JP2018523344A - ネットワークノード、ユーザデバイス及びその方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ネットワークノード及びユーザデバイスに関する。ネットワークノード(100)は、ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における各ユーザデバイス(300z)に対するチェック要素を生成するように構成されるプロセッサ(102)であって、ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における第1のユーザデバイス(300a)に対するチェック要素は、制御情報(d)及び第1のユーザデバイス(i1)のアイデンティティに基づくものであり、ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における後続のユーザデバイスの各々(300z)に対するチェック要素は、制御情報(d)、後続のユーザデバイス(iz)のアイデンティティ及びユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものであり、プロセッサ(102)は、各ユーザデバイス(300z)に対するチェック要素を制御情報(d)に付加することによって、制御情報メッセージ(M)を形成するように構成される、プロセッサ(102)と、制御情報メッセージ(M)をユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)に送信するように構成される送信機(104)と、を備える。ユーザデバイス(300)は、ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)に対してアドレス指定された制御情報メッセージ(M)を受信するように構成される受信機(304)であって、制御情報メッセージ(M)は、制御情報(d)及びユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における各ユーザデバイス(300z)に対するチェック要素を含み、ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における各ユーザデバイス(300z)に対するチェック要素は、制御情報(d)に付加される、受信機(304)と、ユーザデバイス(300)のアイデンティティ(iz)、ならびにユーザデバイス(300)に対するチェック要素の前の、制御情報メッセージ(M)における全ての制御情報及びチェック要素に基づいて、制御情報メッセージ(M)に対して冗長チェックを実行し、制御情報メッセージ(M)から制御情報(d)を導出し、冗長チェックが肯定的である場合に、他のユーザデバイスのチェック要素を破棄し、導出された制御情報(d)に基づいて、無線通信システム(500)において通信を行うように構成されるプロセッサ(302)と、を備える。さらに、本発明は、対応する方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータプログラム製品にも関する。

Description

本発明は、ネットワークノード及びユーザデバイスに関する。さらに、本発明は、対応する方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータプログラム製品にも関する。
3GPPロングタームエボリューション(LTE)セルラ通信システムのダウンリンクは、時間及び周波数リソースユニットを送信に用いる直交周波数分割多重(OFDM)送信に基づくものである。リソース要素(RE)と称される最小の時間−周波数リソースユニットは、OFDMシンボルにおける単一の複合正弦波周波数(サブキャリア)からなる。異なるユーザ機器(UE)への送信をスケジューリングする目的のために、リソース要素は、物理的リソースブロック(PRB)と称される、より大きいユニットにグループ化される。PRBは、サブフレームの半分を占有し、これは、「スロット」と称され、時間ドメインにおける6つ又は7つの連続的なOFDMシンボルの間隔(合計で0.5ミリ秒)、及び周波数ドメインにおける12の連続的なサブキャリア周波数(合計で180kHz)からなる。
LTEにおけるダウンリンク(及びアップリンク)送信は、直交方式で行われる。すなわち、各ダウンリンク(/アップリンク)サブフレームにおいて、ユーザは、物理リソースブロックの重複しないセットへのアクセスを許可されることによって、直交無線リソースにおいて、受信(/送信)するようにスケジューリングされる。3GPP LTE−Aシステムのダウンリンクは、マルチユーザ多入力多出力(MU−MIMO)送信をさらにサポートする。ここで、ユーザのセットは、時間−周波数リソースの同じセットへのアクセスを許可されつつ、(直交無線チャネルに対応する)異なるアンテナ空間層において直交多重化される。このように、より多くのユーザが、基地局によって同時にサービスされることが可能である。LTE−Aのためのさらなる非直交多重アクセススキームが、現在、3GPP標準化団体によって調査されている。
LTEシステムにおけるダウンリンク(/アップリンク)送信の許可は、LTEによって提供されるダウンリンク制御チャネル、すなわち、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)及び進化型PDCCH(EPDCCHとしても知られる)の1つにおいて送信されるスケジューリング許可によって、UEに割り当てられる。PDCCHは、各サブフレームの先頭における3つまでのOFDMシンボルを占有可能な制御領域において送信され、サブフレームの残りの部分が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の送信に用いられるデータ領域を形成する。一方でEPDCCHは、PDSCHリソース(すなわち、PRBペア)内において、より高い層の無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して構成されるUE固有の制御チャネルからなる。UEは、UE固有の制御情報を、PDCCH領域又はEPDCCH領域のいずれかにおいてサーチするように構成されてよく、PDCCH領域は、セルに接続される全てのユーザに共通の制御情報を受信すべくモニタされる。
PDCCH及びEPDCCHの両方は、ダウンリンク及びアップリンクにおける動的なスケジューリング割り当てを含む様々な目的のために、制御情報のユニキャスト送信をサポートする。さらに、PDCCHは、共通制御情報の静的マルチキャスト送信をサポートし、複数のUEは、静的又は半静的に(すなわち、数百の送信時間間隔(TTI)について)、ネットワークによってグループ化され、グループにアドレス指定された制御情報をデコードするために、例えば、共通の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を割り当てられる。レガシLTEシステムは、直交する(従って、異なる)無線リソースにアクセスするようUEをスケジューリングするので、TTIベースで形成されたユーザグループに対する制御情報の動的マルチキャスト送信は、サポートされていない。
本発明の実施形態の目的は、従来の解決手段の欠点及び問題を軽減又は解決する解決手段を提供することである。
本明細書及び対応する特許請求の範囲において、「又は」は、「及び」及び「又は」を包含する数学的ORとして理解されるべきであり、XOR(排他的OR)として理解されるべきではない。
上述の目的及びさらなる目的が、独立請求項の主題によって解決される。さらに、本発明の有利な実装形式が、従属請求項において見出されることができる。
本発明の第1の態様によれば、上述の目的及び他の目的は、無線通信システムのためのネットワークノードによって実現される。ネットワークノードは、
ユーザデバイスのグループにおける各ユーザデバイスに対するチェック要素を生成するように構成されるプロセッサであって、ユーザデバイスのグループにおける第1のユーザデバイスに対するチェック要素は、制御情報及び第1のユーザデバイスのアイデンティティに基づくものであり、ユーザデバイスのグループにおける後続のユーザデバイスの各々に対するチェック要素は、制御情報、後続のユーザデバイスのアイデンティティ及びユーザデバイスのグループにおける前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものであり、プロセッサは、各ユーザデバイスに対するチェック要素を制御情報に付加することによって、制御情報メッセージを形成するように構成される、プロセッサと、
制御情報メッセージをユーザデバイスのグループに送信するように構成される送信機と、
を備える。
本開示におけるチェック要素は、例えば、CRCコードワード又は単にCRCとしても知られる巡回冗長検査(CRC)チェックワードであってよい。
さらに、ユーザデバイスのアイデンティティ(identity)は、ユーザデバイスアイデンティティ情報又はユーザデバイス識別子又はユーザデバイスアイデンティティ、又はユーザアドレスとしても知られる。このようなアイデンティティの例は、ユーザデバイスの無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であってよい。
第1の態様に係る本ネットワークノードは、従来の解決手段に対して、多数の利点を提供する。第1の態様に係るネットワークノードの利点は、共通の制御情報が、グループにおける全てのユーザデバイスに対して複数回送信されなくてよいことである。これにより、本解決手段は、複数のユーザデバイスに制御情報を送信するために、従来の解決手段に対して、制御シグナリングオーバヘッドを減少させる。従来の解決手段と比較して、本解決手段は、ネットワークノードが、動的な方式、例えば、送信時間間隔ベースで形成されたユーザデバイスのグループに、例えば、グループ共通のRNTIのようなユーザデバイスのグループ共通のアドレスの定義及び/又は利用を要求することなく、制御情報をアドレス指定することを可能にする。
さらに、第1の態様に係る本ネットワークノードの実施形態は、動的に割り当てられたユーザデバイスグループに属する複数のユーザデバイスに対して、共通の制御情報が、当該グループにおける複数のユーザデバイスに一度だけ送信され、当該ユーザデバイスの数に相当する回数送信されることがないように、ダウンリンク制御信号の改善されたマルチキャストを提供する。これにより、ユーザデバイスのグループをアドレス指定する場合の従来の解決手段に対して、制御シグナリングオーバヘッドの減少が、本ネットワークノードにより実現される。
第1の態様に係るネットワークノードの第1の可能な実装形式において、プロセッサは、さらに、
ユーザデバイスのグループに対するチェック要素が生成された順序に従って、ユーザデバイスのグループに対するチェック要素を付加することによって、制御情報メッセージを形成する
ように構成される。
第1の可能な実装形式は、各ユーザデバイスが、制御情報メッセージ全体の受信を待つことなく、その最後のビットの受信直後にそれ自体のチェック要素を検出できるという利点を有する。さらなる利点は、受信機が、受信された制御情報メッセージに対して、制御メッセージに付加されたチェック要素の数を認識することも、一連の付加されたチェック要素におけるそれ自体のチェック要素の位置を認識することもなく、連続的にチェック要素計算を実行できることである。
第1の態様の第1の可能な実装形式又は第1の態様自体に係るネットワークノードの第2の可能な実装形式において、制御情報は、ユーザデバイスのグループに対する共通制御情報、及びユーザデバイスのグループにおける少なくとも1つのユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報のいずれかを含む。
第2の可能な実装形式は、制御情報メッセージが、ユーザデバイス固有の制御情報を(も)送信するために利用可能であり、これにより、各ユーザデバイスに対して、ユーザデバイス固有の制御情報を含むさらなるユニキャスト制御メッセージの送信を回避できるという利点を有する。これにより、複数のユーザデバイスに制御情報を送信するための制御シグナリングオーバヘッドを、従来の解決手段と比較して減少させることができる。
第1の態様の第2の可能な実装形式に係るネットワークノードの第3の可能な実装形式において、プロセッサは、さらに、
後続のユーザデバイスのアイデンティティ、ならびに後続のユーザデバイスに対するチェック要素の前の、制御情報メッセージにおける全ての制御情報及びチェック要素に基づいて、後続のユーザデバイスに対するチェック要素を生成する
ように構成される。
第3の可能な実装形式は、チェック要素が、制御メッセージにおけるビットの連続的なセグメントに対して計算され、従って、ユーザデバイスによって、単純な検出アルゴリズムを用いて、マルチキャスト制御メッセージがユーザデバイスにアドレス指定されたか否かを検出することができるという利点を有する。
第1の態様の第2又は第3の可能な実装形式に係るネットワークノードの第4の可能な実装形式において、制御情報は、ユーザデバイスのグループにおける全てのユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報を含み、
プロセッサは、さらに、
各ユーザデバイスに対するチェック要素を連続的に付加する前に、各ユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報を、共通制御情報に連続的に付加することによって、制御情報メッセージを形成する
ように構成される。
第4の可能な実装形式は、チェック要素と制御情報とが、制御メッセージの異なる部分に好適に配置されるという利点を有する。これにより、各ユーザデバイスは、制御情報メッセージ全体の受信を待つことなく、その最後のビットの受信直後にそれ自体のチェック要素を検出できる。さらなる利点は、ユーザデバイスが、受信された制御情報メッセージに対して、制御メッセージに付加されたチェック要素の数を認識することも、一連の付加されたチェック要素におけるそれ自体のチェック要素の位置を認識することもなく、連続的にチェック要素計算を実行できることである。
第1の態様の第4の可能な実装形式に係るネットワークノードの第5の可能な実装形式において、プロセッサは、さらに、
各ユーザデバイスに対するチェック要素を生成する
ように構成され、
第1のユーザデバイスに対するチェック要素は、共通制御情報、第1のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、及び第1のユーザデバイスのアイデンティティに基づくものであり、後続のユーザデバイスの各々に対するチェック要素は、共通制御情報、後続のユーザデバイス及び前のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、後続のユーザデバイスのアイデンティティ、及び前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである。
第5の可能な実装形式は、共通の制御情報が、グループにおける全てのユーザデバイスに対して複数回送信されなくてよいという利点を有する。これにより、本解決手段は、複数のユーザデバイスに制御情報を送信するために、従来の解決手段に対して、シグナリングオーバヘッドの減少を実現する。
第1の態様の第5の可能な実装形式に係るネットワークノードの第6の可能な実装形式において、プロセッサは、さらに、
関連付けられたユーザデバイス固有の制御情報と交互に配置された、各ユーザデバイスに対するチェック要素を連続的に付加することによって、制御情報メッセージを形成する
ように構成される。
第6の可能な実装形式は、制御情報メッセージにおけるユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報が、当該ユーザデバイスに対するチェック要素近傍に配置されるという利点を有する。従って、それ自体のチェック要素を検出すると、受信機は、それ自体のチェック要素の前の1番目のビットから開始して、遡って読み出すことによって、それ自体のユーザデバイス固有の制御情報を抽出可能となる。この実装形式は、それ自体のチェックワードをデコードすると、ユーザデバイスが、一切のさらなるシグナリングオーバヘッドなく、それ自体のユーザ固有の制御情報の位置を暗黙的に認識するというさらなる利点を有する。
第1の態様の第1から第3の可能な実装形式のいずれか、又は第1の態様自体に係るネットワークノードの第7の可能な実装形式において、ユーザデバイス固有の制御情報は、ユーザデバイスのグループにおけるユーザデバイスのサブグループに対するユーザデバイス固有の制御情報を示し、
プロセッサは、さらに、
各ユーザデバイスに対するチェック要素を生成する
ように構成され、
第1のユーザデバイスに対するチェック要素は、共通制御情報、第1のユーザデバイスがユーザデバイスのサブグループに属する場合には第1のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、及び第1のユーザデバイスのアイデンティティに基づくものであり、後続のユーザデバイスの各々に対するチェック要素は、共通制御情報、後続のユーザデバイスがユーザデバイスのサブグループに属する場合には後続のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、及び前のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、後続のユーザデバイスのアイデンティティ、及び前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである。
第7の可能な実装形式は、マルチキャスト制御メッセージが、ユーザデバイスのサブグループに対するユーザデバイス固有の制御情報を含み、これにより、制御シグナリングオーバヘッドを減少させることができるという利点を有する。
第1の態様の第7の可能な実装形式に係るネットワークノードの第8の可能な実装形式において、プロセッサは、さらに、
ユーザデバイスがユーザデバイスのサブグループに属する場合に、各ユーザデバイスに対するチェック要素を、関連付けられたユーザデバイス固有の制御情報と共に連続的に付加することによって、制御情報メッセージを形成する
ように構成される。
第8の可能な実装形式は、制御情報メッセージにおけるユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報が、当該ユーザデバイスに対するチェック要素近傍に配置されるという利点を有する。従って、それ自体のチェック要素を検出すると、ユーザデバイスは、それ自体のチェック要素の前の1番目のビットから開始して、遡って読み出すことによって、それ自体のユーザデバイス固有の制御情報を抽出可能となる。
第1の態様の上述の可能な実装形式のいずれか、又は第1の態様自体に係るネットワークノードの第9の可能な実装形式において、プロセッサは、さらに、
信号対ノイズ比、信号対ノイズ干渉比、伝搬損失、信号対リークノイズ比、及び受信信号強度の1つ又は複数を含む無線チャネル又は無線環境特性に基づいて、ユーザデバイスのグループを形成する
ように構成される。
しかしながら、基地局への推定距離、推定経路損失、比例公平スケジューリング基準、期待スループット、レイテンシ等のような他の基準も、ユーザデバイスのグループの形成に利用可能である。
第9の可能な実装形式は、マルチキャスト制御メッセージを受信することが意図されるユーザデバイスが、異なる基準に基づいて選択可能であり、これにより、解決手段を、様々なデータ送信及びスケジューリングスキームをサポートするのに好適にするという利点を有する。
第1の態様の上述の可能な実装形式のいずれか、又は第1の態様自体に係るネットワークノードの第10の可能な実装形式において、送信機は、さらに、
制御情報メッセージを、同じ時間及び周波数無線リソースにおいて、ユーザデバイスのグループに送信する
ように構成される。
第10の可能な実装形式は、制御情報をユーザデバイスのグループに送信するために必要とされる時間−周波数リソースを減少させる。第10の可能な実装形式は、さらに、ネットワークノードによって動的に選択された少なくとも2つのユーザデバイスのグループに制御情報をマルチキャストするために、送信時間間隔ベースのような効率的な態様を実現する。
第1の態様の上述の可能な実装形式のいずれか、又は第1の態様自体に係るネットワークノードの第11の可能な実装形式において、ユーザデバイスのグループは、時間及び周波数リソースの共通セット又は重複セットにおいて送信されたマルチユーザ重畳送信データ信号を受信するために選択されたユーザデバイスを含む。
第11の可能な実装形式は、データチャネルの重畳された送信又は受信のために選択されたユーザデバイスに、制御情報を送信するためのシグナリングオーバヘッドを減少させるという利点を有する。
本発明の第2の態様によれば、上述の目的及び他の目的は、無線通信システムのためのユーザデバイスにより実現される。ユーザデバイスは、
ユーザデバイスのグループに対してアドレス指定された制御情報メッセージを受信するように構成される受信機であって、制御情報メッセージは、制御情報、及びユーザデバイスのグループにおける各ユーザデバイスに対するチェック要素を含み、ユーザデバイスのグループにおける各ユーザデバイスに対するチェック要素は、制御情報に付加される、受信機と、
ユーザデバイスのアイデンティティ、ならびにユーザデバイスに対するチェック要素の前の、制御情報メッセージにおける全ての制御情報及びチェック要素に基づいて、制御情報メッセージに対して冗長チェックを実行し、制御情報メッセージから制御情報を導出し、冗長チェックが肯定的である場合に、他のユーザデバイスのチェック要素を破棄するように構成されるプロセッサと、
を備える。
ユーザデバイスは、導出された制御情報に基づいて、無線通信システムにおいて通信を行うように構成される。
第2の態様に従って、制御情報メッセージを受信し、制御情報メッセージを処理することによって、多数の利点が本ユーザデバイスによって提供される。
利点は、グループにおける全てのユーザデバイスが、制御情報メッセージを連続的にストリーミングすることによって、ブラインドチェックデコードを実行できることである。さらに、第2の態様のユーザデバイスは、例えば、送信時間間隔ベース等で動的に選択された複数のユーザデバイスのグループにアドレス指定されたマルチキャストダウンリンク制御信号を、効率的に受信、検出、及びデコードするための解決手段を提供する。
第2の態様に係るユーザデバイスの第1の可能な実装形式において、プロセッサは、さらに、制御情報に含まれるユーザデバイスのグループに対する共通制御情報、及び制御情報に含まれるユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報のいずれかを導出する
ように構成される。
任意選択的に、ユーザデバイスの第1の可能な実装形式は、他のユーザデバイスのユーザデバイス固有の制御情報を破棄することをさらに含む。
第1の可能な実装形式は、ユーザデバイスが、複数のユーザデバイスにマルチキャストされた共通制御情報から制御情報を検索し、これにより、制御情報の送信専用の送信リソースを効率的に利用するという利点を有する。
第2の態様の第1の可能な実装形式に係るユーザデバイスの第2の可能な実装形式において、プロセッサは、さらに、
制御情報に含まれる、共通制御情報、及びユーザデバイスのグループにおける少なくとも1つの他のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報に基づいて、ユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報を導出する
ように構成される。
第2の可能な実装形式は、ユーザデバイスが、共通制御情報を送信するために用いられた同じ制御情報メッセージから、それ自体のユーザデバイス固有の制御情報を(も)検索し、これにより、さらなるユニキャスト制御メッセージを受信する必要を回避するという利点を有する。さらに、制御シグナリングオーバヘッドが、ユーザデバイスのサブグループのみに対するユーザデバイス固有の情報を含むマルチキャスト制御メッセージを送信することによって、効果的に減少する。
本発明の第3の態様によれば、上述の目的及び他の目的は、無線通信システムにおけるネットワークノードのための方法により実現される。方法は、
ユーザデバイスのグループにおける各ユーザデバイスに対するチェック要素を生成する段階であって、ユーザデバイスのグループにおける第1のユーザデバイスに対するチェック要素は、制御情報及び第1のユーザデバイスのアイデンティティに基づくものであり、ユーザデバイスのグループにおける後続のユーザデバイスの各々に対するチェック要素は、制御情報、後続のユーザデバイスのアイデンティティ及びユーザデバイスのグループにおける前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである、段階と、
各ユーザデバイスに対するチェック要素を、制御情報に付加することによって、制御情報メッセージを形成する段階と、
制御情報メッセージを、ユーザデバイスのグループに送信する段階と、
を備える。
第3の態様に係る方法の第1の可能な実装形式において、方法は、
ユーザデバイスのグループに対するチェック要素が生成された順序に従って、ユーザデバイスのグループに対するチェック要素を付加することによって、制御情報メッセージを形成する段階
をさらに備える。
第3の態様の第1の可能な実装形式又は第3の態様自体に係る方法の第2の可能な実装形式において、制御情報は、ユーザデバイスのグループに対する共通制御情報、及びユーザデバイスのグループにおける少なくとも1つのユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報のいずれかを含む。
第3の態様の第2の可能な実装形式に係る方法の第3の可能な実装形式において、方法は、
後続のユーザデバイスのアイデンティティ、ならびに後続のユーザデバイスに対するチェック要素の前の、制御情報メッセージにおける全ての制御情報及びチェック要素に基づいて、後続のユーザデバイスに対するチェック要素を生成する段階
をさらに備える。
第3の態様の第2又は第3の可能な実装形式に係る方法の第4の可能な実装形式において、制御情報は、ユーザデバイスのグループにおける全てのユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報を含み、方法は、
各ユーザデバイスに対するチェック要素を連続的に付加する前に、各ユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報を、共通制御情報に連続的に付加することによって、制御情報メッセージを形成する段階
をさらに備える。
第3の態様の第4の可能な実装形式に係る方法の第5の可能な実装形式において、方法は、
各ユーザデバイスに対するチェック要素を生成する段階
をさらに備え、
第1のユーザデバイスに対するチェック要素は、共通制御情報、第1のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、及び第1のユーザデバイスのアイデンティティに基づくものであり、後続のユーザデバイスの各々に対するチェック要素は、共通制御情報、後続のユーザデバイス及び前のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、後続のユーザデバイスのアイデンティティ、及び前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである。
第3の態様の第5の可能な実装形式に係る方法の第6の可能な実装形式において、方法は、
関連付けられたユーザデバイス固有の制御情報と交互に配置された、各ユーザデバイスに対するチェック要素を連続的に付加することによって、制御情報メッセージを形成する段階
をさらに備える。
第3の態様の第1から第3の可能な実装形式のいずれか、又は第3の態様自体に係る方法の第7の可能な実装形式において、ユーザデバイス固有の制御情報は、ユーザデバイスのグループにおけるユーザデバイスのサブグループに対するユーザデバイス固有の制御情報を示し、方法は、
各ユーザデバイスに対するチェック要素を生成する段階
をさらに備え、
第1のユーザデバイスに対するチェック要素は、共通制御情報、第1のユーザデバイスがユーザデバイスのサブグループに属する場合には第1のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、及び第1のユーザデバイスのアイデンティティに基づくものであり、後続のユーザデバイスの各々に対するチェック要素は、共通制御情報、後続のユーザデバイスがユーザデバイスのサブグループに属する場合には後続のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、及び前のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、後続のユーザデバイスのアイデンティティ、及び前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである。
第3の態様の第7の可能な実装形式に係る方法の第8の可能な実装形式において、方法は、
ユーザデバイスがユーザデバイスのサブグループに属する場合に、各ユーザデバイスに対するチェック要素を、関連付けられたユーザデバイス固有の制御情報と共に連続的に付加することによって、制御情報メッセージを形成する段階
をさらに備える。
第3の態様の上述の可能な実装形式のいずれか、又は第3の態様自体に係る方法の第9の可能な実装形式において、方法は、
信号対ノイズ比、信号対ノイズ干渉比、伝搬損失、信号対リークノイズ比、及び受信信号強度の1つ又は複数を含む無線チャネル又は無線環境特性に基づいて、ユーザデバイスのグループを形成する段階
をさらに備える。
第3の態様の上述の可能な実装形式のいずれか、又は第3の態様自体に係る方法の第10の可能な実装形式において、方法は、
制御情報メッセージを、同じ時間及び周波数無線リソースにおいて、ユーザデバイスのグループに送信する段階
をさらに備える。
第3の態様の上述の可能な実装形式のいずれか、又は第3の態様自体に係る方法の第11の可能な実装形式において、ユーザデバイスのグループは、時間及び周波数リソースの共通セット又は重複セットにおける重畳された送信又は受信のために選択されたユーザデバイスを含む。
本発明の第4の態様によれば、上述の目的及び他の目的は、無線通信システムにおけるユーザデバイスのための方法により実現される。方法は、
ユーザデバイスのグループに対してアドレス指定された制御情報メッセージを受信する段階であって、制御情報メッセージは、制御情報及びユーザデバイスのグループにおける各ユーザデバイスに対するチェック要素を含み、ユーザデバイスのグループにおける各ユーザデバイスに対するチェック要素は、制御情報に付加される、段階と、
ユーザデバイスのアイデンティティ、ならびにユーザデバイスに対するチェック要素の前の、制御情報メッセージにおける全ての制御情報及びチェック要素に基づいて、制御情報メッセージに対して冗長チェックを実行する段階と、
制御情報メッセージから制御情報を導出し、冗長チェックが肯定的である場合に、他のユーザデバイスのチェック要素を破棄する段階と、
導出された制御情報に基づいて、無線通信システムにおいて通信を行う段階と、
を備える。
第4の態様に係る方法の第1の可能な実装形式において、方法は、
制御情報に含まれるユーザデバイスのグループに対する共通制御情報、及び制御情報に含まれるユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報のいずれかを導出する段階
をさらに備える。
第4の態様の第1の可能な実装形式に係る方法の第2の可能な実装形式において、方法は、
制御情報に含まれる、共通制御情報、及びユーザデバイスのグループにおける少なくとも1つの他のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報に基づいて、ユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報を導出する段階
をさらに備える。
第3及び第4の態様に係る方法の利点は、それぞれ、第1及び第2の態様に係るネットワークノード及びユーザデバイスのものと同じである。
本発明は、コード手段を特徴とするコンピュータプログラムにさらに関する。コード手段は、処理手段によって実行された場合に、本発明に係るあらゆる方法を、当該処理手段に実行させる。さらに、本発明は、コンピュータ可読媒体及び上述のコンピュータプログラムを備えるコンピュータプログラム製品にさらに関する。当該コンピュータプログラムは、コンピュータ可読媒体に含まれ、ROM(リードオンリメモリ)、PROM(プログラマブルROM)、EPROM(消去可能PROM)、フラッシュメモリ、EEPROM(電気的EPROM)及びハードディスクドライブのグループからの1つ又は複数を含む。
さらに、本発明の適用及び利点が、以下の詳細な説明から明らかとなろう。
添付図面は、異なる本発明の実施形態を明確化及び説明することを意図するものである。
本発明の実施形態に係るネットワークノードを示す。 本発明の実施形態に係る方法を示す。 本発明の実施形態に係るユーザデバイスを示す。 本発明の実施形態に係る方法を示す。 本発明の実施形態に係るマルチキャスト制御メッセージのフォーマットを示す。 本発明のさらなる実施形態に係るマルチキャスト制御メッセージのフォーマットを示す。 本発明のさらなる実施形態に係るマルチキャスト制御メッセージのフォーマットを示す。 本発明のさらなる実施形態に係るマルチキャスト制御メッセージのフォーマットを示す。 本発明のさらなる実施形態に係るマルチキャスト制御メッセージのフォーマットを示す。 本発明の実施形態に係る無線通信システムを示す。
無線通信における近年の進歩により、非直交多重アクセス(MA)スキームへの関心が再燃している。ここで、UEのグループは、時間−周波数リソースの同じセット(すなわち、リソースブロック(RB)、リソースブロックグループ(RBG)、サブバンド)において、又はその部分的重複セットにおいて、データストリームを(ダウンリンクにおいて)受信又は(アップリンクにおいて)送信するように、TTIベースで動的にスケジューリングされる。これらの技術の例は、低密度拡散多重アクセス(LDS)、コンスタレーション拡張多重アクセス(CEMA)及びその適応レートバージョン(RA−CEMA)、半直交多重アクセス(SOMA)、NTT非直交多重アクセス(NOMA)スキーム等を含む。これらの技術は、データチャネルのスペクトル効率を向上可能であるが、制御情報のユニキャスト送信を採用することにより、TTI当たりにスケジューリングされるユーザ数の増加に起因して、制御チャネルの容量を容易に飽和させ得る。一方、無線リソースの割り当てのような、制御情報の大部分は、時間−周波数リソースの同じセットにおいて、データストリームを(ダウンリンクにおいて)受信又は(アップリンクにおいて)送信するようにスケジューリングされるUEのグループにおける全てのUEに共通である。LTEダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットにおいてリソースブロックの割り当てに確保される制御ビットの部分は、最大でDCI全体の59%に達することがある。より大きいキャリア帯域幅が最大で200MHzに達することが予測される、又は複数のワイドバンドコンポーネントキャリアが集約される5Gネットワークの発展に伴い、制御情報のRBフィールドは、DCIのさらにより大部分を占有する。NOMA/SOMA/REMAにおいて、我々が、RB又は他の共通制御情報をグループ化されたUEに一度だけ送信することができると、制御オーバヘッド全体は、大幅に減少する。これに関連して、制御情報の動的マルチキャスト送信、すなわち、共通DCI又はサーチ空間UEグループを通して、TTIベースで動的にアドレス指定することにより、大幅なシグナリングオーバヘッド減少、及びより進歩したデータ送信方法が、実現されている。
LTE無線ネットワークでは、DCIは、制御情報データd、及びこれに続く巡回冗長検査(CRC)ワードcを含む制御情報メッセージ(以下、DCIパケット又はパケットとも称される)で、UEに送信される。このようなCRCワードcは、情報ビットd及びレシピエントUEの識別子iの関数として計算される。典型的なLTE構成によれば、WビットのCRCは、初期内容が固定値に設定されるWビットのシフト−レジスタを用いて計算される。WビットのCRCワードは、そこで、
=CRC(d;i
を得るために、アドレス指定されたUEの識別子iに、ビット毎にモジュロ2で加算される(すなわち、CRCワードは識別子とスクランブルされる)。ここで、iは、レシピエントUEのUE識別子(例えば、RNTI)である。
識別子がiである第2のUEに同じ制御情報dが送信されなければならない場合、同じ制御情報d、及びこれに続くCRCワード
'=CRC(d;i
を含む2番目の制御情報パケットを送信することは、好適ではない。
上述のWビットのCRCワードは、CRC検出メカニズム又は任意の他の種類のエラー検出コードを用いて計算可能であることが意図される。
代わりに、本発明の実施形態は、マルチキャスト制御メッセージが制御メッセージ自体においてアドレス指定されるUEのグループのアイデンティティをエンコードするための新たな解決手段を提案する。新たな解決手段によれば、各レシピエントUEが、制御情報メッセージを検出するために、いずれのUEグループ固有の情報(例えば、UEグループ固有のアイデンティティ又はUEグループのチェック要素)も参照することを必要とせず、グループにおける他のUEのアイデンティティ又はチェック要素を認識することも必要としないように、全てのUEのアイデンティティは、個々のチェック要素によって、制御情報メッセージに含まれる。マルチキャスト制御メッセージ内で各チェック要素を生成するために用いられるUE識別子は、例えば、LTEシステムによって定義されるようなUE RNTI、又はUE RNTIの一部からなってよい。
従って、本発明の実施形態は、ネットワークノード及びユーザデバイス、ならびに対応する方法に関する。本開示において、本発明の実施形態は、通常、LTEシステムに関連して説明される。従って、LTEの用語、システム概念等が用られる。しかしながら、本解決手段は、このようなLTEシステムに限定されるものではなく、任意の好適な無線通信システムにおいて適用可能であることを理解されたい。従って、以下に説明される実施形態において、ユーザデバイス及びUEという用語は、両方とも、本開示において交換可能に用いられる。さらに、本制御情報メッセージMは、LTEシステムにおけるDCIに対応する。ユーザデバイスのアイデンティティは、例えば、LTEシステムにおけるRNTIに対応する。以下の開示におけるチェック要素は、巡回冗長検査(CRC)チェックワードもしくはCRCコードワード、又は単にCRCに対応する。
図1は、本発明の実施形態に係るネットワークノード100を示す。ネットワークノード100は、この例示的な実施形態において、通信手段108により送信機104と通信可能に結合されるプロセッサ102を備える。通信手段108は、図1におけるプロセッサ102と送信機104との間の点線の矢印として示される。通信手段108は、当技術分野で周知の技術に従う。通信手段108は、例えば、プロセッサ102と送信機104との間におけるデータの転送又は制御シグナリングに用いられてよい。この特定の実施形態におけるネットワークノード100は、プロセッサ102が送信機104を動作させる(又は制御する)制御手段110をさらに備える。制御手段は、プロセッサ102から送信機104への矢印により示される。ネットワークノード100は、無線通信システム500における送信のための送信機104と結合されるアンテナ手段106をさらに備える。任意選択的に、送信機104は、図1の実施形態において示される、無線通信システム500における送信及び受信のためのトランシーバの一部であってよい。ネットワークノード100は、任意選択的に、有線の通信手段112をさらに有してよく、これは、ネットワークノード100が、無線ネットワークコントローラ等のような他のネットワークノード又は他のネットワークエンティティとの通信を行うことを可能にする。
本解決手段によれば、ネットワークノード100のプロセッサ102は、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける各ユーザデバイス300zに対して、(CRCコードワードのような)チェック要素を生成するように構成される(図10参照)。ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける第1のユーザデバイス300aに対するチェック要素は、制御情報d及び第1のユーザデバイスiのアイデンティティに基づくものである。さらに、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける後続のユーザデバイスの各々300zに対するチェック要素は、制御情報d、後続のユーザデバイスiのアイデンティティ、及びユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである。
ネットワークノード100のプロセッサ102は、各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を制御情報dに付加することによって、制御情報メッセージMを形成するようにさらに構成される。制御情報メッセージMは、送信機104に転送され、ネットワークノード100の送信機104は、無線通信システム500において、ユーザデバイス300a,…,300zのグループに、制御情報メッセージMを送信するように構成される。
ネットワークノード100は、無線ネットワークノード、アクセスノード又はアクセスポイント又は基地局、例えば、無線基地局(RBS)であってよい。これは、いくつかのネットワークにおいて、利用される技術及び用語に応じて、送信機、「eNB」、「eNodeB」、「NodeB」又は「Bノード」と称されてよい。無線ネットワークノードは、送信電力に基づいて、これにより、セルサイズにさらに基づいて、例えば、マクロeNodeB、ホームeNodeB又はピコ基地局のような異なるクラスであってよい。無線ネットワークノードは、IEEE802.11に準拠した、無線媒体(WM)へのメディアアクセス制御(MAC)及び物理層(PHY)インタフェースを含む任意のデバイスであるステーション(STA)であってよい。
図2は、対応する方法200を示す。方法200は、図1に示されるもののようなネットワークノード100において実行されてよい。方法200は、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を生成する段階202を備える。ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける第1のユーザデバイス300aに対するチェック要素は、制御情報d及び第1のユーザデバイスiのアイデンティティに基づくものである。ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける後続のユーザデバイスの各々300zに対するチェック要素は、制御情報d、後続のユーザデバイスiのアイデンティティ、及びユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである。方法200は、各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を制御情報dに付加することによって、制御情報メッセージMを形成する段階204をさらに備える。方法200は、最後に、制御情報メッセージMをユーザデバイス300a,…,300zのグループに送信する段階206を備える。
さらに、ユーザデバイス300a,…,300zのグループは、信号対ノイズ比、信号対ノイズ干渉比、伝搬損失、信号対リークノイズ比、及び受信信号強度の1つ又は複数を含む無線チャネル又は無線環境特性に基づいて、形成されてよい。しかしながら、基地局への推定距離、推定経路損失、比例公平スケジューリング基準、期待スループット、レイテンシ等のような他の基準も、UE300a,…,300zのグループの形成に利用可能である。
ユーザデバイス300a,…,300zのグループは、例えば、同じ又は部分的に重複する無線リソースにおいて、マルチユーザが重畳されるデータチャネルの送信又は受信を共にスケジューリングされるユーザデバイスに適するように、動的な方式、例えば、送信時間間隔ベースで形成されてよい。このような送信スキームの例は、非直交多重アクセス、ならびに多入力多出力(MIMO)送信又は受信及びマルチユーザMIMO(MU−MIMO)の場合を含む。制御情報メッセージMは、従って、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける全てのユーザデバイスに対する共通制御情報(例えば、割り当てられた時間−周波数無線リソースの指示)、及び任意選択的に、ユーザデバイス固有の制御情報を含んでよい。
さらに、さらなる実施形態において、ネットワークノード100の送信機104は、さらに、同じ時間及び周波数無線リソースにおいて、ユーザデバイス300a,…,300zのグループに(すなわち、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける全てのユーザデバイスに)、制御情報メッセージMを送信するように構成される。本実施形態によれば、制御情報メッセージMは、マルチキャスト制御情報メッセージとみなされてよい。1つの例示的な場合において、ユーザデバイス300a,…,300zのグループは、時間及び周波数リソースの共通セット又は重複セットにおける重畳された送信又は受信のために選択されたユーザデバイスを含む。この場合、重畳された送信又は受信に対する時間−周波数無線リソースの割り当てのような、制御情報dの大部分は、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける全てのユーザデバイスに共通である。従って、マルチキャスト制御情報メッセージMにより、制御情報dを全てのユーザデバイスに同時にシグナリングすることによって、制御シグナリングオーバヘッドが大幅に減少する。
図3は、本発明の実施形態に係るユーザデバイス300を示す。ユーザデバイス300は、この例示的な実施形態において、通信手段308により受信機304と通信可能に結合されるプロセッサ302を備える。通信手段308は、図1におけるプロセッサ302と受信機304との間の点線の矢印として示される。通信手段308は、当技術分野で周知の技術に従う。通信手段308は、例えば、プロセッサ302と受信機304との間におけるデータの転送又は制御シグナリングに用いられてよい。この特定の実施形態におけるユーザデバイス300は、プロセッサ302が受信機304を動作させる(又は制御する)制御手段310をさらに備える。制御手段は、プロセッサ302から受信機304への矢印により示される。ユーザデバイス300は、無線通信システム500における受信のための受信機304と結合されるアンテナ手段306をさらに備える。任意選択的に、受信機304は、図3の実施形態において示される、無線通信システム500における送信及び受信のためのトランシーバの一部であってよい。
本解決手段によれば、ユーザデバイス300の受信機304は、ユーザデバイス300a,…,300zのグループに対してアドレス指定された制御情報メッセージMを受信するように構成される。制御情報メッセージMは、前述されたように、制御情報d、及び制御情報メッセージMがアドレス指定されたユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を含む。ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける各ユーザデバイス300zに対するチェック要素は、制御情報dに付加される。制御情報メッセージMは、ユーザデバイス300のプロセッサ302に転送される。
ユーザデバイス300のプロセッサ302は、制御情報メッセージMに対して冗長チェックを計算することによって、チェック要素検出を実行するように構成される。ユーザデバイス300のプロセッサ302は、制御情報d=(d,…,d)の一番左のビットから開始することによって、制御メッセージMのビットを連続的に処理する。各ビットdは、CRCチェックデバイス(不図示)に供給される。これは、Wビットのテストチェック要素を、制御情報における現在の及び前のビット、及びユーザデバイス300のアイデンティティiの関数として、計算する。プロセッサ302によって計算されたテストチェック要素が、受信された制御メッセージにおいて、プロセッサ302によってテストチェック要素を計算するために用いられた最後のビットの位置に続くWビットと一致する場合、チェック要素は、受信された制御メッセージにおいて検出され、チェックの合格が宣言され、チェック要素検出手続きが終了する。さもなければ、後続のビット(di+1)は、CRCチェックデバイスに供給され、新たなテストチェック要素が計算される。チェック要素検出手続きは、受信された制御メッセージMにおいてチェック要素が検出された場合、又は制御メッセージにおける残りのビット数がWより小さい場合に終了する。
ユーザデバイス300のプロセッサ302は、制御情報メッセージMから制御情報dを導出し、冗長チェックが肯定的である場合に、他のユーザデバイスのチェック要素を破棄するようにさらに構成される。ユーザデバイス300のプロセッサ302は、導出された制御情報dに基づいて、無線通信システム500において通信を行うようにさらに構成される。
図4は、対応する方法400を示す。方法400は、図3に示されるもののようなユーザデバイス300において実行されてよい。方法400は、ユーザデバイス300a,…,300zのグループに対してアドレス指定された制御情報メッセージMを受信する段階402を備える。制御情報メッセージMは、制御情報d、及びユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を含み、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける各ユーザデバイス300zに対するチェック要素は、制御情報dに付加される。方法400は、ユーザデバイス300のアイデンティティi、ならびにユーザデバイス300に対するチェック要素の前の、制御情報メッセージMにおける全ての制御情報及びチェック要素に基づいて、制御情報メッセージMに対して冗長チェックを実行する段階404をさらに備える。方法400は、制御情報メッセージMから制御情報dを導出し、冗長チェックが肯定的である場合に、他のユーザデバイスのチェック要素を破棄する段階406をさらに備える。方法400は、最後に、導出された制御情報dに基づいて、無線通信システム500において通信を行う段階408を備える。
CRCチェック手続きは、以下の例に従って、実行可能である。ユーザデバイス300のCRCデバイス(不図示)は、Wビット(Wは、CRCワードのビット数に等しい)の内部状態変数を有する。これは、各CRCチェックオペレーションの最初に、全てゼロに初期化される。CRCチェックデバイスは、制御情報d=(d,…,d)の一番左のビットから開始することによって、特定の終了条件が満たされるまで、制御情報メッセージMを含むDCIパケットのビットを連続的に処理する。各ビットdは、CRCチェックデバイスに供給される。これは、前のCRC状態及び入力ビットdの関数として、新たなWビットのCRC状態を計算する。新たなCRC状態は、次に、ユーザデバイス300のアイデンティティ(例えば、RNTI)を用いてスクランブルされ、受信された制御メッセージMにおいてdに続くWビット(すなわち、di+1,…,di+W)と比較される。この比較に成功すると、CRCチェックが宣言され、CRCチェックオペレーションが終了する。さもなければ、後続のビット(di+1)がCRCチェックデバイスに供給される。手続きは、CRCチェックの条件に到達するまで、又は最大数のビットがCRCチェックデバイスに供給されるまで繰り返される。
ユーザデバイス300の実施形態において、プロセッサ302は、さらに、制御情報dに含まれるユーザデバイス300a,…,300zのグループに対する共通制御情報d、及び制御情報dに含まれるユーザデバイス300に対するユーザデバイス固有の制御情報dのいずれかを導出するように構成される。これは、制御情報dが、共通制御情報dのみ、又はユーザデバイス固有の制御情報dのみ、又は共通制御情報d及びユーザデバイス固有の制御情報dの両方を含んでよいことを意味する。
実施形態によれば、プロセッサ302は、さらに、共通制御情報d、及び制御情報dに含まれるユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける少なくとも1つの他のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報dに基づいて、ユーザデバイス300に対するユーザデバイス固有の制御情報dを導出するように構成される。1つの例示的な場合において、制御メッセージMは、マルチユーザが重畳された送信を介して、時間−周波数リソースの共通セットにおいてデータチャネル情報を受信(又は送信)するように選択された2つのユーザデバイス(300a、300b)に対して、アドレス指定可能である。ここで、時間−周波数リソースの共通セットにおける送信のために用いられる合計送信電力Pは、P=P+Pと分割され、P及びPは、それぞれ、ユーザデバイス300a及び300bのデータチャネルのために用いられる送信電力である。ユーザデバイス300a及び300bは、これらのデータチャネル情報をデコード可能とするために、割り当てられた電力P及びPを認識する必要がある。シグナリングオーバヘッドを減少させるために、制御メッセージMは、ユーザデバイス固有の制御情報P(又は同様にP)のみを含むように形成されてよく、P(又は同様にP)は、本実施形態に係るユーザデバイス300b(又は同様に300a)によって、P=P−P(又は同様にP=P−P)として導出されてよい。
本発明の実施形態において、本ユーザデバイス300は、無線通信システムにおいて無線通信を行うことを可能とされるユーザ機器(UE)、移動局(MS)、無線端末又はモバイル端末のいずれかであってよく、時に、セルラ無線システムとも称される。UEは、さらに、モバイル電話、セルラ電話、コンピュータタブレット、又は無線機能を有するラップトップと称されてよい。本文脈におけるUEは、無線アクセスネットワークを介して、他の受信機又はサーバのような他のエンティティと音声又はデータ通信を行うことを可能とされる、例えば、ポータブル、ポケット内収容可能、ハンドヘルド、コンピュータ搭載、又は車載モバイルデバイスであってよい。UEは、IEEE802.11に準拠した、無線媒体(WM)へのメディアアクセス制御(MAC)及び物理層(PHY)インタフェースを含む任意のデバイスであるステーション(STA)であってよい。
さらに、本発明の実施形態によれば、ネットワークノード100のプロセッサ102は、さらに、ユーザデバイス300a,…,300zのグループに対するチェック要素が生成された順序に従って、ユーザデバイス300a,…,300zのグループに対するチェック要素を付加することによって、制御情報メッセージMを形成するように構成される。
本発明の実施形態によれば、プロセッサ102は、後続のユーザデバイス300zのアイデンティティi、ならびに後続のユーザデバイス300zに対するチェック要素の前の、制御情報メッセージMにおける全ての制御情報及びチェック要素に基づいて、後続のユーザデバイス300zに対するチェック要素を生成するように構成される。
従って、我々は、第1の制御情報メッセージ(例えば、DCIパケット)[d,c]に対して、送信される制御メッセージMが[d,c,c]となるように、
=CRC(d,c;i
と計算された第2のチェック要素(例えば、CRCワード)を付加する。
2つより多くのユーザデバイスがアドレス指定されなければならない場合、このエンコード処理が反復され、図5に示されるように、複数のチェック要素フィールドを有する制御メッセージMを取得する。概して、第zのユーザデバイス300zに対する第zのチェック要素は、
=CRC(d,c,…,cz−1;i
と計算される。ここで、iは、第zのユーザデバイスのユーザデバイス識別子である。
第1のユーザデバイス300は、cの最後のビットが処理された後、制御メッセージMの検出に成功し、次に、dを読み出す。実行されなければならないブラインドデコードの試行を減少させるために、ユーザデバイス300は、次の制御メッセージの処理を開始する前に、cに続くW(Z−1)ビットをスキップしてよい。この目的のために、現在の制御メッセージMがアドレス指定されるユーザデバイスの数を含む、制御メッセージMにおけるフィールドを、制御メッセージMのデータフィールドdに追加することが好適である。
従って、本発明の実施形態によれば、ユーザデバイスの数についての情報が制御情報メッセージMに含まれる。従ってネットワークノード100は、このような情報を制御情報メッセージに含めるように構成されてよい。
第2のユーザデバイスは、cの最後のビットが処理された後で、制御メッセージMをブラインド検出し、次に、dを読み出し、cを破棄し、場合により、cに続くW(Z−2)ビットをスキップする。他のユーザデバイスに対しては、第2のユーザデバイスと同じブラインド検出アルゴリズムが利用可能である。
この実施形態、及び以下の実施形態の結果として、同じダウンリンク制御情報が、異なるアイデンティティ(RNTI)iからiに対応するユーザデバイスにマルチキャストされる。これは、制御チャネル(例えば、LTEシステムにおけるPDCCH又はEPDCCH)の無線リソースのような同じ時間及び周波数無線リソースにおいて、制御情報メッセージMをユーザデバイス300a,…,300zのグループ(の各ユーザデバイス)に送信するように、ネットワークノード100における送信機を構成することによって、効率的に実現可能である。
本発明のさらなる実施形態において、制御情報dは、図6及び7に示されるように、共通制御情報d、及びそれぞれ、合計でZのユーザに対するユーザ固有の制御情報d,…,dを含む。
N+(P+W)×Zビットの合計長さ内で、dの長さ及び各ユーザデバイス固有の制御情報の割り当ての割り当てが、対応するユーザデバイスに認識されている場合、第zのチェック要素cは、
=CRC(d,d,c,…,dz−1,cz−1,d;i
と計算される。ここで、iは、LTEシステムのRNTIのような、第zのユーザデバイスのアイデンティティである。ブラインド検出は、これに対応して、受信された合計N+(P+W)×Zビットにおいて、対応するd、d、及びcをとることによって試行可能である。ここで、Nは、共通制御情報dのビット数であり、Pは、ユーザ固有の制御情報dのビット数であり、Wは、CRCワードcのビット数である。
図6に示されるように、一実施形態において、グループにおける全てのユーザデバイス300a,…,300zに対するユーザデバイス固有の制御情報dは、共通制御情報dに連続的に付加される。グループにおける全てのユーザデバイスに対するチェック要素は、ユーザデバイス固有の制御情報dに連続的に付加される。従って、ネットワークノード100のプロセッサ102は、各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を連続的に付加する前に、各ユーザデバイス300zに対するユーザデバイス固有の制御情報dを共通制御情報dに連続的に付加することによって、制御情報メッセージMを形成するように構成される。
図7に示されるように、一実施形態において、1つのユーザデバイス300zに対するユーザデバイス固有の制御情報dは、同じユーザデバイス300zに対するチェック要素の直前に配置される。各ユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報d及びユーザデバイス300のチェック要素のペアが、共通制御情報dに付加される。従って、ネットワークノード100のプロセッサ102は、さらに、関連付けられたユーザデバイス固有の制御情報dと交互に配置された、各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を連続的に付加することによって、制御情報メッセージMを形成するように構成される。
従って、冗長チェックが肯定的である場合に、ユーザデバイス300は、制御メッセージMの先頭から開始して、Nビットの長さにわたる共通制御情報を読み出し、それ自体のCRCワードに先行する1番目のビットから開始して遡って、Pビットの長さにわたるそれ自体のユーザ固有の制御情報を読み出すことができることを認識する。
本発明のさらなる実施形態において、制御情報dは、共通制御情報d、及びユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける少なくとも1つのユーザデバイス300zに対するユーザ固有の制御情報dを含む。これは、図8及び9に示される。ここで、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおいて、K<ZであるK個のユーザデバイスが、ユーザ固有の制御情報dを有する。
図8の実施形態において、制御情報メッセージMは、共通制御情報dで開始し、連続的に付加されたK個のユーザデバイスに対するユーザ固有の制御情報dが続く。最後に、Z個のユーザデバイスに対するチェック要素が、K個のユーザデバイスに対するユーザ固有の制御情報dに連続的に付加される。従って、本実施形態に係るネットワークノード100のプロセッサ102は、各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を生成するようにさらに構成される。第1のユーザデバイス300aに対するチェック要素は、共通制御情報d、第1のユーザデバイスiがユーザデバイスのサブグループに属する場合には第1のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報d、及び第1のユーザデバイスのアイデンティティに基づくものである。第1のユーザデバイスの後の後続のユーザデバイスの各々300zに対するチェック要素は、共通制御情報d、後続のユーザデバイスiがユーザデバイスのサブグループに属する場合には後続のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報d、及び前のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報d、後続のユーザデバイスのアイデンティティ、及び前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである。換言すると、本実施形態は、ユーザデバイスのグループ(Z個のユーザデバイスを含む)のうち、制御情報メッセージMがアドレス指定されたサブグループ(K個のユーザデバイス)に対してのみ、ユーザデバイス固有の制御情報が付与されることを可能にする。
図9の実施形態において、制御情報メッセージMは、共通制御情報dで開始し、K個のユーザデバイスにおける各ユーザデバイスに対するユーザ固有の制御情報d及びチェック要素のペアが続く。説明されたペアは、連続的に付加される。最後に、制御情報メッセージMにおいて、ユーザ固有の制御情報dを有さないユーザデバイスに対するチェック要素ck+1…cが、連続的に付加される。従って、本実施形態に係るネットワークノード100のプロセッサ102は、さらに、ユーザデバイスがユーザデバイスのサブグループに属する場合に、各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を、関連付けられたユーザデバイス固有の制御情報dzkと共に連続的に付加することによって、制御情報メッセージMを形成するように構成される。
図10は、本発明の実施形態に係る無線通信システム500を示す。ネットワークノード100は、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにサービスする。本解決手段によれば、制御情報メッセージMは、ネットワークノード100からユーザデバイス300a,…,300zのグループに送信される。制御情報メッセージMは、本発明の実施形態に係る任意のフォーマットを有してよい。ユーザデバイス300a,…,300zのグループは、制御情報メッセージMを受信し、制御情報メッセージMのCRCチェックを実行する。CRCチェックに成功すると、ユーザデバイス300a,…,300zのグループは、制御情報メッセージMにおける制御情報dに従って、無線通信システム500において通信を行う。
さらに、本発明に係るあらゆる方法は、処理手段によって実行された場合に、方法の段階を処理手段に実行させるコード手段を有するコンピュータプログラムで実装されてよい。コンピュータプログラムは、コンピュータプログラム製品のコンピュータ可読媒体に含まれる。コンピュータ可読媒体は、ROM(リードオンリメモリ)、PROM(プログラマブルリードオンリメモリ)、EPROM(消去可能PROM)、フラッシュメモリ、EEPROM(電気的消去可能PROM)、又はハードディスクドライブのような、任意のメモリを本質的に含んでよい。
さらに、当業者であれば、本受信機デバイスが、本解決手段を実行するために、例えば、機能、手段、ユニット、要素等の形式の必要な通信機能を備えることが理解される。このような他の手段、ユニット、要素及び機能の例は、プロセッサ、メモリ、バッファ、制御ロジック、エンコーダ、デコーダ、レートマッチャ、デレートマッチャ、マッピングユニット、乗算器、決定ユニット、選択ユニット、スイッチ、インタリーバ、デインタリーバ、モジュレータ、デモジュレータ、入力、出力、アンテナ、増幅器、受信機ユニット、送信機ユニット、DSP、MSD、TCMエンコーダ、TCMデコーダ、電力供給ユニット、電力フィーダ、通信インタフェース、通信プロトコル等であり、これらは、本解決手段を実行するために、共に適切に配置される。
特に、本受信機デバイスのプロセッサは、例えば、中央処理装置(CPU)、処理ユニット、処理回路、プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、マイクロプロセッサ、又は命令を解釈及び実行し得る他の処理ロジックのうち1つ又は複数の例を含む。「プロセッサ」という表現は、従って、例えば、上述されたもののいずれか、いくつか、又は全てのような、複数の処理回路を含む処理回路を表してよい。処理回路は、呼び出し処理制御、ユーザインタフェース制御等のようなデータバッファリング及びデバイス制御機能を含む、データの入力、出力、及び処理のためのデータ処理機能をさらに実行してよい。
最後に、本発明は、上述された実施形態に限定されるものではなく、さらに、添付された独立請求項の範囲内にある全ての実施形態に関し、これらを組み込むことを理解されたい。
本発明は、ネットワークノード及びユーザデバイスに関する。さらに、本発明は、対応する方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータプログラム製品にも関する。
3GPPロングタームエボリューション(LTE)セルラ通信システムのダウンリンクは、時間及び周波数リソースユニットを送信に用いる直交周波数分割多重(OFDM)送信に基づくものである。リソース要素(RE)と称される最小の時間−周波数リソースユニットは、OFDMシンボルにおける単一の複合正弦波周波数(サブキャリア)からなる。異なるユーザ機器(UE)への送信をスケジューリングする目的のために、リソース要素は、物理的リソースブロック(PRB)と称される、より大きいユニットにグループ化される。PRBは、サブフレームの半分を占有し、これは、「スロット」と称され、時間ドメインにおける6つ又は7つの連続的なOFDMシンボルの間隔(合計で0.5ミリ秒)、及び周波数ドメインにおける12の連続的なサブキャリア周波数(合計で180kHz)からなる。
LTEにおけるダウンリンク(及びアップリンク)送信は、直交方式で行われる。すなわち、各ダウンリンク(/アップリンク)サブフレームにおいて、ユーザは、物理リソースブロックの重複しないセットへのアクセスを許可されることによって、直交無線リソースにおいて、受信(/送信)するようにスケジューリングされる。3GPP LTE−Aシステムのダウンリンクは、マルチユーザ多入力多出力(MU−MIMO)送信をさらにサポートする。ここで、ユーザのセットは、時間−周波数リソースの同じセットへのアクセスを許可されつつ、(直交無線チャネルに対応する)異なるアンテナ空間層において直交多重化される。このように、より多くのユーザが、基地局によって同時にサービスされることが可能である。LTE−Aのためのさらなる非直交多重アクセススキームが、現在、3GPP標準化団体によって調査されている。
LTEシステムにおけるダウンリンク(/アップリンク)送信の許可は、LTEによって提供されるダウンリンク制御チャネル、すなわち、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)及び進化型PDCCH(EPDCCHとしても知られる)の1つにおいて送信されるスケジューリング許可によって、UEに割り当てられる。PDCCHは、各サブフレームの先頭における3つまでのOFDMシンボルを占有可能な制御領域において送信され、サブフレームの残りの部分が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の送信に用いられるデータ領域を形成する。一方でEPDCCHは、PDSCHリソース(すなわち、PRBペア)内において、より高い層の無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して構成されるUE固有の制御チャネルからなる。UEは、UE固有の制御情報を、PDCCH領域又はEPDCCH領域のいずれかにおいてサーチするように構成されてよく、PDCCH領域は、セルに接続される全てのユーザに共通の制御情報を受信すべくモニタされる。
PDCCH及びEPDCCHの両方は、ダウンリンク及びアップリンクにおける動的なスケジューリング割り当てを含む様々な目的のために、制御情報のユニキャスト送信をサポートする。さらに、PDCCHは、共通制御情報の静的マルチキャスト送信をサポートし、複数のUEは、静的又は半静的に(すなわち、数百の送信時間間隔(TTI)について)、ネットワークによってグループ化され、グループにアドレス指定された制御情報をデコードするために、例えば、共通の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を割り当てられる。レガシLTEシステムは、直交する(従って、異なる)無線リソースにアクセスするようUEをスケジューリングするので、TTIベースで形成されたユーザグループに対する制御情報の動的マルチキャスト送信は、サポートされていない。
本発明の実施形態の目的は、従来の解決手段の欠点及び問題を軽減又は解決する解決手段を提供することである。
本明細書及び対応する特許請求の範囲において、「又は」は、「及び」及び「又は」を包含する数学的ORとして理解されるべきであり、XOR(排他的OR)として理解されるべきではない。
上述の目的及びさらなる目的が、独立請求項の主題によって解決される。さらに、本発明の有利な実装形式が、従属請求項において見出されることができる。
本発明の第1の態様によれば、上述の目的及び他の目的は、無線通信システムのためのネットワークノードによって実現される。ネットワークノードは、
ユーザデバイスのグループにおける各ユーザデバイスに対するチェック要素を生成するように構成されるプロセッサであって、ユーザデバイスのグループにおける第1のユーザデバイスに対するチェック要素は、制御情報及び第1のユーザデバイスのアイデンティティに基づくものであり、ユーザデバイスのグループにおける後続のユーザデバイスの各々に対するチェック要素は、制御情報、後続のユーザデバイスのアイデンティティ及びユーザデバイスのグループにおける前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものであり、プロセッサは、各ユーザデバイスに対するチェック要素を制御情報に付加することによって、制御情報メッセージを形成するように構成される、プロセッサと、
制御情報メッセージをユーザデバイスのグループに送信するように構成される送信機と、
を備える。
本開示におけるチェック要素は、例えば、CRCコードワード又は単にCRCとしても知られる巡回冗長検査(CRC)チェックワードであってよい。
さらに、ユーザデバイスのアイデンティティ(identity)は、ユーザデバイスアイデンティティ情報又はユーザデバイス識別子又はユーザデバイスアイデンティティ、又はユーザアドレスとしても知られる。このようなアイデンティティの例は、ユーザデバイスの無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であってよい。
第1の態様に係る本ネットワークノードは、従来の解決手段に対して、多数の利点を提供する。第1の態様に係るネットワークノードの利点は、共通の制御情報が、グループにおける全てのユーザデバイスに対して複数回送信されなくてよいことである。これにより、本解決手段は、複数のユーザデバイスに制御情報を送信するために、従来の解決手段に対して、制御シグナリングオーバヘッドを減少させる。従来の解決手段と比較して、本解決手段は、ネットワークノードが、動的な方式、例えば、送信時間間隔ベースで形成されたユーザデバイスのグループに、例えば、グループ共通のRNTIのようなユーザデバイスのグループ共通のアドレスの定義及び/又は利用を要求することなく、制御情報をアドレス指定することを可能にする。
さらに、第1の態様に係る本ネットワークノードの実施形態は、動的に割り当てられたユーザデバイスグループに属する複数のユーザデバイスに対して、共通の制御情報が、当該グループにおける複数のユーザデバイスに一度だけ送信され、当該ユーザデバイスの数に相当する回数送信されることがないように、ダウンリンク制御信号の改善されたマルチキャストを提供する。これにより、ユーザデバイスのグループをアドレス指定する場合の従来の解決手段に対して、制御シグナリングオーバヘッドの減少が、本ネットワークノードにより実現される。
第1の態様に係るネットワークノードの第1の可能な実装形式において、プロセッサは、さらに、
ユーザデバイスのグループに対するチェック要素が生成された順序に従って、ユーザデバイスのグループに対するチェック要素を付加することによって、制御情報メッセージを形成する
ように構成される。
第1の可能な実装形式は、各ユーザデバイスが、制御情報メッセージ全体の受信を待つことなく、その最後のビットの受信直後にそれ自体のチェック要素を検出できるという利点を有する。さらなる利点は、受信機が、受信された制御情報メッセージに対して、制御メッセージに付加されたチェック要素の数を認識することも、一連の付加されたチェック要素におけるそれ自体のチェック要素の位置を認識することもなく、連続的にチェック要素計算を実行できることである。
第1の態様の第1の可能な実装形式又は第1の態様自体に係るネットワークノードの第2の可能な実装形式において、制御情報は、ユーザデバイスのグループに対する共通制御情報、及びユーザデバイスのグループにおける少なくとも1つのユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報のいずれかを含む。
第2の可能な実装形式は、制御情報メッセージが、ユーザデバイス固有の制御情報を(も)送信するために利用可能であり、これにより、各ユーザデバイスに対して、ユーザデバイス固有の制御情報を含むさらなるユニキャスト制御メッセージの送信を回避できるという利点を有する。これにより、複数のユーザデバイスに制御情報を送信するための制御シグナリングオーバヘッドを、従来の解決手段と比較して減少させることができる。
第1の態様の第2の可能な実装形式に係るネットワークノードの第3の可能な実装形式において、プロセッサは、さらに、
後続のユーザデバイスのアイデンティティ、ならびに後続のユーザデバイスに対するチェック要素の前の、制御情報メッセージにおける全ての制御情報及びチェック要素に基づいて、後続のユーザデバイスに対するチェック要素を生成する
ように構成される。
第3の可能な実装形式は、チェック要素が、制御メッセージにおけるビットの連続的なセグメントに対して計算され、従って、ユーザデバイスによって、単純な検出アルゴリズムを用いて、マルチキャスト制御メッセージがユーザデバイスにアドレス指定されたか否かを検出することができるという利点を有する。
第1の態様の第2又は第3の可能な実装形式に係るネットワークノードの第4の可能な実装形式において、制御情報は、ユーザデバイスのグループにおける全てのユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報を含み、
プロセッサは、さらに、
各ユーザデバイスに対するチェック要素を連続的に付加する前に、各ユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報を、共通制御情報に連続的に付加することによって、制御情報メッセージを形成する
ように構成される。
第4の可能な実装形式は、チェック要素と制御情報とが、制御メッセージの異なる部分に好適に配置されるという利点を有する。これにより、各ユーザデバイスは、制御情報メッセージ全体の受信を待つことなく、その最後のビットの受信直後にそれ自体のチェック要素を検出できる。さらなる利点は、ユーザデバイスが、受信された制御情報メッセージに対して、制御メッセージに付加されたチェック要素の数を認識することも、一連の付加されたチェック要素におけるそれ自体のチェック要素の位置を認識することもなく、連続的にチェック要素計算を実行できることである。
第1の態様の第4の可能な実装形式に係るネットワークノードの第5の可能な実装形式において、プロセッサは、さらに、
各ユーザデバイスに対するチェック要素を生成する
ように構成され、
第1のユーザデバイスに対するチェック要素は、共通制御情報、第1のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、及び第1のユーザデバイスのアイデンティティに基づくものであり、後続のユーザデバイスの各々に対するチェック要素は、共通制御情報、後続のユーザデバイス及び前のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、後続のユーザデバイスのアイデンティティ、及び前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである。
第5の可能な実装形式は、共通の制御情報が、グループにおける全てのユーザデバイスに対して複数回送信されなくてよいという利点を有する。これにより、本解決手段は、複数のユーザデバイスに制御情報を送信するために、従来の解決手段に対して、シグナリングオーバヘッドの減少を実現する。
第1の態様の第5の可能な実装形式に係るネットワークノードの第6の可能な実装形式において、プロセッサは、さらに、
関連付けられたユーザデバイス固有の制御情報と交互に配置された、各ユーザデバイスに対するチェック要素を連続的に付加することによって、制御情報メッセージを形成する
ように構成される。
第6の可能な実装形式は、制御情報メッセージにおけるユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報が、当該ユーザデバイスに対するチェック要素近傍に配置されるという利点を有する。従って、それ自体のチェック要素を検出すると、受信機は、それ自体のチェック要素の前の1番目のビットから開始して、遡って読み出すことによって、それ自体のユーザデバイス固有の制御情報を抽出可能となる。この実装形式は、それ自体のチェックワードをデコードすると、ユーザデバイスが、一切のさらなるシグナリングオーバヘッドなく、それ自体のユーザ固有の制御情報の位置を暗黙的に認識するというさらなる利点を有する。
第1の態様の第1から第3の可能な実装形式のいずれか、又は第1の態様自体に係るネットワークノードの第7の可能な実装形式において、ユーザデバイス固有の制御情報は、ユーザデバイスのグループにおけるユーザデバイスのサブグループに対するユーザデバイス固有の制御情報を示し、
プロセッサは、さらに、
各ユーザデバイスに対するチェック要素を生成する
ように構成され、
第1のユーザデバイスに対するチェック要素は、共通制御情報、第1のユーザデバイスがユーザデバイスのサブグループに属する場合には第1のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、及び第1のユーザデバイスのアイデンティティに基づくものであり、後続のユーザデバイスの各々に対するチェック要素は、共通制御情報、後続のユーザデバイスがユーザデバイスのサブグループに属する場合には後続のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、及び前のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、後続のユーザデバイスのアイデンティティ、及び前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである。
第7の可能な実装形式は、マルチキャスト制御メッセージが、ユーザデバイスのサブグループに対するユーザデバイス固有の制御情報を含み、これにより、制御シグナリングオーバヘッドを減少させることができるという利点を有する。
第1の態様の第7の可能な実装形式に係るネットワークノードの第8の可能な実装形式において、プロセッサは、さらに、
ユーザデバイスがユーザデバイスのサブグループに属する場合に、各ユーザデバイスに対するチェック要素を、関連付けられたユーザデバイス固有の制御情報と共に連続的に付加することによって、制御情報メッセージを形成する
ように構成される。
第8の可能な実装形式は、制御情報メッセージにおけるユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報が、当該ユーザデバイスに対するチェック要素近傍に配置されるという利点を有する。従って、それ自体のチェック要素を検出すると、ユーザデバイスは、それ自体のチェック要素の前の1番目のビットから開始して、遡って読み出すことによって、それ自体のユーザデバイス固有の制御情報を抽出可能となる。
第1の態様の上述の可能な実装形式のいずれか、又は第1の態様自体に係るネットワークノードの第9の可能な実装形式において、プロセッサは、さらに、
信号対ノイズ比、信号対ノイズ干渉比、伝搬損失、信号対リークノイズ比、及び受信信号強度の1つ又は複数を含む無線チャネル又は無線環境特性に基づいて、ユーザデバイスのグループを形成する
ように構成される。
しかしながら、基地局への推定距離、推定経路損失、比例公平スケジューリング基準、期待スループット、レイテンシ等のような他の基準も、ユーザデバイスのグループの形成に利用可能である。
第9の可能な実装形式は、マルチキャスト制御メッセージを受信することが意図されるユーザデバイスが、異なる基準に基づいて選択可能であり、これにより、解決手段を、様々なデータ送信及びスケジューリングスキームをサポートするのに好適にするという利点を有する。
第1の態様の上述の可能な実装形式のいずれか、又は第1の態様自体に係るネットワークノードの第10の可能な実装形式において、送信機は、さらに、
制御情報メッセージを、同じ時間及び周波数無線リソースにおいて、ユーザデバイスのグループに送信する
ように構成される。
第10の可能な実装形式は、制御情報をユーザデバイスのグループに送信するために必要とされる時間−周波数リソースを減少させる。第10の可能な実装形式は、さらに、ネットワークノードによって動的に選択された少なくとも2つのユーザデバイスのグループに制御情報をマルチキャストするために、送信時間間隔ベースのような効率的な態様を実現する。
第1の態様の上述の可能な実装形式のいずれか、又は第1の態様自体に係るネットワークノードの第11の可能な実装形式において、ユーザデバイスのグループは、時間及び周波数リソースの共通セット又は重複セットにおいて送信されたマルチユーザ重畳送信データ信号を受信するために選択されたユーザデバイスを含む。
第11の可能な実装形式は、データチャネルの重畳された送信又は受信のために選択されたユーザデバイスに、制御情報を送信するためのシグナリングオーバヘッドを減少させるという利点を有する。
本発明の第2の態様によれば、上述の目的及び他の目的は、無線通信システムのためのユーザデバイスにより実現される。ユーザデバイスは、
ユーザデバイスのグループに対してアドレス指定された制御情報メッセージを受信するように構成される受信機であって、制御情報メッセージは、制御情報、及びユーザデバイスのグループにおける各ユーザデバイスに対するチェック要素を含み、ユーザデバイスのグループにおける各ユーザデバイスに対するチェック要素は、制御情報に付加される、受信機と、
ユーザデバイスのアイデンティティ、ならびにユーザデバイスに対するチェック要素の前の、制御情報メッセージにおける全ての制御情報及びチェック要素に基づいて、制御情報メッセージに対して冗長チェックを実行し、制御情報メッセージから制御情報を導出し、冗長チェックが肯定的である場合に、他のユーザデバイスのチェック要素を破棄するように構成されるプロセッサと、
を備える。
ユーザデバイスは、導出された制御情報に基づいて、無線通信システムにおいて通信を行うように構成される。
第2の態様に従って、制御情報メッセージを受信し、制御情報メッセージを処理することによって、多数の利点が本ユーザデバイスによって提供される。
利点は、グループにおける全てのユーザデバイスが、制御情報メッセージを連続的にストリーミングすることによって、ブラインドチェックデコードを実行できることである。さらに、第2の態様のユーザデバイスは、例えば、送信時間間隔ベース等で動的に選択された複数のユーザデバイスのグループにアドレス指定されたマルチキャストダウンリンク制御信号を、効率的に受信、検出、及びデコードするための解決手段を提供する。
第2の態様に係るユーザデバイスの第1の可能な実装形式において、プロセッサは、さらに、制御情報に含まれるユーザデバイスのグループに対する共通制御情報、及び制御情報に含まれるユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報のいずれかを導出する
ように構成される。
任意選択的に、ユーザデバイスの第1の可能な実装形式は、他のユーザデバイスのユーザデバイス固有の制御情報を破棄することをさらに含む。
第1の可能な実装形式は、ユーザデバイスが、複数のユーザデバイスにマルチキャストされた共通制御情報から制御情報を検索し、これにより、制御情報の送信専用の送信リソースを効率的に利用するという利点を有する。
第2の態様の第1の可能な実装形式に係るユーザデバイスの第2の可能な実装形式において、プロセッサは、さらに、
制御情報に含まれる、共通制御情報、及びユーザデバイスのグループにおける少なくとも1つの他のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報に基づいて、ユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報を導出する
ように構成される。
第2の可能な実装形式は、ユーザデバイスが、共通制御情報を送信するために用いられた同じ制御情報メッセージから、それ自体のユーザデバイス固有の制御情報を(も)検索し、これにより、さらなるユニキャスト制御メッセージを受信する必要を回避するという利点を有する。さらに、制御シグナリングオーバヘッドが、ユーザデバイスのサブグループのみに対するユーザデバイス固有の情報を含むマルチキャスト制御メッセージを送信することによって、効果的に減少する。
本発明の第3の態様によれば、上述の目的及び他の目的は、無線通信システムにおけるネットワークノードのための方法により実現される。方法は、
ユーザデバイスのグループにおける各ユーザデバイスに対するチェック要素を生成する段階であって、ユーザデバイスのグループにおける第1のユーザデバイスに対するチェック要素は、制御情報及び第1のユーザデバイスのアイデンティティに基づくものであり、ユーザデバイスのグループにおける後続のユーザデバイスの各々に対するチェック要素は、制御情報、後続のユーザデバイスのアイデンティティ及びユーザデバイスのグループにおける前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである、段階と、
各ユーザデバイスに対するチェック要素を、制御情報に付加することによって、制御情報メッセージを形成する段階と、
制御情報メッセージを、ユーザデバイスのグループに送信する段階と、
を備える。
第3の態様に係る方法の第1の可能な実装形式において、方法は、
ユーザデバイスのグループに対するチェック要素が生成された順序に従って、ユーザデバイスのグループに対するチェック要素を付加することによって、制御情報メッセージを形成する段階
をさらに備える。
第3の態様の第1の可能な実装形式又は第3の態様自体に係る方法の第2の可能な実装形式において、制御情報は、ユーザデバイスのグループに対する共通制御情報、及びユーザデバイスのグループにおける少なくとも1つのユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報のいずれかを含む。
第3の態様の第2の可能な実装形式に係る方法の第3の可能な実装形式において、方法は、
後続のユーザデバイスのアイデンティティ、ならびに後続のユーザデバイスに対するチェック要素の前の、制御情報メッセージにおける全ての制御情報及びチェック要素に基づいて、後続のユーザデバイスに対するチェック要素を生成する段階
をさらに備える。
第3の態様の第2又は第3の可能な実装形式に係る方法の第4の可能な実装形式において、制御情報は、ユーザデバイスのグループにおける全てのユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報を含み、方法は、
各ユーザデバイスに対するチェック要素を連続的に付加する前に、各ユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報を、共通制御情報に連続的に付加することによって、制御情報メッセージを形成する段階
をさらに備える。
第3の態様の第4の可能な実装形式に係る方法の第5の可能な実装形式において、方法は、
各ユーザデバイスに対するチェック要素を生成する段階
をさらに備え、
第1のユーザデバイスに対するチェック要素は、共通制御情報、第1のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、及び第1のユーザデバイスのアイデンティティに基づくものであり、後続のユーザデバイスの各々に対するチェック要素は、共通制御情報、後続のユーザデバイス及び前のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、後続のユーザデバイスのアイデンティティ、及び前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである。
第3の態様の第5の可能な実装形式に係る方法の第6の可能な実装形式において、方法は、
関連付けられたユーザデバイス固有の制御情報と交互に配置された、各ユーザデバイスに対するチェック要素を連続的に付加することによって、制御情報メッセージを形成する段階
をさらに備える。
第3の態様の第1から第3の可能な実装形式のいずれか、又は第3の態様自体に係る方法の第7の可能な実装形式において、ユーザデバイス固有の制御情報は、ユーザデバイスのグループにおけるユーザデバイスのサブグループに対するユーザデバイス固有の制御情報を示し、方法は、
各ユーザデバイスに対するチェック要素を生成する段階
をさらに備え、
第1のユーザデバイスに対するチェック要素は、共通制御情報、第1のユーザデバイスがユーザデバイスのサブグループに属する場合には第1のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、及び第1のユーザデバイスのアイデンティティに基づくものであり、後続のユーザデバイスの各々に対するチェック要素は、共通制御情報、後続のユーザデバイスがユーザデバイスのサブグループに属する場合には後続のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、及び前のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報、後続のユーザデバイスのアイデンティティ、及び前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである。
第3の態様の第7の可能な実装形式に係る方法の第8の可能な実装形式において、方法は、
ユーザデバイスがユーザデバイスのサブグループに属する場合に、各ユーザデバイスに対するチェック要素を、関連付けられたユーザデバイス固有の制御情報と共に連続的に付加することによって、制御情報メッセージを形成する段階
をさらに備える。
第3の態様の上述の可能な実装形式のいずれか、又は第3の態様自体に係る方法の第9の可能な実装形式において、方法は、
信号対ノイズ比、信号対ノイズ干渉比、伝搬損失、信号対リークノイズ比、及び受信信号強度の1つ又は複数を含む無線チャネル又は無線環境特性に基づいて、ユーザデバイスのグループを形成する段階
をさらに備える。
第3の態様の上述の可能な実装形式のいずれか、又は第3の態様自体に係る方法の第10の可能な実装形式において、方法は、
制御情報メッセージを、同じ時間及び周波数無線リソースにおいて、ユーザデバイスのグループに送信する段階
をさらに備える。
第3の態様の上述の可能な実装形式のいずれか、又は第3の態様自体に係る方法の第11の可能な実装形式において、ユーザデバイスのグループは、時間及び周波数リソースの共通セット又は重複セットにおける重畳された送信又は受信のために選択されたユーザデバイスを含む。
本発明の第4の態様によれば、上述の目的及び他の目的は、無線通信システムにおけるユーザデバイスのための方法により実現される。方法は、
ユーザデバイスのグループに対してアドレス指定された制御情報メッセージを受信する段階であって、制御情報メッセージは、制御情報及びユーザデバイスのグループにおける各ユーザデバイスに対するチェック要素を含み、ユーザデバイスのグループにおける各ユーザデバイスに対するチェック要素は、制御情報に付加される、段階と、
ユーザデバイスのアイデンティティ、ならびにユーザデバイスに対するチェック要素の前の、制御情報メッセージにおける全ての制御情報及びチェック要素に基づいて、制御情報メッセージに対して冗長チェックを実行する段階と、
制御情報メッセージから制御情報を導出し、冗長チェックが肯定的である場合に、他のユーザデバイスのチェック要素を破棄する段階と、
導出された制御情報に基づいて、無線通信システムにおいて通信を行う段階と、
を備える。
第4の態様に係る方法の第1の可能な実装形式において、方法は、
制御情報に含まれるユーザデバイスのグループに対する共通制御情報、及び制御情報に含まれるユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報のいずれかを導出する段階
をさらに備える。
第4の態様の第1の可能な実装形式に係る方法の第2の可能な実装形式において、方法は、
制御情報に含まれる、共通制御情報、及びユーザデバイスのグループにおける少なくとも1つの他のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報に基づいて、ユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報を導出する段階
をさらに備える。
第3及び第4の態様に係る方法の利点は、それぞれ、第1及び第2の態様に係るネットワークノード及びユーザデバイスのものと同じである。
本発明は、コード手段を特徴とするコンピュータプログラムにさらに関する。コード手段は、処理手段によって実行された場合に、本発明に係るあらゆる方法を、当該処理手段に実行させる。さらに、本発明は、コンピュータ可読媒体及び上述のコンピュータプログラムを備えるコンピュータプログラム製品にさらに関する。当該コンピュータプログラムは、コンピュータ可読媒体に含まれ、これは、ROM(リードオンリメモリ)、PROM(プログラマブルROM)、EPROM(消去可能PROM)、フラッシュメモリ、EEPROM(電気的EPROM)及びハードディスクドライブのグループからの1つ又は複数を含む。
さらに、本発明の適用及び利点が、以下の詳細な説明から明らかとなろう。
添付図面は、異なる本発明の実施形態を明確化及び説明することを意図するものである。
本発明の実施形態に係るネットワークノードを示す。 本発明の実施形態に係る方法を示す。 本発明の実施形態に係るユーザデバイスを示す。 本発明の実施形態に係る方法を示す。 本発明の実施形態に係るマルチキャスト制御メッセージのフォーマットを示す。 本発明のさらなる実施形態に係るマルチキャスト制御メッセージのフォーマットを示す。 本発明のさらなる実施形態に係るマルチキャスト制御メッセージのフォーマットを示す。 本発明のさらなる実施形態に係るマルチキャスト制御メッセージのフォーマットを示す。 本発明のさらなる実施形態に係るマルチキャスト制御メッセージのフォーマットを示す。 本発明の実施形態に係る無線通信システムを示す。
無線通信における近年の進歩により、非直交多重アクセス(MA)スキームへの関心が再燃している。ここで、UEのグループは、時間−周波数リソースの同じセット(すなわち、リソースブロック(RB)、リソースブロックグループ(RBG)、サブバンド)において、又はその部分的重複セットにおいて、データストリームを(ダウンリンクにおいて)受信又は(アップリンクにおいて)送信するように、TTIベースで動的にスケジューリングされる。これらの技術の例は、低密度拡散多重アクセス(LDS)、コンスタレーション拡張多重アクセス(CEMA)及びその適応レートバージョン(RA−CEMA)、半直交多重アクセス(SOMA)、NTT非直交多重アクセス(NOMA)スキーム等を含む。これらの技術は、データチャネルのスペクトル効率を向上可能であるが、制御情報のユニキャスト送信を採用することにより、TTI当たりにスケジューリングされるユーザ数の増加に起因して、制御チャネルの容量を容易に飽和させ得る。一方、無線リソースの割り当てのような、制御情報の大部分は、時間−周波数リソースの同じセットにおいて、データストリームを(ダウンリンクにおいて)受信又は(アップリンクにおいて)送信するようにスケジューリングされるUEのグループにおける全てのUEに共通である。LTEダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットにおいてリソースブロックの割り当てに確保される制御ビットの部分は、最大でDCI全体の59%に達することがある。より大きいキャリア帯域幅が最大で200MHzに達することが予測される、又は複数のワイドバンドコンポーネントキャリアが集約される5Gネットワークの発展に伴い、制御情報のRBフィールドは、DCIのさらにより大部分を占有する。NOMA/SOMA/REMAにおいて、我々が、RB又は他の共通制御情報をグループ化されたUEに一度だけ送信することができると、制御オーバヘッド全体は、大幅に減少する。これに関連して、制御情報の動的マルチキャスト送信、すなわち、共通DCI又はサーチ空間UEグループを通して、TTIベースで動的にアドレス指定することにより、大幅なシグナリングオーバヘッド減少、及びより進歩したデータ送信方法が、実現されている。
LTE無線ネットワークでは、DCIは、制御情報データd、及びこれに続く巡回冗長検査(CRC)ワードcを含む制御情報メッセージ(以下、DCIパケット又はパケットとも称される)で、UEに送信される。このようなCRCワードcは、情報ビットd及びレシピエントUEの識別子iの関数として計算される。典型的なLTE構成によれば、WビットのCRCは、初期内容が固定値に設定されるWビットのシフト−レジスタを用いて計算される。WビットのCRCワードは、そこで、
=CRC(d;i
を得るために、アドレス指定されたUEの識別子iに、ビット毎にモジュロ2で加算される(すなわち、CRCワードは識別子とスクランブルされる)。ここで、iは、レシピエントUEのUE識別子(例えば、RNTI)である。
識別子がiである第2のUEに同じ制御情報dが送信されなければならない場合、同じ制御情報d、及びこれに続くCRCワード
'=CRC(d;i
を含む2番目の制御情報パケットを送信することは、好適ではない。
上述のWビットのCRCワードは、CRC検出メカニズム又は任意の他の種類のエラー検出コードを用いて計算可能であることが意図される。
代わりに、本発明の実施形態は、マルチキャスト制御メッセージが制御メッセージ自体においてアドレス指定されるUEのグループのアイデンティティをエンコードするための新たな解決手段を提案する。新たな解決手段によれば、各レシピエントUEが、制御情報メッセージを検出するために、いずれのUEグループ固有の情報(例えば、UEグループ固有のアイデンティティ又はUEグループのチェック要素)も参照することを必要とせず、グループにおける他のUEのアイデンティティ又はチェック要素を認識することも必要としないように、全てのUEのアイデンティティは、個々のチェック要素によって、制御情報メッセージに含まれる。マルチキャスト制御メッセージ内で各チェック要素を生成するために用いられるUE識別子は、例えば、LTEシステムによって定義されるようなUE RNTI、又はUE RNTIの一部からなってよい。
従って、本発明の実施形態は、ネットワークノード及びユーザデバイス、ならびに対応する方法に関する。本開示において、本発明の実施形態は、通常、LTEシステムに関連して説明される。従って、LTEの用語、システム概念等が用られる。しかしながら、本解決手段は、このようなLTEシステムに限定されるものではなく、任意の好適な無線通信システムにおいて適用可能であることを理解されたい。従って、以下に説明される実施形態において、ユーザデバイス及びUEという用語は、両方とも、本開示において交換可能に用いられる。さらに、本制御情報メッセージMは、LTEシステムにおけるDCIに対応する。ユーザデバイスのアイデンティティは、例えば、LTEシステムにおけるRNTIに対応する。以下の開示におけるチェック要素は、巡回冗長検査(CRC)チェックワードもしくはCRCコードワード、又は単にCRCに対応する。
図1は、本発明の実施形態に係るネットワークノード100を示す。ネットワークノード100は、この例示的な実施形態において、通信手段108により送信機104と通信可能に結合されるプロセッサ102を備える。通信手段108は、図1におけるプロセッサ102と送信機104との間の点線の矢印として示される。通信手段108は、当技術分野で周知の技術に従う。通信手段108は、例えば、プロセッサ102と送信機104との間におけるデータの転送又は制御シグナリングに用いられてよい。この特定の実施形態におけるネットワークノード100は、プロセッサ102が送信機104を動作させる(又は制御する)制御手段110をさらに備える。制御手段は、プロセッサ102から送信機104への矢印により示される。ネットワークノード100は、無線通信システム500における送信のための送信機104と結合されるアンテナ手段106をさらに備える。任意選択的に、送信機104は、図1の実施形態において示される、無線通信システム500における送信及び受信のためのトランシーバの一部であってよい。ネットワークノード100は、任意選択的に、有線の通信手段112をさらに有してよく、これは、ネットワークノード100が、無線ネットワークコントローラ等のような他のネットワークノード又は他のネットワークエンティティとの通信を行うことを可能にする。
本解決手段によれば、ネットワークノード100のプロセッサ102は、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける各ユーザデバイス300zに対して、(CRCコードワードのような)チェック要素を生成するように構成される(図10参照)。ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける第1のユーザデバイス300aに対するチェック要素は、制御情報d及び第1のユーザデバイスiのアイデンティティに基づくものである。さらに、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける後続のユーザデバイスの各々300zに対するチェック要素は、制御情報d、後続のユーザデバイスiのアイデンティティ、及びユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである。
ネットワークノード100のプロセッサ102は、各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を制御情報dに付加することによって、制御情報メッセージMを形成するようにさらに構成される。制御情報メッセージMは、送信機104に転送され、ネットワークノード100の送信機104は、無線通信システム500において、ユーザデバイス300a,…,300zのグループに、制御情報メッセージMを送信するように構成される。
ネットワークノード100は、無線ネットワークノード、アクセスノード又はアクセスポイント又は基地局、例えば、無線基地局(RBS)であってよい。これは、いくつかのネットワークにおいて、利用される技術及び用語に応じて、送信機、「eNB」、「eNodeB」、「NodeB」又は「Bノード」と称されてよい。無線ネットワークノードは、送信電力に基づいて、これにより、セルサイズにさらに基づいて、例えば、マクロeNodeB、ホームeNodeB又はピコ基地局のような異なるクラスであってよい。無線ネットワークノードは、IEEE802.11に準拠した、無線媒体(WM)へのメディアアクセス制御(MAC)及び物理層(PHY)インタフェースを含む任意のデバイスであるステーション(STA)であってよい。
図2は、対応する方法200を示す。方法200は、図1に示されるもののようなネットワークノード100において実行されてよい。方法200は、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を生成する段階202を備える。ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける第1のユーザデバイス300aに対するチェック要素は、制御情報d及び第1のユーザデバイスiのアイデンティティに基づくものである。ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける後続のユーザデバイスの各々300zに対するチェック要素は、制御情報d、後続のユーザデバイスiのアイデンティティ、及びユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである。方法200は、各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を制御情報dに付加することによって、制御情報メッセージMを形成する段階204をさらに備える。方法200は、最後に、制御情報メッセージMをユーザデバイス300a,…,300zのグループに送信する段階206を備える。
さらに、ユーザデバイス300a,…,300zのグループは、信号対ノイズ比、信号対ノイズ干渉比、伝搬損失、信号対リークノイズ比、及び受信信号強度の1つ又は複数を含む無線チャネル又は無線環境特性に基づいて、形成されてよい。しかしながら、基地局への推定距離、推定経路損失、比例公平スケジューリング基準、期待スループット、レイテンシ等のような他の基準も、UE300a,…,300zのグループの形成に利用可能である。
ユーザデバイス300a,…,300zのグループは、例えば、同じ又は部分的に重複する無線リソースにおいて、マルチユーザが重畳されるデータチャネルの送信又は受信を共にスケジューリングされるユーザデバイスに適するように、動的な方式、例えば、送信時間間隔ベースで形成されてよい。このような送信スキームの例は、非直交多重アクセス、ならびに多入力多出力(MIMO)送信又は受信及びマルチユーザMIMO(MU−MIMO)の場合を含む。制御情報メッセージMは、従って、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける全てのユーザデバイスに対する共通制御情報(例えば、割り当てられた時間−周波数無線リソースの指示)、及び任意選択的に、ユーザデバイス固有の制御情報を含んでよい。
さらに、さらなる実施形態において、ネットワークノード100の送信機104は、さらに、同じ時間及び周波数無線リソースにおいて、ユーザデバイス300a,…,300zのグループに(すなわち、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける全てのユーザデバイスに)、制御情報メッセージMを送信するように構成される。本実施形態によれば、制御情報メッセージMは、マルチキャスト制御情報メッセージとみなされてよい。1つの例示的な場合において、ユーザデバイス300a,…,300zのグループは、時間及び周波数リソースの共通セット又は重複セットにおける重畳された送信又は受信のために選択されたユーザデバイスを含む。この場合、重畳された送信又は受信に対する時間−周波数無線リソースの割り当てのような、制御情報dの大部分は、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける全てのユーザデバイスに共通である。従って、マルチキャスト制御情報メッセージMにより、制御情報dを全てのユーザデバイスに同時にシグナリングすることによって、制御シグナリングオーバヘッドが大幅に減少する。
図3は、本発明の実施形態に係るユーザデバイス300を示す。ユーザデバイス300は、この例示的な実施形態において、通信手段308により受信機304と通信可能に結合されるプロセッサ302を備える。通信手段308は、図におけるプロセッサ302と受信機304との間の点線の矢印として示される。通信手段308は、当技術分野で周知の技術に従う。通信手段308は、例えば、プロセッサ302と受信機304との間におけるデータの転送又は制御シグナリングに用いられてよい。この特定の実施形態におけるユーザデバイス300は、プロセッサ302が受信機304を動作させる(又は制御する)制御手段310をさらに備える。制御手段は、プロセッサ302から受信機304への矢印により示される。ユーザデバイス300は、無線通信システム500における受信のための受信機304と結合されるアンテナ手段306をさらに備える。任意選択的に、受信機304は、図3の実施形態において示される、無線通信システム500における送信及び受信のためのトランシーバの一部であってよい。
本解決手段によれば、ユーザデバイス300の受信機304は、ユーザデバイス300a,…,300zのグループに対してアドレス指定された制御情報メッセージMを受信するように構成される。制御情報メッセージMは、前述されたように、制御情報d、及び制御情報メッセージMがアドレス指定されたユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を含む。ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける各ユーザデバイス300zに対するチェック要素は、制御情報dに付加される。制御情報メッセージMは、ユーザデバイス300のプロセッサ302に転送される。
ユーザデバイス300のプロセッサ302は、制御情報メッセージMに対して冗長チェックを計算することによって、チェック要素検出を実行するように構成される。ユーザデバイス300のプロセッサ302は、制御情報d=(d,…,d)の一番左のビットから開始することによって、制御メッセージMのビットを連続的に処理する。各ビットdは、CRCチェックデバイス(不図示)に供給される。これは、Wビットのテストチェック要素を、制御情報における現在の及び前のビット、及びユーザデバイス300のアイデンティティiの関数として、計算する。プロセッサ302によって計算されたテストチェック要素が、受信された制御メッセージにおいて、プロセッサ302によってテストチェック要素を計算するために用いられた最後のビットの位置に続くWビットと一致する場合、チェック要素は、受信された制御メッセージにおいて検出され、チェックの合格が宣言され、チェック要素検出手続きが終了する。さもなければ、後続のビット(di+1)は、CRCチェックデバイスに供給され、新たなテストチェック要素が計算される。チェック要素検出手続きは、受信された制御メッセージMにおいてチェック要素が検出された場合、又は制御メッセージにおける残りのビット数がWより小さい場合に終了する。
ユーザデバイス300のプロセッサ302は、制御情報メッセージMから制御情報dを導出し、冗長チェックが肯定的である場合に、他のユーザデバイスのチェック要素を破棄するようにさらに構成される。ユーザデバイス300のプロセッサ302は、導出された制御情報dに基づいて、無線通信システム500において通信を行うようにさらに構成される。
図4は、対応する方法400を示す。方法400は、図3に示されるもののようなユーザデバイス300において実行されてよい。方法400は、ユーザデバイス300a,…,300zのグループに対してアドレス指定された制御情報メッセージMを受信する段階402を備える。制御情報メッセージMは、制御情報d、及びユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を含み、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける各ユーザデバイス300zに対するチェック要素は、制御情報dに付加される。方法400は、ユーザデバイス300のアイデンティティi、ならびにユーザデバイス300に対するチェック要素の前の、制御情報メッセージMにおける全ての制御情報及びチェック要素に基づいて、制御情報メッセージMに対して冗長チェックを実行する段階404をさらに備える。方法400は、制御情報メッセージMから制御情報dを導出し、冗長チェックが肯定的である場合に、他のユーザデバイスのチェック要素を破棄する段階406をさらに備える。方法400は、最後に、導出された制御情報dに基づいて、無線通信システム500において通信を行う段階408を備える。
CRCチェック手続きは、以下の例に従って、実行可能である。ユーザデバイス300のCRCデバイス(不図示)は、Wビット(Wは、CRCワードのビット数に等しい)の内部状態変数を有する。これは、各CRCチェックオペレーションの最初に、全てゼロに初期化される。CRCチェックデバイスは、制御情報d=(d,…,d)の一番左のビットから開始することによって、特定の終了条件が満たされるまで、制御情報メッセージMを含むDCIパケットのビットを連続的に処理する。各ビットdは、CRCチェックデバイスに供給される。これは、前のCRC状態及び入力ビットdの関数として、新たなWビットのCRC状態を計算する。新たなCRC状態は、次に、ユーザデバイス300のアイデンティティ(例えば、RNTI)を用いてスクランブルされ、受信された制御メッセージMにおいてdに続くWビット(すなわち、di+1,…,di+W)と比較される。この比較に成功すると、CRCチェックが宣言され、CRCチェックオペレーションが終了する。さもなければ、後続のビット(di+1)がCRCチェックデバイスに供給される。手続きは、CRCチェックの条件に到達するまで、又は最大数のビットがCRCチェックデバイスに供給されるまで繰り返される。
ユーザデバイス300の実施形態において、プロセッサ302は、さらに、制御情報dに含まれるユーザデバイス300a,…,300zのグループに対する共通制御情報d、及び制御情報dに含まれるユーザデバイス300に対するユーザデバイス固有の制御情報dのいずれかを導出するように構成される。これは、制御情報dが、共通制御情報dのみ、又はユーザデバイス固有の制御情報dのみ、又は共通制御情報d及びユーザデバイス固有の制御情報dの両方を含んでよいことを意味する。
実施形態によれば、プロセッサ302は、さらに、共通制御情報d、及び制御情報dに含まれるユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける少なくとも1つの他のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報dに基づいて、ユーザデバイス300に対するユーザデバイス固有の制御情報dを導出するように構成される。1つの例示的な場合において、制御メッセージMは、マルチユーザが重畳された送信を介して、時間−周波数リソースの共通セットにおいてデータチャネル情報を受信(又は送信)するように選択された2つのユーザデバイス(300a、300b)に対して、アドレス指定可能である。ここで、時間−周波数リソースの共通セットにおける送信のために用いられる合計送信電力Pは、P=P+Pと分割され、P及びPは、それぞれ、ユーザデバイス300a及び300bのデータチャネルのために用いられる送信電力である。ユーザデバイス300a及び300bは、これらのデータチャネル情報をデコード可能とするために、割り当てられた電力P及びPを認識する必要がある。シグナリングオーバヘッドを減少させるために、制御メッセージMは、ユーザデバイス固有の制御情報P(又は同様にP)のみを含むように形成されてよく、P(又は同様にP)は、本実施形態に係るユーザデバイス300b(又は同様に300a)によって、P=P−P(又は同様にP=P−P)として導出されてよい。
本発明の実施形態において、本ユーザデバイス300は、無線通信システムにおいて無線通信を行うことを可能とされるユーザ機器(UE)、移動局(MS)、無線端末又はモバイル端末のいずれかであってよく、時に、セルラ無線システムとも称される。UEは、さらに、モバイル電話、セルラ電話、コンピュータタブレット、又は無線機能を有するラップトップと称されてよい。本文脈におけるUEは、無線アクセスネットワークを介して、他の受信機又はサーバのような他のエンティティと音声又はデータ通信を行うことを可能とされる、例えば、ポータブル、ポケット内収容可能、ハンドヘルド、コンピュータ搭載、又は車載モバイルデバイスであってよい。UEは、IEEE802.11に準拠した、無線媒体(WM)へのメディアアクセス制御(MAC)及び物理層(PHY)インタフェースを含む任意のデバイスであるステーション(STA)であってよい。
さらに、本発明の実施形態によれば、ネットワークノード100のプロセッサ102は、さらに、ユーザデバイス300a,…,300zのグループに対するチェック要素が生成された順序に従って、ユーザデバイス300a,…,300zのグループに対するチェック要素を付加することによって、制御情報メッセージMを形成するように構成される。
本発明の実施形態によれば、プロセッサ102は、後続のユーザデバイス300zのアイデンティティi、ならびに後続のユーザデバイス300zに対するチェック要素の前の、制御情報メッセージMにおける全ての制御情報及びチェック要素に基づいて、後続のユーザデバイス300zに対するチェック要素を生成するように構成される。
従って、我々は、第1の制御情報メッセージ(例えば、DCIパケット)[d,c]に対して、送信される制御メッセージMが[d,c,c]となるように、
=CRC(d,c;i
と計算された第2のチェック要素(例えば、CRCワード)を付加する。
2つより多くのユーザデバイスがアドレス指定されなければならない場合、このエンコード処理が反復され、図5に示されるように、複数のチェック要素フィールドを有する制御メッセージMを取得する。概して、第zのユーザデバイス300zに対する第zのチェック要素は、
=CRC(d,c,…,cz−1;i
と計算される。ここで、iは、第zのユーザデバイスのユーザデバイス識別子である。
第1のユーザデバイス300は、cの最後のビットが処理された後、制御メッセージMの検出に成功し、次に、dを読み出す。実行されなければならないブラインドデコードの試行を減少させるために、ユーザデバイス300は、次の制御メッセージの処理を開始する前に、cに続くW(Z−1)ビットをスキップしてよい。この目的のために、現在の制御メッセージMがアドレス指定されるユーザデバイスの数を含む、制御メッセージMにおけるフィールドを、制御メッセージMのデータフィールドdに追加することが好適である。
従って、本発明の実施形態によれば、ユーザデバイスの数についての情報が制御情報メッセージMに含まれる。従ってネットワークノード100は、このような情報を制御情報メッセージに含めるように構成されてよい。
第2のユーザデバイスは、cの最後のビットが処理された後で、制御メッセージMをブラインド検出し、次に、dを読み出し、cを破棄し、場合により、cに続くW(Z−2)ビットをスキップする。他のユーザデバイスに対しては、第2のユーザデバイスと同じブラインド検出アルゴリズムが利用可能である。
この実施形態、及び以下の実施形態の結果として、同じダウンリンク制御情報が、異なるアイデンティティ(RNTI)iからiに対応するユーザデバイスにマルチキャストされる。これは、制御チャネル(例えば、LTEシステムにおけるPDCCH又はEPDCCH)の無線リソースのような同じ時間及び周波数無線リソースにおいて、制御情報メッセージMをユーザデバイス300a,…,300zのグループ(の各ユーザデバイス)に送信するように、ネットワークノード100における送信機を構成することによって、効率的に実現可能である。
本発明のさらなる実施形態において、制御情報dは、図6及び7に示されるように、共通制御情報d、及びそれぞれ、合計でZのユーザに対するユーザ固有の制御情報d,…,dを含む。
N+(P+W)×Zビットの合計長さ内で、dの長さ及び各ユーザデバイス固有の制御情報の割り当てが、対応するユーザデバイスに認識されている場合、第zのチェック要素cは、
=CRC(d,d,c,…,dz−1,cz−1,d;i
と計算される。ここで、iは、LTEシステムのRNTIのような、第zのユーザデバイスのアイデンティティである。ブラインド検出は、これに対応して、受信された合計N+(P+W)×Zビットにおいて、対応するd、d、及びcをとることによって試行可能である。ここで、Nは、共通制御情報dのビット数であり、Pは、ユーザ固有の制御情報dのビット数であり、Wは、CRCワードcのビット数である。
図6に示されるように、一実施形態において、グループにおける全てのユーザデバイス300a,…,300zに対するユーザデバイス固有の制御情報dは、共通制御情報dに連続的に付加される。グループにおける全てのユーザデバイスに対するチェック要素は、ユーザデバイス固有の制御情報dに連続的に付加される。従って、ネットワークノード100のプロセッサ102は、各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を連続的に付加する前に、各ユーザデバイス300zに対するユーザデバイス固有の制御情報dを共通制御情報dに連続的に付加することによって、制御情報メッセージMを形成するように構成される。
図7に示されるように、一実施形態において、1つのユーザデバイス300zに対するユーザデバイス固有の制御情報dは、同じユーザデバイス300zに対するチェック要素の直前に配置される。各ユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報d及びユーザデバイス300のチェック要素のペアが、共通制御情報dに付加される。従って、ネットワークノード100のプロセッサ102は、さらに、関連付けられたユーザデバイス固有の制御情報dと交互に配置された、各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を連続的に付加することによって、制御情報メッセージMを形成するように構成される。
従って、冗長チェックが肯定的である場合に、ユーザデバイス300は、制御メッセージMの先頭から開始して、Nビットの長さにわたる共通制御情報を読み出し、それ自体のCRCワードに先行する1番目のビットから開始して遡って、Pビットの長さにわたるそれ自体のユーザ固有の制御情報を読み出すことができることを認識する。
本発明のさらなる実施形態において、制御情報dは、共通制御情報d、及びユーザデバイス300a,…,300zのグループにおける少なくとも1つのユーザデバイス300zに対するユーザ固有の制御情報dを含む。これは、図8及び9に示される。ここで、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにおいて、K<ZであるK個のユーザデバイスが、ユーザ固有の制御情報dを有する。
図8の実施形態において、制御情報メッセージMは、共通制御情報dで開始し、連続的に付加されたK個のユーザデバイスに対するユーザ固有の制御情報dが続く。最後に、Z個のユーザデバイスに対するチェック要素が、K個のユーザデバイスに対するユーザ固有の制御情報dに連続的に付加される。従って、本実施形態に係るネットワークノード100のプロセッサ102は、各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を生成するようにさらに構成される。第1のユーザデバイス300aに対するチェック要素は、共通制御情報d、第1のユーザデバイスiがユーザデバイスのサブグループに属する場合には第1のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報d、及び第1のユーザデバイスのアイデンティティに基づくものである。第1のユーザデバイスの後の後続のユーザデバイスの各々300zに対するチェック要素は、共通制御情報d、後続のユーザデバイス300zがユーザデバイスのサブグループに属する場合には後続のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報d、及び前のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報d、後続のユーザデバイスのアイデンティティ、及び前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである。換言すると、本実施形態は、ユーザデバイスのグループ(Z個のユーザデバイスを含む)のうち、制御情報メッセージMがアドレス指定されたサブグループ(K個のユーザデバイス)に対してのみ、ユーザデバイス固有の制御情報が付与されることを可能にする。
図9の実施形態において、制御情報メッセージMは、共通制御情報dで開始し、K個のユーザデバイスにおける各ユーザデバイスに対するユーザ固有の制御情報d及びチェック要素のペアが続く。説明されたペアは、連続的に付加される。最後に、制御情報メッセージMにおいて、ユーザ固有の制御情報dを有さないユーザデバイスに対するチェック要素ck+1…cが、連続的に付加される。従って、本実施形態に係るネットワークノード100のプロセッサ102は、さらに、ユーザデバイスがユーザデバイスのサブグループに属する場合に、各ユーザデバイス300zに対するチェック要素を、関連付けられたユーザデバイス固有の制御情報dzkと共に連続的に付加することによって、制御情報メッセージMを形成するように構成される。
図10は、本発明の実施形態に係る無線通信システム500を示す。ネットワークノード100は、ユーザデバイス300a,…,300zのグループにサービスする。本解決手段によれば、制御情報メッセージMは、ネットワークノード100からユーザデバイス300a,…,300zのグループに送信される。制御情報メッセージMは、本発明の実施形態に係る任意のフォーマットを有してよい。ユーザデバイス300a,…,300zのグループは、制御情報メッセージMを受信し、制御情報メッセージMのCRCチェックを実行する。CRCチェックに成功すると、ユーザデバイス300a,…,300zのグループは、制御情報メッセージMにおける制御情報dに従って、無線通信システム500において通信を行う。
さらに、本発明に係るあらゆる方法は、処理手段によって実行された場合に、方法の段階を処理手段に実行させるコード手段を有するコンピュータプログラムで実装されてよい。コンピュータプログラムは、コンピュータプログラム製品のコンピュータ可読媒体に含まれる。コンピュータ可読媒体は、ROM(リードオンリメモリ)、PROM(プログラマブルリードオンリメモリ)、EPROM(消去可能PROM)、フラッシュメモリ、EEPROM(電気的消去可能PROM)、又はハードディスクドライブのような、任意のメモリを本質的に含んでよい。
さらに、当業者であれば、本受信機デバイスが、本解決手段を実行するために、例えば、機能、手段、ユニット、要素等の形式の必要な通信機能を備えることが理解される。このような他の手段、ユニット、要素及び機能の例は、プロセッサ、メモリ、バッファ、制御ロジック、エンコーダ、デコーダ、レートマッチャ、デレートマッチャ、マッピングユニット、乗算器、決定ユニット、選択ユニット、スイッチ、インタリーバ、デインタリーバ、モジュレータ、デモジュレータ、入力、出力、アンテナ、増幅器、受信機ユニット、送信機ユニット、DSP、MSD、TCMエンコーダ、TCMデコーダ、電力供給ユニット、電力フィーダ、通信インタフェース、通信プロトコル等であり、これらは、本解決手段を実行するために、共に適切に配置される。
特に、本受信機デバイスのプロセッサは、例えば、中央処理装置(CPU)、処理ユニット、処理回路、プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、マイクロプロセッサ、又は命令を解釈及び実行し得る他の処理ロジックのうち1つ又は複数の例を含む。「プロセッサ」という表現は、従って、例えば、上述されたもののいずれか、いくつか、又は全てのような、複数の処理回路を含む処理回路を表してよい。処理回路は、呼び出し処理制御、ユーザインタフェース制御等のようなデータバッファリング及びデバイス制御機能を含む、データの入力、出力、及び処理のためのデータ処理機能をさらに実行してよい。
最後に、本発明は、上述された実施形態に限定されるものではなく、さらに、添付された独立請求項の範囲内にある全ての実施形態に関し、これらを組み込むことを理解されたい。

Claims (16)

  1. 無線通信システム(500)のためのネットワークノードであって、
    ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における各ユーザデバイス(300z)に対するチェック要素を生成するように構成されるプロセッサ(102)であって、前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における第1のユーザデバイス(300a)に対する前記チェック要素は、制御情報(d)及び前記第1のユーザデバイスの前記アイデンティティ(i)に基づくものであり、前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における後続のユーザデバイス(300z)の各々に対する前記チェック要素は、前記制御情報(d)、前記後続のユーザデバイスの前記アイデンティティ(i)及び前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものであり、前記プロセッサ(102)は、各ユーザデバイス(300z)に対する前記チェック要素を前記制御情報(d)に付加することによって、制御情報メッセージ(M)を形成するように構成される、プロセッサ(102)と、
    前記制御情報メッセージ(M)を前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)に送信するように構成される送信機(104)と、
    を備えるネットワークノード(100)。
  2. 前記プロセッサ(102)は、さらに、
    前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)に対する前記チェック要素が生成された順序に従って、前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)に対する前記チェック要素を付加することによって、前記制御情報メッセージ(M)を形成する
    ように構成される、請求項1に記載のネットワークノード(100)。
  3. 前記制御情報(d)は、前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)に対する共通制御情報(d)及び前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における少なくとも1つのユーザデバイス(300z)に対するユーザデバイス固有の制御情報(d,d)のいずれかを含む、
    請求項1又は2に記載のネットワークノード(100)。
  4. 前記プロセッサ(102)は、さらに、
    後続のユーザデバイス(300z)の前記アイデンティティ(i)、ならびに前記後続のユーザデバイス(300z)に対する前記チェック要素の前の、前記制御情報メッセージ(M)における全ての制御情報及びチェック要素に基づいて、前記後続のユーザデバイス(300z)に対する前記チェック要素を生成する
    ように構成される、請求項3に記載のネットワークノード(100)。
  5. 前記制御情報(d)は、前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における全てのユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報を含み、
    前記プロセッサ(102)は、さらに、
    各ユーザデバイス(300z)に対する前記チェック要素を連続的に付加する前に、各ユーザデバイス(300z)に対する前記ユーザデバイス固有の制御情報(d)を、前記共通制御情報(d)に連続的に付加することによって、前記制御情報メッセージ(M)を形成する
    ように構成される、請求項3又は4に記載のネットワークノード(100)。
  6. 前記プロセッサ(102)は、さらに、
    各ユーザデバイス(300z)に対するチェック要素を生成する
    ように構成され、
    前記第1のユーザデバイス(300a)に対する前記チェック要素は、前記共通制御情報(d)、前記第1のユーザデバイス(i)に対する前記ユーザデバイス固有の制御情報(d)、及び前記第1のユーザデバイス(i)の前記アイデンティティに基づくものであり、後続のユーザデバイス(300z)の各々に対する前記チェック要素は、前記共通制御情報(d)、前記後続のユーザデバイス(i)及び前記前のユーザデバイスに対する前記ユーザデバイス固有の制御情報(d)、前記後続のユーザデバイス(i)の前記アイデンティティ、及び前記前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである、
    請求項5に記載のネットワークノード(100)。
  7. 前記プロセッサ(102)は、さらに、
    関連付けられたユーザデバイス固有の制御情報(d)と交互に配置された、各ユーザデバイス(300z)に対する前記チェック要素を連続的に付加することによって、前記制御情報メッセージ(M)を形成する
    ように構成される、請求項6に記載のネットワークノード(100)。
  8. 前記ユーザデバイス固有の制御情報は、前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)におけるユーザデバイスのサブグループに対するユーザデバイス固有の制御情報(d)を含み、
    前記プロセッサ(102)は、さらに、各ユーザデバイス(300z)に対するチェック要素を生成するように構成され、前記第1のユーザデバイス(300a)に対する前記チェック要素は、前記共通制御情報(d)、前記第1のユーザデバイスが前記ユーザデバイスのサブグループに属する場合には前記第1のユーザデバイスに対する前記ユーザデバイス固有の制御情報(d)、及び前記第1のユーザデバイス(i)の前記アイデンティティに基づくものであり、
    後続のユーザデバイス(300z)の各々に対する前記チェック要素は、前記共通制御情報(d)、前記後続のユーザデバイス(i)が前記ユーザデバイスのサブグループに属する場合には前記後続のユーザデバイス(i)に対する前記ユーザデバイス固有の制御情報(d)、及び前記前のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報(d)、前記後続のユーザデバイス(i)の前記アイデンティティ、及び前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである、
    請求項1から4のいずれかに記載のネットワークノード(100)。
  9. 前記プロセッサ(102)は、さらに、
    前記ユーザデバイスが前記ユーザデバイスのサブグループに属する場合に、各ユーザデバイス(300z)に対する前記チェック要素を、関連付けられたユーザデバイス固有の制御情報(d)と共に連続的に付加することによって、前記制御情報メッセージ(M)を形成する
    ように構成される、請求項8に記載のネットワークノード(100)。
  10. 前記プロセッサ(102)は、さらに、
    信号対ノイズ比、信号対ノイズ干渉比、伝搬損失、信号対リークノイズ比、及び受信信号強度の1つ又は複数を含む無線チャネル又は無線環境特性に基づいて、前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)を形成する
    ように構成される、先の請求項のいずれかに記載のネットワークノード(100)。
  11. 無線通信システム(500)のためのユーザデバイス(300)であって、
    ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)に対してアドレス指定された制御情報メッセージ(M)を受信するように構成される受信機(304)であって、前記制御情報メッセージ(M)は、制御情報(d)及び前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における各ユーザデバイス(300z)に対するチェック要素を含み、前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における各ユーザデバイス(300z)に対する前記チェック要素は、前記制御情報(d)に付加される、受信機(304)と、
    前記ユーザデバイス(300)の前記アイデンティティ(i)、ならびに前記ユーザデバイス(300)に対する前記チェック要素の前の、前記制御情報メッセージ(M)における全ての制御情報及びチェック要素に基づいて、前記制御情報メッセージ(M)に対して冗長チェックを実行し、前記制御情報メッセージ(M)から前記制御情報(d)を導出し、冗長チェックが肯定的である場合に、他のユーザデバイスのチェック要素を破棄するように構成されるプロセッサ(302)と、
    を備え、
    前記ユーザデバイスは、前記導出された制御情報(d)に基づいて、前記無線通信システム(500)において通信を行うように構成される、
    ユーザデバイス(300)。
  12. 前記プロセッサ(302)は、さらに、
    前記制御情報(d)に含まれる前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)に対する共通制御情報(d)、及び前記制御情報(d)に含まれる前記ユーザデバイス(300)に対するユーザデバイス固有の制御情報(d)のいずれかを導出する
    ように構成される、請求項11に記載のユーザデバイス(300)。
  13. 前記プロセッサ(302)は、さらに、
    前記共通制御情報(d)、及び前記制御情報(d)に含まれる前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における少なくとも1つの他のユーザデバイスに対するユーザデバイス固有の制御情報(d)に基づいて、前記ユーザデバイス(300)に対する前記ユーザデバイス固有の制御情報(d)を導出する
    ように構成される、請求項12に記載のユーザデバイス(300)。
  14. 無線通信システム(500)におけるネットワークノード(100)のための方法(200)であって、
    ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における各ユーザデバイス(300z)に対するチェック要素を生成する段階(202)であって、前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における第1のユーザデバイス(300a)に対する前記チェック要素は、制御情報(d)及び前記第1のユーザデバイス(i)の前記アイデンティティに基づくものであり、前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における後続のユーザデバイス(300z)の各々に対する前記チェック要素は、前記制御情報(d)、前記後続のユーザデバイス(i)の前記アイデンティティ及び前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における前のユーザデバイスに対する前に生成されたチェック要素に基づくものである、段階(202)と、
    各ユーザデバイス(300z)に対する前記チェック要素を、前記制御情報(d)に付加することによって、制御情報メッセージ(M)を形成する段階(204)と、
    前記制御情報メッセージ(M)を、前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)に送信する段階(206)と、
    を備える方法(200)。
  15. 無線通信システム(500)におけるユーザデバイス(300)のための方法(400)であって、
    ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)に対してアドレス指定された制御情報メッセージ(M)を受信する段階(402)であって、前記制御情報メッセージ(M)は、制御情報(d)及び前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における各ユーザデバイス(300z)に対するチェック要素を含み、前記ユーザデバイスのグループ(300a,…,300z)における各ユーザデバイス(300z)に対する前記チェック要素は、前記制御情報(d)に付加される、段階(402)と、
    前記ユーザデバイス(300)の前記アイデンティティ(i)、ならびに前記ユーザデバイス(300)に対する前記チェック要素の前の、前記制御情報メッセージ(M)における全ての制御情報及びチェック要素に基づいて、前記制御情報メッセージ(M)に対して冗長チェックを実行する段階(404)と、
    前記制御情報メッセージ(M)から前記制御情報(d)を導出し、冗長チェックが肯定的である場合に、他のユーザデバイスのチェック要素を破棄する段階(406)と、
    前記導出された制御情報(d)に基づいて、前記無線通信システム(500)において通信を行う段階(408)と、
    を備える方法(400)。
  16. コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがコンピュータ上で動作する場合に、請求項14又は15に記載の方法を実行するためのプログラムコードを含むコンピュータプログラム。
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