフレーム420、440及び460のL−CEFのゴレイシーケンスとは異なるゴレイシーケンスに基づき得る。
L−ヘッダとCEF−GFとが同時に送信されるSC WBのためのフレームフォーマット
[00142]図8A〜図8Dは、本開示の一態様による、シングルキャリア広帯域(SC WB)送信を介したデータの送信のための例示的なフレーム800、820及び840を示す。フレーム800、820及び840は、それぞれ、2のチャネル結合、3のチャネル結合及び4のチャネル結合を介してデータペイロードを送信するための例示的なフレームであり得る。SC WBフレーム800、820及び840の構造は、それぞれ、OFDMフレーム500、520及び540の構造と実質的に同じである。この場合も、これは、SCWBフレームとOFDMフレームの両方の処理を簡略化するために行われる。
[00143]同様に、SC WBフレーム800、820及び840と、OFDMフレーム500、520及び540との間の主な違いは、データペイロードがフレーム800、820及び840中のSC WB送信を介して送信され、データペイロードがフレーム500、520及び4540中のOFDM送信を介して送信されることである。他の違いは、2つ以上のチャネルのL−STF、L−CEF、L−ヘッダ及びEDMGヘッダ/データと、1つ又は複数のGFチャネルとが、図8Dの送信電力プロファイル図に示されているようにEDMGデータペイロードよりも低い電力で送信されることを伴う。前に説明したように、EDMGヘッダ及びL−ヘッダは、フレームのレガシー部分とEDMG部分との間の送信電力差を表すためのビットを含み得る。また、SC WBフレーム800、820及び840のL−CEFは、802.11adプロトコルによって示される、OFDMフレーム520、540及び560のL−CEFのゴレイシーケンスとは異なるゴレイシーケンスに基づき得る。
EDMG CEFをもつSC WBのためのフレームフォーマット
[00144]図9A〜図9Dは、本開示の一態様による、シングルキャリア広帯域(SC WB)送信を介したデータの送信のための例示的なフレーム900、920及び940を示す。フレーム900、920及び940は、それぞれ、2のチャネル結合、3のチャネル結合及び4のチャネル結合を介してデータペイロードを送信するための例示的なフレームであり得る。フレーム700、720及び740並びにフレーム800、820及び840とは異なり、フレーム900、920及び940は、CEF−GFをもつギャップ充填(GF)チャネルを含まない。代わりに、フレーム900、920及び940は、対応する結合チャネルを介した送信のためのEDMG STFとEDMG CEFとを含む。
[00145]受信機は、フレームのレガシー部分を受信するために図9Dに示されているようにバックオフされるか、又はより低い送信電力に基づいてAGC(電力)及びタイミング調整のためにフレームのL−STFレガシー部分を使用する。受信機はまた、フレームのレガシー部分を受信するためのチャネル推定を決定又は生成するためにL−CEFを使用する。受信機は、図9Dに示されているようにフレームの802.11ay部分の増加した送信電力レベルに基づいてAGC(電力)及びタイミング調整のために結合チャネルのEDMG STFを使用する。受信機は、結合チャネルに関連するチャネル推定を決定及び生成するために結合チャネルを介して送信されるEDMG CEFを使用する。
[00146]図示のように、EDMG送信は、存在する3つのセクション(EDMG STF、EDMG CEF及びEDMGデータペイロード)と、随意のビームトレーニングシーケンス(TRN)(図示せず)とを含む。EDMG STFは、(レガシーSTFの場合のように)ゴレイコード上に構築される。この期間中に、受信機は、AGC、タイミング及び周波数取得を完了することが予想される。EDMG STFは、802.11adと同じ順序でGa及びGbを使用する。随意に、ゴレイコードは、(802.11adの場合のように)128又は256又は512であり得る。
[00147]EDMG CEFシーケンスはまた、802.11adのCEFシーケンスのゴレイ構成に基づき、128個のシーケンスを、2つの結合チャネルの場合は256個のシーケンスに、3つ又は4つの結合チャネルの場合は512個のシーケンスに、及び5〜8つの結合チャネルの場合は1024個に置き換えるにすぎないことがある。長さ256、512及び1024のゴレイシーケンスのフォーマットは、802.11ad規格からのGa128及びGb128を使用すると次のようになる。
Ga256=[Ga128 Gb128]及びGb256=[Ga128 −Gb128
Ga512=[Ga256 Gb256]及びGb512=[Ga256 −Gb256
Ga1024=[Ga512 Gb512]及びGb1024=[Ga512 −Gb512
[00148]EDMGデータペイロードは、802.11adと同様のMCSを使用して、以下の変更とともに変調される、即ち、(1)BPSK、QPSK及び16QAMに加えて、64QAM、64APSK、128APSK、256QAM、256APSKなど、より高い変調が定義される(及び使用され得る)、(2)FFTブロックは、(802.11adの場合のように)512又は768、1024、1536又は2048であり得る、及び(3)GIはまた、802.11adの場合のようにゴレイコードであり、32、64(802.11adの場合のように)、128又は256など、更なる長さのオプションがサポートされる。
[00149]前に説明したように、ビームトレーニングシーケンス(TRN)は、全ての場合において随意である。802.11ayセクションが使用されない場合、TRNは802.11adの場合と同じであることに留意されたい。802.11ayセクションが使用されるとき、それは802.11ay TRNオプションを使用する。802.11ay TRNフィールドは、802.11adと同様の方法で構築され、ゴレイコードを2倍又は4倍に増加させる(例えば、128の代わりに、256又は512のゴレイを使用する)ためのオプションがある。
[00150]例示的なフレーム900に関して、この事例は、2チャネル結合の事例のための802.11ayの拡張である。フレーム900は、レガシープリアンブル(L−STF及びL−CEF)と、L−ヘッダと、随意の付属データをもつEDMGヘッダとを送信するための第1のチャネル(図示された上側チャネル)を備える。フレーム900は、レガシープリアンブル(L−STF及びL−CEF)と、L−ヘッダと、随意の付属データをもつEDMGヘッダとを送信するための第2のチャネル(図示された下側チャネル)を更に備える。第1のチャネルのEDMGヘッダの後に来る付属データは、第2のチャネルのEDMGヘッダの後に来る付属データとは異なり得ることに留意されたい。EDMGヘッダの情報フィールドは、前に説明したEDMGヘッダ350に従って構成され得る。フレーム900の802.11ayセクション、即ち結合チャネルを介して送信されるEDMG STF、EDMG CEF、EDMGデータペイロード及び随意のTRNは、第1及び第2のチャネルの周波数帯域と重複する周波数帯域を有する。前に説明したように、L−STF、L−CEF、L−ヘッダ及びEDMGヘッダの送信は、レガシー802.11adにおいて指定されたMCSを使用し、EDMG STF、EDMG CEF及びEDMGデータペイロードの送信は、802.11ayにおいて指定されたMCSを使用し、それらの両方は異なり得る。
[00151]例示的なフレーム920に関して、この事例は、3チャネル結合の事例のための802.11ayフレームの拡張である。例示的なフレーム940に関して、この事例は、4チャネル結合の事例のための802.11ayフレームの拡張である。上記の図から、本方法は、任意の数の連続チャネルに拡張可能であることが明らかである。
[00152]局が2つ以上のチャネル上で送信するとき、その局は、最先と最後との間の最大差が1.76GHzサンプリングレートで1つのシンボル時間を超えないという制約のみで、チャネル間でシンボル時間をどんな時間量でもシフトし得る。それは、最大差が0.568ナノ秒に限定されることを意味する。そのようにする主な理由は、アグリゲートされたPAPRを低減するためである。アグリゲート部分と802.11ay部分との間の時間同期が、第1の(最低周波数)チャネルに対して保持されるべきである。このスキューは、SC送信に関してのみであり、OFDMモードでは許容されないことに留意されたい。例:2チャネルモードでは、シフトは1/2シンボルであり得、ツリーチャネルでは、それは1/3及び2/3シンボルであり得、4チャネルでは、それぞれ1/4、1/2及び3/4シンボルであり得る。
[00153]図9Dは、本開示の別の態様による、例示的なフレーム900、920及び940のいずれかのための例示的な送信電力プロファイルを示す。802.11ayデータと、アグリゲートレガシープリアンブル及びヘッダとの使用は、PAPR差及び実際的PAにより、異なる送信機バックオフを強いる。どんな変調方式でも、1つの送信は、エラーベクトル振幅(EVM)及び/又は送信マスクを準拠したままに保つために、2つ以上のアグリゲートされた信号のために同じ変調が使用される場合よりも少ないPAPRを有する。異なる変調は異なるPAPRを有し、従って異なるバックオフを必要とすることに留意されたい。バックオフ値は、(主にPAに)実装依存(implementation dependent)である。
[00154]多くの事例において802.11ay送信を可能な限り効率的に保つために、アグリゲーションモードで送信されるレガシーセクションはより高いバックオフを必要とする。この差は、受信機性能に影響を及ぼし得る問題である。受信機がこれを緩和するのを助けるために、1つはレガシー受信機のために、1つはターゲットにされる11ay受信機のために、2つの機構が採用され得ることが提案される。送信電力の変更は、図9Dに示されているように、アグリゲート期間から802.11ay期間への切替えにおいてである。
[00155]ターゲットにされる802.11ay受信機は、通常、L−STFの開始において受信チェーンを調整する。レガシー部分と802.11ay部分との間の電力変更がある場合、受信機は飽和状態に入り得る。受信機は、EDMG STF中にAGCを調整することができるが、これは、802.11ay信号上の周波数及び時間取得など、他のアクティビティのために割り当てられる時間を低減し得る。受信機を助けるために、EDMGヘッダ中の電力差フィールドが電力ステップを指定する。受信機は、要求されたAGCステップを予測するためにそれを使用し得、従って、802.11ay部分のためのAGC処理を短縮し得る。
[00156]レガシープリアンブル及びL−ヘッダを受信するレガシー受信機(802.11ad)は、衝突回避方法のうちの1つとしてNAVを更新するためにこれらの部分を使用する。しかしながら、事例によっては、受信電力は、媒体の再利用を可能にするのに十分低いので、これらの受信機は受信電力をも見る。この事例では、電力ステップは、電力がボーダーに近い場合、受信機の幾つかを惑わせ得る。前述のように、L−ヘッダフォーマットへの更新は、電力ステップを信号伝達するためのオプションを表している。これらのビットを復号することができるレガシー受信機は、それの電力推定を改善するためにそれに作用し得る。この機能は衝突回避システムにとって重要ではなく、レガシー受信機はそれなしに動作することができることに留意されたい。
[00157]モードは予約済みビットの多くを使用しており、(例えば、802.11ayモードで電力ステップを信号伝達するために)幾つかの追加のビットを有する若干の必要があるので、データ長フィールドのLSBはこの目的のために使用され得る。全ての802.11ayモードでは、レガシー長さビットは、NAV計算のためにのみ使用される。全てのMCSのために最高4ビットを使用することによって(及びMSC−1が除外されればなお一層)、NAV計算は影響を受けない。レガシー長さの3LSBビットは、以下の表に従って、802.11ad様の部分(L−STF、L−CEF、L−ヘッダ及びEDMGヘッダ)と、広帯域(WB)802.11ay部分(EDMG STF、EDMG CEF及びEDMGデータペイロード)との間の電力差を信号伝達するために使用される。
Figure 2018526882
ショートメッセージのためのフレームフォーマット
[00158]図10A〜図10Dは、本開示の別の態様による、ショートメッセージの送信のための例示的なフレーム1000、1010、1020及び1030を示す。フレーム1000はシングルチャネルフレームの一例である。フレーム1010は2チャネルフレームの一例である。フレーム1020は3チャネルフレームの一例である。そして、フレーム1030はシングルチャネルフレームの一例である。
[00159]フレームの各チャネルは、レガシーL−STF、L−CEF及びL−ヘッダを含む。更に、フレームの各チャネルは、付属データをもつEDMGヘッダを含む。全てのデータは、EDMGヘッダに添付されたデータを介して送信されるので、フレーム1000、1010、1020及び1030中にEDMGデータペイロードはない。マルチチャネルフレーム1010、1020及び1030に関して、EDMGヘッダ中の付属データは、全て同じであるか、又は異なり得る。前に説明したように、付属データは、802.11adプロトコルにおいて指定されている複数のMCSのうちの選択された1つを介して送信される。
アグリゲートSCのためのフレームフォーマット
[00160]図11A〜図11Dは、本開示の別の態様による、アグリゲートシングルキャリア(SC)信号の送信のための例示的なフレーム1100、1110、1120及び1130を示す。アグリゲートモードでの送信は、レガシー802.11adチャネルのアグリゲーションである。802.11ayは802.11adのモードを拡張するので、EDMGヘッダビットが必要である。
[00161](本明細書で更に説明する)アグリゲートSCとSC WBの両方のためのフレームフォーマットは、そのそれらの第1のセクション(L−STF、L−CEF、L−ヘッダ及びEDMGヘッダ)中で同様であり、送信の残りとは異なる。同様の部分は、それが後方互換性特徴について802.11adとの後方互換性があるので、同じに保たれる。それは、レガシー(802.11ad)デバイスが、それを検出し、L−ヘッダを復号することが可能になることを意味する。前に説明したように、この特徴は、レガシーデバイスがNAVを更新することを可能にし、これは衝突回避方法の一部である。更に、チャネル結合(CB:channel bonded)モードにおいて、L−STF、L−CEF及びL−ヘッダは、全てのチャネル上のレガシーデバイスがNAVを得ることを円滑化するために、全ての使用されるチャネル上で送信される。
[00162]レガシー(L−STF+L−CEF+L−ヘッダ)及びEDMGヘッダは、アグリゲートされたチャネルにわたって同じ電力を用いて送信されるべきである。しかしながら、RF障害により、実際の等価等方放射電力(EIRP:effective isotropic radiated power)が異なり得る。802.11ay追加ヘッダ、別名「EDMGヘッダ」も、802.11adチャネルにおいて送信される。前に説明したように、EDMGヘッダは、802.11ay送信の一部である情報のみを含み、また、EDMGデータは同じシンボルに付加され得る。以下の考慮事項、即ち、(1)L−STF及びL−CEFが適用される(追加のEDMG CEFは不要)、(2)802.11adデータのためのL−ヘッダにおいて定義されている変調及びコード化、(3)ショートメッセージのためのオーバーヘッドを改善するために同じシンボルにアペンドされたデータ、(4)データが、オーバーヘッドを改善するためにCBモードでチャネルにわたって分けられる、及び(5)平均電力が、各チャネルにおいて同じに保たれるべきである(L−STF、L−CEF、L−ヘッダ及びEDMGヘッダの電力が同じであることを意味する)が適用される。
[00163]フレーム1100の事例は、シングルチャネル事例のための802.11ayの拡張である。それは、EDMGデータペイロード及び随意のTRNのための802.11ayの新しいMCSを円滑化する。フレーム1110は、2チャネル事例のための802.11ayの拡張である。フレーム1120は、3チャネル事例のための802.11ayの拡張である。そして、フレーム1130は、4チャネル事例のための802.11ayの拡張である。EDMGヘッダ及び付属データは、電力差ビットがないことを除いて、SC WBモードについて説明したものと同じであり、それらは「予約済みビット」に追加される。
[00164]アグリゲートSCのための3つの実装オプション、即ち、(1)各チャネルが独立している、(2)全てのチャネルが混合される、及び(3)全てのチャネルが並列に送信される、がある。この第1のオプションでは、各チャネルは独立している。802.11ayセクションのためのMCSは、各チャネルにおいて異なり得る。LDPCブロックは1つのチャネルに限定され、各チャネルはそれ自体のブロックを有する。送信機はチャネルごとに異なる電力を割り当て得るが、電力は送信全体の間、固定であるものとする。この事例では、EDMGヘッダは各チャネルにおいて異なり得る(例えば、チャネルごとに異なるMCS)。
[00165]第2のオプションでは、全てのチャネルは結合及び混合される。802.11ayセクションのためのMCSは、全てのチャネルについて同じである。LDPCブロックは、チャネル間で一様に拡散される。送信機は、各チャネルの検出確率を一様にするためにチャネルごとに異なる電力を割り当て得る(及び割り当てるべきである)が、電力は送信全体中に固定であるものとする。このオプションでは、EDMGヘッダは各チャネルにおいて同じになる。
[00166]第3のオプションでは、EDMGデータペイロード中でデータを送信するためのMCSは、全てのアグリゲートチャネルについて同じである。しかしながら、各チャネルは、独立した符号化された(例えば、LDPC)ブロックを有する。各チャネルは、同様であり、並列に動作する。送信機は、各チャネルの検出確率を一様にするためにチャネルごとに異なる電力を割り当て得る(及び割り当てるべきである)が、電力は送信全体中に固定であるものとする。送信機は、LDPCブロックを順次1つずつ充填し、チャネル負荷イベントを保つ。幾つかのチャネル(但し、全てのチャネルではない)における最後のLDPCブロックは、パディングで充填され得る。このオプションでは、EDMGヘッダは各チャネルにおいて同じになる。
[00167]アグリゲートSCと同様である別の送信モードは複製SCである。より詳細には、複製SCでは、アグリゲートチャネルの送信は、同じデータが全てのチャネルにおいて送信されるという特殊な制限を伴って、アグリゲートSCの第3の送信オプションと同じである。言い換えれば、各チャネルは他のチャネルの厳密な「コピー」である。
MIMOのためのフレームフォーマット
[00168]MIMOでは、レガシープリアンブル(L−STF及びL−CEF)が、EDMGヘッダとともに各送信チェーンにおいて送られる。802.11acと同様に、偶発的ビームフォーミングを防ぐために、全ての送信の間に遅延が挿入される。
[00169]MIMOチャネル推定では、あまりに多くの待ち時間を生じさせることなしに、及び実質的に同じSNRを保つことなしに、チャネルを推定するための様々な技法が使用され得る。第1は、シーケンス間の遅延の使用である。この遅延が36.4nsである場合、チャネル遅延は1.76GHzにおいて64個のサンプルよりも大きくないので、チャネル推定(複数)は受信機において分離され得る。第2は、PHTLTF、取られたフォーム802.11mc、セクション20.3.9.4.6を使用する複数のシーケンスの送信である。第3は、共役対正則シーケンスの送信である。フォース(forth)の技法は、802.11mc中の22.3.8.3.5において定義されているPVHTLTFを使用する複数のシーケンスの送信である。第5は、MIMO推定精度を高めるためにチャネル推定の長さを増加させることである。長さを増加させることは、上記の技法(フォースの技法)を使用して、同じゴレイシーケンスを用いて行われる。このオプションは、チャネル推定の集積時間を2倍にするので、共役又は遅延シーケンスの使用を回避する。
OFDM MIMOのためのフレームフォーマット
[00170]図12は、本開示の一態様による、3のチャネル結合を使用するMIMO OFDM信号における3つの空間ストリームの送信のための例示的なフレーム1200を示す。送信されるプリアンブル(L−STF及びL−CEF)並びにL−ヘッダは、それらの間に遅延を伴って送信される。2×2までのMIMOの事例では、この遅延は、OFDMにおいてチャネル結合のSISOチャネル推定シーケンスを適用することによってMIMOチャネルを推定するために使用される。3つ以上のストリームの場合、EDMGヘッダ信号伝達の後に来る、新しいチャネル推定シーケンスを含める必要がある。このチャネル推定シーケンスは、チャネル結合のためのフォーマットと同じフォーマットに従い、上記で手法を使用して推定に追加の次元が追加される。フレーム1200は、3のチャネル結合と、3のMIMOとのための一例である。図示のように、複素相補シーケンスのゼロ相互相関ペアを使用することによって、図示のように、MIMOチャネルを推定するためにギャップフィラーシーケンスも使用され得る。
WB SC MIMOのためのフレームフォーマット
[00171]図13A〜図13Cは、本開示の一態様による、MIMO SC WB信号における、2つ、4つ、及び8つの空間ストリームの送信のための例示的なフレーム1300、1320及び1340を示す。SC WBでは、送信は、EDMG STFの開始の前と、それの後とに、2つの段に分割される。EDMG STFの送信の前に、MIMO送信は、各送信チェーンが、1.76GHzにおいて64個のサンプルだけ遅延されたこの同じ信号を送っているように、L−STFと、L−CEFと、L−ヘッダと、EDMGヘッダとを含む。これは、偶発的ビームフォーミングが起こらないことを保証するために行われる。EDMG STFフィールド中に、全ての送信アンテナは同じデータを送る。次いで、EDMG CEF時間間隔において、各アンテナは、受信機が空間チャネル全体を推定することが可能になるように、異なるシーケンスを送っている。
[00172]例示的なフレーム1300は、2空間ストリーム、2チャネル結合のための例示的なチャネル推定である。例示的なフレーム1320は、4空間ストリーム、2チャネル結合のための例示的なチャネル推定である。例示的なフレーム1340は、8空間ストリーム、シングルチャネルのための例示的なチャネル推定である。
アグリゲートSC MIMOのためのフレームフォーマット
[00173]図14A〜図14Bは、本開示の別の態様による、MIMOアグリゲートSC信号における2つ及び3つの空間ストリームの送信のための例示的なフレーム1400及び1420を示す。MIMOアグリゲートSCは、SC−WBモード、即ち、上記の3つの方法と同じ技法を使用し、帯域間のギャップにおけるチャネル推定の差は、基本シーケンスが、複数回送信される802.11ad CEFシーケンスであるように、送信されない(いずれにせよそれはMIMOに関係しない)。
[00174]例示的なフレーム1400は一例であり、以下では2MIMOを用いた2チャネルについて与えられる。その場合、MIMOチャネル推定はレガシープリアンブルのL−CEFを使用して行われるので、追加のCEFシーケンスを追加する必要はない。例示的なフレーム1420は、3MIMOを用いた3チャネルの事例のための別の例であり、この場合、チャネルを推定するために追加のシーケンスが必要である。提案されるシーケンスは、上記のSC WBのために使用されるシーケンスと同様である。
[00175]図15Aは、前に説明した様々なフレームのL−CEF及びCEF−GF部分を生成するための例示的な装置1500(例えば、送信機部分)ブロック図を示す。特に、装置1500は、2の結合チャネルを備えるフレームのためのL−CEF及びCEF−GF部分を生成するために構成される。装置1500は、本明細書で説明するどんな処理システムにおいても実装され得る。
[00176]より詳細には、装置1500は、入力L−CEFシーケンスソース1510と、第1の補間デバイス1515と、第1の変調器1520と、第2の変調器1525とを備える。装置1500は、入力CEF−GFシーケンスソース1550と、第2の補間デバイス1555とを更に備える。更に、装置1500はコンバイナ1570を備える。
[00177]L−CEFシーケンスソース1510は、IEEE802.11adプロトコルにおいて指定され得る、入力L−CEFシーケンスを生成するように構成される。例えば、そのような入力L−CEFシーケンスは、IEEE802.11adプロトコルにおいて指定されている、GU512、GV512及びGV128などのゴレイシーケンスに基づき得る。第1の補間デバイス1515は、図15D〜図15Eにおいて例示されるような、実質的に1.76GHzの帯域幅及び72.72nsの遅延拡散、並びに所望の通過帯域及び阻止仕様を有する中間L−CEFシーケンスを生成するために、入力L−CEFシーケンスをアップサンプリングし、フィルタ処理するように構成される。第1の補間デバイス1515は、1:4.5のアップサンプリング比によって入力L−CEFシーケンスをアップサンプリングするように構成され得る。第1の変調器1520は、得られたL−CEFシーケンスを第1の(より低い)チャネルに適切に入れるために、周波数において実質的に−1.08GHzの量だけ中間L−CEFシーケンスをシフトする。同様に、第2の変調器1525は、得られたL−CEFシーケンスを第2の(より高い)チャネルに適切に入れるために、周波数において実質的に+1.08GHzの量だけ中間L−CEFシーケンスをシフトする。
[00178]CEF−GFシーケンスソース1550は、ゴレイシーケンスに基づき得る、入力CEF−GFシーケンスを生成するように構成される。例えば、前に説明したように、入力CEF−GFは、場合によってはIEEE802.11adプロトコルにおいて指定された32長さのゴレイシーケンスに基づくか、又は場合によっては20長さのゴレイシーケンスに基づくか、又は場合によっては26長さのゴレイシーケンスに基づき得る。第2の補間デバイス1555は、図15D〜図15Eにおいて例示されるような、実質的に400MHzの帯域幅及び実質的に72.72nsの遅延拡散並びに所望の通過帯域及び阻止仕様を有する得られたCEF−GFシーケンスを生成するために、入力CEF−GFシーケンスをアップサンプリングし、フィルタ処理するように構成される。第2の補間デバイス1555は、1:27のアップサンプリング比によって入力CEF−GFシーケンスをアップサンプリングするように構成され得る。
[00179]コンバイナ1570は、第1及び第2の変調器1520及び1525の出力において生成される得られたL−CEFシーケンスと、第2の補間デバイス1555の出力において生成される得られたCEF−GFとを合成して、第1及び第2のチャネルを介した送信のためのL−CEFシーケンスと、第1のチャネルと第2のチャネルとの間の周波数内にあるGFチャネルを介したCEF−GFとを備えるフレームの部分を生成する。コンバイナ1570の出力は、フレームの対応するアナログ部分を生成するためにデジタルアナログ(DAC)変換器に与えられ得る。
[00180]図15Bは、前に説明した様々なフレームのL−CEF及びCEF−GF部分を生成するための例示的な装置1502(例えば、送信機部分)ブロック図を示す。特に、装置1502は、3の結合チャネルを備えるフレームのためのL−CEF及びCEF−GF部分を生成するために構成される。装置1502は、本明細書で説明するどんな処理システムにおいても実装され得る。
[00181]装置1502は、入力L−CEFシーケンスソース1510と、第1の補間デバイス1515と、入力CEF−GFシーケンスソース1550と、第2の補間デバイス1555と、コンバイナ1570とを含む、装置1500と同じ要素のうちの幾つかを含む。更に、装置1502は、第1の変調器1522と、第2の変調器1527と、第3の変調器1560と、第4の変調器1565とを備える。
[00182]L−CEFシーケンスソース1510は、前に説明したように、入力L−CEFシーケンスを生成するように構成される。第1の補間デバイス1515は、前に説明したように、実質的に1.76GHzの帯域幅及び72.72nsの遅延拡散並びに所望の通過帯域及び阻止仕様を有する中間L−CEFシーケンスを生成するために、入力L−CEFシーケンスをアップサンプリングし、フィルタ処理するように構成される。第1の変調器1522は、得られたL−CEFシーケンスを第1の(より低い)チャネルに適切に入れるために、周波数において実質的に−2.16GHzの量だけ中間L−CEFシーケンスをシフトする。同様に、第2の変調器1527は、得られたL−CEFシーケンスを第3の(より高い)チャネルに適切に入れるために、周波数において実質的に+2.16GHzの量だけ中間L−CEFシーケンスをシフトする。中間L−CEFシーケンスは、それがすでに第1のチャネルと第2のチャネルとの間の第2の(中間)チャネルを介した送信のために構成されているので、周波数シフトされる必要はない。
[00183]CEF−GFシーケンスソース1550は、前に説明したように、入力CEF−GFシーケンスを生成するように構成される。第2の補間デバイス1555は、前に説明したように、実質的に400MHzの帯域幅及び実質的に72.72nsの遅延拡散を有する得られたCEF−GFシーケンスを生成するために、入力CEF−GFシーケンスをアップサンプリングし、フィルタ処理するように構成される。第3の変調器1560は、得られたCEF−GFシーケンスを、第1のチャネルと第2のチャネルとの間の周波数内にある第1の(より低い)GFチャネルに適切に入れるために、周波数において実質的に−1.08GHzの量だけ中間CEF−GFシーケンスをシフトする。同様に、第4の変調器1565は、得られたCEF−GFシーケンスを、第2のチャネルと第3のチャネルとの間の周波数内にある第2の(より高い)GFチャネルに適切に入れるために、周波数において実質的に+1.08GHzの量だけ中間CEF−GFシーケンスをシフトする。
[00184]コンバイナ1570は、第1及び第2の変調器1522及び1527の出力並びに第1の補間デバイス1515の出力において生成される得られたL−CEFシーケンスと、第3及び第4の変調器1560及び1565の出力において生成される得られたCEF−GFとを合成して、それぞれ、第1、第2及び第3のチャネルを介した送信のためのL−CEFシーケンスと、第1のチャネルと第2のチャネルとの間、及び第3のチャネルと第4のチャネルとの間の周波数内にある第1及び第2のGFチャネルを介した送信のためのCEF−GFシーケンスとを備えるフレームの部分を生成する。コンバイナ1570の出力は、フレームの対応するアナログ部分を生成するためにデジタルアナログ(DAC)変換器に与えられ得る。
[00185]図15Cは、前に説明した様々なフレームのL−CEF及びCEF−GF部分を生成するための例示的な装置1504(例えば、送信機部分)ブロック図を示す。特に、装置1504は、4の結合チャネルを備えるフレームのためのL−CEF及びCEF−GF部分を生成するために構成される。装置1504は、本明細書で説明するどんな処理システムにおいても実装され得る。
[00186]装置1504は、入力L−CEFシーケンスソース1510と、第1の補間デバイス1515と、入力CEF−GFシーケンスソース1550と、第2の補間デバイス1555と、第1の変調器1520と、第2の変調器1525と、コンバイナ1570とを含む、装置1500及び1502と同じ要素のうちの幾つかを含む。更に、装置1504は、第3の変調器1524と、第4の変調器1529と、第5の変調器1562と、第6の変調器1567とを備える。
[00187]L−CEFシーケンスソース1510は、前に説明したように、入力L−CEFシーケンスを生成するように構成される。第1の補間デバイス1515は、前に説明したように、実質的に1.76GHzの帯域幅及び72.72nsの遅延拡散並びに所望の通過帯域及び阻止仕様を有する中間L−CEFシーケンスを生成するために、入力L−CEFシーケンスをアップサンプリングし、フィルタ処理するように構成される。第1の変調器1520は、得られたL−CEFシーケンスを第2のチャネルに適切に入れるために、周波数において実質的に−1.08GHzの量だけ中間L−CEFシーケンスをシフトする。同様に、第2の変調器1525は、得られたL−CEFシーケンスを第3のチャネルに適切に入れるために、周波数において実質的に+1.08GHzの量だけ中間L−CEFシーケンスをシフトする。第3の変調器1524は、得られたL−CEFシーケンスを第1のチャネルに適切に入れるために、周波数において実質的に−3.24GHzの量だけ中間L−CEFシーケンスをシフトする。同様に、第4の変調器1529は、得られたL−CEFシーケンスを第4のチャネルに適切に入れるために、周波数において実質的に+3.24GHzの量だけ中間L−CEFシーケンスをシフトする。
[00188]CEF−GFシーケンスソース1550は、前に説明したように、入力CEF−GFシーケンスを生成するように構成される。第2の補間デバイス1555は、前に説明したように、実質的に400MHzの帯域幅及び実質的に72.72nsの遅延拡散を有する得られたCEF−GFシーケンスを生成するために、入力CEF−GFシーケンスをアップサンプリングし、フィルタ処理するように構成される。第5の変調器1562は、得られたCEF−GFシーケンスを、第1のチャネルと第2のチャネルとの間の周波数内にある第1の(より低い)GFチャネルに適切に入れるために、周波数において実質的に−2.16GHzの量だけ中間CEF−GFシーケンスをシフトする。同様に、第6の変調器1567は、得られたCEF−GFシーケンスを、第3のチャネルと第4のチャネルとの間の周波数内にある第3の(より高い)GFチャネルに適切に入れるために、周波数において実質的に+2.16GHzの量だけ中間CEF−GFシーケンスをシフトする。中間CEF−GFシーケンスは、それがすでに第2のチャネルと第3のチャネルとにある第2の(中間)GFチャネルを介した送信のために構成されているので、周波数シフトされる必要はない。
[00189]コンバイナ1570は、第1、第2、第3及び第4の変調器1520、1525、1524及び1529の出力において生成される得られたL−CEFシーケンスと、第5及び第6の変調器1562及び1567の出力において生成される得られたCEF−GFと、第2の補間デバイス1555の出力において生成されるCEF−GFとを合成して、それぞれ、第1、第2、第3及び第4のチャネルを介した送信のためのL−CEFシーケンスと、第1のチャネルと第2のチャネルとの間、第2のチャネルと第3のチャネルとの間及び第3のチャネルと第4のチャネルとの間の周波数内にある第1、第2及び第3のGFチャネルを介した送信のためのCEF−GFシーケンスとを備えるフレームの部分を生成する。コンバイナ1570の出力は、フレームの対応するアナログ部分を生成するためにデジタルアナログ(DAC)変換器に与えられ得る。
[00190]図15D〜図15Eは、前に説明したフレーム420、440、460、700、720及び740のいずれかのL−CEF|CEF−GF|L−CEF部分の例示的な周波数スペクトルの図を示す。特に、図15Dは、L−CEF、CEF−GF及びL−CEFに関連する周波数応答のより広い周波数ビューを示す。そして、図15Eは、L−CEF、CEF−GF及びL−CEFに関連する周波数応答の狭い周波数ビューを示す。例示的な周波数応答は、2のチャネル結合を含むフレームに関係し得る。
[00191]図15Dに示されているように、L−CEF、CEF−GF及びL−CEFに関連する周波数帯域の通過帯域は、対応する結合チャネルの周波数帯域についてチャネル推定を決定又は生成する際に受信機によって考慮に入れられ得る、多少のリップル(例えば、<1dBリップル)を有する。対応する結合チャネルの周波数帯域は、少なくとも、L−CEF、CEF−GF及びL−CEFに関連する周波数帯域と重複する。又は、代替的に、結合チャネルの周波数帯域の下端は、周波数において第1のチャネルの下端と実質的に一致し得、結合チャネルの周波数帯域の上端は、周波数において第2のチャネルの上端と実質的に一致し得る。
[00192]特に図15Eに注意を向けると、例示的な周波数応答に対応するフレームを生成するための補間デバイスにおいて実装されるフィルタは、第1のチャネルL−CEFとCEF−GF及びCEF−GFと第2のチャネルL−CEFに関連する周波数帯域の交差部において7dB以上の阻止を与えるように構成され得る。前に説明したように、フィルタは、200超過のタップをもつカイザー窓ベースのフィルタ、又は他の実装形態として実装され得る。
[00193]図15Fは、前に説明したフレーム500、520、540、800、820及び840のいずれかのL−CEF||L−CES||L−CEF部分の例示的な周波数スペクトルの図を示す。この例では、例示的な周波数スペクトルは、より詳細には3つのレガシーチャネルのL−CEFに関係するが、同様の周波数スペクトルは、2つのチャネル(1つのチャネルが除去され、零周波数に中心を置かれる)と、4つのチャネル(1つのチャネルが追加され、零周波数に中心を置かれる)とのL−CEFに適用されることを理解されたい。
[00194]図示のように、L−CEFフレーム部分の各々の通過帯域は、実質的に1.76GHzであり、選択されたフィルタに基づいて比較的平坦である。フレームのL−CEF部分中に、GF周波数帯域を中心とする信号はないので、隣接するL−CEFチャネルの周波数帯域間の重複は−17dB以上において生じる。フレームのこの部分におけるGF信号の不在のために、L−CEFのためのフィルタ要件は、フレーム420、440、460、700、720及び740のL−CEF|CEF−GF|L−CEF部分のフィルタ要求と比較して緩和され得る。
[00195]図15F〜図15Gは、前に説明したフレーム500、520、540、800、820及び840のいずれかのL−ヘッダ|CEF−GF|L−ヘッダ|CEF−GF|L−ヘッダ部分に関連する周波数帯域の周波数応答の図を示す。同様に、この例では、例示的な周波数スペクトルは、より詳細には3レガシーチャネルフレームのL−CEF|CEF−GF部分に関係するが、同様の周波数スペクトルは、2チャネルフレーム(L−CEF|CEF−GFチャネルの1つのセットが除去され、零周波数に中心を置かれる)と、4つのチャネル(L−CEF|CEF−GFチャネルの1つのセットが追加され、零周波数に中心を置かれる)とのL−CEF|CEF−GF部分に適用されることを理解されたい。
[00196]図示のように、L−ヘッダフレーム部分の各々の通過帯域は約1.3〜1.5GHzであり、対応するチャネルの帯域幅1.76GHzよりも小さい。説明したように、これも、フレームのCEF−GF部分に関連するフィルタの要件を緩和する。また、図示のように、L−ヘッダ部分の通過帯域は、選択されたフィルタに基づいて比較的平坦に構成される。
[00197]CEF−GFフレーム部分の各々の通過帯域は、フレームのL−ヘッダ部分の周波数狭窄のために、実質的に400MHzであるか、又はそれよりもわずかに大きい。CEF−GFフレーム部分の各々の通過帯域も、選択されたフィルタに基づいて比較的平坦である。図示のように、L−ヘッダ部分とCEF−GF部分との周波数帯域間の重複は−17dB以上において生じる。
[00198]図16は、本開示の幾つかの態様による、例示的なデバイス1600を示す。デバイス1600は、アクセスポイント(例えば、アクセスポイント210)又はアクセス端末(例えば、アクセス端末)において動作し、本明細書で説明する動作のうちの1つ又は複数を実施するように構成され得る。デバイス1600は、処理システム1620と、処理システム1620に結合されたメモリ1610とを含む。メモリ1610は、処理システム1620によって実行されたとき、本明細書で説明する動作のうちの1つ又は複数を処理システム1620に実施させる命令を記憶し得る。処理システム1620の例示的な実装形態が以下で与えられる。デバイス1600は、処理システム1620に連結された送信/受信機インターフェース1630をも備える。インターフェース1630(例えば、インターフェースバス)は、以下で更に説明するように、無線周波数(RF)フロントエンド(例えば、トランシーバ226−1〜226−N、266)に処理システム1620をインターフェースするように構成され得る。
[00199]幾つかの態様では、処理システム1620は、以下のうちの1つ又は複数、即ち、本明細書で説明する動作のうちの1つ又は複数を実施するための、送信データプロセッサ(例えば、送信データプロセッサ220又は260)、フレームビルダー(例えば、フレームビルダー222又は262)、送信プロセッサ(例えば、送信プロセッサ224又は264)及び/又はコントローラ(例えば、コントローラ234又は274)を含み得る。これらの態様では、処理システム1620は、フレームを生成し、(例えば、アクセスポイント又はアクセス端末への)ワイヤレス送信のためにインターフェース1630を介してRFフロントエンド(例えば、トランシーバ226又は266)にフレームを出力し得る。
[00200]幾つかの態様では、処理システム1620は、以下のうちの1つ又は複数、即ち、本明細書で説明する動作のうちの1つ又は複数を実施するための、受信プロセッサ(例えば、受信プロセッサ242又は282)、受信データプロセッサ(例えば、受信データプロセッサ244又は284)及び/又はコントローラ(例えば、コントローラ234、274)を含み得る。これらの態様では、処理システム1620は、上記で説明した態様のうちのいずれか1つ又は複数に従って、インターフェース1630を介してRFフロントエンド(例えば、トランシーバ226−1〜226−N、266、)からフレームを受信し、フレームを処理し得る。
[00201]アクセス端末250の場合、デバイス1600は、処理システム1620に連結されたユーザインターフェース1640を含み得る。ユーザインターフェース1640は、(例えば、キーパッド、マウス、ジョイスティックなどを介して)ユーザからデータを受信し、処理システム1620にデータを与えるように構成され得る。ユーザインターフェース1640はまた、(例えば、ディスプレイ、スピーカーなどを介して)処理システム1620からのデータをユーザに出力するように構成され得る。この場合、データは、ユーザに出力される前に、追加の処理を受け得る。アクセスポイント210の場合、ユーザインターフェース1640は省略され得る。
[00202]処理システム1620、フレームビルダー222及び/又はフレームビルダー262は、L−STF、L−CEF、L−ヘッダ、随意の付属データを含むEDMGヘッダ、EDMGデータペイロード又はそれの部分、STF−GF、CEF−GF、OFDM CEF−GF及びそれの変形態(例えば、OFDM CEF−GF*など)、EDMG STF並びにEDMG CEF及びそれの変形態(例えば、EDMG CEF*など)など、フレームのいずれか、又は全ての構成要素を含む、フレームを生成するための手段の例である。更に、処理システム1620、フレームビルダー222、フレームビルダー262、補間デバイス1515及び/又は1555は、第1及び/又は第2の入力チャネル推定シーケンスをアップサンプリングするための手段の例である。同様に、処理システム1620、フレームビルダー222、フレームビルダー262及び/又は変調器1520、1525、1522、1527、1560、1565、1524、1529、1562及び1567は、第1及び/又は第2のチャネル推定シーケンスを周波数シフトすることによって第1及び/又は第2のチャネル推定シーケンスを生成するための手段の例である。更に、送信/受信インターフェース1630、送信プロセッサ224及び送信プロセッサ264は、送信のためにフレームを出力するための手段の例である。
[00203]上記で説明した方法の様々な動作は、対応する機能を実施することが可能な任意の好適な手段によって実施され得る。それらの手段は、限定はしないが、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)又はプロセッサを含む、様々な(1つ又は複数の)ハードウェア及び/又はソフトウェア構成要素及び/又はモジュールを含み得る。概して、図に示されている動作がある場合、それらの動作は、同様の番号をもつ対応するカウンターパートのミーンズプラスファンクション構成要素を有し得る。
[00204]幾つかの場合には、フレームを実際に送信するのではなく、デバイスは、送信のためにフレームを出力するためのインターフェース(出力するための手段)を有し得る。例えば、プロセッサは、バスインターフェースを介して、送信のために無線周波数(RF)フロントエンドにフレームを出力し得る。同様に、フレームを実際に受信するのではなく、デバイスは、別のデバイスから受信されたフレームを取得するためのインターフェース(取得するための手段)を有し得る。例えば、プロセッサは、バスインターフェースを介して、受信のためにRFフロントエンドからフレームを取得(又は受信)し得る。
[00205]本明細書で使用される「決定すること」という用語は、多種多様なアクションを包含する。例えば、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造においてルックアップすること)、確認することなどを含み得る。また、「決定すること」は、受信すること(例えば、情報を受信すること)、アクセスすること(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選定すること、確立することなどを含み得る。
[00206]本明細書で使用される、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b又はcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c及びa−b−c、並びに複数の同じ要素をもつ任意の組合せ(例えば、a−a、a−a−a、a−a−b、a−a−c、a−b−b、a−c−c、b−b、b−b−b、b−b−c、c−c及びc−c−c、又はa、b及びcの任意の他の順序)を包含するものとする。
[00207]本開示に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール及び回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲート又はトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素若しくは本明細書で説明した機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装又は実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ又は状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピュータデバイスの組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つ以上のマイクロプロセッサ又は任意の他のそのような構成として実装され得る。
[00208]本明細書で説明した処理は、上記で説明した任意のデジタル手段及び又は任意のアナログ手段若しくは回路によって実施され得ることを理解されたい。
[00209]本開示に関連して説明した方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、又はその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、当技術分野で知られている任意の形態の記憶媒体中に存在し得る。使用され得る記憶媒体の幾つかの例としては、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROMなどがある。ソフトウェアモジュールは、単一の命令又は多くの命令を備え得、幾つかの異なるコードセグメント上で、異なるプログラム間で、及び複数の記憶媒体にわたって分散され得る。記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読み取ることができ、その記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに連結され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。
[00210]本明細書で開示する方法は、説明した方法を達成するための1つ又は複数のステップ又は行為を備える。方法のステップ及び/又は行為は、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに交換され得る。言い換えれば、ステップ又は行為の特定の順序が指定されていない限り、特定のステップ及び/又は行為の順序及び/又は使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく変更され得る。
[00211]説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組合せで実装され得る。ハードウェアで実装される場合、例示的なハードウェア構成は、ワイヤレスノード中に処理システムを備え得る。処理システムは、バスアーキテクチャを用いて実装され得る。バスは、処理システムの特定の適用例及び全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バス及びブリッジを含み得る。バスは、プロセッサと、機械可読媒体と、バスインターフェースとを含む様々な回路を互いにリンクし得る。バスインターフェースは、ネットワークアダプタを、特に、バスを介して処理システムに接続するために使用され得る。ネットワークアダプタは、PHYレイヤの信号処理機能を実装するために使用され得る。アクセス端末220(図1参照)の場合、ユーザインターフェース(例えば、キーパッド、ディスプレイ、マウス、ジョイスティックなど)もまたバスに接続され得る。バスはまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、電力管理回路などの様々な他の回路にリンクし得るが、それらは当技術分野でよく知られており、従ってこれ以上説明しない。
[00212]プロセッサは、機械可読媒体に記憶されたソフトウェアの実行を含む、バス及び一般的な処理を管理することを担当し得る。プロセッサは、1つ以上の汎用及び/又は専用プロセッサを用いて実装され得る。例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSPプロセッサ及びソフトウェアを実行することができる他の回路がある。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、データ、又はそれらの任意の組合せを意味すると広く解釈されたい。機械可読媒体は、例として、RAM(ランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリ、ROM(読取り専用メモリ)、PROM(プログラマブル読取り専用メモリ)、EPROM(消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)、EEPROM(電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)、レジスタ、磁気ディスク、光ディスク、ハードドライブ、又は他の好適な記憶媒体若しくはそれらの任意の組合せを含み得る。機械可読媒体はコンピュータプログラム製品において実施され得る。コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を備え得る。
[00213]ハードウェア実装形態では、機械可読媒体は、プロセッサとは別個の処理システムの一部であり得る。しかしながら、当業者なら容易に諒解するように、機械可読媒体又はそれの任意の部分は処理システムの外部にあり得る。例として、機械可読媒体は、全てバスインターフェースを介してプロセッサによってアクセスされ得る、伝送線路、データによって変調された搬送波及び/又はワイヤレスノードとは別個のコンピュータ製品を含み得る。代替的に、又は追加で、機械可読媒体又はそれの任意の部分は、キャッシュ及び/又は汎用レジスタファイルがそうであり得るように、プロセッサに統合され得る。
[00214]処理システムは、全て外部バスアーキテクチャを介して他のサポート回路と互いにリンクされる、プロセッサ機能を提供する1つ又は複数のマイクロプロセッサと、機械可読媒体の少なくとも一部分を提供する外部メモリとをもつ汎用処理システムとして構成され得る。代替的に、処理システムは、プロセッサをもつASIC(特定用途向け集積回路)と、バスインターフェースと、アクセス端末)の場合はユーザインターフェースと、サポート回路と、単一のチップに統合された機械可読媒体の少なくとも一部分とを用いて、又は1つ以上のFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLD(プログラマブル論理デバイス)、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア構成要素若しくは他の好適な回路、又は本開示全体にわたって説明した様々な機能を実施することができる回路の任意の組合せを用いて、実装され得る。当業者は、特定の適用例と、全体的なシステムに課される全体的な設計制約とに応じて、処理システムについて説明した機能を最適に実装する方法を理解されよう。
[00215]機械可読媒体は幾つかのソフトウェアモジュールを備え得る。ソフトウェアモジュールは、プロセッサによって実行されたとき、処理システムに様々な機能を実施させる命令を含む。ソフトウェアモジュールは、送信モジュールと受信モジュールとを含み得る。各ソフトウェアモジュールは、単一のストレージデバイス中に存在するか、又は複数のストレージ(記憶)デバイスにわたって分散され得る。例として、トリガイベントが発生したとき、ソフトウェアモジュールがハードドライブからRAMにロードされ得る。ソフトウェアモジュールの実行中に、プロセッサは、アクセス速度を高めるために、命令のうちの幾つかをキャッシュにロードし得る。次いで、1つ又は複数のキャッシュラインが、プロセッサによる実行のために汎用レジスタファイルにロードされ得る。以下でソフトウェアモジュールの機能に言及する場合、そのような機能は、そのソフトウェアモジュールからの命令を実行するとき、プロセッサによって実装されることが理解されよう。
[00216]ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つ以上の命令若しくはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、又はコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの移転を円滑化する任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM若しくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ若しくは他の磁気ストレージデバイス又は命令若しくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送若しくは記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備え得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、又は赤外線(IR)、無線及びマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL又は赤外線、無線及びマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)及びディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)及びBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。従って、幾つかの態様では、コンピュータ可読媒体は非一時的コンピュータ可読媒体(例えば、有形媒体)を備え得る。更に、他の態様では、コンピュータ可読媒体は、一時的コンピュータ可読媒体(例えば、信号)を備え得る。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[00217]従って、幾つかの態様は、本明細書で提示された動作を実施するためのコンピュータプログラム製品を備え得る。例えば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書で説明した動作を実施するために1つ又は複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶した(及び/又は符号化した)コンピュータ可読媒体を備え得る。幾つかの態様では、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を含み得る。
[00218]更に、本明細書で説明した方法及び技法を実施するためのモジュール及び/又は他の適切な手段は、適用可能な場合にユーザ端末及び/又は基地局によってダウンロードされ、及び/又は他の方法で取得され得ることを諒解されたい。例えば、そのようなデバイスは、本明細書で説明した方法を実施するための手段の転送を円滑化するためにサーバに連結され得る。代替的に、本明細書で説明した様々な方法は、ユーザ端末及び/又は基地局が記憶手段(例えば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)又はフロッピーディスクなどの物理記憶媒体など)をデバイスに連結するか、又は与えると様々な方法を得ることができるように、記憶手段によって提供され得る。その上、本明細書で説明した方法及び技法をデバイスに与えるための任意の他の好適な技法が利用され得る。
[00219]特許請求の範囲は、上記に示された厳密な構成及び構成要素に限定されないことを理解されたい。上記で説明した方法及び装置の構成、動作及び詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な改変、変更及び変形が行われ得る。

Claims (68)

  1. ワイヤレス通信のための装置であって、
    第1のチャネルを介した送信のための第1のチャネル推定シーケンス、第2のチャネルを介した送信のための第2のチャネル推定シーケンス及び第3のチャネルを介した送信のためのデータペイロードの少なくとも第1の部分を備えるフレームを生成するように構成された処理システムと、ここにおいて、前記第1のチャネルが第1の周波数帯域を含み、前記第2のチャネルが、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域を含み、並びに、前記第3のチャネルが、周波数において前記第1の周波数帯域及び前記第2の周波数帯域と重複する第3の周波数帯域を含む、
    送信のために前記フレームを出力するように構成されたインターフェースと
    を備える、装置。
  2. 前記処理システムは、前記第1のチャネル推定シーケンスの少なくとも一部分が、前記第2のチャネル推定シーケンスの少なくとも一部分と同時に送信のために構成されるように、前記フレームを生成するように構成された、請求項1に記載の装置。
  3. 前記処理システムは、前記第1のチャネル推定シーケンスの開始及び終了が、前記第2のチャネル推定シーケンスの開始及び終了と実質的に同じ時間に送信のために構成されるように、前記フレームを生成するように構成された、請求項1に記載の装置。
  4. 前記処理システムは、前記第1のチャネル推定シーケンスが、第1のプロトコルに従って動作している第1のデバイスによって復号されるように構成され、前記第1及び第2のチャネル推定シーケンスが、第2のプロトコルに従って動作している第2のデバイスによって復号されるように構成されるように、前記フレームを生成するように構成された、請求項1に記載の装置。
  5. 前記処理システムは、前記フレームが、前記第1のチャネルを介した送信のためのヘッダを更に備えるように、前記フレームを生成するように構成された、請求項1に記載の装置。
  6. 前記処理システムは、前記ヘッダの少なくとも一部分が、前記第2のチャネル推定シーケンスの少なくとも一部分と同時に送信されるように構成されるように、前記フレームを生成するように構成された、請求項5に記載の装置。
  7. 前記処理システムは、前記第2のチャネル推定シーケンスの開始及び終了が、それぞれ、前記ヘッダの開始の前に、及び終了の後に送信されるように構成されるように、前記フレームを生成するように構成された、請求項5に記載の装置。
  8. 前記処理システムは、前記ヘッダが、第1のプロトコルに従って動作している第1のデバイスによって復号されるように構成され、前記ヘッダ及び前記第2のチャネル推定シーケンスが、第2のプロトコルに従って動作している第2のデバイスによって復号されるように構成されるように、前記フレームを生成するように構成された、請求項5に記載の装置。
  9. 前記処理システムは、前記第1の周波数帯域と前記第2の周波数帯域との間に周波数ギャップが存在するように、前記フレームを生成するように構成された、請求項1に記載の装置。
  10. 前記処理システムは、前記データペイロードの第2の部分が、前記第1のチャネルを介した送信のために構成されるように、前記フレームを生成するように構成された、請求項1に記載の装置。
  11. 前記処理システムは、前記データペイロードの前記第2の部分の少なくとも一部が、前記第2のチャネル推定シーケンスの少なくとも一部分と同時に送信されるように構成されるように、前記フレームを生成するように構成された、請求項10に記載の装置。
  12. 前記処理システムは、前記データペイロードの前記第2の部分の開始及び終了が、それぞれ、前記第2のチャネル推定シーケンスの開始及び終了と実質的に同時に送信されるように構成されるように、前記フレームを生成するように構成された、請求項10に記載の装置。
  13. 前記処理システムは、前記第1のチャネル推定シーケンスが、第1のプロトコルに従って動作している第1のデバイスによって復号されるように構成され、前記データペイロードの前記第2の部分並びに前記第1及び第2のチャネル推定シーケンスが、第2のプロトコルに従って動作している第2のデバイスによって復号されるように構成されるように、前記フレームを生成するように構成された、請求項10に記載の装置。
  14. 前記処理システムは、前記データペイロードの前記第2の部分及び前記第2のチャネル推定シーケンスが直交周波数分割多重化(OFDM)送信のために構成されるように、前記フレームを生成するように構成された、請求項10に記載の装置。
  15. 前記処理システムは、前記データペイロードの前記少なくとも第1の部分が直交周波数分割多重化(OFDM)送信のために構成されるように、前記フレームを生成するように構成された、請求項1に記載の装置。
  16. 前記処理システムは、前記データペイロードの前記少なくとも第1の部分が、シングルキャリア信号を介した送信のために構成されるように、前記フレームを生成するように構成された、請求項1に記載の装置。
  17. 前記処理システムは、前記フレームが、第4のチャネルを介した送信のための第3のチャネル推定シーケンスを更に備えるように、前記フレームを生成するように構成され、ここにおいて、前記第4のチャネルが、前記第1及び第2の周波数帯域とは異なる第4の周波数帯域を含む、請求項1に記載の装置。
  18. 前記第3のチャネルの前記第3の周波数帯域が、周波数において前記第1の、第2の、及び第4の周波数帯域と重複する、請求項17に記載の装置。
  19. 前記第3の周波数帯域の第1の終了が、周波数において前記第1の周波数帯域の終了と実質的に一致し、前記第3の周波数帯域の第2の終了が、周波数において前記第4の周波数帯域の終了と実質的に一致する、請求項17に記載の装置。
  20. 前記第1のチャネル推定シーケンスが第1のゴレイシーケンスを備え、前記第2のチャネル推定シーケンスが第2のゴレイシーケンスを備える、請求項1に記載の装置。
  21. 前記処理システムが、
    第1の長さ及び第1の帯域幅をもつ第1の中間チャネル推定シーケンスを生成するために第1の入力チャネル推定シーケンスをアップサンプリングするように構成された第1の補間デバイスと、
    前記第1の中間チャネル推定シーケンスを周波数シフトすることによって前記第1のチャネル推定シーケンスを生成するように構成された第1の変調器と、
    第2の長さ及び第2の帯域幅をもつ前記第2のチャネル推定シーケンス又は前記第1の長さ及び前記第2の帯域幅をもつ第2の中間チャネル推定シーケンスを生成するために第2の入力チャネル推定シーケンスをアップサンプリングするように構成された第2の補間デバイスと
    を備える、請求項1に記載の装置。
  22. 前記処理システムが、前記第2の中間チャネル推定シーケンスを周波数シフトすることによって前記第2のチャネル推定シーケンスを生成するように構成された第2の変調器を更に備える、請求項21に記載の装置。
  23. ワイヤレス通信のための方法であって、
    第1のチャネルを介した送信のための第1のチャネル推定シーケンス、第2のチャネルを介した送信のための第2のチャネル推定シーケンス及び第3のチャネルを介した送信のためのデータペイロードの少なくとも第1の部分を備えるフレームを生成することと、ここにおいて、前記第1のチャネルが第1の周波数帯域を含み、ここにおいて、前記第2のチャネルが、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域を含み、並びにここにおいて、前記第3のチャネルが、周波数において前記第1の周波数帯域及び前記第2の周波数帯域と重複する第3の周波数帯域を含む、
    送信のために前記フレームを出力することと
    を備える、方法。
  24. 前記フレームを生成することは、前記第1のチャネル推定シーケンスの少なくとも一部分が、前記第2のチャネル推定シーケンスの少なくとも一部分と同時に送信のために構成されるように、前記フレームを生成することを備える、請求項23に記載の方法。
  25. 前記フレームを生成することは、前記第1のチャネル推定シーケンスの開始及び終了が、前記第2のチャネル推定シーケンスの開始及び終了と実質的に同じ時間に送信のために構成されるように、前記フレームを生成することを備える、請求項23に記載の方法。
  26. 前記フレームを生成することは、前記第1のチャネル推定シーケンスが、第1のプロトコルに従って動作している第1のデバイスによって復号されるように構成され、前記第1及び第2のチャネル推定シーケンスが、第2のプロトコルに従って動作している第2のデバイスによって復号されるように構成されるように、前記フレームを生成することを備える、請求項23に記載の方法。
  27. 前記フレームを生成することが、前記第1のチャネルを介した送信のためのヘッダを生成することを備える、請求項23に記載の方法。
  28. 前記フレームを生成することは、前記ヘッダの少なくとも一部分が、前記第2のチャネル推定シーケンスの少なくとも一部分と同時に送信されるように構成されるように、前記フレームを生成することを備える、請求項27に記載の方法。
  29. 前記フレームを生成することは、前記第2のチャネル推定シーケンスの開始及び終了が、それぞれ、前記ヘッダの開始の前に、及び終了の後に送信されるように構成されるように、前記フレームを生成することを備える、請求項27に記載の方法。
  30. 前記フレームを生成することは、前記ヘッダが、第1のプロトコルに従って動作している第1のデバイスによって復号されるように構成され、前記ヘッダ及び前記第2のチャネル推定シーケンスが、第2のプロトコルに従って動作している第2のデバイスによって復号されるように構成されるように、前記フレームを生成することを備える、請求項27に記載の方法。
  31. 前記フレームを生成することは、前記第1の周波数帯域と前記第2の周波数帯域との間に周波数ギャップが存在するように、前記フレームを生成することを備える、請求項23に記載の方法。
  32. 前記フレームを生成することは、前記データペイロードの第2の部分が、前記第1のチャネルを介した送信のために構成されるように、前記フレームを生成することを備える、請求項23に記載の方法。
  33. 前記フレームを生成することは、前記データペイロードの前記第2の部分の少なくとも一部が、前記第2のチャネル推定シーケンスの少なくとも一部分と同時に送信されるように構成されるように、前記フレームを生成することを備える、請求項32に記載の方法。
  34. 前記フレームを生成することは、前記データペイロードの前記第2の部分の開始及び終了が、それぞれ、前記第2のチャネル推定シーケンスの開始及び終了と実質的に同時に送信されるように構成されるように、前記フレームを生成することを備える、請求項32に記載の方法。
  35. 前記フレームを生成することは、前記第1のチャネル推定シーケンスが、第1のプロトコルに従って動作している第1のデバイスによって復号されるように構成され、前記データペイロードの前記第2の部分並びに前記第1及び第2のチャネル推定シーケンスが、第2のプロトコルに従って動作している第2のデバイスによって復号されるように構成されるように、前記フレームを生成することを備える、請求項32に記載の方法。
  36. 前記フレームを生成するは、前記データペイロードの前記第2の部分及び前記第2のチャネル推定シーケンスが直交周波数分割多重化(OFDM)送信のために構成されるように、前記フレームを生成することを備える、請求項32に記載の方法。
  37. 前記フレームを生成することは、前記データペイロードの前記少なくとも第1の部分が直交周波数分割多重化(OFDM)送信のために構成されるように、前記フレームを生成することを備える、請求項23に記載の方法。
  38. 前記フレームを生成することは、前記データペイロードの前記少なくとも第1の部分が、シングルキャリア信号を介した送信のために構成されるように、前記フレームを生成することを備える、請求項23に記載の方法。
  39. 前記フレームを生成することは、第4のチャネルを介した送信のための第3のチャネル推定シーケンスを生成することを備え、ここにおいて、前記第4のチャネルが、前記第1及び第2の周波数帯域とは異なる第4の周波数帯域を含む、請求項23に記載の方法。
  40. 前記第3のチャネルの前記第3の周波数帯域が、周波数において前記第1の、第2の、及び第4の周波数帯域と重複する、請求項39に記載の方法。
  41. 前記第3の周波数帯域の第1の終了が、周波数において前記第1の周波数帯域の終了と実質的に一致し、前記第3の周波数帯域の第2の終了が、周波数において前記第4の周波数帯域の終了と実質的に一致する、請求項39に記載の方法。
  42. 前記第1のチャネル推定シーケンスが第1のゴレイシーケンスを備え、前記第2のチャネル推定シーケンスが第2のゴレイシーケンスを備える、請求項23に記載の方法。
  43. 前記フレームを生成することが、
    第1の長さ及び第1の帯域幅をもつ第1の中間チャネル推定シーケンスを生成するために第1の入力チャネル推定シーケンスをアップサンプリングすることと、
    前記第1の中間チャネル推定シーケンスを周波数シフトすることによって前記第1のチャネル推定シーケンスを生成することと、
    第2の長さ及び第2の帯域幅をもつ前記第2のチャネル推定シーケンス又は前記第1の長さ及び前記第2の帯域幅をもつ第2の中間チャネル推定シーケンスを生成するために第2の入力チャネル推定シーケンスをアップサンプリングすることと
    を備える、請求項23に記載の方法。
  44. 前記フレームを生成することが、前記第2の中間チャネル推定シーケンスを周波数シフトすることによって前記第2のチャネル推定シーケンスを生成するように構成された第2の変調器を更に備える、請求項43に記載の方法。
  45. ワイヤレス通信のための装置であって、
    第1のチャネルを介した送信のための第1のチャネル推定シーケンス、第2のチャネルを介した送信のための第2のチャネル推定シーケンス及び第3のチャネルを介した送信のためのデータペイロードの少なくとも第1の部分を備えるフレームを生成するための手段と、ここにおいて、前記第1のチャネルが第1の周波数帯域を含み、前記第2のチャネルが、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域を含み、並びに、前記第3のチャネルが、周波数において前記第1の周波数帯域及び前記第2の周波数帯域と重複する第3の周波数帯域を含む、
    送信のために前記フレームを出力するための手段と
    を備える、装置。
  46. 前記フレームを生成するための前記手段は、前記第1のチャネル推定シーケンスの少なくとも一部分が、前記第2のチャネル推定シーケンスの少なくとも一部分と同時に送信のために構成されるように、前記フレームを生成するための手段を備える、請求項45に記載の装置。
  47. 前記フレームを生成するための前記手段は、前記第1のチャネル推定シーケンスの開始及び終了が、前記第2のチャネル推定シーケンスの開始及び終了と実質的に同じ時間に送信のために構成されるように、前記フレームを生成するための手段を備える、請求項45に記載の装置。
  48. 前記フレームを生成するための前記手段は、前記第1のチャネル推定シーケンスが、第1のプロトコルに従って動作している第1のデバイスによって復号されるように構成され、前記第1及び第2のチャネル推定シーケンスが、第2のプロトコルに従って動作している第2のデバイスによって復号されるように構成されるように、前記フレームを生成するための手段を備える、請求項45に記載の装置。
  49. 前記フレームを生成するための前記手段が、前記第1のチャネルを介した送信のためのヘッダを生成するための手段を備える、請求項45に記載の装置。
  50. 前記フレームを生成するための前記手段は、前記ヘッダの少なくとも一部分が、前記第2のチャネル推定シーケンスの少なくとも一部分と同時に送信されるように構成されるように、前記フレームを生成するための手段を備える、請求項49に記載の装置。
  51. 前記フレームを生成するための前記手段は、前記第2のチャネル推定シーケンスの開始及び終了が、それぞれ、前記ヘッダの開始の前に、及び終了の後に送信されるように構成されるように、前記フレームを生成するための手段を備える、請求項49に記載の装置。
  52. 前記フレームを生成するための前記手段は、前記ヘッダが、第1のプロトコルに従って動作している第1のデバイスによって復号されるように構成され、前記ヘッダ及び前記第2のチャネル推定シーケンスが、第2のプロトコルに従って動作している第2のデバイスによって復号されるように構成されるように、前記フレームを生成するための手段を備える、請求項49に記載の装置。
  53. 前記フレームを生成するための前記手段は、前記第1の周波数帯域と前記第2の周波数帯域との間に周波数ギャップが存在するように、前記フレームを生成するための手段を備える、請求項45に記載の装置。
  54. 前記フレームを生成するための前記手段は、前記データペイロードの第2の部分が、前記第1のチャネルを介した送信のために構成されるように、前記フレームを生成するための手段を備える、請求項45に記載の装置。
  55. 前記フレームを生成するための前記手段は、前記データペイロードの前記第2の部分の少なくとも一部が、前記第2のチャネル推定シーケンスの少なくとも一部分と同時に送信されるように構成されるように、前記フレームを生成するための手段を備える、請求項54に記載の装置。
  56. 前記フレームを生成するための前記手段は、前記データペイロードの前記第2の部分の開始及び終了が、それぞれ、前記第2のチャネル推定シーケンスの開始及び終了と実質的に同時に送信されるように構成されるように、前記フレームを生成するための手段を備える、請求項54に記載の装置。
  57. 前記フレームを生成するための前記手段は、前記第1のチャネル推定シーケンスが、第1のプロトコルに従って動作している第1のデバイスによって復号されるように構成され、前記データペイロードの前記第2の部分並びに前記第1及び第2のチャネル推定シーケンスが、第2のプロトコルに従って動作している第2のデバイスによって復号されるように構成されるように、前記フレームを生成するための手段を備える、請求項54に記載の装置。
  58. 前記フレームを生成するための前記手段は、前記データペイロードの前記第2の部分及び前記第2のチャネル推定シーケンスが直交周波数分割多重化(OFDM)送信のために構成されるように、前記フレームを生成するための手段を備える、請求項54に記載の装置。
  59. 前記フレームを生成するための前記手段は、前記データペイロードの前記少なくとも第1の部分が直交周波数分割多重化(OFDM)送信のために構成されるように、前記フレームを生成するための手段を備える、請求項45に記載の装置。
  60. 前記フレームを生成するための前記手段は、前記データペイロードの前記少なくとも第1の部分が、シングルキャリア信号を介した送信のために構成されるように、前記フレームを生成するための手段を備える、請求項45に記載の装置。
  61. 前記フレームを生成するための前記手段は、第4のチャネルを介した送信のための第3のチャネル推定シーケンスを生成するための手段を備え、ここにおいて、前記第4のチャネルが、前記第1及び第2の周波数帯域とは異なる第4の周波数帯域を含む、請求項45に記載の装置。
  62. 前記第3のチャネルの前記第3の周波数帯域が、周波数において前記第1の、第2の、及び第4の周波数帯域と重複する、請求項61に記載の装置。
  63. 前記第3の周波数帯域の第1の終了が、周波数において前記第1の周波数帯域の終了と実質的に一致し、前記第3の周波数帯域の第2の終了が、周波数において前記第4の周波数帯域の終了と実質的に一致する、請求項61に記載の装置。
  64. 前記第1のチャネル推定シーケンスが第1のゴレイシーケンスを備え、前記第2のチャネル推定シーケンスが第2のゴレイシーケンスを備える、請求項45に記載の装置。
  65. 前記フレームを生成するための前記手段が、
    第1の長さ及び第1の帯域幅をもつ第1の中間チャネル推定シーケンスを生成するために第1の入力チャネル推定シーケンスをアップサンプリングするための手段と、
    前記第1の中間チャネル推定シーケンスを周波数シフトすることによって前記第1のチャネル推定シーケンスを生成するための手段と、
    第2の長さ及び第2の帯域幅をもつ前記第2のチャネル推定シーケンス又は前記第1の長さ及び前記第2の帯域幅をもつ第2の中間チャネル推定シーケンスを生成するために第2の入力チャネル推定シーケンスをアップサンプリングするための手段と
    を備える、請求項45に記載の装置。
  66. 前記フレームを生成するための前記手段が、前記第2の中間チャネル推定シーケンスを周波数シフトすることによって前記第2のチャネル推定シーケンスを生成するための手段を更に備える、請求項65に記載の装置。
  67. 第1のチャネルを介した送信のための第1のチャネル推定シーケンス、第2のチャネルを介した送信のための第2のチャネル推定シーケンス及び第3のチャネルを介した送信のためのデータペイロードの少なくとも第1の部分を備えるフレームを生成するための命令と、ここにおいて、前記第1のチャネルが第1の周波数帯域を含み、ここにおいて、前記第2のチャネルが、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域を含み、並びに、前記第3のチャネルが、周波数において前記第1の周波数帯域及び前記第2の周波数帯域と重複する第3の周波数帯域を含む、送信のために前記フレームを出力するための命令と、を記憶したコンピュータ可読媒体。
  68. ワイヤレスノードであって、
    少なくとも1つのアンテナと、
    第1のチャネルを介した送信のための第1のチャネル推定シーケンス、第2のチャネルを介した送信のための第2のチャネル推定シーケンス及び第3のチャネルを介した送信のためのデータペイロードの少なくとも第1の部分を備えるフレームを生成するように構成された処理システムと、ここにおいて、前記第1のチャネルが第1の周波数帯域を含み、前記第2のチャネルが、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域を含み、並びに、前記第3のチャネルが、周波数において前記第1の周波数帯域及び前記第2の周波数帯域と重複する第3の周波数帯域を含む、
    前記少なくとも1つのアンテナを介して前記フレームを送信するように構成された送信機と
    を備える、ワイヤレスノード。
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