JP2018503420A - 除毛装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、除毛に関する。改善されたユーザ許容を伴う除毛機器を提供するため、互いに対して移動可能であり、相互に接触力をかけることにより毛を除去するよう相互に協働するよう構成された、少なくとも第1の毛接触部材36及び第2の毛接触部材36を有する、可動除毛要素14を備えた除毛装置12と、動作の間に、該可動除毛要素に押圧力20をかけることにより、該接触力を生成するよう構成された押圧要素40と、皮膚近接感知要素16と、力調節要素18と、を有する除毛機器10が提供される。皮膚近接感知要素16は、動作の間に、可動除毛要素14と、除去されるべき毛のある皮膚24の部分と、の間の相対距離22を検出するよう構成される。力調節要素18は、動作の間に、皮膚近接感知要素16により検出された相対距離22に依存して、押圧要素40によりかけられる押圧力を調節するよう構成される。可動除毛要素14は、該接触力が第1の値を持つ機能モードと、該接触力が該第1の値よりも小さな第2の値を持つ非機能モードと、を持つ。力調節要素18は、皮膚近接感知要素16により検出された相対距離22が第1の相対距離26である場合に、14可動除毛要素が該非機能モードで動作し、皮膚近接感知要素16により検出された相対距離22が第1の相対距離26より短い第2の相対距離28である場合に、可動除毛要素14が該機能モードで動作するよう、押圧要素40によりかけられる押圧力20を調節するよう構成される。

Description

本発明は、除毛に関し、特に除毛機器に関する。
脱毛器(epilator)、シェーバ又はトリマのような除毛機器は、身体の表面における毛を除去するために用いられる。斯かる除毛のため、例えば再充電可能なバッテリのような内蔵バッテリにより動作させられる、電動除毛機器が広く用いられている。国際特許出願公開WO2014/041490A1は、毛をピンチング(pinching)、引っ張る及び放すための回転ツイーザ(tweezer)部分を備えたモータ駆動除毛装置に関連する。ユーザの許容のためには、コストに加えて、ノイズレベルも他の側面である。
米国特許出願公開US2005/0216035A1は、本体、2つの除毛ユニットを支持する支持部材、及び皮膚に対して除毛ユニットを備えた支持部材を位置決めするための位置決め装置を備えた、除毛装置を開示している。該除毛装置は、除毛ユニットのそれぞれと皮膚との間の接触を検出するためのセンサ手段を有する。該センサ手段が除毛ユニットの1つのみと皮膚との間の接触を検出した場合には、位置決め装置が、除毛ユニットの両方が皮膚と接触する程度に、本体に対して支持部材を回転させる。この目的のため、位置決め装置は、センサ手段から入力信号を受信し、該入力信号に依存して位置決め装置のアクチュエータを制御する、制御ユニットを有する。
改善されたユーザの許容を伴う、除毛機器を提供するニーズが存在し得る。
本発明の目的は、独立請求項の主題により達成され、更なる実施例は、従属請求項に組み込まれる。
本発明によれば、可動除毛要素を備えた除毛装置と、押圧要素と、皮膚近接感知要素と、力調節要素と、を有する除毛機器が提供される。前記可動除毛要素は、互いに対して移動可能であり、相互に接触力をかけることにより毛を除去するよう相互に協働するよう構成された、少なくとも第1の毛接触部材及び第2の毛接触部材を有する。前記押圧要素は、動作の間に、前記可動除毛要素に押圧力をかけることにより、前記接触力を生成するよう構成される。前記皮膚近接感知要素は、動作の間に、前記可動除毛要素と、除去されるべき毛のある皮膚の部分と、の間の相対距離を検出するよう構成される。前記力調節要素は、動作の間に、前記皮膚近接感知要素により検出された相対距離に依存して、前記押圧要素によりかけられる押圧力を調節するよう構成される。前記可動除毛要素は、前記接触力が第1の値を持つ機能モードと、前記接触力が前記第1の値よりも小さな第2の値を持つ非機能モードと、を持つ。前記力調節要素は、前記皮膚近接感知要素により検出された相対距離が第1の相対距離である場合に、前記可動除毛要素が前記非機能モードで動作し、前記皮膚近接感知要素により検出された相対距離が第1の相対距離より短い第2の相対距離である場合に、前記可動除毛要素が前記機能モードで動作するよう、前記押圧要素によりかけられる押圧力を調節するよう構成される。
利点として、該改善された除毛機器は、動作の間の該除毛機器のノイズレベルが、該機器が皮膚に接触していないときに、大きく低減させられるという点で、よりユーザフレンドリである。該低減されたノイズレベルは、例えば接触力の存在下で相互に動くときの、第1の毛接触部材と第2の毛接触部材とが接触する結果として、又は、第1の毛接触部材と第2の毛接触部材との間の摩擦の結果として、接触力がかなりのノイズレベルを引き起こす、機能モードに比べて、除毛要素の非機能モードにおいて、第1及び第2の毛接触部材により相互にかけられる接触力が低減されるという事実に起因する。このことはまた、ユーザに対して好適な心理的効果をもたらし得る。更なる利点として、該機器が内蔵バッテリを持つ場合、該機器が皮膚に接触していない間は、あまりエネルギーが必要とされないため、バッテリの使用時間が著しく増大させられる。該低減されたエネルギー消費は、例えば(除毛のために用いられる場合)クランピングしていない
又は(シェービング若しくはトリミングのために用いられる場合)切断していないような、可動除毛要素が有効でない非機能モードにおいては、例えば脱毛シリンダを回転させるためのもののような、可動除毛要素を動作させるために、第1及び第2の毛接触部材を協働させることにより相互にかけられる接触力が低減させられる結果として、あまり電力が必要とされないという事実に起因する。このことはまた、可能であるときにはエネルギー消費が低減させられるため、持続可能性を支持する。エネルギー消費が小さいため、該装置はより小さな及び/又は少ないバッテリしか必要とせず、より大きな設計自由度に導き得る。
「押圧要素」なる語は、協働する第1及び第2の毛接触部材により相互にかけられる接触力を生成するため、可動除毛要素に押圧力をかける要素に関する。押圧要素は、ばね、圧電アクチュエータ又はその他の押圧力をかけるために適切な要素であっても良い。「力調節要素」なる語は、可動除毛要素に対して押圧要素によりかけられる押圧力を調節することができる要素に関する。押圧要素が例えばばねのような機械的なタイプである例においては、力調節要素は例えば、押圧要素と機械的に相互作用する機械的なタイプのものであっても良い。押圧要素が例えば圧電アクチュエータのような電気的なタイプである例においては、力調節要素は例えば、押圧要素の動作を電子的に制御する電子制御ユニットであっても良い。
「第1の相対距離」なる語は、非機能距離、アイドリング距離、非動作距離、又は非作動距離若しくは位置とも呼ばれ、「第2の相対距離」なる語は、機能距離、機能近接、作動距離、作動近接、動作距離、又は動作近接若しくは位置とも呼ばれる。
本発明による除毛機器の好適な実施例においては、接触力の第2の値はゼロである。本実施例においては、相互に協働する第1及び第2の毛接触部材は、可動除毛要素の非機能モードにおいては、相互に接触力をかけない。その結果、可動除毛要素の非機能モードにおけるノイズレベル及びエネルギー消費は、最大限に低減される。
本発明による除毛機器の更なる実施例においては、力調節要素は、皮膚近接感知要素により検出された相対距離が所定の閾値を超える場合には、可動除毛要素が非機能モードで動作し、皮膚近接感知要素により検出された相対距離が所定の閾値を下回る場合には、可動除毛要素が機能モードで動作するよう、押圧要素によりかけられる押圧力を調節するよう構成される。本実施例においては、相対距離の所定の閾値は例えば、比較的小さい距離であり、それにより、ユーザが該除毛機器を皮膚に向けて動かしたとき、除毛要素と皮膚との間の距離が、前記閾値を下回る値にまで減少した場合に、力調節要素が自動的に、可動除毛要素を非機能モードから機能モードへと切り換え、ユーザが該除毛機器を皮膚から離れるよう動かしたとき、除毛要素と皮膚との間の距離が、前記閾値を上回る値にまで増大した場合に、力調節要素が自動的に、可動除毛要素を機能モードから非機能モードへと切り換えるようにする。
一例によれば、押圧要素によりかけられる押圧力は、所定の最大値を持ち、このとき、力調節要素は、可動除毛要素の非機能モードにおいて押圧要素によりかけられる押圧力を、該所定の最大値よりも小さな低減された値にまで低減させるよう構成される。更に、力調節要素は、可動除毛要素の機能モードにおいて、押圧要素を解放し、押圧要素によりかけられる押圧力が、所定の最大値を持つようにするよう構成される。
機能モードにおける動作は、除毛動作とも呼ばれる。非機能モードにおける動作は、動作間とも呼ばれる。
押圧力の所定の最大値は例えば、押圧要素がばねを有する実施例においては、ばねの弾性力に依存し、又は、押圧要素が線形アクチュエータを有する実施例においては、線形アクチュエータの動きの最大範囲に依存する。換言すれば、該押圧力は、例えばばねの弾性力又は線形アクチュエータの動きの最大範囲に依存する範囲を持つ。
一例によれば、皮膚近接感知要素は、力学的な接触により相対距離を検出するよう構成された、力学的接触センサを有する。
代替としては、接触センサは、例えば容量型接触センサ、抵抗型接触センサ、又は圧電型接触センサを含む、電気接触センサであっても良い。
皮膚近接感知要素が力学的接触センサを有する場合、力調節要素は、押圧力を力学的に調節するよう構成されても良い。このことは、力学的接触センサを力調節要素に力学的に結合し、力学的接触センサが力学的に力調節要素と相互作用するようにすることにより実現され得る。
例えば、力調節要素は、力学的接触センサから力学的な入力動き及び/又は力学的な入力力を受信し、該入力動き又は入力力を出力動き及び/又は出力力へと変換して、例えばレバー又はギアにより押圧力を調節する。
一例によれば、力学的接触センサは、除毛装置に対して枢動可能に装着されたレバー構成を有する。該レバー構成は、動作の間に皮膚部分に接触するよう構成された遠位端を備えた主レバー部分と、分離部材を有する副レバー部分と、を有する。該主及び副レバー部分は、相互に結合される。分離部材は、遮断位置から解放位置へと、レバー構成の回転により変位可能である。遮断位置においては、該分離部材は、押圧要素と可動除毛要素との間に配置され、該分離部材が少なくとも部分的に、可動除毛要素への押圧力の伝達を防止する。解放位置においては、該分離部材は押圧要素を解放し、押圧要素が押圧力を可動除毛要素へ伝達することを可能とする。主レバー部分は、動作の間、分離部材を解放位置へと変位させるため、皮膚に接触するよう構成される。本実施例においては、レバー構成は、ユーザが可動除毛要素を皮膚に接触させたときに、皮膚に対する主レバー部分の接触により、回転させられる。これにより分離部材は、遮断位置から解放位置へと変位させられ、押圧要素が、該要素の押圧力を可動除毛要素にかけることを可能とさせられ、可動除毛要素が機能モードへと切り換えられる。
一例によれば、押圧要素は、力学的なばね部材を有する。本例においては、分離部材の遮断位置において、該力学的なばね部材が分離部材に押圧力をかけ、それにより力学的なばね部材が可動除毛要素に押圧力を伝達することを防止させられ、可動除毛要素が非機能モードに維持される。
一例によれば、皮膚近接感知要素は、非接触型の態様で相対距離を検出するよう構成された非接触型センサを有する。例えば、該非接触型センサは、光学センサ、近接センサ、又は容量型センサである。
一例によれば、押圧要素は、可動除毛要素の受圧要素に押圧力をかけるよう構成される。力調節要素は、押圧力の方向と反対方向に該受圧要素に後退力をかけるよう構成された、電気的に制御されるアクチュエータを有する。皮膚近接感知要素は、該皮膚近接感知要素により検出された相対距離に対応する制御信号を、該電気的に制御されるアクチュエータに提供するよう構成される。本実施例においては、皮膚近接感知要素が皮膚の近接を検出した場合、該皮膚近接感知要素が該電気的に制御されるアクチュエータに制御信号を供給し、その結果、該アクチュエータが、可動除毛要素の受圧要素に対し後退力をかける。該後退力は、押圧要素によりかけられる押圧力とは反対であり、そのため押圧要素が押圧力を可動除毛要素に伝達することが防止され、可動除毛要素が非機能モードに維持される。
一例によれば、押圧要素は力学的なばね部材を有し、電気的に制御されたアクチュエータが電磁石を有する。
一例によれば、該機器は脱毛器である。可動除毛要素は、長手方向の回転軸のまわりに回転可能な脱毛シリンダである。本例においては、第1の毛接触部材及び第2の毛接触部材はそれぞれ、毛を捕捉しクランピングして皮膚から毛を引き抜くための、脱毛シリンダの複数の毛クランピング部材のなかの1つの毛クランピング部材を構成する。動作の間、押圧要素は、該長手方向の回転軸に対して径方向にオフセットされた位置において、毛クランピング部材に対して押圧力をかけ、これにより、隣接する毛クランピング部材が、少なくとも径方向にオフセットされた領域において、互いに対して付勢され、隣接する毛クランピング部材の間にクランピング力をもたらす。脱毛シリンダの機能モードにおいては、該脱毛シリンダは回転軸のまわりに回転し、毛クランピング部材は、押圧要素の押圧力により、周期的に相互にクランピングする構成にされ、第1の値を持つ接触力の影響の下で、毛をクランピングして皮膚から抜く。脱毛シリンダの非機能モードにおいては、該脱毛シリンダは、依然として回転軸のまわりに回転していても良いが、毛クランピング部材は、押圧要素によって相互にクランピングする構成にはされず、又は限られた程度にだけ、クランピング力の第2の低減された値を生成する。その結果、相互にクランピングする構成となったときに毛クランピング部材により引き起こされるノイズは防止されるか又は限定される。
一例によれば、該機器はシェービング機器として提供され、可動除毛要素は毛カッタであり、第1の毛接触部材は固定グリッドを有し、第2の毛接触部材は該グリッドに対して移動可能な複数の切断刃を有する。動作の間、可動除毛要素の機能モードにおいては、押圧力が、固定グリッドに対して複数の切断刃を付勢する。このことは、固定グリッドとの摩擦接触を伴って動く切断刃により引き起こされるノイズを生成する。可動除毛要素の非機能モードにおいては、複数の切断刃は依然として固定グリッドに対して動き得るが、移動する切断刃に対して押圧要素によりかけられる押圧力の不在又は低減により、ノイズレベルが著しく低減させられる。
更なる例によれば、該機器はトリミング又は毛切断機器として提供され、第1の毛接触部材は固定保護刃を有し、第2の毛接触部材は該保護刃に対して移動可能な切断刃を有する。動作の間、可動除毛要素の機能モードにおいては、押圧力が、固定保護刃に対して可動切断刃を付勢する。このことは、固定保護刃との摩擦接触を伴って動く切断刃により引き起こされるノイズを生成する。可動除毛要素の非機能モードにおいては、切断刃は依然として固定保護刃に対して動き得るが、移動する切断刃に対して押圧要素によりかけられる押圧力の不在又は低減により、ノイズレベルが著しく低減させられる。
一例によれば、該機器は更に、可動除毛要素を駆動するよう構成された駆動モータを備えた支持構造、及び除毛ヘッドを有する。該除毛ヘッドは、可動除毛要素を備えた除毛装置、皮膚近接感知要素、力調節要素、及び可動除毛要素を駆動するためのギア構成を有する。該支持構造と除毛ヘッドとは、互いに着脱可能に構成される。
一態様によれば、皮膚近接感知要素は例えば、脱毛器と皮膚との間の接触又は脱毛器と皮膚との間の相対距離を検出するため、脱毛器上に配置される。該脱毛器は、シリンダの回転により毛をクランピングし皮膚からクランピングされた毛を引っ張るよう、シリンダの回転の間に周期的に開閉する、ツイーザ状要素を持つ回転シリンダを有する。ツイーザ状要素を閉じさせ、十分なクランピング力を毛にもたらすため、クランピングばねシステムが、押圧要素として備えられる。更に、力調節要素は、該機器が皮膚と接触していないときには、クランピングばねシステムがツイーザ状要素にばね力をかけることをディスエーブルにし、該機器が皮膚と接触させられたときには、クランピングばねシステムがツイーザ状要素にばね力をかけることをイネーブルにするために、備えられる。
第1の実施例においては、機械的なレバーが、脱毛器の除毛ヘッドに組み込まれる。該機器が皮膚に接触していないときには、戻りばねの影響の下、該レーザがデフォルト位置にあり、レバーがクランピングばねを、クランピングばねがばね力をツイーザ状要素にかけない状態にする。該機器が皮膚に接触させられたときには、該レバーは、クランピングばねを解放し、クランピングばねがばね力をツイーザ状要素にかけることを可能とする位置へと、皮膚により押される。該機器が再び皮膚から離されると、該レバーは、戻りばねの影響の下、デフォルト位置に戻り、レバーが再びクランピングばねを、該クランピングばねがばね力をツイーザ状要素にかけない状態にする。
第2の実施例においては、該機器が皮膚に接触しているか否かを検出するため、非接触型の皮膚近接センサが用いられる。該センサが皮膚との接触を検出しない場合、制御ユニットにより電磁気装置が起動され、クランピングばねシステムが、ばね力をツイーザ状要素にかけない状態にされる。センサが皮膚との接触を検出した場合、該電磁気装置が停止され、クランピングばねシステムが解放され、ばね力をツイーザ状要素にかけることを可能とされる。
皮膚近接感知要素及び力調節要素の構成は、脱毛器のみならず、例えば電動シェーバ及びグルーミング装置にも適用可能である。回転シェーバの例においては、ユーザが該シェーバを顔から離すと、回転内部カッタを押して外側キャップに接触させるばね力が低減させられる。このことは毛カッタとも動作する。毛カッタが皮膚と接触していないときには、固定保護部及び可動カッタを共に押すばね力が低減させられる。毛カッタが皮膚と接触させられると、皮膚近接感知要素が該接触を検出し、ばね力が通常の動作レベルを持つこととなる。
本発明のこれらの及び他の態様は、以下に説明される実施例を参照しながら説明され明らかとなるであろう。
本発明の実施例は、図面を参照しながら説明される。
本発明による除毛機器の例を模式的な図で示す。 皮膚に対する2つの相対距離における図Aの機器を示す。 本発明による除毛機器の更なる例を斜視図で示す。 図2Aの機器を側面図で示す。 非機能モードにおける図2A及び2Bの機器を示す。 機能モードにおける図2A及び2Bの機器を示す。 本発明による除毛機器の更なる例を斜視図で示す。 図4Aの機器を前面図で示す。 非機能モードにおける図4A及び4Bの機器を示す。 機能モードにおける図4A及び4Bの機器を示す。 本発明による除毛機器の他の例を斜視図で示す。
図1Aは、本発明による除毛機器10の例の模式的な図を示す。機器10は、可動除毛要素14、押圧要素40(図2A及び2B参照、図1A及び1Bには示されていない)、皮膚近接感知要素16、及び力調節要素18を備えた、除毛装置12を有する。可動除毛要素14は、互いに対して移動可能である、相互に接触力をかけることにより毛を除去するよう相互に協働するよう構成された、少なくとも第1の毛接触部材(図1A及び1Bには示されていない)及び第2の毛接触部材(図1A及び1Bには示されていない)を有するタイプのものである。押圧要素40は、動作の間に、単に説明の目的のために矢印20により示された押圧力を、可動除毛要素14にかけて、第1及び第2の毛接触部材により相互にかけられる接触力を生成するよう構成される。皮膚近接感知要素16は、動作の間に、二重矢印22により示された、可動除毛要素14と除去されるべき毛を持つ皮膚24の部分との間の相対距離を検出するよう構成される。皮膚24の該部分は、凹凸部分を持つ複雑な皮膚面を更に示すことなく、基準線によって示される平面に簡略化されていることに留意されたい。力調節要素18は、動作の間に、皮膚近接感知要素16により検出された相対距離22に依存して、押圧要素40により可動除毛要素14にかけられる押圧力20を調節するよう構成される。可動除毛要素14は、第1の毛接触部材と第2の毛接触部材との間の接触力が第1の値を持つ機能モードと、該接触力が該第1の値よりも小さな第2の値を持つ非機能モードと、を持つ。特に、力調節要素18は、皮膚近接感知要素16により検出された相対距離22が第1の相対距離26(図1Bに示される)である場合に、可動除毛要素14が非機能モードで動作し、皮膚近接感知要素16により検出された相対距離22が第2の相対距離28(図1Bに示される)である場合に、可動除毛要素14が機能モードで動作するよう、押圧要素40によりかけられる押圧力20を調節するよう構成される。
「除毛機器」なる語は、体毛除去に関する。「体毛」なる語は、人間の身体の表面における毛に関する。従って体毛は、頭髪とは区別される。該除毛機器の意図される使用は主に体毛の除去であるが、頭髪もまた、少なくとも原理的には、該機器により除去され得る。それ故該機器は、人間の皮膚における体毛を(機械的に)除去するためのハンドヘルド型の機器である。該除毛機器は、個人使用のための電動家庭用機器であっても良い。該除毛機器はまた、プロフェッショナルの除毛スタジオにおけるもののような、プロフェッショナル用の電動機器であっても良い。一例においては、該機器は(1)脱毛器、(2)シェーバ及び(3)(毛)トリマの少なくとも1つである。
「除毛装置」なる語は、除毛構成とも示され、例えば切断、トリミング又は脱毛によって、体毛を除去する装置に関連する。該機器が脱毛器である場合、該除毛装置は脱毛装置であっても良い。該機器がシェーバ又は(毛)トリマである場合、該除毛装置はシェービング装置又は毛トリミング装置であっても良い。
「可動除毛要素」なる語は、実際に除毛をもたらす除毛装置の構成要素に関する。可動除毛要素は、互いに対して移動可能であり、相互に接触力をかけることにより毛を除去するよう相互に協働するよう構成された、少なくとも第1の毛接触部材及び第2の毛接触部材を有するタイプのものである。例えば、可動除毛要素が脱毛シリンダである場合には、第1の毛接触部材及び第2の毛接触部材は、毛クランピング部材により相互にかけられる接触力の影響の下で、毛を捕捉してクランピングするよう相互に協働する、脱毛シリンダの毛クランピング部材であっても良い。更なる例においては、可動除毛要素はシェーバヘッドであり、第1の毛接触部材は毛入口開口を備えた固定外側切断部材であり、第2の毛接触部材は、該外側切断部材と加圧接触した、例えば回転可能な又は直線往復運動する、可動内側毛切断部材である。他の例においては、可動除毛要素は、毛トリミングのための毛切断要素であり、第1の毛接触部材は固定切断歯を備えた固定切断部材であり、第2の毛接触部材は固定切断歯と加圧接触した切断歯を備えた直線往復運動する切断部材である。
「皮膚近接感知要素」なる語は、例えば皮膚との直接の接触のような、皮膚との近接を検出するような、近隣のオブジェクトの存在を検出することが可能な構成要素に関する。皮膚近接感知要素は、皮膚距離感知要素とも示される。換言すれば、皮膚近接感知要素は、シェービングヘッド、トリミングヘッド又は脱毛シリンダ(又は毛クランピング部材)のような可動除毛要素と、皮膚の一部と、の間の相対距離を検出する。
皮膚近接感知要素は、種々のタイプのセンサとして提供されても良い。例えば、皮膚近接感知要素は、電場又は電磁放射(例えば赤外線)のビームを放射し、該場の変化又は戻り信号を調べる、電磁センサとして提供されても良い。更なる例においては、皮膚近接感知要素は、センサが皮膚に接触したときにキャパシタンスの変化を検出する、容量センサとして提供されても良い。
それ故、皮膚近接感知要素は、接触型センサとして提供されても良く、及び/又は非接触型センサとして提供されても良い(以下も参照)。
皮膚近接感知要素が接触型センサである場合には、該皮膚近接感知要素は、除毛機器のヘッドユニット又はヘッド部分、即ちシェービングヘッド、トリミングヘッド又は脱毛器ヘッドのような除毛ヘッドにおいて、備えられても良い。
「皮膚接触部分」なる語は、例えば使用の間に皮膚と接触することとなる脱毛器ヘッドの筐体のような、除毛装置の外側部分に関する。換言すれば、動作の間、皮膚接触部分は少なくとも部分的に皮膚と接触する。
皮膚近接感知要素は、除毛ヘッドに装着された構成要素の皮膚接触部分に備えられても良い。例えば、皮膚近接感知キャップが、使用の間に除毛ヘッドに着脱可能に装着されるよう備えられても良い。皮膚近接感知要素はまた、皮膚接触を認識するため皮膚近接感知キャップの皮膚接触部分に備えられても良い。
皮膚近接感知要素が非接触型センサである場合には、該皮膚近接感知要素は、最大検出範囲、即ち該皮膚近接感知要素が検出できる最大距離を持つ。最大検出範囲に依存して、皮膚近接感知要素は、該機器の異なる部分に備えられても良い。30mmのような短距離検出範囲を持つ皮膚近接感知要素の場合には、該皮膚近接感知要素は、該機器の前方部分に備えられても良い。10cmのような長距離検出範囲を持つ皮膚近接感知要素の場合には、該機器の後端部分に備えられても良い。
「前方部分」なる語は、使用の間に、該機器の皮膚接触部分の近くとなる部分に関する。換言すれば、動作の間に、前方部分は皮膚に近くなるか又は近接する。
「後端部分」なる語は、前方部分とは反対側における部分、即ち動作の間に皮膚とは離れている部分に関する。
「押圧力をかける」なる語は、動作の間にかけられる、可動除毛要素の第1の毛接触部材と第2の毛接触部材との間に接触力を生成するため、可動除毛要素に対する押圧力に関する。例えば、可動除毛要素の第2の毛接触部材は、動作の間に、せん断ホイル又はシェービングホイルに対して付勢される内部カッタのような第1の毛接触部材のガイド面に対して付勢され又は押し付けられる。本例においては、押圧力は、固定された即ち動かない毛接触部材に対して動く毛接触部材に作用する。他の例においては、押圧力は、互いに対して移動可能な2つの可動毛接触部材に作用する。例えば、押圧力は、複数の回転毛接触部材の部材を互いに対して付勢するが、除毛装置の固定支持部又はガイド面に対してはこれらを押し付けない。例えば、回転脱毛ディスクが、動作の間に互いに対して付勢される。一般的に、第1及び第2の毛接触部材は、動作の間に毛と実際に接触し、毛をクランピングする又は毛を切断するような、毛に作用するために互いに対して移動可能な、除毛要素の2つの協働する要素を構成する。第1及び第2の毛接触部材により相互にかけられる接触力は例えば、第1及び第2の毛接触部材のクランピング面間に毛をクランピングするために、又は、第1及び第2の毛接触部材に備えられた切断端により毛にかけられる切断力を生成するために、用いられても良い。
図1Bは、皮膚に対する2つの相対距離における、図1Aの除毛装置10の例を示す。皮膚近接感知要素16(図1A参照、図1Bには更には示されていない)により検出された相対距離22が、二重矢印26により示される第1の相対距離である場合、可動除毛要素14は非機能モードで動作する。皮膚近接感知要素16により検出された相対距離22が、二重矢印28により示される第2の相対距離である場合、可動除毛要素14は機能モードで動作する。第1の相対距離26は、第2の相対距離28よりも大きい。機能モードにおいては、動作の間に可動除毛要素14に対して押圧要素40(例えば図2A及び2B参照)によりかけられる押圧力20(図1A参照、図1Bには更には示されていない)は、非機能モードにおけるよりも大きく、そのため、可動除毛要素14の機能モードにおける第1の毛接触部材と第2の毛接触部材との間の接触力の第1の値は、可動除毛要素14の非機能モードにおける該接触力の第2の値よりも大きい。
一般的に、「第2の相対距離」なる語は、例えば接触のような、第1の相対距離よりも近接に関する。例えば、第2の相対距離は、例えば10mmのような、例えばクランピングされるべき(脱毛の場合)又は切断されるべき(シェービング又はトリミングの場合)毛のような、除去されるべき毛の長さに対応する、短距離に関する。更なる例においては、第2の相対距離は、クランピング部材のような除毛部材と皮膚の一部との間の物理的な接触に関する。
一般的に、「第1の相対距離」なる語は、第2の相対距離よりも大きい距離に関する。例えば、第1の相対距離は、20mmのように、第2の相対距離よりも2倍大きい。例えば、第1の相対距離は、10cmのように、第2の相対距離よりも10倍大きい。
好適には、力調節要素18は、皮膚近接感知要素16により検出された相対距離22が、所定の閾値を上回る場合、可動除毛要素14が非機能モードで動作し、皮膚近接感知要素16により検出された相対距離22が、所定の閾値を下回る場合、可動除毛要素14が機能モードで動作するよう、押圧要素40によりかけられる押圧力20を調節するよう構成される。本実施例においては、該所定の閾値を上回る相対距離22のいずれの値も「第1の相対距離」と示され、該所定の閾値を下回る相対距離22のいずれの値も「第2の相対距離」と示され得る。
「非機能モード」なる語は、可動除毛要素が依然として動いていても良い(例えば脱毛シリンダの場合には回転)、可動除毛要素の非除毛状態に関する。例えば、非機能モードは、非毛クランピング状態(脱毛の場合)又は非毛切断状態(シェービング又はトリミングの場合)に関する。
反対に、「機能モード」なる語は、毛クランピング状態(脱毛の場合)又は毛切断状態(シェービング又はトリミングの場合)のような、動作の間の可動除毛要素の除毛状態に関する。
図2Aは、本発明による除毛機器10の例として脱毛器30を示す。脱毛器30は、可動除毛要素14として脱毛シリンダ32を有する。脱毛シリンダ32は、点線34により示された長手方向の回転軸のまわりに回転可能である。脱毛シリンダ32は、毛を捕捉及びクランピングし、該毛を皮膚から引っ張るための、幾つかの毛クランピング部材36を有する。毛クランピング部材36は、非クランピング位置からクランピング位置へと互いに対して移動可能な可動除毛要素14の毛接触部材を構成する。図2Aは、機器10のヘッド部分又はヘッドユニットのみを示していることに留意されたい。
動作の間、押圧力20が、長手方向の回転軸34に対して径方向にオフセットされて毛クランピング部材36に作用し、これにより、隣接する毛クランピング部材36が、少なくとも径方向にオフセットされた領域38において互いに対して付勢され、隣接する毛クランピング部材36間に接触力即ちクランピング力をもたらす。
本明細において「脱毛」なる語は、毛根を含む全ての毛が引き抜かれることを意味しない。該語は単に、毛が把持され、皮膚から引っ張られることを意味する。幾つかの毛根は皮膚に残っていても良い。毛の強度及び脆弱性に依存して、脱毛なる語は、皮膚から毛を引っ張ることではなく、毛を折ることに関し得る。
「脱毛シリンダ」なる語は、脱毛ヘッドの回転部分に関する。脱毛シリンダは、当業者に知られているように、毛クランピング部材の回転構成であることに留意されたい。該シリンダは、ドラム型、湾曲型、又は凹状若しくは凸状の構造を持っても良い。例えば、脱毛シリンダは、皮膚部分の輪郭との好適な整合のため、湾曲した形状を持つ。更に、「回転」なる語は、連続的な回転のみならず、シリンダ等の振動的な枢動又は部分的な回転にも関する。脱毛シリンダは、回転可能な態様で、脱毛ヘッドに装着又は装備される。例えば、脱毛シリンダは、心棒に装着され該心棒のまわりに回転する。
脱毛シリンダは、回転脱毛シリンダ又は回転する脱毛シリンダとも示され得る。
「長手方向の回転軸」なる語は、脱毛シリンダが回転する又は少なくとも枢動するときの軸に関する。例えば、該軸は、心棒により固定され、該心棒に脱毛シリンダが装着される。動作の間、皮膚面との毛クランピング部材の好適な接触を実現するため、回転軸は皮膚面と平行である。
「平行」なる表現は、例えば±5°、±10°又は±15°といった、平行な配置からの逸脱にも関する。
他の例においては、湾曲した形状を持つ回転のための軸が備えられ、例えばそれに応じて形成された脱毛構造を提供する。
「毛クランピング部材」なる語は、除毛動作の間、毛を捕捉、クランピングし、皮膚から引き抜くことが可能な要素のパッケージ又はアセンブリに関する。従って、毛クランピング部材は、毛クランピング要素又は毛クランピングアセンブリとも示される。毛クランピング部材は、互いに隣接して回転軸と同軸に備えられて、脱毛シリンダを形成する。
毛クランピング部材は、種々の設計を持ち得る。例えば、毛クランピング部材は、回転の間に毛を捕捉及び解放するコイルばねの巻線として備えられる。他の例においては、毛クランピング部材は、回転ディスクとして備えられる。更なる例においては、毛クランピング部材は、一対のツイーザによる動作と同様に、偏心運動で回転し、それによりディスク間の距離を変え、その結果毛が把持され、引き抜かれ、続いて破棄される、ツイーザ状のディスクの形をとる。
毛クランピング部材は、いずれの適切な材料からつくられても良い。例えば、毛クランピング部材は、専ら金属からつくられても良い。他の例においては、毛クランピング部材は、鋼及びプラスチック又は2つの異なるプラスチックから成る混成部分としてつくられても良い。更に、「クランピング部分」、即ちピンチング又はクランピング力を提供する毛クランピング部材の部分、特にクランピング部分の径方向外側の又は周縁部分は、セラミックのような比較的硬い材料からつくられる。
毛クランピング要素がコイルばねの巻線である場合には、押圧力は、回転の間のばねの曲がりの度合いに関連し得、該曲がりが、螺旋状のコイルの巻線を、凸側においては互いに対して付勢し(毛を捕捉及びクランピングする)、該曲がり部分の凸側において再びこれらを変位させる(毛を放出する)。毛クランピング要素が回転ディスク又はツイーザ状ディスクである場合には、押圧力は、毛クランピング要素のパッケージ又はアセンブリを共に押し、例えば当然ながら毛クランピング要素の積層の反対側において逆方向の支持を伴いつつ、少なくとも一方の側から押圧力を提供することによりこれらを互いに対して付勢し、それにより毛クランピング要素が毛をクランピングするようにする力に関する。該押圧力は、回転軸に対して径方向にオフセットされた態様で毛クランピング要素に作用するように提供され、それにより一方の径方向にオフセットされた側における当接に帰着する。回転軸に整合させられて押圧力の構成は、ディスクが互いに当接するようにするための付加的な手段を必要としない。
「径方向にオフセット」なる語は、回転軸と平行であるが特定の距離を持つ線又は軸に関し、従って押圧力の方向を定義する。押圧力方向に沿って、即ち径方向にオフセットされた領域において、隣接する毛クランピング要素は互いに対して付勢され、毛クランピング要素間に接触又はクランピング力をもたらして毛を取り除くよう互いに対して当接する。換言すれば、径方向にオフセットされた領域における毛クランピング要素は、共にクランピングされて毛を引き抜く。
「当接する」なる語は、好適には付勢又は押圧された態様で、接触する作用に関する。
「径方向にオフセットされた領域」なる語は、毛をクランピングするため脱毛機器の動作の間に隣接する毛クランピング部材と周期的に接触する即ち当接する毛クランピング部材の領域又は部分に関する。それ故、径方向にオフセットされた領域は、毛クランピング部材の「クランピング部分」、即ちピンチング又はクランピング力を提供する領域とも示される。動作の間、径方向にオフセットされた領域、即ちクランピング部分は、少なくとも部分的に皮膚と接触し毛を取り除く。
「クランピング力」なる語は、毛をクランピングする又は引っ張るための少なくとも径方向にオフセットされた領域における隣接する即ち相互に当接した又は近隣の毛クランピング部材間の力に関し、可動除毛要素の毛接触部材間の接触力を構成する。クランピング力の大きさは、毛クランピング部材のアセンブリにもたらされる押圧力に依存する。一例においては、少なくとも動作の特定のモードにおいては、クランピング力がもたらされない。この状態は、毛クランピング部材が開いている状態、又は互いに対して当接していない状況であり得る。更なる例においては、毛クランピング部材は、クランピング力をかけずに、単に径方向にオフセットされた領域において互いに接触する。他の状態においては、即ち動作の他のモードにおいては、クランピング力が毛を引き抜くためにかけられ、即ち毛クランピング部材が閉じた状態、即ち径方向にオフセットされた領域において互いに対して当接しているのみならず、互いに対してしっかりと押し付け、毛を引き抜くために必要なクランピング力をもたらす。
図2Aは、押圧要素40の例として、弓状の機械的ばね部材42を示す。更なる例においては、図面には示されていないが、押圧要素40は、例えば電圧の印加の下で膨張する圧電アクチュエータ、又はモータの回転運動を直線状の変位に変換する電気力学的アクチュエータを含む、線形アクチュエータとして備えられる。
更に、図2Aは、除毛装置12に対して枢動可能に装着されたレバー構成44を示す。レバー構成44は、除毛動作の間に皮膚部分と接触するよう構成された遠位端50を備えた主レバー部分48と、分離部材54を備えた副レバー部分52と、を有する。主レバー部分48は、力学的接触センサ46の形をとる皮膚近接感知要素16の例として示され、力学的接触センサ46は、可動除毛要素14と皮膚との間の相対距離を力学的接触により検出するよう構成される。副レバー部分52は、押圧力20を力学的に調節するよう構成された力調節要素18の例として備えられる。主レバー部分48は副レバー部分52に力学的に結合され、主レバー部分48と副レバー部分52とは一体に構成される。このようにして、主レバー部分48は、副レバー部分52と力学的に相互作用し、押圧力20を調節する。
図2Bは、図2Aの脱毛機器を側面図で示す。図2Bは、例えば脱毛機器30のような機器10の前方部分即ちヘッドのみを示していることに留意されたい。更に、脱毛機器30は、脱毛シリンダ32が皮膚24に近接しているが、主レバー部分48の遠位端50が皮膚24に接触していない位置において示されている。換言すれば、脱毛機器30は、非機能モードにある。このことは、力学的なばね部材42が押圧力を脱毛シリンダ32にかけることを防止するために副レバー部分52の遠位端に備えられた、分離部材54の例である楔56の存在の結果である。図2Bの非機能モードにおいては、力学的なばね部材42は、押圧力20を楔56にかける。換言すれば、楔56は、力学的なばね部材42が毛クランピング部材36(図2A参照、図2Bには更に示されていない)に押圧力をかけることを防止する。レバー構成44は、ヒンジ58のまわりに枢動可能である。任意に、脱毛機器30が皮膚24から離されたときに、レバー構成44をデフォルト位置(湾曲した矢印59により示される)に戻す戻しばね(更には図示されていない)が備えられる。
図3Aは、非機能モードにある、即ち主レバー部分48の遠位端50が皮膚24に接触していない位置における、図2A及び2Bの脱毛機器を(模式的な図として)示す。非機能モードにおいては、副レバー部分52は、力学的なばね部材42を保持又は遮断することにより、力学的なばね部材42と相互作用し、それにより、力学的なばね部材42が、低減された又はゼロである押圧力20を脱毛シリンダ32にかける。換言すれば、副レバー部分52は遮断位置にあり、該位置においては、楔56のような分離部材54が、力学的なばね部材42と脱毛シリンダ32との間に配置され、それにより、分離部材54が、脱毛シリンダ32への押圧力20の伝達を少なくとも部分的に防止又は低減し、斯くして著しいノイズ低減、及びより少ないエネルギー消費をもたらす。
一例においては、図2A及び2Bに示されるように、弓状の力学的なばね部材42が、力学的なばね部材42と脱毛シリンダ32との間に配置された、図2A及び2Bに示された柔軟な肩部分のような受圧要素55を介して、毛クランピング部材36に押圧力20をかける。
更なる例においては(更に図示されてはいない)、該力学的なばね部材は、2つの対向する側から脱毛シリンダに作用する。副レバー部分は、該力学的なばね部材が毛クランピング部材に作用したときに、2つの対向する側の下で滑動する2つの分離部材を備えられる。
押圧力の伝達は、完全に遮断されても良い。更なる例においては、押圧力の伝達は、部分的に遮断され、力学的なばね部材が、脱毛シリンダに対して低減された押圧力をかける。例えば、押圧力は少なくとも半分だけ低減させられる。
図3Bは、機能モードにある、即ち主レバー部分48の遠位端50が皮膚24に接触している位置における、図2A及び2Bの脱毛機器を模式的に示す。機能モードにおいては、副レバー部分52が力学的なばね部材42を解放し、それにより、力学的なばね部材42は脱毛シリンダ32に最大の押圧力20をかける。換言すれば、副レバー部分52は解放位置にあり、該位置において、分離部材54が力学的なばね部材42を解放して、力学的なばね部材42が脱毛シリンダ32に押圧力20を伝達することを可能とする。
更に、分離部材54は、図3Aにおける遮断位置から図3Bにおける解放位置まで、レバー構成44の回転により変位可能である。除毛動作の間、主レバー部分48は、分離部材54を解放位置に変位させるため、皮膚24と接触するよう構成される。
分離部材54はまた、図3Bにおける解放位置から図3Aにおける遮断位置まで、レバー構成44の回転により変位可能である。図3A及び3Bにおいて選択肢として示された一例においては、レバー構成44はヒンジ58のまわりに枢動可能である。更に、主レバー部分48が皮膚24に接触していないときには、レバーを解放位置から遮断位置へとリセットするための戻しばね(更に図示されてはいない)が備えられても良い。
脱毛機器の「非機能モード」なる語は、脱毛器がクランピング要素を有する場合の非クランピング状態のような、非除毛状態に関する。非機能モードは、例えば毛クランピング部材のような隣接する除毛要素が互いに当接しないか又は互いに接触せず、従って除毛が起こらない即ち毛クランピング力がかけられない状態に関し得る。非機能モードはまた、クランピング力をかけることなく隣接する毛クランピング要素が互いに当接するか又は互いに接触する状態にも関し得る。非機能モードにおいては、毛クランピング部材は、依然として同じ速度で移動又は回転しても良いが、クランピング力はかけられない。従って、非機能モードは、アイドリングモードとも示される。
脱毛機器の「機能モード」なる語は、毛クランピング部材のクランピング状態に関する。機能モードは、毛クランピング力が毛を引き抜くことが可能である、クランピング力の範囲に関する。従って、非機能モードは、作動モードとも示される。
図4Aは、本発明による除毛機器10の更なる例を示し、ここでは皮膚近接感知要素16は、非接触型のセンサ60(図5A及び5B参照)を有し、該センサは、可動除毛要素14と皮膚との間の相対距離を非接触型の態様で検出するよう構成される。非接触型センサ60は、光学センサ、近接センサ又はその他のいずれの適切なセンサであっても良い。図4Bは、図4Aの除毛機器の例を前面図で示す。図4A及び4Bはいずれも、機器10の前方部分即ちヘッドのみを示していることに留意されたい。
一例として、弓状の力学的なばね部材42として押圧要素40も備えられ、柔軟な肩部分として受圧要素55が示されている。押圧要素40は、可動除毛要素14の受圧要素55に押圧力20をかけるよう構成される。
力調節要素18は、例えば電磁石64及び強磁性対応部分66を有する、電気的に制御されるアクチュエータ62である。力調節要素18は、図4Bにおいて矢印61により示されるような、押圧力20の方向とは反対方向に、受圧要素55に対して後退力をかけるよう構成される。後退力61は、補償力とも示される。例えば非接触型センサ60のような皮膚近接感知要素16は、皮膚近接感知要素16により検出された相対距離に依存して、アクチュエータ62を起動する制御信号を提供する。
「補償力」なる語は、少なくとも押圧力の方向とは反対のベクトルを持つ力に関する。図4Bは、電磁石64と強磁性対応部分66との間の引力によりもたらされる、補償力即ち後退力61の例を示す。
補償力の生成の間に脱毛シリンダ32にかけられる、この結果の押圧力の大きさは、最大押圧力と押圧力の方向における補償力との差に依存し、即ちこの結果の押圧力はF−F(即ち最大押圧力から補償力を減算したもの)である。
「部分的に補償する」なる語は、少なくとも部分的に押圧力を補償することに関し、即ち換言すれば、補償力の生成の間に、この結果の押圧力が依然としてあっても良いが、力学的なばね部材42の最大押圧力よりは小さい。
更なる選択肢として、図4A及び4Bに示されるように、電磁石64が支持枠67に配置され、強磁性対応部分66が受圧要素55に配置される。
図5Aは、非機能モードにおける、即ち皮膚24からの第1の相対距離26における、図4A及び4Bの除毛機器を示す。第1の相対距離26においては、除毛要素14は皮膚24に接触しないか、又は除毛要素14は皮膚24とは近接していない。その結果、力調節要素18は、力学的なばね部材42即ち押圧要素40に反作用し、少なくとも部分的に押圧力20を補償し、非接触型センサ60が電磁石64を起動して、強磁性対応部分66を引き寄せ、斯くして力学的なばね部材42に反作用して押圧力20を低減させる。
図5Bは、機能モードにおける、即ち皮膚24からの第2の相対距離28における、又は皮膚24と近接した、図4A及び4Bの除毛機器を示す。第2の相対距離28においては、非接触型センサ60が、皮膚の接触を検出及び認識し、斯くして力学的なばね部材42を解放し、それにより力学的なばね部材42が、可動除毛要素14に最大の押圧力20をかける。
図A及び4Bの状況において「解放する」なる語は、少なくとも補償力を低減させることに関し、即ち押圧要素が、押圧力をかけることを妨げられない。「解放する」とは、可動除毛要素14にかけられる押圧力を増大させることを意味し、斯くして押圧力は、径方向にオフセットされた領域において毛クランピング部材又は毛接触部材を互いに対してより堅く押し付け、毛を引き抜くための(より大きな)クランピング力又は接触力をもたらす。
更なる例においては、図面には更には示されていないが、該機器はシェービング機器として提供され、可動除毛要素は毛カッタであり、第1の毛接触部材は固定グリッドを有し、第2の毛接触部材は該グリッドに対して移動可能な複数の切断刃を有する。当該シェービング機器においては、動作の間、押圧力が、該グリッドに対して複数の切断刃を付勢する。他の例においては、該機器はトリミング又は毛切断機器として提供され、第1の毛接触部材は固定保護刃を有し、第2の毛接触部材は該保護刃に対して移動可能な切断刃を有する。当該シェービング機器においては、動作の間、押圧力が、該保護刃に対して該切断刃を付勢する。
図5A及び5Bに示される更なる選択肢として、除毛機器10は、支持構造68及び除毛ヘッド70を有する。
図6は、支持構造68及び除毛ヘッド70を備えた除毛機器10の斜視図を示す。
ここで図5A及び5Bに戻ると、支持構造68は、可動除毛要素14を駆動するよう構成された駆動モータ72を有する。除毛ヘッド70は、可動除毛要素14、皮膚近接感知要素16、力調節要素18、及び可動除毛要素14を駆動するためのギア構成(更に図示はされていない)を備えた、除毛装置を有する。支持構造68と除毛ヘッド70とは、互いに着脱可能に構成される。代替の実施例においては、皮膚近接感知要素は、支持構造に配置され該支持構造により支持される。
「支持構造」(又は本体構造)は、該機器の種々の構成要素が装着される支持的構造に関する。支持構造は、力学的な支持的構造を提供する筐体として備えられても良い。支持構造は、筐体構造により少なくとも部分的に囲まれた別個の構造として備えられても良い。支持構造は、1つの構造的要素として備えられても良いし、又は物理的に、直接に若しくは間接的に互いに結合された、幾つかの構造的な部分若しくは要素として備えられても良い。
支持構造は、長細の支持部又は本体構造として備えられても良い。「長細の」なる語は、優位な長手方向の延在部、即ち横方向における延在部よりも長い或る方向における延在部を持つ構造に関する。支持構造は、人間工学的に適切な形状を備えた長手方向の形状を持っても良い。「人間工学的に適切な」なる語は、好適には片手での操作のための、ユーザによるハンドヘルド操作のために適合された形状に関する。
「駆動モータ」なる語は、除毛装置を作動させるための駆動力を生成するために備えられたモータ装置に関する。駆動モータは、該装置の実際の動作のために備えられる。駆動モータは、除毛装置の除毛要素を駆動するために必要な力を生成することが可能な、いずれかのタイプのモータに関する。
ギア構成は、駆動モータの駆動運動の、脱毛器ヘッドユニットの脱毛シリンダへの伝達を可能とする。
「ヘッド」なる語は、動作の間に、例えば毛が取り除かれるべきであるような処置されるべき皮膚部分の近くにおいて、即ち毛が取り除かれるべき皮膚に対し、例えば直接に接触するような近さにおいて、ユーザにより配置される脱毛機器の部分に関する。
「脱毛器ヘッド」なる語は、脱毛により毛を取り除くために用いられるヘッド部分に関する。脱毛器ヘッドは、支持構造装置に着脱可能に装着されても良い。例えば、脱毛器ヘッドユニットは、支持構造の一方の端に装着され、前方部分又はヘッド部分(動作モードに関連して)をもたらす。動作の間、該機器はまた、例えば該機器が上下反対に保持された場合に、ヘッドユニットが底部に備えられるような態様で、ユーザにより配置即ち保持され得る。一例においては、ヘッドユニットは、前方端部分において支持構造に装着される。他の例においては、ヘッドユニットは、横向きの態様で端部分において支持構造に装着される。
「着脱可能に」なる語は、ヘッドユニットを、他のヘッドユニットとの交換を可能とするため、取り除かれる又は取り外されることができるように備えることに関する。例えば、ヘッドユニットは、異なるタイプのヘッドユニットにより交換されても良い。それ故ヘッドユニットは、交換可能なヘッドユニット、又は入れ換え可能なヘッドユニットとも示され得る。「着脱可能に」なる語は、入れ換え又は交換の目的のためヘッドユニットを支持構造から取り外すために、取り外し可能な態様でヘッドユニットが装着されていることに関する。ヘッドユニットは取り外されることでき、即ち支持構造から取られることができ、他のヘッドユニットが支持構造に戻されることができる。
本発明の実施例は、種々の例及び態様を参照しながら説明されたことは、留意される必要がある。しかしながら、当業者は、他に言及されない限り、1つの例に属する特徴のいずれかの組み合わせに加えて、種々の例に関連する特徴間のいずれの組み合わせもが、本明細に開示されたものとみなされることを、以上の及び後続する説明から理解するであろう。しかしながら、いずれの特徴も、組み合わせられて特徴の単純な足し合わせを超える相乗効果をもたらし得る。
本発明は図面及び以上の記述において説明され記載されたが、斯かる説明及び記載は単に説明するもの又は例示的なものであって、限定するものではないとみなされるべきである。本発明は、開示された実施例に限定されるものではない。図面、説明及び添付される請求項を読むことにより、請求される本発明を実施化する当業者によって、開示された実施例に対する他の変形が理解され実行され得る。
請求項において、「有する(comprising)」なる語は他の要素又はステップを除外するものではなく、「1つの(a又はan)」なる不定冠詞は複数を除外するものではない。単一のプロセッサ又はその他のユニットが、請求項に列記された幾つかのアイテムの機能を実行しても良い。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これら手段の組み合わせが有利に利用されることができないことを示すものではない。請求項におけるいずれの参照記号も、請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (13)

  1. 互いに対して移動可能であり、相互に接触力をかけることにより毛を除去するよう相互に協働するよう構成された、少なくとも第1の毛接触部材及び第2の毛接触部材を有する、可動除毛要素を備えた除毛装置と、
    動作の間に、前記可動除毛要素に押圧力をかけることにより、前記接触力を生成するよう構成された押圧要素と、
    皮膚近接感知要素と、
    を有する除毛機器であって、前記皮膚近接感知要素は、動作の間に、前記可動除毛要素と、除去されるべき毛のある皮膚の部分と、の間の相対距離を検出するよう構成された、除毛機器において、
    前記除毛機器は、動作の間に、前記皮膚近接感知要素により検出された相対距離に依存して、前記押圧要素によりかけられる押圧力を調節するよう構成された、力調節要素を有し、
    前記可動除毛要素は、前記接触力が第1の値を持つ機能モードと、前記接触力が前記第1の値よりも小さな第2の値を持つ非機能モードと、を持ち、
    前記力調節要素は、前記皮膚近接感知要素により検出された相対距離が第1の相対距離である場合に、前記可動除毛要素が前記非機能モードで動作し、前記皮膚近接感知要素により検出された相対距離が第1の相対距離より短い第2の相対距離である場合に、前記可動除毛要素が前記機能モードで動作するよう、前記押圧要素によりかけられる押圧力を調節するよう構成された
    ことを特徴とする、除毛機器。
  2. 前記接触力の前記第2の値はゼロである、請求項1に記載の機器。
  3. 前記力調節要素は、前記皮膚近接感知要素により検出された前記相対距離が所定の閾値を超える場合には、前記可動除毛要素が非機能モードで動作し、前記皮膚近接感知要素により検出された前記相対距離が前記所定の閾値を下回る場合には、前記可動除毛要素が機能モードで動作するよう、前記押圧要素によりかけられる前記押圧力を調節するよう構成された、請求項1又は2に記載の機器。
  4. 前記押圧要素によりかけられる押圧力は、所定の最大値を持ち、
    前記力調節要素は、前記可動除毛要素の非機能モードにおいて前記押圧要素によりかけられる押圧力を、前記所定の最大値よりも小さな低減された値にまで低減させるよう構成され、
    前記力調節要素は、前記可動除毛要素の機能モードにおいて、前記押圧要素を解放し、前記押圧要素によりかけられる前記押圧力が、前記所定の最大値を持つようにするよう構成された、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の機器。
  5. 前記皮膚近接感知要素は、力学的な接触により前記相対距離を検出するよう構成された、力学的接触センサを有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の機器。
  6. 前記力学的接触センサは、前記除毛装置に対して枢動可能に装着されたレバー構成を有し、
    前記レバー構成は、
    動作の間に皮膚部分に接触するよう構成された遠位端を備えた主レバー部分と、
    分離部材を有する副レバー部分と、
    を有し、前記主及び副レバー部分は、相互に結合され、
    前記分離部材は、遮断位置から解放位置へと、前記レバー構成の回転により変位可能であり、前記遮断位置においては、前記分離部材は、前記押圧要素と前記可動除毛要素との間に配置され、前記分離部材が少なくとも部分的に、前記可動除毛要素への押圧力の伝達を防止するようにし、前記解放位置においては、前記分離部材は、前記押圧要素を解放し、前記押圧要素が押圧力を前記可動除毛要素へ伝達することを可能とし、
    前記主レバー部分は、動作の間、前記分離部材を前記解放位置へと変位させるため、皮膚に接触するよう構成された、
    請求項5に記載の機器。
  7. 前記押圧要素は、力学的なばね部材を有し、前記分離部材の前記遮断位置において、前記力学的なばね部材が、前記分離部材に押圧力をかける、請求項6に記載の機器。
  8. 前記皮膚近接感知要素は、非接触型の態様で前記相対距離を検出するよう構成された非接触型センサを有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の機器。
  9. 前記押圧要素は、前記可動除毛要素の受圧要素に押圧力をかけるよう構成され、
    前記力調節要素は、前記押圧力の方向と反対方向に前記受圧要素に後退力をかけるよう構成された、電気的に制御されるアクチュエータを有し、
    前記皮膚近接感知要素は、前記皮膚近接感知要素により検出された前記相対距離に対応する制御信号を、前記電気的に制御されるアクチュエータに提供するよう構成された、
    請求項8に記載の機器。
  10. 前記押圧要素は力学的なばね部材を有し、前記電気的に制御されるアクチュエータは電磁石を有する、請求項9に記載の機器。
  11. 前記機器は脱毛器であり、
    前記可動除毛要素は、長手方向の回転軸のまわりに回転可能な脱毛シリンダであり、
    前記第1の毛接触部材及び前記第2の毛接触部材はそれぞれ、毛を捕捉しクランピングして皮膚から毛を引き抜くための、前記脱毛シリンダの複数の毛クランピング部材のなかの1つの毛クランピング部材を構成し、
    動作の間、前記押圧要素は、前記長手方向の回転軸に対して径方向にオフセットされた位置において、前記毛クランピング部材に対して押圧力をかけて、隣接する前記毛クランピング部材が、少なくとも径方向にオフセットされた領域において、互いに対して付勢され、隣接する前記毛クランピング部材の間にクランピング力をもたらすようにする、
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載の機器。
  12. 前記機器は、
    シェービング機器として提供され、前記可動除毛要素は毛カッタであり、前記第1の毛接触部材は固定グリッドを有し、前記第2の毛接触部材は前記グリッドに対して移動可能な複数の切断刃を有し、動作の間、前記押圧力が、前記グリッドに対して前記複数の切断刃を付勢し、及び/又は、
    トリミング又は毛切断機器として提供され、前記第1の毛接触部材は固定保護刃を有し、前記第2の毛接触部材は前記保護刃に対して移動可能な切断刃を有し、動作の間、前記押圧力が、前記保護刃に対して前記可動切断刃を付勢する、
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載の機器。
  13. 前記可動除毛要素を駆動するよう構成された駆動モータを有する支持構造と、
    除毛ヘッドと、
    を更に有し、前記除毛ヘッドが、前記可動除毛要素を備えた前記除毛装置、前記皮膚近接感知要素、前記力調節要素、及び前記可動除毛要素を駆動するためのギア構成を有し、
    前記支持構造と前記除毛ヘッドとは、互いに着脱可能に構成された、
    請求項1乃至12のいずれか一項に記載の機器。
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