JP2018519093A - マスカラブラシを製造する方法 - Google Patents

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Abstract

一体に捩じられた2つの枝材を有する芯材(40)と、枝材同士の間に挟まれたブラシ毛(41)と、を備える、製品を睫毛および/または眉毛に塗布するためのブラシ(10)を製造する方法であって、a)包絡面が少なくとも1本の第1の螺旋状の溝(50)を定める、ブラシブランクを製作するステップと、b)ステップa)において得られたブラシブランクに、第1の溝と交差する少なくとも1本の第2の溝(80)を製作するステップと、を含む、方法。

Description

本発明は、化粧製品、詳細には、例えばマスカラといったメーキャップまたはケア製品を睫毛または眉毛に塗布するためのブラシと、対応する包装および塗布デバイスとに関する。
ブラシが、一体に捩じられてブラシ毛を把持している2つの枝材の金属ワイヤによって形成された芯材を備える数多くのアプリケータが知られている。
使用されるブラシ毛は概して同じ長さであるため、ひとたび枝材が捩じられると、ブラシは回転柱の形態の包絡面を有する。このような形態は、睫毛に載せることおよび分離することの点で効果が限られている。そのため、製品がより多く積まれることで睫毛に適切に載せることを可能にする領域と、より少なく積まれる領域とを、拭いた後にブラシ上に形成するように、包絡面により複雑な形を与える努力が行われてきが、これらは、睫毛を分離することができない。結果的に最適なメーキャップをもたらす形を見出すことは、多くの要因が関与するため、数多くの試験を必要とする。
また、ブラシが迅速かつ容易に製造できることは、経済的に有利である。
最後に、ブラシは使用するのが簡単なままでなければならない。
芯材の長手方向に機械加工された切り欠きを伴う数多くのブラシが提案されてきた。特許出願(特許文献1)は、2つの頂部の間に位置付けられた領域の包絡面が、平面状の面または凹状の輪郭を伴う面であるブラシを開示している。したがって、断面において、直線状の側面または凹状の側面を伴う三角形、四角形、または六角形などの様々な形を有する包絡面が得られる。
ブラシに螺旋状の溝を製作することが、特許文献2から知られている。溝は、先ず、直径方向において互いの反対側にある、長手方向の2つの直線状の溝を素材に機械加工することで製作される。次に、芯材がその軸周りに捩じられ、それにより直線状の溝を長手方向の溝へと変形させる。
特許文献3は同様の教示を提供している。製造の中間状態において、螺旋状の溝が素材に切り込まれる。次に、最終的なブラシが実質的に均一の包絡面を呈するように、ブラシ毛をばらけさせるように芯材がさらに捩じられる。
特許文献4は、平らにされた断面を有する素材を捩じることにより得られるブラシを開示している。
仏国特許出願公開第2605505号明細書 米国特許第5595198号明細書 米国特許第6279583号明細書 米国特許第5551456号明細書
今日においても、化粧製品を睫毛および/または眉毛に塗布するためのブラシを改善する必要性、具体的には、製品を十分に載せることで睫毛および眉毛を満足のいくように化粧することができ、使用するのが簡単であるブラシから便益を得る必要性が依然として存在する。
本発明はこの必要性を満たすことを目的とし、その態様のうちの1つによれば、一体に捩じられる2つの枝材を有する芯材と、枝材同士の間に挟まれるブラシ毛とを備える、製品を睫毛および/または眉毛に塗布するためのブラシを製造するための方法に関し、この方法は、
a) 包絡面(envelope surface)が少なくとも1本の第1の溝を定めるブラシブランクを製作するステップと、
b) a)において得られたブランクに、第1の溝と交差する少なくとも1本の第2の溝を製作するステップと
を含み、前記溝のうちの少なくとも1本は、螺旋状の溝であり、好ましくは第1の溝である。
本発明により、十分な製品の蓄えを提供するための製品貯留領域を上記の溝に備えると共に、前記溝の外側に、製品がより少なく載せられ、睫毛および/または眉毛を分離するために使用できる領域を備えるブラシが得られる。
螺旋状の溝の螺旋状の軌道は、睫毛に漸次的に載せることを確保する。
最終的なブラシは、つまり、製造されて、塗布される製品を収容する容器に導入されたとき、少なくとも1本の螺旋状の溝と、第1の溝と交差する少なくとも1本の第2の溝とを備える。
「溝」は、ブラシを断面で見たとき、くり抜かれた彫りを意味するものと理解すべきである。
「螺旋」という用語は、芯材の長手方向軸に沿って進みながら長手方向軸の周りに延びる溝を意味するとして理解すべきである。螺旋は、固定もしくは可変のピッチおよび/または一定もしくは可変の半径を有する渦巻状であってもよい。
ピッチは、溝の底によって定められる渦巻を考える場合、好ましくは固定される。渦巻の半径も同様に、同じ渦巻を考える場合、好ましくは固定される。したがって、溝の底は、溝全体に沿って、芯材から一定の距離のところに位置付けられ得る。
溝の外側における包絡面に対する溝の深さは、可変であってもよい。
螺旋状の溝は、工具とブラシとの間の相対的な螺旋状の変位をもってブランクを機械加工することにより得られてもよい。したがって、ステップa)において形成された溝は螺旋状または直線状とすることができ、その場合、ステップb)において形成された溝は螺旋状である。
代替で、螺旋状の溝は、長手方向溝を機械加工してから、この溝に螺旋状の軌道を与えるために、ブランクをその長手方向軸周りに捩じることにより得られてもよい。この場合、ステップa)において形成された溝は螺旋状である。
本発明による方法は、いくつかの、具体的には奇数個の、好ましくは2本から10本の間の螺旋状の溝の製作を含んでもよい。前記螺旋状の溝は、芯材の長手方向軸の周りに等しい角度で分配されてもよい。
第1の溝または前記第1の溝のうちの少なくとも1本は、断面において、外側に向かって開いたV字形の輪郭を有してもよく、例えば凸状の側面である側面が互いと相対して配置される。
第1の溝または各々の第1の溝は、螺旋状であるとき、芯材の長手方向軸の周りに少なくとも180°にわたって、具体的には芯材の長手方向軸の周りに半回転から4回転までの間で、好ましくは360°にわたって延びてもよい。
第1の溝または各々の第1の溝は、ブラシ毛を担持する芯材の一部の長さの少なくとも半分に沿って、好ましくはこの長さの10分の9以上に沿って延びてもよい。
第1の溝または各々の第1の溝は、ブラシ毛を担持する部分の近位端まで延び得るが、前記部分の遠位端からは後退したままであり得る。
本発明による方法は、1本または複数本の、具体的には偶数個の、好ましくは2本から10本の間の第2の溝の製作を含む。第2の溝は、芯材の長手方向軸の周りに等しい角度で分配されてもよい。
第2の溝または第2の溝のうちの少なくとも1本は、断面において、外側に向かって開いたV字形の輪郭を有してもよく、具体的には、平坦な相対する側面を伴う。
1本または複数本の第2の溝は、直線状の軸を有するか、または代替で、非直線状の軸を有し得る。
したがって、1本または複数本の第2の溝は、螺旋状とすることができ、具体的には60°と120°との間の角度、好ましくは90°に近いまたは90°に等しい角度で、1本または複数本の第1の溝と交差してもよい。
すべての第2の溝は、芯材の長手方向軸周りの回転を除いて、同一であってもよい。
代替で、ブラシは、例えば一方が螺旋状で他方が直線状であるなど、互いと異なる第2の溝を備える。
第2の溝の数は、好ましくは第1の溝の数以下であり、好ましくは第1の溝の数未満である。
第2の溝は、螺旋状であるとき、符号を除いては、第1の溝と同じ螺旋角度を有してもよい。ピッチは、同じであっても異なってもよく、半径も同様である。
本発明は、具体的には先に定めたような本発明による方法によって得られる、製品を睫毛および/または眉毛に塗布するためのブラシであって、一体に捩じられる2つの枝材を有する芯材と、芯材によって保持されるブラシ毛とを備え、少なくとも1本の第1の螺旋状の溝と、第1の螺旋状の溝と交差する、螺旋状または非螺旋状の、具体的には直線状の第2の溝とを有する包絡面を定めるブラシにも関する。
ブラシは、いくつかの第1の溝および少なくとも1本の第2の溝、または、少なくとも1本の第1の溝およびいくつかの第2の溝を備えてもよく、好ましくはいくつかの第1の溝およびいくつかの第2の溝を備え、溝は、それらの交差によって包絡面に格子パターンを定める。
ブラシは、製造される方法に拘わらず、前述した特徴のうちのいずれか1つを有し得る。したがって、例えば、溝は実質的に90°で交差する。
本発明は、
- 睫毛または眉毛に塗布される化粧製品を収容する容器と、
- 本発明によるブラシと
を備える包装および塗布デバイスに同様に関する。
このようなブラシは、少なくとも1本の螺旋状の溝と、第1の溝と交差する少なくとも1本の第2の溝とを備える。
容器には、ブラシに存在する過剰な製品を除去するための拭き取り部材が設けられてもよい。
本発明は、本発明の非限定的な例示の実施形態の以下の詳細な記述を読み、添付の図面を精査することから、より良く理解されるものである。
本発明による包装および塗布デバイスの例を示す概略的な長手方向の断面図である。 本発明によるブラシの例の側面図である ブラシの製造で使用されるブラシブランクを示す図である。 ブラシの製造で使用されるブラシブランクを示す図である。 第1の処理ステップの後のブランクの斜視図である。 図5のVIに沿った前面図である。 芯材が捩じられた後の、図5および図6の処理されたブランクの斜視図である。 処理の続きの後の図7のブランクを示す図である。 図8のIXに沿った前面図である。 ブラシの他の例の斜視図である。 ブラシの他の例の斜視図である。 図11のXIIに沿った前面図である。
この後の記述では、同一の要素または同等の機能を有する要素は、同じ符号を付している。それらの記述は、各々の図について繰り返されず、実施形態同士の間の主要な違いだけが言及される。
図1に示した包装および塗布デバイス1は、睫毛または眉毛に塗布される製品Pを収容する容器2と、本例では、容器2に取り外し可能に固定され得るアプリケータ3とを有する。製品Pは、例えば、1つまたは複数の顔料、具体的には酸化鉄を含む。製品Pは、好ましくはマスカラである。
アプリケータ3は長手方向軸Yの柄部5を有し、柄部5には、遠位端5aに本発明によるブラシ10が設けられ、他方の端に把持部材11が設けられ、把持部材11は、さらに、封止された手法で容器2を閉じるためのキャップを形成している。具体的には図1で見られるように、容器2は、把持部材11が容器2を閉じるために捩じ込まれ得るネジ付き首部14が上部に設けられている本体13を有する。変形例では、アプリケータは、何らかの他の方法で容器に固定されてもよい。
図示しているように、首部14は、例えば首部14に取り付けられる、拭き取り部材20を受け入れることができる。この拭き取り部材20は、柄部5の直径に合わせられた直径を有する拭き取り開口を定める縁26を有する。柄部5の直径は、例えば3mmから8mmの間である。
ブラシ10は、有利には熱可塑性プラスチック材料から作られた柄部5の遠位端5aに設けられた座部に、従来の手法で固定できる。
ブラシ10は、一体に捩じられてブラシ毛41を間に把持する2つの枝材によって形成されている捩じられた金属の芯材40を有する。芯材40はステンレス鋼ワイヤであり得る。
芯材40は、一端において、ブラシ毛を有さない近位部40aによって柄部5の対応する座部に固定されており、近位部40aは、例えば8mm程度の長さを有することが可能である。
図2に示しているように、ブラシ毛41の自由端は、ブラシ10の包絡面(envelope surface)Sを定めている。
ブラシ10の芯材40の長手方向軸Xは、本例では直線状である。
包絡面Sは、ブラシ毛を担持する芯材の部分40cのほぼ全長に沿って延び、芯材の遠位端と近位端との間で芯材の長手方向軸Xの周りに少なくとも半回転し、この場合には完全に1回転している少なくとも1本の螺旋状の溝50を定めている。
本例では、ブラシ10は、軸Xの周りに等しい角度で分配されたこのような螺旋状の溝50を5本備える。
ブラシ10は、等しい角度で分配されて溝50と交差する直線状の溝80も有する。
ブラシ10は、以下のような手順によって製造され得る。
初めに、図3に示しているような第1のブラシブランク10(1)が、長手方向軸X周りの回転柱として、包絡面を伴うブラシを機械加工することで形成される。図3に示したこのブランク10(1)は、芯材の遠位端40bに向かって収束する円錐状の遠位部60を有する。
ブランク10(1)は、ブラシの近位端に向かって収束する同様の円錐状の形を伴う近位部62を有する。
遠位部60と近位部62とは、それら遠位部60および近位部62より長く、ブラシの遠位端に向かって収束する若干円錐状の形を有する中間部61によって連結されている。
ブラシ毛41を担持する芯材の部分40cの全長Lは、例えば25mmから30mmの間であり、例として27mm程度である。
ブランク10(1)の最大直径Dは、例えば8mmから10mmの間であり、例として9mm程度である。
最大直径Dは、芯材の部分40cの近位端からの距離lにおいて測定される。距離lは、好ましくは2mmから6mmの間であり、例えば、本例では4mm程度である。
ブランク10(1)の遠位端面の直径ddは、例えば8mmから10mmの間であり、例として9mm程度である。
包絡面の近位端における直径dpは、例えば4mmから6mmの間であり、例として5mm程度である。
遠位端における直径ddは、例えば4mmから5mmの間であり、例として4.5mm程度であり、好ましくはdp>ddである。
遠位部60は中間部61より大きく収束している。
中間部61と遠位部60との間の結合部における直径djは、直径D未満であり、例えば7mmから9mmの間であり、例として8mm程度である。
遠位部60と中間部61との間の結合部は、好ましくは距離lより大きい、芯材の遠位端からの距離ljに位置付けられる。例えば、距離ljは5mmから8mmの間であり、例として6.5mm程度である。
ブランク10(1)は、別の形で、具体的には、その断面にいくつかの相対的な最大部を伴って、製作されてもよい。
図3および図4のブランク10(1)が製作されると、ブランク10(2)を得るために、溝50が、図5および図6に示しているように、先ず直線状に機械加工される。本例では、これらの溝50は、数が5本であり、ブランクの軸Xの周りに等しい角度で分配されている。
溝50の各々の深さは実質的に差D-ddに対応し、図6で見られるように、D-ddより若干大きくてもよい。
各々の溝50は、断面において、図6に示したような実質的にV字形の輪郭を有し、相対する側面51を伴う。
各々の側面51は、相対する側面51に向かって凸状であり、円弧形の輪郭を有する。各々の溝50の底は、円弧形の輪郭を有し、凹面が外側を向いている。各々の溝50は、軸Xを含む正中面に対して対称である。
溝50の遠位端50aは、図5で見られるように、部分40cの遠位端からゼロでない距離tに位置付けられている。溝50は、部分40cの近位端まで及ぶ。
溝50がブランク10(2)を得るために製作されると、芯材の部分40cはその軸X周りに捩じられ、これは、ブラシ全体を変形させ、具体的には溝50を変形させ、溝50は、図7に示しているような螺旋状の構成を取る。この追加的な捩じりは、芯材40の枝材の捩じりと同じ方向で行われる。
本例では、この捩じりは、芯材の部分40cの遠位端に対する近位端の完全な回転を伴う。ブランク10(3)が得られる。
その後、本発明によれば、図8に示しているように、少なくとも1本の他の溝80が、螺旋状の溝50のうちの少なくとも1本に交差するようにしてブランク10(3)に機械加工される。
図8に示した例では、軸Xと平行な軸を有し、軸Xの周りに等しい角で分配されている4本の溝80が機械加工されている。
図示しているように、各々の溝80は、断面において、好ましくは図9に示したようなV字形の輪郭を有し、平坦な相対する側面81を伴う。溝80は、軸Xと平行な長手方向軸を有する直線状であり、溝の底は、溝50の底の軸Xからの距離と実質的に同じである軸Xからの距離に位置付けられ、好ましくはdd/2より大きい。したがって、溝50と同じように、溝80は、図8で見られるように、ブラシ毛を担持する芯材の部分40cの遠位端から後退させられた遠位端を有する。
好ましくは、図示しているように、第2の溝80は、それらの近位端において第1の溝50から角度的にずらされている。したがって、第1の溝50はすべて、第2の溝80の近位端と異なる近位端を有する。
溝50および80は異なる断面を有する。したがって、断面において、第1の溝50は第2の溝80よりも開いて見える。
図10は、直線状の溝80が、軸Xを有する螺旋状の溝80に置き換えられている点で前述の実施形態と異なる変形例を示し、螺旋状の溝80は約1回転超にわたり延びており、ブラシ毛を担持する部分40cの遠位端から若干後退して始まり、近位端まで延びる。
溝80は、4分の1回転から3回転までの間で延びることができる。螺旋状のピッチは、溝50と同じであっても同じでなくてもよい。
溝50および80は、実質的に垂直の角度で数回交差する。
図11および図12における変形例は同様であるが、例えば第1の溝50と同じ数の第2の溝80といった、より多くの数の螺旋状の溝80を有する。
溝50および80は、図示しているように、垂直の角度で交差し得る。溝50および80の螺旋状のピッチは同じであり得るが、傾きだけが異なっている。
包絡面Sにおいて、螺旋状の軌道に各々が追従する部分に対応する島部分を定める格子パターンが得られ、これらの部分は、2つの連続的な溝50と、2つの隣接する溝80とによって各々画定される。
本発明は、すぐ上で説明した例示の実施形態に限定されない。
螺旋状の溝50の数は5本に制限されず、例えば1本、2本、3本、または4本の螺旋状の溝など、より少なくてもよいし、より多くてもよい。
螺旋状の溝50または80のピッチは、各々の螺旋状の溝50または80が、例えば、ブラシ毛を担持する芯材部分40cの全長に沿って4分の1回転から3回転までの間で延びるような方法で調節され得る。
溝50または80の輪郭は、V字形以外であってもよく、例えば、長方形、半円形、または他の形を有し得る。
ブランク10(1)または10(3)の形は、フライス装置を用いてブラシ毛を切り出すことで、レーザーによって、または任意の他の適切な技術によって、得ることができる。
ブランク10(1)が円錐状の部分を有しないことも可能であり、ブランク10(1)は、例として概してピーナッツ形のような、例えば、相対的な極小部のいずれかの側に2つの相対的な極値を伴って変化する直径を有してもよい。
溝50または80は、芯材に沿って一定の断面を有してもよく、または代替で、例えば、溝の深さが芯材に沿って変化する、もしくは溝の形が変化し得るなど、芯材に沿って変化する断面を有してもよい。
概して、溝50または80の底における幅は0.5mm以下であり、例えば0.4mmであり、溝の開口において3mm以上であり、例えば4.5mmであることが好ましい。
溝50または80の底と軸Xとの間は少なくとも1.5mmの距離が好ましく、この距離は、例えば12mmのより大きい外径を伴うブラシについては、5mmまでとすることができる。
芯材の長手方向軸は、好ましくは直線状であり、代替では、例えば30mmから200mmまでの間の曲率半径で湾曲している。
ある変形例では、少なくとも1本の直線状の溝80がブランク10(1)に先ず形成され、その後、少なくとも1本の螺旋状の溝50が、ブラシに対して切断工具を移動することで形成される。
ある変形例では、少なくとも1本の螺旋状の溝50が、芯材を捩じることなく形成されてから、1本または複数本の溝80が形成される。
1 包装および塗布デバイス
2 容器
3 アプリケータ
5 柄部
5a 遠位端
10 ブラシ
10(1) 第1のブラシブランク
10(2)、10(3) ブランク
11 把持部材
13 本体
14 ネジ付き首部
20 拭き取り部材
26 縁
40 芯材
40a 芯材の近位部
40c ブラシ毛を担持する部分
41 ブラシ毛
50 螺旋状の溝
50a 溝50の遠位端
51 側面
60 遠位部
61 中間部
62 近位部
80 直線状の溝、螺旋状の溝
81 側面
D 最大直径
dd 直径
dj 直径
dp 直径
L 全長
l 距離
lj 距離
t 距離
P 製品
S 包絡面
X 芯材40の長手方向軸
Y 柄部5の長手方向軸

Claims (17)

  1. 製品を睫毛および/または眉毛に塗布するためのブラシ(10)を製造する方法であって、前記ブラシ(10)は一体に捩じられた2つの枝材を有する芯材(40)と枝材同士の間に挟まれたブラシ毛(41)とを備え、少なくとも1本の第1の螺旋状の溝と前記第1の螺旋状の溝と交差する少なくとも1本の第2の溝とを有する包絡面を定め、前記方法は、
    a) 前記包絡面が少なくとも1本の第1の溝(50)を定める、ブラシブランクを製作するステップと、
    b) ステップa)において得られた前記ブラシブランクに、前記第1の溝と交差する少なくとも前記第2の溝(80)を製作するステップと、
    を含む方法。
  2. 螺旋状の溝(50)は、工具と前記ブラシとの間の相対的な螺旋状の変位をもって前記ブラシブランクを機械加工することにより得られる、請求項1に記載の方法。
  3. 螺旋状の溝(50)は、少なくとも1本の長手方向溝を機械加工してから、前記溝に螺旋状の軌道を与えるために、前記ブラシブランクをその長手方向軸(X)周りに捩じることにより得られる、請求項1に記載の方法。
  4. いくつかの、具体的には奇数個の、好ましくは2本から10本の間の第1の溝(50)の製作を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第1の溝(50)は、前記芯材の長手方向軸の周りに等しい角度で分配される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1の溝(50)または前記第1の溝(50)のうちの少なくとも1本は、断面において、外側に向かって開いたV字形の輪郭を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第1の溝(50)または各々の第1の溝(50)は、前記芯材の長手方向軸の周りに少なくとも180°にわたって、具体的には前記芯材の長手方向軸(X)の周りに半回転から4回転までの間で、好ましくは360°にわたって延びる、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記1本の第1の溝(50)は、前記ブラシ毛(41)を担持する前記芯材の一部(40c)の長さの10分の9超に沿って延びる、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. いくつかの、具体的には偶数個の、好ましくは2本から10本の間の第2の溝(80)の製作を含み、第2の溝(80)の数は、好ましくは、第1の溝(50)の数以下である、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記第2の溝は、前記芯材の長手方向軸の周りに等しい角度で分配される、請求項9に記載の方法。
  11. 前記第2の溝または前記第2の溝のうちの少なくとも1本は、断面において、外側に向かって開いたV字形の輪郭を有する、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記1本または複数本の第2の溝(80)は直線状である、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記1本または複数本の第2の溝(80)は非直線状である、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記1本または複数本の第2の溝(80)は、螺旋状であり、60°と120°との間の角度、好ましくは90°の角度で、好ましくは前記1本または複数本の第1の溝(50)と交差する、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  15. 具体的には請求項1から14のいずれか一項に記載の方法によって得られる、製品を睫毛および/または眉毛に塗布するためのブラシ(10)であって、一体に捩じられた2つの枝材を有する芯材(40)と、前記芯材によって保持されたブラシ毛(41)と、を備え、少なくとも1本の第1の螺旋状の溝(50)と前記第1の螺旋状の溝と交差する第2の溝(80)とを有する包絡面(S)を定める、ブラシ。
  16. いくつかの第1の溝(50)および少なくとも1本の第2の溝(80)、または、少なくとも1本の第1の溝(50)およびいくつかの第2の溝(80)を備え、好ましくはいくつかの第1の溝(50)およびいくつかの第2の溝(80)を備え、前記溝は、それらの交差によって前記包絡面に格子パターンを定める、請求項15に記載のブラシ。
  17. 化粧製品を睫毛および/または眉毛に塗布するための包装および塗布デバイスであって、
    − 塗布される製品を収容する容器と、
    − 請求項15または16に記載のブラシを備えるアプリケータと、
    を備える包装および塗布デバイス。
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