JP2018192429A - Distillatory apparatus - Google Patents
Distillatory apparatus Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018192429A JP2018192429A JP2017098683A JP2017098683A JP2018192429A JP 2018192429 A JP2018192429 A JP 2018192429A JP 2017098683 A JP2017098683 A JP 2017098683A JP 2017098683 A JP2017098683 A JP 2017098683A JP 2018192429 A JP2018192429 A JP 2018192429A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- separation unit
- unit
- raw material
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Abstract
Description
本開示は、低沸点成分および高沸点成分を含む原料ガスを分離する蒸留装置に関する。 The present disclosure relates to a distillation apparatus that separates a raw material gas containing a low-boiling component and a high-boiling component.
アルコール飲料、食用油、石油化学製品等の蒸留、アンモニアの除去、二酸化炭素の回収、および、医薬品の製造等に蒸留装置が用いられている。蒸留装置は、低沸点成分および高沸点成分を含む原料液を、留出液と缶出液とに分離する装置である。 Distillation apparatuses are used for distillation of alcoholic beverages, edible oils, petrochemical products, etc., removal of ammonia, recovery of carbon dioxide, production of pharmaceuticals, and the like. The distillation apparatus is an apparatus for separating a raw material liquid containing a low boiling point component and a high boiling point component into a distillate and a bottoms.
このような蒸留装置として、複数の棚が内部に設けられた蒸留塔と、リボイラと、コンデンサとを備えた装置が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の蒸留装置では、蒸留塔の中央に原料液が供給される。リボイラは、蒸留塔の底部から排出された液を加熱して蒸気を生成する。リボイラによって生成された蒸気は、蒸留塔の底部に還流される。コンデンサは、蒸留塔の頂部から排出された蒸気を冷却して留出液を生成する。コンデンサによって生成された留出液の一部は、蒸留塔の頂部に還流される。 As such a distillation apparatus, an apparatus including a distillation tower having a plurality of shelves provided therein, a reboiler, and a condenser is known (for example, Patent Document 1). In the distillation apparatus described in Patent Document 1, the raw material liquid is supplied to the center of the distillation column. The reboiler generates steam by heating the liquid discharged from the bottom of the distillation column. The steam produced by the reboiler is refluxed to the bottom of the distillation column. The condenser cools the vapor discharged from the top of the distillation column to produce a distillate. A part of the distillate produced by the condenser is refluxed to the top of the distillation column.
ところで、上記蒸留装置を用い、大気圧下で気体として存在する原料ガスを分離したいという要望がある。この場合、原料ガスの少なくとも一部が液化する程度まで蒸留塔およびリボイラを加圧状態とする必要がある。一方、分離後の留出物(原料ガスより低沸点成分が高濃度の分離物)は液体である必要はないため、蒸留塔やリボイラと同程度までコンデンサを加圧する必要はない。 By the way, there is a demand for separating the raw material gas existing as a gas at atmospheric pressure using the distillation apparatus. In this case, the distillation column and the reboiler need to be in a pressurized state to such an extent that at least a part of the raw material gas is liquefied. On the other hand, since the distillate after separation (separate having a lower boiling point component than the raw material gas) does not need to be liquid, it is not necessary to pressurize the condenser to the same extent as in the distillation tower or reboiler.
しかし、上記蒸留装置は、蒸留塔、リボイラ、および、コンデンサが連通しているため、コンデンサのみを他より低圧にすることができない。このため、コンデンサを不要に加圧することになり、コンデンサの加圧に要する消費エネルギーが無駄になるという問題があった。 However, since the distillation apparatus, the reboiler, and the condenser communicate with each other, the condenser alone cannot have a lower pressure than the others. For this reason, the capacitor is unnecessarily pressurized, and there is a problem in that the energy consumed for pressurizing the capacitor is wasted.
本開示は、このような課題に鑑み、消費エネルギーを低減することが可能な蒸留装置を提供することを目的としている。 In view of such problems, the present disclosure aims to provide a distillation apparatus capable of reducing energy consumption.
上記課題を解決するために、本開示の一態様にかかる蒸留装置は、原料ガスを加圧状態で収容する加圧容器と、前記加圧容器に収容された前記原料ガスを加熱する加熱部とを有するリボイラ部と、前記リボイラ部に接続通路を介して接続され、前記加圧容器より低圧に保持される低圧容器を有するコンデンサ部と、前記接続通路に設けられた保圧弁と、を備える。 In order to solve the above problem, a distillation apparatus according to one aspect of the present disclosure includes a pressurized container that accommodates a source gas in a pressurized state, and a heating unit that heats the source gas accommodated in the pressurized container. A reboiler unit having a low pressure vessel connected to the reboiler unit via a connection passage and held at a lower pressure than the pressurization vessel, and a pressure holding valve provided in the connection passage.
また、前記コンデンサ部は、冷却部を有してもよい。 The capacitor unit may include a cooling unit.
また、前記低圧容器の圧力は、大気圧以上の圧力であってもよい。 The pressure of the low-pressure vessel may be a pressure equal to or higher than atmospheric pressure.
また、前記低圧容器に吸入側が接続され、吐出側が前記加圧容器に接続される還流ポンプを備えてもよい。 Further, a reflux pump may be provided in which a suction side is connected to the low-pressure vessel and a discharge side is connected to the pressurization vessel.
本開示によれば、消費エネルギーを低減することが可能となる。 According to the present disclosure, it is possible to reduce energy consumption.
以下に添付図面を参照しながら、本開示の実施形態について詳細に説明する。実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本開示を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また本開示に直接関係のない要素は図示を省略する。 Hereinafter, embodiments of the present disclosure will be described in detail with reference to the accompanying drawings. The dimensions, materials, and other specific numerical values shown in the embodiments are merely examples for facilitating understanding, and do not limit the present disclosure unless otherwise specified. In the present specification and drawings, elements having substantially the same function and configuration are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted. Also, illustration of elements not directly related to the present disclosure is omitted.
(蒸留装置100)
図1は、蒸留装置100の概略的な構成を説明する図である。なお、図1中、液体の流れを実線の矢印で示し、気体の流れを破線の矢印で示す。蒸留装置100は、低沸点成分と、低沸点成分より沸点が高い高沸点成分とを含む原料ガスを、留出ガスと、缶出ガスとに分離する装置である。留出ガスは、原料ガスより低沸点成分が高濃度のガスである。缶出ガスは、原料ガスより高沸点成分が高濃度のガスである。なお、原料ガス、留出ガス、缶出ガスは、大気圧下で気体状態である。
(Distillation apparatus 100)
FIG. 1 is a diagram illustrating a schematic configuration of the
図1に示すように、蒸留装置100は、原料ガス貯留容器110と、原料ガス供給ポンプ112と、リボイラ部120と、第1の保圧弁132と、缶出ガス排出ポンプ140と、缶出ガス貯留容器142と、減圧弁144と、コンデンサ部150と、還流ポンプ160と、留出ガス排出ポンプ170と、留出ガス貯留容器172と、第2の保圧弁174とを含んで構成される。
As shown in FIG. 1, the
原料ガス貯留容器110は、原料ガスを貯留する容器(タンク)である。原料ガス貯留容器110は、配管110aを介して原料ガス供給ポンプ112の吸入側に接続される。原料ガス供給ポンプ112は、吐出側が、配管110bを介してリボイラ部120の第1分離ユニット122(通過口212a)に接続される。原料ガス供給ポンプ112は、加圧ポンプで構成される。原料ガス供給ポンプ112は、原料ガス貯留容器110に貯留された原料ガスを加圧して液化し、液化された原料ガス(原料液)をリボイラ部120(通過口212a)に供給する。
The source
リボイラ部120は、第1分離ユニット122と、加熱部124とを含んで構成される。第1分離ユニット122は、ステンレス鋼等の金属材料で構成され、内部に原料ガス(原料液)を収容する。第1分離ユニット122は、原料ガスの少なくとも一部が液体となる程度の加圧状態で原料ガスを収容する。加熱部124は、例えば、電気ヒータ、オイルヒータ等で構成され、第1分離ユニット122を加熱する。加熱部124は、第1分離ユニット122内を第1の温度に加熱する。なお、第1の温度は、低沸点成分の沸点以上であり、高沸点成分の沸点未満の所定の温度である。
The
図2は、第1分離ユニット122の分解斜視図である。本実施形態の図2では、垂直に交わるX軸(水平方向)、Y軸(水平方向)、Z軸(鉛直方向)を図示の通り定義している。図2に示すように、第1分離ユニット122は、本体210(加圧容器)と、リブ220とを含んで構成される。
FIG. 2 is an exploded perspective view of the
本体210は、金属材料で形成された角柱形状の中空部材である。本体210は、底面212と、上面214と、側面216とを含んで構成される。底面212の一端側には、原料液供給口として機能する通過口212aが形成されている。底面212の他端側には、缶出液排出口として機能する通過口212bが形成されている。つまり、通過口212aと、通過口212bとは互いに離隔して底面212に形成される。
The
また、上面214の一端側には、蒸気排出口として機能する通過口214aが形成されている。通過口214aは、通過口212aに対向して設けられる。
In addition, a
リブ220は、底面212から立設し、通過口212a側から通過口212b側に延在した部材である。リブ220は、複数(ここでは、6個)設けられる。本実施形態において、リブ220は、基端222の幅(図2中X軸方向の幅)が、先端224の幅より大きい。また、リブ220の先端224は、上面214と離隔している。
The
第1分離ユニット122の寸法関係について説明する。隣り合うリブ220の基端222間の距離は、例えば、1mm程度である。隣り合うリブ220の先端224間の距離は、例えば、2mm程度である。リブ220の高さ(基端222から先端224までの高さ、図2中Z軸方向の高さ)は、例えば、3mm程度である。また、リブ220の先端224と上面214との距離は、例えば、100μm〜10mm程度(ここでは、1mm)である。さらに、通過口212aの中心から通過口212bの中心までの長さLは、例えば、150mmである。
The dimensional relationship of the
また、本実施形態において、第1分離ユニット122(底面212、上面214)は、通過口212a(原料液供給口)から通過口212b(缶出液排出口)に向かって鉛直下方(図2中Z軸方向)に傾斜している。なお、第1分離ユニット122の傾斜角は、例えば、2.5度程度である。
Further, in the present embodiment, the first separation unit 122 (the
図1に戻って説明すると、リボイラ部120を構成する第1分離ユニット122の通過口214a(蒸気排出口)は、配管130(接続通路)を介してコンデンサ部150の第2分離ユニット152(通過口314b)に接続される。保圧弁132は、配管130に設けられる。保圧弁132は、第1分離ユニット122内の圧力が圧力P1以下である場合には閉弁している。一方、保圧弁132は、第1分離ユニット122内の圧力が圧力P1を上回ると開弁する。なお、圧力P1は、大気圧を上回る所定の圧力である。つまり、保圧弁132は、第1分離ユニット122内の圧力を圧力P1(加圧状態)に維持する。第1分離ユニット122内の圧力が圧力P1を上回り、保圧弁132が開弁すると、第1分離ユニット122内からコンデンサ部150(第2分離ユニット152内)に蒸気が導入される。
Returning to FIG. 1, the
また、リボイラ部120を構成する第1分離ユニット122の通過口212b(缶出液排出口)は、配管140aを介して缶出ガス排出ポンプ140の吸入側に接続される。缶出ガス排出ポンプ140は、吐出側が、配管140bを介して缶出ガス貯留容器142に接続される。配管140aには、減圧弁144が設けられる。減圧弁144は、通過口212bから排出された缶出液を減圧して気化(ガス化)させる。
Further, the
缶出ガス排出ポンプ140は、減圧弁144を介して、第1分離ユニット122から缶出液を抜き出す。抜き出された缶出液は、減圧弁144で減圧されて気化されるため、缶出ガス排出ポンプ140は、気化された缶出液(缶出ガス)を缶出ガス貯留容器142に送出する。こうして、リボイラ部120から抜き出された缶出ガスは、缶出ガス貯留容器142に貯留される。
The bottom
コンデンサ部150は、第2分離ユニット152と、冷却部154とを含んで構成される。第2分離ユニット152は、ステンレス鋼等の金属材料で構成され、保圧弁132を通じて内部に蒸気が導入される。第2分離ユニット152は、蒸気の少なくとも一部が液体となる程度の加圧状態で蒸気を収容する。冷却部154は、例えば、空冷装置、水冷装置、油冷装置等で構成され、第2分離ユニット152を冷却する。冷却部154は、第2分離ユニット152内を第2の温度に冷却する。なお、第2の温度は、低沸点成分の沸点を上回る所定の温度である。
The
図3は、第2分離ユニット152の分解斜視図である。本実施形態の図3では、垂直に交わるX軸(水平方向)、Y軸(水平方向)、Z軸(鉛直方向)を図示の通り定義している。図3に示すように、第2分離ユニット152は、本体310(低圧容器)と、リブ220とを含んで構成される。なお、上記第1分離ユニット122と実質的に等しい構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
FIG. 3 is an exploded perspective view of the
本体310は、金属材料で形成された角柱形状の中空部材である。本体310は、底面312と、上面314と、側面216とを含んで構成される。本体310の上面314の一端側には、留出ガス排出口として機能する通過口314aが形成されている。上面314の他端側には、蒸気導入口として機能する通過口314bが形成されている。つまり、通過口314aと、通過口314bとは互いに離隔して上面314に形成される。
The
また、底面312の他端側には、還流液排出口として機能する通過口312aが形成されている。通過口312aは、通過口314bに対向して設けられる。
Further, a
本実施形態において、第2分離ユニット152(底面312、上面314)は、一端側から他端側(通過口312a側)に向かって鉛直下方(図3中Z軸方向)に傾斜している(傾斜角は、例えば、2.5度程度)。
In the present embodiment, the second separation unit 152 (the
図1に戻って説明すると、コンデンサ部150を構成する第2分離ユニット152の通過口312a(還流液排出口)は、配管160aを介して還流ポンプ160の吸入側に接続される。還流ポンプ160は、吐出側が、配管160b、110bを介して、第1分離ユニット122の通過口212a(原料液供給口)に接続される。還流ポンプ160は、凝縮液を第2分離ユニット152内から抜き出して、リボイラ部120(第1分離ユニット122)内に導入する。
Returning to FIG. 1, the
また、コンデンサ部150を構成する第2分離ユニット152の通過口314a(留出ガス排出口)は、配管170aを介して、留出ガス排出ポンプ170の吸入側に接続される。留出ガス排出ポンプ170は、吐出側が、配管170bを介して、留出ガス貯留容器172に接続される。配管170aには、保圧弁174が設けられる。保圧弁174は、第2分離ユニット152内の圧力が圧力P2以下である場合には閉弁している。一方、保圧弁174は、第2分離ユニット152内の圧力が圧力P2を上回ると開弁する。なお、圧力P2は、上記圧力P1(第1分離ユニット122内の圧力)未満であり大気圧を上回る所定の圧力である。つまり、保圧弁174は、第2分離ユニット152内の圧力を所定の圧力P2(第1分離ユニット122より低圧の加圧状態)に維持する。
Further, the
留出ガス排出ポンプ170は、保圧弁174が開弁している間、駆動される。留出ガス排出ポンプ170は、保圧弁174を介して、第2分離ユニット152から押し出された留出ガスを留出ガス貯留容器172に送出する。こうして、コンデンサ部150から押し出された留出ガスは、留出ガス貯留容器172に貯留される。
The distillate
続いて、蒸留装置100による原料ガスの蒸留について説明する。まず、原料ガス供給ポンプ112によって、原料ガスが加圧されて液化され、第1分離ユニット122の通過口212a(原料液供給口)に供給される。上記したように、保圧弁132によって第1分離ユニット122内は加圧状態に維持され、また、第1分離ユニット122は、通過口212aから通過口212bに向かって鉛直下方に傾斜している。このため、供給された原料液は、液体状態を維持しつつ、第1分離ユニット122内(リブ220間)を通過口212bに向かって流れる。
Subsequently, the distillation of the raw material gas by the
第1分離ユニット122は、加熱部124によって第1の温度(低沸点成分の沸点以上であり、高沸点成分の沸点未満の所定の温度)に加熱されている。このため、原料液は、第1分離ユニット122内を流れる過程で加熱される。これにより、第1分離ユニット122において、原料液から、低沸点成分を多く含む蒸気(気体)が生成される。
The
そして、低沸点成分を多く含む蒸気(以下、単に「蒸気」と称する)は、通過口214a、保圧弁132を通じて、第1分離ユニット122外に押し出される。一方、第1分離ユニット122において蒸気が取り除かれた液体(蒸発しなかった液体)は、缶出液として通過口212bを通じて、缶出ガス排出ポンプ140によって第1分離ユニット122外に抜き出される。なお、上記したように、通過口212bと缶出ガス排出ポンプ140とを接続する配管には減圧弁144が設けられている。このため、缶出液は減圧弁144によって減圧されて気化され、気化された缶出液(缶出ガス)が缶出ガス排出ポンプ140によって抜き出される。
Then, steam containing a large amount of low-boiling components (hereinafter simply referred to as “steam”) is pushed out of the
第1分離ユニット122から押し出された蒸気は、保圧弁132、第2分離ユニット152の通過口314bを通じて、第2分離ユニット152内に導入される。第2分離ユニット152は、冷却部154によって、第2の温度(低沸点成分の沸点を上回る所定の温度)に冷却されている。このため、蒸気(流体)は、第2分離ユニット152内を流れる過程で冷却される。これにより、第2分離ユニット152において、蒸気中の高沸点成分が凝縮して液体(凝縮液)が生成される。
The steam pushed out from the
そして、凝縮液(流体)が取り除かれた蒸気(凝縮しなかった蒸気)は、留出ガスとして通過口314a、保圧弁174を通じて、留出ガス排出ポンプ170によって第2分離ユニット152外に抜き出される。
Then, the vapor from which the condensate (fluid) has been removed (steam that has not been condensed) is extracted as a distillate out of the
また、上記したように第2分離ユニット152は、一端側(通過口314a側)から他端側(通過口312a(還流液排出口)側)に向かって鉛直下方に傾斜している。このため、凝縮液は、第2分離ユニット152内(リブ220間)を通過口312aに向かって流れる。
Further, as described above, the
そして、凝縮液(流体)は、還流ポンプ160によって、第2分離ユニット152内(通過口312a)から抜き出され、第1分離ユニット122内(通過口212a)に導入される。
The condensate (fluid) is extracted from the second separation unit 152 (pass
以上説明したように、本実施形態の蒸留装置100では、リボイラ部120(第1分離ユニット122)と、コンデンサ部150(第2分離ユニット152)とが別体に構成されている。また、リボイラ部120とコンデンサ部150とが保圧弁132を介して接続されている。これにより、リボイラ部120とコンデンサ部150とを異なる圧力にすることができる。したがって、保圧弁132を備えずにリボイラ部とコンデンサ部とが連通された従来技術とは異なり、原料ガスの少なくとも一部が液化する程度までリボイラ部120を加圧したとしても、コンデンサ部150の圧力をリボイラ部120の圧力未満とすることが可能となる。これにより、従来技術と比較して、コンデンサ部150の加圧に要する消費エネルギーを低減することができる。
As described above, in the
また、コンデンサ部150の圧力を従来技術より低圧とすることができるため、冷却部154の消費エネルギーを低減して、原料ガスを蒸留することが可能となる。
Moreover, since the pressure of the capacitor |
また、本実施形態の蒸留装置100では、還流ポンプ160がコンデンサ部150内の凝縮液をリボイラ部120内に導入する。これにより、原料ガスの蒸留効率(低沸点成分と高沸点成分の分離効率)を向上させることができる。
In the
また、本実施形態の蒸留装置100では、原料液や凝縮液がリブ220間を流れるように第1分離ユニット122、第2分離ユニット152が構成されている。液体が流れる流路幅が大きいと、液体の表面張力によって、流路の端部側を流れる液体の流速と、流路の中央側を流れる液体の流速との差が大きくなってしまう。そこで、リブ220間の幅を2mm以下とすることで、流路の端部側を流れる液体の流速と、流路の中央側を流れる液体の流速との差を小さくすることができ、流路内における流速の均一化を図ることが可能となる。
Further, in the
以上、添付図面を参照しながら実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。 As mentioned above, although embodiment was described referring an accompanying drawing, it cannot be overemphasized that this indication is not limited to the above-mentioned embodiment. It will be apparent to those skilled in the art that various changes and modifications can be made in the scope described in the claims, and these are naturally within the technical scope of the present disclosure. Is done.
例えば、上記実施形態において、蒸留装置100が保圧弁174を備え、第2分離ユニット152内の圧力を、大気圧を上回る圧力に維持する構成を例に挙げて説明した。しかし、第2分離ユニット152内の圧力は、大気圧であってもよい。この場合、保圧弁174は必須の構成ではない。
For example, in the said embodiment, the
また、上記実施形態において、冷却部154が、高沸点成分が凝縮する温度まで蒸気を冷却する構成を例に挙げて説明した。しかし、冷却部154は、高沸点成分が凝縮する温度を上回る所定の温度程度まで蒸気を冷却すればよい。これにより、蒸気の容積を低減することができ、還流ポンプ160や留出ガス排出ポンプ170の動力を低減することが可能となる。なお、この際、還流ポンプ160は、蒸気(留出ガス)の一部を第1分離ユニット122に還流する。
Moreover, in the said embodiment, the cooling
また、上記実施形態において、蒸留装置100が還流ポンプ160を備える構成を例に挙げて説明した。しかし、還流ポンプ160は、必須の構成ではなく、凝縮液をリボイラ部120に還流せずともよい。
Moreover, in the said embodiment, the structure which the
また、上記実施形態において、第1分離ユニット122の底面212、および、第2分離ユニット152の底面312が傾斜している構成について説明した。しかし、底面212、312は、水平方向に延在していてもよい。
In the above embodiment, the configuration in which the
また、上記実施形態において、第1分離ユニット122、第2分離ユニット152の寸法関係や傾斜角について説明した。しかし、第1分離ユニット122、第2分離ユニット152は、原料ガス(原料液)における低沸点成分と高沸点成分との割合、目的とする蒸留効率、原料ガス供給ポンプ112による原料ガスの導入流速(処理速度)に基づいて、適宜設定されればよい。
In the above embodiment, the dimensional relationship and the inclination angle of the
また、上記実施形態において、第1分離ユニット122、第2分離ユニット152がリブ220を備える構成を例に挙げて説明した。しかし、リブ220に代えて多孔質体を本体210、310上に載置してもよい。多孔質体を載置することで、リブ220を設ける構成と同様に、流路の端部側を流れる液体の流速と、流路の中央側を流れる液体の流速との差を小さくすることができる。
In the above-described embodiment, the configuration in which the
また、上記実施形態において、通過口212a、212bが底面212に形成される構成、および、通過口312aが底面312に形成される構成を例に挙げて説明した。しかし、通過口212aおよび通過口212bのいずれか一方または両方は、側面216に形成されてもよい。同様に、通過口312aは、側面216に形成されてもよい。
In the above embodiment, the configuration in which the
本開示は、低沸点成分および高沸点成分を含む原料ガスを分離する蒸留装置に利用することができる。 The present disclosure can be used in a distillation apparatus that separates a raw material gas containing a low-boiling component and a high-boiling component.
100 蒸留装置
120 リボイラ部
124 加熱部
130 配管(接続通路)
132 保圧弁
150 コンデンサ部
154 冷却部
160 還流ポンプ
210 本体(加圧容器)
310 本体(低圧容器)
100
132
310 Main body (low pressure vessel)
Claims (4)
前記リボイラ部に接続通路を介して接続され、前記加圧容器より低圧に保持される低圧容器を有するコンデンサ部と、
前記接続通路に設けられた保圧弁と、
を備える蒸留装置。 A reboiler section having a pressurized container for storing the source gas in a pressurized state, and a heating section for heating the source gas stored in the pressurized container;
A capacitor unit having a low-pressure vessel connected to the reboiler unit via a connection passage and held at a lower pressure than the pressurized vessel;
A pressure holding valve provided in the connection passage;
A distillation apparatus comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017098683A JP2018192429A (en) | 2017-05-18 | 2017-05-18 | Distillatory apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017098683A JP2018192429A (en) | 2017-05-18 | 2017-05-18 | Distillatory apparatus |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018192429A true JP2018192429A (en) | 2018-12-06 |
Family
ID=64571348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017098683A Pending JP2018192429A (en) | 2017-05-18 | 2017-05-18 | Distillatory apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018192429A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115738342A (en) * | 2022-12-28 | 2023-03-07 | 扬州晨化新材料股份有限公司 | Catalytic distillation tower reactor for catalyst production |
-
2017
- 2017-05-18 JP JP2017098683A patent/JP2018192429A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115738342A (en) * | 2022-12-28 | 2023-03-07 | 扬州晨化新材料股份有限公司 | Catalytic distillation tower reactor for catalyst production |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU774837B2 (en) | Methods and apparatus for high propane recovery | |
US8182654B2 (en) | Heat pump for high purity bottom product | |
US7310972B2 (en) | Process and apparatus for separation of hydrocarbons from liquefied natural gas | |
EP1734027B1 (en) | Process and Apparatus for Separation of Hydrocarbons from Liquefied Natural Gas | |
EP2341995B1 (en) | Improved heat pump for high purity bottom product | |
KR101584529B1 (en) | Solution treatment device | |
JP6289112B2 (en) | Distillation tower | |
JP2015100724A5 (en) | ||
CN101913580B (en) | Method and device for extracting inert gases of krypton and xenon from liquid oxygen | |
JP6266876B2 (en) | Distillation apparatus and control method thereof | |
EP2239027A1 (en) | Method and device for producing vacuum in a petroleum distillation column | |
JP2018192429A (en) | Distillatory apparatus | |
JP2007024489A (en) | Method and device for separating hydrocarbon from liquefied natural gas | |
JP2018167210A (en) | Distillation apparatus | |
JP2000502599A (en) | Liquid product distillation unit | |
JP6879025B2 (en) | Distiller | |
CN106730968A (en) | A kind of integrated air rectification and purification device | |
KR100874174B1 (en) | Self-Sufficient Distillation Purifiers / Superheaters for Liquid-Filled Product Vessels and Delivery Systems | |
JP2006349322A (en) | Method of manufacturing argon by low-temperature air separator | |
US9109795B2 (en) | U-tube vaporizer | |
US9358479B2 (en) | Diabatic distillation with vapor recompression | |
US20190277564A1 (en) | Pump reservoir, rectification system and process for low-temperature rectification | |
US20150082828A1 (en) | Natural gas fractional distillation apparatus | |
JP2020157208A (en) | Distillation apparatus | |
JP2020163305A (en) | Distillation device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200417 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210309 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210406 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20211019 |