[0006]接続モード拡張間欠受信(eDRX)のためのシステム、方法、および装置が説明される。ワイヤレスデバイスは、エネルギー効率を高め、バッテリー寿命を延ばすために、eDRXで動作し得る。ワイヤレスシステムは、eDRX動作をサポートし、ネットワーク同時性および適合性を維持するためにさらなる制御シグナリングおよび技法を利用し得る。たとえば、いくつかの場合には、異なるフレームサイクル中で生じるシステムフレーム番号(SFN:system frame number)間で区別するために、SFN拡張がシグナリングされ得る。制御シグナリングは、ブロードキャストで、または専用シグナリングを介して、eDRXデバイスに送られ得る。いくつかの例では、eDRXデバイスは、eDRX動作に鑑みて無線リンク障害(RLF:radio link failure)条件を識別し、それに反応するために、無線リンク監視(RLM:radio link monitoring)測定のためのスケジューリングを調整し得る。
[0007]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、基地局とのRRC接続を確立することによって接続モードに入ることと、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間を備える接続モード拡張DRX設定(connected mode extended DRX configuration)を決定することと、接続モード拡張DRX設定に少なくとも部分的に基づく低電力期間について接続モードにある間、少なくとも1つの無線コンポーネントを非アクティブにすることと、接続モード拡張DRX設定に少なくとも部分的に基づく低電力期間の後に少なくとも1つの無線コンポーネントをアクティブにすることとを含み得る。
[0008]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、基地局とのRRC接続を確立することによって接続モードに入るための手段と、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間を備える接続モード拡張DRX設定を決定するための手段と、接続モード拡張DRX設定に少なくとも部分的に基づく低電力期間について接続モードにある間、少なくとも1つの無線コンポーネントを非アクティブにするための手段と、接続モード拡張DRX設定に少なくとも部分的に基づく低電力期間の後に少なくとも1つの無線コンポーネントをアクティブにするための手段とを含み得る。
[0009]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶され、プロセッサによって実行されたとき、本装置に、基地局とのRRC接続を確立することによって接続モードに入ることと、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間を備える接続モード拡張DRX設定を決定することと、接続モード拡張DRX設定に少なくとも部分的に基づく低電力期間について接続モードにある間、少なくとも1つの無線コンポーネントを非アクティブにすることと、接続モード拡張DRX設定に少なくとも部分的に基づく低電力期間の後に少なくとも1つの無線コンポーネントをアクティブにすることとを行わせるように動作可能である命令とを含み得る。
[0010]ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、基地局とのRRC接続を確立することによって接続モードに入ることと、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間を備える接続モード拡張DRX設定を決定することと、接続モード拡張DRX設定に少なくとも部分的に基づく低電力期間について接続モードにある間、少なくとも1つの無線コンポーネントを非アクティブにすることと、接続モード拡張DRX設定に少なくとも部分的に基づく低電力期間の後に少なくとも1つの無線コンポーネントをアクティブにすることとを行うために実行可能な命令を含み得る。
[0011]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、ハイパーSFNの指示を受信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、ハイパーSFNは、フルSFNサイクルに等しいかまたはそれよりも大きい時間期間を示す。追加または代替として、いくつかの例では、指示は専用信号を含む。
[0012]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、指示はブロードキャスト信号を含む。追加または代替として、いくつかの例は、拡張DRX非アクティビティタイマーを開始することと、拡張DRX非アクティビティタイマーが満了したと決定することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得、少なくとも1つの無線コンポーネントを非アクティブにすることは、拡張DRXタイマーの満了に少なくとも部分的に基づき得る。
[0013]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、拡張DRX非アクティビティタイマーはデフォルトDRX非アクティビティタイマーと同時に開始され、拡張DRX非アクティビティタイマーの期間はデフォルトDRX非アクティビティタイマーの期間よりも長い。追加または代替として、いくつかの例は、デフォルトDRXタイマーが満了したと決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得、拡張DRX非アクティビティタイマーは、デフォルトDRXタイマーが満了したという決定に少なくとも部分的に基づいて開始され得る。
[0014]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、少なくとも1つの無線コンポーネントをアクティブにすることに少なくとも部分的に基づいてRRC接続を使用して通信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。追加または代替として、いくつかの例では、フルSFNサイクルは1024個のフレームの期間を備え、ここで、各フレームは10ms期間を備える。
[0015]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、システム情報が変化したという指示を受信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。追加または代替として、いくつかの例では、指示は、拡張DRXのために設定されたUEのグループに関連付けられる。
[0016]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、少なくとも1つの無線コンポーネントをアクティブにすることの後にスケジューリング要求(SR:scheduling request)メッセージまたはランダムアクセスチャネル(RACH:random access channel)メッセージを送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、指示は、SRメッセージまたはRACHメッセージに少なくとも部分的に基づいて受信され得る。追加または代替として、いくつかの例では、指示は、マシンタイプ通信(MTC:machine type communication)固有システム情報ブロック(SIB:system information block)中のフィールドを含む。
[0017]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、指示はSIB1中のフィールドを備える。追加または代替として、いくつかの例では、拡張DRX設定はシステム情報修正期間に関連付けられる。
[0018]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、拡張DRX設定に関連付けられた無線リンク監視(RLM)評価期間を決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。追加または代替として、いくつかの例は、RLM評価期間に少なくとも部分的に基づいて、拡張DRX設定に関連付けられたオン持続時間中にある数のRLM測定を実施するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0019]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、RLM測定値がしきい値よりも小さいと決定することと、決定に少なくとも部分的に基づいて追加のRLM測定を実施することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。追加または代替として、いくつかの例は、RLM測定に少なくとも部分的に基づいて同期外れ条件(out-of-sync condition)を識別することと、同期外れ条件を識別することの後に次のRLM評価期間に関連付けられた第2の数のRLM測定を実施することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0020]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、拡張DRX能力、拡張DRX選好、またはその両方を含む拡張DRXメッセージを送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、拡張DRX設定は、拡張DRXメッセージに少なくとも部分的に基づき得る。追加または代替として、いくつかの例では、拡張DRX設定は、媒体アクセス制御(MAC)再スケジューリング期間に少なくとも部分的に基づくオン持続時間を備える。
[0021]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスのための否定応答(NACK)を送信することと、再送信タイマーを開始することと、HARQプロセスに関連付けられた再送信を受信することより前に再送信タイマーが満了したと決定することと、決定に少なくとも部分的に基づいて再送信要求を送信することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。追加または代替として、いくつかの例は、低電力期間中にMOデータが送信のために利用可能であると決定することと、決定の後に低電力期間の残りの部分の間SRを送信するのを控えることと、少なくとも1つの無線コンポーネントをアクティブにすることの後にMOデータについてのSRを送信することとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0022]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、拡張DRX設定に少なくとも部分的に基づいてSR報告設定を識別するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0023]ワイヤレス通信のさらなる方法が説明される。本方法は、ワイヤレスデバイスとのRRC接続を確立することと、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間とオン持続時間とを含む接続モード拡張DRXのためにワイヤレスデバイスを設定することと、低電力期間中にデバイスとのRRC接続を維持することと、オン持続時間中にRRC接続を使用して低電力期間の後にワイヤレスデバイスと通信することとを含み得る。
[0024]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、ワイヤレスデバイスとのRRC接続を確立するための手段と、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間とオン持続時間とを含む接続モード拡張DRXのためにワイヤレスデバイスを設定するための手段と、低電力期間中にデバイスとのRRC接続を維持するための手段と、オン持続時間中にRRC接続を使用して低電力期間の後にワイヤレスデバイスと通信するための手段とを含み得る。
[0025]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶され、プロセッサによって実行されたとき、本装置に、ワイヤレスデバイスとのRRC接続を確立することと、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間とオン持続時間とを含む接続モード拡張DRXのためにワイヤレスデバイスを設定することと、低電力期間中にデバイスとのRRC接続を維持することと、オン持続時間中にRRC接続を使用して低電力期間の後にワイヤレスデバイスと通信することとを行わせるように動作可能である命令とを含み得る。
[0026]ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、ワイヤレスデバイスとのRRC接続を確立することと、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間とオン持続時間とを含む接続モード拡張DRXのためにワイヤレスデバイスを設定することと、低電力期間中にデバイスとのRRC接続を維持することと、オン持続時間中にRRC接続を使用して低電力期間の後にワイヤレスデバイスと通信することとを行うために実行可能な命令を含み得る。
[0027]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、ハイパーSFNの指示を送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、ハイパーSFNは、フルSFNサイクルに等しいかまたはそれよりも大きい時間期間を示す。追加または代替として、いくつかの例では、指示は専用信号を備える。
[0028]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、指示はブロードキャスト信号を備える。追加または代替として、いくつかの例では、フルSFNサイクルは1024個のフレームの期間を含み、各フレームは10ms期間を有し得る。
[0029]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、システム情報が変化したという指示を送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。追加または代替として、いくつかの例では、指示は、拡張DRXのために設定されたUEのグループに関連付けられる。
[0030]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、オン持続時間中にSRメッセージまたはRACHメッセージを受信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、指示は、SRメッセージまたはRACHメッセージに少なくとも部分的に基づいて送信され得る。追加または代替として、いくつかの例では、指示はMTC固有SIB中のフィールドを含む。
[0031]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、指示はSIB1中のフィールドを備える。追加または代替として、いくつかの例は、ワイヤレスデバイスが接続モード拡張DRX設定のために設定されたという指示をコアネットワーク要素に送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0032]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、コアネットワーク要素に接続モード拡張DRX設定のための終了指示を送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。追加または代替として、いくつかの例は、コアネットワーク要素から接続モード拡張DRX設定のための終了コマンドを受信するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0033]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、eDRXに少なくとも部分的に基づいてSIB修正期間を拡張するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。追加または代替として、いくつかの例では、拡張DRX設定はシステム情報修正期間に関連付けられる。
[0034]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、拡張DRX設定に関連付けられたRLM評価期間を決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。追加または代替として、いくつかの例は、拡張DRX能力、拡張DRX選好、またはその両方を含み得る拡張DRXメッセージを受信するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、拡張DRX設定は、拡張DRXメッセージに少なくとも部分的に基づき得る。
[0035]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、コアネットワーク要素に拡張DRX能力、拡張DRX選好、またはその両方を通知するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。追加または代替として、いくつかの例では、拡張DRX設定は、MAC再スケジューリング期間に少なくとも部分的に基づくオン持続時間を含む。
[0036]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、ワイヤレスデバイスのHARQ再送信タイマーに関連付けられた再送信要求を受信することと、再送信要求に少なくとも部分的に基づいてHARQプロセスのための再送信を送ることとを行うためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。追加または代替として、いくつかの例は、拡張DRX設定に少なくとも部分的に基づいてSR報告設定を確立するためのプロセス、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0037]開示される概念および具体例は、本開示の同じ目的を実行するための他の構造を変更または設計するための基礎として容易に利用され得る。そのような等価な構成は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示される概念の特性、それらの編成と動作方法の両方は、関連する利点とともに、添付の図に関連して以下の説明を検討するとより良く理解されよう。図の各々は、例示および説明のみの目的で提供され、特許請求の範囲の限界を定めるものではない。
[0038]本開示の性質および利点のさらなる理解は、以下の図面を参照して実現され得る。添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素の間で区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれか1つに適用可能である。
[0057]ワイヤレスシステムは、デバイスがエネルギーを節約するために所定の間隔においてダウンリンクチャネルを監視する間欠受信(DRX)モードを使用し得る。システム内のデバイスは、アイドルモードまたは接続DRXモードで動作し得る。いくつかのデバイスは、デバイスがその動作中に、接続モードにありながら、ある期間の間スリープし得る、接続モード拡張DRX(eDRX)動作を採用し得、それはフレームサイクルよりも長く延びる。いくつかの場合には、ワイヤレスシステムは、eDRXモードを設定およびサポートするためにさらなるシグナリングおよび制御パラメータを使用し得る。ワイヤレスシステムはまた、eDRXモードをサポートし、システム内の同時性を維持するためにいくつかの制御技法を採用し得る。
[0058]以下の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、説明される要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な例は、適宜に様々なプロシージャまたはコンポーネントを省略、置換、または追加し得る。たとえば、説明される方法は、説明される順序とは異なる順序で実行され得、様々なステップが追加、省略、または組み合わせられ得る。また、いくつかの例に関して説明される特徴は、他の例において組み合わせられ得る。
[0059]図1は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張間欠受信(DRX)をサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス許可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを与え得る。基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を通して、コアネットワーク130とインターフェースする。基地局105は、UE115との通信のための無線設定およびスケジューリングを実行し得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。様々な例では、基地局105は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134(たとえば、X1など)を介して互いと直接または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を通して)通信し得る。
[0060]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。基地局105の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得る。いくつかの例では、基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局105のための地理的カバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る(図示せず)。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロ基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。異なる技術のための重複する地理的カバレージエリア110があり得る。
[0061]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100はロングタームエボリューション(LTE)/LTEアドバンスト(LTE−A)ネットワークである。LTE/LTE−Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は、概して、基地局105を記述するために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレージを与える、異種LTE/LTE−Aネットワークであり得る。たとえば、各eNBまたは基地局105は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレージを与え得る。「セル」という用語は、コンテキストに応じて、基地局、基地局に関連付けられたキャリアまたはコンポーネントキャリア、あるいはキャリアまたは基地局のカバレージエリア(たとえば、セクタなど)を表すために使用され得る3GPP(登録商標)用語である。
[0062]マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、同じまたは異なる(たとえば、認可、無認可などの)周波数帯域内でマクロセルとして動作し得る低電力基地局である。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。また、フェムトセルは、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE115(たとえば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)中のUE115、自宅内のユーザのためのUE115など)による制限付きアクセスを与え得る。マクロセルのためのeNBはマクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートし得る。
[0063]ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、基地局105は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
[0064]様々な開示される例のうちのいくつかに適応し得る通信ネットワークは、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得、ユーザプレーン中のデータはIPに基づき得る。無線リンク制御(RLC:radio link control)レイヤが、論理チャネル上で通信するために、パケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤが、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するためにMACレイヤにおいて再送信を行うためにハイブリッド自動再送要求(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤが、UE115と基地局105との間のRRC接続の確立、設定、および維持管理を提供し得る。RRCプロトコルレイヤはまた、ユーザプレーンデータのための無線ベアラのコアネットワーク130サポートのために使用され得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
[0065]UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各UE115は固定または移動であり得る。UE115は、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語を含むか、またはそのように当業者によって呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UEは、マクロeNB、スモールセルeNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。UE115のうちのいくつかは、DRX、C−DRX、またはeDRX動作をサポートし得、いくつかのUE115は3つすべて(すなわち、DRXとC−DRXとeDRXと)をサポートする。
[0066]DRXモードで動作するUE115は、DRXオン持続時間とDRXオフ持続時間の両方を含み得るDRXサイクルに従って動作し得る。DRXオン持続時間は、受信するためにUE115によって利用される無線コンポーネントのすべてまたは大部分がその間アクティブにされる(たとえば、電源投入される)時間期間として定義され得る。いくつかの場合には、DRXオン持続時間またはDRXオンサイクルは、UE115がその間「起動している(awake)」期間または時間と呼ばれる。したがって、いくつかの場合には、DRXオフ持続時間からDRXオン持続時間に遷移するUE115は、「起動する(wake up)」と言われる。同様に、DRXオフ持続時間は、受信するためにUE115によって利用される無線コンポーネントのすべてまたは大部分がその間に非アクティブにされる(たとえば、電源切断される)時間期間として定義され得る。いくつかの場合には、DRXオフ持続時間またはDRXオフサイクルは、UE115がその間「眠っている(asleep)」期間または時間と呼ばれる。したがって、いくつかの場合には、DRXオン持続時間からDRXオフ持続時間に遷移するUE115は、「スリープする(go to sleep)」と言われる。DRXオン持続時間とDRXオフ持続時間とはDRXサイクルを構成し得る。接続DRXモード(または接続モードDRX)では、UE115は、ある所定の間隔の間UE115のいくつかのコンポーネントを電源切断する一方、基地局105とのRRC接続を維持(たとえば、RRC CONNECTEDモードで動作)し得る。
[0067]いくつかの例では、eDRXは、拡張C−DRXサイクルを与えるために使用され得る。したがって、eDRXは、C−DRXモードに優るさらなるバッテリー節約を提供し得る。その上、アイドルモードに遷移するのではなく、RRC接続を維持することは、UE115のアイドルと接続との遷移の数を制限し得、アイドルDRXモード動作に優るバッテリー節約をも提供し得る。
[0068]いくつかのタイプのワイヤレスデバイスは、自動化された通信を提供し得る。自動化されたワイヤレスデバイスは、マシンツーマシン(M2M)通信またはマシンタイプ通信(MTC)を実装するものを含み得る。M2Mまたはマシンタイプ通信(MTC)は、デバイスが人間の介入なしに互いにまたは基地局と通信することを可能にするデータ通信技術を指すことがある。たとえば、M2MまたはMTCは、情報を測定またはキャプチャするためにセンサーまたはメーターを組み込み、情報を活用することができる中央サーバまたはアプリケーションプログラムにその情報を中継するか、あるいはプログラムまたはアプリケーションと対話する人間に情報を提示する、デバイスからの通信を指すことがある。いくつかのUE115は、情報を収集する、または機械の自動化された挙動を可能にするように設計されたものなどの、MTCデバイスであり得る。MTCデバイスのための適用例の例としては、スマートメータリング、インベントリ監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理およびトラッキング、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネスの課金がある。MTCデバイスは、低減されたピークレートにおいて半二重(一方向)通信を使用して動作し得る。MTCデバイスはまた、アクティブ通信に参加していないとき、電力節約「ディープスリープ」モードに入るように構成され得る。追加または代替として、MTCデバイスは、eDRXを採用し得る。
[0069]基地局105はS1インターフェースによってコアネットワーク130に接続され得る。コアネットワークは、モビリティ管理エンティティ(MME:mobility management entity)とサービングゲートウェイ(S−GW:serving gateway)とPDNゲートウェイ(P−GW:PDN gateway)とを含み得る発展型パケットコア(EPC:evolved packet core)であり得る。MMEは、UE115と発展型パケットコア(EPC)との間のシグナリングを処理する制御ノードであり得る。すべてのユーザIPパケットはS−GWを介して転送され得、S−GW自体はP−GWに接続され得る。P−GWはIPアドレス割振りならびに他の機能を与え得る。P−GWは、ネットワーク事業者のIPサービスに接続され得る。事業者のIPサービスは、インターネットと、イントラネットと、IPマルチメディアシステム(IMS:IP Multimedia System)と、パケット交換(PS:Packet-Switched)ストリーミングサービス(PSS:PS Streaming Service)とを含み得る。
[0070]MMEは、制御情報をUE115と交換するためのキーネットワークノードであり得る。たとえば、MMEは、ネットワーク接続アクティブ化/非アクティブ化プロセスに関与し得、ホーム加入者サーバ(HSS)と協調してユーザを認証することにも関与し得る。通信セッションの確立のために、およびUE115が移動するときにUE115との連続通信を維持するために使用され得る非アクセス層(NAS:Non Access Stratum)シグナリングがMMEにおいて開始またはダイレクトされ得る。MMEはまた、UE115に一時的識別情報を割り振り得る。たとえば、MMEは、MMEのための識別情報ならびにUE115のための一時的識別情報を含むグローバル一意一時的識別情報(GUTI:globally unique temporary identity)をUE115に割り振り得る。GUTIは、永続的識別情報、たとえば、国際モバイル加入者識別情報(IMSI)がネットワーク内でそれを用いて送信される周波数を最小限に抑え得る。MMEはまた、UE115がサービスプロバイダのパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)にキャンプオンすることを許可されるかどうかを確認し得、UE115のための接続プロシージャなど、非アクセス層(NAS)シグナリングのためのセキュリティキーを管理し得、セキュリティキー管理を扱う。いくつかの例では、基地局105は、MMEにDRX能力またはステータス、あるいはその両方をシグナリングし得る。
[0071]ワイヤレス通信システム100に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク(UL)送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。各通信リンク125は1つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、上記で説明された様々な無線技術に従って変調された複数のサブキャリア(たとえば、異なる周波数の波形信号)からなる信号であり得る。各被変調信号は、異なるサブキャリア上で送られ得、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、ユーザデータなどを搬送し得る。通信リンク125は、周波数分割複信(FDD:frequency division duplex)動作を使用して(たとえば、対スペクトルリソースを使用して)または時分割複信(TDD:time division duplex)動作を使用して(たとえば、不対スペクトルリソースを使用して)双方向通信を送信し得る。FDD(たとえば、フレーム構造タイプ1)およびTDD(たとえば、フレーム構造タイプ2)のためのフレーム構造が定義され得る。
[0072]ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上での動作、すなわち、キャリアアグリゲーション(CA:carrier aggregation)またはマルチキャリア動作と呼ばれることがある特徴をサポートし得る。キャリアは、コンポーネントキャリア(CC)、レイヤ、チャネルなどと呼ばれることもある。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本明細書では互換的に使用されることがある。UE115は、キャリアアグリゲーションのために、複数のダウンリンクCCと1つまたは複数のアップリンクCCとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
[0073]初期セル同期を完了した後に、UE115は、ネットワークにアクセスすることより前に、マスタ情報ブロック(MIB:master information block)とシステム情報ブロック(SIB)1とSIB2とを復号し得る。MIBは、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)上で送信され得、各無線フレームの第1のサブフレームの第2のスロットの第1の4つの直交周波数分割多元接続(OFDMA)シンボルを利用し得る。MIBは、RB単位のDLチャネル帯域幅、物理HARQインジケータチャネル(PHICH)設定(持続時間およびリソース割当て)、およびシステムフレーム番号(SFN)を含む、UE初期アクセスのための数個の重要な情報を搬送し得る。新しいMIBは、第4の無線フレーム(SFN mod4=0)ごとにブロードキャストされ、フレーム(10ms)ごとに再ブロードキャストされる。
[0074]MIBを受信した後に、UEは1つまたは複数のSIBを受信し得る。異なるSIBが、搬送されるシステム情報のタイプに従って定義され得る。新しいSIB1は、第8のフレーム(SFN mod8=0)ごとの第5のサブフレーム中で送信され、1つおきのフレーム(20ms)ごとに再ブロードキャストされ得る。SIB1は、セル識別情報を含む、アクセス情報を含み得、それは、UEがセル105にキャンプオンすることが可能にされるかどうかを示し得る。SIB1はまた、セル選択情報(または、セル選択パラメータ)を含み得る。追加として、SIB1は、他のSIBのためのスケジューリング情報を含み得る。SIB2は、SIB1中の情報に従って動的にスケジュールされ得、共通および共有チャネルに関係するアクセス情報およびパラメータを含む。いくつかの例では、システム100は、MTC固有SIBと呼ばれることがある特殊SIBを利用し得、MTC固有SIBは、基地局105によってブロードキャストされ、システム100内のMTCデバイスを含むいくつかのUE115によって復号され得る。MTC固有SIBは、他のSIB中でも伝達されるある情報を含み得るが、そのようなSIB中で送られるある情報を除外し得る。したがって、MTC固有SIBは、システム100内で、MTC動作のために調整された情報を含み、eDRXを含み得る。
[0075]システム100は、1msサブフレームであり得る送信時間間隔(TTI)に区分される無線フレームを含むタイミングを使用し得る。各無線フレームは、SFN範囲(たとえば、SFN0〜SFN1023)内のSFNを連続的に割り当てられ得る。無線フレームに最後のフレーム番号(たとえば、SFN1023)を割り当てた後に、通信システムは、次の無線フレームに再びSFN0を割り当て得る。UE115は、現在の無線フレームに割り当てられたSFNに関してUE115に通知するSFNインジケータを受信し得る。いくつかの場合には、無線フレームは10msの持続時間を有し得、SFNのフルセットは10.24秒持続し得る。DRX動作中に、UE115が、連続的にではなく所定の間隔において(たとえば、無線フレームごとに、あるいは遅延しきい値、時間しきい値、または応答しきい値が満たされるかまたは超えられるとき)PDCCHを監視し得る。上述のように、DRXモードは、アイドルモード動作または接続モード動作(接続DRX(C−DRX:connected DRX)モード)のいずれかで使用され得る。これらの所定の間隔は、いくつかの場合には、2.56秒に限定され得るC−DRXサイクルに基づき得る。C−DRX対応UE115は、C−DRXサイクルがフルSFNサイクルよりも小さくなり得るので、SFNに基づいてC−DRXサイクルの長さを決定し得る。
[0076]UE115がSIB2を復号した後、UE115は、基地局105にランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルを送信し得る。たとえば、RACHプリアンブルは、64個の所定のシーケンスのセットからランダムに選択され得る。これは、基地局105が、システムに同時にアクセスすることを試みる複数のUE115間で区別することを可能にし得る。基地局105は、ULリソース許可と、タイミングアドバンスと、一時的セル無線ネットワーク一時的識別情報(C−RNTI)とを与えるランダムアクセス応答で応答し得る。次いで、UE115は、(UE115が、同じワイヤレスネットワークに前に接続されていた場合)一時的モバイル加入者識別情報(TMSI)またはランダム識別子とともにRRC接続要求を送信し得る。RRC接続要求はまた、UE115が、ネットワークに接続している理由(たとえば、緊急事態、シグナリング、データ交換など)を示し得る。基地局105は、新しいC−RNTIを与え得る、UE115に宛てられた競合解消メッセージで接続要求に応答し得る。UE115が、正しい識別情報をもつ競合解消メッセージを受信した場合、UE115は、RRCセットアップを進め得る。UE115が競合解消メッセージを受信しない場合(たとえば、別のUE115との競合がある場合)、UEは、新しいRACHプリアンブルを送信することによって、RACHプロセスを繰り返し得る。
[0077]いくつかの場合には、UE115は、UE115がデータを受信し得るという指示について、ワイヤレスリンク125を連続的に監視し得る。他の場合には(たとえば、電力を節約し、バッテリー寿命を拡張するために)、UE115はDRXサイクルで設定され得る。上述のように、DRXサイクルは、UE115が(たとえば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で)制御情報を監視し得る「オン持続時間」(たとえば、DRXオン)と、UE115が無線コンポーネントの電源を切断し得る「低電力期間」または「オフ持続時間」(たとえば、DRXオフ)とからなる。いくつかの場合には、UE115は、短いDRXサイクルと長いDRXサイクルとで設定され得る。いくつかの場合には、および以下でさらに説明されるように、UE115は、UE115が1つまたは複数の短いDRXサイクルの間非アクティブの場合、長いDRXサイクルに入り得る。短いDRXサイクルと長いDRXサイクルと連続受信との間の遷移は、内部タイマーによって、または基地局105からのメッセージングによって制御され得る。
[0078]UE115は、オン持続時間中にPDCCH上でスケジューリングメッセージを受信し得る。スケジューリングメッセージについてPDCCHを監視する間、UE115は「DRX非アクティビティタイマー」を開始し得る。スケジューリングメッセージの受信に成功した場合、UE115は、データを受信する準備をし得、DRX非アクティビティタイマーはリセットされ得る。スケジューリングメッセージを受信することなしにDRX非アクティビティタイマーが満了したとき、UE115は短いDRXサイクルに移動し得、「DRXショートサイクルタイマー」を開始し得る。DRXショートサイクルタイマーが満了したとき、UE115は長いDRXサイクルを再開し得る。しかしながら、いくつかの場合には、(たとえば、MTCデバイスの場合)長いDRXサイクルは、所望のスリープ期間をカバーするには不十分であり得る。したがって、UE115はまた、本明細書で説明されるようにeDRXサイクルで設定され得、それにより、上記で言及されたように、アイドルモードから接続モードへの遷移の数を低減し、したがって、デバイスが実施し得るアクセスプロシージャの数を低減し得る。
[0079]eDRXサイクルがフレームサイクル持続時間よりも長くなり得るので、システム100との適合性および同時性を維持するために、eDRX動作とともにさらなるシグナリングが使用され得る。フレームサイクルは、SFNのフルセット(たとえば、SFN0〜SFN1023)を割り当てるために使用される持続時間であり得る。したがって、たとえば、SFNの連続セット間に何らかの区別がない場合、フレームサイクルよりも長く延びるeDRXサイクルは、システム内のデバイスに同時性を失わせ得る。たとえば、デバイスが低電力状態(たとえば、DRXオフ)にある間に、システムフレーム番号付けが再開する場合、すなわち、SFN0〜1023が使用された場合、デバイスは、特定の動作のために正しいSFNを決定または識別することができなくなり得る。言い換えれば、たとえば、連続フレームサイクルのSFN0間で区別する何らかの手段がない場合、eDRXは、システム100に望ましくない問題をもたらし得る。
[0080]したがって、1024個のSFNの1つのセットは、ハイパーSFNを定義することによって、1024個のSFNの後続のセットと区別され得る。したがって、システム100は、1つのSFNを、同じ値を共有するが、後のフレームサイクル中で生じるSFNと区別するために、各フレームサイクルにハイパーSFNを割り当て得る。以下で説明されるように、これは、UE115がSFNをハイパーSFNに関連付け、それにより、同じ値の2つのSFN(たとえば、ハイパーSFN0:SFN0、ハイパーSFN1:SFN0)間で区別することを可能にし得る。いくつかの場合には、ハイパーSFNはSIB(たとえば、SIB1)中でシグナリングされ得る。追加または代替として、MTC固有SIBなどの専用SIBが、eDRX対応デバイスによってダイレクトされ、利用され得る。システム100はまた、eDRX動作をサポートするためにさらなるeDRXパラメータを送り得る。たとえば、1つのeDRXパラメータはeDRXサイクル長を示し得る。他のパラメータは、SFNおよびサブフレームオフセットを示すためにeDRXオフセットを含み得、UE115がeDRX状態にあるべきときをトリガするために、eDRXタイマーが使用され得る。システム100はまた、UE115にeDRXモードに入るように指令するために、eDRXメディアアクセスMAC制御要素(CE:control element)を送り得る。いくつかの場合には、UE115は、本明細書で説明されるように、eDRX動作、C−DRX動作、またはeDRX動作とC−DRX動作との組合せのために設定され得る。
[0081]eDRX対応UE115にある情報をシグナリングすることに加えて、システム100は、基地局105を介して、eDRX動作のためにそのようなUE115を設定し得る。たとえば、UE115はコアネットワーク130にDRX能力を示し得、たとえば、UE115は、それがDRX対応であるのか、C−DRX対応であるのか、eDRX対応であるのかなどを示し得る。UE115は、いくつかの例では、eDRXのために設定されることを要求し得る。いくつかの場合には、この要求は、UE115のための電力選好指示プロシージャ中に含まれ得る。たとえば、UE115は、コアネットワーク130またはコアネットワーク130内のエンティティ(たとえば、MME)にeDRX能力を示すeDRXインジケータを含むように電力選好インジケータを拡張し得る。eDRXモードで動作するUE115は、たとえば、基地局105を介したMMEへのシグナリングを用いて、それがeDRX状態で動作していることをシステム100に通知し得る。いくつかの例では、基地局105は、UE115がeDRX状態に入るかまたはeDRX状態を出るときを、モビリティ管理エンティティ(MME)など、コアネットワーク130内のエンティティに示し得る。MMEは、デバイスがeDRX状態を出ることを要求し得、基地局105はUE115を設定解除(de-configure)するか、またはUE115にeDRX状態を終了するように指令するためにMAC CEを送り得る。
[0082]システム100は、eDRX動作をサポートするために様々な制御技法を使用し得る。たとえば、システム100のためのシステム情報は、周期的に変化し得る。この変化は、次回のシステム情報変化についてシステム100中のUE115にアラートするために、修正期間中にブロードキャストされ得る。いくつかの場合には、修正期間は10.24秒まで持続し得る。基地局105がページングメッセージの変化をブロードキャストし得るか、またはUE115が、SIB1中のValueTagを検査した後の変化を決定し得る。
[0083]10.24秒よりも大きい期間の間eDRXサイクルが拡張し得るので、eDRX対応UE115はシステム情報更新を逃しやすいことがある。いくつかの場合には、システム100は、eDRXサイクルに適応するように修正期間を拡張し得る。他の場合には、基地局105は、eDRXオンサイクル中に専用eDRXシステム更新インジケータを送り得る。専用eDRXインジケータは、個々のUE115に、または重複するeDRXオンサイクルを有するeDRX対応UE115のグループに送られ得る。
[0084]いくつかの例では、UE115は、スケジュールされたeDRXオンサイクル外でモバイル発信データを送るために起動し得る。そのような場合、UE115は、システム情報を収集するためにSIB1のValueTagをプロアクティブに検査し得る。UE115はまた、システム更新インジケータを要求するために、スケジューリング要求(SR)を送るか、または物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)プロシージャを使用し得る。他の例では、eDRX対応UE115は、eDRX動作に関連付けられたより長いスリープ持続時間に適応するMTC固有SIBを監視し得る。
[0085]いくつかの例では、HARQは、データがワイヤレス通信リンク125上で正しく受信されることを保証する方法であり得る。HARQは、(たとえば、CRCを使用する)誤り検出と、前方誤り訂正(FEC)と、再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))との組合せを含み得る。HARQは、不良な無線状態(たとえば、信号対雑音状態)でのMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。インクリメンタル冗長HARQでは、不正確に受信されたデータは、データの復号に成功する全体的な可能性を改善するために、バッファに記憶され、後続の送信と組み合わせられ得る。いくつかの場合には、冗長ビットが、送信より前に各メッセージに追加される。これは、不良な状態において特に有用であり得る。他の場合には、冗長ビットは、各送信に追加されないが、元のメッセージの送信機が、情報を復号する試みの失敗を示す否定応答(NACK)を受信した後に再送信される。
[0086]eDRXモードにあるUE115は、ACK/NACKエラーまたはダウンリンク(DL)許可を受信することの失敗の場合、遅延された復元を経験し得る。いくつかの例では、UE115が送信のために再スケジュールされる前に、UE115は拡張スリープモード(たとえば、eDRXサイクルのDRXオフ)に入り得る。いくつかの場合には、デバイスがスリープモードに入る前に、基地局105MACがデバイスを再スケジュールすることを可能にするために、より長いeDRXオンタイマーが使用され得る。他の場合には、UE115は、HARQプロセスのためのNACKを報告し、タイマーを開始し得る。HARQ再送信がスケジュールされる前にタイマーが満了した場合、UE115は再送信を要求し得る。これは、HARQ再送信を含むMAC CE送信をトリガし得る。いくつかの場合には、UE115は、モバイル発信(MO:mobile originated)データを送信するために基地局105にスケジューリング要求を送り得る。スケジューリング要求は1ms〜80msの周期性を有し得、デバイスはC−DRX状態を直ちに終了し得る。eDRX対応UE115は、後続のDRXオン期間までSRを遅延させ得る。いくつかの場合には、UE115が、eDRXオンまでSRを送るために起動するのを防ぐために、eDRXオフ中のSRの発生がマスキングされ得る。いくつかの例では、eDRXサイクルと整合された拡張SRが利用され得る。
[0087]いくつかの場合には、UE115は、無線リンクが失敗したと決定し、無線リンク障害(RLF)プロシージャを開始し得る。たとえば、再送信の最大数に達したというRLC指示時に、最大数の同期外れ指示を受信するときに、またはRACHプロシージャ中の無線障害時に、RLFプロシージャがトリガされ得る。いくつかの場合には(たとえば、同期外れ指示のための限界に達した後)、UE115はタイマーを開始し、しきい値数の同期指示が受信されるかどうかを決定するために待ち得る。タイマーの満了より前に同期指示の数がしきい値を上回った場合、UE115はRLFプロシージャを中止し得る。他の場合、UE115は、ネットワークへのアクセスを再獲得するために、上記で説明されたようにRACHプロシージャを実施し得る。RACHプロシージャは、C−RNTIと、セル識別情報(ID)と、セキュリティ検証情報と、再確立の原因とを含む、RRC接続再確立要求を送信することを含み得る。その要求を受信する基地局105は、RRC接続再確立メッセージまたはRRC接続再確立拒絶のいずれかで応答し得る。RRC接続再確立メッセージは、UE115のためのシグナリング無線ベアラ(SRB:signaling radio bearer)を確立するためのパラメータ、ならびにセキュリティキーを生成するための情報を含んでいることがある。UE115がRRC接続確立メッセージを受信すると、UE115は、新しいSRB設定を実装し、RRC接続再確立完了メッセージを基地局105に送信し得る。
[0088]システム100は、UE115がRLFを経験した後にセル再選択を実施するべきであるかどうかを決定するために無線リンク監視(RLM)測定値を使用し得る。チャネル状態が許容できるかどうかを決定するために、5つのRLM測定値がその中でとられ得る評価期間Tevalが使用され得る。たとえば、C−DRXモードにあるUE115は、C−DRXサイクルごとに1回測定値をとり得る。いくつかの場合には、DRX動作のためのTevalは、式Teval=5*DRXcycleを使用して決定され得る。C−DRXサイクルは2.56秒まで延び得、評価期間は12.8秒であり得る。eDRXサイクルはC−DRXサイクルxよりも著しく長く延び得(たとえば、10分)、Tevalは、比較的長くなり得る(たとえば、Teval=5*DRXcycle=50分)。長いTevalは、システム100が10分以内と予想していることがあるRLFの宣言を遅延させ得る。いくつかの場合には、eDRX対応UE115は、評価期間を短縮するためにeDRXサイクル中にさらなるサンプルをとり得る。たとえば、UE115は、eDRXオン中に間隔Tだけ離間されたN個のRLM測定値をとり得る(たとえば、N=5およびT=100ms)。UE115が同期外れであることを測定値が検出した場合、UE115は、次のTevalについてRLMを実施し続け得る。いくつかの例では、UE115は、不十分な測定値を受信した後にさらなる測定を実施し、増加されたレートにおいて測定値をとり得る。
[0089]したがって、UE115は、エネルギー効率を高め、バッテリー寿命を拡張するために、本明細書で説明されるようにeDRXモードを使用し得る。eDRX動作に関連付けられた拡張スリープサイクルをサポートするために、さらなる制御シグナリングが使用され得る。いくつかの場合には、フレームサイクルを記録し、第1のフレームサイクル中で生じるSFNを、第2のフレームサイクル中で生じるSFNと区別するために、SFN拡張(SFN extension)が実装され得る。その上、システム100は、eDRX動作をサポートし、ネットワーク同時性および適合性を維持するためにさらなる制御技法を利用し得る。
[0090]図2は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張DRXのためのワイヤレス通信システム200の一例を示す。ワイヤレス通信システム200は、図1を参照しながら上記で説明されたUE115または基地局105の例であり得る、UE115−aと基地局105−aとを含み得る。いくつかの場合には、UE115−aは、MTCデバイス、またはバッテリー充電に対して長い期間動作するように設計された別のデバイスであり得る。基地局105−aとUE115−aとは、図1を参照しながら上記で説明されたように、UE115−aがカバレージエリア110−a内にあるとき、通信リンク205を介して互いに通信し得る。
[0091]UE115−aは、スリープ間隔をスケジュールし、エネルギーを節約するために、DRXモードを使用し得る。いくつかの場合には、UE115−aは、さらなるエネルギー節約を与えるために拡張スリープ間隔を実装するeDRXモードを使用し得る。ワイヤレス通信システム200は、eDRX動作についてeDRX対応デバイスを設定および監視するための設定技法を採用し得る。UE115−aなどのeDRX対応デバイスは、拡張スリープ間隔をサポートし得るが、スケジュールされたスリープ間隔が(たとえば、10.24秒よりも大きく)増加するにつれて、さらなる制御シグナリングおよびパラメータが、eDRXサイクルをサポートするために利用され得る。eDRX動作をサポートし、ネットワークとの適合性を維持するために、さらなる制御技法がさらに実装され得る。
[0092]いくつかの例では、UE115−aは、基地局105−aとの連続通信と連続通信との間に、長い持続時間を経験し得る(たとえば、通信は30分間隔で起こり得るか、あるいはより長いまたはより短い持続時間のものであり得る)。UE115−aはまた、eDRX対応デバイスであり得、拡張スリープ間隔を利用することによってエネルギーを節約し得る。いくつかの場合には、拡張スリープ間隔は、フレームサイクルを越えて延び得、したがって10.24秒よりも大きくなり得る。上記で説明されたように、フレームサイクルは、ネットワークがそれにおいて範囲SFN0〜SFN K中のSFNのすべてを無線フレームに割り当てる間隔であり得、ただし、Kは、512、1024、2048などに等しくなり得る。いくつかの場合には、基地局105−aは、eDRXモードで動作するようにUE115−aを設定する設定メッセージをUE115−aに送り得る。他の場合には、UE115−aは、ワイヤレスネットワーク200がeDRX動作のためにUE115−aを設定することを要求し得る。たとえば、UE115−aは、eDRXインジケータまたは値を含むように電力選好インジケータを拡張し得る。基地局105−aは、さらに、UE115−aがeDRX動作に入るかまたはeDRX動作を終了するときをワイヤレスネットワーク200に通知し(たとえば、MMEに示し)得る。いくつかの場合には、MMEは、eDRXが無効にされることを要求し得、その場合、基地局105−aはeDRX動作のためにUE115−aを設定解除(de-configure)し得る。
[0093]システム200は、eDRX動作を設定およびサポートするためにさらなる制御シグナリングおよびパラメータを使用し得る。いくつかの例では、制御シグナリングは、フレームサイクルを記録し、1つのフレームサイクルを別のフレームサイクルと区別するためにSFN拡張を含み得る。SFN拡張は、1サイクルフレームよりも長く延びるスリープサイクルをサポートするために使用され得る。1つのフレームサイクルを後のフレームサイクルと区別することによって、UE115−aは、同じ値を共有するが異なる時間に生じる、2つのSFNを区別し得る。これは、上記で説明されたように、ハイパーSFN、たとえば、ハイパーSFN0:SFN7およびハイパーSFN1:SFN7の使用を含み得る。SFN拡張は、SIBなどのブロードキャストを使用して、または専用シグナリングを使用してシグナリングされ得る。制御情報は、eDRXサイクル、eDRXオフセット、またはeDRXタイマーを含み得る、制御パラメータをさらに含み得る。たとえば、これらの制御パラメータは、専用シグナリングを介してシグナリングされ得る。
[0094]システム200は、eDRX動作をサポートするためにさらなる制御技法を使用し得る。たとえば、基地局105−aは、UE115−aのeDRXサイクルに適応するために、拡張された修正期間に従ってシステム情報変化をブロードキャストし得る。他の場合には、基地局105−aは、eDRXオンサイクル中に、UE115−a、または重複するeDRXオンサイクルをもつUE115のグループにシステム情報更新を通知する専用eDRXインジケータを送り得る。また別の場合には、UE115−aは、スケジュールされたeDRXオンサイクル外でモバイル発信データを送るために起動し得る。この場合、UE115−aは、システム情報を識別するためにSIB1のValueTagを検査するか、または基地局105−aからインジケータを受信するためにスケジューリング要求(SR)を送り得る。
[0095]いくつかの場合には、UE115−aは、eDRXサイクルに基づいて過大に長くなり得る評価期間Tevalを短縮するために、より短い間隔においてさらなるRLM測定値をとり得る。たとえば、UE115は、eDRXオン中に少なくともTmsの間隔だけ離間されたN個のRLM測定値をとり得る(たとえば、N=5およびT=100ms)。同期外れフラグが立てられた場合、UE115−aは、次のTevalについてRLM測定値をとり続け得る。いくつかの例では、UE115−aは、不十分な測定値を受信した後に、増加されたレートにおいてRLM測定値をとり得る。
[0096]ACK/NACKエラー、またはダウンリンク許可の失敗(failed downlink grant)の場合、UE115−aは、UE115−aがスリープ状態に入る前に、基地局105−a MACがUE115−aを再スケジュールすることを可能にする、より長いDRXオンタイマーを使用し得る。他の場合には、UE115−aは、HARQプロセスのためのNACKを報告し、タイマーを開始し得る。HARQ再送信がスケジュールされる前にタイマーが満了した場合、デバイスは再送信を要求し得る。これは、HARQ再送信を含むMAC CE送信をトリガし得る。UE115−aは、MOデータを送信するために基地局105−aにスケジューリング要求を送り得る。スケジューリング要求は1ms〜80msの周期性を有し得、UE115−aはDRX状態を直ちに終了し得る。DRX対応UE115−aは、後続のDRXオンまでSRを遅延させ得る。追加または代替として、UE115−aが、DRXオンまでSRを送るために起動するのを防ぐために、DRXオフ中のSRの発生がマスキングされ得る。または、いくつかの例では、eDRXサイクルと整合された拡張SRが利用され得る。
[0097]図3は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張DRXをサポートするシステム中で採用され得るeDRXタイミング図300の一例を示す。eDRXタイミング図300は、図1および図2を参照しながら上記で説明されたように、UE115と基地局105との間の送信の態様を示し得る。eDRXタイミング図300は、無線フレーム305および後続の無線フレーム305−aなど、無線フレームを含み得る。SFN0 310および後続のSFN0 310−aなどのSFNは、フレームサイクル中の各無線フレームに割り当てられ得る。フレームサイクル0 315およびフレームサイクル1 315−aなどのフレームサイクルは、システムフレーム番号SFN0〜SFN Nを含み得る。フレームサイクルはハイパーSFNと呼ばれることがあり、したがって、フレームサイクル0 315はハイパーSFN0 315と呼ばれることがあり、フレームサイクル1 315−aはハイパーSFN1 315−aと呼ばれることがあり、以下同様である。eDRXサイクル320は、オン持続時間とオフ持続時間とを含み得、複数のフレームサイクル、すなわち、複数のハイパーSFNを拡張し得る。
[0098]基地局105はeDRX動作のためにUE115を設定し、eDRXサイクル320を設定し得る。設定中に、eDRX対応UE115は拡張SFNを受信し、現在の無線フレームのためのフレームサイクルとSFNとを識別し得る。UE115は、次いで、eDRXサイクルとeDRXオフセットとオン持続時間とeDRXタイマーとをUE115に通知するeDRXパラメータを受信し得る。たとえば、eDRXサイクルパラメータは、eDRXサイクルの持続時間をUE115に通知するために使用され得、eDRXオフセットは、SFNオフセットとサブフレームオフセットとをシグナリングするために使用され得、eDRXタイマーは、UE115のためのeDRX動作をトリガするために使用され得る。
[0099]いくつかの例では、フレームサイクルは1024個のSFNを含み、10.24秒持続し得る。eDRX動作のために設定されたUE115は、拡張SFNとeDRXパラメータとを受信し得る。ワイヤレス動作中に、eDRXタイマーは満了し得、UE115はeDRXモードに入り得る。UE115は、フレームサイクル0 315とSFN0 310とを識別するために、現在の無線フレームを関連付けるために拡張SFNを使用し得る。UE115は、次いで、eDRXサイクル320の長さを決定するために、受信されたeDRXサイクルパラメータを使用し得る。たとえば、eDRXサイクルパラメータは、サイクルが複数のフレームサイクル(たとえば、20.48秒の2つのフレームサイクル(または2つのハイパーSFN))の間延びることを示し得る。いくつかの場合には、eDRXサイクルパラメータは、eDRXモードまたは低電力期間の長さを決定するために使用され得る、遅延しきい値、時間しきい値、応答しきい値などのしきい値を示し得る。たとえば、eDRXモードまたは低電力期間は、時間しきい値が満たされるかまたは超えられるまで持続し得る。いくつかの場合には、eDRXモードまたは低電力期間が始まるとき、タイマーは開始し得、時間しきい値はタイマーに関係し得る。eDRXオフセットパラメータは、eDRXサイクルがどんなシステムフレームおよびサブフレーム中で始まるか(たとえば、SFNオフセット:0およびサブフレームオフセット:2)を決定し得る。オン持続時間パラメータはオン期間を示し得、オフ持続時間は、eDRXサイクル持続時間からオン持続時間を減算することによって決定され得る(たとえば、オン持続時間:2つのサブフレーム、オフ持続時間:20478個のサブフレーム)。
[0100]図4は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張DRXをサポートするデバイスおよびシステムのための状態図400の一例を示す。状態図400は、図1〜図2に関するUE115と基地局105とのDRX状態、およびそれらによって実施される遷移を表し得る。遷移は任意の順序で起こり得、本明細書で説明される順序は、UE115によって経験される遷移の実際の順序を表さないことがある。いくつかの例では、UE115は、eDRXプロシージャ中に以下のステップのうちの1つまたは複数を実施し得る。いくつかの場合には、UE115は、DRXモードのみ、eDRXモードのみ、またはDRXモードとeDRXモードとの組合せのために設定され得る。
[0101]状態405において、eDRX対応デバイス(たとえば、UE115)は、アクセスポイントとのRRC接続を確立することによって、接続モードに入るか、または接続モードにあり得る。eDRX対応デバイスは、拡張DRX能力、拡張DRX選好、またはその両方を含む拡張DRXメッセージをネットワークに送信し得る。ネットワークは、DRXと接続モード拡張DRXとのためにワイヤレスデバイスを設定し得る。拡張DRX設定は、eDRX対応デバイスによって送られる拡張DRXメッセージに基づき得る。いくつかの例では、拡張DRX設定は、MAC再スケジューリング期間に基づくオン持続時間を含む。eDRX対応デバイスが設定された後、デバイスがネットワークとアクティブに通信していない各期間中に、eDRX対応デバイスは、デフォルトDRX非アクティビティタイマーを開始し、いくつかの場合には、同時拡張DRX非アクティビティタイマーを開始し得る。他の場合には、eDRXタイマーはDRXタイマーの満了時に開始され得る。いくつかの場合には、拡張DRX非アクティビティタイマーの期間は、デフォルトDRX非アクティビティタイマーの期間よりも長くなり得る。
[0102]ステップ410において、eDRX対応デバイスはデフォルトDRXモードに遷移し得る。いくつかの場合には、eDRX対応デバイスは、デフォルトDRXタイマーが満了したと決定した後に遷移し得る。他の場合には、eDRX対応デバイスは、DRXコマンドを受信した後に遷移し得る。
[0103]状態415において、eDRX対応デバイスはデフォルトDRX動作中にあるか、またはデフォルトDRX動作を始め得る。いくつかの例では、eDRX対応デバイスは拡張DRX非アクティビティタイマーを開始し得る。eDRX対応デバイスは、設定された低電力期間(たとえば、DRXオフ持続時間)中に1つまたは複数の無線コンポーネントを非アクティブにし得る。eDRX対応デバイスは、低電力期間中にネットワークとのRRC接続を維持し得る。eDRX対応デバイスは、無線コンポーネントをアクティブにすると、RRC接続を使用して通信し得る。eDRX対応デバイスは、DRXオン持続時間中に無線コンポーネントをアクティブにし得る。
[0104]ステップ420において、eDRX対応デバイスは、送信のためのモバイル発信(MO)データを受信した後に、接続モード、DRXなし状態405に遷移し得る。いくつかの場合には、eDRX対応デバイスは基地局105から終了指示を受信し得る。いくつかの場合には、終了指示はMAC CEメッセージとして送られる。
[0105]ステップ425において、eDRX対応デバイスは、接続モード拡張DRXへと遷移し得る。いくつかの場合には、eDRX対応デバイスは、eDRXタイマーが満了したと決定した後に遷移し得る。他の場合には、eDRX対応デバイスは、eDRXコマンドを受信した後に遷移し得る。
[0106]状態430において、eDRX対応デバイスはeDRX動作中にあるか、またはeDRX動作に入り得る。いくつかの例では、eDRX対応デバイスは、しきい値に基づいてなど、フルSFNサイクルよりも長く延び得る拡張低電力期間のために設定され得る。eDRX対応デバイスは、ハイパーSFNの指示を受信し得、ハイパーSFNは、フルSFNサイクル、すなわち、図3で説明されたようにフレームサイクルに等しいかまたはそれよりも大きい時間期間を示し得る。いくつかの例では、専用シグナリングは、指示のために使用される。他の例では、指示はブロードキャスト信号中で送信される。いくつかの例では、フルSFNサイクルは1024個のフレームの期間を含み、各フレームは10ms期間を含む。eDRX対応デバイスは、拡張低電力期間について接続モードにある間、無線コンポーネントを非アクティブにし得る。eDRX対応デバイスは、拡張低電力期間中にネットワークとのRRC接続を維持し得る。eDRX対応デバイスは、DRXオン持続時間中にあり得る無線コンポーネントをアクティブにすることに基づいてRRC接続を使用して通信し得る。
[0107]eDRX動作中に、eDRX対応デバイスは、システム情報が変化したという指示を受信し得る。いくつかの例では、指示は、eDRXのために設定されたUE115のグループに関連付けられる。いくつかの例では、指示はMTC固有SIB中のフィールドを含む。追加または代替として、指示はSIB1中のフィールドを含み得る。いくつかの場合には、ネットワーク130または基地局105は、eDRXに基づいてSIB修正期間を拡張し得る。eDRX対応デバイスは、システム情報インジケータをネットワークに要求するためにSRメッセージまたはRACHメッセージを送信し得る。いくつかの例では、拡張DRX設定はシステム情報修正期間に関連付けられる。
[0108]eDRX動作中に、eDRX対応デバイスはまた、拡張DRX設定に関連付けられたRLM評価期間を決定し得る。eDRX対応デバイスは、たとえば、RLM評価期間に基づいて拡張DRX設定に関連付けられたオン持続時間中にある数のRLM測定を実施し得る。eDRX対応デバイスは、RLM測定値がしきい値よりも小さいと決定し得る。したがって、eDRX対応デバイスは、決定に基づいてさらなるRLM測定を実施し得る。eDRX対応デバイスは、いくつかの例では、RLM測定値に基づいて同期外れ条件が存在することを識別し得る。追加または代替として、eDRX対応デバイスは、同期外れ条件を識別することの後に次のRLM評価期間に関連付けられた第2の数のRLM測定を実施し得る。
[0109]eDRX動作中に、eDRX対応デバイスはHARQプロセスのためのNACKを送信し得る。eDRX対応デバイスは、たとえば、NACK送信時に再送信タイマーを開始し得る。eDRX対応デバイスは、HARQプロセスに関連付けられた再送信を受信するより前に、再送信タイマーが満了したと決定し得、それは、決定に基づいて再送信要求を送信し得る。eDRX対応デバイスは、ワイヤレスデバイスのHARQ再送信タイマーに関連付けられた再送信要求を受信し得る。eDRX対応デバイスは、再送信要求に基づいてHARQプロセスのための再送信を送り得る。
[0110]ステップ435において、eDRX対応デバイスは、DRXコマンドを受信した後にデフォルトDRXモードに遷移し得る。いくつかの場合には、DRXコマンドは、アクセスポイントから受信されたMAC CEコマンドである。
[0111]ステップ440において、eDRX対応デバイスは、デフォルトDRXモードをバイパスし、接続モード拡張DRXに直接遷移し得る。いくつかの場合には、eDRX対応デバイスは、eDRXタイマーが満了したと決定した後に遷移し得る。他の場合には、eDRX対応デバイスは、eDRXコマンドを受信した後に遷移し得る。
[0112]ステップ445において、eDRX対応デバイスは、送信のためのモバイル発信(MO)データを識別した後に接続モードに遷移し得る。eDRX動作中に、eDRX対応デバイスはまた、コアネットワーク要素から接続モード拡張DRX設定のための終了コマンドを受信し得る。代替的に、eDRX対応デバイスは、eDRXモードにとどまり、MOデータを送信するために次のオン持続時間を待つように設定され得る。いくつかの場合には、eDRX対応デバイスは、アクセスポイントから終了コマンドを受信した後にeDRXモードを終了し得る。終了コマンドは、アクセスポイントから受信されたMAC CEコマンドであり得る。
[0113]eDRX対応デバイスは、低電力期間中にMOデータが送信のために利用可能であると決定し得る。eDRX対応デバイスは、決定の後に低電力期間の残りの部分の間SRを送信するのを控え得る。eDRX対応デバイスは、無線コンポーネントをアクティブにした後に、MOデータについてのSRを送信し得る。eDRX対応デバイスは、拡張DRX設定に基づいてSR報告設定を識別し得る。eDRX対応デバイスはまた、拡張DRX設定に基づいてSR報告設定を確立し得る。
[0114]図5は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張DRXのために設定されたワイヤレスデバイス500のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス500は、図1〜図4を参照しながら説明されたUE115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス500は、受信機505、接続モードeDRXモジュール510、または送信機515を含み得る。ワイヤレスデバイス500はプロセッサをも含み得る。これらのコンポーネントの各々は互いと通信していることがある。
[0115]受信機505は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、および接続モード拡張DRXに関係する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、接続モードeDRXモジュール510に、およびワイヤレスデバイス500の他のコンポーネントに受け渡され得る。
[0116]接続モードeDRXモジュール510は、基地局105とのRRC接続を確立することによって、接続モードに入るか、またはデバイスを接続モードに入らせ得る。接続eDRXモジュールは、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間を含む接続モード拡張DRX設定を決定し得、それは、接続モード拡張DRX設定に基づく低電力期間について接続モードにある間、無線コンポーネント(たとえば、受信機505)を非アクティブにし得る。接続モードeDRXモジュール510は、接続モード拡張DRX設定に基づく低電力期間の後に無線コンポーネント(たとえば、受信機505)をアクティブにし得る。
[0117]送信機515は、ワイヤレスデバイス500の他のコンポーネントから受信された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機515は、トランシーバモジュールにおいて受信機505とコロケートされ得る。送信機515は単一のアンテナを含み得るか、またはそれは複数のアンテナを含み得る。
[0118]図6は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張DRXのためのワイヤレスデバイス600のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス600は、図1〜図5を参照しながら説明されたワイヤレスデバイス500またはUE115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス600は、受信機505−a、接続モードeDRXモジュール510−a、または送信機515−aを含み得る。ワイヤレスデバイス600はプロセッサをも含み得る。これらのコンポーネントの各々は互いと通信していることがある。接続モードeDRXモジュール510−aはまた、RRC接続モジュール605と、接続モードeDRX設定モジュール610と、無線制御モジュール615とを含み得る。
[0119]受信機505−aは、接続モードeDRXモジュール510−aに、およびワイヤレスデバイス600の他のコンポーネントに受け渡され得る情報を受信し得る。接続モードeDRXモジュール510−aは、図5を参照しながら本明細書で説明された動作を実施し得る。送信機515−aは、ワイヤレスデバイス600の他のコンポーネントから受信された信号を送信し得る。
[0120]RRC接続モジュール605は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、基地局105とのRRC接続を確立することによって接続モードに入り得る。RRC接続モジュール605はまた、無線コンポーネントをアクティブにすることに基づいてRRC接続を使用して通信し得る。RRC接続モジュール605はまた、低電力期間中に基地局105とのRRC接続を維持し得る。
[0121]接続モードeDRX設定モジュール610は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間を含む接続モード拡張DRX設定を決定し得る。接続モードeDRX設定モジュール610はまた、拡張DRX設定が拡張DRXメッセージに基づくように、拡張DRX能力、拡張DRX選好、またはその両方を含む拡張DRXメッセージを送信し得る。いくつかの例では、拡張DRX設定は、MAC再スケジューリング期間に基づくオン持続時間を含む。
[0122]無線制御モジュール615は、図2〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、接続モード拡張DRX設定に基づく低電力期間について接続モードにある間、無線コンポーネントを非アクティブにし得る。無線制御モジュール615は、接続モード拡張DRX設定に基づく低電力期間の後に無線コンポーネントをアクティブにし得る。
[0123]図7は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張DRXのためのワイヤレスデバイス500またはワイヤレスデバイス600のコンポーネントであり得る接続モードeDRXモジュール510−bのブロック図700を示す。接続モードeDRXモジュール510−bは、図5〜図6を参照しながら説明された接続モードeDRXモジュール510の態様の一例であり得る。接続モードeDRXモジュール510−bは、RRC接続モジュール605−aと、接続モードeDRX設定モジュール610−aと、無線制御モジュール615−aとを含み得る。これらのモジュールの各々は、図6を参照しながら本明細書で説明された機能を実施し得る。接続モードeDRXモジュール510−bは、ハイパーSFNモジュール705と、eDRXタイミングモジュール710と、システム情報モジュール715と、RLMモジュール720と、HARQモジュール725と、SRモジュール730とをも含み得る。
[0124]ハイパーSFNモジュール705はハイパーSFNの指示を受信し得、ここで、ハイパーSFNは、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、フルSFNサイクルに等しいかまたはそれよりも大きい時間期間を示す。いくつかの例では、指示は専用信号を含む。いくつかの例では、指示はブロードキャスト信号を含む。フルSFNサイクルは1024個のフレームの期間を含み得、各フレームは10ms期間を含み得る。
[0125]eDRXタイミングモジュール710は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように拡張DRX非アクティビティタイマーを開始し得る。eDRXタイマーは、DRX非アクティビティタイマーと同時に、またはそれの後に開始され得る。eDRXタイミングモジュール710はまた、無線コンポーネントを非アクティブにすることが拡張DRXタイマーの満了に基づくように、拡張DRX非アクティビティタイマーが満了したと決定し得る。いくつかの例では、拡張DRX非アクティビティタイマーはデフォルトDRX非アクティビティタイマーと同時に開始され得、拡張DRX非アクティビティタイマーの期間がデフォルトDRX非アクティビティタイマーの期間よりも長くなり得る。eDRXタイミングモジュール710はまた、デフォルトDRXタイマーが満了したと決定し得る。いくつかの例では、拡張DRX非アクティビティタイマーは、デフォルトDRXタイマーが満了したという決定に基づいて開始され得る。
[0126]システム情報モジュール715は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、システム情報が変化したという指示を受信し得る。いくつかの例では、指示は、拡張DRXのために設定されたUEのグループに関連付けられ得る。システム情報モジュール715はまた、無線コンポーネントをアクティブにした後にSRメッセージまたはRACHメッセージを送信または受信し得、指示は、SRメッセージまたはRACHメッセージに基づいて受信され得る。いくつかの例では、指示はMTC固有SIB中のフィールドを含む。いくつかの例では、指示はSIB1中のフィールドを含む。追加または代替として、拡張DRX設定はシステム情報修正期間に関連付けられ得る。
[0127]RLMモジュール720は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、拡張DRX設定に関連付けられたRLM評価期間を決定し得る。RLMモジュール720はまた、RLM評価期間に基づいて拡張DRX設定に関連付けられたオン持続時間中にある数のRLM測定を実施し得る。RLMモジュール720はまた、RLM測定値がしきい値よりも小さいと決定し得る。RLMモジュール720はまた、決定に基づいてさらなるRLM測定を実施し得る。RLMモジュール720はまた、RLM測定値に基づいてその同期外れ条件を識別し得る。RLMモジュール720は、いくつかの場合には、同期外れ条件を識別することの後に次のRLM評価期間に関連付けられた第2の数のRLM測定を実施し得る。
[0128]HARQモジュール725は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、HARQプロセスのためのNACKを送信し得る。HARQモジュール725はまた、再送信タイマーを開始し得る。いくつかの例では、HARQモジュール725はまた、HARQプロセスに関連付けられた再送信を受信することより前に、再送信タイマーが満了したと決定し得る。HARQモジュール725はまた、決定に基づいて再送信要求を送信し得る。HARQモジュール725はまた、再送信要求に基づいてHARQプロセスのための再送信を送り得る。
[0129]SRモジュール730は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、低電力期間中にMOデータが送信のために利用可能であると決定し得る。SRモジュール730は、次いで、決定の後に低電力期間の残りの部分の間SRを送信するのを控え得る。SRモジュール730は、無線コンポーネントをアクティブにした後に、MOデータについてのSRを送信し得る。いくつかの場合には、SRモジュール730は、拡張DRX設定に基づいてSR報告設定を識別し得る。
[0130]図8は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張DRXのために設定されたUE115を含むシステム800の図を示す。システム800は、図1〜図7を参照しながら本明細書で説明されたワイヤレスデバイス500、ワイヤレスデバイス600、またはUE115の一例であり得るUE115−bを含み得る。UE115−bは、図5〜図7を参照しながら説明された接続モードeDRXモジュール510の一例であり得る接続モードeDRXモジュール810を含み得る。UE115−bは、バッテリー825をも含み得る。UE115−bは、通信を送信するためのコンポーネントと通信を受信するためのコンポーネントとを含む、双方向音声およびデータ通信のためのコンポーネントをも含み得る。たとえば、UE115−bは、基地局105−bまたはUE115−cと双方向に通信し得る。
[0131]いくつかの場合には、UE115−bは、拡張時間期間の間バッテリー825の電力で動作するように設計され得る。たとえば、UE115−bは、バッテリー電力を節約するためにeDRXのために設定され得る。
[0132]UE115−bは、プロセッサ805と、(ソフトウェア(SW)820を含む)メモリ815と、トランシーバ835と、1つまたは複数のアンテナ840とをも含み得、その各々は、(たとえば、バス845を介して)互いと直接または間接的に通信し得る。トランシーバ835は、上記で説明されたように、(1つまたは複数の)アンテナ840あるいはワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクを介して、1つまたは複数のネットワークと双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ835は、基地局105または別のUE115と双方向に通信し得る。トランシーバ835は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために(1つまたは複数の)アンテナ840に与え、(1つまたは複数の)アンテナ840から受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。UE115−bは単一のアンテナ840を含み得るが、UE115−bはまた、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能な複数のアンテナ840を有し得る。
[0133]メモリ815は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ815は、実行されたとき、プロセッサ805に本明細書で説明される様々な機能(たとえば、接続モード拡張DRXなど)を実施させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェアコード820を記憶し得る。代替的に、ソフトウェア/ファームウェアコード820は、プロセッサ805によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を実施させ得る。プロセッサ805は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなど)を含み得る。
[0134]図9は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張DRXのために設定されたワイヤレスデバイス900のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス900は、図1〜図4を参照しながら説明された基地局105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス900は、受信機905、基地局接続モードeDRXモジュール910、または送信機915を含み得る。ワイヤレスデバイス900はプロセッサをも含み得る。これらのコンポーネントの各々は互いと通信していることがある。
[0135]受信機905は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、および接続モード拡張DRXに関係する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、基地局接続モードeDRXモジュール910に、およびワイヤレスデバイス900の他のコンポーネントに受け渡され得る。
[0136]基地局接続モードeDRXモジュール910は、ワイヤレスデバイス(たとえば、UE)とのRRC接続を確立することと、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間とオン持続時間とを含む接続モード拡張DRXのためにワイヤレスデバイスを設定することと、低電力期間中にデバイスとのRRC接続を維持することと、オン持続時間中にRRC接続を使用して低電力期間の後にワイヤレスデバイスと通信することとを行い得る。
[0137]送信機915は、ワイヤレスデバイス900の他のコンポーネントから受信された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機915は、トランシーバモジュールにおいて受信機905とコロケートされ得る。送信機915は単一のアンテナを含み得るか、またはそれは複数のアンテナを含み得る。いくつかの例では、送信機915は、オン持続時間中にRRC接続を使用して低電力期間の後にワイヤレスデバイスと通信し得る。
[0138]図10は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張DRXのためのワイヤレスデバイス1000のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス1000は、図1〜図9を参照しながら説明されたワイヤレスデバイス900または基地局105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス1000は、受信機905−a、基地局接続モードeDRXモジュール910−a、または送信機915−aを含み得る。ワイヤレスデバイス1000はプロセッサをも含み得る。これらのコンポーネントの各々は互いと通信していることがある。基地局(BS)接続モードeDRXモジュール910−aは、BS RRC接続モジュール1005と、BS接続モードeDRX設定モジュール1010とをも含み得る。
[0139]受信機905−aは、基地局接続モードeDRXモジュール910−aに、およびワイヤレスデバイス1000の他のコンポーネントに受け渡され得る情報を受信し得る。基地局接続モードeDRXモジュール910−aは、図9を参照しながら本明細書で説明された動作を実施し得る。送信機915−aは、ワイヤレスデバイス1000の他のコンポーネントから受信された信号を送信し得る。
[0140]BS RRC接続モジュール1005は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、ワイヤレスデバイスとのRRC接続を確立し得る。
[0141]BS接続モードeDRX設定モジュール1010は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間とオン持続時間とを含む接続モード拡張DRXのためのワイヤレスデバイスを設定し得る。
[0142]図11は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張DRXのためのワイヤレスデバイス900またはワイヤレスデバイス1000のコンポーネントであり得る基地局接続モードeDRXモジュール910−bのブロック図1100を示す。基地局接続モードeDRXモジュール910−bは、図9および図10を参照しながら説明された基地局接続モードeDRXモジュール910の態様の一例であり得る。基地局接続モードeDRXモジュール910−bは、BS RRC接続モジュール1005−aと、BS接続モードeDRX設定モジュール1010−aとを含み得る。これらのモジュールの各々は、図10を参照しながら本明細書で説明された機能を実施し得る。基地局接続モードeDRXモジュール910−bは、BSハイパーSFNモジュール1105と、BSシステム情報モジュール1110と、ネットワーク通信モジュール1115と、BS RLMモジュール1120と、BS HARQモジュール1125と、BS SRモジュール1130とをも含み得る。
[0143]BSハイパーSFNモジュール1105は、ハイパーSFNの指示を送信し得、ここで、ハイパーSFNは、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、フルSFNサイクルに等しいかまたはそれよりも大きい時間期間を示す。
[0144]BSシステム情報モジュール1110は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、システム情報が変化したという指示を送信し得る。
[0145]ネットワーク通信モジュール1115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、ワイヤレスデバイスが接続モード拡張DRX設定のために設定されたという指示をコアネットワーク要素に送信し得る。ネットワーク通信モジュール1115はまた、コアネットワーク要素に接続モード拡張DRX設定のための終了指示を送信し得る。ネットワーク通信モジュール1115はまた、コアネットワーク要素から接続モード拡張DRX設定のための終了コマンドを受信し得る。ネットワーク通信モジュール1115はまた、コアネットワーク要素に拡張DRX能力、拡張DRX選好、またはその両方を通知し得る。
[0146]BS RLMモジュール1120は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、拡張DRX設定に関連付けられたRLM評価期間を決定し得る。
[0147]BS HARQモジュール1125は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、ワイヤレスデバイスのHARQ再送信タイマーに関連付けられた再送信要求を受信し得る。
[0148]BS SRモジュール1130は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、拡張DRX設定に基づいてSR報告設定を確立し得る。
[0149]図12は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張DRXのために設定された基地局105を含むシステム1200の図を示す。システム1200は、図1、図2および図9〜図11を参照しながら本明細書で説明されたワイヤレスデバイス900、ワイヤレスデバイス1000、または基地局105の一例であり得る基地局105−cを含み得る。基地局105−cは、図9〜図11を参照しながら説明された基地局接続モードeDRXモジュール910の一例であり得る基地局接続モードeDRXモジュール1210を含み得る。基地局105−cは、通信を送信するためのコンポーネントと通信を受信するためのコンポーネントとを含む、双方向音声およびデータ通信のためのコンポーネントをも含み得る。たとえば、基地局105−cは、基地局105−d、基地局105−e、UE115−d、またはUE115−eと双方向に通信し得る。
[0150]いくつかの場合には、基地局105−cは1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを有し得る。基地局105−cは、コアネットワーク130へのワイヤードバックホールリンク(たとえば、S1インターフェースなど)を有し得る。基地局105−cはまた、基地局間バックホールリンク(たとえば、X2インターフェース)を介して、基地局105−dおよび基地局105−eなど、他の基地局105と通信し得る。基地局105の各々は、同じまたは異なるワイヤレス通信技術を使用してUE115と通信し得る。いくつかの場合には、基地局105−cは、基地局通信モジュール1225を利用して105−dまたは105−eなどの他の基地局と通信し得る。いくつかの例では、基地局通信モジュール1225は、基地局105のうちのいくつかの間の通信を行うために、LTE/LTE−Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを与え得る。いくつかの例では、基地局105−cは、コアネットワーク130を通して他の基地局と通信し得る。いくつかの場合には、基地局105−cは、ネットワーク通信モジュール1230を通してコアネットワーク130と通信し得る。
[0151]基地局105−cは、プロセッサ1205と、(ソフトウェア(SW)1220を含む)メモリ1215と、トランシーバ1235と、(1つまたは複数の)アンテナ1240とを含み得、その各々は、直接または間接的に、互いと通信していることがある(たとえば、バスシステム1245を介して)。トランシーバ1235は、(1つまたは複数の)アンテナ1240を介して、マルチモードデバイスであり得るUE115と双方向に通信するように構成され得る。トランシーバ1235(または基地局105−cの他のコンポーネント)はまた、アンテナ1240を介して、1つまたは複数の他の基地局(図示せず)と双方向に通信するように構成され得る。トランシーバ1235は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ1240に与え、アンテナ1240から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。基地局105−cは、各々が1つまたは複数の関連付けられたアンテナ1240をもつ複数のトランシーバ1235を含み得る。トランシーバは、図9の組み合わせられた受信機905および送信機915の一例であり得る。
[0152]メモリ1215はRAMおよびROMを含み得る。メモリ1215はまた、実行されると、プロセッサ1210に本明細書で説明される様々な機能(たとえば、接続モード拡張DRX、選択カバレージ拡張技法、呼処理、データベース管理、メッセージルーティングなど)を実施させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェアコード1220を記憶し得る。代替的に、ソフトウェア1220は、プロセッサ1205によって直接的に実行可能でないことがあるが、たとえば、コンパイルされ実行されたとき、コンピュータに本明細書で説明される機能を実施させるように構成され得る。プロセッサ1205は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。プロセッサ1205は、エンコーダ、キュー処理モジュール、ベースバンドプロセッサ、無線ヘッドコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)など、様々な専用プロセッサを含み得る。
[0153]基地局通信モジュール1225は、他の基地局105との通信を管理し得る。通信管理モジュールは、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、基地局通信モジュール1225は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のためのUE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。
[0154]システム800、システム1200、ワイヤレスデバイス500、ワイヤレスデバイス600、ワイヤレスデバイス900、ワイヤレスデバイス1000、接続モードeDRXモジュール510−b、または基地局接続モードeDRXモジュール910−bのコンポーネントは、ハードウェアで適用可能な機能の一部または全部を実施するように適応された少なくとも1つのASICを用いて、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、少なくとも1つのIC上で実施され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、または別のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。
[0155]図13は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張DRXのための方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、図1〜図12を参照しながら説明されたように、UE115またはそれのコンポーネントによって実装され得る。たとえば、方法1300の動作は、図5〜図8を参照しながら説明されたように、接続モードeDRXモジュール510によって実施され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実施するようにUE115の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実施し得る。
[0156]ブロック1305において、UE115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、基地局とのRRC接続を確立することによって、接続モードに入る。いくつかの例では、ブロック1305の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、RRC接続モジュール605によって実施され得る。
[0157]ブロック1310において、UE115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間を含む接続モード拡張DRX設定を決定する。いくつかの例では、ブロック1310の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、接続モードeDRX設定モジュール610によって実施され得る。
[0158]ブロック1315において、UE115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、接続モード拡張DRX設定に基づく低電力期間について接続モードにある間少なくとも1つの無線コンポーネントを非アクティブにする。いくつかの例では、ブロック1315の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、無線制御モジュール615によって実施され得る。
[0159]ブロック1320において、UE115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、接続モード拡張DRX設定に基づく低電力期間の後に少なくとも1つの無線コンポーネントをアクティブにする。いくつかの例では、ブロック1320の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、無線制御モジュール615によって実施され得る。
[0160]図14は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張DRXのための方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、図1〜図12を参照しながら説明されたように、UE115またはそれのコンポーネントによって実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、図5〜図8を参照しながら説明されたように、接続モードeDRXモジュール510によって実施され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実施するようにUE115の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実施し得る。方法1400はまた、図13の方法1300の態様を組み込み得る。
[0161]ブロック1405において、UE115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、基地局とのRRC接続を確立することによって、接続モードに入る。いくつかの例では、ブロック1405の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、RRC接続モジュール605によって実施され得る。
[0162]ブロック1410において、UE115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間を含む接続モード拡張DRX設定を決定する。いくつかの例では、ブロック1410の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、接続モードeDRX設定モジュール610によって実施され得る。
[0163]ブロック1415において、UE115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、接続モード拡張DRX設定に基づく低電力期間について接続モードにある間少なくとも1つの無線コンポーネントを非アクティブにする。いくつかの例では、ブロック1415の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、無線制御モジュール615によって実施され得る。
[0164]ブロック1420において、UE115は、図2〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、接続モード拡張DRX設定に基づく低電力期間の後に少なくとも1つの無線コンポーネントをアクティブにする。いくつかの例では、ブロック1420の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、無線制御モジュール615によって実施され得る。
[0165]ブロック1425において、UE115は、ハイパーSFNの指示を受信し、ここで、ハイパーSFNは、図2〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、フルSFNサイクルに等しいかまたはそれよりも大きい時間期間を示す。いくつかの例では、ブロック1425の動作は、図7を参照しながら本明細書で説明されたように、ハイパーSFNモジュール705によって実施され得る。
[0166]図15は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張DRXのための方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、図1〜図12を参照しながら説明されたように、UE115またはそれのコンポーネントによって実装され得る。たとえば、方法1500の動作は、図5〜図8を参照しながら説明されたように、接続モードeDRXモジュール510によって実施され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実施するようにUE115の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実施し得る。方法1500はまた、図13および図14の方法1300または1400の態様を組み込み得る。
[0167]ブロック1505において、UE115は、図2〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、基地局とのRRC接続を確立することによって、接続モードに入る。いくつかの例では、ブロック1505の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、RRC接続モジュール605によって実施され得る。
[0168]ブロック1510において、UE115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間を含む接続モード拡張DRX設定を決定する。いくつかの例では、ブロック1510の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、接続モードeDRX設定モジュール610によって実施され得る。
[0169]ブロック1515において、UE115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、拡張DRX非アクティビティタイマーを開始する。いくつかの例では、ブロック1515の動作は、図7を参照しながら本明細書で説明されたように、eDRXタイミングモジュール710によって実施され得る。
[0170]ブロック1520において、UE115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、拡張DRX非アクティビティタイマーが満了したと決定し、少なくとも1つの無線コンポーネントを非アクティブにすることは、拡張DRXタイマーの満了に基づく。いくつかの例では、ブロック1520の動作は、図7を参照しながら本明細書で説明されたように、eDRXタイミングモジュール710によって実施され得る。
[0171]ブロック1525において、UE115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、接続モード拡張DRX設定に基づく低電力期間について接続モードにある間少なくとも1つの無線コンポーネントを非アクティブにする。いくつかの例では、ブロック1525の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、無線制御モジュール615によって実施され得る。
[0172]ブロック1530において、UE115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、接続モード拡張DRX設定に基づく低電力期間の後に少なくとも1つの無線コンポーネントをアクティブにする。いくつかの例では、ブロック1530の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、無線制御モジュール615によって実施され得る。
[0173]図16は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張DRXのための方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、図1〜図12を参照しながら説明されたように、UE115またはそれのコンポーネントによって実装され得る。たとえば、方法1600の動作は、図5〜図8を参照しながら説明されたように、接続モードeDRXモジュール510によって実施され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実施するようにUE115の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実施し得る。方法1600はまた、図13〜図15の方法1300、1400、または1500の態様を組み込み得る。
[0174]ブロック1605において、UE115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、基地局とのRRC接続を確立することによって、接続モードに入る。いくつかの例では、ブロック1605の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、RRC接続モジュール605によって実施され得る。
[0175]ブロック1610において、UE115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間を含む接続モード拡張DRX設定を決定する。いくつかの例では、ブロック1610の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、接続モードeDRX設定モジュール610によって実施され得る。
[0176]ブロック1615において、UE115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、接続モード拡張DRX設定に基づく低電力期間について接続モードにある間少なくとも1つの無線コンポーネントを非アクティブにする。いくつかの例では、ブロック1615の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、無線制御モジュール615によって実施され得る。
[0177]ブロック1620において、UE115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、接続モード拡張DRX設定に基づく低電力期間の後に少なくとも1つの無線コンポーネントをアクティブにする。いくつかの例では、ブロック1620の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、無線制御モジュール615によって実施され得る。
[0178]ブロック1625において、UE115は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、システム情報が変化したという指示を受信する。いくつかの例では、ブロック1625の動作は、図7を参照しながら本明細書で説明されたように、システム情報モジュール715によって実施され得る。
[0179]図17は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張DRXのための方法1700を示すフローチャートを示す。方法1700の動作は、図1〜図12を参照しながら説明されたように、基地局105またはそれのコンポーネントによって実装され得る。たとえば、方法1700の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、基地局接続モードeDRXモジュール910によって実施され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実施するように基地局105の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実施し得る。
[0180]ブロック1705において、基地局105は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、ワイヤレスデバイスとのRRC接続を確立する。いくつかの例では、ブロック1705の動作は、図10を参照しながら本明細書で説明されたように、BS RRC接続モジュール1005によって実施され得る。
[0181]ブロック1710において、基地局105は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間とオン持続時間とを含む接続モード拡張DRXのためのワイヤレスデバイスを設定する。いくつかの例では、ブロック1710の動作は、図10を参照しながら本明細書で説明されたように、BS接続モードeDRX設定モジュール1010によって実施され得る。
[0182]ブロック1715において、基地局105は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、低電力期間中にデバイスとのRRC接続を維持する。いくつかの例では、ブロック1715の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、RRC接続モジュール605によって実施され得る。
[0183]ブロック1720において、基地局105は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、オン持続時間中にRRC接続を使用して低電力期間の後にワイヤレスデバイスと通信する。いくつかの例では、ブロック1720の動作は、図9を参照しながら本明細書で説明されたように、送信機915によって実施され得る。
[0184]図18は、本開示の様々な態様による、接続モード拡張DRXのための方法1800を示すフローチャートを示す。方法1800の動作は、図1〜図12を参照しながら説明されたように、基地局105またはそれのコンポーネントによって実装され得る。たとえば、方法1800の動作は、図9〜図12を参照しながら説明されたように、基地局接続モードeDRXモジュール910によって実施され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実施するように基地局105の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能態様を実施し得る。方法1800はまた、図17の方法1700の態様を組み込み得る。
[0185]ブロック1805において、基地局105は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、ワイヤレスデバイスとのRRC接続を確立する。いくつかの例では、ブロック1805の動作は、図10を参照しながら本明細書で説明されたように、BS RRC接続モジュール1005によって実施され得る。
[0186]ブロック1810において、基地局105は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、フルSFNサイクルよりも長い低電力期間とオン持続時間とを含む接続モード拡張DRXのためのワイヤレスデバイスを設定する。いくつかの例では、ブロック1810の動作は、図10を参照しながら本明細書で説明されたように、BS接続モードeDRX設定モジュール1010によって実施され得る。
[0187]ブロック1815において、基地局105は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、低電力期間中にデバイスとのRRC接続を維持する。いくつかの例では、ブロック1815の動作は、図6を参照しながら本明細書で説明されたように、RRC接続モジュール605によって実施され得る。
[0188]ブロック1820において、基地局105は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、オン持続時間中にRRC接続を使用して低電力期間の後にワイヤレスデバイスと通信する。いくつかの例では、ブロック1820の動作は、図9を参照しながら本明細書で説明されたように、送信機915によって実施され得る。
[0189]ブロック1825において、基地局105は、図1〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、ワイヤレスデバイスが接続モード拡張DRX設定のために設定されたという指示をコアネットワーク要素に送信する。いくつかの例では、ブロック1825の動作は、図11を参照しながら本明細書で説明されたように、ネットワーク通信モジュール1115によって実施され得る。
[0190]ブロック1830において、基地局105は、図2〜図4を参照しながら本明細書で説明されたように、デバイスがeDRXモードに入っているという開始(またはその後、接続モード拡張DRX設定のための終了指示)をコアネットワーク要素に送信する。いくつかの例では、ブロック1830の動作は、図11を参照しながら本明細書で説明されたように、ネットワーク通信モジュール1115によって実施され得る。
[0191]したがって、方法1300、1400、1500、1600、1700、および1800は、接続モード拡張DRXを与え得る。方法1300、1400、1500、1600、1700、および1800は可能な実装形態について説明していること、ならびに動作およびステップは、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。いくつかの例では、方法1300、1400、1500、1600、1700、および1800のうちの2つまたはそれ以上からの態様が組み合わせられ得る。
[0192]添付の図面に関して上記に記載された詳細な説明は、例示的な構成について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明される技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、説明された例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
[0193]情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0194]本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、あるいは本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
[0195]本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」あるいは「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つの列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的列挙を示す。
[0196]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0197]本開示についての以上の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように与えられたものである。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
[0198]本明細書で説明された技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、OFDMA、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)、および他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD:High Rate Packet Data)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標):Wideband CDMA)およびCDMAの他の変形態を含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)の新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびモバイル通信用グローバルシステム(GSM)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP:3rd Generation Partnership Project)と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上述のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。ただし、上記の説明では、例としてLTEシステムについて説明し、上記の説明の大部分においてLTE用語が使用されるが、本技法はLTE適用例以外に適用可能である。