JP2018501843A - フレームレス家具システム - Google Patents

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Abstract

第2の家具要素に接続可能な第1の家具要素を有する家具物品。第1の家具要素は、該第1の家具要素の表面より上に延在するタブに隣接する溝部分を含む鍵を有する。第2の家具要素は、鍵穴を画定し、該鍵穴は、鍵の溝部分を受容するように構成された溝スロット部分と、鍵のタブを押圧して、第1の家具要素を第2の家具要素と共に保持するように構成されたタブスロット部分とを画定する。タブスロット部分は、第1及び第2の家具要素の最終的な組み立て形態において鍵のタブを受容するような寸法にされたダボ受座を含む。任意に、タブスロット部分は、鍵穴内の塵及び破片を受容するための端部部分を含む。

Description

本発明は、フレームレス家具製品、及びフレームレス家具製品を組み立てるための方法に関する。
組み立てられて家具を形成する家具構成要素は、典型的には、家具構成要素を併せて組み立て、1つの家具を形成するために、予め開けられた穴と、ねじ、ボルト、ナット等の多様な外れた締結具とを有する。この様式で組み立てられる家具製品の多数の例としては、テーブル、椅子、ベンチ、本箱、机、鏡台、チェスト、ソファ、クローゼットシステム、キャビネット、及び他の種類の家具が挙げられる。
例えば、典型的なフレームレスキャビネットは、多数の予め開けられた穴を有するパネルと、キャビネットを形成するためにパネルと併せて組み立てるために使用されるねじ、ボルト、ナット、組み立て式(RTA)締結具、カムロック等の多様な外れた締結具から組み立てられる。多くのフレームレスキャビネットは、平らな積み重ねられた構成で個人または消費者に販売され、その個人または消費者は次に、自宅または職場でキャビネットを組み立てる。キャビネットを組み立てるために、ドライバー、ハンマー、及びドリル等の工具が必要であるが、パネルは通常、工具のための隙間をほとんど提供しないため、それらは提供される締結具と共に使用することは困難である。さらに、予め開けられた穴の多くは、締結具を受容するために消費者によってさらに穴を開けることが必要である。典型的には、消費者は、これらのキャビネットを組み立てようとするために相当の時間を費やす。次に、これらのキャビネットが組み立てられた後、締結具の一部はパネル上に見え、したがってキャビネットの全体的な外観を損なう。
したがって、この技術分野における改善が必要である。
本発明の1つの実施形態は、上パネル、底パネル、2つの側パネル、後パネル、及び後パネルの後方に位置付けられる2つの後ストレッチャーパネルを有するキャビネットシステムに関する。後ストレッチャーパネルの各々は、2つの側パネルと、上または底パネルのうちの1つと共に組み立てられる。上パネル、底パネル、2つの側パネル、後パネル、及び2つの後ストレッチャーパネルの各々は、内面及び外面を有する。キャビネットシステムが完全に組み立てられると、パネルの全ての外面及び内面は平坦であり、外部または内部表面上に見える金物または締結具を有さない。この平坦な外観は、消費者にとって視覚的に魅力的である。
本発明の別の実施形態は、上パネル、底パネル、2つの側パネル、後パネル、及び2つの後ストレッチャーパネルを有するキャビネットシステムに関する。側パネルの各々は、上縁部及び底縁部に沿って位置付けられる複数の鍵穴を含む。さらに、側パネルの各々は、後縁部に沿って複数の延在鍵穴を含む。上パネル、底パネル、及び後ストレッチャーパネルの各々は、追加的な締結具または糊を用いずに上パネル、底パネル、及び後ストレッチャーパネルを側パネルに取り付けるために、そのそれぞれの側縁部の各々に沿って側パネルの鍵穴及び延在鍵穴との係合のための複数の鍵を含む。所望により、糊または別の接着剤が、鍵との組み立てのために鍵穴及び延在鍵穴に追加され得る。有益なことに、鍵は、上パネル、底パネル、及び後ストレッチャーパネルに取り付けられ、したがって、消費者は、キャビネットシステムを組み立てるための追加的な工具を必要としない。さらに、キャビネットシステムが完全に組み立てられると、鍵、鍵穴、または延在鍵穴のうちのいずれも、いずれのパネル上にも見えない。
本発明の別の実施形態は、鍵穴及び延在鍵穴の特有の形状及び寸法、ならびに2つの家具要素を組み立てるための鍵穴及び延在鍵穴との鍵の相互作用を含む。例えば、組み立てのための鍵、鍵穴、及び延在鍵穴を含む家具要素のいくつかは、テーブル、椅子、ソファ、本棚、机、鏡台、化粧台、フレーム、ベッドを形成するために使用される種々の要素、及び家具要素に取り付けられ得る取っ手、引き手、金物、ヒンジ等の付属品を含む。第1の家具要素は、1つ以上の鍵穴及び/または延在鍵穴を含み、第2の家具要素は、対応する数の鍵を含み、単一の鍵が、単一の鍵穴または延在鍵穴のいずれかに挿入される。鍵は、鍵穴または延在鍵穴のいずれかに挿入される露出タブ及び露出溝部分を有する。他の実施形態は、鍵の異なる形状を含み得る。延在鍵穴は、延在鍵穴が、側パネルまたは家具製品の後縁部から開始し、後縁部と角度を形成するタブ誘導路部分を含むことを除き、鍵穴に極めて類似である。延在鍵穴のタブ誘導路部分は、側パネルまたは家具製品内のタブ開口部に延在する。鍵穴または延在鍵穴は、より大きい直径からより小さい直径へと漸減するタブ開口部を含み、より大きい直径は、タブ開口部へのタブの挿入を促進する。タブ開口部は、鍵の露出タブと露出溝部分の合わせた深さまたは厚さに対応する深さを有する。タブ開口部に隣接して、鍵穴は、露出タブを受容するような寸法にされたタブスロット部分と、露出溝部分を受容するような寸法にされた溝スロット部分とを含む。タブスロット部分は、タブの直径に対応する幅を有する。タブスロット部分はまた、傾斜、ダボ受座、及び端部部分も含み、これらの部品の各々は、鍵と鍵穴または延在鍵穴との間の接続に追加的な利益を提供する。タブ開口部からダボ受座に向かう傾斜の漸減は、キャビネットシステムの組み立て中にタブに力を加えさせる。本質的に、タブは、ダボ受座に向かって移動する際に傾斜によって圧迫される。次に、タブがダボ受座内に進入するかまたは入ると、使用者は、タブがダボ受座にスナップ嵌合する際に感触を感じる。ダボ受座は、露出タブの半径と一致する半径を有する湾曲した溝を有する。さらに、ダボ受座は、パネルまたは家具製品間の密接な接続または接合を提供する。ダボ受座の別の利益は、タブがダボ受座にスナップ嵌合する際に、タブ上で傾斜の漸減によって引き起こされる鍵の溝部分への応力が低減されることである。端部部分は、鍵穴内に保持され得る、側パネルまたは家具製品内の鍵穴または延在鍵穴の製造による塵または破片を受容するような寸法にされる。溝スロット部分は、上、底、後ストレッチャー、側パネル、または任意の他の家具製品を組み立てるときに、鍵が鍵穴の外へ引き抜かれ得ないように、タブスロット部分よりも小さい幅を有する。
本発明のまた別の特有の実施形態は、フレームレス家具製品またはキャビネットシステムの組み立てを含む。有益なことに、外れたねじ、釘、ボルト等の追加的な金物もしくは締結具、またはドライバー、ハンマー、ドリル等の工具は、フレームレス家具製品またはキャビネットシステムを組み立てるために必要ではない。その代わりに、上、底、及び後ストレッチャーパネルの縁部上に鍵が据え付けられ、側パネル内の鍵穴及び延在鍵穴が、フレームレス家具製品またはキャビネットシステムの素早く容易な組み立てを可能にする。さらに、パネルが組み立てられて、フレームレス家具製品またはキャビネットシステムが形成された後、鍵、鍵穴、または延在鍵穴のうちのいずれも見えず、したがって魅力的な外観を作り出す。
フレームレス家具製品またはキャビネットシステムの一実施形態を組み立てる1つの技術は、側パネルのうちの1つを、床またはテーブル等の実質的に平らな表面上に位置付けることを含む。次に、上及び底パネルは各々、単一の側パネルと共に組み立てられる。上または底パネルのうちのどちらが側パネルと共に最初に組み立てられるかは、問題ではない。上または底パネルのいずれかを側パネルと共に組み立てるためには、上または底パネル上の鍵の延在タブ及び溝部分が、側パネルの鍵穴のタブ開口部に挿入される。次に、上または底パネルは側パネルを横切ってスロットに向かって押され、その結果、タブはタブスロット部分に沿って進み、溝部分は溝スロット部分に沿って進む。より具体的には、タブはタブスロット部分に沿って押され、その結果、傾斜の角度はタブに力を加える。本質的に、タブは、タブがダボ受座に向かって移動する際に傾斜によって圧迫されるが、タブは概して、ダボ受座には進入しない。この位置において、傾斜は、タブに力を加えて、上及び底パネルの側パネルとの整列を維持する。
次に、後パネルが、側パネルのスロットならびに上及び底パネルのチャネルに挿入される。次に、上及び底パネル上の鍵の延在タブ及び溝スロット部分がもう一方の側パネル上の鍵穴のタブ開口部に進入するように、もう一方の側パネルが上及び底パネルと整列される。
上パネル、底パネル、側パネル、及び後パネルを含む、部分的に組み立てられたフレームレス家具製品は、後パネルが下を向き、床等の平らな表面に最も近くなる(しかし、その上に直接乗らない)ように回転される。次に、上及び底パネルが軽く叩かれるか、または押されて、側パネルと整列される。この整列ステップ中、タブはダボ受座内に進入するかまたは入り、使用者は、タブがダボ受座及び溝にスナップ嵌合する際に感触を感じる。次に、部分的に組み立てられたフレームレス家具製品は、後パネルが上を向くように回転される。後ストレッチャーパネルの各々は、後ストレッチャーパネル上のタブ及び溝部分を延在鍵穴のタブ誘導路部分の開始端部に挿入し、タブをタブ誘導路部分に沿ってタブ開口部へと摺動させることによって、側パネル及びそれぞれの上または底パネルと共に組み立てられる。タブがタブ開口部に進入すると、タブ及び溝部分は、傾斜に沿ってダボ受座へと押される。後ストレッチャーパネルが上パネルと共に完全に組み立てられると、後ストレッチャーパネルの縁部部分は、上パネルのチャネルに嵌合する。同様に、第2の後ストレッチャーパネルが底パネルと共に完全に組み立てられると、後ストレッチャーパネルの縁部部分は、底パネルのチャネルに嵌合する。
鍵及び鍵穴または延在鍵穴を利用して家具製品の種々の要素を接続する家具製品の他の例としては、数例を挙げると、テーブル、ベンチ、椅子、キャビネット、クローゼットシステム、本箱、マットレス、ソファ、鏡台、及び整理箪笥が挙げられる。これらの家具製品は、2つの側パネルと、鍵及び鍵穴または延在鍵穴を用いて側パネルに取り付けられる上、底、または後要素もしくはパネルのうちの1つ以上とを含み得る。例えば、ベンチシステムは、2つの側パネルと、側パネルの間に広がる1つ以上のパネルとを含み、その1つ以上のパネルは、鍵及び鍵穴または延在鍵穴の相互作用によって側パネルに接続される。さらに、これらの家具製品は、任意の種類の家具部品、例えば、脚、棚、側パネル、上パネル、底パネル、クッション、ヒンジ、取っ手、締結具、及び家具物品に取り付けられる他の種類の金物を含み得る。家具製品は、上記と同様に組み立てられ、鍵を有する第1の家具要素及び鍵穴を有する第2の家具要素が組み立てられる。第1の家具要素上の鍵の延在タブ及び溝スロット部分は、第2の家具要素の鍵穴のタブ開口部に挿入される。次に、第1の家具要素は、第2の家具要素を横切ってスロットに向かって押され、その結果、タブはタブスロット部分に沿って進み、溝部分は溝スロット部分に沿って進む。より具体的には、タブは、タブスロット部分に沿って押され、その結果、傾斜の角度はタブに力を加える。本質的に、タブは、タブがダボ受座に向かって移動する際に傾斜によって圧迫される。この位置において、傾斜は、タブに力を加える。タブがダボ受座に進入した後、タブへの力は低減され、第1及び第2の家具要素は完全に組み立てられる。第1及び第2の家具要素が完全に組み立てられるとき、第1の家具要素と第2の家具要素との間の密接な嵌合を確実にするのに十分な力がタブ上に留まる。
本発明のさらなる形態、目的、特徴、態様、利益、利点、及び実施形態は、詳細な説明及び添付の図面から明らかになるであろう。
本発明の1つの実施形態に係るフレームレスキャビネットシステムの正面斜視図である。 図1に図示されるキャビネットシステムの上パネルの内面及び底パネルの内面の正面図である。 図2に図示される上パネルの側面図である。 図1に図示されるキャビネットシステムの2つの側パネルの内面の正面図である。 図1に図示されるキャビネットシステムの後パネルの内面の正面図である。 図1に図示されるキャビネットシステムの2つの後ストレッチャーパネルの各々の内面の正面図である。 図1に図示されるキャビネットシステムの鍵の一実施形態の側面図である。 図4に図示される側パネル内の鍵穴の断面図である。 図4に図示される側パネル内の延在鍵穴の部分断面図である。 図4に図示される側パネル内の延在鍵穴の部分断面図である。 図6に図示される後ストレッチャーパネルの端面図である。 図8に図示される鍵穴の部分側面図である。 図10に図示される鍵穴の部分側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るベンチシステムの正面斜視図である。 図14に図示されるベンチシステムの第1の側パネルの内面の側面図である。 図14に図示されるベンチシステムの第2の側パネルの内面の側面図である。 図14に図示される任意の第3の側パネルの外面の側面図である。 図14に図示される任意の第4の側パネルの外面の側面図である。 図14に図示されるベンチシステムの第1の後パネルの正面図である。 図14に図示されるベンチシステムの第2の後パネルの正面図である。 図14に図示されるベンチシステムのシートパネルの正面図である。 図14に図示されるベンチシステムの第1のシート支持パネルの正面図である。 図14に図示されるベンチシステムの第2のシート支持パネルの正面図である。 図14に図示されるベンチシステムの第3の後パネルの正面図である。 本発明の別の実施形態に係るフレームレスクローセストシステムの正面図である。 図25に図示されるクローゼットシステムの側パネルの内面の正面図である。 図25に図示されるクローゼットシステムの水平パネルの正面図である。 本発明の鍵の第2の実施形態の正面斜視図である。 図28に図示される通りの鍵の正面図である。 図28に図示される通りの鍵の拡大左端面図である。 本発明の継手の別の実施形態の斜視図である。 図31から組み立てられた継手の斜視図である。 本発明の家具物品の別の実施形態の前要素の正面図である。 本発明の家具物品の別の実施形態の第1の側要素の正面図である。 本発明の家具物品の別の実施形態の第2の側要素の正面図である。 本発明の家具物品の別の実施形態の後要素の正面図である。 本発明の家具物品の別の実施形態の底要素の正面図である。
本発明の原理の理解を促す目的のために、ここで図面に図示される実施形態を参照し、具体的な用語を使用してそれらを説明する。しかしながら、それにより本発明の範囲が限定されることを意図しないことが理解される。説明される実施形態における任意の変更及びさらなる修正、ならびに本明細書に説明される本発明の原理の任意のさらなる応用は、本発明が関連する当業者に通常想起されるであろうと企図される。本発明の一実施形態を極めて詳細に示すが、本発明に関連しないいくつかの特徴は、明確さの目的のために示されない場合があることは、当業者には明らかであろう。
本発明は概して、特有の家具システム、及び家具構成要素を組み立てて、家具物品を形成する方法に関する。組み立てられ得る家具物品のいくつかの例としては、テーブル、椅子、ベンチ、本箱、机、鏡台、チェスト、ソファ、クローゼットシステム、キャビネット、及び他の種類の家具、ならびに家具物品の金物、締結具、及び他の装飾要素が挙げられる。典型的には、これらの家具物品は、2つの側構成要素と、上、中間、及び底構成要素等の複数の家具構成要素とを含み、上、中間、及び底構成要素の各々は、2つの側構成要素に取り付けられ、その間に広がる。上、中間、及び/または底構成要素の各々は、これらの構成要素の各々の一対の側縁部に沿って複数の鍵またはダボを含む。各具体的な種類の家具物品は、側構成要素の間に広がる異なる配置及び数の上、中間、及び/または底構成要素を必要としてもよい。例えば、第1の家具物品は、上構成要素と1つ以上の中間構成要素とを必要とするが、底構成要素が必要としなくてもよい。別の例として、第2の家具物品は、1つ以上の中間構成要素と底構成要素とを必要とするが、上構成要素は必要としなくてもよい。2つの側構成要素の各々は、各側面に沿って複数の鍵穴を含む。鍵穴は、鍵を受容及び保持して、上、中間、及び/または底構成要素を2つの側構成要素と接続するような寸法にされ、離間される。鍵穴の数及び定置または場所は、側構成要素が、それぞれ上、中間、及び/または底構成要素と組み立てられるときに、鍵の数及び定置と整列する。他の実施形態は、鍵及び鍵穴の異なる配置を含む。例えば、別の実施形態では、ベンチシステムは、複数の鍵穴を有する2つの側パネルと、複数の鍵を有する1つ以上のパネルとを含み、そのパネルは、鍵が鍵穴に挿入されるときに2つの側パネルの間に広がる。別の例として、一実施形態では、クローセストシステムは、水平パネルが単一の側パネルの両面に取り付けられるように、各面への少なくとも1つの水平パネルの取り付けを可能にするために、両側面に沿って複数の鍵穴を有する1つの側パネルを含む。したがって、水平パネルは、クローゼットシステムにおいて棚として機能し得る。さらに、異なる数の水平パネルが、側パネルの対の間に位置付けられ得る。また他の実施形態は、2つの家具要素を含み、第1の家具要素は鍵を含み、第2の家具要素は、鍵を受容して、それによって第1の家具要素を第2の家具要素に接続するための鍵穴を含む。
本発明の1つの実施形態は、図1に示される通りキャビネットシステム30を含む。キャビネットシステム30は、上パネル32、底パネル34、2つの側パネル36、後パネル38、及び2つの後ストレッチャーパネル40(図6に図示される)を含む。後ストレッチャーパネル40は、キャビネットシステム30が組み立てられると後パネル38の後方に位置付けられ、したがって、後ストレッチャーパネル40は図1では隠されている。他の実施形態では、1つ以上の中間棚、引き出し、ラック、金物、及び/または衣類、靴、帽子等を吊るすためのバーが、上パネル32、底パネル34、及び側パネル36のいずれかに取り付けられる。また他の実施形態では、上パネル、底パネル、後パネル、及び後ストレッチャーパネルのうちの全てではないがいくつかが、キャビネットシステム30を形成するために含まれてもよい。
図2及び3に示される通り、上パネル32は、一対の側縁部42を含む。側縁部42の各々に沿って、複数の鍵またはダボ44が存在する。図示される実施形態では、側縁部42の各々に沿って4つの鍵44が互いから等距離に離間されて存在するが、他の実施形態は、より多いもしくはより少ない鍵44、または鍵44の各々の間の異なる間隔を含み得る。上パネル32はまた、チャネル48に隣接する側部分46も含み、側部分46及びチャネル48は両方とも、一対の側縁部42の間に上パネル32の幅だけ広がる。チャネル48は、後パネル38と後ストレッチャーパネル40(下記により詳細に説明される)の縁部部分108の合わせた厚さに対応する幅WのU字形状を有する。上パネル32はまた、一対の側縁部42の間に上パネル32の幅だけ広がる、側部分46に対向する前縁部50も含む。この実施形態では、前縁部50は、穴または締結具を有さない平坦な表面であり、その結果、キャビネットシステム30が組み立てられるときに、使用者にはキャビネットシステム30の美学的に魅力的な仕上げが見える。
底パネル34も図2に示され、上パネル32に極めて類似である。図示される実施形態では、上パネル32は、底パネル34に交換可能である。底パネル34は、一対の側縁部52を含む。側縁部52の各々に沿って、複数の鍵またはダボ44が存在する。この実施形態では、側縁部52の各々に沿って4つの鍵44が互いから等距離に離間されて存在するが、他の実施形態は、異なる数の鍵44または鍵44の各々の間の異なる間隔を含み得る。底パネル34は、一対の側縁部52の間に底パネル34の幅だけ広がるチャネル58に隣接する側部分56をさらに含む。チャネル58は、チャネル48に類似であるか、またはチャネル48と同じ寸法及び形状である。底パネル34はまた、一対の側縁部52の間に底パネル34の幅だけ広がる、側部分56に対向する底縁部60も含む。図示される実施形態では、底縁部60は、穴または締結具を有さない平坦な表面であり、その結果、キャビネット30が組み立てられるときに、使用者にはキャビネットシステム30の美学的に魅力的な仕上げが見える。
側パネル36が、図4に図示される。側パネル36の各々は、上縁部66及び底縁部68に沿って位置付けられる複数の鍵穴64を有する内面62を含む。側パネル36の各々はまた、内面62に対向する外面(図示されず)も有する。この実施形態では、側パネル36の各々の外面は、平坦である。側パネル36の各々はまた、後縁部72に対向する前縁部70も有し、前及び後縁部70及び72はそれぞれ、上及び底縁部66及び68の間にそれぞれ広がる。鍵穴64の第1のセットは、上縁部66の近くまたはその付近に内面62に沿って位置し、鍵穴64の第2のセットは、底縁部68の近くまたはその付近に内面62に沿って位置する。鍵穴64は、下記により詳細に説明される通り、上及び底パネル32及び34を側パネル36と共に保持するために、それぞれ上及び底パネル32及び34の鍵44を受容及び保持するような寸法にされる。さらに、鍵穴64の数及び定置または場所は、側パネル36がそれぞれ上及び底パネル32及び34と組み立てられるときに、鍵44の数または定置と整列する。鍵穴64の各々は、側パネル36の厚さよりも小さい深さを有する。
側パネル36の各々の内面62はまた、後縁部72の付近にスロット74を含む。スロット74は、上縁部66及び底縁部68の両方の近くへ延在するが、スロット74は、上及び底縁部66及び68と交差するように完全には延在しない。スロット74は、後パネル38の側縁部90の長さ及び幅に対応する長さ及び幅を有する。スロット74の深さは、後パネル38の側縁部90を受容及び保持して、後パネル38を側パネル36と共に保持するのに十分である。さらに、スロット74の深さは、側パネル36の厚さよりも小さい。後パネル38が側パネル36と組み立てられるとき、後パネル38の側縁部90は、側パネル36のスロット74のうちの1つに受容される。側パネル36の内面62はまた、複数の延在鍵穴78を含み、延在鍵穴78の開始端部80は、側パネル36の後縁部72から開始する。延在鍵穴78のさらなる詳細は、下記に説明される。延在鍵穴78は、側パネル36の厚さよりも小さい深さを有する。
後パネル38が、図5に図示される。後パネル38は、上縁部92と底縁部94との間に広がる一対の側縁部90を含む。側縁部90の長さLは、側パネル36の各々のスロット74の長さに類似であるか、またはそれと同じである。後パネル38はまた、スロット74の幅Wに対応する深さまたは厚さDを有する。後パネル38が側パネル36と共に組み立てられるとき、側縁部90、及び側縁部90に隣接する後パネル38の一部分は、側パネル36のスロット74に嵌合する。より魅力的な外観のために、スロット74の長さは、上パネル32及び底パネル34の厚さならびに側パネル36内の鍵穴64の場所に関連付けられる。この実施形態では、スロット74の長さの寸法、上及び底パネル32及び34の厚さ、ならびに鍵穴64の場所は、キャビネット30が組み立てられるときに、上及び底パネル32及び34が、それぞれ上及び底縁部92及び94と接触して、それぞれ上及び底パネル32及び34と後パネル38との間の間隙を排除するように選択される。
後ストレッチャーパネル40が、図6及び11に図示される。後ストレッチャーパネル40は、上パネル32または底パネル34及び側パネル36のいずれかとの使用に交換可能である。後ストレッチャーパネル40は、上縁部102と底縁部104との間に広がる一対の側縁部100を有する。図示される実施形態では、側縁部100の各々に沿って2つの鍵44が存在する。他の実施形態は、異なる数の鍵44を含み得る。組み立てられた状態において、後ストレッチャーパネル40のうちの1つの側縁部100の長さは、側パネル36の後縁部72の長さの約3分の1〜約2分の1に広がる。鍵44の数は、後ストレッチャーパネル40に係合する側パネル36の部分内の延在鍵穴78の数に対応する。図示される実施形態では、後ストレッチャーパネル40のうちの1つの側縁部100に沿って2つの鍵44を受容する側パネル36の部分内に、2つの延在鍵穴78が存在する。後ストレッチャーパネル40上の鍵44は、上及び底パネル32及び34上の鍵44とそれぞれ同じである。他の実施形態では、後ストレッチャーパネル40は、それぞれ上及び底パネル32及び34上の鍵とは異なる形状または寸法を有してもよい。
図11に図示される通り、上縁部102に沿って、後ストレッチャーパネル40の上縁部102の長さだけ広がる陥凹106が存在する。陥凹106は、上パネル32の側部分46または底パネル34の側部分56のいずれかの幅よりも小さいか、またはそれとほぼ同じである幅Wを有する。陥凹106はまた、上パネル32のチャネル48の深さDによって画定されるような、またはそれと等しい側部分46の厚さに対応する深さDを有する。上縁部102はまた、陥凹106の深さDよりも小さい上縁部102の総深さによって決定される縁部部分108を含む。後ストレッチャーパネル40及び後パネル38が上及び底パネル32及び34と組み立てられるとき、それぞれ上及び底パネル32及び34のチャネル48及び58は、それぞれ後パネル38の上及び底縁部92及び94を受容する。さらに、チャネル48及び58は各々、後ストレッチャーパネル40のうちの1つの縁部部分108を受容する。
キャビネットシステム30の組み立て中、後ストレッチャーパネル40の両方は、後ストレッチャーパネル40上の鍵44の各々のタブ110及び溝部分114が延在鍵穴78の開始端部80に挿入されるように、側パネル36と共に組み立てられる。次に、後ストレッチャーパネル40は、鍵44が延在鍵穴78に沿って摺動して、後ストレッチャーパネル40を後パネル38及び側パネル36に接して位置付けるように、側パネル36に沿って摺動される(下記により詳細に説明される)。
鍵44が、図7に図示され、各端部112におけるタブ110と、タブ110の各々の隣の溝部分114と、及び溝部分114の間に広がる延長具116とを含む。タブ110、溝部分114、及び延長具116は各々、円筒形形状である。タブ110は、直径D1及び長さL1を有し、溝部分114は、直径D2及び長さL2を有し、延長具116は、直径D3及び長さL3を有する。図示される実施形態では、タブ110の直径D1は、溝部分114の直径D2よりも大きいが、長さL1及びL3はほぼ同じである。延長具116の直径D3は、タブ110の直径D1とほぼ同じであるが、長さL3は長さL1または長さL2のいずれかよりも長い。他の実施形態では、タブ110、溝部分114、及び延長具116の、それぞれ、直径D1、D2、及びD3ならびに長さL1、L2、及びL3は、互いに、または図示される実施形態によって変動し得る。さらに、他の実施形態では、鍵44は異なる形状及び寸法であり得る。
鍵44がそれぞれ上、底、または後ストレッチャーパネル32、34、及び40のいずれかと共に組み立てられるとき、鍵44の大部分は、タブ110及び隣接する溝部分114のうちの1つのみがパネルから延在するように、それぞれのパネルに挿入される。例えば、上パネル32が側パネル36と共に組み立てられるとき、鍵44の露出タブ110及び隣接する溝部分114は側パネル36の鍵穴64に挿入され、鍵44のタブ110及び溝部分114が鍵穴64内に進むのに伴い、上パネル32は側パネル36を横切って摺動する(下記により詳細に説明される)。
側パネル36上の鍵穴64の断面が、図8に図示される。鍵穴64は、タブ開口部120へのタブ110の挿入を促進し、容易にするように、タブ110の直径よりも僅かに大きい第1の直径122を有するタブ開口部120を含む。タブ開口部120は、第1の直径122よりも小さい第2の直径123を有する。第2の直径123は、タブ110とほぼ同じ寸法の直径である。タブ開口部120はまた、鍵44のタブ110の長さL1と隣接する溝部分114の長さL2を合わせたものに対応する深さDを有する。鍵穴64はまた、タブ110を受容するような寸法にされたタブスロット部分124と、溝部分114を受容するような寸法にされた溝スロット部分126とを含む。タブスロット部分124は、タブ110の直径に対応し、またそれとほぼ同じである幅を有する。タブスロット部分124はまた、傾斜128、ダボ受座130、及び端部部分132も含む。傾斜128は、タブ開口部120からダボ受座130に向かって垂直方向に漸減する。傾斜128の漸減または角度Aは、約0.5度〜約30度の範囲であり得る。さらに、傾斜128は、タブスロット部分124においてタブ110を保持する、図12に図示される幅Wを有する。
キャビネットシステム30の組み立て中、タブ110は、タブスロット部分124に沿って押され、その結果、傾斜128の角度Aはタブ110に力を加える。本質的に、タブ110は、ダボ受座130に向かって移動する際に傾斜128によって圧迫される。タブ110がダボ受座130内に進入するかまたは入ると、使用者は、タブ110がダボ受座130にスナップ嵌合する際に感触を感じる。ダボ受座130は、タブ110の半径と一致する半径を有する湾曲した溝134を有する。さらに、ダボ受座130は、傾斜128から僅かに隆起または上昇され、これは、タブ110への垂直力を低減するが、タブ110がタブスロット部分124内に係止されたままにする。したがって、ダボ受座130の別の利益は、タブ110がダボ受座130にスナップ嵌合する際に、タブ110上で傾斜128の漸減によって引き起こされる溝部分114への応力が低減されることである。端部部分132は、鍵穴64が側パネル36内に形成されたときに鍵穴64内に保持され得る塵または破片を受容するような寸法にされる。溝スロット部分126は、上、底、及び側パネル32、34、及び36が組み立てられるときに鍵44が鍵穴64の外へ引き抜かれ得ないように、タブスロット部分124よりも小さい幅を有する。
延在鍵穴78は、図4、9、及び10に図示される。延在鍵穴78は、側パネル36の後縁部72上に開始端部80を含む。延在鍵穴78は、開始端部80から開始し、後縁部72に対して一定の角度でタブ開口部150へ延在するタブ誘導路部分140を含む。タブ誘導路部分140は、タブ110の長さL1と隣接する溝部分114の長さL2を合わせたものに対応する深さを有する。タブ開口部150は、タブ110をタブスロット部分154へ向かって回すことを促進し、容易にするように、タブ110の直径D1よりも僅かに大きい第1の直径152を有する。タブ開口部150は、第1の直径152よりも小さい、及び/またはタブ110の直径D1とほぼ同じ寸法である第2の直径153を有する。タブ開口部150はまた、タブ110の長さL1と隣接する溝部分114の長さL2を合わせたものに対応する深さを有する。
前述の通り、延在鍵穴78は、タブ110を受容するような寸法にされたタブスロット部分154と、溝部分114を受容するような寸法にされた溝スロット部分156とを含む。タブスロット部分154は、タブスロット部分124に類似である。同様に、溝スロット部分156は、溝スロット部分126に類似である。タブスロット部分154は、タブ110の直径D1に対応する幅を有する。タブスロット部分154はまた、それぞれタブスロット部分124の傾斜128、ダボ受座130、及び端部部分132に類似した傾斜158、ダボ受座160、及び端部部分162を含む。同様に、傾斜158は、角度Aに示される通り、タブ開口部150からダボ受座160に向かって漸減する。キャビネットシステム30の組み立て中、タブ110は、タブスロット部分154に沿って押され、その結果、傾斜158の角度Aは、タブ110に垂直力を加える。本質的に、タブ110は、ダボ受座160に向かって移動する際に傾斜158によって圧迫される。タブ110がダボ受座160内に進入するかまたは入ると、使用者は、タブ110がダボ受座160にスナップ嵌合する際に感触を感じる。ダボ受座160は、タブ110の直径と一致する半径を有する湾曲した溝164を有する。ダボ受座160の別の利益は、タブ110がダボ受座160にスナップ嵌合する際に、傾斜158の漸減または角度Aによって引き起こされる溝部分114への応力が低減されることである。端部部分162は、延在鍵穴78が側パネル36内に形成されたときに延在鍵穴78内に保持され得る塵または破片を受容するような寸法にされる。溝スロット部分156は、後ストレッチャーパネル40及び側パネル36が組み立てられるときに鍵44が延在鍵穴78の外へ引き抜かれ得ないように、タブスロット部分154よりも小さい幅を有する。
キャビネットシステム30を組み立てるために、側パネル36のうちの1つは、床またはテーブル等の実質的に平らな表面上に内面62が上を向いた状態で位置付けられる。次に、上及び底パネル32及び34はそれぞれ、単一の側パネル36と共に組み立てられる。上または底パネル32及び34のうちのどちらが側パネル36と共に最初に組み立てられるかは、問題ではない。上パネル32を側パネル36と共に組み立てるために、上パネル32上の鍵44の延在タブ110及び溝部分114は、側パネル36の鍵穴64のタブ開口部120に挿入される。次に、上パネル32は側パネル36を横切ってスロット74に向かって押され、その結果、タブ110はタブスロット部分124に沿って進み、溝部分114は溝スロット部分126に沿って進む。より具体的には、タブ110は、タブスロット部分124に沿って押され、その結果、傾斜128の角度Aは、タブ110に力を加える。本質的に、タブ110は、タブ110がダボ受座130に向かって移動する際に傾斜128によって圧迫されが、タブ110は概して、ダボ受座130には進入しない。その後、傾斜128はタブ110に力を加えて、上及び底パネル32及び34の側パネル36との整列を維持する。
底パネル34は、上パネル32と同様に側パネル36と組み立てられる。次に、側縁部90及び後パネル38の側縁部90に隣接する部分は、側パネル36のスロット74のうちの1つに受容される。さらに、後パネル38の上縁部92及び底縁部94はそれぞれ、上及び底パネル32及び34のチャネル48及び58内にそれぞれ受容される。次に、もう一方の側パネル36は、上及び底パネル32及び34上の鍵44の延在タブ110及び溝部分114がパネル36の反対側の鍵穴64のタブ開口部120に進入するように、上及び底パネル32及び34と整列される。
次に、上パネル32、底パネル34、側パネル36、及び後パネル38を含む、部分的に組み立てられたキャビネットは、後パネル38が下を向き、床等の平らな表面に最も近くなる(しかし、その上に直接乗らない)ように回転される。次に、上及び底パネル32及び34が軽く叩かれるか、または押されて、図1に図示される通り側パネル36と整列される。この整列ステップ中、タブ110はダボ受座130内に進入するかまたは入り、使用者は、タブ110がダボ受座130及び溝134にスナップ嵌合する際に感触を感じる。ダボ受座130の別の利益は、タブ110がダボ受座130にスナップ嵌合する際に、傾斜128の漸減によって引き起こされる溝部分114への応力が低減されることである。次に、部分的に組み立てられたキャビネットは、後パネル38が上を向くように回転される。後ストレッチャーパネル40の各々は、後ストレッチャーパネル40上のタブ110及び溝部分114を延在鍵穴78のタブ誘導路部分140の開始端部80に挿入し、タブ110をタブ誘導路部分140に沿ってタブ開口部150へと摺動させることによって、側パネル36及びそれぞれの上または底パネル32及び34と共に組み立てられる。タブ110がタブ開口部150に進入すると、タブ110及び溝部分114は、傾斜158に沿ってダボ受座160へと押される。後ストレッチャーパネル40が上パネル32と共に完全に組み立てられると、後ストレッチャーパネル40の縁部部分108は、上パネル32のチャネル48に嵌合する。同様に、第2の後ストレッチャーパネル40が底パネル34と共に完全に組み立てられると、後ストレッチャーパネル40の縁部部分108は、底パネル34のチャネル58に嵌合する。
後ストレッチャーパネル40の上及び底パネル32及び34への組み立ては、後ストレッチャーパネル40と上パネル32及び底パネル34との間にそれぞれ90°の角度を形成する。後ストレッチャーパネル40の側パネル36への組み立ては、後ストレッチャーパネル40と側パネル36との間に90°の角度を作成する。さらに、鍵44の鍵穴64または延在鍵穴78への組み立ては、追加的な金物、糊、または工具を用いずにパネルの組み立てを可能にする。別の重要な態様は、上パネル32、底パネル34、側パネル36、後パネル38、及び後ストレッチャーパネル40がキャビネットへと組み立てられた後、これらのパネルの内面または外面のいずれの上にもねじ等の目に見える金物がなく、したがって魅力的な外観を作り出すことである。さらに、キャビネットシステム30を組み立てるために、外れたねじ、釘、ボルト等の追加的な金物または締結後は必要とされず、その代わりに、上パネル32、底パネル34、及び後ストレッチャーパネル40の縁部上に鍵44が据え付けられ、工具及び別個の締結具を使用する必要なく、キャビネットシステム30を素早く容易に組み立てることを可能にする。
本発明の別の実施形態は、図14〜24に示される通り、ベンチシステム230を含む。ベンチシステム230は、2つの側パネルと、側パネルの間に広がり、鍵及び鍵穴または延在鍵穴の相互作用によって側パネルに接続される1つ以上のパネルとを利用する1つの家具を図示する。他の種類の家具としては、数例を挙げると、ソファ、椅子、テーブル、本箱、机、鏡台、チェスト、及びクローゼットシステムが挙げられる。
ベンチシステム230は、第1の後パネル232、第2の後パネル234、シートパネル236、第3の後パネル238、第1のシート支持パネル240、第2のシート支持パネル242、第1の側パネル244、第2の側パネル246、任意の第3の側パネル248、及び任意の第4の側パネル250を含む。他の実施形態では、異なる数の後パネル、シート支持パネル、及び任意の側パネルがベンチシステム230に含まれ得る。例えば、代替的な実施形態は、第1の後パネル232及びシートパネル236、第1の側パネル244、及び第2の側パネル246を含む。
図19に示される通り、第1の後パネル232は、一対の側縁部260を含む。側縁部260の各々に沿って、複数の鍵またはダボ44が存在する。図示される実施形態では、側縁部260の各々に沿って3つの鍵44が互いから等距離に離間されて存在するが、他の実施形態は、より多いもしくはより少ない鍵44、または鍵44の各々の間の異なる間隔を含み得る。第1の後パネル232はまた、一対の側縁部260の間に第1の後パネル232の幅だけ広がる、底縁部264に対向する前縁部262も含む。この実施形態では、前縁部262、底縁部264、内部表面266、及び内部表面266に対向する外部表面は、穴または締結具を有さない平坦な表面であり、その結果、ベンチシステム230が組み立てられるときに、使用者には穴が見えず、ベンチシステム230の美学的に魅力的な仕上げが存在する。
任意の第2の後パネル234が、図20に示され、第1の後パネル232に極めて類似である。第2の後パネル234は、一対の側縁部270を含む。側縁部270の各々に沿って、複数の鍵またはダボ44が存在する。この実施形態では、側縁部270の各々に沿って2つの鍵44が離間されて存在するが、他の実施形態は、異なる数の鍵44または鍵44の各々の間の異なる間隔を含み得る。第2の後パネル234はまた、一対の側縁部270の間に第2の後パネル234の幅だけ広がる、底縁部274に対向する前縁部272も含む。図示される実施形態では、前縁部272、底縁部274、内部表面276、及び内部表面276に対向する外部表面は、穴または締結具を有さない平坦な表面であり、その結果、ベンチシステム230が組み立てられるときに、使用者にはベンチシステム230の美学的に魅力的な仕上げが見える。
図21に示される通り、シートパネル236は、一対の側縁部280を含む。側縁部280の各々に沿って、複数の鍵またはダボ44が存在する。図示される実施形態では、側縁部280の各々に沿って6つの鍵44が互いから等距離に離間されて存在するが、他の実施形態は、より多いもしくはより少ない鍵44、または鍵44の各々の間の異なる間隔を含み得る。シートパネル236はまた、一対の側縁部280の間にシートパネル236の幅だけ広がる、底縁部284に対向する前縁部282も含む。この実施形態では、前縁部282、底縁部284、内部表面286及び内部表面286に対向する外部表面は、穴または締結具を有さない平坦な表面であり、その結果、ベンチシステム230が組み立てられるときに、使用者には穴が見えず、ベンチシステム230の美学的に魅力的な仕上げが存在する。
任意の第3の後パネル238が、図24に示され、第1の後パネル232に極めて類似である。第3の後パネル238は、一対の側縁部290を含む。側縁部290の各々に沿って、鍵またはダボ44の対が存在する。他の実施形態は、異なる数の鍵44または鍵44の各々の間の異なる間隔を含み得る。第3の後パネル238はまた、一対の側縁部290の間に第3の後パネル238の幅だけ広がる、底縁部294に対向する前縁部292も含む。図示される実施形態では、前縁部292、底縁部294、内部表面296、及び内部表面296に対向する外部表面は、穴または締結具を有さない平坦な表面であり、その結果、ベンチシステム230が組み立てられると、使用者には穴が見えず、ベンチシステム230の美学的に魅力的な仕上げが存在する。
第1の側パネル244及び第2の側パネル246が、それぞれ、図15及び16に図示される。第2の側パネル246は、第1の側パネル244と同一であるが、その鏡像であり、第2の側パネル246は、第1の側パネル244の特徴の全てを含む。したがって、第1の側パネル244のみが述べられる。
第1の側パネル244は、外面に対向する内面300、後部分302、シート部分304、及び前部分306を含む。後部分302は、後部分302の上側部分310に沿って位置付けられる複数の鍵穴308を有する。複数の鍵穴308は、第1の側パネル244への鍵44及び第1の後パネル232の取り付けを可能にするため、後部分302上に位置する。図示される実施形態では、3つの鍵穴308及び3つの鍵44が存在するが、他の実施形態は、各々が同数存在する限り、より多いまたはより少ない鍵穴または鍵を含んでもよい。後部分302はまた、後部分302の中間部分314に沿って位置付けられる2つの鍵穴312を有する。鍵穴312は、第1の側パネル244への第2の後パネル234の鍵44の取り付けを可能にする。図示される実施形態では、2つの鍵穴312及び2つの鍵44が存在するが、他の実施形態は、各々が同数存在する限り、より多いまたはより少ない鍵穴及び鍵を含んでもよい。後部分302はまた、後部分302の下側部分318に位置する2つの鍵穴316を有する。鍵穴316は、第1の側パネル244への第3の後パネル238の鍵44の取り付けを可能にする。図示される実施形態では、2つの鍵穴316及び2つの鍵44が存在するが、他の実施形態は、各々が同数存在する限り、より多いまたはより少ない鍵穴及び鍵を含んでもよい。シート部分304は、第1の側パネル244へのシートパネル236の鍵44の取り付けを可能にするために、複数の鍵穴320を有する。図示される実施形態では、6つの鍵穴320及び6つの鍵44が存在するが、他の実施形態は、各々が同数存在する限り、より多いまたはより少ない鍵穴及び鍵を含んでもよい。鍵穴308、312、316、320は、第1の側パネル244上での場所を除き互いに同一である。さらに、鍵穴308、312、316、320は、鍵穴64と同一である。
図示される実施形態では、第1の側パネル244は、それぞれ、第1のシート支持パネル240の端部部分及び第2のシート支持パネル242の端部部分を受容するような寸法にされた、第1の陥凹330及び第2の陥凹332を含む。他の実施形態は、第1及び第2の陥凹330及び332ならびに第1及び第2のシート支持パネル240及び242を含まなくてもよい。第1及び第2の陥凹330及び332は、図15に描写される通り、第1の側パネル244が直立した位置にあるとき、シート部分304及び複数の鍵穴320の真下に位置付けられる。
第3の側パネル248及び第4の側パネル250が、それぞれ、図17及び18に図示される。第3の側パネル248及び第4の側パネル250は、それぞれ、第1の側パネル244及び第2の側パネル246と同じ形状及び寸法である。一実施形態では、第3の側パネル248は、糊または他の接着剤によって第1の側パネル244に取り付けられ、同様に第4の側パネル250は、糊または接着剤によって第2の側パネル246に取り付けられる。別の実施形態では、第3の側パネル248及び第4の側パネル250は各々、複数の鍵を含み、第1の側パネル244及び第2の側パネル246の外面は各々、鍵を受容及び保持して、第3の側パネル248及び第4の側パネル250を、それぞれ、第1の側パネル244及び第2の側パネル246に取り付けるために、対応する数の鍵穴を含む。他の実施形態では、第3の側パネル248及び第4の側パネル250は、含まれない。
一実施形態では、ベンチシステム230を組み立てるために、第1の側パネル244または第2の側パネル246のいずれかは、床等の実質的に平らな表面上に内部表面266が上を向いた状態で位置付けられる。次に、第1の後パネル232、第2の後パネル234、シートパネル236、及び第3の後パネル238が、第1の側パネル244と共に各々組み立てられる。第1の後パネル232、第2の後パネル234、シートパネル236、及び第3の後パネル238の組み立ての順序は、他の実施形態では変動し得る。
第1の後パネル232を第1の側パネル244と共に組み立てるために、鍵44の延在タブ110及び溝部分114は、鍵穴308のタブ開口部に挿入される。次に、第1の後パネル232は第1の側パネル244を横切ってスロットに向かって押され、その結果、タブ110はタブスロット部分に沿って進み、溝部分114は溝スロット部分に沿って進む。鍵44と鍵穴308との間の相互作用及び係合は、鍵44と鍵穴64との間の相互作用と同じである。第2の後パネル234を第1の側パネル244へ組み立てるために、鍵44の延在タブ110及び溝部分114は、鍵穴312のタブ開口部に挿入され、第2の後パネル234は、第1の側パネル244を横切ってスロットに向かって押され、その結果、タブ110はタブスロット部分に沿って進み、溝部分114は溝スロット部分に沿って進む。鍵44と鍵穴312との間の相互作用及び係合は、鍵44と鍵穴64との間の相互作用と同じであるか、またはそれに類似である。次に、シートパネル236及び第3の後パネル238が、第1の後パネル232が第1の側パネル244と共に組み立てられたのと同様に第1の側パネル244と共に組み立てられる。
一実施形態では、第1及び第2のシート支持パネル240及び242を第1の側パネル244と共に組み立てるために、第1のシート支持パネル240の端部部分及び第2のシート支持パネル242の端部部分は、それぞれ、第1及び第2の陥凹330及び332に挿入される。第2の側パネル246は、第1の後パネル232、第2の後パネル234、シートパネル236、及び第3の後パネル238の鍵44の延在タブ110及び溝部分114を、それぞれ、鍵穴308、312、316、及び320のタブ開口部に挿入することによって組み立てられる。第1及び第2のシート支持パネル240及び242を第2の側パネル246と共に組み立てるために、第1のシート支持パネル240の対向する端部部分及び第2のシート支持パネル242の対向する端部部分は、それぞれ、第1及び第2の陥凹330及び332に挿入される。他の実施形態では、第1のシート支持パネル240及び第2のシート支持パネル242は、含まれない。
最後に、第3及び第4の側パネル248及び250が、第1及び第2の側パネル244及び246と共に組み立てられる。他の実施形態は、第3及び第4の側パネル248及び250を含まなくてもよい。
また別の実施形態では、クローゼットまたは棚システム400が、図25、26、及び27に図示される。図示されるクローゼットシステム400は、3つの側パネル402及び9つの水平パネル404を含む。クローゼットシステム400の他の構成は、より多いまたはより少ない水平パネル404及び/または側パネル402を含み得る。さらに、水平パネル404の長さ及び幅は、側パネル402の対の間で変動してもよい。例えば、一実施形態は、全てが第1の長さであり、第1の側パネル402と第2の側パネル402との間に広がる第1の複数の水平パネル404を含んでもよい。この実施形態はまた、全てが第2の長さであり、第2の側パネル402と第3の側パネル402との間に広がる第2の複数の水平パネル404も含み得る。水平パネル404の第1の長さ及び第2の長さは、異なっていてもよい。さらに、第2の複数の水平パネル404と比較して、異なる数の第1の複数の水平パネル404が存在してもよい。他の実施形態は、側パネル402に接続される引き出し、水平パネル404に取り付けられる扉、側パネルの間に広がる竿またはバー、及び他のクローゼット付属品を含んでもよい。
側パネル402は、側パネル402の内面412及び外面(図示されず)に沿って複数の鍵穴410を含む。複数の鍵穴410は、鍵穴64と同じであるか、またはそれに類似である。図示される実施形態では、4列の鍵穴410が内面412上に位置付けられているが、他の実施形態は、異なる数の鍵穴410を含み得る。外面は、異なる数の鍵穴410列を含むか、または全く含まなくてもよい。内面412及び外面上の鍵穴410は、水平パネル404が単一の側パネル402の内面及び外面の両方に取り付けられるように、各面への少なくとも1つの水平パネル404の取り付けを可能にする。
水平パネル404は、側パネル402の鍵穴410に係合するために、その側縁部の各々に沿って対応する数の鍵44を含む。この実施形態では、水平パネル404は、水平パネル404が側パネル402に取り付けられるときに鍵穴410に係合するように位置付けられた4つの鍵44を含む。クローゼットシステムの他の実施形態では、鍵44及び鍵穴410の他の構成が可能である。
鍵544の別の実施形態が、図28、29、及び30に図示される。鍵544は、鍵44に類似であるが、他の特有の特徴及び寸法を含む。鍵544は、鍵44が本出願を通して説明される任意の場所において使用されてもよい。鍵544は、各端部512におけるタブ510と、タブ510の各々の隣の溝部分514と、溝部分514の間に広がる延長具516とを含む。タブ510、溝部分514、及び延長具516の各々は、円形の断面形状を有する。タブ510は、直径D1及び長さL1を有し、溝部分514は、直径D2及び長さL2を有し、延長具516は、直径D3及び長さL3を有する。他の実施形態では、タブ510、溝部分514、及び延長具516は、三角形、正方形、多角形、または楕円形等の代替的な断面形状を有する。図示される実施形態では、直径D1及びD3は、溝部分514の直径D2よりも大きい。一形態では、タブ510の直径D1は、延長具516の直径D3よりも20〜50パーセント大きい。タブ510及び延長具516の一実施形態は、約0.40インチの直径D1及びD3を有し、溝部分514は、約0.30インチの直径D2を有する。図示される実施形態では、タブ510の長さL1は、溝部分514の長さL2とほぼ同じである。例えば、長さL1及びL2は、約0.10インチ〜0.5インチ以上の範囲である。他の実施形態では、タブ510または溝部分514のうちの一方が他方よりも長くなるように、長さL1は長さL2とは異なる。図示される実施形態では、延長具516は、タブ510または溝部分514のいずれかの長さL1またはL2よりも長い長さL3を有する。
タブ510は、複数の窪み520と交互である複数の平坦部分518によって形成される円筒形外側表面を有する。図示される実施形態では、10個の平坦部分518及び10個の窪み520が存在するが、他の実施形態は、より多いまたはより少ない平坦部分518または窪み520のいずれかを含み得る。平坦部分518の各々の幅は同じであるか、または幅は互いに変動し得る。窪み520は、平坦部分518の間に凹形状、切り込み、半円形状、または多角形形状を形成し得る。例えば、窪み520は、約0.010インチ〜約0.90インチの範囲の半径を有する。別の例として、窪み520は、角度Bを形成し、それは、鋭角、鈍角、または直角であり得る。例えば、角度Bは、20度〜約80度の範囲であり得る。図示される実施形態では、角度Bは、約90度である。代替的に、窪み520の各々は、特有の形状または互いに対する配向を有する。溝部分514は実質的に平坦な外側表面を有するが、他の実施形態は刻み目または窪みを含み得る。
延長具516は、タブ510に類似であり、複数の窪み524と交互である複数の平坦部分522によって形成される円筒形外側表面を含む。図示される実施形態では、平坦部分522は、平坦部分518と同じ形状及び寸法であるが、他の実施形態では、平坦部分522は、平坦部分518とは異なる形状または寸法を有し得る。図示される実施形態では、窪み524は、窪み520と同じ形状及び寸法であるが、他の実施形態では、窪み524は、窪み520とは異なる形状または寸法を有し得る。さらに、窪み520及び524は、鍵544が家具要素と共に組み立てられるときに、糊または接着剤をタブ510及び延長具516と共に保持する。
図31及び32では、本開示に係る継手のさらなる例が図示される。図示される実施形態では、テーブル脚600は、天板602に対して組み立てられるためのものであるが、他の家具要素は、次に説明されるような同様の詳細を含み得る。このようにして、任意の2つの家具要素を組み立てることができ、第1の家具要素は、鍵を含み、第2の家具要素は、鍵穴を含む。テーブル脚600は、天板602に取り付けられるために、テーブル脚の端部に2つの鍵544を有する。2つの鍵穴664は、天板602の下側上に、互いから短い距離に配置される。鍵穴664は、天板602の角の領域に配置される。鍵穴664は、湾曲した形態を有し、また上に説明される対応する方法で鍵穴64の特徴の全てを含む。例えば、鍵穴664は各々、鍵穴64に関して上記に説明される通り、タブ開口部、タブスロット部分、及び溝部分を有する。さらに、鍵穴664のタブスロット部分は、鍵穴64と同様に傾斜、ダボ受座、及び端部部分を有する。天板602の鍵穴664は、2つの鍵544を受容するためのものである。テーブル脚600は、天板602に対して組み立てられるためのものであり、この組み立てにおいて、鍵544が、鍵穴664のタブ開口部に挿入され、その後、テーブル脚600は、鍵544が鍵穴664の傾斜の端部に到達するまで鍵544が鍵穴664の中を摺動し、次いで天板602の鍵穴664のダボ受座の中へと移動するような方法で、回される。組み立て中のテーブル脚600の動きは、図32の矢印によって示される。
家具物品を形成するために組み立てられる家具要素の別の例が、図33、34、35、36、及び37にある。認識され得るように、任意の2つの家具要素を組み立てることができ、第1の家具要素は、鍵を含み、第2の家具要素は、鍵穴を含む。この実施形態では、箪笥またはキャビネットは、前要素700、第1の側要素702、第2の側要素704、後要素706、及び底要素708を含む。前要素700は、4つの前述の通りの鍵穴64と、底要素708の縁部を受容するような寸法にされたスロット710とを含む。第1の側要素702及び第2の側要素704は各々、2つの延在鍵穴78と、2つの鍵544と、底要素708の縁部を受容するような寸法にされた溝712とを含む。鍵544は、第1の側要素702及び第2の側要素704を前要素700と共に組み立てるために、前要素700の鍵穴64への挿入のために配置される。後要素706は、4つの鍵544と、底要素708の縁部を受容するような寸法にされた溝714とを含む。
上記の鍵44及び544のいずれも、糊、接着剤、溶接、他の取り付け手段によって等の異なる方法で、または家具要素と一体化して形成することによって、家具要素のいずれか取り付けられる。鍵44及び544は、プラスチック、ポリマー、アクリル、硬材、軟材、または家具要素に適合する任意の他の材料で作製され得る。また有益なことに、対称な鍵44及び544を使用することは、鍵のどちらの端部が家具要素から延在するか、または家具要素に挿入されるかが問題にならないため、費用効率が高いことが見出された。さらに、振動ボウルを有するボア及びダボ挿入機等の標準的な設備、または他の設備は、鍵の片方の端部を家具要素に挿入することを可能にする。上記の鍵穴のいずれも、ポイントツーポイント機械またはコンピュータ数値制御(CNC)ルーター等の異なる方法で、家具要素のいずれかの中に形成される。鍵穴は、硬材、軟材、プラスチック、パーティクルボード、アクリル、ポリマー、石、グラナイト、及び石英、またはこれらの材料の任意の組み合わせで作製される家具要素に形成され得るが、他の材料が使用され得る。さらに、鍵及び鍵穴は、図示されるものより大きくまたは小さくてもよい。
本発明を図面及び前述の説明において詳細に図示及び説明してきたが、それは例示的であり、制約的な性質のものではないと考えられるべきであり、単に好ましい実施形態が示され、説明されており、以下の特許請求の範囲によって定義される本発明の趣旨に含まれる全ての変更、均等物、及び修正は、保護されることが望ましいことが理解される。本明細書に引用される全ての刊行物、特許、及び特許出願は、あたかも個々の刊行物、特許、または特許出願が具体的かつ個々に参照により組み込まれ、その全体が本明細書に記載されることが示されるかのように、参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (34)

  1. 家具要素との組み立てのための装置であって、
    遠位端部と近位端部との間に広がる長さを有する円筒形鍵を含み、前記鍵は、前記遠位端部における第1のタブ及び前記近位端部における第2のタブを含み、前記鍵は、前記第1のタブに隣接する第1の溝部分及び前記第2のタブに隣接する第2の溝部分を有し、前記鍵は、前記第1の溝部分と前記第2の溝部分との間に広がる延長具を有する、装置。
  2. 前記第1のタブが、第1のタブ直径を有し、前記第1の溝部分が、第1の溝直径を有し、前記第1のタブ直径が、前記第1の溝直径よりも大きい、請求項1に記載の装置。
  3. 前記延長具が、前記第1の溝直径よりも大きい延長具直径を有する、請求項2に記載の装置。
  4. 前記第1のタブが、前記第1の溝部分の長さとほぼ同じである長さを有する、請求項1に記載の装置。
  5. 前記延長具が、前記第1のタブの前記長さまたは前記第2のタブの前記長さよりも長い長さを有する、請求項4に記載の装置。
  6. 前記鍵が、前記第1のタブ、前記第2のタブ、及び前記延長具の前記長さに沿って広がる複数の平坦部分及び複数の窪みを有し、前記複数の平坦部分及び前記複数の窪みが、前記平坦部分のうちの1つが前記窪みのうちの2つの間に位置付けられるように交互の関係性で配置される、請求項1に記載の装置。
  7. 前記複数の窪みの各々が、約20度〜約90度の角度を形成する、請求項6に記載の装置。
  8. 前記複数の平坦部分の各々が、凸形状を有し、前記複数の窪みの各々が、凹形状を有する、請求項6に記載の装置。
  9. 家具要素との組み立てのための装置であって、
    遠位端部と近位端部との間に広がる長さを有する対称な鍵を含み、前記鍵が、前記遠位及び前記近位端部の各々における溝部分に隣接する圧縮可能タブを有し、前記圧縮可能タブの幅が、前記溝部分の幅よりも大きい、装置。
  10. 前記鍵が、円筒形である、請求項9に記載の装置。
  11. 前記鍵が、前記溝部分の間に広がる延長具を含む、請求項9に記載の装置。
  12. 前記鍵が、前記タブのうちの少なくとも1つの長さに沿って広がる複数の平坦部分及び複数の窪みを有し、前記複数の平坦部分及び前記複数の窪みが、前記平坦部分のうちの1つが前記窪みのうちの2つの間に位置付けられるように交互の関係性で配置される、請求項9に記載の装置。
  13. 前記複数の窪みの各々が、約20度〜約90度の角度を形成する、請求項12に記載の装置。
  14. 前記複数の平坦部分の各々が、凸形状を有し、前記複数の窪みの各々が、凹形状を有する、請求項12に記載の装置。
  15. 家具要素を作製する方法であって、
    遠位端部と近位端部との間に広がる長さを有する鍵を、家具要素と、前記近位端部が前記家具要素に挿入され、前記遠位端部が前記家具要素から離れる方向に延在するように組み立てることを含み、前記鍵の前記遠位端部が、第1の溝部分に隣接する第1のタブを含み、前記第1のタブ及び前記第1の溝部分の両方が、前記家具要素の外へ延在する、方法。
  16. 前記鍵が、実質的に円形の断面形状を有する、請求項15に記載の方法。
  17. 前記鍵を前記家具要素に取り付けることをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  18. 前記取り付けることは、前記鍵の前記近位端部または前記家具要素のいずれかの上に糊または接着剤を提供することを含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記鍵の前記近位端部が、第2の溝部分に隣接する第2のタブ、及び前記第1の溝部分と前記第2の溝部分との間に広がる延長具を含む、請求項15に記載の方法。
  20. 前記鍵が、前記第1のタブ、前記第2のタブ、及び前記延長具の長さに沿って広がる複数の平坦部分及び複数の窪みを有し、前記複数の前記平坦部分及び前記複数の窪みが、前記平坦部分のうちの1つが前記窪みのうちの2つの間に位置付けられるように交互の関係性で配置される、請求項19に記載の方法。
  21. 前記複数の窪みの各々が、約20度〜約90度の角度を形成する、請求項20に記載の方法。
  22. 前記家具要素に、前記鍵の前記第1のタブ及び前記第1の溝部分を含まない部分の長さに対応する深さに穴を形成することと、
    前記鍵の前記近位端部を前記穴に挿入することと、をさらに含む、請求項15に記載の方法。
  23. 家具物品であって、
    鍵を含む第1の家具要素であって、前記鍵が、タブに隣接する溝部分を有する、第1の家具要素と、
    鍵穴を有する第2の家具要素であって、前記鍵穴が、前記鍵の前記溝部分を受容するような寸法にされた溝スロット部分を画定し、前記鍵穴がまた、前記タブを受容するような寸法にされたタブスロット部分も画定し、前記タブスロット部分が、前記タブが前記タブスロット部分に沿って摺動するときに、前記鍵の前記タブを押圧して、前記第1の家具要素を前記第2の家具要素に接続するように構成される、第2の家具要素と、を備える、家具物品。
  24. 前記タブスロット部分が、前記タブを押圧するように構成された傾斜を含む、請求項23に記載の家具物品。
  25. 前記タブスロット部分が、
    ダボ受座を含み、前記ダボ受座内への前記タブの動きが、前記傾斜からの前記タブへの圧力を低減する、請求項24に記載の家具物品。
  26. 前記ダボ受座が、前記タブを受容するような寸法にされた溝を含む、請求項25に記載の家具物品。
  27. 前記タブスロット部分が、端部部分を含む、請求項23に記載の家具物品。
  28. 前記溝スロット部分の幅が、前記鍵穴内に前記鍵を保持するように前記タブスロット部分の幅よりも小さい、請求項23に記載の家具物品。
  29. 前記鍵の前記溝部分の幅が、前記鍵の前記タブの幅よりも小さい、請求項23に記載の家具物品。
  30. 前記鍵が、第2の溝部分に隣接する第2のタブ、及び前記溝部分と前記第2の溝部分との間に広がる延長具を含む、請求項23に記載の家具物品。
  31. 家具継手であって、
    タブに隣接する溝部分を有する鍵であって、前記鍵が、第1の家具要素内に据え付けられ、前記溝部分及び前記タブが、前記第1の家具要素から延在する、鍵と、
    第2の家具要素内に形成された鍵穴であって、前記鍵穴が、前記タブの前記溝部分を受容するような寸法にされた溝スロット部分を画定し、前記鍵穴が、前記タブを受容するような寸法にされたタブスロット部分を画定し、前記タブスロット部分が、前記タブが前記タブスロット部分に挿入されるときに前記鍵の前記タブを押圧する傾斜を有する、鍵穴と、備える、家具継手。
  32. 前記鍵穴が、前記タブを受容するような寸法にされたタブ開口部を含む、請求項31に記載の家具継手。
  33. 前記タブ開口部が、前記タブの直径よりも大きい第1の直径から、前記タブの前記直径と実質的に同じ寸法である第2の直径まで広がる長さを有する、請求項32に記載の家具継手。
  34. 前記傾斜が、0.5度〜30度の角度を形成する、請求項31に記載の家具継手。
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