JP2018187903A - Printer - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、プリンタ装置に関する。 Embodiments described herein relate generally to a printer apparatus.
従来、ATM(Automatic Teller Machine)やPOS(Point Of Sales)端末等では、レシートプリンタにより、レシート用紙に客の取引実績を印字している。このようなレシートプリンタは、印字後のレシート用紙を、店員や客が引っ張って切断するマニュアルカッタ機能や、印字後のレシート用紙を自動的に切断するオートカッタ機能を備える(例えば、特許文献1)。 Conventionally, ATMs (Automatic Teller Machines), POS (Point Of Sales) terminals, and the like print customer transaction results on receipt paper by receipt printers. Such a receipt printer has a manual cutter function for cutting a receipt sheet after printing by a store clerk or a customer, and an auto cutter function for automatically cutting a receipt sheet after printing (for example, Patent Document 1). .
マニュアルカッタ機能を備える従来のレシートプリンタでは、ティアバーと呼ばれる切断手段によってレシート用紙(用紙)を切断(手切り)していた。ティアバーは、一般に、店員や客の手が直接触れないようにプリンタの筐体の奥まった位置に設置される。ティアバーは、印字済みの用紙を店員や客が引っ張ることによって発生した張力によって、当該用紙をティアバーに押し当てて切断するため、奥まった位置に設置されると、店員や客の引っ張り位置によって、用紙とティアバーとが押し当たる位置が異なる。そのため、引っ張り位置によって、切断に必要な力に差が生じる可能性があり、よって、用紙が切りにくいと感じる可能性があった。 In a conventional receipt printer having a manual cutter function, a receipt paper (paper) is cut (manually cut) by a cutting means called a tear bar. The tear bar is generally installed at a deep position in the printer housing so that the hands of store clerk and customers are not touched directly. The tear bar presses and cuts the printed paper against the tear bar by the tension generated by the clerk or customer pulling the paper. And the position where the tear bar touches is different. Therefore, there is a possibility that a difference in force required for cutting may occur depending on the pulling position, and thus it may be felt that the paper is difficult to cut.
また、オートカッタ機能を備えるレシートプリンタでは、用紙の切断は容易かつ確実に行うことができるが、部品点数が増大してプリンタのコストアップを招く可能性がある。そのため、簡易な構成で、用紙の切断を容易に行うことができるプリンタ装置の実現が望まれていた。 In a receipt printer having an auto cutter function, the paper can be easily and reliably cut, but the number of parts may increase and the cost of the printer may increase. Therefore, it has been desired to realize a printer device that can easily cut a sheet with a simple configuration.
本発明が解決しようとする課題は、従来のマニュアルカッタ機能を備えるプリンタ装置に対して、コストアップなしに、用紙の切断を容易に行うことができるプリンタ装置を提供することである。 The problem to be solved by the present invention is to provide a printer apparatus that can easily cut a sheet without increasing the cost with respect to a conventional printer apparatus having a manual cutter function.
実施形態のプリンタ装置は、印字部と、排紙部と、搬送部と、用紙切断部を備える。印字部は、用紙に印字を行う。排紙部は、印字部で印字された用紙を排紙する。搬送部は、略90度屈曲した屈曲部を有し、印字部で印字された用紙を排紙部まで搬送する。用紙切断部は、屈曲部の内側に設けられ、用紙の幅方向に沿って、当該用紙の搬送方向と略直交する方向に刃先を有する。 The printer apparatus according to the embodiment includes a printing unit, a paper discharge unit, a transport unit, and a paper cutting unit. The printing unit prints on paper. The paper discharge unit discharges the paper printed by the printing unit. The conveyance unit has a bent portion bent by approximately 90 degrees, and conveys the paper printed by the printing unit to the paper discharge unit. The paper cutting portion is provided inside the bent portion, and has a cutting edge in a direction substantially perpendicular to the paper transport direction along the paper width direction.
(第1の実施形態)
以下、添付図面を参照して、本発明に係るプリンタ装置の第1の実施形態を詳細に説明する。
(First embodiment)
Hereinafter, a printer device according to a first embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
(セルフチェックアウト装置の全体構成の説明)
図1は、第1の実施形態に係るプリンタ装置が設置されたセルフチェックアウト装置10の外観を示す斜視図である。セルフチェックアウト装置10は、図1に示すように、本体80と、タッチパネルを備えたディスプレイ81と、バーコードリーダ83と、警告灯84と、カード挿入口85と、レシート発行口86と、紙幣入出金口87と、硬貨投入口88と、硬貨取出口89とを備えている。また、セルフチェックアウト装置10は、商品載置台70a、70bを備えている。
(Description of the overall configuration of the self-checkout device)
FIG. 1 is a perspective view showing an external appearance of a self-
本体80は、上部にディスプレイ81を備え、前面にカード挿入口85と、レシート発行口86と、紙幣入出金口87と、硬貨投入口88と、硬貨取出口89とを備えている。
The
ディスプレイ81は、画面上にタッチパネルを積層状態で配置した液晶表示器である。ディスプレイ81は、登録する商品を選択する選択画面をはじめ、商品の合計金額や預かり金額、釣銭額等を確認するための会計画面等を表示する。タッチパネルは、ディスプレイ81の表示内容に応じた入力操作を受け付ける。
The
バーコードリーダ83は、本体80の正面右側に配置されている。バーコードリーダ83は、商品に貼付されたバーコードを読み取る。
The
警告灯84は、本体80の天板に立設されたポール78の上部に設けられている。警告灯84は、セルフチェックアウト装置10で操作に異常があった場合や店員を呼び出す場合等に点灯する。
The
カード挿入口85は、本体80の中央に設けられている。カード挿入口85は、本体80に内蔵された、不図示のカードR/W(Reader/Writer)の一部であって、ポイントカードやクレジットカードの挿入を受け付ける。
The
レシート発行口86は、カード挿入口85の左隣に設けられている。レシート発行口86は、本体80に内蔵された、プリンタ装置の一例であるレシートプリンタ96(図2参照)が印字したレシートを排紙する。
The
紙幣入出金口87は、本体80の中段部分に設けられ、精算用の紙幣の入金受け付けと釣り紙幣の払い出しを行う。硬貨投入口88は、精算時の硬貨の投入を受け付ける。硬貨取出口89は、払い出された釣り硬貨を受け止める。
The banknote deposit /
商品載置台70aは、本体80の正面右側に設けられて、未精算の商品を入れた不図示の買い物かごを一時的に載置する台である。商品載置台70bは、本体80の正面左側に設けられて、精算済みの商品を載置するための台である。商品載置台70bの上には、載置した商品の落下防止のために、外縁が上方に延びた載置トレイ74が載置されている。商品載置台70bの上方には、精算済みの商品のうち、載置トレイ74に載置するのにそぐわない、こわれ物等の商品を一時的に載置する一時置き台71が設けられている。
The product placing table 70a is a table that is provided on the front right side of the
商品載置台70bには計量器75が設置されて、商品載置台70b及び一時置き台71に載置された商品の重量を計量する。
A
(レシートプリンタの概略構成の説明)
図2は、前記したレシート発行口86の内部構造を示す外観図である。レシート発行口86は排紙部の一例である。レシート発行口86は、レシートプリンタ96を構成する筐体95から、用紙の一例であるレシート用紙40を、矢印Q方向に排紙する。レシート発行口86には、切断刃ユニット94が設置されている。なお、以降の説明のために、便宜上、レシートプリンタ96のレシート発行口86に沿う方向をX軸、レシートプリンタ96のレシート発行口86から上流側に向かう方向をY軸、レシートプリンタ96の底面から上面に向かう方向をZ軸とする。すなわち、レシート用紙40は、幅方向がX軸に沿った状態で、Y軸の負方向に搬送される。
(Description of schematic configuration of receipt printer)
FIG. 2 is an external view showing the internal structure of the
切断刃ユニット94は、レシート発行口86から排紙された印字済のレシート用紙40の先端を店員や客が引っ張ることによってレシート用紙40を切断する。切断刃ユニット94は、2本のねじ97a,97bによって、筐体95に着脱可能に固定されている。切断刃92が摩耗してレシート用紙40を切断しにくくなった際には、これらのねじ97a,97bを外して切断刃ユニット94を取り外し、新しい切断刃ユニット94と交換することができる。なお、切断刃ユニット94全体を交換せず、切断刃92のみを交換するようにしてもよい。切断刃ユニット94の具体的な構造と作用は後述する。
The
レシート用紙40の搬送方向上流側(Y軸正方向側)には、レシート用紙40をロール状に巻回したロール42(図3参照)を収容する収容部25が設けられている。レシート用紙40はロール42から引き出されて、後述するプラテンローラ14(図3参照)の回転に伴ってレシート発行口86に向けて搬送される。
On the upstream side in the conveyance direction of the receipt paper 40 (Y-axis positive direction side), a
図3は、レシートプリンタ96の概略構造を示す図である。レシートプリンタ96は、内部に、サーマルヘッド12と、プラテンローラ14と、切断刃ユニット94と、収容部25を備える。
FIG. 3 is a diagram showing a schematic structure of the
収容部25は、レシート用紙40をロール状に巻回したロール42を収容する。ロール42は、ロール芯42aが回転自在に軸支されて収容部25に収容される。レシート用紙40は、サーマルヘッド12とプラテンローラ14との間に挟持されて、プラテンローラ14の矢印P方向の回転に伴って、矢印Q方向に引っ張られることで、ロール42から引き出されて搬送される。
The
サーマルヘッド12は、印字部の一例であり、プラテンローラ14との間に挟持したレシート用紙40の印字面Fに印字を行う。プラテンローラ14は、不図示のステッピングモータの駆動力が伝達されることにより、矢印P方向に回転して、サーマルヘッド12との間に挟持したレシート用紙40を、レシート用紙40の裏面Rを上(Z軸正方向側)にして、上流側である収容部25から、下流側であるレシート発行口86に向けて、矢印Q方向に搬送する。
The
切断刃ユニット94は、用紙切断部の一例である。切断刃ユニット94のZ軸負方向側の外表面は、レシートプリンタ96の筐体95と対面して設置される。そして、切断刃ユニット94の外表面とレシートプリンタ96の筐体95の表面との間隙に、レシート用紙40の上流側から順に、第1の搬送路91aと第2の搬送路91bを形成する。第1の搬送路91aと第2の搬送路91bとの境界部分には、屈曲部90が形成される。屈曲部90は、第1の搬送路91aの向きを略90度変更して、第2の搬送路91bと滑らかに接続する部位である。なお、プラテンローラ14と、第1の搬送路91aと、第2の搬送路91bと、屈曲部90と、は搬送部の一例である。
The
切断刃ユニット94は、屈曲部90の内側(角部)に設置される。そして、切断刃ユニット94が第1の搬送路91aに面する位置には、レシート用紙40の幅方向(X軸方向)に沿って、搬送方向と直交する方向に、レシート用紙40を切断する切断刃92が備えられる。
The
切断刃(ティアバー)92は、レシート発行口86に排紙されたレシート用紙40の一端を店員や客が引っ張ることによって、レシート用紙40を、当該切断刃92の位置で切断する、いわゆる手切りを行う。切断刃92の詳細な構造については後述する。
The cutting blade (tier bar) 92 is a so-called manual cutting that cuts the
(レシートプリンタの搬送部の構造の説明)
次に、図4を用いて、レシートプリンタ96の搬送部の構造について説明する。図4は、レシートプリンタ96の印字部、搬送部及び排紙部の詳細構造を示す断面図である。
(Description of the structure of the transport portion of the receipt printer)
Next, the structure of the conveyance unit of the
図4に示すように、第1の搬送路91aは、切断刃ユニット94の外表面94bと筐体95との間に形成される。第1の搬送路91aは、サーマルヘッド12で印字されたレシート用紙40を、プラテンローラ14の回転駆動力によって、切断刃92の位置まで搬送する。
As shown in FIG. 4, the
第2の搬送路91bは、切断刃ユニット94の外表面94cと筐体95との間に形成される。第2の搬送路91bは、プラテンローラ14の回転駆動力によって、レシート用紙40を、切断刃92の位置からレシート発行口86まで搬送する。第1の搬送路91aと第2の搬送路91bとは、前記した屈曲部90を挟んで、滑らかに接続されている。そして、屈曲部90は、レシート用紙40の搬送方向を、第1の搬送路91aから第2の搬送路92bへと略90度変更する。第1の搬送路91aと第2の搬送路92bとは滑らかに接続されるため、レシート用紙40の搬送時の抵抗を小さく抑えることができる。
The
(切断刃ユニットの構造の説明)
次に、図5を用いて、切断刃ユニット94の構造について説明する。図5は、切断刃ユニット94の外観斜視図である。
(Description of the structure of the cutting blade unit)
Next, the structure of the
切断刃ユニット94は、筐体94aと、切断刃92と、リブ93とを備える。筐体94aは、レシートプリンタ96の筐体95に、位置決め部材94dと位置決め部材94eとで位置決めされて、前記した2本のねじ97a,97b(図2参照)によってねじ止めされる。
The
切断刃92は、筐体94aの外表面94c(図6参照)に取り付けられており、先端に刃先92aを備える。刃先92aは細かい刃が規則的に整列した鋸刃になっている。なお、本実施の形態では、刃先92aは、切断刃92の中央部及び左右端部で高く(刃先92aの位置がZ軸負方向に高く)、前記中央部と前記左右端部との間において低い(刃先92aの位置がZ軸負方向に低い)M字形状を有する。切断刃92の作用については後述する。
The
筐体94aの外表面94bには、ガイド部材の一例であるリブ93(93a,93b,93c,…)が設置される。リブ93は、筐体94aの外表面94bに沿って、略等間隔で複数設置される。リブ93の下端部は、切断刃92と当接している。リブ93は、レシート用紙40が、前記した第1の搬送路91aを搬送される際に、レシート用紙40を切断刃92の刃先92aに向けてガイドする。レシート用紙40をガイドする際に、レシート用紙40がガイド部材に接触した際の接触抵抗はできるだけ小さく抑えるのが望ましい。そのためには、レシート用紙40とガイド部材との接触面積はできるだけ小さくするのが望ましく、本実施の形態では、ガイド部材を複数の板状のリブ93(93a,93b,93c,…)で形成することによって、レシート用紙40とガイド部材との接触面積を小さくしている。
Ribs 93 (93a, 93b, 93c,...), Which are examples of guide members, are installed on the
(切断刃の構造及び作用の説明)
次に、図6から図8を用いて、切断刃92の構造及び作用について説明する。図6は、切断刃ユニット94をX軸正方向側から見た図(A矢視図)である。図7は、切断刃ユニット94をY軸正方向側から見た図(B矢視図)である。図8は、切断刃ユニット94の裏面側(Z軸負方向側)の外観斜視図である。
(Description of cutting blade structure and action)
Next, the structure and operation of the
図6に示すように、切断刃92は、X軸に沿って、筐体94aの外表面94cに設置される。切断刃92の刃先92aの向きDは、前記した第1の搬送路91aを搬送されるレシート用紙40の幅方向に沿って、第1の搬送路91aに対して略直交する方向を向く。さらに、刃先92aの向きDは、前記した第2の搬送路91bに対して略平行な方向を向く。
As shown in FIG. 6, the
レシート発行口86から排紙されたレシート用紙40の、第1の搬送路91aの上流側は、前記したプラテンローラ14とサーマルヘッド12によって挟持されることによって固定端となっている。したがって、レシート発行口86から排紙されたレシート用紙40の一端を引っ張ると、レシート用紙40には、引っ張り力に応じた張力が発生する。そして、レシート用紙40は、この張力によって切断刃92の刃先92aに押し当てられる。その際、切断刃92の刃先92aの向きDは、前記したように、第1の搬送路91aに対して略直交する方向を向き、第2の搬送路91bに対して略平行な方向を向いているため、レシート用紙40は切断刃92に対して略直交する方向から押し当たる。したがって、小さい引っ張り力で、レシート用紙40を容易に切断することができる。
The upstream side of the
前記したリブ93の下端は、M字形状を有する切断刃92に当接している。そして、図6に示すように、各リブ93a,93b,93c,…の下端位置は、刃先92aの近傍に位置するように設定される。すなわち、各リブ93a、93b、93c、…の下端位置は、当該リブ93a,93b,93c,…のX軸方向位置xにおける切断刃92の長さL(x)に応じた位置に置かれる。具体的には、切断刃92の長さL(x)が長いほど、リブ93の下端は低い位置(Z軸負方向側に高く)に設置される。そして、切断刃92の長さL(x)が短いほど、リブ93の下端は高い位置(Z軸負方向側に低く)に設置される。リブ93の下端位置をこのように配置することによって、第1の搬送路91aを搬送されるレシート用紙40を、切断刃92の刃先92aの位置に向けて確実にガイドすることができる。
The lower end of the
さらに、各リブ93a,93b,93c,…は、図7に示すように、略等しい間隔wで設置される。したがって、第1の搬送路91aを搬送されるレシート用紙40の接触抵抗がレシート用紙40の幅方向に対して均一になるため、レシート用紙40の搬送を円滑に行うことができる。
Further, as shown in FIG. 7, the
なお、図7に示すように、切断刃92の刃先92aの位置(高さ)は、X軸方向の位置、すなわち、レシート用紙40の幅方向の位置によって異なる。したがって、レシート発行口86から排紙されたレシート用紙40の一端を引っ張った際に、レシート用紙40は、まず、切断刃92の刃先92aの位置が高い(Z軸負方向側に高い)箇所で切断刃92に押し当たる。そして、押し当たった位置において、刃先92aがレシート用紙40に食い込むことにより、レシート用紙40の切断が開始される。レシート用紙40がさらに引っ張られると、切断の開始位置の左右(X軸方向)に隣接する刃先92aがレシート用紙40に押し当たることにより、切断箇所が左右に伝搬される。以下、同様にして、切断箇所が左右に伝搬することによって、レシート用紙40が切断される。
As shown in FIG. 7, the position (height) of the
切断刃ユニット94の裏面側(Z軸負方向側)には、図8に示すように、筐体94aの外表面94cが形成されている。外表面94cは凹凸のない平滑な面で形成されており、外表面94cと、切断刃ユニット94の筐体95との間に、前記した第2の搬送路91b(図4参照)を形成する。レシート用紙40は、この第2の搬送路91bを搬送されて、レシート発行口86に向かう。外表面94cは平滑な面で形成されているため、レシート用紙40の接触抵抗は少なく、円滑に搬送される。なお、図8に示すように、切断刃92は外表面94cと略平行な方向に向けて設置され、切断刃92自身も第2の搬送路91bの一部を形成している。
As shown in FIG. 8, an
(レシート用紙の引っ張り位置によらない切断機能の説明)
次に、図9を用いて、本実施の形態のレシートプリンタ96が備える、レシート用紙40の引っ張り位置によらない切断機能について説明する。図9は、レシートプリンタ96のレシート発行口86から排紙されたレシート用紙40の先端を引っ張って、レシート用紙40を切断している様子を示す図である。
(Explanation of cutting function regardless of receipt paper pull position)
Next, the cutting function independent of the pulling position of the
店員や客が、レシート発行口86から排紙されたレシート用紙40を引っ張って取り出す際には、引っ張り位置は人によって異なる。図9(a)は、レシート用紙40の中央部98pを手99で掴んで引っ張っている様子を示す図である。この場合、レシート用紙40を引っ張ると、引っ張り力に応じて発生する張力は、切断刃92の位置において、レシート用紙40の中央部98pから最も近い位置、すなわち、レシート用紙40の中央部に集中する。したがって、引っ張られたレシート用紙40は、切断刃92の略中央部に形成された、刃先92aの山部92pに押し当たる。そして、刃先92aの山部92pにおいてレシート用紙40の切断が開始される。その後、切断位置は左右に伝搬して、レシート用紙40が切断される。
When a store clerk or customer pulls out the
図9(b)は、レシート用紙40の左端部98qを手99で掴んで引っ張っている様子を示す図である。この場合、レシート用紙40を引っ張ると、その引っ張り力に応じて発生する張力は、切断刃92の位置において、レシート用紙40の左端部98qから最も近い位置、すなわち、レシート用紙40を引っ張っている位置と同じ側の端部に集中する。したがって、引っ張られたレシート用紙40は、切断刃92の位置において、刃先92aの山部92qに押し当たる。そして、刃先92aの山部92qにおいてレシート用紙40の切断が開始される。その後、切断位置は刃先92aの山部92qとは反対側に伝搬して、レシート用紙40が切断される。
FIG. 9B is a diagram illustrating a state in which the
図9(c)は、レシート用紙40の右端部98rを手99で掴んで引っ張っている様子を示す図である。この場合、レシート用紙40を引っ張ると、その引っ張り力に応じて発生する張力は、切断刃92の位置において、レシート用紙40の右端部98rから最も近い位置、すなわち、レシート用紙40を引っ張っている位置と同じ側の端部に集中する。したがって、引っ張られたレシート用紙40は、切断刃92の位置において、刃先92aの山部92rに押し当たる。そして、刃先92aの山部92rにおいてレシート用紙40の切断が開始される。その後、切断位置は刃先92aの山部92rとは反対側に伝搬して、レシート用紙40が切断される。
FIG. 9C is a diagram showing a state where the
このように、切断刃92の刃先92aをM字形状にすることによって、レシート発行口86から排紙されたレシート用紙40の引っ張り位置によらずに、レシート用紙40を容易に切断することができる。
In this way, by forming the
以上説明したように、第1の実施形態に係るレシートプリンタ96(プリンタ装置)によれば、レシートプリンタ96は、サーマルヘッド12(印字部)で印字されたレシート用紙40(用紙)を、搬送部を通してレシート発行口86(排紙部)まで搬送する。搬送部は、略90度屈曲した屈曲部90を有する。そして、当該屈曲部90の内側には、レシート用紙40の幅方向に沿って、当該レシート用紙40の搬送方向と略直交する方向に刃先92aを有する切断刃ユニット94(用紙切断部)を有して、当該刃先92aによってレシート用紙40を切断する。したがって、従来のマニュアルカッタ機能を有するティアバーを備えたレシートプリンタに対して、コストアップなしに、レシート用紙40の切断を容易に行うことができるレシートプリンタ96を提供することができる。
As described above, according to the receipt printer 96 (printer apparatus) according to the first embodiment, the
また、レシートプリンタ96によれば、搬送部は、略90度屈曲した屈曲部90を挟んで接続した、第1の搬送路91aと第2の搬送路91bとを有する。そして、屈曲部90は、第1の搬送路91aと第2の搬送路91bとを滑らかに接続する。したがって、小さい抵抗でレシート用紙40を搬送することができる。
Further, according to the
そして、レシートプリンタ96によれば、刃先92aは、第1の搬送路91aを搬送されるレシート用紙40の幅方向(X軸方向)に沿って、レシート用紙40の搬送方向に対して略直交する方向を向き、なおかつ、第2の搬送路91bを搬送されるレシート用紙40に対して略平行な方向を向いて設置される。したがって、レシート発行口86に排紙されたレシート用紙40の端を引っ張った際に、刃先92aの位置において、レシート用紙40が刃先92aに対して略直交する方向から押し当たるため、小さい引っ張り力でレシート用紙40を切断することができる。
According to the
また、レシートプリンタ96によれば、刃先92aの位置は、レシート用紙40の幅方向の中央部に押し当たる位置、及び当該レシート用紙40の幅方向の左右端部に押し当たる位置で高く、前記中央部と前記左右端部との間において低いM字形状を有する。したがって、レシート発行口86に排紙されたレシート用紙40を引っ張った際に、引っ張る位置によらずにレシート用紙40を容易に切断することができる。
Further, according to the
また、レシートプリンタ96によれば、切断刃ユニット94の第1の搬送路91a側に、当該第1の搬送路91aと平行な向きに、第1の搬送路91aの上流側から切断刃92に向けて延設されて、第1の搬送路91aを搬送されるレシート用紙40を、切断刃92の刃先92aに向けてガイドするリブ93(ガイド部材)を備える。したがって、第1の搬送路91aを搬送されるレシート用紙40を、切断刃92の刃先92aに向けて確実にガイドすることができる。特に、実施の形態では、ガイド部材として、板状のリブ93を複数設置したため、レシート用紙40とリブ93との接触面積が減ることにより、搬送時の接触抵抗を減らすことができる。したがって、レシート用紙40を第1の搬送路91aに沿って、刃先92aの位置まで円滑にガイドすることができる。
Further, according to the
(第2の実施形態)
次に、添付図面を参照して、本発明に係るプリンタ装置の第2の実施形態について詳細に説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態で説明した切断刃92とは異なる刃先の形状を有する切断刃82(図10参照)を備えた、不図示のレシートプリンタ96a(プリンタ装置)の例である。なお、レシートプリンタ96aの全体構成及びその作用は、第1の実施形態で説明したレシートプリンタ96と同じであり、切断刃82の形状のみが異なる。したがって、以下では、切断刃82の構造及び作用についてのみ説明する。
(切断刃の構造及び作用の説明)
図10を用いて、切断刃82の構造及び作用について説明する。図10は、第2の実施形態に係る切断刃82の形状を示す外観図である。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the printer device according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. The second embodiment is an example of a receipt printer 96a (printer device) (not shown) provided with a cutting blade 82 (see FIG. 10) having a cutting edge shape different from the
(Description of cutting blade structure and action)
The structure and operation of the
図10に示す切断刃82は、第1の実施形態で説明した切断刃92と同様に、筐体94aの外表面94cに設置される(図6参照)。切断刃82の刃先82aは、図10に示すように、X軸に沿う方向に配置される。そして、切断刃82の刃先82aは、切断刃92と同様に、第1の実施形態で説明した第1の搬送路91aを搬送されるレシート用紙40の幅方向に沿って、第1の搬送路91aに対して略直交する方向を向く。さらに、刃先82aは、前記した第2の搬送路91bに対して略平行な方向を向く(図6参照)。
The
切断刃82の刃先82aは、図10に示すように、細かい刃が規則的に整列した鋸刃になっている。そして、刃先82aは、切断刃82の一端部L及び他端部Mで高く(刃先82aの位置がZ軸負方向に高く)、一端部Lと他端部Mの間の中間部Nにおいて低い(刃先82aの位置がZ軸負方向に低い)V字形状を有する。すなわち、一端部Lから中間部Nにかけて、刃先82aの高さは漸減する。また、他端部Mから中間部Nにかけて、刃先82aの高さは漸減する。以後の説明のために、刃先82aのうち、一端部Lと中間部Nとの間を刃先82sと呼ぶ。また、他端部Mと中間部Nとの間を刃先82tと呼ぶ。
The
切断刃82は、一端部Lにおいて高さh1を有する。また、切断刃82は、他端部Mにおいて高さh2を有する。中間部Nは、切断刃82の中央よりも一端部L側にオフセットした位置に設けられる。そして、切断刃82は、中間部Nにおいて高さh3を有する。中間部Nをオフセットさせる方向は、一端部L側に限定されるものではなく、他端部M側にオフセットさせてもよい。なお、中間部Nをオフセットさせる理由は後述する。
The
切断刃82の概略形状は、(式1)及び(式2)によって表される。
h1=h3+d1*sinθ1 (式1)
h2=h3+d2*sinθ2 (式2)
図10に示すように、距離d1は、刃先82sのX軸に沿う距離であり、距離d2は、刃先82tのX軸に沿う距離である。
The schematic shape of the
h1 = h3 + d1 * sin θ1 (Formula 1)
h2 = h3 + d2 * sin θ2 (Formula 2)
As shown in FIG. 10, the distance d1 is a distance along the X axis of the
角度θ1は、刃先82sの傾斜角を示す。また、角度θ2は、刃先82tの傾斜角を示す。角度θ1と角度θ2は略等しい値とするのが望ましい。これは、刃先82sと刃先82tとで傾斜角が異なっていると、レシート用紙40を刃先82sで切断する場合と、刃先82tで切断する場合とで、レシート用紙40を切断する際に必要な力に差が発生する可能性があるためである。すなわち、レシート用紙40を刃先82sで切断する場合と、刃先82tで切断する場合とで、レシート用紙40を引っ張る力をできるだけ均一化するために、角度θ1と角度θ2は略等しい値とするのが望ましい。
The angle θ1 indicates the inclination angle of the
なお、角度θ1と角度θ2を略等しくした場合には、中間部Nの位置にオフセットを設けているため、切断刃82の一端部Lの高さh1と他端部Mの高さh2との間には、(式3)の関係が成り立つ。
h1/h2=d1/d2 (式3)
すなわち、距離d1と距離d2のうち、大きい値を有する側の端部の方が、切断刃82の高さが高くなる。
When the angle θ1 and the angle θ2 are substantially equal, an offset is provided at the position of the intermediate portion N, so that the height h1 of the one end L of the
h1 / h2 = d1 / d2 (Formula 3)
That is, of the distance d1 and the distance d2, the height of the
(レシート用紙の引っ張り位置によらない切断機能の説明)
次に、図11を用いて、本実施の形態のレシートプリンタ96a(不図示)が備える、レシート用紙40の引っ張り位置によらない切断機能について説明する。図11は、レシート発行口86から排紙されたレシート用紙40の先端を引っ張って、レシート用紙40を切断している様子を示す図である。
(Explanation of cutting function regardless of receipt paper pull position)
Next, a cutting function independent of the pulling position of the
店員や客が、レシート発行口86から排紙されたレシート用紙40を引っ張って取り出す際には、引っ張り位置は人によって異なる。図11(a)は、レシート用紙40の中央部98pを手99で掴んで引っ張っている様子を示す図である。この場合、レシート用紙40を引っ張ると、引っ張り力に応じて発生する張力は、切断刃82の位置において、レシート用紙40の幅方向によらず、均一に伝わる。したがって、引っ張られたレシート用紙40は、刃先82aの高さが最も高い他端部Mに押し当たる。そして、レシート用紙40には、他端部Mに押し当たった箇所に切れ目が入る。この切れ目は、刃先82tに沿って伝搬して中間部Nに達する。さらに、レシート用紙40は、中間部Nと一端部Lとの間において、切断刃82sに押し当たることによって切断される。
When a store clerk or customer pulls out the
図11(b)は、レシート用紙40の左端部98qを手99で掴んで引っ張っている様子を示す図である。この場合、レシート用紙40を引っ張ると、引っ張り力に応じて発生する張力は、切断刃82の位置において、レシート用紙40の左端部98qから最も近い位置、すなわち、レシート用紙40を引っ張っている位置と同じ側の一端部Lに集中する。したがって、引っ張られたレシート用紙40は、一端部Lにおいて、刃先82a(82s)に押し当たる。そして、レシート用紙40には、一端部Lに押し当たった箇所に切れ目が入る。この切れ目は、刃先82sに沿って伝搬して中間部Nに達する。さらに、レシート用紙40は、中間部Nと他端部Mとの間において、刃先82tに押し当たることによって切断される。
FIG. 11B is a diagram showing a state where the
図11(c)は、レシート用紙40の右端部98rを手99で掴んで引っ張っている様子を示す図である。この場合、レシート用紙40を引っ張ると、引っ張り力に応じて発生する張力は、切断刃82の位置において、レシート用紙40の右端部98rから最も近い位置、すなわち、レシート用紙40を引っ張っている位置と同じ側の他端部Mに集中する。したがって、引っ張られたレシート用紙40は、他端部Mにおいて、刃先82a(82t)に押し当たる。そして、レシート用紙40には、他端部Mに押し当たった箇所に切れ目が入る。この切れ目は、刃先82tに沿って伝搬して中間部Nに達する。さらに、レシート用紙40は、中間部Nと一端部Lとの間において、刃先82sに押し当たることによって切断される。
FIG. 11C is a diagram illustrating a state in which the
このように、レシートプリンタ96aにあっては、レシート発行口86から排紙されたレシート用紙40は、当該レシート用紙40の引っ張り位置によらずに、容易に切断することができる。このとき、できるだけ同じ引っ張り力でレシート用紙40を切断できるのが望ましい。そのためには、引っ張られたレシート用紙40が最初に突き当たる切断刃82の端部(一端部Lまたは他端部M)に繋がる刃先(刃先82sまたは刃先82t)は、できるだけ長くするのが望ましい。すなわち、中間部Nの位置は、レシート用紙40が最初に突き当たる切断刃82の端部とは反対側にオフセットさせるのが望ましい。
Thus, in the receipt printer 96a, the
このようなオフセット設定は、例えば、レシートプリンタ96aを内蔵したPOS端末と、印字されたレシート用紙40を切断する、例えば店員との位置関係が制限される場合に有効である。すなわち、店員がレシート用紙40を切断するためにレシート発行口86に手を伸ばした際に、レシート発行口86の右端側に手が届きやすい場合には、切断刃82の中間部Nをレシート発行口86の左端側にオフセットさせておくのが望ましい。これは、レシート用紙40の右端部98rを引っ張った際に、レシート用紙40は、最初に切断刃82の他端部M側の刃先82tに押し当たって、その位置からレシート用紙40の切断が開始されるためである。このとき、できるだけ均一な引っ張り力でレシート用紙40を切断するには、V字形状をなす刃先82s,82tのうち、レシート用紙40の切断が開始された側の刃先82tをできるだけ長くするのが望ましい。
Such an offset setting is effective when, for example, the positional relationship between the POS terminal incorporating the receipt printer 96a and the printed
一方、店員がレシート用紙40を切断するためにレシート発行口86に手を伸ばした際に、レシート発行口86の左端側に手が届きやすい場合には、切断刃82の中間部Nをレシート発行口86の右端側にオフセットさせておくのが望ましい。これは、レシート用紙40の左端部98qを引っ張った際に、レシート用紙40は、最初に切断刃82の一端部L側の刃先82sに押し当たって、その位置からレシート用紙40の切断が開始されるためである。このとき、できるだけ均一な引っ張り力でレシート用紙40を切断するには、V字形状をなす刃先82s,82tのうち、レシート用紙40の切断が開始された側の刃先82sをできるだけ長くするのが望ましい。
On the other hand, when the store clerk reaches out to the
以上説明したように、第2の実施形態に係るレシートプリンタ96a(プリンタ装置)によれば、切断刃82の刃先82aの位置は、レシート用紙40(用紙)の幅方向の一端部L及び他端部Mに押し当たる位置で高い。そして、一端部L及び他端部Mからレシート用紙40の幅方向の中央部に押し当たる位置に向けて漸次低くなって、一端部Mと他端部Lとの間の点Nにおいて最も低くなるV字形状を有する。したがって、レシート発行口86から排紙されたレシート用紙40を引っ張った際に、レシート用紙40を、左端部98q側または右端部98r側から容易に切断することができる。
As described above, according to the receipt printer 96a (printer apparatus) according to the second embodiment, the positions of the
また、レシートプリンタ96aによれば、切断刃82の刃先82aの位置は、レシート用紙40の幅方向の左右端部がそれぞれ当接する位置において、それぞれ異なる高さh1,h2を有する。したがって、刃先82sの傾斜角である角度θ1と刃先82tの傾斜角である角度θ2とが略等しくなるように設定できる。これによって、レシート用紙40を、左端部98q側または右端部98r側から切断する際に、刃先82sによる切断と刃先82tによる切断とを、できるだけ均一な引っ張り力で行うことができる。
Further, according to the receipt printer 96a, the position of the
そして、レシートプリンタ96aによれば、切断刃82の刃先82aが最も低い位置(中間部N)は、レシート用紙40の幅方向の中央(中間部N)からオフセットした位置にある。したがって、レシート用紙40の切断を開始した位置(一端部Lまたは他端部M)から中間部Nまでの距離をできるだけ長くすることができるため、レシート用紙40をできるだけ長い距離に亘って均一な引っ張り力で切断することができる。
According to the receipt printer 96a, the lowest position (intermediate portion N) of the
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 As mentioned above, although embodiment of this invention was described, this embodiment is shown as an example and is not intending limiting the range of invention. The novel embodiment can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the scope of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
例えば、前記した実施の形態では、第1の搬送路91aと第2の搬送路91bとは、略90°異なる方向を有するものとしたが、両者の方向の差は、90°に限定されるものではない。すなわち、第1の搬送路91aと第2の搬送路91bとの方向の差は、90°よりも小さい角度、すなわち鋭角をなすように設計すれば、レシート発行口86に排紙されたレシート用紙40の端部を引っ張った際に、レシート用紙40の搬送方向が鋭角状に変化する位置において、切断刃92がレシート用紙40に対して直交する方向から押し当たるため、レシート用紙40を容易かつ確実に切断することができる。
For example, in the above-described embodiment, the
また、切断刃92の形状は、前記したM字形状、V字形状に限定されるものではない。すなわち、切断刃92を中央部分のみが高い山型形状としてもよい。特に、レシート用紙40の幅に対して、レシート発行口86と切断刃92との距離が十分に長い場合は、レシート用紙40の引っ張り位置と、切断刃92とレシート用紙40とが接触する位置と、の距離はレシート用紙40の引っ張り位置によらずほぼ等しいと見なせる。すなわち、レシート用紙40の端部を引っ張った場合(図9(b)、図9(c)参照)であっても、その引っ張り力に応じて発生する張力は、切断刃92の位置において、レシート用紙40の幅方向に亘ってほぼ均等にかかる。そのため、切断刃92を山型形状にすることによって、レシート用紙40の引っ張り位置によらずに、レシート用紙40は、切断刃92の山型部分に押し当たって、切断のきっかけを作ることができる。したがって、レシート用紙40を容易に切断することができる。
Further, the shape of the
さらに、前記した各実施形態では、切断刃92の刃先92aを鋸刃とした例について説明したが、刃先92aの形状は鋸刃に限定されるものではない。すなわち、鋸刃の先端を繋いだ包絡線の形状を有する一様な刃としても、前記したのと同じ効果が得られる。また、レシート発行口86に排紙されたレシート用紙40の端部を引っ張った際に、最初にレシート用紙40に押し当たる位置のみ、刃先92aを鋸刃として、当該鋸刃と隣接する範囲は一様な刃としてもよい。これによると、レシート用紙40に最初に押し当たった位置では、鋸刃によって切断のきっかけが容易に生成されて、その後は、一様な刃によって切断範囲を容易に広げることができる。
Furthermore, in each of the above-described embodiments, the example in which the
10 セルフチェックアウト装置
12 サーマルヘッド(印字部)
14 プラテンローラ(搬送部)
25 収容部
40 レシート用紙(用紙)
42 ロール
86 レシート発行口(排紙部)
90 屈曲部
91a 第1の搬送路(搬送部)
91b 第2の搬送路(搬送部)
82,92 切断刃
82a,82s,82t,92a 刃先
92p,92q,92r 山部
93,93a,93b,93c リブ(ガイド部材)
94 切断刃ユニット(用紙切断部)
94b,94c 外表面
95 筐体
96,96a レシートプリンタ(プリンタ装置)
10 Self-
14 Platen roller (conveyance unit)
25
42
90
91b Second transport path (transport section)
82, 92
94 Cutting blade unit (paper cutting part)
94b,
Claims (8)
前記印字部で印字された用紙を排紙する排紙部と、
略90度屈曲した屈曲部を有し、前記印字部で印字された用紙を前記排紙部まで搬送する搬送部と、
前記屈曲部の内側に設けられ、前記用紙の幅方向に沿って、当該用紙の搬送方向と略直交する方向に刃先を有して、当該刃先によって前記用紙を切断する用紙切断部と、
を備えるプリンタ装置。 A printing section for printing on paper,
A paper discharge unit for discharging the paper printed by the printing unit;
A conveyance unit having a bent portion bent by approximately 90 degrees, and conveying the paper printed by the printing unit to the paper discharge unit;
A paper cutting unit that is provided inside the bent portion, has a cutting edge in a direction substantially perpendicular to the conveyance direction of the paper, along the width direction of the paper, and cuts the paper with the cutting edge;
A printer apparatus comprising:
前記屈曲部は、前記第1の搬送路と前記第2の搬送路とを滑らかに接続することを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。 The transport unit includes a first transport path for transporting the paper printed by the printing unit, and a second transport path toward the paper discharge unit having a direction that is approximately 90 degrees different from the first transport path. And
The printer device according to claim 1, wherein the bent portion smoothly connects the first conveyance path and the second conveyance path.
なおかつ、前記第2の搬送路を搬送される前記用紙に対して略平行な方向を向いて設置される
ことを特徴とする請求項2に記載のプリンタ装置。 The cutting edge is oriented in a direction substantially perpendicular to the paper transport direction along the width direction of the paper transported through the first transport path,
The printer apparatus according to claim 2, wherein the printer apparatus is installed in a direction substantially parallel to the sheet conveyed through the second conveyance path.
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプリンタ装置。 The position of the blade edge is high at a position where it presses against the left and right end portions in the width direction of the paper, and gradually decreases from the left and right end portions toward a position where it presses against the center portion in the width direction of the paper, 4. The printer apparatus according to claim 1, wherein the printer apparatus has a V-shape that is lowest between the two.
ことを特徴とする請求項4に記載のプリンタ装置。 5. The printer apparatus according to claim 4, wherein the position of the blade edge has different heights at left and right end portions in the width direction of the sheet.
ことを特徴とする請求項5に記載のプリンタ装置。 The printer apparatus according to claim 5, wherein the position at which the cutting edge is lowest is a position offset from a center in the width direction of the sheet.
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプリンタ装置。 The position of the blade edge is high at a position where it is pressed against the central portion in the width direction of the paper and at a position where it is pressed against the left and right ends in the width direction of the paper, and is low between the central portion and the left and right ends The printer apparatus according to claim 1, wherein the printer apparatus has a character shape.
ことを特徴とする請求項2から請求項7のいずれか1項に記載のプリンタ装置。 Extending from the upstream side of the first conveyance path toward the cutting edge on the first conveyance path side of the paper cutting unit in a direction substantially parallel to the first conveyance path, 8. The printer device according to claim 2, further comprising a guide member that guides the sheet conveyed along a conveyance path toward the blade edge. 9.
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