JP2018511959A - Ｗｉ−Ｆｉビーコン内のバッテリーステータス表示 - Google Patents

Ｗｉ−Ｆｉビーコン内のバッテリーステータス表示 Download PDF

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Abstract

Wi-Fiビーコン内のバッテリーステータス情報をアクセスポイントから送信するための方法および装置が開示される。いくつかの実施形態では、バッテリーステータス情報を含むバッテリー充電情報要素が、Wi-Fiビーコン内に含まれてよい。いくつかの他の実施形態では、バッテリー充電情報要素は、プローブおよび応答プロトコルの一部として送信されてよい。局は、バッテリー充電情報要素を受信したことに応答して、メッセージをユーザに表示すること、別のWi-Fiネットワークを探索すること、または異なるネットワークインターフェースを介して別のネットワークを探索することを行ってよい。

Description

本実施形態は、一般に、ワイヤレス通信に関し、具体的には、ビーコンフレーム内にバッテリーステータス情報を含めることに関する。
Wi-Fiネットワークは、1つまたは複数のワイヤレスデバイスによって形成されてよい。ワイヤレスデバイスのうちの少なくとも1つは、アクセスポイント(AP)として動作してよく、またはホットスポット(たとえば、「ソフト」APとして)を生成してWi-Fiネットワークを管理するように動作してもよい。Wi-Fiネットワーク内で、APは、局(STA)またはクライアントデバイスとして動作し得るいくつかの他のワイヤレスデバイスとのワイヤレス通信チャネルまたはリンクを提供してよい。APは、APのワイヤレス範囲内のSTAがAPとのワイヤレス通信リンクを確立および/または維持することを可能にするために、ビーコンフレームを周期的にブロードキャストしてよい。
いくつかのワイヤレスデバイスは、バッテリー電源式である場合がある。ワイヤレスデバイスがAPとして動作中であって、それの関連するバッテリーの充電が(たとえば、しきい値より下に)消耗した場合、APは、1つまたは複数の構成要素(たとえば、1つまたは複数のトランシーバ)をオフにし、Wi-Fiネットワーク内のワイヤレス通信が突然停止することがある。Wi-Fiネットワーク内のSTAに対する通信は、STAが別のAPを特定してそれと関連付けするまで、制限される場合がある。金融取引またはデータストリーミングなど、時間的制約のあるネットワークサービスは、関連付けられたAPがオフになる(または低電力状態に入る)ときに悪影響を受ける場合がある。したがって、バッテリー電源式ワイヤレスデバイスがワイヤレスネットワークを形成および/または維持するために使用されるときは、ワイヤレス通信を改善する必要がある。
この概要は、下の詳細な説明の中でさらに記載される概念の選択を、簡単な形で導入するために提供される。本概要は、特許請求される主題の主要な特徴または不可欠な特徴を識別することが意図されていないし、特許請求される主題の範囲を限定することも意図されていない。
ビーコンフレーム内に含められるべきバッテリー充電情報要素およびそれを他のワイヤレスデバイスにブロードキャストする方法が開示される。一実施形態では、第1のワイヤレスデバイスを動作させるための方法は、第1のワイヤレスデバイスに関連付けられたバッテリーのバッテリー充電を決定するステップと、決定されたバッテリー充電の少なくとも1つの表示を含むバッテリー充電情報要素を生成するステップと、第1のワイヤレスデバイスのトランシーバを使用してバッテリー充電情報要素を含むビーコンフレームを送信するステップとを含んでよい。別の実施形態では、第1のワイヤレスデバイスは、トランシーバと、バッテリーと、プロセッサと、メモリとを備えてよく、メモリは、プロセッサによって実行されたとき、第1のワイヤレスデバイスに、バッテリーのバッテリー充電を決定することと、決定されたバッテリー充電の少なくとも1つの表示を含むバッテリー充電情報要素を生成することと、第1のワイヤレスデバイスのトランシーバを使用してバッテリー充電情報要素を含むビーコンフレームを送信することとを行わせる命令を記憶する。少なくともいくつかの実施形態では、バッテリー充電情報要素は、バッテリー充電が1つまたは複数の対応するしきい値より大きいことまたは大きくないことを示す1つまたは複数のフラグビットを記憶するフィールドを含んでよく、バッテリー充電の残存パーセンテージまたはバッテリー充電の消耗パーセンテージまたはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを示す値を記憶するフィールドを含んでよく、および/あるいは決定されたバッテリー充電に少なくとも部分的に基づいて第1のワイヤレスデバイスの残存動作時間を示す値を記憶するフィールドを含んでよい。
加えて、少なくともいくつかの実施形態では、第1のワイヤレスデバイスは、決定されたバッテリー充電がしきい値より低下していることに応答して、それのトランシーバの出力送信電力レベルを低減することによって電力消費を節約してよい。また、第1のワイヤレスデバイスは、決定されたバッテリー充電がしきい値より小さいことに応答して、新しい局を、第1のワイヤレスデバイスによって管理されているネットワークに追加することを停止してもよい。
さらに、第2のワイヤレスデバイスが、ビーコンフレーム中に含まれるバッテリー充電情報要素を復号できない場合、第1のワイヤレスデバイスは、第1のワイヤレスデバイスのバッテリー充電を示すアクションフレームを第2のワイヤレスデバイスに送信してよい。加えて、第1のワイヤレスデバイスはまた、決定されたバッテリー充電がしきい値より小さいことに応答して、アクションフレームを第2のワイヤレスデバイスに送信してよく、アクションフレームは第2のワイヤレスデバイスに、それの関連付けを第1のワイヤレスデバイスから別のワイヤレスデバイスに切り替えるように指示する。
バッテリー充電情報要素を受信する他のワイヤレスデバイスは、第1のワイヤレスデバイスのバッテリーレベルについて警告されてよく、その警告に応答して1つまたは複数の適切なアクションを取ってよい。第1のワイヤレスデバイスがAPとしての働きをし、第2のワイヤレスデバイスがクライアントデバイスまたはSTAとして動作するとき、第2のワイヤレスデバイスによって実行される1つまたは複数のアクションは、保留中の第1のワイヤレスデバイスとのワイヤレス通信動作を完了すること、別のワイヤレスデバイスまたはAPを特定してそれと関連付けすること、および/あるいは別のネットワークタイプもしくはプロトコルを選択することを含んでよい。より具体的には、少なくとも1つの実施形態では、バッテリー充電情報が第1のワイヤレスデバイスの低バッテリー状態を示すことに応答して、第2のワイヤレスデバイスは、第1のワイヤレスデバイスによって支援されている第1のワイヤレスネットワークを介する1つまたは複数のワイヤレス通信動作を完了すること、第1のワイヤレスネットワークが終了する前に別のワイヤレスネットワークを走査してそれに接続すること、および/または低バッテリー表示をユーザに表示することを行ってよい。
本実施形態は例として示され、添付の図面の図によって限定されるものではない。同様の番号は、図面および明細書を通して、同様の要素を参照する。
本実施形態がその中で実施され得る例示的なワイヤレスネットワークを描く図である。 いくつかの実施形態による、バッテリー充電情報要素を含むビーコンフレームのブロック図である。 図1のワイヤレスデバイスの一実施形態であるワイヤレスデバイスを示す図である。 いくつかの実施形態による、ビーコンフレームを送信するための例示的な動作を描く例示的なフローチャートである。 いくつかの実施形態による、決定されたバッテリー充電に基づいて動作を実行するための詳細を描く例示的なフローチャートである。 いくつかの実施形態による、ビーコンフレームを受信するための例示的な動作を描く例示的なフローチャートである。 いくつかの実施形態による、受信されたバッテリー充電情報要素に基づいて動作を実行するための詳細を描く例示的なフローチャートである。
本実施形態は、簡略化のために、Wi-Fi対応デバイスのみに関連して以下で説明される。本実施形態は、他の様々なワイヤレス規格またはプロトコルの信号を使用するデバイスに等しく適用可能であることを理解されたい。本明細書で使用する「ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)」および「Wi-Fi」という用語は、IEEE802.11規格、BLUETOOTH(登録商標)、HiperLAN(主にヨーロッパで使用されるIEEE802.11規格に匹敵するワイヤレス規格の組)およびワイヤレス通信内で使用される他の技術によって制御される通信を含むことができる。加えて、本実施形態は、1つのAPおよび複数のSTAを含むWLANシステムの観点から以下に説明されるが、たとえば、複数のAPを含むWLAN、ピアツーピア(または独立基本サービスセット)システム、Wi-Fiダイレクトシステム、および/またはホットスポットを含む他のWLANシステムに等しく適用可能である。したがって、「AP」という用語は、アクセスポイント、ソフトAP、グループオーナー(GO)、ならびにワイヤレスネットワークへのアクセスおよび/またはワイヤレスネットワークの動作を管理および/または制御する任意の他のデバイスを含む。
加えて、本実施形態は、ワイヤレスデバイス間のフレーム交換に関して本明細書に記載されるが、ワイヤレスデバイス間の任意のデータユニット、パケット、および/またはフレームの交換に適用されてもよい。したがって、「フレーム」という用語は、任意のフレーム、パケット、または、たとえば、プロトコルデータユニット(PDU)、MACプロトコルデータユニット(MPDU)、および物理レイヤ・コンバージェンスプロシージャ・プロトコルデータユニット(PPDU)などのデータユニットを含んでもよい。「A-MPDU」という用語は、統合されたMPDUを指す場合がある。さらに、「スリープ状態」および「パワーセーブ状態」という用語は、Wi-Fiデバイスまたは局のうちの1つまたは複数の構成要素が(たとえば、バッテリー寿命を長くするために)非活動化される低電力動作モードのことを指し、したがって、「スリープ状態」および「パワーセーブ状態」という用語は、本明細書で交換可能に使用することができる。
以下の説明では、本開示の完全な理解を与えるために具体的な構成要素、回路、および処理の例などの多数の具体的な詳細が記載される。本明細書で使用する「結合された」という用語は、直接結合されたこと、または、1つもしくは複数の介在する構成要素もしくは回路を通して結合されたことを意味する。また、以下の説明では、説明の目的で、本実施形態の完全な理解を与えるために具体的な名称が記載される。しかしながら、これらの特定の詳細が本実施形態を実施するのに必要ではない可能性があることは当業者には明らかであろう。別の例では、本開示を曖昧にすることを避けるために、周知の回路およびデバイスがブロック図の形で示される。本明細書で説明する様々なバスを介して与えられる信号のいずれも、他の信号で時分割多重化され、1つまたは複数の共通バスを介して与えられ得る。加えて、回路要素間またはソフトウェアブロック間の相互接続は、バスとしてまたは単一信号線として示され得る。バスの各々は代替として単一信号線であってもよく、単一信号線の各々は代替としてバスであってもよく、信号線またはバスは構成要素間の通信のための無数の物理的または論理的機構のうちの任意の1つまたは複数を表し得る。本実施形態は本明細書で説明する特定の例に限定されるものと解釈すべきではなく、むしろ、その範囲内に添付の特許請求の範囲によって定義されるすべての実施形態を含むものと解釈すべきである。
図1は、本実施形態がその中で実施され得る例示的なワイヤレスネットワーク100を描く。ワイヤレスネットワーク100は、ワイヤレスデバイス101〜103を含む。ワイヤレスネットワーク100の他の実施形態は、異なる数のワイヤレスデバイスを含む場合がある。ワイヤレスデバイス101〜103のうちの少なくとも1つは、ネットワークサービスを提供してワイヤレスネットワーク100を管理するためのアクセスポイント(AP)として動作してよい。図1の例では、ワイヤレスデバイス101は、ワイヤレスネットワーク100に対するAPとして機能してよい。ワイヤレスデバイス101は、APとしての働きをする間、IEEE802.11ファミリーの規格に従って(または他の適切なワイヤレスプロトコルに従って)動作してよい。したがって、ワイヤレスデバイス101は、他のワイヤレスデバイスがワイヤレスデバイス101を特定してそれと関連付けすることを可能にするためにビーコンフレームを送信してよい。加えて、ワイヤレスデバイス101は、クライアントデバイスまたは局(STA)として動作している他のワイヤレスデバイス(たとえば、ワイヤレスデバイス102〜103)に対するネットワークサービスへのアクセスを提供するために、バックホール接続(たとえば、セルラー通信リンクのようなワイヤレスリンクまたはイーサーネットケーブル、同軸ケーブルもしくは光ケーブルなどのハードワイヤードリンク)を介してネットワークサービス(たとえば、インターネットサービス)に接続してよい。たとえば、ワイヤレスデバイス102およびワイヤレスデバイス103はSTAとして動作してよく、ネットワークサービスにアクセスするためにワイヤレスデバイス101と関連付けしてよい。
少なくともいくつかの実施形態では、ワイヤレスネットワーク100は、ピアツーピア(P2P)ネットワークであってよい。アドホックネットワーク、独立基本サービスセット(IBSS)ネットワーク、またはWi-Fiダイレクトネットワークとも呼ばれることがあるP2Pネットワークは、IEEE802.11ファミリーの規格に従って(または他の適切なワイヤレスプロトコルに従って)動作してよい。これらの少なくともいくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス101はグループオーナー(GO)として指定されてよく、ワイヤレスデバイス102〜103はP2Pクライアントとして指定されてよい。ワイヤレスデバイス101は、GOとして、P2Pクライアントに対して(たとえば、別のネットワークへの)ゲートウェイとしての働きをしてよく、APとしての機能(たとえば、P2Pネットワークをセットアップおよびティアダウンすること、新しいメンバーをP2Pネットワークに受け入れること、ビーコンフレームをブロードキャストすること、など)のうちの多くを実行してよい。
ワイヤレスデバイス101〜103は、たとえば、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、タブレットデバイス、ラップトップコンピュータ、などを含む任意の適切なWi-Fi対応モバイルワイヤレスデバイスであってもよい。少なくともいくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス101〜103は、1つまたは複数のトランシーバと、1つまたは複数の処理リソース(たとえば、プロセッサおよび/またはASIC)と、1つまたは複数のメモリリソースと、電源(たとえば、バッテリー)とを含む場合がある。メモリリソースは、図4〜図7に関して以下で説明する動作を実行するための命令を記憶する、コンピュータ可読記憶媒体(たとえば、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブなど、1つまたは複数の不揮発性メモリ要素)を含む場合がある。
1つまたは複数のトランシーバは、Wi-Fiトランシーバ、Bluetooth(登録商標)トランシーバ、セルラートランシーバ、および/またはワイヤレス通信信号を送信および受信するための他の適切な無線周波数(RF)トランシーバ(簡略化のために図示しない)を含む場合がある。各トランシーバは、別個の動作周波数帯域においておよび/または別個の通信プロトコルを使用して他のワイヤレスデバイスと通信してもよい。たとえば、Wi-Fiトランシーバは、IEEE802.11仕様に従って2.4GHz周波数帯域内および/または5GHz周波数帯域内で通信してもよい。セルラートランシーバは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって記述される4Gロングタームエボリューション(LTE)プロトコルに従って様々なRF周波数帯域内(たとえば、約700MHzと約3.9GHzとの間)で、および/または他のセルラープロトコル(たとえば、モバイル用グローバルシステム(GSM(登録商標))通信プロトコル)に従って通信してもよい。他の実施形態では、ワイヤレスデバイス101〜103内に含まれるトランシーバは、ZigBee仕様からの仕様によって記述されるZigBeeトランシーバ、WiGigトランシーバ、および/またはHomePlugアライアンスからの仕様によって記述されるHomePlugトランシーバなど、任意の技法的に実現可能なトランシーバであってもよい。
APとして動作するワイヤレスデバイス101は、STAがワイヤレスデバイス101と関連付けしてそれに接続することを可能にするためにビーコンフレームを周期的にブロードキャスト(たとえば、送信)してよい。トラフィック表示マップ(TIM)およびタイミング同期機能(TSF)値を含むことがあるビーコンフレームは、典型的には、ターゲットビーコン送信時間(TBTT)スケジュールに従ってブロードキャストされる。したがって、ビーコンフレームブロードキャストは、「ビーコンインターバル」として知られている時間間隔によって分離される場合がある。
いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス101はバッテリー電源式デバイス(たとえば、モバイルSTA)であってよく、それのバッテリー充電を決定することに応答して、バッテリー充電情報、残存動作時間、および/または他のバッテリー関連情報を含むバッテリー充電情報要素を生成する。バッテリー充電情報要素は、ビーコンフレーム、プローブ応答、または任意の他の適切な管理フレーム、アクションフレーム、および/または制御フレームの中に埋め込まれてもよく、またはそれに添付されてもよい。少なくとも1つの実施形態では、バッテリー充電情報要素は、ベンダー固有の情報要素であってもよい。バッテリー充電は、任意の適切な回路または方法を使用して決定されてよい。例示的なバッテリー充電情報要素および例示的なビーコンフレームが、図2とともに以下でより詳細に説明される。
図2は、いくつかの実施形態によるビーコンフレーム200の例示的なフレームフォーマットを示す。ビーコンフレーム200は、ヘッダ210と、フレーム本体(Frame Body)220と、バッテリー充電情報要素230と、フレーム検査シーケンス240とを含んでよい。いくつかの実施形態では、ヘッダ210は、IEEE802.11仕様に従うメディアアクセス制御(MAC)ヘッダであってよい。たとえば、ヘッダ210は、フレーム制御情報と、フレーム持続時間情報と、ソースアドレスおよび宛先アドレス情報と含んでよい。フレーム本体220は、メッセージペイロードデータなどのデータを含んでよい。フレーム検査シーケンス240は、ビーコンフレーム200に関連する送信エラーおよび/または受信エラーを検出して訂正するための情報を含んでよい。たとえば、フレーム検査シーケンス240は、ビーコンフレーム200内のデータに関連する巡回冗長検査(CRC)データを含んでよい。
バッテリー充電情報要素230は、送信ワイヤレスデバイス(たとえば、ワイヤレスデバイス101)のバッテリー充電に関連する情報を記憶する1つまたは複数のフィールドを含んでよい。たとえば、バッテリー充電情報要素230は、バッテリー充電しきい値フラグフィールド232、バッテリー充電レベルフィールド234、および/または残存動作時間フィールド236を含んでよい。バッテリー充電しきい値フラグフィールド232は、ワイヤレスデバイス101のバッテリー充電が1つまたは複数の対応するしきい値より大きい(または大きくない)かどうかを示す1つまたは複数のフラグビットを記憶してよい。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のバッテリー充電フラグビットの値は、バッテリー充電がワイヤレスデバイスの1つまたは複数の対応する所定のバッテリー充電より大きい(または大きくない)かどうかを示してよい。たとえば、バッテリー充電しきい値フラグフィールド232の第1のフラグビットは、バッテリー充電が最大バッテリー充電の50%より大きいことを(たとえば、論理高にアサートされたときに)示してよく、バッテリー充電しきい値フラグフィールド232の第2のフラグビットは、バッテリー充電が最大バッテリー充電の40%より大きいことを(たとえば、論理高にアサートされたときに)示してよく、以下同様である。そのような実施形態では、アサートされないフラグビットは、バッテリー充電が対応する所定のバッテリー充電より大きくないことを示してよい。
他の実施形態では、バッテリー充電しきい値フラグフィールド232のフラグビットは、最大バッテリー充電の任意の技術的に実現可能なパーセンテージより大きい(または代替として小さい)バッテリー充電を示してよい。さらに他の実施形態では、バッテリー充電しきい値フラグフィールド232のフラグビットに対する値は、バッテリー充電がしきい値を超えるかまたはしきい値に等しくなるまではゼロのままであってよい。たとえば、バッテリー充電しきい値フラグフィールド232のフラグビットは、バッテリー充電が50%に満たなくなるまでは0x0の形態であってよい。以下に示すTable 1(表1)は、バッテリー充電しきい値フラグフィールド232に対する可能なフラグビット値と、対応する残存バッテリー充電パーセンテージとを示す。
Figure 2018511959
バッテリー充電レベルフィールド234は、ワイヤレスデバイスの残存するおよび/または消耗したバッテリー充電のパーセンテージを示す値または情報を含んでよい。したがって、バッテリー充電しきい値フラグフィールド232は、バッテリー充電が1つまたは複数の所定のバッテリー充電のレベルまたはパーセンテージより大きい(または大きくない)かどうかを示す1つまたは複数の値を記憶してよく、バッテリー充電レベルフィールド234は、実際のバッテリー充電またはバッテリー充電のパーセンテージを示す値を記憶してよい。たとえば、バッテリー充電レベルフィールド234に記憶された値は、フルバッテリー充電の50%、40%または任意の他のパーセンテージの残存する充電を示してよい。
残存動作時間フィールド236は、ワイヤレスデバイスの残存する動作時間に関する残存バッテリー充電を示す値を記憶してよい。たとえば、残存動作時間フィールド236は、ワイヤレスデバイス101がシャットダウンし始める(および、たとえば、ワイヤレスリンクを終了する)前の所与のN分の間、動作する(たとえば、図1のワイヤレスネットワーク100に関連付けられたワイヤレスリンクを維持する)のに十分な残存バッテリー電力を有することを示す値を記憶してよい。他の実施形態では、任意の他の技術的に実現可能なバッテリー情報が、バッテリー充電情報要素230内に含まれてよい。
ワイヤレスデバイス101は、それの決定されたバッテリー充電に応答してバッテリー充電情報要素230を生成することに加えて、それの決定されたバッテリー充電に基づいて1つまたは複数の動作を実行してよい。これらの動作に関する詳細について、図4および図5とともに以下で説明する。ビーコンフレーム200を受信するワイヤレスデバイスは、ビーコンフレーム200の中に含まれるバッテリー充電情報要素230に基づいて1つまたは複数の動作を実行してよい。これらの動作に関する詳細について、図6および図7とともに以下で説明する。
図3は、図1のワイヤレスデバイス101〜103の一実施形態であるワイヤレスデバイス300を示す。ワイヤレスデバイス300は、1つまたは複数のトランシーバ310と、プロセッサ330と、バッテリー325と、メモリ340と、いくつかのアンテナ345(簡略化のために1つのアンテナだけを示す)と、随意のディスプレイ320(破線で示す)とを含む。1つまたは複数のトランシーバ310は、他のワイヤレスデバイスに信号を送信し、他のワイヤレスデバイスから信号を受信するために使用することができる。いくつかの実施形態では、トランシーバ310は、様々な周波数帯内で、および/または様々なプロトコルに従って信号を送受信するために、複数のトランシーバを含むことができる。たとえば、トランシーバ310のうちの第1のものがWi-Fi信号を送受信することができ、トランシーバ310のうちの第2のものがセルラー信号を送受信することができ、トランシーバ310のうちの第3のものがBluetooth(登録商標)信号を送受信することができる。また、1つまたは複数のトランシーバ310は、ビーコンフレーム200(および他の適切なフレーム)を送信してよい。バッテリー325は、ワイヤレスデバイス300の全部または一部に電力を供給してよい。ディスプレイ320は、利用可能であるとき、ステータス情報を表示してよく、および/またはワイヤレスデバイス300のユーザに対するユーザインターフェースを提供してよい。
メモリ340は、以下のソフトウェアモジュール、
・ディスプレイ320を制御するためのディスプレイ制御モジュール342、
・ワイヤレスデバイス300の決定されたバッテリー充電に基づいてバッテリー充電情報要素230を生成するためのバッテリー充電情報要素(IE)生成モジュール343、
・1つまたは複数のトランシーバ310による送信のために、ビーコンフレーム200を生成するためのビーコン発生モジュール344、
・別のワイヤレスデバイスから1つまたは複数のトランシーバ310によって受信されたビーコンフレーム200を復号するためのビーコン復号モジュール346、
・1つまたは複数のトランシーバ310による送信および受信を制御するため、および/または1つまたは複数のトランシーバ310の出力送信電力を制御するためのトランシーバ制御モジュール348
を記憶し得る非一時的コンピュータ可読記憶媒体(たとえば、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブなどの1つまたは複数の不揮発性メモリ要素)を含んでよい。
各ソフトウェアモジュールは、プロセッサ330により実行されたとき、対応する機能をワイヤレスデバイス300に実行させ得るプログラム命令を含む。したがって、メモリ340の非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、図4、図5、図6および/または図7の動作の全部または一部を実施するための命令を含んでよい。
トランシーバ310、バッテリー325、メモリ340およびディスプレイ320に結合されるプロセッサ330は、ワイヤレスデバイス300中に(たとえばメモリ340内に)記憶される1つまたは複数のソフトウェアプログラムのスクリプトまたは命令を実行することが可能な、任意の1つまたは複数の適切なプロセッサであってよい。簡略化のために図示されていないが、プロセッサ330は、バッテリー325のバッテリー充電を決定するための任意の適切なデバイスまたは回路を含んでよい。たとえば、プロセッサ330は、バッテリー325の電圧を測定するためにアナログ-デジタル変換器(ADC)を含んでよい。また、プロセッサは、ディスプレイ320とインターフェースするための回路を含んでよい。得られたバッテリー充電情報は、プロセッサ330によってトランシーバ310および/またはメモリ340に供給されてよい。
プロセッサ330は、ディスプレイ320上にメッセージ(テキストおよび/または画像を含む)を表示するためにディスプレイ制御モジュール342を実行してよい。たとえば、バッテリー325の決定されたバッテリー充電レベルに応答して、プロセッサ330は、低バッテリー警告メッセージをディスプレイ320上に表示させてよい。任意の技術的に実現可能なメッセージが、バッテリー325のいずれかの決定されたバッテリー充電レベルに応答して、ディスプレイ320上に示されてよい。
プロセッサ330は、ワイヤレスデバイス300の決定されたバッテリー充電に基づいてバッテリー充電情報要素230を生成するためにバッテリー充電情報要素生成モジュール343を実行してよい。
プロセッサ330は、ビーコンフレーム200を生成するかまたは発生させるためにビーコン発生モジュール344を実行してよい。たとえば、プロセッサ330は、バッテリー325に関連する充電を決定し、バッテリー充電しきい値フラグフィールド232、バッテリー充電レベルフィールド234および残存動作時間フィールド236のうちの1つまたは複数に対する値を含めるためにバッテリー充電情報要素230を生成し、ビーコンフレーム200の中にバッテリー充電情報要素230を埋め込んでよい。
プロセッサ330は、(たとえば、APまたはGOとして動作する別のワイヤレスデバイスから)受信されたビーコンフレーム200の中に含まれる一部または全部の要素を復号するためにビーコン復号モジュール346を実行してよい。たとえば、トランシーバ310は、ビーコンフレーム200を受信してよい。プロセッサ330は、受信されたビーコンフレーム200を復号し、受信されたバッテリー充電情報要素230に基づいて他のワイヤレスデバイスのバッテリー充電情報を決定してよい。
プロセッサ330は、ワイヤレス通信をトランシーバ310を介して送信および受信するためにトランシーバ制御モジュール348を実行してよい。いくつかの実施形態では、プロセッサ330は、ビーコン発生モジュール344によって発生されたビーコンフレーム200をトランシーバ310を介して送信してよい。他の実施形態では、プロセッサ330は、ビーコンフレーム200をトランシーバ310を介して受信してよい。さらに他の実施形態では、プロセッサ330は、トランシーバ310を介してワイヤレスデバイスおよび/またはAPに接続してよい(たとえば、関連付けてよい、および/または認証してよい)。
加えて、プロセッサ330は、決定されたバッテリー充電に応答して、(たとえば、電力消費を低減するために)1つまたは複数のトランシーバ310の出力送信電力を調整してよい。
図4は、いくつかの実施形態による、ビーコンフレーム200をワイヤレスデバイス300から送信するための例示的な動作400を描く例示的なフローチャートを示す。図2および図3も参照すると、バッテリー325のバッテリー充電が決定される(410)。たとえば、プロセッサ330は、バッテリー325に関連する電圧を測定するために、ADCを使用することによってバッテリー325のバッテリー充電を決定してよい(しかし、他の回路および/または技法がバッテリー充電を決定するために使用されてもよい)。次に、ワイヤレスデバイス300は、バッテリー充電情報要素230を生成してよい(412)。たとえば、ワイヤレスデバイス300は、決定されたバッテリー充電に基づいて、バッテリー充電情報要素230のバッテリー充電しきい値フラグフィールド232、バッテリー充電レベルフィールド234、および/または残存動作時間フィールド236に適切な値を投入してよい。バッテリー充電情報要素230のバッテリー充電しきい値フラグフィールド232、バッテリー充電レベルフィールド234、および/または残存動作時間フィールド236のうちの1つまたは複数の中に供給された値は、ワイヤレスデバイス300に対して低バッテリー状態を示し得ることに留意されたい。次に、ワイヤレスデバイス300は、バッテリー充電情報要素230を含むビーコンフレーム200を1つまたは複数のトランシーバ310を使用して送信してよい(414)。たとえば、ワイヤレスデバイス300は、(412において決定された)バッテリー充電情報要素230をビーコンフレーム200の中に埋め込んでよい(またはバッテリー充電情報要素230をビーコンフレーム200に添付してよい)。
次いで、ビーコンフレーム200は、1つまたは複数のトランシーバ310によって他のワイヤレスデバイスに送信されてよい。また、ワイヤレスデバイス300は、決定されたバッテリー充電に基づいて1つまたは複数の動作を実行してよい(416)。一例では、ワイヤレスデバイス300は、(たとえば、決定されたバッテリー充電がしきい値より低下したとき、またはワイヤレスデバイス300の残存動作時間が時間しきい値より低下したとき)ワイヤレスデバイス300の1つまたは複数のトランシーバ310の送信電力を低減してよい。別の例では、ワイヤレスデバイス300は、ワイヤレスデバイス300のバッテリー充電レベルについて他のワイヤレスデバイスに警告するために、バッテリー充電情報を含むアクションフレームを別のワイヤレスデバイスに送ってよい。また、アクションフレームは、それの関連付けを第1のワイヤレスデバイスから別のワイヤレスデバイスに切り替えるための、第2のワイヤレスデバイスに対する命令を含んでよい。動作は、410に進んでよい。
図5は、いくつかの実施形態による、ワイヤレスデバイス300のバッテリー325のバッテリー充電に基づいて、ワイヤレスデバイス300によって実行され得る例示的な動作を描く例示的なフローチャートを示す(図4、416)。図5に示す動作は並列にまたは直列に実行されてよく、単独でまたは組合せで実行されてもよい。いくつかの実施形態では、アクションフレームは、ワイヤレスデバイス300の決定されたバッテリー充電に基づいて送信されてよい(502)。たとえば、アクションフレームは、バッテリー充電パーセンテージがしきい値より小さい、大きい、もしくはしきい値に等しいとき、バッテリー充電レベルがしきい値より小さい、大きい、もしくはしきい値に等しいとき、および/または残存動作時間がしきい値より小さい、大きい、もしくはしきい値に等しいときに送信されてよい。アクションフレームは、ワイヤレスデバイス300のバッテリー充電のパーセンテージ、ワイヤレスデバイス300のバッテリー充電レベル、および/またはワイヤレスデバイス300の残存動作時間を示してよい。このようにして、アクションフレームは、ワイヤレスデバイス300のバッテリー充電に関連する情報を別のワイヤレスデバイス(たとえば、受信デバイス)に提供してよい。
また、アクションフレームは、それの関連付けを第1のワイヤレスデバイスから別のワイヤレスデバイスに切り替えるための、第2のワイヤレスデバイスに対する命令を含んでよい。ワイヤレスデバイス300が(たとえば、低バッテリー状態に起因して)示された時間期間内にシャットダウンする可能性があることをアクションフレームが示す実施形態では、受信デバイスは、ワイヤレスデバイス300によって提供されているワイヤレスリンクが低バッテリー状態に起因して終了される前に、別のAPを探索(たとえば、走査)してそれと関連付けすることによって、シャットダウンに備えてよい。
いくつかの実施形態では、アクションフレームは、ビーコンフレーム200および/またはプローブ応答の中に埋め込まれたバッテリー充電情報要素230を復号し得ない可能性がある受信デバイスに送信される場合がある。たとえば、受信デバイスが、ビーコンフレームまたはプローブ応答の中に埋め込まれたバッテリー充電情報要素230を復号し得ない場合、受信デバイスは、バッテリー充電情報要素230が復号され得ないことをワイヤレスデバイス300に示してよい。その表示に応答して、ワイヤレスデバイス300は、受信デバイスのMACアドレス(または他の識別情報)を記憶し、その後、ワイヤレスデバイス300のバッテリー充電情報を含むアクションフレーム(たとえば、または何らかの他の適切なユニキャストフレーム)を受信デバイスに送ってもよい。
いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス300は、決定されたバッテリー充電に基づいて1つまたは複数の節電動作を実行してよい(504)。たとえば、バッテリー充電のレベルまたはパーセンテージがしきい値より低下したとき、または残存動作時間がしきい値より低下したとき、ワイヤレスデバイス300は、それのトランシーバ310の出力送信電力を低減してよく、またはワイヤレスデバイス300によって管理されているネットワークに対して新しいSTAを受け入れることを中止してもよい。いくつかの他の実施形態では、他の技術的に実現可能な節電動作が、たとえば、アイドルソフトウェアアプリケーションをシャットダウンすること、使用されていないハードウェアアクセサリをオフにすること、および/またはワイヤレスデバイス300の電力を下げることなどを実行されてよい。2つの例示的な動作502および504だけが上記で説明されたが、他の実施形態では、任意の他の技術的に実現可能な動作が、ワイヤレスデバイス300の決定されたバッテリー充電に基づいてワイヤレスデバイス300によって実行されてもよい。
図6は、いくつかの実施形態による、バッテリー充電情報要素230を含むビーコンフレーム200を、ワイヤレスデバイス300によって受信するための例示的な動作600を描く例示的なフローチャートを示す。図2および図3も参照すると、バッテリー充電情報要素230を含むビーコンフレーム200は、クライアントデバイスまたはSTAとして働いている間のワイヤレスデバイス300によって受信されてよい(610)。たとえば、ワイヤレスデバイス300は、ビーコンフレーム200を関連付けられたAPからトランシーバ310を介して受信してよい。次に、ワイヤレスデバイス300は、ビーコンフレーム200内に含められているバッテリー充電情報要素230を復号してよい(612)。たとえば、ワイヤレスデバイス300は、バッテリー充電情報要素230を復号し、関連付けられたAPのバッテリー充電レベルまたはバッテリー充電パーセンテージを決定してよい。次に、ワイヤレスデバイス300は、受信されたバッテリー充電情報要素230に基づいて1つまたは複数の動作を実行してよい(614)。たとえば、ワイヤレスデバイス300は、バッテリー充電情報要素230に基づいてメッセージをユーザに表示してよく、別のWi-FiネットワークもしくはAPを探索してよく、または他の動作を実行してよい。受信されたバッテリー充電情報要素230に基づいて実行され得る例示的な動作は、図7とともに以下で詳細に説明される。動作は、610に進んでよい。
図7は、いくつかの実施形態による、APまたはGOとして働く別のワイヤレスデバイスから受信されたバッテリー充電情報要素230に基づいてワイヤレスデバイス300によって実行され得る例示的な動作を描く例示的なフローチャートを示す(図6、614)。図7に示す動作は、並列にまたは直列に実行されてよく、単独でまたは組合せで実行されてもよい。いくつかの実施形態では、メッセージは、ワイヤレスデバイス300に関連付けられたディスプレイ320上に表示されてよい(702)。たとえば、ユーザに対するメッセージは、関連付けられたAPが決定された時間期間内にシャットダウンする可能性があることを示すために、ディスプレイ320上に表示されてよい。いくつかの実施形態では、時間期間は、バッテリー充電情報要素230によって示されてよい。別の例では、ディスプレイ320は、代替APを探索して選択するようにユーザにプロンプトしてよい。さらに別の例では、ディスプレイ320は、関連付けられたAPの残存動作時間(たとえば、その残存動作時間の間、そのAPによって提供されるワイヤレスリンクはアクティブのままであってよい)のカウントダウンを示してよい。
いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス300は、代替Wi-Fiネットワークを探索してよい(704)。たとえば、バッテリー充電情報要素230が他のワイヤレスデバイスにおける低バッテリー状態を示すことに応答して、ワイヤレスデバイス300は、現在関連付けられているAPが今後利用できなくなるとき、関連付けするべき代替Wi-Fiネットワークを走査することを開始してよい。いくつかの実施形態では、現在のAPのバッテリー充電がしきい値より小さいことをバッテリー充電情報要素230が示すとき、ワイヤレスデバイス300は、代替Wi-Fiネットワークを走査することを開始してよい。いくつかの他の実施形態では、ワイヤレスデバイス300は、代替Wi-Fiネットワークを走査する前に、任意の保留中のワイヤレス通信動作を完了してよい。代替Wi-Fiネットワークが特定された場合、ワイヤレスデバイス300は、他のワイヤレスデバイスによって提供されているワイヤレスリンクが利用できなくなる前に、代替Wi-Fiネットワークとの新しいネットワーク接続を確立してよい。
いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス300は、異なるトランシーバを介してネットワークに接続してよい(706)。たとえば、ワイヤレスデバイス300は、Wi-Fiトランシーバとセルラートランシーバとを含んでよい。ワイヤレスデバイス300は、Wi-Fiトランシーバを介して第1のネットワークに接続されてよい。バッテリー充電情報要素230に応答して、ワイヤレスデバイス300は、セルラートランシーバを介して第2のネットワークに接続してよい。いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス300は、セルラートランシーバに関連付けられる第2のネットワークに接続する前に、Wi-Fiトランシーバに関連付けられている任意の保留中のワイヤレス通信動作を完了してよい。3つの例示的な動作702、704および706だけが上記で説明されたが、他の実施形態では、任意の他の技術的に実現可能な動作が、バッテリー充電情報要素230に基づいてワイヤレスデバイス300によって実行されてもよい。
上記の明細書において、本実施形態について、その特定の例示的な実施形態を参照しながら説明してきた。しかし、添付の特許請求の範囲に記載された本開示のより広い範囲から逸脱することなく、様々な修正および変更をそれに加えることができることは明らかであろう。したがって、本明細書および図面は、限定的な意味を持つものではなく例示的な意味を持つものであると見なされるべきである。
100 ワイヤレスネットワーク
101 ワイヤレスデバイス
102 ワイヤレスデバイス
103 ワイヤレスデバイス
200 ビーコンフレーム
210 ヘッダ
220 フレーム本体
230 バッテリー充電情報要素
232 バッテリー充電しきい値フラグフィールド
234 バッテリー充電レベルフィールド
236 残存動作時間フィールド
240 フレーム検査シーケンス
300 ワイヤレスデバイス
310 トランシーバ
320 ディスプレイ
325 バッテリー
330 プロセッサ
340 メモリ
342 ディスプレイ制御モジュール
343 バッテリー充電情報要素(IE)生成モジュール
344 ビーコン発生モジュール
345 アンテナ
346 ビーコン復号モジュール
348 トランシーバ制御モジュール

Claims (30)

  1. 第1のワイヤレスデバイスをクライアントデバイスとして動作させる方法であって、
    第1のワイヤレスネットワークを支援する第2のワイヤレスデバイスから、前記第2のワイヤレスデバイスのバッテリーのバッテリー充電情報を含むバッテリー充電情報要素を含むビーコンフレームを受信するステップと、
    前記バッテリー充電情報に少なくとも部分的に基づいて前記第1のワイヤレスデバイス内で1つまたは複数の動作を実行するステップとを含む、方法。
  2. 前記バッテリー充電情報が、前記バッテリーの充電の残存パーセンテージ、前記バッテリーの充電の消耗パーセンテージ、前記バッテリーの充電レベルがしきい値より小さいとの決定、またはそれらの組合せを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のワイヤレスデバイス内で前記1つまたは複数の動作を実行するステップが、
    前記バッテリー充電情報が前記第2のワイヤレスデバイスの低バッテリー状態を示すことに応答して、
    1つまたは複数のワイヤレス通信動作を前記第1のワイヤレスネットワークを介して完了するステップと、
    第2のワイヤレスデバイス内の前記低バッテリー状態に起因して前記第1のワイヤレスネットワークが終了する前に第2のワイヤレスネットワークを走査するステップと、
    前記第2のワイヤレスネットワークとのワイヤレス接続を確立するステップとを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記バッテリー充電情報が、前記第2のワイヤレスデバイスの残存動作時間を示し、残存動作時間の後に前記第2のワイヤレスデバイスが前記第1のワイヤレスネットワークを終了することになる、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1のワイヤレスデバイス内で前記1つまたは複数の動作を実行するステップが、
    前記第2のワイヤレスデバイスの前記残存動作時間がしきい値より小さいことに応答して、
    前記第1のワイヤレスネットワークが終了する前に前記第2のワイヤレスデバイスと関連付け解除するステップと、
    別のワイヤレスデバイスと関連付けするステップとを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1のワイヤレスデバイスにおいて、前記受信されたビーコンフレーム中に含まれる前記バッテリー充電情報要素を復号することが不可能と決定するステップと、
    前記第1のワイヤレスデバイスが前記受信されたバッテリー充電情報要素を復号することが不可能であることの表示を、前記第2のワイヤレスデバイスに送るステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記バッテリーの充電レベルを示すアクションフレームを前記第2のワイヤレスデバイスから受信するステップをさらに含み、前記表示を送る前記ステップが、前記第2のワイヤレスデバイスに前記アクションフレームを送信することを行わせる、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1のワイヤレスデバイス内で前記1つまたは複数の動作を実行するステップが、
    前記バッテリーの充電レベル、前記バッテリーの充電の残存パーセンテージ、前記バッテリーの充電の消耗パーセンテージ、および前記第2のワイヤレスデバイスの残存動作時間から成るグループのうちの少なくとも1つのメンバーを含むメッセージを、前記第1のワイヤレスデバイスのディスプレイ上に表示するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 第1のワイヤレスデバイスであって、
    トランシーバと、
    バッテリーと、
    前記トランシーバおよび前記バッテリーに結合されたプロセッサと、
    命令を記憶するメモリとを備え、前記命令が、前記プロセッサによって実行されたとき、前記第1のワイヤレスデバイスに、
    第1のワイヤレスネットワークを支援する第2のワイヤレスデバイスから、前記第2のワイヤレスデバイスのバッテリーのバッテリー充電情報を含むバッテリー充電情報要素を含むビーコンフレームを受信することと、
    前記バッテリー充電情報に少なくとも部分的に基づいて前記第1のワイヤレスデバイス内で1つまたは複数の動作を実行することとを行わせる、第1のワイヤレスデバイス。
  10. 前記バッテリー充電情報が、前記バッテリーの充電の残存パーセンテージ、前記バッテリーの充電の消耗パーセンテージ、前記バッテリーの充電レベルがしきい値より小さいとの決定、またはそれらの組合せを含む、請求項9に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  11. 前記1つまたは複数の動作を実行するための前記命令の実行が、前記第1のワイヤレスデバイスに、さらに、
    前記バッテリー充電情報が前記第2のワイヤレスデバイスの低バッテリー状態を示すことに応答して、
    1つまたは複数のワイヤレス通信動作を前記第1のワイヤレスネットワークを介して完了することと、
    前記第2のワイヤレスデバイス内の前記低バッテリー状態に起因して前記第1のワイヤレスネットワークが終了する前に第2のワイヤレスネットワークを走査することと、
    前記第2のワイヤレスネットワークとのワイヤレス接続を確立することとを行わせる、請求項10に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  12. 前記バッテリー充電情報が、前記第2のワイヤレスデバイスの残存動作時間を示し、残存動作時間の後に前記第2のワイヤレスデバイスが前記第1のワイヤレスネットワークを終了することになる、請求項9に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  13. 前記1つまたは複数の動作を実行するための前記命令の実行が、前記第1のワイヤレスデバイスに、さらに、
    前記第2のワイヤレスデバイスの前記残存動作時間がしきい値より小さいことに応答して、
    前記第1のワイヤレスネットワークが終了する前に前記第2のワイヤレスデバイスと関連付け解除することと、
    別のワイヤレスデバイスと関連付けすることとを行わせる、請求項12に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  14. 前記命令の実行が、前記第1のワイヤレスデバイスに、さらに、
    前記第1のワイヤレスデバイスにおいて、前記受信されたビーコンフレーム中に含まれる前記バッテリー充電情報要素を復号することが不可能と決定することと、
    前記第1のワイヤレスデバイスが前記受信されたバッテリー充電情報要素を復号することが不可能であることの表示を、前記第2のワイヤレスデバイスに送ることとを行わせる、請求項9に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  15. 前記命令の実行が、前記第1のワイヤレスデバイスに、さらに、
    前記バッテリーの充電レベルを示すアクションフレームを前記第2のワイヤレスデバイスから受信させ、前記表示を送ることが、前記第2のワイヤレスデバイスに前記アクションフレームを送信することを行わせる、請求項14に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  16. 前記1つまたは複数の動作を実行するための前記命令の実行が、前記第1のワイヤレスデバイスに、
    前記バッテリーの充電レベル、前記バッテリーの充電の残存パーセンテージ、前記バッテリーの充電の消耗パーセンテージ、および前記第2のワイヤレスデバイスの残存動作時間から成るグループのうちの少なくとも1つのメンバーを含むメッセージを、前記第1のワイヤレスデバイスのディスプレイ上に表示させる、請求項9に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  17. プログラム命令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、前記プログラム命令が、クライアントデバイスとして動作する第1のワイヤレスデバイスのプロセッサによって実行されたとき、前記第1のワイヤレスデバイスに、
    第1のワイヤレスネットワークを支援する第2のワイヤレスデバイスから、前記第2のワイヤレスデバイスのバッテリーのバッテリー充電情報を含むバッテリー充電情報要素を含むビーコンフレームを受信することと、
    前記バッテリー充電情報に少なくとも部分的に基づいて前記第1のワイヤレスデバイス内で1つまたは複数の動作を実行することとを含む動作を実行させる、コンピュータ可読記憶媒体。
  18. 前記1つまたは複数の動作を実行するための前記命令の実行が、前記第1のワイヤレスデバイスに、さらに、
    前記バッテリー充電情報が前記第2のワイヤレスデバイスの低バッテリー状態を示すことに応答して、
    1つまたは複数のワイヤレス通信動作を前記第1のワイヤレスネットワークを介して完了することと、
    前記第2のワイヤレスデバイス内の前記低バッテリー状態に起因して前記第1のワイヤレスネットワークが終了する前に第2のワイヤレスネットワークを走査することと、
    前記第2のワイヤレスネットワークとのワイヤレス接続を確立することとを行わせる、請求項17に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  19. 前記バッテリー充電情報が、前記第2のワイヤレスデバイスの残存動作時間を示し、残存動作時間の後に前記第2のワイヤレスデバイスが前記第1のワイヤレスネットワークを終了することになる、請求項17に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  20. 前記1つまたは複数の動作を実行するための前記命令の実行が、前記第1のワイヤレスデバイスに、さらに、
    前記第2のワイヤレスデバイスの前記残存動作時間がしきい値より小さいことに応答して、
    前記第1のワイヤレスネットワークが終了する前に前記第2のワイヤレスデバイスと関連付け解除することと、
    別のワイヤレスデバイスと関連付けすることとを行わせる、請求項19に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  21. 前記命令の実行が、前記第1のワイヤレスデバイスに、さらに、
    前記第1のワイヤレスデバイスにおいて、前記受信されたビーコンフレーム中に含まれる前記バッテリー充電情報要素を復号することが不可能と決定することと、
    前記第1のワイヤレスデバイスが前記受信されたバッテリー充電情報要素を復号することが不可能であることの表示を、前記第2のワイヤレスデバイスに送ることとを行わせる、請求項17に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  22. 前記命令の実行が、前記第1のワイヤレスデバイスに、さらに、
    前記バッテリーの充電レベルを示すアクションフレームを前記第2のワイヤレスデバイスから受信させ、前記表示を送ることが、前記第2のワイヤレスデバイスに前記アクションフレームを送信することを行わせる、請求項21に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  23. 前記1つまたは複数の動作を実行するための前記命令の実行が、前記第1のワイヤレスデバイスに、
    前記バッテリーの充電レベル、前記バッテリーの充電の残存パーセンテージ、前記バッテリーの充電の消耗パーセンテージ、および前記第2のワイヤレスデバイスの残存動作時間から成るグループのうちの少なくとも1つのメンバーを含むメッセージを、前記第1のワイヤレスデバイスのディスプレイ上に表示させる、請求項17に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  24. クライアントデバイスとして動作する第1のワイヤレスデバイスであって、
    第1のワイヤレスネットワークを支援する第2のワイヤレスデバイスから、前記第2のワイヤレスデバイスのバッテリーのバッテリー充電情報を含むバッテリー充電情報要素を含むビーコンフレームを受信するための手段と、
    前記バッテリー充電情報に少なくとも部分的に基づいて前記第1のワイヤレスデバイス内で1つまたは複数の動作を実行するための手段とを含む、第1のワイヤレスデバイス。
  25. 前記バッテリー充電情報が、前記バッテリーの充電の残存パーセンテージ、前記バッテリーの充電の消耗パーセンテージ、前記バッテリーの充電レベルがしきい値より小さいとの決定、またはそれらの組合せを含む、請求項24に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  26. 前記第1のワイヤレスデバイス内で前記1つまたは複数の動作を実行するための前記手段が、
    前記バッテリー充電情報が前記第2のワイヤレスデバイスの低バッテリー状態を示すことに応答して、
    1つまたは複数のワイヤレス通信動作を前記第1のワイヤレスネットワークを介して完了することと、
    前記第2のワイヤレスデバイス内の前記低バッテリー状態に起因して前記第1のワイヤレスネットワークが終了する前に第2のワイヤレスネットワークを走査することと、
    前記第2のワイヤレスネットワークとのワイヤレス接続を確立することとを行うためのものである、請求項25に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  27. 前記バッテリー充電情報が、前記第2のワイヤレスデバイスの残存動作時間を示し、残存動作時間の後に前記第2のワイヤレスデバイスが前記第1のワイヤレスネットワークを終了することになる、請求項24に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  28. 前記第1のワイヤレスデバイス内で前記1つまたは複数の動作を実行するための前記手段が、
    前記第2のワイヤレスデバイスの前記残存動作時間がしきい値より小さいことに応答して、
    前記第1のワイヤレスネットワークが終了する前に前記第2のワイヤレスデバイスと関連付け解除することと、
    別のワイヤレスデバイスと関連付けすることとを行うためのものである、請求項27に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  29. 前記第1のワイヤレスデバイスにおいて、前記受信されたビーコンフレーム中に含まれる前記バッテリー充電情報要素を復号することが不可能と決定するための手段と、
    前記第1のワイヤレスデバイスが前記受信されたバッテリー充電情報要素を復号することが不可能であることの表示を、前記第2のワイヤレスデバイスに送るための手段とをさらに含む、請求項24に記載の第1のワイヤレスデバイス。
  30. 前記第1のワイヤレスデバイス内で前記1つまたは複数の動作を実行するための前記手段が、
    前記バッテリーの充電レベル、前記バッテリーの充電の残存パーセンテージ、前記バッテリーの充電の消耗パーセンテージ、および前記第2のワイヤレスデバイスの残存動作時間から成るグループのうちの少なくとも1つのメンバーを含むメッセージを、前記第1のワイヤレスデバイスのディスプレイ上に表示するためのものである、請求項24に記載の第1のワイヤレスデバイス。
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