関連出願の相互参照
[0001]本特許出願は、2016年6月30日に出願された「ワイヤレス通信におけるリソースプールを管理するための技法」と題された米国非仮出願第15/199,640号、および2015年7月2日に出願された「ワイヤレス通信におけるリソースプールを管理するための技法」と題された米国仮出願第62/188,199号の優先権を主張し、これらは、ここでの譲受人に対して譲渡され、これにより参照によって本明細書に明示的に組み込まれる。
背景
[0002]本明細書において説明される態様は、一般的に通信システムに関係し、より具体的には、ワイヤレス通信におけるリソースプールを管理するための技法に関係する。
[0003]電話通信、映像、データ、メッセージング、ブロードキャストのような様々な電気通信サービスを提供するために、ワイヤレス通信システムが広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA(登録商標))システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システムを含む。
[0004]これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスに、市区町村レベル、国レベル、地方レベルだけでなく、世界的なレベルでの通信を可能にさせる、共通のプロトコルを提供するために、様々な電気通信標準規格に採用されてきている。電気通信標準規格の一例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))である。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表された、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)モバイル標準規格を向上させたもののセットである。LTEにおける最近の開発は、ビークル対ビークル(V2V)、ビークル対歩行者(V2P)、ビークル対インフラストラクチャ(V2I)、等通信(本明細書において集合的に「V2X」と称する)を含み、ここで、ビークルベースのユーザ機器(UE)は、ネットワークにおいて、通信リソースをスケジューリングするために、他のUEと直接的に、または基地局の助け無しに通信できる。例えば、ビークルベースのUEは、衝突警告を示すために、通信リソースを通し、LTEを介して、お互いにメッセージを直接的に通信でき、これはビークルにおける何らかの動作を生じさせられる。他の例において、ビークルベースのUEは、インフラストラクチャに、周期的状態報告を直接的に通信でき、これは他のネットワークエンティティ、等に報告され得る。
[0005]V2X通信を含むネットワークを含んでいるいくつかのワイヤレス通信ネットワークにおいて、利用可能な通信リソース、特に制御リソースの非効率的および/または非効果的な利用は、送信における待ち時間(latency)を招き得る。よって、リソースが管理されるような方法における改善が望まれる。
概要
[0006]下記は、1つ以上の態様の基本的な理解を提供するために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。本概要は、全ての考慮された態様の広範な概観ではなく、全ての態様の鍵となる要素または重要な要素を識別することも、任意の態様または全ての態様の範囲を叙述することも意図されない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明への前置きとして、簡略化された形態で1つ以上の態様のいくつかの概念を提示することである。
[0007]ある態様に従って、ワイヤレス通信における制御リソースプールを管理するための現在の方法が提示される。説明された態様は、ユーザ機器(UE)において、代替的リソースプール情報をネットワークエンティティから受信することを含み、ここにおいて、代替的リソースプール情報信号は、ワイヤレス通信の最中に送信のために使用される、制御リソースプールとデータリソースプールとを有するリソースプールの構成に対応する。説明された態様は、UEにおいて、代替的リソースプール情報に基づいて、第1の制御リソースを制御リソースプールの第1の周波数部分から選択することをさらに含む。説明された態様は、UEにおいて、制御リソースプールの第1の周波数部分からの第1の制御リソースを送信することをさらに含む。説明された態様は、UEにおいて、第1の制御リソースに基づいて、第2の制御リソースを制御リソースプールの第2の周波数部分から選択することをさらに含む。説明された態様は、UEにおいて、制御リソースプールの第2の周波数部分からの第2の制御リソースを送信することをさらに含む。
[0008]別の態様において、ワイヤレス通信における制御リソースプールを管理するための現在の装置は、命令を記憶するように構成されたメモリ、およびメモリに通信的に結合された1つ以上のプロセッサを含み得、ここにおいて、1つ以上のプロセッサおよびメモリは、UEにおいて、ネットワークエンティティから代替的リソースプール情報を受信するように構成されており、ここにおいて、代替的リソースプール情報信号は、ワイヤレス通信の最中に送信のために使用される、制御リソースプールとデータリソースプールとを有するリソースプールの構成に対応する。説明された態様は、UEにおいて、代替的リソースプール情報に基づいて、第1の制御リソースを制御リソースプールの第1の周波数部分からさらに選択する。説明された態様は、UEにおいて、制御リソースプールの第1の周波数部分からの第1の制御リソースをさらに送信する。説明された態様は、UEにおいて、第1の制御リソースに基づいて、第2の制御リソースを制御リソースプールの第2の周波数部分からさらに選択する。説明された態様は、UEにおいて、制御リソースプールの第2の周波数部分からの第2の制御リソースをさらに送信する。
[0009]別の態様において、現在のコンピュータ可読媒体は、ワイヤレス通信における制御リソースプールを管理するためのコンピュータ実施可能なコードを記憶し得る。説明された態様は、UEにおいて、代替的リソースプール情報をネットワークエンティティから受信するためのコードを含み、ここにおいて、代替的リソースプール情報信号は、ワイヤレス通信の最中に送信のために使用される、制御リソースプールとデータリソースプールとを有するリソースプールの構成に対応する。説明された態様は、UEにおいて、代替的リソースプール情報に基づいて、第1の制御リソースを制御リソースプールの第1の周波数部分から選択するためのコードをさらに含む。説明された態様は、UEにおいて、制御リソースプールの第1の周波数部分からの第1の制御リソースを送信するためのコードをさらに含む。説明された態様は、UEにおいて、第1の制御リソースに基づいて、第2の制御リソースを制御リソースプールの第2の周波数部分から選択するためのコードをさらに含む。説明された態様は、UEにおいて、制御リソースプールの第2の周波数部分からの第2の制御リソースを送信するためのコードをさらに含む。
[0010]別の態様において、ワイヤレス通信における制御リソースプールを管理するための現在の装置は、UEにおいて、代替的リソースプール情報をネットワークエンティティから受信するための手段を含み得、ここにおいて、代替的リソースプール情報信号は、ワイヤレス通信の最中に送信のために使用される、制御リソースプールとデータリソースプールとを有するリソースプールの構成に対応する。説明された態様は、UEにおいて、代替的リソースプール情報に基づいて、第1の制御リソースを制御リソースプールの第1の周波数部分から選択するための手段をさらに含む。説明された態様は、UEにおいて、制御リソースプールの第1の周波数部分からの第1の制御リソースを送信するための手段をさらに含む。説明された態様は、UEにおいて、第1の制御リソースに基づいて、第2の制御リソースを制御リソースプールの第2の周波数部分から選択するための手段をさらに含む。説明された態様は、UEにおいて、制御リソースプールの第2の周波数部分からの第2の制御リソースを送信するための手段をさらに含む。
[0011]別の態様に従って、ワイヤレス通信におけるリソースプールを管理するための現在の方法が提供される。説明された態様は、ネットワークエンティティから1つ以上のUEに代替的リソースプール情報を送信することを含み得、ここにおいて、代替的リソースプール情報は、ワイヤレス通信の最中に、制御リソースおよびデータリソースを送信するためのリソースプールの構成に対応し得る。説明された態様は、ネットワークエンティティにおいて、1つ以上のUEから1つ以上の信号をさらに受信することを含み、ここにおいて、1つ以上の信号は、代替的リソースプール情報に基づいて修正された、制御リソースおよびデータリソースのうちの少なくとも1つまたは両方に対応する。
[0012]別の態様において、ワイヤレス通信における制御リソースプールを管理するための現在の装置は、命令を記憶するように構成されたメモリを含み得、1つ以上のプロセッサが、メモリと通信的に結合され、ここにおいて、1つ以上のプロセッサおよびメモリは、ネットワークエンティティから1つ以上のUEに代替的リソースプール情報を送信するように構成され、ここにおいて、代替的リソースプール情報は、ワイヤレス通信の最中に、制御リソースおよびデータリソースを送信するためのリソースプールの構成に対応し得る。説明された態様は、ネットワークエンティティにおいて、1つ以上のUEから1つ以上の信号をさらに受信し、ここにおいて、1つ以上の信号は、代替的リソースプール情報に基づいて修正された、制御リソースおよびデータリソースのうちの少なくとも1つまたは両方に対応する。
[0013]別の態様において、現在のコンピュータ可読媒体は、ワイヤレス通信における制御リソースプールを管理するためのコンピュータ実施可能なコードを記憶し得る。説明された態様は、ネットワークエンティティから1つ以上のUEに代替的リソースプール情報を送信するためのコードを含み得、ここにおいて、代替的リソースプール情報は、ワイヤレス通信の最中に、制御リソースおよびデータリソースを送信するためのリソースプールの構成に対応し得る。説明された態様は、ネットワークエンティティにおいて、1つ以上のUEから1つ以上の信号を受信するためのコードをさらに含み、ここにおいて、1つ以上の信号は、代替的リソースプール情報に基づいて修正された、制御リソースおよびデータリソースのうちの少なくとも1つまたは両方に対応する。
[0014]別の態様において、ワイヤレス通信における制御リソースプールを管理するための現在の装置は、ネットワークエンティティから1つ以上のUEに代替的リソースプール情報を送信するための手段を含み得、ここにおいて、代替的リソースプール情報は、ワイヤレス通信の最中に、制御リソースおよびデータリソースを送信するためのリソースプールの構成に対応し得る。説明された態様は、ネットワークエンティティにおいて、1つ以上のUEから1つ以上の信号を受信するための手段をさらに含み、ここにおいて、1つ以上の信号は、代替的リソースプール情報に基づいて修正された、制御リソースおよびデータリソースのうちの少なくとも1つまたは両方に対応する。
[0015]上述した目的および関連する目的の達成のために、1つ以上の態様は、後に十分に説明され、特許請求の範囲中で特に指摘される特徴を備える。以下の説明および付属の図面は、1つ以上の態様の、ある例証的な特徴を詳細に記載する。これらの特徴は、しかしながら、様々な態様の原理が採用され得る様々な手法のほんの一部を示しており、この説明は、全てのそのような態様およびそれらの同等物を含むように意図される。
[0016]添付の図面は、本開示の様々な態様の説明を助けるために提示され、これらの態様の限定としてではなくその例証のためだけに提供される。図面は、類似の要素に対して類似の参照番号を含み、選択的コンポーネントまたは動作は、ダッシュ線で表示し得る。
[0017]図1は、本明細書において説明される態様に従う、電気通信システムの例を概念的に例証するブロック図を指し示す。
[0018]図2は、アクセスネットワークの例を例証する図である。
[0019]図3は、アクセスネットワークにおける発展型ノードBおよびユーザ機器の例を例証する図である。
[0020]図4は、本明細書において説明される態様に従う、例となるシステムを例証する図である。
[0021]図5Aは、本明細書において説明される態様に従う、例となるリソースプール構成を例証する概念図である。
図5Bは、本明細書において説明される態様に従う、例となるリソースプール構成を例証する概念図である。
[0022]図6は、本明細書において説明される態様に従う、ワイヤレス通信においてUEにおける制御リソースプールを管理するための方法のフローチャートである。
[0023]図7は、本明細書において説明される態様に従う、ワイヤレス通信において基地局における制御リソースプールを管理するための方法のフローチャートである。
[0024]図8は、本開示の様々な態様に従う、通信コンポーネントを含む例示的な装置中の異なる手段/コンポーネント間のデータフローを例証する概念的データフロー図である。
[0025]図9は、本開示の様々な態様に従う、通信コンポーネントを含む処理システムを採用する装置のためのハードウェア実装の例を例証する図である。
[0026]図10は、本開示の様々な態様に従う、通信コンポーネントを含む例示的な装置中の異なる手段/コンポーネント間のデータフローを例証する概念的データフロー図である。
[0027]図11は、本開示の様々な態様に従う、通信コンポーネントを含む処理システムを採用する装置のためのハードウェア実装の例を例証する図である。
詳細な説明
[0028]添付の図面に関連して以下に述べられる詳細な説明は、様々な構成の説明を意図したものであり、本明細書において説明される概念が実現され得る、唯一の構成を表示することを意図したものではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を提供するための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細無しに実現され得ることは当業者にとって明らかであろう。いくつかの事例において、周知のコンポーネントが、そのような概念を曖昧にすることを避けるためにブロック図の形態で指し示されている。
[0029]ここでは、電気通信システムのいくつかの態様が、様々な装置および方法に関連して提示される。これらの装置および方法は、以下の詳細な説明において説明され、添付の図面において、様々なブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズム、等(集合的に「エレメント」と称する)により例証されている。これらのエレメントは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの任意の組み合わせを使用して実装され得る。そのようなエレメントがハードウェアとして実装されるかソフトウェアとして実装されるかは、システム全体に課された特定の用途および設計の制約に依存する。
[0030]例として、エレメント、またはエレメントの任意の一部、またはエレメントの任意の組み合わせは、1つ以上のプロセッサを含む「処理システム」で実装され得る。プロセッサの例は、本開示を通して説明される様々な機能を実行するように構成された、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、状態機械、ゲートロジック、ディスクリートハードウェア回路、および他の適切なハードウェアを含む。処理システムにおける1つ以上のプロセッサは、ソフトウェアを実施し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはそれ以外の名称で称されようとも、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実施ファイル、実施スレッド、プロシージャ、関数、等を意味するものと広く解釈されるべきである。
[0031]従って、1つ以上の態様において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、これらの機能は、コンピュータ可読媒体上に、1つ以上の命令またはコードとして記憶されるか、あるいは1つ以上の命令またはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROM、または他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置、または他の磁気記憶装置、または、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用されることができ、およびコンピュータによってアクセスされることができる、任意の他の媒体を備えることができる。本明細書において使用される、ディスク(Disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、並びにフロッピー(登録商標)ディスクを含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記のものを組み合わせたものもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0032]本明細書において説明されたものは、(本明細書において集合的に「V2X」と称する)LTE−ダイレクト(LTE−D)通信ネットワークにおけるビークル対ビークル(V2V)、ビークル対歩行者(V2P)、ビークル対インフラストラクチャ(V2I)、等通信のためのリソースプールを管理することに関係する様々な態様である。例えば、2つのビークルが通信しているV2Vシナリオ(例えば、2つのUE)において、送信UEは、宛先グループ識別子(ID)に、データの変調および符号化スキーム(MCS)に、および/またはデータによって使用される時間周波数リソースに、関する情報を包含する、制御リソースプール中の制御情報を先ず送信し得る。さらに、ある態様において、V2Vシナリオにおける受信UEは、制御パケットについて、リスンし、任意の受信した制御パケットが成功裏に復号された際、受信UEが制御パケット中で送信された宛先グループ識別子IDに属するかを決定する。UEが、宛先グループIDのメンバーであると決定されると、UEは、制御パケット中に示されたリソース上のデータの復号を進め得る。しかしながら、40msの制御リソースプールに対する最小限の周期性を仮定すると、これは、UEが送信するデータを有するときから実際の送信までに、少なくとも40msの(ワーストケース)待ち時間をもたらす。付加的に、V2Vアプリケーションのようなアプリケーションについて、待ち時間を減らすべき動機付けが存在する。
[0033]従って、いくつかの態様において、本方法および装置は、制御およびデータのリソースを送信するためのリソースプールの構成を修正することによって、現在の解決策に比べ効率的な解決策を提供し得る。言い換えれば、現在の態様において、ネットワークエンティティは、UEがUEのそれぞれの制御およびデータの送信スキームを修正するように、代替的リソースプール情報信号を1つ以上のUEに送信し得る。例えば、代替的リソースプール情報は、例えば、制御およびデータのリソースが時分割多重化、ただし待ち時間を減らすためにインターリーブされたサブフレームと時分割多重化されている、および/または制御およびデータのリソースが、周波数多重化されている、といったリソースプールのための代替的構成を示し得る。そのようであるので、本態様は、UEにおいて、代替的リソースプール情報をネットワークエンティティから受信し、ここにおいて、代替的リソースプール情報信号は、ワイヤレス通信の最中に送信のために使用される、制御リソースプールとデータリソースプールとを有するリソースプールの構成に対応する;UEにおいて、代替的リソースプール情報に基づいて、第1の制御リソースを制御リソースプールの第1の周波数部分から選択し、;UEにおいて、制御リソースプールの第1の周波数部分からの第1の制御リソースを送信し、;UEにおいて、第1の制御リソースに基づいて、第2の制御リソースを制御リソースプールの第2の周波数部分から選択し、;UEにおいて、制御リソースプールの第2の周波数部分からの第2の制御リソースを送信するための1つ以上のメカニズムを提供する。さらにまた、本態様は、代替的リソースプール情報をネットワークエンティティから1つ以上のUEに送信し、ここにおいて、代替的リソースプール情報は、ワイヤレス通信の最中に、制御リソースおよびデータリソースを送信するためのリソースプールの構成に対応する;ネットワークエンティティにおいて、1つ以上の信号を1つ以上のUEから受信する、ここにおいて、1つ以上の信号は、代替的リソースプール情報に基づいて修正された、制御リソースおよびデータリソースのうちの少なくとも1つまたは両方に対応する、;ための1つ以上の他のメカニズムを提供する。ある態様において、V2X通信について、ビークルは、代替的リソースプール情報を受信するUEを含み得る、またはUEに関連付けられ得る。
[0034]V2X通信の見地から説明されたが、リソースプールを最適化することに関して以下に説明される概念は、1つ以上の個別のメッセージを通信することについて、基地局または他のネットワークエンティティによる、より正確なリソース割り振りを行うためのメッセージに関する追加の情報を提供することを容易にするために、実質的に任意のメッセージベース通信のタイプに適用できることが認識されるべきである。
[0035]先ず図1を参照すると、図は、本明細書において説明される態様に従う、ワイヤレス通信システム100の例を例証する。ワイヤレス通信システム100は、複数の基地局(例えば、eNB、WLANアクセスポイントまたは他のアクセスポイント)105、複数のユーザ機器(UE)115、およびコアネットワーク130を含む。1つ以上のUE115は、代替的リソースプール情報信号を受信し、信号中に含まれる代替的リソースプール情報に基づいて、制御リソースおよびデータリソースを送信するように構成された通信コンポーネント461(例えば、図4参照)を含み得る。同様に、1つ以上の基地局105は、制御およびデータのリソースの構成を修正するために、1つ以上の代替的リソースプール情報信号を確立して、1つ以上のUE115に送信するように構成された通信コンポーネント402(例えば、図4参照)を含み得る。
[0036]例えば、UE115は、V2X通信(例えば、LTEダイレクトすなわちLTE−Dのようなデバイス対デバイス通信のために定義されたLTE無線アクセス技術に基づく)V2X通信を使用して通信するビークルベースのUEを含み得る。従って、例えば、UE115は、ダイレクトメッセージベース通信を使用して(例えば、リソースをスケジューリングするために基地局105の助けを使ったり使わなかったりして)お互いに通信し得る。いくつかの基地局105は、(示されていない)基地局コントローラの制御下でUE115と通信し得、基地局コントローラは、様々な例においてコアネットワーク130またはある基地局105(例えば、eNB)の一部であり得る。基地局105は、バックホールリンク132を通してコアネットワーク130と制御情報および/またはユーザデータを通信し得る。例において、基地局105は、直接的または間接的に、バックホールリンク134上で互いに通信し得、それは、有線またはワイヤレス通信リンクであり得る。ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上の動作をサポートし得る。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で同時に変調された信号を送信することができる。例えば、各通信リンク125は、上述された様々な無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であり得る。各変調された信号は、異なるキャリア上で送られることがあり得、制御情報(例えば、参照信号、制御チャネル、等)、オーバーヘッド情報、データ、等を搬送し得る。
[0037]基地局105は、1つ以上の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレスで通信し得る。基地局105の位置の各々は、それぞれのカバレッジエリア110に通信カバレッジを提供し得る。いくつかの例において、基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、基本サービスセット(BSS)、拡張型サービスセット(ESS)、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、またはいくつかの他の適切な技術用語で称され得る。基地局に対するカバレッジエリア110は、(示されていない)カバレッジエリアの一部のみを構成するセクタに分割され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(例えば、マクロ、マイクロ、および/またはピコ基地局)を含み得る。基地局105はまた、セルラおよび/またはWLAN無線アクセス技術(RAT)のような異なる無線技術を利用し得る。基地局105は、同じまたは異なるアクセスネットワークあるいはオペレータ展開に関連付けられ得る。同じまたは異なるタイプの基地局105のカバレッジエリアを含み、同じまたは異なる無線技術を利用し、および/または、同じまたは異なるアクセスネットワークに属する異なる基地局105のカバレッジエリアは、重複し得る。
[0038]LTE/LTE−アドバンスド(LTE−A)において、例えば、用語、発展型ノードB(eノードBまたはeNB)が、基地局105を説明するために一般的に使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのアクセスポイントが様々な地理的領域に対してカバレッジを提供する異機種LTE/LTE−Aネットワークであり得る。例えば、各基地局105は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルのために通信カバレッジを提供し得る。ピコセル、フェムトセルのような小さなセル、および/または他のタイプのセルは、低電力ノードすなわちLPNを含み得る。マクロセルは一般的に、相対的に広い地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダにサービス加入しているUE115による無制限のアクセスを可能にし得る。スモールセルは、一般的に相対的により狭い地理的エリアをカバーすることになり、例えば、ネットワークプロバイダにサービス加入しているUE115による無制限のアクセスを可能にし得、そして無制限のアクセスに加えて、このスモールセルと関連のあるUE115(例えば、クローズド加入者グループ(CSG)中のUE、家の中にいるユーザに関するUE、およびそのようなもの)による制限付のアクセスも提供し得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと称され得る。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNBと称され得る。eNBは、1つまたは複数の(例えば、2つ、3つ、4つ、およびそのような)セルをサポートし得る。
[0039]コアネットワーク130は、バックホールリンク132(例えば、S1インターフェース、等)を介してeNBまたは他の基地局105と通信し得る。基地局105はまた、例えば、バックホールリンク134(例えば、X2インターフェース、等)を介して直接的または間接的に、および/またはバックホールリンク132を介して(例えば、コアネットワーク130を通して)互いに通信し得る。ワイヤレス通信システム100は、同期または非同期動作をサポートし得る。同期動作について、基地局105は、同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの伝送が時間的にほぼ整列され得る。非同期動作について、基地局105は、異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの伝送は時間的に整列されなくてもよい。本明細書において説明される技法は、同期または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
[0040]UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散されており、各UE115は、固定式または移動式であり得る。UE115はまた、当業者によって、移動局、加入者局、移動ユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、移動デバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、移動加入者局、アクセス端末、移動端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザエージェント、移動クライアント、クライアント、または何らかの他の適切な専門用語で称され得る。UE115は、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、腕時計またはメガネのようなウェアラブルアイテム、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、ビークルベースUE、またはそのようなものであり得る。UE115は、マクロeノードB、スモールセルeノードB、リレー、およびそのようなものと通信することが可能であり得る。UE115はまた、セルラまたは他のWWANアクセスネットワーク、あるいはWLANアクセスネットワークのような異なるアクセスネットワーク上で通信することが可能であり得る。
[0041]ワイヤレス通信システム100において指し示される通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク(UL)送信、および/または基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信はまた、順方向リンク送信と呼ばれることがあり得、一方、アップリンク送信はまた、逆方向リンク送信と呼ばれ得る。UE115は、例えば、多入力多出力(MIMO)、キャリアアグリゲーション(CA)、多地点協調(CoMP)、複数接続、または他のスキームを通して、複数の基地局105と共同して通信するように構成され得る。MIMO技法は、複数のデータストリームを送信するために、基地局105上で複数のアンテナを、および/またはUE上で複数のアンテナを使用する。
[0042]図2は、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の例を例証する図である。この例において、アクセスネットワーク200は、多数のセルラ領域(セル)202に分割されている。1つ以上のより低い電力クラス基地局208は、1つ以上のセル202と重複するセルラ領域210を有し得る。より低い電力クラス基地局208は、フェムトセル(例えば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、マイクロセル、または遠隔無線ヘッド(RRH)であり得る。マクロ基地局204は、それぞれのセル202に各々割り当てられ、セル202中の全てのUE206のために、コアネットワーク130にアクセスポイントを提供するように構成される。説明されるように、UE206は、V2Xまたは他のメッセージベース通信技術を使用して通信しているビークルベースUEであり得る。
[0043]ある態様において、1つ以上のUE206は、少なくとも複数のメッセージ、および/または1つ以上のUE206にリソースを割り振ることを容易化するためのメッセージのサイズを示すBSRを生成するように構成された通信コンポーネント461(例えば、図4参照)を含み得る。同様に、1つ以上の基地局204/208は、制御およびデータのリソースの構成を修正するように、1つ以上の代替的リソースプール情報信号を確立し、1つ以上のUE206に送信するように構成された通信コンポーネント402(例えば、図4参照)を含み得る。アクセスネットワーク200のこの例には集中コントローラが存在しないが、代替の構成では、集中コントローラが使用され得る。基地局204は、無線ベアラ制御、アドミッション制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびコアネットワーク130の1つ以上のコンポーネントへの接続性を含む、全ての無線関連の機能を担う。
[0044]アクセスネットワーク200によって採用される変調および多元接続スキームは、展開されている特定の電気通信標準規格に依存して変動し得る。LTEの応用例において、周波数分割複信(FDD)および時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、OFDMがDL上で使用され、SC−FDMAがUL上で使用され得る。以下の詳細な説明から当業者が容易に理解するように、本明細書において提示される様々な概念は、LTEの応用例によく適している。しかしながら、これらの概念は、その他の変調および多元接続技法を採用した他の電気通信標準規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV−DO:Evolution-Data Optimized)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)に拡張され得る。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000ファミリー標準規格の一部として、3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公表されたエアインターフェース標準規格であり、移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供するためにCDMAを採用する。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))、およびTD−SCDMAのようなCDMAの他の変形例を用いるユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、TDMAを採用する移動体通信のための全世界システム(GSM(登録商標))、OFDMAを採用する、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、およびフラッシュOFDMに拡張されることもあり得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、3GPPの組織からの文書において説明されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2の組織からの文書において説明されている。採用される実際のワイヤレス通信標準規格および多元接続技術は、システムに課された特定の用途および全体的な設計の制約に依存するであろう。
[0045]基地局204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用は、基地局204に、空間領域を利用して、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートすることを可能にする。空間多重化は、同じ周波数上で同時にデータの異なるストリームを送信するために使用され得る。それらのデータストリームは、データレートを増加するために単一のUE206に、または、全システム容量を増加させるために複数のUE206に、送信され得る。これは各データストリームを空間的にプリコーディングし(すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用し)、その後、DL上の複数の送信アンテナを通してそれぞれの空間的にプリコーディングされたストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともにUE206へと到達し、それは、UE206の各々に、そのUE206に宛てられた1つ以上のデータストリームを復元することを可能にさせる。UL上において、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、それは、基地局204に、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することを可能にさせる。
[0046]空間多重化は一般的に、チャネル状況が良好なときに使用される。チャネル状況がさほど良好でないときには、ビームフォーミングが使用され、1つ以上の方向に送信エネルギーを集中させ得る。これは、複数のアンテナを通しての送信のためにデータを空間的にプリコーディングすることによって、達成され得る。セルの端において優れたカバレッジを達成するために、単一ストリームのビームフォーミング伝送が送信ダイバーシティと組み合わせて使用され得る。
[0047]以下の詳細な説明において、アクセスネットワークの様々な態様が、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムに関連して説明されるであろう。OFDMは、OFDMシンボル内の多数のサブキャリアにわたってデータを変調する拡散スペクトル技法である。サブキャリアは、正確な周波数で間隔が空けられている。この間隔は、サブキャリアからのデータの復元を受信機に可能にさせる、「直交性」を提供する。時間領域において、OFDMシンボル間干渉を抑制するために、各OFDMシンボルにガードインターバル(例えば、サイクリックプリフィクス)が追加され得る。ULは、ピーク対平均電力比(PAPR)を補償するために、DFT拡散OFDM信号の形態でSC−FDMAを使用し得る。
[0048]図3は、アクセスネットワークにおいてUE350と通信中である基地局310のブロック図である。DLにおいて、コアネットワークから、上位レイヤのパケットが、コントローラ/プロセッサ375に提供される。コントローラ/プロセッサ375は、L2レイヤの機能を実装する。DLにおいて、コントローラ/プロセッサ375は、ヘッダの圧縮、暗号化、パケットのセグメンテーションおよび並び替え、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間での多重化、様々な優先順位メトリックに基づいたUE350に対する無線リソースの割り振りを提供する。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ演算、損失パケットの再送、UE350へのシグナリングに対する責任を担う。
[0049]送信(TX)プロセッサ316は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能を実装する。これらの信号処理機能は、UE350における前方誤り訂正(FEC)を容易にするように符号化およびインターリーブすることと、様々な変調スキーム(例えば、2相位相変調(BPSK)、4相位相変調(QPSK)、M相位相変調(M−PSK)、M値直交振幅変調(M−QAM))に基づいて、信号コンステレーションにマッピングすることとを含む。符号化された、ならびに変調されたシンボルは、その後パラレルストリームに分けられる。各ストリームは、その後OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域において基準信号(例えば、パイロット)とともに多重化され、そして、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用してともに合成され、時間領域のOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルが生成される。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネルエスティメータ374からのチャネル推定値は、符号化および変調スキームの決定だけでなく、空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE350によって送信された基準信号および/またはチャネル状況のフィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、その後別個の送信機318TXを介して異なるアンテナ320に提供される。各送信機318TXは、RFキャリアを送信のためのそれぞれの空間ストリームを用いて変調する。加えて、基地局310は、制御およびデータのリソースの構成を修正するために、1つ以上の代替的リソースプール情報信号を確立して、1つ以上のUE350に送信するように構成された通信コンポーネント402(例えば、図4参照)を含み得る。通信コンポーネント402は、コントローラ/プロセッサ375に結合されるように指し示されるが、本明細書において説明される動作を実行するために、通信コンポーネント402はまた、他のプロセッサ(例えば、RXプロセッサ370、TXプロセッサ316、等)に結合され、および/または1つ以上のプロセッサ316、370、375によって実装されることができることが認識されるべきである。さらにまた、例えば、通信コンポーネント402は、プロセッサ316、370、および/または375を含み、しかしそれらに限定されない任意の1つ以上のプロセッサによって実装され得る。同様に、通信コンポーネント461は、プロセッサ356、359、および/または368を含み、しかしそれらに限定されない任意の1つ以上のプロセッサによって実装され得る。
[0050]UE350において、各受信機354RXは、そのそれぞれのアンテナ352を通して信号を受信する。各受信機354RXは、RFキャリア上で変調された情報を復元し、受信(RX)プロセッサ356にその情報を提供する。RXプロセッサ356は、L1レイヤの様々な信号処理機能を実装する。RXプロセッサ356は、UE350に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、その情報に対し空間処理を実行する。複数の空間ストリームがUE350に宛てられている場合、それらは、RXプロセッサ356によって単一のOFDMシンボルストリームに組み合わされ得る。RXプロセッサ356は、その後高速フーリエ変換(FFT)を使用して、そのOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域へと変換する。周波数領域の信号は、OFDM信号の各サブキャリアに対する別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、基地局310によって送信された最も可能性の高い信号コンステレーションポイントを決定することによって復元および復調される。これらのソフト判定は、チャネルエスティメータ358によって計算されたチャネル推定値に基づき得る。ソフト判定はその後、物理チャネル上で基地局310によって当初送信されたデータおよび制御信号を復元するために、復号およびデインターリーブされる。データおよび制御信号は、その後コントローラ/プロセッサ359に提供される。
[0051]コントローラ/プロセッサ359は、L2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ360に関連付けられ得る。メモリ360は、コンピュータ可読媒体と称され得る。DLにおいて、コントローラ/プロセッサ359は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、制御信号処理、ヘッダの解凍、暗号解読、パケットのリアセンブリ、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間での逆多重化を提供する。上位レイヤパケットは、その後データシンク362に提供され、これは、L2レイヤより上位のすべてのプロトコルレイヤを表示する。様々な制御信号もまた、L3処理のために、データシンク362に提供され得る。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ演算をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用した誤り検出を担う。加えて、UE350は、1つ以上のUE350へのリソースの割り振りを容易にするために、少なくともメッセージの数、および/またはメッセージのサイズを示すBSRを生成するように構成された通信コンポーネント461(例えば、図4参照)を含み得る。通信コンポーネント461は、コントローラ/プロセッサ359に結合されるように指し示されるが、本明細書において説明される動作を実行するために、通信コンポーネント461はまた、他のプロセッサ(例えば、RXプロセッサ356、TXプロセッサ368、等)に結合され、および/または1つ以上のプロセッサ356、359、368、によって実装されることができることが認識されるべきである。
[0052]ULにおいて、コントローラ/プロセッサ359に上位レイヤパケットを提供するために、データソース367が使用される。データソース367は、L2レイヤより上位のすべてのプロトコルレイヤを表わす。基地局310によるDL送信に関して説明された機能性と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、基地局310による無線リソース割り振りに基づいたヘッダ圧縮、暗号化、パケットセグメンテーションおよび並べ替え、および論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化、を提供することによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作、損失パケットの再送信、および基地局310へのシグナリングを担う。
[0053]基地局310によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネルエスティメータ358によって導出されたチャネル推定値は、適切な符号化および変調スキームを選択することと、空間処理を容易にすることとを行うために、TXプロセッサ368によって使用され得る。TXプロセッサ368によって生成された空間ストリームは、別個の送信機354TXを介して異なるアンテナ352に提供される。各送信機354TXは、送信のためのそれぞれの空間ストリームによってRFキャリアを変調する。
[0054]UL送信は、UE350において受信機機能に関連して説明されたのと同様の方法で、基地局310において処理される。各受信機318RXは、そのそれぞれのアンテナ320を通して信号を受信する。各受信機318RXは、RFキャリア上で変調された情報を復元し、RXプロセッサ370にその情報を提供する。RXプロセッサ370は、L1レイヤを実装し得る。
[0055]コントローラ/プロセッサ375は、L2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ376に関係付けられ得る。メモリ376は、コンピュータ可読媒体と称され得る。ULにおいて、コントローラ/プロセッサ375は、UE350からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケットのリアセンブリ、暗号解読、ヘッダ圧縮解除、制御信号処理を提供する。コントローラ/プロセッサ375からの上位レイヤパケットは、コアネットワークに提供され得る。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ演算をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担う。
[0056]図4−11を参照すると、態様は、本明細書で説明される動作または機能を行い得る1つ以上のコンポーネントおよび1つ以上の方法を参照して描かれる。ある態様において、本明細書で説明される用語「コンポーネント」は、システムを構成する部分のうちの1つであり得、ハードウェアまたはソフトウェア、あるいはこれらのいくつかの組み合わせであり得、他のコンポーネントに分割され得る。以下の図6−11において説明される動作は、特定の順序で、および/または例となるコンポーネントによって実行されるものとして提示されるが、これらの動作の順序およびこれらの動作を実行するコンポーネントは、実装に応じて変わり得ることが理解されるべきである。さらにまた、下記の動作または機能が、特別にプログラムされたプロセッサ、特別にプログラムされたソフトウェアを実行するプロセッサ、またはコンピュータ可読媒体によって、あるいは、説明される動作または機能を行うことができるハードウェアコンポーネントおよび/またはソフトウェアコンポーネントの任意の他の組み合わせで行われ得ることが理解されるべきである。
[0057]図4を参照すると、ある態様において、(ワイヤレス通信システムおよび図1のアクセスネットワーク100と同じまたは同様である)ワイヤレス通信システム400は、基地局105のような少なくとも1つのネットワークエンティティの通信カバレッジ中の少なくとも1つのUE115を含む。基地局105(集合的に、発展型ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)と称する)は、バックホールリンク132(例えば、S1インターフェース)を通して、(図1のコアネットワーク130のような)コアネットワークとインターフェースし得る。ある態様において、UE115は、代替的リソースプール情報信号を受信し、基地局105からの代替的リソースプール情報に少なくとも部分的に基づいて、制御リソースプールから制御リソースを選択するために、通信コンポーネント461と組み合わせて動作し得る、1つ以上のプロセッサ(示されていない)および、選択的に、メモリ(示されていない)を含み得る。同様に、ある態様において、基地局105は、制御およびデータのリソースを修正するために、UE115のような1つ以上のUEに送信される代替的リソースプール情報を確立するように、通信コンポーネント461と組み合わせて動作し得る1つ以上のプロセッサおよび、選択的に、メモリを含み得る。UE115および基地局105間のワイヤレス通信は、通信リンク125を介して、それぞれ基地局105またはUE115のいずれかによって送信される信号を含み得る。例えば、UE115および基地局105間の通信に関連して、ワイヤレス通信は、基地局105によってUE115に送信される1つ以上のダウンリンクチャネル125a、およびUE115によって基地局105に送信される1つ以上のアップリンクチャネル125bを含み得る。ある態様において、例えば、基地局105は、ダウンリンクチャネル125aを介して、第1の周波数部分434および第2の周波数部分436を含むように構成され得る1つ以上の代替的リソースプール情報信号432を送信し得る。
[0058]本開示に従えば、UE115は、メモリ470、1つ以上のプロセッサ472、およびトランシーバ474を含み得る。メモリ、1つ以上のプロセッサ472、およびトランシーバ474は、バス476を介して内部的に通信し得る。いくつかの例において、メモリ470および1つ以上のプロセッサ472は、同じハードウェアコンポーネントの一部であり得る(例えば、同じボード、モジュールまたは集積回路の一部であり得る)。代替的に、メモリ470および1つ以上のプロセッサ472は、互いに連動し得る別個のコンポーネントであり得る。いくつかの態様において、バス476は、UE115のコンポーネントおよびサブコンポーネント間でデータを転送する通信システムであり得る。いくつかの例において、1つ以上のプロセッサ472は、モデムプロセッサ、ベースバンドプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ、および/または送信プロセッサのうちの任意の1つまたはそれらの組み合せを含み得る。付加的に、または代替的に、1つ以上のプロセッサ472は、本明細書において説明された1つ以上の方法またはプロシージャを実行するための通信コンポーネント461を含み得る。トランシーバ461は、ハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアを備え得、およびメモリ(例えば、コンピュータ可読記憶媒体)に記憶されたコードを実施するまたは命令を実行するように構成され得る。
[0059]いくつかの例において、UE115は、1つ以上のプロセッサ472によって実施される、本明細書において使用されるデータおよび/またはアプリケーションのローカルバージョンまたは通信コンポーネント461、および/またはそれのサブコンポーネントのうちの1つ以上を記憶するようなメモリ470を含み得る。メモリ470は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、テープ、磁気ディスク、光ディスク、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、およびそれらの任意の組み合せのような、コンピュータまたはプロセッサ472によって使用可能な任意のタイプのコンピュータ可読媒体も含むことができる。1つの態様において、例えば、メモリ470は、コンピュータ実施可能なコードを記憶するコンピュータ可読記憶媒体(例えば、非一時的な媒体)であり得る。コンピュータ実施可能なコードは、通信コンポーネント461の、および/またはそれのサブコンポーネントのうちの1つ以上の、1つ以上の動作または機能、および/またはそれに関連するデータを定義し得る。コンピュータ実施可能なコードは、UE115が、アダプテーションコンポーネント30および/またはそれのサブコンポーネントのうちの1つ以上を実行するようにプロセッサ472を動作させているとき、これらの1つ以上の動作または機能を定義し得る。いくつかの例において、UE115は、1つ以上のデータおよび制御信号を、基地局105へ送信するおよび/または基地局105から受信するためのトランシーバ474をさらに含み得る。トランシーバ474は、ハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアを備え得、およびメモリ(例えば、コンピュータ可読記憶媒体)に記憶されたコードを実施するまたは命令を実行するように構成され得る。トランシーバ474は、複数の無線、およびモデム480を備える無線478を含む複数のモデムを含む。無線478は、基地局105のような複数の基地局に信号を送信し、複数の基地局から信号を受信するための1つ以上のアンテナ482を利用し得る。
[0060]通信コンポーネント461は、送信のための制御リソースを選択するように構成され得る選択コンポーネント410を含み得る。例えば、ある態様において、通信コンポーネント461は、代替的リソースプール情報信号432を基地局105および/または通信コンポーネント402から受信し得る。選択コンポーネント410は、代替的リソースプール情報432に基づいて、第1の制御リソース414を制御リソースプール412の第1の周波数部分から選択し得る。さらに、選択コンポーネント410は、第1の制御リソース414に基づいて、第2の制御リソース416を制御リソースプールの第2の周波数部分412から選択するように構成され得る。例えば、図5Aおよび図5Bを参照すると、代替的リソースプール情報信号432(図4)中で示されるリソースプール構成の概念図が例証される。図5Aに関連して、代替的リソースプール5550は、待ち時間を減らすようにサブフレームがインターリーブされる代替的TDM構成を例証する。ある態様において、例えば、代替的リソースプール5550は、各制御リソース5552間でインターリーブされたデータリソース5554に加えて、制御リソース5552が含まれ得る。ある事例において、3つのデータリソース5554サブフレームは、各制御リソース5552間でインターリーブされ得る。そのようであるので、UE1およびUE2のような複数のUEは、代替的リソースプール5550構成を使用してお互いに通信し得る。例えば、UE1は、制御リソース5552上の制御情報5556、およびデータリソース5554上のデータ情報560と通信し得、UE2は、制御リソース5552上の制御情報5558、およびデータリソース5554上のデータ情報562と通信し得る。指し示されるように、制御データ5556および5558は、通信の信頼性を維持するために制御リソース5552内で2回再送信される。この通信の信頼性を維持するために、データ情報560および562は、制御情報5556および558の第2の事例が送信された後でのみ送信されるであろう。制御情報556および558の第2の事例が未だに送信されていないので、それゆえ、データリソース554の第1の事例は、データ送信を有しないように指し示される。さらにまた、制御情報556および558の第2の事例が一度送信されると、データリソース554の第2の事例におけるように、データ情報が開始され得る。付加的に、制御リソース552は、上部周波数部分および下部周波数部分を含む2つの部分に分割される。上部周波数部分は、負の周波数部分であり得、下部周波数部分は、正の周波数部分であり得る。ある例において、制御情報556および558の第1の送信は上部周波数部分において送信され得、一方、制御情報556および558の第2の送信は、下部周波数部分において送信され得る。
[0061]図5Bに関して、代替的リソースプール570は、制御およびデータのリソースが周波数に基づいて分割されるFDM構成を例証する。ある態様において、例えば、代替的リソースプール570は、各制御リソース間でインターリーブされたデータリソース574に加えて、上部制御リソース572および下部制御リソース575を含み得る。ある事例において、各リソースに提供される帯域幅は、構成可能または所定であり得る。そのようであるので、UE1およびUE2のような複数のUEは、代替的リソースプール570構成を使用してお互いに通信し得る。例えば、UE1は、制御情報576を制御リソース572および575上で、データ情報580をデータリソース574上で通信し得、およびUE2は制御情報578を制御リソース572および575上で、データ情報582をデータリソース574上で通信し得る。指し示されるように、制御データ576および578は、通信の信頼性を維持するために、制御リソース572および575内で2回再送信される。この通信の信頼性を維持するために、データ情報580および582は、制御情報576および578の第2の事例が送信された後でのみ送信されるであろう。それゆえ、一度制御情報576および578の第2の事例が送信されると、データ情報が送信され始め得る。付加的に、述べられたように、制御リソース572および575は、上部周波数部分572および下部周波数部分575を含む2つの部分に分割される。上部周波数部分は、負の周波数部分であり得、下部周波数部分は、正の周波数部分であり得る。ある例において、制御情報576および578の第1の送信は上部周波数部分572において送信され得、一方、制御情報576および578の第2の送信は、下部周波数部分575において送信され得る。
[0062]図4に戻ると、通信コンポーネント461は、第1の制御リソース414および第2の制御リソース416の両方を、それらそれぞれの選択に続いて、送信するように構成し得る。通信コンポーネント461は、1つ以上のデータリソース418を送信するようにさらに構成し得る。ある態様において、例えば、通信コンポーネント461は、第2の制御リソース416の送信後、1つ以上のデータリソース418を送信し得る。ある事例において、通信コンポーネント461は、第1の制御リソース414、第2の制御リソース416、および1つ以上のデータリソース418を、1つ以上のUEおよび/または基地局105のような1つ以上の基地局に送信し得る。
[0063]同様に、本開示に従えば、基地局105は、メモリ440、1つ以上のプロセッサ442、およびトランシーバ444を含み得る。メモリ、1つ以上のプロセッサ442、およびトランシーバ444は、バス446を介して内部的に通信し得る。いくつかの例において、メモリ440および1つ以上のプロセッサ442は、同じハードウェアコンポーネントの一部であり得る(例えば、同じボード、モジュールまたは集積回路の一部であり得る)。代替的に、メモリ440および1つ以上のプロセッサ442は、互いに連動し得る別個のコンポーネントであり得る。いくつかの態様において、バス446は、基地局105の複数のコンポーネントおよびサブコンポーネント間でデータを転送する通信システムであり得る。いくつかの態様において、1つ以上のプロセッサ442は、モデムプロセッサ、ベースバンドプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサおよび/または送信プロセッサのうちの任意の1つまたはそれらの組み合せを含み得る。付加的に、または代替的に、1つ以上のプロセッサ442は、本明細書において説明された1つ以上の方法またはプロシージャを実行するための通信コンポーネント402を含み得る。通信コンポーネント402は、ハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアを備え得、およびメモリ(例えば、コンピュータ可読記憶媒体)に記憶されたコードを実施するまたは命令を実行するように構成され得る。
[0064]いくつかの態様において、基地局105は、1つ以上のプロセッサ442によって実施される、本明細書において使用されるデータおよび/またはアプリケーションのローカルバージョンまたは通信コンポーネント402および/またはそれのサブコンポーネントのうちの1つ以上を記憶するようなメモリ440を含み得る。メモリ440は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、テープ、磁気ディスク、光ディスク、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、およびそれらの任意の組み合せのような、コンピュータまたはプロセッサ442によって使用可能な如何なるタイプのコンピュータ可読媒体も含むことができる。ある態様において、例えば、メモリ440は、コンピュータ実施可能なコードを記憶するコンピュータ可読記憶媒体(例えば、非一時的な媒体)であり得る。コンピュータによって実施可能なコードは、通信コンポーネント402および/またはそれのサブコンポーネントのうちの1つ以上の、1つ以上の動作または機能、および/またはそれに関連するデータを定義し得る。コンピュータ実施可能なコードは、基地局105が、レートアダプテーションコンポーネント30および/またはそれのサブコンポーネントのうちの1つ以上を実施するようにプロセッサ442を動作させているとき、これらの1つ以上の動作または機能を定義し得る。いくつかの例において、基地局105は、1つ以上のデータおよび制御信号を、UE115を介してUEへ送信する、および/またはUEから受信するためのトランシーバ444をさらに含み得る。トランシーバ444は、ハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアを備え得、およびメモリ(例えば、コンピュータ可読記憶媒体)に記憶されたコードを実施するまたは命令を実行するように構成され得る。トランシーバ444は、複数の無線、およびモデム450を備える無線448を含む複数のモデムを含み得る無線478は、UE115のような複数のUEに信号を送信し、複数のUEから信号を受信するための1つ以上のアンテナ452を利用し得る。
[0065]通信コンポーネント402は、代替的リソースプール情報信号432を確立するためのリソース確立コンポーネント430を含み得る1つ以上のコンポーネントを含み得る、またはさもなくば、1つ以上のコンポーネントに結合され得る、または、1つ以上のコンポーネントと通信し得る。例えば、ある態様において、代替的リソースプール情報信号432は、ワイヤレス通信の最中に、制御リソースおよびデータリソースを送信するためのリソースプールの構成に対応し得る。ある態様において、制御リソースは、2つの部分、第1の周波数部分434および第2の周波数部分436に分割され得、情報は、制御リソース(例えば、第1の制御リソース414および第2の制御リソース416)を送信するためのスキームを確立するために、代替的リソースプール情報信号432中に含められ得る。
[0066]図6および図7を参照すると、本願の装置および方法に従う、1つ以上の動作の例(図6および図7)、および/または通信コンポーネント461/402(図4)の態様のアーキテクチャレイアウトおよび機能とサブ機能(図4)の例が、1つ以上の方法およびこれらの方法の動作を実行し得る1つ以上の機能を参照して説明される。以下に説明される動作は、特定の順序で、および/または例となる機能によって実行されるものとして提示されるが、これらの動作の順序およびこれらの動作を実行する機能は、実装に応じて変わり得ることが理解されるべきである。また、通信コンポーネント461/402は、多数のサブコンポーネントを有するように例証されるが、例証されたサブ機能/コンポーネントのうちの1つ以上は、通信コンポーネント402と、および/または、互いに、通信していながらも分離され得ることは理解されるべきである。さらにまた、プロセッサ472/442、メモリ470/440、モデム480/450、および/または通信コンポーネント461/402および/またはそれのサブ機能/コンポーネントに関して説明される以下の動作または機能は、特別にプログラムされたプロセッサ、特別にプログラムされたソフトウェアまたはコンピュータ可読媒体を実施するプロセッサによって、あるいは、説明された動作または機能を実行するために特別に構成されたハードウェア機能および/またはソフトウェア機能の任意の他の組み合せによって、実行され得ることは、理解されるべきである。
[0067]ある態様において、図6中のブロック602で、方法600は、UEにおいて、代替的リソースプール情報信号をネットワークエンティティから受信し得、ここにおいて、代替的リソースプール情報信号は、ワイヤレス通信の最中に送信のために使用される、制御リソースプールとデータリソースプールとを有するリソースプールの構成に対応する。例えば、図4に関連して本明細書において説明されるように、UE115は、通信コンポーネント461が代替的リソースプール情報信号を基地局105から受信するように実施し得、ここにおいて、代替的リソースプール情報信号432は、ワイヤレス通信の最中に送信のために使用される、制御リソースプールとデータリソースプールとを有するリソースプールの構成に対応する。例えば、代替的リソースプール情報信号432は、ワイヤレス通信の最中に、制御リソースおよびデータリソースの送信のためのリソースプールの構成に対応する情報を含み得る。代替的リソースプール情報信号432は、制御リソースプールの構成に対応する情報を含み得る。例えば、制御リソースは、基地局105および/または通信コンポーネント402によって確立されるような2つの部分、すなわち第1の周波数部分434および第2の周波数部分436に分割され得る。さらにまた、UE115および基地局105は、ロングタームエボリューション−ダイレクト(LTE−D)ネットワークにおいて動作し得る。
[0068]ブロック604で、方法600は、UEにおいて、代替的リソースプール情報に基づいて、第1の制御リソースを制御リソースプールの第1の周波数部分から選択し得る。例えば、図4に関連して本明細書において説明されるように、UE115および/または通信コンポーネント461は、代替的リソースプール情報432に基づいて、第1の制御リソース414を制御リソースプール412の第1の周波数部分434から選択するために選択コンポーネント410を実施し得る。例えば、UE115および/または通信コンポーネント461は、第1の制御リソース414が制御リソースプール412の上側半分の周波数で送信されるように、選択コンポーネント410が第1の制御リソース414を選択するように構成し得る。
[0069]さらに、ブロック606で、方法600は、制御リソースプールの第1の周波数部分からの第1の制御リソースを送信し得る。例えば、図4に関連して本明細書において説明されるように、UE115は、通信コンポーネント461が、制御リソースプール412の第1の周波数部分434からの第1の制御リソース414を送信するように実施し得る。例えば、UE115および/または通信コンポーネント461は、制御送信が第1の制御リソース414または第2の制御リソース416であるかを、受信デバイスが識別できるようにするために、制御リソースプール412の上側半分の周波数上で第1の制御リソース414を送信し得る。
[0070]ブロック608で、方法600は、UEにおいて、第1の制御リソースに基づいて、第2の制御リソースを制御リソースプールの第2の周波数部分から選択し得る。例えば、図4に関連して本明細書において説明されるように、UE115および/または通信コンポーネント461は、選択コンポーネント410が、第1の制御リソース414に基づいて、第2の制御リソース416を制御リソースプール412の第2の周波数部分436から選択するように実施し得る。例えば、UE115および/または通信コンポーネント461は、第2の制御リソース416が制御リソースプール412の下側半分の周波数上で送信されるように、選択コンポーネント410が第2の制御リソース416を選択するように構成し得る。
[0071]ブロック610で、方法600は、UEにおいて、制御リソースプールの第2の周波数部分からの第2の制御リソースを送信し得る。例えば、図4に関連して本明細書において説明されるように、UE115は、通信コンポーネント461が制御リソースプール412の第2の周波数部分436からの第2の制御リソース416を送信するように実施し得る。例えば、UE115および/または通信コンポーネント461は、制御送信が第1の制御リソース414であるか、または第2の制御リソース416であるかを、受信デバイスが識別できるようにするために制御リソースプール412の下側半分の周波数上で第2の制御リソース416を送信し得る。制御送信が第2の制御リソース416であることを決定次第、受信デバイスは、データリソースを復号するように構成され得る。そのようであるので、UE115および/または通信コンポーネント461は、第2の制御リソースの送信後、1つ以上のデータリソースを送信し得る。付加的に、1つ以上のデータリソースを復号するための符号化情報が制御リソースプールから獲得され、UE115および/または通信コンポーネント461は、第2の制御リソースに基づいて、1つ以上のデータリソースのためのタイミングオフセットを計算し得る。さらにまた、ある態様において、制御リソースプールおよび1つ以上のデータリソースは、インターリーブされたサブフレームと時分割多重化される(TDMされた)か、または周波数分割多重化される(FDMされた)かのいずれかであり得る。
[0072]特別な態様の別の例において、図7に戻ると、ワイヤレス通信の方法700は、リソースプールを管理することに関係し、ある態様において、ブロック702で、方法700は、代替的リソースプール情報をネットワークエンティティから1つ以上のUEに送信し得ることを含む。例えば、図4に関連して本明細書において説明されるように、基地局105は、代替的リソースプール情報432を1つ以上のUE(例えば、UE115)に送信するために、通信コンポーネント402を実施し得る。いくつかの態様において、代替的リソースプール情報は、ワイヤレス通信の最中に、制御リソースおよびデータリソースを送信するためのリソースプールの構成に対応する。例えば、ある例において、制御リソースは、上部周波数部分および下部周波数部分を含んでいる2つの部分に分割される。上部周波数部分は、負の周波数部分であり得、下部周波数部分は、正の周波数部分であり得る。さらにまた、リソースプール構成をシグナリングすることに関連して、リソースプールの構成は、リソースプール内の繰り返しビットマップ(例えば、制御1000およびデータ0111)を使用してシグナリングされ得る。別の態様において、リソースプールの構成は、制御およびデータのオフセットのための複数の無線ベアラ(RB)を使用してシグナリングされ得る。例えば、構成は、{0}および{max−RB}の両方のRBオフセットに関連する制御およびデータのリソースのための{startRB、numRB}を使用してシグナリングされ得る。LTE−D通信について、制御およびデータのリソースは、eノードBのようなネットワークエンティティによって割り振りされ得る。制御リソース割り振りのために物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)において示される制御時間リソースインデックスは、所定の数のサブフレーム後に生じる、次に利用可能な制御サブフレームであり得る。
[0073]ブロック704で、方法700は、ネットワークエンティティにおいて、1つ以上の信号を1つ以上のUEから受信し得、ここにおいて、1つ以上の信号は、代替的リソースプール情報に基づいて修正された、制御リソースおよびデータリソースのうちの少なくとも1つまたは両方に対応する。例えば、図4に関連して本明細書において説明されるように、基地局105は、1つ以上の信号を1つ以上のUE(例えば、UE115)から受信するために、通信コンポーネント402(図4)を実施し得、ここにおいて、1つ以上の信号は、代替的リソースプール情報432に基づいて修正された制御リソース(例えば、第1の制御リソース414および/または第2の制御リソース416)と、データリソース418とのうちの少なくとも1つまたは両方に対応する。例えば、ある例において、制御リソースおよびデータリソースは、インターリーブされたサブフレームと時分割多重化される(TDMされる)か、または周波数分割多重化される(FDMされる)かのいずれかであり得る。さらにまた、1つ以上のUEおよびネットワークエンティティは、ロングタームエボリューション−ダイレクト(LTE−D)ネットワークにおいて動作し得る。
[0074]図8は、通信コンポーネント402と同じまたは同様であり得る通信コンポーネント820を含む、例示的な装置802における異なる手段/コンポーネント間のデータフローを例証する概念的データフロー図800である。装置802は、図1および図4の基地局105を含み得る基地局であり得る。装置802は、ある態様において、制御およびデータのリソースを修正するために、UE115(図1)のような1つ以上のUEに送信される代替的リソースプール情報を確立する通信コンポーネント820を含む。装置802は、代替的リソースプール情報信号をUE115のような1つ以上のUEに送信する送信コンポーネント812をさらに含み、ここにおいて、代替的リソースプール情報信号は、ワイヤレス通信の最中に、制御リソースおよびデータリソースを送信するためのリソースプールの構成に対応する。さらに、装置802は、1つ以上の信号を1つ以上のUEのうちの少なくとも1つから受信する受信コンポーネント804含み、ここにおいて、1つ以上の信号は、代替的リソースプール情報信号に基づいて修正された、制御リソースおよびデータリソースのうちの1つまたは両方に対応する。
[0075]装置は、前述された図8のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のコンポーネントを含み得る。そのようであるので、前述された図8のフローチャートにおける各ブロックは、コンポーネントによって実行され得、装置は、それらのコンポーネントのうちの1つ以上を含み得る。コンポーネントは、特に、記載されたプロセス/アルゴリズムを行うように構成された1つ以上のハードウェアコンポーネントであるか、記載されたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。
[0076]図9は、通信コンポーネント402(図4)と同じまたは同様であり得る通信コンポーネント820(図8)を含む、処理システム914を採用する装置802’に対するハードウェア実装の例を例証する図900である。処理システム914は、バス924によって一般的に表示されるバスアーキテクチャで実装され得る。バス924は、処理システム914の特定の用途と全体的な設計の制約に依存して、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス924は、プロセッサ442(図4)と同じまたは同様のプロセッサ904によって表示された1つ以上のプロセッサ、および/またはハードウェアコンポーネント、コンポーネント804、812、および820、およびメモリ470(図4)と同じまたは同様のコンピュータ可読媒体/メモリ906を含む様々な回路を一緒にリンクする。バス924はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路のような様々な他の回路をリンクさせ得るが、これらは、当該技術でよく知られているので、これ以上説明しない。
[0077]処理システム914は、トランシーバ910に結合され得る。トランシーバ910は、1つ以上のアンテナ920に結合される。トランシーバ910は、送信媒体を通して他の様々な装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ910は、1つ以上のアンテナ920から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、処理システム914、具体的には受信コンポーネント804に抽出された情報を提供する。加えて、トランシーバ910は、処理システム914、具体的には送信コンポーネント98から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つ以上のアンテナ920に適用されるべき信号を生成する。処理システム914は、コンピュータ可読媒体/メモリ906に結合されたプロセッサ904を含む。プロセッサ904は、コンピュータ可読媒体/メモリ906上に記憶されたソフトウェアの実施を含む、一般の処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ904によって実行されると、処理システム914に、任意の特定の装置に関して後に説明される様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ906はまた、ソフトウェアを実施するとき、プロセッサ904によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システム914はさらに、コンポーネント804、812および820のうちの少なくとも1つを含む。コンポーネントは、プロセッサ904中で実行中であり、コンピュータ可読媒体/メモリ906中に存在する/記憶されたソフトウェアコンポーネントであるか、プロセッサ904に結合された1つ以上のハードウェアコンポーネントであるか、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。
[0078]1つの構成において、ワイヤレス通信のための装置902/802’は、制御およびデータのリソースを修正するために、UE115(図1)のような1つ以上のUEに送信される代替的リソースプール情報を確立するための手段を含む。装置は、代替的リソースプール情報信号を、1つ以上のUEに送信するための手段を含み、ここにおいて、代替的リソースプール情報信号は、ワイヤレス通信の最中に、制御リソースおよびデータリソースを送信するためのリソースプールの構成に対応する。さらに、別の構成において、ワイヤレス通信のための装置902/802’は、1つ以上の信号を1つ以上のUEのうちの少なくとも1つから受信するための手段を含み、ここにおいて、1つ以上の信号は、代替的リソースプール情報信号に基づいて修正された、制御リソースおよびデータリソースの1つまたは両方に対応する。
[0079]前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を実行されるように構成された装置902の前述されたコンポーネント、および/または、装置802’の処理システム914のうちの1つ以上であり得る。先に述べたように、処理システム914は、TXプロセッサ316と、RXプロセッサ370と、コントローラ/プロセッサ375とを含み得る。そのようであるので、1つの構成において、前述した手段は、前述した手段によって記載された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375であり得る。
[0080]図10は、通信コンポーネント461と同じまたは同様であり得る通信コンポーネント1020を含む例示的な装置1002における、異なる手段/コンポーネント間のデータフローを例証する概念的データフロー図1000である。装置1002は、図1および図4のUE115を含み得るUEであり得る。装置1002は、ある態様において、代替的リソースプール情報信号を基地局105のようなネットワークエンティティから受信する受信コンポーネント1004を含み、ここにおいて、代替的リソースプール情報信号は、ワイヤレス通信の最中に送信のために使用される、制御リソースプールとデータリソースプールとを有するリソースプールの構成に対応する。装置1002は、代替的リソースプール情報信号に基づいて、第1の制御リソースを制御リソースプールの第1の周波数部分から選択する通信コンポーネント1020を含む。ある態様において、装置1002は、制御リソースプールの第1の周波数部分からの第1の制御リソースを送信する送信コンポーネント1012をさらに含む。別の態様において、通信コンポーネント1020は、第1の制御リソースに基づいて、第2の制御リソースを制御リソースプールの第2の周波数部分から選択する。別の態様において、送信コンポーネント1012は、制御リソースプールの第2の周波数部分からの第2の制御リソースを送信する。
[0081]装置は、前述された図10のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のコンポーネントを含み得る。そのようであるので、前述された図10のフローチャートにおける各ブロックは、コンポーネントによって実行され、装置は、それらのコンポーネントのうちの1つ以上を含み得る。コンポーネントは、特に、記載されたプロセス/アルゴリズムを行うように構成された1つ以上のハードウェアコンポーネントであるか、記載されたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。
[0082]図11は、通信コンポーネント461(図4)と同じまたは同様であり得る通信コンポーネント1020(図10)を含む、処理システム1114を採用する装置1002’に対するハードウェア実装の例を例証する図1100である。処理システム1114は、バス1124によって一般的に表示されるバスアーキテクチャで実装され得る。バス1124は、処理システム1114の特定の用途と全体的な設計の制約に依存して、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1124は、プロセッサ472(図4)と同じまたは同様のプロセッサ1104によって表示された1つ以上のプロセッサ、および/またはハードウェアコンポーネント、コンポーネント1004、1010、および1012、およびメモリ470(図4)と同じまたは同様のコンピュータ可読媒体/メモリ1106を含む様々な回路を一緒にリンクする。バス1124はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路のような様々な他の回路をリンクさせ得るが、これらは、当該技術でよく知られているので、これ以上説明しない。
[0083]処理システム1114は、トランシーバ1110に結合され得る。トランシーバ1110は、1つ以上のアンテナ1120に結合される。トランシーバ1110は、送信媒体を通して他の様々な装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1110は、1つ以上のアンテナ1120から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、処理システム1114、具体的には受信コンポーネント1004に抽出された情報を提供する。加えて、トランシーバ1110は、処理システム1114、具体的には送信コンポーネント1112から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つ以上のアンテナ1120に適用されるべき信号を生成する。処理システム1114は、コンピュータ可読媒体/メモリ1106に結合されたプロセッサ1104を含む。プロセッサ1104は、コンピュータ可読媒体/メモリ1106上に記憶されたソフトウェアの実施を含む、一般の処理を担う。このソフトウェアは、プロセッサ1104によって実施されるとき、処理システム1114に、任意の特定の装置に関して後に説明される様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1106はまた、ソフトウェアを実施するとき、プロセッサ1104によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システム1114は、コンポーネント1004、1010および1012のうちの少なくとも1つをさらに含む。コンポーネントは、プロセッサ1104中で実行中であり、コンピュータ可読媒体/メモリ1106中に存在する/記憶されたソフトウェアコンポーネントであるか、プロセッサ1104に結合された1つ以上のハードウェアコンポーネントであるか、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。
[0084]1つの構成において、ワイヤレス通信のための装置1102/1002’は、UEにおいて、代替的リソースプール情報信号をネットワークエンティティから受信するための手段を含み、ここにおいて、代替的リソースプール情報信号は、ワイヤレス通信の最中に送信のために使用される、制御リソースプールとデータリソースプールとを有するリソースプールの構成に対応する。装置は、UEにおいて、代替的リソースプール情報信号に基づいて、第1の制御リソースを制御リソースプールの第1の周波数部分から送信するための手段を含む。さらに、別の構成において、ワイヤレス通信のための装置1102/1002’は、UEにおいて、制御リソースプールの第1の周波数部分からの第1の制御リソースを選択するための手段を含む。装置は、UEにおいて、第1の制御リソースに基づいて、第2の制御リソースを制御リソースプールの第2の周波数部分から選択するための手段を含む。装置は、UEにおいて、制御リソースプールの第2の周波数部分からの第2の制御リソースを送信するための手段を含む。
[0085]前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を実行するように構成された装置1102の前述されたコンポーネント、および/または、装置1002’の処理システム1114のうちの1つ以上であり得る。先に述べたように、処理システム1114は、TXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とを含み得る。そのようであるので、1つの構成において、前述した手段は、前述した手段によって記載された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であり得る。
[0086]開示されたプロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、例示的なアプローチの例証であるということが理解される。設計の優先性に基づいて、これらのプロセスにおけるステップの特定の順序または階層は並べ替えられ得るということが理解される。さらに、いくつかのステップは、組み合わされ得るか、または省略され得る。付随の方法の特許請求の範囲は、サンプルの順序において、様々なステップの要素を示し、また、提示された具体的な順序または階層に限定されるようには意図されていない。
[0087]先の説明は、当業者に、本明細書に説明された様々な態様の実現を可能にさせるために提供されている。これらの態様への様々な変更は、当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義される包括的な本質は他の態様に適用され得る。よって、請求項は本明細書で表示される態様に限定されることは意図されておらず、しかし特許請求の範囲の用語と一貫する全ての範囲が与えられるべきであり、ここにおいて単数形の要素への参照は特別にそのように述べられない限り「1つおよびただ1つ」を意味するように意図されず、むしろ「1つ以上の」を意味するように意図される。そうでないことが特に述べられていない限り、「いくつかの」という用語は、1つ以上のことを指している。当業者に対して既知である、あるいは後に既知となる本開示において説明された様々な態様の要素に対する全ての構造的および機能的な均等物は、参照によって本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されるよう意図される。さらに、本明細書において開示されたものが、特許請求の範囲中に明示的に列挙されているか否かにかかわらず、公共に捧げられることを意図していない。どの特許請求項の範囲の要素も、要素が明確に「のための手段」というフレーズを使用して記載されていない限り、手段プラス機能(means plus function)として解釈されるべきではない。