JP2018509246A - トラックインデックス付きシリンジ - Google Patents

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Abstract

本発明は、バレル(1)と、バレル(1)内に可動的に配置されたプランジャ(2)およびプランジャ(2)を駆動するためのプランジャロッド(3)と、プランジャロッド(3)上の溝付き表面(5)に係合するようにバレル(1)に配置された係合部材(4)とを備えるシリンジ(100)に関する。これは、プランジャロッド(3)が、バレル(1)内のプランジャ(2)を駆動するためにバレル(1)に対して移動されると、ユーザに対して与えられるフィードバックを生成する。バレル(1)および係合部材(4)は、プランジャロッド(3)がバレル(1)に対して移動された場合に、プランジャロッド(3)の溝付き表面(5)との係合により、係合部材(4)がプランジャロッド(3)の長手方向に対してほぼ垂直な方向にのみ移動するように、互いに対して配置される。

Description

本発明は、シリンジに関し、より詳細には、使用中にユーザにフィードバックを提供することが可能なシリンジに関する。
医療用シリンジのユーザが物質を投与するとき、特に特定の治療分野においては、シリンジが収容する全容量を領域中に分配することが一般的である。かかる治療分野のいくつかの例には、皮膚科、整形外科、美容外科、および歯科がある。この分配は、例えば、皮膚表面の直下に、かつ皮膚表面に対してほぼ平行に、シリンジの針を挿入し、次いで針を引き抜きながら物質を投与することにより実施される。もう1つの方法は、限定された領域内の複数の解剖学的位置に物質を投与すること、すなわち各位置に全容量の一部を投与することである。物質を分配するこれら両方の方法および他の方法においては、各位置または各時間単位において物質の全容量の中からどれだけの部分量が投与されるかをユーザが知ることを助ける何らかの投薬補助具がシリンジに設けられると有利である。従来的には、シリンジバレルに目盛を設け、ユーザは目盛に沿ったプランジャの位置を観察する。しかし、この目盛は目視が困難であり、時としてシール等により部分的にまたは完全に覆われてしまう場合があり、シリンジは、時には目盛が隠れてしまう角度に保持される。シリンジバレル上に設けられた目盛に関する別の実用的問題は、時として非常に少量の物質が供給されなければならず、そのため対応してバレル内におけるプランジャの小さな移動が必要になり、これらの小さな移動がユーザにとって検出困難であり得る点である。さらに、かような目盛の使用に関わる主要な問題は、ユーザが、注入中にその目盛を観察しなければならない点であり、すなわち、治療領域における推移を注視する代わりに、度々目盛を見なければならないとき、ユーザの注意が散漫になるということである。正確な投薬を実現する機械インジェクタまたは電子インジェクタが使用されてきたが、これらはシリンジよりも高価で重く、多くのユーザは、従来のシリンジが保持される方法で注射デバイスを保持することを好む。さらに、殆どのインジェクタでは、ユーザは薬剤の注入前に針穿刺吸引を実施することができない。これは、注入が血管中になされたことをユーザが認識することができないため重大な欠点となる。また、これにより、注入前に物質を収容しているリザーバからシリンジのバレル内に引き込まれる必要のある物質の使用が妨げられる。
投薬補助具をシリンジに設けようとする取り組みは、特許文献1に開示されており、そこでは係合部材が、フィンガグリップ上に設けられ、プランジャロッドの構造体に係合する。
国際特許公報第2008/057976号
注入量または注入率に関するフィードバックをユーザに通知かつ提供し、また単純な構造を有するユーザフレンドリな手段をシリンジに設けることが有利である。
これらの問題の少なくともいくつかにより良好に対処するために、本発明の第1の態様では、バレルと、バレル内に可動的に配置されたプランジャとを備えるシリンジが提示される。シリンジは、物質の押出しまたは引込みのためにプランジャロッドの長手方向に対して平行な方向にプランジャを駆動するように意図されたプランジャロッドをさらに備える。さらに、プランジャロッドがプランジャを駆動するためにバレルに対して移動されるとユーザにフィードバックが与えられるように、係合部材が、プランジャロッド上に設けられた溝付き表面に係合するようにバレルに配置される。バレルおよび係合部材は、プランジャロッドがプランジャを駆動するためにバレルに対して移動された場合に、プランジャロッドの溝付き表面との係合および相互作用により、係合部材がプランジャロッドの長手方向に対してほぼ垂直な方向にのみ移動するように、互いに対して配置される。この構成は、投薬精度の改善を可能にする。特許文献1に示される解決策では、係合部材は、フィンガグリップの頂部上に位置する平坦部材からなる(例えばその先行技術文献の図3および図4を参照)。その先行技術の解決策の主な欠点は、ユーザが例えばボツリヌス毒素などを投与しようとする場合に確認される。典型的には、ボツリヌス毒素は、注入前にリザーバからからのシリンジのバレル内へと引き込まれなければならない。これが、特許文献1に記載されるようなシリンジで行われるときには、引込み動作の終了時に、平坦係合部材が、若干上方に曲げられて、プランジャロッドの溝付き表面の尾根部上に載置された位置に位置することとなる可能性が高い。したがって、先行技術の係合部材は、誤った方向に付勢されることとなる。通常であれば、係合部材からの1つのクリック音は、プランジャロッドの溝付き表面の2つの隣接し合う尾根部間の距離に対応したバレル内の物質の特定用量を表す。しかし、特許文献1に記載される係合部材の開始位置が、若干上方に曲げられた位置となることにより、プランジャロッドは、第1のクリック音が係合部材により発生されるまでに、初めに意図した距離よりもはるかに大きく移動しなければならなくなる。この場合に、係合部材は、第1のクリック音が発生されるまで、初めに若干上方に曲げられた位置から水平となる位置へと、その後若干下方に曲げられた位置へと移動しなければならなくなる。当然ながら、移動の継続により、係合部材と意図した用量を有するプランジャロッドの溝付き表面との間の相互作用によって引き起こされるクリック音が繰り返されることになる。しかし、かかる先行技術の構造により、第1の用量は、実際に意図した量の最大で3倍の量にまでなり得ることが試験から判明しており、かかる過剰投薬は、特定の状況では患者にとって大惨事となり、例えば意図しない筋麻痺を引き起こす恐れがある。また、これらの継続的なクリック音は、先行技術の解決策による係合部材が常に多かれ少なかれ下方に曲げられた位置に位置決めされる状態において発生する点に留意されたい。すなわち、注入中に、係合部材が移動中のプランジャロッドの溝付き表面の尾根部の上を通り過ぎ、隣接する尾根部に衝突してクリック音を発生させるときに、係合部材は、水平位置を殆どの場合取らないということである。したがって、先行技術の解決策によるシリンジによって過多用量が押し出され得るもう1つの状況は、クリック機能が、例えば物質の吸引もしくは引込みの最中にオフに切り替えられるときか、または何らかの理由により治療中にオフに切り替えられるときである。その後、クリック機能が再び開始されると、係合部材は、プランジャロッドの長手方向に対して垂直なニュートラル位置において溝付き表面に導入され、したがってプランジャロッドは、第1のクリック音が発生されるまで初めに意図された距離よりもさらに移動することが必要となる。これと同じことが、この先行技術に記載されるような係合部材を有する事前充填シリンジが使用される状況に対しても当てはまる。この場合には、係合部材は、プランジャロッドの長手方向に対して垂直な位置に位置決めされ、またプランジャロッドは、第1のクリック音が発生されるまで初めに意図された距離よりもさらに移動することが必要となる。係合部材がプランジャロッドの長手方向に対して垂直な方向にのみ移動するように構成された本発明の解決策では、この欠点が回避される。特許文献1と同様に、本発明では、プランジャロッドの溝付き表面の2つの尾根部間の距離は、特定の用量に対応し、使用中に1つのクリック音により表される。先行技術の解決策とは対照的に、本発明によるシリンジでは、物質が引き込まれた後の第1のクリック音は、1用量より多くは意味しない。このため、本発明の係合部材は、先行技術の解決策に必要とされるような、誤った方向への付勢を除去するための初期移動を必要としない。このため、本発明の係合部材は、先行技術の解決策におけるように、係合部材のクリック音発生移動が開始される位置へとプランジャロッドの溝付き表面と共に単に移動しない。代わりに、本発明の係合部材は、例えば物質の引込み後にプランジャロッドが移動されるまたは既に移動されている方向とは無関係に、外方端部位置と内方端部位置との間で常に往復移動する。したがって、先行技術の解決策によりリスクにさらされるような過剰投薬は、本発明では不可能となる。
このシリンジの一実施形態によれば、係合部材は、バレル内に配置される。
このシリンジの一実施形態によれば、係合部材は、プランジャロッドの長手方向に対して平行な方向に移動不能にバレルに配置される。バレルと係合部材との間の遊びまたは同様のものを回避することにより、投薬精度が改善される。
このシリンジの一実施形態によれば、バレルにおける係合部材の移動不能な配置は、締り嵌めにより実現される。2つのパーツ間の締り嵌めは、別個の装着部材または手段が不要なため、それらを相互に移動不能に配置する単純ではあるが確実な方法である。
このシリンジの一実施形態によれば、バレルにおける係合部材の移動不能な配置は、スナップロックにより実現される。スナップロックは、製造が容易でありシリンジの単純な組立てを可能にするもう1つの単純かつ確実な解決策である。
このシリンジの一実施形態によれば、バレルにおける係合部材の移動不能な配置は、バレルに配置されたキャップにより実現される。また、別個のキャップが、バレルに係合部材を固定するために設けられ得る。
このシリンジの一実施形態によれば、係合部材は、円形形状または半円形形状を有する本体部と、プランジャロッドの溝付き表面に係合するために本体部から突出する突出要素とを備える。プランジャロッドを少なくとも部分的に囲み、プランジャロッドの溝付き表面に係合する内方突出要素を有する円形係合部材または半円形係合部材が、円形断面を典型的に有するバレル内に配置されやすく、また、突出要素がプランジャロッドの溝付き表面に常に当接するように、プランジャロッドの長手方向に対して垂直な方向に適切なプレストレスをかかる係合部材に与えることも容易である。
このシリンジの一実施形態によれば、係合部材は、ほぼプレート形状である本体部と、プランジャロッドの溝付き表面に係合するために本体部から突出する突出要素とを備える。突出部を有するプレート形状本体部が、非常に単純な製造および組立てを可能にする。
このシリンジの一実施形態によれば、突出要素は、突出要素のエッジに沿って本体部に連結される。このエッジは、プランジャロッドの長手方向に対してほぼ平行に延在する。この構成は、プランジャロッドの長手方向に対して平行な方向への突出要素の偏向が完全にまたは少なくとも大部分において回避され得るように、高い剛性度をもたらす。
このシリンジの一実施形態によれば、突出要素は、エッジに沿って係合部材の本体部から折り曲げられる。本体部からの突出部分の折曲げにより、強度および信頼性の高い構造が実現される。
このシリンジの一実施形態によれば、突出要素は、係合部材の本体部から打抜き加工される。
このシリンジの一実施形態によれば、係合部材は、半円形形状を有する本体部と、突出要素とを備え、突出要素は、本体部の延長部として構成され、突出要素の端部がプランジャロッドの溝付き表面に係合するように前記本体部よりも幅狭の曲げ半径を有する。十分に幅狭な半径で突出要素を湾曲させることにより、突出部材は、プランジャロッドの溝付き表面へと配向されそれに係合する。
このシリンジの一実施形態によれば、係合部材は、半円形形状を有する本体部と、プランジャロッドの溝付き表面に係合するための突出要素とを備え、突出要素は、プランジャロッドの長手方向に対してほぼ平行なエッジに沿って折り曲げられることにより本体部の延長部として構成される。
このシリンジの一実施形態によれば、係合部材は、環状部として全体的に形状設計されたバレルのコンパートメント内に配置され、プランジャロッドは、環状部の内円を通って延在し、係合部材は、コンパートメントの開口を通ってプランジャロッドの溝付き表面に係合することが可能である。
このシリンジの一実施形態によれば、係合部材のプレート形状本体部は、プレート形状本体部の2つのエッジに沿ってバレルに装着される。2つの、場合によっては対向側に位置するエッジに沿ってプレート形状部材を装着することにより、本体部は、プランジャロッドの溝付き表面へと突出部材を付勢し得る。さらに、これにより、プレート形状本体部は、シリンジのクリック音を強化する音響膜として機能することが可能となる。
このシリンジの一実施形態によれば、プランジャロッドの溝付き表面に係合する係合部材の端部部分が、プランジャロッドの移動方向とは無関係にユーザにフィードバックが与えられるようにテーパ部を有する。これは、物質の吸引および引込みの最中にもクリック音を鳴らすことがしばしば望ましいため、重要な点である。また、これにより、所与の開始位置を常に取るシリンジを実現することが可能となる。例えば、物質がシリンジのバレル内に引き込まれており、ユーザがプランジャロッド上のグリップを放したときに、このテーパ状端部部分により、プランジャロッドは、テーパ状端部がプランジャロッドの溝付き表面の底部に到達するまで若干移動させられ得る。また、当然ながらこれは、十分な予荷重が、例えば係合部材の本体部から突出部材にかけられることを必要とする。この動作は、プランジャロッドの溝付き表面の適切な幾何学形状および表面材料を選択することによってさらに緩和され得る。
本発明のこれらのおよび他の態様ならびに利点が、以降で説明される実施形態から明らかになり、それらの実施形態を参照して明確になる。
以下、本発明が、さらに詳細にかつ添付の図面を参照して説明される。
本発明によるシリンジの第1の実施形態の斜視図である。 本発明によるシリンジの第2の実施形態の斜視図である。 本発明によるシリンジの第3の実施形態の斜視図である。 図1のシリンジの一部の断面図である。 図1のシリンジの一部の断面図である。 本発明によるシリンジの一実施形態の斜視図である。
図1で最も概略的に示されるようなシリンジ100の一実施形態は、バレル1と、プランジャ2と、シリンジ100の使用中にプランジャ2を駆動するために配置されたプランジャロッド3とを備え、プランジャロッド3は、プランジャロッド3を作動させるための親指プレート14を備える。プランジャロッド3は、当業者には明らかなように任意の適切な手段によりプランジャ2に装着され得る。例えば螺合連結は、プランジャ2の両方向への移動、すなわち、バレル1を通した押し引きを可能にするために適しており、これは他の連結手段では常に可能とは限らない。シリンジ100は、針16をさらに備え、バレル1は、フィンガグリップ17を備える。プランジャロッド3は、プランジャロッド3の長さ部分に沿って交互に設けられた複数の尾根部および谷部を有する溝付き外方表面5を備える。これは、幅狭フランジにより画成される多数の細溝をプランジャロッド3に設けることにより実現され得る。種々の形状のフランジを要件に応じて想起および選択することが可能である。例えば、それらのフランジは、プランジャロッドの長手方向軸に対して垂直にプランジャロッドから突出し得る。別の可能性は、フランジの外方先端部を通るプランジャロッドの長手方向軸に対して垂直に延在する面に対して対称となるようなウェッジ形状を有するフランジを設けることである。別の可能性は、非対称ウェッジ形状である。さらに別の可能な形状は、図4aおよび図4bに最も良く開示されており、相互の頂部に積み重ねられた複数の錐台に対応するものとして説明され得る。フランジのピッチ、すなわち2つの隣接し合うフランジ間の中心距離は、典型的には0.1〜3mmの間である。このピッチは、典型的には注入されることとなる物質と、シリンジ100のバレル1のサイズすなわち直径とに応じて選択される。細バレル1の場合には、プランジャ2の所与の移動に対してより少量がシリンジ100から押し出されることになり、したがって特定量の注入物質に相当するためにはより大きなピッチのフランジが使用されなければならないことになる。さらに、プランジャロッド3は、中空ロッドとして実現され得る。プランジャロッド3は、射出成形により製造されることが可能であり、プランジャロッド3が中実に作製された場合には、製品の冷却は、フランジの許容差問題、すなわちフランジ間の距離のばらつきおよびフランジの突出のばらつきを引き起こすこととなる収縮の問題を回避するためにやや時間のかかるものとなる。かかる許容差のばらつきは、当然ながら望ましくなく、しばしば許容不能である。したがって、プランジャロッド3は、材料を節減し冷却および許容差の問題を解消する中空に作製され得る。シリンジ100は、外方円筒状要素18および内方円筒状要素12により一般的に画成されるコンパートメント11と、前記コンパートメント11内に配置された係合部材4とをさらに備える。当然ながら、例えば正方形、楕円形等の他の形状のコンパートメント11が考えられる。図1に示す実施形態では、係合部材4は、半円形要素6、突出要素7、および調節部材15を備える。係合部材4は、突出要素7が内方円筒状要素12内の開口13を通って到達し、プランジャロッド3の溝付き表面5に係合するように、コンパートメント11内に配置される。典型的には、係合部材4は、プランジャロッド3の長手方向に対して垂直な方向へは、ある程度まで移動し得るが、プランジャロッド3の長手方向に対して平行な方向へは、いかなる移動も防止されるように、コンパートメント11内に保持される。この保持は、複数の方法で実現され得る。例えば、図5に示すように、係合部材4が、プランジャロッド3の長手方向に対して垂直な方向へはコンパートメント11内で移動自在となるが、プランジャロッド3の長手方向に対して平行な方向への移動は防止されるように、キャップ19を設けることが可能である。他の適切な手段は、スロットであり、係合部材4は、係合部材4を定位置にロックすることとなる締り嵌めもしくはプレス嵌めでまたはスナップロック手段を伴ってこのスロット内に挿入され得る。ユーザが、薬剤物質を投与しており、したがってバレル1内へとさらにプランジャロッド3を押し込むときに、フランジが係合部材4を通過して、プランジャロッド3の長手方向に対して垂直な方向に係合部材4を移動させることにより、音が発生し、これが、クリック音の形態のフィードバック、および場合によっては触覚フィードバックの形態のフィードバックもユーザに与える。ユーザは、投与される薬剤物質量にクリック音を関連付けることが、またある特定の注入率にこの音を関連付けることが容易にできるようになり、それによりユーザは、物質を正確に投薬し、所望に応じて分配させることが可能となる。本発明の係合部材4の移動パターンは、1つのクリック音が、1つのクリックに対応する初めに意図した用量を常に表すという大きな利点を有する。先行技術の解決策のいくつかでは、係合部材が、物質の吸引または引込みの最中に逆方向に付勢され、第1の用量の注入中に初めのクリック音が発生するまで、プランジャロッドを1つのクリックについて初めに意図した距離よりもはるかに大きく移動させる必要があるという問題が存在する。かかる先行技術のシリンジの第1の用量は、意図した量の最大で3倍の量にまでなり得ることが試験において判明している。かかる過剰投薬は、当然ながら非常に望ましくないものであり、いくつかの場合では不利な影響を有し得る。本特許出願の全ての実施形態に共通する本発明の解決策では、係合部材4は、プランジャロッド3がプランジャ2を駆動する方向に関係なく2つの所与の反転ポイント間にて前後に常に往復移動し、係合部材4の誤った方向への付勢はなされず、代わりに係合部材4の突出要素7は、プランジャロッド3が移動することによりプランジャロッド3の溝付き表面5上を常に摺動する。これは、恐らく図4aおよび図4bにおいて最も良く示される。これは、第1の用量の第1の部分の最中に、係合部材が、プランジャロッドの溝付き表面上に単に載置され、係合部材の摺動および実際のクリック機能が開始される位置に最終的に到達するまでこの溝付き表面と共に移動する既述の先行技術の解決策とは際立って対照的である。図1に示す実施形態では、係合部材4の突出要素7は、本体部6から折り曲げられる。典型的には、係合部材4は、約0.03〜0.5mmの厚さを有する金属から作製される。突出要素7の高さ、すなわちプランジャロッド3の長手方向に対して平行な方向への延長部は、使用中にプランジャロッド3の長手方向軸に対して平行な方向に突出要素7が曲げられるのを回避させるのに十分な大きさになるように選択される。代わりに、プランジャロッド3の移動および溝付き表面5と突出要素7との間の相互作用は、プランジャロッド3の長手方向軸に対して垂直な方向への突出要素7の、およびしたがって係合部材4全体の移動のみを生じさせるべきである。典型的には、突出要素7の高さは、1〜10mmの間となる。また、これを目的として、テーパ部を端部部分10に与えることが適切となり得る。端部部分10のテーパ部は、溝付き表面5に対して突出要素7を付勢するばねとして機能する本体部6の適切な予荷重との組合せにおいて、例えば物質の引込み中、ユーザがプランジャロッド3にかかる力を解放したときに、テーパ状端部部分10が溝付き表面5の2つの尾根部間の底部に載置される位置を、プランジャロッド3が取ることとなるという効果も有する。これは、バレル1内への物質の引込み後には特に興味深いものとなり得る。なぜならば、かかる場合における第1のクリックの投薬が、初めに意図した量よりも多くも少なくもならないからである。いずれの場合でも、本体部6のプレストレスは、プランジャロッドが移動されたとき、常にクリック音が発生されるように、突出要素7が溝付き表面5に対して常に載置されることを確実にするのに十分な大きさとする。図1に示す実施形態では、クリック機能は、調節部材15をいずれかの方向に押し、したがって係合部材4をコンパートメント11内で回転させることによってオフに切り替えられ得る。これは、突出要素7が開口13から退出し、したがって溝付き表面5ともはや接触状態になくなるという効果を有する。
図2に示す実施形態では、係合部材4は、本体部6と、本体部6から折り曲げられた突出要素7とを有するプレート形状部材の形態で設けられる。係合部材4の厚さおよび突出要素7の高さに関しては、図1に関連して説明されたことと同じことが当てはまる。当然ながら、突出要素7が実現され得る他の適切な方法が存在する。例えば、溶接または接着による突出要素7の装着、本体部6の表面上で溶接スパークを発生させる、本体部6に対する十分な剛性のジベルまたはピンの装着等がある。図2の係合部材4は、コンパートメント11内に配置されたスロット(図2に示すが参照数字を伴わない)によりコンパートメント11内に装着することが可能であり、これらのスロットは、プレート形状係合部材4の2つの対向エッジに締り嵌めまたはプレス嵌めをもたらすのに十分な幅狭であるか、スロットは、係合部材4を定位置にロックするスナップロックを備え得るかのいずれかである。締り嵌めもしくはプレス嵌めまたはスナップロックはいずれも、単純であり、安価な製造が可能となるという利点を有する。接着、熱溶接、または別個の装着手段の使用などの他の手段もまた、当然ながら考えられる。肝心な点は、係合部材4が、プランジャロッド3の長手方向に対して平行な方向への移動を防止されることである。当然ながら、これは、本発明の全ての実施形態に当てはまる。
図3に示す実施形態では、係合部材4は、連続半円形要素の形態で設けられる。本体部6から折り曲げられる代わりに、この実施形態における突出要素7は、本体部6の連続部分として、しかし端部部分10がプランジャロッド3の溝付き表面5に当接するように、より狭い曲げ半径を有するものとして形成される。突出要素7は、プランジャロッド3の半径方向に向くまで曲げられなくてもよく、突出要素7の端部部分10は、プランジャロッド3の断面の弦の方向に配向されることで十分となる点に留意されたい。図2のように、図1に関連して述べられる寸法および材料が、ここでもまた当てはまる。
図4aおよび図4bは、図1の実施形態の側方断面図を開示しており、プランジャロッド3の移動による係合部材4の往復移動が図示される。これらの図面から容易に理解し得るように、先行技術の解決策から知られる係合部材の誤った方向への付勢による欠点は、本発明の解決策では回避される。さらに、図4aおよび図4bでは、溝付き表面5のフランジの1つの考えられる形状が説明される。しかし、これは、一例にすぎず、さらに多数の他の形状が、添付の特許請求の範囲内において考えられる。
図5は、本発明の一実施形態によるシリンジの斜視図を示す。ここでは、係合部材4(図示せず)の保持は、キャップ5により実現される。前述のように、この保持は、多数の他の方法でも実現され得る。
図面および前述の説明の中で本発明を詳細に図示し、説明したが、かかる図示および説明は、例示として、かつ非限定的なものとして見なされるべきであり、本発明は、開示された実施形態に限定されない。図面、開示、および添付の特許請求の範囲を考察することにより、開示される実施形態に対する他の変形形態が、特許請求される本発明の実施において当業者によって理解され、かつ実行され得る。特許請求の範囲において、「備える(comprising)」という語は、他の要素またはステップを排除せず、不定冠詞「1つの(a、an)」は、複数を排除しない。相互に異なる従属請求項に特定の手段が挙げられているからといって、これらの手段の組合せが有利に使用できないことを示唆することにはならない。請求項中のいずれの参照符号も、それらの請求項の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
ボツリヌス毒素の注入が、本発明によるデバイスにとって可能な使用分野として述べられている。当然ながら、他の液体成分およびヒドロゲルなどのゲル成分に対しても本発明によるデバイスを使用することが可能である。また、本デバイスは、架橋ヒアルロン酸ゲルまたは非架橋ヒアルロン酸ゲル、ならびに例えばコラーゲン、カルシウム水酸基アパタイト、ポリ−L−乳酸(PLLA)、他の多糖類、およびポリメチルメタクリレート(PMMA)などのヒアルロン酸以外のタイプの皮膚充填剤の注入にも有用である。さらに、本デバイスは、局所麻酔薬、瘢痕形成剤、酸化防止剤、インシュリン、もしくは成長ホルモンなどの活性物質および/または生物活性剤を含む液体成分の注入にも有用である。このタイプの好ましい液体成分の1つは、例えば局所麻酔薬もしくはデキストラノマービーズなどの瘢痕形成薬などの、ヒアルロン酸ゲル担体ならびに活性物質および/または生物活性剤を含むゲル成分である。
1 バレル
2 プランジャ
3 プランジャロッド
4 係合部材
5 溝付き外方表面
6 半円形要素、本体部
7 突出要素
8 キャップ
9 エッジ
10 テーパ状端部部分
11 コンパートメント
12 内方円筒状要素、内円
13 開口
14 係合部材、親指プレート
15 調節部材
16 針
17 フィンガグリップ
18 外方円筒状要素
19 キャップ
100 シリンジ

Claims (15)

  1. バレル(1)と、前記バレル(1)内に可動的に配置されたプランジャ(2)および前記プランジャ(2)を駆動するためのプランジャロッド(3)と、前記プランジャロッド(3)が前記プランジャ(2)を駆動するために前記バレル(1)に対して移動されるとユーザにフィードバックが与えられるように、前記プランジャロッド(3)上の溝付き表面(5)に係合するように前記バレル(1)に配置された係合部材(4)とを備え、前記バレル(1)および前記係合部材(4)は、前記プランジャロッド(3)が前記バレル(1)に対して移動された場合に、前記プランジャロッド(3)の前記溝付き表面(5)との前記係合により、前記係合部材(4)が前記プランジャロッド(3)の長手方向に対してほぼ垂直な方向にのみ移動するように、互いに対して配置されることを特徴とするシリンジ(100)。
  2. 前記係合部材(4)は、前記バレル(1)内に配置される、請求項1に記載のシリンジ(100)。
  3. 前記係合部材(4)は、前記プランジャロッド(3)の前記長手方向に対して平行な方向に移動不能に前記バレル(1)に配置される、請求項1または2に記載のシリンジ(100)。
  4. 前記バレル(1)における前記係合部材(4)の前記移動不能な配置は、前記係合部材(4)と前記バレル(1)との間の締り嵌めにより実現される、請求項3に記載のシリンジ(100)。
  5. 前記バレル(1)における前記係合部材(4)の前記移動不能な配置は、スナップロックにより実現される、請求項3に記載のシリンジ(100)。
  6. 前記バレル(1)における前記係合部材(4)の前記移動不能な配置は、前記バレル(1)に配置されたキャップ(8)により実現される、請求項3に記載のシリンジ(100)。
  7. 前記係合部材(4)は、円形形状または半円形形状を有する本体部(6)と、前記プランジャロッド(3)の前記溝付き表面(5)に係合するために前記本体部(6)から突出する突出要素(7)とを備える、請求項1から6のいずれか一項に記載のシリンジ(100)。
  8. 前記係合部材(4)は、ほぼプレート形状である本体部(6)と、前記プランジャロッド(3)の前記溝付き表面(5)に係合するために前記本体部(6)から突出する突出要素(7)とを備える、請求項1から6のいずれか一項に記載のシリンジ(100)。
  9. 前記突出要素(7)は、前記突出要素(7)のエッジ(9)に沿って前記本体部(6)に連結され、前記エッジ(9)は、前記プランジャロッド(3)の前記長手方向に対してほぼ平行に延在する、請求項7または8に記載のシリンジ(100)。
  10. 前記突出要素(7)は、前記エッジ(9)に沿って前記係合部材(4)の前記本体部(6)から折り曲げられる、請求項9に記載のシリンジ(100)。
  11. 前記突出要素(7)は、前記係合部材(4)の前記本体部(6)から打抜き加工される、請求項7から10のいずれか一項に記載のシリンジ(100)。
  12. 前記係合部材(4)は、半円形形状を有する本体部(6)と、突出要素(7)とを備え、前記突出要素(7)は、前記本体部(6)の延長部として構成され、前記突出要素(7)の端部部分(10)が前記プランジャロッド(3)の前記溝付き表面(5)に係合するように、前記本体部(6)よりも幅狭の曲げ半径を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載のシリンジ(100)。
  13. 前記係合部材(4)は、環状部として全体的に形状設計された前記バレル(1)のコンパートメント(11)内に配置され、前記プランジャロッド(3)は、前記環状部の内円(12)を通って延在し、前記係合部材(4)は、前記コンパートメント(11)の開口(13)を通って前記プランジャロッド(3)の前記溝付き表面(5)に係合することが可能である、請求項1から12のいずれか一項に記載のシリンジ(100)。
  14. 前記係合部材(4)の前記プレート形状である本体部(6)は、前記プレート形状である本体部(6)の2つのエッジに沿って前記バレル(1)に装着される、請求項8に記載のシリンジ(100)。
  15. 前記プランジャロッド(3)の前記溝付き表面(5)に係合する前記係合部材(4)の端部部分(10)は、前記プランジャロッド(3)の移動方向とは無関係に、ユーザにフィードバックが与えられるように、テーパ部を有する、請求項1から14のいずれか一項に記載のシリンジ(100)。
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