本願は、2015年3月23日に中国特許庁に出願された、発明の名称を「サービス処理方法、PCRF、及びサービス処理システム」とする中国特許出願第201510127887.5号に対する優先権を主張する。これは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。本発明は、通信分野に関し、詳細には、サービス処理方法、PCRF、及びシステム処理システムに関する。
ネットワークサービスプロバイダが通信ネットワークにおいてユーザにサービスを提供する場合、サービス品質は、サービス品質に対するユーザの要求を満たすことが考慮されることを必要とする。この要求に関して、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP、3rd Generation Partnership Project)標準は、ポリシ制御及び課金(PCC、Policy Control and Charging)アーキテクチャを定義する。そのアーキテクチャにおいて、サービスは、検出可能であり、サービス品質(QoS、Quality of Service)制御及び課金制御は、異なるサービスにおいて実行可能である。さらに、ネットワークサービスプロバイダは、Giローカルエリアネットワーク(Gi−LAN、Gi Local Area Network)のユーザに対して、ファイアウォール、ネットワークアドレス変換(NAT、Network Address transform)、又はビデオ最適化のような付加価値サービスを提供する。
3GPPにおいて定義されるPCCメカニズムにおける現在のネットワークリソース確保手続きは、基本的に以下の通りである。ユーザ機器(UE、User Equipment)がアプリケーション機能(AF、Application Function)によって提供されるサービスにアクセスする場合、AFは、Rxセッション要求をポリシ及び課金ルール機能(PCRF、Policy and charging Rules Function)に送信する。ここで、要求は、サービス情報を保持する。PCRFは、サービス情報を格納し、サービス情報に従って、制御ポリシを生成し、制御ポリシをポリシ及び課金実行機能(PCEF、Policy and Charging Enforcement Function)に伝送する。PCEFは、ネットワークリソース確保手続きを実行する。
しかしながら、付加価値サービスプロセッサが、ネットワークサービスプロバイダによって提供される(ビデオ最適化サービスのような)いくつかの付加価値ビジネスサービスを処理した後で、処理されたサービスによって占有されるネットワークリソースが変化する。既存のネットワークリソース確保手続きにおいて、PCRFは、Rxインタフェースを用いることによって、AFによって供給されるサービス情報に従って、制御ポリシをさらに規定し、制御ポリシをPCEFに送信する。PCEFは、制御ポリシに従って、ネットワークリソースを確保する。この場合、ユーザによって取得されたネットワークリソースは、付加価値処理の前にサービスによって占有されたネットワークリソースであるが、付加価値処理の後にサービスによって必要とされるネットワークリソースではない。確保されたネットワークリソースは、実際のユーザの要求と無関係であり、これは、ユーザのサービスエクスペリエンスに影響する。
本発明の実施形態は、サービス処理方法、PCRF、及びサービス処理システムを提供し、ユーザの実際の要求に従って、ユーザのサービスエクスペリエンスを向上させる。
本発明の実施形態の第1の態様は、サービス処理方法を提供する。方法は、
PCRFによって、サービスのサービス情報を取得する段階であって、サービス情報は、サービス識別情報を含む、段階と、
PCRFによって、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすることを示す情報及びサービスチェーン情報を取得する段階と、
PCRFが、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、PCRFによって、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信する段階と、
付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を、PCRFによって受信する段階と、
ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、PCRFによって、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する、段階と、を含む。
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の可能な実装方式において、サービスチェーン情報は、付加価値サービスタイプリストを含み、PCRFが、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定することは、具体的には、
PCRFによって、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含むか否かを決定し、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含む場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定すること
を含む。
第1の態様に関連して、第1の態様の第2の可能な実装方式において、サービスチェーン情報は、サービスチェーン識別情報を含み、PCRFが、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定することは、具体的には、
PCRFによって、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報であるか否かを決定し、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報である場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定すること
を含む。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装方式、又は第1の態様の第2の可能な実装方式に関連して、第1の態様の第3の可能な実装方式において、PCRFによって、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を取得する段階は、具体的には、
PCRFが、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすると決定した場合に、PCRFによって、QoS保証指示を生成する段階
を含み、
サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報は、QoS保証指示である。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装方式、又は第1の態様の第2の可能な実装方式、又は第1の態様の第3の可能な実装方式に関連して、第1の態様の第4の可能な実装方式において、サービス処理方法は、
PCRFによって、ユーザ情報及びサービス情報に従って、制御パラメータを生成する段階
をさらに含み、
PCRFによって、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信する段階は、
PCRFによって、サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを、付加価値サービスプロセッサに送信し、これにより、付加価値サービスプロセッサは、ターゲットサービス情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービス識別情報に対応するサービスを処理する、段階
を含む。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装方式、又は第1の態様の第2の可能な実装方式、又は第1の態様の第3の可能な実装方式、又は第1の態様の第4の可能な実装方式に関連して、第1の態様の第5の可能な実装方式において、サービス処理方法は、
PCRFによって、付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生したという障害通知を受信する段階と、
PCRFによって、障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定する段階と、
PCRFによって、第2の制御ポリシを取得すべく、サービス情報に従って、第1の制御ポリシを修正する段階と、
PCRFによって、第2の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第2の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを第2のネットワークリソースに変更する、段階と、
をさらに含む。
第1の態様の第5の可能な実装方式に関連して、第1の態様の第6の可能な実装において、PCRFによって、障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定する段階は、
PCRFによって、付加価値サービスプロセッサに対応し、障害通知に保持される付加価値サービスタイプに従って、付加価値サービスタイプに対応するサービスチェーン情報を決定する段階と、
PCRFによって、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーン情報に対応するターゲットサービス識別情報を決定する段階と、
ターゲットサービス識別情報がサービス情報に含まれるサービス識別情報と同じである場合に、PCRFによって、ターゲットサービス識別情報に対応するポリシが第1の制御ポリシであると決定する段階と、
を含む。
本発明の実施形態の第2の態様は、サービス処理方法を提供する。サービス処理方法は、
PCRFによって、サービスのサービス情報を取得する段階であって、サービス情報は、サービス識別情報を含む、段階と、
PCRFが、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすると決定した場合に、PCRFによって、サービスチェーン情報を生成する段階と、
PCRFによって、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムに送信する段階と、
PCRFによって、サービスチェーンシステムによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する段階と、
PCRFによって、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成する段階と、
PCRFによって、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する、段階と、
を含む。
第2の態様に関連して、第2の態様の第1の可能な実装方式において、PCRFによって、サービスチェーンシステムによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する段階は、
PCRFによって、サービスチェーンシステムにおけるQoS保証のための付加価値サービスプロセッサによって返信されたターゲットサービス情報を受信する段階であって、ターゲットサービス情報は、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサがサービス識別情報に対応するサービスを処理した後で取得される、段階
を含む。
本発明の実施形態の第3の態様は、PCRFを提供する。PCRFは、
サービスのサービス情報を取得するように構成される取得モジュールであって、サービス情報は、サービス識別情報を含む、取得モジュールと、
ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすることを示す情報及びサービスチェーン情報を取得するように構成されるサービスチェーン決定モジュールと、
サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定された場合に、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信するように構成される第1の送信モジュールと、
付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信するように構成される受信モジュールと、
ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成するように構成される制御決定モジュールと、
第1の制御ポリシをPCEFに送信するように構成され、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する、第2の送信モジュールと、
を含む。
第3の態様に関連して、第3の態様の第1の可能な実装方式において、サービスチェーン決定モジュールは、ユーザ情報及びサービス情報に従って、制御パラメータを生成するようにさらに構成され、
第1の送信モジュールは、具体的には、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定された場合に、サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを、付加価値サービスプロセッサに送信するように構成され、これにより、付加価値サービスプロセッサは、ターゲットサービス情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービス識別情報に対応するサービスを処理する。
第3の態様、又は第3の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第3の態様の第2の可能な実装方式において、受信モジュールは、付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生したという障害通知を受信するようにさらに構成され、PCRFは、決定モジュール及び修正モジュールをさらに含み、
決定モジュールは、障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定するように構成され、
修正モジュールは、第2の制御ポリシを取得すべく、サービス情報に従って、第1の制御ポリシを修正するように構成され、
第2の送信モジュールは、第2の制御ポリシをPCEFに送信するようにさらに構成され、これにより、PCEFは、第2の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを第2のネットワークリソースに変更する。
前述の技術的解決手段から、本発明の実施形態が以下の利点を有することが認識されよう。
本発明の実施形態において、PCRFは、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及びサービスチェーン情報を取得すべく、サービス情報を取得し、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスチェーン決定をなし、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、PCRFは、サービス識別情報、及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信し、PCRFは、付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信し、PCRFは、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、ネットワークリソースを確保する。この場合、ユーザによって用いられるネットワークリソースは、付加価値処理の後で保証されたサービスに対応するネットワークリソースであり、これにより、ユーザの実際の要求を満たし、ユーザのサービスエクスペリエンスを向上させる。
本発明の実施形態に係るPCCアーキテクチャの模式図である。
本発明の実施形態に係るサービス処理方法の模式的フローチャートである。
本発明の実施形態に係るサービス処理方法の他の模式的フローチャートである。
本発明の実施形態に係るPCRFの模式的構造図である。
本発明の実施形態に係るPCRFの他の模式的構造図である。
本発明の実施形態に係るPCRFの他の模式的構造図である。
本発明の実施形態に係るサービス処理システムの模式的構造図である。
本発明の実施形態に係るPCRFの他の模式的構造図である。
本発明の実施形態に係るサービス処理システムの他の模式的構造図である。
本発明の実施形態に係るサービス処理システムの他の模式的構造図である。
本発明の実施形態に係るPCRFの他の模式的構造図である。
以下、本発明の実施形態における添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決手段を、明確かつ完全に説明する。説明される実施形態は、本発明の実施形態のいくつかに過ぎず、全てではないことは明らかである。当業者によって、本発明の実施形態に基づいて、創造的努力なく取得された全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲に属するものとする。
図1は、本発明の実施形態に係るPCCアーキテクチャの模式図である。PCCアーキテクチャは、以下を含む。
PCRF:この機能エンティティは、ユーザによるネットワークへのアクセス制限、ネットワークサービスプロバイダポリシ、SPRから取得されたユーザ加入契約データ、又は、AFから取得された、ユーザによって実行されているサービスについての情報に従って、対応するポリシを決定し、ポリシをPCEFに提供する。PCEFは、ポリシを実行する。ポリシは、サービスデータフロー検出ルール、データフローにおいてゲート機能を実行するか否か、サービスデータフローに対応するQoS、データフローに基づく課金ルール等を含んでよい。
PCEF:この機能エンティティは、主に、サービスデータフロー検出、ポリシ実行、又は、フローベースの課金のような機能を含み、サービスデータフローのQoS、セッション管理等を保証する。
AF:この機能エンティティは、アプリケーション層のセッション情報をPCRFに動的に提供する。PCRFは、セッション情報に従って、ルールを動的に生成又は修正する。
任意に、本発明の本実施形態におけるPCCアーキテクチャは、加入契約プロファイルレポジトリ(SPR、Subscription Profile Repository)をさらに提供する。この機能エンティティは、全ての加入者についての情報又は加入契約関連の情報を、PCRFに提供する。SPRによって提供される加入契約情報は、加入者が許可されたサービス、許可された各サービスの優先度、加入者が許可されたQoS情報、加入者サービスのアクセスタイプ、位置情報、及び利用量のような課金関連情報、又は加入者のタイプを含む。
任意に、本発明の本実施形態におけるPCCアーキテクチャは、トラフィック検出機能(TDF、Traffic Detection Function)をさらに提供する。この機能エンティティは、アプリケーションを検出し、検出されたアプリケーション及び検出されたアプリケーションのサービストラフィックをPCRFに報告し、PCRFは、決定をなす。TDFは、ゲート機能、リダイレクト、及び帯域幅制限のような機能をさらに実行する。
他の機能エンティティは本発明と無関係であるので、本明細書において詳細は説明されない。
以下、PCCアーキテクチャにおけるインタフェースを説明する。
Rxインタフェース:このインタフェースは、例えば、サービスデータフローを識別し、異なるサービスデータフローにおいてポリシ制御及び課金を実行するために、アプリケーションレベルのセッション情報をAFとPCRFとの間で交換するために用いられる、又は、QoS媒体/アプリケーション帯域幅要求のために用いられる。
Gxインタフェース:このインタフェースは、PCEFによって実行されるPCCルールを動的に制御するために、PCRFによって用いられる、又は、PCCルール例外処理のために用いられる。
任意に、本発明の本実施形態におけるPCCアーキテクチャは、Spインタフェースをさらに提供し、このインタフェースは、PCRFによって、SPRからユーザ加入契約データを要求するために用いられる。
任意に、本発明の本実施形態におけるPCCアーキテクチャは、Sdインタフェースをさらに提供し、このインタフェースは、TDFによって、アプリケーション開始/停止情報、データフロー記述、及びアプリケーション識別子をPCRFに報告し、各TDFセッションの累積ネットワークリソース利用を報告し、PCRFからアプリケーションデータセンタ(ADC、Application Data Center)決定をアプリケーションデータセンタに要求する等のために用いられる。
他のインタフェースは本発明と無関係であるので、本明細書において詳細は説明されない。
PCRFは、Rxインタフェースを用いることによって、AFに接続され、Gxインタフェースを用いることによって、PCEFに接続され、Spインタフェースを用いることによって、SPRに接続され、Sdインタフェースを用いることによって、TDFに接続される。PCEFは、Gxインタフェースを用いることによって、PCRFに接続される。
本発明の本実施形態において、AFは、サードパーティサービスプロバイダ(SP、Service Provider)、付加価値サービスプロセッサ等を含む実行機能を有するいくつかのネットワーク要素の集合的名称である。
付加価値サービスプロセッサは、サービスにおいて付加価値処理を実行するAFであり、サービスのサービス情報を変更してよい。付加価値サービスプロセッサは、ビデオオプティマイザ、音声オプティマイザ、ファイアウォール、NAT等であってよく、又は、ネットワークサービスプロバイダによって提供され、付加価値サービスのために用いられる他のAFであってよい。これは、本明細書に限定されるものではない。
図2を参照すると、本発明の実施形態におけるサービス処理方法の実施形態は、以下の段階を含む。
201.PCRFは、サービスのサービス情報を取得する。
PCRFは、サービスのサービス情報を取得してよい。サービス情報は、AF、PCEF、又はTDFから取得されてよい。
サービス情報は、サービスを示すことができるパラメータであり、PCRFによって、サービスにおいて決定をなすために用いられる。サービス情報は、サービス識別情報、サービスタイプ、サービスフォーマット、サービス優先度、帯域幅、ビットレート等を含んでよく、又は、サービスの他の情報を含んでよい。これは、本明細書に限定されるものではない。
202.PCRFは、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及びサービスチェーン情報を取得する。
PCRFは、ユーザ関連情報を、PCCアーキテクチャにおける他の機能エンティティから取得してよい。ユーザ情報は、SPRからのユーザ加入契約情報、ユーザが位置付けられるネットワークにおける、無線アクセスネットワーク輻輳認識機能(RCAF、Radio Access Network Congestion Awareness Function)からのネットワーク輻輳情報、PCEFからのユーザ位置情報、又はPCEFからのアクセスネットワークタイプであってよく、又は、サービスにアクセスするユーザの他の情報であってよい。これは、本明細書に限定されるものではない。
ユーザがQoS保証されたユーザであり、ユーザによってアクセスされたサービスがネットワークサービスプロバイダの保証されたサービスに属する場合、PCRFは、サービスに対するQoS保証情報を生成し、サービスチェーン情報を生成する。サービスチェーン情報は、サービスチェーンシステムにおけるサービスチェーンを示すことができる情報であり、サービスチェーン情報は、サービスチェーンに対応し、サービスチェーンは、少なくとも1つの付加価値サービスプロセッサを含む。サービスチェーン情報は、付加価値サービスタイプリスト及び/又はサービスチェーン識別情報を含み、付加価値サービスタイプリストは、少なくとも1つの付加価値サービスタイプを含み、付加価値サービスプロセッサは、サービスにおいて付加価値処理を実行してよい。
ユーザが保証されていないユーザである場合、又は、ユーザによってアクセスされたサービスがネットワークサービスプロバイダの保証されたサービスに属さない場合、PCRFは、保証されていないサービス手続きを実行する。この手続きは、従来技術であり、本明細書において詳細は説明されない。
203.PCRFが、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、PCRFは、サービス識別情報、及び、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信する。
PCRFが、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、これは、サービスチェーンが、ネットワークリソースを変更可能な付加価値サービスプロセッサを含むことを示す。サービスが付加価値サービスプロセッサによって処理された後で、サービスのサービス情報は変更可能であり、サービスによって占有されるネットワークリソースは、サービスに対して調整される必要がある。
PCRFが、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を付加価値サービスプロセッサに送信する処理は、従来技術であるので、本明細書において詳細は説明されない。
サービス識別情報を受信した後で、付加価値サービスプロセッサは、サービスにおいて付加価値処理を実行してターゲットサービスを取得し、ターゲットサービス情報を取得すべく、サービス識別情報に従って、サービスを決定し、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報に従って、ターゲットサービス情報を返信してよい。
204.PCRFは、付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する。
付加価値サービスプロセッサは、サービスによって占有されるネットワークリソースを変更してよく、付加価値サービスプロセッサは、ターゲットサービス情報をPCRFに直接送信してよく、又は、他のネットワーク要素を用いることによって、ターゲットサービス情報をPCRFに送信してよいことに留意されたい。これは、本明細書に限定されるものではない。
205.PCRFは、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成する。
ターゲットサービス情報は、ターゲットサービス情報を受信した後に、ターゲットサービスによって占有されるネットワークリソースについての情報を含むので、PCRFは、ターゲットサービスによって占有されるネットワークリソースを確保すべく、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成してよい。
サービスが付加価値サービスプロセッサによって処理された後で、取得されたターゲットサービス情報に含まれるQoSパラメータは、処理前のサービス情報に含まれるQoSパラメータと異なることに留意されたい。PCRFは、ターゲットサービス情報におけるQoSパラメータに従って、第1の制御ポリシを生成してよい。QoSパラメータは、処理されたサービスによって占有されるネットワークリソースを制御するために用いられる。
第1の制御ポリシは、サービスによって占有されるネットワークリソースを制御するためのPCCルールであり、ルール名、サービスフロー識別情報、QoSパラメータ等を含んでよく、サービスの他の情報をさらに含んでよい。これは、本明細書に限定されるものではない。
QoSパラメータは、サービスを制御するために用いられ、以下のパラメータを含んでよい。
QoSクラス識別子(QCI、Qos Class Identifier):ネットワークノードは、QCIに従って、データパケットを処理してよく、異なるQCIは、異なるパケット損失率、異なる遅延、又は異なるジッターに対応する。
割り当て/保持優先度(ARP、Allocation/Retension priority):ネットワークリソースが不十分な場合、サービスフローが他のサービスフローのリソースを先に取得できるか、又は、サービスフローのリソースが他のサービスフローによって先に取得され得るかを示すために用いられる。
保証ビットレート(GBR、Guranteed Bit Rate):ネットワークリソースが緊縮している場合に、サービスに適用可能な最小帯域幅を指す。又は、
最大ビットレート(MBR、Maximum Bit Rate):サービスフローの最大帯域幅、すなわち、サービスフローによって占有されるネットワーク帯域幅が帯域幅より小さい必要があることを指す。
206.PCRFは、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する。
第1の制御ポリシを生成した後で、PCRFは、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保してよい。第1のネットワークリソースは、ターゲットサービスによって占有されるネットワークリソースである。
PCEFが、第1の制御ポリシに従って、ターゲットサービスによって占有されるネットワークリソースを確保する具体的な処理は、従来技術であり、本明細書において詳細は説明されない。
本発明の本実施形態において、PCRFは、サービス情報を取得し、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及びサービスチェーン情報を取得すべく、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスチェーン決定をなし、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、PCRFは、サービス識別情報、及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信し、PCRFは、付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信し、PCRFは、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、ネットワークリソースを確保する。この場合、ユーザによって用いられるネットワークリソースは、付加価値処理の後で保証されたサービスに対応するネットワークリソースであり、これにより、ユーザの実際の要求を満たし、ユーザのサービスエクスペリエンスを向上させる。
任意に、図2に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法の他の実施形態において、サービスチェーン情報は、付加価値サービスタイプリストを含み、PCRFが、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定することは、具体的には、
PCRFによって、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含むか否かを決定し、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含む場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定すること
を含む。
本実施形態において、ネットワークサービスプロバイダによってユーザに提供される付加価値サービスは、コンテンツフィルタリング、NAT、ファイアウォール、音声最適化、ビデオ最適化等であってよい。ネットワークサービスプロバイダは、サービス情報を予め設定されたサービスタイプとして変更可能な付加価値サービスを設定してよい。サービスチェーン情報に含まれる付加価値サービスタイプリストは、1つ又は複数の付加価値サービスタイプを含んでよく、これは、本明細書に限定されるものではない。
付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプ、例えば、「ビデオ最適化」を含む場合、これは、サービスを処理するサービスチェーンがビデオオプティマイザを含み、ビデオオプティマイザはビデオストリームによって占有されるネットワークリソースを変更してよいので、これは、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定してよく、対応するネットワークリソースは、最適化されたビデオストリームのために確保される必要があることを示す。付加価値サービスタイプリストに含まれる付加価値サービスタイプが予め設定されたサービスタイプではない場合、例えば、付加価値サービスタイプが「NAT」である場合、これは、サービスを処理するサービスチェーンがネットワークアドレス変換プロセッサを含み、ネットワークアドレス変換プロセッサのサービス処理がサービスによって占有されるネットワークリソースを変更せず、従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更されなくてよいと決定されてよいことを示す。
任意に、図2に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法の他の実施形態において、サービスチェーン情報は、サービスチェーン識別情報を含み、PCRFが、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定することは、
PCRFによって、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報であるか否かを決定し、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報である場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定する
態様で、実装されてよい。
本実施形態において、サービスチェーン識別情報は、サービスチェーンと1対1の対応関係にあり、ネットワークサービスプロバイダは、付加価値サービス処理に用いられるサービスチェーンのサービスチェーン識別情報を、予め設定された識別情報として設定してよい。サービスチェーン識別情報は1であり、サービスチェーン「ファイアウォール−音声最適化−NAT」に対応すると仮定すると、サービスチェーンは、サービスによって占有されるネットワークリソースを変更してよく、サービスチェーン識別情報は、予め設定された識別情報に属する。サービスチェーン識別情報は2であり、サービスチェーン「ファイアウォール−NAT」に対応すると仮定すると、サービスチェーンは、サービスによって占有されるネットワークリソースを変更できず、サービスチェーン識別情報は、予め設定された識別情報に属さない。
任意に、図2に示される実施形態又は任意の実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法の他の実施形態において、PCRFが、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を取得することは、
ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすると決定した場合に、PCRFは、QoS保証指示を生成し、ここで、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報は、QoS保証指示である
態様で、実装されてよい。
本実施形態において、ユーザがQoS保証されたユーザであり、ユーザによってアクセスされるサービスがネットワークサービスプロバイダの保証されたサービスに属する場合、PCRFは、サービスにおいてQoS保証を実行するように命令するQoS保証指示を生成してよい。QoS保証指示は、PCCルール又は2進文字であってよく、これは、本明細書に限定されるものではない。
任意に、図2に示される実施形態又は任意の実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法の他の実施形態において、サービス処理方法は、
PCRFが、ユーザ情報及びサービス情報に従って、制御パラメータを生成すること
をさらに含み、
PCRFが、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信することは、PCRFが、サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを、付加価値サービスプロセッサに送信し、これにより、付加価値サービスプロセッサは、ターゲットサービス情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービス識別情報に対応するサービスを処理することを含む。
本実施形態において、PCRFは、ユーザ情報及びサービス情報に従って、制御パラメータを生成し、サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを、付加価値サービスプロセッサに送信してよい。
サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを受信した後で、付加価値サービスプロセッサは、サービス識別情報に従って、サービスを決定し、ターゲットサービス情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービスを処理し、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報に従って、ターゲットサービス情報をPCRFに返信する。
任意に、図2に示される実施形態又は任意の実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法の他の実施形態において、サービス処理方法は、以下をさらに含む。
PCRFは、付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生したという障害通知を受信する。
本実施形態において、サービスチェーンシステムにおける付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生した場合、サービスチェーンシステムにおけるサービスコントローラ又はサービスコマンダは、障害を検出し、障害の障害通知をPCRFに送信してよく、PCRFは、障害通知を受信してよい。
障害通知は、障害が発生した付加価値サービスプロセッサのタイプ、障害が発生した時刻、障害のタイプ、又は他の情報を含んでよく、これは、本明細書に限定されるものではない。
付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生した場合、付加価値サービスプロセッサは、これ以上付加価値サービスをユーザに提供することができず、従って、ネットワークサービスプロバイダは、ターゲットサービスによって占有されるネットワークリソースをユーザのために確保する必要がなく、PCRFは、第1の制御ポリシを修正する必要があり、これにより、PCEFは、非付加価値サービスによって占有されるネットワークリソースを確保することに留意されたい。
PCRFは、障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定する。
障害が発生した付加価値サービスプロセッサが、サービス情報を変更可能な付加価値サービスプロセッサである場合、PCRFは、障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定する。
障害が発生した付加価値サービスプロセッサが、サービス情報を変更することのできない付加価値サービスプロセッサである場合、PCRFは、警告通知を生成してよく、又は、他の手続きを実行してよい。これは、本明細書に限定されるものではない。
サービス情報を取得した後で、PCRFは、サービス情報をPCRF又は他のストレージネットワーク要素に格納してよく、PCRFがサービス情報を必要とする場合に、PCRFは、PCRF又は他のストレージネットワーク要素からサービス情報を取得してよいことに留意されたい。
PCRFは、第2の制御ポリシを取得すべく、サービス情報に従って、第1の制御ポリシを修正する。
第1の制御パラメータにおけるQoSパラメータは、付加価値プロセッサによって処理されたサービスによって占有されるネットワークリソースを制御するために用いられる。第2の制御ポリシにおけるQoSパラメータは、付加価値プロセッサによって処理されていないサービスによって占有されるネットワークリソースを制御するために用いられる。
PCRFは、サービス情報に従って、QoSパラメータを生成し、第2の制御ポリシを取得すべく、QoSパラメータに従って、第1の制御ポリシを修正してよい。第2の制御ポリシは、PCRFが、付加価値処理が実行されないサービスのユーザ情報及びサービス情報に従って決定をなした後で取得され、非付加価値サービスによって占有されるネットワークリソースを確保するために用いられる。
PCRFは、第2の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第2の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを第2のネットワークリソースに変更する。
第2のネットワークリソースは、非付加価値サービスによって占有されるネットワークリソースである。付加価値サービスプロセッサは、付加価値サービスをユーザに提供できないので、ユーザによってアクセスされるサービスは、この場合、非付加価値サービスであり、ネットワークサービスプロバイダは、サービスに対応する第1のネットワークリソースを、第2のネットワークリソースに変更し、これにより、ユーザの実際の要求を満たし、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
任意に、図2に示される実施形態又は任意の実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法の他の実施形態において、PCRFが、障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定することは、以下をさらに含む。
PCRFは、付加価値サービスプロセッサに対応し、障害通知に保持される付加価値サービスタイプに従って、付加価値サービスタイプに対応するサービスチェーン情報を決定する。
サービスチェーン情報は、付加価値サービスタイプリスト及び/又はサービスチェーン識別情報であってよい。
PCRFは、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーン情報に対応するターゲットサービス識別情報を決定する。
本実施形態において、ターゲットサービスは、付加価値処理が実行されるサービスであり、ターゲットサービス識別情報は、ターゲットサービスに対応し、具体的には、ターゲットサービスのIP5タプルである、又は、ターゲットサービスを決定するために利用可能な他の識別情報である。これは、本明細書に限定されるものではない。
ターゲットサービス識別情報がサービス情報に含まれるサービス識別情報と同じである場合、PCRFは、ターゲットサービス識別情報に対応するポリシが第1の制御ポリシであると決定する。
PCRFは、他の方法を用いることによって、障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定してよいが、これは、本明細書に限定されるものではないことが理解されよう。
理解を容易にするために、以下、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法を、具体的な適用シナリオを用いることによって詳細に説明する。
本実施形態の具体的な適用シナリオにおいて、AFは、ビデオプロバイダであり、サービスは、ビデオプロバイダによって提供されるビデオサービスであり、サービス情報は、ビデオストリーム情報であり、ネットワークリソースは、帯域幅である。さらに、張三(Zhang San)がネットワークサービスプロバイダのゴールドユーザであり、ネットワークサービスプロバイダがゴールドユーザにビデオ保証サービス及びビデオ最適化サービスを提供し、ネットワークサービスプロバイダがビデオプロバイダに保証されたサービスを提供するものと仮定する。本実施形態を実装するネットワークアーキテクチャについて、図1を参照する。ここで、SPは、ビデオプロバイダ側に位置付けられ、SPR、PCRF、PCEF、TDF、RCAF、及び付加価値サービスプロセッサは、ネットワークサービスプロバイダ側に位置付けられる。具体的な実装手続きは、以下の通りである。
PCRFは、ビデオのビデオストリーム情報をビデオプロバイダから取得してよい。ここで、ビデオストリーム情報に含まれるビデオ識別情報は、例えば、「nba020703」である。
Zhang Sanがビデオプロバイダによって提供されるビデオにアクセスする場合、PCRFは、「Zhang Sanはネットワークサービスプロバイダのゴールドユーザである」、「ネットワークサービスプロバイダはゴールドユーザにビデオ保証サービス及びビデオ最適化サービスを提供する」、及び「ネットワークサービスプロバイダはビデオプロバイダに保証されたサービスを提供する」ことに従って、ビデオがQoS保証を必要とすると決定し、サービスチェーン情報を決定してよい。サービスチェーン情報は、例えば、「003、ビデオ最適化−NAT」である。ここで、「003」は、サービスチェーン識別情報であり、「ビデオ最適化−NAT」は、2つの付加価値サービスタイプ「ビデオ最適化」及び「NAT」を含む付加価値サービスタイプリストである。
「003、ビデオ最適化−NAT」が、帯域幅を変更可能なサービスチェーン情報であると仮定すると、「003」は、予め設定された識別情報であり、PCRFは、「003」が予め設定されたサービス識別情報であることに従って、ビデオによって占有される帯域幅が変更可能であると決定してよい。あるいは、「ビデオ最適化」は帯域幅を変更してよいので、「ビデオ最適化」は予め設定されたサービスタイプであると仮定されてもよく、PCRFが、サービスチェーン情報「003、ビデオ最適化−NAT」における「ビデオ最適化−NAT」が「ビデオ最適化」を含むことを検出した場合、ビデオによって占有される帯域幅が変更可能であると決定されてもよい。
サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報は、ビデオにおいてQoS保証を実行するように命令するために用いられるQoS保証指示であってよく、例えば、「zs03」であってよい。PCRFは、「nba020703」及び「zs03」をビデオオプティマイザに送信する。
ビデオオプティマイザは、識別情報「nba020703」のビデオを最適化することによってターゲットサービス情報を取得してよく、ターゲットサービス情報は、最適化されたビデオストリーム情報である。具体的には、ビデオ最適化の前及び後におけるビデオストリーム情報の一部が、以下の表に示される。
ビデオオプティマイザは、「zs03」に従って、最適化されたビデオストリーム情報を返信する。
PCRFは、ビデオオプティマイザによって返信された、最適化されたビデオストリーム情報、例えば、(「nba020703」、「H.263」、「64kbps」、「15pfs」、「74kbps」)を受信する。
PCRFは、第1の制御ポリシを生成すべく、(「nba020703」、「H.263」、「64kbps」、「15pfs」、「74kbps」)に従って、ビデオに対応するQoSパラメータを決定する。例えば、第1の制御ポリシは、(「GZ004」、「nba020703」、「74kbps」、「8」、「2」、「30kbps」、「500kbps」)である。ここで、「GZ004」は、PCCルール名であり、「nba020703」は、ビデオストリーム識別情報であり、「74kbps」は、最適化されたビデオストリームによって必要とされる帯域幅であり、「8」は、QCIであり、「2」は、ARPであり、「30kbps」は、GBRであり、「500kbps」は、MBRである。
PCRFは、(「GZ004」、「nba020703」、「74kbps」、「8」、「2」、「30kbps」、「500kbps」)をPCEFに送信し、PCEFは、(「GZ004」、「nba020703」、「74kbps」、「8」、「2」、「30kbps」、「500kbps」)に従って、「nba020703」のビデオストリームに対応する帯域幅を74kbpsに設定する。この場合、ネットワークサービスプロバイダによってZhang Sanに提供される帯域幅は、最適化されたビデオストリームによって必要とされる帯域幅であり、これにより、ユーザの実際の要求を満たす。
前述の例は例示に過ぎず、具体的な実際の適用において、ビデオストリーム情報、ビデオ識別情報、サービスチェーン情報、及び第1の制御ポリシは、他の形式で示されてもよいことを理解されたい。これは、本明細書に限定されるものではない。
実際の適用において、ネットワークサービスプロバイダは、QoSサービス処理専用の付加価値サービスプロセッサを設定してもよく、これに対応して、ネットワークサービスプロバイダによって設定されるPCRFのサービス情報処理は、異なってもよい。図3を参照すると、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法の他の実施形態は、以下の段階を含む。
301.PCRFは、サービスのサービス情報を取得する。ここで、サービス情報は、サービス識別情報を含む。
段階301は、図2に示される実施形態における段階201と同様であり、これは、本明細書に限定されるものではない。
302.PCRFが、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすると決定した場合に、PCRFは、サービスチェーン情報を生成する。
PCRFは、ユーザ関連情報を、PCCアーキテクチャにおける他の機能エンティティから取得してよい。ユーザ情報は、SPRからのユーザ加入契約情報、ユーザが位置付けられるネットワークにおける、RCAFからのネットワーク輻輳情報、PCEFからのユーザ位置情報、又はPCEFからのアクセスネットワークタイプであってよく、又は、サービスにアクセスするユーザの他の情報であってよい。これは、本明細書に限定されるものではない。
ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすると決定した場合に、PCRFは、サービスチェーン情報を生成する。サービスチェーン情報は、サービスチェーンに対応し、サービスチェーンに含まれる付加価値サービスプロセッサは、QoS保証を必要とするサービスの処理専用であり、QoS保証されていないサービスを処理するものではない。
303.PCRFは、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムに送信する。
サービスチェーン情報を生成した後で、PCRFは、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムに送信する。
サービスチェーンシステムは、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーンを決定し、サービス識別情報に従って、サービスを決定する。サービスチェーンにおける付加価値サービスプロセッサは、ターゲットサービス情報を取得すべく、サービスにおいて付加価値処理を実行する。
304.PCRFは、サービスチェーンシステムによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する。
305.PCRFは、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成する。
306.PCRFは、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する。
段階304から段階306は、図2に示される実施形態における段階204から段階206と同様であり、本明細書において詳細は説明されない。
本発明の本実施形態において、PCRFは、サービス情報を取得する。ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすると決定した場合に、PCRFは、サービスチェーン情報を生成し、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムに送信する。PCRFは、サービスチェーンシステムによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する。PCRFは、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、ネットワークリソースを確保する。この場合、ユーザによって用いられるネットワークリソースは、付加価値処理の後で保証されたサービスに対応するネットワークリソースであり、これにより、ユーザの実際の要求を満たし、ユーザのサービスエクスペリエンスを向上させる。
任意に、図3に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法の他の実施形態において、PCRFは、サービスチェーンシステムにおけるQoS保証のための付加価値サービスプロセッサによって返信されたターゲットサービス情報を受信する。ここで、ターゲットサービス情報は、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサがサービス識別情報に対応するサービスを処理した後で取得される。
本発明の本実施形態において、サービスチェーンシステムは、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーンを決定し、サービス識別情報に従って、サービスを決定する。ターゲットサービス情報を取得すべく、サービスにおいて付加価値処理を実行した後で、サービスチェーンにおけるQoS保証のための付加価値サービスプロセッサは、ターゲットサービス情報をPCRFに返信する。PCRFは、ターゲットサービス情報を受信する。
理解を容易にするために、以下、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法を、具体的な適用シナリオを用いることによって詳細に説明する。
本実施形態の具体的な適用シナリオにおいて、AFは、ビデオプロバイダであり、サービスは、ビデオプロバイダによって提供されるビデオサービスであり、サービス情報は、ビデオストリーム情報であり、ネットワークリソースは、帯域幅である。さらに、Zhang Sanがネットワークサービスプロバイダのゴールドユーザであり、ネットワークサービスプロバイダがゴールドユーザにビデオ保証サービス及びビデオ最適化サービスを提供し、ネットワークサービスプロバイダがビデオプロバイダに保証されたサービスを提供し、ネットワークサービスプロバイダによって提供されるビデオオプティマイザがQoS保証専用であるものと仮定する。本実施形態を実装するネットワークアーキテクチャについて、図1を参照する。ここで、SPは、ビデオプロバイダ側に位置付けられ、SPR、PCRF、PCEF、TDF、RCAF、及び付加価値サービスプロセッサは、ネットワークサービスプロバイダ側に位置付けられる。具体的な実装手続きは、以下の通りである。
PCRFは、ビデオのビデオストリーム情報をビデオプロバイダから取得してよい。ここで、ビデオストリーム情報に含まれるビデオ識別情報は、例えば、「nba020703」である。
Zhang Sanがビデオプロバイダによって提供されるビデオにアクセスする場合、PCRFは、「Zhang Sanはネットワークサービスプロバイダのゴールドユーザである」、「ネットワークサービスプロバイダはゴールドユーザにビデオ保証サービス及びビデオ最適化サービスを提供する」、及び「ネットワークサービスプロバイダはビデオプロバイダに保証されたサービスを提供する」ことに従って、ビデオがQoS保証を必要とすると決定してよく、PCRFは、サービスチェーン情報を生成する。サービスチェーン情報は、例えば、「003、ビデオ最適化−NAT」である。ここで、「003」は、サービスチェーン識別情報であり、「ビデオ最適化−NAT」は、2つの付加価値サービスタイプ「ビデオ最適化」及び「NAT」を含む付加価値サービスタイプリストである。
PCRFは、「nba020703」及び「003、ビデオ最適化−NAT」をサービスチェーンシステムに送信する。サービスチェーンシステムは、最適化されたビデオストリーム情報を取得すべく、識別情報「nba020703」のビデオを最適化する。具体的には、サービスチェーンシステムにおけるサービス制御ネットワーク要素は、「003、ビデオ最適化−NAT」に従って、識別情報「nba020703」のビデオストリームがビデオオプティマイザ及びNATプロセッサを通過する必要があると決定してよく、サービス制御ネットワーク要素は、QoS保証専用の複数のビデオオプティマイザから少なくとも1つを選択してよい。サービスチェーンシステムにおけるビデオオプティマイザは、ターゲットサービス情報を取得すべく、識別情報「nba020703」のビデオを最適化する。ここで、ターゲットサービス情報は、最適化されたビデオストリームである。具体的には、ビデオ最適化の前及び後におけるビデオストリーム情報の一部が、以下の表に示される。
PCRFは、ビデオオプティマイザによって返信された、最適化されたビデオストリーム情報、例えば、(「nba020703」、「H.263」、「64kbps」、「15pfs」、「74kbps」)を受信する。
PCRFは、第1の制御ポリシを生成すべく、(「nba020703」、「H.263」、「64kbps」、「15pfs」、「74kbps」)に従って、ビデオに対応するQoSパラメータを決定する。例えば、第1の制御ポリシは、(「GZ004」、「nba020703」、「74kbps」、「8」、「2」、「30kbps」、「500kbps」)である。ここで、「GZ004」は、PCCルール名であり、「nba020703」は、ビデオストリーム識別情報であり、「74kbps」は、最適化されたビデオストリームによって必要とされる帯域幅であり、「8」は、QCIであり、「2」は、ARPであり、「30kbps」は、GBRであり、「500kbps」は、MBRである。
PCRFは、(「GZ004」、「nba020703」、「74kbps」、「8」、「2」、「30kbps」、「500kbps」)をPCEFに送信し、PCEFは、(「GZ004」、「nba020703」、「74kbps」、「8」、「2」、「30kbps」、「500kbps」)に従って、「nba020703」のビデオストリームに対応する帯域幅を74kbpsに設定する。この場合、ネットワークサービスプロバイダによってZhang Sanに提供される帯域幅は、最適化されたビデオストリームによって必要とされる帯域幅であり、これにより、ユーザの実際の要求を満たす。
前述の例は例示に過ぎず、具体的な実際の適用において、ビデオストリーム情報、ビデオ識別情報、サービスチェーン情報、及び第1の制御ポリシは、他の形式で示されてもよいことを理解されたい。これは、本明細書に限定されるものではない。
前述の内容は、本発明の実施形態におけるサービス処理方法を、方法の観点から説明した。以下、本発明の実施形態を、装置の観点から説明する。図4を参照すると、本発明の実施形態におけるPCRFの実施形態は、
サービスのサービス情報を取得するように構成される取得モジュールであって、サービス情報は、サービス識別情報を含む、取得モジュール401と、
ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすることを示す情報及びサービスチェーン情報を取得するように構成されるサービスチェーン決定モジュール402と、
サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定された場合に、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信するように構成される第1の送信モジュール403と、
付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信するように構成される受信モジュール404と、
ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成するように構成される制御決定モジュール405と、
第1の制御ポリシをPCEFに送信するように構成され、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する、第2の送信モジュール406と、
を含む。
本発明の本実施形態において、取得モジュール401は、サービス情報を取得し、サービス決定モジュール402は、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及びサービスチェーン情報を取得すべく、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスチェーン決定をなし、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定された場合に、第1の送信モジュール403は、サービス識別情報、及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信し、受信モジュール404は、付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信し、制御決定モジュール405は、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、第2の送信モジュール406は、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、ターゲットサービスによって占有されるネットワークリソースを確保する。この場合、ユーザによって用いられるネットワークリソースは、付加価値処理の後で保証されたサービスによって占有されるネットワークリソースであり、これにより、ユーザの実際の要求を満たし、ユーザのサービスエクスペリエンスを向上させる。
実際の適用において、いくつかの状況において、付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生した場合、PCRFは、実際の状況に従って、付加価値サービスプロセッサによって影響されるネットワークリソースをさらに修正してよい。
任意に、図4に示される実施形態に基づいて、図5を参照すると、本発明の本実施形態におけるPCRFの他の実施形態において、PCRFは、判断モジュール501をさらに含む。
判断モジュール501は、サービスチェーン情報に含まれる付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含か否かを決定し、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含む場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定するように構成される、又は、
判断モジュール501は、サービスチェーン情報に含まれるサービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報であるか否かを決定し、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報である場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定するように構成される。
任意に、図4又は任意の実施形態に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるPCRFの他の実施形態において、サービスチェーン決定モジュール402が、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすることを示す情報を取得するように構成されることは、サービスチェーン決定モジュール402が、具体的には、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要すると決定された場合に、QoS保証指示を生成するように構成され、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報は、QoS保証指示である態様で、実装されてよい。
任意に、図4又は任意の実施形態に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるPCRFの他の実施形態において、サービスチェーン決定モジュール402は、ユーザ情報及びサービス情報に従って、制御パラメータを生成するようにさらに構成され、
第1の送信モジュール403は、具体的には、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定された場合に、サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを、付加価値サービスプロセッサに送信するように構成され、これにより、付加価値サービスプロセッサは、ターゲットサービス情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービス識別情報に対応するサービスを処理する。
任意に、図4又は任意の実施形態に示される実施形態に基づいて、図6を参照すると、本発明の本実施形態におけるPCRFの他の実施形態において、受信モジュール404は、付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生したという障害通知を受信するようにさらに構成され、PCRFは、決定モジュール601及び修正モジュール602をさらに含み、
決定モジュール601は、障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定するように構成され、
修正モジュール602は、第2の制御ポリシを取得すべく、サービス情報に従って、第1の制御ポリシを修正するように構成され、
第2の送信モジュール406は、第2の制御ポリシをPCEFに送信するようにさらに構成され、これにより、PCEFは、第2の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを第2のネットワークリソースに変更する。
任意に、図4又は任意の実施形態に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるPCRFの他の実施形態において、決定モジュール601は、具体的には、付加価値サービスプロセッサに対応し、障害通知に保持される付加価値サービスタイプに従って、付加価値サービスタイプに対応するサービスチェーン情報を決定し、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーン情報に対応するターゲットサービス識別情報を決定し、ターゲットサービス識別情報がサービス情報に含まれるサービス識別情報と同じである場合に、ターゲットサービス識別情報に対応するポリシが第1の制御ポリシであると決定するように構成される。
本実施形態において、サービスチェーン情報は、サービスチェーン識別情報及び/又は付加価値サービスリストを含む。決定モジュールは、サービスチェーン識別情報、又は付加価値サービスリスト、又はこれらの組み合わせに従って、障害が発生した付加価値サービスプロセッサに対応する第1の制御ポリシを認識可能であることが理解されよう。
図4に示されるPCRFの実施形態又は任意の実施形態におけるネットワーク要素のインタラクションの具体的な動作プロセスの実装について、図2に示されるサービス処理方法の実施形態又は任意の実施形態が参照され、本明細書において詳細は説明されない。
図7を参照すると、本発明の実施形態におけるサービス処理システムの実施形態は、PCRF701と、付加価値サービスプロセッサ702と、を含む。
PCRF701は、
サービスのサービス情報であって、サービス識別情報を含むサービス情報をアプリケーション機能AFから取得し、
ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすることを示す情報及びサービスチェーン情報を取得し、
サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサ702に送信し、
付加価値サービスプロセッサ702によって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信し、
ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、
第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保するように構成され、
付加価値サービスプロセッサ702は、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を受信し、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報をPCRF701に返信するように構成され、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報は、PCRF701によって送信される。
任意に、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態において、付加価値サービスプロセッサ702は、サービス識別情報に従って、サービスを決定し、ターゲットサービス情報を取得すべく、サービスを処理するようにさらに構成される。
任意に、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態において、PCRF701は、ユーザ情報及びサービス情報に従って、制御パラメータを生成するようにさらに構成され、
PCRF701が、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を付加価値サービスプロセッサ702に送信するように構成されることは、PCRF701が、サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを、付加価値サービスプロセッサに送信するように構成される態様で、実装されてよく、
付加価値サービスプロセッサ702は、制御パラメータを受信し、ターゲット情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービス識別情報に対応するサービスを処理するようにさらに構成される。
任意に、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態において、付加価値サービスプロセッサ702が、ターゲット情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービス識別情報に対応するサービスを処理するように構成されることは、付加価値サービスプロセッサ702が、制御パラメータに従って、サービス最適化パラメータを選択し、ターゲットサービス情報を取得すべく、サービス最適化パラメータに従って、サービスを処理するように構成される態様で、実装されてよい。
任意に、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態において、付加価値サービスプロセッサ702が、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を、PCRF701に返信するように構成されることは、付加価値サービスプロセッサ702が、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報に従って、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報をPCRF701に返信するように構成される態様で、実装されてよい。
図7に示されるサービス処理システムの実施形態又は任意の実施形態におけるネットワーク要素のインタラクションの具体的な動作プロセスの実装について、図3に示されるサービス処理方法の実施形態又は任意の実施形態が参照され、本明細書において詳細は説明されない。
前述された実施形態の理解を容易にするために、以下、具体的な適用シナリオにおける、サービス処理システムにおけるモジュールのインタラクションプロセスを、説明例として用いる。
取得モジュール401は、サービスのサービス情報を取得する。サービスチェーン決定モジュール402は、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及びサービスチェーン情報を取得する。判断モジュール501が、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、第1の送信モジュール403は、サービス識別情報、及び、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサ702に送信する。受信モジュール404は、付加価値サービスプロセッサ702によって返信された、ターゲット識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する。制御決定モジュール405は、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成する。第2の送信モジュール406は、第1の制御ポリシをPCEFに送信する。
サービスチェーン情報は、付加価値サービスタイプリストを含み、判断モジュール501が、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定することは、判断モジュール501が、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含むか否かを決定し、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含む場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定する態様で、実装されてよい。
サービスチェーン情報は、サービスチェーン識別情報を含み、判断モジュール501が、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定することは、判断モジュール501が、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報であるか否かを決定し、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報である場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定する態様で、実装されてよい。
サービスチェーン決定モジュール402が、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を取得することは、ユーザ情報及びサービス情報に従ってサービスがQoS保証を必要とすると決定した場合に、サービスチェーン決定モジュール402は、QoS保証指示を生成し、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報は、QoS保証指示である態様で、実装されてよい。
前述のサービス処理方法は、サービスチェーン決定モジュール402が、ユーザ情報及びサービス情報に従って、制御パラメータを生成することをさらに含み、第1の送信モジュール403が、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサ702に送信することは、第1の送信モジュール403が、サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを、付加価値サービスプロセッサ702に送信し、これにより、付加価値サービスプロセッサ702は、ターゲットサービス情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービス識別情報に対応するサービスを処理することを含む。
前述のサービス処理方法は、受信モジュール604が、付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生したという障害通知702を受信することと、決定モジュール601が、AFから取得された障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定することと、修正モジュール602が、第2の制御ポリシを取得すべく、サービス情報に従って、第1の制御ポリシを修正することと、第2の送信モジュール606が、第2の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第2の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを第2のネットワークリソースに変更することと、をさらに含む。
決定モジュール601が、AFから取得された障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定することは、決定モジュール601が、付加価値サービスプロセッサに対応し、障害通知に保持される付加価値サービスタイプに従って、付加価値サービスタイプに対応するサービスチェーン情報であって、付加価値サービスタイプリスト又はサービスチェーン識別情報であるサービスチェーン情報を決定することと、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーン情報に対応するターゲットサービス識別情報を決定することと、ターゲットサービス識別情報がサービス情報に含まれるサービス識別情報と同じである場合に、ターゲットサービス識別情報に対応するポリシが第1の制御ポリシであると決定することと、を含む。
本実施形態において、サービス処理システムにおけるPCRFの実装について、図4に示される装置の実施形態又は任意の実施形態を参照し、本明細書において詳細は説明されない。
実際の適用において、ネットワークサービスプロバイダは、サービスを処理するQoS保証専用の付加価値サービスプロセッサを設定してよく、これに対応して、ネットワークサービスプロバイダによって設定されるPCRFは、異なってもよい。図8を参照すると、本発明の本実施形態におけるPCRFの他の実施形態は、
サービスのサービス情報を取得するように構成される取得モジュールであって、サービス情報は、サービス識別情報を含む、取得モジュール801と、
ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすると決定された場合に、サービスチェーン情報を生成するように構成されるサービスチェーン決定モジュール802と、
サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムに送信するように構成される送信モジュール803と、
サービスチェーンシステムによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信するように構成される受信モジュール804と、
ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成するように構成される制御決定モジュール805と、
を含み、
送信モジュール803は、第1の制御ポリシをPCEFに送信するようにさらに構成され、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する。
本発明の本実施形態において、取得モジュール801は、サービス情報を取得し、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすると決定された場合に、サービスチェーン決定モジュール802は、サービスチェーン情報を生成し、送信モジュール803は、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムに送信し、サービスチェーンシステムは、ターゲットサービス情報を取得すべく、サービス識別情報に対応するサービスにおいて、付加価値処理を実行し、ターゲットサービス情報を受信モジュール804に返信し、制御決定モジュール805は、付加価値処理が実行されないサービスの取得されたサービス情報に従って、ネットワークサービスプロバイダによって予め設定された制御ポリシを生成する代わりに、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、送信モジュール803は、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、ネットワークリソースを確保する。この場合、ユーザによって用いられるネットワークリソースは、付加価値処理の後で保証されたサービスに対応するネットワークリソースであり、これにより、ユーザの実際の要求を満たし、ユーザのサービスエクスペリエンスを向上させる。
任意に、図8に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるPCRFの他の実施形態において、受信モジュール804は、具体的には、サービスチェーンシステムにおけるQoS保証のための付加価値サービスプロセッサによって返信されたターゲットサービス情報を受信するように構成される。ここで、ターゲットサービス情報は、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサがサービス識別情報に対応するサービスを処理した後で取得される。
図8に示されるPCRFの実施形態又は任意の実施形態におけるネットワーク要素のインタラクションの具体的な動作プロセスの実装について、図3に示されるサービス処理方法の実施形態又は任意の実施形態が参照され、本明細書において詳細は説明されない。
図9を参照すると、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態は、PCRF901と、サービスチェーンシステム902と、を含む。
PCRF901は、サービスのサービス情報であって、サービス識別情報を含むサービス情報を取得し、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすると決定した場合に、サービスチェーン情報を生成し、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステム902に送信し、サービスチェーンシステム902によって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信し、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、第1の制御ポリシをPCEFに送信するように構成され、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する。
サービスチェーンシステム902は、PCRF901によって送信されたサービスチェーン情報及びサービス識別情報を受信し、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報をPCRF901に返信するように構成される。
任意に、図9に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態において、サービスチェーンシステム902は、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーンシステム902におけるQoS保証のための付加価値サービスプロセッサ9022を決定し、ターゲットサービス情報を取得すべく、サービス識別情報に対応するサービスを処理するようにさらに構成される。
任意に、図9に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態において、図10を参照すると、サービスチェーンシステム902は、サービスチェーン制御ネットワーク要素9021と、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサ9022と、を含む。
サービスチェーンシステム902が、PCRF901によって送信されたサービスチェーン情報及びサービス識別情報を受信するように構成されることは、サービスチェーン制御ネットワーク要素9021が、PCRF901によってによって送信されたサービスチェーン情報及びサービス識別情報を受信する態様で、実装されてよい。
サービスチェーンシステム902が、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーンシステムにおけるQoS保証のための付加価値サービスプロセッサ9022を決定するように構成されることは、サービスチェーン制御ネットワーク要素9021が、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサ9022を決定するように構成される態様で、実装されてよい。
サービスチェーンシステム902が、ターゲットサービス情報を取得すべく、サービス識別情報に対応するサービスを処理するように構成されることは、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサ9022が、ターゲットサービス情報を取得すべく、サービス識別情報に対応するサービスを処理するように構成される態様で、実装されてよい。
サービスチェーンシステム9021が、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報をPCRF901に返信するように構成されることは、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサ9022が、ターゲットサービス情報をPCRF901に返信するように構成される態様で、実装されてよい。
任意に、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態において、PCRF901が、サービスチェーンシステム902によって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲット情報を受信するように構成されることは、PCRF901が、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサ9022によって返信されたターゲットサービス情報を受信するように構成される態様で、実装されてよい。
任意に、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態において、PCRF901が、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステム902に送信するように構成されることは、PCRF901が、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムにおけるサービスチェーン制御ネットワーク要素9021に送信するように構成される態様で、実装されてよい。
図10に示されるサービス処理システムの実施形態又は任意の実施形態におけるネットワーク要素のインタラクションの具体的な動作プロセスの実装について、図3に示されるサービス処理方法の実施形態又は任意の実施形態が参照され、本明細書において詳細は説明されない。
前述された実施形態の理解を容易にするために、以下、具体的な適用シナリオにおける、サービス処理システムにおけるモジュールのインタラクションプロセスを、説明例として用いる。
取得モジュール801は、サービスのサービス情報を取得する。ここで、サービス情報は、サービス識別情報を含む。
ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすると決定した場合に、サービスチェーン決定モジュール802は、サービスチェーン情報を生成する。
送信モジュール803は、サービスチェーン情報及びサービス識別情報を、サービスチェーンシステム902におけるサービス制御ネットワーク要素9021に送信する。
受信モジュール804は、サービスチェーンシステム902における付加価値サービスプロセッサ9022によって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する。
制御決定モジュール805は、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成する。
送信モジュール803は、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する。
受信モジュール804は、具体的には、サービスチェーンシステム902におけるQoS保証のための付加価値サービスプロセッサによって返信されたターゲットサービス情報を受信するように構成される。ここで、ターゲットサービス情報は、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサがサービス識別情報に対応するサービスを処理した後で取得される。
当業者によれば、簡便かつ簡潔な説明の目的で、前述のシステム、装置、及びユニットの具体的な動作プロセスについては、前述された方法の実施形態における対応プロセスが参照されてよく、本明細書において詳細は説明されないことが、明確に理解されよう。
PCRFの複数の実施形態において、実装において、取得モジュール、受信モジュール、第1の送信モジュール、第2の送信モジュール、及び送信モジュールは、トランシーバを用いることによって実装されてよく、サービスチェーン決定モジュール、制御決定モジュール、判断モジュール、決定モジュール、及び修正モジュールは、メモリにおけるプログラム又は命令を実行することによって、プロセッサによって実装されてよい(換言すると、プロセッサと、プロセッサに連結されたメモリにおける特別な命令との間における相互の連携によって、実装されてよい)ことを理解されたい。具体的な実装については従来技術が参照され、本明細書において詳細は説明されない。本発明は、前述の実装を含むが、これらに限定されるものではない。本発明の概念に従って実装されるあらゆる解決手段は、本発明の実施形態の保護範囲に属するものとすることを理解されたい。
本発明の実施形態は、PCRFのハードウェア構造を提供する。図11を参照すると、PCRFのハードウェア構造は、少なくとも1つのトランシーバ1101と、少なくとも1つのプロセッサ1102と、メモリ1103と、を含んでよい。
トランシーバ1101は、少なくとも1つの有線又は無線ネットワークインタフェース11011、又は少なくとも1つの入力/出力インタフェース11012を含んでよい。
プロセッサ1102は、主に、汎用プロセッサ(例えば、CPU)を含む。
メモリ1103は、リードオンリメモリ又はランダムアクセスメモリを含んでよく、命令又はデータを、プロセッサ1102に提供してよい。メモリ1103の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでよい。
添付図面を参照して、以下、技術的解決手段が詳細に説明される。ここで、取得モジュール、受信モジュール、第1の送信モジュール、及び第2の送信モジュールは、トランシーバを用いることによって実装されてよく、サービスチェーン決定モジュール、制御決定モジュール、判断モジュール、及び決定モジュールは、メモリにおけるプログラム又は命令を実行することによって、プロセッサによって実装されてよい。
トランシーバ1101は、サービスのサービス情報を取得する。
プロセッサ1102は、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及びサービスチェーン情報を取得するように構成される。
プロセッサ1102が、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、トランシーバ1101は、サービス識別情報、及び、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信する。
トランシーバ1101は、付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する。
プロセッサ1102は、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成するように構成される。
トランシーバ1101は、第1の制御ポリシをPCEFに送信する。
いくつかの実装において、メモリ1103は、サービス情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、又はサービスチェーン情報を格納するように構成されてよく、命令又はデータをプロセッサ1102に提供する。
任意に、本発明のいくつかの可能な実装において、プロセッサ1102が、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定することは、
プロセッサ1102が、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含むか否かを決定し、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含む場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定する
態様で、実装されてよい。
任意に、本発明のいくつかの可能な実装において、プロセッサ1102が、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定することは、
プロセッサ1102が、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報であるか否かを決定し、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報である場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定する
態様で、実装されてよい。
任意に、本発明のいくつかの可能な実装において、プロセッサ1102が、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を取得することは、
ユーザ情報及びサービス情報に従ってサービスがQoS保証を必要とすると決定した場合に、プロセッサ1102は、QoS保証指示を生成し、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報は、QoS保証指示である
態様で、実装されてよい。
任意に、本発明のいくつかの可能な実装において、プロセッサ1102は、ユーザ情報及びサービス情報に従って、制御パラメータを生成し、トランシーバ1101が、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信することは、
トランシーバ1101が、サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを、付加価値サービスプロセッサに送信し、これにより、付加価値サービスプロセッサは、ターゲットサービス情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービス識別情報に対応するサービスを処理すること
を含む。
任意に、本発明のいくつかの可能な実装において、トランシーバ1101は、付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生したという障害通知を受信し、
プロセッサ1102は、AFから取得された障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定し、第2の制御ポリシを取得すべく、サービス情報に従って、第1の制御ポリシを修正し、
トランシーバ1101は、第2の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第2の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを第2のネットワークリソースに変更する。
任意に、本発明のいくつかの可能な実装において、プロセッサ1102が、AFから取得された障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定することは、
プロセッサ1102が、付加価値サービスプロセッサに対応し、障害通知に保持される付加価値サービスタイプに従って、付加価値サービスタイプに対応するサービスチェーン情報を決定し、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーン情報に対応するターゲットサービス識別情報を決定し、ターゲットサービス識別情報がサービス情報に含まれるサービス識別情報と同じである場合に、ターゲットサービス識別情報に対応するポリシが第1の制御ポリシであると決定すること
を含む。
本発明の本実施形態において、トランシーバ1101は、サービス情報を取得し、プロセッサ1102は、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及びサービスチェーン情報を取得すべく、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスチェーン決定をなし、プロセッサ1102が、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、トランシーバ1101は、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信し、トランシーバ1101は、付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信し、プロセッサ1102は、付加価値処理が実行されないサービスのサービス情報に従って、ネットワークサービスプロバイダによって予め設定された制御ポリシを生成する代わりに、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、トランシーバ1101は、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、ネットワークリソースを確保する。この場合、ユーザによって用いられるネットワークリソースは、付加価値処理の後で保証されたサービスに対応するネットワークリソースであり、これにより、ユーザの実際の要求を満たし、ユーザのサービスエクスペリエンスを向上させる。
本実施形態における付加価値サービスプロセッサについて、その理解のために、図7に示されるサービス処理システムの実施形態における付加価値サービスプロセッサの一部の説明を参照するものとし、本明細書において詳細は説明されない。
本発明の実施形態は、PCRFのハードウェア構造を提供する。図11を参照すると、PCRFのハードウェア構造は、少なくとも1つのトランシーバ1101と、少なくとも1つのプロセッサ1102と、メモリ1103と、を含んでよい。
トランシーバ1101は、少なくとも1つの有線又は無線ネットワークインタフェース11011、又は少なくとも1つの入力/出力インタフェース11012を含んでよい。
プロセッサ1102は、主に、汎用プロセッサ(例えば、CPU)を含む。
メモリ1103は、リードオンリメモリ又はランダムアクセスメモリを含んでよく、命令又はデータを、プロセッサ1102に提供してよい。メモリ1103の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでよい。
添付図面を参照して、以下、技術的解決手段が詳細に説明される。ここで、取得モジュール、受信モジュール、及び送信モジュールは、トランシーバを用いることによって実装されてよく、サービスチェーン決定モジュール及び制御決定モジュールは、メモリにおけるプログラム又は命令を実行することによって、プロセッサによって実装されてよい。
トランシーバ1101は、サービスのサービス情報を取得するように構成される。ここで、サービス情報は、サービス識別情報を含む。
プロセッサ1102は、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすると決定した場合に、サービスチェーン情報を生成するように構成される。
トランシーバ1101は、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムに送信するように構成される。
トランシーバ1101は、サービスチェーンシステムによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信するように構成される。
プロセッサ1102は、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成するように構成される。
トランシーバ1101は、第1の制御ポリシをPCEFに送信するようにさらに構成され、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する。
任意に、本発明のいくつかの実施形態において、トランシーバ1101は、具体的には、サービスチェーンシステムにおけるQoS保証のための付加価値サービスプロセッサによって返信されたターゲットサービス情報を受信するように構成される。ここで、ターゲットサービス情報は、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサがサービス識別情報に対応するサービスを処理した後で取得される。
本実施形態におけるサービスチェーンシステムについて、その理解のために、図10に示されるサービス処理システムの実施形態におけるサービスチェーンシステムの一部の説明を参照するものとし、本明細書において詳細は説明されない。
本発明の本実施形態において、トランシーバ1101は、サービス情報を取得する。ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすると決定した場合に、プロセッサ1102は、サービスチェーン情報を生成し、トランシーバ1101は、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムに送信する。トランシーバ1101は、サービスチェーンシステムによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する。プロセッサ1102は、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、トランシーバ1101は、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、ネットワークリソースを確保する。この場合、ユーザによって用いられるネットワークリソースは、付加価値処理の後で保証されたサービスに対応するネットワークリソースであり、これにより、ユーザの実際の要求を満たし、ユーザのサービスエクスペリエンスを向上させる。
当業者によれば、簡便かつ簡潔な説明の目的で、前述のシステム、装置、及びユニットの具体的な動作プロセスについては、前述された方法の実施形態における対応プロセスが参照されてよく、本明細書において詳細は説明されないことが、明確に理解されよう。
本願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されるシステム、装置、及び方法は、他の方式で実装されてよいことを理解されたい。例えば、説明された装置の実施形態は、例に過ぎない。例えば、ユニット分割は、論理的な機能の分割に過ぎず、実際の実装においては、他の分割であってよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、他のシステムと組み合わせられてよく、又はこれに統合されてよい。又は、いくつかの機能は、無視されてよく、又は、実行されなくてよい。さらに、表示又は説明された相互連結もしくは直接連結又は通信接続は、いくつかのインタフェースを用いることによって実装されてよい。装置間又はユニット間の間接連結又は通信接続は、電子的、機械的、又は他の形式で、実装されてよい。
別個の部分として説明されるユニットは、物理的に別個であってもなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理的ユニットであってもなくてもよく、1の位置に位置付けられても、複数のネットワークユニットにおいて分散されてもよい。ユニットのいくつか又は全ては、実施形態の解決手段の目的を実現するための実際の要求に従って、選択されてよい。
さらに、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてよく、又はユニットの各々が物理的に単独で存在してよく、又は2つもしくはそれより多くのユニットが1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実装されてよく、又はソフトウェア機能ユニットの形式で実装されてよい。
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形式で実装され、別個の製品として販売又は使用される場合、統合されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。このような理解に基づいて、本発明の技術的解決手段は基本的に、又は従来技術に寄与する部分は、又は技術的解決手段の全てもしくはいくつかは、ソフトウェア製品の形式で実装されてよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に格納され、本発明の実施形態において説明された方法の段階の全て又はいくつかを実行するように、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであってよい)に命令するためのいくつかの指示を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ(ROM、Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、又は光ディスクのような、プログラムコードを格納可能な任意の媒体を含む。
前述された実施形態は、本発明の技術的解決手段を説明することが意図されているに過ぎず、本発明を限定することが意図されるものではない。本発明は、前述された実施形態を参照して詳細に説明されたが、当業者であれば、本発明の実施形態の技術的解決手段の主旨及び範囲から逸脱することなく、前述された実施形態において説明された技術的解決手段にさらに修正を加え、又は、これらのいくつかの技術的特徴を均等物で置換し得ることを理解すべきである。
本発明は、通信分野に関し、詳細には、サービス処理方法、PCRF、及びサービス処理システムに関する。
ネットワークサービスプロバイダが通信ネットワークにおいてユーザにサービスを提供する場合、サービス品質は、サービス品質に対するユーザの要求を満たすことが考慮されることを必要とする。この要求に関して、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP、3rd Generation Partnership Project)標準は、ポリシ及び課金制御(PCC、Policy and Charging Control)アーキテクチャを定義する。そのアーキテクチャにおいて、サービスは、検出可能であり、サービス品質(QoS、Quality of Service)制御及び課金制御は、異なるサービスにおいて実行可能である。さらに、ネットワークサービスプロバイダは、Giローカルエリアネットワーク(Gi−LAN、Gi Local Area Network)のユーザに対して、ファイアウォール、ネットワークアドレス変換(NAT、Network Address translation)、又はビデオ最適化のような付加価値サービスを提供する。
3GPPにおいて定義されるPCCメカニズムにおける現在のネットワークリソース確保手続きは、基本的に以下の通りである。ユーザ機器(UE、User Equipment)がアプリケーション機能(AF、Application Function)によって提供されるサービスにアクセスする場合、AFは、Rxセッション要求をポリシ及び課金ルール機能(PCRF、Policy and charging Rules Function)に送信する。ここで、要求は、サービス情報を保持する。PCRFは、サービス情報を格納し、サービス情報に従って、制御ポリシを生成し、制御ポリシをポリシ及び課金実行機能(PCEF、Policy and Charging Enforcement Function)に伝送する。PCEFは、ネットワークリソース確保手続きを実行する。
しかしながら、付加価値サービスプロセッサが、ネットワークサービスプロバイダによって提供される(ビデオ最適化サービスのような)いくつかの付加価値ビジネスサービスを処理した後で、処理されたサービスによって占有されるネットワークリソースが変化する。既存のネットワークリソース確保手続きにおいて、PCRFは、Rxインタフェースを用いることによって、AFによって供給されるサービス情報に従って、制御ポリシをさらに規定し、制御ポリシをPCEFに送信する。PCEFは、制御ポリシに従って、ネットワークリソースを確保する。この場合、ユーザによって取得されたネットワークリソースは、付加価値処理の前にサービスによって占有されたネットワークリソースであるが、付加価値処理の後にサービスによって必要とされるネットワークリソースではない。確保されたネットワークリソースは、実際のユーザの要求と無関係であり、これは、ユーザのサービスエクスペリエンスに影響する。
本発明の実施形態は、サービス処理方法、PCRF、及びサービス処理システムを提供し、ユーザの実際の要求に従って、ユーザのサービスエクスペリエンスを向上させる。
本発明の実施形態の第1の態様は、サービス処理方法を提供する。方法は、
PCRFによって、サービスのサービス情報を取得する段階であって、サービス情報は、サービス識別情報を含む、段階と、
PCRFによって、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすることを示す情報及びサービスチェーン情報を取得する段階と、
PCRFが、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、PCRFによって、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信する段階と、
付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を、PCRFによって受信する段階と、
ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、PCRFによって、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する、段階と、を含む。
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の可能な実装方式において、サービスチェーン情報は、付加価値サービスタイプリストを含み、PCRFが、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定することは、具体的には、
PCRFによって、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含むか否かを決定し、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含む場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定すること
を含む。
第1の態様に関連して、第1の態様の第2の可能な実装方式において、サービスチェーン情報は、サービスチェーン識別情報を含み、PCRFが、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定することは、具体的には、
PCRFによって、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報であるか否かを決定し、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報である場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定すること
を含む。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装方式、又は第1の態様の第2の可能な実装方式に関連して、第1の態様の第3の可能な実装方式において、PCRFによって、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を取得する段階は、具体的には、
PCRFが、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすると決定した場合に、PCRFによって、QoS保証指示を生成する段階
を含み、
サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報は、QoS保証指示である。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装方式、又は第1の態様の第2の可能な実装方式、又は第1の態様の第3の可能な実装方式に関連して、第1の態様の第4の可能な実装方式において、サービス処理方法は、
PCRFによって、ユーザ情報及びサービス情報に従って、制御パラメータを生成する段階
をさらに含み、
PCRFによって、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信する段階は、
PCRFによって、サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを、付加価値サービスプロセッサに送信し、これにより、付加価値サービスプロセッサは、ターゲットサービス情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービス識別情報に対応するサービスを処理する、段階
を含む。
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装方式、又は第1の態様の第2の可能な実装方式、又は第1の態様の第3の可能な実装方式、又は第1の態様の第4の可能な実装方式に関連して、第1の態様の第5の可能な実装方式において、サービス処理方法は、
PCRFによって、付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生したという障害通知を受信する段階と、
PCRFによって、障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定する段階と、
PCRFによって、第2の制御ポリシを取得すべく、サービス情報に従って、第1の制御ポリシを修正する段階と、
PCRFによって、第2の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第2の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを第2のネットワークリソースに変更する、段階と、
をさらに含む。
第1の態様の第5の可能な実装方式に関連して、第1の態様の第6の可能な実装において、PCRFによって、障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定する段階は、
PCRFによって、付加価値サービスプロセッサに対応し、障害通知に保持される付加価値サービスタイプに従って、付加価値サービスタイプに対応するサービスチェーン情報を決定する段階と、
PCRFによって、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーン情報に対応するターゲットサービス識別情報を決定する段階と、
ターゲットサービス識別情報がサービス情報に含まれるサービス識別情報と同じである場合に、PCRFによって、ターゲットサービス識別情報に対応するポリシが第1の制御ポリシであると決定する段階と、
を含む。
本発明の実施形態の第2の態様は、サービス処理方法を提供する。サービス処理方法は、
PCRFによって、サービスのサービス情報を取得する段階であって、サービス情報は、サービス識別情報を含む、段階と、
PCRFが、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすると決定した場合に、PCRFによって、サービスチェーン情報を生成する段階と、
PCRFによって、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムに送信する段階と、
PCRFによって、サービスチェーンシステムによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する段階と、
PCRFによって、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成する段階と、
PCRFによって、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する、段階と、
を含む。
第2の態様に関連して、第2の態様の第1の可能な実装方式において、PCRFによって、サービスチェーンシステムによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する段階は、
PCRFによって、サービスチェーンシステムにおけるQoS保証のための付加価値サービスプロセッサによって返信されたターゲットサービス情報を受信する段階であって、ターゲットサービス情報は、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサがサービス識別情報に対応するサービスを処理した後で取得される、段階
を含む。
本発明の実施形態の第3の態様は、PCRFを提供する。PCRFは、
サービスのサービス情報を取得するように構成される取得モジュールであって、サービス情報は、サービス識別情報を含む、取得モジュールと、
ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすることを示す情報及びサービスチェーン情報を取得するように構成されるサービスチェーン決定モジュールと、
サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定された場合に、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信するように構成される第1の送信モジュールと、
付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信するように構成される受信モジュールと、
ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成するように構成される制御決定モジュールと、
第1の制御ポリシをPCEFに送信するように構成され、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する、第2の送信モジュールと、
を含む。
第3の態様に関連して、第3の態様の第1の可能な実装方式において、サービスチェーン決定モジュールは、ユーザ情報及びサービス情報に従って、制御パラメータを生成するようにさらに構成され、
第1の送信モジュールは、具体的には、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定された場合に、サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを、付加価値サービスプロセッサに送信するように構成され、これにより、付加価値サービスプロセッサは、ターゲットサービス情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービス識別情報に対応するサービスを処理する。
第3の態様、又は第3の態様の第1の可能な実装方式に関連して、第3の態様の第2の可能な実装方式において、受信モジュールは、付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生したという障害通知を受信するようにさらに構成され、PCRFは、決定モジュール及び修正モジュールをさらに含み、
決定モジュールは、障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定するように構成され、
修正モジュールは、第2の制御ポリシを取得すべく、サービス情報に従って、第1の制御ポリシを修正するように構成され、
第2の送信モジュールは、第2の制御ポリシをPCEFに送信するようにさらに構成され、これにより、PCEFは、第2の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを第2のネットワークリソースに変更する。
前述の技術的解決手段から、本発明の実施形態が以下の利点を有することが認識されよう。
本発明の実施形態において、PCRFは、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及びサービスチェーン情報を取得すべく、サービス情報を取得し、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスチェーン決定をなし、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、PCRFは、サービス識別情報、及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信し、PCRFは、付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信し、PCRFは、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、ネットワークリソースを確保する。この場合、ユーザによって用いられるネットワークリソースは、付加価値処理の後で保証されたサービスに対応するネットワークリソースであり、これにより、ユーザの実際の要求を満たし、ユーザのサービスエクスペリエンスを向上させる。
本発明の実施形態に係るPCCアーキテクチャの模式図である。
本発明の実施形態に係るサービス処理方法の模式的フローチャートである。
本発明の実施形態に係るサービス処理方法の他の模式的フローチャートである。
本発明の実施形態に係るPCRFの模式的構造図である。
本発明の実施形態に係るPCRFの他の模式的構造図である。
本発明の実施形態に係るPCRFの他の模式的構造図である。
本発明の実施形態に係るサービス処理システムの模式的構造図である。
本発明の実施形態に係るPCRFの他の模式的構造図である。
本発明の実施形態に係るサービス処理システムの他の模式的構造図である。
本発明の実施形態に係るサービス処理システムの他の模式的構造図である。
本発明の実施形態に係るPCRFの他の模式的構造図である。
以下、本発明の実施形態における添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決手段を、明確かつ完全に説明する。説明される実施形態は、本発明の実施形態のいくつかに過ぎず、全てではないことは明らかである。当業者によって、本発明の実施形態に基づいて、創造的努力なく取得された全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲に属するものとする。
図1は、本発明の実施形態に係るPCCアーキテクチャの模式図である。PCCアーキテクチャは、以下を含む。
PCRF:この機能エンティティは、ユーザによるネットワークへのアクセス制限、ネットワークサービスプロバイダポリシ、SPRから取得されたユーザ加入契約データ、又は、AFから取得された、ユーザによって実行されているサービスについての情報に従って、対応するポリシを決定し、ポリシをPCEFに提供する。PCEFは、ポリシを実行する。ポリシは、サービスデータフロー検出ルール、データフローにおいてゲート機能を実行するか否か、サービスデータフローに対応するQoS、データフローに基づく課金ルール等を含んでよい。
PCEF:この機能エンティティは、主に、サービスデータフロー検出、ポリシ実行、又は、フローベースの課金のような機能を含み、サービスデータフローのQoS、セッション管理等を保証する。
AF:この機能エンティティは、アプリケーション層のセッション情報をPCRFに動的に提供する。PCRFは、セッション情報に従って、ルールを動的に生成又は修正する。
任意に、本発明の本実施形態におけるPCCアーキテクチャは、加入契約プロファイルレポジトリ(SPR、Subscription Profile Repository)をさらに提供する。この機能エンティティは、全ての加入者についての情報又は加入契約関連の情報を、PCRFに提供する。SPRによって提供される加入契約情報は、加入者が許可されたサービス、許可された各サービスの優先度、加入者が許可されたQoS情報、加入者サービスのアクセスタイプ、位置情報、及び利用量のような課金関連情報、又は加入者のタイプを含む。
任意に、本発明の本実施形態におけるPCCアーキテクチャは、トラフィック検出機能(TDF、Traffic Detection Function)をさらに提供する。この機能エンティティは、アプリケーションを検出し、検出されたアプリケーション及び検出されたアプリケーションのサービストラフィックをPCRFに報告し、PCRFは、決定をなす。TDFは、ゲート機能、リダイレクト、及び帯域幅制限のような機能をさらに実行する。
他の機能エンティティは本発明と無関係であるので、本明細書において詳細は説明されない。
以下、PCCアーキテクチャにおけるインタフェースを説明する。
Rxインタフェース:このインタフェースは、例えば、サービスデータフローを識別し、異なるサービスデータフローにおいてポリシ制御及び課金を実行するために、アプリケーションレベルのセッション情報をAFとPCRFとの間で交換するために用いられる、又は、QoS媒体/アプリケーション帯域幅要求のために用いられる。
Gxインタフェース:このインタフェースは、PCEFによって実行されるPCCルールを動的に制御するために、PCRFによって用いられる、又は、PCCルール例外処理のために用いられる。
任意に、本発明の本実施形態におけるPCCアーキテクチャは、Spインタフェースをさらに提供し、このインタフェースは、PCRFによって、SPRからユーザ加入契約データを要求するために用いられる。
任意に、本発明の本実施形態におけるPCCアーキテクチャは、Sdインタフェースをさらに提供し、このインタフェースは、TDFによって、アプリケーション開始/停止情報、データフロー記述、及びアプリケーション識別子をPCRFに報告し、各TDFセッションの累積ネットワークリソース利用を報告し、PCRFからアプリケーションデータセンタ(ADC、Application Data Center)決定をアプリケーションデータセンタに要求する等のために用いられる。
他のインタフェースは本発明と無関係であるので、本明細書において詳細は説明されない。
PCRFは、Rxインタフェースを用いることによって、AFに接続され、Gxインタフェースを用いることによって、PCEFに接続され、Spインタフェースを用いることによって、SPRに接続され、Sdインタフェースを用いることによって、TDFに接続される。PCEFは、Gxインタフェースを用いることによって、PCRFに接続される。
本発明の本実施形態において、AFは、サードパーティサービスプロバイダ(SP、Service Provider)、付加価値サービスプロセッサ等を含む実行機能を有するいくつかのネットワーク要素の集合的名称である。
付加価値サービスプロセッサは、サービスにおいて付加価値処理を実行するAFであり、サービスのサービス情報を変更してよい。付加価値サービスプロセッサは、ビデオオプティマイザ、音声オプティマイザ、ファイアウォール、NAT等であってよく、又は、ネットワークサービスプロバイダによって提供され、付加価値サービスのために用いられる他のAFであってよい。これは、本明細書に限定されるものではない。
図2を参照すると、本発明の実施形態におけるサービス処理方法の実施形態は、以下の段階を含む。
201.PCRFは、サービスのサービス情報を取得する。
PCRFは、サービスのサービス情報を取得してよい。サービス情報は、AF、PCEF、又はTDFから取得されてよい。
サービス情報は、サービスを示すことができるパラメータであり、PCRFによって、サービスにおいて決定をなすために用いられる。サービス情報は、サービス識別情報、サービスタイプ、サービスフォーマット、サービス優先度、帯域幅、ビットレート等を含んでよく、又は、サービスの他の情報を含んでよい。これは、本明細書に限定されるものではない。
202.PCRFは、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及びサービスチェーン情報を取得する。
PCRFは、ユーザ関連情報を、PCCアーキテクチャにおける他の機能エンティティから取得してよい。ユーザ情報は、SPRからのユーザ加入契約情報、ユーザが位置付けられるネットワークにおける、無線アクセスネットワーク輻輳認識機能(RCAF)からのネットワーク輻輳情報、PCEFからのユーザ位置情報、又はPCEFからのアクセスネットワークタイプであってよく、又は、サービスにアクセスするユーザの他の情報であってよい。これは、本明細書に限定されるものではない。
ユーザがQoS保証されたユーザであり、ユーザによってアクセスされたサービスがネットワークサービスプロバイダの保証されたサービスに属する場合、PCRFは、サービスに対するQoS保証情報を生成し、サービスチェーン情報を生成する。サービスチェーン情報は、サービスチェーンシステムにおけるサービスチェーンを示すことができる情報であり、サービスチェーン情報は、サービスチェーンに対応し、サービスチェーンは、少なくとも1つの付加価値サービスプロセッサを含む。サービスチェーン情報は、付加価値サービスタイプリスト及び/又はサービスチェーン識別情報を含み、付加価値サービスタイプリストは、少なくとも1つの付加価値サービスタイプを含み、付加価値サービスプロセッサは、サービスにおいて付加価値処理を実行してよい。
ユーザが保証されていないユーザである場合、又は、ユーザによってアクセスされたサービスがネットワークサービスプロバイダの保証されたサービスに属さない場合、PCRFは、保証されていないサービス手続きを実行する。この手続きは、従来技術に属し、本明細書において詳細は説明されない。
203.PCRFが、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、PCRFは、サービス識別情報、及び、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信する。
PCRFが、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、これは、サービスチェーンが、ネットワークリソースを変更可能な付加価値サービスプロセッサを含むことを示す。サービスが付加価値サービスプロセッサによって処理された後で、サービスのサービス情報は変更可能であり、サービスによって占有されるネットワークリソースは、サービスに対して調整される必要がある。
PCRFが、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を付加価値サービスプロセッサに送信する処理は、従来技術に属するので、本明細書において詳細は説明されない。
サービス識別情報を受信した後で、付加価値サービスプロセッサは、サービスにおいて付加価値処理を実行してターゲットサービスを取得し、ターゲットサービス情報を取得すべく、サービス識別情報に従って、サービスを決定し、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報に従って、ターゲットサービス情報を返信してよい。
204.PCRFは、付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する。
付加価値サービスプロセッサは、サービスによって占有されるネットワークリソースを変更してよく、付加価値サービスプロセッサは、ターゲットサービス情報をPCRFに直接送信してよく、又は、他のネットワーク要素を用いることによって、ターゲットサービス情報をPCRFに送信してよいことに留意されたい。これは、本明細書に限定されるものではない。
205.PCRFは、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成する。
ターゲットサービス情報は、ターゲットサービス情報を受信した後に、ターゲットサービスによって占有されるネットワークリソースについての情報を含むので、PCRFは、ターゲットサービスによって占有されるネットワークリソースを確保すべく、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成してよい。
サービスが付加価値サービスプロセッサによって処理された後で、取得されたターゲットサービス情報に含まれるQoSパラメータは、処理前のサービス情報に含まれるQoSパラメータと異なることに留意されたい。PCRFは、ターゲットサービス情報におけるQoSパラメータに従って、第1の制御ポリシを生成してよい。QoSパラメータは、処理されたサービスによって占有されるネットワークリソースを制御するために用いられる。
第1の制御ポリシは、サービスによって占有されるネットワークリソースを制御するためのPCCルールであり、ルール名、サービスフロー識別情報、QoSパラメータ等を含んでよく、サービスの他の情報をさらに含んでよい。これは、本明細書に限定されるものではない。
QoSパラメータは、サービスを制御するために用いられ、以下のパラメータを含んでよい。
QoSクラス識別子(QCI、Qos Class Identifier):ネットワークノードは、QCIに従って、データパケットを処理してよく、異なるQCIは、異なるパケット損失率、異なる遅延、又は異なるジッターに対応する。
割り当て/保持優先度(ARP、Allocation/Retention priority):ネットワークリソースが不十分な場合、サービスフローが他のサービスフローのリソースを先に取得できるか、又は、サービスフローのリソースが他のサービスフローによって先に取得され得るかを示すために用いられる。
保証ビットレート(GBR、Guranteed Bit Rate):ネットワークリソースが緊縮している場合に、サービスに適用可能な最小帯域幅を指す。又は、
最大ビットレート(MBR、Maximum Bit Rate):サービスフローの最大帯域幅、すなわち、サービスフローによって占有されるネットワーク帯域幅が帯域幅より小さい必要があることを指す。
206.PCRFは、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する。
第1の制御ポリシを生成した後で、PCRFは、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保してよい。第1のネットワークリソースは、ターゲットサービスによって占有されるネットワークリソースである。
PCEFが、第1の制御ポリシに従って、ターゲットサービスによって占有されるネットワークリソースを確保する具体的な処理は、従来技術に属し、本明細書において詳細は説明されない。
本発明の本実施形態において、PCRFは、サービス情報を取得し、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及びサービスチェーン情報を取得すべく、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスチェーン決定をなし、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、PCRFは、サービス識別情報、及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信し、PCRFは、付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信し、PCRFは、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、ネットワークリソースを確保する。この場合、ユーザによって用いられるネットワークリソースは、付加価値処理の後で保証されたサービスに対応するネットワークリソースであり、これにより、ユーザの実際の要求を満たし、ユーザのサービスエクスペリエンスを向上させる。
任意に、図2に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法の他の実施形態において、サービスチェーン情報は、付加価値サービスタイプリストを含み、PCRFが、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定することは、具体的には、
PCRFによって、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含むか否かを決定し、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含む場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定すること
を含む。
本実施形態において、ネットワークサービスプロバイダによってユーザに提供される付加価値サービスは、コンテンツフィルタリング、NAT、ファイアウォール、音声最適化、ビデオ最適化等であってよい。ネットワークサービスプロバイダは、サービス情報を予め設定されたサービスタイプとして変更可能な付加価値サービスを設定してよい。サービスチェーン情報に含まれる付加価値サービスタイプリストは、1つ又は複数の付加価値サービスタイプを含んでよく、これは、本明細書に限定されるものではない。
付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプ、例えば、「ビデオ最適化」を含む場合、これは、サービスを処理するサービスチェーンがビデオオプティマイザを含み、ビデオオプティマイザはビデオストリームによって占有されるネットワークリソースを変更してよいので、これは、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定してよく、対応するネットワークリソースは、最適化されたビデオストリームのために確保される必要があることを示す。付加価値サービスタイプリストに含まれる付加価値サービスタイプが予め設定されたサービスタイプではない場合、例えば、付加価値サービスタイプが「NAT」である場合、これは、サービスを処理するサービスチェーンがネットワークアドレス変換プロセッサを含み、ネットワークアドレス変換プロセッサのサービス処理がサービスによって占有されるネットワークリソースを変更せず、従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更されなくてよいと決定されてよいことを示す。
任意に、図2に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法の他の実施形態において、サービスチェーン情報は、サービスチェーン識別情報を含み、PCRFが、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定することは、
PCRFによって、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報であるか否かを決定し、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報である場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定する
態様で、実装されてよい。
本実施形態において、サービスチェーン識別情報は、サービスチェーンと1対1の対応関係にあり、ネットワークサービスプロバイダは、付加価値サービス処理に用いられるサービスチェーンのサービスチェーン識別情報を、予め設定された識別情報として設定してよい。サービスチェーン識別情報は1であり、サービスチェーン「ファイアウォール−音声最適化−NAT」に対応すると仮定すると、サービスチェーンは、サービスによって占有されるネットワークリソースを変更してよく、サービスチェーン識別情報は、予め設定された識別情報に属する。サービスチェーン識別情報は2であり、サービスチェーン「ファイアウォール−NAT」に対応すると仮定すると、サービスチェーンは、サービスによって占有されるネットワークリソースを変更できず、サービスチェーン識別情報は、予め設定された識別情報に属さない。
任意に、図2に示される実施形態又は任意の実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法の他の実施形態において、PCRFが、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を取得することは、
ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすると決定した場合に、PCRFは、QoS保証指示を生成し、ここで、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報は、QoS保証指示である
態様で、実装されてよい。
本実施形態において、ユーザがQoS保証されたユーザであり、ユーザによってアクセスされるサービスがネットワークサービスプロバイダの保証されたサービスに属する場合、PCRFは、サービスにおいてQoS保証を実行するように命令するQoS保証指示を生成してよい。QoS保証指示は、PCCルール又は2進文字であってよく、これは、本明細書に限定されるものではない。
任意に、図2に示される実施形態又は任意の実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法の他の実施形態において、サービス処理方法は、
PCRFが、ユーザ情報及びサービス情報に従って、制御パラメータを生成すること
をさらに含み、
PCRFが、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信することは、PCRFが、サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを、付加価値サービスプロセッサに送信し、これにより、付加価値サービスプロセッサは、ターゲットサービス情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービス識別情報に対応するサービスを処理することを含む。
本実施形態において、PCRFは、ユーザ情報及びサービス情報に従って、制御パラメータを生成し、サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを、付加価値サービスプロセッサに送信してよい。
サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを受信した後で、付加価値サービスプロセッサは、サービス識別情報に従って、サービスを決定し、ターゲットサービス情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービスを処理し、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報に従って、ターゲットサービス情報をPCRFに返信する。
任意に、図2に示される実施形態又は任意の実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法の他の実施形態において、サービス処理方法は、以下をさらに含む。
PCRFは、付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生したという障害通知を受信する。
本実施形態において、サービスチェーンシステムにおける付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生した場合、サービスチェーンシステムにおけるサービスコントローラ又はサービスコマンダは、障害を検出し、障害の障害通知をPCRFに送信してよく、PCRFは、障害通知を受信してよい。
障害通知は、障害が発生した付加価値サービスプロセッサのタイプ、障害が発生した時刻、障害のタイプ、又は他の情報を含んでよく、これは、本明細書に限定されるものではない。
付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生した場合、付加価値サービスプロセッサは、これ以上付加価値サービスをユーザに提供することができず、従って、ネットワークサービスプロバイダは、ターゲットサービスによって占有されるネットワークリソースをユーザのために確保する必要がなく、PCRFは、第1の制御ポリシを修正する必要があり、これにより、PCEFは、非付加価値サービスによって占有されるネットワークリソースを確保することに留意されたい。
PCRFは、障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定する。
障害が発生した付加価値サービスプロセッサが、サービス情報を変更可能な付加価値サービスプロセッサである場合、PCRFは、障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定する。
障害が発生した付加価値サービスプロセッサが、サービス情報を変更することのできない付加価値サービスプロセッサである場合、PCRFは、警告通知を生成してよく、又は、他の手続きを実行してよい。これは、本明細書に限定されるものではない。
サービス情報を取得した後で、PCRFは、サービス情報をPCRF又は他のストレージネットワーク要素に格納してよく、PCRFがサービス情報を必要とする場合に、PCRFは、PCRF又は他のストレージネットワーク要素からサービス情報を取得してよいことに留意されたい。
PCRFは、第2の制御ポリシを取得すべく、サービス情報に従って、第1の制御ポリシを修正する。
第1の制御ポリシにおけるQoSパラメータは、付加価値プロセッサによって処理されたサービスによって占有されるネットワークリソースを制御するために用いられる。第2の制御ポリシにおけるQoSパラメータは、付加価値プロセッサによって処理されていないサービスによって占有されるネットワークリソースを制御するために用いられる。
PCRFは、サービス情報に従って、QoSパラメータを生成し、第2の制御ポリシを取得すべく、QoSパラメータに従って、第1の制御ポリシを修正してよい。第2の制御ポリシは、PCRFが、付加価値処理が実行されないサービスのユーザ情報及びサービス情報に従って決定をなした後で取得され、非付加価値サービスによって占有されるネットワークリソースを確保するために用いられる。
PCRFは、第2の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第2の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを第2のネットワークリソースに変更する。
第2のネットワークリソースは、非付加価値サービスによって占有されるネットワークリソースである。付加価値サービスプロセッサは、付加価値サービスをユーザに提供できないので、ユーザによってアクセスされるサービスは、この場合、非付加価値サービスであり、ネットワークサービスプロバイダは、サービスに対応する第1のネットワークリソースを、第2のネットワークリソースに変更し、これにより、ユーザの実際の要求を満たし、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
任意に、図2に示される実施形態又は任意の実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法の他の実施形態において、PCRFが、障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定することは、以下をさらに含む。
PCRFは、付加価値サービスプロセッサに対応し、障害通知に保持される付加価値サービスタイプに従って、付加価値サービスタイプに対応するサービスチェーン情報を決定する。
サービスチェーン情報は、付加価値サービスタイプリスト及び/又はサービスチェーン識別情報であってよい。
PCRFは、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーン情報に対応するターゲットサービス識別情報を決定する。
本実施形態において、ターゲットサービスは、付加価値処理が実行されるサービスであり、ターゲットサービス識別情報は、ターゲットサービスに対応し、具体的には、ターゲットサービスのIP5タプルである、又は、ターゲットサービスを決定するために利用可能な他の識別情報である。これは、本明細書に限定されるものではない。
ターゲットサービス識別情報がサービス情報に含まれるサービス識別情報と同じである場合、PCRFは、ターゲットサービス識別情報に対応するポリシが第1の制御ポリシであると決定する。
PCRFは、他の方法を用いることによって、障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定してよいが、これは、本明細書に限定されるものではないことが理解されよう。
理解を容易にするために、以下、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法を、具体的な適用シナリオを用いることによって詳細に説明する。
本実施形態の具体的な適用シナリオにおいて、AFは、ビデオプロバイダであり、サービスは、ビデオプロバイダによって提供されるビデオサービスであり、サービス情報は、ビデオストリーム情報であり、ネットワークリソースは、帯域幅である。さらに、張三(Zhang San)がネットワークサービスプロバイダのゴールドユーザであり、ネットワークサービスプロバイダがゴールドユーザにビデオ保証サービス及びビデオ最適化サービスを提供し、ネットワークサービスプロバイダがビデオプロバイダに保証されたサービスを提供するものと仮定する。本実施形態を実装するネットワークアーキテクチャについて、図1を参照する。ここで、SPは、ビデオプロバイダ側に位置付けられ、SPR、PCRF、PCEF、TDF、RCAF、及び付加価値サービスプロセッサは、ネットワークサービスプロバイダ側に位置付けられる。具体的な実装手続きは、以下の通りである。
PCRFは、ビデオのビデオストリーム情報をビデオプロバイダから取得してよい。ここで、ビデオストリーム情報に含まれるビデオ識別情報は、例えば、「nba020703」である。
Zhang Sanがビデオプロバイダによって提供されるビデオにアクセスする場合、PCRFは、「Zhang Sanはネットワークサービスプロバイダのゴールドユーザである」、「ネットワークサービスプロバイダはゴールドユーザにビデオ保証サービス及びビデオ最適化サービスを提供する」、及び「ネットワークサービスプロバイダはビデオプロバイダに保証されたサービスを提供する」ことに従って、ビデオがQoS保証を必要とすると決定し、サービスチェーン情報を決定してよい。サービスチェーン情報は、例えば、「003、ビデオ最適化−NAT」である。ここで、「003」は、サービスチェーン識別情報であり、「ビデオ最適化−NAT」は、2つの付加価値サービスタイプ「ビデオ最適化」及び「NAT」を含む付加価値サービスタイプリストである。
「003、ビデオ最適化−NAT」が、帯域幅を変更可能なサービスチェーン情報であると仮定すると、「003」は、予め設定された識別情報であり、PCRFは、「003」が予め設定されたサービス識別情報であることに従って、ビデオによって占有される帯域幅が変更可能であると決定してよい。あるいは、「ビデオ最適化」は帯域幅を変更してよいので、「ビデオ最適化」は予め設定されたサービスタイプであると仮定されてもよく、PCRFが、サービスチェーン情報「003、ビデオ最適化−NAT」における「ビデオ最適化−NAT」が「ビデオ最適化」を含むことを検出した場合、ビデオによって占有される帯域幅が変更可能であると決定されてもよい。
サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報は、ビデオにおいてQoS保証を実行するように命令するために用いられるQoS保証指示であってよく、例えば、「zs03」であってよい。PCRFは、「nba020703」及び「zs03」をビデオオプティマイザに送信する。
ビデオオプティマイザは、識別情報「nba020703」のビデオを最適化することによってターゲットサービス情報を取得してよく、ターゲットサービス情報は、最適化されたビデオストリーム情報である。具体的には、ビデオ最適化の前及び後におけるビデオストリーム情報の一部が、以下の表に示される。
ビデオオプティマイザは、「zs03」に従って、最適化されたビデオストリーム情報を返信する。
PCRFは、ビデオオプティマイザによって返信された、最適化されたビデオストリーム情報、例えば、(「nba020703」、「H.263」、「64kbps」、「15fps」、「74kbps」)を受信する。
PCRFは、第1の制御ポリシを生成すべく、(「nba020703」、「H.263」、「64kbps」、「15fps」、「74kbps」)に従って、ビデオに対応するQoSパラメータを決定する。例えば、第1の制御ポリシは、(「GZ004」、「nba020703」、「74kbps」、「8」、「2」、「30kbps」、「500kbps」)である。ここで、「GZ004」は、PCCルール名であり、「nba020703」は、ビデオストリーム識別情報であり、「74kbps」は、最適化されたビデオストリームによって必要とされる帯域幅であり、「8」は、QCIであり、「2」は、ARPであり、「30kbps」は、GBRであり、「500kbps」は、MBRである。
PCRFは、(「GZ004」、「nba020703」、「74kbps」、「8」、「2」、「30kbps」、「500kbps」)をPCEFに送信し、PCEFは、(「GZ004」、「nba020703」、「74kbps」、「8」、「2」、「30kbps」、「500kbps」)に従って、「nba020703」のビデオストリームに対応する帯域幅を74kbpsに設定する。この場合、ネットワークサービスプロバイダによってZhang Sanに提供される帯域幅は、最適化されたビデオストリームによって必要とされる帯域幅であり、これにより、ユーザの実際の要求を満たす。
前述の例は例示に過ぎず、具体的な実際の適用において、ビデオストリーム情報、ビデオ識別情報、サービスチェーン情報、及び第1の制御ポリシは、他の形式で示されてもよいことを理解されたい。これは、本明細書に限定されるものではない。
実際の適用において、ネットワークサービスプロバイダは、QoSサービス処理専用の付加価値サービスプロセッサを設定してもよく、これに対応して、ネットワークサービスプロバイダによって設定されるPCRFのサービス情報処理は、異なってもよい。図3を参照すると、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法の他の実施形態は、以下の段階を含む。
301.PCRFは、サービスのサービス情報を取得する。ここで、サービス情報は、サービス識別情報を含む。
段階301は、図2に示される実施形態における段階201と同様であり、これは、本明細書に限定されるものではない。
302.PCRFが、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすると決定した場合に、PCRFは、サービスチェーン情報を生成する。
PCRFは、ユーザ関連情報を、PCCアーキテクチャにおける他の機能エンティティから取得してよい。ユーザ情報は、SPRからのユーザ加入契約情報、ユーザが位置付けられるネットワークにおける、RCAFからのネットワーク輻輳情報、PCEFからのユーザ位置情報、又はPCEFからのアクセスネットワークタイプであってよく、又は、サービスにアクセスするユーザの他の情報であってよい。これは、本明細書に限定されるものではない。
ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすると決定した場合に、PCRFは、サービスチェーン情報を生成する。サービスチェーン情報は、サービスチェーンに対応し、サービスチェーンに含まれる付加価値サービスプロセッサは、QoS保証を必要とするサービスの処理専用であり、QoS保証されていないサービスを処理するものではない。
303.PCRFは、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムに送信する。
サービスチェーン情報を生成した後で、PCRFは、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムに送信する。
サービスチェーンシステムは、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーンを決定し、サービス識別情報に従って、サービスを決定する。サービスチェーンにおける付加価値サービスプロセッサは、ターゲットサービス情報を取得すべく、サービスにおいて付加価値処理を実行する。
304.PCRFは、サービスチェーンシステムによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する。
305.PCRFは、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成する。
306.PCRFは、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する。
段階304から段階306は、図2に示される実施形態における段階204から段階206と同様であり、本明細書において詳細は説明されない。
本発明の本実施形態において、PCRFは、サービス情報を取得する。ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすると決定した場合に、PCRFは、サービスチェーン情報を生成し、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムに送信する。PCRFは、サービスチェーンシステムによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する。PCRFは、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、ネットワークリソースを確保する。この場合、ユーザによって用いられるネットワークリソースは、付加価値処理の後で保証されたサービスに対応するネットワークリソースであり、これにより、ユーザの実際の要求を満たし、ユーザのサービスエクスペリエンスを向上させる。
任意に、図3に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法の他の実施形態において、PCRFは、サービスチェーンシステムにおけるQoS保証のための付加価値サービスプロセッサによって返信されたターゲットサービス情報を受信する。ここで、ターゲットサービス情報は、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサがサービス識別情報に対応するサービスを処理した後で取得される。
本発明の本実施形態において、サービスチェーンシステムは、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーンを決定し、サービス識別情報に従って、サービスを決定する。ターゲットサービス情報を取得すべく、サービスにおいて付加価値処理を実行した後で、サービスチェーンにおけるQoS保証のための付加価値サービスプロセッサは、ターゲットサービス情報をPCRFに返信する。PCRFは、ターゲットサービス情報を受信する。
理解を容易にするために、以下、本発明の本実施形態におけるサービス処理方法を、具体的な適用シナリオを用いることによって詳細に説明する。
本実施形態の具体的な適用シナリオにおいて、AFは、ビデオプロバイダであり、サービスは、ビデオプロバイダによって提供されるビデオサービスであり、サービス情報は、ビデオストリーム情報であり、ネットワークリソースは、帯域幅である。さらに、Zhang Sanがネットワークサービスプロバイダのゴールドユーザであり、ネットワークサービスプロバイダがゴールドユーザにビデオ保証サービス及びビデオ最適化サービスを提供し、ネットワークサービスプロバイダがビデオプロバイダに保証されたサービスを提供し、ネットワークサービスプロバイダによって提供されるビデオオプティマイザがQoS保証専用であるものと仮定する。本実施形態を実装するネットワークアーキテクチャについて、図1を参照する。ここで、SPは、ビデオプロバイダ側に位置付けられ、SPR、PCRF、PCEF、TDF、RCAF、及び付加価値サービスプロセッサは、ネットワークサービスプロバイダ側に位置付けられる。具体的な実装手続きは、以下の通りである。
PCRFは、ビデオのビデオストリーム情報をビデオプロバイダから取得してよい。ここで、ビデオストリーム情報に含まれるビデオ識別情報は、例えば、「nba020703」である。
Zhang Sanがビデオプロバイダによって提供されるビデオにアクセスする場合、PCRFは、「Zhang Sanはネットワークサービスプロバイダのゴールドユーザである」、「ネットワークサービスプロバイダはゴールドユーザにビデオ保証サービス及びビデオ最適化サービスを提供する」、及び「ネットワークサービスプロバイダはビデオプロバイダに保証されたサービスを提供する」ことに従って、ビデオがQoS保証を必要とすると決定してよく、PCRFは、サービスチェーン情報を生成する。サービスチェーン情報は、例えば、「003、ビデオ最適化−NAT」である。ここで、「003」は、サービスチェーン識別情報であり、「ビデオ最適化−NAT」は、2つの付加価値サービスタイプ「ビデオ最適化」及び「NAT」を含む付加価値サービスタイプリストである。
PCRFは、「nba020703」及び「003、ビデオ最適化−NAT」をサービスチェーンシステムに送信する。サービスチェーンシステムは、最適化されたビデオストリーム情報を取得すべく、識別情報「nba020703」のビデオを最適化する。具体的には、サービスチェーンシステムにおけるサービス制御ネットワーク要素は、「003、ビデオ最適化−NAT」に従って、識別情報「nba020703」のビデオストリームがビデオオプティマイザ及びNATプロセッサを通過する必要があると決定してよく、サービス制御ネットワーク要素は、QoS保証専用の複数のビデオオプティマイザから少なくとも1つを選択してよい。サービスチェーンシステムにおけるビデオオプティマイザは、ターゲットサービス情報を取得すべく、識別情報「nba020703」のビデオを最適化する。ここで、ターゲットサービス情報は、最適化されたビデオストリームである。具体的には、ビデオ最適化の前及び後におけるビデオストリーム情報の一部が、以下の表に示される。
PCRFは、ビデオオプティマイザによって返信された、最適化されたビデオストリーム情報、例えば、(「nba020703」、「H.263」、「64kbps」、「15fps」、「74kbps」)を受信する。
PCRFは、第1の制御ポリシを生成すべく、(「nba020703」、「H.263」、「64kbps」、「15fps」、「74kbps」)に従って、ビデオに対応するQoSパラメータを決定する。例えば、第1の制御ポリシは、(「GZ004」、「nba020703」、「74kbps」、「8」、「2」、「30kbps」、「500kbps」)である。ここで、「GZ004」は、PCCルール名であり、「nba020703」は、ビデオストリーム識別情報であり、「74kbps」は、最適化されたビデオストリームによって必要とされる帯域幅であり、「8」は、QCIであり、「2」は、ARPであり、「30kbps」は、GBRであり、「500kbps」は、MBRである。
PCRFは、(「GZ004」、「nba020703」、「74kbps」、「8」、「2」、「30kbps」、「500kbps」)をPCEFに送信し、PCEFは、(「GZ004」、「nba020703」、「74kbps」、「8」、「2」、「30kbps」、「500kbps」)に従って、「nba020703」のビデオストリームに対応する帯域幅を74kbpsに設定する。この場合、ネットワークサービスプロバイダによってZhang Sanに提供される帯域幅は、最適化されたビデオストリームによって必要とされる帯域幅であり、これにより、ユーザの実際の要求を満たす。
前述の例は例示に過ぎず、具体的な実際の適用において、ビデオストリーム情報、ビデオ識別情報、サービスチェーン情報、及び第1の制御ポリシは、他の形式で示されてもよいことを理解されたい。これは、本明細書に限定されるものではない。
前述の内容は、本発明の実施形態におけるサービス処理方法を、方法の観点から説明した。以下、本発明の実施形態を、装置の観点から説明する。図4を参照すると、本発明の実施形態におけるPCRFの実施形態は、
サービスのサービス情報を取得するように構成される取得モジュールであって、サービス情報は、サービス識別情報を含む、取得モジュール401と、
ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすることを示す情報及びサービスチェーン情報を取得するように構成されるサービスチェーン決定モジュール402と、
サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定された場合に、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信するように構成される第1の送信モジュール403と、
付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信するように構成される受信モジュール404と、
ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成するように構成される制御決定モジュール405と、
第1の制御ポリシをPCEFに送信するように構成され、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する、第2の送信モジュール406と、
を含む。
本発明の本実施形態において、取得モジュール401は、サービス情報を取得し、サービスチェーン決定モジュール402は、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及びサービスチェーン情報を取得すべく、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスチェーン決定をなし、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定された場合に、第1の送信モジュール403は、サービス識別情報、及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信し、受信モジュール404は、付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信し、制御決定モジュール405は、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、第2の送信モジュール406は、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、ターゲットサービスによって占有されるネットワークリソースを確保する。この場合、ユーザによって用いられるネットワークリソースは、付加価値処理の後で保証されたサービスによって占有されるネットワークリソースであり、これにより、ユーザの実際の要求を満たし、ユーザのサービスエクスペリエンスを向上させる。
実際の適用において、いくつかの状況において、付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生した場合、PCRFは、実際の状況に従って、付加価値サービスプロセッサによって影響されるネットワークリソースをさらに修正してよい。
任意に、図4に示される実施形態に基づいて、図5を参照すると、本発明の本実施形態におけるPCRFの他の実施形態において、PCRFは、判断モジュール501をさらに含む。
判断モジュール501は、サービスチェーン情報に含まれる付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含か否かを決定し、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含む場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定するように構成される、又は、
判断モジュール501は、サービスチェーン情報に含まれるサービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報であるか否かを決定し、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報である場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定するように構成される。
任意に、図4又は任意の実施形態に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるPCRFの他の実施形態において、サービスチェーン決定モジュール402が、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすることを示す情報を取得するように構成されることは、サービスチェーン決定モジュール402が、具体的には、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要すると決定された場合に、QoS保証指示を生成するように構成され、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報は、QoS保証指示である態様で、実装されてよい。
任意に、図4又は任意の実施形態に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるPCRFの他の実施形態において、サービスチェーン決定モジュール402は、ユーザ情報及びサービス情報に従って、制御パラメータを生成するようにさらに構成され、
第1の送信モジュール403は、具体的には、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定された場合に、サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを、付加価値サービスプロセッサに送信するように構成され、これにより、付加価値サービスプロセッサは、ターゲットサービス情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービス識別情報に対応するサービスを処理する。
任意に、図4又は任意の実施形態に示される実施形態に基づいて、図6を参照すると、本発明の本実施形態におけるPCRFの他の実施形態において、受信モジュール404は、付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生したという障害通知を受信するようにさらに構成され、PCRFは、決定モジュール601及び修正モジュール602をさらに含み、
決定モジュール601は、障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定するように構成され、
修正モジュール602は、第2の制御ポリシを取得すべく、サービス情報に従って、第1の制御ポリシを修正するように構成され、
第2の送信モジュール406は、第2の制御ポリシをPCEFに送信するようにさらに構成され、これにより、PCEFは、第2の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを第2のネットワークリソースに変更する。
任意に、図4又は任意の実施形態に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるPCRFの他の実施形態において、決定モジュール601は、具体的には、付加価値サービスプロセッサに対応し、障害通知に保持される付加価値サービスタイプに従って、付加価値サービスタイプに対応するサービスチェーン情報を決定し、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーン情報に対応するターゲットサービス識別情報を決定し、ターゲットサービス識別情報がサービス情報に含まれるサービス識別情報と同じである場合に、ターゲットサービス識別情報に対応するポリシが第1の制御ポリシであると決定するように構成される。
本実施形態において、サービスチェーン情報は、サービスチェーン識別情報及び/又は付加価値サービスリストを含む。決定モジュールは、サービスチェーン識別情報、又は付加価値サービスリスト、又はこれらの組み合わせに従って、障害が発生した付加価値サービスプロセッサに対応する第1の制御ポリシを認識可能であることが理解されよう。
図4に示されるPCRFの実施形態又は任意の実施形態におけるネットワーク要素のインタラクションの具体的な動作プロセスの実装について、図2に示されるサービス処理方法の実施形態又は任意の実施形態が参照され、本明細書において詳細は説明されない。
図7を参照すると、本発明の実施形態におけるサービス処理システムの実施形態は、PCRF701と、付加価値サービスプロセッサ702と、を含む。
PCRF701は、
サービスのサービス情報であって、サービス識別情報を含むサービス情報をアプリケーション機能AFから取得し、
ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすることを示す情報及びサービスチェーン情報を取得し、
サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサ702に送信し、
付加価値サービスプロセッサ702によって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信し、
ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、
第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保するように構成され、
付加価値サービスプロセッサ702は、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を受信し、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報をPCRF701に返信するように構成され、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報は、PCRF701によって送信される。
任意に、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態において、付加価値サービスプロセッサ702は、サービス識別情報に従って、サービスを決定し、ターゲットサービス情報を取得すべく、サービスを処理するようにさらに構成される。
任意に、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態において、PCRF701は、ユーザ情報及びサービス情報に従って、制御パラメータを生成するようにさらに構成され、
PCRF701が、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を付加価値サービスプロセッサ702に送信するように構成されることは、PCRF701が、サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを、付加価値サービスプロセッサに送信するように構成される態様で、実装されてよく、
付加価値サービスプロセッサ702は、制御パラメータを受信し、ターゲット情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービス識別情報に対応するサービスを処理するようにさらに構成される。
任意に、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態において、付加価値サービスプロセッサ702が、ターゲット情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービス識別情報に対応するサービスを処理するように構成されることは、付加価値サービスプロセッサ702が、制御パラメータに従って、サービス最適化パラメータを選択し、ターゲットサービス情報を取得すべく、サービス最適化パラメータに従って、サービスを処理するように構成される態様で、実装されてよい。
任意に、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態において、付加価値サービスプロセッサ702が、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を、PCRF701に返信するように構成されることは、付加価値サービスプロセッサ702が、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報に従って、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報をPCRF701に返信するように構成される態様で、実装されてよい。
図7に示されるサービス処理システムの実施形態又は任意の実施形態におけるネットワーク要素のインタラクションの具体的な動作プロセスの実装について、図3に示されるサービス処理方法の実施形態又は任意の実施形態が参照され、本明細書において詳細は説明されない。
前述された実施形態の理解を容易にするために、以下、具体的な適用シナリオにおける、サービス処理システムにおけるモジュールのインタラクションプロセスを、説明例として用いる。
取得モジュール401は、サービスのサービス情報を取得する。サービスチェーン決定モジュール402は、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及びサービスチェーン情報を取得する。判断モジュール501が、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、第1の送信モジュール403は、サービス識別情報、及び、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサ702に送信する。受信モジュール404は、付加価値サービスプロセッサ702によって返信された、ターゲット識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する。制御決定モジュール405は、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成する。第2の送信モジュール406は、第1の制御ポリシをPCEFに送信する。
サービスチェーン情報は、付加価値サービスタイプリストを含み、判断モジュール501が、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定することは、判断モジュール501が、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含むか否かを決定し、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含む場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定する態様で、実装されてよい。
サービスチェーン情報は、サービスチェーン識別情報を含み、判断モジュール501が、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定することは、判断モジュール501が、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報であるか否かを決定し、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報である場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定する態様で、実装されてよい。
サービスチェーン決定モジュール402が、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を取得することは、ユーザ情報及びサービス情報に従ってサービスがQoS保証を必要とすると決定した場合に、サービスチェーン決定モジュール402は、QoS保証指示を生成し、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報は、QoS保証指示である態様で、実装されてよい。
前述のサービス処理方法は、サービスチェーン決定モジュール402が、ユーザ情報及びサービス情報に従って、制御パラメータを生成することをさらに含み、第1の送信モジュール403が、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサ702に送信することは、第1の送信モジュール403が、サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを、付加価値サービスプロセッサ702に送信し、これにより、付加価値サービスプロセッサ702は、ターゲットサービス情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービス識別情報に対応するサービスを処理することを含む。
前述のサービス処理方法は、受信モジュール404が、付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生したという障害通知702を受信することと、決定モジュール601が、AFから取得された障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定することと、修正モジュール602が、第2の制御ポリシを取得すべく、サービス情報に従って、第1の制御ポリシを修正することと、第2の送信モジュール606が、第2の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第2の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを第2のネットワークリソースに変更することと、をさらに含む。
決定モジュール601が、AFから取得された障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定することは、決定モジュール601が、付加価値サービスプロセッサに対応し、障害通知に保持される付加価値サービスタイプに従って、付加価値サービスタイプに対応するサービスチェーン情報であって、付加価値サービスタイプリスト又はサービスチェーン識別情報であるサービスチェーン情報を決定することと、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーン情報に対応するターゲットサービス識別情報を決定することと、ターゲットサービス識別情報がサービス情報に含まれるサービス識別情報と同じである場合に、ターゲットサービス識別情報に対応するポリシが第1の制御ポリシであると決定することと、を含む。
本実施形態において、サービス処理システムにおけるPCRFの実装について、図4に示される装置の実施形態又は任意の実施形態を参照し、本明細書において詳細は説明されない。
実際の適用において、ネットワークサービスプロバイダは、サービスを処理するQoS保証専用の付加価値サービスプロセッサを設定してよく、これに対応して、ネットワークサービスプロバイダによって設定されるPCRFは、異なってもよい。図8を参照すると、本発明の本実施形態におけるPCRFの他の実施形態は、
サービスのサービス情報を取得するように構成される取得モジュールであって、サービス情報は、サービス識別情報を含む、取得モジュール801と、
ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすると決定された場合に、サービスチェーン情報を生成するように構成されるサービスチェーン決定モジュール802と、
サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムに送信するように構成される送信モジュール803と、
サービスチェーンシステムによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信するように構成される受信モジュール804と、
ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成するように構成される制御決定モジュール805と、
を含み、
送信モジュール803は、第1の制御ポリシをPCEFに送信するようにさらに構成され、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する。
本発明の本実施形態において、取得モジュール801は、サービス情報を取得し、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすると決定された場合に、サービスチェーン決定モジュール802は、サービスチェーン情報を生成し、送信モジュール803は、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムに送信し、サービスチェーンシステムは、ターゲットサービス情報を取得すべく、サービス識別情報に対応するサービスにおいて、付加価値処理を実行し、ターゲットサービス情報を受信モジュール804に返信し、制御決定モジュール805は、付加価値処理が実行されないサービスの取得されたサービス情報に従って、ネットワークサービスプロバイダによって予め設定された制御ポリシを生成する代わりに、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、送信モジュール803は、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、ネットワークリソースを確保する。この場合、ユーザによって用いられるネットワークリソースは、付加価値処理の後で保証されたサービスに対応するネットワークリソースであり、これにより、ユーザの実際の要求を満たし、ユーザのサービスエクスペリエンスを向上させる。
任意に、図8に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるPCRFの他の実施形態において、受信モジュール804は、具体的には、サービスチェーンシステムにおけるQoS保証のための付加価値サービスプロセッサによって返信されたターゲットサービス情報を受信するように構成される。ここで、ターゲットサービス情報は、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサがサービス識別情報に対応するサービスを処理した後で取得される。
図8に示されるPCRFの実施形態又は任意の実施形態におけるネットワーク要素のインタラクションの具体的な動作プロセスの実装について、図3に示されるサービス処理方法の実施形態又は任意の実施形態が参照され、本明細書において詳細は説明されない。
図9を参照すると、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態は、PCRF901と、サービスチェーンシステム902と、を含む。
PCRF901は、サービスのサービス情報であって、サービス識別情報を含むサービス情報を取得し、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすると決定した場合に、サービスチェーン情報を生成し、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステム902に送信し、サービスチェーンシステム902によって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信し、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、第1の制御ポリシをPCEFに送信するように構成され、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する。
サービスチェーンシステム902は、PCRF901によって送信されたサービスチェーン情報及びサービス識別情報を受信し、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報をPCRF901に返信するように構成される。
任意に、図9に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態において、サービスチェーンシステム902は、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーンシステム902におけるQoS保証のための付加価値サービスプロセッサ9022を決定し、ターゲットサービス情報を取得すべく、サービス識別情報に対応するサービスを処理するようにさらに構成される。
任意に、図9に示される実施形態に基づいて、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態において、図10を参照すると、サービスチェーンシステム902は、サービスチェーン制御ネットワーク要素9021と、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサ9022と、を含む。
サービスチェーンシステム902が、PCRF901によって送信されたサービスチェーン情報及びサービス識別情報を受信するように構成されることは、サービスチェーン制御ネットワーク要素9021が、PCRF901によってによって送信されたサービスチェーン情報及びサービス識別情報を受信する態様で、実装されてよい。
サービスチェーンシステム902が、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーンシステムにおけるQoS保証のための付加価値サービスプロセッサ9022を決定するように構成されることは、サービスチェーン制御ネットワーク要素9021が、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサ9022を決定するように構成される態様で、実装されてよい。
サービスチェーンシステム902が、ターゲットサービス情報を取得すべく、サービス識別情報に対応するサービスを処理するように構成されることは、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサ9022が、ターゲットサービス情報を取得すべく、サービス識別情報に対応するサービスを処理するように構成される態様で、実装されてよい。
サービスチェーンシステム902が、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報をPCRF901に返信するように構成されることは、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサ9022が、ターゲットサービス情報をPCRF901に返信するように構成される態様で、実装されてよい。
任意に、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態において、PCRF901が、サービスチェーンシステム902によって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲット情報を受信するように構成されることは、PCRF901が、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサ9022によって返信されたターゲットサービス情報を受信するように構成される態様で、実装されてよい。
任意に、本発明の本実施形態におけるサービス処理システムの他の実施形態において、PCRF901が、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステム902に送信するように構成されることは、PCRF901が、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムにおけるサービスチェーン制御ネットワーク要素9021に送信するように構成される態様で、実装されてよい。
図10に示されるサービス処理システムの実施形態又は任意の実施形態におけるネットワーク要素のインタラクションの具体的な動作プロセスの実装について、図3に示されるサービス処理方法の実施形態又は任意の実施形態が参照され、本明細書において詳細は説明されない。
前述された実施形態の理解を容易にするために、以下、具体的な適用シナリオにおける、サービス処理システムにおけるモジュールのインタラクションプロセスを、説明例として用いる。
取得モジュール801は、サービスのサービス情報を取得する。ここで、サービス情報は、サービス識別情報を含む。
ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがサービス品質QoS保証を必要とすると決定した場合に、サービスチェーン決定モジュール802は、サービスチェーン情報を生成する。
送信モジュール803は、サービスチェーン情報及びサービス識別情報を、サービスチェーンシステム902におけるサービスチェーン制御ネットワーク要素9021に送信する。
受信モジュール804は、サービスチェーンシステム902における付加価値サービスプロセッサ9022によって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する。
制御決定モジュール805は、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成する。
送信モジュール803は、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する。
受信モジュール804は、具体的には、サービスチェーンシステム902におけるQoS保証のための付加価値サービスプロセッサによって返信されたターゲットサービス情報を受信するように構成される。ここで、ターゲットサービス情報は、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサがサービス識別情報に対応するサービスを処理した後で取得される。
当業者によれば、簡便かつ簡潔な説明の目的で、前述のシステム、装置、及びユニットの具体的な動作プロセスについては、前述された方法の実施形態における対応プロセスが参照されてよく、本明細書において詳細は説明されないことが、明確に理解されよう。
PCRFの複数の実施形態において、実装において、取得モジュール、受信モジュール、第1の送信モジュール、第2の送信モジュール、及び送信モジュールは、トランシーバを用いることによって実装されてよく、サービスチェーン決定モジュール、制御決定モジュール、判断モジュール、決定モジュール、及び修正モジュールは、メモリにおけるプログラム又は命令を実行することによって、プロセッサによって実装されてよい(換言すると、プロセッサと、プロセッサに連結されたメモリにおける特別な命令との間における相互の連携によって、実装されてよい)ことを理解されたい。具体的な実装については従来技術が参照され、本明細書において詳細は説明されない。本発明は、前述の実装を含むが、これらに限定されるものではない。本発明の概念に従って実装されるあらゆる解決手段は、本発明の実施形態の保護範囲に属するものとすることを理解されたい。
本発明の実施形態は、PCRFのハードウェア構造を提供する。図11を参照すると、PCRFのハードウェア構造は、少なくとも1つのトランシーバ1101と、少なくとも1つのプロセッサ1102と、メモリ1103と、を含んでよい。
トランシーバ1101は、少なくとも1つの有線又は無線ネットワークインタフェース11011、又は少なくとも1つの入力/出力インタフェース11012を含んでよい。
プロセッサ1102は、主に、汎用プロセッサ(例えば、CPU)を含む。
メモリ1103は、リードオンリメモリ又はランダムアクセスメモリを含んでよく、命令又はデータを、プロセッサ1102に提供してよい。メモリ1103の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでよい。
添付図面を参照して、以下、技術的解決手段が詳細に説明される。ここで、取得モジュール、受信モジュール、第1の送信モジュール、及び第2の送信モジュールは、トランシーバを用いることによって実装されてよく、サービスチェーン決定モジュール、制御決定モジュール、判断モジュール、及び決定モジュールは、メモリにおけるプログラム又は命令を実行することによって、プロセッサによって実装されてよい。
トランシーバ1101は、サービスのサービス情報を取得する。
プロセッサ1102は、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及びサービスチェーン情報を取得するように構成される。
プロセッサ1102が、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、トランシーバ1101は、サービス識別情報、及び、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信する。
トランシーバ1101は、付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する。
プロセッサ1102は、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成するように構成される。
トランシーバ1101は、第1の制御ポリシをPCEFに送信する。
いくつかの実装において、メモリ1103は、サービス情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、又はサービスチェーン情報を格納するように構成されてよく、命令又はデータをプロセッサ1102に提供する。
任意に、本発明のいくつかの可能な実装において、プロセッサ1102が、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定することは、
プロセッサ1102が、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含むか否かを決定し、付加価値サービスタイプリストが予め設定されたサービスタイプを含む場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定する
態様で、実装されてよい。
任意に、本発明のいくつかの可能な実装において、プロセッサ1102が、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定することは、
プロセッサ1102が、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報であるか否かを決定し、サービスチェーン識別情報が予め設定された識別情報である場合に、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定する
態様で、実装されてよい。
任意に、本発明のいくつかの可能な実装において、プロセッサ1102が、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を取得することは、
ユーザ情報及びサービス情報に従ってサービスがQoS保証を必要とすると決定した場合に、プロセッサ1102は、QoS保証指示を生成し、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報は、QoS保証指示である
態様で、実装されてよい。
任意に、本発明のいくつかの可能な実装において、プロセッサ1102は、ユーザ情報及びサービス情報に従って、制御パラメータを生成し、トランシーバ1101が、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信することは、
トランシーバ1101が、サービス識別情報、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及び制御パラメータを、付加価値サービスプロセッサに送信し、これにより、付加価値サービスプロセッサは、ターゲットサービス情報を取得すべく、制御パラメータに従って、サービス識別情報に対応するサービスを処理すること
を含む。
任意に、本発明のいくつかの可能な実装において、トランシーバ1101は、付加価値サービスプロセッサにおいて障害が発生したという障害通知を受信し、
プロセッサ1102は、AFから取得された障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定し、第2の制御ポリシを取得すべく、サービス情報に従って、第1の制御ポリシを修正し、
トランシーバ1101は、第2の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第2の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを第2のネットワークリソースに変更する。
任意に、本発明のいくつかの可能な実装において、プロセッサ1102が、AFから取得された障害通知及びサービス情報に従って、第1の制御ポリシを決定することは、
プロセッサ1102が、付加価値サービスプロセッサに対応し、障害通知に保持される付加価値サービスタイプに従って、付加価値サービスタイプに対応するサービスチェーン情報を決定し、サービスチェーン情報に従って、サービスチェーン情報に対応するターゲットサービス識別情報を決定し、ターゲットサービス識別情報がサービス情報に含まれるサービス識別情報と同じである場合に、ターゲットサービス識別情報に対応するポリシが第1の制御ポリシであると決定すること
を含む。
本発明の本実施形態において、トランシーバ1101は、サービス情報を取得し、プロセッサ1102は、サービスがQoS保証を必要とすることを示す情報、及びサービスチェーン情報を取得すべく、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスチェーン決定をなし、プロセッサ1102が、サービスチェーン情報に従って、サービスによって占有されるネットワークリソースが変更可能であると決定した場合に、トランシーバ1101は、サービス識別情報及びサービスがQoS保証を必要とすることを示す情報を、付加価値サービスプロセッサに送信し、トランシーバ1101は、付加価値サービスプロセッサによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信し、プロセッサ1102は、付加価値処理が実行されないサービスのサービス情報に従って、ネットワークサービスプロバイダによって予め設定された制御ポリシを生成する代わりに、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、トランシーバ1101は、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、ネットワークリソースを確保する。この場合、ユーザによって用いられるネットワークリソースは、付加価値処理の後で保証されたサービスに対応するネットワークリソースであり、これにより、ユーザの実際の要求を満たし、ユーザのサービスエクスペリエンスを向上させる。
本実施形態における付加価値サービスプロセッサについて、その理解のために、図7に示されるサービス処理システムの実施形態における付加価値サービスプロセッサの一部の説明を参照するものとし、本明細書において詳細は説明されない。
本発明の実施形態は、PCRFのハードウェア構造を提供する。図11を参照すると、PCRFのハードウェア構造は、少なくとも1つのトランシーバ1101と、少なくとも1つのプロセッサ1102と、メモリ1103と、を含んでよい。
トランシーバ1101は、少なくとも1つの有線又は無線ネットワークインタフェース11011、又は少なくとも1つの入力/出力インタフェース11012を含んでよい。
プロセッサ1102は、主に、汎用プロセッサ(例えば、CPU)を含む。
メモリ1103は、リードオンリメモリ又はランダムアクセスメモリを含んでよく、命令又はデータを、プロセッサ1102に提供してよい。メモリ1103の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでよい。
添付図面を参照して、以下、技術的解決手段が詳細に説明される。ここで、取得モジュール、受信モジュール、及び送信モジュールは、トランシーバを用いることによって実装されてよく、サービスチェーン決定モジュール及び制御決定モジュールは、メモリにおけるプログラム又は命令を実行することによって、プロセッサによって実装されてよい。
トランシーバ1101は、サービスのサービス情報を取得するように構成される。ここで、サービス情報は、サービス識別情報を含む。
プロセッサ1102は、ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすると決定した場合に、サービスチェーン情報を生成するように構成される。
トランシーバ1101は、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムに送信するように構成される。
トランシーバ1101は、サービスチェーンシステムによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信するように構成される。
プロセッサ1102は、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成するように構成される。
トランシーバ1101は、第1の制御ポリシをPCEFに送信するようにさらに構成され、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、第1のネットワークリソースを確保する。
任意に、本発明のいくつかの実施形態において、トランシーバ1101は、具体的には、サービスチェーンシステムにおけるQoS保証のための付加価値サービスプロセッサによって返信されたターゲットサービス情報を受信するように構成される。ここで、ターゲットサービス情報は、QoS保証のための付加価値サービスプロセッサがサービス識別情報に対応するサービスを処理した後で取得される。
本実施形態におけるサービスチェーンシステムについて、その理解のために、図10に示されるサービス処理システムの実施形態におけるサービスチェーンシステムの一部の説明を参照するものとし、本明細書において詳細は説明されない。
本発明の本実施形態において、トランシーバ1101は、サービス情報を取得する。ユーザ情報及びサービス情報に従って、サービスがQoS保証を必要とすると決定した場合に、プロセッサ1102は、サービスチェーン情報を生成し、トランシーバ1101は、サービスチェーン情報及びサービス識別情報をサービスチェーンシステムに送信する。トランシーバ1101は、サービスチェーンシステムによって返信された、サービス識別情報に対応するサービスのターゲットサービス情報を受信する。プロセッサ1102は、ターゲットサービス情報に従って、第1の制御ポリシを生成し、トランシーバ1101は、第1の制御ポリシをPCEFに送信し、これにより、PCEFは、第1の制御ポリシに従って、ネットワークリソースを確保する。この場合、ユーザによって用いられるネットワークリソースは、付加価値処理の後で保証されたサービスに対応するネットワークリソースであり、これにより、ユーザの実際の要求を満たし、ユーザのサービスエクスペリエンスを向上させる。
当業者によれば、簡便かつ簡潔な説明の目的で、前述のシステム、装置、及びユニットの具体的な動作プロセスについては、前述された方法の実施形態における対応プロセスが参照されてよく、本明細書において詳細は説明されないことが、明確に理解されよう。
本願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されるシステム、装置、及び方法は、他の方式で実装されてよいことを理解されたい。例えば、説明された装置の実施形態は、例に過ぎない。例えば、ユニット分割は、論理的な機能の分割に過ぎず、実際の実装においては、他の分割であってよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、他のシステムと組み合わせられてよく、又はこれに統合されてよい。又は、いくつかの機能は、無視されてよく、又は、実行されなくてよい。さらに、表示又は説明された相互連結もしくは直接連結又は通信接続は、いくつかのインタフェースを用いることによって実装されてよい。装置間又はユニット間の間接連結又は通信接続は、電子的、機械的、又は他の形式で、実装されてよい。
別個の部分として説明されるユニットは、物理的に別個であってもなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理的ユニットであってもなくてもよく、1の位置に位置付けられても、複数のネットワークユニットにおいて分散されてもよい。ユニットのいくつか又は全ては、実施形態の解決手段の目的を実現するための実際の要求に従って、選択されてよい。
さらに、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてよく、又はユニットの各々が物理的に単独で存在してよく、又は2つもしくはそれより多くのユニットが1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実装されてよく、又はソフトウェア機能ユニットの形式で実装されてよい。
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形式で実装され、別個の製品として販売又は使用される場合、統合されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。このような理解に基づいて、本発明の技術的解決手段は基本的に、又は従来技術に寄与する部分は、又は技術的解決手段の全てもしくはいくつかは、ソフトウェア製品の形式で実装されてよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に格納され、本発明の実施形態において説明された方法の段階の全て又はいくつかを実行するように、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであってよい)に命令するためのいくつかの指示を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ(ROM、Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、又は光ディスクのような、プログラムコードを格納可能な任意の媒体を含む。
前述された実施形態は、本発明の技術的解決手段を説明することが意図されているに過ぎず、本発明を限定することが意図されるものではない。本発明は、前述された実施形態を参照して詳細に説明されたが、当業者であれば、本発明の実施形態の技術的解決手段の主旨及び範囲から逸脱することなく、前述された実施形態において説明された技術的解決手段にさらに修正を加え、又は、これらのいくつかの技術的特徴を均等物で置換し得ることを理解すべきである。