JP2018507600A - 歩留り管理を使用したピア対応ネットワークアクセス拡張 - Google Patents

Abstract

本開示の態様は、ワイヤレス通信サービスに対するアクセスを動的に価格設定するための歩留り管理モデルを提供する。いくつかの例では、ネットワークに対するアクセスは、さもなければ、ワイヤレスネットワークと直接通信するために、加入に欠く場合があるか、または適切な通信インターフェースに欠く場合があるクライアントデバイスに通信サービスを拡張する、プロキシまたはリレーとして働くことができる代理アクセスポイントによって仲介され得る。ここで、代理アクセスポイントは、加入者デバイスまたはユーザ機器であり得る。歩留り管理モデルを利用することによって、代理アクセスポイントは、ネットワークに対するその接続を近くのクライアントデバイスと共有することに対して補償を受けることができる。他の態様、実施形態、および特徴も特許請求され、説明される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれている、2015年1月12日に米国特許商標庁に出願した仮出願第62/102,440号、および2015年3月31日に米国特許商標庁に出願した非仮出願第14/675,341号の優先権および利益を主張するものである。

本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、ネットワーク上のピアおよび歩留り管理技法を使用したワイヤレス通信システムに対するアクセスの拡張に関する。

ワイヤレス通信ネットワークは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、放送その他などの様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。既存のワイヤレスネットワークは、スペクトルの認可部分に対するアクセスを管理するオペレータによって、かつスペクトルの無認可部分を利用する技術を用いる他のエンティティによって可能にされる。スマートフォンなど、多くのワイヤレス対応デバイスは、一般に、(たとえば、セルラーネットワークなど、ワイヤレスワイドエリアネットワーク技術、すなわちWWAN技術による)認可帯域と(たとえば、WiFiなどのワイヤレスローカルエリアネットワーク、すなわち、WLAN、および/またはBluetooth（登録商標）などのワイヤレスパーソナルエリアネットワーク、すなわち、WPANによる)無認可帯域の両方の上での通信を可能にするハードウェアを有する。すなわち、ユーザはその時点で望まれる何らかの通信アクティビティに関して複数の利用可能なアクセス技術のうちの1つまたは複数を使用する選定を有することが多い。

WWAN技術とWLAN技術の両方の可用性が高まり続けるにつれて、ユーザは、サービス間のこの選定がますます頻繁に利用可能になると感じている。したがって、ユーザが両方のアクセス手段を購入することは、電力リソースの非効率的な使用を潜在的に許し、不必要と見なされる場合があり、どちらかのサービスに対する加入が損害を被り始める可能性がある。したがって、認可スペクトルを利用するWWANシステムのオペレータは、その加入者が認可スペクトルを介したアクセスを求め続けることを確実にする競争優位性を求め続ける可能性がある。これは、一貫したユーザ体験を促すのに役立ち得る。

Jeffrey K.Mackie-Mason&Hal R.Varian、Pricing the Internet, Public Access to the Internet 269(1993年)。

以下では、本開示の1つまたは複数の態様についての基本的な理解を促すために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、本開示のすべての意図した特徴の包括的な概説ではなく、本開示のすべての態様の重要または不可欠な要素を識別するものでも、本開示のいずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明に対する前置きとして、本開示の1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形で提供することである。

本開示の様々な態様は、歩留り管理モデルまたは収益管理モデルを利用したワイヤレス通信サービスの動的な加入およびスマートデータ価格設定を実現する。いくつかの例では、ワイヤレスネットワークにアクセスするための新しいチャネルは、さもなければ、ワイヤレスネットワークと直接通信するために、加入に欠く場合があるか、または適切な通信インターフェースに欠く場合があるクライアントデバイスに通信サービスを拡張する、プロキシまたはリレーとして働くことができる代理アクセスポイントによって提供および仲介され得る。ここで、代理アクセスポイントは、クライアントデバイスと、かつワイヤレスネットワークと通信する、加入者デバイスまたはユーザ機器であり得る。歩留り管理モデルを利用することによって、代理アクセスポイントは、ネットワークに対するその接続を近くのクライアントデバイスと共有することに対して補償を受けることができる。

一態様では、本開示は、1つまたは複数の近接デバイスと通信するように構成されたアクセスインターフェーストランシーバと、第1のネットワークと通信するように構成されたバックホールインターフェーストランシーバと、プロセッサとを含むワイヤレス通信デバイスを提供する。ここで、プロセッサは、アクセスインターフェーストランシーバまたはバックホールインターフェーストランシーバを利用して、1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信するように構成される。これらの通信信号は、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を有する1つまたは複数のデータパケットを含む。プロセッサは、ワイヤレス通信デバイスが、アクセスインターフェースを介してそれらの1つまたは複数の近接デバイスと通信し、第1のネットワークに対する代理アクセスポイントとして働くことによって、バックホールインターフェースを介した第1のネットワークに対するアクセスを1つまたは複数の近接デバイスと共有する動作状態にそのデバイスを置くことを決定するようにさらに構成される。

別の態様では、本開示は、代理アクセスポイントと通信するように構成されたアクセスインターフェーストランシーバとプロセッサとを含むワイヤレス通信デバイスを提供する。ここで、プロセッサは、アクセスインターフェーストランシーバを利用して1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信するように構成される。これらの通信信号は、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を有する1つまたは複数のデータパケットを含む。プロセッサは、ワイヤレス通信デバイスがアクセスインターフェーストランシーバを利用して、第1のネットワークのためのアクセスポイントとして働く代理アクセスポイントと通信することによって、第1のネットワークにアクセスするように構成される動作状態にそのデバイスを置くことを決定するようにさらに構成され得る。

さらに別の態様では、本開示は、1つまたは複数の近接代理アクセスポイントと通信するように構成されたバックホールインターフェーストランシーバとプロセッサとを含むネットワークノードを提供する。ここで、プロセッサは、バックホールインターフェーストランシーバを利用して1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信するように構成される。これらの通信信号は、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を有する1つまたは複数のデータパケットを含む。プロセッサは、ネットワークノードが、ネットワークのためのアクセスポイントとして働く1つまたは複数の代理アクセスポイントと通信することによって、ネットワークに対するアクセスを1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスに提供するように構成される動作状態にネットワークノードを置くことを決定するようにさらに構成される。

さらに別の態様では、本開示は、ワイヤレス通信デバイスにおいて動作可能なワイヤレス通信の方法を提供する。ここで、この方法は、アクセスリンクまたはバックホールリンクを介して1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信するステップであって、通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を有する1つまたは複数のデータパケットを含む、受信するステップと、アクセスリンクを介してそれらの1つまたは複数の近接デバイスと通信し、第1のネットワークに対する代理アクセスポイントとして働くことによって、バックホールリンクを介した第1のネットワークに対するアクセスを1つまたは複数の近接デバイスと共有するための動作状態に入るステップとを含む。

さらに別の態様では、本開示は、ワイヤレス通信デバイスにおいて動作可能なワイヤレス通信の方法を提供する。ここで、この方法は、アクセスリンクを介して代理アクセスポイントから1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信するステップであって、通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を有する1つまたは複数のデータパケットを含む、受信するステップと、ワイヤレス通信デバイスが、アクセスリンクを利用して、第1のネットワークのためのアクセスポイントとして働く代理アクセスポイントと通信することによって、第1のネットワークにアクセスするように構成される動作状態に入るステップとを含む。

さらに別の態様では、本開示は、ワイヤレス通信の方法を提供する。ここで、この方法は、バックホールリンクを介して1つまたは複数の代理アクセスポイントから1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信するステップであって、通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を有する1つまたは複数のデータパケットを含む、受信するステップと、バックホールリンクを介して、ネットワークのためのアクセスポイントとして働く1つまたは複数の代理アクセスポイントと通信することによって、ネットワークに対するアクセスを1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスに提供するための動作状態に入るステップとを含む。

さらに別の態様では、本開示は、アクセスリンクまたはバックホールリンクを介して1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信するための手段であって、通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を有する1つまたは複数のデータパケットを含む、受信するための手段と、アクセスリンクを介してそれらの1つまたは複数の近接デバイスと通信し、第1のネットワークに対する代理アクセスポイントとして働くことによって、バックホールリンクを介した第1のネットワークに対するアクセスを1つまたは複数の近接デバイスと共有するための動作状態に入るための手段とを含むワイヤレス通信デバイスを提供する。

さらに別の態様では、本開示は、アクセスリンクを介して代理アクセスポイントから1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信するための手段であって、通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を有する1つまたは複数のデータパケットを含む、受信するための手段と、ワイヤレス通信デバイスが、アクセスリンクを利用して、第1のネットワークのためのアクセスポイントとしで働く代理アクセスポイントと通信することによって、第1のネットワークにアクセスするように構成される動作状態に入るための手段とを含むワイヤレス通信デバイスを提供する。

さらに別の態様では、本開示は、バックホールリンクを介して1つまたは複数の代理アクセスポイントから1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信するための手段であって、通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を有する1つまたは複数のデータパケットを含む、受信するための手段と、バックホールリンクを介して、ネットワークのためのアクセスポイントとして働く1つまたは複数の代理アクセスポイントと通信することによって、ネットワークに対するアクセスを1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスに提供するための動作状態に入るための手段とを含むワイヤレス通信デバイスを提供する。

さらに別の態様では、本開示は、ワイヤレス通信デバイスに、アクセスリンクまたはバックホールリンクを介して1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信させるための命令であって、通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を有する1つまたは複数のデータパケットを含む、受信させるための命令と、ワイヤレス通信デバイスに、アクセスリンクを介してそれらの1つまたは複数の近接デバイスと通信し、第1のネットワークに対する代理アクセスポイントとして働くことによって、バックホールリンクを介した第1のネットワークに対するアクセスを1つまたは複数の近接デバイスと共有するための動作状態に入らせるための命令とを有する、コンピュータ実行可能コードを記憶しているコンピュータ可読媒体を提供する。

さらに別の態様では、本開示は、ワイヤレス通信デバイスに、アクセスリンクを介して代理アクセスポイントから1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信させるための命令であって、通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を有する1つまたは複数のデータパケットを含む、受信させるための命令と、ワイヤレス通信デバイスに、ワイヤレス通信デバイスが、アクセスリンクを利用して、第1のネットワークのためのアクセスポイントとして働く代理アクセスポイントと通信することによって、第1のネットワークにアクセスするように構成される動作状態に入らせるための命令とを有する、コンピュータ実行可能コードを記憶しているコンピュータ可読媒体を提供する。

さらに別の態様では、本開示は、ワイヤレス通信デバイスに、バックホールリンクを介して1つまたは複数の代理アクセスポイントから1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信させるための命令であって、通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を有する1つまたは複数のデータパケットを含む、受信させるための命令と、ワイヤレス通信デバイスに、バックホールリンクを介して、ネットワークのためのアクセスポイントとして働く1つまたは複数の代理アクセスポイントと通信することによって、ネットワークに対するアクセスを1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスに提供するための動作状態に入らせるための命令とを有する、コンピュータ実行可能コードを記憶しているコンピュータ可読媒体を提供する。

本発明のこれらの態様および他の態様は、以下の詳細な説明を検討すると、より十分に理解されるであろう。本発明の特定の例示的な実施形態の以下の説明を、添付図面とともに検討すると、本発明の他の態様、特徴、および実施形態が当業者には明らかになるであろう。本発明の特徴が、下記のいくつかの実施形態および図に関して論じられる場合があるが、本発明のすべての実施形態が、本明細書で論じる有利な特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。言い換えると、1つまたは複数の実施形態が、いくつかの有利な特徴を有するものとして論じられる場合があるが、本明細書で論じる本発明の種々の実施形態に従って、そのような特徴のうちの1つまたは複数を使用することもできる。同様に、例示的な実施形態が、デバイス、システム、または方法の実施形態として以下に論じられる場合があるが、そのような例示的な実施形態は、種々のデバイス、システム、および方法において実現できることを理解されたい。

いくつかの実施形態による、代理アクセスポイントとして働く加入者デバイスの一例を示すブロック図である。 いくつかの実施形態による、ネットワークカバレージを複数のオペレータネットワークに拡張する直接的ブローカー(direct broker)の一例を示すブロック図である。 いくつかの実施形態による、ネットワークカバレージを複数のオペレータネットワークに拡張する間接的ブローカー(indirect broker)の一例を示すブロック図である。 いくつかの実施形態による発見フレームフォーマットを示す概略図である。 いくつかの実施形態による発見フレームフォーマットを示す概略図である。 いくつかの実施形態による発見フレームフォーマットを示す概略図である。 いくつかの実施形態に従って実装され得る歩留り管理手順を示すコールフロー図である。 いくつかの実施形態によるワイヤレス通信デバイスの一例を示すブロック図である。 いくつかの実施形態による、歩留り管理を利用するネットワークアクセスのためのプロセスの一例を示す流れ図である。 いくつかの実施形態による、歩留り管理を利用するネットワークアクセスのためのプロセスの別の例を示す流れ図である。 いくつかの実施形態による、歩留り管理を利用するネットワークアクセスのためのプロセスの別の例を示す流れ図である。

添付の図面に関連して以下に記載される詳細な説明は、種々の構成の説明として意図されており、本明細書で説明する概念が実践される場合がある唯一の構成を表すことは意図していない。詳細な記述は、種々の概念の完全な理解を提供する目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践される場合があることは当業者に明らかであろう。いくつかの事例では、よく知られている構造および構成要素は、そのような概念を不明瞭にすることを避けるためにブロック図の形で示される。

本開示全体にわたって提示される種々の概念は、幅広い種類の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信標準規格にわたって実装することができる。本開示で使用される場合、「オペレータネットワーク」という用語は、一般に、ワイヤードおよび/またはワイヤレスの音声および/またはデータ通信加入サービスを提供する、オペレータによって維持されるネットワークを指す。ワイヤレスのとき、加入サービスは、スペクトルの任意の適切な認可部分または無認可部分を利用することができる。すなわち、政府機関はその領域内でワイヤレススペクトルの使用を制限し、一般に、スペクトルのいくつかの部分は、オペレータがワイヤレス通信するためにそれらの帯域を利用するための認可を政府から購入することを必要とするのに対して、他の帯域は、無認可であるか、または、一般に、認可などの購入なしに誰でも(何らかの制限を伴って)自由に使用できる。

認可帯域においてサービスをオファーするオペレータを介したワイヤレスアクセスのコストおよび可用性は、無認可帯域内でオファーされるワイヤレスアクセスのコストおよび可用性とは異なる。認可帯域を使用するワイヤレスアクセスの場合、アクセスは、一般に、段階的な価格設定、共有/ファミリープラン、テクスティング、音声、およびローミングなど、様々な複雑さを含み得るサービスプランに従って価格設定される。したがって、加入者に対する最終的なコストは知られていない。オペレータ自体は、一般に、ネットワークの構築の代金を支払い、バックホールの展開の代金を支払い、ファイバーの代金を支払い、無線機器の代金を支払う。ネットワークが常にその全容量で使用されていない場合、未利用になる何らかの容量部分が存在する。特定のロケーションにおいて特定の時間周波数リソースを収益化する機会は1つだけ存在し、それが利用されない場合、その機会は永遠に失われる。

近年、WiFiなどの無認可スペクトルを利用するワイヤレス通信サービスはますます偏在し、以前には認可帯域ネットワーク(たとえば、セルラーネットワーク)によってだけ利用可能であったロケーションにおいて通信サービスを提供している。たとえば、ワイヤレスホットスポットは、コーヒー店、交通の中心において利用可能であり、多くの場合、都市の至る所で展開されている。さらに、いくつかのホーム加入者のケーブルボックスは近傍のそのネットワークの加入者のいずれかに対して、非加入者に対してすら、開かれたWiFiアクセスをオファーするようにオペレータによって構成されている。このために、認可オペレータネットワーク(たとえば、セルラーネットワーク)上で加入サービスにアクセスするために今日使用されている大多数のワイヤレスデバイスは、無認可帯域上で通信するための手段も含む(たとえば、WiFiトランシーバ)。その使用は、無認可帯域を利用することを選好することが多いが、これは、無認可帯域はその潜在的に制限された音声および/またはデータ加入に影響を及ぼさない可能性があるためである。経験豊富な旅行者は、旅行中に、データローミングをオフにし、WiFiを探すようにうまくトレーニングされている。さらに、WiFiの参照は、アプリケーションによって、またはハイレベルオペレーティングシステム内で直接的に表現される場合もある。たとえば、AndroidおよびIOSは、利用可能なとき、デフォルトでWiFiを使用する。WiFiアクセスのコストは考慮されないため、これは問題を引き起こす場合がある。

現在のオペレータネットワークは、一般に、それらのオペレータネットワークがそのオペレータに加入していないいずれかの人物によるアクセスに対して開かれていない、壁に囲まれた庭として動作する。ワイヤレスデバイスは、一般に、単一のセルラーオペレータに関係する加入者識別モジュール(SIM)を利用し、しばしば、単一のSIMスロットだけを有し、かつ/または1つのオペレータに技術的にロックされている。したがって、オペレータは、一般に、別のオペレータから顧客を横取りすること、または奪い取ることができない。しかしながら、無認可スペクトルを利用するネットワークのオペレータが成長し続け、同じまたは同様のサービスをオファーするにつれて、このビジネスモデルは後退し得る。今日ですら、スマートフォンによって生成されるすべてのワイヤレスネットワークを介したすべてのデータトラフィックの大部分は、WiFi(すなわち、無認可帯域)ネットワークに切り替えている。

認可スペクトルを利用するオペレータネットワークを維持するオペレータは、したがって、無認可ネットワークアクセスのこの拡張を競争の増大を表す問題と見なす。ユーザがその音声およびデータ通信をますます無認可ネットワーク上に移動させるにつれて、認可オペレータネットワークに対するその加入の使用は潜在的に低減する。そのような無認可通信サービスからの競争は厄介な問題に思われる場合がある。これは、無認可ネットワークが無料の無認可スペクトルによってサポートされているためである。しかしながら、オペレータは、サービスに対する広告ベースの補助、多くの例では、ホームインターネットサービス加入者またはビジネスインターネットサービス加入者によって支払われる加入料金によって補助されるサービス/インフラストラクチャなど、異なるコスト構造を有する。

本開示の様々な態様は、ネットワークオペレータが無認可スペクトルを活用するためのシステム、方法、およびデバイスを可能にし、提供する。たとえば、認可帯域内でワイヤレス加入サービスを提供するオペレータネットワークは、その加入者のデバイスの無認可帯域通信能力を利用してその収益を改善することができる。すなわち、そのユーザの無認可帯域通信と直接競争するのではなく、オペレータは、これらの能力を使用して、歩留り管理技法を利用して、認可スペクトル内でそのネットワークによって提供されるリソースにトラフィックを引き込むことができる。

本開示内で利用される歩留り管理、または収益管理は、一般に、消滅性(perishable)であるか、または消費可能な(非耐久性)の商品またはサービスに対する既存の供給および需要に基づく、それらの商品またはサービスの動的かつ変動する価格設定を指す。ここで、商品またはサービスが経時的に価値を失うか、または所与の時間後に利用不可能になるとき、商品またはサービスは消滅性である。目的は、常に収益を増大させる(たとえば、最大化する)ことである。歩留り管理は、航空会社および自動車輸送のサービスを含めて、いくつかの業界において実装されている。

たとえば、航空会社は、所与の日にスケジュールされた目的地同士の間に一定数のフライトを有する。したがって、航空会社は、それらのフライトの各々に、販売用にオファーするための所与の数の座席を有する。空席を伴ったフライトが発生するたびに、この未使用の座席は、その航空会社にとって、回収不可能な潜在的な収益損失を表す。すなわち、所与のフライトの各座席は消滅性商品と見なされ得る。すべてのフライトのすべての座席を販売することが航空会社の利得である。したがって、航空会社は、フライトにはるかに先立って、低価格で座席をオファーし、フライトが近づき、座席が満たされるにつれて、価格を上げる歩留り管理モデルを頻繁に実装する。このようにして、各府フライトの座席の占有率を増大または最大化することができ、航空会社が、各フライト内の利用可能な座席すべてでないにせよ、その大部分を収益化することを可能にする。下記でより詳細に説明するように、同様の技法をワイヤレス通信サービスに適用することができる。

別の例として、Uberは、その運転手によって公衆にオファーされるタクシーサービスの価格設定を管理する自動車輸送サービス会社である。航空会社によって使用されるモデル同様に、輸送サービスに対する需要が高まると、Uberを用いた乗車に対する価格は、概して、上がる。しかしながら、航空会社によってオファーされるモデルとは異なり、Uberが利用可能な輸送サービスの供給をさらに制御することは非常に簡単である。すなわち、高い需要期間において、その需要を満たすために比較的迅速に追加の運転手を送ることができる。ワイヤレス通信サービスの文脈では、たとえば、低電力セルが必要とされるとき、かつ、必要とされる場所で、それらの低電力セルを展開し、ネットワーク機能を修正することによって、特定の時点およびロケーションにおける供給(すなわち、ネットワークの容量)は、ある程度、変化し得る。しかしながら、これらの変化は、技術、展開、および使用されるネットワークインフラストラクチャによって課される制約によって事実上制限される。下記でより詳細に説明するように、ワイヤレスデバイスの既存のハードウェア能力を利用して、ワイヤレスリソースの供給をより広いユーザセットに対して動的に変えることが可能である。すなわち、別のリソースセットが存在し、すでに展開されている。具体的には、ワイヤレス通信ネットワークに対するアクセスを提供するために、ユーザのデバイスを代理アクセスポイントとして利用することができる。

本開示の様々な態様では、代理アクセスポイント(SAP)は、クライアントデバイスとワイヤレス通信ネットワークとの間で代理またはリレーとしてふるまい、ネットワークオペレータが利用可能な通信リソースを収益化することを可能にするための歩留り管理原理の下で動的な加入をクライアントデバイスに提供する通信デバイスであり得る。

図1は、本開示のいくつかの態様による、代理アクセスポイントを含むネットワークの一例を示すブロック図である。示される例では、加入者デバイス104はバックホールインターフェース142とアクセスインターフェース144とを含む。ここで、加入者デバイス104は、バックホールインターフェース142を利用して、基地局または他の適切なネットワークノード106によってオペレータネットワーク108と通信することができる。加入者デバイス104と基地局106との間の通信(すなわち、バックホールリンク105)は、任意の適切なワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクであってよく、いくつかの例では、セルラー加入者によって共通して利用されるワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)リンクに対応し得る。すなわち、本開示の範囲内で、バックホールインターフェースおよびバックホールリンクは、概して、加入者デバイスと、基地局などのネットワークノードとの間のワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクを指す。

さらに、加入者デバイスは、アクセスインターフェース144を利用して、1つまたは複数のクライアントデバイス102と通信することができる。加入者デバイス104とクライアントデバイス102との間の通信(すなわち、アクセスリンク103)は、任意の適切なワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクであってよく、いくつかの例では、WiFiまたはBluetooth（登録商標）などのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)リンクに対応し得る。

別個のバックホールインターフェース142およびアクセスインターフェース144の包含は、単なる一例である。本開示の範囲内の別の例では、加入者デバイス104は、バックホールインターフェースとアクセスインターフェースの両方の機能を実行する単一のトランシーバまたは通信インターフェースを利用することができる。すなわち、加入者デバイスは、1つまたは複数の適切なトランシーバまたは通信インターフェースを利用して、オペレータネットワーク108とクライアントデバイス102の両方と通信することが可能にされ得る。

この例では、クライアントデバイス102は、加入者デバイス104内のアクセスインターフェース144と同じかまたは同様であり得るアクセスインターフェースを含むように示されている。当然、クライアントデバイス102は、加入者デバイス104内のバックホールインターフェース142と同じかまたは同様であり得るバックホールインターフェースなど、1つまたは複数の他の通信インターフェースを含み得る。

歩留り管理技法を利用することによって、加入者デバイスのバックホールインターフェース142と基地局106との間のバックホールリンク105などのバックホールリンク105を介してアクセスを販売するワイヤレスオペレータネットワーク108は、様々なパラメータまたは条件に基づいて、このバックホールリンク105にアクセスするための現在のアクセス価格を広告することができる。これは、消費者が目的のセット(たとえば、事前定義されたセット)に従ってそのアクセスコストを管理することを可能にし得る。すなわち、スペクトルの認可部分を利用するオペレータネットワーク108は消滅性商品をオファーする。しかしながら、ここで、販売用の消滅性商品は、空間内の1つまたは複数の点において所与の時点における通信使用のために利用可能なリソースブロックであると考えることができる。本書の範囲内で、時間周波数リソースであり得る、そのようなリソースブロックは、概して、かつ同等に、リソースまたはワイヤレスリソースと呼ばれる場合がある。1つの非限定的な例として、オペレータネットワーク108は、バックホールリンク105上で利用可能なワイヤレスリソースの利用を増大または最大化し、したがって、インセンティブが付けられた価格設定モデルをオファーすることによって、収益を増大または最大化することを望む場合がある。このようにして、オペレータは、オフピーク時間中にそのネットワークを利用するように加入者を奨励することができる。逆に、オペレータは、彼らが提供するサービスのサービス品質(QoS)がその顧客のニーズを満たすことを確実にすることを望む場合があり、したがって、ピーク負荷期間中のアクセスに対してより高く価格設定することを選ぶことができる。このようにして、加入者がピーク負荷期間中にネットワークを利用することを抑制することができる。

加えて、加入者の観点から、望まれるQoSが可能な限り低い価格で達成され得るように、アクセスコストを管理することが可能であることが望ましい場合がある。加入者は、状況によって、その自らの主なサービスプロバイダのネットワークに対する直接アクセスが帯域幅の観点から損なわれると感じる場合がある。そのような場合、彼らのニーズを満たすために利用可能であり得る、オペレータネットワーク108に対する代替のアクセス手段を発見することは有利であろう。他の場合では、どのような方法であれ、その主なアクセス手段を必ずしも損なわずとも、その直接接続よりも低いコストで他のアクセス手段が利用可能である場合、加入者はそれらの代替アクセス手段を使用することが有利であると感じる場合がある。

したがって、本開示のいくつかの態様によれば、オペレータネットワーク108は、代理アクセスポイントとして働くために、その加入者のデバイス104を活用することが可能にされ得る。これは、オペレータサービスオファーをその加入者のデバイス104の近傍の他のユーザのデバイス(たとえば、クライアントデバイス102)に拡張し得る。本書の範囲内で、デバイスは、ユーザ機器(UE)、モノのインターネット(IoE)デバイス、スマートメータ、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、車両、スマート無人自動車、エンターテインメントデバイス、装着型ワイヤレスデバイス、または1つまたは複数のワイヤレス通信インターフェースを介してオペレータネットワークと通信することが可能な任意の他のワイヤレス通信デバイスとして広く定義される。いくつかの例では、加入者デバイス104などのデバイスは、バックホールインターフェース142を利用してオペレータネットワーク108と通信することが可能であり、アクセスインターフェース144を利用してクライアントデバイス102と通信することも可能である、代理アクセスポイントとして働くことが可能であり得る。いくつかの点で、代理アクセスポイントは、当業者に知られているリレーと同様である。

いくつかの例では、デバイスは、その独自のバックホールインターフェース(たとえば、セルラー無線)を利用して、オペレータネットワーク108と直接通信し、かつ/またはクライアントデバイス102と代理アクセスポイントとの間のアクセスインターフェースを利用して、代理アクセスポイントによってオペレータネットワーク108と通信するクライアントデバイス102であり得る。代理アクセスポイントは1つのオペレータネットワーク108に加入することができ、その場合、代理アクセスポイントは、そのオペレータに関連するクライアントデバイス102からだけトラフィックをアグリゲートし、代替として、代理アクセスポイント自らが、複数のオペレータネットワークとサービス合意を有することができ、したがって、2つ以上のオペレータに関連するクライアントデバイスからトラフィックをアグリゲートすることができる。

代理アクセスポイント機能は、いくつかの態様では、多くの既存の加入者デバイス内ですでに可能にされているテザリング機能またはWiFiホットスポット機能と同様であり得る。たとえば、第1のオペレータネットワークに対する加入を有する第1のユーザがそのようなホットスポット機能を可能にするとき、他の近くのUEは、第1のユーザのWiFi接続(すなわち、アクセスインターフェース)を介して第1のオペレータネットワークにアクセスすることが可能にされ得る。ここで、たとえば、第2のユーザは、異なるオペレータに加入しているため、第2のユーザは、場合によっては、容量を超えている可能性がある、圏外であり得る、費用が高すぎる可能性がある、または第2のユーザが外国でローミングしている可能性がある、等々、第1のオペレータのネットワークに対するアクセスを有することができない。

現在、加入者デバイス104が、そのデバイスが加入しているオペレータネットワークに対するそのバックホール接続を共有するために、アクセスインターフェース144(たとえば、WiFiインターフェース)を使用する場合(たとえば、従来のテザリング使用またはホットスポット使用)、加入者デバイス104はそのアクセスに対して請求される。たとえば、加入者デバイス104がWiFiホットスポットとして働いているときに接続されたデバイスによって使用されるデータは、加入者デバイス104の所有者に請求される。加入者デバイスのWiFi接続を通して接続しているクライアントデバイス102は、本質的に無料サービスを取得する。この価格設定方法は、しかしながら、必ずしも事実ではない。

本開示の1つまたは複数の態様によれば、オペレータは、オペレータネットワーク108に対するアクセスを求めているクライアントデバイス102に、そのネットワークにアクセスする価格についての情報を提供することができる。さらに、オペレータは、そのサービスオファーを他のデバイスに拡張するための代理アクセスポイントとして、その既存の加入者ベース(すなわち、バックホールリンク105を利用して、オペレータネットワーク108に対する既存の加入を有する加入者デバイス104)を活用することができる。加入者デバイス104は、いくつかの例では、アクセスを求めている近接クライアントデバイス102に請求することによって、アクセスのコストを補助することによって、参加することができる。いくつかのシナリオでは、いくつかのユーザによって節電も認識され得る。

下記の議論はいくつかの部分に構造化される。まず、この議論は、歩留り管理、またはワイヤレス通信サービスの価格および供給を制御するための需要主導型モデルと、関連する様々なエンティティ同士の間の折衝および合意を含めて、その事業側面とを記述することによって始まる。次に、そのモデルに参加している近接デバイスの発見、それぞれのデバイス同士の間の接続性、およびクライアントデバイスおよび/または代理アクセスポイントのモビリティについて論じる。ユーザの接続および認証のセキュリティが続き、最後に、それぞれのデバイスにおいて利用される上位レイヤプロトコルについて論じる。

本開示の様々な態様/実施形態によれば、歩留り管理原理または収益管理原理を利用することによって、オペレータネットワークは、1つまたは複数の要因またはパラメータに基づいて、ワイヤレス通信サービスの様々な価格設定を動的に適用することができる。たとえば、オペレータネットワークは、ワイヤレスリソースの可用性または負荷に基づいて、それらのリソースのセットに対するアクセスをオファーするための価格を動的に決定することができる。簡単な例として、瞬間利用が低しきい値未満である場合、価格を低減することが(または、ゼロにすることすら)可能であり、瞬間利用が高しきい値を超える場合、価格を増大することができる。

さらに、いくつかの例では、オペレータネットワークは、所与の時点におけるそれらのリソースの負荷に基づいて、潜在的なクライアントデバイスのより大きなセットに対するネットワーク容量の可用性(供給)を動的に修正することが可能にされ得る。たとえば、図1を再び参照すると、輻輳が低いか、または未使用容量が高い時点で、オペレータネットワーク108は、代理アクセスポイントとして加入者デバイス104を利用して、オペレータネットワーク108に対するその接続を代理アクセスポイント104に近接している任意のクライアントデバイス102にオファーすることができる。

クライアントデバイス102の観点から、オペレータネットワーク108にアクセスするために支払う価格は、オペレータネットワーク108との事前に合意された加入を必ずしも有さずに、動的な形で折衝され得る。折衝プロセスは、クライアントデバイス102とオペレータネットワーク108との間で(クライアントデバイス102とオペレータネットワーク108との間の直接通信インターフェースを利用して)行われることができるか、または別の例では、折衝プロセスは、クライアントデバイス102と、その独自に働くか、またはオペレータネットワーク108の代わりに働く代理アクセスポイント104との間で(クライアントデバイス102と代理アクセスポイント104との間のアクセスリンク103を利用して)行われることができる。オペレータネットワーク108にアクセスするかどうかを決定するために、クライアントデバイス102は、アクセスの価格、オペレータネットワーク108内で利用可能なカバレージ、およびその時点および場所においてバックホールリンク105上で利用可能なサービス品質(QoS)を含むが、これらに限定されない、1つまたは複数の要因を考慮することができる。

クライアントデバイス102は、様々な取り決めでいくつかの他のデバイスと折衝することができる。たとえば、クライアントデバイス102は、オペレータネットワークに対する直接接続(たとえば、WWANまたは他の適切なバックホールリンク105)を利用して、または間接接続(たとえば、WLANリンクなど、クライアントデバイス102と代理アクセスポイント104との間のアクセスリンク103)を利用してのいずれかで、オペレータネットワーク108と折衝することができる。代替として、クライアントデバイス102は、アクセスリンク103を利用して、近接の代理アクセスポイント104と折衝することができる。そのような例では、代理アクセスポイント104は、自らのために、またはオペレータネットワーク108の権限で、折衝することができる。

加入者デバイス104の観点から、加入者デバイス104は、場合によっては、オペレータネットワーク108のための代理アクセスポイントとして働くことができる。加入者デバイス/代理アクセスポイント104は、したがって、アクセスリンク103を介して近接クライアントデバイス102と通信することによって、適切なバックホールリンク105を介したオペレータネットワーク108に対するアクセスをそれらのデバイスと共有することができる。したがって、代理アクセスポイント104は、値付け業者として働き、代理アクセスポイントのアクセスインターフェース144に対するアクセスを有するクライアントデバイス102と代理アクセスポイントのバックホールインターフェース142に対するアクセスを有するオペレータネットワーク108との間の接続を可能にすることができる。さらに、代理アクセスポイント104は、複数のクライアントデバイス102に関するデータフローを単一のバックホールリンク105上に結合して、複数のクライアントデバイス102に対するダウンリンクおよび/またはアップリンクトラフィックをアグリゲートすることができる。

いくつかの例では、オペレータネットワーク108は、代理アクセスポイント104に近接するデバイス(たとえば、クライアントデバイス102)に代理アクセスをオファーするように代理アクセスポイント104をトリガすることができる。たとえば、オペレータネットワーク108は、バックホールリンク105を介して、加入者デバイス104に近接する任意のデバイスにアクセスをオファーするように加入者デバイス104に要求する情報を加入者デバイス104に送ることができる。この情報は、クライアントデバイス102にオファーする価格、代理アクセスポイントとして働くためのインセンティブを加入者デバイス104に与えるための、加入者デバイス104にオファーするための適切なインセンティブまたは信用、バックホールリンク105接続品質についての情報、利用可能である場合、アクセスリンク103接続品質、持続時間、周波数帯域についての情報、または加入者デバイス104が近接クライアントデバイス102と折衝するために有用と考える可能性がある任意の他の適切な情報を含み得る。ここで、加入者デバイス104は、オペレータネットワーク108から加入者デバイス104に提供されるインセンティブが、加入者デバイス104がその加入したバックホールリンク105リソースに対するアクセスを他のデバイスにオファーするためには不十分であるとの決定に基づいて、近接デバイスにアクセスをオファーすることを拒否する機会を有し得る。加入者デバイス104は、低バッテリー電力および/またはライン電力の利用不可能性、低すぎるバックホール(WWAN)接続および/またはアクセス(WLAN/WPAN)接続の品質(たとえば、QoS)、または任意の他の適切な理由に基づいて、アクセスをオファーすることを拒否することもできる。

別の例では、加入者デバイス104は、近接デバイスに対する代理アクセスのオファーを随意に、単独で、または自律的にトリガし得る。

いずれにせよ、独自で働くか、またはオペレータネットワーク108による要求によって働くかにかかわらず、代理アクセスポイント104は、近接デバイスに対するそのアクセスインターフェース144によってオペレータネットワーク108に対するアクセスの可用性を広告することができる。下記でさらに詳細に説明する、代理アクセスポイント104からの広告メッセージは、アクセスの価格および条件に関して、潜在的なクライアントデバイス102と代理アクセスポイント104との間の折衝を可能にするために適切な情報を近接デバイスに提供することができる。したがって、加入者デバイス104は、代理アクセスポイント104によってオペレータネットワーク108に対するアクセスを取得するためのクライアントデバイス102による折衝を可能にし得る。

アクセスが取得されると、代理アクセスポイントとして働く加入者デバイス104は、クライアントデバイス102によるバックホールリンク105使用を計測することができる。加入者デバイス104は、いくつかの例では、アービタとして働き、クライアントデバイスがすでに合意されているアクセスの限界を超えるか、もしくはその限界に近づいた場合、アクセスのさらなる購入を折衝すること、または計測された使用がすでに合意されているアクセスの限界に達するか、もしくはその限界を超える場合、アクセスを遮断することができる。

本開示の様々な態様によれば、上述の歩留り管理技法を利用したオペレータネットワーク108に対するアクセスのプロビジョンに関して、1つまたは複数の異なる合意または契約が存在し得る。たとえば、クライアントデバイス102は、オペレータ、キャリア、またはネットワークと合意を確立することができる。さらに、(代理アクセスポイントとして働く)加入者デバイス104は、オペレータ、キャリア、またはネットワークと合意を確立することができる。最終的に、合意は、クライアントデバイス102と、代理アクセスポイントとして働く加入者デバイス104との間で確立され得る。

オペレータネットワーク108に対するアクセスを求めるクライアントデバイス102は、オペレータ、キャリア、またはネットワークと合意に入ることができる。いくつかの例では、この合意は、クライアントデバイス102が、適切なバックホールリンク105を利用して、オペレータネットワーク108にアクセスするように構成された代理アクセスポイント104を利用することによって、オペレータネットワーク108にアクセスするためのプロビジョンを含み得る。クライアントデバイス102は、概して、1つまたは複数の価格パラメータを満たす、クライアントデバイス102が取得可能な最低価格を取得することを望む場合がある。クライアントデバイスの価格パラメータは、クライアントデバイス102に利用可能な帯域幅、接続の持続時間、通信されるデータの様々な特性、接続のレイテンシ、または任意の他の適切な要因などの要因を含み得る。他方で、オペレータネットワーク108は、概して、1つまたは複数の価格パラメータを満たす、オペレータネットワーク108が取得可能な最高価格を取得することを望む場合がある。オペレータネットワークの価格パラメータは、利用可能な代理アクセスポイント104と基地局106との間のバックホールコスト、代理アクセスポイント104とクライアントデバイス102との間のアクセススペクトルを使用する干渉コスト、または任意の他の適切な要因など、アクセスを提供するコストに関する要因を含み得る。

さらに、代理アクセスポイントとして働く加入者デバイス104は、オペレータ、キャリア、またはネットワークとの合意に入ることができる。いくつかの例では、合意は、加入者デバイス104が、アクセスリンク103による1つまたは複数のクライアントデバイス102による使用のために、加入者デバイス104とオペレータネットワーク108との間のバックホールリンク105を利用して、オペレータネットワーク108にアクセスを提供するためのプロビジョンを含み得る。加入者デバイス104は、オペレータネットワーク108とのその独自のサービスに対する既存の加入を有してよく、または有さなくてもよい。さらに、加入者デバイス104は、代理アクセスポイントとして働くためのオペレータネットワーク108との既存の加入を有してよく、または有さなくてもよい。

様々な例では、オペレータネットワーク108が加入者デバイス104と折衝を開始することができるか、または加入者デバイス104がオペレータネットワーク108と折衝を開始することができる。

代理アクセスポイント104の所有者に対する補償は、行われる場合、多くの適切な形をとり得る。たとえば、クライアントデバイス102は、クレジットカード、電子資金取引、(加入者デバイス104のユーザによって肯定応答され得る)現金支払いなど、任意の適切な支払手段を利用して、代理アクセスポイントとして働く加入者デバイス104に対して直接支払を行うことができる。別の例では、クライアントデバイス102からオペレータネットワーク108に対する支払の一部分は、代理アクセスポイント104に対して確保され得る。この部分は、いくつかの例では、オペレータネットワーク108から加入者デバイス104の所有者に対して支払われ得る。別の例では、オペレータネットワーク108は、加入者デバイス104が代理アクセスポイントとして1つまたは複数のクライアントデバイス102に対するアクセスを与える見返りとして、加入者の加入支払に対して補助または割引を提供することができる。さらに別の例では、加入者デバイス104が代理アクセスポイントとして働くとき、1つまたは複数のクライアントデバイス102によって利用される任意のバックホールリンクリソースをオフセットするために、加入者デバイス104に追加のデータおよび/またはリソース割振りを提供することができる。

いくつかの例では、オペレータネットワーク108は、カバレージおよび/またはサービスを代理アクセスポイントとして働く加入者デバイス104に近接するデバイスに拡張するために、オペレータの代わりに働くための許可を加入者デバイス104に与えることができる。他の例では、加入者デバイス104は、本質的にトランスペアレントであり、代理アクセスポイント104を通してオペレータネットワーク108にアクセスするための合意に関するオペレータネットワーク108とクライアントデバイス102との間の折衝を容易にし得る。この折衝は、代理アクセスポイント104を使用して行うことができるが、代理アクセスポイント104は、基本的に受動的になり、それぞれのエンティティ同士の間の折衝を交換するために働く。

さらに、代理アクセスポイント104を通してクライアントデバイス102としてオペレータネットワーク108にアクセスすることを望むデバイスは、代理アクセスポイントとして働く加入者デバイス104と合意に入ることができる。この合意は、クライアントデバイス102から代理アクセスポイント104に提供されるべき補償に関する条件を含み得る。この補償は、いくつかの例では、たとえば、代理アクセスポイント104がオペレータネットワーク108とすでに合意した補償に対する取り決めを有する場合、クライアントデバイス102に見えないか、知らされない場合がある。

いくつかの例では、加入者デバイス104は、近接クライアントデバイスにアクセスをオファーし、条件を折衝することを単独で、または自律的に決定するためのオペレータネットワーク108からの許可を有し得る。たとえば、加入者デバイス104は独立したエージェントとして働くことができる。ここで、代理アクセスポイント104は、価格、帯域幅、データ速度、アクセスの持続時間など、取り決めの1つまたは複数の特徴に関して、クライアントデバイス102と直接折衝することができる。

他の例では、加入者デバイス104は非許可型代理アクセスポイントとして働くことができる。ここで、非許可型代理アクセスポイントは、オペレータネットワーク108がそのような許可を与えずに、または代理デバイス104がそのような代理アクセスをオファーしているという知識さえ有さずに、そのすでに支払い済みのまたは加入済みのリソースに対するアクセスをバックホールリンク105上で近接デバイスに単独でオファーすることができる。

(代理アクセスポイント104を利用するかしないかにかかわらず)クライアントデバイス102がオペレータネットワーク108にアクセスするために最終的に支払う価格は、オペレータネットワーク108によって、または代理アクセスポイント104によってのいずれかで決定され得る。オペレータネットワーク108によって要求されるとき、価格はオペレータネットワーク108から代理アクセスポイント104に提供可能であり、代理アクセスポイント104は、それに応じて、その価格および利用可能なリソースについての情報を近接デバイスに広告することができる。追加または代替として、この価格およびリソース情報は、たとえば、ブロードキャストチャネルを利用して、1つまたは複数のオペレータネットワーク基地局106から直接的に提供され得る。

最終的にクライアントデバイス102によって使用されるリソースが支払済みのかつ/または合意されたサービスに満たないとき、部分的な払い戻しまたは完全な払い戻しがクライアントデバイス102に利用可能であり得る。そのような払い戻しは、クライアントデバイス102が早期にサービスを終了するとき、接続の1つまたは複数の特徴が合意されない(たとえば、QoSが低すぎる)とき、代理アクセスポイント104がクライアントデバイスの近傍を離れるとき、または何らかの他の適切な理由で生じ得る。

本開示のさらなる態様によれば、オペレータネットワークに対するデバイスのアクセスはブローカーによって折衝され得る。ブローカーは、概して、デバイス、代理アクセスポイント、または2つ以上の異なるオペレータネットワークと通信し、ブローカーとして働き、様々な利用可能なネットワークに対するアクセスを近接クライアントデバイスにオファーすることができる任意の他の適切な通信ユニットである。概して、ブローカーデバイスは、ワイヤレスアクセスに関する供給および需要情報を収集し、サービスを望むノードとアクセス能力を提供するノードとを一緒に接続する。

ブローカーは、いくつかの例では、任意の適切な加入者デバイスまたはユーザ機器であり得る。いくつかの例では、ブローカーは、専用ブローカー、たとえば、アクセスの多いロケーション内でアグリゲータサービスをオファーする固定ユニットであり得る。他の例では、ブローカーは、オペレータネットワークおよびクライアントデバイスと通信することが可能な任意のマルチSIMユーザ機器またはデバイスであり得る。いくつかの例では、ブローカーは、ワイヤレスアクセスが行われる場所から離れたリモート(たとえば、クラウドベースの)デバイスであり得る。

ブローカーは、代理アクセスポイントとして働くことができる複数のデバイスと、かつアクセスサービスを望む複数のクライアントデバイスと関係を有し得る。いくつかの例では、ブローカーは、ロケーション、ワイヤレスチャネル容量、信頼性、QoSなど、代理アクセスポイントが提供する意思があるアクセスサービスについての情報を代理アクセスポイントから事前に収集することができる。他の例では、ブローカーは、反応性であってよく、クライアントデバイスからサービス要求を受け取るとすぐに、そのような情報を収集することができる。

ブローカーは、直接的ブローカーであってよく、または間接的ブローカーであってもよい。図2は、1つまたは複数のクライアントデバイス202をオペレータネットワーク208に接続するために直接的ブローカー204を利用する通信ネットワークを示すブロック図である。ここで、直接的ブローカー204は、代理アクセスポイント204が2つ以上のオペレータネットワーク208と利用可能なバックホールリンク205を有する場合(たとえば、マルチSIM UE)、それらのネットワークに対するアクセスをクライアントデバイス202にオファーする代理アクセスポイントである。

図3は、間接的ブローカー310を利用した通信ネットワークを示すブロック図である。ここで、間接的ブローカー310は、オペレータネットワーク308とその独自の任意のバックホールリンクを有してよく、または有さなくてもよいブローカーである。示されたネットワークでは、間接的ブローカー310は、オペレータネットワーク308bと通信するために、バックホールリンク305bを基地局306bに提供するためのバックホールインターフェースを含む。しかしながら、いくつかの例では、このバックホールリンクは、オプションであり、含まれなくてもよい。間接的ブローカー310は、オペレータネットワーク308とその独自のそれぞれのバックホールリンク305を有し得る1つまたは複数の近接加入者デバイス304と接触することができ、したがって、そのそれぞれのバックホールリンク305をそれぞれの加入者デバイス304に近接するクライアントデバイス302と共有するためにそれらの近接加入者デバイス304と折衝することができる。

加入者デバイス304は、いくつかの例では、WiFiまたは他の適切なアクセスインターフェースを利用して代理アクセスポイントとして働くその意思を間接的ブローカー310に表現することができる。これらの加入者デバイス304は、識別子、そのロケーション、または自らに関する何らかの他の適切な情報を間接的ブローカー310に提供することができる。間接的ブローカー310および加入者デバイス304は、アクセスリンク303の容量および品質を決定することができるように、アクセスリンク303のチャネル条件など、アクセスリンク303についての情報を交換することができる。加入者デバイス304は、そのバックホールリンク305にアクセスするための価格情報、ならびにそのバックホールリンク305上で使用されるスペクトル情報を間接的ブローカー310に提供することができる。

したがって、ブローカー(直接的または間接的のいずれでも)は、ブローカーとクライアントデバイスとの間のアクセスリンクを介してクライアントデバイスと折衝して、オペレータネットワークに対するアクセスを開始するための合意に達し得るかどうかを決定することができる。間接的ブローカー310に適用可能な別の例では、間接的ブローカー310は、潜在的な代理アクセスポイント304を通してクライアントデバイス302と折衝することができ、潜在的な代理アクセスポイント304は、クライアントデバイス302とブローカー310との間の通信を円滑にするように働く。直接的ブローカー304の場合、クライアントデバイス302とブローカー304との間で合意に達すると、ブローカー304は、クライアントデバイス302とオペレータネットワーク308との代理アクセスポイントとして働くことができる。間接的ブローカー310の場合、クライアントデバイス302とブローカー310との間で合意に達すると、ブローカー310は、代理アクセスポイントとして働くために、クライアントデバイス302を選択された加入者デバイス304に引き渡す。

図3に示すように、間接的ブローカー310を利用する例では、代理アクセスポイント304はブローカー310のために働くと見なされ得る。そのような取り決めでは、代理アクセスポイント304が受け取ることを合意した確立されたプロトコルおよび事前に取り決められた目標セットが存在し得る。ブローカー310は、オペレータネットワーク308とアクセスに関する別個の取引を行い、代理アクセスポイント304が展開されているエリア内のクライアントデバイス302に到達するようにこの情報を代理アクセスポイント304に伝えることができる。これらの価格は、固定であってよく、事前に決められてよく、動的であってよく、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。動的な場合、ブローカー310と関連する代理アクセスポイントとの間でリアルタイム通信が行われる。この場合、ブローカー310は上述の、かつ図1に示した例では、オペレータネットワーク108の役割を引き受け、すべての3つのオプションは保持され得る。

さらに別の例では、代理アクセスポイントと取引するのではなく、クライアントデバイスは、リモートブローカーと(たとえば、クラウド内で)取引することができ、リモートブローカーは1つまたは複数のオペレータネットワークと価格を折衝することができる。この例では、価格が合意されると、クライアントデバイスは、任意の適切なアクセス機構、たとえば、バックホールリンクを利用したオペレータネットワークへの直接接続(たとえば、従来のセルラー通信)を利用して、オペレータネットワークと通信することができる。

本開示の様々な態様では、クライアントデバイスがブローカー(間接的または直接的のいずれでも)によってオペレータネットワークにアクセスするための価格設定および条件の折衝および決定は、任意の適切な価格折衝モデルを利用することができる。

たとえば、1つのオペレータネットワークは、クライアントデバイスの一部によって求められる所与のタイプのサービスに関して低価格をファーすることができ、もう1つのオペレータネットワークは、一定のタイプのサービスに関する高いQoSに関して低価格をオファーすることができる。ブローカーまたは代理アクセスポイントの能力に応じて、オペレータネットワークは、両方を同時にオファーすることが可能であり得るか、またはある時点において1つのタイプのアクセスをオファーし、別の時点においてもう1つのタイプのアクセスをオファーするように強制される場合もある。

クライアントデバイス、代理アクセスポイント、およびオペレータネットワークのすべてが整合されたインセンティブを有する場合、入札プロセスは改善された効率を提示し得る。たとえば、クライアントデバイスは、代理アクセスポイントとの価格設定の折衝において貴重なリソース(たとえば、エネルギー)を無駄にするのを避けることを望む場合があり、したがって、折衝プロセス全体を避けることを望む可能性がある。同様に、代理アクセスポイントがクライアントデバイスとオペレータとの間の仲介として働いている場合、折衝プロセスに割り振られる帯域幅量は、アクセスの広告価格を支払う意思がある他のエンドデバイスが存在する場合、失われた収益を表す。

オペレータネットワークの観点から、折衝プロセスはおそらく収益を生み出していないため、価格折衝はそれに関連する機会コストを有する。これらの整合性はバックホールリンクリソースを、代理アクセスポイントが下記のうちの1つを行うシングルラウンドビットに競売するための競売プロセスをレンダリングする可能性がある。
1.価格を含めて、接続パラメータをクライアントデバイスに告知し、これに一致する(または、規定の一致限界内の)第1の入札を受け入れる、
2.クライアントデバイスから入札を収集し、最良の一致(のセット)を選択する、または、
3.クライアントデバイスから入札を収集し、収集された入札のサブセットを選択のためにオペレータに伝える。

代理アクセスポイントがオペレータネットワークから独立して働いている(すなわち、その独自のアクセス価格をオフセットするためにその独自の価格を設定する)場合、上記の第3のオプションはもはや適用可能でないが、初めの2つのオプションは依然として機能する。

本開示のいくつかの態様で利用され得る価格設定機構の一例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている、http://people.ischool.berkeley.edu/~hal/Papers/UM/Pricing_the_Internet.pdfにおいて入手可能なJeffrey K.Mackie-Mason&Hal R.Varian、Pricing the Internet, Public Access to the Internet 269(1993年)に記述されている。具体的には、本書のセクション6〜7は、通信に関する価格が現在のネットワーク輻輳の程度を反映するように、パケット単位の価格設定が動的に決定される「スマートマーケット」モデルについて記述している。基本的に、各パケットは、入札デバイスがパケットを送るためにいくら支払う意思があるかを指示する、関連する「入札」フィールドを(たとえば、パケットのヘッダ内に)有し得る。ネットワークは、所与のしきい値を超える入札価格を有するパケットを許可し、この場合、任意の時点において使用すべきしきい値はその時点における輻輳または容量に基づいて決定される。

このスマートマーケット価格設定モデルの1つの主な属性は、入札プロセスに関連する往復折衝シグナリングの必要が存在しないことである。クライアントデバイスは、クライアントデバイスがアクセスのために支払う意思がある最大価格を表す入札価格を提出する。代理アクセスポイントによって送信される価格設定信号は、ネットワークの輻輳および需要の指示を提供することになり、入札者は、入札者にとっての本源的価格に応じて、その価格で、その価格を超えて、またはその価格未満で、入札を提供することができる。入札者は、入札者が支払う価格がその入札価格以下になることを保証され得る。このようにして、アクセスの価格設定は需要に起因し、価格増大は高い需要期間中に観察されることになる。観察されるレイテンシは入札価格によって影響を受ける場合があり、より高い入札価格を有するパケットはより低い入札価格を有するパケットに勝る優先度を受けることができる。

当然、上述の価格折衝モデルは、本質的に単なる例であり、本開示の範囲内であり、任意の適切な折衝のモデルまたはアルゴリズムを利用して、オペレータネットワークとのクライアントデバイスに関する音声/データサービスに関する価格を決定することができる。

クライアントデバイス、代理アクセスポイント、ブローカー、およびマクロセル基地局すらが、互いが互いの近傍内にあり、折衝プロセスが開始し得ることを見出すために、それぞれのデバイス同士の間で適切な発見手順を利用することができる。下記で説明するように、本開示の様々な態様では、発見手順は、ネットワークによって開始されてよく、またはクライアントデバイスによって開始されてもよい。

すなわち、クライアントデバイスは、LTE-Direct/ProSe/D2D(ロングタームエボリューションダイレクト、近接度ベースサービス、デバイスツーデバイス)、WiFiプローブ、WiFi-Aware、またはWiFi-NAN(ネットワークエリア近傍)発見、およびBT-LE(ブルートゥース（登録商標）低エネルギー)など、既存の通信プロトコルの使用を含めて、いくつかの方法で、代理アクセスポイントとして働く近接加入者デバイスを効率的に発見することができる。代理アクセスポイントは、いくつかの例では、その近接のクライアントデバイスによって検出されるように、そのような発見メッセージまたはパケットをオーバージエアでブロードキャストすることによって、これらのサービスを告知/公開/広告することができる。適切なクライアントデバイスが見出されると、クライアントデバイスはシグナリングを代理アクセスポイントと交換して、特定のサービスおよびIPフローのための接続性を折衝することができる。

たとえば、ネットワークによって開始される発見では、オペレータネットワーク、またはオペレータネットワークの代わりに働く代理アクセスポイントは、アクセスが利用可能であり得るロケーション内のクライアントデバイスにアクセスオプションについての情報を送信することができる。発見情報の送信は、マクロセル基地局からのブロードキャストメッセージによって、代理アクセスポイントまたはブローカーデバイスから、または任意の他の適切なデバイスからクライアントデバイスへのアクセスインターフェースを利用した直接送信によって、行われ得る。さらに、発見送信は、たとえば、ネットワークに対する、および他のデバイスに対する代理アクセスポイントのバックホールを通してオペレータネットワークから間接的に行われ得る。この場合、代理アクセスポイントに対応するロケーション情報は発見情報内に含まれ得る。発見情報の内容は、その価格、サービス品質(QoS)など、オファーされているアクセスについての関連情報を含み得る。クライアントデバイスは、任意の利用可能なアクセスオプションについての情報を収集し、したがって、そのクライアントデバイスが購入を望むアクセスオプションを選択することができる。

クライアントデバイスによって開始される発見では、オペレータネットワークに対するアクセスを求めるクライアントデバイスは、接続を要請するための適切なメッセージをブロードキャストすることができる。ここで、クライアントデバイスの近傍の任意の代理アクセスポイントは、そのような要請メッセージに関する対応するチャネル(たとえば、発見チャネル)を監視するように構成され得る。代理アクセスポイントがそのような要請メッセージを検出するとき、代理アクセスポイントは、価格、帯域幅、QoSなど、1つまたは複数のアクセスオプションを記述する情報を用いて応答することができる。当然、そのような監視および応答は代理アクセスポイントまたはブローカーデバイスから入らなくてもよく、追加または代替として、任意の適切なマクロセル基地局またはそのようなアクセスを開始するためにクライアントデバイスと折衝することが可能な他のノードからであってよい。

ネットワークによって開始されるか、またはクライアントデバイスによって開始される発見のいずれにおいても利用される発見はパケットまたは発見フレームは、本開示の範囲内の任意の適切なフォーマットをとってよい。たとえば、図4〜図6は、いくつかの例で利用され得るような発見フレームのためのいくつかの適切なフォーマットを示す。本開示の範囲内で、実装詳細に従って他のフレームフォーマットを利用することもできる。そのような他のフォーマットは、いくつかの例では、本書で論じるような歩留り管理技術の実装形態を可能にする制御および/またはデータビット/ビット組合せを含む、様々な部分またはフィールドを含み得る。

次に図4を参照すると、この図は、代理アクセスポイントとクライアントデバイスとの間の通信が3GPP LTE ProSe/D2Dプロトコルに従うときに利用され得る発見フレームフォーマットを示す。示すように、発見フレーム400は、MACレイヤプロトコルデータユニット(PDU)402と24ビット巡回冗長検査(CRC)404とを含む。この図は、その構成要素である部分のうちのいくつかを示すためにMAC PDU402を分解している。ここで、MAC PDU402は、8ビットメッセージタイプフィールド422と、184ビットProSeアプリケーションコードフィールド423と、32ビットメッセージ完全性検査(MIC)フィールド424と、ゼロに設定され得る4ビット予約済みフィールド425と、4ビット時間校正フィールド426とを含む。メッセージタイプフィールド422は、MAC PDU400がオペレータ接続性サービス告知を搬送することをシグナリングするために利用され得る。ここで、本開示の様々な態様による歩留り管理の文脈における発見のために、MAC PDU402は、アクセスに関する接続性または技術のタイプ、帯域幅、持続時間、ロケーション、または価格範囲などの情報を含めるために適切なフォーマットを利用することができる。

図5は、代理アクセスポイントとクライアントデバイスとの間の通信がWiFiアライアンスNANプロトコルに従うときに利用され得る発見フレームフォーマットを示す。示すように、発見フレーム500は、各々が本開示のいくつかの態様による、サービス発見のために利用され得る情報を含む、様々な異なるフィールドを含む。たとえば、サービスIDフィールド502は逆ドメイン名のハッシュを含み得る。すなわち、このフィールドは、オペレータによって提供される接続性サービスなどの広告サービスを識別する情報を搬送し得る。さらに、サービス情報長さフィールド504およびサービス情報フィールド506は、アプリケーションに直接渡される情報を含み得る。すなわち、これらのフィールドは、オファーされるサービス内で利用可能な接続性のタイプについてのより具体的な情報を搬送し得る。

図6は、代理アクセスポイントとクライアントデバイスとの間の通信がBluetooth（登録商標）低エネルギー(BTLE)プロトコルに従うときに利用され得る発見フレームフォーマットを示す。示すように、発見フレーム600は、ペイロードフィールド602を含めて、様々な異なるフィールドを含む。この図は、広告情報フィールド604を含めて、その構成要素である部分のうちのいくつかを示すために、ペイロードフィールド602を分解している。本開示のいくつかの態様では、広告情報フィールド604は、広告アプリケーションから直接渡される情報を含み得る。たとえば、広告情報フィールド604は、オペレータによって提供される接続性についての具体的な情報を含むことができ、このフィールド604内の広告主アドレスサブフィールドは発見タイプ情報を含み得る。

図4〜図6の例示的な発見フレームは、本開示の範囲内の実装形態において出現し得るような発見フレームのいくつかの例を示すために単に提供されている。しかしながら、これらは単にいくつかの例であり、特定の実装形態において任意の適切な発見フレームを利用することが可能であることを当業者は認識されよう。それぞれの図4〜図6で例示されるように、様々なフィールドは、ネットワークによってオファーされる接続性のタイプ、利用される技術、望ましいまたは利用可能な帯域幅、望ましいまたは利用可能な接続性の持続時間、サービスが行われるロケーション、および/またはいずれかの当事者によってオファーされる価格などの情報を表し得る。

図7は、本開示のいくつかの態様に従って実装され得る歩留り管理モデルの1つの簡単な例を示すコールフロー図である。示した例では、代理アクセスポイントとして働くための候補である加入者デバイス704は、適切な通信インターフェース(たとえば、バックホールインターフェースまたはWWANインターフェース)を利用して、オペレータネットワーク706と価格およびサービス情報パケット708を折衝または交換することができる。クライアントデバイス702が加入者デバイス704の近傍に近づくとき、その相対的な近接性が決定され、いくつかの例では、当初の価格、サービス、および/またはオファー情報が発見パケット710によって交換される。オプションで、発見パケット710に続いて、クライアントデバイス702と加入者デバイス704との間でさらなる折衝パケット712を交換し、通信サービスに関してノード同士の間で最終的な合意を得ることができる。最終的に、合意に達し、すべてのセキュリティプロトコルおよび認証プロトコルが処理されるとき、たとえば、上述のように、代理アクセスポイントとして働く加入者デバイス704を利用して、クライアントデバイス702とオペレータネットワーク706との間で音声および/またはデータサービスパケット714が交換され得る。

いくつかの例では、上述の発見および/または折衝プロセスにおいてそれぞれのノード同士の間で交換されるパケットは、リンク品質についての情報を含み得る。ここで、リンク品質の決定は、任意の適切なノードによって行われ得る。たとえば、オペレータネットワークにおけるネットワークノード(たとえば、マクロセル基地局)は、代理アクセスポイントに対するそのメッセージ内にネットワークノードと候補の代理アクセスポイントとの間のバックホール(たとえば、WWAN)リンクについての情報、および、いくつかの例では、ワイヤードリンク、マイクロ波リンク、ファイバーリンクなどであってよい、オペレータネットワークに対するその独自のリンクについての情報を含むことができ、ネットワークノードから残りのオペレータネットワークへの情報シグナリングのためのいくつかの異なる構成要素を含み得る。さらに、代理アクセスポイントは、クライアントデバイスに対するそのメッセージ内にクライアントデバイスと代理アクセスポイントとの間のバックホール(たとえば、WWAN)リンクおよび/またはアクセスリンクについての情報を含み得る。同様に、クライアントデバイスは、他のネットワークエンティティとのその通信内にクライアントデバイスと代理アクセスポイントとの間のアクセスリンクについての情報を含み得る。

さらに、それぞれのネットワークノードに直接的に利用可能でないリンクについての情報がそのような情報が利用可能である他のエンティティとの折衝または他の通信中にそれらのエンティティに通信されている場合、それらのネットワークノードはそのような情報を含み得る。またさらに、バックホールの何の部分が特定のクライアントデバイスに割り振られることになるかなど、異なるリンク同士の間の関係に関する情報がエンティティ同士の間で通信され得る。このようにして、任意の通信セッションにおいてそのアクセスリンクがボトルネックになることを一般に予想し得るクライアントデバイスは、アップストリーム輻輳がそのQoSに影響を及ぼし得るかどうかを決定することが可能にされ得る。代理アクセスポイントの場合、代理アクセスポイントが発見メッセージ中または折衝中に所与のQoSをクライアントデバイスに通信するとき、代理アクセスポイントは追加のクライアントデバイスにサービスすることがそれらのクライアントまたはサービスされているクライアントのサービスを低下させないことを保証することを望む場合があるため、代理アクセスポイントは、それに応じて、追加のクライアントデバイスに要請することを制約され得る。すなわち、代理アクセスポイントは、クライアントデバイスのためにバックホールリンク容量を予約することができ、アクセスリンク上の複数のクライアントデバイスにサービスするために同じワイヤレスリソースが使用される場合、代理アクセスポイントは、サービスされているそれらのクライアントが追加されている新しいクライアントとアクセスリンク103を共有しなければならないことに対する何らかの低グレード化(degradation)を明らかにすることができる。

接続の価格および条件に合意した後、クライアントデバイスは、折衝手順中に合意された音声および/またはデータパケットを交換して、オペレータネットワークとの接続性を確立することができる。クライアントデバイスが、マクロセル基地局または他の同様のアクセスノードによってオペレータネットワークに直接接続するシナリオでは、クライアントデバイスは、当業者に知られている任意の適切なWWAN通信媒体を利用することができる。図1の例に関して示したように、代理アクセスポイントが利用されるシナリオでは、クライアントデバイス102は、適切なアクセスリンク103を利用して代理アクセスポイント104と通信することができ、代理アクセスポイント104は、適切なバックホールリンク105を利用してその通信をオペレータネットワーク108に中継することができる。アクセスリンク103は、オペレータネットワーク108に対するバックホールリンク105に対するアクセスを共有するために使用される、代理アクセスポイント104とクライアントデバイス102との間の任意の適切なワイヤードまたはワイヤレスの通信リンクであり得る。ワイヤレスのとき、アクセスリンク103は、1つまたは複数の認可帯域内または無認可帯域内で動作することができ、様々な例では、Bluetooth（登録商標）、WiFi、ZigBee、mmWave、WWAN、LTE-U/DUなどを含むが、これらに限定されない、任意の適切なプロトコルを利用することができる。バックホールリンク105は、代理アクセスポイント104と、オペレータネットワーク108内のマクロセル基地局などのネットワークノード106との間の任意の適切なワイヤードまたはワイヤレスの通信リンクであり得る。ワイヤレスのとき、バックホールリンク105は、1つまたは複数の認可帯域または無認可帯域で動作することができ、代理アクセスポイント104とエンドノード(たとえば、マクロセル基地局)との間の直接接続であり得るか、または(たとえば、1つまたは複数の中間リレー、代理アクセスポイントなどを通した)マルチホップ接続であり得る。そのコスト、レイテンシ、帯域幅など、バックホールリンク105の属性は、一般に、代理アクセスポイント104に知られている場合がある。バックホールリンク105のいくつかの例は、WWANインターフェースまたはワイヤードインターネット接続を含み得る。

いくつかの例では、代理アクセスポイントは、クライアントデバイスとオペレータネットワークとの間で情報を単に中継することができる。他の例では、代理アクセスポイントは、複数のクライアントデバイスおよび/または複数のオペレータネットワーク同士の間で動作し得る。この場合、代理アクセスポイントは、多くのユーザのリンクまたはフローを結合して、オペレータネットワークに対する単一のバックホールリンクにするように機能し得る。このようにして、クライアントデバイスがその独自のWWANインターフェースに従って動作したシナリオと比較するとき、総オーバーヘッドをかなり削減することができる。すなわち、デバイスの各々が肯定応答メッセージ、ページメッセージ、または他のオーバーヘッドメッセージに関するリソースに対して競合するのではなく、これらのユーザのオーバーヘッドメッセージのすべてを単一のバックホールリンクを介して代理アクセスポイントに通信することができる。したがって、オペレータネットワークの全能力を増大することができる。

代理アクセスポイントを利用する進行中の呼びの間に、クライアントデバイスのモビリティおよび/または代理アクセスポイントのモビリティに関する、モビリティの問題が生じ得る。たとえば、クライアントデバイスが代理アクセスポイントに接続され、クライアントデバイスが代理アクセスポイントの近接から離れるとき(たとえば、アクセスリンクの範囲から立ち去るとき)、クライアントデバイスと代理アクセスポイントとの間の接続は終了し得る。終了の時点で、またはこの状態が知られ、オペレータネットワークに報告されている場合、終了の前に、オペレータネットワークは、クライアントデバイスのための別の適切なアクセスポイントの位置特定を試みることができる。別の適切なアクセスポイント(たとえば、代理アクセスポイント)が位置特定された場合、折衝されるサービスが遂行され続けることができるように、1つの代理アクセスポイントからもう1つの代理アクセスポイントへのハンドオフが行われ得る。いくつかの例では、代理アクセスポイントは、ハンドオーバの前後に、同じオペレータネットワークに関連付けられ得るか、または異なるオペレータネットワークに関連付けられ得る。ここで、代理アクセスポイント同士の間のハンドオフは、ブレークビフォアメイク(break-before-make)遷移、または代理アクセスポイント同士の間の任意の他の適切な遷移を利用することができる。そのようなハンドオフが可能でないか、または利用可能でない場合、接続は終了されてよく、場合によっては、遂行されなかったサービスに対してクライアントデバイスに払い戻しが生じ得る。

他方で、進行中の呼びの間に、代理アクセスポイントは可動であり得、オペレータネットワークに接続するために代理アクセスポイントを利用しているクライアントデバイスから離れる場合がある。代理アクセスポイントがクライアントデバイスの範囲から移動する場合、クライアントデバイスと代理アクセスポイントとの間の接続は終了され得る。

別の適切なアクセスポイント(たとえば、代理アクセスポイント)が位置特定された場合、クライアントデバイスに関して折衝されるサービスを遂行し続けることができるように、モバイル代理アクセスポイントからより適切なアクセスポイントへのクライアントデバイスのハンドオフが行われ得る。そのようなハンドオフが可能でない場合、接続は終了されてよく、場合によっては、遂行されなかったサービスに対してクライアントデバイスに払い戻しが生じ得る。

さらに別のシナリオでは、進行中の呼びの間に、代理アクセスポイントは、そのバックホールリンクを利用して、1つのマクロセル基地局からもう1つのマクロセル基地局へのハンドオーバに着手することができる。ここで、代理アクセスポイントとクライアントデバイスとの間のアクセスリンクは維持され得る。

任意のモビリティシナリオにおいて、クライアントデバイスが1つの代理アクセスポイントからもう1つの代理アクセスポイントに、代理アクセスポイントからマクロセル基地局にハンドオーバするとき、または任意の他のモビリティ手順に着手するとき、クライアントデバイスによって折衝される財務パラメータは保持され得る。これは、本質的に、通信セッションのセッション転送であり得る。クライアントデバイスは、そのセッションに関する財務取り決めが維持されるように、オペレータおよび/またはブローカーにその「オペレータ/ブローカー」に関連する発見されたSAPのリストを提供することによって、ハンドオフまたはセッション転送を支援することができる。これは、モバイルセルラーシステムにおいて1つのセルからもう1つのセルへのハンドオフを円滑にするために使用される近隣リストをeNBに提供することと同様である。

本開示の様々な態様によれば、様々な関連するユーザ、そのデバイス、および通信される情報のセキュリティを確実にするために適切な対策を取ることができる。クライアントデバイスのセキュリティ、加入者デバイスのセキュリティ、およびオペレータネットワークセキュリティを確実にするために、多種多様な暗号化技法、ハードウェア技法、およびソフトウェア技法を利用することができることを当業者は認識されよう。さらに、ネットワーク内の各エンティティは、ネットワーク内の他のエンティティがセキュアであることを確実にするために、適切な認証モデルを実装することができる。

さらに詳細には、歩留り管理システムにおいて保護されるべきアセットは、オペレータネットワークのリソース(接続性/スペクトル)および代理アクセスポイントのリソース(バッテリー、オファーされる帯域幅など)を含み得る。さらに、クライアントデバイスのデータのプライバシーを代理アクセスポイントから保護することが重要である。すなわち、代理アクセスポイントは、一般に、クライアントデバイスのトラフィックに対するアクセスを得るべきではない。そのような保護を達成するための方法は、技術的な実現可能性に依存するが、そのような方法がどの程度効果的であるか、したがって、どの程度コストがかかるかは、前述のアセットに対する攻撃の可能性にも依存する。

この歩留り管理モデルでは、3つの論理エンティティ、すなわち、オペレータネットワークと、クライアントデバイスと、代理アクセスポイントとが存在する。オペレータネットワークは、一般に、クライアントデバイスまたは代理アクセスポイントに対する攻撃を開始する動機を有さないため、これらのうち、セキュリティ対策の実装形態においてオペレータネットワークだけが「信頼できる当事者」であり得ることを当業者は認識されよう。しかしながら、クライアントデバイスと代理アクセスポイントの両方は攻撃を開始するインセンティブを有し得る。たとえば、クライアントデバイスは、たとえば、そのクライアントデバイスがそれらのサービスを一度も消費しなかった(または、より少なく消費した)と主張することによって、支払わずに、または合意されたよりも少なく支払った後で、サービスを取得する可能性がある。クライアントデバイスは支払ったよりも多くのリソースの使用を試み得る可能性もある。さらに、代理アクセスポイントは、許可なしに、クライアントデバイスのトラフィックをインターセプトするか、場合によってはリダイレクトすることを試みる場合がある。さらに、代理アクセスポイントは、その代理アクセスポイントが一度も提供しなかったサービスに対する信用の取得を試み得る可能性がある。

オペレータネットワークが信頼できる当事者であっても、オペレータネットワークは、所与の時点において、代理アクセスポイントによってオファーされたサービスを保証することができない可能性がある。せいぜい、その代理アクセスポイントだけが代理として働くことが可能にされ得る。そのような場合、代理アクセスポイントからの不実表示オファーからクライアントデバイスを保護するために、かつサービスを受け取ったことを常に否定するクライアントデバイスから代理アクセスポイントを保護するために、否認防止方法を用いることができる。オペレータネットワークはクライアントデバイスのトラフィックの終点であるため、オペレータネットワークがクライアントデバイスの加入者をそのクライアントデバイスによって調達され、代理アクセスポイントを介して送信されたインターネットプロトコル(IP)パケットと相関させることができる限り、オペレータは何のトラフィックが交換されているかの正確なログを維持することができる。したがって、クライアントデバイスはこれらのサービスを受信することを否定することができない場合がある。しかしながら、オペレータネットワークは代理アクセスポイント対クライアントデバイスリンクのQoSが、代理アクセスポイントがそうであったと主張したものであったことを検証することが可能でない場合がある。結局、代理アクセスポイントがクライアントデバイスに初めて通信したときに、オファーが代理アクセスポイントによって不実表示された場合ですら、最後には、代理アクセスポイントとクライアントデバイスの両方が信じることができ、支払取り決めを解決することができるのはオペレータのデータ記録である。

プライバシー要件をサポートするために、代理アクセスポイントは、クライアントデバイスのアプリケーションレイヤプロトコル(たとえば、SIP)を終了するゲートウェイ/エージェントとして働くべきではない。代わりに、代理アクセスポイントは、クライアントデバイスとオペレータネットワークとの間でパケットを単に転送するレイヤ3ルータとしてふるまうことができる。その場合、クライアントデバイスとオペレータネットワークとの間のトラフィックは、暗号化されていないパケットを代理アクセスポイントに見せないその独自のセキュリティを用いることができる。たとえば、クライアントデバイスとオペレータネットワークのPDNゲートウェイまたは発展型パケットデータゲートウェイとの間で確立されるIPsecは十分であり得る。

さらに、クライアントデバイスがIPパケットを実際にオペレータネットワークに/から送る/受信する前のサービスの折衝の場合、代理アクセスポイントとクライアントデバイスとの間にセキュアなポイントツーポイントリンクを確立することができる。代理アクセスポイントがオペレータネットワークの代わりに働くか、またはその承認を得て働き、代理アクセスポイントもクライアントデバイスもそれらが問題のサービスをオファーしたことまたはそれぞれ消費したことを後で否定することがでない否認防止方法をサポートする場合、これらの2つの認証は代理アクセスポイントが許可されているという検証ほど必須でない場合がある。

セキュアなリンクをセットアップするための例示的な方法は、概して、当技術分野において、共有鍵ベースまたは証明書ベースのいずれかで認識され得る。証明ベースのセキュアなリンク確立の場合、歩留り管理システムに適切な例は、代理アクセスポイントとして働くことが許可された少なくともすべてのデバイスに対してオペレータネットワークによって加入者証明が発行され、プロビジョニングされ得ることである。次いで、当業者に知られているように、Diffie-Hellmanなど、任意の適切な証明ベースの手順を介して秘密鍵が導出され得る。ここで、証明ベースの手順は、確立の時点でオペレータネットワークの関与を必要としなくてよい。共有鍵ベースのセキュアなリンク確立の場合、オペレータネットワークが、このリンクのためのセッション鍵を代理アクセスポイント対クライアントデバイスリンク上の盗聴者に見せずに、その共有された、秘密であるが一時的なセッション鍵をカスタマデバイスに提供する目的で、代理アクセスポイントは、それをサービスと見なさず、かつ何の検証も必要とせずに、クライアントデバイスとオペレータネットワークとの間にシグナリングトラフィックが流れることを可能にし得る。代理アクセスポイントとクライアントデバイスの両方がそのようなセッション鍵を用いてセキュアにプロビジョニングされた後で、これらの2者の間に保護されたトラフィックを流すことができる。

代理アクセスポイントは、概して、LTE近接ベースサービス(ProSe:proximity-based services)のユーザ機器対ネットワークリレーが見なされるのと同じように信頼できる要素と見なされない場合がある。すなわち、代理アクセスポイントは背中合わせのユーザエージェントまたはアプリケーションレベルゲートウェイ(B2BUA/ALG)として働くべきではないが、これは、そのように働くことは、代理アクセスポイントがクライアントデバイスからSIP/他のトラフィックを終了し、したがって、そのトラフィックに対する可視性を有することを意味することになるためである。

むしろ、代理アクセスポイントは単純なL3ルータとして働くことができる。このようにして、クライアントデバイスとオペレータネットワークとの間のトラフィックは、その独自のセキュリティを有することになる(たとえば、ePDGとPGWとの間でS2bベアラを用いて結合された、ユーザ機器と発展型パケットデータゲートウェイ(ePDG)との間のIPsec接続性)。

いくつかの例では、代理アクセスポイントは、信頼できない非3GPPアクセスノートとして働く場合がある(たとえば、3GPP TS 23.402参照)。代理アクセスポイントは、その場合、クライアントデバイスの代わりにネットワークに/からIPパケットを送ること/受信することができる。

たとえば、ProSe/D2D3GPP作業項目(たとえば、3GPP TS23.303、TS33.303参照)内のUE対NWリレー設計を再使用することによって、クライアントデバイスとネットワークノードとの間にセキュアなトンネルを確立することができる(たとえば、PDNゲートウェイ)。

代理アクセスポイントとクライアントデバイスとの間にセキュアなポイントツーポイントリンクを確立することができる。ここで、各クライアントデバイスにオペレータが署名した加入証明をプロビジョニングすることができる。別の例では、サービスが開始する前に、代理アクセスポイントは、カスタマとオペレータネットワークとの間で自らを介したシグナリングトランザクションを可能にして、このp2pリンクに関する一時的セッションを受信することができる。

上位レイヤ(たとえば、アプリケーションレイヤ)において、クライアントデバイスおよび代理アクセスポイントとして働く加入者デバイスは、ワイヤレス通信ネットワークにアクセスするための加入および合意を管理するための適切なユーザインターフェースまたはアプリケーションプログラムを有し得る。たとえば、クライアントデバイスにおいて、クライアントデバイス加入とアクセスネットワーク選択とを管理するために接続マネージャアプリケーションを提供することができる。接続マネージャアプリケーションは、その予算、そのQoS要件、そのレイテンシ要件など、ユーザのコスト管理目標を記憶することができる。さらに、接続マネージャは、たとえば、クライアントデバイスによって受信される様々な発見メッセージに従って、アクセスオプションおよびそのコストについての情報を収集することができる。いくつかの例では、接続マネージャは、さらに、適切なネットワークを自動的に選択すること、またはサービスを取得するために必要とされる代理アクセスポイントを選択することができる。さらに、いくつかの例では、接続マネージャは、ユーザが購入するための1つの接続オプションを選択することができるように、価格、帯域幅、QoSなど、1つまたは複数の要因に基づいて、接続オプションのランク付けされたリストをユーザに提示することができる。

加入者デバイスは、コスト、および信号強度、スループット、ポリシーなどの他の基準に基づいて、接続性判定を行うための能力を備えた、クライアントデバイス上の接続マネージャと同様の接続マネージャを含み得る。この接続マネージャは、加入者デバイスの独自のアプリケーションのためにさらに使用され得る。加入者デバイスは、代理アクセスポイントのための接続マネージャを含むこともできる。この接続マネージャは、クライアントデバイスの代わりに接続およびIPフローを管理する。この接続マネージャは、オペレータ関係、バッテリー状態などを考慮して、パケットを中継するコストを理解する。クライアントデバイスまたはサービスと合意された価格は、先に論じたように、代理アクセスポイントによって、またはオペレータによって判定され得る。代理アクセスポイントはクライアントデバイスにアクセスを提供するための資格をオペレータから受信することができる。サービス資格は、代理アクセスポイントを介してアクセスを取得するためにクライアントデバイスによって活用され得る。

図8は、処理システム814を用いるデバイス802に関するハードウェア実装形態の一例を示す概念図である。本開示の種々の態様によれば、要素、もしくは要素の任意の部分、または要素の任意の組合せを、1つまたは複数のプロセッサ804を含む処理システム814を用いて実装することができる。たとえば、デバイス802は、図1、図2、図3、および/または図7のうちのいずれか1つまたは複数に示したクライアントデバイス102、202、302、および/または702であってよい。別の例では、デバイス802は、図1、図2、図3、および/または図7のうちのいずれか1つまたは複数に示した加入者デバイス104、204、304、および/または704であってよい。さらに別の例では、デバイス802は、図3に示した間接的ブローカーデバイス310であってよい。なおさらなる例では、デバイス802は、任意の適切な無線トランシーバ装置であってもよく、いくつかの例では、基地局(BS)、トランシーバ基地局(BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、アクセスポイント(AP)、ノードB、eノードB(eNB)、メッシュノード、リレー、または任意の他の適切な用語によって実施することができる。本文書において、基地局は、スケジューリングエンティティと呼ばれる場合があり、これは、基地局が、1つまたは複数の従属エンティティにスケジューリング情報を提供することを示す。

他の例では、デバイス802は、ワイヤレスユーザ機器(UE)によって実施することができる。UEの例には、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、ノートブック、ネットブック、スマートブック、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム(GPS)デバイス、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲームコンソール、エンターテインメントデバイス、自動車コンポーネント、ウェアラブルコンピューティングデバイス(たとえば、スマートウォッチ、ヘルストラッカもしくはフィットネストラッカなど)、アプライアンス、センサ、自動販売機、または任意の他の同様の機能デバイスが含まれる。UEは、当業者により、移動局(MS)、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末(AT)、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または他の任意の適切な用語で呼ばれる場合もある。本文書において、UEは、スケジューリングエンティティ、または従属エンティティと呼ばれる場合がある。すなわち、本開示の様々な態様において、ワイヤレスUEは、1つまたは複数の従属エンティティにスケジューリング情報を提供するスケジューリングエンティティとして動作し得るか、またはスケジューリングエンティティによって提供されるスケジューリング情報に従って従属エンティティとして動作し得る。

プロセッサ804の例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、ディスクリートハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実行するように構成される他の適切なハードウェアを含む。すなわち、デバイス102内で利用されるようなプロセッサ804は、本明細書で説明し、図7、図9、図10、および/または図11に示すプロセスのうちのいずれか1つまたは複数を実装するために使用することができる。

この例では、処理システム814は、バス801によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装される場合がある。バス801は、処理システム814の特定の適用例と全体的な設計制約とに応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含む場合がある。バス801は、(プロセッサ804によって全体的に表される)1つまたは複数のプロセッサと、メモリ805と、(コンピュータ可読媒体806によって全体的に表される)コンピュータ可読媒体とを含む、様々な回路を互いにリンクさせる。バス801は、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクさせることもできるが、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上は説明しない。バスインターフェース808は、バス801と、バックホールインターフェーストランシーバ810およびアクセスインターフェーストランシーバ811などの1つまたは複数のトランシーバとの間のインターフェースを提供する。トランシーバ810および811は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。装置の性質に応じて、ユーザインターフェース812(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティック)を設けることもできる。

たとえば、プロセッサ804は接続マネージャ820を含み得る。上述のように、本開示の様々な態様では、接続マネージャ820は、歩留り管理構成のためのデバイス加入およびアクセスネットワーク選択を管理することができる。プロセッサ804は、たとえば、図4〜図6のうちの1つに示した発見フレームを利用して、それぞれのデバイス同士の間の発見手順を管理するための発見コントローラ822をさらに含み得る。プロセッサ804は、歩留り管理構成の下でアクセスに関する条件を確立するための折衝プロセスを管理するための折衝コントローラ824をさらに含み得る。プロセッサ804は、クライアントデバイスが歩留り管理構成の下でオペレータネットワークにアクセスするために、デバイス802への/からの支払いを管理するための支払いコントローラ826をさらに含み得る。プロセッサ804は、1つまたは複数の通信チャネルを測定および特徴付けるための、たとえば、帯域幅、レイテンシ、利用可能なQoSなどを決定するためのチャネル特性コントローラ828をさらに含み得る。プロセッサ804は、歩留り管理構成の下でハンドオーバおよびオペレータネットワークアクセス中に着手される他のモビリティ手順を管理するためのモビリティコントローラ830をさらに含み得る。プロセッサ804は、歩留り管理構成を利用して、アクセス中に様々なノードを保護するためにセキュリティ対策および認証モデルを制御するためのセキュリティコントローラ832と認証コントローラ834とをさらに含み得る。プロセッサ804は、歩留り管理構成の下で動作しながら折衝手順の間に、合意されたような接続性を確立し、音声および/またはデータパケットを交換するための接続性コントローラ836をさらに含み得る。プロセッサ804は、歩留り管理構成の下で、2つ以上のオペレータネットワークを介してアクセスをオファーするためにブローカーを利用する場合など、2つ以上のオペレータネットワークから選択するためのネットワーク選択コントローラ838をさらに含み得る。

プロセッサ804は、バス801を管理すること、およびコンピュータ可読媒体806上に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ804によって実行されるとき、処理システム814に、任意の特定の装置のための以下で説明する種々の機能を実行させる。コンピュータ可読媒体806は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ804によって操作されるデータを記憶するために使用される場合もある。

処理システム内の1つまたは複数のプロセッサ804は、ソフトウェアを実行する場合がある。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または他の名称で呼ばれるかどうかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。ソフトウェアは、コンピュータ可読媒体806上に存在し得る。コンピュータ可読媒体806は、非一時的コンピュータ可読媒体であり得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、例として、磁気ストレージデバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、またはキードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、ならびにコンピュータによってアクセスされ読み取られ得るソフトウェアおよび/または命令を記憶するための任意の他の適切な媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、例として、搬送波、伝送路、および、コンピュータによってアクセスされ読み取られ得るソフトウェアおよび/または命令を伝送するための任意の他の適切な媒体を含むこともできる。コンピュータ可読媒体806は、処理システム814内に存在するか、処理システム814の外部に存在するか、または処理システム814を含む複数のエンティティにわたって分散する場合がある。コンピュータ可読媒体806は、コンピュータプログラム製品内に具現することができる。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料の中のコンピュータ可読媒体を含むことができる。特定の適用例とシステム全体に課された全体的な設計制約とに応じて、本開示全体にわたって提示される説明した機能を実装する最良の方法を、当業者は認識されよう。

たとえば、コンピュータ可読媒体806は接続マネージャソフトウェア840を含み得る。上述のように、本開示の様々な態様では、接続マネージャソフトウェア840は、歩留り管理構成のためにデバイス加入およびアクセスネットワーク選択を管理するように構成されたアプリケーションであり得る。コンピュータ可読媒体806は、たとえば、図4〜図6のうちの1つに示した発見フレームを利用して、それぞれのデバイス同士の間の発見手順を管理するための発見ソフトウェア842をさらに含み得る。コンピュータ可読媒体806は、歩留り管理構成の下でアクセスに関する条件を確立するための折衝プロセスを管理するための折衝ソフトウェア844をさらに含み得る。コンピュータ可読媒体806は、クライアントデバイスが歩留り管理構成の下でオペレータネットワークにアクセスするために、デバイス802への/からの支払いを管理するための支払いソフトウェア846をさらに含み得る。コンピュータ可読媒体806は、1つまたは複数の通信チャネルを測定および特徴付けるための、たとえば、帯域幅、レイテンシ、利用可能なQoSなどを決定するためのチャネル特性ソフトウェア848をさらに含み得る。コンピュータ可読媒体806は、歩留り管理構成の下でハンドオーバおよびオペレータネットワークアクセス中に着手される他のモビリティ手順を管理するためのモビリティソフトウェア850をさらに含み得る。コンピュータ可読媒体806は、歩留り管理構成を利用してアクセス中に様々なノードを保護するためにセキュリティ対策および認証モデルを制御するためのセキュリティソフトウェア852と認証ソフトウェア854とをさらに含み得る。コンピュータ可読媒体806は、歩留り管理構成の下で動作しながら折衝手順の間に合意されたような接続性を確立し、音声および/またはデータパケットを交換するための接続性ソフトウェア856をさらに含み得る。コンピュータ可読媒体806は、歩留り管理構成の下で、2つ以上のオペレータネットワークを介してアクセスをオファーするためにブローカーを利用する場合など、2つ以上のオペレータネットワークから選択するためのネットワーク選択ソフトウェア858をさらに含み得る。

図9は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的なプロセス900を示すフローチャートである。いくつかの例では、プロセス900は、図1、図2、図3、および/または図7に示し、上記で説明した、代理アクセスポイント104、204、304、または704など、代理アクセスポイントとして働くことが可能な加入者デバイスによって実装され得る。さらなる例では、プロセス900は、図8に示し、上記で説明したデバイス802によって実装され得る。他の例では、プロセス900は、説明する機能を実行するための任意の適切な装置または手段によって実装され得る。

ブロック902において、デバイス802は、アクセスリンクまたはバックホールリンクのいずれかを介して1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信することができる。これらの信号は、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を有する1つまたは複数のデータパケットを含み得る。ここで、上述のように、歩留り管理構成は、デバイス802などのデバイスの任意の適切な構成であってよく、オペレータネットワークによってオファーされる通信リソースに対するアクセスを提供するための価格は、適切なパラメータのセットに従って折衝される。したがって、受信されるデータパケットは、1つまたは複数のオペレータネットワークにアクセスするための価格、その価格に対応するサービス品質(QoS)、および/または代理アクセスポイントとしてのその働きの見返りとしてデバイス802に提供され得る補償の量および/または種類を含むが、これらに限定されない、そのようなパラメータについての情報を含み得る。

ブロック904において、デバイス802は、歩留り管理構成においてクライアントデバイスに対するアクセスを折衝するためのパケットを近接クライアントデバイスと交換することができる。上述のように、これらのパケットはデバイス802によって生成可能であり、デバイスは、いくつかの例では、独自でクライアントデバイスと折衝することができ、他の例では、これらのパケットは、デバイス802によってオペレータネットワークに渡されてよく、オペレータネットワークは、それに応じて、その独自の折衝パケットをクライアントデバイスに通信することができる。オプションのブロック906において、(たとえば、図2および図3に関して上記で説明した)ブローカーを利用する例など、いくつかの例では、デバイス802は、ブロック902において受信されたパラメータに従って、アクセスを共有するために第1のオペレータネットワークまたは第2のオペレータネットワークのうちどのオペレータネットワークが利用されるべきかを決定することができる。たとえば、第2のオペレータネットワークよりも、第1のオペレータネットワークのほうがQoSと価格のより良好な組合せをオファーする場合、デバイス802は第1のオペレータネットワークを選択することができる。

ブロック908において、デバイス802は、バックホールリンクを介した第1のオペレータネットワークに対するアクセスを1つまたは複数の近接クライアントデバイスと共有するための動作状態に入ることができる。すなわち、デバイス802は、アクセスリンクを介して、第1のオペレータネットワークのための代理アクセスポイントとして働く1つまたは複数の近接クライアントデバイスと通信することができる。

図10は、本開示のさらなる態様による、ワイヤレス通信のための例示的なプロセス1000を示すフローチャートである。いくつかの例では、プロセス1000は、図1、図2、図3、および/または図7に示し、上記で説明したクライアントデバイス102、202、302、および/または702など、代理アクセスポイントを介してオペレータネットワークアクセスを取得することが可能なクライアントデバイスによって実装され得る。さらなる例では、プロセス1000は、図8に示し、上記で説明したデバイス802によって実装され得る。他の例では、プロセス1000は、説明される機能を実行するための任意の適切な装置または手段によって実施され得る。

ブロック1002において、デバイス802は、アクセスリンクを介して1つまたは複数のワイヤレス通信信号を代理アクセスポイントから受信することができる。これらの信号は、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を有する1つまたは複数のデータパケットを含み得る。ここで、上述のように、歩留り管理構成は、デバイス802などのデバイスの任意の適切な構成であってよく、オペレータネットワークによってオファーされる通信リソースに対するアクセスを取得するための価格は、適切なパラメータのセットに従って折衝される。したがって、受信されるデータパケットは、1つまたは複数のオペレータネットワークにアクセスするための価格および/またはその価格に対応するQoSを含むが、これらに限定されない、そのようなパラメータについての情報を含み得る。

ブロック1004において、デバイス802は、歩留り管理構成においてオペレータネットワークに対するアクセスを折衝するための折衝パケットを近接加入者デバイス(たとえば、代理アクセスポイントとして働くように構成された近接加入者デバイス)と交換することができる。上述のように、これらのパケットは、加入者デバイス/代理アクセスポイント自体と交換可能であるか、または他の例では、加入者デバイス/代理アクセスポイントによってオペレータネットワークに渡され、オペレータネットワークは、それに応じて、その独自の折衝パケットをデバイス802に通信することができる。オプションのブロック1006において、(たとえば、図2および図3に関して上記で説明した)ブローカーを利用する例など、いくつかの例では、デバイス802は、ブロック1002において受信されたパラメータに従って、アクセスを取得するために第1のオペレータネットワークまたは第2のオペレータネットワークのうちどのオペレータネットワークが利用されるべきかを決定することができる。たとえば、第2のオペレータネットワークよりも、第1のオペレータネットワークのほうがQoSと価格のより良好な組合せをオファーする場合、デバイス802は第1のオペレータネットワークを選択することができる。

ブロック1008において、デバイス802は、デバイス802が、アクセスリンクを利用して代理アクセスポイントと通信することによって、第1のオペレータネットワークからアクセスを取得するように構成されるような動作状態に入ることができる。すなわち、代理アクセスポイントは、第1のオペレータネットワークに対するアクセスを取得するために、デバイス802のためのアクセスポイントとして働くことができる。

図11は、本開示のさらなる態様による、ワイヤレス通信のための例示的なプロセス1100を示すフローチャートである。いくつかの例では、プロセス1100は、図1、図2、および/または図3に示し、上記で説明した基地局106、206、および/または306など、代理アクセスポイントを介してワイヤレスリソースに対するアクセスを提供することが可能なオペレータネットワーク内のネットワークノードによって実装され得る。さらなる例では、プロセス1100は、図1、図2、図3、および/または図7に示し、上記で説明したオペレータネットワーク108、208、308、および/または706など、オペレータネットワーク内の他の適切なノードまたはクラウドベースのエンティティによって実装され得る。またさらなる例では、プロセス1100は、図8に示し、上記で説明したデバイス802によって実装され得る。他の例では、プロセス1100は、説明する機能を実行するための任意の適切な装置または手段によって実施され得る。

ブロック1102において、デバイス802は、バックホールリンクを介して1つまたは複数のワイヤレス通信信号を1つまたは複数の代理アクセスポイントから受信することができる。これらの信号は、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を有する1つまたは複数のデータパケットを含み得る。ここで、上述のように、歩留り管理構成は、デバイス802などのデバイスの任意の適切な構成であってよく、通信リソースを提供するための価格は、適切なパラメータのセットに従って折衝される。したがって、受信されるデータパケットは、オペレータネットワークに対するアクセスを1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスにオファーするための価格、その価格に対応するQoS、および/または加入者デバイスがオペレータネットワークのための代理アクセスポイントとして働く見返りとしての、1つまたは複数の加入者デバイスに対する補償を指示する情報を含むが、これらに限定されない、そのようなパラメータについての情報を含み得る。

ブロック1104において、デバイス802は、歩留り管理構成においてオペレータネットワークに対するアクセスを折衝するための折衝パケットを1つまたは複数の加入者デバイス(たとえば、代理アクセスポイントとして働くように構成された加入者デバイス)と交換することができる。上述のように、これらのパケットは、デバイス802とクライアントデバイスとの間の通信を円滑にするためのある種のリレーまたはプロキシとして加入者デバイス/代理アクセスポイントを利用して、クライアントデバイス自体と交換され得る。

ブロック1106において、デバイス802は、デバイス802が、バックホールリンクを介して1つまたは複数の加入者デバイス/代理アクセスポイントと通信することによって、オペレータネットワークに対するアクセスを1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスに提供するように構成されるような動作状態に入ることができる。すなわち、1つまたは複数の代理アクセスポイントは、オペレータネットワークのためのアクセスポイントとして働くことができる。

当業者が容易に理解するように、本開示全体にわたって説明した種々の態様は、任意の適切な電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信標準規格に拡張することができる。例として、種々の態様は、W-CDMA、TD-SCDMA、およびTD-CDMAなどのUMTSシステムに適用することができる。また、種々の態様は、(FDD、TDD、または両方のモードの)ロングタームエボリューション(LTE)、(FDD、TDD、または両方のモードの)LTEアドバンスト(LTE-A)、CDMA2000、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、ウルトラワイドバンド(UWB)、Bluetooth（登録商標）、および/または、まだ規定されていないワイドエリアネットワーク標準規格によって記述されるシステムを含む他の適切なシステムを用いるシステムに適用することができる。用いられる実際の電気通信標準規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信標準規格は、特定の適用例とシステムに課される全体的な設計制約とによって決まる。

本開示内で、「例示的」という言葉は、「例、事例、または例示としての役割を果たすこと」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明した任意の実装形態または態様は、必ずしも本開示の他の態様よりも好ましいか、または有利であると解釈されるべきではない。同様に、「態様」という用語は、本開示のすべての態様が、論じた特徴、利点、または動作モードを含むことを要求しない。「結合された」という用語は、本明細書において、2つの物体間の直接的または間接的な結合を指すために使用される。たとえば、物体Aが物体Bに物理的に接触し、物体Bが物体Cに接触する場合、物体Aと物体Cとは、互いに物理的に直接接触していない場合でも、それでも互いに結合されていると見なすことができる。たとえば、第1のダイがパッケージ内の第2のダイに物理的に直接接触していなくても、第1のダイは、第2のダイに結合される場合がある。「回路(circuit)」および「回路(circuitry)」という用語は広範に使用され、電子回路のタイプに関して制限することなく、接続および構成されるときに本開示で説明した機能を実行できるようにする電気デバイスおよび導体のハードウェア実装形態、ならびにプロセッサによって実行されるときに本開示で説明した機能を実行できるようにする情報および命令のソフトウェア実装形態の両方を含むことを意図している。

図9〜図11に示した構成要素、ステップ、特徴、および/または機能のうちの1つまたは複数は、単一の構成要素、ステップ、特徴、または機能として再構成され、および/または組み合わされ、あるいはいくつかの構成要素、ステップ、または機能で実施され得る。本明細書で開示した新規の特徴から逸脱することなく、追加の要素、構成要素、ステップ、および/または機能も追加され得る。図1〜図8に示した装置、デバイス、および/または構成要素は、本明細書で説明した方法、特徴、またはステップのうちの1つまたは複数を実行するように構成することができる。また、本明細書で説明した新規のアルゴリズムは、ソフトウェアで効率的に実装される場合があり、および/またはハードウェアに埋め込まれる場合がある。

開示される方法内のステップの特定の順序または階層が、例示的なプロセスの例示であることを理解されたい。設計の選好に基づいて、方法内のステップの具体的な順序または階層が再構成され得ることを理解されたい。添付の方法請求項は、サンプルの順序において様々なステップの要素を提示し、その中で特に列挙されない限り、提示される特定の順序または階層に限定されることは意図されていない。

上記の説明は、本明細書で説明した種々の態様を任意の当業者が実践することを可能にするために提供される。これらの態様に対する種々の変更は、当業者には容易に明らかになり、本明細書で規定される一般原理は、他の態様に適用することもできる。したがって、特許請求の範囲は本明細書において示される態様に限定されるものではなく、特許請求の範囲の文言と一致する最大限の範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、「唯一の」と明記されていない限り、「唯一の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味することを意図している。別段に明記されていない限り、「いくつか(some)」という用語は、1つまたは複数を指す。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」に言及する句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、aおよびb、aおよびc、bおよびc、ならびにa、b、およびcを包含するものとする。当業者に周知であり、または後に当業者に知られることになる、本開示全体にわたって説明した種々の態様の要素に対するすべての構造的および機能的均等物が、参照によって本明細書に明白に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されるものとする。さらに、本明細書で開示したものは、そのような開示が特許請求の範囲において明示的に列挙されているか否かにかかわらず、公に供されることは意図していない。請求項のいかなる要素も、「のための手段」という句を使用して要素が明示的に列挙されていない限り、または方法クレームの場合、「のためのステップ」という句を使用して要素が列挙されていない限り、米国特許法第112条(f)項の規定の下で解釈されるべきではない。

102 クライアントデバイス
103 アクセスリンク
104 加入者デバイス(代理アクセスポイント)
105 バックホールリンク
106 ネットワークノード、基地局
108 オペレータネットワーク
142 バックホールインターフェース
144 アクセスインターフェース
202 クライアントデバイス
204 直接的ブローカー、代理アクセスポイント
205 バックホールリンク
208 オペレータネットワーク
302 クライアントデバイス
303 アクセスリンク
304 接近加入者デバイス、加入者デバイス、潜在的な代理アクセスポイント、直接的ブローカー、ブローカー、代理アクセスポイント、加入者デバイス
305 バックホールリンク
305b バックホールリンク
306b 基地局
308 オペレータネットワーク
308b オペレータネットワーク
310 間接的ブローカー、ブローカー
400 発見フレーム
402 MACレイヤプロトコルデータユニット(PDU)
404 24ビット巡回冗長検査(CRC)
422 8ビットメッセージタイプフィールド
423 184ビットProSeアプリケーションコードフィールド
424 32ビットメッセージ完全性検査(MIC)フィールド
425 4ビット予約済みフィールド
426 4ビット時間校正フィールド
500 発見フレーム
502 サービスIDフィールド
504 サービス情報長さフィールド
506 サービス情報フィールド
600 発見フレーム
602 ペイロードフィールド
604 広告情報フィールド
702 クライアントデバイス
704 加入者デバイス
706 オペレータネットワーク
708 価格およびサービス情報
710 発見パケット
712 折衝パケット
714 音声および/またはデータサービスパケット
801 バス
802 デバイス
804 プロセッサ
805 メモリ
806 コンピュータ可読媒体
808 バスインターフェース
810 バックホールインターフェーストランシーバ、トランシーバ
811 アクセスインターフェーストランシーバ、トランシーバ
812 ユーザインターフェース
814 処理システム
820 接続マネージャ
822 発見コントローラ
824 折衝コントローラ
826 支払いコントローラ
828 チャネル特性コントローラ
830 モビリティコントローラ
832 セキュリティコントローラ
834 認証コントローラ
836 接続性コントローラ
838 ネットワーク選択コントローラ
840 接続マネージャソフトウェア
842 発見ソフトウェア
844 折衝ソフトウェア
846 支払いソフトウェア
848 チャネル特性ソフトウェア
850 モビリティソフトウェア
852 セキュリティソフトウェア
854 認証ソフトウェア
856 接続性ソフトウェア
858 ネットワーク選択ソフトウェア
900 プロセス
1000 プロセス
1100 プロセス

Claims (33)

1. ワイヤレス通信デバイスであって、
   1つまたは複数の近接デバイスと通信するように構成されたアクセスインターフェーストランシーバと、
   第1のネットワークと通信するように構成されたバックホールインターフェーストランシーバと、
   プロセッサとを含み、前記プロセッサが、
   前記アクセスインターフェーストランシーバまたは前記バックホールインターフェーストランシーバを利用して1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信することであって、前記通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を含む1つまたは複数のデータパケットを含む、受信することと、
   前記ワイヤレス通信デバイスが、前記アクセスインターフェースを介して前記1つまたは複数の近接デバイスと通信し、前記第1のネットワークに対する代理アクセスポイントとして働くことによって、前記バックホールインターフェースを介した前記第1のネットワークに対するアクセスを前記1つまたは複数の近接デバイスと共有するように構成される動作状態に前記ワイヤレス通信デバイスを置くことを決定することと
   を行うように構成される
   ワイヤレス通信デバイス。
2. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、
   前記1つまたは複数の近接デバイスが前記第1のネットワークにアクセスするための価格を指示する情報と、
   前記価格に対応するサービス品質(QoS)を指示する情報と
   を含む、請求項1に記載のワイヤレス通信デバイス。
3. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、前記ネットワークに対する前記代理アクセスポイントとして働く見返りとしての、前記ワイヤレス通信デバイスに対する補償を指示する情報を含む、請求項1に記載のワイヤレス通信デバイス。
4. 前記バックホールインターフェーストランシーバが、第2のネットワークと通信するようにさらに構成され、
   前記プロセッサが、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークの各々に対応する価格および/またはサービス品質(QoS)に従って、前記第1のネットワークまたは前記第2のネットワークのうちどのネットワークが利用されるべきかを決定するために前記1つまたは複数の近接デバイスと折衝するようにさらに構成される、請求項1に記載のワイヤレス通信デバイス。
5. ワイヤレス通信デバイスであって、
   代理アクセスポイントと通信するように構成されたアクセスインターフェーストランシーバと、
   プロセッサとを含み、前記プロセッサが、
   前記アクセスインターフェーストランシーバを利用して1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信することであって、前記通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する方法を含む1つまたは複数のデータパケットを含む、受信することと、
   前記ワイヤレス通信デバイスが前記アクセスインターフェーストランシーバを利用して、第1のネットワークのためのアクセスポイントとして働く前記代理アクセスポイントと通信することによって、前記第1のネットワークにアクセスするように構成される動作状態に前記ワイヤレス通信デバイスを置くことを決定することと
   を行うように構成される
   ワイヤレス通信デバイス。
6. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、
   前記ワイヤレス通信デバイスが前記第1のネットワークにアクセスするための第1の価格を指示する情報と、
   前記第1の価格に対応する第1サービス品質(QoS)を指示する情報と
   を含む、請求項5に記載のワイヤレス通信デバイス。
7. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、
   前記ワイヤレス通信デバイスが第2のネットワークにアクセスするための第2の価格を指示する情報と、
   前記第2の価格に対応する第2のサービス品質(QoS)を指示する情報と
   をさらに含む、請求項6に記載のワイヤレス通信デバイス。
8. 前記プロセッサが、前記第1および第2の価格と前記第1および第2のQoSとに基づいて、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークから選択するようにさらに構成される、請求項7に記載のワイヤレス通信デバイス。
9. ネットワークノードであって、
   1つまたは複数の近接アクセスポイントと通信するように構成されたバックホールインターフェーストランシーバと、
   プロセッサとを含み、前記プロセッサが、
   前記バックホールインターフェーストランシーバを利用して1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信することであって、前記通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を含む1つまたは複数のデータパケットを含む、受信することと、
   前記ネットワークノードが、ネットワークのためのアクセスポイントとして働く前記1つまたは複数の代理アクセスポイントと通信することによって、前記ネットワークに対するアクセスを1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスに提供するように構成される動作状態に前記ネットワークノードを置くことを決定することと
   を行うように構成される
   ネットワークノード。
10. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、
    前記ワイヤレス通信デバイスが前記ネットワークにアクセスするための価格を指示する情報と、
    前記価格に対応するサービス品質(QoS)を指示する情報と、
    前記1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスが前記ネットワークのための代理アクセスポイントとして働く見返りとしての、前記1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスに対する補償を指示する情報と
    を含む、請求項9に記載のネットワークノード。
11. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、前記1つまたは複数の代理アクセスポイントが前記ネットワークに対する前記アクセスポイントとして働く見返りとしての、前記1つまたは複数の代理アクセスポイントに対する補償を指示する情報を含む、請求項9に記載のネットワークノード。
12. ワイヤレス通信デバイスにおいて動作可能なワイヤレス通信の方法であって、
    アクセスリンクまたはバックホールリンクを介して1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信するステップであって、前記通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を含む1つまたは複数のデータパケットを含む、受信するステップと、
    前記アクセスリンクを介して1つまたは複数の近接デバイスと通信し、第1のネットワークに対する代理アクセスポイントとして働くことによって、前記バックホールリンクを介した前記第1のネットワークに対するアクセスを前記1つまたは複数の近接デバイスと共有するための動作状態に入るステップと
    を含む、方法。
13. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、
    前記1つまたは複数の近接デバイスが前記第1のネットワークにアクセスするための価格を指示する情報と、
    前記価格に対応するサービス品質(QoS)を指示する情報と
    を含む、請求項12に記載の方法。
14. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、前記ネットワークに対する前記代理アクセスポイントとして働く見返りとしての、前記ワイヤレス通信デバイスに対する補償を指示する情報を含む、請求項12に記載の方法。
15. 第1のネットワークおよび第2のネットワークの各々に対応する価格および/またはサービス品質(QoS)に従って、アクセスを前記共有するために前記第1のネットワークまたは前記第2のネットワークのうちどのネットワークが利用されるべきかを決定するために前記1つまたは複数の近接デバイスと折衝するステップ
    をさらに含む、請求項12に記載の方法。
16. ワイヤレス通信デバイスにおいて動作可能なワイヤレス通信の方法であって、
    アクセスリンクを介して代理アクセスポイントから1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信するステップであって、前記通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を含む1つまたは複数のデータパケットを含む、受信するステップと、
    前記ワイヤレス通信デバイスが、前記アクセスリンクを利用して、第1のネットワークのためのアクセスポイントとして働く前記代理アクセスポイントと通信することによって、前記第1のネットワークにアクセスするように構成される動作状態に入るステップと
    を含む、方法。
17. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、
    前記ワイヤレス通信デバイスが前記第1のネットワークにアクセスするための第1の価格を指示する情報と、
    前記第1の価格に対応する第1サービス品質(QoS)を指示する情報と
    を含む、請求項16に記載の方法。
18. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、
    前記ワイヤレス通信デバイスが第2のネットワークにアクセスするための第2の価格を指示する情報と、
    前記第2の価格に対応する第2のサービス品質(QoS)を指示する情報と
    を含む、請求項17に記載の方法。
19. 前記第1および第2の価格と、前記第1および第2のQoSとに基づいて、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークから選択するステップ
    をさらに含む、請求項18に記載の方法。
20. ワイヤレス通信の方法であって、
    バックホールリンクを介して1つまたは複数の代理アクセスポイントから1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信するステップであって、前記通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を含む1つまたは複数のデータパケットを含む、受信するステップと、
    前記バックホールリンクを介して、ネットワークのためのアクセスポイントとして働く前記1つまたは複数の代理アクセスポイントと通信することによって、前記ネットワークに対するアクセスを1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスに提供するための動作状態に入るステップと
    を含む、方法。
21. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、
    前記ワイヤレス通信デバイスが前記ネットワークにアクセスするための価格を指示する情報と、
    前記価格に対応するサービス品質(QoS)を指示する情報と、
    前記1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスが前記ネットワークのための代理アクセスポイントとして働く見返りとしての、前記1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスに対する補償を指示する情報と
    を含む、請求項20に記載の方法。
22. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、前記1つまたは複数の代理アクセスポイントが前記ネットワークに対する前記アクセスポイントとして働く見返りとしての、前記1つまたは複数の代理アクセスポイントに対する補償を指示する情報を含む、請求項20に記載の方法。
23. コンピュータ実行可能コードを記憶しているコンピュータ可読媒体であって、
    ワイヤレス通信デバイスに、アクセスリンクまたはバックホールリンクを介して1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信させるための命令であって、前記通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を含む1つまたは複数のデータパケットを含む、受信させるための命令と、
    前記ワイヤレス通信デバイスに、前記アクセスリンクを介して1つまたは複数の近接デバイスと通信し、第1のネットワークに対する代理アクセスポイントとして働くことによって、前記バックホールリンクを介した前記第1のネットワークに対するアクセスを前記1つまたは複数の近接デバイスと共有するための動作状態に入らせるための命令と
    を備える、コンピュータ可読媒体。
24. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、
    前記1つまたは複数の近接デバイスが前記第1のネットワークにアクセスするための価格を指示する情報と、
    前記価格に対応するサービス品質(QoS)を指示する情報と
    を含む、請求項23に記載のコンピュータ可読媒体。
25. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、前記ネットワークに対する前記代理アクセスポイントとして働く見返りとしての、前記ワイヤレス通信デバイスに対する補償を指示する情報を含む、請求項23に記載のコンピュータ可読媒体。
26. 前記ワイヤレス通信デバイスに、第1のネットワークおよび第2のネットワークの各々に対応する価格および/またはサービス品質(QoS)に従って、アクセスを前記共有するために前記第1のネットワークまたは前記第2のネットワークのうちどのネットワークが利用されるべきかを決定するために前記1つまたは複数の近接デバイスと折衝させるための命令
    をさらに含む、請求項23に記載のコンピュータ可読媒体。
27. コンピュータ実行可能コードを記憶しているコンピュータ可読媒体であって、
    ワイヤレス通信デバイスに、アクセスリンクを介して代理アクセスポイントから1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信させるための命令であって、前記通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を含む1つまたは複数のデータパケットを含む、受信させるための命令と、
    前記ワイヤレス通信デバイスに、前記ワイヤレス通信デバイスが、前記アクセスリンクを利用して、第1のネットワークのためのアクセスポイントとして働く前記代理アクセスポイントと通信することによって、前記第1のネットワークにアクセスするように構成される動作状態に入らせるための命令と
    を備える、コンピュータ可読媒体。
28. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、
    前記ワイヤレス通信デバイスが前記第1のネットワークにアクセスするための第1の価格を指示する情報と、
    前記第1の価格に対応する第1サービス品質(QoS)を指示する情報と
    を含む、請求項27に記載のコンピュータ可読媒体。
29. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、
    前記ワイヤレス通信デバイスが第2のネットワークにアクセスするための第2の価格を指示する情報と、
    前記第2の価格に対応する第2のサービス品質(QoS)を指示する情報と
    を含む、請求項28に記載のコンピュータ可読媒体。
30. 前記ワイヤレス通信デバイスに、前記第1および第2の価格と、前記第1および第2のQoSとに基づいて、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークから選択させるための命令
    をさらに備える、請求項29に記載のコンピュータ可読媒体。
31. コンピュータ実行可能コードを記憶しているコンピュータ可読媒体であって、
    ワイヤレス通信デバイスに、バックホールリンクを介して1つまたは複数の代理アクセスポイントから1つまたは複数のワイヤレス通信信号を受信させるための命令であって、前記通信信号が、1つまたは複数の歩留り管理構成を指示する情報を含む1つまたは複数のデータパケットを含む、受信させるための命令と、
    前記ワイヤレス通信デバイスに、前記バックホールリンクを介して、ネットワークのためのアクセスポイントとして働く前記1つまたは複数の代理アクセスポイントと通信することによって、前記ネットワークに対するアクセスを1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスに提供するための動作状態に入らせるための命令と
    を含む、コンピュータ可読媒体。
32. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、
    前記ワイヤレス通信デバイスが前記ネットワークにアクセスするための価格を指示する情報と、
    前記価格に対応するサービス品質(QoS)を指示する情報と、
    前記1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスが前記ネットワークのための代理アクセスポイントとして働く見返りとしての、前記1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスに対する補償を指示する情報と
    を含む、請求項31に記載のコンピュータ可読媒体。
33. 前記通信信号の前記1つまたは複数のデータパケットが、前記1つまたは複数の代理アクセスポイントが前記ネットワークに対する前記アクセスポイントとして働く見返りとしての、前記1つまたは複数の代理アクセスポイントに対する補償を指示する情報を含む、請求項31に記載のコンピュータ可読媒体。

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