添付の図面に関して以下に記載する詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書で説明する概念が実践される場合がある唯一の構成を表すことは意図されていない。詳細な記述は、種々の概念を完全に理解できるようにするための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践される場合があることは当業者に明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にするのを避けるために、よく知られている構成要素がブロック図の形において示される。
本開示は、いくつかの態様において、少なくとも物理層における少なくとも1つの他の無線アクセス技術(RAT)での通信を支援するために、本明細書で支援RATと呼ばれる少なくとも1つのRATを利用することに関する。これは、他のRATを使用して通信する際に支援RATのいくつかの特性(たとえば、物理層特性)を活用することを容易にすることができる。この点について、物理層において支援RATおよび他のRATを使用して通信するために、共通媒体アクセス制御(MAC)層および/またはより高い層を提供することができる。さらに、たとえば、支援RATが通信のための同期されたタイムラインに関係する場合、他のRATは、支援RATの物理層特性のいくつかを容易に活用するためにも、タイムラインに基づいて同期することができる。たとえば、支援RATのタイムラインは、サブフレーム、フレーム、送信時間間隔(TTI)など、通信がスケジュールされる時間の区分に関係し得る。したがって、たとえば、第1のRATを支援RATのタイムラインと整合することは、第1のRATにおける信号の送信の開始を、支援RATの時間の区分(たとえば、サブフレーム、フレーム、TTIなど)の開始と整合することを含むことができる。したがって、第1のRATで第1の物理層接続を介して通信を受信するノードは、支援RATに関係する時間の区分で通信が開始することを予想することができる。支援RATが同期通信を容易にする場合、第1のRATもこの点で同期され得、本明細書で説明する多くの利点をもたらすことができる。
特定の例では、別のセルラー技術および/またはローカルエリアネットワーク(LAN)技術、たとえば米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(たとえば、Wi-Fi)などにおける通信を支援するために、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)または他のユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)技術などのセルラー技術を利用することができる。たとえば、LTEは、同期通信、ハイブリッド自動再送/要求(HARQ)動作、巡回冗長検査(CRC)など、それらのいくつかの特性に基づいて信頼できる通信を提供することができる。したがって、(たとえば、別の通信リンクを介して)物理層において他のRATを使用する通信をサポートするために、これらの特性を(たとえば、LTE通信リンクを介して)物理層において活用することができる。たとえば、いくつかのRAT(たとえば、Wi-Fi)の非同期性によって、一般に干渉が起こりやすくなり、より詳細には、複数のノードが同時に送信する場合に衝突に陥りやすい。たとえば、Wi-Fiでは、キャリア検知多重アクセス(CSMA)および衝突回避(CA)が実装されているが、いくつかの場合には、影響が限定的である可能性がある。たとえば、極めて混雑している周波数スペクトル(たとえば、無認可帯域)では、干渉レベルがかなり高い可能性があり、中断のない送信機会が通信媒体にアクセスできるようになるのを待って、大量のエアタイムが浪費される可能性がある。また、ワイヤレスデバイスが失敗した試行ごとに通信媒体へのアクセスの試みをさらに遅らせるので、CSMAで指定された送信(TX)時間バックオフは、MAC効率および総データスループットを低下させる可能性がある。さらに、Wi-Fiは「隠れノード」の問題を受けやすく、いくつかの展開シナリオでは衝突確率が高くなる。たとえば、隠れノードは、送信が受信ノードによって検出可能であるが、受信ノードに送信する別のノードによっては検出されないノードを指し得る。したがって、送信ノードからの送信は、隠れノードから/への通信を妨害する可能性がある。隠れノードの問題を軽減するための技法(たとえば、送信要求(RTS)/送信クリア(CTS))が存在するが、MAC効率をさらに低下させる可能性がある。
さらに、Wi-Fiアクセスポイントのカバレージ(または範囲)は、同じまたは類似のTX電力での代替セルラー技術に比べて小さい。これは、部分的には、変調およびコーディング方式(MCS)0畳み込みコード(CC)でコード化され、適切なCRC表示を有さないレガシー信号(L-SIG)プリアンブルフィールド(およびある程度まで非常に高いスループット信号(VHT-SIG))の既知の問題に起因する。より小さいカバレージエリアの別の理由は、セルラー通信におけるセルエッジ受信を向上させるHARQの欠如である。したがって、本明細書でさらに説明するように、LTEのそのような特性は、物理層においてLTEリンク(または他のセルラーもしくはワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)技術)をさらに利用することによって、Wi-Fiに活用することができる。たとえば、認可LTEは、Wi-Fiほどの干渉を受けず、より良いカバレージなどを提供するが、帯域幅あたりのコストが高くなる可能性がある。したがって、本明細書で説明する態様によれば、課金、認証など、Wi-Fiのいくつかの制御手順、ならびにHARQ、CRCなどの無認可帯域におけるWi-Fiのカバレージ/範囲に影響を及ぼす機能を処理するために、低帯域幅のLTEキャリアを使用することができる。しかしながら、データ送信は、Wi-Fiリンクを介して実行することができ、これは、高データレート通信のためのより良いコスト構造を有することができる。この点について、LTEリンクを選択的に利用することは、スケジュールされた通信、カバレージエリアの増加、HARQフィードバックの信頼性の向上、アクセスポイントのコラボレーション機能(たとえば、ビームフォーミング、関連するチャネルサウンディングなど)など、通常達成できないWi-Fiリンクのための追加機能を提供することを可能にすることができる。Wi-Fiを活用するために、LTE、または他のセルラーもしくはWWAN技術の特性を利用するいくつかの態様は、ライセンスアシストアクセスまたはLAAと呼ばれ得る。
さらに、この点に関して、第1のRATのタイムラインを支援RATと同期させることは、同期タイミングを有することに基づいて、第1のRATのアクセスポイント間のコラボレーションを可能にする。たとえば、第1のRATのアクセスポイントは、同期タイミングに基づいてアクセス端末と通信する際に協調的なビームフォーミングを実行することができる。さらに、たとえば、アクセスポイントは、UEからの信号で得られた同相(I)/直交(Q)サンプルだけでなく、(たとえば、同様の時間期間内に)他の同期されたアクセスポイントによってアクセス端末から受信された他の信号のI/Qサンプルに基づいて、アクセス端末からパケットを検出することができる。
第1のRATのアップリンクリソースを介して第2のRATのための制御データを送信するために、異なるRATを使用して複数のセルと通信するユーザ機器(UE)について、以前の構成が開発されている。これらの構成では、第1のRATを使用して制御データを通信することを容易にするために、第2のRATでの制御データを送るためのタイミングを、第1のRATを使用して送信するタイミングに実質的に適合させることができる。これは、複数の理由から、本明細書で説明する態様とは異なる。たとえば、本明細書で説明する態様は、制御データが送られるRAT(第1のRAT)と、制御データが送られるRAT(支援RAT)とを同期させることにさらに関する。したがって、第1のRATがすでに支援RATに同期されているので、支援RATを使用して制御データを送信するタイミングを適合させる必要はない。さらに、これらの以前の構成では、第1のRAT接続および第2のRAT接続での物理層接続をサポートする共通のMAC層は存在しない。
さらに、他の以前の構成では、Wi-Fi支援情報をUEに送信するためにLTEを使用することができ、Wi-Fi支援情報は、Wi-Fiを構成するためにUEによって使用される。しかしながら、これらの構成では、Wi-Fi接続は、LTE接続に同期されない。さらに、これらの構成では、Wi-Fi接続およびLTE接続での物理層接続をサポートする共通のMAC層は存在しない。他の以前の構成は、1つのネットワークを別のネットワークのタイミング基準として使用することを説明しているが、本明細書で説明するように、支援RATのタイミングを使用して1つのRATの接続を同期させない。
本開示の態様は、以下の説明および特定の開示された態様を対象とする関連する図面において提示される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替の態様が考案されてもよい。加えて、さらに関連性のある詳細を不明瞭にしないように、本開示のよく知られている態様については詳細に説明しないことがあり、または省略されることがある。さらに、多くの態様について、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行されるべきアクションのシーケンスの観点から説明する。本明細書において説明する様々な動作は、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって実行することも、あるいは1つもしくは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって実行することも、あるいはその両方の組合せによって実行することもできることが認識されよう。さらに、本明細書において説明するこれらの動作のシーケンスは、実行時に本明細書において説明する機能を関連するプロセッサに実施させる、対応するコンピュータ命令のセットを記憶した任意の形態のコンピュータ可読記憶媒体内で完全に実施されると見なすことができる。したがって、本開示の様々な態様は、すべてが特許請求される主題の範囲内のものであると考えられるいくつかの異なる形態において具現化されてもよい。さらに、本明細書において説明する態様ごとに、任意のそのような態様の対応する形態について、本明細書では、たとえば、説明する動作を実行する「ように構成された論理」として説明する場合がある。
図1は、例示的な通信システム100(たとえば、通信ネットワークの一部分)のいくつかのノードを示す。例示のために、互いに通信する、1つまたは複数のアクセス端末、アクセスポイント、およびネットワークエンティティの文脈において、本開示の様々な態様について説明する。しかしながら、本明細書の教示は、他の用語を使用して参照される、他のタイプの装置または他の同様の装置に適用可能な場合があることを諒解されたい。たとえば、様々な実装形態では、アクセスポイントは、基地局、NodeB、eNodeB、ホームNodeB、ホームeNodeB、スモールセル、マクロセル、フェムトセルなどと呼ばれること、またはそれらとして実装されることがあり、一方、アクセス端末は、ユーザ機器(UE)、移動局などと呼ばれること、またはそれらとして実装されることがある。
システム100内のアクセスポイントは、システム100のカバレージエリア内にインストールされ得るか、またはそのカバレージエリア全体でローミングし得る1つまたは複数のワイヤレス端末(たとえば、アクセス端末102)に、1つまたは複数のサービス(たとえば、ネットワーク接続)へのアクセスを提供する。たとえば、様々な時点において、アクセス端末102は、アクセスポイント106、またはシステム100内の何らかの他のアクセスポイント(図示せず)に接続し得る。1つまたは複数のアクセスポイント106は、ネットワーク接続を容易にするために、他のアクセスポイント、および/またはバックエンドネットワーク構成要素(たとえば、課金、認証、または他のサブスクリプション検証機能などのための構成要素)を含む1つまたは複数のネットワークエンティティ(便宜上、ネットワークエンティティ108によって表される)と通信し得る。そのようなネットワークエンティティのうちの2つ以上は、コロケートされている可能性があり、かつ/または、そのようなネットワークエンティティのうちの2つ以上は、ネットワーク全体に分布している可能性がある。
ネットワークエンティティは、たとえば、1つまたは複数の無線ネットワークエンティティおよび/またはコアネットワークエンティティなどの様々な形態をとり得る。したがって、様々な実装形態では、ネットワークエンティティ108は、ネットワーク管理(たとえば、運用、アドミニストレーション、管理、およびプロビジョニングのエンティティを介した)、呼制御、セッション管理、モビリティ管理、ゲートウェイ機能、インターワーキング機能、請求/認証機能、または何らかの他の適切なネットワーク機能のうちの少なくとも1つなどの機能を表すことができる。いくつかの態様では、モビリティ管理は、トラッキングエリア、ロケーションエリア、ルーティングエリア、または何らかの他の適切な技法の使用を通してアクセス端末の現在のロケーションを追跡することと、アクセス端末のページングを制御することと、アクセス端末にアクセス制御を提供することとに関する。
アクセス端末102は、第1のRATを使用してアクセスポイント106(および/または他のアクセスポイントもしくはネットワークノード)と通信するための第1のRAT無線機110を含み得る。同様に、アクセスポイント106は、第1のRATを使用してアクセス端末102(および/または他のアクセス端末/UEもしくはネットワークノード)と通信するための第1のRAT無線機112を含むことができる。一例では、第1のRATはWi-Fiとすることができるが、第1のRATは、アクセス端末102とアクセスポイント106との間の物理層通信(たとえば、オーバージエア(OTA)を増強するために、支援RATの態様を使用することから利益を得ることができる実質的に任意のRAT(たとえば、別のLAN RATまたはセルラー技術RAT)とすることができることを諒解されたい。この点について、アクセス端末102は、第1のRATを支援するために、別のRATを使用してアクセスポイント106(および/または他のアクセスポイントもしくはネットワークノード)とさらに通信するための支援RAT無線機114も含み得る。同様に、アクセスポイント106は、第1のRATを支援するために、別のまたは異なるRATを使用してアクセス端末102(および/または他のUEもしくはネットワークノード)と通信するための支援RAT無線機116を含むことができる。一例では、支援RAT無線機114および116に対応する支援RATはLTEとすることができるが、支援RATは、アクセス端末102とアクセスポイント106との間の通信のための第1のRATの物理層を増強するための有利な特性を有し得る実質的に任意のRAT(たとえば、LAN RATまたは他のセルラー技術RAT)とすることができることを諒解されたい。
この点について、アクセス端末102は、物理層において(第1のRAT無線機110を介した)第1のRATおよび(支援RAT無線機114を介した)支援RATを介してネットワークエンティティ108にアクセスするために、アクセスポイント106と通信し得る。図1にさらに示すように、アクセス端末102は、随意に、複数の物理層を介して(たとえば、第1のRAT無線機110を使用して第1のRAT物理層(PHY)152を介して、または支援RAT無線機114を使用して支援RAT PHY154を介して)、RATがアクセスポイント106に通信するためのパケットを生成するための(および/またはアクセスポイント106からパケットを受信するための)共通MAC/無線リンク制御(RLC)層150(および/または上位層)を含み得る。同様に、たとえば、アクセスポイント106は、随意に、パケットを生成し、複数の物理層を介してアクセス端末102に送信する、および/またはそこからパケットを受信するための共通MAC/RLC層160を含み得る。共通MAC/RLC層160は、第1のRAT PHY162および支援RAT PHY164をサポートし、したがって、第1のRAT無線機112を使用する第1のRAT PHY162、または支援RAT無線機116を使用する支援RAT PHY164のいずれかまたは両方を介してMAC PDUを送信することができる。したがって、たとえば、アクセスポイント106との通信を向上させるために、支援RATの物理層の態様を利用することができる。たとえば、これらの態様は、第1のRAT PHY152を介したパケットの通信を増強するために、支援RAT PHY154においてHARQ、CRCなどを利用することを含み得る。別の例では、支援RATのこれらのまたは他の特性または態様の活用を容易にするために、アクセス端末102および/またはアクセスポイント106は、支援RAT PHY154/164に関するタイムラインに基づいて、第1のRAT PHY152/162についての通信を同期させることができる。さらに、一例では、支援RATよりも容易に達成でき得るあるサービス品質(QoS)を提供するために、支援RAT PHY154/164を(たとえば、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)など)排他的に利用することがで
きる。いずれの場合にも、この点について、アクセスポイント106は、対応するRAT物理層を介してアクセス端末102から通信を受信し、ネットワークエンティティ108または他のネットワークノードに提供するための通信を処理することができる。アクセスポイント106は、(第1のRAT PHY162を使用して第1のRAT無線機112を介して)第1のRATおよび/または(支援RAT PHY164を使用して支援RAT無線機116を介して)支援RATを介してアクセス端末102に送信するための通信を同様に生成することができることを諒解されたい。
図2〜図13を参照すると、本明細書で説明するアクションまたは機能を実行することができる、1つまたは複数の構成要素および1つまたは複数の方法に関して態様が示されている。一態様では、本明細書で使用する「構成要素」という用語は、システムを構成する部品のうちの1つとすることができ、ハードウェアまたはソフトウェアまたはそれらの何らかの組合せとすることができ、他の構成要素に分割することができる。図3、図5、図7、図10および図12において下で説明される動作は、特定の順序で、および/または例示的な構成要素によって実行されるものとして提示されるが、アクションの順序およびアクションを実行する構成要素は、実装形態に応じて様々であり得ることを理解されたい。その上、以下のアクションまたは機能は、特別にプログラムされたプロセッサ、特別にプログラムされたソフトウェアもしくはコンピュータ可読媒体を実行するプロセッサ、または説明されるアクションもしくは機能を実行することが可能なハードウェア構成要素および/もしくはソフトウェア構成要素の任意の他の組合せによって実行される場合があることは理解されたい。
図2は、RATを使用して通信を向上させるためにRATおよび支援RATを使用して通信するための例示的なシステム200を示す。システム200は、ワイヤレス通信を使用してアクセスポイント106と通信するアクセス端末102(たとえば、UE)を含む。説明したように、アクセス端末102は、第1のRATを使用してアクセスポイント106と通信するための第1のRAT無線機110を含むことができ、アクセスポイント106は、第1のRATを使用してアクセス端末102と通信するための第1のRAT無線機112を含むことができる。さらに、説明したように、アクセス端末102は、支援RATを使用してアクセスポイント106と通信するための支援RAT無線機114を含むことができ、アクセスポイント106は、支援RATを使用してアクセス端末102と通信するための支援RAT無線機116を含むことができる。システム200は、随意に、(たとえば、バックホールリンクを介して)アクセスポイント106および/または(たとえば、第1のRAT無線機および支援RAT無線機を介して)アクセス端末102と通信し得る隣接するアクセスポイント250も含む。隣接するアクセスポイント250が存在する場合、隣接するアクセスポイント250は、後述のように、アクセスポイント106と同様の構成要素を含み得るが、説明を簡単にするために、これらの構成要素は、隣接するアクセスポイント250には示されていない。
アクセスポイント106は、プロセッサ202およびメモリ204も含むことができ、プロセッサ202およびメモリ204は、アクセスポイント106に関して説明した様々な構成要素に関係する命令および/またはパラメータを実装、実行、および/または記憶するために、バスまたは他の媒体を介して互いに結合され得る。別の例では、様々な構成要素のうちの1つまたは複数が、他のプロセッサ(図示せず)によって実装または実行され得る。一例では、プロセッサ202は、図15で説明する処理システム1534、図16におけるプロセッサのうちの1つまたは複数(たとえば、Txデータプロセッサ1614、プロセッサ1630、Rxデータプロセッサ1642など)などの少なくとも一部とすることができる。一例では、メモリ204は、図15に関連して説明するメモリ構成要素1540、図16で説明する1つまたは複数のメモリ(たとえば、データソース1612、メモリ1632など)などの少なくとも一部とすることができる。たとえば、様々な構成要素は、支援RATのタイムラインに少なくとも部分的に基づいてアクセス端末との第1の接続を介して第1のRATを使用して通信を同期させるための第1のRAT同期構成要素210、第2の接続を介して支援RATを使用して、第1のRATに関係するプリアンブルを送信するためのプリアンブル送信構成要素212、スケジューリング要求を、第2の接続を介して支援RATを介してアクセス端末に通信することによって、アクセス端末からの送信をスケジューリングするための送信スケジューリング構成要素214、第1の接続を介して第1のRATを使用して受信された通信のためのHARQフィードバックを、第2の接続を介して支援RATを使用して通信するためのHARQ構成要素216、(たとえば、1つまたは複数のアクセス端末へのビームフォーミングを実行するために使用される)チャネルサウンディングを容易にするためにNDPを1つまたは複数のアクセス端末に送信するためのヌルデータパケット(NDP)送信構成要素218、および/または第1のRATの同期に基づいて第1のRATに関係する1つまたは複数の機能を実行するために他のアクセスポイントと共同するように構成されたアクセスポイントコラボレーション構成要素220とを含むことができる。
アクセス端末102はまた、プロセッサ206およびメモリ208を含むことができ、プロセッサ206およびメモリ208は、アクセス端末102に関して説明した様々な構成要素に関係する命令および/またはパラメータを実装、実行、および/または記憶するために、バスまたは他の媒体を介して互いに結合され得る。別の例では、様々な構成要素のうちの1つまたは複数が、他のプロセッサ(図示せず)によって実装または実行され得る。一例では、プロセッサ206は、図15で説明する処理システム1532、図16におけるプロセッサのうちの1つまたは複数(たとえば、Txデータプロセッサ1638、プロセッサ1670、Rxデータプロセッサ1660など)などの少なくとも一部とすることができる。一例では、メモリ208は、図15に関連して説明するメモリ構成要素1538、図16で説明する1つまたは複数のメモリ(たとえば、データソース1636、メモリ1672など)などの少なくとも一部とすることができる。たとえば、様々な構成要素は、支援RATのタイムラインに少なくとも部分的に基づいてアクセスポイントとの第1の接続を介して第1のRATを使用して通信を同期させるための第1のRAT同期構成要素230、第2の接続を介して支援RATを使用して、第1のRATに関係するプリアンブルを受信するためのプリアンブル受信構成要素232、第1の接続を介して第1のRATを介して通信するためのアクセスポイントからのスケジューリング許可を受信し、および/または要求するための許可受信構成要素234、第2の接続を介して支援RATを使用して、第1の接続を介して第1のRATを使用して受信された通信のためのHARQフィードバックを通信するためのHARQ構成要素236、および/またはビームフォーミングの実行を容易にするために圧縮されたV行列を生成し、アクセスポイントに通信するためのチャネルサウンディング構成要素238を含み得る。一態様では、本開示で使用する「構成要素」という用語は、システムを構成する部品のうちの1つを指し得、ハードウェアまたはソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組合せとすることができ、ならびに/あるいは他の構成要素に分割することができる。
図3は、ワイヤレス通信において第1のRATと支援RATとの間のタイミングを同期させるための例示的な方法300のフロー図を示す。方法300は、ブロック310において、第1のRATを使用して第1の接続を確立するステップを含む。たとえば、第1のRAT無線機110は、第1のRATを使用してアクセスポイント106と第1の接続を確立することができ、および/または第1のRAT無線機112は、第1のRATを使用してアクセス端末102(図1および図2)と第1の接続を確立することができる。接続の確立は、アクセス端末102およびアクセスポイント106が通信できるように、手続きまたは手順が正常に完了することを伴い得る。一例では、第1のRAT無線機110は、第1のRAT(たとえば、ランダムアクセスチャネル(RACH)手順)、アクセス端末102がアクセスポイント106と通信することができることを確実にするための1つまたは複数の認証手順などを使用してアクセスポイント106と通信するためのリソースをアクセスポイント106から取得するための1つまたは複数のアクセス手順を実行することができる。一例では、第1のRATを使用して第1の接続を確立することは、後述するように、ブロック330でタイミングを同期させた後に実行され得る。
方法300は、ブロック320において、支援RATを使用して第2の接続を確立するステップも含む。たとえば、支援RAT無線機114は、支援RATを使用してアクセスポイント106と第2の接続を確立することができ、および/または支援RAT無線機116は、支援RATを使用してアクセス端末102と第2の接続を確立することができる。一例では、支援RAT無線機114は、支援RAT、アクセス端末102がアクセスポイント106と通信することができることを確実にするための1つまたは複数の認証手順などを使用してアクセスポイント106と通信するためのリソースをアクセスポイント106から取得するための1つまたは複数のアクセス手順を実行することができる。一例では、支援RATを使用して第2の接続を確立することは、後述するように、ブロック330でタイミングを同期させた後に実行され得る。
方法300は、ブロック330において、支援RATのタイムラインに少なくとも部分的に基づいて第1の接続のタイミングを同期させるステップを含む。第1のRAT同期構成要素210は、支援RATのタイムラインに少なくとも部分的に基づいて第1の接続(たとえば、第1のRAT無線機110を介して確立される、または確立されることになっている)のタイミングを同期させ得る。同様に、たとえば、第1のRAT同期構成要素230は、支援RATのタイムラインに少なくとも部分的に基づいて第1の接続(たとえば、第1のRAT無線機112を介して確立される、または確立されることになっている)のタイミングを同期させ得る。たとえば、第1のRAT同期構成要素210/230は、第2の接続(確立されている場合)のタイムラインの決定に少なくとも部分的に基づいて、またはそうでなければ支援RATに使用される既知のタイミングおよび/または同期時間(たとえば、他のRATの1つまたは複数の隣接するアクセスポイント、全地球測位システム(GPS)タイミングなど、支援RATに関係する同期タイミングソースからの)に基づいて、支援RATのタイムラインを取得し得る。一例では、第1のRAT同期構成要素210/230は、第1のRATに関係する通信、フレーム/サブフレーム/シンボルなどのタイミングを、支援RATに関係する通信、フレーム/サブフレーム/シンボルなどのタイミングに整合させることによって、第1の接続のタイミングを同期させ得る。
一例では、ブロック330におけるタイミングの同期は、随意に、ブロック335において、支援RATのタイムラインに従って、第1の接続上の第1のRATのパケット開始時間を、第2の接続上の支援RATのシンボル時間または送信時間間隔(TTI)に整合することを含み得る。第1のRAT同期構成要素210/230は、支援RATのタイムラインに従って、第1の接続上の第1のRATのパケット開始時間を、第2の接続上の支援RATのシンボル時間またはTTI時間に整合させることができる。たとえば、これは、第1のRATを使用して送信するための第1のパケットを、支援RATのシンボル、TTIなどの開始と整合させることを含むことができる。一例では、支援RAT無線機114は、(たとえば、それとの接続を確立するなどの一部として)アクセスポイント106との同期に少なくとも部分的に基づいて、支援RATのタイムラインを知る可能性がある。別の例では、支援RAT無線機116は、1つまたは複数のコアネットワーク構成要素、アクセスポイント106における、またはアクセスポイント106に結合されたタイミングソース(たとえば、GPS)などから受信されたパラメータに基づいて、支援RATのタイムラインを知る、または生成し得る。Wi-FiおよびLTEのタイミング整合の特定の例が図4に示される。
図4は、LTEのタイミングに基づいてWi-Fiを同期させるための例示的なタイムライン400および402を示す。タイムライン400は、Wi-Fiタイムライン404およびLTEタイムライン406を示す。タイムライン400において、Wi-Fiにおけるパケット開始時間は、データ送信の前の一連のパケットプリアンブル信号408(たとえば、レガシーショートトレーニングフィールド(LSTF)、レガシーロングトレーニングフィールド(LLTF)、L-SIG、VHT-SIG(たとえば、VHT-SIG-A)、VHTショートトレーニングフィールド(VHT-STF)、VHTロングトレーニングフィールド(VHT-LTF)、およびVHT-SIB-B(たとえば、SIG-B)パケットプリアンブルのうちの1つまたは複数)の送信によって定義することができる。Wi-Fiデータの前のこれらのパケットプリアンブル信号408の送信は、約52マイクロ秒(μs)かかり得る。一例では、第1のRAT同期構成要素210/230は、これらのパケットプリアンブル信号408の送信を、LTE直交周波数分割多重(OFDM)シンボル410の開始と整合させることができ、これは約71μsの持続時間とすることができる。タイムライン402は、同様に、Wi-Fiタイムライン412およびLTEタイムライン414を示す。タイムライン402において、Wi-Fi416におけるパケット開始時間は、一例では1msのサブフレームを含むことができるLTE TTI418の開始に整合される。アクセス端末102およびアクセスポイント106がLTEタイムラインに基づいてWi-Fiの同期を容易にするための整合に気づいている限り、この点について、実質的に任意の整合が可能であることを諒解されたい。
この点について、Wi-FiおよびLTEのエアフレーム時間を同期させることは、本明細書でさらに説明するように、Wi-Fiにおけるプリアンブル送信の同期(および/またはLTE接続を使用したプリアンブルの送信)、Wi-Fiにおける送信のスケジューリング、同期時間間隔でのWi-Fiにおける送信のためのHARQフィードバックの提供、Wi-Fiでのビームフォーミングを実行するためのアクセスポイント間のコラボレーションなどを可能にする。さらに、たとえば、この点について、1つまたは複数の隣接するWi-Fiアクセスポイントおよび/またはアクセス端末(たとえば、ステーション(STA))を同期させることができる。
図3の説明に戻ると、方法300は、随意に、ブロック340において、第1の接続のための通信パターンを通信するステップを含み得、通信パターンが、支援RATのタイムラインに基づく第1の接続のタイミングの同期に基づく。第1のRAT同期構成要素210/230は、第1の接続のための通信パターンを通信することができ、第1のRAT同期構成要素210が通信パターンをアクセス端末102に送信すること、および第1のRAT同期構成要素230がそれに応じてアクセス端末から通信パターンを受信することを含み得る。たとえば、アクセスポイントおよびアクセス端末が第1のRAT通信のために同期されるとき、アクセスポイントおよびアクセス端末は、それぞれのTX/RXサイクルにおいて、DL/ULパターン(たとえば1つのサブフレームDL、続いて1つのサブフレームULなど)、または任意の他のパターンを指定する通信パターンに従うことができる。一例では、通信パターンは、LTEにおける時分割複信(TDD)サブフレーム構成と同様であり得、複数の構成をアクセスポイント106および/またはアクセス端末102において構成することができ、したがって、アクセスポイントは、関連するインデックスを使用することによって通信パターンを示すことができる。この例における各構成された通信パターンは、無線フレーム内のサブフレームがダウンリンク通信用に構成されるか、アップリンク通信用に構成されるかを示す(または、ダウンリンク通信からアップリンク通信への切り替えが生じる間の特別なサブフレーム)。
この点について、所与の時間間隔でDL通信またはUL通信のいずれかを使用して通信するための通信パターンを使用することによって、第1のRATを利用する様々なアクセスポイントおよびアクセス端末の間の干渉を軽減し、および/または、本明細書でさらに説明するように、(たとえば、干渉協調、コラボレーションなどのために)アクセスポイントの協調の様々な可能性を提供することができる。DL/ULサイクルパターンはフレキシブルとすることができることを諒解されたい。一例では、第1のRATのDL/ULパターンは、(たとえば、通信パターンのインデックスまたは他の指示に基づいて)アクセスポイントによってアクセス端末に通信することができ、本明細書でさらに説明するように、パターンを受信する可能性を高めるために、支援RAT通信を介して通信され得る。
方法300は、ブロック350において、タイミングの同期に少なくとも部分的に基づいて少なくとも第1の接続を介して通信するステップも含み得る。第1のRAT無線機110は、タイミングの同期に少なくとも部分的に基づいて、少なくとも第1の接続を介して(たとえば、アクセスポイント106との)通信を行うことができ、および/または第1のRAT無線機112は、タイミングの同期に少なくとも部分的に基づいて、少なくとも第1の接続を介して(たとえば、アクセス端末102との)通信を行うことができる。たとえば、これは、第1の接続を介して第1のRATでのデータ(たとえば、ユーザプレーンデータ)の通信を行うことを含むことができるが、本明細書で説明するように、何らかの制御データなど、いくつかの他の第1のRAT通信は、他の第1のRAT通信の信頼性および/または範囲を向上させるために、支援RAT通信を使用して送信され得る。いずれの場合も、第1のRATを介した通信は、この点について、支援RATのタイムラインとの整合なしに通信が同期されていない可能性がある場合に、同期され得る。
さらに、この点について、第1のRATを同期させることは、上述の隠れノード問題などの問題を回避するのに役立ち得る。たとえば、第1のRATが同期され、それを介した送信のための帯域幅が(たとえば、後述するようにスケジューリングに少なくとも部分的に基づいて)わかっている可能性があるので、アクセス端末102およびアクセスポイント106は、第1のRATがWi-Fiであるレガシープリアンブルを同時に送信することができる。たとえば、同時通信は、(たとえば、第1のRATと第2のRATとの間で同期される)同様の時間期間にわたる通信(たとえば、送信または受信)を指すことができる。受信エンティティ(たとえば、それぞれアクセスポイント106またはアクセス端末102)は、他のWi-Fiデバイスとの互換性の目的で送信することができるので、プリアンブルを復号または処理する必要はない。プリアンブルで搬送される情報は、本明細書で説明するように、支援RATリンクを介してスケジューリング時間にすでに送信されている。したがって、プリアンブルの送信が同期され、アクセスポイント106またはアクセス端末102によって復号される必要はないので、隠れノード問題を回避することができる。
図5は、支援RATを使用する接続を介して第1のRATでのプリアンブルの通信のための例示的な方法500のフローチャートを示す。方法500は、ブロック310において、第1のRATを使用して第1の接続を確立するステップを含む。説明したように、これは、第1のRAT無線機110が、第1のRATを使用してアクセスポイント106と第1の接続を確立し、および/または第1のRAT無線機112が、第1のRATを使用してアクセス端末102(図1および図2)と第1の接続を確立することを含むことができる。方法500は、ブロック320において、支援RATを使用して第2の接続を確立するステップも含み得る。説明したように、これは、支援RAT無線機114が、支援RATを使用してアクセスポイント106と第2の接続を確立し、および/または支援RAT無線機116が、支援RATを使用してアクセス端末102と第2の接続を確立することを含むことができる。方法500は、随意に、ブロック330において、支援RATのタイムラインに少なくとも部分的に基づいて第1の接続のタイミングを同期させるステップを含むこともできる。第1のRAT同期構成要素210は、上記のように、支援RATのタイムラインに少なくとも部分的に基づいて第1の接続(たとえば、第1のRAT無線機110を介して確立される、または確立されることになっている)のタイミングを同期させることができる。
方法500は、随意に、ブロック510において、少なくとも第2の接続を介して制御データを通信するステップであり、制御データが、少なくとも第1の接続を介してデータを通信することに関係する、ステップを含むことができる。本明細書で説明したように、プリアンブル送信構成要素212、プリアンブル受信構成要素232、送信スケジューリング構成要素214、許可受信構成要素234、HARQ構成要素216および/または236、NDP送信構成要素218、チャネルサウンディング構成要素238など、様々な構成要素が、少なくとも第2の接続を介して制御データを通信することができ、制御データが、少なくとも第1の接続を介してデータを通信することに関係する。さらに、第1および第2の接続は、同期タイミングを有することができ、それは、本明細書で説明したように、第2の接続を介して通信される第1の接続のためのいくつかの制御データ通信を容易にすることができる。
一例では、ブロック510において制御データを通信することは、随意に、ブロック515において、第1の接続を介してパケットデータを復号することに関係する第1のRATのプリアンブル信号を、支援RATを使用して第2の接続を介して通信することを含み得る。プリアンブル送信構成要素212は、第1の接続を介してパケットデータを復号することに関係する第1のRATのプリアンブル信号を、(たとえば、アクセス端末102と)支援RATを使用して第2の接続を介して通信(たとえば、送信)することができる。同様に、たとえば、プリアンブル受信構成要素232は、第1の接続を介してパケットデータを復号することに関係する第1のRATのプリアンブル信号を、(たとえば、アクセスポイント106と)支援RATを使用して第2の接続を介して通信(たとえば、受信)することができる。第1のRATのプリアンブル信号は、第2の接続を介して支援RATの制御またはデータリソースを介して送信され得ることを諒解されたい。たとえば、支援RATを利用する第2の接続は、信頼性の向上および/または通信範囲の拡張を容易にする様々な特性を有することができる。したがって、第2の接続を利用してプリアンブル信号を通信することによって、プリアンブル信号を通信するための信頼性の向上および/または範囲の拡張を容易にすることができる。プリアンブル信号は、本明細書で説明したように、1つまたは複数のプリアンブルを含むことができることを諒解されたい。第1のRAT(たとえば、Wi-Fi)プリアンブルを通信するために支援RAT(たとえば、LTE)接続を利用する例が、図6に示されている。
図6は、LTE接続を介してWi-Fiプリアンブルを通信するための例示的なタイムライン600を示す。タイムライン600は、Wi-Fiタイムライン602およびLTEタイムライン604を含み、これに基づいて、上記のように、Wi-Fiタイムライン602を同期させることができる。第1のLTEシンボルまたはTTI606において、Wi-Fiプリアンブルは、(たとえば、ユーザプレーンデータ送信に割り当てられたLTEリソースを使用して)LTEデータとして送信することができる。たとえば、Wi-Fiプリアンブルは、様々なパケットプリアンブル610(たとえば、1つまたは複数のLSTF、LLTF、L-SIG、VHT-SIG、VHT-ST、VHT-LT、およびSIG-Bパケット)を含むことができる。Wi-Fiプリアンブル内のこれらのパケットプリアンブルは、(たとえば、MCS、帯域幅など)Wi-Fiにおけるパケットデータの復号に不可欠な情報を含み得る。プリアンブルがWi-FiにおいてMCS0(たとえば、バイナリ位相シフトキーイング(BPSK)レート1/2)を使用して送信されるとき、L-SIG/VHT-SIGパケットプリアンブルは、Wi-Fiのシステム全体のカバレージ/範囲を制限するボトルネックになり得る。これは、パケットのデータ部分がビームフォーミングされ、SIGを含むプリアンブル部分はビームフォーミングされない(したがって、ビームフォーミングされたBPSKのフルレンジが獲得されない)とき、特に当てはまる。したがって、プリアンブル送信構成要素212は、アクセスポイント106とアクセス端末102との間のLTE接続(LTEシンボル/TTI1 606における)を使用してプリアンブルを送信し、プリアンブル受信構成要素232がプリアンブルを受信することができ、これは、プリアンブルの受信の信頼性を向上させることができる(たとえば、LTE物理層において使用されるHARQフィードバック機構、CRCなどに基づいて)。しかしながら、Wi-Fiデータ608(たとえば、ユーザプレーンデータ)は、依然としてWi-Fi接続を介して送信することができることを諒解されたい。
図5の説明に戻ると、方法500は、随意に、ブロック520において、第1の接続を介してパケットデータを復号することに関係する第1のRATのプリアンブル信号を、第1の接続を介して同時に通信するステップも含み得る。プリアンブル送信構成要素212は、第1の接続を介してパケットデータを復号することに関係する第1のRATのプリアンブル信号を、(たとえば、アクセス端末102と)第1の接続を介して同時に通信(たとえば、送信)することができる。同様に、たとえば、プリアンブル受信構成要素232は、第1の接続を介してパケットデータを復号することに関係する第1のRATのプリアンブル信号を、(たとえば、アクセスポイント106と)第1の接続を介して通信(たとえば、受信)し得る。これは、特定の例では、図6にさらに示されており、プリアンブル610は、Wi-Fi接続を介してWi-Fiタイムライン602上でさらに送信される。この点について、プリアンブル送信構成要素212は、(たとえば、第1のRAT無線機110および支援RAT無線機114などを介して)アクセス端末102によって受信され得る、(たとえば、第1のRAT無線機112および支援RAT無線機116を使用して)Wi-Fi接続およびLTE接続を介してプリアンブルをさらに送信することができる。この例では、プリアンブル受信構成要素232は、プリアンブル信号の処理の一部として、第1および第2の接続を介して受信されたプリアンブル信号を結合し得る。この点について、2つのプリアンブル信号を受信し、処理することによって、プリアンブルを適切に受信する際の信頼性を向上させることができ得る。別の例では、第1の接続を介してプリアンブル信号をさらに送信することは、Wi-Fiデバイスとの互換性を確実にし得る。説明したように、支援RATを使用して第2の接続を介してプリアンブル信号を通信することは、支援RATの物理層特性を活用するためにPHY層で実行されることを諒解されたい。
さらに、VHT Wi-Fiパケットでは、レガシープリアンブル部分を、送信の20MHzサブバンド全体にわたって複製することができる。以前の構成では、プリアンブル(たとえば、アクセス端末102)を受信するエンティティは、事前に帯域幅をわかっていない可能性がある(たとえば、後に来るVHTプリアンブルで指定され得る)。したがって、そのような以前の構成では、レガシープリアンブルが複製されたという事実は、性能を向上させるために使用されない可能性がある。通常、アクセス端末102は、プライマリ20MHzサブバンドのみを処理するか、または複雑なパケット検出アルゴリズムを複数のサブバンド上で平行して実行することができる。しかしながら、本明細書で説明した態様によれば、支援RAT(たとえば、LTE)のスケジューリングが使用される(および/または使用された帯域幅が支援RAT接続を介して何らかの他の方法で事前にシグナリングされる)場合、帯域幅の知識は、範囲/カバレージを向上させるために、複製されたプリアンブルフィールドを結合するために、アクセス端末102によって使用することができる。支援RATを使用して送信されたプリアンブルが、MCS0でコード化され、ビームフォーミングされる場合、性能の向上は顕著であり得るが、レガシープリアンブルがそうでない。
図7は、第1のRATのための機能を提供する際に支援RATの物理層通信を活用するための例示的な方法700のフローチャートを示す。方法700は、ブロック310において、第1のRATを使用して第1の接続を確立するステップを含む。説明したように、これは、第1のRAT無線機110が、第1のRATを使用してアクセスポイント106と第1の接続を確立し、および/または第1のRAT無線機112が、第1のRATを使用してアクセス端末102(図1および図2)と第1の接続を確立することを含むことができる。方法700は、ブロック320において、支援RATを使用して第2の接続を確立するステップも含み得る。説明したように、これは、支援RAT無線機114が、支援RATを使用してアクセスポイント106と第2の接続を確立し、および/または支援RAT無線機116が、支援RATを使用してアクセス端末102と第2の接続を確立することを含むことができる。方法700は、随意に、ブロック330において、支援RATのタイムラインに少なくとも部分的に基づいて第1の接続のタイミングを同期させるステップを含むこともできる。第1のRAT同期構成要素210は、上記のように、支援RATのタイムラインに少なくとも部分的に基づいて第1の接続(たとえば、第1のRAT無線機110によって確立される、または確立されることになっている)のタイミングを同期させることができる。
方法700は、随意に、ブロック510において、少なくとも第2の接続を介して制御データを通信するステップであり、制御データが、少なくとも第1の接続を介してデータを通信することに関係する、ステップを含むことができる。本明細書で説明したように、プリアンブル送信構成要素212、プリアンブル受信構成要素232、送信スケジューリング構成要素214、許可受信構成要素234、HARQ構成要素216および/または236、NDP送信構成要素218、チャネルサウンディング構成要素238など、様々な構成要素が、少なくとも第2の接続を介して制御データを通信することができ、制御データが、少なくとも第1の接続を介してデータを通信することに関係する。さらに、第1および第2の接続は、同期タイミングを有することができ、それは、本明細書で説明したように、第2の接続を介して通信される第1の接続のためのいくつかの制御データ通信を容易にすることができる。
一例では、ブロック510において制御データを通信することは、随意に、ブロック710において、支援RATを使用して第2の接続を介して第1の接続のためのスケジューリング許可を通信することを含み得る。送信スケジューリング構成要素214は、支援RATを使用して(たとえば、支援RAT無線機116を使用してアクセス端末102に)第2の接続を介して第1の接続のためのスケジューリング許可を通信することができる。たとえば、送信スケジューリング構成要素214は、(たとえば、他のアクセス端末のためにスケジュールされたリソースなど)第1のRAT無線の1つまたは複数の考察に基づいて、第1の接続のためのスケジューリング許可を生成することができ、第1の接続のためのスケジューリング許可を送信するために、RAT接続を支援する物理層を利用することができる。たとえば、これは、送信スケジューリング構成要素214が支援RATの制御またはデータリソースを使用してスケジューリング許可を送信することを含むことができる。この例では、許可受信構成要素234は、支援RATの制御またはデータリソースを介してスケジューリング許可を受信することができ、リソースを介してアクセスポイント106(および/または他のアクセスポイント106)と通信するために、スケジューリング許可によって示されるリソースを利用することができる。説明したように、これは、スケジューリング許可の受信の信頼性を向上させたり、スケジューリング許可を受信するための範囲を拡張したりすることなどができる。スケジューリング許可は、アクセス端末102がアクセスポイント106(および/または他のアクセスポイント)からダウンリンク通信を受信することを予想するリソース、アクセス端末102がアップリンク通信をアクセスポイント106に送信するためのリソースなどの指示を含み得、リソースは、通信に利用されるべき周波数範囲、通信に利用されるべき1つまたは複数のサブフレームまたはその一部などを指定し得る。
さらに、一例では、スケジューリング許可は、第1のRATデータ送信に関係する1つまたは複数のプリアンブルフィールド(たとえば、L-SIG、VHT-SIGなど)を含み得る。この例では、プリアンブル送信構成要素212は、スケジューリング許可に1つまたは複数のプリアンブルフィールドを含むことができる。許可受信構成要素234は、スケジューリング許可を受信することができ、プリアンブル受信構成要素232は、スケジューリング許可から1つまたは複数のプリアンブルフィールドを取得することができる。プリアンブル受信構成要素232は、たとえば、アクセスポイント106(および/または他のアクセスポイント)から第1のRAT無線110を介して受信された後続のデータ通信を復号する際に、1つまたは複数のプリアンブルフィールドを利用することができる。この例では、第2の接続を介してスケジューリング許可における第1のRATのプリアンブルを通信することによって、第1のRAT通信のためのシグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
別の例では、ブロック510において制御データを通信することは、随意に、ブロック720において、第2の接続を介して、第1の接続のリソースに対する許可要求を通信することを含み得、スケジューリング許可の通信は、許可要求に基づく。許可受信構成要素234は、支援RATを使用する第2の接続を介して、第1の接続のリソースについての許可要求を通信することができる。たとえば、送信スケジューリング構成要素214は、接続を介して許可要求を受信することができ、説明したように、許可要求に基づいてスケジューリング許可を生成し、送信することができる。一例では、許可要求は、要求されたリソースの量、リソースが要求される1つまたは複数のサービスについてのサービス品質(QoS)などを含み得る。したがって、一例では、送信スケジューリング構成要素214は、そのような情報に少なくとも部分的に基づいてスケジューリング許可を生成することができる。いずれの場合にも、許可受信構成要素234は、次いで、支援RATを使用して第2の接続を介してアクセスポイント106から第1の接続についてのスケジューリング許可を受信することができる。第1のRAT無線機110および112は、アップリンクおよび/またはダウンリンク通信のためのリソースのスケジューリングを含み得るスケジューリング許可に基づいて、第1のRATを使用して第1の接続を介して通信することができる。図8は、物理層において支援RAT接続を使用することによって、第1のRATのためのスケジューリング許可を通信する具体例を示す。
図8は、具体的には、第1のRATがWi-Fiであり、支援RATがLTEである場合に、物理層において支援RAT接続を使用して第1のRAT接続についてのスケジューリング許可を通信するための例示的なタイムライン800および802を示す。タイムライン800は、Wi-Fiダウンリンクタイムライン804およびLTEダウンリンクタイムライン806を含む。図示のように、たとえば、送信スケジューリング構成要素214は、808で、説明したように、Wi-Fi接続が同期される、LTE TTI、シンボルなどの間のLTE接続(LTE1とラベル付けされている)を介して、(たとえば、アクセスポイント106からアクセス端末102への)Wi-Fi接続についてのダウンリンクスケジューリング許可を送信することができる。たとえば、スケジューリング許可は、LTE接続の制御またはデータチャネルを使用して送信することができる。次いで、Wi-Fi送信は、810で、スケジューリング許可で示されたリソースを介して行われ得る。したがって、たとえば、許可受信構成要素234は、(たとえば、送信スケジューリング構成要素214によって生成されるような)ダウンリンクスケジューリング許可をアクセスポイント106から受信することができ、第1のRAT無線機110は、それに応じて、スケジューリング許可で示されたリソースを介してアクセスポイント106から通信を受信することができる。これは、説明したように、第1のRATを使用して第1の接続を確立することの一部であり得る、アクセス端末102によって送信される許可要求に基づき得る。
別の例では、タイムライン802は、Wi-Fiアップリンクタイムライン810、LTEアップリンクタイムライン812、およびLTEダウンリンクタイムライン814を含む。図示のように、たとえば、Wi-Fi接続上のアップリンクリソースについてのスケジューリング許可を、816でLTE TTI、シンボルなど(LTE1とラベル付けされている)の間に支援LTE接続を使用して(たとえば、アクセスポイント106からアクセス端末102に)送信することができる。たとえば、スケジューリング許可は、LTE接続の制御またはデータチャネルを使用して送信することができる。スケジューリング許可は、818で(たとえば、許可受信構成要素234によって)次のLTE TTI、シンボルなど(LTE2とラベル付けされている)において支援LTE接続を介してアクセス端末102において受信し、処理することができる。したがって、アクセス端末102は、LTE2に続いてLTE TTI、シンボルなど(LTE3とラベル付けされている)の開始に整合された(たとえば、第1のRAT無線110を介して)Wi-Fiパケットを送信することができる。一例では、許可受信構成要素234は、アップリンクWi-Fiリソースについてのスケジューリング許可を要求する許可要求をアクセスポイント106に送信することができる。
一例では、送信スケジューリング構成要素214によって生成され、送信されるスケジューリング許可は、上記のように、関係するWi-Fi送信のためのL-SIGおよびVHT-SIG情報、または他のプリアンブルフィールドを含み得、したがって、第1のRAT無線機110は、810または820において関係するパケットを送信するためにL-SIGおよびVHT-SIG情報を送信することができる。さらに、一例では、送信スケジューリング構成要素214は、1つまたは複数の20MHzサブバンドにわたってアクセス端末102および/または他のアクセス端末をスケジュールし得る。これによって、各サブバンドにおけるWi-Fi波形仕様に準拠したまま、LTEにおけるOFDMアクセス(OFDMA)と同様の効果を達成することができる。1つまたは複数のサブバンドは、複数のアクセス端末102の各々におけるチャネル状態に基づいて、複数のアクセス端末102の各々に割り当てられてもよい。さらに、各サブバンドのMCSは、アクセスポイント106がシステム性能を最適化するために単一の広帯域キャリア、複数の独立したキャリアなどを介してアクセスを提供できるように、別々に設定され得る。
図7の説明に戻ると、ブロック510において制御データを通信することは、随意に、ブロック730において、第2の接続を介して、第1の接続を介した通信のためのACK/NACKフィードバックを通信することも含み得る。HARQ構成要素216は、支援RATを使用して第2の接続を介して、アクセス端末102から第1の接続を介して受信された通信のためのACK/NACKフィードバックを通信することができる。別の例では、HARQ構成要素236は、支援RATを使用して第2の接続を介して、アクセスポイント106から第1の接続を介して受信された通信のためのACK/NACKフィードバックを通信することができる。一例では、ブロック730でACK/NACKフィードバックを通信することは、随意に、ブロック735において、第1の接続を介した通信の最後のTTIの後のタイムラインのTTIにおいてACK/NACKフィードバックを通信することを含み得る。支援LTE接続を介した物理層Wi-Fi通信のためのACK/NACKフィードバックを通信する具体例を図9に示す。
図9は、支援LTE接続を使用してWi-FiパケットについてのACK/NACK(HARQ)フィードバックを通信するための例示的なタイムラインを示す。タイムライン900は、Wi-Fiアップリンクタイムライン902およびLTEダウンリンクタイムライン904を含む。Wi-Fiデータパケット906を、支援LTE接続のLTE TTI、シンボルなど(LTE1とラベル付けされている)と整合された(たとえば、アクセス端末102からアクセスポイント106に)Wi-Fi接続を介して送信することができる。Wi-Fiデータパケットが送信される最後のLTE TTI、シンボルなど(LTE2とラベル付けされている)に続くLTE TTI、シンボルなど(LTE3とラベル付けされている)において、HARQ構成要素216は、HARQフィードバック(たとえば、ACK/NACKインジケータ)をLTE3 908で支援LTE接続を使用して送信することができる。したがって、フィードバックは、支援LTE接続を介して受信され、(たとえば、第1のRAT無線機110を使用して)Wi-Fiデータパケットを再送するかどうかを決定するために(たとえば、HARQ構成要素236によって)処理することができる。たとえば、これは、(たとえば、Wi-Fiデータパケットが受信された後、16μsの短いショートフレーム間スペース(SIFS)持続時間でACK/NACKフィードバックを送るなど)支援RATなしにWi-Fiのみを使用することに関連する厳しいレイテンシ要件を回避することができる。さらに、これは、そうでなければ、ACK/NACKフィードバックを支援LTE接続に移動させることによって、(たとえば、データパケットを聞くことはできないが、ACK/NACKフィードバックによって妨害され得る隠れノードに)Wi-Fi接続を使用してACK/NACKフィードバックを送信することによって引き起こされるWi-Fiシステムにおける干渉を回避することもできる。ACK/NACKフィードバックを支援LTE接続に移動させることは、さらに、ACK/NACKフィードバックとSIFS持続時間とを送信することによって引き起こされるWi-Fiシステムにおけるオーバーヘッド、ならびにACK/NACKを送信するための範囲制限をさらに回避することができ、Wi-Fiアクセスポイントがフィードバックを送信するアクセス端末よりも多くのアンテナを有し得る(たとえば、LTE接続がより信頼性の高い通信に関連する)。
さらに、一例では、HARQ構成要素216および/または236は、(たとえば、支援RAT無線機116または114を使用して)支援RAT接続を介して再送パケットをさらに選択的に通信することができる。これは、本明細書で説明するように、再送されたパケットを受信する信頼性を向上させることができる。受信エンティティのHARQ構成要素216および/または236(たとえば、それぞれアクセスポイント106またはアクセス端末102)は、それぞれの第1のRAT無線機112または110を介して正常に受信されなかったパケットを、再送されたパケットと結合し得る。さらに、一例では、HARQ構成要素216および/または236は、元の送信および/または以前の再送に使用されたものとは異なる、1つまたは複数の再送のためのコード化ビットを利用するように、再送パケットにおいてインクリメンタル冗長を実施し得る。これは、1つまたは複数の再送を正常に受信する可能性をさらに高め得る。さらに別の例では、HARQ構成要素216および/または236は、別の構成要素またはエンティティから、コード化ビットの最大値を提供し得る識別されたビットのセットを(たとえば、ヒューリスティックまたは何らかの他の機構を使用して)決定し得るか、そうでなければ受信し得る。いずれの場合にも、この点について、Wi-Fiリンク上で失敗した再送パケットを受信する可能性が高まり得る。
図10は、支援RATとの接続を介して第1のRATの圧縮されたV行列を通信するための例示的な方法1000のフローチャートを示す。方法1000は、ブロック310において、第1のRATを使用して第1の接続を確立するステップを含む。説明したように、これは、第1のRAT無線機110が、第1のRATを使用してアクセスポイント106と第1の接続を確立し、および/または第1のRAT無線機112が、第1のRATを使用してアクセス端末102(図1および図2)と第1の接続を確立することを含むことができる。方法1000は、ブロック320において、支援RATを使用して第2の接続を確立するステップも含み得る。説明したように、これは、支援RAT無線機114が、支援RATを使用してアクセスポイント106と第2の接続を確立し、および/または支援RAT無線機116が、支援RATを使用してアクセス端末102と第2の接続を確立することを含むことができる。方法1000は、随意に、ブロック330において、支援RATのタイムラインに少なくとも部分的に基づいて第1の接続のタイミングを同期させるステップを含むこともできる。第1のRAT同期構成要素210は、上記のように、支援RATのタイムラインに少なくとも部分的に基づいて第1の接続(たとえば、第1のRAT無線機110を介して確立される、または確立されることになっている)のタイミングを同期させることができる。
方法1000は、随意に、ブロック510において、少なくとも第2の接続を介して制御データを通信するステップであり、制御データが、少なくとも第1の接続を介してデータを通信することに関係する、ステップを含むことができる。本明細書で説明したように、プリアンブル送信構成要素212、プリアンブル受信構成要素232、送信スケジューリング構成要素214、許可受信構成要素234、HARQ構成要素216および/または236、NDP送信構成要素218、チャネルサウンディング構成要素238など、様々な構成要素が、少なくとも第2の接続を介して制御データを通信することができ、制御データが、少なくとも第1の接続を介してデータを通信することに関係する。さらに、第1および第2の接続は、同期タイミングを有することができ、それは、本明細書で説明したように、第2の接続を介して通信される第1の接続のためのいくつかの制御データ通信を容易にすることができる。
一例では、ブロック510において制御データを通信することは、随意に、ブロック1010において、第1の接続を介して受信されたNDPまたはNDP告知(NDPA)に少なくとも部分的に基づいて圧縮されたV行列を生成することを含み得る。チャネルサウンディング構成要素238は、Wi-Fiにおいて実行されるように、第1の接続を介して受信されたNDPまたはNDPAに少なくとも部分的に基づいて、圧縮されたV行列を生成することができる。たとえば、NDP送信構成要素218は、NDPまたはNDPAを送信し得、それに基づいて、チャネルサウンディング構成要素238は、NDPまたはNDPAに関係するチャネル状態情報として、圧縮されたV行列を生成する。チャネルサウンディング構成要素238は、一例では、アクセスポイントがビームフォーミングを実行できるようにするために、複数のアクセスポイントから受信されたNDPまたはNDPAの圧縮されたV行列を生成することができる。
したがって、ブロック510において制御データを通信することは、随意に、ブロック1020において、支援RATを使用して第2の接続を介して圧縮されたV行列を通信することを含むこともできる。チャネルサウンディング構成要素238は、支援RATを使用して第2の接続を介して圧縮されたV行列を通信することができる。説明したように、支援RATとの第2の接続を使用することによって、圧縮されたV行列をアクセスポイントに送信する信頼性を向上させることができる。さらに、アクセスポイント106は、圧縮されたV行列に少なくとも部分的に基づいて第1のRAT無線機112を使用してアクセス端末102への後続のデータ送信をビームフォーミングすることができる。圧縮されたV行列を送信する具体的な例を図11に示す。
ブロック510において制御データを通信することは、随意に、ブロック1030において、第2の接続を介して更新された圧縮されたV行列を定期的に通信することを含むこともできる。チャネルサウンディング構成要素238は、支援RATを使用する第2の接続を介して更新された圧縮されたV行列を定期的に通信することができる。たとえば、チャネルの品質は時間とともに減少(または増加)する可能性があり、したがって、この点について、圧縮されたV行列を定期的に生成し、送信することは、チャネル品質の変化を考慮することができる。たとえば、チャネルサウンディング構成要素238は、タイマを利用することに少なくとも部分的に基づいて、または1つもしくは複数の検出されたイベント(たとえば、チャネル品質の低下、増加、そうでなければしきい値よりも大きくまたは小さく変化する(ある時間期間にわたってまたは他の方法で))に基づいて周期(たとえば、圧縮されたV行列の更新を送信するときなど)を決定することができる。
図11は、圧縮されたV行列を通信し、圧縮されたV行列に基づいてビームフォーミングするための例示的なタイムライン1100を示す。タイムライン1100は、Wi-Fiダウンリンクタイムライン1102およびLTEアップリンクタイムライン1104を含む。たとえば、チャネルサウンディング構成要素238は、1106において、(たとえば、アクセスポイント106に)支援LTE RATを介してLTE TTI、シンボルなど(LTE1とラベル付けされている)において圧縮されたV行列または他のチャネル状態報告を送信することができる。Wi-Fiデータパケットは、それに応じて、1108で(たとえば、アクセスポイント106からアクセス端末102に送信された)圧縮されたV行列に基づくビームフォーミングを使用して送信することができる。同様に、後続のLTE TTI、シンボルなど(LTENとラベル付けされている)において、チャネルサウンディング構成要素238は、1110において、支援LTE RATを介して、更新された圧縮されたV行列または他のチャネル状態報告を送信することができる。Wi-Fiデータパケットは、それに応じて、1112で更新された圧縮されたV行列に基づくビームフォーミングを使用して送信することができる。
図12は、支援RATに基づいて同期された第1のRATを使用してアクセスポイント間のコラボレーションを実行するための例示的な方法1200のフローチャートを示す。方法1200は、ブロック310において、第1のRATを使用して第1の接続を確立するステップを含む。説明したように、これは、第1のRAT無線機110が、第1のRATを使用してアクセスポイント106と第1の接続を確立し、および/または第1のRAT無線機112が、第1のRATを使用してアクセス端末102(図1および図2)と第1の接続を確立することを含むことができる。方法1200は、ブロック320において、支援RATを使用して第2の接続を確立するステップも含み得る。説明したように、これは、支援RAT無線機114が、支援RATを使用してアクセスポイント106と第2の接続を確立し、および/または支援RAT無線機116が、支援RATを使用してアクセス端末102と第2の接続を確立することを含むことができる。方法1200は、随意に、ブロック330において、支援RATのタイムラインに少なくとも部分的に基づいて第1の接続のタイミングを同期させるステップを含むこともできる。第1のRAT同期構成要素210は、上記のように、支援RATのタイムラインに少なくとも部分的に基づいて第1の接続(たとえば、第1のRAT無線機110を介して確立される、または確立されることになっている)のタイミングを同期させることができる。
方法1200は、随意に、ブロック1205において、少なくとも第1の接続を介してUEと通信する際に隣接するアクセスポイントと共同するステップを含むことができる。アクセスポイントコラボレーション構成要素220は、少なくとも第1の接続を介してUE(たとえば、アクセス端末102)と通信する際に、隣接するアクセスポイント(たとえば、隣接するアクセスポイント250)と共同することができる。たとえば、アクセスポイント106は、説明したように、第1のRAT無線機112および支援RAT無線機116を使用してアクセス端末102と通信することができ、隣接するアクセスポイント250は、同様にアクセス端末102と通信することができる。支援RATタイムラインに基づいて第1のRAT通信を同期させることができるので、アクセスポイント106および1つまたは複数の隣接するアクセスポイント250は、さらなる有利な機能を提供するために共同することができる。たとえば、アクセスポイントコラボレーション構成要素220は、アクセスポイント106(および/または隣接するアクセスポイント250)によって提供されるサービスを向上させるために、1つまたは複数の隣接するアクセスポイント250と情報を交換する(またはさもなければ情報を提供する)ことができる。
たとえば、ブロック1205において隣接するアクセスポイントと共同することは、随意に、ブロック1210において、隣接するアクセスポイントにおける接続を介した通信に関係するビームフォーミング行列を決定することを含むことができ、接続は、支援RATのタイムラインに基づいて同期された第1のRATを利用する。アクセスポイントコラボレーション構成要素220は、隣接するアクセスポイント250における接続を介した通信に関係するビームフォーミング行列を決定することができる。たとえば、ビームフォーミング行列は、アクセスポイント106における接続を介した通信にも関係し得る。たとえば、隣接するアクセスポイント250は、アクセス端末102とも通信し得、アクセス端末102との接続に関係する1つまたは複数のV行列をアクセス端末102から受信し得る。アクセス端末102とアクセスポイント106との間、およびアクセス端末102と隣接するアクセスポイント250との間の通信に関係するV行列は、ビームフォーミング行列を生成するために結合され得る。別の例では、アクセスポイントコラボレーション構成要素220は、アクセスポイント106のためのビームフォーミング行列を計算する隣接するアクセスポイント250からのビームフォーミング行列を受信することができる。さらに、一例では、アクセスポイントコラボレーション構成要素220は、隣接するアクセスポイント250によるビームフォーミング行列の決定を容易にするために、アクセス端末102から受信されたV行列を隣接するアクセスポイント250に送信し得る。いずれの場合にも、アクセスポイント106と隣接するアクセスポイント250は両方、支援RATに基づいて第1のRATを同期させるので、アクセスポイントは、この点について、共同機能を実行することができる。
したがって、たとえば、ブロック1205において隣接アクセスポイントと共同することは、ブロック1220において、ビームフォーミング行列に基づいて第1の接続を介して隣接するアクセスポイントとの共同ビームフォーミングを実行することも含み得る。アクセスポイントコラボレーション構成要素220は、ビームフォーミング行列に基づいて第1の接続を介して隣接するアクセスポイント250との共同ビームフォーミングを実行することができる。したがって、たとえば、アクセスポイント106および250は各々、アクセス端末102における各アクセスポイント106および250からのチャネル応答に基づいて、アクセス端末102からV行列を受信することができる。チャネルサウンディング構成要素238は、一例では、V行列を生成することができ、V行列をアクセスポイント106および250の各々に(たとえば、支援RAT接続を介してまたはそれ以外の方法で)送信することができる。アクセスポイント106および250は、説明したように、アクセス端末からV行列を受信し、アクセス端末102と通信するためのビームフォーミング行列を決定するために、(たとえば、アクセスポイントおよび/または関連するネットワークノード間のバックホール接続を介して)アクセスポイントコラボレーション構成要素220を介してV行列を通信することができる。アクセスポイントは、(支援RATに基づいて)同期された第1のRATを使用するので、アクセスポイントは、同様の同期時間で受信された第1のRATの通信に関係することができるV行列に基づいてアクセス端末102への通信をビームフォーミングすることができる。
さらに、アクセスポイントは、他の点でも共同することができることを諒解されたい。たとえば、ブロック1205において隣接するアクセスポイントと共同することは、ブロック1230において、UEからのパケットを検出するために隣接するアクセスポイントからUEの信号の情報を通信することも含み得る。アクセスポイントコラボレーション構成要素220は、UEからのパケットを検出するために、UE(たとえば、アクセス端末102)の信号の情報を隣接するアクセスポイント250と通信することができる。たとえば、情報は、アクセス端末102から受信された信号のI/Qサンプルに対応し得る。次いで、アクセスポイントコラボレーション構成要素220は、アクセス端末102からの信号または関係するパケットを正確に検出する確率を高めるために、複数の信号の情報(たとえば、I/Qサンプル)を結合することができる。別のRATの支援なしにWi-Fi専用ネットワークにおいてUL/DLコラボレーションを導入することは、複雑である可能性が高いが、本明細書で説明するように、支援RATに基づいてアクセスポイントを同期させることに少なくとも基づいて容易にすることができることを諒解されたい。さらに、上記のように、HARQフィードバックのための支援RATを使用することは、上記のように、アクセス端末102から受信された信号に関係するアップリンクコラボレーションおよび結合のための十分な時間を可能にするために、ACKレイテンシを低下させ得る。
図13は、上記のように、第1のRATを同期させるため、物理層でいくつかの通信を通信するためなどのために、第1のRAT(たとえば、Wi-Fi)を使用して、および支援RAT(たとえば、LTE)を使用して通信するための例示的なシステム1300を示す。システム1300は、ネットワークの1つまたは複数のネットワークエンティティ108および1つまたは複数のアクセス端末と通信するアクセスポイント106を含む。アクセス端末102とアクセスポイント106との間の通信は、少なくとも部分的に、物理層において(たとえば、データ通信1302のために)Wi-Fi接続1304を介して、および少なくとも部分的に、物理層において(たとえば、データ通信1302に関係する制御通信1306のために)LTE接続1308を介して行うことができる。一例では、LTE接続1308は、5メガヘルツ(MHz)または他の薄い周波数帯域を利用し得る。いずれの場合にも、この点について、(たとえば、Wi-Fiデータ通信1302を同期させるため、Wi-Fiデータ通信1302をスケジュールするため、ACK/NACKフィードバックまたはWi-Fiデータ通信1302に関連する他の制御データのためのより信頼できるリンクを提供するためなどに)LTEの物理層の特性が利用される。
図14は、第1のRAT PHY層(たとえば、Wi-Fi)および支援RAT PHY層(たとえば、LTE)を介して通信する共通のMAC層を提供するような、本明細書で説明する態様による、MACおよびPHY層上の例示的な論理、トランスポート、および物理チャネル1400を示す。チャネル1400は、様々な標準LTEチャネルを含む(たとえば、ページング制御チャネル(PCCH)、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)、パイロットチャネル(PCH)、ブロードキャストチャネル(BCH)、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、共通制御チャネル(CCCH)、専用制御チャネル(DCCH)、ダウンリンク共用チャネル(DL-SCH)、物理ダウンリンク共用チャネル(PDSCH)など、およびWi-Fiデータを送信できる専用トラフィックチャネル(DTCH))。したがって、たとえば、DTCHトラフィックは、MAC層(またはPHY層を介して通信するためにMAC層によって受信されるRLCなどの上位層)においてWi-Fiのようなパケットデータユニット(PDU))でフォーマットすることができる。次いで、Wi-FiのようなPDUがMACスプリッタ1402に提供される。本明細書で説明する様々な構成要素(たとえば、第1のRAT同期構成要素210/230、プリアンブル送信構成要素212、送信スケジューリング構成要素214、HARQ構成要素216/236、プリアンブル受信構成要素232、許可受信構成要素234、チャネルサウンディング構成要素238など)を実装し得るMACスプリッタ1402は、物理LTEおよび物理Wi-Fi接続の使用を容易にする。たとえば、MACスプリッタ1402は、本明細書で説明したように、物理LTE接続を介して送信するために、少なくともいくつかのサポート制御データ1404(たとえば、Wi-Fiプリアンブル、Wi-FiデータのHARQフィードバック、チャネルサウンディング情報、変調、コーディング、空間ストリームの数など)から物理Wi-Fi接続を介して通信するための生データ1406を分割することができる。したがって、少なくとも制御データは、制御データを通信する際に信頼性、範囲などの向上を提供するために、(たとえば、HARQ、CRCなど)LTE接続の物理層特性の恩恵を受けることができる。この点について、物理的なWi-Fi接続を介して受信されたデータは、物理的なLTE接続を介して受信された対応する制御情報なしでは復号されない場合があることを諒解されたい。
図15は、本明細書において教示する通信適応動作をサポートするために、(たとえば、それぞれ、図1に関して上述したものなど、アクセス端末、アクセスポイント、およびネットワークエンティティに対応する)装置1502、装置1504、ならびに装置1506に組み込まれてもよい(対応するブロックによって表される)いくつかの例示的な構成要素を示す。これらの構成要素は、様々な実装形態(たとえば、ASIC、システムオンチップ(SoC)など)における様々なタイプの装置に実装され得ることを諒解されたい。上述の構成要素が通信システム内の他の装置に組み込まれてもよい。たとえば、システム内の他の装置は、同様の機能を実現するように説明した構成要素と同様の構成要素を含んでもよい。また、所与の装置が、説明される構成要素のうちの1つまたは複数を含んでもよい。たとえば、ある装置が、その装置が複数のキャリア上で動作すること、および/または様々な技術を介して通信することを可能にする複数のトランシーバ構成要素を含んでもよい。一例では、装置1502は、アクセス端末102を含むことができ、装置1504は、アクセスポイント106を含むことができ、装置1506は、ネットワークエンティティ108などを含むことができる。
したがって、たとえば、装置1502は、第1のRAT無線機110、支援RAT無線機114、第1のRAT同期構成要素230、プリアンブル受信構成要素232、許可受信構成要素234、HARQ構成要素236、チャネルサウンディング構成要素238など、アクセス端末102に関して説明した構成要素を含むことができる。一例では、処理システム1532、通信デバイス1508などは、そのような構成要素を実装してもよく、そうでなければそのような構成要素で動作してもよく、メモリ構成要素1538は、(たとえば、方法300、500、700、1000、1200などに記載される)そのような構成要素の機能を実行するための命令および/またはパラメータを含み得る。さらに、たとえば、装置1504は、第1のRAT無線機112、支援RAT無線機116、第1のRAT同期構成要素210、プリアンブル送信構成要素212、送信スケジューリング構成要素214、HARQ構成要素216、NDP送信構成要素218、アクセスポイントコラボレーション構成要素220など、アクセスポイント106に関して説明した構成要素を含むことができる。一例では、処理システム1534、通信デバイス1514などは、そのような構成要素を実装してもよく、そうでなければそのような構成要素で動作してもよく、メモリ構成要素1540は、(たとえば、方法300、500、700、1000、1200などに記載される)そのような構成要素の機能を実行するための命令および/またはパラメータを含み得る。
装置1502および装置1504は各々、少なくとも1つの指定された無線アクセス技術を介して他のノードと通信するための(通信デバイス1508ならびに通信デバイス1514(および装置1504がリレーである場合は通信デバイス1520)によって表される)少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスを含む。各通信デバイス1508は、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信し符号化するための(送信機1510によって表される)少なくとも1つの送信機と、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信し復号するための(受信機1512によって表される)少なくとも1つの受信機とを含む。同様に、各通信デバイス1514は、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を送信するための(送信機1516によって表される)少なくとも1つの送信機と、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を受信するための(受信機1518によって表される)少なくとも1つの受信機とを含む。装置1504がリレーアクセスポイントである場合、各通信デバイス1520は、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を送信するための(送信機1522によって表される)少なくとも1つの送信機と、信号(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を受信するための(受信機1524によって表される)少なくとも1つの受信機とを含んでもよい。
送信機および受信機は、いくつかの実装形態では、(たとえば、単一の通信デバイスの送信機回路および受信機回路として具現化される)集積デバイスを備えてもよく、いくつかの実装形態では、別個の送信機デバイスおよび別個の受信機デバイスを備えてもよく、あるいは他の実装形態では、他の方法で具現化されてもよい。いくつかの態様では、装置1504のワイヤレス通信デバイス(たとえば、複数のワイヤレス通信デバイスのうちの1つ)は、ネットワークリッスンモジュールを含む。
装置1506(および、装置1504がリレーアクセスポイントでない場合は装置1504)は、他のノードと通信するための(通信デバイス1526、および場合によっては、1520によって表される)少なくとも1つの通信デバイスを含む。たとえば、通信デバイス1526は、有線ベースのバックホールまたはワイヤレスバックホールを介して1つもしくは複数のネットワークエンティティと通信するように構成されたネットワークインターフェースを含んでもよい。いくつかの態様では、通信デバイス1526は、有線ベースの信号通信またはワイヤレス信号通信をサポートするように構成されるトランシーバとして実装されてもよい。この通信は、たとえば、メッセージ、パラメータ、または他のタイプの情報を送信および受信することを含んでもよい。したがって、図15の例では、通信デバイス1526は、送信機1528と受信機1530とを備えるものとして示されている。同様に、装置1504がリレーアクセスポイントでない場合、通信デバイス1520は、有線ベースのバックホールまたはワイヤレスバックホールを介して1つまたは複数のネットワークエンティティと通信するように構成されたネットワークインターフェースを含んでもよい。通信デバイス1526のように、通信デバイス1520は、送信機1522および受信機1524を備えるものとして示される。
装置1502、1504、および1506はまた、本明細書で説明したように支援RATを利用することともに使用されてもよい他の構成要素を含む。装置1502は、たとえば、本明細書で教示する通信適応をサポートするためにアクセスポイントと通信することに関する機能を提供し、他の処理機能を提供するための処理システム1532を含む。装置1504は、たとえば、本明細書で教示する通信適応に関する機能を提供し、他の処理機能を提供するための処理システム1534を含む。装置1506は、たとえば、本明細書で教示する通信適応に関する機能を提供し、他の処理機能を提供するための処理システム1536を含む。装置1502、1504、および1506は、それぞれ、情報(たとえば、予約されたリソースを示す情報、しきい値、パラメータなど)を維持するためのメモリデバイス1538、1540、および1542(たとえば、各々がメモリデバイスを含む)を含む。加えて、装置1502、1504、および1506は、それぞれ、ユーザに指示(たとえば、可聴および/もしくは視覚指示)を与え、ならびに/あるいは(たとえば、キーパッド、タッチスクリーン、マイクロフォンなどの知覚デバイスのユーザの作動に際して)ユーザ入力を受信するためのユーザインターフェースデバイス1544、1546、および1548を含む。
便宜上、装置1502は、本明細書において説明する様々な例において使用されてもよい構成要素を含むものとして図15に示されている。実際には、図示のブロックは、それぞれに異なる態様においてそれぞれに異なる機能を有してもよい。
図15の構成要素は、様々な方法で実装されてもよい。いくつかの実装形態では、図15の構成要素は、たとえば1つもしくは複数のプロセッサおよび/または(1つまたは複数のプロセッサを含んでもよい)1つもしくは複数のASICのような、1つまたは複数の回路に実装されてもよい。ここで、各回路は、この機能を実現する回路によって使用される情報または実行可能コードを記憶するための少なくとも1つのメモリ構成要素を使用し、ならびに/あるいは組み込んでもよい。たとえば、ブロック1508、1532、1538、および1544によって表される機能のいくつかまたはすべては、装置1502のプロセッサおよびメモリ構成要素によって(たとえば、適切なコードを実行することおよび/またはプロセッサ構成要素を適切に構成することによって)実装されてもよい。同様に、ブロック1514、1520、1534、1540、および1546によって表される機能のいくつかまたはすべては、装置1504のプロセッサおよびメモリ構成要素によって(たとえば、適切なコードを実行することおよび/またはプロセッサ構成要素を適切に構成することによって)実装されてもよい。また、ブロック1526、1536、1542、および1548によって表される機能のいくつかまたはすべては、装置1506のプロセッサおよびメモリ構成要素によって(たとえば、適切なコードを実行することおよび/またはプロセッサ構成要素を適切に構成することによって)実装されてもよい。
本明細書で言及されるアクセスポイントのうちのいくつかはスモールセルを含み得る。いくつかのネットワークでは、スモールセルは、従来のネットワークアクセスポイント(たとえば、マクロアクセスポイント)を補完するために展開される。たとえば、ユーザの自宅または企業環境(たとえば、商業ビル)に設置されたスモールセルは、セルラー無線通信(たとえば、CDMA、WCDMA(登録商標)、UMTS、LTEなど)をサポートするアクセス端末に、音声および高速データサービスを提供し得る。一般に、これらのスモールセルは、低電力アクセスポイントの近傍のアクセス端末に、よりロバストなカバレージおよびより高いスループットを提供することができる。
本明細書において使用されるとき、「スモールセル」という用語は、アクセスポイントまたはアクセスポイントの対応するカバレージエリアを指すことがあり、この場合のアクセスポイントは、たとえば、マクロネットワークアクセスポイントまたはマクロセルの送信電力またはカバレージエリアと比較して、相対的に低い送信電力または相対的に小さいカバレージを有する。たとえば、マクロセルは、限定はしないが、半径数キロメートルなどの、相対的に大きな地理的エリアをカバーすることができる。対照的に、スモールセルは、限定はしないが、自宅、建物、または建物のフロアなどの、相対的に小さい地理的エリアをカバーすることができる。そのため、スモールセルは、限定はしないが、BS、アクセスポイント、フェムトノード、フェムトセル、ピコノード、マイクロノード、NodeB、eNB、ホームNodeB(HNB)、またはホーム発展型NodeB(HeNB)などの装置を含む場合がある。したがって、「スモールセル」という用語は、本明細書において使用されるときに、マクロセルと比較して、相対的に低い送信電力および/または相対的に小さいカバレージエリアのセルを指す。
スモールセルは、様々なタイプのアクセスモードをサポートするように構成され得る。たとえば、オープンアクセスモードでは、スモールセルは、任意のアクセス端末がスモールセルを介して任意のタイプのサービスを取得することを可能にし得る。制限された(または閉じた)アクセスモードでは、スモールセルは、許可されたアクセス端末のみがスモールセルを介してサービスを取得することを可能にし得る。たとえば、スモールセルは、ある加入者グループ(たとえば、限定加入者グループ(CSG))に属するアクセス端末(たとえば、いわゆる、ホームアクセス端末)のみがスモールセルを介してサービスを取得することを可能にし得る。ハイブリッドアクセスモードでは、異種のアクセス端末(たとえば、非ホームアクセス端末、非CSGアクセス端末)は、スモールセルに対する制限されたアクセスを与えられ得る。たとえば、スモールセルのCSGに属さないマクロアクセス端末は、スモールセルによって現在サービスされているすべてのホームアクセス端末にとって十分なリソースが利用可能である場合にのみ、スモールセルにアクセスすることを許可され得る。
したがって、これらのアクセスモードのうちの1つまたは複数において動作するスモールセルは、屋内のカバレージおよび/または拡張された屋外のカバレージを提供するために使用され得る。所望のアクセス動作モードの採用によりユーザへのアクセスを可能にすることによって、スモールセルは、カバレージエリア内で改善されたサービスを提供し、場合によっては、マクロネットワークのユーザにサービスカバレージエリアを拡張することができる。
したがって、いくつかの態様では、本明細書の教示は、大規模なカバレージ(たとえば、通常はマクロセルネットワークまたはWANと呼ばれる、第3世代(3G)ネットワークなどの広域セルラーネットワーク)と、より小規模のカバレージ(たとえば、通常はLANと呼ばれる、住宅ベースまたは建物ベースのネットワーク環境)とを含むネットワークにおいて採用され得る。アクセス端末(AT)がそのようなネットワークを通じて移動する際、アクセス端末は、いくつかの位置では、マクロカバレージを提供するアクセスポイントによってサービスされ得るが、一方、アクセス端末は、他の位置では、より小規模のカバレージを提供するアクセスポイントによってサービスされ得る。いくつかの態様では、より小さいカバレージノードは、(たとえば、よりロバストなユーザエクスペリエンスのために)漸進的なキャパシティ増大、屋内カバレージ、および異なるサービスを提供するために使用され得る。
本明細書の説明では、比較的大きいエリアにわたるカバレージを提供するノード(たとえば、アクセスポイント)はマクロアクセスポイントと呼ばれる場合があり、一方、比較的小さいエリア(たとえば、住宅)にわたるカバレージを提供するノードはスモールセルと呼ばれる場合がある。本明細書の教示は、他のタイプのカバレージエリアに関連するノードに適用可能であり得ることを認識されたい。たとえば、ピコアクセスポイントは、マクロエリアよりも小さくフェムトセルエリアよりも大きいエリアにわたるカバレージ(たとえば、商業ビル内のカバレージ)を提供し得る。様々な適用例で、マクロアクセスポイント、スモールセル、または他のアクセスポイントタイプのノードに言及するために、他の用語が使用され得る。たとえば、マクロアクセスポイントは、アクセスノード、基地局、アクセスポイント、eNodeB、マクロセルなどとして構成されること、またはそのように呼ばれることがある。いくつかの実装形態では、ノードは、1つまたは複数のセルまたはセクタに関連付けられること(たとえば、そのように呼ばれること、またはそれらに分割されること)がある。マクロアクセスポイント、フェムトアクセスポイント、またはピコアクセスポイントに関連するセルまたはセクタはそれぞれ、マクロセル、フェムトセル、またはピコセルと呼ばれ得る。
図16は、本明細書に記載のように適合されてもよい例示的な通信システム1600のワイヤレスデバイス1610(たとえば、アクセスポイント)およびワイヤレスデバイス1650(たとえば、アクセス端末)の構成要素をより詳細に示す。一例では、ワイヤレスデバイス1610は、アクセスポイント106を含むことができ、したがって、図3、図5、図7、図10、および図12などにおいて記述された機能を実行するための図1および図2に関して説明したそれらの構成要素を含み得る(たとえば、第1のRAT無線機112、支援RAT無線機116、第1のRAT同期構成要素210、プリアンブル送信構成要素212、送信スケジューリング構成要素214、HARQ構成要素216、NDP送信構成要素218、アクセスポイントコラボレーション構成要素220など)。ワイヤレスデバイス1650は、アクセス端末102を含むことができ、したがって、図3、図5、図7、図10、および図12などにおいて記述された機能を実行するための図1および図2に関して説明したそれらの構成要素を含み得る(たとえば、第1のRAT無線機110、支援RAT無線機114、第1のRAT同期構成要素230、プリアンブル受信構成要素232、許可受信構成要素234、HARQ構成要素236、チャネルサウンディング構成要素238など)。デバイス1610において、いくつかのデータストリームのトラフィックデータがデータソース1612から送信(TX)データプロセッサ1614に提供される。各データストリームは、次いで、それぞれの送信アンテナを介して送信されてもよい。
TXデータプロセッサ1614は、各データストリームのトラフィックデータを、そのデータストリームに対して選択された特定のコーディング方式に基づいてフォーマットし、コーディングし、インターリーブして、コード化データを供給する。各データストリームのコーディングされたデータは、OFDM技法を使用してパイロットデータと多重化されてもよい。パイロットデータは、典型的には、公知の方法で処理された公知のデータパターンであり、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用されてもよい。次いで、多重化されたパイロットおよび各データストリームのコーディングされたデータは、そのデータストリームに対して選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QSPK、M-PSK、またはM-QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)されて、変調シンボルが供給される。各データストリームのためのデータレート、コーディング、および変調は、プロセッサ1630によって実行される命令によって決定されてもよい。データメモリ1632は、プロセッサ1630またはデバイス1610の他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶してもよい。
その後、すべてのデータストリームの変調シンボルは、TX MIMOプロセッサ1620に与えられ、TX MIMOプロセッサ1620は、(たとえば、OFDMのために)その変調シンボルをさらに処理することができる。TX MIMOプロセッサ1620は、次いで、NT個の変調シンボルストリームをNT個のトランシーバ(XCVR)1622A〜1622Tに供給する。いくつかの態様では、TX MIMOプロセッサ1620は、データストリームのシンボルと、そのシンボルの送信元のアンテナとに、ビームフォーミング重みを適用する。
各トランシーバ1622は、それぞれのシンボルストリームを受信し処理して、1つまたは複数のアナログ信号を供給し、さらに、そのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを通じて送信するのに適した変調信号を供給する。次いで、トランシーバ1622A〜1622TからのNT個の変調信号が、それぞれNT個のアンテナ1624A〜1624Tから送信される。
デバイス1650において、送信された変調信号は、NR個のアンテナ1652A〜1652Rによって受信され、各アンテナ1652から受信された信号は、それぞれのトランシーバ(XCVR)1654A〜1654Rに供給される。各トランシーバ1654は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化してサンプルを供給し、さらにそのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを供給する。
次いで、受信(RX)データプロセッサ1660が、特定の受信機処理技法に基づいて、NR個のトランシーバ1654からNR個の受信シンボルストリームを受信し、処理して、NT個の「被検出」シンボルストリームを供給する。次いで、RXデータプロセッサ1660は、各被検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号して、データストリームのトラフィックデータを再生する。RXデータプロセッサ1660による処理は、デバイス1610におけるTX MIMOプロセッサ1620およびTXデータプロセッサ1614によって実行される処理に対して相補的である。
プロセッサ1670が、どのプリコーディング行列を使用すべきかを定期的に決定する(後述する)。プロセッサ1670は、行列インデックス部分およびランク値部分を含む逆方向リンクメッセージを編成する。データメモリ1672は、デバイス1650のプロセッサ1670または他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶し得る。
逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を備える場合がある。次いで、逆方向リンクメッセージは、データソース1636からいくつかのデータストリームのトラフィックデータも受信するTXデータプロセッサ1638によって処理され、変調器1680によって変調され、トランシーバ1654A〜1654Rによって調整され、デバイス1610に返信される。
デバイス1610において、デバイス1650からの変調信号は、アンテナ1624によって受信され、トランシーバ1622によって調整され、復調器(DEMOD)1640によって復調され、RXデータプロセッサ1642によって処理されて、デバイス1650によって送信された逆方向リンクメッセージが抽出される。次いで、プロセッサ1630は、ビームフォーミング重みを決定するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを決定し、その後、抽出されたメッセージを処理する。
デバイス1610および1650の各々に関して、説明した構成要素のうちの2つ以上の機能が、単一の構成要素によって実現される場合があることが認識されよう。また、図16において示し、上述した様々な通信構成要素は、本明細書で教示する通信適応を実行するように、必要に応じてさらに構成される場合があることも諒解されよう。たとえば、プロセッサ1630/1670は、本明細書で教示する通信適応を実行するために、メモリ1632/1672、および/またはそれぞれのデバイス1610/1650の他の構成要素と協働することができる。
図17は、相互に関連する一連の機能モジュールとして表されるアクセスポイント装置、アクセス端末装置などを含むことができる例示的な装置1700を示す。第1のRATを使用して第1の接続を確立するためのモジュール1702は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する処理システムに対応し得る。支援RATを使用して第2の接続を確立するためのモジュール1704は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明した処理システムに対応し得る。支援RATのタイムラインに少なくとも部分的に基づいて第1の接続のタイミングを同期させるためのモジュール1706は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明した通信デバイスに関連した処理システムまたは通信デバイスに対応し得る。タイミングを同期させることに少なくとも部分的に基づいて少なくとも第1の接続を介して通信するためのモジュール1708は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明した通信デバイスに関連した処理システムまたは通信デバイスに対応し得る。随意に、制御データが少なくとも第1の接続を介して通信することに関係する少なくとも第2の接続を介して制御データを通信するためのモジュール1710は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明した通信デバイスに関連した処理システムまたは通信デバイスに対応し得る。さらに、随意に、少なくとも第1の接続を介してUEと通信する際に隣接するアクセスポイントと共同するためのモジュール1712は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明した通信デバイスに関連した処理システムまたは通信デバイスに対応し得る。
図17のモジュール1702、1704、1706、1708(および随意にモジュール1710、1712)の機能は、本明細書の教示と矛盾しない様々な方法で実装される場合がある。いくつかの態様では、これらのモジュールの機能は、1つまたは複数の電気構成要素として実装されてもよい。いくつかの態様では、これらのブロックの機能は、1つまたは複数のプロセッサ構成要素を含む処理システムとして実装されてもよい。いくつかの態様では、これらのモジュールの機能は、たとえば、1つまたは複数の集積回路(たとえば、ASIC)の少なくとも一部分を使用して実装されてもよい。本明細書において説明するように、集積回路は、プロセッサ、ソフトウェア、他の関連する構成要素、またはそれらの何らかの組合せを含んでもよい。したがって、異なるモジュールの機能は、たとえば、集積回路の異なるサブセットとして実装されてもよく、ソフトウェアモジュールのセットの異なるサブセットとして実装されてもよく、またはその組合せとして実装されてもよい。また、所与のサブセット(たとえば、集積回路の所与のサブセット、および/またはソフトウェアモジュールのセットにおける所与のサブセット)が、2つ以上のモジュールのために機能の少なくとも一部を実現する場合があることも諒解されたい。
加えて、図17によって表された構成要素および機能、ならびに本明細書で説明した他の構成要素および機能は、任意の適切な手段を使用して実装され得る。また、そのような手段は、少なくとも部分的に、本明細書で教示する対応する構造を使用して実装されてもよい。たとえば、図17の構成要素の「ためのモジュール」と併せて上記で説明した構成要素はまた、同様に指定された機能の「ための手段」に対応し得る。したがって、いくつかの態様では、そのような手段のうちの1つまたは複数は、プロセッサ構成要素、集積回路、または本明細書で教示するような他の適切な構造のうちの1つまたは複数を用いて実現することができる。
いくつかの態様では、装置または装置の任意の構成要素は、本明細書において教示したような機能を実現するように構成されてもよい(あるいは機能を実現するように動作可能であっても、または機能を実現するように適合されてもよい)。このことは、たとえば、機能を実現するように装置もしくは構成要素を製造する(たとえば、作製する)ことによって達成されても、機能を実現するように装置もしくは構成要素をプログラミングすることによって達成されても、または何らかの他の適切な実装技法の使用を通して達成されてもよい。一例として、集積回路は、必要な機能を実現するように製造されてもよい。別の例として、集積回路は、必要な機能をサポートするために作製され、次いで、(たとえば、プログラミングを介して)必要な機能を実現するように構成されてもよい。さらに別の例として、必要な機能を実現するために、プロセッサ回路がコードを実行してもよい。
本明細書において「第1の」、「第2の」などの呼称を用いる要素へのいかなる参照も、一般的には、それらの要素の量または順序を限定するものではないことを理解されたい。むしろ、これらの指示は、本明細書では、2つ以上の要素または要素の例同士を区別する好都合な方法として使用されることがある。したがって、第1の要素および第2の要素の参照は、そこで2つの要素しか利用できないこと、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。また、特に明記しない限り、要素のセットは、1つまたは複数の要素を含んでもよい。さらに、本説明または特許請求の範囲において用いられる「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」または「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」または「A、B、およびCからなる群のうちの少なくとも1つ」という形の用語は、「AまたはBまたはCまたはこれらの要素の任意の組合せ」を意味する。たとえば、この用語は、A、またはB、またはC、またはAおよびB、またはAおよびC、またはAおよびBおよびC、または2A、または2B、または2Cなどを含む場合がある。
当業者は、情報および信号が、様々な異なる技術および技法のいずれを使用しても表現できることは理解されよう。たとえば、上の説明全体にわたって参照される場合があるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表現されてもよい。
さらに、当業者であれば、本明細書で開示する態様に関して説明する様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、概してそれらの機能に関して上記で説明した。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、具体的な適用例およびシステム全体に課される設計制約によって決まる。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実現できるが、そのような実装形態の決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。
本明細書で開示する態様に関して説明する方法、シーケンスおよび/またはアルゴリズムは、直接ハードウェアにおいて具現化されても、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて具現化されても、またはその2つの組合せにおいて具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体内に存在してもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ること、および記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。代替として、記憶媒体は、プロセッサに一体化される場合がある。
したがって、本開示の態様は、キャリア検知適応送信を実行するための方法を具現化するコンピュータ可読媒体を含み得る。したがって、本開示は、図示された例に限定されない。
上記の開示は例示的な態様を示すが、添付の特許請求の範囲によって定義されるような本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正がなされてもよいことに留意されたい。本明細書に記載の開示の態様による方法クレームの機能、ステップ、および/または動作は、任意の特定の順序で実行される必要はない。さらに、いくつかの態様は、単数形で記載または特許請求されることがあるが、単数形への限定が明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。