[0033]添付の図面に関して以下に記載される発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明する概念が実施され得る構成のみを表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を提供する目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることは、当業者に明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にすることを回避するために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示される。
[0034]ここで、様々な装置および方法を参照しながら電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法について、以下の発明を実施するための形態において説明し、(「要素」と総称される)様々なブロック、構成要素、回路、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示す。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
[0035]例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」として実装される場合がある。プロセッサの例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、グラフィックス処理ユニット(GPU)、中央処理装置(CPU)、アプリケーションプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、システムオンチップ(SoC)、ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって記載される様々な機能を実施するように構成された他の適切なハードウェアが含まれる。処理システム内の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行することができる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェア構成要素、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。
[0036]したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、記載される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体上の1つもしくは複数の命令もしくはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータがアクセスできる任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、他の磁気ストレージデバイス、上述されたタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、またはコンピュータによってアクセスされ得る、命令もしくはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用され得る任意の他の媒体を備えることができる。
[0037]無認可無線周波数スペクトル帯域がワイヤレス通信システム上での競合ベースの通信の少なくとも一部分のために使用される技法について説明する。いくつかの例では、競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域は、ロングタームエボリューション(LTE)通信またはLTEアドバンスト(LTE−A)通信のために使用され得る。競合ベースの無線周波数スペクトル帯域は、非競合認可無線周波数スペクトル帯域と組み合わせて、またはそれとは無関係に使用され得る。いくつかの例では、競合ベースの無線周波数スペクトル帯域は、無線周波数スペクトル帯域が、少なくとも部分的に、WiFi使用などの無認可使用のために利用可能であるので、デバイスもまたアクセスを求めて競合する必要があることがある無線周波数スペクトル帯域であり得る。
[0038]認可無線周波数スペクトル帯域を使用するセルラーネットワークにおけるデータトラフィックの増加とともに、無認可帯域内などの競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域への少なくとも一部のデータトラフィックのオフロードは、セルラー事業者(たとえば、公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)またはLTE/LTE−Aネットワークなどのセルラーネットワークを定義する基地局の協調させられたセットの事業者)にデータ送信容量の増強のための機会を与え得る。上述のように、無認可スペクトルなどの競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域上で通信する前に、デバイスは、共有無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを獲得するためにLBT手順を実行し得る。そのようなLBT手順は、無認可無線周波数スペクトル帯域のチャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、CCA手順(または拡張CCA手順(eCCA))を実行することを含み得る。競合ベースの無線周波数スペクトル帯域のチャネルが利用可能であると決定されたとき、チャネル予約信号(たとえば、CUBS)が、チャネルを予約するために送信され得る。チャネルが利用可能ではないと決定されると、CCA手順(または、拡張CCA手順)が、もっと後の時間においてチャネルに対して再び実行され得る。
[0039]基地局および/またはUEが競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域上で送信可能な複数のアンテナポートを含むとき、異なるアンテナポートからの送信は、送信された信号間の相関によって互に干渉する場合がある。競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域のチャネルを予約するために使用されるチャネル予約信号の場合、送信された信号間の相関による干渉の低減は、チャネルを予約するために良好な検出能力を与えるため、ならびにチャネルを不用意に予約することになる誤検出(false detection)を防止するため、および他のデバイスがそのチャネルを使用するのを防止するために重要であり得る。異なるアンテナからの信号の相互相関または単一のアンテナからの信号の自己相関によるそのような干渉を低減するために、基地局またはUEは、チャネル予約信号のシーケンスを送信するアンテナポートと関連付けられたアンテナポート識別子に少なくとも部分的に基づいてシーケンスを生成し得る。このようにして、チャネル予約信号の相関が低減され、それによって信号送信の検出能力を改善し、競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域のチャネルのより効果的でより正確な予約をもたらすことができる。
[0040]言い換えれば、無認可無線周波数スペクトル帯域のチャネルを予約するために使用されるチャネル予約信号の場合、チャネル予約信号は、チャネル予約が、共有無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを試行している他のデバイスによって容易に検出され得るように、誤認警報を低減するために良好な検出性を伴って構成されるべきである。したがって、チャネル予約信号シーケンスは良好な自己相関特性と、近隣基地局からのシーケンスとの良好な相互相関特性とを有するべきである。たとえば、1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)および/またはチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)は、良好な自己相関特性または競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域内の異なる基地局間の良好な相互相関特性を有さない場合がある。したがって、チャネル予約信号シーケンスは、良好な自己相関および相互相関の特性を与えるために、アンテナポート識別子に少なくとも部分的に基づいて構成されるべきである。
[0041]以下の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、説明される要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な例は、適宜に、様々な手順または構成要素を、省略、置換、または追加し得る。たとえば、説明される方法は、説明される順序とは異なる順序で実行され得、様々なステップが追加され、省略され、または組み合わされ得る。また、いくつかの例に関して説明される特徴は、他の例では組み合わされ得る。
[0042]図1は、本開示の様々な態様による、例示的なワイヤレス通信システム100の図である。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含み得る。コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス許可、トラッキング、インターネットプロトコル(IP)接続性、および他のアクセス機能、ルーティング機能、またはモビリティ機能を提供し得る。基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を通してコアネットワーク130とインターフェースし得、UE115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実行し得るか、または基地局コントローラ(図示されず)の制御下で動作し得る。様々な例では、基地局105は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134(たとえば、X2など)を介して他の基地局105と直接または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を通じて)通信し得る。
[0043]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレスに通信することができる。基地局105サイトのそれぞれは、それぞれの地理的カバレージエリア110の通信カバレージを提供することができる。いくつかの例では、基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、NodeB、eNodeB(eNB)、Home NodeB、Home eNodeB、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局105のための地理的カバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分を構成するセクタ(図示せず)に分割され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロ基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。異なる技術のための重複する地理的カバレージエリア110があり得る。
[0044]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100はLTE/LTE−Aネットワークを含み得る。LTE/LTE−Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は、基地局105を表すために使用され得、UEという用語は、UE115を表すために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレージを提供する異種LTE/LTE−Aネットワークであり得る。たとえば、各eNBまたは基地局105は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。「セル」という用語は、状況に応じて、基地局、基地局に関連付けられたキャリアもしくはコンポーネントキャリア、またはキャリアもしくは基地局のカバレージエリア(たとえば、セクタなど)を記述するために使用され得る3GPP(登録商標)用語である。
[0045]マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし得、ネットワーク事業者のサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、同じまたは異なる(たとえば、認可、無認可などの)無線周波数スペクトル帯域内でマクロセルとして動作し得る低電力基地局であり得る。スモールセルは、様々な例によると、ピコセルとフェムトセルとマイクロセルとを含み得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルも、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)の中のUE、自宅の中のユーザ向けのUEなど)による制限付きアクセスを提供し得る。マクロセル用のeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。スモールセル用のeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数(たとえば、2つ、3つ、4つなど)のセル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートし得る。
[0046]ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートしてもよい。同期動作の場合、基地局は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は時間的にほぼ整合され得る。非同期動作の場合、基地局は、異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は、時間的に整合されない場合がある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使われ得る。
[0047]様々な開示される例のうちのいくつかに適応し得る通信ネットワークは、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信はIPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤが、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実施し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤが、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実施し得る。MACレイヤはまた、MACレイヤにおける再送信を行ってリンク効率を改善するために、ハイブリッドARQ(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのために無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と、構成と、保守とを行い得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルは、物理チャネルにマッピングされ得る。
[0048]UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散されてよく、各UE115は、固定式または移動式であってよい。UE115はまた、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語を含み得るか、あるいは当業者によってそのように呼ばれることがある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UEは、マクロeNB、スモールセルeNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
[0049]ワイヤレス通信システム100に示された通信リンク125は、基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)送信、またはUE115から基地局105へのアップリンク(UL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。いくつかの例では、UL送信はアップリンク制御情報の送信を含み得、アップリンク制御情報はアップリンク制御チャネル(たとえば、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)または拡張PUCCH(ePUCCH))を介して送信され得る。アップリンク制御情報は、たとえば、ダウンリンク送信の肯定応答もしくは否定応答、またはチャネル状態情報を含み得る。アップリンク送信はデータの送信をも含み得、データは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)または拡張PUSCH(ePUSCH)を介して送信され得る。また、アップリンク送信は、サウンディング基準信号(SRS:sounding reference signal)または拡張SRS(eSRS)、(たとえば、デュアル接続性モード、または図2Aおよび図2Bを参照しながら説明されるスタンドアロンモードでの)物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:physical random access channel)または拡張PRACH(ePRACH)、あるいは(たとえば、図2Aおよび図2Bを参照しながら説明されるスタンドアロンモードでの)スケジューリング要求(SR:scheduling request)または拡張SR(eSR)の送信を含み得る。PUCCH、PUSCH、PRACH、SRS、またはSRへの本開示における言及は、それぞれのePUCCH、ePUSCH、ePRACH、eSRS、またはeSRへの言及を本質的に含むと推定される。
[0050]いくつかの例では、各通信リンク125は1つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、上記で説明された様々な無線技術に従って変調された複数のサブキャリア(たとえば、異なる周波数の波形信号)からなる信号であり得る。各被変調信号は、異なるサブキャリア上で送られ得、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、ユーザデータなどを搬送し得る。通信リンク125は、周波数領域複信(FDD)動作を使用して(たとえば、対スペクトルリソースを使用して)、または時間領域複信(TDD)動作を使用して(たとえば、不対スペクトルリソースを使用して)双方向通信を送信し得る。FDD動作用のフレーム構造(たとえば、フレーム構造タイプ1)およびTDD動作用のフレーム構造(たとえば、フレーム構造タイプ2)が定義され得る。
[0051]ワイヤレス通信システム100のいくつかの態様では、基地局105またはUE115は、基地局105とUE115との間の通信品質と信頼性とを改善するために、アンテナダイバーシティ方式を採用するために複数のアンテナを含み得る。追加または代替として、基地局105またはUE115は、同じまたは異なるコード化データを搬送する複数の空間レイヤを送信するために、マルチパス環境を利用し得る多入力多出力(MIMO)技法を採用し得る。
[0052]ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上での動作、すなわち、キャリアアグリゲーション(CA:carrier aggregation)またはマルチキャリア動作と呼ばれることがある特徴をサポートし得る。キャリアは、コンポーネントキャリア(CC)、レイヤ、チャネルなどと呼ばれることもある。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本明細書で互換的に使用され得る。UE115は、キャリアアグリゲーションのために、複数のダウンリンクCCおよび1つまたは複数のアップリンクCCを用いて構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方を用いて使用され得る。
[0053]ワイヤレス通信システム100は、同じくまたは代替的に、非競合認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域など、無線周波数スペクトル帯域が、特定の使用のために特定のユーザに認可されているので、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域)または競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が、WiFi使用など、無認可使用のために利用可能であるので、送信装置がそれのためにアクセスを求めて競合する必要があり得る、無認可無線周波数スペクトル帯域)上での動作をサポートし得る。競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域へのアクセスの争いに勝つと、送信装置(たとえば、基地局105またはUE115)は、無認可無線周波数スペクトル帯域上で1つまたは複数のチャネル予約信号(たとえば、1つまたは複数のCUBS)を送信し得る。チャネル予約信号は、検出可能なエネルギーを無認可無線周波数スペクトル帯域上に供給することによって、無認可無線周波数スペクトルを予約するように働き得る。チャネル予約信号はまた、送信装置および/または送信アンテナを識別するように働き、あるいは送信装置と受信装置とを同期させるように働き得る。いくつかの例では、チャネル予約信号送信は、シンボル期間境界(たとえば、OFDMシンボル期間境界)において開始し得る。他の例では、CUBS送信はシンボル期間境界の間に開始し得る。
[0054]図1に示されている構成要素の数および構成は、一例として与えられている。実際には、ワイヤレス通信システム100は、図1に示されているもの以外に、追加のデバイス、より少数のデバイス、異なるデバイス、または別様に構成されたデバイスを含み得る。追加または代替として、ワイヤレス通信システム100のデバイスのセット(たとえば、1つまたは複数のデバイス)は、ワイヤレス通信システム100のデバイスの別のセットによって実行されるものとして説明される1つまたは複数の機能を実行し得る。
[0055]次に図2Aを参照すると、図200は、補足ダウンリンクモード(たとえば、ライセンス補助アクセス(LAA)モード)の例と、競合ベースの共有スペクトルに拡張されたLTE/LTE−AをサポートするLTEネットワークのためのキャリアアグリゲーションモードの例とを示している。図200は、図1のシステム100の部分の一例とすることができる。その上、基地局105−aは図1の基地局105の一例であり得、UE115−aは図1のUE115の例であり得る。
[0056]図200中の補足ダウンリンクモード(たとえば、LAAモード)の例では、基地局105−aは、ダウンリンク205を使用してUE115−aにOFDMA通信信号を送信し得る。ダウンリンク205は無認可スペクトル中の周波数F1に関連付けられる。基地局105−aは、OFDMA通信信号を同じUE115−aに双方向リンク210を使用して送信し得、SC−FDMA通信信号をそのUE115−aから双方向リンク210を使用して受信し得る。双方向リンク210は認可スペクトル中の周波数F4に関連付けられる。無認可スペクトル中のダウンリンク205および認可スペクトル中の双方向リンク210は、コンカレントに動作し得る。ダウンリンク205は、基地局105−aに対してダウンリンク容量オフロードを提供し得る。いくつかの実施形態では、ダウンリンク205は、ユニキャストサービス(たとえば、1つのUEにアドレス指定される)サービスまたはマルチキャストサービス(たとえば、いくつかのUEにアドレス指定される)に使用され得る。このシナリオは、認可スペクトルを使用しトラフィックおよび/またはシグナリングの混雑のうちの一部を緩和する(relieve)必要がある、任意のサービスプロバイダ(たとえば、従来のモバイルネットワークオペレータ(MNO))に対して生じ得る。
[0057]図200におけるキャリアアグリゲーションモードの1つの例では、基地局105−aは、OFDMA通信信号をUE115−aへ双方向リンク215を使用して送信し得、SC−FDMA通信信号を同じUE115−aから双方向リンク215を使用して受信し得る。双方向リンク215は無認可スペクトル中の周波数F1に関連付けられる。基地局105−aはまた、双方向リンク220を使用して同じUE115−aにOFDMA通信信号を送信し得、双方向リンク220を使用して同じUE115−aからSC−FDMA通信信号を受信し得る。双方向リンク220は認可スペクトル中の周波数F2に関連付けられる。双方向リンク215は、基地局105−aに対してダウンリンクおよびアップリンクの容量オフロードを提供し得る。上記で説明した補助ダウンリンク(たとえば、LAAモード)のように、このシナリオは、認可スペクトルを使用しトラフィックおよび/またはシグナリングの混雑のうちの一部を緩和する必要がある、任意のサービスプロバイダ(たとえば、MNO)に対して生じる場合がある。
[0058]図200中のキャリアアグリゲーションモードの別の例では、基地局105−aは、双方向リンク225を使用してUE115−aにOFDMA通信信号を送信し得、双方向リンク225を使用して同じUE115−aからSC−FDMA通信信号を受信し得る。双方向リンク225は無認可スペクトル中の周波数F3に関連付けられる。基地局105−aはまた、双方向リンク230を使用して同じUE115−aにOFDMA通信信号を送信し得、双方向リンク230を使用して同じUE115−aからSC−FDMA通信信号を受信し得る。双方向リンク230は認可スペクトル中の周波数F2に関連付けられる。双方向リンク225は、基地局105−aに対してダウンリンクおよびアップリンクの容量オフロードを提供し得る。本例および上記で提供された例は、例示を目的として提示されており、容量オフロードのために競合ベースの共有スペクトルを用いるLTE/LTE−Aと用いないLTE/LTE−Aとを組み合わせる他の同様のモードの動作または展開のシナリオがあり得る。
[0059]上記で説明されたように、競合ベースのスペクトルに拡張されたLTE/LTE−Aを使用することによって提供される容量オフロードから恩恵を受け得る一般的なサービスプロバイダは、LTEスペクトルを用いる旧来のMNOである。これらのサービスプロバイダの場合、動作構成は、非競合スペクトル上のLTE PCCと競合ベースのスペクトル上のLTE SCCとを使用するブートストラップモード(たとえば、補足ダウンリンク(たとえば、LAAモード)、キャリアアグリゲーション)を含み得る。
[0060]補助ダウンリンクモードにおいて、競合ベースのスペクトルに拡張されたLTE/LTE−Aに対する制御は、LTEアップリンク(たとえば、双方向リンク210のアップリンク部)を介して移送され得る。ダウンリンク容量オフロードを提供する理由の1つは、ダウンリンク消費によってデータ需要が大幅に高められるからである。その上、このモードでは、UEは無認可スペクトルの中で送信されないので、規制影響(regulatory impact)がない場合がある。UE上で送信前受信チェック(LBT:listen-before-talk)またはキャリアセンス多重接続(CSMA:carrier sense multiple access)要件を実施する必要はない。しかしながら、LBTは、たとえば、周期的(たとえば、10ミリ秒ごと)なCCAおよび/または無線フレーム境界に揃えられたgrab−and−relinquishメカニズムを使用することによって、基地局(たとえば、eNB)上で実施され得る。
[0061]CAモードでは、LTE(たとえば、双方向リンク210、220、および230)においてデータおよび制御が通信され得、一方で、競合ベースの共有スペクトルに拡張されたLTE/LTE−A(たとえば、双方向リンク215および225)においてデータが通信され得る。競合ベースの共有スペクトルに拡張されたLTE/LTE−Aを使用するときにサポートされるキャリアアグリゲーション機構は、ハイブリッド周波数分割複信−時分割複信(FDD−TDD)キャリアアグリゲーション、またはコンポーネントキャリアにわたって異なる対称性を伴うTDD−TDDキャリアアグリゲーションに該当し得る。
[0062]図2Bは、競合ベースの共有スペクトルに拡張されたLTE/LTE−Aに対するスタンドアロンモードの一例を示す図200−aを示す。図200−aは図1のシステム100の部分の一例であり得る。その上、基地局105−bは、図1の基地局105および図2Aの基地局105−aの一例であり得、一方、UE115−bは、図1のUE115および図2AのUE115−aの一例であり得る。
[0063]図200−aにおけるスタンドアロンモードの一例では、基地局105−bは、OFDMA通信信号をUE115−bへ双方向リンク240を使用して送信し得、SC−FDMA通信信号をUE115−bから双方向リンク240を使用して受信し得る。双方向リンク240は、図2Aに関して上記で説明された競合ベースの共有スペクトル中の周波数F3に関連付けられる。スタンドアロンモードは、スタジアム内アクセス(たとえば、ユニキャスト、マルチキャスト)などの、非従来型のワイヤレスアクセスシナリオにおいて使用され得る。この動作モードの典型的なサービスプロバイダの一例は、競技場の所有者、ケーブルテレビ会社、イベント主催者、ホテル、企業、および免許帯域を有しない大企業であり得る。これらのサービスプロバイダの場合、スタンドアロンモードのための動作構成は競合ベースのスペクトル上のPCCを使用し得る。その上、LBTは、基地局とUEの両方で実施され得る。
[0064]いくつかの例では、図1、図2Aもしくは図2Bを参照しながら説明された基地局105、205、もしくは205−aのうちの1つ、または図1、図2Aもしくは図2Bを参照しながら説明されたUE115、215、215−a、215−b、もしくは215−cのうちの1つのような送信装置は、競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域のチャネルへの(たとえば、無認可無線周波数スペクトル帯域の物理チャネルへの)アクセスを得るためにゲーティング間隔を使用し得る。いくつかの例では、ゲーティング間隔は周期的であり得る。たとえば、周期的ゲーティング間隔は、LTE/LTE−A無線間隔の少なくとも1つの境界と同期し得る。ゲーティング間隔は、欧州電気通信標準化機構(ETSI:European Telecommunications Standards Institute)(EN301 893)において指定されているLBTプロトコルに少なくとも部分的に基づくLBTプロトコルなど、競合ベースプロトコルの適用を定義し得る。LBTプロトコルの適用を定義するゲーティング間隔を使用するとき、ゲーティング間隔は、送信装置がクリアチャネルアセスメント(CCA)手順などの競合手順(たとえば、LBT手順)をいつ実行する必要があるかを示し得る。CCA手順の結果は、競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域のチャネルが(LBT無線フレームとも呼ばれる)ゲーティング間隔のために利用可能であるか使用中であるかを送信装置に示し得る。チャネルが、対応するLBT無線フレームに利用可能である(たとえば、使用のために「空いている(clear)」)ことをCCA手順が示すとき、送信装置は、LBT無線フレームの一部または全部の間に競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域のチャネルを予約または使用し得る。チャネルが利用可能ではないこと(たとえば、チャネルが別の送信装置によって使用中であるか、または予約されていること)をCCA手順が示すとき、送信装置は、LBT無線フレームの間にチャネルを使用することを妨げられ得る。
[0065]図2Aおよび図2Bに示されているコンポーネントの数および配置は、例として与えられている。実際には、ワイヤレス通信システム200は、追加のデバイス、より少数のデバイス、異なるデバイス、または図2Aおよび図2Bに示されているものとは異なるように配置されたデバイスを含み得る。
[0066]図3は、本開示の様々な態様による、無認可無線周波数スペクトル帯域を介したワイヤレス通信310の例300の一例である。いくつかの例では、LBT無線フレーム315は、10ミリ秒の持続時間を有し得、いくつかのダウンリンク(D)サブフレーム320、いくつかのアップリンク(U)サブフレーム325、ならびに2つのタイプの特殊サブフレーム、すなわち、Sサブフレーム330、およびS’サブフレーム335を含み得る。Sサブフレーム330は、ダウンリンクサブフレーム320とアップリンクサブフレーム325との間の遷移をもたらし得、S’サブフレーム335は、アップリンクサブフレーム325とダウンリンクサブフレーム320との間の遷移と、いくつかの例では、LBT無線フレーム間の遷移とをもたらし得る。
[0067]S’サブフレーム335の間に、図1または図2を参照しながら説明された基地局105、205、または205−aのうちの1つまたは複数のような、1つまたは複数の基地局によって、ワイヤレス通信310が生じる競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域のチャネルをある時間期間の間予約するために、正常なダウンリンククリアチャネルアセスメント(CCA)手順345が実行され得る。基地局によるダウンリンクCCA手順345の成功の後、基地局は、基地局がチャネルを予約したという指示を他の基地局または装置(たとえば、UE、WiFiアクセスポイントなど)に提供するために、チャネル使用ビーコン信号(CUBS)(たとえば、ダウンリンクCUBS(D−CUBS350))などのプリアンブルを送信し得る。いくつかの例では、D−CUBS350は、インターリーブされた複数のリソースブロックを使用して送信され得る。この方式でD−CUBS350を送信することは、D−CUBS350が、競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域の利用可能な周波数帯域幅の少なくともある割合を占有し、1つまたは複数の規制上の要件(たとえば、無認可無線周波数スペクトル帯域を通じた送信が利用可能な周波数帯域幅の少なくとも80%を占有するという要件)を満たすことを可能にし得る。D−CUBS350は、いくつかの例では、LTE/LTE−Aセル固有基準信号(CRS)またはチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)の形態と同様の形態をとり得る。ダウンリンクCCA手順345が失敗すると、D−CUBS350が送信されないことがある。
[0068]S’サブフレーム335は、複数のOFDMシンボル期間(たとえば、14個のOFDMシンボル期間)を含み得る。S’サブフレーム335の第1の部分は、短縮されたアップリンク(U)期間340として、いくつかのUEによって使用され得る。S’サブフレーム335の第2の部分は、ダウンリンクCCA手順345のために使われ得る。S’サブフレーム335の第3の部分は、D−CUBS350を送信するために競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域のチャネルへのアクセスに対する競合に成功した1つまたは複数の基地局によって使用され得る。
[0069]Sサブフレーム330中に、アップリンクCCA手順365が、ある時間期間の間、ワイヤレス通信310が発生するチャネルを予約するために、図1、図2Aまたは図2Bを参照しながら上記で説明したUE115、215、215−a、215−b、または215−cのうちの1つまたは複数など、1つまたは複数のUEによって実行され得る。UEによる正常なアップリンクCCA手順365の後、UEは、UEがチャネルを予約したという指示を他のUEまたは装置(たとえば、基地局、WiFiアクセスポイントなど)に提供するために、アップリンクCUBS(U−CUBS370)などのプリアンブルを送信し得る。いくつかの例では、U−CUBS370は、インターリーブされた複数のリソースブロックを使用して送信され得る。この方式でU−CUBS370を送信することは、U−CUBS370が、競合ベースの無線周波数スペクトル帯域の利用可能な周波数帯域幅の少なくともある割合を占有し、1つまたは複数の規制上の要件(たとえば、競合ベースの無線周波数スペクトル帯域を通じた送信が利用可能な周波数帯域幅の少なくとも80%を占有するという要件)を満たすことを可能にし得る。U−CUBS370は、いくつかの例では、LTE/LTE−A CRSまたはCSI−RSの形態と同様の形態をとり得る。アップリンクCCA手順365が失敗すると、U−CUBS370が送信されないことがある。
[0070]Sサブフレーム330は、複数のOFDMシンボル期間(たとえば、14個のOFDMシンボル期間)を含み得る。Sサブフレーム330の第1の部分は、短縮されたダウンリンク(D)期間355としていくつかの基地局によって使用され得る。Sサブフレーム330の第2の部分は、ガード期間(GP)360として使用され得る。Sサブフレーム330の第3の部分は、アップリンクCCA手順365のために使用され得る。Sサブフレーム330の第4の部分は、アップリンクパイロットタイムスロット(UpPTS)としてまたはU−CUBS370を送信するために競合ベースの無線周波数スペクトル帯域のチャネルへのアクセスに対する競合に成功した1つまたは複数のUEによって使用され得る。
[0071]いくつかの例では、ダウンリンクCCA手順345またはアップリンクCCA手順365は、単一のCCA手順の実行を含み得る。他の例では、ダウンリンクCCA手順345またはアップリンクCCA手順365は、拡張されたCCA手順の実行を含み得る。拡張CCA手順は、ランダムな数のCCA手順を含み得、いくつかの例では、複数のCCA手順を含み得る。
[0072]上で示されたように、図3は例として提供される。他の例が可能であり、他の例は図3に関連して説明されたものとは異なることがある。
[0073]図4は、本開示の様々な態様による、競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域にアクセスするために競合するとき、送信装置によって実行されるCCA手順415の一例400の図である。いくつかの例では、CCA手順415は、図3を参照しながら説明したダウンリンクCCA手順345またはアップリンクCCA手順365の一例であり得る。CCA手順415は固定持続時間を有し得る。いくつかの例では、CCA手順415は、LBTフレームベース機器(LBT−FBE)プロトコル(たとえば、EN301 893によって説明されるLBT−FBEプロトコル)に従って実行され得る。CCA手順415に続いて、CUBS420などのチャネル予約信号が送信され得、データ送信(たとえば、アップリンク送信またはダウンリンク送信)が後続し得る。例として、データ送信は、3つのサブフレームの意図された持続時間405と、3つのサブフレームの実際の持続時間410とを有し得る。
[0074]上で示されたように、図4は例として提供される。他の例が可能であり、他の例は図4に関連して説明されたものとは異なることがある。
[0075]図5は、本開示の様々な態様による、競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域にアクセスするために競合するとき、送信装置によって実行される拡張CCA(ECCA)手順515の一例500の図である。いくつかの例では、ECCA手順515は、図3を参照しながら説明したダウンリンクCCA手順345またはアップリンクCCA手順365の一例であり得る。ECCA手順515は、ランダムな数のCCA手順を含み得、いくつかの例では、複数のCCA手順を含み得る。したがって、ECCA手順515は、可変の持続時間を有し得る。いくつかの例では、ECCA手順515は、LBT負荷ベース機器(LBT−LBE)プロトコル(たとえば、EN301 893によって説明されるLBT−LBEプロトコル)に従って実行され得る。ECCA手順515は、競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域にアクセスするための競合に勝つことのより高い可能性をもたらし得るが、より短いデータ伝送の潜在的なコストをもたらし得る。ECCA手順515に続いて、CUBS520など、チャネル予約信号が送信され、その後にデータ送信が続き得る。例として、データ送信は、3つのサブフレームとしての意図された持続時間505と、2つのサブフレームとしての実際の持続時間510とを有し得る。
[0076]上で示されたように、図5は例として提供される。他の例が可能であり、他の例は図5に関連して説明されたものとは異なることがある。
[0077]図6は、図1の基地局/eNBのうちの1つであり得る基地局/eNB105および図1のUEのうちの1つであり得るUE115の設計のブロック図を示す。eNB105はアンテナ634a〜634tを装備し得、UE115はアンテナ652a〜652rを装備し得る。eNB105において、送信プロセッサ620は、データソース612からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ640から制御情報を受信することができる。制御情報は、物理ブロードキャストチャネル(PBCH:physical broadcast channel)、物理制御フォーマット指示チャネル(PCFICH:physical control format indicator channel)、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル(PHICH:physical hybrid automatic repeat request indicator channel)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)などに対するものであり得る。データは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)などのためのものであり得る。送信プロセッサ620は、データシンボルと制御シンボルとを取得するために、それぞれデータと制御情報とを処理(たとえば、符号化およびシンボルマッピング)し得る。送信プロセッサ620はまた、たとえば、1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)、およびセル固有基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ630は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実施し得、出力シンボルストリームを変調器(MOD)632a〜632tに与え得る。各変調器632は、(たとえば、OFDMなどのための)それぞれの出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを取得し得る。各変調器632はさらに、ダウンリンク信号を取得するために、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログへの変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)し得る。変調器632a〜632tからのダウンリンク信号は、それぞれアンテナ634a〜634tを介して送信され得る。
[0078]UE115において、アンテナ652a〜652rは、eNB105からダウンリンク信号を受信し得、受信信号をそれぞれ復調器(DEMOD)654a〜654rに与え得る。各復調器654は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得し得る。各復調器654は、(たとえば、OFDMなどのために)入力サンプルをさらに処理して、受信シンボルを取得し得る。MIMO検出器656は、すべての復調器654a〜654rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合は受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出シンボルを与え得る。受信プロセッサ658は、検出シンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)し、UE115のための復号されたデータをデータシンク660に与え、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ680に与え得る。
[0079]アップリンク上では、UE115において、送信プロセッサ664が、データソース662から(たとえば、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)のための)データを受信し、処理し得、コントローラ/プロセッサ680から(たとえば、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)のための)制御情報を受信し、処理し得る。送信プロセッサ664はまた、基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ664からのシンボルは、適用可能な場合はTX MIMOプロセッサ666によってプリコードされ、さらに(たとえば、SC−FDMなどのために)復調器654a〜654rによって処理され、eNB105に送信され得る。eNB105において、UE115からのアップリンク信号は、アンテナ634によって受信され、変調器632によって処理され、適用可能な場合はMIMO検出器636によって検出され、さらに受信プロセッサ638によって処理されて、UE115によって送られた復号されたデータおよび制御情報が取得され得る。プロセッサ638は、復号されたデータをデータシンク646に与え、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ640に与え得る。
[0080]コントローラ/プロセッサ640および680は、それぞれeNB105における動作およびUE115における動作を指示し得る。eNB105におけるコントローラ/プロセッサ640および/または他のプロセッサおよび構成要素は、本明細書で説明する技法のための様々なプロセスを実行するか、またはその実行を指示し得る。UE115におけるコントローラ/プロセッサ680ならびに/または他のプロセッサおよび構成要素はまた、図8、図10A、図10Bおよび図12に示されている機能ブロック、および/または本明細書で説明する技法のための他のプロセスを実行するか、またはその実行を指示し得る。メモリ642および682は、それぞれ、eNB105およびUE115のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。スケジューラ644は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジューリングし得る。
[0081]UEなどのデバイスは、信号の受信および/または送信に使用するために複数のアンテナ(N)を有し得る。デバイスは、LTE、WiFiなどの特定の無線アクセス技術(RAT)のため、特定のキャリア周波数のため、またはその両方のために使用するために、アンテナの使用と割り当てとを分割する場合がある。たとえば、デバイスは、CAの場合に1つのキャリアに対して固定数のアンテナを使用してよく、またはデバイスがWiFiとLTEなどの他の技術の両方をサポートするときにWiFiに対して固定数のアンテナを使用してもよい。一例では、UEは4つのアンテナを有し、WiFi通信のためにアンテナのうちの2つを割り当て、LTE通信のために2つのアンテナを割り当ててもよい。また、UEなどのデバイスは、1つの技術または1つのキャリアのためのアンテナの数を動的にまたは半静的に選択してもよい(アンテナ選択)。そのような動的なまたは半静的な方式では、共有または選択は、チャネル品質インジケータ(CQI)、基準信号受信電力(RSRP)など、特定の測定結果によってトリガされ得る。
[0082]LTEなどの通信ネットワークは、周波数分割多重化(FDM)実装形態および時分割多重化(TDM)実装形態を有し得る。FDM実装形態における共有オプションは、異なるアンテナを実際に共有しているのではなく、アンテナを介して受信された周波数スペクトルを共有するのである。たとえば、UEは、異なるエアインターフェースに対してすべてのアンテナを同時に使用するためにダイプレクサ/スイッチを使用し得る。ダイプレクサ/スイッチは、不要な(unwanted)周波数をフィルタリングで除去すること(filtering out)によってフィルタとして働く。しかしながら、そのようなFDM共有方式では、一般的に、信号がフィルタリングされるときに信号強度においてかなりの損失が存在する。また、そのような損失は、周波数帯域が高くなるにつれて増加する。TDM実装形態は、実際には、各エアインターフェース/技術に対して別個のアンテナを使用するかまたは割り当てることができる。したがって、そのようなエアインターフェース/技術を介する通信が使用されないとき、使用されない通信に対して割り当てられたかまたは指定されたそのようなアンテナが、他のエアインターフェース/技術と共有され得る。本開示の様々な態様は、TDM実装形態を使用する通信システムを対象とする。
[0083]ワイヤレス通信システムは、非競合の認可無線周波数スペクトル帯域および/または競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域上で動作をサポートし得る。ワイヤレス通信システムは、複数のキャリアを使用して、たとえばCAを使用して動作し得る。1つのキャリアは、認可無線周波数スペクトル上で動作するコンポーネントキャリアであり得る1次コンポーネントキャリア(PCC)であり得る。したがって、PCCは、アクセスを求めて競合するための送信装置を必要とすることなく動作し得、なぜなら、無線周波数スペクトル帯域は、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域のように、特定の使用のために特定のユーザに認可されているからである。
[0084]また、少なくとも1つの2次コンポーネントキャリア(SCC)が、ワイヤレス通信のために使用され得る。SCCは、競合ベースの共有無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域がWiFi使用などの無認可使用のために利用可能であるので送信装置がアクセスを求めて競合する必要があり得る、無認可無線周波数スペクトル帯域)を動作させ得る。
[0085]CAでは、SCCはPCCと関連付けられてよい。スタンドアロン動作では、ワイヤレス通信は、PCC上で情報を送信または受信することなく、単独のSCC上で実行され得る。
[0086]スタンドアロンモードであるかCAモードであるかにかかわらず、競合ベースのキャリアの使用は、リソースの浪費とUEの非効率的なスケジューリングとを伴う場合がある。SCC上のリソースに対するUL許可を受信すると、UEは、データを送信するためにCCA/eCCAを実行しなければならない。UEは、CCA/eCCAに合格しないと、UEを対象とするリソースの浪費をもたらし、その理由は、それらのリソースは特定のUEによる使用のための専用ではなかったからである。eNBは、ある割合の(a percentage of)UEはCCA/eCCAに失敗する可能性があることの理解し、同じリソースに対して複数のUEを割り当て得るが、複数のUEがCCA/eCCAに合格するならば、これは、複数のUEが重複するリソース上で送信することをもたらし得る。
[0087]図4および図5に関して示されるように、CAモードにおけるLTE−Uアップリンクは、(1)最初に、eNBはUEにアップリンク許可を送る、(2)UL許可を受信すると、UEは許可を復号してCCA/eCCA動作を実行することを実行/継続する、および(3)CCA/eCCA動作が成功すると、UEはデータを送信することを開始する、の一連のステップを含む。eNBは、1つのサブフレーム内のアップリンク送信のために異なるUEに異なるリソースブロック(RB)を割り当て得る。UEが、再同期におけるような既定の境界の前にCCA/eCCA動作に失敗する場合、その許可は、既定の境界に関連するそのサブフレームに対して失効する。再同期は、基地局およびUEが、LTEフレームの競合ベースの共有スペクトル上の同時送信に対して同期することを可能にするために、周期的に発生し得る。
[0088]eNBは、1つのサブフレーム内のアップリンク送信のために複数のUEに同じRBを割り当て得る。2つ以上のUEが、再同期など、既定の境界の前にCCA/eCCAに成功する場合、それらは、それぞれ、重複するリソースを使用して送信することになる。eNBは、同じリソースを共有するUEを分離するために複数のユーザ、複数の入力、複数の出力(MU−MIMO)受信機を採用してよいが、これは、eNB受信機を複雑にし、送信しているUEの各々に対してデータレートを制限することを必要とする場合がある。
[0089]これは、潜在的なリソースの浪費をもたらす。一例では、eNBは、RBを単一のUEに、たとえばFDM許可を使用して割り当て得る。時々、eNBは、その後CCA/eCCA動作に失敗して割り当てられたRB内でデータを送信し得なくなるUEにRBを割り当てる場合がある。反対に、eNBが重複しているリソースを複数のUEに割り当て、すべてのUEが送信することを仮定してデータレートを選択するときに、リソースが非効率に割り振られる場合がある。なぜならば、UEのサブセットだけしか、それらのCCA/eCCA動作に成功し得ないからである。したがって、割り当てられたRB上でデータを送信することを進める(proceed)UEは、複数のUEが成功したときにeNBが複数の重複する信号を受信し得ることを確実にするために、不必要にバックオフする、および/または低減されたデータレートを使用して送信する場合がある。これは、どのUEが、所与のサブフレームに対してCCA/eCCAを継承する(succeed)ことになるかを、eNBが前もって知ることはないから発生する場合がある。
[0090]本明細書で提示するようにリソースを浪費することを回避するために、eNBは、同じRBを複数のUEに事前に割り当ててよい。割り当てられたRBは、無認可スペクトルを使用するSCCなど、競合ベースのキャリアに対するものであり得る。したがって、eNBは、アップリンク許可に対して同じRBに対する事前割り当てを複数のUEに送信することによってターゲットリソースをオーバープロビジョニング(over provision)し得る。また、この割り当ては、本明細書では「事前許可」または「事前割り当て」と呼ばれる。事前許可割り当ては、eNBが、どのUEが実際のデータ送信のためのリソースの確認された許可を受信する適格となる(be eligible receive)かを制限することを可能にするために行われる場合がある。事前許可割り当ては、データの送信を開始するのではなくeNBにプリアンブルを送信するように、UEに指示してよい。事前許可は、(認可スペクトル上で動作し得る)PCCなどの非競合ベースのキャリア上で、eNBによって送信され得る。しかしながら、PCCは、無認可キャリア上でも同様に動作し得る。図7は、PCCなどの非競合無線周波数スペクトル帯域702、および、SCCなどの競合ベースの無線周波数スペクトル帯域704の図700を示す。
[0091]事前許可706は、非競合キャリア702上で少なくとも1つのUEにeNBによって送信され得る。事前許可は、データ送信を実行するためにUEに対する競合ベースのキャリア上で事前に割り当てられたターゲットサブフレーム708を示すことができる。
[0092]図7の例はPCC上で送信されている事前許可と許可認証とを示すが、別の例では、事前許可および許可認証の少なくとも一方がSCC上で送信され得る。
[0093]事前許可を受信すると、各UEは、CCA/eCCA動作710を実行してよく、それがCCA/eCCA動作に成功すると、プリアンブル712を送信する。事前許可割り当ては、競合ベースのキャリア704上でリソース、たとえばターゲットサブフレーム708を割り当て得る。競合ベースのキャリアの一例は、無認可スペクトル上で動作するSCCである。したがって、UEは、事前許可割り当て内に示されるSCCに対するCCA/eCCA710を実行してよく、CCA/eCCAが成功すると、このSCC704上でプリアンブル712を送信してよい。プリアンブル712は、事前許可によって示される時間の間に、およびULデータ送信に対する事前許可内でスケジュールされたサブフレーム708の前に送信され得る。したがって、プリアンブルの送信のために割り当てられるリソースと、後のULデータの送信のために事前に割り当てられるリソースとは異なる場合がある。
[0094]図7は単一のプリアンブルのみを示すが、UEは、PCC内のシグナリングなど、eNBから応答をそれが受信するまで、または指定された時間の終了まで、プリアンブル712を送信することを継続してよい。たとえば、UEがeNBから応答を受信しない場合、UEは、タイマーが満了するまで、または時間期間の終了までもしくは再同期などの境界が到達するまで、プリアンブルを送信することを継続してよい。事前許可は、UEがプリアンブルを送信することを開始すべきときを示すタイミング情報を含んでよく、プリアンブルを送信すべき周波数を示してよい。また、事前許可は、たとえUEがeNBからプリアンブルに対する応答を受信していない場合でも、UEがプリアンブルの送信を終了(cease)すべきときを示すタイミング情報を含み得る。
[0095]eNBがプリアンブルの送信元であるUEを識別し得るように、プリアンブルは、同じアップリンクリソース、たとえばサブフレーム上でスケジュールされた各UEに対して一意であり得る。プリアンブルは、複数の部分を含み得る。たとえば、プリアンブルの初期部分(initial portion)714は、事前許可割り当てが発行されたUEのうちのどれがCCA/eCCA検査に合格したかをeNBが決定し得るように、eNBに対するUEを識別するように構成され得る。プリアンブルシグネチャは、各UEによって受信された事前許可の関数であり得る。したがって、プリアンブルは、事前許可に適合され得る。
[0096]プリアンブルの残り716は、プリアンブル送信のために使用されるチャネルを維持するように構成され得る。たとえば、図7に示されるように、UEは、プリアンブルの一部分として競合ベースの周波数スペクトル帯域上で1つまたは複数のチャネル予約信号718(たとえば、1つまたは複数のCUBS)を送信し得る。プリアンブルは、複数の送信がeNBによって検出され得るように、TDMまたはFDM波形を備え得る。たとえば、プリアンブルは、複数のプリアンブルが互いにインターレースされ得るように構成され得る。事前許可は、プリアンブルのためにUEによって使用されるべきインターレースを示し得る。プリアンブルはeNBによって検出可能である必要があり、一例では、プリアンブルは、通信用に意図されるチャネルを占有するのに十分な電力を備える必要がある場合がある。プリアンブルによって(with)チャネルを、たとえば周波数および時間において占有することによって、UEは、それのデータ送信のために同じチャネルを使用することができる。たとえば、UEは、チャネルに対して12トーンごとに4つを占有する必要がある場合がある。
[0097]また、プリアンブルは、追加の情報を備え得る。特に(Among others)、そのような追加の情報は、特に、ULトラフィックに対するバッファサイズ(SR)またはQoS要件情報を備え得る。この追加の情報は、ULスケジューラを支援するためにより正確な/最新の(recent)情報をeNBに提供するように選択され得る。そのような追加の情報は、より正確なまたはより効率的な許可認証を作成するために、eNBによって使用され得る。たとえば、eNBは、バッファサイズに基づいてUEを優先順位付けし得る。
[0098]プリアンブルの残り716は、WiFiノードがそれらの送信を相応にバックオフまたは調整し得るように送信の持続時間に関してWiFiノードに通知するために、WiFiプリアンブルを備え得る。プリアンブル712の初期部分においてeNBによって必要とされる情報を提供することは、eNBが、UEを識別するために初期部分を復号することと、プリアンブルが残りの部分を送信することを継続している間に許可認証に関する決定を行うこととを可能にする。
[0099]図7のプリアンブル712は、必ずしも縮尺通りに描かれているとは限らない。図7は、プリアンブル712がほぼ1つのサブフレームにわたるように示しているが、プリアンブルは、単一のサブフレーム内で、複数のサブフレームにわたって、または1つのサブのサブフレーム持続時間(たとえば、複数のシンボルのうちの1つ)のみにわたって送信される場合がある。事前許可およびプリアンブルは、互いの数個のシンボル(たとえば、0または1以上)の中で送信され得る。eNBは、プリアンブル送信がその間に発生すべき持続時間を事前許可割り当ての中で指定し得る。これは、UEが、許可認証がeNBから受信されていないときに、指定された時間にプリアンブル送信を停止することを可能にする。たとえば、事前許可は、応答が受信されない場合、プリアンブル送信がそれ以降に終了すべき時間制限を含み得る。これは、プリアンブル送信の持続時間が、特定のUEのリンクバジェット制限に基づいて調整されることを可能にする。たとえば、リンクバジェット制限を有するUEが、より狭い帯域幅内であるがより長い時間期間の中でプリアンブルを送信するようにスケジュールされ得る。
[00100]UEに事前許可を送った後、eNBは、UEからのプリアンブル712の、少なくとも初期部分714を復号することを試みる。たとえば、eNBは、対応するSCC内でUEによって送信されたプリアンブルを検出することを試みる場合がある。UEを識別する初期部分714の後の、プリアンブルの残りの部分716は、eNBが、プリアンブルを受信したことに応答してプリアンブルを処理するため、およびデータ送信のためのリソースの実際の許可を決定するための時間を与え得る。
[00101]プリアンブルを受信すると、eNBは、eNBがプリアンブルを検出するUEに許可認証720の割り当てを送信する。許可認証720の割り当ては、たとえば、データ送信に対する信号/制御チャネル割り当てを備え得る。図示のように、許可認証割り当ては、PCC702などの非競合ベースのキャリア上で送られ得る。事前許可およびプリアンブルと同様に、プリアンブルおよび許可認証は、互いの数個のシンボル(たとえば、0または1以上)の中で(without)送られ得る。
[00102]eNBは、同じリソースに対する複数のUEに事前許可割り当てを送ってよく、したがって、eNBは、事前許可に応答して2つ以上のプリアンブルを受信する場合がある。したがって、プリアンブルはFDM方式でグループ化されてよいが、プリアンブルは、時間および周波数において互いに重複する場合がある。加えて、UEは、許可認証を受信するまでプリアンブルを送信し続けてよいので、UEが非競合キャリア上で許可認証を受信することと同時に、競合ベースのキャリア上で送信中であり得る。
[00103]eNBは、別のラウンドのチャネル推定を実行するために、受信されたプリアンブル送信を使用し得る。これは、eNBが、MCS計算精度を改善するためにチャネルのより最近の外観に基づいて許可認証を作成することを可能にする。
[00104]一例では、eNBは、複数の事前許可を単一のUEに送信してよく、たとえば、各事前許可は異なるMCSまたはリソース割り当てを有する。次いで、UEは、許可の各々に基づいてCCA/eCCAを実行する。CCA/eCCAが正常であると、UEは、事前許可に基づいてプリアンブルを送信する。上述のように、eNBが、同じUEに対してさえもプリアンブルを対応する事前許可に適合することが可能であるように、プリアンブルは、事前許可の関数で(a function of)あってよい。次いで、許可認証において、eNBは、データ送信に対して確認するために、事前許可割り当てのうちの1つを選択し得る。これは、eNBが、(同じサブフレームまたは後続のサブフレーム内で)リソースを許可する直前に特定のUEに対して正確な決定を行うことを可能にする。
[00105]許可認証720は、プリアンブルがeNBによって検出されたUEに対する事前許可割り当てを修正して(modify)よい。
[00106]許可認証720は、たとえばeNBがアップリンク衝突を回避したいときに、いくつかのUEの送信を停止してよい。たとえば、同じリソースに対する事前許可割り当てに応答して複数のプリアンブルが異なるUEから受信されたとき、許可認証シグナリングは、どのUEがデータを送信することを継続してよいかを示してよく、他のUEがプリアンブル送信を停止すべきことを示してよい。
[00107]UEが、送信を継続すべきことを示す許可認証720を受信すると、選択されたUEは、データを送信するためにプリアンブルを送信することから切り換えてよい。反対に、UEが、それのプリアンブル送信に応答して、それが送信を中断すべきであるとの応答をeNBから受信すると、UEは送信を停止することになる。
[00108]また、許可認証720は、前にUEに送られた事前許可を修正してもよい。eNBは、この時点でリソース割振りをよりよく理解するので、eNBは、どのUEがCCA/eCCA検査に合格するかを知るからである。
[00109]複数のプリアンブルが単一のリソース割振りに対してeNBによって受信されると、eNBは、フェアネス基準(fairness criteria)を使用して、継続される送信が許可認証内で示されることになるUEを選択し得る。たとえば、フェアネス比較は、プリアンブルが受信されるUE間で行われ得る。異なるUEにおける送信に対するデータの優先レベルは、UEが継続される送信に対して選択される前に、考慮に入れられてよい。
[00110]したがって、eNBは、事前許可706の割り当てを同じリソースに対する複数のUEに送ることによって、または異なるリソースに対する複数の事前許可を単一のUEに送ることによって、特定のリソースをオーバースケジュールする場合がある。次いで、eNBは、データ送信のためのリソースに対する許可を認証する前にCCA/eCCAが正常で(successful)あったことを示すプリアンブルを考慮してよい。
[00111]一例では、短いプリアンブル送信時間を有することが有利であり得る。UEが、許可認証内で継続される送信に対して選択されなかった場合、プリアンブル送信はその特定のUEに対して浪費される。
[00112]プリアンブル送信時間は、プリアンブルの最初の部分がUEを検出するためにeNBによって使用されることによって低減され得る。プリアンブルのこの部分の長さは、スケジュールされているUEのリンクバジェットと関連付けられてよい。プリアンブルの残りは、帯域占有に対して構成されてよく、eNBに対してほとんど有用でなくてもよい。プリアンブルの残りの部分の送信は、eNB以外のノードに宛てられてもよい。たとえば、プリアンブルの残りは、たとえばWiFiプリアンブルを使用して、WiFiノードに宛てられた通信を備えてよい。eNBに宛てられたプリアンブルの初期部分を有することによっては、eNBがプリアンブルを復号し、プリアンブルに応答してそれが送ることになる許可認証を決定するための時間を可能にする。
[00113]プリアンブル送信時間は、高速プリアンブル検出の実施によって(through)低減され得る。
[00114]プリアンブル送信時間は、高速制御チャネルの使用によって低減され得る。そのような高速制御チャネルは、PCCなど、SCCとは異なるコンポーネントキャリア内にあり得る。プリアンブル送信時間は、制御チャネルが頻繁におよび短い持続時間で利用可能になることによって低減され得る。一例では、LTEシステムは、PCCとして使用され得る高速制御チャネルを追加するように修正され得る。高速制御チャネル自体は、1つのシンボルまたは複数のシンボルに及ぶ場合がある。制御チャネルは、サブシンボル送信に基づく場合がある。高速制御チャネルは、サブフレームの開始に限定されるのではなく、サブフレーム内のフレキシブルな位置における送信を含んでもよい。
[00115]プリアンブル送信時間は、高速で容易な制御チャネル復号によって低減され得る。たとえば、プリアンブル送信は、高速制御チャネルが受信され、復号されたときに停止される場合がある。制御チャネルを復号するために低減される処理時間は、高速制御チャネルに対するより簡単なコードの使用によって達成され得る。
[00116]一例として、高速制御チャネルに対して、PCFICHまたはPHICHのような制御信号が、数個のRBがこの目的で予約されるデータ領域内の1つまたは複数のOFDMシンボル(またはシンボルの一部分)内で送信される場合がある。
[00117]図8は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート800である。本方法は、UE(たとえば、UE115、115−a、115−b、または装置1002、1002’)によって実行され得る。802において、UEは、eNBから事前許可割り当てを受信する。たとえば、UEは、PCCなどの非競合ベースのキャリア上で、またはSCCなどの競合ベースのキャリア上で事前許可割り当てを受信し得る。事前許可は、たとえば競合ベースのキャリア内でターゲットサブフレームを備え得る。一例では、競合ベースのキャリアはSCCを備えてよい。
[00118]804において、UEは、事前許可割り当てに基づいてCCA/eCCA動作を実行する。UEは、CCA/eCCA検査が806において合格されるかどうかを決定する。
[00119]UEがCCA/eCCA動作に合格すると、UEは、事前許可割り当てに基づいて808においてプリアンブルを送信する。プリアンブルは、たとえばSCCなどの競合ベースのキャリア上で送信され得る。たとえば、UEがSCC内でターゲットサブフレームに対する事前許可を受信すると、UEは、そのSCCに対するCCA/eCCA検査を実行してよく、そのSCC上でプリアンブルを送信してよい。プリアンブルは、SCC上でターゲットサブフレームに先立って送信されてよい。プリアンブルは、事前許可を発行した基地局、たとえばeNBに対するUEを識別するための初期部分を備え得る。プリアンブルの第2の部分は、図7に関して説明したように、帯域占有用に構成され得る。事前許可は、プリアンブルの送信に対するタイミング情報と周波数情報とを示し得る。事前許可は、プリアンブル送信がどれくらいの長さであるべきかを示し得る。これは、eNBから応答が受信されない場合、UEが送信をそれ以降に中断すべき持続時間を与え得る。
[00120]プリアンブルは、たとえばPCCのような異なる制御チャネル内で、高速制御チャネルを介して送信され得る。たとえば、制御チャネルは、ほぼOFDMシンボルごとのように頻繁に、およびほぼ1つのOFDMシンボル長さ、数個のサブOFDMシンボルの長さ、さらには1つのサブOFDMシンボル長さのような短い持続時間で利用可能であり得る。
[00121]UEは、それが別段に示されるまで、プリアンブルを送信することを継続してよい。たとえば、UEがeNBから許可認証応答を受信するまで、UEはプリアンブルを送信することを継続してよい。eNBから応答が受信されない場合、UEは、指定された期間の終了まで、たとえばタイマーが満了するまで、再同期などの境界が到達されるまでなど、プリアンブルを送信することを継続してよい。
[00122]eNBは、同じターゲットサブフレームに対する割り当てを有する事前許可送信を複数のUEに送ってよい。したがって、プリアンブルは、同じリソースに対する事前許可割り当てを受信した複数のUEのグループの中のUEを一意に識別し得る。
[00123]UEは、プリアンブルの送信に応答してeNBから許可認証を受信し得る。810において、UEは、許可認証がeNBから受信されているかどうかを決定する。eNBは、同じターゲットリソース、たとえばサブフレームに対する複数のUEに事前許可を送信しているので、許可認証は、事前許可割り当て、事前許可割り当ての修正、または送信を中断することの指示(indication)の中に同じターゲットサブフレームの許可認証のいずれかを備え得る。したがって、eNBが、CCA/eCCA検査に合格したUEを決定すると、eNBは、少なくとも1つのUEが送信を終了すべきであることを示すことによって衝突を回避するように、UEに指示してよい。許可認証は、たとえばプリアンブルによって与えられるeNBのより正確な理解に基づく、事前許可割り当ての修正であり得る。たとえば、事前許可割り当ては、複数のUEからの送信を受け入れる(accommodate)ために、許可認証内で修正されてよい。許可認証は、たとえば、PCCなどの非競合ベースのキャリア上で、またはSCCなどの競合ベースのキャリア上で受信され得る。
[00124]812において、UEは、許可認証に従ってデータを送信するか、または送信を終了する。許可認証が810において受信されない場合、UEは、814において、指定された期間が経過したかどうかを決定する。期間が経過していない場合、UEは、808において、プリアンブルを送信することを継続する。期間が経過した場合、UEは、プリアンブルを送信することを終了する。指定された期間は、事前許可内でeNBから受信された時間期間に基づく場合がある。
[00125]図9は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート900である。本方法は、eNB(たとえば、eNB105、105−a、105−b、または装置1202、1202’)によって実行されてよい。902において、eNBは、事前許可割り当てを少なくとも1つのUEに送信する。許可認証割り当ては、PCCなどの非競合ベースのキャリア上で送信され得る。また、事前許可は、SCCなどの競合ベースのキャリア上で送信され得る。
[00126]904において、eNBは、事前許可割り当てに応答して少なくとも1つのUEからのプリアンブル送信を検出する。プリアンブルは、SCCなどの競合ベースのキャリア上で受信され得る。プリアンブル波形は、eNBにおいて低複雑度検出を考慮する(allow for)ように設計され得る。たとえば、各UEは、擬似ランダムシーケンスの異なるサイクリックシフトを送信してよく、eNBは相関を実行してよい。UEからプリアンブルを受信することは、UEがCCA/eCCA検査に合格したことを示す。eNBは、同じターゲットリソースに対する複数のUEに事前許可を送り得るので、プリアンブルは、事前許可が送信されたUEのうちの1つを一意に識別することができる。eNBは、同じターゲットサブフレームに対する事前許可が送られたUEの中の1つのUEを決定するためにプリアンブルの少なくとも一部分を使用してよい。
[00127]たとえば、eNBは、UEを識別するためにプリアンブルの初期部分を使用し得る。プリアンブルの残りはeNBに対してあまり有用でなく、代わりに、チャネルを保持するように、またはWiFiプリアンブルを送信するように構成されてよい。したがって、eNBは、UEを識別するプリアンブルの初期部分を復号した後、プリアンブルの残りを無視してもよい。プリアンブルは、バッファサイズなど、eNBによって考慮される追加の情報を含む場合がある。eNBは、許可認証をUEに送る前に、MCS計算精度を改善するために、チャネル推定を実行するために送信プリアンブルを使用し得る。
[00128]906において、eNBはUEに許可認証を送信する。許可認証は、PCCなどの非競合ベースのキャリア上で、またはSCCなどの競合ベースのキャリア上で送信され得る。許可認証は、904においてプリアンブルが検出されたUEのうちの少なくとも1つに対する信号/制御チャネル割り当てを備え得る。
[00129]eNBは、同じターゲットリソースに対する複数のUEに事前許可割り当てを送ることによってオーバースケジュールしてよい。したがって、902において、1つまたは複数の事前許可割り当ての送信は、同じリソースに対する割り当てを有する複数のUEに複数の事前許可割り当てを送信することを含む場合がある。したがって、eNBは、PCCまたはSCC上でUEのセットに1つまたは複数の事前許可割り当てを送信し得る。
[00130]904において、1つまたは複数のプリアンブル送信の検出は、送信された事前許可割り当てに応答して複数のプリアンブル送信を検出することを含んでよく、各プリアンブルは、同じアップリンクリソース、たとえばサブフレーム上でスケジュールされたUEのうちの1つを一意に識別する。
[00131]908において、eNBは、プリアンブル送信が検出されたUEに対する事前許可割り当ての修正を決定してよい。これは、910においてUEが送信を継続すべきであることを示す許可認証を受信するために少なくとも1つのUEを決定することと、912において送信を停止することの指示を受信すべきプリアンブルが受信された他のUEを決定することとを含んでよい。複数のプリアンブルがeNBにおいて受信されるとき、継続される送信のために選択されるUEは、フェアネス基準を使用して選択されてよい。eNBは、プリアンブルが検出されるUEに対する事前許可割り当ての修正を決定することの一部分としてMCS計算精度を改善するために、別のチャネル推定を実行するために受信されたプリアンブルを使用してよい。
[00132]また、eNBは、902において単一のUEに複数の事前許可を送信してよく、各事前許可はUEに異なるリソースを割り当てる。事前許可に応答して、UEは、複数のCCA/eCCA検査を実行し、CCA/eCCAが正常である各事前許可に応答してeNBにプリアンブルを送信する。したがって、908において、UEに送るための許可認証を決定することは、914において、UEに対してどの事前許可を認証するかを決定することを含んでよい。
[00133]eNBは、902において、重複するリソースまたは重複しないリソースを用いて、複数のUEに複数の事前許可を送信してよい。UEから任意のプリアンブルを検出した後、eNBは、UEに送信するための許可認証を決定し得る。許可認証は、事前許可のうちの1つを選択してよく、または事前許可割り当てを修正してもよい。
[00134]したがって、906において、eNBによって送信された許可認証は、事前許可割り当ての許可認証、事前許可割り当ての修正、または送信を中断することの指示のうちのいずれかを備え得る。したがって、許可認証は、904においてプリアンブルが検出されたUEのうちの少なくとも1つに対する事前許可割り当てから修正された信号/制御チャネル割り当てを備え得る。
[00135]図10は、例示的な装置1002中の異なる手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図1000である。装置は、eNB1050から送信1001を受信するUE、およびeNB1050に送信1003を送るUEであってよい。装置は、eNB1050から送信1001を受信し、装置1002の他の構成要素に送信を伝達する受信構成要素1012を含む。たとえば、事前許可割り当てが受信構成要素1012において受信されたとき、受信構成要素1012は、事前許可構成要素1004に事前許可割り当て1005を出力してよい。事前許可構成要素1004は、装置に事前に割り当てられるデータ送信に対するターゲットリソースを決定するために事前許可を処理してよい。ターゲットリソースは、SCCなどの競合ベースのキャリア上にある場合がある。したがって、事前許可構成要素1004は、事前許可割り当てに基づいてCCA/eCCA動作を実行するように構成されたCCA/eCCA構成要素1006にこの情報1007を与えてよい。次いで、CCA/eCCA構成要素1006は、CCA/eCCAを実行するために送信構成要素1014に対する命令1009を出力する。CCA/eCCA構成要素は、たとえば、受信構成要素1012においてeNBから受信され、CCA/eCCA構成要素1006に出力されたCCA/eCCA送信1011に基づいて、CCA/eCCA動作が成功したと決定することができる。次いで、CCA構成要素1006は、CCA/eCCA動作が正常であったとの指示1013をプリアンブル構成要素1008に出力してよい。事前許可構成要素1004からプリアンブル構成要素1008に出力された情報1015を使用して、プリアンブル構成要素1008は、CCA動作が成功したときに事前許可割り当てに基づいてプリアンブルを送信するための命令1017を送信構成要素1014に出力する。プリアンブルは、装置1002からのアップリンクデータ送信のためのリソースに対する許可認証を送るためにeNBによって使用されてよい。したがって、受信構成要素1012は、プリアンブル送信に応答して許可認証を受信してよく、許可認証構成要素1010に許可認証に対する情報1019を出力してよい。許可認証構成要素1010は、許可認証内で識別されるリソースにおいてデータ送信に対する命令1021を送信構成要素1014に出力してよい。また、許可認証構成要素は、許可認証に基づいて送信を終了するように送信構成要素に指示してよい。
[00136]本装置は、図8の上述のフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含み得る。したがって、図8の上述のフローチャート中の各ブロックは1つの構成要素によって実行され得、本装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含み得る。構成要素は、述べられた(stated)プロセス/アルゴリズムを行うように特に構成された1つまたは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
[00137]図11は、処理システム1114を採用する装置1002’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図1100である。処理システム1114は、バス1124によって全体的に(generally)表される、バスアーキテクチャを用いて実装されてもよい。バス1124は、処理システム1114の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含んでもよい。バス1124は、プロセッサ1104によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素1004、1006、1008、1010、1012、1014と、コンピュータ可読媒体/メモリ1106とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス1124はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクしてもよいが、これらは(which)当技術分野においてよく知られており、したがって、これらについてはこれ以上説明しない。
[00138]処理システム1114はトランシーバ1110に結合され得る。トランシーバ1110は1つまたは複数のアンテナ1120に結合される。トランシーバ1110は、送信媒体を介して種々の他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ1110は、1つまたは複数のアンテナ1120から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1114、具体的には受信構成要素1012に供給する。加えて、トランシーバ1110は、処理システム1114、具体的には送信構成要素1014から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1120に適用される(applied)べき信号を生成する。処理システム1114は、コンピュータ可読媒体/メモリ1106に結合されたプロセッサ1104を含む。プロセッサ1104は、コンピュータ可読媒体/メモリ1106に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理に関与する。ソフトウェアは、プロセッサ1104によって実行されたときに、処理システム1114に、任意の特定の装置のための上記で(supra)説明した様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1106はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1104によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムは、構成要素1004、1006、1008、1010、1012、および1014のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ1104内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ1106内に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ1104に結合された1つもしくは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム1114は、UE115、115−a、115−bまたは1002の構成要素であり得、メモリ682、および/またはTXプロセッサ664と、RXプロセッサ658と、コントローラ/プロセッサ680とのうちの少なくとも1つを含み得る。
[00139]一構成では、ワイヤレス通信のための装置1002/1002’は、受信構成要素1004および/または受信構成要素1012など、UEにおいて事前許可割り当てを受信するための手段のための手段と、CCA/eCCA構成要素1006など、事前許可割り当てに基づいてクリアチャネルアセスメント(CCA)動作を実行するための手段と、CCA動作が成功したときに事前許可割り当てに基づいてプリアンブルを送信するための手段とを含み、プリアンブルは、プリアンブル構成要素1008および/または送信構成要素1014など、UEを一意に識別する。装置1002/1002’は、許可認証構成要素1010および/または受信構成要素1012など、プリアンブル送信に応答して許可認証を受信するための手段をさらに含んでよい。許可認証は、事前許可割り当ての許可認証、事前許可割り当ての修正、および送信を中断することの指示のうちのいずれかを含んでよい。事前許可割り当てまたは許可認証のうちの少なくとも一方は、1次コンポーネントキャリア(PCC)上で受信されてよく、プリアンブルは、2次コンポーネントキャリア(SCC)上で送信されてよい。たとえば、事前許可は、SCC内でターゲットサブフレームを識別し得る。プリアンブルを送信するための手段は、事前許可割り当て内で識別されたSCC内のプリアンブルを送信するように構成され得る。許可認証が受信されると、装置は、許可認証内の情報に基づいてデータを送信するように、または送信を停止するように構成され得る。したがって、装置1002/1002’は、データ送信のためのターゲットリソースを認証する許可認証に応答してデータを送信するための手段を含み得る。上述の手段は、上述の手段によって具陳された(recited)機能を実行するように構成された、装置1002’の処理システム1114および/または装置1002の上述の構成要素のうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明したように、処理システム1114は、TXプロセッサ664と、RXプロセッサ658と、コントローラ/プロセッサ680とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ664と、RXプロセッサ658と、コントローラ/プロセッサ680とであり得る。
[00140]図12は、例示的な装置1202中の異なる手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図1200である。本装置はeNBであり得る。装置は、UE、たとえばUE1250から送信1201を受信する受信構成要素1204と、UE、たとえばUE1250に送信1203を送る送信構成要素1206とをインクルーズし(includes)得る。事前許可構成要素1208から送信構成要素1206に出力される命令1205を使用して、送信構成要素1206は、UEのセットに1つまたは複数の事前許可割り当てを送信してよく、そのセットは1つまたは複数のUE、たとえばUE1250を含む。事前許可割り当ては、PCCなどの非競合キャリア上で、またはSCCなどの競合ベースのキャリア上で送信され得る。事前許可構成要素は、受信構成要素1204から出力された情報1207を少なくとも部分的に使用して事前許可を決定し得る。たとえば、事前許可は、周期的にまたは非周期的に報告されることになる各UEからのCQI報告、および/またはUEのULバッファサイズを示す各UEからのSR報告を使用して決定され得る。
[00141]プリアンブル送信がUEから受信されると、受信構成要素は、1つまたは複数の事前許可送信に応答して、受信されたプリアンブルから1つまたは複数のプリアンブル送信を検出するプリアンブル構成要素に情報1209を出力する。プリアンブルは、SCCなどの競合ベースのキャリア上で受信されてよい。受信されたプリアンブルに関する出力1211に基づいて、許可認証構成要素1214は、UEのセットのうちのUEに1つまたは複数の許可認証割り当てを送信するために、送信構成要素1206に対する命令1213を出力する。許可認証は、PCCなどの非競合キャリア上で、またはSCCなどの競合ベースのキャリア上で送信され得る。許可認証は、事前許可割り当ての修正であってよい。
[00142]時々、装置は、同じリソースに対する割り当てを有する複数のUEに複数の事前許可割り当てを送信する場合がある。装置は、単一のUEに異なるリソースに対する複数の事前許可を送信する場合がある。したがって、複数のプリアンブル送信は、送信された事前許可割り当てに応答して装置によって検出されてよく、各プリアンブルは、事前許可が送られたUEのうちの1つを一意に識別し、および/またはプリアンブルが対応する事前許可を一意に識別する。
[00143]したがって、UE選択構成要素は、プリアンブル送信が検出されたUEに対する事前許可割り当ての修正を決定し得る。これは、UEが送信を継続すべきであることを示す許可認証を受信するために少なくとも1つのUEを決定することと、送信を停止することの指示を受信すべきプリアンブルが受信された他のUEを決定することとを含んでよい。したがって、プリアンブル構成要素1210は、UE選択構成要素1212に、受信されたプリアンブルに関する情報1215を出力し得る。データを送信することを継続することになるUEと送信を終了するように指示されることになるUEとを決定した後、UE選択構成要素1212は、許可認証構成要素1214が適切な許可認証を生成し得るように許可認証構成要素1214に、決定されたUEについての情報1217を出力し得る。その後、許可認証に基づいて、eNBはUEからデータ送信を受信し得る。
[00144]本装置は、図9の上述のフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含み得る。したがって、図9の上述のフローチャート中の各ブロックは1つの構成要素によって実行され得、本装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含み得る。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを行うように特に構成された1つまたは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
[00145]図13は、処理システム1314を採用する装置1202’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図1300である。処理システム1314は、バス1324によって全体的に表される、バスアーキテクチャを用いて実装されてもよい。バス1324は、処理システム1314の特定の応用例と全体的な設計制約とに依存して、任意の個数の相互接続するバスとブリッジとを含むことができる。バス1324は、プロセッサ1304によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素1204、1206、1208、1210、1212、1214と、コンピュータ可読媒体/メモリ1306とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス1324はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクしてもよいが、これらは当技術分野においてよく知られており、したがって、これらについてはこれ以上説明しない。
[00146]処理システム1314はトランシーバ1310に結合され得る。トランシーバ1310は1つまたは複数のアンテナ1320に結合される。トランシーバ1310は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ1310は、1つまたは複数のアンテナ1320から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1314、特に受信構成要素1204に与える。さらに、トランシーバ1310は、処理システム1314、特に送信構成要素1206から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1320に適用されるべき信号を生成する。処理システム1314は、コンピュータ可読媒体/メモリ1306に結合されたプロセッサ1304を含む。プロセッサ1304は、コンピュータ可読媒体/メモリ1306に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理に関与する。ソフトウェアは、プロセッサ1304によって実行されたときに、処理システム1314に、任意の特定の装置のための上記で説明した様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1306は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1304によって操作されるデータを記憶するためにも使用され得る。処理システムは、構成要素1204、1206、1208、1210、1212、および1214のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ1304内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ1306内に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ1304に結合された1つもしくは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム1314は、eNB105、105−a、105−b、1050、または1202の構成要素であり得、メモリ642、および/またはTXプロセッサ620と、RXプロセッサ638と、コントローラ/プロセッサ640とのうちの少なくとも1つを含み得る。
[00147]一構成では、ワイヤレス通信のための装置1202/1202’は、UEのセットに1つまたは複数の事前許可割り当てを送信するための手段と、セットは1つまたは複数のUE、たとえば事前許可構成要素1208および/または送信構成要素1206を含む、1つまたは複数の事前許可送信に応答して競合ベースのキャリア上で1つまたは複数のプリアンブル送信を検出するための手段、たとえば受信構成要素1204および/またはプリアンブル構成要素1210と、1つまたは複数の許可認証割り当てを送信するための手段、たとえば許可認証構成要素1214および/または送信構成要素1206とを含む。装置1202/1202’は、同じターゲットリソースに対する異なるUEに複数の事前許可を送ることによってリソースをオーバースケジュールすることができる。したがって、1つまたは複数の事前許可割り当てを送信するための手段は、同じリソースに対する割り当てを有する複数のUEに複数の事前許可割り当てを送信するように構成されてよい。同様に、1つまたは複数のプリアンブル送信を検出するための手段は、送信された事前許可割り当てに応答して複数のプリアンブル送信を検出するように構成されてよく、各プリアンブルはUEのうちの1つを一意に識別する。装置1202/1202’は、プリアンブル送信が検出されたUEに対する事前許可割り当ての修正を決定するための手段をさらに含んでよい。一例では、これは、UE選択構成要素1212を含み得る。事前許可割り当ての修正を決定するための手段は、UEが送信を継続すべきであることを示す許可認証を受信するために少なくとも1つのUEを決定することと、送信を停止することの指示を受信すべきプリアンブルが受信された他のUEを決定することとを行うように構成される。装置は、UEに送られた許可認証に基づいてUEからデータ送信を受信するための手段をさらに含み得る。そのような手段は、たとえば受信構成要素1204を含み得る。上述された手段は、上述された手段によって具陳された機能を実行するように構成された、装置1202の上述された構成要素、および/または装置1202’の処理システム1314のうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明したように、処理システム1314は、TXプロセッサ620と、RXプロセッサ638と、コントローラ/プロセッサ640とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ620と、RXプロセッサ638と、コントローラ/プロセッサ640とであり得る。
[00148]情報および信号は、多種多様な技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光粒子、またはそれらの任意の組合せによって表現され得る。
[00149]図8、図10A、図10Bおよび図12中の機能ブロックおよび構成要素は、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子構成要素、論理回路、メモリ、ソフトウェアコード、ファームウェアコードなど、またはそれらの任意の組合せを備え得る。
[00150]さらに、本明細書の開示に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、構成要素、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、構成要素、回路、およびステップについて、上では概してそれらの機能に関して説明された。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、具体的な適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。当業者はまた、本明細書で説明された構成要素、方法、または相互作用の順序あるいは組合せは例にすぎないこと、および本開示の様々な態様の構成要素、方法、または相互作用は、本明細書で例示し、説明されたもの以外の方法で組み合わせられるかまたは実行され得ることを容易に認識されよう。
[00151]本明細書の開示に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、構成要素、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装されることもある。
[00152]本明細書の開示に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェア構成要素で実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェア構成要素は、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、および記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替的に、記憶媒体はプロセッサと一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC中に存在し得る。ASICは、ユーザ端末中に存在し得る。あるいは、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリートな構成要素として存在し得る。
[00153]1つまたは複数の例示的な設計では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体上の1つもしくは複数の命令もしくはコードとして上で送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。コンピュータ可読記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、または他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または格納するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備え得る。また、接続はコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれ得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、またはデジタル加入者線(DSL)を使用して、ウェブサイト、サーバ、またはその他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、またはDSLは、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびblu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲に含まれるべきである。
[00154]特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用する場合、2つ以上の項目の列挙中で使用されるとき、「および/または」という語は、列挙された項目のうちのいずれか1つが単独で採用され得ること、または列挙された項目のうちの2つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。たとえば、組成が構成要素A、B、および/またはCを含むものとして説明される場合、その組成は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、AとCの組合せ、BとCの組合せ、またはAとBとCの組合せを含むことができる。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「のうちの少なくとも1つ」で終わる項目の列挙中で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)あるいは任意のこれらの組合せにおけるこれらのうちのいずれかを意味するような選言的列挙を示す。
[00155]本開示についての以上の説明は、いかなる当業者も本開示を作成または使用することができるように与えられたものである。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。