JP2018207137A - 基地局装置、端末装置および通信方法 - Google Patents

基地局装置、端末装置および通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018207137A
JP2018207137A JP2015215431A JP2015215431A JP2018207137A JP 2018207137 A JP2018207137 A JP 2018207137A JP 2015215431 A JP2015215431 A JP 2015215431A JP 2015215431 A JP2015215431 A JP 2015215431A JP 2018207137 A JP2018207137 A JP 2018207137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synchronization signal
parameter set
radio
signal sequence
radio parameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015215431A
Other languages
English (en)
Inventor
貴司 吉本
Takashi Yoshimoto
貴司 吉本
泰弘 浜口
Yasuhiro Hamaguchi
泰弘 浜口
良太 山田
Ryota Yamada
良太 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2015215431A priority Critical patent/JP2018207137A/ja
Priority to US15/770,850 priority patent/US20180309533A1/en
Priority to PCT/JP2016/077212 priority patent/WO2017077771A1/ja
Publication of JP2018207137A publication Critical patent/JP2018207137A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J11/00Orthogonal multiplex systems, e.g. using WALSH codes
    • H04J11/0069Cell search, i.e. determining cell identity [cell-ID]
    • H04J11/0073Acquisition of primary synchronisation channel, e.g. detection of cell-ID within cell-ID group
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2602Signal structure
    • H04L27/26025Numerology, i.e. varying one or more of symbol duration, subcarrier spacing, Fourier transform size, sampling rate or down-clocking
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2602Signal structure
    • H04L27/261Details of reference signals
    • H04L27/2613Structure of the reference signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only
    • H04L27/2655Synchronisation arrangements
    • H04L27/2689Link with other circuits, i.e. special connections between synchronisation arrangements and other circuits for achieving synchronisation
    • H04L27/2692Link with other circuits, i.e. special connections between synchronisation arrangements and other circuits for achieving synchronisation with preamble design, i.e. with negotiation of the synchronisation sequence with transmitter or sequence linked to the algorithm used at the receiver
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements
    • H04W56/001Synchronization between nodes
    • H04W56/002Mutual synchronization
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • H04W72/044Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
    • H04W72/0453Resources in frequency domain, e.g. a carrier in FDMA
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J11/00Orthogonal multiplex systems, e.g. using WALSH codes
    • H04J11/0069Cell search, i.e. determining cell identity [cell-ID]
    • H04J11/0079Acquisition of downlink reference signals, e.g. detection of cell-ID

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】各無線パラメータセットの要求条件を満たす精度でセル探索が可能となる基地局装置、端末装置及び通信方法を提供すること。【解決手段】第1の無線パラメータセットの領域と前記第1の無線パラメータセットと異なるサブキャリア間隔を有する第2の無線パラメータの領域から構成される周波数帯域において、下りリンク信号を受信する無線受信部と、前記周波数帯域において、前記基地局装置と同期確立を行う同期検出部と、を備え、第1の無線パラメータセットの領域に第1の無線パラメータセットの同期信号系列がマップされており、第2の無線パラメータセットの領域に第2の無線パラメータセットの同期信号系列がマップされており、前記同期検出部は、第1の無線パラメータセットの同期信号系列及び第2の無線パラメータセットの同期信号系列を用いて、前記周波数帯域において、前記基地局装置との同期検出を行う。【選択図】図4

Description

本発明は、基地局装置、端末装置および通信方法に関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)によるLTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)のような無線アクセスネットワーク(RAN:Radio
Access Network)では、基地局装置或いは基地局装置に準じる送信局がカバーするエリ
アをセル(Cell)状に複数配置するセルラ構成とすることにより、通信エリアを拡大することができる。このセルラ構成において、端末装置は、セルIDの検出及びフレーム同期並びにシンボル同期を取得するために、セル探索手順(Cell search procedure)を実行
する。このセル探索のために、下りリンク無線フレームに同期チャネル(Synchronization Channel)が配置される。(
)。
近年、MBB(Mobile Broadband)、MTC(Machine Type Communication)等の複数のユースケースをサポートするために、新しい無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)が検討されている(
)。この無線アクセス技術は、これらのユースケースに対応するために、データレート、システム容量、レーテンシー、モビリティ等の幅広い要求条件を満たすようにデザインされる。このため、この無線アクセス技術では、幅広い範囲の複数の周波数帯域(数百MHz〜数十GHz)及び複数の周波数帯域幅(数KHz〜数百MHz)等を用いた複数の無線パラメータセットが用いられる。
"3rd Generation Partnership Project Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical channels and modulation" 3GPP TS36.211 v12.3.0、2014年3月。 "5G Vision for 2020 and Beyond" RWS−150051、3GPP RAN Workshop on 5G、2015年9月
しかしながら、非特許文献1に記載の無線アクセスネットワークは、一定のシステム帯域幅を用いる無線アクセス技術において最適なセル探索を実行するために、下りリンク無線フレームに同期チャネルが配置されている。このため、幅広い範囲の複数の無線パラメータセットが用いられる無線アクセス技術において、端末装置が、各無線パラメータセットで精度よくセル探索が可能な同期チャネルをデザインする必要がある。
本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の異なる無線パラメータセットが用いられる無線アクセス技術において、各無線パラメータセットの要求条件を満たす精度で、効率的にセル探索が可能となる基地局装置、端末装置及び通信方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明に係る基地局装置、端末装置および通信方法の構
成は、次の通りである。
本発明に係る端末装置は、第1の無線パラメータセットの領域と前記第1の無線パラメータセットと異なるサブキャリア間隔を有する第2の無線パラメータの領域から構成される周波数帯域において、下りリンク信号を受信する無線受信部と、前記周波数帯域において、前記基地局装置と同期確立を行う同期検出部と、を備え、第1の無線パラメータセットの領域に第1の無線パラメータセットの同期信号系列がマップされており、第2の無線パラメータセットの領域に第2の無線パラメータセットの同期信号系列がマップされており、前記同期検出部は、第1の無線パラメータセットの同期信号系列及び第2の無線パラメータセットの同期信号系列を用いて、前記周波数帯域において、前記基地局装置との同期検出を行う。
本発明に係る端末装置において、前記受信部は、前記同期検出部が第1の無線パラメータセットの同期信号系列を用いて同期を確立した場合、第1の無線パラメータセットの領域にマッピングした下りリンク信号に含まれる第2のパラメータセットの同期信号系列に関する情報を受信し、前記同期検出部は、前記第2のパラメータセットの同期信号系列に関する情報を用いて、第2のパラメータセットの領域において、同期検出を行う。
本発明に係る端末装置において、前記同期検出部が第1の無線パラメータセットの同期信号系列を用いて同期を確立した場合、第1の無線パラメータセットの領域及び第2の無線パラメータセットの領域において、第1の無線パラメータセットの同期信号系列を用いて確立した同期を用いて、前記基地局装置が送信した下りリンク信号を受信する。
本発明に係る端末装置において、前記第2の無線パラメータセットの同期信号系列は、複数個の第1の無線パラメータセットの同期信号系列が組み合わされた系列であり、前記第2の無線パラメータセットの同期信号を構成する各々の第1の無線パラメータセットの同期信号系列は、複数個の同期信号系列候補のうちのいずれかの系列であり、前記同期信号検出部は、複数個の第1の無線パラメータセットの同期信号系列が組み合わされた一連の同期信号系列から前記第2の無線パラメータセットのセルIDを検出する。
本発明に係る端末装置において、前記同期検出部は、前記第1の無線パラメータセットのサブキャリア間隔が、前記第2の無線パラメータセットのサブキャリア間隔のa倍である場合、前記第1の無線パラメータセットの同期信号系列をマップするOFDMシンボル数のa倍のOFDMシンボル数を用いて、第2の無線パラメータセットの領域の同期検出を行う。
本発明に係る端末装置において、前記同期検出部は、前記第1の無線パラメータセットの領域において同期検出に用いるサブキャリア数と同一のサブキャリア数を用いて、前記第2の無線パラメータセットの領域において同期検出を行う。
本発明に係る端末装置において、前記第1の無線パラメータセットと前記第2の無線パラメータセットは、1つの無線アクセス技術である。
本発明に係る端末装置の通信方法は、第1の無線パラメータセットの領域と前記第1の無線パラメータセットと異なるサブキャリア間隔を有する第2の無線パラメータセットの領域から構成される周波数帯域において、下りリンク信号を受信する無線受信ステップと、前記周波数帯域において、前記基地局装置と同期確立を行う同期検出ステップと、を有し、第1の無線パラメータセットの領域に第1の無線パラメータセットの同期信号系列がマップされており、第2の無線パラメータセットの領域に第2の無線パラメータセットの同期信号系列がマップされており、前記同期検出ステップは、第1の無線パラメータセッ
トの同期信号系列及び第2の無線パラメータセットの同期信号系列を用いて、前記周波数帯域において、前記基地局装置との同期検出を行う
本発明に係る基地局装置は、第1の無線パラメータセットの同期信号系列と第2の無線パラメータセットの同期信号系列を生成する同期信号生成部と、第1の無線パラメータセットの領域と前記第1の無線パラメータセットと異なるサブキャリア間隔を有する第2の無線パラメータセット領域から構成される周波数帯域において、第1の無線パラメータセットの領域に前記第1の無線パラメータセットの同期信号系列をマップし、第2の無線パラメータセットの領域に前記第2の無線パラメータセットの同期信号系列をマップする多重部と、第1の無線パラメータセットの前記同期信号系列と第2の無線パラメータセットの前記同期信号系列を前記端末装置に送信する無線送信部と、前記端末装置から上りリンク信号を受信する無線受信部と、を備え、前記無線送信部は、前記無線受信部が、何れかの無線パラメータセットにおいて、同期を確立したことを示す情報を受信した場合、同期を確立したことを示す情報により特定される無線パラメータセット以外の無線パラメータセットの同期信号系列に関する情報を送信する。
本発明に係る基地局装置は、第1の無線パラメータセットの同期信号系列と第2の無線パラメータセットの同期信号系列を生成する同期信号生成部と、第1の無線パラメータセットの領域と前記第1の無線パラメータセットと異なるサブキャリア間隔を有する第2の無線パラメータセット領域から構成される周波数帯域において、第1の無線パラメータセットの領域に前記第1の無線パラメータセットの同期信号系列をマップし、第2の無線パラメータセットの領域に前記第2の無線パラメータセットの同期信号系列をマップする多重部と、第1の無線パラメータセットの前記同期信号系列と第2の無線パラメータセットの前記同期信号系列を前記端末装置に送信する無線送信部を備え、前記多重部が前記第2の無線パラメータセットの同期信号系列をマップするOFDMシンボル数は、前記第1の無線パラメータセットの同期信号系列をマップするOFDMシンボル数より多く設定する。
本発明に係る基地局装置おいて、前記第1の無線パラメータセットのサブキャリア間隔が、前記第2の無線パラメータセットのサブキャリア間隔のa倍である場合、前記第2の無線パラメータセットの同期信号系列をマップするOFDMシンボル数は、前記第1の無線パラメータセットの同期信号系列をマップするOFDMシンボル数のa倍である。
本発明に係る基地局装置おいて、前記第1の無線パラメータセットの同期信号系列がマップされるサブキャリア数と前記第2の無線パラメータセットの同期信号系列がマップされるサブキャリア数は同一である。
本発明に係る基地局装置おいて、前記第1の無線パラメータセットがマップされるサブキャリア数は、第2の無線パラメータセットのシステム帯域を構成するサブキャリア数と同一である。
本発明に係る基地局装置おいて、前記第1の無線パラメータセットの同期信号がマップされる周波数帯域幅と前記第2の無線パラメータセットの同期信号がマップされる周波数帯域幅は同一である。
本発明に係る基地局装置おいて、前記同期信号生成部は、複数個の第1の無線パラメータセットの同期信号系列を組み合わせて第2の無線パラメータセットの同期信号系列を生成し、前記第2の無線パラメータセットの同期信号を構成する第1の無線パラメータセットの同期信号系列の各々は、複数個の同期信号系列候補から選択される同期信号系列である。
本発明に係る基地局装置の通信方法は、第1の無線パラメータセットの同期信号系列と第2の無線パラメータセットの同期信号系列を生成する同期信号生成ステップと、第1の無線パラメータセットの領域と前記第1の無線パラメータセットと異なるサブキャリア間隔を有する第2の無線パラメータセット領域から構成される周波数帯域において、第1の無線パラメータセットの領域に前記第1の無線パラメータセットの同期信号系列をマップし、第2の無線パラメータセットの領域に前記第2の無線パラメータセットの同期信号系列をマップする多重ステップと、第1の無線パラメータセットの前記同期信号系列と第2の無線パラメータセットの前記同期信号系列を前記端末装置に送信する無線送信ステップと、前記端末装置から上りリンク信号を受信する無線受信ステップと、を有し、前記無線送信ステップは、前記無線受信ステップが、何れかの無線パラメータセットにおいて、同期を確立したことを示す情報を受信した場合、同期を確立したことを示す情報により特定される無線パラメータセット以外の無線パラメータセットの同期信号系列に関する情報を送信する。
本発明によれば、複数の異なる無線パラメータセットが用いられる無線アクセス技術において、各無線パラメータセットの要求条件を満たす精度で、効率的にセル探索が可能となる。
本実施形態に係る通信システムの例を示す図である。 本実施形態に係る通信システムにおける無線パラメータセットの例である。 本実施形態に係る無線アクセス技術における無線フレームの構成例を示す図である。 本実施形態に係る複数の各無線パラメータの配置例を示す図である。 本実施形態に係るOFDMのサブキャリア構成の例を示す図である。 本実施形態に係るOFDMのサブキャリア構成の別の例を示す図である。 本実施形態に係る無線アクセス技術におけるサブフレームあたりのOFDMシンボルの構成例を示す図である。 本実施形態に係る第1の同期信号の配置例を示す図である。 本実施形態に係る無線アクセス技術におけるサブフレームあたりのOFDMシンボルの別の構成例を示す図である。 本実施形態に係る第1の同期信号の別の配置例を示す図である。 本実施形態に係る第1の同期信号の別の配置例を示す図である。 本実施形態における基地局装置の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態における端末装置の構成を示す概略ブロック図である。 実施形態に係る端末装置のセル探索フロー例を示す図である。 実施形態に係るセル探索のシーケンス例を示す図である。 本実施形態に係る実施形態に係るOFDMのサブキャリア構成の別の例を示す図である。 本実施形態に係るOFDMのサブキャリア構成の別の例を示す図である。 本実施形態に係る無線アクセス技術におけるサブフレームあたりのOFDMシンボルの別の構成例を示す図である。 無線フレームにおいて同期信号が配置されたサブフレームを示す図である。
本実施形態における通信システムは、基地局装置(送信装置、セル、サービングセル、送信点、送信アンテナ群、送信アンテナポート群、コンポーネントキャリア、eNode
B)および端末装置(端末、移動端末、受信点、受信端末、受信装置、受信アンテナ群、受信アンテナポート群、UE)を備える。なお、上記の基地局装置及び端末装置は、ライセンスバンド及び/又はアンライセンスバンドで通信することが可能である。
本実施形態において、“X/Y”は、“XまたはY”の意味を含む。本実施形態において、“X/Y”は、“XおよびY”の意味を含む。本実施形態において、“X/Y”は、“Xおよび/またはY”の意味を含む。
図1は、本実施形態に係る通信システムの例を示す図である。図1に示すように、本実施形態における通信システムは、基地局装置10−1、10−2、11−1、11−2、12−1〜12−5と端末装置20‐1〜20‐3を備える。基地局装置のカバレッジ10−1a、10−2a、11−1a、11−2a、12−1a〜12−5aは各々、基地局装置10−1、11−1、11−2、12−1〜12−5が端末装置と接続可能な範囲(通信エリア)である。基地局装置のカバレッジをセルとも称する。また、基地局装置10−1、10−2を総称して基地局装置10とも称する。基地局装置11−1、11−2を総称して基地局装置11とも称する。基地局装置12−1〜12−5を総称して基地局装置12とも称する。端末装置20−1〜20−3を総称して端末装置20とも称する。端末装置20は、基地局装置10〜12の少なくとも1つに接続可能である。なお、本実施形態に係る通信システムを構成する基地局装置10〜12の設置数は図1に限定されない。
本実施形態に係る通信システムにおける基地局装置10〜12は、カバレッジが相互に重複する配置とすることができる。図1の例では、カバレッジ10−1aは、カバレッジ11−2a、12−1a〜12−4aと重複する。カバレッジ10−1a及びカバレッジ11−1aの両方のカバレッジに存在する端末装置20‐1は、基地局装置10−1及び11−1と同時に接続することも可能である。また、基地局装置12により構成されるカバレッジは密に配置される。カバレッジ10−1a、カバレッジ12−1a及びカバレッジ12−2aのカバレッジに存在する端末装置20‐2は、基地局装置10−1、12−1及び12−2と同時に接続することも可能である。例えば、本実施形態に係る通信システムは、同時に接続する方法として、キャリアアグリゲーションやデュアルコネクティビティ等を適用することが可能である。この場合、端末装置と通信するセルは、プライマリセル(PCell:Primary Cell)、セカンダリセル(SCell:Secondary Cell)又はプライマ
リセカンダリセル(PSCell:Primary Secondary Cell)になり得る。
図1の通信システムは、既存の無線ネットワークを含む複数のヘテロジーニアスな無線アクセスネットワークを適用することができる。
図1の通信システムは、複数の無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology
)を適用することができる。複数の無線アクセス技術は、ヘテロジーニアスであってもよい。図1の通信システムにおいて、サポートする無線アクセスネットワークや無線アクセス技術が異なる基地局装置が混在する。
図1の通信システムにおいて、サポートする無線アクセスネットワークや無線アクセス技術が異なる端末装置が混在する。例えば、基地局装置10−1は第1の無線アクセス技術及び第2の無線アクセス技術が適用され、基地局装置10−2、10−3は第1の無線アクセス技術が適用される場合、第1のアクセス技術のみをサポートする端末装置は、基地局装置10−1〜10−3に接続することができる。第2の無線アクセス技術のみをサポートしている端末装置は基地局10−1の接続に制限される。第1のアクセス技術及び第2のアクセス技術をサポートする端末装置は、基地局装置10−1〜10−3に接続することができる。
また、第1の無線アクセス技術は複数の無線パラメータセットで構成される。第2の無線アクセス技術は、1つの無線パラメータセットで構成される。基地局装置10−1〜基地局装置10−3は各々、第1の無線アクセス技術における異なる無線パラメータが適用される。また、基地局装置10−1は、そのシステム帯域内において、第1の無線アクセス技術を構成する各無線パラメータを用いることができる。第1の無線アクセス技術の無線パラメータは、第2の無線アクセス技術を構成する無線パラメータセットの1つと後方互換性を有してもよい。
端末装置は、サポートする無線パラメータセットが混在する。第1の無線アクセス技術をサポートする端末装置は、第1の無線アクセス技術を構成する全ての無線パラメータセットを用いて、第1の無線アクセス技術をサポートする基地局装置に接続する。第2の無線アクセス技術をサポートする端末装置は、第1の無線アクセス技術を構成する無線パラメータセットのうち、第2の無線アクセス技術と後方互換性がある無線パラメータセットを用いて、第1の無線アクセス技術をサポートする基地局装置に接続する。なお、無線アクセスネットワークの相違と、無線アクセス技術の相違は関連づけられる。
図2は、本実施形態に係る第1の無線アクセス技術における無線パラメータセットの例である。各無線パラメータセットは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)又はマルチキャリアを用いた場合である。無線パラメータセットは各々、使用可能な周波数帯域幅(システム帯域幅)、サブキャリア間隔及び1ms当たりのOFDMシンボル数が異なる。無線パラメータセットは各々、OFDMシンボル長が異なる。無線パラメータセットは各々、サンプリング間隔(サンプリング周波数)が異なる。例えば、無線パラメータセット2のサンプリング間隔は無線パラメータセット1のサンプリング間隔より短く設定される。無線パラメータセット3のサンプリング間隔は無線パラメータセット2のサンプリング間隔より短く設定される。
無線パラメータセットは各々、OFDMにおけるFFTポイント数が異なってもよい。無線パラメータセットは各々、同じ/異なる周波数帯域で適用することができる。例えば、無線パラメータセット1が3GHz帯未満、無線パラメータセット2が3GHz帯以上、10GHz未満、無線パラメータセット3が10GHz帯以上で適用される。例えば、図1において、無線パラメータセット1は、基地局装置10と端末装置との無線通信に適用される。無線パラメータセット2は、基地局装置11と端末装置との無線通信に適用される。無線パラメータセット3は、基地局装置12と端末装置との無線通信に適用される。
また、基地局装置は、無線パラメータセットの各々を、同一のキャリア周波数や周波数帯域(システム帯域)で適用することもできる。また基地局装置は、同一のOFDMシンボルで複数の無線パラメータセットを用いることができる。
なお、図2は異なる複数の無線パラメータセットから構成される1つの無線アクセス技術の一例であり、本発明はかかるパラメータ値に限定されない。例えば、無線パラメータセット1の周波数帯域幅をMTC(Machine Type Communication)に用いる帯域幅に設定することができる。
上述のように、1つの無線アクセス技術が複数の異なる無線パラメータセットから構成されることにより、伝送容量、モビリティ等の幅広いスケーラビリティに対応可能となる。例えば、端末装置20が基地局装置12と接続することにより、広帯域幅を用いた大容量伝送が可能となる。例えば、端末装置20が基地局装置10と接続することにより、低レーテンシーを必要としない通信が可能となる。
図3は、本実施形態に係る無線アクセス技術における無線フレームの構成例を示す図である。図3の無線フレームパターン1は、セット1〜セット3において、サブフレーム区間が同一と定義した場合の例である。すなわち、セット2の1つの無線フレームに含まれるサブフレーム数及びOFDMシンボル数は、セット1の1つの無線フレームに含まれるサブフレーム数及びOFDMシンボル数より多い。また、セット3の1つの無線フレームに含まれるサブフレーム数及びOFDMシンボル数は、セット1及びセット2の1つの無線フレームに含まれるサブフレーム数及びOFDMシンボル数より多い。
図3の無線フレームパターン2は、セット1〜セット3において、サブフレーム長が異なると定義した場合の例である。例えば、セット1のOFDMシンボル長がセット2のOFDMシンボル長のt1倍の場合、セット1のサブフレーム長はセット2のOFDMシンボル長のt1倍とできる。すなわち、セット1のサブフレーム長に含まれるOFDMシンボル数は、セット2のサブフレーム長に含まれるOFDMシンボル数と同一とすることができる。
図3において、塗り潰し部は、同期信号が配置される区間である。無線フレームパターン1は、セット1〜セット3における同期信号配置長が同じ場合の例である。すなわち、セット1〜セット3において、同期信号が配置されるOFDMシンボル長が異なる。無線フレームパターン2は、セット1〜セット3において、同期信号が配置されるOFDMシンボル数が同じ場合の例である。
1つの無線フレームには、複数個の同期信号が含めることができる。基地局装置は、1つの無線フレームで、同期信号を周期的に配置することができる。なお、図3の無線フレームでは、サブフレーム区間の最後尾に同期信号が配置される例を示しているが、本発明はこれに限定されるわけではなく、サブフレーム区間の先頭に配置してもよいし、真ん中に配置してもよい。
図4は、本実施形態に係る複数の各無線パラメータの配置例を示す図である。図4において、周波数領域は、セット1で通信可能な領域〜セット3で通信可能な領域で構成される。基地局装置は、複数の無線パラメータセット(セット1〜セット3)を用いて通信可能な領域で構成される1つのシステム帯域幅を有するセルを構築することができる。例えば、図4において、基地局装置は、端末装置20−1、20−2、20−3対して、それぞれ無線パラメータセット1、2、3で生成した信号を周波数多重することができる。また、基地局装置は、端末装置20−1に対して、無線パラメータセット1、2、3で生成した信号を周波数多重することができる。なお、セット1〜セット3の各々に割当てられる領域は、固定であっても良いし、可変であっても良い。また、各無線パラメータセットの領域は基地局装置毎に独立に設定することができる。また、基地局装置間の協調/コーディネーションによって隣接基地局装置間で各無線パラメータセットの領域は合わせることができる。また、基地局装置は端末装置に各無線パラメータセットの領域を指示することができる。このとき端末装置は、基地局装置から受信した各無線パラメータセットの領域によって、各領域で対応する無線パラメータセットを用いて受信処理をすることができる。
図4において、同期信号は、各無線パラメータセットの領域毎に配置される。図4において、網掛け部は、セット1における同期信号が配置される領域である。右上がり斜線部はセット2における同期信号が配置される領域である。右上がり斜線部はセット3における同期信号が配置される領域である。
基地局装置は、端末装置が同期を確立した無線パラメータセットに応じて、その端末装
置の下りリンク信号を配置する。例えば、端末装置20−1は、セット1の領域に配置された同期信号を用いて同期を確立する。端末装置20−2は、セット2の領域に配置された同期信号を用いて同期を確立する。端末装置20−3は、セット3の領域に配置された同期信号を用いて同期を確立する。この場合、基地局装置は、1つのシステム帯域におけるセット1の領域に端末装置20−1の下りリンク信号を配置し、セット2の領域に端末装置20−2の下りリンク信号を配置し、セット3の領域に端末装置20−3の下りリンク信号を配置する。
基地局装置は、セット1の領域〜セット3の領域に亘って、端末装置20−1の下りリンク信号を配置することもできる。このとき、端末装置20−1は、セット1の領域〜セット3の領域に配置された同期信号のうち、少なくとも1つの領域に配置された同期信号を用いて、セット1の領域〜セット3の領域において、同期を取得ことができる。つまり、基地局装置はセット1の領域〜セット3の領域の少なくとも1つの領域に同期信号を配置することができる。このとき端末装置20−1は、セット1の領域〜セット3の領域の少なくとも1つの領域に配置された同期信号によって同期を取ることができる。また基地局装置は、同期信号が配置されたセットを端末装置20−1に指示することができる。このとき端末装置20−1は、基地局装置から指示された無線パラメータセットの領域に含まれる同期信号を用いて、同期を取ることができる。
また、基地局装置は、セット1〜セット3のいずれかで通信可能な領域を1つのシステム帯域幅とするセルを構築することができる。セット1〜セット3で構成されるセルは各々、プライマリセル、セカンダリセル又はプライマリセカンダリセルと対応づけることができる。例えば、セット1の領域がプライマリセルであり、セット2及び3の領域がセカンダリセルとなる場合、端末装置は、セット1の領域〜セット3の領域でキャリアアグリゲーションをすることができる。このとき、端末装置20−1は、少なくとも無線パラメータセット1で、セット1〜セット3における同期の取得をすることができる。
例えば、セット1の領域がプライマリセルであり、セット2の領域がプライマリセカンダリセルであり、セット3の領域がセカンダリセルとなる場合、端末装置は、デュアルコネクティビティをすることができる。このとき、端末装置20−1は、無線パラメータセット1及びセット2で、セット1〜セット3における同期の取得をすることができる。これにより、端末装置20−1が同期確立のために探索する同期信号系列候補を減らすことができる。
また、セット1〜セット3の各々は、異なるセルで用いることができる。例えば、セット1はプライマリセル/セカンダリセル/プライマリセカンダリセルで用いることができ、セット2はセカンダリセル/プライマリセカンダリセルで用いることができ、セット3はセカンダリセルで用いることができる。このとき端末装置は、プライマリセルでは、セット1での同期処理又はセルサーチをすればよいため、同期/セルサーチの効率を改善することができる。また基地局装置はセカンダリセル/プライマリセカンダリセルの無線パラメータセットを端末装置に指示することができる。このとき、端末装置は、基地局装置から指示された無線パラメータセットを用いて同期/セルサーチをすることができる。また、基地局装置は、セット1〜セット3の一部セットに、同期信号をマップすることができる。
以上のように、同期信号は、各無線パラメータセットの領域に配置される。これにより、基地局装置が各無線パラメータセットの領域に対して、端末装置をスケーラブルに配置する無線アクセス技術においても、端末装置は、効率的にセル探索を行うことがきる。
また、基地局装置は、端末装置とある無線パラメータセットにおいて同期を確立した場
合、他の無線パラメータにおける同期に関するパラメータを通知することができる。例えば、端末装置がセット1の領域の同期信号を用いて同期を確立した場合、基地局装置は、セット1の領域の下りリンク信号を用いて、端末装置に対してセット2/セット3の領域の同期信号に関するパラメータを通知することができる。同期信号に関するパラメータには、同期信号系列の根、同期信号系列に与えられたサイクリックシフト量、同期信号系列に対応づけられたセルIDの一部又は全部が含まれる。
例えば、セット1の領域がプライマリセルであり、セット2の領域がプライマリセカンダリセルであり、セット3の領域がセカンダリセルとなる場合、端末装置は、デュアルコネクティビティをすることができる。このとき、端末装置がセット1の領域の同期信号を用いて同期を確立した場合、基地局装置は、セット1の下りリンク信号を用いて、端末装置に対してセット2の領域の同期信号に関するパラメータを通知することができる。これにより、端末装置20−1が同期確立のために探索する同期信号系列候補を減らすことができる。
以上のように、端末装置が複数の無線パラメータセットのうちのいずれかで同期が確立した場合、基地局装置は、その同期を確立した無線パラメータセットを用いて、他の無線パラメータセットの同期信号に関する情報を端末装置に対してアシストする。これにより、端末装置がセル探索のために用いる同期信号系列候補の数を減らすことができ、負荷低減及びセル探索時間の短縮が可能となる。
また、セット1の無線パラメータセットのみをサポートしている端末装置は、セット1の領域の同期信号系列を用いて、同期確立を行う。すなわち、該端末装置は、セット1の同期信号系列候補を用いて、同期検出処理を行う。一方、セット1〜セット3の無線パラメータセットをサポートしている端末装置は、セット1の領域〜セット3の領域の同期信号系列を用いて、同期確立を行う。すなわち、該端末装置は、セット1〜セット3の同期信号系列候補を用いて、同期検出(セル探索)を行う。
また、端末装置が複数の無線パラメータセットのうちのいずれかで同期が確立した場合、その確立した無線パラメータセットを用いて、該端末装置のケーパビリティを送信する。基地局装置は、そのケーパビリティに応じて、各無線パラメータセットの同期信号系列に関する情報を端末装置に送信する。
例えば、セット1〜セット3の無線パラメータをサポートしている端末装置がセット1において同期を確立した場合、基地局装置は、セット2、セット3の同期信号系列に関する情報を、セット1の下りリンク信号を用いて、該端末装置に通知する。
以上のように、サポートする無線パラメータセットが異なる端末装置が混在する場合であっても、各端末装置は、効率的に同期を確立することができる。
なお、図4では、セット1〜セット3の領域において、同期信号が配置されるOFDMシンボル数が同一の場合を示したが、これに限らない。セット1〜セット3の領域において、同期信号が配置される時間長が同一になるように配置することもできる。例えば、セット1〜セット3の領域において、セット1の同期信号が配置されるOFDMシンボル長と同一の時間長に、セット2、及びセット3の同期信号を配置することができる。
図1において、端末装置20から基地局装置10〜12への上りリンクの無線通信では、複数の上りリンク物理チャネルがアレンジされる。上りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
上りリンク物理チャネルには、上りリンク制御情報(Uplink Control Information: UCI)を送信するための物理チャネル(上りリンク制御チャネル)がアレンジされる。この
物理上りリンクデータチャネルは、端末装置20が用いることができる無線パラメータセット(例えば、図2の無線パラメータセット1〜3)を示す情報を含めることができる。これにより、端末装置20は、自らが用いることができる/自らが用いることを希望する無線パラメータセットをダイナミックに通知することができる。この上りリンク物理チャネルには、LTEにおけるPUCCH(Physical Uplink Control Channel)の機能を含
めることができる。上りリンク制御情報は、下りリンクデータ(下りリンクトランスポートブロック、Downlink-Shared Channel: DL-SCH)に対するACK(a positive acknowledgement)またはNACK(a negative acknowledgement)(ACK/NACK)を含め
ることができる。下りリンクデータに対するACK/NACKを、HARQ−ACK、HARQフィードバックとも称する。
上りリンク制御情報は、下りリンクに対するチャネル状態情報(Channel State Information: CSI)を含む。また、上りリンク制御情報は、上りリンク共用チャネル(Uplink-Shared Channel: UL-SCH)のリソースを要求するために用いられるスケジューリング要求
(Scheduling Request: SR)を含む。前記チャネル状態情報は、好適な空間多重数を指定するランク指標RI(Rank Indicator)、好適なプレコーダを指定するプレコーディング行列指標PMI(Precoding Matrix Indicator)、好適な伝送レートを指定するチャネル品質指標CQI(Channel Quality Indicator)などが該当する。
前記チャネル品質指標CQIは(以下、CQI値)、所定の帯域(詳細は後述)における好適な変調方式(例えば、QPSK、16QAM、64QAM、256QAMなど)、符号化率(coding rate)とすることができる。CQI値は、前記変更方式や符号化率に
より定められたインデックス(CQI Index)とすることができる。前記CQI値は、予め
当該システムで定めたものをすることができる。
なお、前記ランク指標、前記プレコーディング品質指標は、予めシステムで定めたものとすることができる。前記ランク指標や前記プレコーディング行列指標は、空間多重数やプレコーディング行列情報により定められたインデックスとすることができる。なお、前記ランク指標、前記プレコーディング行列指標、前記チャネル品質指標CQIの値をCSI値と総称する。
上りリンク物理チャネルには、上りリンクデータ(上りリンクトランスポートブロック、UL-SCH)を送信するための物理チャネル(上りリンクデータチャネル)がアレンジされる。この物理上りリンクデータチャネルには、LTEにおけるPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)の機能を含めることができる。また、この物理上りリンクデータチャネルは、上りリンクデータと共に、ACK/NACKおよび/またはチャネル状態情報を送信するために用いられても良い。また、この物理上りリンクデータチャネルは、上りリンク制御情報のみを送信するために用いられても良い。
また、この物理上りリンクデータチャネルは、RRCメッセージを送信するために用いられる。RRCメッセージは、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層に
おいて処理される情報/信号である。この物理上りリンクデータチャネルは、端末装置20が用いることができる無線パラメータセット(例えば、図2の無線パラメータセット1〜3)を示す情報を含めることができる。この下りリンクデータチャネルは、この無線パラメータセットを示す情報をRRCメッセージに含めることもできる。これにより、端末装置20は、自らが用いることができる/自らが用いることを希望する無線パラメータセットをセミスタティック/スタティックに通知することができる。また、この物理上りリンクデータチャネルは、MAC CE(Control Element)を送信するために用いられる
。ここで、MAC CEは、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層において処理(送信)される情報/信号である。
上りリンク物理チャネルには、ランダムアクセスプリアンブルを送信するための物理チャネル(ランダムアクセスチャネル)がアレンジされる。この物理上りリンクデータチャネルには、LTEにおけるPRACH(Physical Random Access Channel)の機能を含めることができる。
上りリンクの無線通信では、上りリンク物理信号として上りリンク参照信号(Uplink Reference Signal: UL RS)が用いられる。上りリンク物理信号は、上位層から出力された情報を送信するためには使用されないが、物理層によって使用される。ここで、上りリンク参照信号には、DMRS(Demodulation Reference Signal)、SRS(Sounding Reference Signal)が含まれる。
DMRSは、上りリンクデータを送信するための物理チャネルまたは上りリンク制御情報を送信するための物理チャネルの送信に関連する。例えば、基地局装置10〜12は、上りリンクデータを送信するための物理チャネルまたは上りリンク制御情報を送信するための物理チャネルの伝搬路補正を行なうためにDMRSを使用する。SRSは、上りリンクデータを送信するための物理チャネルまたは上りリンク制御情報を送信するための物理チャネルの送信に関連しない。例えば、基地局装置10〜12は、上りリンクのチャネル状態を測定するためにSRSを使用する。
図1において、基地局装置10〜12から端末装置20への下りリンクの無線通信では、複数の下りリンク物理チャネルがアレンジされる。下りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される
下りリンク物理チャネルには、端末装置で共通に用いられるマスターインフォメーションブロック(Master Information Block: MIB, Broadcast Channel: BCH)を報知するた
めの物理チャネル(報知チャネル)がアレンジされる。この下りリンク物理チャネルには、LTEにおけるPBCH(Physical Broadcast Channel)の機能を含めることができる。
下りリンク物理チャネルには、下りリンク制御チャネルの送信に用いられる領域(例えば、OFDMシンボルの数)を指示する情報を送信する物理チャネル(制御フォーマット指示チャネル)がアレンジされる。この下りリンク物理チャネルには、LTEにおけるPCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)の機能を含めることができ
る。
下りリンク物理チャネルには、基地局装置10〜12が受信した上りリンクデータ(トランスポートブロック、コードワード)に対するACK/NACKを送信する物理チャネル(HARQ指示チャネル)がアレンジされる。この下りリンク物理チャネルには、LTEにおけるPHICH(Physical Hybrid automatic repeat request Indicator Channel)の機能を含めることができる。すなわち、この下りリンク物理チャネルは、上りリンクデータに対するACK/NACKを示すHARQインディケータ(HARQフィードバック)を送信するために用いられる。また、ACK/NACKは、HARQ−ACKとも呼称する。端末装置20は、受信したACK/NACKを上位レイヤに通知する。ACK/NACKは、正しく受信されたことを示すACK、正しく受信しなかったことを示すNACK、対応するデータがなかったことを示すDTXである。また、上りリンクデータに対するHARQ指示チャネルが存在しない場合、端末装置2AはACKを上位レイヤに通知する。
下りリンク物理チャネルには、下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)を送信するための物理チャネル(下りリンク制御チャネル)がアレンジされる。こ
の下りリンク物理チャネルには、LTEにおける PDCCH(Physical Downlink Control Channel)/EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)の機能
を含めることができる。
下りリンク制御チャネルは、下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)を送信するために用いられる。ここで、下りリンク制御情報の送信に対して、複数の
DCIフォーマットが定義される。すなわち、下りリンク制御情報に対するフィールドがDCIフォーマットに定義され、情報ビットへマップされる。
例えば、下りリンクに対するDCIフォーマットとして、1つのセルにおける1つの下りリンクデータチャネル(1つの下りリンクトランスポートブロックの送信)のスケジューリングに使用されるDCIフォーマットが定義される。このDCIフォーマットはLTEにおけるDCIフォーマット1Aの機能を含めることができる。
例えば、下りリンクに対するDCIフォーマットには、下りリンクデータチャネルのリソース割り当てに関する情報、下りリンクデータチャネルに対するMCS(Modulation and Coding Scheme)に関する情報、上りリンク制御チャネルに対するTPCコマンドなどの下りリンク制御情報が含まれる。ここで、下りリンクに対するDCIフォーマットを、下りリンクグラント(または、下りリンクアサインメント)とも称する。
また、例えば、上りリンクに対するDCIフォーマットとして、1つのセルにおける1つの上りリンクデータチャネル(1つの上りリンクトランスポートブロックの送信)のスケジューリングに使用されるDCIフォーマットが定義される。このDCIフォーマットはLTEにおけるDCIフォーマット0の機能をふくめることができる。
例えば、上りリンクに対するDCIフォーマットには、上りリンクデータチャネルのリソース割り当てに関する情報、上りリンクデータチャネルに対するMCSに関する情報、上りリンクデータチャネルに対するTPCコマンドなど上りリンク制御情報が含まれる。上りリンクに対するDCIフォーマットを、上りリンクグラント(または、上りリンクアサインメント)とも称する。
また、上りリンクに対するDCIフォーマットは、下りリンクのチャネル状態情報(CSI;Channel State Information。受信品質情報とも称する。)を要求(CSI request)するために用いることができる。
また、上りリンクに対するDCIフォーマットは、端末装置が基地局装置にフィードバックするチャネル状態情報報告(CSI feedback report)をマップする上りリンクリソース
を示す設定のために用いることができる。例えば、チャネル状態情報報告は、定期的にチャネル状態情報(Periodic CSI)を報告する上りリンクリソースを示す設定のために用いることができる。チャネル状態情報報告は、定期的にチャネル状態情報を報告するモード設定(CSI report mode)のために用いることができる。
例えば、チャネル状態情報報告は、不定期なチャネル状態情報(Aperiodic CSI)を報
告する上りリンクリソースを示す設定のために用いることができる。チャネル状態情報報告は、不定期的にチャネル状態情報を報告するモード設定(CSI report mode)のために
用いることができる。基地局装置は、前記定期的なチャネル状態情報報告又は前記不定期的なチャネル状態情報報告のいずれかを設定することができる。また、基地局装置は、前
記定期的なチャネル状態情報報告及び前記不定期的なチャネル状態情報報告の両方を設定することもできる。
また、上りリンクに対するDCIフォーマットは、端末装置が基地局装置にフィードバックするチャネル状態情報報告の種類を示す設定のために用いることができる。チャネル状態情報報告の種類は、広帯域CSI(例えばWideband CQI)と狭帯域CSI(例えば、Subband CQI)などがある。
端末装置は、下りリンクアサインメントを用いて下りリンクデータチャネルのリソースがスケジュールされた場合、スケジュールされた下りリンクデータチャネルで下りリンクデータを受信する。また、端末装置は、上りリンクグラントを用いてPUSCHのリソースがスケジュールされた場合、スケジュールされたPUSCHで上りリンクデータおよび/または上りリンク制御情報を送信する。
上述したDCIフォーマットは各々、端末装置20が用いることができる無線パラメータセット(例えば、図2の無線パラメータセット1〜3)を示す情報を含めることができる。これにより、端末装置20は、自らが用いることができる無線パラメータセットをダイナミックに認識することができる。
下りリンク物理チャネルには、下りリンクデータ(下りリンクトランスポートブロック、DL-SCH)を送信するための物理チャネル(下りリンクデータチャネル)がアレンジされる。この下りリンク物理チャネルには、LTEにおけるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel;下りリンク共有チャネル)の機能を含めることができる。また、下りリンクデータチャネルは、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージを送信するために用いられる。システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージは、セルスペシフィック(セル固有)な情報である。
また、下りリンクデータチャネルは、システムインフォメーションメッセージを送信するために用いられる。システムインフォメーションメッセージは、システムインフォメーションブロックタイプ1以外のシステムインフォメーションブロックXを含む。システムインフォメーションメッセージは、セルスペシフィック(セル固有)な情報である。
また、下りリンクデータチャネルは、RRCメッセージを送信するために用いられる。ここで、基地局装置から送信されるRRCメッセージは、セル内における複数の端末装置に対して共通であっても良い。また、基地局装置10〜12から送信されるRRCメッセージは、ある端末装置20に対して専用のメッセージ(dedicated signalingとも称する
)であっても良い。すなわち、ユーザ装置スペシフィック(ユーザ装置固有)な情報は、ある端末装置に対して専用のメッセージを使用して送信される。下りリンクデータチャネルには、端末装置20が用いることができる無線パラメータセット(例えば、図2の無線パラメータセット1〜3)を示す情報を含めることができる。この下りリンクデータチャネルは、この無線パラメータセットを示す情報をRRCメッセージに含めることもできる。これにより、端末装置20は、自らが用いることができる無線パラメータセットをセミスタティック/スタティックに認識することができる。
また、下りリンクデータチャネルは、MAC CEを送信するために用いられる。
ここで、RRCメッセージおよび/またはMAC CEを、上位層の信号(higher layer
signaling)とも称する。
また、下りリンクデータチャネルは、下りリンクのチャネル状態情報を要求するために用いることができる。また、下りリンクデータチャネルは、端末装置が基地局装置にフィ
ードバックするチャネル状態情報報告(CSI feedback report)をマップする上りリンクリ
ソースを送信するために用いることができる。例えば、チャネル状態情報報告は、定期的にチャネル状態情報(Periodic CSI)を報告する上りリンクリソースを示す設定のために用いることができる。チャネル状態情報報告は、定期的にチャネル状態情報を報告するモード設定(CSI report mode)のために用いることができる。
下りリンクのチャネル状態情報報告の種類は広帯域CSI(例えばWideband CSI)と狭帯域CSI(例えば、Subband CSI)がある。広帯域CSIは、セルのシステム帯域に対
して1つのチャネル状態情報を算出する。狭帯域CSIは、システム帯域を所定の単位に区分し、その区分に対して1つのチャネル状態情報を算出する。
下りリンクの無線通信では、下りリンク物理信号として、下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal: DL RS)、同期信号(Synchronization signal: SS)が用いられる。下りリンク物理信号は、上位層から出力された情報を送信するためには使用されないが、物理層によって使用される。下りリンク参照信号は、端末装置が、下りリンク物理チャネルの伝搬路補正を行なうために用いられる。例えば、下りリンク参照信号は、端末装置が、下りリンクのチャネル状態情報を算出するために用いられる。
下りリンク参照信号には、下りリンクデータチャネルに関連するURS(UE-specific Reference Signal;端末固有参照信号、端末装置固有参照信号)、DMRS(Demodulation Reference Signal)、CSI−RS(Chanel State Information - Reference Signal)が含まれる。また、下りリンク参照信号に、CRS(Cell-specific Reference Signal;セル固有参照信号)を含めることもできる。
DMRSは、下りリンクデータを送信するための物理チャネルまたは下りリンク制御情報を送信するための物理チャネルの送信に関連する。例えば、端末装置20は、下りリンクデータを送信するための物理チャネルまたは下りリンク制御情報を送信するための物理チャネルの伝搬路補正を行なうためにDMRSを使用する。
CSI−RSは、下りリンクデータを送信するための物理チャネルまたは下りリンク制御情報を送信するための物理チャネルの送信に関連しない。例えば、端末装置20は、端末装置と基地局装置10〜12との間の下りリンクのチャネル状態を測定するためにCSI−RSを使用する。また、基地局装置10〜12は、CSI−RSをゼロ出力で送信することもできる。これにより、端末装置20は、このCSI−RSが対応するリソースにおいて干渉の測定を行なうことができる。
CRSは、サブフレームの全帯域で送信され、報知チャネル/下りリンク制御チャネル/HARQ指示チャネル/制御フォーマット指示チャネル/下りリンクデータチャネルの復調を行なうために用いることができる。下りリンクデータチャネルに関連するURSは、URSが関連する下りリンクデータチャネルの送信に用いられるサブフレームおよび帯域で送信され、URSが関連する下りリンクデータチャネルの復調を行なうために用いられる。
同期信号は、端末装置20が、基地局装置10〜12と接続するために、基地局装置10〜12が構成するセルを探索するために用いられる。同期信号は、セル探索の手順において、下りリンクの無線フレーム同期及びシンボル同期等の時間領域の同期を取るために用いられる。また、同期信号は、セル探索の手順において、下りリンクの周波数領域の同期をとるために用いられる。さらに、同期信号は、セル探索の手順において、端末装置がセルのIDを検出するために用いられる。
なお、下りリンク物理チャネルおよび下りリンク物理信号を総称して、下りリンク信号とも称する。また、上りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理信号を総称して、上りリンク信号とも称する。また、下りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理チャネルを総称して、物理チャネルとも称する。また、下りリンク物理信号および上りリンク物理信号を総称して、物理信号とも称する。
また、BCH、UL−SCHおよびDL−SCHは、トランスポートチャネルである。MAC層で用いられるチャネルを、トランスポートチャネルと称する。また、MAC層で用いられるトランスポートチャネルの単位を、トランスポートブロック(Transport Block: TB)、または、MAC PDU(Protocol Data Unit)とも称する。トランスポート
ブロックは、MAC層が物理層に渡す(deliverする)データの単位である。物理層にお
いて、トランスポートブロックはコードワードにマップされ、コードワード毎に符号化処理などが行なわれる。
下りリンク信号及び上りリンク信号は、リソースエレメントに配置される。リソースエレメントとは、1つのサブキャリアと1つのOFDMシンボルから成る信号を配置する最小単位をいう。リソースブロックとは、複数のリソースエレメントを纏めたリソースの単位であり、端末装置毎に割り当てるリソースの最小単位である。例えば、リソースブロックは、12個のサブキャリアと7個のOFDMシンボルから成るリソースとすることができる。
図5は、本実施形態に係るOFDMのサブキャリア構成の例を示す図である。図5におけるセット1〜セット3は各々、図2〜図4と対応する。図5において、網掛け部のサブキャリアは、セット1の同期信号が配置されるサブキャリアである。右上がり斜線部のサブキャリアは、セット2の同期信号が配置されるサブキャリアである。右下がり斜線部のサブキャリアは、セット3の同期信号が配置されるサブキャリアである。図5において、白抜き部のサブキャリアは、同期信号以外の下りリンク信号が配置されるサブキャリアである。図5において、同期信号が配置されるサブキャリアは、各セットにおいて使用可能な周波数帯域幅の中心に配置されている。図5において、同期信号が配置されるサブキャリア数は、セット1〜セット3においてrで共通である。サブキャリア数rは、1つのリソースブロックを構成するサブキャリア数に設定することができる。サブキャリア数rは、所定数のリソースブロックを構成するサブキャリア数に設定することができる。例えば、1リソースブロックを構成するサブキャリア数が12サブキャリアであり、6リソースブロックに亘って同期信号を配置する場合、同期信号は72サブキャリアに配置される。なお、端末装置20が同期信号を取得するために帯域通過フィルタを用いる場合、ガードバンドを考慮して同期信号が配置される。例えば、前記72サブキャリアのうち63サブキャリアに同期信号が配置される。
図6は、本実施形態に係るOFDMのサブキャリア構成の別の例を示す図である。図6におけるセット1〜セット3は各々、図2〜図4と対応する。図6において、網掛け部のサブキャリアは、セット1の同期信号が配置されるサブキャリアである。右上がり斜線部のサブキャリアは、セット2の同期信号が配置されるサブキャリアである。右下がり斜線部のサブキャリアは、セット3の同期信号が配置されるサブキャリアである。図6において、同期信号が配置されるサブキャリアは、各セットにおいて使用可能な周波数帯域幅の中心に配置されている。図6では、セット1において使用可能な周波数帯域幅を構成するサブキャリアに同期信号が配置される。セット1において、同期信号が配置されるサブキャリア数は、rである。そして、同期信号が配置されるサブキャリア数は、セット1〜セット3においてrで共通である。サブキャリア数rは、1つのリソースブロックを構成するサブキャリア数に設定することができる。サブキャリア数rは、所定数のリソースブロックを構成するサブキャリア数に設定することができる。
図7は、本実施形態に係る無線アクセス技術におけるサブフレームあたりのOFDMシンボルの構成例を示す図である。図7におけるセット1〜セット3は各々、図2〜図6と対応する。図7は、セット1〜セット3において、サブフレーム長が同一の場合の例である。セット1は1つサブフレームあたり14個のOFDMシンボルから構成される例である。各サブフレームは2つのスロットから構成される。セット1は1つスロットあたり7個のOFDMシンボルから構成される。セット2は、1つサブフレームあたり70個のOFDMシンボルから構成される例である。セット2は1つスロットあたり35個のOFDMシンボルから構成される。セット3は1つサブフレームあたり560個のOFDMシンボルから構成される例である。セット3は1つスロットあたり280個のOFDMシンボルから構成される。
図7において、セット2、セット3におけるサンプリング周波数は各々、セット1のサンプリング周波数に対して5倍、40倍である。セット2、セット3におけるOFDMシンボル長は各々、セット1のOFDMシンボル長に対して5分の1、40分の1である。
図7は、無線フレームにおいて同期信号が配置されたサブフレーム(図5におけるサブフレーム#0、又は#5)を示している。図7において、右上がり斜線部のOFDMシンボルは、第1の同期信号が配置される。図7において、左上がりの斜線部のOFDMシンボルは、第2の同期信号が配置される。図7において、白抜き部のOFDMシンボルは、同期信号が配置されないOFDMシンボルである。セット1、セット2及びセット3において、同期信号が配置される時間の長さは同じである。セット1、セット2及びセット3において、同期信号が配置されるOFDMシンボル数は異なる。図7において、セット2に配置される同期信号のOFDMシンボル数は、セット1に配置される同期信号のOFDMシンボル数の5倍である。セット3に配置される同期信号のOFDMシンボル数は、セット1に配置される同期信号のOFDMシンボル数の40倍である。なお、図7は、同期信号が配置されるOFDMシンボルは、サンプリング周波数、OFDMシンボル長との関係で設定されることを示す一例であり、本発明は係るパラメータ値に限定されない。
第1の同期信号及び第2の同期信号は、サブフレームを構成する一部のOFDMシンボルに配置される。図7において、1つのサブフレームを構成する前半のスロットの一部のOFDMシンボルに第1の同期信号及び第2の同期信号が配置される例である。第1の同期信号は、シンボル同期を取得するために用いることができる。また、端末装置が接続するセルIDは第1の同期信号から特定される第2のセルIDと第2の同期信号により特定される第1のセルID(セルIDグループとも称する)の組合せにより決定される。すなわち、第1の同期信号は、第2のセルIDを検出するために用いることができる。第2の同期信号はシンボル同期/フレーム同期を取得するために用いることができる。また、第2の同期信号は、第1のセルIDを検出するために用いることができる。
第1の同期信号及び第2の同期信号のために使われる系列長は、各々の同期信号が配置されるサブキャリア数とOFDMシンボル数により決定される。ここで、セット1、セット2、セット3において同期信号が配置されるOFDMシンボル数は各々、s1、s2、s3とおくと、s2=a×s1、s3=b×s2となる。例えば、aはセット1とセット2のサンプリング周波数の比、bはセット1とセット3のサンプリング周波数の比である。図7では、s1=1、s2=5、s3=40、a=5、b=40である。また、セット1〜セット3において同期信号が配置されるサブキャリア数はrである(図5、図6)。
第1の同期信号系列の例として、Zadoff−Chu系列を用いる場合を説明する。第1の同期信号系列d1(n)は、次式で表される。かかる式は、同期信号が配置されるサブキャリア数r=62の場合の例である。
Figure 2018207137

但し、インデックスuはZadoff−Chu系列の根(ルート)となる値である。基地局装置及び端末装置は、インデックスuとZadoff−Chu系列の根(ルート)の対応付けを示すテーブルを予め持つことができる。前記対応付けを示すテーブルによって与えられる第1の同期信号系列は、第1の同信号系列候補とも呼ぶ。ここで、インデックスuは第1の同期信号系列により特定されるセルIDと関連付けられる。なお、インデックスuの数を増やすことにより、第1の同期信号により検出されるセルIDの数を増やすこ
とができる。例えば、第1の同期信号系列により特定されるセルIDの数がx個の場合、インデックスuの数はx個となる。
セット1において、第1の同期信号が配置されるOFDMシンボル及びサブキャリアに、インデックスuのテーブルのうち、あるインデックスuで生成された第1の同期信号系列d1(n)がマップされる。第1の同期信号系列d1(n)の系列長は、セット1における1つのスロットに同期信号が配置されるリソースエレメント数と同一にすることができる。また、第1の同期信号系列d1(n)の系列長は、セット1における1つのサブフレームに同期信号が配置されるリソースエレメント数と同一にすることもできる。セット1において同期信号がマップされるリソースエレメント数をr×s1とすると、第1の同期信号系列d1(n)の系列長は、r×s1となる。セット2及びセット3において配置される第1の同期信号系列d1(n)の系列長もr×s1である。図7は、セット1において同期信号が配置されるOFDMシンボル数s1=1の場合の例である。すなわち、図7のセット1において、1つのOFDMシンボル(OFDMシンボル#6)を構成するサブキャリア数rに、系列長rの第1の同期信号系列d(n)がマップされる。
図8は、本実施形態に係る第1の同期信号の配置例を示す図である。図8におけるセット1〜セット3は各々、図2〜図7と対応する図8において、網掛け部のサブキャリアは、セット1の同期信号が配置されるサブキャリアである。右上がり斜線部のサブキャリアは、セット2の同期信号が配置されるサブキャリアである。右下がり斜線部のサブキャリアは、セット3の同期信号が配置されるサブキャリアである。図8におけるセット1のサブキャリア数rは、図4のセット1の領域において同期信号が配置されたサブキャリアと対応する。同様に、図8におけるセット2のサブキャリア数rは、図4のセット2の領域において同期信号が配置されたサブキャリアと対応する。図8におけるセット3のサブキャリア数rは、図4のセット3の領域において同期信号が配置されたサブキャリアと対応する。図8は、セット1〜セット3において、同一時間長に同期信号が配置される場合の例である。
セット1において、同期信号が配置されるOFDMシンボル#6に、インデックスuののテーブルのうち、あるインデックスuで生成された第1の同期信号系列d1_u(n)が周波数領域にマップされる。図8におけるセット1は、インデックスu=0の同期信号系列d1_0(n)がマップされる例である。端末装置20は、OFDM#6に配置され
た第1の同期信号を用いてセルIDの検出及びシンボル同期取得を行う。ここで、第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuの数をx1とすると、セット1において、第1の同期信号により特定されるセルID(N_ID^(2))の数はx1×s1となる。図8は、s1=1の場合の例であり、セット1において第1の同期信号により特定されるセルID数はx1となる。
セット2において、第1の同期信号が配置されるOFDMシンボル及びサブキャリアに、インデックスuで生成された複数個の第1の同期信号系列d1(n)がマップされる。
セット2において、第1の同期信号系列d1(n)が、OFDMシンボル毎に周波数領域にマップされる。セット2において、第1の同期信号がマップされるリソースエレメント数をr×s2とすると、r×s2=r×a×s1となる。周波数領域にマップされた第1の同期信号系列d1(n)が時間領域にa個列並べられる。セット1の第1の同期信号系列d1を基本同期信号系列として、セット2の同期信号が生成される。
図8のセット2において、時間領域に並べられるa個の第1の同期信号系列d1(n)は各々、x1個のインデックスu(図1ではx1=3個)のいずれかから選択される。図8において、OFDMシンボル番号#30〜#34の5個のOFDMシンボルに第1の同期信号がマップされる。OFDMシンボル番号#30にマップされる第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuは、x1個のインデックスうちいずれかが選択される。図8は、OFDMシンボル番号#30に、u=0の第1の同期信号系列d1_0(n)がマップされる例である。OFDMシンボル番号#31〜#34にマップされる第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuは、同様に、x1個のインデックスうちのいずれかが選択される。図8は、OFDMシンボル番号#31に、u=1の第1の同期信号系列d1_1(n)、OFDMシンボル番号#32に、u=0の第1の同期信号系列d1_0(n)、OFDMシンボル番号#33に、u=1の第1の同期信号系列d1_1(n)、OFDMシンボル番号#34に、u=2の第1の同期信号系列d1_2(n)がマップされた例である。
端末装置20は、図8のセット2において、OFDM#30〜#34に配置された一連の第1の同期信号系列(複数個の第1の同期信号系列d1(n)の塊)を用いてセルIDの検出及びシンボル同期取得を行う。セット2において、第1の同期信号系列d1(n)の組合せにより、第1の同期信号で特定されるセルID(N_ID^(2))が決定される。図8のセット2において、第1の同期信号で特定されるセルID数はa×x1個となる。
また、OFDM#30〜#34の各々に配置された第1の同期信号系列d1(n)から特定されるセルIDをサブセルIDとし、セット2のセルIDは、前記サブセルIDの組合せにより特定することもできる。
セット3において、第1の同期信号が配置されるOFDMシンボル及びサブキャリアに、インデックスuで生成された複数個の第1の同期信号系列d1(n)がマップされる。セット3において、第1の同期信号系列d1(n)が、OFDMシンボル毎に周波数領域にマップされる。セット3において第1の同期信号がマップされるリソースエレメント数をr×s3とすると、r×s3=r×b×s1となる。周波数領域にマップされた第1の同期信号系列d1(n)が、が時間領域にb個並べられる。セット1の第1の同期信号系列d1を基本同期信号系列として、セット3の同期信号が生成される。
図8のセット3において、時間領域に並べられるb個の第1の同期信号系列d1(n)は各々、x1個のインデックスuのいずれかから選択される。図8において、OFDMシンボル番号#240〜#279の40個のOFDMシンボルに同期信号がマップされる。OFDMシンボル番号#240にマップされる第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuは、x1個のインデックスうちいずれかが選択される。図8は、OFDMシンボル番号#240に、u=0の第1の同期信号系列d1_0(n)がマップされる例である。OFDMシンボル番号#241〜#279にマップされる第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuは、同様に、x1個のインデックスうちいずれかが選択される。
端末装置20は、セット3において、OFDM#240〜#279に配置された一連の同期信号系列(複数個の第1の同期信号系列d1(n))を用いてセルIDの検出及びシ
ンボル同期取得を行う。セット3において、第1の同期信号系列d1(n)の組合せにより、第1の同期信号で特定されるセルID(N_ID^(2))が決定される。図8のセット3において、第1の同期信号で特定されるセルID数はb×x1個となる。
また、OFDM#240〜#279の各々に配置された第1の同期信号系列d1(n)から特定されるセルIDをサブセルIDとし、セット3のセルIDは、前記サブセルIDの組合せにより特定することもできる。
また、端末装置がセット1において同期を確立した場合、基地局装置は、セット2のOFDM#30〜#34の各々に配置された第1の同期信号系列d1(n)の根を、セット1の領域で送信することができる。また、基地局装置は、セット2のOFDM#30〜#34の各々に配置された一連の第1の同期信号系列d1で特定されるセルIDをセット1の領域で通知することができる。
同様に、端末装置がセット1において同期を確立した場合、基地局装置は、セット3のOFDM#240〜#279の各々に配置された第1の同期信号系列d1(n)の根を、セット1の領域で送信することができる。また、基地局装置は、セット2のOFDM#240〜#279の各々に配置された一連の第1の同期信号系列d1で特定されるセルIDをセット1の領域で通知することができる。これにより、基地局装置は、セット2、3のセル探索において、第2の同期信号系列に対してのみexplicitに系列を探索することになる。
また、端末装置がセット1において同期を確立した場合、基地局装置がセット2、3における第1及び第2の同期信号系列に関する情報を通知することにより、端末装置は、両方の系列についてimplicitに探索することができる。これにより、端末装置が同期確立のために用いる同期信号系列の候補を減らすことができるため、端末装置の同期確立における負荷を低減することができる。
以上のように、本実施形態では、各無線パラメータセットのサンプリング周波数/OFDMシンボル長に応じて、基本となる同期信号系列d1(n)を組み合わせる。これにより、サンプリング周波数が高くなった場合でも、サンプリング誤差による同期取得精度の劣化を防ぐことができる。また、組合される基本となる同期信号系列d1(n)は各々、根が設定される。そして、各無線パラメータセットにおいて、基本となる同期信号系列の組み合わせにより構成される一連の同期信号によりセルIDが特定される。このため、セット2、セット3において、第1の同期信号により特定されるセルIDの数が増えるため、密なセル配置を行った場合や粗野なセル配置を行った場合でも、他セルからの干渉による同期信号取得及びセルID検出精度の劣化を防ぐことができる。なお、本実施形態では、第1の同期信号系列としてZadoff−Chu系列を用いたがこの限りではなく、端末装置がシンボル同期の取得及びセルIDの検出が可能な系列であればよい。
第2の同期信号系列の例として、M系列を用いる場合を説明する。第2の同期信号系列は2つのショート系列の結合により生成される。1つの無線フレームにおいて、複数の第2の同期信号系列を配置することができる。この場合、各サブフレームに配置される第2の同期信号はその系列が異なる。図7のセット1における第2の同期信号系列d2は、次式で表される。かかる式は、サブフレーム#0とサブフレーム#5に第2の同期信号系列が配置され、同期信号が配置されるサブキャリア数がr=62の場合の例である。
Figure 2018207137
ここで、0<n<30である。m0、m1は次式により決定される。また、C0、C1、Z1はスクランブル系列である。
Figure 2018207137

インデックスm0、m1はN_ID^(1)と関連づけられている。すなわち、m0とm1の組合せにより、N_ID^(1)が特定される。m0とm1の組合せとN_ID^(1)の対応関係は予め通信システムで規定され、基地局装置及び端末装置は既知とすることができる。N_ID^(1)は第2の同期信号により特定されるセルIDである。
数式2において、2つのショート系列S0、S1は、M系列S〜をサイクリックシフトすることにより生成される。ショート系列S0、S1は、次式で表される。ショート系列S0のサイクリックシフト量はm0、ショート系列S1のサイクリックシフト量はm1である。
Figure 2018207137
セット1において、第2の同期信号が配置されるOFDMシンボル及びサブキャリアに、数式2〜4により生成された第2の同期信号系列d2がマップされる。第2の同期信号系列d2の系列長は、セット1において1つのスロットに同期信号が配置されるリソースエレメント数と同一にすることができる。また、第2の同期信号系列d2の系列長は、セット1において1つのサブフレームに同期信号が配置されるリソースエレメント数と同一にすることができる。セット1において同期信号がマップされるリソースエレメント数をr×s1とすると、第2の同期信号系列d2の系列長は、r×s1となる。セット1及びセット2において配置される第1の同期信号系列d1(n)の系列長もr×s1である。図6は、セット1において同期信号が配置されるOFDMシンボル数s1=1の場合の例である。すなわち、図7のセット1において、1つのOFDMシンボル(OFDMシンボル#5)を構成するサブキャリア数rに、系列長rの第2の同期信号系列d2がマップされる
セット1において、第2の同期信号が配置されるOFDMシンボル#5に、m0、m1のある組合せから数式2〜4により生成された第2の同期信号系列d1(n)が周波数領域にマップされる(周波数領域へのマッピングルールは図8に記載のルールと同様)。端末装置20は、OFDM#5に配置された第2の同期信号を用いてセルIDの検出及びフレーム同期取得を行う。ここで、第2の同期信号系列d2が特定されるm0、m1の組合せの数をy1とすると、セット1において、第2の同期信号により特定されるセルID数(N_ID^(1)のセルID数)はy1×s1となる。図8は、s1=1の場合の例であり、セット1において第2の同期信号により特定されるセルID数はy1となる。m0とm1の組合せによって特定されるy1×s1個の第2の同期信号系列は、第2の同期信号系列候補とも呼ぶ。また、前記第1の同期信号系列候補と第2の同期信号系列候補を総称して、同期信号系列候補とも呼ぶ。
セット2において、第2の同期信号が配置されるOFDMシンボル及びサブキャリアに、数式2〜4により生成された複数個の第2の同期信号系列d2がマップされる。セット2において、第2の同期信号系列d2が、OFDMシンボル毎に周波数領域にマップされる(周波数領域へのマッピングルールは図8に記載のルールと同様)。セット2において第2の同期信号がマップされるリソースエレメント数をr×s2とすると、r×s2=r
×a×s1となる。すなわち、第1の同期信号系列d2が時間領域にa個並べられる。セット1の第1の同期信号系列d2を基本同期信号系列として、セット2の同期信号が生成される。
セット2において、時間領域に並べられるa個の第2の同期信号系列d2は各々、y1個のm0、m1の組合せのいずれかから選択される。図7において、OFDMシンボル番号#25〜#29の5個のOFDMシンボルに第2の同期信号がマップされる。OFDMシンボル番号#25にマップされる第2の同期信号系列d2のm0、m1の組合せは、y1個の組合せのうちのいずれかが選択される。OFDMシンボル番号#26〜#29にマップされる第2の同期信号系列d2のm0、m1の組合せは、同様に、y1個の組合せのうちのいずれかが選択される。
端末装置20は、図7のセット2において、OFDMシンボル#25〜#29に配置された一連の第1の同期信号系列(複数個の第2の同期信号系列d2)を用いてセルIDの検出及びフレーム同期取得を行う。セット2において、第2の同期信号系列d2の組合せにより、第2の同期信号で特定されるセルID(N_ID^(1))が決定される。図7のセット2において、第2の同期信号系列d2により特定されるセルID数はa×y1個となる。
セット3において、第2の同期信号が配置されるOFDMシンボル及びサブキャリアに、数式2〜4により生成された複数個の第2の同期信号系列d2がマップされる。セット3において、第2の同期信号系列d2がOFDMシンボル毎に周波数領域にマップされる(周波数領域へのマッピングルールは図8に記載のルールと同様)。セット3において第2の同期信号がマップされるリソースエレメント数をr×s3とすると、r×s3=r×b×s1となる。周波数領域にマップされた第1の同期信号系列d2が、時間領域にb個並べられる。セット1の第1の同期信号系列d2を基本同期信号系列として、セット3の同期信号が生成される。
セット3において、時間領域に並べられるb個の第2の同期信号系列d2は各々、y1個のm0、m1の組合せのいずれかから選択される。図7において、OFDMシンボル番号#200〜#239の40個のOFDMシンボルに第2の同期信号がマップされる。OFDMシンボル番号#200にマップされる第2の同期信号系列d2のm0、m1の組合せは、y1個の組合せのうちいずれかが選択される。OFDMシンボル番号#201〜#239にマップされる第2の同期信号系列d2のインデックスm0、m1の組合せは、同様に、y1個の組合せのうちのいずれかが選択される。
端末装置20は、セット3において、OFDM#200〜#239に配置された一連の同期信号系列(複数個の第2の同期信号系列d2)を用いてセルIDの検出及びフレーム同期取得を行う。セット3において、第2の同期信号系列d2の組合せにより、第2の同期信号で特定されるセルID(N_ID^(1))が決定される。図7のセット3において、第2の同期信号で特定されるセルID数はb×y1個となる。
また、端末装置がセット1において同期を確立した場合、基地局装置は、セット2のOFDMシンボル番号#25〜#29の各々に配置された第2の同期信号系列d2のm0、m1を、セット1の領域を用いて送信することができる。また、基地局装置は、セット2のOFDMシンボル番号#25〜#29の各々に配置された一連の第2の同期信号系列d2で特定されるセルIDをセット1の領域を用いて通知することができる。
同様に、端末装置がセット1において同期を確立した場合、基地局装置は、セット3のOFDMシンボル番号#200〜#239の各々に配置された第2の同期信号系列d2の
m0、m1を、セット1の領域を用いて送信することができる。また、基地局装置は、セット2のOFDMシンボル番号#200〜#239の各々に配置された一連の第1の同期信号系列d2で特定されるセルIDをセット1の領域を用いて通知することができる。これにより、基地局装置は、セット2、3のセル探索において、第1の同期信号系列に対してのみexplicitに系列を探索することになる。これにより、端末装置が同期確立のために用いる同期信号系列の候補を減らすことができるため、端末装置の同期確立における負荷を低減することができる
以上のように、本実施形態では、各無線パラメータセットのサンプリング周波数/OFDMシンボル長に応じて、基本となる同期信号系列d2を組み合わせる。これにより、サンプリング周波数が高くなった場合でも、サンプリング誤差による同期取得精度の劣化を防ぐことができる。また、組合される基本となる同期信号系列d2は各々、その基本となる同期信号系列のサイクリックシフト量が設定される。そして、各無線パラメータセットにおいて、その基本となる同期信号系列の組み合わせにより構成される一連の同期信号によりセルIDが特定される。このため、セット2、セット3において、第2の同期信号により特定されるセルIDの数が増えるため、密なセル配置を行った場合や粗野なセル配置を行った場合でも、他セルからの干渉による同期信号取得及びセルID検出精度の劣化を防ぐことができる。なお、本実施形態では、第2の同期信号系列としてM系列を用いたがこの限りではなく、端末装置がフレーム同期の取得及びセルIDの検出が可能な系列であればよい。
図9は、本実施形態に係る無線アクセス技術におけるサブフレームあたりのOFDMシンボルの別の構成例を示す図である。図9におけるセット1〜セット3は各々、図2〜図6と対応する。セット1は1つサブフレームあたり14個のOFDMシンボルから構成される例である。各サブフレームは2つのスロットから構成される。セット1は1つスロットあたり7個のOFDMシンボルから構成される。セット2は、1つサブフレームあたり70個のOFDMシンボルから構成される例である。セット2は1つスロットあたり35個のOFDMシンボルから構成される。セット3は1つサブフレームあたり560個のOFDMシンボルから構成される例である。セット3は1つスロットあたり280個のOFDMシンボルから構成される。
図9の例では、セット2、セット3におけるサンプリング周波数は各々、セット1のサンプリング周波数に対して5倍、40倍である。セット2、セット3におけるOFDMシンボル長は各々、セット1のOFDMシンボル長に対して5分の1、40分の1である。
図9は、無線フレームにおいて同期信号が配置されたサブフレーム(図5におけるサブフレーム#0、又は#5)を示す。図9において、右上がり斜線部のOFDMシンボルは、第1の同期信号が配置される。セット1において、1つのサブフレームを構成する複数のOFDMシンボル(セット1のOFDMシンボル番号#3〜#13)に第1の同期信号がマップされる。図8において、白抜き部のOFDMシンボルは、同期信号が配置されないOFDMシンボルである。例えば、図9におけるOFDMシンボル#0〜#2は下りリンク制御情報が配置される区間であるため、同期信号はマップされない。セット1、セット2及びセット3において、同期信号がマップされる時間の長さは同じである。セット1、セット2及びセット3において、同期信号が配置されるOFDMシンボル数は異なる。図9において、セット2に配置される同期信号のOFDMシンボル数は、セット1に配置される同期信号のOFDMシンボル数の5倍である。セット3に配置される同期信号のOFDMシンボル数は、セット1に配置される同期信号のOFDMシンボル数の40倍である。なお、図9は、同期信号が配置されるOFDMシンボルは、サンプリング周波数、OFDMシンボル長との関係で設定されることを示す一例であり、本発明はかかるパラメータ値に限定されない。
図9において、1つのサブフレームを構成する一部のOFDMシンボルに第1の同期信号が配置される例である。第1の同期信号は、シンボル同期を取得するために用いることができる。第1の同期信号は、フレーム同期を取得するために用いることができる。第1の同期信号は、セルIDを検出するために用いることができる。
図9において、第1の同期信号のために使われる系列長は、第1の同期信号が配置されるサブキャリア数とOFDMシンボル数により決定される。ここで、セット1、セット2、セット3において同期信号が配置されるOFDMシンボル数は各々、s1、s2、s3とおくと、s2=a×s1、s3=b×s2となる。例えば、aはセット1とセット2のサンプリング周波数の比、bはセット1とセット3のサンプリング周波数の比である。図9では、s1=11、s2=55、s3=440、a=5、b=40である。また、セット1〜セット3において同期信号が配置されるサブキャリア数はrである(図5、図6)。
図9のセット1において、第1の同期信号が配置されるOFDMシンボル及びサブキャリアに、図7のテーブルのうち、あるインデックスuで生成された第1の同期信号系列d1(n)がマップされる。
図10は、本実施形態に係る第1の同期信号の別の配置例を示す図である。図10におけるセット1〜セット3は各々、図2〜図6及び図9と対応する。図10において、網掛け部のサブキャリアは、セット1の同期信号が配置されるサブキャリアである。右上がり斜線部のサブキャリアは、セット2の同期信号が配置されるサブキャリアである。右下がり斜線部のサブキャリアは、セット3の同期信号が配置されるサブキャリアである。第1の同期信号系列d1(n)の系列長は、セット1における1つのOFDMシンボルに同期信号が配置されるリソースエレメント数と同一にすることができる。すなわち、セット1において同期信号がマップされるリソースエレメント数をr×s1とすると、第1の同期信号系列d1(n)の系列長は、rとなる。図10のセット2及びセット3において配置される第1の同期信号系列d1(n)の系列長もrである。
図10のセット1において、第1の同期信号が配置されるOFDMシンボル及びサブキャリアに、インデックスuののテーブルのうち、あるインデックスuで生成された複数個の第1の同期信号系列d1_u(n)がマップされる。セット1において、第1の同期信号系列d1(n)が、OFDMシンボル毎に周波数領域にマップされることにより生成される。セット1において、時間領域に並べられる第1の同期信号系列d1(n)の数はs1個となる。
図10のセット1において、時間領域に並べられるs1個の第1の同期信号系列d1(n)は各々、x1個のインデックスuのいずれかから選択される。図10において、OFDMシンボル番号#3〜#13の11個のOFDMシンボルに第1の同期信号がマップされる。OFDMシンボル番号#3にマップされる第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuは、x1個のインデックスうちいずれかが選択される。図10は、OFDMシンボル番号#3に、u=0の第1の同期信号系列d1_0(n)がマップされる例である。OFDMシンボル番号#4〜#13にマップされる第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuは、同様に、x1個のインデックスうちいずれかが選択される。
端末装置20は、OFDMシンボル#3〜#13に配置された一連の同期信号系列を用いてセルIDの検出及びシンボル同期取得を行う。また、端末装置20は、OFDMシンボル#3〜#13に配置された一連の同期信号系列を用いてフレーム同期取得を行うこともできる。図10のセット1において、第1の同期信号系列d1(n)の組合せにより特
定されるセルID数は、s1×x1個となる。すなわち、セット1において、第1の同期信号により特定されるセルID数は、s1×x1個となる。
セット2において、第1の同期信号が配置されるOFDMシンボル及びサブキャリアに、インデックスuで生成された複数個の第1の同期信号系列d1(n)がマップされる。セット2において、第1の同期信号系列d1(n)がOFDMシンボル毎に周波数領域にマップされる。セット2において同期信号がマップされるリソースエレメント数をr×s2とすると、r×s2=r×a×s1となる。周波数領域にマップされた第1の同期信号系列d1(n)が時間領域にa×s1個並べられる。
図10のセット2において、時間領域に並べられるa×s1個の第1の同期信号系列d1(n)は各々、x1個のインデックスuのいずれかから選択される。図10において、OFDMシンボル番号#15〜#69のOFDMシンボルに第1の同期信号がマップされる。OFDMシンボル番号#15にマップされる第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuは、x1個のインデックスうちいずれかが選択される。図10は、OFDMシンボル番号#15に、u=0の第1の同期信号系列d1_0(n)がマップされる例である。OFDMシンボル番号#16〜#69にマップされる第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuは、同様に、x1個のインデックスうちいずれかが選択される。
端末装置20は、図10のセット2において、OFDM#16〜#69に配置された一連の同期信号系列(複数個の第1の同期信号系列d1(n)の塊)を用いてセルIDの検出及びシンボル同期取得を行う。また、端末装置20は、OFDM#16〜#69に配置された一連の同期信号系列を用いてフレーム同期取得を行うこともできる。セット2において、第1の同期信号系列d1(n)の組合せにより、第1の同期信号で特定されるセルID(N_ID^(2))が決定される。図10のセット2において、第1の同期信号系列d1(n)の組合せにより特定されるセルID数はa×s1×x1個となる。
セット3において、第1の同期信号が配置されるOFDMシンボル及びサブキャリアに、インデックスuで生成された複数個の第1の同期信号系列d1(n)がマップされる。セット3において、第1の同期信号系列d1(n)が、OFDMシンボル毎に周波数領域にマップされる。セット3において第1の同期信号がマップされるリソースエレメント数をr×s3とすると、r×s3=r×b×s1となる。第1の同期信号系列d1(n)が時間領域にb×s1個並べられる。
図10のセット3において、時間領域に並べられるb×s1個の第1の同期信号系列d1(n)は各々、x1個のインデックスuのいずれかから選択される。図10において、OFDMシンボル番号#120〜#599のOFDMシンボルに同期信号がマップされる。OFDMシンボル番号#120にマップされる第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuは、x1個のインデックスうちいずれかが選択される。図10は、OFDMシンボル番号#120に、u=0の第1の同期信号系列d1_0(n)、(n=0,1,・・・,r−1)がマップされる例である。OFDMシンボル番号#121〜#599にマップされる第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuは、同様に、x1個のインデックスうちいずれかが選択される。
端末装置20は、OFDM#121〜#599に配置された一連の同期信号系列(複数個の第1の同期信号系列d1(n))を用いてセルIDの検出及びシンボル同期取得を行う。また、端末装置20は、OFDM#121〜#599に配置された一連の同期信号系列を用いてフレーム同期取得を行うこともできる。セット3において、第1の同期信号系列d1(n)の組合せにより、第1の同期信号で特定されるセルID(N_ID^(2))が決定される。図10のセット3において、第1の同期信号で特定されるセルID数は
b×s1×x1個となる。
図11は、本実施形態に係る第1の同期信号の別の配置例を示す図である。図11におけるセット1〜セット3は各々、図2〜図7及び図9と対応する。図11において、網掛け部のサブキャリアは、セット1の同期信号が配置されるサブキャリアである。右上がり斜線部のサブキャリアは、セット2の同期信号が配置されるサブキャリアである。右下がり斜線部のサブキャリアは、セット3の同期信号が配置されるサブキャリアである。図11におけるセット1のサブキャリア数rは、図4のセット1の領域において同期信号が配置されたサブキャリアと対応する。同様に、図11におけるセット2のサブキャリア数rは、図4のセット2の領域において同期信号が配置されたサブキャリアと対応する。図11におけるセット3のサブキャリア数rは、図4のセット3の領域において同期信号が配置されたサブキャリアと対応する。図11は、セット1〜セット3において、同一時間長に同期信号が配置される場合の例である。
セット1において、第1の同期信号が配置されるOFDMシンボル及びサブキャリアに、インデックスuのテーブルのあるインデックスuで生成された複数個の第1の同期信号系列d1(n)がマップされる。セット1における第1の同期信号は、第1の同期信号系列d1(n)がOFDMシンボル毎に周波数領域にマップされることにより生成される。セット1において、時間領域に並べられる同期信号系列d1(n)の数はs1個となる。
図11のセット1において、時間領域に並べられるs1個の第1の同期信号系列d1(n)は各々、x1個のインデックスuのいずれかから選択される。図11において、OFDMシンボル番号#3〜#13の11個のOFDMシンボルに第1の同期信号がマップされる。OFDMシンボル番号#3にマップされる第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuは、x1個のインデックスうちいずれかが選択される。図11は、OFDMシンボル番号#3に、u=0の第1の同期信号系列d1_0(n)がマップされる例である。OFDMシンボル番号#4〜#13にマップされる第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuは、同様に、x1個のインデックスうちいずれかが選択される。図11のOFDMシンボル番号#13にu=2の第1の同期信号系列d1_2(n)がマップされる例である。
端末装置20は、OFDM#3〜#13に配置された一連の同期信号系列を用いてセルIDの検出及びシンボル同期取得を行う。また、端末装置20は、OFDMシンボル#3〜#13に配置された一連の同期信号系列を用いてフレーム同期取得を行うこともできる。図11のセット1において、第1の同期信号系列d1(n)の組合せにより特定されるセルID数は、s1×x1個となる。すなわち、セット1において、第1の同期信号により特定されるセルID数は、s1×x1個となる。
セット2において、第1の同期信号が配置されるOFDMシンボル及びサブキャリアに、インデックスuで生成された複数個の第1の同期信号系列d1(n)がマップされる。セット2において、セット1で配置された第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuが反映される。図11において、セット1のOFDMシンボル#3〜#13の各々に配置された第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuが、順に(0、1、0、1・・・、2)である場合、セット2では、同様のインデックス順(0、1、0、1・・・、2)が繰り返される(図11の一点鎖線の範囲)。ここので、図11の一点鎖線の範囲をセット1の第1の同期信号系列群と呼ぶ。セット2において、第1の同期信号系列群が時間領域にa個並べられる。すなわち、図11において、セット1のOFDMシンボル#3〜#13の各々に配置された第1の同期信号系列d1(n)のインデックス順が、セット2のOFDMシンボル#15〜#26、OFDMシンボル#27〜#38・・・、のOFDMシンボル#65〜#69と反復される。
図11のセット2において、第1の同期信号系列群を構成する第1の同期信号系列d1(n)は各々、x1個のインデックスuのいずれかから選択される。端末装置20は、第1の同期信号系列群を構成する一連の同期信号系列を用いてセルIDの検出及びシンボル同期取得を行う。また、端末装置20は、OFDMシンボル#3〜#13に配置された一連の同期信号系列を用いてフレーム同期取得を行うこともできる。図11のセット2において、第1の同期信号系列群を構成する第1の同期信号系列d1(n)の組合せにより特定されるセルID数は、s1×x1個となる。すなわち、セット2において、第1の同期信号により特定されるセルID数は、s1×x1個となる。
図11のセット3において、第1の同期信号が配置されるOFDMシンボル及びサブキャリアに、インデックスuで生成された複数個の第1の同期信号系列d1(n)がマップされる。セット3において、セット1で配置された第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuが反映される。図11において、セット1のOFDMシンボル#3〜#13の各々に配置された第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuが、順に(0、1、0、1・・・、2)である場合、セット3では、同様のインデックス順(0、1、0、1・・・、2)が繰り返される(図11のセット3おの一点鎖線の範囲)。セット3において、第1の同期信号系列群が時間領域にb個並べられる。すなわち、図11において、セット1のOFDMシンボル#3〜#13の各々に配置された第1の同期信号系列d1(n)のインデックス順が、セット3のOFDMシンボル#120〜#131、・・・、OFDMシンボル#548〜#559と反復される。
図11のセット3において、第1の同期信号系列群を構成する第1の同期信号系列d1(n)は各々、x1個のインデックスuのいずれかから選択される。端末装置20は、第1の同期信号系列群を構成する一連の同期信号系列を用いてセルIDの検出及びシンボル同期取得を行う。また、端末装置20は、OFDMシンボル#3〜#13に配置された一連の同期信号系列を用いてフレーム同期取得を行うこともできる。図11のセット3において、第1の同期信号系列群を構成する第1の同期信号系列d1(n)の組合せにより特定されるセルID数は、s1×x1個となる。すなわち、セット3において、第1の同期信号により特定されるセルID数は、s1×x1個となる。
図8、10、11は、セット1、セット2及びセット3において、同期信号系列d1、d2をサブキャリア番号の小さい方から順にマップしているが、OFDMシンボル毎に変えてもよい。例えば、あるOFDMシンボルでは同期信号系列をサブキャリア番号の小さい方から順にマップし、OFDMシンボルでは同期信号系列をサブキャリア番号の大きい方から順にマップする。これにより、同期信号により特定されるセルID数を増やすことができる。
図12は、本実施形態における基地局装置10〜12の構成を示す概略ブロック図である。図12に示すように、基地局装置10〜12は、上位層処理部(上位層処理ステップ)101、制御部(制御ステップ)102、送信部(送信ステップ)103、受信部(受信ステップ)104と送受信アンテナ105を含んで構成される。また、上位層処理部101は、無線リソース制御部(無線リソース制御ステップ)1011、スケジューリング部(スケジューリングステップ)1012を含んで構成される。また、送信部103は、符号化部(符号化ステップ)1031、変調部(変調ステップ)1032、下りリンク参照信号生成部(下りリンク参照信号生成ステップ)1033、多重部(多重ステップ)1034、無線送信部(無線送信ステップ)1035‐1〜1035‐3、同期信号生成部(同期信号生成ステップ)1036を含んで構成される。また、受信部104は、無線受信部(無線受信ステップ)1041−1〜1041−3、多重分離部(多重分離ステップ)1042、復調部(復調ステップ)1043、復号部(復号ステップ)1044を含ん
で構成される。
上位層処理部101は、媒体アクセス制御(Medium Access Control: MAC)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。また、上位層処理部101は、送信部103および受信部104の制御を行なうために必要な情報を生成し、制御部102に出力する。
上位層処理部101は、端末装置の機能(UE capability)等、端末装置に関する情報
を端末装置から受信する。言い換えると、端末装置は、自身の機能を基地局装置に上位層の信号で送信する。上位層処理部101は、端末装置の機能がどの無線パラメータセット(図2)をサポートするかどうかを示す情報を含めることができる。
なお、以下の説明において、端末装置に関する情報は、その端末装置が所定の機能をサポートするかどうかを示す情報、または、その端末装置が所定の機能に対する導入およびテストの完了を示す情報を含む。なお、以下の説明において、所定の機能をサポートするかどうかは、所定の機能に対する導入およびテストを完了しているかどうかを含む。
例えば、端末装置が所定の機能をサポートする場合、その端末装置はその所定の機能をサポートするかどうかを示す情報(パラメータ)を送信する。端末装置が所定の機能をサポートしない場合、その端末装置はその所定の機能をサポートするかどうかを示す情報(パラメータ)を送信しない。すなわち、その所定の機能をサポートするかどうかは、その所定の機能をサポートするかどうかを示す情報(パラメータ)を送信するかどうかによって通知される。なお、所定の機能をサポートするかどうかを示す情報(パラメータ)は、1または0の1ビットを用いて通知してもよい。また、例えば、無線パラメータセットが複数ある場合(図2)、端末装置は、無線パラメータセット毎にサポートするかどうかを示す情報を送信することができる。
無線リソース制御部1011は、下りリンクデータ(トランスポートブロック)、システムインフォメーション、RRCメッセージ、MAC CEなどを生成、又は上位ノードから取得する。無線リソース制御部1011は、下りリンクデータを送信部103に出力し、他の情報を制御部102に出力する。また、無線リソース制御部1011は、端末装置の各種設定情報の管理をする。
スケジューリング部1012は、物理チャネル(下りリンクデータチャネル及び上りリンクデータチャネル)を割り当てる周波数およびサブフレーム、物理チャネルの符号化率および変調方式(あるいはMCS)および送信電力などを決定する。スケジューリング部1012は、決定した情報を制御部102に出力する。スケジューリング部1012は、異なる無線パラメータセット(図2)に対して、物理チャネルを割り当てることができる。
スケジューリング部1012は、スケジューリング結果に基づき、物理チャネルのスケジューリングに用いられる情報を生成する。スケジューリング部1012は、生成した情報を制御部102に出力する。
制御部102は、上位層処理部101から入力された情報に基づいて、送信部103および受信部104の制御を行なう制御信号を生成する。制御部102は、上位層処理部101から入力された情報に基づいて、下りリンク制御情報を生成し、送信部103に出力する。
送信部103は、制御部102から入力された制御信号に従って、下りリンク参照信号及び同期信号を生成し、上位層処理部101から入力されたHARQインディケータ、下りリンク制御情報、および、下りリンクデータを、符号化および変調し、HQRQ指示チャネル、下りリンク制御チャネル、下りリンクデータチャネル、下りリンク参照信号及び同期信号を多重して、送受信アンテナ105を介して端末装置2に信号を送信する。
符号化部1031は、上位層処理部101から入力されたHARQインディケータ、下りリンク制御情報、および下りリンクデータを、ブロック符号化、畳み込み符号化、ターボ符号化等の予め定められた符号化方式を用いて符号化を行なう、または無線リソース制御部1011が決定した符号化方式を用いて符号化を行なう。変調部1032は、符号化部1031から入力された符号化ビットをBPSK(Binary Phase Shift Keying)、Q
PSK(quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(quadrature amplitude modulation)、64QAM、256QAM等の予め定められた、または無線リソース制御部1011が決定した変調方式で変調する。
下りリンク参照信号生成部1033は、基地局装置10〜12を識別するための物理セル識別子(PCI、セルID)などを基に予め定められた規則で求まる、端末装置20が既知の系列を下りリンク参照信号として生成する。
同期信号生成部1036は、送信部103に適用される無線パラメータセットに応じて、同期信号系列を生成する。同期信号生成部1036において、同期信号系列の生成に用いられる根(ルート)、サイクリックシフトパラメータは、上位層処理部101から取得したセルIDに基づいて設定することができる。同期信号生成部1036は、上位層処理部101から取得した無線パラメータセットを示す情報に基づいて、同期信号系列の系列長を設定することができる。
多重部1034は、変調された各チャネルの変調シンボルと生成された下りリンク参照信号と同期信号と下りリンク制御情報とを多重する。つまり、多重部1034は、変調された各チャネルの変調シンボルと生成された下りリンク参照信号と下りリンク制御情報と同期信号をリソースエレメントに配置する。例えば、各信号の配置は、図3〜図7、図8〜図11に記載のリソースエレメントに配置される。多重部1034は、上位層処理部101から取得した無線パラメータセットを示す情報に基づいて、同期信号を配置するリソースエレメントを把握することができる。
無線送信部1035−1〜1035−3は、多重された変調シンボルなどを逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform: IFFT)してOFDMシンボルを生成し、OFDMシンボルにサイクリックプレフィックス(cyclic prefix: CP)を付加してベース
バンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換し、フィルタリングにより余分な周波数成分を除去し、搬送周波数にアップコンバートし、電力増幅し、送受信アンテナ105に出力して送信する。
無線送信部1035−1〜1035−3は各々、図2の無線パラメータセット1〜3に対応付けられる。無線送信部1035−1〜1035−3は、対応付けられた無線パラメータセットの周波数帯域幅、サブキャリア間隔、サンプリング周波数、FFTポイント数等に基づいて、逆高速フーリエ変換してOFDMシンボルを生成する。また、無線パラメータセットの周波数帯域幅、サブキャリア間隔、サンプリング周波数、FFTポイント数等に基づいて、フィルタリング、搬送周波数へのアップコンバートを行う。基地局装置10〜12は、適用する無線パラメータセットに応じて、無線送信部1035−1〜1035−3を適用する。なお、アンテナ105は、無線送信部1035−1〜1035−3から送信される搬送波周波数に応じて備えられる。
受信部104は、制御部102から入力された制御信号に従って、送受信アンテナ105を介して端末装置20から受信した受信信号を分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部101に出力する。
無線受信部1041−1〜1041−3は、送受信アンテナ105を介して受信された上りリンクの信号を、ダウンコンバートによりベースバンド信号に変換し、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信された信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。
無線受信部1041−1〜1041−3は各々、図2の無線パラメータセット1〜3に対応付けられる。無線送信部1041−1〜1041−3は、対応付けられた無線パラメータセットの周波数帯域幅、サブキャリア間隔、サンプリング周波数、FFTポイント数等に基づいて、ベースバンド信号にダウンコンバートする。なお、アンテナ105は、無線送信部1041−1〜1041−3から受信される搬送波周波数に応じて備えられる。
無線受信部1041は、変換したディジタル信号からCPに相当する部分を除去する。無線受信部1041は、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform: FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出し多重分離部1042に出力する無線
送信部1041−1〜1041−3は、対応付けられた無線パラメータセットの周波数帯域幅、サブキャリア間隔、サンプリング周波数、FFTポイント数等に基づいて、CP除去、FFT処理を行う。基地局装置10〜12は、適用する無線パラメータセットに応じて、無線送信部1041−1〜1041−3を適用する。
基地局装置10〜12において、送信部103は受信部104と異なる無線パラメータセットを適用することができる。例えば、基地局装置は、端末装置20と無線パラメータセット1を用いて上りリンクの無線伝送を行い、無線パラメータセット3を用いて下りリンクの無線伝送を行うことができる。
多重分離部1042は、無線受信部1041−1〜1041−3から入力された信号を上りリンク制御チャネル、上りリンクデータチャネル、上りリンク参照信号などの信号に分離する。なお、この分離は、予め基地局装置10〜12が無線リソース制御部1011で決定し、端末装置20に通知した上りリンクグラントに含まれる無線リソースの割り当て情報に基づいて行なわれる。
また、多重分離部1042は、上りリンク制御チャネルと上りリンクデータチャネルの伝搬路の補償を行なう。また、多重分離部1042は、上りリンク参照信号を分離する。
復調部1043は、上りリンクデータチャネルを逆離散フーリエ変換(Inverse Discrete Fourier Transform: IDFT)し、変調シンボルを取得し、上りリンク制御チャネルと上りリンクデータチャネルの変調シンボル各々に対して、BPSK、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM等の予め定められた、または自装置が端末装置20各々に上りリンクグラントで予め通知した変調方式を用いて受信信号の復調を行なう。
復号部1044は、復調された上りリンク制御チャネルと上りリンクデータチャネルの符号化ビットを、予め定められた符号化方式の、予め定められた、又は自装置が端末装置2に上りリンクグラントで予め通知した符号化率で復号を行ない、復号した上りリンクデータと、上りリンク制御情報を上位層処理部101へ出力する。上りリンクデータチャネルが再送信の場合は、復号部1044は、上位層処理部101から入力されるHARQバ
ッファに保持している符号化ビットと、復調された符号化ビットを用いて復号を行なう。
図13は、本実施形態における端末装置20の構成を示す概略ブロック図である。図13に示すように、端末装置20は、上位層処理部(上位層処理ステップ)201、制御部(制御ステップ)202、送信部(送信ステップ)203、受信部(受信ステップ)204、チャネル状態情報生成部(チャネル状態情報生成ステップ)205と送受信アンテナ206を含んで構成される。また、上位層処理部201は、無線リソース制御部(無線リソース制御ステップ)2011、スケジューリング情報解釈部(スケジューリング情報解釈ステップ)2012を含んで構成される。また、送信部203は、符号化部(符号化ステップ)2031、変調部(変調ステップ)2032、上りリンク参照信号生成部(上りリンク参照信号生成ステップ)2033、多重部(多重ステップ)2034、無線送信部(無線送信ステップ)2035‐1〜2035‐3を含んで構成される。また、受信部204は、無線受信部(無線受信ステップ)2041−1〜2041−3、多重分離部(多重分離ステップ)2042、信号検出部(信号検出ステップ)2043、同期検出部(同期検出ステップ)2044を含んで構成される。
上位層処理部201は、ユーザの操作等によって生成された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を、送信部203に出力する。また、上位層処理部201は、媒体アクセス制御(Medium Access Control: MAC)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet
Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)
層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。
上位層処理部201は、自端末装置がサポートしている端末装置の機能を示す情報を、送信部203に出力する。上位層処理部201は、端末装置の機能に、どの無線パラメータセット(図2)をサポートするかどうかを示す情報を含めることができる。
無線リソース制御部2011は、自端末装置の各種設定情報の管理をする。また、無線リソース制御部2011は、上りリンクの各チャネルに配置される情報を生成し、送信部203に出力する。無線リソース制御部2011は、基地局装置から送信されたCSIフィードバックに関する設定情報を取得し、制御部202に出力する。
スケジューリング情報解釈部2012は、受信部204を介して受信した下りリンク制御情報を解釈し、スケジューリング情報を判定する。また、スケジューリング情報解釈部2012は、スケジューリング情報に基づき、受信部204、および送信部203の制御を行なうために制御情報を生成し、制御部202に出力する。
制御部202は、上位層処理部201から入力された情報に基づいて、受信部204、チャネル状態情報生成部205および送信部203の制御を行なう制御信号を生成する。制御部202は、生成した制御信号を受信部204、チャネル状態情報生成部205および送信部203に出力して受信部204、および送信部203の制御を行なう。制御部202は、チャネル状態情報生成部205が生成したCSIを基地局装置に送信するように送信部203を制御する。
受信部204は、制御部202から入力された制御信号に従って、送受信アンテナ206を介して基地局装置10〜12から受信した受信信号を、分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部201に出力する。
無線受信部2041−1〜2041−3は各々、送受信アンテナ206を介して受信した下りリンクの信号を、ダウンコンバートによりベースバンド信号に変換し、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信した信
号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。
無線送信部2041−1〜2041−3は各々、図2の無線パラメータセット1〜3に対応付けられる。無線送信部2041−1〜2041−3は、対応付けられた無線パラメータセットの周波数帯域幅、サブキャリア間隔、サンプリング周波数、FFTポイント数等に基づいて、送受信アンテナ206を介して受信した下りリンクの信号を、ダウンコンバートによりベースバンド信号に変換し、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御する。なお、送受信アンテナ206は、無線送信部2041−1〜2041−3で処理される搬送波周波数に応じて備えられる。
無線受信部2041−1〜2041−3は、変換したディジタル信号からCPに相当する部分を除去し、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換を行い、周波数領域の信号を抽出する。無線送信部2041−1〜2041−3は、対応付けられた無線パラメータセットの周波数帯域幅、サブキャリア間隔、サンプリング周波数、FFTポイント数等に基づいて、高速フーリエ変換を行い、周波数領域の信号を抽出する。
無線受信部2041−1〜2041−3は、対応付けられた無線パラメータセットの周波数帯域幅、サブキャリア間隔、サンプリング周波数、FFTポイント数等に基づいて、送受信アンテナ206を介して受信した同期信号を取得する。無線受信部2041−1〜2041−3は、対応付けられた無線パラメータセットにおいて同期信号が配置された周波数帯域幅を通過するフィルタリングを行う。
多重分離部2042は、抽出した信号をHARQ指示チャネル、下りリンク制御チャネル、下りリンクデータチャネルおよび下りリンク参照信号に、それぞれ分離する。また、多重分離部2042は、チャネル測定から得られた所望信号のチャネルの推定値に基づいて、HARQ指示チャネル、ダウンリンク制御チャネルのチャネル補償を行ない、下りリンク制御情報を検出し、制御部202に出力する。また、制御部202は、下りリンクデータチャネルおよび所望信号のチャネル推定値を信号検出部2043に出力する。
信号検出部2043は、下りリンクデータチャネル、下りリンク制御チャネル及びチャネル推定値を用いて、信号検出し、上位層処理部201に出力する。信号検出部2043は、下りリンクデータチャネル/下りリンク制御チャネルから、上りリンクの無線通信/下りリンクの無線通信に適用される無線パラメータセットを示す情報を取得することができる。信号検出部2043は、上りリンクの無線通信/下りリンクの無線通信に適用される無線パラメータセットを示す情報を、上位層処理部201に通知することができる。
同期検出部2044は、無線受信部2041−1〜2041−3を介して取得した同期信号を用いて、セル探索を行う。同期検出部2044は、無線受信部2041−1〜2041−3を介して、無線パラメータセット1〜3の同期信号を用いて、セル探索を行う。同期検出部2044は、セル探索手順において、フレーム同期、シンボル同期及びセルIDの検出を行う。多重分離部2042、信号検出部2043は、同期部2044で取得したシンボル同期タイミング、フレーム同期タイミングに従って、各々の処理を行う。
送信部203は、制御部202から入力された制御信号に従って、上りリンク参照信号を生成し、上位層処理部201から入力された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を符号化および変調し、上りリンク制御チャネル、上りリンクデータチャネル及び生成した上りリンク参照信号を多重し、送受信アンテナ206を介して基地局装置10〜12に送信する。
符号化部2031は、上位層処理部201から入力された上りリンク制御情報を畳み込み符号化、ブロック符号化等の符号化を行う。また、符号化部2031は、上りリンクデータチャネルのスケジューリングに用いられる情報に基づきターボ符号化を行なう。
変調部2032は、符号化部2031から入力された符号化ビットをBPSK、QPSK、16QAM、64QAM等の下りリンク制御情報で通知された変調方式または、チャネル毎に予め定められた変調方式で変調する。
上りリンク参照信号生成部2033は、基地局装置10〜12を識別するための物理セル識別子(physical cell identity: PCI、Cell IDなどと称される)、上りリンク参照信号を配置する帯域幅、上りリンクグラントで通知されたサイクリックシフト、DMRSシーケンスの生成に対するパラメータの値などを基に、予め定められた規則(式)で求まる系列を生成する。
多重部2034は、制御部202から入力された制御信号に従って、上りリンクデータチャネルの変調シンボルを並列に並び替えてから離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform: DFT)する。多重部2034は、端末装置20が上りリンクの無線伝送におい
て適用する無線パラメータセットのFFTポイント数、サンプリング周波数等に基づいて、離散フーリエ変換を行う。
多重部2034は、上りリンク制御チャネルと上りリンクデータチャネルと生成した上りリンク参照信号を送信アンテナポート毎に多重する。つまり、多重部2034は、上りリンク制御チャネルと上りリンクデータチャネルと生成した上りリンク参照信号を送信アンテナポート毎にリソースエレメントに配置する。多重部2034は、端末装置20が上りリンクの無線伝送において適用する無線パラメータセットに基づいて、上りリンク制御チャネルと上りリンクデータチャネルと生成した上りリンク参照信号を送信アンテナポート毎にリソースエレメントに配置する。多重部2034は、上りリンクの無線伝送において適用する無線パラメータセットを示す情報を上位層処理部201から取得することができる。
無線送信部2035−1〜2035−3は、多重された信号を逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform: IFFT)して、SC−FDMA方式の変調を行い、SC−FDMAシンボルを生成し、生成されたSC−FDMAシンボルにCPを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換し、余分な周波数成分を除去し、アップコンバートにより搬送周波数に変換し、電力増幅し、送受信アンテナ206に出力して送信する。
無線送信部2035−1〜2035−3は各々、図2の無線パラメータセット1〜3に対応付けられる。適用する無線パラメータセットに関する情報は、上位層処理部201から取得することができる。無線送信部2035−1〜2035−3は、対応付けられた無線パラメータセットの周波数帯域幅、サブキャリア間隔、サンプリング周波数、FFTポイント数等に基づいて、逆高速フーリエ変換してSC−FDMAシンボル或いはOFDMシンボルを生成する。また、無線パラメータセットの周波数帯域幅、サブキャリア間隔、サンプリング周波数、FFTポイント数等に基づいて、フィルタリング、搬送周波数へのアップコンバートを行う。端末装置20は、適用する無線パラメータセットに応じて、無線送信部2035−1〜2035−3を適用する。なお、アンテナ206は、無線送信部2035−1〜2035−3から送信される搬送波周波数に応じて備えられる。
図14は、実施形態に係る端末装置のセル探索フロー例を示す図である。端末装置20は、サポートしている無線パラメータセットのうちのいずれかを設定する(S101)。
図2では、端末装置20は、無線パラメータセット1〜3のいずれかを設定する。端末装置20は、設定した無線パラメータセットに基づいて、第1の同期信号の検出を行う(S102)。例えば、端末装置20は、インデックスuののいずれかのインデックスuを用いて第1の同期信号系列d1のレプリカを生成する。端末装置20は、その第1の同期信号系列d1のレプリカと受信信号に含まれる第1の同期信号との相関処理を行う。
端末装置20は、相関処理の結果、受信信号に含まれる第1の同期信号系列のインデックスuが特定でない場合(S103のNO)、端末装置20は、異なる無線パラメータセットでセル検索をするか、同じ無線パラメータセットで再度セル探索するか、を選択する(S104)。端末装置20は、異なる無線パラメータセットで再度セル検索をする場合(S104のYES)、無線パラメータセットを再度設定する(S101に戻る)。端末装置20は、同じ無線パラメータセットで再度セル探索する場合(S104のNO)、第1の同期信号検出処理に戻る(S102に戻る)。
端末装置20は、相関処理の結果、受信信号に含まれる第1の同期信号系列のインデックスuが特定できた場合(S103のYES)、端末装置20は、第1の同期信号により定められるセルIDとシンボル同期を確立する。ここで、端末装置20は、S101で設定した無線パラメータセットにおいて、第2の同期信号を利用したセルIDの特定やフレーム同期の取得が必要か否か判断する(S105)。
端末装置20は、設定した無線パラメータセットにおいて、第1の同期信号のみでセル探索が確立する場合(S105のNO)、第1の同期信号のみで接続可能なセルIDを特定し、シンボル同期及びフレーム同期を確立する(S108)例えば、設定した無線パラメータセットの無線フレームが図8の無線フレームの場合である。
S101で設定した無線パラメータセットにおいて、第2の同期信号を利用したセルIDの特定やフレーム同期の取得が必要な場合(S105のYES)、第2の同期信号の検出を行う(S106)。例えば、端末装置20は、設定した無線パラメータセットのセル探索において第1の同期信号及び第2の同期信号を利用する必要がある場合(図6の無線フレームの場合)、第2の同期信号の検出を行う。
端末装置20は、第2の同期信号の検出を行った結果、第2の同期信号系列のm0、m1を特定できた場合(S107のYES)、第2の同期信号により特定されるセルID及びフレーム同期の取得ができる。そして、端末装置20は、S105において取得した第1の同期信号により特定されるセルIDと第2の同期信号により特定されるセルIDを利用して、接続可能なセルのセルIDを取得することができる(S108)。
図15は、実施形態に係るセル探索のシーケンス例を示す図である。図15は、基地局装置が、同期信号系列に関する情報を端末装置に対して、アシストする場合の例である、基地局装置は、セット1〜セット3の同期信号系列を送信する(S201)。セット1〜セット3の各同期信号系列候補がx個とすると、端末装置は、3×x個の同信号系列候補のレプリカとS201で基地局装置が送信した同期信号とを用いて同期検出を行う(S202)。
端末装置は、セット1〜セット3のいずれかと同期を確立した場合、同期を確立したセットに関する情報を通知する(S203)。同期を確立したセットに関する情報は、同期を確立したセットを特定する情報であればよい。また、S203において、端末装置は、ケーパビリティを基地局装置に通知することができる。
基地局装置は、同期を確立したセットを特定すると、その同期を確立したセットの下りリンク信号を用いて、同期を確立したセット以外のセットの同期信号系列を特定する情報
を通知する(S204)。この際、基地局装置は、前記ケーパビリティを考慮することができる。同期信号系列を特定する情報は、同期信号系列の根、同期信号系列と関連付けられたセルID等である。
端末装置は、次の受信した同期信号(S205)により同期検出を行う場合、S204で受信した同期信号系列を特定する情報の範囲内の同期信号系列候補を用いて、同期検出を行う(S206)。これにより、端末装置が同期確立のために探索する同期信号系列候補を減らすことができる。
図16は、本実施形態に係る実施形態に係るOFDMのサブキャリア構成の別の例を示す図である。図16は、複数の無線パラメータセットから成る1つの無線アクセス技術において、同期信号を配置する周波数帯域幅を複数の無線パラメータで同一に設定する場合の例である。
図16におけるセット1〜セット3は各々、図2〜4と対応する。図16において、網掛け部のサブキャリアは、セット1の同期信号が配置されるサブキャリアである。右上がり斜線部のサブキャリアは、セット2の同期信号が配置されるサブキャリアである。右下がり斜線部のサブキャリアは、セット3の同期信号が配置されるサブキャリアである。図16において、白抜き部のサブキャリアは、同期信号以外の下りリンク信号が配置されるサブキャリアである。図16において、同期信号が配置されるサブキャリアは、各セットにおいて使用可能な周波数帯域幅の中心に配置されている。図16において、同期信号が配置される周波数帯域幅は、セット1〜セット3において同一である。同期信号が配置される周波数帯域幅は、1つのリソースブロックを構成する周波数帯域幅内で設定することができる。また、同期信号が配置される周波数帯域幅は、複数のリソースブロックを構成する周波数帯域幅に設定することができる。
セット1において、1つのリソースブロックを構成するサブキャリア数が12サブキャリアであり、6リソースブロックに亘って同期信号を配置する場合、72サブキャリアが配置される周波数帯域幅が、同期信号が配置される帯域幅となる。なお、端末装置20が同期信号を取得するために帯域通過フィルタを用いる場合、ガードバンドを考慮して同期信号が配置される。例えば、前記72サブキャリアのうち63サブキャリアに同期信号を配置する。
セット2における同期信号配置帯域幅は、このセット1における同期信号配置帯域幅と同一である。図16において、セット2のサブキャリア間隔は、セット1のサブキャリア間隔のより広いため、セット2の同期信号配置帯域幅内におけるサブキャリア数は、セット1の同期信号配置帯域幅内におけるサブキャリア数より少なくなる。図16において、セット3のサブキャリア間隔は、セット2のサブキャリア間隔より広いため、セット3の同期信号配置帯域幅内におけるサブキャリア数は、セット2の同期信号配置帯域幅内におけるサブキャリア数より少なくなる。
図17は、本実施形態に係るOFDMのサブキャリア構成の別の例を示す図である。図17は、複数の無線パラメータセットから成る1つの無線アクセス技術において、同期信号を配置する周波数帯域幅を複数の無線パラメータで同一に設定する場合の別の例である。
図17におけるセット1〜セット3は各々、図2〜4と対応する。図17において、網掛け部のサブキャリアは、セット1の同期信号が配置されるサブキャリアである。右上がり斜線部のサブキャリアは、セット2の同期信号が配置されるサブキャリアである。右下がり斜線部のサブキャリアは、セット3の同期信号が配置されるサブキャリアである。図
17において、同期信号が配置されるサブキャリアは、各セットにおいて使用可能な周波数帯域幅の中心に配置されている。図17では、セット1において使用可能な周波数帯域幅を構成する周波数帯域幅に同期信号が配置される。そして、同期信号が配置される周波数帯域幅は、セット1〜セット3において同一である。ここで、図16、図17において、セット1の同期信号が配置される周波数帯域幅のサブキャリア数をrとする。図16、図17において、セット2の同期信号が配置される周波数帯域幅のサブキャリア数をr/cとする。図16、17において、セット3の同期信号が配置される周波数帯域幅のサブキャリア数をr/dとする。c、dは、セット1〜セット3のサンプリング周波数及びFFTポイント数により定まる値である。
以上のように、1つの無線アクセス技術を構成する複数の無線パラメータセットにおいて、同期信号が配置される周波数帯域幅を共通にすることにより、同一の帯域通過フィルタを用いて同期信号を取得するができる。
図18は、本実施形態に係る無線アクセス技術におけるサブフレームあたりのOFDMシンボルの別の構成例を示す図である。図18におけるセット1〜セット3は各々、図2〜4、図16、図17と対応する。セット1は1つサブフレームあたり14個のOFDMシンボルから構成される例である。各サブフレームは2つのスロットから構成される。セット1は1つスロットあたり7個のOFDMシンボルから構成される。セット2は、1つサブフレームあたり70個のOFDMシンボルから構成される例である。セット2は1つスロットあたり35個のOFDMシンボルから構成される。セット3は1つサブフレームあたり560個のOFDMシンボルから構成される例である。セット3は1つスロットあたり280個のOFDMシンボルから構成される。
図18は、無線フレームにおいて同期信号が配置されたサブフレームを示している。図18において、右上がり斜線部のOFDMシンボルは、第1の同期信号が配置される。図18において、左上がりの斜線部のOFDMシンボルは、第2の同期信号が配置される。図18において、白抜き部のOFDMシンボルは、同期信号が配置されないOFDMシンボルである。図16において、t101はセット1における第1の同期信号が配置される時間長である。t102はセット1における第2の同期信号が配置される時間長である。t103はセット2における第1の同期信号が配置される時間長である。t104はセット2における第2の同期信号が配置される時間長である。t105はセット3における第1の同期信号が配置される時間長である。t106はセット3における第2の同期信号が配置される時間長である。なお、時間領域における第1の同期信号と第2の同期信号の配置は逆でもよい。
図18において、時間長t103及びt104のOFDMシンボル数は、時間長t101及びt102のOFDMシンボル数のc倍である。時間長t105及びt106のOFDMシンボル数は、時間長t101及びt102のOFDMシンボル数のd倍である。
図19は、本実施形態に係る無線アクセス技術におけるサブフレームあたりのOFDMシンボルの別の構成例を示す図である。図19におけるセット1〜セット3は各々、図2〜4、17、18と対応する。セット1は1つサブフレームあたり14個のOFDMシンボルから構成される例である。各サブフレームは2つのスロットから構成される。セット1は1つスロットあたり7個のOFDMシンボルから構成される。セット2は、1つサブフレームあたり70個のOFDMシンボルから構成される例である。セット2は1つスロットあたり35個のOFDMシンボルから構成される。セット3は1つサブフレームあたり560個のOFDMシンボルから構成される例である。セット3は1つスロットあたり280個のOFDMシンボルから構成される。
図19は、無線フレームにおいて同期信号が配置されたサブフレームを示す図である。図17において、右上がり斜線部のOFDMシンボルは、第1の同期信号が配置される。図19において、白抜き部のOFDMシンボルは、同期信号が配置されないOFDMシンボルである。図19において、t101はセット1における第1の同期信号が配置される時間長であるt103はセット2における第1の同期信号が配置される時間長である。t104はセット2における第2の同期信号が配置される時間長である。t105はセット3における第1の同期信号が配置される時間長である。
図19において、時間長t103のOFDMシンボル数は、時間長t101のOFDMシンボル数のc倍である。時間長t105のOFDMシンボル数は、時間長t101のOFDMシンボル数のd倍である。
図18、19において、第1の同期信号は、第1の同期信号系列d1(n)を組み合わせて生成する。例えば、第1の同期信号系列d1(n)として、数式1で表されるZadoff Chu系列を用いることができる。また、図18において、第2の同期信号は、第2の同期信号系列d2を組み合わせて生成する。例えば、第2の同期信号系列d2として、数式2〜数式4で表されるM系列を用いることができる。
セット1の第1の同期信号が配置されるOFDMシンボル数をs1とすると、セット1の第1の同期信号が配置されるリソースエレメント数は、r×s1である。セット1の第1の同期信号が配置されるリソースエレメントは周波数領域rと時間領域s1から構成されるマトリックスとなる。
ここで、図18、図19の第1の同期信号系列d1の系列長をrとすると、第1の同期信号系列d1(n)が、OFDMシンボル毎に周波数領域にマップされる。各OFDMシンボルにマップされる第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuは、x1個のインデックスu(図1ではx1=3個)のいずれかから選択される。周波数領域にマップされた第1の同期信号系列d1(n)は時間領域にs1個列並べられる。
また、セット1において、図18、図19の第1の同期信号系列d1の系列長をr×s1とすると、第1の同期信号系列d1は、周波数領域r、時間領域s1から構成されるマトリックスにマップされる。すなわち、1つの第1の同期信号系列d1は、複数のOFDMシンボルに亘ってマッピングされる。例えば、この第1の同期信号系列d1のマッピングは、周波数領域を優先的にマッピングする。
図18、図19において、セット2の第1の同期信号が配置されるOFDMシンボル数をs2=s1×cとすると、セット2の第1の同期信号が配置されるリソースエレメントは周波数領域(r/c)と時間領域(s1×c)から構成されるマトリックスとなる。ここで、第1の同期信号系列d1の系列長をrとすると、第1の同期信号系列d1(n)が、c個のOFDMシンボルに亘ってマップされる。c個のOFDMシンボルに亘ってマップされる第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuは、x1個のインデックスu(図1ではx1=3個)のいずれかから選択される。c個のOFDMシンボルに亘ってマップされる第1の同期信号系列d1(n)は時間領域にs1個列並べられる。セット2において、第1の同期信号で特定されるセルID数はs1×x1個となる。
図18、図19において、セット3の第1の同期信号が配置されるOFDMシンボル数をs23s1×dとすると、セット2の第1の同期信号が配置されるリソースエレメントは周波数領域(r/d)と時間領域(s1×d)から構成されるマトリックスとなる。ここで、第1の同期信号系列d1の系列長をrとすると、第1の同期信号系列d1(n)が、dのOFDMシンボルに亘ってマップされる。d個のOFDMシンボルに亘ってマップ
される第1の同期信号系列d1(n)のインデックスuは、x1個のインデックスu(図1ではx1=3個)のいずれかから選択される。d個のOFDMシンボルに亘ってマップされる第1の同期信号系列d1(n)は時間領域にs1個列並べられる。セット3において、第1の同期信号で特定されるセルID数はs1×x1個となる。
以上のように、図18、図19のセット1〜セット3において、同期信号が配置されるリソースエレメント数は一定となる。このため、各無線パラメータセットのサンプリング周波数/OFDMシンボル長/FFTポイント数が異なる場合でも、サンプリング誤差による同期取得精度の劣化を防ぐことができる。また、組合わされる基本となる同期信号系列d1(n)は各々、根が設定される。そして、各無線パラメータセットにおいて、基本となる同期信号系列の組み合わせにより構成される一連の同期信号によりセルIDが特定される。このため、セット2、セット3において、第1の同期信号により特定されるセルIDの数が増えるため、密なセル配置を行った場合や粗野なセル配置を行った場合でも、他セルからの干渉による同期信号取得及びセルID検出精度の劣化を防ぐことができる。なお、図16〜図19に示した無線フォーマットの構成例は、図12〜図14に示した基地局装置及び端末装置に適用することができる。
なお、本発明に係る基地局装置及び端末装置で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAMに蓄積され、その後、各種ROMやHDDに格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれる。また、上述した実施形態における端末装置および基地局装置の一部、または全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。受信装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。各機能ブロックを集積回路化した場合に、それらを制御する集積回路制御部が付加される。
また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。本願発明の端末装置は、移動局装置への適用に限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などに適用出来ることは言うまでもない。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
本発明は、基地局装置、端末装置および通信方法に用いて好適である。
10、10−1、10−2、11、11−1、11−2、12、12−1〜12−5 基地局装置
20、20−1、20−2 端末装置
101 上位層処理部
102 制御部
103 送信部
104 受信部
105 送受信アンテナ
1011 無線リソース制御部
1012 スケジューリング部
1031 符号化部
1032 変調部
1033 下りリンク参照信号生成部
1034 多重部
1035−1〜1035〜3 無線送信部
1036 同期信号生成部
1041−1〜1041〜3 無線受信部
1042 多重分離部
1043 復調部
1044 復号部
201 上位層処理部
202 制御部
203 送信部
204 受信部
205 チャネル状態情報生成部
206 送受信アンテナ
2011 無線リソース制御部
2012 スケジューリング情報解釈部
2031 符号化部
2032 変調部
2033 上りリンク参照信号生成部
2034 多重部
2035−1〜2035−3 無線送信部
2041−1〜2041−3 無線受信部
2042 多重分離部
2043 信号検出部
2044 同期検出部

Claims (16)

  1. 基地局装置とOFDM通信を行う端末装置であって、
    第1の無線パラメータセットの領域と前記第1の無線パラメータセットと異なるサブキャリア間隔を有する第2の無線パラメータの領域から構成される周波数帯域において、下りリンク信号を受信する無線受信部と、
    前記周波数帯域において、前記基地局装置と同期確立を行う同期検出部と、を備え、
    第1の無線パラメータセットの領域に第1の無線パラメータセットの同期信号系列がマップされており、第2の無線パラメータセットの領域に第2の無線パラメータセットの同期信号系列がマップされており、
    前記同期検出部は、第1の無線パラメータセットの同期信号系列及び第2の無線パラメータセットの同期信号系列を用いて、前記周波数帯域において、前記基地局装置との同期検出を行う端末装置。
  2. 前記受信部は、前記同期検出部が第1の無線パラメータセットの同期信号系列を用いて同期を確立した場合、第1の無線パラメータセットの領域にマッピングした下りリンク信号に含まれる第2のパラメータセットの同期信号系列に関する情報を受信し、
    前記同期検出部は、前記第2のパラメータセットの同期信号系列に関する情報を用いて、第2のパラメータセットの領域において、同期検出を行う請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記受信部は、前記同期検出部が第1の無線パラメータセットの同期信号系列を用いて同期を確立した場合、第1の無線パラメータセットの領域及び第2の無線パラメータセットの領域において、第1の無線パラメータセットの同期信号系列を用いて確立した同期を用いて、前記基地局装置が送信した下りリンク信号を受信する請求項1に記載の端末装置。
  4. 前記第2の無線パラメータセットの同期信号系列は、複数個の第1の無線パラメータセットの同期信号系列が組み合わされた系列であり、前記第2の無線パラメータセットの同期信号を構成する各々の第1の無線パラメータセットの同期信号系列は、複数個の同期信号系列候補のうちのいずれかの系列であり、
    前記同期検出部は、複数個の第1の無線パラメータセットの同期信号系列が組み合わされた一連の同期信号系列から前記第2の無線パラメータセットのセルIDを検出する請求項1乃至請求項3に記載の端末装置。
  5. 前記同期検出部は、前記第1の無線パラメータセットのサブキャリア間隔が、前記第2の無線パラメータセットのサブキャリア間隔のa倍である場合、前記第1の無線パラメータセットの同期信号系列をマップするOFDMシンボル数のa倍のOFDMシンボル数を用いて、第2の無線パラメータセットの領域の同期検出を行う請求項1乃至4に記載の基地局装置。
  6. 前記同期検出部は、前記第1の無線パラメータセットの領域において同期検出に用いるサブキャリア数と同一のサブキャリア数を用いて、前記第2の無線パラメータセットの領域において同期検出を行う請求項1乃至4に記載の基地局装置。
  7. 前記第1の無線パラメータセットと前記第2の無線パラメータセットは、1つの無線アクセス技術である請求項1乃至請求項6に記載の基地局装置。
  8. 基地局装置とOFDM通信を行う端末装置の通信方法であって、
    第1の無線パラメータセットの領域と前記第1の無線パラメータセットと異なるサブキャリア間隔を有する第2の無線パラメータセットの領域から構成される周波数帯域におい
    て、下りリンク信号を受信する無線受信ステップと、
    前記周波数帯域において、前記基地局装置と同期確立を行う同期検出ステップと、を有し、
    第1の無線パラメータセットの領域に第1の無線パラメータセットの同期信号系列がマップされており、第2の無線パラメータセットの領域に第2の無線パラメータセットの同期信号系列がマップされており、
    前記同期検出ステップは、第1の無線パラメータセットの同期信号系列及び第2の無線パラメータセットの同期信号系列を用いて、前記周波数帯域において、前記基地局装置との同期検出を行う通信方法。
  9. 端末装置とOFDM通信を行う基地局装置であって、
    第1の無線パラメータセットの同期信号系列と第2の無線パラメータセットの同期信号系列を生成する同期信号生成部と、
    第1の無線パラメータセットの領域と前記第1の無線パラメータセットと異なるサブキャリア間隔を有する第2の無線パラメータセット領域から構成される周波数帯域において、第1の無線パラメータセットの領域に前記第1の無線パラメータセットの同期信号系列をマップし、第2の無線パラメータセットの領域に前記第2の無線パラメータセットの同期信号系列をマップする多重部と、
    第1の無線パラメータセットの前記同期信号系列と第2の無線パラメータセットの前記同期信号系列を前記端末装置に送信する無線送信部と、
    前記端末装置から上りリンク信号を受信する無線受信部と、を備え、
    前記無線送信部は、前記無線受信部が、何れかの無線パラメータセットにおいて、同期を確立したことを示す情報を受信した場合、同期を確立したことを示す情報により特定される無線パラメータセット以外の無線パラメータセットの同期信号系列に関する情報を送信する基地局装置。
  10. 端末装置とOFDM通信を行う基地局装置であって、
    第1の無線パラメータセットの同期信号系列と第2の無線パラメータセットの同期信号系列を生成する同期信号生成部と、
    第1の無線パラメータセットの領域と前記第1の無線パラメータセットと異なるサブキャリア間隔を有する第2の無線パラメータセット領域から構成される周波数帯域において、第1の無線パラメータセットの領域に前記第1の無線パラメータセットの同期信号系列をマップし、第2の無線パラメータセットの領域に前記第2の無線パラメータセットの同期信号系列をマップする多重部と、
    第1の無線パラメータセットの前記同期信号系列と第2の無線パラメータセットの前記同期信号系列を前記端末装置に送信する無線送信部を備え、
    前記多重部が前記第2の無線パラメータセットの同期信号系列をマップするOFDMシンボル数は、前記第1の無線パラメータセットの同期信号系列をマップするOFDMシンボル数より多く設定する基地局装置。
  11. 前記第1の無線パラメータセットのサブキャリア間隔が、前記第2の無線パラメータセットのサブキャリア間隔のa倍である場合、前記第2の無線パラメータセットの同期信号系列をマップするOFDMシンボル数は、前記第1の無線パラメータセットの同期信号系列をマップするOFDMシンボル数のa倍である請求項10に記載の基地局装置。
  12. 前記第1の無線パラメータセットの同期信号系列がマップされるサブキャリア数と前記第2の無線パラメータセットの同期信号系列がマップされるサブキャリア数は同一である請求項10又は請求項11に記載の基地局装置。
  13. 前記第1の無線パラメータセットがマップされるサブキャリア数は、第2の無線パラメ
    ータセットのシステム帯域を構成するサブキャリア数と同一である請求項12に記載の基地局装置。
  14. 前記第1の無線パラメータセットの同期信号がマップされる周波数帯域幅と前記第2の無線パラメータセットの同期信号がマップされる周波数帯域幅は同一である請求項10又は請求項11に記載の基地局装置。
  15. 前記同期信号生成部は、複数個の第1の無線パラメータセットの同期信号系列を組み合わせて第2の無線パラメータセットの同期信号系列を生成し、前記第2の無線パラメータセットの同期信号を構成する第1の無線パラメータセットの同期信号系列の各々は、複数個の同期信号系列候補から選択される同期信号系列である請求項10又は11に記載の基地局装置。
  16. 端末装置とOFDM通信を行う基地局装置の通信方法であって、
    第1の無線パラメータセットの同期信号系列と第2の無線パラメータセットの同期信号系列を生成する同期信号生成ステップと、
    第1の無線パラメータセットの領域と前記第1の無線パラメータセットと異なるサブキャリア間隔を有する第2の無線パラメータセット領域から構成される周波数帯域において、第1の無線パラメータセットの領域に前記第1の無線パラメータセットの同期信号系列をマップし、第2の無線パラメータセットの領域に前記第2の無線パラメータセットの同期信号系列をマップする多重ステップと、
    第1の無線パラメータセットの前記同期信号系列と第2の無線パラメータセットの前記同期信号系列を前記端末装置に送信する無線送信ステップと、
    前記端末装置から上りリンク信号を受信する無線受信ステップと、を有し、
    前記無線送信ステップは、前記無線受信ステップが、何れかの無線パラメータセットにおいて、同期を確立したことを示す情報を受信した場合、同期を確立したことを示す情報により特定される無線パラメータセット以外の無線パラメータセットの同期信号系列に関する情報を送信する通信方法。
JP2015215431A 2015-11-02 2015-11-02 基地局装置、端末装置および通信方法 Pending JP2018207137A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015215431A JP2018207137A (ja) 2015-11-02 2015-11-02 基地局装置、端末装置および通信方法
US15/770,850 US20180309533A1 (en) 2015-11-02 2016-09-15 Base station apparatus, terminal apparatus, and communication method
PCT/JP2016/077212 WO2017077771A1 (ja) 2015-11-02 2016-09-15 基地局装置、端末装置および通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015215431A JP2018207137A (ja) 2015-11-02 2015-11-02 基地局装置、端末装置および通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018207137A true JP2018207137A (ja) 2018-12-27

Family

ID=58661805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015215431A Pending JP2018207137A (ja) 2015-11-02 2015-11-02 基地局装置、端末装置および通信方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20180309533A1 (ja)
JP (1) JP2018207137A (ja)
WO (1) WO2017077771A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019534623A (ja) * 2016-09-30 2019-11-28 ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 同期信号のためのサブキャリア間隔選択

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3399820B1 (en) 2016-02-03 2019-12-04 Kyocera Corporation Base station and wireless terminal for cell search in mixed numerology environment
US10727992B2 (en) * 2016-03-15 2020-07-28 Lg Electronics Inc. Method for estimating index of symbol in wireless communication system and apparatus therefor
US10925019B2 (en) * 2016-11-02 2021-02-16 Ntt Docomo, Inc. User terminal and radio communication method
EP3560156B1 (en) * 2016-12-26 2024-04-03 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (PUBL) A method to implicitly indicate system information in nr
US10841954B2 (en) * 2017-01-13 2020-11-17 Acer Incorporated Device of handling a random access procedure
CN110612760B (zh) * 2017-05-02 2023-12-05 株式会社Ntt都科摩 基站装置
KR102606801B1 (ko) * 2017-12-26 2023-11-27 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템의 초기 접속 방법 및 장치
CN110492969B (zh) * 2018-05-11 2022-04-29 中兴通讯股份有限公司 信号发送、接收方法及装置
US11848709B2 (en) * 2020-08-14 2023-12-19 Huawei Technologies Co., Ltd. Media-based reconfigurable intelligent surface-assisted modulation

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2993851B1 (en) * 2004-06-24 2019-04-24 Apple Inc. Preambles in ofdma system
CN101940024A (zh) * 2006-08-08 2011-01-05 北电网络有限公司 多种操作环境中的无线通信方法和系统
US8965917B2 (en) * 2011-06-28 2015-02-24 Amazon Technologies, Inc. Optimizing cell search in a mobile communication system supporting variable channel bandwidths
WO2014098522A1 (ko) * 2012-12-21 2014-06-26 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 장치 대 장치 통신 방법 및 장치
US10862634B2 (en) * 2014-03-07 2020-12-08 Huawei Technologies Co., Ltd. Systems and methods for OFDM with flexible sub-carrier spacing and symbol duration
JP6555827B2 (ja) * 2014-09-19 2019-08-07 シャープ株式会社 通信装置、および通信方法
ES2773904T3 (es) * 2015-07-15 2020-07-15 Tata Consultancy Services Ltd Detección de preámbulos de canal físico de acceso aleatorio en un sistema de comunicación de la evolución a largo plazo
CN106535330B (zh) * 2015-09-11 2020-12-04 华为技术有限公司 无线通信的方法和装置
US10117199B2 (en) * 2015-09-24 2018-10-30 Lg Electronics Inc. Method of transmitting channel state information and apparatus therefor
CN106954262B (zh) * 2016-01-07 2022-11-29 夏普株式会社 上行传输资源分配方法、基站和用户设备
CN109560908B (zh) * 2017-09-27 2021-01-08 维沃移动通信有限公司 用于传输同步信号块的方法和设备

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019534623A (ja) * 2016-09-30 2019-11-28 ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 同期信号のためのサブキャリア間隔選択
JP7072564B2 (ja) 2016-09-30 2022-05-20 ソニー株式会社 同期信号のためのサブキャリア間隔選択
US11916720B2 (en) 2016-09-30 2024-02-27 Sony Group Corporation Subcarrier spacing selection for synchronization signals

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017077771A1 (ja) 2017-05-11
US20180309533A1 (en) 2018-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017077771A1 (ja) 基地局装置、端末装置および通信方法
JP6296614B2 (ja) 端末装置、通信方法および集積回路
EP3493621B1 (en) Terminal device, communication method and integrated circuit
JP6795489B2 (ja) 端末装置、基地局装置、および通信方法
US10080134B2 (en) Terminal device, base station apparatus, communication method, and integrated circuit
US10164696B2 (en) Terminal device, base station device, communication method, and integrated circuit
EP3484201B1 (en) Base station device, terminal device, and communication method
US10630599B2 (en) Terminal device, base station apparatus, and communication method
US10340992B2 (en) Terminal device, base station device, communication method, and integrated circuit
JPWO2014069601A1 (ja) 端末装置、集積回路、無線通信方法、および、基地局装置
US20150222395A1 (en) Terminal, base station, wireless communication method, and integrated circuit
US10411774B2 (en) Terminal device, base station device, communication method, and integrated circuit using physical downlink shared channel transmission for efficient communication
EP3457786B1 (en) Terminal device, base station device, communication method and integrated circuit
JPWO2016043019A1 (ja) 端末装置、基地局装置、および通信方法
US10660094B2 (en) Terminal device, base station apparatus, and communication method
EP3457806B1 (en) Efficient communications using a short tti
WO2018061571A1 (ja) 基地局装置、端末装置および通信方法
WO2018008403A2 (ja) 基地局装置、端末装置および通信方法
JP2018101819A (ja) 端末装置、基地局装置、および通信方法