JP2018192820A - Roof structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両の天井を形成するルーフ構造に関する。 The present invention relates to a roof structure that forms a ceiling of a vehicle.
車両には、車両の天井を形成するルーフ構造が設けられている。特許文献1には、ルーフパネルの下面に遮熱効果のあるルーフパッドを介して、ヘッドライニングが取付けられ、車室内の天井全体を覆っている構造が開示されている。 The vehicle is provided with a roof structure that forms the ceiling of the vehicle. Patent Document 1 discloses a structure in which a head lining is attached to a lower surface of a roof panel via a roof pad having a heat shielding effect so as to cover the entire ceiling in the vehicle interior.
ルーフ構造において、ルーフパネルが遮熱部材を介してヘッドライニングに取り付けられている場合、ルーフ構造は、断熱性能が十分ではなく、車室内の空気と車室外の空気との温度差によって、ヘッドライニングに結露が生じる可能性があるという問題が生じていた。 In the roof structure, when the roof panel is attached to the headlining through the heat shielding member, the roof structure has insufficient heat insulation performance, and the headlining is caused by a temperature difference between the air in the vehicle interior and the air outside the vehicle interior. There was a problem that condensation could occur.
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、車室内の空気と車室外の空気との温度差によって結露が生じづらいルーフ構造を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention has been made in view of these points, and an object of the present invention is to provide a roof structure in which condensation is unlikely to occur due to a temperature difference between air in the vehicle interior and air outside the vehicle interior.
本発明の第1の態様においては、車両のルーフパネルと、前記ルーフパネルの下面に設けられている断熱部材と、前記断熱部材の下面に設けられている遮熱部材と、前記遮熱部材の下方に設けられている空気層と、前記空気層の下方に設けられているヘッドライニングと、を有することを特徴とするルーフ構造を提供する。 In the first aspect of the present invention, a roof panel of a vehicle, a heat insulating member provided on the lower surface of the roof panel, a heat insulating member provided on the lower surface of the heat insulating member, and the heat insulating member Provided is a roof structure comprising an air layer provided below and a headlining provided below the air layer.
本発明の第2の態様においては、車両のルーフパネルと、前記ルーフパネルの下方に設けられている空気層と、前記空気層の下方に設けられている遮熱部材と、前記遮熱部材の下面に設けられている断熱部材と、前記断熱部材の下面に設けられているヘッドライニングと、を有することを特徴とするルーフ構造を提供する。 In the second aspect of the present invention, a roof panel of a vehicle, an air layer provided below the roof panel, a heat shield member provided below the air layer, and the heat shield member There is provided a roof structure comprising a heat insulating member provided on a lower surface and a headlining provided on a lower surface of the heat insulating member.
また、前記ルーフパネルと前記ヘッドライニングとを接続する接続部をさらに有していてもよい。また、前記遮熱部材は、前記断熱部材の内部に設けられていてもよい。 Moreover, you may have further the connection part which connects the said roof panel and the said headlining. The heat shield member may be provided inside the heat insulating member.
本発明によれば、ルーフ構造において、断熱性能が向上し、結露が発生しづらくなるという効果を奏する。 According to the present invention, in the roof structure, there is an effect that heat insulation performance is improved and it is difficult for condensation to occur.
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係るルーフ構造1の構成を示す図である。なお、図1は、ルーフ構造1からヘッドライニング14が取り外された状態を、キャブの内側から上方に向かって見た図である。図2は、第1の実施形態に係るルーフ構造1の断面図である。図2は、図1のX−X線断面図にヘッドライニング14が取付けられた状態を示す図である。
<First Embodiment>
FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration of a roof structure 1 according to the first embodiment. FIG. 1 is a view of the state where the
ルーフ構造1は、車両のキャブの天井を形成する構造である。車両は、例えばトラックであり、キャブは、トラックの前方に設けられている運転席のある箱形状の部分である。ルーフ構造1は、断熱性能を有しているので、車両のキャブは、車両のキャブの天井がルーフ構造1で形成されていることで、キャブの断熱性能が向上する。 The roof structure 1 is a structure that forms the ceiling of a cab of a vehicle. The vehicle is, for example, a truck, and the cab is a box-shaped portion with a driver's seat provided in front of the truck. Since the roof structure 1 has a heat insulating performance, the heat insulating performance of the cab of the vehicle is improved when the ceiling of the vehicle cab is formed of the roof structure 1.
ルーフ構造1は、ルーフパネル10、断熱部材11、遮熱部材12、空気層13、及びヘッドライニング14を有する。ルーフパネル10は、キャブの外装を構成する板状の部材である。ルーフパネル10は、例えば金属製である。ルーフパネル10には、接続部101が設けられている。接続部101は、ルーフパネル10とヘッドライニング14とを接続する部材である。
The roof structure 1 includes a
接続部101は、ルーフパネル10の下面に設けられている板状の部材であり、ルーフパネル10と同様に、金属製である。接続部101は、図1に示すように、例えば車両の車幅方向、又は車両の前後方向において延伸している。図2に示すように、接続部101の車両の高さ方向における一方の端部は、ルーフパネル10の下面に接続されている。接続部101のルーフパネル10に接続されている側と反対側の端部は、ヘッドライニング14の上面に接続されている。
The
ルーフパネル10は、ルーフパネル10におけるキャブの内側の面に接続部101が設けられていることで、凹部が形成されている。当該凹部に、断熱部材11、遮熱部材12、空気層13が設けられている。接続部101の車両の高さ方向における長さは、断熱部材11の車両の高さ方向における長さと遮熱部材12の車両の高さ方向における長さを加えた長さよりも大きい。なお、接続部101の形状及び接続部101をルーフパネル10にどのように配置するのかは任意である。
The
断熱部材11は、ルーフパネル10の外部と空気層13との間の熱伝導を抑えることにより、キャブの断熱性能を高める効果がある。断熱部材11は、例えばフェルトである。フェルトは、羊毛などの獣毛を縮絨して布状にしたものである。フェルトは、細かな繊維の隙間に空気を保持することで、断熱性能が高い。断熱部材11は、例えば直方体形状であり、ルーフパネル10の下面に設けられている。断熱部材11は、例えば両面テープ等の接着剤によってルーフパネル10の下面に固定されている。断熱部材11の車両の前後方向及び車両の車幅方向における端部は、接続部101と接している。
The
遮熱部材12は、放射熱を遮蔽する機能を有する。遮熱部材12は、例えばアルミ蒸着フィルムである。アルミ蒸着フィルムは、蒸着によって紙やプラスチックのフィルムの上に薄いアルミニウムの膜を形成させたフィルムである。遮熱部材12は、例えば直方体形状であり、断熱部材11の下面に設けられている。遮熱部材12は、例えば接着剤によって断熱部材11の下面に固定されている。遮熱部材12の車両の前後方向及び車両の車幅方向における端部は、接続部101と接している。
The
空気層13は、遮熱部材12の下方に設けられている。図2に示すように、遮熱部材12の下面と、遮熱部材12の下方に設けられているヘッドライニング14の上面とは接しておらず、隙間が形成されている。空気層13は、当該隙間に満たされている空気の層である。空気層13は、例えば、金属等の固体に比べて、断熱性能が大きい。
The
ヘッドライニング14は、キャブの内装を構成する板状の部材であり、キャブの天井を覆うカバーである。ヘッドライニング14は、例えば金属製の板の表面に樹脂シートが貼り付けられたものである。ヘッドライニング14は、空気層13の下方に設けられている。ヘッドライニング14は、例えばルーフパネル10と同様の形状を有し、ルーフパネル10の下方に設けられた接続部101、断熱部材11、遮熱部材12、及び空気層13を下方から覆っている。ヘッドライニング14は、例えばヘッドライニング14に形成されている穴と、接続部101に形成されている穴とに、ボルトを挿入して締め付けることにより、接続部101に固定されている。
The
従来のルーフ構造は、ルーフパネル10及びヘッドライニング14に接するように遮熱部材が設けられていたが、この場合、断熱性能が不十分である場合があった。よって、例えば、冬場、キャブの内側をヒータで昇温することで、キャブの内外で温度差が生じる場合、すなわち、キャブの内側の空気の温度が高く、キャブの外側の空気の温度が低い場合、ヘッドライニング14がキャブの外側の空気によって冷却されてしまう場合があった。この結果、従来のルーフ構造は、ヘッドライニング14において結露が生じる可能性があった。
In the conventional roof structure, the heat shielding member is provided so as to be in contact with the
これに対して、第1の実施形態に係るルーフ構造1は、ルーフパネル10とヘッドライニング14との間に、断熱部材11、遮熱部材12、及び空気層13が設けられている。よって、ルーフ構造1は、ルーフパネル10とヘッドライニング14との間に、遮熱部材が設けられている従来のルーフ構造に比べて、ルーフ構造1の断熱性能が向上する。
On the other hand, in the roof structure 1 according to the first embodiment, the
よって、例えば、冬場、キャブの内側の空気の温度が高く、キャブの外側の空気の温度が低い場合に、ヘッドライニング14がキャブの外側の空気によって冷却されづらくなる。この結果、ルーフ構造1は、ヘッドライニング14に結露が生じづらくなる。
Therefore, for example, in winter, when the temperature of the air inside the cab is high and the temperature of the air outside the cab is low, the
[第1の実施形態に係るルーフ構造1による効果]
第1の実施形態に係るルーフ構造1は、車両のルーフパネル10と、ルーフパネル10の下面に設けられている断熱部材11と、断熱部材11の下面に設けられている遮熱部材12と、遮熱部材12の下方に設けられている空気層13と、空気層13の下方に設けられているヘッドライニング14と、を有する。
[Effects of the roof structure 1 according to the first embodiment]
The roof structure 1 according to the first embodiment includes a
第1の実施形態に係るルーフ構造1は、このようにルーフパネル10とヘッドライニング14との間に断熱部材11、遮熱部材12、及び空気層13が形成されているので、ルーフ構造1は断熱性能が向上する。よって、ルーフ構造1は、例えばヘッドライニング14がキャブの外側の空気によって冷却されることを妨げることができるので、ヘッドライニング14に結露が生じづらくなる。
In the roof structure 1 according to the first embodiment, since the
<第2の実施形態>
図3は、第2の実施形態に係るルーフ構造1aの断面図である。
第2の実施形態に係るルーフ構造1aは、第1の実施形態に係るルーフ構造1と比べて、断熱部材11aと遮熱部材12aとがルーフパネル10に設けられておらず、断熱部材11aと遮熱部材12aとがヘッドライニング14に設けられている点が異なる。
<Second Embodiment>
FIG. 3 is a cross-sectional view of the
Compared with the roof structure 1 according to the first embodiment, the
図3に示すように、空気層13aは、ルーフパネル10の下方に設けられている。ルーフパネル10の下面と、ルーフパネル10の下方に設けられている遮熱部材12aの上面とは接しておらず、隙間が形成されている。空気層13aは、当該隙間に満たされている空気の層である。
As shown in FIG. 3, the
遮熱部材12aは、空気層13aの下方に設けられている。遮熱部材12aは、遮熱部材12と同様に、例えばアルミ蒸着フィルムである。遮熱部材12aの車両の前後方向及び車両の車幅方向における端部は、接続部101と接している。断熱部材11aは、遮熱部材12aの下面に設けられている。断熱部材11aは、断熱部材11と同様に、例えばフェルトである。断熱部材11aの車両の前後方向及び車両の車幅方向における端部は、接続部101と接している。ヘッドライニング14は、断熱部材11aの下面に設けられている。
The
[第2の実施形態に係るルーフ構造1aによる効果]
第2の実施形態に係るルーフ構造1aは、このようにルーフパネル10とヘッドライニング14との間に、空気層13a、遮熱部材12a、及び断熱部材11aが形成されているので、ルーフ構造1aは断熱性能が向上する。よって、ルーフ構造1aは、例えばヘッドライニング14がキャブの外側の空気によって冷却されることを妨げることができるので、ヘッドライニング14に結露が生じづらくなる。
[Effects of the
In the
<第3の実施形態>
図4は、第3の実施形態に係るルーフ構造1bの断面図である。
第3の実施形態に係るルーフ構造1bは、第1の実施形態に係るルーフ構造1と比べて、遮熱部材12bが断熱部材11bの表面に設けられておらず、遮熱部材12bが断熱部材11bの内部に設けられている点が異なる。
<Third Embodiment>
FIG. 4 is a cross-sectional view of the roof structure 1b according to the third embodiment.
Compared to the roof structure 1 according to the first embodiment, the roof structure 1b according to the third embodiment is not provided with the
図4に示すように、断熱部材11bは、断熱部材11と同様に、例えばフェルトである。断熱部材11bの車両の前後方向及び車両の車幅方向における端部は、接続部101と接している。断熱部材11bは、断熱部材111bと断熱部材112bとを有する。遮熱部材12bは、断熱部材111bと断熱部材112bとの間に設けられている。遮熱部材12bは、遮熱部材12と同様に、例えばアルミ蒸着フィルムである。遮熱部材12bの車両の前後方向及び車両の車幅方向における端部は、接続部101と接している。
As shown in FIG. 4, the
図4に示すように、断熱部材111bは、ルーフパネル10の下面に設けられている。遮熱部材12bは、断熱部材111bの下面に設けられている。また、断熱部材112bは、遮熱部材12bの下面に設けられている。
As shown in FIG. 4, the
空気層13bは、断熱部材112bの下方に設けられている。図4に示すように、断熱部材112bの下面と、断熱部材112bの下方に設けられているヘッドライニング14の上面とは接しておらず、隙間が形成されている。空気層13bは、当該隙間に満たされている空気の層である。ヘッドライニング14は、空気層13bの下方に設けられている。
The
図4に示すように、遮熱部材12bの車両の前後方向における長さは、断熱部材11bの車両の前後方向における長さと同じであり、遮熱部材12bの車両の車幅方向における長さは、断熱部材11bの車両の車幅方向における長さと同じである。しかし、遮熱部材12bの形状は、これに限定されない。例えば、遮熱部材12bの車両の前後方向における長さは、断熱部材11bの車両の前後方向における長さよりも小さく、遮熱部材12bの車両の車幅方向における長さは、断熱部材11bの車両の車幅方向における長さよりも小さくなっており、遮熱部材12bの周囲は、断熱部材11bに覆われていてもよい。
As shown in FIG. 4, the length of the
なお、断熱部材11bと遮熱部材12bとは、ルーフパネル10に設けられているが、断熱部材11bと遮熱部材12bとは、ヘッドライニング14に設けられていてもよい。例えば、空気層13bは、ルーフパネル10の下方に設けられており、断熱部材111bは、空気層13bの下方に設けられている。そして、遮熱部材12bは、断熱部材111bの下面に設けられており、断熱部材112bは、遮熱部材12bの下面に設けられている。そして、ヘッドライニング14は、断熱部材112bの下面に設けられていてもよい。
In addition, although the
[第3の実施形態に係るルーフ構造1bによる効果]
第3の実施形態に係るルーフ構造1bは、このようにルーフパネル10とヘッドライニング14との間に断熱部材11b、遮熱部材12b、及び空気層13bが形成されているので、ルーフ構造1bは断熱性能が向上する。よって、ルーフ構造1bは、例えばヘッドライニング14がキャブの外側の空気によって冷却されることを妨げることができるので、ヘッドライニング14に結露が生じづらくなる。また、ルーフ構造1bは、遮熱部材12bが断熱部材11bの内部に設けられているので、例えば、断熱部材11bがフェルトの場合、周囲に生じた結露を吸収することができる。
[Effects of the roof structure 1b according to the third embodiment]
In the roof structure 1b according to the third embodiment, since the
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。 As mentioned above, although this invention was demonstrated using embodiment, the technical scope of this invention is not limited to the range as described in the said embodiment, A various deformation | transformation and change are possible within the range of the summary. is there. For example, the specific embodiments of device distribution / integration are not limited to the above-described embodiments, and all or a part of them may be configured to be functionally or physically distributed / integrated in arbitrary units. Can do. In addition, new embodiments generated by any combination of a plurality of embodiments are also included in the embodiments of the present invention. The effect of the new embodiment produced by the combination has the effect of the original embodiment.
1、1a、1b・・・ルーフ構造
10・・・ルーフパネル
101・・・接続部
11、11a、11b、111b、112b・・・断熱部材
12、12a、12b・・・遮熱部材
13、13a、13b・・・空気層
14・・・ヘッドライニング
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記ルーフパネルの下面に設けられている断熱部材と、
前記断熱部材の下面に設けられている遮熱部材と、
前記遮熱部材の下方に設けられている空気層と、
前記空気層の下方に設けられているヘッドライニングと、
を有することを特徴とするルーフ構造。 The roof panel of the vehicle,
A heat insulating member provided on the lower surface of the roof panel;
A heat shield provided on the lower surface of the heat insulating member;
An air layer provided below the heat shield member;
A headlining provided below the air layer;
The roof structure characterized by having.
前記ルーフパネルの下方に設けられている空気層と、
前記空気層の下方に設けられている遮熱部材と、
前記遮熱部材の下面に設けられている断熱部材と、
前記断熱部材の下面に設けられているヘッドライニングと、
を有することを特徴とするルーフ構造。 The roof panel of the vehicle,
An air layer provided below the roof panel;
A heat shield member provided below the air layer;
A heat insulating member provided on the lower surface of the heat shield member;
A headlining provided on the lower surface of the heat insulating member;
The roof structure characterized by having.
請求項1から3のいずれか一項に記載のルーフ構造。
The heat shield member is provided inside the heat insulating member,
The roof structure according to any one of claims 1 to 3.
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