以下、図面を用いて、本発明を適用可能なパチンコ機100等の弾球遊技機(封入式のものも含む)について詳細に説明する。なおここにいう封入式のものとは、遊技機内に封入された遊技球を循環使用する封入式遊技機等のことをいう。
<全体構成>
まず、図1を用いて、パチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200(図3参照)と、を備える。外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や、枠ランプ122が取り付けられている。なお、枠ランプ122は、発光手段の一例であり、本明細書では、光源をLEDとするものもランプと称する他、蛍光灯、冷陰極管等、光を発するものであればランプと称する場合があり、光を発するものは発光手段の一例に相当する。
前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124(図3参照)を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する扉開放センサ609(図4参照)を備える。
また、前面枠扉106には、透過部ユニット190が設けられている。この透過部ユニット190は、透明板部材118とは別の透過部191を備え、その透過部191が、下部に設けられた不図示の駆動軸を中心に、前後方向に回動可能である。また、透過部ユニット190には、発光ダイオード(LED)が内蔵されている。図1に示す透過部ユニット190の透過部191は初期位置にある。この透過部191は、操作手段(ボタン)として機能するとともに、可動手段の一例にも相当する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図3参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、を備える。このチャンスボタン136は演出ボタンであって、操作手段の一例に相当する。また、チャンスボタン136は、可動手段の一例でもあり、図1に示すチャンスボタン136は初期位置にある。詳しくは後述するように、このチャンスボタン136は進退動作を実行可能なものである。さらに、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
加えて、チャンスボタン136の右横には、操作キーユニット181が設けられている。この操作キーユニット181は、十字キー181aと、OKボタン181bと、キャンセルボタン181cを有する。また、操作キーユニット181の右上には、パネル表示部183も設けられている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する不図示の発射杆と、遊技球を発射杆の先端で打突する不図示の発射槌と、を備える。遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、排出口152aを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
図3に示す遊技盤200はいわゆる右打ち機の遊技盤である。この遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。一般的に知られる右打ち機の遊技盤においては、遊技者の操作によって、遊技球を打ち出す強さを変化させることで、後述する普図始動口228および第2特図始動口232と、第1特図始動口230とに分けることができる。具体的には、遊技領域124に対し、遊技釘238等の配設により、第一特図始動口230が備えられた第1の領域(遊技領域における左側)を転動する遊技球は第2特図始動口232への入球が困難又は不可能に構成され、その逆に第2特図始動口232が備えられた第2の領域(遊技領域における右側)を転動する遊技球は第1特図始動口230への入球が困難又は不可能に構成されている。なお、本発明は、右打ち機の遊技盤を備えたパチンコ機100に限って適用されるものではなく、広く一般の遊技盤を備えたパチンコ機に適用することができる。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206では、3つの装飾図柄表示装置が横に並べられている。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われる。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さも短い。ただし、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれの表示画面が、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面より小さければよく、幅方向の長さや高さは図3に示す態様に限定されるものではない。また、図3に示す第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、同じく図3に示す第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの右端辺部分の前面側に重なっている。この図3に示す第2装飾図柄表示装置208Mの位置が、第2装飾図柄表示装置208Mの初期位置であってもよい。また、図3に示す第3装飾図柄表示208Nの位置が、第3装飾図柄表示装置208Nの初期位置であってもよい。ただし、第2装飾図柄表示装置208Mの初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lとは部分的にも重ならず、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた位置(第1装飾図柄表示装置208Lから向かって左側に離れた位置)であってもよい。また、第3装飾図柄表示装置208Mの初期位置も、第1装飾図柄表示装置208Lとは重ならず、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた位置(第1装飾図柄表示装置208Lから向かって右側に離れた位置)であってもよい。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に沿って、互いに接離する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。さらに、装飾図柄表示装置の数について限定はなく、装飾図柄表示装置が、1つしか備えられていないパチンコ機であってもよく、2つしか備えられていないパチンコ機であってもよく、4つ以上備えられているパチンコ機であってもよい。また、複数の装飾図柄表示装置の位置関係も図3に示す位置関係に限定されるものではない。
第1装飾図柄表示装置208Lは、透過液晶表示装置である。ここにいう透過液晶表示装置とは、表示画面の少なくとも一部(一部のみであってもよいし、全部であってもよい)が、透過状態になることが可能、すなわち透明になることが可能な装置である。言い換えれば、表示画面の少なくとも一部において、光の透過量を変化させることができる装置である。具体的構成としては、公知の構成でよく、例えば、前側から順に、液晶セル、シャッタ(調整手段)、および光源が配置されている。液晶セルは、隙間を隔てて対向する透明電極を設けた2枚の透明なガラス基板の間に液晶物質を充填し、この透明電極に電圧を掛けて液晶の配向状態を変化させて通過する光の状態を変えるものである。液晶セルは、取得した画像データに従って駆動制御されて画像を表示する。シャッタは、白濁状態になる閉状態と、透明状態になる開状態とを切り換え可能に構成されている。このシャッタとして、例えば、液晶シャッタと言われるものを用いることができる。すなわち、シャッタは、液晶物質への電界印加あるいは電界除去により液晶分子の配列変化を起こさせて光の透過(開状態)と遮断(閉状態)を行う素子を二次元に配列して構成する。シャッタの閉状態は、光源を液晶セルのバックライトとして機能させる状態であり、シャッタの開状態は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置された役物等を、液晶セルを通して前側から視認させることができる状態である。第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置された役物については、後述する。このシャッタは、任意の一部分のみを開状態にすることができるように制御されるが、予め決まった部分のみしか開状態にすることができないように制御されてもよい。なお、全面を開状態にすることも可能である。なお、液晶セルとシャッタを共用させて、部分的に透過状態と不透過状態を作りだし、不透過状態の部分では画像を表示(再生)可能とし、透過状態の部分では画像を表示(再生)不能としてもよい。
また、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nも透過液晶表示装置であってもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nのうちいずれか一方のみが透過液晶表示装置であってもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板が配置されており、遊技者は導光板を介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板は、透過領域にレンズカットが施されている。導光板の側端部近傍の適宜位置にはLED等の照射手段(発光体)が設けられ、照射手段から照射された光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。例えば、導光板には、キャラクタの顔を型どった模様のレンズカットや、エフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板は光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板が可動するものであってもよい。また、導光板は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。
3つの装飾図柄表示装置208L〜Mの下方には、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。演出装置206についは後述する。
3つの装飾図柄表示装置208L〜Mは、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、ここでは液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分けて見ることができ、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lとして液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、図柄表示手段である。なお、第1装飾図柄表示装置208Lに表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、第1装飾図柄表示装置208Lも、図柄表示手段の一種である。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、中央可変入賞口234と、右側可変入賞口235を配設している。
一般入賞口226は、遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。以下、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ場合がある。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、ここでは遊技盤200の右側に1つ配設している。このため、普図始動口228は、右打ちすることによって遊技球の進入が期待される。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、普図始動口228の下側に1つだけ配設している。すなわち、第2特図始動口232は、遊技盤200の右側に設けられており、右打ちすることによって入球が期待される。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
図1に示すパチンコ機100には、可変入賞口が2つ設けられている。遊技盤200の中央に設けられた中央可変入賞口234(第1の可変入賞口に相当)は、第1特図始動口230の下に配置されている。また、遊技盤200の右側に設けられた右側可変入賞口235(第2の可変入賞口に相当)は、第2特図始動口232の下に配置されており、右打ちすることによって入球が期待される。いずれの可変入賞口234,235も、入賞開口と、ソレノイドによってその入賞開口を開閉自在な扉部材2341,2351とを備えている。入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234,235はアタッカと呼ばれることがある。中央可変入賞口234は、非電サポ状態で大当りした場合の大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、その大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。右側可変入賞口235は、電サポ状態で大当りした場合の大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、その大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。すなわち、いずれの可変入賞口234,235も、所定の第1の開閉状態(ここでは閉状態)およびその第1の開閉状態よりも遊技球の入賞が容易な第2の開閉状態(ここでは開状態)のうちの一方から他方に開閉状態を変化可能な可変入賞手段であり、非電サポ状態で特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212が大当り図柄を停止表示した場合には、中央可変入賞口234の扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。一方、電サポ状態で特図変動遊技に当選して第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合には、右側可変入賞口235の扉部材2351が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。なお、いずれの可変入賞口234,235においても、閉状態は必ずしも完全に閉塞した状態である必要はなく、少し開いていても、遊技球の入球が不可能あるいは困難な状態であればよい。中央可変入賞口234あるいは右側可変入賞口235への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、中央可変入賞口234に入球した球も、右側可変入賞口235に入球した球も、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
以上説明した、普図始動口228、第1特図始動口230、第2特図始動口232、中央可変入賞口234、および右側可変入賞口235の配置によれば、電サポ状態では、右打ちが遊技者にとって有利になる打ち方であり、非電サポ状態では、左打ちが遊技者にとって有利になる打ち方である。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、中央可変入賞口234、右側可変入賞口235)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設している。また、演出装置206の背面側には、上述した3つの装飾図柄表示装置208L〜Nを配設している。すなわち、演出装置206において、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nは、ワープ装置242、およびステージ244の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nを完全に開いた状態(全開状態)では、遊技者は第1装飾図柄表示装置208Lの表示の一部又は全部を視認可能である。また、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、第1装飾図柄表示装置208Lに表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。また、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nが完全に閉まった状態(全閉状態)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおける図柄表示領域208a〜208cに表示された装飾図柄の全てを遮蔽する。したがって、演出表示手段である第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、第1装飾図柄表示装置208Lの遮蔽手段でもあり、演出可動手段でもある。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
なお、上述の、進退動作を実行可能なチャンスボタン136や、前後方向に回動可能な透過部191も演出可動手段の一種である。
さらに、演出可動手段として、ここでは不図示の家紋役物224E(図46等参照)が用意されている。家紋役物224Eは、第1装飾図柄表示装置208Lよりも下方の初期位置に配置されている。家紋役物224Eは、動作を開始すると、初期位置から第1装飾図柄表示装置208Lよりも前側に上昇してきて、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前側(遊技者側)から重なる。この家紋役物224Eは、初期位置にある状態では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前側から重なった状態よりも、遊技者から視認しにくい状態にある。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
<制御部>
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
ここでは、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500はそれぞれ別の回路基板からなるものであるが、これら3つの制御部(300,400,500)は、共通の一つの回路基板からなるものであってもよいし、第1副制御部400と第2副制御部500が、主制御部300の回路基板とは別の共通の一つの回路基板からなるものであってもよい。したがって、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500それぞれを制御手段(例えば、主制御手段(300)、第1副制御手段(400)、第2副制御手段(500))ととらえることもできるし、これら3つの制御部(300,400,500)を併せた一つのものを制御手段ととらえることもできるし、主制御部300を第一の制御手段とし、第1副制御部400および第2副制御部500を併せた一つのものを第二の制御手段ととらえることもできる。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を導出する乱数値生成回路318(この回路には2つの乱数値生成回路を内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサ等の扉開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材2321や中央可変入賞口234の扉部材2341や右側可変入賞口235の扉部材2351等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
乱数値生成回路318は、基本回路302で使用する乱数値を生成する。この乱数値生成回路318における乱数の生成には、大別するとカウンタモードと乱数モードとの2種類の方法がある。カウンタモードでは、所定の時間間隔でカウントアップ(ダウン)する数値を取得して、その数値を乱数として導出する。乱数モードには、さらに2つの方法がある。乱数モードにおける一つ目の方法は、乱数の種を用いて所定関数(例えばモジュラス関数)による演算を行い、この演算結果を乱数として導出する。二つ目の方法は、0〜65535の範囲の数値がランダムに配列された乱数テーブルから数値を読み出し、その読み出した数値を乱数として導出する。
乱数値生成回路318では、各種センサ320からセンサ回路322に入力される信号に重畳しているホワイトノイズを利用して不規則な値を取得する。乱数値生成回路318は、こうして取得した値を、カウンタモードでカウントアップ(ダウン)させるカウンタの初期値として用いたり、乱数の種として用いたり、あるいは乱数テーブルの読み出し開始位置を決定する際に用いる。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第1特図始動口230に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第2特図始動口232に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。主制御部300と払出制御部600は、電源投入時には通信確認コマンドの送受信を行っており、常時は主制御部300は払出数を送信し、払出制御部600はエラー情報を送信しており、両者は双方向の通信が可能となっている。一方、主制御部300と第1副制御部400の情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、各種演出データ等が記憶されたROM406が接続されている。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nの駆動制御を行うための駆動回路432と、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれの現在位置を検出する位置検出センサ430と、チャンスボタン136が押下されたことを検出するための検出部710と、位置検出センサ430やチャンスボタン136の検出部710や操作キーユニット181の操作を検出する操作キーユニットセンサ425からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nそれぞれに画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、各種の可動手段(進退動作を実行可能なチャンスボタン136、前後方向に回動可能な透過部191、八代役物224Fa、将軍役物224Fb、家紋役物224E)の駆動制御を行うための駆動回路516と、各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eの現在位置を検出するための各種可動手段センサ424と、各種可動手段センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、を接続している。さらに、基本回路502には、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
なお、図1に示すパチンコ機100では、第1副制御部400が3つの装飾図柄表示装置208L〜Nそれぞれの画像表示制御を行い、第2副制御部500が各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eの制御を行っているが、第2副制御部500が3つの装飾図柄表示装置208L〜Nそれぞれの画像表示制御を行い、第1副制御部400が各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eの制御を行ってもよいし、いずれか一方の副制御部が、両方の制御を行ってもよい。
また、図4では図示省略したが、第1副制御部400あるいは第2副制御部500で、図1に示すパネル表示部183の表示制御も行う。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
また、払出制御部600には、扉開放センサ609の検出信号が入力され、払出制御部600から主制御部300に、扉開放コマンドを送信する。また、払出エラーがあったとき等にも、払出制御部600から主制御部300に、エラーコマンドを送信する。
なお、扉開放コマンドについては、払出制御部600を介さずに、扉開放センサ609の検出信号を主制御部300に直接入力するようにしてもよいし、払出制御部600を中継基盤として使用して、扉開放センサ609から扉開放コマンドを主制御部300に送信するようにしてもよい。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、ここでは、電源制御部660から払出制御部600と第1副制御部400に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。例えば、主制御部300は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400に所定電圧が供給された後に、電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、第1副制御部400から所定電圧が供給されるようにしてもよい。発射制御部630は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、第1副制御部400など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、払出制御部600など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400は電源制御部660からほぼ同時に所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、主制御部300および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。主制御部300は、払出制御部600および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、払出制御部600および主制御部300の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。
また、第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400と、ほぼ同時に電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400の全部、または1以上の制御部よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。
遊技機設置営業店に設けられた島設備では、100Vの交流電源を24Vの電圧に降圧し、パチンコ機100には24Vの交流電流が供給される。24Vの交流電流は、主制御部300の電源制御部660によって、12Vの直流電圧に変換される。主制御部300には、図4では図示省略したが電圧変換回路も設けられており、12Vの直流電流は、その電圧変換回路で所定電圧(ここでは5V)にさらに降圧され、所定電圧(5V)の直流電流が主制御部300の基本回路302に設けられたCPU304に供給される。また、電源制御部660によって12Vの電圧に変換された直流電流は、主制御部300の電圧監視回路338や起動信号出力回路340にも供給される。電圧監視回路338は、12Vの供給電流の電圧値が所定の値(この例では9V)未満に低下すると、低電圧信号を基本回路302のI/Oポート310に出力する。したがって、電圧監視回路338は、電源制御部660と電圧監視回路338を結ぶ、12Vの直流電流が流れる電源ラインの電圧値を監視していることになり、この電源ラインが所定の電源ラインの一例に相当する。なお、低電圧信号をCPU304に直接入力するようにしてもよい。また、電源管理部660は、入力された24Vの交流電流をそのまま出力したり、あるいは36Vの直流電流に変換して出力したりもする。さらに、主制御部300のCPU304には、電圧変換回路とは異なる回路を経由して動作電圧(ここでは5V)の電流が供給されてもよい。
また、起動信号出力回路340は、電源投入によって電源制御部660から供給された直流電流の電圧値が、CPU304が動作可能な電圧値にまで達すると、起動信号を出力する。さらに、WDT314がタイムアウトになった場合、CPU304にはWDT314からリセット信号が出力される。WDT3141がタイムアウトになった場合としては、プログラムミスによる暴走した状態や、落雷や不正行為等に起因する電圧降下によりCPU304が本来設計した動作を行うことができなくなった場合等がある。なお、図1に示すパチンコ機100では、WDT3141に、初期値として32.8msに相当する数値が設定されている。起動信号出力回路340からの起動信号と、WDT3141からのリセット信号は、共通の信号線によってCPU304に入力されるが、それぞれ専用線によって入力されるようにしてもよい。ここで説明した、起動信号出力回路340から出力される起動信号や、WDT314から出力されるリセット信号が、所定の起動信号の一例に相当する。
電源が遮断され即座に復帰した瞬停の場合、すなわち電源スイッチ178をオンすることなく自動復帰した場合には、停電圧信号が出力されるとともにWDT3141がタイムアウトになり、主制御部300ではリセット処理が実行される。このリセット処理では、まず、実行されるリセット動作が、システムリセット動作か否か判定される。基本回路302で実行されるリセット動作には、システムリセット動作とユーザリセット動作の2つがある。ここで、システムリセット動作を実行する場合には、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。続いて、セキュリティチェック処理が実行される。セキュリティチェック処理では、ユーザプログラムを基に計算された認証コードが正しいか否か再計算を行う。認証コードが正しい場合には、延長処理が実行される。延長処理における延長時間は固定時間であってもよいし、固定時間にランダムに選択されたランダム時間を加えた時間であってもよい。延長処理が終了すると、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。一方、ユーザリセット動作を実行する場合にも、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。ただし、乱数生成回路318を制御するレジスタの値はリセット前の状態が維持される。その後、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。
<図柄の種類>
次に、図5(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、第1装飾図柄表示装置208L、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。図5(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。
第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が図柄変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するための確定表示を行う。
したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまでが図柄変動表示の一例に相当する。後述するように、図柄変動表示は複数回、連続して行われることがある。図5(a)には、図柄変動表示における停止図柄態様として「特図A」から「特図J」までの10種類の特図が示されている。図5(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当たり図柄であり、「特図B」は15R大当たり図柄である。図1に示すパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当たり遊技終了後および15R大当たり遊技終了後はいずれも時短状態に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、時短状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当たり図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当たり図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に付与する利益量が相対的に大きな利益量になる図柄である。
「特図C」は突然確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は突然時短と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は隠れ確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図F」は突然通常と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。これら「特図E」および「特図F」はいずれも、2Rであるとともに、時短状態に移行しない状態である。
「特図G」は第1小当たり図柄であり、「特図H」は第2小当たり図柄であり、何れも特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当たりは、2R時短無し大当たりと同じものに相当する。すなわち、この「特図G」、「特図H」は「特図F」と同じ状態であるが、両者では第1装飾図柄表示装置208Lに表示される演出が異なり、あえて、同じ状態でも「特図G」、「特図H」と「特図F」を設けておくことで、遊技の興趣を高めている。
また、「特図I」は第1はずれ図柄であり、「特図J」は第2はずれ図柄であり、遊技者に付与する利益量が相対的に小さな利益量になる図柄である。
なお、図1に示すパチンコ機100には、15R特別大当たり図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当たり図柄等の他の図柄についても同様である。
図5(b)は装飾図柄の一例を示したものである。ここでの装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、第1装飾図柄表示装置208Lの左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。装飾図柄の変動表示は、開始当初は、各図柄表示領域ごとに装飾図柄が高速変動する(スクロール表示される)。そして、「特図B」の15R大当たりを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに15R大当たりに対応する、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当たりを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の隠れ確変と称される2R大当たり、「特図F」の突然通常と称される2R大当たり、あるいは「特図G」の第1小当たり、「特図H」の第2小当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当たり、あるいは「特図D」の突然時短と称される2R大当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図I」の第1はずれ、「特図J」の第2はずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに図3(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
また、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nのうちの、一つの装飾図柄表示装置あるいは複数の装飾図柄表示装置には、第5図柄が表示される場合がある。第5図柄は、第1装飾図柄表示装置208Lにおける図柄表示領域208a〜208cに表示される装飾図柄よりも小さな装飾図柄の表示である。例えば、図5(b)に示す装飾図柄が縮小されたものであったり、図5(b)に示す装飾図柄の表示態様とは異なる表示態様の数字であったりする。第2装飾図柄表示装置208Mまたは/および第3装飾図柄表示装置208Nに、第5図柄が表示される場合は、第2装飾図柄表示装置208Mまたは/および第3装飾図柄表示装置208Nも、図柄表示手段の一種である。なお、第1装飾図柄表示装置208Lに第5図柄が表示される場合は、図柄表示領域208a〜208cから外れた領域に第5図柄が表示される。
さらに、3つの装飾図柄表示装置208L〜Mには第4図柄が表示される場合もある。第4図柄は、図柄の変動表示中か停止表示中を表す装飾図柄の表示である。
図5(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図A」と、外れ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。この図5(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
<主制御部メイン処理>
次に、図6(a)を用いて、図4に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300のRAM308には、特図1および特図2ごとに、大当り時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、大当り時特図決定用乱数カウンタ、小当り時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、小当り時特図決定用カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタ、および特図タイマ番号決定用乱数カウンタの各カウンタが設けられている。また、そのRAM308には、特図1および特図2ごとに、保留数、大当り判定用乱数値、大当り時特図決定用乱数値、小当り時特図決定用乱数値、ハズレ時特図決定用乱数値、当否事前判定結果、特図事前判定結果、当否判定結果、特図決定結果、および特図タイマ決定結果それぞれが記憶される。さらにRAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図の保留記憶部が特図1と特図2で別々に用意されている。特図1の保留記憶部には、特図1大当り判定用乱数値、大当り時特図1決定用乱数値、小当り時特図1決定用乱数値、およびハズレ時特図1決定用乱数値の4つの乱数値を1セットにしてこれら4つの乱数値が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。また、特図2の保留記憶部には、特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値の4つの乱数値を1セットにしてこれら4つの乱数値が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図4に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図6(a)に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期化処理を行う。この初期化処理では、まず、初期設定1として、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、およびWDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、図1に示すパチンコ機100では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。次に、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する(以下、この処理をWDT処理と称する)。WDT処理に続いて、ステップS101の初期化処理では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源管理部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはWDT処理に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)には初期設定2を行う。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
次いで、ステップS103では、割り込み禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。ここでの基本乱数初期値更新処理では、大当り時特図決定用乱数カウンタ、小当り時特図決定用乱数カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタそれぞれの初期値を生成するための3つの初期値生成用カウンタを更新する。この基本乱数初期値更新処理の終了後にステップS105に進む。
ステップS105では、演出乱数更新処理を行う。主制御部300のRAM308には、特図用および普図用それぞれのタイマ番号決定用乱数カウンタが設けられており、これらのカウンタはいずれも、0から99の範囲の値を取り得るタイマ番号決定用乱数値を生成する。ステップS105では、このカウンタの値を更新する。この演出乱数更新処理の終了後に割り込み許可の設定を行ってステップS103に戻る。
主制御部300は、所定の周期(例えば4ms)ごとに開始するタイマ割り込み処理を行っている間を除いて、ステップS103およびS105の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図6(b)を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。図6(b)は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300は、所定の周期(例えば、約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。なお、このタイマ割込処理スタート時には、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避したり、WDT314を定期的に(例えば、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行ったりする。
まず、ステップS201では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図4に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、このステップS201では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。図1に示すパチンコ機100では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図4に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、中央可変入賞口234、右側可変入賞口235、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234、235やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(例えば、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
基本乱数初期値更新処理(ステップS203)では、各種乱数カウンタ初期値の生成用カウンタの値を0〜99の範囲で更新し、続く基本乱数更新処理(ステップS205)では、各種乱数カウンタの値を0〜99の範囲で更新し、例えば、大当り時特図1決定用乱数カウンタが1周するごとに、その生成用カウンタの値を、大当り時特図1決定用乱数カウンタにセットする。その他の乱数カウンタについても同様に処理する。
ステップS207では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
続いて、入賞判定処理(ステップS209)を行う。入賞判定処理(ステップS209)では、まず、入賞口226、234、235や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
続いて、この入賞判定処理では、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232に入賞があり、且つ、保留している特図変動遊技の数が所定数(例えば、4)未満である場合に、所定の始動情報を記憶する。すなわち、保留数が所定数未満であれば、大当り判定用乱数値、および各種の特図決定用乱数値を記憶する。大当り判定用乱数値は、図4に示す乱数値生成回路318の乱数値記憶用レジスタから取得した値を加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)である。一方、特図決定用乱数値は、RAM308に設けられた特図決定用乱数カウンタから導出されたソフトウェア乱数を加工した値(ソフトウェア乱数の値+Rレジスタの値+1)である。図4に示す乱数値生成回路318、RAM308に設けられた特図決定用乱数カウンタ、および乱数加工を施す主制御部300を併せたものが、始動情報導出手段の一例に相当する。各種乱数値(始動情報)は、RAM308に設けた特図の保留記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。この特図の保留記憶部は、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232に遊技球が進入したことに基づいて導出された始動情報を所定の上限数(ここでは4個)まで記憶可能な始動情報記憶手段の一例に相当する。このとき各種乱数値(始動情報)をRAM308に設けた一時領域に一旦記憶し、その一時領域に記憶された値を特図の保留記憶部に記憶してもよく、この場合、一時領域を始動情報記憶手段としてもよいし、特図の保留記憶部および一時領域を始動情報記憶手段としてもよい。また、主制御部300のCPU304は、RAM308に記憶されている特図の保留数の値に1を加算し、特図の保留数が1増加する。したがって、主制御部300のCPU304が保留手段の一例に相当する。
また、普図始動口228を球が通過したことを検出し、且つ、保留している普図変動遊技の数が所定数(例えば、2)未満の場合には、そのタイミングにおける普図当選乱数値生成用の乱数カウンタの値を、RAM308に設けた特図用とは別の乱数値記憶領域に、始動情報である普図当選乱数値として記憶する。
また、この入賞判定処理では、所定の球検出センサにより、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228、中央可変入賞口234、または右側可変入賞口235への入賞(入球)を検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228、中央可変入賞口234、および右側可変入賞口235の入賞(入球)の有無を示す入賞受付情報を設定する。
なお、特図の始動情報にしても普図の始動情報にしても、保留数がそれぞれの所定数以上であれば、それらの始動情報を記憶せずに、ステップS211に進む。
この入賞判定処理(ステップS209)が終了すると先読み処理が呼び出される。この先読み処理では、まず、前回実行した先読み処理から保留数が増加しているか否かを判定する。すなわち、主制御部300のRAM308には、これまでの保留数(前回のタイマ割込処理終了時点での保留数であり、旧保留数と呼ぶものとする)も記憶されており、CPU304は、入賞判定処理(ステップS209)を経た今回の先読み処理を実行する時点の保留数と、旧保留数とを比較し、保留数が増加しているか否かを判定する。保留数が増加していなければ、始動情報を先読みせずにこの先読み処理は終了する。一方、保留数が増加していれば、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の特図1大当り判定用乱数値の増加分を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の特図2大当り判定用乱数値の増加分を先読みする。ここでの先読みは、増加分だけを先読みしたが総てを先読みしてもよい。なお、ここでの先読みとは始動情報を当否判定(本抽選)の前に先に読むことを意味するが、以降の先読み処理では、先読みという言葉を、先(当否判定(本抽選)の結果)を読むという意味で使用することがある。
図1に示すパチンコ機100では、大当りに当選する確率が相対的に低い特図低確率状態と、相対的に高い特図高確率状態のいずれか一方の制御状態にある。特図高確率状態であることは確率変動中と呼ばれる。主制御部300のRAM308には、確変フラグが用意されている。この確率変動グラグがオンに設定されていると、特図高確率状態(確率変動中)であり、確率変動グラグがオフに設定されていると、特図低確率状態である。
主制御部300のROM306には、先読み処理で用いられる当否事前判定用テーブルが記憶されている。この当否事前判定用テーブルには、特図高確率状態と特図低確率状態とに分けて乱数範囲が規定されている。特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値の先読みが終了すると、今度は、先読みした特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値が、当否事前判定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかについて判定する。すなわち、RAM308に用意された確変フラグを参照し、特図低確率状態の場合には、先読みした特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値が、所定の数値範囲であるときには、当否事前判定結果は「大当り」と事前判定し、それ以外であるときには、当否事前判定結果は「ハズレ」と事前判定する。なお、後述する特図関連処理(図6(b)に示すステップS213)でも、当否事前判定用テーブルの内容と同じ内容の当否判定用テーブルを用いて特図変動遊技の当否判定を改めて行い、ここでの判定結果は、あくまで事前判定の結果である。
当否事前判定結果が、「大当り」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の大当り時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の大当り時特図2決定用乱数値を先読みする。当否事前判定結果が、「小当り」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の小当り時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の小当り時特図2決定用乱数値を先読みする。当否事前判定結果が、「ハズレ」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内のハズレ時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内のハズレ時特図2決定用乱数値を先読みする。主制御部300のROM306には、先読み処理で用いられる特図事前判定用テーブルも記憶されている。特図事前判定用テーブルには、図5(a)に示す10種類の停止図柄態様(「特図A」から「特図J」)それぞれに対応した乱数範囲が規定されており、先読みした特図決定用乱数値が、いずれの乱数範囲に属するかによって特図事前判定結果(図5(a)に示すいずれの停止図柄態様が停止表示されるのか)を得る。なお、ここでの特図の判定結果も、あくまで事前判定の結果であり、特図の停止図柄態様の判定も後述する特図関連処理(図6(b)に示すステップS213)において改めて行われる。
以上説明した始動情報の先読みや、先読みした始動情報を用いての事前判定は、後述する特図関連処理(S213)の当否判定(本抽選)が行われる前に実行されるものである。特図1大当り判定用乱数値および各種の特図1決定用乱数値を先読みする主制御部300が、第1始動情報先読み手段の一例に相当し、特図2大当り判定用乱数値および各種の特図2決定用乱数値を先読みする主制御部300が、第2始動情報先読み手段の一例に相当する。また、特図1大当り判定用乱数値と、各種の特図1決定用乱数値に基づく事前判定を行う主制御部300が、第1事前判定手段の一例に相当し、特図2大当り判定用乱数値と、各種の特図2決定用乱数値に基づく事前判定を行う主制御部300が、第2事前判定手段の一例に相当する。
主制御部300のRAM308には、保留ごとの領域に区分けされた特図1用の先読み情報一時記憶部と、同じく保留ごとの領域に区分けされた特図2用の先読み情報一時記憶部が設けられている。特図事前判定結果を表す情報(特図を表す情報でもあり以下、先読み情報と称する)は、それらの先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域に格納される。
なお、保留数が増加していなければ、先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域には「保留なし」という先読情報が記憶される。また、先読み処理では、大当り遊技中であった場合、および現在の制御状態が電サポ状態(時短フラグがオン状態)であった場合には、特図1の始動情報の先読みや事前判定は行わず、これらの場合には、先読みした特図1の始動情報に基づく停止図柄の事前判定が行われていないことを表す「未判定」情報を、先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域に記憶する。すなわち、一対の羽根部材2321が設けられていない始動口(状態が固定的な始動領域である第1特図始動口230)へ入球したことに基づいて、大当り遊技中および電サポ中に取得した始動情報に基づく事前判定は行われず、その事前判定結果の報知(先読み予告)も行われない。こうすることによって、遊技者の公平性が担保される。なお、始動情報自体の先読みも行わないが、先読みは行って事前判定およびその結果報知(先読み予告)は行わない態様であってもよく、さらには、先読みおよび事前判定は行うが、事前判定結果の報知(先読み予告)は行わない態様であってもよい。
図6(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、ステップS209の入賞判定処理に続いて普図関連処理を行う(ステップS211)。この普図関連処理では、まず、普図状態更新処理として、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における処理では、当り図柄(図5(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図5(c)に示す普図B)のいずれか一方の表示態様となるように普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、ここでの普図関連処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄およびハズレ図柄のいずれか一方の図柄態様の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば0.6秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を必ず設定する。この設定により、確定表示された当り図柄が所定期間、必ず停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。
続いて、この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定を行い、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
図6(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、以上説明したステップS211の普図関連処理に続いて特図関連処理(ステップS213)を行う。この特図関連処理では、まず最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行い、次いで、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う。特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、後述する特図関連抽選処理における特図決定結果(特図の停止図柄態様)に基づいて第2特図表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は、15R特別大当たり図柄(特図A)、15R大当たり図柄(特図B)、2R特別大当たり図柄(特図C)、突然時短図柄(特図D)、隠れ確変図柄(特図E)、突然通常図柄(特図F)、第1小当たり図柄(特図G)、第2小当たり図柄(特図H)、第1ハズレ図柄(特図I)、および第1ハズレ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた電サポ回数記憶部に値がセットされている場合には、その値が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)や小当り遊技中にも、時短フラグをオフする。すなわち、主制御部300のCPU304は、大当り遊技状態中および小当り遊技状態中(特別遊技状態中)である場合に、非電サポ状態(第一の進入率制御状態)にする。
また、後述するコマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、RAM308には、大当りフラグも用意されており、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、特図2変動遊技の開始時に大当りフラグがオンされている。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち大当り遊技を開始することを遊技者に報知する画像を第1装飾図柄表示装置208L等に表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド入賞演出開始設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に5Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または中央可変入賞口234あるいは右側可変入賞口235に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材2341,2351を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド大入賞口開放設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に7Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材2341,2351を閉鎖状態に保持する信号を所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(例えば、15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち大当り遊技を終了することを遊技者に報知する画像を第1装飾図柄表示装置208L等に表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。
以上説明したように、主制御部300のCPU304は、大当り遊技状態中(特別遊技状態中)に、中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉状態の変化制御を行う可変入賞制御手段の一例に相当する。なお、主制御部300のROM306には、扉部材2341,2351の開閉パターンが記憶されており、主制御部300のCPU304は、そのROM306から、特図変動遊技の当否判定に応じた開閉パターンを取得する。
また、主制御部300のCPU304は、特図決定結果が表す停止図柄態様に基づいて、大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた確変フラグや時短フラグをオンに設定する。すなわち、主制御部300のCPU304は、後述する特図抽選処理で特図決定結果が「特図A」や「特図C」である場合には確変フラグと時短フラグの双方をオンに設定する。また、特図決定結果が「特図E」である場合には確変フラグと時短フラグのうち確変フラグのみをオンに設定する。さらに、特図決定結果が「特図B」や「特図D」である場合には確変フラグと時短フラグのうち時短フラグのみをオンに設定するとともにRAM308に設けられた電サポ回数記憶部に電サポ回数100回をセットする。主制御部300のCPU304は、遊技球の、第2特図始動口232(可変始動領域)への進入のしやすさ(進入率)を制御した状態である進入率制御状態を、第1の進入率制御状態である非電サポ状態と第2の進入率制御状態である電サポ状態との間で変化させる進入率変化手段の一例に相当する。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド終了演出設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に6Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、RAM308にはハズレフラグも用意されており、特図2変動遊技の結果がハズレであれば、ハズレフラグがオンされる。このハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次の処理に移行するようにしている。
特図2状態更新処理が終了すると、特図1状態更新処理を行う。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
以上説明した特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図関連抽選処理を行う。特図関連抽選処理では、最初に特図2についての処理(特図2関連抽選処理)が行われ、その後、特図1についての処理(特図1関連抽選処理)が行われる。このように、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、同じタイミング(所定の契機で開始した主制御部タイマ割込処理における入賞判定処理S209)で第1特図始動口230に遊技球が進入したことに基づいて始動情報を取得し、かつ第2特図始動口232に遊技球が進入したことに基づいて始動情報を取得した場合や、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合や、特図2変動遊技の開始条件と特図1変動遊技の開始条件の両方が成立している場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214による特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、主制御部300で行われ、第2特図始動口232への入賞に基づく抽選の結果報知が、第1特図始動口230への入賞に基づく抽選の結果報知よりも優先して行われ、抽選が行われていない始動情報として、特図1の始動情報と特図2の始動情報のうちの特図1の始動情報のみが残っている状態で、特図2の始動情報が新たに記憶された場合には、新たに記憶された特図2の始動情報に基づく抽選の結果の報知が、既に記憶されていた特図1の始動情報に基づく抽選の結果の報知よりも先に行われる。特図関連抽選処理を実行する主制御部300のCPU304が抽選手段(当否判定手段)の一例に相当する。
特図2関連抽選処理では、抽選(当否判定)の実行、停止表示する特図の決定、およびタイマ番号の決定を行う。まず、所定条件を充足したか否かを判定する。すなわち、最初に、所定の当否判定禁止条件が不成立であるか否かの判定を行う。ここでは、第2特図表示装置214が特図変動表示中であるか、または停止表示中であるか否かを判定し、いずれかの表示中である場合には主制御部タイマ割り込み処理に戻り、いずれの表示中でもない場合には、特図作動中に設定されているか特図非作動中に設定されているかを判定し、特図作動中に設定されていれば主制御部タイマ割り込み処理に戻り、特図非作動中に設定されていれば、当否判定禁止条件が不成立であったことになり、今度は、所定の当否判定条件が成立しているか否かの判定を行う。ここでの判定は、RAM308に設けた特図2の保留記憶部を参照し、特図2変動遊技の保留数が0より大きいか否かを判定する。保留数が0であれば、主制御部タイマ割り込み処理に戻り、1以上であれば、所定の当否判定条件が成立していることになる。
所定の当否判定条件が成立していれば、RAM308に設けられた特図2の保留記憶部から、最も過去に格納した始動情報である1セット分の乱数値(特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値)を取り出し、その保留記憶部にまだ格納されている始動情報(乱数値のセット)を、今記憶されている領域から隣の領域に移し替える。すなわち、最も過去に格納した始動情報を特図2の保留記憶部から取り出し、さらに特図2の保留記憶部に始動情報が格納されていれば、N番目に古い始動情報を特図2の保留記憶部におけるN−1番目に古い始動情報として設定したことになる。また、RAM308に記憶している保留数を1減算する。RAM308の特図2の保留記憶部から1セット分の乱数値(特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値)を取り出す処理を行う主制御部300が、第2の始動情報取得手段の一例に相当する。
次いで、当否判定処理を行う。主制御部300のROM306には、当否決定用テーブルも記憶されている。この当否決定用テーブルの内容は、先に説明した当否事前判定用テーブルの内容と同じである。この当否判定処理では、RAM308に用意された確変フラグを参照し、制御状態(特図低確率状態,特図高確率状態)に応じて、特図2大当り判定用乱数値が当否決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、当否決定結果として「大当り」、「小当り」、または「ハズレ」を導出する。特図高確率状態では、特図低確率状態に比べて、大当りに当選する確率が高い。「大当り」、「小当り」、または「ハズレ」を導出することが当否判定(抽選)に相当し、ここで当否判定処理を実行する主制御部30のCPU304が、抽選手段(当否判定手段)の一例に相当する。また、「大当り」は、特定の当否判定結果の一例に相当する。
当否判定処理の実行が完了すると、特図の図柄決定処理へ進む。主制御部300のROM306には、特図決定用テーブルも記憶されている。この特図決定用テーブルの内容は、先に説明した特図事前判定用テーブルの内容と同じである。この特図の図柄決定処理では、当否決定結果が、「大当り」の場合には、大当り時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図A」〜「特図F」のいずれかに決定する。また、当否決定結果が、「小当り」の場合には、小当り時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図G」または「特図H」に決定する。さらに、当否決定結果が、「ハズレ」の場合には、ハズレ時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図I」または「特図J」に決定する。特図の図柄決定処理を実行する主制御部30のCPU304が、図柄決定手段の一例に相当する。
特図の図柄決定処理に続いて変動時間決定処理において、特図の変動停止表示における変動表示期間を決定する。この変動時間決定処理では、RAM308に設けられたタイマ番号決定用乱数カウンタからタイマ番号決定用乱数を取得する。タイマ番号決定用乱数の取得タイミングは、特図変動開始直前のタイミングであるが、始動情報を取得するタイミングであってもよい。主制御部300のROM306には、タイマ番号決定用テーブルも記憶されている。このタイマ番号決定用テーブルには、タイマ番号と、そのタイマ番号に対応した乱数範囲が、特図決定結果ごとに規定されている。タイマ番号は、第2特図表示装置214あるいは第1特図表示装置212が、図柄の変動を開始してから当否判定の結果を表す停止図柄を表示するまでの時間、すなわち特図が変動表示する変動表時期間(特図変動時間)を表すものであるが、装飾図柄の変動表時期間としてもよい。
図1に示すパチンコ機100では、タイマとしてタイマ1〜8のタイマが用意されている。タイマ1は特図変動停止期間が2秒になり、超短縮された特図変動時間になることを表し、タイマ2は特図変動停止期間が5秒になり、短縮された特図変動時間になることを表す。なお、タイマ1あるいはタイマ2に決定されることを特図変短と称することがある。タイマ3は特図変動停止期間が10秒になる。タイマ1〜タイマ3では図3に示す第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンはリーチなしになる。
タイマ4は特図変動停止期間が12秒になることを表し、タイマ4に決定されると第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンはノーマルリーチが選択される。ノーマルリーチとは、一般に2つの図柄表示領域(例えば、図3に示す左右図柄表示領域208a、208c)が等しい装飾図柄を停止表示(厳密には仮停止)させ(第一停止および第二停止を行い)、残りの1つの図柄表示領域(例えば中図柄表示領域208b)が変動表示している状態のこと、すなわち、変動表示している図柄表示領域が特定の図柄(停止表示している図柄表示領域と等しい図柄)を停止表示(第三停止あるいは最終停止)すれば所定の大当り図柄の組合せを停止表示することとなる状態のことである。タイマ5は特図変動時間が40秒になることを表し、タイマ6は特図変動時間が60秒になることを表し、タイマ7は特図変動時間が80秒になることを表す。タイマ5〜7に決定されると第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンはスーパーリーチが選択される。スーパーリーチは、ノーマルリーチにさらに特殊な変動表示等を加味して演出効果を向上させたもの(ロングリーチ、ノーマル逆転リーチ、ダブルラインリーチ等)である。
タイマ8は特図変動時間が120秒になることを表す。タイマ8に決定されると第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンは特殊変動が選択される。特殊変動には、特別マルチラインリーチ、全回転リーチ、特別全回転リーチ等が含まれ、タイマ8に決定されると第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンは全回転リーチが選択される。タイマ8が選択される確率は、他のタイマが選択される確率より極めて低く、この全回転リーチはプレミアリーチに相当する。
なお、単にリーチというときには、ノーマルリーチとスーパーリーチと特殊変動を含んだ装飾図柄の変動パターンを意味する。
このリーチは、特図関連処理における当否判定(本抽選)の結果が特定の当否判定結果(遊技者の有利度が高い所定の結果)になることを、その当否判定を行った後であってその当否判定の結果を報知する前に遊技者に事前に報知する予告演出であり、リーチを行うか否かは、その当否判定を行った後に決定される。
ここでの変動時間決定処理では、タイマ番号決定用テーブルを用いて、タイマ番号決定用乱数に基づいて、タイマ番号を決定する。すなわち、取得したタイマ番号決定用乱数が特図決定結果に対応したいずれの乱数範囲に属するかによってタイマ番号を決定する。このタイマ番号の決定にあたっては、タイマ番号決定用テーブルが、保留数に応じてタイマ番号を規定しているものであれば、タイマ番号決定用乱数の他、現在の特図2の保留数にも基づいて、タイマ番号を決定すればよい。
以上説明した特図変動時間を表すタイマ番号は、RAM308の所定領域に格納される。
なお、特図抽選関連処理が実行される前(例えば、上述の入賞判定処理S209)に、1または複数の期間情報であるタイマ番号を含む複数種類のタイマ選択テーブルから、特図事前判定結果に基づいて、あるいは所定の専用乱数抽選によって1種類のタイマ選択テーブルを選択しておき、ここでは、そのタイマ選択テーブルからタイマ番号を決定してもよい。ここでのタイマ番号の決定にあたっても、専用乱数(例えばタイマ番号決定用乱数)による抽選を行ってもよいし、抽選を行わなくともタイマ番号が一義的に既に決まっている態様であってもよい。また、この特図抽選関連処理においてタイマ選択テーブルを選択し、タイマ選択テーブルに基づいて装飾図柄の変動パターンを第1副制御部400に選択させてもよい。
変動時間決定処理が完了すると、その他の処理が行われ、特図2関連抽選処理は終了になる。
続いて、特図関連処理では、特図1関連抽選処理を行う。この特図1関連抽選処理で行う各処理は、上述の特図2関連抽選処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。
以上で、図6(b)に示す主制御部タイマ割込処理における特図関連処理(ステップS213)は終了し、コマンド設定送信処理(ステップS215)に進む。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(例えば、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、当りラウンド数指定コマンド、大入賞口開放コマンド、大入賞口閉鎖コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、特図保留増加コマンド、普図保留増加コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、特図停止図柄を表す情報、制御状態を表す情報(時短フラグおよび確変フラグの設定状態を表す情報)、タイマ番号を表す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、制御状態を表す情報などを含み、当りラウンド数指定コマンドの場合であれば制御状態を表す情報、当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、中央可変入賞口234への入賞の有無、右側可変入賞口235への入賞の有無などを含む。
また、上述の一般コマンド回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報、タイマ番号を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド入賞演出開始設定送信処理では、コマンドデータに、特図決定結果を表す情報、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。ここにいう入賞演出開始コマンドは大当り遊技開始コマンドに相当する。上述の一般コマンド終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に3つの装飾図柄表示装置208L〜208N・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。終了演出開始コマンドを受信した第1副制御部400は、その終了演出開始コマンドに基づいて第2副制御部500に終了演出制御コマンドを送信する。終了演出制御コマンドを受信した第2副制御部500は、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち大当り遊技を終了することを遊技者に報知する画像を第1装飾図柄表示装置208L等に表示させ、大当り遊技が終了する。ここにいう終了演出開始コマンドは大当り遊技終了コマンドに相当する。上述の一般コマンド大入賞口開放設定送信処理では、大入賞口開放コマンドのコマンドデータとして、RAM308に記憶している当りラウンド数、現在のラウンド数、制御状態を表す情報などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド大入賞口閉鎖設定送信処理では、大入賞口閉鎖コマンドのコマンドデータとして、RAM308に記憶している現在のラウンド数、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS215では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、特図保留増加コマンドのコマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、制御状態を表す情報、事前判定した特図1あるいは特図2の停止図柄を表す情報(特図事前判定結果)を設定する。
さらに、このステップS215では一般コマンド普図保留増加処理も行われる。この一般コマンド普図保留増加処理では、普図保留増加コマンドのコマンドデータに、制御状態を表す情報等を設定する。また、主制御部300から第1副制御部400には、普図絡みのコマンドとして、普図の変動表示が開始した(する)ことを表す普図変動開始コマンドも送信される。なお、主制御部300から第1副制御部400には、普図の変動表示が停止した(する)ことを表す普図変動停止コマンドや、一対の羽根部材2321が開放を開始した(する)ことを表す電チュー開放開始コマンドや、一対の羽根部材2321が閉鎖した(する)ことを表す電チュー閉鎖コマンドを送信するようにしてもよい。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。また、第1副制御部400では、コマンドに含まれている当りラウンド数と現在のラウンド数に基づき、当り全ラウンドが終了するまでの残りラウンド数を取得する。
また、このコマンド設定送信処理では、図4に示す払出制御部600にもコマンドを送信する。払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
次に、図6(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、外部出力信号設定処理(ステップS217)を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、図4に示す情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS219では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、上述のステップS201において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。ここで設定したデバイス情報は基本コマンドに含められて、第1副制御部400に送信される。また、図4に示す各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、中央可変入賞口234や右側可変入賞口235の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。
ステップS219のデバイス監視処理が終了すると、図6(a)に示す主制御部メイン処理に復帰するが、復帰前には、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行う。また、復帰前に、低電圧信号がオンであるか否かを監視して、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)には、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行って、その後、主制御部メイン処理に復帰するようにしてもよい。
<第1副制御部400の処理>
次に、図7を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。同図(d)は、第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS305の処理に移行する。ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。ステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS309では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。以下に説明する、操作手段を絡めた演出も、この演出制御処理でまずは制御される。すなわち、図柄の変動時間に関する情報を含む図柄変動開始コマンドを受信した場合には、その変動時間の長さに応じて、操作手段を絡めた演出を実行するか否かを、この演出制御処理における抽選処理によって決定し、実行する場合には、ROM406から演出データを読み出す。ここで読み出した演出データに応じて、3つの装飾図柄表示装置208L〜208Nそれぞれにおける画像表示制御がステップS313で実行され、可動手段制御については、第2副制御部500に、ここで読み出した演出データに応じた制御コマンドを送信し、後述するステップS713で第2副制御部500によって行われる。
ステップS311では、検出部710から出力される検出信号をセンサ回路428を介して検出することで、チャンスボタン136が押下されたか否かを判定する。ここでの判定の結果、チャンスボタン136の押下操作を検出した場合には、ステップS309で更新した演出データをチャンスボタン136の押下操作に応じた演出データに変更する処理や、チャンスボタン136の押下操作が有効の場合には、後述する操作受付演出に対応する演出データを準備する処理などを行う。
ステップS313では、ステップS309で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。ステップS315では、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。ステップS317では、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS319では、ステップS309で読み出した演出データの中に、第2装飾図柄表示装置208Mまたは/および第3装飾図柄表示装置208Nへの動作命令(移動命令又は回転命令)がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS321では、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンド(例えば、各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eに関する制御コマンド)がある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS303へ戻る。また、主制御部300から扉開放コマンドが送信されてきていた場合には、このステップS321で、扉開放コマンドを第2副制御部に出力する設定を行う。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(例えばが、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS501では、図8(a)に示す第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第1副制御部タイマ割込処理のステップS503では、ステップS319で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、同図(d)を用いて、第1副制御部400のメイン処理におけるステップS313の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示した図である。
ステップS601では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が第1装飾図柄表示装置208L等に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP436は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS603では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS605に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップS605では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS601でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS607では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS609では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS611に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップS611では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
以上の説明は、透過液晶表示装置に対する画像の再生処理であったが、CPU404は、透過液晶表示装置を制御して、表示画面を部分的にのみあるいは全面的に、光の透過量を高める制御も行う。透過液晶表示装置では、この制御を行わないと、表示画面に画像が表示(再生)される初期状態である。一方、この制御を行うことで光の透過量を高められた領域では、透過液晶表示装置よりも背面側に配置された役物等が、その領域越しに前側から視認容易になる。ただし、この制御を行わなくても、表示画面に再生された画像の色(例えば、黄色や白色等)によっては、背面側に配置された役物等が視認可能な場合もあり得る。
<第2副制御部500の処理>
次に、図8を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、同図(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS701では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS701で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS703では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS705の処理に移行する。ステップS705では、タイマ変数に0を代入する。ステップS707では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS709では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS707で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。ステップS711では、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS713では、可動手段制御処理を行い、その後、ステップS703に戻る。ここでの可動手段制御処理では、第1副制御部400から、各種の可動手段(進退動作を実行可能なチャンスボタン136、前後方向に回動可能な透過部191、上下動可能な八代役物224Fa及び将軍役物224Fb、同じく上下動可能な家紋役物224E)に関する制御コマンドを受信した場合に、当該制御コマンドに対応する各種処理を行い、各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eそれぞれの稼働制御を行う。
次に、同図(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS801では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(例えば、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第2副制御部タイマ割込処理のステップS901では、図8(a)に示す第2副制御部メイン処理におけるステップS703において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS703において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第2副制御部タイマ割込処理のステップS903では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
続いて、図1に示すパチンコ機100における具体的な演出の一例について説明する。
図9は、ボタン演出の一例を段階的に示す図である。この図9では、かっこ書きで記されたアルファベット等の順に、時間が経過していく(以降の図においても、特に断らない限り同じ。)。なお、かっこ書きで記されたアルファベット等と、次にかっこ書きで記されたアルファベット等との時間間隔は、一つの図において、等間隔であってもよいし、異なる間隔であってもよいし、等間隔と異なる間隔が混在していてもよい(以降の図においても同じ。)。
図9では、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうち、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nを図示省略し、第1装飾図柄表示装置208Lのみ示している。
図9に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、演出表示領域208dの中央部分に、変動アイコン表示領域208eが設けられており、その変動アイコン表示領域208eの右横には、保留アイコン表示領域208fが設けられている。変動アイコン表示領域208eの外周には、変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像が表示されている。この枠状画像は、常時表示されているが、表示条件を満たすとき(例えば、変動アイコン表示領域に変動アイコンが表示されていないとき、あるいは反対に表示されているとき、さらにはリーチ演出が行われていないとき)にのみ表示されるようにしてもよい。なお、変動アイコン表示領域208eと保留アイコン表示領域208fとのうち、いずれか一方の表示領域のみしか設けないようにしてもよい。
保留アイコン表示領域208fには、一又は複数の保留アイコンが表示可能である。図9(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、4つの保留アイコンh1〜h4が表示されている。これら4つの保留アイコンh1〜h4はいずれも黒丸の表示であり、点線による白丸の表示は保留アイコンが非表示であることを表す。保留アイコンは、特図の図柄変動表示の開始あるいは特図の当否判定の開始が保留されていることを表すアイコンであり、表示される保留アイコンの数は、基本的には特図変動遊技の保留数と同数である。ただし、保留消化時前後では、保留アイコンの表示個数が、保留数を表さなくなるタイミングがあってもよい。保留アイコンには、特図1の保留アイコンと特図2の保留アイコンがあり、保留アイコン表示領域208fを2分割して、両アイコンごとの表示領域としてもよい。また、保留アイコンは、その表示態様によって当該保留の当否についての先読み予告が可能である。保留アイコンに関連するアニメーションとしては、例えば、保留が増加して新たな保留アイコンが表示される場合に実行される増加アニメーション、先の保留が消化されたことによって当該保留の順位が変動し、保留アイコンが別の表示位置(例えば左隣の位置)に移動する場合に実行される移動アニメーション、先読み結果等に基づいて保留アイコンの表示態様が変化する場合に実行される変化アニメーション、保留が消化されて保留アイコンが消去される場合に実行される消去アニメーション、優先変動機において優先側の特図の保留が増加したときに非優先側の特図の保留アイコンを退避させる場合に実行される退避アニメーション等がある。また、上記のアニメーション以外に、上記アニメーションの実行中以外の期間(例えば、保留の増減や保留アイコンの変化がない期間)に単独で実行されるとともに、上記アニメーションと重複して実行可能な待機アニメーションがある。この待機アニメーションとしては、表示位置を変えずにその場で行われるアニメーション(例えば、一定の尺のアニメーションの繰り返しアニメーション)が一例としてあげられる。なお、保留アイコンの増加、移動、変化、消去、退避、待機の各アニメーションは、複数重複して実行される場合がある。
変動アイコン表示領域208eには、一つの変動アイコンが表示可能である。図9(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、星形の変動アイコンcが表示されている。変動アイコンは、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に表示される、当該特図変動遊技に対応するアイコンである。すなわち、保留アイコンが、その保留アイコンに対応した特図変動遊技の開始と同時に変動アイコンになる。より厳密には、始動入賞が最も古い第一の保留アイコンが保留アイコン表示領域208fから変動アイコン表示領域208eに移動する場合、移動中のアイコンを変動アイコンと称したり、変動アイコンが移動すると表現してもよい。あるいは、変動アイコン表示領域208eへの移動が完了した後のアイコンを変動アイコンと称してもよい。この変動アイコンは、保留アイコンとは異なる表示サイズ(保留アイコンよりも大きい表示サイズあるいは小さい表示サイズ)で表示される。これにより、変動アイコンと保留アイコンとの識別が容易になる場合があるが、同じサイズであってもよい。また、変動アイコンは、保留アイコンの表示態様と関連した表示態様からなる場合がある。変動アイコンは、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されるタイミングで消去される。したがって、変動アイコンは、保留に関するアイコンと見ることができ、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。なお、消去タイミングは、当該変動の当否結果が報知されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、同じタイミングであってもよいし、後のタイミングであってもよい。
保留アイコンおよび変動アイコンの双方に関連するアニメーションとしては、保留アイコン表示領域208fに表示されている、始動入賞のタイミングが最も古い保留アイコンを、当該保留が消化されたときに、変動アイコン表示領域208eに変動アイコンとして移動させる移動アニメーションと、保留アイコンの表示態様から変動アイコンの表示態様に変化させる変化アニメーションとがある。これらのアニメーションは、組み合わせて同時期に実行される場合がある。保留アイコンの表示態様と変動アイコンの表示態様が同一である場合には、変化アニメーションの実行を省略することもできる。
変動アイコンに関連するアニメーションとしては、当該特図変動遊技の実行中に実行される待機アニメーションや、当該特図変動遊技が終了して変動アイコンが消去されるときに実行される消去アニメーション、変動アイコンの表示態様を途中で変更する場合に実行される変化アニメーション等がある。これらのアニメーションは、互いに組み合わせて同時期に実行される場合がある。また、変動アイコンの待機アニメーションは、移動アニメーションや変化アニメーションと組み合わせて同時期に実行される場合がある。
なお、以上説明した、保留アイコンにしても変動アイコンにしても、図柄変動表示に関するアイコンに相当する。
また、図9に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右上に、特図1の第4図柄2081と特図2の第4図柄2082が表示されている。特図1の第4図柄2081は丸形の表示であり、特図2の第4図柄2082は四角形の表示である。いずれの第4図柄2081,2082も、灰色が変動中であることを表し、黒色が大当り図柄の停止表示(確定表示)中であることを表し、白色がハズレ図柄の停止表示(確定表示)中であることを表す。これらの第4図柄2081,2082も装飾図柄の一種である。
さらに、図9には、第1装飾図柄表示装置208Lの他、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図柄保留ランプ218、および第2特図保留ランプ220が示されている。
加えて、図9には、第1装飾図柄表示装置208Lの右横に、チャンスボタン136も示されている。図9に示すチャンスボタン136は、白色の表示が、チャンスボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138の白色の点灯状態、あるいは消灯状態を表し、ハッチングを施した表示が、そのチャンスボタンランプ138の赤色の点灯状態を表す。チャンスボタンランプ138が赤色に点灯している状態は、チャンスボタン136の押下を促している状態である。なお、ハッチングを施した表示は、赤色以外の点灯状態であってもよい。また、ここでは「点灯」としたが、「点滅」であってもよい(以下、同じ)。
図9に示す第1装飾図柄表示装置208Lの背景画像は、城下町の背景画像である。背景画像が、城下町の背景画像である場合には、パチンコ機100は、複数種類用意された演出モードのうちの、城下町モードであることになる。すなわち、背景画像と演出モードは対応付けられている。
図9(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、第1装飾図柄表示装置208Lには、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。また、特図1の第4図柄2081も特図2の第4図柄2082も、白色の停止中表示である。この図9(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は4つ点灯しているとともに、第1装飾図柄表示装置208Lには、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが4つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図9(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、第1装飾図柄表示装置208Lでも装飾図柄の変動表示が開始されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれにおいて、装飾図柄の更新(変動表示)が連続的に行われている。また、図9(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は3個のみ点灯し、第1装飾図柄表示装置208Lにおける保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)しか表示されておらず、変動アイコン表示領域208eには、星形の変動アイコンcが表示されている。これは、同図(a)に表示されていた4つの保留アイコンh1〜h4のうち、始動入賞のタイミングが最も古い保留アイコンh1が、変動アイコンになって、保留アイコン表示領域208fから変動アイコン表示領域208eに移動した結果である。さらに、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、変動中表示(灰色)に変化している。
図9(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、リーチ演出が開始されている。これまで、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれにおいて行われていた装飾図柄の変動表示は、左隅に縮小表示され、3の数字によるリーチ状態になっている。
この例では、リーチ演出が開始されると、ボタン演出も開始される。ここでのボタン演出は、スーパーリーチへの発展を占う演出になる。また、ボタン演出は、発展するスーパーリーチの種類を占う演出であってもよい。ボタン演出が開始されると、図9(d)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lの中央には、図1に示すチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。なお、残期間メータ表示136cは、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間を表す表示である。また、図9に示すチャンスボタン136はどの段階でも初期位置にある状態であり、同図(d)に示すチャンスボタンランプ138は、赤色に点灯し始め、押下を促している。
この例では、遊技者は、ボタン演出が開始されてからすぐにはチャンスボタン136を操作せず、少し経ってからチャンスボタン136が操作(押下)される(図9(f)参照)。チャンスボタン136が操作されると、それまで赤色に点灯していたチャンスボタン136は、白色への点灯に切り替わったり、あるいは消灯する。
チャンスボタン136が、操作有効期間内に操作されると、第1装飾図柄表示装置208Lには、スーパーリーチへ発展しそうか否かを示唆するカットイン予告が表示される。図9(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、“CHANCE”という表示が背景画像にオーバーラップするように割り込んで、その後、同図(h)に示すように、スーパーリーチAに発展している。図9(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、スーパーリーチAという文字が表示され、スーパーリーチAの演出が行われていることを示している。この例では、最初から最後まで城下町の背景であり、スーパーリーチAの演出表示も城下町の背景で行われる。また、スーパーリーチAの演出表示が開始されると、保留アイコンh1〜h3は総て消え、視認不能になっている。一方、第4図柄2081,2082、および変動アイコンcや変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像は表示され続けている。なお、第4図柄2081,2082や変動アイコンcや枠状画像も消し、視認不能にしてもよい。スーパーリーチAは、大当り確定のスーパーリーチではなく、スーパーリーチAに発展したからといって必ず大当りするとは限らない。また、“CHANCE”というスーパーリーチへ発展しそうなことを期待させる表示がなされた場合であっても、必ずしもスーパーリーチが開始されるわけではなく、スーパーリーチが開始されずにハズレ図柄が停止表示される場合もある。また、図9(g)に示す“CHANCE”という表示は、チャンスボタン136が操作されないと表示されない専用の表示であってもよいし、チャンスボタン136が操作されなくても表示される汎用の表示であってもよい。
一方、チャンスボタン136が操作(押下)される図9(f)から続く他の例を示す図9(g’)では、第1装飾図柄表示装置208Lに“残念”という表示がなされ、その後、同図(h’)に示すように、スーパーリーチには発展せずに、第1装飾図柄表示装置208Lには、「装飾3」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。なお、“残念”という表示がなされても、逆転演出によって大当りする場合もある。
なお、チャンスボタン136の操作は、常時受け付けられるが、操作有効期間外の操作は、最終的には無効なものとして扱われ、カットイン予告等の新たな演出が開始されることはない。すなわち、パチンコ機100における操作有効期間内の状態は、チャンスボタン136の操作があった場合に、カットイン予告等の新たな演出の実行が開始される状態(操作有効状態)である。ただし、チャンスボタン136の操作を、常には受け付けておらず、受付期間のみ受け付ける制御を行ってもよい。
図10は、図1に示すパチンコ機100に設けられた操作手段について詳しく説明するための図である。
図1に示すパチンコ機100には、進退動作を実行可能なチャンスボタン136と、前後方向に回動可能な透過部191が設けられている。
図10(a)には、図1に示すパチンコ機100と同じく、チャンスボタン136も、透過部191も、それぞれの初期位置にある様子が示されている。すなわち、チャンスボタン136は突出しておらず、透過部191も、透明板部材118と略平行の状態にある。チャンスボタン136は、初期位置にあっても、操作(押下)可能であり、内蔵されたチャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能である。また、チャンスボタン136は、振動する場合があり、初期位置にあっても振動可能である。チャンスボタン136が振動している際にも、チャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。なお、チャンスボタン136は、押し込まれた位置でのみ振動可能なものであってもよい。
図10(b)には、透過部191が、初期位置から、下部に設けられ不図示の駆動軸を中心に回動し、前方に傾斜した様子が示されている。この駆動軸は、パチンコ機100の左右方向に延在した水平軸である。透過部191は、透過部ユニット190に内蔵されたLEDが点灯あるいは点滅しながら前方へ回動し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。透過部191も、振動する場合があり、初期位置にあっても振動可能である。また、図10(b)に示す前方へ傾斜した状態でも、前後方向あるいは横方向に振動可能である。また、振動の振れ幅が大きな強振動として、透過部191は前後方向に小刻みに回動する場合もある。透過部191が振動している際にも、透過部ユニット190に内蔵されたLEDは点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。図10(b)に示す透過部191の状態(第二の状態)は、同図(a)に示す初期位置にある状態(第一の状態)に比べて、遊技者に接近しており、遊技者は、この透過部191を手で初期位置に向けて押し込むように操作可能であり、透過部191は操作手段の一例に相当する。透過部191が操作されて押し込まれる際にも、透過部ユニット190に内蔵されたLEDが点灯あるいは点滅し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。なお、透過部191は、初期位置では振動しないものであってもよい。
図10(c)には、チャンスボタン136が、初期位置から、上方に向かって進出し始めた様子が示されている。チャンスボタン136は、内蔵されたチャンスボタンランプ138が点灯あるいは点滅しながら進出し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。また、同図(d)には、チャンスボタン136が、最大進出位置まで進出した様子が示されている。チャンスボタン136は、初期位置と最大進出位置との間の一又は複数の位置でも停止可能である。したがって、複数段階に分けて進出可能である。また、初期位置から進出(突出)したチャンスボタン136も振動可能であり、進出(突出)した状態で、横方向あるいは上下方向に振動する。この際にも、チャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。さらに、初期位置から進出(突出)したチャンスボタン136は、初期位置に向けて押し込むように操作可能である。チャンスボタン136が操作されて押し込まれる際にも、チャンスボタンランプ138が点灯あるいは点滅し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。また、チャンスボタン136は、進出した状態で軽く押さえられるだけで、自動で初期位置に向けて後退していくものであってもよい。
なお、チャンスボタン136の振動や透過部191の振動は、ある設定状態に限って発現する機能であってもよい。例えば、遊技者による演出カスタマイズ機能による設定や、遊技店員側のスイッチの設定により、発現する機能であってもよい。すなわち、設定状態によっては、全く振動しない場合があってもよいし、一部しか振動しない場合があってもよい。
図11は、図1に示すパチンコ機100における操作手段を絡めた演出を説明するための図である。
ここでは、操作手段として、図10を用いて説明した、チャンスボタン136を操作手段Aとし、透過部191を操作手段Bとして説明する。ここでの操作手段Aと操作手段Bを比較すると、操作手段Bは、操作手段Aよりも大きな操作手段(操作面が大きな操作手段)であり、操作手段Aは初期位置でも操作可能だが、操作手段Bは初期位置では操作不能であるといった違いがあるが、操作手段Bと操作手段Aは逆であってもよいし、両者は、同じ大きさの操作手段であってもよいし、初期位置でともに操作可能な操作手段であってもよいし、ともに操作不能な操作手段であってもよい。なお、ここで列挙した操作手段についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
また、以降の説明で透過部191として説明している操作手段は、チャンスボタン136とは別に設けられた第二のチャンスボタン等の他の操作手段に置き換えることができる。
図11(a)に示すように、操作手段B(透過部191)を操作することを絡めた演出の方が、操作手段A(チャンスボタン136)を操作することを絡めた演出よりも、大当りの期待度は高い。また、機能Aについては両方備わっているが、機能Bについては操作手段Aにしか備わっていない。機能Aの例として、動作位置で振動するといった機能や、光るといった機能があげられる。機能Bの例として、回転するといった機能や、初期位置でも振動するといった機能があげられる。図11(a)に示すように、操作手段Bの方が、操作手段Aよりも、機能数では劣っている。
ただし、図11(b)に示すように、両者は機能数が同じであってもよい。すなわち、機能Bについては操作手段Aにしか備わっていなかったが、操作手段Bには機能Cが備わっていてもよい。機能Cの例としては、強振動が行えるといった機能があげられる。
なお、操作手段Aと操作手段Bでは、機能数は同じであってもよい。
図11(c)は、操作手段Aの演出データの一部を示す図である。ここでは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示データが「液晶」、八代役物224Faおよび将軍役物224Fbや家紋役物224Eにおける動作データが「可動手段」、スピーカ120からの音声出力データが「サウンド」、枠ランプ122や、LEDや、各種内蔵ランプの発光データが「LED」、操作手段Aの振動データが「バイブ」として表示されている。図中の「・・・」は、データの省略を表す。演出No.1における「バイブ」のデータは「E0」であり、この「E0」は振動しないことを表している。演出No.2における「バイブ」のデータは「E1」であり、この「E1」は操作手段A(チャンスボタン136)の操作前に操作手段Aを振動させることを表している。演出No.2における「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データは、操作手段Aの操作後の演出データになり、操作前に振動している操作手段Aが操作されると、これらの各演出データに従って、操作後の演出が開始される。演出No.3における「バイブ」のデータは「E2」であり、この「E2」は操作手段A(チャンスボタン136)の操作後に操作手段Aを振動させることを表している。演出No.3における「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データは、操作手段Aの操作後の演出データになる。演出No.2のデータおよび演出No.3のデータは、操作手段B(透過部191)が操作された場合にも呼び出されることがある。操作手段Bの操作後の演出データとして「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データが使用できる場合があるからである。この場合には、操作手段Bが操作された後、演出No.2のデータあるいは演出No.3のデータにおける「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データに従った演出が開始され、「E1」あるいは「E2」のデータに従って操作手段Aが振動する。すなわち、演出No.2のデータは、操作手段Aの操作前に操作手段Aを振動させるデータ(E1)を含み、「液晶」等のその他のデータは、操作手段Aの操作後のデータになるが、操作手段Bの操作で、演出No.2のデータを読み出す場合には、「バイブ」のデータについても、「液晶」等のその他のデータに合わせて、操作手段Bの操作後に実行される。また、演出No.2のデータと演出No.3のデータとでは、少なくとも「液晶」のデータが「A1」と「A2」というように異なっており、操作手段Bが操作された後に、「A1」の「液晶」のデータを使用する場合には、演出No.3のデータではなく、演出No.2のデータを読み出す必要がある。
なお、操作手段Bに関する演出データも、操作手段Aが操作された場合に呼び出されることがあり、操作手段Aが操作された後、操作手段Bに関する演出データにおける「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データに従った演出が開始され、「バイブ」のデータに従って操作手段Bが振動する。ただし、操作手段Bに関する演出データは、操作手段Aが操作された場合であっても呼び出されなくてもよい。
図12は、操作手段Aを絡めた演出と操作手段Bを絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。図12に示すフローチャートでは、図の左から右に向かって時間が経過していく。図12(a)〜同図(c)に示すフロチャートでは、上から順に、操作手段B(透過部191)の操作に応じて開始される「操作手段B関連演出」、操作手段Bが操作されると操作手段B関連演出が開始されることになる「操作手段B操作有効状態」、操作手段Bが操作されたことを表す「操作手段B操作」、操作手段A(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される「操作手段A関連演出」、操作手段Aが操作されると操作手段A関連演出が開始されることになる「操作手段A操作有効状態」、操作手段Aが操作されたことを表す「操作手段A操作」が示されている。「操作手段B関連演出」には、操作手段B自体が振動する演出も含まれるし、演出表示や効果音出力やLED発光等も含まれる。また、「操作手段A関連演出」には、操作手段A自体が振動する演出も含まれるし、演出表示や効果音出力やLED発光等も含まれる。ただし「操作手段A関連演出」は、操作手段A自体が振動することのみを示していてもよい。なお、「操作手段B操作有効状態」中には、操作手段Bを操作することを促す報知が行われる場合と、行われない場合があり、「操作手段A操作有効状態」中にも、操作手段Aを操作することを促す報知(操作促進報知)が行われる場合と、行われない場合がある。これらの報知が行われれば遊技者は操作有効状態であることを知ることができるが、行われない場合には、各操作手段は、いわゆる裏ボタンになる。
図12(a)に示す例では、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作されなかったが、操作手段B操作有効状態の終了と同時に操作手段B関連演出が開始されている。このように、「操作手段B関連演出」は、操作手段Bが操作されなくても開始される場合がある。なお、「操作手段B関連演出」は、操作手段Bが操作されなくても必ず開始される演出であってもよい。また、操作手段Bの操作の有無で、「操作手段B関連演出」の内容を異ならせてもよい。一方、操作手段Aに関しては、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。このように、「操作手段A関連演出」も、操作手段Aが操作されなくても開始される場合がある。なお、「操作手段A関連演出」も、操作手段Aが操作されなくても必ず開始される演出であってもよい。また、操作手段Aの操作の有無で、「操作手段A関連演出」の内容を異ならせてもよい。この例では、操作手段B関連演出の実行期間と操作手段A関連演出の実行期間は同じであり、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始され、同時に終了する。
図12(b)に示す例では、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作され、操作手段Bが操作されると、操作手段B操作有効状態から操作手段B関連演出の実行に切り替わる。一方、操作手段Aに関しては、ここでも、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。この例でも、操作手段B関連演出の実行期間と操作手段A関連演出の実行期間は同じであり、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始され、同時に終了する。
図12(c)に示す例でも、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作され、操作手段Bが操作されると、操作手段B操作有効状態から操作手段B関連演出の実行に切り替わる。一方、操作手段Aに関しては、ここでも、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。図12(c)に示す例では、操作手段B関連演出の実行期間の方が、操作手段A関連演出の実行期間よりも長く、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始されるが、操作手段Aの振動が先に終了し、操作手段Aの振動が終了した後に、操作手段Bの振動が終了する。
なお、開始時期は一緒であって、操作手段A関連演出の実行期間の方が、操作手段B関連演出の実行期間よりも長くてもよい。あるいは、開始時期が異なり、操作手段B関連演出が先に開始し、その後、操作手段A関連演出が開始し、操作手段A関連演出が先に終了し、その後、操作手段B関連演出が終了してもよい。また、反対に、操作手段A関連演出が先に開始し、その後、操作手段B関連演出が開始し、操作手段B関連演出が先に終了し、その後、操作手段A関連演出が終了してもよい。また、終了時期が同じであってもよく、操作手段B関連演出が先に開始し、その後、操作手段A関連演出が開始し、操作手段B関連演出と操作手段A関連演出が揃って終了してもよいし、その反対に、操作手段A関連演出が先に開始し、その後、操作手段B関連演出が開始し、操作手段A関連演出と操作手段B関連演出が揃って終了してもよい。
また、図12(a)を用いて説明したように操作手段Bを操作しなくても操作手段B関連演出が実行される場合に、例えば、その操作手段B関連演出が、操作手段B操作有効状態の開始から第一の時間が経過するまで実行される態様であれば、操作手段Bを早い段階で操作すればするほど、操作手段B関連演出の実行時間が長くなるように構成することができるようになる。
図13は、操作手段を絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。図13(a)〜同図(c)それぞれにおける矢印は、操作手段Aの振動期間を表す。
図13(a)に示す例は、装飾図柄の変動表示中における例であり操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、第1装飾図柄表示装置208L等では、ジャッジ演出が開始される。ここでのジャッジ演出は、大当りについてのジャッジ演出であり、第一の演出の一例に相当する。この第一の演出は、操作手段A(チャンスボタン136)の操作を用いない予告演出である。また、第一の演出は、操作手段A(チャンスボタン136)に関する予告演出ではない。ジャッジ演出の結果が表示されると、ジャッジ演出は終了になり、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示として、3つの装飾図柄の揺れ変動表示が開始される。操作手段Aの振動は、この揺れ変動表示の実行期間の途中まで継続される。やがて、揺れ変動表示が終了し、3つの装飾図柄の組合せが確定表示される。
ここで、図13(a)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れると、全体の装飾図柄の変動時間は既に決まっている関係から、3つの装飾図柄の揺れ変動表示の実行期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮された揺れ変動表示の実行期間の終了少し前まで継続されることになる。
図13(a)に示すように、確定表示といった、遊技者の利益に関する結果の報知の前に、操作手段Aの振動といった演出を終了させ、遊技者が、利益に関する結果の報知に集中できるようにしている。
図13(b)に示す例は、大当り遊技中における例であり操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、第1装飾図柄表示装置208L等では、ジャッジ演出が開始される。ここでのジャッジ演出におけるジャッジは、確変状態に移行するか否かに結びつくジャッジである。ジャッジ演出の結果が表示されると、ジャッジ演出は終了になり、第1装飾図柄表示装置208Lでは、次のラウンドで特定入賞口(例えば、V入賞口)を狙うことが報知される。操作手段Aの振動は、この報知の実行期間の途中まで継続される。やがて、次のラウンドが開始され、特定入賞口(例えば、V入賞口)を狙うことが再度報知される。
ここで、図13(b)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れると、1ラウンドの最大許容時間は既に決まっている関係から、次のラウンドで特定入賞口を狙うことを報知する実行期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮されたその報知の実行期間の終了少し前まで継続されることになる。
以上説明したように、大当り遊技中であっても、操作手段を絡めた演出は実行される。また、特定入賞口を狙うべきラウンドは限定されており、そのラウンドに特定入賞口に入賞させることができると、大当り遊技終了後に確変状態に移行する。このため、特定入賞口を狙うべきラウンドは遊技者の利益につながる重要なラウンドであり、遊技者の利益につながるラウンドの開始前に、操作手段Aの振動といった演出を終了させ、遊技者が、特定入賞口を狙うことに集中できるようにしている。
また、図13(a)に示す例や同図(b)に示す例は、操作手段Bの操作タイミングが変わっても、操作手段Aの振動期間は変わらずに一定である例になる。
図13(c)に示す例は、装飾図柄の変動表示中における擬似連演出の例であり、操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、第1装飾図柄表示装置208L等では、擬似連図柄の停止表示が開始される。操作手段Aの振動は、この擬似連図柄の停止表示が終了するまで継続され、擬似連図柄の停止表示が終了すると同時に操作手段Aの振動も終了する。そして、次の擬似変動表示が開始され、擬似連回数はn回目になり、このn回目の擬似変動表示でも操作手段Bの操作促進報知が行われる。
ここで、図13(c)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れた場合には、操作手段Bの操作で開始された擬似連図柄の停止表示の期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮された擬似連図柄の停止表示の終了と同時に終了することになる。
この図13(c)に示す例は、操作手段Bの操作タイミングが変わると、操作手段Aの振動期間も変わってしまう例になる。
以上説明したことを含めてまとめると、操作手段Aは、第一の演出の一例に相当するジャッジ演出が少なくとも実行されている期間において振動可能である。また、操作手段Aは、第一の演出の一例に相当するジャッジ演出が実行されている期間の少なくとも一部において振動可能であってもよい。例えば、ジャッジ演出の終了と同時に振動も終了してもよいし、ジャッジ演出が終了しても振動を継続してもよいし、ジャッジ演出が終了する前に振動を終了してもよい。また、操作手段Aが振動する振動期間は、一定であってもよいし、操作手段Bの操作の有無や操作タイミングに応じて異なるものであってもよい。
図13(d)に示す上方の例は、最終ジャッジ演出が、操作手段Aの操作に応じて開始される例である。最終ジャッジ演出とは、装飾図柄の変動表示中に、その変動表示において大当りとなるか否かに関するジャッジであったり、リーチ演出(強SPリーチなど、最終段階のリーチ演出)における結末を示すジャッジであったりする。この上方の例では、
操作手段Aが振動している期間が操作手段Aの操作を有効として取り扱う期間であり、操作手段Aが操作された時点で、振動は終了し、最終ジャッジ演出が開始される。したがって、操作手段Aの操作が遅れれば、操作手段Aの振動開始タイミングと最終ジャッジ演出の開始タイミングとの間の期間L1は長くなり、操作手段Aが振動している期間が長くなる。また、操作手段Aが操作されなかった場合でも、最終ジャッジ演出は開始される。この場合には、上記期間L1は、最長になり、また一定の期間長である。
一方、図13(d)に示す下方の例は、操作手段Bの操作に応じて最終ジャッジ演出が開始されるとともに、操作手段Aの振動も開始される。したがって、操作手段Aの振動開始タイミングと最終ジャッジ演出の開始タイミングは同時になり、両者の間の期間長はゼロになる。ただし、操作手段Aが振動している期間は一定期間確保することができる。ここでの最終ジャッジ演出も、第一の演出の一例に相当し、操作手段A(チャンスボタン136)の操作を用いない予告演出であり、操作手段A(チャンスボタン136)に関する予告演出でもない。
なお、操作手段Bの操作に応じて最終ジャッジ演出が開始される一方で、操作手段Aの振動は、操作手段Bの操作後、操作手段Aを操作することで開始される場合には、上方の例と同じく、操作手段Aの操作が遅れれば、最終ジャッジ演出の開始タイミングと操作手段Aの振動開始タイミングとの間の期間は長くなり、操作手段Aが振動している期間が長くなる。
続いて、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置された役物について説明する。
図14は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置された可動役物を表した図である。
図14(a)では、左斜め手前が前面側になり、右斜め奥側が背面側になる。図14(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側には、第1可動役物251が配置されている。第1可動役物251には、「Chance」という文字が表示され、LEDが内蔵され、図14(a)に示す第1可動役物251は、第2表示態様(例えば青色の表示態様)で点灯している。このLEDには、複数種類の点灯態様や点滅態様が用意されている。第1可動役物251は、演出手段の一種であり、また、初期位置から、第2ポジションを経由して第1ポジションまで移動可能な移動手段でもある。
ここで、例えば、第1表示態様は、白色の表示態様に相当し、第2表示態様は青色の表示態様に相当し、第3表示態様は緑色の表示態様に相当し、第4表示態様は赤色の表示態様に相当し、第5表示態様は金色の表示態様に相当し、第6表示態様は虹色の表示態様に相当する。各種LEDや、各種アイコンや、各種表示は、第1表示態様〜第6表示態様で表示可能である。第1表示態様〜第6表示態様の表示態様のうち、数字が大きな表示態様ほど、遊技者にとって有利な表示態様になる。例えば、数字が大きな表示態様ほど、大当りの期待度(信頼度)が高いことを表していたり、或る演出が開始されやすいことを表していたりする。ここで説明したことは、以降の各演出例についても同様であり、例えば、第2表示態様は青色の点灯や発光になり、第4表示態様は赤色の点灯や発光になる。
第1可動役物251よりもさらに背面側には、第4可動役物254が配置されている。第4可動役物254には、上段、中段、下段それぞれにLED2541〜2543が設けられ、図14(a)に示す第4可動役物254では、いずれのLED2541〜2543も第2表示態様で点灯している。なお、上段のLED2541、中段のLED2542、下段のLED2543は、個別に点灯や消灯、あるいは点滅が可能であって、それぞれに、複数種類の点灯態様や点滅態様が用意され、これら3つのLED2541〜2543が一つの組になった点灯態様や点滅態様も用意されている。図14(a)に示す第4可動役物254では、いずれのLED2541〜2543も第2表示態様で点灯している。この第4可動役物254も、演出手段の一種であり、また、初期位置から移動可能な移動手段でもある。ただし、第4可動役物254は、移動せず、固定配置されたものであってもよい。また、第1可動役物251と第4可動役物254は、前後方向にずれて配置されているため、両者が同時に移動しても衝突することはないが、両者251,254を前後方向に揃えて配置してもよい。この場合には、両者251,254が互いに干渉しないように移動制御したり、そもそも移動可能領域が重ならないようにしてもよい。あるいは、第1可動役物251を用いた演出と第4可動役物254を用いた演出は同時に実行されることがないようにしてもよい。すなわち、第1可動役物251が視認可能状態であるときには、第4可動役物254は視認不能状態であり、消灯している。なお、第4可動役物254は視認不能状態であれば移動していてもよいし、静止したままでもよい。第4可動役物254は視認可能状態であるときには、第1可動役物251は消灯している。なお、第1可動役物251は視認不能状態であれば移動していてもよいし、静止したままでもよい。
図14(b)は、第1可動役物251が移動する様子を示した図である。この図14(b)において、実線で示す第1可動役物251は、初期位置にある第1可動役物を表す。第1可動役物251の初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた位置(第1装飾図柄表示装置208Lよりも右側の位置)であり、第1可動役物251は、その初期位置から、第1装飾図柄表示装置208Lと重なる、第2ポジションおよび第1ポジションに移動可能である。第2ポジションは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける右図柄表示領域208cの上部の背面側になり、第1ポジションは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける中図柄表示領域208bの上部の背面側になる。図14(b)では、第2ポジションにある第1可動役物251を点線で表し、第1ポジションにある第1可動役物251を一点鎖線で表している。
なお、第1可動役物251は、初期位置から第1ポジションの間の任意の位置で停止することができるが、第2ポジションでしか停止できないようにしてもよい。また、第1ポジションを越えて、左図柄表示領域208aの上部の背面側まで移動可能であってもよい。
或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第1可動役物251が、第1ポジションにある場合の方が、第2ポジションにある場合よりも、第1予告の演出が実行されやすい。ここにいう第1予告の演出については、詳細は後述するが、例えば、現在行われている図柄変動表示に関する予告(いわゆる通常予告)の演出であって、擬似連演出や、スーパーリーチ演出や、変動アイコンの表示態様の変化演出であってもよい。ただし、第1予告の演出は、先読み予告の演出であってもよい。また、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第1可動役物251が、第1ポジションにある場合の方が、第2ポジションにある場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。すなわち大当りの期待度(信頼度)が高くてもよい。さらに、第1可動役物251が第2ポジションにある場合であっても、第1予告の演出が実行される場合があってもよく、最終的に大当り図柄態様が確定表示されることがあってもよいが、第1可動役物251が第2ポジションにある場合には、第1予告の演出が実行されることが全くなくてもよく、最終的に大当り図柄態様が確定表示されることも全くなくてもよい。
なお、第1可動役物251は、大当り遊技の開始演出等においても移動したり発光したりする場合がある。
図14(c)は、第4可動役物254が移動する様子を示した図である。この図14(c)において、実線で示す第4可動役物254は、初期位置にある第4可動役物を表す。第4可動役物254の初期位置も、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた位置であるが、その初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも左側の位置である。第4可動役物254は、その初期位置から、第1装飾図柄表示装置208Lと重なる、第7ポジション、第8ポジション、および第9ポジションに移動可能である。第7ポジションは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける左図柄表示領域208aの背面側になり、第8ポジションは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける中図柄表示領域208bの背面側になり、第9ポジションは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける右図柄表示領域208cの背面側になる。図14(c)では、第7ポジションにある第4可動役物254を点線で表し、第8ポジションにある第4可動役物254を一点鎖線で表し、第9ポジションにある第4可動役物254を二点鎖線で表している。
なお、第4可動役物254は、初期位置から第9ポジションの間の任意の位置で停止することができるが、第7ポジションおよび第8ポジションでしか停止できないようにしてもよい。また、第4可動役物254は、図14(c)で説明した位置以外にも移動可能であってもよい。
或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第4可動役物254が、第8ポジションにある場合の方が、第7ポジションにある場合よりも、上記第1予告の演出が実行されやすく、第9ポジションにある場合の方が、第8ポジションにある場合よりも、上記第1予告の演出が実行されやすい。また、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第4可動役物254が、第8ポジションにある場合の方が、第7ポジションにある場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよく、第9ポジションにある場合の方が、第8ポジションにある場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。また、第1可動役物251を用いた演出と第4可動役物254を用いた演出のうちの第1可動役物251を用いた演出のみが行われた装飾図柄の変動よりも、第4可動役物254を用いた演出が行われた装飾図柄の変動表示の方が、大当り図柄態様の確定表示が表示されやすくてもよい。すなわち、大当りの期待度の関係であり、第1可動役物251を用いた演出と第4可動役物254を用いた演出のうちの第1可動役物251を用いた演出のみが行われた装飾図柄の変動よりも、第1可動役物251を用いた演出と第4可動役物254を用いた演出のうちの第4可動役物254を用いた演出のみが行われた装飾図柄の変動の方が、大当り図柄態様の確定表示が表示されやすくてもよい。あるいは、大当りの期待度の関係は、ここで説明した関係(第4可動役物254を用いた演出の方が大当りしやすい)の逆の関係(第1可動役物251を用いた演出の方が大当りしやすい)であってもよい。
なお、第4可動役物254も、大当り遊技の開始演出等においても移動したり発光したりする場合がある。
以上、図14を用いて説明した第1可動役物251および第4可動役物254は、以降に説明する演出例のうち、特にこれらの可動役物が示されていない演出例であっても、適用可能である。例えば、図33〜図38に示す演出例や図40に示す演出例や図42に示す演出例でも、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の、第1ポジション、第2ポジション、第7ポジション〜第9ポジションに対応する領域を部分的に透過状態にして、第1可動役物251または/および第4可動役物254を各位置に移動させればよい。
図1に示すパチンコ機100における特徴的な演出の一つとして、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の一部分における光の透過量を高めて行う演出(以下、透過演出という。)があげられる。
図15は、透過演出が行われずに擬似連演出から大当りするまでの一例の流れを段階的に示した図である。
図15では、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうち、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nを図示省略し、第1装飾図柄表示装置208Lのみ示している。また、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lにおいて透過演出が行われている状態と、行われていない状態とを区別するために、透過演出が行われていない通常状態(光の透過量が低い状態)では、表示画面全体を灰色に表示し、透過演出が行われている領域(光の透過量が高められている領域)は白色で表示する。以下、これらのことは図42まで同じである。
図15(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの台座が配置された保留アイコン表示領域が形成されている。この保留アイコン表示領域では、各台座の上に保留アイコンが一つずつ表示される。図15(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されており、保留アイコン表示領域には、第1保留アイコンh11、第2保留アイコンh12、第3保留アイコンh13が表示されている。なお、変動アイコンh0及び第2保留アイコンh12と第3保留アイコンh13は、いずれもデフォルトの表示態様(第1表示態様:白色円形の表示態様)となっている。一方、第1保留アイコンh11に限って、先読み予告の表示態様の一つである第2表示態様になっている。また、変動アイコンh0の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報が表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図15(a)に示されるチュートリアル表示部TT1には、何も表示されていないが、チュートリアル表示部TT1は、説明表示に限らず、予告表示やデモ演出表示が行われる場合がある。また、図15(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、晴れた空の背景表示に、「装飾3−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示される。この「装飾3−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせは、ハズレの組み合わせであるが、チャンス目の組み合わせでもある。すなわち、チャンス目の組み合わせが停止表示されることにより、先読み予告が行われている。なお、図15(a)に示すタイミングでは、変動アイコンh0が表示されているが、図柄が確定表示されたタイミングで変動アイコンh0が消去されるようにしてもよい。
さらに、各図の右上には第4図柄表示装置284a1,284a2の様子が示されており、特図1に対応する特図1第4図柄表示装置284a1は、四角形であり、特図1の変動表示中では白色に点灯し、特図1の停止表示中では、ハズレの点灯態様(ここでは灰色の点灯態様)又は大当りの点灯態様(ここでは黒色の点灯態様)で点灯する。また、特図2に対応する特図2第4図柄表示装置284a2は、円形であり、特図2の変動表示中では白色に点灯し、特図2の停止表示中では、ハズレの点灯態様(ここでは灰色の点灯態様)又は大当りの点灯態様(ここでは黒色の点灯態様)で点灯する。また、その下には、チャンスボタン136の様子も示されている。図15(a)に示すチャンスボタン136は、第1表示態様で点灯している。
図15(b)では、特図1の変動表示が開始されており、同図(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで、装飾図柄の高速変動が行われている。また、図15(a)では先読み予告の表示態様である第2表示態様であった第1保留アイコンh11が、同図(b)では変動アイコンh0として表示されている。同図(b)では変動アイコンh0の表示態様も第2表示態様であり、通常予告の表示態様で表示されている。変動アイコンh0が、通常予告の表示態様で表示された場合の方が、デフォルトの表示態様で表示された場合よりも、透過演出が行われやすいが、図15に示す例では、透過演出が行われない。また、保留アイコンは一つずるシフト移動しており、図15(b)では、いずれもデフィルトの表示態様である第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。
図15(d)では、中図柄表示領域208bに擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ変動)されている。この擬似連図柄の仮停止の表示は、擬似連演出が開始されることを表す表示になる。なお、左図柄表示領域208aには「装飾6」が仮停止(揺れ変動)されており、右図柄表示領域208cには「装飾7」が仮停止(揺れ変動)されている。
図15(e)では、擬似連演出における再変動が開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×2」という文字表示が表示されている。なお、擬似連回数が多くなればなるほど、現在行われている図柄変動表示で大当りする期待度(大当りの信頼度)が上昇する。すなわち、「×3」という擬似連回数を表す文字表示の方が、「×2」という擬似連回数を表す文字表示よりも、期待度が高い。
図15(g)では、中図柄表示領域208bに擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が再び仮停止(揺れ変動)され、同図(h)では、擬似連演出における再変動が再び開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×3」という文字表示が表示されている。
図15(i)では、擬似連演出が終了し、スーパーリーチ演出が開始されている。ここでのスーパーリーチ演出は、剣豪リーチ演出である。スーパーリーチ演出としては、この他に、後述する、おっかけリーチ演出や、姫発見リーチ演出があるが、剣豪リーチ演出はおっかけリーチ演出よりも大当りの期待度は高い。また、姫発見リーチ演出も、おっかけリーチ演出よりも大当りの期待度は高い。なお、剣豪リーチ演出と姫発見リーチ演出では、剣豪リーチ演出の方が大当りの期待度が高くてもよいし、あるいは反対に低くてもよい。図15(i)に示すように、剣豪リーチ演出が開始されると、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示は消え、代わりに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に第5図柄pd5の表示が開始される。また、剣豪リーチ演出が開始されると、UI部UI3が消え、保留アイコンh11,h12は非表示になり、変動アイコンh0のみが表示を継続する。さらに、保留アイコンh11,h12が非表示になったことから、第1装飾図柄表示装置208Lの右上には保留数表示が追加表示される。この保留数表示では、左側の数字(ここでは「2」)が特図1の保留数を表し、右側の数字(ここでは「0」)が特図2の保留数を表す。さらに、剣豪リーチ演出では、背景表示が変化する。
図15(j)では、主人公の殿様YMと敵役の剣豪KGが対峙しており、同図(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様YMと剣豪KGが斬り合いを演じた後の様子、すなわち互いに刀を抜き合って勝負した後の様子が表示されているが、どちらが勝利したかは、まだ分からない状態である。
図15(l)ではボタン演出が開始されている。ここでのボタン演出は、殿様YMと剣豪KGのどちらが勝利したのかを表示させる最終ジャッジ演出に相当する。ボタン演出が開始されると、それまで第1表示態様で点灯していたチャンスボタン136の表示態様が第4表示態様へと変化する。また、図15(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの中央には、第4表示態様で点灯しているチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「一撃」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cが表示されている。なお、残期間メータ表示136cの一部(両端部)は、殿様YMと剣豪KGそれぞれの一部にオーバーラップしている。
なお、チャンスボタン136に関する演出をボタン演出と称しているが、ボタン演出は、チャンスボタン136以外の操作手段(例えば、透過部191や第二チャンスボタンや操作レバー等)に関する演出のことであってもよく、以降の説明においても同様である。
図15(l)に示すように、第4表示態様で点灯しているチャンスボタン136が押下され、同図(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン画像等136a〜cが消え、殿様YMが倒れたシーンが表示されている。すなわち、敵役の剣豪KGが勝利し、現在行われている図柄変動表示ではハズレになる。図15(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの右上に表示された第5図柄pd5では、ハズレの組合せ(「6」−「7」−「6」)が揺れ変動している。なお、チャンスボタン136は、操作されると、第1表示態様による点灯に戻る。
次に、大当りする場合の一例について説明する。図15(l)の変形例である同図(l−1)でもボタン演出が開始されているが、ここでのボタン演出は、ボタン画像136aが大きく表示されており、ボタン画像136aの一部が、殿様YMと剣豪KGそれぞれの一部にオーバーラップしている。このように、ボタン演出で表示される表示(操作促進表示)には複数の表示態様が用意されており、その表示態様によって、演出の成功率(ここでは殿様YMが勝利する確率)や大当りの期待度が変わってもよい。
図15(l−1)に示すように、第4表示態様で点灯しているチャンスボタン136が押下され、同図(l−2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン画像等136a〜cが消え、左上に「祝」の文字が表示された背景表示に一旦切り替わり、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に表示された第5図柄pd5では、大当りの組合せ(「6」−「6」−「6」)が揺れ変動を開始している。なお、この左上に「祝」の文字が表示された背景表示は、殿様YMが勝利することを予告する背景表示であってもよいし、大当り確定を予告する背景表示であってもよい。続いて、図15(m’)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪KGが倒れたシーンが表示されている。すなわち、殿様YMが勝利し、図15(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで、装飾図柄の表示が復活し、大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」)が確定表示されている。また、第5図柄pd5でも停止表示が行われている。なお、確定表示が行われても、UI部UI3の表示は再開(復帰表示)されていないが、確定表示が行われるとUI部UI3の表示が再開されてもよいし、大当りの確定表示の場合は復帰表示されず、ハズレの確定表示の場合は復帰表示されるようにしてもよい。
以上、図15を用いて説明した演出例は、透過演出が行われない演出例であったが、変動アイコンが通常予告の表示態様であった場合には、透過演出が必ず行われるようにしてもよいし、大当りする場合には透過演出が必ず行われるようにしてもよい。また、ハズレの場合であっても、透過演出は行われてもよい。あるいは、透過演出が行われずに大当りする場合があってもよい。
図16は、透過演出の一例を段階的に示した図である。
以下、図15を用いて説明した、透過演出が行われずに擬似連演出から大当りするまでの一例との相違点を中心に説明し、共通点については説明を省略する場合がある。
図16(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チャンス目の組み合わせである「装飾3−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、第1保留アイコンh11は、先読み予告の表示態様の一つである第2表示態様で表示されている。
図16(b)では、装飾図柄の変動表示が開始されている。この段階では、第1可動役物251は、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた初期位置にある。図16(c)では、初期位置にあった第1可動役物251が、第2ポジションまで移動する。図16(c)では、第2ポジションにある第1可動役物251を点線で表している。この点線で表す第1可動役物251は消灯状態である。第1装飾図柄表示装置208Lは、全体が、透過演出が行われていない通常状態(光の透過量が低い状態)であり、第2ポジションまで移動した消灯状態の第1可動役物251は前面側から視認不可能である。なお、通常状態の第1装飾図柄表示装置208Lに表示された画像の色合いによっては、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側にある第1可動役物251が視認困難ではあるものの視認することができる場合がある。以下の説明においても、視認不可能には、視認困難を含む場合がある。また、第2ポジションを第1可動役物251の初期位置にしてもよい。
図16(d)では、透過演出が開始されている。図16(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、第2ポジションにある第1可動役物251に前面側からオーバーラップしている領域を含む第2表示エリア208−2のみが、光の透過量が高められた状態に変化している。すなわち、第2ポジションにある第1可動役物251の全部が、第2表示エリア208−2に前面側からオーバーラップされている。図16(d)に示す第2表示エリア208−2は、透明状態であるが、完全に透明な状態でなくてもよい。以下、完全に透明な状態でなくても、光の透過量が相対的に高められた状態を、第2表示エリア208−2に限らず、便宜上、透明状態と称する。以下の説明で、一律に透明状態といっても、透明度(透過度)は異なる場合がある。また、この例では、第2表示エリア208−2のみが、光の透過量が高められた状態に変化しているが、第2表示エリア208−2以外の領域でも、光の透過量が高められた状態に変化する場合があってもよい。すなわち、透過液晶表示装置の背面側に位置する、可動役物や固定役物等の演出手段に前面側からオーバーラップしている領域を含む表示領域以外でも、光の透過量が高められた状態に変化する場合があってもよく、このことは、以降の各演出例においても同様である。ただし、光の透過量が高められた状態に変化する領域が複数ある場合には、透過液晶表示装置の背面側に位置する、可動役物や固定役物等の演出手段に前面側からオーバーラップしている領域を含む表示領域が、光の透過量が最も高められた領域であってもよいし、いずれの領域も光の透過量が同程度に高められていてもよい。
図16(d)に示す第2表示エリア208−2は、第2ポジションにある第1可動役物251よりも大きな領域であるが、第1可動役物251と同じ大きさの領域であってもよい。また、第2表示エリア208−2は、第2ポジションにある第1可動役物251全体に重なる領域であるが、第2ポジションにある第1可動役物251の一部にのみ重なる領域であってもよい。すなわち、第2ポジションにある第1可動役物251よりも小さな領域であってもよく、その第1可動役物251の前面側からずれた領域であってもよい。図16(d)では、第2ポジションにある消灯状態の第1可動役物251が、第1装飾図柄表示装置208Lにおける第2表示エリア208−2を通して視認し易くなっている。
なお、この例では、第1可動役物251が第2ポジションまで移動した後、第2表示エリア208−2が透明状態に変化しているが、第1可動役物251が第2ポジションに位置するのと同時に、第2表示エリア208−2が透明状態に変化してもよい。また、場合によっては、第1可動役物251が第2ポジションに位置する前から、第2表示エリア208−2に相当する領域が透明状態であってもよい。さらには、第2表示エリア208−2は、電源投入直後の初期動作の一部として、透明状態に変化する場合があってもよいし、大当り遊技中の一部又は全部においても、透明状態に変化する場合があってもよい。すなわち、第1表示エリア208−2は、ここでの透過演出よりも前にも透明状態に変化する場合があってもよいし、ここでの透過演出よりも後にも透明状態に変化する場合があってもよい。さらに、透明状態に変化している期間は、ここでの透過演出が最も長くてもよいし、ここでの透過演出よりも長い場合が他の状態であってもよいし、ここでの透過演出が最も短くてもよいし、ここでの透過演出よりも短い場合が他の状態であってもよい。
第1可動役物251は、第2表示態様以外の表示態様でも点灯可能であり、また、点滅等の複数種類の態様で駆動可能である。このような、第1可動役物251における複数の表示態様(点灯しない場合の態様も含む)は、その後に実行される演出(例えば、擬似連演出、スーパーリーチ演出や、ジャッジ演出等)の実行確率を表していたり、大当りの期待度(信頼度)を表していてもよい。なお、この例では、第2表示エリア208−2が透明状態に変化した後、図16(e)に示すように、第1可動役物251が第2表示態様で点灯するが、第2表示エリア208−2が透明状態に変化するのと同時に、第2表示態様で点灯してもよい。また、第2表示エリア208−2が透明状態に変化する前から、第1可動役物251は第2表示態様で点灯していてもよい。
図16(f)では、第1可動役物251が消灯し、同図(g)では、透過演出が終了し、第2表示エリア208−2が光の透過量が低い状態に戻っている。なお、図16(d)〜(f)まで透明状態が連続しているが、断続的に透明状態となってもよいし、必ず断続的に透明状態となってもよいし、連続する場合のみであってもよい。以降の各演出例においても、複数段階にわたって透明状態が連続している場合であっても、断続的に透明状態となってもよいし、必ず断続的に透明状態となってもよいし、連続する場合のみであってもよい。このように、ここで説明した断続的あるいは連続的な透明状態は、全ての透過演出に適用してもよいが、ある透過演出にのみ適用してもよい。
また、図16(c)の状態で、ボタン演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面、あるいは第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nに、ボタン画像または/および操作促進表示が表示される。ボタン演出の表示が表示されている状態で、チャンスボタン136が操作されると、その操作に応じて透過演出が開始される構成、すなわち、透過液晶表示装置の背面側に位置する、可動役物や固定役物等の演出手段に前面側からオーバーラップしている領域を含む表示領域が透明状態に変化する構成にしてもよい。さらに、チャンスボタン136等の操作手段の連打操作に応じて、透明状態になる表示領域の大きさが変化(例えば、拡大又は縮小)する構成にしてもよい。なお、連打操作に代えて長押し操作等であってもよく、通常の単押し操作とは異なる操作態様であればよい。また、この場合、表示領域の大きさが或る大きさまで変化すれば成功となって、第1予告の演出が開始される構成にしてもよい。例えば、表示領域の大きさが或る大きさまで拡大すれば成功であり、失敗の場合は、表示領域がある程度まで拡大した後(或る大きさまで拡大する前)に、不透過状態に戻ってしまう(消えてしまう)態様であってもよい。ここで説明した各種のボタン演出については、以降の各演出例においても適用可能である。
図16(g)に示す第2表示エリア208−2は、この例では光の透過を完全に遮断した状態であるが、光の透過を完全に遮断した状態でなくてもよい。以下、光の透過を完全に遮断した状態でなくても、光の透過量が相対的に低い状態を、第2表示エリア208−2に限らず、便宜上、不透明状態と称する。以下の説明で、一律に不透明状態といっても、第2表示エリア208−2に表示された画像の色合いによって、状態は変化する。例えば、黄系の色合いや白系の色合いの画像が表示されていれば、不透明状態といっても、背面側がある程度は視認可能である場合がある。不透明状態は、第1装飾図柄表示装置208Lの初期状態であるが、場合によっては、透明状態が初期状態であってもよい。
なお、この例では、第1可動役物251が消灯した後、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻っているが、第1可動役物251が消灯するのと同時に、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻ってもよい。また、場合によっては、第1可動役物251が点灯している状態で、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻ってもよい。
図16(h)では、それまで第2ポジションにあった第1可動役物251が、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた初期位置に復帰している。なお、この例では、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻った後、第1可動役物251が第2ポジションから初期位置に移動し、第1可動役物251が移動することを見えにくく、あるいは見えないようにしているが、場合によっては、第2表示エリア208−2が透明状態の段階で、第1可動役物251が初期位置に向けて移動を開始してもよい。移動する第1可動役物251は消灯状態であってもよいし、第2表示態様等で点灯または点滅した状態であってもよい。
図16に示す例では、第1可動役物251が第2ポジションにある状態で、透過演出が実行されているため、第1ポジションにある状態で透過演出が実行された場合に比べて、擬似連演出(第1予告の演出)が実行されにくく、擬似連演出が開始される場合もあるが、この例では、擬似連演出は開始されず、図16(j)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾8」−「装飾7」)が確定表示されている。図16に示す例によれば、通常予告の表示態様による変動アイコンの予告は偽の予告であったといえる。また、擬似連演出が実行されてもハズレる場合もあるが、図16(d)〜同図(f)の透過演出も偽の予告であったともいうことができる。
図17は、擬似連演出が開始された後、第1可動役物251が第2ポジションにある状態で、透過演出が実行される一例を段階的に示した図である。
以下、図16を用いた説明と重複する説明については省略する場合がある。
図17(b)では、中図柄表示領域208bに擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ変動)され、擬似連演出が開始され、同図(c)では、擬似連演出における再変動が開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×2」という文字表示が表示されている。
図17に示す例では、擬似連演出の1回目の再変動中に、第1可動役物251が、第2ポジションまで移動し(同図(d))、第2表示エリア208−2が透明状態に変化し(同図(e))、続いて、第2ポジションにおいて第1可動役物251が第2表示態様で点灯する(同図(f))。その後、1回目の再変動が続く中、第1可動役物251は消灯し(図17(g))、次いで、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻り(同図(h))、不透明状態になった後で、第1可動役物251が初期位置に復帰する(同図(i))。擬似連演出は、擬似連回数が多くなるほど、大当りの期待度が高くなるが、この例では、2回目の仮停止は行われず、擬似連回数は3回にはならずに、図17(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾8」−「装飾7」)が確定表示されている。なお、擬似連演出が3回目まで継続する場合もある。
以上説明したように、擬似連演出が開始された後であっても、透過演出が開始される場合があり、透過演出が開始される場所によって、擬似連演出の継続度(発展度)を占うことができる。すなわち、第1可動役物251が、第1ポジションにある場合の方が、第2ポジションにある場合よりも、第1予告の演出が継続されやすい。ここでは、第1予告の演出は、擬似連演出であったが、ステップアップ予告の演出であってもよく、ノーマルリーチからスーパーリーチへの発展演出であってもよい。
図18は、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で、透過演出が実行される一例を段階的に示した図である。
図18(b)では、中図柄表示領域208bに擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ変動)され、擬似連演出が開始され、同図(c)では、擬似連演出における再変動が開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×2」という文字表示が表示されている。
図18に示す例で、擬似連演出の1回目の再変動中に、第1可動役物251が、初期位置から第2ポジションを経由して第1ポジションまで移動する(同図(d))。第1可動役物251は、第2ポジションに一旦停止してもよいしが、第1ポジションまで一気に移動してもよい。なお、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面が全体が不透明状態であるため、第1可動役物251が移動している様子が見えにくく、あるいは見えないようにしている。
図18(e)では、透過演出が開始される。図18(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、第1ポジションにある第1可動役物251に前面側からオーバーラップしている領域を含む第1表示エリア208−1のみが、透明状態に変化している。すなわち、第1ポジションにある第1可動役物251の全部が、透明状態の第1表示エリア208−1に前面側からオーバーラップされている。図18(e)に示す第1表示エリア208−1は、第1ポジションにある第1可動役物251よりも大きな領域であるが、第1可動役物251と同じ大きさの領域であってもよい。また、第1表示エリア208−1は、第1ポジションにある第1可動役物251全体に重なる領域であるが、第1ポジションにある第1可動役物251の一部にのみ重なる領域であってもよい。すなわち、第1ポジションにある第1可動役物251よりも小さな領域であってもよく、その第1可動役物251の前面側からずれた領域であってもよい。図18(e)では、第1ポジションにある消灯状態の第1可動役物251が、第1装飾図柄表示装置208Lにおける第1表示エリア208−1を通して視認し易くなっている。
なお、この例では、第1可動役物251が第1ポジションまで移動した後、第1表示エリア208−1が透明状態に変化しているが、第1可動役物251が第1ポジションに位置するのと同時に、第1表示エリア208−1が透明状態に変化してもよい。また、場合によっては、第1可動役物251が第1ポジションに位置する前から、第1表示エリア208−1に相当する領域が透明状態であってもよい。さらには、第1表示エリア208−1は、電源投入直後の初期動作の一部として、透明状態に変化する場合があってもよいし、大当り遊技中の一部又は全部においても、透明状態に変化する場合があってもよい。すなわち、第1表示エリア208−1は、ここでの透過演出よりも前にも透明状態に変化する場合があってもよいし、ここでの透過演出よりも後にも透明状態に変化する場合があってもよい。さらに、透明状態に変化している期間は、ここでの透過演出が最も長くてもよいし、ここでの透過演出よりも長い場合が他の状態であってもよいし、ここでの透過演出が最も短くてもよいし、ここでの透過演出よりも短い場合が他の状態であってもよい。
図18(f)では、第1可動役物251が第2表示態様で点灯しているが、第1表示エリア208−1が透明状態に変化するのと同時に、第2表示態様で点灯してもよい。また、第1表示エリア208−1が透明状態に変化する前から、第1可動役物251は第2表示態様で点灯していてもよい。さらに、第1可動役物251は、第1ポジションにおいても、上述したように、第2表示態様以外の表示態様でも点灯可能であり、また、点滅等の複数種類の態様で駆動可能である。
その後、1回目の再変動が続く中、第1可動役物251は消灯し(図18(g))、次いで、第1表示エリア208−1が不透明状態に戻り(同図(h))、不透明状態になった後で、第1可動役物251が初期位置に復帰する(同図(i))。
図18(k)では、中図柄表示領域208bに擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が再び仮停止(揺れ変動)されている。図18に示す例では、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で、透過演出が実行されているため、第2ポジションにある状態で透過演出が実行された場合(図17に示す例)に比べて、擬似連演出(第1予告の演出)が継続(発展)しやすく、図18(l)では、擬似連演出における再変動が再び開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×3」という文字表示が表示されている。
そして、図18(m)では、擬似連演出が終了し、剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始され、同図(n)では、主人公の殿様YMと敵役の剣豪KGが対峙しており、同図(o)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様YMと剣豪KGが斬り合いを演じた後の様子、すなわち互いに刀を抜き合って勝負した後の様子が表示され、同図(p)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪KGが倒れたシーンが表示されている。すなわち、殿様YMが勝利し、図18(q)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」)が確定表示されている。なお、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が実行された場合であっても、擬似連回数が3回まで延びた場合であっても、ハズレる場合はあり得る。ただし、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が実行された場合には、必ず大当りするようにしてもよい。
図18に示す例では、図15(l)や同図(l−1)に示すボタン演出は開始されないが、ボタン演出が開始される場合があってもよい(図19以降の例においても同様)。また、ボタン演出が開始された場合は、必ず大当りするようにしてもよいし、反対に、必ずハズレるようにしてもよい。
また、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が実行されたことは、擬似連演出の継続(二回目の仮停止)についての予告であってもよいし、スーパーリーチ演出(例えば、剣豪リーチ)が開始されることの予告であってあってもよい。
また、図18(m’)は、図18(m)の変形例である。図18(m’)に示す変形例では、擬似連演出中に透過演出は実行されず、剣豪リーチのスーパーリーチ中に透過演出が実行される。図18(m’)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチの開始演出の文字表示(「剣豪リーチ」)の一部と、第1表示エリア208−1の一部が重なっている。なお、第1表示エリア208−1の全部と、「剣豪リーチ」の文字表示の一部又は全部が重なってもよく、あるいは、「剣豪リーチ」の文字表示を小さくしたり、第1表示エリア208−1を大きくして、「剣豪リーチ」の文字表示の全体と、第1表示エリア208−1の一部又は全部が重なってもよい。図18(m’)に示すように、「剣豪リーチ」の文字表示と、第1表示エリア208−1が重なった場合は、「剣豪リーチ」の文字表示の一部が見えなくなる。すなわち、「剣豪リーチ」の文字表示の一部が透明状態になり、透明状態になった部分の奥側には、第1可動役物251が見える。図18(m’)に示す第1可動役物251は、第2表示態様で点灯している。
なお、「剣豪リーチ」の文字表示の一部は、第2表示エリア208−2の一部とも重なっており、第2ポジションに第1可動役物251がある場合には、「剣豪リーチ」の文字表示が表示されている状態で、第2表示エリア208−2が透明状態になることがあってもよい。
また、第1可動役物251の第1ポジションを、中図柄表示領域208bの上方の位置から下方の位置に変更すれば、通常予告の表示態様の変動アイコンh0による予告表示の少なくとも一部と、第1表示エリア208−1の少なくとも一部が重なるようになり、変動アイコンh0の一部が切り欠かれて、その奥に、第1可動役物251が見えるようになる。この場合、第1可動役物251の第2ポジションも、右図柄表示領域208bの上方の位置から下方の位置に変更したとしても、通常予告の表示態様の変動アイコンh0による予告表示の少なくとも一部と、第2表示エリア208−2の少なくとも一部は重ならず、第1表示エリア208−1のみが、通常予告の表示態様の変動アイコンh0が表示される領域と重なることになる。
なお、擬似連回数が3回目となる再変動(図18(l))を経て、剣豪リーチに発展する場合、擬似連回数が2回目となる再変動(図18(c)〜同図(k)直前)と、擬似連回数が3回目となる再変動(図18(l))の両方で透過演出が実行されてもよいし、いずれか一方のみでしか透過演出が実行されないようにしてもよい。すなわち、擬似連演出における複数回の再変動を経て或るリーチ演出(例えば、スーパーリーチ演出)が開始される場合、複数回の再変動のうち少なくとも一回の再変動で透過演出が実行される構成であってもよい。
図19は、第1可動役物251が、第1ポジションにある状態で透過演出が実行された後、第2ポジションにある状態でも透過演出が実行された場合の一例を段階的に示した図である。
図19(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チャンス目の組み合わせである「装飾3−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、第1保留アイコンh11は、先読み予告の表示態様の一つである第2表示態様で表示されている。
図19(b)では、装飾図柄の変動表示が開始され、同図(c)では、第1可動役物251が、初期位置から第1ポジションまで移動し、第1ポジションに消灯状態で位置している。図19(d)では、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し、続いて、第1ポジションにおいて第1可動役物251が第2表示態様で点灯する(同図(e))。その後、擬似連演出が開始される前に、第1可動役物251は消灯し(図19(f))、次いで、第1表示エリア208−1が不透明状態に戻り(同図(g))、透過演出は終了する。第1表示エリア208−1における透過演出が終了した後、図19(j)では、中図柄表示領域208bに擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ変動)され、擬似連演出が開始され、同図(k)では、擬似連演出における再変動が開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×2」という文字表示が表示されている。
擬似連演出の再変動中に、第2表示エリア208−2が透明状態に変化し、第2ポジションにおいて第2表示態様で点灯している第1可動役物251が視認可能になる(図19(m))。なお、図19(g)において、第1表示エリア208−1が不透明状態に戻った後は、第1可動役物251は、視認不能あるいは視認困難になり、初期位置に一旦戻ってから、第2ポジションに移動する場合もあれば、第1ポジションに留まり、図19(m)のタイミングまでに第2ポジションに移動する場合もあれば、第1表示エリア208−1が不透明状態に戻るとすぐに第2ポジションに移動する場合もある。この例では、2回目の仮停止は行われず、擬似連回数は3回にはならずに、図19(o)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾8」−「装飾7」)が確定表示されている。
一方、図19(m’)では、同図(m)とは異なる例を示し、擬似連演出の再変動中に、第1表示エリア208−1が透明状態に再び変化し、第1ポジションにおいて第2表示態様で点灯している第1可動役物251が視認可能になっている。図19(m’)では、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が再び実行されたため、2回目の仮停止も行われる。具体的には、図18(g)〜同図(q)に示す例と同じになる。
図20は、第1可動役物251と第4可動役物254を用いた演出の一例を段階的に示す図である。
図20(a)〜同図(h)は、図16(a)〜同図(h)と同じであり、第1可動役物251が第2ポジションにある状態で透過演出が実行されている。すなわち、図20(d)〜同図(f)では、第2表示エリア208−2が透明状態に変化し、第2ポジションにある第1可動役物251が視認可能になっている。
このように、第1可動役物251が第2ポジションにある状態で透過演出が実行されたが、この例では、擬似連演出が開始される。すなわち、図20(j)では、中図柄表示領域208bに擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ変動)され、同図(k)では、擬似連演出における再変動が開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×2」という文字表示が表示されている。ここでの例のように、第2表示エリア208−2が透明状態に変化した場合であっても、第1予告の演出(ここでは擬似連演出)が開始される場合があってもよい。ただし、第1表示エリア208−1が透明状態に変化した場合に限ってでしか、第1予告の演出が開始されないように構成してもよい。
そして、擬似連演出における再変動中に、暗転演出が開始される。暗転演出では、第1装飾図柄表示装置208Lの表画面全体が、暗転演出が開始される前より暗くなる。不透明状態の第1装飾図柄表示装置208Lに表示された画像の色合い(例えば、黄系の色合いや白系の色合い等)によっては、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側にある第1可動役物251や第4可動役物254が視認困難ではあるものの視認することができる場合があるが、暗転演出が開始されると、たとえ黄系の色合いや白系の色合いが表示された領域の背面側であっても視認不可能になりやすい。
暗転演出が開始されると、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示は消え、代わりに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に第5図柄pd5の表示が開始される。また、UI部UI3が消え、保留アイコンh11,h12は非表示になり、変動アイコンh0も非表示になる。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上には保留数表示が追加表示される。
図20(n)では、それまで初期位置にあった第4可動役物254が、第7ポジションまで移動する。図20(n)では、第7ポジションにある第4可動役物254を点線で表している。図20(n)では、点線で表す第4可動役物254に設けられたいずれのLED2541〜2543も消灯状態である。
図20(o)では、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541が第2表示態様で点灯を開始する。第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は全体が不透明状態であり、しかも暗転演出が行われているが、上段のLED2541からの光は、第1装飾図柄表示装置208Lを透過し、前面側から、発光している様子がわかる。なお、第2表示態様による点灯に限らず、他の表示態様による点灯であってもよいし、点滅であってもよい。図20(p)では、上段のLED2541は消灯している。
第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541の位置は或るポジションに相当する。また、図20(n)〜同図(p)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、或るポジションにある上段のLED2541に前面側からオーバーラップしている領域を含む第4表示エリア208−4は、他の領域(図20(d)に示す第2表示エリア208−2や、図19(d)に示す第1表示エリア208−1等)と同じく不透明状態のままである。上述のごとく、図20(o)では、第4表示エリア208−4が不透明状態であるが、上段のLED2541が発光している。第4表示エリア208−4は、1点鎖線で表しているが、或るポジションにある上段のLED2541の全部が、第4表示エリア208−4に前面側からオーバーラップされている。また、第4表示エリア208−4は、或るポジションにある上段のLED2541よりも大きな領域であるが、そのLED2541と同じ大きさの領域であってもよい。さらに、第4表示エリア208−4は、或るポジションにある上段のLED2541全体に重なる領域であるが、或るポジションにある上段のLED2541の一部にのみ重なる領域であってもよい。すなわち、或るポジションにある上段のLED2541よりも小さな領域であってもよく、その上段のLED2541の前面側からずれた領域であってもよい。
第4表示エリア208−4は、図20(d)に示す第2表示エリア208−2とは別の領域であり、図19(d)に示す第1表示エリア208−1とも別の領域である。しかしながら、第4表示エリア208−4は、第1表示エリア208−1のすぐ左側の領域であることから、第4表示エリア208−4が不透明状態のまま、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541が点灯すると、暗転演出中であることも相俟って、上段のLED2541自体や第4可動役物254が見えないことから、第1可動役物251が、第1ポジションよりもさらに第1予告の演出(擬似連演出)が実行されやすい位置に移動して、発光しているのではないかと遊技者に思わせることができる場合がある。
図20(q)では、第4可動役物254が初期位置に戻り、同図(r)では、暗転演出が終了している。
図21は、図20から続く例や変形例を段階的に示す図である。
図21の左側の列には、図20から続く例が示されている。或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541が点灯した場合の方が、上段のLED2541が点灯しない場合よりも、第1予告の演出が実行されやすい。ここでの第1予告の演出は、剣豪リーチ演出よりは大当りの期待度が低くなる、おっかけリーチ演出によるスーパーリーチ演出である。図21(a)に示すように、おっかけリーチ演出によるスーパーリーチ演出でも、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示は消え、代わりに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に第5図柄pd5の表示が開始される。また、UI部UI3も消え、保留アイコンh11,h12は非表示になり、変動アイコンh0のみが表示を継続する。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上には保留数表示が追加表示される。また、おっかけリーチ演出では、背景表示が変化する。
図21(b)では、殿様YMが、小判をたくさん持って逃げる商人EGに向かって走ってきており、同図(c)では、殿様YMが商人EGにかなり接近するが、同図(d)では、商人EGを取り逃がしてしまい、おっかけリーチ演出は失敗に終わっている。この後の図は省略されているが、第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せが確定表示される。
図21の真ん中の列には、おっかけリーチ演出が成功した場合の例が示されている。図21(c)と同じく同図(c’)では殿様YMが商人EGにかなり接近し、同図(c−2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、変動アイコンh0の表示も消え、左上に「祝」の文字が表示された背景表示に一旦切り替わり、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に表示された第5図柄pd5では、大当りの組合せ(「6」−「6」−「6」)が揺れ変動を開始している。この左上に「祝」の文字が表示された背景表示は、殿様YMが商人EGを捕まえることを予告する背景表示であってもよいし、大当り確定を予告する背景表示であってもよい。そして、図21(d’)では、殿様YMが商人EGを捕まえ、おっかけリーチ演出は成功し、変動アイコンh0の表示も復活している。図21(d’)に続く同図(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪KGが倒れたシーンが表示されている。すなわち、図15(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」)が確定表示されている。
図21の右側の列には、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541が点灯しなかった例が示されている。図21(m)は、図20(m)と同じ状況であり、暗転演出が開始されている。続く図21(n)では、それまで初期位置にあった第4可動役物254が、第7ポジションまで移動する。図21(n)でも、第7ポジションにある第4可動役物254を点線で表し、第4可動役物254に設けられたいずれのLED2541〜2543も消灯状態である。
図21(q)では、図20(q)と同じく、第4可動役物254が初期位置に戻っている。したがって、この例では、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541が点灯しなかったことになる。
図21(r)では、図20(r)と同じく暗転演出が終了し、図21(s)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾8」−「装飾7」)が確定表示されている。第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541が点灯しなかった、この右側の列における例では、第1予告の演出(おっかけリーチ演出のスーパーリーチ演出)が開始されず、ハズレの装飾図柄の組合せが確定表示されている。なお、上段のLED2541が点灯しなかった場合であっても、第1予告の演出(おっかけリーチ演出のスーパーリーチ演出)が開始される場合もある。ただし、上段のLED2541が点灯しなかった場合には、第1予告の演出(おっかけリーチ演出のスーパーリーチ演出)が開始されることがないようにしてもよい。
図22は、図20(m)と同じ状況から続く他の例を段階的に示す図である。
図22(b)は、図20(m)と同じ状況であり、擬似連演出における再変動表示中に暗転演出が開始されている。続く図22(c)では、それまで初期位置にあった第4可動役物254が、第7ポジションまで移動する。図22(c)でも、第7ポジションにある第4可動役物254を点線で表し、第4可動役物254に設けられたいずれのLED2541〜2543も消灯状態である。
上段のLED2541、中段のLED2542、および下段のLED2543が設けられ、第7ポジション、第8ポジション、および第9ポジションに移動可能な第4可動役物254では、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、中段のLED2542(第二の発光体)が点灯した場合の方が、上段のLED2541(第一の発光体)が点灯した場合よりも、第1予告の演出が実行されやすく、下段のLED2543(第三の発光体)が点灯した場合の方が、中段のLED2542(第二の発光体)が点灯した場合よりも、第1予告の演出が実行されやすい。すなわち、下にあるLEDが点灯する場合ほど、第1予告の演出が実行されやすい。また、上述の如く、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第4可動役物254が、第8ポジションにある場合の方が、第7ポジションにある場合よりも、第1予告の演出が実行されやすく、第9ポジションにある場合の方が、第8ポジションにある場合よりも、第1予告の演出が実行されやすい。これらのことを合わせると、いずれか一つのLEDのみが発光している状態では、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541が発光してしる状態が、第1予告の演出が最も実行されにくく、第9ポジションにある第4可動役物254の下段のLED2543が発光してしる状態が、第1予告の演出が最も実行されやすい。したがって、先に説明した図20に示す例における、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第4可動役物254が第7ポジションで上段のLED2541のみが点灯した状態(以下、期待弱状態という。)は、第1予告の演出が最も実行されにくい状態になるが、反面、期待弱状態は最も出現しやすい状態になる。したがって、期待弱状態と、期待弱状態より第1予告の演出が実行されやすい状態(例えば、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第4可動役物254が第8ポジションで上段のLED2541のみが点灯した状態:以下、期待強状態という。)とを遊技者に誤認させることができれば、期待弱状態は期待強状態よりも出現頻度が高いため、遊技者に飽きさせることなく期待弱状態でもありがたみを与え、遊技を楽しませることができる。
また、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、3つあるLED2541〜2543の中で、2つのLEDが点灯した場合の方が、1つのLEDしか点灯していない場合よりも、第1予告の演出が実行されやすく、3つのLEDが点灯した場合の方が、2つのLEDしか点灯していない場合よりも、第1予告の演出が実行されやすい。
図22(d)では、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541のみが第2表示態様で点灯を開始する。上段のLED2541からの光は、第1装飾図柄表示装置208Lを透過し、前面側から、発光している様子がわかる。なお、第2表示態様による点灯に限らず、他の表示態様による点灯であってもよいし、点滅であってもよい。
第4可動役物254は、上段のLED2541のみが第2表示態様で点灯した状態のまま第8ポジションに向けて移動を開始し、図22(e)では、第8ポジションに到達し、停止している。図22(f)に示す第4可動役物254では、第8ポジションにおいて、中段のLED2542も第2表示態様で点灯を開始し、2つのLED2541,2542が点灯している。次いで、第4可動役物254は、これら2つのLED2541,2542を第2表示態様で点灯させた状態のまま第9ポジションに向けて移動を開始し、図22(g)では、第9ポジションに到達し、停止している。なお、第4可動役物254は、移動中は、LEDを消灯したり、発光態様を変えて移動してもよい。また、この例では、第4可動役物254は、第8ポジションに一旦停止したが、一旦停止せずに、移動しながら(例えば、第8ポジションを通過する際に)、中段のLED2542が第2表示態様で点灯を開始するようにしてもよい。
図22(h)に示す第4可動役物254では、第9ポジションにおいて、下段のLED2543も第2表示態様で点灯を開始し、3つ総てのLED2541〜2543が点灯している。第9ポジションで3つ総てのLED2541〜2543が点灯した状態は、第1予告の演出が最も実行されやすい状態である。なお、このように、第1予告の演出が最も実行されやすい状態になると、LED2541〜2543の表示態様が変化したり(例えば、赤色の表示態様に変化したり)、駆動態様(発光態様)が変わってもよい(例えば、点滅に変わってもよい)。また、第1予告の演出が最も実行されやすい状態になる場合には、LED2541,2542,2543は、第2表示態様で点灯するのではなく、予め特殊な駆動態様(例えば、赤色点灯や点滅)で発光するようにしてもよい。さらに、第1予告の演出が最も実行されやすい状態に限らず、第1予告の演出がかなりの高確率あるいは必ず実行される状態であっても、LED2541〜2543の発光態様が変わってもよいし、第1予告の演出がかなりの高確率あるいは必ず実行される状態になる場合にも、LED2541,2542,2543は、予め特殊な発光態様で発光するようにしてもよい。
図22(i)では、透過演出が開始されている。図22(i)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、第9ポジションにある第4可動役物254に前面側からオーバーラップしている領域を含む第5表示エリア208−5のみが透明状態に変化している。すなわち、第9ポジションにある第4可動役物254の全部が、第5表示エリア208−5に前面側からオーバーラップされている。図22(i)に示す第5表示エリア208−5は、第9ポジションにある第4可動役物254よりも大きな領域であるが、第4可動役物254と同じ大きさの領域であってもよい。また、第5表示エリア208−5は、第9ポジションにある第4可動役物254全体に重なる領域であるが、第9ポジションにある第4可動役物254の一部にのみ重なる領域であってもよい。すなわち、第9ポジションにある第4可動役物254よりも小さな領域であってもよく、その第4可動役物254の前面側からずれた領域であってもよい。透明状態に変化した第5表示エリア208−5の奥には、第2表示態様で点灯している3つのLED2541〜2543が視認できる。以上説明したように、第5表示エリア208−5が透明状態に変化するのは、第1予告の演出が最も実行されやすい状態になった場合、または第1予告の演出がかなりの高確率あるいは必ず実行される状態になった場合に限ってもよいが、それ以外の場合であってもよい。例えば、上段のLED2541しか点灯しないが、第4可動役物254が第9ポジションまで移動した場合や、第4可動役物254の位置に関係なく下段のLED2543が点灯した場合や、第4可動役物254の位置に関係なく3つのLED2541〜2543総てが点灯した場合にも、第5表示エリア208−5が透明状態に変化してもよい。
図22(j)では、第5表示エリア208−5が不透明状態に戻り、続いて、同図(k)では、3つのLED2541〜2543総てが消灯している。なお、第5表示エリア208−5が不透明状態に戻るのと、3つのLED2541〜2543総てが消灯するのは、同タイミングであってもよいし、消灯してから不透明状態に戻ってもよい。また、3つのLED2541〜2543の消灯は、3つ総てが同時に消灯してもよいし、点灯を開始した順に消灯していってもよいし、点灯を開始した順とは逆に消灯していってもよい。
さらに、第5表示エリア208−5の不透明状態への変化は、第5表示エリア208−5全体が一気に不透明状態へ変化してもよいし、部分的に徐々に不透明状態へ変化していってもよい。
図22(l)では、それまで第9ポジションにあった第4可動役物254が、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた初期位置に復帰し、同図(m)では、暗転演出が終了している。暗転演出が終了すると、第1予告の演出として、ここでは、姫発見リーチ演出がスーパーリーチ演出として開始される。上述ごとく、姫発見リーチ演出はおっかけリーチ演出よりも大当りの期待度が高い演出である。なお、おっかけリーチ演出が開始される場合があってもよいが、姫発見リーチ演出のみが開始される場合があってもよいし、姫発見リーチ演出のみが必ず開始されるようにしてもよい。
図22(n)に示すように、姫発見リーチ演出でも、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示は消え、代わりに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に第5図柄pd5の表示が開始される。また、UI部UI3も消え、保留アイコンh11,h12は非表示になり、変動アイコンh0のみが表示を継続する。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上には保留数表示が追加表示される。また、姫発見リーチ演出でも、背景表示が変化する。
図22(o)では、殿様YMが登場し、同図(p)では、殿様YMが襖の前に到着する。その襖は閉まっているが、図22(q)では、襖が開き始め、襖の奥には何かがいるようにも見える。
図22(r)ではボタン演出が開始されている。ここでのボタン演出は、襖の奥から姫が登場するか否かを明らかにする最終ジャッジ演出に相当する。ボタン演出が開始されると、それまで第1表示態様で点灯していたチャンスボタン136の表示態様が第4表示態様へと変化する。また、図22(r)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの中央には、第4表示態様で点灯しているチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「一撃」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cが表示されている。なお、これらのボタン画像等136a〜cは、襖の画像にオーバーラップしている。
図23は、図22から続く例や変形例を段階的に示す図である。
図23の左側の列には、図22から続く例が示されている。この例では、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作(押下)されなかった。図23(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン画像等136a〜cが消え、襖の奥には、誰もいない様子が表示されている。すなわち、姫発見リーチ演出は失敗に終わっている。図23(c)では、第1装飾図柄表示装置208Lにハズレの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」)が確定表示されている。なお、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作(押下)された場合であっても、第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示は、図23(a)〜同図(c)の表示と同じである。
図23の右側の列には、襖の奥から姫が登場する例が示されている。図22(r)の変形例である図23(r−1)でもボタン演出が開始されているが、ここでのボタン演出は、ボタン画像136aが大きく表示されている。このように、ボタン演出で表示される表示(操作促進表示)には複数の表示態様が用意されており、その表示態様によって、演出の成功率(ここでは姫発見の成功率)や、大当りの期待度が変わってもよい。ここでも、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作(押下)されなかったが、図23(r−2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン画像等136a〜cが消え、左上に「祝」の文字が表示された背景表示に一旦切り替わり、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に表示された第5図柄pd5では、大当りの組合せ(「6」−「6」−「6」)が揺れ変動を開始している。この左上に「祝」の文字が表示された背景表示は、姫発見を予告する背景表示であってもよいし、大当り確定を予告する背景表示であってもよい。続いて、図15(a’)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、襖の奥から姫HMが登場し、姫発見リーチ演出は成功したことになる。図23(b’)では、第1装飾図柄表示装置208Lに大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」)が確定表示されている。なお、中図柄表示領域208bでは、姫HMのキャラクタ画像に装飾図柄(「装飾6」)がオーバーラップしている。
図24は、透過演出とタイマ予告の演出が組み合わさった一例を段階的に示す図である。
図24(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チャンス目の組み合わせである「装飾3−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、第1保留アイコンh11は、先読み予告の表示態様の一つである第2表示態様で表示されている。
図24(b)では、装飾図柄の変動表示が開始されている。この段階では、第1可動役物251は、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた初期位置にある。また、図24(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ予告の演出が開始されている。ここでのタイマ予告の演出では、擬似連演出開始までの時間(残時間)をカウントダウン表示するタイマ予告表示TM1が表示される。このタイマ予告表示TM1は、第3表示態様の表示である。ここでのタイマ予告の演出では、残時間をカウントダウン表示するタイマ予告表示TM1が表示され、残時間が無くなった後に、擬似連演出が開始される場合があるが、開始されない場合もある。このタイマ予告表示TM1は、第3表示態様の表示である。
図24(c)では、初期位置にあった第1可動役物251が、第2ポジションまで移動する。図24(c)では、第2ポジションにある第1可動役物251を点線で表している。図24(d)では、第1可動役物251が第2ポジションにある状態で、透過演出が開始され、第2表示エリア208−2が透明状態に変化する。ここでの透過演出も、擬似連演出の開始を予告する演出である。したがって、タイマ予告の演出にしても透過演出にしても、擬似連演出に関する予告であり、言い換えれば、現在行われている図柄変動表示に関する予告でもある。図24(d)から明らかなように、第2表示エリア208−2の一部と、タイマ予告表示TM1の一部は重なっている。第2表示エリア208−2の大きさは、タイマ予告表示TM1の大きさよりも小さい。なお、タイマ予告表示TM1の全部と、第2表示エリア208−2の一部又は全部が重なってもよく、あるいは、タイマ予告表示TM1を小さくしたり、第2表示エリア208−2を大きくして、第2表示エリア208−2の全体と、タイマ予告表示TM1の一部又は全部が重なってもよい。また、図24(d)に示すように、第2表示エリア208−2と、タイマ予告表示TM1が重なった場合は、タイマ予告表示TM1の一部が欠けて見えなくなる。すなわち、タイマ予告表示TM1の一部が透明状態になり、透明状態になった部分の奥側には、第1可動役物251が見える。図24(c)に示す第1可動役物251は、消灯状態である。
なお、この例では、タイマ予告の演出の方が透過演出よりも先に開始されたが、透過演出の方がタイマ予告の演出よりも先に開始されてもよく、あるいは、両者が同時に開始されてもよい。
図24(e)では、第1可動役物251が第2表示態様で点灯し、タイマ予告表示TM1の一部が透明状態になった部分の奥側には、第2表示態様で点灯している第1可動役物251が見える。
図24(f)では、第2表示エリア208−2の一部が不透明状態に変化する。すなわち、第2表示エリア208−2のうち、タイマ予告表示TM1と重なっていた部分が不透明状態に変化し、タイマ予告表示TM1の欠けていた部分が復帰表示され、タイマ予告表示TM1全体が視認可能になる。一方、第1可動役物251の、タイマ予告表示TM1と重なっている一部が見えなくなる。
図24(g)では、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻り、不透明状態になった後で、第1可動役物251が初期位置に復帰する(同図(h))。また、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻った後で、タイマ予告表示TM1は残時間が無くなったことを表す「0:00」になる。なお、タイマ予告表示TM1が「0:00」になるタイミングは、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻ると同時であってもよいし、第2表示エリア208−2が不透明状態に戻る前であってもよい。タイマ予告表示TM1が「0:00」になった後、この例では、図24(i)に示すように、タイマ予告表示TM1に「Go!」という文字表示が表示され、擬似連演出が開始される。図24(k)では、中図柄表示領域208bに擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ変動)され、擬似連演出が開始されている。上述のごとく、第1可動役物251が、第2ポジションにある場合の方が、第1ポジションにある場合よりも、擬似連演出が開始されにくいが、タイマ予告の演出も行われたことで、擬似連演出が開始される確率が高くなり、この例では、擬似連演出が開始されている。なお、透過演出と、タイマ予告の演出が行われると、擬似連演出が必ず開始される構成であってもよい。
図24(l)では、擬似連演出における再変動が開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×2」という文字表示が表示されている。
なお、ここでは、タイマ予告の演出は、擬似連演出に関するものであったが、保留アイコンが先読み予告の表示態様に変化するか否かに関するものであってもよい。すなわち、先読み予告に関するものであってもよい。
また、タイマ予告の演出でも、タイマ予告表示TM1が、この例のように第3表示態様の表示であるよりも、第4表示態様の表示である方が、擬似連演出や先読み予告が開始されやすい。したがって、第1可動役物251が第2ポジションにある状態で透過演出が開始され、その後に、第4表示態様のタイマ予告表示TM1が開始された場合には、第3表示態様のタイマ予告表示TM1が開始された場合よりも、擬似連演出や先読み予告が開始されやすくてもよく、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が開始され、その後に、第4表示態様のタイマ予告表示TM1が開始された場合には、擬似連演出や先読み予告が必ず開始されるようにしてもよい。
さらに、以上の説明では、擬似連演出(通常予告)や先読み予告の開始確率に関係する説明であったが、大当りの期待度(信頼度)にも関係してもよい。例えば、第1可動役物251が第2ポジションにある状態で透過演出が開始されても、タイマ予告表示TM1も実行されていれば、大当り確定であってもよい。
図24における右側の列には、図24(e)の変形例が示されている。
図24(e−1)では、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が行われ、タイマ予告表示TM1の全部も見えるとともに、透明状態の第1表示エリア208−1越しに、第2表示態様で点灯している第1可動役物251の全部も見えている。すなわち、第1表示エリア208−1と、タイマ予告表示TM1は完全にズレており、重なっていない例である。図24(e)に示す例と比較すれば、第1可動役物251が、透過演出が開始されにくい第2ポジションにある場合にはタイマ予告表示TM1と重なり、透過演出が開始されやすい第1ポジションにある場合にはタイマ予告表示TM1と重ならないことになる。なお、この関係は逆であってもよく、第1可動役物251が、透過演出が開始されやすい第1ポジションにある場合にはタイマ予告表示と重なり、透過演出が開始されにくい第2ポジションにある場合にはタイマ予告表示と重ならなくてもよい。
図24(e−2)は、タイマ予告表示TM1が、チュートリアル表示部TT1のすぐ上の位置に表示されている例である。この例では、タイマ予告表示TM1と第2表示エリア208−2は離れており、両者は重なっていない。
一方、図24(e−3)は、チュートリアル表示部TT1のすぐ上の位置に表示されたタイマ予告表示TM1の上に、それとは別の第二のタイマ予告表示TM2が表示されている例である。第二のタイマ予告表示TM2は、タイマ予告表示TM1とは別の演出(例えば、ボタン演出等)に関する表示であるが、図24(e−3)に示す第二のタイマ予告表示TM2では、カウントダウン表示はまだ開始されておらず、準備中の文字が表示されている。この第二のタイマ予告表示TM2の一部と第2表示エリア208−2の一部は重なっており、第二のタイマ予告表示TM2の一部が透明状態になり、透明状態になった部分の奥側には、第1可動役物251が見えている。図24(e−2)に示すように、タイマ予告表示が一つしか表示されていなければ、第2表示エリア208−2と重ならないが、タイマ予告表示が複数表示されると、第2表示エリア208−2と重なることになる。すなわち、複数のタイマ予告表示が複数されている場合のみ、第2表示エリア208−2と重なることになる。
図25は、図22に示す演出の変形例を段階的に示す図である。
図22(b)と同じく図25(b)では、擬似連演出における再変動表示中に暗転演出が開始されている。ただし、図25に示す例では、暗転演出が開始されても、UI部UI3は消えず、保留アイコンh11,h12も変動アイコンh0も表示を継続する。続く図25(c)では、それまで初期位置にあった第4可動役物254が、第7ポジションまで移動する。図25(c)でも、第7ポジションにある第4可動役物254を点線で表し、第4可動役物254に設けられたいずれのLED2541〜2543も消灯状態である。図25(d)では、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541のみが第2表示態様で点灯を開始する。上述のごとく、この状態は期待弱状態である。期待弱状態における、上段のLED2541からの光は、UI部UI3、保留アイコンh11,h12、および変動アイコンh0のいずれとも重ならない。
図25(e)では、第4可動役物254は、上段のLED2541のみが第2表示態様で点灯した状態のまま第8ポジションに向けて移動を開始する。この例では、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第4可動役物254が右側に行くほど、第1予告の演出が実行されやすくなる。また、右側に表示されている保留アイコンが表す保留ほど先に消化される。したがって、第1予告の演出が実行されやすくなる方向と、保留の消化順を表す保留アイコンの並びの方向が一致している。
図25(f)に示すように、第4可動役物254は、移動しながら、点灯するLEDの数が増えていく。すなわち、第4可動役物254は、第8ポジションする前に、中段のLED2542も第2表示態様で点灯し始める。やがて、第4可動役物254は、第8ポジションに到達する(図25(g))。第8ポジションにおける上段のLED2541からの光にしても、中段のLED2542からの光にしても、UI部UI3、保留アイコンh11,h12、および変動アイコンh0のいずれとも重ならない。
図25(h)では、第8ポジションに停止している第4可動役物254の下段のLED2543も第2表示態様で点灯し始める。この下段のLED2543からの光は、通常予告の表示態様である変動アイコンh0と重なり、デフォルトの表示態様である第1保留アイコンh11とも重なり、UI部UI3の一部とも重なる。この結果、少なくとも、変動アイコンh0および第1保留アイコンh11は、下段のLED2543が点灯する前に比べて視認困難になっている。ただし、下段のLED2543の光が青色であり、図25(h)に示す第1保留アイコンh11が白色であり、LEDからの光の色とアイコンの色との関係によっては、背面側からのLED光にアイコンが照らされて、かえってアイコンが見えやすくなる場合もある。
なお、下段のLED2543からの光は、変動アイコンと保留アイコンのうち変動アイコンのみと重なるようにしてもよいし、保留アイコンのみと重なるようにしてもよい。また、変動アイコンh0の表示態様が、通常予告の表示態様である場合に限って、下段のLED2543が点灯するようにしてもよい。
図25(i)では、透過演出が開始されている。図25(i)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、第8ポジションにある第4可動役物254に前面側からオーバーラップしている領域を含む第6表示エリア208−6のみが透明状態に変化している。すなわち、第8ポジションにある第4可動役物254の全部が、第6表示エリア208−6に前面側からオーバーラップされている。図25(i)に示す第6表示エリア208−6は、第8ポジションにある第4可動役物254よりも大きな領域であるが、第4可動役物254と同じ大きさの領域であってもよい。また、第6表示エリア208−6は、第8ポジションにある第4可動役物254全体に重なる領域であるが、第8ポジションにある第4可動役物254の一部にのみ重なる領域であってもよい。すなわち、第8ポジションにある第4可動役物254よりも小さな領域であってもよく、その第4可動役物254の前面側からずれた領域であってもよい。透明状態に変化した第6表示エリア208−6の奥には、第2表示態様で点灯している3つのLED2541〜2543が視認できる。一方、変動アイコンh0および第1保留アイコンh11は消えている。この図25(i)に示す、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第8ポジションにある第4可動役物254の3つ総てのLED2541〜2543が点灯している状態よりも、先の図22(i)に示す、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第9ポジションにある第4可動役物254の3つ総てのLED2541〜2543が点灯している状態の方が、第1予告の演出が実行されやすい。
なお、第6表示エリア208−6は、変動アイコンと保留アイコンのうち、変動アイコンのみに重なってもよいし、保留アイコンのみに重なってもよい。また、変動アイコンh0の表示態様が、通常予告の表示態様である場合に限って、第6表示エリア208−6は透明状態になってもよい。
続いて、もう一つの変形例について説明する。
図25(b)と同じく図25(b’)では、擬似連演出における再変動表示中に暗転演出が開始され、ここでも、UI部UI3は消えず、保留アイコンh11,h12も変動アイコンh0も表示を継続する。続く図25(c’)でも、同図(c)と同じく、それまで初期位置にあった第4可動役物254が、消灯状態のまま第7ポジションまで移動する。図25(c’)でも、第7ポジションにある第4可動役物254を点線で表し、第4可動役物254に設けられたいずれのLED2541〜2543も消灯状態である。図25(d’)では、第7ポジションにある第4可動役物254の下段のLED2543のみが第2表示態様で点灯を開始する。上述のごとく、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、下段のLED2543が点灯した場合の方が、上段のLED2541が点灯した場合よりも、第1予告の演出が実行されやすい。このように第1予告の演出が実行されやすい下段のLED2543からの光は、第4可動役物254が第7ポジションにある場合は、第2保留アイコンh12と重なる。第7ポジションにある第4可動役物254の下段のLED2543の位置は、第4可動役物254が、第4可動役物254の初期位置に最も近く表示された保留アイコンと重なる位置になる。なお、第2保留アイコンh12はデフォルトの表示態様であるが、保留アイコンの表示態様が、先読み予告の表示態様である場合に限って、下段のLED2543が点灯するようにしてもよい。
図25(e’)では、第4可動役物254は、下段のLED2543のみが第2表示態様で点灯した状態のまま第8ポジションに向けて移動を開始する。移動中の第4可動役物254における下段のLED2543からの光は、第2保留アイコンh12の他、第1保留アイコンh11にも重なり、さらには変動アイコンh0にまで重なり始めている。そして、図25(f’)に示すように、第4可動役物254は、移動しながら、点灯するLEDの数が増加する。すなわち、第4可動役物254は、第8ポジションに到達する前に、中段のLED2542も第2表示態様で点灯し始める。やがて、第4可動役物254は、第8ポジションに到達する(図25(g’))。第8ポジションにおける下段のLED2543からの光は、変動アイコンh0の一部、第1保留アイコンh11の一部、およびUI部UI3の一部に重なっている。
図25(h’)では、第8ポジションに停止している第4可動役物254の上段のLED2541も第2表示態様で点灯し始め、3つ総てのLED2541〜2543が点灯している状態になる。この状態は、図25(h)に示す状態と同じである。
図25(i’)では、同図(i)と同じ透過演出が開始され、透明状態に変化した第6表示エリア208−6の奥には、第2表示態様で点灯している3つのLED2541〜2543が視認できる。一方、変動アイコンh0および第1保留アイコンh11は消えている。
図26は、図25(b’)〜同図(i’)に示す例のさらなる変形例等を示す図である。
図26(b)〜図26(e)は、図25(b’)〜図25(e’)と同じであり、擬似連演出における再変動表示中に、第4可動役物254は、下段のLED2543のみが第2表示態様で点灯した状態のまま第8ポジションに向けて移動する。図26に示す例では、第4可動役物254は、移動しながら、点灯するLEDの数を増加させることなく、第1予告の演出が実行されやすい下段のLED2543のみを第2表示態様で点灯させたまま、第8ポジションに到達する(図26(f))。第8ポジションにおける下段のLED2543からの光は、変動アイコンh0の一部、第1保留アイコンh11の一部、およびUI部UI3の一部に重なっている。第4可動役物254は、第8ポジションに到達しても、点灯するLEDの数を増やさず、透過演出が開始される。この結果、図26(g)に示すように、透明状態に変化した第6表示エリア208−6の奥では、3つのLED2541〜2543のうち、下段のLED2543のみが第2表示態様で点灯している。なお、変動アイコンh0および第1保留アイコンh11は消えている。この例では、LEDの点灯個数に関係なく、透過演出が実行されている。ただし、第1予告の演出が実行されやすい下段のLED2543が点灯していたことから、透過演出が実行され、第1予告の演出が実行されにくい上段のLED2541しか点灯していない場合には、透過演出が実行されないようにしてもよい。また、図25(i’)に示すように、全部のLEDが点灯している場合に限って透過演出が実行されるようにしてもよいし、複数のLEDが点灯している場合に限って透過演出が実行されるようにしてもよい。
図26(f’)は、同図(f)と同じ状態であり、擬似連演出における再変動表示中に、第4可動役物254は、第8ポジションにおいて、下段のLED2543のみを点灯させている。この第8ポジションにおいて、下段のLED2543のみを点灯させている。第8ポジションにある第4可動役物254の下段のLED2543の位置は或るポジションに相当する。
図26(g’)では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、或るポジションにある下段のLED2543に前面側からオーバーラップしている領域を含む第7表示エリア208−7のみが透明状態に変化し、消灯したままのLED2541,2542に前面側からオーバーラップしている領域は不透明状態のままである。このように、透過演出では、点灯しているLEDに前面側からオーバーラップしている領域のみを透明状態に変化させてもよい。さらには、或る発光態様で点灯しているLEDに前面側からオーバーラップしている領域のみを透明状態に変化させてもよい。なお、図26(g’)に示すように、第7表示エリア208−7の横幅は、第4可動役物254の横幅よりも広い。
図26(c’)は、同図(c)と同じ状態であり、擬似連演出における再変動表示中に、第4可動役物254は、第7ポジションにあり、いずれのLED2541〜2543も消灯状態である。また、保留アイコンは2つ表示されており、第1保留アイコンh11にしても第2保留アイコンh12にしても、デフィルトの表示態様(白色の表示態様)である。ここでは、第7ポジションにある第4可動役物254の下段のLED2543の位置が或るポジションに相当する。
図26(d’−1)では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、或るポジションにある下段のLED2543に前面側からオーバーラップしている領域を含む第8表示エリア208−8のみが透明状態に変化する。この結果、デフィルトの表示態様である第2保留アイコンh12の一部が欠けて透明状態になり、第8表示エリア208−8の奥には、第2表示態様で点灯している下段のLED2543が見える。なお、図26(d’−1)に示すように、第8表示エリア208−8の横幅は、第4可動役物254の横幅と同じ長さであり、同図(g’)に示す第7表示エリア208−7の横幅よりも狭い。
図26(d’−2)では、第1保留アイコンh11はデフィルトの表示態様(第1表示態様)であるが、第2保留アイコンh12は先読み予告の表示態様(第2表示態様)である。ここでも、図26(d’−1)と同じく、第8表示エリア208−8のみが透明状態に変化する。この結果、先読み予告の表示態様である第2保留アイコンh12の一部が欠けて透明状態になり、第8表示エリア208−8の奥には、第2表示態様で点灯している下段のLED2543が見える。
図26(d’−3)では、第2保留アイコンh12はデフィルトの表示態様(第1表示態様)であるが、第1保留アイコンh11は先読み予告の表示態様(第2表示態様)である。ここでも、図26(d’−1)と同じく、第8表示エリア208−8のみが透明状態に変化し、デフォルトの表示態様である第2保留アイコンh12の一部が欠けて透明状態になり、第8表示エリア208−8の奥には、第2表示態様で点灯している下段のLED2543が見える。
図26(d’’)では、第7ポジションにある第4可動役物254の中段のLED2542の位置が或るポジションに相当し、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、或るポジションにある中段のLED2542に前面側からオーバーラップしている領域を含む第9表示エリア208−9のみが透明状態に変化する。図26(d’’)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの中央部分には、左図柄表示領域208aから右図柄表示領域208cにかけて、通常予告の一種であるカットイン予告の表示CIYが表示されている。第9表示エリア208−9は、このカットイン予告の表示CIYに重なっており、カットイン予告の表示CIYの一部が欠けて透明状態になり、第9表示エリア208−9の奥には、第2表示態様で点灯している下段のLED2543が見える。なお、カットイン予告の表示は先読み予告の一種であってもよい。一方、図26(d’’)に示す、先読み予告の表示態様である第2保留アイコンh12には、第9表示エリア208−9は重なっておらず、第2保留アイコンh12は全体が見えている。
なお、図26(d’’)に示すカットイン予告の表示CIYは、チャンスボタン136等の操作手段の操作に応じて表示が開始されてもよいし、操作されないと表示されない表示であってもよいし、操作されなくてもボタン演出における操作有効期間が経過すれば表示される表示であってもよい。
また、この例では、第4可動役物254が第7ポジション〜第9ポジションにおいて、それぞれ、上段のLED2541、中段のLED2542、下段のLED2543の3つのLEDが位置することが可能であるため、9箇所の表示領域が透明状態に変化可能である。このように、複数の表示領域を透明状態に変化可能である場合には、いずれか一の表示領域を透明状態に変化させるかを煽る選択演出(例えば、ルーレット演出)を行うようにしてもよい。例えば、第7ポジション〜第9ポジションのうちの或るポジションにおいて、上段から下段の表示領域を所定時間毎に順に透明状態に変化させていって、その後に或る表示領域のみを透明状態に変化させ、その表示領域に対応するLEDを発光させるようにしてもよい。言い換えると、発行する発光手段の位置によって、第1予告の演出の実行確率が変わったり、最終的に大当り図柄が確定表示される期待度(信頼度)が変わる場合に、いずれの発行手段が発行するかを、発光手段の手前側の領域の透過を用いて間接的に煽る演出が実行されるようにしてもよい。
さらに、3つのLED2541〜2543の点灯個数が多ければ、第1予告の演出の実行確率が高くなったり、最終的に大当り図柄が確定表示される期待度(信頼度)が高くなったりする構成において、チャンスボタン136等の操作手段の操作(例えば、連打操作や長押し操作)に応じて、透明状態になる表示領域の大きさが変化(例えば、拡大又は縮小)し、最終的に表示領域の大きさに応じてLEDの点灯個数が決まる構成であってもよい。また、操作手段の操作(例えば、連打操作や長押し操作)が行われなければLEDが一つも発光しないか、あるいはボタン操作有効時間が終了した後、透明状態になる表示領域が一気に拡大し、拡大した表示領域の奥側に位置している一又は複数のLEDのみが点灯する構成であってもよい。
加えて、LEDの表示態様によって、第1予告の演出の実行確率が変わったり、最終的に大当り図柄が確定表示される期待度(信頼度)が変わる構成であってもよい。
以上説明した、透過液晶表示装置の背面側に位置するLEDの点灯開始のタイミングよりも、表示領域が透明状態に変化するタイミングが早い場合には、表示領域が透明状態に変化すること自体は、LEDの点灯を意識した煽り演出に相当し、間接的な演出に相当する。すなわち、表示領域が透明状態に変化させることを予告演出の前兆として使うので、表示領域が透明状態に変化した後に、予告演出であるLEDの点灯が開始されることを知っている遊技者にとっては、大当りの期待感を持つべきタイミングを分かり易く伝えることができる。
また、透過しない通常の液晶表示装置では、表示画面における表示によって煽ってから発光手段が発光する流れになり、遊技者は、表示画面から発光手段まで視線を移動させる必要が生じたり、表示画面まで発光手段をわざわざ移動させる必要があるがそうすると発光手段によって他の表示が隠され視認性が低下してしまう恐れがある。一方、本実施形態では、表示領域を透明状態に変化させることによって煽ってから、その奥側にある発光手段が発光する流れになり、遊技者は視線を動かす必要はなく、発光手段が表示画面を隠してしまうこともなく、通常の液晶表示装置を用いた演出に比べて有利な効果を奏する。
図27は、第4可動役物254を用いた他の演出の一例を複数示す図である。
図27の左側の列には、先読み予告の表示態様である第2保留アイコンh12が表示されるとともに、UI部UI3におけるチュートリアル表示部TT1に、剣豪リーチの説明が表示されている例が示されている。図27(b)では、擬似連演出における再変動表示中に、第4可動役物254が、第7ポジションに位置している。第7ポジションにある第4可動役物254の各LED2541〜2543の位置が或るポジションに相当し、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、或るポジションにある各LED2541〜2543に前面側からオーバーラップしている各領域を含む3つの領域(図20(n)に示す第4表示エリア208−4(上段のLED2541に対応した領域)、図26(d’’)に示す第9表示エリア208−9(中段のLED2542に対応した領域)、図26(d’−1)に示す第8表示エリア208−8(下段のLED2543に対応した領域))が透明状態に変化する。また、図27(b)に示す、先読み予告の表示態様である第2保留アイコンh12の一部が欠けて透明状態になり、第8表示エリア208−8の奥には、第2表示態様で点灯している下段のLED2543が見える。
図27(b)におけるタイミングで第7ポジションにあった第4可動役物254は、第9ポジションに向けて移動を開始する。第4可動役物254の移動が開始されると、透過演出は一旦終了する。
図27(d)に示す第4可動役物254は、第8ポジションを経由して第9ポジションに到達している。第9ポジションにある第4可動役物254の各LED2541〜2543の位置が或るポジションに相当し、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、或るポジションにある各LED2541〜2543に前面側からオーバーラップしている各領域を含む3つの表示エリア208−10〜208−12が透明状態に変化する。この結果、チュートリアル表示部TT1における剣豪リーチの説明表示の一部が欠けて透明状態になり、奥には、第2表示態様で点灯している下段のLED2543が見える。
なお、第4可動役物254は、移動中も透過演出を継続し、透明状態になる領域が、第4可動役物254の移動に合わせて右側に移動してもよい。ただし、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側を移動する可動役物であれば、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面とオーバーラップしていて覗き込めば、オーバーラップしている部分でも見ることが可能であるが、透明状態になる領域が右側に移動していくと、その部分の表示自体が表示されなくなってしまい、楽しめなくなるといった不都合がある。また、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側を移動する可動役物の移動に合わせて、透明状態にする領域を移動させることは技術的に難しい場合がある。
図27の中央の列には、先読み予告の表示態様である第2保留アイコンh12が表示されるとともに、UI部UI3におけるチュートリアル表示部TT1に、演出の説明表示ではなく、「激熱」といった、現在行われている図柄変動表示に関する予告表示(通常予告の表示)が表示されている例が示されている。この例では、第4可動役物254が第7ポジションにある場合は、左側の列に示す例と同じであるが、第4可動役物254が第9ポジションにある場合は、下段のLED2543に対応した表示エリア208−12が透明状態に変化することで、チュートリアル表示部TT1における予告表示の一部が欠けて透明状態になり、奥には、第2表示態様で点灯している下段のLED2543が見える。
なお、チュートリアル表示部TT1に、予告表示が表示される場合の方が、演出の説明表示が表示されるよりも、下段のLED2543が背面側に移動しやすく、透過演出が重なりやすい。あるいは反対に、チュートリアル表示部TT1に、演出の説明表示が表示される場合の方が、予告表示が表示されるよりも、下段のLED2543が背面側に移動しやすく、透過演出が重なりやすくてもよい。
図27の右側の列には、UI部UI3が消るとともに、保留アイコンh11,h12も変動アイコンh0も非表示になった例が示されている。図27(b’’)では、第4可動役物254は初期位置にある。図27(b’’)に続く同図(c’’)では、中図柄表示領域208bに、縦一列に3本の矢が打ち込まれたアニメーションが表示される。図27(c’’)でも、第4可動役物254は初期位置にあるが、このアニメーションが表示されると、第4可動役物254は第8ポジションまで移動し、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面全体が不透明状態のまま、3つのLED2541〜2543総てが第2表示態様で点灯を開始する。なお、第4可動役物254は、アニメーションが表示される前から第8ポジションにあってもよい。この例では、アニメーションの表示によって、3つのLED2541〜2543の点灯開始を事前に示唆している。従来の可動役物演出では、可動役物の演出位置までの移動中に、遊技者は可動役物の動きを察知し、そこで行われる演出を最初から楽しむことができるが、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側で移動する可動役物(ここでは第4可動役物254)では、遊技者に可動役物の移動を気付かせることが難しいため、アニメーションの表示等によって事前示唆を行う。そして、透過演出は行われていないが、第8ポジションにおける3つのLED2541〜2543の全点灯は、第1予告の演出がある程度実行されやすくなる演出に相当する。したがって、事前示唆のアニメーションから始まって、第4可動役物254を用いた第1装飾図柄表示装置208Lの背面側での発光演出が実行され、その後、第1予告の演出が実行され、最終的に大当りするか否かといった流れになり、遊技の興趣が向上する。
図28は、透過演出とサブウィンドゥを用いた演出が組み合わさった一例等を段階的に示す図である。
図28(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、UI部UI3が表示され、2つの保留アイコンh11,h12と、変動アイコンh0が表示され、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、2つの保留アイコンh11,h12はいずれもデフォルトの表示態様であるのに対して、変動アイコンh0は、通常予告の表示態様である。
図28(c)では、或る演出として煽り演出が開始され、「敵を発見でリーチ」という文字表示が表示されるとともに、殿様YMが敵を捜しているアニメーションが表示される。この煽り演出が開始されると、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示は消え、代わりに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に第5図柄pd5の表示が開始される。また、UI部UI3が消え、保留アイコンh11,h12も変動アイコンh0も非表示になる。また、第5図柄pd5の左横には保留数表示が追加表示される。さらに、それまで第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた画像が、第5図柄pd5の下に設けられたサブウィンドゥSW内に表示される。
図28(e)では、透過演出が実行され、第2表示エリア208−2が透明状態に変化し、第2ポジションにある第1可動役物251が第2表示態様で点灯している。第2表示エリア208−2の一部と、サブウィンドゥSWの一部は重なっており、第2表示エリア208−2が透明状態に変化したことでサブウィンドゥSWの一部も透明化されている。ただし、サブウィンドゥSW内の、通常予告を表す変動アイコンh0や、ここではデフォルトの表示態様であるが先読み予告を表すことがある保留アイコンh11,h12は視認可能である。なお、第2表示エリア208−2が、サブウィンドゥSWのこれらのアイコンh0,h11,h12と重なる場合があってもよい。
また、この例では、透過演出が行われた場合の方が、透過演出が行われない場合より、煽り演出に成功(殿様YMが敵を発見)しやすくなる。さらに、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で、透過演出が実行された場合の方が、第2ポジションにある状態で透過演出が実行された場合に比べて、煽り演出により成功しやすくなる。
図28(g)では、透過演出が終了し、殿様YMがやや大き目に表示されている。図28(h)では、敵役の小判を持って逃げる商人EGが発見され、煽り演出は成功している。なお、商人EGのキャラクター表示の一部は、サブウィンドゥSWの一部に重なっているが、各種アイコンh0,h11,h12は視認可能である。ただし、これら各種アイコンh0,h11,h12を隠すようにオーバーラップする場合もあり得る。
煽り演出に成功すると、リーチ演出(第1予告の演出の一例)が開始される。図28(i)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、リーチ状態が開始されている。
なお、煽り演出は、スーパーリーチの対象キャラクタを発見する演出であってもよい。すなわち、商人EGが発見された場合には、図21を用いて説明したおっかけリーチに発展する。あるいは、発見されたキャラクタとリーチの種類は全く関係がなくてもよい。例えば、商人EGが発見された場合であっても、図15等を用いて説明した剣豪リーチに発展してもよい。
以上説明した煽り演出は、ミニゲームの一種であるともいえる。続いて、他のミニゲームと透過演出が組み合わさった一例について説明する。
図28(ア)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、擬似連図柄の2回の仮停止(揺れ変動)後の再変動が行われており、左図柄表示領域208aと中図柄表示領域208bの間には、準備中画像RDYが表示されている。この準備中画像RDYは、第3表示態様の表示である。
図28(イ)では、透過演出が実行され、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し、第1ポジションにある第1可動役物251が第2表示態様で点灯している。第1表示エリア208−1の一部と、準備中画像RDYの一部は重なっており、第1表示エリア208−1が透明状態に変化したことで準備中画像RDYの一部も透明化されている。このように第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が実行されたことにより、図28(ウ)では、剣豪リーチが開始されている。なお、剣豪リーチの開始演出の文字表示(「剣豪リーチ」)の一部に、準備中画像RDYの一部がオーバーラップしている。
図28(エ)では、準備中画像が表示されていた領域でミニゲームが開始されている。ミニゲームが開始されると、横方向に延在する円筒状のドラムDRMが水平軸を回転軸(不図示)として回転を開始する。ドラムDRMの表面には複数の図柄(識別情報)が表示されており、ドラムDRMが停止表示された際に表示された識別情報により、ミニゲームの成否が表示される。また、剣豪リーチの演出では、主人公の殿様YMと敵役の剣豪KGが対峙している。
図28(オ)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ドラムDRMが停止表示し、「激熱」の文字が表示された図柄が導出され、大当りとなる可能性が高いことが示唆されている。すなわち、ドラムDRMに「激熱」の文字が導出されることにより、通常予告が行われている。また、剣豪リーチの演出では、殿様YMと剣豪KGが斬り合いを演じた後の様子、すなわち互いに刀を抜き合って勝負した後の様子が表示されているが、どちらが勝利したかは、まだ分からない状態である。
図28(カ)では、ミニゲームの表示(ドラムDRMの表示)が消え、ボタン演出が開始されている。図28(カ)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、図15(l−1)と同様に、第4表示態様で点灯しているチャンスボタン136を模したボタン画像136aが大きく表示されている。なお、ボタン演出が開始されると、それまで第1表示態様で点灯していたチャンスボタン136の表示態様が第4表示態様へ変化している。
図29は、透過演出と様々な表示との関係を説明する図である。
図29の左の列には、透過演出と、皿満タンエラーが発生した場合に報知される球抜き報知の表示との関係が示されている。図29(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が実行されている最中に、皿満タンエラーが発生し、球抜き報知の表示(「球を抜いてください」といった文字表示)が、左図柄表示領域208aから右図柄表示領域208cにかけて表示されている。この例では、皿満タンエラーが最後まで解消されず、この球抜き報知の表示が最後まで継続して表示されている。第1可動役物251は、第2ポジションまで移動し(図29(b))、透過演出が行われ、第2表示エリア208−2が透明状態に変化し(同図(c))、続いて、第2ポジションにおいて第1可動役物251が第2表示態様で点灯する(同図(d))。第2表示エリア208−2は、球抜き報知の表示と重なっており、透過演出が行われると、球抜き報知の表示の一部が欠けて透明状態になり、第2表示エリア208−2の奥には、第2表示態様で点灯している第1可動役物251が見える。
図29(d’)は、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が行われ、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し、第1可動役物251が第2表示態様で点灯している様子を示す図である。この図に示すように、第1可動役物251は、第1ポジションにあっても、第1表示エリア208−1が、球抜き報知の表示と重なり、透過演出が行われると、球抜き報知の表示の一部は透明化される。
図29(d’’)は、球抜き報知の表示が行われている状態で、通常予告の一種であるカットイン予告の表示CIY’が表示され、さらに、透過演出が行われ、第2ポジションにある第1可動役物251が第2表示態様で点灯している様子を示す図である。透明状態に変化した第2表示エリア208−2と、カットイン予告の表示CIY’も重なり、カットイン予告の表示CIY’の一部も透明化されて見えなくなっている。なお、球抜き報知の表示は、カットイン予告の表示CIY’にオーバーラップしているが、透明状態に変化した第2表示エリア208−2と重なるため、球抜き報知の表示の一部も透明化されて見えなくなっている。なお、カットイン予告の表示CIY’は、第2表示エリア208−2が透明状態に変化するのと同時に表示されてもよいし、透明状態に変化する前から表示されていてもよいし、透明状態に変化した後に表示されてもよい。
なお、ここでは球抜き報知の表示を例にあげて説明したが、他のエラーに関する表示や警告に関する表示でも同様である。他のエラーに関する表示としては、主制御部300に関するエラーに関する表示として、磁気(磁石)検知エラーの表示、外部クロック異常エラーの表示、磁界(電波)検知エラーの表示、スイッチレベル異常エラーの表示、スイッチ未接続エラーの表示、衝撃異常エラーの表示、入賞率異常エラーの表示、大入賞口入賞超過エラーの表示、大入賞口排出超過エラーの表示、ソレノイド異常エラー(大入賞口異常エラー)の表示等を列挙することができる。さらに、「扉が開いています。」といったエラー表示や「扉を閉めてください。」といった警告表示の扉開放エラーの表示もあげられる。すなわち、他のエラーの表示としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。また、第1副制御部400または/および第2副制御部500に関する警告・エラーの表示としては、衝撃警告の表示、打ち方警告の表示、可動役物エラーの表示等を列挙することができるが、ここでも、上記列挙したもの総てであってもよいし、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
図29の中央の列には、透過演出と、ボタン演出の表示との関係が示されている。図29(A)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が実行されており、ボタン演出が開始されている。ボタン演出が開始されると、中図柄表示領域208bの上部には、第4表示態様で点灯しているチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bと、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cが表示される。また、図29(A)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの左下隅には、チビ姫SHのキャラクタが出現し、爺を探している。操作有効期間内にチャンスボタン136を操作すると、ボタン演出成功であれば爺のキャラクタが出現し、失敗であれば、爺のキャラクタが出現しない。また、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなくても、操作有効期間経過後に爺のキャラクタが出現する場合もある。
第1可動役物251は、第1ポジションまで移動し(図29(B))、透過演出が行われ、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し(同図(C))、続いて、第1ポジションにおいて第1可動役物251が第2表示態様で点灯する(同図(D))。第1表示エリア208−1は、残期間メータ表示136cの大部分と重なっており、ボタン画像136aとも僅かに重なっている。透過演出が行われると、残期間メータ表示136cは、両端部分を残して透明状態になり、第1表示エリア208−1の奥には、第2表示態様で点灯している第1可動役物251が見える。
なお、ここに示すボタン画像136aでは、第2表示エリア208−2とは重ならず、第1予告の演出が実行されやすい第1ポジションに第1可動役物251がある場合に限って重なることになる。ただし、図28(カ)に示す大きなボタン画像136aと残期間メータ表示136cであれば、第2表示エリア208−2と重なり、第2表示エリア208−2の透過演出が行われると、大きなボタン画像136aや残期間メータ表示136cの一部が透明化されることになる。
図29(D)では、残期間メータ表示136cの残り時間は不明であるが、チャンスボタン136が操作され、同図(E)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの右下隅には、爺GIのキャラクタが出現し、ボタン演出は成功している。この図29(E)でも、透過演出は継続されているが、爺GIのキャラクタの表示や台詞の表示は、第1表示エリア208−1から離れた位置に表示されており、第1表示エリア208−1に重ならない。
図29の右の列には、透過演出と、ミニキャラクタ(ミニキャラ)の表示との関係が示されている。図29(ア)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、変動アイコンh0と、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。変動アイコンh0にしても、2つの保留アイコンh11,h12にしても、表示態様はデフォルトの表示態様である。また、図29(ア)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が実行されており、右図柄表示領域208cの近辺には、忍者NJAのミニキャラクタの表示が表示されている。図29(イ)では、保留アイコンの表示態様が変化するかもしれない煽り演出が開始される。すなわち、忍者NJAのミニキャラクタが、ここでは2つ表示されている保留アイコンh11,h12のいずれかに向けて手裏剣を投げる。また、第1可動役物251は、第2ポジションまで移動する。
図29(ウ)では、手裏剣が第2保留アイコンh12に命中し、第2保留アイコンh12はエフェクト画像EFGで覆われ、見えなくなっている。また、透過演出が行われ、第2表示エリア208−2が透明状態に変化する。なお、第2ポジションにある第1可動役物251は消灯状態である。第2表示エリア208−2は、忍者NJAのミニキャラクタの表示と重なっており、透過演出が行われると、忍者NJAのミニキャラクタの表示の一部分(ちょうど顔の部分)は透明状態になる。
図29(エ)では、第2保留アイコンh12を覆っていたエフェクト画像EFGが消え、第2保留アイコンh12は先読み予告の表示態様(例えば、第2表示態様)で表示されている。先読み予告の表示態様に変化した第2保留アイコンh12は、第2保留が消化されるまで、先読み予告の表示態様で表示され続け、先読み予告が継続される。忍者NJAのミニキャラクタは、保留変化アニメーションの最初で登場するキャラクタと見ることもでき、先読み予告演出(より具体的には保留変化演出)の一部に相当する。なお、手裏剣が保留アイコンに命中せずに、何の変化も起こらない場合もある。また、手裏剣が保留アイコンに命中したからといって、命中した保留アイコンが必ずエフェクト画像EFGで覆われるわけではなく、保留アイコンの表示態様も何も変化せずに終わってしまう場合もあれば、エフェクト画像EFGで覆われたものの、保留アイコンの表示態様は何も変化しない場合もある。保留アイコンの表示態様が変化しない場合は、保留変化演出に失敗したことになる。
なおここでは、保留アイコンの表示態様が変化したが、変動アイコンの表示態様が変化する場合もある。すなわち、忍者NJAのミニキャラクタが投げた手裏剣が、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0に命中し、その後、変動アイコンh0の表示態様が通常予告の表示態様(例えば、第2表示態様)に変化する場合もある。この場合は、忍者NJAのミニキャラクタは、通常予告演出の一部に相当する。また、以上の説明では、デフォルトの表示態様のアイコンが変化するが、先読み予告や通常予告の表示態様のアイコンが、大当りの期待度(信頼度)がより高い表示態様に変化する場合もある。
また、図29(エ)では、第2ポジションにある第1可動役物251は第2表示態様で点灯を開始し、透明状態に変化した第2表示エリア208−2越しに、その様子が見える。忍者NJAのミニキャラクタは、保留アイコンの表示態様は変化したが、未だ表示されており、顔の部分が見えずに、奥には、第2表示態様で点灯を開始した第1可動役物251が見えている。忍者NJAのミニキャラクタの表示は、複数回の図柄変動表示を跨いで表示される表示であってもよい。あるいは、現在行われている図柄変動表示の一部又は全部の期間に表示される表示であってもよい。例えば、リーチ演出が開始される前までや、スーパーリーチ演出に発展する前まで表示される表示であってもよい。さらには、忍者NJAのミニキャラクタの表示は、保留アイコンの表示態様が変化した段階で消えてしまってもよい。
図29(エ’)は変形例を示し、透過演出が実行され、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し、第1ポジションにある第1可動役物251が第2表示態様で点灯している。先読み予告演出の一部に相当する図柄表示領域208bの近辺に表示されている。第1表示エリア208−1は、忍者NJAのミニキャラクタの表示と重なっており、透過演出が行われると、忍者NJAのミニキャラクタの顔の部分は透明状態になり、奥には、第2表示態様で点灯する第1可動役物251が見える。すなわち、先読み予告演出が表示される領域の一部が、第1表示エリア208−1の一部が重なり、先読み予告演出の表示(ここでは忍者NJAのミニキャラクタの表示)が表示されている状態において、第1表示エリア208−1が透明状態になっている。この変形例では、第1表示エリア208−1のみが、忍者NJAのミニキャラクタの表示と重なる場合があり、第2表示エリア208−2等の他の表示エリアは、忍者NJAのミニキャラクタの表示と重なることはない。ただし、他の表示エリアも、忍者NJAのミニキャラクタの表示と重なる場合があってもよい。
なお、忍者NJAのミニキャラクタの表示は、先読み予告演出の表示である他に、通常予告演出の表示である場合があったり、スーパーリーチ演出や擬似連演出といった或る演出が開始されるか否かを占う演出の表示である場合があったり、チュートリアル(演出説明)に用いられる表示である場合等があってもよいし、こられらの各表示の専用表示(例えば、先読み予告演出の専用表示)であってもよい。
以上、図14を用いて説明した、第1可動役物251および第4可動役物254を備えた遊技台(パチンコ機100)における多数の演出例について説明したが、ここで一旦、代表的な例についてまとめてもう一度説明する。
図30は、これまで説明した演出の代表例をまとめた図である。
図30(a)〜同図(d)には、図16を用いて説明した、第1可動役物251が第2ポジションにある状態で透過演出が実行される例が示されている。すなわち、図30(b)では、透過演出が実行され、第2表示エリア208−2が透明状態に変化し、第2ポジションにある第1可動役物251が第2表示態様で点灯している。なお、この例では、透過演出の後に擬似連演出やリーチ演出等の第1予告の演出の実行が開始されず、図30(d)に示すようにハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。
図30(A)〜同図(E)には、図19を用いて説明した、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が実行された後、擬似連演出が開始される例が示されている。すなわち、図30(B)では、透過演出が実行され、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し、第1ポジションにある第1可動役物251が第2表示態様で点灯している。第1可動役物251が、第1ポジションにある状態で透過演出が実行された場合は、第2ポジションにある状態で透過演出が実行された場合に比べて、第1予告の演出の実行が開始されやすく、図30(D)では、擬似連演出の実行が開始され、続く同図(E)では、擬似連演出における再変動が開始され、中図柄表示領域208bの上部には、擬似連回数を表す「×2」という文字表示が表示されている。
図30(ア)〜同図(エ)には、図18を用いて説明した、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で透過演出が実行された後、擬似連演出が継続し、スーパーリーチ演出が開始される例が示されている。すなわち、図30(イ)では、擬似連演出における再変動表示中に、透過演出が実行され、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し、第1ポジションにある第1可動役物251が第2表示態様で点灯している。第1可動役物251が、第1ポジションにある状態で透過演出が実行された場合は、第2ポジションにある状態で透過演出が実行された場合に比べて、第1予告の演出(例えば、擬似連演出)が継続しやすかったり、第1予告の演出(例えば、スーパーリーチ演出)が開始されやすかったりする。図30(エ)では、スーパーリーチ演出の一つである剣豪リーチ演出の実行が開始されている。
図30(あ)〜同図(え)には、図20〜図21を用いて説明した、第1可動役物251と第4可動役物254を用いた演出の一例が示されている。すなわち、ここでは不図示であるが、図30(b)と同じように、透過演出が実行され、第2表示エリア208−2が透明状態に変化し、第2ポジションにある第1可動役物251が第2表示態様で点灯した後、擬似連演出が行われ、さらに、暗転演出が開始される。そして、暗転演出の実行中に、図30(い)に示すように、第4表示エリア208−4を含む全表示領域が不透明状態のまま、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541のみが第2表示態様で点灯する。このような、第7ポジションにおける上段のLED2541のみの点灯状態は、第1予告の演出の実行が開始されることを期待した場合、期待弱状態であるが、暗転演出が終了して、図30(え)では、第1予告の演出の一つであるおっかけリーチ演出が開始されている。
図31は、可動役物の構成の変形例を示す図である。以下、これまで説明した構成要素同じ名称の構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図31(a)に示す第1可動役物251は、図14に示した第1可動役物251と、初期位置および移動範囲が異なる。図31(a)に示す第1可動役物251は、第1装飾図柄表示装置208Lの右上になり、第1装飾図柄表示装置208Lの対角線に沿って移動する。すなわち、初期位置の右上から、左斜め下に向けて移動可能であり、右図柄表示領域208c内の位置(右図柄表示領域208cの上部の背面側の位置)が第10ポジションになり、中図柄表示領域208b内の位置(中図柄表示領域208bの上下方向中央の背面側の位置)が第2ポジションになり、左図柄表示領域208a内の位置(左図柄表示領域208aの下部の背面側の位置)が第1ポジションになる。図31(a)では、第10ポジションにある第1可動役物251を点線で表し、第2ポジションにある第1可動役物251を二点鎖線で表し、第1ポジションにある第1可動役物251を一点鎖線で表している。第1ポジションは、初期位置から最も離れた位置になる。なお、第10ポジションを初期位置にしてもよい。或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第1可動役物251が、第1ポジションにある場合の方が、第2ポジションにある場合よりも、第1予告の演出が実行されやすく、第2ポジションにある場合の方が、第10ポジションにある場合よりも、第1予告の演出が実行されやすい。
図31(b−1)は、図31(a)に示す第1可動役物251が、第10ポジションにある状態で、透過演出が実行され、第1可動役物251が第2表示態様で点灯している様子を示す図である。第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、第10ポジションにある第1可動役物251に前面側からオーバーラップしている領域は、UI部UI3や、保留アイコン、変動アイコンと重なっていない。
図31(b−2)は、図31(a)に示す第1可動役物251が、第1ポジションにある状態で、透過演出が実行され、第1可動役物251が第2表示態様で点灯している様子を示す図である。ここでの第1表示エリア208−1は、第2保留アイコンh12の一部と重なっており、透過演出によって第1表示エリア208−1が透明状態になることで、第2保留アイコンh12の一部が透明状態になり、透明状態になった部分の奥側には、第2表示態様で点灯している第1可動役物251が見えている。
図31(b−3)は、図31(a)に示す第1可動役物251が、第1ポジションにある状態で、透過演出が実行され、第1可動役物251が第4表示態様で点灯している様子を示す図である。この例でも、第2保留アイコンh12の一部が透明状態になり、透明状態になった部分の奥側には、第4表示態様で点灯している第1可動役物251が見えている。なお、或る状態(例えば、特図の確定表示前(図柄変動表示中)の状態、装飾図柄の変動表示が行われている状態、リーチ前の状態等)において、第1可動役物251が、第4表示態様である場合の方が、第2表示態様である場合よりも、第1予告の演出が実行されやすい。
ここでの変形例では、第1表示エリア208−1のみが、先読み予告の表示態様の保留アイコンの場合もある保留アイコンの表示と重なる場合があり、第2表示エリア208−2等の他の表示エリアは、保留アイコンの表示と重なることはない。
図31(A)に示す第1可動役物251は、図14に示した第1可動役物251と同じであるが、図31(B)に示す第4可動役物254は、図14に示した第4可動役物254とは異なる。ここでは、図31(A)に示す第1可動役物251と、図31(B)に示す第4可動役物254の組合せについて説明する。
図31(B)において、実線で示す第4可動役物254は、初期位置にある第4可動役物を表す。第4可動役物254の初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも左側の位置である。第4可動役物254は、その初期位置から、第1装飾図柄表示装置208Lと重なる、第7ポジションおよび第8ポジションに移動可能である。第7ポジションは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける左図柄表示領域208aの背面側になり、第8ポジションは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける中図柄表示領域208bの背面側になる。図31(B)では、第7ポジションにある第4可動役物254を点線で表し、第8ポジションにある第4可動役物254を一点鎖線で表している。なお、図31(B)に示す第4可動役物254は、図14に示した第4可動役物254とは異なり、第8ポジションが初期位置からの最大移動位置であり、第9ポジションまで移動しない。
この第4可動役物254には、上下にLEDが設けられている。図31(B)に示す第4可動役物254では、図14に示した第4可動役物254に設けられた中段のLED2542に相当するLEDが上方に設けられ、以下、この上方のLEDを中段のLED2542と称し、図14に示した第4可動役物254に設けられた下段のLED2543に相当するLEDが下方に設けられ、以下、この下方のLEDを下段のLED2543と称する。また、図31(A)に示す第1可動役物251に内蔵されたLEDは、第4可動役物254に設けられた上段のLED2541の役割を果たすことができる。
以上説明した図31(B)に示す第4可動役物254と、第1可動役物251は、前後方向に揃えて配置されているが、移動領域が重ならず、両者が干渉することはない。
図31(A)に示す第1可動役物251が第1ポジションにあり、図31(B)に示す第4可動役物254が第8ポジションにある状態では、第1可動役物251に内蔵された、上段のLED2541の役割を果たすLEDと、図31(B)に示す第4可動役物254に設けられた2つのLED2542,2543が、縦一直線に並んで点灯可能である。この状態が、第1予告の演出が最も実行されやすい状態である。
なお、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域のうち、透過演出によって、各LEDの前側になる領域のみを透明状態にしてもよいし、図31(B)に示す第4可動役物254全体の前側になる領域を透明状態にしてもよい。ただし、図31(A)に示す第1可動役物251が第1ポジションにあり、図31(B)に示す第4可動役物254が第8ポジションにある状態で、中図柄表示領域208b全体を透明状態にしてしまうと、第1可動役物251と第4可動役物254の区切りが見えてしまうため、この状態では、全体を透明状態にせず、不透明状態で、各LEDの点灯を行う演出を実行するようにしてもよい。
従来の演出装置であれば、表示画面の手前に可動役物を移動させて、特定の表示に着目させることができるが、特定の表示以外の他の表示が、可動役物が目的の位置に移動するまでにその可動役物のアーム等で邪魔されてしまう不都合が生じることがある。一方、これまでに説明した第1実施形態によれば、可動役物は背面側で移動するため、そのような不都合が生じることはなく、そもそも表示自体を一部透過させる(実質的には消す)ので、その表示をより強調できる場合があったり、一部透過させて奥側を視認可能にすることで、奥行き感を与えて、奥側をより着目させることができる場合がある。すなわち、一部が透過することで透過した周囲にも必然的に目が届き、表示を強調することができる場合がある。また、表示は二次元的であるが、奥行き感が出ると、表示だけでは再現が困難であった三次元的な演出が可能になり、表示の奥に何があるのかを気にさせることができる場合がある。
続いて、第2実施形態の演出装置の構成について説明する。以下、これまで説明した構成要素同じ名称の構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図32は、第2実施形態の演出装置206の構成を示す図である。
図32(a)では、左斜め手前が前面側になり、右斜め奥側が背面側になる。図32(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側には、第1実施形態の演出装置206と同じく、家紋役物224Eが配置されている。ただし、第2実施形態の家紋役物224Eの初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも上方の位置になる。図32(b)に示す家紋役物224Eは、初期位置にある。家紋役物224Eは、動作を開始すると、初期位置から第1装飾図柄表示装置208Lよりも前側に下降してきて、第3ポジションにおいて第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前面側(遊技者側)から重なる。図32(b)では、第3ポジションにある家紋役物224Eを黒い実線で表している。家紋役物224Eは、第3ポジションからさらに下降して、第6ポジションまで移動可能である。図32(b)では、第6ポジションにある家紋役物224Eを灰色の実線で表している。家紋役物224Eは、第6ポジションでは、上から3/4程度が、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前面側から重なり、1/4程度の下側が、その表示画面よりも下方に位置することになる。家紋役物224Eは、初期位置にある状態では、第3ポジションにある状態よりも、遊技者から視認しにくい状態にある。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。図32に示す家紋役物224Eは第2表示態様で点灯している。
また、図32(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側には、第1可動役物251が配置されている。第1可動役物251は、リング状の役物を左右に分割した構成のものであり、左円弧部2511と右円弧部2512からなる。図32(c)に示す左円弧部2511と右円弧部2512それぞれは、それぞれの初期位置にある。すなわち、左円弧部2511は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも左側を初期位置とし、右円弧部2512は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも右側を初期位置とする。第1可動役物251は、動作を開始すると、左円弧部2511が初期位置から右側に向かって移動し、右円弧部2512が初期位置から左側に向かって移動し、両者は、家紋役物224Eの第3ポジションの奥側、すなわち第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側の円形領域S3’を囲むようにして合体する。こうして、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側で合体し、リング状をなした第1可動役物251の位置は第1ポジションになる。図32(c)では、第1ポジションにある第1可動役物251を点線で表している。点線で表された第1可動役物251よりも内側の領域が円形領域S3’になる。
図32(d)は、家紋役物224Eが第3ポジションにあり、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面(全表示領域)のうちの、第1ポジションにある第1可動役物251に前面側からオーバーラップしている領域を含む第1表示エリア208−1が、透過演出によって透明状態に変化したときの様子を示す図である。前後方向(奥行き方向)における位置の違いはあるものの、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側の家紋役物224Eは、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側の第1可動役物251によって囲われている。すなわち、円形の家紋役物224Eの、左半分の外周部分には左円弧部2511が位置し、右半分の外周部分には右円弧部2512が位置している。ここでは、第1可動役物251が第2表示態様で点灯し、遊技者には、第2表示態様で点灯した家紋役物224Eと、同じく第2表示態様で点灯した第1可動役物251が、立体的に組み合わさって見える。すなわち、豪華な家紋の立体構造物が完成している。なお、背面側の第1可動役物251を和太鼓の役物とし、前側の家紋役物224に代えてバチの役物を登場させ、和太鼓の役物とバチの役物が組み合わさって演奏中の和太鼓が完成するようにしてもよい。すなわち、背面側の役物と前側の役物が組み合わさって初めて一つの或るものになる(これまでになかった新たなものが構成される)ようにしてもよい。
また、第1可動役物251よりもさらに背面側には、第1実施形態の第4可動役物254に代えて、第3可動役物253が配置されている。第3可動役物253は、殿様のキャラクタの顔が描かれた役物である。第3可動役物253の初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも下方の位置になる。図32(e)に示す第3可動役物253は、初期位置(第4ポジション)にある。第3可動役物253は、動作を開始すると、初期位置から上昇し、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側で第1装飾図柄表示装置208Lと重なる第5ポジションまで移動可能である。図32(e)では、第5ポジションにある第3可動役物253を点線で表している。なお、第3可動役物253の第5ポジションと、第1可動役物251の第1ポジションは、前後方向(Z軸方向)にはズレているものの、X軸方向およびY軸方向ではほぼ同じ位置にある。第1可動役物251を用いた演出と第3可動役物253を用いた演出は同時に実行されることがないようにしてもよい。すなわち、第1可動役物251が第1ポジションにあるときには、第3可動役物253は第5ポジションにあったとしても、第3可動役物253は第1可動役物251にオーバラップされて見えず、第1ポジションにある第1可動役物251を用いた演出が実行される。第1可動役物251が初期位置にあるときには、第5ポジションにある第3可動役物253を用いた演出が実行可能である。
また、家紋役物224Eよりもさらに前面側には、第1実施形態と同じく、透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板ILを介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。この第2実施形態における導光板ILは、透過領域に、殿様のキャラクタの顔を型どった模様のレンズカットが施されている。図32(a)に示す導光板ILは、側方側から照射された光がレンズカット部分で前方に向けて反射した状態であり、殿様のキャラクタの顔を型どった模様が発光しているように見える。
図32(f)は、家紋役物224Eおよび第1可動役物251はともに初期位置にあり、第3可動役物253は第5ポジションにあり、導光板ILが発光している状態で、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面のうちの、第5ポジションにある第3可動役物253に前面側からオーバーラップしている領域を含む第3表示エリア208−3が、透過演出によって透明状態に変化したときの様子を示す図である。第3可動役物253に描かれた殿様のキャラクタの顔と、導光板ILで発光する殿様のキャラクタの顔を型どった模様は、同じ大きさであって、前後方向(Z軸方向)における位置の違いはあるものの、X軸方向およびY軸方向では一致しており、重なって見える。
なお、第1実施形態の第1可動役物251および第4可動役物254を、この第2実施形態の第1可動役物251と第3可動役物253それぞれと干渉しない位置に設けてもよい。
図33は、第2実施形態の演出装置206を用いた透過演出の一例を段階的に示す図であり、図34は、図33に示す例の続きを示す図であり、図35は、図34に示す例の続きを示す図である。
図33(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チャンス目の組み合わせである「装飾3−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、第1保留アイコンh11は、先読み予告の表示態様の一つである第2表示態様で表示されている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に示す点線は、初期位置(第4ポジション)にある第3可動役物253の上端部分を表している。
図33(b)では、装飾図柄の変動表示が開始され、変動アイコンh0は、通常予告の表示態様の一つである第2表示態様で表示されている。
図33(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面全体が、暗転演出と同程度の暗さ、あるいはそこまでは暗くしないにしてもある程度の暗さまで暗くなっている。これは、導光板ILの発光をより見えやすくするためである。図33(c)では、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側に配置された透明の導光板ILに模様が表れている。すなわち、図33(c)に示す導光板は、殿様のキャラクタの顔を型どった模様が第2表示態様で発光しているように見える。なお、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面が暗くなるタイミングと、導光板ILに模様が表れるタイミングは、同時であってもよいし、暗くなるタイミングの方が先にあってもよいし、あるいは反対に暗くなるタイミングの方が後であってもよい。導光板ILに模様が表れたことはチャンスアップであり、導光板ILに模様が表れた場合の方が、導光板ILに模様が表れなかった場合よりも、第1予告の演出の実行が開始されやすい。なお、導光板ILに模様が表れると、第1予告の演出の実行が必ず開始されてもよいし、導光板ILに模様が表れても第1予告の演出の実行が開始されない場合もあるが模様が表れなくては第1予告の演出の実行が開始されることはないようにしてもよい。
図33(e)では、第1予告の演出として擬似連演出が開始されている。なお、図33(d)のタイミングで、図32に示す第1可動役物251が第1ポジションにある状態で、透過演出が実行されてもよい。ここで開始された擬似連演出は、その透過演出が実行されたことによる演出であってもよく、先の導光板ILの演出は、透過演出が行われることの予告演出であってもよいし、透過演出や擬似連演出(第1予告の演出)と全く無関係な演出であってもよい。図33(f)では、擬似連演出における再変動が開始されている。
図33(g)では、擬似連演出における再変動中に、導光板ILによる演出が再度行われ、第1装飾図柄表示装置208Lの暗くなった表示画面の手前に、殿様のキャラクタの顔を型どった模様が出現している。ここでの模様は、第3表示態様で発光しているように見える。導光板ILに模様が再び表れたことはチャンスアップであり、導光板ILに模様が再び表れた場合の方が、導光板ILに模様が表れなかった場合よりも、第1予告の演出が継続(発展)されやすい。なお、導光板ILに模様が再度表れると、第1予告の演出が必ず継続(発展)してもよいし、導光板ILに模様が表れても第1予告の演出が継続しれない場合もあるが模様が表れなくては第1予告の演出が継続することはないようにしてもよい。
図33(i)では、擬似連演出が継続され、2回目の仮停止が行われている。なお、図33(h)のタイミングで、第1可動役物251が第1ポジションにある状態で、透過演出が実行されてもよく、擬似連演出の継続は、その透過演出が実行されたことによる演出であってもよい。また、図33(g)における導光板ILの演出は、その後に透過演出が行われることの予告演出であってもよいし、透過演出や擬似連演出(第1予告の演出)と全く無関係な演出であってもよい。図33(j)では、擬似連演出における2回目の再変動が開始されている。
図33(k)では、擬似連演出における2回目の再変動中に、導光板ILによる演出が三度行われ、第1装飾図柄表示装置208Lの暗くなった表示画面の手前に、殿様のキャラクタの顔を型どった模様が出現している。ここでの模様は、第4表示態様で発光しているように見える。
やがて、擬似連演出が終了し、スーパーリーチへの発展を煽る演出(煽り演出)が開始される。煽り演出が開始されると、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示は消え、代わりに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上に第5図柄pd5の表示が開始される。また、UI部UI3が消え、保留アイコンh11,h12も変動アイコンh0も非表示になる。また、第5図柄pd5の左横には保留数表示が追加表示される。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面が暗くなる。なお、この表示画面は、導光板ILによる演出が行われた時点から継続して暗くなっていてもよい。表示画面が暗くなると、表示画面よりも背面側に配置された可動役物の移動が、暗くなる前に比べて見えにくくなり、準備移動には好適である。
図33(m)では、表示画面よりも前面側に配置された家紋役物224Eが、初期位置から移動を開始する。移動を開始した家紋役物224Eは第4表示態様で点灯している。図33(n)では、家紋役物224Eが第3ポジションに到達し、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側では、第1可動役物251が、初期位置から移動を開始している。第1可動役物251は、家紋役物224Eが少なくとも初期位置にない状態で移動を開始する。第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は不透明状態ではあるものの、表示されている画像の色合いによっては、背面側が視認可能になる場合があるが、表示画面が暗くなっており、また、遊技者は目の前に表れた家紋役物224Eに気をとられ、背面側での第1可動役物251の動きに気付きにくくなる。図33(o)では、第1可動役物251が第1ポジションに到達する。すなわち、図32(c)に示す円形領域S3’を囲むようにして、左円弧部2511と右円弧部2512が合体する。
図33(p)では、透過演出が実行され、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し、第1表示エリア208−1の奥には、第1可動役物251が見える。なお、この段階では、第1可動役物251は消灯した状態である。図33(q)では、第1可動役物251が第4表示態様で点灯し、遊技者には、第4表示態様で点灯した家紋役物224Eと、同じく第4表示態様で点灯した第1可動役物251が、立体的に組み合わさって見える。このような、第1可動役物251と家紋役物224Eによる協働演出は、通常予告演出の一種であって、煽り演出(スーパーリーチへ発展する前の演出)以外の演出でも実行される場合(例えば、後述する、スーパーリーチ中の最終ジャッジ演出で実行される場合等)があってもよいし、煽り演出の中でしか実行されなくてもよい。また、この協働演出が実行された場合は、実行されない場合よりも、スーパーリーチに発展しやすい。なお、ここにいう発展しやすいとは、必ず発展する場合を含む。また、この協働演出が実行された場合であっても発展しないことはあるが、この協働演出が実行されない限りは発展しないようにしてもよい。さらには、協働演出が実行された場合は、実行されない場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。なお、ここにいう確定表示されやすいとは、必ず確定表示される場合を含む。また、この協働演出が実行された場合であってもハズレることはあるが、この協働演出が実行されない限りは、大当りしないようにしてもよい。
また、第1可動役物251と家紋役物224Eの表示態様は異なっていてもよいが、ここでの例の如く、ともに第四の表示態様で点灯といったように同じであってもよい。また、第1可動役物251と家紋役物224Eそれぞれは、上述した第一の表示態様〜第六の表示態様で表示可能であり、数字が大きな表示態様ほど、スーパーリーチに発展しやすかったり、あるいは大当りの期待度(信頼度)が高かったりしてもよい。
図33(r)では、第1可動役物251が消灯し、図33(r)に続く図34(a)では、透過演出が終了し、第1表示エリア208−1が不透明状態に戻る。図34(b)では、背面側で第1可動役物251が初期位置への復帰動作を開始しており、続く同図(c)では、今度は家紋役物224Eが第4表示態様で点灯したまま初期位置への復帰動作を開始している。図34(d)では、表示画面の前から家紋役物224Eが姿を消すが、表示画面は暗いままである。
図34(e)では、表示画面が明るくなり、スーパーリーチの一つである剣豪リーチに発展する。なお、剣豪リーチが開始されると、変動アイコンh0のみが復帰表示される。
剣豪リーチ中には、図15(l−1)に示す例と同じように、ボタン演出が実行され、図34(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lには、ボタン画像136aが大きく表示されるとともに、矢印の表示136bおよび「一撃」という文字表示、および残期間メータ表示136cも表示されている。
図34(g)では、第4表示態様で点灯しているチャンスボタン136が押下される。チャンスボタン136が押下されると、同図(h)に示すように、ボタン画像136a等が消えるとともに殿様YMと剣豪KGのキャラクタ表示も消え、左上に「祝」の文字が表示された背景表示に切り替わり、スーパーリーチ発展前の煽り演出として図33(m)〜同図(r)で実行された、第1可動役物251と家紋役物224Eによる協働演出と同様な演出(少なくとも位置関係が同じ演出)が、再び実行される。ただし、ここでの協働演出は、家紋役物224Eが移動を開始した時点から第6表示態様で発光し、第1可動役物251も最終的には第6表示態様で発光することで、図34(l)に示すように、第6表示態様で点灯した家紋役物224Eと、同じく第6表示態様で点灯した第1可動役物251が、立体的に組み合わさって見える。なお、左上に「祝」の文字が表示された背景表示は、殿様YMが勝利することを予告する背景表示であってもよいし、大当り確定を予告する背景表示であってもよい。また、左上の「祝」の文字は、第1可動役物251が移動している最中や、あるいは第1表示エリア208−1が不透明状態である間は表示されるが、第1可動役物251が第1ポジションに到達した図34(j)のタイミング、あるいは第1表示エリア208−1が透明状態に変化した図34(k)のタイミング(透過演出が開始されたタイミング)、あるいは第1可動役物251が点灯し始める図34(l)のタイミングで消えてもよい。「祝」の文字は大当りに関する表示であるため、遊技者の注目を集めやすい。一方、不透明状態であっても、目を凝らせば第1可動役物251の移動が見えてしまう場合もある。しかしながら、「祝」の文字に注目させている間に、第1可動役物251を移動させれば、第1可動役物251の移動に気付かれにくくなる。第6表示態様で点灯していた第1可動役物251は、図34(m)のタイミングで消灯し、図34(n)では、透過演出が終了して、第1表示エリア208−1が不透明状態に戻る。左上の「祝」の文字は、表示され続けているが、第1可動役物251が消灯した図34(m)のタイミングで消えてもよいし、透過演出が終了した図34(n)のタイミングで消えてもよい。また、透過演出が終了すると、それまで第3ポジションにあった家紋役物224Eが第6ポジションに向けて移動を開始する。すなわち、煽り演出のときとは異なり、家紋役物224Eは初期位置に戻らない。家紋役物224Eは、第3ポジションが演出位置であって、演出の役目は既に終えているといえる。図34(p)では、家紋役物224Eが第6ポジションに到達し、家紋役物224Eの一部が、初期位置(第4ポジション)にある第3可動役物253の上端部分に前面側からオーバーラップしている。なお、家紋役物224Eの全部が第3可動役物253の一部又は全部に前面側からオーバーラップしてもよい。
第3可動役物253は、家紋役物224Eが第6ポジションに留まった状態で、初期位置(第4ポジション)からの上昇を開始する。第3可動役物253は、初期位置(第4ポジション)と第1装飾図柄表示装置208Lとの間では、第6表示態様で発光しながら第6ポジションに留まっている家紋役物224Eによって隠され、第3可動役物253の移動を気付かれにくくしている。図34(q)では、第3可動役物253が、第6ポジションに向けて上昇中であり、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側まで既に上昇している。図34(r)では、第3可動役物253が、第6ポジションに到達し、第6ポジションで停止している。第3可動役物253が第6ポジションに到達しても、家紋役物224Eは第6表示態様で発光しながら第6ポジションに留まっている。なお、第1可動役物251が発光可能であるように、第3可動役物253も発光可能であってもよく、第3表示エリア208−3が不透明状態であっても、第6ポジションにある第3可動役物253が発光することで、その光は、第1装飾図柄表示装置208Lを透過し、図20(o)に示す第4可動役物254の上段のLED2541と同じように、前面側から発光している様子がわかる。
図34(r)に続く図35(a)では、透過演出が実行され、第3表示エリア208−3が透明状態に変化し、第3表示エリア208−3の奥には、殿様のキャラクタの顔が描かれた第3可動役物253が位置している。透過演出を実行した状態のまま、導光板ILによる演出が開始され、図35(b)では、第3可動役物253に描かれた殿様のキャラクタの顔と、導光板ILで発光する殿様のキャラクタの顔を型どった模様が重なって見えている。すなわち、導光板ILと第3可動役物253による協働演出が実行されている。
やがて、導光板ILによる演出が一旦終了し、導光板ILの模様が消え、殿様のキャラクタの顔が描かれた第3可動役物253が、透明状態の第3表示エリア208−3が越しに見えるようになる(図35(d))。そして、再び、導光板ILによる演出が開始され、図35(d)では、第3可動役物253に描かれた殿様のキャラクタの顔と、導光板ILで発光する殿様のキャラクタの顔を型どった模様が再び重なって見えている。このような演出は、導光板に光を照射するLED等の照射手段(発光体)のオン/オフを繰り返すことで容易に実現することができる。
やがて、図35(f)では、透過演出が終了し、第3表示エリア208−3が不透明状態に戻り、第3可動役物253が見えなくなる。図35(g)では、それまで第6ポジションに留まっていた家紋役物224Eが、第6表示態様で発光したまま初期位置に向けて上昇を開始し、第3可動役物253は、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側で、初期位置(第4ポジション)に向けて下降を開始している。図35(h)では、第3可動役物253が初期位置(第4ポジション)に戻っているが、家紋役物224Eは上昇を続けており、同図(i)で、家紋役物224Eも初期位置に戻っている。
以上説明した、チャンスボタン136が押下されてから行われた、第1可動役物251と家紋役物224Eによる協働演出、および第3表示エリア208−3が透明状態に変化する透過演出は、最終ジャッジ演出の一部であり、また煽り演出であるともいえ、いずれにしても通常予告演出に相当する。
図35(j)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、最終ジャッジ演出の結果として、剣豪KGが倒れたシーンが表示されている。すなわち、殿様YMが勝利し、図35(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」)が確定表示されている。
なお、図33〜図35に示す例では、第3可動役物253に描かれた殿様のキャラクタの顔と、導光板ILで発光する殿様のキャラクタの顔を型どった模様は、同じ大きさであり、第3表示エリア208−3が一回り大きかったが、手前にあるものほど大きくすることで、奥行き感がわかりやすくなる場合がある。図35(A)に示す例では、導光板ILで発光する模様は、第3可動役物253に描かれた殿様のキャラクタの顔の輪郭の模様とし、最も大きなサイズにした。第3表示エリア208−3は、その輪郭の模様よりも一回り小さくして、その模様の内側にくるようにした。第3可動役物253に描く殿様のキャラクタの顔は、第3表示エリア208−3よりも一回り小さくして、その領域の内側にくるようにした。こうすることで、導光板ILが最も手前側にあり、透過液晶表示装置がその奥にあり、第3可動役物253が最も奥側にあることがわかりやすくなる場合がある。
図36は、図33〜図35を用いて説明した透過演出の変形例を示す図である。
図36の左側の列における(b−1)は図33(b)と同じ状態である。図33に示す例では、導光板ILの演出が開始される際に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面全体を暗くしているが、この例では、導光板ILの演出が開始される前に、暗転演出が開始される(図36(b−2))。暗転演出は、導光板ILの演出の前兆演出であったり予告演出、透過演出(第1可動役物251と家紋役物224Eによる協働演出)の前兆演出であったり予告演出、あるいは導光板ILと第3可動役物253による協働演出の前兆演出であったり予告演出であってもよい。暗転演出を前兆演出や予告演出として利用することで、その後の演出の実行に期待感を与えることができ、実際に演出が実行された場合にも演出が効果的になる場合がある。図36(c)に示す導光板では、導光板ILの演出が開始され、殿様のキャラクタの顔を型どった模様が第6表示態様で発光しているように見える。 図36の真ん中の列における図36(b’−1)〜同図(b’−2)は、図36(b−1)〜同図(b−2)と同じであり、図36(b’−2)では暗転演出が開始されている。図36(c−1)では、導光板ILの演出は開始されず、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側では、第1可動役物251が、初期位置から移動を開始し、これまでとは違った第1ポジションに停止している。すなわち、この例では、左円弧部2511については、左図柄表示領域208aの背面側が第1ポジション(以下、「左側の第1ポジション」という。)になり、右円弧部2512については、右図柄表示領域208aの背面側が第1ポジション(以下、「右側の第1ポジション」という。)になる。図36(d−1)では、第1装飾図柄表示装置208Lの暗転演出が行われている表示画面のうちの、左側の第1ポジションにある左円弧部2511に前面側からオーバーラップしている領域を含む左側の第1表示エリア208−1Lと、右側の第1ポジションにある右円弧部2512に前面側からオーバーラップしている領域を含む右側の第1表示エリア208−1Rがともに、透過演出によって透明状態に変化し、左側の第1表示エリア208−1Lの奥側には消灯状態の左円弧部2511が見え、右側の第1表示エリア208−1Rの奥側には消灯状態の右円弧部2512が見える。なお、左側の第1表示エリア208−1Lにしても右側の第1表示エリア208−1Rにしても、半円状の領域である。
図36(e−1)では、左円弧部2511も右円弧部2512も、ともに第6表示態様で発光している。
以上説明した図36の真ん中の列における変形例では、左円弧部2511が左側の第1ポジションにあり、右円弧部2512が右側の第1ポジションにある状態で透過演出が実行されているが、この透過演出は、この後、擬似連演出等の第1予告の演出が開始されることを予告する演出である。
なお、左側の第1ポジションは、図32(c)を用いて説明した第1ポジションに対する左側の第2ポジションとしてもよく、右側の第1ポジションも、同様に、図32(c)を用いて説明した第1ポジションに対する右側の第2ポジションとしてもよい。
図36の右側の列における図36(b’’−1)〜同図(b’’−2)は、図36(b−1)〜同図(b−2)と同じであり、図36(b’’−2)では暗転演出が開始されている。図36(c’−1)では、導光板ILの演出が開始され、殿様のキャラクタの顔を型どった模様が第2表示態様で発光しているように見える。また、導光板ILの演出中に、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側に配置された第3可動役物253が移動を開始し、初期位置(第4ポジション)から第5ポジションに向けて上昇してきている。この例では、暗転演出によって、導光板ILの模様も見やすく、また、第3可動役物253の移動も見えにくい。上述のごとく、暗転演出は、前兆演出や予告演出として機能するが、この例ではさらに、この後開始される演出の準備動作を隠す機能も担っている。図36(d’−1)では、第3可動役物253が第5ポジションに到達し、同図(e’−1)では、導光板ILの演出が継続している状態で、第3表示エリア208−3が透明状態に変化し、第3可動役物253に描かれた殿様のキャラクタの顔と、導光板ILで発光する殿様のキャラクタの顔を型どった模様が重なって見えている。すなわち、導光板ILと第3可動役物253による協働演出が実行されているが、この協働演出は、この後、擬似連演出等の第1予告の演出が開始されることを予告する演出である。
以上説明した図36の右側の列における変形例では、暗転演出によって、導光板ILの模様も見やすく、また、第3可動役物253の移動も悟られずに協働演出が開始される。
図37は、図36の右側の列における変形例のさらなる変形例等を示す図である。
図37の左側の列における例は、図36の右側の列における変形例のさらなる変形例に相当する。以下、相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する場合がある。
図37(b−1)〜同図(b−2)は、図36(b’’−1)〜同図(b’’−2)と同じであり、図37(b−2)では暗転演出が開始されている。図37(c−1)では、導光板ILの演出が開始される前に、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側に配置された第3可動役物253が移動を開始し、初期位置(第4ポジション)から第5ポジションに向けて上昇してきている。すなわち、この例では、図36の右側の列における変形例と異なり、暗転演出開始後であって導光板ILの演出開始前に、第3可動役物253が移動を開始している。図37(d−1)は、第3可動役物253が第5ポジションに到達している。また、導光板ILの演出が開始され、殿様のキャラクタの顔を型どった模様が第2表示態様で発光しているように見える。なお、導光板ILの演出は、第3可動役物253が第5ポジションに到達と同時に開始されてもよいし、第3可動役物253が第5ポジションに到達した後に開始されてもよいし、あるいは第3可動役物253が第5ポジションに到達する前から開始されていてもよい。図37(e−1)では、導光板ILの演出が継続している状態で、第3表示エリア208−3が透明状態に変化し、第3可動役物253に描かれた殿様のキャラクタの顔と、導光板ILで発光する殿様のキャラクタの顔を型どった模様が重なって見えている。
図37の真ん中から右側の列にかけては、図32に示す第1可動役物の動作がこれまでとは異なる例を示す。
図37(b’−1)では、第1可動役物251を構成する左円弧部2511は、図36(c−1)を用いて説明した左側の第1ポジションにあり、第1可動役物251を構成する右円弧部2512は、図36(c−1)を用いて説明した右側の第1ポジションにある。図37(b’−2)では、この状態で、暗転演出が開始される。暗転演出が開始されると、左円弧部2511は、左側の第1ポジションにおいて、不図示の左側縦軸を回転中心にして回転し、右円弧部2512は、右側の第1ポジションにおいて、不図示の右側縦軸を回転中心にして回転する。図37(c’−1)には、回転後の、左円弧部2511および右円弧部2512がそれぞれ点線で示されている。暗転演出が実行されていることによって、左円弧部2511および右円弧部2512それぞれの回転動作は気付かれにくくなっている。左円弧部2511および右円弧部2512それぞれの回転が終了すると、図37(d’−1)に示すように、導光板ILの演出が開始され、殿様のキャラクタの顔を型どった模様が第2表示態様で発光しているように見える。次いで、図37(e’−1)では、第1装飾図柄表示装置208Lの暗転演出が行われている表示画面のうちの、左側の第1ポジションで回転した左円弧部2511に前面側からオーバーラップしている領域を含む左側の第1表示エリア208−1L’と、右側の第1ポジションで回転した右円弧部2512に前面側からオーバーラップしている領域を含む右側の第1表示エリア208−1R’がともに、透過演出によって透明状態に変化し、左側の第1表示エリア208−1L’の奥側には、回転した左円弧部2511が見え、右側の第1表示エリア208−1R’の奥側には、回転した右円弧部2512が見える。なお、左円弧部2511にしても右円弧部2512にしても、回転する前に前面側であった面(おもて面)にはLEDが内蔵されているが、回転した後に前面側になった面(裏面)にはLEDが内蔵されていない例であってもよいが、この例では、おもて面と裏面の両面にLEDが内蔵されており、図37(e’−1)では、消灯状態であるが、同図(f’−1)では、左円弧部2511も右円弧部2512も、第4表示態様で発光している。
以上説明したように、この例では、左円弧部2511と右円弧部2512それぞれが回転動作を行うが、暗転演出によって、遊技者にその回転動作に気付かれないようにしている。なお、チャンスボタン136が振動したり、透過部191が振動する構成であるため、これらの振動動作によって遊技者の注意を引きつけている間に、回転動作を行ってもよいが、これらの振動動作をあえて行わず、暗転演出だけで回転動作に対応してもよい。
なお、左側の第1ポジションで回転した左円弧部2511の位置を、左側の第2ポジションとし、前面側からオーバーラップしている領域を左側の第2表示エリアとしてもよく、同様に、右側の第1ポジションで回転した右円弧部2512の位置を、右側の第2ポジションとし、前面側からオーバーラップしている領域を右側の第2表示エリアとしてもよい。
図38は、導光板ILの演出の変形例等について示す図である。
図38(b)は、図33(m)と同じ状況であるが、図38(b)では、まだ暗転演出が開始されていない。また、家紋役物224Eは初期位置に位置したままである。図38(c)において暗転演出が開始され、同図(d)で、家紋役物224Eが、初期位置から移動を開始する。移動を開始した家紋役物224Eはここでも第4表示態様で点灯している。図38(e)では、家紋役物224Eが第3ポジションに到達し、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側では、第1可動役物251が、初期位置から移動を開始している。なお、第1可動役物251の移動中であっても、導光板ILの演出は開始されず、暗転演出だけで第1可動役物251の準備動作に気付かれないようにしている。図38(f)では、第1可動役物251が第1ポジションに到達する。すなわち、図32(c)に示す円形領域S3’を囲むようにして、左円弧部2511と右円弧部2512が合体する。
図38(g)では、透過演出が実行され、第1表示エリア208−1が透明状態に変化し、第1表示エリア208−1の奥には、消灯状態の第1可動役物251が見える。そして、図38(h)のタイミングで導光板ILの演出が開始される。ここでの導光板ILの演出では、エフェクト画像を模した模様が第4表示態様で発光しているように見える。そして、導光板ILの演出が開始された後、第1ポジションにある第1可動役物251が一旦第4表示態様で発光し、その後、消灯する(図38(j))。
図38(k)では、透過演出が終了し、第1表示エリア208−1が不透明状態に戻るが、導光板ILの演出は継続している。図38(l)では、背面側で第1可動役物251が初期位置への復帰動作を開始している。導光板ILの演出は、第1可動役物251が初期位置へ完全に戻るまで少なくとも継続し、遊技者に、第1可動役物251の復帰動作に気付かれないようにしている。
図38の右側の列には、家紋役物224Eに内蔵されているLEDや第1可動役物251に内蔵されたLED等の光量調整を行う例が示されている。
図柄停止中、あるいはデモ表示中に、チャンスボタン136や、操作キーユニット181のOKボタン181bを操作する等してメニュー画面を呼び出す。なお、デモ表示中では、自動的にメニュー画面に切り替わる場合があってもよい。また、図柄変動表示中であっても、呼び出し操作を行うことでメニュー画面を呼び出せるようにしてもよい。図38(A)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、メニュー画面が表示されている。このメニュー画面では、各種調整やカスタマイズ等を行うことができ、操作キーユニット181の十字キー181aの上キー又は下キーを用いて選択操作(カーソル移動)を行い、OKボタン181bの押下によって決定操作が行える。図38(A)では、光量調整が選択されている状態であり、この状態でOKボタン181bを押下すると、図38(B)に示す光量調整画面に切り替わる。この光量調整画面では、光量の大きさを表すインジケータが表示されており、十字キー181aの左キー又は右キーを用いてインジケータのレベルを増減させ、OKボタン181bを押下することによって、光量が決定する。図38(B)に示す光量調整画面では、レベル6であるが、同図(C)に示す光量調整画面では、一つレベルが下がってレベル5になっている。
一方、図38(E)は、透過演出が実際に実行されている状態で、同図(A)に示すメニュー画面が呼び出され、光量調整が選択された場合の表示画面の一例になる。すなわち、演出中の光量調整画面になる。なお、透過演出が実際に実行されている状態とは、図柄変動表示が行われている状態でもある。図38(E)では、表示画面よりも前面側となる第3ポジションに家紋役物224Eがあり、さらには、表示画面のうち第1表示エリア208−1が透明状態であることから、光量の大きさを表すインジケータがほとんど見えないが、逆に、光量を調整するLED自体はしっかりと実物が見えている。すなわち、第4表示態様で点灯している家紋役物224Eおよび同じく第4表示態様で点灯している第1可動役物251はしっかりと見えている。そのため、十字キー181aの左キー又は右キーを操作することで、LEDの実際の光量を確認しながら調整を行うことができる。ただし、図38(F)では、インジケータのレベルが3レベルなのか4レベルなのか5レベルなのかわからない。
なお、図38(B)に示す光量調整画面では、インジケータのレベルがしっかりと見えているため、初期位置等に位置して実際には視認することができないLEDの光量も、実際の光量を確認することはできないが、インジケータのレベルを頼りに調整することができる。ただし、図38(B)に示す光量調整画面を、視認することができるLEDに限って光量を調することができる画面に限定してもよい。
続いて、第3実施形態の演出装置の構成について説明する。以下、これまで説明した構成要素同じ名称の構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図39は、第3実施形態の演出装置206の構成およびその変形例の構成を示す図である。
図39(a)では、左斜め手前が前面側になり、右斜め奥側が背面側になる。図39(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側には、殿様のキャラクタの顔が描かれた移動可能な役物が配置されている。この役物は、第2実施形態の演出装置20における第3可動役物253と同じ構成であるが、第1実施形態や第2実施形態の演出装置206で第1可動役物251であった役物の位置に配置されており、以下、第1可動役物251と称する。また、この第1可動役物251よりもさらに背面側には、固定役物255が配置されている。この固定役物255は、爺のキャラクタの顔が描かれた役物であって、可動しない固定配置された役物である。この固定役物255は、第2実施形態の演出装置206で第3可動役物253であった役物の第5ポジションに固定配置されていることになる。
第3実施形態における第1可動役物251の初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも下方の位置になる。図39(b)に示す第1可動役物251は、初期位置にある。第1可動役物251は、動作を開始すると、初期位置から上昇し、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側で第1装飾図柄表示装置208Lと重なる第1ポジションまで移動可能である。図39(b)では、第1ポジションにある第1可動役物251を点線で表している。第1可動役物251の第1ポジションと、固定役物255が固定配置された位置は、前後方向(Z軸方向)にはズレているものの、X軸方向およびY軸方向ではほぼ同じ位置にある。したがって、図39(b)で点線で表した円の奥側に、固定役物255が位置していることになる。
なお、第1実施形態の第1可動役物251および第4可動役物254を、この第3実施形態の第1可動役物251と固定役物255それぞれと干渉しない位置に設けてもよい。また、第2実施形態の第1可動役物251(左円弧部2511と右円弧部2512)を、この第3実施形態の第1可動役物251と固定役物255それぞれと干渉しない位置に設けてもよい。さらに、第2実施形態において前面側に配置されていた家紋役物224Eと導光板ILは、この第3実施形態の演出装置206においても設けられている。ただし、第3実施形態の演出装置206では、家紋役物224Eを省略してもよいし、導光板ILを省略してもよい。
図39(c)は、図39(a)に示す第3実施形態の演出装置206の変形例を示す図である。
図39(c)でも、左斜め手前が前面側になり、右斜め奥側が背面側になる。図39(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側には、殿様のキャラクタの顔が上方に描かれ、爺のキャラクタの顔が下方に描かれた移動可能な第1可動役物251が配置されている。この変形例では、第1可動役物251が上下動可能である。すなわち、図39(d)に示すように、第1可動役物251が上方にあることになる位置と、第1可動役物251が下方にあることになる位置との間で、第1可動役物251は移動可能である。第1可動役物251が上方にあることになる位置が、第1可動役物251の初期位置(第2ポジション)であって、第1可動役物251が下方にあることになる位置が、第1ポジションであってもよいし、その反対に、第1可動役物251が下方にあることになる位置が、第1可動役物251の初期位置(第2ポジション)であって、第1可動役物251が上方にあることになる位置が、第1ポジションであってもよい。図39(d)に示す点線の円は、第1可動役物251における、透過演出で透明状態になる第1表示エリア208−1に前面側からオーバーラップされる一部の領域である。すなわち、第1実施形態における、Chanceと表示された第1可動役物251にしても、第2実施形態における、左円弧部2511と右円弧部2512からなる第1可動役物251にしても、第3実施形態における、殿様のキャラクタの顔が描かれた第1可動役物251にしても、その全部が、第1表示エリア208−1に前面側からオーバーラップされていたが、この変形例では、第1可動役物251の一部のみがオーバーラップされる。また、第1可動役物251の下半分を第1演出手段、第1可動役物251の上半分を第2演出手段と見ることもできる。この場合には、爺のキャラクタの顔が描かれた第1演出手段を用いた演出と、殿様のキャラクタの顔が描かれた第2演出手段を用いた演出は同時に実行されることがないことになる。また、爺のキャラクタの顔が発光したり、殿様のキャラクタの顔が発光するようにしてもよい。こうする場合には、第1表示エリア208−1が不透明状態であっても、第1表示エリア208−1の裏側に位置するキャラクタの顔が発光することで、その光は、第1装飾図柄表示装置208Lを透過し、図20(o)に示す第4可動役物254の上段のLED2541と同じように、前面側から発光している様子がわかる。さらに、殿様のキャラクタの顔が表示された方が、爺のキャラクタの顔が表示されるよりも、大当り図柄態様の確定表示が表示されやすくてもよい。
なお、第1実施形態の第1可動役物251および第4可動役物254を、この変形例の第1可動役物251と干渉しない位置に設けてもよい。また、第2実施形態の第1可動役物251(左円弧部2511と右円弧部2512)を、この変形例の第1可動役物251と干渉しない位置に設けてもよい。さらに、第2実施形態において前面側に配置されていた家紋役物224Eと導光板ILは、この変形例においても設けられている。ただし、家紋役物224Eを省略してもよいし、導光板ILを省略してもよい。
図40は、第3実施形態の演出装置およびその変形例における演出例を示す図である。
図40の左側の列に示す例は、図39(a)及び同図(b)に示す第3実施形態の演出装置における演出の一例を示す図である。
図40(b)では、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図40(b)に示す変動アイコンh0は、通常予告の表示態様の一つである第2表示態様で表示されている。また、第1可動役物251は初期位置にあり、図40(b)における、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に示す点線は、初期位置にある第1可動役物251の上端部分を表している。
図40(c)では、透過演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面のうちの、固定役物255に前面側からオーバーラップしている領域を含む表示エリア208−13が透明状態に変化する。上述のごとく、固定役物255は、第2実施形態の演出装置で第3可動役物253であった役物の第5ポジションに固定配置されていることになるため、この表示エリア208−13は、第3表示エリアと同じ表示領域になり、図39(b)に点線で示す、第1ポジションにある第1可動役物251に対応した第1表示エリア208−1とも同じ表示領域になる。以下、この表示エリア208−13を、共通表示エリア208−13と称する。なお、共通表示エリア208−13は、第3表示エリアと若干ズレていてもよく、大きさも多少異なっていてもよく、第1表示エリアとも若干ズレていてもよく、大きさも多少異なっていてもよい。すなわち、共通表示エリア208−13は、第3表示エリアと少なくとも一部が重なっており、第1表示エリアとも少なくとも一部が重なっていればよく、第3表示エリアと一部のみが重なっており、第1表示エリアとも一部のみが重なっていてもよく、第3表示エリアと全部が重なっており、第1表示エリアとも全部が重なっていてもよい。透明状態になった、共通表示エリア208−13の奥には、爺のキャラクタの顔が描かれた固定役物255が見える。透過演出が開始された時点でも、第1可動役物251は初期位置に留まったままである。
図40(d)では透過演出が一旦終了し、固定役物255が見えなくなる。透過演出が一旦終了すると、それまで初期位置(第2ポジション)に留まっていた第1可動役物251が第1ポジションに向けて上昇を開始し、図40(e)では、第1可動役物251が第1ポジションに到達している。なお、ここでは暗転演出は開始されていないが、第1可動役物251が初期位置から移動を開始する前、あるいは移動を開始すると同時に、暗転演出を開始するようにしてもよい。
第1可動役物251が第1ポジションに到達すると、図40(f)に示すように、透過演出が再び開始され、共通表示エリア208−13が再び透明状態になる。第1ポジションにある第1可動役物251によって、固定役物255は前面側からオーバーラップされ、前面側からは、共通表示エリア208−13越しに、殿様のキャラクタの顔が描かれた第1可動役物251の方が固定役物255よりも視認しやすくなっている。すなわち、ここにいう視認しやすいとは、固定役物255が完全に見えなくなって第1可動役物251が見えるようになったことも含まれている。
爺のキャラクタの顔が描かれた固定役物255よりも前面側に配置された、殿様のキャラクタの顔が描かれた第1可動役物251が、透過演出によって出現した場合は、爺のキャラクタの顔が描かれた固定役物255が見えていた場合よりも、第1予告の演出が開始されやすい。また、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。このように、第3実施形態の演出装置では、共通表示エリア208−13という視認可能領域を一箇所に絞った上で、期待度(信頼度)が高い可動役物を、期待度(信頼度)が低い可動役物よりも、遊技者の近く(前面側)に配置させ、大きく見えるようにしている。
図40の真ん中の列に示す例は、左側の列に示す例の変形例である。
図40(b)と同じく、装飾図柄の変動表示が行われている同図(b’)では、第1可動役物251は初期位置にあり、図40(b’)に示す点線は、初期位置にある第1可動役物251の上端部分を表している。
図40(c’)では、透過演出が開始され、共通表示エリア208−13が透明状態に変化している。この変形例では、透過演出が開始されると同時に、それまで初期位置に留まっていた第1可動役物251が第1ポジションに向けて移動を開始し、以降は、図40の左側の列に示す例と同じである。なお、第1可動役物251は、透過演出が開始される前から第1ポジションに向けて移動を開始してもよい。あるいは、この後、透過演出は一旦終了するが、第1可動役物251は、透過演出が開始された後、透過演出が終了するまでに第1ポジションに向けて移動を開始してもよい。こうすることで、固定役物255から第1可動役物251への切り替え、すなわち、期待度の低い爺のキャラクタの顔を一旦出現させた上での、期待度の高い殿様のキャラクタの顔への切替え、といった昇格演出を素早く行うことができる。
図40の右側の列に示す例は、図39(c)に示す、第3実施形態の演出装置の変形例における演出の一例を示す図である。
図40(B)では、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図40(B)に示す変動アイコンh0は、通常予告の表示態様の一つである第2表示態様で表示されている。またここでは、第1可動役物251が上方にあることになる位置が、第1可動役物251の初期位置であって、第1可動役物251が下方にあることになる位置が、第1ポジションであることにする。図40(B)では、第1可動役物251が初期位置にあり、図40(B)における、第1装飾図柄表示装置208Lの上方に示す点線は、初期位置にある第1可動役物251のうちの、殿様のキャラクタの顔が描かれた部分251Yの下端部分を表している。
図40(C)では、透過演出が開始され、第1表示エリア208−1が透明状態に変化する。初期位置にある第1可動役物251では、第1表示エリア208−1にオーバラップされる部分は、爺のキャラクタの顔が描かれた部分251Gになり、図40(C)では、透明状態に変化した第1表示エリア208−1の奥に、爺のキャラクタの顔が見える。
図40(D)では透過演出が一旦終了し、爺のキャラクタの顔が見えなくなる。透過演出が一旦終了すると、それまで初期位置に留まっていた第1可動役物251が第1ポジションに向けて下降を開始し、図40(E)では、第1可動役物251が第1ポジションに到達している。なお、ここでは暗転演出は開始されていないが、第1可動役物251が初期位置から移動を開始する前、あるいは移動を開始すると同時に、暗転演出を開始するようにしてもよい。
第1可動役物251が第1ポジションに到達すると、図40(F)に示すように、透過演出が再び開始され、第1表示エリア208−1が再び透明状態になる。第1ポジションにある第1可動役物251では、第1表示エリア208−1にオーバラップされる部分は、殿様のキャラクタの顔が描かれた部分251Yになり、図40(F)では、透明状態に変化した第1表示エリア208−1の奥に、殿様のキャラクタの顔が見える。なお、図40(F)における、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に示す点線は、第1ポジションにある第1可動役物251のうちの、爺のキャラクタの顔が描かれた部分251Gの上端部分を表している。
続いて、第4実施形態の演出装置の構成について説明する。以下、これまで説明した構成要素同じ名称の構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図41は、第4実施形態の演出装置206の構成を示す図である。
図41(a)では、左斜め手前が前面側になり、右斜め奥側が背面側になる。図41(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側には、固定役物255が配置されている。第4実施形態における固定役物255は、上方に殿様のキャラクタの顔が描かれ、下方に爺のキャラクタの顔が描かれた役物であって、可動しない固定配置された役物である。固定役物255に描かれた、殿様のキャラクタの顔や爺のキャラクタの顔は、透過演出によって出現するが、殿様のキャラクタの顔が出現した場合は、爺のキャラクタの顔が出現した場合よりも、第1予告の演出が開始されやすい。また、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
一方、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側には、弱演出用の第2可動役物2521が配置され、さらにそれよりも前面側には、強演出用の第2可動役物2522が配置されている。
弱演出用の第2可動役物2521は、兜を構成する鉢の役物であり、この弱演出用の第2可動役物2521の初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも上方の位置になる。図41(b)に示す弱演出用の第2可動役物2521は、初期位置にある。弱演出用の第2可動役物2521は、動作を開始すると、初期位置から下降し、固定役物255の、殿様のキャラクタの頭に被さったように見える位置と、爺のキャラクタの頭に被さったように見える位置に停止する。
強演出用の第2可動役物2522は、兜を構成する、鉢以外の役物(例えば、しころ、吹返、眉庇、鍬形等)であり、この強演出用の第2可動役物2522の初期位置も、第1装飾図柄表示装置208Lよりも上方の位置になる。図41(c)に示す強演出用の第2可動役物2522は、初期位置にある。強演出用の第2可動役物2522は、動作を開始すると、初期位置から下降し、固定役物255の、殿様のキャラクタの顔に合致する位置と、爺のキャラクタの顔に合致する位置に停止する。
なお、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522の、初期位置からの移動方向は、ともに下降方向であったが、両者の移動方向を異ならせてもよい、例えば、強演出用の第2可動役物2522の初期位置を、第1装飾図柄表示装置208Lよりも下方の位置にし、強演出用の第2可動役物2522が初期位置から上昇するようにしてもよい。あるいは、弱演出用の第2可動役物2521の初期位置を、第1装飾図柄表示装置208Lよりも下方の位置にし、弱演出用の第2可動役物2521が初期位置から上昇するようにしてもよい。
弱演出用の第2可動役物2521と、強演出用の第2可動役物2522は、前後方向(Z軸方向)にはズレているものの、X軸方向およびY軸方向では一致しており、図41(d)に示すように、弱演出用の第2可動役物2521と、強演出用の第2可動役物2522は、組み合わさることで、前面側から見れば兜を構成する。図41(b)にしても、図41(c)にしても、上方の点線で表す円は、殿様のキャラクタの頭に弱演出用の第2可動役物2521が被さったように見えるとともに、殿様のキャラクタの顔に強演出用の第2可動役物2522が合致し、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522が組み合わさった場合の、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522の位置を表す。また、図41(b)にしても、図41(c)にしても、下方の点線で表す円は、爺のキャラクタの頭に弱演出用の第2可動役物2521が被さったように見えるとともに、爺のキャラクタの顔に強演出用の第2可動役物2522が合致し、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522が組み合わさった場合の、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522の位置を表す。
図41(e)では、固定役物255の、殿様のキャラクタの頭に弱演出用の第2可動役物2521が被さったように見えるとともに、その顔に強演出用の第2可動役物2522が合致し、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522が組み合わさって、殿様のキャラクタが兜を装着したように見える様子を示す図である。
この第4実施形態によれば、弱演出用の第2可動役物2521が各キャラクタの頭に被さったように見える位置にあるパターン(以下、「第1パターン」という。)と、強演出用の第2可動役物2522が各キャラクタの顔に合致する位置にあるパターン(以下、「第2パターン」という。)と、弱演出用の第2可動役物2521が各キャラクタの頭に被さったように見える位置にあるとともに強演出用の第2可動役物2522も各キャラクタの顔に合致する位置にあるパターン(以下、「第3パターン」という。)との3パターンの演出が実行可能である。数字が大きなパターンほど、第1予告の演出が開始されやすい。また、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。なお、第2のパターンは実行されないようにしてもよい。
また、キャラクタの方が優先され、第1パターンが実行されて殿様のキャラクタが弱演出用の第2可動役物2521を頭に被ったように見える場合の方が、第3パターンが実行されて爺のキャラクタが兜を装着したように見える場合よりも、第1予告の演出が開始されやすい。また、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。あるいはその逆に、第2可動役物の方が優先され、第3パターンが実行されて爺のキャラクタが兜を装着したように見える場合の方が、第1パターンが実行されて殿様のキャラクタが弱演出用の第2可動役物2521を頭に被ったように見える場合よりも、第1予告の演出が開始されやすくてもよいし、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
また、殿様のキャラクタの顔が出現した状態で第1パターンが実行される場合の方が、爺のキャラクタの顔が出現した状態で第3パターンが実行される場合よりも、第1予告の演出が開始されやすい。また、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
なお、第1実施形態の第1可動役物251および第4可動役物254を、この第4実施形態の固定役物255と干渉しない位置に設けてもよい。また、第2実施形態の第1可動役物251(左円弧部2511と右円弧部2512)を、この第4実施形態の固定役物255と干渉しない位置に設けてもよい。さらに、第2実施形態において前面側に配置されていた家紋役物224Eと導光板ILは、この第4実施形態の演出装置206においても設けられている。ただし、第4実施形態の演出装置206では、殿様のキャラクタの顔を型どった模様のレンズカットの他に、後述するように、導光板ILにエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、第4実施形態の演出装置206では、家紋役物224Eを省略してもよい。さらに、第3実施形態における第1可動役物251および固定役物255を、この第4実施形態の固定役物255に代えて設けてもよいし、第3実施形態の変形例における第1可動役物251を、この第4実施形態の固定役物255に代えて設けてもよい。
図42は、第4実施形態の演出装置における演出例を示す図である。図42(b)等に示す上方の点線で表す円は、固定役物255における、殿様のキャラクタの顔が描かれた位置を表し、下方の点線で表す円は、固定役物255における、爺のキャラクタの顔が描かれた位置を表す。
図42(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右上に第5図柄pd5が表示されており、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図42に示す例では、暗転演出が行われている。上述のごとく、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は不透明状態ではあるものの、表示されている画像の色合いによっては、背面側が視認可能になる場合があるが、表示画面が暗くなっているため、固定役物255に描かれた、殿様のキャラクタの顔や爺のキャラクタの顔が視認不可能になりやすい。
図42(c)では、上記第1パターンの演出が実行され、弱演出用の第2可動役物2521が、初期位置から、爺のキャラクタの頭に被さったように見える位置まで下降している。ただし、透過演出は開始されておらず、爺のキャラクタは見えていない。
図42(d)では、透過演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面のうち、固定役物255における、爺のキャラクタの顔にオーバーラップする下側表示領域208−Uが、透明状態になり、下側表示領域208−Uの奥には、固定役物255における、爺のキャラクタの顔が見え、弱演出用の第2可動役物2521が、その爺のキャラクタの頭に被さったように見えている。
図42(e)では、透過演出が終了し、爺のキャラクタの顔が見えなくなるが、弱演出用の第2可動役物2521は、そのままである。続く図42(f)では、弱演出用の第2可動役物2521が初期位置に向けて上昇を開始し、同図(g)では、弱演出用の第2可動役物2521が初期位置に一旦戻り、同図(h)では、弱演出用の第2可動役物2521が初期位置から下降を再度開始し、今度は、殿様のキャラクタの頭に被さったように見える位置まで下降している。なお、弱演出用の第2可動役物2521は、透過演出の終了と同時に上昇を開始してもよく、また、初期位置に一旦戻らずに、殿様のキャラクタの頭に被さったように見える位置まで上昇したらその位置で停止してもよい。
図42(i)では、強演出用の第2可動役物2522が、初期位置から、殿様のキャラクタの顔に合致する位置まで下降し、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522が組み合わさって、前面側から見れば兜を構成している。すなわち、上記第3パターンの演出が実行されている。
図42(j)では、透過演出が再び開始され、今度は、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面のうち、固定役物255における、殿様のキャラクタの顔にオーバーラップする上側表示領域208−Hが、透明状態になり、上側表示領域208−Hの奥には、固定役物255における、殿様のキャラクタの顔が見え、殿様のキャラクタは、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522が組み合わさった兜を装着しているように見える。すなわち、第1予告の演出が最も開始されやすい演出が実行されている。なお、最終的に大当り図柄が最も確定表示されやすい演出が実行されているとみることができる場合もある。
図42(k)では、透明状態の上側表示領域208−H越しに、殿様のキャラクタが兜を装着しているように見える状態のまま、導光板ILの演出が開始される。ここでの導光板ILの演出では、不透明状態の下側表示領域208−Uの前側の位置で、エフェクト画像を模した模様が第4表示態様で発光しているように見える。下側表示領域208−Uは、透明状態ではなく、暗く表示されているためより一層、導光板ILの演出が際立ち、演出に派手さを与えることができ、殿様のキャラクタが兜を装着しているように見える演出の、第1予告の演出あるいは大当りに対する期待度の高さをアピールすることができる。
なお、この例では、第2可動役物が先に演出位置まで移動してから、透過演出が実行され、各キャラクタの顔が登場するが、その逆であってもよく、各キャラクタの顔が登場した後に、第2可動役物が演出位置まで移動してもよい。あるいは、各キャラクタの顔が登場するタイミングと、第2可動役物の演出位置に到達するタイミングは同じであっってもよい。
また、導光板ILの演出開始タイミングは、図42(i)より前であってもよく、兜完成の前又は同時であってもよく、透過演出開始の前又は同時であってもよい。
図42の右列の上方に示す図42(d−1)は、図42(d)から続く、他の演出例であり、強演出用の第2可動役物2522が、初期位置から、爺のキャラクタの顔に合致する位置まで下降し、透明状態の下側表示領域208−U越しに、爺のキャラクタが兜を装着しているように見える。
図42の右列の下方に示す図42(J)は、説明のための図であり、わかりやすくするために固定役物255を省略している。図42(j)では、透過演出によって、上側表示領域208−Hの全領域が透明状態になっていたが、ここでは、上側表示領域208−Hの一部が、透過演出によっても透明状態にはならず、図42(J)に示すように、装飾表示の一例として星の表示stが行われ、その周囲は透明状態になる。なお、装飾表示としては星の表示stに限られず、また、装飾表示の位置や大きさも限定されず、さらに、演出や状況に応じて装飾表示は可変である。この装飾表示(星の表示st)が表示された場合の方が、表示されなかった場合よりも大当り図柄態様の確定表示が表示されやすい。すなわち、装飾表示が表示されたときに行われていた装飾図柄の変動表示における大当りの期待度が上昇する。あるいは、装飾表示は先読み予告であってもよい。図42(J)の下に示す図42(j’)では、星の表示stが、固定役物255に描かれた殿様のキャラクタの顔の目の前方に位置しており、前面側から見ると、殿様のキャラクタの目に、星の表示stがオーバーラップしている。なお、殿様のキャラクタの顔が表示された方が、爺のキャラクタの顔が表示されるよりも、大当り図柄態様の確定表示が表示されやすくてもよく、この場合には、殿様のキャラクタと爺のキャラクタのうち、大当りの期待度が相対的に高い殿様のキャラクタのみに装飾表示(星の表示st)が表示されるようにしてもよい。また、固定役物255に代えて、図39(c)に示す第3実施形態の変形例の第1可動役物251を用いてもよいし、さらには、図32(b)に示す家紋役物224Eを設けてもよい。また、殿様のキャラクタの顔が表示された方が、爺のキャラクタの顔が表示されるよりも、大当り図柄態様の確定表示が表示されやすくてもよく、この場合は、装飾表示(星の表示st)の表示が開始されるタイミングは、キャラクタの顔が表示される前であってもよい。図39(c)に示す第3実施形態の変形例の第1可動役物251におけるどちらのキャラクタの顔が表示されるかの期待感に加え、装飾表示(星の表示st)がその前に表示されることで、キャラクタの顔が表示される前の期間においても遊技者に期待感を持たせて楽しませることができる。図42(j’)に示す演出では、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208L、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置された演出手段(固定役物255)、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側に配置された演出手段(第2可動役物2521,2522)、および導光板ILによる協働演出がなされている。特に、背面側に配置された演出手段と前面側に配置された演出手段が重なることに加えて、その間にある透過液晶表示装置で装飾表示を可変することができる点が利点である。
以上説明した、第4実施形態の演出装置206によれば、演出位置を変えることができない演出手段(固定役物255)が、演出位置を変えることができる演出手段(上側表示領域208−Hと下側表示領域208−Uとで演出位置を変えられる第1装飾図柄表示装置208L)の力を借りて、演出のパターン数の幅を拡げることができる。また、この第4実施形態の演出装置206では、複数の表示領域(上側表示領域208−H、下側表示領域208−U)と、演出表示手段よりも前面側に配置された複数の演出手段(第2可動役物2521,2522)の組合せによる演出であることが、これまで説明してき演出と異なる点の一つである。なお、図14等に示す第1実施形態における第1可動役物251及び第4可動役物254と、図32等に示す第2実施形態における第1可動役物251を組み合わせてもよく、殿様のキャラクタの顔が描かれた第3可動役物253を組み合わせてもよく、前面側に配置された家紋役物224Eを組み合わせてもよい。また、図14等に示す第1実施形態における第1可動役物251及び第4可動役物254と、図39(c)に示す第3実施形態の変形例の第1可動役物251を組み合わせてもよい。また、図14等に示す第1実施形態における第1可動役物251及び第4可動役物254と、図41等に示す前面側に配置された弱演出用の第2可動役物2521や強演出用の第2可動役物2522を組み合わせてもよい。あるいは、図32等に示す第2実施形態における第1可動役物251、殿様のキャラクタの顔が描かれた第3可動役物253、および前面側に配置された家紋役物224Eと、図39(c)に示す第3実施形態の変形例の第1可動役物251を組み合わせてもよいし、図41等に示す前面側に配置された弱演出用の第2可動役物2521や強演出用の第2可動役物2522を組み合わせてもよい。あるいは、図39(c)に示す第3実施形態の変形例の第1可動役物251と、図41等に示す前面側に配置された弱演出用の第2可動役物2521や強演出用の第2可動役物2522を組み合わせてもよい。また、第1実施形態〜第4実施形態のうち3つの実施形態を組み合わせてもよいし、4つ全部の実施形態を組み合わせてもよい。
次いで、第5実施形態の演出装置の構成について説明する。以下、これまで説明した構成要素同じ名称の構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図43は、第5実施形態の演出装置206の構成を示す図である。
図43(a)では、左斜め手前が前面側になり、右斜め奥側が背面側になる。この第5実施形態の演出装置では、前後方向(Z軸方向)に移動可能な可動役物256を備えている。すなわち、この可動役物256は、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lを跨いで移動可能であり、図43(a)の左側に示す状態では、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側にあり、その右側に示す状態では、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側にある。可動役物256は、POV(Persistence Of Vision)ディスプレイであり、バーサライターと言われることもある。より具体的には、可動役物256は、一本のLEDアレイ2561と、そのLEDアレイ2561の長手方向中央部分を前後方向に延びる回転軸2562と、不図示の昇降アームを有する。LEDアレイ2561には、長手方向に複数のLEDが配置されている。このLEDアレイ2561は、回転軸2562を中心に回転し、複数のLEDそれぞれの回転軌跡に光の残像が生じ、絵柄が表される。また、LEDアレイ2561は、不図示の昇降アームの先端部分に取り付けられている。昇降アームは、ラック・アンド・ピニオン等の公知の機構によって、昇降動作を行う。
LEDアレイ2561の初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも上方であり、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側あるいは背面側で、LEDアレイ2561は、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面と重なる位置(以下、「演出位置」と称する)まで、昇降アームによって下降し、その演出位置(第1ポジション)で回転する。図43(a)の左側に示すLEDアレイ2561は、背面側の演出位置で回転しており、その右側に示すLEDアレイ2561は、前面側の演出位置で回転している。
図43(b)の上方には、第5実施形態の演出装置206を前面側から見た図が、左から右に向かって段階的に示されており、各図の下方には、真横から見た図が示されている。真横から見た図においては、右側が第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側になり、左側が前面側になり、この左側には、遊技者の目eyeが示されている。
図43(b)の左端に示す演出装置206では、LEDアレイ2561が、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側の演出位置で定速回転し、背面側には、光の残像効果による絵柄が形成されている。この際、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lは、透過演出を行っておらず、表示画面全体が不透過状態である。ただし、暗転演出も行っておらず、白系の色合いの画像が表示されており、背面側に形成された光の残像効果による絵柄が、前面側からでも、表示画面越しにぼんやりと見える。なお、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面のうち、LEDアレイ2561の回転領域にオーバーラップする領域を透明状態にする場合があってもよい。
図43(b)の左から2番目に示す演出装置206では、背面側で定速回転していたLEDアレイ2561が回転を停止し、初期姿勢である水平姿勢にある。このため、光の残像効果による絵柄は消えている。しかも、LEDアレイ2561に設けられた複数のLEDはいずれも消灯しており、前面側からは背面側での何の発光も見えない。
図43(b)の左から3番目に示す演出装置206では、不図示の昇降アームが上昇することで、LEDアレイ2561は初期姿勢のまま背面側の初期位置に戻る。なお、LEDアレイ2561が回転を停止してから初期位置に戻るまでの間、表示画面を暗くして、初期姿勢にあるLEDアレイ2561を見えにくくすることが好ましい。あるいは、昇降アームが上昇し始めるタイミング、すなわちLEDアレイ2561が移動を開始するタイミングで表示画面を暗くして、LEDアレイ2561が移動している様子を見えにくくしてもよい。
図43(b)の右から3番目に示す演出装置206では、LEDアレイ2561が、背面側の初期位置から前面側の初期位置に移動している。なお、背面側の初期位置にしても、前面側の初期位置にしても、LEDアレイ2561は前面側からは見えないが、見えるようにしてもよい。
図43(b)の右から2番目に示す演出装置206では、不図示の昇降アームが下降することで、前面側の初期位置にあったLEDアレイ2561が、初期姿勢のまま、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側の演出位置に移動している。
図43の右端に示す演出装置206では、LEDアレイ2561が、前面側の演出位置で定速回転し、前面側には、光の残像効果による絵柄が形成され、背面側に形成された場合と違って、はっきりと見える。
なお、LEDアレイ2561が、背面側の演出位置で定速回転する場合には、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面における、背面側の演出位置にオーバーラップする領域を透明状態にして、その領域越しに、背面側に形成された光の残像効果による絵柄が見えるようにしてもよい。また、LEDアレイ2561が、前面側の演出位置で定速回転する場合には、表示画面を暗くすることで背景を暗くし、前面側に形成された光の残像効果による絵柄を見えやすくしてもよい。
図44は、これまで説明した実施形態の変形例を示す図である。なお、ここにいう変形例とは、これまで説明した実施形態と置き換わる場合の例であってもよいし、これまで説明した実施形態に加えて行われる例であってもよい。
図44の左端に示す同図(b)〜同図(e)は、図40(B)〜図40(F)に示す例の変形例である。
図44(b)では、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図44(b)に示す変動アイコンh0は、通常予告の表示態様の一つである第2表示態様で表示されている。さらに、図44(b)では、ボタン演出が開始されている。ここでのボタン演出は、殿様のキャラクタの顔と爺のキャラクタの顔のどちらが出現するかを決定するジャッジ演出に相当する。殿様のキャラクタの顔が出現した方が、爺のキャラクタの顔が出現した場合よりも、現在行われている装飾図柄の変動表示で最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい。なお、殿様のキャラクタの顔が出現した場合は、大当り図柄態様が必ず確定表示されてもよい。あるいは、殿様のキャラクタの顔が出現した方が、爺のキャラクタの顔が出現した場合よりも、或る演出(例えば、スーパーリーチ演出や擬似連演出等)が開始されやすくてもよいし、必ず開始されてもよい。ボタン演出が開始されると、それまで第1表示態様で点灯していたチャンスボタン136の表示態様が第4表示態様へと変化する。また、図44(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの中央には、第4表示態様で点灯しているチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cが表示されている。これらのボタン画像等136a〜c等は、操作促進表示に相当する。なお、ボタン画像等136a〜c等は、中図柄表示領域208bで高速変動している装飾図柄の一部にオーバーラップしている。
図44(b)に示す残期間メータ表示136cは、1/5以上減っており、このタイミングで、第4表示態様で点灯しているチャンスボタン136が押下され、図44(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン画像等136a〜cが消え、透過演出が開始され、第1表示エリア208−1が透明状態に変化する。透明状態に変化した第1表示エリア208−1の奥側には、爺のキャラクタの顔が描かれた部分251Gが位置しており、爺のキャラクタの顔が出現している。爺のキャラクタの顔が出現した図44(c)でも、装飾図柄は高速変動を続けており、チャンスボタン136は、操作されると、第1表示態様による点灯に戻っている。
図44(d)では、透過演出が終了し、ボタン演出が再び開始されている。すなわち、第1表示エリア208−1は不透明状態に戻り、爺のキャラクタの顔は見えなくなっている。代わりに、ボタン画像等136a〜cが再び表示されており、図44(d)に示す残期間メータ表示136cは、1/5以上減っており、このタイミングで、第4表示態様で点灯しているチャンスボタン136が再び押下される。
図44(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン画像等136a〜cが消え、2回目の透過演出が開始され、第1表示エリア208−1が透明状態に変化する。透明状態に変化した第1表示エリア208−1の奥側には、今度は、殿様のキャラクタの顔が描かれた部分251Yが位置しており、殿様のキャラクタの顔が出現している。図44(d)に示すボタン演出が行われている最中、すなわち、ボタン画像等136a〜cが表示されている最中に、図39(c)に示す第一可動役物251は移動し、第1表示エリア208−1の奥側に、殿様のキャラクタの顔が描かれた部分251Yを位置させている。殿様のキャラクタの顔が出現した図44(e)でも、装飾図柄は高速変動を続けており、チャンスボタン136は、操作されると、第1表示態様による点灯に戻っている。
以上説明した例では、1回の装飾図柄の変動表示で、ボタン演出が2回行われたが、1回の装飾図柄の変動表示で、ボタン演出は1回しか行われない場合があってもよい。すなわち、爺のキャラクタの顔が出現する演出の前にボタン画像等136a〜cが表示され、殿様のキャラクタの顔が出現する演出の前にボタン画像等136a〜cが表示されているが、いずれか一方の場合にのみボタン画像等136a〜cが表示されるようにしてもよい。この場合、殿様のキャラクタの顔と爺のキャラクタの顔のどちらかのキャラクタの顔が1回出現すれば、そのキャラクタの顔で確定になる。言い換えれば、図44(b)〜同図(e)に示す例では、大当り期待度の低い爺のキャラクタの顔が出現した後、大当り期待度の高い殿様のキャラクタの顔が出現しており、ステップアップ予告にも相当する。なお、最初に、大当り期待度の高い殿様のキャラクタの顔が出現した場合には、2回目のボタン演出は行われないようにしてもよいし、2回目のボタン演出は行われるようにして、爺のキャラクタの顔に降格する場合と、大当り確定を表す発光態様(例えば虹色の発光態様)の殿様のキャラクタの顔や異なるキャラクタの顔に昇格する場合とがあってもよい。
また、チャンスボタン136の操作有効期間内にチャンスボタン136の操作がなかった場合には、透過演出が開始されなくてもよい。すなわち、いずれのキャラクタの顔も出現しないことになる。あるいは反対に、チャンスボタン136の操作有効期間内にチャンスボタン136の操作がなかった場合でも、その操作有効期間が経過した以降(経過時あるいは経過後)に、透過演出が開始され、爺のキャラクタの顔が出現してもよい。換言すると、殿様キャラクタの顔が出現する演出は、操作有効期間内に操作があった場合にのみ開始される場合がある演出になる。
また、透過液晶背面側に設けられた爺のキャラクタの顔と殿様のキャラクタの顔の演出手段は、図39(c)に示す第一可動役物251に限定されず、爺のキャラクタの顔が描かれた演出手段と、その演出手段とは別体の殿様のキャラクタの顔が描かれた演出手段であってもよい。この場合、2つの演出手段のうち、両方の演出手段が可動手段であってもよいし、一方のみが可動手段であってもよい。なお、両方の演出手段が可動手段である場合に、駆動源は1つでもよいしそれぞれ別の駆動源を有していてもよい。また、一方のみが可動手段である場合には、第1表示エリア208−1の背面側(奥側)に固定されている演出手段が配置され、第1表示エリア208−1と固定されている演出手段の間に、可動可能な演出手段が配置されることになり、固定されている演出手段は、可動可能な演出手段によってオーバラップされた場合は見えなくなる。爺のキャラクタの顔が描かれた演出手段と、その演出手段とは別体の殿様のキャラクタの顔が描かれた演出手段の場合であっても、図39(c)に示す第一可動役物251の場合であっても、爺のキャラクタの顔が出現する演出と、殿様キャラクタの顔が出現する演出が同時に実行されることはない。
さらに、2つの演出手段のうち両方の演出手段が発光手段(例えば、LED)を有していてもよい。あるいは、いずれか一方の演出手段のみが発光手段を有していてもよい。すなわち、爺のキャラクタの顔が描かれた演出手段のみが発光手段を含む(例えば、LEDが内蔵されていたり周囲に配置されている)演出手段であってもよいし、殿様のキャラクタの顔が描かれた演出手段のみが発光手段を含む(例えば、LEDが内蔵されていたり周囲に配置されている)演出手段であってもよい。
さらに、或る演出において、爺のキャラクタの顔が出現する演出と殿様のキャラクタの顔が出現する演出を少なくとも含む複数の選択肢のなかから択一的に実行されるように構成してもよい。また、殿様のキャラクタの顔が出現する演出の開始前には、図15(l−1)に示す大きなボタン画像136aが表示される場合があったり、大きなボタン画像136aが必ず表示されるようにしてもよい。すなわち、ボタン演出で表示される表示(操作促進表示)には複数の表示態様が用意されており、その表示態様によって、演出の成功率(ここでは殿様のキャラクタの顔が出現する演出の実行)や大当りの期待度が変わってもよい。
また、爺のキャラクタの顔が出現する演出や殿様のキャラクタの顔が出現する演出は、第1表示エリア208−1が透明状態に変化することで行われていたが、発光機能を用いて顔の輪郭がわかるようにして不透明状態のまま行ってもよい。この場合、いずれか一方のキャラクタのみ不透明状態のまま行われる場合もあるようにしてもよく、第1表示エリア208−1が透明状態に変化した場合の方が、不透明状態のままよりも、大当りの期待度あるいは或る演出(例えば、スーパーリーチ演出や擬似連演出等)が開始される期待度が高くなってもよい。
また、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側には、図32等に示す家紋役物224Eが設けられていてもよい。さらには、図34(p)〜同図(r)に示す第3可動役物253に代えて、図39(c)等に示す第1可動役物251の上半分の殿様のキャラクタの顔が描かれた部分や、殿様のキャラクタの顔の演出手段が配置されていてもよい。
図44の中央に示す同図(A)〜同図(C)は、図41に示す弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522(以下、これら2つの役物を総称して単に第2可動役物252と称する場合がある。)が第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置された例である。
図44(A)では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は全体が不透明状態であり、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置された第2可動役物252は点線で示されている。図44(A)に点線で示す第2可動役物252は、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522が組み合わさった状態で第1表示エリア208−1の奥側に位置している。なお、第2可動役物252は、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522が組み合わさったり、弱演出用の第2可動役物2521と強演出用の第2可動役物2522とに分離できるものに限らず、最初から組み合わさり分離不能な一体的な役物であってもよい。この第2可動役物252は、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側から外れた位置が初期位置であり、第1表示エリア208−1の奥側の位置まで移動可能な役物である。
図44(B)では、透過演出が開始され、第1表示エリア208−1が透明状態に変化する。透明状態に変化した第1表示エリア208−1の奥側には、殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yが位置しており、殿様のキャラクタの顔が出現している。この殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yも、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置された役物である。第2可動役物252は、第1表示エリア208−1と、殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yの間に配置されている。すなわち、第2可動役物252は、殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yよりは前側に配置されており、図44(B)では、初期位置に位置している。殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yと、第2可動役物252は、両者ともに可動手段であってもよく、この場合に、駆動源は1つでもよいしそれぞれ別の駆動源を有していてもよい。
なお、殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yの他に、爺のキャラクタの顔の演出手段を設けてもよい。また、図44の中央に示す例における殿様のキャラクタの顔の大きさは、図44の左端に示す例よりも小さいが、同じ大きさであってもよく、殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yに代えて図39(c)に示す第一可動役物251を設けてもよい。すなわち、図44の中央に示す例は、図44の左端に示す例に置き換わる例であってもよいし、図44の左端に示す例とともに行われる例であってもよい。ここでも、殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yと、爺のキャラクタの顔の演出手段の場合であっても、図39(c)に示す第一可動役物251の場合であっても、爺のキャラクタの顔が出現する演出と、殿様キャラクタの顔が出現する演出が同時に実行されることはない。
図44(C)でも透過演出が実行されており、この透過演出では、殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yと第2可動役物252が組み合わさっている。すなわち、第2可動役物252は、第1表示エリア208−1と、殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yの間に配置され、殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yと第2可動役物252が協働することで、殿様が兜を装着しているように見える。
なお、殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yは、第1表示エリア208−1の奥側の位置に固定配置され、第2可動役物252が初期位置から、第1表示エリア208−1と、殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yの間に移動してくるようにしてもよい。この場合、殿様のキャラクタの顔が出現しない状態、兜を未装着の殿様のキャラクタの顔が出現した状態、兜を装着した殿様のキャラクタの顔が出現した状態の順に、大当りの期待度あるいは或る演出(例えば、スーパーリーチ演出や擬似連演出等)が開始される期待度が高くなってもよい。
さらに、殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yと、第2可動役物252は、両方ともに発光手段を有していてもよいし、いずれか一方のみが発光手段を有していてもよい。第1表示エリア208−1が透明状態で、発光手段が発光した場合の方が、発光しなかった場合よりも、大当りの期待度あるいは或る演出(例えば、スーパーリーチ演出や擬似連演出等)が開始される期待度が高くなってもよい。また、爺のキャラクタの顔の演出手段も設けられている場合には、爺のキャラクタの顔の演出手段も発光手段を有していてもよいし、爺のキャラクタの顔の演出手段は発光手段を有していなくてもよい。
図44の右端の一番上に示す同図(あ)は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置された、遮蔽手段であるシャッタ役物246L,246Rを示す図である。
この図44(あ)では、第1装飾図柄表示装置208Lを図示省略しているが、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側には、爺のキャラクタの顔の演出手段2510G、あるいは下半分に爺のキャラクタの顔が描かれた図39(c)に示す第一可動役物251も配置されている。シャッタ役物246L,246Rは、第1装飾図柄表示装置208Lと、爺のキャラクタの顔の演出手段2510Gあるいは第一可動役物251との間に配置されている。すなわち、爺のキャラクタの顔の演出手段2510Gあるいは第一可動役物251よりは前側に配置されている。このシャッタ役物246L,246Mは、開閉可能なものであり、全閉状態では、第1表示エリア208−1が透明状態であっても、爺のキャラクタの顔は全く見えなくなる。一方、シャッタ役物246L,246Mの全開状態は、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面のうち第1表示エリア208−1のみが透明状態であれば、シャッタ役物246L,246Mは全く見えず、第1表示エリア208−1の奥側には爺のキャラクタの顔が見える(図44(c)参照)。図44(あ)に示すシャッタ役物246L,246Mは、少し開いている状態であり、左側のシャッタ役物246Lと右側のシャッタ役物246Lとの間に爺のキャラクタの顔の一部が見えている。図44の左端に示す例との組合せによれば、爺のキャラクタの顔が出現する演出や、殿様のキャラクタの顔が出現する演出の煽りにシャッタ役物246L,246Mを使用することができる。すなわち、爺のキャラクタの顔が出現する演出と、殿様のキャラクタの顔が出現する演出が同時に実行されることはないが、いずれの演出であっても、シャッタ役物246L,246Mを用いた演出とは同時に実行される場合がある。また、図44の中央に示す例との組合せによれば、爺のキャラクタが兜を装着して出現するか否かの煽りにシャッタ役物246L,246Mを使用することができる。
第1表示エリア208−1が透明状態で、シャッタ役物246L,246Mが全閉状態から開き始め、左側のシャッタ役物246Lと右側のシャッタ役物246Lとの間に爺のキャラクタの顔の一部が見え始める場合、シャッタ役物246L,246Mが開き始める直前の状態(シャッタ役物246L,246Mの全閉状態)では、爺のキャラクタの顔の演出手段2510Gの全部と重なる位置にシャッタ役物246L,246Mが位置していることになる。なお、シャッタ役物246L,246Mに窓が設けらている場合には、爺のキャラクタの顔の演出手段2510Gの一部と重なる位置にシャッタ役物246L,246Mが位置していることになる。
さらに、図44(あ)に示すシャッタ役物246L,246Rは、これまで説明した透過液晶表示装置の背面側に配置されている役物(例えば、第1実施形態〜第5実施形態やそれらの変形例における役物)と、透過液晶表示装置との間に配置可能な役物である。例えば、全閉状態のシャッタ役物246L,246Rによって、透過液晶表示装置の背面側で移動する可動役物を隠すことができ、その移動を気付かれにくくすることができたり、透過演出が開始されるまでその可動役物の存在自体も気付かれにくくすることができる。
図44(あ)の下に示す同図(ア)〜同図(エ)の例は、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lに襖の画像が表示される例である。この例は、図44(あ)に示す例に置き換わる例であってもよいし、図44(あ)に示す例とともに行われる例であってもよい。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lの背面側には、殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yおよび爺のキャラクタの顔の演出手段2510G、あるいは図39(c)に示す第一可動役物251が配置されている。
図44(ア)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの全表示画面には、全閉状態の襖の画像が表示されており、同図(イ)では、透過演出が行われている。すなわち、全閉状態の襖の画像が少しずつ開いていくアニメーションが表示され、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面のうち、襖の画像が開いた部分は透明状態になり、奥には、演出手段2510Gあるいは第一可動役物251に描かれた爺のキャラクタの顔の一部が見えている。
また、図44(ウ)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの全表示画面にも、全閉状態の襖の画像が表示されている。図44(ウ)は、同図(イ)から襖が閉まった状態であってもよいし、全開状態の襖の画像が一旦表示された後(例えば、爺のキャラクタの顔が全部見えた後)に襖が閉まった状態であってもよい。図44(エ)でも、透過演出が行われている。すなわち、全閉状態の襖の画像が少しずつ開いていくアニメーションが表示され、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面のうち、襖の画像が開いた部分は透明状態になり、奥には、演出手段2510Yあるいは第一可動役物251に描かれた殿様のキャラクタの顔の一部が見えている。図44(ウ)に示す全閉状態の襖の画像が表示されている最中に、演出手段2510Yあるいは図39(c)に示す第一可動役物251は移動し、殿様のキャラクタの顔を中央部分に位置させている。
この例でも、キャラクタの顔の一部が見えることで煽り演出になっている。特に、全閉状態と半開きの状態を繰り返し、奥に見えるキャラクタの顔が変化したり、あるいは半開きの状態でもキャラクの顔が見えなくなったりすると、遊技の興趣が向上する場合がある。また、爺のキャラクタの顔が出現する場合よりも、殿様のキャラクタの顔が出現した場合の方が、大当りの期待度あるいは或る演出(例えば、スーパーリーチ演出や擬似連演出等)が開始される期待度が高くなってもよい。あるいは、全閉状態と半開きの状態を繰り返す回数が多ければ多いほど、大当りの期待度あるいは或る演出が開始される期待度が高くなってもよい。さらに、開閉速度が変化してもよいし、開く程度も変化(1/5開いたり、1/3開いたり)してもよい。
ここでも、爺のキャラクタの顔が出現する演出と、殿様のキャラクタの顔が出現する演出が同時に実行されることはないが、いずれの演出であっても、襖の画像を表示する演出とは同時に実行される場合がある。
また、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側には、図32等に示す家紋役物224Eが設けられていてもよい。さらには、図34(p)〜同図(r)に示す第3可動役物253に代えて、殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yが配置されていてもよい。
図45は、透過液晶表示装置の背面側にこれまでとは異なる役物が配置されている例を示す図である。
図45の左端に示す例は、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lの背面側に、リング状の役物251Rが配置された例である。このリング状の役物251Rは、変動アイコン変化演出に用いられる。すなわち、複数種類ある変動アイコン変化演出のうちの一の変動アイコン変化演出に用いられる。
図45(a)では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は全体が不透明状態であり、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置されたリング状の役物251Rは点線で示されている。このリング状の役物251Rは、可動手段であるが、固定配置されたものであってもよい。
図45(b)では、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図45(b)に示す変動アイコンh0は、通常予告の表示態様の一つである第2表示態様で表示されている。一方、第1保留アイコンh11も第2保留アイコンh12も、デフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。
図45(c)では、第2表示態様の変動アイコンh0の周囲を囲むリング状の領域208−Rが透明状態に変化している。このリング状の領域208−Rは、第1保留アイコンh11の表示領域の一部にかかり、第1保留アイコンh11の一部が見えなくなっている。図45(c)に示す状態では、リング状の領域208−Rの奥には何も見えないが、続く同図(d)に示す状態では、リング状の領域208−Rの奥に第4表示態様に発光しているリング状の役物251Rが見えている。すなわち、リング状の領域208−Rの奥側となる領域から外れた領域に図45(c)に示す状態では位置していたリング状の役物251Rが、移動を開始し、リング状の領域208−Rの奥側となる領域に図45(d)では位置している。リング状の領域208−Rの大きさは、リング状の役物251Rの大きさに対応しており、図45(d)では、第4表示態様に発光しているリング状の役物251Rの中に、第2表示態様の変動アイコンh0が表示されている。図45(d)に示すリング状の役物251Rの内側の円領域の位置と、変動アイコンh0の表示領域の位置が、奥行き方向(前後方向)にはずれているが、上下左右方向には一致している。
続く、図45(e)では、第2表示態様の変動アイコンh0が、発光するリング状の役物251Rの表示態様と同じ第4表示態様に変化している。リング状の役物251Rは、変動アイコンh0が消えるまで第4表示態様で発光し続けてもよい(図45(e)の状態を継続してもよい)し、変動アイコンh0が変化した後に変動アイコンh0が消えるよりも先に、透過演出が終了し、リング状の役物251Rが見えなくなってもよい。あるいは、変動アイコンh0が変化する前に、透過演出が終了し、第4表示態様で発光するリング状の役物251Rが見えなくなってもよい。
この変動アイコン変化演出では、変動アイコンh0の表示態様が変化する前に、発光するリング状の役物251Rの表示態様が、変化後の変動アイコンh0の表示態様を示唆していることになるが、変動アイコンh0は、発光するリング状の役物251Rの表示態様と同じ表示態様に必ずしも変化するとは限らず、異なる表示態様に変化する場合があってもよいし、変化しない場合があってもよい。ただし、変動アイコンh0は、発光するリング状の役物251Rの表示態様と同じ表示態様に必ず変化してもよいし、リング状の役物251Rの表示態様が或る表示態様(例えば、第6表示態様や、第4表示態様以上の表示態様)であった場合には、同じ表示態様に必ず変化してもよい。
なお、リング状の役物251Rがリング状の領域208−Rの奥側に位置していない状態で、図45(c)に示すように、リング状の領域208−Rが透過状態に変化することはないようにしてもよい。
また、発光するリング状の役物251Rが出現するタイミングと同時に、変動アイコンh0の表示態様が変化してもよいし、発光するリング状の役物251Rが出現するタイミングより前に、変動アイコンh0の表示態様が変化していてもよい。言い換えれば、変動アイコンh0とリング状の役物251Rが同じ表示態様である期間があればよい。
さらには、変動アイコンh0とリング状の役物251Rは、同じ表示態様ではなくても、対応したり関連性がある表示態様であってもよい。例えば、変動アイコンh0とリング状の役物251Rのうちの一方が或る色(赤色)の点滅であり、もう一方が同じ色(赤色)の点灯であったり、一方が薄い或る色の点灯であり、もう一方が濃い上記或る色の点灯であってもよい。
また、図45(c)と同図(d)の間で、リング状の役物251Rは、変動アイコンh0の変化前の表示態様と同じ表示態様あるいは対応した表示態様で一旦発光してから、変化後の表示態様と同じ表示態様あるいは対応した表示態様で発光するようにしてもよい。すなわち、この例の場合であれば、リング状の役物251Rは、第2表示態様で一旦発光してから第4表示態様で発光してもよい。
また、失敗パターンがあってもよく、リング状の役物251Rは、変動アイコンh0の変化前の表示態様と同じ表示態様あるいは対応した表示態様で発光したまま、表示態様が変化しない場合があってもよいし、表示態様がランクダウンする場合(例えば、第1表示態様に変化する場合)があってもよいし、消灯してしまう場合があってもよい。また、リング状の役物251Rは、最初から第1表示態様で発光したり、最初から全く発光しない場合があってもよい。
図45の中央から右端にかけて示す例は、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lの背面側に、変動アイコンh0よりも大きな円形の役物251Cが配置された例である。この円形の役物251Cも、変動アイコン変化演出に用いられる。すなわち、複数種類ある変動アイコン変化演出のうちの一の変動アイコン変化演出に用いられる。円形の役物251Cが用いられる変動アイコン変化演出では、円形の役物251Cによってのみ変動アイコンh0の表示態様が変化する様が表現されたり、変動アイコンh0の表示態様が変化することが報知される。
図45(A)では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は全体が不透明状態であり、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置された円形の役物251Cは点線で示されている。この円形の役物251Cは、可動手段であるが、固定配置されたものであってもよい。
図45(B)では、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図45(B)に示す変動アイコンh0は、通常予告の表示態様の一つである第2表示態様で表示されている。一方、第1保留アイコンh11も第2保留アイコンh12も、デフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。
図45(C)では、それまで台座に載置されていた変動アイコンh0が、台座から浮かび上がり上昇しているアニメーションが表示されている。また、それまで何も表示されていなかったチュートリアル表示部TT1に「ドデカ保留変化」という文字表示が表示されている。
図45(D)では、高速変動する中図柄表示領域208bで高速変動している装飾図柄を完全に含む円形の中央領域208−Cが透明状態に変化している。この円形の中央領域208−Cが透明状態に変化したことによって、台座から浮かび上がり上昇していた変動アイコンh0が見えなくなっている。すなわち、台座から浮かび上がり上昇していた変動アイコンh0が、一旦消えてしまったように見える。図45(D)に示す状態では、円形の中央領域208−Cの奥には何も見えないが、続く同図(E)に示す状態では、円形の中央領域208−Cの奥に、消える前の変動アイコンh0の表示態様と同じ第2表示態様に発光している円形の役物251Cが見えている。すなわち、円形の中央領域208−Cの奥側となる領域から外れた領域に図45(D)に示す状態では位置していた円形の役物251Cが、移動を開始し、円形の中央領域208−Cの奥側となる領域に図45(E)では位置している。円形の中央領域208−Cの大きさは、円形の役物251Cの大きさに対応している。図45(E)に示す円形の役物251Cの位置と、円形の中央領域208−Cの位置が、奥行き方向(前後方向)にはずれているが、上下左右方向には一致している。図45(E)の状態は、一旦消えた変動アイコンh0が大きくなって奥側に表示されているように見える。
続く、図45(F)では、第2表示態様で発光していた円形の役物251Cが変化し、第4表示態様で発光している。これはあたかも、大きくなった変動アイコンh0の表示態様が、第4表示態様に変化したように見える。
図45(G)では、透過演出が終了し、円形の中央領域208−Cは不透明状態に戻り、これまで透明状態であった円形の中央領域208−Cには、第4表示態様の変動アイコンh0が表示されている。これはあたかも、大きくなって第4表示態様に変化した変動アイコンh0が元の大きさに戻ったように見える。ただし、第4表示態様に変化した変動アイコンh0はまだ台座から浮いており、下降しているアニメーションが表示されている。
図45(H)では、第4表示態様の変動アイコンh0が台座に戻り、台座に載置されている。チュートリアル表示部TT1に「ドデカ保留変化」という文字表示が依然として表示されているが、この「ドデカ保留変化」という文字表示は、円形の役物251Cが第4表示態様に変化したタイミングで消えてもよいし、透過演出が終了したタイミングで消えてもよいし、第4表示態様の変動アイコンh0が台座に戻ったタイミングで消えてもよい。
以上説明した例では、変動アイコンh0が或る位置に移動した後、その変動アイコンh0が移動した先の領域を少なくとも含む領域(円形の中央領域208−C)が透明状態に変化し、透明状態となった該領域(円形の中央領域208−C)を通して円形の役物251Cが視認可能になっている。なお、該領域(円形の中央領域208−C)が透明状態にならずに不透明状態のままであっても、円形の役物251Cが発光すれば、その光は、第1装飾図柄表示装置208Lを透過し、前面側から円形の役物251Cが発光している様子(発光態様)がわかるように構成してもよい。すなわち、不透明状態のままであっても、円形の役物251Cの発光態様が変化すれば、変化したことがわかり、変動アイコンh0の表示態様が変化することが報知されたり、あるいはあたかも変動アイコンh0が変化した様が表現されればよい。そして、円形の役物251Cが或る発光態様で発光した後に、所定の演出動作を経て、図45(H)に示すような表示状態となるように構成されている。
また、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側には、図32等に示す家紋役物224Eが設けられていてもよい。さらには、図34(p)〜同図(r)に示す第3可動役物253に代えて、図45(E)等に示す円形の役物251Cが配置されていてもよい。
図45(a)〜同図(e)に示す、リング状の役物251Rを用いた変動アイコン変化演出と、図45(A)〜同図(H)に示す、円形の役物251Cを用いた変動アイコン変化演出が同時に実行されることはない。また、いずれの演出例も、変動アイコンh0が、第4表示態様に変化する例であったが、いずれか一方の変動アイコン変化演出の方が、いずれか他方の変動アイコン変化演出よりも、大当りの期待度が高くてもよい。例えば、リング状の役物251Rを用いた変動アイコン変化演出よりも、円形の役物251Cを用いた変動アイコン変化演出の方が、大当りの期待度が高くてもよい。
図45(1)に示す例は、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lの背面側に、表示手段251Dが配置された例である。この表示手段251Dは、液晶表示装置であったり、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL表示装置等であり、可動可能であるが、固定配置されたものであってもよい。図45(1)では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は全体が不透明状態であり、第1装飾図柄表示装置208Lよりも背面側に配置された表示手段251Dは点線で示されている。
図45(1)に示す表示手段251Dは、タイマ予告演出に用いられる場合がある。例えば、大当りの確率が相対的に高い強タイマ予告演出に用いられたり、タイマ予告演出が最終ジャッジ演出に用いられる場合において、残り時間が或る時間(例えば、残り3秒)になったら用いられる。すなわち、透過演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lにおける、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cを含む矩形の領域が透明状態になり、その矩形の領域の奥に、表示手段251Dが位置しており、残り時間を表す数字を表示する。
なお、表示手段251Dが液晶表示装置等の画像表示手段である場合には、図44(B)に示す殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yや、図44(あ)に示す爺のキャラクタの顔の演出手段2510Gや、図39(c)に示す第一可動役物251や、図44(C)に示す第2可動役物252の代わりに、表示手段251Dが用いることができる。この場合には、表示手段251Dが固定配置されていても、移動アニメーションの表示によって、殿様のキャラクタの顔を移動させたり、兜の画像を移動させることができる。また、殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Y等に限らず、これまで説明した透過液晶表示装置の背面側に配置されている役物(例えば、第1実施形態〜第5実施形態やそれらの変形例における役物)の代わりに表示手段251Dが用いることができる。
図45(α)及び同図(β)に示す例は、透過液晶表示装置である第1装飾図柄表示装置208Lの背面側に、可動手段251Wが配置された例である。この可動手段251Wは、全体として移動可能であるとともに、可動手段251Wを構成する、八代役物251W1と、将軍役物251W2が個別に移動可能である。すなわち、可動手段251Wは、全体として第1方向(ここでは上限方向)に移動可能であり、八代役物251W1は独立して第2方向(ここでは左方向)に移動可能であり、将軍役物251W2は独立して第32方向(ここでは右方向)に移動可能である。
図45(α)では透過演出が開始されており、図45(1)の例と同様に、第1装飾図柄表示装置208Lにおける、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cを含む矩形の領域208−Sが透明状態になる。透明状態になった矩形の領域208−Sの奥には、可動手段251Wが位置している。図45(α)に示す可動手段251Wは、矩形の領域208−Sの奥側の領域の上方側となる第1位置に位置しており、八代役物251W1と将軍役物251W2は当接している。
図45(β)では、可動手段251Wが、矩形の領域208−Sの奥側の領域の下方側となる第2位置まで下降している。また、可動手段251Wは、第2位置で、八代役物251W1が第2方向(左方向)に移動し、将軍役物251W2が第3方向(第3方向)に移動し、八代役物251W1と将軍役物251W2の間が開いているが、その間には、超役物251W3が出現している。この超役物251W3は、図45(α)では、八代役物251W1と将軍役物251W2よりも奥側に位置しており、見えなかったが、八代役物251W1と将軍役物251W2が開いたことにより、奥側から前進し、八代役物251W1と将軍役物251W2を越えて、八代役物251W1および将軍役物251W2よりも前側に位置している。すなわち、超役物251W3は、第1装飾図柄表示装置208Lと、八代役物251W1および将軍役物251W2との間に配置されている。八代役物251W1と将軍役物251W2は、第2位置まで到達した以降(到達時あるいは到達後)に横方向への移動を開始してもよい。あるいは、八代役物251W1と将軍役物251W2は、第2位置に向けて移動中に横方向への移動を開始してもよいし、第2位置に向けて移動する前に横方向への移動を開始してもよい。
なお、超役物251W3の前後方向の位置は、八代役物251W1および将軍役物251W2と同じ位置であってもよいし、八代役物251W1および将軍役物251W2よりも奥側の位置であってもよい。また、超役物251W3も、上下方向に移動可能であって、八代役物251W1と将軍役物251W2の間が開いた瞬間は、矩形の領域208−Sの奥側の領域よりも上方あるいは下方の位置にあり、遊技者からは見えず、開いた後に、八代役物251W1と将軍役物251W2の間に移動してきてもよい。
また、八代役物251W1、将軍役物251W2、超役物251W3は発光可能なものであり、それぞれが別々の表示態様で発光する場合もあれば、揃って同じ表示態様で発光する場合もある。あるいは、八代役物251W1および将軍役物251W2は同じ表示態様で発光し、超役物251W3のみが異なる表示態様で発光する場合があってもよい。
また、以上の各演出例において、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に表示されていた表示は、第1装飾図柄表示装置208Lとともに、第2装飾図柄表示装置208Mまたは/および第3装飾図柄表示装置208Nに表示される態様であってもよいし、第1装飾図柄表示装置208Lに代えて、第2装飾図柄表示装置208Mまたは/および第3装飾図柄表示装置208Nに表示される態様であってもよい。さらに、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nも透過液晶表示装置であってもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nのうちいずれか一方のみが透過液晶表示装置であってもよく、透過演出を、第2装飾図柄表示装置208Mおよび/又は第3装飾図柄表示装置208Nで行ってもよく、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの3つの装飾図柄表示装置で行ってもよい。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図46〜図79を参照しながら説明する。また、以下に示す演出表示は、アニメーションにより行われてもよい。また、以下に示す実施形態は、これまでに示したいずれの実施形態においても適用可能であることはいうまでもない。すなわち、図46〜図79に示す各演出は、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面が不透過状態で行われる演出であって、図46〜図79に示す各演出を実行可能な一台のパチンコ機100において、透過演出や背面側の演出手段と絡めた演出は、図14〜図43を用いた説明した演出になる。
図46〜図79は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図46〜図79では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216については、図示を省略している。また、図46〜図79では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さもわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。なお、本実施形態では、複数の装飾図柄表示装置のそれぞれに様々な画像が表示される例を示しているが、一の装飾図柄表示装置にそれらの全てを表示するように構成してもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板が配置されており、遊技者は導光板を介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板は、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板の側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図46〜図79に示される実施形態では、導光板には所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板は光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板が可動するものであってもよい。また、導光板は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。また、図46〜図79では、第4図柄表示装置284a1,284a2の様子が示されており、特図1に対応する特図1第4図柄表示装置284a1は、方形状をなしており、特図1の変動表示中では点滅し、特図1の停止表示中では、ハズレの点灯態様又は大当りの点灯態様で点灯する。また、特図2に対応する特図2第4図柄表示装置284a2は、円形状をなしており、特図2の変動表示中では点滅し、特図2の停止表示中では、ハズレの点灯態様又は大当りの点灯態様で点灯する。また、図46〜図79では、スピーカ120及び演出ボタン136,136zの様子が示されている。
図46は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の一例を段階的に示す図である。
図46(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図46(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様(白色円形の表示態様)となっている。また、変動アイコンh0の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報が表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図46(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。このチュートリアル表示部TT1は、説明表示に限らず、予告表示やデモ演出表示が行われる場合があり、また、非表示とされる場合もある。ここで、チュートリアル表示として、登場するキャラクタに関する説明、予告(例えば、タイマ予告)に関する説明などが表示される。なお、チュートリアル表示の表示態様(例えば、青字で表示したり、赤字で表示したり等)によって大当り期待度を報知可能に構成してもよい。この場合においては、このチュートリアル表示を予告表示のうちの位置の予告表示としてもよい。本明細書においては、便宜上、説明している表示のことをチュートリアル表示として記載することとする。すなわち、この演出例におけるチュートリアル表示部TT1は、何かを表示する領域ということができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、UI部UI3は、装飾図柄の変動表示中に優先して表示されており、装飾図柄の表示領域とは重ならない領域に設けられているが、装飾図柄の表示領域と重なってもよい。このように、UI部UI3は、保留アイコン表示領域と変動アイコン表示領域とチュートリアル表示部TT1を構成する表示枠として機能している。また、図46(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされており、遊技の進行に応じて表示態様が変化する場合がある。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部に、現在行われているステージ名やリーチ名を表示するための、説明表示部としてのステージ名表示部ST1が配置されている。図46(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の中央部には演出ボタン136の操作の受付回数を示す受付回数表示850が表示されている。図46(a)に示す例では、「あと 0回」の文字列画像の受付回数表示850が表示されており演出ボタン136の操作の受付回数は0回である。また、受付回数表示850の下方には演出ボタン136を模したストックボタン画像852が表示されている。ストックボタン画像852には縦方向に均等な間隔で3本の線が引かれており、ストックボタン画像852は4つの領域に分割されている。これらの分割された領域の表示色を白色から例えば緑色に変更することでストックボタン画像852は、メーターとしても機能する。図46(a)に示す例では、ストックボタン画像852の4つの領域はいずれも白色で表示されおり、メーターは0である。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。この殿様のキャラクタをナビキャラという場合がある。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。なお、殿様のキャラクタは常時表示されてもよいし、常時表示されていなくてもよい。また、ステージ名表示部ST1や殿様のキャラクタは、Ui部UI3に含まれる表示であったり、少なくとも一部がUI部UI3之前面側に重なって表示されるように構成してもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動し、また、回転することができるように構成されている。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
図46(b)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3のチュートリアル表示部TT1がシャッタ画像による閉鎖動作が行われている様子が示されている。すなわち、或る領域(チュートリアル表示部TT1)での或る表示(説明表示)に換えて他の表示(「準備中」の表示)をする前の表示(シャッタ画像の表示)が行われているということができる。なお、シャッタ画像の表示中にシャッタ画像が表示される前に表示されていた文字表示の少なくとも一部が表示されてもよい。
その後、図46(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。このシャッタ画像は、後述する準備中画像RDYの表示が開始される前に表示される準備中画像予告表示ということができる。また、シャッタ画像は、チュートリアル表示部TT1において予告表示を行う場合にも表示される場合があってもよい。また、シャッタ画像を複数種類の表示態様で表示可能に構成して、シャッタ画像の表示態様によって大当り期待度が異なるように構成してもよいし、シャッタ画像の表示態様は1種類のみで表示態様のみでは大当り期待度を示さないように構成してもよい。
図46(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。チュートリアル表示部TT1は、シャッタ画像が開放されると、「準備中」の文字が表示された準備中画像RDYが表示される。換言すれば、準備中画像RDYは、チュートリアル表示部TT1の表示領域に重ねて表示されており、UI部UI3にオーバーラップしているということができる。図46(d)に示すタイミングでは、準備中画像RDYの背景色が緑色とされており、すなわち、図46(d)に示す準備中画像RDYの表示態様は、デフォルトの表示態様とされている。なお、準備中画像RDYは、複数種類の表示態様に変更することができ、準備中画像RDYの表示開始時にデフォルトの表示態様とは異なる表示態様(例えば、背景色が赤色)で表示されてもよいし、デフォルトの表示態様で表示開始された後に別の表示態様に変更する場合があってもよい。また、上述のシャッタ画像を複数種類の表示態様で表示可能な構成の場合においては、準備中画像RDYの表示態様と関連性を持たせてもよい。例えば、シャッタ画像が赤色の場合には赤色の準備中画像RDYが表示される(されやすい)ように構成してもよい。この演出例では、準備中画像RDYが表示されることにより、チュートリアル表示部TT1において或る演出(例えば、タイマ予告やミニゲーム等)が行われる場合があるように構成されている。
図46(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3が青色の表示態様から金色の表示態様に変化している様子が示されている。この演出例では、UI部UI3の表示態様が金色の表示態様とされることで、保留アイコンの表示態様が変化しやすいことを示唆している。すなわち、この金色の表示態様のUI部UI3は先読み予告として機能している。このように、UI部UI3が金色の表示態様で表示された場合の方が、青色の表示態様で表示された場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されている。なお、この金色の表示態様のUI部UI3は、当該図柄変動表示の予告として機能する場合があってもよいし、保留アイコンの表示態様の変化予告としてではなく、直接的な先読み予告表示として機能する場合があってもよい。また、UI部UI3の表示態様は、表示態様が変化した保留アイコン(先読み対象の保留アイコン)が消化される以前にデフォルトの態様となるように構成してもよいし、先読み対象変動の当否結果を示す表示(例えば、大当りやハズレであることを示す装飾図柄の表示)が行われた後にデフォルトの態様となるように構成してもよい。
図46(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の右上部分に忍者のキャラクタNJ4が表示されている。この忍者のキャラクタNJ4は、保留アイコンの表示態様が変化される際に表示される場合があるキャラクタである。この演出例では、忍者のキャラクタNJ4が準備中画像RDYが表示されたチュートリアル表示部TT1に重なるようにして表示されており、そのため、準備中画像RDYや忍者のキャラクタNJ4に注目させることができる場合がある。
すると、図46(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留変化アニメが開始されており、忍者のキャラクタNJ4が1つ目の保留アイコンh11に向けて手裏剣を投てきし、1つ目の保留アイコンh11に命中した様子が示されている。このとき、エフェクトEF4により、1つ目の保留アイコンh11の全体が覆われ、エフェクトEF4に覆われていない状態に比べて、視認困難状態とされている。なお、このエフェクトEF4は、対象の保留アイコンの隣の保留アイコンにも表示が及んでおり、そのため、図46(g)に示すように、1つ目の保留アイコンh11の隣に配置された2つ目の保留アイコンh12の一部もエフェクトEF4にオーバーラップされている。この演出例では、保留アイコンが変化する前に行われる保留変化アニメが、保留変化事前演出表示として機能してるということができる。なお、この保留変化事前演出表示に、忍者のキャラクタNJ4の表示が含まれていてもよく、すなわち、忍者のキャラクタNJ4の表示が開始されてから保留アイコンの表示態様が変化するまでの一連のアニメーションを保留変化事前演出表示としてもよい。また、忍者のキャラクタNJ4の表示のみを以って保留変化事前演出表示としてもよい。また、保留変化後に表示されている忍者のキャラクタNJ4の表示を保留変化事前演出表示に含めてもよいし、含めなくてもよい。なお、保留変化アニメが行われても保留アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。また、忍者のキャラクタNJ4に関する演出表示の後に準備中画像RDYの表示が開始される構成であってもよい。逆に、忍者のキャラクタNJ4が準備中画像RDYを出現させる表示を行わないように構成してもよい。また、先読み態様で表示されている保留アイコンがある場合の方が、ない場合よりも、準備中画像RDYが出現しやすくなるように構成されていてもよい。この構成によれば、忍者のキャラクタNJ4が登場した後に保留アイコンが変化した状態の方が準備中画像RDYの出現に期待が持てるようになるので、忍者のキャラクタNJ4が異なる種類の予告表示(保留アイコン変化と準備中画像RDYのように対象が異なるものであったり、先読み予告と当該予告のように対象変動が異なるものであったりなど)の事前報知として機能する場合がある。
図46(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF4が消去されて1つ目の保留アイコンh11が表示態様が変更された状態で表示されている様子が示されている。図46(h)に示す1つ目の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様から、赤色の表示態様に変更されている。また、家紋役物224Eも1つ目の保留アイコンh11の表示態様に合わせて、赤色に発光している。なお、1つ目の保留アイコンh11が赤色の表示態様で表示開始した後で家紋役物224Eが赤色に発光されてもよいし、家紋役物224Eが赤色に発光した後で、1つ目の保留アイコンh11が赤色の表示態様で表示開始してもよいし、1つ目の保留アイコンh11が赤色の表示態様で表示開始するタイミングで家紋役物224Eが赤色に発光してもよい。
その後、図46(i)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留変化アニメが終了して、忍者のキャラクタNJ4が消去される。また、装飾図柄が左図柄、右図柄、中図柄の順で順次停止表示し、「装飾3−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示される。この「装飾3−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせは、ハズレの組み合わせであるが、チャンス目の組み合わせでもある。すなわち、チャンス目の組み合わせが導出表示されることにより、先読み予告が行われている。チャンス目は、保留アイコンが先読みの表示態様で表示されている場合に導出表示されやすくなっているが、保留アイコンの表示態様の如何に拘らず、チャンス目が適宜の確率で表示されるようにしてもよい。また、チャンス目が表示された場合の方が、チャンス目が表示されなかった場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されてもよい。なお、忍者のキャラクタNJ4が消去された後で、装飾図柄の停止表示が順次行われてもよいし、装飾図柄の順次停止表示が開始された後で忍者のキャラクタNJ4が消去されてもよい。また、忍者のキャラクタNJ4が消去されるタイミングで、装飾図柄の順次停止表示が開始されてもよい。なお、図46(i)に示すタイミングでは、変動アイコンh0が表示されているが、図柄が確定表示されたタイミングで変動アイコンh0が消去されるようにしてもよい。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図46(j)に示すように、保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図46(j)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、準備中画像RDYが引き続き表示されており、すなわち、準備中画像RDYが複数の図柄変動表示に跨って表示されているということができる。一方、前回の図柄変動表示において表示されていた忍者のキャラクタNJ4は、複数の図柄変動表示に跨って表示されない表示であるが、複数の図柄変動表示に跨って表示される場合があってもよい。一方、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている殿様のキャラクタは、複数の図柄変動表示に跨って表示されるキャラクタということができる。
図46(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾4」が停止表示されてリーチ状態が形成されている様子が示されている。左右に表示されている「装飾4」は、それぞれ揺れ変動とされており、中図柄は高速で変動表示されている。なお、リーチ状態となる前に予告演出として表示画面が暗転し、UI部UI3が一時的に非表示とされる場合があるが、基本的にはスーパーリーチが開始されるまではUI部UI3は非表示とされないようになっている。
その後、図46(l)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、準備中画像RDYの一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。なお、スーパーリーチ移行表示が開始した後で家紋役物224Eの動作を開始してもよいし、家紋役物224Eの動作が開始された後でスーパーリーチ移行表示が開始されてもよいし、スーパーリーチ移行表示が開始されたタイミングで家紋役物224Eの動作が開始されてもよい。また、この演出例では、スーパーリーチのうちの少なくとも剣豪リーチへ移行する場合には、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。なお、UI部UI3は、スーパーリーチ移行表示が開始される前に非表示とされてもよい。このように、この演出例では、特定のスーパーリーチへ移行する場合には、UI部UI3が非表示とされて、少なくとも保留アイコンが非表示とされることが示されている。また、SPリーチのリーチ名称(タイトル)を表示する構成であってもよく、少なくともSPリーチのリーチ名称が表示されている状態ではUI部UI3が非表示となるように構成してもよい。また、準備中画像RDYの周辺に枠を表示する構成において、その枠の表示がUI部UI3の一部であることとしてもよい。この構成においては、UI部UI3の全てが非表示とされるのではなく、UI部UI3の一部が非表示とされるといえる。また、準備中画像RDYが表示されない場合には周辺の枠の表示がなされないので、この場合にはUI部UI3の全てが非表示とされるといえる。つまり、スーパーリーチに移行する前の状態において準備中画像RDYが表示されているか否かによって、スーパーリーチ移行後のUI部UI3の非表示となる範囲が異なるように構成されているといえる。準備中画像RDYの表示で或る予告表示や或る演出の態様が特定可能に構成されていない。なお、剣豪リーチに移行してもUI部UI3が非表示とされなくてもよい。
図46(m)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示されている場合には、当該準備中画像RDYのみ表示が維持され、チュートリアル表示部TT1自体はUI部UI3とともにフレームアウトされる。すなわち、準備中画像RDYは、UI部UI3が表示されている状態での表示位置と、非表示とされた後の表示位置とが同じ位置となっている。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。ここで、剣豪リーチが開始してから家紋役物224Eが初期位置に戻ってもよいし、家紋役物224Eが初期位置に戻った後で剣豪リーチが開始されてもよいし、家紋役物224Eが初期位置に戻ったタイミングで剣豪リーチが開始されてもよい。
図46(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、エフェクトEF5にオーバーラップされていない状態よりも表示状態が視認困難とされている。すなわち、準備中画像RDYの表示が終了することを報知しているということができ、また、或る予告表示が開始する前の表示が開始されているということもできる。さらには、エフェクトEF5の表示により或る予告表示そのものが開始されているということもできる。また、さらには、この演出例では、準備中画像RDYは、保留アイコンが非表示状態(UI部UI3が表示状態)であるときに表示が終了する(非表示となる)ということもできる。
図46(o)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。このミニゲームは、準備中画像RDYの表示が終了して開始される予告表示の一例であるが、準備中画像RDYの表示を経由することなくミニゲームが開始されてもよい。この場合、準備中画像RDYの表示を経由した場合の方が、準備中画像RDYの表示を経由しなかった場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。なお、この演出例では、準備中画像RDYの表示が終了してミニゲームが開始されるようにしたが、準備中画像RDYの表示が終了してタイマ予告演出が開始されてもよい。また、ミニゲームやタイマ予告演出が行われずに、例えば、「鉄板」の文字が表示される等、当否判定の結果がいきなり表示されてもよい。ミニゲームが開始されると、殿様のミニキャラMC1と的TGTが表示される。的TGTは、4等分に分割された領域により構成されており、4つの領域のうちの少なくとも一つの領域(図46(o)に示す演出例では、上部の領域)が当りの領域となっており、当りの領域に矢が当たることで大当りの信頼度の高い予告が行われるようになっている。なお、当りの領域は、1つに限らず複数あってもよいし、全部の領域が当りの場合があってもよいし、全部の領域が非当り領域である場合があってもよい。また、ミニゲームやタイマ予告が複数種類ある構成において、ある種類のミニゲームやタイマ予告は、必ず準備中画像RDYの表示を経由するように構成(構成1)としてもよい。逆に、別の種類のミニゲームやタイマ予告は、準備中画像RDYの表示を経由することがないように構成(構成2)してもよい。構成1と構成2を両方備えてもよいし、いずれか一方を備えるように構成してもよい。
図46(p)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームの結果として大成功を収めた様子が示されている。なお、ミニゲームの結果を示す表示を、図46(p)で示すカットとは別のカットで表示するように構成してもよい。なお、別のカットの表示は成否に関係なく行われてもよいし、特定の結果の場合にのみ行われるように構成してもよい。この演出例において、或る予告表示がミニゲームの場合、ミニゲームの結果表示部分が或る演出であってもよい。或る予告表示がミニゲームの場合における「鉄板」の表示は第2の或る演出としてもよいし、或る演出の後に第2の或る演出が行われるように構成してもよい。
すると、図46(q)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、方形状の背景に「鉄板」の文字が表示されてなり、反時計方向に約15度傾いた鉄板画像TPが表示される。この鉄板画像TPは、大当り確定であることを報知する予告表示である。このように、この演出例では、ミニゲームの結果に応じた予告表示が行われており、すなわち、予告表示の結果に応じた他の予告表示が行われているということができる。また、この演出例において、ミニゲームに換えてタイマ予告演出が行われた場合には、タイマ表示のカウントダウンが完了して0となった場合に行われる予告表示ということができる。また、タイマ予告演出が行われた場合は、ワンクッションおいて、カウントダウンが完了して0となった後の状態では別の予告表示が行われている状態としてもよい(例えば、カウントダウンが完了して0となる直前で別の予告表示が開始されていることも含む)。
図47は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。なお、複数の他の例のうちの少なくとも一の例を備えてもよいし、逆に少なくとも一の例を備えないように構成してもよい。このことは、以下の図についても同様である。
図47(a1)は、図46(l)に続く演出である。本実施形態における説明では、図46の演出例の続きとして例示しているが、別の場面で行われる演出であってもよいし、図46の演出例の続きとしてのみ行われる演出であってもよい。このことは、以下の図についても同様である。なお、図47(a1)〜同図(a3)に示す演出は、図46(m)〜同図(o)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図47(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTを外れ、的TGTとは異なる領域に飛んでいった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームに失敗した様子が表示されている。
すると、図47(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、鉄板画像TPは表示されず、剣豪リーチが継続して行われている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームの失敗か成功かの違いのみの場合には、ミニゲームに成功した場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなっている。なお、ミニゲームに換えてタイマ予告演出が行われてもよく、例えば、タイマ表示のカウントダウンが完了して0となっても何も表示しない偽のタイマ予告演出であってもよいし、タイマ表示のカウントダウンが完了して0となったときに、信頼度の低い演出(例えば、「チャンス」の文字がどこかで小さく表示される等)を行ってもよい。
図47(b1)も、図46(l)に続く演出である。なお、図47(b1)〜同図(b3)に示す演出は、図46(m)〜同図(o)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図47(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTに当るが、非当り領域に刺さった様子が示されている。すなわち、この演出例では、ミニゲームに成功したが大成功ではない様子が示されている。
すると、図47(b5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、横縞の背景上に、「チャンス」の文字と姫のキャラクタとが表示された姫のカットイン画像HCIが表示されている。この演出例では、ミニゲームに成功したか大成功であったかの比較でいえば、成功となった場合よりも大成功となった場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図47(c1)も、図46(l)に続く演出である。なお、図47(c1)〜同図(c2)に示す演出は、図46(m)〜同図(n)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図47(c3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域で、図46(o)に示すミニゲームとは別のミニゲームが開始されている様子が示されている。図47(c3)に示すミニゲームも、準備中画像RDYの表示が終了して開始される予告表示の一例である。ミニゲームが開始されると、横方向に延在する円筒状のドラムDRMが横方向を回転軸として回転を開始する。ドラムDRMの表面には複数の図柄(識別情報)が表示されており、ドラムDRMが停止表示された際に表示された識別情報により、ミニゲームの成否が表示される。この演出例では、図46(o)に示すミニゲームが開始されるよりも図47(c3)に示すミニゲームが開始された場合の方が成功しやすいように構成されているが、図46(o)に示すミニゲームの方が成功しやすいように構成されてもよい。また、図46(o)に示すミニゲームが開始されるよりも図47(c3)に示すミニゲームが開始された場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されているが、図46(o)に示すミニゲームの方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されてもよい。
図47(c4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ドラムDRMが停止表示し、「鉄板」の文字が表示された図柄が導出され、ミニゲームに大成功した様子が示されている。
すると、図47(c5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、鉄板画像TPが表示され、大当り確定の予告演出が行われている様子が示されている。
なお、図46に示す演出例と比較して、図46に示す演出ではミニゲームが行われたが、図47に示す演出例では、タイマ予告演出が行われてもよいし、その逆でもよい。また、両方タイマ予告演出が行われててもよく、この場合、背景色やカウントダウンを行う時間が異なるようにしてもよい。
図48は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図48(a1)は、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。この演出例では、図46(m)とは異なり、準備中画像RDYが表示されていない。なお、図48(a1)では、変動アイコンh0が赤色の表示態様とされており、これに応じて家紋役物224Eも赤色の発光態様とされている。
図48(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、準備中画像RDYの表示を経由することなくミニゲームが開始されている様子を示している。この場合、準備中画像RDYの表示を経由した場合の方が、準備中画像RDYの表示を経由しなかった場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。
図48(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームの結果として大成功を収めた様子が示されている。
すると、図48(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。
このように、この演出例では、準備中画像RDYが表示されることなくミニゲームが開始される例を示したが、これはスーパーリーチ中に限って実行されるものであってもよいし、スーパーリーチ中に限らず実行されるようにしてもよいし、スーパーリーチ中であってもなくても実行可能に構成されてもよい。また、第三の表示が第一の状態で終了した後、或る予告表示(或る演出)が第一の状態から第二の状態にまたがって行われるパターンがあってもよいし、なくてもよい。また、第三の表示が第一の状態で終了した後に行われる或る予告表示(或る演出)は次変動に跨る場合があってもよい。そして、第三の表示が第二の状態で終了した後、或る予告表示(特に、或る演出)は該第二の状態で少なくとも開始し、終了してもよい。
図48(b1)は、図46(l)に続く演出である。なお、図48(b1)〜同図(b2)に示す演出は、図46(m)〜同図(n)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図48(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域で、ミニゲームではなく、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。このタイマ予告演出も、準備中画像RDYの表示が終了して開始される予告表示の一例である。タイマ予告演出が開始されると、準備中画像RDYが表示されていた領域にタイマ表示が表示され、その後カウントダウンが開始する。カウントダウンを行った結果、0秒を示す「0:00」になると、或る予告表示が開始されるように構成されている。図48(b3)に示す演出例では、タイマ表示として「10:00」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。なお、カウントダウンが開始された後、「0:00」となる前にタイマ予告演出が終了する偽のタイマ予告演出が開始される場合があってもよい。なお、ミニゲームが開始された場合よりもタイマ予告演出が開始された場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくしてもよいし、タイマ予告演出が開始された場合よりもミニゲームが開始された場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくしてもよい。なお、本実施形態におけるタイマ予告演出は、カウントダウンを行った結果、0秒を示す「0:00」になった後に、タイマ表示が行われる表示領域とは異なる表示領域において或る演出表示(例えば、鉄板画像TP)を行うように構成しているが、0秒を示す「0:00」になった後に、タイマ表示が行われていた表示領域において別の演出表示(例えば、「鉄板」のような或る演出表示を特定可能な表示であったり、「チャンス」のような或る演出表示と関連する表示)を行った後に、タイマ表示が行われる表示領域とは異なる表示領域において或る演出表示(例えば、鉄板画像TP)を行うように構成してもよい。また、本実施形態におけるタイマ予告演出は、カウントダウンを行った結果、0秒を示す「0:00」まで表示するように構成していたが、1秒を示す「1」まで表示したり、あるいは、「00:01」まで表示するように構成してもよい。具体的には、タイマ表示として「10」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。そして「1」が表示された後に、タイマ表示が行われていた表示領域において別の演出表示(例えば、「鉄板」のような或る演出表示を特定可能な表示であったり、「チャンス」のような或る演出表示と関連する表示)を行った後に、タイマ表示が行われる表示領域とは異なる表示領域において或る演出表示(例えば、鉄板画像TP)を行うように構成してもよい(ここで、カウントダウン表示は「1」の表示までのことであったり、別の演出表示が表示される直前までのことであったり、別の演出表示の表示までのことであったりしてもよい)。「1」が表示されてから別の演出表示の表示が開始されるまでの時間は、「2」が表示されてから「1」の表示が開始されるまでの時間と同じ(略同じ)であったり(つまり、「2」→「1」→「0」における「0」のタイミングで表示される)、異なってもよい。なお、或る演出表示として擬似連図柄が表示される場合には、別の演出表示として「NEXT」や「継続」を表す表示が表示されるように構成してもよい。また、準備中画像RDYの表示が終了してから直ちにタイマ表示(例えば「10:00」)が表示されるように構成しているが、準備中画像RDYの表示が終了した後、他の表示(例えば、タイマ表示を0からカウントアップする様子を表す表示であったり、「次のチャンスアップまで、あと」のようにタイマ表示と関連する表示)が表示された後にタイマ表示が表示されるように構成してもよいし、他の表示が表示されることがないように構成してもよい。
図48(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、カウントダウンが行われた結果、タイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが完了した様子が示されている。
すると、図48(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。すなわち、タイマ予告演出は、或る予告表示としての鉄板画像TPの表示の予告表示ということができる。なお、本実施形態に示す各演出例において、或る演出として鉄板画像TP以外の演出が行われてもよい。
図48(c1)〜同図(c3)は、図48(b2)に続く演出である。図48(c1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域で、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。図48(c1)に示すタイマ予告演出では、タイマ表示に加え、準備中画像RDYが表示されていた領域とは別の領域において、残時間表示メータMT4が表示されている。この残時間表示メータMT4は、タイマ表示の残時間に対応して漸次短くなるようにして表示態様が変化する。そして、残時間表示メータMT4は、タイマ表示が「0:00」になるタイミングで消失する。この演出例では、タイマ表示における数字による表示と、数字以外の他の表示態様での表示とでタイマ予告演出が行われている様子が示されている。なお、最初に残時間表示メータMT4によるメータの減少表示のみが行われ、例えば、残時間が3秒となったときにタイマ表示によるカウントダウンが開始されるようにしてもよい。この場合、タイマ表示によるカウントダウンが開始する前と開始した後とで残時間表示メータMT4の減少速度が変化してもよい。また、残時間が異なる残時間表示メータを2以上設け、それぞれ残時間に応じた長さで表示してもよいし、残時間が同じであるが長さが異なる2以上の残時間表示メータを表示してもよい。この場合、例えば、長い方の残時間表示メータの減少速度を短い方の残時間表示メータの減少速度よりも速くしてもよい。また、複数の残時間表示メータが表示された場合において、それぞれ残時間表示メータが消失したときに異なる予告表示が行われてもよい。また、同じ長さの残時間表示メータを2以上設け、それぞれの減少速度が異なるようにしてもよい。
また、この演出例において、タイマ予告演出の実行時間が延長する演出を行ってもよく、例えば、延長する場合は0の数字を消去するとともにメータが再度復活してもよい。また、メータの長さはタイマ予告の時間に応じて異なってもよい。また、メータの減少速度は、一定でなくてもよく、例えば、あるタイミングにおいては等速で減少しない場合があってもよい。また、メータを複数表示してもよく、あるメータの長さが長いが、例えば、途中から減少速度が速くなる結果、他方のメータの長さよりも短くなるようにしてもよい。また、メータの減少速度は等速でなくてもよく、例えば、数字も併せて表示する状態の方が減少速度が速くてもよいし、遅くてもよい。
図49は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の一例を段階的に示す図である。
図49(a1)は、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。この演出例では、図46(m)とは異なり、準備中画像RDYが表示されていない。その後、図49(a2)〜同図(a3)に示すようにリーチ演出が行われた後、図49(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、合体アニメーションが行われており、表示画面の左右上方から一対の半透明ボタン画像136qが表示されている。ここで、合体アニメーションは、ボタン演出の導入アニメーションや、フェードインアニメーション(INアニメ)という場合がある。この半透明ボタン画像136qは、合体することにより、ボタン画像136aが実体化され、ボタン予告演出が開始されることを報知するものである。ここで、導入アニメーションもボタン予告演出に含まれる場合があってもよい。一対の半透明ボタン画像136qは、互いに近接しながら中央に向かって移動している。なお、この演出例では、2つの半透明ボタン画像136qが合体する例について説明したが、例えば、4つの半透明ボタン画像136qが合体する演出が行われてもよく、この場合2つの半透明ボタン画像136qが合体する演出が行われる場合よりも、4つの半透明ボタン画像136qが合体する演出が行われた場合の方が、ボタン画像136aが実体化されてボタン予告演出が開始されやすくなるようにしてもよい。なお、合体アニメーションの表示中は演出ボタン136の操作はまだ受け付けられていない状態である。また、後述するデカボタン画像136aLが表示されてボタン予告演出が開始される場合も同じ半透明ボタン画像136qを用いて合体アニメーションが行われてもよいし、デカボタン画像136aLに対応する半透明ボタン画像により合体アニメーションが行われてもよい。
図49(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qがさらに近接している様子が示されている。
そして、合体アニメーションが成功すると、図49(a6)に示すように、ボタン画像136aが実体化してボタン予告演出が開始される。ボタン予告演出が開始されると、演出ボタン136の操作を受け付ける状態となり、ボタン画像136aが押下される様子が示されるアニメーションとともに「押せ」の文字が表示され、さらに、ボタン画像136aの下方に残時間メータMTが表示されて操作受付期間の残り時間を報知する。また、演出ボタン136に設けられた演出ボタンランプ138も操作有効期間が開始されたことに応じて、赤色に発光する。なお、演出ボタン136の操作受付期間が開始された後でボタン予告演出が開始されてもよいし、ボタン予告演出が開始された後で演出ボタン136の操作受付期間が開始されてもよい。
図49(b1)〜同図(b6)は、図48(b1)〜同図(b5)に示す演出の変形例を示している。なお、図49(b1)〜同図(b3)に示す演出は、図48(b1)〜同図(b3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図49(b4)は、タイマ予告演出においてタイマ表示のカウントダウンが行われているときに上述した合体アニメーションが開始している様子を示している。このとき、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「2:00」を示しており、2秒後にタイマ予告演出に対応する予告表示が行われることが示されている。ここで、合体アニメーションによって半透明ボタン画像136qが合体するタイミングは、タイマ表示のカウントダウンが「0:00」となってカウントダウンが完了するタイミングに対応しており、すなわち、この演出例では、合体アニメーションとタイマ予告演出とによってボタン予告演出の開始を予告していることが示されている。なお、タイマ予告演出が開始してタイマ表示が表示されてもすぐにカウントダウンを開始せず、合体アニメーションの開始に合わせてタイマ表示のカウントダウンを開始してもよい。これによれば、タイマ予告演出が行われた結果実行される予告演出を容易に特定することができる場合がある。また、合体アニメーションの表示中に準備中画像RDYの表示を終了してタイマ予告演出が開始されてもよい。
図49(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qがさらに近接し、合体が完了する直前の様子が示されている。このとき、タイマ予告表示のタイマ表示は「0:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。なお、合体アニメーションが完了した後でタイマ表示が「0:00」となるようにしてもよいし、合体アニメーションが完了するタイミングでタイマ表示が「0:00」となるようにしてもよい。
図49(b6)は、合体アニメーションが成功し、デカボタン画像136aLが実体化してボタン予告演出が開始され、操作受付状態が開始された様子が示されている。この演出例では、タイマ予告演出と合体アニメーションの両方が行われた場合の方が、タイマ予告演出と合体アニメーションのうちのいずれか一方のみが行われた場合よりも、デカボタン画像136aLが表示されやすくなっている。また、この演出例では、デカボタン画像136aLが表示されている状態で演出ボタン136が操作されると、例えば、鉄板画像TPが表示される。
図49(c1)は、図49(b3)〜同図(b6)に示す演出の変形例である。なお、図49(c1)〜同図(c2)に示す演出は、図49(b3)〜同図(b4)に示す演出と同様であるため、説明を省略する。
図49(c3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qが近接して合体が完了する直前の様子が示されている。図49(c3)に示す演出例では、一対の半透明ボタン画像136qが近接すると、エフェクトEF6により、一対の半透明ボタン画像136qの少なくとも一部にオーバーラップし、オーバーラップしていない状態よりも半透明ボタン画像136qを視認困難としている。そのため、合体アニメーションに成功するか否かについて遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
そして、合体アニメーションが成功する場合には、図49(c4)に示すようにしてデカボタン画像136aLによるボタン予告演出が開始される。なお、図49(c4)に示す演出は、図49(b6)に示す演出と同様であるので、詳しい説明については省略する。
このように、図49に示す演出例も、スーパーリーチの実行中に準備中画像RDYが終了する例について示されている。なお、導入アニメの表示中に準備中画像RDYの表示が終了してタイマ予告が開始するパターンがあってもよいし、なくてもよい。
図50は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図50(a)に示す第1装飾図柄表示装置では、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図50(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様とされており、すなわち、当該変動予告の表示態様とされており、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図50(a)に示すタイミングでは、準備中画像RDYが表示されている。この準備中画像RDYは、背景色が赤色とされており、デフォルトの表示態様である緑色の背景色である場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図50(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図50(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、変動アイコンh0の表示色に合わせて、赤色の発光態様とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図50(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、エフェクトEF5にオーバーラップされていない状態よりも表示状態が視認困難とされている。すなわち、準備中画像RDYの表示の終了演出が開始されている。このように、この演出例では、スーパーリーチ以外において準備中画像RDYの表示が終了している様子が示されているということができる。
すると、図50(c)に示す第1装飾図柄表示装置208では、チュートリアル表示部TT1(すなわち、準備中画像RDYが表示されていた領域)で、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。タイマ予告演出が開始されると、チュートリアル表示部TT1にタイマ表示が表示され、その後カウントダウンが開始する。図50(c)に示す演出例では、タイマ表示として「90:00」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。また、タイマ表示の背景色は、準備中画像RDYの背景色に引き続いて赤色となっている。この演出例では、スーパーリーチに発展する前にタイマ予告演出が開始されている様子が示されている。そして、タイマ予告演出が開始されたときに表示されたタイマ表示が「90:00」と長い時間であり、図柄変動表示時間が長いことが推測でき、大当りに対する期待感が向上する場合がある。このように、この演出例では、表示されたタイマ表示の時間が「90:00」等の長い時間(ロングタイム)で表示された場合の方が、「10:00」等の比較的短時間で(ショートタイム)表示された場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されている。また、この演出例では、準備中画像RDYの背景色が赤色となっているため、タイマ予告演出においてタイマ表示がロングタイムとなって開始されやすくなっている。また、この演出例では、タイマ表示がロングタイムで、しかも背景が赤色となっているため、大当りの信頼度が飛躍的に向上している。
図50(d)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eがオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、タイマ表示のカウントダウン表示中のタイマ予告表示の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。なお、図50(d)に示すタイミングでは、タイマ表示は「30:00」となっている。
図50(e)は、タイマ予告演出においてタイマ表示のカウントダウンが行われているときに上述した合体アニメーションが開始している様子を示している。このとき、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「2:00」を示しており、2秒後にタイマ予告演出に対応する予告表示が行われることが示されている。ここでも、合体アニメーションによって半透明ボタン画像136qが合体するタイミングは、タイマ表示のカウントダウンが「0:00」となってカウントダウンが完了するタイミングに対応しており、すなわち、この演出例では、合体アニメーションとタイマ予告演出とによってボタン予告演出の開始を予告していることが示されている。
図50(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qがさらに近接し、合体が完了する直前の様子が示されている。このとき、タイマ予告表示のタイマ表示は「0:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。なお、この演出例では、タイマ予告表示の背景色が赤色となっており、デフォルトの背景色が表示された場合よりも大当り図柄が確定表示されやすくなっているが、同じであってもよい。なお、タイマ予告表示がデフォルトの背景色である場合と赤色の背景色である場合とで大当りの信頼度が同じであってもよい。
図50(g)は、合体アニメーションが成功し、デカボタン画像136aLが実体化してボタン予告演出が開始され、また、残時間メータMTが表示されて、操作受付状態が開始された様子が示されている。この演出例では、タイマ表示におけるタイマのカウントダウンを行う時間が長いほど、大当りとなりやすくしてもよい。
図51は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図51(a1)に示す第1装飾図柄表示装置では、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図51(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様とされており、すなわち、当該変動予告の表示態様とされており、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。なお、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて、赤色の発光態様とされている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図51(a1)に示すタイミングでは、準備中画像RDYが表示されている。この準備中画像RDYは、背景色が緑色とされており、デフォルトの表示態様となっている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図51(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図51(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図51(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、エフェクトEF5にオーバーラップされていない状態よりも表示状態が視認困難とされている。
すると、図51(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、殿様のミニキャラMC1と的TGTが表示される。的TGTは、4等分に分割された領域により構成されており、4つの領域のうちの上部の領域が当りの領域となっており、当りの領域に矢が当たることで大当りの信頼度の高い予告が行われるようになっている。この演出例では、スーパーリーチに移行するよりも前にミニゲームが行われている様子が示されている。
図51(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームの結果として大成功を収めた様子が示されている。
すると、図51(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲームに大成功したため、変動アイコンh0の表示態様が赤色の表示態様から金色の表示態様に変化し、すなわち、変動アイコンh0による予告がランクアップしている様子が示されている。また、変動アイコンh0の表示色に合わせて、家紋役物224Eも金色で発光する。なお、変動アイコンh0が赤色の表示態様から金色の表示態様に変化した後で家紋役物224Eが赤色の発光態様から金色の発光態様に変更してもよいし、家紋役物224Eが赤色の発光態様か金色の発光態様に変更した後で、変動アイコンh0が赤色の表示態様から金色の表示態様に変化してもよいし、変動アイコンh0が赤色の表示態様から金色の表示態様に変化するタイミングで、家紋役物224Eが赤色の発光態様から金色の発光態様に変更してもよい。そして、チュートリアル表示部TT1では、シャッタ画像による閉鎖動作が開始されており、表示されていたミニゲームの表示をシャッタ画像により視認不可能な状態に移行する。なお、変動アイコンh0の表示態様が変化した後でシャッタ画像による閉鎖動作が開始されてもよいし、シャッタ画像による閉鎖動作が開始した後で変動アイコンh0の表示態様が変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化するタイミングでシャッタ画像による閉鎖動作が開始されてもよい。また、この演出例では、ミニゲームの結果として、変動アイコンh0の表示態様を変化するようにしたが、保留アイコンが変化する場合があってもよい。
その後、図51(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。これにより、ミニゲームの表示がシャッタ画像により完全に消去される。
その後、図51(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、チュートリアル表示部TT1では、何らの表示も行われていない非表示状態とされている。なお、シャッタ画像が開放されたときに、チュートリアル表示が開始されてもよいし、別の予告表示やタイマ予告表示やミニゲームが開始される場合があってもよい。また、シャッタ画像が開放された後でグレーアウトする表示を行ってもよい。
続いて、図51(b1)〜同図(b8)を参照して準備中画像RDYが表示されることなくミニゲームが開始されている様子を示す例について説明する。
図51(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様とされており、予告表示が行われている。また、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図51(b1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
図51(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3のチュートリアル表示部TT1がシャッタ画像による閉鎖動作が行われている様子が示されている。これにより、チュートリアル表示部TT1で表示されていた説明表示が非表示とされていく。
その後、図51(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。このシャッタ画像は、後述するミニゲームの表示が開始される前に表示されるミニゲーム予告表示ということができる。
図51(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。この演出例では、シャッタ画像が開放されると、チュートリアル表示部TT1においてミニゲームが開始される。すなわち、この演出例では、今まで行われていた説明表示に換えて、ミニゲームが開始する様子が示されている。また、準備中画像RDYを表示することなくミニゲームが開始する様子が示されているということもできる。その後は、図51(b4)〜同図(b8)に示す演出が行われる。なお、図51(b4)〜同図(b8)に示す演出は、図51(a3)〜同図(a7)に示す演出と同様であるため、説明を省略する。なお、ミニゲームが終了した後で、チュートリアル表示部TT1において説明表示を行うようにしてもよいし、グレーアウトする表示を行うようにしてもよい。
図52は、本実施形態に適用可能なチュートリアル表示部TT1における表示例を段階的に示す図である。
図52(a1)に示す第1装飾図柄表示装置では、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図52(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様とされており、すなわち、当該変動予告の表示態様とされており、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。なお、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて、赤色の発光態様とされている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図52(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図52(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図52(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図52(a2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3のチュートリアル表示部TT1がシャッタ画像による閉鎖動作が行われている様子が示されている。すなわち、或る領域(チュートリアル表示部TT1)での或る表示(説明表示)に換えて他の表示(予告表示)をする前の表示(シャッタ画像の表示)が行われているということができる。なお、シャッタ画像の表示中にシャッタ画像が表示される前に表示されていた文字表示の少なくとも一部が表示されてもよい。
その後、図52(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。このシャッタ画像は、後述する予告表示が開始される前に表示される予告表示前表示ということができる。
図52(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。チュートリアル表示部TT1では、シャッタ画像が開放されると、準備中画像RDYやミニゲームやタイマ予告演出ではなく、「激熱」の文字からなる予告表示が表示されている。この「激熱」の予告表示は、ミニゲームやタイマ予告演出が行われた結果として表示される場合があってもよい。この場合、ミニゲームやタイマ予告演出が行われた結果として表示される場合の方が、ミニゲームやタイマ予告演出を経由しないで表示された場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。また、この「激熱」の予告表示は、ミニゲームやタイマ予告演出が行われた結果としては表示されないものであってもよい。また、この演出例において、「激熱」等の予告表示を行う前にシャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1を閉鎖する演出を行わなくてもよい。
図52(b1)〜同図(b8)は、チュートリアル表示部TT1において、予告アイコンが出現する様子を示す演出例を示している。なお、図52(b1)〜同図(b3)に示す演出は、図52(a1)〜同図(a3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図52(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。チュートリアル表示部TT1では、シャッタ画像が開放されると、タイマ予告演出が行われることを予告するタイマ予告の予告アイコンI81が出現している様子が示されている。これにより、タイマ予告演出が行われることが予告される。なお、他の予告アイコンが出現してもよい。
その後、図52(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていたタイマ予告の予告アイコンI81がチュートリアル表示部TT1から飛び出し、拡大しながら上方に移動している様子が示されている。
図52(b6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像による閉鎖動作が開始される。
その後、図52(b7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。これにより、チュートリアル表示部TT1における表示状態が視認困難とされる。なお、この演出例では、シャッタ画像が完全に閉鎖されるまで、タイマ予告の予告アイコンI81を表示した状態を維持し、タイマ予告の予告アイコンI81がストックされることを報知するようにしていたが、シャッタ画像による閉鎖動作が開始される際に消去するようにしてもよい。
図52(b8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。チュートリアル表示部TT1は、シャッタ画像が開放されると、準備中画像RDYが表示される。図52(b8)に示すタイミングでは、準備中画像RDYは、デフォルトの表示態様とされている。この準備中画像RDYは、タイマ予告の予告アイコンI81がストックされたことにより表示されたものである。すなわち、準備中画像RDYの表示によりタイマ予告演出の開始が予告されている。なお、この演出例では、タイマ予告演出の開始を予告するための準備中画像RDYの表示態様とミニゲームの開始を予告するための準備中画像RDYの表示態様とで同じとしているが、異なるようにしてもよい。また、準備中画像RDYの表示を行わずに、ミニゲームやタイマ予告演出が開始されてもよい。
図53は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。ここで、第三の表示の終了タイミング、或る予告表示の開始や終了タイミング、或る演出の開始や終了タイミングが、第二の状態を細分化した状態のうちの別々の状態であってもよいし、同じ状態であってもよい。
図53(a1)は、図46(l)に続く演出である。なお、図47(a1)に示す演出は、図46(m)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。なお、図53(a1)に示す演出において、準備中画像RDYがスーパーリーチに発展した後で表示開始されてもよい。
図53(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが継続しており、その後、図53(a3)に示すように、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、「装飾4−装飾4−装飾4」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。このとき、準備中画像RDYは依然として表示された状態となっている。すなわち、大当りになることを表す表示がなされている状態において準備中画像RDYが表示されているということができる。また、大当りとなることを祝福するように、家紋役物224E、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbが多色で発光するレインボー表示態様で発光している。
その後、図53(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、エフェクトEF5にオーバーラップされていない状態よりも表示状態が視認困難とされている。
すると、図53(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域で、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。タイマ予告演出が開始されると、準備中画像RDYが表示されていた領域にタイマ表示が表示され、その後カウントダウンが開始する。カウントダウンを行った結果、0秒を示す「0:00」になると、或る予告表示が開始されるように構成されている。図53(a5)に示す演出例では、タイマ表示として「3:00」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。なお、カウントダウンが開始された後、「0:00」となる前にタイマ予告演出が終了する偽のタイマ予告演出が開始される場合があってもよい。
図53(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、カウントダウンが行われた結果、タイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが完了した様子が示されている。
すると、図53(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が行われていた表示領域で「Go」の文字が表示され、或る予告演出が開始されることを報知している。なお、この「Go」の文字の表示は、行われる場合があってもよいし、行われない場合があってもよい。
図53(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、大当り図柄の昇格演出が開始されている様子が示されている。すると、図53(a9)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、デカボタン画像136aLが残時間メータMTとともに表示され、演出ボタン136の操作有効期間が開始されたことが報知される。このデカボタン画像136aLの表示が或る予告演出に対応しており、すなわち、タイマ予告演出が行われた結果実行される予告演出に対応している。ここで、例えば、タイマ予告演出が行われない場合は、大当り図柄の昇格演出が開始されなくてもよいし、大当り図柄の昇格演出が開始された場合には、デカボタン画像136aLではなくデフォルトの表示態様のボタン画像136aが表示されるようにしてもよい。また、タイマ予告演出に換えてミニゲームが行われてもよい。また、タイマ予告演出やミニゲームが行われなかった場合でもデカボタン画像136aLが表示される場合があってもよい。
その後、図53(a9)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、「装飾4−装飾4−装飾4」の大当りの装飾図柄の組み合わせから「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせに変更され、確変大当りが確定したことが報知される。すなわち、大当り図柄が昇格されたことが報知されている。
図53(b1)〜同図(b4)は、スーパーリーチにおける決闘シーンのアニメーションの継続中にタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが開始された様子を示している。
図53(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが継続している様子が示されている。このとき、タイマ予告演出が開始されており、チュートリアル表示部TT1が表示されていた表示領域にタイマ予告表示が表示されている。図53(b1)に示すタイミングでは、タイマ予告表示にはタイマ表示として「10:00」が表示されており、その後、カウントダウンが開始される。なお、カウントダウンが開始される時期は、スーパーリーチに発展する前であってもよいし、スーパーリーチに発展した後であってもよいし、スーパーリーチに発展したタイミングであってもよいし、リーチ状態に移行する前であってもよいし、リーチ状態に移行した後であって、スーパーリーチに発展する前であってもよい。
図53(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始されており、残時間メータMTとともにデフォルトの表示態様のボタン画像136aが表示されれている様子が示されている。すなわち、最終ジャッジ演出が開始されている様子が示されている。一方、タイマ予告表示では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図53(b2)に示すタイミングでは、タイマ表示は「9:00」を示している。すなわち、この演出例では、演出ボタン136の操作受付期間においてタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。ここで、最終ジャッジ演出における演出ボタン136の操作受付期間の長さとタイマ予告演出におけるカウントダウンが行われる長さとでは、演出ボタン136の操作受付期間の方が長くなっている。
その後、図53(b3)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図53(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、「装飾4−装飾4−装飾4」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。一方、タイマ予告表示では、依然としてタイマ表示のカウントダウンが継続しており、すなわち、その後、大当り図柄の昇格演出が行われる可能性があることが示唆されている。なお、この演出例では、最終ジャッジ演出において演出ボタン136が操作されなかった場合であってもタイマ表示は「0:00」にならないように構成されている。これは、例えば、最終ジャッジ演出においてハズレの装飾図柄の組み合わせが表示され、その後、タイマ表示が「0:00」となったタイミングで復活演出が行われるようにしているためである。また、逆に、最終ジャッジ演出において演出ボタン136が操作されなかった場合には、カウントが0になってもよい。
図54は、本実施形態に適用可能なタイマ予告演出の一例を段階的に示す図である。なお、図54(a)に示す演出は、図52(a1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図54(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示から準備中画像RDYに切り換えられた様子が示されている。この演出例における準備中画像RDYは、表示態様が1種類のみ用意されており、他の表示態様への変化表示は行われない。このように、この演出例では、準備中画像RDYの表示態様では大当りの信頼度がわからないようになっている。また、或る予告表示や或る演出が複数種類ある場合に、いずれの或る予告表示や或る演出が行われるのかがわからないようになっている。
図54(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り換えられ、タイマ予告演出が開始された様子が示されている。この演出例では、タイマ予告表示における背景色が複数色の中からいずれかが選択され、背景色により大当りの信頼度が示される。図54(c)に示す演出例では、タイマ予告表示の背景色は青色とされており、信頼度の低い態様となっている。また、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「10:00」となっており、カウントダウンが開始してから10秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。なお、タイマ表示のカウントダウンが開始する前や開始した後で、タイマ予告表示の背景色が変化し、信頼度が途中で向上するような演出が行われてもよい。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図54(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。また、装飾図柄が左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾4」が停止表示されてリーチ状態となった様子が示されている。なお、タイマ表示が「0:00」となった後でリーチ状態となってもよいし、リーチ状態となった後でタイマ表示が「0:00」となってもよいし、タイマ表示が「0:00」となったタイミングでリーチ状態となってもよい。なお、この演出例では、タイマ表示のカウントダウンが0になるとスーパーリーチに発展することを表す表示と対応関係にあり、必ずスーパーリーチに発展するようになっている。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図54(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示領域TT1においてタイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図54(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始されてデフォルトのボタン画像136aが残時間メータMTとともに表示され、演出ボタン136の操作受付状態が開始された様子が示されている。また、チュートリアル表示部TT1では、「Go」の表示が消去され、非表示状態とされている。この演出例では、ボタン予告演出の開始自体は、タイマ予告演出が行われた結果開始される予告表示ではなく、ボタン予告演出において演出ボタン136が操作された結果、成功した場合に表示される予告表示がタイマ予告演出が行われた結果開始される予告表示に対応している。なお、ボタン予告演出が開始された後でチュートリアル表示部TT1が非表示状態となってもよいし、チュートリアル表示部TT1が非表示状態となった後でボタン予告演出が開始されてもよいし、ボタン予告演出が開始されたタイミングでチュートリアル表示部TT1が非表示となってもよい。「Go」の表示の後にチュートリアル表示を表示しないことで、他の演出(例えば、ボタン演出)に集中させる効果を奏する場合がある。
図54(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて残時間メータのゲージが減少している様子が示されている。
その後、図54(h)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、ボタン予告演出に成功したとして、図54(i)に示すように、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、チュートリアル表示部TT1の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。また、この演出例では、スーパーリーチのうちの少なくとも剣豪リーチへ移行する場合には、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出の結果として行われる或る予告表示がスーパーリーチへの発展に対応しているということができる。
図54(j)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1は、非表示であったため、チュートリアル表示部TT1がUI部UI3とともにフレームアウトされた後は、何らの表示も行われない。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。
図54(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、姫のカットイン画像HCIが表示されている様子が示されている。この姫のカットイン画像HCIは、ボタン予告演出やタイマ予告演出やミニゲームを経由しないで突然表示されたものであって信頼度は低いものとなっているが、ボタン予告演出やタイマ予告演出あるいはミニゲームが行われた結果として表示されるようにしてもよい。また、姫のカットイン画像HCIに換えて、例えば、鉄板画像TPが表示される場合があってもよい。
図55は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図55(a)〜同図(c)に示す演出は、図54(a)〜同図(c)と同じなので、説明を省略する。
図55(d)では、ナビキャラとしての殿様のキャラクタが爆弾を投てきしているアニメーションが行われている様子が示されている。具体的には、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている殿様のキャラクタが「まだだ」と叫びながら爆弾を投てきし、この爆弾は、第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動する。そして、この爆弾は、タイマ表示のカウントダウンが行われているチュートリアル表示部TT1に向かい、チュートリアル表示部TT1の上方の近傍で破裂する。
すると、図55(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示のカウントダウンが中断されて、再び、準備中画像RDYが表示されている様子が示されている。このタイマ予告演出が開始された時点では、タイマ表示が「10:00」となっており、ボタン予告演出が開始されるタイミングを報知していたが、そのタイマ予告演出が中断されたことにより、ボタン予告演出に対応するものではなかったことが認識される場合がある。なお、ナビキャラによるタイマ予告演出の中断演出が行われた場合の方が、ナビキャラによるタイマ予告演出の中断演出が行われなかった場合よりも大当り図柄が確定表示されやすくしてもよい。なお、タイマ表示のカウントダウンが中断する演出が行われた場合には、準備中画像RDYの表示に換えてタイマ表示の時間が増加してカウントアップされるまでの時間が延長されるようにしてもよいし、カウントダウンの速度が遅くなってもよい。また、例えば、タイマ予告はカウントダウンの速度が変化しないので0のタイミングを予測しやすいという利点があり、だからこそ、準備中画像RDYの終了タイミング(つまり、タイマ予告の開始タイミング)によって将来のことがわかる場合がある。
図55(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始されてデフォルトのボタン画像136aが残時間メータMTとともに表示され、演出ボタン136の操作受付状態が開始された様子が示されている。なお、チュートリアル表示部TT1では、準備中画像RDYが引き続き表示されている。
図55(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて残時間メータのゲージが減少している様子が示されている。
その後、図55(h)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、ボタン予告演出に成功したとして、図55(i)に示すように、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、準備中画像RDYが表示されたチュートリアル表示部TT1の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。また、この演出例では、スーパーリーチのうちの少なくとも剣豪リーチへ移行する場合には、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。
図55(j)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1は、UI部UI3とともに非表示とされるが、準備中画像RDYは、引き続き表示が維持されている。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。
図55(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り替わり、タイマ予告演出が再開されている様子が示されている。具体的には、再開後のタイマ予告表示は、金色の背景色に変更されており、大当りの信頼度が向上していることが示されている。また、図55(k)では、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「10:00」を示しており、カウントダウンが再開されてから10秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。すなわち、この演出例では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)中にタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。なお、タイマ予告演出の開始時期は、適宜のタイミングとされており、例えば、スーパーリーチの開始前、スーパーリーチの開始後、リーチ状態となる前、リーチ状態となってからスーパーリーチが開始するよりも前等のタイミングで開始されてもよい。また、タイマ予告演出が再開されたときにおけるタイマ表示は、適宜に時間に設定することができ、例えば、中断時の時間を示す「9:00」から開始するようにしてもよい。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図55(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図55(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図55(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。すなわち、タイマ予告演出は、或る予告表示としての鉄板画像TPの表示の予告表示に対応しているということができる。この演出例では、図54に示すように、タイマ予告演出に対応する予告表示がスーパーリーチへの発展ではなく、タイマ予告演出が引き延ばされた結果、スーパーリーチ中に表示されるカットイン画像の表示に対応することとなり、その結果、カットイン画像が信頼度の高いものとなっている。このように、この演出例では、スーパーリーチにおけるよいところでカウントダウンが「0:00」となり、よい演出が行われる例について示されている。また、準備中画像RDYの終了タイミング(或る予告表示の開始タイミング)が、或る変動において遅ければ遅いほど大当りの期待度が高くなるように構成されている。
図56は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図56(a)に示す演出は、図54(a)と同じなので、説明を省略する。
図56(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示から準備中画像RDYに切り換えられた様子が示されている。このとき、準備中画像RDYが表示されたチュートリアル表示部TT1の上方には、「TIMER×2」の表示が行われており、タイマ予告演出が2回行われることが示されている。なお、「TIMER×2」の表示は、準備中画像RDYの表示と同時に表示されてもよいし、準備中画像RDYが表示された後で表示されてもよく、例えば、最初はタイマ予告演出が1回行われると思わせておいて、実は2回行われることを演出するようにしてもよい。なお、「TIMER×2」の表示に換えて、例えば、準備中画像RDYを2つ表示するようにしてもよい。
図56(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り換えられ、タイマ予告演出が開始された様子が示されている。タイマ予告表示の背景色は青色とされており、信頼度の低い態様となっている。なお、ここで、タイマ予告表示の背景色が緑色のデフォルトの表示態様であってもよい。また、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「10:00」となっており、カウントダウンが開始してから10秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図56(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。また、装飾図柄が左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾4」が停止表示されてリーチ状態となった様子が示されている。また、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、チュートリアル表示部TT1の上方に表示されていた「TIMER×2」の表示は消去されており、1回目のタイマ予告演出が消化されて終了したことが報知されている。なお、「TIMER×2」の表示を、タイマ表示が「0:00」となったときのエフェクトの表示により視認困難としてもよい。また、「TIMER×2」の表示を消去せず、表示したままとしてもよい。また、準備中表示が複数表示される場合には、1つ目の準備中表示が終了した後に、準備中表示に関する表示が一度非表示になる状態を設けてもよい。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図56(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示領域TT1においてタイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図56(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始されてデフォルトのボタン画像136aが残時間メータMTとともに表示され、演出ボタン136の操作受付状態が開始された様子が示されている。このとき、ボタン画像136a及び残時間メータMTは、装飾図柄にオーバーラップしている。また、チュートリアル表示部TT1では、「Go」の表示が消去され、非表示状態とされている。そのため、タイマ予告演出のストックが1つもないように見える場合がある。この演出例では、ボタン予告演出の開始自体は、タイマ予告演出が行われた結果開始される予告表示ではなく、ボタン予告演出において演出ボタン136が操作された結果、成功した場合に表示される予告表示がタイマ予告演出が行われた結果開始される予告表示に対応している。
図56(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて残時間メータのゲージが減少している様子が示されている。このとき、チュートリアル表示部TT1において準備中画像RDYが再び表示され、2回目のタイマ予告演出が開始されることが報知されるが、準備中画像RDYの再表示時には、1回目の準備中画像RDYが表示されたときと比べて拡大して表示される。そのため、この準備中画像RDYにより、変動アイコンh0や装飾図柄の一部がオーバーラップされる場合がある。このように、準備中画像RDYが一旦非表示になって、さらにオーバーラップしたりすることで、より注目させる効果がある場合がある。
その後、図56(h)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、ボタン予告演出に成功したとして、図56(i)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ移行表示が行われ、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する。また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップする。また、家紋役物224Eは、拡大された準備中画像RDYの一部にもオーバーラップしており、家紋役物224Eにオーバーラップされていない状態よりも視認困難とされている。なお、準備中画像RDYは、拡大表示された場合にのみ家紋役物224Eにオーバーラップされ、拡大表示されていない場合にはオーバーラップされないようにしてもよい。また、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出の結果として行われる或る予告表示がスーパーリーチへの発展に対応しているということができる。
図56(j)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1は、UI部UI3とともに非表示とされるが、準備中画像RDYは、引き続き表示が維持されている。なお、準備中画像RDYは拡大表示されているため、変動アイコンh0の一部がオーバーラップされており、また、リーチ演出表示における剣豪のキャラクタもオーバーラップされている。このように、拡大表示された準備中画像RDYは、スーパーリーチの実行中においても表示される場合がある。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。
図56(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り替わり、2回目のタイマ予告演出が開始されている様子が示されている。具体的には、開始後のタイマ予告表示は、金色の背景色に変更されており、大当りの信頼度が向上していることが示されている。また、図56(k)では、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「3:00」を示しており、カウントダウンが開始されてから3秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。すなわち、この演出例では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)中にタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。また、この演出例では、タイマ予告表示の大きさが拡大表示された準備中画像RDYの大きさと同じ大きさとされており、タイマ予告表示が拡大表示された場合は、拡大表示されない場合よりも大当り図柄が確定表示されやすくなっている。また、タイマ予告表示の背景色が金色の場合には、必ず拡大表示されるようにしてもよい。また、タイマ予告表示の背景色が金色以外の色であっても拡大表示される場合があってもよい。また、この演出例では、1つ目のタイマ予告演出よりも2つ目のタイマ予告演出の方が背景色が信頼度の高い色となっているが、タイマ表示の時間は短くなっている。なお、1つ目のタイマ予告演出よりも2つ目のタイマ予告演出の方がタイマ表示の時間が長くてもよい。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図56(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図56(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図56(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。すなわち、2回目のタイマ予告演出は、或る予告表示としての鉄板画像TPの表示の予告表示に対応しているということができる。この演出例では、タイマ予告演出が2回行われることが予め報知されることで大当りに対する期待感を飛躍的に向上させることができる場合がある。
このように、この演出例では、準備中画像RDYが服ウ数表示された場合において、1つの準備中画像RDYが消化された場合は、同一の図柄変動表示において、全ての準備中画像RDYが消化されていることが示されている。
図57は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図57(a1)〜同図(a2)に示す演出は、図53(a1)〜同図(a2)と同じなので、説明を省略する。
図57(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、長押し用演出表示による長押し演出が表示開始されている様子が示されている。長押し用演出表示は、上方に殿様のキャラクタが描かれた領域が配置され、下方に剣豪のキャラクタが描かれた領域が配置されており、演出ボタン136の長押し操作の操作量に応じて、双方の領域の大きさが相対的に変動するように表示される。なお、長押し演出が開始されたときも準備中画像RDYは表示されている。なお、図57(a3)に示すタイミングでは、演出ボタン136の操作有効期間は開始されていない。
図57(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、長押し演出による長押し操作の受け付けが開始された様子が示されている。すなわち、演出ボタン136の操作有効期間が開始された様子が示されている。なお、この長押し演出では、残時間ゲージMTが表示されないが表示されてもよい。また、準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り替わり、タイマ予告演出が開始されされている様子が示されている。具体的には、タイマ予告表示は、緑色の背景色に変更されており、信頼度はそれほど高くないことが示されている。また、図57(a4)では、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「5:00」を示しており、カウントダウンが開始されてから5秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。すなわち、この演出例では、操作有効期間とタイマ表示のカウントダウンの時間が一致している。なお、完全に一致していなくてもよい。なお、演出ボタン136の操作有効期間が開始された後でタイマ予告演出が開始されてもよいし、タイマ予告演出が開始された後で演出ボタン136の操作有効期間が開始されてもよいし、演出ボタン136の操作有効期間が開始されたタイミングでタイマ予告演出が開始されてもよい。
図57(a5)では、遊技者による演出ボタン136の長押し操作が行われている様子が示されている。なお、図57(a5)に示すタイミングでは、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「4:00」となっている。
図57(a6)では、遊技者による演出ボタン136の長押し操作が引き続き行われている様子が示されている。このとき、長押し用演出表示では、上方に配置された殿様のキャラクタが描かれた領域が拡大し、その分、下方に配置された剣豪のキャラクタが描かれた領域が縮小されており、殿様のキャラクタが優勢であることが示されている。これにより、有利な結果となりやすいことが示唆されている。なお、図57(a6)に示すタイミングでは、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「3:00」となっている。
図57(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが終了し、「Go」の文字が表示されている様子が示されている。また、長押し演出が引き続き行われており、演出ボタン136の操作有効期間も未だ継続中となっている。すなわち、「Go」の文字表示は、演出ボタン136の操作有効期間において表示されているということができる。また、長押し用演出表示では、上方に配置された殿様のキャラクタが描かれた領域がさらに拡大し、その分、下方に配置された剣豪のキャラクタが描かれた領域がさらに縮小されており、殿様のキャラクタが断然優勢であることが示されている。なお、「Go」の文字が表示された後で長押し演出が終了されてもよいし、長押し演出が終了した後で「Go」の文字が表示されるようにしてもよいし、「Go」の文字が表示されるタイミングで長押し演出が終了するようにしてもよい。また、「Go」の文字が表示された後で操作有効期間が終了してもよいし、操作有効期間が終了した後で「Go」の文字が表示されるようにしてもよいし、「Go」の文字が表示されるタイミングで操作有効期間が終了するようにしてもよい。
すると、図57(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「一撃」の文字が表示されるとともに、デカボタン画像136aLが残時間メータMTとともに表示されてボタン予告演出が開始され、操作有効期間が再度設定された様子が示されている。すなわち、このボタン予告演出は、長押し演出に続いて行われるボタン操作演出の一例ということができる。換言すれば、複数(種類)のボタン演出が連続して行われる例を示しているということができる。なお、ここで、設定される操作有効期間は、長押し演出における操作有効期間がいったん終了した後で再度設定されてもよいし、長押し演出における操作有効期間に連続して設定されるようにしてもよい。
その後、図57(a9)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図57(a10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、「装飾4−装飾4−装飾4」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。このとき、家紋役物224E、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbでは、大当りとなることを祝福するようにレインボーの発光態様で発光する。
このように、この演出例では、長押しパートで準備中表示が終了してタイマ表示のカウントダウンが開始され、長押しパートと次のパートとの間や長押しパートの最後の方でカウントダウンが完了して「0:00」となり、次のパートで行われるボタン演出がよいものになること例について示されている。
図57(b1)〜同図(b5)は、剣豪リーチにおいて長押し演出が行われるが、タイマ予告演出が行われていない様子が示されている。
具体的には、図57(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、長押し用演出表示による長押し演出が開始された後、長押し操作の受け付けが開始され、また、演出ボタン136の長押し操作が行われている様子が示されている。なお、この演出例では、タイマ予告演出は行われていない。
しかしながら、この演出例では、図57(b2)に示すように、演出ボタン136の長押し操作が継続されているが、長押し用演出表示では、上方に配置された殿様のキャラクタが描かれた領域が縮小し、その分、下方に配置された剣豪のキャラクタが描かれた領域が拡大されており、殿様のキャラクタが劣勢(敵キャラである剣豪のキャラクタ優勢)であることが示されている。これにより、有利な結果となり難いことが示唆されている。
その後、図57(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「一撃」の文字が表示されるとともに、デフォルトの表示態様のボタン画像136aが残時間メータMTとともに表示されてボタン予告演出が開始され、操作有効期間が再度設定された様子が示されている。このように、長押し演出が行われるときに、タイマ予告演出が行われない場合には、デカボタン画像136aLが表示され難く、デフォルトの表示態様のボタン画像136aが表示されやすくなる。なお、長押し演出が行われるときに、タイマ予告演出が行われない場合には、デカボタン画像136aLが表示されないようにしてもよい。
その後、図57(b4)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図57(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に負け、「装飾4−装飾5−装飾4」のハズレの装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。なお、ミニゲームやタイマ予告演出を経由しない場合であってもよい流れとなって大当りとなるようにしてもよい。
図58は、本実施形態に適用可能なボタン連打演出の一例を段階的に示す図である。
図58(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図58(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図58(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。また、図58(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン連打演出が開始されており、「ボタン連打で時間内にメーターをMAXにしろ」の説明が行われており、さらに、「用意」の文字とともにボタン画像136aが表示され、表示画面の左側には、上下方向に5つのメモリが配置されてなる操作量メータMT11が表示されている。なお、図58(a)に示すタイミングでは、演出ボタン136の連打操作の受け付け開始前、すなわち、操作有効期間の開始前であり、演出ボタンランプ138も白色で点灯している。この演出例では、ボタン画像136aの上方に表示された「用意」の表示が準備中画像RDYに相当する表示(ボタン連打演出の準備演出表示)ということができる。なお、ボタン連打演出が開始されると、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて変動表示が行われていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図58(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図58(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図58(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、演出ボタン136の連打操作の受け付けが開始された様子が示されている。具体的には、ボタン画像136aの上方に表示されていた「用意」の文字が「開始」の文字に切り替わるとともに、ボタン画像136aの下方に残時間メータMTが表示され、操作有効期間が開始されたことを報知するとともに、演出ボタンランプ138が、赤色に発光する。この演出例では、操作有効期間が開始されたタイミングでボタン連打演出(本演出)が開始されているということもできる。
図58(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、操作有効期間からの時間の経過に応じて残時間メータMTのゲージが減少する態様で表示され、また、ボタン画像136aの右側では、数字の表示によるカウントダウン表示が表示されている。図58(c)に示すタイミングでは、カウントダウン表示として「5」が表示され、操作有効期間が終了するまでの時間が5秒であることが報知されている。このカウントダウン表示におけるカウントダウンが完了すると或る予告演出が行われる可能性があることから、このカウントダウン表示によるカウントダウンの演出がタイマ予告演出に対応しているということもできる。
図58(d)では、遊技者による演出ボタン136の連打操作が開始された様子が示されている。なお、図58(d)に示すタイミングでは、カウントダウン表示として「4」が表示されており、操作有効期間が終了するまであと4秒であることが報知されている。
図58(e)では、遊技者による演出ボタン136の連打操作が引き続き行われており、第1装飾図柄表示装置208Lでは、連打操作の回数に応じて操作量メータMT11のメモリが赤色で1つ表示されている。なお、図58(e)に示すタイミングでは、カウントダウン表示として「3」が表示されており、操作有効期間が終了するまであと3秒であることが報知されている。
図58(f)では、遊技者による演出ボタン136の連打操作が引き続き行われており、第1装飾図柄表示装置208Lでは、操作量メータMT11のメモリが赤色で3つ表示されている様子が示されている。なお、図58(f)に示すタイミングでは、カウントダウン表示として「1」が表示されており、操作有効期間が終了するまであと1秒であることが報知されている。
図58(g)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおけるカウントダウン表示が「0」となり、操作有効期間が終了し、遊技者による演出ボタン136の連打操作が終了した様子が示されている。なお、操作量メータMT11のメモリは赤色で3つ表示された態様となっており、すなわち、ボタン連打演出に失敗したことが示されている。なお、演出ボタンランプ138は、赤色で点灯した状態とされているが、操作有効期間が終了したタイミングで点灯状態が赤色から白色に切り替わるようにしてもよいし、操作有効期間が終了する前に演出ボタンランプ138の点灯状態が赤色から白色に切り替わるようにしてもよい。
ボタン連打演出に失敗すると、図58(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「残念・・・」と表示され、ボタン連打演出に失敗したことが報知される。なお、この演出例では、タイマ予告の他にカウントダウン表示的な演出を実行可能なパチンコ機において、或る予告表示には、このカウントダウン表示的な表示は含まない場合があってもよい。
図59は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図59(a)に示す第1装飾図柄表示装置では、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図59(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図59(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、第1準備中画像RDY1が表示されている。この第1準備中画像RDYの機能は、上述した準備中画像RDYと同様である。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図59(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。また、この演出例では、第1準備中画像RDY1の上方に第2準備中画像RDYが表示されており、複数の準備中画像が同時に表示されている様子が示されている。第1準備中画像RDY1及び第2準備中画像RDY2は、それぞれ対応する演出(タイマ予告演出やミニゲーム等)が行われる。なお、これらの準備中画像(第1準備中画像RDY1、第2準備中画像RDY2)は、いずれも先読み予告として機能している。また、いずれの準備中画像も背景色が緑色とされておりデフォルトの表示態様となっている。また、これらの準備中画像は、同時に表示開始されてもよいし、一方が表示開始された後で他方が表示開始されるようにしてもよい。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図59(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
図59(b)は、図59(a)に示す図柄変動表示が終了し、次の図柄変動表示が開始している様子が示されている。具体的には、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、装飾図柄の変動表示が開始されている。なお、第1準備中画像RDY1及び第2準備中画像RDY2は引き続き表示されており、すなわち、これらの準備中画像が複数の図柄変動表示に跨って表示されているということができる。
図59(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた第1準備中画像RDY1がタイマ予告表示に切り換えられ、タイマ予告演出が開始された様子が示されている。なお、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告表示の背景色は緑色とされており、デフォルトの表示態様となっている。また、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「5:00」となっており、カウントダウンが開始してから5秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。この演出例では、複数の準備中画像のうちの一つが発動(消化)されて演出が開始された場合は、他の全ての準備中画像も消化されるように構成されている。なお、準備中画像は1回の図柄変動表示においてすべて消化されるが、予告アイコンは次回以降の図柄変動表示まで持ち越して表示されるようにしてもよい。
図59(d)は、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告表示におけるタイマ表示が「0:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。
すると、図59(e)に示すように、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告表示が表示されていた領域に「Go」の文字が表示され、このタイマ予告表示に係るタイマ予告演出に対応する或る予告表示が開始されることが報知される。
図59(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「Go」の文字がその表示領域とともに消去され、第2準備中画像RDY2が下方にスライド移動し、チュートリアル表示部TT1の位置まで移動する準備中画像移動アニメが行われている。また、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが完了したことに応じた予告演出(先行開始予告演出)が開始し、忍者のキャラクタNJ4が出現している様子が示されている。ここで表示される忍者のキャラクタNJ4は、図46(f)に示して上述した保留アイコンの表示態様が変化される際に表示される場合がある忍者のキャラクタNJ4と同じであるが、別のキャラクタであってもよい。なお、この演出において、先行開始予告演出が開始した後で準備中画像移動アニメが開始してもよいし、準備中画像移動アニメが開始した後で先行開始予告演出が開始してもよいし、先行開始予告演出が開始したタイミングで準備中画像移動アニメが開始してもよい。また、図59(f)に示す忍者のキャラクタNJ4は、第2準備中画像RDY2にオーバーラップしているが、第2準備中画像RDY2にオーバーラップされてもよい。
図59(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留変化アニメが開始されており、忍者のキャラクタNJ4が変動アイコンh0に向けて手裏剣を投てきし、変動アイコンh0に命中した様子が示されている。このとき、エフェクトEF4により、変動アイコンh0の全体が覆われ、エフェクトEF4に覆われていない状態に比べて、視認困難状態とされている。
図59(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留変化アニメが行われた結果、変動アイコンh0がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様となり、当該変動予告が開始されている。
図59(i)では、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾4」が停止表示されてリーチ状態となった後、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、第2準備中画像RDY2の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。また、この演出例では、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。
図59(j)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1は、UI部UI3とともに非表示とされるが、第2準備中画像RDY2は、引き続き表示が維持されている。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。
図59(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2準備中画像RDY2からタイマ予告表示に切り替わり、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。タイマ予告表示は金色の背景色とされており、大当りの信頼度が向上していることが示されている。また、図59(k)では、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「10:00」を示しており、カウントダウンが再開されてから10秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。なお、タイマ予告表示は、表示開始時にはデフォルトの表示態様とされ、表示開始した後(例えば、カウントダウンが開始された後)で金色の背景色に変化する等の昇格表示が行われる場合があってもよい。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図59(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図59(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図59(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。すなわち、第2準備画像RDY2に対応するタイマ予告演出は、或る予告表示としての鉄板画像TPの表示の予告表示に対応しているということができる。なお、この演出例では、複数の準備中画像のうちの一つが消化された後は、新たな準備中画像が表示されないが、複数の準備中画像の一つが消化された後で、新たな準備中画像が表示されるようにしてもよい。
図60は、本実施形態に適用可能な説明表示による演出の一例を段階的に示す図である。なお、図60(a1)に示す演出は、図46(a)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図60(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1における説明表示が、「パンダは殿様の師匠」から「殿様は八代将軍です」に変更された様子が示されている。この演出例では、チュートリアル表示部TT1にける説明表示を切り替える場合には、上述したシャッタ画像による開閉表示は行われず、説明表示間での切換表示により行われる。この演出例では、一の図柄変動表示において、説明表示を切り替える場合にシャッタ画像による開閉表示を行わず、説明表示間での切換表示を行うことが示されている。
図60(b1)〜同図(b3)は、説明表示の切り替えを行う場合にシャッタ画像による開閉表示が行われる様子を示している。なお、図60(b1)〜同図(b2)に示す演出は、図46(a)〜同図(b)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図60(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によるチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖される前に、シャッタ画像が開放し、「殿様は八代将軍です」の説明表示が表示されている様子が示されている。すなわち、シャッタ画像による開閉表示が予告表示が行われる前兆表示ではなく、偽の前兆表示であったことが示されている。なお、ここで、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された後でシャッタ画像が開放するようにしてもよい。このような演出が行われることにより、予告表示が開始されるのかと期待したが、予告表示が開始されず説明表示が行われたことで遊技者をがっかりさせることで、シャッタ画像の開閉表示に期待を持たせることができる場合がある。
図61は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。図61(a1)〜同図(a3)は、図46(e)に続く演出の別の例について示している。なお、図61(a1)〜同図(a2)に示す演出は、図46(f)〜同図(g)に示す演出例と同じであるので、説明を省略する。
図61(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF4が消去されたが1つ目の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様のまま変化していない様子が示されている。このように、図46を参照して上述した保留変化アニメが行われても表示態様が変化しない失敗演出が行われてもよい。なお、保留変化アニメに登場するキャラクタを複数種類用意し、保留変化アニメにおいて登場するキャラクタによって保留アイコンの表示態様が変化する割合が異なるようにしてもよい。
なお、上述した保留変化アニメでは、忍者のキャラクタNJ4がUI部UI3にオーバーラップして表示されていたが、例えば、図61(b1)に示すように、UI部UI3の上方に表示させてUI部UI3にオーバーラップしないようにしてもよい。この場合、保留変化アニメにおいて、忍者のキャラクタNJ4がUI部UI3にオーバーラップする場合とオーバーラップしない場合があってもよい。
図62は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図62(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図62(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図62(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。なお、この演出例において、装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図62(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図62(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図62(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲームとしてのルーレット演出が開始されている様子が示されている。このルーレット演出では、円形に形成されたルーレット盤RRが3等分され3つに区画されている。3つの区画のうちの上方には爺の領域が配置され、左下方には姫の領域が配置され、右下方にはチビ姫の領域が配置されている。ルーレット演出が開始されると、各領域についてそれぞれ赤色で点滅表示することにより変動表示を行い、最終的に赤色で点灯した領域に対応する予告表示が準備されるようになっている。なお、ルーレット演出が開始する図柄変動表示と、準備中表示等が終了する図柄変動表示が同じであってもよいし、別であってもよい。また、ルーレット演出が開始することを表す表示が行われる構成においては、該表示が行われる図柄変動表示と、準備中宇表示等が終了する図柄変動表示が同じであってもよいし、別であってもよい。上述した記載の組み合わせによって、該表示は先読み予告表示ということができる。
図62(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ルーレット演出の変動表示の結果、全ての領域が赤色で点灯した様子が示されている。すなわち、爺のキャラクタに対応する予告表示と、姫のキャラクタに対応する予告表示と、チビ姫のキャラクタに対応する予告表示がそれぞれ準備されることが報知されている。
すると、図62(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に第1準備中画像RDY1が姫のキャラクタHMEがその右上部分に付加されて表示され、表示画面の左上には、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示され、第3準備中画像RDY3の下方にチビ姫のキャラクタCHMがそれぞれ表示される。すなわち、キャラクタを出現させる場合には、キャラクタに対応した位置に各キャラクタを登場するとともに、準備中画像の表示が伴う場合には、そのキャラクタに対応する位置に表示される。なお、登場するキャラクタそのものが準備中画像に相当する場合があるということもできる。また、登場するキャラクタと実行される演出との関係が1:1であってもよいし、1:N(N>1)であってもよい。また、或る演出が複数のキャラクタが消化されることにより実行される場合があってもよい(キャラクタと演出との関係が、N(N>1):1であってもよい)。
図62(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHMが上方に移動し、第3準備中画像RDY3の左下隅部分にオーバーラップしている様子が示されている。すなわち、或る予告表示が他の予告表示にオーバーラップしているということができる。これにより、チビ姫のキャラクタCHMに対応する予告表示が開始することが報知される。
図62(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHMが変動アイコンh0に向けて物体を投じるアニメーションが行われている様子が示されている。そして、物体が変動アイコンh0に到達するとエフェクトEF7が表示され、変動アイコンh0が視認困難とされる。すなわち、チビ姫のキャラクタCMHに対応する予告表示は、変動アイコンh0の表示態様の変化による予告表示である。
すると、図62(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF7が消去されて変動アイコンh0が視認容易な状態となる。このとき、変動アイコンh0の表示態様がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変更され、変動アイコンh0による当該変動予告が開始されている様子が示されている。
図62(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、爺のキャラクタGIIが振動する態様での表示が開始される。これにより、爺のキャラクタGIIに対応する予告表示が開始することが報知される。
図62(a9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、爺のキャラクタGIIに隣接して配置された第3準備中画像RDY3が表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、横方向に延在する円筒状のドラムDRMが横方向を回転軸として回転を開始する。ドラムDRMの表面には複数の図柄(識別情報)が表示されており、ドラムDRMが停止表示された際に表示された識別情報により、ミニゲームの成否が表示される。
図62(a10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ドラムDRMが停止表示し、「激熱」の文字が表示された図柄が導出され、大当りとなる可能性が高いことが示唆されている。すなわち、ドラムDRMに「激熱」の文字が導出されることにより、当該変動予告が行われている。この演出は、何かの表示態様を変化させる演出ではなく、大当り予告を行う演出であるということができる。
図62(a11)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、姫のキャラクタHMEが振動する態様での表示が開始される。これにより、姫のキャラクタHMEに対応する予告表示が開始することが報知される。姫のキャラクタHMEはUI部UI3にオーバーラップされて表示されているので、姫のキャラクタHMEの振動表示によりUI部UI3の表示に注目させることができる場合がある。
図62(a12)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1準備中画像RDY1が表示されていた領域で、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。姫のキャラクタHMEに対応する予告表示はタイマ予告演出である。タイマ予告演出が開始されると、第1準備中画像RDY1が表示されていた領域にタイマ表示が表示され、その後カウントダウンが開始する。カウントダウンを行った結果、「0:00」になると、或る予告表示が開始されるように構成されている。図62(a12)に示す演出例では、タイマ表示として「30:00」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。
図62(a13)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、カウントダウンが行われた結果、タイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが完了した様子が示されている。すると、姫のキャラクタHMEが上昇して第1準備中画像RDY1とは別の位置に移動し、タイマ予告演出に対応する予告表示が開始されることを報知している。すなわち、図59(m)に示して上述いた「Go」の表示と同様の演出が行われているということができる。
すると、図62(a14)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ移行表示が行われ、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する様子が示されている。姫のキャラクタHMEに対応する予告表示は、剣豪リーチへの発展に対応している。また、図示はしないが、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップする。また、この演出例では、スーパーリーチ移行表示の背景色が金色とされており、大当りの信頼度が高いことが報知されている。また、チュートリアル表示部TT1では、タイマ表示によるカウントダウンが完了したため、非表示とされている。また、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。
なお、この演出例では、スーパーリーチの発展前に全ての準備中画像が消化されるようにしたが、少なくとも1つがスーパーリーチ発展後に消化されるようにしてもよく、例えば、鉄板画像TPが表示されることとなるミニゲームやタイマ予告演出が行われるようにしてもよい。
図62(b1)は、図62(a2)において上述したルーレット演出において、3つの領域のうちの爺の領域だけ赤色で点灯した様子が示されている。すなわち、爺のキャラクタに対応する予告表示と、姫のキャラクタに対応する予告表示と、チビ姫のキャラクタに対応する予告表示のうちの、爺のキャラクタに対応する予告表示のみが準備されることが報知されている。
すると、図62(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示される。すなわち、爺のキャラクタGIIに対応した位置に爺のキャラクタGIIを登場するとともに、爺のキャラクタGIIに伴って出現する準備中画像も、爺のキャラクタGIIに隣接する位置に表示される。したがって、この演出例では、ドラムDRMによるミニゲームのみが行われることとなる。
図63は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図63(a1)に示す演出は、図62(a3)に示す演出と同様であるが、チビ姫の領域に「×2」が表示されており、チビ姫のキャラクタCHMに対応する予告表示が2回分準備されることとなる。
すると、図63(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に第1準備中画像RDY1が姫のキャラクタHMEがその右上部分に付加されて表示され、表示画面の左上には、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示され、第3準備中画像RDY3の下方に2体のチビ姫のキャラクタCHM1,CHM2が表示される。なお、爺のキャラクタGIIや姫のキャラクタHMEによる演出が複数準備される場合には、例えば、1つの準備中画像に対して同じキャラクタを2体表示させるようにすることができる。具体的には、姫のキャラクタHMEによる演出が複数準備される場合には、第1準備中画像RDY1が一つ表示され、姫のキャラクタHMEが2体表示させることにより実現することができる。逆に、キャラクタが1つで準備中画像を複数表示するようにしてもよい。
図63(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、2体のチビ姫のキャラクタのうちの一方のチビ姫のキャラクタCHM1が上方に移動し、第3準備中画像RDY3の左下隅部分にオーバーラップしている様子が示されている。これにより、チビ姫のキャラクタCHM1に対応する2回の予告表示のうちの1回目の予告表示が開始することが報知される。
図63(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHM1が変動アイコンh0に向けて物体を投じるアニメーションが行われている様子が示されている。そして、物体が変動アイコンh0に到達するとエフェクトEF7が表示され、変動アイコンh0が視認困難とされる。すなわち、チビ姫のキャラクタCMH1に対応する変動アイコンh0の表示態様の変化による予告表示が開始されることが報知される。
すると、図63(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF7が消去されて変動アイコンh0が視認容易な状態となる。このとき、変動アイコンh0の表示態様がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変更され、変動アイコンh0による当該変動予告が開始されている様子が示されている。
さらに、図63(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、2体のチビ姫のキャラクタのうちの他方のチビ姫のキャラクタCHM2が上方に移動し、第3準備中画像RDY3の左下隅部分にオーバーラップしている様子が示されている。これにより、チビ姫のキャラクタCHM2に対応する2回目の予告表示が開始することが報知される。
図63(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHM2が変動アイコンh0に向けて物体を投じるアニメーションが行われている様子が示されている。そして、物体が変動アイコンh0に到達するとエフェクトEF7が表示され、変動アイコンh0が視認困難とされる。すなわち、チビ姫のキャラクタCMH2に対応する変動アイコンh0の表示態様の変化により変動アイコンによる予告表示がランクアップすることが報知される。
すると、図63(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF7が消去されて変動アイコンh0が視認容易な状態となる。このとき、変動アイコンh0の表示態様が赤色の予告の表示態様から金色の予告の表示態様に変更され、変動アイコンh0による当該変動予告がランクアップしている様子が示されている。
図63(b1)〜同図(b4)は、図63(a3)に続く別の演出例を示している。なお、図63(b1)に示す演出は、図63(a4)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
図63(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHM1が投じた物体が変動アイコンh0に到達してエフェクトEF7が表示された後、表示画面全体が暗転する暗転表示BLが行われ、エフェクトEF7が表示されていた部分が白色に光り、そこから水平方向に光が延びていく態様の表示が行われる。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた第1準備中画像RDY1や第2準備中画像RDY3は非表示とされている。なお、変動アイコンh0の表示態様の変化表示が行われているときに、別のミニゲームが開始されている場合には、当該ミニゲームも表示画面の暗転により一時的に非表示とされるようにしてもよい。また、準備中画像が複数表示されている場合に、全部の準備中画像が一時的に非表示とされるようにしてもよいし、一部の準備中画像のみが一時的に非表示とされるようにしてもよい。このように、暗転表示BLが表示されている状態を第四の状態という場合がある。そして、この演出例において、UI部UI3とともに保留アイコンが表示されている第一の状態と、UI部UI3とともに保留アイコンが非表示とされる第二の状態との関係でいうと、第一の状態から第四の状態となり、再び第一の状態となった後に第二の状態となる場合があってもよいし、第一の状態から第二の状態となる場合があってもよいし、第一の状態から第四の状態となり、その後第二の状態となる場合があってもよい。
図63(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF7が表示されていた部分の光が拡大表示されている様子が示されている。
その後、暗転表示が終了すると、図63(b4)に示すように、変動アイコンh0がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変化して演出が再開される。なお、図63(b4)に示す演出は、図63(a5)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図63(c1)〜同図(c3)は、図62(a6)に続く別の演出例を示している。なお、図63(c1)に示す演出は、図62(a7)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図63(c2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、爺のキャラクタGIIが振動する態様での表示が開始され、また、第3準備中画像RDY3が表示されていた領域で「Go」の文字が表示され、ミニゲームが開始されることを報知している。なお、爺のキャラクタGIIが振動を開始してから「Go」の表示が開始してもよいし、「Go」の表示が開始してから爺のキャラクタGIIが振動を開始してもよいし、爺のキャラクタGIIが振動を開始するタイミングで「Go」の表示が開始されてもよい。これにより、爺のキャラクタGIIに対応する予告表示が開始することが報知される。
図63(c3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、爺のキャラクタGIIに隣接して配置された第3準備中画像RDY3が表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、第3準備中画像RDY3が表示されていた領域が拡大して表示画面の略中央まで移動し、ドラムDRMの回転による演出が開始される。すなわち、この演出例では、ミニゲームが行われる領域が準備中画像が表示されていた領域とは異なる領域で行われていることが示されている。なお、「Go」の表示が行われた後でミニゲームが開始された場合の方が、「Go」の表示が行われずにミニゲームが開始された場合よりも大当りとなりやすいようにしてもよい。また、ミニゲームが拡大表示されなかった場合よりも、ミニゲームが拡大表示された場合の方が大当りとなりやすいようにしてもよい。なお、準備中画像の表示からミニゲームやタイマ予告演出等が開始されるまでの間の表示も他の別の領域で行われるようにしてもよい。第三の表示と或る予告表示(或る演出)が同じ領域で行われる場合、第一の表示と第二の表示が行われる場所は別々なので、第三の表示系の表示の方がわかりやすいという効果を奏する場合がある。
図64は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。ここで、左側の演出表示が行われる表示装置(表示装置1)と、右側の演出表示が行われる表示装置(表示装置2)が別々の表示装置であってもよい。その場合、表示装置2の方に第三の表示(或る予告表示)がなされる場合があってもよい。
図64(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図64(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該変動予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図64(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、準備中画像RDYが表示されている。なお、この演出例において、装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図64(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図64(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図64(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、マルチチャンスアップ予告が開始されている。マルチチャンスアップ予告が開始されると、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域が左右2つに分割され、左側予告表示領域CULと右側予告表示領域CURとが形成される。左側予告表示領域CULでは、「全滅でチビ姫がSPリーチ参戦」の表示が行われており、チビ姫が大量の子分を全滅させることをミッションとするチビ姫無双演出が行われ、右側予告表示領域CURでは、「勝利で殿がSPリーチ参戦」の表示が行われており、爺と殿様とで飲み比べを行い、殿様が飲み比べに勝つことをミッションとする飲み比べ演出が行われる。この演出例では、チビ姫無双演出におけるミッションと飲み比べ演出におけるミッション少なくともいずれか一方のミッションが達成されるとスーパーリーチに移行し、両方のミッションが達成されると信頼度がアップするように構成されている。なお、チビ姫無双演出が開始された後で飲み比べ演出が開始されてもよいし、飲み比べ演出が開始された後でチビ姫無双演出が開始されてもよいし、両方の演出が同時に開始されてもよい。また、この演出例において、チビ姫無双演出におけるミッションと飲み比べ演出におけるミッションの少なくともいずれか一方のミッションが達成された場合には、大当りとなるようにしてもよい。
図64(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫無双演出と飲み比べ演出の両方の演出の実行中に、チュートリアル表示領域TT1においてミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、殿様のミニキャラMC1と的TGTが表示される。的TGTは、4等分に分割された領域により構成されており、4つの領域のうちの上部の領域が当りの領域となっており、当りの領域に矢が当たることでチャンスアップ予告が行われるようになっている。なお、当りの領域は、1つに限らず複数あってもよいし、全部の領域が当りの場合があってもよいし、全部の領域が非当り領域である場合があってもよい。
図64(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームに成功した様子が示されている。
すると、図64(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫無双演出が行われている左側予告表示領域CULにおいて「チャンス」の文字が表示されたチャンスアップカットイン画像WCIが表示され、これによりチャンスアップカットイン画像WCIが表示された領域に対応するチビ姫無双演出におけるミッションが達成しやすくなったことが報知されている。このように、この演出例では、準備中画像RDYが表示された領域と予告表示が行われる領域とが一致しておらず、遊技者に違和感を与えて興趣を向上することができる場合がある。なお、飲み比べ演出が行われている右側予告表示領域CURにおいてチャンスアップカットイン画像WCIが表示される場合があってもよいし、左側予告表示領域CULと右側予告表示領域CURの両方でチャンスアップカットイン画像WUIが表示される場合があってもよい。なお、チュートリアル表示部TT1では、ミニゲームが終了したことにより、非表示とされている。
図64(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左側予告表示領域CULに表示されたチビ姫無双演出において子分が全滅し、ミッションが達成された様子が示されている。
図64(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左側予告表示領域CULにおいてチビ姫のアップの表示とともに「全滅」の文字が表示されて、チビ姫無双演出におけるミッションが達成されたことが報知されている。なお、右側予告表示領域CURでは、飲み比べ演出が続いている。
図64(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右側予告表示領域CURに表示された飲み比べ演出において殿様が爺に勝ち、ミッションが達成された様子が示されている。
図64(i)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右側予告表示領域CURにおいて殿様のアップの表示とともに「勝利」の文字が表示されて、飲み比べ演出におけるミッションが達成されたことが報知されている。
図64(j)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。この演出例では、飲み比べ演出におけるミッションが達成されたため剣豪リーチが開始され、チビ姫無双演出におけるミッションが達成されたため、殿様の味方としてチビ姫が登場している。なお、飲み比べ演出におけるミッションが達成され、チビ姫無双演出におけるミッションに失敗した場合は、剣豪リーチに移行するが、チビ姫は登場せず、チビ姫無双演出におけるミッションが達成され、飲み比べ演出におけるミッションに失敗した場合は、チビ姫用のスーパーリーチに移行する。すなわち、この演出では、2つのミッションのそれぞれの成否によってその後に展開する演出の内容が異なるようになっている。
図64(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、横縞の背景上に、「チャンス」の文字と姫のキャラクタとが表示された姫のカットイン画像HCIが表示されている。これにより、大当りの信頼度が向上しているが、準備中画像RDYから開始されたミニゲームやタイマ予告演出を経由して開始された予告表示ではなく、それほど高い信頼度ではないことが示唆されている。
図65は、図64に示す演出の別の演出例を段階的に示す図である。なお、図65(a)〜同図(b)に示す演出は、図64(a)〜同図(b)に示す演出と同じなので、説明を省略する。
図65(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫無双演出と飲み比べ演出の両方の演出が行われている様子が示されている。この演出例では、準備中画像RDYの表示が継続しており、ミニゲームが未だ開始されていない。すなわち、この演出例では、準備中画像RDYに対応する予告表示がスーパーリーチに移行する前では開始されない様子が示されている。この演出は、図65(c)〜同図(e)まで続いている。なお、図65(e)では、ミニゲームが成功したことに対応するチャンスアップカットイン画像WCIは表示されていない。その後は、図65(f)〜同図(j)に示す演出が行われる。なお、図65(f)〜同図(j)に示す演出は、図64(f)〜同図(j)に示す演出に対しチュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示されている点を除いて同じであるので、説明を省略する。
図65(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、準備中画像RDYの表示が終了し、準備中画像RDYに対応する予告表示が開始されることが報知されている。
図65(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、殿様のミニキャラMC1と的TGTが表示される。的TGTは、4等分に分割された領域により構成されており、4つの領域のうちの上部の領域が当りの領域となっており、当りの領域に矢が当たることでチャンスアップ予告が行われるようになっている。なお、当りの領域は、1つに限らず複数あってもよいし、全部の領域が当りの場合があってもよいし、全部の領域が非当り領域である場合があってもよい。
図65(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームに成功した様子が示されている。
すると、図65(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、鉄板画像TPが表示される。この鉄板画像TPは、大当り確定であることを報知する予告表示である。このように、この演出例では、スーパーリーチに移行した後でミニゲームが開始されており、スーパーリーチに移行する前にミニゲームが開始されて対応する予告表示が行われた場合よりも信頼度が高い予告表示が行われている。
図66は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図66(a1)に示す演出は、図62(a1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図66(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「捕まえたらリーチ」表示が行われており、殿様が越後屋を捕まえることをミッションとする追っかけ演出が開始されている様子が示されている。追っかけ演出が開始されると、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図66(a1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。このように、この演出例では、或る演出が実行される前の背景において図柄変動表示の状況を把握することができる場合がある。
図66(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様が越後屋との距離を詰めている様子が示されている。一方、サブウィンドウWP3では、メイン表示が継続して行われている。
図66(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様が越後屋を捕まえ、ミッションが達成された様子が示されている。これにより、リーチとなることが報知される。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYを表示し、リーチ発生の準備中である旨を表示するようにしてもよい。これにより、ミッション(ミニゲーム)の結果に対応する予告表示をストック表示することで、遊技者に予告表示としてのリーチが発生することを容易に認識させることができる場合がある。
図66(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、追っかけ演出が終了し、サブウィンドウWP3において表示されていたメイン表示が再び表示画面全体で表示され、その後、「装飾4」でリーチとなった様子が示されている。この演出例では、追っかけ演出におけるミッションに成功したことによりリーチが発生したことが示されている。なお、メイン表示を全画面表示する場合に、サブウィンドウWP3を拡大表示(ワイプ表示)することにより行うようにしてもよいし、切換表示してもよい。また、メイン表示が全画面表示となったときに、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示されてもよい。
図66(b1)〜同図(b2)は、図66(a1)〜同図(a5)において示される追っかけ演出の実行中におけるサブウィンドウの表示に関する別の演出例が示されている。
図66(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図66(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図66(b1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、第1準備中画像RDY1が表示されている。また、表示画面の左上部分には、第3準備中画像RDY3が表示されている。なお、この演出例において、装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図66(b1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図64(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図66(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、上述した追っかけ演出が開始されている。追っかけ演出が開始されると、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図66(b1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、第1準備中画像RDY1と第3準備中画像RDY3は、表示位置を変更せず引き続き表示されている。なお、この場合、サブウィンドウWP3には、2つの準備中画像RDY1,RDY3のうちの、チュートリアル表示部TT1に表示された第1準備中画像RDY1のみがサブウィンドウWP3に表示され、第3準備中画像RDY3はサブウィンドウWP3においては表示されていない。このように、この演出例でも、或る演出(追っかけ演出)が実行される前の背景において図柄変動表示の状況を把握することができる場合がある。なお、この演出例において、サブウィンドウWP3と準備中画像がそれぞれ重ならない位置に表示されているが、準備中画像がサブウィンドウWP3と重なって準備中画像がサブウィンドウWP3にオーバーラップするようにしてもよい。オーバーラップされるようにしてもよい。
図66(c1)〜同図(c2)は、図66(b1)〜同図(b2)に示される演出の別の例について示されている。なお、図66(c1)に示す演出は、図66(b1)に示す演出を同じであるので、説明を省略るす。
図66(c2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、上述した追っかけ演出が開始されている。追っかけ演出が開始されると、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図66(c1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、この演出例では、第1準備中画像RDY1と第3準備中画像RDY3のうち、第3準備中画像RDY3については、表示位置を変更せず引き続き表示されているが、第1準備中画像RDY1は、メイン表示がサブウィンドウWP3に表示されるに伴い、サブウィンドウWP3においてのみ表示され、今まで表示されていた位置で表示された第1準備中画像RDY1については消去されている。
図66(d1)〜同図(d2)は、背景表示が傾いて表示された場合の準備中画像の表示態様について示されている。なお、図66(d1)に示す演出例は、図64(a)に示す演出例と同じであるので、説明を省略する。
図66(d2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、背景表示が約3/4に縮小されるとともに、縮小された背景画像が反時計方向に約10度傾くシェイクビジョン演出が行われている様子が示されている。この場合、チュートリアル表示部TT1において表示されていた準備中画像RDYは、表示態様も表示位置も変化しないで表示状態が維持されている。すなわち、準備中画像RDYは、背景表示とともに表示が傾くことはしない様子が示されている。
図67は、本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の一例を段階的に示す図である。なお、図67(a1)に示す演出は、図62(a1)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図67(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の下方から第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、UI部UI3を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。具体的には、第1ステップアップ表示部SUAは、UI部UI3と同じ横幅となっており、左側にステップアップ予告の第1段階であることを示す「A」の文字が表示され、その右側には、ステップアップ予告としてのミニゲームを行うするミニゲーム表示領域が形成されている。
図67(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、ミニゲーム表示領域では、「ストライクさせろ」の表示が行われ、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球する様子を示す表示が行われる。すなわち、このミニゲームは、ボーリングゲームでストライクを取ることをミッションとするボーリングチャンスゲームである。
図67(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球し、ピラミッド状に配列された10本のピンに向かっていく様子が示されている。
その後、図67(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボーリングの球がピンに衝突し、10本のピンの全てが倒れてストライクとなり、ミッションが達成された様子が示されている。
すると、図67(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示され、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。なお、この準備中画像RDYは、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。
ボーリングチャンスゲームが終了すると、図67(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAが下方に移動してフレームアウトし、UI部UI3がデフォルトの位置まで戻る。
図67(b1)〜同図(b8)は、ステップアップ予告の別の演出例について説明している。なお、図67(b1)〜同図(b2)に示す演出は、図67(a1)〜(a2)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図67(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAの下方から第2ステップアップ表示部SUBがせりあがり、UI部UI3と第1ステップアップ表示部SUAを持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。具体的には、第2ステップアップ表示部SUBも、UI部UI3と同じ横幅となっており、左側にステップアップ予告の第2段階であることを示す「B」の文字が表示され、その右側には、ステップアップ予告としてのミニゲームを行うするミニゲーム表示領域が形成されている。なお、この演出例では、第1ステップアップ表示部SUAでミニゲームが行われるよりも、第2ステップアップ表示部SUBでミニゲームが行われた方が、ミッションに成功しやすい。また、第1ステップアップ表示部SUAでミニゲームに成功した場合よりも、第2ステップアップ表示部SUBでミニゲームが成功した場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。
図67(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、ミニゲーム表示領域では、「カップインさせろ」の表示が行われ、殿様のキャラクタがパッティングをする様子を示す表示が行われる。すなわち、このミニゲームは、パットでカップインすることをミッションとするゴルフゲームである。
図67(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタがパッティングをし、ゴルフボールがカップに向かっていく様子が示されている。
その後、図67(b6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ゴルフボールがカップインし、ミッションが達成された様子が示されている。
すると、図67(b7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示され、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。なお、この準備中画像RDYは、背景色が赤色となっており、大当りの信頼度が高いことが報知されている。
ボーリングチャンスゲームが終了すると、図67(b8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUA及び第2ステップアップ表示部SUBが下方に移動してフレームアウトし、UI部UI3がデフォルトの位置まで戻る。
なお、この演出例では、ボーリングチャンスゲームとゴルフゲームにおいて成功した例について説明したが、例えば、ボーリングチャンスゲームにおいて、ピンが全部倒れなかった様子を示す表示を行ってミッション失敗を報知するようにしてもよいし、ゴルフゲームにおいて、カップインしなかった様子を示す表示を行ってミッション失敗を報知するようにしてもよい。また、この演出例では、ボーリングチャンスゲーム及びゴルフゲームにおいて殿様のキャラクタが登場したが、他のキャラクタが登場する場合があってもよく、例えば、姫のキャラクタが登場すると、殿様のキャラクタが登場した場合よりも大当りの信頼度が高いことを示唆するようにしてもよい。
図68は、図67に示すステップアップ予告演出の別の例について説明する図である。なお、図68(a1)に示す演出は、図67(a1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図68(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の下方から第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、UI部UI3を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1において表示されていた説明表示と変動アイコンh0が消去されている。すなわち、この演出例では、第1ステップアップ表示部SUAが出現する際にUI部UI3におけるあるものを非表示にする様子が示されている。なお、第1ステップアップ表示部SUAが表示開始した後で説明表示が消去されてもよいし、説明表示が消去された後で第1ステップアップ表示部SUAが表示開始されてもよいし、第1ステップアップ表示部SUAが表示開始されるタイミングで説明表示が消去されてもよい。その後は、図68(a3)〜同図(a5)に示す演出が行われる。なお、図68(a3)〜同図(a5)に示す演出は、図67(a3)〜同図(a5)に示す演出と、チュートリアル表示部TT1に説明表示が行われておらず、また、変動アイコンh0が表示されていない点を除いて同じであるので、説明を省略する。
図68(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミッションが達成された様子が引き続き示されている。
ボーリングチャンスゲームが終了すると、図68(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAが下方に移動してフレームアウトし、UI部UI3がデフォルトの位置まで戻る。なお、説明表示と変動アイコンh0は非表示のままとなっている。
すると、図68(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、変動アイコンh0が赤色の表示態様で再表示されている様子が示されている。すなわち、変動アイコンh0が当該変動予告の表示態様に変化して再表示されていることが示されている。なお、変動アイコンh0の表示態様が変化して再表示する前に準備中画像RDYを表示し、ミニゲームやタイマ予告演出等を経由するようにしてもよい。
図68(b1)〜同図(b3)は、ステップアップ予告演出の別の表示態様について示されている。なお、図68(b1)に示す演出は、図68(a1)に示す演出と同じであるが、保留アイコン表示領域における4つ台座が表示されていない点で異なっている。
図68(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の下方から第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、UI部UI3を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1において表示されていた説明表示と変動アイコンh0が消去されている。また、この演出例では、保留アイコンh11がUI部UI3の上方への移動にも拘らず、表示位置が変更されず、そのため、第1ステップアップ表示部SUAのミニゲーム表示領域にオーバーラップしている様子が示されている。すなわち、第1ステップアップ表示部SUAが出現する際、UI部UI3が移動しても或る表示(保留アイコンh11)は移動しない様子が示されているということができる。
図68(b3)第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でボーリングチャンスゲームが開始している様子が示されている。なお、上述したように、保留アイコンh11がミニゲーム表示領域にオーバーラップしているため、「ストライクさせろ」の文字表示の一部が隠されている。すなわち、保留アイコンh11によりミニゲームの一部が隠されているということができる。
図69は、本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図69(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図69(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該変動予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図69(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。なお、図69(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。また、図69(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、チュートリアル表示部TT1の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図69(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図69(b)では、家紋役物224Eが初期位置に戻った様子が示されている。
図69(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3が表示画面の下方にフレームアウトするアニメーション(UI部FOアニメ)が開始されている様子が示されている。UI部FOアニメが開始されると、保留アイコン表示領域に表示されていた保留アイコンが消去される。
その後は、図69(d)〜同図(f)に示すように、UI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトする。このとき、変動アイコンh0は、UI部UI3とともにフレームアウトせず、図69(f)に示すように、表示位置を下げた状態で表示状態が維持される。
図69(g)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。
図69(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、変動アイコンh0を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。すなわち、この演出例では、UI部UI3が表示されていないので、持ち上げるものはないが、変動アイコンh0は表示されているので、変動アイコンh0だけが移動している様子が示されているということができる。
図69(i)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でミニゲームとしての上述したボーリングチャンスゲームが開始されている様子が示されている。ボーリングチャンスゲームが開始されると、ミニゲーム表示領域では、「ストライクさせろ」の表示が行われ、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球する様子を示す表示が行われる。
図69(j)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球し、ピラミッド状に配列された10本のピンに向かっていく様子が示されている。
その後、図69(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボーリングの球がピンに衝突し、10本のピンの全てが倒れてストライクとなり、ミッションが達成された様子が示されている。
すると、図69(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右下隅部に準備中画像RDYが出現し、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。なお、この準備中画像RDYは、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。また、図69(l)では、第1ステップアップ表示部SUAが下方に移動してフレームアウトする様子が示されている。このとき、準備中画像RDYは、第1ステップアップ表示部SUAにオーバーラップされており、図69(m)に示すように、第1ステップアップ表示部SUAのフレームアウトが完了するまで、少なくとも一部が視認困難とされる。
図70は、本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図70(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図70(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図70(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、第1準備中画像RDY1が表示されている。なお、第1準備中画像RDY1は、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。また、図70(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。また、図70(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、チュートリアル表示部TT1の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。この演出例では、スーパーリーチに移行する際にはすでに第1準備中画像RDY1が表示されている例が示されている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図70(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図70(a2)では、家紋役物224Eが初期位置に戻った様子が示されている。
図70(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3が表示画面の下方にフレームアウトするアニメーション(UI部FOアニメ)が開始されている様子が示されている。UI部FOアニメが開始されると、保留アイコン表示領域に表示されていた保留アイコンが消去される。
その後は、図70(a4)〜同図(a6)に示すように、UI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトする。このとき、変動アイコンh0と第1準備中画像RDY1は、UI部UI3とともにフレームアウトせず、図70(a6)に示すように、変動アイコンh0については、表示位置を下げた状態で表示状態が維持され、第1準備中画像RDY1については、表示位置が変更せずに表示状態が維持される。
図70(a7)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。
図70(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、変動アイコンh0を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。すなわち、この演出例では、UI部UI3が表示されていないので、持ち上げるものはないが、変動アイコンh0は表示されているので、変動アイコンh0だけが移動している様子が示されているということができる。また、第1準備中画像RDY1は、表示位置を変更せず、第1ステップアップ表示SUAにオーバーラップして表示される。なお、第1準備中画像RDY1が第1ステップアップ表示SUAにオーバーラップされてもよい。なお、第1ステップアップ表示部SUAがせりあがるとともに、第1準備中画像RDY1も上方に移動するようにしてもよい。
図70(a9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でミニゲームとしての上述したボーリングチャンスゲームが開始されている様子が示されている。ボーリングチャンスゲームが開始されると、ミニゲーム表示領域では、「ストライクさせろ」の表示が行われ、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球する様子を示す表示が行われる。しかしながら、第1ステップアップ表示SUAのミニゲーム表示領域は、第1準備中画像RDY1にオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態よりも視認困難とされている。以下の演出についても同様である。
図70(a10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球し、ピラミッド状に配列された10本のピンに向かっていく様子が示されている。
その後、図70(a11)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボーリングの球がピンに衝突し、10本のピンの全てが倒れてストライクとなり、ミッションが達成された様子が示されている。
すると、図70(a12)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の左上隅部に第3準備中画像RDY3が出現し、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。すなわち、或る数の準備中画像が或る領域に表示されている場合に、新たな準備中画像が表示される場合には、当該新たな準備中画像は他の領域に表示されるということができる。なお、この第3準備中画像RDY3は、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。また、図70(a12)〜同図(a13)に示すように、第1ステップアップ表示部SUAが下方に移動してフレームアウトする。
図70(b1)〜同図(b2)は、UI部FOアニメの別の表示態様について示す図である。なお、図70(b1)は、図70(a3)に続く演出である。また、図66(b1)に示す演出は、図70(a4)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
図70(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部FOアニメが完了した後、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。この演出例では、UI部FOアニメによりUI部UI3がフレームアウトするが、変動アイコンh0を載置する台座のみ、表示位置を下げた態様で表示を維持されていることが示されている。すなわち、UI部UI3がフレームアウトしてもUI部UI3の一部は表示されていることが示されている。
図71は、本実施形態に適用可能な疑似連演出の一例を段階的に示す図である。
図71(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図71(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図71(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、準備中画像RDYが表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、図71(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図64(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図71(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄が左図柄、右図柄の順で順次停止表示し、左図柄に「装飾6」が、右図柄に「装飾7」がそれぞれ停止表示されている様子が示されている。なお、中図柄は変動表示中である。
図71(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄の変動速度が低速となり、殿様の絵柄によって構成された疑似連図柄が表示画面の上方からスクロールインしている様子が示されている。
図71(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄に疑似連図柄が一旦停止表示している様子が示されている。
すると、図71(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、疑似連を開始するか否かを演出する疑似連図柄停止アニメが開始される。疑似連図柄停止アニメが開始されると、変動アイコンh0及び準備中画像RDYを残してUI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトする。ここで、疑似連図柄停止アニメが開始した後でUI部FOアニメが開始されてもよいし、UI部FOアニメが開始してから疑似連図柄停止アニメが開始されてもよいし、疑似連図柄停止アニメが開始するタイミングでUI部FOアニメが開始されてもよい。また、UI部FOアニメが完了した後で疑似連図柄停止アニメが開始されてもよい。このように、この演出例では、疑似連演出煽りを行う場合や疑似連成立時などの或る状態では、UI部UI3は非表示とされる例について示されている。疑似連図柄停止アニメが開始されると、図71(a5)〜同図(a7)に示すように疑似連図柄が横方向に膨張を行う。
図71(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、疑似連図柄がさらに膨張しており、左図柄と右図柄にオーバーラップしており、左図柄と右図柄が視認困難な態様とされている。
図71(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、疑似連図柄がさらに膨張しており、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nに亘って表示されている。このとき、疑似連図柄は、縦方向にも膨張しており、準備中画像RDYによって一部がオーバーラップされている。また、疑似連図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されているステージ名表示部ST1、受付回数表示850及びストックボタン画像852にもオーバーラップされており、また、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている殿様のキャラクタや第2保留数表示にもオーバーラップされている。また、このとき、家紋役物224Eが上昇を開始し、疑似連図柄の一部をオーバーラップしている。
すると、図71(a8)に示すように、家紋役物224Eが回転し、スピーカ120から「ドン」という音声が出力され、疑似連が行われることが報知される。
図71(a9)は、疑似連図柄停止アニメが終了して疑似連図柄が元の表示態様で表示され、また、UI部UI3がフレームインアニメ(UI部FIアニメ)によりフレームインする様子が示されている。なお、疑似連図柄停止アニメが終了した後でUI部FIアニメが開始されてもよいし、疑似連図柄停止アニメが終了する前にUI部FIアニメが開始されてもよいし、疑似連図柄停止アニメが終了するタイミングでUI部FIアニメが開始されてもよい。なお、装飾図柄は、「装飾6−疑似連図柄−装飾7」の装飾図柄の組み合わせで揺れ変動による仮停止状態となっており、その後、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。
図71(b1)〜同図(b3)は、モード移行やステージチェンジの際に行われるステチェン演出の前後の表示の一例について示されている。なお、図71(b1)に示す演出は、図71(a1)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図71(b2)では、ステチェン演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nがそれぞれ暗転表示し、第1装飾図柄表示装置208Lの略中心が光り、そこから左右方向に光線が延びていく様子が示されている。このとき、光線は、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている。この演出例では、ステチェン演出による暗転表示の際に、UI部UI3が非表示とされる様子が示されている。また、この演出例では、ステチェン演出による暗転表示の際に、準備中画像RDYが非表示とされる様子も示されている。また、暗転表示中に準備中画像RDYが終了してミニゲームやタイマ予告演出が開始されていてもよい。
図71(b3)では、ステチェン演出が終了した様子が示されている。この演出例では、ステチェン演出の終了後は、ステチェン演出が開始する前と同じ表示が行われている。すなわち、モード移行もステージチェンジも行われない偽のステチェン演出であったことが示されている。
図72は、本実施形態に適用可能なボタン予告演出の一例を段階的に示す図である。
図72(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図72(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該変動予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図72(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。また、図72(a)に示すUI部UI3は、金色で表示された予告表示態様とされている。また、図72(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。この演出例では、剣豪リーチの実行中においてもUI部UI3が表示されている例を示している。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、ステージ名表示部ST1、受付回数表示850及びストックボタン画像852のいずれも消去されており、背景表示も剣豪リーチの背景表示とされている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面上部において特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されているが、殿様のキャラクタは表示されていない。また、背景表示も剣豪リーチの背景表示とされている。
また、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図72(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、合体アニメーションが開始されており、表示画面の左右上方から一対の半透明ボタン画像136qが表示されており、互いに近接しながら中央に向かって移動している。なお、合体アニメーションの表示中は演出ボタン136の操作はまだ受け付けられていない状態である。
図72(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qが近接して合体が完了する直前の様子が示されている。図72(c)に示す演出例では、一対の半透明ボタン画像136qが近接すると、エフェクトEF6により、一対の半透明ボタン画像136qの少なくとも一部にオーバーラップし、オーバーラップしていない状態よりも半透明ボタン画像136qを視認困難としている。そのため、合体アニメーションに成功するか否かについて遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。また、図72(c)では、UI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトしている様子が示されている。なお、UI部UI3がフレームアウトした後でエフェクトEF6が表示されてもよいし、UI部UI3がフレームアウトする前にエフェクトEF6が表示されてもよいし、UI部UI3がフレームアウトするタイミングでエフェクトEF6が表示されてもよい。
図72(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、合体アニメーションが成功し、デカボタン画像136aLが実体化してボタン予告演出が開始され、また、残時間メータMTも表示されて操作受付状態が開始された様子が示されている。このように、この演出例では、少なくともボタン画像136a(デカボタン画像136aL)によるボタン予告演出が行われている期間ではUI部UI3が非表示とされる例が示されている。
図73は、本実施形態に適用可能な演出の一例を段階的に示す図である。
図73(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図73(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図73(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。また、図73(a1)に示すタイミングでは、第1特図表示装置212がハズレ図柄で停止表示しており、第1装飾図柄表示装置208Lでは「装飾3−装飾5−装飾6」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示している。また、特図1第4図柄284a1もハズレの表示態様で点灯している。なお、図71(a1)に示すUI部UI3は、赤色で表示された予告表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図64(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図73(a2)では、引き続き図柄の停止表示中の様子が示されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、変動アイコンh0が消去されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図73(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の全部を覆うUI部ワイプ表示部WP4が表示され、バイクに乗った殿様のキャラクタがUI部ワイプ表示部WP4の左側からフレームインし、図73(a3)〜同図(a5)に示すように、右端に向けて疾走する様子が示されている。すなわち、この演出例では、UI部UI3の表示態様を予告表示態様からデフォルトの表示態様に戻すためにUI部ワイプ表示部WP4を表示し、このUI部ワイプ表示部WP4で演出表示を行うことで、UI部UI3における表示態様の変化を自然に行うことができる場合がある。なお、例えば、スーパーリーチ演出でハズレて表示を元の表示に戻す際に表示画面全体をワイプ表示部で被覆してこのワイプ表示部で演出表示を行うようにしてもよい。
図73(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部ワイプ表示部WP4における殿様のキャラクタによる演出が終了し、UI部ワイプ表示部WP4が消去された様子が示されている。UI部ワイプ表示部WP4が消去されてUI部UI3が表示されると、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、対応する台座上に移動する。なお、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」の表示が行われており、UI部ワイプ表示部WP4の表示の前後で説明表示が変化している。
なお、この演出例において、準備中画像RDYが表示されている状態ではUI部ワイプ表示部WP4の表示が行われないようにしてもよいし、行われるようにしてもよい。準備中画像RDYが表示されている状態でUI部ワイプ表示部WP4の表示が行われる場合には、その間は準備中画像RDYは非表示とされ、その結果、いつの間にか準備中画像RDYの表示が終了してミニゲームやタイマ予告演出が開始されてもよい。
図73(b1)〜同図(b4)は、チュートリアル表示部TT1における表示の一例を示している。
図73(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図73(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、金色に表示されており、当該変動予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、家紋役物224Eも変動アイコンh0の表示色に合わせて金色に発光している。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図73(b1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、図73(b1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図73(b1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図73(b2)〜同図(b4)に示す第2装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1において、剣豪のキャラクタが下方からスクロールインし、頭頂部から足元まで視線を連続的に動かす態様で剣豪のキャラクタをスクロール表示している様子が示されている。また、図73(b4)に示すように、剣豪のキャラクタの足元まで表示された後は、足元から頭頂部まで視線を連続的に動かす態様で剣豪のキャラクタがスクロール表示される。すなわち、剣豪のキャラクタの頭頂部と足元の間の連続的なスクロール表示が往復する態様で表示される。この演出例では、チュートリアル表示部TT1において、キャラクタの一部を連続的にスクロールしながら表示することでキャラクタの全体を表示する例について示されている。
この演出例は、例えば、説明表示が再開されない状態や、保留アイコンだけ非表示にする状態(UI部UI3は表示されている状態)の場合に、UI部UI3のある部分を用いて或る表示を行う例について示されているということができる。
図74は、本実施形態に適用可能な演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図74に示す演出例を適用可能なパチンコ機100は、例えば、1つの始動口につき第1特図始動口と第2特図始動口とに振り分けることができ、通常の遊技状態において図柄変動表示を8つ保留することが可能な、いわゆるMAX8機(8保入順機という場合もある)が挙げられる。ここでは、MAX8機を例に挙げて説明する。
図74(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、8つの保留アイコンが表示可能に台座が千鳥配置にて前後に4つずつ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図74(a1)に示すタイミングでは、特図1及び特図2の変動表示が合計7つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、7つの保留アイコンh1〜h7が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h7は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図74(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」が表示されており説明表示が行われている。なお、この演出例において、装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図74(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図74(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。第2保留数表示によれば、図74(a1)に示すタイミングでは、特図1が4つ保留されており、特図2が3つ保留されていることが報知されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図74(a2)では、第2特図始動口に遊技球が入賞して特図1及び特図2の保留が合計で8個になった様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、8つ目の保留アイコンh8を表示させる際に、すでに表示中の1つ目の保留アイコンh1〜7つ目の保留アイコンh7及び変動アイコンh0の表示態様をデフォルトの表示態様から爺の顔を模した爺の表示態様に変化している様子が示されている。また、UI部UI3もデフォルトの表示態様から、金色で表示された特別表示態様に変化している。また、スピーカ120からは、「ポン」という音声が出力され、保留が満タンとなったことが報知される。この演出例では、保留満タンとなった場合に、UI部UI3と、変動アイコンh0と保留アイコンh1〜h8を一斉に変化させる演出例について示されている。なお、この演出例において、爺の表示態様が示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示の回数を報知するようにしてもよい。
図74(b1)では、剣豪リーチが行われている様子が示されている。図74(b1)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、第2保留数表示が表示されており、第2保留数表示によれば、図74(b1)に示すタイミングでは、特図1が4つ保留されており、特図2が3つ保留されていることが報知されている。
図74(b2)では、第2特図始動口に遊技球が入賞して特図1及び特図2の保留が合計で8個になった様子が示されている。具体的には、第3装飾図柄表示装置208Nにおける第2保留数表示では、特図1が4つ保留されており、特図2が4つ保留されていることが報知され、また、スピーカ120からは、「ポン」という音声が出力され、保留が満タンとなったことが報知される。
図74(b3)では、スーパーリーチでハズレとなり、剣豪リーチの演出が終了して城下町ステージの表示に戻った様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチの演出が終了して城下町ステージに戻ると、「装飾4−装飾5−装飾4」のハズレの装飾図柄の組み合わせが表示されて揺れ変動による仮停止表示が行われる。また、剣豪リーチの演出の実行中に保留満タンとなったので、UI部UI3をデフォルトの表示態様から金色で表示された特別表示態様に変化し、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h8の全部がデフォルトの表示態様から爺の表示態様に変化している。この演出例では、スーパーリーチによりUI部UI3が非表示とされている間に保留満タンとなった場合には、UI部UI3が再表示された際にUI部UI3、変動アイコン及び保留アイコンの表示態様を変化させる演出例について示されている。
図74(c1)〜同図(c4)は、図74(b1)〜同図(b3)に示す演出例の別の態様について説明する図である。なお、図74(c1)〜同図(c2)に示す演出は、図74(b1)〜同図(b2)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図74(c3)では、スーパーリーチでハズレとなり、剣豪リーチの演出が終了して城下町ステージの表示に戻った様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチの演出が終了して城下町ステージに戻ると、「装飾4−装飾5−装飾4」のハズレの装飾図柄の組み合わせが表示されて揺れ変動による仮停止表示が行われる。また、この演出例では、剣豪リーチの演出の実行中に保留満タンとなったが、UI部UI3、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h8の表示態様の変化を行わず、保留満タンとなった旨を示す「MAX」の文字が変動アイコンh0の上部に表示される。その後、UI部UI3、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h8の表示態様が変化しない状態で図柄が確定表示される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図74(c4)に示すように、UI部UI3がデフォルトの表示態様から金色で表示された特別表示態様に変化し、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h8の全部がデフォルトの表示態様から爺の表示態様に変化する。その後、保留アイコンh1〜h8がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh1の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh2〜第8の保留アイコンh8の表示位置にあった保留アイコンがそれぞれ第1の保留アイコンh1〜第7の保留アイコンh7となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図74(c4)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」が表示され、説明表示が行われている。
図75は、本実施形態に適用可能な演出の別の例を段階的に示す図である。
図75(a1)〜同図(a3)及び図75(b1)〜同図(b2)に示す演出例では、UI部UI4が変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域とチュートリアル表示部TT4とステージ名表示部ST2とが一体となって第1装飾図柄表示装置208Lの下部に表示されている。なお、この演出例においても、スーパーリーチとなった場合は、UI部は第1装飾図柄表示装置208Lの下方にフレームアウトするようにしているが、スーパーリーチとなってもフレームアウトせずに表示したままであってもよい。なお、予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示部TT4やステージ名表示部ST2における説明表示が消去される。また、この演出例では、チュートリアル表示部TT4やステージ名表示部ST2において準備中画像を表示することができる。
図75(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部に方形状の枠で囲まれたUI部UI4が配置されている。図75(a1)に示されるUI部UI4は、その中央に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。また、UI部UI4の中央上部には、変動アイコン表示領域が形成されており、UI部UI4が構成する枠上に載置される態様で変動アイコンが表示されている。なお、図75(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT4が配置されており、保留アイコン表示領域の左側には、ステージ名表示部ST2が配置されている。チュートリアル表示部TT4及びステージ名表示部ST2の機能構成は、上述したチュートリアル表示部TT1及びステージ名表示部ST1と同様であるので、ここでの説明は省略する。なお、図75(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されており、また、ステージ名表示部ST2では、「城下町ステージ」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Fと将軍役物224Fbとが配置されている。
図75(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT4に表示されていた説明表示から第1準備中画像RDY1に切り換えられた様子が示されている。第1準備中画像RDY1は、背景色が緑色とされておりデフォルトの表示態様となっている。
図75(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ステージ名表示部ST2に表示されていたステージ名の表示から第4準備中画像RDY4に切り換えられた様子が示されている。第4準備中画像RDY4は、背景色が緑色とされておりデフォルトの表示態様となっている。このように、この演出例では、複数の説明表示部分のそれぞれにおいて準備中画像を表示する例について示されている。
図75(b1)〜同図(b2)は、図75(a1)に続く別の演出例について示す図である。なお、図75(b1)に示す演出は、図75(a2)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図75(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ステージ名表示部ST2に表示されていたステージ名の表示を引き続き行いながら、第4準備中画像RDY4をステージ名表示部ST2の表示枠よりも上方にずらした位置に表示している様子が示されている。すなわち、準備中画像が説明表示が表示されている領域の一部にオーバーラップしている様子が示されている。なお、このような表示態様をチュートリアル表示部TT4において適用することも可能である。
また、図75(c1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側に爺のキャラクタGY1とともに、第3チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT3が表示されている。爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図75(c1)に示されるタイミングでは、チビ姫のキャラクタCH1によるセリフ表示に呼応して、吹き出し部TT3には「ここじゃ」というセリフ表示がなされており、会話予告が継続している。ここで、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3は、第1装飾図柄によってオーバーラップされているが、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3が、第1装飾図柄にオーバーラップするようにしてもよい。また、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3が、第1装飾図柄にオーバーラップしない位置に配置されてもよい。また、爺のキャラクタGY1と吹き出し部TT3とが同じタイミングで表示されてもよいし、爺のキャラクタGY1が表示された後で吹き出し部TT3が表示されてもよいし、吹き出し部TT3が表示された後で爺のキャラクタGY1が表示されてもよい。また、チビ姫のキャラクタCH1及び爺のキャラクタGY1による会話予告は、演出ボタン136の操作により行われるようにしてもよい。また、チュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。なお、チュートリアル表示部TT1が非表示となるタイミングは、爺のキャラクタGY1が表示された後のタイミングであってもしてもよいし、爺のキャラクタGY1が表示されるよりも前のタイミングであってもよい。また、チュートリアル表示部TT1の説明表示が消去されるタイミングと、爺のキャラクタGY1が表示されるタイミングとが同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、複数本の矢は、第2装飾図柄表示装置208Mの右辺に刺さるように表示されている。
その後、図75(c2)に示すように、家紋役物224Eが初期位置から上昇し、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側にオーバーラップしている様子が示されている。より具体的には、家紋役物224Eは、移動後、保留表示枠FL1を完全に覆うとともに、第1の保留アイコンh11の一部と、チュートリアル表示部TT1の一部と、吹き出し部TT2の一部をそれぞれ覆っている。
その後、図75(c3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の拡張アニメーション(拡張アニメ)が行われて保留表示枠FL1が上方に拡張し、家紋役物224Eよりも上方に表れている様子が示されている。すなわち、保留表示枠FL1が家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が表れているということができる。また、拡張後の保留表示枠FL1は、吹き出し部TT2と重なり、吹き出し部TT2にオーバーラップするが、吹き出し部TT3とは重ならず、オーバーラップしていない。すなわち、この演出例では、後から表示されるセリフ予告(吹き出し部TT3)には保留表示枠FL1が拡張してもオーバーラップしない場合がある。このように、拡張後の保留表示枠FL1の表示態様を拡張表示態様という場合がある。なお、この演出例では、拡張前の保留表示枠FL1と拡張後の保留表示枠FL1の図を表しているが、拡張アニメは、保留表示枠FL1が段階的に拡張するものも含まれる。
その後、図75(c4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の上部において、忍者のキャラクタNJ1が表れる様子が示されている。なお、忍者のキャラクタNJ1は、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされており、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされていない場合よりも視認困難とされている。
図75(c5)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、チュートリアル表示部TT1に向かって移動している。
その後、図75(c6)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、チュートリアル表示部TT1と重なり、チュートリアル表示部TT1の一部が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、チュートリアル表示部TT1の一部を視認困難としている。これにより、チュートリアル表示部TT1に予告表示が行われて大当りへの信頼度が高くなるかもしれないという期待感を遊技者に持たせることができる場合がある。
すると、図75(c7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示され、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。この準備中画像RDYは、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。なお、この演出において、準備中画像RDYに換えて、タイマ予告表示が表示されてタイマ予告演出が開始されてもよいし、ミニゲームが開始されてもよいし、予告表示が行われてもよい。
図76は、保留表示枠の拡張演出の一例について段階的に示す図である。
図76(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI2が配置されている。この演出例におけるUI部UI2は、左側に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、それぞれ保留表示枠を構成し、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。図76(a1)に示されるタイミングでは、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンが各枠内に収容されており、第1の保留アイコンh11〜第4の保留アイコンh14のうちの第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様(例えば、青色で点灯する表示態様)であり、その他の保留アイコンは、デフォルトの表示態様とされている。また、第1の保留アイコンh11が収容されている枠の上方には、変動アイコン表示領域が形成されており、図柄変動表示中では、この変動アイコン表示領域に変動アイコンh0が表示される。ここで、変動アイコンh0が表示されている領域についてもUI部UI2に含まれるものとしてもよい。また、保留アイコン表示領域の右側には、チュートリアル表示部TT7が配置されている。図76(a1)に示されるタイミングでは、チュートリアル表示部TT7には、準備中画像RDYが表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11〜第4の保留アイコンh14のいずれも、装飾図柄にオーバーラップしていない。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。なお、この演出例では、ステージ名表示部ST1、受付回数表示850及びストックボタン画像852のいずれも表示されていない。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面上部において特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されているが、殿様のキャラクタは表示されていない。また、背景表示も剣豪リーチの背景表示とされている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。なお、図76(a1)に示されるタイミングでは、家紋役物224Eは、第2の保留アイコンh12の表示色に合わせて、青色に発光している。
その後、図76(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が拡大して表示されている様子が示されている。保留アイコン表示領域の拡大表示は、例えば、徐々に拡大するアニメーション表示等により行うことができる。図76(a2)に示されるタイミングでは、先読み予告の表示態様である、第2の保留アイコンh12が収容されている保留表示枠が表示画面の中央で拡大表示されている。すなわち、この演出例では、第2の保留アイコンh12が収容されている保留表示枠が拡張した態様で表示されているということができる。また、この演出例では、チュートリアル表示部TT7は、保留表示枠の拡大表示により表示画面外となってしまうが、チュートリアル表示部TT7において表示されていた準備中画像RDYは、表示位置を変更せず、チュートリアル表示部TT7とは分離されて表示画面の右下部分に表示される。なお、このとき、準備中画像RDYが保留表示枠や保留アイコンの一部にオーバーラップするようにしてもよい。なお、図76(a2)に示されるタイミングでは、第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nにおいて変動表示している。
その後、図76(a3)に示されるタイミングになると、青色で発光していた家紋役物224Eの発光色が緑色に変化する。すなわち、第2の保留アイコンh12の表示色が青色から緑色に変化することを予告しているということができる。
その後、図76(a4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、拡大表示された第2の保留アイコンh12の表示色が青色から緑色に変更されている。これにより、遊技者は、第2の保留アイコンh12に対応する保留にかかる図柄変動表示に対する大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
その後、図76(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が縮小してデフォルトの表示態様に戻る。保留アイコン表示領域の縮小表示は、例えば、徐々に縮小するアニメーション表示等により行うことができる。この演出例では、このようにして保留表示枠を拡張し、拡張した保留表示枠で保留アイコンの表示態様の変更演出を行うことができる。また、この演出例では、保留アイコン表示領域の縮小表示により出現するチュートリアル表示部TT7に準備中画像RDYが収容される態様で表示されるようになる。
図76(b1)〜同図(b2)は、図76(a1)〜同図(a5)に示す演出例の別の形態について示されている。なお、図76(b1)に示す演出は、図76(a1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図76(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図76(a2)に示して上述した要領で保留アイコン表示領域が拡大して表示されている様子が示されている。このとき、保留アイコン表示領域は、表示画面の下方に表示されており、拡大表示された保留アイコンとともに準備中画像RDYによってオーバーラップされている。また、図76(b2)に示す演出例では、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図76(b1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、サブウィンドウWP3における表示では、UI部UI2は非表示とされているが、表示されていてもよい。また、このサブウィンドウWP3は、拡大表示された保留アイコン表示領域の一部にオーバーラップしている。このように、この演出例では、或る演出が実行される前の背景において図柄変動表示の状況を把握することができる場合がある。
続いて、図77〜図79を参照しながら球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について説明する。ここで、図77は、球抜きエラー表示の表示例について示す図であり、図78は、球抜きエラー表示の表示例について示す図であり、図79は、球抜きエラー表示の表示例について示す図である。なお、球抜きエラーの警告表示(以下、「球抜きエラー表示」という。)の表示位置は、一定の場所とされているが、いずれの位置を表示位置とするかは、適宜に設定可能である。以下の説明では、球抜きエラー表示の表示位置のバリエーションも含めて表示例を以下に示す。なお、この球抜きエラー表示は、球抜ボタン130が操作されて下皿満タン状態が解消されて球抜きエラーが解消された場合に消去されるようになっている。また、以下に示す演出例では、球抜きエラー表示の表示例について示すものであるが、例えば、前面枠扉106が開放されたときに発生する扉開放エラー等にも適用可能である。また、球抜きエラー表示を行っているときに、エラー音を併せて出力してもよいし、出力しないようにしてもよい。
図77(a1)〜同図(a2)に示す演出例は、例えば、図46(c)〜同図(d)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図77(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖状態とされたチュートリアル表示部TT1の一部にオーバーラップして球抜きエラー表示ERR1が表示されている様子が示されている。球抜きエラー表示ERR1では、「球を抜いてください」の表示が行われ、下皿に貯留されている遊技球を輩出して下皿満タン状態を解消させることを促している。
そして、図77(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像が開放されて準備中画像RDYが表示されたチュートリアル表示部TT1に球抜きエラー表示ERR1の一部がオーバーラップして表示されている様子が示されている。これにより、球抜き表示を見ることで準備中画像RDYに気づくことができるようになる場合がある。また、準備中画像RDYを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1と準備中画像RDYを同時に見て、準備中画像RDYの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図77(b1)〜同図(b2)に示す演出例は、例えば、図48(c1)〜同図(c2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図77(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、残時間表示メータMT4に球抜きエラー表示ERR1の一部がオーバーラップしている様子が示されている。すなわち、この演出例では、複数の表示で構成されるタイマ予告のうちの一の表示が球抜きエラー表示ERR1によりオーバーラップされているということができる。
その後、図77(b2)に示すように、タイマ表示の残時間が少なくなるに応じて残時間表示メータMT4が短くなると、球抜きエラー表示ERR1によるオーバーラップ状態が解消されれ、残時間表示メータMT4が視認容易な状態となる。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることで残時間表示メータMT4に気づくことができるようになる場合がある。また、残時間表示メータMT4を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1と残時間メータMT4を同時に見て、残時間メータMT4の表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図77(c1)〜同図(c2)に示す演出例は、例えば、図49(b4)〜同図(b5)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図77(c1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1が敵役の剣豪のキャラクタにオーバーラップしているが、合体アニメーションに係る半透明ボタン画像136qにはオーバーラップしていない様子が示されている。なお、このときに、球抜きエラー表示ERR1が合体アニメーション中の半透明ボタン画像136qにオーバーラップしてもよい。
その後、図77(c2)に示すように、半透明ボタン画像139qが近接すると、球抜きエラー表示ERR1の一部がオーバーラップするようになる。これにより、球抜き表示を見ることで合体アニメーションに気づくことができるようになる場合がある。また、合体アニメーションを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1と合体アニメーションを同時に見て、合体アニメーションの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図77(d1)〜同図(d2)に示す演出例は、例えば、図56(f)〜同図(g)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図77(d1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1の一部が装飾図柄の右図柄と残時間メータMTにオーバーラップするように表示されているが、チュートリアル表示部TT1を含むUI部UI3にはオーバーラップされていない。
その後、図77(d2)に示すように、チュートリアル表示部TT1において準備中画像RDYが再び表示され、2回目のタイマ予告演出が開始されることが報知されるが、準備中画像RDYの再表示時には、1回目の準備中画像RDYが表示されたときと比べて拡大して表示される。そのため、今までチュートリアル表示部TT1にオーバーラップしていなかった球抜きエラー表示ERR1の一部によって準備中画像RDYがオーバーラップされるようになる。これにより、球抜き表示を見ることで拡大された準備中画像RDYに気づくことができるようになる場合がある。また、準備中画像RDYを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1と拡大された準備中画像RDYを同時に見て、準備中画像RDYの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図77(e1)〜同図(e2)に示す演出例は、例えば、図57(a5)〜同図(a6)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図77(e1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1の一部が剣豪のキャラクタが描かれた領域に一部がオーバーラップしているが、殿様のキャラクタが描かれた領域にはオーバーラップしていない。
その後、図77(e2)に示すように、遊技者による演出ボタン136の長押し操作が行われた結果、上方に配置された殿様のキャラクタが描かれた領域が拡大し、すると、当該殿様のキャラクタが描かれた領域に球抜きエラー表示ERR1の一部がオーバーラップするようになる。これにより、球抜き表示を見ること殿様のキャラクタと敵役の剣豪のキャラクタとの優劣に気づくことができるようになる場合がある。また、殿様のキャラクタと敵役の剣豪のキャラクタとの優劣を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び殿様のキャラクタと敵役の剣豪のキャラクタとの優劣を同時に見て、殿様のキャラクタと敵役の剣豪のキャラクタとの優劣の表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図77(f1)〜同図(f2)に示す演出例は、例えば、図59(e)〜同図(f)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図77(f1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1の一部が第2準備中画像RDY2にオーバーラップしている様子が示されている。一方、「Go」の文字が表示された表示領域(第1準備中画像RDYが表示されていた表示領域)にはオーバーラップしていない。
その後、図77(f2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「Go」の文字がその表示領域とともに消去され、第2準備中画像RDY2が下方にスライド移動し、チュートリアル表示部TT1の位置まで移動する準備中画像移動アニメが行われている。また、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが完了したことに応じた予告演出(先行開始予告演出)が開始し、忍者のキャラクタNJ4が出現している様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1と第2準備中画像RDY2とのオーバーラップ状態は解消されている。一方、球抜きエラー表示ERR1の一部が忍者のキャラクタNJ4にオーバーラップしている。また、忍者のキャラクタNJ4に球抜きエラー表示ERR1がオーバーラップしなくてもよい。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ること第2準備中画像RDY2や忍者のキャラクタNJ4の表示に気づくことができるようになる場合がある。また、第2準備中画像RDY2や忍者のキャラクタNJ4を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び第2準備中画像RDY2や忍者のキャラクタNJ4を同時に見て、第2準備中画像RDY2や忍者のキャラクタNJ4の表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図78(a1)〜同図(a2)に示す演出例は、例えば、図62(a3)〜同図(a4)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図78(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1がルーレット盤RRの左側に表示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図78(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に第1準備中画像RDY1が姫のキャラクタHMEがその右上部分に付加されて表示され、表示画面の左上には、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示され、第3準備中画像RDY3の下方にチビ姫のキャラクタCHMがそれぞれ表示される。このとき、球抜きエラー表示ERR1の一部がチビ姫のキャラクタCHMにオーバーラップされている。すなわち、この演出例では、複数の準備中画像のうちの一部について球抜きエラー表示ERR1の少なくとも一部がオーバーラップしている様子が示されているということができる。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることで複数の準備中画像(キャラクタを含む)のうちの少なくともいずれかの表示に気づくことができるようになる場合がある。また、複数の準備中画像を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び複数の準備中画像を同時に見て、準備中画像の表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図78(b1)〜同図(b2)に示す演出例は、例えば、図62(b1)〜同図(b2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図78(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1がルーレット盤RRの左側に表示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図78(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示される。すなわち、爺のキャラクタGIIに対応した位置に爺のキャラクタGIIを登場するとともに、爺のキャラクタGIIに伴って出現する準備中画像も、爺のキャラクタGIIに隣接する位置に表示される。この場合は、図78(a2)に示す演出例とは異なり、或る演出に対応する準備中画像(チビ姫のキャラクタCHM)が表示されていないので、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
図78(c1)〜同図(c2)に示す演出例は、例えば、図64(b)〜同図(e)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図78(c1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図64(b)に示す演出において、球抜きエラー表示ERR1が左側予告表示領域CULの略中央に表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図78(c2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図64(e)に示す演出において、チュートリアル表示部TT1に表示されていた準備中画像RDYに基づいて実行されるミニゲームに成功した結果、左側予告表示領域CULにおいてチャンスアップカットイン画像WCIが表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1の一部が、このチャンスアップカットイン画像WCIにオーバーラップしている様子が示されている。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることでチャンスアップカットイン画像WCIの表示に気づくことができるようになる場合がある。また、チャンスアップカットイン画像WCIを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及びチャンスアップカットイン画像WCIを同時に見て、チャンスアップカットイン画像WCIの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図78(d1)〜同図(d2)に示す演出例は、例えば、図66(b1)〜同図(b2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図78(d1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図66(b1)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1がチュートリアル表示部TT1の上方に表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図78(d2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、上述した追っかけ演出が開始されている。追っかけ演出が開始されると、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図78(d2)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、第1準備中画像RDY1と第3準備中画像RDY3は、表示位置を変更せず引き続き表示されている。なお、この場合、サブウィンドウWP3には、2つの準備中画像RDY1,RDY3のうちの、チュートリアル表示部TT1に表示された第1準備中画像RDY1のみがサブウィンドウWP3に表示され、第3準備中画像RDY3はサブウィンドウWP3においては表示されていない。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、サブウィンドウWP3に表示されず、表示位置を変更せず引き続き表示される。なお、このとき、球抜きエラー表示ERR1の少なくとも一部がサブウィンドウWP3にオーバーラップされてもよい。
図78(e1)〜同図(e2)に示す演出例は、例えば、図66(d1)〜同図(d2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図78(e1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図66(d1)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1が表示画面の右上隅部に表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図78(e2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、背景表示が約3/4に縮小されるとともに、縮小された背景画像が反時計方向に約10度傾くシェイクビジョン演出が行われている様子が示されている。この場合、チュートリアル表示部TT1において表示されていた準備中画像RDYは、表示態様も表示位置も変化しないで表示状態が維持されている。すなわち、準備中画像RDYは、背景表示とともに表示が傾くことはしない様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、シェイクビジョン演出が行われている場合でも表示位置は変更されず、また、傾斜もせず、表示状態が維持される。このとき、背景画像が傾斜することにより、余白部分が黒色で表される。そして、球抜きエラー表示ERR1の一部がこの余白部分に重なっており、例えば、球抜きエラー表示ERR1が黒色の文字で表示されている場合には、余白部分の色と同化され、一部が視認困難となる場合がある。
図78(f1)〜同図(f2)に示す演出例は、例えば、図67(a1)〜同図(a2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図78(f1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図67(a1)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1がチュートリアル表示部TT1の上方に表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図78(f2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の下方から第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、UI部UI3を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、UI部UI3がせりあがったことにより、チュートリアル表示部TT1に少なくとも一部がオーバーラップしている。すなわち、UI部UI3の表示領域が拡大したことにより、球抜きエラー表示ERR1がUI部UI3にオーバーラップするようになる。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることで第1ステップアップ表示部SUAにおける演出の発生に気づくことができるようになる場合がある。また、UI部UI3がせりあがるのを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び第1ステップアップ表示部SUAにおける演出を同時に見て、第1ステップアップ表示部SUAの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図79(a1)〜同図(a2)に示す演出例は、例えば、図69(d)〜同図(e)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図79(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図69(d)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1の一部がチュートリアル表示部TT1の上部にオーバーラップされている様子が示されている。すなわち、この演出例では、UI部UI3がUI部FOアニメによってフレームアウトする前では、球抜きエラー表示ERR1がUI部UI3にオーバーラップする様子が示されている。
その後、図79(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトしている様子が示されている。この演出例では、UI部FOアニメによりUI部UI3が下方にフレームアウトする途中で球抜きエラー表示ERR1のUI部UI3へのオーバーラップ状態が解消されている様子が示されている。
図79(b1)〜同図(b2)に示す演出例は、例えば、図73(a3)〜同図(a5)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図79(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図73(a3)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1の一部がUI部ワイプ表示部WP4にオーバーラップしている様子が示されている。なお、このときは、UI部ワイプ表示部WP4に表示されているバイクに乗った殿様のキャラクタにはオーバーラップしていない。
その後、図79(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、バイクに乗った殿様のキャラクタがUI部ワイプ表示部WP4の右端部まで移動している様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1の一部が、UI部ワイプ表示部WP3とともに、バイクに乗った殿様のキャラクタにオーバーラップしている。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることでUI部ワイプ表示部WP3における演出表示に気づくことができるようになる場合がある。また、UI部ワイプ表示部WP3における演出表示を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及びUI部ワイプ表示部WP3における演出表示を同時に見て、UI部ワイプ表示部WP3における演出表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図79(c1)〜同図(c2)に示す演出例は、例えば、図76(b1)〜同図(b2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図79(c1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図76(b1)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1が表示画面の右側に表示されており、一部が装飾図柄にオーバーラップしている様子が示されている。なお、他の表示に対してはオーバーラップしていない。
その後、図79(c2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が拡大して表示されている様子が示されている。このとき、保留アイコン表示領域は、表示画面の下方に表示されており、拡大表示された保留アイコンとともに準備中画像RDYによってオーバーラップされている。また、図79(c2)に示す演出例では、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図79(c1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、サブウィンドウWP3における表示では、UI部UI2は非表示とされている。また、このサブウィンドウWP3は、拡大表示された保留アイコン表示領域の一部にオーバーラップしている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、一部がサブウィンドウWP3にオーバーラップし、他の一部が保留アイコン表示領域にオーバーラップしている。なお、球抜きエラー表示ERR1は、サブウィンドウWP3には表示されておらず、表示位置が維持されている。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることで拡大表示された保留アイコン表示領域における保留アイコンの表示態様の変化演出に気づくことができるようになる場合がある。また、保留アイコン表示領域における保留アイコンの表示態様の変化演出を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び保留アイコン表示領域における保留アイコンの表示態様の変化演出を同時に見て、保留アイコン表示領域における保留アイコンの表示態様の変化演出が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図79(d1)〜同図(d3)に示す演出例は、球抜きエラー表示ERR1の表示態様のバリエーションについて示している。
図79(d1)に示す球抜きエラー表示ERR1は、「球を抜いてください」の表示が方形状の枠で囲まれた表示態様となっており、背景が透明とされている。そのため、球抜きエラー表示ERR1が表示された場合でも、球抜きエラー表示ERR1の表示を目立たせることができるとともに、球抜きエラー表示ERR1の背面側の表示の視認性の影響を小さくすることができる場合がある。
図79(d2)に示す球抜きエラー表示ERR1は、図79(d1)に示す球抜きエラー表示ERR1と同じ態様であるが、背景が不透明とされている。そのため、球抜きエラー表示ERR1が表示された場合に、球抜きエラー表示ERR1の視認性はよくなるが、球抜きエラー表示ERR1の背面側は視認困難とされる場合がある。
図79(d3)に示す球抜きエラー表示ERR1は、図79(d2)に示す球抜きエラー表示ERR1の別の表示態様であり、黒地の背景に「球を抜いてください」の表示を白抜きで表した態様とされている。
なお、以上説明した実施形態では、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置280M及び第3装飾図柄表示装置208Nの3つの装飾図柄表示装置を用いて説明したが、装飾図柄表示装置を1つだけ備えたパチンコ機100であっても適用可能であることはいうまでもない。また、装飾図柄表示装置が2つ設けられたパチンコ機に適用することもできるし、装飾図柄表示装置が4つ以上設けられたパチンコ機であっても適用することができる。
以上、本発明をパチンコ機(弾球遊技機)に適用させた例について詳細に説明したが、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、メダルや遊技球(パチンコ球)を使用する回胴遊技機(スロットマシン)にも適用可能である。すなわち、これまでに説明したパチンコ機100は、ぱちんこ(1種+1種)であるが、他のぱちんこ(例えば、1種、2種、3種、1種+2種等)でもよく、スロット等(パロット、じゃん球)でもよい。より具体的には、メダル(遊技媒体)を投入してスタートレバーを操作することでリールを回転させるとともに、内部抽選によって役を内部決定し、ストップボタンを操作することでリールを停止させたときに、図柄表示窓上に内部決定に応じて予め定められた図柄の組み合わせが表示されると役が成立し、メダルの払い出しを伴う役が成立した場合には、規定数のメダルを払い出すなど遊技者に特典が与えられるようした回胴遊技機(スロットマシン)であってもよい。あるいは、所定数の遊技球を封入球として封入し、前記封入球を遊技領域へ発射して遊技を行い、所定の進入領域に前記封入球が入賞したことに基づいて遊技者に所定の遊技価値を付与し、前記所定の進入領域に入賞した前記封入球または入賞しなかった前記封入球を再び前記遊技領域へ発射して循環使用可能な封入球式遊技台であってもよい。
このように、本発明は、様々な種類の遊技台に適用可能であり、例えば、後述する図266に示す封入式のパチンコ機や、図267に示すスロットマシンにも適用可能である。
以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示[例えば、図46(f)〜同図(g)に示す忍者のキャラクタNJ4による保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示[例えば、図46(h)に示す、赤色の表示態様の保留アイコン等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示[例えば、図46(d)に示す、準備中画像RDY等]であり、
前記第一の表示は、前記第二の表示に関連するキャラクタの表示であり、
前記第二の表示は、先読み予告の表示態様の保留アイコンの表示であり、
前記第三の表示は、或る予告表示[例えば、図46(o)〜同図(p)に示すミニゲームの表示等]の表示開始を待機していることを表す表示であり、
前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される場合があり[例えば、図46(f)〜同図(h)に示すように、忍者のキャラクタNJ4による保留変化事前演出表示が行われた後で第1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変化している等]、
第一の状態において前記第三の表示が開始される場合があり[例えば、図46(d)に示すように、保留アイコンh11,h12を表示するUI部UI3が表示されている状態において準備中画像RDYの表示が開始されている等]、
前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、第二の状態において表示が終了する場合があり[例えば、図46(d)〜同図(n)に示すように、UI部UI3が表示されている状態において表示が開始された準備中画像RDYが、UI部UI3が非表示とされている状態において表示が終了している等]、
前記第二の状態において前記第三の表示の表示が終了した後で、該第二の状態において前記或る予告表示の表示が開始される場合があり[例えば、図46(n)〜同図(o)に示すように、準備中画像RDYの表示が終了した後で、UI部UI3が非表示とされている状態でミニゲームの表示が開始されている等]、
前記或る予告表示が表示された後で、或る演出[例えば、図46(q)に示す鉄板画像TPの表示等]が開始される場合があり[例えば、図46(o)〜同図(q)に示すように、ミニゲームの表示結果が大成功となると、鉄板画像TPが表示される等]、
前記或る演出は、実行中の図柄変動表示に関する予告であり[例えば、図46(q)に示す鉄板画像TPは、大当り確定であることを報知する予告表示である等]、
前記第一の状態の後で前記第二の状態となる場合があり[例えば、図46(l)〜同図(m)に示すように、剣豪リーチに移行する場合には、表示されていたUI部UI3が非表示とされる等]、
前記第一の状態は、保留アイコンが表示可能な状態のうちの一の状態であり、
前記第二の状態は、保留アイコンが表示されない状態のうちの一の状態[例えば、剣豪リーチにおいてUI部UI3が非表示とされる状態等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台は表示手段には改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、予告表示よりも事前に表示される表示のうちの一つである第三の表示が保留アイコン以外の予告表示であることがわかりやすくなって当該変動に集中させて楽しませることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、初心者に対しては、準備中表示によって当該予告なのか先読み予告なのかドキドキさせて楽しませることができ、ある程度の経験者に対しては準備中表示が当該予告に関する表示だとわかりやすくなって期待のしどころを明確にさせることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、準備中表示の終了のタイミングによってどの予告が行われるかがわかりやすくなる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、第二の表示にのみ関連するキャラクタの表示であってもよいし、第二の表示以外の表示にも関連するキャラクタの表示であってもよい。また、第一の表示は、第二の表示に必ず関連するキャラクタの表示であってもよいし、第二の表示に関連しない場合があるキャラクタの表示であってもよい。
また、第一の状態において第三の表示のみが開始される場合があってもよいし、第一の状態において第三の表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第一の状態において第三の表示が必ず開始されてもよいし、第一の状態において第三の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第一の状態においてのみ第三の表示が開始される場合があってもよいし、第一の状態以外の状態においても第三の表示が開始される場合があってもよい。
また、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態においてのみ表示が終了する場合があってもよいし、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態以外の状態においても表示が終了する場合があってもよい。また、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態において必ず表示が終了しもよいし、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態において表示が終了しない場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示以外の表示の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示が必ず開始されてもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後でのみ、第二の状態において或る予告表示の表示が開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後以外にも、第二の状態において或る予告表示の表示が開始される場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態においてのみ或る予告表示の表示が開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態以外の状態においても或る予告表示の表示が開始される場合があってもよい。
また、或る予告表示が表示された後で、或る演出のみが開始される場合があってもよいし、或る予告表示が表示された後で、或る演出以外の演出も開始される場合があってもよい。また、或る予告表示が表示された後で、或る演出が必ず開始されてもよいし、或る予告表示が表示された後で、或る演出が開始されない場合があってもよい。
また、或る予告表示が表示された後でのみ、或る演出が開始される場合があってもよいし、或る予告表示が表示された後以外でも、或る演出が開始される場合があってもよい。
また、或る演出は、実行中の図柄変動表示にのみ関する予告であってもよいし、実行中の図柄変動表示以外の表示にも関する予告であってもよい。また、或る演出は、実行中の図柄変動表示に必ず関する予告であってもよいし、実行中の図柄変動表示に関しない予告である場合であってもよい。
また、第一の状態の後でのみ第二の状態となる場合があってもよいし、第一の状態以外の状態の後でも第二の状態となる場合があってもよい。また、第一の状態の後で必ず第二の状態となってもよいし、第一の状態の後で第二の状態とならない場合があってもよい。
また、第一の状態は、保留アイコンのみが表示可能な状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコン以外の表示も表示可能な状態のうちの一の状態であってもよい。また、第一の状態は、保留アイコンが必ず表示される状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコンが表示されない場合がある状態のうちの一の状態であってもよい。
また、第二の状態は、保留アイコンのみが表示されない状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコン以外の表示も表示されない状態のうちの一の状態であってもよい。また、第二の状態は、保留アイコンが必ず表示されない状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコンが表示される場合がある状態のうちの一の状態であってもよい。
なお、ここで、第一の表示は、保留アイコンの表示態様の変化演出に係るキャラクタの表示であってもよいし、常時表示されるキャラクタ(ナビキャラ)の校正におけるエフェクト表示であってもよい。
また、第二の表示は、デフォルトの表示態様の保留アイコンから先読み予告の表示態様の保留アイコンに変化する表示であってもよい。
また、第三の表示は、準備中の文字表示であってもよいし、キャラクタの表示であってもよいし、予告アイテムの表示であってもよいし、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの実行中の表示であってもよい。
また、或る予告表示は、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの実行中の表示であってもよいし、ミニゲームであってもよいし、予告演出であってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示[例えば、図46(a)に示すUI部UI3等]であり、
前記第六の表示は、少なくとも保留アイコンの背面に表示される画像の表示であり、
前記第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが表示可能に構成されており[例えば、保留アイコンはUI部UI3が表示されている状態で表示可能とされている等]、
前記第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが表示されないように構成されている[例えば、図46(m)に示すように、UI部UI3が非表示とされている状態では、保留アイコンは表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留アイコンを目立たせることができる場合がある。
ここで、第六の表示は、保留アイコンのみの背面に表示される画像の表示であってもよいし、保留アイコン以外の表示の背面にも表示される画像の表示であってもよい。また、第六の表示は、少なくとも保留アイコンの背面に必ず表示される画像の表示であってもよいし、少なくとも保留アイコンの背面に表示されない画像の表示の場合であってもよい。
また、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンのみが表示可能に構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態で保留アイコン以外の表示も表示可能に構成されていてもよい。また、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが必ず表示されるように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されている状態でのみ保留アイコンが表示可能に構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態以外の状態でも保留アイコンが表示可能に構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンのみが表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコン以外の表示も表示されないように構成されていてもよい。また、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが必ず表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが表示される場合があるように構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されていない状態でのみ保留アイコンが表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態以外の状態でも保留アイコンが表示されないように構成されていてもよい。
また、『 前記第一の状態において、前記第六の表示の少なくとも一部の表示が前記第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されており[例えば、図46(d)に示すように、準備中画像RDYはUI部UI3におけるチュートリアル表示部TT1に重ねて表示されている等]、
前記第一の状態における前記第三の表示の表示位置と前記第二の状態における該第三の表示の表示位置が同じ表示位置である[例えば、図46(d)に示す、準備中画像RDYの表示位置と、図46(m)に示す、準備中画像RDYの表示位置は同じである等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、普段目にすることが多い保留アイコン回りに第三の表示を表示することで、第三の表示が保留アイコンの表示態様の変化による先読み予告ではないことを強く印象付けるとともに、保留アイコンの表示態様の変化以外の予告が行われていることを気づかせるようにして見逃しを防止することができる場合がある。
ここで、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示にのみオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示以外の表示にもオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。また、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示に必ずオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示にオーバーラップされて表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示のみが第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示以外の表示も第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様[例えば、図46(a)に示す、青色で表示されたデフォルトの表示態様等]であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様[例えば、図46(e)に示す、金色の表示態様等]であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすい[例えば、図46(e)に示す、UI部UI3が金色の表示態様で表示された場合には、保留アイコンの表示態様が変化しやすく、したがって、先読みの対象である保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第六の表示は、第一の態様と第二の態様でのみ表示可能なものであってもよいし、第一の態様と第二の態様以外の態様でも表示可能なものであってもよい。また、第六の表示は、第一の態様と第二の態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の態様と第二の態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄のみが確定表示されやすくてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄以外の図柄も確定表示されやすくてもよい。また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が必ず確定表示されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合にのみ、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されるようにしてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合以外の場合にも、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されるようにしてもよい。
また、『 前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様[例えば、図46(a)に示す、青色で表示されたデフォルトの表示態様等]であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様[例えば、図46(e)に示す、金色の表示態様等]であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすい[例えば、図46(e)に示す、UI部UI3が金色の表示態様で表示された場合には、赤色の表示態様の保留アイコンが表示されやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第六の表示は、第一の態様と第二の態様でのみ表示可能なものであってもよいし、第一の態様と第二の態様以外の態様でも表示可能なものであってもよい。また、第六の表示は、第一の態様と第二の態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の態様と第二の態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示のみが開始されやすくてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示以外の表示表示も開始されやすくてもよい。また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示が必ず開始されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示が開始さない場合があってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合にのみ、第二の表示の表示が開始されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合以外の場合にも、第二の表示の表示が開始されやすくてもよい。
また、『 前記第一の表示の少なくとも一部が前記第六の表示にオーバーラップするように構成されている[例えば、図46(f)に示すように、忍者のキャラクタNJ4がUI部UI3にオーバーラップしている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第六の表示に着目すれば様々な情報を得ることができ、遊技をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示にのみオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示以外の表示にもオーバーラップするように構成されてもよい。また、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示に必ずオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示にオーバーラップしない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示の一部のみが第六の表示にオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の全部が第六の表示にオーバーラップするように構成されてもよい。
また、『 前記第一の表示と前記第六の表示がオーバーラップしないように構成されている[例えば、図61(b1)に示すように、忍者のキャラクタNJ4はUI部UI3にオーバーラップしていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第六の表示に着目すれば、一見、第三の表示が保留アイコンの変化表示に関する表示のように思えるが、そうではないことがわかる場合がある。
ここで、第一の表示と第六の表示のみがオーバーラップしないように構成されていてもよいし、第一の表示と第六の表示以外の表示もオーバーラップしないように構成されていてもよい。また、第一の表示と第六の表示が必ずオーバーラップしないように構成されていてもよいし、第一の表示と第六の表示がオーバーラップする場合があるように構成されていてもよい。
また、『 或るリーチ演出[例えば、図46(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)等]を実行可能に構成されており、
前記第一の状態は、前記或るリーチ演出の実行が開始される前の状態のうちの一の状態であり[例えば、図46(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)が開始される前の状態等]、
前記第二の状態は、前記或るリーチ演出が実行されている状態[例えば、図46(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)が実行されている状態等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、或るリーチ状態であるか否かに気付きやすくなる場合がある。
ここで、或るリーチ演出のみを実行可能に構成されてもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出も実行可能に構成されてもよい。また、或るリーチ演出を必ず実行するように構成されてもよいし、或るリーチ演出を実行しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の状態は、或るリーチ演出のみの実行が開始される前の状態のうちの一の状態であってもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出の実行が開始される前の状態のうちの一の状態であってもよい。また、第一の状態は、或るリーチ演出の実行が必ず開始される前の状態のうちの一の状態であってもよいし、或るリーチ演出の実行が開始されない状態のうちの一の状態であってもよい。
また、第二の状態は、或るリーチ演出のみが実行されている状態であってもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出が実行されている状態であってもよい。また、第二の状態は、或るリーチ演出が必ず実行されている状態であってもよいし、或るリーチ演出が実行されていない状態であってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示[例えば、図46(o)〜同図(p)に示すミニゲームの表示等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示[例えば、図46(q)に示す鉄板画像TPの表示等]であり、
前記或る予告表示は、前記或る演出が開始されることを予告する表示であり[例えば、図46(o)〜同図(p)に示すミニゲームにおいて、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さることで鉄板画像TPの表示を予告している等]、
前記或る予告表示として前記第四の表示が表示される場合があり、
前記或る演出として前記第五の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る予告表示は、或る演出が開始されることのみを予告するものであってもよいし、或る演出が開始されること以外のことも予告するものであってもよい。また、或る予告表示は、或る演出が開始されることを必ず予告するものであってもよいし、或る演出が開始されることを予告しない場合があるものであってもよい。
また、或る予告表示として第四の表示のみが表示される場合があってもよいし、或る予告表示として第四の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、或る予告表示として第四の表示が必ず表示されてもよいし、或る予告表示として第四の表示が表示されない場合があってもよい。
また、或る演出として第五の表示のみが表示される場合があってもよいし、或る演出として第五の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、或る演出として第五の表示が必ず表示されてもよいし、或る演出として第五の表示が表示されない場合があってもよい。
また、『 或る図柄変動表示において表示が開始された前記第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示される場合がある[例えば、図46(i)〜同図(j)に示すように、準備中画像RDYが複数の図柄変動表示に跨って表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第三の表示によって複数変動に跨って期待感を持たせることができ、またゴールもわかりやすいので、期待感を持たせる期間が明確になる場合がある。
ここで、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後でのみ継続して表示される場合があってもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後以外にも継続して表示される場合があってもよい。また、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後で必ず継続して表示されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示されない場合があってもよい。
また、『 或る図柄変動表示において表示が開始された前記第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去される[例えば、図46(f)〜同図(h)に示すように、忍者のキャラクタNJ4は、複数の図柄変動表示に跨って表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前にのみ消去されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前以外にも消去されてもよい。また、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に必ず消去されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去されない場合があってもよい。
また、『 前記第三の表示が表示される領域において、前記或る演出が実行される場合がある[例えば、図52(a4)に示すように、チュートリアル表示部TT1において「激熱」の文字からなる予告表示が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示が表示される領域において、或る演出のみが実行される場合があってもよいし、第三の表示が表示される領域において、或る演出以外の演出も実行される場合があってもよい。また、第三の表示が表示される領域において、或る演出が必ず実行されてもよいし、第三の表示が表示される領域において、或る演出が実行されない場合があってもよい。
また、第三の表示が表示される領域のみにおいて、或る演出が実行される場合があってもよいし、第三の表示が表示される領域以外の領域においても、或る演出が実行される場合があってもよい。
また、『 遊技者による操作が可能な操作手段[例えば、演出ボタン136等]を備え、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第七の表示[例えば、図49(b6)に示すデカボタン画像136aL等]であり、
前記第七の表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、
前記第七の表示は、前記第三の表示が開始された後で表示が開始される表示であり[例えば、図49(b1)〜同図(b6)に示すように、デカボタン画像136aLは準備中画像RDYが表示開始された後で表示開始されている等]、
前記第七の表示の表示中に前記操作手段が操作されると前記或る演出が開始され[例えば、図49(b6)に示すデカボタン画像136aLの表示中に演出ボタン136が操作されると鉄板画像TPが表示される等]、
前記第三の表示は、前記第七の表示の表示が開始される前に表示が終了する表示である[例えば、図49(b1)〜同図(b6)に示すように、準備中画像RDYは、デカボタン画像136aLが表示開始される前に表示が終了される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、操作手段は、遊技者のみによる操作が可能なものであってもよいし、遊技者以外の者による操作も可能なものであってもよい。また、操作手段は、遊技者により必ず操作されるものであってもよいし、遊技者により操作されない場合があるものであってもよい。
また、第七の表示は、操作手段の操作のみを促すものであってもよいし、操作手段の操作以外のものも促すものであってもよい。また、第七の表示は、操作手段の操作を必ず促すものであってもよいし、操作手段の操作を促さない場合があるものであってもよい。
また、第七の表示は、第三の表示が開始された後でのみ表示が開始されるものであってもよいし、第三の表示が開始された後以外でも表示が開始されるものであってもよい。また、第七の表示は、第三の表示が開始された後で必ず表示が開始されるものであってもよいし、第三の表示が開始された後で表示が開始されないものであってもよい。
また、第七の表示の表示中に操作手段が操作されると必ず或る演出が開始されてもよいし、第七の表示の表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されない場合があってもよい。また、第七の表示の表示中にのみ操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよいし、第七の表示の表示中以外にも操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよい。また、第七の表示のみの表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよいし、第七の表示以外の表示も表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよい。
また、第三の表示は、第七の表示の表示が開始される前にのみ表示が終了するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始される前以外にも表示が終了するものであってもよい。また、第三の表示は、第七の表示の表示が開始される前に必ず表示が終了するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始される前に表示が終了しない場合があるものであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第八の表示[例えば、図49(b4)〜同図(b5)に示す合体アニメーション等]であり、
前記第八の表示は、前記第七の表示の表示が開始されることを予告する表示であり[例えば、図49(b4)〜同図(b6)に示すように、合体アニメーションによりボタン予告演出の開始を予告している、すなわち、デカボタン画像136aLの表示を予告している等]、
前記第三の表示は、前記第八の表示の表示中に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第八の表示は、第七の表示の表示が開始されることのみを予告するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始されること以外のことも予告するものであってもよい。また、第八の表示は、第七の表示の表示が開始されることを必ず予告するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始されることを予告しない場合があるものであってもよい。
また、第三の表示は、第八の表示の表示中にのみ終了するものであってもよいし、第八の表示以外の表示の表示中にも終了するものであってもよい。また、第三の表示は、第八の表示の表示中に必ず終了するものであってもよいし、第八の表示の表示中に終了しない場合があるものであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第九の表示[例えば、図56(a)に示す変動アイコンh0等]であり、
前記第九の表示は、変動アイコンの表示であり、
前記第三の表示が二つ表示される場合があり[例えば、図59(a)に示すように、準備中画像RDY1,RDY2が2つ表示される場合がある等]、
二つの前記第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化し[例えば、図56(g)に示すように、準備中画像RDYが拡大して表示されている等]、
表示態様が変化した前記第三の表示が前記第九の表示にオーバーラップする[例えば、図56(g)に示すように、拡大表示された準備中画像RDYが変動アイコンh0にオーバーラップしている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、二つの第三の表示が表示されていることに気づきやすくなる場合がある。
ここで、第三の表示が二つのみ表示される場合があってもよいし、第三の表示が三つ以上表示される場合があってもよいし、第三の表示が一つだけ表示される場合があってもよい。
また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様のみが変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様以外のものの表示態様も変化してもよい。また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が必ず変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化しない場合があってもよい。
また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後でのみ他方の表示態様が変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後以外でも他方の表示態様が変化してもよい。
また、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示にのみオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示以外の表示にもオーバーラップしてもよい。また、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示に必ずオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示にオーバーラップしない場合があってもよい。
また、表示態様が変化した第三の表示のみが第九の表示にオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示以外の表示も第九の表示にオーバーラップしてもよい。
また、『 前記第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての該第三の表示の表示が終了する[例えば、図56(b)〜同図(k)に示すように、2つの準備中画像RDYは、同一の図柄変動表示において全て消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示のみが終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示以外の表示の表示も終了してもよい。また、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が必ず終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了しない場合があってもよい。
また、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示においてのみ全ての第三の表示の表示が終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示以外の図柄変動表示においても全ての第三の表示の表示が終了してもよい。また、第三の表示が二つ表示された場合にのみ、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合以外の場合も、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了してもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第十の表示[例えば、図46(a)に示す、チュートリアル表示部TT1に表示された「パンダは殿様の師匠」と表示された説明表示等]であり、
前記第十の表示は、説明表示であり、
前記第十の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり[例えば、図46(a)に示すように、説明表示はチュートリアル表示部TT1に表示される等]、
前記第三の表示は、前記第一の表示領域に表示される場合がある表示である[例えば、図46(d)に示すように、準備中画像RDYはチュートリアル表示部TT1に表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第十の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があるものであってもよい。
また、第三の表示は、第一の表示領域にのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があるものであってもよい。また、第三の表示は、第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示領域に表示されない場合があるものであってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示[保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)に係るキャラクタ、例えば、図46(f)〜同図(g)に示す忍者のキャラクタNJ4等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示[先読み予告の表示態様の保留アイコン、例えば、図46(h)に示す、赤色の表示態様の保留アイコン等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示[準備中表示、例えば、図46(d)に示す、準備中画像RDY等]であり、
前記第一の表示は、前記第二の表示に関連するキャラクタの表示であり、
前記第二の表示は、先読み予告の表示態様の保留アイコンの表示であり、
前記第三の表示は、或る予告表示[ミニゲームやタイマ予告、例えば、図46(o)〜同図(p)に示すミニゲームの表示や、図48(b3)〜同図(b4)に示すタイマ予告演出等]の表示開始を待機していることを表す表示であり、
前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される場合があるように構成されており[キャラクタによる保留変化事前演出表示が開始された後で、保留アイコンが先読み予告の表示態様で表示される、例えば、図46(f)〜同図(h)に示すように、忍者のキャラクタNJ4による保留変化事前演出表示が行われた後で第1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変化している等]、
第一の状態において前記第三の表示が開始される場合があるように構成されており[保留アイコンが表示されている状態において準備中表示の表示が開始される、例えば、図46(d)に示すように、保留アイコンh11,h12を表示するUI部UI3が表示されている状態において準備中画像RDYの表示が開始されている等]、
前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、第二の状態において表示が終了する場合があるように構成されており[保留アイコンが表示されている状態において表示開始された準備中表示が、保留アイコンが非表示の状態において表示が終了する、例えば、図46(d)〜同図(n)に示すように、UI部UI3が表示されている状態において表示が開始された準備中画像RDYが、UI部UI3が非表示とされている状態において表示が終了している等]、
前記第二の状態において前記第三の表示の表示が終了した後で、該第二の状態において前記或る予告表示の表示が開始される場合があるように構成されており[保留アイコンが非表示の状態において準備中表示の表示が終了した後で、ミニゲームやタイマ予告が開始される、例えば、図46(n)〜同図(o)に示すように、準備中画像RDYの表示が終了した後で、UI部UI3が非表示とされている状態でミニゲームの表示が開始されている、あるいは、図48(b1)〜同図(b4)に示すように、準備中画像RDYの表示が終了した後で、UI部UI3が非表示とされている状態でタイマ予告演出が開始されている等]、
前記或る予告表示が表示された後で、或る演出[当該予告、例えば、図46(q)に示す鉄板画像TPの表示や、図49(c4)に示すデカボタン136aLによるボタン予告演出等]が開始されるように構成されており[ミニゲームの表示結果が大成功となったりタイマ予告でカウントダウンが完了すると当該予告が開始される、例えば、図46(o)〜同図(q)に示すように、ミニゲームの表示結果が大成功となると、鉄板画像TPが表示される、図49(c1)〜同図(c4)に示すように、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了するとデカボタン136aLによるボタン予告演出が開始される等]、
前記或る演出は、実行中の図柄変動表示に関する予告であり、
前記第一の状態の後で前記第二の状態となる場合があるように構成されており[保留アイコンが表示可能な状態から保留アイコンが表示されない状態へ移行する場合がある、例えば、図46(l)〜同図(m)に示すように、剣豪リーチに移行する場合には、表示されていたUI部UI3が非表示とされ、保留アイコンが表示可能な状態から非表示の状態へ移行する等]、
前記第一の状態は、保留アイコンが表示可能な状態のうちの一の状態であり[例えば、剣豪リーチに移行する前のUI部UI3が表示されている状態等]、
前記第二の状態は、保留アイコンが表示されない状態のうちの一の状態である[例えば、剣豪リーチにおいてUI部UI3が非表示とされる状態等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台は表示手段には改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、予告表示よりも事前に表示される表示のうちの一つである第三の表示が保留アイコン以外の予告表示であることがわかりやすくなって当該変動に集中させて楽しませることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、初心者に対しては、準備中表示によって当該予告なのか先読み予告なのかドキドキさせて楽しませることができ、ある程度の経験者に対しては準備中表示が当該予告に関する表示だとわかりやすくなって期待のしどころを明確にさせることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、準備中表示の終了のタイミングによってどの予告が行われるかがわかりやすくなる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、第二の表示にのみ関連するキャラクタの表示であってもよいし、第二の表示以外の表示にも関連するキャラクタの表示であってもよい。また、第一の表示は、第二の表示に必ず関連するキャラクタの表示であってもよいし、第二の表示に関連しない場合があるキャラクタの表示であってもよい。
また、第一の状態において第三の表示のみが開始される場合があってもよいし、第一の状態において第三の表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第一の状態において第三の表示が必ず開始されてもよいし、第一の状態において第三の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第一の状態においてのみ第三の表示が開始される場合があってもよいし、第一の状態以外の状態においても第三の表示が開始される場合があってもよい。
また、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態においてのみ表示が終了する場合があってもよいし、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態以外の状態においても表示が終了する場合があってもよい。また、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態において必ず表示が終了しもよいし、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態において表示が終了しない場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示以外の表示の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示が必ず開始されてもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後でのみ、第二の状態において或る予告表示の表示が開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後以外にも、第二の状態において或る予告表示の表示が開始される場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態においてのみ或る予告表示の表示が開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態以外の状態においても或る予告表示の表示が開始される場合があってもよい。
また、或る予告表示が表示された後で、或る演出のみが開始される場合があってもよいし、或る予告表示が表示された後で、或る演出以外の演出も開始される場合があってもよい。また、或る予告表示が表示された後で、或る演出が必ず開始されてもよいし、或る予告表示が表示された後で、或る演出が開始されない場合があってもよい。
また、或る予告表示が表示された後でのみ、或る演出が開始される場合があってもよいし、或る予告表示が表示された後以外でも、或る演出が開始される場合があってもよい。
また、或る演出は、実行中の図柄変動表示にのみ関する予告であってもよいし、実行中の図柄変動表示以外の表示にも関する予告であってもよい。また、或る演出は、実行中の図柄変動表示に必ず関する予告であってもよいし、実行中の図柄変動表示に関しない予告である場合であってもよい。
また、第一の状態の後でのみ第二の状態となる場合があってもよいし、第一の状態以外の状態の後でも第二の状態となる場合があってもよい。また、第一の状態の後で必ず第二の状態となってもよいし、第一の状態の後で第二の状態とならない場合があってもよい。
また、第一の状態は、保留アイコンのみが表示可能な状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコン以外の表示も表示可能な状態のうちの一の状態であってもよい。また、第一の状態は、保留アイコンが必ず表示される状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコンが表示されない場合がある状態のうちの一の状態であってもよい。
また、第二の状態は、保留アイコンのみが表示されない状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコン以外の表示も表示されない状態のうちの一の状態であってもよい。また、第二の状態は、保留アイコンが必ず表示されない状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコンが表示される場合がある状態のうちの一の状態であってもよい。
なお、ここで、第一の表示は、保留アイコンの表示態様の変化演出に係るキャラクタの表示であってもよいし、常時表示されるキャラクタ(ナビキャラ)の校正におけるエフェクト表示であってもよい。
また、第二の表示は、デフォルトの表示態様の保留アイコンから先読み予告の表示態様の保留アイコンに変化する表示であってもよい。
また、第三の表示は、準備中の文字表示であってもよいし、キャラクタの表示であってもよいし、予告アイテムの表示であってもよいし、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの実行中の表示であってもよい。
また、或る予告表示は、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの実行中の表示であってもよいし、ミニゲームであってもよいし、予告演出であってもよい。
なお、『 第三の状態は、保留アイコンが表示可能な状態のうちの一の状態であり、
第四の状態は、保留アイコンが表示されない状態のうちの一の状態であり、
前記第三の状態は、第一の状態とは異なる状態であり、
前記第四の状態は、前記第二の状態とは異なる状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
であってもよい。
また、『 前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、該第一の状態において表示が終了する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
であってもよい。
また、『 前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、前記第三の状態において表示が終了する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
であってもよい。
また、『 前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、前記第四の状態において表示が終了する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
であってもよい。
また、第一の状態は、図柄変動表示(装飾図柄、特別図柄)の実行中であることを含む状態であってもよい。
また、『 前記或る予告表示が表示された後で、或る演出が開始される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
であってもよい。
なお、或る予告表示が真の予告表示に限らず、或る演出が開始されない偽の予告表示であってもよい。
また、或る予告表示がミニゲームである場合には、或る演出はミニゲームの結果を示す表示であってもよい。
また、キャラクタとは、人物に限らず、予告アイテム等のミニアイテム系の表示であってもよい。
また、「前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される場合がある」が、「前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される表示が、なされる場合がある」であってもよい。ここで、第一の表示が別場面で表示される場合があってもよいし、なくてもよい。また、第二の表示が別場面で表示される場合があってもよいし、なくてもよい。
また、「前記第一の状態の後で前記第二の状態となる場合があるように構成されており」とは、「前記第一の状態に続いて前記第二の状態となる場合があるように構成されており」のことであってもよい。
また、第一の状態の後に他の状態(例えば、第四の状態)を経ることなく第二の状態に移行する場合があってもよい。また、第一の状態の後に他の状態(例えば、第三の状態や第三の状態)を経た後に第二の状態に移行する場合があってもよい。また、一の図柄変動表示がなされている状態において、第一の状態から第二の状態に移行する場合があってもよい。
また、或る予告表示がフェードアウトしつつ、或る演出がフェードインするようにしてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示[保留アイコン表示領域を含む画像の表示、例えば、図46(a)に示すUI部UI3等]であり、
前記第六の表示は、少なくとも保留アイコンの背面に表示される画像の表示であり、
前記第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが表示可能に構成されており[保留アイコンは、保留アイコン表示領域を含む画像が表示されている状態で表示可能とされている、例えば、保留アイコンはUI部UI3が表示されている状態で表示可能とされている等]、
前記第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが表示されないように構成されている[保留アイコン表示領域を含む画像が表示されていない状態では保留アイコンは表示されない、例えば、図46(m)に示すように、UI部UI3が非表示とされている状態では、保留アイコンは表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留アイコンを目立たせることができる場合がある。
ここで、第六の表示は、保留アイコンのみの背面に表示される画像の表示であってもよいし、保留アイコン以外の表示の背面にも表示される画像の表示であってもよい。また、第六の表示は、少なくとも保留アイコンの背面に必ず表示される画像の表示であってもよいし、少なくとも保留アイコンの背面に表示されない画像の表示の場合であってもよい。
また、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンのみが表示可能に構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態で保留アイコン以外の表示も表示可能に構成されていてもよい。また、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが必ず表示されるように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されている状態でのみ保留アイコンが表示可能に構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態以外の状態でも保留アイコンが表示可能に構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンのみが表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコン以外の表示も表示されないように構成されていてもよい。また、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが必ず表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが表示される場合があるように構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されていない状態でのみ保留アイコンが表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態以外の状態でも保留アイコンが表示されないように構成されていてもよい。
なお、第六の表示は変動中の装飾図柄にオーバーラップされない表示であってもよい。
また、第六の表示の一部の表示が第三の表示の一部の表示にオーバーラップされる構成において、第三の表示の一部とは別の部分の表示が装飾図柄にオーバーラップされてもよい。
また、第六の表示は、保留アイコンの台座の表示を含んでもよい。
また、第六の表示は、変動アイコンの台座の表示を含んでもよい。
また、第六の表示は、背景画像の表示とは別の表示であってもよい。
また、『 前記第一の状態において、前記第六の表示の少なくとも一部の表示が前記第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されており[保留アイコンが表示されている状態において、保留アイコン表示領域を含む画像の一部が準備中表示にオーバーラップされて表示される、例えば、図46(d)に示すように、準備中画像RDYはUI部UI3におけるチュートリアル表示部TT1に重ねて表示されている等]、
前記第一の状態における前記第三の表示の表示位置と前記第二の状態における該第三の表示の表示位置が同じ表示位置である[保留アイコンが表示されている状態における準備中表示の表示位置と保留アイコンの非表示状態における準備中表示の表示位置が同じである、例えば、図46(d)に示す、準備中画像RDYの表示位置と、図46(m)に示す、準備中画像RDYの表示位置は同じである等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、普段目にすることが多い保留アイコン回りに第三の表示を表示することで、第三の表示が保留アイコンの表示態様の変化による先読み予告ではないことを強く印象付けるとともに、保留アイコンの表示態様の変化以外の予告が行われていることを気づかせるようにして見逃しを防止することができる場合がある。
ここで、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示にのみオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示以外の表示にもオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。また、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示に必ずオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示にオーバーラップされて表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示のみが第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示以外の表示も第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様[デフォルトの表示態様、例えば、図46(a)に示す、青色で表示されたデフォルトの表示態様等]であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様[予告あるいは先読み予告の表示態様、例えば、図46(e)に示す、金色の表示態様等]であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすくなるように構成されている[保留アイコン表示領域を含む画像がデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変化しなかった場合よりも、保留アイコン表示領域を含む画像がデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変化した場合の方が、先読み予告の表示態様の保留アイコンが表示されやすい、例えば、図46(e)に示す、UI部UI3が金色の表示態様で表示された場合には、赤色の表示態様の保留アイコンが表示されやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第六の表示は、第一の態様と第二の態様でのみ表示可能なものであってもよいし、第一の態様と第二の態様以外の態様でも表示可能なものであってもよい。また、第六の表示は、第一の態様と第二の態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の態様と第二の態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示のみが開始されやすくてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示以外の表示表示も開始されやすくてもよい。また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示が必ず開始されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示が開始さない場合があってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合にのみ、第二の表示の表示が開始されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合以外の場合にも、第二の表示の表示が開始されやすくてもよい。
なお、「前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすくなるように構成されている」とは、「或る状態において、前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすくなるように構成されている」のことであってもよい。
また、『 前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様[デフォルトの表示態様、例えば、図46(a)に示す、青色で表示されたデフォルトの表示態様等]であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様[予告あるいは先読み予告の表示態様、例えば、図46(e)に示す、金色の表示態様等]であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されている[保留アイコン表示領域を含む画像がデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変化しなかった場合よりも、保留アイコン表示領域を含む画像がデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変化した場合の方が、大当りとなりやすい、例えば、図46(e)に示す、UI部UI3が金色の表示態様で表示された場合には、保留アイコンの表示態様が変化しやすく、したがって、先読みの対象である保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第六の表示は、第一の態様と第二の態様でのみ表示可能なものであってもよいし、第一の態様と第二の態様以外の態様でも表示可能なものであってもよい。また、第六の表示は、第一の態様と第二の態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の態様と第二の態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄のみが確定表示されやすくてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄以外の図柄も確定表示されやすくてもよい。また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が必ず確定表示されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合にのみ、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されるようにしてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合以外の場合にも、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されるようにしてもよい。
なお、「前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されている」とは、「或る状態において、前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されている」のことであってもよい。
また、『 前記第六の表示の少なくとも一部の表示が前記第一の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されている[保留アイコン表示領域を含む画像の少なくとも一部が保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)に係るキャラクタにオーバーラップされる、例えば、図46(f)に示すように、UI部UI3の一部が忍者のキャラクタNJ4にオーバーラップされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第六の表示に着目すれば様々な情報を得ることができ、遊技をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第六の表示の少なくとも一部の表示が第一の表示のみにオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第六の表示の少なくとも一部の表示が第一の表示以外の表示にもオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。また、第六の表示の少なくとも一部の表示が第一の表示に必ずオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第六の表示の少なくとも一部の表示が第一の表示にオーバーラップされて表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第六の表示の少なくとも一部の表示のみが第一の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第六の表示の少なくとも一部の表示以外の表示も第一の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。
また、第六の表示の一部の表示が第一の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第六の表示の全部の表示が第一の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示にのみオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示以外の表示にもオーバーラップするように構成されてもよい。また、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示に必ずオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示にオーバーラップしない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示の一部のみが第六の表示にオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の全部が第六の表示にオーバーラップするように構成されてもよい。
また、『 前記第一の表示と前記第六の表示の両方が表示されている状態において、該第六の表示が該第一の表示にオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されている[保留アイコン表示領域を含む画像と保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)に係るキャラクタの両方が表示されている状態において、保留アイコン表示領域を含む画像が保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)に係るキャラクタにオーバーラップされていない、例えば、図61(b1)に示すように、UI部UI3が忍者のキャラクタNJ4にオーバーラップされていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第六の表示に着目すれば、一見、第三の表示が保留アイコンの変化表示に関する表示のように思えるが、そうではないことがわかる場合がある。
ここで、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示が第一の表示にのみオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示が第一の表示以外の表示にもオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよい。また、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示が第一の表示に必ずオーバーラップされることなく表示されるように構成されてもよいし、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示が第一の表示にオーバーラップされることなく表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示のみが第一の表示にオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示以外の表示も第一の表示にオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよい。また、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態においてのみ、第六の表示が第一の表示にオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態以外の状態においても、第六の表示が第一の表示にオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示と第六の表示のみがオーバーラップしないように構成されていてもよいし、第一の表示と第六の表示以外の表示もオーバーラップしないように構成されていてもよい。また、第一の表示と第六の表示が必ずオーバーラップしないように構成されていてもよいし、第一の表示と第六の表示がオーバーラップする場合があるように構成されていてもよい。
また、『 或るリーチ演出[特定のスーパーリーチ演出、例えば、図46(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)等]を実行可能に構成されており、
前記第一の状態は、前記或るリーチ演出の実行が開始される前の状態のうちの一の状態[特定のスーパーリーチ演出が開始される前の状態、例えば、図46(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)が開始される前の状態等]であり、
前記第二の状態は、前記或るリーチ演出が実行されている状態[特定のスーパーリーチ演出が実行されている状態、例えば、図46(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)が実行されている状態等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、或るリーチ状態であるか否かに気付きやすくなる場合がある。
ここで、或るリーチ演出のみを実行可能に構成されてもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出も実行可能に構成されてもよい。また、或るリーチ演出を必ず実行するように構成されてもよいし、或るリーチ演出を実行しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の状態は、或るリーチ演出のみの実行が開始される前の状態のうちの一の状態であってもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出の実行が開始される前の状態のうちの一の状態であってもよい。また、第一の状態は、或るリーチ演出の実行が必ず開始される前の状態のうちの一の状態であってもよいし、或るリーチ演出の実行が開始されない状態のうちの一の状態であってもよい。
また、第二の状態は、或るリーチ演出のみが実行されている状態であってもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出が実行されている状態であってもよい。また、第二の状態は、或るリーチ演出が必ず実行されている状態であってもよいし、或るリーチ演出が実行されていない状態であってもよい。
なお、第一の状態は、或る変動におけるSPリーチに発展する前のリーチ状態であり、第二の状態は、該或る変動におけるSPリーチ実行中の状態であってもよい。
また、第一の状態は、或る変動におけるSPリーチに発展する前の状態であって、更に、リーチ状態となる前の或る状態であり、第二の状態は、該或る変動におけるSPリーチ実行中の状態であってもよい。
すなわち、第一の状態と第二の状態とがワンセットである場合があってもよい。
また、『 前記或る予告表示は、タイマ予告表示[例えば、図49(b3)〜同図(b5)に示すタイマ予告演出の表示等]である、
ことを特徴する遊技台。』
についても説明した。
なお、タイマ予告表示は複数の態様があってもよい。ここで、態様とは、色や時間や大きさ等のうちの少なくともいずれかを含む。
また、タイマ予告表示が複数種類ある場合には、或る種類のタイマ予告表示のことであってもよい。
また、『 前記或る予告表示は、ミニゲームの表示[例えば、図46(o)〜同図(q)に示すミニゲームの表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、ミニゲームは複数の態様があってもよい。ここで、態様とは、色や時間や大きさ等のうちの少なくともいずれかを含む。
また、ミニゲームが複数種類ある場合には、或る種類のミニゲームのことであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示[当該予告の一つ、例えば、図49(b6)に示すデカボタン136aLによるボタン予告演出の表示等]であり、
前記或る演出として前記第四の表示が表示される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る演出として第四の表示のみが表示される場合があるように構成されてもよいし、或る演出として第四の表示以外の表示も表示される場合があるように構成されてもよい。また、或る演出として第四の表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、或る演出として第四の表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示[当該予告の一つ、例えば、図46(q)に示す鉄板画像TPの表示等]であり、
前記或る演出として前記第五の表示が表示される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る演出として第五の表示のみが表示される場合があるように構成されてもよいし、或る演出として第五の表示以外の表示も表示される場合があるように構成されてもよい。また、或る演出として第五の表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、或る演出として第五の表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
なお、第四の表示と第五の表示は別の表示であってもよい。ここで、第四の表示が表示された場合よりも第五の表示が表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすくてもよいし、第五の表示が表示された場合よりも第四の表示が表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
また、第五の表示が特殊条件下でしか出現しない表示の場合、第三の表示の態様と或る予告表示の態様のうちの少なくともいずれか一方が或る態様の場合にのみ表示される場合があってもよい。
また、『 或る図柄変動表示において表示が開始された前記第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示される場合があるように構成されている[ある図柄変動表示において表示が開始された準備中表示が、次の図柄変動表示が開始された後も継続して表示される、例えば、図46(i)〜同図(j)に示すように、準備中画像RDYが複数の図柄変動表示に跨って表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、第三の表示によって複数変動に跨って期待感を持たせることができ、またゴールもわかりやすいので、期待感を持たせる期間が明確になる場合がある。
ここで、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後でのみ継続して表示される場合があってもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後以外にも継続して表示される場合があってもよい。また、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後で必ず継続して表示されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示されない場合があってもよい。
また、『 或る図柄変動表示において表示が開始された前記第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去される場合があるように構成されている[ある図柄変動表示において表示が開始された保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)に係るキャラクタが、次の図柄変動表示が開始される前に消去される、例えば、図46(f)〜同図(h)に示すように、忍者のキャラクタNJ4は、複数の図柄変動表示に跨って表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前にのみ消去される場合があるように構成されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前以外にも消去される場合があるように構成されてもよい。また、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に必ず消去されるように構成されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去されない場合があるように構成されてもよい。
なお、或る予告表示と或る演出が図柄変動表示を跨いで行われてもよいし、行われなくてもよい。また、或る予告表示と或る演出が第一状態から第二の状態(第二の状態から第一の状態)に跨いで行われてもよいし、行われなくてもよい。
また、『 前記第三の表示が表示される領域において、前記或る演出が実行される場合があるように構成されている[準備中表示が表示される領域において、当該予告が実行される、例えば、図52(a4)に示すように、準備中画像RDYが表示されるチュートリアル表示部TT1において「激熱」の文字からなる予告表示が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示が表示される領域において、或る演出のみが実行される場合があってもよいし、第三の表示が表示される領域において、或る演出以外の演出も実行される場合があってもよい。また、第三の表示が表示される領域において、或る演出が必ず実行されてもよいし、第三の表示が表示される領域において、或る演出が実行されない場合があってもよい。
また、第三の表示が表示される領域のみにおいて、或る演出が実行される場合があってもよいし、第三の表示が表示される領域以外の領域においても、或る演出が実行される場合があってもよい。
また、『 遊技者による操作が可能な操作手段[ボタンやレバー、例えば、演出ボタン136等]を備え、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第七の表示[ボタンやレバーの画像の表示、例えば、図49(b6)に示すデカボタン画像136aL等]であり、
前記第七の表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、
前記第七の表示は、前記第三の表示が開始された後で表示が開始される表示であり[ボタンやレバーの画像の表示は、準備中表示が開始された後で表示開始される、例えば、図49(b1)〜同図(b6)に示すように、デカボタン画像136aLは準備中画像RDYが表示開始された後で表示開始されている等]、
前記第七の表示の表示中に前記操作手段が操作されると前記或る演出が開始され[ボタンやレバーの画像の表示の表示中にボタン(あるいは、レバー)が操作されると当該予告が開始される、例えば、図49(b6)に示すデカボタン画像136aLの表示中に演出ボタン136が操作されると鉄板画像TPが表示される等]、
前記第三の表示は、前記第七の表示の表示が開始される前に表示が終了する表示である[準備中表示は、ボタンやレバーの画像が表示開始される前に表示が終了する、例えば、図49(b1)〜同図(b6)に示すように、準備中画像RDYは、デカボタン画像136aLが表示開始される前に表示が終了される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、操作手段は、遊技者のみによる操作が可能なものであってもよいし、遊技者以外の者による操作も可能なものであってもよい。また、操作手段は、遊技者により必ず操作されるものであってもよいし、遊技者により操作されない場合があるものであってもよい。
また、第七の表示は、操作手段の操作のみを促すものであってもよいし、操作手段の操作以外のものも促すものであってもよい。また、第七の表示は、操作手段の操作を必ず促すものであってもよいし、操作手段の操作を促さない場合があるものであってもよい。
また、第七の表示は、第三の表示が開始された後でのみ表示が開始されるものであってもよいし、第三の表示が開始された後以外でも表示が開始されるものであってもよい。また、第七の表示は、第三の表示が開始された後で必ず表示が開始されるものであってもよいし、第三の表示が開始された後で表示が開始されないものであってもよい。
また、第七の表示の表示中に操作手段が操作されると必ず或る演出が開始されてもよいし、第七の表示の表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されない場合があってもよい。また、第七の表示の表示中にのみ操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよいし、第七の表示の表示中以外にも操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよい。また、第七の表示のみの表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよいし、第七の表示以外の表示も表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよい。
また、第三の表示は、第七の表示の表示が開始される前にのみ表示が終了するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始される前以外にも表示が終了するものであってもよい。また、第三の表示は、第七の表示の表示が開始される前に必ず表示が終了するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始される前に表示が終了しない場合があるものであってもよい。
なお、第七の表示は、通常ボタン画像とデカボタン画像のうちのデカボタン画像であってもよい。ここで、通常ボタン画像が表示された場合とデカボタン画像が表示された場合では、デカボタン画像が表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
また、第七の表示は、ボタン画像の通常色とボタン画像の特別色のうちの特別色のボタン画像であってもよい。ここで、通常色のボタン画像が表示された場合と特別色のボタン画像が表示された場合とでは、特別色のボタン画像が表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
また、第七の表示は、通常ボタン画像とボタンとは別の操作手段(第二のボタンやレバー等)の画像のうちの別の操作手段の画像であってもよい。ここで、通常ボタン画像が表示された場合とボタンとは別の操作手段の画像が表示された場合とでは、ボタンとは別の操作手段の画像が表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第八の表示[例えば、図49(b4)〜同図(b5)に示す合体アニメーション等]であり、
前記第八の表示は、前記第七の表示の表示が開始されることを予告する表示であり[例えば、図49(b4)〜同図(b6)に示すように、合体アニメーションによりボタン予告演出の開始を予告している、すなわち、デカボタン画像136aLの表示を予告している等]、
前記第三の表示は、前記第八の表示の表示中に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第八の表示は、第七の表示の表示が開始されることのみを予告するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始されること以外のことも予告するものであってもよい。また、第八の表示は、第七の表示の表示が開始されることを必ず予告するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始されることを予告しない場合があるものであってもよい。
また、第三の表示は、第八の表示の表示中にのみ終了するものであってもよいし、第八の表示以外の表示の表示中にも終了するものであってもよい。また、第三の表示は、第八の表示の表示中に必ず終了するものであってもよいし、第八の表示の表示中に終了しない場合があるものであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第九の表示[例えば、図56(a)に示す変動アイコンh0等]であり、
前記第九の表示は、変動アイコンの表示であり、
前記第三の表示が二つ表示される場合があり[準備中表示が2つ表示される場合がある、例えば、図59(a)に示すように、準備中画像RDY1,RDY2が2つ表示される場合がある等]、
二つの前記第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化し[2つの準備中表示のうちの一方の準備中表示の表示が終了した後で他方の準備中表示の表示態様が変化する、例えば、図56(g)に示すように、準備中画像RDYが拡大して表示されている等]、
表示態様が変化した前記第三の表示が前記第九の表示にオーバーラップする[表示態様が変化した準備中表示が変動アイコンにオーバーラップする、例えば、図56(g)に示すように、拡大表示された準備中画像RDYが変動アイコンh0にオーバーラップしている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、二つの第三の表示が表示されていることに気づきやすくなる場合がある。
ここで、第三の表示が二つのみ表示される場合があってもよいし、第三の表示が三つ以上表示される場合があってもよいし、第三の表示が一つだけ表示される場合があってもよい。
また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様のみが変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様以外のものの表示態様も変化してもよい。また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が必ず変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化しない場合があってもよい。
また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後でのみ他方の表示態様が変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後以外でも他方の表示態様が変化してもよい。
また、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示にのみオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示以外の表示にもオーバーラップしてもよい。また、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示に必ずオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示にオーバーラップしない場合があってもよい。
また、表示態様が変化した第三の表示のみが第九の表示にオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示以外の表示も第九の表示にオーバーラップしてもよい。
また、『 前記第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての該第三の表示の表示が終了するように構成されている[準備中表示が2つ表示された場合は、同一の図柄変動表示において全て消化される、例えば、図56(b)〜同図(k)に示すように、2つの準備中画像RDYは、同一の図柄変動表示において全て消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示のみが終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示以外の表示の表示も終了してもよい。また、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が必ず終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了しない場合があってもよい。
また、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示においてのみ全ての第三の表示の表示が終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示以外の図柄変動表示においても全ての第三の表示の表示が終了してもよい。また、第三の表示が二つ表示された場合にのみ、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合以外の場合も、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了してもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第十の表示[説明表示、例えば、図46(a)に示す、チュートリアル表示部TT1に表示された「パンダは殿様の師匠」と表示された説明表示等]であり、
前記第十の表示は、説明表示であり、
前記第十の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり[説明表示は、表示される場合には特定の表示領域に表示される、例えば、図46(a)に示すように、説明表示はチュートリアル表示部TT1に表示される等]、
前記第三の表示は、前記第一の表示領域に表示される場合がある表示である[準備中表示は、説明表示が表示される特定の表示領域に表示される、例えば、図46(d)に示すように、準備中画像RDYは説明表示が表示されるチュートリアル表示部TT1に表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第十の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があるものであってもよい。
また、第三の表示は、第一の表示領域にのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があるものであってもよい。また、第三の表示は、第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示領域に表示されない場合があるものであってもよい。
また、『 「或る予告表示の表示開始を待機していることを表す表示」とは、「準備中の文字表示[例えば、図46(d)に示す準備中画像RDYにおける「準備中」の文字表示等]」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第十一の表示[球抜き表示、例えば、図77(a1)に示す球抜きエラー表示ERR1等]であり、
前記第十一の表示は、遊技球を排出することを促す表示であり[例えば、球抜きエラー表示ERR1では、「球を抜いてください」の文字表示により球抜きを促している等]、
前記第三の表示と前記第十一の表示の両方が表示されている状態において、該第三の表示の少なくとも一部の表示が該第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されている[準備中表示と球抜き表示の両方が表示されている状態において、準備中表示の少なくとも一部が球抜き表示にオーバーラップされている、例えば、図77(a2)に示すように、準備中画像RDYが球抜きエラー表示ERR1にオーバーラップされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第十一の表示は、遊技球を排出することのみを促す表示であってもよいし、遊技球を排出すること以外のことも促す表示であってもよい。また、第十一の表示は、遊技球を排出することを必ず促す表示であってもよいし、遊技球を排出することを促さない場合がある表示であってもよい。
また、第十一の表示は、遊技球のみを排出することを促す表示であってもよいし、遊技球以外のものも排出することを促す表示であってもよい。
また、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にのみオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示以外にもオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。また、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示に必ずオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされないで表示される場合があるように構成されてもよい。
また、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示のみが第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示以外の表示も第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。また、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態のみにおいて、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態以外の状態においても、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。
また、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の全部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記或る予告表示と前記第十一の表示の両方が表示されている状態において、該或る予告表示の少なくとも一部の表示が該第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されている[ミニゲームやタイマ予告と球抜き表示の両方が表示されている状態において、ミニゲームやタイマ予告の少なくとも一部が球抜き表示にオーバーラップされている、例えば、図77(b1)に示すように、残時間表示メータMT4が球抜きエラー表示ERR1にオーバーラップされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示のみにオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示以外の表示にもオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。また、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示に必ずオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされないで表示される場合があるように構成されてもよい。
また、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示のみが第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示以外の表示も第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。また、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態のみにおいて、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態以外の状態においても、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。
また、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の全部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[弾球遊技機、例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシン[回胴式遊技機]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、保留アイコンは、スロットマシンにおける或る演出の開始を保留していることを表す表示で用いられる場合があるが、この遊技台によれば、これを実現することができる。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ]と、
第一の可動手段[例えば、図14等に示す、「Chance」という文字が表示されLEDが内蔵された第1可動役物251、図32等に示す、左円弧部2511と右円弧部2512からなる第1可動役物251、図39等に示す、殿様のキャラクタの顔が描かれた第1可動役物251、図43に示すPOVディスプレイである可動役物256]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、透過液晶表示装置であり、
前記第一の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
前記第一の可動手段は、第一の位置[例えば、中図柄表示領域208bの上部の背面側の位置である第1ポジション(図18(d)、図19(c)、図24(e−1)、図28(イ)、図29(d’)、図29(B)、図29(エ’)、図30(B)参照)、左図柄表示領域208aの下部の背面側の位置である第1ポジション(図31(b−2)および同図(b−3)参照)、円形領域S3’を囲む背面側の位置である第1ポジション(図32(c)参照)、左側の第1ポジションと右側の第1ポジション(図36(c−1)、図37(e’−1)参照)、殿様のキャラクタの顔が中央背面側になる位置である第1ポジション(図40(e)参照)、背面側の演出位置(図43(a)参照)]に移動可能な可動手段であり、
前記第一の位置にある前記第一の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第一の表示領域[例えば、図18(e)、図19(d)、図24(e−1)、図28(イ)、図29(d’)、図29(C)、図29(エ’)、図30(B)、図31(b−2)および同図(b−3)、図33(p)における第1表示エリア208−1、図36(d−1)における左側の第1表示エリア208−1Lと右側の第1表示エリア208−1R、図37(e’−1)における左側の第1表示エリア208−1L’と右側の第1表示エリア208−1R’、図40(f)における共通表示エリア208−13、LEDアレイ2561の回転領域にオーバーラップする領域]に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
前記第一の表示領域が第一の視認状態[例えば、不透明状態(但し、完全な不透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に低い状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第一の表示領域が第二の視認状態[例えば、透明状態(但し、完全な透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に高められた状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第一の視認状態よりも前記第二の視認状態の方が、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し易くなるように構成されており[例えば、図18(e)、図19(d)、図24(e−1)、図28(イ)、図29(d’)、図29(C)、図29(エ’)、図30(B)、図31(b−2)および同図(b−3)、図33(p)、図36(d−1)、図37(e’−1)、図40(f)]、
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる一の状態(以下、「第一の状態」という。)において、前記第一の可動手段が前記第一の位置にあるように構成されている[例えば、図18(e)、図19(d)、図24(e−1)、図28(イ)、図29(d’)、図29(C)、図29(エ’)、図30(B)、図31(b−2)および同図(b−3)、図33(p)、図36(d−1)、図37(e’−1)、図40(f)]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
ここで、前記第二の視認状態にならない状態の一例として、装飾図柄の仮停止状態、装飾図柄の確定表示状態、装飾図柄の停止状態(擬似連図柄の仮停止状態を含む)、装飾図柄が変動を開示した状態、リーチ演出が開始された状態、リーチ演出が実行されている状態、スーパーリーチ演出に発展した時の状態、スーパーリーチ演出が実行されている状態、電サポ状態(時短状態)、非電サポ状態(非時短状態)、確変状態、非確変状態、大当り遊技状態、デモ表示状態、各種設定画面を表示している状態、特定の演出を実行している状態(例えば、最終ジャッジ演出を実行している状態)、特定の表示を表示している状態(例えば、最終ジャッジ演出におけるジャッジ結果を表示している状態)等を列挙することができる。すなわち、前記第二の視認状態にならない状態としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。このことは言い換えれば、上記列挙したものの中には、前記第二の視認状態になる状態が含まれていてもよいことになり、前記第二の視認状態になる状態は、上記列挙したものの総てであってもよいし、一部であってもよい。
前記第二の視認状態になる状態の一例として、装飾図柄の変動表示状態、特定の演出を実行している状態(例えば、暗転演出を実行している状態、擬似連演出を実行している状態、ボタン演出を実行している状態、タイマー予告を実行している状態、特定のリーチ演出を実行している状態)、特定の表示を表示している状態(例えば、暗い背景表示を表示している状態、部分的に暗い画像を表示している状態、ボタン図柄を表示している状態、球抜き報知を表示している状態、保留アイコンを表示している状態、変動アイコンを表示している状態、ミニキャラクタを表示している状態)、導光板が発光している状態等を列挙することができる。すなわち、前記第二の視認状態になる状態としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。このことは言い換えれば、上記列挙したものの中には、前記第二の視認状態にならない状態が含まれていてもよいことになり、前記第二の視認状態にならない状態は、上記列挙したものの総てであってもよいし、一部であってもよい。
また、前記第一の位置にない前記第一の可動手段の少なくとも一部は、前記第一の表示領域に前面側からオーバーラップされないように構成されていてもよい。前記第二の視認状態よりも前記第一の視認状態の方が、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し難くなるように構成されていてもよい。前記第一の状態とは異なる状態において、前記第一の可動手段が、前記第一の位置にあるように構成されていてもよいし、前記第一の位置にないように構成されていてもよい。
前記第一の可動手段が前記第一の位置にある場合に、前記第一の状態でない場合があってもよいし、前記第一の状態でない場合がなくてもよい。
前記第一の可動手段が前記第一の位置にある場合に、必ず前記第一の状態であるように構成されていてもよい。
「前記第一の可動手段は、第一の位置に移動可能」とは、前記第一の可動手段が、初期位置から移動可能のことであってもよいし、第二の位置から移動可能のことであってもよい。なお、第二の位置は初期位置の場合もあり得る。
なお、前記第一の視認状態とは、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認可能な状態のうちの一の状態のことであってもよい。前記第二の視認状態とは、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認可能な状態のうちの一の状態のことであってもよい。前記第一の視認状態は、前記第二の視認状態よりも前記第一の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認しにくい状態であってもよい。前記第一の状態となる以前に前記第一の可動手段が前記第一の位置にあり、該第一の状態から他の状態となった以降に該第一の可動手段が該第一の位置とは別の位置に移動する態様であってもよく、この態様の場合には、該第一の状態では該第一の可動手段は該第一の位置に常にあることになる。前記第一の可動手段が前記第一の位置に到達する前に前記第一の状態になってもよく、該第一の状態から他の状態になる前に該第一の可動手段が該第一の位置とは別の位置に移動を開始してもよい。あるいは反対に、前記第一の可動手段が前記第一の位置に到達するまで前記第一の状態になることはなく、該第一の状態から他の状態になる前に該第一の可動手段が該第一の位置とは別の位置に移動を開始することもなくてもよい。
前記第一の可動手段は、第一の位置に必ず移動する手段であってもよい。前記第一の位置にある前記第一の可動手段の一部のみが、前記表示手段の表示領域のうちの第一の表示領域の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよいし、前記第一の位置にある前記第一の可動手段の全部が、前記表示手段の表示領域のうちの第一の表示領域一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよい。前記第一の表示領域が第一の視認状態に必ずなるように構成されていてもよい。また、前記第一の表示領域が第二の視認状態に必ずなるように構成されていてもよい。前記第一の視認状態では、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認できないように構成されていてもよいし、前記第一の視認状態でも、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認できるように構成されていてもよい。前記第一の視認状態と前記第二の視認状態とでは、光の透過量が異なっており、前記第二の視認状態の方が前記第一の視認状態よりも、光の透過量が多い状態であってもよい。前記第一の状態において、前記第一の可動手段が前記第一の位置にある場合があるように構成されていてもよい。
前記第一の視認状態の前記第一の表示領域には、画像が表示(再生)可能であって、前記第二の視認状態の前記第一の表示領域には、画像が表示(再生)不能であってもよい。
前記第一の可動手段は、複数の可動体を有する可動手段であってもよい。
また、
『 前記第一の可動手段は、第二の位置[例えば、右図柄表示領域208cの上部の背面側の位置である第2ポジション(図16(c)、図17(d)、図19(m)、図20(c)、図24(c)、図28(e)、図29(b)、図29(イ)、図30(b)参照)、中図柄表示領域208bの上下方向中央の背面側の位置である第2ポジション(図31(a)参照)、爺のキャラクタの顔が中央背面側になる位置である第2ポジション(図40(c)参照)]に移動可能な可動手段であり、
前記第二の位置は、前記第一の位置とは別の位置であり、
前記第二の位置にある前記第一の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第二の表示領域[例えば、図16(d)、図17(e)、図19(m)、図20(d)、図24(d)、図28(e)、図29(c)、図29(ウ)、図30(b)、における第2表示エリア208−2、図40(c)における共通表示エリア208−13]に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
前記第二の表示領域は、前記第一の表示領域とは別の表示領域であり、
前記第二の表示領域が第三の視認状態[例えば、不透明状態(但し、完全な不透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に低い状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第二の表示領域が第四の視認状態[例えば、透明状態(但し、完全な透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に高められた状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第三の視認状態よりも前記第四の視認状態の方が、前記第二の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し易くなるように構成されており[例えば、図16(d)、図17(e)、図19(m)、図20(d)、図24(d)、図28(e)、図29(c)、図29(ウ)、図30(b)、図40(c)]、
前記第二の表示領域が前記第四の視認状態となる一の状態(以下、「第二の状態」という。)において、前記第一の可動手段が前記第二の位置にあるように構成されており[例えば、図16(d)、図17(e)、図19(m)、図20(d)、図24(d)、図28(e)、図29(c)、図29(ウ)、図30(b)、図40(c)]、
前記第一の状態において、前記第二の表示領域が前記第三の視認状態となるように構成されており[例えば、図18(e)、図19(d)、図24(e−1)、図28(イ)、図29(d’)、図29(C)、図29(エ’)、図30(B)、図31(b−2)および同図(b−3)]、
前記第二の状態において、前記第一の表示領域が前記第一の視認状態となるように構成されており[例えば、図16(d)、図17(e)、図19(m)、図20(d)、図24(d)、図28(e)、図29(c)、図29(ウ)、図30(b)]、
前記第一の状態となった以降に、第一の予告演出[例えば、第1予告の演出(擬似連演出、リーチ演出、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)、先読み予告]の実行が開始される[例えば、必ず開始される]ように構成されており[例えば、図19(j)、図28(ウ)、図30(D)]、
前記第二の状態となった以降に、前記第一の予告演出の実行が開始される場合がある[例えば、開始されない場合もあるが開始される場合もある]ように構成されている[例えば、図20(j)、図24(j)、図28(i)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第二の位置にない前記第一の可動手段の少なくとも一部は、前記第二の表示領域に前面側からオーバーラップされないように構成されていてもよい。前記第四の視認状態よりも前記第三の視認状態の方が、前記第二の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し難くなるように構成されていてもよい。前記第二の表示領域が前記第四の視認状態とならない状態において、前記第一の可動手段が前記第二の位置にあるように構成されていてもよいし、前記第一の可動手段が前記第一の位置にないように構成されていてもよい。前記第一の状態とは異なる状態において、前記第二の表示領域が前記第三の視認状態となるように構成されていてもよいし、前記第二の表示領域が前記第三の視認状態とならないように構成されていてもよい。前記第二の状態とは異なる状態において、前記第一の表示領域が、前記第一の視認状態となるように構成されていてもよいし、前記第一の視認状態とならないように構成されていてもよい。前記第一の状態になる前から、第一の予告演出の実行が開始されるように構成されていてもよいし、前記第一の状態になる前には、第一の予告演出の実行が開始されないように構成されていてもよい。前記第二の状態になる前から、前記第一の予告演出の実行が開始される場合があるように構成されていてもよいし、前記第二の状態になる前には、前記第一の予告演出の実行が開始される場合がないように構成されていてもよい。
前記第一の可動手段が前記第二の位置にある場合に、前記第二の状態でない場合があってもよいし、前記第二の状態でない場合がなくてもよい。
前記第一の可動手段が前記第二の位置にある場合に、必ず前記第二の状態であるように構成されていてもよい。前記第二の表示領域が前記第三の視認状態となる場合に、必ず前記第一の状態であるように構成されていてもよい。前記第一の表示領域が前記第一の視認状態となる場合に、必ず前記第二の状態であるように構成されていてもよい。
「前記第一の可動手段は、第二の位置に移動可能」とは、前記第一の可動手段が、初期位置から移動可能のことであってもよいし、第一の位置から移動可能のことであってもよい。
前記第一の状態を経て、前記第二の状態に移行してもよい。前記第一の状態を経て、前記第二の状態に移行すると、降格演出に相当する場合がある。反対に、前記第二の状態を経て、前記第一の状態に移行してもよい。前記第二の状態を経て、前記第一の状態に移行すると、昇格演出に相当する場合がある。一回の図柄変動表示では、一つの状態しかとることができず、次の図柄変動表示が開始されてから状態移行を行う場合があってもよい。あるいは、一回の図柄変動表示内で状態移行が行われる場合があってもよい。
なお、前記第一の状態になる場合と前記第二の状態になる場合とで、前記第一の予告演出が実行される確率が異なるように構成されていてもよい。前記第四の視認状態とは、前記第二の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認可能な状態のうちの一の状態のことであってもよい。前記第三の視認状態は、前記第四の視認状態よりも前記第二の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認しにくい状態であってもよい。前記第三の視認状態は、不透過状態であってもよく、前記第一の視認状態も、不透過状態であってもよい。また、前記第三の視認状態と前記第一の視認状態は、光の透過量が同じ状態であってもよい。さらに、前記第四の視認状態と前記第二の視認状態は、光の透過量が同じ状態であってもよい。前記第二の状態となる以前に前記第一の可動手段が前記第二の位置にあり、該第二の状態から他の状態となった以降に該第一の可動手段が該第二の位置とは別の位置に移動する態様であってもよく、この態様の場合には、該第二の状態では該第一の可動手段は該第二の位置に常にあることになる。前記第一の可動手段が前記第二の位置に到達する前に前記第二の状態になってもよく、該第二の状態から他の状態になる前に該第一の可動手段が該第二の位置とは別の位置に移動を開始してもよい。あるいは反対に、前記第一の可動手段が前記第二の位置に到達するまで前記第二の状態になることはなく、該第二の状態から他の状態になる前に該第一の可動手段が該第二の位置とは別の位置に移動を開始することもなくてもよい。前記第二の位置は、前記第一の可動手段の初期位置であってもよく、前記第一の可動手段は、前記第二の位置から前記第一の位置へ移動可能であって、該第一の位置から該第二の位置へ復帰するものであってもよい。また、前記第二の位置および前記第一の位置とは別に、前記第一の可動手段の初期位置があってもよい。前記第一の予告演出の実行が開始される場合があるとは、前記第二の状態において該第一の予告演出の実行が開始される場合があることであってもよいし、前記第二の状態になった後に前記第一の状態になる場合があり、該第一の状態になった場合に該第一の状態において前記第一の予告演出の実行が開始されることであってもよい。なお、前者も後者も両方含んだ意味であってもよいし、前者のみの意味であってもよいし、後者のみの意味であってもよい。
前記第一の可動手段は、第二の位置に必ず移動する手段であってもよい。前記第二の位置にある前記第一の可動手段の一部のみが、前記表示手段の表示領域のうちの第二の表示領域の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよいし、前記第二の位置にある前記第一の可動手段の全部が、前記表示手段の表示領域のうちの第二の表示領域の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよい。前記第二の表示領域が第三の視認状態に必ずなるように構成されていてもよい。前記第二の表示領域が第四の視認状態に必ずなるように構成されていてもよい。前記第三の視認状態では、前記第二の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認できないように構成されていてもよいし、前記第三の視認状態でも、前記第二の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認できるように構成されていてもよい。前記第三の視認状態と前記第四の視認状態とでは、光の透過量が異なっており、前記第四の視認状態の方が前記第三の視認状態よりも、光の透過量が多い状態であってもよい。前記第二の状態において、前記第一の可動手段が前記第二の位置にある場合があるように構成されていてもよい。前記第一の状態において、前記第二の表示領域が、前記第三の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第三の視認状態になる場合があるように構成されていてもよい。前記第二の状態において、前記第一の表示領域が、前記第一の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の視認状態になる場合があるように構成されていてもよい。前記第一の状態となった以降に、第一の予告演出の実行が必ず開始されるように構成されていてもよい。前記第二の状態となった以降に、前記第一の予告演出の実行が開始されない場合もあれば、開始される場合もあるように構成されていてもよい。
前記第三の視認状態の前記第二の表示領域には、画像が表示(再生)可能であって、前記第四の視認状態の前記第二の表示領域には、画像が表示(再生)不能であってもよい。
前記第一の状態になった場合の方が、前記第二の状態になった場合よりも、前記第一の予告演出が実行されやすくてもよい。すなわち、前記第一の状態において前記第一の可動手段が前記第一の位置にある場合の方が、前記第二の状態において該第一の可動手段が前記第二の位置にある場合よりも、前記第一の予告演出が実行されやすい。また、前記第一の状態において前記第一の可動手段が前記第一の位置にある場合の方が、前記第二の状態において該第一の可動手段が前記第二の位置にある場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい[例えば、大当りの期待度が高くてもよい]。
また、
『 第一の表示[例えば、先読み予告の表示態様による保留アイコンの表示、忍者NJAのミニキャラクタの表示]を表示可能に構成されており、
前記第一の表示は、先読み予告表示のうちの一の表示であり、
前記第一の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており[例えば、図29(エ’)、図31(b−2)および同図(b−3)]、
前記第一の表示が表示される領域と前記第二の表示領域が重ならないように構成されており[例えば、図29(エ’)、図31(b−2)および同図(b−3)]、
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合がある[例えば、ならない場合もあるがなる場合もある]ように構成されている[例えば、図29(エ’)、図31(b−2)および同図(b−3)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここでは、前記第一の表示領域のみが、前記第一の表示が表示される領域と重なる。なお、前記第一の表示が表示される領域を「第一領域」という。また、前記第一領域の少なくとも一部の領域を「第一部分領域」という。さらに、第一の表示領域の少なくとも一部の領域を「第一の部分表示領域」という。
前記第一の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示されない領域と前記第二の表示領域が重なるように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示されていない状態において、前記第一の表示領域が、前記第二の視認状態となる場合があるように構成されていてもよいし、前記第二の視認状態となる場合がないように構成されていてもよい。
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合に、前記第一の表示が必ず表示されているように構成されていてもよい。
前記第一の表示の表示が終了するタイミングと、前記第一の表示領域の前記第二の視認状態が終了するタイミングは、同時であってもよいし、前記第一の表示の表示が終了するタイミングの方が早くてもよいし、前記第一の表示領域の前記第二の視認状態が終了するタイミングの方が早くてもよい。
前記第一の表示が表示される領域の一部のみと前記第一の表示領域の一部又は全部が重なる場合には、前記第一の表示は、一部しか表示されていないことになる。一方、前記第一の表示が表示される領域の全部と前記第一の表示領域の一部又は全部が重なる場合には、前記第一の表示は、表示されていない(消えてしまっている)ことになる。また、前記第一の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なる場合と、重ならない場合があってもよく、重ならない場合には、前記第一の表示は、全部が表示されていることになる。重なる場合と、重ならない場合の両方が生じるケースとしては、前記第一の表示の表示位置が変化するケースがあげられる。例えば、前記第一の表示が先読み予告態様の保留アイコンであった場合には、保留が消化される度に、保留アイコンの表示位置は変化する(保留アイコンがシフト移動する)ため、先読み予告態様の保留アイコンは、前記第一の表示領域から離れたり、該第一の表示領域に近づいたりすることがある。
なお、前記第一の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第二の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており、
前記第一の表示が表示されている状態において前記第二の表示領域が前記第四の視認状態となる場合があるように構成されていてもよい。
第一の表示を必ず表示するように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示される領域の一部のみと前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよいし、前記第一の表示が表示される領域の全部と前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示されている状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならない場合があってもよい。
また、
『 前記第一の予告演出は、変動中の図柄変動に関する予告演出のうちの一の演出[例えば、擬似連演出、リーチ演出、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第一の表示[例えば、先読み予告の表示態様による保留アイコンの表示、忍者NJAのミニキャラクタの表示]を表示可能に構成されており、
前記第一の表示は、先読み予告表示のうちの一の表示であり、
前記第一の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており[例えば、図29(エ’)、図31(b−2)および同図(b−3)]、
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合がある[例えば、ならない場合もあるがなる場合もある]ように構成されている[例えば、図29(エ’)、図31(b−2)および同図(b−3)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここでは、前記第一の表示領域の他に、前記第二の表示領域等の他の表示領域も、上記第一領域と重なる場合があってもよい。
前記第一の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示されていない状態において前記第一の表示領域が、前記第二の視認状態となる場合があるように構成されていてもよいし、前記第二の視認状態とならない場合があるように構成されていてもよい。
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合に、前記第一の表示が必ず表示されているように構成されていてもよい。
前記第一の表示の表示が終了するタイミングと、前記第一の表示領域の前記第二の視認状態が終了するタイミングは、同時であってもよいし、前記第一の表示の表示が終了するタイミングの方が早くてもよいし、前記第一の表示領域の前記第二の視認状態が終了するタイミングの方が早くてもよい。
前記第一の表示が表示される領域の一部のみと前記第一の表示領域の一部又は全部が重なる場合には、前記第一の表示は、一部しか表示されていないことになる。一方、前記第一の表示が表示される領域の全部と前記第一の表示領域の一部又は全部が重なる場合には、前記第一の表示は、表示されていない(消えてしまっている)ことになる。また、前記第一の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なる場合と、重ならない場合があってもよく、重ならない場合には、前記第一の表示は、全部が表示されていることになる。重なる場合と、重ならない場合の両方が生じるケースとしては、前記第一の表示の表示位置が変化するケースがあげられる。例えば、前記第一の表示が先読み予告態様の保留アイコンであった場合には、保留が消化される度に、保留アイコンの表示位置は変化する(保留アイコンがシフト移動する)ため、先読み予告態様の保留アイコンは、前記第一の表示領域から離れたり、該第一の表示領域に近づいたりすることがある。
なお、前記第一の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第二の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており、
前記第一の表示が表示されている状態において前記第二の表示領域が前記第四の視認状態となる場合があるように構成されていてもよい。
第一の表示を必ず表示するように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示される領域の一部のみと前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよいし、前記第一の表示が表示される領域の全部と前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示されている状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならない場合があってもよい。
また、
『 第二の表示[例えば、擬似連演出、リーチ演出、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)、予告の表示態様による変動アイコンの表示]を表示可能に構成されており、
前記第二の表示は、変動中の図柄変動に関する予告表示のうちの一の表示であり、
前記第二の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており[例えば、図18(e)、図18(m’)]、
前記第二の表示が表示される領域と前記第二の表示領域が重ならないように構成されており、
前記第二の表示が表示されている状態において前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合がある[例えば、ならない場合もあるがなる場合もある]ように構成されている[例えば、図18(e)、図18(m’)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここでは、前記第一の表示領域のみが、前記第二の表示が表示される領域と重なる。なお、前記第二の表示が表示される領域を「第二領域」という。また、前記第二領域の少なくとも一部の領域を「第二部分領域」という。さらに、第二の表示領域の少なくとも一部の領域を「第二の部分表示領域」という。
前記第二の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。前記第二の表示が表示されない領域と前記第二の表示領域が重なるように構成されていてもよい。前記第二の表示が表示されていない状態において前記第一の表示領域が、前記第二の視認状態となる場合があるように構成されていてもよいし、前記第二の視認状態とならない場合があるように構成されていてもよい。
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合に、前記第二の表示が必ず表示されているように構成されていてもよい。
前記第一の予告演出が、変動中の図柄変動に関する予告演出のうちの一の演出である場合、該第一の予告演出と前記第二の表示は、同じ“或ること”の予告であってもよい。ここにいう“或ること”とは、広義の意味では、変動中の図柄変動における大当りのことであるが、例えば、或る演出(或るスーパーリーチ演出や或る擬似連演出)が実行されるかについての予告であってもよく、より具体的には、或る演出が実行されるかの煽り演出であってもよい。あるいは反対に、前記第一の予告演出と前記第二の表示は、異なる“或ること”の予告であってもよい。例えば、前記第一の予告演出と前記第二の表示のうち、一方は或るスーパーリーチ演出であり、もう一方は或る擬似連演出であってもよい。
なお、前記第二の表示の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第二の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており、
前記第二の表示の表示が表示されている状態において前記第二の表示領域が前記第四の視認状態となる場合があるように構成されていてもよい。
前記第二の表示が表示される領域の一部のみと前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよいし、前記第二の表示が表示される領域の全部と前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよい。前記第二の表示が表示されている状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならない場合があってもよい。
前記第二の表示は、前記第一の予告演出による表示とは異なる表示であってもよい。
また、
『 第二の表示[例えば、擬似連演出、リーチ演出、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)、予告の表示態様による変動アイコンの表示]を表示可能に構成されており、
前記第二の表示は、変動中の図柄変動に関する予告表示のうちの一の表示であり、
前記第二の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており[例えば、図18(e)、図18(m’)]、
前記第二の表示が表示されている状態において前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合がある[例えば、ならない場合もあるがなる場合もある]ように構成されている[例えば、図18(e)、図18(m’)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここでは、前記第一の表示領域の他に、前記第二の表示領域等の他の表示領域も、上記第二領域と重なる場合があってもよい。
前記第二の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。前記第二の表示が表示されていない状態において前記第一の表示領域が、前記第二の視認状態となる場合があるように構成されていてもよいし、前記第二の視認状態となる場合がないように構成されていてもよい。
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合に、前記第二の表示が必ず表示されているように構成されていてもよい。
前記第一の予告演出が、変動中の図柄変動に関する予告演出のうちの一の演出である場合、該第一の予告演出と前記第二の表示は、同じ“或ること”の予告であってもよい。ここにいう“或ること”とは、広義の意味では、変動中の図柄変動における大当りのことであるが、例えば、或る演出(或るスーパーリーチ演出や或る擬似連演出)が実行されるかについての予告であってもよく、より具体的には、或る演出が実行されるかの煽り演出であってもよい。あるいは反対に、前記第一の予告演出と前記第二の表示は、異なる“或ること”の予告であってもよい。例えば、前記第一の予告演出と前記第二の表示のうち、一方は或るスーパーリーチ演出であり、もう一方は或る擬似連演出であってもよい。
なお、前記第二の表示の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第二の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており、
前記第二の表示の表示が表示されている状態において前記第二の表示領域が前記第四の視認状態となる場合があるように構成されていてもよい。
前記第二の表示が表示される領域の一部のみと前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよいし、前記第二の表示が表示される領域の全部と前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよい。前記第二の表示が表示されている状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならない場合があってもよい。
前記第二の表示は、前記第一の予告演出による表示とは異なる表示であってもよい。
また、
『 第二の可動手段[例えば、家紋役物224E]を備え、
前記第二の可動手段は、前記表示手段よりも前面側に設けられた可動手段であり、
前記第二の可動手段は、第三の位置[例えば、図32(b)に黒い実線で表した家紋役物224Eの位置である第3ポジション]に移動可能な可動手段であり、
第二の予告演出を実行可能に構成されており、
前記第二の予告演出は、前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置する状態で行われる予告演出[例えば、図33(o)〜同図(r)〜図34(a)に示す、第1可動役物251と家紋役物224Eによる協働演出である通常予告演出]であり、
前記第二の予告演出は、前記第二の可動手段が前記第三の位置に位置する状態で行われる予告演出であり、
前記第二の予告演出において前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置している状態のうちの少なくとも一部の状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となるように構成されている[例えば、図33(p)〜同図(r)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第二の予告演出において前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置していない状態のうちの少なくとも一部の状態において、前記第一の表示領域が、前記第二の視認状態となるように構成されていてもよいし、前記第二の視認状態とならないように構成されていてもよい。
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合に、前記第二の予告演出において前記第一の可動手段が前記第一の位置に必ず位置しているように構成されていてもよい。
「前記第二の可動手段は、第三の位置に移動可能」とは、前記第二の可動手段が、初期位置から移動可能のことであってもよいし、第六の位置から移動可能のことであってもよい。
前記第一の可動手段が前記第一の位置へ移動すること自体を含めて前記第二の予告演出であってもよいし、移動すること自体は前記第二の予告演出ではなくてもよい。また、前記第二の可動手段が前記第三の位置へ移動すること自体を含めて前記第二の予告演出であってもよいし、移動すること自体は前記第二の予告演出ではなくてもよい。
前記第二の予告演出は、前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置する演出を含んだ予告演出であってもよいし、前記第二の予告演出は、前記第二の可動手段が前記第三の位置に位置する演出を含んだ予告演出であってもよい。
なお、前記第二の可動手段が前記第三の位置に位置している状態のうちの少なくとも一部の状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となるように構成されていてもよい。すなわち、前記第二の可動手段が前記第三の位置に位置している状態のうちの一部のみの状態、あるいは前記第二の可動手段が前記第三の位置に位置している全状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となるように構成されていてもよい。なお、ここにいう「状態」は「期間」ととらえることもできる。
前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置する演出の少なくとも一部において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となるように構成されていてもよい。すなわち、前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置する演出の一部のみ、あるいは前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置する演出の全部において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となるように構成されていてもよい。
第二の予告演出を必ず実行するように構成されていてもよい。前記第二の予告演出は、前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置する演出のみを含んだ演出であってもよいし、前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置する演出とその他の演出を含んだ演出であってもよい。前記第二の予告演出は、前記第二の可動手段が前記第三の位置に位置する演出のみを含んだ演出であってもよいし、前記第二の可動手段が前記第三の位置に位置する演出とその他の演出を含んだ演出であってもよい。前記第二の予告演出において前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置している状態のうちの一部のみの状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならない場合があってもよい。あるいは、前記第二の予告演出において前記第一の可動手段が前記第一の位置に位置している全状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならない場合があってもよい。なお、ここにいう「状態」は「期間」ととらえることもできる。
また、
『 第三の可動手段[例えば、第3可動役物253]を備え、
前記第三の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
前記第三の可動手段は、第四の位置[例えば、図32(e)に示す第3可動役物253の位置である初期位置(第4ポジション)]から第五の位置[例えば、図32(e)に点線で表した第3可動役物253の位置である第5ポジション]に移動可能な可動手段であり、
前記第二の可動手段は、第六の位置[例えば、図32(b)に灰色の実線で表した家紋役物224Eの位置である第6ポジション]に移動可能な可動手段であり、
前記第五の位置にある前記第三の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第三の表示領域[例えば、図35(a)等に示す第3表示エリア208−3]に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
第三の予告演出を実行可能に構成されており、
前記第三の予告演出は、前記第三の可動手段が前記第五の位置に位置する状態で行われる予告演出[例えば、図35(a)における透過演出である通常予告演出]であり、
前記第三の予告演出は、前記第二の予告演出の実行後に実行される予告演出であり、
前記第二の予告演出の実行後であって前記第三の予告演出の実行が開始される以前の状態のうちの少なくとも一部の状態(以下、「第三の状態」という。)[例えば、図34(p)の状態]において、前記第二の可動手段が前記第六の位置にあるように構成されており、
前記第三の状態において、前記第三の可動手段が前記第四の位置にあるように構成されており[例えば、図34(p)において点線で示す第3可動役物253]、
前記第四の位置にある前記第三の可動手段[例えば、図34(p)において点線で示す第3可動役物253]の少なくとも一部が、前記第六の位置にある前記第二の可動手段[例えば、図34(p)に示す家紋役物224E]に前面側からオーバーラップされるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第三の状態は、前記第二の予告演出の実行後であって前記第三の予告演出の実行が開始される以前の状態のうちの一の状態であってもよい。また、前記第二の予告演出の実行後であって前記第三の予告演出の実行が開始される以前の状態のうちの、前記第三の状態とは別の一の状態になる場合があるように構成されていてもよい。ここにいう「別の一の状態」とは、前記第三の状態よりも前の状態であってもよいし、該第三の状態よりも後の状態であってもよい。さらに、前記第三の状態よりも「別の一の状態」の方が長い期間であってもよいし、短い期間であってもよい。
前記第五の位置にない前記第三の可動手段の少なくとも一部は、前記第三の表示領域に前面側からオーバーラップされないように構成されていてもよい。前記第三の状態とは異なる状態において、前記第二の可動手段が、前記第六の位置にあるように構成されていてもよいし、前記第六の位置にないように構成されていてもよい。前記第三の状態とは異なる状態において、前記第三の可動手段が、前記第四の位置にあるように構成されていてもよいし、前記第四の位置にないように構成されていてもよい。前記第四の位置にない前記第三の可動手段の少なくとも一部は、前記第六の位置にある前記第二の可動手段に前面側からオーバーラップされないように構成されていてもよい。
前記第二の可動手段が前記第六の位置にある場合に、前記第三の状態でない場合があってもよいし、前記第三の状態でない場合がなくてもよい。
前記第三の可動手段が前記第四の位置にある場合に、前記第三の状態でない場合があってもよいし、前記第三の状態でない場合がなくてもよい。
前記第二の可動手段が前記第六の位置にある場合に、必ず前記第三の状態であるように構成されていてもよい。
前記第三の可動手段が前記第四の位置にある場合に、必ず前記第三の状態であるように構成されていてもよい。
前記第四の位置は、前記第三の可動手段の初期位置であってもよい。
「前記第二の可動手段は、第六の位置に移動可能」とは、前記第二の可動手段が、初期位置から移動可能のことであってもよいし、第三の位置から移動可能のことであってもよい。
前記第三の可動手段が前記第五の位置へ移動すること自体を含めて前記第三の予告演出であってもよいし、移動すること自体は前記第三の予告演出ではなくてもよい。
前記第三の予告演出は、前記第三の可動手段が前記第五の位置に位置する演出を含んだ演出であってもよい。
なお、前記第三の表示領域が第七の視認状態となる場合があるように構成されており、
前記第三の表示領域が第八の視認状態となる場合があるように構成されており、
前記第七の視認状態よりも前記第八の視認状態の方が、前記第三の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認し易くなるように構成されていてもよい。
さらに、前記第三の表示領域が前記第八の視認状態となる状態において、前記第三の可動手段が前記第五の位置にあるように構成されていてもよい。
前記第三の可動手段は、前記第一の可動手段よりも背面側に設けられたものであってもよいし、前面側に設けられたものであってもよい。あるいは、前記第三の可動手段は、前記第一の可動手段と同じ前後方向の位置に設けられたものであってもよい。
光透過性を有する光透過手段と、
前記光透過手段に光を照射可能な照射手段と、
を備え、
前記光透過手段は、前記第二の可動手段よりも前面側に設けられた手段であり、
前記光透過手段における第一の領域は、発光領域であり、
前記発光領域とは、前記照射手段から照射された光によって、前面側に向かって少なくとも発光可能な領域のことであり、
前記第一の領域は、前記第三の表示領域の手前の領域であり、
前記第三の表示領域が前記第八の視認状態となる状態において、前記第三の可動手段が前記第五の位置にあるように構成されており、
前記第三の表示領域が前記第八の視認状態となる状態において、前記発光領域が発光するように構成されていてもよい。
前記第三の可動手段は、第四の位置から第五の位置に必ず移動する手段であってもよい。前記第二の可動手段は、第六の位置に必ず移動する手段であってもよい。前記第五の位置にある前記第三の可動手段の一部のみが、前記表示手段の表示領域のうちの第三の表示領域の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよいし、前記第五の位置にある前記第三の可動手段の全部が、前記表示手段の表示領域のうちの第三の表示領域の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよい。第三の予告演出を必ず実行するように構成されていてもよい。前記第三の予告演出は、前記第三の可動手段が前記第五の位置に位置する演出のみを含んだ演出であってもよいし、前記第三の予告演出は、前記第三の可動手段が前記第五の位置に位置する演出とその他の演出を含んだ演出であってもよい。前記第三の予告演出は、前記第二の予告演出の実行後に必ず実行される演出であってもよいし、実行される場合と実行されない場合とがある演出であってもよい。前記第三の状態は、前記第二の予告演出の実行後であって前記第三の予告演出の実行が開始される以前の状態のうちの一部のみの状態であってもよいし、前記第二の予告演出の実行後であって前記第三の予告演出の実行が開始される以前の全状態であってもよい。なお、ここにいう「状態」は「期間」ととらえることもできる。前記第三の状態において、前記第二の可動手段が前記第六の位置にある場合があるように構成されていてもよい。前記第四の位置にある前記第三の可動手段の一部のみが、前記第六の位置にある前記第二の可動手段の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよいし、前記第四の位置にある前記第三の可動手段の全部が、前記第六の位置にある前記第二の可動手段の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよい。
また、
『 第一の発光手段[例えば、図14等に示す第1可動役物251に内蔵されているLED]と、
第二の発光手段[例えば、図14等に示す、上段のLED2541、中段のLED2542、および下段のLED2543の全部、あるいはこれら3つのLED2541〜2543のうちのいずれか一つ、あるいは二つ]と、
を備え、
前記第一の発光手段は、前記第一の可動手段に設けられた発光手段であり、
前記第二の発光手段は、前記第一の可動手段に設けられておらず[例えば、第4可動役物254に設けられており]、
或る位置[例えば、図20(n)に示す、第7ポジションにある第4可動役物254の上段のLED2541の位置]にある前記第二の発光手段[例えば、上段のLED2541]が、前記表示手段の表示領域のうちの第四の表示領域[例えば、図20(n)に示す第4表示エリア208−4]に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
前記第四の表示領域は、前記第一の表示領域とは別の表示領域であり、
前記第四の表示領域は、前記第二の表示領域とは別の表示領域であり、
前記第四の表示領域が第五の視認状態[例えば、不透明状態(但し、完全な不透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に低い状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第四の表示領域が第六の視認状態[例えば、透明状態(但し、完全な透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に高められた状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第五の視認状態よりも前記第六の視認状態の方が、前記第四の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し易くなるように構成されており、
前記第四の表示領域が前記第五の視認状態となる状態(以下、「第四の状態」という。)において、前記第二の発光手段が発光する場合があるように構成されており[例えば、図20(o)]、
前記第四の状態において、前記第一の表示領域が前記第一の視認状態となるように構成されており[例えば、図20(o)に示すように表示画面全域が不透明状態]、
前記第四の状態において、前記第二の表示領域が前記第三の視認状態となるように構成されている[例えば、図20(o)に示すように表示画面全域が不透明状態]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第四の状態は、前記第四の表示領域が前記第五の視認状態となる状態のうちの一の状態であってもよい。すなわち、前記第四の状態とは別の一の状態でも、前記第四の表示領域が前記第五の視認状態となる場合があるように構成されていてもよい。
或る位置にない前記第二の発光手段は、前記表示手段の表示領域のうちの第四の表示領域に前面側からオーバーラップされないように構成されていてもよい。前記第六の視認状態よりも前記第五の視認状態の方が、前記第四の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し難くなるように構成されていてもよい。前記第四の状態とは異なる状態において、前記第二の発光手段が、発光する場合があるように構成されていてもよいし、発光しない場合があるように構成されていてもよい。前記第四の状態とは異なる状態において、前記第一の表示領域が、前記第一の視認状態となるように構成されていてもよいし、前記第一の視認状態とならないように構成されていてもよい。前記第四の状態とは異なる状態において、前記第二の表示領域が、前記第三の視認状態となるように構成されていてもよいし、前記第三の視認状態とならないように構成されていてもよい。
前記第二の発光手段が発光する場合に、必ず前記第四の状態であるように構成されていてもよい。
前記第一の表示領域が前記第一の視認状態となる場合に、必ず前記第四の状態であるように構成されていてもよい。
前記第二の表示領域が前記第三の視認状態となる場合に、必ず前記第四の状態であるように構成されていてもよい。
前記第一の状態を経て、前記第四の状態に移行してもよいし、前記第二の状態を経て、前記第四の状態に移行してもよい。あるいは反対に、前記第四の状態を経て、前記第一の状態に移行してもよいし、前記第四の状態を経て、前記第二の状態に移行してもよい。
また、
「第三の発光手段を備え、
前記第三の発光手段は、前記第一の可動手段に設けられておらず、
或る位置にある前記第三の発光手段が、前記表示手段の表示領域のうちの第十一の表示領域に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
前記或る位置にある前記第二の発光手段の位置と、前記或る位置にある前記第三の発光手段の位置とは異なる位置であり、
前記第十一の表示領域は、前記第一の表示領域とは別の表示領域であり、
前記第十一の表示領域は、前記第二の表示領域とは別の表示領域であり、
前記第十一の表示領域は、前記第四の表示領域とは別の表示領域であり、
前記第十一の表示領域が第七の視認状態となる場合があるように構成されており、
前記第十一の表示領域が第八の視認状態となる場合があるように構成されており、
前記第七の視認状態よりも前記第八の視認状態の方が、前記第十一の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し易くなるように構成されており、
前記第十一の表示領域が前記第七の視認状態となる状態(以下、「第十一の状態」という。)において、前記第三の発光手段が発光する場合があるように構成されており、
前記第十一の状態において、前記第一の表示領域が前記第一の視認状態となるように構成されており、
前記第十一の状態において、前記第二の表示領域が前記第三の視認状態となるように構成されており、
前記第四の状態となった以降に、或る演出の実行が開始されるように構成されており、
前記第十一の状態となった以降に、前記或る演出の実行が開始される場合があるように構成されていてもよい。」
なお、前記或る演出は、第一のリーチ演出(例えば、おっかけリーチ演出)であってもよい。
前記第一のリーチ演出よりも第二のリーチ演出(例えば、剣豪リーチ演出)の方が、最終的に大当り図柄が確定表示される期待度(信頼度)が高い構成の場合には、前記第一の状態になった以降に、前記第二のリーチ演出が開始されるように構成されていてもよい。しかも、前記第一の位置と前記或る位置にある前記第二の発光手段の位置とは隣り合っていたり、近くであったり、遊技者が誤認しやすい位置関係であったりすることで、前記第四の状態において、前記第二の発光手段が発光することで、遊技者は前記第一の発光手段が発光していると勘違いして、前記第二のリーチ演出が開始されることを期待し、遊技の興趣が向上する場合がある。
なお、前記第二の発光手段が前記第一の可動手段とは別の可動手段に設けられていて、該別の可動手段が移動した位置が前記或る位置であってもよいし、前記第二の発光手段がいずれの可動手段にも設けられておらず固定されている場合には、固定された位置が前記或る位置であってもよい。前記第五の視認状態とは、前記第四の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認可能な状態のうちの一の状態のことであってもよい。前記第六の視認状態とは、前記第四の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認可能な状態のうちの一の状態のことであってもよい。前記第六の視認状態は、前記第五の視認状態よりも前記第四の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認しにくい状態であってもよい。前記第四の状態において、前記第一の発光手段が発光しないように構成されていてもよい。
或る位置にある前記第二の発光手段の一部のみが、前記表示手段の表示領域のうちの第四の表示領域の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよいし、或る位置にある前記第二の発光手段の全部が、前記表示手段の表示領域のうちの第四の表示領域の一部又は全部に前面側からオーバーラップされるように構成されていてもよい。前記第四の表示領域が第五の視認状態に必ずなるように構成されていてもよい。前記第四の表示領域が第六の視認状態に必ずなるように構成されていてもよい。前記第五の視認状態では、前記第四の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認できないように構成されていてもよいし、前記第五の視認状態でも、前記第四の表示領域を通して前記表示手段の背面側が視認できるように構成されていてもよい。前記第四の状態において、前記第二の発光手段が必ず発光するように構成されていてもよいし、前記第二の発光手段が発光しない場合があってもよい。前記第四の状態において、前記第一の表示領域が前記第一の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の表示領域が前記第一の視認状態になる場合があるように構成されていてもよい。前記第四の状態において、前記第二の表示領域が前記第三の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第二の表示領域が前記第三の視認状態になる場合があるように構成されていてもよい。前記第四の状態において、前記第一の発光手段が必ず発光しないように構成されていてもよいし、前記第一の発光手段が発光する場合もあるように構成されていてもよい。
前記第五の視認状態の前記第四の表示領域には、画像が表示(再生)可能であって、前記第六の視認状態の前記第四の表示領域には、画像が表示(再生)不能であってもよい。
また、
『 第四の可動手段[例えば、図14等に示す第4可動役物254]を備え、
前記第二の発光手段は、前記第四の可動手段に設けられた発光手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第四の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられたものであってもよい。前記第二の発光手段は、複数の発光体を有する発光手段であってもよい。前記第四の可動手段の移動方向と、前記第一の可動手段の移動方向は、異なっていてもよいし、同じであってもよい。前記第四の可動手段は、前記第一の可動手段よりも、背面側に設けられたものであってもよいし、前面側に設けられたものであってもよい。あるいは、前記第四の可動手段と前記第一の可動手段は、前後方向同じ位置に設けられたものであってもよく、この場合には、前記第四の可動手段と前記第一の可動手段は、互いに干渉しないように移動する。
また、
『 第三の表示[例えば、図29(a)等に示す「球を抜いてください」の表示、図29(A)等に示すボタン画像136a、操作促進表示としての矢印の表示136b、および残期間メータ表示136c]を表示可能に構成されており、
前記第三の表示は、遊技者に操作を促す表示のうちの一の表示であり、
前記第三の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており[例えば、図29(d’)、図29(C)]、
前記第三の表示が表示される領域と前記第二の表示領域が重ならないように構成されており[例えば、図29(C)]、
前記第三の表示が表示されている状態において前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合があるように構成されている[例えば、図29(d’)、図29(C)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここでは、前記第一の表示領域のみが、前記第三の表示が表示される領域と重なる。なお、前記第三の表示が表示される領域を「第三領域」という。また、前記第三領域の少なくとも一部の領域を「第三部分領域」という。さらに上述と同じく、第一の表示領域の少なくとも一部の領域を「第一の部分表示領域」という。
前記第三の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。前記第三の表示が表示されない領域と前記第二の表示領域が重なるように構成されていてもよい。前記第三の表示が表示されていない状態において、前記第一の表示領域が、前記第二の視認状態となる場合があるように構成されていてもよいし、前記第二の視認状態となる場合がないように構成されていてもよい。
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合に、前記第三の表示が必ず表示されるように構成されていてもよい。
また、
『 第三の表示[例えば、図29(a)等に示す「球を抜いてください」の表示、図29(A)等に示すボタン画像136a、操作促進表示としての矢印の表示136b、および残期間メータ表示136c]を表示可能に構成されており、
前記第三の表示は、遊技者に操作を促す表示のうちの一の表示であり、
前記第三の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており[例えば、図29(d’)、図29(C)]、
前記第三の表示が表示されている状態において前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合があるように構成されている[例えば、図29(d’)、図29(C)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここでは、前記第一の表示領域の他に、前記第二の表示領域等の他の表示領域も、上記第三領域と重なる場合があってもよい。
前記第三の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。前記第三の表示が表示されていない状態において、前記第一の表示領域が、前記第二の視認状態となる場合があるように構成されていてもよいし、前記第二の視認状態となる場合がないように構成されていてもよい。
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合に、前記第三の表示が必ず表示されるように構成されていてもよい。
なお、前記第三の表示としては、遊技球の排出操作を促す表示であってもよいし、演出操作手段の操作を促す表示であってもよい。前記第三の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第二の表示領域の少なくとも一部が重ならない場合があってもよい。反対に、前記第三の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第二の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており、前記第三の表示が表示されている状態において前記第二の表示領域が前記第四の視認状態となる場合があるように構成されていてもよい。
第三の表示を必ず表示するように構成されていてもよい。前記第三の表示が表示される領域の一部のみと前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよいし、前記第三の表示が表示される領域の全部と前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されていてもよい。前記第三の表示が表示されている状態において、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態に必ずなるように構成されていてもよいし、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならない場合があってもよい。
また、
『 前記第三の表示は、遊技球を排出することを促す表示[例えば、図29(a)等に示す「球を抜いてください」の表示]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 遊技者が操作可能な操作手段[例えば、チャンスボタン136]を備え、
前記第三の表示は、前記操作手段の外観を模した画像[例えば、図29(A)等に示すボタン画像136a]を含む表示[例えば、その他の表示として、操作促進表示としての矢印の表示136bおよび残期間メータ表示136c]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、遊技者が操作可能な第二の操作手段(例えば、透過部191や第二チャンスボタンや操作レバー等)を備え、前記第三の表示は、前記第二の操作手段の外観を模した画像を含む表示であってもよい。
さらに、前記第三の表示は、複数種類の表示態様のうちの一の表示態様で表示可能な表示であり、前記複数種類の表示態様のうちの一は、前記操作手段の外観を模した画像を含む第一の表示態様であり、前記複数種類の表示態様のうちの一は、前記操作手段の外観を拡大した画像を含む第二の表示態様であり、前記第三の表示が、前記第二の表示態様で表示される方が、前記第一の表示態様で表示されるよりも、或る演出に成功しやすかったり、或る演出が開始されやすかったり、最終的に大当り図柄が確定表示されやすかったりしてもよい。また、前記第三の表示が表示される領域は、該第三の表示が前記第二の表示態様で表示される方が、該第三の表示が前記第一の表示態様で表示されるよりも、前記第二の表示領域と重なりやすくてもよい。このように、前記第三の表示が表示される領域は、該第三の表示の表示態様によって、前記第二の表示領域と重なりやすかったり、重なりにくかったり、あるいは、重なる領域が、広かったり狭かったりしてもよい。
また、
『 遊技者が操作可能な操作手段[例えば、チャンスボタン136]を備え、
第三の表示[例えば、図29(A)等に示すボタン画像136a、操作促進表示としての矢印の表示136b、および残期間メータ表示136c]を表示可能に構成されており、
前記第三の表示は、遊技者に操作を促す表示のうちの一の表示であり、
前記第三の表示は、前記操作手段の外観を模した画像[例えば、図29(A)等に示すボタン画像136a]を含む表示であり、
前記第三の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており[例えば、図29(C)]、
前記第三の表示が表示される領域と前記第二の表示領域が重ならないように構成されている[例えば、図29(C)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここでは、前記第一の表示領域のみが、前記第三の表示が表示される領域と重なる。なお上述と同じく、前記第三の表示が表示される領域を「第三領域」という。また、前記第三領域の少なくとも一部の領域を「第三部分領域」という。さらに、第一の表示領域の少なくとも一部の領域を「第一の部分表示領域」という。
前記第三の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。前記第三の表示が表示されない領域と前記第二の表示領域が重なるように構成されていてもよい。
また、
『 第四の表示[例えば、図29(a)等に示す「球を抜いてください」の表示]を表示可能に構成されており、
前記第四の表示は、遊技者に操作を促す表示のうちの一の表示であり、
前記第四の表示は、遊技球を排出することを促す表示であり、
前記第四の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されており[例えば、図29(d’)]、
前記第四の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第二の表示領域の少なくとも一部が重なるように構成されている[例えば、図29(c)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第四の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。前記第四の表示が表示されない領域の少なくとも一部と前記第二の表示領域の少なくとも一部が、重なるように構成されていてもよいし、重ならないように構成されていてもよい。
また、
『 前記第二の状態とは別の一の状態[例えば、電源投入直後の初期動作における一部の状態、大当り遊技中の一部又は全部の状態]でも、前記第二の表示領域が前記第四の視認状態となる場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここにいう「別の一の状態」とは、電源投入直後の状態であったり、大当り遊技中の一部又は全部の状態であってもよい。また、前記第二の状態よりも前の状態であってもよいし、該第二の状態よりも後の状態であってもよい。さらに、前記第二の状態よりも「別の一の状態」の方が長い期間であってもよい。ただし、短い期間になる場合があってもよい。
また、
『 前記第一の状態とは別の一の状態[例えば、電源投入直後の初期動作における一部の状態、大当り遊技中の一部又は全部の状態]でも、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここにいう「別の一の状態」とは、電源投入直後の状態であったり、大当り遊技中の一部又は全部の状態であってもよい。また、前記第一の状態よりも前の状態であってもよいし、該第一の状態よりも後の状態であってもよい。さらに、前記第一の状態よりも「別の一の状態」の方が長い期間であってもよい。ただし、短い期間になる場合があってもよい。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、図267に示すスロットマシン1000]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の説明では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ]と、
第一の可動手段[例えば、図32等に示す、左円弧部2511と右円弧部2512からなる第1可動役物251]と、
第二の可動手段[例えば、図32等に示す家紋役物224E]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、透過液晶表示装置であり、
前記第一の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
前記第二の可動手段は、前記表示手段よりも前面側に設けられた可動手段であり、
前記第一の可動手段は、第一の位置[例えば、円形領域S3’を囲む背面側の位置である第1ポジション(図32(c)参照)]に移動可能な可動手段であり、
前記第一の位置にある前記第一の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第一の表示領域[例えば、図33(p)における第1表示エリア208−1]に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
前記第一の表示領域が第一の視認状態[例えば、不透明状態(但し、完全な不透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に低い状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第一の表示領域が第二の視認状態[例えば、透明状態(但し、完全な透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に高められた状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第一の視認状態よりも前記第二の視認状態の方が、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し易くなるように構成されており[例えば、図33(p)〜同図(r)]、
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる一の状態(以下、「第一の状態」という。)において、前記第一の可動手段が前記第一の位置にあるように構成されており[例えば、図33(p)〜同図(r)]、
前記第二の可動手段は、第二の位置[例えば、図32(b)に黒い実線で表した家紋役物224Eの位置である第3ポジション]に移動可能な可動手段であり、
前記第一の状態において、前記第二の可動手段が前記第二の位置にあるように構成されており[例えば、図33(p)〜同図(r)]、
前記第一の状態において、第一の演出が実行されるように構成されており、
前記第一の演出は、前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が協働することで行われる演出を含んだ演出[例えば、図33(p)〜同図(r)に示す演出]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の位置とは、前記第一の表示領域に前面側からオーバーラップする領域内の位置のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の可動手段が、前記第二の位置に移動した場合であっても、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならずに前記第一の視認状態のままである場合(以下、「或る場合」という。)[例えば、段落1313に記載された「前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならない場合」]もあり、
前記或る場合は、前記第一の演出が実行されない、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 上に記載の「前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が協働することで行われる演出」とは、「前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段によって或るもの[例えば、外周に装飾部材が配置された家紋]を表す演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 上に記載の「前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が協働することで行われる演出」とは、「前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が立体的に組み合わさって見える演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第三の可動手段[例えば、第3可動役物253]を備え、
前記第三の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
前記第三の可動手段は、第三の初期位置[例えば、図32(e)に示す第3可動役物253の初期位置(第4ポジション)]から第三の位置[例えば、図32(e)に点線で表した第3可動役物253の位置である第5ポジション]に移動可能な可動手段であり、
前記第二の可動手段は、第五の位置[例えば、図32(b)に灰色の実線で表した家紋役物224Eの位置である第6ポジション]に移動可能な可動手段であり、
前記第三の位置にある前記第三の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第三の表示領域[例えば、図35(a)等に示す第3表示エリア208−3]に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
第二の演出を実行可能に構成されており、
前記第二の演出は、前記第三の可動手段が前記第三の位置に位置する状態で行われる予告演出[例えば、図35(a)における透過演出である通常予告演出]であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出の実行後に実行される演出であり、
前記第一の演出の実行後であって前記第二の演出の実行が開始される以前の状態のうちの少なくとも一部の状態(以下、「第二の状態」という。)[例えば、図34(p)の状態]において、前記第二の可動手段が前記第五の位置にあるように構成されており、
前記第二の状態において、前記第三の可動手段が前記第三の初期位置にあるように構成されており[例えば、図34(p)において点線で示す第3可動役物253]、
前記第三の初期位置にある前記第三の可動手段[例えば、図34(p)において点線で示す第3可動役物253]の少なくとも一部が、前記第五の位置にある前記第二の可動手段[例えば、図34(p)に示す家紋役物224E]に前面側からオーバーラップされるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第四の可動手段[例えば、図41に示す弱演出用の第2可動役物2521又は/及び強演出用の第2可動役物2522]を備え、
前記第四の可動手段は、前記表示手段よりも前面側に設けられた可動手段であり、
前記第四の可動手段は、第四の位置[例えば、図41(b)における上方の点線で表した第2可動役物2521が殿様のキャラクタの頭に被さったように見える位置又は/及び図41(c)における上方の点線で表した第2可動役物2522が殿様のキャラクタの頭に合致する位置]に移動可能な可動手段であり、
第二の演出を実行可能に構成されており、
前記第二の演出は、前記第四の可動手段を用いた演出[例えば、図42(j)〜同図(k)に示す演出]であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出とは別に実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第一の表示[例えば、先読み予告の表示態様による保留アイコンの表示、忍者NJAのミニキャラクタの表示]を表示可能に構成されており、
前記第一の表示は、先読み予告表示のうちの一の表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第二の表示[例えば、擬似連演出、リーチ演出、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)、予告の表示態様による変動アイコンの表示]を表示可能に構成されており、
前記第二の表示は、変動中の図柄変動に関する予告表示のうちの一の表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第三の表示[例えば、図29(a)等に示す「球を抜いてください」の表示、図34(g)等に示すボタン画像136a、操作促進表示としての矢印の表示136b、および残期間メータ表示136c]を表示可能に構成されており、
前記第三の表示は、遊技者に操作を促す表示のうちの一の表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 遊技者が操作可能な操作手段を備え、
前記第三の表示は、前記操作手段の外観を模した画像[例えば、図34(g)に示すボタン画像136a]を含む表示であり、
前記第三の表示が表示される領域の少なくとも一部と前記第一の表示領域[例えば、図34(k)に示す第1表示エリア208−1]の少なくとも一部が重なるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第三の表示は、遊技球を排出することを促す表示[例えば、図29(a)等に示す「球を抜いてください」の表示]であり、
前記第三の表示が表示される領域の全部と前記第一の表示領域の一部又は全部が重なるように構成されている[例えば、段落1353における記載]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の可動手段[例えば、図32等に示す、左円弧部2511と右円弧部2512からなる第1可動役物251]は、第一の初期位置[例えば、図32(c)に実線で示す左円弧部2511と右円弧部2512それぞれの位置]から前記第一の位置に移動可能な可動手段であり、
前記第一の初期位置は、前記表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L]と重なる領域からずれた初期位置であり、
前記第一の初期位置は、前記表示手段よりも背面側の初期位置である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の可動手段[例えば、図32等に示す家紋役物224E]は、第二の初期位置[例えば、図32(b)に示す家紋役物224Eの位置]から前記第二の位置に移動可能な可動手段であり、
前記第二の初期位置は、前記表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L]と重なる領域からずれた初期位置であり、
前記第二の初期位置は、前記表示手段よりも前面側の初期位置である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第一の発光手段を備え、
前記第一の発光手段は、前記第一の可動手段に設けられた発光手段[例えば、図33(q)等で第4表示態様で点灯する第1可動役物251]であり、
前記第一の演出において、前記第一の発光手段が発光可能に構成されている[例えば、図33(q)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第二の発光手段を備え、
前記第二の発光手段は、前記第二の可動手段に設けられた発光手段[例えば、段落0448に記載されたフルカラーLED等の発光手段]であり、
前記第一の演出において、前記第二の発光手段が発光可能に構成されている[例えば、図33(q)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の状態とは別の一の状態[例えば、電源投入直後の初期動作における一部の状態、大当り遊技中の一部又は全部の状態]でも、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、図267に示すスロットマシン1000]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ]と、
第一の可動手段[例えば、図32等に示す、左円弧部2511と右円弧部2512からなる第1可動役物251]と、
第二の可動手段[例えば、図32等に示す家紋役物224E]と、
第三の可動手段[例えば、第3可動役物253]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、透過液晶表示装置であり、
前記第一の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
前記第二の可動手段は、前記表示手段よりも前面側に設けられた可動手段であり、
前記第一の可動手段は、第一の位置[例えば、円形領域S3’を囲む背面側の位置である第1ポジション(図32(c)参照)]に移動可能な可動手段であり、
前記第一の位置にある前記第一の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第一の表示領域[例えば、図33(p)における第1表示エリア208−1]に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
前記第一の表示領域が第一の視認状態[例えば、不透明状態(但し、完全な不透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に低い状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第一の表示領域が第二の視認状態[例えば、透明状態(但し、完全な透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に高められた状態)]となる場合があるように構成されており、
前記第一の視認状態よりも前記第二の視認状態の方が、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し易くなるように構成されており[例えば、図33(p)〜同図(r)]、
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる一の状態(以下、「第一の状態」という。)において、前記第一の可動手段が前記第一の位置にあるように構成されており[例えば、図33(p)〜同図(r)]、
前記第二の可動手段は、第二の位置[例えば、図32(b)に黒い実線で表した家紋役物224Eの位置である第3ポジション]に移動可能な可動手段であり、
前記第一の状態において、前記第二の可動手段が前記第二の位置にあるように構成されており[例えば、図33(p)〜同図(r)]、
前記第一の状態において、第一の演出が実行されるように構成されており、
前記第一の演出は、前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が協働することで行われる演出を含んだ演出[例えば、図33(p)〜同図(r)に示す演出]であり、
前記第三の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
前記第三の可動手段は、第三の初期位置[例えば、図32(e)に示す第3可動役物253の初期位置(第4ポジション)]から第三の位置[例えば、図32(e)に点線で表した第3可動役物253の位置である第5ポジション]に移動可能な可動手段であり、
前記第二の可動手段は、第五の位置[例えば、図32(b)に灰色の実線で表した家紋役物224Eの位置である第6ポジション]に移動可能な可動手段であり、
前記第三の位置にある前記第三の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第三の表示領域[例えば、図35(a)等に示す第3表示エリア208−3]に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
第二の演出を実行可能に構成されており、
前記第二の演出は、前記第三の可動手段が前記第三の位置に位置する状態で行われる予告演出[例えば、図35(a)における透過演出である通常予告演出]であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出の実行後に実行される演出であり、
前記第一の演出の実行後であって前記第二の演出の実行が開始される以前の状態のうちの少なくとも一部の状態(以下、「第二の状態」という。)[例えば、図34(p)〜同図(q)の状態]において、前記第二の可動手段が前記第五の位置にあるように構成されており、
前記第二の状態において、前記第三の可動手段が前記第三の位置に到達していないように構成されており[例えば、図34(p)〜同図(q)において点線で示す第3可動役物253]、
前記第二の状態とは、前記第三の可動手段[例えば、図34(p)〜同図(q)において点線で示す第3可動役物253]の少なくとも一部が、前記第五の位置にある前記第二の可動手段[例えば、図34(p)〜同図(q)に示す家紋役物224E]に前面側からオーバーラップされている状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ]と、
第一の演出手段[例えば、図32等に示す、左円弧部2511と右円弧部2512からなる第1可動役物251、図39(c)等に示す第1可動役物251の下半分の爺のキャラクタの顔が描かれた部分]と、
第二の演出手段[例えば、図32等に示す殿様のキャラクタの顔が描かれた第3可動役物253、図39(c)等に示す第1可動役物251の上半分の殿様のキャラクタの顔が描かれた部分]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、透過液晶表示装置であり、
前記第一の演出手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた演出手段であり、
前記第二の演出手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた演出手段であり、
複数種類の演出を実行可能であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の演出手段を用いた演出[例えば、図34(k)〜同図(m)に示す透過演出、図40(C)に示す透過演出]であり、
前記第二の演出は、前記第二の演出手段を用いた演出[例えば、図35(a)〜同図(d)に示す透過演出、図40(F)に示す透過演出]であり、
前記第一の演出と前記第二の演出のうちのいずれか一方の演出が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、
『 前記表示手段の表示領域のうちの少なくとも一部の表示領域(以下、「或る表示領域」)が第一の視認状態[例えば、不透明状態(但し、完全な不透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に低い状態)]となる場合があり、
前記或る表示領域が第二の視認状態[例えば、透明状態(但し、完全な透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に高められた状態)]となる場合があり、
前記第一の視認状態よりも前記第二の視認状態の方が、前記或る表示領域を通して前記表示手段の表示領域よりも背面側の領域が視認し易く、
前記第二の演出手段は、可動手段[例えば、図32等に示す殿様のキャラクタの顔が描かれた第3可動役物253、図39(c)等に示す第1可動役物251の上半分の殿様のキャラクタの顔が描かれた部分]であり、
前記第二の演出は、前記第二の演出手段が第二の位置[例えば、図35(a)〜同図(d)に示す第3可動役物253の位置、図40(F)に示す第1可動役物251の位置]にある状態で行われる演出であり、
前記第二の演出は、前記表示手段の表示領域のうちの少なくとも一部の表示領域(以下、「第二の表示領域」[例えば、図35に示す第3表示エリア208−3、図40に示す表示エリア208−13]という。)が前記第二の視認状態となる或る状態において行われる演出[例えば、図35(a)〜同図(d)に示す透過演出、図40(F)に示す透過演出]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記表示手段は、或る演出表示[例えば、図42(J)に示す星の表示st、図34(h)〜図35(i)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの左上の「祝」の表示]を表示可能な手段であり、
前記第二の演出手段が前記第二の位置に向かって移動している状態のうちの或る状態(以下、「第二の状態」という。)[例えば、図40(D)〜同図(E)の状態、図34(q)の状態]において、前記第二の表示領域が前記第一の視認状態となっており、
前記第二の状態において前記或る演出表示が表示されている[例えば、図42(J)、図34(q)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出手段は、可動手段[例えば、図32等に示す、左円弧部2511と右円弧部2512からなる第1可動役物251、図39(c)等に示す第1可動役物251の下半分の爺のキャラクタの顔が描かれた部分]であり、
前記第一の演出は、前記第一の演出手段が第一の位置[例えば、図34(k)〜同図(m)に示す第1可動役物251の位置、図40(C)に示す第1可動役物251の位置]にある状態で行われる演出であり、
前記第一の演出は、前記表示手段の表示領域のうちの少なくとも一部の表示領域(以下、「第一の表示領域」[例えば、図34に示す第1表示エリア208−1、図40に示す表示エリア208−13]という。)が前記第二の視認状態となる或る状態において行われる演出[例えば、図34(k)〜同図(m)に示す透過演出、図40(C)に示す透過演出]であり、
前記第一の演出と前記第二の演出のうちの該第一の演出のみが行われた装飾図柄の変動表示よりも、該第二の演出が行われた装飾図柄の変動表示の方が、大当り図柄態様の確定表示が表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の位置とは、前記第一の表示領域が前面側からオーバーラップする領域内の位置のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第三の演出手段[例えば、図32等に示す家紋役物224E]を備え、
前記第三の演出手段は、前記表示手段よりも前面側に設けられた演出手段であり、
前記第三の演出手段は、可動手段であり、
前記第二の演出手段が前記第二の位置にない或る状態において、該第二の演出手段の少なくとも一部と重なる或る位置に前記第三の演出手段が位置している[例えば、図34(p)〜同図(q)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の位置とは、前記第二の表示領域が前面側からオーバーラップする領域内の位置のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 一回の装飾図柄の変動表示において、前記第一の演出と前記第二の演出のうちのいずれか一方の演出が行われた後に他方の演出が行われる場合がある[例えば、図40(B)〜同図(F)に示す例、図34〜図35に示す例]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 上に記載の「前記第一の演出と前記第二の演出のうちの該第一の演出のみが行われた装飾図柄の変動表示よりも、該第二の演出が行われた装飾図柄の変動表示の方が、大当り図柄態様の確定表示が表示されやすい、」とは、「前記第一の演出と前記第二の演出のうちの該第一の演出のみが行われた装飾図柄の変動表示よりも、該第一の演出と該第二の演出のうちの該第二の演出のみが行われた装飾図柄の変動表示の方が、大当り図柄態様の確定表示が表示されやすい、」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、図267に示すスロットマシン1000]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ]と、
第一の演出手段[例えば、図32等に示す、左円弧部2511と右円弧部2512からなる第1可動役物251、図39(c)等に示す第1可動役物251の下半分の爺のキャラクタの顔が描かれた部分、図44(あ)に示すシャッタ役物246L,246R、図44(イ)に示す爺のキャラクタの顔の演出手段2510G、図45(d)等に示すリング状の役物251R]と、
第二の演出手段[例えば、図32等に示す殿様のキャラクタの顔が描かれた第3可動役物253、図39(c)等に示す第1可動役物251の上半分の殿様のキャラクタの顔が描かれた部分、図44(あ)に示す爺のキャラクタの顔の演出手段2510G、図44(エ)等に示す殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Y、図45(E)等に示す円形の役物251C]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、透過液晶表示装置であり、
前記第一の演出手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた演出手段であり、
前記第二の演出手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた演出手段であり、
複数種類の演出を実行可能であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の演出手段を用いた演出[例えば、図34(k)〜同図(m)に示す透過演出、図40(C)に示す透過演出、図44(イ)に示す透過演出、図45(d)〜同図(e)に示す透過演出]であり、
前記第二の演出は、前記第二の演出手段を用いた演出[例えば、図35(a)〜同図(d)に示す透過演出、図40(F)に示す透過演出、図44(エ)に示す透過演出、図45(E)〜同図(F)に示す透過演出]であり、
前記第一の演出と前記第二の演出が同時に実行されることがない、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
この遊技台では、複数種類の演出を必ず実行してもよい。また、「前記第一の演出と前記第二の演出が同時に実行されることがない、」とは、前記第一の演出と前記第二の演出が同時に実行されている期間がないことであってもよい。
また、以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ]と、
第一の演出手段[例えば、図32等に示す、左円弧部2511と右円弧部2512からなる第1可動役物251、図39(c)等に示す第1可動役物251の下半分の爺のキャラクタの顔が描かれた部分、図44(あ)に示すシャッタ役物246L,246R、図44(イ)に示す爺のキャラクタの顔の演出手段2510G、図45(d)等に示すリング状の役物251R]と、
第二の演出手段[例えば、図32等に示す殿様のキャラクタの顔が描かれた第3可動役物253、図39(c)等に示す第1可動役物251の上半分の殿様のキャラクタの顔が描かれた部分、図44(あ)に示す爺のキャラクタの顔の演出手段2510G、図44(エ)等に示す殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Y、図45(E)等に示す円形の役物251C]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、透過液晶表示装置であり、
前記第一の演出手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた演出手段であり、
前記第二の演出手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた演出手段であり、
前記第二の演出手段は、発光手段[例えば、LED]を含む[例えば、LEDが内蔵されていたり周囲に設けられている]演出手段であり、
複数種類の演出を実行可能であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の演出手段を用いた演出[例えば、図34(k)〜同図(m)に示す透過演出、図40(C)に示す透過演出、図44(イ)に示す透過演出、図45(d)〜同図(e)に示す透過演出]であり、
前記第二の演出は、前記第二の演出手段を用いた演出[例えば、図35(a)〜同図(d)に示す透過演出、図40(F)に示す透過演出、図44(エ)に示す透過演出、図45(E)〜同図(F)に示す透過演出]であり、
前記第一の演出と前記第二の演出が同時に実行されることがない、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台では、複数種類の演出を必ず実行してもよい。また、「前記第一の演出と前記第二の演出が同時に実行されることがない、」とは、前記第一の演出と前記第二の演出が同時に実行されている期間がないことであってもよい。
また、
『 前記表示手段の表示領域のうちの少なくとも一部の表示領域(以下、「或る表示領域」という。)が第一の視認状態[例えば、不透明状態(但し、完全な不透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に低い状態)]となる場合があり、
前記或る表示領域が第二の視認状態[例えば、透明状態(但し、完全な透明でなくてもよく、光の透過量が相対的に高められた状態)]となる場合があり、
前記第一の視認状態よりも前記第二の視認状態の方が、前記或る表示領域を通して前記表示手段の表示領域よりも背面側の領域が視認し易く、
前記第二の演出手段は、可動手段[例えば、図32等に示す殿様のキャラクタの顔が描かれた第3可動役物253、図39(c)等に示す第1可動役物251の上半分の殿様のキャラクタの顔が描かれた部分、図44(エ)等に示す殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Y、図45(E)等に示す円形の役物251C]であり、
前記第二の演出は、前記第二の演出手段が第二の位置[例えば、図35(a)〜同図(d)に示す第3可動役物253の位置、図40(F)に示す第1可動役物251の位置、図44(エ)等に示す殿様のキャラクタの顔の演出手段2510Yの位置、図45(E)等に示す円形の役物251Cの位置]にある状態で行われる演出であり、
前記第二の演出は、前記表示手段の表示領域のうちの少なくとも一部の表示領域(以下、「第二の表示領域」[例えば、図35に示す第3表示エリア208−3、図40に示す表示エリア208−13、図44に示す襖の画像が開いた領域、図45に示す円形の中央領域208−C]という。)が前記第二の視認状態となる或る状態において行われる演出[例えば、図35(a)〜同図(d)に示す透過演出、図40(F)に示す透過演出、図44(エ)に示す透過演出、図45(E)〜同図(F)に示す透過演出]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記或る表示領域は、前記表示手段の表示領域のうちの全部の表示領域であってもよいし、一部のみの表示領域であってもよい。また、前記或る表示領域は、前記第二の視認状態に必ずなってもよい。
また、前記第二の表示領域も、前記表示手段の表示領域のうちの全部の表示領域であってもよいし、一部のみの表示領域であってもよい。
また、
『 前記表示手段は、或る演出表示[例えば、図42(J)に示す星の表示st、図34(h)〜図35(i)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの左上の「祝」の表示、図44(d)に示すボタン画像等136a〜cの表示、図44(ウ)に示す全閉状態の襖の画像の表示]を表示可能な手段であり、
前記第二の演出手段が前記第二の位置に向かって移動している状態のうちの或る状態(以下、「第二の状態」という。)[例えば、図40(D)〜同図(E)の状態、図34(q)の状態、図44(d)の状態、図44(ウ)の状態]において、前記第二の表示領域が前記第一の視認状態となっており、
前記第二の状態において前記或る演出表示が表示されている[例えば、図42(J)、図34(q)、図44(d)、図44(ウ)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記表示手段は、或る演出表示を必ず表示する手段であってもよい。また、前記第二の状態は、前記第二の演出手段が前記第二の位置に向かって移動している状態のうちの一部の状態であってもよいし、全部の状態であってもよい。さらに、前記或る演出表示は、前記第二の状態以外の状態でも表示されている場合がある表示であってもよいし、前記第二の状態以外の状態で必ず表示されている表示であってもよい。あるいは反対に、前記或る演出表示は、前記第二の状態に限って表示されている場合がある表示であってもよいし、前記第二の状態に限って必ず表示されている表示であってもよい。
また、
『 前記第一の演出手段は、可動手段[例えば、図32等に示す、左円弧部2511と右円弧部2512からなる第1可動役物251、図39(c)等に示す第1可動役物251の下半分の爺のキャラクタの顔が描かれた部分、図44(イ)等に示す爺のキャラクタの顔の演出手段2510G、図45(d)等に示すリング状の役物251R]であり、
前記第一の演出は、前記第一の演出手段が第一の位置[例えば、図34(k)〜同図(m)に示す第1可動役物251の位置、図40(C)に示す第1可動役物251の位置、図44(イ)等に示す爺のキャラクタの顔の演出手段2510Gの位置、図45(d)等に示すリング状の役物251Rの位置]にある状態で行われる演出であり、
前記第一の演出は、前記表示手段の表示領域のうちの少なくとも一部の表示領域(以下、「第一の表示領域」[例えば、図34に示す第1表示エリア208−1、図40に示す表示エリア208−13、図44(イ)に示す襖の画像が開いた部分、図45(c)等に示すリング状の領域208−R]という。)が前記第二の視認状態となる或る状態において行われる演出[例えば、図34(k)〜同図(m)に示す透過演出、図40(C)に示す透過演出、図44(イ)に示す透過演出、図45(d)〜同図(e)に示す透過演出]であり、
前記第一の演出と前記第二の演出のうちの該第一の演出のみが行われた装飾図柄の変動表示よりも、該第二の演出が行われた装飾図柄の変動表示の方が、大当り図柄態様の確定表示が表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第一の演出は、前記第一の演出手段が第一の位置にある状態で、行われる場合がある演出であってもよいし、必ず行われる演出であってもよい。また、前記第一の表示領域は、前記表示手段の表示領域のうちの全部の表示領域であってもよいし、一部のみの表示領域であってもよい。また、前記或る状態は、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となっている全状態であってもよいし、一部の状態であってもよい。
また、
『 前記第一の位置とは、前記第一の表示領域が前面側からオーバーラップする領域内の位置のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出手段は、前記第二の演出手段[例えば、図44(あ)に示す爺のキャラクタの顔の演出手段2510G]よりも前面側に設けられた演出手段[例えば、図44(あ)に示すシャッタ役物246L,246R]であり、
前記第二の演出が開始される以前の状態のうちの或る状態[例えば、シャッタ役物246L,246Mの全閉状態]において、前記第二の演出手段の少なくとも一部と重なる位置に前記第一の演出手段が位置している、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第二の演出手段の全部と重なる位置に前記第一の演出手段が位置していてもよいし、前記第二の演出手段の一部のみと重なる位置に前記第一の演出手段が位置していてもよい。
また、
『 第三の演出手段[例えば、図32等に示す家紋役物224E]を備え、
前記第三の演出手段は、前記表示手段よりも前面側に設けられた演出手段であり、
前記第三の演出手段は、可動手段であり、
前記第二の演出手段が前記第二の位置にない或る状態において、該第二の演出手段の少なくとも一部と重なる或る位置に前記第三の演出手段が位置している[例えば、図34(p)〜同図(q)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第二の演出手段の全部と重なる位置に前記第三の演出手段が位置していてもよいし、前記第二の演出手段の一部のみと重なる位置に前記第三の演出手段が位置していてもよい。
また、
『 前記第二の位置とは、前記第二の表示領域が前面側からオーバーラップする領域内の位置のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 一回の装飾図柄の変動表示において、前記第一の演出と前記第二の演出のうちのいずれか一方の演出が行われた後に他方の演出が行われる場合がある[例えば、図40(B)〜同図(F)に示す例、図34〜図35に示す例、図44(b)〜同図(e)に示すレイ、図44(ア)〜同図(エ)に示す例]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、一回の装飾図柄の変動表示において、前記第一の演出と前記第二の演出のうちのいずれか一方の演出が行われた後に他方の演出が必ず行われてもよい。
また、
『 上に記載の「前記第一の演出と前記第二の演出のうちの該第一の演出のみが行われた装飾図柄の変動表示よりも、該第二の演出が行われた装飾図柄の変動表示の方が、大当り図柄態様の確定表示が表示されやすい、」とは、「前記第一の演出と前記第二の演出のうちの該第一の演出のみが行われた装飾図柄の変動表示よりも、該第一の演出と該第二の演出のうちの該第二の演出のみが行われた装飾図柄の変動表示の方が、大当り図柄態様の確定表示が表示されやすい、」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1に示すパチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、図79に示すスロットマシン1000]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以下、これまで説明したことを含めて付記する。
(付記1)
画像表示手段と、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段と、
複数種類の予告を実行可能な予告手段と、
を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、保留表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記保留表示は、前記画像表示手段における保留表示領域に表示される表示であり、
前記保留表示とは、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示のことであり、
前記図柄変動表示は、保留が消化された場合に、開始可能な表示であり、
前記予告アイコンは、前記画像表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、前記保留表示とは異なるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告を実行可能な手段であり、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記複数種類の予告アイコンのうちの第一の予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2)
付記1に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3)
付記1又は2に記載の遊技台であって、
前記予告手段は、前記予告の態様と同じ態様の偽の予告を実行可能な手段であり、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告を実行可能な手段であり、
前記偽の予告が実行された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記4)
付記1乃至3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数よりも、該第三の数よりも大きい第四の数の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記5)
付記1乃至4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留数に応じた表示を実行可能な保留表示手段を備え、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記6)
付記5に記載の遊技台であって、
前記保留表示手段は、発光手段を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記7)
付記1乃至6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
先読み予告を実行可能な先読み予告手段を備え、
前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記8)
付記7に記載の遊技台であって、
先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記9)
付記1乃至8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記10)
付記9に記載の遊技台であって、
前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記11)
付記1乃至10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留表示領域は、前記保留表示を第七の数まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする。
(付記12)
付記1乃至11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能な演出手段を備え、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第一の予告であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第二の予告であり、
前記第一の予告は、前記第二の予告とは別の予告であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記13)
付記1乃至12のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記14)
付記1乃至13のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記15)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコンであり、
第一の図柄変動表示の表示中において、前記予告アイコンとして第一の予告アイコンの表示が開始される場合があり、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されない場合があり、
前記第一の図柄変動表示よりも後に表示される図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)において、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されなかった前記第一の予告アイコンが消化される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記16)
付記15に記載の遊技台であって、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記17)
付記15又は16に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示の先読み予告として、前記第一の予告アイコンが前記第一の図柄変動表示の表示中において表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記18)
付記15乃至17のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示の表示中において、第一の数の前記第一の予告アイコンが消化された場合よりも、第二の数の該第一の予告アイコンが消化された場合の方が大当りとなりやすく、
前記第二の数は、前記第一の数よりも大きい数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記19)
付記15乃至18のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンとして第二の予告アイコンが表示可能に構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化された図柄変動表示で大当りとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記20)
付記15乃至19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化された場合に、前記予告表示として第一の予告表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記21)
付記20に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、偽の予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化された場合に、前記偽の予告表示として第一の偽予告表示が表示される場合があり、
前記第一の偽予告表示の表示態様は、前記第一の予告表示の表示態様と同じ表示態様であり、
前記第一の偽予告表示が表示された図柄変動表示ではずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記22)
付記15乃至21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、先読み演出表示であり、
前記予告アイコンとして第三の予告アイコンが表示可能に構成されており、
前記第三の予告アイコンが消化された場合に、前記先読み演出表示が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記23)
付記15乃至22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段により構成された手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記24)
付記15乃至23のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、装飾図柄変動表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記25)
付記15乃至24のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、前記第二の図柄変動表示の表示終了までに必ず消化されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記26)
付記15乃至25のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記27)
付記15乃至26のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
演出制御手段を備え、
前記演出制御手段は、前記表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記28)
付記27に記載の遊技台であって、
主制御手段と、
図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記図柄表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記29)
付記15乃至28のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記30)
図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段と、
第二の表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の表示手段は、予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域の前記予告アイコンが消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されており、
前記第二の表示手段は、先読みの対象である前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が開始されるよりも前に、先読み予告表示として前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示可能な表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記31)
付記30に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記32)
付記30又は31に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記33)
付記30乃至32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段は、複数の表示手段により構成された表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記34)
付記33に記載の遊技台であって、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、前記予告アイコンを前記予告アイコン表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、ことを特徴とする遊技台。
(付記35)
付記34に記載の遊技台であって、
前記保留表示手段は、発光手段を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記36)
付記30乃至32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段とは、画像表示手段のことであり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記37)
付記30乃至36のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記38)
付記30乃至36のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが、先読みの対象となる前記図柄変動表示の終了までの間に必ず消化されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記39)
付記30乃至38のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記40)
付記39に記載の遊技台であって、
前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記41)
付記30乃至40のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記42)
付記30乃至41のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能な演出手段を備え、
前記予告アイコンとして、第一の予告アイコンを表示可能に構成されており、
前記予告アイコンとして、第二の予告アイコンを表示可能に構成されており、
前記第一の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンとは別の予告アイコンであり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示であり、
前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化されると、前記第一の予告表示が表示されるように構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化されると、前記第二の予告表示が表示されるように構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、
前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。
(付記43)
付記30乃至42のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
主制御手段と、
演出制御手段と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記第一の表示手段の制御を実行可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記第二の表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記44)
付記30乃至43のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記45)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)が消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、演出表示であり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンに対応する前記演出表示が表示される場合があるように構成されており、
前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第一の予告アイコンであり、
前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第二の予告アイコンであり、
一回の図柄変動表示において、第一の数の前記予告アイコン(以下、「第一の数の予告アイコン」という。)が消化されることで、前記演出表示として第一の演出表示が表示されるように構成されており、
前記第一の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンを含む予告アイコンであり、
前記第一の数の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンを含む予告アイコンである、ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、表示に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、第一の数のアイコンのうちの一のアイコンが表示されてから第一の数のアイコンが消化されるまで、第一の演出表示が表示される可能性があることへの期待感を持たせ続けることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告アイコンの数を先読み対象となる保留よりも前の図柄変動に見せることで、大当りへの期待感を持たせられることができる場合がある。
ここで、複数の予告アイコンは、2つの予告アイコンであってもよいし、3以上の予告アイコンであってもよい。
また、第一の予告アイコンが消化された場合に該第一の予告アイコンに対応する演出表示Aを行ってもよいし、第二の予告アイコンが消化された場合に該第二の予告アイコンに対応する演出表示Bを行ってもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンとが消化された場合に該第一の予告アイコンと該第二の予告アイコンとに対応する演出表示Cを行ってもよい。
また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンのうちの一の予告アイコンのみを消化してもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンのうちの一の予告アイコンのみを新たに表示するようにしてもよい。
(付記46)
付記45に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示において、第二の数の前記予告アイコン(以下、「第二の数の予告アイコン」という。)が消化されても、前記第一の演出表示が表示されないように構成されており、
前記第一の数と前記第二の数は、異なる数であり、
前記第二の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンおよび前記第二の予告アイコンのうちの一方の予告アイコンが含まれた予告アイコンであり、
前記第二の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンおよび前記第二の予告アイコンのうちの他方の予告アイコンが含まれない予告アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されていて、一回の図柄変動表示において第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが消化されなけれあb、第一の演出表示が表示されないので、第一の演出表示を見ることができた遊技者に優越感を与えることができる場合がある。
ここで、第一の数よりも第二の数の方が小さくてもよいし、第一の数よりも第二の数の方が大きくてもよい。
また、第一の数は1個であってもよく、この場合、第二の数は2個以上であってもよい。また、第一の数は2個以上であってもよく、この場合、第二の数は第一の数よりも大きいものであってもよい。
また、第二の数の予告アイコンが消化された場合に表示される演出表示があってもよい。
また、第二の数の予告アイコンが消化されても第一の演出表示の一部が表示されてもよいし、第一の演出表示の全部が表示されてもよい。
また、消化された予告アイコンの数に応じて第一の演出表示に対する大当りの信頼度が変化するようにしてもよいし、第一の演出表示に対する大当りの信頼度が同じであってもよい。
また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されている場合は、必ず第一の数の予告アイコンが消化されるように構成されていてもよい。
また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されていても、第一の数の予告アイコンが消化されず、第二の数の予告アイコンが消化されるように構成されていてもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンの両方が消去されないように構成されていてもよい。
(付記47)
付記45又は46に記載の遊技台であって、
前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第三の予告アイコンであり、
前記第三の予告アイコンが消化されることで、前記演出表示として第三の演出表示が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、演出のバリエーションを増加させ、演出効果を高めることができる場合がある。
なお、第三の予告アイコンが第一の予告アイコン及び第二の予告アイコンのうちの一方の予告アイコンであってもよい。
また、第三の予告アイコンが第一の予告アイコン及び第二の予告アイコンの両方と異なる予告アイコンであってもよい。
(付記48)
付記45乃至47のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に前記複数の予告アイコンが消化される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読み対象となる保留の変動が終わるまで楽しませることができる場合がある。
なお、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合とで、第一の図柄変動表示又は第三の図柄変動表示から先読みの対象の図柄変動表示までに消化される予告アイコンの最大数は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合とで、第一の図柄変動表示又は第三の図柄変動表示から先読みの対象の図柄変動表示までに消化される予告アイコンの最小数は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)よりも前に行われる1回の図柄変動表示(例えば、第一の図柄変動表示、第三の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最大数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)よりも前に行われる1回の図柄変動表示(例えば、第一の図柄変動表示、第三の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最小数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最大数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最小数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
(付記49)
付記48に記載の遊技台であって、
前記第四の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に前記複数の予告アイコンが表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ず下大当りにはならないので、先読み対象となる保留の変動が終わるまで楽しませることができる場合がある。
(付記50)
付記45乃至49のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
保留表示手段を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の保留表示を表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、保留表示手段は、液晶表示装置等の画像表示手段であってもよいし、LED等の発光手段であってもよいし、可動手段であってもよい。
(付記51)
付記50に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている数によって、前記保留数を表示しないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
(付記52)
付記45乃至51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記53)
付記45乃至51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記54)
複数の表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第二の表示手段であり、
前記第一の表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記第一の表示手段に表示可能な複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンに関連する表示であり、
前記第二の表示手段に表示可能な複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、前記予告アイコンに関連する表示であり、
前記予告アイコンとは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンのことであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、表示手段は、液晶表示装置等の画像表示手段であってもよいし、導光板にレンズカットを施して側方から光源で照射することで模様が現れるようなものであってもよいし、LED等の発光手段によって構成されてもよいし、7セグによって構成されてもよい。
また、予告アイコンに関連する表示としては、予告アイコンがストックされることに関する表示であってもよいし、予告アイコンが消化されることに関する表示であってもよいし、予告アイコンのストックを予告する表示であってもよいし、予告アイコンが消化されたとにより実行される演出表示であってもよい。
また、第一の表示手段よりも第二の表示手段の方が大きくてもよいし、第一の表示手段よりも第二の表示手段の方が小さくてもよい。また、第一の表示手段の表示領域よりも第二の表示手段の表示領域の方が大きくてもよいし、第一の表示手段の表示領域よりも第二の表示手段の表示領域の方が小さくてもよい。
(付記55)
付記54に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段において、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、一の予告アイコンが新たに表示される場合があってもよい。
また、第二の表示手段で予告アイコンが消化される演出を行うようにしてもよい。
(付記56)
付記54又は55に記載の遊技台であって、
前記第一の表示手段において、前記予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示を行う場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、「予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示」を予告アイコンが表示される図柄変動表示の前に行われる図柄変動表示において行うようにしてもよいし、予告アイコンが表示される図柄変動表示において行うようにしてもよい。
(付記57)
付記54乃至56のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示手段は、第一の表示領域が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域が設けられた手段であり、
前記予告アイコンが、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記58)
付記54乃至56のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示手段は、第一の表示領域が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域が設けられた手段であり、
前記予告アイコンに対応する演出表示が、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記59)
表示手段と、
可動手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンに対応する演出(以下、「予告アイコン消化演出」という。)が行われるように構成されており、
前記予告アイコン消化演出として、前記可動手段による演出(以下、「第一の可動手段演出」という。)が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、可動手段による演出は第一の可動手段演出のみ行われてもよいが、第一の可動手段演出とは別の可動手段演出も行うようにしてもよい。この場合において、可動手段演出ごとにそれぞれ対応する予告アイコンが表示されてもよいし、演出が行われる可動手段に対応した予告アイコンが表示されるようにしてもよい。
(付記60)
付記59に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンとして第二十一の予告アイコンが消化された際に、前記第一の可動手段演出が行われる場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、第二十一の予告アイコンが消化されても第一の可動手段演出が行われない場合があってもよいし、第二十一の予告アイコンが消化されると、必ず第一の可動手段演出が行われるようにしてもよい。
また、第二十一の予告アイコンが消化されると、第一の可動手段演出とは別の演出(動作が異なる演出)が行われる場合があってもよい。
また、第二十一の予告アイコンが消化されると、第一の可動手段とは別の可動手段による演出が行われる場合があってもよいし、第二十一の予告アイコンが消化されると、必ず第一の可動手段による演出が行われるようにしてもよい。
(付記61)
付記59又は60に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンとして第二十二の予告アイコンが消化された際に、前記第一の可動手段演出が行われないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、第二十二の予告アイコンが消化されても第一の可動手段演出が行われてもよいし、第二十二の予告アイコンが消化されると、他の演出(あるいは、演出表示)が行われてもよい。
(付記62)
付記59乃至61のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
操作手段を備え、
前記可動手段とは、前記操作手段のことであり、
前記第一の可動手段演出とは、前記操作手段の態様が第一の態様から第二の態様に変化する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、「変化」とは、変形、変位、移動、動作を含む意味である。
(付記63)
付記59乃至62のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第二の可動手段を備え、
前記可動手段とは、第一の可動手段のことであり、
前記予告アイコン消化演出として、前記第二の可動手段による演出(以下、「第二の可動手段演出」という。)が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記64)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコン増加示唆表示であり、
前記予告アイコン増加示唆表示は、前記予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示であり、
前記予告アイコン増加示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘って表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、予告アイコン増加示唆表示が表示されても予告アイコンが表示されない場合があってもよいし、予告アイコン増加示唆表示が表示された場合には必ず予告アイコンが表示されてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示が一回の図柄変動表示のみで表示される場合があってもよいし、予告アイコン増加示唆表示が必ず一回の図柄変動表示のみで表示されてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示が表示されなくても予告アイコンが表示されてもよいし、予告アイコン増加示唆表示が表示されないと予告アイコンが表示されないようにしてもよい。
(付記65)
付記64に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示よりも前に行われる図柄変動表示において、前記予告アイコン増加示唆表示が終了するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、予告アイコン増加示唆表示の表示が終了する変動は、第二の図柄変動表示であってもよい。このようにすれば、最後まで予告アイコンが表示される可能性があることを期待させることができる場合がある。
(付記66)
付記64又は65に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン増加示唆表示によって示唆された第十一の数の前記予告アイコンのうちの一のアイコンが、前記予告アイコンとして表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、予告アイコン増加示唆表示は、予告アイコンが1個増加することを示唆する表示であってもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示に表示された予告アイコンが増加しなくてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示が、予告アイコンが増加しないガセの予告であってもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示は、予告アイコンが複数増加することを示唆する表示であってもよい。この場合において、例えば、予告アイコン増加示唆表示で示唆された予告アイコンの数が3個である場合に2個のみが増加されるようにしてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示によって示唆された予告アイコン以外の予告アイコンが増加されてもよい。
(付記67)
付記64又は65に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン増加示唆表示によって示唆された第十一の数の前記予告アイコンのうちの第十二の数の前記予告アイコンが、前記予告アイコンとして表示される場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(付記68)
表示手段と、
保留表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記保留表示手段は、前記保留の数に対応する数の保留表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)の保留表示(以下、「第二の保留表示」という。)が表示されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)が消化される場合があり、
前記第二の保留表示が表示されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記第一の図柄変動表示とは、前記第二の保留表示が表示された図柄変動表示の次の図柄変動表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記69)
付記68に記載の遊技台であって、
前記第二の保留表示は、先読み表示態様で表示される場合がある表示であり、
前記第二の保留表示が表示された図柄変動表示において、前記第二の保留表示が前記先読み表示態様で表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記70)
付記68又は69に記載の遊技台であって、
先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)の保留表示(以下、「第四の保留表示」という。)が表示されている場合において、第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記71)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンを表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、保留アイコンとは異なるアイコンであり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、説明表示であり、
前記第一の表示は、表示される場合には第一の表示領域に表示される表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には第二の表示領域に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域よりも前記第二の表示領域に近い表示領域に表示されるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
なお、第一の表示は、第二の表示とは別の説明表示であってもよいし、非説明表示であってもよい。
また、第二の表示は、チュートリアル表示やステージ名等、現在の状況を示す表示であってもよいし、選択可能な演出モードの演出モード名の表示であってもよい。ここで、演出モードには、例えば、保留アイコンの表示態様の変化の頻度を変化させるためのモードや、演出可動体の動作頻度を変化させるためのモードや、一発告知演出の発生頻度を変化させるためのモード等がある。
また、予告アイコンが表示される際に行われる出現アニメの開始位置よりも予告アイコンの表示位置の方が第二の表示領域に近いようにしてもよいし、途中のアニメの表示位置よりも予告アイコンの表示位置の方が第二の表示領域に近いようにしてもよい。
また、ここで、「予告アイコン」とは、一の予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンのうちの一部の予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンの全ての予告アイコンであってもよい。また、「予告アイコン」とは、複数の予告アイコンのうちの最初に表示される予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンのうちの最初に表示される予告アイコンを含む一部のアイコンであってもよい。
また、第一の表示の表示期間と第二の表示の表示期間とが完全に一致してもよいし、第一の表示の表示期間の一部が第二の表示の表示期間と重なってもよいし、第二の表示の表示期間の一部が第一の表示の表示期間と重なってもよい。また、第一の表示の表示期間と第二の表示の表示期間とが重ならないものであってもよい。
また、第一の表示の表示期間において予告アイコンが表示される場合があってもよいし、表示される場合がなくてもよい。また、第二の表示の表示期間において予告アイコンが表示される場合があってもよいし、表示される場合がなくてもよい。
また、必ずしも第二の表示と予告アイコンとが同時に表示されなくてもよい。
また、第一の表示と第二の表示とで表示が行われる頻度が異なってもよく、例えば、第二の表示の表示頻度が第一の表示の表示頻度よりも高いと予告アイコンの視線誘導が容易となりやすい場合がある。また、第一の表示領域と第二の表示領域とで大きさが異なってもよいし、第一の表示領域と第二の表示領域とで役割が異なってもよい。例えば、第一の表示領域では、予告表示が行われないが、第二の表示領域では、予告表示も行われるようにしてもよい。
(付記72)
付記71に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記73)
付記71又は72に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、変動アイコンの表示であり、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示であり、
前記予告アイコンが前記第二の表示の少なくとも一部(以下、「第一の部分」という。)にオーバーラップして表示される場合があり、
前記予告アイコンが消化されると、前記第二の表示の前記第一の部分へのオーバーラップが解消される、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、変動アイコンよりも、当該及び次の図柄変動表示以降に関係する予告アイコンについての説明が行われる第二の表示領域に表示することで、予告アイコンについての知識を深めさせるとともに、仮に当該図柄変動表示の結果がハズレであっても先読み予告表示として表示される予告アイコンが消化される図柄変動表示に対して新たに期待を持たせることができる場合がある。
なお、第一の部分へのオーバーラップが解消されることで前記第二の表示の全体が表示される場合があってもよい。
また、変動アイコンが表示される期間において、変動アイコンは、当該図柄変動表示における大当りへの期待感を少なくとも示唆することが可能なものであってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示として表示されたり、先読みの対象である図柄変動表示において消化されたりするものであってもよい。
また、先読みの対象である図柄変動表示で予告アイコンが必ず消化されるようにしてもよいし、先読みの対象である図柄変動表示で予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、単数でのみ表示可能に構成されてもよいし、複数表示可能に構成されてもよい。ここで、予告アイコンを複数表示する場合においては、予告アイコンが予め定められた上限数まで表示可能であってもよいし、上限数を設定せず、無制限に予告アイコンを表示可能であってもよい。
(付記74)
付記71乃至73のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている状態において、前記第二の表示の表示が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記75)
付記71乃至73のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている状態においては、前記第二の表示は開始されない、ことを特徴とする遊技台。
(付記76)
付記71乃至75のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、予告表示であり、
前記第三の表示が表示される場合、該第三の表示は前記第二の表示領域に表示される、ことを特徴とする遊技台。
(付記77)
付記71乃至76のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示領域は、線で区画された領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記78)
付記71乃至77のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
付記71に記載の「前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域よりも前記第二の表示領域に近い表示領域に表示されるアイコンである」とは、「前記予告アイコンは、表示される場合には前記第二の表示領域に表示される」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記79)
付記71乃至78のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
大当りとなる図柄変動表示の方が、ハズレとなる図柄変動表示よりも前記予告アイコンが消化される数が多い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記80)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンの説明表示を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、保留アイコンとは異なるアイコンであり、
前記複数種類の説明表示のうちの一の説明表示は、第一の説明表示であり、
前記第一の説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
大当り変動の方が、ハズレ変動よりも前記予告アイコンが消化される数が多い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記81)
付記80に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記第一の説明表示が表示される表示領域(以下、「第一の表示領域」という。)に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記82)
付記81に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態においては、前記第一の説明表示は該第一の説明表示領域に表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記83)
付記80乃至82のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の説明表示のうちの一の説明表示は、第二の説明表示であり、
前記第二の説明表示は、現在の演出ステージを示す表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の説明表示が表示される表示領域(以下、「第二の表示領域」という。)に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記84)
付記83に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態であっても、演出ステージが変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記85)
付記80乃至84のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記予告アイコンとして、複数種類のアイコン(以下、「複数種類の予告アイコン」という。)を表示可能な手段であり、
前記複数種類の予告アイコンのうちの一のアイコンは、第一の予告アイコンであり、
前記複数種類の予告アイコンのうちの一のアイコンは、第二の予告アイコンであり、
前記第一の予告アイコンは、第一の演出の開始前に表示される場合があるアイコンであり、
前記第二の予告アイコンは、第二の演出の開始前に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記86)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンを表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンは、保留アイコンとは別のアイコンであり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記第一の表示は、説明表示であり、
前記第一の表示は、前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域に表示されるアイコンである、ことを特徴とする遊技台。
(付記87)
付記86に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている状態では、前記第一の表示は表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記88)
付記87に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記89)
付記86乃至88のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記90)
付記86乃至89のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段であり、
前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、演出表示を表示可能な手段であり、
前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段の表示に合わせた表示を表示可能な手段であり、
前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記91)
付記86乃至90のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、説明表示であり、
前記第三の表示は、前記表示手段における第二の表示領域に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示領域にも表示される場合があるアイコンである、ことを特徴とする遊技台。
(付記92)
付記91に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態では、前記第三の表示は表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
以上の記載において、前記第一のチュートリアル表示は、前記第二の表示手段に表示されるキャラクターを説明する表示を含む表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、実行中の演出表示に関する表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、確変期待度を示す表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、リーチの大当り期待度に関する表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、キャラクターの大当り期待度に関する表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、前記第一の予告表示と同時に表示されないように構成されている表示であってもよい。
(付記93)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数個の予告アイコンを表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンが表示される表示領域は、保留アイコンが表示される表示領域とは異なる表示領域であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第一の表示は、前記複数個の予告アイコンのうちの一の予告アイコン(以下、「第一の予告アイコン」という。)を含む表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の予告アイコンを大きいサイズで表した表示を含む表示であり、
前記第二の表示がなされた後に、前記第一の表示がなされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第二の表示に含まれる予告アイコンは、第一の予告アイコンを拡大表示したものであってもよいし、第一の予告アイコンとは別の予告アイコンであってもよい。
(付記94)
付記93に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、装飾図柄の変動表示であり、
前記第一の表示は、前記第一の予告アイコンがストックされていることを表す表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示にオーバーラップされることのない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記95)
付記93又は94に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、前記第一の表示にオーバーラップされる場合がない表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示にオーバーラップされる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記96)
付記93乃至95のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、保留表示枠において表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記97)
付記93乃至96のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第一の予告アイコンが取得された場合に行われる表示である、
(付記98)
付記97に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第一の予告アイコンが消化される場合にも行われる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記99)
付記97又は98に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが取得される際、既に取得済みの予告アイコンの少なくとも一部とともに取得される該予告アイコンが拡大表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記100)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第一の表示は、保留表示枠の表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示の少なくとも一部が拡張された態様の表示であり、
前記第三の表示は、装飾図柄の表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示にオーバーラップされることのない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記101)
付記100に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの位置の表示は、第四の表示であり、
前記第四の表示は、演出表示であり、
前記第二の表示のうちの前記第一の表示から拡張された部分(以下、「拡張部分」という。)において、前記第四の表示が表示可能に構成されており、
前記拡張部分は、前記第三の表示にオーバーラップされることのない部分である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記102)
付記101に記載の遊技台であって、
前記演出表示は、先読み予告表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記103)
付記101又は付記102に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第六の表示であり、
前記第六の表示は、予告表示であり、
前記拡張部分において、前記第六の表示が表示可能に構成されており、
前記第四の表示と前記第五の表示は、一部が同じ表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記104)
付記100乃至103のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第五の表示であり、
前記第五の表示は、セリフ予告の表示であり、
前記第五の表示は、前記第一の表示にオーバーラップされることのない表示であり、
前記第五の表示は、前記第二の表示にオーバーラップされることがある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記105)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第一の表示は、アイコン表示枠を含む表示であり、
前記アイコン表示枠は、図柄変動表示に関するアイコンを表示可能な表示枠であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示の少なくとも一部が拡張された態様の表示であり、
前記第三の表示は、装飾図柄変動表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示にオーバーラップされることがない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記106)
付記105に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記第四の表示は、演出表示であり、
前記第二の表示のうちの前記第一の表示から拡張された部分(以下、「拡張部分」という。)において、前記第四の表示がオーバーラップして表示可能に構成されており、
前記拡張部分は、前記第三の表示にオーバーラップされることがない部分である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記107)
付記106に記載の遊技台であって、
前記演出表示は、先読み予告の表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記108)
付記106又は付記107に記載の遊技台であって、
前記演出表示は、前記アイコンの表示態様を変化させる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記109)
付記106乃至付記108のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、前記拡張部分にオーバーラップされる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記110)
付記106乃至付記109のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記第五の表示は、セリフの表示であり、
前記第五の表示は、前記第一の表示にオーバーラップされることがない表示であり、
前記第五の表示は、前記拡張部分にオーバーラップされる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記111)
付記106乃至付記110のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示であり、
前記第六の表示は、予告表示であり、
前記拡張部分において、前記第六の表示がオーバーラップして表示可能に構成されており、
前記第四の表示と前記第六の表示は、一部が同じ表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記112)
付記105乃至付記111のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記アイコンは、保留アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記113)
付記112に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数に対応する数の前記保留アイコンを表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記114)
付記105乃至付記114のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a1)
操作手段と、
第一の領域と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の領域は、遊技球が進入可能な領域であり、
第一のボタン演出における前記操作手段の操作を受け付ける回数(以下、「受付回数」という。)が増減可能であり、
前記第一の領域に遊技球が進入すると前記受付回数が増える場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a2)
付記a1に記載の遊技台であって、
表示手段を備え、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記第一のボタン演出において、前記受付回数が1以上の回数の場合に前記操作手段が操作されると、前記第一の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a3)
付記a2に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第二の表示」という。)であり、
前記第二の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、
第二のボタン演出において前記操作手段が操作されると、前記第二の表示が表示される場合があり、
前記受付回数が0の場合であっても前記第二の表示が表示される場合があり、
前記第二の表示と前記第一の表示は並列的に表示可能である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a4)
付記a3に記載の遊技台であって、
前記第一のボタン演出と前記第二のボタン演出は並列的に実行可能である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a5)
付記a3またはa4に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第一のボタン演出において、前記操作手段を模した画像(以下、「第三の表示」という。)を表示可能であり、
前記表示手段は、前記第二のボタン演出において、前記操作手段を模した画像(以下、「第四の表示」という。)を表示可能であり、
前記第三の表示の大きさは、前記第四の表示の大きさとは異なる大きさである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a6)
付記a1乃至a5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記操作手段が操作されると前記受付回数が減る場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a7)
付記a1乃至a6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の領域に複数個の遊技球が進入すると前記受付回数が増える場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a8)
付記a1乃至a7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の領域は、一般入賞口である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a9)
付記a1乃至a8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
第二の領域を備え、
前記第二の領域は、遊技球が通過可能な領域であり、
前記第二の領域を通過した遊技球が前記第一の領域に進入する場合があり、
前記第二の領域に遊技球が進入すると前記受付回数が増える場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a10)
付記a1乃至a9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b1)
第一の領域と、
表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の領域は、遊技球が進入可能な領域であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記第一の領域に遊技球が進入すると前記第一の表示が表示される場合があり、
変動している装飾図柄に前記第一の表示がオーバーラップされない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b2)
付記b1に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第二の表示」という。)であり、
前記第二の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、
前記表示手段は、ワイプ表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示に前記ワイプ表示がオーバーラップされず、
前記第一の表示とは、前記ワイプ表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b3)
付記b2に記載の遊技台であって、
前記表示手段の表示領域の一部の領域に前記ワイプ表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b4)
付記b1乃至b3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、予告表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第三の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、
前記第三の表示の表示態様を変化させる表示として前記第一の表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b5)
付記b4に記載の遊技台であって、
前記第三の表示とは、保留アイコンのことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b6)
付記b1乃至b5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記装飾図柄の停止表示の実行中に前記第一の表示が表示開始されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b7)
付記b1乃至b6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の表示の表示中に前記第一の領域に遊技球が進入した場合に、該第一の表示が継続して表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b8)
付記b1乃至b7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の領域は、一般入賞口である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b9)
付記b1乃至b8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
第二の領域を備え、
前記第二の領域は、遊技球が通過可能な領域であり、
前記第二の領域を通過した遊技球が前記第一の領域に進入する場合があり、
前記第二の領域に遊技球が進入すると前記第一の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b10)
付記b1乃至b9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c1)
表示手段
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)の後に、次の図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)を表示可能な手段であり、
前記第一の図柄変動表示において、該第一の図柄変動表示に対応する変動アイコン(以下、「第一の変動アイコン」という。)が表示可能であり、
前記第一の変動アイコンとして表示されていたアイコンが、前記第二の図柄変動表示において予告アイコンとして表示可能に構成されており、
前記予告アイコンが表示される領域は、前記第一の変動アイコンが表示される領域とは別の領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c2)
付記c1に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示において、該第二の図柄変動表示に対応する変動アイコン(以下、「第二の変動アイコン」という。)が表示可能であり、
前記第二の変動アイコンと前記予告アイコンの両方が表示可能に構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c3)
付記c1またはc2に記載の遊技台であって、
保留アイコンとして表示されていたアイコンを変動アイコンとして表示可能であり、
前記予告アイコンは、複数種類の表示態様のうちの一の表示態様に変化可能であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第一の表示態様であり、
前記第一の表示態様の前記予告アイコンは、前記保留アイコンの表示態様の変化に関連するアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c4)
付記c3に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様の前記予告アイコンは、前記変動アイコンの表示態様の変化に関連するアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c5)
付記c3またはc4に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、第二の表示態様であり、
前記第二の表示態様の前記予告アイコンは、前記保留アイコンの表示態様の変化に関連するアイコンであり、
前記第二の表示態様の前記予告アイコンは、前記変動アイコンの表示態様の変化に関連するアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c6)
付記c1乃至c5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンの表示態様は、前記変動アイコンの表示態様とは異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c7)
付記c1乃至c6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンの移動する動作を含むアニメーションを表示可能である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c8)
付記c1乃至c7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、画像表示装置を含んで構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c9)
付記c1乃至c8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
非電サポ状態において、前記第一の変動アイコンとして表示されていたアイコンが、前記第二の図柄変動表示において前記予告アイコンとして表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c10)
付記c1乃至c9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d1)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を連打させることを促す表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示される表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段が長押しされた場合にも開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記操作手段が長押しされた場合よりも、前記操作手段が連打された場合の方が開始されやすい表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第二の状態」という。)で表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d2)
付記d1に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、
前記発光手段は、前記第一の状態では、点灯状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、消灯状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d3)
付記d1に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、
前記発光手段は、前記第一の状態では、第一の発光態様で発光する状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、第二の発光態様で発光する状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d4)
付記d1乃至d3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段を備え、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の実行中に開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記図柄変動表示の実行中に開始可能な表示であり、
前記第三の表示は、前記図柄変動表示の実行中に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d5)
付記d1乃至d4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記操作手段が長押しされたことのみでは開始されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d6)
付記d1乃至d5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記操作手段が長押しされた場合に、前記操作手段が連打されたものとして前記第一の表示が開始可能に構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d7)
付記d1乃至d6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記長押しとは、前記操作手段が操作されている状態が予め定められた時間にわたって維持されていることである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d8)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様での表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示態様での表示(以下、「第二の表示」という。)であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、第一の操作態様で前記操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい表示であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記第二の回数は、1を超える回数であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示態様での表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第三の表示態様は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す表示態様であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示される表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受付可能な状態(以下、「第二の状態」という。)で表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d9)
付記d8に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記第一の状態では、発光状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、非発光状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d10)
付記d8に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記第一の状態では、第一の発光態様で発光している状態であり、
前記発光手段は、前記第二の状態では、第二の発光態様で発光している状態であり、
前記第二の発光態様は、前記第一の発光態様とは異なる発光態様である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d11)
付記d9又はd10に記載の遊技台であって、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d12)
付記d8乃至d11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、図柄変動表示であり、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示であり、
前記第二の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示であり、
前記第三の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d13)
付記d8乃至d12のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d14)
付記d8乃至d13のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間にわたって維持されている操作態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d15)
付記d14に記載の遊技台であって、
前記操作手段が操作されている状態が第二の時間にわたって維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数の操作があったものとして前記第一の表示が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d16)
付記d8乃至d15のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d17)
付記d8乃至d16のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d18)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出とは異なる演出であり、
前記第一の演出は、第一の操作態様で前記操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記第二の演出は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が開始されやすい演出であり、
前記第二の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d19)
付記d18に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段を備え、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第三の演出は、前記図柄変動表示の実行中において開始可能な演出であり、
前記第三の演出は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により前記第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d20)
付記d18又はd19に記載の遊技台であって、
前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間維持されている操作態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d21)
付記d20に記載の遊技台であって、
前記操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数操作されたものとして前記第一の演出が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d22)
付記d18乃至d21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の演出は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは開始されない演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d23)
付記d18乃至d22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第一の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第一の状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第二の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第二の状態となる手段であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態とは異なる状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d24)
付記d23に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、発光している状態であり、
前記第二の状態は、発光していない状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d25)
付記d23に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、第一の態様で発光している状態であり、
前記第二の状態は、第二の態様で発光している状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d26)
付記d25に記載の遊技台であって、
前記第一の態様は、第一の色であり、
前記第二の態様は、第二の色である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d27)
付記d23乃至d26のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d28)
付記d18乃至d27のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d29)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様の表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示態様の表示(以下、「第四の表示」という。)であり、
前記第四の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、第一の操作態様で前記操作手段による第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な表示であり、
前記第一の表示は、演出表示であり、
前記第四の表示は、選択表示であり、
前記第四の表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択させる際に表示される表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第一の画像であり、
前記第一の画像は、前記第四の表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい画像であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記第二の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d30)
付記d29に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記第五の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第五の表示は、前記第四の表示の実行中において、前記第一の画像が選択された場合に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d31)
付記d29又はd30に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示態様の表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第三の表示態様は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す表示態様であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示を開始させるための前記操作手段の操作を受け付け可能な状態(以下、「第一の状態」という。)で表示された表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d32)
付記d31に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記第一の状態では、発光状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d33)
付記d29乃至d32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、図柄変動表示であり、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に開始可能な表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d34)
付記d29乃至d33のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の画像は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは選択されない画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d35)
付記d29乃至d34のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間にわたって維持されている操作態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d36)
付記d35に記載の遊技台において、
前記操作手段が操作されている状態が第二の時間にわたって維持されてた場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数の操作があったものとして前記第一の表示が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d37)
付記d29乃至d36のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d38)
付記d29乃至d36のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d39)
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段と、
複数種類の表示を実行可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記第一の演出は、第一の操作態様で前記操作手段により第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出であり、
前記第二の操作態様は、前記第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い操作態様であり、
前記第一の回数は、1を超える回数であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の選択表示であり、
前記第一の選択表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第一の画像であり、
前記第一の画像は、前記第一の選択表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合よりも、前記第一の操作態様で前記操作手段により第二の回数の操作が行われた場合の方が選択されやすい画像であり、
前記第二の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d40)
付記d39に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第四の演出であり、
前記第四の演出は、前記第一の演出とは異なる演出であり、
前記第四の演出は、前記第一の選択表示において、前記第一の画像が選択された場合に開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d41)
付記d39又はd40に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段を備え、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第三の演出は、前記図柄変動表示の実行中において開始可能な演出であり、
前記第三の演出は、前記操作手段を前記第一の操作態様で連続的に操作させることを促す演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により前記第一の回数の操作が行われた場合に開始可能な演出であり、
前記第一の演出は、前記第三の演出の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合にも開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d42)
付記d39乃至d41のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の操作態様とは、前記操作手段が操作されている状態が第一の時間維持されている操作態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d43)
付記d42に記載の遊技台であって、
前記操作手段が操作されている状態が第二の時間維持された場合に、該操作手段が疑似的に前記第一の操作態様で前記第一の回数操作されたものとして前記第一の演出が開始可能に構成されており、
前記第二の時間は、前記第一の時間以上の時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d44)
付記d42又はd43に記載の遊技台であって、
前記第一の選択表示の実行中では、前記操作手段が操作されている状態が前記第一の時間以上維持された場合であっても、該操作手段により1回の操作が行われたものとされるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d45)
付記d39乃至d44のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の画像は、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われたのみでは選択されない画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d46)
付記d39乃至d45のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の選択表示であり、
前記第二の選択表示は、前記操作手段の操作に応じて複数種類の画像のうちの一の画像を選択可能な選択表示であり、
前記第二の選択表示は、前記第一の選択表示とは異なる選択表示であり、
前記複数種類の画像のうちの一の画像は、第二の画像であり、
前記第二の画像は、前記第二の選択表示の実行中において、前記第一の操作態様で前記操作手段により第三の回数の操作が行われた場合に選択可能な画像であり、
前記第二の画像は、前記第二の選択表示の実行中において、前記第二の操作態様で前記操作手段により1回の操作が行われた場合に選択可能な画像であり、
前記第三の回数は、1を超える回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d47)
付記d46に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第五の演出であり、
前記第五の演出は、前記第二の選択表示において、前記第二の画像が選択された場合に開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d48)
付記d39乃至d47のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段による前記第一の演出を開始させるための操作を受付可能な状態では、第一の状態となる手段であり、
前記発光手段は、前記第一の選択表示の実行中では、第二の状態となる手段であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態とは異なる状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d49)
付記d48に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、発光している状態であり、
前記第二の状態は、発光していない状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d50)
付記d48に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、第一の態様で発光している状態であり、
前記第二の状態は、第二の態様で発光している状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d51)
付記d50に記載の遊技台であって、
前記第一の態様は、第一の色であり、
前記第二の態様は、第二の色である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d52)
付記d39乃至d51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d53)
付記d39乃至d51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d54)
図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段と、
遊技者により操作が可能な操作手段と、
複数種類の表示を表示可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示態様での表示(以下、「第一の表示」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示態様での表示(以下、「第二の表示」という。)であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、前記図柄変動表示の表示中に表示が開始される場合がある表示であり、
前記第二の表示は、前記図柄変動表示の表示中に表示が開始される場合がある表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を連打することを促す表示(以下、「第三の表示」という。)であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に表示が開始される場合がある表示であり、
前記第一の表示は、前記第三の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が長押しされた場合にも表示が開始される場合がある表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、遊技者に前記操作手段を操作することを促す表示(以下、「第四の表示」という。)であり、
前記第四の表示は、前記第三の表示とは異なる表示であり、
前記第二の表示は、前記第四の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が2以上の回数操作された場合に表示が開始される場合がある表示であり、
前記第二の表示は、前記第四の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が一回長押しされたことのみでは表示が開始されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d55)
付記d54に記載の遊技台であって、
複数種類の発光状態で発光可能な発光手段を備え、
前記発光手段は、前記操作手段の内側から光を照射可能な手段であり、
前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第一の発光状態であり、
前記発光手段は、前記操作手段の操作を受け付ける状態では、前記第一の発光状態となる手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d56)
付記d55に記載の遊技台であって、
前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第二の発光状態であり、
前記第一の発光状態は、点灯状態であり、
前記第二の発光状態は、消灯状態であり、
前記発光手段が前記点灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付ける状態であることを表しており、
前記発光手段が前記消灯状態とされることで、前記操作手段の操作を受け付けない状態であることを表している、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d57)
付記d55に記載の遊技台であって、
前記複数種類の発光状態のうちの一の発光状態は、第二の発光状態であり、
前記第一の発光状態は、第一の発光態様で発光している状態であり、
前記第二の発光状態は、第二の発光態様で発光している状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d58)
付記d54乃至d57のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、予告表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d59)
付記d54乃至d58のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、複数の選択肢の中から一の選択肢を選択することを指示する表示(以下、「選択表示」という。)であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記複数の選択肢のうちの第一の選択肢が選択された際に表示される表示(以下、「第五の表示」という。)であり、
前記第五の表示は、前記選択表示の表示が開始された後で、前記操作手段が2以上の回数操作された場合に表示が開始される場合がある表示であり、
前記第五の表示は、前記選択表示の表示が開始された後で、前記操作手段が一回長押しされたことのみでは表示が開始されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d60)
付記d59に記載の遊技台であって、
前記第五の表示は、前記選択表示の表示が開始された後で、前記操作手段の操作回数が第一の回数の場合に表示が開始される表示であり、
前記第一の回数は、2以上の回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d61)
付記d54乃至d60のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示の表示が開始された後で、前記操作手段が長押しされた場合に、前記操作手段が連打されたものとして前記第一の表示の表示が開始される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d62)
付記d54乃至d61のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
長押しとは、前記操作手段が操作されている状態が予め定められた時間にわたって維持されていることである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d63)
付記d54乃至d62のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記操作手段の操作を受け付ける複数の状態のうちの一の状態は、第一の状態であり、
前記操作手段の操作を受け付ける複数の状態のうちの一の状態は、第二の状態であり、
前記第二の状態は、前記第一の状態とは別の状態であり、
前記第三の表示は、前記第一の状態で表示される表示であり、
前記第四の表示は、前記第二の状態で表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d64)
付記d63に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、前記第一の表示の表示を開始させるための操作を受け付ける状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d65)
付記d63又はd64に記載の遊技台であって、
前記第二の状態は、前記第二の表示の表示を開始させるための操作を受け付ける状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d66)
付記d63乃至d65のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、該第一の状態となってから予め定められた時間が経過すると終了する状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d67)
付記d63乃至d66のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の状態は、該第二の状態となってから予め定められた時間が経過すると終了する状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d68)
付記d54乃至d67のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第四の表示の表示が開始された後で、前記操作手段の操作回数が第二の回数の場合に表示が開始される表示であり、
前記第二の回数は、2以上の回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d69)
付記d54乃至d68のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、第一の画像を含む表示であり、
前記第一の画像は、前記操作手段の外観を示す画像を含む画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d70)
付記d69に記載の遊技台であって、
前記第四の表示は、複数の第二の画像を含む表示であり、
前記第二の画像は、前記操作手段の外観を示す画像を含む画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d71)
付記d70に記載の遊技台であって、
前記第二の画像は、前記第一の画像と表示態様が異なる画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d72)
付記d54乃至d71のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d73)
第一の操作手段と、
第二の演出手段と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出の演出態様は、前記第一の演出の演出態様とは異なる演出態様であり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、前記第一の演出が開始される場合があり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の演出が開始されず、
前記第二の演出手段は、発光手段であり、
前記第二の演出は、前記第二の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d74)
付記d73に記載の遊技台であって、
付記d73に記載の「前記第二の演出手段によって実行される演出」とは、「前記第二の演出手段が第二の発光態様で発光することによって実行される演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d75)
付記d73又はd74に記載の遊技台であって、
第一の演出手段を備え、
前記第一の演出手段は、画像表示手段であり、
前記第一の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d76)
付記d73乃至d75のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第三の演出手段を備え、
前記第三の演出手段は、可動可能な手段であり、
前記第二の演出手段は、前記第三の演出手段に設けられた手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d77)
付記d76に記載の遊技台であって、
前記第三の演出手段は、画像表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d78)
付記d73乃至d77に記載の遊技台であって、
前記第二の演出手段は、第一の発光態様で発光可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d79)
第一の操作手段を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出の演出態様は、前記第一の演出の演出態様とは異なる演出態様であり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、前記第一の演出が開始される場合があり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の演出が開始されず、
前記第二の演出は、第二の演出手段によって実行される演出であり、
前記第二の演出手段は、発光手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d80)
付記d79に記載の遊技台であって、
付記d79に記載の「第二の演出手段によって実行される演出」とは、「第二の演出手段が第二の発光態様で発光することによって実行される演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d81)
付記d81に記載の遊技台であって、
前記第二の演出手段は、第一の発光態様で発光可能な手段であり、
前記第一の発光態様は、前記第二の発光態様とは異なる発光態様である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d82)
付記d79乃至d81のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第一の演出手段を備え、
前記第一の演出手段は、第一の画像表示手段であり、
前記第一の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d83)
付記d79乃至d82のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第三の演出手段を備え、
前記第三の演出手段は、可動手段であり、
前記第二の演出手段は、前記第三の演出手段に設けられた手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d84)
付記d83に記載の遊技台であって、
第四の演出手段を備え、
前記第四の演出手段は、第二の画像表示手段であり、
前記第四の演出手段は、前記第三の演出手段に設けられた手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記85)
付記79乃至84のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段を備え、
前記第一の演出は、前記図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出であり、
前記第二の演出は、前記図柄変動表示の表示中に開始される場合がある演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d86)
付記d79乃至d85のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたものとして前記第一の演出が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d87)
付記d79乃至d86のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
付記d79に記載の「第一の操作態様で操作」とは、「複数回操作」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d88)
付記d79乃至d87のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
付記d79に記載の「第二の操作態様で操作」とは、「長押し操作」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d89)
付記d88に記載の遊技台であって、
前記長押し操作とは、操作されている状態があらかじめ定められた時間にわたって維持されている操作のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d79)
第一の操作手段を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて実行される場合がある演出であり、
前記第二の演出の演出態様は、前記第一の演出の演出態様とは異なる演出態様であり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、前記第一の演出が開始される場合があり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の演出が開始されず、
前記第二の演出は、裏ボタン演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d80)
付記d79に記載の遊技台であって、
第一の演出手段を備え、
前記第一の演出手段は、画像表示手段であり、
前記第一の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d81)
付記d80に記載の遊技台であって、
付記d80に記載の「前記第一の演出手段によって実行される演出」とは、「前記第一の演出手段が第一の表示を表示することによって実行される演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d82)
付記d79乃至d81のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の演出は、前記第一の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d83)
付記82に記載の遊技台であって、
付記82に記載の「前記第一の演出手段によって実行される演出」とは、「前記第一の演出手段が第二の表示を表示することによって実行される演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d84)
付記d79乃至d81のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第二の演出手段を備え、
前記第二の演出手段は、発光手段であり、
前記第二の演出は、前記第二の演出手段によって実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d85)
付記d84に記載の遊技台であって、
付記d84に記載の「前記第二の演出手段によって実行される演出」とは、「前記第二の演出手段が第二の発光態様で発光することによって実行される演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d86)
第一の操作手段と、
第二の操作手段と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の表示を実行可能に構成されており、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第一の表示は、前記第一の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて表示される場合がある表示であり、
前記第二の表示は、前記第二の操作手段が第一の操作態様で操作されたことに応じて表示される場合がある表示であり、
前記第二の表示の表示態様は、前記第一の表示の表示態様とは異なる表示態様であり、
前記第一の操作手段が第二の操作態様で操作されると、前記第一の表示が開始される場合があり、
前記第二の操作手段が第二の操作態様で操作されたことでは、前記第二の表示が開始されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d87)
付記d86に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、設定画面において表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d88)
付記d86又はd87に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、複数の選択肢のうちの一の選択肢が選択されている際に表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e1)
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段と、
ミニゲームを表示可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
前記装飾図柄変動表示に関連する演出表示(以下、「第一の演出表示」という。)は、前記操作手段の操作を促す表示(以下、「第一の操作促進表示」という。)を含む表示であり、
前記ミニゲームに関連する演出表示(以下、「第二の演出表示」という。)は、前記操作手段の操作を促す表示(以下、「第二の操作促進表示」という。)を含む表示であり、
前記第一の演出表示は、第一の期間に表示される場合がある表示であり、
前記第二の演出表示は、第二の期間に表示される場合がある表示であり、
前記第一の表示と前記第二の表示は、少なくとも一部が重なる期間(以下、「第三の期間」という。)であり、
前記第一の演出表示の結果は、予告(以下、「第一の予告」という。)として行われるものであり、
前記第二の演出表示の結果は、前記第一の予告に関連する予告(以下、「第二の予告」という。)として行われるものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e2)
付記e1に記載の遊技台であって、
前記第三の期間に前記操作手段の操作があった場合は、前記第二の予告が行われた後で該第二の予告に応じた前記第一の予告が行われる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e3)
付記e1に記載の遊技台であって、
前記第三の期間に前記操作手段の操作があった場合は、前記第一の予告と前記第二の予告のうちの少なくとも該第一の予告が行われるものであり、
前記第二の予告が行われた後で該第二の予告に応じて前記第一の予告が変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e4)
付記e1乃至e3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の期間において前記第一の演出表示は前記第二の演出表示にオーバーラップされる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e5)
付記e1乃至e4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の演出表示は、前記ミニゲームに関する前記操作手段の有効期間の表示を含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e6)
付記e1乃至e5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の予告は、複数の態様で実行可能な予告であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第一の態様であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第二の態様であり、
前記第一の予告は、前記第一の態様で行われるよりも前記第二の態様で行われる場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記ミニゲームが開始された場合は、前記第一の予告が前記第一の態様よりも前記第二の態様の方が行われやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e7)
付記e6に記載の遊技台であって、
前記第二の予告は、複数の態様で実行可能予告であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第三の態様であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第四の態様であり、
前記第二の予告は、前記第四の態様で実行された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されるように構成されており、
前記第一の予告が前記第二の態様で実行された場合に前記第二の予告が前記第四の態様で実行されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e8)
付記e6に記載の遊技台であって、
前記第二の予告は、複数の態様で実行可能予告であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第三の態様であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第四の態様であり、
前記第二の予告は、前記第三の態様で実行されるよりも前記第四の態様で実行された場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第二の場合よりも第一の場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第三の場合よりも第二の場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第四の場合よりも第三の場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記第一の場合とは、前記第一の予告が前記第二の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第四の態様で実行された場合のことであり、
前記第二の場合とは、前記第一の予告が前記第二の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第三の態様で実行された場合のことであり、
前記第三の場合とは、前記第一の予告が前記第一の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第四の態様で実行された場合のことであり、
前記第四の場合とは、前記第一の予告が前記第一の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第三の態様で実行された場合のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e9)
付記e6に記載の遊技台であって、
前記第二の予告は、複数の態様で実行可能予告であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第三の態様であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第四の態様であり、
前記第二の予告は、前記第三の態様で実行されるよりも前記第四の態様で実行された場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第一の場合と第二の場合とでは、最終的に大当り図柄が確定表示される確率が同じであるか、該第一の場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第二の場合と第三の場合とでは、最終的に大当り図柄が確定表示される確率が同じであるか、該第二の場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
第三の場合と第四の場合とでは、最終的に大当り図柄が確定表示される確率が同じであるか、該第三の場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記第一の場合とは、前記第一の予告が前記第二の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第四の態様で実行された場合のことであり、
前記第二の場合とは、前記第一の予告が前記第二の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第三の態様で実行された場合のことであり、
前記第三の場合とは、前記第一の予告が前記第一の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第四の態様で実行された場合のことであり、
前記第四の場合とは、前記第一の予告が前記第一の態様で実行され、且つ、前記第二の予告が前記第三の態様で実行された場合のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e10)
付記e1乃至e9のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の演出表示の結果が行われるために必要となる前記操作手段が操作される回数と、前記第二の演出表示の結果が行われるために必要となる該操作手段が操作される回数は異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e11)
付記e1乃至e10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームが行われないで前記第一の予告が行われる場合よりも前記ミニゲームが行われて前記第一の予告が行われる場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e12)
装飾図柄変動表示を実行可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
複数種類のミニゲームが実行可能に構成されており、
前記複数種類のミニゲームのうちの一つは、第一のミニゲームであり、
前記複数種類のミニゲームのうちの一つは、第二のミニゲームであり、
前記第一のミニゲームは、ある表示領域を用いて表示されるミニゲームであり、
前記第二のミニゲームは、前記ある表示領域を用いて表示されるミニゲームであり、
前記第一のミニゲームと前記第二のミニゲームは、異なるミニゲームである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e13)
付記e12に記載の遊技台であって、
複数の予告を実行可能な予告手段を備え、
前記複数の予告のうちの一つは、第一の予告であり、
前記複数の予告のうちの一つは、第二の予告であり、
前記第一の予告が行われた場合よりも前記第二の予告が行われた場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記第一のミニゲームの結果のうちの一つは、前記第二の予告が行われることを示唆する結果(以下、「第二の結果」という。)であり、
前記第二のミニゲームの結果のうちの一つは、前記第二の結果である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e14)
付記e12又はe13に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記装飾図柄変動表示の実行中に複数種類の演出を表示可能な手段であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一のミニゲームが行われる場合は、前記第二の演出よりも前記第一の演出の方が行われやすく構成されており、
前記第二のミニゲームが行われる場合は、前記第一の演出よりも前記第二の演出の方が行われやすく構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e15)
付記e12乃至e14のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
非電サポ状態と電サポ状態とで、前記複数種類のミニゲームの出現率が異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e16)
付記e12乃至e15のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一のミニゲームは、第一のキャラクタが登場して行われるミニゲームであり、
前記第二のミニゲームは、前記第一のキャラクタが登場して行われるミニゲームである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e17)
付記e13に記載の遊技台であって、
前記第一のミニゲームは、第一のキャラクタが登場して行われる場合があるゲームであり、
前記第二のミニゲームは、前記第一のキャラクタが登場して行われる場合があるミニゲームであり、
前記第一のミニゲームは、第三のキャラクタが登場して行われる場合があるミニゲームであり、
前記第二のミニゲームは、第四のキャラクタが登場して行われる場合があるミニゲームであり、
前記第一のミニゲームは、前記第一のキャラクタが登場した場合よりも前記第三のキャラクタが登場した場合の方が前記第二の結果が導出されやすく、
前記第二のミニゲームは、前記第一のキャラクタが登場した場合よりも前記第四のキャラクタが登場した場合の方が前記第二の結果が導出されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e18)
付記e12乃至e17のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ある表示領域において、ミニゲームが表示されていない場合に別の演出表示(以下、「第三の演出表示」という。)が行われるものであり、
ミニゲームが開始される場合に前記第三の演出表示が消去される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e19)
付記e12乃至e18のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ある表示領域は、枠により区画されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e20)
付記e12乃至e19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ある表示領域は、予め設定された表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e21)
付記e12乃至e20のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ある表示領域は、ミニゲームの開始に関連して予め設定された表示領域が拡大して形成されるものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e22)
付記e12乃至e21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ある表示領域は、前記表示手段に設けられた領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e23)
付記e12乃至e21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段とは別の表示手段(以下、「第二の表示手段」という。)を備え、
前記ある表示領域は、前記第二の表示手段に設けられた領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e24)
複数の予告を実行可能な予告手段と、
ミニゲームを表示可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、パチンコ機であり、
前記複数の予告のうちの一つは、第一の予告であり、
前記複数の予告のうちの一つは、第二の予告であり、
前記第一の予告が行われるよりも前記第二の予告が行われる場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されており、
前記ミニゲームは、複数の結果が用意されたゲームであり、
前記複数の結果のうちの一つは、第一の結果であり、
前記複数の結果のうちの一つは、第二の結果であり、
前記予告は、前記ミニゲームの結果に応じて実行される予告であり、
前記第一の結果が導出された場合よりも前記第二の結果が導出された場合の方が前記第二の予告が行われやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e25)
付記e24に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームの結果が導出される前に、該ミニゲームの結果が前記第二の結果となることで前記第二の予告が行われやすいことが示唆される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e26)
付記e24又はe25に記載の遊技台であって、
第一の演出を実行可能な演出手段を備え、
前記演出手段は、表示手段であり、
前記第一の演出は、装飾図柄変動表示に関連して行われる演出であり、
前記第一の演出は、複数の演出結果が用意された演出であり、
前記複数の演出結果のうちの一つは、第一の演出結果であり、
前記複数の演出結果のうちの一つは、第二の演出結果であり、
前記第一の演出の結果が導出される前に、該第一の演出の結果が前記第二の演出結果となることで有利な展開となることが示唆されるものであり、
前記第二の結果よりも前記第二の演出結果の方が遊技者に有利な特典が付与されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e27)
付記e26に記載の遊技台であって、
前記第二の演出結果が導出された場合は、大当りが付与される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e28)
付記e26又はe27に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームは、第一の期間に実行可能なゲームであり、
前記第一の演出は、第二の期間に実行可能な演出であり、
前記第一の期間と前記第二の期間は、少なくとも一部が重なる期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e29)
付記e26乃至e28のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
一の装飾図柄変動表示において、前記第一の演出よりも前記ミニゲームの方が先に開始される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e30)
付記e24乃至e29のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段を備え、
前記ミニゲームにおいて前記操作手段が操作された場合は、該ミニゲームの結果が導出されるように構成されており、
前記ミニゲームにおいて前記操作手段が操作されなかった場合は、該ミニゲームの結果が導出されないように構成されており、
前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、前記第二の予告よりも前記第一の予告が行われやすく、
前記ミニゲームの結果が導出された場合は、前記第一の予告よりも前記第二の予告が行われやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e31)
付記e24乃至e30のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の予告が実行される予定であった場合(以下、「第一の場合」という。)でも、前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は前記第一の予告が実行される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e32)
付記e31に記載の遊技台であって、
複数種類の保留アイコンを表示可能な保留アイコン表示手段を備え、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第一の保留アイコンであり、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第二の保留アイコンであり、
前記第一の予告は、前記第一の保留アイコンが表示される予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の保留アイコンが表示される予告であり、
前記ミニゲームは、前記第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に開始され、
前記第一の場合において、前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は前記第一の保留アイコンが前記第二の保留アイコンに変化させず、
前記第一の場合において、前記ミニゲームの結果が導出された場合は前記第一の保留アイコンを前記第二の保留アイコンに変化させる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e33)
付記e31に記載の遊技台であって、
複数種類の保留アイコンを表示可能な保留アイコン表示手段を備え、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第一の保留アイコンであり、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第二の保留アイコンであり、
前記第一の予告は、前記第一の保留アイコンが表示される予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の保留アイコンが表示される予告であり、
前記ミニゲームは、前記第一の保留アイコンが表示されている状態において、ある図柄変動表示の実行中に開始され、
前記第一の場合において、前記ミニゲームの結果が導出された場合は、前記ある図柄変動表示の実行中に前記第一の保留アイコンを前記第二の保留アイコンに変化させ、
前記第一の場合において、前記ミニゲームの結果が導出されなかった場合は、前記ある図柄変動表示の実行中に前記第一の保留アイコンが前記第二の保留アイコンに変化させず、該ある図柄変動表示よりも後で開始される図柄変動表示の実行中に該第一の保留アイコンから該第二の保留アイコンに変化させる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e34)
付記e24乃至e29のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段を備え、
前記ミニゲームにおいて、前記操作手段が操作された場合と該操作手段が操作されなかった場合とで同じ結果が導出される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e35)
付記e24乃至e34のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームは、リーチ前に開始される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e36)
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段と、
表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
前記表示手段は、ミニゲームを表示可能な手段であり、
前記操作手段が操作されることで前記ミニゲームの結果が導出される構成であり、
前記操作手段の操作状況によって前記ミニゲームの結果が変化する構成であり、
前記ミニゲームの結果は、当否判定の結果と関わらない結果(以下、「第一の結果」という。)含む場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e37)
付記e36に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームは、ある課題の達成を目的としたゲームであり、
前記操作手段の操作状況によって前記ある課題が達成されるかどうかが変わるものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e38)
付記e36又はe37に記載の遊技台であって、
装飾図柄変動表示を実行可能な装飾図柄表示手段を備え、
前記ミニゲームは第一の期間に開始される場合(以下、「第一の場合」という。)があるゲームであり、
前記第一の期間は、前記装飾図柄変動表示の開始が保留されていない期間であり、
前記第一の期間は、前記装飾図柄変動表示が実行されていない期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e39)
付記e38に記載の遊技台であって、
前記操作手段のオート操作が実行可能に構成されており、
前記第一の場合における前記ミニゲームでは、前記オート操作が実行不能に構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e40)
付記e38又はe39に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームは、第二の期間に開始される場合(以下、「第二の場合」という。)があり、
前記第二の期間は、前記装飾図柄変動表示の実行中と大当り遊技の実行中を含む期間であり、
前記第二の場合よりも前記第一の場合の方が、前記ミニゲームの結果として前記第一の結果が導出されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e41)
付記e40に記載の遊技台であって、
前記第二の期間は、前記第一の期間を含まない期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e42)
付記e40又はe41に記載の遊技台であって、
前記第一の場合よりも前記第二の場合の方が、前記ミニゲームの結果として前記装飾図柄変動表示の結果に関連する結果(以下、「第二の結果」という。)が導出されやすい、ことを特徴とする遊技台。
(付記e43)
付記e42に記載の遊技台であって、
前記装飾図柄変動表示の実行中に前記ミニゲームが開始された場合における前記第二の結果は、予告または先読み予告であり、
前記大当り遊技の実行中に前記ミニゲームが開始された場合における前記第二の結果は、先読み予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e44)
付記e40乃至e43のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の場合と前記第二の場合でミニゲームの種類が異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e45)
付記e40乃至e44のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の場合のミニゲームにおいて、前記操作手段の有効期間表示(以下、「第一の有効期間表示」という。)が表示されるように構成されており、
前記第二の場合のミニゲームにおいて、前記操作手段の有効期間表示(以下、「第二の有効期間表示」という。)が表示されるように構成されており、
前記第一の有効期間表示は、メータ表示であり、
前記第二の有効期間表示は、メータ表示であり、
前記第一の有効期間表示と前記第二の有効期間表示で、前記メータの減る速度が異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e46)
付記e40乃至e45のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の場合のミニゲームにおいて、前記操作手段の操作を促す表示(以下、「第一の操作促進表示」という。)が表示されるように構成されており、
前記第二の場合のミニゲームにおいて、前記操作手段の操作を促す表示(以下、「第二の操作促進表示」という。)が表示されるように構成されており、
前記第一の操作促進表示は、第一の数の表示パターンを備えており、
前記第二の操作促進表示は、第二の数の表示パターンを備えており、
前記第一の数と前記第二の数では、前記第二の数の方が大きい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e47)
付記e38乃至e46のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の場合は、前記ミニゲームの結果として前記第一の結果のみが導出される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e48)
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段と、
複数種類の演出表示を表示可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第一の演出表示であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一つは、第二の演出表示であり、
前記第一の演出表示は、装飾図柄変動表示に関連する演出表示であり、
前記第二の演出表示は、ミニゲームの演出表示であり、
前記第一の演出表示は、大当り予告(以下、「第一の予告」という。)が実行される場合がある演出表示であり、
前記第二の演出表示は、前記第一の予告に関連する予告(以下、「第二の予告」という。)が導出される場合がある演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e49)
付記e48に記載の遊技台であって、
前記第一の予告は、疑似連表示による予告であり、
前記疑似連表示とは、一回の装飾図柄変動表示において、装飾図柄の仮停止表示を複数回表示する表示であり、
前記第二の予告は、前記疑似連表示における前記装飾図柄の仮停止表示の回数が増加することの予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e50)
付記e48に記載の遊技台であって、
前記第一の予告は、疑似連表示による予告であり、
前記疑似連表示とは、一回の装飾図柄変動表示において、装飾図柄の仮停止表示を複数回表示する表示であり、
前記第二の予告は、前記疑似連表示が開始されることの予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e51)
付記e48に記載の遊技台であって、
前記第一の予告は、疑似連表示による予告であり、
前記疑似連表示とは、一回の装飾図柄変動表示において、装飾図柄の仮停止表示を複数回表示する表示であり、
前記第二の予告は、前記疑似連表示における前記装飾図柄の仮停止表示の回数の予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f1)
第一の操作手段と、
第二の操作手段と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始可能となるように構成されており、
前記第一の演出が実行されている状態のうちの少なくとも一部の状態(以下、「第一の状態」という。)において、前記第二の操作手段が振動するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、前記第一の演出は、予告演出であってもよい。また、前記第二の操作手段は、前記第一の操作手段よりも大きな操作手段であってもよいし、小さな操作手段であってもよい。
(付記f2)
付記f1に記載の遊技台であって、
前記第一の状態は、前記第一の演出が実行されている全期間における状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f3)
付記f1又はf2に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第二の操作手段が第二の期間内に操作されると前記第二の演出が開始される場合と、該第二の操作手段が操作されても該第二の演出が開始されない場合とがあるように構成されており、
前記第二の操作手段は、前記第二の期間内に該第二の操作手段が操作されると、振動する場合がある操作手段である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、前記第二の操作手段は、前記第二の期間内に該第二の操作手段が操作されると、必ず振動する操作手段であってもよい。
(付記f4)
付記f3に記載の遊技台であって、
前記第二の演出が実行されている状態のうちの少なくとも一部の状態(以下、「第二の状態」という。)においても、前記第二の操作手段が振動するように構成されており、
前記第一の状態は、前記第二の演出が実行されていない状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f5)
付記f1乃至f4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段が第一の期間内に操作されると前記第一の演出が開始される場合と、該第一の操作手段が操作されても該第一の演出が開始されない場合とがあるように構成されており、
前記第二の操作手段は、前記第一の期間内に該第二の操作手段が操作されると、振動する場合ある操作手段である、
ことを特徴とする遊技台。
すなわち、前記第一の演出が実行されていない状態においても、前記第二の操作手段が振動する場合があるように構成されていたり、あるいは必ず振動するように構成されている。
(付記f6)
付記f5に記載の遊技台であって、
複数種類の報知を実行可能に構成されており、
前記複数種類の報知のうちの一の報知は、第一の報知であり、
前記第一の報知は、前記第一の操作手段の操作を促す報知であり、
前記第一の報知は、前記第一の期間内に行われるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
すなわち、前記第二の操作手段は、前記第一の報知が実行されている状態で該第二の操作手段が操作されると、振動する場合がある操作手段であってもよいし、必ず振動する操作手段であってもよい。
(付記f7)
付記f1乃至f6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて、前記第一の演出および前記第三の演出のうちのいずれか一方の演出が開始可能となるように構成されており、
前記第三の演出が実行されている状態では、前記第二の操作手段が振動しないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f8)
付記f1乃至f7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の演出は、前記第一の操作手段が無操作の状態でも開始可能な演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f9)
付記f1乃至f8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f10)
付記f1乃至f8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g1)
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段と、
複数の表示を表示可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の表示のうちの一つは、第一の表示であり、
前記複数の表示のうちの一つは、第二の表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段の操作有効期間に関連する表示を含む表示であり、
前記第二の表示は、前記操作手段の操作有効期間に関連する表示を含む表示であり、
前記第二の表示は、前記操作手段が操作されたことに応じて予告表示(以下、「第一の予告表示」という。)が開始されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g2)
付記g1に記載の遊技台であって、
前記第一の予告表示は、前記操作手段の操作有効期間に関連する表示を含む表示を含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g3)
付記g1又はg2に記載の遊技台であって、
前記第一の予告表示は、ある演出の実行中に表示される場合がある表示であり、
前記ある演出は、前記第一の予告表示が表示開始された後で発展するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g4)
付記g3に記載の遊技台であって、
前記複数の表示のうちの一つは、第三の表示であり、
前記第三の表示は、前記操作有効期間に前記操作手段が操作された場合に表示される場合がある表示であり、
前記第三の表示は、予告表示(以下、「第三の予告表示」という。)であり、
前記ある演出は、前記第三の予告表示が表示開始された後で発展するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g5)
付記g4に記載の遊技台であって、
前記第三の予告表示は、前記操作有効期間に前記操作手段が操作されなかったとしても表示される場合がある表示であり、
前記第一の予告表示は、前記操作有効期間に前記操作手段が操作されなかった場合に表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g6)
付記g1乃至g5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、前記操作手段が操作された後で前記第一の予告表示が行われる表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段が操作される前にも別の予告表示(以下、「第二の予告表示」という。)が行われる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g7)
付記g6に記載の遊技台であって、
前記第一の予告表示は、第一の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記第一の予告表示は、第三の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記第二の予告表示は、第二の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記第二の予告表示は、第四の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記第二の予告表示が前記第二の表示態様で表示された場合よりも該第二の予告表示が前記第四の表示態様で表示された場合の方が、前記第三の表示態様による前記第一の予告表示が表示されやすいように構成されており、
前記第一の予告表示が前記第一の表示態様で表示された場合よりも該第一の予告表示が前記第三の表示態様で表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g8)
付記g1乃至g6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数の表示のうちの一つは、第四の表示であり、
前記第四の表示は、前記操作手段の操作促進表示であり、
前記操作促進表示は、第五の表示態様で表示される場合がある表示であり、
前記操作促進表示は、第六の表示態様で表示される場合がある表示であり、
前記第一の予告表示は、第一の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記第一の予告表示は、第三の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記操作促進表示が前記第五の表示態様で表示された場合よりも該操作促進表示が前記第六の表示態様で表示された場合の方が、前記第三の表示態様による前記第一の予告表示が表示されやすいように構成されており、
前記第一の予告表示が前記第一の表示態様で表示された場合よりも該第一の予告表示が前記第三の表示態様で表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g9)
付記g1乃至g8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の予告表示は、前記操作有効期間の残り期間の少なくとも一部の期間で表示される表示であり、
前記操作有効期間が開始してから第一の期間経過して前記操作手段が操作された場合に前記第一の予告表示が表示される期間は、第三の期間であり、
前記操作有効期間が開始してから第二の期間経過して前記操作手段が操作された場合に前記第一の予告表示が表示される期間は、第四の期間であり、
前記第一の期間よりも前記第二の期間の方が長い期間であり、
前記第三の期間よりも前記第四の期間の方が短い期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g10)
付記g9に記載の遊技台であって、
前記第一の期間と前記第三の期間の合計の長さは、前記操作有効期間と同じ長さ、又は該操作有効期間よりも短い長さであり、
前記第二の期間と前記第四の期間の合計の長さは、前記操作有効期間と同じ長さ、又は該操作有効期間よりも短い長さである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g11)
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段と、
第一の表示を表示可能な表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の表示は、前記操作手段の操作有効期間に関する表示を含む表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段が操作されたことに応じて予告表示(以下、「第一の予告表示」という。)が開始されるように構成されており、
前記第一の予告表示は、前記操作手段の操作有効期間に関する表示を含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g12)
付記g11に記載の遊技台であって、
前記第一の予告表示は、ある演出の実行中に表示される場合がある表示であり、
前記ある演出は、前記第一の予告表示が表示開始された後で発展するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g13)
付記g12に記載の遊技台であって、
前記複数の表示のうちの一つは、第三の表示であり、
前記第三の表示は、前記操作有効期間に前記操作手段が操作された場合に表示される場合がある表示であり、
前記第三の表示は、予告表示(以下、「第三の予告表示」という。)であり、
前記ある演出は、前記第三の予告表示が表示開始された後で発展するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g14)
付記g13に記載の遊技台であって、
前記第三の予告表示は、前記操作有効期間に前記操作手段が操作されなかったとしても表示される場合がある表示であり、
前記第一の予告表示は、前記操作有効期間に前記操作手段が操作されなかった場合に表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g15)
付記g11乃至g14のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、前記操作手段が操作された後で前記第一の予告表示が行われる表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段が操作される前にも別の予告表示(以下、「第二の表示」という。)が行われる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g16)
付記g11乃至g15のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数の表示のうちの一つは、第四の表示であり、
前記第四の表示は、前記操作手段の操作促進表示であり、
前記操作促進表示は、第五の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記操作促進表示は、第六の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記第一の予告表示は、第一の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記第一の予告表示は、第三の表示態様で表示される場合がある予告表示であり、
前記操作促進表示が前記第五の表示態様で表示された場合よりも是該操作促進表示が前記第六の表示態様で表示された場合の方が、前記第三の表示体硫黄による前記第一の予告表示が表示されやすいように構成されており、
前記第一の予告表示が前記第一の表示態様で表示された場合よりも該第一の予告表示が前記第三の表示態様で表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g17)
付記g11乃至g16のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の予告表示は、前記操作有効期間の残り期間の少なくとも一部の期間で表示される表示であり、
前記操作有効期間が開始してから第一の期間経過して前記操作手段が操作された場合に前記第一の予告表示が表示される期間は、第三の期間であり、
前記操作有効期間が開始してから第二の期間経過して前記操作手段が操作された場合に前記第一の予告表示が表示される期間は、第四の期間であり、
前記第一の期間よりも前記第二の期間の方が長い期間であり、
前記第三の期間よりも前記第四の期間の方が短い期間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g18)
付記g17に記載の遊技台であって、
前記第一の期間と前記第三の期間の合計の長さは、前記操作有効期間と同じ長さ、又は該操作有効期間よりも短い長さであり、
前記第二の期間と前記第四の期間の合計の長さは、前記操作有効期間と同じ長さ、又は該操作有効期間よりも短い長さである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g19)
複数の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
前記複数の表示のうちの一つは、第一の表示であり、
前記複数の表示のうちの一つは、第二の表示であり、
前記第一の表示は、ある演出に関連する表示であり、
前記第二の表示は、前記ある演出に関連する表示であり、
前記第一の表示は、装飾図柄変動表示の実行中において装飾図柄の組合せの少なくとも一部を構成する表示として一旦表示される場合がある表示であり、
前記第二の表示は、前記装飾図柄の組合せを構成しない表示であり、
前記第一の表示と前記第二の表示は、少なくとも一部が異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g20)
付記g19に記載の遊技台であって、
前記ある演出は、前記第一の表示が表示された後で開始される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g21)
付記g19又はg20に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、第一の数のパターン数が設けられた表示であり、
前記第二の表示は、第二の数のパターン数が設けられた表示であり、
前記第一の数よりも前記第二の数の方が大きい数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g22)
付記g21に記載の遊技台であって、
前記第一の数は、一である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g23)
付記g19乃至g22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記装飾図柄の組合せは、三であり、
前記ある演出は、前記装飾図柄の組合せとして三の前記第一の表示が一旦表示された場合に開始される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、三の第一の表示の表示態様が同一であってもよいし、一部又は全部が互いに異なってもよい。
(付記g24)
付記g19乃至g22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記装飾図柄の組合せは、三であり、
前記装飾図柄の組合せは、順次一旦表示される構成となっており、
前記ある演出は、前記装飾図柄の組合せのうち最後に一旦表示される装飾図柄として前記第一の表示が表示された場合に開始される演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g25)
付記g19乃至g24のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記装飾図柄変動表示の実行中に前記第一の表示が一旦表示される可能性があることを予告する予告表示を表示する場合がある手段であり、
前記予告表示が表示されない場合よりも該予告表示が表示された場合の方が前記第一の表示が一旦表示されやすく構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g26)
付記g19乃至g25のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記装飾図柄変動表示は、装飾図柄の変動を開始した後で当否判定の結果に応じた装飾図柄の組合せが確定表示されるように構成されており、
前記第一の表示は、前記装飾図柄の組合せとして確定表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g27)
付記g19乃至g26のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段を備え、
前記ある演出とは、前記操作手段を用いた演出のことであり、
前記第一の表示は、前記操作手段を模した表示を含む表示であり、
前記第二の表示は、前記操作手段を模した表示を含む表示であり、
前記第一の表示は、前記操作手段の操作有効期間に関する表示を含まない表示であり、
前記第二の表示は、前記ある演出における前記操作手段の操作有効期間に関する表示を含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g28)
付記g27に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、前記ある演出における前記操作手段の操作有効期間が開始されるよりも前に表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g29)
付記g19乃至g26のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段を備え、
前記操作手段は、複数の状態のうちのいずれかの状態を取ることが可能な手段であり、
前記複数の状態のうちの一つは、第一の状態であり、
前記複数の状態のうちの一つは、第二の状態であり、
前記第一の状態と前記第二の状態は、異なる状態であり、
前記第一の表示は、前記第一の状態である前記操作手段に応じた表示パターン(以下、「第一の表示パターン」という。)を備えた表示であり、
前記第二の表示は、前記第二の状態である前記操作手段に応じた表示パターン(以下、
「第二の表示パターン」という。)を備えた表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示パターンを備えた表示であり、
前記第二の表示は、前記第二の表示パターンを備えた表示であり、
前記第一の表示パターンで前記第一の表示が表示された後で前記ある演出において前記第二の表示パターンで前記第二の表示が表示される場合(以下、「第一の場合」という。)があり、
前記第一の場合における前記操作手段は、前記第一の状態よりも前記第二の状態となりやすく構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
以下、これまでに説明したことも含めて付記する。
(付記h1)
画像表示手段を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数種類の表示を表示可能な表示手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の表示であり、
前記第一の表示は、或る演出が行われるまでの時間を報知する表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、前記或る演出が開始されるまでの時間が変化することを予告する場合がある表示であり、
前記第一の表示の表示中に前記第二の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、「或る演出」とは、表示、演出可動手段(サブ液晶、バーサライタ、導光板等の画像表示手段を含む)による演出であってもよい。
(付記h2)
付記h1に記載の遊技台であって、
前記第二の表示が表示される場合において、該第二の表示が表示された後に前記第一の表示の表示態様が変化するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第二の表示が表示されなくても、第一の表示の表示態様が変化する場合があってもよい。また、第二の表示が表示された場合のみ第一の表示の表示態様が変化してもよい。
(付記h3)
付記h1又はh2に記載の遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数の画像表示手段から構成された手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第一の画像表示手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第二の画像表示手段であり、
前記第二の画像表示手段が、前記第一の画像表示手段よりも手前にあるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h4)
付記h3に記載の遊技台であって、
前記第二の画像表示手段において、前記第二の表示が表示される場合があり、
前記第二の表示が表示されている前記第二の画像表示手段によって、前記第一の画像表示手段がオーバーラップされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h5)
付記h1乃至h4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第二の表示が表示されている場合も、第一の表示によって報知される時間が進んでいる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h6)
付記h1乃至h5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
タイマが0になった後に、第二の表示とは別の表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h7)
付記h1乃至h6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第二の表示が表示された方が、表示されない場合よりも大当りしやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h8)
付記h1乃至h7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第三の表示であり、
前記或る演出とは、前記画像表示手段によって表示される前記第三の表示のことであり、
前記代サインの表示とは、演出表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h9)
付記h1乃至h7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
演出可動手段を備え、
前記演出可動手段は、複数種類の動作を実行可能な手段であり、
前記複数種類の動作のうちの一の種類の動作は、演出動作であり、
前記或る演出とは、演出可動手段による演出動作のことである、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、演出動作以外の動作が実行されてもよく、演出動作以外の動作として、例えば、電源投入時の動作、初期位置戻し動作、あるいは、退避動作がある。また、演出可動手段は、遊技盤に設けられたものに限定されず、例えば、枠(前扉)に設けられたものであってもよい。
(付記h10)
付記h1乃至h9のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記或る演出が発生した場合の方が、発生しない場合よりも大当りしやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h11)
付記h1乃至h10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が表示されてから前記第二の表示が表示されるまでの間に熱い演出表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h12)
付記h1乃至h11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h13)
付記h1乃至h11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h14)
画像表示手段を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二の演出表示であり、
前記期間表示は、リーチ中の或る期間において表示される表示であり、
前記期間表示は、前記第一の演出表示が表示される可能性があるタイミング(以下、「第一のタイミング」という。)を報知する表示であり、
前記第一のタイミングとなる前に、前記期間表示が消去される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、期間表示の表示される期間は、リーチ中に限らず、変動中、大当り中であってもよい。また、リーチ中であっても、第一のリーチでは表示されるが第二のリーチでは表示されないものであってもよい。
(付記h15)
付記h14に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第三の演出表示であり、
前記期間表示によって前記第三の演出表示が表示されるタイミングが報知されない場合があり、
前記第三の演出表示の表示中において、前記期間表示が非表示となる、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、演出表示以外にも、例えば、玉抜きエラー等のエラー報知、発射位置を指示する報知や、プリペイドカードの抜き忘れ防止報知等のエラー以外の報知、LEDによる発光、役物による演出動作が行われてもよい。また、第三の表示が表示されるタイミングを期間表示によって報知してもよい。また、第三の表示が表示されるタイミングは、期間表示によって報知されなくてもよい。
(付記h16)
付記h15に記載の遊技台であって、
前記第三の演出表示は、当否判定の結果が大当りとなる図柄変動(以下、「大当り図柄変動」という。)において表示される場合がある演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h17)
付記h16に記載の遊技台であって、
前記第三の演出表示は、当否判定の結果がはずれとなる図柄変動(以下、「ハズレ図柄変動」という。)において表示される場合がある演出表示であり、
前記ハズレ図柄変動よりも前記大当り図柄変動の方が前記第三の演出表示が表示される頻度が高いように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h18)
付記h15乃至h17のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
演出可動手段を備え、
前記演出可動手段は、演出動作を行う場合がある手段であり、
前記第三の演出表示の表示中に、前記電出可動手段が前記演出動作を行う場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h19)
付記h14乃至h18のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示が非表示になった後、該期間表示が視認容易な状態になる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h20)
付記h14乃至h19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記リーチ中の或る期間が終了するまで前記期間表示が非表示となる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h21)
付記h14乃至h19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示は、前記リーチ中の或る期間に必ず表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h22)
付記h14乃至h21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示は、第二の演出表示を表示するタイミング(以下、「第二のタイミング」という。)を報知する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、期間表示によって表示されるタイミングは3回以上であってもよい。また、あるリーチが発生すると必ず3回、別のリーチが発生すると必ず2回チャンスアップを報知するというように、リーチに対応してチャンスアップを報知する箇所が固定されてもよいし、同じリーチであるときは3回報知し、あるときは1回しか報知しないというようにチャンスアップを報知する箇所が変動するようにしてもよい。その場合、「たくさんタイミングを報知している」場合の方が、「あまり報知していない」場合よりも大当りとなりやすくてもよいし、はずれやすくなっていてもよい。また、大当りのなりやすさはタイミングを報知した数によって変動しなくてもよい。また、チャンスアップが発生した数が多いほど大当りとなりやすいようにしてもよいし、チャンスアップが発生した数が少ないほど大当りとなりやすいようにしてもよい。
(付記h23)
付記h14乃至h22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数の画像表示手段から構成された手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第一の画像表示手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第二の画像表示手段であり、
前記第一の画像表示手段は、前記期間表示を表示する場合がある画像表示手段であり、
前記第二の画像表示手段は、演出動作を行う場合がある画像表示手段であり、
前記第二の画像表示手段によって、前記期間表示の少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h24)
付記h14乃至h23のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h25)
画像表示手段を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二の演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第三の表示であり、
前記期間表示は、リーチ中の或る期間において表示される表示であり、
前記期間表示は、前記第一の演出表示が表示される可能性があるタイミング(以下、「第一のタイミング」という。)を報知する表示であり、
前記第一のタイミングとなる前に、前記第三の表示によって、前記第一の演出表示の少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h26)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、第一の表示を表示可能な手段であり、
時間の経過に応じて、前記第一の表示の少なくとも一部の表示態様が第一の速度で変化し、
前記表示手段は、第二の表示を表示可能な手段であり、
時間の経過に応じて、前記第二の表示の少なくとも一部の表示態様が第二の速度で変化し、
前記第一の速度と前記第二の速度が異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h27)
付記h26に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、時間表示であり、
前記時間表示とは、或る期間内における時間の経過に応じて該時間表示の少なくとも一部の表示態様が変化する表示のことであり、
前記時間表示のうちの一の表示は、前記第一の表示であり、
前記時間表示のうちの一の表示は、前記第二の表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h28)
付記h26又はh27に記載の遊技台であって、
前記第一の表示の表示中に前記第二の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h29)
付記h26乃至h28のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、第一の時間が経過するまで表示態様が変化する表示であり、
前記第二の表示は、第二の時間が経過するまで表示態様が変化する表示であり、
前記第一の時間が経過すると、第三の表示が表示され、
前記第二の時間が経過すると、第四の表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第三の表示と第四の表示とが同じであってもよいし、異なってもよい。また、第三の表示の方が第四の表示よりも信頼度が高くてもよいし、第四の表示の方が第三の表示よりも信頼度が高くてもよい。
(付記h30)
付記h26乃至h29のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の種類の表示であり、
前記第一の種類の表示として、前記第一の表示及び前記第二の表示がある、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第一の表示と第二の表示は異なる種類の表示であってもよい。
(付記h31)
付記h30に記載の遊技台であって、
前記第一の種類の表示とは、タイマ予告表示のことであり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の演出表示であり、
前記タイマ予告表示とは、前記第一の演出表示が表示されるまでの時間を報知する表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h32)
付記h30に記載の遊技台であって、
操作手段を備え、
前記第一の種類の表示とは、操作有効期間表示のことであり、
前記操作有効期間表示とは、前記操作手段の操作を有効とする期間を示す表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h33)
付記h30に記載の遊技台であって、
前記第一の種類の表示とは、期間表示のことであり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二の演出表示であり、
前記期間表示とは、第一の期間において前記第二の演出表示が表示される可能性があるタイミング(以下、「第一のタイミング」という。)を報知する場合がある表示のことであり、
前記第一の期間が開始されてから終了するまでの間に、前記第一のタイミングが報知される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h34)
付記h26乃至h33のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h35)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、カウントダウン表示であり、
前記カウントダウン表示とは、或る演出が行われるまでの時間の報知(以下、「時間報知」という。)が実行される場合がある演出であり、
前記カウントダウン表示によって前記時間報知が実行されている場合に、該カウントダウン表示の表示態様が第一の表示態様で表示される場合があり、
前記カウントガウン表示によって前記時間報知が実行されている場合に、該カウントダウン表示が前記第一の表示態様から第二の表示態様に変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h36)
付記h35に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様とは、前記カウントダウン表示が第一の表示サイズで表示されている表示態様のことであり、
前記第二の表示態様とは、前記カウントダウン表示が第二の表示サイズで表示されている表示態様のことであり、
前記第二の表示サイズが前記第一の表示サイズよりも大きい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h37)
付記h35又はh36に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の表示が開始した際に、該カウントダウン表示が第一の表示態様で表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h38)
付記h35乃至h37のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示が表示されると、前記第一の表示態様から前記第二の表示態様へ必ず変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記39)
付記35乃至37のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様のままで表示されるよりも、前記第二の表示態様に変化した場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記40)
付記35乃至39のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示の期間内で前記カウントダウン表示の開始と終了が行われる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h41)
付記h35乃至h40のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様へ変化すると、該カウントダウン表示が移動する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h42)
付記h41に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の移動中も該カウントダウン表示による前記時間報知を継続する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h43)
付記h41に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の移動中は該カウントダウン表示による前記時間報知を中断する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h44)
付記h35乃至h43のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記或る演出が行われるまでの時間が0になると、前記カウントダウン表示による該或る演出が行われるまでの時間が0であることを示す報知が行われ、
前記カウントダウン表示によって前記或る演出が行われるまでの時間が0であることを示す報知が行われた後に、該カウントダウン表示が消去されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h45)
付記h44に記載の遊技台であって、
前記或る演出が行われるまでの時間が0になると、特定表示を表示してから非表示になる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h46)
付記h35乃至h45のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示態様へ変化しない場合もある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h47)
付記h35乃至h46のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段から構成されており、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第二の表示手段であり、
前記第一の表示手段によって前記第一の表示態様の前記カウントダウン表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h48)
付記h47に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段によって前記第二の表示手段のカウントダウン表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h49)
付記h35乃至h48のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h50)
付記h35乃至h48のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h51)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示であり、
前記第一の表示は、期間表示であり、
前記第一の表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において表示される場合がある表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第一の表示は、第一のタイミングを報知する表示であり、
前記第一のタイミングとは、前記第二の表示が表示開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記第一の表示が表示開始されてから前記第一のタイミングとなる前に、該第一の表示が消去される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h52)
付記h51に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の表示であり、
前記第三の表示は、演出表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示とは異なる表示であり、
前記第一のタイミングとなる前に前記第三の表示が表示される場合があり、
前記第一の表示は、前記第三の表示が表示開始されるタイミングを報知しない表示であり、
前記第三の表示の表示中では、前記第一の表示が消去される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h53)
付記h52に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、予告表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h54)
付記h53に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が表示された場合の方が、該第三の表示が表示されない場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h55)
付記h52乃至h54のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の動作を実行可能な演出可動手段を備え、
前記複数種類の動作のうちの一つは、第一の動作であり、
前記第一の動作は、演出動作であり、
前記第三の表示の表示中に、前記第一の動作が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h56)
付記h51乃至h55のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が消去された後で、該第一の表示が再度表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h57)
付記h51乃至h55に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が消去された後、前記或る期間が経過するまでは該第一の表示は表示されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h58)
付記h51乃至h55のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が消去された後、前記或る期間が経過するまでに該第一の表示が再動表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h59)
付記h51乃至h58のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記或る期間とは、スーパーリーチの実行中の期間のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h60)
付記h51乃至h59のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第四の表示であり、
前記第四の表示は、演出表示であり、
前記第四の表示は、前記第二の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、第二のタイミングも報知する場合がある表示であり、
前記第二のタイミングとは、前記第四の表示が表示開始される可能性があるタイミングのことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h61)
付記h51乃至h60のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h62)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示であり、
前記第一の表示は、カウントダウン表示を含む表示であり、
前記カウントダウン表示は、タイミング報知を含む場合がある表示であり、
前記タイミング報知とは、或る演出が行われるタイミングを前記カウントダウン表示の表示を更新することにより行わう報知のことであり、
前記カウントダウン表示の表示中に、前記第一の表示の表示態様が第一の表示態様から第二の表示態様に変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h63)
付記h62に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様と前記第二の表示態様は、異なる表示態様である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h64)
付記h63に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様とは、前記第一の表示が第一の表示サイズで表示されている表示態様のことであり、
前記第二の表示態様とは、前記第一の表示が第二の表示サイズで表示されている表示態様のことであり、
前記第一の表示サイズと前記第二の表示サイズでは、該第二の表示サイズの方が大きい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h65)
付記62乃至64のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の表示が開始した際に、前記第一の表示が前記第一の表示態様で表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h66)
付記h62乃至h65のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の表示中に、前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に必ず変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h67)
付記h62乃至h65のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に変化しない場合よりも、該第一の表示が該第一の表示態様から該第二の表示態様に変化した場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h68)
付記h62乃至h67のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示の実行中に前記第一の表示の表示が開始され、終了される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h69)
付記h62乃至h68のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、表示位置が変化する場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h70)
付記h69に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に変化すると、該第一の表示の表示位置が変化する、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、前記第一の表示態様の前記第一の表示が第一の位置に表示され、前記第二の表示態様の前記第一の表示が第二の位置に表示される、ことを特徴とする遊技台であってもよい。
(付記h71)
付記h69又はh70に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、移動表示する場合がある表示であり、
前記移動表示により、前記第一の表示の表示位置が変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h72)
付記h71に記載の遊技台であって、
前記移動表示の表示中も、前記カウントダウン表示の更新表示を継続する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h73)
付記h71に記載の遊技台であって、
前記移動表示の表示中では、前記カウントダウン表示の更新表示が中断される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h74)
付記h62乃至h73のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示は、時間のカウントダウンの表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h75)
付記h74に記載の遊技台であって、
前記タイミング報知は、前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示されることにより、前記或る演出が行われるタイミングとなったことを報知する報知である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h76)
付記h74又はh75に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後で、該カウントダウン表示が消去されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h77)
付記h76に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示であり、
前記第二の表示は、前記或る演出には含まれない表示であり、
前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、前記第二の表示が表示された後で、該カウントダウン表示が消去されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h78)
付記h62乃至h77のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段から構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段であり、
前記第一の表示態様の前記第一の表示が表示される場合には、該第一の表示が前記第一の表示手段に表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h79)
付記h78に記載の遊技台であって、
前記第二の表示態様の前記第一の表示が、前記第二の表示手段に表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h80)
付記h62乃至h79のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h81)
付記h62乃至h79のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h82)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、タイマ表示であり、
前記タイマ表示は、時間表示を含む表示であり、
前記タイマ表示の表示が開始された後で或る演出が開始される場合があるように構成されており、
前記タイマ表示の表示が開始された後であっても前記或る演出が開始されない場合があるように構成されており、
前記タイマ表示の表示が開始されて前記時間表示が或る時間になったことに応じて前記或る演出が開始される場合があるように構成されており、
前記タイマ表示が開始されて前記或る演出が実行されない場合よりも該タイマ表示が開始されて該或る演出が実行された場合の方が図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h83)
付記h82に記載の遊技台であって、
前記タイマ表示が開始された後であって前記時間表示が前記或る時間に到達した場合は前記或る演出が開始され、
前記タイマ表示が開始された後であって前記時間表示が前記或る時間に到達しない場合は前記或る演出が開始されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h84)
付記h82又はh83に記載の遊技台であって、
前記或る演出は、複数種類の予告のうちの少なくとも一の種類の予告であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第一の予告であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第二の予告であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第三の予告であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第四の予告であり、
前記第一の予告は、先読み予告であり、
前記第二の予告は、実行されない場合よりも実行された場合の方が図柄変動表示の実行時間が長くなる予告であり、
前記第三の予告は、実行されない場合よりも実行された場合の方が図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすくなる予告であり
前記第四の予告は、大当りとなることを報知可能な予告である、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第一の予告は、保留変化予告であってもよいし、先読みモードであってもよいし、連続予告であってもよい。
また、第二の予告は、疑似連であってもよいし、ムービー挿入による予告演出であってもよい。
また、第三の予告は、カットインの予告であってもよいし、次回予告であってもよい。
また、第四の予告は、大当り報知であってもよい。
(付記h85)
付記h82乃至h84のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、ミニゲームの表示であり、
前記ミニゲームの表示の結果に応じて前記時間表示が前記或る時間に到達して前記或る演出が開始される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h86)
付記h85に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイテムを表示可能な手段であり、
前記ミニゲームの表示の結果に応じて前記予告アイテムが表示される場合があるように構成されており、
前記予告アイテムは、前記タイマ表示が表示開始されることを示唆する表示を含むものであり、
前記予告アイテムが表示開始された後で、前記時間表示が前記或る時間に到達して前記或る演出が開始されるように構成されており、
前記予告アイテムが表示されない場合は、前記時間表示が前記或る時間に到達せずに前記或る演出が開始されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h87)
付記h85又はh86に記載の遊技台であって、
前記時間表示の変化が開始される前であって該時間表示が前記或る時間に到達する前に前記ミニゲームの表示の結果が導出されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h88)
付記h85又はh86に記載の遊技台であって、
前記時間表示の変化が開始された後であって該時間表示が前記或る時間に到達する前に前記ミニゲームの表示の結果が導出されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h89)
付記h85乃至h88のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記ミニゲームの表示の結果は、前記或る演出に関連しない結果が導出される場合があり、
前記タイマ表示が表示開始されるよりも前に前記ミニゲームの表示が開始されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h90)
付記h82乃至h89のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記或る演出が開始されない場合における前記タイマ表示は、前記時間表示が前記或る時間を表示することなく消去されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h91)
付記h82乃至h90のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記タイマ表示は、複数の態様のうちのいずれかの態様で表示開始される表示であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第一の態様であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第二の態様であり、
前記第一の態様と前記第二の態様は、異なる態様であり、
前記タイマ表示が前記第一の態様で表示された場合よりも該タイマ表示が前記第二の態様で表示された場合の方が、前記或る演出が開始されやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h92)
付記h91に記載の遊技台であって、
前記複数の態様のうちの一つは、第三の態様であり、
前記第三の態様は、前記第一の態様と異なる態様であり、
前記第三の態様は、前記第二の態様と異なる態様であり、
前記タイマ表示が前記第三の態様で表示された場合は、大当り図柄が確定表示されるように構成されており、
前記タイマ表示が前記第三の態様で表示された場合は、前記大当り図柄が確定表示されたことに応じて行われる大当り遊技とは別であって遊技者に有利な状態が付与されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h93)
付記h92に記載の遊技台であって、
前記タイマ表示が前記第三の態様で表示された場合は、前記時間表示の変化が行われずに前記大当り図柄が確定表示される前に該タイマ表示が消去されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h94)
付記h92に記載の遊技台であって、
前記タイマ表示が前記第三の態様で表示された場合は、前記時間表示が前記或る時間に到達した場合であっても前記或る演出は開始されずに前記大当り図柄が確定表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h95)
付記h92乃至h94のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の態様は、前記タイマ表示において最初に表示される時間表示が第一の時間となる態様であり、
前記第二の態様は、前記タイマ表示において最初に表示される時間表示が第二の時間となる態様であり、
前記第三の態様は、前記タイマ表示において最初に表示される時間表示が第三の時間となる態様であり、
前記第一の時間と前記第二の時間では、前記第二の時間の方が長い時間であり、
前記第三の時間は、前記第一の時間と異なる時間であり、
前記第三の時間は、前記第二の時間と異なる時間であり、
前記第三の時間は、前記有利な状態が付与される場合にのみ表示される時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h96)
付記h95に記載の遊技台であって、
前記タイマ表示において最初に表示される時間表示は、秒数の表示であって小数点以下の表示も表示可能に構成されており、
前記タイマ表示において最初に表示される時間表示としての前記第一の時間の表示は、前記小数点以下が0となる時間表示であり、
前記タイマ表示において最初に表示される時間表示としての前記第二の時間の表示は、前記小数点以下が0となる時間表示であり、
前記タイマ表示において最初に表示される時間表示としての前記第三の時間の表示は、前記小数点以下が0以外となる時間表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h97)
付記h95又はh96に記載の遊技台であって、
前記タイマ表示において最初に表示される時間表示としての前記第一の時間の表示は、該タイマ表示が予告を行う図柄変動表示の実行時間よりも短い時間の表示であり、
前記タイマ表示において最初に表示される時間表示としての前記第二の時間の表示は、該タイマ表示が予告を行う図柄変動表示の実行時間よりも短い時間の表示であり、
前記タイマ表示において最初に表示される時間表示としての前記第三の時間の表示は、該タイマ表示が予告を行う図柄変動表示の実行時間よりも長い時間の表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h98)
付記h82乃至h97のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
演出表示を実行可能な演出表示手段を備え、
前記演出表示手段は、前記タイマ表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段と前記演出表示手段のうちのいずれか一方で前記タイマ表示を表示する場合(以下、「第一の場合」という。)があるように構成されており、
前記表示手段と前記演出表示手段の両方で前記タイマ表示を表示する場合(以下、「第二の場合」という。)があるように構成されており、
前記第一の場合は、前記或る演出が開始されない場合があるように構成されており、
前記ぢ二の場合は、前記或る演出が開始されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h99)
付記h82乃至h98のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記タイマ表示は、時間表示が源さん表示される表示であり、
前記或る時間とは、0のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h100)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記第一の表示は、予告に関する表示のうちの一の表示であり、
前記第二の表示は、保留アイコンをある態様で表示することで行われる先読み予告表示であり、
前記第三の表示は、演出の実行が開始されることを予告する表示(演出の実行を待機していることを表す表示)のうちの一の表示であり、
前記第四の表示は、前記第二の表示とは異なる予告表示のうちの一の予告表示であり、
前記第二の表示の表示が開始する前に、前記第一の表示の表示が開始する場合があり、
第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、第二の状態において表示が終了する場合があり、
前記第二の状態において前記第三の表示の表示が終了した後に、該第二の状態において前記第四の表示の表示が開始され、
前記第一の状態の後に前記第二の状態となる場合があるように構成されており、
前記第一の状態は、保留アイコンが表示される場合がある状態のうちの一の状態であり、
前記第二の状態は、保留アイコンが表示される場合がない状態のうちの一の状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h101)
付記h100に記載の遊技台であって、
或る図柄変動表示において表示が開始された前記第三の表示が、次の図柄変動表示において表示が終了する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h102)
付記h100又はh102に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの位置の表示は、第五の表示であり、
前記第五の表示は、保留アイコンにおける背景の表示であり、
前記第一の状態において前記第五の表示が表示可能に構成されており、
前記第二の状態において前記第五の表示が表示されないように構成されており、
前記第一の状態は、或るリーチ演出が実行されていない状態であり、
前記第二の状態は、或るリーチ演出が実行されている状態であり、
前記第三の表示が表示される領域の少なくとも一部の領域が、前記第五の表示が表示される領域と重なるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h103)
付記h102に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記第五の表示を或る態様で表示することで行われる予告表示を表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h104)
付記h102又はh103に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が表示される領域の少なくとも一部の領域が、前記第五の表示が表示される領域と重なるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h105)
付記h102又はh103に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が表示される領域が、前記第五の表示が表示される領域と重ならないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h106)
付記h100乃至h105のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
或る図柄変動表示において表示が開始された前記第一の表示が、次の図柄変動表示において継続して表示される場合がない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h107)
付記h100乃至h105のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が表示される領域において、前記第四の表示の表示が行われる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h108)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記第一の表示は、前記第二の表示が開始される場合があることを少なくとも示唆する表示であり、
前記第二の表示は、先読み予告の表示態様の保留アイコンの表示であり、
前記第三の表示は、或る演出の実行が開始されることを予告する表示であり、
前記第四の表示は、実行中の図柄変動表示に関する予告表示であり、
前記第五の表示は、少なくとも保留アイコンが表示される領域であることを示す表示であり、
前記或る演出として前記第四の表示が表示される場合があり、
前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される場合があり、
第一の状態において前記第三の表示の表示が開始される場合があり、
前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、第二の状態において表示が終了する場合があり、
前記第二の状態において前記第三の表示の表示が終了した後で、該第二の状態において前記第四の表示の表示が開始され、
前記第一の状態の後で前記第二の状態となる場合があり、
前記第一の状態は、或るリーチ演出が実行されていない状態であり、
前記第二の状態は、前記或るリーチ演出が実行されている状態であり、
前記第一の状態では保留アイコンとともに前記第五の表示が表示可能に構成されており、
前記第二の状態では保留アイコンとともに前記第五の表示が表示されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h109)
付記h108に記載の遊技台であって、
或る図柄変動表示において表示が開始された前記第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h110)
付記h108又はh109に記載の遊技台であって、
前記第三の表示の少なくとも一部が前記第五の表示にオーバーラップするように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h111)
付記h108乃至h110のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第五の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様であり、
前記第五の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第五の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h112)
付記h108乃至h110のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第五の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様であり、
前記第五の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第五の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h113)
付記h108乃至h112のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示の少なくとも一部が前記第五の表示にオーバーラップするように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h114)
付記h108乃至h112のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示と前記第五の表示がオーバーラップしないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h115)
付記h108乃至h114のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
或る図柄変動表示において表示が開始された前記第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h116)
付記h108乃至h115のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が表示される領域において、前記第四の表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h117)
付記h108乃至h115のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
遊技者による操作が可能な操作手段を備え、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示であり、
前記第六の表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、
前記第六の表示は、前記第三の表示が開始された後で表示が開始される表示であり、
前記第六の表示の表示中に前記操作手段が操作されると前記第四の表示の表示が開始され、
前記第三の表示は、前記第六の表示の表示が開始される前に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h118)
付記h117に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第七の表示であり、
前記第七の表示は、前記第六の表示の表示が開始されることを予告する表示であり、
前記第三の表示は、前記第七の表示の表示中に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h119)
付記h108乃至h118のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第八の表示であり、
前記第八の表示は、変動アイコンの表示であり、
前記第三の表示が二つ表示される場合があり、
二つの前記第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化し、
表示態様が変化した前記第三の表示が前記第八の表示にオーバーラップする、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h120)
付記119に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての該第三の表示の表示が終了する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h121)
付記h108乃至h120のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第九の表示であり、
前記第九の表示は、説明表示であり、
前記第九の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示領域に表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h122)
付記108乃至h121のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h123)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示であり、
前記第一の表示は、前記第二の表示に関連するキャラクタの表示であり、
前記第二の表示は、先読み予告の表示態様の保留アイコンの表示であり、
前記第三の表示は、或る予告表示の表示開始を待機していることを表す表示であり、
前記第四の表示は、少なくとも保留アイコンの背面に表示される画像の表示であり、
前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される場合があり、
第一の状態において前記第三の表示が開始される場合があり、
前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、第二の状態において表示が終了する場合があり、
前記第二の状態において前記第三の表示の表示が終了した後で、該第二の状態において前記或る予告表示の表示が開始される場合があり、
前記或る予告表示が表示された後で、或る演出が開始される場合があり、
前記第一の状態の後で前記第二の状態となる場合があり、
前記第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが表示可能に構成されており、
前記第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが表示されないように構成されており、
前記第一の状態は、前記第六の表示が表示可能な状態のうちの一の状態であり、
前記第二の状態は、前記第六の表示が表示されない状態のうちの一の状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h124)
付記h123に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記或る予告表示は、前記或る演出が開始されることを予告する表示であり、
前記或る演出は、実行中の図柄変動表示に関する予告であり、
前記或る予告表示として前記第四の表示が表示される場合があり、
前記或る演出として前記第五の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h125)
付記h123又はh124に記載の遊技台であって、
或るリーチ演出を実行可能に構成されており、
前記第一の状態は、前記或るリーチ演出の実行が開始される前の状態のうちの一の状態であり、
前記第二の状態は、前記或るリーチ演出が実行されている状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h126)
付記h123乃至h125のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
或る図柄変動表示において表示が開始された前記第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h127)
付記h123乃至h126のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示の少なくとも一部が前記第六の表示にオーバーラップするように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h128)
付記h123乃至h127のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h129)
付記h123乃至h127のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h130)
付記h123乃至h129のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示の少なくとも一部が前記第六の表示にオーバーラップするように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h131)
付記123乃至h130のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示と前記第六の表示がオーバーラップしないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h132)
付記h123乃至h131のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
或る図柄変動表示において表示が開始された前記第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h133)
付記h123乃至h132のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が表示される領域において、前記或る演出が実行される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h134)
付記h123乃至h133のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技者による操作が可能な操作手段を備え、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第七の表示であり、
前記第七の表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、
前記第七の表示は、前記第三の表示が開始された後で表示が開始される表示であり、
前記第七の表示の表示中に前記操作手段が操作されると前記或る演出が開始され、
前記第三の表示は、前記第七の表示の表示が開始される前に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h135)
付記h134に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第八の表示であり、
前記第八の表示は、前記第七の表示の表示が開始されることを予告する表示であり、
前記第三の表示は、前記第八の表示の表示中に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h136)
付記h123乃至h135のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第九の表示であり、
前記第九の表示は、変動アイコンの表示であり、
前記第三の表示が二つ表示される場合があり、
二つの前記第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化し、
表示態様が変化した前記第三の表示が前記第九の表示にオーバーラップする、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h137)
付記h136に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての該第三の表示の表示が終了する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h138)
付記h123乃至h137のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第十の表示であり、
前記第十の表示は、説明表示であり、
前記第十の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示領域に表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h139)
付記h123乃至h138のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h140)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第一の表示は、前記第二の表示に関連するキャラクタの表示であり、
前記第二の表示は、先読み予告の表示態様の保留アイコンの表示であり、
前記第三の表示は、或る予告表示の表示開始を待機していることを表す表示であり、
前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される場合があり、
第一の状態において前記第三の表示が開始される場合があり、
前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、第二の状態において表示が終了する場合があり、
前記第二の状態において前記第三の表示の表示が終了した後で、該第二の状態において前記或る予告表示の表示が開始される場合があり、
前記或る予告表示が表示された後で、或る演出が開始される場合があり、
前記或る演出は、実行中の図柄変動表示に関する予告であり、
前記第一の状態の後で前記第二の状態となる場合があり、
前記第一の状態は、保留アイコンが表示可能な状態のうちの一の状態であり、
前記第二の状態は、保留アイコンが表示されない状態のうちの一の状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h141)
付記h140に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示であり、
前記第六の表示は、少なくとも保留アイコンの背面に表示される画像の表示であり、
前記第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが表示可能に構成されており、
前記第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが表示されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h142)
付記h141に記載の遊技台であって、
前記第一の状態において、前記第六の表示の少なくとも一部の表示が前記第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されており、
前記第一の状態における前記第三の表示の表示位置と前記第二の状態における該第三の表示の表示位置が同じ表示位置である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h143)
付記h141又はh142に記載の遊技台であって、
前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h144)
付記h141又はh142に記載の遊技台であって、
前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h145)
付記h141乃至h144のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示の少なくとも一部が前記第六の表示にオーバーラップするように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h146)
付記h141乃至h144のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示と前記第六の表示がオーバーラップしないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h147)
付記h140乃至h146のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
或るリーチ演出を実行可能に構成されており、
前記第一の状態は、前記或るリーチ演出の実行が開始される前の状態のうちの一の状態であり、
前記第二の状態は、前記或るリーチ演出が実行されている状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h148)
付記h140乃至h147のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記或る予告表示は、前記或る演出が開始されることを予告する表示であり、
前記或る予告表示として前記第四の表示が表示される場合があり、
前記或る演出として前記第五の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h149)
付記h140乃至h148のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
或る図柄変動表示において表示が開始された前記第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h150)
付記h140乃至付記h149のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
或る図柄変動表示において表示が開始された前記第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h151)
付記h140乃至h150のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が表示される領域において、前記或る演出が実行される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h152)
付記h140乃至h151のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技者による操作が可能な操作手段を備え、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第七の表示であり、
前記第七の表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、
前記第七の表示は、前記第三の表示が開始された後で表示が開始される表示であり、
前記第七の表示の表示中に前記操作手段が操作されると前記或る演出が開始され、
前記第三の表示は、前記第七の表示の表示が開始される前に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h153)
付記h152に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第八の表示であり、
前記第八の表示は、前記第七の表示の表示が開始されることを予告する表示であり、
前記第三の表示は、前記第八の表示の表示中に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h154)
付記h140乃至h153のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第九の表示であり、
前記第九の表示は、変動アイコンの表示であり、
前記第三の表示が二つ表示される場合があり、
二つの前記第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化し、
表示態様が変化した前記第三の表示が前記第九の表示にオーバーラップする、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h155)
付記h154に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての該第三の表示の表示が終了する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h156)
付記h140乃至h155のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第十の表示であり、
前記第十の表示は、説明表示であり、
前記第十の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示領域に表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h157)
付記h140乃至h156のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−1)
表示手段と、
第一の可動手段と、
第二の可動手段と、
第三の可動手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、透過液晶表示装置であり、
前記第一の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
前記第二の可動手段は、前記表示手段よりも前面側に設けられた可動手段であり、
前記第一の可動手段は、第一の位置に移動可能な可動手段であり、
前記第一の位置にある前記第一の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第一の表示領域に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
前記第一の表示領域が第一の視認状態となる場合があるように構成されており、
前記第一の表示領域が第二の視認状態となる場合があるように構成されており、
前記第一の視認状態よりも前記第二の視認状態の方が、前記第一の表示領域を通して前記表示手段の表示領域の背面側が視認し易くなるように構成されており、
前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる一の状態(以下、「第一の状態」という。)において、前記第一の可動手段が前記第一の位置にあるように構成されており、
前記第二の可動手段は、第二の位置に移動可能な可動手段であり、
前記第一の状態において、前記第二の可動手段が前記第二の位置にあるように構成されており、
前記第一の状態において、第一の演出が実行されるように構成されており、
前記第一の演出は、前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が協働することで行われる演出を含んだ演出であり、
前記第三の可動手段は、前記表示手段よりも背面側に設けられた可動手段であり、
前記第三の可動手段は、第三の初期位置から第三の位置に移動可能な可動手段であり、
前記第二の可動手段は、第五の位置に移動可能な可動手段であり、
前記第三の位置にある前記第三の可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域のうちの第三の表示領域に前面側からオーバーラップされるように構成されており、
第二の演出を実行可能に構成されており、
前記第二の演出は、前記第三の可動手段が前記第三の位置に位置する状態で行われる予告演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出の実行後に実行される演出であり、
前記第一の演出の実行後であって前記第二の演出の実行が開始される以前の状態のうちの少なくとも一部の状態(以下、「第二の状態」という。)において、前記第二の可動手段が前記第五の位置にあるように構成されており、
前記第二の状態において、前記第三の可動手段が前記第三の位置に到達していないように構成されており、
前記第二の状態とは、前記第三の可動手段の少なくとも一部が、前記第五の位置にある前記第二の可動手段に前面側からオーバーラップされている状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−2)
付記R0−1に記載の遊技台であって、
前記第二の位置とは、前記第一の表示領域に前面側からオーバーラップする領域内の位置のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−3)
付記R0−2に記載の遊技台であって、
前記第二の可動手段が、前記第二の位置に移動した場合であっても、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態にならずに前記第一の視認状態のままである場合(以下、「或る場合」という。)もあり、
前記或る場合は、前記第一の演出が実行されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−4)
付記R0−1乃至R0−3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
付記R0−1に記載の「前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が協働することで行われる演出」とは、「前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段によって或るものを表す演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−5)
付記R0−1乃至R0−3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
付記R0−1に記載の「前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が協働することで行われる演出」とは、「前記第一の位置にある前記第一の可動手段と前記第二の位置にある前記第二の可動手段が立体的に組み合わさって見える演出」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−6)
付記R0−1乃至R0−5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の可動手段は、第一の初期位置から前記第一の位置に移動可能な可動手段であり、
前記第一の初期位置は、前記表示手段と重なる領域からずれた初期位置であり、
前記第一の初期位置は、前記表示手段よりも背面側の初期位置である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−7)
付記R0−1乃至R0−6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の可動手段は、第二の初期位置から前記第二の位置に移動可能な可動手段であり、
前記第二の初期位置は、前記表示手段と重なる領域からずれた初期位置であり、
前記第二の初期位置は、前記表示手段よりも前面側の初期位置である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−8)
付記R0−1乃至R0−7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の状態とは別の一の状態でも、前記第一の表示領域が前記第二の視認状態となる場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−9)
付記R0−1乃至R0−8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−10)
付記R0−1乃至R0−8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
なお、上記で「〜場合がある」とは、「必ず〜する」、「必ず〜される」、あるいは「必ず〜になる」等に置き換えてもよく、上記で「○○可能」とは、「必ず○○する」に置き換えてもよい。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。また、以上説明した、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等に適用してもよい。
次に、メータ演出について説明する。
図80は、メータ演出の一例を段階的に示す図である。
図80(1)には、中央に第1装飾図柄表示装置208L、向かって左側には第2装飾図柄表示装置208M、向かって右側には第3装飾図柄表示装置208Nが示されている。
また、図3では不図示であった家紋役物224Eが、第1装飾図柄表示装置208Lよりも下方に示されている。図80(1)に示す家紋役物224Eの位置は初期位置に相当する。なお、この家紋役物224Eと、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nとの前後関係(奥行き方向の位置関係)は、家紋役物224Eが最も前側になり、第1装飾図柄表示装置208Lが最も後側になり、家紋役物224Eと第1装飾図柄表示装置208Lの間に、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nが配置されている。
図80では不図示の、第1特図表示装置212(図1等参照)において実行される変動表示の図柄(特図)や、第2特図表示装置214(図1等参照)において実行される変動表示の図柄(特図)が第1図柄に相当する。また、同じく不図示の普図表示装置210(図1等参照)において実行される変動表示の図柄(普図)が第2図柄に相当する。そして、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて実行される変動表示の装飾図柄が第3図柄pd3に相当する。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lにおける図柄表示領域208a〜208cにおいて変動表示する、図5(b)に示す装飾図柄が第3図柄pd3に相当する。第3図柄pd3は、不図示の第1図柄を装飾を高めて表した演出図柄である。第1図柄は、主制御部300で表示制御され、第3図柄pd3は、副制御部400,500側で表示制御される。上述したように、副制御部400,500側では、所定の周期ごとにタイマ割込処理が実行される。このため、第1図柄と第3図柄pd3とでは、副制御部400,500側におけるタイマ割込処理の所定の周期分だけ少なくともタイムラグが生じるが、第1図柄が変動表示を開始すると、第3図柄pd3も変動表示を開始し、第1図柄が停止表示になると、第3図柄pd3も停止表示になる。以下、第3図柄pd3を用いて説明したり、第3図柄pd3を基準に説明したりするが、第3図柄pd3を第1図柄に置き換えても同じことである。
また、図80では、八代役物224Faおよび将軍役物224Fbが、第1装飾図柄表示装置208Lの上方に示されている。さらに、将軍役物224Fの右側には、第4図柄pd4が示されている。第4図柄pd4には四角の表示と丸の表示があり、四角の表示は特図1に対応しており、丸の表示は特図2に対応している。四角の表示であっても丸の表示であっても、灰色表示は、特図表示装置(212,214)においてハズレの停止図柄が表示中であることを表し、黒色表示は、特図表示装置(212,214)において大当りの停止図柄が表示中であることを表し、白色表示は、特図表示装置(212,214)において図柄変動の表示中であることを表す。この第4図柄pd4は、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されるものであってもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されるものであってもよいし、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されるものであってもよいし、あるいはその他の表示手段や専用表示手段に表示されるものであってもよい。なお、盤面のLEDランプ等の点灯で変動表示中と停止表示中を区別して表してもよい。さらに、左側の第2装飾図柄表示装置208Mの上部分には、第3図柄pd3を縮小表示したミニ装飾図柄が示され、このミニ装飾図柄は第5図柄pd5に相当する。なお、第5図柄pd5は、第3図柄pd3と表示態様が異なっていてもよく、第3図柄pd3の大きさよりも小さいか、表示位置が異なっているか、あるいは小さく且つ表示位置が異なっていればよい。第5図柄pd5も、変動表示と停止表示を行い、第4図柄pd4と同じく、第3図柄pd3の変動表示中と停止表示中を、わかりやすく表す役目を担っている。したがって、第4図柄pd4と第5図柄pd5は互いに同期している。第3図柄pd3、第4図柄pd4、第5図柄pd5それぞれは、複数表示される場合があってもよい。なお、第3図柄pd3も、第4図柄pd4も、第5図柄pd5も、広義の意味では装飾図柄に相当する。
図80(1)に示す状態は、第3図柄pd3も第5図柄pd5も、ハズレの装飾図柄の組合せの停止表示である。また、第4図柄pd4は、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示であり、特図1も特図2も停止表示中を表している。
また、図80(1)に示す第1特図表示装置212の演出表示領域208dには、保留枠UIが示されている。この保留枠UIは、アイコン表示領域に表示された領域アイコンとも見ることができるし、各種の情報を遊技者に提供するユーザーインタフェースとも見ることができる。また、保留枠UIには、中央に変動アイコン表示領域が配置され、その左側に保留アイコン表示領域、右側に演出表示領域が配置されている。保留アイコン表示領域には、特図1あるいは特図2の最大保留球数に対応した4つのステージhs1〜hs4が用意されており、ステージごとに一つの保留アイコンが表示される。なお、特図1の保留球数と特図2の保留球数を合わせた数(例えば8つ)に対応したステージが用意されていてもよい。変動アイコン表示領域には、保留アイコン表示領域に用意された4つのステージhs1〜hs4よりも高くて大きなステージcsが用意されており、変動アイコンはこのステージcsの上に表示される。また、図80(1)に示す保留枠UIには、縦縞の柄が入った左右に延びたベースアイコンUIbが設けられており、保留アイコン表示領域に用意された4つのステージhs1〜hs4や、変動アイコン表示領域に用意されたステージcsは、それぞれベースアイコンUIbに前側から重なって表示されたステージアイコンと見ることもできる。また、図80(1)に示す演出表示領域にはチュートリアル表示tsが表示されている。このチュートリアル表示tsも、ベースアイコンUIbに前側から重なったチュートリアルアイコンと見ることもできる。
図80(1)に示す保留アイコン表示領域208fには、1つの保留アイコンh1が表示され、現在の特図の保留数が1つであることが報知されている。すなわち、特図の保留球数分だけ保留アイコンが表示され、入賞タイミングが古いものほど、中央寄り(右側)に表示される。図80(1)に示す第1保留の保留アイコン(第1保留アイコン)h1は、特図1についての保留アイコンであって、先読み予告の表示態様である赤色の表示態様で表示されている。保留アイコンには、デフォルトの表示態様である白色の表示態様の他、様々な表示態様が用意されており、表示態様ごとに、その保留に対応した図柄変動表示における大当りの期待度(信頼度)を表す。ただし、大当りの期待度が高い表示態様であっても、その保留に対応した図柄変動表示で必ず大当りするとは限らず、ハズレになる場合もある。すなわち、大当りの期待度が高いほど、第1図柄において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい。また、保留アイコンが先読み予告の態様で表示され始めたり、デフォルトの表示態様で表示され始めた後、先読み予告の態様に変化するタイミングは、変動開始時、変動中、停止時、先読み対象保留の入賞時があげられる。
また、図80(1)に示す変動アイコン表示領域のステージcsには、デフォルトの表示態様である白色の表示態様の変動アイコンcが表示されている。図80(1)では、上述のごとく、第3図柄pd3も第5図柄pd5も停止表示であり、第4図柄pd4も停止表示中を表しているが、図80(1)では、停止表示中になった直後の状態であり、変動アイコンcは消えずにまだ残っている。図80(2)では、停止図柄の確定表示が行われており、変動アイコンcは消えている。
また、図80(1)に示す右側の第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面中の上部には、保留数の数値表示hnが表示されている。ここでの保留数の数値表示hnは、特図1の保留数が「1」であり、特図2の保留数が「0」であることを表示している。さらに、その第3装飾図柄表示装置208Nには、ミニキャラクター表示(以下、「ミニキャラ」という。)が表示されている。このミニキャラは第3図柄pd3(装飾図柄)の変動表示中、停止表示中を問わずに表示される表示(いわゆる常時表示)であり、複数回の第3図柄pd3の変動表示に跨って表示される。図80に示す例では、主人公となる殿様のキャラクタcdの表示が、表示ステージss上に表示されている。図80(1)に示す殿様のキャラクタcdの姿勢は初期姿勢である。
また、図80(1)に示す左側の第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面中の下部には、情報表示部ST1が設けられている。図80に示す例では、情報表示部ST1には、背景ステージの名称が表示されている。ここでは、城下町ステージであり、情報表示部ST1には、「城下町」と表示され、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nの背景には、共通して城下町の町並みが表示されている。なお、情報表示部ST1には、演出モードが表示されてもよく、現在の制御状態(例えば、確変中)が表示されてもよく、先読み予告が表示されてもよく、現在行われている図柄変動表示を対象とした予告(通常予告)が表示されてもよい。
さらに、図80(1)には、左隅にスピーカ120が示されており、左下には、チャンスボタン136(第一の操作手段に相当)も示されている。また、チャンスボタン136の右横には第2チャンスボタン137(第二の操作手段に相当)も示されている。この第2チャンスボタン137は、図1に示す操作キーユニット181のOKボタン181bであってもよいし、チャンスボタン136とは別に新たに設けられた操作手段であってもよい。
なお、図80を用いて説明した各種の表示の表示位置、大きさ、表示個数は、ここで説明したことに限定されず、適宜変更可能である。また、第4図柄pd4および第5図柄pd5は、他の表示よりも優先的に表示されるようにしてもよい。例えば、家紋役物224Eや、八代役物224Faおよび将軍役物224Fb等の可動手段が、第4図柄pd4や第5図柄pd5に前側から重なってしまう場合には、最初から第4図柄pd4や第5図柄pd5を複数表示しておいたり、あるいは可動手段の移動に合わせて表示位置を変更してもよい。
図80(2)に示すように、停止図柄の確定表示が行われ、変動アイコンcが消えた後、図80(3)では、同図(2)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始される。図80(3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3図柄pd3の変動表示が開始されており、第5図柄pd5でも変動表示が開始されている。なお、第3図柄pd3は、変動表示が開始されたばかりであるため低速変動である。白抜きの太くて短い矢印は、低速変動を表す(以下、同じ。)。低速変動中は、変動している図柄を認識可能な場合がある。また、図80(2)に示す第1保留アイコンh1は、変動アイコン表示領域のステージcsに移動し、そのステージcs上には、赤色の表示態様の変動アイコンcが表示されている。ここでは、それまで保留アイコンであったときのアイコンの表示態様(赤色)と、変動アイコンになった後のアイコンの表示態様(赤色)は一致している。変動アイコンの表示態様は、表示中の図柄変動表示における大当りの期待度(信頼度)を表す。すなわち、変動アイコンの表示態様によって通常予告が実行される。なお、大当りの期待度が高い表示態様であっても、表示中の図柄変動表示で必ず大当りするとは限らず、ハズレになる場合もある。図80(3)では、保留アイコンはなくなり、右側の第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている保留数の数値表示hnは、特図1、特図2ともに「0」になる。また、図80(3)に示す第4図柄pd4は、特図1に対応した四角の表示が灰色から白色に変化しており、特図1の変動表示中を表している。なお、図柄変動表示が開始された図80(3)では、チュートリアル表示tsの表示内容に変更はない。
図80(4)に示す第3図柄pd3は、高速変動している。白抜きの細くて長い矢印は、高速変動を表す(以下、同じ。)。高速変動になると、変動している図柄を認識することは困難になる。この図80(4)では、第1装飾図柄表示装置208Lにメータ表示が出現する。メータ表示の表示位置は、第3図柄pd3の上方になるが、表示位置はこの位置に限定されない。また、メータ表示の表示サイズは、保留アイコンよりも大きく、変動アイコンcよりも大きいが、表示サイズもこのサイズに限定されない。さらに、メータ表示の出現タイミングは、第3図柄pd3が高速変動になった時の他、図柄変動開始時、変動アイコンcの移動完了時、特図始動口への入賞時(保留増加時)、入賞時先読み予告の開始時(メータ表示自体が入賞時先読み予告に相当)、或る演出の成功時、第3図柄pd3の第1停止時、擬似連演出における、第3図柄pd3の仮停止時あるいは継続時(再変動開始時)、リーチ状態開始時、スーパーリーチ開始時、スーパーリーチ中で等を列挙することができる。すなわち、メータ表示の出現タイミングとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。メータ表示が出現すると、チュートリアル表示tsの表示内容が変更され、メータ表示に関する表示内容になっている。図80(4)に示すメータ表示は、メータ枠mfが白色のものであり、以下、白メータ表示MWと称する。この白メータ表示MWは、第一のメータ表示の一例に相当する。また、メータ表示には、増加タイプのものと、減少タイプのものと、増減タイプのものがある。図80に示す例におけるメータ表示は、増加タイプのものであり、5つの目盛が付与されており、6段階目で満タンになる。図80(4)に示す白メータ表示MWは、空の状態(メータが0の状態)で表示が開始されている。この空の状態は第一の状態の一例に相当する。
図80(5)では、第3図柄pd3のうちの左図柄が高速変動から低速変動に変化し、同図(6)では、その左図柄の変動がさらに低速になり、左図柄(ここでは「装飾7」)が認識可能になる。また、図80(6)では、第3図柄pd3のうちの右図柄も高速変動から低速変動に変化している。そして、図80(6)に続く同図(7)では、左図柄が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)。また、左図柄の仮停止と同時、あるいはその前後のタイミングで、メータ上昇アイテムUpIが出現している。このメータ上昇アイテムUpIは、第一のミニアイテムあるいは第一のミニアイコンに相当し(以下、同じ。)、このメータ上昇アイテムUpIの表示位置は、揺れ変動(仮停止)している装飾図柄に前側から重なる位置になるが、表示位置はこの位置に限定されない。また、メータ上昇アイテムUpIの表示サイズは、揺れ変動(仮停止)している装飾図柄よりも小さいが、表示サイズもこのサイズに限定されない。さらに、メータ上昇アイテムUpIの出現タイミングは、第1停止のタイミングの他、第3図柄pd3が高速変動になった時、図柄変動開始時、変動アイコンcの移動完了時、特図始動口への入賞時(保留増加時)、入賞時先読み予告の開始時(メータ表示自体が入賞時先読み予告に相当)、或る演出の成功時、擬似連演出における、第3図柄pd3の仮停止時あるいは継続時(再変動開始時)、リーチ状態開始時、スーパーリーチ開始時、スーパーリーチ中で等を列挙することができる。すなわち、メータ上昇アイテムUpIの出現タイミングとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。メータ上昇アイテムUpIは、メータ表示のメータを上昇させるアイテムである。図80(7)に示すメータ上昇アイテムUpIは、白色のものであるが、後述するように、メータ上昇アイテムUpIには複数種類用意されており、種類によって、メータの上昇率が異なる。
図80(8)では、メータ上昇アイテムUpIの移動アニメーションが開始され、揺れ変動(仮停止)している装飾図柄に前側から重なる位置に表示されていたメータ上昇アイテムUpIが、白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図80(9)では、第3図柄pd3のうちの右図柄の変動がさらに低速になり、右図柄(ここでは「装飾6」)が認識可能になる。また、メータ上昇アイテムUpIが消え、白メータ表示MWのメータが1目盛分上昇(増加)している。なお、増減するメータ自身の色はメータ枠mfとは異なる色(ここでは、青色)であるが、メータ枠mfと同じ色であってもよい。このメータ上昇アイテムUpIが消えるタイミング、すなわち、メータ増加のタイミングは、第2停止のタイミング、第3図柄pd3が高速変動になった時、図柄変動開始時、変動アイコンcの移動完了時、特図始動口への入賞時(保留増加時)、入賞時先読み予告の開始時(メータ表示自体が入賞時先読み予告に相当)、或る演出の成功時、擬似連演出における、第3図柄pd3の仮停止時あるいは継続時(再変動開始時)、リーチ状態開始時、スーパーリーチ開始時、スーパーリーチ中で等を列挙することができる。すなわち、メータ増加のタイミングとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
図80(10)では、第3図柄pd3のうちの右図柄が仮停止し、揺れ変動を開始し(第2停止)、2個目のメータ上昇アイテムUpIが出現している。2個目のメータ上昇アイテムUpIの表示位置は、揺れ変動(仮停止)を開始した右図柄に前側から重なる位置になる。図80(11)では、2個目のメータ上昇アイテムUpIの移動アニメーションが開始され、2個目のメータ上昇アイテムUpIも、白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図80(12)では、メータ上昇アイテムUpIが消え、白メータ表示MWのメータが再び1目盛分上昇(増加)している。これで、白メータ表示MWのメータは2目盛分まで上昇したことになる。
図80(13)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄の変動が低速になり、中図柄が認識可能になる。ここでは、中図柄は擬似連図柄(「継続」)であり、図80(14)では、その擬似連図柄が揺れ変動(仮停止)し、第3図柄pd3全体(「装飾7」−「継続」−「装飾6」)が仮停止した状態になり、擬似連演出が開始される。図80(15)では、第3図柄pd3全体に前側から重なるように、擬似連演出のカットイン表示が行われる。ここでのカットイン表示では、主人公の殿様が登場し、「まだまだ」という台詞が表示されており、再変動が開始されそうなことを煽っている。図80(16)では、カットイン表示が消え、第3図柄pd3全体(「装飾7」−「継続」−「装飾6」)が仮停止した状態が再度表示されるとともに、仮停止している左図柄に一部が重なるように、継続回数表示である「×2」の文字表示が表示される。図80(17)では、擬似連演出における第3図柄pd3の再変動が開始され、左図柄、中図柄、右図柄それぞれが高速変動を開始する。図80(18)では、継続回数表示である「×2」の文字表示が、第1装飾図柄表示装置208Lの左下隅に縮小表示される。
図81は、図80に示すメータ演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図80(18)から続く図81(19)では、第3図柄pd3の3図柄が依然として高速変動を続ける中、左側の第2装飾図柄表示装置208Mでは、ミニアイテムが出現する予告が開始される。すなわち、第2装飾図柄表示装置208Mの左端から徐々に宝箱のアイコンが現れ、図81(20)では、情報表示部ST1の上に、閉じた状態の宝箱のアイコンI1が表示される。この宝箱のアイコンI1がミニアイテムの出現についての予告アイコンになる。図81(21)では、その宝箱のアイコンI1が開いて、宝箱の中からメータ上昇アイテムUpIが出現する。ここでは、白色のメータ上昇アイテムUpIが出現している。
なお、図81(20)に示す宝箱のアイコンI1が開かずに閉じたまま消えていったり、開いても何も出現しなかったり、メータ上昇アイテムUpIとは異なるアイテム(例えば、クエスチョンマークのアイテムや×印のアイテムや残念の文字表示のアイテム等)が出現する場合もある。すなわち、宝箱のアイコンI1が表示されても、ミニアイテムが出現する予告としては偽予告になる場合もある。
次いで、メータ上昇アイテムUpIの移動アニメーションが開始され、第2装飾図柄表示装置208Mに出現したメータ上昇アイテムUpIが、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている白メータ表示MWに向けて移動を開始する。図84(22)では、移動するメータ上昇アイテムUpIが、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lの間に位置している。すなわち、メータ上昇アイテムUpIの左半分が第2装飾図柄表示装置208Mに表示され、その右半分が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されているように見える。ただし、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面を囲んだフレームが邪魔して、メータ上昇アイテムUpIの一部が見えなくなっている。
図81(23)では、メータ上昇アイテムUpIが、白メータ表示MWに到達し、白メータ表示MWに前側から重なるように表示されている。図81(24)では、メータ上昇アイテムUpIが消え、白メータ表示MWのメータがさらに1目盛分上昇し、白メータ表示MWは3目盛分まで上昇したことになる。
なお、メータ上昇アイテムUpIが表示されると、必ずメータが上昇してもよいが、メータが上昇しない場合があってもよい。例えば、メータ上昇アイテムUpIが、メータ表示に到達せずに消えてしまったり、到達してもメータが上昇しない場合があってもよい。
図81(25)では、第3図柄pd3の左図柄と右図柄が低速変動になり、同図(26)では、リーチ状態に突入している。すなわち、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾4」が仮停止し、揺れ変動を開始している。図81(26)に示すスピーカ120からは、「リーチ」の音声が出力されている。図81(27)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄の変動が低速になり、続く同図(28)では、揺れ変動していた左図柄が、第1装飾図柄表示装置208Lの左上隅に移動し、同じく揺れ変動していた右図柄が、第1装飾図柄表示装置208Lの右上隅に移動する。そして、図81(29)に示すように、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)に発展し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、城下町の背景画面から剣豪見参の画面に変化している。ただし、白メータ表示MWは、依然として上部に表示されている。一方、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、城下町の背景画面のままであり、第3装飾図柄表示装置208Nでは表示ステージss上に殿様のキャラクタcdの表示が依然として表示され、第2装飾図柄表示装置208Mには情報表示部ST1が依然として表示されている。ただし、第2装飾図柄表示装置208Mでは、宝箱のアイコンI1が消えている。
なお、スーパーリーチ演出に発展すると、保留枠UIが消え、チュートリアル表示tsも消えている。また、ここでは保留アイコンが残っていなかったが、保留アイコンが残っている場合には、保留アイコンも消える。ただし、現在行われている図柄変動に対応した変動アイコンcのみは表示が継続されている。ただし、変動アイコンcも一緒に消えてもよい。あるいは、保留アイコンが残っている場合には、保留アイコンの表示も継続されてもよい。また、チュートリアル表示tsの表示も継続されてもよく、さらには、保留枠UIの表示も継続される場合があってもよい。
図81(30)では、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nの背景が全て、荒野の背景に切り替わり、第2装飾図柄表示装置208Mからは情報表示部ST1の表示が消え、第3装飾図柄表示装置208Nからは表示ステージss及び殿様のキャラクタcdの表示が消えている。ただし、第5図柄pd5は第2装飾図柄表示装置208Mに依然として表示され、保留数の数値表示hnは第3装飾図柄表示装置208Nに依然として表示されている。また、図81(30)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが表示され、二人の決闘シーンが開始されている。ただし、白メータ表示MWは、ここでも依然として上部に表示されている。
図81(31)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、白メータ表示MWが拡大表示され、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタは、拡大表示された白メータ表示MWによって隠されている。図81(31)に示す拡大表示された白メータ表示MWは、メータが3目盛分まで貯まった状態(第二の状態の一例に相当)である。そして、メータが貯まった分だけ主人公の殿様がパワーアップすることを予告する「パワーアップ」という文字表示もなされている。図81(32)〜同図(33)にかけて、メータが使用されており、白メータ表示MWは減少していき、同図(33)では0の状態(第一の状態の一例に相当)に戻っている。図81(34)では、拡大表示されて0の状態に戻った白メータ表示MWが消え、主人公の殿様のキャラクタの後ろには緑色のオーラアイコンOI1が追加されている。このオーラアイコンOI1の色は、現在行われている図柄変動表示で大当りする期待度を表す。例えば、青色のオーラアイコンよりも緑色のオーラアイコンの方が大当りの期待度が高く、緑色のオーラアイコンよりも赤色のオーラアイコンの方が大当りの期待度が高く、金色のオーラアイコンでは大当り濃厚、七色に変化するレインボーカラーのオーラアイコンでは大当りの期待度が最も高く、大当り濃厚のさらに上のレベル(例えば、大当り確定)に相当する。
図81(35)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが斬り合いを行った後のシーンが表示され、同図(36)では、殿様のキャラクタが敗れたシーンが表示されるとともに、左上隅や右上隅に表示された「装飾4」とは異なる「装飾3」が中図柄として大きく表示されている。この後、図柄変動表示は終了し、第1装飾図柄表示装置208Lには、「装飾4」−「装飾3」−「装飾4」の第3図柄pd3が確定表示され、第2装飾図柄表示装置208Mには、「装飾4」−「装飾3」−「装飾4」の第5図柄pd3が停止表示される。ここでのスーパーリーチ演出は、ハズレスーパリーチ演出であったことになる。
以上説明した図80及び図81に示す例は、白メータ表示MWが空の状態(メータが0の状態)から満タン状態に変化せず、最終的に大当り図柄が確定表示されなかった例になる。
図82は、メータ演出が行われて大当りする例を段階的に示す図である。
以下、図80〜図81に示す例との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する場合がある。
図82(1)に示す状態も、図80(1)に示す状態と同じく、第3図柄pd3も第5図柄pd5も、ハズレの装飾図柄の組合せの停止表示である。ただしここでは、「装飾2」−「装飾5」−「装飾6」の組合せである。また、図82(1)に示す第1保留の保留アイコン(第1保留アイコン)h1は、特図1についての保留アイコンであって、先読み予告の表示態様である緑色の表示態様で表示されている。緑色の表示態様は、赤色の表示態様よりも大当り期待度が低い。
図82(2)では、停止図柄の確定表示が行われ、変動アイコンcが消えた後、同図(3)では、同図(2)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始される。図82(3)に示す変動アイコン表示領域のステージcs上には、緑色の表示態様の変動アイコンcが表示されている。
図82(4)では、第1装飾図柄表示装置208Lに白メータ表示MWが出現する。図82(4)に示す白メータ表示MWも、増加タイプのものであり、空の状態(メータが0の状態)で表示が開始されている。
図82(5)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタcdの表示の上に、「いくぞ」という台詞が表示されている。この「いくぞ」という台詞の表示もミニアイテムが出現する予告に相当する。図82(6)では変化ボールアイコンcIが出現しており、殿様のキャラクタcdは、その変化ボールアイコンcIを担いでいる。図82(7)では、殿様のキャラクタcdが、変化ボールアイコンcIを投げ、変化ボールアイコンcIの移動アニメーションが表示されている。図82(7)では、変化ボールアイコンcIは、第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに移動しており、同図(8)では、変化ボールアイコンcIが白メータ表示MWに命中し、白メータ表示MWに前側から重なるように表示されている。図82(8)に示す変化ボールアイコンcIは表示態様が変化し、エフェクト表示ed1が追加されている。図82(9)では、エフェクト表示ed1が追加された変化ボールアイコンcIが消え、空の状態(メータが0の状態)のまま、白メータ表示MWが赤メータ表示MRに変化している。すなわち、メータ枠mfの色が赤色のメータ表示MRに置き換わっている。図82(6)〜同図(8)に示す、殿様のキャラクタcdが登場し続ける演出は、メータ変化演出の一例に相当する。また、赤メータ表示MRは、第四のメータ表示の一例に相当する。この赤メータ表示MRは、白メータ表示MWよりもランクが上(例えば、出現率が低い等)であり、図82(6)〜同図(8)に示すメータ変化演出はランクアップ演出の一種に相当する。図82(9)に示す赤メータ表示MRも、空の状態(メータが0の状態)である。また、図82(9)に示すスピーカ120からはメータ表示の変化を報知する効果音が出力されている。
図82(10)では、第3図柄pd3のうちの左図柄が高速変動から低速変動に変化し、同図(11)では、その左図柄の変動がさらに低速になり、左図柄(ここでは「装飾7」)が認識可能になる。また、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている殿様のキャラクタcdは初期姿勢に戻っている。図82(11)では、第3図柄pd3のうちの右図柄も高速変動から低速変動に変化している。そして、図82(12)では、左図柄が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)。また、図80(7)と同じく、左図柄の仮停止と同時、あるいはその前後のタイミングで、白色のメータ上昇アイテムUpIが出現している。図82(13)では、図80(8)と同じく、メータ上昇アイテムUpIの移動アニメーションが開始され、メータ上昇アイテムUpIが、赤メータ表示MRに前側から重なる位置まで移動する。図82(14)では、メータ上昇アイテムUpIが消え、赤メータ表示MRのメータが一気に3目盛分上昇(増加)している。これは、図80に示す白メータ表示MWよりも、図82に示す赤メータ表示MRの方がメータが貯まりやすいことになる。言い換えれば、空の状態で表示されている白メータ表示MWが満タン状態に変化する確率よりも、空の状態で表示されている赤メータ表示RMが満タン状態に変化する確率の方が高くなるように構成されている。これは、白メータ表示MWにおける一回の状態変化量(一つのメータ上昇アイテムUpIによる上昇量)よりも赤メータ表示MRにおける一回の状態変化量(一つのメータ上昇アイテムUpIによる上昇量)の方が多いことになる。なお、増減するメータ自身の色はメータ枠mfの赤色とは異なる色(ここでも青色)であるが、メータ枠mfと同じ色であってもよい。このメータ上昇アイテムUpIが消えるタイミング、すなわち、メータ増加のタイミングは、図80で種々説明したタイミングと同じである。また、図82(14)では、第3図柄pd3のうちの右図柄の変動が低速になり始め、同図(15)では、右図柄の変動がさらに低速になり、右図柄(ここでは「装飾7」)が認識可能になり、やがて、リーチ状態に突入する。図82(16)では、リーチ状態であり、右図柄に前側から重なるように2個目のメータ上昇アイテムUpIが出現している。図82(17)では、2個目のメータ上昇アイテムUpIの移動アニメーションが開始され、2個目のメータ上昇アイテムUpIも、赤メータ表示MRに前側から重なる位置まで移動する。図82(18)では、メータ上昇アイテムUpIが消え、赤メータ表示MRのメータが再び3目盛分上昇(増加)し、赤メータ表示MRは満タン状態になっている。なお、メータ上昇アイテムUpIが消え、赤メータ表示MRの上昇演出が終了した図82(18)に示すスピーカ120からは、「リーチ」の音声が出力されている。
図83は、図82に示すメータ演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図82(18)から続く図83(19)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄の変動が低速になり、続く同図(20)では、揺れ変動していた左図柄が、第1装飾図柄表示装置208Lの左上隅に移動し、同じく揺れ変動していた右図柄が、第1装飾図柄表示装置208Lの右上隅に移動する。そして、図83(21)に示すように、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)に発展し、図80(29)と同じように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留枠UIが消え、城下町の背景画面から剣豪見参の画面に変化している。ただし、満タン状態の赤メータ表示MRは、依然として上部に表示されている。ここでのスーパーリーチ演出は、図83(22)に示すように、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうち第1装飾図柄表示装置208lのみの背景が荒野の背景に切り替わり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの背景は、依然として城下町の背景のままであり、さらに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第5図柄pd5と情報表示部ST1の表示が残っており、第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示ステージss及び殿様のキャラクタcdの表示が残っている。また、満タン状態の赤メータ表示MRは、ここでも依然として上部に表示されている。なお、図81に示すスーパーリーチ演出も、この図83に示すスーパーリーチ演出と同様であってもよいし、反対に、この図83に示すスーパーリーチ演出が、図81に示すスーパーリーチ演出と同様であってもよい。
図83(23)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、満タン状態の赤メータ表示MRが拡大表示され、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタは、拡大表示された赤メータ表示MRによって隠されている。そして、メータが貯まった分だけ主人公の殿様がパワーアップすることを予告する「パワーアップ」という文字表示もなされている。ここでは、メータが満タンであるため、殿様が大きくパワーアップして勝利すること、すなわち大当りの期待度が高くなる。図83(24)〜同図(25)にかけて、メータが使用されており、赤メータ表示MRは減少していき、第五の状態を経て、同図(26)では0の状態(第四の状態の一例に相当)に戻っている。図83(26)では、拡大表示されて0の状態に戻った赤メータ表示MRが消え、主人公の殿様のキャラクタの後ろには金色のオーラアイコンOI2が追加されている。このオーラアイコンOI2の色は、上述の如く、現在行われている図柄変動表示で大当り濃厚を示唆する色に相当する。なお、オーラアイコンOI2の色は、大当り濃厚のさらに上のレベル(例えば、大当り確定)に相当するレインボーカラーであってもよい。
図83(27)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが斬り合いを行った後のシーンが表示され、同図(28)では、殿様のキャラクタが勝利したシーンが表示されるとともに、左上隅や右上隅に表示された「装飾7」と同じ「装飾7」が中図柄として大きく表示されている。そして、図83(29)では、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の第3図柄pd3が3つ揃って揺れ表示され、同図(30)では、それら3つの第3図柄pd3が確定表示され、確変付き大当りに当選したことが報知されている。
以上説明した図82及び図83に示す例は、赤メータ表示MRが空の状態(メータが0の状態)から満タン状態に変化して、最終的に大当り図柄が確定表示された場合の例になる。赤メータ表示MRが空の状態ままであって満タン状態に変化しなかった場合よりも、赤メータ表示MRが空の状態から満タン状態に変化した場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。さらに、赤メータ表示MRでは、空の状態から満タン状態に変化した場合の方が、空の状態から満タン状態に変化しなかった場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。また、図83を用いて説明したスーパーリーチ演出は、赤メータ表示MRが満タン状態に変化すると表示が開始される予告表示の一例に相当する。
図84は、図82を用いて説明した変化ボールアイコンcIによる演出の変形例を段階的に示す図である。
図84(1)〜同図(6)は、図82(1)〜同図(6)と同じであり、図84(7)では、殿様のキャラクタcdが、変化ボールアイコンcIを投げ、変化ボールアイコンcIの移動アニメーションが表示されている。この図84(7)では、変化ボールアイコンcIは、第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lにおける変動アイコンcに向かって移動しており、同図(8)では、変化ボールアイコンcIが変動アイコンcに命中し、変動アイコンcに一部が前側から重なるように表示されている。また、図84(8)に示す変化ボールアイコンcIは表示態様が変化し、エフェクト表示ed2が追加されている。ここでのエフェクト表示ed2は、図82(8)のようにメータ表示に命中した場合のエフェクト表示ed1と同じエフェクト表示であるが、異なるエフェクト表示であってもよい。図84(9)では、エフェクト表示ed2が追加された変化ボールアイコンcIが消え、これまで緑色であった変動アイコンcが赤色に変化している。緑色の変動アイコンよりも赤色の変動アイコンの方が、表示中の図柄変動表示で大当りする確率が高く、ここではランクアップしている。なお、変化ボールアイコンcIによってランクダウンする場合があってもよい。また、この図84に示す例では、変化ボールアイコンcIは変動アイコンcの表示態様を変化させているが、保留アイコンの表示態様を変化させてもよい。
図85は、色々な種類のメータ表示について詳しく説明するための図である。この図85を用いて説明するメータ表示は、増加タイプのものである。
図85(a)〜同図(f)に示すメータ表示は、図80及び図81や図82(4)〜同図(8)に示す白メータ表示MW(第一のメータ表示の一例に相当)である。すなわち、メータ枠mfが白色のメータ表示である。白メータ表示MWは、デフォルトのメータ表示である。また、図85(a)に示す白メータ表示MWは、空の状態(メータが0の状態)であり、第一の状態の一例に相当する。さらに、図85(a)には、白色のメータ上昇アイテムUpIも示されている。メータ上昇アイテムUpIは、メータ表示の種類によって、メータの上昇率が変化するアイテムであり、白色のメータ上昇アイテムUpIは、メータ表示のメータを第一の量上昇させるアイテムである。
図85(b)には、空の状態であった白メータ表示MWのメータが、同図(a)に示す白色のメータ上昇アイテムUpIによって1目盛り分上昇した状態が示されている。白色のメータ上昇アイテムUpIは、白メータ表示MWに対しては、1目盛り分上昇させるアイテムになる。なお、図85(b)に示す白メータ表示MWの状態は、満タン状態と空の状態との間の状態である第二の状態の一例に相当する。
図85(c)には、増減するメータ自身の色と同じ色の青色のメータ上昇アイテムUpIbが示されている。この青色のメータ上昇アイテムUpIbは、メータ表示のメータを第二の量上昇させるアイテムである。
図85(d)には、空の状態であった白メータ表示MWのメータが、同図(c)に示す青色のメータ上昇アイテムUpIbによって2目盛り分上昇した状態(第二の状態)が示されている。青色のメータ上昇アイテムUpIbは、白メータ表示MWに対しては、2目盛り分上昇させるアイテムになる。
図85(e)には、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが示されている。この赤色のメータ上昇アイテムUpIrは、メータ表示のメータを第三の量上昇させるアイテムである。
図85(f)には、空の状態であった白メータ表示MWのメータが、同図(e)に示す赤色のメータ上昇アイテムUpIrによって4目盛り分上昇した状態(第二の状態)が示されている。赤色のメータ上昇アイテムUpIrは、白メータ表示MWに対しては、4目盛り分上昇させるアイテムになる。
なお、金色のメータ上昇アイテムが表示される場合もある。空の状態であった白メータ表示MWのメータは、金色のメータ上昇アイテムによって5目盛り分上昇した状態(第二の状態)になるか、あるいは満タン状態(6目盛り分上昇した状態)になる。このように、メータの上昇率が一定でなく、抽選結果等によって変化する場合があってもよい。
図85(g)〜同図(l)に示すメータ表示は、図82(9)〜同図(18)に示す赤メータ表示MR(第四のメータ表示の一例に相当)である。すなわち、メータ枠mfが赤色のメータ表示である。赤メータ表示MRは、白メータ表示MWよりも、メータの貯まり具合が多くなる。増加タイプのメータ表示では、満タン状態に近いほど、大当りの期待度(信頼度)が高くなる。したがって、白メータ表示MWが表示されている状態よりも赤メータ表示MRが表示されている状態の方が、大当りの期待度(信頼度)が高くなる。大当りの期待度が高いほど、第1図柄において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい。また、白メータ表示MWが表示されている状態よりも赤メータ表示MRが表示されている状態の方が、有利な大当りに当選する期待度が高くなってもよい。ここにいう有利な大当りとは、例えば、確変付き大当りや出球有りラウンド数が多い大当り等のことである。
図85(g)には、デフォルトの白色のメータ上昇アイテムUpIが示されており、同図(h)には、空の状態であった赤メータ表示MRのメータが、その白色のメータ上昇アイテムUpIによって一気に3目盛り分上昇した状態(第五の状態)が示されている。白色のメータ上昇アイテムUpIは、赤メータ表示MRに対しては、3目盛り分上昇させるアイテムになる。
図85(i)には、青色のメータ上昇アイテムUpIbが示されており、同図(j)には、空の状態であった赤メータ表示MRのメータが、その青色のメータ上昇アイテムUpIbによって一気に6目盛り分上昇した様子、すなわち満タン状態(第六の状態)になった様子が示されている。青色のメータ上昇アイテムUpIbは、赤メータ表示MRに対しては、6目盛り分(全目盛り分)上昇させるアイテムになる。
以上説明したように、赤メータ表示MRが表示されている状態では、白メータ表示MWが表示されている状態に比べて、メータ上昇アイテムUpIによるメータの上昇率が3倍になる。
図85(k)には、緑色のメータ上昇アイテムUpImが示されている。この緑色のメータ上昇アイテムUpImは、赤メータ表示MRに対しては、9目盛り分上昇させるアイテムになる。メータ表示では、満タン状態になると、余った目盛り分(オーバーフローした目盛り分)は無効化してもよいが、ここでは、余った目盛り分を有効に取り扱うため、空の状態のメータ表示が追加表示される。追加表示されるメータ表示の種類は、満タン状態になったメータ表示の種類と同じ種類であってもよいし、ランクアップしてもよい。すなわち、図85(l)では、満タン状態になったメータ表示の種類と同じ種類の赤メータ表示MRが、満タン状態になったメータ表示の下に追加表示されている。一方、図85(l)とは異なり、満タン状態になった赤メータ表示MRの下に、メータ枠mfが金色のメータ表示が表示されてもよい。図85(l)に示す、追加表示された赤メータ表示MRは、余った目盛り分に相当する3目盛りまで上昇している。
図85(m)及び同図(n)に示すメータ表示は、メータ枠mfがレインボーカラーの虹メータ表示MNである。この虹メータ表示MNも、第四のメータ表示の一例に相当する。虹メータ表示MNが表示されている状態では、何色のメータ上昇アイテムが表示されても、虹メータ表示MNは必ず満タンになる。例えば、図85(m)に示すように、虹メータ表示MNが空の状態であり、白色のメータ上昇アイテムUpIであっても、図85(n)に示すように、虹メータ表示MNは満タンになる。このような虹メータ表示MNでは、メータが上昇すれば、必ず満タン状態になり、さらには、大当り確定になる。
ただし、虹メータ表示MNでは、満タン状態になってさらに余った目盛り分(オーバーフローした目盛り分)がある場合であっても、大当り確定であるため、図85(l)のように新たなメータ表示が追加表示されず、余った目盛り分は無効化される。
なお、メータ上昇アイテムは、色を問わず、1つ表示された場合には、必ず同じ目盛り分(例えば、1目盛り分)だけしか上昇しないようにしてもよい。この場合には、メータ上昇アイテムの色が大当りの期待度になる。
また、メータ上昇アイテムの出現タイミングについては上述したが、ここで補足すると、メータ上昇アイテムは、大当りとなる図柄変動中、長時間変動中、スーパーリーチ前であったりスーパーリーチ中、装飾図柄の仮停止時等に出現しやすくてもよい。
以上説明したメータ表示は、メータ表示が表示され始めた時点で表示中の図柄変動表示(当該変動)における大当りの予告(いわゆる通常予告)であってもよいし、当該変動よりも後に開始される図柄変動表示における大当りの予告(先読み予告)であってもよい。すなわち、上述で大当りの期待度といった場合には、当該変動における大当りの期待度であってもよいし、その後に開始される図柄変動表示における大当りの期待度であってもよい。
また、図85(a)〜同図(f)に示す白メータ表示MWと、図85(g)〜同図(l)に示す赤メータ表示MRと、図85(m)及び同図(n)に示す虹メータ表示MNは、メータ枠mfの色が異なる他、表示サイズが互いに異なっていてもよいし、表示位置も互いに異なっていてもよい。さらに、白メータ表示MW、赤メータ表示MR、虹メータ表示MNでは、メータ自体の色も異ならせて、全部の色が異なるようにしてもよい。
さらに、一つのメータ表示で見た場合、図85(a)等に示す、メータ枠が白色で空の状態が第一の状態であり、図85(b)あるいは同図(d)あるいは同図(f)に示す、メータ枠が白色で空でもなく満タンでもない中間状態が第二の状態であり、図85には不図示の、メータ枠が白色で満タンの状態が第三の状態であり、図85(g)等に示す、メータ枠が赤色で空の状態が第四の状態であり、図85(h)に示す、メータ枠が赤色で空でもなく満タンでもない中間状態が第五の状態であり、図85(j)に示す、メータ枠が赤色で満タンの状態が第六の状態になる。
以下、メータ演出について説明を続けるが、これまで説明した事項と重複する事項については説明を省略する場合がある。
図86は、メータ表示が変化するかを占うランクアップ演出の一例を段階的に示す図である。
図86(1)に示す状態は、第3図柄pd3も第5図柄pd5も、ハズレの装飾図柄の組合せの停止表示である。ただしここでは、「装飾5」−「装飾6」−「装飾3」の組合せである。この状態では、特図の保留がなく、第1図柄pd1は、特図始動口230,232に入賞するまで、停止表示を継続する。さらに、図86(1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、白メータ表示MWが表示されている。ここでの白メータ表示MWは空の状態である。白メータ表示MWは、図86(1)より前の段階から表示され続けており、既に複数変動を跨いで表示され続けているものであってもよい。
図86(2)では、第1特図始動口230に1球入球があり、同図(3)では、特図1の図柄変動表示の開始に合わせた第3図柄pd3の変動表示が開始され、変動アイコン表示領域のステージcs上には、デフォルトの表示態様である白色の表示態様の変動アイコンcの表示が開始されている。また、特図1の図柄変動表示が開始されても、第1装飾図柄表示装置208Lには、空の状態の白メータ表示MWが表示されており、この空の状態の白メータ表示MWの表示は図86(18)まで継続する。
特図1の図柄変動中である図86(4)でも、第1特図始動口230に1球入球があり、同図(5)に示す保留アイコン表示領域の第1ステージhs1には、デフォルトの表示態様である白色の表示態様の保留アイコン(特図1の第1保留アイコンh1)の表示が開始されている。さらに続けて、図86(6)でも、第1特図始動口230に1球入球があり、同図(7)に示す保留アイコン表示領域の第2ステージhs2には、先読み予告の表示態様である緑色の表示態様の保留アイコン(特図1の第2保留アイコンh2)の表示が開始されている。
図86(8)に示す第3図柄pd3では、ハズレ図柄の装飾図柄の組合せになる「装飾7」―「装飾1」―「装飾1」が停止表示され、同図(9)では、そのハズレ図柄の装飾図柄の組合せが確定表示され、変動アイコン表示領域のステージcs上からは、白色の表示態様の変動アイコンcが消えている。図86(1)や、図86(8)〜同図(9)における、第3図柄pd3の停止表示中(確定表示中も含む)の期間であっても、白メータ表示MWは表示され続けており、メータ表示も常時表示が行われる場合がある。すなわち、メータ表示は、第3図柄pd3における複数回の変動表示を跨いで表示される場合がある。
図86(10)では、デフォルトの表示態様である第1保留アイコンh1が表す特図1の保留による第3図柄pd3の変動表示が開始され、その第1保留アイコンh1が、変動アイコンcに変化している。図86(10)に示す変動アイコンcは、保留アイコンのときの表示態様と同じくデフォルトの表示態様である。なお、図86(9)では、先読み予告の表示態様の第2保留アイコンh2であった保留アイコンが、表示態様をそのままにシフト移動し、同図(10)では第1保留アイコンh1になっている。
図86(11)では、メータ表示が変化するかを占うランクアップ演出が開始され、左側の第2装飾図柄表示装置208Mの左端から徐々に変化アイコンI2が現れ、図86(12)では、情報表示部ST1の上に、変化アイコンI2が表示されるようになる。変化アイコンI2には「変」の文字が記されている。
図86(13)に示す右側の第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタcdが弓を引き、同図(13)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示tsが「矢が当たれば」に変更されている。
図86(14)では、殿様のキャラクタcdが矢を放ち、放たれて矢を表す矢のアイコンは、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されており、左側の第2装飾図柄表示装置208Mに表示されている変化アイコンI2に向けて飛んでいる。図86(15)では、飛んできた矢のアイコンが、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lの間に位置している。すなわち、矢のアイコンの左半分が第2装飾図柄表示装置208Mに表示され、その右半分が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されているように見える。ただし、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面を囲んだフレームが邪魔して、矢のアイコンの一部が見えなくなっている。
図86(16)では、矢のアイコンが、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されている変化アイコンI2に見事に命中し、同図(17)では、命中した矢のアイコンが消え、変化アイコンI2は表示態様が変化し、エフェクト表示ed3が追加されている。ここでのエフェクト表示ed3も、図82(8)に示すエフェクト表示ed1と同じようなエフェクト表示であるが、例えば色が異なる等の異なるエフェクト表示であってもよい。なお、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている殿様のキャラクタcdはポーズを変えているが初期姿勢とは異なる姿勢である。図86(18)では、エフェクト表示ed3が追加された変化アイコンI2が、第2装飾図柄表示装置208Mから、第1装飾図柄表示装置208Lに表示された白メータ表示MWに向けて移動し、白メータ表示MWに前側から重なるように表示されている。
図87は、図86に示すランクアップ演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図86(18)から続く図87(19)では、エフェクト表示ed3が追加された変化アイコンI2が消え、空の状態(メータが0の状態)のまま、白メータ表示MWが赤メータ表示MRに変化している。すなわち、メータ枠mfの色が赤色のメータ表示MRに置き換わっている。図87(19)に示す赤メータ表示MRも、空の状態(メータが0の状態)である。以上説明したランクアッップ演出では、メータ表示が白メータ表示MWから赤メータ表示MRにランクアップすることに成功しているが、失敗する場合があってもよい。例えば、変化アイコンI2とは異なるアイコン(例えば、クエチョンマークが記されたアイコン)が現れて、殿様のキャラクタcdが、弓を引かないままアイコンが消えてしまったり、弓を引いたものの矢のアイコンが命中せずにアイコンが消えてしまったり、さらには、矢のアイコンが命中してもエフェクト表示が追加されずにアイコンが消えてしまったり、エフェクト表示が追加されても白メータ表示MWまで移動せずにアイコンが消えてしまい、メータ表示が白メータ表示MWのまま何ら変化しない場合があってもよい。また、変化アイコンI2であっても同様に、殿様のキャラクタcdが、弓を引かなかったり、矢のアイコンが命中しなかったり、エフェクト表示が追加されなかったり、白メータ表示MWまで移動しなかったりして変化アイコンI2が消えてしまい、メータ表示が白メータ表示MWのまま何ら変化しない場合があってもよい。また、エフェクト表示ed3が、追加された変化アイコンI2あるいは追加されていない変化アイコンI2が、白メータ表示MWに前側から重なっても、メータ表示自体はランクアップしないが、メータは上昇する場合があってもよいし、反対に、メータが上昇することは絶対になくてもよい。さらには、メータ表示自体がランクダウン(例えば、赤メータ表示MRから白メータ表示MWに変化)してしまう場合があってもよい。
図87(20)では、第3図柄pd3及び第5図柄pd5の変動表示が終了し、「装飾5」−「装飾6」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示され、殿様のキャラクタcdは初期姿勢に戻っている。また、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。図87(21)では、第3図柄pd3におけるハズレの装飾図柄の組合せの確定表示が行われ、変動アイコンcが消えている。第3図柄pd3が停止表示されたり、確定表示されている期間も、赤メータ表示MRは表示され続けている。なお、ここでの赤メータ表示MRは空の状態である。
図87(22)では、同図(21)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始され、第3図柄pd3では低速変動が開始されている。また、第3図柄pd3の変動表示の開始に応じて、チュートリアル表示tsの表示内容が変更され、メータ表示に関する表示内容になっている。図87(23)では、第3図柄pd3が高速変動を開始し、同図(24)に示す左側の第2装飾図柄表示装置208Mでは、ミニアイテムが出現する予告が開始される。すなわち、図81に示す例と同じく、第2装飾図柄表示装置208Mの左端から徐々に宝箱のアイコンが現れ、図87(25)では、情報表示部ST1の上に、閉じた状態の宝箱のアイコンI1が表示される。図87(26)では、その宝箱のアイコンI1が開いて、宝箱の中から白色のメータ上昇アイテムUpIが出現する。
次いで、メータ上昇アイテムUpIの移動アニメーションが開始され、第2装飾図柄表示装置208Mに出現したメータ上昇アイテムUpIが、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている赤メータ表示MRに向けて移動を開始する。図87(27)では、移動するメータ上昇アイテムUpIが、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lの間に位置し、図87(28)では、メータ上昇アイテムUpIが、赤メータ表示MRに前側から重なるように表示されている。図87(29)では、メータ上昇アイテムUpIが消え、白メータ表示MWよりもメータが貯まりやすい赤メータ表示MRでは、メータが一気に3目盛分上昇する。
図87(30)では、第3図柄pd3の左図柄と右図柄が低速変動になり、同図(31)では、リーチ状態に突入している。すなわち、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾4」が仮停止し、揺れ変動を開始している。続く図87(32)では、揺れ変動していた左図柄が、第1装飾図柄表示装置208Lの左上隅に移動し、同じく揺れ変動していた右図柄が、第1装飾図柄表示装置208Lの右上隅に移動する。そして、図87(33)では、図81に示す例と同じように、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)に発展し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、城下町の背景画面から剣豪見参の画面に変化している。ただし、赤メータ表示MRは、3目盛分貯まった状態で依然として表示されている。
図87(34)では、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nの背景が全て、荒野の背景に切り替わり、第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが表示され、二人の決闘シーンが開始されている。なお、赤メータ表示MRは、3目盛分貯まった状態で依然として表示されている。
図87(35)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、赤メータ表示MRが3目盛分貯まった状態(第五の状態の一例に相当)のまま拡大表示される。そして、メータが貯まった分だけ主人公の殿様がパワーアップすることを予告する「パワーアップ」という文字表示もなされている。
なお、メータ表示が変化する前の図86(3)〜同図(10)の間で、白メータ表示MWのメータが上昇する場合があってもよい。
図88は、図87に示すランクアップ演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図87(36)〜図88(37)にかけて、メータが使用されており、赤メータ表示MRは減少していき、図88(37)では0の状態(第四の状態の一例に相当)に戻っている。図88(38)では、拡大表示されて0の状態に戻った赤メータ表示MRが消え、主人公の殿様のキャラクタの後ろには、大当り濃厚を示唆する金色のオーラアイコンOI2が追加されている。
図88(39)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが斬り合いを行った後のシーンが表示され、同図(40)では、殿様のキャラクタが勝利したシーンが表示されるとともに、左上隅や右上隅に表示された「装飾4」と同じ「装飾4」が中図柄として大きく表示されている。そして、図88(41)では、「装飾4」−「装飾4」−「装飾4」の第3図柄pd3が3つ揃って揺れ表示され、同図(42)では、それら3つの第3図柄pd3が確定表示され、時短(電サポ)付き大当りに当選したことが報知されている。
図81に示す例と、この図87〜図88に示す例では、メータ表示は同じ3目盛り分貯まった状態であるが、白メータ表示MWであった図81に示す例では、ハズレスーパーリーチ演出であったのに対して、赤メータ表示MRであったこの例では、大当りスーパーリーチ演出である。このように、メータの貯まり具合とは別に、メータ表示自体(ここではメータ枠mf)でも大当りの期待度が変わってくる。すなわち、メータの貯まり具合(空の状態も含む)が同じであれば、白メータ表示MWよりも赤メータ表示MRの方が大当りの期待度が高くなる。
図89は、図88(41)から続く場合がある再抽選の一例を段階的に示す図である。
図88に示す例では、白メータ表示MWよりも大当りの期待度が高い赤メータ表示MRが表示され、さらに、その赤メータ表示MRが空の状態ではなく、3目盛り分貯まった状態であった。そのため、有利な大当りに当選する期待度も高く、この図89に示すように再抽選が行われる場合がある。すなわち、白メータ表示MWで3目盛り分貯まった状態よりも赤メータ表示MRで3目盛り分貯まった状態の方が有利な大当り(例えば、確変付き大当りや出球有りラウンド数が多い大当り)に当選する期待度が高くなる。
ここでは、図88(41)に示す、「装飾4」−「装飾4」−「装飾4」の第3図柄pd3が3つ揃って揺れ表示されている状態から、図89(42’)が示すように、第1装飾図柄表示装置208Lの中央でボタン演出が開始される。ここでのボタン演出は、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。なお、残期間メータ表示136cは、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間を表す表示である。なお、ボタン画像136aは赤色に表示され、チャンスボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138も、赤色に点灯し、押下を促している。
図89(43’)〜同図(44’)では、チャンスボタン136の押下がなく、操作有効期間が減少していき、同図(45’)のタイミングでチャンスボタン136が押下される。チャンスボタン136の押下に応じて、図89(46’)に示すように、「装飾4」−「装飾4」−「装飾4」の揺れ表示が、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の揺れ表示に変化し、同図(47’)では、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の組合せが確定表示され、確変付き大当りに当選したことが報知されている。すなわち、時短(電サポ)付き大当りから、確変付き大当りに昇格している。
なお、操作有効期間内にチャンスボタン136が押下されなかった場合でも、操作有効期間経過後に、「装飾4」−「装飾4」−「装飾4」の揺れ表示が、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の揺れ表示に変化し、確定表示され、確変付き大当りに昇格する。
図90は、メータ表示が出現するか否かを占うミニゲームの一例を段階的に示す図である。
図90(1)では、第3図柄pd3及び第5図柄pd5の変動表示が終了し、「装飾7」−「装飾7」−「装飾1」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。また、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。図90(2)では、第3図柄pd3におけるハズレの装飾図柄の組合せの確定表示が行われ、変動アイコンcが消えている。
図90(3)では、同図(2)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始され、第3図柄pd3では低速変動が開始されている。また、第3図柄pd3の変動表示の開始に応じて、チュートリアル表示tsの表示内容が変更され、「飲み比べに勝つと」といったミニゲームに関する表示内容になっている。図90(4)では、第3図柄pd3が高速変動を開始している。
図90(5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3図柄pd3が消え、これまで城下町の町並みであった背景画像が、殿様と爺との飲み比べのミニゲームの背景画像に変化している。なお、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第5図柄pd5が表示され続けている。図90(6)では、ミニゲームの背景画像の第1装飾図柄表示装置208Lに、殿様が爺にミニゲームで勝つと剣舞メータ(メータ表示)が表示される旨の説明表示が表示され、同図(7)では、飲み比べのミニゲームが開始されている。図90(8)では、ミニゲームにおける殿様の勝利が報知され、同図(9)では、剣舞メータを獲得したことが表示されている。
図90(10)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおける第3図柄pd3の表示の上に、剣舞メータとともにエフェクト表示ed4が表示される。ここでは、剣舞メータが何色のメータ表示であるのかエフェクト表示ed4の効果によって視認困難である。なお、本明細書で「視認困難」という場合は、その前後の状態と比べて相対的に視認しにくくなっていることを意味する。図90(11)では、エフェクト表示ed4が消え、剣舞メータである白メータ表示MWがはっきりと表示される。
なお、ミニゲームにおいて殿様が敗北すると、剣舞メータは表示されない。図90を用いて説明したミニゲームによる演出は、メータ表示の獲得演出にも相当する。
図91は、メータ表示が満タン状態になると当該変動で大当りが確定する例を段間的に示す図である。
図91(1)〜同図(9)は、図80(1)〜同図(9)と同じであり、図91(10)では、第3図柄pd3のうちの右図柄が仮停止し、揺れ変動を開始し(第2停止)、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現している。上述のごとく、金色のメータ上昇アイテムUpIgは、白メータ表示MWのメータを、5目盛り分あるいは6目盛り分上昇させる。図91(10)には、1目盛り分貯まった白メータ表示MWが表示されており、金色のメータ上昇アイテムUpIgの出現は、当該変動での大当り確定を意味する。すなわち、メータが貯まりやすいメータ上昇アイテム(ここでの金色や図85(e)に示す赤色)が出現した方が、メータが貯まりにくいメータ上昇アイテム(例えば、白色)が出現する場合より、大当りの期待度が高くなる。図91(11)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgが、白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図91(12)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgが消え、白メータ表示MWのメータが満タンになる。なお、6目盛り分上昇の場合であれば、1目盛り分余る状態であるが、当該変動で大当りが確定しており、次変動は大当り遊技終了後になるため、余った1目盛り分は次変動まで持ち越しすることができず、無効化される。また、図91(12)に示すスピーカ120からは、「おめでとう」という音声が出力されている。ここでの音声出力は、メータが満タンになって大当り確定であることを報知する大当り告知音に相当する。
図91(13)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄の変動が低速になり、中図柄(ここでは「装飾7」)が認識可能になる。そして、図91(14)では、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の第3図柄pd3が3つ揃って揺れ表示され、同図(15)では、それら3つの第3図柄pd3が確定表示され、確変付き大当りに当選したことが報知されている。
以上説明した図91に示す例は、白メータ表示MWが空の状態(メータが0の状態)から満タン状態に変化して、最終的に大当り図柄が確定表示された場合の例になる。白メータ表示MWが空の状態のままであって満タン状態に変化しなかった場合よりも、白メータ表示MWが空の状態から満タン状態に変化した場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。さらに、白メータ表示MWにおいても、空の状態から満タン状態に変化した場合の方が、図80及び図81に示す例のように、空の状態から満タン状態に変化しなかった場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。
図92は、メータ表示が保留枠内に表示される例を段階的に示す図である。
図92に示す保留枠UI’にも、縦縞の柄が入った左右に延びたベースアイコンUIb’が設けられているが、図92に示すベースアイコンUIb’は、図80等に示すベースアイコンUIbよりも高さが高い。また、図92に示す保留枠UI’における、右側に設けられた演出表示領域には、チュートリアル表示tsに代えて、空の状態の白メータ表示MWが表示されている。この白メータ表示MWは、図92に示すベースアイコンUIb’が高いことから、保留枠UI’内に完全に入り込んでおり、保留枠UI’と一体になっているが、メータ表示は、保留枠UI’内に一部がかかっていればよい。言い換えれば、メータ表示は、一部又は全部が保留枠UI’に重なっていればよく、保留枠UI’は、広義の意味での保留表示領域の一例に相当し、アイコン表示領域の一例にも相当する。また、図92に示す例では、保留枠UI’内にメータ表示が常時表示されている。すなわち、保留枠UI’が表示されている期間中はメータ表示も表示され、保留枠UI’が消えればメータ表示も消える。ただし、常時はチュートリアル表示tsが表示され、メータ演出時に限って、チュートリアル表示tsに代えてメータ表示が表示されるようにしてもよい。
図92(1)では、第3図柄pd3及び第5図柄pd5の変動表示が終了し、「装飾2」−「装飾5」−「装飾6」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。また、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。図92(2)では、第3図柄pd3におけるハズレの装飾図柄の組合せの確定表示が行われ、変動アイコンcが消えている。
図92(3)では、同図(2)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始され、第3図柄pd3では低速変動が開始され、同図(4)では、第3図柄pd3が高速変動を開始している。図92(5)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタcdの表示の上に、「いくぞ」という台詞が表示され、ミニアイテム出現予告が行われている。図92(6)では白色のメータ上昇アイテムUpIが出現しており、殿様のキャラクタcdは、そのメータ上昇アイテムUpIを担いでいる。図92(7)では、殿様のキャラクタcdが、メータ上昇アイテムUpIを投げ、メータ上昇アイテムUpIが、保留枠UI’内の白メータ表示MWの上に表示されている。なお、図92(7)に示すメータ上昇アイテムUpIは、白メータ表示MWとは重なっておらず、ベースアイコンUIb’に一部が重なっているだけであるが、白メータ表示MWに一部又は全部が重なるように表示されてもよい。
図92(8)では、メータ上昇アイテムUpIが消え、白メータ表示MWは、1目盛り分貯まった状態に変化している。図92(9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの中央部分には、「メータ満タンで継続」といったチュートリアル表示が表示されている。
図92(10)では、第3図柄pd3のうちの左図柄が高速変動から低速変動に変化し、同図(11)では、その左図柄の変動がさらに低速になり、左図柄(ここでは「装飾7」)が認識可能になる。また、図92(11)では、第3図柄pd3のうちの右図柄も高速変動から低速変動に変化している。そして、図92(12)では、左図柄が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)。また、左図柄の仮停止と同時、あるいはその前後のタイミングで、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現している。図92(13)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgの移動アニメーションが開始され、金色のメータ上昇アイテムUpIgが、保留枠UI’内の白メータ表示MWの上まで移動する。図92(14)では、第3図柄pd3のうちの右図柄の変動がさらに低速になり、右図柄(ここでは「装飾6」)が認識可能になっている。また、金色のメータ上昇アイテムUpIgが消え、白メータ表示MWのメータが一気に満タンまで上昇(増加)している。
図92(15)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄の変動が低速になり、中図柄が認識可能になる。ここでは、中図柄は擬似連図柄(「継続」)であり、図92(16)では、その擬似連図柄が揺れ変動(仮停止)し、第3図柄pd3全体(「装飾7」−「継続」−「装飾6」)が仮停止した状態になり、擬似連演出が開始される。図92(17)では、図80(15)と同様に、第3図柄pd3全体に前側から重なるように、擬似連演出のカットイン表示が行われる。図92(18)では、カットイン表示が消え、擬似連演出における第3図柄pd3の再変動が開始され、左図柄、中図柄、右図柄それぞれが低速変動を開始するとともに、左図柄に一部が重なるように、継続回数表示である「×2」の文字表示が表示される。満タン状態であった白メータ表示MWは、再変動が開始されるまで表示され続けているが、再変動の開始に応じて、白メータ表示MWは、空の状態に戻る。そして、擬似連演出が継続した後、現在行われている図柄変動表示で大当り図柄が停止表示される。
図92を用いて説明した擬似連演出は、メータ表示(ここでは白メータ表示MWであったが、それ以外のメータ表示(例えば、赤メータ表示MR)であってもよい)が満タン状態に変化すると表示が開始される予告表示の一例に相当する。
なお、白メータ表示MWは、大当り図柄が停止表示されるまで、満タン状態のまま表示され続けてもよい。あるいは、満タン状態の白メータ表示MWは、図92(16)における擬似連図柄の仮停止(擬似連演出の開始)までしか表示されず、空の状態に戻ってもよい。
また、メータ表示が空の状態に戻るタイミングについては、メータ表示の表示が開始された図柄変動表示(メータ表示が通常予告である場合の予告対象の図柄変動表示を含む)であったり、メータ表示が先読み予告である場合には先読み予告対象の図柄変動表示の一つ前の図柄変動表示であったり、先読み予告対象の図柄変動表示において、ハズレ図柄が停止表示あるいは確定表示されたタイミングで、空の状態に戻ってもよい。例えば、上記それぞれの図柄変動表示において、満タン状態にならずに図柄停止時に空の状態に戻ってもよい。すなわち、第二の状態から第一の状態に戻ってもよいし、第五の状態から第四の状態に戻ってもよい。また、第二の状態あるいは第五の状態では、ハズレ図柄が停止表示あるいは確定表示されたタイミングで、空の状態に必ず戻る構成であってもよい。あるいは、第三の状態あるいは第六の状態であっても、ハズレ図柄が停止表示あるいは確定表示されたタイミングで、空の状態に必ず戻る構成であってもよい。また、メータ表示が空の状態に戻って、空の状態の表示を続けるのは、ハズレ図柄が停止表示された後に限られてもよく、後続の保留がなく次の図柄変動表示がすぐに開始されない場合には、メータ表示は、消えてしまってもよいが空の状態のまま表示を続けてもよい。また、後続の保留があって次の図柄変動表示がすぐに開始される場合には、メータ表示は空の状態のまま表示を続ける場合がある。
また、白メータ表示MWは、保留枠UI’内で赤メータ表示MRに変化してもよいし、あるいは最初から赤メータ表示MRが表示される場合があってもよい。
図93は、メータ表示のメータが満タンになるとミニアイテムを獲得してストックする例を段階的に示す図である。
図93(1)〜同図(6)は、図80(1)〜同図(6)と同じであり、図93(7)では、左図柄(ここでは「装飾7」)が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)。また、左図柄の仮停止と同時、あるいはその前後のタイミングで、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが出現している。この赤色のメータ上昇アイテムUpIrは、左図柄に前側から重なる位置に表示されている。
図93(8)では、赤色のメータ上昇アイテムUpIrの移動アニメーションが開始され、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが、空の状態の白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図93(9)では、第3図柄pd3のうちの右図柄の変動がさらに低速になり、右図柄(ここでは「装飾7」)が認識可能になる。また、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが消え、白メータ表示MWのメータが4目盛分上昇(増加)している。
図93(10)では、第3図柄pd3のうちの右図柄が仮停止し、揺れ変動を開始し(第2停止)、リーチ状態が形成されている。また、リーチ状態の形成と同時、あるいはその前後のタイミングで、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現している。図93(11)では、その金色のメータ上昇アイテムUpIgが、4目盛り分貯まった白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図93(12)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgが消え、白メータ表示MWのメータが満タンになる。ここでの金色のメータ上昇アイテムUpIgは、白メータ表示MWのメータを5目盛り分上昇させるアイテムであり、4目盛り分貯まった白メータ表示MWであれば、3目盛り分が余った目盛り分(オーバーフローした目盛り分)になるが、図93(12)では、余った目盛り分については何ら表示されておらず、同図(13)では、満タン状態の白メータ表示MWの右端に、ミニアイテムの一種である擬似連予告アイテムNIが出現するとともに、第3図柄pd3のうち仮停止している右図柄等に前側から重なるようにして「GET」の文字表示が表示される。擬似連予告アイテムNIは、この後、擬似連演出が開始されることについて予告するアイコンであり、「GET」の文字表示は擬似連予告アイテムNIを獲得したことを表す文字表示である。
図93(14)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「装飾7」のリーチ状態である。リーチ状態において、それまで満タン状態であった白メータ表示MWが空の状態に変化するとともに、「GET」の文字表示が消え、擬似連予告アイテムNIは、第2装飾図柄表示装置208Mに移動して、情報表示部ST1の上に表示されている。第2装飾図柄表示装置208Mは、ストックしたアイコンを表示する手段として機能しており、擬似連予告アイテムNIがストックされたことになる。
図93(15)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、空の状態の白メータ表示MWに、先程余った目盛り分の3目盛り分が追加されている。すなわち、満タン状態になってオーバーフローした分の表示がこのタイミングで開始される。白メータ表示MWを上昇させるチャンスが、この後も引き続き残っている。
以上説明した図93(12)〜同図(15)における白メータ表示MWは、ランクダウンしているのではなく、満タン状態になった分は擬似連予告アイテムNIに置き換えられ、余った分が改めて表示されている。
図93(16)では、第2装飾図柄表示装置208Mにストックされていた擬似連予告アイテムNIが、高速変動を続ける中図柄の位置まで移動し、擬似連予告アイテムNIが消化される。また、中図柄の位置に表示されている擬似連予告アイテムNIの下には「発動」の文字表示が表示される。この「発動」の文字表示は、擬似連予告アイテムNIが発動したことを表す文字表示であり、この後すぐに擬似連演出が開始される。
図93(17)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄が揺れ変動(仮停止)している。ここでの中図柄は擬似連図柄(「継続」)であり、第3図柄pd3全体(「装飾7」−「継続」−「装飾6」)が仮停止した状態になり、擬似連演出が開始される。
以上説明した例では、メータ表示は満タン状態になると、擬似連予告アイテムNIに限定されずに各種のミニアイテムが出現し、出現したミニアイテムはストック可能である。出現したミニアイテムが大当りに関係するアイテム(例えば、擬似連予告アイテムNI)であれば、メータ表示が満タン状態になることは、大当りの期待度が高くなることに相当し、引いては、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなる。
図94は、メータ表示の一回の満タンで複数アイテムがストックされる例を段階的に示す図である。
図94(1)〜同図(6)は、図80(1)〜同図(6)と同じであり、図94(7)では、左図柄(ここでは「装飾7」)が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)。また、左図柄の仮停止と同時、あるいはその前後のタイミングで、赤色のメータ上昇アイテムUpIrと青色のメータ上昇アイテムUpIbの2つのメータ上昇アイテムが出現している。すなわち、メータ上昇アイテムが同時に複数出現している。
図94(8)では、2つのメータ上昇アイテムの移動アニメーションが開始され、赤色のメータ上昇アイテムUpIrも、青色のメータ上昇アイテムUpIbも、空の状態の白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。先に図85を用いて説明したように、白メータ表示MWのメータを、赤色のメータ上昇アイテムUpIrは4目盛り分上昇させるアイテムであり、青色のメータ上昇アイテムUpIbは2目盛り分上昇させるアイテムである。図94(9)では、赤色のメータ上昇アイテムUpIrと青色のメータ上昇アイテムUpIbの両方のメータ上昇アイテムが消え、これまで空の状態であった白メータ表示MWのメータが、赤色のメータ上昇アイテムUpIr分として4目盛上昇し、青色のメータ上昇アイテムUpIb分として2目盛上昇し、図94(9)に示す白メータ表示MWは満タン状態になっている。
図94(10)では、満タン状態の白メータ表示MWの右端に、ミニアイテムの一種である擬似連予告アイテムNIが2つ出現するとともに、仮停止している右図柄の「装飾7」等に前側から重なるようにして「GET」の文字表示が一つ表示される。先の図93に示す例では、赤色のメータ上昇アイテムUpIr一つで白メータ表示MWが満タンになったが、この例では、赤色のメータ上昇アイテムUpIrと青色のメータ上昇アイテムUpIbといった2つのメータ上昇アイテムで白メータ表示MWが満タンになった。赤色のメータ上昇アイテムUpIrにしても青色のメータ上昇アイテムUpIbにしても、デフォルトの白色のメータ上昇アイテムUpIよりはメータの上昇率が高く、赤色のメータ上昇アイテムUpIrや青色のメータ上昇アイテムUpIbは、メータを貯めやすいアイテムといえる。このことから、メータを貯めやすいメータ上昇アイテムが出現した方が、複数アイテムをストックすることができる可能性が高いといえる。 なお、白メータ表示MWよりも赤メータ表示MRの方が、複数アイテムをストックすることができる可能性が高くてもよい。
図94(11)に示すリーチ状態の第1装飾図柄表示装置208Lでは、それまで満タン状態であった白メータ表示MWが空の状態に変化するとともに、「GET」の文字表示が消え、2つの擬似連予告アイテムNIは、第2装飾図柄表示装置208Mに移動し、第2装飾図柄表示装置208Mでは、2つの擬似連予告アイテムNIがストックされる。
図94(12)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、空の状態の白メータ表示MWが依然として表示されており、白メータ表示MWを上昇させるチャンスが、この後も引き続き残っているが、チャンスがない場合や、反対に大当り確定の場合には、白メータ表示MWを空の状態になる時点で消してもよいし、空の状態に戻ってから消してもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mにストックされている2つの擬似連予告アイテムNIのうちの1つが、高速変動を続ける中図柄の位置まで移動し、その擬似連予告アイテムNIの下には「発動」の文字表示が表示される。図94(12)のタイミングでは、まずは1つの擬似連予告アイテムNIが消化され、第3図柄pd3全体の一回の仮停止と再変動の開始が行われる。そして、ストックされている2つ目の擬似連予告アイテムNIによって、二回目の仮停止と再変動の開始が行われる。
なお、第2装飾図柄表示装置208Mにストックされているアイテムのうち、次の図柄変動表示以降まで持ち越しができるアイテム(例えば、先読み予告系のアイテム)もあるが、持ち越しができず、現在行われている図柄変動表示中に消化されてしまうアイテム(例えば、擬似連予告アイテムNI)もある。
また、図94に示す例のように、1回のメータ満タンで複数アイテムがストックされる場合があってもよいが、反対に、メータが満タンになってもアイテムがストックされない場合があってもよい。例えば、白メータ表示MWが白色のメータ上昇アイテムUpIによって満タンになった場合には、擬似連予告アイテムNI自体が出現しない、あるいは出現してもストックされないことが一例としてあげられる。
図95は、満タン状態のメータ表示が次の図柄変動表示まで持ち越される場合がある例を段階的に示す図である。
図95(1)〜同図(8)は、図94(1)〜同図(8)と同じであり、図94(9)では、第3図柄pd3のうちの右図柄の変動が低速になり、右図柄(ここでは「装飾1」)が認識可能になる。また、赤色のメータ上昇アイテムUpIrと青色のメータ上昇アイテムUpIbの両方のメータ上昇アイテムが消え、これまで空の状態であった白メータ表示MWのメータが、この図95の例でも満タン状態になっている。しかしながら、図95(10)に示すように、この例では、擬似連予告アイテムNI等のアイテムは出現せず、白メータ表示MWの満タン状態は維持される。さらに、第3図柄pd3では、右図柄には、「装飾7」の左図柄とは異なる「装飾1」が仮停止し、揺れ変動を開始している。すなわち、図94に示す例のようにリーチ状態には突入していない。また、図95(10)では、白メータ表示MWは満タンになったことに応じて、チュートリアル表示tsの表示内容が変更され、「次回チャンス」といった先読み予告に関係した表示内容になっている。
図95(11)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄の変動が低速になり、中図柄(ここでは「装飾1」)が認識可能になる。そして、図95(12)では、「装飾7」−「装飾1」−「装飾1」の第3図柄pd3が3つ揃って揺れ表示されている。この「装飾7」−「装飾1」−「装飾1」の組合せはチャンス目であり、図95(13)では、チャンス目の揺れ表示(仮停止)に応じて、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側に配置された透明の導光板でフラッシュ模様fdが発光する。なお、導光板に代えて第1装飾図柄表示装置208Lにフラッシュ図柄を表示させてもよい。
図95(14)では、チャンス目の第3図柄pd3が停止表示され、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。図95(15)では、チャンス目の第3図柄pd3が確定表示され、変動アイコンcが消えている。また、第3図柄pd3が確定表示されたことに応じて、チュートリアル表示tsの表示内容が再び変更され、「711の並びは」といったチャンス目を示唆する表示内容になっている。第3図柄pd3が停止表示されても、さらには確定表示されても、満タン状態の白メータ表示MWは依然として表示され続けている。図95(16)では、同図(15)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示、すなわち次の図柄変動表示が開始され、第3図柄pd3では低速変動が開始されている。満タン状態の白メータ表示MWは、次の図柄変動表示が開始されても、依然として満タン状態のまま表示され続けており、連続した図柄変動表示を跨いで表示されている。図95(9)〜同図(15)における満タン状態の白メータ表示MWは、先読み予告に相当し、同図(16)における満タン状態の白メータ表示MWは、通常予告に相当する。
図96は、メータ表示が満タンになってアイテムが出現してもストックされずに消化される例を段階的に示す図である。
図96(1)〜同図(6)は、図80(1)〜同図(6)と同じであり、図96(7)では、左図柄(ここでは「装飾7」)が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)。また、左図柄の仮停止と同時、あるいはその前後のタイミングで、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現している。この金色のメータ上昇アイテムUpIgは、左図柄に前側から重なる位置に表示されている。
図96(8)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgの移動アニメーションが開始され、金色のメータ上昇アイテムUpIgが、空の状態の白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図96(9)では、第3図柄pd3のうちの右図柄の変動がさらに低速になり、右図柄(ここでは「装飾7」)が認識可能になる。また、金色のメータ上昇アイテムUpIgが消え、白メータ表示MWのメータが満タン状態になっている。
図96(10)では、第3図柄pd3のうちの右図柄が仮停止し、揺れ変動を開始し(第2停止)、リーチ状態が形成されている。また、リーチ状態の形成と同時、あるいはその前後のタイミングで、満タン状態の白メータ表示MWの右端に、ミニアイテムの一種である操作手段予告表示アイコン136Iが出現するとともに、第3図柄pd3のうち仮停止している右図柄等に前側から重なるようにして「GET」の文字表示が表示される。操作手段予告表示アイコン136Iは、この後、操作手段予告(例えば、ボタン予告)の演出が開始されることについて予告するアイコンであり、「GET」の文字表示は操作手段予告表示アイコン136Iを獲得したことを表す文字表示である。操作手段予告表示アイコン136Iは、操作手段(ここではチャンスボタン136)を模したアイコンであり、図96(10)に示す操作手段予告表示アイコン136Iは白色のアイコンである。ここでの白色は、操作手段が操作されても、何も変化は起こらないことを表す意とである。すなわち、操作手段が操作されたことに応じた演出(例えば、予告演出等)が開始されない。したがって、操作手段の操作が受け付けられなかったということもできるし、受け付けられたとして該操作が無効化されたということもできる。以下の説明で、操作手段の操作が受け付けられないことと、受け付けられたとして該操作が無効にされることを合わせて、操作手段の操作が無効であるとし、ここでの白色は、操作手段の操作が無効であることを示す色である。
図96(11)に示すリーチ状態の第1装飾図柄表示装置208Lでは、それまで満タン状態であった白メータ表示MWが空の状態に変化するとともに、「GET」の文字表示が消え、続く同図(12)では、白メータ表示MWの右端に表示されていた操作手段予告表示アイコン136Iが、高速変動中の中図柄の位置まで移動し、表示態様を変化させる。すなわち、図96(13)に示すように、中図柄ではボタン演出が開始される。ここでのボタン演出でも、図89に示すボタン演出と同じく、ボタン画像136aと、促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。また、赤色は、操作手段の操作を促す色であり、ボタン画像136aは赤色に表示され、チャンスボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138も、赤色に点灯し、押下を促している。
図96(14)では、チャンスボタン136の押下がなく、操作有効期間が減少しているが、次の同図(15)のタイミングでチャンスボタン136が押下される。チャンスボタン136の押下に応じて、図96(16)に示すように、第3図柄pd3に前側から重なるように「ゲキアツ」という文字表示が表示される。この文字表示は、通常予告に相当する。
以上説明した図96に示す例では、メータ満タンにより獲得したアイテムは、即使用される。すなわち、獲得したアイテムは、表示が開始された装飾図柄表示装置とは別の装飾図柄表示装置まで移動することなく使用される。また、表示が開始された時点で行われている図柄変動表示中に使用される。ただし、操作手段予告表示アイコン136Iを白表示のまま、操作手段の操作有効期間が到来するまでストックする場合があってもよく、場合によっては、次以降の図柄変動表示までストックする場合があってもよい。
なお、操作有効期間内にチャンスボタン136が押下されなかった場合でも、操作有効期間経過後に、「ゲキアツ」という文字表示が表示され、通常予告が実行される。
図97は、メータ表示が2つ表示され、2つとも消える例を段階的に示す図である。
図97(1)では、第3図柄pd3及び第5図柄pd5の変動表示が終了し、「装飾7」−「装飾7」−「装飾1」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示され、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。図97(2)では、第3図柄pd3におけるハズレの装飾図柄の組合せの確定表示が行われ、変動アイコンcが消えている。
図97(3)では、同図(2)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始され、第3図柄pd3では低速変動が開始されている。図97(4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208では、第3図柄pd3の変動表示が開始された後、第3図柄pd3の左上に、空の状態の白メータ表示MW(例えば、第一のメータ表示の一例に相当)が表示される。次いで、図97(5)に示すように、第3図柄pd3の右上に、空の状態の白メータ表示MW(例えば、第四のメータ表示の一例に相当)が表示される。なお、ここでは、2つの白メータ表示MWが別々に表示を開始されたが、2つ一緒に表示を開始される場合があってもよい。
図97(7)では、仮停止した「装飾7」の左図柄に、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが出現し、同図(8)では、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが、左側の白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図97(9)では、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが消え、左側の白メータ表示MWのメータのみが4目盛分上昇している。
図97(10)では、仮停止した「装飾7」の右図柄に、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現し、同図(11)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgが、右側の白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図97(12)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgが消え、右側の白メータ表示MWのメータのみが5目盛分上昇している。
図97(13)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄の変動が低速になり、同図(14)では、その中図柄が認識可能になる。ここでは、中図柄は擬似連図柄(「継続」)であり、図97(15)では、その擬似連図柄が揺れ変動(仮停止)するとともに、その擬似連図柄に前側から重なるようにして、白色のメータ上昇アイテムUpIが3つ表示されている。これら3つの白色のメータ上昇アイテムUpIは、図97(16)に示すように、2つが左側の白メータ表示MWに移動し、残り1つが右側の白メータ表示MWのメータに移動する。
図97(17)に示す2つの白メータ表示MWそれぞれでは、移動してきたメータ上昇アイテムUpIによってメータが上昇する。すなわち、左側の白メータ表示MWは、2目盛り分上昇し、満タン状態になり、右側の白メータ表示MWは、1目盛り分上昇し、同じく満タン状態になる。さらに、満タン状態になることによって、左側の白メータ表示MWでは、チャンスアップアイテムCUIが出現するとともに、「GET」の文字表示が表示され、右側の白メータ表示MWでは、剣豪リーチアイテムRIが出現するとともに、「GET」の文字表示が表示されている。左側の白メータ表示MWに出現したチャンスアップアイテムCUIは、現在行われている図柄変動表示で大当りする期待度が高まったことを表すアイコンであり、右側の白メータ表示MWに出現した剣豪リーチアイテムRIは、現在行われている図柄変動表示でスーパーリーチ演出の一種である剣豪リーチに発展することを予告するアイコンである。
図97(18)では、満タン状態であった2つの白メータ表示MWそれぞれが消え、それぞれの「GET」の文字表示も消え、チャンスアップアイテムCUIも、剣豪リーチアイテムRIも、第2装飾図柄表示装置208Mに移動して、第2装飾図柄表示装置208Mでストックされる。なお、満タン状態であった2つの白メータ表示MWそれぞれを、消さずに、空の状態に変化させてもよいが、現在行われている図柄変動表示で大当りすることが確定の場合には、図97(18)に示すように、メータ表示は消してしまってよい。
図98は、メータ表示が2つ表示され、片方だけ消える例を段階的に示す図である。
図98(1)に示す第3図柄pd3では、ハズレ図柄の装飾図柄の組合せになる「装飾7」―「装飾7」―「装飾1」が停止表示され、同図(2)では、そのハズレ図柄の装飾図柄の組合せが確定表示され、変動アイコン表示領域のステージcs上からは、白色の表示態様の変動アイコンcが消えている。
図98(3)では、デフォルトの表示態様である第1保留アイコンh1が表す特図1の保留による第3図柄pd3の変動表示が開始され、その第1保留アイコンh1が、変動アイコンcに変化している。図98(3)に示す変動アイコンcは、保留アイコンのときの表示態様と同じくデフォルトの表示態様である。なお、図98(2)では、先読み予告の表示態様の第2保留アイコンh2であった保留アイコンが、表示態様をそのままにシフト移動し、同図(3)では第1保留アイコンh1になっている。
図98(4)に示す第1装飾図柄表示装置208では、第3図柄pd3の変動表示が開始された後、第3図柄pd3の左上に、空の状態の白メータ表示MW(例えば、第一のメータ表示の一例に相当)が表示される。次いで、図98(5)に示すように、第3図柄pd3の右上に、空の状態の白メータ表示MW(例えば、第四のメータ表示の一例に相当)が表示される。
図98(6)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタcdの表示の上に、「いくぞ」という台詞が表示され、ミニアイテム出現予告が行われている。図98(7)では変化ボールアイコンcIが出現しており、殿様のキャラクタcdは、その変化ボールアイコンcIを担いでいる。図98(8)では、殿様のキャラクタcdが、変化ボールアイコンcIを投げ、同図(9)では、変化ボールアイコンcIが、右側の白メータ表示MWに命中し、右側の白メータ表示MWの右端に前側から重なるように表示されている。図98(9)に示す変化ボールアイコンcIは表示態様が変化し、エフェクト表示ed1が追加されている。なお、右側の白メータ表示MWの右端で、エフェクト表示ed1が追加されて表示されている変化ボールアイコンcIは、第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nにまたがって表示されている。図98(10)では、エフェクト表示ed1が追加された変化ボールアイコンcIが消え、右側の白メータ表示MWのみが、空の状態(メータが0の状態)のまま赤メータ表示MRに変化している。すなわち、第四のメータ表示が第一の状態から第四の状態に変化した一例に相当する。なお、複数のメータ表示MWが同時に変化してもよい。すなわちこの例によれば、左側の白メータ表示MWも、右側の白メータ表示MWと一緒に、空の状態(メータが0の状態)のまま赤メータ表示MRに変化してもよい。
図98(11)では、第3図柄pd3のうちの左図柄が高速変動から低速変動に変化し、同図(12)では、左図柄が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)。また、左図柄の仮停止と同時、あるいはその前後のタイミングで、青色のメータ上昇アイテムUpIbが出現している。すなわち、一つの青色のメータ上昇アイテムUpIbが、「装飾7」の左図柄に前側から重なるように表示されている。
図98(13)では、青色のメータ上昇アイテムUpIbの分裂アニメーションが開始され、一つの青色のメータ上昇アイテムUpIbが二つに分裂して、左側の空の状態の白メータ表示MWと、右側の空の状態の赤メータ表示MRそれぞれに青色のメータ上昇アイテムUpIbが表示されている。上述のごとく、青色のメータ上昇アイテムUpIbは、白メータ表示MWに対しては2目盛り分上昇させ、赤メータ表示MRに対しては6目盛り分上昇させるアイテムである。図98(14)では、左右それぞれの青色のメータ上昇アイテムUpIbが消え、左側の白メータ表示MWのメータは2目盛り分しか上昇していないのに対して、右側の赤メータ表示MRのメータは一気に満タンまで上昇している。そして、満タン状態になった右側の赤メータ表示MRには、剣豪リーチアイテムRIが出現するとともに、「GET」の文字表示が表示されている。なお、満タン状態に到達していない左側の白メータ表示MWには、アイテムは出現していない。
図98(17)では、2つのメータ表示のうち、満タン状態であった右側の赤メータ表示MRのみが消えるとともに、「GET」の文字表示も消え、剣豪リーチアイテムRIは、第2装飾図柄表示装置208Mに移動して、第2装飾図柄表示装置208Mでストックされる。また、図98(17)では、第3図柄pd3が停止表示され、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。図98(18)では、第3図柄pd3が確定表示され、変動アイコンcが消えている。結局、ストックされた剣豪リーチアイテムRIは、出現時の図柄変動表示では使用されなかった。したがって、ここでの剣豪リーチアイテムRIは、次の図柄変動表示でスーパーリーチ演出の一種である剣豪リーチに発展することを予告する先読み系のアイコンに相当する。
図99は、図98に示す例の続きを段階的に示す図である。
図98(18)から続く図99(19)では、図98(18)に示す、特図1の先読み予告態様である赤色の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始され、第3図柄pd3では低速変動が開始されている。なお、変動アイコンcも赤色の表示態様で表示されており、通常予告として機能している。また、図98(18)に示す、2目盛り分まで貯まった左側の白メータ表示MWは、新たな図柄変動表示が開始されても依然として表示されており、次の図柄変動表示まで持ち越されたことになる。すなわち、メータが貯まった状態で、連続する図柄変動表示を跨いだことになる。
図99(20)では、第3図柄pd3は高速変動を開始し、同図(21)では、第3図柄pd3のうちの左図柄が高速変動から低速変動に変化する。図99(22)では、左図柄の変動がさらに低速になり、左図柄(ここでは「装飾7」)が認識可能になり、さらに、第3図柄pd3のうちの右図柄も高速変動から低速変動に変化している。
図99(23)では、左図柄が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)。また、左図柄の仮停止と同時、あるいはその前後のタイミングで、白色のメータ上昇アイテムUpIが出現している。
図99(24)では、白色のメータ上昇アイテムUpIの移動アニメーションが開始され、白色のメータ上昇アイテムUpIは、白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図99(25)では、白色のメータ上昇アイテムUpIが消え、白メータ表示MWのメータが1目盛分上昇している。また、この図99(25)のタイミングで、リーチ状態に突入し、同図(25)に示すスピーカ120からは「リーチ」という音声が出力されている。
こうしてリーチ状態に突入した後の図99(26)では、第2装飾図柄表示装置208Mにストックされていた剣豪リーチアイテムRIが発動し、第2装飾図柄表示装置208Mには「発動」という文字表示が表示されている。図99(27)では、揺れ変動していた左図柄が、第1装飾図柄表示装置208Lの左上隅に移動し、同じく揺れ変動していた右図柄が、第1装飾図柄表示装置208Lの右上隅に移動する。なお、左上に表示されていた白メータ表示MWも中央位置に移動する。そして、図99(28)に示すように、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)に発展し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、城下町の背景画面から剣豪見参の画面に変化している。図99(28)に示す第2装飾図柄表示装置208Mからは、剣豪リーチアイテムRIが消えている。こうして開始された剣豪リーチ演出は、図83(22)以降に示す剣豪リーチ演出と同じであり、詳しい説明は省略するが、ここでは、白メータ表示MWは3目盛り分までしか貯まっていなかったにも関わらず、図99(33)では、殿様のキャラクタの後ろには金色のオーラアイコンOI2が追加されている。図81に示す例では、3目盛り分までしか貯まっていなかった白メータ表示MWからのパワーアップでは、図81(34)に示すように緑色のオーラアイコンOI1であったが、この図99に示す例では、1回前の図柄変動表示でメータ表示が複数個表示された場合は、メータ表示が一個しか表示されない場合に比べて大当りしやすく、オーラアイコンの色も大当りの期待度が高い色になりやすくなる。また、複数のメータ表示が表示されている場合であっても、デフォルトの白メータ表示MWばかりが表示されているよりも、白メータ表示MWとは異なるメータ表示(例えば、赤メータ表示MR等)が表示されている方が、さらに大当りしやすく、オーラアイコンの色も大当りの期待度がより高い色になりやすくなる。
これまでのメータ表示はいずれも、増加タイプのものであって、空の状態(メータが0の状態)で表示が開始されていたが、メータ表示は、空の状態と満タン状態との間
の状態(第二の状態あるいは第五の状態)で表示が開始されることがある。
図100は、増加タイプのメータ表示が途中まで貯まった状態で表示が開始される例を段階的に示す図である。
図100(1)では、第3図柄pd3及び第5図柄pd5の変動表示が終了し、「装飾2」−「装飾5」−「装飾6」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。図100(2)では、第3図柄pd3におけるハズレの装飾図柄の組合せの確定表示が行われ、変動アイコンcが消えている。また、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。
図100(3)では、同図(2)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始され、第3図柄pd3では低速変動が開始されている。また、第3図柄pd3の変動表示の開始に応じて、チュートリアル表示tsの表示内容が変更され、ここでは、チュートリアル表示tsに、「メータが少し貯まった状態で出現すると」といった文字列がスクロールして表示される。
図100(4)では、第3図柄pd3が高速変動を開始し、その第3図柄pd3の上には、白メータ表示MWが最初から途中まで貯まっている状態で表示を開始される。図100(4)に示す白メータ表示MWは、1目盛り分貯まった状態であり、第二の状態の一例に相当する。また、メータが途中まで貯まった状態のメータ表示の出現に合わせて、図100(4)に示すスピーカ120からは「チャンス」の音声が出力されている。
図100(5)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタcdの表示の上に、「いくぞ」という台詞が表示され、ミニアイテム出現予告が行われている。図100(6)では金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現しており、殿様のキャラクタcdは、その金色のメータ上昇アイテムUpIgを担いでいる。図100(7)では、殿様のキャラクタcdが、金色のメータ上昇アイテムUpIgを投げ、金色のメータ上昇アイテムUpIgは、第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nの間に位置している。図100(8)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgが白メータ表示MWに命中し、白メータ表示MWに前側から重なるように表示されている。図100(9)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgが消え、白メータ表示MWは、1目盛り分貯まった状態から満タン状態に変化している。金色のメータ上昇アイテムUpIgは少なくとも5目盛り分はメータを上昇させるアイテムのため、メータ表示が途中まで貯まった状態で表示が開始された場合には、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現した時点で、メータ満タンが確定する。
白メータ表示MWでは、途中まで貯まっている状態から満タン状態に変化した場合の方が、途中まで貯まっている状態から満タン状態に変化しなかった場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。さらに、白メータ表示MWは、空の状態で表示が開始された場合よりも、途中まで貯まっている状態で表示が開始された場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。また、これらのことは赤メータ表示MRにおいても同様である。
なお、メータが途中まで貯まっている状態(第二の状態)では、メータ上昇アイテムによるメータの上昇率は高められている。例えば、メータが0の状態(第一の状態)に比べて、メータ上昇アイテムによるメータの上昇率は2倍になってもよい。
これまでは、バータイプ(ゲージタイプ)のメータ表示について説明してきたが、メータ表示は数値を示す表示であってもよい。
図101は、数値を示すメータ表示によるメータ演出の一例を段階的に示す図である。
図101(1)は、第3図柄pd3が高速変動の変動中であり、チュートリアル表示tsには、「メータが赤いと」といった表示内容になっている。図101(2)に示す第2装飾図柄表示装置208Mには、白色の数値型メータ表示DWが出現するとともに、同図(2)に示すスピーカ120からは、その出現に合わせて効果音(出現音)が出力されている。図101(2)に示す白色の数値型メータ表示DWは、第一のメータ表示の一例に相当し、その状態は、数値が00%の状態であり、この状態は第一の状態の一例に相当する。また、図101(2)では、チュートリアル表示tsが変化し、「メータMAX到達で」といった表示内容になっている。
図101(3)では、第1装飾図柄表示装置208Lの上から、可動手段の一つである八代役物224Faが落下してくる。この可動手段の動作に応じて、図101(4)に示すように、白色のメータ上昇アイテムUpIが出現する。ただし、白色のメータ上昇アイテムUpIの前側には、落下してきた八代役物224Faが位置しており、白色のメータ上昇アイテムUpIの一部が相対的に視認困難になっている。図101(5)では、白色のメータ上昇アイテムUpIが下方へ移動し、落下してきた八代役物224Faとのオーバラップが解消され、メータ上昇アイテムUpIの視認性が向上している。図101(6)では、八代役物224Faが上昇し初期位置に戻り、白色のメータ上昇アイテムUpIの移動アニメーションが開始される。白色のメータ上昇アイテムUpIは、第2装飾図柄表示装置208Mに表示された白色の数値型メータ表示DWに前側から重なる位置まで移動する。図101(6)に示す白色のメータ上昇アイテムUpIは、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mの間に位置しており、同図(7)に示す白色のメータ上昇アイテムUpIは、白色の数値型メータ表示DWに重なる位置に表示されている。図101(7)に示す白色の数値型メータ表示DWの数値表示は白色のメータ上昇アイテムUpIによって、一時的に視認困難になっている。図101(8)では、白色のメータ上昇アイテムUpIが消え、白色の数値型メータ表示DWの数値表示の視認性が回復し、その数値表示が、それまでの00%から10%に上昇している。図101(8)に示す、10%の数値表示を行っている白色の数値型メータ表示DWの状態は、第二の状態の一例に相当する。
図101(9)では、第1装飾図柄表示装置208Lの上から、将軍役物224Fbが落下してくる。可動手段である将軍役物224Fbの動作に応じて、図101(10)に示すように、今度は、将軍役物224Fbの後ろ側となる位置に、変化ボールアイコンcIが出現しており、その変化ボールアイコンcIの一部が相対的に視認困難になっている。図101(11)では、変化ボールアイコンcIが下方へ移動し、落下してきた将軍役物224Fbとのオーバーラップが解消され、変化ボールアイコンcIの視認性が向上している。図101(12)では、将軍役物224Fbが上昇し初期位置に戻り、変化ボールアイコンcIは、第2装飾図柄表示装置208Mに表示された白色の数値型メータ表示DWに前側から重なる位置まで移動している。図101(13)では、変化ボールアイコンcIが消え、それまでの白色の数値型メータ表示DWが赤色の数値型メータ表示DR(第四のメータ表示の一例に相当)に変化している。すなわち、種類が異なるメータ表示に置き換わっている。ここでのメータ表示の変化は、貯まった数値によって行われたのではなく、変化演出(ここでは変化ボールアイコンcIを用いた演出)によって行われたものである。また、数値型メータ表示の色とメータ上昇アイテムの色との関係、すなわち数値型メータ表示の種類とアイテムの種類との関係によって、図85を用いた説明と同様に、数値の上昇率が変化する。
図101(14)では、第1特図始動口230に1球入球があり、同図(15)に示す保留アイコン表示領域の第1ステージhs1には、特図1の第1保留アイコンh1の表示が開始されているはずである。しかしながら、図101(15)では、その第1保留アイコンh1の表示位置には、緑色のメータ上昇アイテムUpImが表示されており、第1保留アイコンh1の存在を確認することが困難になっている。図101(16)では、その緑色のメータ上昇アイテムUpImが、赤色の数値型メータ表示DRに前側から重なる位置まで移動し、同図(16)に示す第1ステージhs1には、白色の第1保留アイコンh1の存在を確認することができる。なお、メータ上昇アイテムよりも保留アイコンを手前側に表示するようにしてもよい。
ここでのメータ上昇アイテムの出現は、第1特図始動口230への入賞を契機にしているが、賞球を伴う普図始動口への入賞を契機にしてもよいし、賞球を伴うか否かに関係なく普図始動ゲートの遊技球通過を契機にしてもよいし、第2特図始動口232(電チュー)への入賞を契機にしてもよいし、賞球があるだけの一般入賞口226への入賞を契機にしてもよいし、演出用のアウト口への入球を契機にしてもよい。
また、メータ表示が表示されている場合は、表示されていない場合よりも、特図始動口230,232等への入賞や入球で、アイテム(メータ上昇アイテムに限らず、例えば、チャンスアップアイテムCUIや剣豪リーチアイテムRI等)が出現しやすい。
図101(17)では、緑色のメータ上昇アイテムUpImが消え、赤色の数値型メータ表示DRの数値表示が、それまでの10%からMAXに上昇している。このMAXは、例えば、100%を表す表示である。図101(17)に示す赤色の数値型メータ表示DWの状態は、第六の状態の一例に相当する。
図101に示すメータ演出では、数値型メータ表示がMAX表示状態になると、図101(18)に示すように、「ゲキアツ」の文字表示が数値型メータ表示に前側から重なるようにして表示される。この「ゲキアツ」の文字表示は、当該変動での大当りが濃厚、あるいは大当り確定を表す表示であってもよい。
図102は、図101に示す数値型メータ表示が、操作手段の操作に応じて変化する例を段階的に示す図である。
図102(1)は、第3図柄pd3が高速変動の変動中であり、同図(2)では、第1特図始動口230に1球入球があり、同図(3)に示す保留アイコン表示領域の第1ステージhs1には、特図1の第1保留アイコンh1の表示が開始されている。図102(3)に示す第1保留アイコンh1は、白色の丸形のアイコンの上に、チャンスボタン136を模したボタン画像136aが操作を促す赤色で表示されたものである。すなわち、第1保留アイコンh1の表示態様は、いわゆるボタン保留の表示態様である。また、チャンスボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138も、赤色に点灯し、操作を促しており、図102(4)では、チャンスボタン136が操作される。
図102(5)では、チャンスボタン136が操作されたことに応じて、白色の数値型メータ表示DWが赤色の数値型メータ表示DRに変化している。一方、第1保留アイコンh1の表示態様は、ボタン画像136aが無くなり、白色の丸形のアイコンだけ、すなわちデフォルトの表示態様になっている。ここでは、チャンスボタン136が実際に操作されると、第1保留アイコンh1がボタン保留の表示態様であったにも関わらず、その第1保留アイコンh1は、先読み予告の表示態様に変化せず、メータ表示が、種類が異なるメータ表示に置き換わっている。これは、当該変動での大当りを予告する演出であり、次変動以降での大当りを予告する先読み予告の場合であれば、第1保留アイコンh1が先読み予告の表示態様に変化してもよい。なお、数値型メータ表示も、先読み予告として用いること(例えば、MAX表示になった後の次変動への持ち越し)が可能である。
このように、メータ表示が表示されている場合は、表示されていない場合よりも、特図始動口230,232等への入賞や入球で、ボタン保留の保留アイコンが表示されやすい。
図103は、これまで説明したメータ演出とは異なる演出の一例を段階的に示す図である。
図103では、これまで説明したメータ表示と同じく、或る量又は数を表す表示が表示される演出であるが、ここでは、メータの代わりに、キャラクタの登場数が用いられる。このキャラクタの登場数を用いた表示が、第一のメータ表示の一例、あるいは第四のメータ表示の一例に相当する。
図103(1)では、第3図柄pd3及び第5図柄pd5の変動表示が終了し、「装飾7」−「装飾7」−「装飾1」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。図103(2)では、第3図柄pd3におけるハズレの装飾図柄の組合せの確定表示が行われ、変動アイコンcが消えている。また、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。
図103(3)では、同図(2)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始され、第3図柄pd3では低速変動が開始されている。また、第3図柄pd3の変動表示の開始に応じて、チュートリアル表示tsの表示内容が変更され、「キャラが登場すると」といった表示内容になっている。図103(4)では、第3図柄pd3が高速変動を開始している。
図103(5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3図柄pd3が消えるとともに、これまで城下町の町並みであった背景画像も消え、「全員集合でチャンス」といった文字表示の下方に、うっすらと4人のキャラクタのシルエットが横一列に表示されている。この図103(5)に示す状態は、キャラクタ表示が一つも表示されておらず、メータ表示における空の状態(メータが0の状態)、すなわち第一の状態あるいは第四の状態に相当する。なお、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第5図柄pd5が表示され続けている。
図103(6)では、第1装飾図柄表示装置208Lの右端に、チビ姫のキャラクタ表示cd1が出現し、文字表示は「あと3人」に変化する。図103(7)では、第1装飾図柄表示装置208Lの左端に、爺のキャラクタ表示cd2が出現し、文字表示は「あと2人」に変化する。図103(8)では、チビ姫のキャラクタ表示cd1の左横に、姫のキャラクタ表示cd3が出現し、文字表示は「あと1人」に変化する。図103(6)に示す状態、同図(7)に示す状態、同図(8)に示す状態それぞれは、第二の状態あるいは第五の状態に相当する。
図103に示す例では、3人揃ったところで、図103(9)に示すように、「失敗」の文字表示が表示され、全員集合はできず、同図(10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは城下町の背景画像に戻り、第3図柄pd3の変動表示の表示も再開されている。そして、図103(11)では、第3図柄pd3及び第5図柄pd5の変動表示が終了し、「装飾5」−「装飾6」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。図103(12)では、第3図柄pd3におけるハズレの装飾図柄の組合せの確定表示が行われ、変動アイコンcが消えている。また、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。
なお、通常、キャラクタのシルエットの色は灰色であるが、残り一人を残した段階で、その残り一人のキャラクタのシルエットが赤色に表示される場合がある。この場合は、4人全員集合の確定であり、赤色のシルエットの表示は成功することの予告に相当する。4人全員が集合した状態は、メータ表示における満タン状態、すなわち第三の状態あるいは第六の状態に相当する。キャラクタを集合させるこの例では、4人全員集合すると、大当りの期待度が非常に高く、大当り濃厚、あるいは大当り濃厚のさらに上のレベル(例えば、大当り確定)であってもよい。また、4人全員集合しなくても、「失敗」とせず、大当りの期待度をある程度付与してもよく、3人しか集合しない場合であっても、当該変動で大当りする場合があってもよいし、当該変動よりも後に開始される図柄変動表示で大当りする場合があってもよい。
図104は、メータ表示の表示中にエラーが発生した場合の一例を段階的に示す図である。
図104(1)〜同図(4)は、図98(1)〜同図(4)と同じであり、図104(5)では、皿満タンエラーが発生し、同図(6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの上部中央(第3図柄pd3の真上)には「球を抜いてください」といったエラー表示ER1が表示されている。このエラー表示ER1によって、第3図柄pd3の左上に表示されていた、空の状態の白メータ表示MWの右半分以上が隠されてしまっている。すなわち、エラー表示ER1の一部が、白メータ表示MWの一部に前側から重なって表示されている。なお、エラー表示ER1の少なくとも一部(例えば、全部であってもよい)が、白メータ表示MWの少なくとも一部(例えば、全部であってもよい)に前側から重なって表示されてもよい。さらに、エラー表示ER1は透過性を持った表示であってもよく、メータ表示等に前側から重なっていても、重なっている部分が透けて見える場合があってもよい。
また、図104(6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3図柄pd3のうちの左図柄が高速変動から低速変動に変化し、同図(7)では、左図柄が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)が、エラー表示ER1の一部が、仮停止中の左図柄(ここでは「装飾7」)の一部に前側から重なって表示されている。なお、エラー表示ER1の少なくとも一部(例えば、全部であってもよい)が、装飾図柄の少なくとも一部(例えば、全部であってもよい)に前側から重なって表示されてもよい。このように、エラー表示ER1は、メータ表示よりも優先表示され、第3図柄pd3よりも優先表示されている。
また、図104(7)では、第3図柄pd3の左図柄に前側から重なるようにして、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが表示されており、同図(8)では、その赤色のメータ上昇アイテムUpIrが、白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動している。ただし、この赤色のメータ上昇アイテムUpIrの一部にも、エラー表示ER1の一部が前側から重なっている。図104(9)では、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが消え、白メータ表示MWのメータが4目盛り分上昇しているはずであるが、エラー表示ER1によって白メータ表示MWの右半分以上が隠されてしまっているため、メータがどこまで上昇したのかを確認することができない。ただし、図104(9)に示すスピーカ120からは、音符1つが1目盛り分の上昇として、ここでは4つの音符の音が出力されている。なお、メータの貯まり具合(上昇具合)は、スピーカ120からの出力音だけに限らず、装飾図柄表示装置周辺のランプや枠ランプ等の発光手段の発光態様によっても報知可能である。
図104(10)では、第3図柄pd3のうちの右図柄の変動が低速になり、同図(11)では、その右図柄が仮停止し、揺れ変動を開始し(第2停止)、2個目のメータ上昇アイテムとなる白色のメータ上昇アイテムUpIが、その右図柄に前側から重なるようにして出現している。この白色のメータ上昇アイテムUpIも、図104(12)に示すように、白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動している。ただし、この白色のメータ上昇アイテムUpIの一部にも、エラー表示ER1の一部が前側から重なっている。図104(13)では、白色のメータ上昇アイテムUpIが消え、白メータ表示MWのメータが1目盛り分上昇しているはずであるが、依然として、エラー表示ER1が重なっているため、メータがどこまで上昇したのかを確認することができないが、図104(13)に示すスピーカ120からは、1つの音符の音が出力されている。
図104(14)では、図92(5)等に示すミニアイテム出現予告無しに、白色のメータ上昇アイテムUpIが出現しており、殿様のキャラクタcdは、そのメータ上昇アイテムUpIを担いでいる。図104(15)では、殿様のキャラクタcdが、白色のメータ上昇アイテムUpIを投げ、白色のメータ上昇アイテムUpIが、白メータ表示MWに命中し、白メータ表示MWの上に表示されているはずであるが、エラー表示ER1が重なっているため、白色のメータ上昇アイテムUpIを確認することが困難になっている。図104(16)では、白メータ表示MWが、白色のメータ上昇アイテムUpIによってさらに1目盛り分上昇しているはずであるが、依然として、エラー表示ER1が重なっているため、メータがどこまで上昇したのかを確認することができないが、図104(16)に示すスピーカ120からは、1つの音符の音が出力されている。図でも表されていないが、図104(16)に一部が示されている白メータ表示MWは、満タン状態であり、同図(17)に示すスピーカ120からは、満タン告知音が出力されている。
図104(18)では、満タン状態の白メータ表示MWの右端に、ミニアイテムの一種である擬似連予告アイテムNIが出現するとともに、第3図柄pd3のうち高速変動を続ける中図柄の位置に「GET」の文字表示が表示されるが、擬似連予告アイテムNIにも「GET」の文字表示にも、エラー表示ER1が重なっており、擬似連予告アイテムNIを獲得したことが認識困難である。
図105は、図104に示すエラー表示ER1の一例の続きを段階的に示す図である。
図104(18)から続く図105(19)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「GET」の文字表示が消え、擬似連予告アイテムNIは、第2装飾図柄表示装置208Mに移動し、第2装飾図柄表示装置208M上でストックされる。また、図105(20)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、それまで満タン状態であった白メータ表示MWが空の状態に変化する。なお、白メータ表示MWは、空の状態のまま表示が継続される。図105(21)では、第2装飾図柄表示装置208Mにストックされていた擬似連予告アイテムNIが、高速変動を続ける中図柄の位置まで移動し、擬似連予告アイテムNIが消化されるが、中図柄の位置まで移動した擬似連予告アイテムNIには、エラー表示ER1が前側から重なっており、視認困難である。図105(22)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄の変動が低速になり、中図柄が認識可能になる。ここでは、中図柄は擬似連図柄(「継続」)であり、図105(23)では、その擬似連図柄が揺れ変動(仮停止)し、第3図柄pd3全体(「装飾7」−「継続」−「装飾1」)が仮停止した状態になり、擬似連演出が開始される。エラー表示ER1は、擬似連図柄(「継続」)にも前側から重なっており、エラー表示ER1は、擬似連図柄よりも優先表示されている。
図105(24)では、依然としてエラー表示ER1が表示されており、この例では、最後まで球抜き操作が行われなかったことになる。すなわち、球抜き操作が行われれば、「球を抜いてください」といったエラー表示ER1は自動的に非表示になる。言い換えれば、エラーが解消されれば、エラー表示ER1は自動的に消える。
図104及び図105に示す例では、遊技者は、メータ表示の状態(例えば、貯まり具合等)を目で見て確認することができないため、メータ表示の状態が気になる遊技者に対しては、エラー表示ER1をメータ表示に重ねて表示することで、球抜き操作を早目に行わせることができる場合がある。また、メータ表示は、貯まると遊技者にとって良いことが起こりやすいため、遊技者の視線が常に集まりやすく、エラー表示ER1をメータ表示に重ねて表示することで、エラー表示ER1を気付かせやすくするといった効果も奏する。
また、この例では、皿満タンエラーよりも重大な入賞異常エラーが発生し、図105(24)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、先のエラー表示ER1の表示サイズよりも大きな表示サイズで、入賞異常エラーの発生を報知するエラー表示ER2が表示される。このエラー表示ER2は、第3図柄pd3の他、エラー表示ER1にも前側から重なり、第3図柄pd3やエラー表示ER1よりも優先表示されている。エラー表示ER1に他のエラー表示ER2を重ねることで、重大エラーが発生していることを伝えることができる場合がある。なお、エラー表示どうしは、必ずしも重ならなくてもよく、重大エラーほど、少なくとも表示サイズが大きければ良い場合もある。なお、ここにいう重大エラーの一例として、主制御部300や払出制御部600が検出するエラー、店員を呼ばなければエラーを解消することができないエラー、エラーが解消されてもエラー表示が自動的に非表示にならない(消えない)エラー等を列挙することができる。すなわち、重大エラーとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。あるいは、後述する図190に記載のリストで上に記載されているほど重大エラーになる。すなわち、最も重大なエラーは、磁気(磁石)検知エラーである。反対に、軽微なエラーの一例として、第1副制御部400や第2副制御部500が検出するエラー、遊技者だけでエラーを解消することができるエラー、エラーが解消されるとエラー表示が自動的に非表示になる(消える)エラー等を列挙することができる。すなわち、軽微なエラーとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。また、軽微なエラーの中には、メータ表示の方が優先表示されたり、第3図柄pd3の方が優先表示されるエラーがあってもよい。
また、図104および図105におけるエラー表示については、後述する図190〜図192に記載された各種エラーの表示でも同じである。特に、各種エラーのエラー報知の報知態様を記した図192における「態様」で“液晶表示”と記されている報知内容は、図104および図105におけるエラー表示と置き換えることができる。
なお、本明細書における「或る表示が他の表示に前側から重なる」といった趣旨の記載は、「或る表示の少なくとも一部が他の表示の少なくとも一部に前側から重なる」といった記載に読み替えることができ、或る表示の全部が他の表示の全部に前側から重なってもよいし、或る表示の全部が他の表示の一部に前側から重なってもよいし、或る表示の一部が他の表示の全部に前側から重なってもよいし、或る表示の一部が他の表示の一部に前側から重なってもよい。また、本明細書における「或る表示が他の表示に前側から重なる」といった趣旨の記載は、その逆、すなわち「他の表示が或る表示に前側から重なる」といった記載に読み替えることができる。
以上の説明では、メータ表示は、或る量又は数を表す表示が増加するのみの増加タイプのものであったが、或る量又は数を表す表示が増減する増減タイプのものであってもよく、或る量又は数を表す表示が減少するのみの減少タイプのものであってもよい。
また、メータ表示は、図85等に示す白メータ表示MW、赤メータ表示MR、虹メータ表示MN、図101及び図102に示す白色の数値型メータ表示DWや赤色の数値型メータ表示DR、図103に示すキャラクタの登場数を用いた表示を説明したが、これらに限られず、針が或る量又は数をさす表示であったり、図形や記号の表示数を用いた表示であったりしてもよい。
さらに、赤メータ表示MRは、白メータ表示MWから変化するものであったが、白メータ表示MWからの変化ではなく、赤メータ表示MR自体の表示が単独で開始されてもよい。あるいは反対に、赤メータ表示MRは、白メータ表示MWから変化しない限りは、表示されることがないメータ表示であってもよい。
また、赤メータ表示MRは、白メータ表示MWが途中まで貯まった状態で変化し、白メータ表示MWのメータを引き継ぎ、途中まで貯まった状態で表示が開始されている場合があってもよい。あるいは、途中まで貯まった状態の赤メータ表示MR自体の表示が単独で開始されてもよい。これらの場合、空の状態で表示が開始された場合よりも、途中まで貯まった状態で表示が開始された場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
さらに、白メータ表示MWが途中まで貯まった状態である場合よりも、赤メータ表示MRが途中まで貯まった状態である場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
なお、以上の説明で、「〜最終的に大当り図柄が確定表示されやす」い。旨の記載は、「不利な大当りよりも有利な大当りに当選しやす」い。旨の記載に置き換えることができる。
図80〜図105を用いて説明したメータ表示を用いたメータ演出は、図14〜図45を用いて説明した透化演出と組み合わせることができる。例えば、メータ表示を表示する役物(例えば、液晶表示装置)を図45(1)に示す表示手段251Dのように透過液晶表示装置(例えば、第1装飾図柄表示装置208L)の背面側に配置して、図80〜図105を用いて説明したメータ演出を実行可能にしてもよい。
あるいは反対に、透過液晶表示装置(例えば、第1装飾図柄表示装置208L)でメータ表示を表示させ、図80〜図105を用いて説明したメータ演出を実行する一方で、図14〜図45を用いて説明した透化演出を実行可能にしてもよい。
以上、本発明をパチンコ機(弾球遊技機)に適用させた例について詳細に説明したが、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、メダルや遊技球(パチンコ球)を使用する回胴遊技機(スロットマシン)にも適用可能である。すなわち、これまでに説明したパチンコ機100は、ぱちんこ(1種+1種)であるが、他のぱちんこ(例えば、1種、2種、3種、1種+2種等)でもよく、スロット等(パロット、じゃん球)でもよい。より具体的には、メダル(遊技媒体)を投入してスタートレバーを操作することでリールを回転させるとともに、内部抽選によって役を内部決定し、ストップボタンを操作することでリールを停止させたときに、図柄表示窓上に内部決定に応じて予め定められた図柄の組み合わせが表示されると役が成立し、メダルの払い出しを伴う役が成立した場合には、規定数のメダルを払い出すなど遊技者に特典が与えられるようした回胴遊技機(スロットマシン)であってもよい。あるいは、所定数の遊技球を封入球として封入し、前記封入球を遊技領域へ発射して遊技を行い、所定の進入領域に前記封入球が入賞したことに基づいて遊技者に所定の遊技価値を付与し、前記所定の進入領域に入賞した前記封入球または入賞しなかった前記封入球を再び前記遊技領域へ発射して循環使用可能な封入球式遊技台であってもよい。
このように、本発明は、様々な種類の遊技台に適用可能であり、以下、図面を用いてさらに具体的に説明する。
図106は、本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。
図106に示す封入式のパチンコ機900では、所定数の遊技媒体(例えば、遊技球)を遊技台内部で循環させる。すなわち、発射手段901から遊技領域902に発射された遊技媒体が、遊技領域902から排出されて再び発射手段901へ供給可能としている。また、遊技媒体の数(賞球、貸球、総持玉数等)の情報や、その他の情報を表示する表示手段903が遊技台前面の遊技領域902の下方に配設されており、図1に示す上皿126や下皿128は設けられていない。
図107は、本発明を適用可能なスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
このスロットマシン1000は、本体1001と、本体1001の正面に取付けられ、本体1001に対して開閉可能な前面扉1002と、を備える。本体1001の中央内部には、(図107において図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール1010、中リール1011、右リール1012)収納され、スロットマシン1000の内部で回転できるように構成されている。これらのリール1010乃至1012はステッピングモータ等の駆動手段により回転駆動される。
図107に示すスロットマシン1000では、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール1010乃至1012が構成されている。リール1010乃至1012上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓1013から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール1010乃至1012を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール1010乃至1012は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示手段として機能する。なお、このような表示手段としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、図107に示すスロットマシン1000では、3個のリールをスロットマシン1000の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール1010乃至1012の裏面には、図柄表示窓1013に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図107において図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン1000内部において各々のリール1010乃至1012の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール1010乃至1012を停止させる。
入賞ライン表示ランプ1020は、有効となる入賞ライン1014を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン1014は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン1014の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ1023は、例えば、内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ1024は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ1022は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ1028は演出用のランプである。
ベットボタン1030乃至1032は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダル(クレジットという。)を所定の枚数分投入するためのボタンである。図107に示すスロットマシン1000においては、ベットボタン1030が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン1031が押下されると2枚投入され、ベットボタン1032が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン1032はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ1029は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ1021が点灯する。
メダル投入口1034は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン1030乃至1032により電子的に投入することもできるし、メダル投入口1034から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器1025は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器1026は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器1027は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。
スタートレバー1035は、リール1010乃至1012の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口1034に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン1030乃至1032を操作して、スタートレバー1035を操作すると、リール1010乃至1012が回転を開始することとなる。スタートレバー1035に対する操作を遊技の開始操作と言う。このスロットマシン1000では、スタートレバー1035が操作されたことに基づいて、複数種類の役のうち、いずれの役に当選しているか否かの抽選を行う内部抽選処理が実行され、スロットマシン1000を遊技者にとって相対的に有利な状態とするかあるいは相対的に不利な状態にするかが決定される。
ストップボタンユニット1036には、ストップボタン1037乃至1039が設けられている。ストップボタン1037乃至10310は、スタートレバー1035の操作によって回転を開始したリール1010乃至1012を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール1010乃至1012に対応づけられている。以下、ストップボタン1037乃至1039に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン1037乃至1039の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン1037乃至1039の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン1033は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン1043は、スロットマシン1000に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口1055から排出するためのボタンである。ドアキー孔1040は、スロットマシン1000の前面扉1002のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。メダル払出口1055は、メダルを払出すための払出口である。
また、図107に示すスロットマシン1000には、図1に示すパチンコ機100に設けられていた操作キーユニット181と同じ操作キーユニット1090が、MAXベットボタン1032とメダル投入口1034の間に設けられている。この操作キーユニット1090も、十字キーとOKボタンとキャンセルボタンを有する。さらに、その操作キーユニット1090の横には、図1に示すパチンコ機100に設けられていたチャンスボタン136と同じ演出ボタン1091が設けられている。
音孔1060はスロットマシン1000内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉1002の左右各部に設けられたサイドランプ1044は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉1002の上部には演出装置1080が配設されている。この演出装置1080は、水平方向に開閉自在な2枚の右扉1063a、左扉1063bからなる扉(シャッタ)部材1063と、この扉部材1063の奥側に配設された液晶表示装置1057(図示省略)を備えており、2枚の右扉1063a、左扉1063bが液晶表示装置1057の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置1057(図示省略)の表示画面がスロットマシン1000正面(遊技者側)に出現する構造となっている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。図107に示すスロットマシン1000では、表示画面は長方形の平坦面であるが、正方形の平坦面でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。さらに、表示画面は曲面をなしていてもよい。
以上説明したスロットマシン1000では、操作手段としては、ベットボタン1030〜1032、スタートレバー1035、ストップボタン1037〜1039等の他、操作キーユニット1090(第一の操作手段や第三の操作手段の一例)や演出ボタン1091(第二の操作手段の一例)があげられる。さらに、図107に示すスロットマシン1000では、機器のタイトル等を表示した表示パネル1070が、前側に向かって突出可能である。また、表示パネル1070内部には、発光ダイオード(LED)が内蔵されている。図107に示す表示パネル1070は初期位置にある。この表示パネル1070は、前側に向かって突出してきた場合には、押し込み操作を行うことができ、透過部191と同じように、操作手段(ボタン)として機能し、操作手段の一例(例えば、第一の操作手段の一例)に相当するとともに、可動手段の一例にも相当する。また、操作キーユニット1090の各ボタンや、演出ボタン1091や、表示パネル1070は振動可能である。ただし、操作キーユニット1090の各ボタンは振動しないものであってもよい。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類のメータ表示[例えば、図85等に示す白メータ表示MW、赤メータ表示MR、虹メータ表示MN、図101及び図102に示す白色の数値型メータ表示DWや赤色の数値型メータ表示DR、図103に示すキャラクタの登場数を用いた表示等]を表示可能な手段であり、
前記複数種類のメータ表示のうちの一のメータ表示は、第一のメータ表示[例えば、図85等に示す白メータ表示MW、図97(4)〜同図(17)に示す左側のメータ表示、図98(4)〜同図(18)に示す左側のメータ表示、あるいは図101及び図102に示す白色の数値型メータ表示DW]であり、
前記複数種類のメータ表示のうちの一のメータ表示は、第四のメータ表示[例えば、図85等に示す赤メータ表示MR、図97(5)〜同図(17)に示す右側のメータ表示、図98(5)〜同図(15)に示す右側のメータ表示、図101及び図102に示す赤色の数値型メータ表示DR、あるいは図103に示すキャラクタの登場数を用いた表示]であり、
前記第一のメータ表示は、第一の状態[例えば、空の状態(メータが0の状態)]から第三の状態[例えば、満タン状態]へ変化する場合がある表示であり、
前記第四のメータ表示は、第四の状態[例えば、空の状態(メータが0の状態)]から第六の状態[例えば、満タン状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示が前記第一の状態のまま前記第三の状態に変化しなかった場合よりも、該第一のメータ表示が該第一の状態から該第三の状態に変化した場合[例えば、図91に示す例や図97に示す例の場合]のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすく、
前記第四のメータ表示が前記第四の状態のまま前記第六の状態に変化しなかった場合よりも、該第四のメータ表示が該第四の状態から該第六の状態に変化した場合[例えば、図82及び図83に示す例や図98に示す例の場合]のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
ここで、前記第一のメータ表示は、アナログ式のメータ表示であってもよいし、デジタル式のメータ表示であってもよい。前記第四のメータ表示は、アナログ式のメータ表示であってもよいし、デジタル式のメータ表示であってもよい。また、前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は表示態様が異なるメータ表示であってもよい。さらに、前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、同時に表示されている期間があってもよい。すなわち、前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、常に同時に表示されている表示であってもよいし、同時に表示される場合がある表示であってもよい。あるいは、前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、該期間はなく別々に表示される表示であってもよい。
なお、前記表示手段は、複数種類のメータ表示を必ず表示する手段であってもよい。また、前記第一のメータ表示は、第一の状態から第三の状態へ必ず変化する表示であってもよい。また、前記第四のメータ表示は、第四の状態から第六の状態に必ず変化する表示であってもよい。
また、
『 前記第一の状態で表示されている前記第一のメータ表示が前記第三の状態に変化する確率よりも、前記第四の状態で表示されている前記第四のメータ表示が前記第六の状態に変化する確率の方が高くなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一のメータ表示における一回の状態変化量よりも前記第四のメータ表示における一回の状態変化量の方が多くてもよい。
また、前記第四のメータ表示が前記第四の状態から前記第六の状態に変化した場合は、前記第一のメータ表示が前記第一の状態から前記第三の状態に変化した場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
また、
『 前記第一のメータ表示は、前記第一の状態で表示が開始される場合[例えば、図82(4)の場合]がある表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第一の状態の前記第一のメータ表示が変化した表示[例えば、図82(9)に示す赤メータ表示MR]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第四のメータ表示は、前記第四の状態で表示が開始される場合がある表示であり、前記第一の状態の前記第一のメータ表示から前記第四の状態の前記第四のメータ表示に変化する場合があってもよいし、前記第一の状態の前記第一のメータ表示から前記第五の状態の前記第四のメータ表示に変化する場合があってもよい。
また、前記第三の状態の前記第一のメータ表示から前記第四のメータ表示に変化する場合はないが、前記第二の状態の前記第一のメータ表示から前記第四のメータ表示に変化する場合はあってもよい。
なお、前記第一のメータ表示は、前記第一の状態で表示が必ず開始される表示であってもよい。また、前記第四のメータ表示は、前記第四の状態で表示が必ず開始される表示であってもよい。また、前記第一のメータ表示から前記第四のメータ表示に変化する場合は、前記第一の状態の前記第一のメータ表示から前記第四の状態の前記第四のメータ表示に必ず変化してもよいし、あるいは前記第一の状態の前記第一のメータ表示から前記第五の状態の前記第四のメータ表示に必ず変化してもよい。
また、
『 前記第一の状態の前記第一のメータ表示が表示されている状態で第四の演出が開始される場合があり、
前記第四の演出は、前記第一のメータ表示を前記第四のメータ表示に変化させる演出である[例えば、図82(6)〜同図(8)に示す変化ボールアイコンcIを用いたメータ変化演出]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第四の演出は、いわゆるランクアップ演出であってもよい。より具体的には、操作手段演出(ボタン演出)であってもよく、前記第一のメータ表示が、操作手段が操作されたことに応じて前記第四のメータ表示に変化してもよい。
なお、前記第一の状態の前記第一のメータ表示が表示されている状態で第四の演出が必ず開始されてもよい。
ここでさらに、前記第一のメータ表示は、前記第四の演出によって表示が終了される表示であり、前記第四のメータ表示は、前記第四の演出によって表示が開始される表示であってもよい。すなわち、前記第一のメータ表示は消え、前記第四のメータ表示の表示が開始される。例えば、前記第一の状態の前記第一のメータ表示が表示されている状態で前記第一の演出が開始され、該第一の演出が終了すると、該第一のメータ表示が消え、前記第四のメータ表示の表示が開始されるように構成されていてもよい。
また、
『 前記第四の演出は、第四のキャラクタを用いた演出であり、
前記第四のキャラクタは、前記表示手段による連続した複数回の装飾図柄の変動表示に跨って表示される場合[例えば、図82(1)及び同図(2)と、同図(3)以降]があるキャラクタ[例えば、殿様のキャラクタcd]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「装飾図柄の変動表示」とは、装飾図柄の変動表示の表示中のことであり、停止表示を挟んで変動表示がまた開始された場合の変動表示の表示中も含む。また、変動表示の開始から確定表示までを1変動とみることもできる。さらに、「跨がって」とは、装飾図柄の停止表示の期間(変動停止期間)を間に挟むことである。また、前記第四のキャラクタは、前記装飾図柄の変動表示の表示中に継続して表示されるキャラクタであってもよいし、途中で一旦消えるキャラクタであってもよい。また、前記装飾図柄の停止表示の表示中も、継続して表示されるキャラクタであってもよいし、途中で一旦消えるキャラクタであってもよいし、あるいは該停止表示の表示中は消え続けているキャラクタであってもよい。
なお、前記第四のキャラクタは、連続した前記装飾図柄の変動表示に跨って必ず表示されるキャラクタであってもよい。
また、
『 前記第一のメータ表示は、前記表示手段による装飾図柄の停止表示の表示中に表示されている場合がある表示[例えば、図86(1)や、図86(8)〜同図(9)における白メータ表示MW]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一のメータ表示は、前記装飾図柄の停止表示の表示中に表示が開始される場合がある表示であってもよいし、前記装飾図柄の変動表示の表示中に表示が開始され、停止表示の表示中まで表示が継続される表示であってもよい。
なお、前記第一のメータ表示は、前記装飾図柄の停止表示の表示中に必ず表示されている表示であってもよい。
ここでさらに、前記第一のメータ表示は、前記表示手段による装飾図柄の変動表示の表示中に状態変化する場合がある表示であり、前記第四のメータ表示は、前記表示手段による装飾図柄の変動表示の表示中に状態変化する場合がある表示であってもよい。なお、前記第一のメータ表示は、前記装飾図柄の変動表示の表示中に必ず状態変化する表示であってもよく、前記第四のメータ表示は、前記装飾図柄の変動表示の表示中に必ず状態変化する表示であってもよい。
また、前記第四のメータ表示は、前記表示手段による装飾図柄の変動表示の表示中に表示が開始される場合がある表示であり、前記第四のメータ表示は、前記表示手段による装飾図柄の変動表示の表示中に表示が開始された場合、該装飾図柄の変動表示が終了すると、ハズレ図柄よりも大当り図柄が停止表示されやすくてもよい。すなわち、前記第四のメータ表示は、ハズレ図柄が停止表示される装飾図柄の変動表示の表示中よりも、大当り図柄が停止表示される装飾図柄の変動表示の表示中のほうが、表示が開始されやすい。なお、前記第四のメータ表示は、表示が開始される場合は、前記装飾図柄の変動表示の表示中に必ず表示が開始される表示であってもよい。
また、
『 前記表示手段は、複数回の装飾図柄の変動表示を表示可能な手段であり、
前記複数回の装飾図柄の変動表示のうちの一の装飾図柄の変動表示は、第一の装飾図柄の変動表示[例えば、図86(1)で停止表示した変動表示]であり、
前記複数回の装飾図柄の変動表示のうちの一の装飾図柄の変動表示は、第二の装飾図柄の変動表示[例えば、図86(3)〜同図(9)の変動表示]であり、
前記複数回の装飾図柄の変動表示のうちの一の装飾図柄の変動表示は、第四の装飾図柄の変動表示[例えば、図86(10)〜図87(21)の変動表示]であり、
前記複数回の装飾図柄の変動表示のうちの一の装飾図柄の変動表示は、第五の装飾図柄の変動表示[例えば、図87(22)〜図88(42)の変動表示]であり、
前記第一の装飾図柄の変動表示と前記第二の装飾図柄の変動表示は、連続した装飾図柄の変動表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第一の装飾図柄の変動表示と前記第二の装飾図柄の変動表示とで状態が異なる場合[例えば、図86(1)のタイミングでは空の状態であるのに対して図86(7)のタイミングでメータが上昇したとした場合]がある表示であり、
前記第四の装飾図柄の変動表示と前記第五の装飾図柄の変動表示は、連続した装飾図柄の変動表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第四の装飾図柄の変動表示と前記第五の装飾図柄の変動表示とで状態が異なる場合がある表示である[例えば、図87(19)のタイミングでは空の状態であるのに対して図87(29)のタイミングでメータが上昇している]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一の装飾図柄の変動表示が終了した後、前記第二の装飾図柄の変動表示が開始され、前記第二の装飾図柄の変動表示が終了した後、前記第四の装飾図柄の変動表示が開始され、前記第四の装飾図柄の変動表示が終了した後、前記第五の装飾図柄の変動表示が開始され、前記第五の装飾図柄の変動表示が終了した後、第六の装飾図柄の変動表示が開始されてもよい。この場合、前記第五の装飾図柄の変動表示が終了すると、大当り図柄が停止表示される場合があってもよいし、あるいは、前記第六の装飾図柄の変動表示が終了すると、大当り図柄が停止表示される場合があってもよい。
なお、前記第一のメータ表示は、前記第一の装飾図柄の変動表示と前記第二の装飾図柄の変動表示とで状態が必ず異なる表示であってもよく、前記第四のメータ表示は、前記第四の装飾図柄の変動表示と前記第五の装飾図柄の変動表示とで状態が必ず異なる表示であってもよい。
また、
『 前記第四のメータ表示は、前記第四の状態で表示が開始される表示である[例えば、図82(9)等に示す赤メータ表示MR]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
上述の如く、前記第四の状態は、空状態であってもよい。
こうすることで、メータ出現時又は変化時から、第六の状態への変化(例えばメータ満タン)に対する期待感を持つことができる。
なお、前記第四のメータ表示は、前記第四の状態で表示が開始される場合がある表示であってもよいし、前記第四の状態で必ず表示が開始される表示であってもよい。
また、
『 前記第四のメータ表示は、前記第四の状態[例えば、図82(9)に示す空の状態]から第五の状態[例えば、図82(14)に示す3目盛りまで貯まった状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第五の状態から前記第六の状態[例えば、図82(18)に示す満タン状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第四の状態で表示が開始される場合がある表示[例えば、図82(9)等に示す赤メータ表示MR]であり、
前記第四のメータ表示は、前記第五の状態で表示が開始される場合がある表示であり、
前記第四のメータ表示が、前記第四の状態で表示が開始された場合よりも、前記第五の状態で表示が開始された場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第四のメータ表示が、前記第四の状態で表示が開始された場合よりも、前記第五の状態で表示が開始された場合のほうが、前記第六の状態に変化しやすい態様であってもよい。
また、前記第四のメータ表示は、前記第五の状態で表示が開始される場合はない表示であってもよいし、該第五の状態で表示が開始される場合もある表示であってもよい。
さらに、前記第五の状態は、第五の量又は数を表す状態であってもよく、前記第五の量又は数は、前記第四の量又は数と前記第六の量又は数との間の量又は数であってもよい。
なお、前記第四のメータ表示は、前記第四の状態で必ず表示が開始される表示であってもよく、前記第四の状態から第五の状態に必ず変化する表示であってもよく、さらには、前記第五の状態から前記第六の状態に必ず変化する表示であってもよい。あるいは、前記第四のメータ表示は、前記第五の状態で必ず表示が開始される表示であってもよく、前記第五の状態から前記第六の状態に必ず変化する表示であってもよい。
また、
『 前記第一のメータ表示は、前記第一の状態[例えば、図91(4)に示す空の状態]から第二の状態[例えば、図91(9)に示す1目盛りまで貯まった状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第二の状態から前記第三の状態[例えば、図91(12)に示す満タン状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第一の状態で表示が開始される場合がある表示[例えば、図91(4)等に示される白メータ表示MW]であり、
前記第一のメータ表示は、前記第二の状態で表示が開始される場合がある表示[例えば、図100(4)に示される白メータ表示MW]であり、
前記第一のメータ表示が、前記第一の状態で表示が開始された場合よりも、前記第二の状態で表示が開始された場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一のメータ表示が、前記第一の状態で表示が開始された場合よりも、前記第二の状態で表示が開始された場合のほうが、前記第三の状態に変化しやすい態様であってもよい。
また、前記第一のメータ表示は、前記第三の状態で表示が開始される場合はない表示であってもよいし、該第三の状態で表示が開始される場合もある表示であってもよい。
さらに、前記第二の状態は、第二の量又は数を表す状態であってもよく、前記第二の量又は数は、前記第一の量又は数と前記第三の量又は数との間の量又は数であってもよい。
なお、前記第一のメータ表示は、前記第一の状態で必ず表示が開始される表示であってもよく、前記第一の状態から第二の状態に必ず変化する表示であってもよく、さらには、前記第二の状態から前記第三の状態に必ず変化する表示であってもよい。あるいは、前記第一のメータ表示は、前記第二の状態で必ず表示が開始される表示であってもよく、前記第二の状態から前記第三の状態に必ず変化する表示であってもよい。
また、
『 前記第一のメータ表示は、前記第一の状態[例えば、図91(4)に示す空の状態]から第二の状態[例えば、図91(9)に示す1目盛りまで貯まった状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第二の状態から前記第三の状態[例えば、図91(12)に示す満タン状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第四の状態[例えば、図82(9)に示す空の状態]から第五の状態[例えば、図82(14)に示す3目盛りまで貯まった状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第五の状態から前記第六の状態[例えば、図82(18)に示す満タン状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示が前記第二の状態である場合よりも、前記第四のメータ表示が前記第五の状態である場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一のメータ表示は、前記第一の状態で表示が開始される場合がある表示であってもよいし、前記第一のメータ表示は、前記第二の状態で表示が開始される場合がある表示であってもよいし、前記第四のメータ表示は、前記第四の状態で表示が開始される場合がある表示であってもよいし、前記第四のメータ表示は、前記第五の状態で表示が開始される場合がある表示であってもよい。
また、前記第一のメータ表示が前記第二の状態で表示が開始される場合よりも、前記第四のメータ表示が前記第五の状態で表示が開始された場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
ここで、前記第一のメータ表示の表示開始パターンをまとめておく。前記第一のメータ表示は、前記第一の状態で表示が開始され、前記第二の状態に変化する場合がある表示であり、該第一の状態で表示が開始され、該第二の状態を経て前記第三の状態に変化する場合がある表示であり、該第一の状態で表示が開始され、該第三の状態に変化する場合がある表示であり、該第二の状態で表示が開始され、該第三の状態に変化する場合がある表示であり、該第一の状態で表示が開始され、前記第四の状態を経てさらに前記第五の状態を経て前記第六の状態に変化する場合がある表示であり、該第四の状態で表示が開始され、該第五の状態に変化する場合がある表示であり、該第四の状態で表示が開始され、該第六の状態に変化する場合がある表示であり、該第四の状態で表示が開始され、該第五の状態を経て該第六の状態に変化する場合がある表示であり、該第五の状態で表示が開始され、該第六の状態に変化する場合がある表示である。前記第四のメータ表示の表示開始パターンについても同様である。
なお、前記第四の状態で表示が開始され、前記第一の状態に変化することはなくてもよい。また、前記第二の状態で表示が開始され、該第一の状態に変化することもなくてもよい。
また、
『 前記表示手段は、複数種類のアイコンを表示可能な手段であり、
前記複数種類のアイコンのうちの一のアイコンは、第一のアイコンであり、
前記第一のメータ表示は、前記第一のアイコン[例えば、図85(c)に示す青色のメータ上昇アイテムUpIbのアイコン]が第一の回数[例えば、3回]表示されることによって、前記第一の状態から前記第三の状態へ変化する表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第一のアイコン[例えば、図85(i)に示す青色のメータ上昇アイテムUpIbのアイコン]が第四の回数[例えば、1回]表示されることによって、前記第四の状態から前記第六の状態へ変化する表示であり、
前記第四の回数は、前記第一の回数よりも少ない回数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、少ない回数で状態が変化するといことは、1回の変化量が多いということになる。
また、
『 前記第一のメータ表示は、第一の演出[例えば、図90に示すミニゲームによる演出]によって表示が開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、前記第一のメータ表示の獲得演出であってもよい。
なお、前記第一のメータ表示は、前記第一の演出によって表示が必ず開始される表示であってもよい。
また、
『 前記表示手段は、保留球数に応じた保留アイコン[例えば、第1保留アイコンh1、第2保留アイコンh2等]を保留表示領域[例えば、図92に示す保留枠UI’]に表示可能な手段であり、
前記第一のメータ表示は、一部又は全部が前記保留表示領域に重なっている表示であり、
前記第四のメータ表示は、一部又は全部が前記保留表示領域に重なっている表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記保留表示領域は、アイコン表示領域であってもよい。また、例えば、前記第一のメータ表示は、前記保留表示領域と一体となって表示される表示であり、前記第四のメータ表示も、前記保留表示領域と一体となって表示される表示であってもよい。
なお、前記表示手段は、保留球数に応じた保留アイコンを保留表示領域に必ず表示する手段であってもよい。また、前記表示手段は、前記保留アイコンを表示する場合には、保留表示領域に該保留アイコンを必ず表示する手段であってもよい。
また、
『 前記複数種類のメータ表示のうちの一のメータ表示は、第七のメータ表示[例えば、図85(m)及び(n)に示す虹メータ表示MN]であり、
前記第七のメータ表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第七のメータ表示が表示された場合は、大当り濃厚であってもよい。また、前記第七のメータ表示が第七の状態[例えば、空の状態]から第九の状態[例えば、満タン状態]に変化した場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示されてもよい。さらに、前記第七のメータ表示は、前記第七の状態から前記第九の状態へ必ず変化する表示であってもよい。
また、前記第一のメータ表示が前記第三の状態に変化した場合は、該第一のメータ表示が該第三の状態に変化した際に前記表示手段に表示されている装飾図柄の変動表示において大当り図柄が必ず確定表示され、前記第四のメータ表示が前記第六の状態に変化した場合は、該第四のメータ表示が該第六の状態に変化した際に前記表示手段に表示されている装飾図柄の変動表示において最終的に大当り図柄が必ず確定表示されてもよい。
なお、前記第七のメータ表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示されてもよい。
また、
『 前記表示手段は、予告表示を表示可能な手段であり、
前記予告表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示[例えば、図92に示す擬似連演出]であり、
前記予告表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示[例えば、図83に示すスーパーリーチ演出]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記予告表示として、擬似連演出表示、操作手段関連表示、大当りについての予告表示(通常予告表示や先読み予告表示)、演出(たとえば、スーパーリーチ演出)についての予告表示等を列挙することができる。すなわち、前記予告表示としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
また、前記表示手段は、擬似連演出表示を表示可能な手段であって、前記擬似連演出表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示であり、前記擬似連演出表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示であってもよい。ここで、前記擬似連演出表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると必ず表示が開始される表示であってもよく、前記擬似連演出表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると必ず表示が開始される表示であってもよい。
なお、前記予告表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると必ず表示が開始される表示であってもよく、前記予告表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると必ず表示が開始される表示であってもよい。
ここでまた、遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段を備え、前記表示手段は、操作手段関連表示を表示可能な手段であって、前記操作手段関連表示は、前記操作手段に関する表示であり、前記操作手段関連表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示であり、前記操作手段関連表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示であってもよい。なお、前記操作手段関連表示は、前記操作手段を模した表示であってもよいし、該操作手段を操作することを促す表示(操作促進表示)であってもよいし、該操作手段の操作有効期間に関する表示(より具体的には、該操作有効期間の残期間の表示(残期間表示))であってもよいし、該操作手段を連想させる表示であってもよいし、これらの表示の組合せであってもよいし、これらの表示のうちの少なくともいずれか一つを含む表示であってもよい。また、前記操作手段関連表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると必ず表示が開始される表示であってもよく、前記操作手段関連表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると必ず表示が開始される表示であってもよい。
また、前記表示手段は、通常予告表示を表示可能な手段であって、前記通常予告表示は、該通常予告表示の表示が開始された際に前記表示手段に表示されている装飾図柄の変動表示における大当りについての予告表示であり、前記通常予告表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示であり、前記通常予告表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示であってもよい。ここで、通常予告表示は、例えば、スーパーリーチ演出表示であってもよい。また、前記通常予告表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると必ず表示が開始される表示であってもよく、前記通常予告表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると必ず表示が開始される表示であってもよい。
また、
『 前記第一のメータ表示における前記第一の状態は、第一の量又は数を表す状態[例えば、空の状態あるいはその逆に満タン状態]であり、
前記第一のメータ表示における前記第三の状態は、第三の量又は数を表す状態[例えば、満タン状態あるいはその逆に空の状態]であり、
前記第四のメータ表示における前記第四の状態は、第四の量又は数を表す状態[例えば、空の状態あるいはその逆に満タン状態]であり、
前記第四のメータ表示における前記第六の状態は、第六の量又は数を表す状態[例えば、満タン状態あるいはその逆に空の状態]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一の量又は数と前記第三の量又は数は、異なる量又は数であり、前記第四の量又は数と前記第六の量又は数は、異なる量又は数であってもよい。
また、前記第三の量又は数の方が前記第一の量又は数よりも少ない量又は数であり、前記第六の量又は数の方が前記第四の量又は数よりも少ない量又は数であってもよい。すなわち、前記第一のメータ表示が前記第一の状態から前記第三の状態へ変化する場合とは、該第一のメータ表示が減少する場合のことであり、前記第四のメータ表示が前記第四の状態から前記第六の状態に変化する場合とは、該第四のメータ表示が減少する場合のことである。
また、前記第三の量又は数の方が前記第一の量又は数よりも多い量又は数であり、前記第六の量又は数の方が前記第四の量又は数よりも多い量又は数であってもよい。すなわち、前記第一のメータ表示が前記第一の状態から前記第三の状態へ変化する場合とは、該第一のメータ表示が増加する場合のことであり、前記第四のメータ表示が前記第四の状態から前記第六の状態に変化する場合とは、該第四のメータ表示が増加する場合のことである。
また、前記第一の状態は、満タン状態であり、前記第三の状態は、空状態であり、前記第四の状態は、満タン状態であり、前記第六の状態は、空状態であってもよく、あるいは反対に、前記第一の状態は、空状態であり、前記第三の状態は、満タン状態であり、前記第四の状態は、空状態であり、前記第六の状態は、満タン状態であってもよい。
さらに、前記第一のメータ表示が、前記第四の状態[例えば、メータ枠が赤色で空の状態]から前記第六の状態[例えば、メータ枠が赤色で満タン状態]に変化する場合もあり、前記第四のメータ表示が、前記第一の状態[例えば、メータ枠が白色で空の状態]から前記第三の状態[例えば、メータ枠が白色で満タン状態]に変化する場合もある。
また、
『 前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、一部[例えば、メータ枠mfのみ]又は全部の色が異なる[例えば、白と赤等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、色が異なることによって前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示の区別がつく。なお、継続して色が異なっていてもよい。あるいは、一定期間に限って色が異なっていてもよい。すなわち、色は変化してもよく、前記第一の状態と前記第四の状態で異なっていればよく、あるいは前記第三の状態と前記第六の状態で異なっていればよい。さらには、後述する第二の状態と第五の状態で異なっていればよい。また、互いに表示が開始されたときの色が異なっていればよい。あるいは、互いに表示が終了する(消える)ときの色が異なっていればよい。
また、前記第一のメータ表示は、枠表示と、該枠表示の中で増減する増減表示を含むものであり、前記第四のメータ表示は、枠表示と、該枠表示の中で増減する増減表示を含むものであり、該第一のメータ表示と該第四のメータ表示は、該枠表示の色のみが異なっていてもよいし、該増減表示の色のみが異なっていてもよいし、該枠表示と該増減表示の両方の色が異なっていてもよい。なお、枠表示は円形であっても矩形であってもよく、形状は限定されない。
なお、前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、一部のみの色が異なっていてもよい。
また、
『 前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、大きさが異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、大きさ(表示サイズ)が異なることによって前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示の区別がつく。なお、継続して大きさが異なっていてもよい。あるいは、一定期間に限って大きさが異なっていてもよい。すなわち、大きさは変化してもよく、前記第一の状態と前記第四の状態で異なっていればよく、あるいは前記第三の状態と前記第六の状態で異なっていればよい。さらには、後述する第二の状態と第五の状態で異なっていればよい。また、互いに表示が開始されたときの大きさが異なっていればよい。あるいは、互いに表示が終了する(消える)ときの大きさが異なっていればよい。
また、
『 前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、表示位置が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、表示位置が異なることによって前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示の区別がつく。なお、継続して表示位置が異なっていてもよい。あるいは、一定期間に限って表示位置が異なっていてもよい。すなわち、表示位置は変化してもよく、前記第一の状態と前記第四の状態で異なっていればよく、あるいは前記第三の状態と前記第六の状態で異なっていればよい。さらには、後述する第二の状態と第五の状態で異なっていればよい。また、互いに表示が開始されたときの表示位置が異なっていればよい。あるいは、互いに表示が終了する(消える)ときの表示位置が異なっていればよい。
以上の記載における「メータ表示」は、「或る量又は数を表す表示」に置き換えてもよく、「第一のメータ表示」は「第一の表示」、「第四のメータ表示」は「第四の表示」に置き換えてもよい。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類のメータ表示[例えば、図86等に示す白メータ表示MW、赤メータ表示MR、虹メータ表示MN、図101及び図102に示す白色の数値型メータ表示DWや赤色の数値型メータ表示DR、図103に示すキャラクタの登場数を用いた表示等]を表示可能な手段であり、
前記複数種類のメータ表示のうちの一のメータ表示は、第一のメータ表示[例えば、図82,図86等に示す白メータ表示MW、図97(4)〜同図(17)に示す左側のメータ表示、図98(4)〜同図(18)に示す左側のメータ表示、あるいは図101及び図102に示す白色の数値型メータ表示DW]であり、
前記複数種類のメータ表示のうちの一のメータ表示は、第四のメータ表示[例えば、図86等に示す赤メータ表示MR、図97(5)〜同図(17)に示す右側のメータ表示、図98(5)〜同図(15)に示す右側のメータ表示、図101及び図102に示す赤色の数値型メータ表示DR、あるいは図103に示すキャラクタの登場数を用いた表示]であり、
前記第一のメータ表示が空の状態から満タンの状態に変化しなかった場合よりも、該第一のメータ表示が空の状態から満タンの状態に変化した場合[例えば、図91に示す例や図97に示す例の場合]のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすく構成されており、
前記第四のメータ表示が空の状態から満タンの状態に変化しなかった場合よりも、該第四のメータ表示が空の状態から満タンの状態に変化した場合[例えば、図82及び図83に示す例や図98に示す例の場合]のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすく構成されており、
空の状態で表示されている前記第一のメータ表示よりも、空の状態で表示されている前記第四のメータ表示のほうが、満タンの状態に変化しやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、
『 前記第四のメータ表示は、空の状態の前記第一のメータ表示が変化した表示[例えば、図82(9)に示す赤メータ表示MR]であり、
前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、大きさおよび表示位置は同じであり[例えば、図82(4)に示す白メータ表示MWと同図(9)に示す赤メータ表示MR]、
前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、一部又は全部の色が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記表示手段は、或る背景画面[例えば、城下町の背景]において、前記第一のメータ表示を表示可能な手段であり[例えば、図82(4)]、
前記表示手段は、前記或る背景画面において、前記第四のメータ表示を表示可能な手段であり[例えば、図82(9)]、
前記或る背景画面は、或る演出ステージ[例えば、城下町ステージ]における背景画面であり、
前記或る演出ステージで、前記第一のメータ表示が表示されていなければ前記第四のメータ表示が表示される場合[例えば、図82(9)〜図83(25)に示す場合]があり、該第四のメータ表示が表示されていなければ該第一のメータ表示が表示される場合[例えば、図82(4)〜同図(8)に示す場合]があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 空の状態の前記第一のメータ表示が変化して、空の状態の前記第四のメータ表示が表示される場合があるように構成されている[例えば、図82(6)〜同図(9)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記表示手段は、複数種類のアイコンを表示可能な手段であり、
前記複数種類のアイコンのうちの一のアイコンは、第一のアイコン[例えば、白色のメータ上昇アイテムUpIのアイコン]であり、
前記第一のアイコンが表示されると、前記第一のメータ表示のメータが第一の上昇率[例えば、1目盛り分の上昇率]で上昇するように構成されており、
前記第一のアイコンが表示されると、前記第四のメータ表示のメータが第四の上昇率[例えば、3目盛り分の上昇率]で上昇するように構成されており、
前記第四の上昇率は、前記第一の上昇率よりも高い上昇率である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 遊技球が入賞口[例えば、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口、一般入賞口226]へ入賞すると、前記第一のアイコンが表示される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記複数種類のアイコンのうちの一のアイコンは、第二のアイコン[例えば、青色のメータ上昇アイテムUpIbのアイコン]であり、
前記第二のアイコンが表示されると、前記第一のメータ表示のメータが第二の上昇率[例えば、2目盛り分の上昇率]で上昇するように構成されており、
前記第二のアイコンが表示されると、前記第四のメータ表示のメータが第五の上昇率[例えば、6目盛り分の上昇率]で上昇するように構成されており、
前記第五の上昇率は、前記第二の上昇率よりも高い上昇率であり、
前記第二の上昇率[例えば、2目盛り分の上昇率]は、前記第一の上昇率[例えば、1目盛り分の上昇率]よりも高い上昇率であり、
前記第五の上昇率[例えば、6目盛り分の上昇率]は、前記第四の上昇率[例えば、3目盛り分の上昇率]よりも高い上昇率である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一のメータ表示が表示されている状態で第四の演出が開始される場合があり、
前記第四の演出は、第四のキャラクタ[例えば、殿様のキャラクタcd]が、前記第一のメータ表示を前記第四のメータ表示に変化させる演出[例えば、図82(6)〜同図(9)に示す変化ボールアイコンcIを用いたメータ変化演出]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第四のキャラクタは、連続した複数回の装飾図柄の変動表示に跨って表示される場合があるキャラクタ[例えば、図82(1)及び同図(2)と、同図(3)以降]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一のアイコンは、前記第四のキャラクタの表示位置に出現する場合があるアイコン[例えば、図92(6)に示す白色のメータ上昇アイテムUpI]であり、
前記第四のキャラクタの表示位置に出現した前記第一のアイコンを該第四のキャラクタが用いて、前記第一のメータ表示のメータを上昇させる場合があり[例えば、図92(8)]、
前記第四のキャラクタの表示位置に出現した前記第一のアイコンを該第四のキャラクタが用いて、前記第四のメータ表示のメータを上昇させる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記表示手段は、図柄変動表示に関する保留アイコンを表示可能な手段であり、
保留アイコンが表示されている状態で第二の演出が開始される場合があり、
前記第二の演出は、前記第四のキャラクタが、保留アイコンの表示態様を変化させる演出[例えば、図84に示す例]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記表示手段は、保留球数に応じた保留アイコン[例えば、第1保留アイコンh1、第2保留アイコンh2等]を保留表示領域[例えば、図92に示す保留枠UI’]に表示可能な手段であり、
前記第一のメータ表示は、一部又は全部が前記保留表示領域に重なっている表示であり、
前記第四のメータ表示は、一部又は全部が前記保留表示領域に重なっている表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記複数種類のメータ表示のうちの一のメータ表示は、第七のメータ表示[例えば、図86(m)及び(n)に示す虹メータ表示MN]であり、
前記第七のメータ表示は、空の状態の前記第一のメータ表示が変化した表示であり、
前記第七のメータ表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記表示手段は、複数種類のエラー表示[例えば、各種エラーの表示や警告の表示]を表示可能な手段であり、
前記複数種類のエラー表示のうちの或るエラー表示[例えば、皿満タンエラー表示]は、一部又は全部が前記第一のメータ表示の一部又は全部にオーバーラップする場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記或るエラー表示は、前記第一のメータ表示の貯まり具合を表す部分にオーバーラップする場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 遊技球を貯留可能な貯留皿を備え、
前記或るエラー表示は、皿満タンエラー表示であり、
前記皿満タンエラー表示は、遊技者に対して、前記貯留皿から遊技球を排出することを促す表示[例えば、「球を抜いてください」といった文字表示]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一のメータ表示は、前記表示手段による装飾図柄の停止表示の表示中に表示されている場合がある表示[例えば、図86(1)や、図86(8)〜同図(9)における白メータ表示MW]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記表示手段は、複数回の装飾図柄の変動表示を表示可能な手段であり、
複数回の装飾図柄の変動表示のうちの一の装飾図柄の変動表示は、第一の装飾図柄の変動表示[例えば、図86(1)で停止表示した変動表示]であり、
複数回の装飾図柄の変動表示のうちの一の装飾図柄の変動表示は、第二の装飾図柄の変動表示[例えば、図86(3)〜同図(9)の変動表示]であり、
複数回の装飾図柄の変動表示のうちの一の装飾図柄の変動表示は、第四の装飾図柄の変動表示[例えば、図86(10)〜図87(21)の変動表示]であり、
複数回の装飾図柄の変動表示のうちの一の装飾図柄の変動表示は、第五の装飾図柄の変動表示[例えば、図87(22)〜図88(42)の変動表示]であり、
前記第一の装飾図柄の変動表示と前記第二の装飾図柄の変動表示は、連続した装飾図柄の変動表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第一の装飾図柄の変動表示と前記第二の装飾図柄の変動表示とで状態が異なる場合[例えば、図86(1)のタイミングでは空の状態であるのに対して図86(7)のタイミングでメータが上昇したとした場合]がある表示であり、
前記第四の装飾図柄の変動表示と前記第五の装飾図柄の変動表示は、連続した装飾図柄の変動表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第四の装飾図柄の変動表示と前記第五の装飾図柄の変動表示とで状態が異なる場合がある表示である[例えば、図87(19)のタイミングでは空の状態であるのに対して図87(29)のタイミングでメータが上昇している]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一のメータ表示は、第一の演出[例えば、図90に示すミニゲームによる演出]によって表示が開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記表示手段は、予告表示を表示可能な手段であり、
前記予告表示は、前記第一のメータ表示が満タンの状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示[例えば、図92に示す擬似連演出]であり、
前記予告表示は、前記第四のメータ表示が満タンの状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示[例えば、図83に示すスーパーリーチ演出]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以下、これまで説明したことを含めて付記する。
(付記2−1)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類のメータ表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類のメータ表示うちの一のメータ表示は、第一のメータ表示であり、
前記複数種類のメータ表示うちの一のメータ表示は、第四のメータ表示であり、
前記第一のメータ表示は、複数種類の状態を持つ表示であり、
前記第一のメータ表示における前記複数種類の状態のうちの一の状態は第一の状態であり、
前記第一のメータ表示における前記複数種類の状態のうちの一の状態は第三の状態であり、
前記第一のメータ表示は、前記第一の状態から前記第三の状態へ変化する場合がある表示であり、
前記第四のメータ表示は、複数種類の状態を持つ表示であり、
前記第四のメータ表示における前記複数種類の状態のうちの一の状態は第四の状態であり、
前記第四のメータ表示における前記複数種類の状態のうちの一の状態は第六の状態であり、
前記第四のメータ表示は、前記第四の状態から前記第六の状態に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示が前記第一の状態から前記第三の状態に変化した場合は、該第一のメータ表示が該第一の状態から該第三の状態に変化しなかった場合よりも、大当りの期待度が高く、
前記第四のメータ表示が前記第四の状態から前記第六の状態に変化した場合は、該第四のメータ表示が該第四の状態から該第六の状態に変化しなかった場合よりも、大当りの期待度が高い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−2)
付記2−1に記載の遊技台において、
前記第四のメータ表示が前記第四の状態から前記第六の状態に変化する期待度は、前記第一のメータ表示が前記第一の状態から前記第三の状態に変化する期待度よりも高い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−3)
付記2−1又は2−2に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、装飾図柄を表示可能な手段であって、
前記第一のメータ表示は、前記装飾図柄の停止中に表示される場合がある表示である、ことを特徴とする遊技台。
(付記2−4)
付記2−1乃至2−3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第四のメータ表示は、前記第四の状態で表示開始される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−5)
付記2−1乃至2−4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一のメータ表示における前記複数の状態のうちの一の状態は、第二の状態であり、
前記第一のメータ表示は、前記第一の状態から前記第二の状態に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第二の状態から前記第三の状態に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第一の状態で表示開始される場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第二の状態で表示開始される場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示が、前記第一の状態で表示開始された場合よりも、前記第二の状態で表示開始された場合のほうが大当りの期待度が高い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−6)
付記2−1乃至2−5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうち、一の表示は第一のアイコンであり、
前記第一のメータ表示は、前記第一のアイコンが第一の回数表示されることによって、前記第一の状態から前記第三の状態へと変化する表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第一のアイコンが第二の回数表示されることによって、前記第四の状態から前記第六の状態へと変化する表示であり、
前記第二の回数は、前記第一の回数よりも少ない回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−7)
付記2−1乃至2−6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数の表示のうち一の表示は、大当り表示であり、
前記第一のメータ表示における前記第三の状態は、該第三の状態が表示された前記装飾図柄の変動において前記大当り表示が表示されることを示す表示の状態であり、
前記第四のメータ表示における前記第六の状態は、該第六の状態が表示された前記装飾図柄の変動において前記大当り表示が表示されることを示す表示の状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−8)
付記2−7に記載の遊技台であって、
前記第一のメータ表示の前記第二の状態は、該第二の状態が表示された前記装飾図柄の変動において前記大当り表示が表示される場合があることを示す表示の状態であり、
前記第四のメータ表示の前記第五の状態は、該第五の状態が表示された前記装飾図柄の変動において前記大当り表示が表示される場合があることを示す表示の状態であり、
前記第二の状態よりも前記第五の状態が表示されている場合の方が、前記大当り表示が
表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−9)
付記2−1乃至2−8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、擬似連演出であり、
前記擬似連予告は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると表示開始される場合がある表示であり、
前記擬似連予告は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると表示開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−10)
付記2−1乃至2−9のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記操作手段の操作促進表示であり、
前記操作促進表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると表示開始される場合がある表示であり、
前記操作促進表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると表示開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2−11)
付記2−1乃至2−10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は複数種類の演出を表示可能な手段であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、或る演出であり、
前記或る演出は、該或る演出が表示された前記装飾図柄の変動において、前記大当り表示が表示されやすい演出であり、
前記或る演出は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると表示開始される場合がある演出であり、
前記或る演出は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると表示開始される場合がある演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−1)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類のメータ表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類のメータ表示のうちの一のメータ表示は、第一のメータ表示であり、
前記複数種類のメータ表示のうちの一のメータ表示は、第四のメータ表示であり、
前記第一のメータ表示が空の状態から満タンの状態に変化しなかった場合よりも、該第一のメータ表示が空の状態から満タンの状態に変化した場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすく構成されており、
前記第四のメータ表示が空の状態から満タンの状態に変化しなかった場合よりも、該第四のメータ表示が空の状態から満タンの状態に変化した場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすく構成されており、
空の状態で表示されている前記第一のメータ表示よりも、空の状態で表示されている前記第四のメータ表示のほうが、満タンの状態に変化しやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−2)
付記A2−1に記載の遊技台であって、
前記第四のメータ表示は、空の状態の前記第一のメータ表示が変化した表示であり、
前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、大きさおよび表示位置は同じであり、
前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、一部又は全部の色が異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−3)
付記A2−1又はA2−2に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、或る背景画面において、前記第一のメータ表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、前記或る背景画面において、前記第四のメータ表示を表示可能な手段であり、
前記或る背景画面は、或る演出ステージにおける背景画面であり、
前記或る演出ステージで、前記第一のメータ表示が表示されていなければ前記第四のメータ表示が表示される場合があり、該第四のメータ表示が表示されていなければ該第一の
メータ表示が表示される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−4)
付記A2−1乃至A2−3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
空の状態の前記第一のメータ表示が変化して、空の状態の前記第四のメータ表示が表示される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−5)
付記A2−1乃至A2−4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類のアイコンを表示可能な手段であり、
前記複数種類のアイコンのうちの一のアイコンは、第一のアイコンであり、
前記第一のアイコンが表示されると、前記第一のメータ表示のメータが第一の上昇率で上昇するように構成されており、
前記第一のアイコンが表示されると、前記第四のメータ表示のメータが第四の上昇率で上昇するように構成されており、
前記第四の上昇率は、前記第一の上昇率よりも高い上昇率である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−6)
付記A2−5に記載の遊技台であって、
遊技球が入賞口へ入賞すると、前記第一のアイコンが表示される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−7)
付記A2−5又はA2−6に記載の遊技台であって、
前記複数種類のアイコンのうちの一のアイコンは、第二のアイコンであり、
前記第二のアイコンが表示されると、前記第一のメータ表示のメータが第二の上昇率で上昇するように構成されており、
前記第二のアイコンが表示されると、前記第四のメータ表示のメータが第五の上昇率で上昇するように構成されており、
前記第五の上昇率は、前記第二の上昇率よりも高い上昇率であり、
前記第二の上昇率は、前記第一の上昇率よりも高い上昇率であり、
前記第五の上昇率は、前記第四の上昇率よりも高い上昇率である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−8)
付記A2−5乃至A2−7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一のメータ表示が表示されている状態で第四の演出が開始される場合があり、
前記第四の演出は、第四のキャラクタが、前記第一のメータ表示を前記第四のメータ表示に変化させる演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−9)
付記A2−8に記載の遊技台であって、
前記第四のキャラクタは、連続した複数回の装飾図柄の変動表示に跨って表示される場合があるキャラクタである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−10)
付記A2−8又はA2−9に記載の遊技台であって、
前記第一のアイコンは、前記第四のキャラクタの表示位置に出現する場合があるアイコンであり、
前記第四のキャラクタの表示位置に出現した前記第一のアイコンを該第四のキャラクタが用いて、前記第一のメータ表示のメータを上昇させる場合があり、
前記第四のキャラクタの表示位置に出現した前記第一のアイコンを該第四のキャラクタが用いて、前記第四のメータ表示のメータを上昇させる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−11)
付記A2−8乃至A2−10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、図柄変動表示に関する保留アイコンを表示可能な手段であり、
保留アイコンが表示されている状態で第二の演出が開始される場合があり、
前記第二の演出は、前記第四のキャラクタが、保留アイコンの表示態様を変化させる演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−12)
付記A2−1乃至A2−10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、保留球数に応じた保留アイコンを保留表示領域に表示可能な手段であり、
前記第一のメータ表示は、一部又は全部が前記保留表示領域に重なっている表示であり、
前記第四のメータ表示は、一部又は全部が前記保留表示領域に重なっている表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−13)
付記A2−1乃至A2−12のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類のメータ表示のうちの一のメータ表示は、第七のメータ表示であり、
前記第七のメータ表示は、空の状態の前記第一のメータ表示が変化した表示であり、
前記第七のメータ表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−14)
付記A2−1乃至A2−13のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類のエラー表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類のエラー表示のうちの或るエラー表示は、一部又は全部が前記第一のメータ表示の一部又は全部にオーバーラップする場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−15)
付記A2−14に記載の遊技台であって、
前記或るエラー表示は、前記第一のメータ表示の貯まり具合を表す部分にオーバーラップする場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−16)
付記A2−14又はA2−15に記載の遊技台であって、
遊技球を貯留可能な貯留皿を備え、
前記或るエラー表示は、皿満タンエラー表示であり、
前記皿満タンエラー表示は、遊技者に対して、前記貯留皿から遊技球を排出することを促す表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−17)
付記A2−1乃至A2−16のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一のメータ表示は、前記表示手段による装飾図柄の停止表示の表示中に表示されている場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−18)
付記A2−1乃至A2−17のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数回の装飾図柄の変動表示を表示可能な手段であり、
複数回の装飾図柄の変動表示のうちの一の装飾図柄の変動表示は、第一の装飾図柄の変動表示であり、
複数回の装飾図柄の変動表示のうちの一の装飾図柄の変動表示は、第二の装飾図柄の変動表示であり、
複数回の装飾図柄の変動表示のうちの一の装飾図柄の変動表示は、第四の装飾図柄の変動表示であり、
複数回の装飾図柄の変動表示のうちの一の装飾図柄の変動表示は、第五の装飾図柄の変動表示であり、
前記第一の装飾図柄の変動表示と前記第二の装飾図柄の変動表示は、連続した装飾図柄の変動表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第一の装飾図柄の変動表示と前記第二の装飾図柄の変動表示とで状態が異なる場合がある表示であり、
前記第四の装飾図柄の変動表示と前記第五の装飾図柄の変動表示は、連続した装飾図柄の変動表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第四の装飾図柄の変動表示と前記第五の装飾図柄の変動表示とで状態が異なる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−19)
付記A2−1乃至A2−18のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一のメータ表示は、第一の演出によって表示が開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2−20)
付記A2−1乃至A2−19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、予告表示を表示可能な手段であり、
前記予告表示は、前記第一のメータ表示が満タンの状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示であり、
前記予告表示は、前記第四のメータ表示が満タンの状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記AA2−1)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類のメータ表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類のメータ表示のうちの一のメータ表示は、第一のメータ表示であり、
前記複数種類のメータ表示のうちの一のメータ表示は、第四のメータ表示であり、
前記第一のメータ表示が空の状態から満タンの状態に変化しなかった場合よりも、該第一のメータ表示が空の状態から満タンの状態に変化した場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすく構成されており、
前記第四のメータ表示が空の状態から満タンの状態に変化しなかった場合よりも、該第四のメータ表示が空の状態から満タンの状態に変化した場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすく構成されており、
空の状態で表示されている前記第一のメータ表示よりも、空の状態で表示されている前記第四のメータ表示のほうが、満タンの状態に変化しやすいように構成されており、
前記表示手段は、複数種類のアイコンを表示可能な手段であり、
前記複数種類のアイコンのうちの一のアイコンは、第一のアイコンであり、
前記第一のアイコンが表示されると、前記第一のメータ表示のメータが第一の量だけ上昇するように構成されており、
前記第一のアイコンが表示されると、前記第四のメータ表示のメータが第四の量だけ上昇するように構成されており、
前記第四の量は、前記第一の量よりも多い量であり、
前記第一のメータ表示が表示されている状態で第四の演出が開始される場合があり、
前記第四の演出は、第四の表示(例えば、キャラクタの表示やアイコンの表示や文字表示や記号表示等)が、前記第一のメータ表示を前記第四のメータ表示に変化させる演出である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、上記で装飾図柄の変動表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の変動表示であってもよく、装飾図柄の停止表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の停止表示であってもよい。
また、上記で「〜場合がある」とは、「必ず〜する」、「必ず〜される」、あるいは「必ず〜になる」等に置き換えてもよく、上記で「○○可能」とは、「必ず○○する」に置き換えてもよい。
また、以上説明した、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等に適用してもよい。すなわち、適用させることを妨げる要因がない限りは、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等の記載それぞれにのみ含まれている構成要件を他の、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等に適用しても、一つのまとまりのある技術的思想として成り立つ。
以下、図108〜図192を用いて、本発明に適用することができる他の遊技台(例えば、パチンコ機等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。なお、図108〜図192に示す符号は、原則として図108〜図192を用いた説明にのみ用いることとし、重複する符号が他の図面に示されている場合であっても、図108〜図192を用いた説明では図108〜図192に示す符号を優先する。
なお、技術的思想としては、図108〜図192に示す技術的思想を、図1〜図105、図193〜図265に示す技術的思想に適用することは可能であり、またその逆に、図1〜図105、図193〜図265に示す技術的思想を、図108〜図192に示す技術的思想に適用することも可能である。その際、同じ符号を付しているもの同士は、同じ構成要素として取り扱える場合があり、置換することができる場合もある。
<全体構成>
まず、図108を用いて、本発明の実施形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、所定条件が成立すると遊技者が利益を獲得することができる遊技台であって、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面(遊技者側)に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。この外枠102には、スピーカ120(低音が出力される低音スピーカ)が取り付けられており、本体104が外枠102に収納されると電気的に接続された状態となり(本体104と外枠102に一対のフローティングコネクタが設けられており、本体104が外枠102に収納されると、本体104のコネクタと外枠102のコネクタが接続状態となる)、スピーカ120から音が出力可能な状態となる。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、施錠機能付きで且つ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる扉部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。このパチンコ機100を設置した店舗(遊技店)の店員は、この本体104を開閉操作することが可能であり、本体104が開いたことを検出する本体開放センサが設けられている。
前面枠扉106は、施錠機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。遊技店の店員は、この前面枠扉106も開閉操作することが可能であり、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサも設けられている。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120(高音が出力される高音スピーカ)や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124が設けられる空間を区画形成する。なお、本実施形態では、光源をLEDとするものもランプと称する他、蛍光灯、冷陰極管等、光を発するものであればランプと称する場合があり、光を発するものは発光手段の一例に相当する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる不図示の開放レバーを押すことによって開く。なお、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサを設けてもよい。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図110参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136に内蔵され、そのチャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部(不図示)と、を備える。また、図108に示すパチンコ機100には、下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサ(不図示)が設けられている。さらに、操作キーユニット137も備えている。この操作キーユニット137には、十字キーとして、上キーおよび下キーの上下キー、並びに左キーおよび右キーの左右キーが配置されているとともに、その十字キーの中心には決定キーが配置されている。また、十字キーから右側に離れた下方には、キャンセルキーも配置されている。なお、パチンコ機100は球貯留皿付扉108を備えず、前面枠扉106に上皿126、下皿128、球抜ボタン130、球排出レバー132、球発射ハンドル134、チャンスボタン136、チャンスボタンランプ138、球貸操作ボタン140、返却操作ボタン142、球貸表示部、下皿満タン検知センサおよび操作キーユニット137の全てまたは一部が設けられていてもよい。
なお、前面枠扉106と本体104は、不図示のハーネスによって接続されており、前面枠扉106(球貯留皿付扉108を含んでもよい)が本体104に対して開放状態となっている場合もハーネスによって前面枠扉106の各種制御回路と本体104の各種制御回路が接続状態となっていれば、前面枠扉106に設けられた演出手段(本例では、スピーカ120、枠ランプ122およびチャンスボタンランプ138。前面枠扉106に演出可動体が設けられている場合は演出可動体も含む)による演出、球貸表示部の表示、チャンスボタン136、球貸操作ボタン140、返却操作ボタン142および操作キーユニット137の操作、および下皿満タン検知センサの検知が行えるように構成されている。
また、本実施形態では、後述する電源制御部660を構成する電源基板182が収納された電源基板ケース184が本体104に取り付けられているため、外枠102、前面枠扉106(球貯留皿付扉108を含んでもよい)、および遊技盤200は、本体104から電源電圧が供給されるように構成されている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。この発射装置110は、遊技者に球発射ハンドル134が継続的に発射操作されている間は、所定の発射期間(例えば0.6秒)の経過ごとに遊技球を遊技盤の遊技領域124へ向けて発射し、発射手段の一例に相当する。球発射ハンドル134は、球発射ハンドル134の操作に伴う遊技球の発射(射出)を遊技者の操作によって無効化する不図示の発射停止スイッチと、遊技者が球発射ハンドル134に触れていることを検出可能なタッチセンサと、を備える。なお、球発射ハンドル134が操作された状態で押下操作されることにより発射強度を最大にすることが可能な右打ちボタンを備えてもよい。また、デモ画面の表示中に球発射ハンドル134が操作されていない状態から操作されている状態となったことをタッチセンサによって検出された場合に、専用の演出が行われる場合があってもよい。例えば、表示手段による演出表示、音出力手段による演出音、および各種装飾LEDや導光板による発光演出、演出可動体(遊技盤または枠に設けられた)が挙げられる。4種類の演出手段によって演出が行われてもよく、1種類以上の演出手段によって行われてもよい。また同じ種類の演出手段であっても、専用演出を行う演出手段と行わない演出手段があってもよい。(例えば、枠の演出可動体は専用演出を行うが、遊技盤の演出可動体は専用演出を行わないとか、遊技盤の演出可動体Aは専用演出を行うが、遊技盤の演出可動体Bは専用演出を行わない等が挙げられる。この例は、他の演出手段にも適用可能である。)
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。なお、図108では遊技領域124の具体的構成は図示省略してあり、その具体的構成は図110に示す。
図109は、図108のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の本体104の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面視右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。この払出装置152は、本体104に設けられており、本体104から着脱自在なものであり、所定位置に装着されると、タンクレール154の下流端に接続する。
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流入した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。すなわち、払出装置152は、遊技球に駆動力を与えてその遊技球を搬送する球送り装置の一種である。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の前面側に
配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、所定の付与条件が成立したことに基づいて遊技者にその付与条件に応じた量の遊技価値(遊技球)をこの構成により付与する(払い出す)。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300(図111参照)を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400(図111参照)を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500(図111参照)を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600(図111参照)を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630(図111参照)を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660(図111参照)を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインタフェース部186を配設している。なお、主基板156が収納された主基板ケース158、第1副基板160が収納された第1副基板ケース162および第2副基板164が収納された第2副基板ケース166は、遊技盤200の背面に設けられており、エラー解除スイッチ168を備える払出基板170が収納された払出基板ケース172、発射基板174が収納された発射基板ケース176、電源スイッチ178とRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、およびCRインタフェース部186は、本体104に設けられている。
図110は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」と称する場合があり、特別図柄、第1特別図柄、第2特別図柄のうちの一つまたは複数を「特図」と称する場合がある。
演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、所定の図柄表示手段である。なお、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、装飾図柄表示装置208も、所定の図柄表示手段としてもよい。
普図保留ランプ216は、保留している所定の第1の変動遊技(詳細は後述する普図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。
第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している所定の第2の変動遊技(詳細は後述する特図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ、第1特図用と第2特図用を合わせると8つ)まで保留することを可能としている。ここにいう保留とは、後述する始動情報に基づく各種判定処理(抽選処理等)の開始を保留することを意味する。
高確中ランプ222は、現在の図柄制御状態を示す報知を行なうためのランプ(報知手段)である。この高確中ランプ222は、電源が投入されてから大当り遊技の開始まで、現在の図柄制御状態を示す報知を行ない、それ以降は、現在の図柄制御状態を示す報知をしないように構成している。また図柄制御状態では、電源が再投入された場合には、電源が遮断される直前の図柄制御状態に復帰する。この図柄制御状態については後述するが、ここでの図柄制御状態として、通常状態、時短状態(電サポ状態)、および確変状態のうちのいずれの状態としてもよいし、特図確変ありの状態および特図確変なしの状態のうちの一方の状態としてもよい。
なお、本明細書では制御状態という遊技台(パチンコ機100)の内部における状態をさす文言を用いて説明するが、この制御状態という文言にはいわゆる遊技状態の概念が含まれる。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施形態では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、図109に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として図108に示す上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図109に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、本実施形態では第1特図始動口230の下側に1つだけ配設している。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。なお、本実施形態では、第1特図始動口230および第2特図始動口232の2つが設けられているが、始動口が3つ設けられていてもよい。ここで、始動口が3つある場合、第1特図始動口が2つ設けられ、第2特図始動口が1つ設けられていてもよく、逆に第1特図始動口が1つ設けられ、第2特図始動口が2つ設けられていてもよい。また、特図表示装置が1つのみ場合は、3つの始動口が同じ特図表示装置に対応するように構成されていてもよい。また、始動口は4つ以上設けられていてもよい。
可変入賞口234は、本実施形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、可変入賞開口と、ソレノイドによってその可変入賞開口を開閉自在な扉部材2341とを備えている。可変入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234はアタッカと呼ばれることがある。扉部材2341は、所定の閉状態およびその閉状態よりも遊技球の、可変入賞開口への進入が容易な開状態のうちのいずれか一方の状態からいずれか他方の状態に状態変更する。閉状態および開状態はともに静止状態であり、閉状態は所定の第1の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における閉状態は、扉部材2341が遊技盤200の遊技者側の面と一致した静止状態である。一方、開状態は所定の第2の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における開状態は、扉部材2341が遊技盤200に対して略垂直になるまで遊技者側に回動した静止状態である。可変入賞口234は、後述する大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。なお、閉状態には、完全に閉塞してしる状態の他、遊技球の進入が実質的に不可能な程度に少し開いている状態であってもよい。また、可変入賞口は、遊技球が通過したり入り込んだりすること等によって遊技球の入賞となるものであればよく、図110に示すものに限定されない。特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。なお、本実施例では、可変入賞口が1つのみ設けられているが、可変入賞口が2つ設けられていてもよい。ここで、可変入賞口が2つ設けられている場合、第1可変入賞口および第2可変入賞口のうちの一方の可変入賞口の開放中は、他方の可変入賞口が必ず閉鎖されるように構成されているが、両方の可変入賞口が開放する場合があってもよい。また、可変入賞口が3以上設けられていてもよい。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
上皿126に収容されている球は発射レールの発射位置に供給される。このパチンコ機100では、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。なお、遊技盤にアウトセンサが設けられていてもよい。アウトセンサは、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)のセンサを通過した遊技球、始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)のセンサを通過した遊技球およびアウト口へ進入した遊技球を検知可能に構成されたセンサである。なお、入賞口、始動口およびアウト口のうちの一部のみを検知可能に構成されたセンサであってもよい。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装
飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
図108に示すスピーカ120や枠ランプ122等の装飾ランプ、図110に示す装飾図柄表示装置208、演出可動体224、および遮蔽装置246は、演出手段に相当し、これらの中でも装飾図柄表示装置208は装飾図柄表示手段の一例に相当する。
さらに、遊技盤200には、この遊技台のスペックを表すスペックシール290が、遊技者から見える位置に貼り付けられている。
次に、図111を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」という)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660とを備えて構成されている。
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えている。基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314と、乱数値生成回路(カウンタ回路)318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)とを搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、乱数値生成回路318は、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している。なお、乱数値生成回路318は、基本回路302に内蔵したものとしているが、基本回路302に対して接続されるものであってもよい。
また、基本回路302には、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を基本回路302におけるCPU304や乱数値生成回路318等に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば、普通電動役物としての第2特図始動口
232のベロ部材2321を駆動する駆動手段や、特別電動役物としての可変入賞口234の扉部材2341を駆動する駆動手段等を含む各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334と、を接続している。本例では水晶発振器316aと乱数値生成回路318とが別に設けられているが、水晶発振器316aは乱数値生成回路318に含まれていてもよい。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を基本回路302における乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第1特図始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第2特図始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介し、図示しない外部端子板を経由して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースとをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300と払出制御部600との情報通信は双方向の通信である。主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。ただし、主制御部300と第1副制御部400との情報通信が双方向通信により行われるように構成してもよい。また、払出制御部600は、主制御部300にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、払出制御部600から主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成してもよい。
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412と、シリアル通信制御回路424とを搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本
回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が接続されている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。また、ROM406が基本回路402に備えらえた構成であってもよい。シリアル通信制御回路424は、遊技盤用ランプ442の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路440と、遊技台枠用ランプ452の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路450とを接続し、遊技盤用ランプ駆動回路440及び遊技台枠用ランプ駆動回路450との間でシリアル通信による点灯制御を行う。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC(S−ROM)416と、演出可動体224及び遮蔽装置246等の駆動制御を行うための駆動回路422と、センサ回路428と、スピーカ120から出力される音量を調整する音量スイッチ163と、を接続している。センサ回路428は、遮蔽装置246や演出可動体224等の現在位置を検出する各種可動体センサ430や、チャンスボタン136や操作キーユニット137を構成する各種ボタンの押下を検出するボタンセンサ426からの検出信号を基本回路402に出力する。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えている。基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512と、CPU504からの信号に基づいてROM506に記憶された画像データ等を読み出してVRAM518のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)516と、を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が接続されている。
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御するとともに、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払出しが完了したか否かを検出する。また払出制御部600は、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。また、払出制御部600は、所定個数(例えば、10個)の賞球の払出しが行われたことを示す賞球情報や、所定個数(例えば、25個)の貸球の払出しが行われたことを示す貸球情報等を、図示しない外部端子板を経由して、情報入力回路350に出力する。また、払出制御部600には、枠センサ605が接続されている。枠センサ605には、本体104が開いたことを検出する本体開放センサや、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサ等が含まれており、本体104や前面枠扉106が開放されている場合にはこれらのセンサが検知し、開放信号を出力する。払出制御部600は、枠センサ605からの開放信号を出力すると、主制御部300に扉開放情報を出力する。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射ソレノイド632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧の電源を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧の電源を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧の電源を供給してもよい。
次に、図112(a)〜(d)を用いて、パチンコ機100の第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
特図1始動口230に球が入球したことを球検出センサである第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを球検出センサである第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特図表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」(特図変動遊技)を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特図表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」(特図変動遊技)を行う。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特図表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特図表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの変動表示を特図の変動表示と称することがある。この特図の変動表示は複数回、連続して行われることがある。
図112(a)は、特図1の停止図柄態様の一例を示したものである。この図112(a)には、「特図A」から「特図I」の9種類の特図が示されている。図112(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
本実施形態では、特図の停止図柄態様として、7種類の大当り図柄(「特図A」から「特図G」)が用意されている。「特図A」は15ラウンド(R)大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの5つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質5R確変大当り図柄であり、「特図C」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−ランクアップボーナス(RUB)図柄であり、「特図D」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図E」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図F」は5R通常大当り図柄であり、「特図G」は2R大当り図柄であって、いずれのラウンドにおいても出玉の獲得が期待できない潜伏確変あるいは隠れ確変と称される2R確変大当り図柄である。ここで、ランクアップボーナスとは、例えば、大当りの開始時には出玉の獲得が期待できるラウンドがいつまで続くのかが遊技者に特定困難な態様で演出する大当りであり、特定のラウンド(例えば、5ラウンド目や9ラウンド目)となったときに、出玉の獲得が期待できるラウンドが継続するか否かを遊技
者に煽る態様で演出する大当りである。
本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。通常大当りと確変大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(確変大当り)か低い(通常大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態(以下、「特図確変」または単に「確変」という場合がある)と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、大当り遊技の終了後に時短状態(電サポ状態)に移行する場合がある。ここで、電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くする等して、遊技者の有利度が非電サポ状態より高い所定状態のことをいう。時短については詳しくは後述するが、時短状態のことを普図高確率状態(以下、「普図確変」という場合がある)と称し、時短状態でない状態のことを普図低確率状態と称する。このように、電サポ状態(時短状態)は、大当り遊技の終了を条件に開始される。なお、厳密にいえば、「電サポ状態」はあくまでも普図がらみの状態であり、「時短状態」は特図がらみの状態または普図および特図がらみの状態である。主制御部300のRAM308には時短フラグが用意されており、その時短フラグがオンに設定されていると、電サポ状態であり、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に当選しやすくなる(普図確変)。例えば、普図変動遊技の当選確率が、普図低確率状態(非電サポ状態)では1/100であるのに対し、普図高確率状態(電サポ状態)では99/100に上昇する。また、電サポ状態の方が、非電サポ状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。例えば、非電サポ状態では10秒の普図変動遊技の変動時間が電サポ状態では2秒に短縮される。また、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて、特図2始動口232の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなりやすい(電チュー開放期間延長)。例えば、非電サポ状態では0.5秒の電チュー開放期間が電サポ状態では2秒に延長される。さらに、電サポ状態では非電サポ状態に比べて、羽根部材2321は多く開きやすい(電チュー開放回数増加)。例えば、普図始動口228への1回の入賞につき非電サポ状態では1回しか開かない羽根部材2321が、電サポ状態では2回開く(2秒開放して1秒閉鎖してまた2秒開放)。電チュー開放期間延長や電チュー開放回数増加により、特図2始動口232に入球する確率が高まる。なお、時短フラグは、大当り遊技中にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、非電サポ状態が維持される。これは、特に大当り遊技において賞球数の少ない電チューに遊技球が拾われてしまい、可変入賞口(アタッカ)234への遊技球の入賞が減ってしまうと遊技者に不利益が生じる場合があるからである。なお、本実施形態では、電サポ状態(時短状態)では、普図確変、普図変短、電チュー開放期間延長、および電チュー開放回数増加の総てが行われるが、これらのうちの少なくともいずれか一つが行われれば、遊技者の有利度が高い状態になり、電サポ状態(時短状態)としてもよい。あるいは、特図2始動口232に入球する確率が高まる、電チュー開放期間延長または電チュー開放回数増加のうちのいずか一方が行われれば、電サポ状態(時短状態)としてもよい。非電サポ状態では、電サポ状態よりも遊技球が特図2始動口232に進入し難い。上述のごとく、特図2始動口232は、遊技球が進入し難い入賞困難状態と遊技球が進入しやすい入賞容易状態とに変化するものである。この特図2始動口232は、入り口が、電サポ状態では非電サポ状態よりも長期間にわたって入賞容易状態となる。本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、次に大当り遊技が開始されるまで電サポ状態(普図高確率状態)が維持され、「特図F」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、特図変動遊技が100回行われる間、電サポ状態が維持され、101回目には非電サポ状態(普図低確率状態)に移行する。一方、電サポ無しの大当り(「特図G」)に当選した場合には、大当り遊技終了後に電サポ状態に移行しない。
このように、本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図高確率状態になる。また、「特図F」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図低確率普図高確率状態になる。また、「特図G」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態になる。
また、本実施形態では、大当り図柄の他に小当り図柄として1種類の停止図柄が用意されている。小当り遊技では、可変入賞口234の扉部材2341が所定回(例えば2回)作動し、その扉部材2341は、1回の作動につき開状態を最大で0.1秒間しか維持しない。なお、小当りにおける扉部材2341の開放では、例えば、1回目の開放で、遊技球が所定球数(例えば10球)進入してしまうと、あるいは所定量の遊技価値(所定球数)を獲得してしまうと、2回目以降の開放は行われない。小当り遊技中には、特図低確率普図低確率状態へ移行する。小当りは、小当り遊技前後で制御状態が変化しない当りであり、小当り遊技終了後には小当り遊技開始前の制御状態に復帰する。図112(a)に示す、「特図H」は小当り図柄である。本実施形態では、小当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開閉回数及び開放時間)と、「特図G」が停止表示されて移行される大当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開放回数及び開放時間)とを略同じにしたが、異ならせるようにしてもよく、例えば、開放回数及び開放時間の少なくともいずれか一方が異なっていてもよい。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図I」はハズレ図柄である。
図112(b)は、特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。この図112(b)には、「特図a」〜「特図f」の6種類の特図が示されており、そのうち5種類の特図が大当り図柄(「特図a」〜「特図e」)となっている。「特図a」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図b」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−RUB図柄であり、「特図c」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図d」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図e」は2R通常大当り図柄である。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図f」はハズレ図柄である。
図112(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。すなわち、装飾図柄表示装置208は、第1特図表示装置212および第2特図表示装置214とは別に、装飾図柄を変動表示するものである。そして、装飾図柄の組合せである停止図柄態様を停止表示する。
実質5R確変大当り(「特図B」)、5R通常大当り(「特図F」)、2R通常大当り
(「特図e」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」及び「装飾7−装飾7−装飾7」以外の同じ数字の装飾図柄が3つ並んだ装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾4−装飾4−装飾4」等)を停止表示する。また、15R確変大当り(「特図A」及び「特図a」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」又は「装飾7−装飾7−装飾7」を停止表示する。さらに、15R−RUB、実質8R−RUB及び実質4R−RUBを報知する場合には、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cに同じ数字の装飾図柄であり、中図柄表示領域208bが殿様の装飾図柄である装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−殿様−装飾1」や「装飾4−殿様−装飾4」等)を停止表示する。また、2Rの大当りである隠れ確変(「特図G」)、あるいは小当り(「特図H」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せを停止表示する。「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せは、チャンス目と称することがある。また、「特図I」や「特図f」のハズレ図柄を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、これまで説明した装飾図柄の組合せ以外の装飾図柄の組合せ(例えば、ばらけ目)を停止表示する。
以下、装飾図柄表示装置208において、この「装飾図柄の変動表示」を開始してから装飾図柄の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を装飾図柄の変動表示と称することがある。装飾図柄の変動表示は、第1副制御部400が制御することによって行われる。
図112(d)は普図の停止図柄態様の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを球検出センサであるゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」(普図変動遊技)を行う。そして、変動時間が経過した後に、当り図柄である「普図A」とはずれ図柄である「普図B」の内のいずれか一方の図柄を停止表示する。この図112(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
以下、この「普図の変動表示」を開始してから普図の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を普図の変動表示と称することがある。
次に、図113を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部電源投入時処理について説明する。図113(a)は主制御部電源投入時処理のフローチャートであり、図113(b)は復帰起動処理のフローチャートであり、図113(c)は初期起動処理のフローチャートである。上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って主制御部メイン処理を実行する。
まずステップS101では、スタックポインタ初期設定を行う。このスタックポインタ初期設定では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)を行う。
続いて、ステップS102では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本例では9V)以上であるか否かを判定する。電源の電圧値が所定値未満である場合には(ステップS102:No)、電源の電圧値が所定値以上になるまでウエイトし、所定値以上となった場合には(ステップS102:Yes)、ステップS103に進む。
ステップS103では、内部レジスタ初期設定を行う。この内部レジスタ初期設定では、WDT314の起動や、RAM308のアクセス許可や、後述する主制御部タイマ割込処理の実行周期を決める数値をタイマ回路312の各レジスタへ設定する処理や、主制御部300と払出制御部600との間のシリアル通信の初期設定や、ハードウェア乱数の最大値設定等の処理を行った後にステップS104に進む。
ステップS104では、電源基板に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否かを判定する。すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には(ステップS104:Yes)、基本回路302を初期状態にすべくステップS108に進み、後述する初期起動処理を実行する。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には(ステップS104:No)、ステップS105に進む。
ステップS105では、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には(ステップS105:No)、基本回路302を初期状態にすべくステップS108に進み、後述する初期起動処理を実行する。一方、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には(ステップS105:Yes)、ステップS106に進む。
ステップS106では、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には(ステップS106:Yes)、電断前の状態に復帰すべくステップS107に進み復帰起動処理を実行する。一方、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には(ステップS106:No)、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS108に進み、後述する初期起動処理を実行する。
ここで、図113(b)を参照して、復帰起動処理について説明する。復帰起動処理が開始されると、ステップS201では、復帰起動時の初期設定を行う。具体的には、電源ステータスの情報に「復帰起動」を示す情報を設定する処理や、磁気検知異常フラグをオフに設定する処理や、デバイスエラー(磁気検知や入賞異常等によるエラーのフラグ)をクリアする処理や、前回デバイスエラーステータスをクリアする処理や、セキュリティ信号用のデバイスエラーステータスをクリアする処理等を行う。
続いて、ステップS202では、ステップS201で初期設定を行った記憶領域以降のアドレスを、RAMクリアを開始するアドレスとして設定した後に、復帰起動処理を終了する。
その他、復帰起動処理では、例えば、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。また、主制御部300のRAM308には、送信情報記憶領域が設けられており、この送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるサブコマンド送信処理において、第1副制御部400へ送信される。
次に、図113(c)を参照して、初期起動処理について説明する。初期起動処理が開始されると、ステップS301では、ソフト乱数の初期設定を行う。具体的には、特図や普図の抽選で使用されるソフト乱数の初期設定を行う。
続いて、ステップS302では、ステップS301で初期設定を行った記憶領域以降のアドレスを、RAMクリアを開始するアドレスとして設定した後に、初期起動処理を終了する。
その他、初期起動処理では、例えば、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)等を行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期起動処理が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるコマンド設定送信処理(ステップS405)において、第1副制御部400へ送信される。
図113(a)に示すように、復帰起動処理又は初期起動処理が実行された後、ステップSS109では、RAMクリア処理を行う。このRAMクリア処理では、上述したようにして設定されたRAMクリア開始アドレス以降のRAM308の記憶領域についてクリア(初期化)を行う。
続いて、ステップS110では、サブ制御関連起動設定を行う。このサブ制御関連起動設定では、第1副制御部400の起動待ちカウンタの設定等を行うとともに、本実施形態では、主制御部300から第1副制御部400にサブコマンドを3回送信する構成としているため、RAM308に記憶しているサブ制御コマンド連続送信カウンタの初期値を設定する処理等も行う。
ステップS111では、出力ポート設定を行う。この出力ポート設定では、図柄データ、発射位置指定信号、エラー状態信号、賞球信号、普図当り信号、普通電動役物(第2特図始動口232、電チュー)作動中信号、普図作動中信号、入賞容易状態信号、特図当り信号、特図小当り信号(但し、小当り搭載機種に限る)、特図変動中信号、特図変動時間短縮状態信号、特別電動役物(可変入賞口234、アタッカ)作動中信号、条件装置作動中信号、役物連続作動装置作動中信号、大入賞口ソレノイド信号、普通電動役物ソレノイド信号、図柄LEDデータ、外部端子板信号等が設定される出力ポートの設定等を行う。また、このステップS111の処理を終えた後は、主制御部メインループ処理に移行する。ここで、入賞容易状態とは、電サポ状態のことを示していてもよい。
次に、図114を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メインループ処理について説明する。主制御部メインループ処理のフローチャートである。
主制御部300は、上述の主制御電源投入時処理の実行を終了すると、次に、この主制御部メインループ処理の実行を開始する主制御部メインループ処理のステップS401では、割込禁止の設定を行った後、ステップS402では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動(リスタート)する。ステップS403では、基本乱数初期値更新処理を行う(ステップS403)。この基本乱数初期値更新処理では、特図決定用乱数カウンタの初期値や普図決定用乱数カウンタの初期値を生成するための初期値生成用乱数カウンタを更新する処理等を行う。初期値生成用乱数カウンタの更新は、例えば、基本乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。
ステップS404では、割込許可の設定を行った後、ステップS405では、サブコマンド送信処理を行う)。このサブコマンド送信処理では、第1副制御部400に送信すべきコマンドがあるか否かを確認し、送信すべきコマンドがある場合には当該コマンドを送信する処理等を行う。ステップS406では、その他判定乱数更新処理を行った後、ステップS407に進む。その他判定乱数更新処理では、特図変動時間判定用乱数と普図変動時間判定用乱数の更新等の処理を行う。
ステップS407では、電源制御部660から主制御部300に供給されている電源の電圧値が所定値(例えば、9V)以上であるか否かを判定し、所定値以上の場合には(ステップS407:Yes)、ステップS401に戻って主制御部メインループ処理を継続し、所定値未満の場合には(ステップS407:No)、ステップS408に進む。ステップS408では、電断処理を行う。この電断処理では、割込禁止に設定した後、電源ステータス情報を「サスペンド」に設定する。また、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出してRAM308の所定の記憶領域に記憶する。その後、RAM308へのアクセスを禁止する設定を行った後に、HALT状態となる。
次に、図115を参照して、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。図115は、主制御部タイマ割込処理のフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するタイマ回路312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。ステップS501では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理等を行う。
ステップS502及びステップS503では、基本乱数初期値更新処理及び基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS403で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、特図決定用乱数カウンタ、特図変動時間決定用乱数カウンタ、および普図変動期間決定用乱数カウンタを更新する。例えば、ある乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けたその乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、その乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、その乱数カウンタにセットすると共に、その乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。なお、本実施形態において、特図1の乱数値を取得するためのカウンタと特図2の乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けるようにしてもよい。
ステップS504では、割込機能限定中か否か(第1副制御部400が起動しているか否か)を判定し、割込機能限定中の場合(第1副制御部400が起動していない場合)には(ステップS504:Yes)、ステップS519に進み、割込機能限定中ではない場合(第1副制御部400が起動している場合)には(ステップS504:No)、ステップS505に進む。ここで、割込機能限定中とは、電源投入時処理のステップS110で設定された第1副制御部400の起動待ちカウンタが0になっていないことであり、すなわち、ステップS504において、第1副制御部400の起動待ちカウンタが0になっていると判定した場合には、第1副制御部400が起動したと判断して、ステップS505に進む。なお、第1副制御部400と双方向通信可能に構成されている場合には、第1副制御部400に起動しているか否かを確認するためのコマンドを送信し、第1副制御部400から確認コマンドの返信があれば第1副制御部400が起動したと判断するようにしてもよい。ステップS505では、特定のエラー(本実施形態では、磁気検知エラー)の発生中であるか否かを判定し、特定のエラーの発生中の場合には(ステップS505:Yes)、ステップS520に進み、特定のエラーの発生中ではない場合には(ステップS505:No)、ステップS506に進む。
ステップS506では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普図表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放期間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS507では、入力ポート状態更新等処理を行う。この入力ポート状態更新等処理では、I/O310の入力ポートを介して、特図始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)、普図始動口228、アウト口240、可変入賞口(アタッカ)234、入賞口(一般入賞口226)などのスイッチに関する信号の入力の有無を監視し、RAM308に設けた信号状態記憶領域に記憶する。
球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。また、始動口、入賞口への入賞が異常であると判定した場合には、当該入賞は無効であるとして信号状態記憶領域に記憶した情報を消去する。
また、ステップS508では、入賞口入賞処理を行う。この入賞口入賞処理では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。
一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS507では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号が入力されてから所定時間(例えば100μs)継続して検出ありとなった場合には、入賞があったと判定する。なお、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定するようにしてもよい。
主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS507では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。
例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。
なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
また、ステップS508の入賞口入賞処理では、入賞口カウンタ更新処理も行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、可変入賞口234、特図1始動口230、特図2始動口232への入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS508の入賞口入賞処理では、入賞受付処理も行う。この入賞受付処理では、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228および可変入賞口234への入賞があったか否かを、入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。第1特図始動口230へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、カウンタ回路318の当選用カウンタ値記憶用レジスタから値を特図1当選乱数値として取得するとともに特図1乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図1乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。
また、第2特図始動口232へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、カウンタ回路318の当選用カウンタ値記憶用レジスタから値を特図2当選乱数値として取得するとともに特図2乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図2乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。普図始動口228へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を普図当選乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。可変入賞口234へ入賞があった場合には、可変入賞口用の入賞記憶領域に、可変入賞口234に球が入球したことを示す情報を格納する。なお、特図の乱数が取得された場合は、特図先読み処理(当否判定、図柄、変動時間の先読み抽選)も行う。特図先読み処理については詳しくは後述する。
ステップS509では、入賞関連エラーチェック処理を行う。この入賞関連エラーチェック処理では、入賞関連の異常を確認・監視し、処理の結果に応じて異常を設定する処理などを行う。なお、スイッチによっては、異常を検出しないものもあってもよい。ステップS510では、アウトスイッチ入力更新処理を行う。このアウトスイッチ入力更新処理では、アウト口240に設けられたセンサを通過した遊技球の数を検出し、更新する処理などを行う。このアウトスイッチの入力結果は、主に演出に使用される。
ステップS511では、シリアルコマンド管理処理を行う。このシリアルコマンド管理処理では、払出制御部600からのコマンドを受信する処理や、払出制御部600にコマンドを送信する処理などを行う。なお、主制御部300が払出制御部600に送信するコマンドとしては、電源投入後の第1副制御部400の起動待ち時間の経過後に送信される通信確認コマンド(払出制御部600との通信状態の確認、主制御部300の起動方法(初期起動、復帰起動)を通知するコマンド)や、指定賞球分の遊技球の払出しを指示する賞球数コマンドなどがある。
また、主制御部300が払出制御部600から受信するコマンドとしては、通信確認戻りコマンド(主制御部300からのコマンドを払出制御部600が受信したことを示す応答用コマンド)や、試射試験信号用のコマンド(賞球信号出力要求)や、払出系エラーの発生状況(エラーなしを含む)の情報を含むコマンドや、賞球払出動作状態コマンド(賞球の払出の動作中/非動作中を示すコマンドや、払出中であることを示す表示(LEDなど点灯・非点灯)を第1副制御部400に指示する)がある。
次いで、ステップS512では、特図1および特図2についての特図状態更新処理を行う。特図状態更新処理は、特図の処理状態に応じて次の8つの処理のうちの1つの処理を実行する。特図状態更新処理については、図116を参照して後述する。
ステップS513では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当たり図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、外れ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。
また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄および外れ図柄のうちいずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500msの間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材2321を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、普図外れフラグがオンされる。この普図外れフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS514に移行するようにしている。
また、ステップS513では、普図関連抽選処理も行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
ステップS514では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS507において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無を監視し、所定のエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、エラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、表示回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。
ステップS515では、外部出力信号管理処理を行う。この外部出力信号管理処理では、外部端子板信号を送信する準備を行う処理などを行う。ステップS516では、サブコマンド管理処理を行う。このサブコマンド管理処理では、各種のコマンドを第1副制御部400に送信する準備を行う。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報(サブコマンド)は、例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当り開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、15R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、15R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。本実施形態では、可変入賞口234への入賞があった場合には、大入賞口入賞コマンドが設定される。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・遊技盤用ランプ442・遊技台枠用ランプ452・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・遊技盤用ランプ442・遊技台枠用ランプ452・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。また、このステップS516では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS517では、表示器表示設定処理を行う。この表示器表示設定処理では、普図および特図の「保留球数、図柄組合せ」、状態(電サポ中、または非電サポ中)、右打ち状態などの表示(LEDの点灯パターン)について、出力するデータを設定する処理などを行う。ステップS518では、出力管理処理を行う。この出力管理処理では、各処理で設定された制御信号をソレノイドやLEDに出力する処理や、準備されたコマンドを第1副制御部400や払出制御部600に向けて送信する処理などを行う。
ステップS519では、サブ制御起動待ちウエイト処理を行う。このサブ制御起動待ちウエイト処理では、第1副制御部400が起動して通信可能状態になるのを待つために、サブ制御の起動待ちカウンタを1つ減算し、この起動待ちカウンタが0になった場合は、所定のコマンドを送信する準備を行う。なお、所定のコマンドとしては、電源投入コマンドや、払出制御部600に関するコマンドのうちのいずれか1以上のコマンド(例えば、全エラー解除状態であることを示すコマンド、下皿満タンエラーが発生状態であることを示すコマンド、払出球数不足エラーが発生状態であることを示すエラー、主制御通信エラーコマンド(払出制御部600との通信が異常状態であることを示すコマンド)、CRユニット未接続エラーが発生状態であることを示すコマンド、発射位置コマンド(状態に応じて発射位置を報知するためのコマンド)などがある。
ステップS520では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS501で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、主制御部メインループ処理に復帰する。
次に、図116を参照して、主制御部タイマ割込処理における特図状態更新処理(ステップS512)について説明する。図116は、特図状態更新処理のフローチャートである。
ステップS601では、特図処理状態アドレスの取得・保存を行い、次のステップS602では、RAM308に記憶している特図処理状態が示す値に応じた処理を実行する。具体的には、ここでは、特図処理状態が示す値に基づいて、後述する、図117(a)に示す特図関連抽選処理、図118に示す図柄変動中処理、図119に示す特図表示確定ウエイト処理、図120(a)に示す当り開始ウエイト処理、図121に示す特電役作動処理、図124に示す特電役残存球検出処理、図125に示す特電役作動終了処理、図126に示す当り終了表示ウエイト処理、のいずれかの処理を実行する。
ステップS603では、入賞容易ステータスをONに設定する。また、ステップS604では、特図処理状態の状態変化を判定し、次のステップS605では、特図処理状態の状態変化(特図処理状態が示す値の変化)の有無を判定し、特図処理状態の状態変化が無かった場合(特図処理状態が示す値が変化していない場合)には(ステップS605:No)、特図状態更新処理を終了し、特図処理状態の状態変化があった場合(特図処理状態が示す値が変化している場合)には(ステップS605:Yes)、ステップS606に進む。
ステップS606では、特図処理状態が「変動待ち状態」に設定されているか否かを判定し、該当する場合には(ステップS606:Yes)、ステップS608に進み、該当しない場合には(ステップS606:No)、ステップS607に進む。ステップS607では、特図処理状態が「当り開始表示ウエイト状態」に設定されているか否かを判定し、該当する場合には(ステップS607:Yes)、ステップS608に進み、該当しない場合には(ステップS607:No)、特図状態更新処理を終了する。
ステップS608では、サブコマンドの送信要求を設定(本実施形態では、特図および普図の遊技状態を含む遊技状態コマンドの送信要求を設定した後に、右打ち状態か否かの情報を含む発射位置コマンドの送信要求を設定)した後に特図状態更新処理を終了する。なお、サブコマンドの送信要求の順番は、本例に限定されず、送信要求の順番を逆にしてもよいし、一の処理で複数のコマンドの送信要求を一度にまとめて行ってもよい。
続いて、図117(a)を参照して特図状態更新処理について説明する。図117(a)は、特図状態更新処理において実行される特図関連抽選処理のフローチャートである。
この特図関連抽選処理は、特図状態更新処理のステップS602において、特図処理状態に設定されている情報が「変動待ち状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
特図関連抽選処理のステップS701では、RAM308に記憶している特図2保留球数を取得し、次のステップS702では、取得した特図2保留球数が0か否かを判定し、0の場合(特図2変動遊技の保留が無い場合)には(ステップS702:Yes)、ステップS703に進み、0以外の場合(特図2変動遊技の保留が有る場合)には(ステップS702:No)、特図2に関する処理を実行すべく、ステップS705に進む。
ステップS703では、RAM308に記憶している特図1保留球数を取得し、次のステップS704では、取得した特図1保留球数が0か否かを判定し、0の場合(特図1変動遊技の保留が無い場合)には(ステップS704:Yes)、特図関連抽選処理を終了し、0以外の場合(特図1変動遊技の保留が有る場合)には(ステップS704:No)、特図1に関する処理を実行すべく、ステップS705に進む。
ステップS705では、特図2に関する処理を実行する場合には、RAM308に記憶している特図2保留球数の値を1つ減算し、特図1に関する処理を実行する場合には、RAM308に記憶している特図1保留球数の値を1つ減算する。ステップS706では、特図乱数移行処理を実行する。この特図乱数移行処理では、特図2に関する処理を実行する場合には、特図2の保留2〜4に対応する乱数記憶領域に記憶している乱数値を、特図2の保留1〜3に対応する乱数記憶領域にシフトするとともに、特図2の保留4に対応する乱数記憶領域をクリアし、特図1に関する処理を実行する場合には、特図1の保留2〜4に対応する乱数記憶領域に記憶している乱数値を、特図1の保留1〜3に対応する乱数記憶領域にシフトするとともに、特図1の保留4に対応する乱数記憶領域をクリアする。このように、本実施形態における遊技台(パチンコ機)は、特図2優先変動機である。また、特図2及び特図1はそれぞれ4つまで保留を記憶することができる。
ステップS707では、特図当り抽選処理を行う。詳細は後述するが、この特図当り抽選処理では、特図2変動遊技(または、特図1変動遊技)の当否判定などを行う。ステップS708では、表示図柄抽選処理を行う。この表示図柄抽選処理では、特図2図柄決定用テーブル(または、特図1図柄決定用テーブル)を参照し、ステップS707の特図当り抽選処理の結果と乱数値に基づいて、第2特図表示装置214(または、第1特図表示装置212)に停止表示する特図表示図柄データの抽選を行う。
図128(a)は特図1図柄決定用テーブルの一例を示した図であり、図128(b)は特図2図柄決定用テーブルの一例を示した図である。ステップS708の表示図柄抽選処理において特図1の表示図柄データを決定する場合には、図128(a)に示す特図1図柄決定用テーブルを参照し、ステップS707の特図当り抽選処理による特図1の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図1の表示図柄データを選択する。本実施形態では、特図1の当否結果が大当りの場合には、特図A〜特図Gのうちからいずれか一つが選択され、特図1の当否判定結果が小当りの場合には、特図Hが選択され、特図1の当否結果がハズレの場合には、特図Iが選択される。
また、ステップS708の表示図柄抽選処理において特図2の表示図柄データを決定する場合には、図128(b)に示す特図2図柄決定用テーブルを参照し、ステップS707の特図当り抽選処理による特図2の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図2の表示図柄データを抽選する。本実施形態では、特図2の当否結果が大当りの場合には、特図a〜特図eのうちからいずれか一つが選択され、特図2の当否結果がハズレの場合には、特図fが選択される。表示される図柄が決定された後、特図表示装置に表示される図柄データを設定する。ここで設定された図柄データは、主制御部タイマ割込処理内の表示器表示設定処理(ステップS517)にて再度取得され、特図表示装置へ表示させる制御が行われる。図柄データが設定された後、決定した図柄(図柄種別情報)を判定し、ハズレであれば本処理は終了する。
決定した図柄(図柄種別情報)が大当りまたは小当りの図柄の場合、当り終了に設定されるデータを設定する処理(当り終了後データ設定処理)が行われる。当り終了後データ設定処理は、抽選によって決定された図柄に応じて、当り後に設定される遊技状態を設定する処理である。
図117(a)に戻って、ステップS709では、特図変動時間抽選処理を行う。この特図変動時間抽選処理では、不図示の変動時間テーブルを参照し、ステップS707の特図当り抽選処理による特図2(または、特図1)の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図変動時間のタイマを選択した後、特図関連抽選処理を終了する。
<特図当り抽選処理>
次に、図117(b)を参照して、特図当り抽選処理(ステップS707)について説明する。図117(b)は、特図関連抽選処理における特図当り抽選処理(ステップS707)のフローチャートである。
この特図当り抽選処理のステップS801では、当否判定用テーブルを参照し、特図当り抽選を行う。本実施形態では、特図1及び特図2のいずれも同じ当否判定用テーブルを用いて特図当り抽選を行うようにしたが、特図1と特図2とで別々の当否判定用テーブルを用意するようにしてもよい。
図127(a)は、当否判定用高確率テーブルの一例を示した図であり、図127(b)は、当否判定用低確率テーブルの一例を示した図である。ステップS801の特図当り抽選処理において特図1の当否判定を行う場合には、特図高確率状態である場合には、図127(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図127(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図1変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図1変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り、小当り又はハズレが選択される。
また、ステップS801の特図当り抽選処理において特図2の当否判定を行う場合も同様に、特図高確率状態である場合には、図127(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図127(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図2変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図2変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り又はハズレが選択される。
図117(b)に戻って、ステップS802では、ステップS801の特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が「大当り」以外かどうかを判定し、「大当り」以外の場合には(ステップS802:Yes)、ステップS803に進み、「大当り」の場合には(ステップS802:No)、ステップS804に進む。ステップS803では、小当り判定用テーブルを用いて、特図小当り抽選処理を行う。
図127(c)は、小当り判定用テーブルの一例を示した図である。ステップS803の特図小当り抽選処理では、図127(c)に示す小当り判定用テーブルを参照し、参照した小当り判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図小当り抽選の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図1の場合には、当否判定結果として2000/65536の確率で小当りが選択され、63536/65536の確率でハズレが選択されるが、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図2の場合には、小当りが選択されることはない。
図117(b)に戻って、ステップS804では、ステップS801の特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)やステップS803の特図小当り抽選の当否判定結果(抽選結果)に基づいて、RAM308に記憶している当否判定種別に、「大当り」、「小当り」及び「ハズレ」のうちのいずれかの情報を設定する。次のステップS805では、特図処理状態に「特図変動中」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図118に示す図柄変動中処理が呼び出されて実行される。
ステップS806では、RAM308に記憶している特図判定乱数の値をクリアし、次のステップS807では、サブコマンド(特図変動開始コマンド)の送信要求を設定し、次のステップS808では、特図2(または特図1)の変動中であることを示す基本信号情報(試験用)を設定した後に、特図当り抽選処理を終了する。
次に、図118を参照して、特図状態更新処理において実行される図柄変動中処理について説明する。図118は、特図状態更新処理において実行される図柄変動中処理のフローチャートである。この図柄変動中処理は、特図状態更新処理のステップ602において、特図処理状態に設定されている情報が「特図変動中」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
図柄変動中処理のステップS901では、RAM308に記憶している特図作動種別(特図1又は特図2)を取得し、この特図作動種別に応じて、更新対象のRAMのアドレスを算出する。
ステップS902では、ステップS901で算出したアドレス先を参照することで、特図関連抽選処理のステップS709で設定した特図変動時間のタイマを取得し、この特図変動時間のタイマが0であるか否かを判定する。判定の結果、特図変動時間のタイマが0の場合(設定した特図変動時間が経過した場合)には(ステップS902:Yes)、ステップS905に進み、0でない場合(設定した特図変動時間が経過していない場合)には(ステップS902:No)、ステップS903に進む。ステップS903では、特図表示図柄の更新タイミングでないかどうかを判定し、更新タイミングでない場合には(ステップS903:Yes)、図柄変動中処理を終了し、更新タイミングの場合には(ステップS903:No)、ステップS904に進む。ステップS904では、特図表示図柄データの更新を行った後に、図柄変動中処理を終了する。
この特図表示図柄データの更新処理により、特図1の場合には、第1特図表示装置212を用いて、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」が行われ、特図2の場合には、第2特別図柄表示装置214を用いて、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」が行われる。
ステップS905では、特図関連抽選処理のステップS708で選択した特図表示図柄データを取得して設定し、次のステップS906では、特図処理状態に「特図表示ウエイト状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図119に示す特図表示確定ウエイト処理が呼び出されて実行される。
ステップS907では、表示図柄更新データをクリアし、次のステップS908では、特図2(または特図1)の変動停止中であることを示す基本信号情報(試験用)を設定し、次のステップS909では、RAM308に記憶している図柄確定回数情報信号をONに設定することで、外部端子板349から図柄確定回数情報信号を出力する。
ステップS910では、サブコマンド(特図変動停止コマンド)の送信要求を設定し、次のステップS911では、RAM308に記憶している図柄種別情報(図112(a)に示す特図1の図柄、または図112(b)に示す特図2の図柄のいずれか)を取得し、この図柄種別情報に基づいて、特図の停止表示を維持する時間を示す特図表示確定タイマを設定した後に、図柄変動中処理を終了する。
次に、図119を参照して、特図状態更新処理において実行される特図表示確定ウエイト処理について説明する。図119は、特図状態更新処理において実行される特図表示確定ウエイト処理のフローチャートである。この特図表示確定ウエイト処理は、特図状態更新処理のステップS602において、特図処理状態に設定されている情報が「特図表示ウエイト状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
特図表示確定ウエイト処理のステップS1001では、図柄変動中処理のステップS911で設定した特図表示確定タイマが0よりも大きいか否かを判定し、0よりも大きい場合(特図表示確定時間が経過していない場合)には(ステップS1001:Yes)、特図表示確定ウエイト処理を終了し、そうでない場合(特図表示確定時間が経過した場合)には(ステップS1001:No)、ステップS1002に進む。
ステップS1002では、図柄変動中処理のステップS909で設定した図柄確定回数情報信号をクリアし(OFFに設定し)、次のステップS1003では、図柄停止時の特図変動時間短縮ステータス(特図変動遊技の状態(本実施形態では、通常遊技状態、確変遊技状態及び時短遊技状態のいずれかの遊技状態)を示すステータス)を、後述する保存特図変動時間短縮ステータスとしてRAM308に保存する。
ステップS1004では、特図関連抽選処理のステップS804で設定した当否判定種別を取得し、次のステップS1005では、取得した当否判定種別が「大当り」であるか否かを判定する。この判定の結果、当否判定種別が「大当り」の場合には(ステップS1005:Yes)、ステップS1010に進み、当否判定種別が「大当り」以外の場合には(ステップS1005:No)、ステップS1006に進み、RAM308に記憶している特図の時短回数を更新(時短回数を1つ減算)する。
ステップS1007では、特図関連抽選処理のステップS804で設定した当否判定種別を取得し、次のステップS1008では、取得した当否判定種別が「小当り」であるか否かを判定する。この判定の結果、当否判定種別が「小当り」の場合には(ステップS1008:Yes)、ステップS1010に進み、当否判定種別が「小当り」以外の場合には(ステップS1008:No)、ステップS1009に進み、特図処理状態に「変動待ち状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図117(a)に示す特図関連抽選処理が呼び出されて実行される。
ステップS1010では、特図当否種別や図柄種別を示す基本信号情報(試験用)を設定し、次のステップS1011では、指定された範囲のRAMクリアを実行する。ここでは、当否種別、特電役の作動回数、大入賞口(可変入賞口234)の入賞数、特電役の動作パターン、特電役作動状態、当りトータル入賞数、大入賞口の入賞異常に関するフラグ、当り終了表示タイマ種別などの情報をクリアするとともに、大当り時には、さらに入賞容易ステータス、特図普図ステータスをクリアする。
ステップS1012では、特図処理状態に「当り開始表示ウエイト状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図120(a)に示す当り開始ウエイト処理が呼び出されて実行される。ステップS1013では、当りトータル入賞数を0に設定し、次のステップS1014では、サブコマンド(当り開始コマンド)の送信要求を設定する。
ステップS1015では、図柄種別情報を設定し、ステップS1016では、ステップS1015で設定した図柄種別情報に応じた当り開始表示タイマを設定し、ステップS1017では、ステップS1015で設定した図柄種別情報に応じた、その他の情報信号設定種別を設定した後に、特図表示確定ウエイト処理を終了する。
次に、図120(a)を参照して特図状態更新処理において実行される当り開始ウエイト処理について説明する。図120(a)は、特図状態更新処理において実行される当り開始ウエイト処理のフローチャートである。この当り開始ウエイト処理は、特図状態更新処理のステップS602において、特図処理状態に設定されている情報が「当り開始表示ウエイト状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
当り開始ウエイト処理のステップS1101では、特図表示確定ウエイト処理のステップS1016で設定した当り開始表示タイマが0よりも大きいか否かを判定し、0よりも大きい場合(特図表示確定時間が経過していない場合)には(ステップS1101:Yes)、当り開始ウエイト処理を終了し、そうでない場合(特図表示確定時間が経過した場合)には(ステップS1101:No)、ステップS1102に進む。
ステップS1102では、後述する特電役開放処理を実行した後、当り開始ウエイト処理を終了する。
次に、図120(b)を参照しながら、当り開始ウエイト処理における特電役開放処理(ステップS1102)について説明する。図120(b)は、当り開始ウエイト処理における特電役開放処理(ステップS1102)のフローチャートである。
この特電役開放処理のステップS1201では、特図処理状態に「特電役作動状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図121に示す特電役作動処理が呼び出されて実行される。
ステップS1202では、RAM308における大入賞口の入賞数(以下、「主制御部入賞カウンタ」ということがある。)の値と特電役の作動状態をクリアし、次のステップS1203では、サブコマンド(特電役開放コマンド)の送信要求を設定する。これにより、第1副制御部400では、ラウンドが開始されたことを認識することができる。ステップS1204では、特図表示確定ウエイト処理のステップS1015で設定した図柄種別情報を取得し、次のステップS1205では、取得した図柄種別情報に基づいて、特電役動作パターンデータテーブルを設定する。特電役動作パターンデータテーブルは、例えば、図123(a−1)〜同図(a−3)に示すように、大当り及び小当りとなる特図の種類の数だけ用意されている。なお、図123はそのうちの一部だけ例示的に示している。特電役動作パターンデータテーブルは、ラウンド毎の可変入賞口234の開閉パターンを示す特電役作動データが格納されている。特電役作動データは、図123(b−1)〜同図(b−3)に示すように、可変入賞口234の開閉状態を示す情報(開放タイマパターン、閉鎖タイマパターン)と、開放状態又は閉鎖状態を維持する時間の情報(特電役開閉タイマ)とからなるタイマパターンデータが1又は複数格納されて構成されている。これにより、1ラウンド中における可変入賞口234の開閉動作にさまざまなバリエーションを与えることができるようになる。
例えば、特図Aで大当りした場合の大当り遊技では、図123(a−1)に示すように、1R目〜15R目では、図123(b−1)に示される特電役作動データ1が参照され、開放タイマパターン2によって可変入賞口234が29500ms開放した後、閉鎖タイマパターン3によって、可変入賞口234が閉鎖して動作が終了するように制御される。
また、特図Cで大当りした場合の大当り遊技では、図123(a−2)に示すように、1R目〜4R目、6R目〜8R目、10R目〜15R目では、上述した特電役作動データ1が参照されて上述したような動作を行う一方、5R目、9R目では、図123(b−3)に示される特電役作動データ4が参照されて、可変入賞口234の開閉動作が制御される。すなわち、5R目及び9R目では、最初に開放タイマパターン1によって可変入賞口234が180msだけ開放した後、閉鎖タイマパターン1によって可変入賞口234が2820msだけ閉鎖状態が維持される動作を4回実行した後、開放タイマパターン3によって可変入賞口234が17500msだけ開放し、その後、閉鎖タイマパターン3によって、可変入賞口234が閉鎖して動作が終了するように制御される。
また、特図Eで大当りした場合の大当り遊技では、図123(a−3)に示すように、1R目〜4R目では、上述した特電役作動データ1が参照されて上述したような動作を行う一方、5R目〜15R目では、図123(b−2)に示される特電役作動データ2が参照されて、可変入賞口234の開閉動作が制御される。すなわち、5R目〜15R目では、最初に開放タイマパターン1によって可変入賞口234が180msだけ開放した後、閉鎖タイマパターン1によって可変入賞口234が2820msだけ閉鎖状態が維持され、その後、閉鎖タイマパターン3によって、可変入賞口234がそのまま閉鎖状態を維持されて動作が終了するように制御される。なお、閉鎖パターンタイマ3が設定される前に、他の閉鎖パターンタイマ(例えば、閉鎖パターンタイマ1等)を設定してもよい。
ステップS1206では、特電役の作動回数(ラウンド回数)を取得し、次のステップS1207では、取得した特電役の作動回数(ラウンド回数)を更新する。続いて、ステップS1208では、更新後の特電役の作動回数(ラウンド回数)に対応する特電役作動データを読み出して特電役の動作パターンを設定する。そして、ステップS1209では、特電役制御処理(詳細は後述)を行い、次のステップS1210では、特電役の入賞検出タイマをクリアした後に、特電役開放処理を終了する。
次に、図121を参照して、特図状態更新処理において実行される特電役作動処理について説明する。図121は、特図状態更新処理において実行される特電役作動処理のフローチャートである。この特電役作動処理は、特図状態更新処理のステップS602において、特図処理状態に設定されている情報が「特電役作動状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
特電役作動処理のステップS1301では、RAM308に記憶している最大入賞数を取得し、ステップS1302では、RAM308に記憶している入賞数を取得する。ステップS1303では、取得した最大入賞数と入賞数とを比較し、入賞数が最大入賞数よりも小さいか否かを判定し、小さい場合(入賞数<最大入賞数の場合)には(ステップS1303:Yes)、ステップS1304に進み、そうでない場合(入賞数>=最大入賞数の場合)には(ステップS1303:No)、ステップS1308に進む。
ステップS1304では、特電役開放処理のステップS1208で設定された、実行中の開放タイマパターンあるいは閉鎖タイマパターンに対応する特電役開閉タイマが0よりも大きいか否かを判定し、大きい場合(特電役開閉タイマが経過していない場合)には(ステップS1304:Yes)、特電役作動処理を終了し、そうでない場合(特電役開閉タイマが経過した場合)には(ステップS1304:No)、ステップS1305に進む。ステップS1305では、特電役制御処理(詳細は後述)を行い、次のステップS1306では、特電役開閉タイマパターンを取得し、次のステップS1307では、取得した特電役開閉タイマパターンのうちの閉鎖タイマパターンを参照し、特電役作動中であるか否か(閉鎖タイマパターンが動作終了を示す情報(閉鎖タイマパターン3)に設定されていないかどうか)を判定する。
判定の結果、特電役作動中の場合(閉鎖タイマパターンが動作終了を示す情報(閉鎖タイマパターン3)に設定されていない場合)には(ステップS1307:Yes)、特電役作動処理を終了し、特電役作動中でない場合(閉鎖タイマパターンが動作終了を示す情報(閉鎖タイマパターン3)に設定されている場合)には(ステップS1307:No)、ステップS1308に進む。ステップS1308では、特図処理状態に「残存球検出状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図124に示す特電役残存球検出処理が呼び出されて実行される。
ステップS1309では、RAM308に記憶している特電役作動間隔タイマを設定し、ステップS1310では、その他の情報信号送信判定タイマをクリアし、ステップS1311では、サブコマンド(大入賞口閉鎖コマンド)の送信要求を設定する。
ステップS1312では、RAM308に記憶している特電役入賞検出タイマを設定する。ここで、特電役入賞検出タイマとは、大入賞口(可変入賞口234)の閉鎖後に、大入賞口(可変入賞口234)の内部に残存する遊技球を有効に検出するためのタイマのことである。ステップS1313では、大入賞口(可変入賞口234)のソレノイド(332)を駆動するための駆動信号(大入賞口ソレノイド信号)をOFFに設定した後に、特電役作動処理を終了する。
このように、本実施形態では、可変入賞口234は、入球容易状態となった後で、通過領域への最大入賞数の遊技球の通過があった場合に、入球困難状態に変化する可変入賞手段の一例として機能している。
次に、図122を参照しながら、特電役開放処理及び特電役作動処理において実行される特電役制御処理(ステップS1209,ステップS1305)について説明する。図122は、特電役開放処理及び特電役作動処理において実行される特電役制御処理のフローチャートである。
ステップS1401では、ROM306に記憶している特電役制御データを取得する。具体的には、特電役開放処理のステップS1208において特電役作動データが読み出されて設定された、実行される特電役の動作パターンのうち、今回実行する対象となる動作パターンの制御データを取得する。例えば、特電役作動データ1に示される特電役の動作パターンが設定されており、ラウンドの開始時であれば、図123(b−1)の「(1)」に示される「開放タイマパターン2」の制御データが取得されることとなる。また、図123(b−1)の「(1)」に示される制御データに示される動作パターンが終了した後では、図123(b−1)の「(2)」に示される「閉鎖タイマパターン3」の制御データが取得されることとなる。
続いて、ステップS1402では、取得した特電役の動作パターンの制御データに基づいて、可変入賞口234を開放させるか閉鎖させるかを示す開閉情報を取得する。例えば、「開放タイマパターン」であれば、可変入賞口234を開放するためのデータ(開放情報)を取得し、「閉鎖タイマパターン」であれば、可変入賞口234を閉鎖するためのデータ(閉鎖情報)を取得する。
そして、ステップS1403では、ステップS1401で取得した特電役の動作パターンの制御データと、ステップS1402で取得した開閉情報とに基づいて、特電役の開閉タイマを取得する。例えば、「開放タイマパターン2」が取得され、開閉情報が「開放情報」である場合には、29500msの開放タイマが取得される。また、「閉鎖タイマパターン1」が取得され、開閉情報が「閉鎖情報」である場合には、2820msの閉鎖タイマが取得される。
ステップS1404では、RAM308に記憶している特電役入賞可否状態に受付可能を示す情報を設定する。特電役入賞可否状態が受付可能を示す情報が設定されている場合に、遊技球が可変入賞口内に設けられた球検出センサ(可変入賞口234のカウントスイッチSW1)を通過したことを受付可能であり、受付不可を示す情報が設定されている場合は、遊技球が可変入賞口内に設けられた球検出センサ(カウントスイッチSW1)を通過しても無効となる。ステップS1405では、特電役信号情報(試験用信号)を設定し、ステップS1406では、大入賞口ソレノイド信号の更新準備を行う。この処理で、大入賞口ソレノイドの駆動に対する準備を行い、上述したタイマ割込処理における出力管理処理(ステップS518)で駆動信号が出力されることとなる。ステップS1407では、特電役開閉タイマのうちの特電役開放タイマまたは特電役閉鎖タイマを設定した後、特電役制御処理を終了する。すなわち、この処理では、ステップS1403で取得された開放タイマ又は閉鎖タイマがセットされる。
次に、図124を参照して、特図状態更新処理において実行される特電役残存球検出処理について説明する。図124は、特図状態更新処理において実行される特電役残存球検出処理のフローチャートである。この特電役残存球検出処理は、特図状態更新処理のステップS602において、特図処理状態に設定されている情報が「残存球検出状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
特電役残存球検出処理のステップS1501では、特電役作動処理のステップS1309で設定した特電役作動間隔タイマが作動中であるか否かを判定し、作動中の場合(特電役作動間隔時間が経過していない場合)には(ステップS1501:Yes)、特電役残存球検出処理を終了し、そうでない場合(特電役作動間隔時間が経過した場合)には(ステップS1501:No)、ステップS1502に進む。
ステップS1502では、RAM308に記憶している特電役作動遅延タイマを設定し、ステップS1503では、特図処理状態に「特電役作動終了状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図125に示す特電役作動終了処理が呼び出されて実行される。すなわち、ラウンド間インターバルの状態となる。
ステップS1504では、特電役信号情報(試験用信号)をクリアした後に、特電役残存球検出処理を終了する。なお、特電役信号情報をクリアした後にサブコマンドの送信要求(例えば、ラウンド間インターバル開始コマンド)を設定してもよい。
次に、図125を参照して、特図状態更新処理において実行される特電役作動終了処理について説明する。図125は、特図状態更新処理において実行される特電役作動終了処理のフローチャートである。この特電役作動終了処理は、特図状態更新処理のステップS602において、特図処理状態に設定されている情報が「特電役作動終了状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
特電役作動終了処理のステップS1601では、特電役残存球検出処理のステップS1502で設定した特電役作動遅延タイマが作動中であるか否かを判定し、作動中の場合には(ステップS1601:Yes)、特電役作動終了処理を終了し、そうでない場合には(ステップS1601:No)、ステップS1602に進む。ステップS1602では、図柄種別情報を取得して、特図当否種別が小当りであるか否かを判定し、小当りである場合には(ステップS1602:Yes)、ステップS1603で小当りに対応する当り終了表示タイマを取得した後、ステップS1608に進む。一方、特図当否種別が小当りでない場合には(ステップS1602:No)、ステップS1604に進み、RAM308に記憶している大入賞口最大開放回数に所定回数を設定する。ステップS1605では、大入賞口最大開放回数と特電役開放回数を比較し、特電役開放回数が大入賞口最大開放回数よりも少ない回数であるか、すなわち、当りが終了でないか否かを判定する。当りが終了していない場合には(ステップS1605:Yes)、ステップS1606に進んで上述した特電役開放処理を実行し、特電役作動終了処理を終了する。すなわち、次のラウンドを開始させるための処理が行われる。一方、当りが終了した場合には(ステップS1605:No)、ステップS1607に進む。
ステップS1607では、図柄種別情報に応じた当り終了表示タイマを取得し、ステップS1608では、ステップS1603またはステップS1607で取得した当り終了表示タイマを設定する。ステップS1609では、特図処理状態に「当り終了表示ウエイト状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図126に示す当り終了表示ウエイト処理が呼び出されて実行される。ステップS1610では、サブコマンド(当り終了コマンド)の送信要求を設定した後に、特電役作動終了処理を終了する。
次に、図126を参照しながら、特図状態更新処理において実行される当り終了表示ウエイト処理について説明する。図126は、特図状態更新処理において実行される当り終了表示ウエイト処理のフローチャートである。この当り終了表示ウエイト処理は、特図状態更新処理のステップS602において、特図処理状態に設定されている情報が「当り終了表示ウエイト状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
当り終了表示ウエイト処理のステップS1701では、特電役動作終了処理のステップS1608で設定した当り終了表示タイマが作動中であるか否かを判定し、作動中の場合には(ステップS1701:Yes)、当り終了表示ウエイト処理を終了し、そうでない場合には(ステップS1701:No)、ステップS1702に進む。ステップS1702では、RAM308の所定の領域に記憶されている図柄種別情報をスタックエリアに退避し、ステップS1703では、基本信号情報(試験用)をクリアし、ステップS1704では、特図処理状態に「変動待ち状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図117(a)に示す特図関連抽選処理が呼び出されて実行される。
ステップS1705〜ステップS1707では、表示図柄データ、図柄種別情報、当りトータル入賞数を、それぞれクリアする。ステップS1708では、退避した図柄種別情報を再設定し、ステップS1709では、小当りで終了したかどうかを判定し、小当りで終了した場合には(ステップS1709:Yes)、当り終了表示ウエイト処理を終了し、小当り以外で終了した場合(大当りで終了した場合)には(ステップS1709:No)、ステップS1710に進む。
ステップS1710では、当り終了後設定データ(確変、時短、隠れ確変)を取得し、ステップS1711では、当り終了後設定データに応じたデータ(確変ステータス(特図確率状態ステータス、普図確率状態ステータス)、時短回数(特図変動時間短縮変動回数、変動時間補正変動回数、入賞容易状態変動回数)、時短ステータス(特図変動時間短縮ステータス、普図変動時間短縮ステータス、開放延長ステータス)、変動時間抽選状態(変動時間抽選テーブルを決定するための情報等)を設定するとともに、当り終了後設定データをクリアした後に、当り終了表示ウエイト処理を終了する。
このように、本実施形態では、主制御部300のCPU304は、大当り遊技を実行可能な遊技制御手段の一例として機能している。
次に、図115に示すステップS508の入賞口入賞処理における特図先読み処理について説明する。
図129は、特図先読み処理の流れの一例を示すフローチャートである。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図130(a)〜(c)参照)に記憶する。
ここで、RAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
またRAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加しているか否かを判定する(ステップS508a)。特図2の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加していると判定し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判定する。特図2の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS508bに進み、特図2の始動情報が増加していないと判定した場合にはステップS508dに進む。
ステップS508bでは、増加した特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を、図117に示す特図関連抽選処理よりも前に、特図2乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図2始動情報と、図127に示す当否判定用テーブルおよび図128に示す特図図柄決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を、図117に示す特図関連抽選処理での表示図柄抽選処理S708よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS508bの次のステップS508cでは、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、ステップS508dに移行する。
ステップS508dでは、主制御部300は、特図1の始動情報が増加しているか否かを判定する。特図1の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS508eに進み、特図1の始動情報が増加していないと判定した場合には特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS508eでは、RAM308内の各種フラグに基づいて、非電サポ中であるか否かを判定する。非電サポ中であると判定した場合にはステップS508fに進み、非電サポ中でない(電サポ中(普図高確率状態)である)と判定した場合にはステップS508hに進む。なお、本例では非電サポ中であるか否かを判定しているが、特図1先読み予告報知の実行条件を満たしているか否かを判定するようにしてもよい。例えば特図1先読み予告報知の実行条件としては、非電サポ中であること以外に、大当り遊技中でないこと等の条件が含まれる。
ステップS508fでは、増加した特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を、図117に示す特図関連抽選処理よりも前に、特図1乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図1始動情報と、図127に示す当否判定用テーブルおよび図128に示す特図図柄決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を、図117に示す特図関連抽選処理での表示図柄抽選処理S708よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS508fの次のステップS508gでは、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS508hでは、増加した特図1始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を、停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
本実施の形態では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、上述のコマンド設定送信処理(ステップS405)において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
また、図129に示すフローチャートでは、増加した特図2の始動情報については必ず先読みを実行し、増加した特図1の始動情報については電サポ中を除き必ず先読みを実行するようになっているが、増加した特図1および特図2の始動情報を先読みするか否かを抽選で決定するようにしてもよい。あるいは、主制御部300から先読み結果を受信した第1副制御部400において、例えば保留毎に先読み報知を実行するか否かを抽選で決定するようにしてもよい。また、遊技状態(例えば、非電サポ中であるか否か)等に関わらず、始動情報が増加した場合には必ず先読みを実行して先読み結果を先読み結果記憶部に記憶するとともに、該先読み結果を第1副制御部400に送信するように構成し、該第1副制御部400が該先読み結果を用いた抽選および演出を実行するか否かを判断するように構成してもよい。
図130は、RAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。図130(a)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図130(a)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図130(a)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留3」には停止図柄情報として「特図A」(15R確変大当り)が記憶され、記憶領域「保留4」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶されている。
図130(b)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図130(b)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図130(b)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図f」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、図130(b)において、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
図130(c)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。図130(c)に示すように、記憶領域「保留1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
本実施形態では、上述した停止図柄情報の他、当否判定結果や特図変動時間を事前判定し、それらの情報を先読み結果記憶部に記憶するとともに、先読み結果情報として第1副制御部400に送信することができる。
次に、第1副制御部400の処理について説明する。図131(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図131(a)のステップS4001では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS4001で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS4001の次のステップS4003では、タイマ変数が10以上か否かを判定し
、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS4005の処理に移行する。ステップS4005では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS4005の次のステップS4007では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS4007の次のステップS4009では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS4007で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS4009の次のステップS4011では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、チャンスボタン136や操作キーユニット137の操作を検出し、その検出結果に応じて、ステップS4009で更新した演出データをチャンスボタン136や操作キーユニット137の操作に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS4011の次のステップS4013では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS4009で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS4013の次のステップS4015では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS4009で読み出した演出データの中に、遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452への命令がある場合には、この命令を遊技盤用ランプ駆動回路440及び遊技台枠用ランプ駆動回路450に出力する。
ステップS4015の次のステップS4017では、可動体制御処理を行う。例えば、ステップS4009で読みだした演出データの中に演出可動体224及び遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路422に出力する。
ステップS4017の次のステップS4019では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS4009で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS4003に戻る。
図131(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS4031では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図131(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS4041では、第1副制御部メイン処理のステップS4003において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS4003において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS4041の次のステップS4043では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS4019)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、第2副制御部500の処理について説明する。図132(a)は、第2副制御部500の図示しないCPUが実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図132(a)のステップS5001では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS5001で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM(不図示)内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS5001の次のステップS5003では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS5005の処理に移行する。ステップS5005では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS5005の次のステップS5007では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPUは、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS5007の次のステップS5009では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS5007で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データ(装飾図柄表示装置208による演出データ)をROM(不図示)から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS5009の次のステップS5011では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS5009で読み出した演出データの中にVDP516への命令がある場合には、この命令をVDP516に出力する(詳細は後述)。その後、ステップS5003に戻る。
図132(b)は、第2副制御部500のCPUが実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS5031では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAMに設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図132(c)は、第2副制御部500のCPUが実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。タイマ割込処理のステップS5041では、第2副制御部メイン処理のステップS5003において説明したRAMのタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS5003において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS5041の次のステップS5043では、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図132(d)は、第2副制御部メイン処理のステップS5011における画像制御処理のフローチャートである。ステップS5051では、画像データ(後述するムービーデータやテクスチャデータ)の転送指示を行う。ここでは、CPU504は、まず、VRAM518のフレームバッファ1とフレームバッファ2の描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていないフレームバッファに記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU504は、VDP516のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM506の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM518の転送先アドレス)などを設定した後、ROM506からVRAM518への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP516は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM506からVRAM518に転送する。その後、VDP516は、転送終了割込信号をCPU504に対して出力する。
ステップS5051の次のステップS5053では、VDP516からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合は(ステップS5053:Yes)、ステップS5055に進み、そうでない場合は(ステップS5053:No)、転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS5055では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU504は、ステップS5051でVRAM518に転送した画像データに基づいてVRAM518のフレームバッファ1または2に表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM518の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP516に指示する。VDP516は、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS5055の次のステップS5057では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU504は、VDP516に画像の描画開始を指示する。VDP516は、CPU504の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS5057の次のステップS5059では、画像の描画終了に基づくVDP516からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合は、(ステップS5059:Yes)、ステップS5061に進み、そうでない場合は(ステップS5059:No)、生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS5061では、RAM508の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100に適用可能な演出装置206の構成の一例について、図133を参照しながら説明する。ここで、図133(a)は、演出装置206の第1の構成例について説明する図であり、同図(b)は、演出装置206の第2の構成例について説明する図である。
図133(a)に示す演出装置206では、装飾図柄表示装置208は、その外周部分の前面側が演出装置206を構成する装飾部材によって覆われており、一部が視認できないように構成されている。なお、装飾部材が透明によって構成され、装飾図柄表示装置208の外周部分も視認可能に構成されてもよい。また、装飾図柄表示装置208の外周部分が覆われていないようにしてもよい。また、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216については、図示を省略している。
装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部の右側に第1ユーザーインタフェイス(UI)部280が配置され、その左側に第2UI部281が配置されている。以下、第1UI部280と第2UI部281を合わせたものを保留枠と称する場合がある。この保留枠は、アイコン表示領域に表示された領域アイコンとも見ることができる。第1UI部280には、その左側に変動アイコン表示領域が設けられており、その変動アイコン表示領域には、台座h0sが配置されている。変動アイコンh0は、その台座h0sに載置された態様で表示可能とされており、変動アイコンh0が表示されている場合には図柄変動表示中であることを報知している。なお、図柄確定表示中の場合には、変動アイコンh0が表示されない。また、変動アイコンh0の右側には、殿様のキャラクタからなるナビキャラクタYMが表示されている。ナビキャラクタYMは、通常時には常時表示されているキャラクタであり、遊技の進行に応じて表示態様を変化させることにより、例えば、予告表示を行ったり、先読み予告表示を行ったりする。第2UI部281には、4つの保留アイコンが表示可能に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置された保留アイコン表示領域が形成されている。なお、保留アイコンのステージhs1〜hs4よりも、変動アイコンh0の台座hs0の方が高くなっている。また、ナビキャラクタYMは、常時表示されていなくてもよく、ナビキャラクタYMを用いた特定の予告や演出(例えば、先読み予告、当該図柄変動表示における予告、図柄変動表示の保留がN個貯まったときに表示される演出等)の際に表示したり、ユーザ設定によりナビキャラクタYMが表示されるように設定された際に表示されてもよい。図133(a)では、特図1の変動表示が4つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンh11,h12,h13,h14が表示されている。なお、変動アイコンh0及び4つの保留アイコンh11〜h14は、いずれもデフォルトの表示態様(例えば、丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されているが、遊技の進行に応じて表示態様が変化する場合がある。これにより、予告表示や先読み予告表示を行うことができるようになっている。
変動アイコンは、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に表示される、当該特図変動遊技に対応するアイコン、言い換えれば、実行中の図柄変動表示に関するアイコンである。すなわち、保留アイコンが、その保留アイコンに対応した特図変動遊技の開始と同時に変動アイコンになる。より厳密には、始動入賞が最も古い第一の保留アイコンが保留アイコン表示領域から変動アイコン表示領域に移動する場合、移動中のアイコンを変動アイコンと称したり、変動アイコンが移動すると表現してもよい。あるいは、変動アイコン表示領域への移動が完了した後のアイコンを変動アイコンと称してもよい。この変動アイコンは、保留アイコンとは異なる表示サイズ(保留アイコンよりも大きい表示サイズあるいは小さい表示サイズ)で表示される。これにより、変動アイコンと保留アイコンとの識別が容易になる場合があるが、同じサイズであってもよい。また、変動アイコンは、保留アイコンの表示態様と関連した表示態様からなる場合がある。変動アイコンは、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されるタイミングで消去される。したがって、変動アイコンは、保留に関するアイコンと見ることができ、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。なお、消去タイミングは、当該変動の当否結果が報知されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、同じタイミングであってもよいし、後のタイミングであってもよい。なお、変動アイコンh0は、表示されなくてもよい。
また、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央には、第1装飾図柄(第3図柄)が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。そして、装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅部には、第1装飾図柄よりも小さい第2装飾図柄(第5図柄)が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。なお、装飾図柄表示装置208に第2装飾図柄が表示されず、第1装飾図柄のみが表示されていてもよい。また、第2装飾図柄が装飾図柄表示装置208に表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄における装飾図柄の組合せが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと一致しているが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと第2装飾図柄における装飾図柄の組合せの一部(1又は2の装飾図柄が一致)又は全てが不一致であってもよい。さらに、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「4」と「0」)が表示されている。なお、特図1及び特図2の第2保留数表示が装飾図柄表示装置208に表示されなくてもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が装飾図柄表示装置208に表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、第2保留数表示は、特図1及び特図2のうちの一方の特図のみの保留数を表示してもよく、特図1及び特図2の両方の保留数を表示してもよい。
また、装飾図柄表示装置208の表示領域に背景表示が表示されており、演出や遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態等)に対応した背景表示が表示される。なお、演出に対応する背景表示は、ユーザーによって設定可能なモードに対応する背景表示、当該図柄変動表示における予告又は先読み予告として行われる背景表示、当否判定結果に関わらない背景表示を示す。また、背景表示は、ある遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態のうちのいずれか1つ又は2以上)において、複数種類表示される場合があってもよい。この場合において、法則性をもって変化してもよいし(例えば、背景表示A→背景表示B→背景表示C→背景表示A→・・・といったように順番に変化する等。ここで、法則性が崩れた場合は、大当り確定の予告(プレミア予告)となるようにしてもよい。)、順番は関係なくランダムに変化してもよい。
また、装飾図柄表示装置208の下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動したり、回転することができるように構成されている。なお、図133(a)に示す例では、家紋役物224Eは、初期位置に位置している。家紋役物224Eの初期位置は、装飾図柄表示装置208よりも下方となっているが、適宜の位置に設定することができる。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
また、装飾図柄表示装置208の左右両側には、演出可動体の一つである、「大」の文字が施された第1大盤振舞役物224Ga、「盤」の文字が施された第2大盤振舞役物224Gb、「振」の文字が施された第3大盤振舞役物224Gc及び「舞」の文字が施された第4大盤振舞役物224Gdが配置されている。これらの第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、それぞれ、中心を軸として回転することができるとともに、装飾図柄表示装置208の中央に向かって移動することができるようになっている。このとき、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、装飾図柄表示装置208の前面側に位置しており、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップ可能とされている。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
また、装飾図柄表示装置208の上方には、演出可動体の一つである千両箱役物224Hが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。千両箱役物224Hは、装飾図柄表示装置208よりも前側に配置されており、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップ可能とされている。また、千両箱役物224Hには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
これら、装飾図柄表示装置208、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hの前面側には、透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板を介して装飾図柄表示装置208の表示状態や各演出可動体の動作を視認可能とされている。導光板ILは、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板ILの側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図133(a)に示される実施形態では、導光板ILには所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板ILは光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、装飾図柄表示装置208の表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板ILが可動するものであってもよい。
また、本実施形態では、装飾図柄表示装置208の右側下方に、第4図柄表示装置284が設けられている。第4図柄表示装置284は、例えば、LEDの発光態様により第4図柄の表示結果を表示することが可能となっている。なお、第4図柄表示装置284をLCDやEL等の画像表示装置によって構成されてもよい。第4図柄表示装置284は、第1副制御部400により駆動制御される。特図の図柄停止中には、LEDが点灯表示されるが、特図の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。なお、第4図柄は、図柄変動中に点灯表示し、図柄停止中に消灯表示されるようにしてもよい。
図133(b)に示す演出装置206では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置されている。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、表示領域については、高さがわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、上下方向にスライド移動することもできるように構成されている。なお、上述した第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの演出動作は、全て行うことができるように構成されていなくてもよく、いずれか1つ又は2以上の動作を行うことができるように構成されていてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの一方又は両方は、演出動作を行わなくてもよい(すなわち、固定されていてもよい)。また、第2装飾図柄表示装置208Mが行うことができる演出動作と第3装飾図柄表示装置208Nが行うことができる演出動作が異なってもよく、例えば、行うことができる演出動作の数が異なっていたり、行うことができる演出動作自体が異なってもよい。具体的には、例えば、第2装飾図柄表示装置208Mは、右方向への移動及び回転が可能であり、第3装飾図柄表示装置208Nは、上下方向への移動が可能であるようにしてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lも演出動作が行うことができるように構成されてもよい。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lが演出動作するとともに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちのいずれか一方又は両方が動作してもよいし、第1装飾図柄表示装置208Lのみが動作してもよい。また、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。第1装飾図柄表示装置208Lは、その外周部分の前面側が演出装置206を構成する装飾部材によって覆われており、一部が視認できないように構成されている。なお、装飾部材が透明によって構成され、第1装飾図柄表示装置208Lの外周部分も視認可能に構成されてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lの外周部分が覆われていないようにしてもよい。また、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216については、図示を省略している。
第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部の右側に第1ユーザーインタフェイス(UI)部280が配置され、その左側に第2UI部281が配置されている。以下、第1UI部280と第2UI部281を合わせたものを保留枠と称する場合がある。この保留枠は、アイコン表示領域に表示された領域アイコンとも見ることができる。第1UI部280には、その左側に変動アイコンh0が台座hs0に載置された態様で表示されており、図柄変動表示中であることを報知している。また、変動アイコンh0の右側には、殿様のキャラクタからなるナビキャラクタYMが表示されている。第2UI部281には、4つの保留アイコンが表示可能に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置された保留アイコン表示領域が形成されている。なお、保留アイコンのステージhs1〜hs4よりも、変動アイコンh0の台座hs0の方が高くなっている。図133(b)では、特図1の変動表示が4つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンh11,h12,h13,h14が表示されている。図133(b)では、変動アイコンh0及び4つの保留アイコンh11〜h14は、いずれもデフォルトの表示態様(例えば、丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されているが、遊技の進行に応じて、表示態様が変化する場合がある。これにより、予告表示や先読み予告表示を行うことができるようになっている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の中央には、第1装飾図柄(第3図柄)が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左上隅部には、第1装飾図柄よりも小さい第2装飾図柄(第5図柄)が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。なお、本実施形態では、第2装飾図柄が第1装飾図柄と同じ装飾図柄表示装置に表示されているが、異なる装飾図柄表示装置に表示されてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lに第2装飾図柄が表示されず、第1装飾図柄のみが表示されていてもよい。また、第2装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄における装飾図柄の組合せが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと一致しているが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと第2装飾図柄における装飾図柄の組合せの一部(1又は2の装飾図柄が一致)又は全てが不一致であってもよい。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の右上隅部には、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。なお、本実施形態では、第2保留数表示が保留アイコン表示領域と同じ装飾図柄表示装置に表示されているが、異なる装飾図柄表示装置に表示されてもよい。また、第2保留数表示を特図1と特図2とで異なる装飾図柄表示装置に分けて表示してもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されなくてもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、第2保留数表示は、特図1及び特図2のうちの一方の特図のみの保留数を表示してもよく、特図1及び特図2の両方の保留数を表示してもよい。
第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、それぞれ背景表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている背景表示につながるように表示されている。この背景表示は、例えば、演出や遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態等)に対応した背景表示が表示される。なお、演出に対応する背景表示は、ユーザーによって設定可能なモードに対応する背景表示、当該図柄変動表示における予告又は先読み予告として行われる背景表示、当否判定結果に関わらない背景表示を示す。また、背景表示は、ある遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態のうちのいずれか1つ又は2以上)において、複数種類表示される場合があってもよい。この場合において、法則性をもって変化してもよいし(例えば、背景表示A→背景表示B→背景表示C→背景表示A→・・・といったように順番に変化する等。ここで、法則性が崩れた場合は、大当り確定の予告(プレミア予告)となるようにしてもよい。)、順番は関係なくランダムに変化してもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nには、それぞれ外周にフレーム(ベゼル)が設けられているが、フレームレスの形態であってもよい。また、フレームに装飾部材やLEDが設けられてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動したり、回転することができるように構成されている。なお、図133(b)に示す例では、家紋役物224Eは、初期位置に位置しているが、図133(b)に示される家紋役物224Eの初期位置は、家紋役物224Eの上端部分が第1装飾図柄表示装置208Lの下端部分にわずかにオーバーラップする位置となっているが、適宜の位置に設定することができる。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した千両箱役物224Hが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。千両箱役物224Hは、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nよりも前側に配置されており、これらの装飾図柄表示装置の前面側にオーバーラップ可能とされている。
これら、装飾図柄表示装置、家紋役物224E及び千両箱役物224Hの前面側には、上述した導光板ILが配置されており、遊技者は導光板を介して各装飾図柄表示装置の表示状態や各演出可動体の動作を視認可能とされている。
また、図133(b)では、第3装飾図柄表示装置208Nの下方に、第4図柄表示装置284が設けられている。
次に、図133(a)あるいは同図(b)に示される演出装置206を用いた演出例について、図134を参照しながら説明する。ここで、図134は、本実施形態において適用可能な演出例について説明する図である。
図134(A1)〜同図(A2)では、図133(a)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。すなわち、図134(A1)に示される状態から、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hが動作すると、図134(A2)に示される態様となる。具体的には、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、最初に「大」、「盤」、「振」、「舞」の各文字が正面に向く位置となるまでそれぞれ回転し、その後、装飾図柄表示装置208の中央に向かって水平方向に移動する。また、千両箱役物224Hは、初期位置から装飾図柄表示装置208の略中央でオーバーラップする位置まで移動する。ここで、千両箱役物224Hは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側に配置され、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが千両箱役物224Hにオーバーラップされていない状態である場合に比べ、視認困難とされている。なお、千両箱役物224Hが第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップしないように構成されてもよい。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが千両箱役物224Hの前面側に配置され、千両箱役物224Hにオーバーラップするように構成されてもよい。
図134(B1)では、図133(a)に示される演出装置206において、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている様子が示されている。ここで、導光板ILの発光中は、装飾図柄表示装置208のバックライトや各種ランプの輝度を低下させる等して、導光板IL上に現れた模様をより視認しやすくするようにしてもよい。
図134(C1)〜同図(C4)では、図133(a)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。ここで、図134(C1)〜同図(C4)に示される例では、家紋役物224Eに換えて、演出可動体としてのPOV(Persistence Of Vision)ディスプレイ224Iが設けられている。POVディスプレイ224Iは、バーサライタとも称され、上下方向に移動可能であって、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップ可能に構成されている。POVディスプレイ224Iの初期位置は、装飾図柄表示装置208の下方とされているが、任意の位置に設定することができる。POVディスプレイ280は、昇降アームと、その昇降アームの先端部に回転自在に取り付けられたLEDアレイとを有する。昇降アームは、例えば、ラック・アンド・ピニオン等の公知の機構によって、昇降動作を行うことができる。LEDアレイには、複数のLEDが一列に配置されており、水平方向に延在する姿勢がLEDアレイの初期姿勢となっている。なお、LEDアレイに設けられるLEDは、フルカラーLEDであってもよいし、単色のLEDであってもよい。昇降アームの先端部には、モータが内蔵されており、LEDアレイは、延在方向の中央部で、そのモータの回転軸に連結されている。第1副制御部400(あるいは、第2副制御部500)は、回転するLEDアレイに配置された複数のLEDにつき、1つ1つの点灯制御を、演出データの一種であるバーサデータに基づいて行う。このようにすることで、LEDアレイの回転中に複数のLEDの発光態様が変化し、遊技者に残像が視認される。すなわち、各LEDの回転軌跡に光の残像が生じ、絵柄が表される。また、POVディスプレイ224Iは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hよりも前面側に配置されているが、これらの演出可動体の前後関係は、適宜に設定することができる。
図134(C1)では、POVディスプレイ224Iが初期位置でLEDアレイが初期姿勢とされている状態が示されている。
図134(C2)では、POVディスプレイ224Iが、昇降アームによりLEDアレイを上昇させ、装飾図柄表示装置208の略中央の前面側にLEDアレイがオーバーラップしている様子が示されている。そのため、装飾図柄表示装置208は、POVディスプレイ224Iがオーバーラップしていない状態である場合と比べて、表示画面が視認困難とされている。
図134(C3)では、POVディスプレイ224IのLEDアレイが回転を開始した様子が示されている。LEDアレイは、低速から高速へと回転を加速している。なお、LEDアレイに設けられた複数のLEDは、LEDアレイが回転を開始した時点で、点灯や点滅を開始してもよいし、一定の回転速度に到達した後に点灯や点滅を開始してもよい。また、LEDアレイの回転領域は、変動アイコンh0、保留アイコンh11〜h14、第1装飾図柄にオーバーラップしており、LEDアレイの回転中は、これらが視認困難とされている。
図134(C4)では、POVディスプレイ224IのLEDアレイが定速回転とされ、「熱」の文字が表示され、予告表示あるいは先読み予告表示が行われている様子が示されている。なお、POVディスプレイ224Iによって表示される画像は、上述したものに限らず、例えば、キャラクタ画像や、装飾図柄や、背景画像等であってもよい。また、POVディスプレイ224Iによって画像が表示されている間、装飾図柄表示装置208のバックライトや各種ランプの発光輝度を低下して、POVディスプレイ224Iによって表示された画像の視認性を向上させるようにしてもよい。また、POVディスプレイ224Iによって画像が表示されている間、装飾図柄表示装置208を暗転表示とするようにしてもよい。
図134(D1)では、図133(b)に示される演出装置206において、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている様子が示されている。ここで、導光板ILの発光中は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのバックライトや各種ランプの輝度を低下させる等して、導光板IL上に現れた模様をより視認しやすくするようにしてもよい。
図134(E1)〜同図(E2)では、図133(b)に示される演出装置206において、家紋役物224Eが動作している様子が示されている。具体的には、図134(E1)に示すように、家紋役物224Eが、初期位置から上昇した位置まで移動して、変動アイコンh0、保留アイコンh11〜h14及びナビキャラクタYMにオーバーラップし、変動アイコンh0、保留アイコンh11〜h14及びナビキャラクタYMの少なくとも一部がオーバーラップしていない場合よりも視認困難とされている。その後、図134(E2)に示すように、家紋役物224Eは、時計方向(CW方向)に回転している。なお、家紋役物224Eは、初期位置において回転してもよい。また、家紋役物224Eが、回転とともに、あるいは、回転に換えて、振動するようにしてもよい。また、上昇のみ行い、回転及び振動を行わないようにしてもよい。なお、図133(a)に示される演出装置206にも適用可能である。
図134(F1)では、図133(b)に示される演出装置206において、千両箱役物224Hが動作している様子が示されている。具体的には、千両箱役物224Hが初期位置から、第1装飾図柄表示装置208Lの略中央の前面側にオーバーラップする位置に移動している様子が示されている。図134(F1)に示すタイミングでは、第1装飾図柄が千両箱役物224Hにオーバーラップされていることにより、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。この演出例では、千両箱役物224Hが動作する場合には、千両箱役物224Hと家紋役物224Eとが干渉しないように、家紋役物224Eを動作しないようにしている。なお、千両箱役物224Hと家紋役物224Eの両方が動作している状態となる場合があってもよい。また、千両箱役物224Hが動作する場合には、家紋役物224Eをさらに下方に移動させる退避動作が行われるようにしてもよい。
図134(G1)では、図133(b)に示される演出装置206において、第2装飾図柄表示装置208Mが下方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが上方にスライド移動している様子が示されている。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている背景画像は、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている背景画像に連続するように、スライド移動に合わせてスクロール表示がなされている。すなわち、背景画像について、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nがスライド移動する前に表示されていなかった領域が、スライド移動することにより視認され得るように構成されている。換言すれば、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動することにより見える画像があるということができる。これにより、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動しても、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが一体となった表示を行うことができる。なお、第2装飾図柄表示装置208Mが上方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが下方にスライド移動してもよいし、第2装飾図柄表示尾装置208Mが上方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが上方にスライド移動してもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mが下方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが下方にスライド移動してもよい。
図134(H1)では、図133(b)に示される演出装置206において、第1装飾図柄が拡大して、第2装飾図柄表示装置208M、第1装飾図柄表示装置208L、第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている様子が示されている。すなわち、拡大した第1装飾図柄の左図柄が第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示され、拡大した第1装飾図柄の右図柄が第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている。このとき、第2装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Lにのみ表示され、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されていない。また、変動アイコンh0や保留アイコンh11〜h14も第1装飾図柄表示装置208Lにのみ表示され、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nには跨っていない。なお、拡大した第1装飾図柄が2つの表示装置に跨って表示しなくてもよく、例えば、第2装飾図柄表示装置208Mにのみ拡大した左図柄が表示され、第1装飾図柄表示装置208Lにのみ拡大した中図柄が表示され、第3装飾図柄表示装置208Nにのみ拡大した右図柄が表示されてもよい。また、変動アイコンh0や保留アイコンh11〜h14、第2装飾図柄が複数の表示装置に跨って表示されてもよい。
図134(I1)〜同図(I2)では、図133(b)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。ここで、図134(I1)〜同図(I2)に示される例では、家紋役物224Eに換えて、上述したPOVディスプレイ224Iが設けられている。なお、図134(I1)に示されるタイミングでは、POVディスプレイ224Iが初期位置でLEDアレイが初期姿勢とされている状態が示されている。
図134(I2)では、POVディスプレイ224Iが、初期位置から第1装飾図柄表示装置208Lの略中央の前面側にLEDアレイがオーバーラップする位置まで移動した後、LEDアレイが回転し、一定の回転速度に到達して定速回転とされ、「熱」の文字が表示されている様子が示されている。
図134(J1)では、図133(b)に示される演出装置206において、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されていた背景表示を第1UI部280における表示に変更し、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていた背景表示を第2UI部281における表示に変更されている様子が示されている。すなわち、第2装飾図柄表示装置208Mには、ナビキャラクタYM及び変動アイコンh0が表示されており、第3装飾図柄表示装置208Nには、保留アイコンh11〜h14が表示されている。つまり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lとは別の表示が行われている様子が示されている。
図134(K1)〜同図(K4)では、図133(b)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。なお、図134(K1)〜同図(K4)に示す例では、第1装飾図柄表示装置208Lの外周が装飾部材に重なっておらず、当該領域に表示される画像についても視認可能に構成されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lの左右両側が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nによって一部がオーバーラップされている。
図134(K1)では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置となっている様子が示されている。
図134(K2)では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Mが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する位置までスライド移動している様子が示されている。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示は、スライド移動に沿って、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に連続するように、スライド移動に合わせてスクロール表示がなされている。その結果、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた第1装飾図柄が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに表示される。すなわち、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて表示されている画像であって、オーバーラップしている部分の画像をスライド移動に合わせてスクロール表示することにより、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nで一体感のある表示を行うことができる。なお、図134(K2)に示すように、家紋役物224Eは、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに干渉しないように、初期位置から下方に移動して退避位置となっている。ここで、図134(K2’)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nにおける表示をスクロールさせずスライド移動させるようにしてもよい。また、家紋役物224Eは、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作が行われているときに、初期位置で回転してもよいし、振動してもよいし、回転しながら振動してもよい。
図134(K3)〜同図(K4)では、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが近接した状態で、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って反時計方向(CCW方向)に一体となって回転している様子が示されている。図134(K4)では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが90度回転した様子が示されている。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nにそれぞれ表示されている画像が第1装飾図柄表示装置208Lに整合するように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの回転軸を中心として第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの回転方向とは反対方向に回転する表示が行われる。これにより、遊技者が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは回転しているが、表示されている画像は回転していないように見える場合がある。
図134(L1)では、図133(a)に示される演出装置206の変形例を示している。すなわち、図134(L1)に示す例では、家紋役物224Eに換えて、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の下方に配置され、サブ表示装置208Sの上端部分が装飾図柄表示装置208の下端部分の少なくとも一部にオーバーラップしている。サブ表示装置208Sでは、上述した第1UI部280及び第2UI部281(保留枠)におけるそれぞれの表示が表示されている。すなわち、サブ表示装置208Sでは、変動アイコンh0と保留アイコンh11〜h14が表示されるとともに、ナビキャラクタYMも表示されている。また、サブ表示装置208Sにおける表示は、装飾図柄表示装置208における表示とは別の表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の下方右側には、サボハニのキャラクタSBHが右側から左側に向かって歩いている様子が示されているが、一部がサブ表示装置208Sにオーバーラップされており、サブ表示装置208Sにオーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。なお、図134(L1’)に示すように、表示画像(背景画像やサボハニのキャラクタSBH等)を装飾図柄表示装置208とサブ表示装置208Sに跨って表示するようにしてもよい。
図134(M1)では、サブ表示装置208S及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作態様が示されている。すなわち、サブ表示装置208Sは、初期位置から装飾図柄表示装置208の略中央の前面側となる位置に移動して、装飾図柄表示装置208の表示画面の少なくとも一部をオーバーラップしており、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、「大」、「盤」、「振」、「舞」の各文字が正面となる位置までそれぞれ回転した後、装飾図柄表示装置208の略中央の前面側となる位置まで移動したサブ表示装置208Sの左右両端の近傍となる位置まで移動している。このとき、サブ表示装置208Sでは、カットイン表示が行われ、装飾図柄表示装置208では、所定のエフェクト画像が表示されており、所定の予告演出あるいは先読み予告演出が行われている様子が示されている。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について、図135〜図138を参照しながら説明する。ここで、図135は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であり、図136は、図135に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図137は、図136に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図138は、図137に示す演出の別の例について段階的に示す図である。
図135には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284が示されている。なお、以下では、図133(a)に示される演出装置206を適用して説明するが、図133(b)に示される演出装置206を適用することも可能である。また、以下では、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd、千両箱役物224H及び導光板ILについては、図示を省略している。
図135(1)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、例えば、図133(a)に示すようなデフォルトの背景画像(海岸の背景画像)が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には第2保留数表示が表示され、左上隅部には第2装飾図柄が表示されている。第2装飾図柄も第1装飾図柄の停止表示に合わせて、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。また、装飾図柄表示装置208の下方右側に形成された第1UI部280では、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、図135(1)に示されるタイミングでは、図柄が停止表示されているため、変動アイコンh0は表示されていない。
さらに、図135に示す制御状態(遊技状態)は、特図低確率普図低確率状態である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208では、第2UI部281に特図1の保留アイコンが表示される。なお、非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の所定領域(例えば、表示画面の右端)に、特図2の保留アイコン表示領域が設けられてもよい。
第2UI部281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。第2UI部281では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図135(1)には、第2UI部281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。なお、図135(1)では、第2UI部281に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンを破線で示してある。また、図135(1)では、説明を容易にするために、第1UI部280及び第2UI部281を破線で区画して表しているが、実際にはこの破線は表示されない。
一方、特図2の保留アイコンは一つも表示されていない。これは、上述のごとく、図135に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコンが表示され、もう一方の特図の保留アイコンが表示されないようにしている。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図135(1)に示すように、第2UI部281に特図1の保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコンは表示されない。一方、制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコンが表示され、特図1の保留アイコンは表示されない。なお、非電サポ状態において、特図2の保留アイコンが表示されてもよいし、電サポ状態において、特図1の保留アイコンが表示されてもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→第4図柄の点滅開始又は消灯→第2装飾図柄の変動開始→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図135(2)では、特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。なお、第1特図表示装置212における図柄変動と第4図柄の変動表示とが同時に開始してもよいし、第1特図表示装置212における図柄変動が開始した後で第4図柄の変動表示が開始してもよいし、第4図柄の変動表示が開始した後で第1特図表示装置212における図柄変動が開始してもよい。
図135(3)では、第2保留数表示が2から1に更新され、第2装飾図柄の変動表示が開始している様子が示されている。なお、第2保留数表示の更新表示と第2装飾図柄の変動表示の開始とが同時に行われてもよいし、第2保留数表示の更新表示が行われた後で第2装飾図柄の変動表示が開始してもよいし、第2装飾図柄の変動表示が開始した後で第2保留数表示の更新表示が行われてもよい。
図135(4)では、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが開始している。ここでの移動(減少)アニメーションは、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が第1UI部280における変動アイコンの台座hs0に向けて移動を開始するとともに、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第一の保留アイコンh11の表示位置(図133に示す第1ステージhs1参照)に向けて移動を開始する。この段階では、装飾図柄の変動表示は開始されていない。
図135(5)では、移動アニメーションが続き、同図(6)では、変動開始前まで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンが変動アイコンの台座hs0に到達し、変動アイコンh0として表示されるとともに、変動開始前まで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に到達し、第一の保留アイコンh11として表示され、その後、第1装飾図柄の変動表示が開始される。なお、第1特図表示装置212における図柄変動が開始された時点で、それまで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンを変動アイコンh0として見てもよいし、それまで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンを第一の保留アイコンh11として見てもよい。なお、移動アニメーションの終了と第1装飾図柄の変動表示の開始とが同じタイミングであってもよいし、移動アニメーションが終了した後で第1装飾図柄の変動表示が開始されてもよいし、第1装飾図柄の変動表示が開始した後で移動アニメーションが終了してもよい。
図135(7)では、第1装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。
図135(8)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるナビキャラ予告が行われている様子が示されていれる。すなわち、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラ予告が開始すると、ナビキャラクタYMの近傍に「好機」の文字が表示された吹き出しが表示され、大当りへの期待感が高いことを報知している。
その後、図135(9)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラ予告が行われている間に、会話予告が開始している様子が示されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この、殿様の会話画像CI1の表示は、会話予告の第1段階となっている。また、この殿様の会話画像CI1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、第1装飾図柄にオーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。また、ナビキャラ予告では、吹き出しの表示が「好機」の文字表示から「否」の文字表示に変化し、大当りへの期待感がより高まっていることを報知している。なお、殿様の会話画像CI1が表示されるタイミングと、吹き出しにおける表示が「否」に更新されるタイミングとが同じであってもよいし、殿様の会話画像CI1が表示された後で吹き出しにおける表示が「否」に更新されてもよいし、吹き出しにおける表示が「否」に更新された後で殿様の会話画像CI1が表示されてもよい。なお、先に表示された予告(例えば、「好機」)から後に表示された予告(例えば、「激熱」)に昇格する演出(例えば、「否」)が行われない場合があってもよい。また、ナビキャラ予告は、当該図柄変動表示における予告だけではなく、先読み予告や、ある予告が行われることを予告する予告、説明表示(各種予告や遊技状態、パチンコ機100の演出で登場するキャラクタや演出の舞台等の説明、チュートリアル表示ともいう)等が行われてもよい。
その後、図135(10)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新されるとともにナビキャラ予告も更新されている。会話予告では、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともに操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。操作促進報知画像は、チャンスボタン136を操作有効期間内に押下することを促す画像であり、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図135(10)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、チャンスボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄表示装置284や第2装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる場合がある。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を爺の会話画像CI2や殿様の会話画像CI1とは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。また、図135(10)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。また、ナビキャラ予告では、吹き出しの表示が「否」の文字表示から「激熱」の文字表示に変化し、大当りへの期待感が相当程度高いことを報知している。また、この吹き出しの表示は、爺の会話画像CI2の一部にオーバーラップしている。なお、爺の会話画像CI2が表示されるタイミングと、吹き出しにおける表示が「激熱」に更新されるタイミングとが同じであってもよいし、爺の会話画像CI2が表示された後で吹き出しにおける表示が「激熱」に更新されてもよいし、吹き出しにおける表示が「激熱」に更新された後で爺の会話画像CI2が表示されてもよい。このように、この演出例では、会話予告が行われた場合の方が、会話予告が行われない場合よりも、大当りとなりやすくなっている。また、会話予告が更新される際に殿様の会話画像CI1が縮小表示されなくてもよく(例えば、図135(9)と同じ大きさの表示が表示されたまま)、殿様の会話画像CI1が消去されてもよい。また、後から表示された会話画像が先に表示された会話画像と異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよく、表示されると大当りへの期待度が高い会話予告Aが、この会話予告Aよりも大当りへの期待度が低い会話予告Bと異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよい。
その後、図135(11)に示すタイミングで操作有効期間が開始される。遊技者は、図135(11)に示すタイミング以降にチャンスボタン136が操作することにより、操作に応じた演出を見ることができる場合がある。
図135(12)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して所定時間が経過したときの表示態様で示されており、その後、図135(13)に示すタイミングで、遊技者が、チャンスボタン136を押下している様子が示されている。なお、図135(12)に示されるタイミングでは、ナビキャラ予告は終了しており、吹き出しの表示が消去されている。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、図135(14)に示すように、爺の会話画像CI2では、操作促進報知画像に換えて「激熱ですぞ」の文字が表示される場合がある。これにより、大当りの信頼度がかなり高いことが報知される。なお、「激熱ですぞ」といった予告の文字表示は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。
その後、図135(15)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様の会話画像CI1及び爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了し、第1装飾図柄が視認容易とされている様子が示されている。
その後、図135(16)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の左図柄に「装飾7」が停止表示された後、図135(17)に示すように、右図柄に「装飾7」が停止表示してリーチ状態が形成される。ここで、第1装飾図柄の各図柄が停止表示する際に、図柄停止表示アニメーションを行い、図柄が停止表示したことを演出するようにしてもよい。
そして、図135(17)〜同図(19)に示すように、リーチ状態が形成されると、装飾図柄表示装置208では、リーチ開始時アニメーションが行われる。この演出例におけるリーチ開始時アニメーションでは、リーチ状態が形成されたときに、左図柄と右図柄を拡大・縮小するアニメーション表示が行われる。なお、リーチ開始時アニメーションの表示態様としては適宜のものを採用することができる。遊技者は、このリーチ開始時アニメーションを見ることにより、リーチ演出が開始されることを認識することができる場合がある。
リーチ演出が開始されると、図135(20)〜同図(21)に示すように、第1装飾図柄の左図柄と右図柄がそれぞれ左右上方に移動表示され、第1UI部280では、変動アイコンh0を残して表示領域の下方にフレームアウトするとともに、第2UI部281に表示されている保留アイコンh11〜h14(図135(20)に示す演出例では、保留アイコンh11)もフレームアウトされる。なお、第1装飾図柄の左図柄と右図柄の移動表示の開始と、第1UI部280及び第2UI部281における各画像のフレームアウト表示の開始とが同じタイミングであってもよいし、第1装飾図柄の左図柄と右図柄の移動表示が開始した後で、第1UI部280及び第2UI部281における各画像のフレームアウト表示が開始してもよいし、第1UI部280及び第2UI部281における各画像のフレームアウト表示が開始した後で、第1装飾図柄の左図柄と右図柄の移動表示が開始してもよい。
その後、図135(22)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。第1装飾図柄の左図柄と右図柄は、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによってオーバーラップされ、視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの一部のみが動作してもよいし、全部が動作してもよく、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作する数によって信頼度が異なるようにしてもよい。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作しない場合があってもよい。
続いて、図135(23)に示すように、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現される。なお、導光板ILの発光が行われない場合があってもよい。例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作と導光板ILの発光の両方が行われる場合があってもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作のみが行われ、導光板ILの発光が行われない場合があってもよいし、導光板ILの発光のみが行われ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が行われない場合があってもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作と導光板Ilの発光の両方が行われない場合があってもよい。
その後、図135(24)に示すように、導光板ILの発光が終了した後、図136(25)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に戻る。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に戻った後で導光板ILの発光が終了するようにしてもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの初期位置への移動開始と導光板ILの発光の終了とが同時に行われてもよい。ここで、図135(22)〜同図(24)において、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び導光板ILによって行われる一連の演出が行われた方が、一連の演出が行われない場合よりも大当りとなりやすいように構成されてもよい。
図136(26)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。図136(26)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く図136(27)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
その後、図136(28)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、ボタン演出が開始されている様子が示されている。その後、図136(29)に示すタイミングで、チャンスボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者によるチャンスボタン136の操作を受付可能な状態となる。
図136(30)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されており、その後、図136(31)に示すタイミングで、遊技者が、チャンスボタン136を押下している様子が示されている。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、図136(32)に示すように、殿様のカットイン画像CI3が表示され、大当りの信頼度が高いことを報知する予告演出が行われる。殿様のカットイン画像CI3は、決闘シーンのアニメーション表示にオーバーラップしており、殿様のカットイン画像CI3が表示されていない場合と比べると視認困難とされている。なお、殿様のカットイン画像C13は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。
その後、図136(33)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様のカットイン画像CI3が消去され、決闘シーンのアニメーション表示が継続している様子が示されている。
その後、図136(34)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出が開始されている様子が示されている。その後、図136(35)に示すタイミングで、チャンスボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者によるチャンスボタン136の操作を受付可能な状態となる。
図136(36)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されており、その後、図136(37)に示すタイミングで、遊技者が、チャンスボタン136を押下している様子が示されている。なお、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間がスーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間よりも短くてもよく、この場合、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における残時間表示メータMTにおけるゲージの減る速度がスーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における残時間表示メータMTにおけるゲージの減る速度よりも速くてもよい。また、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間がスーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間よりも短くてもよいし、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間とスーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間とが同じ長さであってもよい。
チャンスボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、図136(38)に示すように、装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示からエフェクト画像の表示に切り換えられるとともに、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。エフェクト画像や第1装飾図柄の左図柄及び右図柄は、それぞれ第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされていない状態である場合に比べると視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの一部のみが動作してもよいし、全部が動作してもよく、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作する数によって信頼度が異なるようにしてもよい。また、図136(38)に示される演出は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。また、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作のうちのいずれか一方のみが行われる場合があってもよい。また、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作の両方が行われる場合は、エフェクト画像が表示された後で第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始されてもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始された後でエフェクト画像が表示されてもよいし、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が同時に開始されてもよい。また、操作有効期間内にチャンスボタン136が押下された場合に、図136(38)に示される演出が行われずにハズレとなる演出表示が行われてもよく、さらに、ハズレとなる演出表示が行われた後で復活演出を表示して大当りとなる演出表示が行われるようにしてもよい。なお、図136(38)に示される演出が開始されると、表示されていた変動アイコンh0が非表示となるが、引き続き表示してもよい。
その後、図136(39)では、千両箱役物224Hが動作して下方に移動し、装飾図柄表示装置208及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップしている様子が示されている。さらに、その後、図136(40)では、導光板ILの発光が行われている様子が示されている。なお、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光の開始する順序については、上述したものに限定されず、適宜に設定することができる。また、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光のうちの全部が行われてもよいし、一部が行われない場合があってもよい。
図136(41)では、導光板ILの発光が終了した様子が示されている。その後、図136(42)に示すように、千両箱役物224Hが初期位置に向かって上昇を開始する。その後、図136(43)では、エフェクト画像がフェイドアウトし、その後、図136(44)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に向かって移動を開始している。このとき、装飾図柄表示装置208では、表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開している様子が示されている。このとき、変動アイコンh0の表示も再開されている。
その後、決闘シーンのアニメーション表示は、図136(46)まで継続する。図136(46)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、図136(47)では、中図柄に「装飾7」が表示され、大当りとなることが報知される。その後、図136(48)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドアウトし、図137(49)に示すように、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始される。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。ここでの背景は、非表示であってもよいし、スーパーリーチが行われるまでとは異なる背景画像であってもよいし、スーパーリーチが行われる前と同じ背景画像であってもよい。また、このとき、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていないが、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示も行われていないが、ナビキャラクタYMの表示が行われてもよい。
その後、図137(50)に示すタイミングで、第1特図表示装置212が特図Aの表示態様で表示される。なお、図137(50)に示すタイミングでは、第1特図表示装置212は停止表示されたが、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄では揺れ変動が継続しており、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、図137(51)に示すように、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置284では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。
その後、大当り遊技が開始して主制御部300から第1副制御部400に入賞演出開始コマンドが送信されると、図137(52)に示すように、装飾図柄表示装置208では、大当り開始演出表示が開始される。今回は、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで大当りとなって開始された大当り遊技であるので、装飾図柄表示装置208では、「スペシャルボーナス」の表示が行われ、遊技者に15R確変大当りであることが報知されている。また、図137(52)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の左上隅部に、右打ちを指示するミニ右打ち表示が行われている。なお、ミニ右打ち表示が行われないようにしてもよい。
その後、図137(53)に示すように、遊技者に右打ちを指示する右打ち指示画面が表示された後、図137(54)に示すように、1ラウンド目が開始される。1ラウンド目が開始されると、装飾図柄表示装置208では、ラウンド演出表示が行われるとともに、表示画面の右下隅部に大当りとなったときの装飾図柄の組合せを示す「装飾7」の表示が行われている。また、表示画面の左上隅部には、ミニ右打ち表示が行われ、右上隅部には、現在のラウンドである「1R」の表示が行われている。なお、大当り遊技において獲得した賞球数や、連荘中に獲得した総賞球数を表示するようにしてもよい。
その後、大当り遊技が消化され、15ラウンド目が開始されると、図137(55)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ラウンド演出表示が行われるとともに、表示領域の右上隅部では、現在のラウンドである「15R」の表示が行われる。
図137(56)は、大当り遊技が終了し、装飾図柄表示装置208では、大当り終了演出表示が行われている様子が示されている。今回の大当り遊技は、15R確変大当りとなって開始された大当り遊技であるので、大当り遊技終了後は、遊技状態が特図高確率普図高確率状態(電サポ付き確変状態)となる。そのため、大当り終了演出表示では、その旨を示す「吉宗RUSH突入」の表示が行われ、電サポ付き確変状態に移行することが報知される。
その後、図137(57)に示す装飾図柄表示装置208では、カードユニット608(図111参照)に挿入されているプリペイドカードの取り忘れについて注意喚起する表示(注意喚起表示)が行われる。なお、この注意喚起表示は、電サポ中でない遊技状態において大当りとなった初回大当りでの大当り遊技が終了した場合にのみ表示するようにしてもよいし、大当りとなった状況に拘らず、大当り遊技が終了した場合に必ず表示するようにしてもよい。
図137(58)は、大当り遊技が終了して電サポ付き確変状態に移行し、1回目の図柄変動表示が開始される前の様子を示している。電サポ付き確変状態では、背景画像が電サポ付き確変状態用の背景画像となっており、装飾図柄も通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)とは異なる表示態様となっている。また、表示画面の中央下部には、特図2の保留アイコン表示領域282が形成されており、表示されるアイコンの数によって特図2の保留数を報知している。ここで、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様は、四角形の無模様かつ白色の表示態様であり、特図1の保留アイコンとは表示態様(ここでは形状)が異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、特図1の保留アイコンのデフォルトの表示態様と、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様とが同じであってもよい。なお、図137(58)〜同図(63)では、特図2の保留アイコン表示領域282に4つの保留アイコンが表示されていることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンを破線で示してある。また、図137(58)〜同図(63)では、説明を容易にするために、特図2の保留アイコン表示領域282を破線で区画して表しているが、実際にはこの破線は表示されない。また、電サポ付き確変状態では、特図1の保留アイコンが表示されていないが、表示するようにしてもよい。また、図137(58)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部にミニ右打ち表示が行われるとともに、その下方に連荘回数を示す「ボーナス×○」の文字が表示されている。なお、図137(58)に示すタイミングでは、初回の大当り遊技が終了したので、その旨を示す「ボーナス×1」の表示が行われている。
そして、図137(59)に示すタイミングで第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始された後、図137(60)に示す装飾図柄表示装置208では、遊技者に右打ちを指示する右打ち報知が表示される。この右打ち報知は、半透明の帯画像上に「右打ちしてください」の文字が表示された態様で表示されている。右打ち報知は、装飾図柄にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも装飾図柄が視認困難とされている。右打ち報知は、初回の大当り遊技が終了して移行した電サポ状態においてのみ表示するが、初回の大当り遊技以外の大当り遊技が終了して移行した電サポ状態においても表示するようにしてもよく、例えば、大当り遊技が終了して電サポ状態に移行する毎に表示するようにしてもよい。また、電サポ状態に移行した後、左打ちしていることを検知した場合にも右打ち報知を表示するようにしてもよく、例えば、第1特図始動口230に入賞したことを検知した場合に左打ちが行われたと判断して右打ち報知を表示するようにしてもよい。なお、図137(60)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下隅部に第2保留数表示が表示されている。
その後、図137(61)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始している様子が示されている。その後、右打ち報知が表示されてから所定時間(例えば、3秒)が経過すると、図137(62)に示すように、右打ち報知が非表示となる。なお、ミニ右打ち表示は継続して行われている。
図137(63)では、特図2の図柄変動表示の保留が4つとなった様子が示されている。すなわち、特図2保留ランプ220では、特図2の保留が4つであることを示すために4つのランプの全てが点灯し、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21〜h24が4つ表示されている。また、第2保留数表示でも、特図2の保留数が4つであることを示す「4」の表示が行われている。
図138(49a)は、図136(48)に続く別の演出例について示している。なお、図135〜図136では、「装飾7」でリーチ状態となって中図柄に「装飾7」が表示された場合について説明したが、ここでは、「装飾6」でリーチ状態となって中図柄に「装飾6」が表示された場合について説明する。図138(49a)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が行われている様子が示されている。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。ここでの背景は、非表示であってもよいし、スーパーリーチが行われるまでとは異なる背景画像であってもよいし、スーパーリーチが行われる前と同じ背景画像であってもよい。また、このとき、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていないが、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示も行われていないが、ナビキャラクタYMの表示が行われてもよい。
その後、図138(50a)に示すタイミングで、第1特図表示装置212が特図Bの表示態様で表示される。なお、図138(50a)に示すタイミングでは、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄は揺れ変動を継続しており、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、図138(51a)に示すように、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置284では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。遊技者は、これを見ることにより、実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りのいずれかの大当りとなったことを認識することができる場合がある。
その後、大当り遊技が開始して主制御部300から第1副制御部400に入賞演出開始コマンドが送信されると、図138(52a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、大当り開始演出表示が開始される。今回は、「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで大当りとなって開始された大当り遊技であるので、装飾図柄表示装置208では、「ボーナス」の表示が行われ、遊技者に実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りのいずれかであることが報知されている。また、図138(52a)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部にミニ右打ち表示が表示されている。
図138(38b)は、図136(37)に続く別の演出例について示している。図138(38b)では、チャンスボタン136が操作有効期間内に押下されたがハズレの結果が表示されている様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、中図柄に「装飾6」が表示され、ハズレとなることが報知される。このとき、変動アイコンh0も表示が再開されている。その後、図138(39b)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄がフェイドアウトするとともに、決闘シーンのアニメーション表示が再開される。ここでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、その後、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドアウトして、図137(40b)に示すように、変動アイコンh0、第2保留数表示及び第2装飾図柄を残し、非表示とされる。
その後、図138(41b)〜同図(42b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1UI部280及び第2UI部281(保留枠)が表示領域の下方からスクロールインし、保留アイコンとナビキャラクタYMが表示される。そして、図138(42b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始される。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。
その後、図138(43b)に示すタイミングで、第1特図表示装置212が特図Iの表示態様で表示される。なお、図138(43b)に示すタイミングでは、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄は揺れ変動が継続して行われ、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、図138(44b)に示すように、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置284では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。
続いて、図138(45b)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコン消去アニメーションの表示が行われる。変動アイコン消去アニメーション表示では、変動アイコンh0が徐々に小さくなり、最終的には、図138(46b)に示すように変動アイコンh0が消失するアニメーション表示が行われる。なお、変動アイコン消去アニメーションは、特図が停止する前に開始されてもよい。
本実施形態のパチンコ機100では、各種のカスタマイズを行うことができる。
図139は、本実施形態のパチンコ機100で行うことができるカスタマイズの内容を示す図である。
本実施形態のパチンコ機100では、図柄変動表示が停止してから一定時間(例えば、30秒)経過しても図柄変動表示が開始されない場合は、デモンストレーションモードに移行し、装飾図柄表示装置208はデモ画面になる。なお、特図の図柄変動表示が停止してからデモンストレーションモードに移行するまでの間は、装飾図柄表示装置208に、装飾図柄の停止図柄の組合せが表示され続け、チャンスボタン136等の操作手段を操作すると、専用のアニメーションが表示される場合もある。デモ画面では、専用のアニメーションが表示されたり、装飾図柄の停止図柄の組合せ(装飾図柄がキャラクタ等の画像と文字画像(数字を含む)から構成されている場合、デモ画面では、キャラクタ等の画像のみが表示され、文字画像が非表示となっていてもよいし、キャラクタ等の画像と文字画像の両方が表示されていてもよい)が表示されたり、機種タイトルを含むムービー(なお、期待度の高い予告や期待度の高いリーチ等が紹介される演出紹介ムービーが含まれていてもよい)が表示されたりする他、メニューアイコン、音量調整アイコン、および輝度調整アイコンが表示される期間もある。なお、デモンストレーションモードに装飾図柄の停止表示の組合せが表示された状態が含まれていてもよい。
メニューアイコン、音量調整アイコン、および輝度調整アイコンが表示されている状態で、図108に示すチャンスボタン136を操作すると、装飾図柄表示装置208には、オプションメニューが表示される。また、図108に示す操作キーユニット137の左右キーを操作することで、装飾図柄表示装置208には、音量調整ウィンドウが表示され、図108等に示すスピーカ120の音量を増減させることができる。さらに、操作キーユニット137の上下キーを操作することで、装飾図柄表示装置208には、輝度調整ウィンドウが表示され、図111等に示す遊技盤用ランプ442または/および遊技台枠用ランプ452といったLEDの光量を増減させることができる。ここで、遊技盤用ランプ442は、図133等に示す導光板ILが含まれているが、含まれていなくてもよい。なお、音量調整ウィンドウが表示されている状態で、操作キーユニット137の上下キーを操作すれば、輝度調整ウィンドウが表示され、反対に、輝度調整ウィンドウが表示されている状態で、操作キーユニット137の左右キーを操作すれば、音量調整ウィンドウが表示される。
詳しくは後述するが、オプションメニューの中には、「デモ画面に戻る」ためのアイコンが用意されており、このアイコンにカーソルを合わせた状態で、チャンスボタン136を操作すれば、デモ画面に戻ることができる。また、特図の図柄変動表示が開始されれば、自動的にオプションメニューは終了し、装飾図柄表示装置208には、装飾図柄の変動表示が表示される。さらに、オプションメニューを表示させた状態で一定期間(例えは1分間)無操作であった場合には、自動的にデモ画面に戻る。
また、操作キーユニット137の左右キーを操作後にチャンスボタン136を押下した場合には、音量が決定され、音量調整ウィンドウからデモ画面に戻り、操作キーユニット137の上下キーを操作後にチャンスボタン136を押下した場合には、光量が決定され、輝度調整ウィンドウからデモ画面に戻る。さらに、チャンスボタン136を押下しなかった場合であっても、左右キーあるいは上下キー操作後一定期間(例えば、10秒間)経過後には、自動的にデモ画面に戻る。また、特図の図柄変動表示が開始されれば、ここでも自動的に、音量調整ウィンドウや輝度調整ウィンドウが消え、装飾図柄表示装置208には、装飾図柄の変動表示が表示される。
図139(b)は、オプションメニューの構成を示す図である。
オプションメニューでは、大まかに分けて、「演出カスタマイズ」、「キャラクタ選択」、「保留枠選択」、「保留表示選択」、「背景表示選択」を行うことが可能である。
「演出カスタマイズ」のうちの「オートボタンモード」とは、チャンスボタン136等の操作手段を操作しなくても、チャンスボタン136等の操作手段を操作した時と同じ応答演出が行われる場合があるモードのことである。なお、図139(b)の「選択肢」に記されたON/OFFは、設定/非設定や有効/無効の意味である。「長押しオート連打」とは、チャンスボタン136等の操作手段に対して長押しを行っておくだけで、長押しを行っている期間中、高速での押下を繰り返している(連打している)時と同じ応答演出を行う機能のことであり、連打の速さを選択することができる。「群予告」とは、通常予告(当該変動の予告)の一種であり、このオプションメニューでは、群予告の大当りの信頼度(期待度)を遊技者が選択することができる。例えば、群予告が表示された変動が大当りとなる可能性が信頼度100%!?よりも低いが、群予告が当該変動の予告として登場する頻度を上げたい場合は信頼度50%に設定し、群予告が当該変動の予告として登場する頻度が信頼度50%に設定した時よりも低いが、大当り濃厚(大当り確定)の予告として当該変動に表示されて欲しい場合は信頼度100%!?に設定する。「入賞音予告」は特図始動口に入賞して保留が増加した時の先読み予告の一種である。なお、入賞音予告は、当該変動の予告としてもよい。裏ボタンとは、チャンスボタン136等の操作手段の操作有効期間が開始されていること、および/または操作手段の操作有効期間中であることを報知してくれないことであるが、「裏ボタンナビ」をON(設定)しておくと、例えば、操作手段の操作有効期間にチャンスボタンランプ138が点灯したり、「操作手段を操作すると良いことがあるかもしれないよ」といった文字表示が表示されるようになる。「先読み予告なし」とは、保留アイコンの表示態様による先読み予告以外の先読み予告(例えば、可動手段(演出可動体)による先読み予告や表示手段による保留アイコン以外の先読み予告表示)全てについて行わない(「ON」に相当)ようにする設定である。「プレミアアップ」とは、大当り濃厚あるいは大当り確定の演出の出現頻度を上昇させる(「ON」に相当)ようにする設定である。「保留変化なし」とは、保留アイコンの表示態様による先読み予告を行わない(「ON」に相当)ようにする設定である。「一発告知」とは、大当り濃厚あるいは大当り確定についての特定の予告のことである(例えば、演出可動体による演出動作や、音出力手段による大当り濃厚(大当り確定)音、枠または遊技盤の一部または全部の装飾LEDによる発光演出による予告が挙げられる。)。
なお、本明細書における「大当り確定」とは、大当り確定の当該予告および/または先読み予告が表示された場合に、大当り確定の予告が表示された図柄変動または、先読み対象保留の図柄変動に向けて大当り確定の先読み予告が表示されると当該変動または先読み対象保留が必ず大当りとなることを示している(以下の説明においても同じ)。
また、本明細書における「大当り濃厚」とは、大当りへの期待度が高い状態のことであって、大当り濃厚の当該予告および/または先読み予告が表示されても、大当り濃厚の予告が表示された図柄変動または、先読み対象保留の図柄変動に向けて大当り濃厚の先読み予告が表示されてもハズレとなる場合があることを示している(以下の説明においても同じ)。また、大当り濃厚は、大当り確定のことを示していてもよい(以下の説明においても同じ)。
さらに、本明細書における「熱い」という記載も、大当りへの期待度が高い状態のことであるが、熱いの当該予告および/または先読み予告が表示されても、熱い予告が表示された図柄変動または、先読み対象保留の図柄変動に向けて熱いの先読み予告が表示されてもハズレとなる場合があることを示している(以下の説明においても同じ)。また、「熱い」は、大当り濃厚よりも、大当りの期待度が低いことを示してもよいし、「激熱」は、大当り濃厚、あるいは大当り確定のことを示していてもよい(以下の説明においても同じ)。
また、図139(b)中に記載のある「ダイトモ」とは、会員登録をして、インターネット回線を通じてWebサーバとアクセスをする会員サービスのことであり、経験値を貯めることでレベル(lv)が上がり、レベルに応じて種々の特典を獲得することができるといったサービスである。この「ダイトモ」の会員サービスを実行する場合には、パチンコ機100はユーザーモードに設定される。パチンコ機100の中には、「ダイトモ」の会員サービスに対応していない仕様のものもある。「ダイトモ」の会員サービスに対応している仕様の機種では、ユーザーモードに設定し、ダイトモのレベルが15レベルに達していれば、演出カスタマイズの一種として裏ボタンナビの設定が開放される。また、図139(b)中、「ダイトモ設定」と記されている項目は、会員登録をして、ユーザーモードに設定するだけで開放される。したがって、ダイトモ入会時でレベルが0であっても、ユーザーモードに設定するだけで、例えば、保留枠選択であれば、保留枠Bを使用可能になる。ここで、保留枠とは、図133等に示す第1UI部280と第2UI部281を合わせたものに相当する。なお、「初期設定」とは、ユーザーモードに設定していない場合に自動的に選択されることを意味する。また、「ダイトモ」は、正式な会員登録の前に入会体験することができ、入会体験者には、お試しプレイとして、キャラクタ選択において、爺のキャラクタが使用可能になる。
また、ダイトモの上記特典の一つとして、ダイトモのレベルを上げないと選択することができない項目がある。すなわち、「キャラクタ選択」、「保留枠選択」、「保留表示選択」、「背景表示選択」のうち、「開放条件」にダイトモのレベル(lv)が表示されている項目は、表示されたレベル(lv)に到達して初めて選択することがができるようになる項目である。
図140は、会員サービスを利用していない状態におけるオプションメニュー画面の遷移図である。
操作キーユニット137の上キー又は下キーを操作することで、装飾図柄表示装置208に表示されたオプションメニュー画面では、カーソルが上下する。「演出カスタマイズ」、「キャラクタ選択」、「保留枠選択」、「保留表示選択」、「背景表示選択」、「初期化」、「デモ画面に戻る」の各項目のうち、矢印で結ばれた相互間は、操作キーユニット137の上キー又は下キーを操作することでカーソルが移動し、チャンスボタン136を押下したときにカーソルが表示されていた項目に応じた画面が表示される。すなわち、「演出カスタマイズ」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、オプションメニュー画面から演出カスタマイズ画面に切り替わる。また、「デモ画面に戻る」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、オプションメニュー画面からデモ画面に切り替わる。
一方、「演出カスタマイズ画面」、「キャラクタ選択画面」、「保留枠選択画面」、「保留表示選択画面」、「背景表示選択画面」、「初期化確認画面」それぞれには、“戻る”のアイコンが表示されており、その“戻る”のアイコンにカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、オプションメニュー画面に戻ることができる。また、“戻る”のアイコンにカーソルを合わせなくても、操作キーユニット137のキャンセルキーを押下しても、オプションメニュー画面に戻ることができるようにしてもよい。
なお、この遷移図では表されていないが、特図始動口212,214に入賞があって、特図の図柄変動表示が開始されれば、オプションメニュー画面であっても、「演出カスタマイズ画面」、「キャラクタ選択画面」、「保留枠選択画面」、「保留表示選択画面」、「背景表示選択画面」、「初期化確認画面」であっても、装飾図柄の変動表示の画面に移行する。
続いて、図139及び図140を用いて説明した事項につき、具体的に、装飾図柄表示装置208における表示例を用いて説明する。
図141は、デモ画面から、オプションメニュー画面、音量調整ウィンドウ、輝度調整ウィンドウを呼び出す一例を示す図である。ここで説明する例は、「ダイトモ」の会員サービスに対応していない仕様のパチンコ機100についての例であり、図139(b)の開放条件は、無視され、最初からいずれの項目についても選択可能である。なお、以降の実施形態において、装飾図柄表示装置208に、操作キーユニットの十字キー(上キー、下キー、左キー、右キーの)の外観を示すアイコンやチャンスボタンの外観を示すアイコンが表示されている場合に、無色且つ無模様のアイコンが操作不可の操作手段を示し、それ以外の態様(有色または/および模様有り)で表示されているアイコンが操作可能な操作手段を示している。
図141(1)に示す装飾図柄表示装置208には、海の背景表示に保留枠UIが表示されており、ナビキャラクタYMも表示されている。また、第1装飾図柄(第3図柄)にも第2装飾図柄(第5図柄)にも装飾図柄のハズレの組合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)が表示されており、特図の図柄変動表示は停止中である。さらに、装飾図柄表示装置208の右上隅部に表示された第2保留数表示では、特図1の保留数も特図2の保留数も0である。すなわち、保留が無く、特図の停止図柄の確定表示が行われてから図柄変動表示が開始されていない状態である。この状態で、一定時間(例えば、30秒間)が経過すると、図141(1)に示す、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIの表示が開始される。なお、一定時間経過前であっても、特図の停止図柄の確定表示期間が終了し、次の図柄変動表示が開始されていない状態(例えば、保留が無い状態における特図の停止図柄の確定表示期間経過直後)であれば、操作手段(例えば、チャンスボタン136や操作ユニットの十字キー等)を操作することで、これらのアイコンMI,VI,BIが表示されるようにしてもよいし、特図の停止図柄の確定表示期間が終了してから或る定まった期間(例えば、10秒間)経過したことを条件に加えて、これらのアイコンMI,VI,BIが表示されるようにしてもよい。あるいは、これらのアイコンMI,VI,BIの表示が開始されても一定期間(例えば、3秒間)は、チャンスボタン136および操作キーユニット137の十字キーを操作しても、オプションメニュー画面や音量調整ウィンドウや輝度調整ウィンドウが表示されないようにしてもよい。
また、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIに、カスタマイズを行っている内容の表示(文字表示や画像表示)が含まれていてもよい。例えば、メニューアイコンMIであれば、演出カスタマイズの文字表示やアイコン表示、音量調整アイコンVIであれば音量のレベルを表すゲージの表示、輝度調整アイコンBIであれば光量のレベルを表すゲージの表示が含まれていてもよい。さらに、メニューアイコンMIに、図139(b)に示す大項目の表示(例えば、「キャラクタ選択」等)が含まれていてもよいし、図141(1)に示すように含まれていなくてもよい。
図141(2)では、操作キーユニットの下キー137dが操作される。なお、上キー137uが操作されても同じである。なお、十字キーは、無操作の状態では白色点灯であるが、押下されたキーは赤色点灯に変化するが、十字キーに装飾ランプが設けられていなくてもよい。
下キー137dが操作されたことで、図141(3)に示す装飾図柄表示装置208には、輝度調整ウィンドウBWが表示されている。輝度調整ウィンドウBWは、輝度調整アイコンBIよりも大きな表示であり、図141(3)に示す装飾図柄表示装置208では、メニューアイコンMIが消え、音量調整アイコンVIがメニューアイコンMIの位置にシフトして、輝度調整アイコンBIの4倍程度の大きさの輝度調整ウィンドウBWが表示されている。この例では、遊技盤用ランプ442または/および遊技台枠用ランプ452といったLEDの光量を5段階で調整可能であり、初期値は最も明るい5レベルである。
図141(4)では、下キー137dがもう一度操作され、同図(5)に示す輝度調整ウィンドウBWでは、一段階下がり4レベルになっている。
図141(6)では、操作キーユニット137の上キー137uが操作され、同図(7)に示す輝度調整ウィンドウBWでは、一段階上がり5レベルに戻っている。5レベルの状態で、上キー137uを操作しても、それ以上、光量は上がらない。また、1レベルの状態で、下キー137dを操作しても、それ以上、光量は下がらない。また、一定期間(例えば、10秒)何も操作をしないと、3つのアイコンMI,VI,BIが表示されたデモ画面に戻るが、上キー137d又は下キー137uを操作すると、その一定期間のカウント開始を更新することができる。すなわち、デモ画面に戻るまでの期間を延ばすことができる。なお、1レベルよりも下の0レベルまで設定可能であってもよい。この0レベルでは、LEDは消灯状態を維持することになる。
図141(8)では、操作キーユニット137の右キー137rが操作される。なお、左キー137lが操作されても同じである。
右キーが操作されたことで、図141(9)に示す装飾図柄表示装置208には、音量調整ウィンドウVWが表示されている。音量調整ウィンドウVWは、音量調整アイコンVIよりも大きな表示であり、図141(9)に示す装飾図柄表示装置208では、音量調整ウィンドウVWがメニューアイコンMI側に、音量調整アイコンVIの4倍程度まで拡大表示され、メニューアイコンMIは無くなって、輝度調整アイコンBIは表示されている。この例では、スピーカ120からの音量を5段階で調整可能であり、初期値は中間の音量の3レベルである。
図141(10)では、操作キーユニット137の右キーがもう一度操作され、同図(11)に示す音量調整ウィンドウVWでは、一段階上がり4レベルになっている。なお、最も音の大きな5レベルの状態で、右キーを操作しても、それ以上、音量は上がらない。また、1レベルの状態で、左キーを操作しても、それ以上、音量は下がらない。また、一定期間(例えば、10秒)何も操作をしないと、3つのアイコンMI,VI,BIが表示されたデモ画面に戻るが、左キー又は右キーを操作すると、デモ画面に戻るまでの期間を延ばすことができる。なお、1レベルよりも下の0レベルまで設定可能であってもよい。この0レベルでは、スピーカ120は消音(ミュート)を維持することになる。
最後の操作があってから一定期間(例えば、10秒)が経過したことにより、図141(13)に示す装飾図柄表示装置208では、3つのアイコンMI,VI,BIが表示されたデモ画面に戻っている。
図141(14)では、チャンスボタン136が操作され、チャンスボタン136が操作されたことで、図141(15)に示す装飾図柄表示装置208には、オプションメニュー画面が表示されている。なお、チャンスボタン136は、内蔵されているチャンスボタンランプ138が、押下されたことにより赤色に発光しているが、押下される前から赤色に点灯していてもよい。このオプションメニュー画面では、背景表示、保留枠UI、ナビキャラクタYM、第1装飾図柄(第3図柄)、および第2装飾図柄(第5図柄)全てが消え、「メニュー」の文字表示の下に、縦一列に上から順に、演出カスタマイズアイコン、キャラクタ選択アイコン、保留枠選択アイコン、保留表示選択アイコン、背景表示選択アイコン、初期化アイコン、およびデモ画面に戻るための戻るアイコンといった7種類のアイコンが表示されている。これら7種類のアイコンのうちのいずれか一つのアイコンの左横には、操作キーユニット137の上下キーで上下することができるカーソルアイコンcsが表示されている。図141(14)では、一番上の演出カスタマイズアイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、他のアイコンが白表示であるのに対して、演出カスタマイズアイコンは赤色に点灯している。また、オプションメニュー画面では、右下に、選択操作や決定操作に用いることができる操作手段の絵柄が表示されている。すなわち、操作キーユニット137のうち、選択操作に用いられる十字キーの絵柄と、決定操作に用いられるチャンスボタン136の絵柄が表示されている。さらに、チャンスボタン136と、十字キーのうち、カーソルアイコンcsやカーソル表示の移動に用いる上下キー137u,dの絵柄は、赤色に表示されている。なお、決定操作には、チャンスボタン136とともに操作キーユニット137の決定キーも用いることができるようにしてもよいし、チャンスボタン136に代えてその決定キーを用いることができるようにしてもよい。
ここで、図141(2)〜同図(12)の、輝度調整中や音量調整中に、チャンスボタン136を操作しても、オプションメニュー画面は表示されないが、表示されるようにしてもよい。また、オプションメニュー画面表示開始時のカーソルアイコンcsの初期位置は、一番上の演出カスタマイズアイコンであってもよいし、戻るアイコンであってもよいし、その他のアイコンであってもよい。あるいは、カスタマイズを現在行っている項目のアイコンであってもよい。
図141(16)では、演出カスタマイズアイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図141(17)に示すように、装飾図柄表示装置208には、演出カスタマイズ画面が表示される。演出カスタマイズ画面には、5行のリストが表示され、そのリストには、図139(b)に示す演出カスタマイズにおける小項目の表示の上から5つ分(「01 オートボタンモード」〜「05 裏ボタンナビ」)と、それぞれの選択肢(例えば、「OFF ON」等)が表示されている。すなわち、5行のリストの1行につき1項目が表示されている。さらに、その下には、設定変更を保存するための確定アイコン、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコン、設定を一括して初期値に戻すための初期化アイコンが左側から順に横一列に配置されている。また、演出カスタマイズ画面では、カーソルアイコンに代えてカーソル表示が用いられている。演出カスタマイズ画面表示開始時のカーソル表示の初期位置は、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンである。カーソル表示が表示されている戻るアイコンは、枠が強調表示され、さらに赤色に点灯表示されている。また、表示されている選択肢のうち現在設定されている選択肢も赤色に表示されている。例えば、図141(17)に示す演出カスタマイズ画面では、オートボタンモードは非設定(OFF)である。さらに、演出カスタマイズ画面の右下にも、選択操作に用いられる十字キーの絵柄と、決定操作に用いられるチャンスボタン136の絵柄が表示されている。なお、演出カスタマイズ画面では、十字キーのうち全てのキー137u,d,l,rの絵柄が、赤色に表示されている。
図141(18)では、下キー137dが操作され、カーソル表示は、オートボタンモードの項目に移動する。すなわち、図141(19)に示す演出カスタマイズ画面では、オートボタンモードの項目の枠が強調表示され、さらに、吹き出し表示が追加され、オートボタンモードの説明が表示されている。
図141(20)では、オートボタンモードの項目にカーソル表示が表示されている状態で、右キー137rが操作される。その結果、図141(21)に示すように、オートボタンモードの現在設定されている選択肢がONに変化する。すなわち、OFFからONに切り替えられた。なお、現在設定されている選択肢がOFFの状態で、左キー137lが操作された場合は、そのキー操作は無効になるが、右キー137rが操作された場合と同じ結果になってもよい。
図141(22)では、下キー137dが操作され、カーソル表示は、オートボタンモードの1つ下の項目(長押しオート連打)に移動する。すなわち、図141(23)に示す演出カスタマイズ画面では、長押しオート連打の項目の枠が強調表示され、さらに、吹き出し表示が追加され、この項目に関する説明が表示されている。なお、下キー137dではなく上キー137uが操作されると、カーソル表示は、設定変更があった場合には、確定アイコンに移動し、設定変更がなかった場合には、戻るアイコンに移動する。ただし、設定変更があってもなくても確定アイコンに移動してもよいし、あるいは戻るアイコンに移動してもよい。
その後、下キー137dが3回操作され、カーソル表示は、一番下の裏ボタンナビの項目に移動する。すなわち、図141(25)に示す演出カスタマイズ画面では、裏ボタンナビの項目の枠が強調表示され、さらに、吹き出し表示が追加され、この項目に関する説明が表示されている。
図141(26)では、さらにもう1回、下キー137dが操作され、図141(27)に示すように、5行のリストの更新が行われ、図139(b)では01であったオートボタンモードの項目が消え、代わりに新たに追加された、図139(b)では06であった先読み予告なしの項目にカーソル表示が移動している。
図141(28)では、さらに下キー137dが操作され続ける。
図142は、図141に示す例の続きを示す図である。
下キー137dの操作に合わせてリストの更新が行われ、図141(28)に続く図142(29)に示す演出カスタマイズ画面では、図139(b)における演出カスタマイズの最後の小項目である09の一発告知の項目にカーソル表示が移動している。
図142(30)に示すように、下キー137dがもう一回操作されると、図142(31)に示すように、カーソル表示は確定アイコンに移動し、確定アイコンは、枠が強調表示され、さらに赤色に点灯表示されている。
図142(32a)では、決定操作としてチャンスボタン136が操作され、同図(33a)に示す装飾図柄表示装置208では、演出カスタマイズの設定完了を報知する報知画面が、演出カスタマイズ画面に前側から重ねて表示される。なお、演出カスタマイズの設定を更新することを確認する確認画面(例えば、キャンセルアイコンと更新アイコンが表示された画面)が表示されてもよい。図142(33a)に示す報知画面には、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンが表示されており、カーソル表示はそのアイコンに表示されている。
図142(34)ではチャンスボタン136が操作され、同図(35)に示すように、オプションメニュー画面に戻る。
なお、図142(33a)に示す報知画面における戻るアイコンは、演出カスタマイズ画面に戻るためのアイコンであってもよく、演出カスタマイズ画面に配置されている戻るアイコンを操作することで、オプションメニュー画面に復帰できるようにしてもよい。
オプションメニュー画面に戻った後、図142(36)に示すようにオプションメニュー画面が表示されている状態で、下キー137dが再び操作されると(同図(37)参照)、図142(38)に示すように、それまで演出カスタマイズアイコンに表示されていたカーソルアイコンcsは一つ下に移動し、今度は、キャラクタ選択アイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、そのキャラクタ選択アイコンは赤色に点灯する。
図142(39)では、キャラクタ選択アイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図142(40)に示すように、装飾図柄表示装置208には、キャラクタ選択画面が表示される。キャラクタ選択画面にも、5行のリストが表示され、そのリストには、図139(b)に示すキャラクタ選択における選択肢の表示の上から5つ分(「01 吉宗」〜「05 ハニ」)が表示されている。すなわち、5行のリストの1行につき1項目が表示されている。図142(40)では、カーソル表示は、吉宗の項目に表示されており、キャラクタ選択画面の左側には、カーソル表示が表示されている項目のキャラクタの絵柄(ここでは吉宗の絵柄)がプレビュー表示されている。なお、73(b)に示すように、キャラクタ選択の初期設定は、吉宗であるが、この初期設定自体を無くしてしまってもよい。また、キャラクタ選択画面の右下には、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンと、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄も表示されている。
ここでのキャラクタ選択で設定されたキャラクタは、常時表示されるようになったり、演出時には必ず登場するようになったり、出現頻度が他のキャラクタより高くなったりする。
図142(41)に示すように、下キー137dが一回操作されると、図142(42)に示すように、カーソル表示は、吉宗の1つ下の項目の爺に移動し、爺の絵柄がプレビュー表示されている。
図142(43)では、下キー137dがさらに5回操作され、下キー137dの操作に合わせてリストの更新が行われ、図142(44)に示すキャラクタ選択画面では、図139(b)におけるキャラクタ選択の最後の選択肢である07のコパンダの項目にカーソル表示が移動している。
図142(45)に示すように、下キー137dがもう一回操作されると、図142(46)に示すように、カーソル表示は戻るアイコンに移動し、戻るアイコンは、枠が強調表示され、さらに赤色に点灯表示されている。
ここで、チャンスボタン136ではなく、下キー137dが一回だけ操作されると(図142(47))、リストの更新が行われて、図142(48)に示すように、01の吉宗が先頭にくる最初のリストに戻り、カーソル表示はその吉宗の項目に移動している。そして、図142(49)では、チャンスボタン136が操作される。図142(50)に示すキャラクタ選択画面では、プレビュー表示が行われていた領域で、キャラクタを決定することを示すアニメーション表示が行われている。なお、キャラクタの設定を更新することを確認する確認画面(例えば、キャンセルアイコンと更新アイコンが表示された画面)が表示されてもよいが、この例では、キャラクタを決定することを示すアニメーション表示が終了すると、選択したキャラクタの設定の更新が自動的に行われ、図142(51)に示すように、オプションメニュー画面に戻る。
なお、キャラクタを決定することを示すアニメーション表示が終了してもキャラクタ選択画面のままであり、キャラクタ選択画面に配置されている戻るアイコンを操作することで、オプションメニュー画面に復帰できるようにしてもよい。
オプションメニュー画面に戻った後、オプションメニュー画面が表示されている状態で、下キー137dが再び操作されると(図142(52)参照)、図142(53)に示すように、それまでキャラクタ選択アイコンに表示されていたカーソルアイコンcsは一つ下に移動し、今度は、保留枠選択アイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、その保留枠選択アイコンは赤色に点灯する。
図142(54)では、保留枠選択アイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図142(55)に示すように、装飾図柄表示装置208には、保留枠選択画面が表示される。保留枠選択画面にも、5行のリストが表示され、そのリストには、図139(b)に示す保留枠選択における選択肢の表示の上から5つ分(「01 保留枠A」〜「05 保留枠E」)が表示されている。すなわち、5行のリストの1行につき1項目が表示されている。図142(55)では、カーソル表示は、保留枠Aの項目に表示されており、保留枠選択画面の左側のウィンドウには、カーソル表示が表示されている項目の保留枠が保留アイコンと変動アイコンとともにプレビュー表示されている。なお、73(b)に示すように、保留枠選択の初期設定は、保留枠Aであるが、この初期設定自体を無くしてしまってもよいし、あるいはここでは選択することができない専用の保留枠を用意してもよい。また、保留枠選択画面の右下には、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンと、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄も表示されている。
ここでの保留枠選択で設定された保留枠は、装飾図柄表示装置208の下部に、第1UI部280と第2UI部281として表示されるようになる。
図142(56)では、下キー137dが一回操作される。
図143は、図142に示す例の続きを示す図である。
図142(55)から続く図142(56)に示す、下キー137dの一回の操作を受けて、図143(57)に示す装飾図柄表示装置208では、カーソル表示は、保留枠Aの1つ下の項目の保留枠Bに移動し、左側のウィンドウには、保留枠Bがプレビュー表示されている。
図143(58)では、チャンスボタン136による決定操作が行われる。図143(59)に示す保留枠選択画面では、プレビュー表示が行われている左側のウィンドウを囲むようなエフェクト表示Ed1が発生し、そのエフェクト表示Ed1が消えると、選択した保留枠の設定の更新が自動的に行われ、図143(60)に示すように、オプションメニュー画面に戻る。なお、保留枠の設定を更新することを確認する確認画面(例えば、キャンセルアイコンと更新アイコンが表示された画面)が表示されてもよい。また、エフェクト表示Ed1が消えても保留枠選択画面のままであり、保留枠選択画面に配置されている戻るアイコンを操作することで、オプションメニュー画面に復帰できるようにしてもよい。
オプションメニュー画面に戻った後、オプションメニュー画面が表示されている状態で、下キー137dが再び操作されると(図143(61)参照)、図143(62)に示すように、それまで保留枠選択アイコンに表示されていたカーソルアイコンcsは一つ下に移動し、今度は、保留表示選択アイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、その保留表示選択アイコンは赤色に点灯する。この状態で、チャンスボタン136が押下され、図143(63)に示すように、装飾図柄表示装置208には、保留表示選択画面が表示される。保留表示選択画面にも、5行のリストが表示され、そのリストには、図139(b)に示す保留表示選択における選択肢の表示の上から5つ分(「01 アイコンA」〜「05 アイコンE」)が表示されている。すなわち、5行のリストの1行につき1項目が表示されている。図143(63)では、カーソル表示は、アイコンAの項目に表示されており、保留表示選択画面の左側のウィンドウには、カーソル表示が表示されている項目のアイコンが保留枠とともにプレビュー表示されている。なお、73(b)に示すように、保留表示選択の初期設定は、アイコンAであるが、この初期設定自体を無くしてしまってもよいし、あるいはここでは選択することができない専用のアイコンを用意してもよい。また、保留表示選択画面の右下には、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンと、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄も表示されている。
ここでの保留表示選択で設定されたアイコンは、保留枠UIに、保留アイコンh1〜h4として表示されたり、変動アイコンh0として表示されるようになる。
その後、下キー137dが二回操作され、カーソル表示は、アイコンCに移動し、左側のウィンドウには、アイコンCがプレビュー表示されている。この状態で、チャンスボタン136による決定操作が行われ、図143(65)に示す保留表示選択画面では、プレビュー表示が行われている左側のウィンドウを囲むようなエフェクト表示Ed1が再び発生し、そのエフェクト表示Ed1が消えると、選択したアイコンの設定の更新が自動的に行われ、図143(66)に示すように、オプションメニュー画面に戻る。なお、アイコンの設定を更新することを確認する確認画面(例えば、キャンセルアイコンと更新アイコンが表示された画面)が表示されてもよい。また、エフェクト表示Ed1が消えても保留表示選択画面のままであり、保留表示選択画面に配置されている戻るアイコンを操作することで、オプションメニュー画面に復帰できるようにしてもよい。
オプションメニュー画面に戻った後、オプションメニュー画面が表示されている状態で、下キー137dがまた操作されると(図143(67)参照)、図143(68)に示すように、それまで保留表示選択アイコンに表示されていたカーソルアイコンcsは一つ下に移動し、今度は、背景表示選択アイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、その背景表示選択アイコンは赤色に点灯する。
図143(69)では、背景表示選択アイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図143(70)に示すように、装飾図柄表示装置208には、背景表示選択画面が表示される。背景表示選択画面にも、5行のリストが表示され、そのリストには、図139(b)に示す背景表示選択における5つの選択肢全て(「01 背景A」〜「05 背景E」)が表示されている。すなわち、5行のリストの1行につき1項目が表示されている。図143(70)では、カーソル表示は、背景Aの項目に表示されており、背景表示選択画面の左側のウィンドウには、カーソル表示が表示されている項目の背景がプレビュー表示されている。なお、73(b)に示すように、背景表示選択の初期設定は、背景Aであるが、この初期設定自体を無くしてしまってもよいし、あるいはここでは選択することができない専用の背景を用意してもよい。また、背景表示選択画面の右下には、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンと、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄も表示されている。
ここでの背景表示選択で設定された背景は、装飾図柄表示装置208における通常状態の背景表示として表示されるようになる。ここにいう通常状態の背景表示には、先読みモードにおける背景表示や、当該変動の大当りの予告としての背景表示や、電サポ状態における背景表示は含まれない。ただし、電サポ状態における背景表示に限っては、含まれるようにしてもよい。
その後、下キー137dが四回操作され、カーソル表示は、背景Eに移動し、左側のウィンドウには、背景E(空の背景)がプレビュー表示されている。この状態で、チャンスボタン136による決定操作が行われ、図143(72)に示す保留表示選択画面では、プレビュー表示が行われている左側のウィンドウを囲むようなエフェクト表示Ed1がまた発生し、そのエフェクト表示Ed1が消えると、選択した背景の設定の更新が自動的に行われ、図143(73)に示すように、オプションメニュー画面に戻る。なお、背景の設定を更新することを確認する確認画面(例えば、キャンセルアイコンと更新アイコンが表示された画面)が表示されてもよい。また、エフェクト表示Ed1が消えても背景表示選択画面のままであり、背景表示選択画面に配置されている戻るアイコンを操作することで、オプションメニュー画面に復帰できるようにしてもよい。
オプションメニュー画面に戻った後、オプションメニュー画面が表示されている状態で、下キー137dが2回操作されると(図143(74a)参照)、図143(75)に示すように、それまで保留表示選択アイコンに表示されていたカーソルアイコンcsは一番下まで移動し、デモ画面に戻るための戻るアイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、その戻るアイコンは赤色に点灯する。
図143(76)では、戻るアイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図143(77)に示すように、装飾図柄表示装置208には、デモ画面が表示される。ここでのデモ画面には、カスタマイズした結果が反映されている。すなわち、背景は、空の背景に変更されており、保留枠UIは、図141(1)に示す保留枠UIと異なっており、画面右上の枠RW内には、演出カスタマイズでONに設定したモード名(ここではオートボタンモード)が表示されている。なお、2つのモードをONに設定した場合には、カスタマイズの番号の若い順に交互に表示される。例えば、01のオートボタンモードと05の裏ボタンナビをONにしていたら、オートボタンモードと裏ボタンナビが画面右上の枠RW内に交互に表示される。なお、デフォルト設定と同じときは、枠RW内に表示しないようにしてもよいが、同じであっても表示してもよい。また、何の設定も行っていない場合には、枠RW内にOFFと表示してもよいし、何も表示しなくてもよい。また、信頼度の設定の群予告や、連打の速さの設定の長押しオート連打については、設定しても枠RW内に表示しないようにしてもよい。さらに、設定しているモードを細かく表示せず、例えば「演出カスタマイズ中」とだけ表示するようにしてもよい。
図143(79)には、普通図柄表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、および第4図柄表示装置284も示されている。図143(79)に示す普通図柄表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214のいずれも停止表示中である。また、図143(79)に示す装飾図柄表示装置208における第1装飾図柄(第3図柄)も第2装飾図柄(第5図柄)も停止表示中であり、図143(79)に示す第4図柄表示装置284も停止表示を表している。さらに、図143(79)に示す普通図柄保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、および第2特図保留ランプ220はいずれも全て消灯しており、装飾図柄表示装置208の右上隅部に表示された第2保留数表示でも、特図1の保留数も特図2の保留数も0である。したがって、保留が無く、停止図柄の確定表示が行われてから図柄変動表示が開始されていない状態である。
図143(80)に示すタイミングで、第1特図始動口230に1球入球があり、図143(80)に示す第1特図表示装置212は、図柄変動表示を開始している。ただし、図143(80)に示す、副制御部400,500側によって制御される装飾図柄表示装置208における第1装飾図柄(第3図柄)も第2装飾図柄(第5図柄)も装飾図柄の変動表示を開始しておらず、同じく副制御部400,500側によって制御される第4図柄表示装置284も停止表示を表したままである。なお、図143(80)に示す第4図柄表示装置284は、黒い四角が第1装飾図柄(第3図柄)の停止表示中を表し、灰色の丸が第2装飾図柄の(第5図柄)の停止表示中を表し、白い四角が第1装飾図柄(第3図柄)の変動表示中を表し、白い丸が第2装飾図柄(第5図柄)の変動表示中を表す。
図143(81)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、第2装飾図柄は変動表示を開始し、右上隅部に表示された第2保留数表示では、特図1の保留数が一瞬、「1」と表示されている。
図143(82)に示す装飾図柄表示装置208では、第2保留数表示のうちの、先に一瞬「1」と表示された特図1の保留数が「0」になっている。なお、第1特図始動口230に入賞してすぐに消化されるため、第2保留数表示が一瞬たりとも「1」と表示されず、「0」のままであってもよい。
図143(83)では、第一の保留アイコンh11の増加アニメーションが開始されている。
図144は、図143に示す例の続きを示す図である。
図143(83)から続く図144(84)では、増加アニメーションが終了し、第一の保留アイコンh11が表示されている。図144(84)に示す第一の保留アイコンh11は、演出カスタマイズの保留表示選択で新たに設定されたアイコンであり、デフォルトの表示態様(菱形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。
図144(85)では、未だ、第1装飾図柄の変動表示は開始されていないが、第1特図表示装置212における図柄変動表示の開始から遅れて、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIといった3つのアイコンの消去が開始され、透化表示になっている。ここでの消去は、アニメーション仕立てであってもよいが、必ずしも消去アニメーションである必要はなく、図144(86)では、これら3つのアイコンMI,VI,BIの消去が完了している。
図144(87)では、第一の保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域の台座hs0に向けて移動を開始しており、同図(88)では、第一の保留アイコンh11の移動が完了し、変動アイコン表示領域の台座hs0には、デフォルトの表示態様(菱形の無模様かつ白色の表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。そして、図144(89)で、ようやく第1装飾図柄の変動表示が開始され、第1装飾図柄は低速変動中である。なお、第1装飾図柄の変動表示の開始にあたって詳しくは、左図柄が一番最初に変動表示を開始し、次いで中図柄が変動表示を開始し、最後に右図柄が変動表示を開始する。しかしながら、左図柄、中図柄、および右図柄の変動表示開始の順番はこの順番に限定されず、これら3つの左図柄、中図柄、および右図柄が同時に変動表示を開始するようにしてもよい。また、第1装飾図柄の変動表示が開始される前に、装飾図柄によるアニメーション(例えば、装飾図柄が一度大きく表示されてから元々の大きさに戻るアニメーションや、装飾図柄がキャラクタ等の画像と文字画像(数字を含む)から構成されている場合、第1装飾図柄の変動が開始するまでにキャラクタ等の画像がアニメーションを行う等が挙げられる)が表示されてもよい。
図144(91)では、第1装飾図柄は高速変動中になる。特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後であっても、操作キーユニット137の左キー137l又は右キー137rを操作すると(図144(92)参照)、図144(93)に示すように、保留枠UIの上には音量調整用のバー表示VBが表示されている。この音量調整用のバー表示VBは、第1装飾図柄(第3図柄)の少なくとも一部、変動アイコンh0の少なくとも一部、およびナビキャラクタYMの少なくとも一部に前側から重なるように表示されている。音量調整用のバー表示VBが表示されている状態で、左キー137lを操作するとバー表示が1レベル減って音が小さくなり、右キー137rを操作するとバー表示が1レベル増えて音が大きくなり、音量調整可能である。
本実施形態では、特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後であっても、音量調整のみは常時可能である。なお、音量調整が常時可能であっても、音量調整用のバー表示VBが表示されないように構成されていてもよい。また、大当り遊技中であっても、音量調整のみは常時可能である。ただし、或る期間だけ規制されていてもよい。例えば、大当り遊技の開始演出中や、ラウンド間インターバル中や、大当り遊技の終了演出中や、スーパーリーチ演出の実行中や、特図表示装置212,214における図柄の確定表示中や、装飾図柄の確定表示中や、ハズレの図柄の確定表示中や、大当り図柄の確定表示中や、電サポ(時短)状態の終了時(例えば、ST終了時)のリザルト画面(例えば、出球数又は/及び連荘数等を表示する画面)の表示中や、左右キー137l,137rを演出で使用する期間は、規制されてもよい。なお、スーパーリーチ演出が勝負演出であった場合には、勝敗の結果が報知されるまで規制され、その後は調整可能としてもよいし、3つの装飾図柄が揃って揺れ表示を開始した後は調整可能としてもよいし、スーパーリーチ演出から停止表示が行われるまでの期間は全て規制してもよい。
なお、本実施形態では、特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後の音量調整は、特図低確普図低確状態に限って可能としてもよい。また、特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後に、操作キーユニット137の上キー137u又は下キー137dを操作しても、光量調整は不能であるが、光量調整用のバー表示を音量調整用のバー表示VBと同様に表示し、光量調整可能としてもよいし、バー表示は行わずに光量調整可能としてもよい。さらに、特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後であっても、演出カスタマイズや、キャラクタ選択等も設定可能であってもよい。
また、音量調整アイコンVI等が消えている状態、すなわち図柄変動中に、左キー137l又は右キー137rを操作した場合、本実施形態のように音量調整用のバー表示VBを表示することなく、音量調整を可能であってもよい。音量調整用のバー表示VBは、一定期間(例えば10秒間)操作しないと消去されるように構成されているが、一定期間が経過する前に再度左キー137l又は右キー137rが操作された場合は、その一定期間のカウント開始を更新することができる(すなわち、デモ画面に戻るまでの期間を延ばすことができる)ように構成されていてもよい。図柄の変動が開始されることにより音量調整アイコンVI等が消去されるアニメーションの実行中に、左キー137l又は右キー137rの操作があった場合には、消去アニメーションを途中でキャンセルして、即座に音量調整アイコンVI等を消し、代わりに音量調整用のバー表示VBを表示してもよい。あるいは、消去アニメーションをキャンセルせず、音量調整アイコンVI等を再表示してもよいし、消去アニメーションを最後まで行った後に音量調整用のバー表示VBが表示されてもよい。
さらに、特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後であっても、第1装飾図柄の変動表示が開始されるまでは、3つのアイコンMI,VI,BIの表示の有無に関わらず、光量調整可能としてもよいし、演出カスタマイズや、キャラクタ選択等も設定可能としてもよい。
また、図柄変動中に音量調整および/または輝度調整が行える場合であっても、調整用のバー表示が表示されないように構成されていてもよい。
図145は、図142を用いて説明した例の変形例を示す図である。
図142(32a)に示すチャンスボタン136の操作に代えて、図145(32b)に示すように右キー137rを操作した場合には、図145(33b1)に示すように、カーソル表示は戻りアイコンに移動し、戻りアイコンは、枠が強調表示され、さらに赤色に点灯表示される。この状態で、チャンスボタン136が操作されると(図145(33b2))、オプションメニュー画面に戻るか否かの確認画面が、演出カスタマイズ画面に前側から重ねて表示される(図145(33b3))。この確認画面には、オプションメニュー画面に戻ることを了承する戻るアイコンと、オプションメニュー画面に戻ることを中止するキャンセルアイコンとが表示されており、図145(33b2)では、カーソル表示はキャンセルアイコンに表示されている。
そして、図145(33b4−1)に示すように右キー137rを操作して、カーソル表示を戻るアイコンに移動させるか(図145(33b5−1)、カーソル表示がキャンセルアイコンに表示されている状態で、図145(33b4−2)に示すようにチャンスボタン136を操作して、演出カスタマイズ画面に戻す(図145(33b5−2))ことができる。
図142(32a)に示すチャンスボタン136の操作に代えて、図145(32c)に示すように右キー137rを操作した場合には、図145(33c1)に示すように、カーソル表示は戻りアイコンに移動し、右キー137rをさらにもう1回操作すると(図145(33c2))、図145(33c3)に示すようにカーソル表示が初期化アイコンに移動する。この状態で、チャンスボタン136が操作されると(図145(33c4))、演出カスタマイズを初期化するか否かの確認画面が、演出カスタマイズ画面に前側から重ねて表示される(図145(33c5))。この確認画面には、初期化することを了承する“はいアイコン”と、初期化することを中止する“いいえアイコン”とが表示されており、図145(33c5)では、カーソル表示は“いいえアイコン”に表示されている。そして、図145(33c6−1)に示すように右キー137rを操作すると、カーソル表示が“はいアイコン”に移動し(図145(33c7−1)、この状態で、図145(33c8−1)に示すようにチャンスボタン136を操作すると、演出カスタマイズの初期化が実行される。ここでの初期化は、遊技者が演出カスタマイズで設定したこと全てについて初期値に戻される。なお、特に何も設定していないときであっても初期化を行うことは可能であるが、できないようにしてもよい。初期化が完了すると、初期化完了画面が、演出カスタマイズ画面に前側から重ねて表示される(図145(33c9−1))。続いて、チャンスボタン136が操作されると(図145(33c6−2))、初期化が反映された演出カスタマイズ画面が表示される。この例では、特に何も設定していなかったが、各項目は全て、初期値のOFFになっている。
図146は、その他の変形例を示す図である。
図143(74a)に示す下キー137dの2回操作に代えて、図146(74b1)に示すように下キー137dを1回だけ操作した場合には、図146(74b2)に示すように、カーソルアイコンcsが初期化アイコンの左横に表示され、その初期化アイコンが赤色に点灯する。
図146(74b3)では、初期化アイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図146(74b4)に示すように、装飾図柄表示装置208には、全ての設定を初期化するか否かの確認画面が、オプションメニュー画面に前側から重ねて表示される。この確認画面には、初期化することを了承する“はいアイコン”と、初期化することを中止する“いいえアイコン”とが表示されており、図146(74b4)では、カーソル表示は“いいえアイコン”に表示されている。
そして、図146(74b5−1)に示すように右キー137rを操作して、カーソル表示を“はいアイコン”に移動させるか(図146(74b6−1)、カーソル表示が“いいえアイコン”に表示されている状態で、図146(74b5−2)に示すようにチャンスボタン136を操作して、オプションメニュー画面に戻す(図146(74b6−2))ことができる。
図146(74b6−1)に示すようにカーソル表示が“はいアイコン”に表示されている状態でチャンスボタン136を操作すると(図146(74b7−1))、全ての設定の初期化が実行される。ここでの初期化は、遊技者が設定したことが全て初期値に戻される。なお、特に何も設定していないときであっても初期化を行うことは可能であるが、できないようにしてもよい。初期化が完了すると、初期化完了画面が、オプションメニュー画面に前側から重ねて表示される(図146(74b8−1))。続いて、チャンスボタン136が操作されると(図146(74b9−1))、図146(74b10−1)に示すようにオプションメニュー画面に戻る。
なお、遊技者が各種のカスタマイズを行ってから、オプションメニュー画面に戻さずに、一定期間(例えば5分間)、チャンスボタン136や操作キーユニット137の操作、あるいは球発射ハンドル134の操作がない場合は、各種設定を初期化してもよい。また、図146(74b6−1)の確認画面に代えて、図145(33c5)の確認画面が表示されてもよい。また、確認画面から“はいアイコン”を無くして、確認画面が表示されてから一定期間が経過したら初期化されるようにしてもよい。また、“はいアイコン”があっても、無操作の場合には、確認画面が表示されてから一定期間が経過したら初期化されるように構成してもよい。あるいは、確認画面で「初期化すること」を選んだ場合(ここでは、カーソル表示が“はいアイコン”に表示されている状態で、チャンスボタン136を操作した場合)にのみ初期化されてもよい。
また、音量調整や輝度調整についても、初期化に関しては同様であってもよく、さらには、各種設定の初期化設定と音量および/または輝度の初期化を同じタイミングで行うようにしてもよく、一方を他方よりも先に初期化するようにしてもよい。また、各種設定の初期化設定と同じタイミングで音量の初期化や輝度の初期化を行う場合には、音量の初期化や輝度の初期化については、初期化の確認画面を表示しないようにしてもよいし、各種設定、音量、および輝度すべての設定を初期化するような確認画面を表示するようにしてもよい。
さらに、演出カスタマイズの設定を初期化するかを確認する表示が図柄変動中に自動的に表示されるようにしてもよい。例えば、100変動に1回表示されたり、最後に表示されてから定まった回数の変動が行われたり、あるいは、最初に開始された変動から定まった回数の変動が行われた場合に、必ず表示されたり、ランダム(例えば表示抽選で当選した場合に)に表示されるようにしてもよい。
図146(I)〜同図(V’)は、大当りラウンド中にカスタマイズが行える例を示す図である。
この例では、例えば、1ラウンド目、または2ラウンド目に遊技者は楽曲選択を行うことができ、2ラウンド目以降の或るラウンドに到達して、次のラウンドからカスタマイズを行うことができる。ここでの或るラウンドとは、Vアタッカーに入賞可能になるラウンドのことであり、具体的には、5ラウンドである。図146(I)では、5ラウンド目の装飾図柄表示装置208が示されており、Vアタッカーへの入賞を煽るVの文字が表示されている。また、楽曲選択によって選択された楽曲のタイトルが画面左下に表示されている。
図146(II)は、Vアタッカーが閉じ、ラウンド間インターバルに相当する期間である。なお、5ラウンドと6ラウンドの間のラウンド間インターバルであっても、装飾図柄表示装置208には未だ5ラウンドと表示されている。また、アタッカーは閉じているが、右打ち報知が継続されている。
図146(III)では、アタッカーが開放を開始し、6ラウンド目が開始されている。この図146(III)に示す装飾図柄表示装置208には、演出カスタマイズを実行可能であることを報知する文字表示と、チャンスボタン136の絵柄が表示されている。すなわち、この例では、Vアタッカーに入賞可能になる5ラウンドの次のラウンドである6ラウンド目に演出カスタマイズを実行可能になる。なお、6ラウンド目に限って実行可能で
あってもよいし、6ラウンド目以降の複数ラウンドにわたって実行可能であってもよい。
図146(IV)では、チャンスボタン136が押下され、同図(V)に示す装飾図柄表示装置208には、図141等に示す演出カスタマイズ画面が縮小表示され、5行のリストが表示されている。
また、図146(V)の変形例として示す同図(V’)では、5行のリストのうちの1行のみ(1項目のみ)に関する表示(ここではオートボタンモードに関する表示)が表示されている。この変形例では、操作キーユニット137の上下キー137u,137dで項目をスクロールし、左右キー137l、137rで表示されている項目のON/OFFを切り替えることで、全ての演出カスタマイズを変更可能である。
なお、図146(V)の例にしても、同図(V’)の例にしても、一部の演出カスタマイズのみ変更可能であってもよい。
以上説明した例では、或るラウンド(例えば、いわゆるV確機でV入賞を行うラウンド)の次のラウンドからカスタマイズが行える。なお、V確機に限らず、或るラウンドからカスタマイズが行えてもよい。
また、大当り遊技中に楽曲選択を行うことができる期間は、カスタマイズを行うことができず、選択した楽曲が出力されるラウンドからカスタマイズを行うことができる構成であってもよい。楽曲選択は、ラウンドの途中で完了し、ラウンドの途中から選択した楽曲が出力される場合もあり、この場合には、楽曲選択を行ったラウンドであっても、選択した楽曲が出力されれば、当該ラウンド内でカスタマイズを行うことができる。
また、特定ラウンドの終了で楽曲が決定される場合もあり、この場合には、特定ラウンドが終了した以降にカスタマイズを行うことができる。細かくいえば、特定ラウンドの終了と同時からカスタマイズを行うことができてもよく、特定ラウンドの次のラウンドの開始からカスタマイズを行うことができてもよく、特定ラウンドとその次のラウンドの間のラウンド間インターバルからカスタマイズを行うことができてもよい。
さらに、カスタマイズは、大当りラウンド中はいつでも実行可能であってもよい。また、カスタマイズは、大当り遊技中はいつでも実行可能であってもよい。ここにいう大当り遊技中とは、大当り開始から大当り終了まで軒間であってラウンド中を含む期間のことである。
なお、大当り図柄が確定表示されてから1ラウンド目が開始されるまでの期間とは、主制御部300から見れば、役物連続作動装置がオフからオンになってから、特別電動役物(アタッカ)がオフからオンになるまでの間の期間であるが、大当り遊技開始演出が実行されている期間が含まれる。なお、大当り遊技開始演出で表示されたいた表示(例えば、スペシャルボーナスの表示)が1ラウンドが開始されても引き続き表示されている場合もあるが、アタッカーが最初の開放を開始するまでが1ラウンド目が開始されるまでの期間になる。また、大当り図柄の確定表示は、装飾図柄の確定表示ではなく、特図表示装置212,214における図柄の確定表示を基準にする。また、アタッカーが開放される前から右打ち報知を行う(例えば、特図1の初当りの場合や大当りする度毎)遊技台であれば、この右打ち報知が開始されたタイミングも、大当り図柄が確定表示されてから1ラウンド目が開始されるまでの期間中に含まれる。
大当り図柄が確定表示されてから1ラウンド目が開始されるまでの期間中は、カスタマイズが行えないように構成されていてもよいし、反対に行えるように構成されていてもよい。
また、最終ラウンドが終了してから最短で図柄変動が開始されるまでの期間において、カスタマイズが行えないようにしてもよい。例えば、大当り終了演出中は、カスタマイズが行えないようにしてもよい。
さらに、プリペイドカード取り忘れ警告表示中は、カスタマイズが行えないように構成されていてもよいし、反対に行えるように構成されていてもよい。
また、特定の演出中(例えば、V入賞演出や楽曲選択、確変示唆演出等々)中は、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。また、演出選択(例えば、楽曲選択、演出モード選択等)が行える期間において、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。さらに、カスタマイズで使用する操作手段を用いる演出の実行期間中も、カスタマイズが行えないように構成されていてもよいし、その演出が開始される前からカスタマイズを規制してもよい。こうすることで、カスタマイズの規制が、その演出の予告として機能する。
さらに、図146(I)〜同図(V’)に示す例とは逆に、或るラウンドに到達したら、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。例えば、1R〜14Rまではカスタマイズを行うことができるが、15Rになったらできなくなってもよい。あるいは、5R〜12Rまではカスタマイズを行うことができるが、13R以降はできなくなってもよい。
また、二次元コードの表示中は、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。例えば、大当り遊技中の或る一定期間において二次元コードが表示されている場合や、遊技者の操作によって二次元コードを表示しているとき(例えば、「ボタンを押して二次元コード表示」と表示されているときにボタン操作で二次元コードを出したとき)には、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。あるいは反対に、二次元コードの表示中であっても、カスタマイズが行えるように構成されていてもよい。二次元コードとカスタマイズに関する表示の全部または一部が重なる位置に表示されていてもよいし、重ならない位置に表示されていてもよい。すなわち、二次元コードの一部又は全部が、カスタマイズに関する表示の一部又は全部に前側から重なるように表示されていてもよいし、その逆に、カスタマイズに関する表示の一部又は全部が、二次元コードの一部又は全部に前側から重なるように表示されていてもよい。
なお、図146(I)〜同図(V’)では、確変領域を有する可変入賞口を備えたパチンコ機の大当り演出について説明したが、確変領域がない可変入賞口を備えたパチンコ機の大当りにも適用可能であり、V入賞することで大当りが開始するいわゆる1種2種の機種の大当りについても適用可能である。
図146(VI)〜同図(VIII)は、図柄変動表示中にカスタマイズが行える例を示す図である。
図146(VI)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄(第3図柄)および第2装飾図柄(第5図柄)がともに、リーチ状態ではなく、3つの装飾図柄とも高速変動中である。また、図146(VI)に示す装飾図柄表示装置208の画面右上の枠RW内には、現在、オードボタンモードがカスタマイズ設定されていることが表示されており、その下に、演出カスタマイズを実行可能であることを報知する文字表示と、チャンスボタン136の絵柄が表示されている。
図146(VII)では、チャンスボタン136が押下され、同図(VII)に示す装飾図柄表示装置208では、画面右上の枠RWが消え、代わりに、図146(V’)で示した1行のみ(1項目のみ)に関する表示(ここではオートボタンモードに関する表示)が表示されている。この例でも、操作キーユニット137の上下キー137u,137dで項目をスクロールし、左右キー137l、137rで表示されている項目のON/OFFを切り替えることで、全ての演出カスタマイズを変更可能である。
図146(IX)〜同図(XI)は、図柄変動表示中にカスタマイズが行える他の例を示す図である。
図146(IX)に示す装飾図柄表示装置208でも、第1装飾図柄(第3図柄)および第2装飾図柄(第5図柄)がともに、リーチ状態ではなく、3つの装飾図柄とも高速変動中である。さらに、図146(IX)には、装飾図柄表示装置208(第1表示装置に相当)の上に第2表示装置208Pが配置されている。第2表示装置208Pは、装飾図柄表示装置208よりも表示画面が小さなものである。なお、第2表示装置208Pは、装飾図柄表示装置208よりも前側に配置されており、図146(IX)に示す第2表示装置208Pは、初期位置にあり、昇降動作可能なものである。第2表示装置208Pは、初期位置でも、一部が装飾図柄表示装置208の一部に重なっており、初期位置から降下すると、装飾図柄表示装置208との重なり具合が大きくなる。
この第2表示装置208Pには、機種タイトルが表示されており、その機種タイトルに前側から重なるようにして、現在、オードボタンモードがカスタマイズ設定されていることを表す表示RW’が表示されている。また、その表示RW’の下に、演出カスタマイズを実行可能であることを報知する文字表示と、チャンスボタン136の絵柄が表示されている。
図146(X)では、チャンスボタン136が押下され、同図(XI)に示す第2表示装置208Pでは、全画面が、図141等に示す演出カスタマイズ画面と同じ画面に切り替わっている。なお、図141等に示す演出カスタマイズ画面の一部の内容(例えば、実行中のカスタマイズ表示)が装飾図柄表示装置208に表示され、残りの内容が第2表示装置208Pに表示されてもよい。また、図141等に示す演出カスタマイズ画面と同じ画面が、装飾図柄表示装置208と第2表示装置208Pに跨って表示されてもよい。さらに、第2表示装置208Pを用いた表示については、大当り遊技中のカスタマイズに関する表示にも適用可能である。
なお、カスタマイズは、図柄変動表示中であればいつでも実行可能であってもよい。例えば、スーパーリーチ演出の表示中であっても、カスタマイズが行えるように構成されていてもよい。あるいは反対に、スーパーリーチ演出の表示中は、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。ここにいうスーパーリーチ演出には、リーチ状態になってから、決闘演出等のジャッジ演出が始まるまでの煽り部分の演出や前兆演出も含まれる。例えば、リーチ状態に突入して仮定した装飾図柄の左図柄と右図柄が表示位置を変更する演出や、スーパーリーチへの発展を示唆する文字表示が行われる前の演出も含まれる。また、決闘演出等のジャッジ演出から装飾図柄の表示画面に切り替わる場合は、装飾図柄の表示画面に切り替わるまでスーパーリーチ演出に含まれる。
なお、煽り部分の演出や前兆演出でも、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。また、ジャッジ演出の結果表示画面や、ジャッジ演出から装飾図柄の表示画面に切り替わった後には、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。
また、複数の遊技台で実行される一斉演出中であっても、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に一斉演出中は行えないようにしてもよい。また、装飾図柄の仮停止中はカスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。さらには、装飾図柄の仮停止中のうち、最終的に大当りになる場合に限って、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよいし、最終的にハズレになる場合に限って、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。また、保留がある状態で、図柄変動表示が終了して次の図柄変動表示が開始するまでの間についても、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。また、図柄変動表示中の特定の演出の実行中(例えば、先読みモード中)は、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。
さらに、図柄変動表示中にカスタマイズが行われた場合には、当該図柄変動表示から設定変更が適用されるようにしてもよいし、次の図柄変動表示から設定変更が適用されるようにしてもよい。
また、ユーザーモード(ダイトモ)の設定中に遊技者操作(例えば、チャンスボタンで表示、矢印キーで切替等)で、達成しているミッション一覧や遊技履歴(回転数、出球数、ミッションクリア数、今回プレイの大当り数、今回プレイの最大連荘回数等)を表示することができるように構成されていたり、ユーザーが設定したキャラクタや背景、保留枠、保留表示等の変更ができるように構成されていてもよい。さらにユーザーモード(ダイトモ)の設定中であって、ユーザーモード(ダイトモ)の設定中に遊技者操作(例えば、チャンスボタンで表示、矢印キーで切替等)で、達成しているミッション一覧や遊技履歴(回転数、出球数、ミッションクリア数、今回プレイの大当り数、今回プレイの最大連荘回数等)を表示することができるように構成されていたり、ユーザーが設定したキャラクタや背景、保留枠、保留表示等の変更ができるように構成されていてもよい。
また、ユーザーモードの設定中に、ミッションが達成した場合には、ミッションが達成したことを報知するアイコンが表示されてもよい。
次に、「ダイトモ」の会員サービスに対応している仕様のパチンコ機100についての例を説明する。この仕様のパチンコ機100では、図139(b)の開放条件が採用される。また、この仕様のパチンコ機100には、トップメニューが用意されている。このトップメニューは、デモ画面が表示されている状態で、チャンスボタン136を操作すると呼び出すことができる。なお、トップメニューは、デモ画面を経由しなくても、チャンスボタン136を操作するだけで呼び出すことができる場合があってもよい。あるいは、チャンスボタン136を操作しなくても、デモ画面から自動的に切り替わって表示される場合があってもよい。さらには、デモ画面をこのトップメニューに置き換えてもよい。
トップメニューには、ダイトモアイコン、機種カスタマイズアイコン、初期化アイコン、戻るアイコンが用意されている。
図147(1)は、トップメニュー画面の遷移図である。
装飾図柄表示装置208に表示されるトップメニュー画面でも、操作キーユニット137の上キー137u又は下キー137dを操作することでカーソルが上下する。「ダイトモ」、「機種カスタマイズ」、「初期化」、「デモ画面に戻る」の各項目のうち、矢印で結ばれた相互間は、操作キーユニット137の上キー又は下キーを操作することでカーソルが移動し、チャンスボタン136を押下したときにカーソルが表示されていた項目に応じた画面が表示される。すなわち、「ダイトモ」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、トップメニュー画面からダイトモ画面に切り替わる。また、「デモ画面に戻る」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、トップメニュー画面からデモ画面に切り替わる。
一方、「ダイトモ画面」、「機種カスタマイズ画面」、「初期化確認画面」それぞれには、“戻る”のアイコンが表示されており、その“戻る”のアイコンにカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、トップメニュー画面に戻ることができる。また、“戻る”のアイコンにカーソルを合わせなくても、操作キーユニット137のキャンセルキーを押下しても、トップメニュー画面に戻ることができるようにしてもよい。
なお、この遷移図では表されていないが、特図始動口212,214に入賞があって、特図の図柄変動表示が開始されれば、トップメニュー画面であっても、「ダイトモ画面」、「機種カスタマイズ画面」、「初期化確認画面」であっても、装飾図柄の変動表示の画面に移行する。
図147(2)は、機種カスタマイズ画面の遷移図である。
この図147(2)に示す機種カスタマイズ画面の遷移図は、図140に示すオプションメニュー画面の遷移図と、一番下の「トップメニューに戻る」とその右横の「トップメニュー画面」を除けば同じであるため、重複する説明は省略する。「トップメニューに戻る」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、機種カスタマイズ画面からトップメニュー画面に切り替わる。
図148は、ダイトモ画面の遷移図である。
ダイトモ画面でも、操作キーユニット137の上キー137u又は下キー137dを操作することでカーソルが上下する。「お試しプレイ」、「パスワード入力」、「データ保存」、「データクリア」、「クイックスタート」、「トップメニュー画面に戻る」の各項目のうち、矢印で結ばれた相互間は、操作キーユニット137の上キー又は下キーを操作することでカーソルが移動し、チャンスボタン136を押下したときにカーソルが表示されていた項目に応じた画面が表示される。すなわち、「お試しプレイ」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、ダイトモ画面からお試しプレイ画面に切り替わる。お試しプレイ画面からは、十字キー137u,d,l,rの選択操作によるカーソルの移動とチャンスボタン136の決定操作によって、新規登録画面に移行したり、お試しプレイを開始するためにトップメニュー画面に戻ることができる。さらに、新規登録画面からは、十字キー137u,d,l,rの選択操作によるカーソルの移動とチャンスボタン136の決定操作によって、パスワード入力画面に移行したり、ダイトモ画面に戻ったりすることができる。
「パスワード入力」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、ダイトモ画面からパスワード入力画面に切り替わる。パスワード入力画面では、正しいパスワードが入力されるまで表示が繰り返され、入力したパスワードが正しければ、一定期間経過後にダイトモモードに設定されたデモ画面に切り替わる。
「データ保存」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、ダイトモ画面からデータ保存確認画面に切り替わる。データ保存確認画面では、十字キー137u,d,l,rの選択操作によるカーソルの移動とチャンスボタン136の決定操作によって「はい」が決定された場合には二次元コード発行画面に移行し、ここでも同様に「はい」が決定された場合には、二次元コードが発行され、ダイトモモードが設定されていないデモ画面に移行可能である。一方、データ保存確認画面にしても、二次元コード発行画面にしても、十字キー137u,d,l,rの選択操作によるカーソルの移動とチャンスボタン136の決定操作によって「いいえ」が決定された場合は、それぞれの表示が繰り返される。
「データクリア」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、ダイトモ画面からデータクリア確認画面に切り替わる。
「クイックスタート」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、ダイトモ画面からクイックスタート開始画面に切り替わる。クイックスタート開始画面では、一定期間経過後にダイトモモードに設定されたデモ画面に切り替わる。
一方、「お試しプレイ画面」、「パスワード入力画面」、「データ保存確認画面」、「データクリア確認画面」、「クイックスタート開始画面」それぞれには、“戻る”のアイコンが表示されており、その“戻る”のアイコンにカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、ダイトモ画面に戻ることができる。また、“戻る”のアイコンにカーソルを合わせなくても、操作キーユニット137のキャンセルキーを押下しても、ダイトモ画面に戻ることができるようにしてもよい。
なお、この遷移図では表されていないが、特図始動口212,214に入賞があって、特図の図柄変動表示が開始されれば、ダイトモ画面であっても、「お試しプレ画面」等であっても、装飾図柄の変動表示の画面に移行する。
また、図148に示すかっこ書きの符号は、図149におけるかっこ書きの図番と対応付けられている。
図149は、トップメニュー画面およびダイトモ画面を示す図である。
図149(a)に示す装飾図柄表示装置208には、トップメニュー画面が表示されている。このトップメニュー画面では、背景表示、保留枠UI、ナビキャラクタYM、第1装飾図柄(第3図柄)、および第2装飾図柄(第5図柄)全てが消え、「メニュー」の文字表示の下に、縦一列に上から順に、ダイトモアイコン、機種カスタマイズアイコン、初期化アイコン、およびデモ画面に戻るための戻るアイコンといった4種類のアイコンが表示されている。また、図148(a)では、一番下の戻るアイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、他のアイコンが白表示であるのに対して、戻るアイコンは赤色に点灯している。トップメニュー画面の表示が開始される際のカーソルアイコンcsの初期位置は、戻るアイコンになる。また、トップメニュー画面でも、右下に、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄が表示されている。
図149(b1)に示す装飾図柄表示装置208に表示されている画面は、同図(a)に示すトップメニュー画面において、ダイトモアイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下されることで表示されたダイトモ画面である。このダイトモ画面には、「ダイトモ」の文字表示の下に、縦一列に上から順に、お試しプレイアイコン、パスワード入力アイコン、データ保存アイコン、データクリアアイコン、クイックスタートアイコン、およびトップメニュー画面に戻るための戻るアイコンといった6種類のアイコンが表示されている。また、図148(b1)では、カーソル表示が、一番上のお試しプレイアイコンに表示され、お試しプレイアイコンは、枠が強調表示され、さらに赤色に点灯表示されている。また、縦一列に配置された6種類のアイコンの右横には、吉宗のキャラクタが登場し、お試しプレイについての説明が表示されている。また、その説明の表示の下には、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄が表示されている。この状態でチャンスボタン136が押下されると、装飾図柄表示装置208には、図149(b1−1)に示すお試しプレイ画面が表示される。
図149(b1−1)に示すお試しプレイ画面では、ダイトモの入会体験の特典として、各種のカスタマイズで選択が可能になる選択肢が表示されている。その表示の下には、その下には、設定変更を保存するための確定アイコン、ダイトモ画面に戻るための戻るアイコン、お試しプレイを始める“開始するアイコン”、新規に会員登録を行う新規登録アイコンが左側から順に横一列に配置されている。カーソル表示は、“開始するアイコン”に表示されており、この位置が初期位置になる。この状態で、右キー137rを一回操作すると、カーソル表示は、“新規登録アイコン”に移動し、そこでチャンスボタン136を押下して決定操作を行うと、装飾図柄表示装置208には、図149(b1−2)に示す新規登録画面が表示される。
図149(b1−2)に示す新規登録画面には、左側に大きく二次元コードQR1が表示され、右側には、撮影機能付きの通信端末で二次元コードを読み取って、その二次元コードQR1に埋め込まれているURLのWebサイト(ダイトモサイト)にアクセスし、そこからパスワードを取得することを勧める文章が表示されている。またその文章の表示の下には、パスワード入力アイコンと、ダイトモ画面に戻るための戻るアイコンが表示されている。なお、この例では、新規登録画面は、お試しプレイ画面経由で表示されるが、お試しプレイ画面を経由しなくても表示可能にしてもよい。例えば、図149(b1)に示すダイトモ画面に、お試しプレイアイコン等とは別に、新規登録アイコンを設け、この新規登録アイコンが選択されてチャンスボタン136が操作されると、図149(b1−2)に示す新規登録画面が表示されるようにしてもよい。
図149(b2)に示すダイトモ画面では、カーソル表示が、パスワード入力アイコンに表示されており、右側には、パスワード入力についての説明が表示されている。この状態でチャンスボタン136が押下されると、装飾図柄表示装置208には、図149(b2−1)に示すパスワード入力画面が表示される。
図149(b2−1)に示すパスワード入力画面には、8ケタのパスワード入力領域pwと、その下に、アルファベット、記号、数字の文字盤kwが表示されている。パスワードを入力する者は、十字キー137u,d,l,rを用いてカーソル(灰色に表示され、図149(b2−1−1)ではTを指定中)を移動させ、カーソルによって指定した文字を、チャンスボタン136による決定操作でパスワード入力領域pwに入力する操作を、ダイトモサイトから取得したパスワードにしたがって一文字ずつ行っていく(図149(b2−1−1)参照)。文字盤kwの下には、ダイトモ画面に戻るための戻るアイコンと、パスワード入力領域pwの入力文字を消去するための消去アイコンと、パスワードの入力完了を表す完了アイコンが左側から順に横一列に配置されている。
パスワードの入力操作が終了すると、カーソル表示を完了アイコンに表示させた状態で、チャンスボタン136を操作する。パスワードの入力が間違っていれば、図149(b2−1−2)に示す入力ミスのウィンドウが表示され、このウィンドウが消えると、再度、パスワードの入力操作が可能になる。前回入力したパスワードはパスワード入力領域pwからクリアされてもよいし、そのまま残っていてもよい。また、パスワードの入力が正しければ、装飾図柄表示装置208では、図149(b2−1−3)に示す入力完了のウィンドウが一定期間表示された後、ダイトモモードに設定されたデモ画面に切り替わる。
図149(b3)に示すダイトモ画面では、カーソル表示が、データ保存アイコンに表示されており、右側には、データ保存についての説明が表示されている。この状態でチャンスボタン136が操作されると、装飾図柄表示装置208には、図149(b3−1)に示すデータ保存確認画面が表示される。なお、お試しプレイやクイックスタートが行われている場合や、パスワード入力が行われていない場合には、データ保存アイコンを選択することができないようにしたり、このデータ保存確認画面が表示されないようにしてもよいが、反対に、選択可能であってもよいし、表示可能であってもよい。
図149(b3−1)に示すデータ保存確認画面には、データを保存することを了承する“はい”アイコンと、データを保存しない“いいえ”アイコンとが表示されている。“はい”アイコンを選択して、チャンスボタン136を操作すると、二次元コードQR2がパチンコ機100によって生成され、発行される(図149(b3−2))。この二次元コードQR2には、ダイトモサイトのURLの他、遊技者のID、今回の遊技履歴情報(例えば、ゲーム回数、出球数、大当り回数、連荘数、ダイトモモードのレベル、経験値、ミッション達成情報等も含む)等が埋め込まれており、この二次元コードQR2を撮影機能付きの通信端末で読み取って、その二次元コードQR2に埋め込まれているURLのWebサイト(ダイトモサイト)にアクセスすると、データがダイトモサイトのサーバに保存される。なお、このデータ保存確認画面の右下には、終了アイコンが表示されており、二次元コードQR2の読み取りが完了した場合には、終了アイコンを選択してチャンスボタン136を操作すると、終了確認画面が表示される。
図149(b3−2−1)には、その終了確認画面が表示されており、終了することを了承する“はい”アイコンと、終了しない“いいえ”アイコンとが表示されている。“はい”アイコンを選択してチャンスボタン136を操作すると、装飾図柄表示装置208では、ダイトモモードが設定されていないデモ画面に切り替わる。
なお、二次元コードQR2に埋め込んだデータは、今回の遊技履歴情報等のデータは、二次元コードQR2の生成が終了するとパチンコ機から消去されてもよいし、図149(b3−2−1)の“はい”アイコンを選択してチャンスボタン136を操作した段階でパチンコ機100から消去されてもよいし、後述するデータクリアが行われるまで消去されなくてもよい。
図149(b4)に示すダイトモ画面では、カーソル表示が、データクリアアイコンに表示されており、右側には、データクリアについての説明が表示されている。この状態でチャンスボタン136が操作されると、装飾図柄表示装置208には、図149(b4−1)に示すデータクリア確認画面が表示される。なお、お試しプレイやクイックスタートが行われている場合や、パスワード入力が行われていない場合には、データクリアアイコンを選択することができないようにしたり、このデータクリア確認画面が表示されないようにしてもよいが、反対に、選択可能であってもよいし、表示可能であってもよい。
図149(b4−1)に示すデータクリア確認画面には、今回の遊技履歴情報等のデータを消去することを了承する“はい”アイコンと、データを消去しない“いいえ”アイコンとが表示されている。“はい”アイコンを選択して、チャンスボタン136を操作すると、データがパチンコ機から消去され、消去完了画面が表示される。
図149(b4−1−1)には、その消去完了画面が表示されており、この消去完了画面は一定期間表示されると消え、ダイトモ画面に戻る。
図149(b5)に示すダイトモ画面では、カーソル表示が、クイックスタートアイコンに表示されており、右側には、クイックスタートについての説明が表示されている。この状態でチャンスボタン136が操作されると、装飾図柄表示装置208には、図149(b5−1)に示すクイックスタート開始画面が表示される。このクイックスタート開始画面は一定期間表示されると消え、装飾図柄表示装置208では、ダイトモモードに設定されたデモ画面に切り替わる。
図149(b6)に示すダイトモ画面では、カーソル表示が、戻るアイコンに表示されており、右側には、トップメニュー画面に戻ることが表示されている。この状態でチャンスボタン136が操作されると、装飾図柄表示装置208は、トップメニュー画面に切り替わる。
図150は、機種カスタマイズ画面を示す図である。
図149(a)に示すトップメニュー画面の上から2つ目の機種カスタマイズアイコンが選択されてチャンスボタン136が操作されると、装飾図柄表示装置208には図150(c)に示す機種カスタマイズ画面が表示される。この機種カスタマイズ画面には、「機種カスタマイズ」の文字表示の下に、縦一列に上から順に、演出カスタマイズアイコン、キャラクタ選択アイコン、保留枠選択アイコン、保留表示選択アイコン、背景表示選択アイコン、初期化アイコン、およびトップメニュー画面に戻るための戻るアイコンといった7種類のアイコンが表示されている。これら7種類のアイコンのうちのいずれか一つのアイコンの左横には、カーソルアイコンcsが表示されている。図150(c)では、一番上の演出カスタマイズアイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、他のアイコンが白表示であるのに対して、演出カスタマイズアイコンは赤色に点灯している。また、機種カスタマイズ画面では、右下に、選択操作に用いられる十字キーの絵柄と、決定操作に用いられるチャンスボタン136の絵柄が表示されている。さらに、チャンスボタン136と、十字キーのうち、カーソルアイコンcsやカーソル表示の移動に用いる上下キー137u,dの絵柄は、赤色に表示されている。なお、決定操作には、チャンスボタン136とともに操作キーユニット137の決定キーも用いることができるようにしてもよいし、チャンスボタン136に代えてその決定キーを用いることができるようにしてもよい。
図150(c1)には、演出カスタマイズ画面が表示されているが、図141(17)に示す演出カスタマイズ画面とは、入力音予告の選択肢と裏ボタンナビの選択肢が、未解放である点が相違する。ダイトモのパスワードが入力されていないか、開放条件を満足するレベルに到達していないと、図150(c1)に示すような画面になる。
図150(c2)には、キャラクタ選択画面が表示されているが、図142(40)に示すキャラクタ選択画面とは、吉宗の選択肢を除いて、他の選択肢が全て未解放であり、他の選択肢はどんなキャラクタであるのかさえも表示されていない点が相違する。なお、未解放の選択肢であってもキャラクタ画像の一部または全部を表示してもよいし、キャラクタの形をしたシルエット画像が表示されてもよく、選択可能なキャラクタが認識可能な表示態様(例えば、「ダイトモLv.20で姫が開放」等)を含む表示が表示されていてもよい。ここで、未解放の選択肢に関する表示については、他のカスタマイズ表示(本例では、保留枠、保留表示、背景表示)についても適用可能である。ダイトモのパスワードが入力されていないと、図150(c2)に示すような画面になる。この画面では、吉宗しか選択することができない。
一方、図150(c2’)に示すキャラクタ選択画面では、パスワード入力を行うか、お試しプレイを選択しているため、爺のキャラクタも選択可能になっている。ただし、03以降は、開放条件を満足するレベルに到達していないため、選択することができない。
図150(c3)には、保留枠選択画面が表示されているが、図142(55)に示す保留枠選択画面とは、保留枠Aの選択肢を除いて、他の選択肢が全て未解放であり、他の選択肢はどんな保留枠の名称であるのかさえも表示されていない点が相違する。ダイトモのパスワードが入力されていないと、図150(c3)に示すような画面になる。この画面では、保留枠Aしか選択することができない。
一方、図150(c3’)に示す保留枠選択画面では、パスワード入力を行っているため、保留枠Bも選択可能になっている。ただし、03以降は、開放条件を満足するレベルに到達していないため、選択することができない。
図150(c4)には、保留表示選択画面が表示されているが、図143(63)に示す保留表示選択画面とは、アイコンAの選択肢を除いて、他の選択肢が全て未解放であり、他の選択肢はどんな保留表示の名称であるのかさえも表示されていない点が相違する。ダイトモのパスワードが入力されていないと、図150(c4)に示すような画面になる。この画面では、アイコンAしか選択することができない。
一方、図150(c4’)に示す保留表示選択画面では、パスワード入力を行っているため、アイコンBも選択可能になっている。ただし、ここでも03以降は、開放条件を満足するレベルに到達していないため、選択することができない。
図150(c5)には、背景表示選択画面が表示されているが、図143(70)に示す背景表示選択画面とは、背景Aの選択肢を除いて、他の選択肢が全て未解放であり、他の選択肢はどんな背景の名称であるのかさえも表示されていない点が相違する。ダイトモのパスワードが入力されていないと、図150(c5)に示すような画面になる。この画面では、背景Aしか選択することができない。
一方、図150(c5’)に示す背景表示選択画面では、パスワード入力を行っているため、背景Bも選択可能になっている。ただし、ここでも03以降は、開放条件を満足するレベルに到達していないため、選択することができない。
図150(d1)には、全ての設定を初期化するか否かの確認画面が表示されているが、図146(74b6−1)に示す確認画面と同じであるため説明は省略する。また、図150(d2)には、初期化完了画面が表示されているが、図146(74b8−1)に示す初期化完了画面と同じであるため説明は省略する。
図150(e1)は、ダイトモモードに設定されたデモ画面の一例を示す図ある。
図150(e1)に示す装飾図柄表示装置208には、海の背景表示に保留枠UIが表示されており、ナビキャラクタYMも表示されている。また、第1装飾図柄(第3図柄)にも第2装飾図柄(第5図柄)にも装飾図柄のハズレの組合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)が表示されており、特図の図柄変動表示は停止中である。さらに、装飾図柄表示装置208の右上隅部に表示された第2保留数表示では、特図1の保留数も特図2の保留数も0である。すなわち、保留が無く、特図の停止図柄の確定表示が行われてから図柄変動表示が開始されていない状態である。さらに、第2保留数表示の下には、現在のダイトモモードのレベル(ここではレベル1)と、経験値(EXP)(ここでは0)が表示されている。すなわち、図150(e1)に示すダイトモモードに設定されたデモ画面は、例えば、新規登録してデモ画面に移行した直後の画面に相当する。
また、図150(e1)に示すスピーカ120からは、対応する効果音が出力されている。例えば、クイックスタートが設定されてこのデモ画面が表示された場合には、「ダイトモ開始」という音声が出力され、お試しプレイが設定されてこのデモ画面が表示された場合には、「お試しプレイ開始」という音声が出力され、パスワード入力が完了してこのデモ画面が表示された場合には、「ダイトモ開始。今日も頑張ろう」という音声が出力される。なお、対応する効果音がお試しプレイによってダイトモが開始された場合と、クイックスタートによってダイトモが開始された場合、およびパスワード入力によってダイトモが開始された場合とで異なる効果音が出力されているが、全て同じ効果音が出力されてもよく、2つの場合で同じ効果音が出力されてもよい。また、ダイトモのレベルや、前回の遊技状況等によって効果音が変わってもよい。また、機種カスタマイズを経て、この図150(e1)に示すダイトモモードに設定されたデモ画面に戻る場合は、効果音が出力されなくてもよく、専用の効果音が出力されてもよい。また、対応する効果音とともに、あるいは対応する効果音に代えて、アニメーションが表示されてもよい。効果音やアニメーションが行われているときに、図柄変動開始が開始された場合は、対応する効果音やアニメーションを途中で中断(キャンセル)してもよいが、そのまま最後まで出力してもよい。
また、クイックスタートが設定されてこのデモ画面が表示された場合や、お試しプレイが設定されてこのデモ画面が表示された場合や、パスワード入力が完了してこのデモ画面が表示された場合のうち少なくともいずれか一つの場合には、一定期間は、図149(a)に示すトップメニュー画面や、図150(c)に示す機種カスタマイズ画面を呼び出すことができないようにしてもよいし、一定期間を待つことなく図149(a)に示すトップメニュー画面や、図150(c)に示す機種カスタマイズ画面を呼び出せるように構成されていてもよい。あるいは、上記の場合の総てで、一定期間は、図149(a)に示すトップメニュー画面や、図150(c)に示す機種カスタマイズ画面を呼び出すことができないようにしてもよい。
図150(e1−1)は、同図(e1)に示すデモ画面が表示されてから一定期間経過したことによりメニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIが追加表示された様子を示す図である。
なお、図149(a)に示すトップメニュー画面を表示してから、一定期間(例えば、1分間)は、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIが追加表示されないように規制してもよい。また、この一定期間に、チャンスボタン136の操作や、十字キー137u,d,l,rの操作が行われた場合は、その操作は無効とされる。ただし、有効とされる場合があってもよい。
また、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIの非表示中であっても(例えば、保留がない状態で図柄変動表示が停止した直後や停止して間もない間)、図141に示す音量調整ウィンドウVWや輝度調整ウィンドウBWは呼び出すことが可能である。また、音量調整ウィンドウVWや輝度調整ウィンドウBWを呼び出して一定期間操作がなかった場合には、図150(e1−1)に示す画面に戻るようにしてもよい。
また、保留が無い状態で、停止図柄が表示しされた場合は、一定期間、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIは表示されず、また、一定期間は、図150(c)に示す機種カスタマイズ画面を呼び出すことができないようにしてもよい。
また、図149(a)に示すトップメニュー画面や、図150(c)に示す機種カスタマイズ画面を呼び出すことができない期間であっても、図141に示す音量調整ウィンドウVWや輝度調整ウィンドウBWは呼び出すことが可能であてもよい。
さらに、図141に示す音量調整ウィンドウVWや輝度調整ウィンドウBWと、図150(e1−1)に示す画面との切り替え時は、これらのウィンドウVW,BWも図150(e1−1)に示す画面もどちらも表示されない状態があり、この状態であっても、音量や輝度の調整操作は実行可能であってもよいし、実行できないように規制してもよい。
図150(e2)は、図149(b3−2)で二次元コードを発行した後に、図149(b3−2−1)を経由して表示されるデモ画面の一例を示す図ある。ここでのスピーカ120からの出力音は、「お疲れ様でした」という音声が出力される。また、このデモ画面が表示される前の状態によって、出力される効果音が変わってもよい。
図151は、変動アイコンを用いた演出の一例を示す図である。
ここで、変動アイコンh0について、もう一度まとめておく。変動アイコンh0は、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に表示される、当該特図変動遊技に対応するアイコン、言い換えれば、実行中の図柄変動表示に関するアイコンである。すなわち、保留アイコンが、その保留アイコンに対応した特図変動遊技の開始と同時に変動アイコンh0になる。より厳密には、始動入賞が最も古い第一の保留アイコンh11が保留アイコン表示領域HISから変動アイコン表示領域CISに移動する場合、移動中のアイコンを変動アイコンと称したり、変動アイコンが移動すると表現してもよい。あるいは、変動アイコン表示領域CISへの移動が完了した後のアイコンを変動アイコンと称してもよい。この変動アイコンh0は、保留アイコンh11とは異なる表示サイズ(保留アイコンよりも大きい表示サイズあるいは小さい表示サイズ)で表示される。これにより、変動アイコンh0と保留アイコンh11との識別が容易になる場合があるが、同じサイズであってもよい。また、変動アイコンh0は、保留アイコンh11の表示態様と関連した表示態様からなる場合がある。変動アイコンh0は、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されるタイミングで消去される。したがって、変動アイコンh0は、保留に関するアイコンと見ることができ、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。なお、消去タイミングは、当該変動の当否結果が報知されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、同じタイミングであってもよいし、後のタイミングであってもよい。また、変動アイコンh0の表示態様は、デフォルトの表示態様(例えば、丸形の無模様かつ白色の表示態様)の他、通常予告の表示態様として複数種類用意されており、表示態様に応じて、大当りの信頼度(期待度)が異なる。大当りの信頼度が高ければ高いほど、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなる。なお、以降の説明では、色によって大当りの期待度の高低を表す。デフォルトの白は、変動アイコンh0の表示態様についての演出抽選にて「変化なし」が選択された場合である。デフォルトの白の変動アイコンでは大当りの期待度を予告していないが、大当りの期待度を予告してもよい(その場合、大当りの期待度が最も低いアイコンの色となる)。白点滅は、大当りの期待度が最も低い(0%又は0%以上1%未満)。通常予告の表示態様の色としては、大当りの期待度が低い順に、白点滅、青色、緑色、赤色、金色、七色に変化するいわゆるレインボーカラー(虹色)になる。金色は、大当り濃厚であり、虹色はそれよりも大当りの期待度が高く、例えば、大当り確定とまで言える場合があってもよい。なお、この色の関係は、保留アイコンによる先読み予告の表示態様の色でも同じである。以下、赤色以上といった場合は、赤色、金色、虹色のことになる。
図151(あ1)に示す装飾図柄表示装置208では、中央領域で第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄(第5図柄)が変動表示を行っている。また、図151(あ1)に示す装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dには、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、右ベースアイコンbIrの上に、図151(あ1)では、殿様のキャラクタのナビキャラクタYMが表示されている。演出アイコン表示領域DISでは、アイコンやミニアイテム等の様々な表示が行われる。図151(あ1)に示すナビキャラクタYMは、連続する複数の図柄変動表示を跨いで表示される場合がある表示である。例えば、或る図柄変動表示の開始と同時に表示が開始され、その図柄変動表示の表示中、継続して表示されていてもよいし、一時的に消えたり、見えなくなってもよい。また、その図柄変動表示が終了し、停止表示の表示中も継続して表示されていてもよいし、一時的に消えたり、見えなくなってもよい。そして、連続して開始される次の図柄変動表示の表示中、継続して表示されていてもよいし、一時的に消えたり、見えなくなってもよい。あるいは、次の図柄変動表示の表示中に表示が終了する場合があってもよい。また、一回の図柄変動表示の表示中の全期間のうち一部又は全部の期間でしか表示されず、次の図柄変動表示の表示中には表示されない場合があってもよい。このナビキャラクタYMは、いわゆる常時表示のキャラクタということもできるが、いかなる場合であっても表示され続けるものでなくてもよい。さらに、ナビキャラクタYMは、表示が続く中で、表示態様が変化する場合がある。この点については、詳細は後述する。
また、図151(あ1)に示す装飾図柄表示装置208には、特図1の保留アイコン(第1保留アイコンh11)が第1ステージhs1に表示されている。この第1保留アイコンh11の表示態様は、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)である。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、変動アイコンh0が表示されている。この変動アイコンh0の表示態様も、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)である。
図151(あ2−1)では、演出アイコン表示領域DISに、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が表示される。変化予告表示とは、その表示がなされると、他のアイコン等が変化するかもしれないことを表す予告に相当する。他のアイコン等としては、ナビキャラクタYMであったり、保留アイコンh11であったり、変動アイコンh0であったり、装飾図柄であったりする。すなわち、変化予告表示の表示が開始される前から表示されているアイコン等が変化させる対象になる。ただし、変化予告表示の表示開始と同時に表示が開始されたものや、後から表示が開始されたものであっても、変化させる対象にしてもよい。変化予告表示の表示が開始された時点では、何が変化されるか、遊技者はわかっていてもよいし、わからなくてもよい。また、何を変化させるかの示唆があってもよい。さらには、変化予告表示が表示されても、変化予告表示によっては何も変化しない、偽の予告である場合があってもよい。また、変化予告表示は変化させる対象物は一つに決まっていてもよく、必ず変化させると決まっていてもよい。
図151(あ2−1)に示す宝箱のアイコンI1は絨毯のアイコンI2に乗って出現する。この絨毯のアイコンI2は、出現時にのみ表示され、宝箱のアイコンI1が演出アイコン表示領域DISの表示位置に到達すると、その場で消えたり、画面外に飛んでいったりする。この変化予告表示のアイコンの出現タイミングとしては、第1装飾図柄が高速変動になった時、図柄変動開始時、変動アイコンh0の移動完了時、特図始動口への入賞時(保留増加時)、入賞時先読み予告の開始時、或る演出の成功時、第1装飾図柄の第1停止時、擬似連演出における仮停止時あるいは継続時(再変動開始時)、リーチ状態開始時、スーパーリーチ開始時、スーパーリーチ中等を列挙することができる。すなわち、変化予告表示のアイコンの出現タイミングとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。また、宝箱のアイコンI1の表示態様も複数あってもよく、例えば、宝箱や絨毯の表示態様(大きさ、色、アニメーションの違い)によって、ナビキャラクタYM等の変化のしやすさが変化してもよい。また、絨毯のアイコンI2のように、登場時や退場時にのみ表示される演出表示について、表示態様が通常の表示態様と異なっていると、変化させる確率が高くなったり、遊技者にとって有利な状態や表示態様に変化させる確率が高くなってもよい。例えば、大当りの期待度が高い表示態様に変化させる確率が高くなってもよい。また、変化予告表示は、ナビキャラクタのみを変化させる表示であってもよいが、ナビキャラクタ以外の演出表示(保留アイコン、変動アイコン、当該変動の予告表示,先読み予告表示等)を変化させる場合があってもよい。また、ナビキャラクタ以外の演出表示(保留アイコン、変動アイコン、当該変動の予告表示(タイマ予告、会話予告、チャンスアップメータ等)、先読み予告表示(タイマ予告、先読みモード用背景表示等)等のうちの一の演出表示、複数の演出表示、または全ての演出表示)を変化させる予告表示によって、ナビキャラクタが変化されないように構成されていてもよいが、ナビキャラクタが変化される場合があってもよい。また、変化予告表示は、ナビキャラクタ以外の演出表示を変化させるよりもナビキャラクタを変化させる頻度が多いように構成されていてもよいが、逆にナビキャラクタを変化させる頻度がナビキャラクタ以外の演出表示を変化させる頻度よりも少なくてもよく、2つの頻度が同じ頻度で行われるようにしてもよい。ここで、「演出表示を変化させる予告(変化予告表示、ナビキャラクタ以外の演出表示を変化させる予告表示。以下、予告Aという。)」によって演出表示(ナビキャラクタ、ナビキャラクタ以外の演出表示)が変化される場合に、予告Aによって変化される頻度の低い演出表示が、該予告Aによって変化された場合は、予告Aによって変化される頻度が高い演出表示が該予告Aによって変化された場合よりも大当りしやすいように構成されていてもよいし、構成されていなくてもよい。
図151(あ3−1)では、絨毯のアイコンI2が消え、宝箱のアイコンI1が残っている。この宝箱のアイコンI1は、ナビキャラクタYMの右横に表示されている。図151(あ4−1)では、宝箱のアイコンI1の表示態様が変化する。すなわち、変化アニメーションが表示され、宝箱が開いて、中から、エフェクトの煙画像が出現し、その煙画像によって、ナビキャラクタYMの一部又は全部が隠され、煙画像が出現する前よりも明らかに視認困難になる。なお、ナビキャラクタYM以外のアイコン等の表示がなされている場合には、煙画像が、ナビキャラクタYM以外のアイコン等の表示の一部又は全部を前側から覆ってもよい。また、宝箱が開放しない場合があってもよい。さらには、宝箱が開放しても他の予告が行われる場合があってもよい。図151(あ5−1)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMの表示態様が変化している。すなわち、ナビキャラクタYMの殿様がこれまで着ていた紺色(デフォルト色)の着物が赤色の着物に変化している。ナビキャラクタYMの殿様の着物が赤色の着物に変化したことで、当該変動で変動アイコンh0が赤色に変化しやすいことが示唆されている状態であってもよい。なお、宝箱のアイコンI1が表示された時点で、ナビキャラクタYMの表示態様が変化することが確定してもよい。また、赤色の着物以外にも、金色の着物や、虹色の着物に変化してもよい。また、白点滅、青色、緑色に変化してもよい。また、保留アイコンおよび/または変動アイコンの色に対応して、ナビキャラクタYMの表示態様が変化してもよい(例えば、保留2に緑色の保留が表示された場合は、ナビキャラクタYMが緑色の着物に変化するなど)。ここで、ナビキャラクタの色が変動アイコンおよび/または保留アイコンの色に対応している場合であって、保留アイコンおよび/または変動アイコンの表示態様が複数変化している場合は、先に消化される保留アイコンまたは変動アイコンの色とナビキャラクタの色が対応するように構成されていてもよく、後に消化される保留アイコンの色とナビキャラクタの色が対応するように構成されていてもよく、大当り期待度の高い色を優先的に表示してもよく、逆に大当り期待度の低い色を優先的に表示してもよく、保留アイコンや変動アイコンの自体の色に関係なく大当りの期待度が高い保留アイコンまたは変動アイコンの色が表示されてもよく、保留アイコンや変動アイコンの自体の色に関係なく大当りの期待度が低い保留アイコンまたは変動アイコンの色が表示されてもよく、変化している保留アイコンおよび/または変動アイコンの色が全てナビキャラクタの色に反映されていてもよく、ナビキャラクタの色が、変化している保留アイコンおよび/または変動アイコンの色の中からランダムで表示されてもよい。また、表示態様が変化したナビキャラクタYMの横には、蓋が開いたままの宝箱のアイコンI1が依然として表示されたままである。なお、この宝箱のアイコンI1は、煙画像の出現と同時に消えてもよいし、煙画像と一緒に消えてもよい。図151(あ6−1)のタイミングで宝箱のアイコンI1が消え、演出アイコン表示領域DISには、赤色の着物を着た殿様のナビキャラクタYMのみが表示されている。ここまで、第1装飾図柄は高速変動表示を続けている。
図151(あ7)では、第1装飾図柄がリーチ状態になり、左図柄、右図柄ともに「装飾7」が揺れ表示(仮停止)されている。なお、第2装飾図柄では、仮停止は行われておらず、3つの装飾図柄が変動表示を継続している。図151(あ8)では、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)に発展し、装飾図柄表示装置208の背景画面が、荒野の背景画面に変化し、仮停止している左図柄が装飾図柄表示装置208の左上へ移動し、同じく仮停止している右図柄が装飾図柄表示装置208の右上へ移動する。荒野の背景画面hには、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙している決闘シーンが表示されている。また、保留枠UIのうち、保留アイコン表示領域HISの左ベースアイコンbIlおよび4つのステージhs1〜hs4は消え、第1保留アイコンh11も消えている。また、変動アイコン表示領域CISの台座の高さが低くなってはいるものの、低くなった台座hs0’は表示されており、その上に変動アイコンh0も表示されたままである。さらに、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrの上に赤色の着物を着た殿様のナビキャラクタYMが表示されている。なお、スーパーリーチ演出中は、保留枠UI全体が非表示になってもよい。すなわち、変動アイコン表示領域CISの台座hs0’および演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrも非表示になってもよい。さらに、スーパーリーチ演出中は、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも非表示になってもよい。また、スーパーリーチ演出中は、ナビキャラクタYM、保留アイコン、および変動アイコンh0のうちのいずれか1つ又は2つが非表示になってもよい。さらには、スーパーリーチ演出中は、ナビキャラクタYM、保留アイコン、および変動アイコンh0総てを非表示にして、保留枠UI(左ベースアイコンbIl、4つのステージhs1〜hs4、台座hs0(hs0’)、右ベースアイコンbIr)は表示してもよいし、あるいは、この逆に、ナビキャラクタYM、保留アイコン、および変動アイコンh0総てを表示して、保留枠UIを非表示にしてもよい。
図151(あ9)では、それまで正面を向いて立っていた殿様のナビキャラクタYMが、変動アイコンh0の方を向き、刀を抜いて構えているポーズに変化する。図151(あ10)では、殿様のナビキャラクタYMの刀から波動が発振され、同図(あ11)では、それまで白色であった変動アイコンh0が赤色に変化している。上述の如く、赤色の表示態様の変動アイコンは、現在行われている図柄変動表示での大当りの期待度がかなり高いことになる。図151(あ12)では、殿様のナビキャラクタYMが正面を向いて立っている姿勢に戻っている。図151(あ12)に示す殿様のナビキャラクタYMは、赤色の着物の表示態様のままであるが、デフォルトの表示態様(紺色の着物の表示態様)に戻っていてもよい。
図151(あ13)では、図示省略したが、ボタン演出が開始される。すなわち、装飾図柄表示装置208では、ボタン画像と残時間表示メータが表示され、チャンスボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者によるチャンスボタン136の操作を受付可能な状態となる。残時間表示メータでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っていく。その後、チャンスボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、装飾図柄表示装置208には、殿様のカットイン画像が表示され、大当りの信頼度が高いことを報知する予告演出が行われる。殿様のカットイン画像は、決闘シーンのアニメーション表示にオーバーラップしており、殿様のカットイン画像が表示されていない場合と比べると視認困難とされている。なお、殿様のカットイン画像は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。
その後、装飾図柄表示装置208では、殿様のカットイン画像が消去され、決闘シーンのアニメーション表示が継続し、ボタン画像と残時間表示メータが表示され、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出が開始される。その後、チャンスボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者によるチャンスボタン136の操作を受付可能な状態となる。
残時間表示メータでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っていく。なお、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間は、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間よりも短くてもよく、この場合、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における残時間表示メータにおけるゲージの減る速度がスーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における残時間表示メータにおけるゲージの減る速度よりも速くてもよい。また、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間がスーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間よりも短くてもよいし、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間とスーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間とが同じ長さであってもよい。
チャンスボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示からエフェクト画像の表示に切り換えられるとともに、図133(a)に示す第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。エフェクト画像や第1装飾図柄の左図柄及び右図柄は、それぞれ第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされていない状態である場合に比べると視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの一部のみが動作してもよいし、全部が動作してもよく、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作する数によって信頼度が異なるようにしてもよい。この第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作する演出は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。また、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作のうちのいずれか一方のみが行われる場合があってもよい。また、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作の両方が行われる場合は、エフェクト画像が表示された後で第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始されてもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始された後でエフェクト画像が表示されてもよいし、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が同時に開始されてもよい。また、操作有効期間内にチャンスボタン136が押下された場合に、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作する演出が行われずにハズレとなる演出表示が行われてもよく、さらに、ハズレとなる演出表示が行われた後で復活演出を表示して大当りとなる演出表示が行われるようにしてもよい。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作する演出が開始されると、表示されていた変動アイコンh0が非表示となるが、引き続き表示してもよい。
その後、図133(a)に示す千両箱役物224Hが動作して下方に移動し、装飾図柄表示装置208及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップする。さらに、その後、導光板ILの発光が行われる。なお、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光の開始する順序については、上述したものに限定されず、適宜に設定することができる。また、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光のうちの全部が行われてもよいし、一部が行われない場合があってもよい。
導光板ILの発光が終了した後、千両箱役物224Hは初期位置に向かって上昇を開始する。その後、エフェクト画像がフェイドアウトし、続いて、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に向かって移動を開始する。このとき、装飾図柄表示装置208では、表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開する。このとき、変動アイコンh0の表示も再開される。
その後、決闘シーンのアニメーション表示は、図151(あ14−1)まで継続する。図151(あ14−1)では、殿様と剣豪が斬り合った後の場面が表示されている。
図151(あ9)〜同図(あ12)のナビキャラクタYMのアニメーションは、変動アイコンh0の表示態様を変化させる演出(以下、「変化演出」という。)に相当する。この変化演出は、スーパーリーチ演出の一部と見ることもできるが、スーパーリーチ演出の開始を契機にして開始された、スーパーリーチ演出とは別の演出とも見ることができる。変化演出の開始タイミングとしては、スーパーリーチ演出中の他、第1装飾図柄が高速変動になった時、図柄変動開始時、変動アイコンh0の移動完了時、特図始動口への入賞時(保留増加時)、入賞時先読み予告の開始時、或る演出の成功時、第1装飾図柄の第1停止時、擬似連演出における仮停止時あるいは継続時(再変動開始時)、リーチ状態開始時、スーパーリーチ開始時等を列挙することができる。すなわち、変化演出の開始タイミングとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
また、変動アイコンh0が変化するタイミングも、スーパーリーチ演出中の他、第1装飾図柄が高速変動になった時、図柄変動開始時、変動アイコンh0の移動完了時、特図始動口への入賞時(保留増加時)、入賞時先読み予告の開始時、或る演出の成功時、第1装飾図柄の第1停止時、擬似連演出における仮停止時あるいは継続時(再変動開始時)、リーチ状態開始時、スーパーリーチ開始時等を列挙することができる。すなわち、変動アイコンh0が変化するタイミングとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。さらに、変動アイコンh0が変化するタイミングは、上述したボタン演出におけるボタン有効期間中と重なってもよい。なお、スーパーリーチ演出中の或る期間以降は、変動アイコンの表示態様が変化しないようにしてもよい。ここで説明したスーパーリーチ演出も勝負演出であって、ボタン演出を含んでおり、主人公か敵のどちらかが勝利する、いわゆる最終ジャッジ演出の一種である。最終ジャッジ演出の結果が表示された以降は、変動アイコンの表示態様が変化しないようにしてもよい。また、ナビキャラクタYMによって、変動アイコンの表示態様を変化させようとするアニメーションが行われた場合は、変動アイコンh0の表示態様を必ず変化する様にしてもよいし、あるいは、失敗があるようにしてもよい。すなわち、変化演出は、変動アイコンh0の表示態様を必ず変化させる演出であってもよいし、変動アイコンh0の表示態様を変化せる場合(成功する場合)と、変化させない場合(失敗する場合)とがあってもよい。
また、ナビキャラクタYMによる変動アイコンの変化アニメーションが行われない場合があってもよい。その場合、スーパーリーチ演出の終了時に、スーパーリーチ演出の終了画面と、装飾図柄が表示された画面とがワイプによって切り替えられた後に、変動アイコンh0の表示態様が変化していてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示態様は、ワイプによって切り替えられた後に、デフォルトの表示態様(紺色の着物の表示態様)に戻っていてもよいし、ナビキャラクタYMは次の図柄変動表示の先読み予告として、そのままの表示態様(赤色の着物の表示態様)を維持してもよい。
図151(あ15−1)では、敵役の剣豪が倒れ、主人公の殿様が勝利した場面が表示され、殿様のナビキャラクタYMも勝利のポーズをとっている。ただしまだ、中図柄は表示されておらず、同図(あ16−1)で「装飾7」の中図柄が表示されているが、赤色の変動アイコンh0は未だ表示されており、第2装飾図柄も変動表示中である。しかも、同図(あ16−1)の段階では、第1装飾図柄の各図柄(左中右図柄)はいずれも仮停止(揺れ変動)中である。なお、図151(あ15−1)では、主人公の殿様による大当り用のアニメーションが実行されてもよい。
ここで、中図柄が表示される前の図151(あ15−1)までがスーパーリーチ演出と見ることもできるが、中図柄が表示されて一応勝利が確定したように見える(あ16−1)までがスーパーリーチ演出と見ることもできるし、さらに進んで、停止表示が行われる直前までスーパーリーチ演出と見ることもできる。また、上述のごとく、ここでのスーパーリーチ演出は最終ジャッジ演出の一例に相当し、最終ジャッジ演出の結果が確定するまで(例えば、停止表示が行われる直前まで)、スーパーリーチ演出の実行中としてもよい。
その後、装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドアウトし、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始される。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。ここでの背景は、非表示であってもよいし、スーパーリーチが行われるまでとは異なる背景画像であってもよいし、スーパーリーチが行われる前と同じ背景画像であってもよい。また、このとき、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていないが、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示も行われていないが、ナビキャラクタYMの表示が行われてもよい。
その後、不図示の第1特図表示装置212が特図Aの表示態様で表示される。なお、第1特図表示装置212は停止表示されたが、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄では揺れ変動が継続しており、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。
その後、大当り遊技が開始して主制御部300から第1副制御部400に入賞演出開始コマンドが送信されると、装飾図柄表示装置208では、大当り開始演出表示が開始される。
なお、スーパーリーチ中は変動アイコンh0とナビキャラクタYMの両方が表示されている。ここで、最終ジャッジ演出であるボタン演出が開始された場合、保留枠UIの一部又は全部が非表示あるいは消えるように構成されていてもよい。例えば、右ベースアイコンbIrがそれまでは表示されていたが、最終ジャッジ演出が開始されると、右ベースアイコンbIrが非表示あるいは消えるように構成されていてもよい。また、最終ジャッジ演出が開始されると、変動アイコh0が非表示あるいは消えるように構成されていてもよく、ナビキャラクタYMが非表示あるいは消えるように構成されていてもよく、変動アイコh0とナビキャラクタYMの両方が非表示あるいは消えるように構成されていてもよい。また、保留アイコンをそれまで表示している場合には、保留アイコンも最終ジャッジ演出が開始されると非表示あるいは消えるように構成されていてもよい。さらに、演出アイコン表示領域DISに表示されているその他のアイコンやミニキャラも、それまで表示している場合には、最終ジャッジ演出が開始されると非表示あるいは消えるように構成されていてもよい。
図151(あ2−1)に代えて同図(あ2−2)に示すように、殿様のナビキャラクタYMに「変化!?」といった吹き出し表示が追加される場合があったり、同図(あ2−3)に示すように、「変化準備中」といった吹き出し表示が追加される場合もある。この後、図151(あ3−1)に戻り、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が表示される。ナビキャラクタYMの吹き出し表示は、変化予告表示の開始の予告演出(前兆演出)に相当する。すなわち、「変化!?」のようにナビキャラクタ自身が変化する可能性があることを示唆する予告であったり、「変化準備中」のようにナビキャラクタがこれから(「変化準備中」が表示された変動内または、「変化準備中」が表示された変動の次変動以降に)必ず変化することを示唆する予告であったりする。
また、図151(あ3−1)に代えて同図(あ3−2−1)に示すように、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が一旦、演出アイコン表示領域DISに表示されながら、再び絨毯のアイコンI2が登場し、宝箱のアイコンI1がその絨毯のアイコンI2に乗って飛び去ってしまう場合もある。この場合には、ナビキャラクタYMの表示態様は変化せず、いわゆる失敗パターンに相当する。
また、図151(あ4−1)に代えて同図(あ4−2)に示すように、煙画像が赤色の場合もある。変化予告表示における変化アニメーションの種類によって、ナビキャラクタYMの変化する態様や変化しやすさを予告してもよい。図151(あ4−2)の場合は、ナビキャラクタYMが、煙と同じ色の着物を着た表示態様に変化する可能性があることが予告されている。また、変化予告表示における変化アニメーションの種類によって、当該変動または保留内の大当りの期待度を予告してもよい。
また、図151(あ5−1)に代えて同図(あ5−2)に示すように、ナビキャラクタYMの着物の色が変化するのではなく、ナビキャラクタYM自身が大きくなる場合もある。このように、ナビキャラクタYMの表示態様の変化は、色の変化の他に、大きさの変化であってもよいし、形状(例えば、ポーズ)の変化であってもよい。なお、図151(あ5−2)に示す、大きくなったナビキャラクタYMの着物の色は、紺色(デフォルト色)であってもよいが、赤色に変化していてもよい。図151(あ5−2)に示す大きくなったナビキャラクタYMの一部は、宝箱のアイコンI1の一部に前側から重なっている。なお、ナビキャラクタYMの一部が、宝箱のアイコンI1の全部に前側から重なっていてもよい。あるいは、宝箱のアイコンI1の少なくとも一部が、大きくなったナビキャラクタYMの少なくとも一部に前側から重なっていてもよい。
また、変動アイコンh0を変化させる確率、引いては大当りの期待度としては、デフォルトの色で小さい表示態様よりも、デフォルトの色で大きい表示態様の方が高く、赤色で小さい表示態様よりも、赤色で大きい表示態様の方が高くてもよい。また、大きさと色であれば、色の方が優先されてもよく、例えば、デフォルトの色で大きい表示態様よりも、赤色で小さい表示態様の方が高くてもよい。あるいは反対に、大きさの方が優先されてもよく、例えば、赤色で小さい表示態様よりも、デフォルトの色で大きい表示態様の方が高くてもよい。さらに、ナビキャラクタYMの大きさ(表示サイズ)については、大きい場合と小さい場合の他、その中間サイズ等複数のサイズがあってもよい。
なお、ナビキャラクタYMが、赤い着物を着た表示態様であるときは変動アイコンh0は赤色に変化し、金色の着物を着た表示態様であるときは、変動アイコンh0は金色に変化し、虹色の着物を着た表示態様であるときは、変動アイコンh0は虹色に変化する場合があってもよい。また、ナビキャラクタYMが、赤い着物を着た表示態様であるときは、変動アイコンh0は、大当りの期待度が赤以上の色(赤、金、虹)に変わりやすくてもよい。すなわち、変動アイコンh0の変化が成功するなら、赤以上の色に変化することが確定してもよいし、赤以上の色に変化すること自体が確定してもよい。ただし、ナビキャラクタYMが、赤い着物を着た表示態様であっても、大当りの期待度が赤より下の色(緑、青、白点滅、白)に変わってしまう場合があってもよい。さらに、ナビキャラクタYMが、プレミアの色である虹色の着物を着た表示態様であるときは、変動アイコンh0の色も必ず虹色に変化してもよい。すなわち、ナビキャラクタYMが虹色の着物を着た表示態様であるときは、ナビキャラクタYMの表示態様によって、直接的に大当りすることを報知していることになり、ナビキャラクタYMが他の色(例えば、赤)の着物を着た表示態様であるときは、変動アイコンの表示態様が変化すれば、結果的に大当りしやすいことになり、ナビキャラクタYMの表示態様によって大当りのしやすさを間接的に報知することができる。
また、ナビキャラクタYMは、表示態様が変化していないときでも、変動アイコンh0を変化させる場合があってもよい。あるいは、表示態様が変化したときのみ変動アイコンh0を変化させてもよい。さらに、主人公の殿様のキャラクタは、いわゆる常時表示のキャラクタであるが、変動アイコンh0を変化させるナビキャラクタYMは、変動アイコンh0を変化させるときのみ表示されるキャラクタであってもよい。また、予告を行うときのみ表示されるキャラクタであってもよい。さらに、上述したカスタマイズにおけるキャラクタ選択で遊技者が設定したキャラクタが、変動アイコンh0を変化させるキャラクタとして使用できるようにしてもよいし、カスタマイズにおけるキャラクタ選択で遊技者が設定したキャラクタのみが、変動アイコンh0を変化させるキャラクタとして使用できるようにしてもよい。
図152は、図151に示す例の変形例を示す図である。
図151(あ6−1)に続いて、図152(あ6−2−1)〜同図(あ6−2−3)を経て、図151(あ7)に戻るように、変化予告表示である宝箱のアイコンI1が非表示になるまで、ナビキャラクタYMは、複数回変化してもよい。図152(あ6−2−1)に示すナビキャラクタYMは赤色の着物であるが、同図152(あ6−2−2)に示すナビキャラクタYMは、金色の着物である。なお、宝箱のアイコンI1は、一度消えて、また新たに表示されてもよい。また、複数変動に亘って変化予告表示が表示されていてもよい。この場合、宝箱のアイコンI1は、開放したり閉鎖したりすることを繰り返す。
また、図151(あ6−1)に続いて、図152(あ6−3−1)〜同図(あ6−3−2)のような変化アニメーションが表示されてもよい。すなわち、変化予告表示とは別の予告(ここではUFOアイコンUFI)によって、ナビキャラクタYMがさらに昇格してもよい。図152(あ6−3−2)から続く同図(あ6−3−3a)では、飛来してきたUFOアイコンUFIから金色のビームが、赤色の着物を着たナビキャラクタYMに向けて照射され、図152(あ6−3−4a)に示すようにナビキャラクタYMは、金色の着物を着た表示態様に変化している。あるいは、図152(あ6−3−2)から続く同図(あ6−3−3b)では、飛来してきたUFOアイコンUFIから灰色のビームが、赤色の着物を着たナビキャラクタYMに向けて照射され、図152(あ6−3−4b)に示すようにナビキャラクタYMは、赤色の着物を着たまま大きくなっている。
なお、ここでは昇格について説明したが、ビームが照射されてもナビキャラクタYMに変化がない場合(いわゆる失敗パターン)があってもよく、あるいは、ビームが照射されると、デフォルトの表示態様や、青色の着物を着た表示態様や、小さくなってしまう場合(降格してしまう場合)があってもよい。
また、スーパーリーチ演出おける、殿様と剣豪が斬り合った後の場面である図151(あ14−1)に続いて、図152(あ14−2−1)が表示されてもよい。すなわち、中図柄として、左右図柄(「装飾7」)とは異なる「装飾6」が大きく表示(揺れ表示)され、続く同図(あ14−2−2)では、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが、通常の濃さよりも一旦薄く表示される。また、同図には、殿様が倒れたシーンが表示されている。図152(あ14−2−3)では、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが再び通常の濃さで表示され、同図(あ14−2−4)では、ワイプ演出が行われ、スーパーリーチの演出場面(演出表示)と、通常背景(図151(あ1)等に示す、スーパーリーチ演出の開始前の背景)との切り替えが行われる。ワイプ演出では、図152(あ14−2−5)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示画面が一旦、無模様同一色のワイプ表示になる。このワイプ表示では、変動アイコンh0や、ナビキャラクタYMは消え、第2装飾図柄と、第2保留数表示は表示されている。また、左隅には機種タイトルが表示されている。なお、変動アイコンh0や、ナビキャラクタYMも表示されていてもよい。図152(あ14−2−6)では、ワイプアウトし、背景が通常背景に戻るとともに、ナビキャラクタYMの表示態様もデフォルトの表示態様に戻っている。なお、ナビキャラクタYMの表示態様は、ワイプ演出開始時(図152(あ14−2−4)のタイミング)でデフォルトの表示態様に戻っていてもよい。図152(あ14−2−7)では、ワイプ演出が終了し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が揺れ表示されている。また、保留枠UIも表示され、変動アイコンh0も第1保留アイコンh11も表示されている。図152(あ14−2−7)に示す変動アイコンh0は、赤色の表示態様のままであるが、デフォルトの表示態様に戻っていてもよく、あるいは、変動アイコンh0自身が消去されていてもよい。一方、ナビキャラクタYMの表示態様は、赤色の着物を着た表示態様のままであってもよい。なお、本例では、ナビキャラクタの表示態様が変化した状態からデフォルトの状態に戻る表示がナビキャラクタが非表示のため視認できないが、ナビキャラクタの表示態様が変化した状態からデフォルトの状態に戻る表示が視認可能であってもよい。(例えば、ナビキャラクタの表示態様が変化した状態からデフォルトの状態へ切り替わる表示や、ナビキャラクタの表示態様が変化した状態からデフォルトの状態へ戻るアニメーション表示などが挙げられる。)
なお、ワイプアウト時(図152(あ14−2−6)〜同図(あ14−2−7))に、変動アイコンh0および/またはナビキャラクタYMが表示されているが、表示されていない場合があってもよく、表示されているときは、表示されていない場合よりも、復活演出が行われやすい構成であってもよい。あるいは、表示されているときは、復活演出が必ず行われる構成であってもよく、表示されていない場合には、復活演出が行われたり、行われなかったりしてもよい。
さらに、図152(あ14−2−1)〜同図(あ14−2−3)では、保留枠UIの一部(台座hs0’や右ベースアイコンbIr)が表示されているが、保留枠UIの全部が非表示になってもよいし、一部のみが非表示になってもよい。また、変動アイコンh0が非表示になってもよいし、ナビキャラクタYMが非表示になってもよい。あるいは、変動アイコh0とナビキャラクタYMの両方が非表示になってもよい。また、保留アイコンをそれまで表示している場合には、保留アイコンも非表示になってもよい。さらに、演出アイコン表示領域DISに表示されているその他のアイコンやミニキャラも、それまで表示している場合には、非表示になってもよい。
図153は、図151に示す例の他の変形例を示す図である。
図151(あ16−1)に続いて、図153(あ16−2−1)〜同図(あ16−2−2)のような表示が行われてもよい。すなわち、図153(あ16−2−2)に示す装飾図柄表示装置208では、画面全体が薄くなり始めている。この後、再抽選演出で一度消えて、再び、図153(あ16−2−1)に示す画面(殿様勝利の画面)が表示されてもよいし、あるいは図151(あ14−2−3)に示す画面(殿様敗北の画面)が表示されてもよいし、同図(あ16−2−3)に示すような、通常背景で、装飾図柄の組合せ(大当りの組合せの場合やハズレの組合せの場合がある)が揺れ表示されている画面が表示されてもよい。
また、再表示された画面でも、ナビキャラクタYMや変動アイコンh0は表示されており、ナビキャラクタYMまたは/および変動アイコンh0の表示態様が赤い表示態様であれば、有利な大当り確定(例えば、確変大当りやラウンド数が長い大当り)が確定であってもよい。あるいは、表示態様が変化していないと、有利な大当りは確定ではないが、表示態様が昇格していると、有利な大当りが確定であってもよいし、表示態様が金色や虹色のプレミアムであると、有利な大当りが確定であってもよい。
また、図153(い1)〜同図(い12)は、ナビキャラクタYMが、複数変動を跨いで表示され、先読み予告としても機能する例を示す図である。
図153(い1)には、赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。
図153(い2)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMは表示されたままである。図153(い3)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。次の図柄変動表示が開始されても、赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMは表示されたままである。
図153(い4−1)では、ナビキャラクタYMを用いた変動アイコンh0の変化アニメーションが開始される。すなわち、それまで正面を向いて立った姿勢(初期姿勢)であった殿様のナビキャラクタYMが、変動アイコンh0の方を向き、刀を抜いて構えているポーズに変化する。図153(15)では、殿様のナビキャラクタYMの刀から波動が発振されるが、同図(い6)では、変動アイコンh0の表示態様はデフォルトのままであり、変化演出は失敗に終わっている。図153(い7)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMは、再び初期姿勢で表示されている。
図153(い8)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が再び開始されている。3回目の図柄変動表示が開始されても、赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMは表示されたままである。図153(い9)では、ナビキャラクタYMを用いた変動アイコンh0の変化アニメーションが再び開始される。図153(い11)では、それまで白色であった変動アイコンh0が赤色に変化しており、通常予告が開始されている。同図(い12)では、ナビキャラクタYMは、赤色の着物を着た表示態様のまま初期姿勢に戻っている。この後、図示省略しているが、現在行われている図柄変動表示で大当り図柄が確定表示される。
また、図153(い4−1)の代わりに同図(い4−2−1)では、ナビキャラクタYMが、図柄変動表示中に、演出アイコン表示領域DISから保留アイコン表示領域HISに移動し、同図(い4−2−2)では、保留アイコンに対する変化アニメーションが開始されている。ナビキャラクタYMの移動はアニメーションであってもよいし、瞬間的に表示位置が切り替わる態様であってもよい。また、ナビキャラクタYMが演出アイコン表示領域DISから出て行った場合には、演出アイコン表示領域DISにおいてナビキャラクタYMが表示されていた位置(初期位置)に別の表示(例えば、看板に「出張中」と記載されているアイコン表示)が表示されていてもよい。
なお、ナビキャラクタYMによる保留アイコンに対する変化演出は失敗する場合(保留アイコンの表示態様が変化しない場合)があってもよく、あるいは反対に、必ず成功(保留アイコンの表示態様が変化)してもよい。また、先読み対象の保留アイコンに対してのみ変化演出を行ってもよい。例えば、保留数が1の状態に限って、第1保留アイコンh11を対象に行われてもよいし、複数の保留アイコン(変動アイコンを含んでいてもよい)を対象に行われてもよい。さらに、ナビキャラクタYMによる保留アイコンに対する変化演出は、先読み対象保留に対して表示態様が変化するまで(成功するまで)何回でも行ってよいし、1回失敗したらもう一度行わないようにしてもよい。
また、変化演出によって、表示態様が一度変化した保留アイコンに対して、再度、変化演出を行ってもよい。これは、保留アイコンに限らず、変動アイコンh0ついても同様である。
さらに、変動アイコンh0に対する変化演出でも、ナビキャラクタYMは、演出アイコン表示領域DISから移動してもよい。また、ナビキャラクタYMは、演出アイコン表示領域DISから出ないにしても、演出アイコン表示領域DIS内で移動してもよい。さらに、ナビキャラクタYMは、保留枠UI内に限って移動可能であってもよいし、保留枠UIから外にも移動可能であってもよい。
なお、本例では、ナビキャラクタYMを用いた変動アイコンh0の変化アニメーションがナビキャラクタYMの色が赤色になった変動の次の変動から先読み対象の保留の変動まで毎変動行われているが、ナビキャラクタYMの色が赤色になった変動の次の変動から先読み対象の変動までの間に変化アニメーションを行わない変動があってもよい。また、ナビキャラクタYMが赤色になった変動も変化アニメーションがおこなわれてもよい。
図154は、ナビキャラクタYMによる保留アイコンの変化演出と変動アイコンの変化演出の組合せの例を示す図である。
図154(う1)には、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。
図154(う2)では、演出アイコン(ここではUFOアイコンUFI)が保留枠UI外に出現し、保留枠UIに接近してくる。なお、演出アイコンは、保留枠UI内に出現してもよい。図154(う3)に示すように、UFOアイコンUFIから白色のビームが第2保留アイコンh12に向けて照射され、同図(う4)に示すように、第2保留アイコンh12の表示態様が、デフォルトの表示態様から白点滅の表示態様に変化する。すなわち昇格演出に成功している。なお、演出アイコンは複数種類あり、出現する演出アイコンによって、昇格演出の成功確率が変わってもよい。例えば、第一の演出アイコンが出現した場合は、昇格演出に必ず成功するようにしてもよく、第二の演出アイコンが出現した場合は、昇格演出に80%以上成功するようにしてもよく、第三の演出アイコンが出現した場合は、昇格演出に50%未満しか成功しないようにしてもよい。図154(う4)では、UFOアイコンUFIは消えている。図154(う5)では、3つの装飾図柄が仮停止状態となっている。図154(う6)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは、初期姿勢で表示されている。図154(う7)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されており、同図(う8)では第1装飾図柄が高速変動中である。次の図柄変動表示が開始されても、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは初期姿勢で表示されたままである。
図154(う9)では、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが、弓を引くポーズに変化し、ナビキャラクタYMによる保留アイコンの昇格演出が開始される。ここでの昇格演出もアニメーション表示である。図154(う10)では、矢が発射され、矢は、変動アイコンh0を越えて飛んでいき、同図(う11)では、白点滅の表示態様である第1保留アイコンh11に命中し、同図(う12)では、第1保留アイコンh11の表示態様が、白点滅から青色の表示態様に変化し、昇格演出は成功する。なお、ここでの昇格演出も、失敗する場合(保留アイコンの表示態様が変化しない場合)があってもよく、あるいは反対に、必ず成功(保留アイコンの表示態様が変化)してもよい。また、保留数が1の状態に限って、第1保留アイコンh11を対象に行われてもよいし、複数の保留アイコン(変動アイコンを含んでいてもよい)を対象に行われてもよい。さらに、昇格演出は、先読み対象保留に対して表示態様が変化するまで(成功するまで)何回でも行ってよいし、1回失敗したらもう一度行わないようにしてもよい。また、昇格演出によって、表示態様が一度変化した保留アイコンに対して、再度、昇格演出を行ってもよい。なお、ナビキャラクタによる昇格演出は、保留アイコンが複数表示されていても、そのうちの一の保留アイコンについてのみ行われる演出であってもよい(つまり、保留の減少に伴い保留アイコンAの位置が移動しても、保留アイコンAについてのみナビキャラクタによる昇格演出がおこなわれる。)し、保留アイコン表示領域に表示されている複数の保留アイコンおよび/または変動アイコンに対して行われる演出であってもよい。図154(う13)で、ナビキャラクタYMは初期姿勢に戻り、同図(う14)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは、初期姿勢で表示されている。図154(う15)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されており、同図(う16)では第1装飾図柄が高速変動中である。次の図柄変動表示が開始されても、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは初期姿勢で表示されたままである。変動アイコンh0は、先の昇格演出で青色の表示態様に変化した第1保留アイコンh11から変化したアイコンであり、同じく、青色の表示態様で台座hs0に表示されている。
図154(う17)では、演出アイコン表示領域DISに、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現し、同図(う18)では、絨毯のアイコンI2が消え、宝箱のアイコンI1が残る。図154(う19)では、変化アニメーションが開始され、宝箱が開いて、中から、エフェクトの煙画像が出現し、その煙画像によって、ナビキャラクタYMの一部又は全部が隠され、ナビキャラクタYMは、煙画像が出現する前よりも明らかに視認困難になる。図154(う20−1)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMは、デフォルトの表示態様から赤色の着物を着た表示態様に変化している。図154(う21)のタイミングで宝箱のアイコンI1が消え、演出アイコン表示領域DISには、赤色の着物を着た殿様のナビキャラクタYMのみが表示されている。ナビキャラクタYMの表示態様の色は、現在行われている図柄変動表示の大当りの信頼度(期待度)を表すものである。あるいは、変動アイコンの表示態様の変化のしやすさ(昇格)を表すものであってもよい。さらには、ここでは保留アイコンは表示されていないが、保留アイコンが表示されている場合には、保留アイコンの表示態様の変化のしやすさ(昇格)を表すものであってもよい。
図154(う23)では、リーチ状態に突入し、同図(う24)ではスーパーリーチ演出に発展する。スーパーリーチ演出に発展すると、保留枠UIのうち、保留アイコン表示領域HISの左ベースアイコンbIlおよび4つのステージhs1〜hs4は消え、保留アイコンが残っている場合には保留アイコンも消える。また、図154(う24)に示す演出アイコン表示領域DISでは、右ベースアイコンbIrが消え、赤色の着物を着た殿様のナビキャラクタYMの足部分は消えている。また、変動アイコン表示領域CISにおける台座が沈んできてはいるものの、青色の表示態様の変動アイコンh0は表示されている。スーパーリーチ中の図154(う25)では、ナビキャラクタYMが完全に消え、低くなった台座hs0’の上に青色の表示態様の変動アイコンh0は表示されている。なお、ここでは、ナビキャラクタYMが消えてしまっているが、図151に示す例のように表示されていてもよい。また、台座hs0’および変動アイコンh0の両方が消えてもよいし、一方のみが消えてもよい。
図154(う27−1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ演出の続きとして、荒野の背景画面hに、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙している決闘シーンが表示されている。ここでも、台座hs0’および変動アイコンh0の両方が表示されている。
図155は、図154に示す例の続きと変形例等を示す図である。
図155(う29)では、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが、通常の濃さよりも薄く表示されるとともに、殿様が倒れたシーンが表示されている。ここでも、台座hs0’および変動アイコンh0の両方が表示されている。図155(う30)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ演出が終了し、通常背景に戻り、第2装飾図柄および第2保留数表示と、台座hs0’および変動アイコンh0が表示されている。図155(う31)では、左図柄と右図柄の表示が復活し、今まで沈んでいた台座が、変動アイコンh0を乗せたまま上昇は始めている。図155(う32)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の組合せが揺れ表示されており、保留枠UIも再表示されている。また、ナビキャラクタYMは、デフォルトの表示態様で表示されている。
また、図154(う20−1)に代えて、図155(う20−2)では、ナビキャラクタYMが、プレミアの虹色の着物を着た表示態様に変化している。この場合は、変動アイコンh0の表示態様(色)に関係なく、ナビキャラクタYMの表示態様が虹色なので大当り確定である。なお、変動アイコンの表示態様も、赤色以上の表示態様に変化させてもよく、プレミアの虹色に変化させてもよい。また、ナビキャラクタYMが先読み予告として機能する場合には、その先読み対象の保留アイコンの表示態様も、赤色以上の表示態様に変化させてもよく、プレミアの虹色に変化させてもよい。
また、図154(う27−1)に代えて、図155(う27−2)では、演出アイコン表示領域DISに右ベースアイコンbIrが表示され、さらに、赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。ここで表示されているナビキャラクタYMは、表示されているだけで何もしなくてもよい。あるいは、ナビキャラクタYM自身が単独で自身の表示態様を昇格させたり、変動アイコンの表示態様を変化させたりしてもよい。あるいは、ナビキャラクタYMが他の予告表示によって変化してもよい。
ここで、演出アイコン(ここではUFOアイコンUFI)および/または変化予告表示(ここでは宝箱のアイコンI1)による予告は、1つの装飾図柄(例えば、左図柄)が仮停止表示となる前までに行われており、1つの装飾図柄が仮停止表示となった後は演出アイコンおよび/または変化予告表示による予告が行われないように構成されているが、1つの装飾図柄が仮停止状態となった後も演出アイコンおよび/または変化予告表示が行われる場合があってもよい。なお、1つの装飾図柄と記載したが複数の装飾図柄であってもよく、全ての装飾図柄であってもよい。また、図柄(特別図柄表示装置による変動表示)が完全に停止した状態では演出アイコンおよび/または変化予告表示による予告が行われないように構成されているが、行われる場合があってもよい。
図155(え1)〜同図(え4−1)は、ナビキャラクタYM自身が単独で自身の表示態様を変化させる例である。
図155(え1)には、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、デフォルトの第1保留アイコンh11が表示されている。
図155(え2)では、ナビキャラクタYMのポーズが変化し、扇子を持った手を上げている。図155(え3−1)では、ナビキャラクタYM自身が、灰色の煙画像に包まれ、視認困難になり、同図(え4−1)では、赤色の着物を着た表示態様に変化している。
また、図155(え3−1)に代えて同図(え3−2)では、ナビキャラクタYM自身が、赤色の煙画像に包まれており、この後、ナビキャラクタYMは、赤色の着物を着た表示態様に変化する。このように、変化アニメーション自体が、ナビキャラクタYMが変化する表示態様(色)を予告してもよい。また、赤色の煙画像は、ナビキャラクタの変化が成功すれば赤色以上の表示態様に変更されることを予告する予告表示であってもよく、赤色以上の表示態様に変化することが確定される予告表示であってもよい。
また、図155(え3−1)に代えて同図(え3−3)では、ナビキャラクタYM自身が、虹色の煙画像に包まれており、現在行われている図柄変動表示、あるいはこの後開始される図柄変動表示で大当り確定(大当り濃厚であってもよい)になる。このように、変化アニメーション自体で通常予告あるいは先読み予告を行ってもよい。なお、虹色の煙画像は、ナビキャラクタの変化が成功すれば虹色の表示態様に変更されることを予告する表示であってもよく、この場合虹色の煙画像が表示されても虹色の煙画像が表示された図柄変動および/または保留内が大当り確定(大当り濃厚であってもよい)とならなくてもよい。
また、図155(え4−1)に代えて同図(え4−2)では、ナビキャラクタが、別のナビキャラクタに変化している。ここでは、姫のナビキャラクタに変化している。変化するキャラクタの種類は、上述したカスタマイズにおけるキャラクタ選択で遊技者が設定したキャラクタであってもよいし、カスタマイズにおけるキャラクタ選択で遊技者が設定したキャラクタのみであってもよい。
また、図155(え4−2)に代えて同図(え4−3)では、ナビキャラクタが、遊技者が選択不能なナビキャラクタ(例えば、番長のキャラクタ)に変化している。なお、番長のナビキャラクタの方が、ナビキャラクタYMよりも保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高いように構成されていてもよい。
なお、姫(番長)のナビキャラクタの方が、ナビキャラクタYMよりも保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高いように構成されていてもよいし、姫(番長)が登場する予告および/またはスーパーリーチ演出が発生しやすい(または、必ず発生する)ように構成されていてもよい。
なお、ナビキャラクタYMが別のナビキャラクタに変化する場合、遊技者が選択可能なナビキャラクタのみに変化するように構成されていてもよく、遊技者が選択不可のナビキャラクタに変化されるように構成されていてもよく、遊技者が選択可能なナビキャラクタに変更される場合と遊技者が選択不可のナビキャラクタに変更される場合の両方の場合があってもよい。遊技者が選択可能なナビキャラクタに変更される場合と遊技者が選択不可のナビキャラクタに変更される場合の両方の場合がある場合において、遊技者が選択可能なナビキャラクタよりも遊技者が選択不可のナビキャラクタの方が保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高いように構成されていてもよい。逆に、遊技者が選択可能なナビキャラクタに変更される場合と遊技者が選択不可のナビキャラクタに変更される場合の両方の場合がある場合において、遊技者が選択不可のナビキャラクタよりも遊技者が選択可能なナビキャラクタの方が保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高いように構成されていてもよい。
さらに、図155(え4−1)に代えて同図(え4−4)では、キャラクタが変化せず、自身の変化演出に失敗している。
なお、この例では、ナビキャラクタYM自身が単独で自身の表示態様を変化させる例であって、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は絡まなかったが、変化予告表示の宝箱のアイコンI1の色によって、ナビキャラクタYMが変化する表示態様(色)を予告してもよい。例えば、赤色の宝箱のアイコンI1が出現した場合は、ナビキャラクタYMは赤色、あるいは赤色以上の表示態様に変化することが確定であってもよい。
さらに、宝箱のアイコンI1の色によって、現在行われている図柄変動表示、あるいはこの後開始される図柄変動表示における大当りの期待度を予告してもよい。すなわち、宝箱のアイコンI1の色によって、通常予告あるいは先読み予告を行ってもよい。
図156は、保留枠が一時的に視認不能になる演出例を示す図である。
図156(お1)に示す装飾図柄表示装置208には、海の背景が表示されている。また、図156(お1)に示す初期姿勢のナビキャラクタYMは、デフォルトの表示態様である。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。
図156(お2)では、特図1の保留が増加し、第3保留アイコンh13が追加表示されている。この第3保留アイコンh13もデフォルトの表示態様である。
図156(お4)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは初期姿勢で表示されたままである。また、図156(お4)に示す装飾図柄表示装置208には、海の背景が依然として表示されている。
図156(お5)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されており、海の背景が依然として表示されている。
図156(お6)では、先読予告の一種である背景変化予告が開始される。ここでの背景変化予告の対象(先読み対象保留)は、図156(お2)のタイミングで増加した保留(このタイミングでは第2保留)になる。背景変化予告では、左右から襖の画像が出現し、襖が閉じられるアニメーションによって、表示画面全体が襖の画像になる(図156(お7)参照)。このため、保留枠UIも、保留アイコンh11,h12も、変動アイコンh0も、ナビキャラクタYMも、襖の画像によって前側からオーバーラップされ、視認不能になる。なお、襖の画像に代えて、保留枠UI、保留アイコンh11,h12、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMの一部に前側からオーバーラップする画像が出現してもよい。あるいは、保留枠UI、保留アイコンh11,h12、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMには、何ら画像がオーバーラップしない演出であってもよい。
なお、背景変化予告は、先読み対象保留の入賞時(図156(お2)のタイミング)で開始されてもよい。この例では、入賞した変動の次の変動中に開始されるが、次の変動に限らず、先読み対象保留の変動が終わるまでに開始されればよい。例えば、先読み対象保留の変動開始で背景変化予告と同じ背景が表示されてもよい。
また、背景変化予告では、出現画像(ここでは襖の画像)色によって、先読み対象保留の大当り期待度を表してもよく、あるいは、襖の色と同じ色のナビキャラクタYMが出現していれば、そのナビキャラクタYMが変化する予告として機能し、変化予告表示に相当する。また、襖の色が緑なら山の背景に変化するといった背景自体の予告としても機能してよい。さらに、背景変化予告は、複数種類用意されていてもよい。
図156(お8)では、襖が開き、保留枠UI、保留アイコンh11,h12、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMが見え始め、同図(お9)では、完全に襖が開き、襖画像は消えている。背景変化予告によって、装飾図柄表示装置208の背景は、夜の背景に変化している。また、背景変化後のナビキャラクタYMは、変化した背景に依存するキャラクタに変化している。ここでは、殿様のキャラクタから、ロボットのキャラクタに変化している。なお、この例では、一種類の背景に対して一種類のキャラクタが対応しているが、一種類の背景に対して複数種類のキャラクタが対応していてもよい。
図156(お11)では、リーチ状態に突入している。また、図156(お9−1)から同図(お11)までの間に変動アイコンh0の表示態様が、デフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変化している。なお、リーチ状態突入を契機に変動アイコンh0の表示態様が、デフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変化してもよい。なお、保留枠UIは表示されているものの、保留アイコンh11、h12は総て消えている。その後、スーパーリーチ演出に発展し、スーパーリーチ演出の背景(ここでは荒野の背景)に変化する。図156(お13)に示す装飾図柄表示装置208には、荒野の背景で、殿様が敗北した場面が表示されている。なお、倒れた殿様に、ロボットのナビキャラクタYMがオーバーラップし、視認困難になっている。
図156(お14)では、ワイプ演出が開始され、ワイプインによって、装飾図柄表示装置208はワイプ表示になっている。図156(お15)に示すように、ここでのワイプ表示では、変動アイコンh0も、ナビキャラクタYMも消え、さらに、第2装飾図柄も、第2保留数表示も消え、左隅には機種タイトルが表示されているのみである。図156(お16)では、ワイプアウトし、背景が夜の背景に戻るとともに、ナビキャラクタYMも見え始めている。
図156(お17)では、ワイプ演出が終了し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が揺れ表示されている。また、保留枠UIも表示され、赤色の表示態様の変動アイコンh0も、保留アイコンh11,h12も表示が再開されている。
図156(お18)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が停止表示されている。
その後、第1保留が消化され、ハズレの図柄が停止表示された後、図156(お20−1)に示すように、次の図柄変動表示が開始される。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されており、先読み対象保留の図柄変動が終了したが、背景は夜の背景のままである。
図156(お21)では、背景変化予告が再び開始され、左右から襖の画像が出現し、襖が閉じられるアニメーションによって、ここでも表示画面全体が襖の画像になる(図156(お22)参照)。図156(お23)では、襖が開き、保留枠UI、保留アイコンh11,h12、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMが見え始め、同図(お24)では、完全に襖が開き、襖画像は消えている。図156(お24)に示すように、装飾図柄表示装置208の背景は、海の背景に戻っており、ナビキャラクタYMも、殿様のキャラクタに戻っている。
また、図156(お9−1)に代えて同図(お9−2)では、ロボットのナビキャラクタYMの表示態様が、デフォルトとは異なる表示態様に変化している。背景依存するキャラクタの表示態様(例えば、色、形状、大きさ等)も、大当りの信頼度に応じて変化してもよい。あるいは、元々変化していてもよい。
なお、先読み予告の背景によらず、演出背景に依存してナビキャラクタYMが変化してもよい。例えば、海岸背景、城下町背景、城内背景が順番に出現する場合に、それぞれの背景に依存するナビキャラクタYMに変化していてもよい。なお、複数種類の背景は、出現順番がランダムであってもよい。また、遊技者によって演出モードを変化させる場合も背景変化に依存してナビキャラクタYMが変化してもよい。また、演出背景に依存するナビキャラクタと異なるナビキャラクタが表示される場合があってもよい。例えば、演出背景AにおいてナビキャラクタAが表示され、演出背景BにおいてナビキャラクタBが表示される場合、演出背景AにおいてナビキャラクタBが表示される場合があってもよい。ここで、演出背景と一致しないナビキャラクタが表示された場合は、演出背景と一致するナビキャラクタが表示された場合よりも保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高い(または、大当り確定(大当り濃厚であってもよい))ように構成されていてもよいし、演出背景と一致しないナビキャラクタが登場する予告および/またはスーパーリーチ演出の発生頻度が高い(または、必ず発生する)ように構成されていてもよい。
あるいは逆に、背景変化が行われてもナビキャラクタYMの種類が変化しない場合があってもよいし、絶対に変化しなくてもよい。
図157は、演出アイコン表示領域DISに複数のナビキャラクタYMが出現する演出の一例を示す図である。
図157(か1)には、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、デフォルトの第1保留アイコンh11が表示されている。
図157(か2−1)には、ナビキャラクタYMに、仲間を呼ぶ台詞の吹き出しが追加表示されている。この吹き出しの表示は、現在表示されている殿様のナビキャラクタYMが行う、他のキャラクタ(爺又は姫)が表示されることの予告に相当する。図157(か3−1)に示す演出アイコン表示領域DISには、殿様のナビキャラクタYMの他に、姫のナビキャラクタYM1の表示が追加され、姫を呼ぶのに成功している。姫のキャラクタの登場は、アニメーション表示であってもよいし、瞬間的に登場する態様であってもよい。アニメーション表示の場合には、煙画像による当初はキャラクタが見えないアニメーションであってもよいし、画面の右端から歩いて登場するアニメーションであってもよい。この姫のナビキャラクタYM1もデフォルトの表示態様である。
図157(か4)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。ともにデフォルトの表示態様である、殿様のナビキャラクタYMと、姫のナビキャラクタYM1は、初期姿勢で表示されている。図157(か5)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。次の図柄変動表示が開始されても、二人のナビキャラクタYM,YM1は表示されたままである。このように、複数のナビキャラクタの表示は、複数変動に跨ってもよい。ただし、ナビキャラクタYM1が登場した図柄変動表示で、登場したナビキャラクタYM1は消えてしまってもよい。この場合であっても、先に表示されていたナビキャラクタ(ここでは殿様のナビキャラクタYM)は、複数変動に跨って表示される。
図157(か5)では、今度は、二人のナビキャラクタYM,YM1に、爺を呼ぶ台詞の吹き出しが追加表示され、同図(か6−1)に示す演出アイコン表示領域DISには、二人のナビキャラクタYM,YM1の他に、爺のナビキャラクタYM2の表示が追加され、爺を呼ぶのに成功してる。すなわち、これで三人全員が揃ったことになる。この演出では、ナビキャラクタが一人でも多く集まる方が、変動アイコンh0が変化する確率が高くなったり、プレミア若しくはプレミアに近い色に変化させる確率が高くなったり、当該変動で大当りする期待度が高くなったり、次変動以降で大当りする期待度が高くなったりしてもよい。また、三人全員が揃った場合は、プレミアの虹色が確定したり、大当りが確定したりしてもよい。図157(か7−1)では、三人全員が揃った状態で、第1装飾図柄がリーチ状態になり、左図柄、右図柄ともに「装飾7」が揺れ表示(仮停止)されている。
また、図157(か2−1)に代えて、同図(か2−2−1)では、ナビキャラクタYM自身以外の予告が行われている。すなわち図157(か2−1)では、ナビキャラクタYM
の台詞が予告になっていたが、この例では、演出アイコン表示領域DISにルーレット表示アイコンRIが追加表示され、ルーレット予告が開始されている。ここでのルーレット予告は、他のナビキャラクタの出現予告専用であってもよいし、他の予告(保留変化予告等)も行うものであってもよい。図157(か2−2)では、ルーレット表示アイコンRIに姫の文字が表示されている。この後、姫のナビキャラクタYM1が登場する場合もあるが、何のナビキャラクタも登場しない場合(いわゆる失敗の場合)があってもよいし、異なるナビキャラクタ(例えば、爺のナビキャラクタYM2)が登場する場合があってもよい。なお、ルーレット表示アイコンRIは、すでに登場しているキャラクタの文字が表示されないように構成されているが、すでに登場しているキャラクタの文字が登場するように構成されていてもよい。その場合、ルーレット表示アイコンRIに文字が表示された数に応じて同じキャラクタが複数表示されてもよく(例えば、ルーレット表示アイコンRIに姫の文字が3回停止表示されたら、姫のナビキャラが3人表示される等)、ルーレット表示アイコンRIに文字が表示された数に応じてすでに登場しているキャラクタの昇格演出が行われてもよい(例えば、ルーレット表示アイコンRIに姫の文字が3回停止表示されたら、1回目で姫が登場し、2回目で姫の着物が赤色に変化し、3回目で姫の着物が金色に変化する等)。
また、図157(か3−1)に代えて、同図(か3−2)に示すように、何のナビキャラクタも登場せず失敗する場合もある。
また、図157(か3−1)に代えて、同図(か3−3)では、姫のナビキャラクタYM1ではなく、爺のナビキャラクタYM2が登場している。このように、登場する順番は決まっておらず、隣に表示されるナビキャラクタによって、異なるアニメーションが行われてもよい。例えば、図157(か3−1)では、殿様のナビキャラクタYMは、姫のナビキャラクタYM1が来ると思っていたのに、爺のナビキャラクタYM2が来て、ビックリしているアニメーションが表示されており、姫より先に爺が来るのはプレミア演出であってもよい。またキャラクタの登場する順番によって、変動アイコンh0が変化する確率が変わったり、プレミア若しくはプレミアに近い色に変化させる確率が変わったり、当該変動で大当りする期待度が変わったり、次変動以降で大当りする期待度が変わったり、あるいは、まったくこれらに影響しなくてもよい。
また、図157(か3−1)に代えて、同図(か3−4−1)に示すように、キャラクタによって表示位置が予め定まっていてもよい。すなわち、図157(か3−4−1)に示す演出アイコン表示領域DISでは、左端に殿様のナビキャラクタYMが表示され、一人分あけて、姫のナビキャラクタYM1が表示されている。そして、図157(か3−4−3)に示す演出アイコン表示領域DISでは、一人分あけてあった位置に、爺のナビキャラクタYM2が表示されている。このように、表示位置の順番(殿様、爺、姫)が定まっている場合であっても、その順番が崩れる場合(殿、姫、爺)があってもよく、この場合には、プレミア演出(大当り確定演出)であったり、大当り濃厚であってもよい。
また、図157(か3−1)に代えて、同図(か3−5−1)に示すように、ナビキャラクタが増えた場合、増えたことを文字表示で報知(ここでは「姫ストック」)してもよいし、あるいはスピーカから音声で報知してもよいし、ランプの点滅等によって報知してもよい。また、図157(か3−5−3)では、全員集合したことを文字表示で報知している。なお、全員集合に成功した場合に、いつもは「全員集合」の文字表示であるのに対して、異なる文字表示(例えば、「激アツだ」あるいは「全員集合リーチだ」等)が表示された場合は、プレミア演出(大当り確定演出)であったり、大当り濃厚であってもよく、あるいは、特定のリーチ態様が必ず開始されるようにしてもよい。また、ここでも、文字表示の報知とともに、あるいは文字表示の報知に代えて、スピーカから音声で報知してもよいし、ランプの点滅等によって報知してもよい。
また、図157(か6−1)に代えて、同図(か6−2)に示すように、殿様、姫、爺以外のキャラクタ(ここでは、サボテンを模した埴輪のキャラクタYM3)が増えた場合、プレミア演出(大当り確定演出)であったり、大当り濃厚であってもよい。
なお、「姫」を指定して呼んだにも関わらず、「爺」が表示された場合は、プレミア演出(大当り確定演出)であったり、大当り濃厚であってもよく、「姫」を呼んでいるのに「爺」が表示される頻度の方が多ければ、呼んだとおりのキャラクタ(「姫」)がでると、大当り濃厚(または大当り確定)であってもよい。また、他のナビキャラクタを呼ぶナビキャラクタ(この例では、殿様)の表示態様によって、他のナビキャラクタが登場(ストック)しやすかったり、あるいは登場(ストック)しにくい場合があってもよい。また、他のナビキャラクタを呼ぶナビキャラクタの種類によって他のナビキャラクタが登場(ストック)しやすかったり、あるいは登場(ストック)しにくい場合があってもよい。例えば、殿様のナビキャラクタよりも、姫のナビキャラクタが呼んだ方が、他のナビキャラクタが登場(ストック)しやすくてもよい。また、登場(ストック)するキャラクタは、異なる種類のキャラクタに限らず、同じ種類のナビキャラクタであってもよい。例えば、殿様のナビキャラクタYMが複数表示される場合があってもよいし、殿様×3と表記される場合があってもよい。また、同じ種類のナビキャラクタであっても、表示態様(色、形、ポーズ、大きさ)が異なっていてもよい。さらに、キャラクタによって、表示された後に行われる演出が異なってもよい。例えば、演出アイコン表示領域DISからキャラクタが放出される演出が行われる場合には、殿様を放出すると疑似連演出開始、姫を放出すると保留が昇格、爺を放出するとタイマ予告開始であってもよい。また、複数のキャラクタを放出してもよい。さらに、複数のキャラクタを同時に放出すると、単体の放出と異なる演出を行ってもよい。例えば、殿様と姫を同時に放出すると、殿様単体よりも熱い疑似連演出が開始されてもよい。
図158は、図157に示す変形例等を示す図である。
図158(き1)には、デフォルトの表示態様の殿様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されており、その右隣には、デフォルトの表示態様の姫のナビキャラクタYM1が初期姿勢で表示されている。また、姫のナビキャラクタYM1の右横には、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、デフォルトの第1保留アイコンh11が表示されている。
図158(き2−1)では、宝箱のアイコンI1が開き、中から、煙画像が出現し、殿様のナビキャラクタYMと姫のナビキャラクタYM1のうち、姫のナビキャラクタYM1のみが、その煙画像に包まれている。すなわち、殿様のナビキャラクタYMには煙画像は及んでいない。図158(き4)では、煙画像が消失し、姫のナビキャラクタYM1は、赤色の着物を着た表示態様に変化している。図158(き5)では、宝箱のアイコンI1が消えている。
図158(き2−1)に代えて同図(き2−2−1)では、殿様のナビキャラクタYMのポーズが変化し、扇子を持った手を上げている。図158(き2−2−2)では、殿様のナビキャラクタYMが煙画像を出現させ、姫のナビキャラクタYM1のみが、その煙画像に包まれている。図158(き2−2−3)では、煙画像が消失し、姫のナビキャラクタYM1は、赤色の着物を着た表示態様に変化している。また、殿様のナビキャラクタYMは初期姿勢に戻っている。
図158(き3−1)に代えて同図(き3−2−1)では、宝箱のアイコンI1の中から出現した煙画像が、殿様のナビキャラクタYMと姫のナビキャラクタYM1の両方のナビキャラクタを包んでいる。そして、図158(き3−2−2)では、煙画像が消失し、殿様のナビキャラクタYMも姫のナビキャラクタYM1も、赤色の着物を着た表示態様に変化している。すなわち、二人とも表示態様が変化している。ここでは、二人とも同じ色に変化しているが、異なる色に変化してもよい。例えば、片方が赤色で、もう一方が金色に変化してもよい。あるいは、煙画像に二人とも包まれるものの、一方のみ変化し、他方は、デフォルトのままであってもよい。
なお、ナビキャラクタが複数表示される場合に、一方のナビキャラクタ(例えば、姫)が昇格可能で、他方のナビキャラクタ(例えば、吉宗)が昇格不可であってもよい。また、両方のナビキャラクタが昇格可能であってもよい。その場合、或る一方のキャラクタ(例えば、姫)が変化した方が、他方のキャラクタ(例えば、吉宗)が変化した場合よりも熱くてもよく、大当りの期待度は同じであってもよい。また、両方のキャラクタが変化した方が、片方のキャラクタが変化した場合よりも熱くてもよい。また、変化態様によって片方のキャラクタが変化した方が両方のキャラクタが変化したよりも熱くてもよい。例えば、デフォルトの表示態様の殿様のナビキャラクタYMおよび虹色の着物を着た表示態様の姫のナビキャラクタYM1の組合せと、赤色の着物を着た表示態様の殿様のナビキャラクタYMおよび同じく赤色の着物を着た表示態様の姫のナビキャラクタYM1の組合せとでは、前者の組合せの方が後者の組合せよりも大当りしやすくてもよい。また、両方のキャラクタが必ず変化する様にしてもよい。その場合、同じ色に変化するように構成されていてもよいし、異なる色に変化する様に構成されていてもよい。また、変化するキャラクタによって、変化後のキャラクタが持つ意味が変わってもよい。例えば、赤色の着物を着た表示態様の殿様のナビキャラクタYMであれば、当該変動が熱く、赤色の着物を着た表示態様の姫のナビキャラクタYM1であれば、スーパーリーチに発展しやすくてもよい。また、虹色の着物を着た表示態様の殿様のナビキャラクタYMであれば、大当り確定であり、虹色の着物を着た表示態様の姫のナビキャラクタYMであれば、確変付き大当り確定(有利な大当り確定)であってもよい。
なお、本例は、常時表示されているナビキャラクタが1つで、そのナビキャラクタによって新たに別のナビキャラクタが呼び出される場合や、ナビキャラクタが常時複数表示されている場合、ナビキャラクタYMが表示されない期間があり特定タイミングで1または複数のナビキャラクタが表示される場合にも本実施例が適用可能である。
図158(く1−1)〜同図(く7)は、ナビキャラクタYMにボタン演出を絡めた演出例を示す。
図158(く1−1)には、デフォルトの表示態様の殿様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、デフォルトの第1保留アイコンh11が表示されている。
図158(く2−1)に示すナビキャラクタYMに、ボタン表示アイコン136Dが追加される。ボタン表示アイコン136Dは吹き出しの表示態様であり、ナビキャラクタYM自身による予告に相当する。ボタン表示アイコン136Dには、チャンスボタン136の操作有効期間の残期間を表す残期間メータMTも表示されている。図158(く3)では、操作有効期間が開始され、同図(く4)では、残期間メータが少し減少している。図158(く5)では、チャンスボタン136が操作され、同図(く6)では、チャンスボタン136の操作を受けて、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが開始され、エフェクト画像によって殿様のキャラクタが視認困難になっている。図158(く7)では、赤色の着物を着た表示態様の殿様のナビキャラクタに変化している。
図158(く1−2−1)にも、デフォルトの表示態様の殿様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されているが、ここでは、ボタン表示アイコン136Dは表示されていない。すなわち、裏ボタン演出が行われており、図158(く1−2−2)で、チャンスボタン136が操作されると、同図(く1−2−3)では、チャンスボタン136の操作を受けて、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが開始されている。このように、裏ボタン演出によってナビキャラクタの表示態様が変化してもよい。
なお、裏ボタン演出と、他のボタン演出(ボタン表示あり)と重なったときは両方変化してもよく、裏ボタン演出を優先してもよく、もう一つのボタン演出を優先させてもよい。また、裏ボタン重複時も同様であってもよい。
また、先読みボタン予告と、当該変動のボタン予告(通常予告)とが重なった場合には、先読みボタン予告を優先させてもよいし、あるいは、当該変動のボタン予告を優先させてもよい。
また、図158(く2−1)に代えて同図(く2−2)では、ナビキャラクタYMに、ボタン表示アイコン136Dが追加されるのではなく、ナビキャラクタYMから離れた位置であって、演出アイコン表示領域DIS外でもあり、保留枠UIの外でもある位置に、ボタン画像136aと残期間メータMTが表示されている。ここでの、ボタン画像136aと残期間メータMTの表示は、ナビキャラクタYM自身による予告とは異なる予告であり、この異なる予告によっても、ナビキャラクタYMの表示態様が変化してもよい。なお、ボタン画像136aと残期間メータMTの表示は、常時表示されていてもよく、有効期間が開始される前に表示されてもよい。
図159は、ナビキャラクタYMにボタン保留アイコンの演出を絡めた演出例を示す。
図159(く−3−1)には、デフォルトの表示態様の殿様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、第1保留アイコンh11が表示されている。図159(く−3−1)に示す第1保留アイコンh11は、ボタン保留アイコンであり、白色の丸表示の上にボタン画像136aが表示されている。なお、残期間メータMTは表示されていないが、表示されてもよい。ここでのチャンスボタン136の操作有効期間は、当該変動の期間内である。図159(く1−3−2a)で、チャンスボタン136が操作されると、同図(く1−3−3a)に示すように、エフェクトの煙画像が出現し、その煙画像によって、ナビキャラクタYMの一部又は全部が隠され、煙画像が出現する前よりも明らかに視認困難になる。ここで、第1保留アイコンh11の上に表示されていたボタン画像136aが消去されており、第1保留アイコンh11は何の変化(例えば、表示態様の変化)も生じない。すなわち、ボタン保留アイコンの表示中にチャンスボタン136が表示された場合に、第1保留アイコンh11の表示態様を変化せず、ナビキャラクタYMを変化させる、ボタン保留アイコンによる変化演出に成功したパターンである。なお、操作有効期間外にチャンスボタン136を操作した場合は、ナビキャラクタおよび/またはボタン保留アイコン自体が変化しないように構成されている。ただし、図159(く1−3−3a)に示す状態を経由して、後述する同図(く1−3−4)に移行する場合もあり得る。
また、図159(く1−3−2a)で、チャンスボタン136が操作された場合、同図(く1−3−3b1)に示すように、ボタン保留アイコンについて、ボタン画像136aが消えるとともに、第1保留アイコンh11にエフェクト画像がかかり、変化アニメーションが開始される場合がある。この場合、図159(く1−3−3b2)に示すように、第1保留アイコンh11の表示態様が白色の丸表示から青色の丸表示の表示態様に変化することがある。なお、白色の丸表示の表示態様のままである場合(結局、失敗したパターン)もあり得る。また、図159(く1−3−2a)で、チャンスボタン136が操作された場合、同図(く1−3−3b1)を経由しないで、この図159(く1−3−3b2)に示すように、ボタン保留アイコンであったアイコンが、変化アニメーションを伴わず、青色の丸表示の表示態様に変化することもある。
あるいは、図159(く1−3−3b1)から、同図(く1−3−4)に示すように、第1保留アイコンh11の表示態様が白色の丸表示のまま変化しないものの、ナビキャラクタYMが、赤色の着物を着た表示態様に変化する場合もある。ここでの、ナビキャラクタYMの表示態様の変化は、図159(く1−3−3b1)を経由した場合は変化アニメーションではなく、瞬間的に表示態様が切り替わり、同図(く1−3−3a)を経由した場合は煙画像のエフェクトによる変化アニメーションが実行された後に表示される。ただし、図159(く1−3−3b1)を経由した場合に煙画像等のエフェクト画像を伴う変化アニメーションが実行されてもよい。なお、チャンスボタン136が操作された直後に変化する場合と、少し遅れて変化する場合があってもよい。また、図159(く1−3−2a)で、チャンスボタン136が操作された場合、同図(く1−3−3b1)を経由しないで、図159(く1−3−4)に示すように、ナビキャラクタYMの表示態様が変化する場合もある。
また、ボタン保留アイコンが表示されていても、チャンスボタンを操作せず(図159(く1−3−2b1))、次変動が開始されてしまった場合(第1装飾図柄の変動はまだ開始されていないが第2装飾図柄の変動は開始されている場合)には、同図(く1−3−2b2)に示すように、変動アイコンh0がボタン保留アイコンになる場合がある。この場合、次変動にボタン演出が持ち越されたことになり、操作有効期間内にチャンスボタン136を操作すると、図159(く1−3−2b3’)に示すように、ボタン画像136aが消えるとともに、ボタン画像136aが表示されていた白色の丸表示が、青色の丸表示の表示態様に変化することがある(成功パターン)。なお、変化に際しては、煙画像等のエフェクト画像を伴う変化アニメーションが実行されてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示態様は変化していないが、変化する場合があってもよい。一方、チャンスボタン136を操作しても、変動アイコンh0について、ボタン画像136aは消えるももの、ボタン画像136aが表示されていた白色の丸表示には何の変化(例えば、表示態様の変化)も生じない場合もある。すなわち、ボタン保留アイコンからの変化演出に失敗したパターンである。なお、ナビキャラクタYMの表示態様も変化していないが、ナビキャラクタYMの表示態様は変化する場合があってもよい。なお、ボタン保留アイコンが表示されていてもチャンスボタンを操作せず、次変動が開始されてしまった場合には、ボタン保留アイコンが変化しないように構成されていてもよく、ボタン保留アイコンがチャンスボタンを操作しなくとも次変動が開始された後に自動的に変化されるように構成されていてもよい。
また、ボタン保留アイコンが表示されていても、チャンスボタンを操作せず(図159(く1−3−2b1))、次変動が開始されてしまった場合には、同図(く1−3−2b2’)に示すように、変動アイコンh0にエフェクト画像がかかり、変化アニメーションが開始される場合がある。この場合、先の図159(く1−3−2b3’)に移行する場合もあれば、図159(く1−3−2b3)に移行する場合もある。
なお、図159(く−3−1)に示すナビキャラクタYMは、デフォルトの表示態様であったが、昇格した表示態様のナビキャラクタYMであっても同じである。すなわち、図159(く1−3−4)では2回目の昇格が行われることになる。また、保留アイコンが複数ある場合には、ボタン保留アイコン以外のアイコンを変化させてもよい。また、すでに変化している保留アイコンを、ボタン保留アイコンが表示されていることによるボタンの操作で変化させてもよい。
また、保留アイコンが8個表示される場合には、例えば、N個貯まると保留アイコンが一部又は全てボタン保留アイコンに変化し、そのボタン操作に応じて保留アイコンや変動アイコン、ナビキャラクタYMが変化するように構成されていてもよい。これは、保留アイコンが4個しか表示されない場合にも、適用可能である。
図160は、ナビキャラクタYMが表示されない期間がある例を示す図である。
図160(け1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。図160(け1)に示す装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図160(け2)では、特図1の保留が増加し、第3保留アイコンh13が追加表示されている。この第3保留アイコンh13もデフォルトの表示態様である。
図160(け3)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。この停止表示中も、装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図160(け4)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。また、この図柄変動表示の開始に応じて第2保留アイコンh11の表示態様が青色の表示態様に変化している。なお、図柄変動表示が開始されても、装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図160(け5−1)に示す演出アイコン表示領域DISには、煙画像が表示され、同図(け6−1)では、煙画像が消失し、演出アイコン表示領域DISに殿様のナビキャラクタYMが表示されている。図160(け6−1)に示す殿様のナビキャラクタYMはデフォルトの表示態様である。ここで、ナビキャラクタYMは、先読み対象保留に対応する予告(先読み予告および/または当該変動の予告)である。
なお、ナビキャラクタYMの登場は、先読み対象保留の入賞時(図160(け2)のタイミング)で開始されてもよい。この例では、入賞した変動の次の変動中に開始されるが、次の変動に限らず、先読み対象保留の変動が終わるまでに開始されればよい。また、ナビキャラクタYMは、先読み対象保留があったら必ず表示されるようにしてもよいし、演出抽選に当選した場合に限って表示されるようにしてもよい。
図160(け7)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。ここで停止表示した図柄変動表示中に表示が開始されたデフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは初期姿勢で表示されたままである。
次いで、次の図柄変動表示が開始され、図160(け9−1)に示す演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMの横に、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が表示されている。ナビキャラクタYMは、図151(あ4−1)に示す変化アニメーションと同じ変化アニメーションによって、表示態様が赤い着物を着た表示態様に変化している(図160(け11))。なお、変化アニメーションは実行されても、ナビキャラクタYMの表示態様はデフォルトの表示態様のままである場合があってもよい。また、宝箱のアイコンI1が出現せず、ナビキャラクタYMの表示態様が変化してもよい。すなわち、変化予告表示が行われない場合があってもよい。
図160(け13)では、先読み対象保留の変動が開始されており、青色の表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、赤い着物を着た表示態様のナビキャラクタYMは、この変動中も表示されている。したがって、ナビキャラクタYMは最初表示されていなかったが、表示された後は、複数変動に跨って常時表示されている。
なお、現在行われている、先読み対象保留の変動が終了すると、ナビキャラクタYMは消えてもよい。この場合、ナビキャラクタYMは、先読み対象保留の装飾図柄の変動における、3つの図柄か仮停止(揺れ表示)してから図柄停止するまでの間に消えてもよいし、1または2つの装飾図柄が仮停止(第一停止又は第二停止)したら消えてもよい。
また、ナビキャラクタYMは、図160(け7)の停止表示のタイミングで消え、変動を跨いで表示されなくてもよい。
また、図160(け5−1)に代えて、同図(け5−2)に示すように、ナビキャラクタYMが表示される場所は、演出アイコン表示領域DISだけとは限らず、保留アイコン表示領域HISに表示されてもよい。また、ナビキャラクタYMが表示される場所は、複数あってもよく、変動アイコン表示領域CISにも表示される場合があってもよい。さらに、ナビキャラクタYMは、表示される位置によって異なる演出を実行してもよい。例えば、保留アイコン表示領域HISに表示された場合には保留アイコンを変化させ、変動アイコン表示領域CISに表示された場合には変動アイコンを変化させてもよい。また、表示位置によって、変動アイコンを変化させる確率が異なってもよく、引いては、大当りの信頼度が異なってくることになってもよい。なお、ナビキャラクタYMが表示される場所は必ず一の表示領域(例えば、演出アイコン表示領域DIS、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CISなど)のみであってもよい。
また、図160(け5−1)に代えて、同図(け5−3)に示すように、ナビキャラクタYMは、保留アイコン表示領域HIS内(左ベースアイコンbIl内)で移動可能であって、保留アイコンが表示されている場合には、保留アイコンの前側を移動してもよい。すなわち、保留アイコンに前側から重なるように表示される。
一方、図160(け5−1)に代えて、同図(け5−4)に示すように、ナビキャラクタYMは、保留アイコンの後ろ側を移動してもよい。すなわち、今度は、保留アイコンが、ナビキャラクタYMに前側から重なるように表示される。
なお、ナビキャラクタは、複数の表示領域(例えば、演出アイコン表示領域DIS、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CISなど)を移動するアニメーションをおこなってもよい。
図161は、ナビキャラクタYMが表示されない他の期間がある例を示す図である。
図161(け6−2−1)に示す装飾図柄表示装置208には、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。
その後、保留消化が続き、図161(け6−2−3a)に示す装飾図柄表示装置208では、保留がない状態で、ハズレの装飾図柄の組合せが揺れ表示されている。デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは表示されている。そして、図161(け6−2−4)に示す装飾図柄表示装置208では、保留がない状態で、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは依然として表示されている。
図161(け6−2−6)では、保留がない状態で、第1特図始動口230に入賞があり、図柄変動表示が開始され、第1装飾図柄はまだ変動を開始していないが、第2装飾図柄は変動を開始している。この時点では、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは表示されている。
図161(け6−2−7)に示す装飾図柄表示装置208では、既に消化されている保留(開始された図柄変動表示の保留)を表す保留アイコンの増加アニメーションが表示されている。図161(け6−2−7)に示すナビキャラクタYMは、薄く表示されており、ナビキャラクタYMの消去アニメーションが開始されている。図161(け6−2−8)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄は未だ変動を開始せず、保留増加アニメーションによって増加した保留アイコンh11が、第1ステージhs1に表示されている。この段階で、ナビキャラクタYMは完全に消えている。なお実際は、図161(け6−2−6)〜同図(け6−2−8)は一瞬の間の出来事であるが、ナビキャラクタYMの消去アニメーションが行われてもよい。
装飾図柄表示装置208の表示にはタイムラグがあるものの、保留がない状態からの図柄変動表示の開始でナビキャラクタYMは消えている。ここでの消えるタイミングは、第1装飾図柄の変動表示の開始より前であってもよいし、第1装飾図柄の変動表示の開始と同時であってもよいし、第1装飾図柄の変動表示の開始より後であってもよい。また、保留増加アニメーションが行われる場合には、保留増加アニメーションの開始前であってもよいし、保留増加アニメーションの開始と同時であってもよいし、保留増加アニメーションの開始より後であってもよい。
また、図161(け6−2−3a)に代えて、同図(け6−2−3b1)に示すように、リーチ状態に突入する場合もあり、ナビキャラクタYMの表示態様は、リーチ状態中には変化しないように構成されていてもよいし、あるいは反対に、リーチ状態中に変化する場合があってもよい。また、変動アイコンの表示態様も、ナビキャラクタYMによって、リーチ状態中には変化しないように構成されていてもよいし、あるいは反対に、リーチ状態中に変化する場合があってもよい。
図161(け6−2−3b2)では、スーパーリーチ演出に発展し、同図(け6−2−3b3)では、殿様と敵役の剣豪が対峙している決闘シーンが表示されている。この図161(け6−2−3b3)でも、ナビキャラクタYMはデフォルトの表示態様のまま表示されている。
なお、ナビキャラクタYMは、スーパーリーチに発展した場合は、表示態様が昇格してもよく、反対に、スーパーリーチに発展せず、ノーマルリーチの場合には、表示態様が昇格しないように構成されていてもよい。あるいは反対に、ノーマルリーチであっても、ナビキャラクタYMは、表示態様が昇格する場合があってもよい。例えば、次変動以降の先読み予告として昇格する場合があってもよい。また、ノーマルリーチ時に中図柄に「ナビキャラ昇格」図柄が停止した場合は、表示態様が昇格する。さらに、当該変動の予告(通常予告)として表示態様が昇格する場合があってもよい。
その後、図161(け6−2−3b4)では、図152(あ14−2−4)〜同図(あ14−2−6)を用いて説明したワイプ演出等が実行され、図161(け6−2−3b5)に示す装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が揺れ表示されている。また、ナビキャラクタYMの表示態様は、デフォルトの表示態様のままである。そして、図161(け6−2−3b6)に示す装飾図柄表示装置208では、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が停止表示され、ナビキャラクタYMもデフォルトの表示態様のまま表示されている。
図161(け6−2−1)〜(け6−2−8)、(け6−2−3b1)〜(け6−2−3b6)をまとめると、先読み対象保留の図柄変動が終了し、保留が0になった場合であっても先読み対象保留に対応する予告(先読み予告および/または当該変動の予告)として表示されたナビキャラクタは非表示とならず、次の変動が開始された際に消去されている。なお、ナビキャラクタは、先読み対象保留の図柄変動が終了する前(例えば、装飾図柄が1または複数仮停止表示となる前、仮停止となったと同時、または仮停止となった後や、装飾図柄が全て(本例では左図柄、中図柄、右図柄の3つ)が仮停止表示となる前、仮停止となったと同時、仮停止となった後、図柄(特図)が停止表示となる前など)に消去されてもよいし、先読み対象保留の図柄変動が終了した後(図柄(特図)が停止表示となったと同時、または停止表示となった後)に消去されてもよい。
図162は、保留アイコンが最大8個表示される例を示すである。
図162に示す装飾図柄表示装置208の保留枠UIでは、左端に変動アイコン表示領域CISが設けられ、台座hs0が配置されている。また、右端に演出アイコン表示領域DISが設けられている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISと演出アイコン表示領域DISの間に位置しており、ベースアイコンbImが延在している。このベースアイコンbImに8つのステージが配置され、各ステージに保留アイコンが表示される。図162(こa1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、第2保留数表示には、特図1の保留数が「3」、特図2の保留数が「2」であることが表示されており、保留アイコンは全部で5個表示されている。これら5個の保留アイコンはいずれも、デフォルトの表示態様である。
図162に示す保留枠UIでは、保留が5個のときは、6個目の保留に対応するステージが1〜5個目のステージと同じ表示態様(例えば、白色)で表示され、7個目、8個目のステージhs7,hs8は異なる表示態様(例えば、灰色)で表示されている。また、保留が3つ貯まるまでは、4個目のステージまで白色で、5個目以降のステージは灰色であり、保留が4つ貯まると、5個目のステージまで白色で、6個目以降のステージは灰色になる。このように、保留数に応じてステージの表示態様が変化するが、保留数に関係なくステージは、常時同じ表示態様であってもよい。
また、図162(こa1)に示す装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図162(こa2)では、特図2の保留が1つ増加し、同図(こa3)では保留増加アニメーションが行われ、同図(こa4)に示す装飾図柄表示装置208では、保留アイコンが6個表示されている。なお、追加された6個目の保留アイコンh6も、デフォルトの表示態様である。また、7個目のステージhs7は白色に変化し、灰色のステージは8個目のステージhs8のみになる。
図162(こa5)に示す装飾図柄表示装置208には、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが出現し、「あと2個で満タン」という吹き出しが付加されている。ナビキャラクタYMは、保留がN個以上(この例では6個以上)になると出現する。
図162(こa6)では、特図1の保留が1つ増加し、同図(こa7)に示す装飾図柄表示装置208では、保留アイコンが7個表示され、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMに「あと1個で満タン」という吹き出しが付加されている。なお、追加された7個目の保留アイコンh7も、デフォルトの表示態様である。また、最後の8個目のステージhs8も白色に変化し、灰色のステージは消滅している。
図162(こa8)では、特図2の保留が1つ増加し、同図(こa9)に示す装飾図柄表示装置208では、保留アイコンが8個表示され、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMに「満タン」という吹き出しが付加されている。なお、追加された8個目の保留アイコンh8も、デフォルトの表示態様である。なお、この例では、ナビキャラクタYMは、保留数に関する報知を吹き出しを用いて行っているが、行わなくてもよい。
この例では、保留が8個貯まると(満タンになると)、ナビキャラクタYMが変化する場合がある。図162(こa10)では、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれている。この煙画像は、ナビキャラクタYMが変化する予告に相当する。ただし、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれても、必ず変化するとは限らず、変化しない場合があってもよい。また、煙画像自体が出現しない場合があってもよいし、煙画像は必ず出現してもよい。あるいは、保留が満タンになると、ナビキャラクタYMが必ず変化してもよい。また、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれると、必ず変化するように構成されていてもよい。
図162(こa11)では、ナビキャラクタYMが赤い着物を着た表示態様に変化し、そのナビキャラクタYMには、「保留内が熱いぞ」という吹き出しが付加され、先読み予告が実行されている。なお、吹き出しに表示された予告は、当該変動の予告であってもよい。また、吹き出しに表示された予告によって、保留内の大当りへの期待度を予告してもよい。また、本例では保留が満タンとなった図柄変動でナビキャラクタが変化するが、保留が満タンとなった図柄変動の次変動にてナビキャラクタが変化するように構成されていてもよい。また、ナビキャラクタは図柄変動毎に変化する場合があってもよく、ナビキャラクタが変化することによってその図柄変動の予告を行ってもよい。
なお、ナビキャラクタYMの変化は、色に限らず、表示サイズやポーズや形状であってもよい。また、出現するキャラクタが複数種類あって、キャラクタによって、熱さが違ってもよい。例えば、赤い着物を着た表示態様の殿様のナビキャラクタよりも赤い着物を着た表示態様の姫のナビキャラクタの方が熱かったり、殿様のナビキャラクタよりも番長のナビキャラクタの方が熱くてもよい。
図163は、ナビキャラクタYMに普図の装飾図柄を絡めた演出例を示す。
図163(こb1)では、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留を表す、丸印の特図1第1保留アイコンh11が表示されている。なお、特図1第1保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様である。また、図163(こb1)では、ナビキャラクタYMが表示されていないが、演出アイコン表示領域DISにはルーレット表示アイコンRIが表示されている。ここでのルーレット表示アイコンRIは普図の装飾図柄の変動表示を表示するものであり、出目としては、「○」,「×」の他、当該変動の特図の大当り予告としての「激アツ」も含まれている。図163(こb2)では、ルーレット表示アイコンRIに「○」が表示されており、普図抽選に当選したことが報知されている。
図163(こb3)では、演出アイコン表示領域DISに、ナビキャラクタYMが出現する。このナビキャラクタYMはデフォルトの表示態様であり、普図抽選に当選したことを契機に出現している。続く図163(こb4)では、普図抽選に当選したので、電チューが開放し、ナビキャラクタYMは、電チュー開放中であることを報知している。図163(こb5−1)では、電チューが開放中であることにより、特図2始動口232に続けて入賞があり、特図2の保留数が満タンの4つまで増える。図163(こb6−1)では、第2保留数表示には、特図1の保留数が「1」、特図2の保留数が「4」であることが表示されており、特図2の保留を表す、菱形の保留アイコンが4つ表示されている(特図2第1保留アイコンh21〜特図2第4保留アイコンh24)。なお、4つの特図2保留アイコンh21〜h24は、いずれもデフォルトの表示態様である。このパチンコ機100は、特図2優先変動機であり、保留アイコンも特図2の保留アイコンの方が特図1の保留アイコンよりも優先表示され、特図2の保留アイコンが、特図1の保留アイコンの一部に前側から重なるように表示されている。
図163(こb7)では、ナビキャラクタYMによる電チュー開放中の報知が終了し、続く同図(こb8)では、電チューの開放時間が終了したため、ルーレット表示アイコンRI自体が、下方に消えていっている。なお、特図2の保留の図柄変動表示が総て終了するまで、ルーレット表示アイコンRIは表示されていてもよい。図163(こb9)では、ルーレット表示アイコンRIが、完全に消えている。
その後、図163(こb11)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。デフォルトの表示態様であるナビキャラクタYMは初期姿勢で表示されている。図163(こb12)では、特図2第1保留アイコンh21の保留が消化され、図柄変動表示が開始され、同図(こb13)に示す装飾図柄表示装置208では、特図2の変動アイコンとして菱形の変動アイコンが台座hs0に表示されている。
図163(こb14)では、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれている。この煙画像は、ナビキャラクタYMが変化する予告に相当する。ただし、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれても、必ず変化するとは限らず、変化しない場合があってもよい。また、煙画像自体が出現しない場合があってもよいし、煙画像は必ず出現してもよい。あるいは、保留が満タンになると、ナビキャラクタYMが必ず変化してもよい。また、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれると、必ず変化するように構成されていてもよいし、煙画像に包まれても変化しない場合があってもよい。
図163(こb15−1)では、ナビキャラクタYMが赤い着物を着た表示態様に変化し、そのナビキャラクタYMには、「この変動は熱い」という吹き出しが付加され、通常予告が実行されている。また、ナビキャラクタYMの表示態様によっても、通常予告が実行されている。
また、図163(こb15−1)に代えて、図163(こb15−2−1)では、ナビキャラクタYMはデフォルトの表示態様のままであり、変化演出は失敗している。また、ナビキャラクタYMには、「この変動は」という吹き出しが付加されている。
その後、特図2の保留消化が進み、図163(こb15−2−3)に示す装飾図柄表示装置208では、最後の特図2の図柄変動表示が行われている。ここでも、ナビキャラクタYMには、「この変動は」という吹き出しが付加されており、先の図163(こb15−2−1)から継続して、ナビキャラクタYMによる演出が行われている。図163(こb15−2−4)では、ナビキャラクタYMには、「さらばじゃ」という吹き出しが付加されており、ナビキャラクタYMによる演出が終了することが報知されている。図163(こb15−2−5)に示す装飾図柄表示装置208からは、ナビキャラクタYMが消えている。なお、熱いときは、ナビキャラクタYMは消えず、ナビキャラクタYMによる演出がさらに継続してもよいが、反対に、ナビキャラクタYMは必ず消えてもよい。また、図163(こb15−2−1)〜同図(こb15−2−4)の間にスーパーリーチ演出が開始された場合でも、ナビキャラクタYMによる演出は継続し、ナビキャラクタYMは表示され続けてもよいし、あるいは反対に、ナビキャラクタYMによる演出は終了し、ナビキャラクタYMは消えてよい。
なお、図163(こb1)〜同図(こb15−1)、同図(こb15−2−1)〜同図(こb15−2−4)にて説明したナビキャラクタYMは、当該変動の予告のみを行い、先読み予告を行わないが、先読み予告を行う場合があってもよい。
図164は、変化予告表示が待機表示される例を示す図である。
図164(さ1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。図164(さ1)に示す装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図164(さ2)では、特図1の保留が増加し、第3保留アイコンh13、第4保留アイコンh14が追加表示されている。この第3保留アイコンh13および第4保留アイコンh14もデフォルトの表示態様である。ここで、本例では、第4保留アイコンh14が表す保留4が先読み対象保留である。
図164(さ3)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。この停止表示中も、装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図164(さ4)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。なお、図柄変動表示が開始されても、装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図164(さ5)に示す演出アイコン表示領域DISでは、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現している。変化予告表示の宝箱のアイコンI1は、ナビキャラクタYMの表示態様を変化させる予告表示であるが、この例では、ナビキャラクタYM自体が表示されていない。ただし、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が出現したことによって、いずれはナビキャラクタYMも出現する可能性があることが報知(予告)されていることになる。変化予告表示の宝箱のアイコンI1は、ナビキャラクタYMが出現するまで、待機表示になる。宝箱のアイコンI1の待機表示は、絨毯のアイコンI2に乗ったままでの表示になる。
図164(さ7)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。ナビキャラクタYMは未だ出現せず、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示されたままである。
図164(さ8)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図柄変動表示が開始されても、ナビキャラクタYMは出現せず、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示されたままである。
図164(さ9−1)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。ナビキャラクタYMは未だ出現せず、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示されたままである。
図164(さ10−1)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図柄変動表示が開始されても、ナビキャラクタYMは出現せず、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示されたままである。このように、宝箱のアイコンI1は、複数変動に跨って表示される場合がある。
図164(さ11−1)に示す演出アイコン表示領域DISには、煙画像が表示され、同図(さ12)では、煙画像が消失し、演出アイコン表示領域DISに殿様のナビキャラクタYMが表示されている。図164(さ12)に示す殿様のナビキャラクタYMはデフォルトの表示態様である。なお、ここでの煙画像は、ナビキャラクタYMが出現する予告に相当する。ただし、煙画像が表示されても、ナビキャラクタYMが必ず出現するとは限らず、出現しない場合があってもよい。また、煙画像自体が表示されない場合があってもよいし、煙画像は必ず表示されてもよい。また、煙画像が表示されると、ナビキャラクタYMが必ず出現するように構成されていてもよい。
なお、ナビキャラクタYMの登場は、先読み対象保留の入賞時(図164(さ2)のタイミング)で開始されてもよい。この例では、入賞した変動の次の変動中に開始されるが、次の変動に限らず、先読み対象保留の変動が終わるまでに開始されればよい。また、ナビキャラクタYMは、先読み対象保留があったら必ず表示される様にしてもよいし、演出抽選に当選した場合に限って表示されるようにしてもよい。なお、本例では変化予告表示の宝箱のアイコンおよびナビキャラクタYMは同じ先読み対象保留(本例では、図164(さ2))に示す第4保留アイコンh14が表す保留4)について行う先読み予告であるが、変化予告表示の宝箱のアイコンとナビキャラクタYMの先読み対象保留が異なってもよい。
図164(さ12)において、殿様のナビキャラクタYMが出現すると、その後、絨毯のアイコンI2のみが消え去り、宝箱のアイコンI1は、演出アイコン表示領域DISに残る。すなわち、変化予告表示の宝箱のアイコンI1の待機表示は終了する。
図164(さ14)では、先読み対象保留の変動が開始されている。宝箱のアイコンI1を用いた変化アニメーションは、先読み対象保留の変動中に行われる。図164(さ15−1)では、宝箱が開いて、中から煙画像が出てきて、殿様のナビキャラクタYMを包み込んでいる。図164(さ16)では、煙画像が消失し、殿様のナビキャラクタYMの表示態様は、デフォルトの表示態様から赤色の着物を着た表示態様に変化している。赤色の着物を着た表示態様に変化したナビキャラクタYMは、当該変動の予告(通常予告)として機能する。
なお、宝箱のアイコンI1を用いたナビキャラクタYMの変化演出は、先読み対象保留の入賞時(図164(さ2)のタイミング)に開始されてもよい。また、ナビキャラクタYMは、先読み対象保留があったら必ず表示される様にしてもよいし、演出抽選に当選した場合に限って表示されるようにしてもよい。
また、図164(さ10−1)に代えて、同図(さ10−2−1)では、殿様のナビキャラクタYMが出現していないが、絨毯のアイコンI2が消え去り、変化予告表示の宝箱のアイコンI1の待機表示は終了している。図164(さ10−2−2)に示す演出アイコン表示領域DISには、煙画像が表示され、ここでの煙画像は、ナビキャラクタYMの表示位置を越えて変動アイコンh0まで延び、ナビキャラクタYMの表示位置および変動アイコンh0が煙画像によって前側から覆われている。図164(さ10−2−3)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMは出現していないが、変動アイコンh0の表示態様が赤色の表示態様に変化している。ここで、ナビキャラクタYMが出現して、変動アイコンh0の表示態様が変化しない場合があってもよいし、ナビキャラクタYMも出現し、変動アイコンh0の表示態様も変化する場合があってもよいし、あるいは反対に、ナビキャラクタYMも出現せず、変動アイコンh0の表示態様も変化しない場合があってもよい。
また、図164(さ11−1)に代えて、同図(さ11−2)では、煙画像は表示されているものの、またナビキャラクタYMは見えていない状態で、絨毯のアイコンI2が消え去り、変化予告表示の宝箱のアイコンI1の待機表示は終了している。このように、待機表示は終了するタイミングは、ナビキャラクタYMが登場する前であってよい。また、待機表示は終了するタイミングは、ナビキャラクタYMの登場と同時であってもよい。さらには、装飾図柄の仮停止のタイミングや、装飾図柄の停止表示のタイミングや、装飾図柄の変動開始のタイミングであってもよい。なお、変化予告表示の待機表示が終了した後は、同じ先読み対象保留についてナビキャラクタが表示されないが、変化予告表示の待機表示が終了した後であっても同じ先読み対象保留についてナビキャラクタが表示される場合があってもよい(例えば、待機表示が終了した変動の次変動以降の変動や、待機表示が終了した変動内が挙げられる)。また、変化予告表示の待機表示が終了した後も同じ先読み対象保留について変化予告表示が表示されないが、同じ先読み対象保留について再度変化予告表示が表示される場合があってもよい(例えば、待機表示が終了した変動の次変動以降の変動や、待機表示が終了した変動内が挙げられる)。
さらに、図164(さ13)に代えて、同図(さ13−2−1)では、絨毯のアイコンI2が消え去り、宝箱のアイコンI1と、ナビキャラクタYMが表示されているが、同図(さ13−2−2)では、宝箱が開くこともなく、またナビキャラクタYMが変化することもなく、変動アイコンh0の表示態様を変化させることもなく、宝箱のアイコンI1とナビキャラクタYMの両方が消えている。このように、ナビキャラクタYMは登場したものの、何も起こらず、両方のアイコンが消えてしまう場合もある。この場合には、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は偽予告であったことになる。なお、宝箱のアイコンI1とナビキャラクタYMのアイコンのうち、宝箱のアイコンI1のみが消えてしまう場合もあるし、ナビキャラクタYMのみが消えてしまう場合もある。また、両方のアイコンが消えてしまう場合には、両方同時に消えてもよいし、宝箱のアイコンI1が先に消えてもよいし、ナビキャラクタYMが先に消えてもよい。
図165は、これまで説明した保留枠とは異なる保留枠を用いた演出例を示す図である。
図165(し1)に示す保留枠UIは、演出表示領域208d全体に拡がった、クローズドタイプのものである。すなわち、これまで説明した保留枠UIと構成要素(台座hs0等)は同じであるが、図165(し1)の状態では、装飾図柄表示装置208の表示画面のうち、保留枠UIの領域と、それ以外の領域が、が左フレームUIf1、上フレームUIf2、および右フレームUIf3によってしっかりと区別され、それ以外の領域に海の背景が表示されており、保留枠UI内には、海の背景は表示されていない。なお、図165(し1)に示す保留枠UIは、左フレームUIf1、上フレームUIf2、右フレームUIf3、さらには、左ベースアイコンbIlおよび右ベースアイコンbIrは総て白色表示であり、保留枠UIは、これらの色が変化することで昇格する。
なお、図165(し1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。ここで、第1装飾図柄よりも、保留枠UIは手前に表示されており、高速変動する装飾図柄の最下端部が、保留枠UIの上フレームUIf2によって前側からオーバラップされている。ただし、この逆で、装飾図柄が、保留枠UIを前側からオーバーラップする場合があってもよい。さらに、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が表示されている。また、演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMが表示されている。
図165(し2−1)では、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現し、同図(し3)では、絨毯のアイコンI2のみが消え、宝箱のアイコンI1は、演出アイコン表示領域DISに残る。図165(し4)では、宝箱のアイコンI1が開き、中から「枠昇格」と文字表示が表示されたアイコンが出現し、保留枠UIの昇格を報知(予告)している。図165(し5)では、保留枠UIが昇格し、左フレームUIf1、上フレームUIf2、右フレームUIf3、左ベースアイコンbIl、および右ベースアイコンbIrが総て赤色表示になる。なお、「枠昇格」のアイコンが出現しても、保留枠UIは昇格しない場合もある。また、「枠昇格」のアイコンが出現すると、保留枠UIは必ず昇格してもよい。
また、図165(し2−1)に代えて、同図(し2−2−1)では、海の背景が表示されている領域に、巨大なパンダの下半身が表示される。この巨大なパンダの下半身によって、第1装飾図柄の変動表示が前側からオーバーラップされる。ただし、第2装飾図柄及び第2保留数表示は、パンダの下半身よりも前側に表示されている。この巨大なパンダは、上から下に向けて通過中であり、やがて保留枠UIの領域にも入り込み、保留枠UIの一部又は全部が、巨大なパンダによって前側からオーバーラップされる、図165(し−2−2)に示す状態では、保留枠UIの左上と右上それぞれのほんの一部が、パンダの画像にまだオーバーラップされていないが、同図(し−2−3)に示す状態では、保留枠UIの全体がパンダの画像にオーバーラップされている。画面のほぼ全体を覆うような巨大なパンダの出現は、変化予告の一種である。なお、保留枠UIは、巨大なパンダによって全体をオーバーラップされるが、巨大なパンダが保留枠UIの全体をオーバーラップしないサイズで表示されてもよい。
図165(し2−2−4)には、巨大なパンダが通過し終わった後の装飾図柄表示装置208の一態様が示されており、第1保留アイコンh11が青色の表示態様に変化(昇格)しており、ナビキャラクタYMも赤色の着物を着た表示態様に変化(昇格)しており、保留枠UIも赤色表示に昇格している。なお、変動アイコンも表示態様が変化(昇格)していてもよい。また、左フレームUIf1等、保留アイコン、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMのうち、全部が変化してもよいし、一部のみが変化してもよい。例えば、左フレームUIf1等のみ赤色に変化して保留枠UIが昇格するだけであってもよい。あるいは、後述するように、保留枠UI外でも変化が生じてもよい。
図165(し2−2−4’)には、巨大なパンダが通過し終わった後の装飾図柄表示装置208の他の態様が示されており、保留枠UI内での変化に加えて、保留枠UI外でも変化が生じている。すなわち、第1装飾図柄の左図柄、中図柄、右図柄それぞれに付されたレベル表示Lvのレベルが上昇している。このレベルが上昇すると、リーチ演出が開始さやすくなったり、擬似連演出が開始されやすくなったり、図柄の態様が確変付き大当りの時に出現する態様の図柄に切り替わったりする。また、このレベルが高い状態でリーチ演出が開始されると大当りの期待度が高くなる。なお、背景が変化してもよい。
なお、巨大なパンダの出現が、大当り予告の場合は、パンダの画像よりも手前に表示されるようにして、第1装飾図柄が、通過するパンダの画像に前側から重なってもよいし、大当り予告であっても第1装飾図柄が、通過するパンダの画像にオーバーラップされてもよい。
また、図165(し2−1)に代えて、同図(し2−3−1)では、保留枠UIにワイプ演出用の襖画像が付加されており、同図(し2−3−1)に示す状態は、襖画像が全閉した状態(ワイプイン状態)である。一方、同図(し2−3−2)に示す状態は、襖画像が全開した状態(ワイプアウト状態)である。
図166は、これまで変化予告報知のアイコンとして使用されてきた宝箱のアイコンI1が、保留アイコンとして出現する例を示す図である。
図166(す1−1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMが表示されている。さらに、第1保留アイコンh11として宝箱のアイコンが表示されている。
図166(す2−1)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されており、同図(す3)では、宝箱のアイコンの第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。宝箱のアイコンの第1保留アイコンh11は、変動アイコンh0として台座hs0に表示されているが、ここでの変動アイコンh0としても、宝箱のアイコンが表示されている。
図166(す4)では、変動アイコンh0である宝箱のアイコンの宝箱が開き、中から煙画像が出現し、その煙画像は、演出アイコン表示領域DISに表示されているナビキャラクタYMを前側から覆い、変化アニメーションが実行されている。図166(す5)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMが、赤い着物を着た表示態様に変化している。この例では、変動アイコンh0によってナビキャラクタYMが変化されている。なお、煙画像は変化予告に相当するが、煙画像が、変化候補である変動アイコンh0にオーバーラップしなくてもよく、あるいは、煙画像が出現しなくてもよい。
また、図166(す1−1)に代えて同図(す1−2−1)では、デフォルトの表示態様の第2保留アイコンh12も表示されている。この第2保留アイコンh12は、宝箱のアイコンの第1保留アイコンh11によってオーバーラップされている。すなわち、大当りの期待度が相対的に高い保留アイコンの少なくとも一部が、相対的に低い保留アイコンの少なくとも一部に前側から重なっている。なお、先読み予告態様の保留アイコンの少なくとも一部が、デフォルトの表示態様の保留アイコンの少なくとも一部に前側から重なってもよい。あるいは、大当りの期待度とは関係なく、先に消化される保留アイコンの少なくとも一部が、後に消化される保留アイコンの少なくとも一部に前側から重なってもよい。図166(す1−2−2)では、第1保留アイコンh11である宝箱のアイコンの宝箱が開き、変化アニメーションが実行されている。すなわち、煙画像が出現し、その煙画像が、第2保留アイコンh12にオーバーラップしている。図166(す1−2−3)では、煙画像が消失し、煙画像がオーバーラップしていた第2保留アイコンh12の表示態様が変化している。
また、図166(す2−1)に代えて同図(す2−2−1)では、第1保留アイコンh11である宝箱のアイコンの宝箱が開き、変化アニメーションが実行されている。ここでの変化アニメーションでは、煙画像が、変動アイコンh0およびナビキャラクタYMにオーバーラップし、同図(す2−2−2)では、煙画像が消失し、変動アイコンh0もナビキャラクタYMも表示態様が変化している。ここでは、両方とも同じ赤色に変化しているが、異なる色に変化してもよい。例えば、片方が赤色で、もう一方が金色に変化してもよい。あるいは、煙画像に二人とも包まれるものの、一方のみ変化し、他方は、デフォルトのままであってもよい。
また、図166(す2−1)に代えて同図(す2−3−1)では、第1保留アイコンh11である宝箱のアイコンの宝箱が開き、ここでも変化アニメーションが実行されている。ただし、ここでの変化アニメーションは、煙画像が、変動アイコンh0およびナビキャラクタYMのうち変動アイコンh0のみにオーバーラップしている。図166(す2−3−2)では、煙画像が消失し、煙画像がオーバーラップしていた変動アイコンh0の表示態様のみが変化している。
なお、煙画像によってオーバーラップされていないアイコン(保留アイコン、変動アイコン)および/またはナビキャラクタも、煙画像が消失した後に煙画像によってオーバーラップされたアイコン(保留アイコン、変動アイコン)および/またはナビキャラクタの表示態様の変化に伴って(表示態様の変化と同時であってもよく、表示態様の変化の後であってもよい)表示態様が変化する場合があってもよい。
図167は、ナビキャラクタYMにメータ演出を絡めた演出例を示す。
図167(せ1−1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。さらに、演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMが表示されており、その横には、メータ枠mfが白色の白メータ表示MWが表示されている。図167(せ1−1)に示す白メータ表示MWは、空の状態である。このメータ表示は、満タンになると、ナビキャラクタYMを昇格させる。なお、メータ枠mfの表示態様(例えば、色や枠の形状等)が変化することにより、メータの貯まりやすさを予告したり、先読み予告および/または当該変動の予告をおこなってもよい。
図167(せ2)では、第1装飾図柄における左図柄の仮停止(第1停止)が行われ、「装飾4」が揺れ表示されている。この「装飾4」の図柄には、白色のメータ上昇アイテムUpIが付加されており、図167(せ3)では、そのメータ上昇アイテムUpIが、白メータ表示MWに移動し、白メータ表示MWにオーバーラップして表示されている。図167(せ4)に示すように、白メータ表示MWに移動したメータ上昇アイテムUpIは、白メータ表示MWに取り込まれ(ストックされ)、白メータ表示MWは1レベル上昇する。なお、メータ上昇アイテムは色によってメータの上昇度が異なる。白色のメータ上昇アイテムUpIは白メータ表示MWに対して1レベルアップさせる。
図167(せ4)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示され、同図(せ5−1)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。
図167(せ7−1)では、白メータ表示MWの上にルーレット表示アイコンRIが出現し、ルーレット演出が開始される。ここでのルーレット演出は、必ず何かが起きる場合(ハズレ無しの場合)と何かが起きない場合(ハズレの場合)がある。何かの例としては、保留アイコン変化、通常予告(当該変動の予告)等があげられる。また、例えば、スーパーリーチの一種類として、殿スーパーリーチ、姫スーパーリーチ、爺スーパーリーチを含むキャラクタ系スーパーリーチがあった場合、上記何かの例としては、発展するスーパーリーチの種類(例えば、キャラクタ系スーパーリーチ)の予告、具体的なスーパーリーチ(例えば、殿スーパーリーチ)の予告等もあげられる。
図167(せ8)では、ルーレット表示アイコンRIに青色のメータ上昇アイテムUpIbが停止表示され、図167(せ9)では、その青色のメータ上昇アイテムUpIbが、白メータ表示MWに移動し、白メータ表示MWにオーバーラップして表示されている。図167(せ10)に示すように、白メータ表示MWに移動した青色のメータ上昇アイテムUpIbは、白メータ表示MWに取り込まれ(ストックされ)、白メータ表示MWは2レベル上昇する。青色のメータ上昇アイテムUpIbは白メータ表示MWに対して2レベルアップさせる。この結果、図167(せ10)に示す白メータ表示MWは3レベルになっている。
図167(せ11)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示され、同図(せ12)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。
図167(せ11)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示され、同図(せ12)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。
図167(せ13)に示すナビキャラクタYMに、ボタン表示アイコン136Dが追加される。ボタン表示アイコン136Dは吹き出しの表示態様であり、ナビキャラクタYM自身による予告に相当する。ボタン表示アイコン136Dには、チャンスボタン136の操作有効期間の残期間を表す残期間メータMTも表示されている。ボタン表示アイコン136Dの一部は、白メータ表示MWの一部(メータ枠mfの一部)にオーバーラップしている。なお、ボタン表示アイコン136Dが、メータ表示の全部にオーバーラップしてもよいし、メータ表示にオーバーラップしない位置に表示されてもよい。
図167(せ14)では、チャンスボタン136の操作有効期間が開始され、同図(せ15)では、残期間メータが減少している。図167(せ16)では、チャンスボタン136が操作され、同図(せ17)では、チャンスボタン136の操作を受けて、ナビキャラクタYMに、応答表示としてのメータ上昇アイコンMUIが追加される。メータ上昇アイコンMUIは吹き出しの表示態様であり、図167(せ17)に示すメータ上昇アイコンMUIには、緑色のメータ上昇アイテムUpImが表示されている。このメータ上昇アイコンMUIも、先のボタン表示アイコン136Dと同じく、白メータ表示MWの一部(メータ枠mfの一部)にオーバーラップしている。なお、メータ上昇アイコンMUIが、メータ表示の全部にオーバーラップしてもよいし、メータ表示にオーバーラップしない位置に表示されてもよい。
なお、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなかった場合でも、応答表示を表示してもよいし、表示しなくてもよい。また、応答表示はメータ上昇アイコンMUI以外の表示もあり、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなかった場合に、応答表示は表示されないが、特定の演出(例えば、メータ上昇アイコンMUIの表示)のみ応答表示として表示されてもよい。また、応答表示が表示されなくても、メータが増えるように構成されていてもよいし、応答表示が表示された場合のみメーターが増えて、応答表示が表示されなかった場合はメータが増えない様に構成されていてもよい。
図167(せ18)では、メータ上昇アイコンMUI中の緑色のメータ上昇アイテムUpImが、白メータ表示MWに移動し、白メータ表示MWにオーバーラップして表示されている。図167(せ19)に示すように、白メータ表示MWに移動した緑色のメータ上昇アイテムUpImは、白メータ表示MWに取り込まれ(ストックされ)、白メータ表示MWは3レベル上昇し、図167(せ19)に示す白メータ表示MWは満タンになっている。図167(せ20−1)では、白メータ表示MWが「昇格」という文字表示に変化し、不図示の変化アニメーションが開始され、同図(せ21)では、ナビキャラクタYMの表示態様が赤色の着物を着た表示態様に変化(昇格)している。ここで変化したナビキャラクタYMの着物の色は、図167(せ20−1)に示す、「昇格」という文字表示の背景色と一致しており、図167(せ20−1)の段階でナビキャラクタYMが変化する表示態様が予告されている。なお、変化アニメーションは省略されてもよい。また、同図(せ21)に示す白メータ表示は、空の状態に戻っているが、満タン状態のままであってもよい。また、メータ表示が満タンになると、ナビキャラクタYMの表示態様が必ず変化(昇格)してもよいし、変化(昇格)しない場合(失敗の場合)があってもよい。
図167(せ1−1)に代えて、同図(1−2−1)に示すように、メータ表示は常時表示されていなくてもよい。図167(せ1−2−2)に示すようにメータ表示が表示されていな状態でもメータ上昇アイテムUpIが出現する場合がある。この場合にも、メータ上昇アイテムUpIは、図167(せ1−2−3)に示すように、演出アイコン表示領域DIS内の定まった位置に移動する。そして、図167(せ1−2−4)に示すように、メータ上昇アイテムUpIの移動が完了した後にメータ表示(ここでは白メータ表示MW)が出現する。この場合、メータ上昇アイテムUpIの出現は、メータ表示が表示される予告になる。また、メータ上昇アイテムUpIの出現に応じてメータ表示が表示されてもよい。例えば、メータ上昇アイテムUpIの出現と同時であってもよいし、図167(せ1−2−2)と同図(せ1−2−3)の間のタイミングで表示されてもよい。
図167(せ1−2−5)では、メータ上昇アイテムUpIによって、白メータ表示MWが1レベルアップしている。なお、図167に示す例では、メータ表示が表示されると、その後、メータが必ず上昇しているが、メータ表示が表示されても、メータが上昇しない場合(偽に相当)があってもよいし、あるいは、メータ上昇アイテムが出現しない場合があってもよい。さらには、メータ上昇アイテムが出現してもメータが上昇しない場合があってもよい。
また、メータ表示は、メータ上昇アイテムが出現する図柄変動表示よりも前の図柄変動表示から表示されていてもよく、この場合には、メータ表示は、メータが貯まる可能性があることの先読み予告になる。あるいは、メータ表示は、メータ上昇アイテムが出現する図柄変動表示の開始と同時、またはその図柄変動中に表示されてもよく、この場合には、メータ表示は、当該変動内でメータが貯まる可能性があることの予告になる。
図168は、図167を用いて説明した例の変形例を示す図である。
図167(せ1−1)に代えて、図168(せ1−3−1)では、保留がない状態で、第1装飾図柄が高速変動中であり、空の状態の白メータ表示MWが表示されている。図167(せ1−1)に表示されていた白メータ表示MWは6レベルで満タンであったのに対して、この図168(せ1−3−1)に表示されている白メータ表示MWは5レベルで満タンである。
図168(せ1−3−3a)では、ナビキャラクタYMにメータ上昇アイコンMUIが追加される。図168(せ1−3−3a)に示すメータ上昇アイコンMUIには、金色のメータ上昇アイテムUpIgが表示されている。図168(せ1−3−4a)に示す白メータ表示MWは、金色のメータ上昇アイテムUpIgによって、一気に満タンになっている。この後、ナビキャラクタYMが変化するアニメーションが開始される。その際、メータは空の状態になってもよいし、貯まったままであってもよい。なお、メータ表示における、メータ枠mfの中で増加するメータ自身(ゲージmg)の色は青色であるが、貯まったままの状態である場合には、青色のゲージで満タン状態であってもよいし、金色のメータ上昇アイテムUpIgによって一気に満タンになったことによって、金色のゲージで満タン状態であってもよい。
一方、図168(せ1−3−3b)でも、ナビキャラクタYMにメータ上昇アイコンMUIが追加され、ここでは、虹色のメータ上昇アイテムUpInが表示されている。図168(せ1−3−4b)に示す白メータ表示MWも、虹色のメータ上昇アイテムUpInによって、一気に満タンになっている。この後、ナビキャラクタYMが変化するアニメーションが開始される。その際、メータは空の状態になってもよいし、貯まったままであってもよい。なお、貯まったままの状態である場合には、青色のゲージで満タン状態であってもよいし、虹色のメータ上昇アイテムUpInによって一気に満タンになったことによって、虹色のゲージで満タン状態であってもよい。
メータ上昇アイテムとしては、白色、青色、緑色、赤色、金色、虹色のアイテムが用意されている。これらのアイテムのうち、虹色のメータ上昇アイテムUpInと、金色のメータ上昇アイテムUpIgのみが、1個でメータを一気に5レベル上昇させるアイテムである。なお、白色のメータ上昇アイテムUpIは1レベルアップ、青色のメータ上昇アイテムUpIbは2レベルアップ、緑色のメータ上昇アイテムUpImは3レベルアップ、赤色のメータ上昇アイテムUpIrは4レベルアップさせる。
加えて、虹色のメータ上昇アイテムUpInは、大当り確定の予告としても機能する。一方、金色のメータ上昇アイテムUpIgは、そのような機能はない。したがって、虹色のメータ上昇アイテムUpIn1個でメータを満タンにした場合と、金色のメータ上昇アイテムUpIn1個でメータを満タンにした場合、あるいはその他の色(白色、青色、緑色、赤色)のメータ上昇アイテムの組合せでメータを満タンにした場合とでは、意味合いが異なる。
なお、メータ表示における、メータ枠mfの中で増加するメータ自身(ゲージ)の色は、白色、青色、緑色、赤色のメータ上昇アイテムで、メータが、上昇するときや満タンになったときには、青色のゲージであってもよい。
なお、メータ上昇アイテムの色で通常予告又は先読み予告としての機能を併せ持っていてもよい。また、色によって、大当りの期待度が表されてもよい。
また、メータ上昇アイテムの色とナビキャラクタYMの表示態様の色がリンクしている場合があってもよいし、必ずリンクしていてもよい。例えば、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現すると、ナビキャラクタYMも金色の着物を着た表示態様に変化しやすかったり、必ず変化したり、その逆に、ナビキャラクタYMが金色の着物を着た表示態様であると、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現しやすかったり、必ず出現したりしてもよい。
さらに、メータ上昇アイテムの出現の順番や色の組合せが、先読み予告として機能してもよいし、通常予告として機能してもよい。また、メータ上昇アイテムの出現の順番や色の組合せが、大当りの期待度を表してもよい。あるいは反対に、メータ上昇アイテムの出現の順番や色の組合せは、大当りの期待度とは全く無関係であってもよい。
また、この例では、メータが15(メータが3回満タン)になるまで貯まる。なお、図167の6レベルで満タンになるメータ表示では、メータが18(こちらもメータが3回満タン)になるまで貯まる。ここで、メータ上昇アイテムが表示されることでメータがオーバーフローした場合(例えば、メータが3つ貯まっているときに赤Upアイコンが表示された場合)、ナビキャラを昇格させつつ、メータを0にして貯めていない分を貯まるようにしてもよい。例えば、メータが3つ貯まっているときに赤色のメータ上昇アイテムUpItが表示されると、メータが1回満タンになって、さらにメータが2レベル貯まった状態になる。
なお、メータが2回満タンになった状態で、メータがオーバーフローしてしまった場合は、メータを満タンにして、貯まりきらなかった分をメータに表示してもよい。例えば、先読み対象変動又は当該変動が終了したらメータを0に戻してもよいし、あるいは、先読み対象変動又は当該変動に関係なく表示したままでもよい。また、貯まりきらなかった分切り捨ててもよい。例えば、メータを貯めす、その際のメータは0の状態であってもよいし、満タンの状態であってもよいし、特別な表示であってもよいし、メータ非表示であってもよい。さらには、オーバーフローしないように構成されていてもよい。例えば、すでに3つ貯まっているときは、白色のメータ上昇アイテムUpIが2個か、あるいは青色のメータ上昇アイテムUpIbが1個しか表示されないように構成されている。
図167(せ1−1)に代えて、図168(せ1−4−1)から始まる例では、同図(せ1−4−2)では、飛来してきたUFOアイコンUFIから赤色のビームが、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMに向けて照射され、図(せ1−4−3)に示すようにナビキャラクタYMは、赤色の着物を着た表示態様に変化し、「Up高確中」という吹き出しが付されている。この「Up高確中」によって、メータ上昇アイテムが貯まりやすい状態であることが報知されている。
なお、ナビキャラクタYMを変化させる予告の表示態様によって、「Up高確中」の報知が発生する場合があったり、必ず発生してもよい。また、ナビキャラクタYMが変化したら、必ず「Up高確中」の報知を行うようにしてもよく、「Up高確中」の報知を含む複数種類の演出表示(予告表示)を行ってもよく、「Up高確中」の報知を含む演出表示を行わないようにしてもよい。
また、ナビキャラクタYMの表示態様(色)によって、ナビキャラクタYMによって行われる演出が異なってもよい。例えば、赤のナビキャラクタYMであれば「Up高確中」の報知が行われ、金のナビキャラクタYMであれば激熱表示が表示され、虹色のナビキャラクタYMであれば鉄板表示が表示されてもよい。なお、表示態様の異なるナビキャラクタYMが同じ予告(同じ種類の予告)を行う場合があってもよい。
図167(せ5−1)に代えて、図168(せ5−2−1)では、白メータ表示MWのゲージは白点滅で1レベルであり、ナビキャラクタYMの着物は同じく白点滅している。その後、一旦メータが満タンになって、空の状態に戻った後、図168(せ5−2−3)では、ナビキャラクタYMの表示態様が緑色の着物を着た表示態様に変化し、白メータ表示MWのゲージも緑色に変化し、3レベルに上昇している。その後、再びメータが満タンになって、空の状態に戻った後、図168(せ5−2−5)では、ナビキャラクタYMの表示態様が虹色の着物を着た表示態様に変化し、白メータ表示MWのゲージも虹色に変化し、満タンになっている。このように、メータの貯まり具合とナビキャラクタYMの表示態様が一致するように構成されていてもよい。また、ゲージの色とナビキャラクタYMの色も対応していてもよい。
なお、メータが全部貯まると、大当り確定、あるいは大当りの期待度が高いパターンと、メータが貯まって放出されて演出が行われるパターンが別途用意されていてもよい。後者の例としては、例えば、メータが2レベルまで貯まっているときに放出されると、青色相当の演出が行われ、メータが4レベルまで貯まっているときに放出されると、赤色相当の演出が行われる。
図169は、図167を用いて説明した例のさらに別の変形例を示す図である。
図167(せ6−1)に代えて、図169(せ6−2)では、メータ枠mfが白色に点滅する白点滅メータ表示MW’の上に、ルーレット表示アイコンRIと、メータ上昇アイコンMUIが表示されているが、ルーレット表示アイコンRIの一部にメータ上昇アイコンMUIの一部が前側からオーバーラップしており、図169(せ6−2)に示すルーレット表示アイコンRIは、図167(せ7−1)に示すルーレット表示アイコンRIに比べて視認困難である。一方、図167(せ7−1)に示すメータ上昇アイコンMUIには、緑色のメータ上昇アイテムUpImが表示されている。なお、ルーレット表示アイコンRIの全部にメータ上昇アイコンMUIが前側からオーバーラップしてもよいし、その反対に、メータ上昇アイコンMUIの少なくとも一部にルーレット表示アイコンRIの少なくとも一部が前側からオーバーラップしてもよい。なお、前側に表示する優先順位としては、ナビキャラクタYMに付加されたアイコンの方がその他のアイコンより高くてもよい。なお、本例ではルーレット表示アイコンの表示中などのメータ上昇アイコンが表示される可能性がある予告が行われる場合は、メータ枠を白色に点滅させる白点滅メータを表示させることでメータ上昇アイコンが表示される可能性があることを報知しているが、メータ上昇アイコンが表示される可能性がある予告が行われる場合であってもメータ枠により報知されない場合があってもよく、メータ枠によってメータ上昇アイコンが表示される可能性があることを報知されないように構成されていてもよい。また、メータ上昇アイコンが表示される可能性があることを報知する予告はメータ枠に限らず他の表示や演出手段によって行われてもよい。
図167(せ7−1)に代えて、図169(せ7−2)では、ルーレット表示アイコンRIに青色のメータ上昇アイテムUpIbが停止表示されている。しかしながら、依然としてメータ上昇アイコンMUIがオーバーラップしているため、視認困難である。このように、メータ上昇アイコンどうしがオーバーラップしてもよい。なお、メータ上昇アイコンどうしがオーバーラップする場合、前側に表示する優先順位は、メータ上昇アイコンの表示順であってもよいし、メータ上昇度が高い方が優先されてもよいし、メータ上昇度が低い方が優先されてもよい。また、ナビキャラクタYMには、メータ上昇アイコンは前側からオーバーラップしないが、オーバーラップする場合があってもよい。
また、図167(せ7−1)に代えて、図169(せ7−3−1)では、ルーレット表示アイコンRIの中に、メータ上昇アイコンが表示されることを報知(予告)する画像up’が表示される。ただし、この段階では、何色のメータ上昇アイコンが表示されるかは不明であり、この後、ルーレット表示アイコンRIの中に、何色かのメータ上昇アイコンが表示される。このようにして、ルーレット演出で、何色かは不明であるがメータ上昇アイコンが表示されることが報知されると、図169(せ7−3−2)に示すように、ルーレット表示アイコンRIに前側からオーバーラップするようにして、オーラが付与されたエフェクト表示Ed1が表示される。続く図169(せ7−3−3)では、エフェクト表示Ed1が変化し、青色のメータ上昇アイコンを拡大したような表示になる。この段階では、ルーレット表示アイコンRIの中に、何色のメータ上昇アイコンが表示されているのかはわからない。なお、この段階で、ルーレット表示アイコンRIの中にも、青色のメータ上昇アイコンが表示されていてもよい。
図169(せ7−3−4)では、ルーレット表示アイコンRIをオーバーラップしていた、青色のメータ上昇アイコンを拡大したような表示が、青色のメータ上昇アイコンUpIbになり、白点滅メータ表示MW’に移動し、白点滅メータ表示MW’にオーバーラップして表示されている。また、ルーレット表示アイコンRIはフェードアウトして表示が薄くなって徐々に消えていく。なお、ルーレット表示アイコンRIの中に表示されるメータ上昇アイテムは何色であったか不明のままであってもよい。この後、青色のメータ上昇アイテムUpIbは、白点滅メータ表示MW’に取り込まれ(ストックされ)、白点滅メータ表示MW’はレベルアップする。
なお、ルーレット表示アイコンRIの中に青色のメータ上昇アイテムUpIbが出現して、それが白点滅メータ表示MW’に取り込まれてもよい。この場合、ルーレット表示アイコンRIの中に、青色のメータ上昇アイテムUpIbが、エフェクト表示Ed1が表示される前に表示されていてもよいし、表示されると同時に表示されていてもよいし、表示された後に表示されていてもよい。あるいは、ルーレット表示アイコンRIの中に、青色のメータ上昇アイテムUpIbが、青色のメータ上昇アイコンを拡大したような表示が、表示される前に表示されていてもよいし、表示されると同時に表示されていてもよいし、表示された後に表示されていてもよい。
図167(せ20−1)に代えて、図169(せ−20−2−1)では、満タン状態の白メータ表示MWが、「ストック」という文字表示に一旦変化し、空の状態の白メータ表示MWに戻ると、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現している。この例では、メータは満タンになったものの、宝箱が開くまでナビキャラクタYMの表示態様は変化せず、ナビキャラクタYMの表示態様の変化が遅らされている。なお、宝箱のアイコンI1が開放することによりナビキャラクタYMの表示態様のみを変化させる、ナビキャラクタ以外のアイコン(保留アイコン、変動アイコン)や他の演出表示を変化させてもよい。
以上、図167〜図169を用いた説明には、図80〜図105を用いて説明したメータ表示に関する記載を適用することができる。すなわち、メータ枠の色が異なるとメータの上昇率が異なるといった記載を含む総ての記載を適用することができる。あるいは反対に、図80〜図105を用いた説明に、図167〜図169を用いて説明した事項を適用することもできる。
図170は、ナビキャラクタYMにテロップ演出を絡めた演出例を示す。
図170(そ1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。さらに、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。
図170(そ2−1)では、第1装飾図柄の上方に、テロップ表示trpが表示されている。このテロップ表示trpには、ナビキャラクタYMが変化する可能性があることが文字表示され、変化予告表示の一例に相当する。例えば、「ナビキャラ変化高確中」といった表示や、「ナビキャラ変化高確準備中」といった文字表示が、画面の右から左に向けて流される。なお、この他にも、テロップ表示trpには、無地で何も文字が表示されず、テロップ表示によって「○○高確中」、「××&○○高確中」、「○○高確準備中」、「××又は○○高確準備中」、「高確準備中」等が表示される可能性があることを事前に報知する場合があってもよい。ここで無地のテロップ表示trpが表示されても「○○高確中」、「××&○○高確中」、「○○高確準備中」、「××又は○○高確準備中」、「高確準備中」等が表示されない場合があってもよい。また、「○○高確準備中」、「××又は○○高確準備中」、「高確準備中」等を表示し、これからテロップ表示された演出について高確率状態が発生するかもしれないことを事前に報知してもよい。ここで記載した「××」や「○○」は各種演出(例えば、保留(保留アイコンおよび/または変動アイコン)変化、疑似連、期待度の高い色での予告、大当りへの期待度が高い予告(いわゆる激アツ予告)など)の名称を示している。
なお、ここで記載した演出についての高確率状態とは、テロップ表示により高確率状態と報知された予告が、テロップ表示によって高確率状態と報知されていない場合よりもテロップにて報知された演出が行われる頻度が高くなる状態を示している。つまり、図170(そ1)〜同図(そ14)、同図(そ2−2)、同図(そ2−3)、同図(そ8−2)の「ナビキャラ変化高確中」とは、テロップ表示にて「ナビキャラ変化高確中」と報知されていない場合よりもナビキャラクタの表示態様が変化しやすい状態を示している。また、前述した「○○高確準備中」、「××又は○○高確準備中」、「高確準備中」等に含まれている「高確準備中」は、テロップ表示にて報知されている演出が高確率状態にこれから(「高確準備中」を含むテロップの表示が開始された変動の次変動以降の変動または「高確準備中」を含むテロップの表示が開始された変動内)なること(または、高確率状態になる可能性があること)を報知している。
図170(そ3)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。なお、テロップ表示trpは、第2装飾図柄よりも手前に表示されており、第2装飾図柄の下端部が、テロップ表示trpによって前側からオーバラップされている。ただし、この逆で、第2装飾図柄が、テロップ表示trpを前側からオーバーラップする場合があってもよい。
図170(そ4)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。その後、ハズレ図柄が停止表示され、図170(そ6)でも、図柄変動表示が開始されている。テロップ表示trpは、継続中である。
図170(そ7)では、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが開始され、ナビキャラクタYMは煙画像に包まれている。図170(そ8−1)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMは、赤色の着物を着た表示態様に変化している。ナビキャラクタYMの変化演出が成功しても、テロップ表示trpは、継続中である。その後、ハズレ図柄が停止表示され、図170(そ10)でも、図柄変動表示が開始され、同図(そ11)でもテロップ表示trpは依然として継続中である。
なお、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が出現し、変化アニメーションが開始され、宝箱のアイコンI1の宝箱が開いてナビキャラクタYMが変化してもよい。この場合には、テロップ表示trpの「ナビキャラ変化高確中」といった表示は、宝箱のアイコンI1の出現、あるいは変化アニメーションの開始を予告しているといえる。
図170(そ12)では、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが再度開始され、ナビキャラクタYMは煙画像に包まれている。図170(そ13)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMは、金色の着物を着た表示態様に変化している。ナビキャラクタYMの2回目の変化演出が成功しても、テロップ表示trpは、継続中である。
テロップ表示trpの表示中は、ナビキャラクタYMの変化演出を何度行ってもよいが、テロップ表示trpの表示中にナビキャラクタYMが1回変化してしまうと、その後は、ナビキャラクタYMが変化しないように構成されていてもよい。
図170(そ14)では、リーチ状態に突入しているが、テロップ表示trpは依然として継続中である。テロップ表示trpの表示が消えるタイミングとしては、スーパーリーチ開始時(例えば、図154(う24))、装飾図柄の仮停止時(例えば、第1停止時、第2停止時、第3停止時]、図柄停止字、次変動開始時等があげられる。
なお、本例では、ナビキャラクタ自身により変化演出が行われているが、変化予告表示によってナビキャラクタが変化される場合があってもよく、変化予告表示のみによりナビキャラクタ変化されるように構成されていてもよく、ナビキャラクタ自身による変化演出のみ行われるように構成されていてもよい。
また、図170(そ2−1)に代えて、同図(そ2−2)に示すように、テロップ表示trpは上下二段で行われてもよい。そして、上のテロップ表示trpと下のテロップ表示trpとでは、異なる内容を表示してもよい。
なお、テロップ表示では、他の予告についても高確中表示を表示してもよい。同じ先読み対象保留についてであれば、表示されるタイミングは同じであってもよく、一方が他方よりも後であってもよい。また、「○○高確中」のテロップ表示が1つ出ている場合は、別の先読み対象保留についてテロップ表示が表示されないようにしてもよいし、表示される場合があってもよい。その場合、同じ予告に関するテロップ表示(例えば、「ナビキャラ高確中」)を別に表示してもよく、同じテロップ表示の表示期間が延長される様に構成されていてもよい。また、表示の開始順にテロップ表示の表示位置が決まってもよいし、テロップ毎の表示位置が固定されていてもよい。
また、図170(そ2−1)に代えて、同図(そ2−3)に示すように、上のテロップ表示trpと下のテロップ表示trpとで同じ内容を表示してもよい。すなわち、同じテロップ表示を複数表示してもよい。複数表示した方が、1つしか表示しない場合よりも、大当りの期待度が高いことをアピールすることができる場合がある。ただし、複数表示しても、1つしか表示しない場合と、実際には、大当りの期待度が同じであってもよい。また、同じテロップ表示を複数表示することを、繰り返してもよい。すなわち、テロップ表示の表示が開始される度に、同じ内容の複数のテロップ表示を表示するようにしてもよい。
また、図170(そ8−1)に代えて、同図(そ8−2)に示すように、ナビキャラクタYMの変化が行われていた場合(1又は複数回)、これ以上変化しないことを、テロップ表示trpで報知してもよい。この例では、「完了」という文字表示を表示している。しかしながら、この報知が行われていても、ナビキャラクタYMがさらに変化する場合があってもよい。
図171は、図133(b)に示す演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めた演出の一例を示す図である。
図171(た1a−1)には、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nが示されている。なお、向かって右側の第3装飾図柄表示装置208Nで、第2装飾図柄と第2保留数表示が行われている。
図171(た1a−1)に示す中央の第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は4つ貯まっており、4つの保留アイコンh11〜h14が表示されている。これら4つの保留アイコンh11〜h14はいずれもデフォルトの表示態様である。さらに、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。
図171(た2a−1)では、第1装飾図柄がリーチ状態になり、左図柄、右図柄ともに「装飾7」が揺れ表示(仮停止)されており、同図(た3a)では、スーパーリーチ演出に移行し、第1装飾図柄表示装置208Lからは総ての表示が消えている。すなわち、第1装飾図柄、保留枠UI、保留アイコンh11〜h14、変動アイコンh0、およびナビキャラクタYMが消えている。
図171(た4a)では、第1装飾図柄表示装置208Lには、敵役の剣豪の絵柄が画面全体に表示されている。一方、第2装飾図柄表示装置208Mには、縮小表示された第1装飾図柄、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、変動アイコンh0とナビキャラクタYMはそれぞれ別の装飾図柄表示装置に表示されてもよい。
図171(た5a)では、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nにわたって、スーパーリーチ演出の背景表示になる荒野の背景が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙している決闘シーンが表示されている。
ここで、図171(た1a−1)に代えて、同図(た1a−2)では、保留枠UIの一部が拡大表示されて、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lを跨いで表示されている。すなわち、保留アイコン表示領域HISが、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lを跨いで表示されており、変動アイコン表示領域CISは第1装飾図柄表示装置208Lの右端に表示されている。また、第1保留アイコンh11、第2保留アイコンh12は、第1装飾図柄表示装置208Lに拡大表示され、第4保留アイコンh14は、第2装飾図柄表示装置208Mに拡大表示され、第3保留アイコンh13は、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mに跨って拡大表示されている。さらに、ナビキャラクタYMは、第3装飾図柄表示装置208Nに拡大表示されている。なお、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは表示画面を囲むフレームがあるため、このフレームが邪魔をして、跨って表示された画像を分断してしまっている。
また、ナビキャラクタYMが拡大表示された第3装飾図柄表示装置208Nには、右ベースアイコンbIrが表示されていないが、右ベースアイコンbIrも、ナビキャラクタYMと一緒に拡大表示されてもよい。
なお、図171(た1a−2)に示すように拡大表示されていなくても、複数の表示装置を跨ぐ場合があってもよい。例えば、表示当初から跨いでいるパターンや、元の位置から移動して跨いで表示されるパターンや、画像が変化して跨いで表示されるパターンや、画像が拡大していって跨いで表示されるパターンや、反対に画像が縮小していって跨いで表示されるパターン等があげられる。また、図171(た1a−2)に示すように拡大表示さると、大当りの期待度が高くなったり、保留アイコンが変化しやすくなったり、変動アイコンが変化しやすくなったり、あるいはナビキャラクタYMが変化しやすくなってもよい。また、ナビキャラクタYMが複数の表示装置を跨いで表示されてもよい。ここで、複数の表示装置を跨いで演出表示が表示されている場合であって、手前にある表示装置Aによって表示装置Bの表示領域の一部がオーバーラップされている場合に、表示装置Bにおける表示装置Aによってオーバーラップされている表示領域に表示装置Bの表示領域に表示された画像の一部が表示されていてもよい。
以上、図171(た1a−2)を用いて説明した事項は、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
また、図171(た1a−1)に代えて、同図(た1a−3)では、保留枠UIの一部が移動表示されている。すなわち、演出アイコン表示領域DISが第3装飾図柄表示装置208Nに移動しており、右ベースアイコンbIrも第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている。また、右ベースアイコンbIrの上には、ナビキャラクタYMも表示されている。
このように、ナビキャラクタYMが他の表示装置に移動すると、ナビキャラクタYMが変化しやすくなってもよいし、大当りの期待度が高くなってもよいし、他の演出の変化(例えば、保留アイコンや変動アイコンの変化等)が行われやすくなってもよい。また、ナビキャラクタYMの移動先によって、ナビキャラクタYMの変化のしやすさや、大当りの期待度の高さや、他の演出の変化(例えば、保留アイコンや変動アイコンの変化等)のしやすさが異なってもよいし、全く影響がなく同じであってもよい。例えば、第3装飾図柄表示装置208Nに移動した場合の方が、第2装飾図柄表示装置208Lに移動した場合よりも、ナビキャラクタYMが変化する確率が高くなってもよい。以上は、ナビキャラクタYMの移動について説明したが、保留アイコンが他の表示装置に移動したり、変動アイコンが他の表示装置に移動する場合でも同様である。
また、図171(た1a−3)に示す例では、保留枠Uiが分割された(割れた)と見ることもできる。すなわち、演出アイコン表示領域DISが割れて、第3装飾図柄表示装置208Nに移動しているが、第1装飾図柄表示装置208Lの別の場所に移動してもよい。
以上、図171(た1a−3)を用いて説明した事項は、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
また、図171(た1a−1)に代えて、同図(た1a−4)では、ナビキャラクタYMが移動した際に分裂している。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lから他の表示装置に移動する場合に、2つに分裂し、第2装飾図柄表示装置208Mにも、第3装飾図柄表示装置208Nにも表示されている。これは、ナビキャラクタYMの増加と見ることもできる。
このように、ナビキャラクタYMが分裂(増加)すると、ナビキャラクタYMが変化しやすくなってもよいし、大当りの期待度が高くなってもよいし、他の演出の変化(例えば、保留アイコンや変動アイコンの変化等)が行われやすくなってもよい。
また、ナビキャラクタYMが表示される箇所には、右ベースアイコンbIrも表示されていることから、演出アイコン表示領域DISも分裂(増加)しているといえる。
以上、図171(た1a−4)を用いて説明した事項は、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。すなわち、他の演出例でも、ナビキャラクタYMが、分裂(増加)する場合があってもよく、必ず分裂(増加)してもよい。
図172は、図133(b)に示す演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めた他の演出の一例を示す図である。
図172(た1b)では、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nにわたって海の背景が表示されている。また、図171(た1a−1)に示す中央の第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は4つ貯まっており、4つの保留アイコンh11〜h14が表示されている。これら4つの保留アイコンh11〜h14はいずれもデフォルトの表示態様である。さらに、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。
図172(た2b)では、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが開始され、ナビキャラクタYMが煙画像によってオーバーラップされている。また、図172(た2b)に示す左右の第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、海の背景表示が消えている。
図172(た3b)では、煙画像が消失し、演出アイコン表示領域DISから、ナビキャラクタYMがいなくなり、代わりに「捜索中」という看板のアイコンが表示されている。また、海の背景表示が消えた右側の第3装飾図柄表示装置208Nには、ナビキャラクタYMと同じキャラクタ(殿様)YM’が表示され、走っている。また、その上には、捜索中という文字表示が表示されている。同じく海の背景表示が消えた左側の第2装飾図柄表示装置208Mには、クエスチョンマークの画像とともにシルエット表示sltが表示されている。
「捜索中」という看板のアイコンは、ナビキャラクタYMの変化演出(昇格演出)に成功する可能性が高いことを表す報知であってもよい。また、看板の色が白色よりも青色の方が成功確率は高く、青色よりも赤色の方が成功確率が高い。なお、赤色であれば、昇格確定であってもよい。また、この看板は、色や表示文字等が変化してもよいが、変化しないものであってもよい。また、看板の表示態様によって、ナビキャラクタYMが変化する可能性がある表示態様を示唆していてもよい。例えば、看板が青色であれば、ナビキャラクタYMは青色の着物を着た表示態様に変化する可能性がある。
図172(た4b)では、これまで全開状態(初期状態)であった、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、互いに近づくように第1装飾図柄表示装置208Lの前を移動してくる。なおこの期間は、煽り演出の期間に相当する。
図172(た5b−1)では、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが或る位置まで移動し、停止する。ここでは、互いに接する全閉状態の位置(最大移動位置)まで移動し、停止するが、接する前の位置であってもよい。
図172(た6b−1)は、昇格成功パターンの例を示す図であり、第3装飾図柄表示装置208Nでは、走っていたキャラクタ(殿様)YM’が親指を立てたポーズをとり、その上にはレベルアップを表す文字表示が表示されている。一方、第2装飾図柄表示装置208Mでは、シルエット表示sltが実物表示に変化し、千両箱が表示されている。なお、千両箱の表示態様によって、ナビキャラクタYMが変化する可能性がある表示態様を示唆していてもよい。例えば、千両箱が青色であれば、ナビキャラクタYMは青色の着物を着た表示態様に変化する可能性がある。また、この千箱箱は、色や開閉状態等が変化してもよいが、変化しないものであってもよい。図172(た7b)では、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されているキャラクタ(殿様)YM’が、赤い着物を着た表示態様に変化している。
そして、図172(た8b)では、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれが、互いに離れるように第1装飾図柄表示装置208Lの前を移動し、初期状態に復帰する。第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれが初期状態に復帰すると、それぞれの装飾図柄表示装置208M,Nでワイプ演出が行われる。図172(た9b)に示す第2装飾図柄表示装置208Mでも第3装飾図柄表示装置208Nでもワイプインの途中であり、同図(た10b)では、ワイプインが完了し、第2装飾図柄表示装置208Mにも第3装飾図柄表示装置208Nにも、機種タイトルのみが表示されたワイプ表示が表示されている。また、図172(た10b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、それまで看板のアイコンが表示されていた位置には、煙画像が表示されている。
図172(た11b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの演出アイコン表示領域DISでは、煙画像が消え、赤い着物を着た表示態様に変化したナビキャラクタYMが表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとではそれぞれワイプアウトが開始されている。なお、この例では、ワイプインのアニメーション(左右から閉じるアニメーション)と、ワイプアウトのアニメーション(内側から外側に開くアニメーション)は異なっているが、同じアニメーションであってもよい。図172(た12b)では、ワイプアウトが完了し、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nにわたって海の背景が表示されている。なお、一の装飾図柄表示装置において、本例の3つの装飾図柄表示装置に表示された演出表示が行われてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mおよび/または第3装飾図柄表示装置208Nは、液晶表示装置を含まない1または複数の演出可動体に置換可能である(例えば、演出可動体が演出動作を行うと、ナビキャラクタが昇格するような演出が挙げられる。)。
なお、この図172を用いて説明したナビキャラクタYMの変化演出(昇格演出)は、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
図173は、図133(b)に示す演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めたさらに他の演出の一例を示す図である。
図173(た1a−3−1)に示す中央の第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は4つ貯まっており、4つの保留アイコンh11〜h14が表示されている。これら4つの保留アイコンh11〜h14はいずれもデフォルトの表示態様である。さらに、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。
図173(た1a−3−2)では、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていたナビキャラクタYMが、第3装飾図柄表示装置208Nに移動する移動アニメーションが表示されている。この図173(た1a−3−2)では、ナビキャラクタYMが丁度、第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nとの間に位置しており、第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nを跨いで表示されている。なお、ここでも、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面を囲むフレームがあるため、このフレームが邪魔をして、跨って表示されたナビキャラクタYMを分断してしまっている。図173(た1a−3−3)に示す第3装飾図柄表示装置208Nには、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていたときと同じ表示サイズのナビキャラクタYMが表示されている。
一方、図173(た1a−3−2’)には、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていたナビキャラクタYMが、第3装飾図柄表示装置208Nに移動し、第3装飾図柄表示装置208Nでは拡大表示される例が示されている。図173(た1a−3−2’)に示す第3装飾図柄表示装置208Nには、ナビキャラクタYMの右手と右足のつま先のみが表示されているが、この右手と右足のつま先は拡大表示されており、ナビキャラクタYMは、第3装飾図柄表示装置208Nに入り込んだ部分から即座に拡大表示されていく。図173(た1a−3−3’)に示す第3装飾図柄表示装置208Nには、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていたときよりも大きな表示サイズのナビキャラクタYMが表示されている。このようにナビキャラクタYMが拡大表示された場合は、拡大表示されなかった場合に比べて、ナビキャラクタYMが変化しやすくなってもよいし、大当りの期待度が高くなってもよいし、他の演出の変化(例えば、保留アイコンや変動アイコンの変化等)が行われやすくなってもよいし、あるいは、全く影響がなく同じであってもよい。また、ナビキャラクタYMが第3装飾図柄表示装置208Nに表示される場合には、必ず拡大表示されてもよいし、拡大表示されない場合があってもよい。
なお、この図173を用いて説明したナビキャラクタYMの移動アニメーションは、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
また、図172(た8b)に代えて、図173(た5b−2)には、ナビキャラクタYMの変化演出(昇格演出)に失敗したパターンが示されている。図172(た4b)で、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、互いに近づくように移動を開始し、或る位置に到達する前に両者208M,208Nが停止した場合には、失敗である。途中で停止した第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nも、初期状態に復帰するが、変化演出(昇格演出)失敗の報知は、初期状態に戻ってから行われる。図173(た5b−2)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、キャラクタ(殿様)YM’が後ろを向き落ち込んでいるポーズをとっている。なお、初期状態に復帰する途中で、失敗の報知を開始してもよい。あるいは、或る位置に到達する前に停止してしまった段階で失敗の報知を開始してもよい。
また、或る位置に到達する前に両者208M,208Nが停止した場合は、必ず失敗であってもよいが、ナビキャラクタYMが昇格する場合があってもよい。また、この変化演出(昇格演出)に失敗しても、他の演出によってナビキャラクタYMが昇格する場合があってもよい。このことは、これまで説明した成功と失敗に分かれる演出についても言えることである。
また、ここでの変化演出(昇格演出)に失敗すると、ナビキャラクタYMは当分の間(例えば、背景表示が変化するまでであったり、昇格失敗からN回の変動が終了するまでであったり、昇格失敗に関連する先読み対象保留の変動が終了するまで等)、変化することが規制されてもよい。
また、図172(た6b−1)に代えて、図173(た6b−2)には、或る位置(例えば、全閉状態の位置)まで第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが移動したにも関わらず、変化演出(昇格演出)に失敗したパターンが示されている。図173(た6b−2)に示す第3装飾図柄表示装置208Nにも、先と同様に、後ろを向き落ち込んでいるポーズのキャラクタ(殿様)YM’が表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、シルエット表示sltが実物表示に変化し、そこにはみかん箱が表示されている。
このように、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが或る位置まで移動しても、昇格演出に失敗する場合があってもよい。あるいは反対に、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが或る位置まで移動したら、ナビキャラクタYMは必ず昇格してもよい。また、図173(た6b−2)に示す状態になっても、ナビキャラクタYMは昇格する場合があってもよいし、反対に、この状態になれば、失敗確定であってもよい。
図174は、装飾図柄表示装置208(第1表示装置)の下方に第2表示装置が設けられた演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めた演出の一例を示す図である。
図174(た1c)に示す装飾図柄表示装置208には海の背景が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208(第1表示装置)の下方に設けられた第2表示装置208Sには、海の背景は表示されておらず、この第2表示装置208Sに保留枠UIが表示されている。すなわち、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISが設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISでは、ベースアイコンbInの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。また、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。なお、第2表示装置208Sは固定されたものであってもよく、昇降動作可能なものであってもよい。
また、図174(た1c)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が第2表示装置208Sに表示されている。さらに、デフォルトの第1保留アイコンh11も第2表示装置208Sに表示されている。
図174(た2c)に示す第2表示装置208Sには、ワイプ演出用の襖画像が表示されており、同図(た3c)に示す状態は、襖画像が全閉した状態(ワイプイン状態)である。図174(た4)に示す第2表示装置208Sでは、ワイプアウトが始まり、同図(た5c)に示す第2表示装置208Sでは、襖画像が全開した状態(ワイプアウト状態)である。ワイプ演出が終了した図174(た5c)に示す第2表示装置208Sには、保留枠UIも、保留アイコンh11も、変動アイコンh0も、ナビキャラクタYMも表示されておらず、代わりに、殿様によるミニゲームのアニメーションが表示されている。すなわち、ワイプ演出によって、保留枠UIも、保留アイコンh11も、変動アイコンh0も、ナビキャラクタYMも非表示になり、ナビキャラクタYMの表示態様の変化(昇格)を賭けた(占う)ゴルフのミニゲームが開始されている。なお、同じミニゲームであっても、成功したるスーパーリーチ演出が開始されるミニゲームがあってもよい。図174(た4c)の段階では、第2表示装置208Sでミニゲームが開始されていることはわかるが、何を賭けた(占う)ミニゲームであるのかわからず、図174(た5c)の段階になるまでわからない。このため、ミニゲームについての説明(ここでは「カップに入れば吉宗昇格」)が行われるまでは少なくとも第2表示装置208Sに注目させておくことができる場合がある。
図174(た6c−1)に示す第2表示装置208Sでは、カップインに見事成功する。カップインに成功すると、再びワイプ演出が開始され、図174(た7c)では襖画像が再び閉まり始め、同図(た8c)に示す状態は、襖画像が全閉した状態(ワイプイン状態)である。図174(た9c)に示す第2表示装置208Sでは、ワイプアウトが始まり、同図(た10c)に示す第2表示装置208Sでは、襖画像が全開した状態(ワイプアウト状態)である。再度ワイプアウトした図174(た10c)に示す第2表示装置208Sでは、保留枠UI、保留アイコンh11、変動アイコンh0、及びナビキャラクタYMが表示されている。このようにワイプアウトが完了してから、第2表示装置208Sでは、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが表示される(図174(た11c))。ここでの変化アニメーションでは、ナビキャラクタYMが煙画像によってオーバーラップされ、図174(た12c)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMが赤色の着物の表示態様に変化している。
また、図174(た6c−1)に代えて同図(た6c−2)では、カップインに失敗してしまう。このように、ナビキャラクタYMの表示態様の変化(昇格)を賭けたミニゲームに失敗した場合は、ナビキャラクタYMが絶対に昇格することはなくてもよいが、昇格する場合があってもよい。また図174(た6c−1)に示すようにミニゲームに成功した場合は、ナビキャラクタYMが絶対に昇格してもよいが、昇格しない場合があってもよい。
なお、図174(た8c)からワイプアウトする際、ナビキャラクタYMが昇格する可能性を遊技者に示唆することができるワイプ演出であってもよく、あるいは、ナビキャラクタYMが変化する表示態様を示唆することができるワイプ演出であってもよい。
また、図174(た10c)でワイプアウトした時点で、すでにナビキャラクタYMが変化(昇格)していてもよい。
また、ミニゲームの実行中に第2表示装置208Sが演出動作を行ってもよい。また、成功時(本例だと図174(た6c−1))と失敗時(本例だと図174(た6c−2))や煽り演出(本例だと図174(た5c))で異なる演出動作が行われてもよい。なお、第2表示装置208Sの代わりに演出可動体による演出動作が行われてもよい。
なお、この図174を用いて説明したミニゲームは、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
図175は、遊技者によって選択された演出の実行中に他の演出が実行された場合の一例を示す図である。
この説明におけるパチンコ機100では、上述したカスタマイズ設定が行われている。すなわち、図139(b)に示す「キャラクタ選択」では07の「コパンダ」が設定されており、「保留枠選択」では02の「保留枠B」が設定されており、「保留表示選択」では03の「アイコンC」が設定されており、背景表示選択では05の「背景E」が設定されている。
図175(アa1)に示す装飾図柄表示装置208には、保留枠Bの保留枠UIが表示され、その演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMとしてコパンダが表示されている。また、特図1の保留は1つ貯まっており、アイコンCのデフォルトの表示態様である第1保留アイコンh11が表示されている。さらに、図175(アa1)に示す装飾図柄表示装置208では、背景Eの背景(空の背景)が表示されている。
図175(アa2)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、第1装飾図柄は高速変動中であり、アイコンCのデフォルトの表示態様である変動アイコンh0が表示されている。なお、コパンダのナビキャラクタYMも表示されている。
図175(アa3−1)では、演出アイコン表示領域DISに、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現し、同図(アa4−1)では、絨毯のアイコンI2が消え、宝箱のアイコンI1が残っている。図175(アa5)では、変化アニメーションが開始され、宝箱が開いて、中から、エフェクトの煙画像が出現し、その煙画像によって、ナビキャラクタYMの一部又は全部が隠され、ナビキャラクタYMは、煙画像が出現する前よりも明らかに視認困難になる。なお、変化アニメーションは、チャンスボタン136の操作によって開始されてもよい。この場合、裏ボタンであってもよいし、操作促進報知が行われてもよい。図175(アa6)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMは、コパンダから番長に変化している。ナビキャラクタYMにおける番長のキャラクタは、図139(b)に示すように、遊技者によって選択できないキャラクタである。なお、遊技者によって選択可能なキャラクタ(例えば、爺や姫等)に変わる場合があってもよいし、遊技者によって選択できないキャラクタに必ず変化するようにしてもよい。
図175(アa7)では、宝箱のアイコンI1が消え、同図(ア8)では、リーチ状態に突入する。図175(アa8)に示す番長のナビキャラクタYMには、擬似連演出を示唆する「NEXT」の吹き出しアイコンが付加されている。
図175(アa9)では、第1装飾図柄の中図柄に、擬似連図柄(殿様のキャラクタの図柄)が仮停止し、同図(ア10)では、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われる。本実施形態では、このようにして、疑似連図柄が停止表示されることにより、疑似連が実行されることを報知する。ここで、疑似連とは、装飾図柄の変動開始及び仮停止表示を1回の特図の変動表示において複数回実行する装飾図柄の変動表示態様である。本実施形態では、疑似連が実行される回数が多いほど大当りとなりやすいように構成されている。
その後、図175(アa11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が再度開始される。このとき、装飾図柄表示装置208では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「×2」が、第1装飾図柄にオーバーラップするようにして大きく表示される。次いで、図175(アa12)に示す装飾図柄表示装置208では、「×2」の表示が縮小されて第2装飾図柄の下方に移動している。
図175(アa13)に示す番長のナビキャラクタYMには、擬似連演出を示唆する「NEXT」の吹き出しアイコンが再度付加されており、擬似連の継続にまだ期待がもてる。その後、0回、又は1回又は複数回の仮停止表示が行われた後、リーチ状態に突入し、さらにスーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)へと発展する。図175(アa15)に示す装飾図柄表示装置208の背景画面は、剣豪リーチ演出の背景表示である荒野の背景に変化し、その装飾図柄表示装置208には、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙している決闘シーンが表示されている。また、保留枠UIのうち、保留アイコン表示領域HISの左ベースアイコンbIlおよび4つのステージhs1〜hs4は消えている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0は表示されており、その上に変動アイコンh0も表示されたままである。さらに、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrの上に番長のナビキャラクタYMが表示されている。
図175(アa16)に示す番長のナビキャラクタYMには、大当りを煽る「チャンス」の吹き出しアイコンが付加されており、番長のナビキャラクタYMは、煽り演出を実行している。
図175(アa18)に示す装飾図柄表示装置208には、スーパーリーチ演出おいて、殿様と剣豪が斬り合った後の場面が表示され、ここでは、殿様が倒れており、中図柄として、左右図柄(「装飾7」)とは異なる「装飾6」が大きく表示(揺れ表示)されている。なお、変動アイコン表示領域CISの台座の高さが低くなってはいるものの、低くなった台座hs0’は表示されており、その上に変動アイコンh0も表示されたままである。また、演出アイコン表示領域DISには、番長のナビキャラクタYMも表示されたままである。その後、ワイプ演出が開始され、図175(アa19)に示す装飾図柄表示装置208ではワイプインの途中であり、同図(アa20)では、ワイプインが完了し、続いてワイプアウトが開始され、同図(アa21)では、背景Eの背景(空の背景)に戻るとともに、コパンダのナビキャラクタYMも見え始めている。図175(アa22)では、ワイプ演出が終了し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が揺れ表示されている。また、保留枠Bの保留枠UIも表示され、アイコンCのデフォルトの表示態様である変動アイコンh0も表示が再開されている。また、第1保留アイコンh11として青色の保留アイコン(先読み保留アイコン)が表示されている。
なお、図155(え2)〜同図(え4−1)に示すように、ナビキャラクタYM自身が単独で自身の表示態様を変化させる場合もある。この例では、変化予告表示の宝箱のアイコンI1を用いた変化アニメーションが実行されながらもハズレてしまっているが、ナビキャラクタYMの表示態様が、宝箱のアイコンI1を用いた演出によって変化した場合の方が、宝箱のアイコンI1を用いずに変化(例えば、自分自身で変化)する場合よりも、最終的に遊技者にとって有利な状態に移行されやすくてもよい。ここにいう、有利な状態とは、大当り遊技状態への移行や、さらには、出球数の多い大当り遊技状態への移行や、確変状態や電サポ状態への移行までもを含む。
本例では、保留アイコンの非表示中に保留が増加した場合であっても、保留アイコンが非表示から表示となった場合に、保留アイコンの非表示中に増加した保留に対応する保留アイコンについて先読み予告が行われる場合がある。なお、保留アイコンの非表示中に保留が増加した場合に、その保留が消化されるまで(変動アイコン表示領域に表示されるまでであってもよく、変動アイコン表示領域から消去されるまでであってもよい)保留アイコンの非表示中に増加した保留に対応する保留アイコンによる先読み予告および/または当該変動の予告を規制するように構成されていてもよいし、保留が増加した変動での対象となる保留アイコンによる先読み予告を規制し、保留が増加した変動の次変動以降から先読み予告および/または当該変動の予告が行われる場合があるように構成されていてもよい。
本例では、一の保留アイコンによる先読み予告の実行中に、他の保留アイコンによる先読み予告が行われる場合があるが、一の保留アイコンによる先読み予告の実行中に他の保留アイコンによる先読み予告が、該一の保留アイコンに対応する保留が消化されるまで(変動アイコン表示領域に表示されるまでであってもよく、変動アイコン表示領域から消去されるまでであってもよい)規制されていてもよい。
本例では、遊技者によって選択されたナビキャラクタによって当該変動の予告および/または先読み予告が行われる場合があるが、遊技者によって選択されたナビキャラによって当該変動の予告および/または先読み予告が行われないようにしてもよい。また、遊技者によって選択されたナビキャラによってチュートリアル表示が行われる場合があってもよい(例えば、吹き出しアイコンによってチュートリアル表示が行われる等)が、遊技者によって選択されたナビキャラによってチュートリアル表示が行われないようにしてもよい。また、本例では、遊技者によって選択できないナビキャラクタによって当該変動の予告および/または先読み予告が行われる場合があるが、当該変動の予告および/または先読み予告が行われなくてもよい。また、遊技者によって選択可能なナビキャラクタよりも遊技者によって選択できないナビキャラクタの方が保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高い(または、大当り確定(大当り濃厚であってもよい))ように構成されていてもよいし、そのナビキャラクタが登場する予告および/またはスーパーリーチ演出の発生頻度が高い(または、必ず発生する)ように構成されていてもよい。
図176は、図175に示す例の変形例を示す図である。
図175(アa3−1)に代えて、図176(アa3−2)では、宝箱のアイコンI1に代えて、導光板ILの発光によって変化予告表示を行っている。すなわち、ナビキャラクタYMが変化することを、そのナビキャラクタYMが表示された演出手段(ここでは装飾図柄表示装置208)とは別の演出手段で予告してもよい。
また、図175(アa3−1)に代えて、図176(アa3−3)では、宝箱のアイコンI1に代えて、可動手段(ここでは、家紋役物224E)の演出動作によって変化予告表示を行っている。すなわち、家紋役物224Eが、初期位置から上昇した位置まで移動して、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMにオーバーラップする。なお、ここでは保留アイコンはないが、保留アイコンがある場合には保留アイコンにもオーバーラップする。その後、家紋役物224Eは、時計方向(図中矢印参照)に回転する。なお、家紋役物224Eは、初期位置において回転してもよい。また、家紋役物224Eが、回転とともに、あるいは、回転に換えて、振動するようにしてもよい。また、上昇のみ行い、回転及び振動を行わないようにしてもよい。また、ナビキャラクタYMをオーバーラップ中に変化させてもよく、あるいは、家紋役物224Eの演出動作の終了後、すなわち家紋役物224Eが初期位置に戻ってから変化させてもよい。また、家紋役物224Eに設けられたLEDによる発光演出によって、ナビキャラクタYMへの変化しやすさや、変化後の表示態様の色を報知してもよい。
また、図175(アa3−1)に代えて、図176(アa3−4)では、宝箱のアイコンI1に代えて、スピーカ120からの音出力で変化予告表示を行っている。なお、遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452によって、変化予告表示を行ってもよい。
また、図175(アa4−1)に代えて、図176(アa4−2)に示すように、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が一旦、演出アイコン表示領域DISに表示されながら、宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って飛び去ってしまう場合もある。この場合には、ナビキャラクタYMの表示態様は変化せず、いわゆる失敗パターンに相当する。
また、図175(アa6−1)に代えて、図176(アa6−2)では、宝箱のアイコンI1の宝箱が開いたにも関わらず、ナビキャラクタYMの表示態様は変化せず、これもいわゆる失敗パターンに相当する。
また、図175(アa6−1)に代えて、図176(アa6−3)では、コパンダのナビキャラクタYMが、同じコパンダでありながら、洋服の色が異なるコパンダ(ここでは、赤色の洋服のコパンダ)に変化し、ナビキャラクタYMの変化演出(昇格演出)に成功している。
また、図175(アa3−1)に代えて、図176(アb1)では、図174に示した例と同じく、装飾図柄表示装置208(第1表示装置)の下方に第2表示装置208Sが配置されており、この第2表示装置208Sに、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISが設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。また、保留アイコン表示領域HISでは、ベースアイコンbInの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。また、演出アイコン表示領域DISには、コパンダのナビキャラクタYMが表示されている。さらに、図176(アb1)に示す装飾図柄表示装置208では、爺のキャラクタと「ナビキャラが変化」という文字表示の予告による会話予告が行われており、この会話予告によって変化予告表示が行われている。すなわち、ナビキャラクタYMが変化することが、そのナビキャラクタYMが表示された演出手段(ここでは第2表示装置208S)とは別の演出手段(ここでは、装飾図柄表示装置208)によって予告されている。図176(アb2)に示す第2表示装置208Sでは、ナビキャラクタYMが、コパンダから、遊技者によって選択できないキャラクタである番長に変化している。
また、図175(アa2)に代えて、図176(アc1)では、スピーカ120が示されている。また、遊技者が図141(9)に示す音量調整ウィンドウVWで設定した音量レベルと、図141(3)に示す輝度調整ウィンドウBWで設定した輝度(光量)レベルが、「ユーザ設定値」として装飾図柄表示装置208の左下に記されている。この例では共に3レベルである。また、この例におけるパチンコ機100では、遊技者が設定した音量や輝度が、演出に実行時に強制的に変更されて、スピーカ120から出力されたり、遊技盤用ランプ442または/および遊技台枠用ランプ452といったLEDが発光する場合があるため、「実設定値」として装飾図柄表示装置208の右下に記されている。このことは、以降の例においても同じである。図176(アc2)では、「激熱」予告が行われる可能性があることを、「激熱」予告が行われる可能性がある演出手段とは別の演出手段であるスピーカ120で報知している。この際のスピーカ120の音量(実設定値)は、ユーザ設定値に一致している。その後、図176(アc3)では、「激熱」予告が実行され、装飾図柄表示装置208には「激熱」という文字が大きく表示され、スピーカ120から音出力が行われるとともに、遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が発光している。「激熱」予告実行時の音量(実設定値)は、ユーザ設定値を越え、レベル5であり、輝度(実設定値)も、ユーザ設定値を越え、レベル5である。すなわち、遊技者が設定した音量レベルよりも大きな音量で出力され、遊技者が設定した輝度レベルよりも高い輝度で発光している。なお、演出実行時に、音量や輝度が、ユーザ設定値を越える他、強制的にユーザ設定値を下回る場合もある(以下、同じ)。また、音量や輝度が強制的に変化するタイミングは、この例に限定されず、例えば、激熱接近中の音が出力されるタイミングで輝度も変化してもよいし、激熱接近中の音が出力される間に音量や輝度が変化してもよい。また、或る特定の演出実行時には、音量と輝度のうち音量のみがユーザ設定値を越えて出力される場合もあれば、輝度のみがユーザ設定値を越えて発光する場合もあれば、この例のように両方が越える場合もある。
なお、音量と輝度のユーザ設定は、図141を用いて説明したような便利な音量調整ウィンドウVWや輝度調整ウィンドウBWが用意されていない遊技台であっても可能な場合があり、遊技者が音量や輝度を設定できる遊技台であればよい。また、ここにいう画像の解像度や、画像の色合い等を遊技者が設定(調整)できる場合にも、ここでの技術的思想を適用することができる(以下、同じ。)。
以上、図176を用いて説明した種々の技術的思想は、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
図177は、スピーカ120から出力可能な楽曲についてまとめた表である。
ここでの例における遊技台では、スピーカ120から出力される楽曲をユーザが選択することができる場合がある。図177の表における通し番号の1〜11は、大当りの連荘回数に応じて、ユーザが選択可能になる楽曲である。例えば、大当りを15連荘しないと、楽曲「大盤振舞じゃ」は選択することができない。また、複数の楽曲が選択可能になってもよい。例えば、大当りを15連荘すると、通し番号の1〜11の総ての楽曲が選択可能になる。
また、通し番号の12の楽曲は、大当り開始インターバル中(大当り開始演出実行中)にチャンスボタン136を5回操作すると選択可能になる楽曲であり、裏ボタンナビモードに設定されている場合は、大当り開始インターバル中に、チャンスボタン136を操作することについての案内が報知されるが、裏ボタンナビモード非設定の場合は報知されない。なお、裏ボタンナビモード設定時も案内が報知されなくてもよいし、反対に裏ボタンナビモード非設定の場合にも案内が報知されてもよい。
また、通し番号の13と14の楽曲は、特定リーチで大当りした場合を条件に選択可能になる楽曲である。ここにいう「コラボSP」とは、複数のキャラクタが共演するスーパーリーチ演出(例えば、剣豪リーチにて吉宗とパンダが共演するスーパーリーチ演出など)のことであり、「SPリーチ中に楓登場で大当り」とは、スーパーリーチ中のカットイン画像でプレミアキャラクタの「楓」が登場して大当りしたことである。
図178は、図177を用いて説明した楽曲選択が行われる例を示す図である。
図178(イ1)では、確変状態(特図高確率普図高確率状態)であり、第1装飾図柄の高速変動中である。図178(イ1)に示す装飾図柄表示装置208の表示画面の右下には第2保留数表示が表示されており、特図1の保留数は3であり、特図2の保留数も3である。また、このパチンコ機100は特図2優先変動機であり、図178では、特図2の保留アイコンh21〜h23のみ図示している。これら3つの保留アイコンh21〜h23はいずれも、デフォルトの表示態様である。また、大当り3連荘目である。さらに、図178(イ1)に示す装飾図柄表示装置208の表示画面の右上の曲名表示部MNには、現在出力されている楽曲の曲名(ここではデフォルトの「そこにあるかもしれない」)が表示されており、スピーカ120からは、その曲名の楽曲が出力されている。すなわち、ここで出力されている楽曲は、確変状態中で出力されている楽曲になる。さらに、曲名表示部MNの左側には、操作キーユニット137の上下キー137u,dのアイコンが表示されており、上下キー137u,dを操作することによって楽曲選択可能なことが報知されている。また、装飾図柄表示装置208には宇宙の背景画面が表示されており、宇宙の背景画面は、確変状態用の背景画面である。
図178(イ2)では、操作キーユニット137の下キー137dが操作され、同図(イ3)では、曲名表示部MNの曲名が「メガ ギガ サマー」に変更されている。なお、楽曲選択操作から少し遅れて(例えば、500m秒)、スピーカ120から楽曲が出力されるため、曲名表示部MNの曲名と実際にスピーカ120から出力されている楽曲が異なる期間がある。なお、曲名表示部MNの曲名と実際にスピーカ120から出力されている楽曲が一致するように構成されていてもよい。図178(イ4)では、スピーカ120からも「メガ ギガ サマー」の楽曲が出力されている。楽曲変更が行われると、楽曲が先頭から出力されるが、例えば、電源投入やRTC(Real Time Clock)演出によって曲が流れるタイミングや時間が決まっている場合や前回出力されたときの続きから出力される場合には、途中から出力されてもよい。
図178(イ5)では、特図2の保留が増加し、特2は満タンになる(装飾図柄行事装置208の右下に表示されている保留数表示が4に更新されている)が、第4保留アイコンの表示開始は保留数表示が4に更新されるよりも少し遅れており、同図(イ6)では、先読み予告の表示態様(白点滅)の第4保留アイコン24が表示されている。その後、特図2の保留が3個消化され、図178(イ8)では、特図2の図柄停止が行われ、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。なお、特図2の残り保留数は1であり、第1保留アイコンh21は、赤色の表示態様に変化している。
図178(イ9)では、特図2の最後の保留が消化され、装飾図柄表示装置208では装飾図柄の変動表示が開始されている。図178(イ10)の状態でも、選択されている楽曲は依然として「メガ ギガ サマー」であり、同図(イ11)では、番長のキャラクタC11が出現し、楽曲変更予告が行われている。楽曲変更予告は、遊技者が選択した楽曲を他の楽曲に強制的に変更してしまう演出を含んだ大当り予告であって、通常予告であってもよいし、先読み予告に適用してもよい。本例では、楽曲変更予告が表示されたことにより、楽曲変更予告が表示された図柄変動について大当り確定(または、大当り濃厚)を予告しているが、楽曲変更予告が表示された図柄変動がはずれの場合があってもよい。例えば、登場したキャラクタの番長のテーマソングである「轟けDREAM」が出力されれば成功(大当りの期待度が高い、または大当り確定(大当り濃厚であってもよい))であるが、「轟けDREAM」が出力されない場合は失敗となり、楽曲変更予告が表示された図柄変動がはずれとなる場合があってもよい。なお、「轟けDREAM」が出力されず楽曲変更予告が失敗となった場合であっても他の演出(例えば、復活演出)によって大当りが確定されたことを報知してもよい。また、楽曲変更予告が表示されることで楽曲変更予告が表示された図柄変動の次変動以降について大当り確定(または大当り濃厚)/または楽曲変更予告以外の予告が行われた場合よりも大当りの期待度が高いことを予告する先読み予告を行ってもよい。また、楽曲変更予告が失敗した場合であっても、他の演出(例えば、復活演出)によって必ず大当り確定であることが報知されるように構成されていてもよい。ただし、楽曲変更予告は、遊技者が選択した楽曲を強制的に代えてしまうという、場合によっては遊技者にとって迷惑な演出になりかねないため、その代償として、楽曲変更予告が開始されれば大当り確定としてもよい。
図178(イ12)に示すスピーカ120からは、曲変更演出効果音が出力されている。また、スピーカ120にて出力されていた「メガ ギガ サマー」の楽曲の出力も行われていないが、「メガ ギガ サマー」の楽曲が出力されていてもよい。なお、楽曲変更予告で登場した番長のキャラクタC11は片手を上げ、その手が、曲名表示部MNの一部にオーバーラップしている。
図178(イ13)では、曲名表示部MNの曲名が「Distance」に変更されているが、スピーカ120からは何の楽曲も出力されていない。なお、図178(イ12)〜同図(イ15−1)の全ての期間または一部の期間において「メガ ギガ サマー」の楽曲の出力が同図(イ11)に引き続きそのまま出力されてもよいし、楽曲変更予告によって変更された「Distance」がスピーカ120から出力が開始されてもよい。ここで、図177に示すように、「Distance」は、「メガ ギガ サマー」の次に開放される楽曲ではなく、「轟けDREAM」とも異なる楽曲である。ただし、「Distance」は、開放順序でいえば「轟けDREAM」の一つ前の楽曲である。ここでの楽曲変更予告では、このような「Distance」の楽曲を間に挟んで、最終的に「轟けDREAM」が出力されるといった演出になる。なお、図178(イ13)の段階で曲名表示部MNに「轟けDREAM」が表示されていてもよい。
図178(イ14)では再び、スピーカ120から、曲変更演出効果音が出力され、番長のキャラクタC11は片手を上げている。曲名表示部MNの曲名が「Distance」に変更されてから一定期間がたってもスピーカ120からは「Distance」の楽曲は出力されていないが、出力されるようにしてもよい。
図178(イ15)では、曲名表示部MNの曲名が「轟けDREAM」に変更され、スピーカ120からは、また曲変更演出効果音が出力されている。曲名表示部MNに「轟けDREAM」が表示された段階で楽曲変更予告は成功としてもよく、図178(イ16)では、スピーカ120から「轟けDREAM」の楽曲が出力されている。すなわち、曲名表示部MNに「轟けDREAM」が表示されると、スピーカ120から「轟けDREAM」の楽曲が必ず出力される。なお、「轟けDREAM」が表示されても、スピーカ120から「轟けDREAM」の楽曲が出力されず失敗する場合を設けてもよい。
また、本例では、楽曲変更予告が表示されると、必ず「轟けDREAM」が出力されるが、図178(イ15)で、曲名表示部MNに、元の「メガ ギガ サマー」が表示された場合は失敗(はずれ)であり、その後スピーカ120からも「メガ ギガ サマー」が出力されてもよい。あるいは、図178(イ15)のタイミングで曲名表示部MNに、「Distance」が表示されたままである場合も失敗(はずれ)であり、その後スピーカ120からも「Distance」が出力されてもよいし、遊技者が選択していた曲名表示部MNに、元の「メガ ギガ サマー」が表示され、「メガ ギガ サマー」の楽曲の出力が開始されてもよい。
なお、図178(イ13)のタイミングで曲名表示部MNに、「Distance」が表示されるか、「メガ ギガ サマー」の次に開放される「君のカケラ」が表示されるかによって、当該変動および/または保留内の図柄変動について大当りの期待度を表してもよい。すなわち、「Distance」が表示された場合の方が、「君のカケラ」が表示された場合より、大当りの期待度が高くでもよい。
なお、楽曲変更予告による楽曲の変更回数によって当該変動および/または保留内の図柄変動について大当りの期待度を表してもよい。例えば、楽曲変更予告により楽曲が1回変更された場合よりも、楽曲が2回変更された場合の方が当該変動および/または保留内の図柄変動について大当りしやすいように構成されていてもよい。また、楽曲変更予告により特定回数(例えば、7回)楽曲が変化した場合は、当該変動および/または保留内の図柄変動が大当り確定(または大当り濃厚)であってもよい。逆に楽曲変更予告により特定回数(例えば、1回)楽曲が変化した場合はハズレ確定であってもよい。
また、図178(イ16)に示す装飾図柄表示装置208には、「轟けDREAM」のアニメーションも表示されている。そして、図178(イ19)に示す装飾図柄表示装置208には、確変付き大当りの組合せである「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」が揺れ表示されており、同図(イ20)では、その組合せで確定表示されている。この例では、楽曲変更予告が表示されると、必ず楽曲が「轟けDREAM」に変更され、その後スピーカ120から「轟けDREAM」の楽曲が出力されて、装飾図柄表示装置208に「轟けDREAM」のアニメーション(歌詞表示を含む)が表示されて大当りとなる。なお、楽曲変更予告が表示されて、楽曲が「轟けDREAM」となっても、スピーカ120から「轟けDREAM」の楽曲が出力される、および/または、装飾図柄表示装置208に「轟けDREAM」のアニメーションが表示されない場合があるように構成されていてもよい。つまり、楽曲変更予告が表示され特定の楽曲に変更されても、次にその楽曲に対応する演出表示が行われなければハズレとなる場合があってもよい。
図179は、図178に示す例の続きを示す図である。
図179(イ21)に示す装飾図柄表示装置208には、大当り遊技の開始画面が表示され、スピーカ120からは、大当り開始BGMが出力されており、大当り開始インターバル中(大当り開始演出実行中)である。
図179(イ22)のタイミングは、1ラウンド目が開始された直後のタイミングである。この例における大当り遊技演出では、1ラウンド目と2ラウンド目が楽曲セレクト期間になる。装飾図柄表示装置208には、1ラウンド目が開始されると、自動的に楽曲セレクト画面が表示される。なお、楽曲セレクトを遊技者の意志で開始できるようにしてもよく、この場合には、チャンスボタン136の操作等で楽曲セレクト画面を呼び出すことができるようにしてもよい。なお、楽曲セレクト期間であっても、楽曲の選択が終了すれば、楽曲セレクト画面が消えて、ラウンド演出が開始される。なお、装飾図柄表示装置208には、1ラウンド目であることを表す表示(「1R」)や、出球数(賞球数)の表示(0pt)も行われている。
楽曲セレクト画面には、楽曲開放リストGRが表示されている。今回の大当りで4連荘を達成したことから、楽曲開放リストGRには、「キセキの宇宙」が新たに追加され、選択可能になっている。この「キセキの宇宙」の表示には「New」のマークが付されている。なお、本例では、新たに追加された楽曲を楽曲開放リストGRの二段目に表示するように構成されているため、すでに開放されている「そこにあるかもしれない」および「メガ ギガ サマー」が非表示となっている。ここでは、新たに開放された「キセキの宇宙」が選択されている状態であり、スピーカ120からは、「キセキの宇宙」のサビの部分が出力されている。この楽曲開放リストGRには、先の「轟けDREAM」は表示されておらず、「轟けDREAM」は選択不能である。ただし、「轟けDREAM」の演出が実行された場合は、「轟けDREAM」が開放されてもよい。この場合、「轟けDREAM」の、楽曲開放リストGRにおける表示位置は、前回までに開放された曲(「君のカケラ」)の直下の位置であってもよいし、今回開放された「キセキの宇宙」の直下の位置であってもよい。あるいは、図179に示すように開放順番が6番目の楽曲であるため、先頭の曲から数えて6曲目の位置であってもよいが、この場合には、クエスチョンマークが3つ並んだ表示に挟まれることになる。また、「轟けDREAM」の演出が実行された場合は、今回の連荘数に対応して解放される楽曲(「キセキの宇宙」)と、「轟けDREAM」の楽曲のうち、「轟けDREAM」のみが開放されてもよく、あるいは両方の楽曲が開放されてもよい。
図179(イ24)では、下キー137dを操作して、楽曲開放リストGR中の、「キセキの宇宙」の表示の下のクエスチョンマークが3つ並んだ表示にカーソルcsdが合わせられている。クエスチョンマークが3つ並んだ表示は、未解放の表示であり、曲名も不明である。すなわち、楽曲開放リストGRでは、この先、何の楽曲が開放される予定であるかは不明である。なお、図179(イ24)のタイミングでは、アタッカーに遊技球が入賞し始めている。
クエスチョンマークが3つ並んだ表示にカーソルcsdが合わせられると、自動的に下方に向けたスクロールが開始され(図179(イ25))、カーソルcsdは末尾まで行って、先頭の「そこにあるかもしれない」に戻る。なお、自動的に下方に向けたスクロールに代えて、遊技者自身の操作でスクロールするようにしてもよい。また、クエスチョンマークが3つ並んだ表示に代えて、将来開放予定の曲名を薄く表示してもよい。あるいは反対に、開放されていない曲があること自体を報知しなくてもよい。すなわち、楽曲開放リストGRには、クエスチョンマークが3つ並んだ表示自体は表示されず、開放された曲名のみが表示されていてもよい。
図179(イ27)でも、自動スクロールは終了せず、スピーカ120からは「キセキの宇宙」のサビの部分が繰り返し出力されている。なお、楽曲セレクト中は、各楽曲の一部(この例ではサビ部分)がループするように出力されるが、ループしなくてもよく、例えば、ある一定期間の出力が終わったら、次の楽曲に自動的に移ってもよいし、次が選択されるまで楽曲が出力されなくてもよい。また、各楽曲の先頭から全部を出力してもよく、楽曲の途中(例えばサビの部分)から後ろを全部出力してもよい。
図179(イ28)でも、自動スクロールは終了しておらず、カーソルcsdは先頭の「そこにあるかもしれない」に戻っていないが、スピーカ120からは、「キセキの宇宙」に代えて「そこにあるかもしれない」のサビの部分の出力が開始されている。なお、「そこにあるかもしれない」にカーソルcsdが合わせられるまで「そこにあるかもしれない」の楽曲が出力されないように構成されていてもよい。図179(イ30)には、カーソルcsdが自動スクロールによって、楽曲開放リストGRの末尾まで到達した様子が示されており、同図(イ31)では、カーソルcsdが先頭の「そこにあるかもしれない」に戻っており、自動スクロールが終了している。本来であればカーソルcsdが対象となる楽曲の表示にカーソルが合わせられた後(合わせられたと同時であってもよく、合わせられる前であってもよい)にスピーカ120から楽曲の表示に対応する楽曲の出力が開始されるが、「そこにあるかもしれない」が自動スクロールの途中で出力されているため、図179(イ31)では同図(イ30)の時点で出力されていた楽曲の続きがそのまま出力されている。なお、カーソルcsdが「そこにあるかもしれない」に合わせられた後(合わせられたと同時であってもよく、合わせられる前であってもよい)に、新たに「そこにあるかもしれない」の楽曲が「そこにあるかもしれない」のサビの部分の先頭(すなわち、楽曲セレクトで出力される楽曲の先頭)から新たに開始されてもよい。
その後、下キー137dが一回操作され、カーソルcsdは、図179(イ33)に示すように「メガ ギガ サマー」の表示に合わされる。この状態で、図179(イ34)に示すようにチャンスボタン136が操作され、「メガ ギガ サマー」に決定される。図179(イ35)に示す楽曲開放リストGRでは、決定された「メガ ギガ サマー」の表示が赤色に表示されており、スピーカ120からは楽曲決定音が出力されている。
こうして楽曲が決定されると、楽曲セレクト画面から、ラウンド演出画面に切り替わる。図178(イ36)に示す装飾図柄表示装置208には、2ラウンド目のラウンド演出画面が表示されており、装飾図柄表示装置208の左下に選択された楽曲のタイトル「メガ ギガ サマー」が表示されている。また、スピーカ120からは、「メガ ギガ サマー」の楽曲が出力されている。選択された楽曲は、ラウンド演出開始時に先頭から出力される。なお、楽曲選択時に、サビ部分だけでなく楽曲の先頭から全部出力される場合は、ラウンド演出開始時に、その続きから出力されるようにしてもよい。
また、図178(イ15−1)に代えて、図179(イ15−2−1)では、装飾図柄表示装置208の曲名表示部MNに、「CREA」の曲名が表示されている。この曲名の楽曲は、図177に示す表に入っていない楽曲である。すなわち遊技者が選択不能な楽曲である。図178(イ15−2−2)に示すスピーカ120からは、「CREA」の楽曲が出力されており、装飾図柄表示装置208には、「CREA」のキャラクタのアニメーションが表示されるとともに、「CREA」の楽曲の歌詞も表示されている。このように、遊技者が選択不能な楽曲が出力されるようになった場合は、大当りの期待度が高い、あるいは大当り確定であってもよい。ただし、ハズレる場合を含んでいてもよい。また、その後の、遊技者による楽曲選択において、「CREA」の楽曲は、一度出力されたことから、楽曲開放リストGR中に選択可能な楽曲の一つとして追加されてもよいし、あるいは反対に、追加することが禁止されてよい。また、大当り遊技中の楽曲選択では選択可能とし、図柄変動中の楽曲選択では選択不能としてもよいし、その逆に、大当り遊技中の楽曲選択では選択不能とし、図柄変動中の楽曲選択では選択可能としてもよい。
図180は、図133(b)に示す演出装置206による演出の一例を示す図である。
図180(ウa1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は1つ貯まっており、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が表示されている。さらに、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。
また、この図180では、図176(アc1)と同様に、各図の装飾図柄表示装置208の左下に「音量」および「輝度」の「ユーザ設定値」を記し、右下に「音量」および「輝度」の「実設定値」を記している。また、実際に実行されている演出のうちの「BGM」、「SE(効果音)」、「発光」の種類も記している。
図180(ウa1)では、図柄変動用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、図柄変動用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。
なお、音量や輝度を強制的に実設定値にするには、演出制御データ自身が、ユーザ設定値を無視して演出データで規定した値で実行することを指示してもよいし、ユーザ設定値を無視する演出がまとめられたテーブルによって副制御部400,500側が自己管理してもよいし、主制御部300からのコマンドに基づいて管理してもよい。
図180(ウa3)では、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)に発展し、装飾図柄表示装置208で仮停止している左図柄が装飾図柄表示装置208の左上へ移動し、同じく仮停止している右図柄が装飾図柄表示装置208の右上へ移動する。図180(ウa3)では、スーパーリーチ発展用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、スーパーリーチ発展用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。
図180(ウa4)では、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ初期位置から装飾図柄表示装置208の前側に向けて進出し、装飾図柄表示装置208に前側からオーバーラップしている。この状態で、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている。図180(ウa4)では、BGMは消え、スーパーリーチ発展時時役物可動時効果音が、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、スーパーリーチ発展時役物可動時ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。このように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdや、導光板ILといった役物が演出動作を行っているが、音量、輝度はユーザ設定値のままである。
なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、適宜のタイミングで、初期位置に一旦戻る。
図180(ウa6)に示す装飾図柄表示装置208には、荒野の背景画面で、主人公の殿様と敵役の剣豪が決闘を行い、殿様と剣豪が斬り合った後の場面が表示されている。図180(ウa6)では、スーパーリーチ用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、スーパーリーチ用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。
図180(ウa7−1)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、ボタン演出が開始されている。図180(ウa8)では、チャンスボタン136の操作有効期間が開始され、同図(ウa9)では残時間表示メータMTのゲージが減っており、その後、同図(ウa10)に示すように、操作有効期間内のタイミングで、チャンスボタン136が操作される。この間(図180(ウa7−1)〜図180(ウa11−1)では、スーパーリーチ用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されるとともに、スーパーリーチ結果煽り用効果音も、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、図柄変動用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。なお、ボタン演出は、音量、輝度の設定が変わる演出が開始するかもしれないといった示唆に相当する場合があってもよい。
図180(ウa10)でチャンスボタン136が操作されことに応じて、図180(ウa11−1)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様と剣豪が斬り合った後の場面の表示からエフェクト画像Ed2の表示に切り換えられる。チャンスボタン136が操作されことに応じた図180(ウa11−1)では、BGMが消え、大当り確定効果音が、ユーザ設定値を越えて5レベルでスピーカ120から出力されており、大当り確定用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、これもユーザ設定値を越えて5レベルの輝度で発光している。すなわち、音量、輝度ともに強制的に上がっている。
なお、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなくても、図180(ウa11−1)で説明した演出は実行される。ただし、操作有効期間内にチャンスボタン136の操作がなかった場合は、一旦ハズレ図柄を仮停止して、復活演出を行うようにしてもよい。
図180(ウa12)では、再び、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ初期位置から装飾図柄表示装置208の前側に向けて進出し、装飾図柄表示装置208に前側からオーバーラップしている。そして、図180(ウa13)では、千両箱役物224Hが動作して初期位置から下方に移動し、装飾図柄表示装置208及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側でオーバーラップし、同図(ウa14)では、導光板ILの発光が再び行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている。この間(図180(ウa12)〜図180(ウa14))も、図180(ウa11−1)と同じく、スピーカ120からは、大当り確定効果音が、ユーザ設定値を越えて5レベルで出力され、遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、大当り確定用ランプパターンに従って、これもユーザ設定値を越えて5レベルの輝度で発光している。
なお、役物が故障等で演出動作を行わなかった場合も、音量・輝度は、ユーザ設定値から変化してもよいし、この場合は変化せずにユーザ設定値のままでもよい。
また、図180(ウa7−1)等、ボタン画像136が表示されているときに、音量や輝度が強制的に変化してもよい。すなわち、役物が動作する演出が行われる前に音量や輝度が強制的に変化してもよい。ここでの変化は、ボタン演出の結果予告(引いては大当り予告)になり、このような前変化は、大当り確定演出の一つとして取り扱ってもよい。
また、ここでは、ボタン演出におけるチャンスボタン136の操作に応じて音量や輝度が強制的に変化したが、千両箱役物224H等の役物の動作開始や、その役物の演出位置への移動完了に応じて音量や輝度を強制的に変化させてもよいし、役物の動作タイミング以外のタイミングでも音量や輝度を強制的に変化させることがあってもよい。また、1回の図柄変動で複数回、音量や輝度を強制的に変化させてもよいし、1回の図柄変動で最大1回のみ音量や輝度を強制的に変化させてもよい。また、ここでは、音量と輝度が揃って変化しているが、音量のみが変化する場合があってもよく、輝度のみが変化する場合があってもよい(以降においても同じ)。
やがて、図180(ウa15)では、導光板ILの発光が終了し、千両箱役物224Hを初期位置に戻すコマンドを副制御部400,500側が受信したことを受けて、千両箱役物224Hが上方に向けて移動を開始し、初期位置に戻っていく。ここで、スピーカ120からの大当り確定効果音が、ユーザ設定値まで引き下げられ、大当り確定用ランプパターンに従って発光している遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452の輝度も、ユーザ設定値まで引き下げられている。これは、副制御部400,500側が、千両箱役物224Hを初期位置に戻すコマンドを受信したことによってユーザ設定値に戻っている。
次いで、図180(ウa16)に示す装飾図柄表示装置208では、エフェクト画像Ed2がフェードアウトして薄くなって徐々に消えていき、図180(ウa17)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様と剣豪が斬り合った後の場面の表示がフェードインしてくる。また、このタイミングで第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは初期位置に戻り始めている。この間(図180(ウa16)〜図180(ウa17))も、図180(ウa15)と同じく、スピーカ120からは、大当り確定効果音が、ユーザ設定値の音量で出力されており、大当り確定用ランプパターンに従って発光している遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452も、ユーザ設定値の輝度で発光している。
なお、図180(ウa11−1)〜同図(ウa17)のように同じ音データおよび/または発光データである期間において、音量および/または輝度がユーザ設定値から変化し、別の音データおよび/または発光データに切り替わった際に音量および/または輝度がユーザー設定値に戻るように構成されていてもよい。逆に音データおよび/または発光データが1または複数回切り替わる期間をまたいで音量および/または輝度がユーザ設定値から変化してもよい。
図181は、図180に示す例の続きを示す図である。
図181(ウa18)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様と剣豪が斬り合った後の場面の表示が完全に復活している。また、このタイミングでは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、初期位置で停止している。図181(ウa18)では、スーパーリーチ勝利用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、スーパーリーチ勝利用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。なお、音量および輝度が元に戻るタイミングは、図180(ウa15)のタイミング(役物(千両箱役物224H)が演出位置から初期位置に向けて戻り始めるタイミング)に限らず、このタイミング(背景表示の切り替えタイミング)であってもよいし、決闘シーンの勝利が確定するタイミング(図181(ウa19−1)のタイミング)であってもよいし、大当りの装飾図柄の組合せが停止表示するタイミングであってもよい。
図181(ウa19−1)では、敵役の剣豪が倒れ、主人公の殿様が勝利した場面が表示され、殿様のナビキャラクタYMも勝利のポーズをとっている。図181(ウa19−1)では、スーパーリーチ勝利用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されるとともに、主人公の「やったぜ」という音声も、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力され、スーパーリーチ勝利用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。
この後、装飾図柄表示装置208では、大当りの装飾図柄の組合せが停止表示し、確定表示が行われる。
また、図180(ウa11−1)に代えて、図181(ウa11−2)では、図180(ウa10)でチャンスボタン136が操作されことに応じて、殿様と剣豪が斬り合った後の場面の表示から、中図柄として、左右図柄(「装飾7」)とは異なる図柄(「装飾6」)が大きく表示(揺れ表示)されている表示に切り換えられる。これは、ボタン演出失敗を示唆する表示であり、このときは、スーパーリーチ敗北用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力され、スーパーリーチ敗北用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。このように、演出が失敗したときや、ハズレ濃厚あるいはハズレ確定のときには、音量および/または輝度をユーザ設定値から変化させなくてもよいが、音量および/または輝度をユーザ設定値から変化させてもよい。
また、図180(ウa11−1)に代えて、図181(ウa11−2’)に示す装飾図柄表示装置208の表示画面は、同図(ウa11−2)に示す装飾図柄表示装置208の表示画面と同じであるが、この例では、音量がユーザ設定値よりも低いレベルになり、輝度もユーザ設定値よりも低いレベルになっている。このように、演出が失敗したときや、ハズレ濃厚あるいはハズレ確定のときには、音量および/または輝度を低下させてもよい。また、演出が成功したときや、大当り濃厚あるいは大当り確定のときに音量および/または輝度を低下させてもよい。
図180(ウa7−1)に代えて、図181(ウa7−2−1)では、ボタン演出は開始されず、同図(ウa7−2−2)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様のキャラクタの拡大表示が表示され、勝利したことを報知している。このように、チャンスボタン136等の操作手段や、千両箱役物224H等の役物(可動手段)を用いた演出が絡まない場合であっても、特定の演出表示が表示された場合には、音量および/または輝度を強制的に変化させてもよい。また、図181(ウa7−2−3)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様と剣豪が斬り合った後の場面の表示に戻っており、音量や輝度もユーザ設定値と同じレベルに戻っている。
なお、役物や表示に限らず、他の演出手段による演出に応じても、音量又は/および輝度を強制的に変化させることがあってもよい。ここにいう他の演出手段としては、導光板IL、バーサライタ(POVディスプレイ)、発光手段(例えば、各種ランプ)、第2表示手段(例えば、サブ液晶表示装置)等があげられ、また、特定の入賞口(例えば、一般入賞口、始動口、アタッカ)への入賞や、特定のゲートの通過に応じても、音量又は/および輝度を強制的に変化させることがあってもよい。さらに、演出用センサへの遊技球の進入時に行われる演出においても音量又は/および輝度を強制的に変化させることがあってもよい。
また、図181(ウa19−1)に代えて、同図(ウa19−2−1)から続く例では、同図(ウa19−2−1)の装飾図柄表示装置208に表示された、主人公の殿様が勝利した場面の表示が、同図(ウa19−2−3)に示すようにフェードアウトし、その後、同図(ウa19−2−4)に示すように、第1装飾図柄が「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ表示される。この例では、図180(ウa11−1)で音量および輝度を強制的に変化させた後、その状態を図181(ウa19−2−3)まで継続し、その後、ユーザ設定値に戻る。すなわち、音量および輝度を強制的に変化させた状態を、スーパーリーチ演出が終了するまで、あるいは同じ装飾図柄が3つ並んで揺れ表示が開始されるまで継続する。また、その揺れ表示が終了するまで継続してもよい。また、最終ジャッジ演出が終了するまで、音量および輝度が強制的に変化した状態を継続してもよい。
なお、役物動作時等に音量又は/および輝度を強制的に大きくしているが、小さくしてもよい。また、ユーザー設定値が最大値又は最小値の場合、音量又は/および輝度が変化しなくてもよい。あるいは、遊技者が設定不可の音量や輝度を用意しておき、この場合には、ユーザー設定値である最大値よりも大きな値やユーザー設定値である最小値よりも小さな値に変化させてもよい。
また、輝度が高くなって、音量が低くなる場合があってもよく、反対に、音量が高くなって、輝度が低くなる場合があってもよい。また、輝度が変化して、音量が変化しない場合があってもよく、反対に、音量が変化して、輝度が変化しない場合があってもよい。また、音量又は輝度変化時に、音量又は輝度の調整(設定)画面を表示した場合、遊技者が設定した時の値のままであってもよいし、強制的に変化させている値が表示されてもよい。また、音量又は輝度変化時に、遊技者による音量又は輝度の調整が可能であってもよいし、音量又は輝度変化時は、調整不可であってもよい。
図180(ウb)は、保留アイコンの表示態様が変化する際に、音量又は/および輝度を強制的に変化させてもよい例である。この例では、第2保留アイコンh12の表示態様が変化している。なお、変動アイコンの表示態様が変化する際であってもよい。なお、音量又は/および輝度が強制的に変化されない、保留アイコン又は変動アイコンの表示態様の変化があってもよい。例えば、大当りの期待度がさほど高くない表示態様へ変化する場合は、音量又は/および輝度が強制的に変化させなくてもよい。例えば、大当りの期待度が、白点滅、青、緑、赤、金、虹色の順に上がって行く場合には、赤色以上の変化でないと、音量又は/および輝度が強制的に変化させなくてもよい。あるいは反対に、保留アイコン又は変動アイコンの表示態様が変化する際には、音量又は/および輝度を強制的に必ず変化させてもよい。
図180(ウc)は、大当りの期待度が高い演出(熱い演出)の出現時に音量又は/および輝度を強制的に変化させてもよい例である。図180(ウc)に示す装飾図柄表示装置208には、赤色の枠で囲まれた会話予告が出現している。熱い演出としては、赤、金、虹色が用いられた演出であり、この場合には、音量又は/および輝度を強制的に変化させてもよい。また、その変化量は、赤のとき(例えば、1レベルアップ)、金のとき(例えば、2レベルアップ)、虹色のとき(例えば、最大レベルまでアップ)で異なってもよいし、同じであってもよい。
図180(ウd)は、ハズレの装飾図柄が一回仮停止された後、復活演出が開始されると、音量又は/および輝度を強制的に変化させてもよい例である。図180(ウd−2)に示す装飾図柄表示装置208では、この後、ワイプ演出を伴う復活演出が実行される。この場合、結果表示よりも先に音量又は/および輝度を変化させてもよい。すなわち、復活演出の開始と同時に音量又は/および輝度を強制的に変化させてもよい。
図182は、遊技者が選択した保留枠が変更される例を示す図である。
図182及び図183におけるパチンコ機100では、上述したカスタマイズ設定が行われている。すなわち、図139(b)に示す「キャラクタ選択」では07の「コパンダ」が設定されており、「保留枠選択」では、ワイプ演出用の襖画像が付加された04の「保留枠D」が設定されており、「保留表示選択」では03の「アイコンC」が設定されており、背景表示選択では05の「背景E」が設定されている。
なお、ここでの説明では、演出で用いられる色は、大当りの期待度の高さを表し、大当りの期待度が、白点滅、青、緑、赤、金、虹色の順に上がっていく。例えば、保留アイコンや変動アイコンの表示態様としての色等があげられる。以下、大当りの期待度が高くなる方向に色が変化することを昇格と称することがある。このことは、以下の説明においても同じである。なおこのことは、これまでの説明にも適用できる。
図182(エ1)に示す装飾図柄表示装置208には、保留枠Dの保留枠UIが表示され、その演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMとしてコパンダが表示されている。また、特図1の保留は1つ貯まっており、アイコンCのデフォルトの表示態様である第1保留アイコンh11が表示されている。さらに、図182(エ1)に示す装飾図柄表示装置208では、背景Eの背景(空の背景)が表示されている。
その後、特図1の保留が2個増加し、図182(エ3)に示す、停止表示中の装飾図柄表示装置208には、3つの保留アイコンh11〜h13が表示されている。ここで、先読み予告対象の保留は、第2保留アイコンh12の保留である。
図182(エ4)では、保留が1つ消化され、図柄変動表示が開始される。図182(エ4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄はまだ変動を開始していないが、第2装飾図柄は変動を開始している。また、第1保留アイコンh11の台座hs0へ向けての移動や、保留アイコンh12,h13のシフト移動はまだ開始されていない。
図182(エ5)に示す保留枠UIでは、第1保留アイコンh11の台座hs0へ向けての移動アニメーションや、保留アイコンh12,h13のシフト移動アニメーションが開始されているが、ワイプ演出用の襖画像が左右から出現している。なお、ワイプ演出用の襖画像の出現中に第1保留アイコンh11の台座hs0へ向けての移動アニメーションや、保留アイコンh12,h13のシフト移動アニメーションは行われなくてもよい。図182(エ6)では、襖画像が全閉した状態(ワイプイン状態)であり、保留枠UIは見えなくなっている。図182(エ7)では、第1装飾図柄も変動表示を開始し、同図(エ8)では、第1装飾図柄は高速変動を行っている。この図182(エ8)でも、保留枠UIはワイプイン状態)である。
図182(エ9−1)では、ワイプアウトが開始され、ワイプ演出用の襖画像が開き始めており、同図(エ10)では、襖画像が全開した状態(ワイプアウト状態)である。ここでのワイプ演出では、保留枠が変化している。すなわち、図182(エ10)に示す保留枠UIは、遊技者がカスタマイズ設定で選択した「保留枠D」とは異なる「保留枠R」であり、周囲が赤色のフレームで囲まれている保留枠になる。「保留枠R」は、カスタマイズ設定では選択することができない保留枠であるが、選択できるようにしてもよい。なお、この赤色のフレームによって、ナビキャラクタYMの足は見えなくなっている。「保留枠R」は、保留アイコンの表示態様が変化しやすい状態にあることを報知する機能をもった保留枠であり、ナビキャラクタYMのコパンダの横には、「保留変化!?タイム」という文字表示が表示されている。なお、先読み予告対象の保留は、図182(エ4)で保留が1つ消化された関係で、第1保留アイコンh11の保留になる。ここで、「保留変化!?タイム」とは、前述した「演出についての高確率状態」に相当する。
図182(エ12)に示す装飾図柄表示装置208には、右端から爆撃機アイコンI3が登場し、保留枠UIの上を通過する。爆撃機アイコンI3は、保留アイコンに向けてミサイルを発射し、そのミサイルは、先読み予告対象の保留の第1保留アイコンh11に命中する。ミサイルが命中した第1保留アイコンh11は表示態様が変化し、図182(エ13)に示す第1保留アイコンh11は、青色の表示態様に変化し、昇格演出に成功している。なお、爆撃機アイコンI3が登場しても、ミサイルが発射されなかったり、いずれの保留アイコンや変動アイコンにもミサイルが命中しなかったり、ミサイルが命中しても表示態様が変化しなかったりする場合があってもよい。これらは総て昇格演出の失敗に相当する。
図182(エ15)ではリーチ状態になり、同図(エ16)では、第1装飾図柄の中図柄には、保留変化図柄が仮停止している。保留変化図柄は、赤色の図柄と、青色の図柄があり、赤色の保留変化図柄が仮停止すると、保留アイコンの表示態様が2段階昇格し、青色の保留変化図柄が仮停止すると、保留アイコンの表示態様が1段階昇格する。図182(エ16)には、赤色の保留変化図柄が仮停止しており、同図(エ17)では、保留変化アニメーションが開始されている。すなわち、図182(エ17)に示す第1保留アイコンh11は、エフェクト画像Ed3によって前側からオーバーラップされ、同図(エ18)では、そのエフェクト画像Ed3が消失し、第1保留アイコンh11は、赤色の表示態様に変化している。図182(エ19)に示す装飾図柄表示装置208では、これまで赤色の保留変化図柄であった中図柄が「装飾2」に変化し、「装飾1」−「装飾2」−「装飾1」の組合せが変動表示(仮停止)されている。図182(エ20)では、その装飾図柄の組合せのまま停止表示され、ハズレが確定する。
図182(エ22)では、これまで第1保留アイコン11であった赤色の保留アイコンが、台座hs0へ移動し、赤色の表示態様の変動アイコンh0として表示されている。先読み予告対象の保留が消化されても、保留枠UIには、「保留変化!?タイム」という文字表示が表示され続けている。図182(エ23)では、ナビキャラクタYMから金色の光線が変動アイコンh0に向けて照射され、同図(エ24)では、これまで赤色であった変動アイコンが金色に変化している。
図182(エ26)では、リーチ状態になり、同図(エ28)では、スーパーリーチ演出に発展している。スーパーリーチ演出では、空の背景が荒野の背景に切り替わり、決闘シーンが表示されている。スーパーリーチ状態では、保留枠UIは、台座hs0の残して残りは総て消え、保留アイコンも消えている。ただし、変動アイコンh0は消えておらず、変動アイコンh0は、台座hs0に乗った状態で表示されている。図182(エ28)に示す台座hs0は、ワイプ演出で変化する前の「保留枠D」の台座である。すなわち、元の台座である。ただし、ワイプ演出で変化した後の「保留枠R」の台座であってもよい。また、スーパーリーチ中、あるいはノーマルリーチ状態(図182(エ26))から、台座hs0や変動アイコンh0を表示しないようにしてもよい。また、保留枠UI全部、保留アイコンも表示しないようにしてもよい。さらに、スーパーリーチ演出が終了すると、保留枠UIや保留アイコン等、非表示になっていたものは表示されてもよいし、スーパーリーチ演出の終了後は保留枠Rが表示され、次の図柄変動表示の開始から保留枠Dが表示されてもよい。
なお、この例では、リーチ状態になっても、保留枠UIのフレームの色は赤色のままであったが、保留枠UIのフレームの色も変化すると、大当りの期待度が上昇するようにしてもよい。
なお、遊技者により選択された保留枠(例えば、「保留枠D」)に先読み保留アイコンが表示された場合よりも、遊技者によって選択されていない保留枠(例えば、「保留枠R」)に先読み保留アイコンが表示された場合の方が、その先読み保留アイコンに対応する図柄変動において最終的に大当り図柄態様が表示されやすいように構成されていてもよいし、遊技者により選択された保留枠(例えば、「保留枠D」)に先読み保留アイコンが表示された場合よりも、遊技者によって選択されていない保留枠(例えば、「保留枠R」)に先読み保留アイコンが表示された場合の方が、同じ先読み保留アイコンの表示態様であってもその先読み保留アイコンに対応する図柄変動において最終的に大当り図柄態様が表示されやすいように構成されていてもよい。
図183は、図182に示す例の変形例等を示す図である。
図182(エ9−1)に代えて、図183(エ9−2−1)では、保留アイコンも変動アイコンも特殊態様(キャラクタ)に一旦変化している。また、ナビキャラクタYMもパンダに変化している。この例では、この後、大当りの期待度が反映された各色の表示態様に変化する。ここで一旦表示されたキャラクタの態様によって、大当りの期待度の高い色への変化のしやすさが決まっている。
図183(エ9−2−2)では、ナビキャラクタYMのパンダとのミニゲームが行われる。ミニゲームに勝利したキャラクタが、大当りの期待度の高い色のアイコン(保留アイコン又は変動アイコン)へ変化する。爺のキャラクタは50%の確率で勝利し、姫のキャラクタは75%の確率で勝利し、殿様のキャラクタは100%の確率で勝利する。なお、殿様のキャラクタの他に、プレミアキャラクタを設けておいてもよい。プレミアキャラクタは、大当り確定の色(ここでは虹色)のアイコンに変化する。
図183(エ9−2−3)では、ミニゲームとしてジャンケンゲームが行われ、皆一斉にジャンケンを行った。その結果、爺のキャラクタが2人とも負け、殿様のキャラクタが勝利した。なお、複数のキャラクタが勝利する場合があってもよい。
図183(エ9−2−4)では、再びワイプ演出が開始され、同図(エ9−2−5)の襖画像が全閉した状態(ワイプイン状態)を経て、ワイプアウトし(同図(エ9−2−6))、同図(エ9−2−7)に示す保留枠UI内では、第2保留アイコンh12が、青色の保留アイコンに変化している。なお、保留枠UIは、「保留枠D」のままである。
図183(オ1)〜同図(オ12)には、ナビキャラクタYMおよび変化予告表示の宝箱のアイコンI1が複数変動跨いで表示される例を示す図である。
図183(オ1)に示す装飾図柄表示装置208には、保留枠Dの保留枠UIが表示され、その演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMとしてコパンダが表示されている。また、特図1の保留は2つ貯まっており、アイコンCのデフォルトの表示態様である第1保留アイコンh11と、第2保留アイコンh12が表示されている。さらに、図183(オ1)に示す装飾図柄表示装置208では、背景Eの背景(空の背景)が表示されている。
図183(オ2)では、特図1の保留が1つ増加し、第3保留アイコンh13が増加している。ここで、先読み予告対象の保留は、この第3保留アイコンh13の保留である。図183(オ3)では、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されており、同図(オ4)では、保留が1つ消化され、同図(オ4)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始されている。図183(オ5)では、演出アイコン表示領域DISに、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現する。この例では、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が待機表示される。その後、保留が1つ消化され、先読み予告対象の保留は、第1保留アイコンh11の保留になる。図183(オ7)では、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されており、演出アイコン表示領域DISには、絨毯のアイコンI2の上に乗ったまま宝箱のアイコンI1が表示され続けている。
図183(オ9)では、先読み予告対象の保留である、第1保留アイコンh11の保留が消化され、同図(オ9)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始されている。演出アイコン表示領域DISには、絨毯のアイコンI2の上に乗ったまま宝箱のアイコンI1が依然として表示されており、この宝箱のアイコンI1は、複数変動を跨いで表示されていることになる。図183(オ10)では、絨毯のアイコンI2が消え去り、宝箱のアイコンI1の待機表示が終了し、変化アニメーションが開始される。すなわち、図183(オ11)では、宝箱のアイコンI1の宝箱が広き、中から煙画像が出現し、ナビキャラクタYMはその煙画像に前側から覆われている。図183(オ12)では、その煙画像が消失し、上述したカスタマイズ設定で遊技者が選択したコパンダのナビキャラクタYMは番長のナビキャラクタYMに変化している。番長のナビキャラクタYMは、カスタマイズ設定では選択することができないキャラクタであるが、選択できるようにしてもよい。
なお、この例では、特図の図柄変動表示といった真の図柄変動表示を跨いで、ナビキャラクタYMの他、変化予告表示の宝箱のアイコンI1も表示されているが、擬似連演出における仮停止と再変動を跨いで、ナビキャラクタYMや変化予告表示が表示されてもよい。例えば、当該変動で変化予告表示(宝箱のアイコンI1、絨毯のアイコンI2)が表示され、疑似連3回目で、変化予告表示によって常時表示のナビキャラクタYMが変化したり、当該変動よりも前の変動で変化予告表示(宝箱のアイコンI1、絨毯のアイコンI2)が表示され、疑似連2回目まで変化予告表示が表示され続け、疑似連3回目で、変化予告表示によって常時表示のナビキャラクタYMが変化してもよい。
図184は、オートボタンモードに設定に設定されたパチンコ機における演出例を示す図である。
この例におけるパチンコ機100は、オートボタンモードに設定されおり、装飾図柄表示装置208の右上には、オートボタンモードに設定されていることが表示されている。
図184(A1)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、海の背景に、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。また、特図1の保留は1つ貯まっており、デフォルトの表示態様である第1保留アイコンh11が表示されている。なお、保留枠UIの演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMが表示されている。また、装飾図柄表示装置208の左下には、チャンスボタン136が示されている。図184(A1)に示すチャンスボタンは通常の白色点灯を行っている。なお、本例では、チャンスボタンの操作有効期間外であってもチャンスボタンランプ138が常時点灯しているように構成されているが、チャンスボタンの操作有効期間外ではチャンスボタンランプが常時消灯状態であってもよい。
図184(A2)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始され、その後、会話予告が開始されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この、殿様の会話画像CI1の表示は、会話予告の第1段階となっている。その後、図184(A5−1)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新され、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともにボタン演出画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。ボタン演出画像は、チャンスボタン136を操作有効期間内に押下することを促す画像であり、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図184(A5−1)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、チャンスボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄表示装置284や第2装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる場合がある。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を爺の会話画像CI2や殿様の会話画像CI1とは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。また、図184(A5−1)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。この例では、会話予告が行われた場合の方が、会話予告が行われない場合よりも、大当りとなりやすくなっている。また、会話予告が更新される際に殿様の会話画像CI1が縮小表示されなくてもよく、殿様の会話画像CI1が消去されてもよい。また、後から表示された会話画像が先に表示された会話画像と異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよく、表示されると大当りへの期待度が高い会話予告Aが、この会話予告Aよりも大当りへの期待度が低い会話予告Bと異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよい。
その後、図184(A6)に示すタイミングで操作有効期間が開始される。遊技者は、図184(A6)のタイミング以降にチャンスボタン136を操作することにより、操作に応じた演出を見ることができる場合がある。図184(A6)に示すチャンスボタン136は、白色で点滅を開始している。
図184(A7)のタイミングで、特図1の保留が増加する。ただし、まだこのタイミングでは保留アイコンは表示され始めていない。また、操作有効期間が開始されてから時間が経過したことで、残時間表示メータMTは少し減っている。図184(A8−1)では、第1保留アイコンが表示されている。図184(A8−1)に示す第1保留アイコンは、ボタン保留アイコンであり、白色の丸表示の上に赤色のボタン画像136aが表示されている。なお、残期間メータMTは表示されていないが、表示されてもよい。図184(A8−1)に示すチャンスボタン136は、ボタン保留アイコンの出現に応じて、青色点灯に変化するとともに振動を開始している。
図184(A10)では、会話予告におけるボタン演出の操作有効期間が開始されてから一定期間が経過する。すると、会話予告におけるボタン演出に対してオートボタンモードが機能し、図184(A11)に示すように、爺の会話画像CI2が更新され、オートボタンに対する応答表示として「夏休みまだかの〜」という文字表示が表示される。なお、ボタン保留アイコンについては、オートボタンモードが機能しておらず、遊技者がチャンスボタン136を実際に操作しないと、応答表示は表示されない。図184(A12)〜同図(A13)に示すように、ボタン保留アイコンに対する操作促進態様として、チャンスボタン136は、青色点灯しながら振動を継続している。
図184(A15)に示す装飾図柄表示装置208では、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。また、図184(A15)に示すチャンスボタン136は、振動が終了しており、青色点灯から通常の白色点灯に戻っている。より詳細には、図184(A14)の或るタイミングで、チャンスボタン136は振動が終了し白色点灯に戻っている。これは、ボタン保留アイコンの操作有効期間が終了したことによる。ボタン保留アイコンの操作有効期間は、例えば、予め定められた有効期間が経過したことによって終了してもよいし、装飾図柄が第1停止を行ったことで終了してもよいし、装飾図柄の確定表示が行われたことで終了してもよい。ただし、第1保留アイコンh11は、未だボタン保留アイコンの表示態様である。そして、図184(A16)では、ボタン保留アイコンである第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始される。図184(A16)に示す装飾図柄表示装置208では、第2装飾図柄が変動表示を開始しているが、第1装飾図柄はまだ変動表示を開始しておらず、ボタン保留アイコンの表示態様の第1保留アイコンh11もまだ表示されている。
図184(A17)では、保留減少アニメーションが開始され、ボタン保留アイコンの表示態様の第1保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に向けて移動を開始し、同図(A18)では、ボタン保留アイコンの表示態様のまま台座hs0の上に到達し、同図(A19)において、台座hs0上で変化アニメーションが開始され、同図(A20)では、青色の表示態様の変動アイコンh0に変化している。
図185は、図184に示す例の続き等を示す図である。
その後、図185(A22)で、第1装飾図柄の変動表示が開始され、同図(A23)では第1装飾図柄は高速変動を行っている。
この例では、オートボタンモードにずっと設定されているが、オートボタンモードの設定の有無に関わらず、ボタン保留アイコンに変化した図柄変動表示が確定表示されるまでにチャンスボタン136が操作されなかった場合は、保留減少アニメーションの後、自動的に表示態様が変化する。すなわち、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンである間は、チャンスボタン136の操作に応じて、青色の表示態様の保留アイコンに変化するが、保留減少アニメーションが開始されてしまうと(変動アイコンh0になったと見ることもでき、変動アイコンh0になってしまうと)、チャンスボタン136の操作に応じては表示態様は変化しない。
また、オートボタンモード中にチャンスボタン136の操作で、オートボタンモードが終了するように構成されていてもよい。その場合、残期間メータMTの表示中は、チャンスボタン136を操作しても、オートボタンモードが終了しないように構成されていてもよいし、残期間メータMTの表示中であってもチャンスボタン136を操作すると、オートボタンモードが終了してもよい。
また、チャンスボタン136の操作がなかった場合は、ボタン保留アイコンと同じ態様で変動アイコンh0が表示されてもよいし、青色の表示態様の変動アイコンh0に変化しないようにしてもよいし、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0に変化してもよい。また、チャンスボタン136が振動を終了し白色点灯に戻っても、操作有効期間は終了していない場合があってもよい。さらに、チャンスボタン136の操作がなかった場合に青色の表示態様の変動アイコンh0に変化しないことは、オートボタンモード中であっても、非オートボタンモード中であっても同じである。ただし、変化するようにしてもよく、さらには、オートボタンモード中には変化するが、非オートボタンモード中には変化しない、あるいはその反対であってもよい。
さらに、オートボタンモードに未設定の状態において、操作有効期間内にチャンスボタン136の操作がなかった場合は、図184(A11)に示すように、「夏休みまだかの〜」という文字表示の爺の会話画像CI2に更新されない。ただし、更新されるようにしてもよい。
また、図184(A5−1)に代えて、図185(Aa5−2−1)では、ナビキャラクタYMに、ボタン表示アイコン136Dが追加される。ボタン表示アイコン136Dには、チャンスボタン136の操作有効期間の残期間を表す残期間メータMTも表示されている。また、図185(Aa5−2−1)には、メータ表示MW’も表示されている。ボタン表示アイコン136Dは、チャンスボタン136が操作されないと変化しない予告であり、当該変動の予告であってもよい。図185(Aa5−2−2)では、ボタン演出画像が表示された爺の会話画像CI2とともに、ボタン表示アイコン136Dが表示されている。上述のごとく、会話予告におけるボタン演出に対してオートボタンモードが機能するため、図185(Aa5−2−2)に示すボタン表示アイコン136Dは、ボタン操作しなくても変化する予告と重複している。
また、図184(A5−1)に代えて、図185(Aa5−3)では、複数のボタン演出画像(ボタン画像136a,残時間表示メータMT)が表示されている。この場合は、チャンスボタン136を複数回操作する必要が生じ、チャンスボタン136を複数回操作する必要がある演出のときもオートボタン機能が働かなくてもよい。なお、特定回数(例えば1回)操作したら、残りのボタン演出画像についてオートボタン機能が働くようにしてもよい。
また、図184(A5−1)に代えて、図185(Aa5−4)では、装飾図柄表示装置208(第1表示装置)の下方に配置された第2表示装置208Sでボタン演出画像(ボタン画像136a,残時間表示メータMT)が表示されている。図185(Aa5−4)の例では、第2表示装置208Sに表示されたボタン演出画像は一つであるが、第2表示装置208Sに表示された一又は複数のボタン演出画像には、オートボタン機能が働かないようにしてもよい。
また、図184(A5−1)に代えて、図185(Aa5−5−1)では、装飾図柄表示装置208にチャンスボタン136の連打を促す報知が行われている。図185(Aa5−5−2)では、ボタン連打演出が開始され、装飾図柄表示装置208には、ボタン演出画像(ボタン画像136a,残時間表示メータMT)と、連打メータRHMが表示されている。ボタン連打演出には、オートボタン機能が働かず、図185(Aa5−5−2)に示すチャンスボタン136は、振動を開始するとともに青色点灯に変化し、操作を促している。やがて、図185(Aa5−5−5)では、チャンスボタン136の連打が開始され、同図(Aa5−5−6)に示す連打メータRHMは上昇し、応答表示が行われている。図185(Aa5−5−5)でチャンスボタン136の連打が開始され、連打メータRHMの上昇といった応答表示も行われているが、同図(Aa5−5−6)に示すチャンスボタン136は、振動を継続するとともに青色点灯も継続している。これまでの例では、チャンスボタン136を一回操作すればよかったが、この例では、連打が必要なため、チャンスボタン136の振動と青色点灯は継続されている。なお、長押しの場合も、連打と同様にチャンスボタン136の操作が長くなるため、ここでの技術的思想を適用することができる。図185(Aa5−5−7)のタイミングは、操作有効期間が経過し、残時間表示メータMTが0になった瞬間である。チャンスボタン136の振動と青色点灯は、残時間表示メータMTが0になるまで継続する。チャンスボタン136はこの後、即座に振動を停止し、白色点灯に戻る。なお、1回以上操作した場合にオートボタン機能が働くように構成されていてもよい。また、本例では、オートボタン機能は働かないが、長押しオート連打機能は働くように構成されており、長押しを一定期間行うことで連打操作を行っているときと同じ応答表示を行うように構成されていてもよいが、オートボタン機能が働かない場合には長押しオート連打機能も働かないように構成されていてもよい。
図186は、図184に示す例の変形例を示す図である。
図184(A8−1)に代えて、図186(Aあ8−2−1)から続く例では、ボタン保留アイコンの操作有効期間が開始した後であって、会話予告におけるボタン演出に対してのオートボタン機能が働く前に、チャンスボタン136が一回操作された例である。この場合には、ボタン保留アイコンの応答演出と、会話予告におけるボタン演出の応答演出の両方が表示される。すなわち、ボタン保留アイコンの応答演出として、ボタン保留アイコンは変化し、会話予告におけるボタン演出の応答演出として、爺の会話画像CI2の更新が行われている。ボタン保留アイコンの変化は、先読み予告に相当し、会話予告における爺の会話画像CI2の更新も、先読み予告に相当する。なお、会話予告は、通常予告であってもよい。また、図184(A20)におけるボタン変動アイコンの変化は、通常予告に相当する。
なお、オートボタン機能が働かない方の応答演出のみ表示されるようにしてもよい。すなわち、ボタン保留アイコンの変化アニメーションのみ表示を行い、爺の会話画像CI2の更新は行われないようにしてもよい。あるいは反対に、オートボタン機能が働く方の応答演出のみ表示されるようにしてもよい。
また、チャンスボタン136の一回の操作では、オートボタン機能が働かない方の応答演出のみ表示され、二回目の操作で、オートボタン機能が働く方の応答演出が表示されるようにしてもよいし、その逆で、チャンスボタン136の一回の操作では、オートボタン機能が働く方の応答演出のみ表示され、二回目の操作で、オートボタン機能が働かない方の応答演出が表示されるようにしてもよい。
さらに、図186(Aあ8−2−1)〜同図(Aあ8−2−4)を用いた上記説明は、オートボタンモード設定中における説明であったが、オートボタンモード未設定中においても同様である。
また、図184(A8−1)に代えて、図186(Aa8−3)では、オートボタンモード未設定時でも、チャンスボタン136は、振動するとともに、特別色(ここでは青色)で発光する例を示す。なお、オートボタン未設定時とオートボタン設定時で異なる報知を行ってもよい。
また、図184(A8−1)に代えて、図186(Aa8−3’)では、オートボタンモード未設定時は、チャンスボタン136は、振動せず、通常色(ここでは白点滅)で発光する例を示す。
また、その他の例として、図186(Ab1)では、大当り遊技中に、装飾図柄表示装置208にチャンスボタン136の連打を促す報知がなされている。図186(Ab2)に示す装飾図柄表示装置208には、3ラウンド目の表示とともにボタン演出画像(ボタン画像136a,残時間表示メータMT)が表示されているが、大当り遊技中は、オートボタン機能を働かないようにしてもよいし、あるいは反対に、オートボタン機能が働くようにしてもよい。
図186(Ba1−1)〜同図(Ba5)は、裏ボタンに関する演出例を示す図である。図186(Ba1−1)のタイミングで、チャンスボタン136を操作すると、ナビキャラクタYMによる演出が開始される。しかしながら、チャンスボタン136は通常の白色点灯であり、振動もしておらず、裏ボタンの報知がなされていない。図186(Ba2)では、オートボタン機能が働かないボタン保留アイコン(第1保留アイコンh11)が出現したことにより、チャンスボタン136は、振動を開始するとともに青色点灯に変化し、操作を促す。図186(Ba3)では、チャンスボタン136が操作され、ボタン保留アイコンであった、第1保留アイコンh11の表示態様が変化している(図186(Ba1−5)参照)。
図186(Ba1−2)は、図186(Ba1−1)に示す状態と同じ状態であるが、唯一異なる点は、図186(Ba1−2)では、チャンスボタン136が、振動を開始するとともに青色点灯に変化し、裏ボタンを報知している点になる。
なお、これまで説明してきた操作有効期間の残期間を表す残期間メータMTについて、さらに詳述する。ここでの記載は、これまで説明した残期間メータMTが表示される演出例のいずれにも適用可能である。残期間メータMTは、時間の経過に応じて表示態様が変化する(本例では、減少表示を行う)残時間表示領域MT1と、残時間表示領域の奥にあり時間の経過に応じて表示態様が変化する(本例では増加表示を行う)経過時間表示領域MT2の2つから構成されている。ここで、残時間表示領域MT1および/または経過時間表示領域MT2の表示態様(例えば、色や形状など)がデフォルトの表示態様と異なる特別な表示態様で表示される場合があってもよい。例えば、残時間表示領域MT1の表示態様がデフォルトの色(本例では青色)ではなく赤色で表示された場合や経過時間表示領域MT2の表示態様がデフォルトの色(本例では白色)ではなく赤色で表示された場合などが挙げられる。残時間表示領域MT1が特別な表示態様で表示されている場合であって、時間の経過に伴い残時間表示領域MT1が減少表示される場合は、時間の経過に伴い特別な表示態様で表示される領域が減るので、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)に注目させることができる場合がある。逆に経過時間表示領域MT2の表示態様が特別な表示態様で表示されている場合であって、時間の経過に伴い経過時間表示領域MT2の表示領域が増加表示される場合は、時間の経過に伴い特別な表示態様で表示される領域が増えるので、経過時間表示領域MT2による特別な表示態様を見たい遊技者はすぐに操作手段(本例ではチャンスボタン136等)を操作しないなど、演出の楽しみ方のバリエーションを増加させ遊技者の遊技への参加意欲を向上させることができる場合がある。なお、残時間表示領域MT1および/または経過時間表示領域MT2の表示態様は、残期間メータが最初に表示された時点で(なお、残時間表示領域MT1の場合は残時間メータが最初に表示された時点のことであってもよく、経過時間表示領域MT2の場合は、残期間表示領域MT1が減少し初めて経過時間表示領域MT2が視認可能となった時点のことであってもよい)特別な表示態様が表示されてもよいし、操作有効期間が経過してから一定期間が経過した場合にデフォルトの表示態様から特別な表示態様に変化するように構成されていてもよい。
また、これまで説明してきたナビキャラクタYMについて、さらに補足する。ここでの記載は、これまで説明したナビキャラクタYMが表示される演出例のいずれにも適用可能である。まず、ナビキャラクタによって各種予告が行われないように構成されていてもよい。また、ナビキャラクタ(以下、「ナビキャラクタA」)の表示中に、他のナビキャラクタ(以下、「ナビキャラクタB」)が表示されてもよい。その場合、先に表示されていたナビキャラクタAに後から表示されたナビキャラクタBがオーバーラップする場合があるように構成されていてもよく、逆に後から表示されたナビキャラクタBが先に表示されたナビキャラクタAにオーバーラップされてもよく、ナビキャラクタAとナビキャラクタBがそれぞれをオーバーラップしない位置に表示されてもよい。例えば、常時表示されているナビキャラクタYMを一または複数変動の間、当該変動の予告および/または先読み予告を行うナビキャラクタによってオーバーラップする場合などが挙げられる。さらに、ナビキャラによって変化予告表示が表示される可能性があることを示唆する演出表示が行われることで、変化予告表示が行われる場合があってもよい。
図187は、皿満タンエラーの発生によって報知される球抜き報知の表示と、輝度調整ウィンドウBWそれぞれの、他の表示とのオーバーラップ関係について説明する図である。
図187(α1)に示す装飾図柄表示装置208には、海の背景表示に保留枠UIが表示されており、ナビキャラクタYMも表示されている。また、第1装飾図柄(第3図柄)にも第2装飾図柄(第5図柄)にも装飾図柄のハズレの組合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)が表示されており、特図の図柄変動表示は停止中である。さらに、装飾図柄表示装置208の右上隅部に表示された第2保留数表示では、特図1の保留数も特図2の保留数も0である。すなわち、保留が無く、特図の停止図柄の確定表示が行われてから図柄変動表示が開始されていない状態であり、第1装飾図柄の下部に前側からオーバラップするように、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIが表示されている。また、第1装飾図柄の下部に前側からオーバラップするように、「球を抜いてください」といった球抜き報知が表示されている。この球抜き報知の表示は、少し透明な表示であり、球抜き報知の表示が前側からオーバラップするように表示された場合、後ろ側の表示は少し見える状態になる。以下、前側から重なるように表示されていること、あるいは前側のレイヤに表示されていることを、単に「オーバラップする」と表現する場合がある。なお、球抜き報知の表示は、後ろ側の表示が全く見えなくなるような表示であってもよい。さらに、スピーカ120からも「球を抜いてください」といった音声が出力されている。
球抜き報知の表示は、左上の第2装飾図柄や右上の第2保留数表示とは表示位置がズレており、これらの表示にはオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、第2装飾図柄または/および第2保留数表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、現在の設定状態を報知する画面右上の枠RWとも表示位置がズレており、この枠RWにもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、この枠RWに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、保留枠UIとも表示位置がズレており、この保留UIにもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、この保留枠UIに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
図187(α2)では、操作キーユニットの下キーが操作され、輝度調整ウィンドウBWが表示されている。輝度調整ウィンドウBWは、球抜き報知の表示よりも後から表示されたものであるが、球抜き報知の表示が優先し、輝度調整ウィンドウBWは、球抜き報知の表示よりも後ろ側のレイヤに表示されている。すなわち、球抜き報知の表示は、輝度調整ウィンドウBWにオーバーラップしている。
やがて、図柄変動表示が開始され、輝度調整ウィンドウBWも、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIも非表示になり、図187(α3)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が行われている。しかしながら、未だ球抜き操作を行わず、球抜き報知の表示は継続されている。なお、球抜き操作を行って、一旦は皿満タンエラーを解消したものの再度皿満タンエラーが発生し、球抜き報知の表示が新たに表示された場合も同様である。球抜き報知の表示は、第1装飾図柄の変動表示にオーバーラップしている。また、図187(α3)では、操作キーユニットの左右キーが操作され、保留枠UIの上には音量調整用のバー表示VBが表示されている。この音量調整用のバー表示VBは、第1装飾図柄の少なくとも一部、変動アイコンh0の少なくとも一部、およびナビキャラクタYMの少なくとも一部に前側から重なるように表示されている。なお、以下の説明で、音量調整用のバー表示VBが表示されている場合は、その都度、左右キーが操作されて表示されているものとする。また、操作キーユニットの上下キーを操作することで、輝度調整用のバー表示を表示させることができ、この輝度調整用のバー表示は音量調整用のバー表示VBと同じ位置に表示されるため、以下の音量調整用のバー表示VBについての説明は、輝度調整用のバー表示に当てはめることができる。ただし、輝度調整用のバー表示と音量調整用のバー表示VBは同時に表示されてもよい。また、音量調整用のバー表示VBにしても、輝度調整用のバー表示にしても、常時表示可能であってもよいし、一定期間に限って表示可能であってもよい。また、左右キー又は上下キーを操作している間だけ表示可能であってもよい。
また、音量調整用のバー表示VBと、球抜き報知の表示は、重ならない位置に表示されている。球抜き報知の表示は、音量調整用のバー表示VBに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
さらに、球抜き報知の表示は、保留アイコンとも変動アイコンとも表示位置がズレており、これらのアイコンにもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、保留アイコンまたは/および変動アイコンに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、ナビキャラクタYMの表示とも表示位置がズレており、ナビキャラクタYMの表示にもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、ナビキャラクタYMの表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
図187(α4)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ演出が行われており、荒野の背景での決闘シーンが表示されている。こここでも球抜き報知の表示が表示されてり、左上に移動した「装飾7」の左図柄と、右上に移動した「装飾7」の右図柄それぞれに、球抜き報知の表示はオーバーラップしている。また、球抜き報知の表示は、荒野の背景での決闘シーンの表示にもオーバーラップして表示されている。なお、スーパーリーチ中でも、音量調整は可能であり、図187(α4)に示す装飾図柄表示装置208には、音量調整用のバー表示VBが表示されている。この音量調整用のバー表示VBも、荒野の背景での決闘シーンの表示にオーバーラップしている。
図187(α5)に示す装飾図柄表示装置208には、大当り遊技の開始画面が表示されているが、ここでの大当り開始演出表示にも球抜き報知の表示はオーバーラップしている。また、大当り遊技中でも、音量調整は可能であり、図187(α5)に示す装飾図柄表示装置208には、音量調整用のバー表示VBが表示されている。この音量調整用のバー表示VBも、大当り開始演出表示にオーバーラップしている。一方、球抜き報知の表示は、画面左上の右打ち示唆表示(右打ち警告とは異なる表示。前述の図137(52)のミニ右打ち表示に相当。)とは表示位置がズレており、右打ち示唆表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、右打ち示唆表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。右打ち示唆表示は、大当り遊技の開始画面で表示されていなくてもよい。
図187(α6)に示す装飾図柄表示装置208には、遊技者に右打ちを指示する右打ち指示画面が表示されている。本例では右打ち指示画面は、初回大当り(通常状態(特図低確普図低確状態)での大当りの状態から1回目(1連荘目)の大当りのことであるが、潜伏確変状態(特図高確普図低確)からの1回目(1連荘目)の大当りや、突然確変状態(特図高確普図高確)からの1回目(1連荘目)の大当りも含んでもよい。なお、上記に記載の潜伏確変状態および/または突然確変状態とは、通常状態から移行した状態のみを示し、確変状態や時短状態において発生したものを除いている)のみ表示されているが、大当り毎に右打ち指示画面が表示されてもよい。ここでの右打ち指示画面には、球抜き報知の表示がオーバーラップされているが、一方で右打ち示唆表示は球抜き報知の表示によってオーバーラップされていない。なお、本例では、右打ち指示画面の表示中に右打ち警告表示(前述の図136(60)の右打ち報知、後述する図192の打ち方警告の右打ち時の液晶表示に相当)が行われないが、右打ち指示画面の表示中に右打ち警告表示が行われてもよい。また、右打ち指示画面の表示中に左打ち警告表示(後述する図192の打ち方警告の左打ち時の液晶表示に相当))は表示されないが、表示される場合があってもよい。また、右打ち指示画面の表示中に右打ち示唆表示が行われているが、右打ち指示画面の表示中に右打ち示唆表示が行われなくてもよい。
図187(α7)では、1ラウンド目が開始され、ラウンド演出が表示されている。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、ラウンド演出の表示にオーバーラップしている。なお、球抜き報知の表示は、画面右上のラウンド数表示とは表示位置がズレており、このラウンド数表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、ラウンド数表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、画面右下の出球数表示(0pt)とも表示位置がズレており、この出球数表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、出球数表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
4ラウンド目の図187(α8)では、5ラウンド目において第2可変入賞口が長時間開放となってV通過しやすい状態となる大チャンスが到来するか否かを示唆する昇格演出が行われ、その結果、昇格演出に成功したことを表す成功演出が実行されている。すなわち、確変移行条件が成立しやすい大当り遊技であることが報知されている。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、この成功演出の表示にオーバーラップしている。また、図187(α8)に示す装飾図柄表示装置208では、星印の「VチャンスGET」の表示も表示が開始されている。球抜き報知の表示は、この星印の「VチャンスGET」の表示とは表示位置がズレており、この表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、星印の「VチャンスGET」の表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
図187(α9)では、5ラウンド目が開始され、装飾図柄表示装置208では、大当り遊技の5ラウンド目であることの表示が行われるとともに、このラウンドでV通過を行わせることを促す旨の「Vを狙え」という表示が行われる。これにより、遊技者にV通過を確実に行わせることができる場合がある。球抜き報知の表示は、「Vを狙え」という表示にオーバーラップしている。
そして、図187(α10)に示すタイミングで、第2可変入賞口内の確変作動領域への遊技球の通過(V通過)があり、装飾図柄表示装置208には、確変獲得が確定した旨の報知である「V」の表示が大きく表示されている。すなわち、この確変獲得が確定した旨の報知である「V」の表示は、V通過があったことに基づいて表示されるものである。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、この「V」の表示にオーバーラップしている。なお、図187(α10)に示すタイミングでは、星印の「VチャンスGET」の表示が非表示になってもよい。
5ラウンド目が終了すると、図187(α11)に示すような態様で大当り遊技の終了演出が行われる。上述した大当り遊技においては、5ラウンド目にV通過したことにより、確変移行条件が成立したので、大当り遊技の終了後に一定回数の図柄変動表示が行われる間、確変状態(特図高確率普図高確率状態)に移行する。そのため、大当り遊技の終了演出では、確変状態に移行する旨を表す「吉宗RUSH突入」の表示(確変中演出)が行われる。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、この「吉宗RUSH突入」の表示にオーバーラップしている。なお、大当り遊技の終了演出でも、右打ち示唆表示が表示されているが、表示されなくてもよい。
図187(α12)に示す装飾図柄表示装置208には、プリペイドカード取り忘れ警告表示(前述の図137(57)の注意喚起表示に相当)が表示されている。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、このプリペイドカード取り忘れ警告表示にオーバーラップしている。なお、プリペイドカード取り忘れ警告表示の終了演出でも、右打ち示唆表示が表示されているが、表示されなくてもよい。
図187(α13)に示す装飾図柄表示装置208には、画面左上の右打ち示唆報知のすぐ下に大当り連荘数の表示(BONUS×3)が表示されている。また、画面右上には、曲名表示部MNが表示されるとともに、その左側には、操作キーユニットの上下キーのアイコンが表示されている。さらに、第2保留数表示は、画面右下に表示されている。
球抜き報知の表示は、大当り連荘数の表示とは表示位置がズレており、この表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、大当り連荘数の表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、曲名表示部MNとも表示位置がズレており、曲名表示部MNにもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、曲名表示部MNに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、上下キーのアイコンとも表示位置がズレており、上下キーのアイコンにもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、上下キーのアイコンに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、画面右下の第2保留数表示とも表示位置がズレており、この第2保留数表示にもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、この第2保留数表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
また、図187(α13)に示す音量調整用のバー表示VBは、保留アイコンの一部にオーバーラップしているが、オーバーラップしない位置に表示されていてもよい。
また、図187(α14)では、大当り遊技の開始画面が表示され、同図(α15)に示す装飾図柄表示装置208には、図179に示す楽曲セレクト画面が表示されている。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、楽曲開放リストGRにオーバーラップしている。
また、図187(α16)では、楽曲選択が終了し、ラウンド演出が開始されている。図187(α16)に示す装飾図柄表示装置208の左下には、現在選択中の楽曲の曲名が表示されている。球抜き報知の表示は、曲名表示とは表示位置がズレており、この曲名表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、曲名表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
また、4ラウンド目の図187(α17)では、画面右横に「次のRでVを狙え」という表示が表示されており、5ラウンド目の図187(α18)では、画面右横に「Vを狙え」という表示が表示されており、球抜き報知の表示は、画面右横に表示されたこれらの表示にオーバーラップしている。ここで、図187(α17)は、4ラウンド終了時、主制御部300の残存球検出期間終了に対応してもよい。また、図187(α18)は、5ラウンド開始時であり、主制御部300の特電役作動中信号がオフからオンになったときに対応してもよい。なおこの場合、図187(α17)と図187(α18)の間の期間は、4ラウンド終了から5ラウンド開始までのラウンド間インターバルの期間に相当し、主制御部300の特電役作動中信号がオンからオフになっている期間になる。
また、図187(α19)では、画面右横に、V通過があったことに基づく「V」の表示が表示されており、球抜き報知の表示は、この「V」の表示にオーバーラップしている。ただし、音量調整用のバー表示VBは、この「V」の表示にはオーバーラップしていない。
なお、図187(α20)は、5Rの実行中で、V通過があってから一定期間経過したときの状態であってもよいし、5ラウンド終了時(例えば、主制御部の残存球検出期間終了に対応した期間)の状態であってもよい。
その後、15ラウンドまで大当り遊技が進み(図187(α21)〜同図(23))、図187(α24)では、同図(α11)と同様に、「吉宗RUSH突入」の表示(確変中演出)が表示され、球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、この「吉宗RUSH突入」の表示にオーバーラップしている。この図187(α24)は、ラウンド間インターバルの終了後に大当り終了表示期間が開始され表示されているものである。
なお、主制御部300からコマンドを送信し、第1副制御部400が受信して、各種制御を行う関係上、主制御部300でのタイミングと実際のタイミングはタイムラグが生じる。
また、図187では、ラウンド間インターバル中に前のラウンド表示をそのまま表示している。例えば、5ラウンドと6ラウンドの間のラウンド間インターバル中は「5R」を表示するが、ラウンド間インターバル中にラウンド表示の全部または一部を非表示にしてもよい。例えば、Rだけ表示して数字部分を非表示にしてもよい。
また、15ラウンド終了時も同様であり、ラウンド間インターバルの期間はラウンド表示を行ってもよく、非表示にしてもよい。
なお、本例では大当り中に右打ち警告表示が表示される場合があるが、一方で左打ち警告表示が表示されないが、左打ち警告表示が表示される場合があってもよいし、打ち方警告に関する報知が行われないように構成されていてもよい。
以上、球抜き報知の表示を例にあげて説明したが、ここでの説明は、球抜き報知の表示に限らず、他のエラー(例えば、図190や図191のリストに挙げた各種エラー)に関する報知の表示に適用可能である。
図188は、球抜き報知の表示例を示す図である。
図188(β)に示す球抜き報知の表示は、球抜き報知の表示の後ろ側の表示が全く見えなくなるような表示である。
図188(γ1)に示す球抜き報知の表示は、輝度調整ウィンドウBWの他に、音量調整アイコンVIにもオーバーラップしている。すなわち、図188(γ1)に示す球抜き報知の表示は、輝度調整ウィンドウBWの一部と、音量調整アイコンVIの一部にオーバーラップしている。なお、球抜き報知の表示は、輝度調整ウィンドウBWの全部にオーバーラップしてもよいし、音量調整アイコンVIの全部にオーバーラップしてもよい。また、図188(γ1)に示す球抜き報知の表示は、図187に示す球抜き報知の表示と同じく、少し透明な表示であり、後ろ側の表示が少し見える状態にある。ただし、図188(β)に示す球抜き報知の表示のように、後ろ側の表示が全く見えなくなるような表示であってもよい。
図188(γ2)に示す球抜き報知の表示は、図柄変動表示中に表示された音量調整用のバー表示VBにオーバーラップしている。この球抜き報知の表示は、ナビキャラクタYMにはオーバーラップしていないが、ナビキャラクタYMには音量調整用のバー表示VBがオーバーラップしている。また、図188(γ1)に示す球抜き報知の表示も、同図(β)に示す球抜き報知の表示のように、後ろ側の表示が全く見えなくなるような表示であってもよい(以下、同じ。)。なお、音量調整用のバーに限らず、図柄変動中に遊技者によって設定可能な機能や前述のダイトモ等に関する表示(前述の図141(V)および(V’)等に示した演出カスタマイズ画面、図178(イ1)等に示した曲名表示部MN、輝度調整用のバー、ユーザーモード(ダイトモ)の設定中であって図柄の変動状況に関わらず遊技者操作によって、達成しているミッション一覧や遊技履歴(回転数、出球数、ミッションクリア数、今回プレイの大当り数、今回プレイの最大連荘回数等)を表示する表示、ユーザーが設定したキャラクタや背景、保留枠、保留表示等の設定・変更が行える表示など)にも適用可能である。
図188(γ3−1)に示す球抜き報知の表示は、変動アイコンh0、保留アイコンh11、ナビキャラクタYMそれぞれにオーバーラップしている。そして、図188(γ3−1)に示す状態で、操作キーユニットの左右キーが操作されと、音量調整用のバー表示VBが表示されるが、同図(γ3−2)に示すように、球抜き報知の表示と音量調整用のバー表示VBとでは、球抜き報知の表示の方が優先され、前側に表示される。なお、音量調整用のバー表示VBの方が優先されて前側に表示されてもよい。また、いずれにしても、音量調整用のバー表示VBも、変動アイコンh0、およびナビキャラクタYMそれぞれにオーバーラップしており、保留アイコンh11にもオーバーラップしてもよい。
図188(γ4)では、図188(γ3−2)とは逆に、球抜き報知の表示が、音量調整用のバー表示VBにオーバーラップされている。
図188(δ3−1)には、演出アイコン表示領域DIS上にナビキャラクタYMが表示されており、同図(δ3−2)では、そのナビキャラクタYMがアニメーションによってジャンプすることで、球抜き報知の表示に重なっている。ここでは、球抜き報知の表示がナビキャラクタYMにオーバーラップしているが、ナビキャラクタYMが球抜き報知の表示の一部にオーバーラップしてもよい。また、ナビキャラクタYMは、球抜き報知の表示の全部または一部にオーバーラップされるようなアニメーションを行わないようにしてもよい。この技術的思想は、後述する他のエラーに関する表示にも適用可能である。
図188(ε)では、球抜き報知の表示が枠表示でなく、文字だけで表示されている。
図188(ζ1)は、球抜き報知の表示が、文字表示と、球排出レバー132(図108参照)周辺の周辺画像表示132Gとで構成されている例を示す。この周辺画像表示132Gによって、第1装飾図柄、および、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIそれぞれの一部がオーバーラップされている。
図188(ζ2)では、周辺画像表示132Gが、図187(α9)に示す「Vを狙え」の文字表示と同じ文字表示にオーバーラップしてその文字表示を隠している。
図188(ζ3)では、周辺画像表示132Gが、図187(α17)に示す右側の「次のRでVを狙え」の表示と同じ表示の一部にオーバーラップしている。
図188(η1)では、周辺画像表示132Gが、「Vを狙え」の文字表示および星印の「VチャンスGET」の表示に跨ってオーバーラップしている。
図188(η2)では、周辺画像表示132Gが、右側に表示された「次のRでVを狙え」の表示にオーバーラップしていない。
図188(θ1)では、周辺画像表示132Gが、音量調整用のバー表示VBの一部にオーバーラップし、音量調整用のバー表示VBの一部を隠している。すなわち、この例では、ゲージ部分全体のみが隠されている。ただし、周辺画像表示132Gが、音量調整用のバー表示VBの全部にオーバーラップしてもよい。なお、この例では、周辺画像表示132Gが、「Vを狙え」の文字表示および星印の「VチャンスGET」の表示にはオーバーラップしていない。
図188(θ2)では、周辺画像表示132Gが、音量調整用のバー表示VBのゲージ部分全体と、右側の「次のRでVを狙え」の一部にオーバーラップしている。
図189は、複数種類のエラー表示が表示される例を示す図である。
図189に示すエラーA〜エラーEについての一例は後述する。これらエラーA〜エラーEの中に球抜き報知が含まれていてもよいし、含まれていなくてもよい。
図189(ι1)では、エラーA報知の透過性表示が表示され、スピーカ120からは、エラーA報知の警告音が出力されている。
図189(ι1’)では、エラーA報知の不透過性表示が表示されている。
図189(ι2)では、エラーA報知の透過性表示が、図188(γ3−1)と同様に、変動アイコンh0、保留アイコンh11、ナビキャラクタYMそれぞれにオーバーラップしており、その他の点については、図188(γ3−1)における説明と同様である。
図189(ι3−1)には複数種類のエラー表示(エラーA報知〜エラーE報知の透過性表示)がエラー発生順に表示されている。すなわち、新たに発生したエラーほど、下に表示され、この例では、一番最初に発生したエラーはエラーAになる。スピーカ120からは、一番新しいエラーEの警告音が出力されている。なお、表示されている総てのエラーについて発生した順番に警告音を出力してもよい。
図189(ι3−2)では、エラーEが解消されたため、エラーE報知の透過性表示が消え、スピーカ120からはエラーDの警告音が出力されている。すなわち、最後に発生したエラーが解除されると、その前に発生したエラーの警告音が出力される。
図189(ι3−2’)では、音量調整用のバー表示VBが、複数の種類のエラー表示(エラーA報知〜エラーE報知の透過性表示)の一部にオーバーラップしている。ここでは、一番下のエラーE報知の透過性表示に音量調整用のバー表示VBがオーバーラップしており、エラーEの文字表示が隠されている。なお、複数の種類のエラー表示が、音量調整用のバー表示VBにオーバーラップしてもよい。
図189(ι4−1)では、エラーABCDEの順にエラーが発生した場合に、報知すべき優先順位の高いエラーを上に表示し、スピーカ120からは、最も優先順位が高いエラーの警告音が出力される。優先順位の高いエラーとは、重要度の高いエラー(例えば、遊技店にとっての重大エラー)のことであり、具体的には、図190に記載のリストの順番であったりする。図189(ι4−1)では、エラーBが最も優先順位が高いエラーになる。
図189(ι4−2)では、エラーBが解消されたため、エラーB報知の透過性表示が消え、スピーカ120からは、これまでは2番目であったエラーEの警告音が出力されている。
図189(ι5−1)では、エラーAが発生し、エラーA報知の透過性表示が表示され、スピーカ120からは、エラーA報知の警告音が出力されている。この状態で、エラーZが発生する。エラーZは、遊技を停止させるエラーであり、図189(ι5−2)に示す装飾図柄表示装置208では、ブルースクリーンになっており、エラーZに関する表示を除いて、すべての表示が表示されなくなっている。ここにいう遊技を停止させるエラーとは、主制御部300が各種抽選を行わなくなるエラー(例えば、磁気(磁石)検知エラー)である。すなわち、主制御部300が各種抽選を行うことができなくなったり、行うことができてもあえて行わないようにするエラーである。エラーZのように装飾図柄表示装置208の表示領域全体で表示されるエラーは、遊技を停止させるエラーに限らず、例えば、後述する演出可動手段エラーや、払出動作を停止するエラーなどであってもよい。また、後述する図192のリストに記載された各種エラーの一部または全部がエラーZであってもよいが、逆に図192のリストに記載された各種エラーのうちの一部または全部のエラーはエラーZの表示態様で表示されないようにしてもよい。また、主制御部300が各種抽選を行わなくなると、副制御部400,500側にコマンドが送信されなくなるため、副制御部400,500側でも結果的に各種抽選を行わなくなる。
図189(κ1)では、エラー表示の位置が変更されている。すなわち、装飾図柄表示装置208の左端に、複数種類のエラー表示(エラーA報知〜エラーE報知の不透過性表示)がエラー発生順に表示されている。なお、図189(κ1)のエラー表示は、該エラー表示の後ろ側の表示が全く見えなくなるような表示であるが、少し透明な表示であり、球抜き報知の表示が前側からオーバラップするように表示された場合、後ろ側の表示は少し見える状態になってもよい。
図189(κ2)では、同図(κ1)に示す状態で、球抜き報知の表示が追加されている。ここで、球抜き報知のエラー(皿満タンエラー)は、複数種類のエラー(エラーA〜エラーE)には含まれていないが、複数種類のエラー(エラーA〜エラーE)に含まれていてもよい。なお、球抜き報知のエラーに代えて、発生頻度が高いエラーを、複数種類のエラー(エラーA〜エラーE)と区別して表示してもよい。
図189(κ2)に示す球抜き報知のエラーの一部は、左端に表示された複数種類のエラー表示によってオーバーラップされている。なお、球抜き報知のエラーの全部が、左端に表示された複数種類のエラー表示によってオーバーラップされていてもよい。
一方、図189(κ2)に示す球抜き報知のエラーは、左端に表示された複数種類のエラー表示にオーバーラップしている。
なお、副制御部400,500側の制御に関するエラー報知表示が、主制御部300の制御に関するエラー報知表示によって、オーバーラップされてもよく、あるいはその逆であってもよい。例えば、打ち方警告表示が球抜き報知の表示によってオーバーラップされたり、逆に球抜き報知の表示が打ち方警告表示によってオーバーラップされることが挙げられる。また、副制御部400,500側の制御に関するエラー報知表示と、主制御部300の制御に関するエラー報知表示が互いに重ならないような位置に、両エラー報知表示が表示されるように構成されていてもよい。
図189(λ1−1)は、図柄変動表示中であり、図柄変動表示の途中から、複数の遊技台で実行される一斉演出が開始される。図189(λ1−2)には、通常時(エラー未発生かつ第1停止前)の一斉演出の表示画面の一例を示す。図189(λ1−2)に示すように、通常時であれば、装飾図柄表示装置208の背景表示は、一斉演出の背景表示にかわる。なお、音量調整用のバー表示VBは、一斉演出の背景表示にオーバーラップして表示されてもよい。ただし、その逆であってもよい。また、エラー表示については、後述する図189(λ2’)に示す例があるが、一斉演出の背景表示にオーバーラップして表示されてもよい。ただし、その逆であってもよい。
図189(λ2)には、スーパーリーチ演出中に一斉演出が発生した場合の一例を示す。スーパーリーチ演出中は、一斉演出の表示が、装飾図柄表示装置208の表示画面中の別枠表示部OFDに表示され、遊技者は、スーパーリーチの演出を楽しむことができるとともに、一斉演出についても見ることができる。なお、第2表示装置208Sや、第2装飾図柄表示装置208M、あるいは第3装飾図柄表示装置208Nを備える遊技台であれば、それらの表示装置208S,208M,208Nに一斉演出の表示が表示されてもよい。
図189(λ2’)には、エラー報知表示中に一斉演出が発生した場合の一例を示す。ここでは、さらにスーパーリーチ演出中という状況も重なっているが、装飾図柄の第1停止前であったり、ノーマルリーチ状態中であっても同じであってもよい。一斉演出の表示は、別枠表示部OFDに表示され、複数種類のエラー表示(エラーA報知〜エラーE報知の透過性表示)が、一斉演出発生前とかわることなく表示されており、別枠表示部OFDにおける一斉演出の表示は、複数種類のエラー表示にオーバーラップされている。
なお、音量調整用のバー表示VBは、別枠表示部OFDにおける一斉演出の表示にオーバーラップしてもよい。あるいは反対に、音量調整用のバー表示VBに、別枠表示部OFDにおける一斉演出の表示がオーバーラップしてもよい。
また、第2表示装置208Sや、第2装飾図柄表示装置208M、あるいは第3装飾図柄表示装置208Nを備える遊技台では、それらの表示装置208S,208M,208N(以下、「第二表示手段」という。)が、装飾図柄表示装置208あるいは第1装飾図柄表示装置208L(以下、「第一表示手段」という。)にオーバーラップしているとき、第二表示手段の移動に応じて、第一表示手段における表示の一部が、第二表示手段に表示される場合がある。この場合に、第二表示手段に、エラー表示が表示されてもよいし、エラー表示のみ表示されなくてもよい。
以上、図187〜図189を用いた説明の中で、「エラー」という言葉や「警告」という言葉を用いているが、両者を区別する必要はなく、エラーが発生していることの報知であったり、発生したエラーを解消するように指示していることの報知であってもよい。また、エラーと記載されているものは、警告と記載されているものよりも優先度が高く設定されていてもよい。
<エラー報知/主制御部が検出可能なエラー>
次に、図190を用いて、パチンコ機100の主制御部300が検出可能なエラーについて説明する。図190は、パチンコ機100の主制御部300が検出可能なエラーの一例を示した図である。
本例のパチンコ機100の主制御部300が検出可能なエラーとしては、磁気(磁石)検知エラー、スイッチ(センサ)未接続エラー、磁界(電波)検知エラー、スイッチ(センサ)レベル異常エラー、入賞率(一般入賞口、始動口2(電チュー)、大入賞口(アタッカー))異常エラー、大入賞口排出超過エラー、大入賞口入賞超過エラー、衝撃異常エラー、ソレノイド異常エラーなどが挙げられる。
磁気(磁石)検知エラーは、電源投入状態(PW_WATCH信号がオン)で磁気検知信号がオフからオンに変化し、その状態が所定期間(例えば、10ms)継続した場合に発生し、電源を再投入した場合に復帰するエラーである。スイッチ(センサ)未接続エラーは、電源投入状態(PW_WATCH信号がオン)で特図1・2始動口、普図始動口(ゲート)、アタッカーのいずれかが未接続(ハーネスが断線またはコネクタ抜け)の状態が所定期間(例えば、4ms)継続した場合に発生し、電源投入状態(PW_WATCH信号がオン)で未接続の装置(特図1・2始動口、普図始動口、アタッカー)が接続状態であることが検知された場合に復帰するエラーである。磁界(電波)検知エラーは、磁界(電波)検知センサにより、磁界(電波)を検知した際に発生するエラーである。
スイッチ(センサ)レベル異常エラーは、デカ玉ゴトが疑われる場合に発生するエラーである。入賞率異常エラーのうち、一般入賞口のエラーは、一般入賞口(例えば、図110に示す一般入賞口226)への入賞数が異常値だった場合に発生するエラーであり、始動口2のエラーは、普通電動役物(例えば、図110に示す第2特図始動口232)が未作動のときに、遊技球が所定数検知された場合に発生するエラーであり、大入賞口のエラーは、大入賞口(例えば、図110に示す可変入賞口234)への入賞数が異常値だった場合に発生するエラーである。
大入賞口排出超過エラーは、確変領域有効期間中および確変領域有効期間外において、排出数>入球数となった場合に発生し、大入賞口排出超過エラーが発生した次の主制御部タイマ割り込み処理が発生した場合に復帰するエラーである。
大入賞口入賞超過エラーは、残存球検出時間の経過後(特電役作動間隔タイマが0の場合)に、入球数>排出数となった場合に発生し、入球数=排出数となった場合、あるいは電源再投入をした場合に復帰するエラーである。大入賞口入賞超過エラーの復帰処理では、確変領域関連通過数を0に設定する。
衝撃異常エラーは、スイッチ電源確認信号がOFF(=電源がON)の間、かつ確変領域(特定領域)有効期間中に、衝撃センサのレベルがOFFからONに変化し、ONである状態が所定時間(例えば、12ms)継続した場合に発生し、衝撃センサのレベルがONからOFFに変化した場合、もしくは確変領域有効期間中から確変領域有効期間外に変化した場合に復帰するエラーである。
ソレノイド異常エラーは、確変領域有効期間中に、フォトセンサが1回もOFFからONに変化する動作あるいはONからOFFに変化する動作を行わなかった場合に発生し、ソレノイド異常エラーが発生した次のタイマ割り込み処理が発生した場合に復帰するエラーである。
本例では、図190の最上段(磁気(磁石)検知エラー)は、主制御部300が動作禁止(遊技不可)となるため最優先エラーであり、以下、最下段に向かって順次エラーの優先度が低くなるが、他のエラーが最優先エラーであってもよく、優先度の高さが図190に記載のリストの順番でなくてもよい。また、各エラーの発生条件、復帰条件、主制御部300における検出時動作、主制御部300における復帰時動作の詳細は、同図に示す通りである。なお、大入賞口(アタッカー)の入賞率異常エラーの復帰条件の「当り終了表示期間が終了したとき」とは、大当りまたは小当りの終了表示期間が終了したときのことである。
<エラー報知/払出制御部が検出可能なエラー>
次に、図191を用いて、パチンコ機100の払出制御部600が検出可能なエラーについて説明する。図191は、パチンコ機100の払出制御部600が検出可能なエラーの一例を示した図である。
本例のパチンコ機100の払出制御部600が検出可能なエラーとしては、下受け皿満タンエラー(下皿満タンエラー、皿満タンエラー)、払出数不足エラー、払出個数スイッチエラー、不正払出エラー、払出超過エラー、CRユニット通信エラー、主制御通信エラー(主制御部300からの通信確認コマンドが所定時間(本例では1000ms)、受信できなかった場合のエラー)、CRユニット未接続エラー、ガラス枠開放エラー、内枠開放エラー、扉開放エラーのほか、図示しない、磁気異常エラー、外部クロック異常エラー、磁界異常エラー、スイッチレベル異常エラー、スイッチ未接続エラー、衝撃センサエラーなどが挙げられる。
また、各エラーの発生条件、復帰条件、払出装置152における払出動作、発射装置110における発射動作は、図191(a)に示す通りである。なお、同図に示す項目「発射停止」に記載の「停止する。」とは、発射許可信号をオフにすることと同義である。
図191(b)は、扉開放エラーの発生条件であるガラス枠開放エラーと内枠開放エラーの組み合わせを示した図である。扉開放エラーは、ガラス枠開放エラーおよび内枠開放エラーの少なくとも一方が発生状態の場合に、発生状態となり、ガラス枠開放エラーおよび内枠開放エラーの両方が解除状態の場合に、解除状態となるエラーである。
<エラー報知/その他の例>
なお、上述の磁気(磁石)検知エラーは、他のエラー(例えば、磁界(電波)検知エラー、スイッチ未接続エラー(主制御部が制御する装置のコネクタ抜けや断線に関するエラー)、衝撃異常エラー、払出制御通信エラー、スイッチレベル異常エラー、入賞率異常エラー、扉開放エラー、上皿満タンエラー)よりも優先度が高いエラーであってもよいが、優先度が同じであってもよい。
また、例えば、磁気(磁石)検知エラーと、優先順位の低いエラーが同時に発生した場合において、出力条件を先に磁界(電波)検知エラーが満たす場合は、磁界(電波)検知エラー用の動作を実行した後に、磁気(磁石)検知エラーの動作を実行するようにしてもよい。その場合、装飾図柄表示装置208や、ランプ418、532,542、スピーカ120による報知が、磁界(電波)検知エラー用から磁気(磁石)検知エラー用に報知を行う全ての装置(装飾図柄表示装置208、ランプ418、532,542、およびスピーカ120など)が切り替わる(データを上書きする)ように構成してもよく、一または複数の一部の装置のみ(例えば、スピーカ120)が上書きされ、他の一または複数の装置が磁界(電波)検知エラー用の報知を継続するようにしてもよい。
<エラー報知/報知態様の具体例>
次に、図192を用いて、エラー報知の報知態様の具体例について説明する。図192は、パチンコ機100によるエラー報知の報知態様の一例を示した図である。
図192に記載されている液晶表示とは、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)によるエラー表示を示しており、『』内に記載された文字表示を表示する。ここで、表示手段によるエラー表示は、エラーが解除されるまで表示され、エラーが解除されたら非表示になるように構成されているが、エラーが解除された後も一定期間(例えば、10秒間)表示されるように構成されていてもよいし、エラーが解除されていなくてもエラー発生から一定期間(例えば、30秒間)が経過すると非表示になるように構成されていてもよい。なお、表示手段による表示は、装飾図柄表示装置208による表示に限らず、セグメントや各種ランプの点灯によるエラー表示や導光板による発光表示、POVディスプレイによる表示であってもよい。
図192に記載されている効果音とは、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知であってもよく、『』内を音声にて繰り返し出力する。ここで、音声による報知は、エラーが解除されるまで繰り返し出力されるように構成されているが、エラーが解除されていなくてもエラーが発生してから一定期間(例えば、30秒間)が経過したら音声が出力されないように構成されていてもよく、エラーが解除されてから一定期間(例えば、15秒間)音声が出力される様に構成されていてもよい。
図192に記載されているエラー照明LEDとは、前面枠扉106の表側(遊技者が視認可能な位置)に設けられたLEDであり、払出に関するエラーが発生した場合のみ点灯するように構成されているが、電源、主制御、サブ制御(副制御)に関する各種エラーの一部または全部で点灯するように構成されていてもよいし、一部または全部で点灯しないように構成されていてもよい。また、サブ制御に関する警告(本例では、衝撃警告、打ち方警告)では、エラー照明LEDが点灯されないように構成されているが、点灯してもよい。なお、エラー照明LEDは、常時点灯状態であってもよく、エラーが発生した場合に消灯することでエラーが発生していることを報知してもよい。図192に記載されている払出照明LEDとは、前面枠扉106の表側(遊技者が視認可能な位置)に設けられたLEDであり、払出装置152による払い出しが行われている期間において点灯し、払出装置152による払い出しが行われていない期間は消灯する。また、払出照明LEDは払出に関する一部のエラー(本例では、払出数不足エラー)の発生時にも点灯するが、払出装置152による払い出しが行われている期間においてのみ点灯してもよいし、払出に関するエラーが発生した場合に点灯するように構成されていてもよい。図192に記載されている装飾LEDとは、遊技盤200や枠(本例では、前面枠扉106の枠ランプ122。本体104(内枠)および/または外枠102に装飾LEDが設けられていてもよく、設けられていないように構成されていてもよい)に設けられたランプのことであり、各種演出に応じて発光演出を行う。また、図192に記載されている装飾LEDは、エラーの発生時に発光演出を行っていても、該発光演出を中止しエラー用の発光パターンで点灯する場合がある。(復帰時の例として、エラー中も発光演出を別のレイヤで進行させ、エラーから復帰した際にエラー復帰時点の発光演出が復帰するように構成されていてもよいが、エラーから復帰しても復帰しやすいタイミング(例えば、新たな発光演出の開始時)までは発光演出を行わないように構成されていてもよく、エラーが発生した時点の演出データから復帰するように構成されていてもよい)ここで、各種LEDが点灯することによるエラー報知は、エラーが解除されるまで点灯または点滅し、エラーが解除されたら消灯されるように構成されているが、エラーが解除された後も一定期間(例えば、10秒間)点灯または点滅するように構成されていてもよいし、エラーが解除されていなくてもエラー発生から一定期間(例えば、30秒間)が経過すると消灯するように構成されていてもよい。
本例のパチンコ機100が検出可能なエラーは、(1)払出(払出制御部600)に関するエラー、(2)電源(電源制御部660)に関するエラー、(3)主制御(主制御部300)等に関するエラー、(4)サブ制御(第1副制御部400、第2副制御部500)に関する警告、の4つに大別することができる。以下、各々について説明する。
<エラー報知/報知態様の具体例/払出に関するエラー>
最初に、払出に関するエラーについて説明する。本例の「払出(払出制御部600)に関するエラー」としては、下受け皿満タンエラー(以下、皿満タンエラーともいう。)、ガラス枠開放エラー、払出数不足エラー、払出超過エラー、不正払出エラー、払出個数スイッチエラー、主制御通信エラー、CRユニット未接続エラー、CRユニット通信エラー、扉開放エラーが挙げられる。ここで、払出エラー表示用7セグメントLEDは、払出制御基板(払出基板170)に設けられており、外枠102に対して本体104が開放された場合にのみ視認可能(透明または透過度の高い樹脂によって構成された払出基板ケース172を介して視認可能)である。
本例では、下受け皿満タンエラーが発生した場合には、発光手段(本例では、払出制御基板(払出基板170)に設けられた払出エラー表示用7セグメントLED)に、数字の「2」を表示することで発光手段による報知を行うとともに、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、下受け皿満タンエラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、下受け皿満タンエラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。なお、この例では、上皿126と下皿128とを有するパチンコ機100において、下皿128が満タンの場合に、下受け皿満タンエラーが発生する場合を説明している。しかしこれに限らず、上皿126のみを有する(貯留皿が1つの)パチンコ機100の場合は、上皿126が満タンの場合にこのエラー(皿満タンエラー)が発生するようにしてもよい。
また、ガラス枠開放エラーが発生した場合には、第一の発光手段(本例では、払出制御基板(払出基板170)に設けられた払出エラー表示用7セグメントLED)に、数字の「1」を表示することで第一の発光手段による報知を行うとともに、第二の発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、ガラス枠開放エラーが発生した旨の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、ガラス枠開放エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。
また、扉開放エラーが発生した場合には、第一の発光手段(本例では、払出制御基板(払出基板170)に設けられた払出エラー表示用7セグメントLED)に、数字の「1」を表示することで第一の発光手段による報知を行うとともに、第二の発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、扉開放エラーが発生した旨の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、扉開放エラーが発生した旨の効果音の出力)を行う。
また、扉開放エラーの報知とは、ガラス枠開放エラーの報知のことであってもよく、ガラス枠開放エラーと内枠開放エラーの一部の報知態様(例えば、表示手段による報知)を異ならせ、他の報知を同じにしてもよく、全ての報知態様を異ならせるようにしてもよい。また、前面枠扉106を開放した場合には、遊技球の払い出しを中断するようにし、内枠を開放したときに遊技球の払い出しを継続するようにしていてもよい。
また、払出数不足エラーが発生した場合には、第一の発光手段(本例では、払出制御基板(払出基板170)に設けられた払出エラー表示用7セグメントLED)に、数字の「3」を表示することで第一の発光手段による報知を行うとともに、第三の発光手段(本例では、払出照明用のLED)による報知(本例では、払出照明用のLEDの点灯)を行う。なお、払出に関するその他のエラー報知の報知態様と、各エラーの原因、エラー中の遊技機(パチンコ機100)の状態、および、措置は、図192に示す通りである。
<エラー報知/報知態様の具体例/電源に関するエラー>
次に、電源に関するエラーについて説明する。本例の「電源(電源制御部660)に関するエラー」としては、ヒューズ切れ1、ヒューズ切れ2、ヒューズ切れ3が挙げられる。本例では、電源に関するエラーが発生した場合には、エラー報知を行わないようにしている。なお、各エラーの原因、エラー中の遊技機(パチンコ機100)の状態、および、措置は、図192に示す通りである。なお、電源に関するエラーについて、本例では報知を行っていないが、表示手段や音出力手段、各種LEDによる報知を行ってもよい。また、電源基板に電源状態確認LEDが設けられていてもよい。ここで、電源状態確認LEDは電源投入から常時点灯状態であり、エラーが発生した場合に消灯されるように構成されていてもよく、逆に電源投入から消灯状態であり、エラーが発生した場合に点灯されるように構成されていてもよい。
<エラー報知/報知態様の具体例/主制御等に関するエラー>
次に、主制御等に関するエラーについて説明する。本例の「主制御(主制御部300)等に関するエラー」としては、磁気(磁石)検知エラー、外部クロック異常エラー、磁界(電波)検知エラー、スイッチレベル異常エラー、スイッチ未接続エラー、衝撃異常エラー、入賞率異常エラー、大入賞口入賞超過エラー、大入賞口排出超過エラー、ソレノイド異常エラー(大入賞口異常エラー)が挙げられる。
本例では、磁気(磁石)検知エラーが発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、磁気(磁石)検知エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、磁気(磁石)検知エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。
また、磁界(電波)検知エラーが発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例で
は、磁界(電波)検知エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、磁界(電波)検知エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。また、異常が解消した場合は、30秒経過後にエラーを自動で解除する。
また、衝撃異常エラーが発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、衝撃異常エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、衝撃異常エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。また、異常が解消した場合は、30秒経過後にエラーを自動で解除する。
また、大入賞口入賞超過エラーが発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、大入賞口入賞超過エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、大入賞口入賞超過エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。
また、大入賞口排出超過エラーが発生した場合には、エラー報知を行わないようにしている。なお、エラー報知(発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、大入賞口排出超過エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、大入賞口排出超過エラーが発生した旨の効果音の出音))を行うようにしてもよい。
また、ソレノイド異常エラー(大入賞口異常エラー)が発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、ソレノイド異常エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、ソレノイド異常エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。また、異常が解消した場合は、30秒経過後にエラーを自動で解除する。
なお、入賞率異常エラーは、一般入賞口(本例では、一般入賞口226)、始動口2(本例では、第2特図始動口232)および大入賞口(本例では、可変入賞口234)について同じエラー報知を行うように構成されているが、エラーが発生した入賞口によって異なるエラー報知を行ってもよい。また、入賞率エラーに対応する他のエラーとして、異常入賞エラーがある。異常入賞エラーとは、対象となる入賞口(例えば、一般入賞口226、第2特図始動口232、可変入賞口234など)に或る特定の条件下(例えば、N球発射時、大当り中以外、電サポ(普図高確状態)中以外など)で特定個数以上の入賞が検出された場合に発生するエラーである。異常入賞エラーの発生時は、入賞率異常エラーと同様の遊技機の状態、報知、措置であってもよい。
なお、主制御等に関するエラーに、扉開放エラーが含まれても良い。その場合、扉開放エラーが発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、扉開放エラーが発生した旨の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、扉開放エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。なお、主制御等に関するその他のエラー報知の報知態様と、各エラーの原因、エラー中の遊技機(パチンコ機100)の状態、および、措置は、図192に示す通りである。
<エラー報知/報知態様の具体例/サブ制御に関する警告・エラー>
次に、サブ制御に関する警告・エラーについて説明する。本例の「サブ制御(第1副制御部400、第2副制御部500)に関する警告・エラー」としては、衝撃警告、打ち方警告、演出可動手段エラーが挙げられる。本例では、衝撃警告が発生した場合には、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、衝撃警告が発生した旨の文字の表示)を行うが、発光手段による報知は行わない。
また、打ち方警告が発生した場合には、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、打ち方警告が発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、打ち方警告が発生した旨の効果音の出音)を行うが、発光手段による報知は行わない。
演出可動手段エラーとは、電源投入時に各種演出可動手段(本例では、演出可動体224、遮蔽手段246、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hなどの遊技盤に設けられた演出可動手段。(本例では、前面枠扉106。本体104や外枠102に設けられていてもよい)なお、枠に演出可動手段が設けられている場合は、枠の演出可動手段を含むが、含まなくてもよい。また、枠に演出可動手段が設けられていなくてもよい)の初期動作を行った際に異常があったと判定された場合に発生するエラーである。ここで言う異常とは、初期動作が正常に行われなかった場合を示しているが、例えば、各演出可動手段の初期位置にあるセンサ(初期位置にある場合はON)がOFFの状態であり、1または複数回リトライ動作を行ってもONにならなかった場合や、センサがONの状態が継続していると判定された場合を示していてもよい。また、初期動作とは、原点復帰動作、センサチェック動作、フルストローク動作の全てまたはいずれか1つまたは2つの動作から構成されていてもよい。ここで、原点復帰動作とは、初期位置のセンサの状態を確認し、初期位置のセンサがOFF(初期位置にない)の演出可動手段のみを初期位置に戻す動作のことである。また、センサチェック動作とは、センサの故障を確認するための動作であり、センサがONからOFFへ切り替えられる最低限の動作を行う動作である。また、フルストローク動作とは、演出可動手段が動作可能な最大位置まで移動し、初期位置に戻る動作である。なお、原点復帰動作とフルストローク動作を一の動作で行ってもよい。(例えば、原点位置にない演出可動手段を初期位置に戻し、そのままフルストローク動作を行うなど)また、センサチェック動作とフルストローク動作を一の動作で行ってもよい。また、全ての演出可動手段について原点復帰動作が行われた後に、センサチェック動作および/またはフルストローク動作が予め決められた順番で行われるように構成されていてもよい。(例えば、演出可動体A→演出可動体B→演出可動体Cの順番で初期動作が行われる場合であって、演出可動体Bが初期位置にない場合は、演出可動体A〜Cについて原点復帰動作が行われた後(見た目上は、演出可動体Bについて動作)に、演出可動体A→演出可動体B→演出可動体Cの順番でセンサチェック動作および/またはフルストローク動作が行われる。)また、原点位置にない演出可動手段について初期動作で行われた後に、他の演出可動手段について初期動作を行うように構成されていてもよい。(例えば、演出可動体A→演出可動体B→演出可動体Cの順番で初期動作が行われる場合であって、演出可動体Bの初期位置のセンサがOFFの場合、演出可動体Bについて初期動作が行われ、その後に演出可動体A→演出可動体Cの初期動作が行われる。)なお、複数の演出可動手段が初期位置にないと判定した場合、優先順位の高い演出可動手段から初期動作(原点復帰動作または原点復帰動作を含む初期動作)が行われるように構成されていてもよい。
また、演出可動手段エラーは、演出可動手段のコネクタが正しく接続されていない場合や演出可動手段のハーネスの断線またはコネクタの損傷などにより演出可動手段が各種回路(例えば、図111の駆動回路422など)に正常に接続されていない状態でも発生するエラーである。なお、「演出可動手段の接続不良(配線不良)に関するエラー」と「電源投入時に各種演出可動手段の初期動作を行った際に異常があったと判定された場合に発生するエラー」を別々のエラーに分けて報知してもよい。
また、演出可動手段エラーは、後述する復帰中表示の表示中に表示される場合があるエラーであるが、復帰中表示の表示中に表示されないように構成されていてもよい。
なお、サブ制御に関するエラーは、主制御や払出に関するエラーと同じ表示態様(表示領域やフォントの大きさ、色、画像の形状、表示位置等)でエラー表示が行われてもよく、異なる表示態様でエラー表示が表示されてもよい。また、サブ制御に関する警告は、サブ制御に関するエラー表示と異なる表示態様で表示されてもよいが、同じ表示態様で表示されてもよい。また、サブ制御に関する警告は、主制御に関するエラー表示と異なる表示態様で表示されてもよいが、同じ表示態様で表示されてもよい。また、サブ制御に関する警告は、払出制御に関するエラー表示と異なる表示態様で表示されてもよいが、同じ表示態様で表示されてもよい。
また、サブ制御に関するエラー(本例では、演出可動手段エラー)で、表示手段によるエラー表示の他に、枠や遊技盤200に設けられた装飾LEDが点灯または点滅するように構成されていてもよいし、音出力手段によりエラーが報知されるように構成されてもよいし、その両方を行ってもよい。
また、サブ液晶に関するエラー報知は、遊技者による操作手段(例えば、演出ボタン136(チャンスボタン))の操作によってエラー報知の一部または全部が終了するように構成されていてもよい。(エラー報知の一部が終了するとは、例えば、演出可動手段エラーの発生中に演出ボタン136を操作した場合に、エラー表示はそのまま表示されるが、音出力手段によるエラー報知は終了し、遊技盤の装飾LEDによる点滅表示が終了し、枠の装飾LEDも一部が消灯し、他の一部による点滅がそのまま継続するなど。このように操作手段を操作することで、演出手段Aのエラー報知は継続、演出手段Bのエラー報知は終了、演出手段Cの一部が終了し、他の一部がそのまま継続する場合が考えられる。演出手段A〜Cは、音出力手段、表示手段、装飾LEDなどが該当する。)
なお、電源投入時に液晶ローディング表示を表示する場合に、液晶ローディング表示中にエラー表示が表示されないように構成されていてもよく、表示される場合があってもよい。ここで、液晶ローディング表示とは、第2副制御部500のROM506に記憶されたデータを読み込みしている状態を示す表示のことである。第2副制御部500のRON506に記憶されたデータの読み込みが完了すると、図柄停止表示(デモ画面または図柄変動表示間に表示される図柄停止表示)または復帰中表示(準備中表示)が表示される。復帰中表示は、図柄変動中や大当り中に遊技制御が復帰した場合に表示される表示であり、図柄変動中であれば図柄が停止するまで(特図表示確定タイマが0になるまで)、大当り中であれば大当りが終了するまで(当り終了表示タイマが0となるまで)表示される。なお、図柄変動中の特定のタイミング(例えば、スーパーリーチ演出の開始や3つの装飾図柄の仮停止表示など)で復帰中表示から図柄変動表示に復帰するように構成されてもよい。また、大当り中の特定のタイミング(例えば、特定のラウンドの開始または終了、大当り開始演出の開始または終了、大当り終了表示の開始または終了)で復帰中表示から各種大当り表示が表示されてもよい。ここで、復帰中表示の表示中に、上述したエラー表示の全部または一部についても表示される場合があってもよいが、他のエラー表示の全部または一部について表示されないように構成されていてもよい。また、液晶ローディング表示の表示中に上述の全てのエラー表示が表示されないように構成されているが、一部または全てのエラー表示が液晶ローディング表示の表示中に表示される場合があってもよい。
なお、変化演出表示とは、変化予告表示のことであってもよい。
なお、保留アイコンの表示態様が遊技者によってアイコンAに選択されている場合において、保留先読み予告が開始されるとアイコンAが、遊技者が選択可能なアイコンB〜アイコンGに強制的に変化する場合があってもよいし、保留先読み予告が開始されるとアイコンAが、遊技者が選択不可のアイコンの態様に変化する場合があってもよい。
なお、演出に関する操作手段が複数設けられていてもよい。ここで、操作手段A(例えば、チャンスボタン136)と操作手段B(レバー)が設けられている場合、操作手段Aの操作を促す画像(または、操作手段Aの外観を示す画像や「操作手段Aを押せ」等の文字表示。以下、「操作手段画像A」という。)が表示された場合の方が、操作手段Bの操作を促す画像(または、操作手段Bの外観を示す画像や「操作手段Bを押せ」等の文字表示。以下、「操作手段画像B」という。)が表示された場合よりも最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいが、大当り図柄態様が確定表示されやすい操作手段に関する画像が逆であってもよく、大当り図柄態様が確定表示されやすさが変わらなくてもよい。ここで、操作手段Aについてオートボタン機能が働くが操作手段Bについてはオートボタン機能が働かなくてもよく、オートボタン機能が働く操作手段が逆であってもよく、両方の操作手段についてオートボタン機能が働いてもよく、両方の操作手段についてオートボタン機能が働かなくてもよい。また、操作手段画像Bが表示された方が、操作手段画像Aが表示された場合よりもナビキャラクタの表示態様の変化が成功しやすいように構成されていてもよいが、逆であってもよく、表示された操作手段画像によってナビキャラの表示態様の変化の成功度が異ならないように構成されていてもよい。(つまり、同じであってもよい。)また、操作手段画像Bが表示された方が、操作手段画像Aが表示された場合よりもナビキャラクタの表示態様が大当り期待度の高い表示態様に変化しやすいように構成されていてもよいが、逆であってもよく、表示された操作手段画像によってナビキャラクタが変化しやすい表示態様が異ならないように構成されていてもよい。(つまり、同じであってもよい。)また、操作手段画像Aが表示される頻度が、操作手段画像Bが表示される頻度よりも多いが、逆であってもよく、同じであってもよい。また、操作手段画像Aが操作手段画像Bに変化する演出(昇格演出または降格演出)が行われる場合があってもよい。ここで、操作手段画像Aが操作手段画像Bに昇格する期間は、操作手段Aの操作有効期間の有効期間外かつ操作手段Bの操作有効期間が開始される前であってもよく、操作手段Aの操作有効期間の期間外かつ操作手段Bの操作有効期間の期間中であってもよく、操作手段Aの操作有効期間の期間中かつ操作手段Bの操作有効期間の有効期間外であってもよく、操作手段Aの操作有効期間の期間中かつ操作手段Bの操作有効期間の期間中であってもよい。なお、操作手段画像Bから操作手段画像Aに変化する場合についても同様である。以上、ここでの説明では、操作手段Aと操作手段Bの2つの操作手段を例にあげて説明したが、操作手段は3つ以上でも同様である。
なお、遊技者によって選択可能な演出は、特図始動口、普図始動口、一般入賞口および/または演出用ゲート(ゲート内に進入し、センサ検知されても賞球が行われず、演出のみ行われるゲート)を通過したことによって得られたポイントに応じて増加する場合があってもよい。ここで、通過したことによって得られたポイント数と獲得される演出は一対一関係であってもよく、通過したことによって得られたポイントが特定のポイントになると、例えば装飾図柄表示装置208にて「これから獲得される演出を抽選する演出を行う表示(ガチャ演出)」が行われ、第1副制御部400による演出抽選により当選した演出が獲得されるように構成されていてもよい。
なお、遊技者が操作手段(例えば、チャンスボタン136)を操作することによって、ナビキャラクタの表示と非表示が切り替え可能に構成されていてもよい。ナビキャラクタの表示・非表示の切り替えは常時可能であってもよく、ナビキャラクタの表示中のみ可能であってもよく、図柄の変動開始から一定期間が経過するまで(例えば、一または複数、若しくは全ての装飾図柄が仮停止する等)可能であってもよく、スーパーリーチ演出の実行中はナビキャラクタの表示・非表示の切り替えができないように構成されていてもよく、スーパーリーチ演出の実行中ナビキャラクタの表示・非表示の切り替えができるように構成されていてもよく、図柄停止中(特図の停止中)のみ表示・非表示が切り替えられるように構成されていてもよい。
図108〜図192を用いて説明したナビキャラクタを用いた演出は、図14〜図45を用いて説明した透化演出と組み合わせることができる。例えば、ナビキャラクタYMが描かれた役物を透過液晶表示装置(例えば、第1装飾図柄表示装置208L)の背面側に配置して、図108〜図192を用いて説明したナビキャラクタを用いた演出を実行可能にしてもよい。この場合、連続する複数回の変動表示を跨いで透過演出が継続されることでナビキャラクタYMは登場し続けてもよいし、装飾図柄の停止表示が行われていて保留数が0である状態(例えば、装飾図柄が表示されている図柄デモの状態や、図柄デモの後に開始されるアニメデモの状態)でも、透過演出が実行され、透過液晶表示装置の奥側にナビキャラクタYMが登場してもよい。
あるいは反対に、透過液晶表示装置(例えば、第1装飾図柄表示装置208L)でナビキャラクタYMを表示させ、図108〜図192を用いて説明したナビキャラクタを用いた演出を実行する一方で、図14〜図45を用いて説明した透化演出を実行可能にしてもよい。
以上、本発明をパチンコ機(弾球遊技機)に適用させた例について詳細に説明したが、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、メダルや遊技球(パチンコ球)を使用する回胴遊技機(スロットマシン)にも適用可能である。すなわち、これまでに説明したパチンコ機100は、ぱちんこ(1種+1種)であるが、他のぱちんこ(例えば、1種、2種、3種、1種+2種等)でもよく、スロット等(パロット、じゃん球)でもよい。より具体的には、メダル(遊技媒体)を投入してスタートレバーを操作することでリールを回転させるとともに、内部抽選によって役を内部決定し、ストップボタンを操作することでリールを停止させたときに、図柄表示窓上に内部決定に応じて予め定められた図柄の組み合わせが表示されると役が成立し、メダルの払い出しを伴う役が成立した場合には、規定数のメダルを払い出すなど遊技者に特典が与えられるようした回胴遊技機(スロットマシン)であってもよい。あるいは、所定数の遊技球を封入球として封入し、前記封入球を遊技領域へ発射して遊技を行い、所定の進入領域に前記封入球が入賞したことに基づいて遊技者に所定の遊技価値を付与し、前記所定の進入領域に入賞した前記封入球または入賞しなかった前記封入球を再び前記遊技領域へ発射して循環使用可能な封入球式遊技台であってもよい。
このように、本発明は、様々な種類の遊技台に適用可能であり、例えば、後述する図919に示す封入式のパチンコ機や、図920に示すスロットマシンにも適用可能である。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一のアイコン[例えば、変動アイコンh0]であり、
前記第一のアイコンとは、実行中の図柄変動表示[例えば、当該図柄変動表示]に関するアイコン(以下、「変動アイコン」という。)のことであり、
前記変動アイコンは、第一の表示態様[例えば、デフォルト(白色)の表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記変動アイコンは、第二の表示態様[例えば、白色点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色の表示態様等]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第二の表示態様の前記変動アイコンが表示された場合の方が、前記第一の表示態様の該変動アイコンが表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすく[例えば、大当りの期待度が高い]、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二のアイコン[例えば、ナビキャラクタYMのアイコン等]であり、
前記第二のアイコンは、連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合があるアイコンであり[例えば、図153(い1)〜同図(い12)等]、
前記第二のアイコンは、前記変動アイコンを前記第一の表示態様から前記第二の表示態様へ変化させる演出[例えば、図153(い−9)〜同図(い11)に示す演出等]に用いられる場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、第三の表示態様[例えば、デフォルトの色の着物を着た殿様の表示態様、殿様の表示態様、コパンダの表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、第四の表示態様[例えば、白色点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色の着物を着た殿様の表示態様、姫の表示態様、番長の表示態様、ロボットの表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第三の表示態様と前記第四の表示態様が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
ここで、前記変動アイコンは、前記表示手段におけるアイコン表示領域に表示される場合があるアイコンであり、前記第二のアイコンは、前記アイコン表示領域に表示される場合があるアイコンであってもよい。また、前記変動アイコンと前記第二のアイコンは、前記アイコン表示領域に同時に表示される場合があるアイコンであってもよい。すなわち、前記第二のアイコンは、第一の期間の間、前記アイコン表示領域に前記変動アイコンと同時に表示されるアイコンであってもよい。さらに、前記第二のアイコンは、前記アイコン表示領域の外に表示される場合があるアイコンであってもよい。あるいは、前記アイコン表示領域は、移動可能な表示領域であってもよいし、分割されて互いに異なる位置に移動する場合がある表示領域であってもよい。
また、「跨いで」とは、図柄の停止表示の期間(変動停止期間)を間に挟むことである。また、前記第二のアイコンは、図柄変動表示の表示中に継続して表示されるアイコンであってもよいし、途中で一旦消えるアイコンであってもよい。また、図柄の停止表示の表示中も、継続して表示されるアイコンであってもよいし、途中で一旦消えるアイコンであってもよいし、あるいは該停止表示の表示中は消え続けているアイコンであってもよい。
また、「連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合があるアイコン」とは、「常時表示されているアイコンであり、一旦消去されて、再表示される場合があるアイコン」のことである。
また、前記第二のアイコンは、前記第三の表示態様から前記第四の表示態様へ変化する場合があってもよい。
なお、前記表示手段は、複数種類の表示を必ず表示する手段であってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、一回の図柄変動表示に限って表示される場合もあるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第二のアイコンは、或る条件を満たした場合に表示されるアイコンであってもよい。ここにいう或る条件の一例として、保留n個以上であること、先読み予告が行われている保留があること、遊技者によるカスタマイズが行われていること、或る予告(例えば、タイマ予告、会話予告等)が表示されていること、前記第二のアイコンが先読み予告の予告表示であること、前記第二のアイコンがストックされていること、実行中の図柄変動表示における大当りの期待度が高いこと、予告抽選に当選したこと等を列挙することができる。すなわち、前記或る条件としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、前記変動アイコンとは別のアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、変化演出表示[例えば、宝箱のアイコンI1、UFOアイコンUFI、ボタン保留アイコン、メータ表示MW,MGのアイコン、巨大なパンダ、爺のキャラクタによる「ナビキャラが変化」という文字表示を含む会話予告、襖の画像、ワイプ演出用の襖画像等]であり、
前記変化演出表示は、前記第二のアイコンを前記第三の表示態様から前記第四の表示態様へ変化させる演出[例えば、図151(あ3−1)〜同図(あ6)、図152(あ6−3−2)〜同図(あ6−3−4a)、図159(く1−3−1)〜同図(く1−3−4)、図167に示すメータ演出、図165(し2−2−1)〜同図(し2−2−3)、図176(アb1)〜(アb2)、図156(お6)〜同図(お8)、図183(エ9−2−1)等]に用いられる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記変化演出表示は、前記第二のアイコンが前記第三の表示態様で表示されている状態で表示される場合がある表示であり、前記変化演出表示は、前記第二のアイコンの表示態様が前記第三の表示態様から前記第四の表示態様へ変化することについての予告表示である。
また、前記変化演出表示は、前記変動アイコンの表示態様を変化させる演出に用いられる場合があるアイコンであってもよい。あるいは反対に、前記変化演出表示は、前記変動アイコンの表示態様を変化させる演出には用いられないアイコンであってもよく、この場合には、前記変化演出表示は、前記第二のアイコンの表示態様を変化させる演出にのみ用いられるアイコンであってもよい。
また、前記第二のアイコンは、前記変化演出表示が表示されると、前記第三の表示態様から前記第四の表示態様へ必ず変化するアイコンであってもよい。
また、前記変化演出表示は、前記第二のアイコンが非表示の状態でも表示される場合がある表示であってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、前記変化演出表示が表示されても、表示態様が変化しない場合[例えば、図151(3−2−1)〜同図(3−2−2)、図159(く1−3−1)〜同図(く1−3−3b2)、図176(ア4−2)、図176(ア6−2)]もあるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第四の表示態様の前記第二のアイコンが表示されている場合の方が、前記第三の表示態様の該第二のアイコンが表示されている場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい[例えば、大当りの期待度が高い]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記第三の表示態様の該第二のアイコンが表示されている場合」とは、「前記第三の表示態様の該第二のアイコンが表示され、該第二のアイコンが該第四の表示態様へ変化しない場合」のことであってもよい。
また、前記第二のアイコンが前記第三の表示態様で表示されている状態は、前記第二のアイコンが前記第四の表示態様で表示されている状態よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されにくくてもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、実行中の図柄変動表示における大当りについての予告表示[例えば、図154(う20−1)、図163(こb15−1)]である場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記第二のアイコンは、実行中の図柄変動表示における大当りについての予告表示である場合がある、」とは、「実行中の図柄変動表示における大当りの予告が、第二のアイコンによって行われる」ことであってもよい。
ここで、前記第三の表示態様は、デフォルトの表示態様であってもよく、前記第四の表示態様は、実行中の図柄変動表示における大当りについての予告の表示態様であってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、先読み予告の予告表示[例えば、図159(け5−1)〜同図(け13)、図162(こa11)]である場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記第二のアイコンは、先読み予告の予告表示である場合がある」とは、「第二のアイコンによって先読み予告が行われる」ことであってもよい。
ここで、前記第三の表示態様は、デフォルトの表示態様であってもよく、前記第四の表示態様は、先読み予告の表示態様であってもよい。
また、前記第二のアイコンは、前記変動アイコンとしても機能するアイコンであってもよい。すなわち、この場合には、前記第一のアイコンと前記第二のアイコンとによって2種類の変動アイコンが表示されていることになる。
また、前記第二の表示態様の前記変動アイコンと、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンの両方のアイコンが表示された場合の方が、該両方のアイコンが表示されない場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
また、前記第二の表示態様の前記変動アイコンと、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンの両方のアイコンが表示された場合の方が、該両方のアイコンのうちのいずれか一方のアイコンのみが表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
また、前記第二の表示態様の前記変動アイコンと、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンとのうちのいずれか一方のアイコンが表示された場合の方が、いずれのアイコンも表示されない場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
また、前記第二の表示態様の前記変動アイコンと、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンの両方のアイコンが表示された場合の方が、該両方のアイコンが表示されない場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
また、デフォルトの表示態様とは異なる表示態様(例えば、前記第二の表示態様)の前記変動アイコンと、デフォルトの表示態様(例えば、前記第三の表示態様)の前記第二のアイコンが表示されている状態の方が、デフォルトの表示態様(例えば、前記第一の表示態様)の前記変動アイコンと、デフォルトの表示態様とは異なる表示態様(例えば、前記第四の表示態様)の前記第二のアイコンが両方表示されている状態よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
あるいは反対に、デフォルトの表示態様とは異なる表示態様(例えば、前記第二の表示態様)の前記変動アイコンと、デフォルトの表示態様(例えば、前記第三の表示態様)の前記第二のアイコンが表示されている状態の方が、デフォルトの表示態様(例えば、前記第一の表示態様)の前記変動アイコンと、デフォルトの表示態様とは異なる表示態様(例えば、前記第四の表示態様)の前記第二のアイコンが両方表示されている状態よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
また、前記変動アイコンは、第五の表示態様で表示される場合があるアイコンであり、前記変動アイコンが前記第五の表示態様で表示された場合、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されてもよい。また、前記第二のアイコンは、第六の表示態様で表示される場合があるアイコンであり、前記第二のアイコンが前記第六の表示態様で表示された場合、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されてもよい。なお、前記変動アイコンが前記第五の表示態様で表示されているのに対して前記第二のアイコンは前記三の表示態様、あるいは前記第四の表示態様で表示されている場合があってもよい。また、前記第二のアイコンが前記第六の表示態様で表示されているのに対して前記変動アイコンは前記一の表示態様、あるいは前記第二の表示態様で表示されている場合があってもよい。
さらには、前記変動アイコンが前記第五の表示態様で表示され、前記第二のアイコンが前記第六の表示態様で表示されている場合があってもよい。この場合、例えば、有利な大当りが確定(例えば、確変付き大当り確定、長いラウンドの大当り確定)したり、レアなリーチ(例えば、全回転リーチ等)が出現しやすかったり、他のプレミア演出が出現しやすかったり、復活大当りしやすかったりしてもよい。あるいは逆に、復活大当りしにくくてもよい。また、操作手段の態様が変化(例えば、ボタンが飛び出したり、回転したり、凹んだり、内蔵ランプがレアな発光態様(例えば、七色に変化するレインボー発光態様)で発光したり)してもよい。また、演出カスタマイズの特典が手に入ったり、大当り遊技中に選択することができる演出の数が増えたり、特別なスーパーリーチが開始されたり、特別な大当りラウンド(例えば、第二のアタッカーが開放するラウンド)が開始されたりしてもよい。
また、前記変動アイコンの表示態様と、前記第二のアイコンの表示態様の組合せによって、演出の種類(例えば、スーパーリーチの種類等)が示唆される場合があってもよい。例えば、前記変動アイコンの表示態様が殿様で、前記第二のアイコンの表示態様が剣豪であった場合には、殿様と剣豪が決闘する剣豪リーチに発展することが示唆されてもよい。あるいは、前記変動アイコンの表示態様が兜で、前記第二のアイコンの表示態様が殿様であった場合には、2つのアイコンが表示されて初めて、当該変動の予告(通常予告)として機能するように構成されていてもよい。
また、前記変動アイコンの表示態様と、前記第二のアイコンの表示態様の組合せによって、大当りの信頼度(期待度)が異なってもよい。例えば、前記第一の表示態様の前記変動アイコンと、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンの組合せと、前記第二の表示態様の前記変動アイコンと、前記第三の表示態様の前記第二のアイコンの組合せとでは、大当りの信頼度(期待度)が異なってもよい。
また、
『 前記第四の表示態様の前記第二のアイコンが表示されている場合の方が、前記第三の表示態様の該第二のアイコンが表示されている場合よりも、前記変動アイコンが前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に変化しやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一の表示態様の前記変動アイコンが前記第二の表示態様に変化する確率は、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンによって該第一の表示態様の該変動アイコンが該第二の表示態様に変化する場合の方が、前記第三の表示態様の該第二のアイコンによって該第一の表示態様の該変動アイコンが該第二の表示態様に変化する場合よりも高くてもよい。
ここで、「前記第三の表示態様の該第二のアイコンが表示されている場合よりも」とは、「第三の表示態様の第二のアイコンによって変動アイコンを第一の表示態様から第二の表示態様へ変化させる演出が行われた場合よりも」のことであってもよい。
また、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンが表示された場合には、前記変動アイコンが前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に必ず変化してもよい。また、前記第三の表示態様の前記第二のアイコンが表示された場合には、前記変動アイコンが前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に、必ず変化しなくてもよいし、変化する場合があってもよい。
また、前記第六の表示態様の前記第二のアイコンが表示された場合の方が、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンが表示された場合よりも、前記変動アイコンが前記第五の表示態様に変化しやすくてもよい。
以上説明したように、前記第二のアイコンの表示態様が変化していると、前記変動アイコンの表示態様も変化しやすい場合があってもよいし、該変動アイコンの表示態様が必ず変化してもよい。
さらに、前記第二のアイコンの表示態様によって、変化しやすい表示態様の前記変動アイコンが異なってもよい。また、前記第二のアイコンの表示態様によって、出現しやすい予告(擬似連予告、タイマ予告、先読み予告)が変わってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンが複数表示される場合[例えば、図157に示す例、図158(き1)〜同図(き5)に示す例等]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第二のアイコンが複数表示されることで、大当りしやすかったり、保留アイコンや前記変動アイコンの表示態様が変化しやすかったりしてもよい。
また、複数の前記第二のアイコンの組合せ(同じ表示態様の前記第二のアイコンの組合せや、異なる表示態様の前記第二のアイコンの組合せ)によって、大当りしやすかったり、保留アイコンや前記変動アイコンの表示態様が変化しやすかったり、出現しやすい予告(擬似連予告、タイマ予告、先読み予告)が変わったりしてもよい。
また、
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136等]を備え、
前記第二のアイコンは、前記操作手段が操作されると、表示態様が変化する場合[例えば、図158(く1−1)〜図158(く7)に示す例]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、例えば、前記操作手段の操作に応じて、前記第三の表示態様から前記第四の表示態様に変化する場合があってもよい。
また、前記第二のアイコンは、前記操作手段に関する表示態様であり、該操作手段の操作に応じて、表示態様が変化してもよい。なお、前記操作手段に関する表示態様とは、前記操作手段を模した表示態様であってもよいし、該操作手段を操作することを促す表示態様(操作促進表示態様)であってもよいし、該操作手段の操作有効期間に関する表示態様(より具体的には、該操作有効期間の残期間の表示態様(残期間表示態様))であってもよいし、該操作手段を連想させる表示態様であってもよいし、これらの表示態様の組合せであってもよいし、これらの表示態様のうちの少なくともいずれか一つを含む表示態様であってもよい。
また、前記表示手段は、メータ表示を表示可能な手段であって、前記メータ表示の状態に応じて前記操作手段の操作が受け付けられ、該操作手段の操作が受け付けられると、前記第二のアイコンの表示態様が変化してもよい。
さらに、前記操作手段の操作有効期間であっても該操作手段を操作することを促す報知がなされない、いわゆる裏ボタン状態で、該操作手段が操作されると、前記第二のアイコンの表示態様が変化してもよい。
また、第二のアイコンは、演出モードの変更に応じて表示態様が変化してもよい。
また、第二のアイコンは、遊技者によるカスタマイズ操作で表示態様を変更することができるアイコンであってもよい。
また、
『 前記第三の表示態様は、遊技者が選択した表示態様[例えば、73(b)のキャラクタ選択]であり、
前記第四の表示態様は、遊技者が選択していない表示態様[例えば、図155(え4−3)に示す番長の表示態様]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第三の表示態様は、遊技者が選択することができる表示態様であり、前記第四の表示態様は、遊技者が選択することができない表示態様であってもよいし、遊技者が選択することができる表示態様であってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合[例えば、図155(え1)〜同図(え3−1)、図158(く2−1)〜同図(く7)]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記第二のアイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合がある」とは、「第二のアイコンによる演出によって、該第二のアイコンの表示態様が変化する場合がある」のことであってもよい。
また、
『 前記変動アイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合[例えば、図166(す3)〜同図(す4)]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記変動アイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合がある」とは、「変動アイコンによる演出によって、該変動アイコンの表示態様が変化する場合がある」のことであってもよい。
また、
『 前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第三のアイコン[例えば、保留アイコンh11〜h14等]であり、
前記第三のアイコンとは、保留球数に応じたアイコン(以下、「保留アイコン」という。)のことであり、
前記保留アイコンは、複数種類の表示態様[例えば、図139(b)の保留表示選択のアイコンA〜アイコンG、図154(う2)、同図(う3)、同図(う12)、デフォルトの表示態様、白点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色等]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、前記保留アイコンとは別のアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記保留アイコンは、前記第一の表示態様で表示される場合があるアイコンであってもよいし、前記保留アイコンは、前記第四の表示態様で表示される場合があるアイコンであってもよい。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一のアイコンであり、
前記第一のアイコンとは、保留表示に関するアイコン[例えば、保留アイコンh11〜h14,h21〜h24や変動アイコンh0等]のことであり、
前記第一のアイコンは、第一の表示態様[例えば、デフォルト(白色)の表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第一のアイコンは、第二の表示態様[例えば、白色点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色の表示態様等]で表示される場合があるアイコンであり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二のアイコン[例えば、ナビキャラクタYMのアイコン等]であり、
前記第二のアイコンは、連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合があるアイコンであり[例えば、図153(い1)〜同図(い12)等]、
前記第二のアイコンは、前記第一のアイコンを前記第一の表示態様から前記第二の表示態様へ変化させる演出[例えば、図153(い−9)〜同図(い11)に示す演出等]に用いられる場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、第三の表示態様[例えば、デフォルトの色の着物を着た殿様の表示態様、殿様の表示態様、コパンダの表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、第四の表示態様[例えば、白色点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色の着物を着た殿様の表示態様、姫の表示態様、番長の表示態様、ロボットの表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、前記第三の表示態様から前記第四の表示態様に変化する場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合[例えば、図155(え1)〜同図(え3−1)、図158(く2−1)〜同図(く7)]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。 また、
『 前記第二のアイコンは、一回の図柄変動表示に限って表示される場合もあるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、前記第一のアイコンとは別のアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、変化演出表示[例えば、宝箱のアイコンI1、UFOアイコンUFI、ボタン保留アイコン、メータ表示MW,MGのアイコン、巨大なパンダ、爺のキャラクタによる「ナビキャラが変化」という文字表示を含む会話予告、襖の画像、ワイプ演出用の襖画像等]であり、
前記変化演出表示は、前記第二のアイコンを前記第三の表示態様から前記第四の表示態様へ変化させる演出[例えば、図151(あ3−1)〜同図(あ6)、図152(あ6−3−2)〜同図(あ6−3−4a)、図159(く1−3−1)〜同図(く1−3−4)、図167に示すメータ演出、図165(し2−2−1)〜同図(し2−2−3)、図176(アb1)〜(アb2)、図156(お6)〜同図(お8)、図183(エ9−2−1)等]に用いられる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、前記変化演出表示が表示されても、表示態様が変化しない場合[例えば、図151(3−2−1)〜同図(3−2−2)、図159(く1−3−1)〜同図(く1−3−3b2、図176(ア4−2)、図176(ア6−2))]もあるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、実行中の図柄変動表示における大当りについての予告表示[例えば、図154(う20−1)、図163(こb15−1)]である場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、図159(け5−1)〜同図(け13)、先読み予告の予告表示[例えば、図162(こa11)]である場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンが複数表示される場合[例えば、図157に示す例、図158(き1)〜同図(き5)に示す例等]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136等]を備え、
前記第二のアイコンは、前記操作手段が操作されると、表示態様が変化する場合[例えば、図158(く1−1)〜図158(く7)に示す例]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一のアイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合[例えば、図166(す3)〜同図(す4)]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記第一のアイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合がある」とは、「第一のアイコンによる予告によって、該第一のアイコンの表示態様が変化する場合がある」のことであってもよい。
また、
『 上に記載の「保留表示に関するアイコン」とは、「保留アイコンと変動アイコンの両方を含む概念のアイコン」のことであり、
前記保留アイコンとは、未消化の保留を表すアイコン[例えば、保留アイコンh11〜h14,h21〜h24]のことであり、
前記変動アイコンとは、消化済みの保留を表すアイコン[例えば、変動アイコンh0]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 上に記載の「保留表示に関するアイコン」とは、「保留アイコン」のことであり、
前記保留アイコンとは、未消化の保留を表すアイコン[例えば、保留アイコンh11〜h14,h21〜h24]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、上に記載の「保留表示に関するアイコン」とは、「変動アイコン」のことであり、前記変動アイコンとは、消化済みの保留を表すアイコン[例えば、変動アイコンh0]のことであってもよい。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
「 演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S、スピーカ120、遊技盤用ランプ442、遊技台枠用ランプ452、千両箱役物224H等]と、
操作手段[例えば、チャンスボタン136、操作キーユニット137、第二チャンスボタン、レバータイプの操作手段等]と、
を備え、
前記演出手段は、複数種類の演出を実行可能な手段であり、
前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出は、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出は、第二の演出であり、
非オートボタンモードにおける第一の期間[例えば、操作有効期間]の期間中に前記操作手段の操作が行われると、前記第一の演出[例えば、図184(A11)の「夏休みはまだかの〜」の応答表示]が実行される場合があり、
オートボタンモードにおいて、前記第一の期間が開始されてから第一の時間[例えば、オートボタン機能発動時間(図184(A6)〜同図(A11)直前までの時間)]が経過すると、前記第一の演出が実行される場合があり、
前記非オートボタンモードにおける第二の期間[例えば、操作有効期間(図184(A8−1)〜同図(A14)の期間]の期間中に前記操作手段の操作が行われると、前記第二の演出[例えば、保留アイコンが青色の表示態様に変化する演出、図185(Aa5−5−6)〜同図(Aa5−5−7)の連打メータRHMが上昇する応答表示]が実行される場合があり、
前記オートボタンモード中において、前記第二の期間が開始されてから第二の時間[例えば、オートボタン機能発動時間]が経過しても、前記第二の演出が実行されず[例えば、図184の例、図185(Aa5−5−2)および同図(Aa5−5−4)の連打メータRHMの状態]、
前記オートボタンモード中において、前記第二の期間が開始されてから前記第二の時間が経過するまでに前記操作手段の操作が行われると、前記第二の演出が実行されるように構成されており、
前記操作手段の状態を第一の状態および第二の状態のうちの一方の状態[例えば、白色点灯]から他方の状態[例えば、特別色(青色)点灯]へ変化可能に構成されており、
前記オートボタンモード中における前記第二の期間の期間中において、前記操作手段の状態が前記一方の状態から前記他方の状態へ変化される場合[例えば、図184(A8−1)〜同図(A14)の場合等]がある、
ことを特徴とする遊技台。」
について説明した。
この記載の発明によれば、操作手段に特徴を持った遊技台を実現できる。より具体的には、前記オートボタンモードにおける前記第二の期間の期間中に前記操作手段の状態が変化する場合があるので、該操作手段に視線を誘導させ、該操作手段の操作を促すことができる場合がある。
ここで、オートボタンモードとは、前記操作手段の操作がなくても該操作手段の操作に応じた演出が行われる場合があるモードのことである。なお、非オートボタンモードとは、オートボタンモードに設定されていない状態のことである。
オートボタンモード中も前記操作手段の操作を受け付け(無効にしなく)てもよいし、受け付ける場合と受け付けない場合とがあってもよいし、一切受け付けなくてもよい。受け付ける場合と受け付けない場合とは、Aの演出では受け付けてBの演出では受け付けない、あるいはAの期間では受け付けてBの期間では受け付けなくてもよい。さらには、Aの操作手段(例えば、チャンスボタン136)の操作では受け付けて、Bの操作手段(例えば、操作キーユニット137、第二チャンスボタン、レバータイプの操作手段等)の操作は受け付けなくてもよい。
また、前記第二の期間の期間中において、前記操作手段以外の演出手段(例えば、表示手段による表示、可動手段、発光手段等)が変化するように構成されていてもよい。
また、
「 前記非オートボタンモード中における前記第二の期間の期間中において、前記操作手段の状態が前記一方の状態から前記他方の状態へ変化される場合[例えば、図186(Aa8―3)の場合]がある、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
こうすることで、前記非オートボタンモード中における前記第二の期間の期間中に前記操作手段の状態が変化する場合があるので、操作手段に視線を誘導させ、操作手段の操作を促すことができる場合がある。また、オートボタンモードの設定の有無に関わらず、第二の期間の期間中においては操作手段の操作をしないと第二の演出が実行されないことに気づかせ、操作手段の操作意欲を向上させることができる場合がある。
また、
「 前記第一の期間の少なくとも一部の期間が前記第二の期間の少なくとも一部の期間と重なる場合がある[例えば、図184(A8−1)〜同図(A11)の直前、図185(Aa5−2−2)、図186(Aa8−2−1)]、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、
「 前記オートボタンモードにおける前記第一の期間の少なくとも一部の期間と前記第二の期間の少なくとも一部の期間とが重なる期間[例えば、図184(A8−1)〜同図(A11)の直前までの期間、図185(Aa5−2−2)、図186(Aa8−2−1)]において、前記操作手段の操作があった場合に、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの少なくとも一方の演出が実行される[例えば、図186(Aa8−2−3)〜同図(Aa8−2−4)]、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
ここで、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの両方の演出が実行されてもよいし、該第一の演出のみ実行されてもよいし、該第二の演出のみ実行されてもよい。
なお、前記第一の期間が開始されてから前記第一の時間が経過するまでに前記操作手段を操作すると、前記第一の演出および前記第二の演出の両方の演出が実行されてもよいし、該第一の演出のみが実行されてもよいし、該第二の演出のみが実行されてもよい。
例えば、前記オートボタンモード中にボタン表示が2つ表示されている場合に、一方のボタン表示はオートボタンモードの機能が働き、ボタン操作に応じて応答表示が表示され、他方のボタン表示はオートボタンモードの機能が働かず、自分でボタンを操作しなければならないといった違和感が生じ、遊技の興趣が向上する場合がある。
また、
「 前記非オートボタンモードにおける前記第一の期間の少なくとも一部の期間と前記第二の期間の少なくとも一部の期間とが重なる期間において、前記操作手段の操作があった場合に、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの少なくとも一方の演出が実行される、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
ここで、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの両方の演出が実行されてもよいし、該第一の演出のみ実行されてもよいし、該第二の演出のみ実行されてもよい。
また、
「 前記非オートボタンモードにおける前記第一の期間[例えば、操作有効期間]の期間中に前記操作手段の操作が行われなかった場合には、前記第一の演出が実行されない、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第一の期間が終了するまでの間に操作がなくても、前記第一の演出が実行されてもよい。
また、
「 前記非オートボタンモードにおける前記第二の期間[例えば、操作有効期間]の期間中に前記操作手段の操作が行われなかった場合には、前記第二の演出が実行されない、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第二の期間が終了するまでの間に操作がなくても、前記第二の演出が実行されてもよい
また、
「 前記演出手段とは、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]のことであり、
前記複数種類の演出とは、複数種類の表示のことであり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、応答表示であり、
前記応答表示とは、前記操作手段の操作があった場合に表示される場合がある表示であり、
前記第一の演出とは、前記応答演出のうちの第一の応答表示[例えば、図184(A11)の「夏休みはまだかの〜」の応答表示]のことであり、
前記第二の演出とは、前記応答演出のうちの第二の応答表示[例えば、保留アイコンが青色の表示態様に変化する演出]のことである、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、
「 前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、操作表示であり、
前記操作表示とは、操作手段の操作に関する表示であり、
前記操作表示として第一の操作表示[例えば、図184(A5−1)等に示されているボタン演出画像(ボタン画像136a及び残時間表示メータMT)]の表示が行われている場合に前記操作手段の操作が行われると、前記第一の応答表示が表示される場合があり、
前記操作表示として第二の操作表示[例えば、図184(A8−1)等に示されているボタン画像136a]の表示が行われている場合に前記操作手段の操作が行われると、前記第二の応答表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記操作表示は、前記操作手段の外観を表す画像[例えば、ボタン画像136a]を含む表示であってもよいし、前記操作手段の操作を促す表示[例えば、残時間表示メータMT、PUSHの文字表示、「押せ」の文字表示、操作方向を示す矢印の表示等]を含む表示であってもよい。
また、
「 前記第一の演出および前記第二の演出のうちの少なくとも一方は、実行中の図柄変動表示についての演出[例えば、当該図柄変動表示における大当りについての予告演出(通常予告)]である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの両方がそうあってもよいし、前記第一の演出のみがそうであってもよいし、前記第二の演出のみがそうであってもよい。
また、
「 前記第一の演出および前記第二の演出のうちの少なくとも一方は、実行中の図柄変動表示が終了し、その後に開始される図柄変動表示についての演出[例えば、次に開始される図柄変動表示であったり、次の次に開始される図柄変動表示であったり、次の次の次に開始される図柄変動表示における大当りについての予告演出(先読み予告)]である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの両方がそうあってもよいし、前記第一の演出のみがそうであってもよいし、前記第二の演出のみがそうであってもよい。
また、
「 前記第一の期間とは、前記操作手段の操作を有効とする期間(以下、「第一の操作有効期間」という。)のことであり、
前記第二の期間とは、前記操作手段の操作を有効とする期間(以下、「第二の操作有効期間」という。)のことである、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第一の操作有効期間および前記第二の操作有効期間のうちの少なくともいずれか一方の操作有効期間を示すメータ表示[例えば、図184(A5−1)に示す残期間メータMTの表示]が、前記オートボタンモード中も表示されていてもよい。なお、図184(A8−1)に示すボタン保留アイコンにも、残期間メータMTの表示を加えてもよい。
また、前記メータ表示として、ゲージによる表示(増減するバー表示)であってもよいし、時間経過に応じて表示色の濃淡が変化し、例えば、残期間が無くなるとグレーアウトする表示であってもよい。
あるいは反対に、操作有効期間を示すメータが前記非オートボタンモード中にのみ表示され、前記オートボタンモード中には表示されなくてもよい。例えば、オートボタンモード中の図184(A5−1)に示す爺の会話画像CI2のうち残期間メータMTを省略し、反対に、非オートボタンモード中の図186(Aa8−3)に示すボタン保留アイコンに残期間メータMTを付加してもよい。
また、前記オートボタンモードであるか否かを問わず、前記操作有効期間を示すメータが表示される場合[例えば、図184〜図186に示す会話予告]とされない場合[例えば、図184〜図186に示すボタン変動アイコンやボタン保留アイコン]があってもよい。
また、
「 前記操作手段は、演出動作[例えば、発光、振動等]を行う場合がある手段である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、前記第一の状態は、前記演出動作を行っていない状態[例えば、消灯状態や白色点灯状態、振動停止状態]であり、前記第二の状態は、演出動作を行っている状態[例えば、点灯状態や青色点灯状態、振動状態]であってもよい。
また、前記第一の状態は、前記操作手段が停止している状態のことであってもよい。
また、前記演出手段は、演出可動手段[例えば、振動子]が内部に設けられたものであり、前記演出動作は、前記演出可動手段が動作する動作[例えば、振動]のことであってもよい。
また、前記第二の状態は、変形[例えば、突出したり凹んだり)したり、前記演出可動手段が動作している状態[例えば、進出状態、後退状態、振動中状態、回転中状態、硬化状態等]であってもよい。
前記操作手段は、発光手段が設けられた手段であってもよい。
前記発光手段は、点灯、点滅、あるいは消灯といった駆動動作を実行可能な手段であり、
前記第一の状態は、前記発光手段が第一の態様で前記駆動動作を行っている状態であり、
前記第二の状態は、前記発光手段が第二の態様で前記駆動動作を行っている状態であり、
前記第一の態様と前記第二の態様は異なる態様であってもよい。
前記第一の態様は、消灯している態様であり、前記第二の態様は、点灯している態様であってもよい。
前記第一の態様は、第一の色で点灯している態様であり、前記第二の態様は、第二の色で点灯している態様であってもよい。
前記第二の態様は、点滅している態様であってもよい。
また、
「 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、
「 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000]である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
以上の記載では、
『 演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S、スピーカ120、遊技盤用ランプ442、遊技台枠用ランプ452、千両箱役物224H等]を備えた遊技台であって、
前記演出手段は、複数種類の演出を少なくとも実行可能な手段であり、
前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出は、第一の演出であり、
前記第一の演出とは、遊技者によって選択された演出のこと[例えば、図139(b)の(b)キャラクタ選択の各選択肢による演出、(c)保留枠選択の各選択肢による演出、(e)保留表示選択の各選択肢による演出、(f)背景表示選択の各選択肢による演出、図177に示す曲名の楽曲出力演出]であり、
前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出は、第二の演出[例えば、ナビキャラクタYMによる演出、楽曲出力演出、保留枠UI演出、保留演出、背景演出、]であり、
前記第一の演出の実行中において、第三の演出[例えば、宝箱のアイコンI1による変化予告、楽曲変更予告、ワイプ演出、背景変化予告等]が実行されると、該第一の演出から前記第二の演出へ変更される場合[例えば、図175(アa3−1)〜同図(アa6−1)、図178(イ11)〜同図(イ15−1)、図182に示す例、図156(お1)で遊技者によって背景Aが選択されている場合に同図(お6)〜同図(お7)の背景変化予告(ワイプ演出用の襖画像のワイプインおよびワイプアウト)を経て、同図(お8)〜同図(お21)で表示されている先読み予告の背景に変化する等]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
ここで、前記第三の演出は、前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出であって、前記演出手段で実行される演出であってもよい。あるいは、前記第三の演出は、前記演出手段(例えば、表示手段)では実行されず、該演出手段とは異なる他の演出手段(例えば、音出力手段)で実行される演出であってもよい。
また、前記第一の演出は、図柄変動表示が一定時間開始されないと移行するデモンストレーションモードで選択可能なカスタマイズ系の演出であってもよいし、図柄変動表示の実行中でも選択可能な演出であってもよい。さらに、前記第一の演出は、遊技者によって選択可能な、スーパーリーチ演出や大当り遊技中のラウンド演出であってもよい。
また、前記第三の演出は、例えば、島一斉演出等の一斉演出が開始されるまでの残り時間報知の演出であってもよい。
前記演出手段の一例として、表示手段(例えば、液晶表示装置、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタ等)、発光手段、音出力手段、可動手段等を列挙することができる。また、側方から光が入射し前方に向けて発光する導光板、残像効果によって絵柄を表示可能なPOVディスプレイも一例として列挙することができる。前記演出手段としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
また、前記演出手段は、発光演出を行うデバイスであってもよく、この場合は、モードによって発光態様(色、点灯パターン、発光色によって表示される発光表示等)が異なるものであってもよい。
また、
『 前記演出手段は、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]であり、
前記第一の演出とは、第一の演出表示[例えば、図139(b)の(b)キャラクタ選択の各選択肢による演出表示または(c)保留枠選択の各選択肢による演出表示、(e)保留表示選択の各選択肢による演出表示、(f)背景表示選択の各選択肢による演出表示、図178の曲名表示部MNに表示された図177に示す曲名]のことであり、
前記第二の演出とは、第二の演出表示[例えば、ナビキャラクタYMによる演出表示、保留枠UIによる演出表示、図178(イ13)〜同図(イ14)の曲名表示部MN「Distance」、図178(イ15−1)の曲名表示部MN「轟けDREAM」]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記演出手段は、複数の画像表示手段であってもよい。
また、
『 前記第三の演出とは、第三の演出表示[例えば、宝箱のアイコンI1、UFOアイコンUFI、ボタン保留アイコン、メータ表示MW,MGのアイコン、巨大なパンダ、爺のキャラクタによる「ナビキャラが変化」という文字表示を含む会話予告、襖の画像、ワイプ演出用の襖画像、図178(イ11)〜同図(イ15−1)の番長のキャラクタC11等]のことであり、
前記画像表示手段によって前記第三の演出表示が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第三の演出表示の少なくとも一部と前記第一の演出表示の少なくとも一部が重なる場合があってもよい。すなわち、前記第三の演出表示の一部のみと前記第一の演出表示の一部のみが重なる場合があってもよいし、前記第三の演出表示の一部のみと前記第一の演出表示の全部が重なる場合があってもよいし、前記第三の演出表示の全部と前記第一の演出表示の一部のみが重なる場合があってもよいし、前記第三の演出表示の全部と前記第一の演出表示の全部が重なる場合があってもよい。また、前記第三の演出表示の少なくとも一部が、前記第一の演出表示の少なくとも一部に前側(遊技者側)から重なる場合があってもよいし、反対に、前記第一の演出表示の少なくとも一部が、前記第三の演出表示の少なくとも一部に前側(遊技者側)から重なる場合があってもよい。
また、画像表示装置には、装飾図柄の変動表示や、装飾図柄の停止表示や、保留球数に応じたアイコン(保留アイコン)や、実行中の図柄変動表示に関するアイコン(変動アイコン)が表示される場合がある。前記第三の演出表示は、装飾図柄の変動表示よりも前記第一の演出表示の近くに表示される場合があってもよいし、装飾図柄の停止表示よりも前記第一の演出表示の近くに表示される場合があってもよいし、保留アイコンよりも前記第一の演出表示の近くに表示される場合があってもよいし、変動アイコンよりも前記第一の演出表示の近くに表示される場合があってもよい。
また、
『 前記第三の演出が実行されなくても、前記第一の演出から前記第二の演出へ変更される場合がある[例えば、図155(え1)〜同図(え3−1)、図158(く2−1)〜同図(く7)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段を備え、前記第一の演出は、前記操作手段が操作されると、前記第二の演出へ変更される場合があってもよい。
また、前記第一の演出から前記第二の演出への変更は演出モードの変更であってもよく、該第一の演出は遊技者が設定した演出モードに相当し、演出モードの変更は、操作手段の操作に応じて変更が行われる場合と、例えば、先読み予告の実行開始に応じて変更が行われる場合(先読みモード(第二の演出表示に相当)への突入)とがあってもよい。
また、
『 前記第三の演出が実行されたことにより前記第一の演出から前記第二の演出に変更された場合[例えば、図175(アa4−1)〜同図(アa6−1)の場合]の方が、該第三の演出が実行されずに該第一の演出から該第二の演出に変更された場合[例えば、図155(え2)〜同図(え4−1)の場合]よりも、最終的に遊技者にとって有利な状態[例えば、大当り遊技状態、出球数の多い大当り遊技状態、確変状態、電サポ状態]に移行されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第三の演出が実行されると遊技者にとって有利な状態に必ず移行する構成であってもよい。あるいは反対に、前記第三の演出が実行されても、遊技者にとって有利な状態に移行しない場合があってもよい。
また、前記有利な状態として、図柄変動表示の表示中であれば、大当り遊技状態があげられる。また、スーパーリーチ状態であってもよいし、擬似連演出状態であってもよい。一方、前記有利な状態として、大当り遊技の実行中であれば、大当り遊技の終了後における確変状態あるいは電サポ状態があげられる。また、ラウンド数が見た目上増加したラウンド昇格状態であってもよい。
また、
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136等]を備え、
前記操作手段の操作があった場合に、前記第一の演出が選択される場合[例えば、図142(37)〜同図(50)の場合]があり、
前記操作手段の操作があった場合に、前記第三の演出が実行される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出の実行中において、前記第三の演出が実行されても、該第一の演出から前記第二の演出へ変更されない場合[例えば、図151(3−2−1)〜同図(3−2−2)、図159(く1−3−1)〜同図(く1−3−3b2)、図176(ア4−2)、図176(アa6−2)の場合]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
例えば、前記演出手段が表示手段である場合には、前記第三の演出が実行されても、前記第一の演出表示から前記第二の演出表示へ変更されない場合があってもよく、前記演出手段が発光手段である場合には、前記第三の演出が実行されても、前記第一の発光演出から前記第二の発光演出へ変更されない場合があってもよく、前記演出手段が音出力手段である場合には、前記第三の演出が実行されても、前記第一の音出力演出から前記第二の音出力演出へ変更されない場合があってもよく、前記演出手段が可動手段である場合には、前記第三の演出が実行されても、前記第一の動作演出から前記第二の動作演出へ変更されない場合があってもよい。
あるいは反対に、前記第一の演出の実行中において、前記第三の演出が実行されると、該第一の演出から前記第二の演出へ必ず変更されてもよい。
また、
『 前記第二の演出は、遊技者によって選択可能な演出の一つである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
あるいは反対に、前記第二の演出は、遊技者によって選択不能な演出であってもよい。
また、
『 楽曲を出力可能な音出力手段[例えば、スピーカ120]を備え、
前記演出手段は、表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]であり、
前記表示手段は、楽曲表示を表示可能な手段[例えば、図178(イ15−1)の曲名表示部MNや同図(イ16)〜同図(イ18)等]であり、
前記楽曲表示とは、前記音出力手段によって出力される楽曲に関する表示[例えば、曲名や歌詞の表示]のことであり、
前記第一の演出とは、第一の楽曲表示[例えば、「メガ ギガ サマー」]のことであり、
前記第二の演出とは、第二の楽曲表示[例えば、「轟けDREAM」]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出とは、第二のアイコン[例えば、ナビキャラクタYMのアイコン]が第三の表示態様[例えば、デフォルトの表示態様]で表示される演出のことであり、
前記第二の演出とは、前記第二のアイコンが第四の表示態様[例えば、白色点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色の着物を着た殿様の表示態様]で表示される演出のことであり、
前記第二のアイコンは、連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合[例えば、図175(アa1)〜同図(アa2)の場合]があるアイコンであり、
前記第三の表示態様と前記第四の表示態様が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「跨いで」とは、図柄の停止表示の期間(変動停止期間)を間に挟むことである。また、前記第二のアイコンは、図柄変動表示の表示中に継続して表示されるアイコンであってもよいし、途中で一旦消えるアイコンであってもよい。また、図柄の停止表示の表示中も、継続して表示されるアイコンであってもよいし、途中で一旦消えるアイコンであってもよいし、あるいは該停止表示の表示中は消え続けているアイコンであってもよい。
また、
『 前記演出手段は、表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]であり、
前記表示手段は、複数種類のアイコンを表示可能な手段であり、
前記複数種類のアイコンのうちの一の種類のアイコンは、第一のアイコンであり、
前記複数種類のアイコンのうちの一の種類のアイコンは、第二のアイコンであり、
前記複数種類のアイコンのうちの一の種類のアイコンは、第三のアイコンであり、
前記第一のアイコンとは、実行中の図柄変動表示に関するアイコン(以下、「変動アイコン」という。)のこと[例えば、変動アイコンh0]であり、
前記第二のアイコンとは、連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合があるアイコン[例えば、ナビキャラクタYMのアイコン]のことであり、
前記第三のアイコンとは、保留球数に応じたアイコン(以下、「保留アイコン」という。)のこと[例えば、保留アイコンh11]であり、
前記第二のアイコンは、前記変動アイコンとは異なるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、前記保留アイコンとも異なるアイコンであり、
前記変動アイコンは、前記表示手段におけるアイコン表示領域[例えば、保留アイコン表示領域HISと変動アイコン表示領域CISと演出アイコン表示領域DISを有する保留枠UIのうちの変動アイコン表示領域CIS]に表示される場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、前記アイコン表示領域[例えば、保留枠UIのうちの演出アイコン表示領域DIS]に表示される場合があるアイコンであり、
前記保留アイコンは、前記アイコン表示領域[例えば、保留枠UIのうちの保留アイコン表示領域HIS]に表示される場合があるアイコンであり、
前記第一の演出とは、前記アイコン表示領域が第一の態様[例えば、「保留枠D」]で表示される演出のことであり、
前記第二の演出とは、前記アイコン表示領域が第二の態様[例えば、「保留枠R」]で表示される演出のことであり、
前記第一の態様と前記第二の態様が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記アイコン表示領域は、領域アイコンが表示されている領域であってもよいし、保留枠が表示されている領域であってもよいし、ユーザインタフェース(UI)が表示されている領域であってもよい。なお、領域アイコンは、土台アイコンであってもよいし、ステージアイコンであってもよいし、枠アイコン等であってもよい。また、領域アイコンは複数のアイコンからなるものであってもよい。また、前記アイコン表示領域は、保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域、第二のアイコン(たとえば、ナビキャラクタアイコン)表示領域を含む領域であってもよい。
また、前記第三の演出は、前記アイコン表示領域の態様を切り換える演出であってもよい。また、前記第三の演出は、前記アイコン表示領域に前側から重なる表示が表示される演出であってもよい。
また、
『 前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出は、第四の演出であり、
前記第四の演出とは、前記第三の演出が実行される前に該第三の演出が実行されることについての予告演出[例えば、図170に示すテロップ表示trp]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第三の演出は、実行中の図柄変動表示における大当りについての予告演出[例えば、宝箱アイコンの色による通常予告の演出、番長のキャラクタC11による大当り確定(または、大当り濃厚)予告]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第三の演出は、先読み予告の演出[例えば、宝箱アイコンの色による先読み予告の演出]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、上記で装飾図柄の変動表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の変動表示であってもよく、装飾図柄の停止表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の停止表示であってもよい。
また、上記で「〜場合がある」とは、「必ず〜する」、「必ず〜される」、あるいは「必ず〜になる」等に置き換えてもよく、上記で「○○可能」とは、「必ず○○する」に置き換えてもよい。
また、以上説明した、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等に適用してもよい。すなわち、適用させることを妨げる要因がない限りは、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等の記載それぞれにのみ含まれている構成要件を他の、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等に適用しても、一つのまとまりのある技術的思想として成り立つ。
続いて、図193〜図243を用いて、本発明に適用することができる他の遊技台(例えば、パチンコ機等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。なお、図193〜図243に示す符号は、原則として図193〜図243を用いた説明にのみ用いることとし、重複する符号が他の図面に示されている場合であっても、図193〜図243を用いた説明では図193〜図243に示す符号を優先する。
なお、技術的思想としては、図193〜図243に示す技術的思想を、図1〜図105、図108〜図192、図251〜図265に示す技術的思想に適用することは可能であり、またその逆に、図1〜図105、図108〜図192、図251〜図265に示す技術的思想を、図193〜図243に示す技術的思想に適用することも可能である。その際、同じ符号を付しているもの同士は、同じ構成要素として取り扱える場合があり、置換することができる場合もある。
まず、図193を用いて、本実施の形態によるパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状からなる木製の枠部材である。本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きでかつ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。なお、前面枠扉106には、開口部116にガラス製または樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する不図示の前面枠扉開放センサを備える。
また、前面枠扉106は、開口部116よりも下方の部位に、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能でかつ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図193では図示せず)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、設定者(例えば、遊技者、遊技店員)の操作によって各種設定等が可能な設定操作部137と、カードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部(図示せず)と、を備える。また、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
設定操作部137は、設定者による押下が可能な押ボタン式のスイッチとして、確定(OK)ボタンと、確定ボタンの上方に位置する上ボタンと、確定ボタンの下方に位置する下ボタンと、確定ボタンの右方に位置する右ボタンと、確定ボタンの左方に位置する左ボタンと、右ボタンのさらに右方に位置するキャンセル(C)ボタンとを備えている。また設定操作部137は、各ボタンのそれぞれの押下を検出する操作部センサを備えている。本例の設定操作部137は、各ボタンおよび操作部センサが一体化したユニット構造を有している。設定操作部137の各ボタンのうち少なくとも1つは、所定条件が成立したときの遊技者の操作によって各種演出装置206(図195参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタンとして機能するようになっていてもよい。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。
図194は、図193のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させるとともに、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローのいずれか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローのいずれか他方の信号を払出制御部600(図196参照)へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158と、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成するとともにパチンコ機100から出力される音量を遊技店員の操作によって調整するロータリー式の音量調整スイッチ161を備える第1副基板160を収納する第1副基板ケース162と、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166と、遊技球の払出しに関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172と、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176と、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184と、払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインタフェース部186と、パチンコ機100の情報を外部のホールコンピュータ等に出力するために主基板156や第1副基板160等とホールコンピュータ等との間を中継する中継基板188と、を配設している。
主基板156、第1副基板160および第2副基板164等は機種毎に変更する必要があるため遊技盤200の背面に備えられており、払出基板170、発射基板174および電源基板182等は複数機種で共通的に使用されるため外枠102に備えられている。
図195は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
図195に示す遊技盤200はいわゆる右打ち機の遊技盤である。この遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。一般的に知られる右打ち機の遊技盤においては、遊技者の操作によって、遊技球を打ち出す強さを変化させることで、後述する普図始動口228および第2特図始動口232と、第1特図始動口230とに分けることができる。具体的には、遊技領域124に対し、遊技釘238等の配設により、第一特図始動口230が備えられた第1の領域(遊技領域における左側)を転動する遊技球は第2特図始動口232への入球が困難又は不可能に構成され、その逆に第2特図始動口232が備えられた第2の領域(遊技領域における右側)を転動する遊技球は第1特図始動口230への入球が困難又は不可能に構成されている。なお、本発明は、右打ち機の遊技盤を備えたパチンコ機100に限って適用されるものではなく、広く一般の遊技盤を備えたパチンコ機に適用することができる。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206では、3つの装飾図柄表示装置が横に並べられている。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われる。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さも短い。ただし、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれの表示画面が、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面より小さければよく、幅方向の長さや高さは図195に示す態様に限定されるものではない。また、図195に示す第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、同じく図195に示す第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの右端辺部分の前面側に重なっている。この図195に示す第2装飾図柄表示装置208Mの位置が、第2装飾図柄表示装置208Mの初期位置であってもよい。また、図195に示す第3装飾図柄表示208Nの位置が、第3装飾図柄表示装置208Nの初期位置であってもよい。ただし、第2装飾図柄表示装置208Mの初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lとは部分的にも重ならず、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた位置(第1装飾図柄表示装置208Lから向かって左側に離れた位置)であってもよい。また、第3装飾図柄表示装置208Mの初期位置も、第1装飾図柄表示装置208Lとは重ならず、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた位置(第1装飾図柄表示装置208Lから向かって右側に離れた位置)であってもよい。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に沿って、互いに接離する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。さらに、装飾図柄表示装置の数について限定はなく、装飾図柄表示装置が、1つしか備えられていないパチンコ機であってもよく、2つしか備えられていないパチンコ機であってもよく、4つ以上備えられているパチンコ機であってもよい。また、複数の装飾図柄表示装置の位置関係も図195に示す位置関係に限定されるものではない。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板が配置されており、遊技者は導光板を介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板は、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板の側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。例えば、導光板には所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板は光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板が可動するものであってもよい。また、導光板は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。
3つの装飾図柄表示装置208L〜Mの下方には、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。演出装置206についは後述する。
3つの装飾図柄表示装置208L〜Mは、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、ここでは液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分けて見ることができ、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lとして液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、図柄表示手段である。なお、第1装飾図柄表示装置208Lに表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、第1装飾図柄表示装置208Lも、図柄表示手段の一種である。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、中央可変入賞口234と、右側可変入賞口235を配設している。
一般入賞口226は、遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。以下、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ場合がある。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、ここでは遊技盤200の右側に1つ配設している。このため、普図始動口228は、右打ちすることによって遊技球の進入が期待される。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図194に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、普図始動口228の下側に1つだけ配設している。すなわち、第2特図始動口232は、遊技盤200の右側に設けられており、右打ちすることによって入球が期待される。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
図193に示すパチンコ機100には、可変入賞口が2つ設けられている。遊技盤200の中央に設けられた中央可変入賞口234(第1の可変入賞口に相当)は、第1特図始動口230の下に配置されている。また、遊技盤200の右側に設けられた右側可変入賞口235(第2の可変入賞口に相当)は、第2特図始動口232の下に配置されており、右打ちすることによって入球が期待される。いずれの可変入賞口234,235も、入賞開口と、ソレノイドによってその入賞開口を開閉自在な扉部材2341,2351とを備えている。入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234,235はアタッカと呼ばれることがある。中央可変入賞口234は、非電サポ状態で大当りした場合の大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、その大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。右側可変入賞口235は、電サポ状態で大当りした場合の大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、その大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。すなわち、いずれの可変入賞口234,235も、所定の第1の開閉状態(ここでは閉状態)およびその第1の開閉状態よりも遊技球の入賞が容易な第2の開閉状態(ここでは開状態)のうちの一方から他方に開閉状態を変化可能な可変入賞手段であり、非電サポ状態で特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212が大当り図柄を停止表示した場合には、中央可変入賞口234の扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。一方、電サポ状態で特図変動遊技に当選して第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合には、右側可変入賞口235の扉部材2351が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。なお、いずれの可変入賞口234,235においても、閉状態は必ずしも完全に閉塞した状態である必要はなく、少し開いていても、遊技球の入球が不可能あるいは困難な状態であればよい。中央可変入賞口234あるいは右側可変入賞口235への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、中央可変入賞口234に入球した球も、右側可変入賞口235に入球した球も、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
以上説明した、普図始動口228、第1特図始動口230、第2特図始動口232、中央可変入賞口234、および右側可変入賞口235の配置によれば、電サポ状態では、右打ちが遊技者にとって有利になる打ち方であり、非電サポ状態では、左打ちが遊技者にとって有利になる打ち方である。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、中央可変入賞口234、右側可変入賞口235)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設している。また、演出装置206の背面側には、上述した3つの装飾図柄表示装置208L〜Nを配設している。すなわち、演出装置206において、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nは、ワープ装置242、およびステージ244の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nを完全に開いた状態(全開状態)では、遊技者は第1装飾図柄表示装置208Lの表示の一部又は全部を視認可能である。また、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、第1装飾図柄表示装置208Lに表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。また、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nが完全に閉まった状態(全閉状態)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおける図柄表示領域208a〜208cに表示された装飾図柄の全てを遮蔽する。したがって、演出表示手段である第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、第1装飾図柄表示装置208Lの遮蔽手段でもあり、演出可動手段でもある。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
さらに、演出可動手段として、ここでは不図示の家紋役物224E(図206等参照)が用意されている。家紋役物224Eは、第1装飾図柄表示装置208Lよりも下方の初期位置に配置されている。家紋役物224Eは、動作を開始すると、初期位置から第1装飾図柄表示装置208Lよりも前側に上昇してきて、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前側(遊技者側)から重なる。この家紋役物224Eは、初期位置にある状態では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前側から重なった状態よりも、遊技者から視認しにくい状態にある。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
なお、第1装飾図柄表示装置208L〜第3装飾図柄表示装置208Nのいずれかの装飾図柄表示装置で第4図柄を表示するようにしてもよいし、別途、専用の第4図柄ランプ等の表示手段を設けてもよい。
<制御部>
次に、図196を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
ここでは、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500はそれぞれ別の回路基板からなるものであるが、これら3つの制御部(300,400,500)は、共通の一つの回路基板からなるものであってもよいし、第1副制御部400と第2副制御部500が、主制御部300の回路基板とは別の共通の一つの回路基板からなるものであってもよい。したがって、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500それぞれを制御手段(例えば、主制御手段(300)、第1副制御手段(400)、第2副制御手段(500))ととらえることもできるし、これら3つの制御部(300,400,500)を併せた一つのものを制御手段ととらえることもできるし、主制御部300を第一の制御手段とし、第1副制御部400および第2副制御部500を併せた一つのものを第二の制御手段ととらえることもできる。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を導出する乱数値生成回路318(この回路には2つの乱数値生成回路を内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサ等の扉開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材2321や中央可変入賞口234の扉部材2341や右側可変入賞口235の扉部材2351等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
乱数値生成回路318は、基本回路302で使用する乱数値を生成する。この乱数値生成回路318における乱数の生成には、大別するとカウンタモードと乱数モードとの2種類の方法がある。カウンタモードでは、所定の時間間隔でカウントアップ(ダウン)する数値を取得して、その数値を乱数として導出する。乱数モードには、さらに2つの方法がある。乱数モードにおける一つ目の方法は、乱数の種を用いて所定関数(例えばモジュラス関数)による演算を行い、この演算結果を乱数として導出する。二つ目の方法は、0〜65535の範囲の数値がランダムに配列された乱数テーブルから数値を読み出し、その読み出した数値を乱数として導出する。
乱数値生成回路318では、各種センサ320からセンサ回路322に入力される信号に重畳しているホワイトノイズを利用して不規則な値を取得する。乱数値生成回路318は、こうして取得した値を、カウンタモードでカウントアップ(ダウン)させるカウンタの初期値として用いたり、乱数の種として用いたり、あるいは乱数テーブルの読み出し開始位置を決定する際に用いる。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第1特図始動口230に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第2特図始動口232に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。主制御部300と払出制御部600は、電源投入時には通信確認コマンドの送受信を行っており、常時は主制御部300は払出数を送信し、払出制御部600はエラー情報を送信しており、両者は双方向の通信が可能となっている。一方、主制御部300と第1副制御部400の情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、各種演出データ等が記憶されたROM406が接続されている。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nの駆動制御を行うための駆動回路432と、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれの現在位置を検出する位置検出センサ430と、チャンスボタン136が押下されたことを検出するための検出部710と、位置検出センサ430やチャンスボタン136の検出部710や設定操作部137の操作を検出する設定操作部センサ425からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nそれぞれに画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、各種の可動手段(八代役物224Fa、将軍役物224Fb、家紋役物224E)の駆動制御を行うための駆動回路516と、各種の可動手段224Fa,224Fb,224Eの現在位置を検出するための各種可動手段センサ424と、各種可動手段センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、を接続している。さらに、基本回路502には、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
なお、図193に示すパチンコ機100では、第1副制御部400が3つの装飾図柄表示装置208L〜Nそれぞれの画像表示制御を行い、第2副制御部500が各種の可動手段224Fa,224Fb,224Eの制御を行っているが、第2副制御部500が3つの装飾図柄表示装置208L〜Nそれぞれの画像表示制御を行い、第1副制御部400が各種の可動手段224Fa,224Fb,224Eの制御を行ってもよいし、いずれか一方の副制御部が、両方の制御を行ってもよい。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
また、払出制御部600には、扉開放センサ609の検出信号が入力され、払出制御部600から主制御部300に、扉開放コマンドを送信する。また、払出エラーがあったとき等にも、払出制御部600から主制御部300に、エラーコマンドを送信する。
なお、扉開放コマンドについては、払出制御部600を介さずに、扉開放センサ609の検出信号を主制御部300に直接入力するようにしてもよいし、払出制御部600を中継基盤として使用して、扉開放センサ609から扉開放コマンドを主制御部300に送信するようにしてもよい。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、ここでは、電源制御部660から払出制御部600と第1副制御部400に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。例えば、主制御部300は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400に所定電圧が供給された後に、電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、第1副制御部400から所定電圧が供給されるようにしてもよい。発射制御部630は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、第1副制御部400など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、払出制御部600など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400は電源制御部660からほぼ同時に所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、主制御部300および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。主制御部300は、払出制御部600および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、払出制御部600および主制御部300の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。
また、第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400と、ほぼ同時に電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400の全部、または1以上の制御部よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。
遊技機設置営業店に設けられた島設備では、100Vの交流電源を24Vの電圧に降圧し、パチンコ機100には24Vの交流電流が供給される。24Vの交流電流は、主制御部300の電源制御部660によって、12Vの直流電圧に変換される。主制御部300には、図196では図示省略したが電圧変換回路も設けられており、12Vの直流電流は、その電圧変換回路で所定電圧(ここでは5V)にさらに降圧され、所定電圧(5V)の直流電流が主制御部300の基本回路302に設けられたCPU304に供給される。また、電源制御部660によって12Vの電圧に変換された直流電流は、主制御部300の電圧監視回路338や起動信号出力回路340にも供給される。電圧監視回路338は、12Vの供給電流の電圧値が所定の値(この例では9V)未満に低下すると、低電圧信号を基本回路302のI/Oポート310に出力する。したがって、電圧監視回路338は、電源制御部660と電圧監視回路338を結ぶ、12Vの直流電流が流れる電源ラインの電圧値を監視していることになり、この電源ラインが所定の電源ラインの一例に相当する。なお、低電圧信号をCPU304に直接入力するようにしてもよい。また、電源管理部660は、入力された24Vの交流電流をそのまま出力したり、あるいは36Vの直流電流に変換して出力したりもする。さらに、主制御部300のCPU304には、電圧変換回路とは異なる回路を経由して動作電圧(ここでは5V)の電流が供給されてもよい。
また、起動信号出力回路340は、電源投入によって電源制御部660から供給された直流電流の電圧値が、CPU304が動作可能な電圧値にまで達すると、起動信号を出力する。さらに、WDT314がタイムアウトになった場合、CPU304にはWDT314からリセット信号が出力される。WDT3141がタイムアウトになった場合としては、プログラムミスによる暴走した状態や、落雷や不正行為等に起因する電圧降下によりCPU304が本来設計した動作を行うことができなくなった場合等がある。なお、図193に示すパチンコ機100では、WDT3141に、初期値として32.8msに相当する数値が設定されている。起動信号出力回路340からの起動信号と、WDT3141からのリセット信号は、共通の信号線によってCPU304に入力されるが、それぞれ専用線によって入力されるようにしてもよい。ここで説明した、起動信号出力回路340から出力される起動信号や、WDT314から出力されるリセット信号が、所定の起動信号の一例に相当する。
電源が遮断され即座に復帰した瞬停の場合、すなわち電源スイッチ178をオンすることなく自動復帰した場合には、停電圧信号が出力されるとともにWDT3141がタイムアウトになり、主制御部300ではリセット処理が実行される。このリセット処理では、まず、実行されるリセット動作が、システムリセット動作か否か判定される。基本回路302で実行されるリセット動作には、システムリセット動作とユーザリセット動作の2つがある。ここで、システムリセット動作を実行する場合には、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。続いて、セキュリティチェック処理が実行される。セキュリティチェック処理では、ユーザプログラムを基に計算された認証コードが正しいか否か再計算を行う。認証コードが正しい場合には、延長処理が実行される。延長処理における延長時間は固定時間であってもよいし、固定時間にランダムに選択されたランダム時間を加えた時間であってもよい。延長処理が終了すると、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。一方、ユーザリセット動作を実行する場合にも、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。ただし、乱数生成回路318を制御するレジスタの値はリセット前の状態が維持される。その後、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。
次に、図197(a)〜(d)を用いて、パチンコ機100の特図1表示装置212、特図2表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。図197(a)は特図1の停止図柄態様の一例を示したものであり、図197(b)は特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、特図1表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、特図2表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が本実施形態にいう図柄の変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、特図1表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、特図2表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示するまでが本実施形態にいう図柄変動停止表示の一例に相当し、以下、この「特図1または2の変動表示」を開始してから特図1または2の停止図柄態様を停止表示するまでの一連の表示を図柄変動停止表示と称する。図柄変動停止表示は複数回、連続して行われることがある。
図197(a)には、特図1の図柄変動停止表示における停止図柄態様として「特図A」〜「特図G」の7種類の特図が示されている。図197(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当り図柄であり、「特図B」は7R特別大当り図柄であり、「特図C」は7R大当り図柄である。本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定およびラウンド数の決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、大当り遊技の終了後の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態(以下、「特図確変」または単に「確変」という場合がある)と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当り遊技終了後、7R特別大当り遊技終了後および7R大当り遊技終了後にはいずれも時短状態(電サポ状態)に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態のことを普図高確率状態(以下、「普図確変」という場合がある)と称し、時短状態でない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当り図柄である「特図A」および7R特別大当り図柄である「特図B」は、大当り遊技の終了後に特図高確率普図高確率状態となる図柄であり、7R大当り図柄である「特図C」は、大当り遊技の終了後に特図低確率普図高確率状態となる図柄である。これらの「特図A」、「特図B」および「特図C」は、遊技者に対する有利度が相対的に大きくなる図柄である。
「特図D」は突然確変と称される2R大当り図柄であり、大当り遊技の終了後に特図高確率普図高確率状態となる図柄である。すなわち、15Rである「特図A」および7Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は潜伏確変または隠れ確変と称される2R大当り図柄である。後述するように、特図低確率普図低確率状態で「特図E」が停止表示された場合には大当り遊技(開放時間100ms×2R)終了後に特図高確率普図低確率状態(いわゆる潜伏確変状態)に移行し、特図低確率普図低確率状態以外の状態で「特図E」が停止表示された場合には大当り遊技(開放時間29000ms×2R)終了後に特図高確率普図高確率状態に移行する(図203(a)、(b)参照)。すなわち「特図E」は、停止表示されたときの遊技状態(本例では、特図低確率普図低確率状態であるか否か)によって大当り遊技中の動作およびその後に移行する遊技状態が異なる図柄である。
「特図F」は小当り図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。また、「特図G」ははずれ図柄であり、遊技者に対する有利度が相対的に小さくなる図柄である。
図197(b)には、特図2の図柄変動停止表示における停止図柄態様として「特図a」〜「特図d」の4種類の特図が示されている。「特図a」は15R特別大当り図柄であり、「特図b」は7R特別大当り図柄であり、「特図c」は7R大当り図柄であり、「特図d」ははずれ図柄である。本実施の形態では、特図1の停止図柄態様として「特図A」〜「特図G」の7種類の特図(このうち5種類が大当り)が用いられるのに対して、特図2の停止図柄態様としては「特図a」〜「特図d」の4種類の特図(このうち3種類が大当り)が用いられる。このように構成することにより、大当りとなる確率、および大当りのうち確変となる確率を変更せずに、特図1と特図2の有利度に差を設けることができる場合がある。本例では、特図1の大当りには出玉のほとんど得られない突然確変や潜伏確変が含まれているのに対し、特図2の大当りには突然確変や潜伏確変が含まれていないため、特図2の有利度は特図1の有利度よりも高くなっている。
図197(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。「装飾1」〜「装飾9」および「装飾10」は、それぞれ数字の「1」〜「9」および「0」を表している。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・→「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。
そして、「特図A」の15R特別大当り、「特図B」の7R特別大当り、「特図C」の7R大当り、「特図a」の15R特別大当り、「特図b」の7R特別大当り、「特図c」の7R大当りを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当り、「特図a」の15R特別大当りを明示的に報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の潜伏確変(隠れ確変)と称される2R大当り、あるいは「特図F」の小当りを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。「特図D」の突然確変と称される2R大当りを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。一方、「特図G」、「特図d」のはずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに図197(c)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
図197(d)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」および「普図B」と、はずれ図柄である「普図C」の3種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」または「特図B」を停止表示し、普図変動遊技のはずれを報知する場合には「普図C」を停止表示する。図197(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
次に、図198を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って主制御部メイン処理を実行する。
まずステップS101では、初期設定1を行う。初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可および初期値の設定等を行う。なお、本実施の形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS101の次のステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。ステップS103の次のステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書込みを許可する設定等を行う。
ステップS107の次のステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。具体的には、最初に、電源基板182に設けたRWMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。
ステップS111では、復電処理を行う。この復電処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、主制御部300のRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるコマンド設定送信処理(ステップS233)において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるコマンド設定送信処理(ステップS233)において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113の次のステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数値、普図乱数値、特図1乱数値、および特図2乱数値をそれぞれ生成するための4つの乱数カウンタの初期値を生成するための4つの初期値生成用乱数カウンタと、普図変動時間決定用乱数値、および特図変動時間決定用乱数値それぞれを生成するための2つの乱数カウンタとを更新する。例えば、普図変動時間決定用乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図変動時間決定用乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。なお、初期値生成用乱数カウンタは、後述する基本乱数初期値更新処理(ステップS207)でも更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、ステップS115の処理を繰り返し実行する。
次に、図199を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。主制御部300は、所定の周期(本例では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
まずステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。ステップS201の次のステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本例では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本例では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS203の次のステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述の前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサ、各種の球検出センサを含む各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、ステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施の形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。
主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施の形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。ステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施の形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、235、特図1始動口230、および特図2始動口232への入球、または普図始動口228での通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234、235やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。
また、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施の形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS205の次のステップS207では基本乱数初期値更新処理を行い、その次のステップS209では基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値、普図乱数値、特図1乱数値、および特図2乱数値をそれぞれ生成するための4つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合には、それぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。
例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットするとともに、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、普図乱数値生成用の乱数カウンタ、特図1乱数値生成用の乱数カウンタおよび特図2乱数値生成用の乱数カウンタがそれぞれ1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。なお、本実施の形態では特図1乱数値を取得するためのカウンタと特図2乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けたが、同一のカウンタを用いてもよい。
ステップS209の次のステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS211の次のステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普図表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、特図1表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、特図2表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS213の次のステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、234、235や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
ステップS215の次のステップS217では、入賞受付処理を行う。この入賞受付処理では、特図1始動口230、特図2始動口232、普図始動口228および可変入賞口234、235への入賞があったか否かを判定する。ここでは、ステップS205における入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。
特図1始動口230へ入賞があった場合かつRAM308に設けた対応する特図1保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路(ハード乱数回路)318の特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶された値に所定の加工を施して生成した特図1当選乱数値を取得するとともに、RAM308に設けた特図1乱数値生成用乱数カウンタから特図1乱数値を取得して特図1乱数値記憶領域に取得順に格納する。特図1乱数値記憶領域内の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組は、特図1保留数記憶領域に記憶された特図1保留数と同数分だけ格納される。特図1乱数値記憶領域内では、特図1保留数が1つ減るごとに保留順位が最上位(最先)の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータが消去されるとともに、残余の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータの保留順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1保留数が1つ増えるごとに、保留順位が最下位(最後)の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータの次の保留順位に新たな特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータが書き込まれる。
特図2始動口232へ入賞があった場合かつRAM308に設けた対応する特図2保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路318の特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶された値に所定の加工を施して生成した特図2当選乱数値を取得するとともに、RAM308に設けた特図2乱数値生成用乱数カウンタから特図2乱数値を取得して特図2乱数値記憶領域に取得順に格納する。特図2乱数値記憶領域内の特図2当選乱数値および特図2乱数値の組は、特図2保留数記憶領域に記憶された特図2保留数と同数分だけ格納される。特図2乱数値記憶領域内では、特図2保留数が1つ減るごとに保留順位が最上位の特図2当選乱数値および特図2乱数値の組のデータが消去されるとともに、残余の特図2当選乱数値および特図2乱数値の組のデータの保留順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2保留数が1つ増えるごとに、保留順位が最下位の特図2当選乱数値および特図2乱数値の組のデータの次の保留順位に新たな特図2当選乱数値および特図2乱数値の組のデータが書き込まれる。
また、特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)または特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を新たに取得した場合には、当該始動情報を用いて特図先読み処理を実行する。特図先読み処理の詳細については後述する。
普図始動口228へ入賞があった場合かつRAM308に設けた対応する普図保留数記憶領域が満タンでない場合、普図当選乱数値生成用乱数カウンタから値を普図当選乱数値として取得し、RAM308に設けた普図乱数値生成用乱数カウンタから普図乱数値を取得して普図乱数値記憶領域に取得順に格納する。普図乱数値記憶領域内の普図当選乱数値および普図乱数値の組は、普図保留数記憶領域に記憶された普図保留数と同数分だけ格納される。普図乱数値記憶領域内では、普図保留数が1つ減るごとに保留順位が最上位(最先)の普図当選乱数値および普図乱数値の組のデータが消去されるとともに、残余の普図当選乱数値および普図乱数値の組のデータの保留順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、普図保留数が1つ増えるごとに、保留順位が最下位(最後)の普図当選乱数値および普図乱数値の組のデータの次の保留順位に新たな普図当選乱数値および普図乱数値の組のデータが書き込まれる。可変入賞口234へ入賞があった場合には、可変入賞口234用の入賞記憶領域に、可変入賞口234に球が入球したことを示す情報を格納する。可変入賞口235へ入賞があった場合には、可変入賞口235用の入賞記憶領域に、可変入賞口235に球が入球したことを示す情報を格納する。
ステップS217の次のステップS219では、払出要求数送信処理を行う。なお、払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は、例えば1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS219の次のステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普図表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、普図当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、普図当りフラグがオフの場合には、はずれ図柄の表示態様となるように普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普図表示装置210は、当り図柄(図197(d)に示す普図Aまたは普図B)およびはずれ図柄(図197(d)に示す普図C)いずれか一の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、普図当りフラグがオンにされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、特図2始動口232の羽根部材232aの開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、羽根部材232aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500ms)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がはずれであれば、普図当りフラグがオフにされる。この普図当りフラグがオフの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および特図2始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、かつ、保留している普図変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、普図乱数値記憶領域内の最先の普図当選乱数値および普図乱数値の組を用いて実行される。
主制御部300は、普図乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から普図始動情報(普図当選乱数値および普図乱数値の組)を取得し、取得した普図始動情報内の普図当選乱数値およびRAM308内の普図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブル(後述する図201(a)、(b)参照)を用いて当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した普図始動情報内の普図乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された普図決定用テーブル(図201(c)に示す当り時動作テーブル参照)を用いて普図の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、取得した普図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブル(例えば、不図示のタイマ番号選択テーブル)を用いて普図の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行い、変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。
主制御部300は、普図乱数値記憶領域から最先の普図始動情報を取り出した後、当該最先の普図始動情報を普図乱数値記憶領域から消去するとともに、普図保留数記憶領域の普図保留数を1減算する。このとき、普図乱数値記憶領域から取り出した普図始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している普図始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
主制御部300は、当否判定結果が当り(当選)の場合にはRAM308に設けた普図当りフラグをオンに設定し、不当選の場合には普図当りフラグをオフに設定する。
次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理では、特図2の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、7R大当りフラグ、2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグ等のフラグが用意されている。これらのフラグは、後述する特図2関連抽選処理において、決定した停止図柄に基づいてオンまたはオフに設定される。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、例えば、15R大当りフラグがオンの場合には図197(b)に示す特図a、7R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグがオンの場合には特図b、7R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグがオフの場合には特図c、はずれフラグがオンの場合には特図dそれぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、特図a〜特図dのいずれか一つの図柄の確定表示を行う。
さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)その表示を維持するために、RAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。また、RAM308に設けられた確変回数記憶部に記憶された確変回数が1以上であれば、その確変回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動フラグをオフにする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、大当りフラグがオンにされる。大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するために、RAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234、235に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234、235の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234、235の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本実施の形態では、特図2の場合は15ラウンドまたは7ラウンド、特図1の場合は15ラウンド、7ラウンドまたは2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するために、RAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。
ここにいう時短とは、大当り遊技を終了してから、次の大当り遊技を開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態(普図確変)である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材232aの1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材232aは多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延のいずれかが設定される状態を電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態という。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234、235に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図2始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
また、特図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた確変回数記憶部に確変回数(例えば、10000回)をセットする。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。
さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。ただし、本例では特図1の停止図柄態様が特図2の停止図柄態様と異なるため、特図1変動表示時間が経過したタイミング(特図1表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図1状態更新処理については特図2状態更新処理と異なる。上記タイミングで開始する特図1状態更新処理では、例えば、15R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグがオンの場合には図197(a)に示す特図A、7R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグがオンの場合には特図B、7R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグがオフの場合には特図C、2R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグがオン、普図確率変動フラグがオンの場合には特図D、2R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグがオン、普図確率変動フラグがオフの場合には特図E、小当りフラグがオンの場合には特図F、はずれフラグがオンの場合には特図Gそれぞれの態様となるように、特図1表示装置212を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図1停止表示中であることを表す設定を行う。上記タイミングで開始する特図1状態更新処理においてこの制御を行うことで、特図1表示装置212は、特図A〜特図Gのいずれか一つの図柄の確定表示を行う。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。特図2関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図2変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図2乱数値記憶領域内の最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値を用いて実行される。特図1関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図1変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図1乱数値記憶領域内の最先の特図1当選乱数値および特図1乱数値を用いて実行される。
これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が1以上の場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の当否判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。本実施の形態では、有利度の高い特図変動遊技(本例では特図2変動遊技)が有利度の低い特図変動遊技(本例では特図1変動遊技)よりも優先して行われる。このため、遊技状態の有利度に差を持たせ易くなる場合がある。
ステップS229の特図2関連抽選処理の場合には、主制御部300は、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブル(後述する図202(a)〜(d)参照)を用いて大当りとするか、小当り(本例では小当りは特図1でのみ選択され得る)とするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した特図2始動情報内の特図2乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された特図決定用テーブル(図203(a)、図204(a)に示す図柄振分けテーブル参照)を用いて特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、当該当否判定時の特図2保留数、取得した特図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブル(例えば、不図示のタイマ番号選択テーブル)を用いて特図2の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行う。
主制御部300は、特図2乱数値記憶領域から最先の特図2始動情報を取り出した後、当該最先の特図2始動情報を特図2乱数値記憶領域から消去するとともに、特図2保留数記憶領域の特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している特図2始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様にして行われる。
以上の説明では、有利度の高い特図2変動遊技が有利度の低い特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、有利度の低い特図1変動遊技が有利度の高い特図2変動遊技よりも優先して開始され、特図1の保留が特図2の保留よりも優先して消化される特図1優先変動であってもよい。また、特図2変動遊技および特図1変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口に入賞した順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。始動口入賞順変動では、保留の上限数が特図1および特図2に関わらず8つになるため、特図1および特図2のそれぞれにおいて保留の上限数が4つとなる優先変動と比較して、保留数の実質的な上限を上げることができる場合がある。
また以上の説明では、一方の特図の状態に応じて他方の特図の保留に関する抽選処理や変動遊技を行わないものとしたが、これに限定されるものではなく、前述の特図状態更新処理および特図関連抽選処理を特図1および特図2でそれぞれ独立して行うことで、複数の特図を同時に変動させるように構成してもよい。また、このように複数の特図を同時に変動させる場合には、装飾図柄表示装置208にそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の領域を設けるか、またはそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の装飾図柄表示装置を設けて、それぞれの抽選結果を別箇に表示してもよいし、1の領域で複数の特図の抽選結果を表示するように構成していてもよい。また、複数の特図に関する変動が同時に行われている場合に、先に変動を停止した特図の抽選結果が後に変動を停止する特図の抽選結果に影響を与えてもよい。
ステップS231の次のステップS233では、コマンド設定送信処理を行う。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施の形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、先読み結果情報コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。また、本実施形態ではコマンド種別として、普図に関する図柄変動開始コマンドや図柄変動停止コマンドも含まれている。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が特図の図柄変動開始(回転開始)コマンドの場合であればコマンドデータに、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグなどの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止(回転停止)コマンドの場合であれば、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを示す情報を含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口230への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、可変入賞口234、235への入賞の有無などを示す情報を含む。先読み結果情報コマンドの場合であれば、特図1および特図2の種別、後述する先読み数記憶領域に記憶された先読み数、先読み結果記憶部に記憶された停止図柄等を示す情報をコマンドデータに含む。
また、コマンド種別が普図の図柄変動開始(回転開始)コマンドの場合であればコマンドデータに、普図当りフラグ、普図はずれフラグ、普図確率変動フラグなどの値、普図関連抽選処理で決定した停止図柄や変動時間に関する情報を含み、普図の図柄変動停止(回転停止)コマンドの場合であれば、普図当りフラグ、普図はずれフラグ、普図確率変動フラグの値などを示す情報を含むようにしている。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグなどの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。
上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS233の次のステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS235の次のステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視する。前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合には、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して特図2始動口232や、可変入賞口234、235の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報をI/O310の出力ポートを介して払出制御部600に出力する。
ステップS237の次のステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図198に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、図198に示す主制御部メイン処理に復帰する。
図200(a)は、入賞受付処理(ステップS217)で実行される特図先読み処理の流れの一例を示すフローチャートである。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報(新たに取得した始動情報)を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図200(b)〜(e)参照)に記憶する。
ここで、RAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
またRAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加したか否かを判定する(ステップS301)。特図2の始動情報が増加したか否かの判定は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加したと判定し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判定する。特図2の始動情報が増加したと判定した場合にはステップS303に進み、特図2の始動情報が増加していないと判定した場合にはステップS307に進む。
ステップS303では、増加した特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に、特図2乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図2始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS303の次のステップS305では、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、ステップS307の処理に移行する。
ステップS307では、主制御部300は、特図1の始動情報が増加したか否かを判定する。特図1の始動情報が増加したか否かの判定は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加したと判定した場合にはステップS309に進み、特図1の始動情報が増加していないと判定した場合には特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理の入賞受付処理(ステップS217)に復帰する。
ステップS309では、RAM308内の各種フラグに基づいて、非電サポ中であるか否かを判定する。非電サポ中であると判定した場合にはステップS311に進み、非電サポ中でない(電サポ中である)と判定した場合にはステップS315に進む。なお、本例では非電サポ中であるか否かを判定しているが、特図1先読み予告報知の実行条件を満たしているか否かをステップS309で判定するようにしてもよい。例えば特図1先読み予告報知の実行条件としては、非電サポ中であること以外に、大当り遊技中でないこと等の条件が含まれる。
ステップS311では、増加した特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に、特図1乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図1始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS311の次のステップS313では、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理の入賞受付処理(ステップS217)に復帰する。
ステップS315では、増加した特図1始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を、停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理の入賞受付処理(ステップS217)に復帰する。
本実施の形態では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、上述のコマンド設定送信処理(ステップS233)において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
また、本実施の形態では、増加した特図2の始動情報については必ず先読みを実行し、増加した特図1の始動情報については電サポ中を除き必ず先読みを実行するようになっているが、増加した特図1および特図2の始動情報を先読みするか否かを抽選で決定するようにしてもよい。あるいは、主制御部300から先読み結果を受信した第1副制御部400において、例えば保留毎に先読み報知を実行するか否かを抽選で決定するようにしてもよい。また、遊技状態(例えば、非電サポ中であるか否か)等に関わらず、始動情報が増加した場合には必ず先読みを実行して先読み結果を先読み結果記憶部に記憶するとともに、該先読み結果を第1副制御部400に送信するように構成し、該先読み結果を用いた抽選および演出を実行するか否かを該第1副制御部400が判断するように構成してもよい。
図200(b)〜(e)は、RAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。図200(b)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図200(b)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図200(b)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図G」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」には停止図柄情報として「特図G」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留3」には停止図柄情報として「特図F」(小当り)が記憶され、記憶領域「保留4」には停止図柄情報として「特図A」(15R特別大当り)が記憶されている。
図200(c)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図200(c)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図200(c)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図d」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、図200(c)では、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
図200(d)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。図200(d)に示すように、記憶領域「保留1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
図200(e)に示すように、特図1用先読み結果記憶部の各記憶領域のそれぞれには、停止図柄情報ではなく、特図1変動遊技の変動時間を示す「タイマ番号」が先読み結果として記憶されていてもよい。図200(e)に示す例において、記憶領域「保留1」にはタイマ番号情報として「タイマ3」が記憶され、記憶領域「保留2」にはタイマ番号情報として「タイマ5」が記憶され、記憶領域「保留3」と「保留4」には、タイマ番号情報が記憶されていない。なお、図200(e)では、タイマ番号情報が記憶されていない状態を「なし」と表記している。また、特図1用先読み結果記憶部の各記憶領域にタイマ番号情報が記憶される場合には、タイマ番号を当否結果と対応するように設定してもよい。
以上の説明では、停止図柄やタイマ番号を事前判定し、停止図柄情報やタイマ番号情報を先読み結果記憶部に記憶する例を挙げたが、当否判定結果等を事前判定し、それらの情報を先読み結果記憶部に記憶するとともに、先読み結果情報として第1副制御部400に送信するようにしてもよい。
次に、本実施の形態によるパチンコ機100の主制御部300で用いられる各種テーブルについて説明する。図201〜図204に示す各種テーブルは、例えば、主制御部300のROM306に記憶されている。
図201(a)、(b)は、普図関連抽選処理(ステップS223)で当否判定を行う際に用いられる当否判定用テーブルの一例を示している。図201(a)、(b)に示す当否判定用テーブルは、「普図確率」、「乱数範囲」、「当否結果」の各項目で構成されている。「普図確率」の項目は、当否判定時の普図確率(普図低確率または普図高確率)を示している。「乱数範囲」の項目は、取得した普図当選乱数値と比較される数値範囲を示している。ここで、本例の普図当選乱数値のとり得る範囲は0〜99(数値範囲の幅は100)である。
図201(a)に示す当否判定用テーブルは、当否判定時の普図確率が低確率である場合に用いられる普図用の当否判定用テーブルである。図201(a)に示すように、この当否判定用テーブルが用いられた場合、当りの確率は1/100(つまり、1%)となり、はずれの確率は99/100となる。
図201(b)に示す当否判定用テーブルは、当否判定時の普図確率が高確率である場合に用いられる普図用の当否判定用テーブルである。図201(b)に示すように、この当否判定用テーブルが用いられた場合、当りの確率は約100/100(つまり、100%)となり、はずれの確率は0%となる。この当否判定用テーブルを図201(a)に示す当否判定用テーブルと比較すると、当りの確率は100倍である。このように普図高確率状態(時短作動時)においては、当りのみが選択されるように設計してもよい。また、時短作動時にはずれの確率が0%より高くなるようにしてもよいが、時短作動時は、時短未作動時(普図低確率状態)よりも当りが選択される確率は高くする。
図201(c)は、普図用の図柄振分けおよび当り時動作のテーブルを示している。テーブル中の「振分け」欄の数値は、普図関連抽選処理(ステップS223)において停止図柄を決定する際に普図乱数値と比較される、図柄毎の乱数範囲の振分け率(すなわち各図柄の選択確率に等しい)を示している。図201(c)に示すように、普図変動遊技の当否判定結果が当りである場合における各当り図柄の振分け率は、普図Aが50%であり、普図Bも50%である。普図A、Bは、普図変動遊技後に電チュー開放動作が実行される図柄である。なお、当否判定結果がはずれの場合に選択されるはずれ図柄は普図Cの一つだけなので、はずれの場合は普図Cが100%の確率で選択される。普図Cが選択された場合には普図変動遊技後に電チュー開放動作は実行されない。
図201(c)に示すように、普図Aが停止表示された後に特図2始動口(電チュー)232の開放動作が実行される。普図Aの停止表示時の遊技状態が時短未作動時には、電チュー232の羽根部材232aは最初に100msの間だけ開放し、次いで5000〜10000msの間だけ閉鎖し、次に5400msの間だけ開放する。普図Aの停止表示時の遊技状態が時短作動時には、電チュー232の羽根部材232aは最初に1800msの間だけ開放し、次いで2000ms程度の間だけ閉鎖し、再び1800msの間だけ開放し、次いで2000ms程度の間だけ閉鎖し、再び1800msの間だけ開放する。
また、図201(c)に示すように、普図Bが停止表示された後に特図2始動口(電チュー)232の開放動作が実行される。普図Bの停止表示時の遊技状態が時短未作動時には、電チュー232の羽根部材232aは1回だけ100msの間だけ開放する。普図Bの停止表示時の遊技状態が時短作動時には、電チュー232の羽根部材232aは最初に2400msの間だけ開放し、次いで2000ms程度の間だけ閉鎖し、次いで1450msの間だけ開放し、再び2000ms程度の間だけ閉鎖し、再び1450msの間だけ開放する。
図202(a)〜(d)は、特図2関連抽選処理(ステップS229)または特図1関連抽選処理(ステップS231)で当否判定を行う際に用いられる当否判定用テーブルの例を示している。図202(a)〜(d)に示す当否判定用テーブルは、「特図確率」、「乱数範囲」、「当否判定結果」の各項目で構成されている。「特図確率」の項目は、当否判定時の特図確率(特図低確率または特図高確率)を示している。「乱数範囲」の項目は、取得した特図2当選乱数値または特図1当選乱数値と比較される数値範囲を示している。ここで、本例の特図2当選乱数値および特図1当選乱数値のとり得る範囲はいずれも0〜65535(数値範囲の幅は65536)である。
図202(a)に示す当否判定用テーブルは、当否判定時の特図確率が低確率である場合に用いられる特図1用の当否判定用テーブルである。図202(a)に示すように、この当否判定用テーブルが用いられた場合、大当りの確率は約1/299(=219/65536)となり、小当りの確率は約1/399(=165/65536)となる。
図202(b)に示す当否判定用テーブルは、当否判定時の特図確率が高確率である場合に用いられる特図1用の当否判定用テーブルである。図202(b)に示すように、この当否判定用テーブルが用いられた場合、大当りの確率は約1/30(=2185/65536)となり、小当りの確率は約1/399となる。この当否判定用テーブルを図202(a)に示す当否判定用テーブルと比較すると、大当りの確率は約10倍であり、小当りの確率は同一である。
図202(c)に示す当否判定用テーブルは、当否判定時の特図確率が低確率である場合に用いられる特図2用の当否判定用テーブルである。図202(c)に示すように、この当否判定用テーブルが用いられた場合、大当りの確率は約1/299となり、小当りの確率は0となる。
図202(d)に示す当否判定用テーブルは、当否判定時の特図確率が高確率である場合に用いられる特図2用の当否判定用テーブルである。図202(d)に示すように、この当否判定用テーブルが用いられた場合、大当りの確率は約1/30となり、小当りの確率は0となる。この当否判定用テーブルを図202(c)に示す当否判定用テーブルと比較すると、大当りの確率は約10倍である。
図203(a)は、特図1用の図柄振分けテーブルを示している。テーブル中の「振分け」欄の数値は、特図1関連抽選処理(ステップS231)において停止図柄を決定する際に特図1乱数値と比較される、図柄毎の乱数範囲の振分け率(すなわち各図柄の選択確率に等しい)を示している。図203(a)に示すように、特図1変動遊技の当否判定結果が大当りである場合における各大当り図柄の振分け率は、特図A(15R特別大当り)が30%であり、特図B(7R特別大当り)が25%であり、特図C(7R大当り)が25%であり、特図D(突然確変大当り)が10%であり、特図E(潜伏確変大当り)が10%である。特図Cを除く特図A、B、D、Eは、大当り遊技終了後に確変が作動する図柄である。特図1変動遊技の大当りにおける確変大当り(特図A、B、D、E)の割合、すなわち確変確率は75%である。
特図A、B、Dは、当否判定時(図柄停止表示時)の遊技状態(特図高確率、特図低確率、普図高確率(時短作動時)、普図低確率(時短未作動時))に関わらず、大当り遊技終了後に時短(時短回数設定なし)が作動する図柄である。特図Cは、当否判定時の遊技状態に関わらず、大当り遊技終了後に時短(時短回数100回)が作動する図柄である。特図Eは、当否判定時の遊技状態が特図高確率状態または普図高確率状態であるときに限り、大当り遊技終了後に時短が作動する図柄である。すなわち、特図低確率普図低確率状態で特図Eが停止表示された場合には、大当り遊技終了後に時短が作動しない。例えば、特図低確率普図低確率状態から特図Eが大当り図柄として複数回連続して停止表示された場合には、1回目の停止表示後には時短が作動しない(特図高確率普図低確率状態となる)が、2回目以降の停止表示後には時短が作動する(特図高確率普図高確率状態となる)。特図1変動遊技の大当りにおいて時短が付与される確率は、特図低確率普図低確率状態で90%、それ以外の遊技状態で100%である。
本例では、特図1変動遊技における小当り図柄およびはずれ図柄はそれぞれ1種類のみである。したがって、特図1変動遊技の当否判定結果が小当りである場合には、特図1乱数値に関わらず100%の確率で特図Fが選択され、特図1変動遊技の当否判定結果がはずれである場合には、特図1乱数値に関わらず100%の確率で特図Gが選択される。ただし、小当り図柄やはずれ図柄は大当り図柄と同様にそれぞれ複数種類備えられ、特図1乱数値を用いた抽選により決定されるようにしてもよい。
図203(b)は、特図1の各図柄における大当り時動作の例を示している。図203(b)に示すように、特図Aが停止表示された後の大当り遊技では、アタッカの開放が1Rあたり29000msで15R行われる。同様に、特図Bまたは特図Cが停止表示された後の大当り遊技では、アタッカの開放が1Rあたり29000msで7R行われ、特図Dが停止表示された後の大当り遊技では、アタッカの開放が1Rあたり29000msで2R行われる。
特図Eについては、図柄停止表示時の遊技状態によって大当り遊技の動作が異なる。特図低確率普図低確率状態で特図Eが停止表示された後の大当り遊技では、アタッカの開放が1Rあたり100msで2R行われる。この大当り遊技では、開放時間が短いため遊技球の入球が困難である。一方、特図低確率普図低確率状態以外の遊技状態で特図Eが停止表示された後の大当り遊技では、1Rあたり29000msで2R行われる。この大当り遊技では、開放時間が比較的長いため遊技球の入球が容易である。
特図Fが停止表示された後の小当り遊技では、1回の開放契機において、100msのアタッカ開放が2回行われる。すなわち、特図低確率普図低確率状態で特図Eが停止表示された後の大当り遊技と、特図Fが停止表示された後の小当り遊技とでは、アタッカが同じように動作する。
図204(a)は、特図2用の図柄振分けテーブルを示している。テーブル中の「振分け」欄の数値は、特図2関連抽選処理(ステップS229)において停止図柄を決定する際に特図2乱数値と比較される、図柄毎の乱数範囲の振分け率(すなわち各図柄の選択確率に等しい)を示している。図204(a)に示すように、特図2変動遊技の当否判定結果が大当りである場合における各大当り図柄の振分け率は、特図a(15R特別大当り)が70%であり、特図b(7R特別大当り)が5%であり、特図c(7R大当り)が25%である。特図a、bは、大当り遊技終了後に確変が作動する図柄である。特図2変動遊技の大当りにおける確変大当り(特図a、b)の割合、すなわち確変確率は、特図1変動遊技の確変確率と同じ75%である。
特図a、bは、当否判定時(図柄停止表示時)の遊技状態(特図高確率、特図低確率、普図高確率(時短作動時)、普図低確率(時短未作動時))に関わらず、大当り遊技終了後に時短(時短回数設定なし)が作動する図柄である。特図cは、当否判定時の遊技状態に関わらず、大当り遊技終了後に時短(時短回数100回)が作動する図柄である。特図2変動遊技の大当りにおいて時短が付与される確率は、遊技状態に関わらず100%である。
本例では、特図2変動遊技におけるはずれ図柄は1種類のみである。したがって、特図2変動遊技の当否判定結果がはずれである場合には、特図2乱数値に関わらず100%の確率で特図dが選択される。ただし、はずれ図柄は大当り図柄と同様にそれぞれ複数種類備えられ、特図2乱数値を用いた抽選により決定されるようにしてもよい。
図204(b)は、特図2の各図柄における大当り時動作の例を示している。図204(b)に示すように、特図aが停止表示された後の大当り遊技では、アタッカの開放が1Rあたり29000msで15R行われ、特図bまたは特図cが停止表示された後の大当り遊技では、アタッカの開放が1Rあたり29000msで7R行われる。
図203および図204に示すように、特図2は、特図1と比較して時短が付与される確率が高く、アタッカの開放時間が長い(またはR数が多い)。したがって、特図2は特図1よりも有利度が高いと考えることができる。
次に、図205および図206を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。図205(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理の流れを示すフローチャートである。まず、図205(a)のステップS401では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS401で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS401の次のステップS403では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS405の処理に移行する。ステップS405では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS405の次のステップS407では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS407の次のステップS409では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS407で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。演出制御処理で実行される種々の処理のうち電チューロング開放演出については図206を用いて後述する。
ステップS409の次のステップS411では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、チャンスボタン136の押下を検出していた場合、ステップS409で更新した演出データをチャンスボタン136の押下に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS411の次のステップS413では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。
ステップS413の次のステップS415では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS415の次のステップS417では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS417の次のステップS419では、シャッタ制御処理を行う。シャッタ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS419の次のステップS421では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS403に戻る。
図205(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)の流れを示すフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS501では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図205(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS601では、第1副制御部メイン処理のステップS403において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS403において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS601の次のステップS603では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS421)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図205(d)は、第1副制御部メイン処理の画像制御処理(ステップS413)の流れを示すフローチャートである。ステップS701では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP434は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS701の次のステップS703では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS705に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS705では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS701でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434は、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS705の次のステップS707では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS707の次のステップS709では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS711に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS711では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
図206(a)は、第1副制御部400でのメイン処理の演出制御処理で実行される電チューロング開放演出処理の流れを示している。図206(b)は、装飾図柄表示装置208での電チューロング開放演出の一例を示している。電チューロング開放演出とは、普図変動遊技中に実行可能な演出であり、普図変動遊技に当選して特図2始動口(電チュー)232が長時間および/または複数回開放(以下、ロング開放と称する場合がある)するか否かを煽る演出のことである。なお、普図変動停止後も普図停止図柄に基づいて電チューロング開放演出(例えば、「電チュー開放中!」のような報知演出)を継続するようにしてもよい。
図206(a)に示す電チューロング開放演出処理は、図205(a)の第1副制御部400のメイン処理のコマンド処理(ステップS407)において、主制御部300から普図の図柄変動開始(回転開始)コマンドを受信している場合に実行される。
第1副制御部400は、まず、電チューロング開放演出の実行を規制する電チューロング開放演出実行規制フラグがオフか否かを判断する(ステップS801)。第1副制御部400は、RAM408内の所定領域に格納された電チューロング開放演出実行規制フラグの値を参照して、電チューロング開放演出の実行が規制されているか否かを判断する。例えば、装飾図柄表示装置208の画像表示領域全面が真っ黒となる表示暗転中では電チューロング開放演出を実行しても遊技者は当該演出を視認できず電チューロング開放演出の効果が得られない。そこでこのような場合は、表示暗転中の特図変動遊技の当否判定結果に基づく演出に基づいて電チューロング開放演出実行規制フラグはオンにされる。また、装飾図柄表示装置208の画像表示領域全面が暗転表示中でなく、普図変動遊技の変動時間が電チューロング開放演出を実行するのに十分な長さであるような場合には、遊技者を楽しませることができる電チューロング開放演出を実行可能である。そこでこのような場合は、特図変動遊技の当否判定結果に基づく演出やデモ演出に基づいて電チューロング開放演出実行規制フラグはオフにされる。
ステップS801で電チューロング開放演出実行規制フラグがオンの場合、第1副制御部400は電チューロング開放演出の実行が規制されていると判断して、電チューロング開放演出の規制のためのその他の制御処理を実行して本処理を終了してメイン処理の演出制御処理(ステップS409)に戻る。
ステップS801で電チューロング開放演出実行規制フラグがオフの場合、第1副制御部400は電チューロング開放演出を実行可能と判断してステップS803に進み、普図の図柄変動開始(回転開始)コマンドのコマンドデータから普図当りフラグおよび普図はずれフラグに関する情報を参照して、当該普図変動遊技の当否判定結果が当りか否かを判断する。
第1副制御部400は、ステップS803で当該普図変動遊技の当否判定結果が当りであると判断すると、ステップS805に進み、普図の図柄変動開始(回転開始)コマンドのコマンドデータから普図停止図柄に関する情報を参照して、当該普図変動遊技の停止図柄が普図Aであるか否かを判断する。
第1副制御部400は、ステップS805で当該普図変動遊技の停止図柄が普図Aであると判断するとステップS807に進み、演出種別が「成功パターン」の演出を選択して電チューロング開放演出として設定する。次いで、第1副制御部400は、ステップS809に移行して、「成功パターン」に基づく電チューロング開放演出のためのその他の制御処理を実行して本処理を終了してメイン処理の演出制御処理(ステップS409)に戻る。
第1副制御部400は、ステップS805で当該普図変動遊技の停止図柄が普図Aでないと判断するとステップS811に進み、演出種別が「失敗パターンA」の演出を選択して電チューロング開放演出として設定する。次いで、第1副制御部400は、ステップS809に移行して、「失敗パターンA」に基づく電チューロング開放演出のためのその他の制御処理を実行して本処理を終了してメイン処理の演出制御処理(ステップS409)に戻る。
第1副制御部400は、ステップS803で当該普図変動遊技の当否判定結果が当りでないと判断すると、ステップS815に進み、電チューロング開放偽(ガセ)演出実行抽選処理を実行する。電チューロング開放偽演出実行抽選処理では、RAM408内に設けた電チューロング開放偽演出実行抽選用乱数カウンタから乱数値を取り出して、ROM406内に格納してある電チューロング開放偽演出実行抽選テーブルを用いて当該乱数値が当りに該当するか否かの当否判定を行う。
第1副制御部400は、ステップS815の当否判定の結果に基づき、電チューロング開放偽演出を実行するか否かを判断する(ステップS817)。
第1副制御部400は、ステップS817で電チューロング開放偽演出を実行すると判断するとステップS821に進み、演出種別が「失敗パターンB」の演出を選択して電チューロング開放演出として設定する。次いで、第1副制御部400は、ステップS809に移行して、「失敗パターンB」に基づく電チューロング開放演出のためのその他の制御処理を実行して本処理を終了してメイン処理の演出制御処理(ステップS409)に戻る。
第1副制御部400は、ステップS817で電チューロング開放偽演出を実行しないと判断すると、電チューロング開放演出を実行しないためのその他の制御処理を実行して本処理を終了してメイン処理の演出制御処理(ステップS409)に戻る。
図206に示す電チューロング開放演出の処理では、電チューロング開放演出実行規制フラグがオフの場合には、当りであれば必ず電チューロング開放演出が行われるものとしているが、当りであってもはずれ時と同様に実行抽選を行い、抽選が当選した場合にのみ演出を実行するように構成してもよい。また、本例では、電チューが短時間開放(ショート開放)の当り(普図B)では「失敗パターンA」の演出を設定し、電チューが開放しないはずれ(普図C)では「失敗パターンB」の演出を設定しているが、当り(普図B)とはずれ(普図C)とで同様の演出を行ってもよい。
図206(b)は、電チューロング開放演出の一例を示している。図206(b)は、装飾図柄表示装置208の画像表示領域で実行されている表示演出を示している。画像表示領域全面が演出表示領域208dとなって例えば「陸ステージ」という名称の背景演出が実行されている。背景演出の前面では、左中右図柄表示領域208a、208b、208cで「装飾1」から「装飾10」が順次上から下に移動する装飾図柄の変動表示(図中、下向きの矢印で示す)が実行されている。演出表示領域208d内の左下側には変動アイコン表示領域aが配置され、自動車を模した絵柄の変動アイコンが表示されている。変動アイコン表示領域aの右側には特図の保留を表示する特図保留表示領域cが配置され、自動車を模した絵柄の保留アイコンbが表示されている。演出表示領域208d内の右下側には電チューロング開放演出領域dが配置されている。不図示の普図表示装置210で普図変動遊技が開始され、電チューロング開放演出の実行が規制されておらず、電チューロング開放演出領域dで電チューロング開放演出が実行されている。電チューロング開放演出として、「お助けチャンス抽せん中」の表示とともに、武士のキャラクタが抽選機を操作している画像が表示されて、普図変動遊技に当選して特図2始動口232がロング開放するかもしれないと遊技者に期待させる煽り演出が実行されている。図206(b)に示すように、電チューロング開放演出により右図柄表示領域208cの一部が隠されている。また、特図保留表示領域cの右側領域も一部が隠されている。このように、電チューロング開放演出が装飾図柄の変動表示の少なくとも一部を確認困難にすることもあれば、装飾図柄の変動表示が電チューロング開放演出の少なくとも一部を確認困難にする場合があってもよい。
次に、図207を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。図207(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図207(a)のステップS901では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS901で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS901の次のステップS903では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS905の処理に移行する。ステップS905では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS905の次のステップS907では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS907の次のステップS909では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS907で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS909の次のステップS911では、ランプ制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS911の次のステップS913では、可動体制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの演出可動体(224Fa,224Fb,224E)への命令がある場合には、この命令を駆動回路516に出力する。その後、ステップS903に戻る。
図207(b)は、第2副制御部500のCPU504が実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS1001では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図207(c)は、第2副制御部500のCPU504が実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。タイマ割込処理のステップS1101では、第2副制御部メイン処理のステップS903において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS903において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS1101の次のステップS1103では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、本実施の形態のパチンコ機100において実行される演出の具体例について図208〜図228を用いて説明する。まず、図208〜図228に示すパチンコ機100の構成について図208(a)を参照しつつ説明する。本実施の形態によるパチンコ機100は、上述したように、図195に示す、第1装飾図柄表示装置208Lと、第2装飾図柄表示装置208Mと、第3装飾図柄表示装置208Nとを表示手段として有している。以下、これまでの説明と重複する点もあるが説明する。
第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、第1装飾図柄表示装置208Lと同様に、図195に示す遊技盤200の演出装置206内に配置されている。第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域よりも小さい表示領域であって、縦長長方形状の表示領域を有している。第1装飾図柄表示装置208Lをメイン表示装置とするなら、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置に相当するといえる。本実施の形態では、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nとして液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
ここで、第1装飾図柄表示装置208Lと、第2装飾図柄表示装置208Mと、第3装飾図柄表示装置208Nとの位置関係について説明する。これ以降、パチンコ機100を例えば島設備に設置した場合に、当該パチンコ機100と対面する遊技者側を「前」(前方、前側等)とし、その逆を「後」(後、後側)とする。また、パチンコ機100を例えば島設備に設置した場合に、遊技者から見て鉛直上方を「上」(上方、上側、上部、上端等)とし、その逆を「下」(下方、下側、下部、下端等)とする。また、パチンコ機100を例えば島設備に設置した場合に、遊技者から見て水平左方を「左」(左方、左側、左端等)とし、その逆を「右」(右方、右側、右端等)とする。
第1装飾図柄表示装置208Lは、図195に示す演出装置206内の略中央に配置され、第2装飾図柄表示装置208Mは、第1装飾図柄表示装置208Lの左方に配置され、第3装飾図柄表示装置208Nは、第1装飾図柄表示装置208Lの右方に配置されている。第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前方に配置されている。第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nの前後方向の位置は同じ位置である。第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nは、例えば、ステッピングモータ等で駆動されて、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面前方であって当該表示画面に平行な平面内を左右方向に移動可能である。図208(a)に示す状態では、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nは、初期位置に位置しており、前後方向に見て第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nの一部が第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域の左右端の一部に重なっている。
第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの表示制御は、図196に示す第1副制御部400により実行される。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの表示制御を実行する制御部(例えば、液晶制御部)を別に設けてもよい。
図208(a)に示す例では、第1装飾図柄表示装置208Lの図柄表示領域208a〜208cに「装飾7−装飾7−装飾1」が停止表示されている。図208〜図228において、装飾柄は、長方形状の枠表示に囲まれて表示される。奇数の装飾図柄(「装飾1」、「装飾3」、「装飾5」、「装飾7」、「装飾9」)を囲む枠表示内の表示色は赤色であり、偶数の装飾図柄(「装飾2」、「装飾4」、「装飾6」、「装飾8」、「装飾10」)を囲む枠表示内の表示色は青色である。パチンコ機100は、図柄表示領域208a〜208cに表示する3つの装飾図柄を囲む枠表示内を赤色または青色で表示することにより、特図変動遊技の当否を所定の大当り信頼度(期待度)で先読み予告を実行することが可能である。図208(a)で示す例では、「装飾7−装飾7−装飾1」をそれぞれ囲む枠表示内は、赤色(図208〜図228では格子状ハッチングで示す)で表示されている。3つの装飾図柄を囲む枠表示内が赤色で表示される先読み予告の表示は、赤色のチャンス目の先読み予告の表示である。チャンス目の先読み予告における大当り信頼度は、青色より赤色の方が高く設定されている。なお、パチンコ機100は、装飾図柄自体を赤色または青色で表示してチャンス目の先読み予告を実行してもよい。
第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域下部中央には、変動アイコン表示領域eが設けられている。変動アイコン表示領域e内に表示された円柱状のステージ(台座画像)の上面上に載置されるように変動アイコンが表示される。変動アイコンは、保留が消化されて特図変動遊技が開始されると変動アイコン表示領域e内に表示されるアイコンである。変動アイコンの態様(表示態様)を変化させることにより、当該特図変動遊技の当否を所定の大当り信頼度で当該変動の予告を実行することが可能である。図208(a)に示す例では、白色(図208〜図228ではドットハッチングで示す)円形の態様で変動アイコンe1が表示されている。白色円形の態様は、デフォルトの態様であって、複数の態様のうちの最も大当り信頼度が低い態様である。
変動アイコン表示領域eの左方には特図1保留アイコン表示領域fが設けられている。特図1保留アイコン表示領域fには、特図1の保留数に応じた数の特図1の保留アイコンが表示可能である。パチンコ機100は、特図1保留アイコン表示領域fに特図1の保留アイコンの個数によって特図1変動遊技の保留数を報知することが可能であるとともに、各保留アイコンの態様によって当該保留に係る特図1変動遊技の当否を所定の大当り信頼度で先読み予告を実行することが可能である。特図1保留アイコン表示領域fは、右から左に向かって、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域の4つの領域に大まかに分かれている。第1領域〜第4領域の各領域下部には、特図1の保留アイコンの表示位置を示す楕円形状のステージ(台座画像)が表示されている。第1〜第4の各領域は、それぞれ1番目〜4番目の保留順位に対応している。第1領域には最先の(最も過去に記憶された)保留に対応する特図1の保留アイコンが表示され、同様に第2〜第4領域には2〜4番目の保留に対応する特図1の保留アイコンがそれぞれ表示される。図208(a)に示す例では、特図1の保留数が2個であり、特図1保留アイコン表示領域fの第1領域、第2領域に保留アイコンf1、f2がそれぞれ表示されている。保留アイコンf1、f2は、台座画像上端部にオーバーラップして表示されている。また、保留アイコンf1、f2は、白色円形の態様で表示されている。白色円形の態様はデフォルトの態様であって、複数の態様のうちの最も大当り信頼度が低い態様である。なお、特図1先読み結果が「未判定」である保留に対応する特図1保留アイコンをデフォルトの態様で表示してもよい。この場合のデフォルトの態様の信頼度は設定されていない。
図208(a)に示すように、保留アイコンは、変動アイコンよりも小さい表示サイズで表示される。これにより、保留アイコンと変動アイコンとの識別が容易になる場合がある。
図208(a)に示すように、変動アイコン表示領域eの右方には特図2保留アイコン表示領域gが設けられている。特図2保留アイコン表示領域gには、特図2の保留数に応じた数の特図2の保留アイコンが表示可能である。特図2保留アイコン表示領域gでは、特図2の保留アイコンの個数によって特図2変動遊技の保留数を報知することが可能であるとともに、各保留アイコンの態様によって当該保留に係る特図2変動遊技の当否を所定の大当り信頼度で先読み予告報知をすることが可能である。図208(a)に示す例では、特図2の保留数は0であるので、特図2保留アイコン表示領域gには特図2の保留アイコンが表示されていない。特図2の保留数が0である場合には、図208(a)に示すように、特図2保留アイコン表示領域gの一部にオーバーラップするように横長長方形状の表示領域hが設けられる。表示領域hには、遊技の仕方や演出内容の解説やキャラクタの説明などのチュートリアル表示や予告表示を文字画像で表示可能である。
第2装飾図柄表示装置208Mの表示領域の上部には第五図柄が表示されている。第五図柄は、左図柄、中図柄、および右図柄の3つの図柄を組み合わせて表示される。特図1または特図2変動遊技の実行中は、第五図柄の左中右の各図柄が「1」→「2」→「3」→・・・→「9」→「0」→「1」→・・・の順番で切り替わる第五図柄の変動表示が実行される。各図において、第五図柄の変動表示は下向きの矢印で表している。第五図柄では、左図柄、中図柄および右図柄の3つの図柄が停止表示されて特図変動遊技の当否判定結果を報知することが可能である。
第2装飾図柄表示装置208Mの表示領域の下部には、横長長方形状の枠画像が表示され、当該枠画像内には、現在の演出ステージについての情報が表示されている。図208(a)に示す例では、演出ステージが城下町ステージであるので、当該枠画像内には、「城下町」の文字列画像が表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nの表示領域の左上部には、特図の保留数を示す数字が表示される。左方に表示される数字は特図1の保留数を示し、右方に表示される数字は特図2の保留数を示している。図208(a)に示す例では、特図1の保留数は2であり、特図2の保留数は0であるので、第3装飾図柄表示装置208Nの表示領域の左上部には「2」と「0」の数字が表示されている。
また、図208(a)に示すように、本実施例によるパチンコ機100は、八代役物224Faと、将軍役物224Fbとを有している。八代役物224Fa、将軍役物224Fbは、図195に示す演出装置206内に配置されている。八代役物224Faは、第1装飾図柄表示装置208Lの左上方に配置され、将軍役物224Fbは、第1装飾図柄表示装置208Lの右上方に配置されており、八代役物224Faの右端は、将軍役物224Fbの左端に隣接して配置されている。八代役物224Fa、将軍役物224Fbの前後方向の位置は、同じであって、第1装飾図柄表示装置208Lの前側である。八代役物224Faは、パチンコ機100の機種名等の一部(本例では、「八代」)が表記された横長長方形状の平板を有しており、将軍役物224Fbは、パチンコ機100の機種名等の一部(本例では、「将軍」)が表記された横長長方形状の平板を有している。また、八代役物224Fa、将軍役物224Fbは、フルカラーLEDを有しており、複数色に発光可能である。図208(a)に示す状態では、八代役物224Fa、将軍役物224Fbは、白色(図208〜図228ではドットハッチングで示す)に発光している。
八代役物224Fa、将軍役物224Fbは、例えば、ステッピングモータ等で駆動されて、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面前方であって当該表示画面に平行な平面内を上下方向に移動可能である。図208(a)に示す状態では、八代役物224Fa、将軍役物224Fbは、初期位置に位置している。
また、図208(a)に示すように、本実施例によるパチンコ機100は、家紋役物224Eを有している。家紋役物224Eは、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に配置されている。家紋役物224Eは、図195に示す演出装置206内に配置されている。家紋役物224Eの前後方向の位置は、第1装飾図柄表示装置208Lの前側である。家紋役物224Eは、家紋の模様が表記された円形状の平板を有している。また、家紋役物224Eは、フルカラーLEDを有しており、複数色に発光可能である。図208(a)に示す状態では、家紋役物224Eは、青色(図208〜図228では右上がりハッチングで示す)に発光している。
家紋役物224Eは、例えば、ステッピングモータ等で駆動されて、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面前方であって当該表示画面に平行な平面内を上下方向に移動可能である。図208(a)に示す状態では、家紋役物224Eは、初期位置に位置している。
八代役物224Fa、将軍役物224Fb、および家紋役物224Eの駆動制御(移動制御)は図196に示す第2副制御部500により実行される。八代役物224Fa、将軍役物224Fb、および家紋役物224Eに設けられたLEDの発光制御は図196に示す第2副制御部500により実行される。
また、図208(a)およびそれ以降の各図では、一点鎖線で区切った紙面上の領域にパチンコ機100の構成のうち実施例の説明に必要な構成を抜き出して図示している。図208(a)およびそれ以降の各図に示すように、図中左上方にスピーカ120を模式的に図示し、図中左下方にチャンスボタン136と、第2チャンスボタン等の操作ボタン710とを模式的に図示し、図中右上方に第四図柄ランプi1、i2を模式的に図示している。スピーカ120からは遊技中において所定のBGM(バックグラウンドミュージック)が出力されている。操作ボタン710は、前面枠扉106の前面側に配置された遊技者が操作可能な操作手段である。第四図柄ランプi1、i2は、第四図柄を報知するランプである。第四図柄は、特図変動遊技が実行中であるか否かを示す図柄である。第四図柄ランプi1は、正方形状の外観形状を有しており、特図1用の第四図柄を報知する。第四図柄ランプi2は、円形状の外観形状を有しており、特図2用の第四図柄を報知する。第四図柄ランプi1は、特図1変動遊技の実行中には点灯時に白色となる点滅をし、特図1変動遊技の非実行中には消灯する。同様に、第四図柄ランプi2は、特図2変動遊技の実行中には点灯時にとなる点滅をし、特図2変動遊技の非実行中には消灯する。なお、第四図柄は、第1装飾図柄表示装置208Lや第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208N等の表示装置で表示されてもよい。
(実施例1)
次に、図208(a)〜(r)を用いて、本実施の形態の実施例1によるパチンコ機100の演出例について説明する。図208(a)〜(r)は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図208(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。第1装飾図柄表示装置208Lの図柄表示領域208a〜208cには、特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであったことを示す、はずれの場合の図柄組合せ「装飾7−装飾7−装飾1」が停止表示(確定表示、本停止表示)されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、「7−7−1」組み合わせの第五図柄が停止表示されている。「装飾7−装飾7−装飾1」の各装飾図柄を囲む枠表示内は赤色で表示されており、赤色のチャンス目の先読み予告が実行されている。本実施例では、チャンス目の先読み予告の実行中には、表示領域hに「同色図柄の停止は・・・」の文字列画像が表示され、チャンス目の先読み予告が実行されていることが示唆されている。本例において、チャンス目の先読み予告の対象は、特図1の保留2である。
図208(a)に示す時点では、特図1の保留数が2であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域fに保留アイコンf1、f2が表示され、特図2保留アイコン表示領域gに保留アイコンが表示されておらず、第3装飾図柄表示装置208Nには「2」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンf1、f2の態様は、白色円形である。また、変動アイコン表示領域eには、変動アイコンe1が表示されている。変動アイコンe1の態様は、白色円形である。
また、本実施例において、演出ステージは城下町ステージが設定されている。第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nには、城下町ステージに対応する城下町の背景画像が表示されている。第2装飾図柄表示装置208Mの表示領域下部には、「城下町」の文字列画像が表示され、現在の演出ステージ名が報知されている。
図208(b)は、変動アイコンe1が消去された状態を示している。本実施例では、変動アイコンは、装飾図柄、第四図柄および第五図柄の停止表示中に消去される。なお、変動アイコンe1は、装飾図柄の変動表示の終了と同時に消去されてもよいし、第四図柄および第五図柄の変動停止と同時に消去されてもよいし、次の装飾図柄の変動表示の開始と同時に消去されてもよい。
図208(c)は、不図示の特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、第四図柄、および第五図柄の変動表示が開始された状態を示している。図208(c)において、第1装飾図柄表示装置208La〜208cの図柄表示領域208a〜208cに図示する下向きの白抜き矢印は遊技者が装飾図柄を認識可能な程度の速さで変動表示が表示されている状態を表している。また、当該特図1変動遊技の開始に伴い、保留アイコン減少アニメーションが実行され、特図1保留アイコン表示領域fの第1領域に表示されていた保留アイコンf1が変動アイコンe2となって変動アイコン表示領域eに移動し、特図1保留アイコン表示領域fの第2領域に表示されていた保留アイコンf2が特図1保留アイコン表示領域fの第1領域に移動する。図中の矢印のそれぞれは、変動アイコンe2の軌跡と、保留アイコンf2の軌跡を表している。図208(c)に示す時点では、保留アイコン減少アニメーションは終了しており、変動アイコンe2、および保留アイコンf2の移動は完了している。
また、当該特図1変動遊技の開始に伴って、表示領域hにおいてチュートリアル表示が開始されている。本例では、表示領域hに「保留変化でチャンス」という文字列画像が表示されている。
図208(d)は、特図1変動遊技が実行されている状態を示している。図208(d)において、第1装飾図柄表示装置208Lの図柄表示領域208a〜208cに図示する下向きの白抜き矢印は遊技者が装飾図柄を認識不可能な程度の速さで変動表示が表示されている状態を表している。装飾図柄の変動表示は、開始当初は、低速の変動表示で表示され、変動開始から所定時間経過後に高速の変動表示で表示される。
図208(e)は、変化予告表示が表示開始された状態を示している。本実施例の変化予告表示jは、宝箱の絵柄であり、第2装飾図柄表示装置208Mの表示領域左端から徐々に右下方に移動する態様で表示開始される。本例の変化予告表示jは、保留アイコンの態様が変化することを予告する表示である。この場合、変化予告表示jは、先読み予告表示であってもよい。なお、変化予告表示jは、変動アイコンの態様が変化することを予告する表示であってもよい。この場合の変化予告表示jは、当該変動の予告表示であってもよい。
図208(f)は、変化予告表示jの移動が停止して、変化予告表示jの表示開始が完了した状態を示している。第2装飾図柄表示装置208Mの表示領域中央には変化予告表示jが表示されている。図中、変化予告表示jの左上に図示する右下向き矢印は変化予告表示jの軌跡を表している。
図208(g)は、宝箱の変化予告表示jが開き、宝箱から青色円形の変化候補表示(変化候補アイコン)kが出現するアニメーションが表示された状態を示している。図中、変化予告アイコンkの下方に図示する上向き矢印は変化予告アイコンkの軌跡を表している。本例の変化予告アイコンkは、保留アイコンの態様が変化することを予告する表示である。この場合、変化予告アイコンkは、先読み予告表示であってもよい。なお、変化予告アイコンkは、変動アイコンの態様が変化することを予告する表示であってもよい。この場合の変化予告表示jjは、当該変動の予告表示であってもよい。
図208(h)は、変化予告アイコンkが移動する移動アニメーションが開始された状態を示している。本例では、変化予告アイコンkが先読み予告の対象となる保留に対応する保留アイコンに向かって移動するアニメーションが表示される。先読み予告の対象は特図1の保留1であり、変化予告アイコンkは、特図1の保留1に対応する保留アイコンf2に向かって移動する。図中、変化予告アイコンkの左側に図示する右下向き矢印は、変化予告アイコンkの軌跡を表している。図208(h)に示す時点の状態では、変化予告アイコンkは、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mとの二つの表示装置に跨って表示されている。なお、変化予告アイコンkが当該変動の予告の表示である場合には、変化予告アイコンkが変動アイコンに向かって移動するアニメーションが表示される。
図208(i)は、変化予告アイコンkが保留アイコンf2の一部にオーバーラップする位置まで移動した状態を示している。図中、変化予告アイコンkの左側に図示する右下向き矢印は、変化予告アイコンkの軌跡を表している。
図208(j)は、変化予告アイコンkが消去され、エフェクト画像mが保留アイコンf2の全体にオーバーラップして表示された状態を示している。変化予告アイコンkが保留アイコンf2の一部にオーバーラップされると、変化予告アイコンkが消去されて、代わってエフェクト画像mが表示される。エフェクト画像mの表示により、保留アイコンf2の態様が変化する保留変化表示が表示される。なお、変化予告アイコンkが保留アイコンf2の全体にオーバーラップされると、変化予告アイコンkが消去されて、代わってエフェクト画像mが表示されてもよい。また、変化予告アイコンkが保留アイコンf2の少なくとも一部にオーバーラップされると、変化予告アイコンkおよび保留アイコンf2の少なくとも一部にエフェクト画像mがオーバーラップして表示されてもよい。また、エフェクト画像mは保留アイコンf2の一部にオーバーラップして表示されてもよい。
図208(k)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの消去が保留変化表示の終了であり、保留変化表示が行われたことにより、保留アイコンf2の態様が白色円形から青色円形に変化している。本例では、先読み予告の対象の保留に対応する保留アイコンf2は、変化予告アイコンkと同じ青色に変化する。変化候補表示の種類は複数設けられており、保留アイコンの態様は、複数種類の変化候補表示のうちの一の変化候補表示に対応した態様に変化する場合がある。なお、青色の変化候補表示により保留変化表示が行われた場合には、保留アイコンの態様は青色円形ではなく緑色円形や赤色円形のいずれかに変化してもよい。また、緑色の変化候補表示により保留変化表示が行われた場合には、保留アイコンの態様は緑色円形や赤色円形や金色円形のいずれかに変化してもよい。また、青色の変化候補表示により保留変化表示が行われた場合には、保留アイコンの態様は金色円形に変化する場合がなくてもよい。また、赤色の保留アイコンが表示されている場合に、緑色の変化候補表示や、青色の変化候補表示が表示される場合があってもよい。この場合には、赤色の保留アイコンの他に、白色円形の保留アイコンが表示されていてもよいし、白色円形の保留アイコンが表示されていなくてもよい。また、緑色の変化候補表示や青色の変化候補表示が表示されている場合には、これらの変化候補補表示に対応する保留アイコンの態様よりも大当り信頼度の高い態様(例えば、赤色円形)の保留アイコンは変化しない。なお、緑色の変化候補表示や青色の変化候補表示が表示されている場合に、赤色円形や金色円形等の大当り信頼度の高い態様の保留アイコンが変化する保留変化表示が行われると、当該保留アイコンはプレミアの態様(例えば、虹色円形)の態様に変化する場合があってもよい。
図208(l)は、変化予告表示jが消去された状態を示している。変化予告表示jが消去されると、保留アイコンf2を対象とした、変化候補表示による保留変化表示はこれ以上行われない。
図208(m)は、左図柄表示領域208aでの変動表示の速度が遅くなり、左図柄表示領域208aにおいて「装飾7」が仮停止表示される直前の状態を示している。図中「装飾7」の下方に図示する下向きの矢印は遊技者が装飾図柄を認識可能な低速の変動表示が表示されていることを表している。
図208(n)は、左図柄表示領域208aに「装飾7」が上下に微小に揺れる態様で仮停止表示(揺れ変動表示)されている状態を示している。図中、「装飾7」の左上および右下に図示する2本の波線は、「装飾7」が上下に微小に揺れていることを表している。また、右図柄表示領域208cでの装飾図柄の変動表示が低速の変動表示に変化している。
図208(o)は、右図柄表示領域208cでの変動表示の速度がさらに遅くなり、右図柄表示領域208cにおいて「装飾6」が仮停止表示される直前の状態を示している。図中「装飾6」の下方に図示する下向きの矢印は装飾図柄を遊技者が認識可能である低速の変動表示が表示されていることを表している。また、中図柄表示領域208bでの装飾図柄の変動表示が低速の変動表示に変化している。
図208(p)は、右図柄表示領域208cに「装飾6」が上下に微小に揺れる態様で仮停止表示されている状態を示している。図中、「装飾6」の左上および右下に図示する2本の波線は、「装飾6」が上下に微小に揺れていることを表している。また、中図柄表示領域208bでは、変動表示の速度がさらに遅くなり、中図柄表示領域208bにおいて「装飾6」が仮停止表示される直前の状態である。図中「装飾6」の下方に図示する下向きの矢印は遊技者が装飾図柄を認識可能である低速の変動表示が表示されていることを表している。
図208(q)は、中図柄表示領域208bに「装飾6」が上下に微小に揺れる態様で仮停止表示(揺れ変動表示)されている状態を示している。図中、「装飾6」の左上および右下に図示する2本の波線は、「装飾6」が上下に微小に揺れていることを表している。これにより、図柄表示領域208a〜208cにはずれ図柄態様である「装飾7−装飾6−装飾6」が仮停止表示される。
図208(r)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技の当否判定結果ははずれ(「特図G」)である。図柄表示領域208a〜208cには、特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであったことを示す、はずれ図柄態様である「装飾7−装飾6−装飾6」が停止表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、「7−6−6」組み合わせの第五図柄が停止表示されている。
本実施例によるパチンコ機100は、保留アイコンの態様を、変化候補表示に対応した態様に変化させることが可能である。本実施例によるパチンコ機100によれば、変化候補表示の態様によって保留アイコンの変化後の態様を示唆することができる場合がある。
(実施例2)
次に、図209(a)〜(p)を用いて、本実施の形態の実施例2によるパチンコ機100の演出例について説明する。図209(a)〜(p)の各図は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図209(a)は、特図1変動遊技が実行中である状態を示している。図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が行われており、第四図柄ランプi1では第四図柄の変動表示が行われており、第2装飾図柄表示装置208Mでは第五図柄の変動表示が行われている。また、図209(a)に示す時点では、特図1の保留数が1であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域fに保留アイコンf1が表示され、特図2保留アイコン表示領域gに保留アイコンが表示されておらず、第3装飾図柄表示装置208Nには「1」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンf1の態様は、白色円形である。また、変動アイコン表示領域eには、変動アイコンe1が表示されている。変動アイコンe1の態様は、白色円形である。
また、本実施例において、演出ステージは城下町ステージが設定されている。第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nには、城下町ステージに対応する城下町の背景画像が表示されている。第2装飾図柄表示装置208Mの表示領域下部には、「城下町」の文字列画像が表示され、現在の演出ステージ名が報知されている。なお、演出ステージ名を表示する表示領域で、保留アイコンの態様が変化する可能性が高いことを報知してもよい。
図209(b)は、変化予告表示jが表示開始された状態を示している。本実施例の変化予告表示jは、宝箱の絵柄であり、第2装飾図柄表示装置208Mの表示領域左端から徐々に右下方に移動する態様で表示開始される。本例の変化予告表示jは、保留アイコンの態様が変化することを予告する表示である。
図209(c)は、変化予告表示jの移動が停止して、変化予告表示jの表示開始が完了した状態を示している。第2装飾図柄表示装置208Mの表示領域中央下部には変化予告表示jが表示されている。図中、変化予告表示jの左上に図示する右下向き矢印は変化予告表示jの軌跡を表している。
図209(d)は、宝箱の変化予告表示jが開き、宝箱から青色円形の変化予告アイコンkが出現するアニメーションが表示された状態を示している。図中、変化予告アイコンkの下方に図示する上向き矢印は変化予告アイコンkの軌跡を表している。本例の変化予告アイコンkは、保留アイコンの態様が変化することを予告する表示である。なお、変化予告表示jは、変化予告アイコンkを出現させるための表示であり、変化予告アイコンkが出現した後に消去されてもよい。変化予告表示jの非表示中では新たな変化候補表示は表示されない。
図209(e)は、第3装飾図柄表示装置208Nに吉宗のキャラクタ表示n(以下、「吉宗n」と称する)が表示された状態を示している。吉宗nは、変化候補表示の種類を変化させることを示唆する表示である。
図209(f)は、第3装飾図柄表示装置208Nに吉宗nが変化アイテム表示(以下、「変化アイテム」と称する)oを持った表示が表示されている状態を示している。変化アイテムoは、変化候補表示の種類を変化させることを示唆する表示である。
図209(g)は、第3装飾図柄表示装置208Nに吉宗nが変化アイテムoを変化予告アイコンkに向かって投げるアニメーションが表示された状態を示している。変化アイテムoは、変化予告アイコンkに向かって飛翔しており、図209(g)では第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている。図中、変化アイテムoの右側に図示する左上向き矢印は変化アイテムoの軌跡を表している。
図209(h)は、第2装飾図柄表示装置208Mに変化アイテムoが変化予告アイコンkに衝突した表示が表示された状態を示している。変化アイテムoは変化予告アイコンkの一部にオーバーラップして表示されている。
図209(i)は、変化アイテムoが消去され、エフェクト画像mが変化予告アイコンkの全体にオーバーラップして表示された状態を示している。変化アイテムoが変化予告アイコンkの一部にオーバーラップされると、変化アイテムoが消去されて、代わってエフェクト画像mが表示される。エフェクト画像mの表示により、変化予告アイコンkの種類が変化する変化表示が表示される。
図209(j)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの消去が変化表示の終了であり、変化表示が行われたことにより、変化予告アイコンkの種類が青色円形から緑色(図208〜図228ではクロスハッチングで示す)円形に変化している。変化候補表示の種類は複数設けられており、複数種類の変化候補表示のうちの一の表示は、青色円形の変化候補表示であり、複数種類の変化候補表示のうちの一の表示は、緑色円形の変化候補表示である。青色円形の変化候補表示が表示された場合よりも緑色円形の変化候補表示が表示された場合の方が、保留アイコンが大当り信頼度の高い態様に変化しやすく設定されている。このように、青色円形の変化候補表示から緑色円形の変化候補表示に変化する場合がある。
図209(k)は、吉宗nが消去された状態を示している。吉宗nが消去されると、変化予告アイコンkを対象とした変化表示はこれ以上行われない。なお、吉宗nが継続して表示される場合には、変化予告アイコンkを対象とした変化表示が再度表示される場合がある。
図209(l)は、変化予告アイコンkが移動する移動アニメーションが開始された状態を示している。本例では、変化予告アイコンkが先読み予告の対象となる保留に対応する保留アイコンに向かって移動するアニメーションが表示される。先読み予告の対象は特図1の保留1であるので、変化予告アイコンkは、特図1の保留1に対応する保留アイコンf1に向かって移動する。図中、変化予告アイコンkの左側に図示する右下向き矢印は、変化予告アイコンkの軌跡を表している。図209(l)に示す時点の状態では、変化予告アイコンkは、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mとの二つの表示装置に跨って表示されている。
図209(m)は、変化予告アイコンkが保留アイコンf1の一部にオーバーラップする位置まで移動した状態を示している。図中、変化予告アイコンkの左側に図示する右下向き矢印は、変化予告アイコンkの軌跡を表している。
図209(n)は、変化予告アイコンkが消去され、エフェクト画像mが保留アイコンf2の全体にオーバーラップして表示された状態を示している。変化予告アイコンkが保留アイコンf1の一部にオーバーラップされると、変化予告アイコンkが消去されて、代わってエフェクト画像mが表示される。エフェクト画像mの表示により、保留アイコンf1の態様が変化する保留変化表示が表示される。
図209(o)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの消去が保留変化表示の終了であり、保留変化表示が行われたことにより、保留アイコンf1の態様が白色円形から緑色円形に変化している。本例では、先読み予告の対象の保留に対応する保留アイコンf1の態様は、変化予告アイコンkと同じ緑色円形に変化する。変化候補表示の種類は複数設けられており、保留アイコンの態様は、複数種類の変化候補表示のうちの一の変化候補表示に対応した態様に変化する場合がある。
図209(p)は、変化予告表示jが消去された状態を示している。変化予告表示jが消去されると、保留アイコンf1を対象とする変化候補表示による保留変化表示はこれ以上行われない。
本実施例によるパチンコ機100の第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの表示手段は、複数種類の変化候補表示を表示可能であり、青色円形の変化候補表示は緑色円形の変化候補表示に変化する場合がある。本実施例によるパチンコ機100によれば、変化候補表示が変化する場合があることで、変化候補表示が消去されるまで当該変化候補表示を楽しませることができる場合がある。
保留アイコンの態様は、白色円形、青色円形、緑色円形、赤色円形、金色円形、虹色円形の順に大当り信頼度が高く設定されている。なお、変化候補表示の大当り信頼度も同様に設定されていてもよい。また、保留アイコンは態様が変化する場合には変化前の態様よりも大当り信頼度の高い態様に必ず変化する。
変化候補表示の種類は、白色円形、青色円形、緑色円形、赤色円形、金色円形、虹色円形の順に期待度が高く設定されている。ここでの期待度が高いほど、変化表示対象である保留アイコンや変動アイコンの態様が変化しやすく設定されている。なお保留アイコンや変動アイコンの態様する場合には、変化候補表示に対応する態様に必ず変化するように設定されていてよいし、変化候補表示に対応する態様と異なる態様に変化する場合があってもよい。また、変化候補表示が変化する場合には変化前よりも期待度の高い変化候補表示態様に必ず変化する。
また、緑色円形の変化候補表示が表示されている場合において、白色円形の態様の保留アイコンが青色円形の態様によりも緑色円形の態様に変化しやすいように構成されている。保留アイコンの大当り信頼度は、白色円形の態様、青色円形の態様、緑色円形の態様の順に高くなるように設定されている。このため、白色円形の態様で表示される保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される装飾図柄の変動表示よりも、青色円形の態様で表示される保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される装飾図柄の変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されており、青色円形の態様で表示される保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される装飾図柄の変動表示よりも、緑色円形の態様で表示される保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される装飾図柄の変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されている。
(実施例3)
次に、図210(a)〜(m)を用いて、本実施の形態の実施例3によるパチンコ機100の演出例について説明する。図210(a)〜(m)の各図は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図210(a)は、特図1変動遊技が実行中である状態を示している。図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が行われており、第四図柄ランプi1では第四図柄の変動表示が行われており、第2装飾図柄表示装置208Mでは第五図柄の変動表示が行われている。また、図210(a)に示す時点では、特図1の保留数が1であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域fに保留アイコンf1が表示され、特図2保留アイコン表示領域gに保留アイコンが表示されておらず、第3装飾図柄表示装置208Nには「1」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンf1の態様は、白色円形である。また、変動アイコン表示領域eには、変動アイコンe1が表示されている。変動アイコンe1の態様は、白色円形である。また、図210(a)では、第2装飾図柄表示装置208Mに変化予告表示jが表示されている。本例の変化予告表示jは、保留アイコンの態様が変化することを予告する表示である。
また、本実施例において、演出ステージは城下町ステージが設定されている。第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nには、城下町ステージに対応する城下町の背景画像が表示されている。第2装飾図柄表示装置208Mの表示領域下部には、「城下町」の文字列画像が表示され、現在の演出ステージ名が報知されている。
図210(b)は、宝箱の変化予告表示jが開き、宝箱から青色円形の変化予告アイコンk1が出現するアニメーションが表示された状態を示している。図中、変化予告アイコンk1の下方に図示する上向き矢印は変化予告アイコンkの軌跡を表している。本例の変化予告アイコンk1は、保留アイコンの態様が変化することを予告する表示である。
図210(c)は、変化予告表示jから緑色円形の変化予告アイコンk2が出現するアニメーションが表示された状態を示している。図中、変化予告アイコンkの下方に図示する右上向き矢印は変化予告アイコンkの軌跡を表している。本例の変化予告アイコンk2は、保留アイコンの態様が変化することを予告する表示である。本例のように、変化予告アイコンk1が表示開始され、次いで、変化予告アイコンk2が表示開始されてもよいし、変化予告アイコンk1、k2は同時に表示開始されてもよい。なお、複数の変化候補表示が表示開始される場合には、必ず期待度の低い変化候補表示から順に表示開始されてもよい。
図210(d)は、第2装飾図柄表示装置208Mに変化予告アイコンk1、k2が並んで表示されている状態を示している。青色円形の変化予告アイコンk1と、緑色円形の変化予告アイコンk2とは異なる種類の変化候補表示である。このように、異なる種類の変化候補表示が複数表示されてもよい。なお、青色円形の変化候補表示が複数表示されてもよいし、緑色円形の変化候補表示が複数表示されてもよい。同じ種類の変化候補表示が複数表示されてもよい。
図210(e)は、変化予告アイコンk1が移動する移動アニメーションが開始された状態を示している。本例では、変化予告アイコンk1が保留アイコンf1に向かって移動を開始する。図中、変化予告アイコンk1の左側に図示する右下向き矢印は、変化予告アイコンk1の軌跡を表している。図210(e)に示す時点の状態では、変化予告アイコンk1は、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mとの二つの表示装置に跨って表示されており、変化予告アイコンk1の一部が変化予告アイコンk2の一部にオーバーラップして表示されている。
図210(f)は、変化予告アイコンk1が保留アイコンf1に接近した状態を示している。本例の変化予告アイコンk1は、保留アイコンf1には衝突せずに保留アイコンf1の左側を通過する。
図210(g)は、変化予告アイコンk1が第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面外に消えていく状態を示している。本例の変化予告アイコンk1は、保留アイコンf1には衝突せずに保留アイコンf1の左側を通過して消去される。このように、本例の変化予告アイコンk1は、保留変化表示の開始前表示とはならず、保留変化表示のガセ演出表示として表示される。
図210(h)は、変化予告アイコンk1が消去された状態を示している。変化予告アイコンk1は、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面外に消えていく態様で完全に消去されている。
図210(i)は、変化予告アイコンk2が移動する移動アニメーションが開始された状態を示している。本例では、変化予告アイコンk2が先読み予告の対象となる保留に対応する保留アイコンに向かって移動するアニメーションが表示される。先読み予告の対象は特図1の保留1であるので、変化予告アイコンk2は、特図1の保留1に対応する保留アイコンf1に向かって移動する。図中、変化予告アイコンk2の左側に図示する右向き矢印は、変化予告アイコンk2の軌跡を表している。図210(i)に示す時点の状態では、変化予告アイコンk2は、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mとの二つの表示装置に跨って表示されている。
図210(j)は、変化予告アイコンk2が保留アイコンf1の一部にオーバーラップする位置まで移動した状態を示している。図中、変化予告アイコンk2の左側に図示する右下向き矢印は、変化予告アイコンk2の軌跡を表している。
図210(k)は、変化予告アイコンk2が消去され、エフェクト画像mが保留アイコンf1の全体にオーバーラップして表示された状態を示している。変化予告アイコンk2が保留アイコンf1の一部にオーバーラップされると、変化予告アイコンk2が消去されて、代わってエフェクト画像mが表示される。エフェクト画像mの表示により、保留アイコンf1の態様が変化する保留変化表示が表示される。
図210(l)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの消去が保留変化表示の終了であり、保留変化表示が行われたことにより、保留アイコンf1の態様が白色円形から緑色円形に変化している。本例では、先読み予告の対象の保留に対応する保留アイコンf1は、変化予告アイコンk2と同じ緑色に変化する。変化候補表示の種類は複数設けられており、保留アイコンの態様は、複数種類の変化候補表示のうちの一の変化候補表示に対応した態様に変化する場合がある。
図210(m)は、変化予告表示jが消去された状態を示している。変化予告表示jが消去されると、保留アイコンf1を対象とする変化候補表示による保留変化表示はこれ以上行われない。
本実施例によるパチンコ機100の第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの表示手段は、変化候補表示を複数表示可能である。本実施例において、変化予告アイコンk1は、保留変化表示の開始前表示とはならず、保留変化表示のガセ演出表示として表示され、変化予告アイコンk2は、保留変化表示の開始前表示となり、保留アイコンf1は変化予告アイコンk2に対応する態様に変化する。このように、複数の変化候補表示が表示された場合、保留アイコンは、複数の変化候補表示のうちの一の変化候補表示に対応する態様に変化してもよい。なお、図210(b)に示す、変化候補表示が変化予告アイコンk1の一つのみしか表示されていない状態を第一の表示とし、図210(d)に示す変化候補表示が変化予告アイコンk1、k2の2つ表示されている場合を第二の表示としてもよい。また、変化予告アイコンk1が第一の変化候補表示であってもよいし、変化予告アイコンk2が第二の変化候補表示であってもよい。
(実施例4)
次に、図211(a)〜(m)を用いて、本実施の形態の実施例4によるパチンコ機100の演出例について説明する。図211(a)〜(m)の各図は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図211(a)は、特図1変動遊技が実行中である状態を示している。図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が行われており、第四図柄ランプi1では第四図柄の変動表示が行われており、第2装飾図柄表示装置208Mでは第五図柄の変動表示が行われている。また、図211(a)に示す時点では、特図1の保留数が1であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域fに保留アイコンf1が表示され、特図2保留アイコン表示領域gに保留アイコンが表示されておらず、第3装飾図柄表示装置208Nには「1」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンf1の態様は、白色円形である。また、変動アイコン表示領域eには、変動アイコンe1が表示されている。変動アイコンe1の態様は、白色円形である。また、第2装飾図柄表示装置208Mに青色円形の変化予告アイコンk1と、緑色円形の変化予告アイコンk2とが並んで表示されている。
また、本実施例において、演出ステージは城下町ステージが設定されている。第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nには、城下町ステージに対応する城下町の背景画像が表示されている。第2装飾図柄表示装置208Mの表示領域下部には、「城下町」の文字列画像が表示され、現在の演出ステージ名が報知されている。
図211(b)は、第3装飾図柄表示装置208Nに吉宗nが表示された状態を示している。吉宗nは、変化候補表示の種類を変化させることを示唆する表示である。
図211(c)は、第3装飾図柄表示装置208Nに吉宗nが変化アイテムoを持った表示が表示されている状態を示している。変化アイテムoは、変化候補表示の種類を変化させることを示唆する表示である。
図211(d)は、第3装飾図柄表示装置208Nにおいて、吉宗nが変化アイテムoを変化予告アイコンk1、k2に向かって投げるアニメーションが表示された状態を示している。変化アイテムoは、変化予告アイコンk1、k2に向かって飛翔しており、図211(d)では第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている。図中、変化アイテムoの右側に図示する左上向き矢印は変化アイテムoの軌跡を表している。
図211(e)は、第2装飾図柄表示装置208Mに変化アイテムoが表示されている状態を示している。図211(e)に示す状態では、変化アイテムoの一部が変化予告アイコンk2の一部にオーバーラップして表示されている。本例において、変化アイテムoは、変化予告アイコンk1の種類を変化させる演出表示であり、変化予告アイコンk2の種類を変化させる演出表示ではないので、変化アイテムoは変化予告アイコンk2をかすって通過する。なお、変化アイテムoが変化予告アイコンk2の種類を変化させる演出表示である場合には、図211(e)に示す時点の直後から変化予告アイコンk2の変化表示が開始されてもよい。変化アイテムoは変化予告アイコンk2をかすって通過する。変化アイテムoが変化予告アイコンk2をかすって通過するアニメーションを表示することで、変化予告アイコンk1、k2のいずれが変化するのかを変化表示が開始されるまで分からくしてもようにしてもよい。
図211(f)は、第2装飾図柄表示装置208Mに変化アイテムoが変化予告アイコンk1に衝突した表示が表示された状態を示している。変化アイテムoは変化予告アイコンk1の一部にオーバーラップして表示されている。本例のように、変化アイテムoが右側の変化予告アイコンk2を通り過ぎた場合には、左側の変化予告アイコンk1が変化する可能性が高い。なお、変化アイテムoが表示された場合であっても、変化予告アイコンk1、k2のいずれもが変化しない場合があってもよい。
図211(g)は、変化アイテムoが消去され、エフェクト画像mが変化予告アイコンk1の全体にオーバーラップして表示された状態を示している。変化アイテムoが変化予告アイコンk1の一部にオーバーラップされると、変化アイテムoが消去されて、代わってエフェクト画像mが表示される。エフェクト画像mの表示により、変化予告アイコンk1の種類が変化する変化表示が表示される。
図211(h)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの消去が変化表示の終了であり、変化表示が行われたことにより、変化予告アイコンk1の種類が青色円形から赤色円形に変化している。複数種類の変化候補表示のうちの一の表示は、赤色円形の変化候補表示である。
図211(i)は、吉宗nが消去された状態を示している。吉宗nが消去されると、変化予告アイコンk1を対象とした変化表示はこれ以上行われない。なお、吉宗nが継続して表示される場合には、変化予告アイコンk1を対象とした変化表示が再度表示される。
図211(j)は、変化予告アイコンk2が移動する移動アニメーションが開始された状態を示している。本例では、変化予告アイコンk2が先読み予告の対象となる保留に対応する保留アイコンに向かって移動するアニメーションが表示される。先読み予告の対象は特図1の保留1であるので、変化予告アイコンk2は、特図1の保留1に対応する保留アイコンf1に向かって移動する。図中、変化予告アイコンk2の左側に図示する右下向き矢印は、変化予告アイコンkの軌跡を表している。図211(j)に示す時点の状態では、変化予告アイコンk2は、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mとの二つの表示装置に跨って表示されている。
図211(k)は、変化予告アイコンk2が保留アイコンf1の一部にオーバーラップする位置まで移動した状態を示している。図中、変化予告アイコンk2の左側に図示する右下向き矢印は、変化予告アイコンk2の軌跡を表している。
図211(l)は、変化予告アイコンk2が消去され、エフェクト画像mが保留アイコンf2の全体にオーバーラップして表示された状態を示している。変化予告アイコンk2が保留アイコンf1の一部にオーバーラップされると、変化予告アイコンk2が消去されて、代わってエフェクト画像mが表示される。エフェクト画像mの表示により、保留アイコンf1の態様が変化する保留変化表示が表示される。
図211(m)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの消去が保留変化表示の終了であり、保留変化表示が行われたことにより、保留アイコンf1の態様が白色円形から緑色円形に変化している。本例では、先読み予告の対象の保留に対応する保留アイコンf1は、変化予告アイコンk2と同じ緑色に変化する。変化候補表示の種類は複数設けられており、保留アイコンの態様は、複数種類の変化候補表示のうちの一の変化候補表示に対応した態様に変化する場合がある。
図211(n)は、変化予告アイコンk1および変化予告表示jが消去された状態を示している。変化予告アイコンk1が消去されると、変化予告アイコンk1を用いた保留アイコンの保留変化表示や変動アイコンの変化表示等は表示されない。また、変化予告表示j消去されると、保留アイコンf1または変動アイコンe1を対象とする変化候補表示による変化表示はこれ以上行われない。なお、変化予告アイコンk1および変化予告表示jが表示され続けている場合は、変化予告アイコンk1を用いた、保留アイコンまたは変動アイコンに対する変化表示が行われる可能性がある。また、変化候補表示が複数表示されている場合において、複数の変化候補表示のうち大当り期待度(大当り信頼度)が低い前記保留アイコンの態様に対応する変化候補表示から変化する。ここで、大当り期待度とは、変化後の前記保留アイコンの大当り期待度である。本実施例では、図211(f)、(g)に示すように、青色の変化候補表示と緑色の変化候補表示が表示されている場合において、青色の変化候補表示から変化している。なお、青色の変化候補表示が変化した後で緑色の変化表示も変化してもよい。
(実施例5)
次に、図212(a)〜(e)を用いて、本実施の形態の実施例5によるパチンコ機100の演出例について説明する。図212(a)〜(e)の各図は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図212の各図では、家紋役物224Eおよび操作ボタン710の図示は省略する。
図212(a)は、特図1変動遊技が実行中である状態を示している。図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が行われており、第四図柄ランプi1では第四図柄の変動表示が行われており、第2装飾図柄表示装置208Mでは第五図柄の変動表示が行われている。また、図212(a)に示す時点では、特図1の保留数が1であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域fに保留アイコンf1が表示され、特図2保留アイコン表示領域gに保留アイコンが表示されておらず、第3装飾図柄表示装置208Nには「1」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンf1の態様は、白色円形である。また、変動アイコン表示領域eには、変動アイコンe1が表示されている。変動アイコンe1の態様は、白色円形である。また、第2装飾図柄表示装置208Mに青色円形の変化予告アイコンk1と、緑色円形の変化予告アイコンk2とが並んで表示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nに変化アイテムoを持った吉宗nが表示されている。また、演出ステージは城下町ステージである。
図212(b)は、第3装飾図柄表示装置208Nにおいて、吉宗nが変化アイテムoを変化予告アイコンk1、k2に向かって投げるアニメーションが表示された状態を示している。変化アイテムoは、変化予告アイコンk1、k2に向かって飛翔しており、図212(b)では第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている。図中、変化アイテムoの右側に図示する左上向き矢印は変化アイテムoの軌跡を表している。
図212(d)は、第2装飾図柄表示装置208Mに変化アイテムoが表示された状態を示している。本例では、変化アイテムoが表示された場合であっても、変化予告アイコンk1、k2を変化させる変化表示は行われず、変化アイテムoは、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面下方に向かって移動し、変化予告アイコンk1、k2にオーバーラップすることはない。
図212(d)は、変化アイテムoが消去された状態を示している。変化アイテムoは、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面下方に向かって移動する態様で消去されている。第3装飾図柄表示装置208Nにはガッカリする吉宗nが表示されており、変化予告アイコンk1、k2を変化させる演出が実行されなかった失敗演出が実行されたことが示唆されている。
図212(e)は、吉宗nが消去された状態を示している。吉宗nが消去された場合には、変化アイテムoによる変化予告アイコンk1、k2を変化させる演出表示はこれ以上行われない。
本実施例では、変化アイテムoが表示された場合であっても変化予告アイコンk1、k2が変化しない失敗演出が実行されている。なお、本例の失敗演出は、変化候補表示が1つのみ表示されている場合に実行されてもよいし、異なる種類の変化候補表示が3つ以上表示されている場合に実行されてもよいし、同じ種類の変化候補表示が2つ以上表示されている場合に実行されてもよい。
(実施例6)
次に、図212(f)〜(i)を用いて、本実施の形態の実施例6によるパチンコ機100の演出例について説明する。図212(f)〜(i)の各図は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図212の各図では、家紋役物224Eおよび操作ボタン710の図示は省略する。
図212(f)は、特図1変動遊技が実行中である状態を示している。図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が行われており、第四図柄ランプi1では第四図柄の変動表示が行われており、第2装飾図柄表示装置208Mでは第五図柄の変動表示が行われている。また、図212(f)に示す時点の状態では、特図1の保留数が1であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域fに保留アイコンf1が表示され、特図2保留アイコン表示領域gに保留アイコンが表示されておらず、第3装飾図柄表示装置208Nには「1」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンf1の態様は、白色円形である。また、変動アイコン表示領域eには、変動アイコンe1が表示されている。変動アイコンe1の態様は、白色円形である。また、演出ステージは城下町ステージである。
また、第2装飾図柄表示装置208Mに青色円形の変化予告アイコンk1と、緑色円形の変化予告アイコンk2とが並んで表示されている。図212(f)に示す状態となる前に、第3装飾図柄表示装置208Nにおいて、吉宗nが変化アイコンoを投げるアニメーションが表示されており、変化アイコンoは、変化アイテムoの一部が変化予告アイコンk2の一部にオーバーラップして表示されている。図中、変化アイコンoの右側に図示する左向き矢印は、変化アイテムoの軌跡を表している。
図212(g)は、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて、変化アイテムoが変化予告アイコンk1、k2の間で停止する表示が表示された状態を示している。本例の変化アイテムoによる変化表示の対象は変化予告アイコンk1、k2である。
図212(h)は、変化アイテムoが消去され、エフェクト画像Mが変化予告アイコンk1、k2の全体にオーバーラップして表示された状態を示している。変化アイテムoが変化予告アイコンk1、k2の間で停止すると、変化アイテムoが消去されて、代わってエフェクト画像Mが表示される。エフェクト画像Mの表示により、変化予告アイコンk1の種類が変化する変化表示が表示される。なお、エフェクト画像Mは、変化予告アイコンk1、k2の一部にオーバーラップして表示されてもよい。
図212(i)は、エフェクト画像Mが消去された状態を示している。エフェクト画像Mの消去が変化表示の終了であり、変化表示が行われたことにより、変化予告アイコンk1の種類が青色円形から赤色円形に変化し、変化予告アイコンk1の種類が緑色円形から金色(図208〜図228では縦ハッチングで示す)円形に変化している。
本実施例では、1回の変化表示で2つの変化予告アイコンk1、k2が変化している。なお、本例のようにエフェクト画像Mが変化予告アイコンk1、k2の両方にオーバーラップして表示された場合であっても、変化予告アイコンk1、k2のいずれか一方の変化候補表示のみが変化してもよい。
(実施例7)
次に、図212(j)〜(o)、図213(a)〜(c)を用いて、本実施の形態の実施例7によるパチンコ機100の演出例について説明する。図212(j)〜図213(c)の各図は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図212および図213の各図では、家紋役物224Eおよび操作ボタン710の図示は省略する。
図212(j)は、特図1変動遊技が実行中である状態を示している。図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が行われており、第四図柄ランプi1では第四図柄の変動表示が行われており、第2装飾図柄表示装置208Mでは第五図柄の変動表示が行われている。また、図212(f)に示す時点の状態では、特図1の保留数が1であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域fに保留アイコンf1が表示され、特図2保留アイコン表示領域gに保留アイコンが表示されておらず、第3装飾図柄表示装置208Nには「1」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンf1の態様は、白色円形である。また、変動アイコン表示領域eには、変動アイコンe1が表示されている。変動アイコンe1の態様は、白色円形である。また、演出ステージは城下町ステージである。
また、図212(j)に示す状態となる前に、第2装飾図柄表示装置208Mに青色円形の変化予告アイコンk1と、緑色円形の変化予告アイコンk2とが並んで表示開始されおり、図212(j)に示す状態では、変化予告アイコンk1が移動する移動アニメーションが開始されている。本例では、先読み予告対象が特図1の保留1であるので、変化予告アイコンk1が特図1の保留1に対応する保留アイコンf1に向かって移動を開始する。図中、変化予告アイコンk1の左側に図示する右向き矢印は、変化予告アイコンk1の軌跡を表している。変化予告アイコンk1は、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mとの二つの表示装置に跨って表示されており、変化予告アイコンk1の一部が変化予告アイコンk2の一部にオーバーラップして表示されている。
図212(k)は、変化予告アイコンk1が保留アイコンf1の一部にオーバーラップする位置まで移動した状態を示している。図中、変化予告アイコンk1の左側に図示する右下向き矢印は、変化予告アイコンk1の軌跡を表している。
図212(l)は、変化予告アイコンk1が消去され、エフェクト画像mが保留アイコンf1の全体にオーバーラップして表示された状態を示している。変化予告アイコンk1が保留アイコンf1の一部にオーバーラップされると、変化予告アイコンk1が消去されて、代わってエフェクト画像mが表示される。エフェクト画像mの表示により、保留アイコンf1の態様が変化する保留変化表示が表示される。
図212(m)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの消去が保留変化表示の終了であり、保留変化表示が行われたことにより、保留アイコンf2の態様が白色円形から青色円形に変化している。本例では、先読み予告の対象の保留に対応する保留アイコンf1は、変化予告アイコンk1と同じ青色に変化する。変化候補表示の種類は複数設けられており、保留アイコンの態様は、複数種類の変化候補表示のうちの一の変化候補表示に対応した態様に変化する場合がある。
図212(n)は、変化予告アイコンk2が移動する移動アニメーションが開始された状態を示している。本例では、変化予告アイコンk2が先読み予告対象となる保留に対応する保留アイコンf1に向かって移動するアニメーションが表示される。図中、変化予告アイコンk2の左側に図示する右向き矢印は、変化予告アイコンk2の軌跡を表している。変化予告アイコンk2は、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mとの二つの表示装置に跨って表示されている。
図212(o)は、変化予告アイコンk2が保留アイコンf1の一部にオーバーラップする位置まで移動した状態を示している。図中、変化予告アイコンk2の左側に図示する右下向き矢印は、変化予告アイコンk2の軌跡を表している。
図213(a)は、図212(o)から引き続き状態を示している。図213(a)では、変化予告アイコンk2が消去され、エフェクト画像mが保留アイコンf1の全体にオーバーラップして表示されている。変化予告アイコンk2が保留アイコンf1の一部にオーバーラップされると、変化予告アイコンk2が消去されて、代わってエフェクト画像mが表示される。エフェクト画像mの表示により、保留アイコンf1の態様が変化する保留変化表示が表示される。
図213(b)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの消去が保留変化表示の終了であり、保留変化表示が行われたことにより、保留アイコンf1の態様が青色円形から緑色円形に変化している。本例では、先読み予告対象の保留に対応する保留アイコンf1は、変化予告アイコンk2と同じ緑色に変化する。変化候補表示の種類は複数設けられており、保留アイコンの態様は、複数種類の変化候補表示のうちの一の変化候補表示に対応した態様に変化する場合がある。
図213(c)は、変化予告表示jが消去された状態を示している。変化予告表示jが消去されると、保留アイコンf1を対象とする変化候補表示による保留変化表示はこれ以上行われない。
本実施例では、保留アイコンf1の態様が2回変化する。このように、一の保留アイコンの態様が複数回変化してもよい。
(実施例8)
次に、図213(d)〜(o)を用いて、本実施の形態の実施例8によるパチンコ機100の演出例について説明する。図213(d)〜(o)の各図は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図213の各図では、家紋役物224Eおよび操作ボタン710の図示は省略する。
図213(d)は、特図1変動遊技が実行中である状態を示している。図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が行われており、第四図柄ランプi1では第四図柄の変動表示が行われており、第2装飾図柄表示装置208Mでは第五図柄の変動表示が行われている。また、図213(d)に示す時点の状態では、特図1の保留数が1であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域fに保留アイコンf1が表示され、特図2保留アイコン表示領域gに保留アイコンが表示されておらず、第3装飾図柄表示装置208Nには「1」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンf1の態様は、白色円形である。また、変動アイコン表示領域eには、変動アイコンe1が表示されている。変動アイコンe1の態様は、白色円形である。また、第2装飾図柄表示装置208Mに青色円形の変化予告アイコンk1と、緑色円形の変化予告アイコンk2とが並んで表示されている。また、演出ステージは城下町ステージである。
図213(e)は、第2装飾図柄表示装置208Mの表示領域中央に轟のキャラクタ表示(以下、「轟」と称する)pが表示開始された状態を示している。轟pは変化予告表示jのほぼ全体にオーバーラップして表示される。轟pの表示中も変化予告表示jは視認し難くなるが、表示され続けられる。本例では、轟pを用いて変化候補表示が粉砕されるアニメーションが表示される。
図213(f)は、変化候補表示が粉砕されるアニメーションが開始された状態を示している。轟pが変化候補表示を粉砕する際のポーズをとっている。
図213(g)は、変化予告アイコンk1にひびが入ったアニメーションが表示された状態を示している。本例では、緑色の変化予告アイコンk2よりも期待度が低い青色の変化予告アイコンk2が消去される。このように、複数の変化候補表示のうちの一の変化候補表示が消去される場合には、期待度の低い変化候補表示が消去されやすい。なお、複数の変化候補表示のうちの一の変化候補表示が消去される場合には、期待度の低い変化候補表示が必ず消去されてもよい。また、期待度の低い変化候補表示が消去されると、残った期待度の高い候変化候補表示による保留変化表示の成功の期待度も高くなる場合がある。
図213(h)は、変化予告アイコンk1がばらばらに粉砕されたアニメーションが表示された状態を示している。本例では、変化予告アイコンk1が粉砕される態様で消去される。
図213(i)は、変化予告アイコンk1が消去された状態を示している。なお、図213(i)に示す、変化候補表示が変化予告アイコンk1の一つのみしか表示されていない状態を第二の表示とし、図213(d)〜(h)に示す変化候補表示が変化予告アイコンk1、k2の2つ表示されている場合を第一の表示としてもよい。
図213(j)は、轟pが消去された状態を示している。轟pが消去されると変化予告アイコンk2が消去されるアニメーションは行われない。なお、轟pが消去されずに表示され続ける場合には、変化予告アイコンk1と同様に変化予告アイコンk2が消去されるアニメーションが表示されてもよい。
図213(k)は、変化予告アイコンk2が移動する移動アニメーションが開始された状態を示している。本例では、変化予告アイコンk2は変動アイコンの態様を変化させる演出表示のために表示されているので、変化予告アイコンk2が変動アイコンe1に向かって移動するアニメーションが表示される。図中、変化予告アイコンk2の左側に図示する右向き矢印は、変化予告アイコンk2の軌跡を表している。変化予告アイコンk2は、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mとの二つの表示装置に跨って表示されている。
図213(l)は、変化予告アイコンk2が変動アイコンe1の一部にオーバーラップする位置まで移動した状態を示している。図中、変化予告アイコンk2の左側に図示する右下向き矢印は、変化予告アイコンk2の軌跡を表している。
図213(m)は、変化予告アイコンk2が消去され、エフェクト画像mが変動アイコンe1の全体にオーバーラップして表示された状態を示している。変化予告アイコンk2が変動アイコンe1の一部にオーバーラップされると、変化予告アイコンk2が消去されて、代わってエフェクト画像mが表示される。エフェクト画像mの表示により、変動アイコンe1の態様が変化する変化表示が表示される。
図213(n)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの消去が変化表示の終了であり、変化表示が行われたことにより、変動アイコンe1の態様が白色円形から緑色円形に変化している。本例では、変動アイコンe1は、変化予告アイコンk2と同じ緑色に変化する。変化候補表示の種類は複数設けられており、変動アイコンの態様は、複数種類の変化候補表示のうちの一の変化候補表示に対応した態様に変化する場合がある。
図213(o)は、変化予告表示jが消去された状態を示している。変化予告表示jが消去されると、変動アイコンe1を対象とする変化候補表示による変化表示はこれ以上行われない。
本実施例では、複数の変化候補表示が表示されている場合に、複数の変化候補表示のうちの一の変化候補表示が消去される。なお、複数の変化候補表示が消去されてもよい。なお、図212(a)〜(j)に示す演出が行われた後に、図213(e)〜(i)に示す演出が行われてもよいし、図213(e)〜(i)に示す演出が行われた後に、変化候補表示の種類が変化する変化表示が行われてもよい。なお、本実施例では、図213(j)〜(n)において変動アイコンの変化表示が行われているが、変動アイコンの変化表示に代わって保留アイコンが変化する保留変化表示が行われてもよい。
(実施例9)
次に、図214(a)〜(o)を用いて、本実施の形態の実施例9によるパチンコ機100の演出例について説明する。図214(a)〜(o)の各図は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図214の各図では、家紋役物224Eおよび操作ボタン710の図示は省略する。
図214(a)は、特図1変動遊技が実行中である状態を示している。図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が行われており、第四図柄ランプi1では第四図柄の変動表示が行われており、第2装飾図柄表示装置208Mでは第五図柄の変動表示が行われている。また、図214(a)に示す時点の状態では、特図1の保留数が1であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域fに保留アイコンf1が表示され、特図2保留アイコン表示領域gに保留アイコンが表示されておらず、第3装飾図柄表示装置208Nには「1」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンf1の態様は、白色円形である。また、変動アイコン表示領域eには、変動アイコンe1が表示されている。変動アイコンe1の態様は、白色円形である。また、第2装飾図柄表示装置208Mに青色円形の変化予告アイコンk1と、緑色円形の変化予告アイコンk2とが並んで表示されている。また、演出ステージは城下町ステージである。
図214(b)は、変化予告アイコンk2が移動する移動アニメーションが開始された状態を示している。本例では、変化予告アイコンk2が保留アイコンf1に向かって移動を開始する。図中、変化予告アイコンk2の左側に図示する右上向き矢印は、変化予告アイコンk2の軌跡を表している。変化予告アイコンk2は、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mとの二つの表示装置に跨って表示されている。
図214(c)は、変化予告アイコンk1が移動する移動アニメーションが開始された状態を示している。本例では、変化予告アイコンk1が変動アイコンe1に向かって移動を開始する。図中、変化予告アイコンk1の左側に図示する右上向き矢印は、変化予告アイコンk1の軌跡を表している。
図214(d)は、変化予告アイコンk2が保留アイコンf1の一部にオーバーラップする位置まで移動した状態を示している。図中、変化予告アイコンk2の左側に図示する右下向き矢印は、変化予告アイコンk2の軌跡を表している。
図214(e)は、変化予告アイコンk2が消去され、エフェクト画像m1が保留アイコンf1の全体にオーバーラップして表示された状態を示している。変化予告アイコンk2が保留アイコンf1の一部にオーバーラップされると、変化予告アイコンk2が消去されて、代わってエフェクト画像m1が表示される。エフェクト画像m1の表示により、保留アイコンf1の態様が変化する保留変化表示が表示される。
また、図214(e)では、変化予告アイコンk1が変動アイコンe1の一部にオーバーラップする位置まで移動した状態を示している。図中、変化予告アイコンk1の左側に図示する右下向き矢印は、変化予告アイコンk1の軌跡を表している。
図214(f)は、変化予告アイコンk1が消去され、エフェクト画像m2が変動アイコンe1の全体にオーバーラップして表示された状態を示している。変化予告アイコンk1が変動アイコンe1の一部にオーバーラップされると、変化予告アイコンk1が消去されて、代わってエフェクト画像m2が表示される。エフェクト画像m2の表示により、変動アイコンe1の態様が変化する変化表示が表示される。
図214(g)は、エフェクト画像m1が消去された状態を示している。エフェクト画像m1の消去が保留変化表示の終了であり、保留変化表示が行われたことにより、保留アイコンf1の態様が白色円形から緑色円形に変化している。本例では、先読み予告の対象の保留に対応する保留アイコンf1は、変化予告アイコンk2と同じ緑色に変化する。変化候補表示の種類は複数設けられており、保留アイコンの態様は、複数種類の変化候補表示のうちの一の変化候補表示に対応した態様に変化する場合がある。
図214(h)は、エフェクト画像m2が消去された状態を示している。エフェクト画像m2の消去が変動アイコンの変化表示の終了であり、変化表示が行われたことにより、変動アイコンe1の態様が白色円形から青色円形に変化している。本例では、変動アイコンe1は、変化予告アイコンk1と同じ青色に変化する。変化候補表示の種類は複数設けられており、変動アイコンの態様は、複数種類の変化候補表示のうちの一の変化候補表示に対応した態様に変化する場合がある。
図214(i)は、変化予告表示jから赤色円形の変化予告アイコンk3が出現するアニメーションが表示された状態を示している。図中、変化予告アイコンk3の下方に図示する上向き矢印は変化予告アイコンk3の軌跡を表している。本実施例では、図214(e)〜(g)に示す保留アイコンf1と変動アイコンe1の変化演出終了後も変化予告表示jが消去されずに、変化予告表示j1からさらに変化候補表示が出現するアニメーションが表示される。
図214(j)は、変化予告アイコンk3が出現するアニメーションが終了した状態を示している。変化予告アイコンk3の静止開始が当該アニメーションの終了である。
図214(k)は、変化予告アイコンk3が移動する移動アニメーションが開始された状態を示している。変化予告アイコンk、3は、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mとの二つの表示装置に跨って表示されている。本例では、変化予告アイコンk3が保留アイコンf1と変動アイコンe1の間に向かって移動するアニメーションが表示される。これにより、変化対象が保留アイコンf1であるのか変動アイコンe1であるのか、また、保留アイコンf1および変動アイコンe1の両方であるのかを分かりにくくして、遊技者に変化対象のアイコンに注目させるこができる場合がある。
図214(l)は、変化予告アイコンk3が保留アイコンf1と変動アイコンe1の間に移動した状態を示している。変化予告アイコンk3は保留アイコンf1の一部と変動アイコンe1の一部とにオーバーラップしている。図中、変化予告アイコンkの左側に図示する右下向き矢印は、変化予告アイコンkの軌跡を表している。
図214(m)は、エフェクト画像m1、m2、m3が表示された状態を示している。エフェクト画像m1は保留アイコンf1にオーバーラップして表示され、エフェクト画像m2は変化予告アイコンk3にオーバーラップして表示され、エフェクト画像m3は変動アイコンe1にオーバーラップして表示される。エフェクト画像m1、m2、m3により、保留アイコンf1、変動アイコンe1、および変化予告アイコンk3は視認不可能となる。なお、エフェクト画像m1、m2、m3が表示開始されると変化予告アイコンk3は消去されてもよい。
図214(n)は、エフェクト画像m1、m2、m3が消去された状態を示している。なお、エフェクト画像m1、m2、m3が消去されるのに先立って、変化予告アイコンk3は消去されている。エフェクト画像m1、m2、m3の消去が変化表示の終了であり、変化表示が行われたことにより、本例では、変動アイコンe1の態様が青色円形から赤色円形に変化しており、保留アイコンf1の態様は緑色円形のままである。本例では、変化予告アイコンk3は変動アイコンe1の態様を変化させる変化表示に用いられる表示であり、変動アイコンe1は、変化予告アイコンk3と同じ赤色に変化する。なお、変化予告アイコンk3は保留アイコンf1の態様を変化させる保留変化表示に用いられる表示であってもよいし、変化予告アイコンk3は保留アイコンf1および変動アイコンe1の態様を変化させる変化表示に用いられてもよい。
図214(o)は、変化予告表示jが消去された状態を示している。変化予告表示jが消去されると、保留アイコンf1および変動アイコンe1を対象とした、変化候補表示による変化表示はこれ以上行われない。
本実施例では、図214(c)に示すように、変化予告アイコンk2による変化表示の結果が表示される前に、変化予告アイコンk1の移動アニメーションが開始される。変化予告アイコンk2による変化表示は保留アイコンf1を対象としており、変化予告アイコンk1による変化表示は変動アイコンe1を対象としている。なお、保留アイコンが複数表示されている場合には、変化予告アイコンk1による変化表示は保留アイコンf1以外の保留アイコンを対象としてもよい。また、図214(i)に示すように、変化予告アイコンk1、k2が消去された後も変化予告表示が消去されずに、新たな変化予告アイコンk3が出現する。本実施例によるパチンコ機100は、変化候補表示による変化表示がいずれのアイコンを対象としているのかを分かりにくくして、変化表示の対象および結果に遊技者を注目させることができる場合がある。
(実施例10)
次に、図215(a)〜(n)を用いて、本実施の形態の実施例10によるパチンコ機100の演出例について説明する。図215(a)〜(n)の各図は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図215の各図では、家紋役物224Eおよび操作ボタン710の図示は省略する。
図215(a)は、特図1変動遊技が実行中である状態を示している。図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が行われており、第四図柄ランプi1では第四図柄の変動表示が行われており、第2装飾図柄表示装置208Mでは第五図柄の変動表示が行われている。また、図215(a)に示す時点の状態では、特図1の保留数が1であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域fに保留アイコンf1が表示され、特図2保留アイコン表示領域gに保留アイコンが表示されておらず、第3装飾図柄表示装置208Nには「1」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンf1の態様は、白色円形である。また、変動アイコン表示領域eには、変動アイコンe1が表示されている。変動アイコンe1の態様は、白色円形である。また、第2装飾図柄表示装置208Mに青色円形の変化予告アイコンk1と、緑色円形の変化予告アイコンk2とが並んで表示されている。また、演出ステージは城下町ステージである。
図215(b)は、左図柄表示領域208aでの変動表示の速度が遅くなり、左図柄表示領域208aにおいて「装飾7」が仮停止表示される直前の状態を示している。図中「装飾7」の下方に図示する下向きの矢印は遊技者が装飾図柄を認識可能な低速の変動表示が表示されていることを表している。
図215(c)は、左図柄表示領域208aに「装飾7」が上下に微小に揺れる態様で仮停止表示されている状態を示している。図中、「装飾7」の左上および右下に図示する2本の波線は、「装飾7」が上下に微小に揺れていることを表している。また、右図柄表示領域208cでの装飾図柄の変動表示が低速の変動表示に変化している。
図215(d)は、右図柄表示領域208cでの変動表示の速度がさらに遅くなり、右図柄表示領域208cにおいて「装飾6」が仮停止表示される直前の状態を示している。図中「装飾6」の下方に図示する下向きの矢印は装飾図柄を遊技者が認識可能である低速の変動表示が表示されていることを表している。また、中図柄表示領域208bでの装飾図柄の変動表示が低速の変動表示に変化している。
図215(e)は、右図柄表示領域208cに「装飾6」が上下に微小に揺れる態様で仮停止表示されている状態を示している。図中、「装飾6」の左上および右下に図示する2本の波線は、「装飾6」が上下に微小に揺れていることを表している。また、中図柄表示領域208bでは、変動表示の速度がさらに遅くなり、中図柄表示領域208bにおいて「装飾6」が仮停止表示される直前の状態である。図中「装飾6」の下方に図示する下向きの矢印は遊技者が装飾図柄を認識可能である低速の変動表示が表示されていることを表している。
図215(f)は、中図柄表示領域208bに「装飾6」が上下に微小に揺れる態様で仮停止表示(揺れ変動表示)されている状態を示している。図中、「装飾6」の左上および右下に図示する2本の波線は、「装飾6」が上下に微小に揺れていることを表している。これにより、図柄表示領域208a〜208cにはずれ図柄態様である「装飾7−装飾6−装飾6」が仮停止表示される。
図215(g)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技の当否判定結果ははずれ(「特図G」)である。図柄表示領域208a〜208cには、特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであったことを示す、はずれ図柄態様である「装飾7−装飾6−装飾6」が停止表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、「7−6−6」組み合わせの第五図柄が停止表示されている。また、装飾図柄の停止表示中(図柄停止表示中)も第2装飾図柄表示装置208Mに変化予告表示jおよび変化予告アイコンk1、k2が表示されている。
図215(h)は、変動アイコン消去アニメーションが開始された状態を示している。変動アイコンe1は下方に移動して第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域外に移動していく態様で消去される。図中、変動アイコンe1の上方に図示する下向き矢印は、変動アイコンe1の軌跡を表している。本例の変動アイコン消去アニメーションは装飾図柄の停止表示中に実行される。なお、変動アイコン消去アニメーションは、装飾図柄の変動表示中に開始され、当該装飾図柄の変動表示中に終了してもよいし、当該装飾図柄の変動表示の終了後であって装飾図柄の停止表示中に終了してもよい。
図215(i)は、変動アイコン消去アニメーションが表示されている状態を示している。変動アイコンe1は下方に移動して徐々に消去されている。
図215(j)は、変動アイコン消去アニメーションが終了した状態を示している。変動アイコンe1の消去完了が変動アイコン消去アニメーションの終了である。
図215(k)は、不図示の特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、第四図柄、および第五図柄の変動表示が開始された状態を示している。装飾図柄の変動表示は、開始当初は、低速の変動表示で表示され、変動開始から所定時間経過後に高速の変動表示で表示される。特図1の保留数は0となっている。
図215(l)は、保留アイコン減少アニメーションが開始された状態を示している。保留アイコン減少アニメーションでは、特図1保留アイコン表示領域fの第1領域に表示されていた保留アイコンf1が変動アイコンe2となって変動アイコン表示領域eに向かって移動が開始される。図中、変動アイコンe2の左下方に図示する右上向き矢印は、変動アイコンe2の軌跡を表している。
図215(m)は、保留アイコン減少アニメーションが完了した状態を示している。変動アイコンe2の変動アイコン表示領域eへの移動完了が保留アイコン減少アニメーションの終了である。
図215(n)は、変動アイコンe2の表示サイズが拡大された状態を示している。変動アイコンは、変動アイコン表示領域eへの移動完了後に表示サイズが拡大される。なお、変動アイコンは、移動表示中(保留アイコン減少アニメーション表示中)に表示サイズが拡大されてもよい。
本実施例では、変化予告アイコンk1、k2および変化予告表示が複数回の特図変動遊技に亘って表示されている。変化予告アイコンk1、k2および変化予告表示が1回の特図変動遊技中に表示される場合よりも変化予告アイコンk1、k2および変化予告表示が複数回の特図変動遊技に亘って表示される場合の方が、変化表示の対象となる保留アイコンや変動アイコンに対応する図柄変動表示において大当り図柄態様が確定表示されやすくなっている。
(実施例11)
次に、図216(a)〜(j)を用いて、本実施の形態の実施例11によるパチンコ機100の演出例について説明する。図216(a)、(c)〜(e)、(g)〜(j)の各図は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図216(a)は、特図1変動遊技が実行中である状態を示している。図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が行われており、第四図柄ランプi1では第四図柄の変動表示が行われており、第2装飾図柄表示装置208Mでは第五図柄の変動表示が行われている。また、図216(a)に示す時点では、特図1の保留数が1であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域fに保留アイコンf1が表示され、特図2保留アイコン表示領域gに保留アイコンが表示されておらず、第3装飾図柄表示装置208Nには「1」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンf1の態様は、白色円形である。また、変動アイコン表示領域eには、変動アイコンe1が表示されている。変動アイコンe1の態様は、白色円形である。また、演出ステージは城下町ステージである。
図216(b)は、特図1始動口230に遊技球が入賞する直前の状態を示している。本例では、特図1変動遊技中に特図1始動口230に遊技球が1個入賞し、特図1の保留が1増加する。
図216(c)は、特図1始動口230に遊技球が1個入賞した直後の演出表示の状態を示している。第3装飾図柄表示装置208Nには「2」の数字画像が表示されており、特図1の保留数が1増加して2になったことが報知されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは保留アイコン増加アニメーションが開始されている。保留アイコン増加アニメーションでは、増加した保留に対応する保留アイコンf2が特図1保留アイコン表示領域fの第2領域に向かって下から徐々に移動する態様で出現する。第3装飾図柄表示装置208Nでの特図1の保留数である「2」の表示開始と、保留アイコン増加アニメーションの表示開始とは同時であり、特図1始動口230への遊技球の入賞とほぼ同時である。保留アイコンf2の態様は、青色円形である。
図216(d)は、保留アイコン増加アニメーションが終了した状態を示している。保留アイコンf2の特図1保留アイコン表示領域fの第2領域への移動完了が保留アイコン増加アニメーションの終了である。また、保留アイコン増加アニメーションの終了後に、第2装飾図柄表示装置208Mでボタン画像q1およびゲージ画像q2の表示が開始される。ボタン画像q1はチャンスボタン136の外観を模した画像である。ゲージ画像q2はチャンスボタン136の操作有効期間(操作受付期間)の残り時間を青色部分(右上がりハッチングで示す)の長さで表示している。チャンスボタン136の操作有効期間は、ボタン画像q1およびゲージ画像q2が表示開始されるのと同時に開始される。ボタン画像q1は赤色で表示され、チャンスボタン136は操作有効期間中では赤色に発光される。ボタン画像q1、ゲージ画像q2は、遊技者にチャンスボタン136を操作(押下)させることを促す表示である。なお、チャンスボタン136の操作有効期間は、ボタン画像q1ゲージ画像q2が表示開始されるのに先立って開始されてもよいし、ボタン画像q1およびゲージ画像q2が表示開始された後に開始されてもよい。なお、ボタン画像q1とゲージ画像q2の表示開始およびチャンスボタン136の操作有効期間の開始は、保留アイコン増加アニメーションの開始と同時(特図1始動口230への遊技球の入賞とほぼ同時)であってもよい。
図216(e)は、操作有効期間中の状態を示している。ゲージ画像q2の青色部分の長さが短くなっており、ボタン受付期間の残り時間が当初より少なくなったことが報知されている。ゲージ画像q2は、操作有効期間の経過に伴って、青色部分が左方に向かって短くなる。
図216(f)は、遊技者がチャンスボタン136を操作する直前の状態を示している。本例では、チャンスボタン136は操作有効期間中に遊技者により操作される。
図216(g)は、遊技者によりチャンスボタン136が操作された直後の演出表示の状態を示している。チャンスボタン136が操作され、当該操作が受け付けられると、ボタン画像q1およびゲージ画像q2が消去され、代わってエフェクト画像m4が第2装飾図柄表示装置208Mに表示開始される。また、チャンスボタン136が1回操作されるとチャンスボタン136の操作有効期間が終了し、チャンスボタン136の赤色発光は終了する。
図216(h)は、エフェクト画像m4が消去された状態示している。第2装飾図柄表示装置208Mにはエフェクト画像m4に代わって変化予告表示jが表示されている。
図216(i)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技の当否判定結果ははずれ(「特図G」)である。図柄表示領域208a〜208cには、特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであったことを示す、はずれ図柄態様である「装飾7−装飾6−装飾6」が停止表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、「7−6−6」組み合わせの第五図柄が停止表示されている。
図216(j)は、不図示の特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、第四図柄、および第五図柄の変動表示が開始された状態を示している。当該特図1変動遊技の開始に伴い、保留アイコン減少アニメーションが実行され、特図1保留アイコン表示領域fの第1領域に表示されていた保留アイコンf1が変動アイコンe2となって変動アイコン表示領域eに移動し、特図1保留アイコン表示領域fの第2領域に表示されていた保留アイコンf2が特図1保留アイコン表示領域fの第1領域に移動する。図216(j)に示す時点では、保留アイコン減少アニメーションは終了しており、変動アイコンe2、および保留アイコンf2の移動は完了している。
本実施例では、チャンスボタン136の操作応答表示として変化予告表示が表示される。なお、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136が操作されなかった場合には変化予告表示および変化候補表示は表示されなくてもよい。
(実施例12)
次に、図217(a)〜(o)を用いて、本実施の形態の実施例12によるパチンコ機100の演出例について説明する。図217(a)、(c)〜(o)の各図は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図217(a)は、特図1変動遊技が実行中である状態を示している。図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が行われており、第四図柄ランプi1では第四図柄の変動表示が行われており、第2装飾図柄表示装置208Mでは第五図柄の変動表示が行われている。また、図217(a)に示す時点では、特図1の保留数が1であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域fに保留アイコンf1が表示され、特図2保留アイコン表示領域gに保留アイコンが表示されておらず、第3装飾図柄表示装置208Nには「1」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンf1の態様は、白色円形である。また、変動アイコン表示領域eには、変動アイコンe1が表示されている。変動アイコンe1の態様は、白色円形である。また、演出ステージは城下町ステージである。
図217(b)は、特図1始動口230に遊技球が入賞する直前の状態を示している。本例では、特図1変動遊技中に特図1始動口230に遊技球が1個入賞し、特図1の保留が1増加する。
図217(c)は、特図1始動口230に遊技球が1個入賞した直後の演出表示の状態を示している。第3装飾図柄表示装置208Nには「2」の数字画像が表示されており、特図1の保留数が1増加して2になったことが報知されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは保留アイコン増加アニメーションが開始されている。保留アイコン増加アニメーションでは、増加した保留に対応する保留アイコンf2が特図1保留アイコン表示領域fの第2領域に向かって下から徐々に移動する態様で出現する。第3装飾図柄表示装置208Nでの特図1の保留数である「2」の表示開始と、保留アイコン増加アニメーションの表示開始とは同時であり、特図1始動口230への遊技球の入賞とほぼ同時である。保留アイコンf2は、円形であって、点灯時に白色となるような態様(以下、「白色点滅円形の態様」(図217では細い縦線の縦ハッチングで示す)と称する。)で表示される。白色点滅円形の態様は、白色円形の態様よりも、青色円形や、緑色円形や、赤色円形や、虹色円形の態様に変化しやすい態様である。
図217(d)は、保留アイコン増加アニメーションが終了した状態を示している。保留アイコンf2は特図1保留アイコン表示領域fの第2領域に移動を完了しており、保留アイコンf2の当該第2領域への移動完了が保留アイコン増加アニメーションの終了である。また、保留アイコン増加アニメーションの終了後に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域左方に変化予告表示r1が表示される。変化予告表示r1は、左図柄表示領域208aにおける装飾図柄の変動表示にオーバーラップして表示される。変化予告表示r1は、吉宗のキャラクタ表示(以下「吉宗」と称する)と、看板を模した表示(以下、「看板」と称する)とを含む表示である。看板内には「次変動で変化!?」の文字列画像が表示されており、次の特図動遊技中に保留アイコンの態様が変化することが示唆されている。本例の変化予告表示r1は、図208等に示す変化予告表示jと同様に、保留アイコンの態様が変化することを予告する表示である。本例では、変化予告表示r1は、白色点滅の態様の保留アイコンf2が変化することを予告する表示である。なお、変化予告表示r1の変化予告対象の保留アイコンは必ず白色点滅の態様であってもよい。変化予告表示r1は、保留アイコン増加アニメーション中に表示開始されてもよいし、保留アイコン増加アニメーションの終了と同時に表示開始されてもよい。
図217(e)は、変化予告表示r1の看板内の文字列画像が消去された状態を示している。特図変動遊技の終盤や装飾図柄の仮停止表示中では、看板内の文字列画像は消去される。なお、変化予告表示r1は、左図柄表示領域208aでの装飾図柄の仮停止表示中も仮停止表示中の装飾図柄にオーバーラップされて表示される。
図217(f)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技の当否判定結果ははずれ(「特図G」)である。図柄表示領域208a〜208cには、特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであったことを示す、はずれ図柄態様である「装飾7−装飾6−装飾6」が停止表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、「7−6−6」組み合わせの第五図柄が停止表示されている。装飾図柄の停止表示中では、変化予告表示r1は、左図柄表示領域208aに表示されている「装飾7」およびそれを囲む枠表示にオーバーラップされて表示される。
図217(g)は、不図示の特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、第四図柄、および第五図柄の変動表示が開始された状態を示している。当該特図1変動遊技の開始に伴い、保留アイコン減少アニメーションが実行され、特図1保留アイコン表示領域fの第1領域に表示されていた保留アイコンf1が変動アイコンe2となって変動アイコン表示領域eに移動し、特図1保留アイコン表示領域fの第2領域に表示されていた保留アイコンf2が特図1保留アイコン表示領域fの第1領域に移動する。保留アイコン減少アニメーションは終了しており、変動アイコンe2、および保留アイコンf2の移動は完了している。装飾図柄の変動表示開始後には、変化予告表示r1は、左図柄表示領域208aでの装飾図柄の変動表示にオーバーラップして表示される。このように、装飾図柄の停止表示中以外では、変化予告表示r1は装飾図柄の変動表示にオーバーラップして表示される。また、変化予告表示r1の看板内に「保1は!青!」の文字列画像が表示され、保留1に対応する保留アイコンf2が青色円形の態様に変化するかもしれないことが示唆されている。図217(g)以降の変化予告表示r1の看板内の文字列画像は、変化候補表示の表示である。保留アイコンf2は、看板内の文字列画像で示す変化候補表示に対応する態様に変化する場合がある。
図217(h)は、第2装飾図柄表示装置208Mに弓矢を持った吉宗r2が表示された状態を示している。吉宗r2は、図209等に示す吉宗nおよび変化アイテムoに相当する表示であり、変化予告表示r1を変化させる表示である。
図217(i)は、吉宗r2が矢を放つアニメーションが表示された状態を示している。矢は、変化予告表示r1の看板に向かって飛翔している。
図217(j)は、変化予告表示r1の看板の略全体にオーバーラップしてエフェクト画像m4が表示開始された状態を示している。変化予告表示r1の看板に矢が刺さるとエフェクト画像m4が表示開始される。エフェクト画像m4により変化予告表示r1の態様が変化する表示が行われる。
図217(k)は、エフェクト画像m4が消去された状態を示している。エフェクト画像m4の消去後に、看板内の文字列画像が「保1は!赤!!!」に変化した変化予告表示r1が表示される。変化予告表示r1の看板内の文字列画像により、保留1に対応する保留アイコンf2が赤色円形の態様に変化するかもしれないことが示唆されている。
図217(l)は、吉宗r2が消去された状態を示している。吉宗r2が消去されると、予告変化表示r1を対象とした変化表示はこれ以上行われない。なお、吉宗r2が継続して表示される場合には、変化予告表示r1を対象とした変化表示が再度表示される場合がある。
図217(m)は、保留変化表示が開始された状態を示している。本例の保留変化表示では、変化対象である保留アイコンf2の周囲にエフェクト画像m5が表示される。エフェクト画像m5の表示開始が保留変化表示の表示開始である。
図217(n)は、保留変化表示が終了した状態を示している。エフェクト画像m5の消去が保留変化表示の終了であり、保留変化表示後には保留アイコンf2の態様が赤色円形に変化している。このように、保留アイコンf2は、看板内の文字列画像で示す変化候補表示に対応する態様に変化する。なお、保留アイコンf2の態様は、保留変化表示中に変化してもよいし、保留変化表示の終了と同時に変化してもよい。
図217(o)は、変化予告表示r1が消去された状態を示している。変化予告表示r1が消去されると、保留アイコンf2を対象とする保留変化表示はこれ以上行われない。なお、変化予告表示r1の消去後も図217示す演出表示とは別の演出表示により保留アイコンf2を対象とする保留変化表示が行われてもよい。
本実施例では、変化予告表示r3内に変化候補表示が表示される。変化候補表示の期待度は変化予告アイコンk等と同様に色毎に設定されており、「青」、「緑」、「赤」、「金」、「虹」の順に高くなるように設定されている。図217(g)〜(i)に示す「青」の文字画像を含む変化候補表示が第一の表示であり、図217(k)〜(n)に示す「赤」の文字画像を含む変化候補表示が第二の表示であってもよい。
(実施例13)
次に、図218(a)〜(r)および図219(a)〜(r)を用いて、本実施の形態の実施例13によるパチンコ機100の演出例について説明する。図218(a)〜(r)および図219(a)〜(r)は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図218(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。第1装飾図柄表示装置208Lの図柄表示領域208a〜208cには、特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであったことを示す、はずれの場合の図柄組合せ「装飾7−装飾7−装飾1」が停止表示(確定表示、本停止表示)されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、「7−7−1」組み合わせの第五図柄が停止表示されている。「装飾7−装飾7−装飾1」の各装飾図柄を囲む枠表示内は赤色で表示されており、赤色のチャンス目の先読み予告が実行されている。本実施例では、チャンス目の先読み予告の実行中には、表示領域hに「同色図柄の停止は・・・」の文字列画像が表示され、チャンス目の先読み予告が実行されていることが示唆されている。本例において、チャンス目の先読み予告の対象は、特図1の保留1である。また、特図1の保留数が1であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域fに保留アイコンf1が表示され、特図2保留アイコン表示領域gに保留アイコンが表示されておらず、第3装飾図柄表示装置208Nには「1」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンf1の態様は、赤色円形である。また、変動アイコン表示領域eには、変動アイコンe1が表示されている。変動アイコンe1の態様は、白色円形である。また、第3装飾図柄表示装置208Nには吉宗nが表示されている。本実施例において、吉宗nは常時表示されるキャラクタ表示である。また、演出ステージは城下町ステージである。
図218(b)は、変動アイコンe1が消去された状態を示している。本実施例では、変動アイコンは、装飾図柄、第四図柄および第五図柄の停止表示中に消去される。
図218(c)は、不図示の特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、第四図柄、および第五図柄の変動表示が開始された状態を示している。図218(c)において、第1装飾図柄表示装置208La〜208cの図柄表示領域208a〜208cに図示する下向きの白抜き矢印は遊技者が装飾図柄を認識可能な程度の速さで変動表示が表示されている状態を表している。また、当該特図1変動遊技の開始に伴い、保留アイコン減少アニメーションが実行され、特図1保留アイコン表示領域fの第1領域に表示されていた保留アイコンf1が変動アイコンe2となって変動アイコン表示領域eに移動する。図中の矢印は、変動アイコンe2の軌跡を表している。図218(c)に示す時点では、保留アイコン減少アニメーションは終了しており、変動アイコンe2の移動は完了している。
図218(d)は、特図1変動遊技が実行されている状態を示している。第1装飾図柄表示装置208Lの図柄表示領域208a〜208cでは、遊技者が装飾図柄を認識不可能な程度の速さで変動表示が表示された後、左図柄表示領域208aでの装飾図柄の変動表示が低速の変動表示に変化している。
図218(e)は、左図柄表示領域208aでの変動表示の速度が遅くなり、左図柄表示領域208aにおいて「装飾7」が仮停止表示される直前の状態を示している。図中「装飾7」の下方に図示する下向きの矢印は遊技者が装飾図柄を認識可能な低速の変動表示が表示されていることを表している。
図218(f)は、左図柄表示領域208aに「装飾7」が上下に微小に揺れる態様で仮停止表示されている状態を示している。図中、「装飾7」の左上および右下に図示する2本の波線は、「装飾7」が上下に微小に揺れていることを表している。また、右図柄表示領域208cでの装飾図柄の変動表示が低速の変動表示に変化している。
図218(g)は、右図柄表示領域208cでの変動表示の速度がさらに遅くなり、右図柄表示領域208cにおいて「装飾6」が仮停止表示される直前の状態を示している。図中「装飾6」の下方に図示する下向きの矢印は装飾図柄を遊技者が認識可能である低速の変動表示が表示されていることを表している。
図218(h)は、右図柄表示領域208cに「装飾6」が上下に微小に揺れる態様で仮停止表示されている状態を示している。図中、「装飾6」の左上および右下に図示する2本の波線は、「装飾6」が上下に微小に揺れていることを表している。
図218(i)は、中図柄表示領域208bにおいて遊技者が装飾図柄を認識可能な変動表示の速さに変化した状態を示している。中図柄表示領域208bには、「継続」の文字列画像を含む「継続」の装飾図柄が仮停止表示される直前である。図中「継続」の装飾図柄の下方に図示する下向きの矢印は遊技者が装飾図柄を認識可能である低速の変動表示が表示されていることを表している。「継続」の装飾図柄は、疑似連の演出表示が行われる場合に表示される。疑似連は、1回の特図変動遊技中に装飾図柄の変動表示が複数回行われたかのような疑似変動を行う演出であり、当該変動の予告演出である。図218(c)〜(j)に示す装飾図柄の変動表示が1回目の疑似変動である。疑似連の疑似変動の継続回数が多いほど図柄変動表示において大当り図柄態様が停止表示されやすいように構成されている。
図218(j)は、中図柄表示領域208bに「継続」の装飾図柄が上下に微小に揺れる態様で仮停止表示されている状態を示している。図中、「継続」の装飾図柄の左上および右下に図示する2本の波線は、「継続」の装飾図柄が上下に微小に揺れていることを表している。図柄表示領域208a〜208cに「装飾7−継続−装飾6」の装飾図柄が仮停止表示される。
図218(k)は、第1装飾図柄表示装置208Lにカットイン表示が表示された状態を示している。本例では、2回目の疑似変動が開始される前にカットイン表示が表示される。カットイン表示は、「装飾7−継続―装飾6」の装飾図柄にオーバーラップして表示される。
図218(l)は、2回目の疑似変動が開始される直前の状態を示している。カットイン表示は消去されており、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域左下には「×2」の画像が表示されており、2回目の疑似変動が開始されることが報知されている。当該「×2」の画像は、「装飾7」の一部にオーバーラップして表示されている。
図218(m)は、2回目の疑似変動が開始された状態を示している。図柄表示領域208a〜208cでは、遊技者が装飾図柄を認識不可能な程度の速さで変動表示が行われている。
図218(n)は、「×2」の画像が縮小された状態を示している。
図218(o)は、左右図柄表示領域208a、208cでの装飾図柄の変動表示が低速の変動表示に変化した状態を示している。
図218(p)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾4」が仮停止表示された状態を示している。「装飾4」の仮停止表示により、装飾図柄の変動表示において、「装飾4」が表示されるリーチ演出表示が開始される。また、表示領域hには「SPがとまれば・・・」の文字列画像が表示されており、「SP」の装飾図柄が表示されるとSP(スーパー)リーチが開始されることが示唆されている。
図218(q)は、中図柄表示領域208bでの装飾図柄の変動表示が低速の変動表示に変化した状態を示している。
図218(q)は、中図柄表示領域208bに「SP」の文字列画像を含「SP」の装飾図柄が仮停止表示された状態を示している。「SP」の装飾図柄は、SPリーチが開始される際に表示される。
図219(a)は、図218(q)から引き続く状態を示している。図219(a)では、SPリーチが開始されており、左図柄表示領域208aが第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域の左上角部に縮小され、右図柄表示領域208cが第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域の右上角部に縮小される。SPリーチ中は、装飾図柄を囲む枠表示が非表示とされる。
図219(b)は、SPリーチの発展先の候補が表示された状態を示している。第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域上部には「発展先は?」の文字列画像が表示され、当該表示領域左方には候補表示s1が表示され、当該表示領域右方には候補表示s2が表示されている。候補表示s1は「飲み比べ」の文字列画像を含み、候補表示s2により発展先の候補が飲み比べの演出であることが報知されている。また、候補表示s2は「ボウリング」の文字列画像を含み、候補表示s2により発展先の候補がボウリングの演出であることが報知されている。候補表示s1、s2内に含まれる「★」画像の数は、それぞれの演出の大当り信頼度を示唆する表示である。本例では、候補表示s1内に「★」の画像が1つふくまれ、候補表示s2内に「★」の画像が2つ含まれているので、飲み比べの演出よりもボウリングの演出の方が大当り信頼度が高く設定されている。また、候補表示s1、s2の間には、ルーレット表示が表示さている。
図219(c)は、ルーレット表示が開始された状態を示している。ルーレット表示中は、ルーレット表示内の矢印は右回りに回転表示される。図中、ルーレット表示の上下に図示する矢印は、ルーレット表示内の矢印が右回りに回転していることを表している。また、第3装飾図柄表示装置208Nには「いくぞ」の文字列画像が表示されている。当該文字列画像は、候補表示の変化表示が開始されることを示唆する表示である。
図219(d)は、第3装飾図柄表示装置208Nで変化アイテムoが表示開始された状態を示している。本実施例において、変化アイテムoは、候補表示s1、s2の態様が変化する変化表示のために用いられる。
図219(e)は、変化アイテムoが吉宗nよって投げられたアニメーションが表示された状態を示している。本例において、変化表示の対象は候補表示s1であり、変化アイテムoは候補表示s1に向かって飛翔している。図中、変化アイテムoの右方に図示する左向き矢印は変化アイテムoの軌跡を表している。
図219(f)は、変化アイテムoが候補表示s1にオーバーラップして表示された状態を示している。変化アイテムoが候補表示s1にオーバーラップして表示された後、候補表示s1の態様が変化する変化表示が開始される。
図219(g)は、変化アイテムoが消去され、代わってエフェクト画像m6が表示開始された状態を示している。エフェクト画像m6は、候補表示s1の文字および「★」部分の全体にオーバーラップして表示されている。エフェクト画像m6の表示により、候補表示s1の態様が変化する変化表示が行われる。
図219(h)は、変化表示が終了した状態を示している。エフェクト画像m6の消去が変化表示の終了である。候補表示s1内には「剣豪」の文字列画像と「★」が3つ表示されており、候補表示s1の態様が変化している。変化表示後の候補表示s1は、発展先の候補が剣豪対決の演出であることが報知されている。また、候補表示s1内には「★」が3つ表示されており、剣豪対決の演出の方がボウリングの演出よりも大当り信頼度が高く設定されている。
図219(i)は、変化表示に成功した祝福演出が実行されている状態を示している。第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている吉宗nの態様がガッツポーズをしている態様に変化しており、ガッツポーズをした吉宗nにより当該祝福演出が実行される。なお、候補表示s1の変化表示の演出は、候補表示s1の態様が変化しない失敗パターンの演出が設けられていてもよい。候補表示の変化表示の演出が成功パターンである場合には、変化表示前に当該候補表示が示す演出よりも変化表示後の当該候補表示が示す演出の方が大当り信頼度は高い。また、変化表示後の候補表示(候補表示s1)が示す演出は、変化表示の対象ではない候補表示(候補表示s2)示す演出よりも大当り期待度が高くなっていてもよい。
図219(j)は、発展先が剣豪対決の演出であることが報知されている状態を示している。候補表示s1を指し示す方向(左向き)にルーレット表示内の矢印が停止しており、発展先が剣豪対決の演出であることが報知されている。
図219(k)は、発展先が剣豪対決の演出であることが報知されている状態を示している。候補表示s1を囲むようにエフェクト画像m7が表示されており、発展先が剣豪対決の演出であることが報知されている。
図219(l)は、剣豪対決の演出が開始される直前の状態を示している。剣豪対決の演出開始に先立て、「発展先は?」の文字列画像、候補表示s1、s2、ルーレット表示、吉宗nは消去される。
図219(m)は、剣豪対決の演出が開始された状態を示している。第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪が登場するアニメーションが表示されている。
図219(n)は、吉宗と剣豪との対決が開始された状態を示している。剣豪対決の演出は、吉宗と剣豪とが決闘を行うアニメーションが表示される演出である。第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域左方には吉宗のキャラクタ表示が表示されており、当該表示領域右方には剣豪のキャラクタ表示が表示されている。また、本例では、剣豪対決の演出中も変動アイコンe2は、表示される。なお、剣豪対決の演出中も変動アイコン表示領域e内の台座表示は表示されていてもよい。
図219(o)は、吉宗と剣豪とが斬り合ったシーンのアニメーションが表示された状態を示している。
図219(p)は、吉宗が対決に勝利したシーンのアニメーションが表示された状態を示している。当該シーンの表示中には、第3装飾図柄表示装置208Nに吉宗nが表示される。
図219(q)は、剣豪対決の演出が終了、図柄表示領域208a〜208cに「装飾4−装飾4−装飾4」が仮停止表示された状態を示している。剣豪対決の演出の終了がSPリーチの終了であり、SPリーチの終了後に「装飾4−装飾4−装飾4」の仮停止表示が開始される。「装飾4−装飾4−装飾4」の仮停止表示中に変動アイコンe2が消去される。なお、「装飾4−装飾4−装飾4」の仮停止表示中に変動アイコンe2は表示されていてもよい。
図219(r)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技の当否判定結果は大当り(「特図C」)である。図柄表示領域208a〜208cには、特図1変動遊技の当否判定結果が大当りあったことを示す、大当り図柄態様である「装飾4−装飾4−装飾4」が停止表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、「4−4−4」組み合わせの第五図柄が停止表示されている。また、特図1変動遊技の当否判定結果が大当りである場合には、第4図柄ランプi1が大当りの発光態様で点灯される。
本実施例では、発展先の候補表示が変化する。候補表示は、変化前よりも大当り信頼度の高い演出表示を示す表示に変化する。なお、図208〜図217に示す保留アイコンや変動アイコンや変化候補表示の変化表示が行われた後に図218、図219に示す演出表示を行うことができる。
(実施例14)
次に、図220(a)〜(p)および図221(a)〜(h)を用いて、本実施の形態の実施例14によるパチンコ機100の演出例について説明する。図220(a)、(c)、(d)、(f)〜(p)および図221(a)、(b)、(d)〜(h)の各図は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図220(a)は、特図1変動遊技が実行中である状態を示している。図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が行われており、第四図柄ランプi1では第四図柄の変動表示が行われており、第2装飾図柄表示装置208Mでは第五図柄の変動表示が行われている。また、特図1の保留数が1であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域fに保留アイコンf1が表示され、特図2保留アイコン表示領域gに保留アイコンが表示されておらず、第3装飾図柄表示装置208Nには「1」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンf1の態様は、白色円形である。また、変動アイコン表示領域eには、変動アイコンe1が表示されている。変動アイコンe1の態様は、白色円形である。また、演出ステージは城下町ステージである。
図220(b)は、特図1始動口230に遊技球が入賞する直前の状態を示している。本例では、特図1変動遊技中に特図1始動口230に遊技球が1個入賞し、特図1の保留が1増加する。
図220(c)は、特図1始動口230に遊技球が1個入賞した直後の演出表示の状態を示している。第3装飾図柄表示装置208Nには「2」の数字画像が表示されており、特図1の保留数が1増加して2になったことが報知されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは保留アイコン増加アニメーションが開始されている。保留アイコン増加アニメーションでは、増加した保留に対応する保留アイコンf2が特図1保留アイコン表示領域fの第2領域に向かって下から徐々に移動する態様で出現する。第3装飾図柄表示装置208Nでの特図1の保留数である「2」の表示開始と、保留アイコン増加アニメーションの表示開始とは同時であり、特図1始動口230への遊技球の入賞とほぼ同時である。保留アイコンf2の態様は白色円形である。また、本実施例では、保留アイコン増加アニメーションにより、保留アイコンf2と伴にボタンアイコンt1が表示開始される。ボタンアイコンt1は、チャンスボタン136の外観を模した表示であり赤色で表示される。ボタンアイコンt1は、保留アイコンf2の上方に表示され、保留アイコンf2と伴に上方に移動する。なお、ボタンアイコンt1は保留アイコンf2の一部であってもよいし、ボタンアイコンt1が保留アイコンf2として表示されてもよい。
図220(d)は、保留アイコン増加アニメーションが終了した状態を示している。保留アイコンf2は特図1保留アイコン表示領域fの第2領域に移動を完了しており、ボタンアイコンt1は移動を完了している。保留アイコンf2の当該第2領域への移動完了およびボタンアイコンt1の移動完了が保留アイコン増加アニメーションの終了である。ボタンアイコンt1が移動を完了するとチャンスボタン136の操作有効期間が開始される。これ以降、ボタンアイコンt1の表示中はチャンスボタン136の操作有効期間である。ボタンアイコンt1は遊技者にチャンスボタン136の操作を促す表示である。また、操作有効期間の開始によりチャンスボタン136は赤色に発光される。
図220(e)は、遊技者がチャンスボタン136を操作する直前の状態を示している。本例では、チャンスボタン136は操作有効期間中に遊技者により操作される。
図220(f)は、遊技者によりチャンスボタン136が操作された直後の演出表示の状態を示している。チャンスボタン136が操作され、当該操作が受け付けられると、ボタンアイコンt1が消去され、代わって看板を模した画像の変化予告表示r3が保留アイコンf2の上方に表示開始される。このように、変化予告表示は、ボタンアイコンの態様の保留アイコンが表示されている状態でチャンスボタン136が操作された場合に表示開始されてもよい。変化予告表示r3は、保留変化表示の対象である保留アイコンf2に接して表示される。また、変化予告表示r3は、装飾図柄の変動表示にオーバーラップして表示される。変化予告表示r3内には、「青or赤」の文字列画像が表示されており、当該文字列画像は変化候補表示である。このように、変化予告表示は、変化候補表示を含んでいてもよい。また、チャンスボタン136が1回操作されるとチャンスボタン136の操作有効期間が終了し、チャンスボタン136の赤色発光は終了する。
図220(g)は、左図柄表示領域208aにおいて遊技者が装飾図柄を視認可能な速さで装飾図柄の変動表示が行われており、中右図柄表示領域208b、208cにおいて「装飾6」が仮停止表示されている状態を示している。変化予告表示r3は、左図柄表示領域208aでの装飾図柄の変動表示にオーバーラップして表示される。
図220(h)は、左図柄表示領域208aに「装飾7」が仮停止表示された状態を示している。変化予告表示r3は、左図柄表示領域208aでの「装飾7」にオーバーラップして表示される。
図220(i)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技の当否判定結果ははずれ(「特図G」)である。図柄表示領域208a〜208cには、特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであったことを示す、はずれ図柄態様である「装飾7−装飾6−装飾6」が停止表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、「7−6−6」組み合わせの第五図柄が停止表示されている。装飾図柄の停止表示中では、変化予告表示r3は、左図柄表示領域208aに表示されている「装飾7」およびそれを囲む枠表示にオーバーラップされて表示される。
図220(j)は、不図示の特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、第四図柄、および第五図柄の変動表示が開始された状態を示している。なお、特図1変動遊技の非実行中に表示される変動アイコン消去アニメーションの図示は省略する。変動アイコン消去アニメーションにより変動アイコンe1は消去される。また、装飾図柄の変動表示中では、変化予告表示r3は、装飾図柄の変動表示にオーバーラップして表示される。
図220(k)は、保留アイコン減少アニメーションが開始された状態を示している。保留アイコン減少アニメーションにより、特図1保留アイコン表示領域fの第1領域に表示されていた保留アイコンf1が変動アイコンe2となって変動アイコン表示領域eに移動し、特図1保留アイコン表示領域fの第2領域に表示されていた保留アイコンf2が特図1保留アイコン表示領域fの第1領域に移動する。変化予告表示r3は保留アイコンf2と一緒に移動する。
図220(l)は、保留アイコン減少アニメーションが終了した状態を示している。変動アイコンe2、および保留アイコンf2の移動は完了している。保留アイコン減少アニメーション終了後に、第2装飾図柄表示装置208Mに姫のキャラクタ表示(以下、「姫」と称する)r4が表示開始される。姫r4は、変化候補表示が変化することを示唆する表示である。なお、姫r4は、装飾図柄の変動開始と同時に表示開始されてもよいし、保留アイコン減少アニメーション表示中に表示開始されてもよいし、保留アイコン減少アニメーションの終了と同時に表示開始されてもよい。
図220(m)は、変化候補表示の変化表示が開始されることが報知された状態を示している。第2装飾図柄表示装置208Mに「チェンジ」の文字列画像が表示されて当該変化表示が開始されることが報知される。
図220(n)は、変化候補表示の変化表示が開始されている状態を示している。当該変化表示では、変化予告表示r3が回転するアニメーションが表示される。変化予告表示r3が回転するアニメーションの開始が当該変化表示の開始である。なお、当該変化表示時に、変化候補表示の文字列画像(「青or赤」や「緑or赤」)を遊技者が認識できてもよい。
図220(o)は、変化候補表示の変化表示が終了した状態を示している。変化予告表示r3に含まれる変化候補表示は、「青or赤」から「緑or赤」の文字列画像に変化している。変化予告表示r3が回転するアニメーションの終了が当該変化表示の終了である。
図220(p)は、姫r4が消去された状態を示している。姫r4の消去後も図220示す演出表示とは別の演出表示により当該変化候補表示の変化表示が行われる場合がある。
図221(a)は、図220(p)から引き続く状態を示している。図221(a)では、変化予告表示r3内の変化候補表示にオーバーラップしてボタン画像とゲージ画像が表示される。チャンスボタン136の操作有効期間は、ボタン画像およびゲージ画像が表示開始されるのと同時に開始される。ボタン画像は赤色で表示され、チャンスボタン136は操作有効期間中では赤色に発光される。
図221(b)は、操作有効期間中の状態を示している。ゲージ画像q2の青色部分の長さが短くなっており、ボタン受付期間の残り時間が当初より少なくなったことが報知されている。ゲージ画像q2は、操作有効期間の経過に伴って、青色部分が左方に向かって短くなる。
図221(c)は、遊技者がチャンスボタン136を操作する直前の状態を示している。本例では、チャンスボタン136は操作有効期間中に遊技者により操作される。
図221(d)は、遊技者によりチャンスボタン136が操作された直後の演出表示の状態を示している。チャンスボタン136が操作され、当該操作が受け付けられると、ボタン画像およびゲージ画像が消去され、代わってエフェクト画像m6が第2装飾図柄表示装置208Mに表示開始される。エフェクト画像m6の表示により変化候補表示の変化表示が行われる。
図221(e)は、変化候補表示が終了した状態を示している。エフェクト画像m6の消去が変化候補表示の変化表示の終了である。変化候補表示は、「赤」の文字画像に変化している。当該変化候補表示は、保留アイコンf2が赤色円形の態様に変化することを示唆する表示である。
図221(f)は、保留変化表示が開始された状態を示している。本例の保留変化表示では、変化対象である保留アイコンf2の周囲にエフェクト画像m5が表示される。エフェクト画像m5の表示開始が保留変化表示の表示開始である。
図221(g)は、保留変化表示が終了した状態を示している。エフェクト画像m5の消去が保留変化表示の終了であり、保留変化表示後には保留アイコンf2の態様が赤色円形に変化している。このように、保留アイコンf2は、看板内の文字画像で示す変化候補表示に対応する態様に変化する。なお、保留アイコンf2の態様は、保留変化表示中に変化してもよいし、保留変化表示の終了と同時に変化してもよい。
図221(h)は、変化予告表示r3が消去された状態を示している。変化予告表示r3が消去されると、保留アイコンf2を対象とする保留変化表示はこれ以上行われない。なお、変化予告表示r3の消去後も図221示す演出表示とは別の演出表示により保留アイコンf2を対象とする保留変化表示が行われてもよい。
次に、図221(i)〜(k)を用いて、本実施例の変形例によるパチンコ機100の演出例について説明する。図221(i)〜(k)の各図は、本変形例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図221(i)〜(k)は、球抜き表示er1が表示されていることを除いて、図220(g)〜(i)に示す状態とそれぞれ同じである。
図221(i)〜(k)に示すように、球抜き表示er1は、装飾図柄および変化予告表示r3にオーバーラップして表示されている。球抜き表示er1は、下皿128が遊技球で満タンとなり、下皿満タンエラーが発生した場合に表示される。球抜き表示er1は、下皿満タンエラーを報知する表示であり、遊技者に球排出レバー132の操作を促す表示である。このように、球抜き表示er1等のエラー表示は、装飾図柄、変化予告表示r3、変化候補表示にオーバーラップして表示される。なお、球抜き表示er1以外のエラー表示、例えば、扉解放エラーを報知する扉解放エラー表示や、異常入賞や不正入賞を報知するエラー表示や、磁気検出や磁界検出を報知するエラー表示等も装飾図柄、変化予告表示r3、変化候補表示にオーバーラップして表示されてもよい。なお、球抜き表示er1およびこれらのエラー表示は、飾図柄、変化予告表示r3、変化候補表示以外の全ての演出表示にオーバーラップして表示されてもよい。
(実施例15)
次に、図222(a)〜(e)を用いて、本実施の形態の実施例15によるパチンコ機100の演出例について説明する。図222(a)〜(e)の各図は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。
図222(a)は、第3装飾図柄表示装置208Nに吉宗nが変化アイテム表示oを持った表示が表示されている状態を示している。本例の変化アイテムoは、保留アイコンf1の保留変化表示に用いられる表示である。また、第2装飾図柄表示装置208Mには青色円形の変化予告アイコンkが表示されている。
図222(b)は、第3装飾図柄表示装置208Nに吉宗nが変化アイテムoを保留アイコンf1に向かって投げるアニメーションが表示された状態を示している。変化アイテムoは、保留アイコンf1に向かって飛翔しており、図222(b)では第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている。図中、変化アイテムoの右側に図示する左上向き矢印は変化アイテムoの軌跡を表している。
図222(c)は、変化アイテムoが保留アイコンf1に衝突した表示が表示された状態を示している。変化アイテムoは保留アイコンf1の一部にオーバーラップして表示されている。
図222(d)は、変化アイテムoが消去され、エフェクト画像mが保留アイコンf1の全体にオーバーラップして表示された状態を示している。変化アイテムoが保留アイコンf1の一部にオーバーラップされると、変化アイテムoが消去されて、代わってエフェクト画像mが表示される。エフェクト画像mの表示により、保留アイコンf1の態様が変化する保留変化表示が表示される。
図222(e)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの消去が保留変化表示の終了であり、保留変化表示が行われたことにより、保留アイコンf1の態様が白色円形から青色円形に変化している。本例では、先読み予告の対象の保留に対応する保留アイコンf1の態様は、変化予告アイコンkと同じ青色円形に変化する。変化候補表示の種類は複数設けられており、変動アイコンの態様は、複数種類の変化候補表示のうちの一の変化候補表示に対応した態様に変化する場合がある。なお、変化予告アイコンkが青色であり、保留アイコンf1も青色であり、変化予告アイコンkの態様と保留アイコンf1の態様が同じであるため、変化予告アイコンkを用いた保留変化表示が保留アイコンf1を対象とする保留変化表示に用いられることはないが、白色円形の変動アイコンe1を対象とする変化表示に用いられる場合があってもよい。
本実施例のように、変化アイテムoが保留アイコンの変化表示に用いられてもよい。保留アイコンの態様は、変化候補表示に対応する態様に変化する。
(実施例16)
次に、図222(f)〜(j)を用いて、本実施の形態の実施例16によるパチンコ機100の演出例について説明する。図222(f)〜(j)の各図は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。
図222(f)は、第3装飾図柄表示装置208Nに吉宗nが変化アイテム表示oを持った表示が表示されている状態を示している。本例の変化アイテムoは、変動アイコンe1の変化表示に用いられる表示である。また、第2装飾図柄表示装置208Mには青色円形の変化予告アイコンkが表示されている。
図222(g)は、第3装飾図柄表示装置208Nに吉宗nが変化アイテムoを保留アイコンf1に向かって投げるアニメーションが表示された状態を示している。変化アイテムoは、変動アイコンe1に向かって飛翔しており、図222(g)では第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている。図中、変化アイテムoの右側に図示する左上向き矢印は変化アイテムoの軌跡を表している。
図222(h)は、変化アイテムoが変動アイコンe1に衝突した表示が表示された状態を示している。変化アイテムoは変動アイコンe1の一部にオーバーラップして表示されている。
図222(i)は、変化アイテムoが消去され、エフェクト画像mが変動アイコンe1の全体にオーバーラップして表示された状態を示している。変化アイテムoが変動アイコンe1の一部にオーバーラップされると、変化アイテムoが消去されて、代わってエフェクト画像mが表示される。エフェクト画像mの表示により、変動アイコンe1の態様が変化する変化表示が表示される。
図222(j)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの消去が変化表示の終了であり、変化表示が行われたことにより、変動アイコンe1の態様が白色円形から青色円形に変化している。本例では、変動アイコンe1の態様は、変化予告アイコンkと同じ青色円形に変化する。変化候補表示の種類は複数設けられており、保留アイコンの態様は、複数種類の変化候補表示のうちの一の変化候補表示に対応した態様に変化する場合がある。
本実施例のように、変化アイテムoが変動アイコンの変化表示に用いられてもよい。変動アイコンの態様は、変化候補表示に対応する態様に変化する。なお、本実施例では、変化予告アイコンkが表示されているが、変化予告アイコンkが表示されていない場合でも図222(f)〜(j)に示す演出表示が行われてもよい。
(実施例17)
次に、図222(k)〜(o)を用いて、本実施の形態の実施例17によるパチンコ機100の演出例について説明する。図222(k)〜(o)の各図は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。
図222(k)は、第3装飾図柄表示装置208Nに吉宗nが変化アイテムoを持った表示が表示されている状態を示している。
図222(l)は、第3装飾図柄表示装置208Nに吉宗nが変化アイテムoを変化予告アイコンkに向かって投げるアニメーションが表示された状態を示している。変化アイテムoは、変化予告アイコンkに向かって飛翔しており、図222(g)では第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている。図中、変化アイテムoの右側に図示する左上向き矢印は変化アイテムoの軌跡を表している。
図222(m)は、第2装飾図柄表示装置208Mに変化アイテムoが表示されている状態を示している。本実施例では、変化アイテムoは変化予告アイコンkに衝突せずに変化予告アイコンkを通過する。
図222(n)は、変化アイテムoが変化予告アイコンkに衝突せずに変化予告アイコンkを通過した表示が表示されている状態を示している。変化予告アイコンkの変化表示が行われない失敗パターンの演出の場合には、変化アイテムoは、変化予告アイコンkに衝突せずに変化予告アイコンkを通過する。
図222(o)は、変化アイテムoが消去された状態を示している。変化アイテムoは左方に移動して第2装飾図柄表示装置208Mの表示領域外に消えていく態様で消去される。本実施例のように、変化候補表示の変化表示には変化候補表示が変化しない失敗パターンが設けられていてもよい。なお、保留アイコンおよび変動アイコンの変化表示についても、態様が変化しない失敗パターンが設けられていてもよい。
(実施例18)
次に、図223(a)〜(o)を用いて、本実施の形態の実施例18によるパチンコ機100の演出例について説明する。図223(a)〜(o)の各図は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図223(a)は、特図1変動遊技が実行中である状態を示している。図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が行われており、第四図柄ランプi1では第四図柄の変動表示が行われており、第2装飾図柄表示装置208Mでは第五図柄の変動表示が行われている。また、図223(a)に示す時点では、特図1の保留数が1であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域fに保留アイコンf1が表示され、特図2保留アイコン表示領域gに保留アイコンが表示されておらず、第3装飾図柄表示装置208Nには「1」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンf1の態様は、白色円形である。また、変動アイコン表示領域eには、変動アイコンe1が表示されている。変動アイコンe1の態様は、白色円形である。また、サブ表装置700には変化予告アイコンkが表示されており、第3装飾図柄表示装置208Nには姫n1が表示されている。姫n1は、変化候補表示の種類を変化させることを示唆する表示である。また、演出ステージは城下町ステージである。
図223(b)は、第3装飾図柄表示装置208Nに姫n1が変化アイテム表示oを持った表示が表示されている状態を示している。変化アイテムoは、変化候補表示の種類を変化させることを示唆する表示である。
図223(c)は、第3装飾図柄表示装置208Nに姫n1が変化アイテムoを変化予告アイコンkに向かって投げるアニメーションが表示された状態を示している。変化アイテムoは、変化予告アイコンkに向かって飛翔しており、図223(c)では第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている。図中、変化アイテムoの右側に図示する左上向き矢印は変化アイテムoの軌跡を表している。
図223(d)は、第2装飾図柄表示装置208Mに変化アイテムoが表示されている状態を示している。
図223(e)は、第2装飾図柄表示装置208Mに変化アイテムoが変化予告アイコンkに衝突した表示が表示された状態を示している。変化アイテムoは変化予告アイコンkの一部にオーバーラップして表示されている。
図223(f)は、変化アイテムoが消去され、エフェクト画像mが変化予告アイコンkの全体にオーバーラップして表示された状態を示している。変化アイテムoが変化予告アイコンkの一部にオーバーラップされると、変化アイテムoが消去されて、代わってエフェクト画像mが表示される。エフェクト画像mの表示により、変化予告アイコンkの種類が変化する変化表示が表示される。
図223(g)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの消去が変化表示の終了であり、変化表示が行われたことにより、変化予告アイコンkの種類が青色円形から赤色円形に変化している。このように、青色円形の変化候補表示から赤色円形の変化候補表示に変化する場合がある。
図223(h)は、変化候補表示の変化表示後も姫n1が表示されている状態を示している。姫n1が継続して表示されている場合には、変化候補表示の変化表示が再度行われる。
図223(i)〜(m)に示す演出表示は、図223(b)〜(g)に示す演出表示と同じ演出表示であるのでその説明は省略する。本実施例では、変化候補表示の変化表示が再度行われる。
図223(n)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの消去が変化表示の終了であり、変化表示が行われたことにより、変化予告アイコンkの種類が赤色円形から金色円形に変化している。このように、赤色円形の変化候補表示から金色円形の変化候補表示に変化する場合がある。
図223(o)は、姫n1が消去された状態を示している。姫n1が消去されると、変化予告アイコンkを対象とした変化表示はこれ以上行われない。
本実施例では、変化候補表示の変化表示が行われる場合に姫n1が表示されている。この場合には、変化候補表示の変化表示が必ず行われ、変化候補表示は期待度が高い種類に変化する。変化候補表示の変化表示が行われる場合に吉宗nが表示されている場合よりも、変化候補表示の変化表示が行われる場合に姫n1が表示されている場合の方が変化候補表示は期待度が高い種類に変化しやすい。例えば、変化候補表示の変化表示が行われる場合に吉宗nが表示されている場合よりも、変化候補表示の変化表示が行われる場合に姫n1が表示されている場合の方が青色の変化候補表示は緑色の変化候補表示に変化しやすい。なお、保留アイコンや変動アイコンの変化表示が行われる場合も同様であり、保留アイコンや変動アイコンの変化表示が行われる場合に吉宗nが表示されている場合よりも、保留アイコンや変動アイコンの変化表示が行われる場合に姫n1が表示されている場合の方が保留アイコンや変動アイコンは期待度が高い態様に変化しやすい。なお、姫n1が消去された場合には当該特図1変動遊技中に姫n1による変化表示は行われず、姫n1が表示され続ける場合には姫n1を用いた変化表示が再度行われる可能性がある。なお、二度以上の変化表示を行う場合、変化表示毎に変化表示の対象を異ならせてもよい。
(実施例19)
次に、図224(a)〜(g)を用いて、本実施の形態の実施例19によるパチンコ機100の演出例について説明する。図224(a)〜(g)は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図224(a)は、特図1変動遊技が実行中である状態を示している。図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が行われており、第四図柄ランプi1では第四図柄の変動表示が行われており、第2装飾図柄表示装置208Mでは第五図柄の変動表示が行われている。また、図224(a)に示す時点では、特図1の保留数が1であり、特図2の保留数は0であるので、特図1保留アイコン表示領域fに保留アイコンf1が表示され、特図2保留アイコン表示領域gに保留アイコンが表示されておらず、第3装飾図柄表示装置208Nには「1」と「0」の数字により保留数が表示されている。保留アイコンf1の態様は、白色円形である。また、変動アイコン表示領域eには、変動アイコンe1が表示されている。変動アイコンe1の態様は、白色円形である。また、第2装飾図柄表示装置208Mには宝箱u1が表示開始されている。また、演出ステージは城下町ステージである。
図224(b)は、宝箱u1が開き、宝箱u1から疑似連アイコンu2が出現するアニメーションが表示された状態を示している。図中、疑似連アイコンu2の下方に図示する上向き矢印は疑似連アイコンu2の軌跡を表している。本例の疑似連アイコンu2は、疑似連の演出表示が行われることを示唆する表示である。疑似連アイコンu2の態様は、「N」の文字を含む白色方形の態様である。疑似連アイコンu2の態様は、白色方形、青色方形、緑色方形、赤色方形、金色方形、虹色方形が設けられている。疑似連アイコンの期待度は、白色方形、青色方形、緑色方形、赤色方形、金色方形、虹色方形の順に高くなるように設定されている。
図224(c)は、宝箱u1が消去された状態を示している。宝箱u1は、疑似連アイコンu2を出現させるための表示であり、疑似連アイコンu2が出現した後に消去される。宝箱u1の非表示中では新たなアイコン(保留アイコンおよび変動アイコンを除く)は表示されない。
図224(d)は、疑似連アイコンu2の発動表示が開始された状態を示している。疑似連アイコンu2は右上向きに移動する。図中、疑似連アイコンu2左方に図示する右上向き矢印は疑似連アイコンu2の軌跡を表している。
図224(e)は、疑似連アイコンu2の発動表示が表示されている状態を示している。本例の発動表示では、疑似連アイコンu2の周囲にエフェクト画像m5が表示される。疑似連アイコンu2の発動表示は、当該特図変動遊技中に疑似連の演出表示が行われることを示唆する表示である。
図224(f)は、疑似連アイコンu2が消去された状態を示している。疑似連アイコンu2の発動表示が終了すると、疑似連アイコンu2は消去される。
図224(g)は、図柄表示領域208a〜208cに「装飾7−継続−装飾6」の装飾図柄が仮停止表示された状態を示しており、図218(j)に示す状態と同じ状態である。「継続」の装飾図柄の仮停止表示により疑似連の2回目の疑似変動が開始されることが示唆される。図224(g)に示す以降で、図218(k)以降に示す2回目の疑似変動が行われる。なお、本実施例では、図218示す実施例13と異なり吉宗nが表示されていない。
疑似連アイコンu2の発動表示が特図変動遊技中に表示された場合には、当該特図変動遊技中に「継続」の装飾図柄が仮停止表示される。また、2回目の疑似変動中に疑似連アイコンu2の発動表示が表示された場合には、3回目の疑似変動が必ず行われる。なお、3回目の疑似変動中に疑似連アイコンu2の発動表示が表示された場合には、当該特図変動遊技において必ず大当り図柄態様が確定表示されてもよい。
次に、図224(h)〜(l)および図225(a)〜(o)を用いて、本実施の形態の実施例19の変形例によるパチンコ機100の演出例について説明する。図224(h)〜(l)および図224(a)〜(o)は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図224(h)は、図224(c)と同じ状態を示している。
図224(i)は、第3装飾図柄表示装置208Nに吉宗nが表示された状態を示している。本例の吉宗nは、疑似連アイコンu2の態様を変化させることを示唆する表示である。
図224(j)は、第3装飾図柄表示装置208Nに吉宗nが変化アイテム表示oを持った表示が表示されている状態を示している。変化アイテムoは、本例の疑似連アイコンu2の態様類を変化させることを示唆する表示である。
図224(k)は、第3装飾図柄表示装置208Nに吉宗nが変化アイテムoを疑似連アイコンu2に向かって投げるアニメーションが表示された状態を示している。変化アイテムoは、疑似連アイコンu2に向かって飛翔しており、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている。図中、変化アイテムoの右側に図示する左上向き矢印は変化アイテムoの軌跡を表している。
図224(l)は、第2装飾図柄表示装置208Mに変化アイテムoが疑似連アイコンu2に衝突した表示が表示された状態を示している。変化アイテムoは疑似連アイコンu2の一部にオーバーラップして表示されている。
図225(a)は、図224(l)から引き続く状態を示している。図225(a)に示す叙状態では、変化アイテムoが消去され、エフェクト画像mが疑似連アイコンu2の全体にオーバーラップして表示されている。変化アイテムoが疑似連アイコンu2の一部にオーバーラップされると、変化アイテムoが消去されて、代わってエフェクト画像mが表示される。エフェクト画像mの表示により、疑似連アイコンu2の態様が変化する変化表示が表示される。
図225(b)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの消去が変化表示の終了であり、変化表示が行われたことにより、疑似連アイコンu2の態様が白色方形から赤色方形に変化している。赤色方形の疑似連アイコンは、発動表示より後に「継続」の装飾図柄が2回以上仮停止表示されることを予告する表示であり、2回目の疑似変動中に赤色方形の疑似連アイコンの発動表示が表示された場合は、4回目の疑似変動が必ず実行されること、または、全回転リーチにより大当り図柄態様が必ず確定表示されてもよい。なお、3回目の疑似変動中に赤色方形の疑似連アイコンの発動表示が表示された場合には、当該特図変動遊技において必ずは大当り図柄態様が確定表示されてもよい。なお、吉宗nではなく姫n1が表示されている場合には、疑似連アイコンの態様が必ず変化してもよい。
図225(c)は、疑似連アイコンu2の発動表示が開始された状態を示している。疑似連アイコンu2は右上向きに移動する。図中、疑似連アイコンu2左方に図示する右上向き矢印は疑似連アイコンu2の軌跡を表している。
図225(d)は、疑似連アイコンu2の発動表示が表示されている状態を示している。本例の発動表示では、疑似連アイコンu2の周囲にエフェクト画像m5が表示される。疑似連アイコンu2の発動表示は、当該特図変動遊技中に疑似連の演出表示が行われることを示唆する表示である。
図225(e)は、疑似連アイコンu2が消去された状態を示している。疑似連アイコンu2の発動表示が終了すると、疑似連アイコンu2は消去される。
図225(f)は、吉宗nが消去された状態を示している。図225(f)以降で図218(d)〜(m)に示す演出表示と同様の演出表示が表示される。図218(d)〜(m)に示す演出表示と同様の演出表示の図示およびその説明は省略する。
図225(g)は、2回目の疑似変動が行われている状態を示している。第1装飾図柄表示装置208Lの図柄表示領域208a〜208cでは、遊技者が装飾図柄を認識不可能な程度の速さで変動表示が表示されている。
図225(h)は、左右図柄表示領域208a、208cでの変動表示の速度が遅くなった状態を示している。
図225(i)は、左図柄表示領域208aに「装飾7」が仮停止表示され、右図柄表示領域208cに「装飾6」が仮停止表示された状態を示している。
図225(j)は、中図柄表示領域208bにおいて遊技者が装飾図柄を認識可能な変動表示の速さに変化した状態を示している。中図柄表示領域208bには、「継続」の文字列画像を含む「継続」の装飾図柄が仮停止表示される直前である。
図225(k)は、中図柄表示領域208bに「継続」の装飾図柄が上下に微小に揺れる態様で仮停止表示されている状態を示している。図柄表示領域208a〜208cに「装飾7−継続−装飾6」の装飾図柄が仮停止表示される。
図225(l)は、第1装飾図柄表示装置208Lにカットイン表示が表示された状態を示している。本例では、3回目の疑似変動が開始される前にカットイン表示が表示される。カットイン表示は、「装飾7−継続―装飾6」の装飾図柄にオーバーラップして表示される。
図225(m)は、3回目の疑似変動が開始される直前の状態を示している。カットイン表示は消去されており、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域左下には「×3」の画像が表示されており、2回目の疑似変動が開始されることが報知されている。当該「×3」の画像は、「装飾7」の一部にオーバーラップして表示されている。
図225(n)は、3回目の疑似変動が開始された状態を示している。図柄表示領域208a〜208cでは、遊技者が装飾図柄を認識不可能な程度の速さで変動表示が行われている。
図225(o)は、「×3」の画像が縮小された状態を示している。
本変形例では、疑似連アイコンの態様が変化される。なお、3回目の擬似変動の開始された場合には、必ずSPリーチに発展してもよい。また、擬似変動の回数が多いほど大当り図柄態様が確定表示されやすい。
(実施例20)
次に、図226(a)〜(h)を用いて、本実施の形態の実施例20によるパチンコ機100の演出例について説明する。図226(a)〜(h)は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図226(a)は、図211(f)と同様の状態を示している。変化アイテムoは変化予告アイコンk1の一部にオーバーラップして表示されている。
図226(b)は、変化アイテムoが消去され、エフェクト画像mが変化予告アイコンk1の全体にオーバーラップして表示された状態を示している。変化アイテムoが変化予告アイコンk1の一部にオーバーラップされると、変化アイテムoが消去されて、代わってエフェクト画像mが表示される。エフェクト画像mの表示により、変化予告アイコンk1の種類が変化する変化表示が表示される。
図226(c)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの消去が変化表示の終了であり、変化表示が行われたことにより、変化予告アイコンk1の種類が青色円形から緑色円形に変化している。
図226(d)は、吉宗nが消去された状態を示している。吉宗nが消去されると、変化予告アイコンk1を対象とした変化表示はこれ以上行われない。なお、吉宗nが継続して表示される場合には、変化予告アイコンk1を対象とした変化表示が再度表示される。
図226(e)は、変化予告アイコンk2が移動する移動アニメーションが開始された状態を示している。本例では、変化予告アイコンk2が先読み予告の対象となる保留に対応する保留アイコンに向かって移動するアニメーションが表示される。先読み予告の対象は特図1の保留1であるので、変化予告アイコンk2は、特図1の保留1に対応する保留アイコンf1に向かって移動する。図中、変化予告アイコンk2の左側に図示する右下向き矢印は、変化予告アイコンkの軌跡を表している。変化予告アイコンk2は、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mとの二つの表示装置に跨って表示されている。
図226(f)は、変化予告アイコンk2が保留アイコンf1の一部にオーバーラップする位置まで移動した状態を示している。図中、変化予告アイコンk2の左側に図示する右下向き矢印は、変化予告アイコンk2の軌跡を表している。
図226(g)は、変化予告アイコンk2が消去され、エフェクト画像mが保留アイコンf2の全体にオーバーラップして表示された状態を示している。変化予告アイコンk2が保留アイコンf1の一部にオーバーラップされると、変化予告アイコンk2が消去されて、代わってエフェクト画像mが表示される。エフェクト画像mの表示により、保留アイコンf1の態様が変化する保留変化表示が表示される。
図226(h)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの消去が保留変化表示の終了であり、保留変化表示が行われたことにより、保留アイコンf1の態様が白色円形から緑色円形に変化している。本例では、先読み予告の対象の保留に対応する保留アイコンf1は、変化候補表示2と同じ緑色に変化する。
本実施例では、同じ種類(緑色円形)の変化予告アイコンk1、k2が表示されている。表示されている変化候補表示がすべて同じ種類である場合には、必ず保留アイコンまたは変動アイコンの態様が変化してもよい。例えば、変化予告アイコンk2による保留アイコンまたは変動アイコンの変化表示が失敗の演出表示である場合には、変化予告アイコンk1による保留アイコンまたは変動アイコンの変化表示が成功の演出表示となって保留アイコンまたは変動アイコンの態様が変化してもよい。
次に、図226(i)〜(k)を用いて、本実施の形態の実施例20の変形例によるパチンコ機100の演出例について説明する。図226(i)〜(k)は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図226(i)は、図226(a)と同じ状態を示しており、図226(j)は、図226(b)と同じ状態を示しているので、その説明は省略する。
図226(j)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの消去が変化表示の終了であり、変化表示が行われたことにより、変化予告アイコンk1の種類が青色円形から虹色(図208〜図228では黒地に白のドットハッチングで示す)円形に変化している。なお、虹色円形の保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される図柄変動表示では必ず大当り図柄態様が確定表示される。また、虹色円形の変化候補表示により変化表示が行われた場合には、変化対象の保留アイコンや変動アイコンが必ず虹色円形になる。虹色円形の変化候補表示以外の変化候補表示により変化表示が行われる場合よりも、虹色円形の変化候補表示により変化表示が行われる場合の方が変化表示対象の保留アイコンや変動アイコンが虹色円形の態様に変化しやすい。また、虹色円形の変化候補表示が表示された段階で、変動中または保留中の図柄変動表示で必ず大当り図柄態様が確定表示されてもよい。また、吉宗nが表示された場合よりも姫n1が表示された場合の方が虹色円形の変化候補表示に変化しやすい。なお、変化候補表示を虹色円形の変化候補表示に変化させる場合にのみ表示されるキャラクタ表示が設けられていてもよい。なお、図226(a)、(b)に演出が行われた後に、図213(e)〜(i)に示す演出が行われてもよいし、図213(e)〜(i)に示す演出が行われた後に、変化候補表示の種類が変化する変化表示が行われてもよい。
(実施例21)
次に、図227(a)〜(d)を用いて、本実施の形態の実施例21によるパチンコ機100の演出例について説明する。図227(a)、(c)、(h)は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図227(a)は、図220(d)と同様の状態を示しているので、その説明は省略する。
図227(b)は、遊技者がチャンスボタン136を操作する直前の状態を示している。本例では、チャンスボタン136は操作有効期間中に遊技者により操作される。
図227(c)は、遊技者によりチャンスボタン136が操作された直後の演出表示の状態を示している。チャンスボタン136が操作され、当該操作が受け付けられると、ボタンアイコンt1が消去され、エフェクト画像mが保留アイコンf2にオーバーラップされた表示される。また、チャンスボタン136が1回操作されるとチャンスボタン136の操作有効期間が終了し、チャンスボタン136の赤色発光は終了する。
図227(d)は、エフェクト画像mが消去された状態を示している。エフェクト画像mの表示により保留変化表示が行われ、保留アイコンf2の態様が白色円形から青色円形に変化している。
本実施例による保留変化表示の大当り信頼度よりも図220、図221に示す変化予告表示r3による演出表示の大当り信頼度の方が高く設定されている。なお、本実施例による保留変化表示の大当り信頼度よりも図220、図221に示す変化予告表示r3による演出表示の方が、保留アイコンや変動アイコンが大当り信頼度の高い態様に変化しやすい。なお、本実施例による保留変化表示の大当り信頼度よりも図220、図221に示す変化予告表示r3による演出表示の方が、保留アイコンや変動アイコンの態様が変化する成功演出が行われやすい。
(実施例22)
次に、図227(e)〜(n)および図228(a)〜(h)を用いて、本実施の形態の実施例22によるパチンコ機100の演出例について説明する。図227(e)〜(l)、(nおよび図228(a)〜(h)は、本実施例によるパチンコ機100を時系列で示す図である。図227(e)は、図220(d)と同様の状態を示しているので、その説明は省略する。
本例では、当該特図1変動遊技中にチャンスボタン136が操作されなかったとする。また、図227(e)から「装飾7−装飾6−装飾6」が仮停止表示されるまでの間の図示およびその説明は省略する。図227(f)は、図柄表示領域208a〜208cにはずれ図柄態様である「装飾7−装飾6−装飾6」が仮停止表示された状態を示している。
図227(g)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。当該特図1変動遊技の当否判定結果ははずれ(「特図G」)である。図柄表示領域208a〜208cには、特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであったことを示す、はずれ図柄態様である「装飾7−装飾6−装飾6」が停止表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、「7−6−6」組み合わせの第五図柄が停止表示されている。また、装飾図柄の変動停止表示と同時にチャンスボタン136の操作有効期間が中断される。チャンスボタン136の操作有効期間外ではボタンアイコンt1は白色の態様で表示され、チャンスボタン136の赤色に発光しない。本実施例では、ボタンアイコンt1の表示中であっても、図柄の確定表示中(変動停止中)ではチャンスボタン136の操作有効期間外とされる。なお、次の図柄変動表示が開始されると再度、チャンスボタン136の操作有効期間が開始される。
図227(h)は、変動アイコン消去アニメーションが開始された状態を示している。変動アイコンe1は下方に移動して第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域外に移動していく態様で消去される。
図227(i)は、変動アイコン消去アニメーションが終了した状態を示している。変動アイコンe1の消去完了が変動アイコン消去アニメーションの終了である。
図227(j)は、不図示の特図1表示装置212により特図1変動遊技が開始されたことに伴い、装飾図柄の変動表示、第四図柄、および第五図柄の変動表示が開始された状態を示している。特図1の保留数は1となっている。また、図227(k)では、保留アイコン減少アニメーションが開始されている。保留アイコン減少アニメーションでは、特図1保留アイコン表示領域fの第1領域に表示されていた保留アイコンf1が変動アイコンe2となって変動アイコン表示領域eに向かって移動され、特図1保留アイコン表示領域fの第2領域に表示されていた保留アイコンf2が特図1保留アイコン表示領域fの第1領域に向かって移動される。図中、変動アイコンe2および保留アイコンf2の左下方に図示する右上向き矢印は、変動アイコンe2および保留アイコンf2の軌跡を表している。また、ボタンアイコンt1は、保留アイコンf2と共に右方に移動する。
図227(k)は、保留アイコン減少アニメーションが完了した状態を示している。変動アイコンe2の変動アイコン表示領域eへの移動完了および保留アイコンf2の第1領域への移動完了が保留アイコン減少アニメーションの終了である。
図227(l)は、チャンスボタン136の操作有効期間が再開された状態を示している。チャンスボタン136の操作有効期間中ではボタンアイコンt1は赤色の態様で表示され、チャンスボタン136は赤色に発光される。
図227(m)は、遊技者がチャンスボタン136を操作する直前の状態を示している。本例では、チャンスボタン136は操作有効期間中に遊技者により操作される。
図227(n)は、遊技者によりチャンスボタン136が操作された直後の演出表示の状態を示している。チャンスボタン136が操作され、当該操作が受け付けられると、ボタンアイコンt1が消去され、代わって看板を模した画像の変化予告表示r3が保留アイコンf2の上方に表示開始される。変化予告表示r3は、保留変化表示の対象である保留アイコンf2に接して表示される。また、変化予告表示r3は、装飾図柄の変動表示にオーバーラップして表示される。変化予告表示r3内には、「青or赤」の文字列画像が表示されており、当該文字列画像は変化候補表示である。このように、変化予告表示は、変化候補表示を含んでいてもよい。また、チャンスボタン136が1回操作されるとチャンスボタン136の操作有効期間が終了し、チャンスボタン136の赤色発光は終了する。
図228(a)は、図227(n)から引き続く状態を示している。図227(a)では、変化予告表示r3内の変化候補表示にオーバーラップしてボタン画像とゲージ画像が表示される。チャンスボタン136の操作有効期間は、ボタン画像およびゲージ画像が表示開始されるのと同時に開始される。ボタン画像は赤色で表示され、チャンスボタン136は操作有効期間中では赤色に発光される。
図228(b)は、操作有効期間中の状態を示している。ゲージ画像q2の青色部分の長さが短くなっており、ボタン受付期間の残り時間が当初より少なくなったことが報知されている。ゲージ画像q2は、操作有効期間の経過に伴って、青色部分が左方に向かって短くなる。
図228(c)は、チャンスボタン136の操作有効期間が終了した状態を示している。本例では、当該操作有効期間中にチャンスボタン136が操作されなかったとする。
図228(d)は、チャンスボタン136の操作有効期間が終了した直後の演出表示の状態を示している。チャンスボタン136の操作有効期間が終了すると、ボタン画像およびゲージ画像が消去される。
図228(e)は、当該特図1変動遊技が継続中であることを示している。
図228(f)は、保留変化表示が開始された状態を示している。本例の保留変化表示では、変化対象である保留アイコンf2の周囲にエフェクト画像m5が表示される。エフェクト画像m5の表示開始が保留変化表示の表示開始である。
図228(g)は、保留変化表示が終了した状態を示している。エフェクト画像m5の消去が保留変化表示の終了であり、保留変化表示後には保留アイコンf2の態様が赤色円形に変化している。このように、保留アイコンf2は、看板内の文字画像で示す変化候補表示に対応する態様に変化する。なお、保留アイコンf2の態様は、保留変化表示中に変化するが、保留変化表示の終了と同時に変化してもよい。
図228(h)は、変化予告表示r3が消去された状態を示している。変化予告表示r3が消去されると、保留アイコンf2を対象とする保留変化表示はこれ以上行われない。なお、変化予告表示r3の消去後も図221示す演出表示とは別の演出表示により保留アイコンf2を対象とする保留変化表示が行われてもよい。
なお、図228(a)、(b)で示す操作有効期間中にチャンスボタン136が操作されなかった場合には、図220(e)に示すように「赤」の変化候補表示が表示されてもよいし、保留変化表示が行われずに変化予告表示r3が消去されてもよいし、保留アイコンが複数の変化候補表示(本例では、緑または赤)のうち一番期待度の低い変化候補表示に対応する態様(本例では、緑色)に変化することが確定してもよい。
なお、チャンスボタン136の操作有効期間中であっても操作有効期間の残り時間を示すゲージ画像(メーター画像)は表示しなくてもよい。この場合、操作示唆であるボタン画像、操作示唆表示の態様(赤色表示等)、または、操作手段のランプ色(赤色発光)等で操作有効期間であることが報知されてもよい。なお、図227(e)〜(n)に示す演出が行われた後に、図220(l)〜(o)に示す演出が行われてもよいし、図220(l)〜(o)に示す演出が行われた後に、図228(a)〜(n)に示す演出が行われてもよい。
図193〜図228を用いて説明したアイコン変化演出は、図14〜図45を用いて説明した透化演出と組み合わせることができる。例えば、保留アイコンや変動アイコンの表示態様が変化する候補を表す変化候補表示を、透過演出によって、図45(E)に示す円形の役物251Cによって表示してもよい。
あるいは反対に、透過液晶表示装置(例えば、第1装飾図柄表示装置208L)で、図193〜図228を用いて説明したアイコン変化演出の表示を行う一方で、図14〜図45を用いて説明した透化演出を実行可能にしてもよい。
次に、以上説明した一実施の形態によるパチンコ機100の特徴的構成について再度図193乃至図228を参照しつつ説明する。
(1)
表示手段(例えば、第1装飾図柄表示装置208Lや第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208N)と、
始動情報を保留として記憶可能な保留手段(例えば、特図1乱数値記憶領域や特図1保留数記憶領域や特図2乱数値記憶領域や特図2保留数記憶領域)と、を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、複数の保留アイコンを表示可能な手段であり、
前記保留アイコンの表示数で保留数を報知するように構成されており、
前記保留アイコンは、複数の態様(例えば、白色円形、青色円形、緑色円形、赤色円形、金色円形、虹色円形)で表示可能であり、
前記保留アイコンは、前記複数の態様のうちの一の態様から、他の態様に変化する場合があり、
前記表示手段は、複数種類の変化候補表示(例えば、青色円形の変化候補表示や、緑色円形の変化候補表示や、赤色円形の変化候補表示や、金色円形の変化候補表示や、虹色円形の変化候補表示)を表示可能な手段であり、
前記保留アイコンの態様は、表示されている前記複数種類の変化候補表示のうちの一の変化候補表示の対応する態様に変化する場合があり、
前記複数種類の変化候補表示のうちの一の表示は、第一の表示(例えば、青色円形の変化予告アイコンk1)であり、
前記複数種類の変化候補表示のうちの一の表示は、第二の表示(例えば、緑色円形の変化予告アイコンk2)であり、
前記第一の表示は、前記第二の表示に変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、変化候補表示が変化する場合があることで、変化候補表示が消去されるまで変化候補表示による演出表示を遊技者に楽しませることができる場合がある。
(2)
上記(1)に記載の遊技台であって、
前記複数の態様のうちの一の態様は、第一の態様(例えば、白色円形)であり、
前記複数の態様のうちの一の態様は、第二の態様(例えば、青色円形)であり、
前記複数の態様のうちの一の態様は、第三の態様(例えば、緑色円形)であり、
前記第一の態様で表示される前記保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される前記装飾図柄の変動表示よりも、前記第二の態様で表示される前記保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される前記装飾図柄の変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されており、
前記第二の態様で表示される前記保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される前記装飾図柄の変動表示よりも、前記第三の態様で表示される前記保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される前記装飾図柄の変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されており、
前記第二の表示が表示されている場合において、前記第一の態様で表示された前記保留アイコンが前記第二の態様によりも前記第三の態様に変化しやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(3)
上記(2)に記載の遊技台であって、
前記第一の表示(例えば、青色円形の変化予告アイコンk1)が表示されている場合において、前記第一の態様(例えば、白色円形)で表示されている前記保留アイコンの態様が変化する場合は、該保留アイコンの態様が前記第二の態様(例えば、青色円形)に変化するように構成されており、
前記第二の表示(例えば、緑色円形の変化予告アイコンk2)が表示されている場合において、前記第一の態様(例えば、白色円形)で表示されている前記保留アイコンの態様が変化する場合は、該保留アイコンの態様が前記第三の態様(例えば、緑色円形)に変化するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(4)
上記(2)または(3)に記載の遊技台であって、
前記第二の表示(例えば、緑色円形の変化候補表示)が表示されている場合において、前記第二の態様(例えば、青色円形)で表示されている前記保留アイコンの態様が変化する場合は、該保留アイコンの態様が前記第三の態様(例えば、緑色円形)に変化するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(5)
上記(1)乃至(4)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、第一のキャラクタ表示(例えば、吉宗n)を表示可能な手段であり、
前記第一のキャラクタ表示は、前記変化候補表示とは異なる表示であり、
前記第一のキャラクタ表示は、前記保留アイコンとは異なる表示であり、
前記第一のキャラクタ表示が表示されていない場合よりも、前記第一のキャラクタ表示が表示されている場合の方が、前記第一の表示が前記第二の表示に変化しやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、第一のキャラクタが表示されるかどうかに期待をもたせることができる場合がある。
(6)
上記(5)に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、第二のキャラクタ表示(例えば、姫n1)を表示可能な手段であり、
前記第二のキャラクタ表示は、前記変化候補表示とは異なる表示であり、
前記第二のキャラクタ表示は、前記保留アイコンとは異なる表示であり、
前記第一のキャラクタ表示が表示されている場合よりも、前記第二のキャラクタ表示が表示されている場合の方が、前記第一の表示が前記第二の表示に変化しやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(7)
上記(1)乃至(6)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記変化候補表示を複数表示する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(8)
上記(7)に記載の遊技台であって、
前記変化候補表示が複数表示されている場合において、複数の該変化候補表示のうちいずれか一に対応する態様に前記保留アイコンが変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(9)
上記(8)に記載の遊技台であって、
複数の前記変化候補表示のうちの一の表示は、第一の変化候補表示(例えば、青色円形の変化予告アイコンk1)であり、
複数の前記変化候補表示のうちの一の表示は、第二の変化候補表示(例えば、緑色円形の変化予告アイコンk2)であり、
前記第一の変化候補表示が表示されている場合において、前記第二の変化候補表示を表示開始する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(10)
上記(7)乃至(9)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記変化候補表示が複数表示されている場合において、一度の変化表示により複数の該変化候補表示が変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(11)
上記(7)乃至(10)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記変化候補表示が複数表示されている場合において、複数の前記変化候補表示のうち大当り期待度が低い前記保留アイコンの態様に対応する変化候補表示から変化するように構成されており、
前記大当り期待度とは、変化後の前記保留アイコンの大当り期待度である、
ことを特徴とする遊技台。
(12)
上記(7)乃至(11)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記変化候補表示が複数表示されている場合において、複数の前記変化候補表示のうちの一の変化候補表示(例えば、青色円形の変化予告アイコンk1)は、複数の前記変化候補表示のうちの他の変化候補表示(例えば、緑色円形の変化予告アイコンk2)と同じ種類の変化候補表示に変化する場合があり、
同じ種類の前記変化候補表示が複数表示されていない場合よりも、同じ種類の前記変化候補表示が複数表示されている場合の方が、前記保留アイコンが該変化候補表示に対応した態様に変化しやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(13)
上記(7)乃至(12)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記変化候補表示が複数表示されている場合において、該変化候補表示の表示数が減少すると、残った前記変化候補表示に対応した態様に前記保留アイコンの態様に変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(14)
上記(1)乃至(13)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、変化予告表示(例えば、変化予告表示j)を表示可能な手段であり、
前記変化予告表示は、前記変化候補表示が表示されることを予告する表示である、ことを特徴とする遊技台。
(15)
上記(14)に記載の遊技台であって、
前記変化予告表示は、連続する複数回の前記装飾図柄の変動表示に跨って表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(16)
上記(1)乃至(15)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
操作手段(例えば、チャンスボタン136)を備え、
前記変化予告表示は、前記操作手段の操作により表示開始される、
ことを特徴とする遊技台。
(17)
上記(16)に記載の遊技台であって、
前記複数の態様のうちの一の態様は、第四の態様(例えば、ボタンアイコンの態様)であり、
前記第四の態様は、前記操作手段を模した態様であり、
前記変化予告表示は、前記第四の態様の前記保留アイコンが表示されている状態で前記操作手段が操作された場合に表示開始される、
ことを特徴とする遊技台。
(18)
上記(1)乃至(17)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第一の表示に変化する場合がない、ことを特徴とする遊技台。
(19)
上記(1)乃至(18)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記複数種類の変化候補表示のうちの一の表示は、第三の表示(例えば、虹色の変化候補表示)であり、
前記第三の表示が表示された場合には、実行中の前記装飾図柄の変動表示および保留されている前記装飾図柄の変動表示のいずれか一方の装飾図柄の変動表示において、大当り図柄態様が確定表示されるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。
(20)
上記(1)乃至(19)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記装飾図柄の変動表示を表示しない表示装置(例えば、第3装飾図柄表示装置208N)を含む手段である、ことを特徴とする遊技台。
(21)
上記(1)乃至(20)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機(例えば、パチンコ機100)である、ことを特徴とする遊技台。
なお、図208〜図228に示す、保留アイコンの保留変化表示や、変動アイコンの変化表示や、変化候補表示の変化表示は、エフェクト画像による演出表示以外の演出表示により行われてもよいし、演出表示がなく瞬間的に行われてもよい。
なお、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nが設けられていなくてもよく、第1装飾図柄表示装置208Lのみで図208〜図228に示す演出表示が表示されてもよいし、サブ表示装置は一つだけ設けられており、第1装飾図柄表示装置208Lと当該サブ表示装置で図208〜図228に示す演出表示が表示されてもよいし、第1装飾図柄表示装置208Lと3つ以上のサブ表示装置で図208〜図228に示す演出表示が表示されてもよい。なお、図208〜図228に示す演出表示は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nにいずれの表示装置でも表示可能であってもよい。
なお、これまでランプや照明と称したものは、発光手段の一例であり、ランプは、LED、冷陰極管等の光を発するものであれば置換可能である(以下、同じ)。
例えば、上記実施の形態は、遊技機内に封入された遊技球を循環使用する封入式遊技機にも適用可能である。例えば、ぱちんこ機は、球を封入し、封入した球をぱちんこ機内で循環させて使用する封入式ぱちんこ機であってもよく、この封入式ぱちんこ機は、封入した球を発射球として使用し、球の払出は電子的な表示によって実行されるものであってもよい。
なお、上記詳細な説明で説明した事項、特に実施例1〜22および変形例で説明した事項は組み合わせることが可能である。
以上、これまでの説明では、パチンコ機(弾球遊技機)についての例であったが、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、後述する図266に示す封入式のパチンコ機や、同じく後述する図267に示すスロットマシンであってもよい。
上記実施の形態による本発明は以下のようにまとめられる。
(付記1)
表示手段と、
始動情報を保留として記憶可能な保留手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、複数の保留アイコンを表示可能な手段であり、
前記保留アイコンの表示数で保留数を報知するように構成されており、
前記保留アイコンは、複数の態様で表示可能であり、
前記保留アイコンは、前記複数の態様のうちの一の態様から、他の態様に変化する場合があり、
前記表示手段は、複数種類の変化候補表示を表示可能な手段であり、
前記保留アイコンの態様は、表示されている前記複数種類の変化候補表示のうちの一の変化候補表示の対応する態様に変化する場合があり、
前記複数種類の変化候補表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の変化候補表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第一の表示は、前記第二の表示に変化する場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(付記2)
付記1に記載の遊技台であって、
前記複数の態様のうちの一の態様は、第一の態様であり、
前記複数の態様のうちの一の態様は、第二の態様であり、
前記複数の態様のうちの一の態様は、第三の態様であり、
前記第一の態様で表示される前記保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される前記装飾図柄の変動表示よりも、前記第二の態様で表示される前記保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される前記装飾図柄の変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されており、
前記第二の態様で表示される前記保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される前記装飾図柄の変動表示よりも、前記第三の態様で表示される前記保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される前記装飾図柄の変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されており、
前記第二の表示が表示されている場合において、前記第一の態様で表示された前記保留アイコンが前記第二の態様によりも前記第三の態様に変化しやすいように構成されている、ことを特徴とする遊技台。
(付記3)
付記2に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が表示されている場合において、前記第一の態様で表示されている前記保留アイコンの態様が変化する場合は、該保留アイコンの態様が前記第二の態様に変化するように構成されており、
前記第二の表示が表示されている場合において、前記第一の態様で表示されている前記保留アイコンの態様が変化する場合は、該保留アイコンの態様が前記第三の態様に変化するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記4)
付記2または3に記載の遊技台であって、
前記第二の表示が表示されている場合において、前記第二の態様で表示されている前記保留アイコンの態様が変化する場合は、該保留アイコンの態様が前記第三の態様に変化するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記5)
付記1乃至4のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、第一のキャラクタ表示を表示可能な手段であり、
前記第一のキャラクタ表示は、前記変化候補表示とは異なる表示であり、
前記第一のキャラクタ表示は、前記保留アイコンとは異なる表示であり、
前記第一のキャラクタ表示が表示されていない場合よりも、前記第一のキャラクタ表示が表示されている場合の方が、前記第一の表示が前記第二の表示に変化しやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記6)
付記5に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、第二のキャラクタ表示を表示可能な手段であり、
前記第二のキャラクタ表示は、前記変化候補表示とは異なる表示であり、
前記第二のキャラクタ表示は、前記保留アイコンとは異なる表示であり、
前記第一のキャラクタ表示が表示されている場合よりも、前記第二のキャラクタ表示が表示されている場合の方が、前記第一の表示が前記第二の表示に変化しやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記7)
付記1乃至6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記変化候補表示を複数表示する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記8)
付記7に記載の遊技台であって、
前記変化候補表示が複数表示されている場合において、複数の該変化候補表示のうちいずれか一に対応する態様に前記保留アイコンが変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記9)
付記8に記載の遊技台であって、
複数の前記変化候補表示のうちの一の表示は、第一の変化候補表示であり、
複数の前記変化候補表示のうちの一の表示は、第二の変化候補表示であり、
前記第一の変化候補表示が表示されている場合において、前記第二の変化候補表示を表示開始する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記10)
付記7乃至9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記変化候補表示が複数表示されている場合において、一度の変化表示により複数の該変化候補表示が変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記11)
付記7乃至10のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記変化候補表示が複数表示されている場合において、複数の前記変化候補表示のうち大当り期待度が低い前記保留アイコンの態様に対応する変化候補表示から変化するように構成されており、
前記大当り期待度とは、変化後の前記保留アイコンの大当り期待度である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記12)
付記7乃至11のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記変化候補表示が複数表示されている場合において、複数の前記変化候補表示のうちの一の変化候補表示は、複数の前記変化候補表示のうちの他の変化候補表示と同じ種類の変化候補表示に変化する場合があり、
同じ種類の前記変化候補表示が複数表示されていない場合よりも、同じ種類の前記変化候補表示が複数表示されている場合の方が、前記保留アイコンが該変化候補表示に対応した態様に変化しやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記13)
付記7乃至12のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記変化候補表示が複数表示されている場合において、該変化候補表示の表示数が減少すると、残った前記変化候補表示に対応した態様に前記保留アイコンの態様に変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記14)
付記1乃至13のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、変化予告表示を表示可能な手段であり、
前記変化予告表示は、前記変化候補表示が表示されることを予告する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記15)
付記14に記載の遊技台であって、
前記変化予告表示は、連続する複数回の前記装飾図柄の変動表示に跨って表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記16)
付記14または15に記載の遊技台であって、
操作手段を備え、
前記変化予告表示は、前記操作手段の操作により表示開始される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記17)
付記16に記載の遊技台であって、
前記複数の態様のうちの一の態様は、第四の態様であり、
前記第四の態様は、前記操作手段を模した態様であり、
前記変化予告表示は、前記第四の態様の前記保留アイコンが表示されている状態で前記操作手段が操作された場合に表示開始される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記18)
付記1乃至17のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第二の表示は、前記第一の表示に変化する場合がない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記19)
付記1乃至18のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記複数種類の変化候補表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示が表示された場合には、実行中の前記装飾図柄の変動表示および保留されている前記装飾図柄の変動表示のいずれか一方の装飾図柄の変動表示において、大当り図柄態様が確定表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記20)
付記1乃至19のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記装飾図柄の変動表示を表示しない表示装置を含む手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記21)
付記1乃至20のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
続いて、図208〜図228を用いて説明した演出を実行可能なパチンコ機100において実行される保留変化演出の具体例について、図229〜図243を用いて詳細に説明する。図229〜図243に示す符号は、これまで用いた符号と同じ符号が使用されている場合には、共通の構成要素を表す。また、異なる符号が使用されている場合であっても、技術的思想としては共通する場合もある。すなわち、技術的思想としては、図208〜図228に示す技術的思想を、図229〜図243に示す技術的思想に適用することは可能であり、またその逆に、図229〜図243に示す技術的思想を、図208〜図228に示す技術的思想に適用することも可能である。その際、同じ符号を付しているもの同士は、同じ構成要素として取り扱える場合があり、置換することができる場合もある。
図229〜図243における第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の構成では、演出表示領域208dに保留枠UIが設けられている点が、図208〜図228における第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の構成と異なる。この保留枠UIは、アイコン表示領域に表示された領域アイコンとも見ることができるし、各種の情報を遊技者に提供するユーザーインターフェースとも見ることができる。また、保留枠UIには、左端に変動アイコン表示領域eが配置され、その右側に保留アイコン表示領域が配置されている。図229〜図243における例では、非電サポ状態であり、保留アイコン表示領域として特図1保留アイコン表示領域fのみが表示されているが、特図1保留アイコン表示領域fとともに特図2保留アイコン表示領域が表示されてもよい。特図1保留アイコン表示領域fには、特図1の最大保留球数に対応した4つの領域が用意されており、各領域ごとに一つの保留アイコンが表示される。変動アイコン表示領域eには、保留アイコン表示領域は、特図1保留アイコン表示領域fの各領域に設けられたステージよりも高くて大きなステージが用意されており、変動アイコンはこのステージの上に表示される。
ここで、変動アイコンについて、もう一度まとめておく。変動アイコンは、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に表示される、当該特図変動遊技に対応するアイコン、言い換えれば、実行中の図柄変動表示に関するアイコンである。すなわち、保留アイコンが、その保留アイコンに対応した特図変動遊技の開始と同時に変動アイコンになる。より厳密には、始動入賞が最も古い第1保留アイコンが保留アイコン表示領域(例えば、特図1保留アイコン表示領域f)から変動アイコン表示領域eに移動する場合、移動中のアイコンを変動アイコンと称したり、変動アイコンが移動すると表現してもよい。あるいは、変動アイコン表示領域eへの移動が完了した後のアイコンを変動アイコンと称してもよい。この変動アイコンは、保留アイコンとは異なる表示サイズ(保留アイコンよりも大きい表示サイズあるいは小さい表示サイズ)で表示される。これにより、変動アイコンと保留アイコンとの識別が容易になる場合があるが、同じサイズであってもよい。また、変動アイコンは、保留アイコンの表示態様と関連した表示態様からなる場合がある。変動アイコンは、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告である通常予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されるタイミングで消去される。したがって、変動アイコンは、保留に関するアイコンと見ることができ、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。なお、消去タイミングは、当該変動の当否結果が報知されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、同じタイミングであってもよいし、後のタイミングであってもよい。
一方、保留アイコンは、その表示態様によって、その保留アイコンに対応した保留が消化されて開始される図柄変動表示の当否についての予告(先読み予告)が可能である。
また、保留枠UIには、左右に延びたベースアイコンUIbが設けられており、保留アイコン表示領域に用意された4つの領域は、ベースアイコンUIbに前側から重なって表示された領域アイコンと見ることもでき、変動アイコン表示領域に用意されたステージは、ベースアイコンUIbに前側から重なって表示されたステージアイコンと見ることもできる。
さらに、保留枠UIの上にはチャンスルーレット表示CRが表示される。図229(a)に示すチャンスルーレット表示CRは閉じた状態で表示されており、上下の枠部分CRfが接触している。一方、図229(r)等に示すチャンスルーレット表示CRは開いた状態で表示されており、上下の枠部分CRfが離間し、その間に表示スペースCRsが設けられている。チャンスルーレット表示CRでは、この表示スペースCRsで変動表示が行われたり(同図(s)参照)、表示スペースCRsにチュートリアル表示や予告表示等が表示される。
ベースアイコンUIbや、チャンスルーレット表示CRの枠部分CRfには模様が付されている場合がある。この模様は、保留アイコンや変動アイコン等の各種のアイコンにも付されている場合がある。また、この後説明する各種の表示にも付されている場合がある。なお、模様は、全体に付されていてもよいし、一部にのみ付されていてもよい。すなわち、ベースアイコンUIb、チャンスルーレット表示CRの枠部分CRf、保留アイコンや変動アイコン等の各種のアイコンの少なくとも一部に模様が付されている。この模様は、デフォルトの表示態様の他、他の表示態様として複数種類用意されている。他の表示態様としては、先読み予告の表示態様であったり、通常予告の表示態様であったり、これら大当りについての予告(先読み予告、通常予告)が行われることの予告の表示態様であったりする。大当りについての予告の表示態様であれば、表示態様に応じて、大当りの期待度(信頼度)が異なる。大当りの期待度が高ければ高いほど、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなる。なお、以降の説明では、模様によって大当りの期待度の高低を表す。デフォルトの模様は点模様であり、表示態様についての演出抽選において「変化なし」が選択された場合の表示態様になる。デフォルトの模様では大当りの期待度を予告していないが、大当りの期待度を予告してもよい。その場合、大当りの期待度が最も低い(0%又は0%以上1%未満)アイコンの模様となる。大当りについての予告の表示態様の模様としては、大当りの期待度が低い順に、斜線模様、ひし形模様、格子模様、縦線模様、横線模様になる。斜線模様は、大当りの期待度が0%よりは高い。一方、縦線模様は、大当り濃厚であり、横線模様はそれよりも大当りの期待度が高く(例えば、100%)、例えば、大当り確定とまで言える場合があってもよい。以下の説明で、格子模様以上といった場合は、格子模様、縦線模様、横線模様のことになる。
なお、ここでは模様によって大当りの期待度を表したが、模様の代わりに色によって大当りの期待度を表してもよい。例えば、デフォルトの点模様は白点滅、斜線模様は青色、ひし形模様は緑色、格子模様は赤色、縦線模様は金色、横線模様は虹色であってもよい。なお、色も、全体に付されていてもよいし、一部にのみ付されていてもよい。すなわち、ベースアイコンUIb、チャンスルーレット表示CRの枠部分CRf、保留アイコンや変動アイコン等の各種のアイコンの少なくとも一部に色が付されている。
また、大当りについての予告が行われることの予告の表示態様の模様も同様であり、表示態様に応じて、大当りについての予告が行われることの期待度(信頼度)が異なる。
図229は、保留変化演出の一例を示す図である。
図229(a)に示す第1装飾図柄表示装置208L〜第3装飾図柄表示装置208Nには、城下町の背景が表示されており、第2装飾図柄表示装置208Mの下方に設けられた演出モード表示領域には、城下町モードを表す「城下町」が表示されている。また、第3装飾図柄表示装置208NにはステージSGが表示されているが、そのステージSGの上には何も表示されていない。この図229(a)では、第1装飾図柄表示装置208Lの図柄表示領域208a〜208cに、それまで変動表示を続けていた装飾図柄が、「装飾7−装飾7−装飾1」の組み合わせで停止表示される。図229(a)に示す変動アイコン表示領域e内のステージには、デフォルトの態様の変動アイコンe1が表示されたままである。また、2つの保留アイコンf1、f2がデフォルトの態様で表示されている。
図229(b)では、装飾図柄の確定表示が行われている。装飾図柄の確定表示が開始されると、変動アイコンe1の消去アニメーションが開始され、図229(b)に示す変動アイコン表示領域e内のステージでは、変動アイコンe1がかなり小さくなっており、続く図229(c)では、変動アイコンe1の消去アニメーションが完了し、変動アイコン表示領域e内のステージには何も表示されていない。
続いて、特図1の図柄変動表示が開始され、図229(d)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて装飾図柄の変動表示が行われている。また、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第五図柄の変動表示が行われ、特図1の第四図柄ランプi1は白色に点灯している。さらに、第3装飾図柄表示装置208Nの上部に表示されている特図1の保留数を示す数字は、これまでの「2」から「1」に減少している。しかしながら、保留アイコンは2つ表示されている。
図229(e)では、保留アイコンの移動アニメーションが開始され、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域(変動アイコン表示領域eに最も近い領域)に表示されていた保留アイコン(第1保留アイコン)f1は、変動アイコン表示領域eに向けて移動を開始しており、特図1保留アイコン表示領域fの2番目の領域(変動アイコン表示領域eに2番目に近い領域)に表示されていた保留アイコン(第2保留アイコン)f2は、1番目の領域に向けて移動を開始している。
図229(f)では、保留アイコンの移動アニメーションが完了し、変動アイコン表示領域e内のステージにデフォルトの態様の変動アイコンe1が表示され、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域にデフォルトの態様の第1保留アイコンf1が表示されている。すなわち、移動アニメーションの開始前と完了後で表示態様の変化は生じていない。ただし、アイコンの移動中や移動完了後に予告態様や先読み予告態様に変化する場合があってもよい。
図229(g)では、第3装飾図柄表示装置208NにおけるステージSGの上に保留変化演出用のキャラクタNJが直立姿勢のまま飛び降りてくる。保留変化演出は何種類も用意されており、ここでの保留変化演出を、他の保留変化演出と区別する場合には「保留変化第1演出」という。続く図229(h)では、キャラクタNJがポーズを決め、さらに、キャラクタNJの上には「いくぞ」の吹き出しの表示が表示されている。図229(i)では、キャラクタNJが手裏剣を手に持っており、次の図229(j)では、その手裏剣が投げられている。保留変化第1演出は、図229(g)のキャラクタNJが登場したタイミングから開始されていると見てもよいし、同図(h)のキャラクタNJがポーズを決めて吹き出しが表示されたタイミングから開始されていると見てもよいし、同図(i)のキャラクタNJが手裏剣を手にしたタイミングから開始されていると見てもよいし、同図(j)のキャラクタNJが手裏剣を投げたタイミングから開始されていると見てもよい。
図229(k)では、キャラクタNJが投げた手裏剣が第1保留アイコンf1に重なり、同図(l)では、第1保留アイコンf1と手裏剣がエフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている。手裏剣がアイコンに重なった状態は、手裏剣がそのアイコンに命中したと見ることができる(以下においても同じ。)。保留変化第1演出は、エフェクト画像mfの表示が開始されたタイミングから開始されていると見てもよい。続く図229(m)では、エフェクト画像mfが小さくなり、第1保留アイコンf1が見え始めている。すなわち、エフェクト画像mfは第1保留アイコンf1よりも小さくなり、斜線模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が見え始めている。やがて、エフェクト画像mfは無くなり、図229(n)では、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域には、斜線模様の態様の第1保留アイコンf1が表示されている。この図229(n)に示すキャラクタNJは、アイコンの表示態様変化に成功したときにとる成功ポーズをとっている。図229(o)では、そのキャラクタNJの消去アニメーションが開始され、キャラクタNJが煙画像によって覆われて見えなくなっている。図229(p)では、煙画像が無くなるとともにキャラクタNJも消え、ステージSGの上には何も表示されていない状態に戻っている。保留変化第1演出は、図229(n)のエフェクト画像mfが消えたタイミング、すなわち保留アイコンの態様変化完了で終了と見てもよいし、同図(p)のキャラクタNJが消えたタイミングで終了と見てもよい。
また、図229(p)では、閉じた状態のチャンスルーレット表示CRが振動し始めていおり、ルーレット演出が開始されている。続く図229(q)では、上下の枠部分CRfが開き始め、表示スペースCRsが見え始め、同図(r)では、チャンスルーレット表示CRは全開状態になり、表示スペースCRsには「もしかして」の煽り演出の表示が表示されている。この煽り演出は、チャンスルーレット表示CRで変動表示が開始されることを予告する演出に相当し、前兆演出であるともいえる。そして、図229(s)では、表示スペースCRsで変動表示が開始されている。なお、煽り演出が行われても、変動表示が開始されない場合もある。また、そもそも煽り演出も行われず、変動表示も開始されない場合もある。あるいは、煽り演出が行われず、いきなり変動表示が開始される場合もあり、この場合には、煽り演出が行われて変動表示が開始された場合よりも、大当りの期待度(信頼度)は高くなるが、反対に低くなってもよい。図229(t)では、チャンスルーレット表示CRにおける変動表示が終了し、「次に期待」という文字表示が表示され、次変動を対象とした先読み予告が行われている。図229(u)では、チャンスルーレット表示CRが閉まり始めており、同図(v)ではチャンスルーレット表示CRは閉まった状態に戻っている。チャンスルーレット演出は、図229(p)から同図(v)までと見てもよいし、同図(r)から同図(t)までと見てもよい。
図229(w)では、これまで、高速で変動表示を続けていた、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれの装飾図柄のうち、左図柄表示領域208aにおける装飾図柄の変動速度が、図柄を認識可能な程度まで落ち、同図(x)では、左図柄表示領域208aで第1停止(仮停止)が行われ、今度は、右図柄表示領域208cにおける装飾図柄の変動速度が、図柄を認識可能な程度まで落ちている。図229(y)では、右図柄表示領域208cで第2停止(仮停止)が行われているが、リーチ状態とはならず、中図柄表示領域208bにおける装飾図柄の変動速度が、図柄を認識可能な程度まで落ちている。図229(z)では、残った中図柄表示領域208bで仮停止が行われ、「装飾7−装飾1−装飾1」の組み合わせが揺れ変動(仮表示)している。そして、図229(END)では、「装飾7−装飾1−装飾1」の組み合わせが停止表示される。なお、図229(a)と同様、装飾図柄の組み合わせが停止表示された直後では、変動アイコンe1は表示されたままである。
図230は、保留変化第1演出とともに保留変化第2演出が行われる例を示す図である。この図230は、左半分の例と右半分の例との2つの例が示されている。
まず、左半分の例について説明する。図230(a)は、図229(f)からの続きであり、保留アイコンの移動アニメーションが完了し、デフォルトの点模様の態様の保留アイコンf1が一つ表示されている状態で装飾図柄の変動表示が行われている。この図230(a)に示す第2装飾図柄表示装置208Mには、図208(f)等に変化予告表示jとして表示された宝箱の絵柄の一部分が示されている。すなわち、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の右端から徐々に宝箱TBが出現してくる出現アニメーションが表示されている。変化予告表示として表示された宝箱TBが関係する保留変化演出を、他の保留変化演出と区別する場合には「保留変化第2演出」という。図230(b)では、出現アニメーションが完了し、閉じた状態の宝箱TBの全体が第2装飾図柄表示装置208Mに表示されており、続く同図(c)では、宝箱TBが開き、中から変化候補アイコンHKIが出現する。この変化候補アイコンHKIは、斜線模様の態様である丸形のアイコンであり、宝箱TBの上に表示されている。なお、図230に示す宝箱TBは、デフォルトの態様である点模様の態様で表示されており、中から出現する変化候補アイコンHKIの態様とは関係性がないが、宝箱TBの態様と、中から出現する変化候補アイコンHKIの態様とを一致させてもよい。例えば、横線模様の態様の宝箱TBの中からは、横線模様の態様の変化候補アイコンHKIが出現するようにしてもよい。あるいは、宝箱TBから変化候補アイコンHKIがいかなる場合であっても必ず出現するとは限らず、宝箱TBの態様は、変化候補アイコンHKIの出現のしやすさを表していてもよい。すなわち、点模様、斜線模様、ひし形模様、格子模様、縦線模様、横線模様の順に、変化候補アイコンHKIが出現する可能性が高くなり、横線模様であれば、変化候補アイコンHKIが必ず出現するようにしてもよい。
図230(d)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、ステージSGの上に保留変化第1演出用のキャラクタNJが出現する。続く図230(e)では、キャラクタNJがポーズを決めて「いくぞ」の吹き出しが表示され、同図(f)では、キャラクタNJが手裏剣を手にする。そして、図230(g)では、そのキャラクタNJが手裏剣を投げつける。また、この図230(g)では、変化候補アイコンHKIの移動アニメーションが開始されている。それまで宝箱TBの上に停止表示されていた変化候補アイコンHKIは移動を開始し、変化候補アイコンHKIが、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lを跨いで表示されている。すなわち、変化候補アイコンHKIの左端部分が第2装飾図柄表示装置208Mに表示され、変化候補アイコンHKIの右側部分が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている。なお、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面を囲むフレームが邪魔をして変化候補アイコンHKIの中央部分が見えなくなっている。
保留変化第2演出は、宝箱TBの出現アニメーションが開始されたタイミングから開始されていると見てもよいし、図230(b)に示すようにその出現アニメーションが完了したタイミングから開始されていると見てもよいし、同図(c)に示す変化候補アイコンHKIが出現したタイミングから開始されていると見てもよいし、変化候補アイコンHKIの移動アニメーションが開始されたタイミングから開始されていると見てもよい。
図230(h)では、キャラクタNJが投げた手裏剣が、デフォルトの態様(点模様の態様)の変動アイコンe1に重なっている。一方、第1装飾図柄表示装置208Lに移動してきた変化候補アイコンHKIは、変動アイコンe1の上を通過している。続く図230(i)では、変動アイコンe1と手裏剣がエフェクト画像meによって覆われて見えなくなっている。図230(j)では、エフェクト画像meが小さくなり、変動アイコンe1が見え始めている。すなわち、エフェクト画像meは変動アイコンe1よりも小さくなり、斜線模様の態様に変化した変動アイコンe1が見え始めている。また、図230(j)では、変化候補アイコンHKIの一部が第1保留アイコンf1の一部に重なっている。図230(k)では、変動アイコンe1を覆っていたエフェクト画像meは無くなっているが、今度は、第1保留アイコンf1と変化候補アイコンHKIがエフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている。なお、図230(j)〜同図(k)の間では、変動アイコンe1を覆っていたエフェクト画像meと、第1保留アイコンf1と変化候補アイコンHKIを覆うエフェクト画像mfの両方が表示されている期間があってもよい。続く図230(l)では、そのエフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなり、変化候補アイコンHKIの態様と同じ斜線模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が見え始めている。やがて、エフェクト画像mfは無くなり、図230(m)では、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域には、斜線模様の態様の第1保留アイコンf1が表示され、キャラクタNJは成功ポーズをとっている。この後、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されていた宝箱TBが消える。また、図230(m)の続きは図229(o)につながる。
保留変化第2演出は、図230(m)のエフェクト画像mfが消えたタイミング、すなわち保留アイコンの態様変化完了で終了と見てもよいし、その後の宝箱TBが消えたタイミングで終了と見てもよい。
以上説明した左半分の例では、変動アイコンe1は、忍者のキャラクタNJによる保留変化第1演出によって、デフォルトの態様から通常予告の態様(斜線模様の態様)に変化しており、第1保留アイコンf1は、変化候補アイコンHKIによる保留変化第2演出によって、デフォルトの態様から先読み予告の態様(斜線模様の態様)に変化している。すなわち、異なるアイコンの態様が変化している。
保留変化第2演出における変化候補アイコンHKIは、出現した時点から変化させる態様の候補を自身の態様によって示唆しており、変化態様候補表示に相当する。すなわち、この例では、変化候補アイコンHKIは、出現した時点から斜線模様の態様であり、第1保留アイコンf1も最終的には斜線模様の態様に変化している。なお、変化候補アイコンHKIは、出現時点は、変化させる態様の候補の態様ではなく、出現後に、変化させる態様の候補の態様に変化してもよい。また、変化候補アイコンHKIは、図230(j)のタイミングで、変化対象の候補のアイコンを示唆しており、変化対象候補表示に相当する。したがって、出現した時点では、どのアイコン(変動アイコンまたは複数の保留アイコンが表示されていればいずれの保留アイコン)が変化対象の候補であるのか不明である。
また、保留変化第1演出における忍者のキャラクタNJが投げる手裏剣も、図230(h)のタイミングで、変化対象の候補のアイコンを示唆しており、変化対象候補表示に相当する。なお、変化候補アイコンHKIと同様に、手裏剣の態様(模様)によって、変化させる態様の候補を自身の態様によって示唆することも可能である。また、手裏剣の態様(模様)ではなく、忍者のキャラクタNJの着物の態様(模様)等によっても、変化させる態様の候補を示唆することが可能である。
続いて、右半分の例について説明するが、左半分の例における説明と重複する説明は省略する場合がある。
図230(1)は、図230(c)からの続きであり、宝箱TBの上には、斜線の模様の態様の変化候補アイコンHKIが表示されており、ステージSGの上には保留変化第1演出用のキャラクタNJも表示されている。図230(2)では、保留変化第2演出における変化候補アイコンHKIの移動アニメーションが開始されており、同図(3)では、保留変化第1演出における忍者のキャラクタNJがポーズを決めて「いくぞ」の吹き出しが表示されている。図230(4)では、変化候補アイコンHKIの一部が第1保留アイコンf1の一部に重なっている。また、キャラクタNJからは手裏剣が投げられている。図230(5)では、第1保留アイコンf1と変化候補アイコンHKIがエフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている。一方、キャラクタNJが投げた手裏剣は、まだいずれのアイコンにも当たっていない。続く図230(6)では、エフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなり、変化候補アイコンHKIの態様と同じ斜線模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が見え始めている。また、その第1保留アイコンf1の一部には、キャラクタNJが投げた手裏剣の一部が重なっている。なお、ここでは、エフェクト画像mfが小さくなったことで、変化後の第1保留アイコンf1の態様(模様)が見える状態になっているが、エフェクト画像mf等によって見えない状態を維持し続ける場合があってもよい。例えば、手裏剣の一部が重なっている場合には、エフェクト画像mfを小さくせず、そのままの大きさを維持させ、手裏剣命中によるエフェクト画像mfにそのまま引き継がせてもよい。図230(7)では、第1保留アイコンf1が再びエフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている。また、手裏剣もエフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている。なお、図230(6)で小さくなっているエフェクト画像mfが消える前に図230(7)に示す次のエフェクト画像mfが表示される場合があってもよいし、一旦エフェクト画像mfが消えてから次のエフェクト画像mfが表示される場合があってもよい。図230(8)では、エフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなり、ひし形模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が見え始めている。やがて、エフェクト画像mfは無くなり、図230(9)では、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域には、ひし形模様の態様の第1保留アイコンf1が表示され、キャラクタNJは成功ポーズをとっている。図230(9)の続きは図229(o)につながる。なお、保留変化第1演出における忍者のキャラクタNJも、保留変化第2演出における宝箱TBも、この後、消えることになるが、どちらが先に消えてもよく、同時に消えてもよい。
以上説明した右半分の例では、忍者のキャラクタNJによる保留変化第1演出も、変化候補アイコンHKIによる保留変化第2演出も、ともに第1保留アイコンf1を変化対象のアイコンにしており、デフォルトの態様であった第1保留アイコンf1は、最終的に、先読み予告における大当りの信頼度が2段階上がったひし形模様の態様に変化している。ただし、この例では、保留アイコンの態様変化のタイミングがズレているが、同時であってもよい。また、右半分の例では、保留変化第2演出による態様変化の方が、保留変化第1演出による態様変化よりも先であったが、反対に、保留変化第1演出による態様変化の方が、保留変化第2演出による態様変化よりも先であってもよい。
図231は、左半分に、保留変化第1演出と保留変化第2演出が複合した例を示し、右半分に、保留変化第3演出の一例を示す図である。
まず、左半分の例について説明するが、図230に示す例における説明と重複する説明は省略する場合がある。
図231(a)は、図230(c)からの続きであり、宝箱TBの上には、斜線の模様の態様の変化候補アイコンHKIが表示されており、ステージSGの上には保留変化第1演出用のキャラクタNJも表示されている。図231(b)では、保留変化第2演出における変化候補アイコンHKIの移動アニメーションが開始されており、同図(c)では、保留変化第1演出における忍者のキャラクタNJがポーズを決めて「いくぞ」の吹き出しが表示されている。図231(e)では、変化候補アイコンHKIにキャラクタNJが投げた手裏剣が重なっている。すなわち、変化候補アイコンHKIに手裏剣が命中し、最終的な変化対象となる変動アイコンあるいは保留アイコンではなく、これらの最終的な変化対象となるアイコンに作用するアイコン(変化候補アイコンHKI)が変化対象になっている。続く図231(f)では、変化候補アイコンHKIが手裏剣とともにエフェクト画像mhによって覆われて見えなくなっている。図231(g)では、エフェクト画像mhが変化候補アイコンHKIよりも小さくなり、斜線模様の態様ではなく、もう一段上のひし形模様の態様に変化した変化候補アイコンHKIが見え始めている。図231(h)では、エフェクト画像mhが完全に消え、ひし形模様の態様に変化した変化候補アイコンHKIの一部が、第1保留アイコンf1の一部に重なっている。ひし形模様の態様に変化した変化候補アイコンHKIは変化態様候補表示に相当し、第1保留アイコンf1の一部に重なった変化候補アイコンHKIは変化対象候補表示に相当する。図231(i)では、その第1保留アイコンf1が変化候補アイコンHKIとともにエフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている。図231(j)では、エフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなり、ひし形模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が見え始めている。やがて、エフェクト画像mfは無くなり、図231(k)では、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域には、ひし形模様の態様の第1保留アイコンf1が表示され、キャラクタNJは成功ポーズをとっている。図231(k)の続きは図229(o)につながる。なお、ここでも、保留変化第1演出における忍者のキャラクタNJも、保留変化第2演出における宝箱TBも、この後、消えることになるが、どちらが先に消えてもよく、同時に消えてもよい。
以上説明した左半分の例では、忍者のキャラクタNJによる保留変化第1演出と、変化候補アイコンHKIによる保留変化第2演出が複合し、保留アイコンの態様変化が一回で2段階上がったひし形模様の態様に変化している。なお、忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が変化候補アイコンHKIに命中せず変化候補アイコンHKIは斜線模様の態様のままであったり、忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が変化候補アイコンHKIに命中したにも関わらず変化候補アイコンHKIは斜線模様の態様のままであった場合には、第1保留アイコンf1は、ひし形模様の態様よりも大当りの期待度が低い斜線模様の態様にしか変化しない。
続いて、右半分の例について説明する。
図231(1)は、図229(f)からの続きであり、第1特図始動口230に1球の入賞がある。図231(2)では、特図1保留アイコン表示領域fの2番目の領域において、保留アイコンの増加アニメーションが開始され、保留アイコンが徐々に大きくなってくる。図231(3)では、保留アイコンの増加アニメーションが終了し、特図1保留アイコン表示領域fの2番目の領域に第2保留アイコンf2が表示されている。
図231(4)では、第1保留アイコンf1が振動を始め、続く同図(5)では、第1保留アイコンf1の拡大表示が開始される。第1保留アイコンf1は、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域を越えるまで拡大される。この拡大された態様は、保留変化演出が開始されることを予告する態様に相当する。拡大表示された第1保留アイコンf1と、隣の第2保留アイコンf2は重なってもよいし、重ならなくてもよい。なお、この後開始される保留変化演出を、他の保留変化演出と区別するため「保留変化第3演出」という。
図231(6)では、保留変化第3演出用の番長のキャラクタBCが保留枠UIの上に出現し、同図(7)では、その番長のキャラクタBCがポーズを決める。すると、拡大表示されていた第1保留アイコンf1がエフェクト画像mf’によって覆われる(図231(8))。このエフェクト画像mf’は、隣の第2保留アイコンf2の一部まで覆っているが、隣の第2保留アイコンf2の全部を覆ってもよいし、隣の第2保留アイコンf2は覆わないようにしてもよい。
保留変化第3演出は、図231(6)の番長のキャラクタBCが登場したタイミングから開始されていると見てもよいし、同図(7)の番長のキャラクタBCがポーズを決めたタイミングから開始されていると見てもよいし、同図(8)のエフェクト画像mf’が表示されたタイミングから開始されていると見てもよい。
図231(9)では、エフェクト画像mf’が、拡大表示された第1保留アイコンf1よりも小さくなり、ひし形模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が見え始めている。やがて、エフェクト画像mf’は完全に無くなり、図231(10)では、拡大表示された、ひし形模様の態様の第1保留アイコンf1が表示されている。続く図231(11)では、第1保留アイコンf1の大きさが元に戻り、同図(12)では、保留変化第3演出用の番長のキャラクタBCが消える。なお、装飾図柄の変動表示は依然として継続している。
保留変化第3演出は、図231(10)のエフェクト画像mf’が消えたタイミング、すなわち保留アイコンの態様変化完了で終了と見てもよいし、同図(11)の第1保留アイコンf1の大きさが元に戻ったタイミングで終了と見てもよいし、同図(12)の番長のキャラクタBCが消えたタイミングで終了と見てもよい。
なお、保留変化第3演出によって態様が変化されやすい保留アイコンは、第2保留アイコンf2よりも第1保留アイコンf1であり、総ての保留アイコンの中で第1保留アイコンf1が最も変化されやすくてもよく、保留されたタイミングが早い保留ほど変化されやすくてもよい。あるいは、総ての保留アイコンの中で第1保留アイコンf1のみが変化されるようにしてもよい。また、保留変化第1演出よりも保留変化第3演出の方が、大当りの期待度(信頼度)が高い態様に変化させやすい。すなわち、アイコンの態様は、保留変化第1演出では1段階しか上がらないが、保留変化第3演出では2段階上がる。また同様に、保留変化第2演出よりも保留変化第3演出の方が、大当りの期待度(信頼度)が高い態様に変化させやすい。
図232は、保留変化第3演出の番長のキャラクタBCが登場する演出例を示す図である。この図232も、左半分の例と右半分の例との2つの例が示されている。
まず、左半分の例について説明するが、図231の右半分に示す例における説明と重複する説明は省略する場合がある。
図232(a)は、図229(f)からの続きであり、保留変化第3演出用の番長のキャラクタBCが保留枠UIの上に出現している。図232(b)では、デフォルトの態様の第1保留アイコンf1が振動を始め、続く同図(c)では、第1保留アイコンf1が、それまで表示されていた特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域を飛び出し、表示画面中央に移動することで、あぐらをかいて座っている番長のキャラクタBCに重なる。なお、それまで第1保留アイコンf1が表示されていた特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域には、飛び出した第1保留アイコンf1の跡がシルエット表示Silとして表示されている。ここでは、シルエット表示Silを点線で表しているが、第1保留アイコンf1の態様と同じ態様(この例では点模様の態様)でシルエット表示Silも表示されるようにしてもよい。また、第1保留アイコンf1の色については、第1保留アイコンf1の色が何色であろうと、シルエット表示Silでは灰色で表示するようにしてもよいし、例えば、第1保留アイコンf1の色が青色であった場合には、シルエット表示Silでは暗い青色で表示するようにして、第1保留アイコンf1の色とシルエット表示Silの色を、同色系統で統一するようにしてもよい。
図232(d)では、番長のキャラクタBCがポーズを決め、ちょうど番長のキャラクタBCが第1保留アイコンf1を持っているように見える。続く図232(e)では、第1保留アイコンf1がエフェクト画像mbによって覆われ、同図(f)では、エフェクト画像mbが、第1保留アイコンf1よりも小さくなり、斜線模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が見え始めている。図232(g)では、エフェクト画像mbが完全に消え、番長のキャラクタBCが斜線模様の態様に変化した第1保留アイコンf1を持っているように見える。なお、図232(g)に示す第1保留アイコンf1が青色に変化した場合には、図232(g)に示すシルエット表示Silも暗い青色に変化させてもよい。図232(h)では、番長のキャラクタBCが消え、表示画面中央には斜線模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が残る。やがて移動アニメーションが開始され、この斜線模様の態様の第1保留アイコンf1が特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域に向けて移動を開始し(図232(i))、図232(j)では特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域に斜線模様の態様の第1保留アイコンf1が表示されている。
続いて、右半分の例について説明する。この右半分の例は、忍者のキャラクタNJによる保留変化第1演出と、番長のキャラクタBCによる保留変化第3演出が行われる一例である。
図232(1)は、図229(f)からの続きであり、保留変化第3演出用の番長のキャラクタBCが保留枠UIの上に表示されているとともに、ステージSGの上には保留変化第1演出用の忍者のキャラクタNJが表示されている。番長のキャラクタBCが出現したタイミングと、忍者のキャラクタNJが出現したタイミングは、どちらが早くてもよく、同じであってもよい
図232(2)では、デフォルトの態様(点模様の態様)の第1保留アイコンf1が、それまで表示されていた特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域を飛び出し、表示画面中央に移動することで、あぐらをかいて座っている番長のキャラクタBCに重なる。なお、左半分の例と同じく、それまで第1保留アイコンf1が表示されていた特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域には、飛び出した第1保留アイコンf1の跡がシルエット表示Silとして表示されている。図232(3)では、保留変化第1演出における忍者のキャラクタNJがポーズを決めて「いくぞ」の吹き出しが表示されている。続く図232(4)では、忍者のキャラクタNJが手裏剣を投げ、同図(5)では、表示画面中央に移動した第1保留アイコンf1に、手裏剣が重なっている。図232(6)では、第1保留アイコンf1が手裏剣とともにエフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている。図232(7)では、エフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなり、斜線模様の態様に変化した変化候補アイコンHKIが見え始めている。図232(8)では、エフェクト画像mfが完全に消え、斜線模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が番長のキャラクタBCに重なっている。ここでの第1保留アイコンf1の態様変化は、保留変化第1演出によるものであり、図232(8)に示すキャラクタNJは成功ポーズをとっている。なお、このキャラクタNJは消えるまで成功ポーズをとり続けている。
図232(9)では、番長のキャラクタBCがポーズを決め、ちょうど番長のキャラクタBCが第1保留アイコンf1を持っているように見える。続く図232(10)では、第1保留アイコンf1がエフェクト画像mbによって覆われ、同図(11)では、エフェクト画像mbが、第1保留アイコンf1よりも小さくなり、ひし形模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が見え始めている。図232(12)では、エフェクト画像mbが完全に消え、番長のキャラクタBCがひし形模様の態様に変化した第1保留アイコンf1を持っているように見える。ここでの第1保留アイコンf1の態様変化は、保留変化第3演出によるものである。図232(13)では、番長のキャラクタBCが消え、表示画面中央にはひし形模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が残る。なお、忍者のキャラクタNJも消えているが、番長のキャラクタBCが消えるタイミングと、忍者のキャラクタNJが消えるタイミングは、どちらが早くてもよく、同じであってもよい。
図233は、図232の右半分の例の続きを示す図と、保留変化第4演出を示す図である。
図232(13)から続く図233(14)では、第1保留アイコンf1の移動アニメーションが開始され、ひし形模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域に向けて移動を開始し、図233(15)では特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域にひし形模様の態様の第1保留アイコンf1が表示されている。
以上説明した図232の右半分の例では、忍者のキャラクタNJによる保留変化第1演出も、番長のキャラクタBCによる保留変化第3演出も、ともに第1保留アイコンf1を変化対象のアイコンにしており、デフォルトの態様であった第1保留アイコンf1は、最終的に、先読み予告における大当りの信頼度が2段階上がったひし形模様の態様に変化している。ただし、この例では、保留アイコンの態様変化のタイミングがズレているが、同時であってもよい。また、保留変化第1演出による態様変化の方が、保留変化第3演出による態様変化よりも先であったが、反対に、保留変化第3演出による態様変化の方が、保留変化第1演出による態様変化よりも先であってもよい。
続いて、保留変化第4演出について説明する。
図233(a)は、図229(f)からの続きであり、第1特図始動口230に1球の入賞がある。図233(b)では、特図1保留アイコン表示領域fの2番目の領域に第2保留アイコンf2が新たに表示されている。この第2保留アイコンは、保留変化第4演出のルーレットアイコンであり、図233(b)に示す第2保留アイコンf2であるルーレットアイコンは変動表示中の態様である。この変動表示中の態様のルーレットアイコンは変化対象候補表示に相当する。すなわち、入賞時(出現時)から自身がこの後に変化することを予告する態様である。なお、図233(b)では、スピーカ120から保留増加音が出力されている。
図233(c)では、図233(b)で行われていた装飾図柄の変動表示が終了し、「装飾7−装飾1−装飾1」の組み合わせが停止表示される。なお、装飾図柄の組み合わせが停止表示された直後では、変動アイコンe1は表示されたままである。また、図233(c)に示す第2保留アイコンf2であるルーレットアイコンは変動表示中の態様のままである。図233(d)では、装飾図柄の確定表示が行われている。装飾図柄の確定表示が開始されると、変動アイコンe1の消去アニメーションが開始され、図233(d)に示す変動アイコン表示領域e内のステージでは、変動アイコンe1がかなり小さくなっており、続く図233(e)では、変動アイコンe1の消去アニメーションが完了し、変動アイコン表示領域e内のステージには何も表示されていない。なお、確定表示中も、第2保留アイコンf2であるルーレットアイコンは変動表示中の態様のままである。
続いて、特図1の図柄変動表示が開始され、図233(f)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて装飾図柄の変動表示が行われている。また、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第五図柄の変動表示が行われ、特図1の第四図柄ランプi1は白色に点灯している。さらに、第3装飾図柄表示装置208Nの上部に表示されている特図1の保留数を示す数字は、これまでの「2」から「1」に減少している。しかしながら、保留アイコンは2つ表示されており、第2保留アイコンf2であるルーレットアイコンは変動表示中の態様のままである。
図233(g)では、保留アイコンの移動アニメーションが開始され、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域に表示されていた第1保留アイコンf1は、変動アイコン表示領域eに向けて移動を開始しており、特図1保留アイコン表示領域fの2番目の領域に表示されていた第2保留アイコンf2であるルーレットアイコンは、変動表示中の態様のまま1番目の領域に向けて移動を開始している。
図233(h)では、保留アイコンの移動アニメーションが完了し、変動アイコン表示領域e内のステージにデフォルトの態様の変動アイコンe1が表示され、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域には、特図1保留アイコンf1として、変動表示中の態様のルーレットアイコンが表示されている。この例では、変動表示中の態様のルーレットアイコンが、連続する装飾図柄の変動表示(特図の図柄変動表示とも言える)を跨いで継続して表示されていたが、スーパーリーチ演出中や確定表示中はルーレットアイコン(保留アイコン)が一旦消え、次の装飾図柄の変動表示(特図の図柄変動表示とも言える)が開始されたらルーレットアイコン(保留アイコン)が表示されるようにしてもよい。
図233(i)では、これまで変動表示中の態様であったルーレットアイコンが、変動表示を終了し、「格子」の文字が停止表示された態様に変化している。この「格子」の文字が停止表示された態様のルーレットアイコンは変化態様候補表示に相当する。すなわち、自身がこの後に格子模様の態様に変化することを予告する態様である。
続く図233(j)では、第1保留アイコンf1であるルーレットアイコンがエフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている。図233(k)では、エフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなり、格子模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が見え始めている。図233(l)では、エフェクト画像mfが完全に消え、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域に、格子模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が表示されている。すなわち保留アイコンの態様変化が完了しており、この図233(l)のタイミングで保留変化第4演出が終了する。なお、保留変化第4演出は、図233(b)に示すようにルーレットアイコンが出現したタイミングから開始されていると見てもよいし、同図(i)に示すように、ルーレットアイコンが停止表示された態様に変化したタイミングから開始されていると見てもよい。
以上説明したように、ルーレットアイコンは、自身についての保留変化予告表示に相当する。
図233(i’)は、図233(i)とは別の例を示す図である。この図233(i’)では、変動表示中の態様であったルーレットアイコンが、変動表示を終了し、「格子」の文字が停止表示された態様に変化すると同時に、ベースアイコンUIbおよびチャンスルーレット表示CRの枠部分CRfの模様が、格子模様に変化している。さらに、第1保留アイコンf1の上方には「チャンスアップ」という文字が表示されている。ルーレットアイコンが、「格子」の文字が停止表示された態様に変化しても、実際に、そのルーレットアイコン自身が格子模様の態様に必ず変化するとは限らない。しかしながら、このように、ベースアイコンUIbおよびチャンスルーレット表示CRの枠部分CRfの模様が、格子模様に変化すると、変化しなかった場合(図233(i)参照)よりもルーレットアイコン自身が格子模様の態様に変化しやすくなる。あるいは、必ず変化するようにしてもよい。
また、ベースアイコンUIbおよびチャンスルーレット表示CRの枠部分CRfの模様が格子模様に変化するタイミングは、ルーレットアイコンが「格子」の文字が停止表示された態様に変化した後であってもよい。あるいは、ルーレットアイコンが変動表示中の態様である段階で変化し、ベースアイコンUIbおよびチャンスルーレット表示CRの枠部分CRfの模様が変化すると、その模様を表す文字がルーレットアイコンに停止表示されやすくなるようにしてもよい。
なお、ベースアイコンUIbの模様およびチャンスルーレット表示CRの枠部分CRfの模様のうち、いずれか一方のみの模様が変化する場合があってもよく、この場合には、両方変化した場合よりも、ルーレットアイコン自身が格子模様の態様に変化しにくくなってもよい。あるいは、ルーレットアイコンの停止表示よりも先に変化する場合には、両方変化した場合よりも、いずれか一方のみの模様が変化した場合の方が、その模様を表す文字がルーレットアイコンに停止表示されにくくなってもよい。
図233(l’)は、図233(l)とは別の例を示す図である。この図233(l’)は、先の図233(i’)から続く例であり、ベースアイコンUIbおよびチャンスルーレット表示CRの枠部分CRfの模様が、格子模様に変化したにも関わらず、ルーレットアイコン自身が格子模様の態様に変化せずに、デフォルトの態様になってしまった例である。ただし、上述のごとく、ベースアイコンUIbおよびチャンスルーレット表示CRの枠部分CRfの模様が、格子模様に変化すると、ルーレットアイコン自身も格子模様の態様に必ず変化するようにしてもよい。また、ルーレットアイコンが「格子」の文字が停止表示された態様に変化したのは、自身の態様変化を予告しているのではなく、他の表示やアイコン(ここでは、ベースアイコンUIbおよびチャンスルーレット表示CRの枠部分CRfの少なくとも一方の模様)の態様が変化することを予告している場合があってもよい。
なお、ルーレットアイコンが「格子」の文字が停止表示された態様に変化すると、そのルーレットアイコン自身が格子模様の態様に必ず変化するようにしてもよい。
図234は、保留変化第5演出の一例を示す図である。
図234(1)では、いずれもデフォルトの態様の2つの保留アイコンf1,f2が表示されている状態で装飾図柄の変動表示が行われている。図234(2)では、的アイコンTIの出現アニメーションが開始され、第1装飾図柄表示装置208Lの中央上端に的アイコンTIの一部が見え始めている。この出現アニメーションでは、的アイコンTIが徐々に降りてきており、図234(3)では的アイコンTIが表示画面中央部分を通過する。やがて的アイコンTIは、第2保留アイコンf2に付き、出現アニメーションは終了になる(図234(4))。的アイコンTIが付いた保留アイコンは、的アイコンTIが付いていない保留アイコンに比べてで態様変化が起こりやすい。なお、的アイコンTIが付いた保留アイコンであっても、態様変化が必ず起こるのではなく、起こらない場合もある。あるいは、的アイコンTIが付いた保留アイコンは、態様変化が必ず起こるようにしてもよい。アイコンに付いた的アイコンTIは、変化対象候補表示に相当する。
図234(5)に示す第2装飾図柄表示装置208Mには、保留変化第5演出のキャラクタである吉宗のキャラクタYMが出現し、続く同図(6)では、その吉宗のキャラクタYMが弓を構えている。この図234(6)では、吉宗のキャラクタYMが的アイコンTIを狙っていることを表す矢印アイコンYIが表示されている。この矢印アイコンYIは、後端が第2装飾図柄表示装置208Mにわずかにかかっており、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lを跨いで表示されている。また、矢印アイコンYIの先端は、ターゲットになるもの(ここでは的アイコンYI)に接していてもよいし、接していなくてもよいが、照準として定められていることがわかればよい。矢印アイコンYIは照準アイコンあるいは指定アイコンの一種類であり、照準アイコンあるいは指定アイコンは、矢印に限らず、光照射の態様であってもよい。また、矢印アイコンYI等の照準アイコンあるいは指定アイコンは、変化対象候補表示に相当する。さらに、矢印アイコンYI等の照準アイコンあるいは指定アイコンが、照準としているあるいは指定しているアイコンがこの後に変化する模様の態様で表示されてもよい。すなわち、矢印アイコンYI等の照準アイコンあるいは指定アイコンの表示自体が変化態様候補表示に相当する場合があってもよい。
やがて、図234(1)で行われていた装飾図柄の変動表示が終了し、図234(7)では「装飾7−装飾1−装飾1」の組み合わせが停止表示され、同図(8)では装飾図柄の確定表示が開始されている。装飾図柄の確定表示が開始されると、変動アイコンe1の消去アニメーションが開始され、図234(8)に示す変動アイコン表示領域e内のステージでは、変動アイコンe1がかなり小さくなっており、続く図234(9)では、変動アイコンe1の消去アニメーションが完了し、変動アイコン表示領域e内のステージには何も表示されていない。装飾図柄の変動表示が終了しても、第2保留アイコンf2に的アイコンTIは付いたたままであり、確定表示中も同様である。また、吉宗のキャラクタYMも弓を構え続けており、矢印アイコンYIも表示され続けており、確定表示中も同様である。
続いて、特図1の図柄変動表示が開始され、図234(10)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて装飾図柄の変動表示が行われている。また、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第五図柄の変動表示が行われ、特図1の第四図柄ランプi1は白色に点灯している。さらに、第3装飾図柄表示装置208Nの上部に表示されている特図1の保留数を示す数字は、これまでの「2」から「1」に減少している。しかしながら、保留アイコンは2つ表示されており、第2保留アイコンf2には的アイコンTIが付いたたままであり、吉宗のキャラクタYMも弓を構え続け、矢印アイコンYIも表示され続けている。
図234(11)では、保留アイコンの移動アニメーションが開始され、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域に表示されていた第1保留アイコンf1は、変動アイコン表示領域eに向けて移動を開始しており、特図1保留アイコン表示領域fの2番目の領域に表示されていた第2保留アイコンf2は、的アイコンTIが付いたたまま1番目の領域に向けて移動を開始している。
図234(12)では、保留アイコンの移動アニメーションが完了し、変動アイコン表示領域e内のステージにデフォルトの態様の変動アイコンe1が表示され、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域には、特図1保留アイコンf1として、的アイコンTIが付いたたままのデフォルトの態様の保留アイコンが表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mでは、吉宗のキャラクタYMが依然として弓を構え続けており、矢印アイコンYIも表示され続けている。ただし、的アイコンTIが保留アイコンとともに移動したことにより、矢印アイコンYIの向きがわずかに変化するとともに、長さもわずかに短くなっている。
保留アイコンの移動アニメーションが完了した後では、図234(13)に示すように、吉宗のキャラクタYMは弓を構えているが、矢印アイコンYIの表示が消えている。矢印アイコンYIの表示が消えることは、保留変化演出の予備動作と見ることもできる。そして、矢印アイコンYIの表示が消えると、吉宗のキャラクタYMから矢が発射され、図234(14)では、発射された矢が、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lを跨いで表示されている。
保留変化第5演出は、図234(5)の吉宗のキャラクタYMが登場したタイミングから開始されていると見てもよいし、同図(13)で矢印アイコンYIの表示が消えたタイミングから開始されていると見てもよいし、吉宗のキャラクタYMから矢が発射されたタイミングから開始されていると見てもよい。
図234(15)では、矢が、第1保留アイコンf1に付いている的アイコンTIに命中し、続く同図(16)では、第1保留アイコンf1がエフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている。なお、的アイコンTIや、その的アイコンTIに命中した矢は、エフェクト画像mfによって覆われおらず、視認可能である。ただし、的アイコンTIや、その的アイコンTIに命中した矢は、エフェクト画像mfによって覆われてもよい。
図234(17)では、エフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなり、ひし形模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が見え始めている。図234(18)では、エフェクト画像mfが完全に消え、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域に、ひし形模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が表示されている。また、保留変化第5演出のキャラクタである吉宗のキャラクタYMはポーズを変え、親指をたてて、アイコンの表示態様変化に成功したときにとる成功ポーズをとっている。続く、図234(19)では、その吉宗のキャラクタYMが消えているが、態様変化を終えた第1保留アイコンf1には依然として的アイコンTIが付いており、その的アイコンTIには矢が命中したままである。保留変化第5演出は、図234(18)のエフェクト画像mfが消えたタイミング、すなわち保留アイコンの態様変化完了で終了と見てもよいし、同図(19)の吉宗のキャラクタYMが消えたタイミングで終了と見てもよい。
やがて、図234(10)で開始された装飾図柄の変動表示が終了し、図234(20)では「装飾7−装飾1−装飾1」の組み合わせが停止表示され、同図(21)では装飾図柄の確定表示が開始されている。装飾図柄の確定表示が開始されると、変動アイコンe1の消去アニメーションが開始され、図234(21)に示す変動アイコン表示領域e内のステージでは、変動アイコンe1がかなり小さくなっており、続く図234(22)では、変動アイコンe1の消去アニメーションが完了し、変動アイコン表示領域e内のステージには何も表示されていない。装飾図柄の変動表示が終了しても、ひし形模様の態様の第1保留アイコンf1に、矢が命中した的アイコンTIは付いたたままであり、確定表示中も同様である。
続いて、特図1の図柄変動表示が開始され、図234(23)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて装飾図柄の変動表示が行われている。また、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第五図柄の変動表示が行われ、特図1の第四図柄ランプi1は白色に点灯している。さらに、第3装飾図柄表示装置208Nの上部に表示されている特図1の保留数を示す数字は、これまでの「1」から「0」に減少している。しかしながら、第1保留アイコンは表示されており、この第1保留アイコンf1には、矢が命中した的アイコンTIは付いたたままである。
図234(24)では、保留アイコンの移動アニメーションが開始され、矢が命中した的アイコンTIが付いたたままの第1保留アイコンf1は、その的アイコンTIを付けたまま変動アイコン表示領域eに向けて移動を開始している。
図234(25)では、保留アイコンの移動アニメーションが完了し、変動アイコン表示領域e内のステージに、ひし形模様の態様の変動アイコンe1が、矢が命中した的アイコンTIを付けたたまま表示されている。なお、図234(25)に示す、的アイコンTIに命中した矢は、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lを跨いで表示されている。
以上説明したように、矢が命中した的アイコンTIは、保留アイコンの態様が変化した後も消えずに、態様が変化した保留アイコンに付いたままである。こうすることで、いずれの種類の保留変化演出が行われたかの履歴表示にもなる。例えば、アイコンの態様が同じ態様に変化した場合であっても、保留変化第5演出によって変化した場合は、他の保留変化演出によって変化した場合よりも、大当りの期待度(信頼度)が高かったり、あるいは反対に低かったりする場合には、矢が命中した的アイコンTIの表示が残っていることは有益な情報になる。
また、態様が変化したアイコン、すなわち矢が命中した的アイコンTIが付いているアイコンが保留アイコンf1から変動アイコンe1に変化しても、矢が命中した的アイコンTIは、変動アイコンe1に付いたままである。この場合にも、矢が命中した的アイコンTIは履歴表示になり、しかも、大当りが間近に迫っていることを知らせる情報にもなる。
なお、矢が命中すると的アイコンTIの態様が変化する場合(例えば、白色から赤色に変化する場合や、大きな孔が空く場合)には、矢は消してしまってもよい。また、矢が命中した的アイコンTIが消えてしまう場合があってもよく、この場合には、矢が命中した的アイコンTIが残っていた場合には、消えてしまった場合よりも大当りの期待度(信頼度)が高くてもよく、あるいは、矢が命中した的アイコンTIが残っていた場合には、大当り確定であってもよい。例えば、変動アイコンe1に変化しても、矢が命中した的アイコンTIが付いたままであれば、現在行われている図柄変動表示が大当り確定であってもよい。
また、図234(25)より後については図示省略されているが、この後、スーパーリーチ演出に発展してもよい。例えば、変動アイコンe1に変化しても、矢が命中した的アイコンTIが付いたままであれば、付いていない場合に比べて、スーパーリーチ演出に発展しやすくてもよいし、スーパーリーチ演出に必ず発展してもよい。さらに、矢が命中した的アイコンTIは、確定表示中に変動アイコンとともに消えてもよいし、確定表示前に消えてしまってもよい。例えば、リーチ状態になったタイミングで消えてしまってもよいし、スーパーリーチ演出が開始されると消えてしまってもよい。なお、スーパーリーチ演出が開始されると、変動アイコンe1も消えてしまってもよいし、変動アイコンe1は消えないようにしてもよい。
図235は、保留変化第5演出に関する例を示す図である。
図235(a)は、図234(15)からの続きであり、矢が命中した的アイコンTIが付いている第1保留アイコンf1がエフェクト画像mfに覆われて見えなくなっている。この例では、エフェクト画像mfが拡大していき、図235(b)では、的アイコンTIもエフェクト画像mfに覆われて見えなくなっており、矢の一部もエフェクト画像mfに覆われて見えなくなっている。
図235(c)では、エフェクト画像mfが小さくなり、ひし形模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が見え始めている。また、エフェクト画像mfが消えていくのと同時に、的アイコンTIとその的アイコンTIに命中した矢も消えていく。図235(c)では、的アイコンTIとその的アイコンTIに命中した矢が既に消えている。
図235(d)では、エフェクト画像mfが完全に消え、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域に、ひし形模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が表示され、第2装飾図柄表示装置208Mでは、保留変化第5演出のキャラクタである吉宗のキャラクタYMがポーズを変え、親指をたてた成功ポーズをとっている。続く図235(e)では、その吉宗のキャラクタYMが消えている。
図235における保留変化第5演出は、図235(c)の的アイコンTIとその的アイコンTIに命中した矢が消えたタイミングで終了と見てもよいし、同図(d)のエフェクト画像mfが消えたタイミング、すなわち保留アイコンの態様変化完了で終了と見てもよいし、同図(e)の吉宗のキャラクタYMが消えたタイミングで終了と見てもよい。
続いて、保留変化第5演出とともに保留変化第1演出が行われる例について説明する。
図235(1)は、図234(12)からの続きであり、第3装飾図柄表示装置208Nでは、ステージSGの上に保留変化第1演出用の忍者のキャラクタNJが出現する。なお、この例では、的アイコンTI、吉宗のキャラクタYM、忍者のキャラクタNJの順で出現しているが、忍者のキャラクタNJ、的アイコンTI、吉宗のキャラクタYMの順で出現してもよいし、的アイコンTI、忍者のキャラクタNJ、吉宗のキャラクタYMの順で出現してもよいし、同時に出現してもよい。
図235(2)では、忍者のキャラクタNJがポーズを決めて「いくぞ」の吹き出しが表示され、同図(3)では、そのキャラクタNJが手裏剣を投げつける。この手裏剣は第1保留アイコンf1に命中し、図235(4)では、手裏剣が命中した第1保留アイコンf1がエフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている。図235(5)では、エフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなり、斜線模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が見え始めている。図235(6)では、エフェクト画像mfが完全に消え、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域に、斜線模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が表示されている。このように、的アイコンTIが表示されているが、保留変化第1演出では、その的アイコンTIを狙わずに、保留アイコン自身を直接変化させている。図235(6)に示す忍者のキャラクタNJは成功ポーズをとっている。図235(7)では、忍者のキャラクタNJが消えているが、これまで、吉宗のキャラクタYMは弓を構え続けており、矢印アイコンYIも表示され続けている。
やがて、矢印アイコンYIの表示が消え、吉宗のキャラクタYMから矢が発射される。発射された矢は、第1保留アイコンf1に付いている的アイコンTIに命中し、図235(8)では、第1保留アイコンf1がエフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている。
図235(9)では、エフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなり、格子模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が見え始めている。図235(10)では、エフェクト画像mfが完全に消え、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域に、格子模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が表示されている。また、保留変化第5演出のキャラクタである吉宗のキャラクタYMはポーズを変え、親指をたてた成功ポーズをとっている。この後は、図234(19)に続く。
以上説明した例では、忍者のキャラクタNJによる保留変化第1演出も、吉宗のキャラクタYMによる保留変化第5演出も、ともに第1保留アイコンf1を変化対象のアイコンにしており、デフォルトの態様であった第1保留アイコンf1は、最終的に、先読み予告における大当りの信頼度が2段階ではなく3段階上がった格子模様の態様に変化している。ただし、この例では、保留アイコンの態様変化のタイミングがズレているが、同時であってもよい。このように、複数の保留変化演出が、同一の対象について複合して行われると、別々に保留変化演出が行われた場合よりも高い態様(2段階ではなく3段階上がった態様)に変化する。なお、ここでは、保留変化第5演出と保留変化第1演出の組み合わせであったが、保留変化第5演出と保留変化第2演出の組み合わせであってもよく、保留変化第5演出と保留変化第3演出の組み合わせであってもよく、保留変化第5演出と保留変化第4演出の組み合わせであってもよく、それ以外の組み合わせであってもよい。
図236は、保留変化第5演出とともに保留変化第1演出が行われる他の例を示す図である。
図236(1)は、図235(1)からの続きであり、第3装飾図柄表示装置208NのステージSGの上に出現した保留変化第1演出用の忍者のキャラクタNJがポーズを決めて「いくぞ」の吹き出しが表示され、同図(2)では、そのキャラクタNJが手裏剣を投げつける。図236(3)では、この手裏剣が、第1保留アイコンf1ではなく、その第1保留アイコンf1に付いている的アイコンTIに重なり、図236(4)では、手裏剣が命中した的アイコンTIが付いていた第1保留アイコンf1がエフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている。図236(5)では、エフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなり、斜線模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が見え始めている。図236(6)では、エフェクト画像mfが完全に消え、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域に、斜線模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が表示され、忍者のキャラクタNJは成功ポーズをとっている。以上説明したように、保留変化第1演出でも、的アイコンTIに手裏剣が命中する場合があってもよい。
図236(7)では、忍者のキャラクタNJが消えているが、これまで、吉宗のキャラクタYMは弓を構え続けており、矢印アイコンYIも表示され続けている。また、態様変化を終えた第1保留アイコンf1には依然として的アイコンTIが付いており、その的アイコンTIには手裏剣が命中したままである。
やがて、矢印アイコンYIの表示が消え、吉宗のキャラクタYMから矢が発射される。発射された矢は、第1保留アイコンf1に付いている的アイコンTIに命中する。すなわち、先に手裏剣が命中していた的アイコンTIに矢も命中する。図236(8)では、第1保留アイコンf1がエフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている。
図236(9)では、エフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなり、格子模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が見え始めている。図236(10)では、エフェクト画像mfが完全に消え、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域に、格子模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が表示されている。また、保留変化第5演出のキャラクタである吉宗のキャラクタYMはポーズを変え、親指をたてた成功ポーズをとっている。
続く、図236(11)では、その吉宗のキャラクタYMが消えているが、態様変化を終えた第1保留アイコンf1には依然として的アイコンTIが付いており、その的アイコンTIには手裏剣と矢が命中したままである。こうすることで、いずれの種類の保留変化演出が行われたかの履歴表示にもなる。すなわち、手裏剣によって保留変化第1演出が行われた履歴表示になり、矢によって保留変化第5演出が行われた履歴表示になる。
やがて、これまで行われていた装飾図柄の変動表示が終了し、図236(12)では「装飾7−装飾1−装飾1」の組み合わせが停止表示され、同図(13)では装飾図柄の確定表示が開始されている。装飾図柄の確定表示が開始されると、変動アイコンe1の消去アニメーションが開始され、図236(13)に示す変動アイコン表示領域e内のステージでは、変動アイコンe1がかなり小さくなっており、続く図236(14)では、変動アイコンe1の消去アニメーションが完了し、変動アイコン表示領域e内のステージには何も表示されていない。装飾図柄の変動表示が終了しても、格子模様の態様の第1保留アイコンf1に、手裏剣と矢が命中した的アイコンTIは付いたたままであり、確定表示中も同様である。
続いて、特図1の図柄変動表示が開始され、図236(15)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて装飾図柄の変動表示が行われている。また、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第五図柄の変動表示が行われ、特図1の第四図柄ランプi1は白色に点灯している。さらに、第3装飾図柄表示装置208Nの上部に表示されている特図1の保留数を示す数字は、これまでの「1」から「0」に減少している。しかしながら、第1保留アイコンは表示されており、この第1保留アイコンf1には、手裏剣と矢が命中した的アイコンTIは付いたたままである。
図236(16)では、保留アイコンの移動アニメーションが開始され、手裏剣と矢が命中した的アイコンTIが付いたたままの第1保留アイコンf1は、その的アイコンTIを付けたまま変動アイコン表示領域eに向けて移動を開始している。
図236(17)では、保留アイコンの移動アニメーションが完了し、変動アイコン表示領域e内のステージに、格子模様の態様の変動アイコンe1が、手裏剣と矢が命中した的アイコンTIを付けたたまま表示されている。なお、図235(17)に示す、的アイコンTIに命中した矢の方は、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lを跨いで表示されている。
以上説明した例では、手裏剣と矢が、タイミングをずらして的アイコンTIに命中しているが、同じタイミングで命中することがあってもよい。また、手裏剣と矢のうち一方のみが命中し、他方が外れる場合があってもよい。
図237は、図233に示す保留変化第4演出の他の例を示す図である。
図237(1)は、図229(f)からの続きであり、保留アイコンの移動アニメーションが完了し、デフォルトの点模様の態様の保留アイコンf1が一つ表示されている状態で装飾図柄の変動表示が行われている。図237(2)では、第1特図始動口230に1球の入賞があり、続く図237(3)では、特図1保留アイコン表示領域fの2番目の領域において、保留アイコンの増加アニメーションが開始され、保留アイコンが徐々に大きくなってくる。増加アニメーションによって徐々に大きくなってくる保留アイコンは、保留変化第4演出のルーレットアイコンであり、変動表示中の態様で大きくなってくる。また、スピーカ120からは、保留増加音が出力されている。図237(4)では、保留アイコンの増加アニメーションが終了し、特図1保留アイコン表示領域fの2番目の領域に第2保留アイコンf2が表示されている。この図237(4)に示す第2保留アイコンf2であるルーレットアイコンは変動表示中の態様であり、変化対象候補表示に相当する。なお、保留アイコンの増加アニメーションでは、デフォルトの態様で拡大され、拡大が完了すると同時、あるいは拡大完了後に、変動表示中の態様のルーレットアイコンに変化してもよい。
その後、装飾図柄の変動表示が終了し、次の保留が消化され、保留アイコンの移動アニメーションが行われる。図237(5)では、保留アイコンの移動アニメーションが完了し、変動アイコン表示領域e内のステージにデフォルトの態様の変動アイコンe1が表示され、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域には、特図1保留アイコンf1として、変動表示中の態様のルーレットアイコンが表示されている。この例でも、変動表示中の態様のルーレットアイコンが、連続する装飾図柄の変動表示(特図の図柄変動表示とも言える)を跨いで継続して表示されている。
この例では、変動表示中の態様から模様を表す文字が停止表示された態様に変化することなく、変動表示中の態様のルーレットアイコンが、エフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている(図237(6))。図237(7)では、エフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなり、格子模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が見え始めている。図237(8)では、エフェクト画像mfが完全に消え、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域に、ひし形模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が表示されている。この例では、変化態様候補表示が表示されることなく、第1保留アイコンf1の態様が変化している。
続いて、保留変化第4演出とともに保留変化第1演出が行われる例について説明する。
図237(a)は、図237(3)からの続きであり、保留アイコンの増加アニメーションが終了し、特図1保留アイコン表示領域fの2番目の領域に、変動表示中の態様のルーレットアイコンが、第2保留アイコンf2として表示されている。
図237(b)では、第3装飾図柄表示装置208NのステージSGの上に、保留変化第1演出用の忍者のキャラクタNJが出現し、続く同図(c)では、その忍者のキャラクタNJがポーズを決めて「いくぞ」の吹き出しが表示されている。図237(d)では、忍者のキャラクタNJが手裏剣を投げつける。図237(e)では、その手裏剣が、第2保留アイコンf2に重なっている。すなわち、変動表示中の態様のルーレットアイコンに手裏剣が命中している。図237(f)では、手裏剣が命中した第2保留アイコンf2がエフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている。図237(g)では、エフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなり、ひし形模様の態様に変化した変動表示中の態様のルーレットアイコンが見え始めている。図237(h)では、エフェクト画像mfが完全に消え、特図1保留アイコン表示領域fの2番目の領域に、ひし形模様の態様に変化した変動表示中の態様のルーレットアイコンが第2保留アイコンf2として表示されている。また、図237(h)に示すキャラクタNJは、アイコンの表示態様変化に成功したときにとる成功ポーズをとっている。
図237(i)では、忍者のキャラクタNJが消えている。この例でも、ルーレットアイコンは、変動表示中の態様から他の態様に変化することはなく、変動表示中の態様のルーレットアイコンが、エフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている(図237(j))。図237(k)では、エフェクト画像mfが第2保留アイコンf2よりも小さくなり、縦線模様の態様に変化した第2保留アイコンf2が見え始めている。図237(l)では、エフェクト画像mfが完全に消え、特図1保留アイコン表示領域fの2番目の領域に、縦線模様の態様に変化した第2保留アイコンf2が表示されている。縦線模様の態様への変化の頻度は低く、この縦線模様の態様への変化は、通常の保留アイコンからよりも、ルーレットアイコンからの方が変化しやすい。
この例では、図237(h)に示すひし形模様の態様に変化した変動表示中の態様のルーレットアイコンは、変化対象候補表示に相当するが、結果的に、第2保留アイコンf2はひし形模様の態様には変化しなかったため、図237(h)に示すルーレットアイコンは、変化態様候補表示には相当しない。ひし形模様の態様に変化した変動表示中の態様のルーレットアイコンは、保留変化第1演出によって、ひし形模様の態様に変化することを予告しているにすぎず、保留変化第4演出によって変化する態様を表しているのではないことに起因する。したがって、保留変化第4演出が偽の演出であった場合には、最終的に、第2保留アイコンf2は、ひし形模様の態様に変化する。また、忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が第2保留アイコンf2であるルーレットアイコンに命中せず第2保留アイコンf2(ルーレットアイコン)の態様が変化しなかったり、忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が第2保留アイコンf2(ルーレットアイコン)に命中したにも関わらず第2保留アイコンf2の態様が変化しなかった場合には、第2保留アイコンf2は、縦線模様の態様よりも大当りの期待度が低い態様(格子模様の態様、ひし形模様の態様、あるいは斜線模様の態様)にしか変化しなかったり、あるいは態様が変化しない場合があってもよい。
なお、この例では、先に保留変化第1演出が行われ、後から保留変化第4演出が行われたが、反対に、先に保留変化第4演出が行われ、後から保留変化第1演出が行われてもよいし、あるいは保留変化第1演出と保留変化第4演出が同時に行われてもよい。また、保留変化第4演出とともに保留変化第2演出が行われてもよく、保留変化第4演出とともに保留変化第3演出が行われてもよい。
また、図237(b)〜同図(d)における或るタイミングでルーレットアイコンである第2保留アイコンf2がひし形模様の態様の保留アイコンに変化した後、そのひし形模様の態様の第2保留アイコンf2に、保留変化第1演出用の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が命中し、第2保留アイコンf2が縦線模様の態様の保留アイコンに変化する場合があってもよい。すなわち、2段階に分けて態様が変化する場合があってもよい。
図238は、保留変化第4演出とともに保留変化第5演出が行われる例と、保留変化第6演出の例を示す図である。
図238(1)は、図237(5)からの続きであり、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域には、特図1保留アイコンf1として、変動表示中の態様のルーレットアイコンが表示されている。また、的アイコンTIの出現アニメーションが開始され、第1装飾図柄表示装置208Lの中央上端に的アイコンTIの一部が見え始めている。図238(2)では、出現アニメーションが継続し、的アイコンTIが下降を続け、やがて的アイコンTIは、変動表示中の態様のルーレットアイコンである第1保留アイコンf1に付き、出現アニメーションは終了になる(図238(3))。
図238(4)に示す第2装飾図柄表示装置208Mには、保留変化第5演出のキャラクタである吉宗のキャラクタYMが出現し、続く同図(5)では、その吉宗のキャラクタYMが弓を構え、矢印アイコンYIが表示されている。その後、その矢印アイコンYIが消え、吉宗のキャラクタYMから矢が発射される。
図238(6)では、矢が、第1保留アイコンf1に付いている的アイコンTIに命中し、続く同図(7)では、第1保留アイコンf1がエフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている。図238(8)では、エフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなり、図238(9)では、エフェクト画像mfが完全に消え、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域に、ひし形模様の態様に変化した変動表示中の態様のルーレットアイコンが第1保留アイコンf1として表示されている。また、保留変化第5演出のキャラクタである吉宗のキャラクタYMはポーズを変え、親指をたててた成功ポーズをとっている。続く、図238(10)では、その吉宗のキャラクタYMが消えているが、第1保留アイコンf1には依然として的アイコンTIが付いており、その的アイコンTIには矢が命中したままである。
この例でも、ルーレットアイコンは、変動表示中の態様から他の態様に変化することはなく、図238(11)では、変動表示中の態様のルーレットアイコンが、エフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている。また、そのエフェクト画像mfによって、的アイコンTIも矢の一部も覆われて見えなくなっている。図238(12)では、エフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなり、縦線模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が見え始めている。図238(13)では、エフェクト画像mfが完全に消え、特図1保留アイコン表示領域fの1番目の領域に、縦線模様の態様に変化した第1保留アイコンf1が表示されている。
なお、吉宗のキャラクタYMが発射した矢が的アイコンTIに命中せずその的アイコンTIが付いている第1保留アイコンf1の態様が変化しなかったり、吉宗のキャラクタYMが発射した矢が的アイコンTIに命中したにも関わらずその的アイコンTIが付いている第1保留アイコンf1の態様が変化しなかった場合には、その第1保留アイコンf1は、縦線模様の態様よりも大当りの期待度が低い態様(格子模様の態様、ひし形模様の態様、あるいは斜線模様の態様)にしか変化しなかったり、あるいは態様が変化しない場合があってもよい。
次に、保留変化第6演出について説明する。
図238(a)は、図229(f)からの続きであり、デフォルトの点模様の態様の保留アイコンf1が一つ表示され、装飾図柄の変動表示が行われている状態で、第1特図始動口230に1球の入賞があり、続く図238(b)では、特図1保留アイコン表示領域fの2番目の領域において、保留アイコンの増加アニメーションが開始され、デフォルトの態様の保留アイコンが徐々に大きくなってくる。その増加アニメーションが終了する前に、再び、第1特図始動口230に1球の入賞があり(図238(c))、続く図238(d)では、特図1保留アイコン表示領域fの3番目の領域に、カウントダウンアイコンが第3保留アイコンf3として表示される。このカウントダウンアイコンは、保留変化第6演出によるものであり、増加アニメーションが行われないか、行われたとしても、カウントダウンアイコンの増加アニメーションは、デフォルトの態様の保留アイコンの増加アニメーションよりも短時間のアニメーションになる。したがって、図238(d)では、先に入賞したデフォルトの態様の第2保留アイコンf2は、まだ増加アニメーションの途中であるが、後から入賞したカウントダウンアイコンは、表示を完了している。カウントダウンアイコンは、時間の経過に応じて減少する数字が記された無模様の灰色の態様である。図238(d)の出現時のカウントダウンアイコンは、数字の「3」が記されている。また、スピーカ120からは、第3保留アイコンf3に対する保留増加音が出力されている。
図238(e)では、第2保留アイコンf2の増加アニメーションが終了し、第2保留アイコンf2の表示が完了し、スピーカ120からは、第2保留アイコンf2に対する保留増加音が出力されている。続く図238(f)では、カウントダウンアイコンの数字が「2」になっている。さらに、図238(g)では、その数字が「1」になり、同図(h)では、とうとう「0」になる。すると、第3保留アイコンf3としてのカウントダウンアイコンが、エフェクト画像mfによって覆われて見えなくなる(図238(i))。図238(j)では、エフェクト画像mfが第3保留アイコンf3よりも小さくなり、ひし形模様の態様に変化した第3保留アイコンf3が見え始めている。図238(k)では、エフェクト画像mfが完全に消え、特図1保留アイコン表示領域fの3番目の領域に、ひし形模様の態様に変化した第3保留アイコンf3が表示されている。
なお、カウントダウンアイコンの数字が「0」になるタイミングは様々であるが、カウントダウン(時間の経過に応じた数字の減少)の間隔は一定である。ただし、その間隔は、正確に1秒に限られていてもよいが、限られていなくてもよく、或る場合は2秒で統一されていたり、また或る場合は0.5秒に統一されていてもよい。また、カウントダウンアイコンが出現した際に行われた装飾図柄の変動表示では、カウントダウンアイコンの数字は「0」にはならず、次以降の装飾図柄の変動表示の表示中にカウントダウンアイコンの数字が「0」にはなる場合があってもよいが、新たな装飾図柄の変動表示が開始されたことを契機にして上記数字が減少するものではない。さらに、カウントダウンアイコンの保留アイコンは、変化対象候補表示に相当する。また、カウントダウンアイコンの保留アイコンは、先読み予告の態様をした保留アイコンにも相当し、先読み予告の対象になる図柄変動表示が開始される前には、必ず上記数字が「0」になる。ただし、上記数字が「0」にならない場合(例えば、「0」になる前にデフォルトの態様に変化してしまう場合等)があってもよい。また、上記数字が「0」になった場合には、必ず、その保留アイコンの態様変化が生じるようにしてもよいし、上記数字が「0」になっても、その保留アイコンの態様変化が生じない場合があるようにしてもよい。
図239は、保留変化第6演出の他の例を示す図である。この図239は、3つの例が示されている。
まず、1番目の例について説明する。この1番目の例は、保留変化第6演出とともに保留変化第1演出が行われる例である。図239(1)は、図238(d)からの続きであり、先に第3保留アイコンf3としてカウントダウンアイコンの表示が完了している状態で、第2保留アイコンf2の増加アニメーションが終了し、第2保留アイコンf2の表示が完了し、スピーカ120からは、第2保留アイコンf2に対する保留増加音が出力されている。図239(2)では、第3装飾図柄表示装置208NのステージSGの上に、保留変化第1演出用の忍者のキャラクタNJが出現し、続く同図(3)では、その忍者のキャラクタNJがポーズを決めて「いくぞ」の吹き出しが表示されている。図239(4)では、忍者のキャラクタNJが手裏剣を投げつける。また、第3保留アイコンのカウントダウンアイコンの数字が「2」になっている。図239(5)では、忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が、第3保留アイコンf3に重なっており、図239(6)では、第3保留アイコンf3がエフェクト画像mfによって覆われて見えなくなっている。
なお、図229以降の図に示す例では、数々のエフェクト画像が表示されていたが、これらのエフェクト画像はいずれも無模様の態様であった。しかし、これまで説明したエフェクト画像は、この後に変化するアイコンの模様の態様で表示されてもよい。すなわち、エフェクト画像の表示自体が変化態様候補表示に相当する場合があってもよい。あるいは、これまで説明したエフェクト画像は、この後にアイコンの態様が変化する可能性の大きさ(信頼度)を表す模様の態様で表示されてもよい。すなわち、点模様、斜線模様、ひし形模様、格子模様、縦線模様、横線模様の順に、アイコンの態様が変化する可能性が高くなり、横線模様の態様であれば、アイコンの態様が必ず変化するようにしてもよい。
図239(7)では、エフェクト画像mfが第3保留アイコンf3よりも小さくなり、格子模様の態様に変化した第3保留アイコンf3が見え始めている。この例では、カウントダウンアイコンの数字が「0」になる前に、対象となる保留アイコンの態様が変化している。図239(8)では、エフェクト画像mfが完全に消え、特図1保留アイコン表示領域fの3番目の領域に、格子模様の態様に変化した第3保留アイコンf3が表示されている。また、図239(8)に示すキャラクタNJは、アイコンの表示態様変化に成功したときにとる成功ポーズをとっている。カウントダウンアイコンの数字は消えてしまっているが、本来ならその数字が「0」になるタイミングで、第3保留アイコンf3の態様はもう一回変化してもよいが、この例では、図239(7)のタイミングで、保留変化第6演出分の変化も行われている。したがって、第3保留アイコンf3の態様はこれ以上は変化しない。このように、保留変化第1演出と保留変化第6演出の2種類の保留変化演出によって、対象となる保留アイコンの態様が変化する場合には、1種類の保留変化演出によって態様が変化する場合に比べて、大当りの期待度が高い態様(例えば、2段階上の態様ではなく3段階上の態様)に変化しやすく、あるいは、大当りの期待度が高い態様に必ず変化するようにしてもよい。すなわち、カウントダウンアイコンであった保留アイコンの態様が、カウントダウンアイコンの数字が「0」になる前に変化する場合には、大当りの期待度が高い態様に変化しやすく、あるいは、大当りの期待度が高い態様に必ず変化するようにしてもよい。
なお、ここでは、保留変化第6演出と保留変化第1演出の組み合わせであったが、保留変化第6演出と保留変化第2演出の組み合わせであってもよく、保留変化第6演出と保留変化第3演出の組み合わせであってもよく、保留変化第6演出と保留変化第4演出の組み合わせであってもよく、保留変化第6演出と保留変化第5演出の組み合わせであってもよく、それ以外の組み合わせであってもよい。
次に、2番目の例について説明する。この2番目の例は、一斉変化演出の例である。図239(a)は、図238(d)からの続きであり、先に第3保留アイコンf3としてカウントダウンアイコンの表示が完了している状態で、第2保留アイコンf2の増加アニメーションが終了し、第2保留アイコンf2の表示が完了し、スピーカ120からは、第2保留アイコンf2に対する保留増加音が出力されている。続く図239(b)では、カウントダウンアイコンの数字が「2」になっている。さらに、図239(c)では、その数字が「1」になり、同図(d)では、とうとう「0」になる。すると、一斉変化演出が開始され、この段階で表示されていた保留アイコン総てを覆うエフェクト画像mfnが表示される(図239(e))。ここでのエフェクト画像mfnは、複数のエフェクト画像の集まりであり、特図1保留アイコン表示領域fの総てを覆うエフェクト画像である。なお、一つの大きなエフェクト画像であってもよい。また、ここでの一斉変化演出は、カウントダウンアイコンの数字が「0」になったことに応じて開始されているが、或る保留数まで保留が貯まると一斉変化演出が開始される場合があってもよい。すなわち、特図始動口への入賞に応じて一斉変化演出が開始される場合があってもよい。例えば、第3保留又は最大保留数である第4保留、あるいは特図1と特図2を合わせた最大保留数である第8保留まで保留が貯まったことになる特図始動口への入賞に応じて一斉変化演出が開始される場合があってもよい。また、装飾図柄の変動表示の回数が或る回数に達したときに保留が貯まっていれば一斉変化演出が開始される場合があってもよいし、装飾図柄の変動表示の回数が或る回数に達したときに保留がn個以上貯まっていれば一斉変化演出が開始される場合があってもよい。例えば、15変動毎に一斉変化演出が開始される場合があってもよく、より具体的には、15変動目となる装飾図柄の変動表示の表示開始に応じて一斉変化演出が開始される場合があってもよく、15変動目となる装飾図柄の変動表示の表示開始後に一斉変化演出が開始される場合があってもよい。図239(f)では、エフェクト画像mfnのそれぞれが小さくなり、同図(g)では、エフェクト画像mfnが完全に消え、特図1保留アイコン表示領域fには3つの保留アイコンf1,f2,f3が表示されている。これら3つの保留アイコンf1,f2,f3のうち、第2保留アイコンf2はデフォルトの態様のままであるが、第1保留アイコンf1は斜線模様の態様に変化しており、カウントダウンアイコンであった第3保留アイコンf3は格子模様の態様に変化している。なお、一斉変化演出では、表示されていた総ての保留アイコンの態様が変化する場合もあれば、カウントダウンアイコンであった保留アイコンのみ態様が変化する場合もあれば、一つの保留アイコンも態様が変化しない場合もある。
最後に、3番目の例について説明する。図239(d’)は、同図(d)の状態、すなわち、保留アイコンが3つ表示されており、その中の一つのカウントダウンアイコンの数字が「0」になった状態であり、この数字が「0」になるのと同時に、さらに第1特図始動口230に1球の入賞がある。なお、カウントダウンアイコンの数字が「0」になる直前に第1特図始動口230に1球の入賞があっても同じである。図239(d’)に続く同図(e’)でも、一斉変化演出が開始され、特図1保留アイコン表示領域fの総てを覆うエフェクト画像mnfが表示され、第4保留アイコンf4の増加アニメーションは見えなくなっている。やがて、同図(f’)では、エフェクト画像mfnが消え、特図1保留アイコン表示領域fには4つの保留アイコンf1〜f4が表示されている。この例では、第4保留アイコンf4の増加アニメーションは最初からキャンセルされ、実行されていない。ただし、図239(f’)に示すように、スピーカ120からは、第4保留アイコンf4の保留増加音が出力されている。なお、保留アイコンの増加アニメーションの表示中にカウントダウンアイコンの数字が「0」になった場合には、その増加アニメーションは途中でキャンセルされるか、あるいはキャンセルされなくてもエフェクト画像mnfによって見えなくなる。増加アニメーションが途中でキャンセルされなかった場合は、エフェクト画像mnfが消えた後、増加アニメーションの残りのシーンが残っていれば、そのシーンが表示される。図239(f’)に示す4つの保留アイコンf1〜f4のうち、第1保留アイコンf1〜第3保留アイコンf3は、図239(f)に示すそれらの保留アイコンf1〜f3と同じであり、図239(f’)にのみ示された第4保留アイコンf4は、斜線模様の態様で表示されている。すなわち、増加した第4保留アイコンf4は、一斉変化演出によって変化した態様で表示されている。なお、一斉変化演出が行われても、第4保留アイコンf4はデフォルトの態様で表示される場合もある。
図240は、カーテン演出が実行されている状態で保留変化第1演出が行われる例を示す図である。
カーテン演出は、第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示によって実行される演出であり、それまで表示されていた表示にオーバーラップするオーバーラップ演出の一つであり、それまで表示されていた表示のうち少なくとも一部の表示がカーテン演出によってシルエット表示に変化し、存在や外形は分かるが、模様や色が分からなくなる。
図240(a)は、図229(f)からの続きであり、保留アイコンの移動アニメーションが完了し、デフォルトの点模様の態様の保留アイコンf1が一つ表示されている状態で装飾図柄の変動表示が行われている。また、この図240(a)では、カーテン演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lの下端に、カーテン表示CHの上縁部CHuが出現している。この上縁部CHuは、ベースアイコンUIbに前側から重なって、斜線模様の態様で、丁度、変動アイコン表示領域eに用意されたステージおよび保留アイコン表示領域fに用意された4つの領域の真下に表示されている。
図240(b)では、カーテン表示CHが上昇しており、変動アイコン表示領域eに用意されたステージと、保留アイコン(ここでは第1保留アイコンf1)の下部がカーテン部CHcにオーバーラップされ、シルエット表示になっている。カーテン演出におけるシルエット表示は、無模様の黒一色で表示される。なお、保留アイコン表示領域fに用意された4つの領域の枠は、シルエット表示されず見えなくなっているが、この枠もシルエット表示されてもよい。
図240(c)では、カーテン表示CHがベースアイコンUIbの上端まで上昇しており、変動アイコンe1全体がカーテン部CHcにオーバーラップされるとともに第1保留アイコンf1全体もカーテン部CHcにオーバーラップされ、両アイコンe1,f1ともに全体がシルエット表示になっている。また、カーテン表示CHの上縁部CHuが、閉じた状態のチャンスルーレット表示CRにおける下側の枠部分CRfの一部に前側から重なっている。
図240(d)では、カーテン表示CHがチャンスルーレット表示CRを超える高さまで上昇しており、閉じた状態のチャンスルーレット表示CR(枠部分CRf)の一部が、カーテン部CHcにオーバーラップされているが、シルエット表示されず、その一部が見えなくなっている。
図240(e)では、第3装飾図柄表示装置208NのステージSGの上に、保留変化第1演出用の忍者のキャラクタNJが出現し、続く同図(f)では、その忍者のキャラクタNJがポーズを決めて「いくぞ」の吹き出しが表示されている。図240(g)では、忍者のキャラクタNJが手裏剣を投げつける。図240(h)では、忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が、カーテン部CHcよりも奥側に表示され、手裏剣がシルエット表示されている。また、手裏剣の勢いを表す三本の線はカーテン部CHcを跨いで表示されている。図240(i)では、手裏剣が、シルエット表示されている第1保留アイコンf1sに接触する位置まで飛んできており、続く図240(j)では、その第1保留アイコンf1sは見えるが、手裏剣が見えなくなっている。ただし、手裏剣の勢いを表す三本の線はシルエット表示されており、見えている。この図240(j)では、シルエット表示された手裏剣が同じくシルエット表示された第1保留アイコンf1sに重なっている。すなわち、図229(k)に示すのと同じように、第1保留アイコンf1に手裏剣が命中している。図240(k)では、それまで第1保留アイコンf1sが表示されていた位置にエフェクト画像mfのシルエット表示が表示され、同図(l)では、そのシルエット表示されたエフェクト画像mfsが少し小さくなっている。続く図240(m)では、シルエット表示されたエフェクト画像mfsが見えなくなり、代わりに、シルエット表示された第1保留アイコンf1sが表示されている。この図240(m)では、図229(m)に示すのと同じように、エフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなっている。図240(n)では、シルエット表示された第1保留アイコンf1sに何の変化も見られないが、図240(n)に示すキャラクタNJは、アイコンの表示態様変化に成功したときにとる成功ポーズをとっている。
図240(o)では、そのキャラクタNJの消去アニメーションが開始され、キャラクタNJが煙画像によって覆われて見えなくなっている。図240(p)では、煙画像が無くなるとともにキャラクタNJも消え、ステージSGの上には何も表示されていない状態に戻っている。
キャラクタNJが消えた後、カーテン表示CHが下降を開始し、図240(q)では、カーテン表示CHがベースアイコンUIbの上端まで下降してきている。ただし、この段階では、第1保留アイコンf1の態様を確認することはまだできない。図240(r)では、カーテン表示CHが、第1保留アイコンf1の上部が見える位置まで下降してきており、第1保留アイコンf1の態様が、デフォルトの点模様の態様から、斜線模様の態様に変化しているのが確認できる。すなわち、カーテン表示CHの下降が完了する前(カーテン演出が終了する前)から、保留アイコンや変動アイコンの態様を確認することができるようになる。図240(s)では、カーテン表示CHが完全に下降しきって、カーテン表示CHが消えている。この例では、カーテン演出は、図240(a)の直前から同図(s)の直前まで実行されている。なお、カーテン部CHcによって、保留アイコン全体や変動アイコン全体がオーバーラップされ始めるタイミングは、キャラクタNJが手裏剣を投げたタイミングであってもよいし、図240(h)のタイミングであってもよいし、同図(i)のタイミングであってもよい。また、オーバーラップされていた保留アイコンの一部や変動アイコンの一部が見え始めるタイミングは、図240(n)のタイミングであってもよいし、同図(o)のタイミングであってもよいし、同図(p)のタイミングであってもよい。
以上説明したカーテン演出では、模様や色は分からないが、保留変化演出がどの保留アイコンに対して行われているかどうかは分かる。また、カーテン演出が実行されている場合は、カーテン演出が実行されていない場合に比べて、保留変化演出が行われやすかったり、あるいは必ず行われてもよい。
図240(p’)は、図240(p)とは別の例を示す図である。この図233(p’)では、カーテン表示CHの上縁部CHuが格子模様の態様で表示されている。カーテン表示CHの上縁部CHuは、アイコンの態様が変化している可能性の大きさ(信頼度)を表す模様の態様で表示されてもよい。すなわち、点模様、斜線模様、ひし形模様、格子模様、縦線模様、横線模様の順に、アイコンの態様が変化している可能性が高くなり、横線模様の態様であれば、アイコンの態様が必ず変化しているようにしてもよい。この上縁部CHuの態様は、図240(a)に示す出現時から同じ態様で表示され続けてもよい。あるいは、上縁部CHuの態様は、図240(a)の出現時にはデフォルトの点模様の態様であり、図240(n)のタイミングで態様が変化する場合があってもよい。すなわち、第1保留アイコンf1の態様が変化した可能性があるタイミングで上縁部CHuの態様も、アイコンの態様が変化している可能性を表す態様に変化してもよい。なお、この場合、キャラクタNJが成功ポーズをとらないようにしてもよいし、成功ポーズをとってもアイコンの態様が変化していない場合があってもよい。また、図240(q)に示す、アイコンが見えるようになる直前のタイミングで上縁部CHuの態様が変化する場合があってもよい。また、上縁部CHuの態様は、変化するアイコンの模様の態様で表示されてもよい。すなわち、上縁部CHuの表示自体が変化態様候補表示に相当する場合があってもよい。この場合も、上縁部CHuの態様は、図240(a)に示す出現時から同じ態様で表示され続けてもよいし、キャラクタNJが成功ポーズをとって第1保留アイコンf1の態様が変化した図240(n)のタイミングで態様が変化する場合があってもよいし、図240(q)に示す、アイコンが見えるようになる直前のタイミングで態様が変化する場合があってもよい。図240(a)〜同図(q)に示す上縁部CHuの態様は、斜線模様の態様であり、同図(r)から見え始めた第1保留アイコンf1の態様も斜線模様の態様である。また、図240(p’)に示す上縁部CHuの態様は格子模様の態様であることから、その後に見え始める第1保留アイコンf1の態様も格子模様の態様である。
図241は、カーテン演出と保留変化第1演出を組み合わた他の例を示す図である。
図241の左端に示す図241(a)〜同図(e)の例は、チャンスルーレット表示CRのうち、カーテン部CHcにオーバーラップされた部分がシルエット表示される例である。このようにチャンスルーレット表示CRの少なくとも一部(全部であってもよい)がシルエット表示されるのは、ルーレット演出が開始されるかもしれない(チャンスルーレット表示CRが開くかもしれない)ことの予告に相当する。ただし、シルエット表示されたからといってルーレット演出が必ず開始されるとは限らず、開始されない場合があってもよいし、あるいはシルエット表示された場合にはルーレット演出が必ず開始されるように構成してもよい。図241(a)は、図240(c)からの続きであり、図241(b)では、カーテン表示CHがチャンスルーレット表示CRを超える高さまで上昇しており、閉じた状態のチャンスルーレット表示CR(枠部分CRf)の一部が、カーテン部CHcにオーバーラップされ、その一部がシルエット表示になっている。この例では、図241(b)に示すように、カーテン表示CHはさらに上昇し、上縁部CHuは、装飾図柄の変動表示の下端を隠す位置に到達している。
図241(c)では、閉じた状態のチャンスルーレット表示CRが振動し始めており、ルーレット演出が開始されている。続く図241(d)では、上下の枠部分CRfが開き始め、表示スペースCRsが見え始めているが、カーテン部CHcにオーバーラップされた部分はシルエット表示であり、表示された内容は不明である。図241(d)では、右端のクエスチョンマークのみが見えている。図241(e)では、チャンスルーレット表示CRは全開状態になり、上の枠部分CRfは、カーテン表示CHの上縁部CHuを超えた位置に表示されている。ここでも、依然としてカーテン部CHcにオーバーラップされた部分はシルエット表示であり、右端のクエスチョンマークのみが見えている。この後、図229(s)と同様に、表示スペースCRsでは変動表示が開始される。やがて、図229(t)と同じく、チャンスルーレット表示CRにおける変動表示が終了し、表示スペースCRsに先読み予告等の文字表示が表示されるが、変動表示も先読み予告等の文字表示の右端部分を除いた部分も、シルエット表示によって見ることはできない。その後、図229(v)と同じく、チャンスルーレット表示CRは閉まった状態に戻る。
図241(1)〜同図(5)の例は、保留変化演出の成功履歴表示が表示される例である。図241(1)は、図240(j)からの続きであり、図241(1)では、それまで第1保留アイコンf1が表示されていた位置にエフェクト画像mfのシルエット表示が表示され、同図(2)では、そのシルエット表示されたエフェクト画像mfsが少し小さくなっている。続く図241(3)では、シルエット表示されたエフェクト画像mfsが見えなくなり、代わりに、シルエット表示された第1保留アイコンf1sが表示されている。この図241(3)では、図229(m)に示すのと同じように、エフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなっている。図241(4)では、シルエット表示された第1保留アイコンf1sに何の変化も見られないが、図241(4)に示すキャラクタNJは、アイコンの表示態様変化に成功したときにとる成功ポーズをとっており、この成功ポーズのキャラクタNJに表示によって、保留変化演出が成功したことが確定表示されているとしてもよい。次いで、図241(5)では、カーテン表示CHの上に、保留変化演出が成功したことを表す成功履歴表示SRHが表示されている。この成功履歴表示SRHは、無模様の背景に「成功」という文字が表示された表示であり、態様が変化しているはずのシルエット表示された第1保留アイコンf1sの真上ではなく、シルエット表示された変動アイコンe1sと、シルエット表示された第1保留アイコンf1sとの間の真上に表示されている。
図241(A)〜同図(H)の例は、保留変化演出の成功履歴表示SRHが表示されている状態で、さらにもう一回、保留変化演出が行わた例である。図241(A)は、図241(5)に表示されていた忍者のキャラクタNJが消えた後の状態からの続きであり、図241(A)では、カーテン表示CHの上に成功履歴表示SRHが表示されている。
図241(B)では、第3装飾図柄表示装置208NのステージSGの上に、保留変化第1演出用の忍者のキャラクタNJが再び出現し、続く同図(C)では、その忍者のキャラクタNJがポーズを決めて「いくぞ」の吹き出しが表示されている。この後、図示省略されているが、図240(g)〜図240(j)と同じように、忍者のキャラクタNJが手裏剣を投げつけ、シルエット表示の第1保留アイコンf1sに命中し、図241(D)では、それまで第1保留アイコンf1sが表示されていた位置にエフェクト画像mfのシルエット表示が表示され、図241(E)では、そのシルエット表示されたエフェクト画像mfsが少し小さくなっている。続く図241(F)では、シルエット表示されたエフェクト画像mfsが見えなくなり、代わりに、シルエット表示された第1保留アイコンf1sが表示されている。この図241(F)では、図229(m)に示すのと同じように、エフェクト画像mfが第1保留アイコンf1よりも小さくなっている。図241(G)では、シルエット表示された第1保留アイコンf1sに何の変化も見られないが、図241(G)に示すキャラクタNJは、アイコンの表示態様変化に成功したときにとる成功ポーズをとっており、保留変化演出が再び成功したことが確定表示されている。次いで、図241(H)では、これまで表示されていた成功履歴表示SRHの上に、もう一つの成功履歴表示SRHが表示され、全部で2つの成功履歴表示SRHが表示されている。すなわち、保留変化演出の成功回数に応じた個数の成功履歴表示SRHが表示されている。
なお、成功履歴表示SRHの表示個数は、一回の保留変化演出の成功で複数表示される場合があってもよい。この場合には、成功履歴表示SRHの表示個数が、アイコンの変化する態様の大当りの期待度の大きさを表している。例えば、デフォルトの点模様のアイコン(ここでは第1保留アイコンf1)を対象にしている場合、成功履歴表示SRHが1つ表示されていれば1段階の変化が1回行われてアイコンは斜線模様の態様に変化しており、成功履歴表示SRHが2つ表示されていれば1段階の変化が2回行われるか2段階分の変化が1回で行われてアイコンはひし形模様の態様に変化しており、成功履歴表示SRHが3つ表示されていれば1段階の変化が3回行われるか3段階分の変化が1回で行われてアイコンは格子模様の態様に変化しており、成功履歴表示SRHが4つ表示されていれば1段階の変化が4回行われるか4段階分の変化が1回で行われてアイコンは縦線模様の態様に変化しており、成功履歴表示SRHが5つ表示されていれば1段階の変化が5回行われるか5段階分の変化が1回で行われてアイコンは横線模様の態様に変化している。
図241(H−1)は、成功履歴表示SRHが表示される別の例を示す図である。この例では、成功履歴表示SRHは対応するアイコンの真上に表示されている。すなわち、変動アイコンe1の態様変化が成功したことを表す成功履歴表示SRHがその変動アイコンe1の真上に2つ表示されており、第1保留アイコンf1の態様変化が成功したことを表す成功履歴表示SRHがその第1保留アイコンf1の真上に1つ表示されている。いずれの成功履歴表示SRHも表示態様は同じであり、無模様の背景に「成功」という文字が表示された表示である。
図241(H−2)は、成功履歴表示SRHが表示されるまた別の例を示す図である。この例では、変動アイコンe1の態様変化が成功したことを表す成功履歴表示SRH4がその変動アイコンe1の真上に1つ表示されており、第1保留アイコンf1の態様変化が成功したことを表す成功履歴表示SRH2がその第1保留アイコンf1の真上に1つ表示されている。変動アイコンe1の態様変化が成功したことを表す成功履歴表示SRH4は、格子模様の背景に「成功」という文字が表示された表示であり、変動アイコンe1が背景の模様と同じ格子模様の態様に変化していることを表す確定表示であってもよい。あるいは、4段階以上の態様に変化していることを表す確定表示であってもよい。例えば、変化前の変動アイコンe1がデフォルトの点模様のアイコンであった場合には、縦線模様か横線模様の態様に変化していることを表す確定表示であってもよく、変化前の変動アイコンe1が斜線模様のアイコンであった場合には、横線模様の態様に変化していることを表す確定表示であってもよい。また、第1保留アイコンf1の態様変化が成功したことを表す成功履歴表示SRH2は、斜線模様の背景に「成功」という文字が表示された表示であり、第1保留アイコンf1が背景の模様と同じ斜線模様の態様に変化していることを表す確定表示であってもよい。あるいは、2段階以上の態様に変化していることを表す確定表示であってもよい。例えば、変化前の第1保留アイコンf1がデフォルトの点模様のアイコンであった場合には、ひし形模様以上の態様に変化していることを表す確定表示であってもよく、変化前の第1保留アイコンf1が斜線模様のアイコンであった場合には、格子模様以上の態様に変化していることを表す確定表示であってもよい。
図242は、カーテン演出と保留変化演出の組み合わせの例を示す図である。
図242(a)〜同図(e)は、カーテン演出の実行中に、図234を用いて説明した的アイコンTIの出現アニメーションが行われた例である。図242(a)は、図240(c)からの続きであり、図242(a)では、カーテン表示CHがチャンスルーレット表示CRを超える高さまで上昇している。なお、この例では、チャンスルーレット表示CRのうち、カーテン部CHcにオーバーラップされた部分はシルエット表示されず、見えなくなっている。続く図242(b)では、的アイコンTIの出現アニメーションが開始され、第1装飾図柄表示装置208Lの中央上端に的アイコンTIの一部が見え始めている。この出現アニメーションでは、的アイコンTIが徐々に降りてきており、図242(c)では的アイコンTIがカーテン表示CHにかなり接近している。図242(d)では、的アイコンTIがカーテン表示CHに跨って表示され、的アイコンTIの下端部分は、カーテン部CHcにオーバーラップされてシルエット表示になっている一方、的アイコンTIの上端部分は普通に表示されている。なお、的アイコンTIの中間部分は、カーテン表示CHの上縁部CHuにオーバーラップされて見えなくなっている。図242(e)では、シルエット表示されていた第1保留アイコンf1sに、同じくシルエット表示された的アイコンTIsが付いている。シルエット表示では、的アイコンTIs等の他のアイコンが付いたりして形が変わったり、アイコン自身の形が変形した場合等には、外形から判断することができるが、模様や色や文字や記号等(例えば、ルーレット表示の態様)が変化した場合には、判断不能である。
図242(1)〜同図(5)は、カーテン演出の実行中に、図238を用いて説明したカウントダウンアイコンの表示が行われた例である。図242(1)は、図240(c)からの続きであり、図242(1)では、カーテン表示CHがチャンスルーレット表示CRを超える高さまで上昇している。図242(2)では、第1特図始動口230に1球の入賞があり、特図1保留アイコン表示領域fの2番目の領域における保留アイコンの増加アニメーションは行われず、図242(3)では、スピーカ120から、第2保留アイコンf2に対する保留増加音が出力されて、シルエット表示された第2保留アイコンf2sが表示されている。ここでの保留増加音は、保留増加によってカウントダウンアイコンが表示された際に限って出力される専用の保留増加音であってもよい。シルエット表示された第2保留アイコンf2sでは、模様や色や文字や記号等の態様は不明であるが、スピーカ120から専用の保留増加音が出力されたり、保留アイコンの増加アニメーションが行われなかったことから、保留増加によってカウントダウンアイコンが表示されたことを推測することができる。実際、ここでは第2保留アイコンf2はカウントダウンアイコンとして表示されているが、カウントダウンを表す数字が全く見えないため、カウントダウン表示は図示省略する。カウントダウンアイコンが表示されたことを推測することができた者は、第2保留アイコンf2がいつ変化するかを楽しみに待つことができ、遊技の興趣が向上する場合がある。やがて、第2保留アイコンf2であるカウントダウンアイコンの数字が「0」になったタイミングで、図242(4)に示すように、第2保留アイコンf2sが表示されていた位置にエフェクト画像mfのシルエット表示が表示され、続く図242(5)では、そのシルエット表示されたエフェクト画像mfsが少し小さくなっている。
図242(A)〜同図(H)は、カーテン演出が連続する装飾図柄の変動表示を跨いで実行される例である。図242(A)は、図240(c)からの続きであり、図242(A)では、カーテン表示CHがチャンスルーレット表示CRを超える高さまで上昇している。この後、カーテン部CHc越しにシルエット表示をみる限り保留変化演出は開始されないまま、図示省略したが、左図柄表示領域208aで第1停止(仮停止)が行われ、次いで、右図柄表示領域208cで第2停止(仮停止)が行われ、図242(B)に示すように、最後に残った中図柄表示領域208bでも仮停止が行われ、「装飾7−装飾1−装飾1」の組み合わせが揺れ変動(仮表示)する。そして、図242(C)では、「装飾7−装飾1−装飾1」の組み合わせが停止表示され、確定表示が開始される。図242(D)では、装飾図柄の確定表示が行われており、シルエット表示のまま変動アイコンe1sの消去アニメーションが開始され、図242(D)に示す変動アイコン表示領域e内のステージでは、シルエット表示の変動アイコンe1sがかなり小さくなっており、続く図242(E)では、シルエット表示であった変動アイコンe1sの消去アニメーションが完了し、変動アイコン表示領域e内のステージには何も表示されていない。
続いて、特図1の図柄変動表示が開始され、図242(F)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて装飾図柄の変動表示が行われている。また、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第五図柄の変動表示が行われ、特図1の第四図柄ランプi1は白色に点灯している。さらに、第3装飾図柄表示装置208Nの上部に表示されている特図1の保留数を示す数字は、これまでの「1」から「0」に減少している。しかしながら、保留アイコンはシルエット表示のまま1つ表示されており、変動アイコン表示領域e内のステージにはまだ何も表示されていない。カーテン演出は依然として続けられており、連続する装飾図柄の変動表示を跨いで実行されていることになる。続いて保留アイコンの移動アニメーションが開始されるが、ここでは図示省略し、図242(G)では、保留アイコンの移動アニメーションが完了しており、保留アイコンは1つも表示されておらず、変動アイコン表示領域e内のシルエット表示のステージに、同じくシルエット表示の変動アイコンe1sが表示されている。また、カーテン表示CHが下降を開始し、カーテン表示CHがベースアイコンUIbの上端まで下降してきている。ただし、この段階では、変動アイコンe1の態様を確認することはまだできない。図242(H)では、カーテン表示CHが、変動アイコンe1の全部が見える位置まで下降してきており、変動アイコンe1の態様が、デフォルトの点模様の態様から、格子模様の態様に変化しているのが確認できる。上述したように、カーテン部CHc越しにシルエット表示をみる限り保留変化演出は開始されなかたっが、変動アイコンe1の態様が変化している。この例では、カーテン演出自体が保留変化演出に相当する。なお、上述のごとく、変動アイコンe1は保留アイコンの一種と考えることもできるため、変動アイコンの変化演出も含めて、保留変化演出という。カーテン演出自体によって、保留変化演出が行われた場合には、保留変化第1演出〜保留変化第6演出のうちのいずれか一つ又は複数の一部の保留変化演出、あるいは総ての保留変化演出に比べて、大当りの期待度が高い態様に変化しやすいように構成してもよい。
図243は、カーテン演出の他の例を示す図である。
図243(a)〜同図(b)は、カーテン表示CHが第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の上端部近傍まで上昇する例である。図243(a)は、図240(d)からの続きであり、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれでは、装飾図柄の変動表示が行われている。図243(a)では、カーテン表示CHの上縁部CHuが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の上端部近傍まで上昇し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cは、カーテン部CHcによって完全に被われている。左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれで行われている装飾図柄の変動表示は、シルエット表示されず、何も見えない状態である。
この後、図示省略したが、左図柄表示領域208aで第1停止(仮停止)が行われ、次いで、右図柄表示領域208cで第2停止(仮停止)が行われ、最後に残った中図柄表示領域208bでも仮停止が行われ、装飾図柄の組み合わせが揺れ変動(仮表示)する。そして、図243(b)では、装飾図柄の組み合わせが停止表示され、装飾図柄の組み合わせの確定表示が開始されている。装飾図柄の組み合わせが停止表示されると、それまで見えなかった装飾図柄の組み合わせが、カーテン部CHcに表示されるようになる。すなわち、シルエット表示ではなく、カーテン部CHcの奥側に表示されていた装飾図柄が手前側に優先表示される。図243(b)では、「装飾7−装飾1−装飾1」の組み合わせがカーテン部CHcに表示されている。したがって、遊技者は、大当りかハズレかを装飾図柄の組み合わせで知ることができる。なお、変動アイコンe1や保留アイコンf1はシルエット表示のままである。
図243(1)〜同図(3)は、カーテン演出と、図80〜図92を用いて説明したメータ演出を組み合わた例である。図243(1)は、図240(c)からの続きであり、カーテン表示CHがベースアイコンUIbの上端まで上昇しており、カーテン表示CHの上縁部CHuが、閉じた状態のチャンスルーレット表示CRにおける下側の枠部分CRfの一部に前側から重なっている。また、図243(1)では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左上に、メータ表示が出現している。ここでのメータ表示は、メータ枠mfが白色のものであり、以下、白メータ表示MWと称する。なお、以降の説明で、白色は点模様、青色は斜線模様、緑色はひし形模様、赤色は格子模様、金色は縦線模様、虹色は横線模様と同じとして扱う。図243(1)に示す白メータ表示MWは、増加タイプのものであり、5つの目盛が付与されており、6段階目で満タンになる。この白メータ表示MWのメータは2目盛分まで上昇している。なお、メータ表示の出現タイミングは、図80〜図92を用いた説明で詳しく述べたように様々あり、例えば、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて実行される装飾図柄の変動表示において、装飾図柄が高速変動になった時や、図柄変動開始時等があげられる。また、メータ表示は、空の状態(メータが0の状態)で表示が開始される場合があってもよいし、図243(1)に示す白メータ表示MWのようにメータが途中まで貯まった状態で表示が開始される場合があってもよい。
ここでのメータ表示による演出は、メータが満タンになると保留アイコンあるいは変動アイコンの態様が変化する保留変化演出の一種であってもよい。メータ枠mfの色(模様)やメータの色(模様)は、保留アイコンあるいは変動アイコンの態様変化の成功のしやすさを表していてもよい。すなわち、白色(点模様)、青色(斜線模様)、緑色(ひし形模様)、赤色(格子模様)、金色(縦線模様)、虹色(横線模様)の順に、態様変化に成功しやすく、虹色(横線模様)であれば、メータが満タンになれば必ず成功するようにしてもよい。あるいは、メータ枠mfの色(模様)やメータの色(模様)は、保留アイコンあるいは変動アイコンの態様が変化する色(模様)を表していてもよい。例えば、メータ枠mfあるいはメータが赤色(格子模様)であった場合には、メータが満タンになれば、保留アイコンあるいは変動アイコンの態様が赤色(格子模様)に変化してもよい。さらには、メータが満タンになった場合に、メータ枠mfあるいはメータが白色(点模様)であれば、保留アイコンあるいは変動アイコンの態様が一段階上の態様に変化し、青色(斜線模様)であれば二段階上の態様に変化し、緑色(ひし形模様)であれば三段階上の態様に変化し、赤色(格子模様)であれば四段階上の態様に変化し、金色(縦線模様)であれば五段階上の態様に変化し、虹色(横線模様)であれば六段階上の態様に変化するようにしてもよい。
図243(2)では、カーテン表示CHが上昇を続けており、同図(3)では、カーテン表示CHの上縁部CHuが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の上端部近傍まで上昇している。白メータ表示MWの上半分は、この上縁部CHuにオーバーラップされて見えていないが、白メータ表示MWの下半分は、カーテン部CHcによって被われて、無模様の黒一色でシルエット表示によって表示されている。すなわち、メータ枠mfと、メータで埋まっている部分と、メータで埋まっていない部分とを区別することなく総て無模様の黒一色で表示されている。このため、遊技者は、メータがどこまで貯まっていたかを把握することができない。一方、同じシルエット表示であっても、図243(3’)に示すように、メータで埋まっている部分と、メータで埋まっていない部分とを区別して表示することもでき、こうした場合には、遊技者は、メータがどこまで貯まっていたかを把握することができる。なお、図243(3’)に示されたシルエット表示された白メータ表示MWsでは目盛りまで表示されていたが、目盛りは非表示であってもよい。
図243(A)〜同図(E)は、カーテン演出が第2装飾図柄表示装置208Mにおける表示によって実行される例である。なお、カーテン演出は、第3装飾図柄表示装置208Nにおける表示によって実行される場合があってもよいし、第1装飾図柄表示装置208L〜第3装飾図柄表示装置208Nのうちのいずれか2つの装飾図柄表示装置における表示によって実行される場合があってもよいし、3つ全部の装飾図柄表示装置における表示によって実行される場合があってもよい。
図243(A)は、図230(c)からの続きであり、宝箱TBの上には、斜線の模様の態様の変化候補アイコンHKIが表示されている。図243(B)では、カーテン演出が開始され、第2装飾図柄表示装置208Mの下端に、カーテン表示CHの上縁部CHuが出現している。この上縁部CHuは、城下町モードを表す「城下町」の文字表示に前側から重なって、斜線模様の態様で表示されている。
図243(C)では、カーテン表示CHが上昇しており、「城下町」の文字表示がカーテン部CHcにオーバーラップされ、無模様の黒一色のシルエット表示になり、文字が読めなくなっている。
図243(D)では、カーテン表示CHが宝箱TBを超えるまで上昇しており、宝箱TB全体がカーテン部CHcにオーバーラップされ、宝箱TB全体が無模様の黒一色のシルエット表示になっている。
図243(E)では、カーテン表示CHの上縁部CHuが、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上端まで上昇し、宝箱TBの上に表示された変化候補アイコンHKIがカーテン部CHcにオーバーラップされ、変化候補アイコンHKIまでもが無模様の黒一色のシルエット表示になっている。このため、変化候補アイコンHKIの態様を確認することができなくなっている。変化候補アイコンHKIがシルエット表示されている状態では、シルエット表示されていない状態に比べて、大当りの期待度が高い態様に変化しやすいように構成してもよく、カーテン演出が開始される前までは斜線模様の態様で表示されていた変化候補アイコンHKIが、カーテン演出が終了すると、ひし形模様以上の態様に変化している場合があってもよいし、ひし形模様以上の態様に必ず変化していてもよい。一方、第2装飾図柄表示装置208Mの上端に表示されていた第五図柄の変動表示は上縁部CHuに表示されるようになる。すなわち、シルエット表示ではなく、上縁部CHuのちょうど奥側に表示されていた変動表示する第五図柄が手前側に優先表示されている。
なお、カーテン表示CHの表示開始のタイミングは、宝箱TBが表示される前であってもよく、この場合には、宝箱TBの模様や色といった態様が最初から把握できないことになる。また、カーテン表示CHの表示開始のタイミングは、宝箱TBが表示された後であって、その宝箱TBの中から変化候補アイコンHKIが出現する前であってもよく、この場合には、変化候補アイコンHKIの模様や色といった態様が最初から把握できないことになる。
以上説明した図229〜図243に示す例では、手裏剣や矢が外れる例について図示しなかたっが、手裏剣や矢が、アイコンに当たらずに外れてしまったり、的アイコンTIに当たらずに外れてしまっったりすることもある。また、命中したとしても、アイコンの態様が変化しない場合もある。あるいは、番長のキャラクタBCがアイコンを持っているように見えても、そのアイコンの態様が変化しない場合もあるし、ルーレットアイコンが、模様を表す文字が停止表示された態様に変化しても、そのルーレットアイコンの態様が変化しない場合もある。一方で、手裏剣や矢が命中した場合には、アイコンの態様が必ず変化するようにしてもよいし、番長のキャラクタBCがアイコンを持っているように見えた場合や、ルーレットアイコンが模様を表す文字が停止表示された態様に変化した場合にも、アイコンの態様が必ず変化するようにしてもよい。
次に、本明細書で説明するパチンコ機100に適用可能な演出装置206の構成の一例について、図244を参照しながら説明する。ここで、図244(a)は、演出装置206の第1の構成例について説明する図であり、同図(b)は、演出装置206の第2の構成例について説明する図である。
図244(a)に示す演出装置206では、装飾図柄表示装置208は、その外周部分の前面側が演出装置206を構成する装飾部材によって覆われており、一部が視認できないように構成されている。なお、装飾部材が透明によって構成され、装飾図柄表示装置208の外周部分も視認可能に構成されてもよい。また、装飾図柄表示装置208の外周部分が覆われていないようにしてもよい。また、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216については、図示を省略している。
装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部の右側に第1ユーザーインタフェイス(UI)部280が配置され、その左側に第2UI部281が配置されている。以下、第1UI部280と第2UI部281を合わせたものを保留枠と称する場合がある。この保留枠は、アイコン表示領域に表示された領域アイコンとも見ることができる。第1UI部280には、その左側に変動アイコン表示領域が設けられており、その変動アイコン表示領域には、台座h0sが配置されている。変動アイコンh0は、その台座h0sに載置された態様で表示可能とされており、変動アイコンh0が表示されている場合には図柄変動表示中であることを報知している。なお、図柄確定表示中(図柄停止中)の場合には、変動アイコンh0が表示されない。また、変動アイコンh0の右側には、ナビキャラクタNCが表示されている。図244(a)に示すナビキャラクタNCは、起立した吉宗のキャラクタである。このナビキャラクタNCは、通常時には常時表示されているキャラクタであって、遊技の進行に応じて表示態様を変化させることにより、例えば、予告表示を行ったり、先読み予告表示を行ったりする。第2UI部281には、4つの保留アイコンが表示可能に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置された保留アイコン表示領域が形成されている。なお、ステージは、保留アイコンの台座のことを示していてもよい。また、保留アイコンのステージhs1〜hs4よりも、変動アイコンh0の台座hs0の方が高くなっている。また、ナビキャラクタNCは、常時表示されていなくてもよく、ナビキャラクタNCを用いた特定の予告や演出(例えば、先読み予告、当該図柄変動表示における予告、図柄変動表示の保留がN個貯まったときに表示される演出等)の際に表示したり、ユーザ設定によりナビキャラクタNCが表示されるように設定された際に表示されてもよい。図244(a)では、特図1の変動表示が4つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンh11,h12,h13,h14が表示されている。なお、変動アイコンh0及び4つの保留アイコンh11〜h14は、いずれもデフォルトの表示態様(例えば、丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されているが、遊技の進行に応じて表示態様が変化する場合がある。これにより、予告表示や先読み予告表示を行うことができるようになっている。ここで、変動アイコンとは、当該図柄変動表示に対応するアイコンを示すものであってもよい。また、変動アイコンh0は、当該図柄変動表示に対応する保留(当該保留)を示していてもよい。なお、変動アイコンh0は、表示されなくてもよい。
変動アイコンは、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に表示される、当該特図変動遊技に対応するアイコン、言い換えれば、実行中の図柄変動表示に関するアイコンである。すなわち、保留アイコンが、その保留アイコンに対応した特図変動遊技の開始と同時に変動アイコンになる。より厳密には、始動入賞が最も古い第一の保留アイコンが保留アイコン表示領域から変動アイコン表示領域に移動する場合、移動中のアイコンを変動アイコンと称したり、変動アイコンが移動すると表現してもよい。あるいは、変動アイコン表示領域への移動が完了した後のアイコンを変動アイコンと称してもよい。この変動アイコンは、保留アイコンとは異なる表示サイズ(保留アイコンよりも大きい表示サイズあるいは小さい表示サイズ)で表示される。これにより、変動アイコンと保留アイコンとの識別が容易になる場合があるが、同じサイズであってもよい。また、変動アイコンは、保留アイコンの表示態様と関連した表示態様からなる場合がある。変動アイコンは、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されるタイミングで消去される。したがって、変動アイコンは、保留に関するアイコンと見ることができ、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。なお、消去タイミングは、当該変動の当否結果が報知されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、同じタイミングであってもよいし、後のタイミングであってもよい。なお、変動アイコンh0は、表示されなくてもよい。
また、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央には、第1装飾図柄(第3図柄)が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。そして、装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅部には、第1装飾図柄よりも小さい第2装飾図柄(第5図柄)が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。なお、装飾図柄表示装置208に第2装飾図柄が表示されず、第1装飾図柄のみが表示されていてもよい。また、第2装飾図柄が装飾図柄表示装置208に表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄における装飾図柄の組合せが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと一致しているが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと第2装飾図柄における装飾図柄の組合せの一部(1又は2の装飾図柄が一致)又は全てが不一致であってもよい。さらに、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「4」と「0」)が表示されている。なお、特図1及び特図2の第2保留数表示が装飾図柄表示装置208に表示されなくてもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が装飾図柄表示装置208に表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、第2保留数表示は、特図1及び特図2のうちの一方の特図のみの保留数を表示してもよく、特図1及び特図2の両方の保留数を表示してもよい。
また、装飾図柄表示装置208の表示領域に背景表示が表示されており、演出や遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態等)に対応した背景表示が表示される。なお、演出に対応する背景表示は、ユーザーによって設定可能なモードに対応する背景表示、当該図柄変動表示における予告又は先読み予告として行われる背景表示、当否判定結果に関わらない背景表示を示す。また、背景表示は、ある遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態のうちのいずれか1つ又は2以上)において、複数種類表示される場合があってもよい。この場合において、法則性をもって変化してもよいし(例えば、背景表示A→背景表示B→背景表示C→背景表示A→・・・といったように順番に変化する等。ここで、法則性が崩れた場合は、大当り確定の予告(プレミア予告)となるようにしてもよい。)、順番は関係なくランダムに変化してもよい。
また、装飾図柄表示装置208の下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動したり、回転することができるように構成されている。なお、図244(a)に示す例では、家紋役物224Eは、初期位置に位置している。家紋役物224Eの初期位置は、装飾図柄表示装置208よりも下方となっているが、適宜の位置に設定することができる。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
また、装飾図柄表示装置208の左右両側には、演出可動体の一つである、「大」の文字が施された第1大盤振舞役物224Ga、「盤」の文字が施された第2大盤振舞役物224Gb、「振」の文字が施された第3大盤振舞役物224Gc及び「舞」の文字が施された第4大盤振舞役物224Gdが配置されている。これらの第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、それぞれ、中心を軸として回転することができるとともに、装飾図柄表示装置208の中央に向かって移動することができるようになっている。このとき、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、装飾図柄表示装置208の前面側に位置しており、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップ可能とされている。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
また、装飾図柄表示装置208の上方には、演出可動体の一つである千両箱役物224Hが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。千両箱役物224Hは、装飾図柄表示装置208よりも前側に配置されており、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップ可能とされている。また、千両箱役物224Hには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
これら、装飾図柄表示装置208、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hの前面側には、透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板を介して装飾図柄表示装置208の表示状態や各演出可動体の動作を視認可能とされている。導光板ILは、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板ILの側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図244(a)に示される実施形態では、導光板ILには所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板ILは光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、装飾図柄表示装置208の表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板ILが可動するものであってもよい。
また、本実施形態では、装飾図柄表示装置208の右側下方に、第4図柄表示装置284が設けられている。第4図柄表示装置284は、例えば、LEDの発光態様により第4図柄の表示結果を表示することが可能となっている。なお、第4図柄表示装置284をLCDやEL等の画像表示装置によって構成されてもよい。第4図柄表示装置284は、第1副制御部400により駆動制御される。特図の図柄停止中には、LEDが点灯表示されるが、特図の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。なお、第4図柄は、図柄変動中に点灯表示し、図柄停止中に消灯表示されるようにしてもよい。
図244(b)に示す演出装置206では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置されている。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。これらの装飾図柄表示装置の構成は、図195等に示す第1装飾図柄表示装置208L〜第3装飾図柄表示装置208Nの構成と同じである。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、表示領域については、高さがわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、上下方向にスライド移動することもできるように構成されている。なお、上述した第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの演出動作は、全て行うことができるように構成されていなくてもよく、いずれか1つ又は2以上の動作を行うことができるように構成されていてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの一方又は両方は、演出動作を行わなくてもよい(すなわち、固定されていてもよい)。また、第2装飾図柄表示装置208Mが行うことができる演出動作と第3装飾図柄表示装置208Nが行うことができる演出動作が異なってもよく、例えば、行うことができる演出動作の数が異なっていたり、行うことができる演出動作自体が異なってもよい。具体的には、例えば、第2装飾図柄表示装置208Mは、右方向への移動及び回転が可能であり、第3装飾図柄表示装置208Nは、上下方向への移動が可能であるようにしてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lも演出動作が行うことができるように構成されてもよい。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lが演出動作するとともに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちのいずれか一方又は両方が動作してもよいし、第1装飾図柄表示装置208Lのみが動作してもよい。また、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。第1装飾図柄表示装置208Lは、その外周部分の前面側が演出装置206を構成する装飾部材によって覆われており、一部が視認できないように構成されている。なお、装飾部材が透明によって構成され、第1装飾図柄表示装置208Lの外周部分も視認可能に構成されてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lの外周部分が覆われていないようにしてもよい。また、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216については、図示を省略している。
第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部の右側に第1ユーザーインタフェイス(UI)部280が配置され、その左側に第2UI部281が配置されている。以下、第1UI部280と第2UI部281を合わせたものを保留枠と称する場合がある。この保留枠は、アイコン表示領域に表示された領域アイコンとも見ることができる。第1UI部280には、その左側に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、図柄変動表示中であることを報知している。また、変動アイコンh0の右側には、起立した吉宗のキャラクタであるナビキャラクタNCが表示されている。第2UI部281には、4つの保留アイコンが表示可能に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置された保留アイコン表示領域が形成されている。なお、保留アイコンのステージhs1〜hs4よりも、変動アイコンh0の台座hs0の方が高くなっている。図244(b)では、特図1の変動表示が4つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンh11,h12,h13,h14が表示されている。図244(b)では、変動アイコンh0及び4つの保留アイコンh11〜h14は、いずれもデフォルトの表示態様(例えば、丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されているが、遊技の進行に応じて、表示態様が変化する場合がある。これにより、予告表示や先読み予告表示を行うことができるようになっている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の中央には、第1装飾図柄(第3図柄)が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左上隅部には、第1装飾図柄よりも小さい第2装飾図柄(第5図柄)が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。なお、本実施形態では、第2装飾図柄が第1装飾図柄と同じ装飾図柄表示装置に表示されているが、異なる装飾図柄表示装置に表示されてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lに第2装飾図柄が表示されず、第1装飾図柄のみが表示されていてもよい。また、第2装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄における装飾図柄の組合せが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと一致しているが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと第2装飾図柄における装飾図柄の組合せの一部(1又は2の装飾図柄が一致)又は全てが不一致であってもよい。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の右上隅部には、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。なお、本実施形態では、第2保留数表示が保留アイコン表示領域と同じ装飾図柄表示装置に表示されているが、異なる装飾図柄表示装置に表示されてもよい。また、第2保留数表示を特図1と特図2とで異なる装飾図柄表示装置に分けて表示してもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されなくてもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、第2保留数表示は、特図1及び特図2のうちの一方の特図のみの保留数を表示してもよく、特図1及び特図2の両方の保留数を表示してもよい。
第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、それぞれ背景表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている背景表示につながるように表示されている。この背景表示は、例えば、演出や遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態等)に対応した背景表示が表示される。なお、演出に対応する背景表示は、ユーザーによって設定可能なモードに対応する背景表示、当該図柄変動表示における予告又は先読み予告として行われる背景表示、当否判定結果に関わらない背景表示を示す。また、背景表示は、ある遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態のうちのいずれか1つ又は2以上)において、複数種類表示される場合があってもよい。この場合において、法則性をもって変化してもよいし(例えば、背景表示A→背景表示B→背景表示C→背景表示A→・・・といったように順番に変化する等。ここで、法則性が崩れた場合は、大当り確定の予告(プレミア予告)となるようにしてもよい。)、順番は関係なくランダムに変化してもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nには、それぞれ外周にフレーム(ベゼル)が設けられているが、フレームレスの形態であってもよい。また、フレームに装飾部材やLEDが設けられてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動したり、回転することができるように構成されている。なお、図244(b)に示す例では、家紋役物224Eは、初期位置に位置しているが、図244(b)に示される家紋役物224Eの初期位置は、家紋役物224Eの上端部分が第1装飾図柄表示装置208Lの下端部分にわずかにオーバーラップする位置となっているが、適宜の位置に設定することができる。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した千両箱役物224Hが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。千両箱役物224Hは、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nよりも前側に配置されており、これらの装飾図柄表示装置の前面側にオーバーラップ可能とされている。
これら、装飾図柄表示装置、家紋役物224E及び千両箱役物224Hの前面側には、上述した導光板ILが配置されており、遊技者は導光板を介して各装飾図柄表示装置の表示状態や各演出可動体の動作を視認可能とされている。
また、図244(b)では、第3装飾図柄表示装置208Nの下方に、第4図柄表示装置284が設けられている。
図245は、本実施形態において実行される装飾図柄の変動表示の流れについて説明するタイミングチャートであって、同図(a)は、リーチ状態となることなくはずれとなる装飾図柄の変動表示の流れについて説明するタイミングチャートであり、同図(b)は、リーチ状態となった後に大当り又ははずれとなる装飾図柄の変動表示の流れについて説明するタイミングチャートである。
図245(a)は、装飾図柄の変動表示の開始(変動開始)の後、装飾図柄の第一停止、装飾図柄の第二停止、装飾図柄の第三停止を経て、装飾図柄が確定停止する流れを示している。なお、以下の説明において、装飾図柄の停止順序は、原則として左図柄、右図柄、中図柄の順としているが、これに限定されない。また、予告(当該変動予告や先読み予告)、ミニゲーム及び疑似連等の演出、あるいは、保留数に応じて第一停止と第二停止が同時に行われる場合があってもよいし、第一停止、第二停止及び第三停止が同時に行われる場合があってもよい。ここで、変動開始から第一停止までの期間、第一停止から第二停止までの期間、第二停止から第三停止までの期間、及び、第三停止から確定停止までの期間をそれぞれ「(11)」の期間で表すことができる場合がある。以下の説明では、リーチ状態となることなくはずれとなる演出例において行われる演出について、図面中の枝番として「図XX(11)−1」、「図XX(11)−2」・・・等を用いる場合があり、これらの枝番が付された例どうしは相互に置き換えが可能である。また、図245(a)に示すタイミングチャートにおいて各種演出として組合せ可能な演出は「(11)」で示す期間に行うことができる場合がある(例えば、ガセ予告等)。また、第二停止から第三停止までの期間や、第三停止から確定停止までの期間において、疑似連のガセ演出や、同色(同種)図柄停止によるチャンス目告知(先読み予告)等を行うこともできる場合がある。このことは、これまでに説明した実施形態の各演出例においても適用可能な概念である。
図245(b)は、装飾図柄の変動表示の開始(変動開始)の後、リーチ状態の形成、スーパーリーチ(SPリーチ)への移行、リーチ演出の結果導出を経て、装飾図柄がはずれ又は大当りの態様で確定停止し、その後、大当り遊技が終了するまでの流れを示している。ここで、変動開始からリーチ状態が形成されるまでの期間を「(1)」の期間で表し、リーチ状態が形成されてからSPリーチに移行するまでの期間を「(2)」の期間で表し、SPリーチに移行してからリーチ演出の結果が導出されるまでの期間を「(3)」の期間で表し、リーチ演出の結果が導出されてから確定停止までの期間を「(4)」の期間で表し、確定停止から大当り遊技の終了までの期間を「(5)」の期間で表すことができる場合がある。以下の説明では、リーチ状態となった後に大当り又ははずれとなる演出例において行われる演出について、図面中の枝番として「図XX(2)−1」、「図XX(2)−2」、「図XX(3)−1」、「図XX(3)−2」・・・等を用いる場合があり、これらの枝番が付された例どうしは相互に置き換えが可能である。また、本実施形態における説明において、「(1)」の期間では、ミニゲームや先読み予告等を含む各種予告や、疑似連等の演出が行われる場合があり、「(2)」の期間では、ノーマルリーチやカットイン画像の表示による予告や群予告等が行われる場合があり、「(3)」の期間では、SPリーチ中のチャンスアップ予告やカットイン画像の表示による予告等が行われる場合があり、「(4)」の期間では、揺れ変動、復活大当り演出、ワイプ表示等が行われる場合があり、「(5)」の期間では、大当り遊技中の演出が行われ、また、大当り遊技中における確変報知や保留連荘報知等が行われる場合がある。なお、上述した実施形態及び以下に説明する実施形態において、実行された各予告や演出は、当該予告や演出が実行された期間以外の期間において行われるように構成されてもよい。また、これらの予告や演出が複合して行われる場合があるように構成されてもよく、この場合、一方の予告(演出)が他方の予告(演出)にオーバーラップされる場合があってもよい。また、これまでに説明した実施形態及び以下に説明する実施形態において、同じ枝番で記載されている部分については、適宜置き換え可能である。
図246〜図250は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の第1装飾図柄表示装置208Lを中心とした変化演出を段階的に示す図である。ここにいう変化演出は、保留アイコン(例えば、第1保留アイコンh1)、変動アイコンh0、キャラクタアイコン等の態様を変化させる演出のことである。また、図246〜図250に示す変化演出は、一台のパチンコ機100で実行される演出であり、図246〜図250に示す変化演出を実行可能なパチンコ機100は、他の図面に示す各種の演出も実行可能である。さらに、図246〜図250では、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nも設けられているもののこれらは図示省略しているが、図246〜図250に示す演出例は、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nが設けられていないパチンコ機100における演出例であってもよい。また、図246〜図250では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216について、図示を省略している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側に、上述した透明の導光板ILやPOVディスプレイが配置されてもよい。
図246〜図250に示す符号は、これまで用いた符号と同じ符号が使用されている場合には、共通の構成要素を表す。また、異なる符号が使用されている場合であっても、技術的思想としては共通する場合もある。すなわち、技術的思想としては、図229〜図243に示す技術的思想やその他の図面に示す技術的思想を、図246〜図250に示す技術的思想に適用することは可能であり、またその逆に、図246〜図250に示す技術的思想を、図229〜図243に示す技術的思想やその他の図面に示す技術的思想に適用することも可能である。その際、同じ符号を付しているもの同士は、同じ構成要素として取り扱える場合があり、置換することができる場合もある。
図246は、保留アイコン変化演出を含む変化演出の一例を示す図であり、図247は、同図(4)−2まで図246に示す例の続きを示し、同図(11)−1以降はタイマ予告演出を含む変化演出の一例を示す図である。
図246(11)−1に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、「装飾2−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。すなわち、変動開始前の様子が示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、例えば、デフォルトの背景画像が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の右上隅部には第2保留数表示が表示されている。さらに、第4図柄や第2装飾図柄を表示するようにしてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方右側には、起立した吉宗のキャラクタであるナビキャラクタNCが表示されている。なお、図246(11)−1に示されるタイミングでは、図柄が確定表示されているため、変動アイコンh0は表示されていない。
さらに、図246に示す制御状態(遊技状態)は、特図低確率普図低確率状態(非電サポ状態)である。この非電サポ状態における第1装飾図柄表示装置208Lの下方左側では、特図1の保留アイコンが表示される。なお、非電サポ状態における第1装飾図柄表示装置208Lの所定領域(例えば、表示画面の右端)に、特図2の保留アイコン表示領域が設けられてもよい。
第1装飾図柄表示装置208Lの下方左側に形成された保留アイコン表示領域には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第1保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第2保留アイコン・・・と称する場合がある。保留アイコン表示領域では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図246(11)−1には、保留アイコン表示領域に3つの特図1の保留アイコンh11,h12,h13が表示されており、これら3つの特図1の保留アイコンh11,h12,h13はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。
一方、特図2の保留アイコンは一つも表示されていない。これは、上述のごとく、図246に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコンが表示され、もう一方の特図の保留アイコンが表示されないようにしている。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図246(11)−1に示すように、保留アイコン表示領域に特図1の保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコンは表示されない。一方、制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコンが表示され、特図1の保留アイコンは表示されない。なお、非電サポ状態において、特図2の保留アイコンが表示されてもよいし、電サポ状態において、特図1の保留アイコンが表示されてもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。このことは、以下の説明においても同様である。
特図1の保留(第1保留)が消化されて不図示の第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始されると、図246(11)−2に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11〜h13の移動アニメーションが行われ、第1保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が、装飾図柄表示装置208の中央下部に形成された変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示され、第三の保留アイコンh13が第二の保留アイコンh12の表示位置に移動して、第二の保留アイコンh12として表示されている。変動アイコンh0の表示態様は、消化された保留アイコンh11の表示態様と同じであるが、異なってもよい。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上隅部に表示されている第2保留数表示のうちの特図1の保留数を表す表示が「2」の表示に変化している。
図246(11)−3に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が継続されている。図246(11)−2のタイミングで開始された装飾図柄の変動表示は、この後、図246(11)−17まで継続する。
図246(11)−4に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左上隅に、弓を構えた吉宗のキャラクタYMが出現する。この吉宗のキャラクタYMは、変化演出のキャラクタに相当する。より具体的には、保留アイコンおよび変動アイコンの総称である広義の保留アイコンの表示態様を変化させる場合があるキャラクタに相当する。
続く図246(11)−5に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右上隅に、忍者のキャラクタNJが出現する。この忍者のキャラクタNJも、変化演出のキャラクタに相当する。より具体的には、忍者のキャラクタNJは、広義の保留アイコンの表示態様を変化させる場合があったり、他のキャラクタ(例えば、弓を構えた吉宗のキャラクタYM)の表示態様を変化させる場合があるキャラクタに相当する。なお、図246(11)−4で出現した吉宗のキャラクタYMも、他のキャラクタ(例えば、忍者のキャラクタNJ)の表示態様を変化させる場合があるキャラクタであってもよい。図246(11)−5では、弓を構えた吉宗のキャラクタYMと、忍者のキャラクタNJの両方が表示されていることになる。
なお、一方の表示(例えば、一方のキャラクタの表示)が、他方の表示(例えば、一方のキャラクタの表示)を変化させる場合には、先に表示されていた方が、後から表示された方を変化させてもよいし、その逆に、後から表示された方であっても、先に表示されていた方を変化させる場合があってもよい。あるいは、後から表示された方は、先に表示されていた方を変化させることはなくてもよく、同時に表示された場合には、一方が他方を変化させる場合があってもよいし、同時に表示された場合にも、一方が他方を変化させる場合がなくてもよい。さらに、大きな方の表示が、小さな方の表示を変化させる場合があってもよく、反対に、小さな方の表示が、大きな方の表示を変化させる場合があってもよ。また、大当りの信頼度が高い方の表示が、大当りの信頼度が低い方の表示を変化させる場合があってもよいし、その逆に信頼度が低い方の表示が、高い方の表示を変化させる場合があってもよい。大当りの信頼度は、遊技者の有利度であってもよく(この明細書全体において同じ)、色や模様や大きさや数の違い等によって表される。
図246(11)−6では、弓を構えた吉宗のキャラクタYMは動作を開始していないが、忍者のキャラクタNJは動作を開始し、手裏剣を投げつける。なお、ここにいう「動作を開始する」における動作とは、繰り返し動作や待機動作は含まれず、それまでとは異なる新たな動作のことを意味する(以下においても同じ。)。図246(11)−6に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、忍者のキャラクタNJが投げつけた手裏剣が、保留アイコンあるいは変動アイコンに向かって飛んでいくように見えるシーンが表示されている。しかしながら、図246(11)−7示す第1装飾図柄表示装置208Lには、忍者のキャラクタNJが投げつけた手裏剣が急に向きを変え、弓を構えた吉宗のキャラクタYMに向かって飛んでいくように見えるシーンが表示されている。弓を構えた吉宗のキャラクタYMは依然として動作を開始しておらず、手裏剣はやがて、吉宗のキャラクタYMに命中し、図246(11)−8では、吉宗のキャラクタYMの少なくとも一部がエフェクト画像mαによって覆われ、吉宗のキャラクタYMは、エフェクト画像mαによって覆われる前よりも視認困難になっている。なお、エフェクト画像mαは、吉宗のキャラクタYMの一部のみしか覆わなくてもよいし、全部を覆ってもよい。
図246(11)−9では、エフェクト画像mαが消え、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMが出現している。すなわち、吉宗のキャラクタYMは、弓矢を持った表示態様からボーリングをする表示態様に変化したことになる。このボーリングをする吉宗のキャラクタYMも、変化演出のキャラクタに相当する。より具体的には、保留アイコンおよび変動アイコンの総称である広義の保留アイコンの表示態様を変化させる場合があるキャラクタに相当する。吉宗のキャラクタYMの表示態様の変化は、演出が変化したこと、より具体的に言えば演出の種類は同じであるが態様が変化したことになる。すなわち、変化演出としては継続しているが、変化演出の態様が変化し、別の演出になったとみることができる。なお、変化演出が一旦中断する場合があってもよい。例えば、エフェクト画像mαが表示されている間は、変化演出が一旦中断していると見ることもできる。なお、演出の変化前後で、例えば、変化演出と役物動作演出といったように、演出の種類が異なってもよい。
弓を構えた吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出、言い換えれば弓を構えた吉宗のキャラクタYMが表示される変化演出が実行されているとみる期間は、以下に示す開始タイミングと終了タイミングの、開始が先で終了が後となる全ての組み合わせで表すことができる。すなわち、その変化演出の開始タイミングは、弓を構えた吉宗のキャラクタYMが出現したタイミング(図246(11)−4)であってもよいし、忍者のキャラクタNJが動作を開始したタイミング(手裏剣を投げつけたタイミング)であってもよいし、エフェクト画像mαが出現したタイミングであってもよい。一方、その変化演出の終了タイミングは、手裏剣が命中したタイミングであってもよいし、エフェクト画像mαが出現したタイミング(図246(11)−8)であってもよいし、エフェクト画像mαが消えたタイミング(吉宗のキャラクタYMの表示態様が変化したタイミング)であってもよい。
図246(11)−10では、それまで表示されていた忍者のキャラクタNJが消える。忍者のキャラクタNJを用いた変化演出、言い換えれば忍者のキャラクタNJが表示される変化演出が実行されているとみる期間は、以下に示す開始タイミングと終了タイミングの、開始が先で終了が後となる全ての組み合わせで表すことができる。すなわち、その変化演出の開始タイミングは、忍者のキャラクタNJが出現したタイミング(図246(11)−5)であってもよいし、忍者のキャラクタNJが動作を開始したタイミング(手裏剣を投げつけたタイミング)であってもよいし、手裏剣が命中したタイミングであってもよいし、エフェクト画像mαが出現したタイミング(図246(11)−8)であってもよい。一方、その変化演出の終了タイミングは、忍者のキャラクタNJが消えるタイミング(図246(11)−10)であってもよいし、忍者のキャラクタNJが動作を終了したタイミング(手裏剣を投げ終えたタイミング)であってもよいし、手裏剣が命中したタイミングであってもよいし、エフェクト画像mαが出現したタイミング(図246(11)−8)であってもよいし、エフェクト画像mαが消えたタイミング(吉宗のキャラクタYMの表示態様が変化したタイミング)であってもよい。
また、この例では、忍者のキャラクタNJを用いた変化演出は、広義の保留アイコンの表示態様を変化させることには失敗しており、代わりに、他の演出を変化させることに成功している。ただし、広義の保留アイコンの表示態様を変化させることにも、他の演出を変化させることにも失敗する場合があってもよいし、両方を成功させる場合があってもよい。あるいは、広義の保留アイコンの表示態様を変化させることと、他の演出を変化させることのうち、いずれか一つを変化させることに必ず成功するようにしてもよいし、両方を変化させることに必ず成功するようにしてもよい。
忍者のキャラクタNJが消えると同時に、あるいは消えた後に、ボーリングの球を持った吉宗のキャラクタYMが動作を開始し、ボーリングの球を投げ出す。なお、忍者のキャラクタNJが消える前に、吉宗のキャラクタYMが動作を開始する場合があってもよい。さらには、忍者のキャラクタNJは消えずに、そのまま表示され続ける場合があってもよい。図246(11)−12に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗のキャラクタYMが投げ出したボーリングの球が、保留アイコンあるいは変動アイコンに向かって転がっていくように見えるシーンが表示されている。ボーリングの球はやがて、第1保留アイコンh11に当たり、図246(11)−13では、第1保留アイコンh11がエフェクト画像mβによって覆われ、第1保留アイコンh11は、エフェクト画像mβによって覆われる前よりも視認困難になっている。なお、エフェクト画像mβは、第1保留アイコンh11の一部のみしか覆わなくてもよいし、全部を覆ってもよい。あるいは、エフェクト画像mβは、表示されている全ての保留アイコンを覆ってもよいし、変動アイコンh0まで含めて覆ってもよい。すなわち、第2UI部281を覆ってもよいし、保留枠(第1UI部280及び第2UI部281)の全域又は一部を覆ってもよい。第1UI部280が覆われる場合には、ナビキャラクタNCまで覆われる場合がある。
図246(11)−14では、エフェクト画像mβが消え、第1保留アイコンh11の表示態様がキャラクタ(ここではサボハニのキャラクタ)の表示態様に変化している。なお、保留アイコンの表示態様は複数種類用意されており、その他のキャラクタ(例えば、吉宗や爺)の表示態様に変化したり、赤色や虹色の表示態様に変化する場合もある。デフォルトの表示態様と異なる表示態様は、先読み予告の表示態様であり、表示態様によって、大当りの信頼度が異なる。例えば、サボハニのキャラクタの表示態様よりも、吉宗のキャラクタの表示態様の方が、大当りの信頼度が高く、虹色の表示態様では大当り確定であってもよい。大当りの信頼度は、大当り図柄の確定表示のされやすさを表す。また、図246(11)−14では、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMが消えている。
ボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出、言い換えればボーリングをする吉宗のキャラクタYMが表示される変化演出が実行されているとみる期間は、以下に示す開始タイミングと終了タイミングの、開始が先で終了が後となる全ての組み合わせで表すことができる。すなわち、その変化演出の開始タイミングは、手裏剣が命中したタイミングであってもよいし、エフェクト画像mαが出現したタイミング(図246(11)−8)であってもよいし、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMが出現したタイミング(図246(11)−9)であってもよいし、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMが動作を開始したタイミング(ボーリングの球を投げ出したタイミング)であってもよいし、ボーリングの球が当たったタイミングであってもよいし、エフェクト画像mβが出現したタイミング(図246(11)−13)であってもよい。一方、その変化演出の終了タイミングは、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMが消えるタイミング(図246(11)−14)であってもよいし、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMが動作を終了したタイミング(ボーリングの球を投げ終えたタイミング)であってもよいし、ボーリングの球が当たったタイミングであってもよいし、エフェクト画像mβが出現したタイミング(図246(11)−13)であってもよいし、エフェクト画像mβが消えたタイミング(保留アイコンの表示態様が変化したタイミング)であってもよい。
また、この例では、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出は、広義の保留アイコンの表示態様を変化させることに成功しているが、失敗する場合があってもよい。さらに、この例では、第1保留アイコンh11の表示態様が変化しているが、第2保留アイコンh12の表示態様が変化する場合があってもよいし、第3保留アイコンh13の表示態様が変化する場合があってもよいし、複数の保留アイコン(表示されている全部の保留アイコンであってもよい)の表示態様が変化する場合があってもよい。あるいは、変動アイコンh0の表示態様が変化する場合があってもよいし、保留アイコンと変動アイコンの両方のアイコンの表示態様が変化する場合があってもよい。また、吉宗のキャラクタYMの表示態様が変化した場合には、変化した段階で、保留アイコンか変動アイコンの表示態様が変化することが確定してもよい。すなわち、この例では、図246(11)−9の段階で、保留アイコンか変動アイコンの表示態様が変化することが確定してもよい。
図246(11)−15に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1停止が行われ、左図柄に「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図246(11)−16に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図246(11)−17に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3停止が行われ、中図柄に「装飾2」が停止表示され、「装飾7−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組み合わせで揺れ変動による仮停止が行われており、続く同図(11)−18では、「装飾7−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組み合わせが確定表示されている。この確定表示のタイミングで変動アイコンh0が消去される。
続いて、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。図246(1)−1に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。また、特図1の保留アイコンh11〜h12の移動アニメーションが行われ、第1保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象であるサボハニの表示態様の保留アイコン)が、変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示されている。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上隅部に表示されている第2保留数表示のうちの特図1の保留数を表す表示が「1」の表示に変化している。
図246(1)−2に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、変化演出のキャラクタに相当する弓を構えた吉宗のキャラクタYMが左上隅に出現する。
続く図246(1)−3に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、変化演出のキャラクタに相当する忍者のキャラクタNJが右上隅に出現する。
図246(1)−4では、弓を構えた吉宗のキャラクタYMは動作を開始していないが、忍者のキャラクタNJは動作を開始し、手裏剣を投げつける。図246(1)−4に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、忍者のキャラクタNJが投げつけた手裏剣が、保留アイコンあるいは変動アイコンに向かって飛んでいくように見えるシーンが表示されている。図246(1)−5示す第1装飾図柄表示装置208Lには、忍者のキャラクタNJが投げつけた手裏剣が、サボハニの表示態様の変動アイコンh0に命中しそうなシーンが表示されている。しかしながら、図246(1)−6示す第1装飾図柄表示装置208Lには、手裏剣が急に向きを変え、変動アイコンh0に命中せず、第1保留アイコンh11の上を通過していったシーンが表示され、同図(1)−7では、手裏剣が消えるとともに、忍者のキャラクタNJも消えている。結局、ここでの変化演出は失敗に終わっており、保留アイコンも変動アイコンも表示態様が変化していない。なお、手裏剣が消えるタイミングと忍者のキャラクタNJが消えるタイミングは、手裏剣が消えるタイミングが先であってもよいし、忍者のキャラクタNJが消えるタイミングが先であってもよい。
ここでの忍者のキャラクタNJを用いた変化演出が実行されているとみる期間は、以下に示す開始タイミングと終了タイミングの、開始が先で終了が後となる全ての組み合わせで表すことができる。すなわち、その変化演出の開始タイミングは、忍者のキャラクタNJが出現したタイミング(図246(1)−3)であってもよいし、忍者のキャラクタNJが動作を開始したタイミング(手裏剣を投げつけたタイミング)であってもよい。一方、その変化演出の終了タイミングは、忍者のキャラクタNJが消えるタイミング(図246(1)−7)であってもよいし、忍者のキャラクタNJが動作を終了したタイミング(手裏剣を投げ終えたタイミング)であってもよいし、手裏剣が命中せずその手裏剣が消えたタイミングであってもよい。
また、忍者のキャラクタNJが登場(図246(1)−3)してから、手裏剣が、保留アイコンあるいは変動アイコンに向かって飛んでいくように見えるシーン(図246(1)−4)までは、先の図246(11)−5で忍者のキャラクタNJが登場してから、手裏剣が、保留アイコンあるいは変動アイコンに向かって飛んでいくように見えるシーン(図246(11)−6)までと同じである。すなわち、変化演出に失敗した場合と、変化演出に成功した場合とでは、はじめの部分を含む一部が同じ態様であり、途中から異なる態様である。言い換えれば、変化演出に失敗した場合と、変化演出に成功した場合とでは、忍者のキャラクタNJを用いた変化演出のアニメーションのうち、最初の一部のシーンが同じで、途中から異なるシーンになる。このように導入部分が同じであると、遊技者はどちらに発展するか最初は判別困難であるが、やがては失敗しそうか成功しそうかがわかるようになり、演出が開始されてからもその演出に注目させることができる場合がある。また、変化演出に失敗した場合と、変化演出に成功した場合とでは、忍者のキャラクタNJが動作を開始してから、手裏剣が、保留アイコンあるいは変動アイコンに向かって飛んでいくように見えるシーンまでが同じであるともいえる。すなわち、変化演出に失敗した場合と、変化演出に成功した場合とで、少なくとも途中の一部が同じ態様であるともえ言える。この場合であっても、演出の分岐に注目させることができる場合がある。
忍者のキャラクタNJが消えると同時に、あるいは消えた後に、それまで動作をしていなかった、弓を構えた吉宗のキャラクタYMが動作を開始し、矢を発射する。なお、忍者のキャラクタNJが消える前に、吉宗のキャラクタYMが動作を開始する場合があってもよい。さらには、忍者のキャラクタNJは消えずに、そのまま表示され続ける場合があってもよい。図246(1)−8に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗のキャラクタYMが発射した矢が、サボハニの表示態様の変動アイコンh0に命中しそうなシーンが表示されている。続く図246(1)−9示す第1装飾図柄表示装置208Lには、その矢が変動アイコンh0に命中し、変動アイコンh0がエフェクト画像mβによって覆われ、変動アイコンh0は、エフェクト画像mβによって覆われる前よりも視認困難になっている。なお、エフェクト画像mβは、変動アイコンh0の一部のみしか覆わなくてもよいし、全部を覆ってもよい。あるいは、エフェクト画像mβは、表示されている保留アイコンの一部又は全部まで含めて覆ってもよい。すなわち、第2UI部281を覆ってもよいし、保留枠(第1UI部280及び第2UI部281)の全域又は一部を覆ってもよい。第1UI部280が覆われる場合には、ナビキャラクタNCまで覆われる場合がある。
図246(1)−10では、エフェクト画像mβが消えたが、変動アイコンh0の表示態様に変化はない。すなわち、変動アイコンh0の表示態様も、保留アイコンと同じく、複数種類用意されており、その他のキャラクタ(例えば、吉宗や爺)の表示態様や、赤色や虹色の表示態様が容易されている。デフォルトの表示態様と異なる表示態様は、現在行われている変動表示を予告対象にしたいわゆる通常予告の表示態様であり、表示態様によって、大当りの信頼度が異なる。例えば、サボハニのキャラクタの表示態様よりも、吉宗のキャラクタの表示態様の方が、大当りの信頼度が高く、虹色の表示態様では大当り確定であってもよい。結局、ここでの変化演出は失敗に終わっており、保留アイコンも変動アイコンも表示態様が変化していない。このように、矢が命中しても表示態様が変化しない場合があるが、矢が命中した場合には、表示態様が必ず変化する(成功する)ようにしてもよいし、矢が命中してもエフェクト画像mβが出現するか否かによって表示態様が変化したり、しなかったりしてもよい。すなわち、エフェクト画像mβが出現しなかった場合には、表示態様が必ず変化せず(失敗し)、エフェクト画像mβが出現した場合には、表示態様が必ず変化する(成功する)ようにしてもよい。また、変動アイコンの表示態様が変化すれば(成功すれば)、大当り確定であってもよい。さらに、ここでは、変動アイコンh0が対象であったが、保留アイコンが対象であってもよい。
図246(1)−11では、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMが消えている。
弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出が実行されているとみる期間は、以下に示す開始タイミングと終了タイミングの、開始が先で終了が後となる全ての組み合わせで表すことができる。すなわち、その変化演出の開始タイミングは、吉宗のキャラクタYMが出現したタイミング(図246(1)−2)であってもよいし、吉宗のキャラクタYMが動作を開始したタイミング(矢を発射したタイミング)であってもよいし、矢が命中したタイミングであってもよいし、エフェクト画像mβが出現したタイミング(図246(1)−9)であってもよい。一方、その変化演出の終了タイミングは、吉宗のキャラクタYMが消えるタイミング(図246(1)−11)であってもよいし、吉宗のキャラクタYMが動作を終了したタイミング(矢を発射し終えたタイミング)であってもよいし、矢が命中したタイミングであってもよいし、エフェクト画像mβが出現したタイミング(図246(1)−9)であってもよいし、エフェクト画像mβが消えたタイミング(図246(1)−10)であってもよい。
図246(1)−12に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1停止が行われ、左図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図246(1)−13に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図246(2)−1に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ナビキャラクタNCの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図246(2)−2に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、サボハニ群予告が開始され、ナビキャラクタNCの近傍に「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。なお、サボハニ群予告が開始されると、第2UI部281に用意されていた4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)とともに保留アイコンの表示が消え、第1UI部280に用意されていた台座hs0とともに変動アイコンh0も消える。なお、ナビキャラクタNCの表示は残っているが、このナビキャラクタNCの表示も消える場合があってもよい。また、装飾図柄の表示は、第2保留数表示の下に縮小表示される。
続いて、図246(3)−1に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の吉宗と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。また、ナビキャラクタNCの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、剣豪リーチに発展したことが報知されている。続く、図246(3)−2では、剣豪リーチが継続する状態でボタン演出が開始され、チャンスボタン136を模したボタン画像136aが表示される。このボタン画像136aは、対峙する吉宗と剣豪の少なくとも一部にオーバーラップしている。また、操作を促進する「押」の文字が表示されている。図246(3)−3では、チャンスボタン136が操作される。すると、図247(3)−4に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、弱カットイン画像CIwが表示される。また、ナビキャラクタNCの近傍には依然として「剣豪リーチ」の文字が表示されているが、この「剣豪リーチ」の文字に代えて「弱カットイン」の文字が表示されてもよい。
なお、通常は、チャンスボタン136の操作を受け付ける操作有効期間が設けられており、その操作有効期間内にチャンスボタン136が操作された場合に限って応答演出(ここでは弱カットイン画像CIwの表示)が行われるようにしてもよいし、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなかった場合でも、操作有効期間経過以降に応答演出と同じ演出、あるいは応答演出とは異なる演出が行われるようにしてもよい。
その後、図247(3)−5に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、主人公の吉宗が倒れたシーンが「負け」の文字とともに表示されており、その第1装飾図柄表示装置208Lの略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾3」が表示され、「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
図247(4)−1に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2保留数表示の下に縮小表示されていた装飾図柄の表示が復帰表示される。すなわち、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cにおいて、「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組合せが揺れ変動による仮停止の状態で表示されている。このとき、ナビキャラクタNCの近傍には、「残念」の文字が表示されており、ハズレになることが報知されている。また、これまで消えていた、第2UI部281における4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)と保留アイコン、および第1UI部280における台座hs0とサボハニの表示態様の変動アイコンh0も復帰表示されている。
図247(4)−2に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「装飾2−装飾3−装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せが確定表示されている。この確定表示のタイミングでサボハニの表示態様の変動アイコンh0が消去される。
以上説明した例では、図246(11)−9に示すボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出は、保留アイコンを対象にした変化演出であり、図246(1)−2に示す弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出は、変動アイコンを対象にした変化演出であった。また、図246(1)−3に示す忍者のキャラクタNJを用いた変化演出は、失敗演出であったが、変動アイコンを対象にした変化演出であっても、保留アイコンを対象にした変化演出であってもよい。さらに、図246(11)−9に示すボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出は、変動アイコンを対象にした変化演出であってもよく、この例で行われる変化演出は、全て変動アイコンを対象にした変化演出に統一されてもよい。あるいは、図246(1)−2に示す弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出は、保留アイコンを対象にした変化演出であってもよく、この例で行われる変化演出は、全て保留アイコンを対象にした変化演出に統一されてもよい。
また、吉宗のキャラクタYMと忍者のキャラクタNJとでは、吉宗のキャラクタYMの方が先に出現しているが、吉宗のキャラクタYMと忍者のキャラクタNJが同時に出現する場合があってもよいし、反対に忍者のキャラクタNJの方が先に出現する場合があってもよい。すなわち、吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出と忍者のキャラクタNJを用いた変化演出とでは、吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出が先に開始される場合の他、同時に開始される場合があったり、忍者のキャラクタNJを用いた変化演出が先に開始される場合があってもよい。
以上説明した例では、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出によって表示態様が変化した第1保留アイコンh11から変わった変動アイコンh0に対して、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出が実行されたが、失敗に終わり、結局、ハズレてしまっているが、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出が行われた場合よりも、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出が行われた場合の方が、遊技者にとって有利な展開になりやすい。ここにいう有利な展開になりやすいとは、有利な制御状態(例えば、確変状態または/および時短状態)になりやすいことであったり、プレミア演出が開始されやすいことであったり、大当り確定演出が開始されやすいことであってもよいし、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいことであってもよい。例えば、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMが、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0の表示態様をサボハニのキャラクタの表示態様に変化させたが、結局その変動表示ではハズレであったのに対し、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMが最初から出現し、そのボーリングをする吉宗のキャラクタYMが、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0の表示態様を吉宗のキャラクタの表示態様に変化させ、その変動表示で大当りになる。保留アイコンの表示態様が変化する場合でも同じであり、この場合には、先読み予告が実行されたことになり、先読み予告対象の変動表示で大当りになる。このように、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMは、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMが変化しないと出現しないのではなく、最初から出現する場合があってもよい。この場合さらに、最初から出現した、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMでは、遊技者にとって有利な展開になりやすいことはなく、演出が変化して出現した、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMに限って、遊技者にとって有利な展開になりやすくてもよい。あるいは反対に、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMは、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMからの変化でしか出現しない態様(演出)であってもよいし、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMには限定されず、何らかの演出からの変化でしか出現しない態様(演出)であってもよい。
また、忍者のキャラクタNJを用いた演出が先に開始され、その後に、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出やボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出が開始される場合があってもよい。この場合には、忍者のキャラクタNJを用いた演出が吉宗のキャラクタYMを用いた演出を変化させることはない。また、忍者のキャラクタNJを用いた演出が終了した後に、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出やボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出が実行される場合があってもよい。
また、図246(1)−2で出現した弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた演出と、同図(1)−3で出現した忍者のキャラクタNJを用いた演出は、ともに変動アイコンh0を対象にした変化演出といった共通の種類の演出のうちの失敗演出(ガセ演出)であったと見ることができる。なお、両演出は、変動アイコンh0を対象にした変化演出とは別の種類の演出になる、保留アイコンを対象にした変化演出であってもよい。また、両演出のうちの吉宗のキャラクタYMを用いた演出のみが、アイコンの表示態様を変化させることに成功する成功演出であってもよいし、忍者のキャラクタNJを用いた演出のみが成功演出であってもよいし、両演出ともに成功演出であってもよい。両演出ともに成功演出である場合には、アイコンの表示態様が2回変化したり、同時に変化する場合であれば遊技者の有利度が2段階以上上になる表示態様に変化する。
続いて、タイマ表示を用いた演出と変化演出が行われる一例について説明する。
図247(11)−1および同図(11)−2は、先に説明した図246(11)−1および同図(11)−2と同じであるため、説明は省略する。装飾図柄の変動表示が開始された図247(11)−3に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左上にタイマ表示TMαが出現する。図247(11)−3に示すタイマ表示TMαには、「03:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから3秒が経過すると或る演出が開始されることを示唆している。すなわち、「03:00」と表示されたタイマ表示TMαは、3.00秒からカウントダウンが開始されるタイマ予告演出である。なお、本実施形態におけるタイマ表示では、1秒未満の小数点以下の表示も行うことが可能に構成されている。また、図247(11)−3に示すタイマ表示TMαの下には、「タイマ準備中」の文字が表示されており、カウントダウンがまだ開始されないことが報知されている。タイマ表示が出現しても、この「タイマ準備中」が表示されている間は、タイマ予告演出はまだ開始されておらず、タイマ予告演出が開始されることを予告する準備中予告演出が実行されている状態と見ることもできるが、タイマ表示の出現をもって、タイマ予告演出が開始されたと見ることもできる。さらに、タイマ表示TMαには、キャラクタのアイコンが付されていてもよく、以下に説明する別のタイマ表示においても同様である。
続く図247(11)−4に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右上隅に、変化演出のキャラクタに相当する忍者のキャラクタNJが出現する。この忍者のキャラクタNJは、広義の保留アイコンの表示態様を変化させる場合があったり、他の演出を変化させる場合(例えば、演出の態様や演出の内容を変化させる場合)があるキャラクタに相当する。図247(11)−4では、タイマ表示TMαと、忍者のキャラクタNJの両方が表示されていることになる。
図247(11)−5では、「タイマ準備中」の文字が表示されたままであり、タイマ表示TMαではカウントダウンがまだ開始されていないが、忍者のキャラクタNJは動作を開始し、手裏剣を投げつける。図247(11)−5に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、忍者のキャラクタNJが投げつけた手裏剣が、保留アイコンあるいは変動アイコンに向かって飛んでいくように見えるシーンが表示されている。ここでの、忍者のキャラクタNJが登場してから、手裏剣が保留アイコンあるいは変動アイコンに向かって飛んでいくように見えるシーン(図247(11)−4〜同図(11)−5)は、これまで説明した、忍者のキャラクタNJが登場してから、手裏剣が保留アイコンあるいは変動アイコンに向かって飛んでいくように見えるシーン(図246(11)−5〜同図(11)−6、図246(1)−3〜同図(1)−4)と同じである。
図247(11)−6示す第1装飾図柄表示装置208Lには、忍者のキャラクタNJが投げつけた手裏剣が、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11に命中しそうなシーンが表示されている。続く図247(11)−7示す第1装飾図柄表示装置208Lには、その手裏剣が第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像mβによって覆われ、第1保留アイコンh11は、エフェクト画像mβによって覆われる前よりも視認困難になっている。なお、エフェクト画像mβは、第1保留アイコンh11の一部のみしか覆わなくてもよいし、全部を覆ってもよい。あるいは、エフェクト画像mβは、表示されている全ての保留アイコンを覆ってもよいし、変動アイコンh0まで含めて覆ってもよい。すなわち、第2UI部281を覆ってもよいし、保留枠(第1UI部280及び第2UI部281)の全域又は一部を覆ってもよい。第1UI部280が覆われる場合には、ナビキャラクタNCまで覆われる場合がある。
図247(11)−8では、エフェクト画像mβが消え、第1保留アイコンh11の表示態様がキャラクタ(ここではサボハニのキャラクタ)の表示態様に変化している。なお、上述のごとく、保留アイコンの表示態様は、大当りの信頼度が異なる複数種類の先読み予告の表示態様が用意されており、その他のキャラクタ(例えば、吉宗や爺)の表示態様に変化したり、赤色や虹色の表示態様に変化する場合もある。また、図247(11)−9では、忍者のキャラクタNJが消えている。
ここでの忍者のキャラクタNJを用いた変化演出が実行されているとみる期間も、上述した開始タイミングと終了タイミングの、開始が先で終了が後となる全ての組み合わせで表すことができる。
また、この例では、忍者のキャラクタNJを用いた変化演出は、広義の保留アイコンの表示態様を変化させることに成功しているが、失敗する場合があってもよい。さらに、この例では、第1保留アイコンh11の表示態様が変化しているが、第2保留アイコンh12の表示態様が変化する場合があってもよいし、第3保留アイコンh13の表示態様が変化する場合があってもよいし、複数の保留アイコン(表示されている全部の保留アイコンであってもよい)の表示態様が変化する場合があってもよい。あるいは、変動アイコンh0の表示態様が変化する場合があってもよいし、保留アイコンと変動アイコンの両方のアイコンの表示態様が変化する場合があってもよい。また、忍者のキャラクタNJが出現した場合には、出現した段階で、保留アイコンか変動アイコンの表示態様が変化することが確定してもよい。すなわち、この例では、図247(11)−4の段階で、保留アイコンか変動アイコンの表示態様が変化することが確定してもよい。
図247(11)−10に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1停止が行われ、左図柄に「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図247(11)−11に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図247(11)−12に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3停止が行われ、中図柄に「装飾2」が停止表示され、「装飾7−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組み合わせで揺れ変動による仮停止が行われており、続く同図(11)−13では、「装飾7−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組み合わせが確定表示されている。この確定表示のタイミングで変動アイコンh0が消去される。装飾図柄の変動表示が終了しても、タイマ表示TMαの表示は継続しているが、「タイマ準備中」の文字が表示されたままであり、タイマ表示TMαではカウントダウンが未だ開始されていない。
続いて、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。図247(1)−1に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。また、特図1の保留アイコンh11〜h12の移動アニメーションが行われ、第1保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象であるサボハニの表示態様の保留アイコン)が、変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示されている。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上隅部に表示されている第2保留数表示のうちの特図1の保留数を表す表示が「1」の表示に変化している。一方、装飾図柄の変動表示が新たに開始されても、タイマ表示TMαの表示は継続しているが、「タイマ準備中」の文字が依然として表示されたままであり、タイマ表示TMαではカウントダウンが開始されていない。図247(11)−3で表示が開始されたタイマ表示TMαは、「03:00」の表示のまま、連続する複数回の装飾図柄の変動表示に跨って表示されていることになる。なお、忍者のキャラクタNJを用いた変化演出は終了してしまっているが、この変化演出が、連続する複数回の装飾図柄の変動表示に跨って行われる場合があってもよく、さらには、タイマ表示TMα(タイマ予告演出)と忍者のキャラクタNJの表示(変化演出)の両方が、連続する複数回の装飾図柄の変動表示に跨って表示(実行)される場合があってもよい。また、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMの表示(変化演出)や、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMの表示(変化演出)も、連続する複数回の装飾図柄の変動表示に跨って表示(実行)される場合があってもよい。なお、「連続する複数回の装飾図柄の変動表示に跨って表示」とは、装飾図柄の変動表示中に、一旦消える場合があってもよい。
図247(1)−2に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1停止が行われ、左図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図247(1)−3に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図247(2)−1に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ナビキャラクタNCの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図247(2)−2に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、サボハニ群予告が開始され、「タイマ準備中」の文字表示やリーチの文字表示、およびナビキャラクタNCそれぞれの少なくとも一部には、サボハニがオーバーラップしている。なお、ナビキャラクタNCにはサボハニがオーバーラップせず、サボハニの少なくとも一部にナビキャラクタNCがオーバーラップしてもよい。また、文字表示についても同様に、サボハニの少なくとも一部に文字表示がオーバーラップしてもよい。続く図247(2)−3では、ナビキャラクタNCの近傍に「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。なお、サボハニ群予告が開始されると、第2UI部281に用意されていた4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)とともに保留アイコンの表示が消え、第1UI部280に用意されていた台座hs0とともに変動アイコンh0も消える。なお、ナビキャラクタNCの表示は残っているが、このナビキャラクタNCの表示も消える場合があってもよい。また、装飾図柄の表示は、第2保留数表示の下に縮小表示される。
続いて、図247(3)−1に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の吉宗と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。また、ナビキャラクタNCの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、剣豪リーチに発展したことが報知されている。スーパーリーチに発展したことを契機に、「タイマ準備中」の文字表示が消え、タイマ表示TMαのカウントダウンが開始される。すなわち、スーパーリーチ演出の開始と同時にタイマ表示TMαのカウントダウンが開始されるが、スーパーリーチ演出の開始後にタイマ表示TMαのカウントダウンが開始されてもよい。図247(3)−2に示すタイマ表示TMαでは、「02:67」が表示され、カウントダウンが開始されてから、0.33秒が経過した様子が報知されている。
やがて、図247(3)−3に示すようにタイマ表示TMαに「00:00」が表示され、カウントダウンが完了すると、第1装飾図柄表示装置208Lには、チャンスボタン136を模した大きな画像であるデカボタン画像136abが表示される。このデカボタン画像136abは、スーパーリーチの演出表示として表示されている、対峙する吉宗と剣豪の全部にオーバーラップしており、吉宗と剣豪が見えなくなっている。また、操作を促進する「押」の文字が、デカボタン画像136abの大きさに合わせて大きく表示されている。さらに、ナビキャラクタNCの近傍には、「剣豪リーチ」の文字に代わって「デカボタン」の文字が表示されている。ここでのタイマ表示TMαは、ボタン演出が開始されることを示唆していたことになる。なお、タイマ表示TMαのカウントダウンが完了すると、必ずボタン演出が開始されてもよいし、ボタン演出以外の演出が開始される場合があってもよい。
図247(3)−4では、チャンスボタン136が操作される。すると、図247(3)−5に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、デカボタン画像136abが消え、また、これまで表示されていた「00:00」のタイマ表示TMαも消え、強カットイン画像CIsの表示に切り替わる。また、ナビキャラクタNCの近傍には、「デカボタン」の文字に代わって「剣豪リーチ」の文字が再び表示されているが、「強カットイン」の文字が表示されてもよい。
なお、通常は、チャンスボタン136の操作を受け付ける操作有効期間が設けられており、その操作有効期間内にチャンスボタン136が操作された場合に限って応答演出(ここでは強カットイン画像CIsの表示)が行われるようにしてもよいし、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなかった場合でも、操作有効期間経過以降に応答演出と同じ演出、あるいは応答演出とは異なる演出が行われるようにしてもよい。
またこの例では、タイマ表示TMαは、チャンスボタン136が操作されるまで表示されているが、「00:00」になった時点で消えてもよいし、デカボタン画像136abが出現した時点で消えてもよい。
タイマ表示TMαを用いた演出(タイマ予告演出)が実行されているとみる期間は、以下に示す開始タイミングと終了タイミングの、開始が先で終了が後となる全ての組み合わせで表すことができる。すなわち、その変化演出の開始タイミングは、タイマ表示TMαが出現したタイミング(図247(11)−3)である。ただし、カウントダウンを開始したタイミング(図247(3)−1の直後)であってもよい。一方、そのタイマ予告演出の終了タイミングは、タイマ表示TMαが「00:00」になったタイミング(図247(3)−3)であってもよいし、デカボタン画像136abが出現したタイミング(図247(3)−3)であってもよいし、チャンスボタン136が操作されたタイミング(図247(3)−4)であってもよいし、タイマ表示TMαが消えたタイミング(図247(3)−4)であってもよい。
その後、図247(3)−6に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、主人公の吉宗が敵役の剣豪を倒したシーンが「勝ち」の文字とともに表示されており、その第1装飾図柄表示装置208Lの略中央には、中図柄に停止表示する予定の「装飾2」が表示され、「装飾2−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示される予定であることが報知される。
図247(4)−1に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2保留数表示の下に縮小表示されていた装飾図柄の表示が復帰表示される。すなわち、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cにおいて、「装飾2−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組合せが揺れ変動による仮停止の状態で表示されている。このとき、ナビキャラクタNCの近傍には、「大当りだ」の文字が表示されており、大当りになることが報知されている。また、これまで消えていた、第2UI部281における4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)と保留アイコン、および第1UI部280における台座hs0とサボハニの表示態様の変動アイコンh0も復帰表示されている。
図247(4)−2に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「装飾2−装飾2−装飾2」の大当りの装飾図柄の組合せが確定表示されている。この確定表示のタイミングでサボハニの表示態様の変動アイコンh0が消去される。
以上説明したこの例では、タイマ表示TMαを用いた演出と忍者のキャラクタNJを用いた変化演出は、別個独立して行われる演出であり、種類が異なる演出であるが、タイマ表示TMαが出現した段階で特図1の第1保留であった変動表示を対象にした予告に関する演出である点では、両演出は共通している。すなわち、忍者のキャラクタNJを用いた変化演出は、タイマ表示TMαが出現した段階で特図1の第1保留を表す保留アイコンの表示態様を先読み予告の表示態様に変化させる演出であり、タイマ表示TMαは、タイマ表示TMαが出現した段階で特図1の第1保留であった保留が消化されて行われている変動表示で行われる、予告演出であるボタン演出の予告表示である。
図248は、タイマ表示を用いた演出と変化演出が組み合わさった一例を示す図である。
図248(11)−1〜同図(11)−5は、先に説明した図247(11)−1〜同図(11)−5と同じであるため、説明は省略するが、ここでも、忍者のキャラクタNJが登場してから、手裏剣が保留アイコンあるいは変動アイコンに向かって飛んでいくように見えるシーン(図248(11)−4〜同図(11)−5)は、これまで説明した、忍者のキャラクタNJが登場してから、手裏剣が保留アイコンあるいは変動アイコンに向かって飛んでいくように見えるシーン(図246(11)−5〜同図(11)−6、図246(1)−3〜同図(1)−4、図247(11)−4〜同図(11)−5)と同じである。
図248(11)−6示す第1装飾図柄表示装置208Lには、忍者のキャラクタNJが投げつけた手裏剣が、急に向きを変え、「タイマ準備中」の文字が表示されたままであり、カウントダウンがまだ開始されていないタイマ表示TMαに向かって飛んでいくように見えるシーンが表示されている。タイマ表示TMαには、依然として「03:00」が表示されており、手裏剣はやがて、その「03:00」と表示されたタイマ表示TMαに命中し、図248(11)−7では、タイマ表示TMαの少なくとも一部が複数のエフェクト画像mαによって覆われ、タイマ表示TMαは、エフェクト画像mαによって覆われる前よりも視認困難になっている。なお、エフェクト画像mαは、タイマ表示TMαの一部のみしか覆わなくてもよいし、全部を覆ってもよい。
図248(11)−8では、エフェクト画像mαが消え、「07:77」と表示されたタイマ表示TMβが出現している。すなわち、タイマ表示は、「03:00」の態様(内容)から「07:77」の態様(内容)に変化したことになる。「07:77」と表示されたタイマ表示TMβは、7.77秒からカウントダウンが開始されるタイマ予告演出である。ただし、図248(11)−8に示す「07:77」と表示されたタイマ表示TMβにも、「タイマ準備中」の文字が表示されたままであり、カウントダウンはまだ開始されていない。
タイマ表示の態様(内容)の変化は、演出が変化したこと、より具体的に言えば演出の種類は同じであるが態様(内容)が変化したことになる。すなわち、タイマ表示を用いた演出としては継続しているが、その演出の態様(内容)が変化し、別の演出になったとみることができる。タイマ表示は、表示される時間が大きければ大きいほど、最終的に大当りになりやすくてもよい。例えば、タイマ表示は、ボタン演出が開始されることを予告する表示であって、カウントダウンが完了して開始されたボタン演出では、ボタン操作に応じて大当りの信頼度が異なる演出が実行される。この大当りの信頼度が異なる演出というのが、タイマ表示に表示される時間と対応付けられており、表示される時間が大きければ大きいほど、大当りの信頼度が高い演出が実行されることになる。例えば、「07:77」の時間は、プレミア演出に対応づけられており、「07:77」がタイマ表示に表示された時点で、大当り濃厚あるいは大当り確定であってもよい。また、図246(3)−2に示すボタン画像136aと、図247(3)−3に示すデカボタン画像136abとの間では、デカボタン画像136abの方が大当りの信頼度が高く、図246に示す例において吉宗のキャラクタYMを用いた演出に代えてタイマ表示を用いた演出が実行される場合には、タイマ表示として「01:00」の時間が表示される場合がある。また、「大きさ」の他、「色」や「模様」や「数」も大当りの信頼度の高低を表してもよい。例えば、大当りの信頼度が、「白」が最も低く、「青」、「緑」、「赤」、「金」の順で高くなり、「虹」が最も高くてもよいし、「点模様」が最も低く、「斜線模様」、「ひし形模様」、「格子模様」、「縦線模様」の順で高くなり、「横線模様」が最も高くてもよいし、数が多くなればなるほど高くでもよい。
「03:00」のタイマ表示TMαを用いた演出が実行されているとみる期間は、以下に示す開始タイミングと終了タイミングの、開始が先で終了が後となる全ての組み合わせで表すことができる。すなわち、その変化演出の開始タイミングは、「03:00」のタイマ表示TMαが出現したタイミング(図248(11)−3)であってもよいし、忍者のキャラクタNJが動作を開始したタイミング(手裏剣を投げつけたタイミング)であってもよいし、エフェクト画像mαが出現したタイミングであってもよい。一方、タイマ表示TMαを用いた演出の終了タイミングは、手裏剣が命中したタイミングであってもよいし、エフェクト画像mαが出現したタイミング(図248(11)−7)であってもよいし、エフェクト画像mαが消えたタイミング(タイマ表示の態様が変化したタイミング)であってもよい。
図248(11)−9では、それまで表示されていた忍者のキャラクタNJが消える。ここでの忍者のキャラクタNJを用いた変化演出が実行されているとみる期間も、上述した開始タイミングと終了タイミングの、開始が先で終了が後となる全ての組み合わせで表すことができる。
また、この例では、忍者のキャラクタNJを用いた変化演出は、広義の保留アイコンの表示態様を変化させることには失敗しており、代わりに、他の演出を変化させることに成功している。ただし、広義の保留アイコンの表示態様を変化させることにも、他の演出を変化させることにも失敗する場合があってもよいし、両方を成功させる場合があってもよい。あるいは、広義の保留アイコンの表示態様を変化させることと、他の演出を変化させることのうち、いずれか一つを変化させることに必ず成功するようにしてもよいし、両方を変化させることに必ず成功するようにしてもよい。
図248(11)−10に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1停止が行われ、左図柄に「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。また、これまでデフォルトの表示態様であった第1保留アイコンh11が、入賞後に開始される変動表示中に先読み予告態様に変化する次変動以降先読み予告演出によって、サボハニの表示態様に変化している。ここでの次変動以降先読み予告演出では、第1停止を契機に表示態様を変化させ先読み予告を開始しているが、表示態様を変化させるタイミング(先読み予告を開始するタイミング)は、変動表示の開始と同時であってもよいし、変動表示中であればいずれのタイミングであってもよい。このように、吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出や、忍者のキャラクタNJを用いた変化演出以外でも、保留アイコンの表示態様は変化する場合があり、変動アイコンh0についても同様である。
図248(11)−11に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図248(11)−12に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3停止が行われ、中図柄に「装飾2」が停止表示され、「装飾7−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組み合わせで揺れ変動による仮停止が行われており、続く同図(11)−13では、「装飾7−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組み合わせが確定表示されている。この確定表示のタイミングで変動アイコンh0が消去される。装飾図柄の変動表示が終了しても、タイマ表示TMβの表示は継続しているが、「タイマ準備中」の文字が表示されたままであり、タイマ表示TMβではカウントダウンが未だ開始されていない。
続いて、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。図248(1)−1に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。また、特図1の保留アイコンh11〜h12の移動アニメーションが行われ、第1保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象であるサボハニの表示態様の保留アイコン)が、変動アイコン表示領域に移動して変動アイコンh0として表示され、第二の保留アイコンh12が第一の保留アイコンh11の表示位置に移動して、第一の保留アイコンh11として表示されている。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上隅部に表示されている第2保留数表示のうちの特図1の保留数を表す表示が「1」の表示に変化している。一方、装飾図柄の変動表示が新たに開始されても、タイマ表示TMβの表示は継続しているが、「タイマ準備中」の文字が依然として表示されたままであり、タイマ表示TMβではカウントダウンが開始されていない。図248(11)−8で表示が開始されたタイマ表示TMβは、「07:77」の表示のまま、連続する複数回の装飾図柄の変動表示に跨って表示されていることになる。
図248(1)−2に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1停止が行われ、左図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図248(1)−3に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示され、リーチ状態が形成される。すると、図248(2)−1に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ナビキャラクタNCの近傍に「リーチ」の表示が行われ、リーチ状態となったことが報知される。一方、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
その後、図248(2)−2に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、サボハニ群予告が開始され、続く図248(2)−3では、ナビキャラクタNCの近傍に「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されている。「SP発展」の表示が行われ、スーパーリーチに発展することが報知されたことを契機に、「タイマ準備中」の文字表示が消え、タイマ表示TMβのカウントダウンが開始される。図248(2)−3に示すタイマ表示TMβでは、「07:40」が表示されている。すなわち、カウントダウンが開始してから、0.37秒が経過した様子が報知されている。
この例では、スーパーリーチ演出が実際に開始される前、言い換えれば、スーパーリーチ演出の演出表示の表示が開始される前に、タイマ表示TMβのカウントダウンが開始される。すなわち、図247に示す例では、スーパーリーチ演出の開始に応じてタイマ表示TMβのカウントダウンが開始されていたが、この例では、スーパーリーチへの発展を予告する報知が開始された段階でタイマ表示TMβのカウントダウンが開始される。言い換えれば、ノーマルリーチが開始されてから(リーチ状態に突入してから)、スーパーリーチ演出が開始されるまでの間にタイマ表示TMβのカウントダウンが開始される。
なおこの例でも、サボハニ群予告が開始されると、第2UI部281に用意されていた4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)とともに保留アイコンの表示が消え、第1UI部280に用意されていた台座hs0とともに変動アイコンh0も消える。なお、ナビキャラクタNCの表示は残っているが、このナビキャラクタNCの表示も消える場合があってもよい。また、装飾図柄の表示は、第2保留数表示の下に縮小表示される。
続いて、図248(3)−1に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の吉宗と敵役の剣豪が対峙する画面が表示される。また、ナビキャラクタNCの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示され、剣豪リーチに発展したことが報知されている。タイマ表示TMβは、図248(3)−1では「05:45」であり、スーパーリーチ演出が継続している図248(3)−2では「02:67」であり、カウントダウンが進んでいる。
やがて、図248(3)−3に示すようにタイマ表示TMαに「00:00」が表示され、カウントダウンが完了すると、第1装飾図柄表示装置208Lでは、プレミアなボタン演出の表示が表示開始される。すなわち、オートバイに乗ったキャラクタの画像とともにボタン画像136asが表示され、対峙する吉宗と剣豪の少なくとも一部にオーバーラップしている。ここでのボタン画像136asにも、操作を促進する「押」の文字が表示されている。また、ナビキャラクタNCの近傍には、「剣豪リーチ」の文字に代わって「プレミア」の文字が表示されている。プレミア演出とは、演出の出現率が極めて低い演出のことであり、このプレミア演出が実行されると、大当り確定であったり、確変付き大当り確定であったりする。
なおこの例では、タイマ表示TMβは、プレミアなボタン演出が開始されたことに応じて消えているが、「00:00」になった時点で消えてもよいし、プレミアなボタン演出の開始と同時に消えてもよい。
図248(3)−4では、チャンスボタン136が操作される。すると、図248(3)−5に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、プレミアなボタン演出の表示から、強カットイン画像CIsの表示に切り替わる。また、ナビキャラクタNCの近傍には、「プレミア」の文字に代わって「剣豪リーチ」の文字が再び表示されているが、「強カットイン」の文字が表示されてもよい。
なおこの例でも、チャンスボタン136の操作を受け付ける操作有効期間内にチャンスボタン136が操作された場合に限って応答演出(ここでは強カットイン画像CIsの表示)が行われるようにしてもよいし、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなかった場合でも、操作有効期間経過以降に応答演出と同じ演出、あるいは応答演出とは異なる演出が行われるようにしてもよい。
図248(3)−5に続く同図(3)−6以降の例は、図247に示す同図(3)−6以降の例と同じであり、説明を省略する。
タイマ表示TMβを用いた演出(タイマ予告演出)が実行されているとみる期間は、以下に示す開始タイミングと終了タイミングの、開始が先で終了が後となる全ての組み合わせで表すことができる。すなわち、その変化演出の開始タイミングは、手裏剣が命中したタイミングであってもよいし、エフェクト画像mαが出現したタイミング(図248(11)−7)であってもよいし、「07:77」のタイマ表示TMβが出現したタイミング(図248(11)−8)であってもよい。あるいは、カウントダウンを開始したタイミング(図248(2)−2の直後)であってもよい。一方、そのタイマ予告演出の終了タイミングは、タイマ表示TMβが「00:00」になったタイミング(図248(3)−3)であってもよいし、ボタン画像136asが出現したタイミング(図248(3)−3)であってもよいし、チャンスボタン136が操作されたタイミング(図248(3)−4)であってもよいし、タイマ表示TMβが消えたタイミング(図248(3)−4)であってもよい。
図247の(11)−1以降に示す例と、図248に示す例とを比べると、いずれも大当りしているが、タイマ予告演出が、図247の(11)−1以降に示す例では、「03:00」の態様で出現したタイマ予告演出であったのに対して、図248に示す例では、「03:00」の態様で出現したタイマ予告演出が変化して「07:77」の態様で出現したタイマ予告演出であった。「03:00」の態様で出現したタイマ予告演出が行われた場合よりも、「07:77」の態様で出現したタイマ予告演出が行われた場合の方が、遊技者にとって有利な展開になりやすい。ここにいう有利な展開になりやすいとは、有利な制御状態(例えば、確変状態または/および時短状態)になりやすいことであったり、プレミア演出が開始されやすいことであったり、大当り確定演出が開始されやすいことであってもよいし、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいことであってもよい。例えば、「03:00」の態様で出現したタイマ予告演出が「00:00」になることでボタン演出が開始され、結局その変動表示ではハズレであったのに対し、「07:77」の態様で最初から出現したタイマ予告演出が「00:00」になることでボタン演出が開始され、その変動表示で大当りになる。ボタン演出が先読み予告である場合でも同じであり、この場合には、先読み予告対象の変動表示で大当りになる。このように、「07:77」の態様のタイマ予告演出は、「03:00」の態様のタイマ予告演が変化しないと出現しないのではなく、最初から出現する場合があってもよい。この場合さらに、最初から出現した、「07:77」の態様のタイマ予告演出では、遊技者にとって有利な展開になりやすいことはなく、演出が変化して出現した、「07:77」の態様のタイマ予告演出に限って、遊技者にとって有利な展開になりやすくてもよい。あるいは反対に、「07:77」の態様のタイマ予告演出は、「03:00」の態様のタイマ予告演出の変化でしか出現しない態様(演出)であってもよいし、「03:00」の態様のタイマ予告演出には限定されず、何らかの演出からの変化でしか出現しない態様(演出)であってもよい。
図249は、タイマ表示を用いた演出と変化演出が組み合わさった、図248に示す例とは異なる一例について示す図である。
図249(11)−1〜同図(3)−1は、先に説明した図248(11)−1〜同図(3)−1と同じであるため、説明は省略するが、この例でも、忍者のキャラクタNJを用いた変化演出によってタイマ表示を用いた演出の態様(内容)が変化している。すなわち、「03:00」の態様であった演出が「07:77」の態様の演出に変化している。また、変化した後の「07:77」のタイマ表示TMβは、複数変動を跨いで表示されている(図249(11)13〜図249(1)−1)。そして、スーパーリーチへの発展を予告する報知が開始された段階でタイマ表示TMβのカウントダウンが開始され、図249(2)−3に示すタイマ表示TMβは、「07:40」まで減算されている。また、図249(3)−1に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、ナビキャラクタNCの近傍には、「剣豪リーチ」の文字が表示されている。タイマ表示TMβは、スーパーリーチ演出中に減算を続け、図249(3)−1では「05:45」であり、図249(3)−2では「04:37」であり、続く図249(3)−3では「00:50」である。先ほどの図248に示す例では、タイマ表示TMβが「00:00」になるとプレミアなボタン演出が開始されたが(図248(3)−3)、この例では、タイマ表示TMβが「00:00」になってもボタン演出は開始されないが、プレミア演出は開始される。図249(3)−2では「04:37」であり、続く図249(3)−3では「00:50」である。こうしてカウントダウンを続けるタイマ表示TMβはやがて、スーパーリーチ演出中に「00:00」になる。タイマ表示TMβが「00:00」になると、4人の爺のキャラクタがV字状に並んだプレミア演出の表示が表示され、ナビキャラクタNCの近傍には、「剣豪リーチ」の文字に代わって「プレミア」の文字が表示されている。ここでのプレミア演出も、演出の出現率が極めて低い演出のことであり、このプレミア演出が実行されると、大当り確定であったり、確変付き大当り確定であったりする。なお、4人の爺のキャラクタがV字状に並んだプレミア演出の表示は、「00:00」になったタイマ表示TMβの少なくとも一部にオーバーラップしている。
図249(3)−5に続く同図(3)−6以降の例は、図247に示す同図(3)−6以降の例と同じであり、説明を省略する。
以上説明した図249に示す例は、図247の(11)−1以降に示す例と比較してみると、タイマ表示を用いた演出(タイマ予告演出)から続く演出(発展する演出)が、図247に示す例ではボタン演出であったのに対し、図249に示す例では、ボタン演出とは種類が異なる演出であり、二つの例では、タイマ表示を用いた演出が変化するまでは同じであるが、その後にタイマ表示を用いた演出に関係して開始される演出の種類が異なっていることになる。
また、図246(11)−5で出現した、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出は、同図(11)−9に示すようなボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出に変化する他、「07:77」と表示されたタイマ表示TMβを用いたタイマ予告演出に変化する場合があってもよい。この場合には、演出の種類からして変化することになるが、吉宗のキャラクタYMの変化演出よりも、「07:77」のタイマ予告演出の方が、遊技者にとって有利な展開になりやすい。また、「03:00」と表示されたタイマ表示TMαを用いたタイマ予告演出は、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出に変化する場合があってもよく、この場合には、「03:00」のタイマ予告演出よりも、吉宗のキャラクタYMの変化演出の方が、遊技者にとって有利な展開になりやすい。ここにいう有利な展開になりやすいとは、上述と同じであり、有利な制御状態(例えば、確変状態または/および時短状態)になりやすいことであったり、プレミア演出が開始されやすいことであったり、大当り確定演出が開始されやすいことであってもよいし、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいことであってもよい。さらには、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出が、「03:00」と表示されたタイマ表示TMαを用いたタイマ予告演出に変化する場合があってもよいし、反対に、「03:00」のタイマ予告演出が、吉宗のキャラクタYMの変化演出に変化する場合があってもよく、この場合にも、変化前よりも変化後の演出の方が、遊技者にとって有利な展開になりやすい。また、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出が、「07:77」と表示されたタイマ表示TMβを用いたタイマ予告演出に変化する場合があってもよいし、反対に、「07:77」のタイマ予告演出が、吉宗のキャラクタYMの変化演出に変化する場合があってもよく、この場合にも、変化前よりも変化後の演出の方が、遊技者にとって有利な展開になりやすい。なお、吉宗のキャラクタYMの変化演出は、保留アイコンを対象にした場合には、先読み予告の演出の一種になり、変動アイコンを対象にした場合には、通常予告の演出の一種になる。また、これまで説明したタイマ予告演出は、通常予告に関する演出であったが、通常予告の演出であってよいし、先読み予告に関する演出であってもよいし、先読み予告の演出であってよい。ここにいう通常予告の演出とは、カウントダウンが完了するとボタン演出を挟まずにカットインの通常予告画像が出現する演出のことであり、先読み予告に関する演出とは、カウントダウンが完了するとボタン演出を介してカットインの先読み予告画像が出現する演出のことであり、先読み予告の演出とは、カウントダウンが完了するとボタン演出を挟まずにカットインの先読み予告画像が出現する演出のことである。
また、忍者のキャラクタNJを用いた演出が先に開始され、その後に、タイマ予告演出が開始される場合があってもよい。この場合には、忍者のキャラクタNJを用いた演出がタイマ予告演出を変化させることはない。
図250は、忍者のキャラクタNJを用いた変化演出が異なる態様で行われる例を示す図である。
図250(11)−1〜同図(11)−6は、先に説明した図246(11)−1〜同図(11)−6と同じであるため、説明は省略するが、ここでも、忍者のキャラクタNJが登場してから、手裏剣が保留アイコンあるいは変動アイコンに向かって飛んでいくように見えるシーン(図250(11)−5〜同図(11)−6)は、これまで説明した、忍者のキャラクタNJが登場してから、手裏剣が保留アイコンあるいは変動アイコンに向かって飛んでいくように見えるシーン(図246(11)−5〜同図(11)−6、図246(1)−3〜同図(1)−4、図247(11)−4〜同図(11)−5、図248(11)−4〜同図(11)−5、図248(11)−4〜同図(11)−5)と同じである。
図250(11)−7示す第1装飾図柄表示装置208Lには、手裏剣が、変動アイコンh0に命中せず、保留アイコンh11,h12の上を通過していったシーンが表示され、同図(11)−8では、手裏剣が消えるとともに、忍者のキャラクタNJも消えている。結局、ここでの変化演出は失敗に終わっており、吉宗のキャラクタYMも、保留アイコンも変動アイコンも表示態様が変化していない。なお、手裏剣が消えるタイミングと忍者のキャラクタNJが消えるタイミングは、手裏剣が消えるタイミングが先であってもよいし、忍者のキャラクタNJが消えるタイミングが先であってもよい。
ここでの忍者のキャラクタNJを用いた変化演出が実行されているとみる期間も、図246(11)−5で出現した忍者のキャラクタNJを用いた変化演出で説明した期間と同じである。
続く図250(11)−9に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗のキャラクタYMから矢が発射され、その矢が、第1保留アイコンh11あるいは変動アイコンh0に命中しそうなシーンが表示されているが、図250(11)−10示す第1装飾図柄表示装置208Lには、その矢が、第1保留アイコンh11にも変動アイコンh0にも命中せず、同図(11)−11では、矢が消えるとともに、吉宗のキャラクタYMも消えている。結局、ここでの変化演出も失敗に終わっており、保留アイコンも変動アイコンも表示態様が変化していない。なお、矢が消えるタイミングと吉宗のキャラクタYMが消えるタイミングは、矢が消えるタイミングが先であってもよいし、吉宗のキャラクタYMが消えるタイミングが先であってもよい。
吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出が表示される変化演出が実行されているとみる期間は、以下に示す開始タイミングと終了タイミングの、開始が先で終了が後となる全ての組み合わせで表すことができる。すなわち、その変化演出の開始タイミングは、吉宗のキャラクタYMが出現したタイミング(図250(11)−4)であってもよいし、吉宗のキャラクタYMが動作を開始したタイミング(矢を発射したタイミング)であってもよい。一方、その変化演出の終了タイミングは、吉宗のキャラクタYMが消えるタイミング(図250(11)−11)であってもよいし、吉宗のキャラクタYMが動作を終了したタイミング(矢を発射し終えたタイミング)であってもよいし、矢が命中しなかったタイミング(図250(11)−10)であってもよい。
図250(11)−12に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1停止が行われ、左図柄に「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図250(11)−13に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図250(11)−14に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3停止が行われ、中図柄に「装飾2」が停止表示され、「装飾7−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組み合わせで揺れ変動による仮停止が行われており、続く同図(11)−15では、「装飾7−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組み合わせが確定表示されている。この確定表示のタイミングで変動アイコンh0が消去される。
続いて、忍者のキャラクタNJが分身して二人の忍者のキャラクタNJによる変化演出について図250の右側に示す例を用いて説明する。
図250の右側に示す図250(11)−1〜同図(11)−5は、左側に示す図250(11)−1〜同図(11)−5と同じであるため、説明は省略するが、図250の右側に示す図250(11)−5でも、右上に一人の忍者のキャラクタNJが出現している。
続く図250(11)−6では、忍者のキャラクタNJが分身して二人の忍者のキャラクタNJが出現し、二人の忍者のキャラクタNJともに手裏剣を投げつけており、図250(11)−6に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、2つの手裏剣が保留アイコンあるいは変動アイコンに向かって飛んでいくように見えるシーンが表示されている。
図250(11)−7に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、2つの手裏剣のうち一方の手裏剣が急に向きを変え、弓を構えた吉宗のキャラクタYMに向かって飛んでいくように見えるシーンが表示されている。また、もう一方の手裏剣は、変動アイコンh0の上をかすめ第1保留アイコンh11に命中しそうなシーンが表示されている。
その後、一方の手裏剣は吉宗のキャラクタYMに命中し、もう一方の手裏剣は第1保留アイコンh11に命中する。図250(11)−8では、吉宗のキャラクタYMの少なくとも一部がエフェクト画像mαによって覆われ、吉宗のキャラクタYMは、エフェクト画像mαによって覆われる前よりも視認困難になっている。また、第1保留アイコンh1も少なくとも一部がエフェクト画像mβによって覆われ、第1保留アイコンh11は、エフェクト画像mβによって覆われる前よりも視認困難になっている。
続く図250(11)−9では、吉宗のキャラクタYMを覆っていたエフェクト画像mαが消え、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMが出現している。すなわち、吉宗のキャラクタYMは、弓矢を持った表示態様からボーリングをする表示態様に変化したことになる。また、第1保留アイコンh11を覆っていたエフェクト画像mβも消え、第1保留アイコンh11の表示態様がキャラクタ(ここでは怖いパンダのキャラクタ)の表示態様に変化している。なお、この怖いパンダのキャラクタの表示態様は、大当りの信頼度が、サボハニのキャラクタの表示態様よりも低い。
なお、手裏剣が吉宗のキャラクタYMに命中するタイミングと、もう一方の手裏剣が第1保留アイコンh11に命中するタイミングは、同時であってもよいし、吉宗のキャラクタYMに命中するタイミングの方が早くてもよいし、第1保留アイコンh11に命中するタイミングの方が早くてもよい。また、吉宗のキャラクタYMの表示態様が変化した以降に、第1保留アイコンh11に手裏剣が命中してもよいし、第1保留アイコンh11の表示態様が変化した以降に、吉宗のキャラクタYMに手裏剣が命中してもよい。
図250(11)−10では、それまで表示されていた二人の忍者のキャラクタNJがともに消える。なお、二人の忍者のキャラクタNJは別々のタイミングで消えてもよいし、一人の形態に戻ってから消えてもよい。
ここでの忍者のキャラクタNJを用いた変化演出が実行されているとみる期間は、以下に示す開始タイミングと終了タイミングの、開始が先で終了が後となる全ての組み合わせで表すことができる。すなわち、その変化演出の開始タイミングは、一人の忍者のキャラクタNJが出現したタイミング(図250(11)−5)であってもよいし、忍者のキャラクタNJが分身したタイミング(ニ人の忍者のキャラクタNJが出現したタイミング)(図250(11)−6)であってもよいし、二人のうち一方の忍者のキャラクタNJが動作を開始したタイミング(手裏剣を投げつけたタイミング)であってもよいし、両方の忍者のキャラクタNJが動作を開始したタイミング(手裏剣を投げつけたタイミング)であってもよいし、一方の手裏剣が命中したタイミングであってもよいし、両方の手裏剣が命中したタイミングであってもよいし、一方のエフェクト画像が出現したタイミングであってもよいし、両方のエフェクト画像が出現したタイミング(図250(11)−8)であってもよい。一方、その変化演出の終了タイミングは、二人のうち一方の忍者のキャラクタNJが消えたタイミングであってもよいし、両方の忍者のキャラクタNJが消えたタイミング(図246(11)−10)であってもよいし、二人のうち一方の忍者のキャラクタNJが動作を終了したタイミング(手裏剣を投げ終えたタイミング)であってもよいし、両方の忍者のキャラクタNJが動作を終了したタイミング(手裏剣を投げ終えたタイミング)であってもよいし、一方の手裏剣が命中したタイミングであってもよいし、両方の手裏剣が命中したタイミングであってもよいし、一方のエフェクト画像が出現したタイミングであってもよいし、両方のエフェクト画像が出現したタイミング(図250(11)−8)であってもよいし、一方のエフェクト画像が消えたタイミングであってもよいし、両方のエフェクト画像が消えたタイミング(図250(11)−9)であってもよい。
二人の忍者のキャラクタNJが消えると同時に、あるいは消えた後に、ボーリングの球を持った吉宗のキャラクタYMが動作を開始し、ボーリングの球を投げ出す。なお、二人の忍者のキャラクタNJが消える前に、吉宗のキャラクタYMが動作を開始する場合があってもよい。さらには、二人の忍者のキャラクタNJは消えずに、そのまま表示され続ける場合があってもよいし、二人の忍者のキャラクタNJのうち、保留アイコンを変化させた方の忍者のキャラクタNJだけが消え、吉宗のキャラクタYMを変化させた方の忍者のキャラクタNJは表示され続けてもよいし、その逆に、吉宗のキャラクタYMを変化させた方の忍者のキャラクタNJだけが消え、保留アイコンを変化させた方の忍者のキャラクタNJは表示され続けてもよい。
図250(11)−12に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗のキャラクタYMが投げ出したボーリングの球が、保留アイコンあるいは変動アイコンに向かって転がっていくように見えるシーンが表示されている。ボーリングの球はやがて、怖いパンダのキャラクタの表示態様である第1保留アイコンh11に当たり、図250(11)−13では、第1保留アイコンh11がエフェクト画像mβによって覆われ、第1保留アイコンh11は、エフェクト画像mβによって覆われる前よりも視認困難になっている。
図250(11)−14では、エフェクト画像mβが消え、第1保留アイコンh11の表示態様が、怖いパンダのキャラクタの表示態様からサボハニのキャラクタの表示態様に変化している。すなわち、ここでの変化演出は成功し、昇格演出に相当する。また、図250(11)−14では、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMが消えている。
図250(11)−15に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1停止が行われ、左図柄に「装飾7」が停止表示される。なお、中図柄および右図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図250(11)−16に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2停止が行われ、右図柄に「装飾2」が停止表示される。なお、中図柄では、装飾図柄の変動表示が続いている。
図250(11)−17に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3停止が行われ、中図柄に「装飾2」が停止表示され、「装飾7−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組み合わせで揺れ変動による仮停止が行われており、続く同図(11)−18では、「装飾7−装飾2−装飾2」のハズレの装飾図柄の組み合わせが確定表示されている。この確定表示のタイミングで変動アイコンh0が消去される。
以上、図250の右側に示す例で説明した、分身した二人の忍者のキャラクタNJを用いた変化演出のパターンは、吉宗のキャラクタYMの表示態様も保留アイコンの表示態様も変化させるパターン(以下、「Aパターン」という。)の他、吉宗のキャラクタYMの表示態様は変化させるが保留アイコンの表示態様は変化させないパターン(以下、「Bパターン」という。)、吉宗のキャラクタYMの表示態様は変化させないが保留アイコンの表示態様は変化させるパターン(以下、「Cパターン」という。)、吉宗のキャラクタYMの表示態様も保留アイコンの表示態様も変化させないパターン(以下、「Dパターン」という。)がある。なお、吉宗のキャラクタYMの表示態様を変化させるとは、二人の忍者のキャラクタNJのうちの一方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が、吉宗のキャラクタYMに命中してその表示態様を変化させることであり、保留アイコンの表示態様を変化させるとは、二人の忍者のキャラクタNJのうちの他方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が、保留アイコンに命中してその表示態様を変化させることである。なお、二人の忍者のキャラクタNJのうちの一方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が、吉宗のキャラクタYMの表示態様も保留アイコンの表示態様も変化させる場合があってもよいし、反対に、そのような場合はないようにしてもよい。ここで、DパターンよりもAパターンの方が遊技者にとって有利な展開になりやすい。また、BパターンよりもAパターンの方が遊技者にとって有利な展開になりやすく、CパターンよりもAパターンの方が遊技者にとって有利な展開になりやすい。また、DパターンよりもBパターンの方が遊技者にとって有利な展開になりやすく、DパターンよりもCパターンの方が遊技者にとって有利な展開になりやすい。さらに、BパターンよりもCパターンの方が遊技者にとって有利な展開になりやすくてもよく、あるいは反対にCパターンよりもBパターンの方が遊技者にとって有利な展開になりやすくてもよい。ここにいう有利な展開になりやすいとは、上述と同じであり、有利な制御状態(例えば、確変状態または/および時短状態)になりやすいことであったり、プレミア演出が開始されやすいことであったり、大当り確定演出が開始されやすいことであってもよいし、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいことであってもよい。また、上記各パターンは、保留アイコンを対象したパターンであったが、保留アイコンに代えて変動アイコンであっても同様である。さらに、変化させない場合には、矢や手裏剣が外れる場合の他、当たっても変化しない場合も含まれる。
また、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた演出と、分身した二人の忍者のキャラクタNJを用いた演出の一部は、ともに第1保留アイコンh11を対象にした変化演出といった共通の種類の演出のうちの成功演出であったと見ることができる。なお、両演出は、第1保留アイコンh11を対象にした変化演出とは別の種類の演出になる、変動アイコンh0を対象にした変化演出であってもよいし、第2保留アイコンh12を対象にした変化演出であってもよい。また、両演出のうちの吉宗のキャラクタYMを用いた演出のみが、アイコンの表示態様を変化させることに成功する成功演出であってもよいし、忍者のキャラクタNJを用いた演出のみが成功演出であってもよいし、両演出ともに失敗演出であってもよい。
以上、忍者のキャラクタNJを用いた変化演出として、図250の左側に示す例と図250の右側に示す例といった二つの態様の変化演出を説明した。図250の左側に示す、一人の忍者のキャラクタNJしか登場しない態様の変化演出では、吉宗のキャラクタYMの変化演出に失敗しているのに対して、図250の右側に示す、分身して二人の忍者のキャラクタNJが登場する態様の変化演出では、吉宗のキャラクタYMの変化演出に成功しており、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出が開始されている。すなわち、一人の忍者のキャラクタNJしか登場しない態様の変化演出よりも、分身して二人の忍者のキャラクタNJが登場する態様の変化演出の方が、他の演出(ここでは吉宗のキャラクタYMを用いた変化演出)を変化させやすい。
なお、図250の左側に示す例では、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた第1保留アイコンh11の変化演出に失敗しているのに対して、図250の右側に示す例では、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた第1保留アイコンh11の変化演出に成功しており、左側の図250(11)−15に示すデフォルトの表示態様である第1保留アイコンが表す保留が消化されて開始された変動表示ではハズレになるのに対して、右側の図250(11)−18に示す、サボハニのキャラクタの表示態様である第1保留アイコンが表す保留が消化されて開始された変動表示では大当りになる。
また、演出を変化させる演出は、忍者のキャラクタNJを用いた演出だけであったが、演出を変化させる演出としては、表示画面が切り替わる演出(ワイプ演出)や、背景画像等が切り替わるステージチェンジ演出等であってもよい。また、演出を変化させる演出は、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを見えなくする場合がある演出であってもよく、吉宗のキャラクタYMが見えなくなっている間に、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMに変化し、演出が変化する場合があってもよい。
また、タイマ予告演出に代えて、ミニアイテムに関する予告が行われてもよい。より具体的には、ミニアイテムをスットクしたり、ストックしたミニアイテムが増加したり変化する演出であってもよく、ミニアイテムの数や態様や種類によって通常予告が行われたり、先読み予告が行われる。このミニアイテムに関する予告は、変化演出によって、ミニアイテムのスットク状況が変化させられる場合がある。例えば、ストックしていたミニアイテムの数が変化(例えば、増加)したり、種類が変化したり、態様が変化する場合があってもよい。
図229〜図250を用いて説明した複数の演出が組み合わさった例は、図14〜図45を用いて説明した透化演出と組み合わせることができる。例えば、図234等に示す第2装飾図柄表示装置208Mに表示された弓を構えた吉宗のキャラクタYMや、図235等に示す第3装飾図柄表示装置208Nに表示された忍者のキャラクタNJの役物を、透過液晶表示装置(例えば、第1装飾図柄表示装置208Lでもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mでもよいし、第3装飾図柄表示装置208Nでもよい)の背面側に配置して、図229〜図250を用いて説明した複数のアイコン変化演出が組み合わさった演出を実行可能にしてもよい。
あるいは反対に、透過液晶表示装置(例えば、第1装飾図柄表示装置208Lでもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mでもよいし、第3装飾図柄表示装置208Nでもよい)で、図229〜図250を用いて説明した複数の演出が組み合わさった演出を行う一方で、図14〜図45を用いて説明した透化演出を実行可能にしてもよい。
以上、これまでの説明では、パチンコ機(弾球遊技機)についての例であったが、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、後述する図266に示す封入式のパチンコ機や、同じく後述する図267に示すスロットマシンであってもよい。
以上の説明では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数の保留アイコン[例えば、第1保留アイコンf1〜第4保留アイコンf4]を表示可能な手段であり、
保留アイコンの表示数で保留数を報知するように構成されており、
保留アイコンは、複数の態様[例えば、デフォルトの点模様(白点滅)、先読み予告態様の斜線模様(青入色)、先読み予告態様のひし形模様(緑色)、先読み予告態様の格子模様(赤色)、先読み予告態様の縦線模様(金色)、先読み予告態様の横線模様(虹色)]で表示可能なアイコンであり、
前記表示手段は、複数の演出を表示可能な手段であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第一の演出[例えば、保留変化第一演出〜保留変化第六演出のうちのいずれか一つ]であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第二の演出[例えば、保留変化第一演出〜保留変化第六演出のうちの、第一の演出とは異なる演出]であり、
前記第一の演出は、保留アイコンの態様を変化させる場合がある演出であり、
前記第二の演出は、保留アイコンの態様を変化させる場合がある演出であり、
前記第一の演出と前記第二の演出とのうちのいずれか一方の演出は、いずれか他方の演出の表示中に表示開始される場合がある演出である[例えば、図230や図231に示す、宝箱TBや変化候補アイコンHKIが表示される保留変化第二演出の表示中に、忍者のキャラクタNJが表示される保留変化第一演出が表示開始されたり、図232に示す、番長のキャラクタBCが表示される保留変化第三演出の表示中に、忍者のキャラクタNJが表示される保留変化第一演出が表示開始されたり、図235や図236に示す、吉宗のキャラクタYMが表示される保留変化第五演出の表示中に、忍者のキャラクタNJが表示される保留変化第一演出が表示開始されたり、図237に示す、ルーレットアイコンが表示される保留変化第四演出の表示中に、忍者のキャラクタNJが表示される保留変化第一演出が表示開始されたり、図238に示す、ルーレットアイコンが表示される保留変化第四演出の表示中に、吉宗のキャラクタYMが表示される保留変化第五演出が表示開始されたり、図239に示す、カウントダウンアイコンが表示される保留変化第六演出の表示中に、忍者のキャラクタNJが表示される保留変化第一演出が表示開始される]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
ここで、前記第二の演出は、前記第一の演出の表示中に表示開始される場合がある演出であってもよいし、前記第一の演出は、前記第二の演出の表示中に表示開始される場合がある演出であってもよい。
また、前記第一の演出は、保留アイコンの態様を変化させる場合に行われることがある演出であってもよく、保留アイコンの態様を必ず変化させる演出であってもよい。また、前記第二の演出は、保留アイコンの態様を変化させる場合に行われることがある演出であってもよく、保留アイコンの態様を必ず変化させる演出であってもよい。
なお、前記第一の演出は、保留アイコンの態様を必ず変化させる演出であってもよいし、保留アイコンの態様を変化させない場合がある演出であってもよい。また、前記第二の演出も、保留アイコンの態様を必ず変化させる演出であってもよいし、保留アイコンの態様を変化させない場合がある演出であってもよい。さらに、前記第一の演出と前記第二の演出とのうちのいずれか一方の演出は、いずれか他方の演出の表示中に必ず表示開始される演出であってもよいし、表示開始されない場合がある演出であってもよい。
また、
『 前記第一の演出と前記第二の演出は、同じ保留アイコンに対する演出である場合[例えば、図230の右側に示す例や、図232の右側に示す例や、図235の右側に示す例や、図236に示す例や、図237の右側に示す例や、図238の左側に示す例や、図239の左側に示す例]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記複数の保留アイコンのうちの一のアイコンは、第一の保留アイコンであり、前記第一の演出は、前記第一の保留アイコンに対する演出である場合があり、前記第二の演出は、前記第一の保留アイコンに対する演出である場合があってもよい。
なお、前記第一の演出と前記第二の演出は、必ず同じ保留アイコンに対する演出であってもよいし、異なる保留アイコンに対する演出である場合があってもよい。
また、
『 前記第一の演出は、変化予告表示が表示される場合がある演出であり、
前記変化予告表示とは、保留アイコンの態様変化についての予告を行う表示[例えば、変化対象候補表示や変化態様候補表示]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記複数の保留アイコンのうちの一の保留アイコンは、第一の保留アイコン[例えば、図237の右側に示す例における第2保留アイコンf2]であり、
前記第一の演出[例えば、保留変化第四演出]は、前記第一の保留アイコンに対する演出である場合があり、
前記第二の演出[例えば、保留変化第一演出]は、前記第一の保留アイコンに対する演出である場合があり、
前記複数の態様のうちの一の態様は、第一の態様[例えば、ルーレットアイコンの変動表示中の態様]であり、
前記第一の態様で表示される保留アイコンは、該保留アイコンの態様が変化することを予告するアイコンであり、
前記変化予告表示として、前記第一の保留アイコンが前記第一の態様で表示される場合[例えば、図237(a)〜同図(e)]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記変化予告表示として、前記第一の保留アイコンが前記第一の態様で必ず表示されてもよいし、前記第一の保留アイコンが前記第一の態様で表示されない場合があってもよい。
また、
『 前記第一の態様で表示されている前記第一の保留アイコンに対して、前記第二の演出が表示開始される場合があるよう構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一の態様で表示されていた前記第一の保留アイコン[例えば、図237の右側に示す例における第2保留アイコンf2]の態様が該第一の態様による予告の通りに変化した[例えば、変化する態様は不明であったが変化する対象として第2保留アイコンf2の態様が変化した]後、該第一の保留アイコンの態様が、前記第二の演出[例えば、保留変化第一演出]によって再び変化する場合[例えば、縦縞模様の態様に変化する場合]があるよう構成されていてもよい。
なお、前記第一の態様で表示されている前記第一の保留アイコンに対して、前記第二の演出が必ず表示開始されるよう構成されていてもよいし、前記第二の演出が表示開始されない場合があるよう構成されていてもよい。
また、
『 前記変化予告表示として、変化対象候補表示が表示される場合があり、
前記変化対象候補表示とは、態様が変化する可能性がある保留アイコンが、いずれの保留アイコンであるかを示唆する表示[例えば、忍者のキャラクタNJが投げてアイコンに命中した手裏剣、アイコンに重なった変化候補アイコンHKI、アイコンに付いた的アイコンTI、矢印アイコンYI、ルーレットアイコンの保留アイコン、カウントダウンアイコンの保留アイコン]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な手段であり、
前記変化対象候補表示は、連続する複数回の装飾図柄の変動表示に跨がって表示される場合がある表示である[例えば、図233(b)〜同図(h)、図234(6)〜同図(2)、]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記変化対象候補表示は、連続する複数回の装飾図柄の変動表示に跨がって必ず表示される表示であってもよいし、連続する複数回の装飾図柄の変動表示に跨がって表示されない場合がある表示であってもよい。
また、
『 前記変化対象候補表示の表示中において、該変化対象候補表示で示唆されている保留アイコンに対する前記第二の演出[例えば、忍者のキャラクタNJが表示される保留変化第一演出]が開始される場合[例えば、図235(2)〜同図(6)]があるよう構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記変化対象候補表示の表示中において、該変化対象候補表示で示唆されている保留アイコンに対する前記第二の演出が必ず開始されるよう構成されていてもよいし、該変化対象候補表示で示唆されている保留アイコンに対する該第二の演出が開始されない場合があるよう構成されていてもよい。
また、
『 前記変化予告表示として、変化態様候補表示が表示される場合があり、
前記変化態様候補表示とは、保留アイコンの、変化する可能性がある態様が、いずれの態様であるかを示唆する表示[例えば、変化候補アイコンHKI、図233(i)に示す「格子」の文字が停止表示された態様のルーレットアイコン]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記一方の演出のみしか表示されなかった場合よりも、該一方の演出が前記他方の演出の表示中に表示開始された場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすく構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、今一度まとめて記載すると、第一の演出と第二の演出の組み合わせとして、保留変化第一演出と保留変化第二演出、保留変化第一演出と保留変化第三演出、保留変化第一演出と保留変化第四演出、保留変化第一演出と保留変化第五演出、保留変化第一演出と保留変化第六演出、保留変化第二演出と保留変化第三演出、保留変化第二演出と保留変化第四演出、保留変化第二演出と保留変化第五演出、保留変化第二演出と保留変化第六演出、保留変化第三演出と保留変化第四演出、保留変化第三演出と保留変化第五演出、保留変化第三演出と保留変化第六演出、保留変化第四演出と保留変化第五演出、保留変化第四演出と保留変化第六演出、保留変化第五演出と保留変化第六演出があげられる。そして、これらの組み合わせのうちのいずれの組み合わせであっても、いずれか一方の演出がいずれか他方の演出の表示中に表示開始された場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすく構成されていてもよい。すなわち、二種類の演出が複合した場合(重なった場合)の方が、複合しなかった場合(重ならなかった場合)よりも大当りしやすい。
また、
『 前記一方の演出[例えば、図235や図236における忍者のキャラクタNJが表示される保留変化第一演出、図238における吉宗のキャラクタYMが表示される保留変化第五演出]は、前記他方の演出[例えば、図235や図236における吉宗のキャラクタYMが表示される保留変化第五演出、図237におけるルーレットアイコンが表示される保留変化第四演出、図238におけるルーレットアイコンが表示される保留変化第四演出]の表示よりも後から表示が開始されたにも関わらず該他方の演出よりも先に表示が終了する場合がある演出である[例えば、図235(7)や図236(7)、図237(i)、図238(10)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記一方の演出は、前記他方の演出の表示よりも後から表示が開始されたにも関わらず該他方の演出よりも必ず先に表示が終了する演出であってもよいし、該他方の演出よりも先に表示が終了しない場合がある演出であってもよい。
また、
『 前記他方の演出の表示中に表示開始された前記一方の演出によって保留アイコンの態様が変化しなかった場合であっても、該一方の演出が該他方の演出の表示中に表示開始されなかった場合よりも、該一方の演出が該他方の演出の表示中に表示開始された場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすく構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、上述した第一の演出と第二の演出の組み合わせのいずれの組み合わせの例であっても、他方の演出の表示中に表示開始された一方の演出によって保留アイコンの態様が変化しなかった場合であっても、該一方の演出が該他方の演出の表示中に表示開始されなかった場合よりも、該一方の演出が該他方の演出の表示中に表示開始された場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすく構成されていてもよい。すなわち、二種類の演出が複合した場合(重なった場合)には、例え保留アイコンの態様が変化しなかった場合であっても、複合しなかった場合(重ならなかった場合)よりも大当りしやすい。
また、
『 前記他方の演出[例えば、図231における宝箱TBが表示される保留変化第二演出]の表示中に表示開始された前記一方の演出[例えば、図231における忍者のキャラクタNJが表示される保留変化第一演出]によって、保留アイコン[例えば、第1保留アイコンf1]の態様が第三の態様[例えば、ひし形模様の態様]に変化する場合があり、
前記他方の演出の表示中に前記一方の演出が表示開始されなかった場合には該他方の演出によって、保留アイコンの態様が第二の態様[例えば、ひし形模様の態様]に変化する場合があり、
前記第二の態様よりも前記第三の態様のほうが、大当りの期待度が高い態様である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記他方の演出[例えば、図231における宝箱TBが表示される保留変化第二演出、図237におけるルーレットアイコンが表示される保留変化第四演出、図238におけるルーレットアイコンが表示される保留変化第四演出]の表示中に表示開始された前記一方の演出[例えば、図231における忍者のキャラクタNJが表示される保留変化第一演出、図237における忍者のキャラクタNJが表示される保留変化第一演出、図238における吉宗のキャラクタYMが表示される保留変化第五演出、]によって、保留アイコンの態様は変化しなくても該保留アイコンの態様を変化させる該他方の演出が変化する場合があり[例えば、図231(h)、図237(h)、図238(10)]、
前記他方の演出は、変化する前よりも変化した後のほうが、保留アイコンの態様を、大当りの期待度が高い態様に変化させやすい演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数の保留アイコン[例えば、第1保留アイコンf1〜第4保留アイコンf4]を表示可能な手段であり、
保留アイコンの表示数で保留数を報知するように構成されており、
保留アイコンは、複数の態様[例えば、デフォルトの点模様(白点滅)、先読み予告態様の斜線模様(青入色)、先読み予告態様のひし形模様(緑色)、先読み予告態様の格子模様(赤色)、先読み予告態様の縦線模様(金色)、先読み予告態様の横線模様(虹色)]で表示可能なアイコンであり、
前記表示手段は、複数の演出を表示可能な手段であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第一の演出[例えば、保留変化第一演出〜保留変化第六演出のうちのいずれか一つ]であり、
前記複数の演出のうちの一の演出は、第二の演出[例えば、保留変化第一演出〜保留変化第六演出のうちの、第一の演出とは異なる演出]であり、
前記第一の演出は、保留アイコンの態様を変化させる場合がある演出であり、
前記第二の演出は、保留アイコンの態様を変化させる場合がある演出であり、
前記第一の演出と前記第二の演出とのうちのいずれか一方の演出は、いずれか他方の演出の表示中に表示開始される場合がある演出であり[例えば、図230や図231に示す、宝箱TBや変化候補アイコンHKIが表示される保留変化第二演出の表示中に、忍者のキャラクタNJが表示される保留変化第一演出が表示開始されたり、図237に示す、ルーレットアイコンが表示される保留変化第四演出の表示中に、忍者のキャラクタNJが表示される保留変化第一演出が表示開始されたり、図238に示す、ルーレットアイコンが表示される保留変化第四演出の表示中に、吉宗のキャラクタYMが表示される保留変化第五演出が表示開始される]、
前記他方の演出[例えば、図231における宝箱TBが表示される保留変化第二演出、図237におけるルーレットアイコンが表示される保留変化第四演出、図238におけるルーレットアイコンが表示される保留変化第四演出]の表示中に表示開始された前記一方の演出[例えば、図231における忍者のキャラクタNJが表示される保留変化第一演出、図237における忍者のキャラクタNJが表示される保留変化第一演出、図238における吉宗のキャラクタYMが表示される保留変化第五演出]によって、保留アイコンの態様は変化しなくても該保留アイコンの態様を変化させる該他方の演出が変化する場合があり[例えば、図231(h)、図237(h)、図238(9)]、
前記他方の演出は、変化する前よりも変化した後のほうが、保留アイコンの態様を、大当りの期待度が高い態様に変化させやすい演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、
『 前記一方の演出は、キャラクタ[例えば、忍者のキャラクタNJ、あるいは吉宗のキャラクタYM]を用いた演出であり、
前記一方の演出は、前記キャラクタの表示開始[例えば、図230(1)、図231(a)、図237(b)、図238(4)]によって開始する演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記一方の演出は、キャラクタ[例えば、忍者のキャラクタNJ、あるいは吉宗のキャラクタYM]を用いた演出であり、
前記一方の演出は、前記キャラクタの動作開始[例えば、図230(3)、図231(c)、図237(c)、図238(5)]によって開始する演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記一方の演出は、前記キャラクタの表示終了[例えば、図229(p)、図237(i)、図238(10)]によって終了する演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記一方の演出は、第一のエフェクト画像[例えば、図230(7)に示すエフェクト画像mf、図231(f)に示すエフェクト画像mh、図237(f)に示すエフェクト画像mf]が表示される演出であり、
前記一方の演出は、前記第一のエフェクト画像の表示開始[例えば、図230(7)、図231(f)、図237(f)]によって開始する演出であり、
前記一方の演出は、前記第一のエフェクト画像の表示終了[例えば、図230(9)、図231(h)、図237(h)]によって終了する演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記他方の演出は、アイコン[例えば、宝箱TBのアイコン、ルーレットアイコン]が表示される演出であり、
前記他方の演出は、前記アイコンの表示開始[例えば、図230(1)、図230(b)、図237(a)、図237(4)]によって開始する演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記他方の演出は、前記アイコンの表示終了[例えば、図229(o)]によって終了する演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記他方の演出は、第二のエフェクト画像[例えば、図230(5)に示すエフェクト画像mf、図231(i)に示すエフェクト画像mf、図237(j)に示すエフェクト画像mf、図238(11)に示すエフェクト画像mf]が表示される演出であり、
前記他方の演出は、前記第二のエフェクト画像の表示終了[例えば、図230(6)と同図(7)との間、図231(k)、図237(l)、図238(13)]によって終了する演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 複数の演出を実行可能な演出手段を備えた遊技台であって、
前記複数の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図247に示す、3.00秒からカウントダウンが開始されるタイマ予告演出]であり、
前記複数の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、図247等に示す忍者のキャラクタNJを用いた演出]であり、
前記複数の演出のうちの一つは、第三の演出[例えば、図248に示す、7.77秒からカウントダウンが開始されるタイマ予告演出]であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出を変化させる場合(以下、「第一の場合」という。)[例えば、図248(11)−7の場合]がある演出であり、
前記第一の場合において前記第一の演出が変化して前記第三の演出が行われ[例えば、図248(11)−8から同図(3)−3の直前まで]、
前記第一の演出が行われた場合よりも前記第三の演出が行われた場合の方が遊技者にとって有利な展開になりやすく[例えば、図248(4)−2に示す大当り図柄の確定表示]、
前記第一の演出と前記第二の演出のうち少なくとも一方の演出は、複数の図柄変動表示において実行される演出である[例えば、図247(11)−3から同図(3)−3の直前まで]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
この遊技台によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を提供できる。また、前記第二の演出が前記第一の演出を前記第三の演出にかえることを期待させることができる場合がある。
ここで、「有利な展開になりやすい」とは、有利な制御状態(例えば、確変状態または/および時短状態)になりやすいことであったり、プレミア演出が開始されやすいことであったり、大当り確定演出が開始されやすいことであってもよい。また、大当りに直接つながらなくても、大当りに間接的につながる演出が実行されることも含まれる。例えば、大当りの信頼度の高いSPリーチ演出が開始されたり、大当りの信頼度の高い別の予告が出現しやすくてもよい。
また、前記第二の演出は、前記第一の演出に対して、演出の態様を変化させる場合がある演出であってもよいし、演出の種類を変化させる場合がある演出であってもよい。
また、第一の演出と第三の演出は種類が異なる演出であってもよい。さらに、第一の演出と第二の演出も種類が異なる演出であってもよいし、第三の演出と第二の演出も種類が異なる演出であってもよい。
また、前記第一の演出が先に開始された後、前記第二の演出が開始されてもよい。
さらに、前記第二の演出は、前記第一の演出の表示を見えなくする演出を含んだ演出であってもよいし、該第一の演出の表示を非表示にする演出を含んだ演出であってもよい。言い換えれば、前記第二の演出によって前記第一の演出の表示が見えなくなる期間があってもよいし、該第一の演出の表示が非表示になる期間があってもよい。
また、前記第一の演出は、例えば、図247(11)−3から同図(3)−3の直前まで、あるいは図248(11)−3から同図(11)−7の直前まで、図248(11)−3から同図(11)−7まで、図248(11)−3から同図(11)−8の直前までであってもよいし、ボタン演出も含み図247(11)−3から同図(3)−4まで(ボタン操作があるまで、あるいは操作有効期間経過まで)であってもよいし、ボタン操作に応じた演出も含み図247(11)−3から同図(3)−5までであってもよい。また、図246(11)−4から同図(11)−8の直前まで、図246(11)−4から同図(11)−8まで、図246(11)−4から同図(11)−9の直前までであってもよい。
また、前記第二の演出は、例えば、忍者のキャラクタNJが出現してから消えるまでの図247(11)−4〜同図(11)−8であってもよいし、忍者のキャラクタNJが動作を開始してから動作を終えるまでの図247(11)−4の直後〜同図(11)−7であってもよいし、エフェクト画像mfが表示されている期間(図247(7))であってもよい。
また、前記第三の演出は、例えば、図248(11)−7から同図(3)−3の直前までであってもよいし、図248(11)−8から同図(3)−3の直前までであってもよいし、ボタン演出も含み図248(11)−8から同図(3)−4まで(ボタン操作があるまで、あるいは操作有効期間経過まで)であってもよいし、ボタン操作に応じた演出も含み図248(11)−8から同図(3)−5までであってもよい。また、図246(11)−9から同図(11)−13の直前まで、図246(11)−9から同図(11)−13まで、図246(11)−9から同図(11)−14の直前まで、エフェクト画像mfが表示されている期間(図246(11)−13)であってもよい。
なお、前記演出手段は、複数の演出を必ず実行する手段であってもよい。
また、前記第二の演出は、前記第一の演出を必ず変化させる演出であってもよい。
また、前記第一の演出と前記第二の演出の両方の演出が、複数の図柄変動表示において実行される演出であってもよいし、第一の演出のみ複数の図柄変動表示において実行される演出であってもよいし、第二の演出のみ複数の図柄変動表示において実行される演出であってもよい。
また、
『 前記第一の演出は、或る種類の演出[例えば、変動アイコン変化演出]のうちの一の演出[例えば、図246(1)−2〜同図(1)−10に示す弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた演出]であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出を変化させない場合(以下、「第二の場合」という。)がある演出[例えば、図246(1)−3〜同図(1)−6に示す忍者のキャラクタNJを用いた演出]であり、
前記第二の場合における前記第二の演出として、前記或る種類の演出のうちの一の演出[例えば、変動アイコンh0を変化させることに失敗する演出(ガゼ演出)]が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、前記或る種類の演出として複数の演出(例えば、第四の演出、第五の演出)が行われるため、期待が持てる場合がある。
ここで、前記第二の場合における前記第二の演出として行われる、前記或る種類の演出のうちの一の演出は、前記第一の演出と同じ演出であってもよいし、異なる演出であってもよい。
また、前記或る種類の演出としては、アイコン(例えば、保留アイコンあるいは変動アイコン)の態様を変化させる演出であってもよく、前記第二の場合における前記第二の演出として行われる、前記或る種類の演出のうちの一の演出は、保留アイコンおよび変動アイコンのうちのいずれか一方の態様を変化させる演出であってもよく、前記第一の演出は、保留アイコンおよび変動アイコンのうちのいずれか他方の態様を変化させる演出であってもよい。また、前記第二の場合における前記第二の演出として行われる、前記或る種類の演出のうちの一の演出と、前記第一の演出とは、変動アイコンの態様を変化させる演出であってもよいし、同じ保留アイコンの態様を変化させる演出であってもよいし、異なる保留アイコンの態様を変化させる演出であってもよい。
また、前記第二の演出は、前記第一の演出に対して、演出の態様を変化させない場合がある演出であってもよいし、演出の種類を変化させない場合がある演出であってもよい。
さらに、前記或る種類の演出としては、ミニアイテムに関する予告であってもよい。より具体的には、ミニアイテムをスットクしたり、ストックしたミニアイテムが増加したり変化する演出であってもよく、ミニアイテムの数や態様や種類によって通常予告が行われたり、先読み予告が行われる。
なお、前記第二の場合における前記第二の演出として、前記或る種類の演出のうちの一の演出が必ず行われてもよい。
また、
『 前記第二の場合における前記第二の演出として、前記或る種類の演出とは別の種類の演出[例えば、保留アイコン変化演出]のうちの一の演出[例えば、図247(11)−4〜同図247(11)−8に示す忍者のキャラクタNJを用いた演出]が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
例えば、前記或る種類の演出は、或る演出が開始されることの予告演出(例えば、残時間表示が0になると或る演出が開始されるタイマ予告演出であったり、ボタン演出が開始されることを予告するボタン演出予告演出)であってもよく、前記別の種類の演出は、アイコンの態様を変化させる演出であってもよい。
なお、前記第二の場合における前記第二の演出として、前記或る種類の演出とは別の種類の演出のうちの一の演出が必ず行われてもよい。
以上の記載では、
『 複数の演出を実行可能な演出手段を備えた遊技台であって、
前記複数の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図246(11)−4から同図(11)−8までの、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた演出]であり、
前記複数の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、図246(11)−5から同図(11)−9までの忍者のキャラクタNJを用いた演出、あるいは図246(1)−3から同図(1)−6までの忍者のキャラクタNJを用いた演出]であり、
前記複数の演出のうちの一つは、第三の演出[例えば、図246(11)−9から同図(11)−14の直前までの、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた演出]であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出を変化させる場合(以下、「第一の場合」という。)がある演出であり、
前記第一の場合において前記第一の演出が変化して前記第三の演出が行われ、
前記第一の演出が行われた場合よりも前記第三の演出が行われた場合の方が遊技者にとって有利な展開になりやすく、
前記第二の演出は、前記第一の演出を変化させない場合(以下、「第二の場合」という。)がある演出であり、
前記第一の場合における前記第二の演出と前記第二の場合における該第二の演出は、一部が同じ態様で行われる[例えば、図246(11)−5〜同図(11)−6と図246(1)−3〜同図(1)−4]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
この遊技台によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を提供できる。また、前記第二の演出が前記第一の演出を前記第三の演出にかえることを期待させることができる場合がある。さらには、前記第二の演出によりいずれの演出が行われるかを期待させることができる場合がある。
ここで、「有利な展開になりやすい」とは、有利な制御状態(例えば、確変状態または/および時短状態)になりやすいことであったり、プレミア演出が開始されやすいことであったり、大当り確定演出が開始されやすいことであってもよい。また、大当りに直接つながらなくても、大当りに間接的につながる演出が実行されることも含まれる。例えば、大当りの信頼度の高いSPリーチ演出が開始されたり、大当りの信頼度の高い別の予告が出現しやすくてもよい。
また、前記第二の演出は、前記第一の演出に対して、演出の態様を変化させる場合がある演出であってもよいし、演出の種類を変化させる場合がある演出であってもよい。
また、前記第二の演出は、前記第一の演出に対して、演出の態様を変化させない場合がある演出であってもよいし、演出の種類を変化させない場合がある演出であってもよい。
また、「一部が同じ態様」とは、例えば、アニメーションの或る期間部分が同じであったりする等して、その或る期間部分では、前記第一の場合における前記第二の演出と前記第二の場合における該第二の演出との区別がつかないこと、あるいは区別をつけることが困難なことをいう。
また、前記第二の場合には、前記第一の演出が開始されていなかったり、該第一の演出が実行されていなかったりする場合があってもよい。
さらに、前記第一の演出の開始タイミングと、前記第二の演出の開始タイミングは、該第一の演出の開始タイミングの方が先であってもよいし、該第二の演出の開始タイミングの方が先であってもよいし、両者は同じタイミングであってもよい。
また、前記第一の演出は、例えば、図247(11)−3から同図(3)−3の直前まで、あるいは図248(11)−3から同図(11)−7の直前まで、図248(11)−3から同図(11)−7まで、図248(11)−3から同図(11)−8の直前までであってもよいし、ボタン演出も含み図247(11)−3から同図(3)−4まで(ボタン操作があるまで、あるいは操作有効期間経過まで)であってもよいし、ボタン操作に応じた演出も含み図247(11)−3から同図(3)−5までであってもよい。また、図246(11)−4から同図(11)−8の直前まで、図246(11)−4から同図(11)−8まで、図246(11)−4から同図(11)−9の直前までであってもよい。
また、前記第二の演出は、例えば、忍者のキャラクタNJが出現してから消えるまでの図247(11)−4〜同図(11)−8であってもよいし、忍者のキャラクタNJが動作を開始してから動作を終えるまでの図247(11)−4の直後〜同図(11)−7であってもよいし、エフェクト画像mfが表示されている期間(図247(7))であってもよい。
また、前記第三の演出は、例えば、図248(11)−7から同図(3)−3の直前までであってもよいし、図248(11)−8から同図(3)−3の直前までであってもよいし、ボタン演出も含み図248(11)−8から同図(3)−4まで(ボタン操作があるまで、あるいは操作有効期間経過まで)であってもよいし、ボタン操作に応じた演出も含み図248(11)−8から同図(3)−5までであってもよい。また、図246(11)−9から同図(11)−13の直前まで、図246(11)−9から同図(11)−13まで、図246(11)−9から同図(11)−14の直前まで、エフェクト画像mfが表示されている期間(図246(11)−13)であってもよい。
なお、前記演出手段は、複数の演出を必ず実行する手段であってもよい。
また、
『 前記第一の場合における前記第二の演出と、前記第二の場合における該第二の演出は、はじめの部分を含む一部が同じ態様で行われる[例えば、図246(11)−5〜同図(11)−6と図246(1)−3〜同図(1)−4]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、導入部分が同じなので遊技者からはどちらに発展するか判別困難の時期があり、演出に興味を持たせることができる場合がある。
ここで、はじめの部分が同じ態様で行われ、その次の部分が異なる態様で行われ、最後の部分が同じ態様で行われてもよいし、同じ態様と異なる態様が交互に複数回繰り返されてもよい。
また、
『 前記第一の演出は、或る種類の演出[例えば、変動アイコン変化演出]のうちの一の演出[例えば、図246(1)−2〜同図(1)−10に示す弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた演出]であり、
前記第二の場合における前記第二の演出として、前記或る種類の演出のうちの一の演出[例えば、変動アイコンh0を変化させることに失敗する演出(ガゼ演出)]が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、前記或る種類の演出として複数の演出(例えば、第四の演出、第五の演出)が行われるため、期待が持てる場合がある。
ここで、前記第二の場合における前記第二の演出として行われる、前記或る種類の演出のうちの一の演出は、前記第一の演出と同じ演出であってもよいし、異なる演出であってもよい。
また、前記或る種類の演出としては、アイコン(例えば、保留アイコンあるいは変動アイコン)の態様を変化させる演出であってもよく、前記第二の場合における前記第二の演出として行われる、前記或る種類の演出のうちの一の演出は、保留アイコンおよび変動アイコンのうちのいずれか一方の態様を変化させる演出であってもよく、前記第一の演出は、保留アイコンおよび変動アイコンのうちのいずれか他方の態様を変化させる演出であってもよい。また、前記第二の場合における前記第二の演出として行われる、前記或る種類の演出のうちの一の演出と、前記第一の演出とは、変動アイコンの態様を変化させる演出であってもよいし、同じ保留アイコンの態様を変化させる演出であってもよいし、異なる保留アイコンの態様を変化させる演出であってもよい。
また、前記第二の演出は、前記第一の演出に対して、演出の態様を変化させない場合がある演出であってもよいし、演出の種類を変化させない場合がある演出であってもよい。
なお、前記第二の場合における前記第二の演出として、前記或る種類の演出のうちの一の演出が必ず行われてもよい。
また、
『 前記第二の場合における前記第二の演出として、前記或る種類の演出とは別の種類の演出[例えば、保留アイコン変化演出]のうちの一の演出[例えば、図247(11)−4〜同図247(11)−8に示す忍者のキャラクタNJを用いた演出]が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
例えば、前記或る種類の演出は、或る演出が開始されることの予告演出(例えば、残時間表示が0になると或る演出が開始されるタイマ予告演出であったり、ボタン演出が開始されることを予告するボタン演出予告演出)であってもよく、前記別の種類の演出は、アイコンの態様を変化させる演出であってもよい。
なお、前記第二の場合における前記第二の演出として、前記或る種類の演出とは別の種類の演出のうちの一の演出が必ず行われてもよい。
また、
『 前記第一の場合における前記第二の演出と、前記第二の場合における該第二の演出は、一部が異なる態様で行われ、
前記第一の場合における前記第二の演出[例えば、忍者のキャラクタNJを用いた演出]は、第一の態様[例えば、図246(11)−5〜同図(11)−9に示す態様]で行われ、
前記第二の場合における前記第二の演出[例えば、忍者のキャラクタNJを用いた演出]は、第二の態様[例えば、図246(1)−3〜同図(1)−6に示す態様]で行われ、
前記第一の態様と前記第二の態様は、はじめの部分を含む一部[例えば、図246(11)−5〜同図(11)−6と図246(1)−3〜同図(1)−4]が同じ態様であり、
前記第一の態様と前記第二の態様は、途中から異なる態様[例えば、図246(11)−7〜同図(11)−9と図246(1)−5〜同図(1)−6]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、演出の分岐に注目させることができる場合がある。すなわち、演出開始時点では、第一の場合になるのか第二の場合になるのか分からなくても、やがては第一の場合になるのか第二の場合になるのかがわかるようになり、演出が開始されてからもその演出に注目させることができる場合がある。
また、「途中から異なる態様である、」とは、途中から最後まで異なる態様であることであってもよいし、途中のみ異なる態様であって、最後はまた同じ態様であってもよい。
以上の記載では、
『 複数の演出を実行可能な演出手段を備えた遊技台であって、
前記複数の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図250の左側における同図(11)−4〜同図(11)−10に示す弓矢を持った吉宗のキャラクタYJを用いた演出、図250の右側における同図(11)−4〜同図(11)−7に示す弓矢を持った吉宗のキャラクタYJを用いた演出]であり、
前記複数の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、図250の左側における同図(11)−5〜同図(11)−7に示す一人の忍者のキャラクタNJを用いた演出、図250の右側における同図(11)−6〜同図(11)−9に示す二人の忍者のキャラクタNJを用いた演出]であり、
前記複数の演出のうちの一つは、第三の演出[例えば、図250の右側における同図(11)−9〜同図(11)−13に示すボーリングをする吉宗のキャラクタYJを用いた演出]であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出を変化させる場合(以下、「第一の場合」という。)がある演出であり、
前記第一の場合において前記第一の演出が変化して前記第三の演出が行われ、
前記第一の演出が行われた場合よりも前記第三の演出が行われた場合の方が遊技者にとって有利な展開になりやすく、
前記第二の演出は、複数の態様で実行可能な演出であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第一の態様[例えば、図250の左側における同図(11)−5〜同図(11)−7に示す一人の忍者のキャラクタNJしか登場しない態様]であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第二の態様[例えば、図250の右側における同図(11)−6〜同図(11)−9に示す分身して二人の忍者のキャラクタNJが登場する態様]であり、
前記第一の態様と前記第二の態様は、異なる態様であり、
前記第二の演出が前記第一の態様で開始された場合よりも該第二の演出が前記第二の態様で開始された場合の方が前記第一の場合になりやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
この遊技台によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を提供できる。また、前記第二の演出が前記第一の演出を前記第三の演出にかえることを期待させることができる場合がある。さらには、前記第二の演出の態様によりいずれの演出が行われるかを期待させることができる場合がある。
ここで、「有利な展開になりやすい」とは、有利な制御状態(例えば、確変状態または/および時短状態)になりやすいことであったり、プレミア演出が開始されやすいことであったり、大当り確定演出が開始されやすいことであってもよい。また、大当りに直接つながらなくても、大当りに間接的につながる演出が実行されることも含まれる。例えば、大当りの信頼度の高いSPリーチ演出が開始されたり、大当りの信頼度の高い別の予告が出現しやすくてもよい。
また、前記第二の演出は、前記第一の演出に対して、演出の態様を変化させる場合がある演出であってもよいし、演出の種類を変化させる場合がある演出であってもよい。
また、前記第一の演出は、例えば、図247(11)−3から同図(3)−3の直前まで、あるいは図248(11)−3から同図(11)−7の直前まで、図248(11)−3から同図(11)−7まで、図248(11)−3から同図(11)−8の直前までであってもよいし、ボタン演出も含み図247(11)−3から同図(3)−4まで(ボタン操作があるまで、あるいは操作有効期間経過まで)であってもよいし、ボタン操作に応じた演出も含み図247(11)−3から同図(3)−5までであってもよい。また、図246(11)−4から同図(11)−8の直前まで、図246(11)−4から同図(11)−8まで、図246(11)−4から同図(11)−9の直前までであってもよい。
また、前記第二の演出は、例えば、忍者のキャラクタNJが出現してから消えるまでの図247(11)−4〜同図(11)−8であってもよいし、忍者のキャラクタNJが動作を開始してから動作を終えるまでの図247(11)−4の直後〜同図(11)−7であってもよいし、エフェクト画像mfが表示されている期間(図247(7))であってもよい。
また、前記第三の演出は、例えば、図248(11)−7から同図(3)−3の直前までであってもよいし、図248(11)−8から同図(3)−3の直前までであってもよいし、ボタン演出も含み図248(11)−8から同図(3)−4まで(ボタン操作があるまで、あるいは操作有効期間経過まで)であってもよいし、ボタン操作に応じた演出も含み図248(11)−8から同図(3)−5までであってもよい。また、図246(11)−9から同図(11)−13の直前まで、図246(11)−9から同図(11)−13まで、図246(11)−9から同図(11)−14の直前まで、エフェクト画像mfが表示されている期間(図246(11)−13)であってもよい。
なお、前記演出手段は、複数の演出を必ず実行する手段であってもよい。
また、前記第二の演出は、前記第一の演出を必ず変化させる演出であってもよい。
また、前記第二の演出は、複数の態様で必ず実行される演出であってもよい。
また、
『 前記第一の演出は、或る種類の演出[例えば、保留アイコン変化演出]のうちの一の演出[例えば、図250の左側における同図(11)−4〜同図(11)−10に示す弓矢を持った吉宗のキャラクタYJを用いた、第1保留アイコンh1を変化させることに失敗する演出(ガセ演出)]であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出を変化させない場合(以下、「第二の場合」という。)がある演出であり、
前記第二の場合における前記第二の演出として、前記或る種類の演出のうちの一の演出[例えば、図250の左側における同図(11)−5〜同図(11)−7に示す一人の忍者のキャラクタNJを用いた、第1保留アイコンh1を変化させることに失敗する演出(ガセ演出)]が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、前記或る種類の演出として複数の演出(例えば、第四の演出、第五の演出)が行われるため、期待が持てる場合がある。
ここで、前記第二の場合における前記第二の演出として行われる、前記或る種類の演出のうちの一の演出は、前記第一の演出と同じ演出であってもよいし、異なる演出であってもよい。
また、前記或る種類の演出としては、アイコン(例えば、保留アイコンあるいは変動アイコン)の態様を変化させる演出であってもよく、前記第二の場合における前記第二の演出として行われる、前記或る種類の演出のうちの一の演出は、保留アイコンおよび変動アイコンのうちのいずれか一方の態様を変化させる演出であってもよく、前記第一の演出は、保留アイコンおよび変動アイコンのうちのいずれか他方の態様を変化させる演出であってもよい。また、前記第二の場合における前記第二の演出として行われる、前記或る種類の演出のうちの一の演出と、前記第一の演出とは、変動アイコンの態様を変化させる演出であってもよいし、同じ保留アイコンの態様を変化させる演出であってもよいし、異なる保留アイコンの態様を変化させる演出であってもよい。
また、前記第二の演出は、前記第一の演出に対して、演出の態様を変化させない場合がある演出であってもよいし、演出の種類を変化させない場合がある演出であってもよい。
なお、前記第二の場合における前記第二の演出として、前記或る種類の演出のうちの一の演出が必ず行われてもよい。
また、
『 前記第二の場合における前記第二の演出として、前記或る種類の演出とは別の種類の演出[例えば、変動アイコン変化演出]のうちの一の演出が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
例えば、前記或る種類の演出は、或る演出が開始されることの予告演出(例えば、残時間表示が0になると或る演出が開始されるタイマ予告演出であったり、ボタン演出が開始されることを予告するボタン演出予告演出)であってもよく、前記別の種類の演出は、アイコンの態様を変化させる演出であってもよい。
なお、前記第二の場合における前記第二の演出として、前記或る種類の演出とは別の種類の演出のうちの一の演出が必ず行われてもよい。
また、
『 前記第二の態様による前記第二の演出[例えば、図250(11)−6〜同図(11)−9に示す分身して二人の忍者のキャラクタNJが登場する態様の演出]は、複数のパターンで実行可能な演出であり、
前記複数のパターンのうちの一つは、第一のパターン[例えば、一方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が吉宗のキャラクタYMに当たらず、他方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が保留アイコンh1に当たらないパターン]であり、
前記複数のパターンのうちの一つは、第二のパターン[例えば、一方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が吉宗のキャラクタYMに当たり、他方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が保留アイコンh1に当たるパターン]であり、
前記第二の態様による前記第二の演出が、前記第一のパターンで行われる場合よりも前記第二のパターンで行われる場合の方が遊技者にとって有利な展開になりやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
結果として、前記第一の態様で行われる第二の演出よりも前記第二の態様で行われる第二の演出の方が、前記第二のパターンによる演出が行われやすいことになる。
なお、前記第二の態様による前記第二の演出は、複数のパターンで必ず実行される演出であってもよい。
また、
『 前記複数のパターンのうちの一つは、第三のパターン[例えば、一方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が吉宗のキャラクタYMに当たらず、他方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が保留アイコンh1に当たるパターン]であり、
前記複数のパターンのうちの一つは、第四のパターン[例えば、一方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が吉宗のキャラクタYMに当たり、他方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が保留アイコンh1に当たらないパターン]であり、
前記第二の態様による前記第二の演出が、前記第三のパターンで行われる場合よりも前記第四のパターンで行われる場合の方が遊技者にとって有利な展開になりやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
結果として、前記第一の態様で行われる第二の演出よりも前記第二の態様で行われる第二の演出の方が、前記第四のパターンによる演出が行われやすいことになる。
なお、上記第二のパターンは、一方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が吉宗のキャラクタYMに当たり、他方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が保留アイコンh1に当たるパターンであり、上記第一のパターンは、一方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が吉宗のキャラクタYMに当たらず、他方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が保留アイコンh1に当たるパターンであってもよいし、一方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が吉宗のキャラクタYMに当たり、他方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が保留アイコンh1に当たらないパターンであってもよい。上記第三のパターンは、一方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が吉宗のキャラクタYMに当たり、他方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が保留アイコンh1に当たらないパターンであり、上記第四のパターンは、一方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が吉宗のキャラクタYMに当たらず、他方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が保留アイコンh1に当たるパターンであってもよい。
また、前記第二の場合における前記第二の態様による前記第二の演出が、複数のパターンで実行可能な演出であり、
前記複数のパターンのうちの一つは、第五のパターン[例えば、一方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が吉宗のキャラクタYMに当たらず、他方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が保留アイコンh1に当たらないパターン]であり、
前記複数のパターンのうちの一つは、第六のパターン[例えば、一方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が吉宗のキャラクタYMに当たらず、他方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が保留アイコンh1に当たるパターン]であり、
前記第二の場合における前記第二の態様による前記第二の演出が、前記第五のパターンで行われる場合よりも前記第六のパターンで行われる場合の方が遊技者にとって有利な展開になりやすくてもよい。
なお、上記第五のパターンは、一方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が吉宗のキャラクタYMに当たらず、他方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が変動アイコンh0に当たらないパターン]であり、上記第六のパターンは、一方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が吉宗のキャラクタYMに当たらず、他方の忍者のキャラクタNJが投げた手裏剣が変動アイコンh0に当たるパターンであってもよい。
また、前記第二の場合における前記第二の態様による前記第二の演出が、複数のパターンで必ず実行される演出であってもよい。
以上の記載では、
『 複数の演出を実行可能な演出手段を備えた遊技台であって、
前記複数の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図246(1)−2から同図(1)−10までの、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いたアイコン変化演出]であり、
前記複数の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、図247等に示す忍者のキャラクタNJを用いた演出]であり、
前記複数の演出のうちの一つは、第三の演出[例えば、図248に示す、7.77秒からカウントダウンが開始されるタイマ予告演出]であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出を変化させる場合(以下、「第一の場合」という。)[例えば、図248(11)−7に示すエフェクト画像mαが表示される場合]がある演出であり、
前記第一の場合において前記第一の演出が変化して前記第三の演出が行われ[例えば、図248(11)−8から同図(3)−3の直前まで]、
前記第一の演出が行われた場合よりも前記第三の演出が行われた場合の方が遊技者にとって有利な展開になりやすく、
前記第一の演出は、或る種類の演出[例えば、保留アイコン変化演出や変動アイコン変化演出であるアイコン変化演出]であり、
前記第三の演出は、前記或る種類の演出とは別の種類の演出[例えば、タイマ予告演出]である場合があり、
前記第一の場合において前記別の種類の演出が前記第三の演出として実行される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
この遊技台によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を提供できる。また、前記第二の演出が前記第一の演出を前記第三の演出にかえることを期待させることができる場合がある。さらには、いずれの種類の演出が行われるかを期待させることができる場合がある。
ここで、「有利な展開になりやすい」とは、有利な制御状態(例えば、確変状態または/および時短状態)になりやすいことであったり、プレミア演出が開始されやすいことであったり、大当り確定演出が開始されやすいことであってもよい。また、大当りに直接つながらなくても、大当りに間接的につながる演出が実行されることも含まれる。例えば、大当りの信頼度の高いSPリーチ演出が開始されたり、大当りの信頼度の高い別の予告が出現しやすくてもよい。
また、前記第二の演出は、前記第一の演出に対して、演出の態様を変化させる場合がある演出であってもよいし、演出の種類を変化させる場合がある演出であってもよい。
また、前記第一の演出は、例えば、図247(11)−3から同図(3)−3の直前まで、あるいは図248(11)−3から同図(11)−7の直前まで、図248(11)−3から同図(11)−7まで、図248(11)−3から同図(11)−8の直前までであってもよいし、ボタン演出も含み図247(11)−3から同図(3)−4まで(ボタン操作があるまで、あるいは操作有効期間経過まで)であってもよいし、ボタン操作に応じた演出も含み図247(11)−3から同図(3)−5までであってもよい。また、図246(11)−4から同図(11)−8の直前まで、図246(11)−4から同図(11)−8まで、図246(11)−4から同図(11)−9の直前までであってもよい。
また、前記第二の演出は、例えば、忍者のキャラクタNJが出現してから消えるまでの図247(11)−4〜同図(11)−8であってもよいし、忍者のキャラクタNJが動作を開始してから動作を終えるまでの図247(11)−4の直後〜同図(11)−7であってもよいし、エフェクト画像mfが表示されている期間(図247(7))であってもよい。
また、前記第三の演出は、例えば、図248(11)−7から同図(3)−3の直前までであってもよいし、図248(11)−8から同図(3)−3の直前までであってもよいし、ボタン演出も含み図248(11)−8から同図(3)−4まで(ボタン操作があるまで、あるいは操作有効期間経過まで)であってもよいし、ボタン操作に応じた演出も含み図248(11)−8から同図(3)−5までであってもよい。また、図246(11)−9から同図(11)−13の直前まで、図246(11)−9から同図(11)−13まで、図246(11)−9から同図(11)−14の直前まで、エフェクト画像mfが表示されている期間(図246(11)−13)であってもよい。
なお、前記演出手段は、複数の演出を必ず実行する手段であってもよい。
また、前記第二の演出は、前記第一の演出を必ず変化させる演出であってもよい。
また、前記第三の演出は、必ず、前記或る種類の演出とは別の種類の演出であってもよく、前記第一の場合において前記別の種類の演出が前記第三の演出として必ず実行されてもよい。
また、
『 前記第三の演出は、前記或る種類の演出である場合もあり、
前記第一の場合において前記或る種類の演出が前記第三の演出として実行される場合もある[例えば、図246(11)−9から同図(11)−14の直前までの、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いたアイコン変化演出]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記或る種類の演出[例えば、保留アイコン変化演出]と、前記別の種類の演出[例えば、タイマ予告演出]とのうちの少なくとも一方の演出[例えば、保留アイコン変化演出]は、先読み予告の演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、先読み予告には、ハズレてしまう場合(偽の先読み予告)も含まれる。
また、前記或る種類の演出と、前記別の種類の演出とのうちの両方が、先読み予告の演出であってもよいし、前記或る種類の演出が先読み予告の演出であって、前記別の種類の演出が通常予告の演出であってもよい。
また、前記別の種類の演出の一例として、タイマ予告演出をあげることができる。ここで、タイマ予告演出は、或る演出(例えば、ボタン演出やスーパーリーチ演出や擬似連演出)が開始されることを予告する演出であってもよい。
また、
『 前記或る種類の演出[例えば、変動アイコン変化演出]と、前記別の種類の演出[例えば、タイマ予告演出]とのうちの少なくとも一方の演出[例えば、変動アイコン変化演出]は、通常予告の演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここにいう通常予告とは、該通常予告が開始した際に行われている装飾図柄の変動表示で大当りすることを予告する演出のことである。また、通常予告には、ハズレてしまう場合(偽の通常予告)も含まれる。
また、前記或る種類の演出と、前記別の種類の演出とのうちの両方が、通常予告の演出であってもよいし、前記或る種類の演出が通常予告の演出であって、前記別の種類の演出が先読み予告の演出であってもよい。
また、前記別の種類の演出の一例として、タイマ予告演出→ボタン演出→強カットインの表示演出までの一連の演出をあげることもできる。強カットインの表示演出は通常予告の演出であったり、スーパーリーチに発展することの予告であったり、あるいは先読み予告であったりする。
また、
『 前記第一の演出は、アイコン[例えば、第1保留アイコンh1]が表示される場合がある演出であり、
前記第三の演出も、アイコン[例えば、第1保留アイコンh1]が表示される場合がある演出であり、
第一の表示態様[例えば、デフォルトの表示態様]でアイコンが表示されているよりも第二の表示態様[例えば、キャラクタ(サボハニ)の表示態様]でアイコンが表示されている方が、大当り図柄が確定表示されやすく、
前記第一の演出[例えば、図246(11)−4〜同図11−(10)に示す弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた演出]よりも前記第三の演出[例えば、図246(11)−9〜同図11−(13)に示すボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた演出]の方が前記第二の表示態様のアイコンが表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記アイコンは、保留アイコンであってもよいし、変動アイコンであってもよい。なお、保留アイコンには、広義の意味では、変動アイコンも含まれる。また、前記アイコンは、他の表示と識別可能な小さな表示であればよく、ミニアイテムのアイコンであってもよいし、キャラクタのアイコンであってもよい。
なお、前記第一の演出は、アイコンが必ず表示される演出であってもよく、前記第三の演出も、アイコンが必ず表示される演出であってもよい。
また、
『 前記第二の演出も、アイコンが表示される場合がある演出であり、
前記第一の演出と前記第二の演出は、同じアイコン[例えば、第1保留アイコンh1]に対する演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一の演出と前記第二の演出は、異なるアイコン[例えば、第1保留アイコンh1と第2保留アイコンh2、あるいは第1保留アイコンh1と変動アイコンh0]に対する演出であってもよい。
なお、前記第二の演出も、アイコンが必ず表示される演出であってもよい。
また、
『 前記第一の演出は、アイコン[例えば、保留アイコンh1]の表示態様を変化させる場合がある演出であり、
前記第三の演出も、アイコン[例えば、保留アイコンh1]の表示態様を変化させる場合がある演出であり、
第一の表示態様[例えば、デフォルトの表示態様]でアイコンが表示されているよりも第二の表示態様[例えば、キャラクタ(サボハニ)の表示態様]でアイコンが表示されている方が、大当り図柄が確定表示されやすく、
前記第一の演出[例えば、図246(11)−4〜同図11−(10)に示す弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた演出]よりも前記第三の演出[例えば、図246(11)−9〜同図11−(13)に示すボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた演出]の方がアイコンを前記第二の表示態様に変化させやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記アイコンは、保留アイコンであってもよいし、変動アイコンであってもよい。なお、保留アイコンには、広義の意味では、変動アイコンも含まれる。また、前記アイコンは、ミニアイテムのアイコンであってもよいし、キャラクタのアイコンであってもよい。
なお、前記第一の演出は、アイコンの表示態様を必ず変化させる演出であってもよく、前記第三の演出も、アイコンの表示態様を必ず変化させる演出であってもよい。
また、
『 前記第二の演出も、アイコンの表示態様を変化させる場合がある演出であり、
前記第一の演出と前記第二の演出は、同じアイコン[例えば、第1保留アイコンh1]に対する演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一の演出と前記第二の演出は、異なるアイコン[例えば、第1保留アイコンh1と第2保留アイコンh2、あるいは第1保留アイコンh1と変動アイコンh0]に対する演出であってもよい。
なお、前記第二の演出も、アイコンの表示態様を必ず変化させる演出であってもよい。
また、
『 前記第一の演出と前記第二の演出のうちの一方の演出[例えば、忍者のキャラクタNJを用いた演出]は、他方の演出[例えば、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた演出]の実行中に開始される場合がある演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一の演出は、前記第二の演出の実行中に開始される場合がある演出であってもよいし、前記第二の演出は、前記第一の演出の実行中に開始される場合がある演出であってもよい。あるいは、前記第一の演出と前記第二の演出は動時に開始される場合がある演出であってもよい。
また、前記第二の演出が終了した後で、前記第一の演出や前記第三の演出が開始されたり、行われたりする場合があってもよい。
また、
『 上に記載の「前記第一の演出が行われた場合よりも前記第三の演出が行われた場合の方が遊技者にとって有利な展開になりやすく、」とは、「前記第一の演出が行われた場合よりも前記第三の演出が行われた場合の方が、大当り図柄[例えば、装飾2−装飾2−装飾2、あるいは図197(a)や同図(b)に示す大当り図柄]が確定表示されやすく、」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出は、第一のキャラクタ[例えば、吉宗のキャラクタYM]の表示を含む演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一のキャラクタの表示はアイコンの表示と見ることもできる。
また、
『 前記第二の演出は、第二のキャラクタ[例えば、忍者のキャラクタNJ]の表示を含む演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二のキャラクタの表示もアイコンの表示と見ることもできる。
また、前記第二のキャラクタは、前記第一のキャラクタと、異なるキャラクタであってもよいし、同じキャラクタであってもよい。
また、
『 前記演出手段は、表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1等に示すパチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の説明では、
『複数の演出を実行可能な演出手段を備えた遊技台であって、
前記複数の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図246(11)−4から同図(11)−8までの、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた演出]であり、
前記複数の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、図246(11)−5から同図(11)−9までの忍者のキャラクタNJを用いた演出、あるいは図246(1)−3から同図(1)−6までの忍者のキャラクタNJを用いた演出]であり、
前記複数の演出のうちの一つは、第三の演出[例えば、図246(11)−9から同図(11)−14の直前までの、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた演出]であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出を変化させる場合(以下、「第一の場合」という。)がある演出であり、
前記第一の場合において前記第一の演出が変化して前記第三の演出が行われ、
前記第一の演出が行われた場合よりも前記第三の演出が行われた場合の方が遊技者にとって有利な展開になりやすく、
前記第二の演出は、前記第一の演出を変化させない場合(以下、「第二の場合」という。)がある演出であり、
前記第一の場合における前記第二の演出と前記第二の場合における該第二の演出は、一部が同じ態様で行われ[例えば、図246(11)−5〜同図(11)−6と図246(1)−3〜同図(1)−4]、
前記第二の演出[例えば、忍者のキャラクタNJを用いた演出]は、前記第一の演出[例えば、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた演出]の実行中に開始される場合が
ある演出である[例えば、図246(11)−5]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
さらに、以上の説明では、
『 複数の演出を実行可能な演出手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L]を備えた遊技台であって、
前記複数の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図246(11)−4から同図(11)−8までの、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた演出]であり、
前記複数の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、図246(11)−5から同図(11)−9までの忍者のキャラクタNJを用いた演出、あるいは図246(1)−3から同図(1)−6までの手裏剣を投げる忍者のキャラクタNJを用いた演出]であり、
前記複数の演出のうちの一つは、第三の演出[例えば、図246(11)−9から同図(11)−14の直前までの、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた演出]であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出を変化させる場合(以下、「第一の場合」という。)[例えば、図246(11)−8から同図(11)−9]がある演出であり、
前記第一の場合において前記第一の演出が変化して前記第三の演出が行われ、
前記第一の演出は、アイコン[例えば、保留アイコン]の表示態様を変化させる場合がある演出であり、
前記第三の演出も、アイコン[例えば、保留アイコン]の表示態様を変化させる場合がある演出であり、
第一の表示態様[例えば、デフォルトの表示態様]でアイコンが表示されているよりも第二の表示態様[例えば、キャラクタ(サボハニ)の表示態様]でアイコンが表示されている方が、大当り図柄が確定表示されやすく、
前記第一の演出[例えば、図246(11)−4〜同図11−(8)に示す弓矢を持った吉宗のキャラクタYMを用いた演出]よりも前記第三の演出[例えば、図246(11)−9〜同図11−(13)に示すボーリングをする吉宗のキャラクタYMを用いた演出]の方がアイコンを前記第二の表示態様に変化させやすく、
前記第一の演出は、第一の表示[例えば、弓矢を持った吉宗のキャラクタYMの表示]を含む演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の表示の表示中に開始される場合[例えば、図246(11)−5]がある演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の表示は、第一のキャラクタ[例えば、吉宗のキャラクタYM]が表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記アイコンは、保留アイコン[例えば、保留アイコンh1]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の演出は、第二の表示[例えば、手裏剣を投げる忍者のキャラクタNJの表示]を含む演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の表示は、第二のキャラクタ[例えば、忍者のキャラクタNJ]が表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第三の演出は、前記第二の表示の表示中に開始される場合[例えば、図246(11)−9]がある演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出と前記第二の演出のうち少なくとも一方の演出は、複数の図柄変動表示において実行される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第三の演出は、第三の表示[例えば、ボーリングをする吉宗のキャラクタYMの表示]を含む演出であり、
前記第三の表示は、前記第一のキャラクタと同じキャラクタ[例えば、吉宗のキャラクタYM]が表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図1等に示すパチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
続いて、操作手段表示が表示される演出について説明する。ここでの説明に用いられる遊技台は、図1〜図13を用いて説明したパチンコ機100と同じパチンコ機100であり、技術的思想としては、図251〜図265に示す技術的思想を、図1〜図105、図108〜図192、図193〜図243に示す技術的思想に適用することは可能であり、またその逆に、図1〜図105、図108〜図192、図193〜図243に示す技術的思想を、図251〜図265に示す技術的思想に適用することも可能である。その際、同じ符号を付しているもの同士は、同じ構成要素として取り扱える場合があり、置換することができる場合もある。
図251は、連続する図柄変動表示を跨いで操作手段表示が表示される例を段階的に示した図である。
図251(a)には、中央に第1装飾図柄表示装置208L、向かって左側には第2装飾図柄表示装置208M、向かって右側には第3装飾図柄表示装置208Nが示されている。
また、これまで第1装飾図柄表示装置208Lよりも下方に配置されていた家紋役物が、図251に示す例では、第1装飾図柄表示装置208Lの上部と重なる位置に、一回り大きな大きさで配置されている。すなわち、図251に示す家紋役物224E’は、下半分が第1装飾図柄表示装置208Lの上部に前側(遊技者側)から重なり、この位置は初期位置に相当する。図251に示す家紋役物224E’は、初期位置から落下動作可能であり、落下動作が行われると、家紋役物224E’全体が第1装飾図柄表示装置208Lに前側から重なることになる。なお、この家紋役物224E’と、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nとの前後関係(奥行き方向の位置関係)は、家紋役物224E’が最も前側になり、第1装飾図柄表示装置208Lが最も後側になり、家紋役物224E’と第1装飾図柄表示装置208Lの間に、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nが配置されている。
図251では不図示の、第1特図表示装置212(図193等参照)において実行される変動表示の図柄(特図)や、第2特図表示装置214(図193等参照)において実行される変動表示の図柄(特図)が第1図柄に相当する。また、同じく不図示の普図表示装置210(図193等参照)において実行される変動表示の図柄(普図)が第2図柄に相当する。そして、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて実行される変動表示の装飾図柄が第3図柄pd3に相当する。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lにおける図柄表示領域208a〜208cにおいて変動表示する、図197(b)に示す装飾図柄が第3図柄pd3に相当する。第3図柄pd3は、不図示の第1図柄を装飾を高めて表した演出図柄である。第1図柄は、主制御部300で表示制御され、第3図柄pd3は、副制御部400,500側で表示制御される。上述したように、副制御部400,500側では、所定の周期ごとにタイマ割込処理が実行される。このため、第1図柄と第3図柄pd3とでは、副制御部400,500側におけるタイマ割込処理の所定の周期分だけ少なくともタイムラグが生じるが、第1図柄が変動表示を開始すると、第3図柄pd3も変動表示を開始し、第1図柄が停止表示になると、第3図柄pd3も停止表示になる。以下、第3図柄pd3を用いて説明したり、第3図柄pd3を基準に説明したりするが、第3図柄pd3を第1図柄に置き換えても同じことである。
また、左側の第2装飾図柄表示装置208Mの左上隅には第4図柄pd4が表示されている。ここでの第4図柄pd4は、白い四角と黒丸の組合せの表示態様が、第3図柄pd3(装飾図柄)の変動表示中を表し、黒い四角と白丸の組合せの表示態様が、第3図柄pd3の停止表示中を表す。なお、盤面のLEDランプ等の点灯で変動表示中と停止表示中を区別して表してもよい。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、第3図柄pd3を縮小表示したミニ装飾図柄が示され、このミニ装飾図柄は第5図柄pd5に相当する。なお、第5図柄pd5は、第3図柄pd3と表示態様が異なっていてもよく、第3図柄pd3の大きさよりも小さいか、表示位置が異なっているか、あるいは小さく且つ表示位置が異なっていればよい。第5図柄pd5も、変動表示と停止表示を行い、第4図柄pd4と同じく、第3図柄pd3の変動表示中と停止表示中を、わかりやすく表す役目を担っている。したがって、第4図柄pd4と第5図柄pd5は互いに同期している。第3図柄pd3、第4図柄pd4、第5図柄pd5それぞれは、複数表示される場合があってもよい。
図251(1)に示す状態は、第3図柄pd3が変動表示の表示中であり、第4図柄pd4は、白い四角と黒丸の組合せの表示態様であって、第5図柄pd5も変動表示の表示中である。
また、図251(1)に示す第1特図表示装置212の演出表示領域208dには、2つの保留アイコンh1,h2が表示され、現在の特図の保留数が2つであることが報知されている。すなわち、特図の保留球数分だけ保留アイコンが表示される。入賞タイミングが古い第1保留の保留アイコン(第1保留アイコン)h1はデフォルトの表示態様である白色の表示態様で表示されているが、入賞タイミングが新しい第2保留の保留アイコン(第2保留アイコン)h2は先読み予告の表示態様である赤色の表示態様で表示されている。保留アイコンは、この他に、キャラクタや絵柄の表示態様で表示される場合もあり、各表示態様ごとに、その保留に対応した図柄変動表示における大当りの期待度を表す。ただし、大当りの期待度が高い表示態様であっても、その保留に対応した図柄変動表示で必ず大当りするとは限らず、ハズレになる場合もある。すなわち、大当りの期待度が高いほど、第1図柄において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい。また、保留アイコンが先読み予告の態様で表示され始めたり、先読み予告の態様に変化するタイミングは、変動開始時、変動中、停止時、先読み対象保留の入賞時があげられる。図251に示す例では、保留アイコンを表示する領域hsは、4つしか用意されていないが、特図1の保留球数と特図2の保留球数を合わせた数(例えば8つ)だけ用意されていてもよい。また、演出表示領域208dの左側には、変動アイコンを表示する領域csが用意されており、この領域csは、保留アイコンを表示する領域hsよりも一段高いステージになっている。変動アイコンcは、保留アイコンに対応する図柄変動が開始された後でその図柄変動に対応するアイコンとして表示されるアイコンである。図251(1)に示す変動アイコンcは、デフォルトの表示態様である白色の表示態様で表示されている。変動アイコンcも、色が異なる表示態様や、キャラクタや絵柄の表示態様で表示される場合があり、各表示態様ごとに、実行中の図柄変動表示における大当りの期待度を表す。ただし、大当りの期待度が高い表示態様であっても、実行中の図柄変動表示で必ず大当りするとは限らず、ハズレになる場合もある。
また、図251(1)に示す左側の第2装飾図柄表示装置208Mには、ミニキャラクター表示(以下、「ミニキャラ」という。)が表示されている。このミニキャラは第3図柄(装飾図柄)の変動表示中、停止表示中を問わずに表示される表示であり、図251に示す例では、主人公となる殿様のキャラクタの絵柄の表示Cdと、キャラクタ名とレベル(ここでLv3)を表す文字表示Lvと、ゲージ表示Gmの組合せからなっている。これらの表示のうち、文字表示Lvとゲージ表示Gmはインターネットの連携サービス利用者に表示される。すなわち、Webに登録した会員向けのサービスであり、図柄変動表示の回数や、大当りの回数に応じてゲージが増え、ゲージが満タンになるとレベルアップする。また、ミニキャラを用いた予告演出が行われる場合がある。例えば、殿様のキャラクタの動作やセリフで大当り期待度(ここでは、現在行われている図柄変動表示における大当り期待度)を示してもよい。また、ゲージ表示Gmにおけるゲージの増加の仕方の変化や、ゲージの色で、保留内の大当り期待度を示唆してもよい(すなわち、先読み予告に相当)。また、この殿様のキャラクタを用いたアニメーションによって、保留アイコンの表示態様を変化させたり、後述する操作手段表示の表示態様を変化させたりしてもよい。
さらに、図251(1)に示す右側の第3装飾図柄表示装置208Nでは、ワイプ表示Wdが行われている。図251に示す例では、ワイプ表示Wdには、背景ステージの名称が表示されている。ここでは、城下町ステージであり、ワイプ表示Wdには、「城下町」と表示され、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nの背景には、共通して城下町の町並みが表示されている。なお、ワイプ表示Wdには、演出モードが表示されてもよく、現在の制御状態(例えば、確変中)が表示されてもよく、先読み予告が表示されてもよく、現在行われている図柄変動表示を対象とした予告(通常予告)が表示されてもよい。
加えて、図251(1)に示す右側の第3装飾図柄表示装置208Nにおけるワイプ表示Wdの下方には、操作手段表示が表示されている。図251に示す例では、図193に示すチャンスボタン136を模した表示が、第3図柄(装飾図柄)の変動表示中、停止表示中を問わずに表示されている。操作手段表示には、4種類の表示があり、以降、第一の操作手段表示、第二の操作手段表示、第三の操作手段表示、第四の操作手段表示という。図251(1)には、第一の操作手段表示Od1が表示されている。この第一の操作手段表示Od1は、白色に発光しているチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が付加された表示であるが、例えば、消灯しているチャンスボタン136を模した表示等であってもよいし、PUSHの文字が省略された表示であってもよい。なお、第一の操作手段表示Od1は、複数種類ある操作手段表示のうちのデフォルトの操作手段表示であってもよい。また、操作手段表示は、遊技者が操作することができる操作手段であればよく、チャンスボタン136に限定されることはなく、図202等に示す透過部191や、図193に示す操作キーユニット181における各キーや、第二のチャンスボタン等であってもよい。また、操作手段表示は、操作手段に関する表示であればよく、一例としては、操作手段を表す表示、操作手段を連想させる表示、例えばPUSHの文字表示や操作方向を示した矢印の表示といった、操作手段を操作することを促す表示(以下、「操作促進表示」という。)、例えば、メータ表示、数値表示、個数表示といった、操作手段の操作有効期間の残期間の表示(以下、「残期間表示」という。)等を列挙することができる。すなわち、操作手段表示としては、上記列挙したもの総てであってもよいし、適宜組み合わせたものであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。また、図251に示す例では、操作手段表示は、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されているが、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていてもよく、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されていてもよく、複数の装飾図柄表示装置にそれぞれ表示されていてもよいし、複数の装飾図柄表示装置に跨って表示されていてもよい。また、操作手段表示の表示個数は1個に限らず、複数個であってもよい。
なお、ボタン画像136aやボタンメータも操作手段表示の一例に相当する。各図におけるボタン画像136aやボタンメータが第一の操作手段表示〜第四の操作手段表示のいずれに分類されるかは、この後、順に説明する第一の操作手段表示〜第四の操作手段表示の特徴に応じて、適宜分類される。
また、ここで説明した各種の表示の表示位置、大きさ、表示個数は、ここで説明したことに限定されず、適宜変更可能である。また、第4図柄pd4および第5図柄pd5は、他の表示よりも優先的に表示されるようにしてもよい。例えば、家紋役物224E’等の可動手段が、第4図柄pd4や第5図柄pd5に前側から重なってしまう場合には、最初から第4図柄pd4や第5図柄pd5を複数表示しておいたり、あるいは可動手段の移動に合わせて表示位置を変更してもよい。
図251(2)では、同図(1)で表示されていた第一の操作手段表示Od1が第二の操作手段表示Od2に変化している。第二の操作手段表示Od2は、第一の操作手段表示Od1が発展した表示であってもよいし、第一の操作手段表示Od1から切り替わった表示であってもよい。また、第二の操作手段表示Od2は、第一の操作手段表示Od1と異なる表示である。ここにいう異なる表示とは、表示態様が変化した表示であってもよい。すなわち、形状は同じであって、色、大きさ、模様等のうちの少なくともいずれか一つが異なっている表示であってもよいし、形状、色、大きさ、模様等が同じであって、振動、回転等の動作態様が異なっている表示であってもよい。これらの場合には、操作手段自体に変わりはなく、第一の操作手段表示Od1と第二の操作手段表示Od2は共通の操作手段(ここではチャンスボタン136)についての表示である。また、形状が異なっている表示であってもよい。形状が異なる場合とは、操作手段は共通であるが、操作手段自体が変形した場合(例えば、進出した表示や後退した表示、開いた表示や閉じた表示、操作されることで変形した表示等になった場合)であってもよいし、操作手段を模した表示から、操作促進表示としてPUSHという文字表示に変化した場合であってもよいし、残期間表示として残期間を表すメータ表示に変化した場合であってもよい。さらには、操作手段自体が代わった場合(例えば、チャンスボタン136を模した表示から第2チャンスボタンを模した表示に代わった場合)であってもよい。ばお、この段落で説明した事項については、以下の説明においても同じである。
ただし、第二の操作手段表示Od2は、第一の操作手段表示Od1と同じ表示態様である場合があってもよい。この場合には、第二の操作手段表示Od2と第一の操作手段表示Od1の違いは、後述するように、第二の操作手段表示Od2は、第二の操作手段表示Od2が表示されている状態で、対応する操作手段が操作されると表示態様が変化するのに対して、第一の操作手段表示Od1は、第一の操作手段表示Od1が表示されている状態で、対応する操作手段が操作されても表示態様が変化しないことのみになる。加えて、第二の操作手段表示Od2は、表示状態における対応操作手段の操作は有効になるのに対して、第一の操作手段表示Od1は、表示状態における対応操作手段の操作は無効になるといった違いがあってもよい。
図251(2)に示す第二の操作手段表示Od2は、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示に、操作促進表示としてのPUSHの文字が付加された表示である。
なお、第一の操作手段表示Od1が第二の操作手段表示Od2へ変化するタイミングは、第3図柄pd3の変動表示の表示中になる。この変化タイミングは、第一の操作手段表示Od1を表示することが演出抽選等で決定された段階から決められていたことであり、第一の操作手段表示Od1の表示が開始された第3図柄pd3の変動表示が終了し、次に開始される第3図柄pd3の変動表示の表示中に変化する場合があってもよい。この場合には、第一の操作手段表示Od1は、第3図柄pd3の停止表示中(本停止中)も表示され続け、次の第3図柄pd3の変動表示の開始と同時に第二の操作手段表示Od2へ変化したり、あるいは次の第3図柄pd3の変動表示の開始時点でも第一の操作手段表示Od1が表示され続け、次の第3図柄pd3の変動表示が開始された後に第二の操作手段表示Od2へ変化してもよい。すなわち、第一の操作手段表示Od1は、複数回の第3図柄pd3の変動表示に跨って表示される場合がある。また、第一の操作手段表示Od1が第二の操作手段表示Od2へ変化するタイミングは、第3図柄pd3の停止表示中(本停止中)であってもよい。
また、図251(2)にはスピーカ120が示されており、第二の操作手段表示Od2の表示態様が変化したことを報知するために、スピーカ120からは効果音が出力される。さらに、実物のチャンスボタン136自身も、白色発光状態から赤色発光状態に変化する。なお、効果音の出力、第二の操作手段表示Od2への変化、チャンスボタン136自身の変化は、同時であってもよいし、いずれか一つが先に開始されてもよいし、いずれか一つが後から開始されてもよい。また、効果音の出力以外にも、盤面のLEDランプや、図193に示す枠ランプ122等の点灯あるいは点滅で第二の操作手段表示Od2への変化を報知してもよい。
図251(3)では、第3図柄pd3が、装飾図柄のハズレの組合せ(「装飾7」−「装飾7」−「装飾1」)で揺れ表示(仮停止)している。一方、第5図柄pd5では変動中の様子が表示され、第4図柄pd4は、変動表示中を表す白い四角と黒丸の組合せの表示態様のままである。
図251(4)では、第3図柄pd3が、装飾図柄のハズレの組合せで停止表示(本停止)している。また、第5図柄pd5も、第3図柄pd3と同じく、装飾図柄のハズレの組合せを停止表示(本停止)し、第4図柄pd4は、停止表示中を表す黒い四角と白丸の組合せの表示態様に切り替わっている。この図251(4)〜同図(6)の期間は、不図示の第1図柄(特図)の確定表示の期間であり、第3図柄pd3〜第5図柄pd5も同じ表示が継続して表示されている。また、第二の操作手段表示Od2も継続して表示されている。すなわち、変化前の第一の操作手段表示Od1に戻ることはなく、表示が継続されている。なお、図251(5)では、図柄変動表示が終了したこと(第3図柄pd3の本停止が行われたこと)で図柄変動表示の回数が増えたことになり、ゲージ表示Gmにおけるゲージが増加している(図251(5)に示す右向きの矢印参照)。ただし、第3図柄pd3の仮停止でゲージが増加する場合があってもよい。また、図251(6)では、変動アイコンを表示する領域csから変動アイコンcが消えている。
図251(7)では、第3図柄pd3の変動表示が開始されており、第5図柄pd5でも、第3図柄pd3と同じく、装飾図柄の変動表示が表示され、第4図柄pd4は、変動表示中を表す白い四角と黒丸の組合せの表示態様に切り替わっている。ただし、保留アイコンのシフト移動は開始されておらず、変動アイコンを表示する領域csにも変動アイコンが表示されていない。また、第3図柄pd3の変動表示が開始されても、第二の操作手段表示Od2は継続して表示されており、第二の操作手段表示Od2は連続する第3図柄pd3の変動表示に跨って表示されている。さらに、図251(8)では、保留アイコンのシフト移動が開始されており、今まで第1保留の保留アイコンを表示する領域hsに表示されていた保留アイコンh1が変動アイコンを表示する領域csに向けて移動を開始するとともに、第2保留の保留アイコンを表示する領域hsに表示されていた保留アイコンh2が第1保留の保留アイコンを表示する領域hsに向けて移動を開始している。第1図柄の変動開始時における、保留アイコンのシフト移動の開始、第3図柄pd3の変動表示の開始、第4図柄pd4の表示態様の切り替わり、第5図柄pd5の変動表示の開始の順番は、同時であってもよいし、いずれかが先であってもよい。ただし、第4図柄pd4の表示態様の切り替わりのタイミングと第5図柄pd5の変動表示の開始のタイミングは一致している。
図251(9)では、保留アイコンのシフト移動が完了し、変動アイコンを表示する領域csに、デフォルトの表示態様である白色の表示態様の変動アイコンcが表示され、第1保留の保留アイコンを表示する領域hsに、先読み予告の表示態様である赤色の表示態様の保留アイコンh1が表示されている。
図251(10)でも、第3図柄pd3の変動表示は続いており、第二の操作手段表示Od2の表示も継続している。ここで、第二の操作手段表示Od2の表示態様が変化し、残期間表示である残期間を表すメータ表示Tmが追加される。すなわち、第二の操作手段表示Od2は、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が付加された表示と、メータ表示Tmを組合せた表示になる。また、第二の操作手段表示Od2の表示態様が変化したことを報知するために、スピーカ120からは効果音が出力される。表示態様の変化と効果音の出力はどちらが先であってもよいし、同時であってもよい。なお、メータ表示Tmは、第二の操作手段表示Od2とは別の表示として、第二の操作手段表示Od2の表示態様は変化せず、メータ表示Tmが追加されたということもできる。また、メータ表示Tmを追加する代わりに、あるいはメータ表示Tmの追加とともに、第二の操作手段表示Od2の表示態様を変化させてもよい。例えば、点滅表示させたり、色を変化させたり、拡大表示させてもよい。
図251(11)でも、第3図柄pd3の変動表示は続いており、メータ表示Tmのメータが少し減少し、図251(12)において、第二の操作手段表示Od2に対応した操作手段であるチャンスボタン136が操作される。第二の操作手段表示Od2が表示されている状態でチャンスボタン136が操作されると、第二の操作手段表示Od2の表示態様が変化する。この例では、図251(13)に示すように第一の操作手段表示Od1に戻っている。すなわち、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が付加された表示態様から、白色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が付加された表示態様に変化している。また、第二の操作手段表示Od2が表示されている状態でチャンスボタン136が操作されると、先読み予告(第一の予告演出に相当)が開始される場合がある。すなわち、これまで、背景ステージの名称としての「城下町」が表示されていたワイプ表示Wdには、先読み予告の表示として「熱」の文字が表示され、さらに、第3装飾図柄表示装置208Nではワイプ表示Wdにエフェクト画像Edが追加されている。エフェクト画像Edは、先読み予告が開始されたことを目立たせるための演出であるが、ここでもスピーカ120からの効果音の出力や、各種ランプの発光や、その他の表示によって、先読み予告が開始されたことを報知してもよい。なお、効果音の出力や、各種ランプの発光や、その他の表示も、先読み予告(第一の予告演出に相当)の一つと見ることもできる。図251(13)の状態では、特図の保留は1つしかないことから、ワイプ表示Wdに表示された「熱」の文字による先読み予告の対象は、図251(13)に示す保留アイコンh1が表す第1保留に対応した図柄変動表示になる。なお、この保留アイコンh1は、先読み予告の表示態様で表示されていることから、ワイプ表示Wdによる先読み予告と、保留アイコンの表示態様による先読み予告といった2種類の先読み予告が実行されていることになる。また、図251(13)に示される、第二の操作手段表示Od2の表示態様の変化、ワイプ表示Wdにおける先読み予告の表示への切替え、エフェクト画像Edの追加は、同時であってもよいし、いずれか一つが先に開始されてもよいし、いずれか一つが後から開始されてもよい。また、エフェクト画像Edは、導光板によるエフェクト画像の模様の発光であってもよい。
ここで、考えられる他の例について詳述する。まず、図251(1)に示す第一の操作手段表示Od1が表示されている状態で、第一の操作手段表示Od1に対応した操作手段であるチャンスボタン136が操作されても、何も変化は起こらない。すなわち、第一の操作手段表示Od1の表示態様は変化せず、第一の操作手段表示Od1がそのまま表示され、チャンスボタン136が操作されたことに応じた演出(例えば、予告演出等)は開始されない。したがって、このタイミングでのチャンスボタン136の操作は、無効化されたということもできるし、第一の操作手段表示Od1が、チャンスボタン136の操作が無効であることを示す表示であるということもできる。なお、以下の説明で、操作手段の操作が受け付けられないことと、受け付けられたとして該操作が無効にされることを合わせて、操作手段の操作が無効であるとする。
次に、第一の操作手段表示Od1が第二の操作手段表示Od2に変化した時に実行されている第3図柄pd3の変動表示中(図251(2)〜同図(3))の期間に、第二の操作手段表示Od2に対応した操作手段であるチャンスボタン136が操作された場合にも、同図(13)を用いて説明したような、ワイプ表示Wdに先読み予告である「熱」の文字が表示されるとともにエフェクト画像Edが追加され、先読み予告が開始される。また、第二の操作手段表示Od2が、第一の操作手段表示Od1に戻る。この場合は、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が付加された表示態様の第二の操作手段表示Od2が、チャンスボタン136の操作が有効であることを示す表示であるということができる。
一方で、先読み予告が開始されない場合があってもよい。すなわち、図251(10)で表示が追加されたメータ表示Tmが表示されるまでは、チャンスボタン136が操作されても、上述の第一の操作手段表示Od1が表示されている状態と同じく、何も変化は起こらないようにしてもよい。この場合は、メータ表示Tmを含めた第二の操作手段表示Od2が、チャンスボタン136の操作が有効であることを示す表示であるということができ、図251(2)〜同図(9)に示す、メータ表示Tmがない第二の操作手段表示Od2は、チャンスボタン136の操作が無効であることを示す表示であるということができる。また、メータ表示Tm自身が、チャンスボタン136の操作が有効であることを示す表示であるということもできる。さらに、第二の操作手段表示Od2に変化してから第3図柄pd3の停止表示を経ないと、チャンスボタン136が操作されても先読み予告が開始されない態様であってもよい。すなわち、図251(2)〜同図(6)に示す第二の操作手段表示Od2は、チャンスボタン136の操作が無効であることを示す表示であるということができる。また、第二の操作手段表示Od2に変化したときに実行中の第3図柄pd3の変動表示中に限って、チャンスボタン136が操作されると、先読み予告が開始される態様であってもよい。すなわち、図251(2)〜同図(3)に示す第二の操作手段表示Od2は、チャンスボタン136の操作が有効であることを示す表示であるということができ、チャンスボタン136が操作されなかった場合は、第二の操作手段表示Od2は、図251(4)のタイミングで第一の操作手段表示Od1に戻ってもよい。あるいは、第二の操作手段表示Od2が表示されてから第3図柄pd3の揺れ表示(仮停止)より前にチャンスボタン136を操作しないと、先読み予告が開始されない態様であってもよく、この態様であれば、チャンスボタン136が操作されなかった場合は、第二の操作手段表示Od2は、図251(3)に示す揺れ表示(仮停止)のタイミングで第一の操作手段表示Od1に戻ってもよい。また、第3図柄pd3の停止表示(本停止)中であっても、第二の操作手段表示Od2が表示されている状態でチャンスボタン136が操作されると、先読み予告が開始される態様であってもよい。
また、図251(10)に示すメータ表示Tmのメータは、チャンスボタン136の操作がなかった場合、例えば、図251(14)のタイミングで0になる。すなわち、先読み予告の対象となる図柄変動表示が開始される前までには0になる。操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなかた場合であっても、操作があったものとして、メータ表示Tmのメータが0になった後に、ワイプ表示Wdに先読み予告である「熱」の文字が表示されるとともにエフェクト画像Edが追加され、先読み予告が開始される。なお、操作がなかった場合には、先読み予告の演出の態様を変えてもよい。例えば、エフェクト画像Edが表示されなかったり、操作があった場合には効果音等の音出力も実行されるが、操作がなかった場合には音出力は実行されないようにしてもよい。
以上、色々な態様について説明したが、先読み予告が開始された場合には、第二の操作手段表示Od2が第一の操作手段表示Od1に戻る。ただし、戻らない場合があってもよい。また、チャンスボタン136が操作された場合は、先読み予告が開始されなくても、第二の操作手段表示Od2が第一の操作手段表示Od1に戻るようにしてもよい。ただし、先読み予告が開始されない限りは、その後にチャンスボタン136の操作を受け付けて先読み予告が開始される場合があってもよく、この場合には、先読み予告が開始されるまで、第二の操作手段表示Od2は第一の操作手段表示Od1に戻らずに、第二の操作手段表示Od2のまま表示され続けてもよい。
また、第二の操作手段表示Od2が表示された後、先読み予告が実行される場合があることは、第二の操作手段表示Od2自体が、先読み予告の表示(第三の予告演出)に相当するともいえる。
図251(14)では、第3図柄pd3が、装飾図柄のハズレの組合せで揺れ表示(仮停止)しているが、同図(3)と同じく、第5図柄pd5は変動表示が継続されており、第4図柄pd4は変動表示中を表す表示態様のままである。また、エフェクト画像Edは消えているが、ワイプ表示Wdにおける先読み予告の表示(「熱」の文字表示)は継続している。
図251(15)では、第3図柄pd3が、装飾図柄のハズレの組合せで停止表示(本停止)し、第5図柄pd5も、装飾図柄のハズレの組合せを停止表示(本停止)し、第4図柄pd4は、停止表示中を表す表示態様に切り替わり、不図示の第1図柄(特図)の確定表示の期間(図251(15)〜同図(17))が開始されている。この確定表示の期間中(第3図柄pd3の本停止中)も、第一の操作手段表示Od1は継続して表示されている。なお、図251(16)では、図柄変動表示が終了したことで図柄変動表示の回数が増えたことになり、ゲージ表示Gmにおけるゲージが増加している(図251(16)における右向きの矢印参照)。また、図251(17)では、変動アイコンを表示する領域csから変動アイコンcが消えている。
図251(18)では、第3図柄pd3の変動表示が再び開始されており、第5図柄pd5でも、第3図柄pd3と同じく、装飾図柄の変動表示が表示され、第4図柄pd4は、変動表示中を表す表示態様に切り替わっている。ただし、保留アイコンのシフト移動は開始されていない。また、第3図柄pd3の変動表示が開始されても、第一の操作手段表示Od1は継続して表示されており、第一の操作手段表示Od1も、複数回の第3図柄pd3の変動表示に跨って表示されている。
図252は、図251から続く、操作手段表示が表示される例を段階的に示した図である。
図251(18)に続く図252(19)では、保留アイコンのシフト移動が開始されており、先読み予告の表示態様の保留アイコンh1が変動アイコンを表示する領域csに向けて移動を開始し、図252(20)では、保留アイコンのシフト移動が完了し、保留アイコンの表示はなくなるが、変動アイコンを表示する領域csに赤色の表示態様の変動アイコンcが表示されている。図251(18)で開始された図柄変動表示は、上述の2種類の先読み予告(ワイプ表示Wdによる先読み予告と、保留アイコンh1の表示態様による先読み予告)の対象になる図柄変動表示である。先読み予告の対象になっていた図柄変動表示が開始されても、ワイプ表示Wdには「熱」の文字が表示されているが、先読み予告の対象になっていた図柄変動表示が開始されたことから、ワイプ表示Wdの「熱」の文字は、現在行われている図柄変動表示を対象とした、いわゆる通常予告(当該変動予告)になる。また、赤色の表示態様の変動アイコンcも、通常予告(当該変動予告)の表示態様で表示されていることになる。すなわち、先読み予告の対象となる図柄変動表示の開始を境に、先読み予告から通常予告に切り替わる。先読み予告から通常予告に切り替えて、その通常予告を継続することで、多くの遊技者に、開始された図柄変動表示が熱いことを気付かせることができる場合がある。
図252(21)では、第3図柄pd3の変動表示において、「装飾7」のリーチ演出が開始され、図252(22)では、スピーカ120から「リーチ」の音声が出力されている。なお、音声以外にも各種ランプの発光や、表示によって、リーチ演出が開始されたことを報知してもよい。この状態では、リーチ演出はノーマルリーチ演出であるが、「装飾7」のリーチ演出を、他の数字によるリーチ演出よりも大当りの期待度が高いリーチ演出としてもよい。図252(23)では、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されているキャラクタの絵柄の表示Cdに吹き出しの表示が追加される。その吹き出しの表示は、スーパーリーチへの発展を示唆あるいは予告する「発展じゃ」という文字表示であり、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示されている。また、この吹き出しの表示は、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていたリーチ状態の第3図柄pd3の変動表示に重なり、第3図柄pd3が視認困難になっている。なお、ここにいう視認困難とは、それより前の状態に比べて視認困難であるといった相対的なことを意味する(以下、同じ)。
第1装飾図柄表示装置208Lにおける、変動アイコンを表示する領域csの表示、変動アイコンcの表示、保留アイコンを表示する領域hsの表示、第2装飾図柄表示装置208Mにおける、キャラクタの絵柄の表示Cd、文字表示Lv、ゲージ表示Gm、第3装飾図柄表示装置208Nにおける、ワイプ表示Wdの「熱」の文字表示、第一の操作手段表示Od1は、図252(23)まで、いずれも表示中であるが、「発展じゃ」という吹き出しの表示が消えた図252(24)では、第2装飾図柄表示装置208Mにおける、キャラクタの絵柄の表示Cd、文字表示Lv、ゲージ表示Gmは、吹き出しの表示とともに全て消え、第1装飾図柄表示装置208Lにおいても、保留アイコンを表示する領域hsの表示が全て消えている。ただし、第1装飾図柄表示装置208Lにおける、変動アイコンを表示する領域csの表示および変動アイコンcの表示は、現在行われている図柄変動表示の期待度を表す表示であるため継続して表示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nにおける、ワイプ表示Wdの「熱」の文字表示や第一の操作手段表示Od1も依然として表示中であり、第3図柄pd3も視認可能に表示中であり、第4図柄pd4および第5図柄pd5も表示中である。なお、図252(23)で保留アイコンが表示されていたのであれば、保留アイコンの表示も消える。ここで消えた、吹き出しの表示、キャラクタの絵柄の表示Cd、文字表示Lv、ゲージ表示Gm、保留アイコンを表示する領域hsの表示は、全てが同時に消えてもよいし、消えるタイミングがそれぞれ異なっていてもよい。あるいは、一部の表示(例えば、吹き出しの表示、キャラクタの絵柄の表示Cd、文字表示Lv、ゲージ表示Gm)は同時に消え、残りの表示(保留アイコンを表示する領域hsの表示、保留アイコンの表示)は、異なるタイミングで消えてもよい。
図252(25)では、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた、変動アイコンを表示する領域csの表示および変動アイコンcの表示が、第2装飾図柄表示装置208Mに向けて移動するアニメーションが表示されており、図252(26)では、そのアニメーションが終了し、変動アイコンを表示する領域csの表示および変動アイコンcの表示は、第2装飾図柄表示装置208Mにおける、それまでミニキャラが表示されていた位置に表示されている。こうすることで、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面を広く使って、大当り期待度の高い演出(ここではスーパーリーチ演出)を行うことができるようになる。そして、図252(26)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第5図柄pd5の表示領域を除いて暗転表示が表示され、第3図柄pd3や城下町の背景表示が見えなくなっている。ただし、第5図柄pd5は、変動表示中であることがわかるように常に表示され続けている。なお、第5図柄pd5を枠で囲って表示してもよい。また、図252(26)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、ワイプ表示Wdが、「熱」の文字から、スーパーリーチ演出の演出名(剣豪リーチ)を表す「剣豪」の文字に変化している。したがって、ワイプ表示Wdによる通常予告は、ここで終了したということができる。一方、第2装飾図柄表示装置208Mに移動した変動アイコンcは、通常予告(当該変動予告)の表示態様である赤色の表示態様で表示され続けている。また、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第3図柄pd3の縮小表示pd3’が表示されている。
図252(27)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ演出の剣豪リーチ演出が開始され、主人公の殿様が画面いっぱいに表示されているが、第5図柄pd5は隠されずに視認可能である。図252(28)では、荒野の背景表示に切り替わり、主人公の殿様と敵役の剣豪が対決を開始し、同図(29)から同図(36)まで斬り合い後のシーンが表示され続けている。加えて、図252(30)〜同図(32)に示すように、これまで第3装飾図柄表示装置208Nに継続して表示されていた第一の操作手段表示Od1が、第3装飾図柄表示装置208Nから飛び出し、第1装飾図柄表示装置208Lに移動してくいるアニメーションが表示される。図252(32)では、第1装飾図柄表示装置208Lの中央に第一の操作手段表示Od1が表示されている。次いで、剣豪リーチ演出が続いている図252(33)では、その第一の操作手段表示Od1が第四の操作手段表示Od4に変化する。すなわち、第3図柄pd3の変動表示中に第四の操作手段表示Od4に変化する。第四の操作手段表示Od4は、第一の操作手段表示Od1が発展した表示であってもよいし、第一の操作手段表示Od1から切り替わった表示であってもよい。また、第四の操作手段表示Od4は、第一の操作手段表示Od1と異なる表示である。図252(33)に示す第四の操作手段表示Od4は、拡大表示と、表示態様の変化と、残期間表示である残期間を表すメータ表示の追加が行われた表示である。すなわち、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が付加された表示が拡大表示され、その下に大きなメータ表示Tm’が追加表示されている。このように、第四の操作手段表示Od4は、第一の操作手段表示Od1の表示態様が変化するとともに大きさも変化し、さらに表示位置も変化している。なお、大きなメータ表示Tm’は、第四の操作手段表示Od4とは別の表示として見ることもできる。また、図252(33)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、ワイプ表示Wdが、「剣豪」の文字から、操作促進表示である「押せ」の文字に変化している。
図252(34)では、剣豪リーチ演出が続いており、メータ表示Tm’のメータが少し減少し、同図(35)では、そのメータがさらに減少し、同図(36)では、そのメータが残り1/4まで減少する。このメータ表示Tm’には、チャンスアップの表示(「チャンス」という文字表示)が隠されており、メータが減るにつれて徐々にその表示が見えてくる。ここでのチャンスアップとは、現在行われている図柄変動表示で大当りする期待度が高まることを意味する。
図253は、図252から続く、操作手段表示が表示される例を段階的に示した図である。
図252(36)に続く図253(37)では、第四の操作手段表示Od4に対応した操作手段であるチャンスボタン136が操作される。第四の操作手段表示Od4が表示されている状態でチャンスボタン136が操作されると、現在行われている図柄変動表示における大当りを予告する通常予告(第二の予告演出に相当)が開始される。また、第四の操作手段表示Od4が第一の操作手段表示Od1に戻る。図253(38)では、これまで初期位置にあった家紋役物224E’が落下動作を実行し、家紋役物224E’全体が第1装飾図柄表示装置208Lに前側から重なり、さらに、第1装飾図柄表示装置208Lには、エフェクト画像Ed1が大きく表示される。このエフェクト画像Ed1は、荒野の背景画像における殿様と剣豪の斬り合い後のシーンをほとんど隠すように表示され、殿様も剣豪も視認困難になる。また、エフェクト画像Ed1の先端部分は、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nに表示され、ここでのエフェクト画像Ed1は、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nに跨って表示されている。加えて、第3装飾図柄表示装置208Nでは、第四の操作手段表示Od4から戻った第一の操作手段表示Od1が再び表示されており、その上では、ワイプ表示Wdが、「押せ」の文字から「勝利」の文字に変化し、エフェクト画像Ed1の先端部分がワイプ表示Wdに重なっている。しかしながら、「勝利」の文字は視認可能であり、エフェクト画像Ed1の先端部分が、ワイプ表示Wdにおける「勝利」の文字を逆に目立たせている。なお、エフェクト画像Ed1は、変動表示中を継続して表している第5図柄pd5には重なっておらず、変動表示が継続していることは、第4図柄pd4とともに第5図柄pd5でも明確に表示されている。以上説明したように、この例では、通常予告の演出として、家紋役物224E’が落下動作を実行するとともにエフェクト画像Ed1が表示され、ワイプ表示Wdが「勝利」の文字に変化している。ここでの通常予告の演出は、大当りの期待度が高い演出であり、大当りの期待度が低い場合は、家紋役物224E’が落下しなかったり、落下してもエフェクト画像Ed1が表示されなかったり、ワイプ表示Wdが「敗北」の文字に変化したり、クエスチョンマークに変化したりする。さらに、家紋役物224E’の落下と同時に、図253(38)に示す第2装飾図柄表示装置208Mでは、第3図柄pd3の縮小表示pd3’が、装飾図柄の大当りの組合せ(「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」)で揺れ表示(仮停止)を開始している。
図253(39)では、落下位置にあった家紋役物224E’が初期位置まで上昇しているが、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nに跨って、エフェクト画像Ed1が依然として表示されている。
そして、図253(40)では、エフェクト画像Ed1が消え、第1装飾図柄表示装置208Lにはスーパーリーチ演出である剣豪リーチ演出の結果が表示されている。ここでは、主人公の殿様が勝利したシーンが表示されている。したがって、スーパーリーチ演出は、図252(26)から図253(40)までの演出になる。なお、図253(40)に示す、主人公の殿様が勝利したシーンは、第四の操作手段表示Od4が表示されている状態でチャンスボタン136が操作されて開始された通常予告の一部として見ることもできる。
図253(41)では、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されていた、第3図柄pd3の縮小表示pd3’が、第1装飾図柄表示装置208Lに復帰し、第1装飾図柄表示装置208Lにおける図柄表示領域208a〜208cいずれにも、「装飾7」が表示されている。ここでは、いずれの「装飾7」も揺れ表示(仮停止)しているが、第5図柄pd5は変動表示が継続されており、第4図柄pd4は変動表示中を表す表示態様のままである。また、ワイプ表示Wdにおける通常予告の表示(「勝利」の文字表示)は継続している。
図253(42)では、第3図柄pd3が、装飾図柄の大当りの組合せ(「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」)で停止表示(本停止)し、第5図柄pd5も、装飾図柄の大当りの組合せを停止表示(本停止)し、第4図柄pd4は、停止表示中を表す表示態様に切り替わり、不図示の第1図柄(特図)の確定表示が開始されている。この確定表示の期間中(第3図柄pd3の本停止中)も、第一の操作手段表示Od1も、ワイプ表示Wdにおける通常予告の表示(「勝利」の文字表示)も継続して表示されている。
ここで、考えられる他の例について詳述する。まず、第一の操作手段表示Od1に戻って以降の図251(13)〜図252(32)では、第一の操作手段表示Od1に対応した操作手段であるチャンスボタン136が操作されても、図251(1)の状態と同じく何も変化は起こらない。すなわち、第一の操作手段表示Od1の表示態様は変化せず、第一の操作手段表示Od1がそのまま表示され、チャンスボタン136が操作されたことに応じた演出(例えば、予告演出等)は開始されない。
一方、第一の操作手段表示Od1から第四の操作手段表示Od4に変化すると、上述したように、チャンスボタン136の操作が受け付けられ、通常予告が開始される。ここで、第四の操作手段表示Od4の表示を含めて、図252(33)〜図253(40)の一連の演出は、現在行われている図柄変動表示で大当りするか否かを占う最後の演出(いわゆる最終ジャッジ演出)に相当するともいえる。また、第四の操作手段表示Od4が表示された後、通常予告が実行される場合があることは、第四の操作手段表示Od4自体が、通常予告の表示(第二の予告演出)に相当するともいえる。
また、この例では、第一の操作手段表示Od1が変化して第四の操作手段表示Od4が表示されたが、第一の操作手段表示Od1が表示されていない状態で、第四の操作手段表示Od4が単独で表示され始めてもよいし、第一の操作手段表示Od1が表示されていても、その第一の操作手段表示Od1が変化するのではなく、第四の操作手段表示Od4が単独で表示され始めてもよい。ただし、第一の操作手段表示Od1が変化して第四の操作手段表示Od4が表示される場合の方が、第四の操作手段表示Od4が単独で表示され始めるよりも、大当り期待度が高い。
さらに、チャンスボタン136が操作されると、図253(38)では、第四の操作手段表示Od4が第一の操作手段表示Od1に戻っているが、第四の操作手段表示Od4が消えて、操作手段表示は一旦何も表示されず、大当り遊技の終了後や、第3図柄pd3の次の変動表示の開示時に、第一の操作手段表示Od1の再表示が開始されるようにしてもよい。あるいは反対に、大当り遊技が終了しても第一の操作手段表示Od1を表示しないようにしてもよいし、第3図柄pd3の次の変動表示が開示されても第一の操作手段表示Od1を表示しないようにしてもよい。
また、図252(33)に示すメータ表示Tm’のメータが0になるまでに、チャンスボタン136が操作されなかった場合であっても、操作があったものとして、メータ表示Tm’のメータが0になった後に、図253(38)〜同図(40)の通常予告の演出が実行されるようにしてもよい。
なお、図251を用いて説明した例では、第二の操作手段表示Od2が表示されている状態でチャンスボタン136が操作されると、先読み予告が開始されているが、チャンスボタン136が操作されている時点で行われている図柄変動表示を対象とした通常予告が先読み予告に代えて開始されてもよい。
図254は、図195に示す遊技盤の構成とは異なる構成の遊技盤を備えたパチンコ機における第一の操作手段表示Od1が第二の操作手段表示Od2に変化する例を段階的に示す図である。
ここでの説明は、図251〜図253に示す例と異なる点を中心に説明し、図251〜図253に示す例と同じ点については説明を省略する場合がある。
図254に示す例では、第1装飾図柄表示装置208Lの左右に配置されていた、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの代わりに、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に第4装飾図柄表示装置208Oが配置されている。この第4装飾図柄表示装置208Oも、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nと同じく、可動手段でもあり、表示画面の大きさは第1装飾図柄表示装置208Lよりも小さい。図254(a)に示す第4装飾図柄表示装置208Oは、上部分が第1装飾図柄表示装置208Lにおける演出表示領域208dの中央部分に前側(遊技者側)から重なり、この位置は初期位置に相当し、第4装飾図柄表示装置208Oは昇降動作可能な表示装置である。図254に示す例では、この第4装飾図柄表示装置208Oの背景画像も城下町の町並みであって、保留アイコンを表示する領域hsが4つ表示され、図254(a)では、全ての領域hsに、デフォルトの表示態様である白色の表示態様の保留アイコンh1〜h4が表示されている。
第1装飾図柄表示装置208Lにおける演出表示領域208dの左端には、変動アイコンを表示する領域csが用意されており、この領域csは、保留アイコンを表示する領域hsと同じ低いステージである。図254(a)では、その領域csに、デフォルトの表示態様である白色の表示態様の変動アイコンcが表示されており、第3図柄pd3および第5図柄pd5それぞれにおいて変動表示が行われている。また、この例では、第1装飾図柄表示装置208Lの左上に第4図柄pd4が表示されており、図254(a)では、第4図柄pd4は、変動表示中を表す表示態様である。
さらに、第1装飾図柄表示装置208Lにおける演出表示領域208dの右端には、第一の操作手段表示Od1が表示されている。
図254(b)では、変動アイコンcの上に、主人公の殿様のキャラクタの絵柄の表示Cd1が出現し、同図(c)では、殿様のキャラクタが、変動アイコンcの後ろに舞い降りて、変動アイコンを表示する領域csの上に直立姿勢で表示されている。そして、主人公の殿様のキャラクタが変動アイコンcを担ぎ(図254(d))、担いだ変動アイコンcを投げ飛ばす(図254(e))アニメーションが表示されている。すなわち、ここでのアニメーションは、変動アイコンcの移動アニメーションである。投げ飛ばされた変動アイコンcは、変動表示中の第3図柄pd3を横切り(図254(f))、第一の操作手段表示Od1に当たる(図254(g))。すると、図254(h)に示すように、変動アイコンcと第一の操作手段表示Od1の一部を隠すようにエフェクト画像Ed2が出現し、続く図254(i)では変動アイコンcが消えて第一の操作手段表示Od1に変化が生じ、図254(j)では、エフェクト画像Ed2が消えて、第一の操作手段表示Od1が表示されていた位置に第二の操作手段表示Od2が表示されている。ここでの第二の操作手段表示Od2は、青色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が付加された表示態様である。また、実物のチャンスボタン136自身も、白色発光状態から青色発光状態に変化する。チャンスボタン136自身の発光態様、あるいは第二の操作手段表示Od2の表示態様として、白色態様よりも赤色態様、赤色態様よりも青色態様の方が大当りの期待度は高い。図251(1)〜同図(2)のように、第一の操作手段表示Od1が第二の操作手段表示Od2に単独で変化する場合よりも、この例のようにキャラクタが関与して第一の操作手段表示Od1が第二の操作手段表示Od2に変化する場合の方が、大当りの期待度が高くなる。なお、変動アイコンcを投げ飛ばした後の殿様のキャラクタは、同じポーズを図254(j)まで継続し、図254(k)では、変動アイコンを表示する領域csの上に直立姿勢で表示されている。
図254(k)では、キャラクタの絵柄の表示Cd1に、「チャンスじゃ」という吹き出しの表示が追加される。この「チャンスじゃ」という吹き出しの表示は操作促進表示の一種であるともいえるし、先読み予告の一種であるともいえる。また、この例でも、第二の操作手段表示Od2自体が、先読み予告の表示(第三の予告演出)に相当するともいえる。
図254(l)において、第二の操作手段表示Od2に対応した操作手段であるチャンスボタン136が操作される。第二の操作手段表示Od2が表示されている状態でチャンスボタン136が操作されると、この例でも、第二の操作手段表示Od2の表示態様が変化し、図254(m)に示すように第一の操作手段表示Od1に戻る。また、先読み予告(第一の予告演出に相当)が開始される。図254(m)では、第4装飾図柄表示装置208Oに表示されている保留アイコンの表示態様が先読み予告の表示態様に変化する変化アニメーションが開始され、第2保留アイコンh2の一部又は全部を隠すようにエフェクト画像Ed3が出現し、続く図254(n)では、エフェクト画像Ed3よりも手前側に、扇の絵柄の表示態様に変化した第2保留アイコンh2が表示されている。そして、図254(o)では、エフェクト画像Ed3が消え、先読み予告の表示態様である扇の絵柄の表示態様の第2保留アイコンh2が表示され、この先読み予告の表示態様の第2保留アイコンh2は、第2保留が消化されるまで表示され続ける。
なお、考えられる他の例について詳述する。まず、この例では、第二の操作手段表示Od2が表示されてから、チャンスボタン136が早々に操作されているが、操作タイミングが遅くなっても、操作有効期間内であれば、図254(m)〜同図(o)の先読み予告の演出が実行される。また、第二の操作手段表示Od2の表示が開始されたときに実行されている第3図柄pd3の変動表示が終了し、第3図柄pd3の次の変動表示が開始されるまでチャンスボタン136が操作されなかった場合には、第二の操作手段表示Od2は継続して表示される。すなわち、第二の操作手段表示Od2の表示が開始されたときに実行されている第3図柄pd3の変動表示が終了し停止表示中も第二の操作手段表示Od2は継続して表示され、第3図柄pd3の次の変動表示が開始されても第二の操作手段表示Od2は継続して表示され、第二の操作手段表示Od2は、連続する第3図柄pd3の変動表示を跨いで表示される。さらには、第二の操作手段表示Od2は、チャンスボタン136が操作さなければ、最長で、図254に示す第2保留アイコンh2に対応した図柄変動表示が終了するまで表示され続けてもよい。
また、青色に発光したチャンスボタン136を模した表示は、第三の操作手段表示の一例に相当しているといえる場合がある。ここにいう第三の操作手段表示とは、第一の操作手段表示Od1とは異なる態様の操作手段表示であって、第三の操作手段表示が表示されている状態で、第三の操作手段表示に対応する操作手段(ここではチャンスボタン136)が操作されても、表示態様が変化しない操作手段表示のことをいう。なお、第三の操作手段表示が表示されている状態で、第三の操作手段表示に対応する操作手段が操作された場合に、予告演出が開始されてもよいし、開始されなくてもよい。以下、青色に発光したチャンスボタン136を模した表示を、青色の第三の操作手段表示と称して説明を続ける。例えば、青色の第三の操作手段表示に、図251(10)に示すメータ表示Tmが追加されるまで、あるいはPUSHの文字が付加されるまでは、チャンスボタン136の操作を無効にし、メータ表示Tmが追加された以降、あるいはPUSHの文字が付加された以降に、チャンスボタン136の操作があれば、図254(m)〜同図(o)の先読み予告の演出が実行される場合があってもよい。すなわち、チャンスボタン136の操作を無効にする期間から有効にする期間に切り替わる場合があってもよい。この場合、青色の第三の操作手段表示に、メータ表示Tmが追加されたり、PUSHの文字が付加された後に、チャンスボタン136が操作されると、図254(m)に示すように第一の操作手段表示Od1に戻ってしまうことから、青色の第三の操作手段表示に、メータ表示Tmが追加されたり、PUSHの文字が付加されると、第三の操作手段表示は第二の操作手段表示に変化したといえる。また、青色の第三の操作手段表示から第一の操作手段表示Od1に変化する場合があってもよく、この場合には、チャンスボタン136の操作が常に無効になる。遊技者は、青色の第三の操作手段表示が表示されている状態で、チャンスボタン136を操作しても、先読み予告が開始されない場合には、チャンスボタン136の操作がいつ有効に切り替わるか、あるいは切り替わらずに第一の操作手段表示Od1に戻ってしまうかを、有効に切り替わることを期待しながら待つことになる。有効に切り替わる期待度の高さを、チャンスボタン136自身の発光態様、あるいは第三の操作手段表示の表示態様によって表してもよい。例えば、赤色態様よりも青色態様、青色態様よりも7色の変化態様(レインボー態様)の方がその期待度を高くしてもよい。チャンスボタン136の操作が有効に切り替われば、先読み予告が実行され、切り替わらずに第一の操作手段表示Od1に戻ってしまった場合よりも、大当りの期待度が高くなる。また、チャンスボタン136の操作が無効になる期間中に、第三の操作手段表示の表示態様を変化させ、有効に切り替わる期待度の高さを上げたり、反対に下げたりしてもよい。
またこの例では、チャンスボタン136の残期間表示は表示されていないが、チャンスボタン136の操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなかった場合であっても、操作があったものとして、操作有効期間経過以降に、図254(m)〜同図(o)の先読み予告の演出が実行されるようにしてもよい。
さらに、図254(j)では、第二の操作手段表示Od2に変化しているが、第四の操作手段表示Od4に変化してもよい。この場合は、予告対象である第2保留アイコンh2に対応した図柄変動表示が開始するまで、チャンスボタン136の操作を無効にし、第2保留アイコンh2に対応した図柄変動表示が開始した後に、チャンスボタン136の操作があれば、通常予告を開始するようにしてもよい。
図255は、図254に示す例の変形例を段階的に示す図である。
ここでの説明は、図254に示す例と異なる点を中心に説明し、図254に示す例と同じ点については説明を省略する場合がある。
図255に示す例でも、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に第4装飾図柄表示装置208Oが配置されている。図255(a)に示す第4装飾図柄表示装置208Oには、4つの保留アイコンh1〜h4が表示されており、いずれの保留アイコンh1〜h4も、デフォルトの表示態様である白色の表示態様である。また、図255(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lにおける演出表示領域208dの左端には、デフォルトの表示態様である白色の表示態様の変動アイコンcが表示されており、その右端には、第一の操作手段表示Od1が表示されている。
図255(b)では、第一の操作手段表示Od1の上に、主人公の殿様のキャラクタの絵柄の表示Cd1が出現し、同図(c)では、殿様のキャラクタが、第一の操作手段表示Od1の後ろに舞い降りて、直立姿勢で表示されている。そして、主人公の殿様のキャラクタが第一の操作手段表示Od1を担ぎ(図255(d))、担いだ第一の操作手段表示Od1を投げ飛ばす(図255(e))アニメーションが表示されている。すなわち、ここでのアニメーションは、第一の操作手段表示Odの移動アニメーションである。投げ飛ばされた第一の操作手段表示Od1は、変動表示中の第3図柄pd3の前を通って、図255(f)では、第1装飾図柄表示装置208Lと第4装飾図柄表示装置208Oの境にちょうど表示されている。すなわち、第一の操作手段表示Od1の上半分が第1装飾図柄表示装置208Lに表示され、第一の操作手段表示Od1の下半分が第4装飾図柄表示装置208Oに表示されている。第一の操作手段表示Od1は、そのまま第4装飾図柄表示装置208O内に落ちていき(図255(f)に示す、第一の操作手段表示Od1から下向きに延びた矢印参照)、図255(g)では、4つ並んで表示されている保留アイコンh1〜h4の上に表示されている。次いで、図255(h)に示すように、第一の操作手段表示Od1は、その場所で第二の操作手段表示Od2に変化する。すなわち、青色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が付加された表示態様に変化する。また、実物のチャンスボタン136自身も、青色発光状態に変化する。
図255(i)では、第一の操作手段表示Od1が表示されていた位置に殿様のキャラクタの表示Cd1が表示されており、そのキャラクタの絵柄の表示Cd1に、「ボタンを押すのじゃ」という吹き出しの表示が追加される。この「ボタンを押すのじゃ」という吹き出しの表示は操作促進表示の一種であるともいえるし、先読み予告の一種であるともいえる。また、この例でも、第二の操作手段表示Od2自体が、先読み予告の表示(第三の予告演出)に相当するともいえる。
以降は、図254(l)以降と同じであるため、説明を省略する。
なお、図255に示す例では、投げ飛ばされた第一の操作手段表示Od1の到達地点は第4装飾図柄表示装置208O内であったが、第1装飾図柄表示装置208L内であってもよい。また、図255に示す例では、チャンスボタン136の操作が無効な状態で操作手段表示が移動している(投げ飛ばされている)が、チャンスボタン136の操作が有効な状態で操作手段表示が移動してもよい。すなわち、その表示自身が先読み予告の表示(第三の予告演出)でもある第二の操作手段表示Od2に変化した後で移動してもよい。ただし、移動中にチャンスボタン136が操作されても先読み予告は開始されない。また、考えられる他の例については、図254で考えられる他の例として説明した各種の例が適用可能である。
図256は、第一の操作手段表示Od1から第三の操作手段表示Od3に変化し、さらに第三の操作手段表示Od3から第二の操作手段表示Od2に変化する例を段階的に示す図である。
図256以降における例は、図195に示す遊技盤200を備えたパチンコ機100における例であり、図256以降の説明では、図251〜図253に示す例と異なる点を中心に説明し、図251〜図253に示す例と同じ点については説明を省略する場合がある。
図256(a)の状態は図251(a)の状態と同じであり、第3図柄pd3および第5図柄pd5それぞれにおいて変動表示が行われている。また、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されている第4図柄pd4は、変動表示中を表す表示態様である。さらに、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されたワイプ表示Wdの下方には、第一の操作手段表示Od1が表示されている。
図256(b)では、第一の操作手段表示Od1が第三の操作手段表示Od3に変化する。第三の操作手段表示Od3は、第一の操作手段表示Od1が発展した表示であってもよいし、第一の操作手段表示Od1から切り替わった表示であってもよい。また、第三の操作手段表示Od3は、第一の操作手段表示Od1と異なる表示である。図256(b)に示す第三の操作手段表示Od3は、白色に発光しているチャンスボタン136が振動している様子を模した表示にPUSHの文字が付加された表示態様である。異なる色の表示に変化する以外にも、このように、振動といった動作態様が異なっている表示に変化してもよい。なお、実物のチャンスボタン136自身も、白色に発光したまま振動している。さらに、これまで、背景ステージの名称としての「城下町」が表示されていたワイプ表示Wdには、「準備中」の文字が表示されている。ここでの準備中の文字は、チャンスボタン136の操作が有効になるまで待っている期間であることを表す文字になる。すなわち、チャンスボタン136の操作が無効であることを表す文字になる(以下、同じ)。したがって、第三の操作手段表示Od3が表示されている状態でチャンスボタン136を操作しても、何も変化は起こらない。すなわち、第三の操作手段表示Od3の表示態様は変化せず、第三の操作手段表示Od3がそのまま表示され、チャンスボタン136が操作されたことに応じた演出(例えば、予告演出等)は開始されない。「準備中」の文字が表示されていると、第三の操作手段表示Od3が表示されていることになる(以下、同じ)。ワイプ表示Wdに「準備中」の文字が表示されることで、第三の操作手段表示Od3の変化や今後の展開に注目させることができる場合がある。
図256(c)では、第3図柄pd3が、装飾図柄のハズレの組合せ(「装飾7」−「装飾7」−「装飾1」)で揺れ表示(仮停止)しており、同図(d)では、第3図柄pd3が、装飾図柄のハズレの組合せで停止表示(本停止)し、この本停止は同図(f)まで継続する。そして、図256(g)では第3図柄pd3の変動表示が開始されている。第三の操作手段表示Od3は、図256(b)から継続して表示されており、第3図柄pd3の停止表示中も表示され、第3図柄pd3の連続する変動表示に跨って表示されている。
図256(h)では、保留アイコンのシフト移動が開始され、次の同図(i)ではそのシフト移動が完了している。この結果、第1保留アイコンh1は、先読み予告の表示態様である赤色の表示態様の保留アイコンになっている。第三の操作手段表示Od3は、保留アイコンのシフト移動が開始してから完了するまでの間も、表示され続けている。なお、図256(b)から同図(i)まで、ワイプ表示Wdにも「準備中」の文字が表示され続けている。
図256(j)でも、第3図柄pd3の変動表示は続いている。ここで、第三の操作手段表示Od3から第二の操作手段表示Od2に変化する。図256(j)に示す第二の操作手段表示Od2は、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が付加された表示と、メータ表示Tmを組合せた表示になる。また、図256(j)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、ワイプ表示Wdが、「準備中」の文字から、操作促進表示である「押せ」の文字に変化している。
図256(k)でも、第3図柄pd3の変動表示は続いており、メータ表示Tmのメータが少し減少し、図256(l)において、第二の操作手段表示Od2に対応した操作手段であるチャンスボタン136が操作される。第二の操作手段表示Od2が表示されている状態でチャンスボタン136が操作されると、第二の操作手段表示Od2の表示態様が変化する。この例では、図256(m)に示すように第一の操作手段表示Od1に変化している。また、第二の操作手段表示Od2が表示されている状態でチャンスボタン136が操作されると、図256(m)に示すように、保留アイコンの表示態様が先読み予告の表示態様に変化する変化アニメーションが開始され、これまで赤色の表示態様であった第1保留アイコンh1の全部を隠すようにエフェクト画像Ed4が出現し、続く図256(n)では、エフェクト画像Ed4が消え、第1保留アイコンh1は、7色の変化態様(レインボー態様)の保留アイコンに変化している。保留アイコンの表示態様において、赤色の表示態様よりもレインボー態様の方が大当りの期待度は高い。したがって、第二の操作手段表示Od2が表示されている状態でチャンスボタン136を操作したことにより、これまで行われていた先読み予告から、大当りの期待度が高い先読み予告へ変化したことになる。
以上説明した図256の例では、第三の操作手段表示Od3から第二の操作手段表示Od2に変化し、チャンスボタン136が操作されると、先読み予告が開始されることから、第二の操作手段表示Od2自身が先読み予告の表示(第三の予告演出)でもあり、また、第三の操作手段表示Od3が表示された後、先読み予告が実行される場合があることは、第三の操作手段表示Od3自体が、先読み予告の表示(第三の予告演出)に相当するともいえる。
なお、図256(j)に示すメータ表示Tmのメータが0になるまでに、チャンスボタン136が操作されなかった場合であっても、操作があったものとして、メータ表示Tmのメータが0になった後に、図256(m)〜同図(n)の先読み予告の演出が実行されるようにしてもよい。
図257は、二種類の操作手段表示が同時に表示されている期間がある例を段階的に示す図である。
図257(b)に示す第一の操作手段表示Od1は、同図(c)において第二の操作手段表示Od2に変化し、スピーカ120からは効果音が出力されている。図257(d)では、変動表示中であった第3図柄pd3において、「装飾4」のリーチ演出が開始され、図257(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3図柄pd3を隠すようにリーチの文字画像が表示される。ただし、第4図柄pd4および第5図柄pd5は隠されておらず、変動表示が現在も継続されていることはよくわかる状態である。
次いで、図257(f)では、ボタン演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lの中央には、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が付加された表示が大きく表示され、その下に、残期間表示である残期間を表すメータ表示Tm’も表示されている。これらの表示は、ボタン演出の表示のうちの一部の表示であるが、第四の操作手段表示Od4に相当する。第3装飾図柄表示装置208Nには、図257(c)から表示されている第二の操作手段表示Od2が継続して表示されており、図257(f)のタイミングでは、第四の操作手段表示Od4と第二の操作手段表示Od2が同時に表示されている。なお、同時に表示されているとは、表示の開始時期まで同時である必要はなく、言い換えれば、時間的に重複して(時間的に並列的に)表示されているという意味である(以下においても同じ)。
図257(g)でも、第四の操作手段表示Od4と第二の操作手段表示Od2が同時に表示されている。この図257(g)では、図252(35)と同じく、メータ表示Tm’のメータがある程度減っているが、図257(g)では、図252(35)とは異なり、チャンスアップの表示は見えてきていない。
図257(h)では、チャンスボタン136が操作される。チャンスボタン136は、第二の操作手段表示Od2にも、第四の操作手段表示Od4にも対応する操作手段であるが、ここでは、第四の操作手段表示Od4の方が優先され、図257(i)に示すように、第四の操作手段表示Od4が消え、擬似連図柄である「継続」という装飾図柄が中図柄表示領域208bに出現し、第3図柄pd3は擬似連演出における一回目の仮停止が行われている。擬似連演出は、現在行われている図柄変動表示についての予告演出(通常予告の演出)であり第二の予告演出に相当する。一方、第二の操作手段表示Od2には何の変化もなく、第3装飾図柄表示装置208Nに表示され続けている。
先の図257(h)のタイミングにおけるチャンスボタン136の操作からほとんど間をあけずに、チャンスボタン136が再び操作される(図257(j))。ここでのチャンスボタン136の操作は、図257(k)に示すように、図251(13)と同じく、第二の操作手段表示Od2が第一の操作手段表示Od1に変化し、変化した第一の操作手段表示Od1の上に表示されているワイプ表示Wdには、先読み予告の表示(第一の予告演出)として「熱」の文字が表示され、さらに、第3装飾図柄表示装置208Nではワイプ表示Wdにエフェクト画像Edが追加されている。なお、図257(k)に示す第3図柄pd3では、擬似連演出における一回目の仮停止が継続されている。
図257(l)では、擬似連演出における第3図柄pd3の再変動が開始されており、第3装飾図柄表示装置208Nでは、エフェクト画像Edは消えているが、ワイプ表示Wdにおける先読み予告の表示(「熱」の文字表示)は継続している。
以上説明した例では、通常予告の演出と先読み予告の演出とのうち、通常予告の演出の方が優先されている。通常予告は、操作有効期間の残期間を表示するメータ表示Tm’が表示された第四の操作手段表示Od4に対応付けられており、操作有効期間は、現在行われている図柄変動表示の期間内に限られる。一方、先読み予告は、第3図柄pd3の連続する変動表示に跨って表示可能な第二の操作手段表示Od2に対応付けられており、時間的に余裕がある。このため、第四の操作手段表示Od4に対応付けられた通常予告が優先して開始された。この例のように、予告演出の開始順序(優先順序)を設けておくことで、複数の予告演出が一度に行われず、遊技者にどのようなことが起こったかを明確に知らせることができるといった利点がある。
なお、図257(d)のタイミングでチャンスボタン136が操作された場合には、図257(k)に示すような先読み予告の演出がすぐに開始され、第二の操作手段表示Od2が第一の操作手段表示Od1に変化する。したがって、この場合には、図257(f)では、第四の操作手段表示Od4と第一の操作手段表示Od1が同時に表示されることになる。また、図257に示す例では、図257(c)で第二の操作手段表示Od2に変化しているが、図256(b)等に示す第三の操作手段表示Od3に変化し、図257(g)のタイミングや同図(i)のタイミングで、第三の操作手段表示Od3から第二の操作手段表示Od2に変化してもよい。この場合には、図257(f)では、第四の操作手段表示Od4と第三の操作手段表示Od3が同時に表示されることになる。
また、図257(f)に示すメータ表示Tm’のメータが0になるまでに、チャンスボタン136が操作されなかった場合であっても、操作があったものとして、メータ表示Tmのメータが0になった後に、擬似連演出が開始されるようにしてもよい。また、第3装飾図柄表示装置208Nに表示された第二の操作手段表示Od2には、残期間表示が表示されていないが、チャンスボタン136の操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなかった場合であっても、操作があったものとして、操作有効期間経過以降に、図257(k)の先読み予告の演出が実行されるようにしてもよい。
また、図257(h)のチャンスボタン136の操作が、単発押しあるいは短押しといったり一回押しといわれる通常操作ではなく、いわゆる長押し操作であった場合でも、擬似連演出による通常予告の演出しか開始されず、チャンスボタン136の操作を一旦止め、再び操作を行うことで、ワイプ表示Wdにおける、「熱」の文字表示とエフェクト画像Edによる先読み予告演出が開始される。
さらに、チャンスボタン136の一回の操作に対して、擬似連演出による通常予告の演出と、ワイプ表示Wdにおける、「熱」の文字表示とエフェクト画像Edによる先読み予告演出との一方の演出のみが開始されるのではなく、両方の演出が開始される場合があってもよいし、必ず開始されてもよい。
図258は、図256に示す例の変形例であって、操作手段を模した表示が同時に表示されている期間がある例を段階的に示す図である。
図258(a)に示す第一の操作手段表示Od1は、図256に示す例と同じく、図258(b)において第三の操作手段表示Od3に変化し、第三の操作手段表示Od3の上のワイプ表示Wdには、「準備中」の文字が表示されている。
図258(i)でも第三の操作手段表示Od3は表示されており、次の同図(j)のタイミングで第1特図始動口230に1球入賞があり、同図(i)では1つしか表示されていなかった保留アイコンが2つ表示されるようになる。図258(k)では、第2保留アイコンh2が増加している。この第2保留アイコンh2は、白色の表示態様の保留アイコンhdに、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が加えられたミニアイテムMIが付加された、いわゆるボタン保留アイコンである。ここにいうボタン保留アイコンとは、対応する操作手段を操作すると表示態様が変化する保留アイコンのことをいい、操作手段を模した表示である必要は必ずしもなく、操作促進表示の態様のみであったり、残期間表示の態様のみであったり、あるいはこれらを組み合わせた態様であったりしてもよい。対応する操作手段は、アイコンに絵柄として表示されている場合があり、ここではをチャンスボタン136になる。図258(k)に示すボタン保留アイコンh2は、第一の操作手段表示Od1とも、第二の操作手段表示Od2とも、第三の操作手段表示Od3とも、第四の操作手段表示Od4とも異なる表示、すなわち操作手段表示とは異なる表示であるが、ミニアイテムMIは、操作手段表示(ここでは第3装飾図柄表示装置208Nに表示される第二の操作手段表示Od2)を縮小表示したものになっている。すなわり、図258(k)に示す第2保留アイコン(ボタン保留アイコン)h2の表示態様は、第二の操作手段表示Od2を縮小した表示態様である。なお、大当りの期待度に応じてミニアイテムMIの大きさは変化してもよく、あるいは、表示される操作手段表示の大きさによっては、ボタン保留アイコンの表示態様は、操作手段表示(例えば、第二の操作手段表示Od2)を拡大した表示態様であってもよい。また、ボタン保留アイコンは、チャンスボタン136の操作有効期間に限って表示される。すなわち、ボタン保留アイコンが表示されている間は、チャンスボタン136の操作が有効として扱われる。ただし、ボタン保留アイコンが操作手段表示と同時に表示されている場合には、チャンスボタン136が操作されても、操作手段表示に関する演出が先に行われ、チャンスボタン136がもう一度操作されると、ボタン保留アイコンに関する演出が行われる場合があってもよい。以降の例においても、ボタン保留アイコンについては、ここでの説明を適用することができ、また、ボタン変動アイコンについても、ここでの説明を適用することができる。また、変化する表示態様としては、大当りの期待度の高さごとに異なる先読み予告の表示態様であって、大当りの期待度が低い表示態様としては、デフォルトの表示態様も含まれ、残念という文字図柄の表示態様も含まれる。ボタン保留アイコン自身が先読み予告の表示とみることもできる。また、ボタン保留アイコンは、操作手段表示とは異なる表示である。図258(k)の第3装飾図柄表示装置208Nには第三の操作手段表示Od3が表示されており、第三の操作手段表示Od3における、白色に発光しているチャンスボタン136が振動している様子を模した表示と、第2保留アイコンh2(ボタン保留アイコン)における、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示が同時に表示されている。なお、白い表示態様の保留アイコンを省略し、ミニアイテムMIのみを保留アイコンとした態様であってもよい。あるいは、第2保留アイコンh2は、あくまで白い表示態様の保留アイコンだけであって、第2保留アイコンh2にミニアイテムMIが付加された態様とも見ることができるが、いずれにしても、白色に発光しているチャンスボタン136が振動している様子を模した表示と、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示が同時に表示されていることになる。
図258(l)では、図256(j)と同じように、第三の操作手段表示Od3から第二の操作手段表示Od2に変化する。図257(j)に示す第二の操作手段表示Od2も、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が付加された表示と、メータ表示Tmを組合せた表示になる。また、ワイプ表示Wdも、「準備中」の文字から、操作促進表示である「押せ」の文字に変化している。図258(l)〜同図(n)では、赤色に発光したチャンスボタン136を模した2つの表示が同時に表示されていることになる。ここで、第二の操作手段表示Od2の先読み予告の対象になる図柄変動表示の保留は、第1保留アイコンh1によって表されている保留である。
図258(o)では、赤色に発光したチャンスボタン136を模した2つの表示が同時に表示されている状態で、チャンスボタン136が操作される。チャンスボタン136は、第二の操作手段表示Od2にも、ボタン保留アイコンである第2保留アイコンh2にも対応する操作手段であり、ここでは、両方についての先読み予告が開始される。すなわち、図258(p)に示すように、ボタン保留アイコンである第2保留アイコンh2の全部を隠すようにエフェクト画像Ed4が出現し、第二の操作手段表示Od2の先読み予告の対象になる図柄変動表示の保留を表す第1保留アイコンh1の全部を隠すようにエフェクト画像Ed5も出現し、続く図258(q)では、それぞれのエフェクト画像Ed4,Ed5が消え、第1保留アイコンh1は、7色の変化態様(レインボー態様)の保留アイコンに変化している。また、第2保留アイコンh2は、ボタン保留アイコンから、殿様のキャラクタの顔を表す表示態様の保留アイコンに変化している。したがって、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が加えられたミニアイテムMIは消えている。一方、図258(p)の段階で、第二の操作手段表示Od2は第一の操作手段表示Od1に変化している。なお、保留アイコンの表示態様において、レインボー態様よりも殿様のキャラクタの顔を表す表示態様の方が大当りの期待度は高い。
図258に示す例では、ボタン保留アイコンに関するチャンスボタン136の操作有効期間と、第二の操作手段表示Od2に関するチャンスボタン136の操作有効期間が重なった期間(図258(l)〜同図(n)の期間)があり、この重なった期間では、チャンスボタン136の1回の操作で、保留アイコンが変化する様子を一度に見ることができ、遊技者に驚きを与えられる場合がある。また、この例では、2つの予告演出が同時に行われているが、3つ以上の予告演出が同時に行われる場合も有り得る。例えば、複数球の入賞によりボタン保留アイコンが複数出現する場合や、複数の第二の操作手段表示Od2が表示される場合(例えば、一つは第一の操作手段表示Od1から変化し、もう一つは第三の操作手段表示Od3から変化する場合等)があり得る。同時に行われる予告演出の数が多いほど大当りの期待度が高くなってもよい。同時に行われる予告演出が先読み予告の演出であれば、先読み予告の対象が異なっていてもよいし、同じであってもよい。あるいは、第四の操作手段表示Od4も同時に表示され、先の図257に示す例とは異なり、先読み予告と同時に通常予告が行われてもよい。また、第四の操作手段表示Od4が複数表示され、一回の操作で、通常予告が同時に複数行われてもよい。この場合には、同時に行われている通常予告の数が多いほど、現在行われている図柄変動表示で大当りする確率が高くなってもよい。
なお、この例では、ボタン保留アイコンの出現タイミングが、図258(k)であって、第二の操作手段表示Od2への変更タイミングより早い。したがって、第三の操作手段表示Od3から第二の操作手段表示Od2へ変化する前である図258(k)のタイミングで、チャンスボタン136を操作すると、先に、第2保留アイコンh2であるボタン保留アイコンのみが変化し、その後、第二の操作手段表示Od2が表示されてからチャンスボタン136をもう一度操作すると、今度は、第1保留アイコンh1のみが変化することになる。また、この例とは反対に、第二の操作手段表示Od2への変更タイミングが、ボタン保留アイコンの出現タイミングより早い場合もあり得る。この場合には、第二の操作手段表示Od2が表示されたタイミングで、チャンスボタン136を操作すると、先に、第1保留アイコンh1のみが変化し、その後、ボタン保留アイコンが出現してからチャンスボタン136をもう一度操作すると、今度は、ボタン保留アイコンのみが変化することになる。したがて、遊技者は、ボタン保留アイコンの出現を待って2つの保留アイコンを一度に変化させるのか、それとも1つずつ変化させるのかを選択することができ、遊技者を楽しませることができる場合がある。
また、第二の操作手段表示Od2と、ボタン保留アイコンが同時に表示されている場合であっても、チャンスボタン136の1回目の操作で第2保留アイコンh2であるボタン保留アイコンのみが変化し、2回目の操作で第1保留アイコンh1のみが変化してもよいし、あるいはその反対に、1回目の操作で第1保留アイコンh1のみが変化し、2回目の操作で第2保留アイコンh2であるボタン保留アイコンのみが変化してもよい。
さらに、この例では、第二の操作手段表示Od2の先読み予告の対象になる図柄変動表示の保留は、第1保留アイコンh1によって表されている保留であったが、第2保留アイコンh2によって表されている保留になる場合もある。この場合には、ボタン保留アイコンによる先読み予告と重なることになるが、チャンスボタン136を1回操作すると、第2保留アイコンh2が、エフェクト画像によって隠された後、レインボー態様の保留アイコンに変化し、チャンスボタン136をもう1回操作すると、第2保留アイコンh2が、エフェクト画像によって再び隠された後、殿様のキャラクタの顔を表す表示態様の保留アイコンに変化するといった、2回操作による2段階の変化であってもよい。ここでの2回操作は、通常操作を間隔をあけて2回行う他、連打操作であってもよく、通常操作を間隔をあけて2回行う操作に限ってもよいし、連打操作に限ってもよい。あるいは、チャンスボタン136を1回操作しただけで、上記2段階の変化が行われてもよい。ここでの1回操作は、通常操作であってもよいし、長押し操作であってもよく、通常操作に限ってもよいし、長押し操作に限ってもよい。
また、図258(l)に示すメータ表示Tmのメータが0になるまでに、チャンスボタン136が操作されなかった場合であっても、操作があったものとして、メータ表示Tmのメータが0になった後に、図258(p)〜同図(q)の先読み予告の演出が実行されるようにしてもよい。
図259は、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれに操作手段表示が表示されている例を段階的に示す図である。
この図259に示す例は、図256に示す例の変形例であり、図259(a)に示す第2装飾図柄表示装置208Mには、図256(a)では表示されていた、殿様のキャラクタの絵柄の表示Cd、文字表示Lv、およびゲージ表示Gmの組合せからなるミニキャラは表示されておらず、代わりに第一の操作手段表示Od1が表示されている。また、図259(a)に示す第3装飾図柄表示装置208Nにも第一の操作手段表示Od1が表示されている。
図259(b)では、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていた第一の操作手段表示Od1が第三の操作手段表示Od3に変化し、第三の操作手段表示Od3の上のワイプ表示Wdには、「準備中」の文字が表示されている。一方、図259(b)に示す第2装飾図柄表示装置208Mには、第一の操作手段表示Od1が表示されており、第一の操作手段表示Od1と第三の操作手段表示Od3が同時に表示されていることになる。これら第一の操作手段表示Od1および第三の操作手段表示Od3はともに、第3図柄pd3の次の変動表示まで表示され続け、第3図柄pd3の連続する変動表示に跨って表示されている。
図259(i)では、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されていた第一の操作手段表示Od1が第二の操作手段表示Od2に変化する。一方、図259(i)に示す第3装飾図柄表示装置208Nには、第三の操作手段表示Od3が依然として表示されており、第二の操作手段表示Od2と第三の操作手段表示Od3が同時に表示されていることになる。
図259(j)では、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていた第三の操作手段表示Od3が第二の操作手段表示Od2に変化し、第2装飾図柄表示装置208Mにも、第3装飾図柄表示装置208Nにも、第二の操作手段表示Od2が表示されていることになる。なお、第2装飾図柄表示装置208Mに表示された第二の操作手段表示Od2は、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が加えられた表示のみであるのに対して、第3装飾図柄表示装置208Nに表示された第二の操作手段表示Od2は、第2装飾図柄表示装置208Mにおける表示と同じ表示に、メータ表示Tmが追加された表示であり、両者の間では表示態様が異なっている。ただし、表示態様が同じであってもよい。
図259(k)では、チャンスボタン136が操作される。チャンスボタン136は、いずれの第二の操作手段表示Od2にも対応する操作手段であり、図259(l)では、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されていた第二の操作手段表示Od2は表示態様が変化し、白色に発光したチャンスボタン136を模した表示に扇の絵柄Fdが重なった表示態様になっている。扇の絵柄Fdは先読み予告の表示であって、大当りの期待度が高い絵柄である。ここでは、保留が1つしか残っていないため、先読み予告の対象は第1保留の図柄変動表示であることがわかるが、保留が2つ以上残っている場合には、扇の絵柄Fdによる先読み予告では、予告対象の図柄変動表示は不明である。なお、扇の絵柄Fdによる先読み予告に代えて扇の絵柄Fdによる通常予告であってもよい。一方、図259(l)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nに表示された第二の操作手段表示Od2は第一の操作手段表示Od1に変化し、第1保留アイコンh1の全部を隠すようにエフェクト画像Ed4が出現する。チャンスボタン136を操作した後の、第2装飾図柄表示装置208Mにおける扇の絵柄Fdの出現タイミングと、第1装飾図柄表示装置208Lにおけるエフェクト画像Ed4の出現タイミングは、一致していてもよいし、ずれていてもよい。例えば、この例では、ともに先読み予告であって、予告対象も共通であることから、出現タイミングは同時であり、先読み予告の対象が異なる場合は、大当りの期待度が高い方が先に出現したり、反対に後から出現してもよい。また、一方が先読み予告で他方が通常予告である場合には、図257に示した例と同じように通常予告が優先されて先に出現してもよいし、反対に先読予告が先に出現してもよい。さらに、操作手段表示が表示される装飾図柄表示装置で優先順位が決定されてもよい。例えば、第2装飾図柄表示装置208Mに表示される操作手段表示の方が、第3装飾図柄表示装置208Nに表示される操作手段表示よりも優先的に先に開始されるようにしてもよいし、あるいはその逆であってもよい。
図259(m)では、第2装飾図柄表示装置208Mに出現した扇の絵柄Fdが上昇し(図259(m)に示す上向きの矢印参照)、第一の操作手段表示Od1が見えている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクト画像Ed4が消え、第1保留アイコンh1は殿様のキャラクタの顔を表す表示態様に変化している。
図259(n)では、第一の操作手段表示Od1の上で、扇の絵柄Fdにエフェクト画像Edがかかり、その後、扇の絵柄Fdはエフェクト画像Edとともに消える(図259(o))。すなわち、先読み予告の対象となる図柄変動表示が開始される前に、扇の絵柄Fdは消えてしまい、扇の絵柄Fdによる先読み予告は短時間で終了する演出である。一方、図259(n)においても同図(o)においても、第1保留アイコンh1は、殿様のキャラクタの顔を表す表示態様で表示され続けている。なお、扇の絵柄Fdは、先読み予告の対象となる図柄変動表示が開始されるまで表示され続けてもよいし、先読み予告の対象となる図柄変動表示が終了するまで表示され続けてもよい。
なお、この例では、図258の例と同じく、チャンスボタン136の1回の操作で2種類の予告が開始されているが、チャンスボタン136の1回の操作で一つの予告しか開始されない場合があってもよく、1回の操作で2種類の予告が開始される方が、1回の操作で一つの予告しか開始されない場合よりも大当りの期待度が高くてもよい。また、操作手段表示が、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されている期間と、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている期間が重ならず、ずれていてもよく、この場合には、操作手段表示が表示される装飾図柄表示装置で大当りの期待度の大きさが決定されてもよい。例えば、操作手段表示が第2装飾図柄表示装置208Mにのみ表示されている状態でチャンスボタン136を操作した場合の方が、操作手段表示が第3装飾図柄表示装置208Nにのみ表示されている状態でチャンスボタン136を操作した場合よりも、大当りの期待度が高くてもよいし、あるいはその逆に低くてもよい。
また、図259(j)に示すメータ表示Tmのメータが0になるまでに、チャンスボタン136が操作されなかった場合であっても、操作があったものとして、メータ表示Tmのメータが0になった後に、図259(l)〜同図(o)の予告演出が実行されるようにしてもよい。
図260は、操作手段表示の変化前後で演出が異なる場合の一例を段階的に示す図である。
この図260に示す例では、図260(c)に示すように、第一の操作手段表示Od1が表示されている状態で、第一の操作手段表示Od1に対応した操作手段であるチャンスボタン136が操作されると、スピーカ120から「ピコ」といった操作音が出力される。すなわち、このタイミングでのチャンスボタン136の操作が受け付けられなかったり、受け付けられたとしても該操作が無効にされることはなく、該操作は有効として受け付けられ、その結果として操作音が出力されている。なお、チャンスボタン136の操作は有効とされるが、チャンスボタン136の操作に応じて、第一の操作手段表示Od1の表示態様が変化することはない。
図260(d)では、同図(b)におけるチャンスボタン136の操作とは無関係に第一の操作手段表示Od1が第三の操作手段表示Od3に変化する。この第三の操作手段表示Od3は、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が加えられた表示態様であり、第二の操作手段表示Od2の表示態様と同じである。したがって、遊技者は、第二の操作手段表示Od2と第三の操作手段表示Od3の区別がつかないが、操作手段(ここではチャンスボタン136)が操作されると、第二の操作手段表示Od2であれば表示態様が変化し、第三の操作手段表示Od3であれば表示態様が変化しない。
第三の操作手段表示Od3に変化した後、図260(e)に示すように、チャンスボタン136が再度操作されると、今度は、スピーカ120から「ピコピコ」といった音が出力される。この音は、先の図260(c)で出力された操作音と異なっているが、第三の操作手段表示Od3に対応した操作音であってもよいし、あるいは先読み予告の演出音であってもよい。なおここでも、チャンスボタン136の操作に応じて、第三の操作手段表示Od3の表示態様が変化することはない。第三の操作手段表示Od3は、第3図柄pd3の次の変動表示まで表示され続け、第3図柄pd3の連続する変動表示に跨って表示されている。
また、第三の操作手段表示Od3が表示されている状態で、チャンスボタン136が操作されると、先読み予告の演出音が出力される場合には、第三の操作手段表示Od3自体が、先読み予告の表示(第四の予告演出)に相当するともいえる。
図260(n)では、第三の操作手段表示Od3が、第二の操作手段表示Od2に変化する。すなわち、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が付加された表示が拡大表示され、その下に大きなメータ表示Tmが追加表示されている。ただし、表示位置に変更はなく、第二の操作手段表示Od2も第2装飾図柄表示装置208Mに表示されている。また、操作手段表示に変化があったことを報知するために、スピーカ120からは効果音が出力される。
図260(o)ではメータ表示Tmのメータが少し減少しており、続く図260(p)において、チャンスボタン136が操作される。ここでのチャンスボタン136の操作は、図260(q)に示すように、第二の操作手段表示Od2が第一の操作手段表示Od1に変化し、変化した第一の操作手段表示Od1の上に表示されているワイプ表示Wdには、先読み予告の表示(第一の予告演出)として「熱」の文字が表示され、さらに、第3装飾図柄表示装置208Nではワイプ表示Wdにエフェクト画像Edが追加されている。図260(q)における先読み予告は、大当りの期待度が高い予告である。この例では、図260(f)におけるスピーカ120からの出力音が、図260(c)におけるスピーカ120からの出力音と異なっている。すなわち、操作音は演出の一種であり、操作手段表示の変化前(図260(c))と変化後(図260(f))で演出が異なっていることになる。操作手段表示が変化した後の演出が、変化前の演出と異なっていた場合には、その後に、図260(n)における効果音の出力を経て、図260(q)における大当りの期待度が高い予告が実行される場合がある。上記効果音の出力タイミングは遊技者にはわからず、この効果音の出力や操作手段表示の変化に遊技者の注意を向けることができ、それまでのハズレ(例えば、図260(j)におけるハズレ)における失望感を薄れさせることができる場合がある。
なお、操作手段表示の変化前後で演出が異なっても、大当りの期待度が低い予告が実行される場合があってもよいが、大当りの期待度が高い予告の方が実行されやすい。
また、図260(g)〜同図(m)の期間中にチャンスボタン136がもう一度操作されても、第三の操作手段表示Od3の表示態様は変化せず、スピーカ120から「ピコピコ」といった音が再度出力されるだけである。
さらに、図260(n)に示すメータ表示Tmのメータが0になるまでに、チャンスボタン136が操作されなかった場合であっても、操作があったものとして、メータ表示Tmのメータが0になった後に、図260(q)の先読み予告の演出が実行されるようにしてもよい。
図261は、操作手段表示の変化前後で演出が同じ場合の一例を段階的に示す図である。以下、先の図260に示す例との相違点を中心に説明する。
この図261に示す例でも、図261(c)では、第一の操作手段表示Od1が表示されている状態で、第一の操作手段表示Od1に対応した操作手段であるチャンスボタン136が操作されたことにより、スピーカ120から「ピコ」といった操作音が出力されている。
また、図261(f)では、第一の操作手段表示Od1が変化した第三の操作手段表示Od3が表示されている状態で、チャンスボタン136が操作されたことにより、スピーカ120から「ピコ」といった音が出力されている。すなわち、操作手段表示の変化前後で、同じ音が出力されている。
図261(n)では、第三の操作手段表示Od3が、第二の操作手段表示Od2に変化する。ここでの第二の操作手段表示Od2にも、図260(n)の場合と同じく、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が付加された表示が含まれているが、この表示は拡大表示ではなく、普通サイズである。また、普通サイズのメータ表示Tmも含まれている。さらに、操作手段表示に変化があったことを報知するために、スピーカ120からは効果音が出力されている。
図261(o)において、チャンスボタン136が操作されると、これまで第二の操作手段表示Od2であった操作手段表示が第一の操作手段表示Od1に変化し、変化した第一の操作手段表示Od1の上に表示されるワイプ表示Wdには、先読み予告の表示(第一の予告演出)として「微熱」の文字が表示されている。ここでは、図260(q)に示すようなエフェクト画像Edは追加されておらず、図261(p)における「微熱」の先読み予告は、図261(q)に示す「熱」の先読み予告に比べて、大当りの期待度が低い予告になる。この例では、操作手段表示の変化前(図261(c))と変化後(図261(f))で演出(ここではスピーカ120からの出力音)が同じであることになり、同じであった場合には、その後に、図261(n)における効果音の出力を経て、図261(p)における大当りの期待度が低い予告が実行される場合がある。なお、操作手段表示の変化前後で演出が同じであっても、大当りの期待度が高い予告(図260(q)に示す予告)や、「微熱」の代わりに「当確濃厚」や「大盤振舞」といった大当りの期待度が非常に高い予告が実行される場合があってもよいが、大当りの期待度が低い予告の方が実行されやすい。
なお、図261(g)〜同図(m)の期間中にチャンスボタン136がもう一度操作されても、第三の操作手段表示Od3の表示態様は変化せず、スピーカ120から「ピコ」といった音が再度出力されるだけである。
図262は、保留が増加したタイミングで行われていた第3図柄pd3の変動表示の実行中にチャンスボタン136が操作された例を段階的に示す図である。
図262(a)では、保留がない状態で第3図柄pd3が変動表示しており、第3装飾図柄表示装置208Nには第一の操作手段表示Od1が表示されている。そして、次の同図(b)のタイミングで第1特図始動口230に1球入賞があり、同図(c)では第1保留アイコンh1が表示されている。この第1保留アイコンh1は、白色の表示態様の保留アイコンhdに、白色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が加えられたミニアイテムMI’が付加された、いわゆるボタン保留アイコンである。ここでのミニアイテムMI’の表示態様は、第3装飾図柄表示装置208Nに表示された第一の操作手段表示Od1の表示態様と同じである。仮に、図262(c)のタイミングでチャンスボタン136が操作されても、何も変化は起こらない。すなわち、第一の操作手段表示Od1の表示態様は変化せず、第一の操作手段表示Od1がそのまま表示され、チャンスボタン136が操作されたことに応じた演出は開始されない。この、チャンスボタン136が操作されたことに応じた演出には、ボタン保留アイコンの変化アニメーションも含まれ、ボタン保留アイコンの表示態様も何ら変化しない。
図262(d)では、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていた第一の操作手段表示Od1が第二の操作手段表示Od2に変化し、同図(e1)のタイミングでチャンスボタン136が操作される。すなわち、保留が増加した図262(b)のタイミングで行われていた第3図柄pd3が停止表示する前にチャンスボタン136が操作される。すると、図262(f1)に示すように、第二の操作手段表示Od2が第一の操作手段表示Od1に変化し、変化した第一の操作手段表示Od1の上に表示されているワイプ表示Wdには、先読み予告の表示(第一の予告演出)として「次は」の文字が表示され、さらに、第3装飾図柄表示装置208Nではワイプ表示Wdにエフェクト画像Edが追加されている。一方、第1保留アイコンh1はミニアイテムMI’を含む表示態様であり、何ら変化しない。
図262(g1)では、第3図柄pd3が停止表示(本停止)している。仮に、この本停止までにチャンスボタン136が操作されなかった場合であっても、操作があったものとして、本停止前、あるいは本停止中に、図262(f1)に示す先読み予告が実行されるようにしてもよい。
図262(h1)では、第1保留アイコンh1が表す第1保留が消化され、第3図柄pd3が変動表示を開始している。ワイプ表示Wdでは、先読み予告の表示として表示されていた「次は」の文字が消え、背景ステージの名称としての「城下町」が表示されている。また、それまで第1保留アイコンh1であったボタン保留アイコンは、ミニアイテムMI’を含んだまま、変動アイコンを表示する領域csに向けて移動を開始し、図262(i1)では、変動アイコンを表示する領域csに到達し、ミニアイテムMI’を含んだまま変動アイコンcとして表示されている。なお、それまで第1保留アイコンh1であったアイコンは、変動アイコンを表示する領域csに到達した時点で変動アイコンになるととらえる以外に、第1図柄(特図)が変動表示を開始した時点で変動アイコンになるととらえてもよいし、保留アイコンを表示する領域hsから離れた時点で変動アイコンになるととらえてもよい。
図262(j1)では、変動アイコンcに含まれているミニアイテムMI’が、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が加えられた表示態様のミニアイテムMIに変化する。ここでのミニアイテムMIの表示態様は、第二の操作手段表示Od2の表示態様と同じである。
図262(k1)のタイミングでチャンスボタン136が操作されると、図262(l1)に示すように、変動アイコンcの全部を隠すようにエフェクト画像Ed6が出現し、図262(m1)では、そのエフェクト画像Ed6が消え、変動アイコンcは殿様のキャラクタの顔を表す表示態様に変化している。殿様のキャラクタの顔を表す表示態様は、大当りの期待度がかなり高い、通常予告の表示態様に相当し、変動アイコンcを用いた通常予告が開始されている。
なお、この例では、ミニアイテムMIにチャンスボタン136の残期間表示は表示されていないが、チャンスボタン136の操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなかった場合であっても、操作があったものとして、操作有効期間経過以降に、変動アイコンcを用いた通常予告が開始されるようにしてもよい。
図263は、図262に示す例においてチャンスボタンの操作が遅れた場合の例を段階的に示す図である。以下、図262に示す例との相違点について説明する。
この図263に示す例では、保留が増加したタイミングで行われていた第3図柄pd3の変動表示の実行中には、チャンスボタン136が操作されず、第3図柄pd3の次の変動表示が開始されてからチャンスボタン136が操作される(図263(i2))。すなわち、第3装飾図柄表示装置208Nには第二の操作手段表示Od2が表示され、変動アイコンcに第二の操作手段表示Od2の表示態様と同じ表示態様のミニアイテムMIが含まれている状態で、チャンスボタン136が操作される。すると、図263(j2)に示すように、第二の操作手段表示Od2が第一の操作手段表示Od1に変化し、変化した第一の操作手段表示Od1の上に表示されているワイプ表示Wdには、通常予告の表示(第二の予告演出)として「熱い」の文字が表示され、さらに、第3装飾図柄表示装置208Nではワイプ表示Wdにエフェクト画像Edが追加されている。加えて、第1装飾図柄表示装置208Lでは、「CHANCE」という文字図柄が、変動表示中の第3図柄pd3に前側から重なるように大きく表示される。一方、変動アイコンを表示する領域csでは、変動アイコンcの全部を隠すようなエフェクト画像Ed6が出現する。
図263(k2)では、そのエフェクト画像Ed6が消え、変動アイコンcは殿様のキャラクタの顔を表す表示態様に変化している。また、ワイプ表示Wdにおけるエフェクト画像Edも消えている。
図263(l2)では、同図(f2)で開始された第3図柄pd3の変動表示は継続しており、変動アイコンcが殿様のキャラクタの顔を表す表示態様で表示され続けるとともに、ワイプ表示Wdにおける通常予告の表示(「熱い」の文字表示)も表示され続けている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた「CHANCE」という文字図柄は消え、変動表示中の第3図柄pd3が視認可能になっている。また、ワイプ表示Wdにおける通常予告の表示(「熱い」の文字表示)も、背景ステージの名称としての「城下町」に変更し、第二の操作手段表示Od2に対応した通常予告は早めに終了させてもよい。この後、第3図柄pd3の変動表示が終了し、大当りの組合せで停止表示(本停止)する。なお、通常予告が実行されても、ハズレの組合せで停止表示(本停止)する場合もある。
以上説明した、図262および図263の例では、第二の操作手段表示Od2に変化した時点からチャンスボタン136の操作は受付可能であり、副制御部400,500側では、予告対象の図柄変動表示が開始される前までにチャンスボタン136の操作を検出した場合には、第二の操作手段表示Od2に対応した先読み予告の演出データを用いて、図262(f1)〜同図(g1)に示す先読み予告を実行し、予告対象の図柄変動表示が開始された後(例えば、主制御部300から図柄変動開始コマンドを受信した後)にチャンスボタン136の操作を検出した場合には、副制御部400,500側では、第二の操作手段表示Od2に対応した通常予告の演出データを用いるとともに、変動アイコンcの表示態様を変化させる演出データを用いて、図263(j2)以降に示す通常予告を実行する。このため、遊技者には、チャンスボタン136をいつ操作するかを選択する楽しみを与えることができる場合がある。
図264は、チャンスボタン136が操作された後の操作手段表示が一旦消える例を段階的に示す図である。
図264(a)に示す第一の操作手段表示Od1は、同図(b)において第二の操作手段表示Od2に変化し、スピーカ120からは効果音が出力されている。ここでの第二の操作手段表示Od2は、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が付加された表示と、メータ表示Tmを組合せた表示である。
第3図柄pd3の変動表示中である図264(d)のタイミングでチャンスボタン136が操作されると、同図(e)に示すように、ワイプ表示Wdには、先読み予告の表示(第一の予告演出)として「次」の文字が表示され、さらに、第3装飾図柄表示装置208Nではワイプ表示Wdにエフェクト画像Edが追加されている。また、ワイプ表示Wdの下に表示されていた第二の操作手段表示Od2は消え、ワイプ表示Wdの下には何の操作手段表示も表示されていない。
図264(f)では、エフェクト画像Edが消えるが、ワイプ表示Wdには、「次」の文字が表示され続けている。しばらく、第3図柄pd3の変動表示が続いた後、図264(i)では、第3図柄pd3が、装飾図柄のハズレの組合せで揺れ表示(仮停止)し、同図(j)では、第3図柄pd3が、装飾図柄のハズレの組合せで停止表示(本停止)する。第3図柄pd3の停止表示(本停止)は図264(m)まで続く。この停止表示(本停止)中に、図264(k)に示すように、ワイプ表示Wdが、先読み予告の表示として「次」の文字から、背景ステージの名称としての「城下町」に変更される。この図264(k)の時点まで、操作手段表示は表示されていない。
第3図柄pd3の停止表示(本停止)が続く中、図264(l)〜同図(m)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、第一の操作手段表示Od1が下から徐々に出現してくるアニメーション(表示開始アニメーション)が表示され、最終的には、第3図柄pd3の停止表示(本停止)中に、ワイプ表示Wdの下に第一の操作手段表示Od1が表示される。
このように、第二の操作手段表示Od2は、対応する操作手段(ここではチャンスボタン136)が操作されると、第一の操作手段表示Od1にすぐに切り替わらなくてもよく、一旦消えてから第一の操作手段表示Od1になって表示されてもよい。
また、第一の操作手段表示Od1が表示されるタイミングは、第3図柄pd3の変動表示中に第二の操作手段表示Od2が消えた場合には、その変動表示中であってもよいし、第3図柄pd3の次の変動表示開始時であってもよいし、次の変動表示中であってもよい。また、上記タイミングは、第3図柄pd3の停止表示(本停止)中に第二の操作手段表示Od2が消えた場合には、その停止表示(本停止)中であってもよいし、第3図柄pd3の次の変動表示開始時であってもよいし、次の変動表示中であってもよい。
また、この例では、第一の操作手段表示Od1が表示されているが、第三の操作手段表示Od3であってもよいし、第四の操作手段表示Od4であってもよいし、先に表示されていた第二の操作手段表示Od2とは異なる態様の第二の操作手段表示Od2であってもよい。
さらに、第四の操作手段表示Od4も、対応する操作手段(ここではチャンスボタン136)が操作されると、図253(38)に示すように、第一の操作手段表示Od1にすぐに切り替わらなくてもよく、一旦消えてから第一の操作手段表示Od1になって表示されてもよい。また、第四の操作手段表示Od4が表示されている状態で対応する操作手段が操作された場合には、第一の操作手段表示Od1以外の操作手段表示が表示されてもよい。
また、各種の操作手段表示Od1〜Od4は、大当り遊技中は、非表示になり、大当り遊技終了後に表示が開始される場合は、上記表示開始アニメーションなしに突然表示されてもよい。
また、各種の操作手段表示Od1〜Od4は、表示中一旦消えて、再表示されてもよい。例えば、第3図柄pd3の変動表示中に一旦消えて、その変動表示中に再表示されてもよいし、次の変動表示開始時に再表示されてもよいし、次の変動表示中に再表示されてもよい。あるいは、第3図柄pd3の停止表示(本停止)中に一旦消えて、その停止表示(本停止)中に再表示されてもよいし、次の変動表示開始時に再表示されてもよいし、次の変動表示中に再表示されてもよい。
図265は、操作手段表示の表示の仕方の変形例を示す図である。
図265(a)では、向かって左側の第2装飾図柄表示装置208Mに第3図柄pd3の縮小表示pd3’と、変動アイコンを表示する領域csおよび変動アイコンcが表示され、向かって右側の第3装飾図柄表示装置208Nに第一の操作手段表示Od1が表示されている。なお、スーパーリーチ演出が実行されており、第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様と剣豪の斬り合い後のシーンが表示されている。
図265(b)では、第2装飾図柄表示装置208Mが右側に移動を開始し、第3装飾図柄表示装置208Nが左側に移動を開始している。すなわち、両者208M,208Nが互いに接近する方向に移動を開始している。
図265(c)には、第1装飾図柄表示装置208Lの中央部分で、第2装飾図柄表示装置208Mの右端と第3装飾図柄表示装置208Nの左端が当接した瞬間が示されている。すなわち、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが完全に閉まった瞬間が示されている。この段階では、第2装飾図柄表示装置208Mにおける表示にも、第3装飾図柄表示装置208Nにおける表示にも変化はない。なお、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが完全に閉まった状態では、家紋役物224E’の下方部分が、第2装飾図柄表示装置208Mの右上端部分と第3装飾図柄表示装置208Nの左上端部分に前側から重なっている。また、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた殿様も剣豪も、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nによって隠されている。しかしながら、第五図柄pd5は、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nによって隠されておらず、視認可能である。
図265(d)では、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが完全に閉まった状態で、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていた第一の操作手段表示Od1が第二の操作手段表示Od2に変化している。すなわち、第二の操作手段表示Od2として、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が付加された表示が、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nに跨るようにして拡大表示されており、さらに、その下に、同じく第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nに跨るようにして、大きなメータ表示Tm’も表示されている。なお、第3装飾図柄表示装置208Nから第一の操作手段表示Od1は消えている。また、第2装飾図柄表示装置208Mからは、第一の操作手段表示Od1を目立たせるため、変動アイコンを表示する領域csおよび変動アイコンcが消えている。
なお、この例では、第二の操作手段表示Od2が、2つの装飾図柄表示装置に跨るように拡大表示されているが、3つの装飾図柄表示装置に跨るように拡大表示されてもよい。また、拡大表示に限らず、変化前の表示(ここでは第一の操作手段表示Od1)の大きさと同じであってもよい。さらに、第二の操作手段表示Od2以外の他の操作手段表示でも同じことである。すなわち、操作手段表示は、複数の装飾図柄表示装置に跨るように表示されてもよい。
以上、図251〜図265を用いて説明した例では、第3図柄pd3の停止表示(本停止)中も、操作手段表示が表示されていることで、まだ、第3図柄pd3の変動表示が終了していないかのように遊技者に思わせることができる。
なお、図251〜図265を用いて説明した例では、操作手段表示は、図193に示すチャンスボタン136に対応した表示であって、そのチャンスボタン136が操作される例であったが、操作手段表示は、第二のチャンスボタン、透過部191、操作キーユニット181等の他の操作手段に対応した表示であってもよい。
また、チャンスボタン136の操作は、単発押しあるいは短押しといったり一回押しといわれる通常操作であってもよいし、長押し操作であってもよいし、連打操作であってもよいし、通常操作を間隔をあけて複数回行う操作であってもよい。
また、以上説明した先読み予告や通常予告等の予告は、予告が実行されても必ずしも大当りするとは限らず、ハズレる場合もあり得る。すなわち、大当りの期待度が高い予告ほど、ハズレる可能性は低くなり、大当りする可能性が高くなる。
また、図252(26)〜図253(40)では、スーパーリーチ演出の実行中に、第一の操作手段表示Od1や第四の操作手段表示Od4が表示されているが、スーパーリーチ演出の実行中には、第一の操作手段表示Od1〜第四の操作手段表示Od4のうちの少なくとも一つの操作手段表示あるいは全部の操作手段表示が、非表示になる場合があってもよいし、必ず非表示になってよい。なお、複数種類のスーパーリーチ演出がある場合には、一又は複数種類の或るスーパーリーチ演出に限って、非表示になる場合があってもよいし、必ず非表示になってよい。また、図257(i)では、擬似連演出の実行中に、第二の操作手段表示Od2が表示されているが、擬似連演出の実行中にも、第一の操作手段表示Od1〜第四の操作手段表示Od4のうちの少なくとも一つの操作手段表示あるいは全部の操作手段表示が、非表示になる場合があってもよいし、必ず非表示になってよい。さらに、スーパーリーチ演出や擬似連演出に限らず特定演出の実行中は、第一の操作手段表示Od1〜第四の操作手段表示Od4のうちの少なくとも一つの操作手段表示あるいは全部の操作手段表示が、非表示になる場合があってもよいし、必ず非表示になってよい。
また、アタッカーが開放する大当り遊技の実行中は、第一の操作手段表示Od1〜第四の操作手段表示Od4のうちの少なくとも一つの操作手段表示あるいは全部の操作手段表示が、非表示になる場合があってもよいし、必ず非表示になってよい。一方、大当り遊技の実行中ではない非大当り遊技中は、全部の操作手段表示Od1〜Od4が表示可能である。ただし、非大当り遊技中であっても、確変状態(特図高確率状態)では、第一の操作手段表示Od1〜第四の操作手段表示Od4のうちの少なくとも一つの操作手段表示あるいは全部の操作手段表示が、非表示になる場合があってもよいし、必ず非表示になってよい。また、非大当り遊技中であっても、電サポ状態(普図高確率状態)では、第一の操作手段表示Od1〜第四の操作手段表示Od4のうちの少なくとも一つの操作手段表示あるいは全部の操作手段表示が、非表示になる場合があってもよいし、必ず非表示になってよい。
また、第二の操作手段表示Od2は、第一の操作手段表示Od1の表示態様と、色又は大きさの少なくともいずれか一方が異なる表示態様の表示であってもよい。例えば、図251(2)〜同図(9)に示す第二の操作手段表示Od2は、第一の操作手段表示Od1の表示態様と色のみが異なるが、色は同じで大きさのみが異なってもよい。一方、図260(n)〜同図(o)に示す第二の操作手段表示Od2は、第一の操作手段表示Od1の表示態様と色および大きさが異なり、さらにメータ表示Tmが追加されている。
さらに、第三の操作手段表示Od3も、第一の操作手段表示Od1の表示態様と、色又は大きさの少なくともいずれか一方が異なる表示態様の表示であってもよい。例えば、図260(d)から同図(m)に示す第三の操作手段表示Od3は、第一の操作手段表示Od1の表示態様と色のみが異なるが、色は同じで大きさのみが異なってもよいし、色と大きさの両方が異なってもよいし、さらに模様や形状が異なってもよい。
また、第一の操作手段表示Od1〜第四の操作手段表示Od4のいずれの操作手段表示も全て、対応した操作手段(ここではチャンスボタン136)を模した表示を含む表示であったが、チャンスボタン136を模した表示を、必ずしも含んでいる必要はなく、全ての操作手段表示が含んでいなくてもよいし、一部の操作手段表示(例えば、第二の操作手段表示Od2)しか含んでいなくてもよい。
また、操作手段表示が表示されている状態で、操作手段が操作されると開始される演出としては、現在行われている図柄変動に関する演出、先読みに関する演出、変動停止中の演出(例えば、変動停止中であって保留がない状態における演出(デモ演出を含んでもよいし含まなくてもよい))等を列挙することができる。すなわち、操作手段が操作されると開始される演出としては、上記列挙したもの総てであってもよいし、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
また、図258(k)や同図(l)等では、操作手段表示と、操作手段に関する表示であるものの操作手段表示とは別であるボタン保留アイコンが一緒に表示されているが、操作手段に関する表示であるものの操作手段表示Od1〜Od4とは別である表示としては、ボタン保留アイコン以外に、ジャッジ演出におけるボタン表示、擬似連煽り演出におけるボタン表示、会話予告におけるボタン表示等があげられる。これらの表示も、操作手段表示Od1〜Od4と一緒に表示される場合がある。また、ボタン保留アイコンといった保留アイコンに絡む表示は別であるが、ジャッジ演出におけるボタン表示、擬似連煽り演出におけるボタン表示、会話予告におけるボタン表示等は、操作手段表示の一種と見ることができる場合もある。例えば、図252(33)〜図252(36)に示す第四の操作手段表示Od4は、ジャッジ演出におけるボタン表示と見ることもできる。
図251〜図265を用いて説明したボタン演出は、図14〜図45を用いて説明した透化演出と組み合わせることができる。例えば、図251〜図265に示す各種の操作手段表示の役物を、透過液晶表示装置(例えば、第1装飾図柄表示装置208L)の背面側に配置して、図251〜図265を用いて説明したボタン演出を実行可能にしてもよい。また、この場合であっても、連続する複数回の変動表示を跨いで透過演出が継続されることで操作手段表示の役物は登場し続けてもよいし、装飾図柄の停止表示が行われていて保留数が0である状態(例えば、装飾図柄が表示されている図柄デモの状態や、図柄デモの後に開始されるアニメデモの状態)でも、透過演出が実行され、透過液晶表示装置の奥側に操作手段表示の役物が登場してもよい。
あるいは反対に、透過液晶表示装置(例えば、第1装飾図柄表示装置208L)で操作手段表示を表示させ、図251〜図265を用いて説明したボタン演出を実行する一方で、図14〜図45を用いて説明した透化演出を実行可能にしてもよい。
以上、本発明をパチンコ機(弾球遊技機)に適用させた例について詳細に説明したが、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、メダルや遊技球(パチンコ球)を使用する回胴遊技機(スロットマシン)にも適用可能である。すなわち、これまでに説明したパチンコ機100は、ぱちんこ(1種+1種)であるが、他のぱちんこ(例えば、1種、2種、3種、1種+2種等)でもよく、スロット等(パロット、じゃん球)でもよい。より具体的には、メダル(遊技媒体)を投入してスタートレバーを操作することでリールを回転させるとともに、内部抽選によって役を内部決定し、ストップボタンを操作することでリールを停止させたときに、図柄表示窓上に内部決定に応じて予め定められた図柄の組み合わせが表示されると役が成立し、メダルの払い出しを伴う役が成立した場合には、規定数のメダルを払い出すなど遊技者に特典が与えられるようした回胴遊技機(スロットマシン)であってもよい。あるいは、所定数の遊技球を封入球として封入し、前記封入球を遊技領域へ発射して遊技を行い、所定の進入領域に前記封入球が入賞したことに基づいて遊技者に所定の遊技価値を付与し、前記所定の進入領域に入賞した前記封入球または入賞しなかった前記封入球を再び前記遊技領域へ発射して循環使用可能な封入球式遊技台であってもよい。
このように、本発明は、様々な種類の遊技台に適用可能であり、以下、図面を用いてさらに具体的に説明する。
図266は、本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。
図266に示す封入式のパチンコ機900では、所定数の遊技媒体(例えば、遊技球)を遊技台内部で循環させる。すなわち、発射手段901から遊技領域902に発射された遊技媒体が、遊技領域902から排出されて再び発射手段901へ供給可能としている。また、遊技媒体の数(賞球、貸球、総持玉数等)の情報や、その他の情報を表示する表示手段903が遊技台前面の遊技領域902の下方に配設されており、図193に示す上皿126や下皿128は設けられていない。
図267は、本発明を適用可能なスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
このスロットマシン1000は、本体1001と、本体1001の正面に取付けられ、本体1001に対して開閉可能な前面扉1002と、を備える。本体1001の中央内部には、(図267において図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール1010、中リール1011、右リール1012)収納され、スロットマシン1000の内部で回転できるように構成されている。これらのリール1010乃至1012はステッピングモータ等の駆動手段により回転駆動される。
図267に示すスロットマシン1000では、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール1010乃至1012が構成されている。リール1010乃至1012上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓1013から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール1010乃至1012を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール1010乃至1012は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示手段として機能する。なお、このような表示手段としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、図267に示すスロットマシン1000では、3個のリールをスロットマシン1000の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール1010乃至1012の裏面には、図柄表示窓1013に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図267において図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン1000内部において各々のリール1010乃至1012の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール1010乃至1012を停止させる。
入賞ライン表示ランプ1020は、有効となる入賞ライン1014を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン1014は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン1014の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ1023は、例えば、内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ1024は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ1022は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ1028は演出用のランプである。
ベットボタン1030乃至1032は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダル(クレジットという。)を所定の枚数分投入するためのボタンである。図267に示すスロットマシン1000においては、ベットボタン1030が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン1031が押下されると2枚投入され、ベットボタン1032が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン1032はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ1029は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ1021が点灯する。
メダル投入口1034は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン1030乃至1032により電子的に投入することもできるし、メダル投入口1034から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器1025は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器1026は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器1027は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。
スタートレバー1035は、リール1010乃至1012の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口1034に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン1030乃至1032を操作して、スタートレバー1035を操作すると、リール1010乃至1012が回転を開始することとなる。スタートレバー1035に対する操作を遊技の開始操作と言う。このスロットマシン1000では、スタートレバー1035が操作されたことに基づいて、複数種類の役のうち、いずれの役に当選しているか否かの抽選を行う内部抽選処理が実行され、スロットマシン1000を遊技者にとって相対的に有利な状態とするかあるいは相対的に不利な状態にするかが決定される。
ストップボタンユニット1036には、ストップボタン1037乃至1039が設けられている。ストップボタン1037乃至10310は、スタートレバー1035の操作によって回転を開始したリール1010乃至1012を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール1010乃至1012に対応づけられている。以下、ストップボタン1037乃至1039に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン1037乃至1039の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン1037乃至1039の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン1033は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン1043は、スロットマシン1000に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口1055から排出するためのボタンである。ドアキー孔1040は、スロットマシン1000の前面扉1002のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。メダル払出口1055は、メダルを払出すための払出口である。
また、図267に示すスロットマシン1000には、図193に示すパチンコ機100に設けられていた操作キーユニット181と同じ操作キーユニット1090が、MAXベットボタン1032とメダル投入口1034の間に設けられている。この操作キーユニット1090も、十字キーとOKボタンとキャンセルボタンを有する。さらに、その操作キーユニット1090の横には、図193に示すパチンコ機100に設けられていたチャンスボタン136と同じ演出ボタン1091が設けられている。
音孔1060はスロットマシン1000内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉1002の左右各部に設けられたサイドランプ1044は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉1002の上部には演出装置1080が配設されている。この演出装置1080は、水平方向に開閉自在な2枚の右扉1063a、左扉1063bからなる扉(シャッタ)部材1063と、この扉部材1063の奥側に配設された液晶表示装置1057(図示省略)を備えており、2枚の右扉1063a、左扉1063bが液晶表示装置1057の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置1057(図示省略)の表示画面がスロットマシン1000正面(遊技者側)に出現する構造となっている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。図267に示すスロットマシン1000では、表示画面は長方形の平坦面であるが、正方形の平坦面でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。さらに、表示画面は曲面をなしていてもよい。
以上説明したスロットマシン1000では、操作手段としては、ベットボタン1030〜1032、スタートレバー1035、ストップボタン1037〜1039等の他、操作キーユニット1090(第一の操作手段や第三の操作手段の一例)や演出ボタン1091(第二の操作手段の一例)があげられる。さらに、図267に示すスロットマシン1000では、機器のタイトル等を表示した表示パネル1070が、前側に向かって突出可能である。また、表示パネル1070内部には、発光ダイオード(LED)が内蔵されている。図267に示す表示パネル1070は初期位置にある。この表示パネル1070は、前側に向かって突出してきた場合には、押し込み操作を行うことができ、透過部191と同じように、操作手段(ボタン)として機能し、操作手段の一例(例えば、第一の操作手段の一例)に相当するとともに、可動手段の一例にも相当する。また、操作キーユニット1090の各ボタンや、演出ボタン1091や、表示パネル1070は振動可能である。ただし、操作キーユニット1090の各ボタンは振動しないものであってもよい。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、第4装飾図柄表示装置208O等のうちのいずれか一つ又は複数]と、
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136、第二のチャンスボタン、透過部191、操作キーユニット181等のうちのいずれか一つ又は複数]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の操作手段表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、装飾図柄[例えば、図197(b)に示す装飾図柄(第3図柄pd3)、第4図柄pd4、あるいは第5図柄pd5]を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、保留球数に応じた保留表示[例えば、保留アイコンh1〜h4、ボタン保留アイコンMI,hd]を表示可能な手段であり、
前記複数種類の操作手段表示のうちの一の表示は、第一の操作手段表示[例えば、第一の操作手段表示Od1]であり、
前記複数種類の操作手段表示のうちの一の表示は、第二の操作手段表示[例えば、第二の操作手段表示Od2]であり、
前記第二の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示とは異なる表示[例えば、形状は同じであって、色、大きさ、模様等が異なっている表示、形状、色、大きさ、模様等が同じであって、振動、回転等の動作態様が異なっている表示、形状が異なっている表示(操作手段自体が変形、操作手段を模した表示から操作促進表示や残期間表示等の違う種類の表示、操作手段自体が代わった表示等]であり、
前記第一の操作手段表示は、前記保留表示とは異なる表示であり、
前記第二の操作手段表示は、前記保留表示とは異なる表示であり、
前記第一の操作手段表示は、連続する複数回の前記装飾図柄の変動表示に跨って表示される場合がある表示[例えば、図251(13)〜図252(29)]である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
ここで、「装飾図柄の変動表示」とは、装飾図柄の変動表示の表示中のことであり、停止表示を挟んでまた変動表示が開始された場合の変動表示の表示中も含む。また、変動表示の開始から確定表示までを1変動とみることもできる。さらに、「跨がって」とは、装飾図柄の停止表示の期間(変動停止期間)を間に挟むことである。
また、前記第二の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示が発展した表示であってもよいし、前記第一の操作手段表示から切り替わった表示であってもよい。
また、前記操作手段表示は、前記操作手段に関する表示であり、例えば、該操作手段を操作することを促す表示(以下、「操作促進表示」という。)であったり、該操作手段の操作有効期間の残期間の表示(以下、「残期間表示」という。)であったり、該操作手段を連想させる表示であったりしてもよい。
なお、前記第一の操作手段表示は、複数回の前記装飾図柄の変動表示に跨って必ず表示される表示であってもよい。また、前記第二の操作手段表示は、複数回の前記装飾図柄の変動表示に跨って必ず表示される表示であってもよい。
また、前記第一の操作手段表示は、前記装飾図柄の変動表示の表示中に継続して表示される表示であってもよいし、途中で一旦消える表示であってもよい。また、前記装飾図柄の停止表示の表示中も、継続して表示される表示であってもよいし、途中で一旦消える表示であってもよいし、あるいは該停止表示の表示中は消え続けている表示であってもよい。また、前記第一の操作手段表示は、前記停止表示の表示中に終了する場合もあるが、終了しない場合もある表示であってもよい。
また、前記第二の操作手段表示は、前記装飾図柄の変動表示の表示中に継続して表示される表示であってもよいし、途中で一旦消える表示であってもよい。また、前記装飾図柄の停止表示の表示中も、継続して表示される表示であってもよいし、途中で一旦消える表示であってもよいし、あるいは該停止表示の表示中は消え続けている表示であってもよい。また、前記第二の操作手段表示は、前記停止表示の表示中に終了する場合もあるが、終了しない場合もある表示であってもよい。
また、前記第二の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示と同じ表示態様であってもよいし、異なる表示態様であってもよい。
なお、前記操作手段は、遊技者によって必ず操作される手段であってもよい。また、前記表示手段は、複数種類の操作手段表示を必ず表示する手段であってもよいし、装飾図柄を必ず表示する手段であってもよいし、保留球数に応じた保留表示を必ず表示する手段であってもよい。
また、
『 前記第一の操作手段表示は、前記操作手段が操作されても[例えば、図260(b)]変化しない表示であり[例えば、図260(c)に示すように第一の操作手段表示Od1は変化していない]、
前記第一の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されると、該操作手段が操作されたことに応じた応答動作[例えば、図260(c)に示すように「ピコ」といった操作音の出力]が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この態様によれば、前記操作手段が操作されても変化しない操作手段表示(第一の操作手段表示)であるのに、前記応答動作が行われ、遊技者に違和感を与えて、興味をもたせることができる場合がある。
ここで、前記第一の操作手段表示は、前記複数種類の操作手段表示のうちのデフォルトの操作手段表示であってもよい。
また、応答動作は、スピーカーからの出力の他、何らかの表示であってもよく、発光手段の発光や、可動手段の動作等であってもよく、これらの組合せであってもよい(以下、同じ。)
なお、前記第一の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されると、該操作手段が操作されたことに応じた応答動作が必ず行われてもよい。
また、
『 前記複数種類の操作手段表示のうちの一の表示は、第三の操作手段表示[例えば、第三の操作手段表示Od3]であり、
前記第三の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示[例えば、白色に発光したチャンスボタン136を模した表示を含む表示態様]とは異なる表示[例えば、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示を含む表示態様]であり、
前記第三の操作手段表示は、前記保留表示とは異なる表示であり、
前記第三の操作手段表示は、前記操作手段が操作されても変化しない表示である[例えば、図260(f)に示すように第三の操作手段表示Od3は変化していない]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この態様によれば、前記第一の操作手段表示とは異なる前記第三の操作手段表示が表示されているため、遊技者は、前記操作手段を操作すると該第三の操作手段表示に何らかの変化があることを期待するが、何も変化がおこらないことから、遊技者に違和感を与えて、興味をもたせることができる場合がある。
また、前記第三の操作手段表示は、前記装飾図柄の変動表示の表示中に継続して表示される表示であってもよいし、途中で一旦消える表示であってもよい。また、前記装飾図柄の停止表示の表示中も、継続して表示される表示であってもよいし、途中で一旦消える表示であってもよいし、あるいは該停止表示の表示中は消え続けている表示であってもよい。また、前記第三の操作手段表示は、前記停止表示の表示中に終了する場合もあるが、終了しない場合もある表示であってもよい。
また、前記第三の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示が発展した表示であってもよいし、前記第一の操作手段表示から切り替わった表示であってもよいし、前記第一の操作手段表示が変化した表示であってもよい。
また、前記第三の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示が変化した表示であり、前記装飾図柄の変動表示の表示中に、前記第一の操作手段表示が前記第三の操作手段表示に変化する場合があってもよい。
また、前記第三の操作手段表示は、前記第二の操作手段表示と同じ表示態様であってもよいし、異なる表示態様であってもよい。
また、
『 前記第三の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されると、該操作手段が操作されたことに応じた応答動作[例えば、図260(f)に示すように「ピコピコ」といった操作音の出力]が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第三の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されると、該操作手段が操作されたことに応じた応答動作が必ず行われてもよい。
また、
『 前記第三の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示が変化した表示であり、
前記装飾図柄の変動表示の表示中に、前記第一の操作手段表示が前記第三の操作手段表示に変化する場合[例えば、図260(d)に示す場合]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記装飾図柄の変動表示の表示中に、前記第一の操作手段表示が前記第三の操作手段表示に必ず変化してもよい。
また、
『 前記第三の操作手段表示は、複数回の前記装飾図柄の変動表示に跨って表示される場合がある表示[例えば、図260(d)〜同図(m)]であり、
前記第三の操作手段表示は、前記装飾図柄の停止表示の表示中も、表示され続ける場合[例えば、図260(h)〜同図(j)に示す場合]がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第三の操作手段表示は、複数回の前記装飾図柄の変動表示に跨って必ず表示される表示であってもよい。また、前記第三の操作手段表示は、前記装飾図柄の停止表示の表示中も、必ず表示され続ける表示であってもよい。
また、
『 前記第三の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されると[例えば、図260(e)]、第一の予告演出が開始さる場合[例えば、図260(f)に示す、「ピコピコ」といった先読み予告の演出音の出力が開始される場合]があり、
前記第一の予告演出は、先読み予告の予告演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第三の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されると、第一の予告演出が必ず開始されてもよい。
ここで、前記第三の操作手段表示自体が、先読み予告の表示(第四の予告演出)であってもよい。
また、
『 前記表示手段は、第一の表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L]と、一又は複数の第二の表示手段[例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、第4装飾図柄表示装置208Oのうちのいずれか一つ又は複数]とを少なくとも含む手段であり、
前記第二の表示手段は、前記第一の表示手段よりも表示画面が小さな手段であり、
前記第一の操作手段表示は、前記第二の表示手段に表示される場合がある表示であり[例えば、図251(1)]、
前記第二の操作手段表示は、前記第二の表示手段に表示される場合がある表示であり[例えば、図251(2)〜同図(11)]、
前記第三の操作手段表示は、前記第二の表示手段に表示される場合がある表示である[例えば、図256(b)〜同図(i)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第四の操作手段表示は、前記第一の表示手段に表示される場合がある表示であってもよいし、前記第二の表示手段に表示される場合がある表示であってもよい。
なお、前記第一の操作手段表示は、前記第二の表示手段に必ず表示される表示であってもよく、前記第二の操作手段表示は、前記第二の表示手段に必ず表示される表示であってもよく、前記第三の操作手段表示は、前記第二の表示手段に必ず表示される表示であってもよい。
また、前記表示手段は、第一の表示手段と、一又は複数の第二の表示手段のみを含む手段であってもよいし、第三の表示手段等も含む手段であってもよい。
また、
『 アタッカー[例えば、可変入賞口234,235]が開放する大当り遊技を実行可能に構成されており、
前記第一の操作手段表示は、非大当り遊技[例えば、装飾図柄の変動表示が実行可能な通常遊技状態]において表示される場合がある表示であり、
前記第二の操作手段表示は、前記非大当り遊技において表示される場合がある表示であり、
前記第三の操作手段表示は、前記非大当り遊技において表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第四の操作手段表示は、前記非大当り遊技において表示される場合がある表示であってもよい。
なお、アタッカーが開放する大当り遊技を必ず実行するように構成されていてもよい。
また、
『 前記第一の操作手段表示は、前記装飾図柄の変動表示の表示中であっても、或る演出の実行中[例えば、スーパーリーチ演出あるいは擬似連演出等]は非表示になる場合がある表示であり、
前記第二の操作手段表示は、前記装飾図柄の変動表示の表示中であっても、前記或る演出の実行中は非表示になる場合がある表示であり、
前記第三の操作手段表示は、前記装飾図柄の変動表示の表示中であっても、前記或る演出の実行中は非表示になる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記或る演出は、スーパーリーチ演出であってもよいし、擬似連演出であってもよい。すなわち、前記或る演出としては、スーパーリーチ演出と擬似連演出の両方であってもよいし、いずれか一方のみであってもよい。ここで、スーパーリーチ演出とは、ノーマルリーチ演出以外の様々なリーチ演出(例えば、特別マルチラインリーチ、全回転リーチ、特別全回転リーチ等のスペシャルリーチも含む)のことである。また、擬似連演出は、前記装飾図柄の停止表示とは異なる、該装飾図柄の仮停止表示が表示される演出である。なお、前記第四の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されると、該第四の操作手段表示が消えて、前記第二の予告演出が開始される場合があり、前記第二の予告演出は、擬似連演出であり、前記擬似連演出は、前記装飾図柄の停止表示とは異なる、該装飾図柄の仮停止表示が表示される演出であってもよい。
また、前記第一の操作手段表示は、大当り遊技中は非表示になる場合がある表示であってもよく、前記第二の操作手段表示は、大当り遊技中は非表示になる場合がある表示であってもよく、前記第三の操作手段表示は、大当り遊技中は非表示になる場合がある表示であってもよい。
また、前記第一の操作手段表示は、確変状態では非表示になる場合がある表示であってもよく、前記第二の操作手段表示は、確変状態では非表示になる場合がある表示であってもよく、前記第三の操作手段表示は、確変状態では非表示になる場合がある表示であってもよい。
また、前記第一の操作手段表示は、電サポ状態では非表示になる場合がある表示であってもよく、前記第二の操作手段表示は、電サポ状態では非表示になる場合がある表示であってもよく、前記第三の操作手段表示は、電サポ状態では非表示になる場合がある表示であってもよい。
なお、前記第一の操作手段表示は、前記装飾図柄の変動表示の表示中であっても、スーパーリーチ中は必ず非表示になる表示であってもよく、前記第二の操作手段表示は、前記装飾図柄の変動表示の表示中であっても、前記スーパーリーチ中は必ず非表示になる表示であってもよく、前記第三の操作手段表示は、前記装飾図柄の変動表示の表示中であっても、前記スーパーリーチ中は必ず非表示になる表示であってもよい。
また、前記第一の操作手段表示は、大当り遊技中は必ず非表示になる表示であってもよく、前記第二の操作手段表示は、大当り遊技中は必ず非表示になる表示であってもよく、前記第三の操作手段表示は、大当り遊技中は必ず非表示になる表示であってもよい。
また、前記第一の操作手段表示は、確変状態では必ず非表示になる表示であってもよく、前記第二の操作手段表示は、確変状態では必ず非表示になる表示であってもよく、前記第三の操作手段表示は、確変状態では必ず非表示になる表示であってもよい。
また、前記第一の操作手段表示は、電サポ状態では必ず非表示になる表示であってもよく、前記第二の操作手段表示は、電サポ状態では必ず非表示になる表示であってもよく、前記第三の操作手段表示は、電サポ状態では必ず非表示になる表示であってもよい。
また、
『 前記第二の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示の表示態様と、色又は大きさの少なくともいずれか一方が異なる表示態様の表示[例えば、図251(2)〜同図(9)に示す第二の操作手段表示Od2、図260(n)〜同図(o)に示す第二の操作手段表示Od2]であり、
前記第三の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示の表示態様と、色又は大きさの少なくともいずれか一方が異なる表示態様の表示[例えば、図260(d)から同図(m)に示す第三の操作手段表示Od3]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第二の操作手段表示は、前記第三の操作手段表示の表示態様と同じ表示態様の表示であってもよいし、該第三の操作手段表示の表示態様と、色又は大きさの少なくともいずれか一方が異なる表示態様の表示であってもよい。
また、前記第四の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示の表示態様と、色又は大きさの少なくともいずれか一方が異なる表示態様の表示であってもよい。
また、前記第四の操作手段表示は、前記第二の操作手段表示の表示態様と同じ表示態様の表示であってもよいし、該第二の操作手段表示の表示態様と、色又は大きさの少なくともいずれか一方が異なる表示態様の表示であってもよい。
また、前記第四の操作手段表示は、前記第三の操作手段表示の表示態様と同じ表示態様の表示であってもよいし、該第三の操作手段表示の表示態様と、色又は大きさの少なくともいずれか一方が異なる表示態様の表示であってもよい。
なお、前記第二の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示の表示態様と、色と大きさの両方、あるいは、色のみ、または大きさのみが異なる表示態様の表示であってもよく、前記第三の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示の表示態様と、色と大きさの両方、あるいは、色のみ、または大きさのみが異なる表示態様の表示であってもよい。
また、前記第二の操作手段表示は、前記第三の操作手段表示の表示態様と、色と大きさの両方、あるいは、色のみ、または大きさのみが異なる表示態様の表示であってもよく、前記第四の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示の表示態様と、色と大きさの両方、あるいは、色のみ、または大きさのみが異なる表示態様の表示であってもよい。
また、前記第四の操作手段表示は、前記第二の操作手段表示の表示態様と、色と大きさの両方、あるいは、色のみ、または大きさのみが異なる表示態様の表示であってもよく、前記第三の操作手段表示の表示態様と、色と大きさの両方、あるいは、色のみ、または大きさのみが異なる表示態様の表示であってもよい。
また、
『 前記複数種類の操作手段表示のうちの一の表示は、第四の操作手段表示[例えば、第四の操作手段表示Od4]であり、
前記第四の操作手段表示は、前記保留表示とは異なる表示であり、
前記第四の操作手段表示は、前記装飾図柄の変動表示の表示中に表示される場合がある表示[例えば、図252(33)〜同図(36)]であり、
前記第四の操作手段表示は、前記装飾図柄の停止表示の表示中に表示されない表示であり、
前記第四の操作手段表示は、複数回の前記装飾図柄の変動表示に跨って表示されない表示であり、
前記第四の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されると[例えば、図253(37)]、第二の予告演出が開始される場合があり、
前記第二の予告演出は、開始される際に表示されている前記装飾図柄の変動表示で大当りすることに関する予告演出[例えば、図253(38)〜同図(40)に示す、家紋役物224E’の動作等を伴う通常予告の演出]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第四の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示が発展した表示であってもよいし、前記第一の操作手段表示から切り替わった表示であってもよいし、前記第一の操作手段表示が変化した表示であってもよい。
また、前記第四の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示が変化した表示であり、前記装飾図柄の変動表示の表示中に、前記第一の操作手段表示が前記第四の操作手段表示に変化する場合があってもよい。
また、前記第四の操作手段表示は、他の種類の操作手段表示(例えば、前記第一の操作手段表示)とは無関係に表示が開始される表示であってもよい。
また、前記第四の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示と異なる表示態様であってもよい。また、前記第四の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示の表示位置とは異なる表示位置に表示される表示であってもよいし、該第一の操作手段表示の大きさよりも大きく表示される表示であってもよいし、該第一の操作手段表示の大きさよりも小さく表示される表示であってもよい。
また、前記第四の操作手段表示は、前記第二の操作手段表示と同じ表示態様であってもよいし、異なる表示態様であってもよい。また、前記第四の操作手段表示は、前記第二の操作手段表示の表示位置とは異なる表示位置に表示される表示であってもよいし、該第二の操作手段表示の大きさよりも大きく表示される表示であってもよいし、該第二の操作手段表示の大きさよりも小さく表示される表示であってもよい。
また、前記第四の操作手段表示は、前記第三の操作手段表示と同じ表示態様であってもよいし、異なる表示態様であってもよい。また、前記第四の操作手段表示は、前記第三の操作手段表示の表示位置とは異なる表示位置に表示される表示であってもよいし、該第三の操作手段表示の大きさよりも大きく表示される表示であってもよいし、該第三の操作手段表示の大きさよりも小さく表示される表示であってもよい。
なお、前記第四の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されると、第二の予告演出が必ず開始されてもよい。
また、
『 前記第四の操作手段表示は、前記第二の操作手段表示と同時に表示されている場合[例えば、40(f)〜同図(g)に示す場合]がある表示であり、
前記第四の操作手段表示と前記第二の操作手段表示が同時に表示されている状態で、前記操作手段が操作された場合、該第二の操作手段表示は変化しない[例えば、図257(i)に示すように第二の操作手段表示Od2のまま]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第四の操作手段表示と前記第二の操作手段表示は、表示開始のタイミングは異なっていてもよい。
また、前記第四の操作手段表示は、前記第二の操作手段表示と並列的に表示される場合がある表示であってよい。
また、前記第四の操作手段表示と前記第二の操作手段表示が同時に表示されている状態で、前記操作手段が操作されると[例えば、図257(h)]、該第四の操作手段表示に対応した前記第二の予告演出と該第二の操作手段表示に対応した第一の予告演出とのうち、該第二の予告演出[例えば、図257(i)に示す擬似連演出による通常予告の演出]のみが開始される場合があってもよいし、該第二の予告演出のみが必ず開始されてもよい。
また、前記第二の予告演出が開始された後に、前記操作手段が再び操作されると、前記第二の操作手段表示に対応した前記第一の予告演出[例えば、図257(k)に示すワイプ表示Wdにおける、「熱」の文字表示とエフェクト画像Edによる先読み予告演出]が開始される場合があってもよいし、該第一の予告演出が必ず開始されてもよく、さらには、前記第二の操作手段表示は変化[例えば、図257(k)に示すように第一の操作手段表示Od1に変化]してもよい。
ここで、前記第四の操作手段表示と前記第二の操作手段表示が同時に表示されている状態で、前記操作手段が操作されると、該第四の操作手段表示に対応した前記第二の予告演出と該第二の操作手段表示に対応した前記第一の予告演出の両方が開始される場合があってもよいし、必ず開始されてもよい。また、この場合、該第二の操作手段表示は変化する。
また、
『 前記複数種類の操作手段表示のうちの一の表示は、第四の操作手段表示[例えば、第四の操作手段表示Od4]であり、
前記第四の操作手段表示は、前記保留表示とは異なる表示であり、
前記第四の操作手段表示は、前記装飾図柄の変動表示の表示中に表示される場合がある表示[例えば、図252(33)〜同図(36)]であり、
前記第四の操作手段表示は、前記装飾図柄の停止表示の表示中には表示されない表示であり、
前記第四の操作手段表示は、複数回の前記装飾図柄の変動表示に跨っては表示されない表示であり、
前記第四の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されると[例えば、図253(37)]、第二の予告演出が開始される場合があり、
前記第二の予告演出は、開始される際に表示されている前記装飾図柄の変動表示で大当りすることに関する予告演出[例えば、図253(38)〜同図(40)に示す、家紋役物224E’の動作等を伴う通常予告の演出]であり、
前記第四の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示と同時に表示されている場合[例えば、図257(d)のタイミングでチャンスボタン136が操作され第二の操作手段表示Od2が第一の操作手段表示Od1に変化した後の図257(f)〜同図(g)の場合]がある表示であり、
前記第四の操作手段表示は、前記第二の操作手段表示と同時に表示されている場合[例えば、図257(f)〜同図(g)に示す場合]がある表示であり、
前記第四の操作手段表示は、前記第三の操作手段表示と同時に表示されている場合[例えば、図257(f)〜同図(g)において、第二の操作手段表示Od2が第三の操作手段表示Od3であった場合]がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第四の操作手段表示と前記第一の操作手段表示は、表示開始のタイミングが異なっていてもよいし、前記第四の操作手段表示と前記第二の操作手段表示は、表示開始のタイミングが異なっていてもよいし、前記第四の操作手段表示と前記第三の操作手段表示は、表示開始のタイミングが異なっていてもよい。
また、前記第四の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示と並列的に表示される場合がある表示であり、前記第四の操作手段表示は、前記第二の操作手段表示と並列的に表示される場合がある表示であり、前記第四の操作手段表示は、前記第三の操作手段表示と並列的に表示される場合がある表示であってもよい。
なお、前記第四の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されると、第二の予告演出が必ず開始されてもよい。
また、
『 前記第一の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されても、第一の予告演出は開始されず[例えば、図260(c)に示すように操作音は出力されるものの予告演出は開始されない]、
前記第一の予告演出は、先読み予告の予告演出であり、
前記第二の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されると[例えば、図251(12)]、前記第一の予告演出が開始される場合[例えば、図251(13)に示す、ワイプ表示Wdにおける「熱」の文字の表示、エフェクト画像Edの表示、および効果音の出力等が開始される場合]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第二の操作手段表示自体が、先読み予告の表示(第三の予告演出)であってもよい。
なお、前記第二の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されると、前記第一の予告演出が必ず開始されてもよい。
また、
『 前記第二の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示が変化した表示であり、
前記装飾図柄の変動表示の表示中に、前記第一の操作手段表示が前記第二の操作手段表示に変化する場合[例えば、図251(2)に示す場合]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記装飾図柄の変動表示の表示中に、前記第一の操作手段表示が前記第二の操作手段表示に必ず変化してもよい。
また、
『 前記第二の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されると[例えば、図251(12)]、該第二の操作手段表示が変化する場合がある[例えば、図251(13)に示すように第一の操作手段表示Od1に変化する場合がある]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第二の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されると、該第二の操作手段表示が必ず変化してもよい。
また、
『 上に記載の「該第二の操作手段表示が変化する場合」とは、「該第二の操作手段表示から前記第一の操作手段表示に変化する場合」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、該第二の操作手段表示から前記第一の操作手段表示に必ず変化してもよい。
また、
『 上に記載の「該第二の操作手段表示の表示態様が変化する場合」とは、「該第二の操作手段表示が一旦消えた[例えば、図264(e)〜同図(k)]後、前記第一の操作手段表示が表示される場合[例えば、図264(l)〜同図(m)の場合]」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、該第二の操作手段表示が一旦消えた後、前記第一の操作手段表示が必ず表示されてもよい。
また、
『 前記第二の操作手段表示は、複数回の前記装飾図柄の変動表示に跨って表示される場合がある表示[例えば、図251(2)〜図251(11)]であり、
前記第一の操作手段表示は、前記装飾図柄の停止表示の表示中も、表示され続ける場合[例えば、図251(15)〜同図(17)に示す場合]がある表示であり、
前記第二の操作手段表示は、前記装飾図柄の停止表示の表示中も、表示され続ける場合[例えば、図251(4)〜同図(6)に示す場合]がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第一の操作手段表示は、前記装飾図柄の停止表示の表示中も、必ず表示され続ける表示であってもよく、
前記第二の操作手段表示は、前記装飾図柄の停止表示の表示中も、必ず表示され続ける表示であってもよい。
また、
『 前記第一の操作手段表示は、前記保留表示が表示されていない状態においても表示される場合がある表示[例えば、図263(a)に示す第一の操作手段表示Od1]である、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記複数種類の操作手段表示のうちの少なくとも一の表示は、前記操作手段を模した表示[例えば、図251に示された第一の操作手段表示Od1や第二の操作手段表示Od2、図252に示す第四の操作手段表示Od4、図256に示す第三の操作手段表示Od3]を含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記複数種類の操作手段表示のうちの全部の表示が、前記操作手段を模した表示を含む表示であってもよいし、あるいは前記複数種類の操作手段表示のうちの一部の表示のみが、前記操作手段を模した表示を含む表示であってもよい。
また、
『 前記表示手段は、前記保留表示[例えば、図258(k)に示す第2保留アイコンh2]を、操作手段表示態様[例えば、白色の表示態様であって、赤色に発光したチャンスボタン136を模した表示にPUSHの文字が加えられたミニアイテムMIが付加された表示態様]で表示可能な手段であり、
前記操作手段表示態様は、前記第二の操作手段表示[例えば、図258(l)に示す第三の操作手段表示Od3に表示された第二の操作手段表示Od2]を拡大又は縮小した表示態様である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記操作手段表示態様は、前記操作手段の操作有効期間に限って、前記第二の操作手段表示を拡大又は縮小した表示態様であってもよい。
また、前記操作手段表示態様は、前記第二の操作手段表示に限らず、他の操作手段表示(例えば、前記第一の操作手段表示、前記第三の操作手段表示、前記第四の操作手段表示)を拡大又は縮小した表示態様であってもよい。あるいは、前記操作手段表示態様は、操作手段表示の一部又は全部を拡大又は縮小した表示態様であってもよい。また、前記操作手段表示態様は、操作手段表示と色や模様が異なっていてもよい。さらには、場合によっては、前記操作手段表示態様は、操作手段表示と同じ大きさである場合があってもよいし、操作手段表示と形状が異なる場合があってもよいし、操作手段表示と同じ操作手段に関する表示態様であれば、操作手段表示の表示態様と異なる場合があってもよい。
また、前記操作手段表示態様の保留表示は、前記操作手段の操作有効期間とは異なる時期に表示される場合があってもよいし、表示されている間は、必ず前記操作手段の操作有効期間であってもよい。
さらに、前記保留表示が前記操作手段表示態様で表示されている状態で、前記操作手段を操作すると、前記操作手段表示態様で表示されていた前記保留表示が変化する場合があってもよいし、必ず変化してもよい。例えば、大当りの期待度を表す表示態様(期待度が0であるデフォルトの表示態様も含む)に変化する場合があってもよいし、必ず変化してもよい。
さらに、以下に説明する種々の限定が認められる。
前記第四の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示よりも前記保留表示(保留アイコン)の近くに表示される表示であってもよいし、前記第二の操作手段表示よりも前記保留表示(保留アイコン)の近くに表示される表示であってもよいし、前記第三の操作手段表示よりも前記保留表示(保留アイコン)の近くに表示される表示であってもよい。
前記表示手段は、前記装飾図柄の変動表示が開始した以降に、前記保留表示を該装飾図柄の変動表示に対応する変動アイコンとして表示可能な表示手段であり、前記第四の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示よりも前記変動アイコンの近くに表示される表示であってもよいし、前記第二の操作手段表示よりも前記変動アイコンの近くに表示される表示であってもよいし、前記第三の操作手段表示よりも前記変動アイコンの近くに表示される表示であってもよい。
前記第一の操作手段表示は、前記第四の操作手段表示よりも特定表示の近くに表示される表示であってもよいし、前記第二の操作手段表示は、前記第四の操作手段表示よりも特定表示の近くに表示される表示であってもよいし、前記第三の操作手段表示は、前記第四の操作手段表示よりも特定表示の近くに表示される表示であってもよい。ここにいう特定表示の一例としては、演出モードの表示、ステージ名の表示、先読み予告の表示(前記第一の予告演出の表示)、当該変動の予告の表示(前記第二の予告演出の表示)、スーパーリーチ等の特殊演出の表示、操作手段に関する表示(上記操作促進表示、操作無効の表示(例えば、準備中の表示)等)、制御状態の表示(例えば、確変中等の表示)、エフェクト表示等を列挙することができる。すなわち、前記特定表示としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
前記第一の操作手段表示と前記第二の操作手段表示は同じ表示位置に表示されてもよいし、異なる表示位置に表示されてもよい。前記第一の操作手段表示と前記第三の操作手段表示は同じ表示位置に表示されてもよいし、異なる表示位置に表示されてもよい。前記第二の操作手段表示と前記第三の操作手段表示は同じ表示位置に表示されてもよいし、異なる表示位置に表示されてもよい。
前記保留表示は、前記操作手段に関する操作手段表示態様で表示される場合があり、前記第一の操作手段表示は、前記操作手段表示態様の前記保留表示と全期間又は一部の期間にわたって同時に表示される場合があってもよいし、前記第二の操作手段表示は、前記操作手段表示態様の前記保留表示と全期間又は一部の期間にわたって同時に表示される場合があってもよいし、前記第三の操作手段表示は、前記操作手段表示態様の前記保留表示と全期間又は一部の期間にわたって同時に表示される場合があってもよい。
前記変動アイコンは、前記操作手段に関する操作手段表示態様で表示される場合があり、前記第四の操作手段表示は、前記操作手段表示態様の前記変動アイコンと全期間又は一部の期間にわたって同時に表示される場合があってもよい。
なお、ここにいう操作手段表示態様で表示されるとは、保留表示自体が前記操作手段を模した表示態様で表示されることや、保留表示に前記操作手段を模した表示態様のアイコン(例えば、ミニアイテムとしての表示)が付加されて表示されることであってもよいし、保留表示自体が上記操作促進表示で表示されることや、保留表示に上記操作促進表示(例えば、ミニアイテムとしての表示)が付加されて表示されることであってもよいし、保留表示自体が上記残期間表示で表示されることや、保留表示に上記残期間表示(例えば、ミニアイテムとしての表示)が付加されて表示されることであってもよいし、前記操作手段を模した表示、上記操作促進表示、および上記残期間表示のうちの二つの組合せ又は全部の組合せであってもよい。
前記第一の操作手段表示、前記第二の操作手段表示、前記第三の操作手段表示、前記第四の操作手段表示、および保留表示あるいは変動アイコンの表示が、前記操作手段を模した表示として表示される場合、上記残期間表示が各表示(前記操作手段を模した表示)と間隔をあけて表示(例えば、下方に間隔をあけて表示)されてもよいし、各表示(前記操作手段を模した表示)と上記残期間表示が一体に表示されてもよい。
前記装飾図柄の停止表示の表示中に、前記第一の操作手段表示、前記第二の操作手段表示、および前記第三の操作手段表示が表示される場合があるが、該装飾図柄の停止表示の表示中に、設定変更を行うことができる報知や、特定の演出が実行される場合があってもよい。また、前記装飾図柄が停止表示され、保留球数が0の場合に、操作手段を操作すると、或るアニメーション表示や或る音出力や或る発光が行われる場合があってもよい。なお、これらのアニメーション表示や音出力や発光は、装飾図柄の停止表示の表示中に行われるわけであるが、より具体的には、いわゆるデモンストレーション表示の表示中に行われてもよいし、前記装飾図柄が停止表示されてからデモンストレーション表示が開始されるまでの間に行われてもよい。
前記操作手段は、態様が変化可能なものであってもよい。態様の変化の一例としては、色の変化、発光態様の変化、操作面の移動変化(例えば、突出量の変化)、操作面を囲む枠の回転等を列挙することができる。すなわち、前記操作手段の態様の変化としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。また、前記操作手段は、ボタンタイプであってもよいし、レバータイプであってもよい。ボタンタイプであれば、操作面が上下方向、あるいは前後方向に移動可能なものであってもよい。また、レバータイプであれば、一又は複数方向に倒すことが可能なものであってもよい。
前記第一の操作手段表示が変化して前記第四の操作手段表示に変化する場合、前記第二の表示手段に表示されていた該第一の操作手段表示が、前記第一の表示手段に向けて移動を開始し、該第一の表示手段で前記第四の操作手段表示として表示されてもよい。ここでの移動は、装飾図柄の変動表示の表示中に開始されてもよい。
前記第一の操作手段表示が変化して前記第二の操作手段表示に変化する場合、前記第二の表示手段に表示されていた該第一の操作手段表示が、前記第一の表示手段に向けて移動を開始し、該第一の表示手段で前記第二の操作手段表示として表示されてもよいし、前記第一の表示手段に表示されていた該第一の操作手段表示が、前記第二の表示手段に向けて移動を開始し、該第二の表示手段で前記第二の操作手段表示として表示されてもよい。
また、前記第一の操作手段表示が変化して前記第三の操作手段表示に変化する場合、前記第二の表示手段に表示されていた該第一の操作手段表示が、前記第一の表示手段に向けて移動を開始し、該第一の表示手段で前記第三の操作手段表示として表示されてもよいし、前記第一の表示手段に表示されていた該第一の操作手段表示が、前記第二の表示手段に向けて移動を開始し、該第二の表示手段で前記第三の操作手段表示として表示されてもよい。
予告対象(例えば、或る図柄変動表示)が同じであったり、あるいは、対応する予告演出の態様が同じである場合には、前記第一の操作手段表示と前記第二の操作手段表示は同時に表示されることはなく、前記第一の操作手段表示と前記第三の操作手段表示も同時に表示されることはなく、前記第二の操作手段表示と前記第三の操作手段表示も同時に表示されることはないようにしてもよい。一方、予告対象(例えば、或る図柄変動表示)が異なっていたり、あるいは、対応する予告演出の態様が異なっている場合には、前記第一の操作手段表示と前記第二の操作手段表示は全期間又は一部の期間にわたって同時に表示される場合があったり、前記第一の操作手段表示と前記第三の操作手段表示も全期間又は一部の期間にわたって同時に表示される場合があったり、前記第二の操作手段表示と前記第三の操作手段表示も全期間又は一部の期間にわたって同時に表示される場合があったりしてもよい。
また、前記第一の操作手段表示と前記第四の操作手段表示は全期間又は一部の期間にわたって同時に表示される場合があり、前記第二の操作手段表示と前記第四の操作手段表示も全期間又は一部の期間にわたって同時に表示される場合があり、前記第三の操作手段表示と前記第四の操作手段表示も全期間又は一部の期間にわたって同時に表示される場合がある。
以下、これまで説明したことを含めて付記する。
(付記3−1)
表示手段と、
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の操作手段表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、装飾図柄を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、保留球数に応じた保留表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、複数種類の予告演出を表示可能な手段であり、
前記複数種類の操作手段表示のうちの一の表示は、第一の操作部表示であり、
前記複数種類の操作手段表示のうちの一の表示は、第二の操作部表示であり、
前記第二の操作部表示は、前記第一の操作部表示とは異なる表示であり、
前記第一の操作部表示及び前記第二の操作部表示は、前記保留表示とは異なる表示であり、
前記表示手段は、前記第一の操作手段表示を前記第二の操作手段表示に変化させる表示(以下、「第一の変化表示」と言う。)を表示可能な手段であり、
前記第一の操作手段表示は、前記装飾図柄の変動停止中(以下、「第一の状態」と言う。)において表示される場合がある表示であり、
前記第一の操作手段表示は、前記装飾図柄の変動中(以下、「第二の状態」と言う。)において表示される場合がある表示であり、
前記第二の操作手段表示は、前記第一の状態において表示される場合がある表示であり、
前記第二の操作手段表示は、前記第二の状態において表示される場合がある表示であり、
前記第一の変化表示は、前記第二の状態において表示開始される場合がある表示であり、
前記第一の操作手段表示は、前記操作手段の操作が無効である事を示す表示であり、
前記第二の操作手段表示は、前記操作手段の操作が有効である事を示す表示である、
ことを特徴とする遊技台。
付記3−1記載の遊技台によれば、変動停止中も表示手段の表示で演出を行うことで、まだ変動が停止していないように思わせることができる場合がある。
(付記3−2)
付記3−1に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段表示は、前記第一の状態及び前記第二の状態のいずれか一方から他方へ移行しても表示を終了しない場合がある表示であり、
前記第二の操作手段表示は、前記第一の状態及び前記第二の状態のいずれか一方から他方へ移行しても表示を終了しない場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−3)
付記3−1又は3−2に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段表示は、前記保留表示がされていない状態においても表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−4)
付記3−1乃至3−3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
遊技者の前記操作手段の操作によって演出を表示可能である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−5)
付記3−1乃至3−4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の予告演出のうちの一の予告演出は、第一の予告演出であり、
前記表示手段は、遊技者の前記操作手段の操作によって前記第一の予告演出を表示開始可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−6)
付記3−1乃至3−5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は先読み予告演出を表示可能な手段であり、
前記複数種類の操作手段表示のうちの一の表示は、第三の操作手段表示であり、
前記第三の操作手段表示は、前記保留表示とは異なる表示であり、
前記表示手段は、前記第一の操作手段表示を前記第三の操作手段表示に変化させる表示(以下、「第二の変化表示」と言う。)を表示可能な手段であり、
前記第三の操作手段表示は、前記先読み予告として表示される場合がある表示であり、
前記第三の操作手段表示は、前記第一の状態及び前記第二の状態のいずれか一方から他方へ移行しても表示を終了しない場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3−7)
付記3−6に記載の遊技台であって、
前記第三の操作手段表示は、前記操作手段の操作が無効であることを示す表示であり、
前記第三の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示とは異なる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、第三の操作手段表示は、第一の操作手段表示と同じく操作手段が無効な表示であるが、第二の操作手段表示とは同じ態様をする場合があってもよい。また、第三の操作手段表示は第二の操作手段表示とも異なる場合があってもよい。
(付記3−8)
付記3−6又は3−7に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段表示は、前記第二の操作手段表示と並列的に表示される場合がない表示であり、
前記第一の操作手段表示は、前記第三の操作手段表示と並列的に表示される場合がない表示であり、
前記第二の操作手段表示は、前記第三の操作手段表示と並列的に表示される場合がない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、一つの表示手段において、二つの操作手段表示(第一、第二、第三)が同時に表示されることがなくてもよい。また、別の操作手段の操作に関わる操作手段表示は同時に表示される場合があってもよい。
また、第二の操作手段表示が表示されている際に操作手段の操作を実行したら、該第二の操作手段表示は、第一の操作手段表示に戻ってもよいし、変動停止の直前まで完全に消えていてもよい。
(付記3−9)
付記3−6乃至3−8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の操作手段表示うちの一の操作手段表示は、第四の操作手段表示であり、
前記第四の操作手段表示は、前記操作手段の操作が有効であることを示す表示であり、
前記第四の操作手段表示が表示されている間に遊技者の前記操作手段の操作が行われた場合は、前記第一の予告表示が表示開始される場合があり、
前記第四の操作手段表示は、第二の状態において表示可能な表示であり、
前記第四の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示と並列的に表示される場合がある表示であり、
前記第四の操作手段表示は、前記第二の操作手段表示と並列的に表示される場合がある表示であり、
前記第四の操作手段表示は、前記第三の操作手段表示と並列的に表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、操作手段表示は、操作手段表示以外で行われる普通のボタン演出(ジャッジ演出、擬似連煽り、ボタン保留、会話予告のボタン表示も含む)と同時表示される場合があってもよい。
また、第四の操作手段表示中の操作で行われる演出は第一の予告演出であってもよい。
(付記3−10)
付記3−9に記載の遊技台であって、
前記第四の操作手段表示と前記第二の操作手段表示が並列的に表示されている場合において、遊技者の前記操作手段の操作が1回行われた場合は、前記第一の予告演出のみが表示開始される、
ことを特徴とする遊技台。
なお、第一の予告演出は第四の操作手段表示中に操作したことに関する表示であってもよい。
また、第二の操作手段表示が表示されているときに操作手段を操作して表示される演出(予告)は、第二の予告演出であってもよい。
(付記3−11)
付記3−1乃至3−10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
操作手段表示は、サブ液晶表示手段に表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3−1)
表示手段と、
遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の操作手段表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、装飾図柄を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、保留球数に応じた保留表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の操作手段表示のうちの一の表示は、第一の操作手段表示であり、
前記複数種類の操作手段表示のうちの一の表示は、第二の操作手段表示であり、
前記第二の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示とは異なる表示であり、
前記第一の操作手段表示は、前記保留表示とは異なる表示であり、
前記第二の操作手段表示は、前記保留表示とは異なる表示であり、
前記第一の操作手段表示は、連続する複数回の前記装飾図柄の変動表示に跨って表示される場合がある表示であり、
前記第二の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示が変化した表示であり、
前記装飾図柄の変動表示の表示中に、前記第一の操作手段表示が前記第二の操作手段表示に変化する場合があり、
或る期間において、前記第一の操作手段表示が表示される場合があるように構成されており、
前記或る期間とは、前記装飾図柄が停止表示しており前記保留球数が0の期間のことであり、
前記或る期間に前記第一の操作手段表示が表示されている状態で前記操作手段が操作された場合、該操作手段が操作されたことに応じた応答表示が行われる場合があるように構成されており、
前記装飾図柄の変動表示の表示中に前記第二の操作手段表示が表示されている状態で前記操作手段が操作されたことによって、リーチ以外の予告演出が開始される場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(付記A3−2)
付記A3−1に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作された場合、該第一の操作手段表示が変化しないように構成されており、
前記第二の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作された場合、該第二の操作手段表示が変化する場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3−3)
付記A3−2に記載の遊技台であって、
付記A3−2に記載の「第二の操作手段表示が変化する場合」とは、「第二の操作手段表示が、前記第一の操作手段表示に変化する場合」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3−4)
付記A3−2に記載の遊技台であって、
付記A3−2に記載の「第二の操作手段表示が変化する場合」とは、「第二の操作手段表示が一旦消えた後、前記第一の操作手段表示が表示される場合」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3−5)
付記A3−1乃至A3−4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の操作手段表示は、連続する複数回の前記装飾図柄の変動表示に跨って表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3−6)
付記A3−1乃至A3−5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記応答表示とは、演出表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3−7)
付記A3−1乃至A3−6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の操作手段表示のうちの一の表示は、第三の操作手段表示であり、
前記第三の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示とは異なる表示であり、
前記第三の操作手段表示は、前記保留表示とは異なる表示であり、
前記第三の操作手段表示は、前記操作手段が操作されても変化しない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3−8)
付記A3−7に記載の遊技台であって、
前記第三の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されると、該操作手段が操作されたことに応じた応答動作が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3−9)
付記A3−7又はA3−8に記載の遊技台であって、
前記第三の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示が変化した表示であり、
前記装飾図柄の変動表示の表示中に、前記第一の操作手段表示が前記第三の操作手段表示に変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3−10)
付記A3−7乃至A3−9のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第三の操作手段表示は、複数回の前記装飾図柄の変動表示に跨って表示される場合がある表示であり、
前記第三の操作手段表示は、前記装飾図柄の停止表示の表示中も、表示され続ける場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3−11)
付記A3−7乃至A3−10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示の表示態様と、色又は大きさの少なくともいずれか一方が異なる表示態様の表示であり、
前記第三の操作手段表示は、前記第一の操作手段表示の表示態様と、色又は大きさの少なくともいずれか一方が異なる表示態様の表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3−12)
付記A3−1乃至A3−11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の操作手段表示のうちの一の表示は、第四の操作手段表示であり、
前記第四の操作手段表示は、前記保留表示とは異なる表示であり、
前記第四の操作手段表示は、前記装飾図柄の変動表示の表示中に表示される場合がある表示であり、
前記第四の操作手段表示は、前記装飾図柄の停止表示の表示中に表示されない表示であり、
前記第四の操作手段表示は、複数回の前記装飾図柄の変動表示に跨って表示されない表示であり、
前記第四の操作手段表示が表示されている状態で、前記操作手段が操作されると、通常予告の演出が開始される場合があり、
前記通常予告の演出は、開始される際に表示されている前記装飾図柄の変動表示で大当りすることに関する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3−13)
付記A3−12に記載の遊技台であって、
前記第四の操作手段表示は、前記第二の操作手段表示と同時に表示されている場合がある表示であり、
前記第四の操作手段表示と前記第二の操作手段表示が同時に表示されている状態で、前記操作手段が操作された場合、該第二の操作手段表示は変化しない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3−14)
付記A3−1乃至A3−13のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の操作手段表示は、前記操作手段の操作有効期間を表す表示を含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3−15)
付記A3−1乃至A3−14のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の操作手段表示のうちの少なくとも一の表示は、前記操作手段を模した表示を含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3−16)
付記A3−1乃至15のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記保留表示を、操作手段表示を含む態様で表示可能な手段であり、
前記操作手段表示は、前記第二の操作手段表示を拡大又は縮小した表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3−17)
付記A3−1乃至A3−16のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記或る期間は、前記装飾図柄が停止表示されてからデモンストレーション表示が開始されるまでの期間である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、操作手段表示は、通常遊技中のみ表示される場合があってもよい。
また、操作手段表示は、特定演出中(例えば、スーパーリーチ中)には表示されない場合があってもよい。
また、第二の操作手段表示は、第一の操作手段表示に対して色が変化したものであってもよいし、第一の操作手段表示が拡大表示されたものであってもよい。
また、第三の操作手段表示は、第一の操作手段表示に対して色が変化したものであってもよいし、第一の操作手段表示が拡大表示されたものであってもよい。
なお、上記で装飾図柄の変動表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の変動表示であってもよく、装飾図柄の停止表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の停止表示であってもよい。
(付記R0−1)
複数の演出を実行可能な演出手段を備えた遊技台であって、
前記複数の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記複数の演出のうちの一つは、第三の演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の演出を変化させる場合(以下、「第一の場合」という。)がある演出であり、
前記第一の場合において前記第一の演出が変化して前記第三の演出が行われ、
前記第一の演出が行われた場合よりも前記第三の演出が行われた場合の方が遊技者にとって有利な展開になりやすく、
前記第二の演出は、前記第一の演出を変化させない場合(以下、「第二の場合」という。)がある演出であり、
前記第一の場合における前記第二の演出と前記第二の場合における該第二の演出は、一部が同じ態様で行われ、
前記第二の演出は、前記第一の演出の実行中に開始される場合がある演出であり、
前記第一の演出は、或る種類の演出のうちの一の演出であり、
前記第二の場合における前記第二の演出として、前記或る種類の演出のうちの一の演出が行われる場合があり、
前記第二の場合における前記第二の演出として、前記或る種類の演出とは別の種類の演出のうちの一の演出が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−2)
付記R0−1に記載の遊技台であって、
前記第一の場合における前記第二の演出と、前記第二の場合における該第二の演出は、はじめの部分を含む一部が同じ態様で行われる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−3)
付記R0−1又はR0−2に記載の遊技台であって、
前記第二の演出は、第二のキャラクタの表示を含む演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−4)
付記R0−1乃至R0−3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の場合における前記第二の演出と、前記第二の場合における該第二の演出は、一部が異なる態様で行われ、
前記第一の場合における前記第二の演出は、第一の態様で行われ、
前記第二の場合における前記第二の演出は、第二の態様で行われ、
前記第一の態様と前記第二の態様は、はじめの部分を含む一部が同じ態様であり、
前記第一の態様と前記第二の態様は、途中から異なる態様である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−5)
付記R0−1乃至R0−4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の演出は、アイコンが表示される場合がある演出であり、
前記第三の演出も、アイコンが表示される場合がある演出であり、
第一の表示態様でアイコンが表示されているよりも第二の表示態様でアイコンが表示されている方が、大当り図柄が確定表示されやすく、
前記第一の演出よりも前記第三の演出の方が前記第二の表示態様のアイコンが表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−6)
付記R0−1乃至R0−4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の演出は、アイコンの表示態様を変化させる場合がある演出であり、
前記第三の演出も、アイコンの表示態様を変化させる場合がある演出であり、
第一の表示態様でアイコンが表示されているよりも第二の表示態様でアイコンが表示されている方が、大当り図柄が確定表示されやすく、
前記第一の演出よりも前記第三の演出の方がアイコンを前記第二の表示態様に変化させやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−7)
付記R0−1乃至R0−6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
付記R0−1に記載の「前記第一の演出が行われた場合よりも前記第三の演出が行われた場合の方が遊技者にとって有利な展開になりやすく、」とは、「前記第一の演出が行われた場合よりも前記第三の演出が行われた場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすく、」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−8)
付記R0−1乃至R0−7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の演出は、第一のキャラクタの表示を含む演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−9)
付記R0−1乃至R0−8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記演出手段は、表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R0−10)
付記R0−1乃至R0−9のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
また、上記で「〜場合がある」とは、「必ず〜する」、「必ず〜される」、あるいは「必ず〜になる」等に置き換えてもよく、上記で「○○可能」とは、「必ず○○する」に置き換えてもよい。
また、以上説明した、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等に適用してもよい。