JP2018517359A - 逆給電を使用した新しいブロードバンド通信サービスの提供 - Google Patents

逆給電を使用した新しいブロードバンド通信サービスの提供 Download PDF

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Abstract

新しいブロードバンド通信サービス(BBS)を提供する方法に関する。本方法は加入者ループ(SL)に沿ってSLのネットワーク・セグメントにSLの末端セグメント(TS)を最初に接続するバイパス・スイッチ(BS)を含むアクセス・ノード(AN)を挿入し、SL上でレガシー通信サービスを動作させ、ANの逆給電の為のPSEとBBSを動作させる為の新しい加入者装置とをTSに接続する。本方法はPSEが給電信号の注入に先立ちTSの上で逐次的なコマンド信号(CS)のシーケンスを送信し、ANがCSから電荷を蓄積し、ANが蓄積電荷を用いて逐次的なCSのシーケンスから有効なCSを検出し、BBSを動作させるトランシーバ及び給電信号からANに電力を供給するPSUにTSを接続するBSを構成し、PSEがANの逆給電の為のTS上で給電信号を注入し、TS上でBBSを動作させる。本発明はAN、PSE、データ通信システムにも関する。

Description

本発明は、銅プラント(copper plants)の上の新しいブロードバンド通信サービスの提供に関する。
ブロードバンド通信サービス(例えば、G.fast)のための新しい銅アクセス技術を用いて加入者にサービスする配信点ユニット(DPU:Distribution Point Units)は、一般的には、加入者施設から数百メートル(例えば、G.fastの場合には200m)の最大距離に展開されて、期待される高データ・レート(例えば、G.fastの場合には集約データ・レートとして1Gbps)を達成する。これは、DPUが、現在の展開に比べて、加入者施設のより近くに位置することになることを意味する。DPUに電力を供給するローカル電源は、必ずしもDPUロケーションにおいて使用可能であるとは限らない。したがって、オペレータは、逆給電(RPF:Reverse Power Feeding)を経由してDPUに供給する方法を要求している。
加入者施設において設置される給電機器(PSE:Power Sourcing Equipment)は、DC電流を供給して、ブロードバンド通信のために使用されるものと同じ銅対(copper pair)を経由してDPUに電力を供給する。PSEには、家庭のAC配電線によって電力が供給される。DPUの内部の電力供給ユニット(PSU:Power Supply Unit)は、PSEによって供給されるDC電圧を、一般的には、57Vから銅対に沿ってDC抵抗によって引き起こされるDC電圧降下を差し引いたものをDPUの内部で使用されるいくつかのより低いDC電圧(例えば、12V、5V、3.3Vなど)へと変換する。
オペレータは、彼らの加入者をレガシー通信サービスからDPUによって提供される新しいブロードバンド通信サービスへと徐々にアップグレードすることになることが、期待される。これらのレガシー通信サービスは、一般的に、基本電話システム(POTS:plain Old Telphone System)の存在を伴う、または存在を伴わない様々なデジタル加入者回線のフレーバー(xDSL)のことを意味する。レガシー通信サービスは、一般的に、中央オフィス(CO:Central Office)キャビネットから、つまり、例えば、ADSL通信サービスまたはADSL2+通信サービスから、遠隔ユニット(RU:Remote Unit)から、つまり、例えば、VDSL2通信サービスから、あるいはローカル交換(LEX:Local Exchange)から、つまり、例えば、POTS通信サービスから、展開される。
ある与えられた時刻に、特定の加入者は、(長い)レガシー銅対の上のレガシー・ネットワーク機器から展開されるレガシー通信サービスから、銅対の(短い)末端セグメントの上のDPUから展開される新しいブロードバンド通信サービスへとアップグレードされる。
この目的を達成するために、バイパス・スイッチは、DPUの内部で提供される。バイパス・スイッチは、一般的に、2つのスイッチング状態を、すなわち、
− エンド・ユーザが、レガシー通信サービスのサポートのための(長い)レガシー銅対を経由して、DPUを通して、レガシー・ネットワーク機器にトランスペアレントに接続されるバイパス状態、または、
− 銅対の(短い)末端セグメント(すなわち、DPUから加入者施設へと下方に及ぶセグメント)が、新しいブロードバンド通信サービスのオペレーションのためのDPUのトランシーバに接続されるが、銅対のネットワーク・セグメント(すなわち、DPUからレガシー・ネットワーク機器へと及ぶセグメント)は、DPU側で接続が切られ、また開回路にされる終結状態、
を有する永続性のリレーから成る。
与えられた時刻に、バイパス・リレーは、このようにして、その特定の加入者のためにバイパス状態から終結状態へと切り替えられるべきである。これは、どのようなヒューマン・インタラクションもなしに、達成される(ゼロ・タッチ・インストレーション)ことが好ましい。
しかし、サービス・アップグレード中に克服すべきいくつかの技術的ハードルが存在する。
最初に、本当に最初のユーザが、レガシー通信サービスから新しいブロードバンド通信サービスへと切り替わるときに、DPUは、そのユーザがDPUに供給すべき本当に最初のユーザでもあるので、電力が供給されない。それゆえに、DPUにおいては、どちらのバイパス・リレーも切り替えるために使用可能な電力はない。
さらに、POTSサービスが、銅対の上に存在するときに、これが、LEXからのDC電源(一般的には、48V、53Vまたは60V)と競合することになるので、DC供給は、PSEによって銅対の上に挿入される可能性はない。DPUは、後者から電力を直接に得ることができるが、DPUは、ONHOOK状態中にほとんど電流を流し出さない(一般的に数百μAから数mAまで)で、ONHOOK −> OFFHOOK状態の遷移と、LEXにおけるダイアル・トーンの挿入とをトリガしない可能性があり、バイパス・リレーを切り替え、またその制御ロジックに電力を供給するのに十分なエネルギーを蓄積するのにあまりにも長い時間がかかってしまう。
ユーザに対して配信されるPOTSサービスが存在しない場合には、いずれの銅対の上に存在するDC電圧もまた存在しておらず、またPSEは、DPUがバイパス・リレーを切り替えるために、すぐにDC電力を配送し始めることができる。しかしながら、何らかの基本的な初期化プロトコルは、DPUが、非常に少ない電力が使用可能であるLEXからのDC電力と、たくさんの電力が使用可能であるPSEからのDC電力との間で区別するために、依然として必要とされる。
ETSI 101548v010101
本発明の目的は、上記の問題を克服しながら、ヒューマン・インタラクションが最小の/ヒューマン・インタラクションのない銅プラントの上で新しいブロードバンド通信サービスを完璧に提供することである。
本発明の第1の態様によれば、新しいブロードバンド通信サービスを提供するための方法は、加入者ループに沿って新しいブロードバンド通信サービスを動作させるように適合されたアクセス・ノードを挿入するステップと、第1の初期スイッチング状態においてアクセス・ノードのスイッチを構成するステップであって、加入者ループの末端セグメントを経由してレガシー加入者デバイスに結合された第1の端子対は、加入者ループのさらなるセグメントを経由してレガシー・ネットワーク機器に結合された第2の端子対に接続される、ステップと、スイッチが第1のスイッチング状態にある間に、加入者ループの上で少なくとも1つのレガシー通信サービスを動作させるステップと、アクセス・ノードの逆給電のための給電信号を注入するように適合された給電機器と、加入者ループの末端セグメントに対する新しいブロードバンド通信サービスを動作させるように適合された新しい加入者デバイスとを接続するステップとを含む。本方法は、給電機器により、給電信号の挿入に先立って、加入者ループの末端セグメントの上で逐次的なコマンド信号のシーケンスを送信するステップと、アクセス・ノードにより、逐次的なコマンド信号のシーケンスのうちの少なくとも1つのコマンド信号から電荷を蓄積するステップと、アクセス・ノードにより、またそのように蓄積された電荷を用いて、逐次的なコマンド信号のシーケンスにおける有効なコマンド信号を検出し、またそれに応じて、第2のスイッチング状態においてスイッチを構成するステップであって、第1の端子対は、新しいブロードバンド通信サービスを動作させるように適合されたトランシーバに結合された第3の端子対に接続され、また給電信号からアクセス・ノードに対して電力を供給するように適合された電力供給ユニットに接続される、ステップと、給電機器により、アクセス・ノードの逆給電のための加入者ループの末端セグメントの上で給電信号を注入するステップと、加入者ループの末端セグメントの上で新しいブロードバンド通信サービスを動作させるステップとをさらに含む。
一実施形態においては、コマンド信号は、給電機器における予備動作状態を示している。
一実施形態においては、コマンド信号は、コマンド信号のペイロードが、与えられたパターンにマッチするときに、有効であるとして検出される。
一実施形態においては、少なくとも1つのレガシー通信サービスは、非対称デジタル加入者回線ADSL通信サービスと、拡張された帯域幅を有する非対称デジタル加入者回線ADSL2+通信サービスと、超高速デジタル加入者回線VDSL2通信サービスと、基本電話サービスPOTSとのうちの少なくとも1つを含む。
一実施形態においては、コマンド信号は、少なくとも1つのACキャリアの変調によって生成される。
一実施形態においては、少なくとも1つのACキャリアは、少なくとも1つのレガシー通信サービスによって現在使用されていない周波数帯域の中に位置づけられる。
一実施形態においては、周波数帯域は、基本電話サービスPOTSの音声バンドである。
本発明の別の態様によれば、アクセス・ノードは、加入者ループの末端セグメントの上で新しいブロードバンド通信サービスを動作させるように適合されたトランシーバと、加入者ループの末端セグメントの上で給電機器によって注入される給電信号からアクセス・ノードに電力を供給するように適合された電力供給ユニットと、加入者ループの末端セグメントに結合するための第1の端子対、加入者ループのさらなるセグメントに結合するための第2の端子対、およびトランシーバに、また電力供給ユニットに結合される第3の端子対を有するスイッチと、第1のスイッチング状態においてスイッチを構成するように適合されたスイッチ・コントローラであって、第1の端子対と第2の端子対とは、互いに、または第2のスイッチング状態において接続され、第1の端子対と第3の端子対とは、互いに接続される、スイッチ・コントローラとを備えている。アクセス・ノードは、給電機器によって加入者ループの末端セグメントの上で送信される逐次的なコマンド信号のシーケンスのうちの少なくとも1つのコマンド信号からの電荷を蓄積するように適合された電力アキュムレータをさらに備えているが、スイッチは、第1のスイッチング状態において構成される。アクセス・ノードは、電力アキュムレータに結合され、またそのように蓄積された電荷を用いて逐次的なコマンド信号のシーケンスにおける有効なコマンド信号を検出するように適合されたレシーバをさらに備えている。スイッチ・コントローラは、電力アキュムレータに結合され、また有効なコマンド信号の検出に応じて、そのように蓄積された電荷を用いて、第2のスイッチング状態においてスイッチを構成するようにさらに適合される。
そのようなアクセス・ノードは、一般的に、DPUのことを意味しているが、しかし、代わりに、銅プラントを通して加入者に新しいブロードバンド通信サービスを提供し、またRPFを使用した、遠隔に展開されたデジタル加入者回線アクセス・マルチプレクサ(DSLAM:Digital Subscriber Line Access Multiplexer)など、同じ銅プラントを通して加入者施設から遠隔に給電される任意のネットワーク機器のことを意味している可能性もある。
本発明のさらに別の態様によれば、給電機器は、アクセス・ノードの逆給電のための加入者ループの末端セグメントの上で給電信号を注入するように適合された電力インジェクタを備えている。給電機器は、給電信号の挿入に先立って、加入者ループの末端セグメントの上で逐次的なコマンド信号のシーケンスを送信するように適合されたトランスミッタをさらに備えている。逐次的なコマンド信号のシーケンスは、アクセス・ノードの初期の逆給電および部分的な逆給電のために、またさらに、加入者ループの末端セグメントの接続のために、新しいブロードバンド通信サービスを動作させるように適合されたアクセス・ノードのトランシーバに対して、また給電信号からアクセス・ノードに対して電力を供給するように適合されたアクセス・ノードの電力供給ユニットに対して送信される。
一実施形態においては、給電機器は、さらに、逐次的なコマンド信号のシーケンスの送信の後に、加入者ループの測定されたDC負荷インピーダンスが、与えられたシグネチャ抵抗にマッチするかどうかを決定し、与えられたシグネチャ抵抗が、成功裏に検出される場合に、加入者ループの上で給電信号を挿入し、そうでなければ、与えられたシグネチャ抵抗が、成功裏に検出されるまで、加入者ループの末端セグメントの上で逐次的なコマンド信号のシーケンスを繰り返して送信するように適合される。
そのような給電機器は、スタンドアロン機器として製造される可能性があり、あるいはモデム、ルータなどの加入者デバイスの一部分とすることもできる。
本発明のさらに別の態様によれば、データ通信システムは、本発明のように、アクセス・ノードと、給電機器とを備えている。
本発明は、POTSを有する、またはPOTSを有していないレガシー展開に適用可能であるRPFを使用して、新しいブロードバンド通信サービスを自動的に提供する問題解決手法を提案している。これは、PSEが、RPFオペレーションを開始するために必要とされるプロトコル情報と、検出モジュールに電力を供給し、またDPUにおいてバイパス・リレーを切り替えるのに、十分な電気エネルギーとの両方を含む銅対の上で逐次的なコマンド信号を事前に送信することにより、達成される。
PSEは、最初に、RPFオペレーションを開始する前に、例えば、銅対の上に任意のDC電圧が存在しているかどうかを決定することにより、銅対の上で、POTSの存在を検出しようと試みる。そうである場合、そのときにはPSEは、銅対の上で逐次的なコマンド信号のシーケンスを送信して、バイパス・リレーを切り替えるようにDPUに指示する。コマンド信号は、DPUが、比較的短時間(数十秒までの)のうちに十分な電荷を蓄積するために十分なRMS電力を有するように設計されて、基本的な検出回路と、バイパス・スイッチの制御ロジックとに電力を供給するが、それにもかかわらず、LEXにおいて不適切なOFFHOOK検出を引き起こすことにより、POTSレガシー通信サービスに影響を及ぼすことはない。
PSEは、次に、銅対のDC負荷インピーダンスを測定することにより、また測定されたインピーダンスが、与えられたシグネチャ抵抗にマッチするかどうかを決定することにより、バイパス・リレーが、DPU側において適切に切り替えられてきているかどうかを決定する。そうである場合、そのときにはPSUは、銅対の遠隔端において、正しく接続されていることが仮定され、またPSEは、それがもはやPOTSオペレーションと競合しないことになるので、DPUの遠隔給電のためのDC給電信号を注入することを開始することができる。
たとえPOTSが、銅対の上に存在していない(例えば、POTSのないxDSLレガシー展開)としても、PSUは、銅対の上で有効なシグネチャ抵抗を強制的に検出し、またバイパス・リレーが、DC給電信号を注入する前にDPU側において適切に構成されることを確認するべきであることは、注目に値する。
コマンド信号は、銅対の上で展開される任意のレガシー通信サービスによって現在使用されていない周波数帯域の中に位置づけられた1つまたは複数のACキャリアの変調によって生成されることが好ましい。
例えば、コマンド信号は、回線がONHOOK(これは、POTSが、その加入者のために廃止されているような場合である可能性が高い)であることを仮定すると、POTS音声バンドを、すなわち、[300Hz;3400Hz]の周波数範囲を使用することができる。音声通話が、進行中であり、またOFFHOOK状態が検出される場合、そのときにはコマンド信号は、送信されるべきではない。
本発明の上記の目的および特徴と、他の目的および特徴とは、添付の図面と併せて解釈される一実施形態についての以下の説明を参照することにより、より明らかになり、また本発明それ自体は、最もよく理解されるであろう。
レガシー通信サービスから新しいブロードバンド通信サービスへとアップグレードされている通信ネットワークを示す図である。 レガシー通信サービスから新しいブロードバンド通信サービスへとアップグレードされている通信ネットワークを示す別の図である。 レガシー通信サービスから新しいブロードバンド通信サービスへとアップグレードされている通信ネットワークを示す更に別の図である。 レガシー通信サービスから新しいブロードバンド通信サービスへとアップグレードされている通信ネットワークを示す更に別の図である。 アクセス・ノードにおけるバイパス検出モジュールについてのさらなる詳細を示す図である。 アクセス・ノードにおけるバイパス検出モジュールについてのさらなる詳細を示す別の図である。 バイパス検出モジュールの内部の様々な電圧/電流プロットに対する時間を示す図である。 バイパス検出モジュールの内部の様々な電圧/電流プロットに対する時間を示す別の図である。 バイパス検出モジュールの内部の様々な電圧/電流プロットに対する時間を示す更に別の図である。 PSEオペレーションについての状態図である。
図1には、以下のネットワーク要素、すなわち、
− LEX10と、
− RU20と、
− スプリッタ30と、
− 電話ハンドセット40と、
− レガシー顧客宅内機器(CPE:Customer Premise Equipment)50(またはLCPE)と、
を備えているレガシー通信ネットワークが、示されている。
LEX10は、第1の銅対セグメント61を経由してRU20に結合され、またPOTSを動作させるためのものである。
RU20は、レガシー・ブロードバンド通信サービスを、現在ではVDSL2通信サービスを動作させるためのものであり、また一般的に、加入者施設により近い遠隔の街路キャビネットまたはポール・キャビネットの中に位置づけられる。RU20は、第2の(より短い)銅対セグメント62を介してスプリッタ30に結合される。
RU20は、第2の銅対セグメント62の上を通過する結合されたPOTS/VDSL2信号へと/からPOTS信号とVDSL2信号とをそれぞれ多重化する/逆多重化するためのローパス・フィルタ21とハイパス・フィルタ22とを収容する。ローパス・フィルタ21は、第2の銅対セグメント62に結合され、また第1の銅対セグメント61を経由してLEX10に遠隔に結合される。ハイパス・フィルタ22は、第2の銅対セグメント62に結合され、またVDSL2トランシーバ23(またはVTU−O)にローカルに結合される。
スプリッタ30は、第2の銅対セグメント62に結合されたローパス・フィルタ31を備えており、また第2の銅対セグメント62の上を通過する結合されたPOTS/VDSL2信号へと/からPOTS信号を多重化する/逆多重化するためのものである。POTS信号は、電話ハンドセット40に対して供給されるが、結合されたPOTS/VDSL2信号は、レガシーCPE50に対してトランスペアレントに渡される。
レガシーCPE50は、第2の銅対セグメント62の上を通過する結合されたPOTS/VDSL2信号へと/からVDSL2信号を多重化する/逆多重化するための第2の銅対セグメント62に結合されたハイパス・フィルタ51と、ハイパス・フィルタ51に結合されたVDSL2トランシーバ52(またはVTU−R)とを備えている。
ローパス・フィルタ21および31のカットオフ周波数f1は、一般的に約4kHzであり、またハイパス・フィルタ22および51のカットオフ周波数f2は、一般的に約25kHzである。
VDSL2トランシーバ23および52は、銅対セグメント62の上で双方向VDSL2ブロードバンド通信チャネルを動作させる。LEX10と、電話ハンドセット40とは、銅対セグメント61および62を経由して双方向音声チャネルを動作させる。
LEX10と、RU20と、レガシーCPE50とは、給電のために、一般的には110〜240VのACまたは48〜60VのDCのために使用可能なそれぞれのローカル電源を有する。
図2には、より高いデータ・レートを、現在ではG.fast通信サービスを提供する新しいブロードバンド通信サービスへと加入者ベースをアップグレードするための新しいネットワーク機器の設置が、示されている。
加入者施設により近くさえもある何らかのポイントにおいて、銅対セグメント62は、DPU100の挿入のために2つのセグメント63および64へと分割される。DPU100を加入者施設へと下方に接続する銅対セグメント64は、末端セグメントと称されるが、DPU100をRU20へと上方に、またさらにLEX10へと上方に接続する銅対セグメント63は、ネットワーク・セグメントと称される。
DPU100は、
− 末端セグメント64の上を通過する結合されたDC/G.fast信号へと/からG.fast信号を多重化する/逆多重化するためのハイパス・フィルタ110と、
− G.fastトランシーバ120(またはFTU−O)と、
− 末端セグメント64の上を通過する結合されたDC/G.fast信号へと/からDC給電信号を多重化する/逆多重化するためのローパス・フィルタ130と、
− 様々なアクティブ加入者によって供給されるDC給電信号から電力を抽出するための、またDPU100のオペレーションのための必要な内部電圧レベルを生成するためのPSU140と、
− ラッチ・リレー(latching relay)など、2つのスイッチング状態S1およびS2を有するバイパス・スイッチ150(またはSW)と、
− バイパス・スイッチ150を制御するためのバイパス検出モジュール160(またはBP_MOD)と、
を備えている。
ローパス・フィルタ130のカットオフ周波数f3は、一般的に4kHzよりも高く、またハイパス・フィルタ110のカットオフ周波数は、一般的に約2MHzである。
最初に、スプリッタ30と、レガシーCPE50とは、依然として加入者側に存在している。DPU100は、このようにしてバイパス(またはトランスペアレント)モードで構成され、すなわち、バイパス・スイッチ150は、スイッチング状態S1において構成され、そこでは、末端セグメント64は、DPU100がエンド・ユーザに対して完全にトランスペアレントであるので、そのようにネットワーク・セグメント63に接続される。加入者は、ハンドセット40を用いて音声通話を行うことやレガシーCPE50を通してインターネットに接続することなど、レガシー通信サービスを使用することを継続することができる。
後者のときに、新しいG.fast通信サービスをサポートする新しいCPE70(またはNCPE)が、PSE200と一緒に、加入者に対して配送される。CPE70と、PSE200とは、1つの単一機器の内部に統合される可能性がある。レガシー・ネットワーク機器30、40および50は、加入者側において廃止され、また新しく供給されたネットワーク機器70および200によって置換される。新しいネットワーク・トポロジは、図3に示される。
新しいCPE70は、末端セグメント64の上を通過する結合されたDC/G.fast信号へと/からG.fast信号を多重化する/逆多重化するための末端セグメント64に結合されたハイパス・フィルタ71と、ハイパス・フィルタ71に結合されたG,fastトランシーバ72(またはFTU−R)とを備えている。ハイパス・フィルタ71は、カットオフ周波数としてf4を有する。
PSE200は、
− ローパス・フィルタ210と、
− 電力インジェクタ220(またはRPF)と、
− AC信号手段230と、
− 測定手段240(またはMEAS+MDSU)と
を備えている。
ローパス・フィルタ210は、カットオフ周波数としてf3を有しており、また新しいCPE70と並列に、末端セグメント64に結合される。ローパス・フィルタ210は、さらに、電力インジェクタ220に、AC信号手段230に、また測定手段240に結合される。
電力インジェクタ220は、DPU100の遠隔給電のために末端セグメント64の上でDC給電信号DC_RPF_信号を注入するためのものである。
AC信号手段230は、加入者側におけるRPF機能の使用可能性についてDPU100に指示するための、またスイッチング状態S2においてバイパス・スイッチ150を構成するようにDPUに要求するための末端セグメント64の上で逐次的なACコマンド信号AC_cmd_信号のシーケンスを送信するためのものである。スイッチング状態S2においては、末端セグメント64は、新しいG.fast通信サービスが、末端セグメント64の上で動作させられる可能性があるので、トランシーバ120に、またそのようにしてPSU140に接続される(すなわち、DPU100は、末端セグメント64を終了させる)。
コマンド信号は、基準周波数として1300Hzと2100Hzとを有する周波数偏移キーイング(FSK:Frequency Shift Keying)変調を用いて生成される。これらの2つの周波数は、POTS音声バンドの中に位置づけられ、またPSE200は、OFFHOOK状態が、緊急通話など、進行中の電話通話を中断しないようにするためにそのようなコマンド信号を送信する前に、銅対64の上でアクティブであることを最初に確認する必要がある。
AC信号手段230は、さらに、バンドパス・フィルタ(図示されず)を収容して、1300Hzと、2100Hzとの間の周波数を通過させ、またこのバンドの外側の周波数を減衰させる。
もちろん、コマンド信号は、BPSKや4/16QAMなど、別の変調スキームと、POTS音声バンドの上限(3400Hz)からVDSL2周波数帯域の下限までに及ぶ周波数範囲に位置づけられるキャリア周波数やPOTS音声バンドの下限よりも下(300Hzより下)に位置づけられるキャリア周波数など、他のキャリア周波数とを使用することができる。
それにもかかわらず、POTS音声バンドにおける周波数の使用は、ハードウェア実装形態のために有利である。実際に、結合コンデンサは、高いDC電圧を維持する必要があり、またより高い周波数を使用することは、より小さな値のコンデンサを可能にしており、これは、機器のサイズとコストとを低減させている。
コマンド信号AC_cmd_信号を用いて転送される必要があるエネルギーの量は、電力が、2つの機能、すなわち、末端セグメント64の上でPSE200によって送信されるコマンド信号AC_cmd_信号のうちの1つを復号する機能と、バイパス・スイッチ150をスイッチング状態S2へと切り替えるために必要な電流を提供する機能とのために必要とされるだけなので、非常に限られている。
コマンド信号AC_cmd_信号のRMS電圧は、しかしながら、LEX10における安全保護を失敗しないようにするために十分に低くするべきである。POTS回線のために900Ωの入力インピーダンスを仮定して、またループ挿入損失を無視して、我々は、銅対の先端とリングとの間の27VRMS(または38Vまたは76VPP)を適用して、例えば、30mAを下回るRMS電流を保持することができる。これは、妥当な長さの時間のうちに、コンデンサを充電するために十分である。
測定手段240は、銅対64の先端とリングとの間に存在するDC電圧を測定するためのものであり、またいわゆる金属性検出スタートアップ(MDSU:Mettalic Detection Start−Up)プロシージャに続いて、銅対64に負荷をかけるDCインピーダンスを測定するためのものである。
MDSUは、銅対64に遠隔に接続されているPSUを示す特定のシグネチャ抵抗を検出するために、銅対64の上の1つまたは複数の中間DC電圧の注入と、次の対応するDC負荷インピーダンスの測定とを必要とする。
MDSUテストが成功した後に、PSE200は、例えば、ETSI 101548v010101において説明されるような、標準化されたRPFスタートアップ・プロトコルを用いて開始することができる。
この最後のステップは、図4に示され、そこでは、DC給電信号DC_RPF_信号が、PSE200により末端セグメント64の上で挿入される。DC_RPF_信号は、必要な内部DC電圧(例えば、12V、5Vおよび3.3V)の生成のために(場合によっては他の加入者からの他のDC給電信号を用いて)PSU140によって使用される。これらの電圧は、次いで、DPU100の通常のオペレーションのためにDPU100のそれぞれのアクティブ回路に対して配電される。それに応じて、G.fast双方向通信チャネルは、末端セグメント64の上でトランシーバ120と72との間に確立される可能性がある。
バイパス検出モジュール300についてのさらなる詳細は、図5および6において示される。
バイパス検出モジュール300は、互いに直列に結合された、いくつかの異なるハードウェア・ブロック、すなわち、
− 分離および負荷の回路301と、
− DCブロッキング回路302と、
− 整流器303と、
− 電力アキュムレータ304と、
− DCレギュレータ305と、
− マイクロコントローラ(またはマイクロプロセッサ)306と、
から成る。
マイクロコントローラ306の出力は、ラッチ・リレー150の制御入力に結合され、このラッチ・リレーは、電力が供給されないときに、その先行するスイッチング状態を保持する。
バイパス検出モジュール300は、DCブロッキング回路302の出力におけるAC作動信号をプロトコル検出のためのマイクロコントローラ306の入力に対して供給される単一ワイヤ信号へと変換するためのトランスコーダ307をさらに備えている。トランスコーダ307は、ACコマンド信号AC_cmd_信号をベースバンド信号へと復調するための復調器をさらに含むことができる。
分離および負荷の回路301は、DCブロッキング回路302と一緒に、分離部を形成する。この部分は、銅対と直接に接触している。POTSレガシー・サービスとxDSLレガシー・サービスとに対する影響を制限するために、高い入力インピーダンスを有することが、必要とされる。これは、一般的に、ワイヤ当たりに8kΩの程度の、銅対に直列に結合された2つの分離抵抗R1を用いて達成される(これはまた、xDSL周波数の場合に、銅対に負担をかけないためにも十分である)。
DCブロッキング回路302は、一般的に、抵抗R1に直列に結合された2つのコンデンサC1を備えており、また銅対の上に存在する可能性があるPOTSのDC電圧からの分離を提供する。
R1とC1との値は、これが、充電コンデンサC2の充電時間に影響を及ぼすので、注意深く選択されるべきである。
整流器303と、電力アキュムレータ304とは、エネルギー蓄積部を形成する。全波整流器ブリッジは、ACコマンド信号AC_cmd_信号の負のスイングを整流する。全波整流器は、極性が、設置に先立って知られていないので、必要とされる。ブリッジ整流器の出力は、充電コンデンサC2に接続される。増大するDC電圧V2は、このようにして充電コンデンサC2の両端間に発生するが、ACコマンド信号AC_cmd_信号は、PSE200から受信されている。
DCレギュレータ305と、マイクロコントローラ306と、バイパス・スイッチ150とは、負荷部を形成する。低ドロップの線形レギュレータは、充電コンデンサC2の両端の電圧をより低い電圧に変換して、マイクロコントローラに電力を供給する。低ドロップの線形レギュレータは、コストがかかり、かさばるインダクタを回避するために、切り替えモードのレギュレータよりも好ましい。小さな電流(低電力コントローラの場合には、一般的に1mAより小さい)に起因して、低ドロップの線形レギュレータにおける電力損失は、最小にされる可能性がある。電力が供給された後に、マイクロコントローラは、差動監視ブロックによってコード変換されるACコマンド信号AC_cmd_信号のうちの1つまたは複数を復号することを開始する。有効なパターンが検出されるときに、マイクロコントローラは、ユーザをG.fastトランシーバとPSUとに接続するようにバイパス・リレーを進ませるであろう。バイパス・リレーを駆動するために必要とされるエネルギーは、直接に、充電コンデンサC2から取られる。
サイズとコストとは、DPUにとっては非常に重要である。図5に示されるように、バイパス・リレーと、分離部と、整流器と、トランスコーダとは、回線ごとに必要とされるが、充電コンデンサと、DCレギュレータと、マイクロコントローラとは、マルチポートDPUユニットの複数の加入者回線ポートの上で共用され得る。
DCレギュレータ305は、必要とされるエネルギーが、電力アキュムレータ304から直接に流し出され得るので、オプションのブロックである。この構成は、マイクロコントローラ306が、広い電源範囲(例えば、1.8V〜5.5V)に耐えることができるときに、可能である。そのようなデバイスは、市販されて入手可能である。低ドロップの線形レギュレータを回避することは、追加のコストの節約をもたらす。
図7Aは、バイパス検出モジュール300の入力における電圧V1と、充電コンデンサC2の両端に発生する電圧V2とについての時間プロットを表すものである。
PSE200は、銅対64の上で逐次的なACコマンド信号AC_cmd_信号を送信し、これは、もしあれば、DC POTS電圧V1,dcの上に重畳される振幅V1,acを有する与えられた信号をもたらす(便宜上、ACコマンド信号が、非変調でプロットされる)。
全波整流器ブリッジの入力に提示されるAC信号は、充電コンデンサC2の両端間にDC電圧を蓄えることを可能にする。与えられた長さの時間の後に、コンデンサC2は、電圧V2,充電まで充電される。低ドロップの線形レギュレータが開始されない限り、電流は、(何らかのリーク電流を除いて)充電コンデンサC2から取られず、それゆえにコンデンサ電圧V2は、そのうちに増大することができる。
電圧V2が、所定のレベルに等しいときに、低ドロップの線形DC/DCレギュレータは、電圧ディバイダR2aおよびR2bを通して可能にされる(図6参照)。低ドロップの線形レギュレータは、コンデンサC2の両端間の電圧V2をより低い電圧V3へと変換し、この電圧V3は、マイクロコントローラに電力を供給する。低ドロップの線形レギュレータにおけるヒステリシスが、コンデンサC2が放電している間に依然として出力を可能にするために必要とされる。
図7Bは、V2電圧およびV3電圧に対する時間を示すものである。C2の上の電圧V2は、時刻tまで増大することを開始し、このときに低ドロップのレギュレータが、イネーブルにされる。そのときから前に進んで、より低い電圧V3が、低ドロップの線形レギュレータの出力において生成され、この線形レギュレータは、低電力のマイクロコントローラに給電する。マイクロコントローラと低ドロップの線形レギュレータとから取られる電流に起因して、C2の両端間の電圧V2は、減少し始める。
電力が供給された後に、マイクロコントローラは、整流器ブリッジの前で検知され、また作動監視ブロックによってコード変換されるAC信号を復号することを開始して、PSEによって送信されるプロトコル情報を復号する。それぞれのACキャリアの上で変調されるプロトコル情報は、1つまたは複数のHDLCフラグの存在など、非常に基本的であることもあり、あるいはいくつかのさらなる情報要素、ならびにいくつかのパリティ・チェックを含むことができる。
マイクロプロセッサが、有効なコードを検出するときに、MOSFETトランジスタのゲートは、イネーブルにされ、すなわち、電流ISWが、バイパス・リレーを通して流れ、またそのスイッチング状態は、S1からS2へと変更される。バイパス・リレー(これは、一般的にローディング・コイルである)を駆動する電流は、充電コンデンサC2から直接に配電される。バイパス・リレーを駆動し、またバイパス・リレーに給電する、サイリスタや低電圧リレーなど、他の手段もまた、可能である。
これは、図7Bおよび7Cにおいて示される。時刻tの後に、マイクロコントローラは、整流器ブリッジの前でAC信号を復号することを開始する。時刻tにおいて、有効なコードが検出され、またリレー制御信号は、バイパス・リレーをスイッチング状態S2へと切り替えるようにトグルされる。時刻tから、追加の電流ISWは、バイパス・リレーを駆動するために取られる。電流ISWは充電コンデンサC2によって直接に配電され、それゆえにV2は、t3の後により早く減少している。C2が低ドロップの線形レギュレータがもはやイネーブルされないポイントより下に放電される場合、また有効なコードが今まで検出されてきていない場合、そのときにはマイクロコントローラは、シャットダウンし、またプロセスは、コンデンサC2が再び充電された後のある時間の後に自律的に再開する。
避雷と、リンギング電圧のための保護とのための追加のコンポーネントが、一般的には追加されるべきである。これらは、本発明に対して直交するものであり、また設計プロセスの一部分であるべきである。
充電コンデンサC2はまた、リンギング電圧が回線に印加されるときにも充電されることは、注目に値する。マイクロコントローラは、(リンギング)信号を復号し始めることになるが、有効なコードが、検出されないので、バイパス・リレーは、切り替えられない。
バイパス検出モジュール300は、バイパス・スイッチ150と、ネットワーク・セグメント63との間に接続される。バイパス・リレー150がスイッチング状態S2へと切り替えられた後に、POTSバイパス検出モジュールは、もはや銅回線に取り付けられない。これは、バイパス検出モジュール300が、(VDSL2の場合には)17MHzまたは30MHzまでトランスペアレントにされ、また(G.fastの場合には)106MHzまたは212MHzまでは、それがその上でG.fast通信サービスが動作させられる銅対に決して接続されないことになるので、トランスペアレントにされない可能性があるという利点を追加する。
代替的な実装形態が可能であり、そこでは、バイパス検出モジュール300は、バイパス・スイッチ150と、末端セグメント64との間に接続される。この第2の実装形態の利点は、検出回路をPSE200と、DPU100との間のアップストリーム通信のために使用し、例えば、バッテリ・ステータス、シリアル番号、電源能力などを共用することもできることである。
図8には、PSEオペレーションのための状態図が、示されている。
導入の問題として、異なる電圧しきい値VT、V1、V2、V3およびV4が、VT < V1 < V2 < V3 < V4と共に、垂直軸の上にプロットされてきている。これらの電圧しきい値は、加入者回線のPOTS動作ステータスを評価するために使用される。
DCは、銅対64の先端とリングとの間で、PSE200によって測定されるようなDC電圧を示すものとする。V3 ≦ VDC ≦ V4である場合、そのときにはPOTSサービスは、回線の上で動作していることが仮定され、また回線は、ONHOOK状態にあることが仮定され、音声通話が行われていないことを意味している。V1 ≦ VDC ≦ V2である場合、そのときにはPOTSサービスは、回線の上で動作していることが仮定され、また回線は、OFFHOOK状態にあることが仮定され、音声通話が、回線の上で進行中であることを意味している(そのような状況は、ハンドセット40が、PSE200を接続するときに、加入者側で廃止されることが期待されるので、ほとんど起こらない)。最後に、VDC ≦ VTである場合、そのときにはPOTSサービスは、回線の上でもはや動作していないことが仮定される。これは、必ずしも、バイパス・スイッチが、既に正しい位置にあること、およびDPUが、回線の上で新しいブロードバンド通信サービスを動作させる準備ができていることを意味しているとは限らない。実際に、レガシーxDSL通信サービスは、POTSなしにその回線の上で展開されていることもあり、またバイパス・スイッチは、依然として、その回線のために適切に構成されるべきである。
次に、それを通してPSE200が、スタートアップするときに通過するそれらのステップについて説明する。
ステップ1001において、PSE200はスタートアップし、またいくつかの組み込みテストを実行して、それが、オペレーションのために準備ができていることを確認する。
ステップ1002において、銅対64の先端とリングとの間のDC電圧は、測定手段240によって測定され、それによって測定された電圧値VDCを与えている。
測定されたDC電圧VDCが、V3と、V4との間にある場合、そのときにはPOTSサービスは、動作しており、また回線は、ONHOOK状態にある。PSE200は、ステップ1003へと進み、またAC信号手段230は、T1秒にわたって銅対64の上で、逐次的なACコマンド信号のシーケンスを送信して、DPU側におけるバイパス・スイッチをスイッチング状態S2へと強制する。T1秒の後に、PSE200は、ステップ1002へと戻り、また再びDC電圧を測定する。
測定されたDC電圧VDCが、V1と、V2との間にある場合、そのときにはPOTSサービスは動作しており、また回線はOFFHOOK状態にある。PSE200は、これが進行中の音声通話と競合することになる(万一AC信号がPOTS音声バンドを使用する場合だけ)ので、ACコマンド信号を送信することができない。PSE200は、このようにしてステップ1005に遷移し、T2秒にわたって待ち、また次に新しい測定ラウンドのためにステップ1002へと戻る。
測定されたDC電圧VDCが許可された電圧範囲の外側にある場合、ブランチ1002 −> 1005 −> 1002は、使用される可能性もある(図8の中のハッチングされた領域を参照)。そのような状況が、起こることは期待されず、またもっと正確に言えば、最初に識別され、また修復される必要があるネットワーク障害を示している。
最後に、測定されたDC電圧VDCが、与えられたしきい値Vよりも下にある場合、そのときにはPOTSサービスは、もはや回線の上で動作していない。PSE200は、ステップ1004へと進み、また測定手段240は、銅対64の上でMDSUテストを実行する。逐次的な中間の電圧レベルが銅対64に対して印加され、また銅対64のDC負荷インピーダンスは、特定のシグネチャ抵抗の検出のために測定される。シグネチャ抵抗が銅対64の上で成功裏に検出される場合、これはDPU側におけるバイパス・スイッチがスイッチング状態S2にあり、またPSUが銅対64の遠隔端に接続されていることを意味しているが、MDSUテストは合格し(図8における「合格」ブランチを参照)、またPSE200は、最終ステップ1006へと遷移することができる。電力インジェクタ220は、DPUの遠隔給電のために銅対64の上でDC給電信号を注入する。そうでなくて、PSE200が銅対の上でシグネチャ抵抗を検出することに失敗する場合、そのときにはMDSUテストは不合格になり(図8における「不合格」ブランチを参照)、またPSE200は、銅対64の上でT1秒にわたってACコマンド信号のシーケンスを送信するためにステップ1003へと遷移する。その後に、PSE200は、ステップ1003へと戻るなどである。
もちろん、他の電圧しきい値を使用して、POTS動作ステータスを決定することができる。例えば、電圧しきい値V2と、V3とは、1つの単一しきい値へと統合される可能性があり、かつ/またはしきい値Vと、V1ともそのようにされる可能性がある。上限電圧しきい値V4は、同様に無視される可能性がある。この場合には、測定されたDC電圧が、V=V1より下にある場合、そのときにはPOTSは、もはや動作していない。測定されたDC電圧が、V=V1と、V2=V3との間にある場合、そのときにはPOTSは、動作しているが、それにもかかわらず回線は、OFFHOOKである。また最後に、測定されたDC電圧が、V2=V3より上にある場合、そのときにはPOTSは、動作しており、また回線は、ONHOOKである。
上記の説明は、主として、(POTSを有し、または有していない)VDSL2からG.fastへとデータ通信システムをアップグレードすることに関係するものであったが、それは、同様に(POTSを有し、または有していない)ADSL展開またはADSL2+展開にも当てはまり、そこでは、DSLAMは、COにおけるLEXと同一場所に位置している。銅対セグメント61は、そのときには、一般的に主要配送フレーム(MDF)を経由した、LEXと、COとの間のローカル接続に対応しており、また銅対セグメント62は、COから下方に加入者施設へと及んでいる主要加入者ループに対応している。この加入者ループは、次いで、本発明のようにDPUとG.fastとのサービス・アップグレードの挿入のために2つのセグメントへと(セグメント63および64のように)分割される。
用語「備えている/含んでいる(comprising)」は、その後にリストアップされる手段だけに限定されるように解釈されるべきではないことに注意すべきである。それゆえに、表現「手段AおよびBを備えているデバイス」の範囲は、コンポーネントAおよびBだけから成るデバイスだけに限定されるべきではない。それは、本発明に関して、デバイスの関連のあるコンポーネントが、AとBとであることを意味している。
用語「結合される」は、直接接続だけに限定されるように解釈されるべきではないことにさらに注意すべきである。それゆえに、表現「デバイスBに結合されるデバイスA」の範囲は、デバイスAの出力がデバイスBの入力に直接に接続されるデバイスまたはシステムだけに限定されるべきではなく、かつ/または逆もまた同様である。それは、Aの出力とBの入力との間に経路が存在することを意味しており、かつ/または逆もまた同様であり、この経路は、他のデバイスまたは手段を含む経路とすることができる。
説明および図面は、単に本発明の原理を例証しているにすぎない。したがって、当業者なら、本明細書において明示的に説明されても、または示されてもいないけれど、本発明の原理を実施する様々な構成を考案することができるようになることが正しく理解されるであろう。さらに、本明細書において列挙されるすべての例は、主として、本発明者が当技術を推進することに寄与している本発明の原理、および概念を理解するに際して、読者を支援する教育上の目的のためにすぎないように明示的に意図され、またそのような具体的に列挙された例および状態だけに限定することのないように解釈されるべきである。さらに、本発明の原理、態様および実施形態を列挙している本明細書におけるすべての記述、ならびにその特定の例は、その同等物を包含することを意図している。
図面の中で示される様々な要素の機能は、専用のハードウェア、ならびに適切なソフトウェアに関連してソフトウェアを実行することができるハードウェアの使用を通して提供されることもある。プロセッサによって提供されるときに、それらの機能は、単一の専用プロセッサにより、単一の共用プロセッサにより、またはそれらのうちのいくつかが共用され得る複数の個別プロセッサにより提供されることもある。さらに、プロセッサは、ソフトウェアを実行することができるハードウェアだけのことを排他的に意味するように解釈されるべきではなく、また限定することなしに、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)ハードウェアと、ネットワーク・プロセッサと、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)と、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)などとを暗黙のうちに含むことができる。従来のもの、および/またはカスタムのものも、リード・オンリー・メモリ(ROM:Read Only Memory)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM:Random Access Memory)、不揮発性ストレージなど、他のハードウェアが、含まれる可能性もある。

Claims (14)

  1. 新しいブロードバンド通信サービス(G.fast)を提供するための方法であって、
    加入者ループ(62)に沿って前記新しいブロードバンド通信サービスを動作させるように適合されたアクセス・ノード(100)を挿入するステップと、
    第1の初期スイッチング状態(S1)において前記アクセス・ノードのスイッチ(150)を構成するステップであって、前記加入者ループの末端セグメント(64)を経由してレガシー加入者デバイス(40;50)に結合された第1の端子対は、前記加入者ループのさらなるセグメント(63)を経由してレガシー・ネットワーク機器(10;20)に結合された第2の端子対に接続される、ステップと、
    前記スイッチが前記第1のスイッチング状態にある間に、前記加入者ループの上で少なくとも1つのレガシー通信サービス(POTS;VDSL2)を動作させるステップと、
    前記アクセス・ノードの逆給電のための給電信号(DC_RPF_信号)を注入するように適合された給電機器(200)と、前記加入者ループの前記末端セグメントに対する前記新しいブロードバンド通信サービスを動作させるように適合された新しい加入者デバイス(70)とを接続するステップと、
    を含み、
    前記給電機器により、前記給電信号の注入に先立って、前記加入者ループの前記末端セグメントの上で逐次的なコマンド信号(AC_cmd_信号)のシーケンスを送信するステップと、
    前記アクセス・ノードにより、逐次的なコマンド信号の前記シーケンスのうちの少なくとも1つのコマンド信号から電荷を蓄積するステップと、
    前記アクセス・ノードにより、また前記そのように蓄積された電荷を用いて、逐次的なコマンド信号の前記シーケンスにおける有効なコマンド信号を検出し、またそれに応じて、第2のスイッチング状態(S2)において前記スイッチを構成するステップであって、前記第1の端子対は、前記新しいブロードバンド通信サービスを動作させるように適合されたトランシーバ(120)に結合された第3の端子対に接続され、また前記給電信号から前記アクセス・ノードに対して電力を供給するように適合された電力供給ユニット(140)に接続される、ステップと、
    前記給電機器により、前記アクセス・ノードの逆給電のための前記加入者ループの前記末端セグメントの上で前記給電信号を注入するステップと、
    前記加入者ループの前記末端セグメントの上で前記新しいブロードバンド通信サービスを動作させるステップと、
    をさらに含む、方法。
  2. 前記コマンド信号は、前記給電機器における予備動作状態を示している、請求項1に記載の方法。
  3. 前記コマンド信号は、前記コマンド信号のペイロードが与えられたパターンにマッチするときに、有効であるとして検出される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つのレガシー通信サービスは、
    非対称デジタル加入者回線ADSL通信サービスと、
    拡張された帯域幅を有する非対称デジタル加入者回線ADSL2+通信サービスと、
    超高速デジタル加入者回線VDSL2通信サービスと、
    基本電話サービスPOTSと、
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記コマンド信号は、少なくとも1つのACキャリアの変調によって生成される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記少なくとも1つのACキャリアは、前記少なくとも1つのレガシー通信サービスによって現在使用されていない周波数帯域の中に位置づけられる、請求項5に記載の方法。
  7. 前記周波数帯域は、基本電話サービスPOTSの音声バンドである、請求項6に記載の方法。
  8. アクセス・ノード(100)であって、
    加入者ループ(62)の末端セグメント(64)の上で新しいブロードバンド通信サービス(G.fast)を動作させるように適合されたトランシーバ(120)と、
    前記加入者ループの前記末端セグメントの上で給電機器(200)によって注入される給電信号(DC_RPF_信号)から前記アクセス・ノードに電力を供給するように適合された電力供給ユニット(140)と、
    前記加入者ループの前記末端セグメントに結合するための第1の端子対、前記加入者ループのさらなるセグメント(63)に結合するための第2の端子対、および前記トランシーバに、また前記電力供給ユニットに結合される第3の端子対を有するスイッチ(150)と、
    第1のスイッチング状態(S1)において前記スイッチを構成するように適合されたスイッチ・コントローラ(300)であって、前記の第1の端子対と第2の端子対とは、互いに、または第2のスイッチング状態(S2)において接続され、前記の第1の端子対と第3の端子対とは、互いに接続される、スイッチ・コントローラ(300)と、
    を備えており、
    前記アクセス・ノードは、前記給電機器によって前記加入者ループの前記末端セグメントの上で送信される逐次的なコマンド信号(AC_cmd_信号)のシーケンスのうちの少なくとも1つのコマンド信号からの電荷を蓄積するように適合された電力アキュムレータ(303+304)をさらに備えているが、前記スイッチは、前記第1のスイッチング状態において構成され、
    前記アクセス・ノードは、前記電力アキュムレータに結合され、また前記そのように蓄積された電荷を用いて逐次的なコマンド信号の前記シーケンスにおける有効なコマンド信号を検出するように適合されたレシーバ(300)をさらに備えており、
    また前記スイッチ・コントローラは、前記電力アキュムレータに結合され、またさらに、前記有効なコマンド信号の検出に応じて、前記そのように蓄積された電荷を用いて、前記第2のスイッチング状態において前記スイッチを構成するように適合される、
    アクセス・ノード(100)。
  9. 前記アクセス・ノードは、配信点ユニットDPU(100)である、請求項8に記載のアクセス・ノード(100)。
  10. 前記アクセス・ノードは、遠隔給電を使用する遠隔に展開されたデジタル加入者回線アクセス・マルチプレクサDSLAMである、請求項8に記載のアクセス・ノード(100)。
  11. 給電機器(200)であって、
    アクセス・ノード(100)の逆給電のための加入者ループ(62)の末端セグメント(64)の上で給電信号(DC_信号)を注入するように適合された電力インジェクタ(220)を備えており、
    前記給電機器は、前記給電信号の注入に先立って、前記加入者ループの前記末端セグメントの上で逐次的なコマンド信号(AC_cmd_信号)のシーケンスを送信するように適合されたトランスミッタ(230)をさらに備えており、
    また逐次的なコマンド信号の前記シーケンスは、前記アクセス・ノードの初期の逆給電および部分的な逆給電のために、またさらに、前記加入者ループの前記末端セグメントの接続のために、新しいブロードバンド通信サービス(G.fast)を動作させるように適合された前記アクセス・ノードのトランシーバ(120)に対して、また前記給電信号から前記アクセス・ノードに対して電力を供給するように適合された前記アクセス・ノードの電力供給ユニット(140)に対して送信される、
    給電機器(200)。
  12. 前記給電機器は、さらに、逐次的なコマンド信号の前記シーケンスの送信の後に、前記加入者ループの測定されたDC負荷インピーダンスが与えられたシグネチャ抵抗にマッチするかどうかを決定し、前記与えられたシグネチャ抵抗が成功裏に検出される場合に、前記加入者ループの上で前記給電信号を挿入し、そうでなければ、前記与えられたシグネチャ抵抗が成功裏に検出されるまで、前記加入者ループの前記末端セグメントの上で逐次的なコマンド信号の前記シーケンスを繰り返して送信するように、適合される、請求項7に記載の給電機器(200)。
  13. 請求項11または12に記載の給電機器(200)を備えている加入者デバイス。
  14. 請求項8乃至10のいずれか1項に記載のアクセス・ノード(100)と、請求項11または12に記載の給電機器(200)とを備えているデータ通信システム。
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